約 85,083 件
https://w.atwiki.jp/trpgken/pages/998.html
銅 結城《Yuki Akagane》 「そこに直れ……ええい、頭をなでるな!」 ≪プロフィール≫ 【コードネーム】大番長 【性別】女 【年齢】27 【身長】144cm 【体重】33kg 【誕生日】2月8日 【血液型】B 【ブリード】クロス 【シンドローム】バロール+モルフェウス 【ワークス/カヴァー】教師D/生活指導顧問兼番長連顧問 【ロイス】 [Dロイス]:番長 同僚 灰原零華 ■連帯感/□隔意 猫 アイン ■傾倒/□偏愛 【ライフパス】 出自:双子 鉄 優希 そっくり。 経験:同僚 灰原零華 まーいっちょヨロシクな。 邂逅:ぬこ アイン 猫は嫌いなんだ。うん。 覚醒:感染 14 へくちっ。 衝動:妄想 14 オマエ今笑ったか? 笑ったな? 【能力値・技能】 肉体:1 感覚:3 精神:2 社会:3 【副能力値】 基本侵食率:28 HP:25 行動値:7 【エフェクト】 種別 名称 Lv タイミング 技能 難易度 対象 射程 侵食値 制限 備考 - ≪リザレクト≫ - オート x HP回復。 - ≪ワーディング≫ 1 オート 0 エキストラ除外。 い 孤独の魔眼 2 ろ 砂の結界 1 は 巨匠の記憶 1 に セットバック 1 ほ 砂の祝福 1 へ アーマークリエイト 1 と グラビティガード 2 ち コンセントレイト:モルフェウス 2 り 時間凍結 1 ぬ ギガノトランス 1 る アウェイクン 1 【イージーエフェクト】 名称 Lv タイミング 技能 難易度 対象 射程 侵食値 備考 【コンボ】(100%未満/100%以上) 名称:きりつ! きおつけ! やすむな!(120%以上) 組み合わせ:り+ぬ+る タイミング:セットアップからのメジャー 技能:RC 対象:シーン 射程:シーン 侵食値:25 ダイス:- CT値:- 攻撃力:- 【アイテム】常備化P: 財産P: 名称 種別 常備化 詳細 コネ:手配師 コネ:要人への貸し 専門書 エロ本。 保健室利用許可証 せんせいなんだぞ。えらいんだぞ。 ≪容姿・性格≫ 子供。 性格はとにかく大雑把で短気。細かいことはだいたい風紀委員がやるので、基本暇そうである。頭をなでられるとごりっぷく。 ≪設定≫ 生徒達の天敵である生活指導顧問であり、27歳にして10歳くらいにしか見えない謎の生き物。通称『ろりかね』。『大番長』は生徒がからかい半分につけたあだ名だが、本人が気に入りそのままコードネームに。 保健体育の教師であり、銅の担当する保健の時間は犯罪のにおいがすると評判である。元UGNであり、数年前にスカウトされてアカデミアに赴任した。番長連顧問。 大のヘビースモーカーであり、不良生徒から取り上げた煙草をその場で吸い尽くすパフォーマンスで有名。ある不良が1カートンを用意して臨んだが、瞬く間に吸い尽くされたという逸話がある。 小刀サイズの竹刀を常に持っている。服はだいたいジャージで、いちいちの年齢確認を避けるため、職員証を常に首からかけている。 《PLより》 豆腐ガーダーの教職員枠。代打専門のほぼNPCです。使ってやってください。
https://w.atwiki.jp/tirunanogu/pages/70.html
No シナリオ名 内容 175 夫婦喧嘩 民家を訪ねたら夫婦喧嘩の真っ最中だった。英雄妖精に向かって、鍋、家具……そして、アイテムまで飛んできた。 ▼噂話 「武器の中には、時々特殊な効果を持つ物があるぜ。例えば、魔法の力が秘められていたりな。」 「新しい剣が欲しいな。でも、金が無いしな…。」 「例えどんな状況であっても、揺るがない心を持っているのなら、必ず良いことが起きるでしょう。」 ▼イベント発生 発生エリア:I、II 発生レベル:1、6、11 民家で発生 ▼イベント詳細 1.民家に入ると、夫婦喧嘩を目撃する。夫婦喧嘩は遂に物を投げ合う所まで発展。飛び交うさまざまな物に英雄妖精までダメージを受けてしまう。だが、その投げつけられたものの中にはアイテムまで…。『トリュIの薬』入手。(イベント終了)
https://w.atwiki.jp/bbn2010/pages/27.html
喧嘩術(直接) 極めて精神性の高い格闘スタイル。攻撃の精度は低い。 命中判定 『速』/2+SLd6 ダメージ判定 『筋』+SLd6 気合によってクリティカルに必要なダイスの数が1つ減少する。(0にはならない) 戻る
https://w.atwiki.jp/shin0000/pages/378.html
喧嘩術(直接) 極めて精神性の高い格闘スタイル。攻撃の精度は低い。 命中判定 (『速』or『技』)/2+SLd6 ダメージ判定 『筋』/2+SLd6 気合によってクリティカルに必要なダイスの数が1つ減少する。(0にはならない) この技能は≪空手≫と同様に技能を(付加)できる。 戻る
https://w.atwiki.jp/trinanoss/pages/173.html
喧嘩番長現る ミッドに迫る闇 夜の闇と静寂が支配する荒野で二つの影が戦っていた。 一方は赤い鎧を身に纏い、炎で出来た羽と剣、盾を持つ竜人。 もう一方は赤いマントで全身を覆った、悪魔を連想させる翼を持った巨人。 「あのマント野郎……結構やるじゃねぇか」 竜人の右肩、その上に立つ青年は巨人を正面から満足げな笑みを浮かべ睨み付ける。 この世界に来てから五年間、今回のように気性の荒い奴に襲われる事は多々あったが目の前にいる巨人ほどの強敵はいなかった。 自分の相棒、子分である竜人と共に戦いここまで苦戦したのは五年前に戦った聖騎士達、そしてこの世界の神と戦った時以来だろう。 「兄貴、どうする?」 視線を巨人に向けたまま、竜人が青年に話しかける。 巨人は散々自分達を苦しめた紅蓮の炎を右掌の上に燃やし、いつでも放てる体勢を整えている。 竜人の操る炎と互角かそれの威力を持つ巨人の炎……まともに喰らえばただでは済まないのは巨人の炎で吹き飛び、クレーターが出来上がった大地を見ればわかる。 それに、あの巨人はまだまだ余力を残しているであろう事を青年と竜人は直感的に悟っていた。 「どうするかって? へっ……決まってんだろ!」 竜人の問いかけに青年は笑みを浮かべる。 相手はまだ余力を残し、こちらは最初から全力で飛ばして苦戦している現状からして普通は逃げるべきかもしれない。 しかし、青年に逃げるつもりはない……相手が強ければ強いほど燃えてくると言う物だ。 竜人も最初から青年がそう答えるのは理解しており、両手に構える炎の剣と盾を大剣へと一体化させる。 「行くぜ、シャイングレイモン!」 「おぉっ!」 竜人、シャイングレイモンは大剣を振りかざし巨人へと正面から挑みかかる。 巨人は右手に燃やす炎をシャイングレイモンへと向け、放つ。 「フレイムインフェルノ!」 シャイングレイモンの炎の大剣、巨人の放つ紅蓮の炎。 二つの炎が正面から激突し、荒野一帯を爆発が包み込んだ。 同時刻、樹海の奥深くにその入り口を覗かせる洞窟の最深部でトーレは確保を指示された目標物を発見した。 紫色の毒々しい色をしたタマゴを両手で抱きかかえるように持ち上げ、後ろに控えていたセインが持っていたケースへと入れる。 「しっかし、こんな妙な世界にまで来てこんなタマゴを持ってこいなんて……ドクターは何考えてるんだろうね?」 セインはケースに入れられたタマゴを見やりながら生みの親であるドクター、ジェイル・スカリエッティの指示への疑問を口にする。 今いるこの世界は自分達はおろか、管理局すら存在を知らない未確認の世界。 5年前のある日に突然現れ、協力を申し出てきたあの男からの説明を受けねば知ることは無かっただろう。 「知らん。それに、今回の指示もドクターというより……あの男からの要請だぞ?」 「そうだよねぇ。あいつからの要請素直に聞くなんてドクターらしく無いって言うかさぁ……それで気になったんだけど」 「何か考えがあっての事だろう……あの男の目的はわからんが、何か物騒な連中を手駒に揃えているようだしな」 トーレの言葉にセインは顔を引きつらせ、「あいつ等かぁ」と小さく呟く。 今回の任務にはもう一人、水先案内人と言う形で同行している者がいた。 今は野暮用があると別行動中でこの場にはいないが……内心、セインはホッとしている。 「私、あいつ等苦手……っていうか嫌いだなぁ。何考えてるかわかんないし」 「ここで愚痴を言っても始まらんだろう……目的は達した、さっさと帰るぞ」 「りょーかい」 ケースをセインが抱きかかえ、二人は洞窟を後にする。 