約 17,019 件
https://w.atwiki.jp/legends/pages/2026.html
「………む」 ふと、パソコンの前に座っていた青年は、顔をあげた 中性的な顔立ちが、パソコンの灯りに照らされる 「どうなさいました?我等が主(マイ・マスター)……ところで、深夜のネットサーフィンはお控えください。お体に触ります」 「疑問を発するか、小言を言うかどちらかにしてくれ。ザフキエル」 己の契約都市伝説で呼び出した…いや、今回は勝手に出てきたのだが…存在にそう答え……ふむ、と青年は首をかしげる 「何故だろう。どこかで姉さんが、また人様に迷惑をかけたようなかけなかったような。ただ、相手が何だか悪人っぽいから別にいいかな、という気がしないでもないような」 「相手が悪人ならば、たとえどんな目に合おうとも問題はないのでは?」 「そうだな。姉さんが迷惑をかけた相手が、吐き気をもよおす邪悪である事を祈ろう」 あっさりそう判断し、青年はパソコンに向き直った ザフキエルの小言を聞くわけではないが、そろそろ眠たくなってきた いい加減、眠るとしようか… 「………」 ……ふと 感じた、気配 顔をあげ、周囲を見回す 「…ザフキエル」 「はい」 ザフキエルが、部屋を見回す 相手が都市伝説ならば…彼の目から、逃れる事など不可能だ 「----っそこです!」 彼の眼鏡が一瞬、光り、潜むそれを見つけ出した す、と それが、姿を現す 「こんばんは、愛しひ」 「屠れ、ゼルエル」 -------ッガ 振り下ろされたのは、斧 甲冑を身に纏った男が振るった斧は、狙いたがわず、現れた赤い服着た少女に振り下ろされ…… ----- ただ今、スプラッタな描写が行われています。しばらくお待ちください ----- 「よし」 パソコンを終了させ、青年は立ち上がった 少々、血の匂いが濃い 「すまない。後片付けは頼んだ」 「「了解いたしました。我等が主(マイ・マスター)」」 天使二人に指示を出し、青年は歯を磨きに洗面所に向かう 斧で屠られた恐怖のサンタ その強い再生力で再生していってはいるが…流石に、気を失っていたようで せっせと、二人に片付けられていく 「…それにしても、珍しいですわねー?」 「我等が主が、レディ相手にあんな事するなんてぇ」 ふわり 褐色肌の美女二人、青年の左右に現れて口々にそう言ってくる 二人の言葉に、青年は小さく苦笑した 「そう言わないでくれ。ナァマ、エイシェト・ゼヌニム…僕とて、レディ相手にあぁ言う事は心苦しい」 だが、と 困ったように、肩をすくめてくる 「あれとのファーストコンタクトで、あれは男だった。よって一応レディとして認識しない事にしておく」 「そう言うものですのー?」 「そう言うものさ。流石に男性相手に色恋沙汰に落ちるつもりはないよ」 「あらぁ?でも…」 ふ、と エイシェト・ゼヌニムと呼ばれた方の、その豊満な胸を丸出しにした服装の黒い翼を生やした女天使は、首をかしげる 「我等が主、ご友人の………翼さん、でしたっけぇ?彼なら、嫁にもらってもいいと言ってたようなぁ?」 「あぁ、翼は大切な友人だし、家事万能だしな」 …微妙に、答えがズレている と、答えがズレているのを自覚したのか……ふむ、と青年は首をかしげ 「…いや、翼相手なら、僕が嫁か?…だが、女装は翼の方が似合うしな。僕が嫁ポジションになるとしたら、誠相手か?」 …結論から言って この青年、特に同性愛の趣味がある訳ではない ただ、どこかズレているのだ 決定的なまでに、ズレているのだ ズレているが為の、この言動 彼にとって、先ほど名前があがった二人は大切な友人であり、恋愛対象ではないのは確定的な事実 …これらの発言は、本人達の前で言ったら突っ込みうける事確実なのだが、その自覚すら、この青年にはない 「……まぁ、どちらにせよ。僕はあの恐怖のサンタの思いに答えるつもりは、今のところないという事だ」 「了解しましたわー」 「我等が主に近づきそうになったら、私達も追い払いますわぁ」 ありがとう、と二人の天使に例を述べて 「光輝の書」の契約者たる仲介者は、今後の恐怖のサンタ対策と、姉の暴走対策について考え込みつつ、眠る準備を進めていくのだった 終わってしまえ 前ページ次ページ連載 - 仲介者と追撃者と堕天使と
https://w.atwiki.jp/legends/pages/2358.html
…ばさり 夜の街の上空を、漆黒の翼が舞う ばさり、ばさり それは、目的地を見つけて…スピードを、あげた ちまりーん 小さな、小さな、某映画に出てくる黒い毛玉のような姿の悪霊 始めの頃は噛み付こうとしたりとかしてきたが、最近はわりと大人しい それは、いいのだが… 「とりあえず、あれだ」 …にょろり 「今、一瞬、触手っぽいのが伸びたよな?何かでたよな!?」 ちまちまちま 一瞬、その小さな体から触手っぽいのが伸びたように見えたのは気のせいか否か 呂布がいない間、何気なく悪霊を観察していた犬メイドは頭を抱えた わりと触手はもうこりごりな犬メイド これをどうしたものか、悩んでいると ----コンコン 「…ん?」 窓が、ノックされる音 その音に振り返ると…はらり 一枚の黒い羽根が、舞い落ちた 「よぉ」 そこにいたのは、顔の上半分を仮面で覆い隠し、背中から黒い翼を生やした男 犬メイドを人外の戦いに巻き込んできた追撃者を、回収していった男だ 確か、マステマとか呼ばれていた それは、窓を透過でもしてきたのだろうか 窓枠に座り、犬メイドを見つめて… 「…その格好、寒くね?」 