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▼和歌山の政治06Ⅴ より続く ▼和歌山の政治06Ⅶ へ続く 1205 和歌山談合 「現金授受は複数回」 木村容疑者ら供述 [毎日] 1202 木村良樹知事が退職、辞職表明から1か月 [和歌山放送] 1201 和歌山県知事選挙が30日告示、2人の争い始まる [和歌山放送] 1201 第三者加え入札検証 県監視委確認 JVのあり方議論へ [読売] 1125 和歌山談合 井山元社長、下水道工事でも逮捕 [毎日] 1125 和歌山市談合・公金詐取:元課長補佐ら2950万円支払いで和解 [毎日] 1125 和歌山市:意思決定迅速へ次長職を廃止 総務局など新設も--組織改正 [毎日] 1125 県議会 初のトップ不在 4日開会、会期わずか5日間 [毎日] 1124 和歌山県知事が対立候補下ろし依頼?逮捕の会長が現金 [読売] 1123 教育改革 和歌山タウンミーティング 4人が依頼で発言 [読売] 1119 和歌山知事、県幹部に選挙活動指示…業界に推薦求める [読売] 1118 料亭石泉閣借り上げ裁判、旅田前和歌山市長に大阪高裁も全額返還命令 [和歌山放送] 1116 木村・和歌山県知事を逮捕 [読売] 1115 知事裏金、4000万円超す 和歌山談合 [朝日] 1115 和歌山知事、就任直後から談合主導 立件へ最終調整 [朝日] 1115 患者に規定外報酬を指定の口座に振り込みさせた和医大医師が懲戒免職 [和歌山放送] 1114 連合和歌山臨時大会 [テレビ和歌山] 1112 和歌山出直し知事選:元経産省官僚が出馬表明 30日告示 [毎日] 1112 和歌山談合 知事公舎捜索で大量の高級時計、絵画見つかる [毎日] 1110 和歌山談合、知事の後援会幹部ら3人逮捕 [読売] 1109 和歌山談合 知事公舎など捜索 大阪地検特捜部 [毎日] 1108 和歌山県の元出納長が踏切で自殺 談合事件で任意聴取 [朝日] 1108 知事選 投開票は12月17日 [紀伊民報] 1103 和歌山談合:木村知事が辞職表明 「混乱の責任をとる」 [毎日] ▼和歌山の政治06Ⅴ より続く 1205 和歌山談合 「現金授受は複数回」 木村容疑者ら供述 [毎日] 和歌山県発注の下水道工事を巡って競売入札妨害(談合)容疑で逮捕された前知事の木村良樹(54)と談合の口利き役だったゴルフ場経営会社元社長の井山義一(56)の両容疑者が大阪地検特捜部の調べに対し、複数回にわたり現金授受があったと供述していることが分かった。特捜部は、ゼネコンから井山容疑者に多額の謝礼が入る談合システムや特定工事で県側に便宜を図ってもらった見返りの可能性が高いとみて、収賄容疑で再逮捕する方針を固め詰めの捜査を進めている模様だ。 関係者などによると、井山容疑者は00年9月の知事選で、木村前知事の擁立を業界関係者に働きかけ、選挙戦では大阪府内の企業グループに用立ててもらった資金を法定の選挙資金とは別の形で前知事側に提供した疑いが持たれている。このほか複数回にわたり少なくとも計数百万円が前知事に渡っていたとみられ、特捜部は前回知事選や逮捕容疑の土木工事があった04年ごろにも授受がなかったか調べているとみられる。 木村前知事は初当選直後ごろ、井山容疑者が実質経営する大阪・ミナミの中国鍋料理店で「社長(井山容疑者)にはお金の面でも選挙で大変お世話になった。県の工事を社長が仕切るのはどうでしょう」と提案。井山容疑者がゼネコンから多額の謝礼をもらって受注希望を業界の談合組織に取り次ぐ一方、県側の窓口だった元出納長の水谷聡明被告(60)から“お墨付き”(天の声)をもらうシステムが完成したとされる。 このシステムはその後も継続し、井山容疑者は04年11月10日に入札があった10億円超の工事5件のうち、トンネル2件と下水道1件を受注したハザマ▽東急建設▽熊谷組から謝礼として計約1億6800万円を受領。県側が天の声を出していたことが判明している。【日野行介、田中龍士】 毎日新聞 2006年12月5日 15時11分 (最終更新時間 12月5日 15時13分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20061205k0000e040091000c.html 1202 木村良樹知事が退職、辞職表明から1か月 [和歌山放送] 和歌山県発注の公共工事を巡る官製談合事件で、逮捕された知事の木村良樹(きむら・よしき)容疑者54才が2日午前0時退職しました。 木村容疑者は、11月2日に辞職を表明し、1か月後の12月2日が退職の日となっていました。県は、木村容疑者が逮捕された翌日の11月16日、条例に基づき、木村容疑者の二期目途中までの退職金と賞与のあわせておよそ3200万円の支給の差し止めを決定しました。禁固以上の刑が確定した場合、これらの支給は取りやめになります。木村容疑者の辞職に伴う出直し知事選挙には、無所属の新人2人が立候補していて、12月17日に投開票が行われます。 URL http //wbs.co.jp/news/index.html 1201 和歌山県知事選挙が30日告示、2人の争い始まる [和歌山放送] 和歌山県発注の公共工事を巡る官製談合事件で逮捕された知事の木村良樹容疑者の辞職に伴う知事選挙が30日、告示され、無所属新人の2人が立候補しました。 立候補したのは、届け出順に、いずれも無所属の新人で、共産党推薦の市民団体代表委員、泉敏孝(いずみ・としたか)候補69才と、自民党と公明党が推薦する元経済産業省局次長の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)候補56才の2人です。泉候補は、和歌山市小松原通りの県庁前で県議会議員や市民団体の代表らとともに、選挙戦の第一声を上げました。この中で、泉候補は、「現職知事が主導した官製談合など県民を二重三重に裏切った行為に腹の底から怒りを覚える。こうした、よごれてゆがんだ県政をまともな県政にしたい」と訴えました。仁坂候補は、和歌山市雑賀屋町の選挙事務所前で地元選出の国会議員や県議会議員、市長らとともに第一声をあげました。この中で、仁坂候補は、「和歌山県は、もう後がない。これで県政を建て直して新しい元気を回復しなければ和歌山は二度と立ち直れない」と述べ、談合の再発防止や働く場所の確保を訴えました。今回の出直し選挙は、官製談合事件を受けた県政の刷新と県民の信頼回復が最大の争点となります。和歌山県の出直し知事選挙は、12月17日に投票が行われ、即日開票されます。29日現在の和歌山県の有権者数は、86万3432人です。 に向かっています。県ではノロウイルスの感染予防のため石けんを使った十分な手洗いなど対策を呼びかけています。 URL http //wbs.co.jp/news/index.html 1201 第三者加え入札検証 県監視委確認 JVのあり方議論へ [読売] 県入札監視委員会が30日、和歌山市内で開かれ、談合事件の再発防止に向けて入札制度の検証を行っていくことなどを確認した。県によると、第三者を加えて入札制度の分析、検証を行うのは初めてという。 委員会は、入札や契約の透明性を確保して公正な競争を促すため、3か月ごとに開き、入札が適正に行われたかなどを審査しており、この日は、新委員となった4人が出席。弁護士の田中昭彦氏を委員長に選んだ後、入札制度について県側から基本的な説明を受けた。 この後、入札制度について過去までさかのぼって検証し、共同企業体(JV)のあり方も議論してもらうことを県側から提案した。具体的な検証内容は未定だが、今後は1か月に1回のペースで委員会を開き、その内容を定期的に知事に報告、制度改正などに役立てたいとしている。 (2006年12月1日 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news003.htm 1125 和歌山談合 井山元社長、下水道工事でも逮捕 [毎日] 和歌山県発注の下水道工事を巡り、準大手ゼネコン「熊谷組」(東京)の共同企業体(JV)が落札できるよう談合したとして、大阪地検特捜部は25日、ゴルフ場経営会社元社長の井山義一被告(56)=別の競売入札妨害罪で起訴=を同容疑で逮捕した。井山容疑者の逮捕は3度目。熊谷組は同容疑者に5000万円を支払ったとされ、特捜部は資金の流れを解明する一方、同JVに土木建設会社「丸山組」(海南市)を組み入れたとして同容疑で逮捕した知事の木村良樹容疑者(54)の関与も調べる。 調べでは、井山容疑者は04年11月10日に公募型指名競争方式で実施された「紀の川中流流域下水道那賀幹線シールド工事」(岩出市)の入札で、熊谷組を中心とするJVが落札できるよう談合し、公正な入札を妨害した疑い。【日野行介】 毎日新聞 2006年11月25日 21時26分 (最終更新時間 11月25日 22時17分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20061126k0000m040093000c.html 1125 和歌山市談合・公金詐取:元課長補佐ら2950万円支払いで和解 [毎日] 和歌山市発注の公共工事を巡る談合、公金詐取事件で、有罪判決を受けた元市同和対策室改善課課長補佐(58)や同市内の建設会社などに、市が計約7200万円の損害賠償を求めた4件の訴訟が24日、和歌山地裁(村岡寛裁判長)で和解した。和解条項などによると、元課長補佐が350万円、同社などが2600万円の和解金を支払う。 訴状によると、93~99年に実施された市発注工事6件の入札で、元課長補佐は同社側に設計金額を事前に知らせ、談合で同社が高値で落札した。また、93~00年、元課長補佐と同社側らが共謀し、7件の道路工事について、建物移転などの補償金名目で計約6100万円の公金を詐取した。 元課長補佐は競売入札妨害や収賄などの罪に問われ、懲役2年6月の実刑判決が確定。贈賄罪などに問われた同社元社長らも有罪判決を受けている。【岸川弘明】 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20061125ddlk30040594000c.html 1125 和歌山市:意思決定迅速へ次長職を廃止 総務局など新設も--組織改正 [毎日] 和歌山市は24日、07年度の組織改正を発表した。政策や施策に柔軟に対応するため、関連する部を統括する局を新設し、意思決定を迅速化するため次長職を廃止することなどが柱。市は「人的資源の有効活用が図れ、12年4月の職員3000人体制への基礎づくりができる」としている。 総務部と企画部を統括する総務局など、新たに6局を新設。市長公室の名称は残るが、公室長を局長級とし、新設する秘書広報部と危機管理部を下に置く。まちづくり推進室はまちおこし部に昇格し、産業部など4部をまちづくり局が統括することで、一体的にまちづくりに取り組む。 この改正で、次長級以上の職員数は55人から41人に減り、管理職ポストの削減にもつなげる。課と班の改正は、来年1月中旬ごろに決定する予定。【久保聡】 毎日新聞 2006年11月25日 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20061125ddlk30010639000c.html 1125 県議会 初のトップ不在 4日開会、会期わずか5日間 [毎日] ◇提案議案の工事契約 落札率、大幅に低下 県議会は24日、議会運営委員会を開き、12月議会の会期を12月4日から同8日までと決めた。会期は5日間。県発注工事を巡る談合事件で知事の木村良樹容疑者(54)が競売入札妨害容疑で逮捕され、職務代理者の小佐田昌計副知事が招集する、県政史上初のトップ不在の定例議会となる。知事不在の影響で、会期も例年の17~20日間と比べて極端に短くなった。【辻加奈子】 提案されるのは、議案11件、専決処分3件など。議案には10月27日に入札された4件の工事契約が含まれ、専決処分は出直し知事選経費の補正予算6億6192万円など。知事不在で、12月中に議決が必要なものだけに絞ったため、05年12月議会の66議案、04年12月議会の36議案に比べて大幅に少なくなった。一般質問も6日だけで、各会派1人に限定した。 補正予算案はいずれも債務負担行為の設定で、来年4月からの郵便物収受・発送の外部委託に1138万円、総務事務の派遣職員増加に4516万円。派遣職員増で正職員は10人減となり、約5200万円の経費削減になるという。 