同行者との合流ポイントまで向かい、そこで元の世界へと帰還する。 二人が持ち帰ったタマゴが、後に自分達の目的とする計画に与える影響など二人はまだ知るよしもない。 レジアス・ゲイズは手に持っていた書類を軽く読み流した後、ゴミでも捨てるような仕草でデスクの上に置く。 内容は聖王教会の騎士カリム・グラシアの持つ稀少技能、預言者の著書(プロフェーティン・シュリフテン)による予言の内容。 半年から数年先の未来を詩文形式で書き出し、予言する能力。 「フン……くだらん」 大規模な事件や災害に関する予言の的中率が高く、聖王教会や次元航行部隊のトップも目を通す物。 しかし、レジアスは自身の稀少技能嫌いもあって好意的には見ていない。 本音を言えば読む前に処分したい所だが、重要書類扱いであるこれを気軽に処分する事など出来る筈も無い。 (この予言……まず間違いなくアイツの事か) 予言に書かれた内容……全てでは無いが、彼は察しがついていた。 旧い結晶と無限の欲望が交わる地 七つの大罪解き放たれ、王の翼は蘇る 悪夢は始まり、大地は終わらぬ蹂躙に汚れ果て やがて、王の翼は海を消し去り全てを闇へと還すだろう この予言の最初の文に書かれた旧い結晶は4年前かた度々発見されているロストロギア、レリック。 残りの部分はさっぱり解らないが、あの男が何か事を起こそうとしているように取れる内容だ。 「今の内に釘を刺すなりしておいた方がいいかもしれんな……」 普段なら気にも止めない所だが、内容の一部を下手に理解出来てしまった為に捨て置く訳にもいかない。 念の為、最高評議会の方にもそれとなく警戒するように伝えようとも思ったが……あの三人はあの男を自分達の手駒と信じ切っている。 伝えた所で「無用な心配だ」と言い返されるのが目に見えるようだ。 「言った所で無駄だな……」 予言が書かれた書類をファイルに閉じ、本棚に仕舞った所で乱暴にオフィスの扉が開かれる。 見ると、自分の秘書であり娘でもあるオーリスが荒くなった息を吐きながら開け放った扉に手をついていた。 普段から生真面目で優秀な秘書の娘が取るにしては乱暴な行動に、何かが起きたのだと察するのに時間はかからなかった。 「オーリス、何があった?」 「中将! 外を……空を見てください!」 言われるがままに後ろの窓から日が沈み、暗くなった空を見上げる。 普段なら夜空を彩る星が浮かぶ空……そこに、有り得ない光景が広がっていた。 「なっ……なんだ、あれは?」 レジアスの視界に映り込む物。 夜空に開いた穴と、その穴から出現する炎の翼と大剣を持つ竜人だった。 同時刻、八神はやては知人との食事を終えて帰路へついていた。 夢にまで見た自分の部隊、機動六課を立ち上げたばかりでまだ色々と忙しい時期故、最初は断るつもりだったのだがどうしても、と半ば強引に誘われてしまった。 どうも知人は連れてきていた管理局の重役に、自分の事を紹介したかったようだ。 (まぁ、コネが一個増えた思って前向きにとらえよか) その重役は決して良い男では無く、むしろ嫌いなタイプであったが、はやては前向きに思考を切り替える。 管理局のお偉いさんとのコネが出来たと思えば、この先色々と都合が良いかもしれない。 (……活用する気は無いけどな) などと心の中で毒づき、帰りのタクシーでも拾おうと駅前まで来た時であった。 何やら、街ゆく人々が一斉に空を見上げている。 「ん? なんや……何か……あ……った……って……?」 その光景に、はやては言葉を失った。 夜空を引き裂くように突如として開かれる大きな穴。 その中よりゆっくりと、炎の翼を持った巨大な何かが姿を現したのだ。 かなり上空にいるのか、姿ははっきりと見えないが、少なくとも鳥や飛行機の類では無い。 「ちょ……なんや、あれ」 何が起きているのかと呆気にとられ、茫然と空を見上げていると、不意に首から下げたデバイスから電子音が鳴り響く。 六課からの緊急通信の際になるアラームだ。用件は聞かずとも解るが、通信に出ない訳にはいかないだろう。 「はい、こちらはやてやけど……用件は空のあれ?」 『はい。突然クラナガン上空に出現した……恐らく、生物だと思われますが』 「せやろなぁ……」 『それと、微弱ながら空間の歪みも検知出来ます……恐らく、異世界の者かと』 映像は無く、音声だけの通信だが相手の……六課で自分の補佐をやっているグリフィス・ロウランの面喰ってる様子がリアルに想像できる。 普段から余り表情を崩さず、慌てない人物だけにその様子を是非とも見たかったが、流石にそう茶化す余裕もない。 『現在、こちらから動けるのはなのは隊長と……』 「あぁ……それより、ちょっと飛行許可だしてくれへん?」 『は?』 「いや、そっちからなのは隊長とか飛んでくるより早いやろし……っていうか、今現場の真下におるんよ」 『……えぇっ!?』 通信機の奥から聞こえてくる、普段のグリフィスからは想像もできない裏返った声。 本当に、どんな表情をしているのか見てみたかった。 「なんかえらい騒ぎになりかねんし、こういう場合はさっさと対応した方がええ」 『は……はぁ、しかし危険では……?』 「危険なのは誰がやっても一緒やって。一応、何があってもええようにそっちでも準備はしといてくれる? ほれ、さっさと許可出して」 『あ、はい。飛行許可、承認しました』 「了解。さて、ほないっちょ行ってきますか」 通信を切り、軽く準備運動のつもりで両肩をぐるりと回してからデバイスを手に持ち、起動させる。 「セットアップ」 全身が光に包まれ、一瞬で茶を基調とした管理局の制服から黒のアンダーと白のジャケット……自身のバリアジャケットを身に纏う。 右手に愛用の杖型デバイス、シュベルトクロイツを握り締め、背中から伸びる六枚の黒翼を羽ばたかせて飛翔し、一気に飛び上がる。 視界に捕えた巨大な何かは、出現した場所で静止して周囲を窺っているのか、目立った動きは見えない。 (すぐに襲われる……って、事は無さそうやけど) 相手が未知の存在である以上、油断はできない。 戦闘にでもなったら、自分も街もただでは済まないだろうと覚悟しつつ、相手を刺激せぬように対応しなければならない。 やがて、はやては目標の……太陽のように紅く燃える翼を持った竜人と、その肩に乗る青年の正面で静止した。 深呼吸し、相手との対話を始めようと口を開いた、その直後だった。 「うぉっ!? 人が空飛んでる!?」 「……は?」 青年のどこか間の抜けた、驚きの声が聞こえてきた。 彼は茶色がかった髪を後ろで軽く纏めた、黒地のノースリーブシャツの上にまた袖の無い赤い上着を着込んだ少年だった。 (歳は、私と同じぐらいかな……? 顔つきからして、日本人っぽい気もするけど……) 見た目からしてそう判断し、さっきの言葉からあまり悪い人でも無いんじゃないか、という妙な安心感すら抱いてしまう。 ハッとなって軽く頭を振って、やや鋭い目つきで少年を見やる。 油断しては駄目だ。見た目や口調で相手を判断するのは危険すぎる、と自分を戒めて再度口を開こうとしたら……。 「兄貴、空飛べる人間っているもんなんだな」 「あぁ、世界は広いっていうけどなぁ」 「……えぇっ!?」 思わず声が出た。 青年はともかく、まさかこの竜人まで人語を使用し、普通に喋れるなんて思ってもいなかった。 しかも、その言葉使いはかなり流暢で思わず感心してしまうレベルだ。 「しゃ、しゃ……喋った……?」 「ん? どうか、したのか?」 「えっ!? い、いや、何でも無いです」 おまけに心配までされた。 中々に気が効くと言うべきか、何と言うべきか。 (って、完全に出鼻くじかれてるやん私!?) 張りきって来てこれでは、何と言うか色々と立場が無い。 あまり空の上で話し込んでいる、と言うのも問題であるし、せめて場所を移すべきかもしれない。 「え、えっと……お二人さん?」 「「何だ?」」 「色々と聞きたい事あるんやけど……ええかな?」 「ん? あぁ、別に構わねぇ……っていうか、俺達も色々聞きたいし、な?」 「あぁ」 青年と竜人、やはり話が解るのか快く申し出に応じてくれた。 ほっと胸をなでおろし、はやては続ける。 「あと、何時までもここに追ったら色々と迷惑掛かるんで……場所移してもええかな? 案内するから」 「あぁ、それもそうか……下、これ街だよなぁ」 眼下の街を見下ろしながら、青年は頷く。 彼らとしても、何時までもこの場にいると言うのは本意では無かったようだ。 「それじゃ、私についてきてな」 「あぁ、行くぞシャイングレイモン」 「わかった、兄貴」 シャイングレイモンと呼ばれた竜人は青年の言葉に頷き、先を飛ぶはやての少し後ろにぴったりついて移動を開始する。 やはり、十五メートル近い巨体が空を飛ぶとなると少しばかり風が乱れるが、はやてが飛ぶのに支障が出る程度では無い。 