と、そう言って来た 普通に考えれば、寒い格好だろう 犬メイドは、今、下着姿なのだから 「煩い。誰のせいだと思って……」 不法侵入者であるマステマ それを相手に警戒する犬メイド が、マステマはしぃ、と人差し指を口元に持っていき、笑う 「あぁ、戦いにきた訳じゃないから、安心してくれよ」 「安心できるかよ…とりあえず、どうでもいいから、これ回収してくれ」 そう言って、ちまちま転がる悪霊を指差した犬耳メイド 悪霊は、「あー」、と小さく声をあげる その声を聞いて、マステマはうん、と頷いた 「こいつ、お前が気に入ったみたいだけど」 「嬉しくないっ!?」 「『触手で絡めたい』とか言ってるけど。こいつ、性欲関連で地獄に落ちた奴の魂の悪霊だし」 「嫌な情報知っちゃった!?」 できれば知りたくなかった追加情報!? ますます回収してほしいところなのだが、マステマに回収の意思はないようで どうすればいいのだ、全く 「とりあえず、話し合いがしたいんだよ」 「…話し合い?」 「あぁ。俺が、ってか、エリカがな」 …追撃者の名前 それを聞いて、犬メイドは難しい顔をする 「追撃者…彼女、玄宗 カイの娘だろ?」 「ん?知ってるのか」 「「あの血」を引いてる男の娘だしなぁ…」 その、言葉に 仮面の下、マステマが表情をゆがめたらしいのが、わかる 「別に、彼女は彼女だろ?誰の血を引いていようが、彼女が彼女である事に変わりはない」 「「教会」の連中には、そんな事言っても通じないだろうよ」 「まぁなぁ」 犬メイドの言葉に納得している様子のマステマ あそこの頭の固さには、本当に困る 「…で?話し合い、って?」 「エリカとやりあった、呂布とやらの背後にいる連中について」 …ぴくり その言葉に、犬メイドの犬耳が、かすかにはねる 「何か、知ってるのか?」 「いや、まだだ。ただ、調べる意思があるなら、こっちはそれに協力する。そいつらをぶちのめすなら得に、な」 …マステマ自身は、それにのり気ではないようだが 恐らく、あの追撃者の意思なのだろう マステマは、それを伝えにきただけなのだ 「「愛する二人を引き裂いて、その片方を人質にとるなんて許せない」って聞かないんだよ、彼女。その相手を右手でぶちのめすまで諦めてくれなさそうで嫌だ」 項垂れているマステマ あぁ、苦労してるんだな、というのが伝わってくる 「……っつか、何なんだよ、あの能力、何の都市伝説だ」 「ん?あぁ、あれは…」 ……マステマが口にした、その都市伝説の名前に げ、と犬耳メイドは嫌そうな顔をした 「…だからか、あれは」 「だからだ。ついでに言えば、彼女があれと契約しているせいで、俺は彼女と契約できないんだよ。契約コスト食いすぎだ畜生」 ちょっと愚痴が入ってきているマステマだったが…軽く頭を振り、話題を元に戻す 「…とりあえず。どうだ?協力しあわないか?」 マステマの提案に、考える犬メイド 協力してくると言うならありがたいが、問題は相手が信用するに値するかどうか ちまちまころころ、視界の隅で転がる悪霊を警戒しつつ、犬メイドは判断を迫られているのだった to be … ? 前ページ次ページ連載 - 仲介者と追撃者と堕天使と
https://w.atwiki.jp/godeaterburst-wiki/pages/155.html
マグマ適応型の、グボロ・グボロ堕天種。 体内に溜めたマグマを、火球にして射出する。 攻撃力と全体的な硬さが基本種より増している。 煉獄の地下街にしか出現しない。 発生起源 ユーラシア大陸中央部 弱点 ◆属性:【氷】 ◆部位 胴体:貫通 牙:貫通(剣) 砲塔:破砕 背ビレ:貫通(銃) 尾ビレ:切断 部位 銃破 銃貫 剣切 剣破 剣貫 火 氷 雷 神 胴体 90 35 80 90 45 90 40 90 90 牙 80 80 70 90 5 90 30 90 90 砲塔 破壊前 40 90 60 5 90 90 30 90 90 破壊後 5 90 60 5 90 90 30 90 90 背ビレ 破壊前 90 30 80 90 70 90 40 60 90 破壊後 90 10 80 90 70 90 40 60 90 胸ビレ 30 80 90 90 90 90 40 90 90 尾ビレ 破壊前 80 70 30 90 90 90 50 90 90 破壊後 80 70 30 90 90 90 50 90 90 数値が高いほど攻撃が通りにくくなります。 ◆状態異常耐性 耐性 持続時間 ホールド 標準 標準 ヴェノム 標準 標準 封神 標準 標準 探知タイプ どちらも範囲がかなり狭い。 視界は正面でもステップ3回分程度の距離まで発見されない。 聴覚はバスターのリーチ内くらいでないと反応しない。 捕喰 ◆アラガミバレット 名称 入手率 属性 説明 3Wayファイア -% 貫通・火 三方向に火球を放つ ラピッドフレイム -% 貫通・火 正面に火球を三連射する ブラストフレイム -% 貫通・火 少し上昇してから敵の方に向かう火球を放つ。