また、工事契約の内容は、紀の川中流流域下水道(那賀処理区)貴志川幹線シールド工事8億6731万円(落札率76・3%)=竹中土木・尾花組共同企業体(JV)▽同那賀幹線シールド工事5億5125万円(同71・6%)=真柄建設・浅川組JV▽同那賀浄化センター汚泥処理棟等築造工事4億7985万円(同69・4%)=浅川組・三友工業JV▽同那賀浄化センター運転操作等電機設備工事4億1475万円(53・3%)=明電舎。 談合問題に取り組む市民オンブズマン連絡会議は、落札率90%以上だと談合の疑いが濃いとしているが、いずれも大きく下回った。 毎日新聞 2006年11月25日 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20061125ddlk30010553000c.html 1124 和歌山県知事が対立候補下ろし依頼?逮捕の会長が現金 [読売] 和歌山県発注工事を巡る談合事件で逮捕された同県海南市の建設会社「丸山組」会長・田渕利都(としくに)容疑者(80)が、2004年8月の知事選に出馬意欲を見せた自民党県議を抑えるため、同年春ごろ、県議と親しい県議OB(故人)に数百万円を渡していたことが大阪地検特捜部の調べでわかった。 知事の木村良樹容疑者(54)(逮捕)から「県議を抑えてほしい」と依頼を受けていたといい、現金を渡した日時などが、押収された田渕容疑者の日記に記されていた。知事選を巡り、具体的な金銭のやりとりが表面化したのは初めて。 調べや関係者によると、04年3月、当時、自民党県連幹事長だった県議が知事選への出馬意欲を見せたため、再選に危機感を抱いた木村容疑者は田渕容疑者に「この県議に影響力を持つ県議OBに働きかけてほしい」と依頼。田渕容疑者は、和歌山市内の県議OBの自宅に出向き、現金を手渡したという。 県議は同年5月、安倍首相(当時、自民党幹事長)ら党本部幹部の仲介を受け入れる形で立候補断念を表明。自民党は木村容疑者を推薦。知事選は共産党推薦候補に約20万票の大差を付けて再選された。 田渕容疑者の日記には、推薦が決まった同時期に、木村容疑者と3回面会したことも記載されていた。 (2006年11月24日3時2分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/national/news/20061124i401.htm 1123 教育改革 和歌山タウンミーティング 4人が依頼で発言 [読売] 2004年10月に和歌山市内で開かれた内閣府主催の「教育改革タウンミーティング」で教育関係者に対する事前の質問依頼があった問題について、県教委は22日、調査結果を発表した。依頼を受けて発言したのは4人で、謝礼は支払われていないとする一方、「率直な意見交換という趣旨からすれば、慎重に対応すべきだった」としている。 県教委によると、タウンミーティングの開催前、担当窓口だった小中学校課に内閣府から、「議論を活発にするため」と、発言候補者4人を推薦するよう依頼があった。同課の職員は、和歌山市教委と県教育研修センターに、参加予定者から各2人を選んで紹介してもらい、内閣府に氏名などを伝えた。 その後、内閣府から、発言の参考資料として教員の資質向上の方策など4項目の質問が送られてきたため、同課が発言の参考にするよう4人に伝達。当日、4人は受け付けで座席を指定され、全員が4項目の中から一つずつ発言したという。県教委は「依頼は、発言内容を強制するものではなかった」としている。 また、県教委はこの日、日教組和歌山と「教育基本法をまもる和歌山県連絡会」の2団体からそれぞれ出されていた公開質問状などに対し、同様の内容を回答した。 (2006年11月23日 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news002.htm 1119 和歌山知事、県幹部に選挙活動指示…業界に推薦求める [読売] 和歌山県発注工事を巡る談合事件で、知事の木村良樹容疑者(54)(逮捕)が再選された知事選を控えた2004年4月、元出納長の水谷聡明(さとあき)被告(60)(再逮捕)が当時の県幹部職員に、所管する業界団体に木村容疑者の推薦を要請するよう指示していたことが、大阪地検特捜部の調べでわかった。 特捜部は、木村容疑者が水谷被告らに各団体の推薦取り付けを命じていた疑いがあるとみて、公職選挙法違反(公務員の地位利用)容疑で調べている。 調べなどによると、知事選を約4か月後に控えた04年4月ごろ、当時の幹部職員は、水谷被告(当時は審議監)から「知事が選挙のことを気にしている」などと、農協への推薦取り付けを要請されたという。 これを受け、幹部職員は農協関係者に「知事と仲良くしてやってよ」と要請。この幹部職員は特捜部の参考人聴取に対し、「選挙が近づいており、はっきり言わなくても知事選への支援依頼と受け取ったと思う」と話したという。 04年8月の知事選では、自民党県連が木村容疑者の推薦に難色を示すなど迷走した経緯があり、特捜部は、危機感を抱いた木村容疑者が水谷被告らを通じ、県ぐるみで支持団体の組織固めを狙ったとみている。 公職選挙法は、国や地方公共団体の公務員が地位を利用して選挙運動することを禁じ、違反すると、2年以下の禁固または30万円以下の罰金が科せられる。 (2006年11月19日3時2分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/national/news/20061119i301.htm 1118 料亭石泉閣借り上げ裁判、旅田前和歌山市長に大阪高裁も全額返還命令 [和歌山放送] 和歌山市が前の市長と親密な関係にあった女将の料亭を借り上げ市に損害を与えた石泉閣をめぐる裁判で大阪高裁は16日、旅田卓宗前市長に対し一審判決を支持し前市長の控訴を退ける判決を言い渡しました。 全文 ≫ 判決を受けたのは、旅田卓宗前市長61才です。裁判は和歌山市の市民団体が前市長を相手取って提訴していました。原告は、旅田前市長に対し、親密な関係にあった女将らに払った料亭の賃借料など2億5千万円を市に返還するよう求めています。きょうの判決で大阪高裁の大和陽一郎(やまとよういちろう)裁判長は「元の女将の利益を図るため不当に高い賃借料で契約が結ばれていることが明らかで、市長の権限を逸脱し、違法で無効だ」と指摘しまし、一審と同様旅田前市長に対し全額市に返還するよう命じました。 URL http //wbs.co.jp/news/index.html 1116 木村・和歌山県知事を逮捕 [読売] 和歌山県発注工事を巡る談合事件で、大阪地検特捜部は15日夜、2004年11月の下水道工事の入札で受注調整に関与したとして、木村良樹知事(54)(辞職表明)を競売入札妨害(談合)容疑の共犯で逮捕した。 工事を落札した共同企業体(JV)に参加した同県海南市の建設会社「丸山組」役員が木村容疑者に直接、工事を受注できるよう働きかけていたことも新たに判明。丸山組は同年8月の知事再選に貢献したとされ、特捜部は、県政トップ自らが主導した「官製談合」とみて追及する。 調べに対し、木村容疑者は「和歌山県で談合があったのは知っていたが、今回の件はよく思い出してから話したい」と供述している。 調べでは、木村容疑者は元県出納長・水谷聡明(さとあき)(60)(再逮捕)、大手ゼネコン「大林組」元顧問・日沖九功(ちかのり)(64)(起訴)両被告らと共謀。04年11月10日の「紀の川中流流域下水道那賀幹線シールド工事」の入札で、準大手ゼネコン「熊谷組」のJVが受注できるよう談合。知事選で選挙事務所の用地を提供するなど木村容疑者を積極的に支援した丸山組をJVに参加させるなど公正な入札を妨害した疑い。 入札は、熊谷組JVが予定価格の96・8%にあたる10億6500万円で落札した。 一方、丸山組会長・田渕利都(としくに)容疑者(80)(逮捕)は、調べに対し、知事選前に県庁を訪ね、木村容疑者に「下水道工事の仕事を取りたい」と直接、要請したと供述している。 水谷被告は「入札前に木村容疑者から『選挙で世話になったのでよろしく頼む』と言われた」としており、特捜部は、丸山組のJV参加は、知事選支援の見返りだったと判断した。 (2006年11月16日3時0分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/national/news/20061116it01.htm 1115 知事裏金、4000万円超す 和歌山談合 [朝日] 2006年11月15日15時27分 和歌山県発注工事をめぐる談合事件で、県庁秘書課に保管されていたことが発覚した木村良樹知事(54)=辞職表明=の裏金が、03年からの3年間で総額4000万円を超えることが、大阪地検特捜部の調べでわかった。知事を支援する地元建設会社でつくる親睦(しんぼく)団体が集めた分が計約2000万円にのぼり、これとは別に、地元の金融機関やメーカーなどが加盟する親睦団体が同期間に計約2千万円を集めていたという。 こうした裏金づくりは、遅くとも木村知事が初当選した00年から続けられていた。特捜部は、加盟各社が県発注工事を受注したり、県と取引があったりすることから、悪質な裏献金と判断。政治資金規正法に抵触する恐れがあるとみており、工事受注などとの関連について解明していくとみられる。 木村知事は、04年11月に入札が実施された「紀の川中流流域下水道(那賀処理区)那賀幹線シールド工事」で、前県出納長の水谷聡明(さとあき)容疑者(60)=競売入札妨害(談合)容疑で再逮捕=に対し、同年の知事選で支援を受けた同県海南市の建設会社「丸山組」=会長らが談合容疑で逮捕=を受注先の共同企業体(JV)に参入させるよう指示したとされる。大阪地検は、談合の共犯容疑での立件に向け、最高検との最終協議に入っており、15日午後にも結論を出すとみられる。 調べによると、地元建設会社でつくる親睦団体には、丸山組など、談合の舞台となった県発注工事を受注した県内業者を含む約20社が加盟していたという。 この親睦団体は、加盟社から会費として毎月3万円ずつ集金。現金は秘書課内にプールされ、木村知事が「裏交際費」として懇親会の会費などに使っていたという。 また、この団体とは別に、県内の金融機関や機械製造会社、食品会社など約20社が加盟している親睦団体があることも判明。県と取引のある企業も含まれており、各社は毎月3万円ずつ拠出していたという。 2団体への寄付は、少なくとも木村知事が初当選した00年から続けられているとみられる。いずれも総務省や県に資金管理団体や政治団体として届け出ていなかった。 URL http //www.asahi.com/national/update/1115/OSK200611150038.html 1115 和歌山知事、就任直後から談合主導 立件へ最終調整 [朝日] 2006年11月15日03時09分 和歌山県発注工事をめぐる談合事件で、木村良樹知事(54)=辞職表明=が00年9月の初当選直後から、ゴルフ場経営会社元代表の井山義一容疑者(56)=所得税法違反容疑で再逮捕=が大型公共工事の受注業者選定に介入し、ゼネコン側から「口利き料」を受け取ることを了承していたことが14日、わかった。大阪地検特捜部は、木村知事が就任直後から談合を主導していたことを裏付ける事実と判断。04年の下水道工事入札に絡む競売入札妨害(談合)の共犯容疑での立件に向け、最高検と協議しており、15日にも結論を出すとみられる。 調べなどによると、木村知事は00年9月に初当選した直後、井山容疑者が実質的に経営する大阪市内の飲食店で同容疑者らと会談した。井山容疑者は木村知事に対し、「県の大型工事を受注する業者については、私に任せてほしい」と要望。受注業者選定への介入で業者側から「口利き料」を受領することをほのめかし、木村知事は「わかった」と了承したという。 井山容疑者は、大阪府河内長野市のゴルフ場経営を通じて和歌山県内に幅広い人脈を持ち、同年の選挙で業界側に木村知事を支援するよう強く求めるなど、初当選に尽力していた。 木村知事は04年8月に再選。その直後、井山容疑者から「海外旅行の土産」として高級ブランドの腕時計を受領した。一方で、井山容疑者は同年11月に入札が実施された4件のトンネル道路改良工事で、うち2件を受注した2共同企業体(JV)の中核ゼネコンから「受注謝礼金」として計約1億2000万円を受け取るなどしていたとされる。 URL http //www.asahi.com/national/update/1114/OSK200611140097.html 1115 患者に規定外報酬を指定の口座に振り込みさせた和医大医師が懲戒免職 [和歌山放送] 和歌山県立医科大学の医師が、規定外の治療をした患者に対し治療費を指定の口座に振り込ませていたことがわかり、この医師がきょう付けで懲戒免職処分になりました。 この医師は、県立医大歯科口腔外科に所属する39才の助手です。