むしろ、はやてが自身の飛行で巻き起こす風で吹き飛ばぬように遠慮しながら飛んでいるのではないか、とさえ思えるような飛び方だ。 (……流石に、考えすぎかなぁ?) いくらなんでもお人よしすぎないか、自分と心中で苦笑する。 相手が誰なのかも解らないのに、そうそう自分の都合の良いように捕えていい物か。 「大門大だ」 「へっ?」 突然、青年が口を開いた。 「俺は大門大だ。一応名乗っとこうと思ってな」 「あぁ……私は、八神はやて。よろしゅうな」 「おう。こいつは俺の子分、シャイングレイモンだ」 「よろしくな」 青年、大門大と共にシャイングレイモンも小さく頷く。 それを見て、はやては二人を交互に見やって、呟いた。 「……でっかい子分やなぁ」 それはあまりにも、あんまりすぎる意見であると共に、誰もがそう思うであろう感想であった。 「そんなにおっきいと一緒におるんも一苦労ちゃう?」 「いや、別にそんな事ねぇよ。普段からこんなにでけぇ訳でもないし」 「あれま、そうなんや」 機動六課所属の仲間に、竜を使役する召喚士の少女がいた事をはやては思い出す。 彼女の連れている竜のように、普段は力を封印して小柄な姿で行動する召喚獣もいると聞くから、シャイングレイモンもその手の類なのだろう。 最も、人語を喋る召喚獣なんて見た事も聞いた事も無いのだが。 (まぁ、魔法使ってる感じもなんかせぇへんしなぁ……) もし、シャイングレイモンの姿が召喚などの魔法による物なのであれば何らかの魔力を感じ取れる。 しかし、そんな気配は全く感じ取れない。 では一体何なのか、と思考を始めるもよく解らない。 (むぅ……) 好奇心が刺激され、今すぐにでも問いただしてみたいが、飛びながらするような話でも無い。 とりあえず誘導先である六課隊舎で、腰を落ち着けてゆっくりと聞くまで我慢しよう。 真下は海。ここを超えれば、後十分経たずに隊舎に到着するのだから。 『八神部隊長!』 「ん?」 緊急アラームと共に正面に通信ウィンドウが浮かび上がり、グリフィスの顔が映し出される。 何があったのか、非常に慌てている様子で焦りや驚愕が表情に見てとれる。 「うお!? なんだそれ!?」 「あぁ、ちょっと静かにしてくれる? で、グリフィス君、どないしたの?」 後ろから通信ウィンドウを興味深そうに覗き込む大を抑え、はやてはグリフィスへ向き直る。 『クラナガン上空にて、空間の歪みが発見されました!』 「なんやて!? 私が今連れて行ってる二人の時のとは違うんか!?」 『全く別の……新たな反応です! 現在の隊長達の位置からそう遠くな……で……さ……』 「ちょ、ちょっと!? グリフィス君!? グリフィス君!? ちょっと、どうなってんの!?」 突如、通信ウィンドウが歪み音声が途切れ始める。 やがては壊れたテレビのように砂嵐のような画像と耳障りな雑音が流れ、完全に通信が途絶えた。 舌打ちしてウィンドウを切り、イラついたようにはやては吐き捨てる。 「何がどうなってんねんなっ、ほんま!?」 「おい、どうしたんだよ?」 「んっ? あぁ、ちょっと厄介な事起きてるみたいでな……」 大へ適当に返事をしつつ、はやてはイラついた頭を冷やし、思案する。 空間の歪み、とグリフィスは言っていた。それはかなりの大事だ。 ほんの少しならともかく、その歪みが大きなものならば他の世界をも巻き込むほどの次元震を引き起こしかねない。 更に、他の次元世界と比べても圧倒的と言ってよいほど、空間が安定しているクラナガンでそれが二度も起きるなどふつうはあり得ない。 (誰かが、意図的に起こしたんか……それとも……) 「あれは……兄貴! はやて!」 「どうした!?」 「へっ!?」 はやての思案を遮る様に、シャイングレイモンが空の一点を見やりながら叫ぶ。 二人がそこに目を向けると、夜空を引き裂くように開かれた巨大な穴より、赤いマントの巨人が出現しようとしている、その瞬間であった。 背中より翼を伸ばし、天に向かって突き立つ二本の角を持った、十数メートルの巨体の赤いマントの怪物が。 「なっ……なんや……あれ……」 「兄貴、あいつは!」 「あぁ……間違いねぇ、ヤツだ!」 「二人とも、あれが何なのか知ってるんか!?」 はやての問いに二人は答えない。 ただ、ひたすらに敵意の籠った目であの巨人を睨みつけていた。 巨人は完全に出現を終えると共に、ゆっくりと周囲を見渡し、小さく唸る。 「ふぅむ……不味いな」 言葉の内容とは裏腹に酷く落ち着きはらった様子で、巨人は呟く。 目的の世界には移動できたが、出る場所が大きくズレてしまったのだ。 普段の巨人ならば、決してありえぬ失敗だった。 (まぁ、出てしまったものは仕方があるまい。今回ばかりは、どうにもならん) 少々空間移動を行う手順と状況に問題があった。 ただ、それだけの事と巨人は片付ける。 一度出てきてしまったのなら仕方が無い、さっさとこの場を立ち去ればよいだけの事だ。 そう考え、巨人がゆっくりと顔を向けると……。 「……ほぅ」 こちらへ真っ直ぐに飛んでくる竜人の姿が確認できた。 その肩に乗る人間と、すぐ後を追うように飛んでいる人間がもう一人。 「これは、珍しい処で出会う物だな」 自身の前で静止し、対峙する竜人……シャイングレイモンと大門大。 「……やれやれ、面倒な事になったものだ」 「何妙な事言ってやがる!?」 巨人の落ち着きはらった、それでいてどこか楽しげな口調に反し、大の声は怒気を含んでいた。 「テメェだろ! 俺達をこんな処に飛ばしたのは!」 「はて? 何の事かな? ワシには身に覚えが無いが……」 「とぼけんじゃねぇ!」 その場に少し遅れて到着したはやての耳にも、その会話は届いていた。 「デジタルワールドでテメェと戦ってた途中でこんな処に飛ばされたんだ! お前以外に誰がやるってんだよ!」 「なっ……ちょっと、それどういう……」 「成程……お前は、決定的な勘違いをしているようだな」 「んだと!?」 はやての言葉を遮り、大の言葉を無視して巨人は進める。 「詳しく説明する義理は無いが一つ言っておこう。お前達がこの世界に飛んできたのは単なる偶然だ、ワシがやった事ではない」 「ふざけんな! そんな話、信用すると思ってんのか!」 「信用してもらおう等とは思っておらんよ」 巨人はふんと鼻を鳴らし、右掌に炎を出現させる。 「それともう一つ。お前と遊んでいる暇は無い」 無造作に右手を振り上げ、その炎を放つ。 咄嗟にシャイングレイモンが体を捻ってそれを回避し、はやても反射的に回避行動をとる。 「なっ!? いきなり攻撃やなんて……っ!?」 炎は完全に回避したが、それにより発生する熱風がはやての身に叩きつけられる。 バリアジャケットで防御している筈なのに、まるで直接肌を焼かれているかのような熱さだ。 もしも直撃をすれば、消し炭にすらならないであろう事は、明白だった。 「っ……んのぉ! 先に手ぇ出してきたんはそっちやで!」 攻撃を受けたのならば、正当防衛が成り立つ。 あの炎をもう一度放たれる前に、万が一にでも街へ被害が出る前にあの巨人を取り押さえねばなるまい。 はやてはシュベルトクロイツを掲げ、詠唱を開始する。 非殺傷設定、出力調整を行い、はやての足元に展開されるのは魔法陣。 周囲に浮かび上がる、四つの魔力球の狙いを巨人へ定める。 「来よ、白銀の風、天よりそそぐ矢羽となれ」 本来、海上とはいえこんな場所で使用するような魔法では無い。 しかし緊急事態だ。あとで始末書を何枚でも書いてやる、と心の中で吐き捨て、放つ。 「フレースヴェルグ!」 闇夜を切り裂くように魔力が解き放たれ、閃光と如き砲撃が巨人を直撃する。 立て続けに四発。いくら非殺傷設でとはいえどもたたでは済まない一撃だ。 「ほぅ……」 「なっ!?」 しかし、爆発の中より現れたのは無傷でたたずむ巨人の姿。 その身を包むマントすら傷ついた様子もなく、平然と佇んでいる。 手加減をしての攻撃だったといえ、いくらなんでも無傷は、マントすら傷つかないのはあり得ない筈だ。 体格差も考え、威力もさほど押さえずに撃ち込んだと言うのに。 「この世界の人間は面白い技を使うな……聞いていた通りだ」 「無傷……そんなっ!?」 「はやて! どいてろぉ!」 巨人の側面より、轟音を立てながらシャイングレイモンが炎を纏った拳で殴りかかる。 その巨体に加速の勢いを乗せた一撃が繰り出されるも、巨人は難なくその拳を左手で受け止めた。 「ぐっ!?」 「ふん……人の話を聞かない連中だ」 そう言うなり、巨人は無造作にシャイングレイモンを放り投げる。 「ぬあっ!?」 空中へと投げ飛ばされるシャイングレイモン。 「おぉわぁっ!?」 「兄貴!?」 