約 137,032 件
https://w.atwiki.jp/kikoubanko_jp/pages/95.html
機甲盤古 第四十九章 <翻訳者コメント> 1ページ 管幽「お」 「せっかちだのう。若い若い」 「さて…」 「ワシもゴールで準備準備と」 2ページ 盤古(陰刻迴廊…) (この部屋は…どう攻略すべきでしょうか?) 呉鎮「お先」 「文字幻術・衝字訣!!」 魯泉「あ…!」 3ページ 盤古「「行」部ですか…」 「迷宮にはうってつけの部首ですね」 魯泉「盤古、ぼくたちも何か…」 盤古「あせらないで」 「スピードを競うことはありません。それがし達はそれがし達のやり方でいきましょう」 「文字を使えるのは、あと二回…クリアすべき部屋は、まだ四つもあるのです」 「ここは…温存しておくのがベストかと」 魯泉「え…文字幻術を使わない?」 4ページ 魯泉「それでクリアできるかな?」 盤古「………どうでしょう。少し考えさせてください」 (この部屋をクリアするには、ゴールで問題に答えなければならない) 管幽『迴廊には問題のヒントが散りばめてある』 盤古(壁画の内容に関係が?) (あるいは……) 「まず地図を描いて、迴廊の構造をハッキリさせましょう」 魯泉「うん」 5ページ 盤古「え?」 「!」 魯泉「わわ…」 盤古(な…何事です?) 諸揚「ちぇー」 「亀のくせによけやがった」 6ページ 諸揚「よけんなよー、機甲兵」 「こいつ使うのすっげー大変なんだぜ?」 盤古(饕…餮? 召喚獣の…文字幻術!?) 「何をするのです? この部屋の合格者はたった一人」 「それがし達が争っても、もうひと方に有利なだけでは?」 7ページ 諸揚「ああ」 「知ってっけど?」 盤古「……!」 (まさか…) (この猪、馬賢と羅剛のように…それがし達の邪魔を?) 諸揚「だあ!」 8ページ 諸揚「これも受けきんのかよ」 「ハンパねえな機甲兵」 9ページ 盤古(くっ…) (こんな所で時間を無駄にしてはいられないのに!) 魯泉「盤古…文字幻術使う?」 「ぼく…書くよ?」 盤古「………」 「…いえ」 「この受験生はそれがしが何とかします」 「ですから…」 「魯泉。あなたには大事な役目をお願いしたい」 「よろしいですか?」 10ページ 魯泉「え? ぼく一人で!?」 盤古「はい。それしかありません」 諸揚「ホーレ、おしゃべりはそこまで~」 魯泉「でもそれじゃあ盤古が…!」 盤古「…大丈夫」 「それがしは万能型メカ亀」 11ページ 諸揚「チッ…」 盤古「今です! 行ってください!」 魯泉「う…うん!」 12ページ 諸揚「ありゃ。ガキの方いなくなっちまった」 「…ま。いっか」 盤古(では、足止めスタートです) (魯泉を追わせはしません…!) 13ページ 呉鎮(迴廊の壁は地獄絵図になってるんだな) (けど普通の絵だ。仕掛けもなさそうだし) (試験管は迴廊にヒントがあるって言っていたけど……) (探すものがよくわからないんじゃ……) (蒐物草も飛ばせないよなあ) 14ページ 呉鎮(どんな文字をも扱える機甲兵なら、きっとすぐに答えにたどりつくだろう) (ウカウカしてられないな) (よし。ローラー作戦でいくか) (まずは迴廊の把握からだ) 15・16ページ 呉鎮「文字幻術・行字訣!!」 (「行」の字よ…) (迷路の全容を、俺に示せ!) 盤古『魯泉、それがしの代わりに、あなたが問題に答えるのです』 『ですが…くれぐれもゴールを急がぬよう』 17ページ 盤古『ゆっくりでもかまいません。必ず迴廊を回りつくしてください!』 魯泉「………」 「こわい…こわいよう!! さっきから妖魔とか鬼とか死んだ人の絵ばっかり~~~~」 「盤古なしでこんなとこ歩けないよ!」 18ページ 魯泉(でも…) (盤古は一人でたたかってる…) (ぼくは…歩き回るだけなのに、こんなにふるえて……) (そうだ…見なければいいんだ。見なければこわくなんか……) 魯天雨『ご覧、魯泉!』 魯泉『じっちゃん、このひとたちなにをかいてるの?』 魯天雨『地獄の風景じゃ』 19ページ 魯泉『ぼく、かみさまのえがいい。そっちがいい。こんなおばけばっかりのえ……』 『ぼく、いやだ』 魯天雨『そうじゃろうそうじゃろう』 『誰だってきれいな絵は見たい。じゃあ…』 『何のためにこんなこわい絵を描くんじゃろう?』 『ワシら生きた人間は地獄を知らん』 『恐れを知らず、平気で悪事をはたらく奴もおる』 『だから彼らは地獄の絵を描いておるのじゃ——』 20ページ 魯天雨『悪いことをするとこわーいぞと』 魯泉(じっちゃん…) (そうだ…見ないなんてダメだ) (悪いことをしないからって、こわがりたくないからって、そんなの…) 21ページ 魯泉(ちゃんと見ないと……) (地獄はこわい…こわいんだ) (………でも…) 22ページ 魯泉(やっぱりわからないや。どうして牛頭馬面は盤古を…) (ぼくたちは…) (まちがってるの?) 23ページ 諸揚「ソレ! 上だ! 下だ!」 「左!」 盤古「ッ…!」 24ページ 諸揚(かってえの) (もう四、五発はくらわしてるってのに……) (全ッ然倒れそうにねえ!) 盤古(この程度のダメージなら…) (まだいけますね) 25ページ 盤古(今度ばかりは絶対に……) (魯泉にケガはさせません!) 26ページ 呉鎮「ここがゴールか」 「試験官……」 「問題をお願いします」
https://w.atwiki.jp/ncbr/pages/162.html
第四十九話 『不細工なタペストリー』 プーは拳を構えながら歩き出した。――慎重にいかなければ。 「おい」 プーから声をかける。距離にして六メートル。 デスビームの射程距離ではない。(それでももし撃たれたらまずい。とても) 普通、銃を持っている相手を見つけたらすぐに逃げるだろうが、プーはそんなことなどしなかった。 確かに現状では仲間は居た方が良いし――何より、この極限状態の中でプーは人を信じることを忘れていなかった。 それは一種、プーの王者としての自覚、或いは素質から来るものなのかも知れない。 男は男で気付いたようで、こちらに顔を向けた。もちろん――デスビームが、ぴくりと上がっている。 「その銃を下ろすんだ……」 男の眉が、上がった。 「お前はゲームに乗っていないのか?」 「そもそも人を殺すことに禁忌があるだろう」 あくまで正当防衛を除いてだが。素直に殺されます、とは思えなかった。 「そうか、ならよかった」 幾分男の声量が変わり、少し微笑みながら、プーに近づいた。 「俺はマリオ。弟のルイージと友達のピーチ姫を捜しているんだ」 ルイージ――あの緑帽子のことだろう。 「プーだ。よろしく頼む」 そうして言葉を出して、続けた。 「俺も、ネスと、ポーラと、ジェフと言う友達を捜している」 ギーグも倒された今、ネスを頭(かしら)などと言うべきだろうか? (ポーキーの事はともかく) 相手に不必要な期待を抱かせ、もしかしたらネスに負担をかけてしまうかも知れない。そんなわけでネスの詳細を教えるのは避けた。 「そうか、でも良かったよ、最初に会ったのがゲームに乗ってない奴で」 それから、マリオはデスビームをベルトにしまい込んだ。本当にプーを信用したのだろうか。 ――それとも、ゲームに乗っていて、騙し討ちする為に? 或いはプーが武器を持っていないこと(その通りなのだが)で油断していると? ……そんなことは無い。 やる気ならここまで接近した時点で襲い掛かって来ている筈だ。 それからしばらく、マリオと話し込んだ。 支給品の確認や友人達の特徴、自分達の境遇と能力―― 一時間近く経ってから、これからの事も考えておいて、食事もとっておいた。 「とにかく、急ごう。もしこんな戦いに乗った奴に襲われていたら取り返しのつかないことになる」 マリオはそう言いながら、ようやく立ち上がった。 そこまでルイージ達が心配なのか? 確かに――あの教室で絶叫していたのはプーも確かに見ていたので、とてもではないが精神的に強いとは思えなかった。 しかも、殺されたのが友人、或いは恋人―― プーは言い知れぬ不吉な予感を覚えた。 あくまで予測の域すら出ていない考えだったが、それはプーにとって大きな脅威になりつつあった。 もし、実際にそうなって、それをマリオが知ったら? そして、マリオはどうなるのだ? まさか――ルイージがゲームに乗ってしまったら? 友人を生き返らせる為に―― プーの思考は中断された。 ぱららららら、と古いタイプライターよろしく、小気味よい音が大きくプーの耳に届いたので。 「おい、今のは……」 もちろん、マリオが言う前に理解した。 明らかにジェフがペンシルロケットを連続発射する時のように、危険な音と認識出来たからだ。 更に続けて、ぱららららら、と、また響いた。 「遠いけど……まずくないか?」 南からの銃声――つまり、ゲームに乗った参加者は明らかに存在している! 瞬間、マリオがその方向へ走りだそうと足を浮かせていた。 「おい!」 まさにマリオの身体が動こうとした時、プーがデスビームを握り締めてていた右腕を握り締めた。 「やめろ!」 「なんでだよ、今、襲われているのはピーチ姫やルイージかもしれないんだ。そうじゃなくても、やる気の無い奴が襲われているかもしれないんだぞ」 「そんなことを言っているんじゃない」 プーが歯を剥いた。 彼自身、あまりにも敵に近付きすぎるのは危険なのは一番分かっている。 そうだ、敵を倒そうと接近しすぎて逆に意識不明になる程強烈な打撃を浴びせられた事もあった。 第一――ここからでは距離が遠すぎるのだ。 「あの場所までどれだけ距離があると思っている? 途中に誰が居るかも分からないし」 一旦、息を止めて、続けた。 「いきなり敵陣に入って生き残れると思っている程、無謀な事はないぞ」 「じゃあ見殺しにするのか!」 マリオはプーの手を振りほどき、今度こそ走り始めた。 もう遅かった。 マリオの姿は、プーと完全に決を割った事を表すかの様にすぐに森の茂みの中へ消えていった。 「――」 プーは言葉を失っていた。 たった今、仲間だと認識していた人物が確かに消えたのだ。 行ってしまった。 しかも――自分がもう少しうまく説得すれば止めることが出来たんじゃないのか? いずれにせよ、マリオはもう居ない。居ないのだ。 ゆっくりと、プーは諦めて上げたままの手を下ろした。 もちろん――マリオを追う事は出来ない。 完全に自殺行為だ。 だが、マリオは間違っている訳ではないし、自分が間違っているかもしれない。だが―― それに、いや、この状況でなくてもだ。仮に、ネス達が殺されたとなれば? そうなれば――自分は”願い”を叶えてこんな戦いに巻き込まれてしまった者達を蘇らせよう。 ポーキーにいくら蔑まされ、笑われようと、自分は、犠牲になった者達を救う。 だが、そうならなければ今なら間に合う。人に苦しみを与えずに済むのだ。例えその対象が既に血塗られた罪を背負った者だろうと。 マリオの心境は分からない。だが少なくとも、自分をかえりみず襲われた者を救おうとはしているのだ。 だが、プーはそうはいかなかった。 自分はまだ死ねない、少なくともネス達、戦いに乗らない者達が安全な状況を作らなければならない。 そうする為、今進むべき方向は西――町のある、エリア2だ。地図は先程確認していた時に頭に叩き込んでいたので、 コンパスに狂いがなければ灯台から真っ直ぐ、エリア2へ着く筈だった。 少なくとも需要がある町なら誰か、仲間が居るかも知れない。 またぱららららら、と聞こえた。もし全てが別々に放たれたもので、全てが命中しているならば、三人も倒されたことになる。 どうやら、思ったより急がなければならなかった様だった―― マリオは森を走り続けた。 マリオの身体の中に何もかもが響いてくる。 木々のざわめきも、自らの心臓の鼓動も、人が倒されてゆく感覚さえも。 それが――マリオはとても気に入らなかった。 許せる筈が無い。 人が人を殺すなんて、それが許される馬鹿な世界なんて何処にある? 認める訳にはいかない。こんなクソゲームのルールなんてどうでもよかった。 プーには悪かったが、あのマシンガンで蜂の巣にされても、ポーキーに首輪に首を引き千切られても俺は助けなければならない。 ピーチ姫を、ルイージを、ヨッシーを、マロを、ジーノを、一応、クッパも。 絶対に、だ。 【一日目/午前】 【名前:マリオ・マリオ(マリオブラザーズ) 健康状態:良好 武装:デスビーム@MOTHER2 所持品:支給品一式 現在位置:C-11 第一行動方針:銃声がした方向へ急ぐ 第二行動方針:ルイージ、ピーチ達を捜す 第三行動方針:率先して説得を行う 最終行動方針:ゲームを潰す 備考:南に移動中、シリカの銃声をマーダーのものだと認識しました】 【名前:プー(MOTHER2) 健康状態:良好 武装:素手 所持品:支給品一式 サンダー@FE封印/残り5回 ガールートのサークレット@アニメ星のカービィ 現在位置:B-10 第一行動方針:エリア2へ行く 第二行動方針:ネス達を捜す 第三行動方針:出来れば、ゲームを止めさせる 最終行動方針:全員を助け、ゲームから脱出する 。出来ればポーキーを倒す。 備考:西に移動中。シリカの銃声をマーダーのものだと認識しました】
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/34981.html
【検索用 よめいすうしゅうねん 登録タグ VOCALOID よ 初音ミク 曲 梨本P 殿堂入り】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:梨本P 作曲:梨本P 編曲:梨本P 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『余命数十年』(よめいすうじゅうねん) 梨本P の35作目。 さわやかな曲っす。(作者コメ転載) 歌詞 けだるい朝からおはようさん やたらに晴れてうざったいね お日さまちょっと影に入っといて 眩しくて目も開けらんねえべ 見たくもない考えたくない 人間辞めて苔にでもなっちゃって あの頃良かったあの頃は 美化されすぎて狂っちゃって 本当の事だか作ったもんか わかんちゃっちゃらってパープーペー 思い出そうにも朝っぱら 脳ミソ回ってねえ ゆっくりと ゆっくりと 自殺繰り返して大往生 何枚舌でも噛み切って 明日の晩には生えちゃって じっくりと じっくりと 痛めて腐らせた回鍋肉 出来栄え残念賞でも頂いて ほら舌なら噛み切った 生き延びれるまで生き延びて 幸か不幸かは置いといて 楽しめるうちに楽しめたのなら 花丸大バーゲン 祭りもとうに終わっちゃって それなり余生笑えてんぜ 大甘査定で見積もったとこで 余命は数十年 数十年 ハッピーバースデー 祝ってやれ ご馳走たんまりだ えーえ ご機嫌だね くたびれ丸儲け ろうそく吹き消した 音無く消えてった 終わってねえけど 終わってるような虚しさばっかっか ゆっくりと ゆっくりと オーラス土壇場でイーシャンテン 何枚目だかのドラ切って 安めで良いなら鳴いちゃって じっくりと じっくりと 育ててフリテンの大チョンボ 笑って済まされるのなら笑っとけ ほら連荘急げ 生き延びれるまで生き延びて 幸か不幸かは置いといて 楽しめるうちに楽しめたのなら 花丸大バーゲン 祭りも とうに終わっちゃって それなり余生笑えてんぜ 大甘査定で見積もったとこで 余命は数十年 生き延びれるまで生き延びて 泣きたいときには泣いといて ふらっとそのうち笑える日が来りゃ 花丸大バーゲン 祭りも とうに終わっちゃって でも線香花火余ってんぜ ほら火を灯せよ か弱い光で 余命は数十年 数十年 コメント 久々かな? -- 名無しさん (2016-08-25 22 51 05) なんか最後の歌詞マジ泣ける・・・ -- かのん (2016-08-25 22 52 40) 曲調が明るいけど歌詞は梨本さんらしい歌詞だ -- 名無しさん (2016-08-26 20 18 07) この力抜けた感じがたまらない -- 名無しさん (2016-08-27 23 18 36) 新曲キターーーーー(≧∇≦) -- 学生キレ汰ぬこ (2016-08-28 09 27 29) あぁ...好きだぁ...♡ -- 櫻宮 (2016-08-28 11 54 13) 曲調と歌詞が絶妙に合ってる -- 名無しさん (2016-09-01 13 35 34) ラストの詞いいなぁ -- 名無しさん (2016-09-01 14 50 46) 「四十九日目」とは関係ないのかな 歌詞の「余命数十年残して」だけ? -- 某コンピCDに入ってるよ さん (2016-09-01 15 29 31) 新曲!!! -- 名無しさん (2016-09-02 21 34 53) ういさんらしい曲・・・素敵です -- Miwa (2016-09-05 22 22 14) ういちゃん本当好き -- 名無しさん (2016-09-21 11 42 53) 毎度素晴らしいな、メロディ良いからアカペラで歌って楽しそう -- 名無しさん (2016-09-21 22 37 48) ほんと 好きだ!けだるい感じ とてもいい -- 名無しさん (2016-09-23 21 19 55) ういちゃんの創る歌は素晴らしい -- 緑色の悪魔 (2016-10-02 11 13 00) ああーやっぱういさん最高…… -- ゆゆ (2016-10-11 15 43 07) 梨本さんの曲、好きだな。抜けて感じとか。抜けてる感じとか。 -- ライプレ厨の課金者 (2016-10-11 16 08 04) いい歌詞… -- ( ´ ▽ ` ) (2016-10-11 17 00 27) 最後のほうがなんか泣ける。。。梨元さんって神曲しか作ってない気しかしない。。。 -- 響夜 (2016-12-06 17 07 49) これすごい泣ける -- 名無しさん (2017-07-28 22 30 49) 花火じゃなくて線香花火ってところがいいねぇ -- @@ (2017-08-19 22 47 18) やっぱりいい曲です -- 名無しさん (2018-05-15 18 40 55) 童貞三十歳に近いものを感じる。 -- 名無しさん (2022-09-11 21 07 20) 本当にさわやかな曲っす。 -- 名無しさん (2022-12-12 15 23 35) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shintouzyo/pages/362.html