県立医大によりますとこの医師は3年前から先月まで医大の規定以外の材料を使って人工の歯根を埋め込むインプラントや歯に金属をかぶせる治療をした患者のうち34人に対し自分が指定する口座に治療費を振り込ませていました。先月患者の知人が指摘して医大が調べた結果事実がわかり、振り込ませた金額は2004年から先月までの間に1500万円あまりにのぼっています。この医師は、損害金として医大に958万円を返還しましたが残りは、材料費だったと説明しているということです。県立医大はこの医師をきょう付けで懲戒免職処分にするとともに、監督する立場にあった担当の教授や付属病院長を減給や口頭での厳重注意の処分にしました。県立医大の板倉徹院長は問題の顛末を発表するとともに陳謝しました。今後問題の医師について刑事告発する方針です。 URL http //wbs.co.jp/news/index.html 1114 連合和歌山臨時大会 [テレビ和歌山] 県内最大の労働団体連合和歌山の臨時大会が今日和歌山市で開かれ、新しい会長に村上正次事務局長が就任しました。 連合和歌山の臨時大会には森本穂積会長をはじめ110人が出席、森本会長の挨拶などに続いて議事が行われました。 議事では優先課題である組織強化と拡大の取り組みなど、当面の諸活動についての審議が行われました。 このほか来年4月に予定されている統一地方選挙について、県議会議員では5人市議会議員では和歌山市と新宮市で合わせて5人、それに来年1月に予定されている御坊市議会議員選挙で1人の推薦を決定しました。 また、役員の選出・補充が行われ、森本会長の退任に伴い、新しい会長に村上正次事務局長が就任しました。 村上会長は昭和27年生まれの54歳、住友金属和歌山労働組合の執行委員や組織部長、副組合長を歴任し、平成13年から連合和歌山の事務局長を務めています。 村上会長は挨拶の中で「勤労者・生活者の立場で政策を掲げ、その実現のため意見を聞いて反映してくれる政党や候補を応援してきた。 年明け以後、統一選や参院選が行われるが、重要な位置づけで取り組みたい」と述べました。 なお後任の事務局長には電力総連の古谷紀男氏が就任するほか、来る知事選の対応については支持政党である民主党県連の動向を見ながら対応したいとしています。 URL http //www.tv-wakayama.co.jp/news/news.cgi 1112 和歌山出直し知事選:元経産省官僚が出馬表明 30日告示 [毎日] 和歌山県発注土木工事の談合事件をめぐって、木村良樹知事(54)が辞職表明したことに伴う出直し知事選(30日告示、12月17日投開票)に、元経済産業省製造産業局次長の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)氏(56)=東京都=が12日、立候補を表明した。和歌山市内で記者会見し、「美しい和歌山と県民が楽しく暮らせる和歌山をつくりたい」と述べた。同知事選への出馬表明は仁坂氏が初めて。 仁坂氏は同市出身。無所属で立候補する。自民党県連と公明党県本部に推薦を要請した。 仁坂氏は74年、旧通産省に入り、03年7月から駐ブルネイ大使を務め、先月4日付で経産省を退職。現在は社団法人・日本貿易会の専務理事。【久保聡、栗原伸夫】 毎日新聞 2006年11月12日 14時09分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20061112k0000e010014000c.html 1112 和歌山談合 知事公舎捜索で大量の高級時計、絵画見つかる [毎日] 和歌山県発注の土木工事を巡る談合事件で、大阪地検特捜部が和歌山市内にある木村良樹知事(54)の公舎や大阪府池田市の実家などを捜索した際、大量の高級腕時計や絵画が見つかっていたことが分かった。中には100万円以上する有名ブランド品や入手元が特定できないものもあったという。業者などからの贈答品とすれば社会通念上の許容範囲を超えているものが含まれている可能性もあり、特捜部は入手の経緯などを詳しく捜査している模様だ。 また、官製談合で同県への口利き役だったとされるゴルフ場経営会社元社長の井山義一容疑者(56)=所得税法違反容疑で再逮捕=が、海外旅行の土産として高級腕時計を木村知事にプレゼントしていたとみられることが関係者の証言で浮上。特捜部は製品の特定とともに渡した時期などについて、井山容疑者から事情を聴いているとみられる。【日野行介】 毎日新聞 2006年11月12日 3時00分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20061112k0000m040141000c.html 1110 和歌山談合、知事の後援会幹部ら3人逮捕 [読売] 和歌山県発注の公共工事を巡る談合事件で、大阪地検特捜部は9日、2004年11月の下水道工事入札で受注調整したとして、工事を受注した共同企業体(JV)に参加した同県海南市の建設会社「丸山組」会長・田渕利都(としくに)容疑者(79)ら3人を競売入札妨害(談合)容疑で逮捕した。 木村良樹知事(54)(辞職表明)の後援会副会長を務める利都容疑者が、同年8月の知事選前に、木村知事の自民党推薦の取り付けに尽力していたことも判明。特捜部は、知事選を巡る支援状況の全容解明と、事件への知事の関与について詰めの捜査を急ぐ。 ほかに逮捕されたのは、利都容疑者の息子で同社社長の利幸(50)、同社専務・久保利夫(59)の両容疑者。 調べでは、3人は、元県出納長・水谷聡明(さとあき)被告(60)(再逮捕)、大手ゼネコン「大林組」元顧問・日沖九功(ちかのり)被告(64)(起訴)らと共謀。04年11月10日の「紀の川中流流域下水道那賀幹線シールド工事」の入札で、準大手ゼネコン「熊谷組」のJVが受注できるよう談合し、公正な入札を妨害した疑い。 利都、利幸両容疑者は談合の容疑を認め、久保容疑者は否認しているという。 利都容疑者は、木村知事の後援会役員を務め、今年4月に副会長に就任。木村知事再選前の04年2月ごろ、知人で政界に影響力を持つ県議OB(故人)に対し、当時木村知事の推薦を決めていなかった自民党に働きかけて推薦を取り付けるよう要請するなど、積極的な支援活動を繰り広げた。特捜部は、知事が水谷被告に、丸山組をJVに参加させるよう直接指示していた可能性があるとみて立件に向け、知事本人の聴取を行う方針だ。 (2006年11月10日3時11分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/national/news/20061110ic01.htm 1109 和歌山談合 知事公舎など捜索 大阪地検特捜部 [毎日] 和歌山県発注の大型土木工事を巡る談合事件に木村良樹知事自身が関与していた疑いが強まったとして、大阪地検特捜部は9日午前、競売入札妨害の共犯の疑いで和歌山市の知事公舎や大阪府池田市の知事の自宅、同県海南市の土建会社「丸山組」役員宅などの家宅捜索に着手した。元県出納長の水谷聡明容疑者(60)=同容疑で再逮捕=が、木村知事から選挙応援の見返りに同社に落札させるよう指示されたと供述。特捜部は近く、木村知事の本格聴取に乗り出すとみられ、官製談合事件の捜査は木村知事の立件に向けて大詰めを迎えた。 調べなどによると、木村知事は04年11月10日に入札が実施された「紀の川中流流域下水道那賀幹線シールド工事」(同県岩出市)を丸山組が受注できるよう、水谷容疑者に指示。同容疑者は、関西の土木工事の談合を差配していた大林組顧問の日沖九功被告(64)=競売入札妨害罪で在宅起訴=に働きかけて、談合で落札が内定していた共同企業体(JV)に組み込ませ、公正な入札を妨害した疑いが持たれている。 丸山組は同年8月の知事選で、海南事務所やその用地を提供したり、社員が団体回りをするなど木村知事を積極的に支援。水谷容疑者は特捜部の調べに、木村知事から当選後「選挙で助けられた。よろしく頼みたい」などと指示されたことを認めている模様だ。 この入札は当初、同年8月の予定だったが、新潟市発注工事の官製談合事件で公正取引委員会から排除勧告を受けたゼネコンが指名されていたため延期。この時点では指名されていなかった丸山組が11月に仕切り直した入札では一転して指名され、熊谷組(東京都)と日本国土開発(同)とJVを組み、予定価格に対して約97%の10億6500万円という高値で落札した。 8JV24業者が指名された11月の入札で、8月時点と入れ替わっていたのは丸山組ただ1社しかなく、不自然な経緯が注目を集めていた。 特捜部は9月20日、県発注のトンネル工事2件の入札で談合があったとして県庁などを捜索。10月12日に水谷容疑者と、ゴルフ場経営会社元社長の井山義一容疑者(56)を競売入札妨害容疑で逮捕し、さらに今月2日には今回の下水道工事を巡り水谷容疑者を再逮捕していた。木村知事は同日、「道義的責任」をとって辞職を表明している。【日野行介、田中龍士、久保聡】 毎日新聞 2006年11月9日 11時50分 (最終更新時間 11月9日 15時34分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20061109k0000e040053000c.html 1108 和歌山県の元出納長が踏切で自殺 談合事件で任意聴取 [朝日] 2006年11月08日21時24分 8日午後0時20分ごろ、和歌山市栄谷の南海本線の孝子7号踏切内で、和歌山県の元出納長(71)が和歌山市発難波行きの普通電車(4両編成)にはねられ、約1時間後に病院で死亡が確認された。出血性ショック死だった。和歌山北署は自殺とみている。元出納長は、県発注工事をめぐる談合事件で大阪地検特捜部から、任意の事情聴取を受けていた。 同署の調べに電車の運転士は、元出納長が線路に1人で立っていて、直前に電車の方を向いたと話しているという。 元出納長は1953年に県庁に入り、土木部次長、東京事務所長、商工労働部長、知事公室長を歴任。94年12月~96年3月に出納長を務めた。退職後、県信用保証協会理事長を経て、01年に地元最大手の建設会社に入社。間もなく同社の副社長になり、今年10月末に退任していた。 談合事件で、大阪地検特捜部は先月19日に同社を競売入札妨害容疑で家宅捜索、元出納長を任意で事情聴取した。元出納長は、競売入札妨害(談合)容疑で再逮捕された前出納長水谷聡明(さとあき)容疑者(60)の4代前の出納長。建設業界と県の仲介役で、所得税法違反容疑で再逮捕された井山義一容疑者(56)が代表をしていたゴルフ場経営会社の役員にもなっていた。 木村良樹知事(54)=辞職表明=が初当選した00年知事選では、元出納長は木村知事支援に動いたという。木村知事は会見で元出納長との関係について「知事選で支援してくれ非常に懇意にしていた。徐々に疎遠になり、ここ2年ぐらいは会っていない」と述べていた。 元出納長は朝日新聞記者の取材に対し、談合事件について「私は全然知らなかった」と関与を否定していた。 URL http //www.asahi.com/national/update/1108/OSK200611080046.html 1108 知事選 投開票は12月17日 [紀伊民報] 木村良樹知事の辞職に伴う出直し知事選の日程が30日告示、12月17日投開票と決まった。県選挙管理委員会(山本恒男委員長、4人)が6日の会議で決定した。木村知事は12月2日付で辞職する。 選挙期日は、県議会議長から辞職願受理の通知が選管にあった翌日から50日以内と決まっている。投開票日は、慣例で日曜となっているため、会議では17日と24日を候補に挙げて協議した。 選挙の準備期間を十分に確保したいとする意見がある一方で「クリスマスイブや年末を避けた方が県民が投票しやすい」という意見もあり、結局、17日でまとまった。 各政党とも、この日程に向けて、候補者擁立を急いでいる。 自民党は6日、県庁で県議団の会合を開き「(有力な候補になりうる)国会議員に、立候補の意思があるかどうかを確認することが先決」と、幹部が上京して各議員に意向を確認することを決めた。 民主党も独自候補を擁立する方向で検討中。岸本周平県連代表は「官製談合の問題をきちんと処理できる能力と清潔さを持った人で、県への深い愛情を持った人」を念頭に、人選を急いでいる。 公明党県本部は「連立与党の枠組みの中で取り組むことになる」としており、候補者の資質については「より厳しく見なくては」と、県政刷新への姿勢を重視する方向を明らかにしている。 社民党県連は6日の三役会議で「独自候補は擁立せず、候補者が出そろった段階で推薦を検討する」(野見山海代表)と決めた。 共産党県委員会は関係団体と協議して候補者の擁立を準備している。