「危ない!」 その肩よりバランスを崩し、大が海面へと向かって落下する。 空を飛べる筈もなく、重力に従って墜ちていく大の真下へと移動し、両手を広げたはやてが全身を使ってそれを受け止める。 「っう!?」 人一人の体重と落下分の勢いが加算された衝撃がその身を貫くが、バリアジャケットの防御機能で持ちこたえる。 崩しかけたバランスもどうにか整え、大を両手で抱えたままはやては空中へと飛翔する。 「っぅ……大門君、大丈夫かいな?」 「あ、あぁ……助かったぜ。そっちこそ、大丈夫かよ?」 「私は平気。こう見えても結構丈夫なつもりやで」 「そっか……って、シャイングレイモンは!?」 直後、激しい激突音と共に海面に巨大な水柱が立ちのぼる。 それが、シャイングレイモンが海へと落下した為の物だと二人が気付くと共に、巨人が口を開いた。 「言った筈だ。お前達と遊んでいる暇は無いとな」 「てんめぇ!」 「ちょっ、落ち着きや!」 腕の中の大を抑えつけながら、はやては巨人へ問う。 「あんた……一体何者や?」 あきらかに余力を残した状態で圧倒された敵へ向ける物とは思えぬ程、強い意志の籠った瞳で睨みつける。 先程の一撃はやては巨人との実力差を感じ取っていた。しかし、だからどうしたと言うのだ。 この騒ぎで仲間達もすぐに駆けつけてくれるだろうし、何より管理局員の、部隊の隊長としての意地がある。 この程度の事で、敵に屈する事はあり得ない。 「ほぉぅ……」 その目に巨人は小さく、感心したように唸りながらも、小さく首を横に振る。 「答える必要は無い」 「何ぃ!?」 「今知らずとも、いずれ嫌でも知る事になる」 マントの奥、蒼く怪しく光る目を歪めながら巨人は言う。 背中の翼を広げ、ゆっくりとその巨体を舞いあがらせる。 「テメェ! 逃げんのか!」 「お前達とはいずれまた戦う事になろう……その時は、もう少し遊んでやる」 そうして、巨人はその巨体からは想像もつかぬ程の速度で夜空へと消えていった。 「んだとぉ!? 待ちがやれ、コラァ!」 「ちょっ! 暴れんな言うたやろ!? ええ加減にせんとバインドで縛るで!」 この後、はやてが大をバインドで拘束するまで五分と掛からなかったと言う。 「……以上が、現場よりの報告です」 地上本部、自身の執務室でオーリスが受け取った報告を聞きながら、レジアスは忌々しげに鼻を鳴らした。 機動六課……何度聞いても忌々しい名前だ。 本局所属の部隊が地上にて自由に活動している、と言うのは正直気に入らない。 クラナガンの、地上を守っているのは自分が率いる地上部隊だと言う誇りを汚されているような気分になる。 「解った……で、その竜人を連れた奴はそのまま六課が?」 「はい。身柄を保護するそうです」 「ふむ……」 報告の内容は、現場からとりあえずという形であがってきた物でお世辞にもまとまっているとは言い難いが、竜人を連れた青年の事は少々気になる。 突如出現したと言う巨人とも顔見知りであるような、敵対しているような言動を取ったのなら、ただものではない筈だ。 近いうちに、何らかの形での接触を試みるべきか、と思案する。 「あとで正式な報告書を提出させろ、明日の昼までにな」 「了解しました」 一礼して退室するオーリスの背を見送り、レジアスは背後にある窓より外を見やる。 クラナガンの街並みを一望できるこの場所は、公私ともに気に入っていた。 生まれ育ったこの街を自分が守っているのだと、そう改めて実感させてくれるからだ。 クラナガンを守っているのは、この自分だ。この街を守る為ならば、どんな事にでも手を染める覚悟ができる。 (何が起きようとも、好きにはさせんさ……) この街で、この世界で何かが起きようとしていると、長年の経験と直感が告げている。 だが、必ずその何かを叩き潰して見せよう。 自分の誇りと命に代えてでも。 機動六課隊舎前。 結局バインドで縛られ、半ば連行に近い状態の大と海より無事に飛び上がってきたシャイングレイモンを連れて、はやては帰還していた。 ふぅと一息つき、バリアジャケットを解除。光に包まれたそれが一瞬で元々彼女の身に着けていた管理局の制服へと変わる。 「服が変わった? 何だそれ、どうやったんだ?」 「ん? あぁ、まぁ後で色々説明するから……」 「主!」 「はやて!」 自分を呼ぶ声と駆け寄ってくる足音に、はやてが振り向くと二人の仲間がこちらに走ってきていた。 桜色の長髪をポニーテールに纏めた長身の少女と、二本の三つ編みに纏めた茶髪の幼い少女の二人、シグナムとヴィータだ。 「ご無事でしたか」 「怪我とかしてないよな?」 「うん、平気。怪我もなんもしとらんよ」 六課に所属する部下、仲間であると共に大切な家族である二人へと笑顔を見せ、安心させる。 「申し訳ありません。我々が動いていれば」 「いやいや、そんな謝られても困るて」 「まぁ、怪我無いならいいけど……後ろの、誰だ?」 ヴィータが目を向ける先……バインドで両腕を固定され、まるで手錠を掛けられた犯罪者のような格好の大と、跪いたシャイングレイモン。 もの凄く何かを言いたそうな眼で、無言で睨んでいるその顔は、少々怖い。 「あぁ……ごめんごめん、そろそろバインド解かんとな」 バインドを解除され、拘束を解かれた大は両腕を軽く振りながら愚痴る。 「やれやれ、やっと解いてくれたか……」 「それに関しちゃ自業自得。っと……落ち着いたところで、改めて自己紹介しとこか」 ゴホンとわざとらしく咳をして、はやては言葉を続ける。 「私は八神はやて。時空管理局古代遺物管理部機動六課隊長やってます、よろしく」 「じく……何だって?」 「時空管理局。知らんのかな?」 「全然聞いたことねぇ……て、まぁいいか」 色々と解らない事だらけ、と言うのは正直言って気に入らない。 だが、今は自分達を助けてくれた彼女への礼儀を果たすべきであろう。 大も一息置いて、改めての自己紹介を行う。 「俺は大。喧嘩番長の大門大だ、よろしくな。んで、コイツが……って、あれ?」 自分の次に、と後ろにいる筈のシャイングレイモンへ視線をやるとそこにあの巨体がいない。 一体どこにと思うよりも早く、聞こえてくるのは間の抜けた、聞き慣れた声だった。 「兄貴ぃ……ずっとバーストモードだったから腹減っちまったよぉ」 「なっ……アグモン、お前なぁ」 「……へ?」 はやては、訳が解らなかった。 確かさっきまでは、あの無骨な逞しさと太陽の如き炎を纏う巨大な竜人だった筈だ。 それが、いつの間にか見る影もない黄色い二足歩行のトカゲのような姿に変わっている。 いくらなんでも、とてつもない変わりようだった。 (フリードでもまだ面影あるんやけどなぁ……) 同じ部隊の少女が連れている、あの小さな子竜を思い出す。 あれはそのまま巨大化するような、そんな感じの変貌を遂げているが目の前のトカゲは違う。 なんというか、変身というレベルの変わりようではないか。 「……あ~、コイツはアグモンってんだ。俺の子分」 「よろしくなぁ……ところで何か喰わせてぇ……」 「あ、ぁぁ……うん。とりあえず、食堂いこか。シグナム、まだ開いてるよな?」 「え……えぇ、まだ大丈夫ですが」 目を回しながら空腹を訴える黄色い二足歩行のトカゲとは、何ともシュールな光景だろう。 恐らく二度とお目に描かれないであろう光景をシグナム、ヴィータと共に呆気にとられた様子で眺めつつ、はやては大とアグモンを連れて隊舎へと入っていく。 この出会いが、ミッドチルダ全域を、全次元世界を襲う事件へと発展するなど、今の彼女達には知る由も無かった。 目次 次へ
https://w.atwiki.jp/002834/pages/172.html
番長皿屋敷
https://w.atwiki.jp/dtrpg/pages/17.html