唐書巻五十九 志第四十九 芸文三 丙部子録は、その類は十七:一を儒家類といい、二を道家類といい、三を法家類といい、四を名家類といい、五を墨家類といい、六を縦横家類といい、七を雑家類といい、八を農家類といい、九を小説類といい、十を天文類といい、十一を暦算類といい、十二を兵書類といい、十三を五行類といい、十四を雑芸術類といい、十五を類書類といい、十六を明堂経脈類といい、十七を医術類という。だいたい著録は六百九家、九百六十七部、一万七千一百五十二巻。著録しなかったのは五百七家、五千六百一十五巻である。 『晏子春秋』七巻 晏嬰。 『曾子』二巻 曾参。 『子思子』七巻 孔伋。 『公孫尼子』一巻 趙岐注『孟子』十四巻 孟軻。 劉熙注『孟子』七巻 鄭玄注『孟子』七巻 綦毋邃注『孟子』七巻 『荀卿子』十二巻 荀況。 『董子』一巻 董無心。 『魯連子』一巻 魯仲連。 陸賈『新語』二巻 賈誼『新書』十巻 桓寛『塩鉄論』十巻 劉向『新序』三十巻 又『説苑』三十巻 『揚子法言』六巻 揚雄。 宋衷注『法言』十巻 李軌注『法言』三巻 陸績注『揚子太玄経』十二巻 虞翻注『太玄経』十四巻 范望注『太玄経』十二巻 宋仲孚注『太玄経』十二巻 蔡文邵注『太玄経』十巻 『桓子新論』十七巻 桓譚。 王符『潜夫論』十巻 『仲長子昌言』十巻 仲長統。 荀悦『申鑑』五巻 『魏子』三巻魏朗。 魏文帝『典論』五巻 『徐氏中論』六巻 徐幹。 王粲『去伐論集』三巻 王肅『政論』十巻 『杜氏体論』四巻 杜恕。 『顧子新論』五巻 顧譚。 文礼『通語』十巻 殷興続。 諸葛亮『集誡』二巻 陸景『典訓』十巻 『譙子法訓』八巻 又『五教』五巻譙周。 王嬰『古今通論』三巻 『周生烈子』五巻 『袁子正論』二十巻 又『正書』二十五巻 袁準。 『孫氏成敗志』三巻 孫毓。 夏侯湛『新論』十巻 楊泉『物理論』十六巻 又『太元経』十四巻 劉緝注。 華譚『新論』十巻 虞喜『志林新書』二十巻 又『後林新書』十巻 『顧子義訓』十巻 顧夷。 蔡洪『清化経』十巻 干宝『正言』十巻 又『立言』十巻 蔡韶『閎論』二巻 呂竦『要覧』五巻 周捨『正覧』六巻 劉徽『魯史欹器図』一巻 綦毋氏『誡林』三巻 『顔氏家訓』七巻 顔之推。 李穆叔『典言』四巻 王滂『百里昌言』二巻 『崔子至言』六巻 崔霊童。 盧弁『墳典』三十巻 王劭『読書記』三十二巻 王通『中説』五巻 辛徳源『正訓』二十巻 『太宗序志』一巻 又『帝範』四巻 賈行注。 高宗『天訓』四巻 武后『紫枢要録』十巻 又『臣軌』二巻 『百寮新誡』五巻 『青宮紀要』三十巻 『少陽政範』三十巻 『列藩正論』三十巻 章懐太子『春宮要録』十巻 又『修身要覧』十巻 『君臣相起發事』三巻 魏徴『諫事』五巻 又『自古諸侯王善悪録』二巻 張大玄『平台百一寓言』三巻 楊相如『君臣政理論』三巻 陸善経『注孟子』七巻 張鎰『孟子音義』三巻 楊倞『注荀子』二十巻 楊汝士の子。大理評事。 王涯『注太玄経』六巻 員俶『太玄幽賛』十巻 開元四年(716)京兆府の童子で、書を進り、召試に及第し、散官文学、直弘文館を授けられた。 柳宗元『注楊子法言』十三巻 李襲誉『五経妙言』四十巻 鄭澣『経史要録』二十巻 劉貺『続説苑』十巻 杜正倫『百行章』一巻 憲宗『前代君臣事跡』十四篇 武后『訓記雑載』十巻 『青宮紀要』・『維城典訓』・『古今内範』・『内範要略』等の書をとって雑載という。 『維城典訓』二十巻 褚无量『翼善記』巻数は亡失した。 裴光庭『揺山往則』一巻 又『維城前軌』一巻 丁公著『皇太子諸王訓』十巻 『六経法言』二十巻 韋処厚・路隋撰。 崔郾『諸経纂要』十巻 于志寧『諫苑』二十巻 王方慶『諌林』二十巻 楊浚『聖典』三巻 校書郎、開元年間(713-741)撰上した。 張九齢『千秋金鏡録』五巻 唐次『弁謗略』三巻 『元和弁謗略』十巻 令狐楚・沈伝師・杜元穎撰。 裴潾『大和新修弁謗略』三巻 李仁実『格論』三巻 趙冬曦『王政』三巻 景龍二年(708)撰上した。 馮中庸『政録』十巻 開元十九年(731)撰上して、汜水県の尉を授けられた。 『賈子』一巻 開元年間(713-741)藍田県の尉であった。名は失われた。 儲光羲『正論』十五巻 兗州の人、開元年間(713-741)進士に及第し、また詔して中書試文章となり、監察御史を歴任した。安禄山が叛乱をおこすと、賊の手に陥ったが自ら帰還した。 牛希済『理源』二巻 陸質『君臣図翼』二十五巻 李吉甫『古今説苑』十一巻 李徳裕『御臣要略』巻数は亡失した。 丘光庭『康教論』一巻 『元子』十巻 又『浪説』七篇 『漫説七篇』元結。 杜信『元和子』二巻 林慎思『伸蒙子』三巻 咸通年間(860-874)の人。 『冀子』五巻 冀重は、字は子泉で、定州容城県の人である。広明年間(880-881)に修武県令となった。 崔慤『儒玄論』三巻 字は敬之で、後魏の白馬侯の崔浩七世の孫である。中和年間(881-885)光禄丞となる。 右、儒家類は六十九家、九十二部、七百九十一巻である。陸善経以下不著録三十九家、三百七十一巻。 『鬻子』一巻 鬻熊。 『老子道徳経』二巻 李耳。 又は三巻 『河上公注老子道徳経』二巻 王弼注『新記玄言道徳』二巻 又『老子指例略』二巻 『蜀才注老子』二巻 鍾会注二巻 羊祜注二巻 又『解釈』四巻 『孫登注老子』二巻 王尚注二巻 袁真注二巻 張憑注二巻 劉仲融注二巻 陶弘景注四巻 樹鍾山注二巻 李允願注二巻 陳嗣古注二巻 僧恵琳注二巻 恵厳注二巻 鳩摩羅什注二巻 義盈注二巻 程韶集注二巻 任真子『集解』四巻 張道相『集注』四巻 盧景裕・梁曠等注二巻 安丘望之『老子章句』二巻 又『道徳経指趣』三巻 王粛『玄言新記道徳』二巻 梁曠『道徳経品』四巻 厳遵『指帰』十四巻 何晏『講疏』四巻 又『道徳問』二巻 梁武帝『講疏』四巻 又『講疏』六巻 顧歓『道徳経義疏』四巻 又『義疏治綱』一巻 孟智周『義疏』五巻 戴詵『義疏』六巻 葛洪『老子道徳経序訣』二巻 韓荘『玄旨』八巻 劉遺民『玄譜』一巻 『節解』二巻 『章門』一巻 李軌『老子音』一巻 『鶡冠子』三巻 『張湛注列子』八巻 列禦寇。 『郭象注荘子』十巻 荘周。 向秀注二十巻 崔譔注十巻 司馬彪注二十一巻 又『注音』一巻 李頤『集解』二十巻 王玄古『集解』二十巻 李充『釈荘子論』二巻 馮廓『老子指帰』十三巻 又『荘子古今正義』十巻 梁簡文帝『講疏』三十巻 王穆疏十巻 又音一巻 『荘子疏』七巻 『文子』十二巻 『広成子』十二巻 商洛公撰す。張太衡注。 『唐子』十巻 唐滂。 『蘇子』七巻 蘇彦。 『宣子』二巻 宣聘。 『陸子』十巻 陸雲。 『抱朴子内篇』二十巻 葛洪。 『孫子』十二巻 孫綽。 『苻子』三十巻 苻朗。 『賀子』十巻 賀道養。 『牟子』二巻 牟融。 傅弈『注老子』二巻 楊上善『注老子道徳経』二巻 又『注荘子』十巻 『老子指略論』二巻 太子文学。 辟閭仁諝『注老子』二巻 聖暦年間(698-700)の司礼博士。 賈大隠『老子述義』十巻 陸徳明『荘子文句義』二十巻 玄宗『注道徳経』二巻 又 疏八巻 天宝年間(742-756)に『玄通道徳経』の号を加えられたが、世間では受けなかった。 『盧蔵用注老子』二巻 又『注荘子内外篇』十二巻 『邢南和注老子』 開元二十一年(733)撰上した。 『馮朝隠注老子』 『白履忠注老子』 『李播注老子』 『尹知章注老子』 傅弈『老子音義』 二つとも巻数は亡失した。 陸徳明『老子疏』十五巻 逄行珪『注鬻子』一巻 鄭県の尉。 陳庭玉『老子疏』 開元二十年(732)撰上し、校書郎を授けられた。巻数は亡失した。 陸希声『道徳経伝』四巻 呉善経『注道徳経』二巻 貞元年間(785-805)の人。 楊上善『道徳経三略論』三巻 道士成玄英『注老子道徳経』二巻 又『開題序訣義疏』七巻 『注荘子』三十巻 疏十二巻 成玄英は、字は子実で、陝州の人で、東海に隠居した。貞観五年(631)、召されて京師に到着した。永徽年間(650-655)、郁州に流された。書が完成し、道王李元慶が文学の賈鼎を派遣して大義を授けられ、嵩高山の人の李利渉が序をつくり、ただ『老子注』・『荘子疏』のみ著録された。 張游朝南華象罔説十巻 又沖虚白馬非馬證八巻張志和父。 孫思邈『注老子』巻亡。 又『注荘子』 柳縦注荘子開元二十年上、授章懐太子廟丞。 尹知章注荘子並巻亡。 甘暉・魏包注荘子巻亡。開元末奉詔注。 元載『南華通微』十巻 張志和太易十五巻 又玄真子十二巻韋詣作内解。 陳庭玉『荘子疏』 巻数は亡失した。 道士李含光『老子荘子周易学記』三巻 又『義略』三巻 李含光は、揚州江都の人で、本姓は弘。孝敬皇帝の諱を避けて改めた。天宝年間(742-756)の人。 張隠居『荘子指要』三十三篇 名は九垓で、渾淪子と号した。代宗・徳宗の時の人である。 帥夜光『三玄異義』三十巻 幽州の人。開元二十年(732)撰上し、校書郎、直国子監を授けられる。 『徐霊府注文子』十二巻 李暹『訓注文子』十二巻 王士元『亢倉子』二巻 天宝元年(742)、詔して『荘子』を『南華真経』とし、『列子』を『沖虚真経』とし、『文子』を『通玄真経』とし、『亢桑子』を『洞霊真経』とした。しかし『亢桑子』は求めたが得られず、襄陽の処士の王士元が「荘子は『庚桑子』をつくり、太史公・列子は『亢倉子』をつくりましたが、それらは実は同一なのです」と言い、諸子の文義の類するものをとって亡失を補った。 『无能子』三巻 人の氏名を著さず、光啓年間(885-888)民間に隠れた。 およそ神仙は三十五家、五十部、三百四十一巻である。姓名を失ったのは十三家、『道蔵音義』以下著録しなかったのは六十二家、二百六十五巻である。 尹喜高士老君内伝三巻 玄景先生老子道徳簡要義五巻 梁簡文帝老子私記十巻 戴詵老子西升経義一巻 韋処玄集解老子西升経二巻 老子黄庭経一巻 老子探真経一巻 老君科律一巻 老子宣時誡一巻 老子入室経一巻 老子華蓋観天訣一巻 老子消水経一巻 老子神策百二十條経一巻 鬼谷先生関令尹喜伝一巻四皓注。 清虚真人王君内伝一巻 王萇三天法師張君内伝一巻 李遵茅君内伝一巻 呂先生太極左仙公葛君内伝一巻 華嶠紫陽真人周君伝一巻 趙昇等仙人馬君陰君内伝一巻 鄭雲千清虚真人裴君内伝一巻 范邈紫虚元君南岳夫人内伝一巻 項宗紫虚元君魏夫人内伝一巻 王羲之許先生伝一巻 九華真妃内記一巻 宋都能嵩高少室寇天師伝三巻 王喬伝一巻 漢武帝伝二巻 劉向列仙伝二巻 葛洪神仙伝十巻 見素子洞仙伝十巻 東方朔神異経二巻張華注。 又十洲記一巻 周季通蘇君記一巻 梁曠南華仙人荘子論三十巻 南華真人道徳論三巻 任子道論十巻任嘏。 顧道士論三巻顧谷。 姖威渾輿経一巻 杜夷幽求子三十巻 張譏玄書通義十巻 陶弘景登真隠訣二十五巻 又真誥十巻 張湛養生要集十巻 養性伝二巻 張太衡無名子一巻 劉道人老子玄譜一巻 劉無待同光子八巻侯儼注。 霊人辛玄子自序一巻 華陽子自序一巻茅処玄。 無上秘要七十二巻 道要三十巻 馬枢学道伝二十巻 郭憲『漢武帝別国洞冥記』四巻 『道蔵音義目録』一百一十三巻 崔湜・薛稷・沈佺期・道士史崇玄ら撰す。 集注陰符経 一巻 太公・范蠡・鬼谷子・張良・諸葛亮・李淳風・李筌・李洽・李鑑・李鋭・楊晟。 李靖陰符機一巻 道士李少卿十異九迷論 一巻 道士劉進喜老子通諸論 一巻 又顕正論一巻 張果陰符経太無伝一巻 又陰符経辨命論一巻 氣訣一巻 神仙得道霊薬経一巻 罔象成名図一巻 丹砂訣一巻開元二十二年上。 韋弘陰符経正巻一巻 李筌驪山母伝陰符玄義一巻筌、号少室山達観子、於嵩山虎口巌石壁得黄帝陰符本、題云:「魏道士寇謙之伝諸名山。」筌至驪山、老母伝其説。 葉静能『太上北帝霊文』三巻 李淳風『注泰乾秘要』三巻 楊上器注太上玄元皇帝聖紀十巻 崔少元老子心鏡一巻 皇天原太上老君現跡記一巻文明元年老子降事。 呂氏老子昌言二巻 王方慶神仙後伝十巻 玄晋蘇元明太清石壁記三巻乾元中、劍州司馬纂、失名。 議化胡経状一巻万歳通天元年、僧恵澄上言乞毀老子化胡経、敕秋官侍郎劉如璿等議状。 寧州通真観二十七宿真形図賛一巻記天宝中、寧州羅川縣金華洞獲玉像、皆列宿之真、唯少氐宿、改縣為寧真事。 道士令狐見堯正一真人二十四治図一巻貞元人。 孫思邈『馬陰二君内伝』一巻 又『太清真人煉雲母訣』二巻 『摂生真録』一巻 『養生要録』一巻 『気訣』一巻 『焼煉秘訣』一巻 『龍虎通元訣』一巻 『龍虎乱日篇』一巻 『幽伝福寿論』一巻 『枕中素書』一巻 『会三教論』一巻 龍虎篇一巻青羅子周希彭・少室山人孺登同注。 朱少陽道引録三巻浮山隠士、代・徳時人。 張志和『玄真子』二巻 戴簡真教元符三巻 楊嗣復『九徴心戒』一巻 裴煜延寿赤書一巻 紇干臮序通解録一巻字咸一、大中江西観察使。 守真子秦鑑語一巻 道士張仙庭三洞瓊綱三巻 段世貴演正一化図三巻 女子胡愔黄庭内景図一巻 道士司馬承禎『坐忘論』一巻 又『修生養気訣』一巻 『洞元霊宝五岳名山朝儀経』一巻 賈参寥荘子通真論三巻垂拱中、隠武陵。 白履忠注黄庭内景経巻亡。 又三玄精辨論一巻 呉筠『神仙可学論』一巻 又『玄綱論』三巻 『明真弁偽論』一巻 『輔正除邪論』一巻 『弁方正惑論』一巻 『道釈優劣論』一巻 『心目論』一巻 『復淳化論』一巻 『著生論』一巻 『形神可固論』一巻 李延章集鄭綽録中元論一巻大和人。 施肩吾辨疑論一巻睦州人、元和進士第、隠洪州西山。 道士令狐見堯玉笥山記一巻 道士李沖昭南岳小録一巻 沈汾続神仙伝三巻 道士胡慧超神仙内伝一巻 晋洪州西山十二真君内伝一巻 李渤真系伝一巻 李遵茅三君内伝一巻 道士胡法超許遜修行伝一巻 張説『洪崖先生伝』一巻 張氳先生は、唐初の人。 沖虚子胡慧超伝一巻失名。慧超、高宗時道士。 潘尊師伝一巻師正。 蔡尊師伝一巻名南玉、字叔宝、宋祠部尚書廓七世孫、歴金部員外郎、棄官入道。大暦中卒。 劉谷神葉法善伝二巻 正元師謫仙崔少元伝二巻 陰日用傅仙宗行記一巻仙宗、開元資陽道士。 謝良嗣呉天師内伝一巻呉筠。 温造瞿童述一巻大暦辰溪童子瞿柏庭升仙、造為朗州刺史、追述其事。 李堅東極真人伝一巻果州謝自然。 江積八仙伝一巻大中後事。 王仲丘摂生纂録一巻 高福摂生録三巻 郭霽摂生経一巻 上官翼養生経一巻 康仲熊服内元氣訣一巻 氣経新旧服法三巻 康真人氣訣一巻 太先生訣一巻失名。大暦中、遇羅浮王公伝氣術。 菩提達磨胎息訣一巻 李林甫『唐朝煉大丹感応頌』一巻 崔元真霊沙受氣用薬訣一巻 又雲母論二巻天宝隠岷山。 劉知古日月元枢一巻 海蟾子元英還金篇一巻 還陽子太還丹金虎白龍論一巻隠士、失姓名。 陳少微大洞錬真宝経修伏丹砂妙訣一巻 厳靜大丹至論一巻 凡釈氏二十五家、四十部、三百九十五巻。失姓名一家、玄琬以下不著録七十四家、九百四十一巻。 蕭子良淨注子二十巻王融頌。 僧僧祐法苑集十五巻 又弘明集十四巻 釈迦譜十巻 薩婆多師資伝四巻 虞孝敬高僧伝六巻 又内典博要三十巻 僧賢明真言要集十巻 郭瑜修多羅法門二十巻 駱子義経論纂要十巻 顧歡夷夏論二巻 甄鸞笑道論三巻 衛元嵩斉三教論七巻 杜乂甄正論三巻 李思慎心鏡論十巻 裴子野名僧録十五巻 僧宝唱名僧伝二十巻 又比丘尼伝四巻 僧恵皎高僧伝十四巻 僧道宗『続高僧伝』三十二巻 陶弘景『草堂法師伝』一巻 蕭回理草堂法師伝一巻 稠禪師伝一巻 陽衒之洛陽伽藍記五巻 費長房『暦代三宝記』三巻 費長房は、成都の人で、隋の翻経学士である。 僧彦琮『崇正論』六巻 又『集沙門不拜俗議』六巻 『福田論』一巻 道宣『統略浄住子』二巻 又『通惑決疑録』二巻 『広弘明集』三十巻 『集古今仏道論衡』四巻 『続高僧伝』二十巻 梁の初頭より、貞観十九年(645)まで。 『後集続高僧伝』十巻 『東夏三宝感通録』三巻 『大唐貞観内典録』十巻 義淨大唐西域求法高僧伝二巻 法琳辯正論八巻陳子良注。 又破邪論二巻琳、姓陳氏。太史令傅弈請廢仏法、琳諍之、放死蜀中。 復礼十門辨惑論二巻永隆二年、答太子文学権無二釈典稽疑。 楊上善『六趣論』六巻 又『三教銓衡』十巻 僧玄琬仏教後代国王賞罰三宝法一巻 又安養蒼生論一巻 三徳論一巻姓楊氏、新豊人。貞観十年上。 入道方便門二巻 衆経目録五巻 鏡諭論一巻 無礙縁起一巻 十種讀経儀一巻 無盡蔵儀一巻 發戒縁起二巻 法界僧図一巻 十不論一巻 懺悔罪法一巻 礼仏儀式二巻 李師政内徳論一巻上黨人、貞観門下典儀。 僧法雲辨量三教論三巻 又十王正業論十巻絳州人。 道宣『又撰注戒本』二巻 『疏記』四巻 『注羯磨』二巻 『疏記』四巻 『行事刪補律儀』三巻、あるいは六巻。 『釈門正行懺悔儀』三巻 『釈門亡物軽重儀』二巻 『釈門章服儀』二巻 『釈門帰敬儀』二巻 『釈門護法儀』二巻 『釈氏譜略』二巻 『聖迹見在図賛』二巻 『仏化東漸図賛』二巻 『釈迦方志』二巻 僧彦琮『大唐京寺録伝』十巻 又『沙門不敬録』六巻 龍朔年間(661-663)の人。隋とあわせて二人の彦琮がいる。 玄応大唐衆経音義二十五巻 玄惲敬福論十巻 又略論二巻 大小乗観門十巻 法苑珠林集一百巻 四分律僧尼討要略五巻 金剛般若経集注三巻 百願文一巻玄惲、本名道世。 玄範注金剛般若経一巻 又注二帝三蔵聖教序一巻太宗・高宗。 慧覺華厳十地維摩纘義章十三巻姓范氏、武徳人。 行友己知沙門伝一巻序僧海順事。 道岳三蔵本疏二十二巻姓孟氏、河陽人、貞観中。 道基雑心玄章并鈔八巻 又大乗章鈔八巻姓呂氏、東平人、貞観時。 智正華厳疏十巻姓白氏、安喜人、貞観中。 慧淨雑心玄文三十巻姓房、隋国子博士徽遠従子。 又俱舎論文疏三十巻 大荘厳論文疏三十巻 法華経纘述十巻 那提大乗集議論四十巻 釈疑論一巻 注金剛般若経一巻 諸経講序一巻 玄会義源文本四巻 又時文釈鈔四巻 槃義章句四巻字懐默、姓席氏、安定人、貞観中。 慧休雑心玄章鈔疏巻亡。姓楽氏、瀛州人。 霊潤槃義疏十三巻 又玄章三巻 遍摂大乗論義鈔十三巻 玄章三巻姓梁氏、虞郷人。 辯相摂論疏五巻辯相、居淨影寺。 玄奘大唐西域記十二巻姓陳氏、緱氏人。 辯機西域記十二巻 清徹金陵塔寺記三十六巻 師哲前代国王修行記五巻盡中宗時。 大唐内典録十巻西明寺僧撰。 毋煚開元内外経録十巻道・釈書二千五百余部、九千五百余巻。 智矩宝林伝十巻 法常摂論義疏八巻 又玄章五巻姓張氏、南陽人、貞観末。 慧能金剛般若経口訣正義一巻姓盧氏、曲江人。 僧灌頂私記天台智者詞旨一巻 又義記一巻字法雲、姓呉氏、章安人。 道綽淨土論二巻姓衛氏、并州文水人。 道綽行図一巻 智首五部區分鈔二十一巻姓皇甫氏。 法礪四分疏十巻 又羯磨疏三巻 捨懺儀一巻 軽重儀一巻姓李氏、趙郡人。 慧滿四分律疏二十巻姓梁氏、京兆長安人。 