竹内良平委員長は「暮らしや福祉など県民生活を大事にする知事を望みたい。県にゆかりのある人がよい」と話している。 まず国会議員の出馬意思確認へ 自民党県議団 自民党県議団(尾崎要二会長、25人)は6日、知事選の候補者擁立を協議する会合を開いた。具体的な人選に入る前にまず、県内選出の国会議員が出馬するかどうかの意向を確認する必要があるとして、下川俊樹党県連幹事長らが上京して国会議員に出馬の意思を聞くことを決めた。 会合では、5日の県連代表役員会で早急に人選を行う必要があるとの認識でまとまったことが報告された。 しかし、候補者の個人名は出ず、「国会議員の出馬が不明確な状態では県議団として具体的な人選に動けない」という意見で一致した。会合後、尾崎会長は「県議団としてもいろんな声が出てきた。県民の意見をいかに実現するかの選挙という議論は随分出ている」と述べた。 県議団の一人は「国会議員は行政に熟知しているので候補者として検討するのは良いが、国会議員に候補者を選んでもらうのは避けたい」。別の県議は「今回の談合事件を受けた後なので、より候補者の条件が厳しくなる」と候補者擁立の難しさを語った。 ( 06/11/08) URL http //www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=114541 1103 和歌山談合:木村知事が辞職表明 「混乱の責任をとる」 [毎日] 和歌山県発注の工事を巡る談合事件で、同県の木村良樹知事(54)は2日、県庁で記者会見し「県政を混乱させた責任を取る」と述べ、辞職を表明した。談合への関与は強く否定した。競売入札妨害容疑で再逮捕された元県出納長、水谷聡明容疑者(60)=競売入札妨害罪で起訴=の任命・監督責任を問う声や、県側への談合の口利き役とされ、所得税法違反容疑で再逮捕された大阪府河内長野市のゴルフ場経営会社元社長、井山義一容疑者(56)=同=を水谷容疑者に引き合わせたことへの批判が高まっていた。今後は木村知事の事件への関与の有無の解明が焦点になる。 大阪地検特捜部は9月20日、競売入札妨害容疑で県庁の知事室や出納長室などを捜索。水谷容疑者が井山容疑者の口利きを受け、04年11月実施の2件の入札に際し、準大手ゼネコン2社の共同企業体が談合で落札することを了承したとされる。 木村知事は「県としては談合にかかわっていない。公共事業絡みで、僕を含めた県が、元社長(井山容疑者)と関係していることは絶対ない」などと関与を否定。県議会最大会派の自民党が辞職要求の方針を固めると、「(水谷容疑者が)起訴された段階で、(進退を)謙虚に考える」としたが、水谷、井山両容疑者が起訴された今月1日には会見で「先頭に立って県政の再生を図りたい」と辞職を否定していた。 しかし、県議会最大会派の自民党が2日午前、会派の会合で辞職勧告決議案に加え、不信任案も視野に辞職を強く求める方針を確認。午後の会派代表者会議で、県議会の方針を取りまとめた。このため、木村知事は辞職が不可避と判断したとみられる。 記者会見で木村知事は「このようなことで辞めるのは非常に残念だが、いろいろな波紋を起こしたことの責任を取る」と説明。「県民の代表の県議会が(知事を続けるのは)適切ではないと判断しているようなので」と述べた。談合との関与については、改めて「まったく関係ない」とした。 木村知事は会見後、辞職願を県議会議長に提出した。議長が5日以内に県選管に通知。その後50日以内に出直し知事選が行われる。 木村知事は大阪府出身。旧自治省入りし、和歌山県総務部長、大阪府副知事などを経て、00年9月に初当選。現在2期目で、任期は08年9月2日までだった。【辻加奈子、久保聡、栗原伸夫】 毎日新聞 2006年11月2日 16時37分 (最終更新時間 11月2日 22時40分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061102k0000e040100000c.html ▼和歌山の政治06Ⅴ より続く
https://w.atwiki.jp/dunpoo/pages/420.html
▼和歌山の政治06Ⅵ より続く ▼和歌山の政治07Ⅰ へ続く 1228 和歌山の官製談合、前知事・木村被告を保釈 [読売] 1227 1千万贈収賄で前知事ら追起訴…和歌山談合の捜査終結 [読売] 1221 和歌山汚職、わいろ1000万授受に副知事も同席 [読売] 1220 仁坂知事県庁の内部監察のと倫理規定を重視 [和歌山放送] 1218 和歌山県知事選 仁坂吉伸氏が初当選 投票率最低、「談合」論戦は不発 1213 公職選挙法違反事件を受け、市長の減給率アップで再提案 [和歌山放送] 1213 和歌山談合汚職で建設業者捜索 [和歌山放送] 1213 市民オンブズマンわかやま公開質問状の回答 [朝日] 1212 知事選挙で合同演説会、候補者に政見を聞く [和歌山放送] 1212 ノロウイルスが猛威をふるう [和歌山放送] 1212 半数「関心ない」 世論調査 新県政に期待薄 [読売] 1211 人権行政確立要求和歌山県民集会 [テレビ和歌山] 1208 12月議会が開会、森づくり税条例改正案は否決 [和歌山放送] 1207 前知事への中傷、井山被告「金でつぶす」…和歌山談合 [読売] 1207 和歌山前知事を1千万円収賄容疑で再逮捕…大阪地検 [読売] 1206 12月定例県議会・一般質問 [テレビ和歌山] 1206 出生率は全国42位、死亡率は同6位 [朝日] 1205 短縮定例県議会 副知事が陳謝 知事・出納長空席 「未曽有の不祥事」 [読売] ▼和歌山の政治06Ⅵ より続く 1228 和歌山の官製談合、前知事・木村被告を保釈 [読売] 和歌山県発注工事の官製談合に絡む汚職事件で、大阪地裁は28日、前知事の木村良樹被告(54)を保釈した。 保釈保証金は1500万円。11月15日の逮捕以来、43日ぶりに保釈された。 (2006年12月28日19時10分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/national/news/20061228i311.htm?from=main3 1227 1千万贈収賄で前知事ら追起訴…和歌山談合の捜査終結 [読売] 和歌山県の官製談合に絡む汚職事件で、大阪地検特捜部は27日、前知事の木村良樹被告(54)を収賄と競売入札妨害(談合)の罪で、大阪府河内長野市の元ゴルフ場経営・井山義一被告(56)を贈賄と所得税法違反の罪でそれぞれ追起訴し、一連の捜査を終結した。両被告とも起訴事実を認めているという。 起訴状などによると、木村被告は初当選後の2000年9月、大阪市内の中華料理店で、井山被告に「選挙では金を使わせてしまった。今後は、県発注工事を仕切ってください」と打診し、最も口が堅いとして審議監に抜擢した元出納長の水谷聡明(さとあき)被告(60)(起訴済み)には知事室で「(工事のことは)井山さんに相談して下さい」と指示。04年6月ごろ、受注業者選定を仕切らせるなど便宜を図った見返りに、井山被告から1000万円を受領。同年11月10日入札の2件のトンネル工事で、井山、水谷両被告らと共謀、準大手ゼネコン「ハザマ」と「東急建設」が受注できるよう談合した。 井山被告は、両社から受け取った受注工作の謝礼計1億1700万円を申告せず、所得税約4200万円を脱税した。調べに対し、「謝礼は裏金なので発覚しないと思った」などと供述しているという。 木村被告は、1000万円以外にも井山被告から800万円や高級腕時計3個(270万円相当)を受け取っていたが、特捜部は、授受の時期を特定できないことから立件を見送った。 一方、特捜部は27日、トンネル工事と同じ日に入札された下水道工事を落札した準大手ゼネコン「熊谷組」関西支店支店次長・川山男也容疑者(53)を競売入札妨害(談合)罪で在宅起訴。木村被告の再選を支援し、この工事に参加した和歌山県海南市の建設会社「丸山組」の会長ら3人は起訴猶予処分とした。 (2006年12月27日21時29分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/national/news/20061227i211.htm 1221 和歌山汚職、わいろ1000万授受に副知事も同席 [読売] 和歌山県発注工事の官製談合に絡む汚職事件で、贈賄容疑で再逮捕された元ゴルフ場経営・井山義一被告(56)が2004年6月、前知事の木村良樹被告(54)(収賄容疑で再逮捕)へのわいろを元出納長に県庁で手渡した際、当時、知事公室長だった小佐田昌計(まさかず)副知事(62)が同席していたことが、大阪地検特捜部の調べでわかった。 井山被告はわいろを県庁に持参した際、木村被告が不在だったため、元出納長の水谷聡明(さとあき)被告(60)(競売入札妨害罪で起訴)を訪ね、「選挙で金もいるだろうから、知事のために使ってください」と手渡した。小佐田副知事も現金授受の場にいたという。 小佐田副知事は68年に県職員となり、知事公室長などを経て04年10月から現職。木村被告の逮捕を受け、11月16日~今月18日、知事職務代理者を務めた。 今月17日の出直し知事選で当選した仁坂吉伸新知事(56)が初登庁した20日、「けじめをつけたい」などとして辞表を提出し、受理された。小佐田副知事は読売新聞の取材に対し「捜査中でコメントできない」と話している。 (2006年12月21日11時59分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/national/news/20061221ic05.htm 1220 仁坂知事県庁の内部監察のと倫理規定を重視 [和歌山放送] 和歌山県知事選挙で、初当選した仁坂吉伸知事はきょう県庁に初登庁しました。 就任後の部長会で仁坂知事は、内部監査制度の充実や職員の倫理規定創設に着手することを明らかにしました。また官製談合の防止策を検討する委員会を設置するため、委員の選定や県庁内にプロジェクトチームを作ると説明しました。就任後はじめての記者会見で仁坂知事は、人事については、当面大きな異動は考えておらず、4月の定期異動にあわせて適材適所で人事異動すると述べました。 URL http //wbs.co.jp/news/index.html 1218 和歌山県知事選 仁坂吉伸氏が初当選 投票率最低、「談合」論戦は不発 和歌山県の官製談合事件による前知事、木村良樹容疑者(54)=収賄容疑で再逮捕=の辞職に伴う出直し知事選は17日、投開票され、元経済産業省製造産業局次長の仁坂吉伸氏(56)=自民、公明推薦=が、市民団体代表の泉敏孝氏(69)=共産推薦=を破り、初当選した。仁坂氏は厚い保守地盤に支えられ、選挙戦を優位に展開。争点の談合対策では「不正を許さないシステムを作る」と主張した。投票率は35・21%と、過去最低だった04年の前回(37・29%)を下回った。 事件を受け、談合防止など県政刷新のあり方が問われたが、具体策に踏み込んだ論戦に至らなかった。民主が告示直前、独自候補擁立を断念したこともあり、有権者の関心は高まらなかった。 仁坂氏は「古里を元気にしたい」と地元出身であることを強調。「清潔で透明な行政の実現」を掲げた。経産省の経験を生かし、低迷する県経済の立て直しや雇用創出などの方針も打ち出した。自民の国会議員、県議らがフル回転し、組織力で短期決戦を制した。 泉氏は「行政と業者が癒着した『談合県政』の一掃」を訴えたが、及ばなかった。【辻加奈子】 ============== ●和歌山知事選確定得票数● 当 195,719 仁坂吉伸=無新<1>[自][公] 90,680 泉敏孝 =無新[共] ============== 仁坂吉伸(にさか・よしのぶ) 56 無新(1) [元]経産省製造産業局次長[歴]駐ブルネイ大使▽日本貿易会専務理事▽東大 毎日新聞 2006年12月18日 東京朝刊 msn.co.jp/seiji/senkyo/archive/news/2006/12/20061218ddm001010023000c.html 1213 公職選挙法違反事件を受け、市長の減給率アップで再提案 [和歌山放送] 和歌山市長選挙の選挙違反事件に関連し、和歌山市はきょう、議会に提出していた市長の給与を減給する条例改正案を改めて提出しました。 市長の減給額と期間をアップしたものを改めて提出し、議会に諮ることにしました。当初大橋市長が、市の幹部職員による選挙違反事件の責任をとるため1月の給与を2分の1にする処分を決め、市長の給与条例改正案を開会中の議会に提案しました。しかし議会での市長の監督責任を問う声に応じ、改めて減給率をアップしたものを提案しました。