番長グループNPC 名前:邪賢王ヒロシマ(Lv.9) 性別:男 種族:魔人 武器:なし 持ち物:根性のキーホルダー/しゃもじ/臭い学ラン 【通常ステータス】 知力:4 体力:6 金力:2 OSR:1 FS(悪臭):3 精神:4 【戦闘ステータス】(+番長ボーナス3) 攻撃力:15 防御力:12 ライフ:10 すばやさ:9 中二力:8 【特殊能力】 『仁義なき戦い』発動率75% 成功率100% 範囲:自マスのみ 対象:自分のみ 回数:∞ 時間:永続 効果:発動後、1ダメージを受けるごとに攻撃力と防御力を+2する。 説明:己の血液を操る能力。出血しても傷口ですぐに固まるし、形状も自由に変えられ、鉄程度の硬度を与えることもできる。ウニウニ動かしたりも可能。空中で固定することすらできる。ただし、人より血液量が多い訳ではないので、調子に乗ってると失血死する。 【キャラクター説明】 三年生。希望崎学園の番長。ド正義卓也とは中学時代までの親友。番長に代々受け継がれる伝統的な学ランを身にまとっているが、これはウン十年間洗われておらず、大変臭い。なぜならそれが硬派だから。また、肌着も三年間一度も洗っておらず血と吐瀉物にまみれ、本人も週に一度しかフロに入らないので、総じて大変臭い。でも、本人はそれが硬派だと思っている。外見は筋骨隆々の岩のような大男で気の弱い者なら凄まれただけで腰を抜かす程の悪相。広島弁なのでさらに怖い。見た目通り力も強いぞ! でも、本当は仲間思いの思慮深い性格で苦労性。 *** 名前:白金翔一郎(Lv.7) 性別:男 種族:魔人 武器:真剣 持ち物:竹刀/防具 【通常ステータス】 知力:4 体力:5 金力:3 OSR:4 FS(剣道):4 精神:4 【戦闘ステータス】 攻撃力:8 防御力:10 ライフ:6 すばやさ:8 中二力:1 【特殊能力】 『秘剣・鏡面殺』発動率102% 成功率100% 範囲:自マス 対象:自分のみ 回数:一回 効果:自分を対象にした攻撃をそのまま跳ね返す。 説明:白金の白刃が巨大化し、鏡のような様相を示す。これにより鏡の概念で跳ね返しうる攻撃全てを跳ね返す。剣技というのもおこがましい技。ウイルスなど、鏡の概念で跳ね返せないものには無効。 【キャラクター説明】 希望崎学園三年、番長グループ副番にして男子剣道部主将。顔が怖くて身体が臭く、とても近寄りがたい邪賢王の代わりに番長グループの渉外などを一手に引き受けている。事務処理も得意。 *** 名前:鏡子(Lv.3) 性別:女 種族:魔人 武器:なし 持ち物:手鏡 【通常ステータス】(合計18まで) 知力:3 体力:2 金力:3 OSR:3 FS(豊富な経験):6 精神:3 【戦闘ステータス】(合計30まで) 攻撃力:0 防御力:0 ライフ:8 すばやさ:5 中二力:20 【特殊能力】 『ぴちぴちビッチ』発動率87% 成功率100% 範囲:2km 対象:一人 効果:対象一人の精神マイナス4 説明:手鏡の中に半径2キロ以内の情景を映し出すことができる。また、そこに右手だけを差し入れることができ、その先でみだらな行いをすることができる。卑猥な目的以外で右手を飛ばすことはできない。 【キャラクター説明】 番長グループ二年。希望崎学園最良のレイプ魔。卓越した性技術を持ち、これまで何百人もの学園生徒を貪っているが、誰も文句を言わないので生徒会も黙認中。男女を問わず襲うところは赤蝮と同じだが、鏡子のレイプは博愛精神の表れである。およそ性に関することで彼女に不可能なことは何もない。触手すら犯し返すことができる。(以下、オリジナル)三つ編み眼鏡の気弱色白根暗無口。制服は校則通りの膝丈きっちり。眼鏡を外すと美人だとかそうでないとか。 *** 名前:静かなる駒沢(Lv.2) 性別:男 種族:魔人 武器:暗器 持ち物:なし 【通常ステータス】(合計18まで) 知力:3 体力:2 金力:2 OSR:3 FS(影の薄さ):5 精神:4 【戦闘ステータス】(合計30まで) 攻撃力:10 防御力:7 ライフ:5 すばやさ:8 中二力:0 【特殊能力】 『I.Z.K.』発動率80% 成功率100% 範囲:自マス 対象:自分(+自分に接触のある人間) 効果:極端に影が薄くなる。 説明:いつからいたの?ぜんぜん気づかなかった!の略。自分と、自分に接触している者の存在感を極めて薄くする。完全に見えなくなる訳ではなく、よくよく注意すれば気付く。 【キャラクター説明】 番長グループ一年。見た目は弱々しい優男。生来の影の薄さを気にしてばかりいたら魔人になってしまい、さらに影が薄くなった。わりと常識人で話も通じやすいため、番長グループの情報源として有用だが、そもそも彼を見つけることが一仕事である。あげはを番長グループに迎えに行ったのは彼で、それ以来、ずっと懐かれている。 *** 名前:あげは(Lv.1) 性別:女 種族:魔人 武器:カッターナイフ 持ち物:ゴスロリ 【通常ステータス】(合計18まで) 知力:3 体力:4 金力:3 OSR:4 FS(メンヘル):2 精神:2 【戦闘ステータス】(合計30まで) 攻撃力:2 防御力:0 ライフ:20 すばやさ:0 中二力:8 【特殊能力】 『メルヘンメンヘル』発動率60% 成功率100% 範囲:半径100M程 対象:敵味方全員 効果:発動後、被ダメージと同じ数値のダメージを与える 説明:発動後、周囲に天使のようなものが出現する。あげはが肉体にダメージを受けると、天使が周囲の人間に襲いかかり、あげはと同じだけのダメージを及ぼす。傍迷惑な大規模無理心中能力。 【キャラクター説明】 番長グループ一年。その能力の厄介さから親に疎んじられ、捨て子同然で希望崎学園に放り込まれた。しかし、希望崎学園においてもやはり怖がられて友達もできず、精神的にもギリギリだったが(精神1弱)、番長グループに勧誘されてからは駒沢などのおかげで精神も安定してきており、最近は自傷行為にも(あんまり)走らない。いつも駒沢に引っ付いているので二人揃って影が薄く、どこにいるのかよく分からない。(以下、オリジナル)自傷癖のある16歳。目の下にすごいクマ。ファッションはゴスい。大分メンヘラ気味。被害妄想と偏執狂。友達いない。寂しくて泣いちゃう夜もあるって話。 *** 名前:立川トシオ(Lv.3) 性別:男 種族:魔人 武器:バイク 持ち物:工具一式 【通常ステータス】(合計18まで) 知力:2 体力:4 金力:4 OSR:2 FS(メカニック):4 精神:3 【戦闘ステータス】(合計30まで) 攻撃力:6 防御力:0 ライフ:7 すばやさ:12 中二力:8 【特殊能力】 『アメリカン・チョッパー』発動率91% 成功率100% 範囲:自マス 対象:自分のみ 効果:生ゴミからハーレーを作る 説明:立川のエコロジー思想とバイクに関する熱意が結晶となった能力。何をどうやっているのか良く分からないが、生ゴミをアレコレいじっていると立派なハーレーダビッドソンが出来上がる。 【キャラクター説明】 番長グループ二年。バイクを愛し、地球を愛する好青年。番長グループのみんなが乗ってるハーレーは立川が作ったもの。いつも油と生ゴミにまみれてる。どう考えても授業に出ていない。 *** 名前:口舌院言葉(Lv.7) 性別:女 種族:魔人 武器:なし 持ち物:なし 【通常ステータス】 知力:4 体力:2 金力:4 OSR:3 FS(言霊):5 精神:6 【戦闘ステータス】 攻撃力:0 防御力:0 ライフ:8 すばやさ:10 中二力:12 【特殊能力】 『騙しの美学』発動率61% 成功率0% 範囲:声の届く範囲 対象:敵全員 時間:1ターン 効果:発動後、1ターンの間、「こちらが不利になる相手のアクション」全てを相手自身に返す。また、相手の精神値が自分より低い場合、1ポイントにつき10%発動率がアップする。言葉より精神値の高い相手には効かない(同じでも効かない)。 説明:発動すると1ターンの間口先で相手を騙して範囲内でおこなわれる敵の行動に干渉できる。ダメージ 弱体化 通常攻撃などのマイナス能力は発動者に跳ね返し、パワーアップなどのプラス能力は自分に変更。どちらとも言えないものは 発動者に跳ね返す。 【キャラクター説明】 番長グループの穏健派にして、グループ最強戦力の一角。その絶大な信頼感からグループ内でも「口舌院先生」と呼ばれている。代々詐欺師の家系に生まれた魔人で、武力による衝突を嫌い、全てはハッタリ・言いくるめ・説得などでどうにでもなると思っている。その騙しのテクは詐術というよりも、言霊に秘められし魔力により成立しており、真実でないことでも真実のように聞こえてしまう。 *** 名前:服部産蔵 (Lv.4) 性別:男 種族:魔人 武器:真剣 持ち物:竹刀/防具/エロ本 【通常ステータス】 知力:3 体力:5 金力:1 OSR:1 FS(非モテ):3 精神:5 【戦闘ステータス】 攻撃力:17 防御力:3 ライフ:10 すばやさ:4 中二力:8 【特殊能力】 『妊娠眼』発動率262% 成功率100% 範囲:自マス 対象:女性一人 効果:対象の女性に自分の子を孕ませる。 説明:キモオタの眼力により、目が合った女性を妊娠させる。ただし、相手が服部に対し恋愛感情を抱いており、服部の目の前で全裸にならなければ使えない。 【キャラクター説明】 希望崎学園三年にして番長グループに所属する剣道部副将。白金の剣の腕は尊敬しているが、同じ剣道部なのに白金ばかりモテることには少なからず疑問を抱いている。能力は「それ、ふつうにセックスした方が早くね?」ともっぱらの評判。(以下、オリジナル)年齢=童貞歴のキモメン。忍者の家系に生まれたが、大した奴ではなかったので普通に生きる事を選んだ。