慧旻十誦私記十三巻 又僧尼行事三巻 尼衆竭磨二巻 菩薩戒義疏四巻字玄素、河東人。 空蔵大乗要句三巻姓王氏、新豊人。 道宗『続高僧伝』三十二巻 玄宗『注金剛般若経』一巻 道氤御注金剛般若経疏宣演三巻 高僧嬾殘伝一巻天宝人。 元偉真門聖冑集五巻 僧法海六祖法宝記一巻 辛崇僧伽行状一巻 神楷維摩経疏六巻 霊湍摂山棲霞寺記一巻 破胡集一巻会昌沙汰仏法詔敕。 法蔵起信論疏二巻 法琳別伝二巻 大唐京師寺録巻亡。 玄覺永嘉集十巻慶州刺史魏靖編次。 懐海禪門規式一巻 希運伝心法要一巻裴休集。 玄嶷甄正論三巻 光瑤注僧肇論二巻 李繁玄聖蘧廬一巻 白居易『八漸通真議』一巻 七科義状一巻雲南国使段立之問、僧悟達答。 棲賢法雋一巻僧恵明與西川節度判官鄭愚・漢州刺史趙璘論仏書。 禪関八問一巻楊士達問、唐宗美対。 僧一行釈氏系録一巻 宗密禪源諸詮集一百一巻 又起信論二巻 起信論鈔三巻 原人論一巻 円覺経大小疏鈔各一巻 楚南般若経品頌偈一巻 又破邪論一巻大順中人。 希還参同契一巻 良价大乗経要一巻 又激勵道俗頌偈一巻 光仁四大頌一巻 又略華厳長者論一巻 無殷垂誡十巻 神清参元語録十巻 智月僧美三巻 恵可達摩血一巻 靖邁古今訳経図紀四巻 智昇続古今訳経図紀一巻 又続大唐内典録一巻 続古今仏道論衡一巻 対寒山子詩七巻天台隠士。台州刺史閭丘胤序、僧道翹集。寒山子隠唐興縣寒山巌、於国清寺與隠者拾得往還。 龐蘊詩偈三巻字道玄、衡州衡陽人、貞元初人、三百余篇。 智閑偈頌一巻二百余篇。 李吉甫『一行伝』一巻 王彦威内典目録十二巻 右道家類一百三十七家、七十四部、一千二百四十巻。失姓名三家、玄宗以下不著録一百五十八家、一千三百三十八巻。総一百三十七家、一百七十四部。 『管子十九巻』管仲。 『商君書五巻』商鞅。あるいは商子につくる。 『慎子』十巻 慎到の撰、滕輔の注。 『申子』三巻 申不害。 『韓子』二十巻 韓非。 『晁氏新書』七巻 晁錯。 董仲舒『春秋決獄』十巻 黄氏正。 『崔氏政論』六巻 崔寔。 『劉氏政論』五巻 劉廙。 『阮子政論』五巻 阮武。 『劉氏法論』十巻 劉邵。 『桓氏世要論』十二巻 桓範。 『陳子要言』十四巻 陳融。 李文博『治道集』十巻 邯鄲綽『五経析疑』三十巻 尹知章『注管子』三十巻 又『注韓子』 巻亡。 杜佑『管氏指略』二巻 李敬玄『正論』三巻 右、法家類は十五家、十五部、一百六十六巻である。尹知章以下の著録しなかったのは三家、三十五巻である。 『鄧析子』一巻 『尹文子』一巻 『公孫龍子』三巻 陳嗣古注『公孫龍子』一巻 劉邵『人物志』三巻 劉炳『注人物志』三巻 姚信『士緯』十巻 魏文帝『士操』一巻 盧毓『九州人士論』一巻 范謐『弁名苑』十巻 僧遠年『兼名苑』二十巻 賈大隠『注公孫龍子』一巻 趙武孟『河西人物志』十巻 杜周士『広人物志』三巻 宋璲『呉興人物志』十巻 字は勝之で、呉興烏程県の人である。大中年間(847-860)の時の人。 右、名家類は十二家、十二部、五十五巻である。趙武孟以下で著録しなかったのは三家、二十三巻である。 墨子十五巻墨翟。隨巣子一巻胡非子一巻 右墨家類三家、三部、一十七巻。 鬼谷子二巻蘇秦。楽台注鬼谷子三巻梁元帝補闕子十巻尹知章注鬼谷子三巻 右縦横家類四家、四部、一十五巻。尹知章不著録。 尉繚子六巻 尸子二十巻尸佼。 呂氏春秋二十六巻呂不韋撰、高誘注。 許慎注淮南子二十一巻淮南王劉安。 高誘注淮南子二十一巻 又淮南鴻烈音二巻 厳尤三将軍論一巻 王充論衡三十巻 応劭風俗通義三十巻 蔣子万機論十巻蔣済。 杜恕篤論四巻 鍾会芻蕘論五巻 傅子一百二十巻傅玄。 張儼默記三巻 又誓論三十巻 裴玄新言五巻 蘇道立言十巻 劉欽新義十八巻 秦子三巻秦菁。 張明折言論二十巻 古訓十巻 孔衍説林五巻 抱朴子外篇二十巻葛洪。 楊偉時務論十二巻 范泰古今善言三十巻 徐益寿記聞三巻 何子五巻何楷。 劉子十巻劉勰。 梁元帝金樓子十巻 朱澹遠語麗十巻 又語対十巻 張公雑記一巻張華。 陸士衡要覧三巻 郭義恭広志二巻 崔豹古今注三巻 伏侯古今注三巻 江邃釈文十巻 盧辯稱謂五巻 謝昊物始十巻 任昉文章始一巻張績補。 姚察続文章始一巻 庾肩吾採璧三巻 韋道孫新略十巻 徐陵名数十巻 沈約袖中記二巻 范謐典墳数集十巻 侯亶祥瑞図八巻 孟衆張掖郡玄石図一巻 高堂隆張掖郡玄石図一巻 孫柔之瑞応図記三巻 熊理瑞応図讚三巻 顧野王符瑞図十巻 又祥瑞図十巻 王劭皇隋霊感志十巻 許善心皇隋瑞文十四巻 何望之諫林十巻 虞通之善諫二巻 孟儀子林二十巻 沈約子鈔三十巻 庾仲容子鈔三十巻 殷仲堪論集九十六巻 崔宏帝王集要三十巻 陸澄述正論十三巻 又缺文十巻 徐陵文府七巻宗道寧注。 劉守敬『四部言心』十巻 『新旧伝』四巻 『古今弁作録』三巻 『博覧』十五巻 『部略』十五巻 『翰墨林』十巻 魏徴『群書治要』五十巻 『麟閣詞英』六十巻 高宗の時に勅撰。 朱敬則『十代興亡論』十巻 薛克構『子林』三十巻 虞世南『帝王略論』五巻 劉伯荘『群書治要音』五巻 張大素『説林』二十巻 王方慶『続世説新書』十巻 韓潭『統載』三十巻 夏綏銀節度使。貞元十三年(797)撰上した。 熊執易『化統』五百巻 熊執易は九経を分類して書をつくり、三十年にして完成したが、まだ撰上する前に、西川で卒した。武元衡が写して進上しようとしたが、妻の薛氏は隠して許さなかった。 李文成博雅志十三巻安国公興貴子。 元懐景属文要義十巻 崔玄暐行己要範十巻 盧蔵用『子書要略』一巻 馬意林三巻 魏氏手略二十巻魏。 辛之諤敍訓二巻開元十七年上、授長社尉。 博聞奇要二十巻開元武功縣人徐闉上、詔試文章、留集賢院校理。 周蒙続古今注三巻 薛洪古今精義十五巻 趙蕤長短要術十巻字太賓、梓州人。開元、召之不赴。 杜佑『理道要訣』十巻 賀蘭正元用人権衡十巻貞元十三年上。 樊宗師『魁紀公』三十巻 又『樊子』三十巻 郭昭度治書十巻 朱朴致理書十巻 蘇源治亂集三巻唐末人。 張薦江左寓居録巻亡。 張楚金紳誡三巻 馮伉諭蒙一巻 庾敬休諭善録七巻 蕭佚牧宰政術二巻耒陽令。 魯人初公侯政術十巻魯人名初不著姓、大中人。 李知保検志三巻代宗信州司倉参軍。 王範続蒙求三巻 白廷翰唐蒙求三巻広明人。 李伉系蒙二巻 盧景亮三足記二巻 右雑家類六十四家、七十五部、一千一百三巻。失姓名六家、虞世南以下不著録三十四家、八百一十六巻。 →巻五十九 志第四十九つづき
https://w.atwiki.jp/konmade-seiseisensou/pages/112.html
752 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 21 19 09.18 ID g2BQ/A/vo ≪第九日目≫ 朝、判定 753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 21 19 11.86 ID rW/5XxQWo 士郎&アストルフォなら問題ないだろう 761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/02/06(月) 21 24 07.48 ID eZx4Mnj3o 貴女「おはよーあーちゃー……アーチャー?」 END 762 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/02/06(月) 21 24 44.26 ID fGrww3DAO 脅かすなよバカ! 763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/06(月) 21 24 53.37 ID aOheGzOno 761 精神的苦痛に対して反省と謝罪と賠償 768 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 21 26 20.91 ID g2BQ/A/vo 753の判定:6 夢を見た。 そこに居るのは、孤独な王。 剣の墓場に立つ、アーチャーの姿。 それは、何かの救いを得ようとした光景なのだろうか。 燃え盛る村を背に、彼が一人の子供を抱えていた。 ○ミヤ「―――ああ、よかった……」 嬉しそうに、泣いて微笑むアーチャー。 これは、彼の記憶なのだろう。 場面が変わる。 彼は、両腕を取って引きずられていた。 それを囲むのは怒りに震える民衆。 石を彼に投げつけ、罵倒する。 だけど、そんな彼はただ笑っている。 救えた。 それだけが、彼の誇りのように。 彼が、絞首刑台に立たされる。 首には縄。 後は、落とされるだけ。 そこで彼は、見てしまった。 彼を殺さんと、死刑執行をする青年。 それは、彼があのときに救った少年だということを。 ―――――……!? そこで、貴女は目覚めた。 791 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 21 54 22.46 ID prkzPGh4o 貴女は飛び出るように部屋を出る。 体が恐怖で震える。 あの夢は、アーチャーの昔。 だとすれば、何で……。 どうして、笑っていられるのか。 貴女であれば、全てに絶望するだろう。 アーチャーが傍に居ないことがこんなにも怖い。 貴女はそれから逃げるように、台所へと駆けた。 直後、アーチャー判定 792 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 21 54 25.75 ID hgklOMQd0 5 793 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/02/06(月) 21 54 58.40 ID oLLZq6yMo 普通だ 798 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 21 56 46.20 ID prkzPGh4o 792の判定:5 台所には、アーチャーの姿。 慌てた、息を乱した貴女にアーチャーは目を丸くしていた。 アーチャー「どうしたんだ、顔色が悪いが……」 アーチャーの声。 それに貴女は、少し言葉を飲み込む。 自由安価 ↓5 803 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 21 57 34.38 ID hgklOMQd0 貴方は今幸せ? 810 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/02/06(月) 21 59 23.44 ID sUGkT3O/o ヒロインだな 811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/02/06(月) 22 00 39.75 ID t4zuyQOJ0 ヒロインだなあ 812 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/02/06(月) 22 01 08.69 ID ZS6b66XF0 ヒロインすなぁ 813 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/06(月) 22 01 29.30 ID 5N1nDFOvo ヒロインだねぇ 814 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 22 02 02.93 ID prkzPGh4o 803 ―――アーチャー。 貴女は少し、息を呑む。 そして、泣きそうになりながら、アーチャーへ聞いた。 ―――今、貴方は幸せ…? アーチャー「………」 貴方は夢のことを話す。 それは、アーチャーの人生。 それを見た貴女を、彼がどう思っているか分からない。 ただ、聞きたいのだ。 今は、幸せか。 私と居て、嬉しいか。 アーチャーは、貴女へと振り返った。 アーチャー判定 ・ただいま+2 815 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 22 02 06.15 ID Q5nDcsIGo 日常(夢) 825 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 22 07 13.47 ID prkzPGh4o 815の判定:7 アーチャー「……そう、だな…」 暫く黙り込んだアーチャーは、ゆっくりと口を開いた。 そこにあるのは、戸惑い。 困ったような、そんな顔をしている。 アーチャー「昨日、私は帰ったときにただいま、と言ったな」 うん、と貴女は頷く。 あれは、嬉しかった。 帰ってきてくれた。 それが、何より幸せだった。 アーチャーは困ったように、苦笑した。 アーチャー「ただいま、なんて普通のことがしたくなるくらいには、幸せなのかも知れないな」 さ、朝食にしよう。 そういってアーチャーは料理に戻る。 貴女はそれに、笑って頷いた。 朝、どうしようか。 1:セイバーたちを探す 2:自由安価 ↓5 830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/02/06(月) 22 08 13.63 ID x3/jGLz6o アーチャーに消えて欲しくない 840 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 22 15 26.24 ID prkzPGh4o 830の判定 貴女は、アーチャーに願いを聞く。 もう、聖杯戦争も終わりが近い。 だからこそ気になって聞いてみたのだが、アーチャーの顔は苦いままだ。 理由を聞くと、彼は言った。 アーチャー「私の想像通りなら、聖杯は汚染されている……もしそうなら、破壊せねばならない」 アーチャーはそう言う。 だけど、本当に願いが叶うなら。 そう聞くと、アーチャーは答えない。 何かあるのかも知れない。 そう思ったが、貴女は聞かない。 ただ、彼に貴女は呟いた。 ――――私は、アーチャーに消えてほしくない。 聖杯で、それはどうにか出来ないのか。 出来ても、アーチャーはどうしたいのか。 貴女は、それをアーチャーに聞く。 どんな答えでも、貴女は受け入れる。 それが、個人の選択なのだ。 直後、アーチャー判定 ・ライダーの言葉:+1 841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 22 15 28.74 ID hgklOMQd0 クリティカルが必要だ 849 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 22 22 07.55 ID prkzPGh4o 841の判定:5 アーチャー「……つり橋効果、というのを知っているか?」 危機的状況で男女間に起こる錯覚。 つまり、この気持ちは勘違いなのではないかと、アーチャーは言いたいのだろうか。 貴女は、アーチャーを抓る。 今回ばかりは、本気で。 それで彼が理解したのか、困った顔をする。 ただそれが、彼にも何か感じるものがあるのだろう。 困ったように、彼は呟いた。 アーチャー「平凡な、毎日か……」 自由安価↓5 854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 22 23 29.17 ID fAFz/g8ko 気分転換に一緒に散歩でもしよう 866 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 22 28 42.24 ID prkzPGh4o 854の判定 貴女はアーチャーを連れて外に出る。 目的地のない、散歩。 少し、アーチャーと一緒に今まで歩いたところを見回りに行こう。 唐突にそう思ったのだ。 アーチャーと歩く。 目的地は無いから、言葉もあまり無い。 ぶらぶらと、そんな散歩だった。 直後、接触判定 867 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/02/06(月) 22 28 42.55 ID dhhaRyfw0 下半身安価とったら補正-5付いてもおかしくないwwww 873 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 22 29 17.94 ID prkzPGh4o 867の判定 接触相手↓5 878 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 22 29 48.74 ID fAFz/g8ko ウェイバー 889 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 22 31 51.63 ID prkzPGh4o 878の判定 貴女は、「あ」と声を上げる。 視線の先にはセイバーのマスターである少年の姿。 貴女は小さく笑んで彼に手を振る。 ウェイバーはそれに驚いたように、警戒した。 アーチャー「少年、今は昼間だぞ」 ウェイバー「わ、分かってる!!」 ウェイバーの手には、 1:本 2:大判焼き ↓5 890 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/06(月) 22 31 58.94 ID 5N1nDFOvo 2 891 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/02/06(月) 22 32 07.59 ID nDLFSxXlo 2 892 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 22 32 11.75 ID hgklOMQd0 2 893 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/06(月) 22 32 17.74 ID aOheGzOno 2 894 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/02/06(月) 22 32 18.46 ID fGrww3DAO 2 895 :VIPにかわりましてNIPPERがお送り 901 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/02/06(月) 22 33 08.07 ID gLJW/90Zo なんという団結力 902 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) [sage]:2012/02/06(月) 22 33 14.90 ID xBS8ENmGo 謎の一体感 903 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/06(月) 22 34 28.43 ID aOheGzOno 青セイバーとウェイバーくんなら2しかないだろ・・・ 910 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 22 38 42.74 ID prkzPGh4o 894の判定:2 アーチャー「それで、仮にもマスターがサーヴァントも連れず昼間から一人で何をしている?」 