大橋市長は1ヶ月55パーセントカットの給与を2ヶ月間とすることで責任の重さをさらに示しています。 URL http //wbs.co.jp/news/index.html 1213 和歌山談合汚職で建設業者捜索 [和歌山放送] 和歌山県発注工事をめぐる汚職事件で、大阪地検特捜部はきょう午前、関係先として、和歌山市の建設会社「東組」などを家宅捜索しました。 今日の捜索は前の知事の木村良樹容疑者54才の収賄容疑を裏付け、官製談合の詳しい解明するためとみられます。木村容疑者は、再選を果たした知事選前の2004年6月、談合仲介役の元ゴルフ場経営井山義一容疑者56才から、談合罪で起訴されている、前の出納長の水谷聡明被告を経由して、わいろ1000万円を受け取ったとして再逮捕されました。受け取った金は、選挙で不利になるような記事を書こうとしていた地元業界紙を抑え込む工作費などに充てていたといい、特捜部は業界紙側からも関連資料の任意提出を受け、事件の全容解明を進めることにしています。 URL http //wbs.co.jp/news/index.html 1213 市民オンブズマンわかやま公開質問状の回答 [朝日] 2006年12月13日 市民団体「市民オンブズマンわかやま」は12日、出直し知事選の泉敏孝、仁坂吉伸両候補からの談合再発防止の具体策に関する公開質問状の回答を発表した。 質問は、(1)外部調査委員会の設置(2)入札制度改革(3)県独自の倫理条例(4)不正・不当要求働きかけ防止条例(5)公益通報制度条例――の取り組みや具体策。 泉氏は全質問に回答。(1)は「県と利害関係のない県内の外部有識者で設置」、(2)は「ペナルティー強化で入札参加停止期間を最長24カ月とする」とした。また、「知事は県と工事契約のある企業、県の補助金を受けている団体から献金を受けない」との施策を示した。 仁坂氏は個別質問に答えず、一括で回答。「官製談合は二度と起こしてはならない。就任後は直ちに再発防止のシステム作りに取り組む」とした。「検証方法と内容は今後早急に考えるが、知見ある専門家の力も借りないといけない」と具体策は挙げなかった。 URL http //mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000000612130002 1212 知事選挙で合同演説会、候補者に政見を聞く [和歌山放送] 12月17日に投開票が行われる和歌山県の出直し知事選挙で立候補している2人の政見や政策を聞く合同演説会が11日、和歌山市で開かれ、県財政や談合の問題について議論しました。 これは、市民自治ネットワークわかやまが開いたもので、合同演説会には、知事選挙に立候補している共産党推薦の泉敏孝(いずみ・としたか)候補69才と、自民党と公明党推薦の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)候補56才のいずれも無所属新人の2人が出席し、和歌山大学経済学部の足立基浩(あだち・もとひろ)助教授が進行しました。この中で、談合問題について、泉候補は、「血税をピンハネする談合をなくすためには、長年、培われてきた体質にしっかりメスを入れ、行政と企業の癒着を絶たねばならない。そのためには、企業からの献金や官僚の天下りをなくさなければならない」と述べました。一方、仁坂候補は、「再発防止に取り組むのが最初の課題になる。私自身は、和歌山県に知り合いも多く愛着もあり、談合に手を染めることはないが、システムとして、誰もが談合に関われないようにすることが必要だ」と述べました。また、財政再建について、泉候補は、「談合や大型公共事業などのムダをなくして財源を確保し、福祉や医療の独自施策を進めたい」と述べた一方、仁坂候補は、「これまで行われてきた行政のスリム化を支持しているが、問題がないかを十分、検討し、選択と集中を進めていく」と述べました。会場となった和歌山市の城北小学校・体育館には、およそ150人の県民が集まり、2人の意見に耳を傾けていました。 URL http //wbs.co.jp/news/index.html 1212 ノロウイルスが猛威をふるう [和歌山放送] おなかの風邪ともよばれる感染性胃腸炎が県内で猛威をふるっていて、和歌山県は警報を出して注意を呼びかけています。 感染性胃腸炎の大半はノロウイルスが原因と見られ、下痢や嘔吐、腹痛、発熱などの症状が出るなど、抵抗力の弱い乳幼児や高齢者は特に注意を必要とします。先月(11月)29日には、岩出市内の病院で亡くなった92歳の女性からノロウイルスが検出されています。和歌山県健康対策課によりますと、県内31カ所の医療機関から報告のあった患者数は11月27日から12月3日までの一週間で668人で、定点1施設あたり21.6人と警報を出す基準の20人を上回っています。保健所別に見てみますと、海南の40.0人を始め、和歌山市36.9人、岩出の22.0人の他、湯浅、橋本など県北部に感染性胃腸炎の患者が多いということです。ノロウイルスは、生ガキなど加熱が不十分な二枚貝を食べるなどして感染するほか、患者の吐瀉物などから二次感染します。治療法は対症療法しかないため、県健康対策課では手洗いやうがいなどで予防するよう呼びかけています。 URL http //wbs.co.jp/news/index.html 1212 半数「関心ない」 世論調査 新県政に期待薄 [読売] 県政への信頼が低下し、選挙への関心や県政刷新への期待感は薄い――。談合事件に端を発した出直し知事選について読売新聞社が7~9日に行った世論調査で、有権者のこんな意識が浮かび上がった。選挙戦は、元経済産業省局次長・仁坂吉伸氏(56)(自民、公明推薦)を市民団体代表世話人・泉敏孝氏(69)(共産推薦)が追う展開。だが、有権者の約4割が態度を決めておらず、いかに関心を呼び起こすか、両陣営の終盤戦の戦いぶりに注目が集まりそうだ。 【情勢、支持層】 仁坂氏は、都市部、郡部を問わず浸透し、男女、年代別でも偏りなく支持を集めた。職業別でみると、農林水産業で6割を超えるなど高い期待を集めている。泉氏は、男女別では男性の支持が目立つ。一方、職業別では商工サービス業の割合が最も高く、以下、管理専門職、労務サービス職と続いた。 【県政への信頼と選挙への関心】 県政への信頼度は、談合事件によって「非常に下がった」が61%を占め、同じく出直し選となった11月の福島県知事選で行った世論調査の同じ問いに対する数字(51%)を上回った。一方、選挙への関心については「全くない」と「あまりない」を合わせると50%にのぼり、福島の25%を大きく上回る結果となった。 新知事による県政刷新については、福島では「できる」が「できるとは思わない」を4ポイント上回っていたが、和歌山では「できる」の23%に対し、「できると思わない」が47%にのぼり、両県の有権者の意識に大きな違いがあることが浮き彫りになった。 【争点、判断の基準】 選挙の争点(複数回答)としては、「福祉や高齢化対策」「景気や雇用対策」との回答が多かったが、これらに続いて「政官業の癒着解消」が挙がり、談合事件の影響の大きさをうかがわせている。また、投票の際に、最も重視したい点(同)については、「支援している政党や団体」以上に「政策や公約」を挙げる人が目立った。 (2006年12月12日 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news001.htm 1211 人権行政確立要求和歌山県民集会 [テレビ和歌山] 2006/12/11 18:50 人権に関わる様々な課題について県民が県と話し合い、県政に反映させていこうという集会が、今日、和歌山市で開かれました。 この集会は、部落解放同盟和歌山県連合会や労働団体などでつくる部落解放・人権行政確立要求和歌山県実行委員会と県が、毎年行っているものです。 集会での話し合いは、県の知事公室や教育委員会のほか、環境生活部や県土整備部など、各部の管轄する項目によって5つの会場に分かれて進められました。 実行委員会側の県に対する今年度の基本要求は、部落問題解決を基本とした人権行政を確立、推進することや、全ての市町村に具体的な指導を行うこと、続発する差別事件への取り組みと、教育啓発を積極的に進めることなどで、これに添った形で、様々な計画や施策を具体的に要求しました。 他府県で起きた行政と同和関係団体が関係する事件では、同和行政に問題があったのではと指摘する声もありますが、同和地区住民を中心とした県民の声が切実なのも事実で、今回の集会の関係者は、「交渉が密室で行われているものでなく、こうした形で交渉されることが、県の人権政策に活かされていることを広く知ってほしい」と話しています。 URL http //www.tv-wakayama.co.jp/news/news.cgi 1208 12月議会が開会、森づくり税条例改正案は否決 [和歌山放送] 和歌山県の12月定例県議会は8日、11の議案を可決して閉会しましたが、議員提案された、紀の国森づくり税条例の施行を1年延期する条例改正案は、否決されました。 12月の定例和歌山県議会は、ここ数年、毎年12月に17日間の日程で行われてきましたが、今年は、木村良樹前知事が逮捕され辞職したことなどに伴い、5日間に短縮して開かれることになりました。このため、県が提出したのは、緊急性を要する補正予算案など11の議案で、賛成多数などで、すべて可決されました。しかし、来年4月から予定されている紀の国森づくり税条例の施行を1年延期するための条例改正案については、議員提案した、新生わかやま県議団、公明党県議団、共産党県議団、民主党県議団、環境平和の会の5つの会派の16人全員と、県民クラブの長坂隆司(ながさか・たかし)議員のあわせて17人が賛成したものの、議長を除く自民党県議団全員と、県民クラブの他の2人のあわせて26人が反対したため、条例改正案は賛成少数で否決されました。この条例改正案に対し、反対討論を行った自民党県議団の吉井和視(よしい・かずみ)議員は、「紀の国森づくり税条例は、県議会議員が税の負担について県民に語りかけた画期的な条例で、新しい議会の姿を全国に発信することができたと自負している。県民に森林整備の重要性を認識してもらう上で大切な条例だが、条例の付帯決議では、税の徴収にかかる市町村の負担を軽減するよう配慮を求めており、来年4月に導入すべきだ」と訴えました。これに対し、5つの会派を代表して新生わかやま県議団の浦口高典(うらぐち・こうてん)議員が賛成討論を行い、「和歌山市と御坊市の議会が、条例の廃止を求めているなど、この条例に対する県民の理解はまったく得られていないし、官製談合事件で県民に多大な損害を与えたことが明らかになりつつある中、県民から新たな税を徴収する状況ではない。それに県議会が1つも定数を減らさないのに県民にだけ税負担を求めることにも理解が得られない」と述べました。「紀の国森づくり税」は、年間、県民1人あたり500円を徴収して森林整備などに活用しようと、自民党県議団が中心となって議案をとりまとめ、去年の12月定例県議会に提出しました。そして、賛成多数で可決されたものの、その後、和歌山市や御坊市の議会、経済団体などから反対の声が挙がり、県議会では、2度にわたって県民の署名に基づくこの条例の改正案が提案されましたが、いずれも賛成少数で否決されていました。 URL http //wbs.co.jp/news/index.html 1207 前知事への中傷、井山被告「金でつぶす」…和歌山談合 [読売] 和歌山汚職 和歌山県の官製談合に絡む汚職事件で、収賄容疑で再逮捕された前知事の木村良樹被告(54)が2004年8月の再選前、中傷記事の取材を進めていた業界紙などへの対策を元ゴルフ場経営・井山義一被告(56)(贈賄容疑で再逮捕)に相談した際、井山被告から「金で(記事を)握りつぶすしかない」と提案されていたことが大阪地検特捜部の調べでわかった。 調べや関係者によると、木村被告は、複数の業界紙や地元紙が自らに不都合な内容の記事を掲載しようとしていることを知り、「再選の障害になる」と考え、井山被告に相談。井山被告は、金で記事をもみ消す案を木村被告に持ちかけ、04年6月ごろ、県庁で元出納長・水谷聡明(さとあき)被告(60)(起訴)を通じて、紙袋に入れた1000万円を手渡した。 木村被告は、水谷被告ら複数の県職員に対し、業界紙の中傷記事を「何とかしろ」と指示。職員らは、1000万円の半分を業界紙関係者に配り、記事の掲載をやめさせたという。 特捜部は、井山被告が、木村被告を救うことで、再選後も県発注工事の仕切り役を任せてもらい、ゼネコンなどから謝礼を得ようとしたとみて追及する。 (2006年12月7日14時52分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/national/news/20061207i306.htm 1207 和歌山前知事を1千万円収賄容疑で再逮捕…大阪地検 [読売] 和歌山県発注工事を巡る談合事件で、大阪地検特捜部は6日、前知事の木村良樹被告(54)(競売入札妨害罪で起訴)が、業者間の受注調整を仕切らせるなど便宜を図った見返りに、元ゴルフ場経営・井山義一被告(56)(同)から1000万円を受け取ったとして、木村被告を収賄容疑で、井山被告を贈賄容疑で再逮捕した。 これとは別に、木村被告が初当選した2000年9月以降、毎年数百万円単位の金を井山被告から受け取っていたことも新たにわかった。一連の官製談合は県政トップの汚職に発展。特捜部は癒着の実態解明を進める。 調べによると、木村被告は初当選後、井山被告らと協議。井山被告に県発注工事を仕切らせ、元出納長・水谷聡明(さとあき)被告(60)(同)を地元業者の調整役とすることで合意。井山被告はこの談合システムを利用し、工事を落札したゼネコン側から多額の受注工作費を得ていた。木村被告は再選を目指した知事選を2か月後に控えた04年6月ごろ、こうした便宜を図った見返りに、水谷被告を通じて井山被告から1000万円を受け取った疑い。木村、井山両被告は容疑を認めているという。 木村被告はうち500万円を、自らの中傷記事を掲載しようとした複数の業界紙へのもみ消し工作費に使った。 残りは、県秘書課が、知事の親睦(しんぼく)団体「21(にいち)会」の資金と一緒に管理し、家族旅行の代金や海外出張時の小遣いなど、木村被告個人のために使われたという。 (2006年12月7日2時0分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/national/news/20061206it11.htm 1206 12月定例県議会・一般質問 [テレビ和歌山] 2006/12/06 18:26 会期が通常に比べ大幅に短縮された12月定例県議会は、今日1日だけの一般質問に6人が登壇し、知事逮捕に至った一連の官製談合事件について質問が集中しました。 12月定例県議会は一般質問の日程が今日1日だけ組まれ、午前と午後3人ずつのあわせて6人が質問に立ち、5人までが談合事件に関する質問を行いました。 このうち共産党県議団の村岡キミ子議員は、木村前知事が談合事件の全容解明のため、外部の有識者や専門家を含めた調査委員会を設置する考えを表明していたことについて、その進捗状況と、早急に委員会の作業を行う必要性などを質しました。 これに対し知事職務代理者の小佐田昌計副知事は「木村前知事が辞職表明し逮捕され、その立ち上げが困難になっているが、新しい知事が決まり次第、その意向を確認したうえで対応して行く」と答えました。 また村岡議員は、事件で明らかになった21会や翔樹会など木村前知事の親睦会的組織の活動内容や会費などについて当局を追及しました。 これに対し野添勝知事公室長が「知事公室で事務局的な役割を担い、会費を管理していた。 民間人12人からなる21会と11人からなる翔樹会では、それぞれ懇親会等を開催し、県政報告や親睦交流を行い、会費は一人当たり月3万だった」などと答えたものの、会費の使い道などについては捜査中を理由に明らかにしませんでした。 またこのような懇親会には小佐田副知事らも出席していて、共に食事などもしたということですが、取材に対し、小佐田副知事は、そのときの食事代などを払わなかったと答え、さらに「懇談の場に招かれたという認識だったが今となってはまずかったかもしれない」とコメントしています。 URL http //www.tv-wakayama.co.jp/news/news.cgi 1206 出生率は全国42位、死亡率は同6位 [朝日] 2006年12月06日 出生率は全国42位、死亡率は同6位――。県医務課が5日に発表した05年の人口動態統計(確定)で、人口の自然増(出生数)が少なく、自然減(死亡数)が多い和歌山県の現状が明らかになった。出生数から死亡数を引いた自然増加数はマイナス3416人。自然増加率(人口千人あたりの自然増加数)はマイナス3.3で、全国42位だった。近畿6府県では最下位。県内では、98年から人口の自然減少の傾向が続いている。 出生数は7835人で前年より318人減り、出生率(人口千人あたりの出生数)は前年比0.2ポイント減の7.6。婚姻件数も4956組(同マイナス49組)で、出生率、婚姻件数ともに戦後最低となった。死亡数は1万1251人で、前年より651人増えた。死因は高い順にがん(29%)、心疾患(17.7%)、脳血管疾患(10.5%)だった。 URL http //mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000000612060004 1205 短縮定例県議会 副知事が陳謝 知事・出納長空席 「未曽有の不祥事」 [読売] 知事、出納長席が空いたままの12月定例県議会。小佐田副知事(手前)が議案説明などを行った 県発注工事をめぐる談合事件で木村前知事が逮捕されて以降、初めての定例議会となる12月県議会が4日、開会した。三役のうち知事と出納長が辞職して不在という中での開催。例年なら17日間ほどの日程を5日間に短縮し、提案する議案数も最低限に絞るなど異例の議会で、冒頭では、小佐田昌計副知事が事件について陳謝した。 議会ではまず、会期を8日までと決定。その後、登壇した小佐田副知事は、「県政史上未曽有の不祥事に至ったことは県民、県議会の信頼を損なうもので、心よりおわび申し上げます」と述べたうえで、「信頼回復への道は険しく、事件の原因究明や入札制度を含めた県政全体の透明性確保に真正面から取り組みたい」と語った。 また、新生わかやま県議団などの議員16人が「紀の国森づくり税条例」の開始を2007年度から1年先送りする一部改正案を提案。同県議団の玉置公良代表は「知事の逮捕で県民に多大な損害を与えたのは明らか。今は、とても新税徴収できる状況ではない」と説明した。 同改正案のほかに提案されたのは、一般会計補正予算案など先送りできない11議案だけ。知事提案としては04年12月議会の36議案、05年の66議案から大幅減となった。 (2006年12月5日 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news001.htm ▼和歌山の政治06Ⅵ より続く
https://w.atwiki.jp/dunpoo/pages/406.html
▼和歌山の政治06Ⅳ より続く ▼和歌山の政治06Ⅵ へ続く 1107 和歌山談合:熊谷組関西支店など計4社を捜索 大阪地検 [毎日] 1104 和歌山談合 逮捕の元出納長ら「知事、構図を認識」と供述 [毎日] 1031 昨年の政治資金 収入5.6%増21億3526万円 [読売] 1030 地域団体商標に和歌山県から7件、すべて登録 [和歌山放送] 1028 知事、明言回避に終始 定例会見45分で終了 [朝日] 1027 湯浅町の町並みが重要伝達保存地区に選定 [テレビ和歌山] 1027 談合事件で自民党県議団が木村知事に判断を催促 [和歌山放送] 1026 湊御殿装い新た 和歌山 [読売] 1025 知事、発言迷走続き/トンネル談合 [朝日] 1025 和歌山市営住宅「指定管理者制度一部導入」 [テレビ和歌山] 1025 和歌山市長選 市長ら減給処分 [読売] 1024 地雷敷設訓練 美浜で来月「模擬」実施 [読売] 1024 淺川組の副社長が退任決定、談合事件で聴取の元出納長 [和歌山放送] 1024 和歌山談合、別の2工事の立件検討…大阪地検 [読売] 1022 和歌山知事「ゴルフ料金払わず」、談合容疑者が負担 [読売] 1022 談合事件でオンブズマンが要望、独自調査を質す [和歌山放送] 1020 談合逮捕者からのゴルフ接待問題、中川幹事長らが釈明 [読売] 1019 談合事件、大阪地検特捜部が建設会社淺川組を捜索 1016 談合事件で木村知事「県民の信頼回復が私の責任」 [和歌山放送] 1016 幹部職員不起訴に不服、旅田元市議が検察審査会に申し立て [和歌山放送] ▼和歌山の政治06Ⅳ より続く 1107 和歌山談合:熊谷組関西支店など計4社を捜索 大阪地検 [毎日] 和歌山県発注の下水道工事を巡る談合事件で、大阪地検特捜部は7日、落札した共同企業体(JV)幹事社の熊谷組関西支店(大阪市都島区)など計4社の支店、営業所を談合容疑で捜索した。同工事の入札では、海南市の土建会社「丸山組」が04年8月の知事選で木村良樹知事を支援した見返りに受注した疑惑が浮上。特捜部は、同社とJVを組んだ熊谷組の捜索などを通じ、経緯の解明を進めるとみられる。 熊谷組関西支店が一連の談合事件で捜索を受けるのは2回目。他に捜索を受けたのは和歌山市内にある「鹿島」「飛島建設」「みらい建設工業」の各営業所。 問題の入札は、04年11月に実施された岩出市の下水道工事で、元出納長の水谷聡明容疑者(60)が当初は指名されていなかった丸山組を落札予定のJVに組み込むよう、関西の土木工事談合を仕切る大林組顧問の日沖九功被告(64)=別の談合事件で起訴=に要請。8JV(1JVが辞退)が参加した入札では、熊谷組と丸山組などのJVが予定価格の約97%に当たる10億6500万円で落札した。 この日捜索を受けた4社はいずれも同じ入札に参加したJVの幹事社だった。【日野行介、田中龍士、田辺一城】 毎日新聞 2006年11月7日 12時12分 (最終更新時間 11月7日 12時13分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061107k0000e040060000c.html 1104 和歌山談合 逮捕の元出納長ら「知事、構図を認識」と供述 [毎日] 和歌山県発注の土木工事を巡る談合事件で、再逮捕された元出納長の水谷聡明(60)とゴルフ場経営会社元社長の井山義一(56)の両容疑者が、大阪地検特捜部の調べに対し、木村良樹知事(54)=2日辞職表明=が談合の構図を認識していたことを認める供述を始めた模様だ。木村知事は談合への関与を強く否定しているが、特捜部はこれを突き崩す有力な供述とみて、知事の関与について本格的な解明を進めるとみられる。 調べなどによると、和歌山県発注工事では、井山容疑者がゼネコンの窓口となって談合組織に口利きする一方、水谷容疑者が落札のお墨付きを与えたり、特定の地元建設会社が落札できるよう仕組む「官製談合」が存在していた。両容疑者は当初、木村知事の関与を否認していたが、取り調べが進むに従い「自分たちが談合を仕切っていることは木村知事も知っていた」という趣旨の供述を始めたという。 関係者の証言では、今回の事件で明らかになった官製談合の構図は、木村知事が初当選した00年秋ごろ、知事自身と井山容疑者、県の元最高幹部の3人が相談して作ったとされる。その後、元最高幹部の部下だったことがあり、土木畑が長かった水谷容疑者が県の意向を“お墨付き”として与える役割を担った。 井山、水谷両容疑者の供述は、こうした関係者の証言にほぼ沿った内容で、特捜部は知事の認識が「暗黙の了解」にとどまる範囲だったのか、個別の工事について具体的に認識していたかどうかについて、さらに追及するものとみられる。【日野行介、田中龍士、藤田剛】 毎日新聞 2006年11月4日 3時00分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20061104k0000m040126000c.html 1031 昨年の政治資金 収入5.6%増21億3526万円 [読売] 県選管は31日、県内の政治団体が提出した2005年分の政治資金収支報告書を公表する。提出があった765団体の収入総額は04年に比べて5・6%増の21億3526万円で、支出総額も6・4%増の14億7246万円。ともに増加した理由について、県選管は「9月に衆院選があったため」と分析している。 届け出があった「政党」は116団体、政治家個人の後援会など「その他の政治団体」は714団体で、04年より政党が2団体増えた。このうち、政党111団体、政治団体654団体から報告書の提出があり、提出率は92・2%だった。 政党の収入総額は12億7973万円で、04年より14・0%増。内訳では党本部からの交付金が4億5998万円、個人や団体からの寄付が3億7532万円を占めた。 政党別では、自民党が6億9617万円(04年比19・6%増)と最も多く、次いで共産党の4億3707万円(同0・3%増)、公明党の6490万円(同28・0%増)、民主党の6449万円(同76・0%増)。社民党は1708万円で、04年より1・2%減った。 