追加効果:封神 ◆素材 難易度4~6 難易度7~8 難易度9~10 チャレンジ素材名 【4】 【5】 【6】 素材名 【7】 素材名 【9】 素材名 【Ch】 堕龍鱗 30.3% 34.0% 33.7% 龍種大鱗 36.1% 龍種大鱗 40.8% 龍種大鱗 40.4% 堕龍ヒレ 23.3% 23.6% 15.8% 龍種大砲 25.8% 炎龍砲 25.5% 炎龍砲 25.3% 堕龍角 20.2% 23.6% 21.1% 堕龍炎牙 15.5% 堕龍炎角 19.4% 堕龍炎角 17.2% 龍種牙 15.2% 4.7% 10.5% 堕龍炎角 15.5% 龍種上油 6.1% 龍種上油 7.1% 堕龍血石 6.1% 7.5% 9.5% 龍種上油 4.1% 炎龍牙 5.1% 炎龍牙 5.1% 堕龍紋鎧 5.1% 6.6% 9.5% 堕龍血晶 3.1% 炎龍神酒 3.1% 炎龍神酒 5.1% 結合崩壊 ◆素材と確率 部位 難易度4~6 難易度7~8 難易度9~10 チャレンジ 素材名 【4】 【5】 【6】 素材名 【7】 素材名 【9】 素材名 【Ch】 砲塔 荒切牙堕龍角龍種牙堕龍血石 50.0%42.0%-%8.0% -%50.0%40.0%10.0% 50.0%40.0%-%10.0% 荒切牙堕龍炎牙堕龍血晶 45.0%45.0%10.0% 炎龍牙堕龍炎牙炎龍神酒 45.0%45.0%10.0% 炎龍牙堕龍炎牙炎龍神酒 50.0%37.0%13.0% 背ビレ 堕龍紋鎧龍種ヒレ堕龍血石 60.0%32.0%8.0% 50.0%42.0%8.0% 50.0%40.0%10.0% 堕龍炎紋鎧堕龍血晶 96.0%4.0% 堕龍炎紋鎧龍種大鱗堕龍血晶 70.0%26.0%4.0% 堕龍炎紋鎧龍種大鱗炎龍神酒 67.0%24.0%9.0% 尾ビレ 堕龍鱗龍種ヒレ堕龍ヒレ 50.0%40.0%10.0% 50.0%50.0%-% 50.0%40.0%10.0% 龍種ヒレ龍種大鱗堕龍血晶 76.0%20.0%4.0% 龍種大鱗龍種ヒレ炎龍神酒 70.0%26.0%4.0% 龍種大鱗龍種ヒレ炎龍神酒 67.0%24.0%9.0% ◆破壊方法 部位 破壊方法 砲塔 破砕が有効 背ビレ 貫通(銃)が有効。銃で狙うとよい。誘導弾はここに向かう 尾ビレ 切断が有効 出現ミッション 難易度 ミッション名 フィールド 他の討伐対象 備考 4 ヘルズ・キッチン 煉獄の地下街 4 階下の炎鰐 煉獄の地下街 5 ドロセラ 煉獄の地下街 シユウ堕天 5 ブラック・アリゲーター 煉獄の地下街 ヴァジュラ 6 シャークフィン 煉獄の地下街 ヴァジュラ 7 水道管敷設工事協力 煉獄の地下街 クアドリガ 7 潜航の軌跡 煉獄の地下街 9 ダッチオーブン 煉獄の地下街 セクメト 2体出現 9 熱帯魚 煉獄の地下街 Ch レッド・リバー 煉獄の地下街 セクメト、ハンニバル 行動パターン 内容 詳細・前後の行動 対処法 突進(走) 標的めがけて走って突進する急停止して突進(滑)に派生することもある 予備動作中にステップガード 突進(滑) 奇声を上げながら胸を張るような仕草の後、正面へ滑るように突進速いが移動距離は短い。ヒレ攻撃に派生することもある 予備動作中にステップガード ヒレ攻撃 自身の周りを4連続で殴る。突進(滑)から連続で行う終了後、威嚇を行なう 突進の後、不用意に近づかない ラピッドフレイム 背ビレを持ち上げた後、着弾すると爆発する火球を3連射する 側面に回りこむ 3wayフレイム 背ビレを持ち上げた後、前方3方向に火球を発射する 側面に回りこむ 焼け付く霧(近) 砲塔を上に向け、自身の周囲に紫色の霧を降らせる。追加効果:攻撃力下降こちらは攻撃判定の発生が早く、範囲も広い 予備動作中に範囲外へ離脱ガード 焼け付く霧(遠) 砲塔を上に向け、標的の上から紫色の霧を降らせる。追加効果:攻撃力下降こちらは焼け付く霧(近)に比べて発生が遅めで、範囲が狭い 予備動作中に範囲外へ離脱ガード バックステップ 後ろに飛び退く。移動距離は短いが、出が早い 真後ろに立たない 活性化 口からモヤのような煙が出る。 攻略 基本的に基本種と同じ戦い方で問題ない。 ただし、攻撃力が増しているので、突進やバックステップの全身判定には十分に注意すること。活性化時は言わずもがな。 焼け付く霧をくらうと攻撃力下降を受けてしまうので、特に同時討伐の際は要注意。 胸ビレが大幅に堅くなり、剣撃がほぼ通らなくなっているので、基本種よりダメージを稼ぎにくい。 OP狙いなら気にせず斬ればいいが、ダメージ重視なら後ろに回って尾ビレを斬るか、危険を承知で砲撃の隙を突いて前から砲塔や牙を斬る。 結合崩壊を狙うならば背ビレは貫通バレット、尾ビレは攻撃の隙を突いて斬撃、砲塔は破砕系で狙うと壊しやすい。 ショート 牙に当てるのは難しいので基本的に胴体を狙う。切断属性の高い刀身なら尾ビレへの攻撃がダメージ的に安定する。 胸ビレの防御力が大幅に上がったため、早く倒すなら胴体か尾ビレへの攻撃をお勧めするが、 安全に倒したいなら今までどおり胸ビレを攻撃してOPを溜め、貫通で背びれか、破砕で砲塔を狙うとよい。 基本種と同じで、正面は避けること。 ただし、焼け付く霧は全包囲攻撃の上に、若干攻撃範囲が広くなっているため、 近接攻撃をしていた場合は素直にガードをお勧めする。 ロング 基本的にはショートと一緒で、ガードを多用しながら尾ビレを狙う。 