ウェイバー「う、うるさい!そんなの、関係ないだろ!」 貴女は、そうアーチャーに噛み付くウェイバーの手にあるものを見て理解する。 彼の持つ袋には、江戸前屋の文字。 つまり彼は、お茶菓子の買い物に来たのだろう。 それをアーチャーは気づいたのか、呆れたような声を出した。 アーチャー「……セイバーの腹ペコ具合は、相変わらずか」 ウェイバー「……なんでお前、それ知ってるんだよ」 アーチャー「知り合いなだけだよ、かの騎士王とはね。最も、彼女は知らないだろうが」 騎士王。 それはアーサー王を指す言葉。 ということは、あの少女はアーサー王なのだろうか。 それと知り合いだというアーチャーは、誰なのだろう。 夢の彼だけでは、時代までは分からない。 ウェイバー「まさかお前、トリスタンとか言わないよな」 アーチャー「そんな高名な英霊な訳があるか、たわけ」 状況はどうにも変だ。 自由安価↓5 915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 22 39 57.09 ID hgklOMQd0 セイバーばいい人? 935 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 22 50 07.31 ID prkzPGh4o 915の判定 ―――セイバーは、良い人? 貴女は笑って、そう聞く。 見る限り、仲はどう見ても良さそうだ。 ウェイバーはそれに少したじろぐ。 いきなり何を聞くんだと言いたげだが、ウェイバーはゆっくりと答えた。 ウェイバー「僕には勿体無いくらい、良い奴だよ……大食いだけどな」 ぶすっ、としたウェイバー。 貴女はそれに、また笑う。 仲が良いのだろう。 でも、負けたくない。 貴女は彼に、負けないよ、と言う。 ウェイバーはそれに、頷くことで答えた。 1:決戦場所指定 2:自由安価 ↓5 940 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 22 51 06.16 ID Q5nDcsIGo 戦う前に、一緒に御飯でもどう?もちろん、セイバーも含めて。 945 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/02/06(月) 22 52 47.60 ID sUGkT3O/o メシ担当:弓兵 947 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 22 53 12.80 ID prkzPGh4o 940の判定 そこで貴女は唐突に思った。 アーチャーはあのセイバーを知っている。 ならせめて、戦う前に何か話を出来る場所でも設けられないだろうか。 そう思ってアーチャーに聞く。 彼は答えないが、ウェイバーへと顔を向けた。 直後、判定 948 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 22 53 15.79 ID fAFz/g8ko ダヴァイッ 957 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/02/06(月) 22 54 22.35 ID eZx4Mnj3o ウェイバ「マジで!? 行く行く!」 958 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(石川県) :2012/02/06(月) 22 54 38.80 ID 6SQ27WUq0 騎士王にご飯を食べさせる為にガウェインが気を利かせたようです 968 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 23 00 21.47 ID prkzPGh4o 948の判定:9 ウェイバー「もう、残ってるのは僕たちだけなんだよな……」 ウェイバーはそう呟くと、アーチャーを見る。 そして口を開いた。 ウェイバー「どっちが勝っても負けても、片方は消えちゃうんだよな」 なら、行くよ。 そうウェイバーは言った。 アーチャーに向けた視線は、何かを含んでいる。 それはウェイバーなりに、セイバーを気遣っているのかも知れない。 アーチャーが過去の知り合いだとしたら、何かあるかも知れない。 そんな興味もある。 それに、決着は今夜だ。 それまで、お互いが不審な動きをしないか監視するのだって、悪くはないだろう。 この状況に、セイバーが合流する。 揃って買い物になりそうだった。 夕方、貴女とアーチャーは台所に立つ。 さて、何かアーチャーに話かけてみようか。 ↓5 973 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 23 01 23.77 ID hgklOMQd0 平凡っていいよね 979 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 23 03 53.25 ID prkzPGh4o 973の判定 ――――ああ、なんか、いいな。 貴女はそう呟く。 アーチャーとこうして並んで料理する。 そんなことが、嬉しい。 貴女はアーチャーに、笑いかける。 ――――平凡で、幸せな毎日。 これが続けば、いいのに。 直後、アーチャー判定 980 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 23 04 02.54 ID rW/5XxQWo c 21 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 23 10 21.18 ID prkzPGh4o 前 980の判定:4 アーチャー「料理中に考え事か?」 手を切るぞと言うアーチャー。 貴女はそれに頷く。 気づいてくれない。 それはどういう意味なのかは分からない。 だけど、貴女は今を大事にかみ締める。 さぁ、料理が出来た。 最後の晩餐、という感じなのだろうか。 どちらかには、本当にそうなってしまうのだろう。 自由安価↓5 26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/02/06(月) 23 12 21.78 ID x3/jGLz6o みんなの願いを聞きたい 40 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 23 27 15.76 ID prkzPGh4o 26の判定 貴女はふと、願いの話題を出す。 食事の席はそれで少し固まった。 貴女は、ウェイバーを見る。 彼は少し躊躇って、口に出した。 ウェイバー「僕は、僕を正当に評価してくれない奴らを見返したいだけだ……それに聖杯は、必要ない」 アーチャー「願いは私も無いな……だが、君は違うのだろう?騎士王」 セイバー「………アーチャー、貴方は私の願いまで知っているのですね」 アーチャー「ああ。ブリテンの崩壊を防ぐことなぞ諦めるのだな」 ウェイバーに続いて、それぞれが口に出す。 だが、アーチャーとセイバーの間の空気は悪い。 アーチャーは皮肉のような笑みを浮かべて、続けた。 アーチャー「時代は変わる。だからこそ人も変わる……滅びは運命なのだよ、人が死ぬようにな」 セイバー「滅びを受け入れるのは王としての姿ではない!」 アーチャー「王としては、そうだろう。だが、君のいう滅びを避けたとして何が変わる?」 セイバー「それは!」 アーチャー「そこのウェイバーという少年は、イギリスの出身だったな?」 ウェイバー「あ、ああ」 アーチャー「見ろ、あれが貴様の国が残したものだ……それは今に繋がっている」 セイバー「分かっている。だが、強く精強な国を願って何が悪い!民の涙が減るのを願って何が悪い!!」 アーチャー「だから、王は人の心が分からないのだ」 セイバー「貴方、それはランスロットの……!」 お互いの口論が増す。 食事の手は止まっている。 だがその光景は、まるで何かの巻き戻しのようにも見える。 貴女は不安気にアーチャーを見る。 その顔は、普段どおり。 54 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 23 40 25.11 ID prkzPGh4o アーチャー「騎士王アルトリア・ペンドラゴン……お前は理想に溺れて溺死するだけだ」 セイバー「何を……!」 アーチャー「貴様が過去を否定するというのは、今をも否定すること……最も、これは俺も言えないがな」 セイバー「ならば、言われる筋合いはない!」 アーチャー「では、後年のアーサー王の死後の伝説は知っているか?かのランスロットは後悔のままに死に、ブリテンは割れた」 セイバー「だから、それを変えようと!」 アーチャー「だが、それで新たに立つ時代もあったかも知れない……貴様の願いは、多くの人間の否定だ」 セイバー「ですが!」 アーチャー「ここまで言って、理解できないのか?」 アーチャーは、息を吐く。 そして視線を、ウェイバーへ向けた。 アーチャー「過去を変えるということは、比例して未来も変わるということだ……イギリスという国が消滅する場合とてある」 セイバー「……!」 アーチャー「それに、彼の願いは自身を認めて貰うだったか?認めるも何も、下手をして全てが消失してしまえばそんなものは関係ないな」 セイバー「私は……ですがっ」 アーチャー「……セイバー。貴様は貴様の民の幸せを願うのだろう」 アーチャー「しかし、それは他の幸せを奪うということでもあるのだよ……世界を弄ぶ権利は、君にも誰にも無い 言いたいことはもう無いと言いたげにアーチャーは黙る。 場に残る空気は、沈黙のみ。 もう、話すことはない。 決戦場所指定↓5 54 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 23 40 25.11 ID prkzPGh4o アーチャー「騎士王アルトリア・ペンドラゴン……お前は理想に溺れて溺死するだけだ」 セイバー「何を……!」 アーチャー「貴様が過去を否定するというのは、今をも否定すること……最も、これは俺も言えないがな」 セイバー「ならば、言われる筋合いはない!」 アーチャー「では、後年のアーサー王の死後の伝説は知っているか?かのランスロットは後悔のままに死に、ブリテンは割れた」 セイバー「だから、それを変えようと!」 アーチャー「だが、それで新たに立つ時代もあったかも知れない……貴様の願いは、多くの人間の否定だ」 セイバー「ですが!」 アーチャー「ここまで言って、理解できないのか?」 アーチャーは、息を吐く。 そして視線を、ウェイバーへ向けた。 アーチャー「過去を変えるということは、比例して未来も変わるということだ……イギリスという国が消滅する場合とてある」 セイバー「……!」 アーチャー「それに、彼の願いは自身を認めて貰うだったか?認めるも何も、下手をして全てが消失してしまえばそんなものは関係ないな」 セイバー「私は……ですがっ」 アーチャー「……セイバー。貴様は貴様の民の幸せを願うのだろう」 アーチャー「しかし、それは他の幸せを奪うということでもあるのだよ……世界を弄ぶ権利は、君にも誰にも無い 言いたいことはもう無いと言いたげにアーチャーは黙る。 場に残る空気は、沈黙のみ。 もう、話すことはない。 決戦場所指定↓5 73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/02/06(月) 23 43 46.37 ID Z+12U0uko 59 おい 泥あふれるぞ?! 80 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 23 45 26.73 ID prkzPGh4o 再度安価しますか?それとも時間を起きますか? 私はどちらでも楽しいですよ(ウロブチックスマイル) 91 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 23 46 36.34 ID prkzPGh4o では再度安価↓6 1時間を置く 2決戦へ(場所指定) 97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岐阜県) [sage]:2012/02/06(月) 23 47 09.46 ID 4IfFFcfYo 2森 109 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 23 50 35.70 ID prkzPGh4o 97の判定:森 貴女たちは移動する。 目的の場所は、森。 ここならば、迷惑はかからない。 貴女はアーチャーの背中を見る。 大きい背中。 だけど、どこか消えてしまいそうな背中。 勝ってね、と貴女は呟く。 アーチャーは無言で、剣を取り出した。 直後、アーチャー攻撃判定 ・魔力不足-2 ・魔力不足+1 110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 23 50 47.86 ID mtv9+e2e0 いい加減コンマ荒ぶれ! 117 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 23 53 12.12 ID prkzPGh4o 110の判定:5 セイバーとアーチャー。 お互いが一気に駆ける。 それぞれが思いを、剣を手に。 それは、主張のぶつけ合いに似ている。 絶対に引けない思い。 それは誰にもある。 アーチャーの剣が振るわれ、セイバーの剣が薙がれる。 それはつむじ風と暴風の戦いに見えた。 直後、アーチャー攻撃判定 ・魔力不足-2 ・魔力不足+1 118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 23 53 15.67 ID hgklOMQd0 太陽の加護 125 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 23 57 16.27 ID prkzPGh4o 118の判定:6 アーチャー「食べ過ぎて動きが鈍ったか、セイバー!」 セイバー「戯言を!!」 甲高い剣と剣を打ち鳴らす音。 状況はアーチャーの有利。 まとわり着くように、セイバーの周囲をアーチャーは動く。 それはセイバーという台風を暴れさせないようにするようなもの。 だが、効果はある。 セイバーは思ったように攻めれないのか、舌を打つ。 逆に、アーチャーの顔には笑みが浮かんだ。 直後、アーチャー攻撃判定 ・魔力不足-2 ・魔力不足+1 ・優位+1 126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 23 57 20.55 ID hgklOMQd0 普通(勝利) 135 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00 00 26.91 ID TsDgwSYgo 126の判定:5 状況に大きな変化はない。 だが、セイバーの顔は徐々に険しくなる。 それはじっくりと追い詰められていくようなもの。 アーチャーの慎重さが現れるような、静かな戦い。 だが、強烈だ。 油断は出来ないとそれは同義なのだ。 アーチャーの顔はまだ険しいまま。 直後、アーチャー攻撃判定 ・魔力不足-2 ・魔力不足+1 ・優位+2 136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00 00 28.63 ID p/CiSMkco 日常(普通) 145 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00 03 20.80 ID TsDgwSYgo 136の判定:4 セイバー「はぁっ!!」 アーチャー「ちぃ!!」 だが、セイバーはその網を食いちぎろうと剣を振るう。 まるで猛獣の爪。 そう表現できるような一撃が奔る。 それをアーチャーは逸らし、避ける。 決定打はない。 それこそ、持久戦。 それはアーチャーには避けたいことのように、彼は剣を振るう。 直後、アーチャー攻撃判定 ・魔力不足-2 ・魔力不足+1 ・優位+1 146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/07(火) 00 03 22.36 ID M0Mf/IxV0 ガウェイン「残念だったなあ。トリックだよ」 153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00 05 19.15 ID 3uLcZCtSO ガウェインの二倍か 154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/02/07(火) 00 05 28.26 ID TyL/qrHro 一進一退ってやつだな 155 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00 05 59.94 ID TsDgwSYgo 146の判定:6 場が動く。 