支出総額は9億7077万円で、15・4%増。選挙関係費が8052万円と04年の10倍に膨れあがり、政治資金パーティーも5・6倍の1264万円になった。 その他の政治団体では、総収入は4・8%減の8億5552万円。最も多かったのは「県医師連盟」(04年2位)の7882万円で、2位が木村知事の資金管理団体「新世樹の会」(同1位)、3位は二階俊博衆院議員の「二階俊博新風会」(同3位)だった。 収入総額(万円) 1 県医師連盟 7882 2 新世樹の会 5275 3 二階俊博新風会 4605 4 大橋建一後援会 3929 5 木村よしき後援会 2536 6 県歯科医師連盟 2268 7 県看護連盟 2190 8 世耕弘成後援会 2099 9 なかしば正幸後援会 1952 10 政策集団「紀伊半島に新しい波」1669 政党 収入 支出 収入前年比 自民 69617 41982 △19.6% 共産 43707 43307 △0.3% 公明 6490 4910 △28.0% 民主 6449 5714 △76.0% 社民 1708 1162 ▼1.2% (単位は万円、△はプラス、 ▼はマイナス) (2006年10月31日 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news002.htm 1030 地域団体商標に和歌山県から7件、すべて登録 [和歌山放送] 地域の名前と商品名を組み合わせた地域ブランドの商標登録に、和歌山県から申請した有田みかんなど7件すべてが認められました。 これは、商標を登録しやすくした改正商標法が今年4月に施行され、地域団体商標制度が導入されて以来、初めての登録です。地名入りの商標は、これまで北海道の「夕張メロン」など、全国的に知名度が高いものに限られていましたが、隣接する都道府県に知れ渡るようになれば、登録を認めるとして特許庁が商標法の適用条件を緩和し、門戸が広がったものです。今回の審査では、374件のうち、52件が認められましたが、和歌山県は、申請した7件すべてが認められ、京都府の8件に次いで2番目に多い登録数となりました。和歌山県の地域ブランドとして認められたのは、紀州うすい、しもつみかん、有田みかん、和歌山ラーメン、紀州備長炭、紀州みなべの南高梅、すさみケンケン鰹の7件です。これまで和歌山県内には、全国に周知された地名入りの商標はありませんでしたが、今回の新制度スタートで一度に7件の商標が認められました。県では、「認められた商品については、これを起爆剤にして地域活性化につなげてほしい。この後も、いくつか申請の動きを聞いているが、今回の登録は、今後の追い風にもなるだろうし、多くの団体が続いてほしい」と話しています。 URL http //wbs.co.jp/news/index.html 1028 知事、明言回避に終始 定例会見45分で終了 [朝日] 2006年10月28日 「捜査が進行中なので推移を見守る」――。県発注のトンネル工事をめぐる談合事件で、木村良樹知事(54)は27日、定例記者会見で何度も繰り返した。県出納長の水谷聡明(さとあき)容疑者(60)が大阪地検特捜部に競売入札妨害容疑で逮捕されてから初めての定例会見。木村知事は自らの責任問題について、明言を避ける姿勢に終始した。 定例会見は午前10時に始まった。冒頭、木村知事は約7分間、「紀州和歌山みかん日本一祭」の開催など3項目について淡々と話したが、記者側からの質問は一切出なかった。 続いて質疑。記者の質問は、談合事件での知事の責任と進退問題に集中した。しかし木村知事は「捜査が進展中で、推移を見極めて真剣に考えていきたい」と答えるだけ。「選択肢として辞職もあるのか」と問われても、「いま(捜査の)経過の最中。いろんな人の意見を参考にしながら、どういう対応が一番適切か真剣に考える」。 水谷出納長が起訴された場合は進退を考えるのかと問われ、木村知事は「起訴されるとかされないとか、これは予断になってくる。実際に起こったら、起こった時に考える以上に、私から物事を発言できる状況になってない」とかわした。 26日の県議会最大会派の自民党県議団からの申し入れについて、木村知事は「県民の声は厳しく県議も厳しい認識を持っている、と代表者から伝えられた。真剣に受け止めた」と答えた。「自ら判断するように求められたのか」との質問には、「そんな全然」と否定。「辞職要求を突きつけられたのかという認識はあるのか」と聞かれると、「私の方はそうは取っていない」。 県が独自に設置する調査委員会に、市民団体「市民オンブズマンわかやま」が参加を求めていることに対し、木村知事は「前向きにというか、私の心としては入って頂きたい」と述べた。 談合事件で辞職した前福島県知事が東京地検特捜部に逮捕されたことの感想を尋ねる質問も出た。木村知事は「まあ、こちらも大騒ぎになってる時だから。福島の状況については新聞で見てるだけで知識もなく、コメントするのは適当ではない」と話した。 「改革の字がかすんだともいわれるが」と尋ねられ、木村知事は「それはもうねえ。私自身がやってることは全部改革だったんだけど。来年度の新しい事業について出せる指示はもう出してある」と述べた。「県政が停滞して、改革がお留守になっているということはありません」 会見は45分で終了した。 URL http //mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000000610280002 1027 湯浅町の町並みが重要伝達保存地区に選定 [テレビ和歌山] 2006/10/27 18:30 江戸時代の終わりから明治、大正、昭和初期にかけて建てられた町屋や土蔵、醤油醸造所などが並ぶ有田郡湯浅町の町並みが、県内で初めて、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されることになりました。 重要伝統的建造物群保存地区に選定されるのは、湯浅町湯浅の山田川河口付近の南側、およそ6・3ヘクタールの範囲で、16世紀末ごろに開発され、醤油の醸造など商工業の中心となった地域です。 東西には「北町」の通りと呼ばれる車が一台通ることができる幅の道路があって、北町から南に、「濱町」「中町」「鍛冶町」という3本の通りが伸びています。 通りと通りの間には、「小路」と呼ばれる細い道路が走っていて、これらの通りや小路の両側には、江戸時代の終わりから明治、大正、昭和初期にかけて建てられた町屋や土蔵、長屋が残されています。 これらの町並みが、中世の時代から受け継がれてきた特徴ある歴史的景観を伝えていると認められたもので、今日開かれた国の文化審議会が、新たに重要伝統的建造物群保存地区に選定するよう、文部科学大臣に答申することを決めました。 国の重要伝統的建造物群保存地区の選定は、全国各地の歴史的な町並みや集落を保存するため、昭和50年に設けられた制度で、北海道函館市や岐阜県白川村など、全国で78地区ありますが、県内では初めての選定です。 湯浅町では、重要伝統的建造物群保存地区選定の前提となる「湯浅町伝統的建造物群保存地区保存条例」を、去年12月に制定、今年8月に施行しました。 地区内には、民家や商店、醤油醸造所など326棟の建物があって、このうち180棟が、江戸時代から昭和30年ごろまでに建てられた築後50年以上経過している「伝統的な建築物」とされ、非課税になるなど優遇措置が取られます。 一方、条例には、「現在の高さ以上の建造物を作らないこと」や、新たに家屋を建築する際も「周辺の景観にマッチするデザインにすること」などが盛り込まれ、地区内の住民に対し、景観保全に取り組むことを求めています。 住民の景観保全のための取り組みには、町から経費の補助があって、それに対し、町は、国から財政的な支援を受けることができるようになっています。 湯浅町では、来月4日と5日に湯浅小学校を会場に開かれる「ゆあさ愛・あいまつり」と題したイベントで、保存地区の写真や保存地区制度を説明するパネルを展示するほか、来月12日には、町教育委員会による町並みの現地説明会を開くことにしています。 説明会は、午前9時30分にJR湯浅駅集合、町内を通る熊野古道を経て、保存地区内を歩くというもので、問い合わせなどは、 湯浅町教育委員会伝建推進室、 電話0737(64)1112で受け付けています。 URL http //www.tv-wakayama.co.jp/news/news.cgi 1027 談合事件で自民党県議団が木村知事に判断を催促 [和歌山放送] 和歌山県発注のトンネル工事を巡る談合事件で、県議会の自民党県議団は26日、議長経験者らによる会議を開き、木村良樹知事に対し、自らが選んだ出納長が逮捕された責任について、進退を含めて判断するよう促すことを決め、知事に直接会って申し入れました。 この談合事件を巡っては、県出納長の水谷聡明(みずたに・さとあき)容疑者60才が、競売入札妨害の疑いで逮捕されていますが、木村知事は、辞職する考えのないことを示し、16日に開かれた県議会の全員協議会では、自らの進退について、「捜査の進展をみながら真剣に考えたい」と述べるにとどまっていました。こうした中、26日午前10時半から自民党県議団の議長経験者や県議団の三役、それに現在の正副議長ら十数人が集まって会議を開いたもので、会議の結果、木村知事に対し、水谷容疑者を選任した責任を問い、自らの進退について判断を促すことを決めました。そして、26日午後1時頃、自民党県議団の尾崎要二(おざき・ようじ)会長が知事室を訪れ、申し入れました。申し入れを終えた尾崎会長は、「知事には、県民からの厳しい声を真摯に受け止め、対応すべきだと伝えた。これに対し、知事は、十分謙虚に考える、ということだった」と述べました。木村知事は、午後5時20分過ぎ、記者の質問に、一切、答えず足早に車に乗り込み、県庁をあとにしました。一方、向井嘉久蔵(むかい・かくぞう)議長は、「26日の会議では、木村知事をかばう意見は一切、出なかった。議会としては、11月はじめに水谷容疑者の拘留期限が切れて起訴されるようなことになれば、臨時議会を開き、何らかの決議をする」と述べました。自民党県議団は県議会の過半数を占める最大会派で、木村知事の与党ですが、その最大与党から責任を問う声が挙がったことで、木村知事は、厳しい立場に立たされそうです。 URL http //wbs.co.jp/news/index.html 1026 湊御殿装い新た 和歌山 [読売] 和歌山市が移築を進めていた市指定文化財の紀州藩主別邸「湊御殿」の完工式が25日、和歌山市西浜の同御殿で行われ、約90人が青空の下、装いを新たにした御殿の完成を祝った。 式では、大橋建一市長が「7年かかってようやくみなさんに見ていただくスポットができた」とあいさつ。和歌山雅楽会が舞楽「蘭陵王」を披露して式典を彩り、関係者らがテープカットで祝った。式の後は内部が公開され、参加者らは狩野派の絵師による杉戸絵や、葵紋の金具が付いた棚などに見入っていた。 御殿を市に寄贈した和歌山市西浜、吉田友香子さん(42)は「個人では老朽化に対処できなかったが、みなさんの力で残していただけることになり、とてもうれしい。身近に貴重な文化財があると知ってもらいたい」と目を細めていた。 同御殿は2代藩主光貞が建てた別邸。99年、市に寄贈され、総工事費3億700万円をかけて紀州徳川家ゆかりの国指定名勝庭園「養翠園」に移築された。 一般公開は11月1日から。年中無休で観覧料は一般200円、小中学生100円。11月中は無料開放する。 (2006年10月26日 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news002.htm 1025 知事、発言迷走続き/トンネル談合 [朝日] 2006年10月25日 県出納長の水谷聡明(さとあき)容疑者(60)の逮捕に発展した県発注のトンネル工事をめぐる談合事件。県庁が大阪地検特捜部の家宅捜索を受けてから1カ月余りの間、木村良樹知事の発言は迷走し続けている。逮捕された大阪府河内長野市のゴルフ場経営会社元代表、井山義一容疑者(56)との関係について、ゴルフ場のプレー代について、など。その変遷を振り返ってみると――。 県庁が家宅捜索を受けた9月20日午後2時前、木村知事が県議会閉会直後に報道陣に説明した。「(井山容疑者を)7、8年ほど前に紹介された。いや、9年前からの知り合いかな。ゴルフ場に行ってないし、会ってもいない」 その3時間後、木村知事の説明は、早くも変化した。「ゴルフ場には10年で1回か2回行った。最近は特別な事情があって行った」 9月25日の県議会一般質問。井山容疑者との関係などを聞かれ、「いろいろ報道されているが、個人的に人から誤解を受けるようなことは何もしていない」。 