やはり、尾ビレを斬ってOPを溜め、バレットを撃つのが安定するか。 破砕IEは胸ビレに有効なので、ダウン狙いの際はこちらを使うのもあり。 バスター やはり基本種と大差はないが、破砕属性は砲塔以外の部位ではほぼ無効化されてしまう。 火球発射などの隙にジャンプ斬りやチャージクラッシュを砲塔に集中させる戦法が有効。 なお、切断属性の高い刀身では尾ビレへの攻撃がダメージ的に安定する。 メモ 難易度9の捕喰で炎龍神酒を確認 - 2010-12-19 00 13 07 尾ヒレへの剣切断のエフェクトは白でなく赤です - 2011-06-21 13 33 34 非物理属性がある刀身で計測していませんか? あと、切断単属性で砲塔を切ったときのエフェクトが「赤」ですよ - 2011-06-21 15 27 04 『探知タイプ』の欄が抜けてるかと - 2011-08-08 01 59 00 難易度7 潜航の軌跡の部位破壊報酬で堕龍血石確認 堕龍血晶と間違えてる? - 2012-04-17 12 09 50 難易度7の奴から堕龍血晶が全然出ない。全部位破壊でも。なんか表記間違ってると思う。なぜか血石が出たりするし。 - 2013-02-02 10 51 58 難易度7 水道管敷設工事協力の部位破壊報酬で堕龍血晶確認。全部位破壊済み。 - 2013-04-28 10 50 50 難易度7 潜航の軌跡部位破壊報酬にて堕龍血晶確認、全部位破壊済 - 2013-05-02 21 15 19 難易度7 自分も血石しかでないなー。なんでだろ。 - 2013-06-30 00 05 25 血石しかでない・・・。ナナェ・・・。 - 2013-06-30 03 07 03 潜航の軌跡クリア報酬で堕龍血晶確認 幸福の使者を装備したアバター同行で確認 - 2013-06-30 23 42 44 コメント欄は質問するところではありません。質問は2chの全力質問スレか掲示板でお願いします。 ※追加報酬については、難易度ごとに分かれた追加報酬のページに報告願います。
https://w.atwiki.jp/p_ss/pages/1665.html
Side A のっちとゆかちゃんがあたしに応えてくれるたびに。 『もう止めなよ。』 きっとまだ堕ちきっていないあたしが、警告音を鳴らしてくる。 これが聞こえている間に止めないと、本当に戻れなくなる。 二人の関係を壊してしまう。 そうなっても良いの? …そんなの嫌だ。 二人が好きだから。 幸せな二人が見れないなんて、絶対に嫌。 あたしはどれだけ利己的なんだろう。 愛されたくて、自分から二人の関係を壊してもおかしくない行動をとったのに。 今更それが恐いなんて…やっぱりどうかしている。 許されるはず無いのに。 そんなの解かっている。 あたしはどうなったって良いよ。 それだけのことをしたんだもの。 ただ、二人は悪くないんよって。 のっちには、ゆかちゃんが悪いんじゃないよって。 ゆかちゃんには、のっちが悪いんじゃないよって。 それだけは分かって欲しい。 ごめんなさい。 悪いのは全部あたしだから。 二人から愛されたいと望んでしまったあたしだから。 結局あたしは 最後まで堕ちる覚悟なんて無かったんだ… —つづく—
https://w.atwiki.jp/p_ss/pages/1626.html
Side K 次の日の仕事で、のっちと顔を合わせるのが申し訳なかった。 あ〜ちゃんはというと、今までと変わらない。あのキラキラした表情で笑っている。 昨日の事は本当にあったんだろうか?と思うほど普通だった。 でも、隣に座ったとき、あ〜ちゃんの手が私の腕に触れてきて。 指先に移動してきたあ〜ちゃんの指が、ほんの少しだけ絡められて、すぐに離れていった。 それだけで昨日の感触を思い出して、思わず見たあ〜ちゃんの表情が、それが現実だったことを証明していた。 あ〜ちゃんに触れられた部分から、熱が体中に広がっていく。 反対側には、のっちも居るというのに…。 「私、ちょっとトイレ行ってくるね。」 まだ、雑誌の取材が始まるまで時間がある。その間に冷ましておかなきゃ。 蛇口から流れる水に手を差し出し、冷ましていく。 そして、その手を顔に当てて、顔を冷やしていく。 はぁ〜、気持ちぃ。ほどよく冷めていく頬。 そこへ、誰かがやってきた。 Side A 「あ〜、ゆかちゃん居た居たw」 そろそろインタビューが始まるというスタッフさんの声に、あたしはゆかちゃんを呼びに来た。 「あぁ、あ〜ちゃん。」 「そろそろ始めるって。」 「うん。今行くぅ。あ〜ちゃんトイレ?」 「ぃんや?呼び来ただけ…。」 呼びに?…違う。 さっきゆかちゃんに触れた時に、あたしは急に確認したくなったの。 「うそ。ゆかちゃんとこ来たんよ…。」 どれだけ、覚えてくれてるのか。 Side K 「うそ。ゆかちゃんとこ来たんよ…。」 さっき呼び来ただけって言いながら近づいてきたあ〜ちゃんに、後ろから抱きしめられてそう言われた。 せっかく冷ました体温が、一気に浮上していく。 「あ〜ちゃんwこんなとこで何言って…」 お腹に回された腕を解こうと腕をつかみながら、鏡越しにあ〜ちゃんの顔を見るとあ〜ちゃんもこっちを見ていて…。 また、あの瞳をしていて、一瞬で捕まってしまった私。 動きが止まった私の腕を、逆にあ〜ちゃんに掴まれて個室へと引っ張られた。 