剣は速度を増し、音はさらに甲高く。 お互いの凌ぎを削り合う一撃が放たれ続ける。 だが、そこにお互いの矜持がある。 セイバーは王として。 アーチャーはそれを知るものとして。 まるで、それは何時までも続いていくような踊り。 だけど、それは終わるものだ。 アーチャーが、動く。 直後、アーチャー攻撃判定 ・魔力不足-2 ・魔力不足+1 ・優位+2 156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/07(火) 00 06 01.12 ID M0Mf/IxV0 9 167 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00 08 51.68 ID TsDgwSYgo 156の判定:3 セイバー「ふっ!」 アーチャー「しぶといな、セイバー!」 また。状況は変わらない。 だが、セイバーが押し返している、 それはやはり地力の差。 クラスという絶対の差が、それを生む。 だが、まだお互いが状況によってはどうとでも転ぶ。 それはどうなるか、貴女は固唾を呑んで見守るしか出来ない。 直後、アーチャー攻撃判定 ・魔力不足-2 ・魔力不足+1 168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00 08 53.14 ID p/CiSMkco 日常の加護を弓兵に 181 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00 12 00.09 ID TsDgwSYgo 168の判定:3 セイバーの動きが加速する。 勝負に出た。 それが理解できるほどに苛烈な剣。 それをアーチャーは防ぐ。 だが、そのガードすらセイバーは砕く。 それは彼女の叫びのように、剣は振るわれる。 直後、アーチャー攻撃判定 ・魔力不足-2 ・魔力不足+1 182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00 12 01.74 ID p/CiSMkco ガウェイン、いい加減始めようぜ! 188 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00 14 39.62 ID TsDgwSYgo 182の判定:3 その直後だった。 セイバーの足払いがアーチャーへと決まる。 そして振り落とされる剣の一撃。 それをアーチャーは、剣を交差させて防ぐ。 セイバー「私は、私の信じる道を行く!!」 アーチャー「たわけ……!」 ギチギチと、剣が震えて鳴く。 徐々に、アーチャーの剣が押し込まれていく。 貴女は、叫ぶ。 直後、アーチャー攻撃判定 ・魔力不足-2 ・魔力不足+1 189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/02/07(火) 00 14 39.75 ID TyL/qrHro 駄目なのかー 199 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00 16 58.20 ID TsDgwSYgo 189の判定:4 そして、その拮抗は崩れた。 砕けるアーチャーの剣と共に。 そして、剣がアーチャーを斬る。 それが、決め手。 楔となったように、アーチャーは消滅した。 早すぎて、声すらかけれない。 貴女は力が抜けたように、足を砕いた。 DEAD END 208 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00 18 22.95 ID TsDgwSYgo 再開場所をご選択ください。 1: 109 2: 91 ↓5 213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/07(火) 00 18 49.17 ID M0Mf/IxV0 1 218 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00 19 42.33 ID TsDgwSYgo 213の判定:1 貴女たちは移動する。 目的の場所は、森。 ここならば、迷惑はかからない。 貴女はアーチャーの背中を見る。 大きい背中。 だけど、どこか消えてしまいそうな背中。 勝ってね、と貴女は呟く。 アーチャーは無言で、剣を取り出した。 直後、アーチャー攻撃判定 ・魔力不足-2 ・魔力不足+1 219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00 19 43.57 ID p/CiSMkco まずは一撃! 224 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00 20 28.27 ID TsDgwSYgo 219の判定:6 セイバーとアーチャー。 お互いが一気に駆ける。 それぞれが思いを、剣を手に。 それは、主張のぶつけ合いに似ている。 絶対に引けない思い。 それは誰にもある。 アーチャーの剣が振るわれ、セイバーの剣が薙がれる。 それはつむじ風と暴風の戦いに見えた。 直後、アーチャー攻撃判定 ・魔力不足-2 ・魔力不足+1 225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00 20 29.60 ID XRjANETuo あれ、デジャヴが…… 232 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00 21 41.03 ID TsDgwSYgo 225の判定:9 アーチャー「食べ過ぎて動きが鈍ったか、セイバー!」 セイバー「戯言を!!」 甲高い剣と剣を打ち鳴らす音。 状況はアーチャーの有利。 まとわり着くように、セイバーの周囲をアーチャーは動く。 それはセイバーという台風を暴れさせないようにするようなもの。 だが、効果はある。 セイバーは思ったように攻めれないのか、舌を打つ。 逆に、アーチャーの顔には笑みが浮かんだ。 着実に、戦況はアーチャーに動いている。 直後、アーチャー攻撃判定 ・魔力不足-2 ・魔力不足+1 ・優位+2 233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00 21 43.63 ID XRjANETuo 確かこの前は上げて落とす前兆云々言って低コンマ 238 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00 22 46.56 ID TsDgwSYgo 233の判定:4 セイバー「はぁっ!!」 アーチャー「ちぃ!!」 だが、セイバーはその網を食いちぎろうと剣を振るう。 まるで猛獣の爪。 そう表現できるような一撃が奔る。 それをアーチャーは逸らし、避ける。 決定打はない。 それこそ、持久戦。 それはアーチャーには避けたいことのように、彼は剣を振るう。 直後、アーチャー攻撃判定 ・魔力不足-2 ・魔力不足+1 ・優位+1 239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/07(火) 00 22 47.98 ID M0Mf/IxV0 血潮は普通で、心も普通 245 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00 24 53.06 ID TsDgwSYgo 239の判定:8 動いた。 アーチャーは一気に加速する。 蹴り、剣、拳。 全てを織り交ぜた攻撃がセイバーを襲う。 そこにはもはや余裕もない。 ただ、目の前の敵を打倒するという意思のみ。 お互いが加速していく。 アーチャーは狙うように、目を鋭くさせている。 セイバー「はぁっ!!」 アーチャー「ちぃ!!」 だが、セイバーはその網を食いちぎろうと剣を振るう。 まるで猛獣の爪。 そう表現できるような一撃が奔る。 それをアーチャーは逸らし、避ける。 決定打はない。 それこそ、持久戦。 それはアーチャーには避けたいことのように、彼は剣を振るう。 直後、アーチャー攻撃判定 ・魔力不足-2 ・魔力不足+1 ・優位+2 246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00 24 54.62 ID p/CiSMkco ガウェインなぞ、なぎ倒して進め!! 256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00 26 23.88 ID 1FjJ6wy/o 負けたッ! 第三部完! 257 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00 26 30.58 ID TsDgwSYgo 246の判定:3 場が動く。 剣は速度を増し、音はさらに甲高く。 お互いの凌ぎを削り合う一撃が放たれ続ける。 だが、そこにお互いの矜持がある。 セイバーは王として。 アーチャーはそれを知るものとして。 まるで、それは何時までも続いていくような踊り。 だけど、それは終わるものだ。 アーチャーが、動く。 だが同時に、セイバーも動いた。 直後、アーチャー攻撃判定 ・魔力不足-2 ・魔力不足+1 ・優位+1 258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00 26 32.05 ID XRjANETuo すごいデジャヴを感じる…… 263 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00 27 43.22 ID TsDgwSYgo 258の判定:5 セイバー「ふっ!」 アーチャー「しぶといな、セイバー!」 また。状況は変わらない。 だが、セイバーが押し返している、 それはやはり地力の差。 クラスという絶対の差が、それを生む。 だが、まだお互いが状況によってはどうとでも転ぶ。 それはどうなるか、貴女は固唾を呑んで見守るしか出来ない。 アーチャーは、やる気だ。 直後、アーチャー攻撃判定 ・魔力不足-2 ・魔力不足+1 ・優勢+1 264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00 27 49.17 ID 3nli+ZgDO すごくハラハラする 271 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00 30 05.64 ID TsDgwSYgo 264の判定:7 アーチャー「そこだ!」 セイバー「うぐっ!?」 鋭いボディへの蹴り。 それがセイバーへと吸い込まれ、彼女を吹っ飛ばす。 そしてアーチャーが動く。 それは、勝負に出た動き。 これで決まらなければ、後は反撃の機会を失うに等しい。 だからこそ、全力の一撃。 直後、アーチャー攻撃判定 ・魔力不足-2 ・魔力不足+1 ・優勢+2 272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/02/07(火) 00 30 06.47 ID o2B9cOe8o じんわりと攻めることを強いられているんだ 278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/02/07(火) 00 30 15.81 ID WYBJW2pT0 この体はきっと日常で出来ていた 285 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00 32 33.98 ID TsDgwSYgo 272の判定:8 アーチャーの剣が奔る。 彼の勝利のために。 セイバーの剣が輝く。 彼女の願いのために。 だが、それに差はない。 ただ、お互いの譲れない願いがあるという事実。 それが、そこにはある。 セイバーの剣が大きく弾かれる。 そして、そこにはがら空きの胸部。 アーチャー「おぉぉぉぉぉおおおおお!!」 直後、アーチャー攻撃判定 ・魔力不足-2 ・魔力不足+1 ・優勢+3 286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00 32 38.93 ID p/CiSMkco 渾身の一撃を叩きこめ! 311 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00 47 15.26 ID TsDgwSYgo 286の判定:5 そして、セイバーに剣が打ち込まれる。 それは、勝者と敗者を意味するもの。 勝者であるアーチャーは、言った。 アーチャー「もう少し、自分のために生きろ……アルトリア」 セイバー「私、は……」 ウェイバー「セイバー!!」 アーチャーが離れ、倒れたセイバーにウェイバーが駆け寄る。 それはまるで、カムランの終日。 命を失わんアーサー王に沿う、配下のように見えた。 セイバー「ウェイバー……負けてしまいましたね」 ウェイバー「……うん」 セイバー「私は、間違っているのでしょうか」 ウェイバー「間違ってない!アーサー王は僕の国を築き上げた王だ!それは貴女だろう!?」 彼らにも、出会いと生活はあった。 貴女は彼らと同じようになっていたのかも知れない。 そう思うと、貴女はそれから目が離せない。 ウェイバーの目には、涙。 それをセイバーは困ったように、拭う。 セイバー「泣くな、ブリテンの子よ……貴方はこの戦いで最後まで生き残ったのだ。それは、誇れることだ」 ウェイバー「僕は……!」 そこで、セイバーはゆっくりと息を吸い込む。 森の中の、草原。 それがまるで、ブリテンの大地に見える。 セイバーは微笑む。 セイバー「そうか、私たちの駆けた意志はまだあの大地に………」 ウェイバー「セイ、バー……」 セイバー「ウェイバー・ベルベット……私は暫らく眠るとします――――後は、任せましたよ」 かの王、アーサー・ペンドラゴン。 それはブリテンの危機に眠りから覚め、理想郷より生還する。 セイバーの言葉の意味は、それを指しているのだろうか。 ウェイバーは、頷く。 泣きながら何度も、頷いた。 直後、聖杯出現 歴史の修正力-4 幸運の加護+2 317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00 47 50.32 ID 4IhMVgzq0 えっ成功したあああああああ 323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00 49 27.56 ID p/CiSMkco 姉御の加護が無ければ失敗だった・・・何というメイクドラマ 331 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00 54 21.49 ID TsDgwSYgo 312の判定:6 そこに浮かび上がるのは、無色の杯。 それを見上げるアーチャーに浮かぶのは、驚愕の色。 彼の知るそれは、呪われているはずだ。 だが、違う。 これは本当に、聖杯そのもの。 無色の輝き。 英霊たちを取り込んだ、命の杯。 アーチャーは思わず、額に触れる。 なぜか、あの豪快な女性の笑い顔が思い浮かんだ。 アーチャー「……参ったな」 そう言ってアーチャーは苦笑する。 まさしくこれは、彼女の加護のようではないか。 そこで貴女は、アーチャーを見た。 アーチャーも同じく、貴女を見る。 そして、貴女は頷いた。 ――――アーチャーの答え、聞かせてほしいな。 ――――………やれやれ。 ≪エピローグへ続く≫
https://w.atwiki.jp/earthcell/pages/66.html
234. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 21 14 32.59 ID 04M1uBoBo 9日目:開始 ベッドに横たわる女性とその隣で安らかに眠っている乳児 また、その隣には若かりし頃の貴方が椅子に座っている 随分と懐かしい光景だ 我が子を無事産み落として優しい表情を浮かべる女性は貴方の妻だろう 客観的に見ればそうだろう もう、この女性が誰なのか貴方は覚えていない ―――貴方の■ですよ? 胎盤で洋水に浸っていた頃から調整を受け続けて来たこの子供 魔術回路の数も貴方ほどではないが充分だろう この女性は、貴方に子供を抱かせるよう強請る 貴方はそれに何の意味があるのか解らない この女性は、一度言った事は中々曲げない 貴方は、恐る恐る子供を抱き上げる 折れそうなほどに華奢な身体 引っ張れば引き千切れてしまいそうな手足 そんな、子供が精いっぱい生きている あぁ…なんて神秘だろうか こんな…神秘を60億人の人間は体験しているのか 魔術師でなくても… そう ■■■であろうとも――― 235. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 21 19 50.59 ID 04M1uBoBo 『ランサー』はその光景を唯々傍観している ラインを通して映像に出て来た若かりし貴方とその妻と生まれて来た子供 『ランサー』は苦笑する なんだかんだ言っても、あの男は人間だ 生まれて来た生命を祝福している 捉え方は神秘だとしても、その在り方は普通の人間だ ならば、今の貴方はどうしたというのか 貴方の目に映るモノは神秘であるかそうでないか そして、神秘であれば解析しつくして、それを殺す 何故、そこまで神秘に執着するのか 『ランサー』には貴方がわからない 直後 ランサー感情判定: 236. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) 2012/03/31(土) 21 19 59.94 ID do4IF8OAO てい 240. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 21 25 38.16 ID 04M1uBoBo 236 判定:4 『ランサー』は今の貴方に憤りを感じた 我が子を設けて、その在り方に素晴らしさを感じる貴方がどうして、今はあそこまで変貌するのか あれでは、妻と子供があまりにも不憫すぎる 子供がいるならマキリやトオサカの養子の事だって貴方は憤りを感じても可笑しくないだろう それをただ興味だけで笑っていた 自分の子供がそうなってもいいのか 『ランサ』は静かに拳を握りしめていた 貴方の朝の行動 自由安価 ↓3 241. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/03/31(土) 21 26 48.93 ID GueR5LfQ0 摘出手術の準備をして成功率を上げる 242. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/31(土) 21 26 55.38 ID CtHOuEJKo ksk 243. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 21 27 03.10 ID ADdVwZGV0 241 246. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 21 32 58.27 ID 04M1uBoBo 243 貴方は、摘出の為の準備に取り掛かる 彼女の成功率を上げる為には最低でも 1.少女の体力を温存する 2.必要な秘薬を確保 3.充実した設備 3に関しては教会にその設備はあるということ ならば、1と2だろう 1は今の桜の身体では負担が大きくなる 2に関しては、一朝一夕で済むものではない だが、2で必要な物を取りそろえる事が出来れば1の条件は必要ないかもしれない 貴方は行動選択 1.桜を戻す(夕方の行動選択が固定されます) 2.秘薬を精製する(夕方2回の判定を行います) ↓3 247. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) 2012/03/31(土) 21 33 40.90 ID S31y3VbAO 1 248. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/03/31(土) 21 33 49.06 ID mqb2lU/mo 2 249. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) 2012/03/31(土) 21 33 50.77 ID rwqgtuAG0 1 251. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 21 39 07.53 ID 04M1uBoBo 249 選択:1 貴方は桜を戻すことに決めた あるかないか解らないものを探すよりはずっと効率が良い 今日の昼はエルメロイⅡ世と会う予定もある 夕方に向かえば良いだろう ※夕方の行動選択が固定されます 貴方は、腰を上げてコートを羽織る 日中とは言え寒くなるだろう ホテルに出た貴方はエルメロイⅡ世が指定した喫茶店へと向かった 貴方の昼の行動 1.喫茶店にそのまま向かう 2.自由安価 ↓3 252. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/31(土) 21 39 33.48 ID CtHOuEJKo ksk 253. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2012/03/31(土) 21 39 45.96 ID Fwzu0TMpo 1 254. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/31(土) 21 39 47.03 ID CtHOuEJKo 1 259. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 21 45 04.29 ID 04M1uBoBo 254 選択:1 貴方は、指定された喫茶店のドアを開ける 中はアンティーク調で纏められた落ち着きのある店内 奥には、一人の青年がサンドイッチを頬張り、コーヒーを啜っている 貴方は、後ろから声を掛けた 貴方「やぁ、女生徒が選ぶ時計塔で一番抱かれたい男」 コーヒーを吹き零す男性 男は、何度かせき込んで後ろを振り向く ウェイバー「その呼び名はやめてくださいと何度も言ってるでしょう!」 相変わらず、からかい甲斐のある男だ 貴方は、相席してウェイトレスに紅茶を頼む 何を話そう? ↓3 260. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 21 45 26.88 ID zI0Dgwlmo 征服王に会いに行こう! 261. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/31(土) 21 46 19.68 ID e7935K2Xo 手術手伝ってくんない? 262. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/03/31(土) 21 46 24.43 ID GueR5LfQ0 そういえば間桐の子を君の弟子となるように紹介したよ 265. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 21 57 11.44 ID 04M1uBoBo 262 貴方は、思いだすように自分の手を叩く 怪訝な目をするエルメロイⅡ世 貴方ががその仕草を行うと大抵彼にとっては碌でもない事に他ならない 貴方「シンジを君の弟子にしてくれ、推薦状はもう書いてるから」 またアンタって人はぁああああああ―――― そもそもシンジって誰ですか!?これで何人目だと思っているのですか! 他のロードから白い眼で見られるのは私なんですよ! 次々と捲し立てるエルメロイⅡ世 貴方は、それを右から左へと聞き流している 貴方が推薦する生徒たちは異端な能力を持ち合わせていたりする それこそ封印指定にされたりしても可笑しくない者も 死んだらホルマリン漬けにするからと堂々と宣言しているのに関わらず それでいて、何故か貴方に恩義を感じていたりする生徒達 だが、それを指示する彼は大変だ 何せ、禁忌な能力がバレたりしたら彼自身も危ない ロードという肩書は有っても彼はまだ4階級 他のロードと比べればまだまだ未熟 直後 エルメロイ?世判定 成功で弟子入り 諦め:+1 講師:+1 266. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) 2012/03/31(土) 21 57 20.09 ID do4IF8OAO てい 267. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/31(土) 21 57 48.20 ID cflIS3JB0 ワカメ良かったなwwwwwwww 269. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) 2012/03/31(土) 21 58 19.56 ID XNjarP7Ao エルメロイ寛大すぎる 270. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) 2012/03/31(土) 21 58 24.62 ID S31y3VbAO おめでとう 275. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 22 04 07.53 ID 04M1uBoBo 266 判定:0 もう補正はいらないんじゃないかと考えてきた 深く、とても深い溜息を吐くエルメロイⅡ世 貴方は、優雅に紅茶の余韻を味わっている ウェイバー「わかりました…推薦状を出されたら仕方ありません」 観念したかのように頭を押さえる彼に優しく笑顔を向ける貴方 貴方「何か困っている事があれば相談くらいは聞いてあげよう」 貴方「ただし、あのゴーレム改造させてね」 声にならない彼の叫びが喫茶店に響いた 貴方の夕方の行動 1.間桐邸に向かう 2.自由安価 ↓3 276. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) 2012/03/31(土) 22 04 44.13 ID S31y3VbAO 1 277. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/31(土) 22 04 44.15 ID e7935K2Xo Ⅱ世もつれて1 278. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/31(土) 22 04 47.32 ID cflIS3JB0 1 282. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 22 12 27.39 ID 04M1uBoBo 278 選択:1 貴方はエルメロイⅡ世と別れる どうやら彼はホテルではなく知り合いの家に泊るらしい 貴方は『ランサー』を連れ間桐邸へと向かった 呼び鈴を鳴らすと、迎えて来たのはサクラ サクラは貴方のコートをぎゅっと握って俯く そんな少女の頭を撫でる貴方の姿 続いて、現れるシンジ 慎二「先生じゃないですか?まだ、教会に行く時間じゃないですよね?」 貴方は頷いて答える 貴方「解毒薬が出来たからね」 サクラが更にコートにしがみつく この薬には副作用は無いから安心して欲しい そう言った貴方だが、サクラからは全く違う質問が飛んできた 桜「おじさまは小さいのと大きいのはどちらがお好みですか…?」 何故か顔を赤らめるサクラ 直後 貴方判定 9に近いほど大きいのが好き 283. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/03/31(土) 22 12 37.20 ID mqb2lU/mo あ 285. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/31(土) 22 13 30.04 ID e7935K2Xo クリティカルってどういうことなの…… 286. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/31(土) 22 13 44.63 ID AO+WlgTxo Xカップぐらいが好みか 287. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 22 13 45.17 ID 04M1uBoBo 283 判定:0 アカン…どうすりゃいいの…? 291. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) 2012/03/31(土) 22 14 33.89 ID do4IF8OAO 貴方「おっぱいに貴賤なし」 292. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 22 14 39.00 ID zI0Dgwlmo 神秘さえあれば、ロリから熟女までなんでもいけるくち 293. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 22 15 11.87 ID 04M1uBoBo 再判定 直後コンマ 偶数で人間としての桜に興味を持つ 奇数で神秘としての桜に興味を持つ 294. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/31(土) 22 15 22.95 ID AO+WlgTxo ふ 298. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) 2012/03/31(土) 22 16 35.68 ID S31y3VbAO ぶれないな 299. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/31(土) 22 16 37.92 ID AO+WlgTxo あかん 人間に興味ない 301. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 22 20 34.32 ID 04M1uBoBo 294 判定:奇数 貴方は、しがみつくサクラの両手を優しく握って目線を合わせる 貴方「サクラ、私は、ありふれた可能性を持つ貴女が大好きだ」 貴方「だから、小さくても大きくてもサクラがサクラで有る限り」 貴方「私はずっとサクラが大好きだ」 その為にも、手術を成功させたいから万全の除隊にしよう サクラはただ、呆然とその言葉を聞いた後に顔を更に赤らめる 節々にえぇ!いいいい今のって、アレですか!?アレなんですか!? と呟いている 直後 桜感情判定 成功で… 講師:+1 302. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) 2012/03/31(土) 22 20 59.96 ID XNjarP7Ao か 306. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 22 25 26.21 ID 04M1uBoBo 302 桜は真っ赤に俯くと小さい声でおじさまと声を掛ける よく聞き取れなかったのか顔近付けるサクラ 頬に柔らかい感触 おや?と貴方は顔をサクラに向けると 薬を奪い取るようにして階段を駆け上がる桜 桜【???】取得 盛大に溜息を吐く『ランサー』 どうしてあんな男に…と厳しい眼を向ける『セイバー』 何故か白くなっているシンジ 貴方だけがこの状況を理解できずにいた 貴方の夜の行動 1.教会へ行く 2.自由安価 ↓3 307. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/03/31(土) 22 26 00.02 ID wCsnFg3Ao 1 308. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) 2012/03/31(土) 22 26 07.65 ID mqb2lU/mo 2エルメロイも連れて教会 309. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/31(土) 22 26 11.19 ID AO+WlgTxo ウェイバーしんじ凛連れて協会へ 313. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 22 29 41.28 ID 04M1uBoBo 309 選択 直後コンマ ウェイバー判定 成功で同行 講師:+1 ↓2コンマ 慎二判定 成功で同行 兄妹:+1 講師:+1 ↓3コンマ 凛判定 成功で同行 姉妹:+1 講師:+1 314. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/03/31(土) 22 29 48.80 ID GueR5LfQ0 ほい 315. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) 2012/03/31(土) 22 29 52.54 ID do4IF8OAO てい 316. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/31(土) 22 30 00.24 ID qWOB+r5Yo ほあ 320. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 22 31 43.16 ID zI0Dgwlmo みんな一緒か 321. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/31(土) 22 31 49.27 ID e7935K2Xo 苦労人Ⅱ世はなんだかんだ言ってこの貴方を放置できないんだなwwww 323. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 22 40 56.31 ID 04M1uBoBo 314 判定:0 結果:同行 315 判定:6 結果:同行 316 判定:6 結果:同行 貴方は、ウェイバーに携帯で連絡を入れる 貴重な霊媒手術だ、是非見学したまえ 妹の新たな神秘を知りたいのか駆けつける慎二と凛 貴方達は揃い教会へと向かう 教会の扉を開ければ聖堂に立つのは神父キレイ 綺礼「準備は出来ている」 それだけを言い残し、奥へと行くキレイ 貴方と、エルメロイⅡ世だけが同行する シンジとリンは聖堂で待つようにとキレイから言われた 貴方はサクラに声を掛けると、意外にもサクラは落ち着いていた サクラ「おじさまを信じていますから」 脳蟲摘出手術を行います 設備が整った為 4回中3回の成功で摘出 指定された書き込みが成功されていれば次回判定において+1 今回は、設備、人員が整っている為 失敗判定が出ても補正に-1は出ません 次回 1書き込みから判定を開始します 判定は感情表を使用します ※90も成功扱いとします 326. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 22 47 42.66 ID 04M1uBoBo 脳蟲摘出手術:開始 診療台に横たわるサクラ サクラの左側には貴方が、右側にはキレイが立っている 壁にはエルメロイⅡ世が静かに立っていた 術式は以下の通りに勧める 1.貴方とキレイが胸部を切開、蟲の位置を詳細に確認する 2.貴方が調合した睡眠薬を用いて脳蟲を麻痺させる 3.