https://w.atwiki.jp/dnfduel/pages/89.html
喧嘩屋 HP ガード値 MP回復速度 ガーキャン発生/ガード時/ヒット時 投げヒット時 声優 1050 1050 通常時15/秒無色キューブ覚醒時:21/秒 18F/-23F/ +12F +2F 君成田晃佑 特徴 裏社会に悪名をとどろかせる賭け格闘家。 リーチの長い鎖攻撃と隠し持った武器の数々で相手を抑えつけ、 じわじわと相手を追い詰める闘いに長けている。 牽制技や飛び道具が豊富 一方的に攻撃できる間合いが広い 「毒やられ」や「燃焼やられ」による特殊ダメージを与えられる ゲーム内説明より抜粋 以下自由解説欄 技性能 コンボ Tips キャラ対策
https://w.atwiki.jp/yutorigk/pages/27.html
番長グループSS ●みんなでレイド戦に参加しよう! ●みんなでレイド戦に参加しよう!2 ●みんなでチケット争奪戦に参加しよう! 影平くんの日常① 影平くんの日常② 『一三五は疑わる』 ●みんなでレイド戦に参加しよう! ザ・メガネ「よし、じゃあ今日もレイド戦やるか」 コンタクトレンズ「とにかく殴る」 「こんだけ人いてプリースト一人もいないとかww」 ザ・メガネ「ぐわーやられた」 「弱点は火属性です」 「放置するならコマリピはマナーでしょう…」 「きた!プリーストきた!」 「グループヒーリスト!グループヒーリスト!!」 「グループヒーリストがウチの生命線!!」 「あれ、いつの間にか俺のキャラ死んでる」 「誰か天使の聖杯持ってないの!?」 コンタクトレンズ「とにかく殴る」 「やばい火力足りない時間ない」 「回復ありがとうございます^^」 ザ・メガネ「今回も俺のおかげで勝てましたね!」 元ネタがわからんw 元ネタ分からんからなあ……w メガネうぜえwwww ●みんなでレイド戦に参加しよう!2 ザ・メガネ「お、感謝のオーブ手に入った」 コンタクトレンズ「とにかく殴る」 ザ・メガネ「よし、じゃあポルシャル召喚しよう。みんなで幼女と戯れよう」 コンタクトレンズ「とにかく殴る」 「解放しました^^」 「お邪魔しますー」 「人多い!」 「いいの出るかな?」 「貢献度6万ってすげーな!」 コンタクトレンズ「とにかく殴る」 「一斉攻撃だ!」 「何が出るかなー」 一方、ザ・メガネは2ターン目で状態異常喰らって寝てた。 ザ・メガネ「今回も俺のおかげで勝てましたね!!」 同上 ●みんなでチケット争奪戦に参加しよう! 番長「いいか番長Gのボンクラ共、よく聞け!」 番長「今回の貴様らの仕事は、なんとしても一 九十のコンサートのチケットを手に入れることだ!!」 番長「手段は選ばん、行って来い!!」 モブ「ねんがんのチケットをてにいれたぞ」 影平「ころしてでもうばいとる!」 鉄野「ころしてでもうばいとる!」 六角陣「ころしてでもうばいとる!」 モブ「な、なんだ貴様らグワー」 「峰内!峰内!!アタッカー来た!アタッカー来た!!」 「防いで!アタッカー防いで!!」 「峰内がウチの生命線!!」 「チケット!チケット手に入れて!!」 「家康!家康!!投げて!本投げて!!」 「ハト!ハト出して!!」 コンタクトレンズ「とにかく殴る」 「目覚めろ!大地」 「チケット!チケット!!」 「誰かプリーストいないの!?」 「フルアーマー!フルアーマー思ったほどフルアーマーじゃない!!」 「時間ない!時間ない!!」 ザ・メガネ「いやー、今回も俺のおかげで勝てましたね!!」 やっぱり元ネタわからんけどドライブ感は凄い「フルアーマー思ったほどフルアーマーじゃない!!」がスゲー面白かったw 元ネタ分からんけど面白かったw 影平くんの日常① 希望崎学園。夕方。 「かげひらー、影平居ない?」 番長小屋に1人の女性がやってくる。 番長グループ所属にして陸上部部長、鶉かなめである。 かなめは部屋の中をきょろきょろと見回すが、下校時間に近いためか人の姿はない。 「……居ないか」 返事が返ってこないことを確認し、かなめは踵を返して番長小屋から立ち去ろうとする。 かなめの死角、番長小屋の床の一部が微かに動く。 「と、見せかけて」 かなめは足を止める。 微かに揺らいでいた番長小屋の床がぴたりと動きを止める。 「そこぉ!」 肩に担いでいたハンマーを振り下ろすかなめ。 衝撃を受けた床は確かに鳴動し、急激に形を変える。 さながらそれは牢の如く。 ばりばりと床が音を立て、槍の如くはがれ柵を形作るかの如く屹立する。 かなめの陸上技、「目覚めろ大地!」だ。 床はあっという間に何かを閉じ込める檻を作った。 「どうだ!」 びしっ、と檻へとハンマーを向けるかなめ。 それに応ずるように、地面から一つの影が立ちあがる。 ……ただし、檻とは随分と離れた場所に。 「どうもこうもないですよ!」 被っていた布を畳みながら立ちあがったのは番長グループの構成員。 先ほどからかなめが呼んでいた影平 代だ。 「お、影平いるじゃん」 「居るじゃんじゃありません!この床どうするんですか!?」 「あー、すぐ直すから気にすんなって」 「というか、なんで居るの分かったんですか?……その割にボクのこと捕まえられてないし」 影平の質問に、かなめはにへら、と表情を崩し答える。 「や、お前居ても私の事無視するからさあ。ああすりゃツッコミに出てくるかと思って」 影平は呆れたように何事か言葉を吐こうとするが、幾瞬か迷ったあと肩を落として 「……とりあえず、ちゃんと直してくださいね」 とだけ言った。 「おー、もちろん!で、かわりに影平に頼みがあってさ」 「嫌です」 「そーか、嫌だけどやってくれるか!ありがとう!」 影平の抵抗も空しく、かなめは強引に話を進めようとする。 なれたやりとりなのか、影平も無理に止めようとしない。 「やー、陸上部の活動中にジャージ破れちゃってさ!直してくんね?」 「いいですよ……いいですけど。なんで毎回ボクに頼むんですか?」 影平のせめてもの反論に、かなめは不思議そうに首をかしげる? 「え?だってお前忍者だろ?」 「はい、そうですよ」 「忍者ってあれだろ。術を使ったり」 「使いますね」 「忍んだり」 「忍者ですからね」 「ダンジョンに居たり」 「……まあ、そういう仕事してる人もいますけど」 「クリティカル出したりする奴だろ?」 「………暗殺って意味なら間違ってません」 「な?じゃあつまり手芸部じゃん」 「なんで!?なんで結論がそうなるの!?手芸と忍術のどこに共通点があるんですか!?」 「え、だって手芸部の奴らみんな術を使ったり忍んだりダンジョンに居たりクリティカルだしたりするよ?」 「この学校の手芸部はなんなんだ……」 ぐちぐち言いつつも、器用にジャージの破れた部分を繕う影平。 彼の名誉のために書いておくが、別に彼が初めから手芸の技術を持っていたわけではない。 かなめをはじめとする番長グループのわんぱく連中が、事あるごとに彼に裁縫を要求していたため技術が向上してしまっただけなのだ。 「はい、できましたよ」 「お、サンキュー!おー流石。上手いな!」 褒められてもうれしくありませんけどね、と影平は呟くが、かなめの耳には届かない。 「お前いい忍者になれるよ!ありがとな!」 忍者と因果関係の見えないかなめの称賛をうけて、影平はもう一度大きくため息をついた。 おっきい女の子に頼られてる影平は爆発四散しろとおもいました。 手芸者と間違われてるうちに裁縫上手に、とか、影平くんめっさいい子! 影平くんの日常② 埼京線の魔人専用車両に揺られながら、影平はため息をつく。 希望崎は悪い学校ではない。気の良い奴が多いし、忍者の自分もすぐに受け入れられた。 だが、かなめのような勘違いをしている者が多いのはどうにも疲れる。なんとかならないものか。 ガシャン! 突如、電車の窓が割れて二つの人影が飛び込んでくる。 片方は赤黒い忍者装束に「忍」「殺」と書かれた面頬をした忍者。 そして片方は、機械化された両腕を持った怪人。 この手の事態は魔人専用車両では珍しい事でない。 というより、一般車両に危険を飛び火させないようあえてセキュリティレベルを下げてあるのが魔人専用車両だ。 起こるべくして起こった事態と言えよう。 警告音とともに魔人専用車両が一般車両から切り離されるが、忍者と怪人はそんなことも気にせず戦闘を続けている。 影平にとっては関わる筋合いの無いことだが、ここは埼玉で片方は忍者。 とすると、影平が知らないだけで埼玉忍者の関係者である可能性が高い。 このご時世クライアントを見つけるのも一苦労の時代だ。