またもやあ〜ちゃんの突然の行動に、訳が分からなくなる。 鍵をかけられて、横の仕切りに押しやられ逃げ場がなくなった。 やばい。なんとか抜け出さなくちゃ。 「ぇっと、そろそろ始まるんじゃろ?」 「うん。そうじゃよ?」 私の指先に絡まるあ〜ちゃんの柔らかな指先。 まずい…。 「こんなことしとる場合じゃぁ…。」 「…こんなことするあ〜ちゃんは嫌い?」 少し不安そうな表情で、繋がれてる手と反対の指先が、首筋と鎖骨あたりを撫でてくる。 昨日の感触を…。 「嫌いな訳っ…。」 思い出しちゃう。 「…なら、良かったぁ。」 嫌いだったら、即効で振り払って逃げるよ? ふっと笑って今度は、じかにお腹へと触れて、上へと移動してくる。 「んっ。あ〜ちゃn…。」 私の胸にたどり着く直前で、トイレの戸が開けられる音がして、さすがにあ〜ちゃんの手の動きが止まった。 誰か分からないけど、助かった…。 「おーい。ゆかちゃ〜ん?あ〜ちゃ〜ん?おらんのぉ?」 あ。のっちだ。 そう思った途端に、首筋にくすぐったい感触がして、小さく声が漏れた。 「ぅn!」 ばっと見たあ〜ちゃんは小さく舌を覗かせて、にへっと笑っていた。 「ゆかちゃん?」 私の声に気づいたのっちが、二人がいる個室に近づいてくる。 その間にも、さっき私の胸を目指していたあ〜ちゃんの手が、腰やら背中で動いていて 答えるにも、普通に答えられそうにない。 返事をしない私にもう一度声を掛けてくるのっち。 「答えて?」 耳元であ〜ちゃんが囁く。 私はぷるぷると首を横に振って、答えるのを拒む。 そうしたら、ふ〜んて表情をしてまた耳元へ顔を寄せてくる。 「あたしが答えようか?」 なんてコトを言ってくるんよ!そんな事してバレたら…。 それだけは避けたいから、必死にのっちに答える。 「な、なに?」 「やっと返事してくれた〜。大丈夫?調子悪いん?」 ドアのすぐ向こうでのっちが聞いてくる。 「ぃやぁ〜、昨日、アイス、食べすぎたんが、いけんかったかなぁ…。」 私が適当な返事をしている間にも、耳に息を吹きかけられたり、淵を舐められて 変な声が出ないようにするのに必死だった。 「あぁ、そっか、じゃあ、そろそろ時間なんけど、あんま無理せんでよ?」 「もうちょっとしたら、戻るけぇ…。大丈夫。」 「ん、分かった。あっ、でさぁ、あ〜ちゃん知らん?」 「え。」 「ゆかちゃん呼んでくる言うて、出てったまま戻ってこんのよ。」 私が至近距離にいる本人に目を向けると、相変わらずとぼけた顔を返してきて、 またすぐ耳元へと顔を寄せてくる。 「返事は?」 や、やばいっ。 「あ、あ〜ちゃんなら、呼び来て出てった、よ?」 ここに居るんですけど。とは言えず…。 「え!マジで?もー、あ〜ちゃんどこ行ったんよぉw。あ〜、じゃあ、あたしあ 〜ちゃん探しに行ってくるわぁ。」 あ〜ちゃん何処じゃぁwって叫びながら出て行ったのっち。 ふぅ〜、助かっ…。 「ふふ。ゆかちゃん、昨日より敏感じゃね?体ぴくっ、ぴくって…。」 …ってない。 のっちが居なくなったのに、尚も囁いてくるあ〜ちゃん。 それだけでゾクゾクしてしまう自分がなんとも…。 「あ〜ちゃん、ほら、のっちも探しとったし。仕事もどらんと…。」 さすがに仕事をすっぽかすわけにはいけんから、ゆるりと体を離すあ〜ちゃん。 でも、ぶぅーってまだ不服そうな顔をしてる。 そして、俯いたまま、ずっと繋がれていた手を両手でムニムニしだして、例の指輪に触れてきた。 その、私の手を自分の口元までもってきて、指輪へと口付けるあ〜ちゃん。そして 「ゆかちゃんから、キスして欲しいな〜。」 上目遣いでおねだりされる。 のっちの顔がチラついたけど、それは一瞬で…。 言われるまま、私はあ〜ちゃんへと唇を重ねた。 Side A 鍵を掛けたトイレの個室で、少しずつ触れながらゆかちゃんの反応を確かめていく。 それと一緒にゆかちゃんの指に自分の指を絡ませて、指輪を確認する。 きゅっと目を閉じて、昨日より敏感に反応してくるゆかちゃん。 そんなゆかちゃんに少しの興奮を覚える。 直にゆかちゃんの綺麗な肌に触れて、我慢できずにその胸へと手をのばす途中で誰かが入ってきた。 誰かと思ったらあたしたちを呼ぶのっちの声が聞こえて。 瞬間的にあたしは、ゆかちゃんの首筋を舌でなぞっていた。 何するの?って顔であたしを見るゆかちゃんに、ちろっと舌を覗かせたまま笑ってみせる。 小さく声を漏らしたゆかちゃんの声に気づき、のっちが二人の居る個室に近づいてくる。 あたしは気にしないまま、ゆかちゃんへと触れていく。 答えないゆかちゃんをまたのっちが呼ぶ。 でも、声を我慢しているゆかちゃんは答えられなくて、 「答えて?」 分かっているのにそんなことを言ってしまう。 もちろん、ゆかちゃんはムリムリと首を振ってくる。 うろたえるゆかちゃんが可愛くて 「あたしが答えようか?」 なんて、意地悪なことばかり言ってしまう。そんな自分に自分で驚いている。 さすがに、あたしが答えるのは嫌らしく…。まぁ、当然だけど。 必死に答えるゆかちゃん。 もちろん、あたしはゆかちゃんへ触れるのを止めない。 時々ぴくっと反応して言葉が途切れそうになる。 ふふ。がんばって?ゆかちゃん…。 のっちがあ〜ちゃん知らない?って聞いてくるとあたしの顔を確認してくるゆかちゃん。 でもあたしは、知りません?て顔でまたゆかちゃんに囁きに行く。 