段階的に切り分けて最後の核となる部分を専用の培養液につける ただし、脳蟲を下手に刺激すればサクラの心臓を喰い破るだろう 貴方は、期待に胸をときめかせる 心臓に寄生する蟲 魂のみを器に入れた蟲 黒の杯を持った蟲 あぁ…早く、早く、早く その神秘を見せておくれ 直後コンマ 摘出判定 成功で次回:+1 327. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) 2012/03/31(土) 22 47 48.42 ID do4IF8OAO 真骨頂 330. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/31(土) 22 48 05.36 ID 7jmJA5VDO 貴方らしい特殊ラスボスイベント な感じするが残り鯖的に全然ラストじゃない 331. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/31(土) 22 48 08.91 ID AO+WlgTxo 早くも失敗 332. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/03/31(土) 22 48 36.38 ID wCsnFg3Ao 真骨頂はダメだとあれほど 338. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 22 52 36.34 ID 04M1uBoBo 327 判定:失敗 綺礼が胸を切開する 鋭い――― 貴方も、それなりに手術の経験はあるが この男と比べれば自分なの全く拙い 瞬く間に心臓を露出させる だが、貴方とキレイがその手を止める 心臓に寄生する脳蟲は血管を絡めるようにまとわりつく 下手に刺激するだけでなく 細心の注意を払っていかなければすぐに血管を傷つけることになるだろう キレイ「どうするかね?」 直後コンマ 摘出判定 成功で次回:+1 339. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/03/31(土) 22 52 43.10 ID GueR5LfQ0 ほい 346. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 22 59 56.35 ID 04M1uBoBo 339 判定:0 結果:成功 次回補正において+1 貴方は、この日の為に教会にある器具を運び出した 人工心肺機である 特殊な薬を挿入して心臓の脈動を最小限にする 取り付けた器具によって血流を操作する これで、先ほどのように動いたままでの摘出のリスクは回避される いささか驚きを見せるキレイ 綺礼「魔術師が、こうも機械慣れしているとはな」 貴方は笑う 貴方「機械を、文明を知れば、どの程度魔術が廃れていくのか解る」 貴方「そうすれば、文明が出来ない新たな神秘は見つかりやすいのさ」 直後コンマ 摘出判定 成功で次回:+1 347. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) 2012/03/31(土) 23 00 05.88 ID GueR5LfQ0 ほい 350. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 23 07 01.28 ID 04M1uBoBo 347 判定:9 成功 次回補正+2 貴方とキレイは黙々と手を進めている 麻痺した脳蟲がまとわりつく血管を一つ一つ取り外していく そして、小さく切り分けていった蟲を貴方が培養液に浸す 時間が経過する 酷く暑い 熱いと感じるのは自分だけだろうか シンジに魔術回路を取り付けたとき以上に感じる緊張感 削られる精神 だが、貴方は笑う 楽しい 楽しい 楽しい どうして、こんなに神秘は人に眠るのか―――! そして… キレイ「ようやくか…」 後は、頭になる部分だけとなった脳蟲 これを取れば… 直後コンマ 摘出判定 成功で次回:+1 成功分:+2 貴方「」 351. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/31(土) 23 07 04.37 ID eMxWImdEo よし、これでしゅじゅちゅ終わりっと 355. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/31(土) 23 08 43.37 ID 7jmJA5VDO コングラッチュレイション! 356. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) 2012/03/31(土) 23 08 45.47 ID do4IF8OAO 無事終わって良かった… やっぱり真骨頂は駄目だな… 357. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 23 09 25.18 ID zI0Dgwlmo わかりきったことを・・・ 358. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 23 14 36.40 ID 04M1uBoBo 351 判定:9 貴方は、ピンセットを持ちだすとゆっくりと脳蟲の頭を摘まみ上げる ―――莫迦が ―――このまま心臓を喰い破ってくれるわ 動き出す脳蟲 だが、ピンセットか抜け出せない ―――何故だ!? 貴方は嗤う 魔術師の道具が何もないとでも思っているのか 私の使うものは全て神秘への徹底的な解析を基にして作られたモノ それは、ナイフからフォーク、果てはメスにクーペにピンセットまでに渡る たかが、200年程度の神秘が… この私を出しぬけるとでも考えたか―――! そうして掴まれた脳蟲は培養液へと浸され、蓋を閉じられる 貴方のピンセットから摘ままれた一つの破片 貴方はそれを… 1.桜の身体に戻す 2.保管する ↓ 362. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 23 15 15.07 ID 04M1uBoBo 再安価 ↓3 363. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/31(土) 23 15 28.01 ID dEE2IGODo 2 364. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/31(土) 23 15 28.91 ID eMxWImdEo 2 365. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/31(土) 23 15 33.18 ID 1okDBYpm0 2 373. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 23 20 07.25 ID 04M1uBoBo 365 判定:2 貴方は、静かに破片を小箱に閉まった 本来ならばこれはサクラの所有物 それを返すのは人としての礼儀だが… 貴方の好奇心が止められない これが、10年までの聖杯戦争の欠片であれば… なぜ、こんなにも黒い魔力が現れる まるで、呪いや怨念ににたものだ 聖杯は無色と魔力と聞くがこれでは… 貴方は嗤う あぁ…まだまだ聖杯戦争は終わらない―――! 直後 ギルガメッシュ判定 成功で襲撃 374. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/31(土) 23 20 18.23 ID dEE2IGODo あ 375. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 23 21 11.51 ID 04M1uBoBo 判定:3 結果:静観 ギルガメッキさん働いてください 9日目:終了 377. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/03/31(土) 23 22 21.36 ID zI0Dgwlmo ん?戻したほうが人として正しいのん? 体内に異物入ってたんだから出してあげたほうが本人の為なんじゃ・・・ 380. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 23 23 55.48 ID 04M1uBoBo 9日目の情報が更新されました 貴方は、巨大な派閥を持つ名門たる貴族の家系であり(家系判定 8) また、触れてはならないモノに触れてしまった故の才能を持つ(才能判定 0) 貴方は、大貴族の栄誉たる【ロード】と呼ばれ(家系8才能8以上 礼装を所持出来る) また、【時計台講師】として、次世代の魔術師の教育を担っている(家系5才能5以上) 感情判定+1、索敵判定+1、聖遺物所持 該当するNPCにおいて魔術指導 礼装:境界外套 戦闘判定:+1 サーヴァント戦において-補正を受けない 故に貴方には凡百の特性など必要としない(特性判定:失敗) 貴方のサーヴァント 武蔵坊弁慶【感情:普通】 「儂は主が求めるものを知りたい」 貴方視点の感情一覧 武蔵坊弁慶:【友好】暇つぶしにからかう 衛宮士郎:【興味(大)】標本にしたいレベル 遠坂凛:【興味】実験対象(レッド) イリヤ:【興味】実験対象(ホワイト) 間桐桜:【興味】実験対象(ピンク) 間桐慎二:実験成果物(死んだらホルマリン漬け) アルクェイド:【興味】真祖の姫君 イスカンダル:【興味】マケドニアの征服王 アーチャー:【興味】その在り方が珍しい キャスター:【興味】呪術を教えて欲しい ギルガメッシュ:【興味】人類最古の英雄王 エクスカリバー:【崇拝】最強の幻想 NPCマスター一覧 セイバー:アリトリア・ペンドラゴン【険悪】 マスター:間桐慎二【尊敬】 「これが…魔術師?」 アーチャー 赤い外套を纏った浅黒い肌の男性【普通】※令呪2画消費 「本当に貴方は変わらない」 マスター 言峰綺礼 バーサーカー:アルクェイド・ブリュンスタッド マスター:イリヤスフィール・フォン・アインツベルン【友好】 「不思議なお兄ちゃん…」 ライダー イスカンダル【敵対】※令呪1画消費 「何故、知ることに執着する?」 マスター 遠坂凛【友好(大)】 「どうしてそんなに優しいのよ…」 キャスター 妖艶な半獣の女性【険悪】 マスター:衛宮士郎【普通】 「不思議な人だったな…」 アサシン ハサン・サッバーハ マスター 間桐桜(6歳)【???】 「おじさま…//」 アーチャー?:ギルガメッシュ【興味】 「人の身には有り余るその願望、気に入った」 マスター:??? 脱落 アサシン 381. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/31(土) 23 29 01.76 ID kDei7/zwo 関係欄カオスww 385. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 23 33 42.24 ID 04M1uBoBo 9日目は如何でしたでしょうか 9日もやって鯖1体とかそれ如何に 破片の選択については色々今後の分かれ道になりました 手術に関してはワカメよりも大分簡単でしたね 恐るべきコンマ神 4回成功であるイベントがありました これで皆さん心起きなく戦争出来ますよね!よね! 質問があれば答えられる範囲でお答えします 386. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/03/31(土) 23 36 26.23 ID L2lNDLCSO この貴方歴代クラスで戦い苦手なの? なんか3tパンチ放ってるが 387. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 23 37 42.70 ID 04M1uBoBo 次からはウェイバー君の関係覧も入れておきましょうか 貴方→ロード・エルメロイⅡ世【メル友】 ロード・エルメロイⅡ世→貴方【友好】認めてくれる人 貴方→ロード・バルトメロイ【興味】特性:万能 ロード・バルトメロイ→貴方【険悪】貴方の笑顔には2度と騙されません 389. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岐阜県) 2012/03/31(土) 23 39 45.24 ID 4e8izA7fo アルトリアから剣奪ってる時点で人間やめてると思うよww 390. ◆G0vndwBJQ. 2012/03/31(土) 23 40 28.81 ID 04M1uBoBo 386 あれはあくまで外套持つ質量を総合したのであとはコンマ神 魔眼ッ子VS貴方 曲られてアボン 2代目VS貴方 幻灯の宝石に興味深々で後ろからアボン 391. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/03/31(土) 23 41 44.66 ID MMSSVOueo ロードにすら勝てる力を一般人に与える幻灯の宝石さんマジ最強 キャラメイク/一日目/二日目/三日目/四日目/五日目/六日目/七日目/八日目/九日目/十日目/十一日目/十二日目/十三日目
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/549.html
線路の中に入って最高速で突っ走る電車の前に仁王立ちでもしてみれば、あるいは今の 加藤に近い心境を味わえるかもしれない。向かい合っているだけで、後世伝記を出版され るぐらいの偉業を成している気分になれる。自分自身を称賛したくなってしまう。 迫力という一点において、甦った末堂は今までのどの試練をも上回っていた。おそらく は、強さも。 血走った眼球からは、絶えず剥き出しの殺意が嫌というほど注がれる。グラスはとっく に満たされているのにまだ注ぐ。 加藤は拳の開閉を繰り返す。実際に行っている人にお目にかかったことがないが、人と いう字を手に書いて飲み込む、あの行為によく似ていた。 不意に、殺気の波長が少し乱れた。 (──来るッ!) 瞬間移動。加藤はまず、この四文字を思い浮かべていた。次いで、空手術に瞬間移動は 存在しないことを思い出していた。そして、ようやく自分が末堂の攻撃で吹き飛ばされた という事実に追いついた。 元々一流アスリート級の脚力を持つ末堂。武神によって能力を増幅させた彼の初速は肉 眼を超え、ダッシュの勢いを利用して放たれた前蹴りは兵器と呼べる代物だった。 (そうか……俺は蹴られて……)腹部に残る鈍痛を認識した途端、吐き気が込み上げてき た。「ガハァッ!」 加藤は仰向けだった。一度宙に舞った血が、また自分に降りてくる。 (立た……ねぇと、立てよ俺……立て!) 休息を求める体を、命令で無理矢理立たせる。どうやらまだ体は戦ってくれるらしい。 「カァトオォォォォッ!」 末堂は膝を折り、跳び上がった。両手足を広げて空に舞った末堂の姿は、まさに古代の 翼竜。 空中で展開されたのはトマホークのような跳び足刀。片足に対し、加藤は両腕を固めた ガードでようやく持ち応える。 「ぐぅっ……!」 ガードに使用した両腕には痺れがまだ残っているが、構ってなどいられない。足刀を受 けきった瞬間、加藤には決定的なチャンスが約束された。 (多分──これを逃せば、殺される) 末堂が着地する寸前、つま先がつくかつかぬかの刹那。敵は未だ空中にいて自由が利か ないが、こちらの空手技は届くという絶好のポジション。 「ッシャオラァァアッ!」 問答無用の全力金的。睾丸を中心に、全身に未曾有の不快感が広がる。 動きを止めた末堂にプレゼントされるのは、むろん疾風怒涛の連撃しかない。 喉仏に貫き手、胸板と腹筋にガチガチに固めた正拳を狂ったように浴びせる。膝に足裏 を叩き込み、さらにそこから踏み込み、間欠泉のように突き上げるアッパーカット。通常、 たとえ畜生相手でもここまではすまい。ましてや友になど。それをやれてしまうのが、加 藤がデンジャラスライオンを呼ばれる所以である。 手応えあり。末堂の体が若干前に傾く。 (悪ィな、末堂……)加藤は大きく息を吸い込む。最大最強の一撃を放つために。(これ で終わりだッ!) 下から上へ美しい曲線を描き発射される、左ハイ。 スーパーウルトラデリシャスヒット。 末堂の右頬から耳にかけてめり込んだ加藤の左足は、奥歯の幾つかを叩き割ると、好敵 手であった二メートル五センチを倒壊させるに至った。 上段廻し蹴りでの決着。奇しくも、試合前に加藤が行った挑発通りの結末となった。 ──だが。 加藤は構えを解こうとはしない。まだ終わっていない、と本能が警報を発している。 うつ伏せで崩れる末堂から、くぐもった笑い声が漂ってくる。 「ク、ククク、ク……」 「え?」 「クゥゥアァトォォォォォオォオッ!」 本能は正しかった。 末堂の猛反撃。左右から拳での挟み撃ち。かろうじてかわす。と、下から迫る膝。これ も紙一重で見切る。と、打ち上げた膝を伸ばし、踵落としに可変させる。これには両腕ブ ロックで対抗するが、今度は受け切れない。 「ぐぉ……っ!」 防御を失敗(ミス)すれば、無防備という名の地獄に落とされるのは必然である。直後、 胃を押し潰しかねない末堂のボディブローが決まった。 「──ゲアァッ!」 胃酸が飛び出る。舌に触れる。当然だが苦くて不味い。 そこへ飛んできたのは目突き。末堂の太い指が入ってしまえば、結果は失明以外にあり えない。 「ッシィッ!」 目突きに使用される二指を、前もって台本が用意されていたようなタイミングで迎撃す る右拳。生来のラフファイターとして、得意技で討たれるわけにはいかない。 「バカヤロウが……。目突きと金的は俺の専売特──!?」 非の打ち所のない一撃だったはず。なのに、加藤の目が凍りつく。 打ち抜けない。否、指二本に凶器(こぶし)が押し負けている。チョキがグーを圧倒す るなんて、あっていいのか。 「マ、ジか、よ……! ぐっ……!」 指二本に押され、加藤の足が後ろへと引きずられる。 一メートルほど後退させられた。たかが一メートルあなどるなかれ、センチに直せば百 となり、ミリに直せば千にもなる。空手家として、屈辱にまみれた一メートルであった。 気を取り直し、すかさず左拳を出すが、届く寸前に末堂の手刀が加藤の頭に落ちた。 突然だがここでクイズ。トリック無しで瓦を二十枚以上粉砕できる末堂の手刀が、より パワーアップされた状態でヒットしたらその人間は果たしてどうなるか。 答えは──目から血を、鼻からも血を、口からも血を流しながら踏み堪える、だった。 「き、効かねェな……」 全身全霊で虚勢を吐き出す加藤。その横っ面に喰らわされる平手。約一秒の水平飛行の 後、加藤は転がりながら墜落した。 (なんてぇ強さだ……人間じゃねぇ……) 勝利が遠ざかる。背中は地平線の彼方へ消え、もう足音さえ聞こえない。全速力で追い かけても、もう届くまい。こんなファンタスティックな光景が、傷ついた獅子の頭におぼ ろげながら描かれた。 しかし、同時に思い知る。俺にはまだこんな下らないことを考える力が残っている、と。 余力を残しては死ねない。死ねるわけがない。あと少しというところで、あっさり死んで どうする。 自分を守って死んだドッポにも、自分を待っている井上にも、自分と戦ってくれている 末堂にも、自分を育ててくれた独歩にも、申し訳が立たないではないか。 (俺が死ぬのは、死ぬ時だけだッ!) やるだけやって、疲れ果てて、もうどうしようもない、死ぬしかない、などと考える力 もなくなったところへ四方八方から核ミサイルが飛んできたとしても、生きることを絶対 に諦めない。諦めてたまるか。 ──加藤は立った。 立ち姿に覇気はなく、両手は一切構えを取らず、かろうじて二本の足が支えとして機能 しているといった風采だ。 それでもなお、目だけはまっすぐ敵を見据えている。末堂を倒し生き抜くと決断した男 からは、すでに後退のネジは外されていた。 (絶対に……勝つ!) 不退転の決意を固め、同時に拳をも固め、加藤がスタートを切る。 末堂も動く。脅威の瞬発力から生み出される初速で間合いを消し、斧の重さとナイフの 鋭利さという二兎を得た肘が、上空から振り下ろされる。 これを加藤は額でブロック。やはり無事では済まず、額からぱっと血が噴き出る。 次弾は下突き。反応が追いつかず、肝臓(レバー)にもろに受けてしまう。だが── 「んああッ!」 気合とも奇声とも悲鳴ともつかぬ声で、鍛え上げた肘と膝が突きに使用された右腕を挟 み潰す。メキ、と筋肉が歪んだ音が迸る。本来は防御技で、捨て身で放つ技ではないのだ が、兎にも角にも、高等技術『蹴り足ハサミ殺し』炸裂。