任務の失敗は埼玉忍者全体の信用にかかわる。 影平は偽装していた荷物から愛用の防火斧を取り出し戦闘態勢をとる。 それに気づいた忍者と怪人は、なぜか影平を警戒しつつ両手を合わせお辞儀の姿勢をとる。 「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」 と忍者の方 「ドーモ、ロンリーバースデーで……」 と怪人の方が挨拶をするのを無視し、影平は怪人の頭部に防火斧を叩きこんだ。 「グワー!」 大げさな悲鳴を上げ怪人の頭部が転がる。そして 「サヨナラ!」 と断末魔を残して爆発四散した。 「……」 「いや、どこの部署の方か知りませんが危ないところでしたね」 「オヌシはスゴイ・シツレイな奴だな」 忍者に罵倒をされて影平は困惑する。 失礼と言われる様なことをしただろうか? 「あ、あれ?もしかして遺体の確保が必要な任務でしたか……そ、それは申し訳ありません。出過ぎた真似を……」 「そうではない」 忍者は冷たい視線を影平に向け。 「アイサツもせずに攻撃するとは、シツレイな奴だ」 影平は相手の言っていることの意味が分からない。 「ハイ?」 「オヌシはニンジャだろう?」 「はい、忍者です」 「ニンジャならアイサツは礼儀だろう」 「え、ナンデ?」 「ナンデとはなんだ」 会話が成立しない。 使っている言葉は同じはずなのに、まるで単語の意味が決定的に異なるかのような気分になる。 「えっと、あれ?埼玉忍者の方ですよね?」 「?確かに私はサイタマでニンジャをしているが」 「え?」 「?」 遠くから鉄道警察隊のサイレンが聞こえてくる。 それを聞くと、忍者は車両から逃げようとする。 壊れた窓枠に足をかけ、最後に忍者は影平に憎々しげな視線を送り。 「次に有った時はオヌシも殺す……ニンジャ殺すべし」 そう言って去って行った。 短い時間だったが、なぜか途轍もない疲労感を感じる影平であった。 フジキドは不意打ちだったw フジキドwww やー、笑った! こんなのが「日常」とか、影平くんは大変だなあw ニンジャスレイヤーわかりませんが、魔人専用車両という発想は評価出来るものだと思います。 『一三五は疑わる』 この学園にゆとりがもたらされていた間、この番長小屋はかなり綺麗になった。無論、多少の汚さは残っているものの、歴代の番長小屋に比べれば、雲泥の差がある。 そうでありつつも、この番町小屋を現在進行形で掃除している少女がいる。 名は一三五(にのまえみこ)。当然だが、かの魔人一族、一家(にのまえけ)の一人だ。巫女装束を着こなしており、竹箒で汚れまみれの床を掃いている。掃除は趣味ではないが、癖のようなものらしい。 だが、彼女がこの番長グループにいることに対し、小首を傾げる者がいる。 それもそのはず、生徒会には二人の一家がいるからだ。一一(にのまえはじめ)と一九十(にのまえきゅーと)の二人である。 一に関して、彼は巻き込まれただけの部外者であるからともかく、九十はもとより生徒会にいた身。故に三五は生徒会にいてもおかしくないのだ。 それ故に、番長グループの中には彼女が生徒会のスパイであると疑う者がいる。誰かと帰る様子もないため、一層疑わしい。 ただし、当然ながらそうでない者もいた。誰かをスケープ・ゴートにして結束を固めるより自らのコミュ力で番長グループを固めたいと思っている蛇淵かわずと、誰にでも優しく接している逆砧れたいたぷたの両名である。 ひょんな事で意気投合した二人は、三五の無実を証明すべく一三五調査隊を結成した。メンバーはもちろん二人だけである。 放課後、いつものようにそそくさと帰っていく三五の後を追った。 三五を追う以前に九十を付けていたため、一家の居場所は既に織り込み済みである。三五も一家の一人なので、一家に行くだろうと考えていたのだ。 先回りしようとたれいたぷたは提案したが、尾行の意味が無いということでかわずに却下された。 しばらく後をつけていると、二人が予想してた方向とは真逆を行っていた。 「あれ。一家の人たちと違う方向行ってない?」 先に疑問を呈したのはかわずだった。周りに聞こえないように、声を抑える。 「ええ。九十さんを付けたときとは真逆を行っていますね」 「もしかして、尾行がバレてるのかな?」 「どうでしょう……まだわかりませんが、とりあえず後を追いましょう」 こうしてると、まるでこちらがストーカーみたいだ。かわずはそう思った。 しばらくして、二人は三五を見失いかけたが、かわずの類稀なるコミュ力で聴きこみを行なって、ようやく三五の後ろ姿を見つけた。 尾行開始から――正確には校門を出てからだが――一時間ほどして、二人は三五の行き先にたどり着いた。街からは大きく離れてしまい、周りには木々や種々が生い茂っている。 そこはどうやら神社らしく、鳥居があった。その先に、傾斜の大きな石段がある。 「まさか、あれを登るの!?」 「骨が折れますね」 だが、次に二人は信じられないものを見た。鳥居をくぐった後、三五が十数段飛ばしで階段を登っていったのだ。否、もはや登ったという次元ではなく、飛んでいると表現したほうがいい。 「はやっ! 三五さんってあんなに身体能力のある魔人だっけ!?」 「能力は存じませんが……少なくとも、学園生活で力をセーブしてる様子はありませんでした」 「じゃあ、身体強化系なのかな?」 「どうでしょう。そうであれば、校門出た時点で使用して、すぐに帰ると思います。道中で一度見失ったとはいえ、寄り道をしてる様子は伺えなかったものですから」 「うーん、たしかにそうか……まあいいや、とりあえず、追いかけるよ!」 二人は三五の能力について考察したかったが、先に三五を追うのが先決だということで中断する。 鳥居をくぐり、急な石段を二人は駆け上がる。登り始めということもあるが、先が見えない。 「ああもう、このあたり階段じゃなくてほとんど崖だよね! なんでこの石段に手をかけないと登れないようになってるの!?」 「これを軽々と飛んでいく三五さんはすごいですね……」 この石段は、後になればなるほど傾斜が大きくなっている。最初の時点でも傾斜が大きいのは確かだが、高さ六メートルほどのあたりでは、ほとんど壁となっている。 二人とも体力に自信はあるが、このようなロッククライミングもどきのことはしたことがない。そのため、登るだけでもかなり悪戦苦闘している。 石段を登ることおよそ五分。永遠にも思えるような五分だったが、ようやく二人は登り切った。 「ぜぇっ……ぜぇっ、も、もう限界。疲れた……ちょっと、休も……」 「ええ……とりあえず、ここで……休憩、し、ましょう……」 二人は完全に疲弊しきっており、顔が汗まみれになっている。そのほとんどが冷や汗であろう。 二人の呼吸が安定しないうちに、社殿の方向から声が聞こえた。 「お主ら、よもやこの石段を登ったわけではあるまいな……」 声のする方向に顔を向けると、そこには背の小さい巫女さんが立っていた。白衣の首元に見える、赤い掛け襟と白い襦袢。緋袴はしわひとつなく、 ちょうちょ結びで留められた帯の上から上指糸が覗ける。視線を下に向けると間違いなく足袋と草履を履いている。 いかにも巫女さんという格好をしている彼女こそ、二人が尾行していた一三五その人だった。 三五は二人を変なものを見るような目で見ていたが、二人を自分の部屋へと招いた。 招かれた場所は、バラックを少し豪華にしたような寂しい小屋だったが、内装はいたって普通の和室だった。テレビやゲーム機などの娯楽用品はもちろん、キッチンや洗面所、風呂など、生活に必要なものは殆ど揃っていることから、インフラは敷かれていることがわかった。 「い、意外と普通の部屋だね……」 「そう、ですね……部屋も綺麗に整頓されてるようですし……」 二人が落ち着かないで周りをキョロキョロと見回していると、三五は三人分の緑茶を淹れて二人に差し出した。 「何も無いところじゃが、ゆっくりしていくのじゃ。とりあえず、お茶でも飲むのじゃ」 「あ、ありがとう……」 差し出されたお茶を丁寧に受け取り、二人は礼を言った。 「しっかし、なぜあの石段を登ってくるかのう……ちゃんと道案内の看板があったはずじゃが」 「え?」「はい?」 二人は顔を見合わせる。 見覚えがないのは、二人には石段を登るという選択肢しかなかったからだ。なにより軽々と飛び上がっていく三五を見て、それが正規ルートだと勘違いしたということもある。 「えっと……あはは」 かわずはごまかすように笑った。 「あの、三五さんは私たちの尾行に気がついていたんですか? まるで、私達が来るのを知っていたような……」 「いや、全く気づかなかったぞ」 「え?」「え?」 二人は再び顔を見合わせる。 