また慌てだすゆかちゃん。 ゆかちゃんの返事を聞いて、のっちはあたしを探しに叫びながらトイレを出て行った。 ほっと安心してるゆかちゃん。 でも、あたしはまたゆかちゃんに囁きかける。 だけど「仕事もどらんと。」っていう言葉に、さすがにすっぽかす訳にはいかないので、しぶしぶ体を離す。 そして、ずっと指を絡めていたゆかちゃんの右手を、両手で握ってそこで光る指輪を撫でてみる。 まぁ、ゆかちゃんが覚えててくれたのも確認できたし、いっか。 だけど、何か物足りなくて、あたしはゆかちゃんの手を口元までもってきて、指輪に口付ける。 そして、ゆかちゃんにキスのおねだりをしていた。 少し困った顔をしたけど、まもなくゆかちゃんの唇があたしへと注がれた。 しかも、予想していたより深いキスで…。 ゆかちゃんが求めてくれた。そう思うと嬉しくなった。 もっと、堕ちてしまったとしても…。 —つづく—
https://w.atwiki.jp/legends/pages/3359.html
中央高校の学園祭は、学校町では有名なせいか、一般客が多い そのため、広い校舎であるにも関わらず、廊下は酷く混雑している そうなると、お約束で迷子が続出したりする訳だが まぁ、他にも 「大丈夫か?直希」 「…むぅ、さすが、我が母校。相変わらず、学園祭のたびに人を人酔いさせてくれる」 人酔いを起こす奴も出る訳である あまりに多すぎる人ごみに酔うという現象は存在する、確実に よろり、人酔いを起こしている直希 グリーンのリボンで結ばれた髪が、ぽんぽん、と揺れる よろける直希の体を、天地は慌てて支えた 「むぅ、すまない」 「いや、いい…っつか、学園祭って言うのは、どこもこうなのか?」 「いや、我が母校が若干異常というか特殊なだけだと思うが」 幼少期から「組織」に育てられてきた天地は、学校に通った経験がない その天地を気遣い、直希が学園祭を体験させようとしたのだ その結果、直希がグロッキー状態なのだが 「ほら、あそこの店で休むぞ?」 「……むぅ」 直希を引きずり、そばにあった模擬店に入る天地 若干特殊な格好をしていたり、変わった接客をするようだが、直希に連れられてフェアリー・モートにも出入りする天地にとって、気になるレベルではない ひとまず、飲み物を飲ませたところで、ようやく直希は落ち着いたようだ 「……すまない。手間をかけさせて」 「いや、いいさ。お前は体あんまり丈夫じゃないんだから、無理するなよ?」 謝罪してくる親友に、天地は笑ってそう言って見せた それでも、むぅ、と直希は申し訳なさそうな表情をして …その後 やや、視線を彷徨わせた後 「…どうだね?近頃の調子は」 と、そう、問いかけてきた 「ん?まぁ、前と対して変わらねぇよ。相変わらず、「組織」から仕事頼まれる事ほとんどないし」 「…周囲の者との、人間関係など」 「あぁ。俺の担当黒服が、何かやけに俺に優しくなったような気がする。それと、前に護衛した事ある黒服と契約者と、ちょくちょく顔あわせてるかね」 つらつらと答えていく天地 …じ、と 直希が、どこか心配そうに見つめてきている事に気付いて 遠まわしに聞いてきていた事に、ようやく気付いた 「…まぁ、その。祐樹とは、何だかんだで顔あわせてるよ。たまに、あいつの契約都市伝説がやってる店の手伝いもしてる」 「……辰也とは、どうだね?」 「………」 視線をそらす天地 兄だ、とわかった後も どうにも、辰也相手に、友好的な態度をとる事ができない天地 かつて抱いていた憎悪は、すでに薄らいでいる ならばどうしてか?と問われれば …ようは、素直になれないだけである 今までギャンギャン吼えて噛み付いていた相手に、そう簡単に友好的になれ、というほうが無茶な話だ 直希とて、それはわかっている だが、それでも、天地達兄弟の事を心配して、問わずにはいられないのだ 「…まぁ、辰也も辰也で。君に対して、ツンデレのようだがね。君が辰也に対してツンデレなように」 「ツンデレ言うのやめろ。男同士のツンデレとか誰得………いや、お前の姉特か」 直希の姉に、本のネタにされていたらどうしようか、と若干嫌な予感がする天地 されていませんように、と祈るしかない 「とりあえず。心配しなくとも、もう殺そうとはしないさ」 「…そうか」 「兄と呼んでやる気はねぇけどな」 天地の言葉に、直希はやれやれと苦笑する それでも、天地が以前のように、辰也を嫌っている訳ではないと言う事は感じ取ったようで、ほっとしたような表情を浮かべた ひとまず、これ以上、無駄に介入すべきではない、と考えたのだろうか 「…あぁ、すまない。この「チャレンジメニュー・スペシャルパワフルワンダフォーパフェ」を一つ。時間制限にチャレンジするつもりはないが、ゆっくり食べたい」 「さっきまで人酔い起こしてた奴が食うメニューじゃねぇっ!?」 と、デカ盛りメニューを注文して、天地から突っ込みを喰らっているのだった 続く予定はない 前ページ次ページ連載 - 仲介者と追撃者と堕天使と
https://w.atwiki.jp/legends/pages/1893.html