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/542.html
昨日、邪神改めバカの神のおかげで戦わずに済んだのは、加藤にとってラッキーだった。 丸一日を休息に当てることで、完全ではないにせよ体力を回復させることが出来た。 今日は早朝から、加藤はストレッチとランニングで軽く汗を流す。後に末堂との試合を 控えているが、緊張している様子はない。むしろ感謝すらしていた。 武神から入手した情報をまとめると次の通りだ。 加藤が出会った末堂は、紛れもない本物であり、しかも現実での記憶を失っていた。実 際に話しかけてみたが、 「末堂、なんでてめぇまでこんなとこにいやがる!」 「あァ? 俺はおまえなんて知らねぇよ。寝ぼけてるんじゃねぇか」 「まさか忘れちまったのか? 俺だよ、加藤だよ!」 「だから知らねぇって」 まったく噛み合わない。武神に記憶を操作でもされたのだろうか。 さらにこの十日間で、武神は末堂に強化を施したと述べた。より強大な壁として、加藤 の前に立たせるために。どちらも空手家なので、互いに互いを知り尽くした上での戦闘に なるところもポイントだ。具体的にどのような強化をされたのかは戦ってみなければ分か らないが、筋力面、技術面ともに以前より充実しているにちがいない。 ようするに、武神の良い手駒にされてしまっているわけだが、不思議と怒りは湧いてこ なかった。武神は性格こそ人間離れしているものの、ある種の筋は通すタイプであること は何となく分かってきた。井上は無事に帰したし、昨日も試練を脱線した邪神を打ち倒し た。おそらく悪意で末堂を加藤の対戦者に仕立て上げたのではない、と思う。 息を吐き出し、加藤は独りごちた。 「……楽観のしすぎかな」 なんにせよ不可避なカード(組み合わせ)だ。加藤としても、末堂は白黒をはっきりさ せておきたい相手である。 加藤はこれまでの末堂との戦歴を振り返る。 ノールールでの試合は行ったことはないが、戦歴はほぼ五分五分、白星の数は加藤がや や優勢か。 さて、末堂を分析した際、まず目に付くのがパワーだ。二メートル五センチの体躯から 繰り出される打撃は圧巻の一言。加藤も不覚にも上段突き一発でのされてしまった経験が ある。が、末堂は決して鈍重なパワーファイターではなく、疾く、そしてクレバーだ。力、 速さ、戦略が絶妙に融合した時の末堂は本当に強い。 それでも数値で劣る加藤が、互角以上にやり合えた理由。それは加藤の狂犬のようなセ ンスにこそある。末堂がブレーキを踏む場面で、加藤は迷わずアクセルを踏む。敵が想定 していない一手をあえて打つ。空手を道として究めるのでなく、空手をいかに効率よく使 うかを考えていた加藤。人並み外れた実戦志向が、平凡な体格の彼を神心会のトップファ イターへと押し上げたのである。 「末堂、俺ァ手加減はしねぇぜ。ぶっ潰す!」 無情に佇む水平線に、加藤は誓った。 多種多様な試練を打破しレベルアップした加藤と、武神の加護を受けパワーアップを果 たした末堂。 武神はこの戦いの果てに、二人に何を見せるつもりなのか。 ──時刻は正午。末堂と武神が揃って島に姿を現した。 末堂は胸に『武神』と縫われた真新しい空手着を身につけ、武神は相変わらず半裸に腰 みののように粗末な布を巻きつけている。 加藤は久々に遠路から訪ねてきた友人を迎えるような態度で、二人を出迎える。 「よう、待ってたぜ」 「加藤……だっけか。おまえも空手を使うらしいな」 「あァ、おまえより上手にな」 露骨な挑発に、末堂の眉がピクリと動く。短気な彼らしい反応だ。 「俺より上手に、だァ?」 「おうよ。おまえみたいなノッポは下段で痛めつけて、体が沈んだところに上段でも決め りゃあ終わりだからな」 「てめぇなんぞのローが俺に効くと思ってんのか?」 「試してみりゃあすぐ分かるこった」 すでに友人同士ではなくなっていた。いつどちらが仕掛けてもおかしくない。舌先でも 手加減なし。 「その減らず口をすぐ叩けなくしてやる」 「やってみろよ」 「……今日は死んだっていい」 「死んでもいい……か。残念だな、俺は死ぬわけにゃいかねぇ」 両者は同じタイミングで拳を作る。姿形は違えど、同じ流派だけあってどこか似ている。 視線を交える両雄。どちらも目を逸らさない。 武神は腕を組み、黙って最終試練を見届けようとしている。 (やっぱこいつ──末堂だわ) これまでのやり取りから加藤は再認識した。あれもこれもどれもが、あまりにも末堂す ぎる。思わず感動しそうになる自分を必死に抑える。 加藤清澄 対 末堂厚、開幕!
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/546.html
道場では必ずあった試合開始の合図が、今日に限ってはない。ライバル対決はすでに始 まっていた。 「ッシャアァッ!」 親の仇が地の底に埋まっているかのような踏み込みで、末堂の突進が始まる。 (疾いッ!) 丸太で殴りつけるようなワイルドな右ロー。轟音を耳にした瞬間、加藤から下半身の感 覚が消えた。 がくん。 意志に反して膝が折り畳まれていく。手でもつこうものなら『技有り』だ。ノールール とはいえ、こいつに空手で負けたくない。 意地が、加藤を踏みとどまらせた。が、窮地が去ったわけではない。 体勢を崩した加藤に、追い討ちのボディ連打。ガードの上からじんじん痛みが伝わって くる。 (痛ってェな……このヤロウ!) 加藤の反撃。打たれながらも跳び上がり、顎に膝をぶつける。ぐらりと後方に傾く末堂 に左ハイ。耳付近にヒット。もう一度跳び上がると、両足を顔面めがけてまともに蹴り込 んだ。 「手応えありだッ!」 「ぐォ……ッ!」 背中から倒れそうになる末堂だったが、かろうじてこらえる。着地した加藤も不用意な 追撃は控える。 序章は互角に終わった。 一分にも満たぬ濃密な手合わせは、両雄が力量を分かち合うには十分すぎる内容だった。 地肌に残る痛みさえ愛しい。これから始まる更なる死闘への期待に拍車をかける。 共にある偉大なる空手家を師と仰ぐ者同士、抱いた感想もまた同様だった。 (こいつ……とんでもなく強ぇッ!) 闘争とはコンマ一秒の奪い合い、生死を分かつ選択の連続。時間を奪われ、岐路を誤っ た者から散っていく。 むろん、二人の戦士はとっくの昔にそんなことは知っている。勝利の女神は惑いし愚者 を嫌うことを知っている。 ならば、迷うくらいなら、攻める。 愚地独歩の空手には後退の文字はない。師の教えに従うが弟子の務め。 「オッラァァァッ!」 「ケィリャアァッ!」 それぞれの拳が、それぞれの顔面を穿った。壮絶な相打ちだった。 放送を終了したテレビ画面のように、視界が白黒する。死ぬような一撃ではないのに成 仏したくなってしまう。 二人はそれでも倒れない。 先に立ち直ったのは加藤。しなる右ローを太股に当てると、渾身の一本拳を鳩尾に注入 する。 「ごォアッ!」 大打撃を与えたはずだが、末堂はすかさず加藤の両肩を掴む。加藤よりも明らかに勝っ ている要素、腕力で強引に投げ飛ばす。地面に投げ出された友に、ゴールポストどころか 観客席にボールをぶち込みかねないサッカーボールキックを決める。 体が宙に浮くほどの威力だったが、加藤はかろやかに着地を成功させる。が、ダメージ はあるようで次の一手に移れない。 (勝機ッ!) 剛の連打『重爆』が焼夷弾ならば、今放たれる一撃は核爆弾。武神の下で開眼した剛の 一撃必倒『超重爆』が発動する。 上空二メートルから重力加速度を利用して振り下ろされる、巨拳。 「ッシィィィシャラッ!」 投下された核爆弾は見事命中した。当たったはずなのに、 (こいつ……ッ! た……ッ、倒れねェ……ッ!) 加藤は倒されなかった。恐るべきタフネスに末堂は驚愕する他ない。 「末堂よ」 「う……ッ!」 「俺の三十日を舐めるな」 超重爆で大きく腫れ上がった貌(かお)には、笑みが浮かび上がっていた。 これは末堂だけに発せられたメッセージではない。立会人としてここに立つ武神に対す るあてつけでもあった。 ──お前が差し向けた試練に全て打ち勝ち、俺は今こうして立っている。 「ざまぁみやがれ」 打たれた加藤が、一歩を踏み出す。力強い一歩だった。月面着陸を完遂させたアームス トロングに匹敵する偉大なる一歩だった。ただ足を前に出すという行為が、かくも美しい ものだとは。 こうなれば末堂に選択の余地はない。 開き直り、同じく一歩を踏み出すしかない。 「すげェよ、てめぇ……だがよ空手は、俺の空手はァ……」手刀でのフェイントから、再 度の超重爆。「敗けねェッ!」 ずどん。 二メートル五センチが天に舞い上がった。 完璧なカウンターブロー。空手に泥を塗りたくった加藤だからこそ許された、魔獣の拳。 胸骨を砕いたためか、墜落した末堂のぶ厚い胸はいびつにへこんでいた。 一方、逆転勝利を掴み取った加藤は自らの拳に残る鈍い感触を反芻していた。 (この手が……俺のこの手が、末堂のヤロウをぶっ壊した……) 試練をクリアーしたという達成感は皆無だった。寂寥感と快感とを織り交ぜた奇妙な感 覚が、加藤を音もなく包み込んでいた。 白目をむき、無残に四肢を投げ出した末堂に、加藤は改めて目を向ける。先程まで憎し みあってすらいた好敵手(ライバル)に対し、心に浮かべていたものは、感謝だった。こ れで加藤は全てをやり遂げた。東京に戻り、休むことなく新たな戦いに身を投じることと なる。 ──と、物語は進むはずだったのだが。 「さて、それでは“最終試練”を開始するとしよう」 武神の口から信じられない台詞が飛び出た。抑揚のない声で理不尽を押し売りするのは この男の常套手段だが、さすがの加藤も声を荒げて抗議する。 「あァ? 何ほざいてんだ、寝ぼけてんじゃねぇのか!」 「昨日話したろう。彼には強化を施してある、と」 「さっきまで戦っていたあいつは前よりずっと強かったぜ。あれでも強化じゃねぇってい うのか」 武神が指を弾く。乾いた快音が島中に轟く。 ──するとどうだ。 意識を喪失し、どう考えても数時間は目を覚まさないと思われた末堂が、あっさりと起 き上がった。しかも様子がおかしい。顔面にはメロンの網目のように、青白い血管がびっ しりと張り巡らされている。 「なんだいこりゃあ……」 「先程まで彼に施していた強化は人間(ヒト)の域に過ぎない。だが今の彼は、エンドル フィンとアドレナリンを最大限に発現し、筋繊維と神経組織の能力を倍加させている。人 間の領域など、遥か後方に置き去りにしている。 加藤清澄よ、勝ってみせろ」 立ちはだかる末堂が、先程よりもずっと巨大に映る。気配も人間のそれではなく、別の 生き物としか認識できない。人間を超えたというのはハッタリではない。 「カトオォォォォォォッ!」 喉ごと吐き出しかねぬ声量で、末堂が友の名を叫ぶ。神心会空手の一騎打ちは最終章に 突入する。
https://w.atwiki.jp/trebor/pages/427.html
霊場会 霊場会の名称 遠江四十九薬師奉賛会 霊場会サイト 公式サイト 事務局所在地 事務局TEL そ の 他 気になること スペック 開 創 不詳 専用納経帳 不詳 納 経 料 不詳 対応時間 不詳 注意事項 札所一覧 札番 寺社名 所在地 電話番号 霊場本尊 宗派 納経所 第1番 国分寺 静岡県磐田市中央町3048 (呼出)0538-35-4788 第2番 泉蔵寺 静岡県磐田市中泉石原町1557-1 0538-32-4013 第3番 金台寺 静岡県磐田市天竜110 (呼出)0538-32-3073 第4番 宗安寺 静岡県浜松市東区市野町167-1 053-434-2200 第5番 正醫寺 静岡県磐田市下万能1162-1 0538-34-5243 第6番 林昌寺 静岡県磐田市小立野241-1 0538-34-6623 第7番 妙法寺 静岡県磐田市池田743 0538-32-0205 第8番 松林寺 静岡県浜松市東区中野町331 053-421-0336 第9番 松雲寺 静岡県浜松市東区中野町4122 053-421-0785 第10番 安正寺 静岡県浜松市東区薬師町84 053-422-1162 第11番 龍谷寺 静岡県浜松市南区飯田町628 053-463-2360 第12番 頭陀寺 静岡県浜松市南区頭陀寺町214 053-463-8170 第13番 神宮寺 静岡県浜松市南区三島町58 053-441-1385 第14番 成金寺 静岡県浜松市南区瓜内町748 053-441-1496 第15番 地蔵院 静岡県浜松市南区高塚町4516 053-447-0200 第16番 富春院 静岡県浜松市南区小沢渡町482 053-447-1855 第17番 広隣寺 静岡県浜松市南区若林1116 053-447-0335 第18番 二ツ御堂(勧照寺) 静岡県浜松市南区若林1255 (勧照寺)053-448-0619 第19番 大厳寺 静岡県浜松市中区東伊場2-20-1 053-452-1729 第20番 福厳寺 静岡県浜松市中区曳馬1868 053-471-0663 第21番 宗源院 静岡県浜松市中区蜆塚1-20-1 053-452-4443 第22番 心造寺 静岡県浜松市中区紺屋町99 053-452-8914 第23番 天林寺 静岡県浜松市中区池川町27-1 053-471-6226 第24番 少林寺 静岡県浜松市中区高林町1094 053-471-0752 第25番 白華寺 静岡県浜松市中区上島町2700 053-471-2690 第26番 真光寺 静岡県浜松市浜北区内野1554 053-586-7894 第27番 光正寺 静岡県浜松市浜北区小松2326 053-586-2447 第28番 岩水寺 静岡県浜松市浜北区根堅2238 053-583-2741 第29番 栄林寺 静岡県浜松市天竜区二俣町二俣116 0539-25-2235 第30番 玖延寺 静岡県浜松市天竜区二俣町阿蔵524 0539-25-2265 第31番 一雲斎 静岡県磐田市下野部1776 0539-62-2101 第32番 蓮台寺 静岡県磐田市社山576 0539-62-5637 第33番 龍源院 静岡県袋井市山田75 0538-48-6438 第34番 建福寺 静岡県袋井市川会1083 0538-48-6441 第35番 蔵泉寺 静岡県袋井市見取1282 0538-48-6322 第36番 長泉寺 静岡県袋井市深見1730 (雲谷寺)0538-48-6696 第37番 西楽寺 静岡県袋井市春岡384 0538-48-6754 第38番 油山寺 静岡県袋井市村松1 0538-42-3633 第39番 鶴松院 静岡県袋井市山梨3198 0538-42-1975 第40番 宗円寺 静岡県袋井市川井144-1 0538-42-2674 第41番 心宗院 静岡県袋井市諸井514 0538-23-6063 第42番 長溝院 静岡県袋井市長溝800 0538-23-9050 第43番 松秀寺 静岡県袋井市富里453 0538-23-3079 第44番 寿正寺 静岡県磐田郡福田町蛭池230 0538-55-4976 第45番 全久院 静岡県磐田市鎌田2546 0538-32-5460 第46番 醫王寺 静岡県磐田市鎌田2065-1 0538-32-8710 第47番 東昌寺 静岡県磐田市東貝塚1291 0538-32-6289 第48番 西光寺 静岡県磐田市加茂川通り3353-1 0538-32-4216 第49番 慈恩寺 静岡県磐田市幸町2431-1 0538-32-3098 客番 福王寺 静岡県磐田市城之崎4-2722-1 0538-35-7372 番外 長泉寺 静岡県磐田市福田中島445 0538-55-2909 ※平成24年10月現在の奉賛会のサイトの情報を基としています。 名前 コメント