「正確に言うならば、この神社にお主らが入ってきてから気づいた、といったところじゃの」 「そ、そうなんだ」 そこで会話が途切れた。無粋な和室の中で、お茶を啜る音だけが聞こえる。実際のところ、気まずそうにしているのはかわずとれたいたぷたの二人だけである。 湯のみから口を離したかわずが、気まずい雰囲気を持ち直そうと口を開く。 「み、三五さんって、本当に巫女さんをやってるんだね!」 「む、自己紹介の時に『わしはしがない巫女じゃ』と言ったはずじゃが……」 「う、うん。だから、本当に巫女さんなんだなって、思っただけなんだ」 「そうか」 会話が終わり、再び無言になる。たれいたぷたが後に続く。 「あの、もしかして、こんなところに住んでたりす……」 「こんなところで悪かったのう……そのまさかじゃよ」 三五は小難しい顔をした。たれいたぷたは冗談で言ったつもりだったが、本当にそうらしい。 「あ、ごめんなさい! 悪気があったわけではないんです」 「気にせずともよい。事実、こんなところに人が住むなど、尋常ならば考えぬものじゃ」 こんな神社に住んでいると聞いて、二人の中に疑問が次から次へと湧いてきた。 「じゃあ、どうしてここに住んでるの? やっぱり、なにか理由があるんでしょ?」 三五はお茶を飲み終えると、一呼吸おいて答える。 「ふむ、すこしばかり長い話になるが、聞きたいか?」 「うん。ぜひ聞きたいね」 「私からもお願いします」 二人が頼み込むと、三五は快く了承した。 三五がこの神社に住み始めたのは、およそ十年前のことだ。くだらないことがきっかけで家出したはいいが、道に迷ってしまいこの神社にたどり着いたのが始まりである。運良く当時の神主に保護されて、しばらく彼の厄介になった。家に帰ったのは、一週間後だ。 それから、三五はしばしばその神社に遊びに行くようになった。何も無いところだったが、掃除を手伝うだけでも、当時の彼女には楽しいものだったのだ。 ある日、彼女は「もしできることなら、ずっとここに住みたい」と、冗談交じりに呟いた。半分本気だったが、出来るわけがないとも思っていた。 しかし、神主のお陰でそれが出来るようになった。彼が魔人だと知り、また、彼の能力がいわば不老不死能力だったということも聞かされた。だから、その能力があればずっと神社にいられると考えたのだ。 三五はまず「魔人能力の譲渡」が不可能だと考えた。魔人能力はその当人の認識に由るものであり、魔人化はそうして出来るものであると。結果として譲渡はできてしまったのだが、それは神主の認識によるものだと考えている。 その日から、神主は姿を消した。誰も所有者のいない神社に、三五はひとりきりとなってしまった 三五は、一家の当主と掛け合ってこの神社を一家の管理下に置くよう説得した。尤も、説得と呼べるほどのものではなかったが。それと同時に、管理者としてこの神社に住まうことになった。 それ以来、ずっと神社に住んでいる。実家に帰るのは、年に一度か二度だけだ。 「まあ、そんなわけでの。わしはずっと一人暮らしなのじゃたまにしか帰らんせいで、他の一家の連中とも会うことはほとんどないのじゃ」 二人は三五の話を聞いて、どうにもいたたまれない気持ちになった。八歳の頃からずっと一人で生活していたのだ。それがどれほどつらいことか、押して図られる。だが、それでも聞いてみたい。 「そのさ、寂しいと思ったことはないの?」 地雷かもしれないと覚悟しつつ、かわずは尋ねた。 「そうじゃの、寂しくなかったといえば嘘になる。こんな辺鄙な場所にある神社に来るものなど、殆どおらぬ。一家の連中も、ほとんど来たことはないのじゃ」 やっぱり、とかわずはすこしばかり落ち込んだ。 「じゃがの、これはわしが決めたことじゃ。後悔はしておらぬ」 「三五ちゃん……」 「あの、やっぱり番長グループにきたのも、それが理由なんですか?」 「む……まあ、そうじゃの。一家の人間とはいえ、あ奴らからすればわしは殆ど面識がないも同然じゃ。その空気に耐えられそうにも無いと思っての」 湯のみのお茶は、全て飲み干されていた。 「ともあれ、番長グループに属して後悔はしておらぬ。こうして、お主らが来てくれたのじゃからの」 「あはは……」 まさか、一家とつながりがあると疑われてたから、そうじゃないと証明しようとしてた、なんて言いづらい。悪いことをしているわけではないが、なかなか後ろめたいものがある。 「それに、こうしてわしの話を聞いてくれたものは初めてじゃよ。かたじけないの、蛇淵、逆砧」 名前を呼ばれて、二人は照れくさそうに笑った。 「よかったら、また来てくれぬかの? といっても、本当に何も無いところじゃが……」 二人は三五が喋り終える前に応諾した。それに対し、三五は礼を返す。 「そ、それと……かようなことを申すのは憚られるのじゃが、わしのことは『みーちゃん』と呼んでくれやせんかの……? その、渾名で呼ばれたことがないものでの……」 三五は顔を赤らめ、二人から目を逸らしている。 予想外の申し出に吃驚したが、それも二つ返事で快諾した。 「そのかわり、私のことも名前で呼んでね、みーちゃん」 「その、よろしくお願いします……みーちゃん」 「う、うむ……渾名で呼ばれると少し恥ずかしいの……よ、よろしく頼むぞ」 三五は恥ずかしがりつつも笑顔で、二人と握手を交わした。 『一三五は疑わる』 仲が良いのは美徳だね。ちょっと読みにくいのが気になった。 みーちゃんとか、もうなんだこのあざといブーム!w 年寄り言葉の幼女はいい。みーちゃん可愛い。
https://w.atwiki.jp/brewwiki/pages/1424.html
押忍!番長 【サイト名】大都吉宗CITY 【ジャンル】スロシミュ 【課金体系】月額315円 【容量】589KB 【通信機能】起動時・コインアップロード時 【レビュアー評価一覧】 4.2点 4.0点 3.0点 1 1 1 【簡易評価】あなたの評価点をクリック! plugin_vote2 is not found. please feed back @wiki. / plugin_vote2 is not found. please feed back @wiki. / plugin_vote2 is not found. please feed back @wiki. / plugin_vote2 is not found. please feed back @wiki. / plugin_vote2 is not found. please feed back @wiki. 2006/08/26(土) 【使用機種】41T 【プレイ時間】7h 【評価・点数】★★★☆☆ 〜良〜 一度起動したら吉宗みたいにロードはない。携帯で番長が出来る。 〜悪〜 吉宗と比べ、あきらかに手抜で-1。グラ悪いかわりに、モッサリ感はない。リールが早い気がする。解約後遊べない-1 結果、個人的だが好きな台なので吉宗よりは長く遊べた。 携帯でもスロしたい人、グラ気にしないのであれば落としてもいいかと。特にオススメとは思わない。 同サイトに、番長卓球と吉宗麻雀というアプリがあるが、どちらも★1今後必要ならレビュします 2006/06/15 【使用機種】W33SA 【プレイ時間】2時間 【評価・点数】★★★★☆ 昼頃に酷評してたけど、ちゃんとやってみたら吉宗同様神アプリでした。 演出も細かい所まで再現されてるし(実機の演出をそのまま縮小した感じ) サウンドもショボイけど全てある。 吉宗と違って長いロードが無いのも良かった。 残念だった所は実機に比べて当たりやすい事くらいかな。 ちなみに大都CITYにはスロットアプリの他にも麻雀、卓球アプリがあり、着うたとかも落とせます。 2006/06/17 【使用機種】W41H 【プレイ時間】5時間 【評価・点数】4.2/5.0 ドコモに大幅に遅れて、やっと大都がきますた。 まず評価すべきは、リール制御。これは完璧といっていい。 演出に関しても、実機とほぼ同等。見づらいけどビラもある。 ただし、ビラ付き赤傘で対決発展→解除ナシなどを確認。-0.2。 問題は音楽で、全シチュエーションの音楽が入ってはいるものの、質はかなり悪い。 元が秀逸なだけに、ここはかなりいただけない。容量の関係なのか?-0.6 一応、慣れない人のためにボーナス目押し機能やリール速度変更も。 とは言っても携帯アプリとしては充分に楽しめる。 山佐のキンパル以来、久しぶりに完成度の高いスロアプリをプレイしました。 実機のファンなら暇つぶしに最適かも。 未確認ですが、各種プレミアが搭載されているなら+0.3とします。 サイト別/た行/大都吉宗CITY