「----俺を相手に選んで、後悔すると思わないのか?」 はらはら、雪が舞い散る学校町 繁華街を歩く一組のカップルの、男がそんな言葉を言い放った 一緒に歩いていた女が、きょとんとした表情を浮かべる 「後悔?」 「あぁ」 「どうして、後悔なんてしなければいけないの?」 なんとも不思議そうに女は首をかしげる そんな女の様子に、男は小さく苦笑した 「…俺は人間じゃないんだぞ?」 この男、人間ではない 青紫の髪は染めたものではなく、天然の色だ ひとたび正体を現せば、その背中からは黒い翼が出現する 女はそれを知っていて、男と恋仲になっているのだ そしてそれは、もう4年も続いている 「それがどうかしたの?」 男の言葉に しかし、女は不思議そうに続けるのだ 「私は、心からあなたに惚れたから、あなたと付き合っているのよ。何故、後悔なんてしなければならないのかしら?」 「人間じゃない者と付き合っていたら、いつかは後悔するかもしれないぞ?」 人と、人ならざる者…都市伝説 特に、この男には「寿命」と言うものが存在しない しかし、女は人間であり、老いていってしまう いつか、自分などと言う化け物と恋仲である事を後悔する日が来るのではないか 男は、それが心配なのだ しかし、女はからからと笑う 「後悔なんてしないわよ。だって、私のあなたへの想いは真実だもの。だから、たとえあなたが何者であろうと、あなたに恋をした事でどんな結末が待っていようとも、私は後悔しない」 はっきりと、女は言い切る 迷いなど、一切存在しない、そんな様子で 「好きになったことを後悔するならば、それは真実の恋じゃないんじゃない?本当に愛しているならば、後悔なんてするはずないもの」 …まったく 彼女は、どこまでも真っ直ぐで そして、こう言う事も、恥ずかしげもなく言い切ってしまう ……だから、惚れたのだな 男は、そう考える 「じゃあ、逆に聞くけど、あなたは私を愛してくれた事を、後悔するかしら」 「いいや」 男も、はっきりと言い切る 後悔など、するものか 自分は、確かに彼女を愛しているのだから 「ふふっ、ありがと」 くすくす、女は笑う その笑顔に、男は引き込まれる 「後悔するって言ったら、右手でひっぱたいてたかも?」 「右手は勘弁してくれ、せめて左手で」 …冗談だとしても、遠慮してくれ 男は、肩をすくめた 自分が人間ではないとは言え、彼女の「右手」で引っ叩かれたら…いや、能力を使ってはこないと思うが…どうなるかわからない 「ほら、行きましょ?映画見るんでしょ」 「あぁ」 ぎゅ、と手をつながれる 暖かなぬくもりに、男は笑った 「…それにしても、突然どうしたのよ、マステマ。あんな事聞いてきて」 「……お前が、何か男と話していたから……」 「?」 女は、ふと考えて あぁ、と思い当たる 「彼ね。彼は昔の同級生ってだけよ」 「…それだけか?」 マステマと呼ばれた男が、念を押すように尋ねると 女は、ん~、と考えて…続ける 「…好敵手、かしら?」 「何の好敵手だ。何の好敵手なんだ」 「殴り合い的な意味……「双頭の狂犬」、結局二人とも、ただの一度も勝たせてはくれなかったわね…」 「話を聞くたび思うんだが、どんな高校生活を送っていたんだ…」 …一見、殴り合いには無縁そうに見える女だと言うのに しかし、彼女の昔の話を聞くと、その手の話題が多い 一部は、彼女にとって大切な弟を護る為のものとはいえ、勇ましいことである --その勇ましさにも、彼は惚れたのだが 「何よ、マステマ。ヤキモチ?」 「…別に」 いや、ヤキモチ、だったのだが、完璧に あら、と笑う女に、ややむくれたようにそっぽを向く …彼女は、夜には弟と一緒に過ごすからと言っていた 彼女と共に過ごせるのは昼間だけ だからこそ、昼間は自分以外の男に意識を向けて欲しくないと思うのは、はたして我侭だろうか? カップルもげろと言いつつfin 前ページ次ページ連載 - 仲介者と追撃者と堕天使と
https://w.atwiki.jp/kadu/pages/26.html
#blognavi 冬空に舞う堕天使と (ライムブックス) 評価:★★★★☆ ジャンル:ロマンス 感想:久しぶりに楽しめたロマンス物。放蕩者って何かひかれる・・・。 カテゴリ [ロマンス] - trackback- 2007年03月09日 01 04 27 #blognavi
https://w.atwiki.jp/legends/pages/2323.html
それは、望が二人に分裂してしまった翌日の事 「………本当に、申し訳ない」 「な、直希、そんなに頭下げるなよ」 「だが、これは僕のミスだ」 仲介者こと、直希が翼達の家を訪れ、深々と謝罪していた いつもの感情が薄い顔が、申し訳なさそうな表情を浮かべている 「全ては、僕の調査不足が招いた事だ。もっとしっかりと調べてから、君達に任せるべきだった」 「でも、そうなると、もっと被害者が出ていたかもしれないでしょ?」 仕方ないわよ、とため息をつく望 なんとも気に食わない存在が増えてしまったが、仕方ない ……謝罪費含めて、報酬はたっぷりと出るみたいだし 「それで……御神楽 詩織ちゃん、だったか?」 「えぇ、そうよ」 直希の言葉に答える詩織 彼女をじっと見つめ、直希は言葉を続ける 「君は、この世に生まれでて…望ちゃんと、入れ替わる事なくこの世に存在して。悪事を働く予定などは?」 「…普通、そう言う事聞かれて正直に答える奴、いると思う?」 「いないと思うな」 詩織の突っ込みに、直希は淡々と答えた なら聞くな、と突っ込みたいところではあるが…ぱらぱら、と直希が持っている光輝の書が勝手にめくれ始めているところを見ると、誰か天使を召還して、嘘発見でもするつもりだったのかもしれない 詩織は肩をすくめ、答えてくる 「一応、現世を楽しませてもらうつもり、そのためにも、退治されるようなことをするつもりはないわよ?」 「………なら、いいのだがね」 ぱたん、と 直希は本を閉じ…静かに、告げる 「僕の大切な友人や、その家族に何かあってからでは遅いのでね。何かあったら、僕は容赦しない」 「厳しいのね」 「僕のミスが、そもそもの原因だからね」 小さく、ため息をついて くるり、直希は黒服に向き直った 「…それで、黒服さん。詩織ちゃんだが、この家に同居させるのかね?それが難しいのなら、彼女はこちらで引き取るが」 「え……」 「こちらも、三人であの家は少々広すぎるくらいだからな。幼女一人引き取るくらいはできる」 「直希、幼女言うな。こいつらはそうは見えないだろうけど10さがはっ!?」 そうは見えない、は余計だ そうとでも言うように、望が翼に問答無用の一撃を加えた うめく翼の様子に、黒服と直希が小さく苦笑した 「…まぁ、答えは後でもいい。とりあえず、これは謝罪の気持ちもこめて」 ……す、と 直希が取り出してきたのは、手作りのケーキだった 動物を象った、可愛らしいケーキ ……… ………… 「おや?望さん、詩織さん、どうしました?」 「……その」 「ちょっと、ね」 手作りの甘い菓子 それには、若干嫌な思い出が 自分は被害にあっていないが、友と翼が被害にあっている訳で 何かを感じ取ったのか、黒服は望の頭をそっと撫でて微笑む 「大丈夫ですよ、直希さんの作る菓子類は、私の友人が作るような食物兵器ではありませんので」 「以前から思っていたが、黒服さんは時折優しい顔で容赦ない事を言うな」 まったくもって、その通りだと思う まぁ、それはさておき…黒服がこう言うのなら、大丈夫だろう そう判断して、望も詩織も、差し出されたケーキに手を伸ばすのだった 投下が被ってしまったTさんの人に土下座しつつ終わるorz 前ページ次ページ連載 - 仲介者と追撃者と堕天使と
https://w.atwiki.jp/legends/pages/2801.html
誰かの手が、自分に触れた感触がした その感触を合図に、明日 晶は、意識を暗闇の底から引きずりあげられる 「………うん、これで大丈夫よ」 聞えた声は、聞き覚えが………あった 本日、盛大にやりあった相手ではないか 何の都市伝説と契約しているのか知らないが、右手で触れた対象を問答無用で破壊すると言う、シンプルにして、しかし、洒落にならない能力を持った女 高い身体能力は、都市伝説による恩赦ではなく、本人の身体能力という、ある意味で化け物 晶は身を震わせて、ゆっくりと目を開いた 「明日!」 「…委員長…」 …目を覚ました明らかに、上田がほっとしたような視線を向けてきてくれた ……記憶を探る 何故、自分はこのような、彼を心配させてしまうような状況に陥ったのか? 己の計約都市伝説の副作用で、少々頭が大変なことになっていた状態での出来事ではあるが、うっすらと覚えているはずだ えぇと、確か……… …… ……… ………… 「-----っ!?」 痛い 激しい頭痛に、晶は眉を顰めた 思い出すな 本能が、そう、警告しているかのように 何があったのか、思い出せない 本当に、何があったというのだ? 何かを、口に入れてしまったのが原因のような気がしないでもない感じはするのだが… 「…委員長、一体、何があったんだ?」 「明日は、知らないままでいい…………ただ、悪夢を見ていただけ、ただ、それだけでいいんだ」 「うん、あれは悪夢そのものでしかないから。考えたら負けだから」 ぽんぽん 上田と、もう一人、少女…確か、友美と言う名前だった…に、肩を叩かれる晶 どうやら、思い出してはいけない記憶らしい 上田に迷惑をかけたような気がするから、できれば思い出しておきたかったのだけれども どうやら、思い出したら正気度チェックが必要になるような出来事だったらしい ……ならば、思い出せない方がいいのだろうか? 「大丈夫?まだ、どっか痛い?」 く、と 長い黒髪をポニーテールにして、二の腕やら脚やら、露出の高い…その癖して、胸元だけ鉄壁ガードな…服を着た女性が、晶の顔を覗き込んできた …ほんの何十分か前まで、戦っていた相手 だと言うのに、彼女は本気で、晶を心配しているらしい 「いや、大丈夫」 「そう?なら、いいんだけど」 晶の答えに、女性はほっとしたように笑った すっく、と立ち上がる 「それじゃあ、またね?また、かぁいい猫耳姿見せてね」 「すんません、マジ勘弁してください」 女性の言葉に、上田が流れるようにスムーズな動きで土下座した 相当トラウマだったようである あらあら、と女性はくすくすと笑って、桜舞う中、人ゴミの中に消えていく 「いやぁ、どうなるかと思ったけど。サンジェルマンさんとやらを呼ばなくてもすんで良かった良かった」 「まったくだ……あとは、あの餅が最早完全に残っていない事を祈るだけだな」 ふっ、と遠い目をする上田 本当に、何があったのだろう 晶はどんどん、心配になってくる はらり、はらり 桜舞う、花見会場の中 一瞬、すぐ傍の桜の木が、ピンクに光ったような気がしたが きっと、気のせいなのだろう 終わっておけ 前ページ次ページ連載 - 仲介者と追撃者と堕天使と