5日の定例記者会見でも、木村知事と井山容疑者との関係についての質問が続いた。「そんなに会うわけでもないし、ゴルフも5、6年前には何回かしたことあるけど、ここ4、5年は1回たまたまやったぐらい」。接待の有無を質問されると、「それはもう絶対全然ゼロ」。 「(井山容疑者が代表だった会社が経営する)天野山(カントリークラブ)でゴルフした時、例えばゴルフ代金を払わなかったり、安くやったりとかは?」との質問には、「5年も6年も前だからあれだけど、その度にきっちりお金は払っている」。 12日、水谷出納長が逮捕。木村知事は緊急記者会見を開いた。同ゴルフ場でゴルフをした回数について、「大阪府の総務部長か副知事のころ、2、3回行った。ちょっと事情があって、何カ月か前に1度だけ、3年ぶりぐらいに行ったことはある」。その時に井山容疑者と一緒だったかと問われ、「細かい個別の話をしていくと、いろんなところに差し障りが出たらいかんから」と言葉を濁した。 16日の県議会全員協議会。木村知事は、井山容疑者との関係を詳しく説明するよう求められた。「(井山容疑者は)知人を介して紹介され、話をするようになった知人の一人だ」「私が知事選に立候補する時、和歌山の情勢を知らせてくれた。初当選後、1、2度県庁に来た」。木村知事は、井山容疑者との具体的な親交を初めて説明した。 「ここ数年は年に一度、会うか会わないかという状況だった」 だがその後、7月に木村知事が井山容疑者、中川秀直・自民党幹事長、首相補佐官の世耕弘成・参院議員と一緒に同ゴルフ場でゴルフをして、プレー代を払っていなかったことが明らかになった。木村知事は取材に、声を荒らげて言った。 「だから払うって言ってるでしょうが」 木村知事の指示を受けた県秘書課員が24日、未払いだった代金3万4820円を同ゴルフ場の口座に振り込んだ。 URL http //mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000000610250003 1025 和歌山市営住宅「指定管理者制度一部導入」 [テレビ和歌山] 和歌山市 2006/10/25 18:13 和歌山市は来年度から、市営住宅の管理について、民間企業などが行う指定管理者制度を試験的に導入することを決めました。 これは、市営住宅の管理や修繕などの経費を削減するとともに、入居者へのサービスの向上を図ろうというもので、試験的に、和歌山市向の市営向団地や和歌山市松江北の市営住宅ラブリー松江団地など6つの団地、691戸で導入します。 期間は来年4月から3年間で、指定管理者は入居者の募集や管理修繕業務などを行います。 和歌山市の市営住宅は、全体で143団地、6845戸あり、制度を試験導入する6団地の効果などを見極めた上で、3年後に50の団地で導入したいとしています。 時間経過によって建物の修繕費は増加すると見られますが、和歌山市では、仮に50の団地で指定管理者制度を導入した場合、修繕費として年間1700万円が削減できるとしています。 URL http //www.tv-wakayama.co.jp/news/news.cgi 1025 和歌山市長選 市長ら減給処分 [読売] 和歌山市の大橋建一市長(60)は24日、7月の市長選の期間中に開いた演説会に幹部らによって動員され、公職選挙法違反容疑で事情聴取された職員に〈ねぎらい〉の電話をしていたことについて、かけた相手は計171人にのぼることを明らかにした。「自分の選挙に関して不愉快な思いをさせた」などと話したという。ただし、数人はつながらなかった。 電話をした理由について大橋市長は「結果的に私の選挙でショックを受けたり、ご家族に心労があったりしただろうから、迷惑をかけた、との思いを伝えたかった」と説明。事件への関与を疑われる行動では、との質問には「自分の全く知らないことだが、結果責任は存在する」とした。 市長選をめぐる公選法違反事件では、市幹部ら12人が書類送検され、うち的場俊夫市長公室長(59)と元特別秘書(63)の2人が、罰金30万円と公民権停止5年の略式命令を受けた。 ◇ この事件を受けて、市は24日、同日付で的場公室長を停職1か月、書類送検されて起訴猶予となった市幹部10人を戒告処分にするとともに、監督責任として来年1月から1か月、大橋市長を減給50%、助役と収入役を同20%、水道局長と教育長を同10%とする、と発表した。 また、再発防止策として、これまではなかった公選法違反に関する処分基準を明確化。地位利用の選挙運動をした場合は戒告または減給、刑事罰を受けるなど悪質な場合は停職または免職と定めた。 さらに、従来は戒告処分としていた地方公務員法に違反する政治的行為についても戒告または減給、政治的行為を職員に求めた場合は減給または停職とした。 大橋市長は「市民の皆さんに多大なご迷惑をおかけしたことを深くおわびする。再発防止のため、職員の倫理研修や選挙に関する職員の立場を再認識させたい」と話した。 (2006年10月25日 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news001.htm 1024 地雷敷設訓練 美浜で来月「模擬」実施 [読売] 陸上自衛隊和歌山駐屯地が美浜町内での水際地雷敷設訓練実施を同町などに申し入れている問題で、自衛隊は23日、敷設訓練に先立って、同町の煙樹ヶ浜海岸一帯で11月18、19の両日に模擬訓練を実施するとの計画概要を町議会に報告した。地雷敷設訓練を巡っては、町内で賛否両論が渦巻いているため、町議会が昨年9月、「住民が判断できるよう模擬訓練の実施を」とする意見書を可決しており、これを受けて今回、行われることになった。 計画によると、模擬訓練の海域は海岸部の沖合1キロ、延長2キロの範囲で、水陸両用の水際地雷敷設車3台を動員。海岸沿いの陸上部で敷設車が模擬地雷計約15個を装着した後、海上へ出て、地雷を海に投下していく。敷設車の水中での騒音データがないため、実施の際に測定して後日、公表する。18、19両日とも午後1~4時で、雨天の場合は25、26両日に順延。初日は午後8時から2時間の夜間訓練もある。 町は、この模擬訓練の実態を住民に見てもらったうえで、町議会などの意見を聞きながら、実際の訓練を受け入れるかどうか判断する。自衛隊側は、地元同意が得られれば、年に30日ずつ2回、計60日間、本訓練を行いたいとしている。 (2006年10月24日 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news002.htm 1024 淺川組の副社長が退任決定、談合事件で聴取の元出納長 [和歌山放送] 和歌山県発注のトンネル工事を巡る談合事件で、大阪地検特捜部から事情聴取を受けた和歌山市の建設会社「淺川組」の副社長が、10月31日付けで退任することが決まりました。 全文 ≫ これは、23日、開かれた「淺川組」の取締役会で決まったものです。関係者によりますと、この副社長は、1998年7月から始まった「淺川組」の会社更生計画をサポートするため副社長に就任し、「淺川組」の再建を支えてきましたが、債務の返済が予定よりも早く終わり、更生計画が10月31日で終結する見通しとなったことから、磯村幹夫社長とともに10月31日付けで退任することになったものです。「淺川組」の管財人によりますと、2人の退任は、更生計画の終結に伴うものですが、磯村社長は、顧問として会社に残るのに対し、副社長は、顧問にも就かず、会社から完全に身を引くということです。また、新しい社長には、池内茂雄専務が就任する予定で、副社長は、置かないということです。一方、会社が大阪地検特捜部による家宅捜索を受けるなどしたことから、法律や企業倫理を遵守する体制を建て直すため、管財人の松川雅典弁護士が、新たに取締役に就任することも内定し、今後、開かれる臨時の株主総会で正式に決まる見込みです。「淺川組」の新しい体制は、11月1日からスタートします。ところで、県発注の公共工事を巡る談合事件では、10月19日に「淺川組」が大阪地検特捜部による家宅捜索を受けた他、副社長が、特捜部による事情聴取を受けています。退任することが決まった「淺川組」の副社長は、県の元出納長で、県庁内部や県内の建設業界に広い人脈を持つとされていて、特捜部は、県発注工事の受注調整に関与した可能性もあるとみて、調べを進めているものとみられます。 URL http //wbs.co.jp/news/index.html 1024 和歌山談合、別の2工事の立件検討…大阪地検 [読売] 和歌山県発注のトンネル工事を巡る談合事件で、2004年11月に行われた4件の入札のうち、県出納長・水谷聡明(さとあき)容疑者(60)らが、逮捕容疑とは別の2件についても受注調整に関与していたとして、大阪地検特捜部が、競売入札妨害(談合)容疑で立件を検討していることがわかった。特捜部の事情聴取に対し、入札に参加したゼネコンの担当者らが、この2件の入札について業者間で談合していたことを認めている。 これまでの調べや関係者の話によると、関西の土木工事の談合を仕切っている大手ゼネコン「大林組」(大阪市)顧問(64)は、大林組を幹事社とする共同企業体(JV)に「国道480号道路改築工事」を17億2000万円で、中堅ゼネコン「奥村組」(東京)JVに「町道紀州サン・リゾートライン線道路改良工事」を17億3800万円でそれぞれ落札させるよう受注調整したとされる。 他の2件については、準大手の「ハザマ」(東京)のJVと「東急建設」(同)のJVが落札。顧問と水谷容疑者、元ゴルフ場経営、井山義一容疑者(55)、ハザマ社員ら計5人が共謀し、談合したとして逮捕されている。 特捜部は、大林、奥村両JVが受注した2件の工事について、大林組顧問が落札予定業者を決定し、その結果を水谷容疑者に伝え、同容疑者がこれを了承したとみて調べている。 (2006年10月14日 読売新聞) URL http //osaka.yomiuri.co.jp/news/20061014p102.htm 1022 和歌山知事「ゴルフ料金払わず」、談合容疑者が負担 [読売] 和歌山県発注の公共工事を巡る談合事件で逮捕された井山義一容疑者(56)が経営していた大阪府河内長野市のゴルフ場で今年7月、中川秀直・自民党幹事長や木村良樹・同県知事らが一緒にゴルフをした問題について、木村知事は21日、プレー代金を井山容疑者に負担してもらっていたことを認めた。 木村知事は、これまで記者会見で「井山容疑者とゴルフをしたことはあるが、料金はいつも自分で支払った」と話していた。 木村知事は、この日、読売新聞の取材に対し、プレー代金について「私も今後、支払いたい」と、支払っていなかったことを認めた。 (2006年10月21日14時37分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/national/news/20061021i305.htm 1022 談合事件でオンブズマンが要望、独自調査を質す [和歌山放送] 和歌山県発注のトンネル工事を巡る談合事件で、市民オンブズマンわかやまは20日、県が予定している独自調査のあり方について、最初から県出納長が談合に関わっていない、というスタンスで調査に当たらないよう求める要望書を、木村良樹知事に提出しました。 談合事件に関する県独自の内部調査は、10月16日の県議会全員協議会で県議会から調査を行うかどうかを質された木村知事が、実施することを明言したもので、12月議会までに何らかの報告をする考えを示しています。この独自調査について、市民オンブズマンわかやまが、20日午後、要望書を提出して注文をつけたものです。要望書では、「意味のある調査を行うためには、次の3点が重要だ」とした上で、県民が官製談合に強い疑惑を抱く中で、県民の代表である知事が、調査に当たる前から出納長の関与がないとみなしていては、公正な解明が担保されないので知事の認識を改めること、職員が真実を話せるよう、どんな内容を話しても処分をせず、逆に事実を隠蔽した場合には、懲戒処分とする命令書を出すこと、調査の委員に、オンブズマンの事務局長を加えることを求めています。市民オンブズマンわかやまの畑中正好(はたなか・まさよし)事務局長は、「この際、職員に真実を話せる環境をつくり、徹底的に事実を解明する必要がある。私が委員に選ばれた場合には、木村知事が就任して以降、今回の事件に関連する部署にいた職員から直接、話を聞いて事実解明に努めたい」と話しました。 URL http //wbs.co.jp/news/index.html 1020 談合逮捕者からのゴルフ接待問題、中川幹事長らが釈明 [読売] 世耕弘成首相補佐官(参院和歌山選挙区)と自民党の中川幹事長(衆院広島4区)が今年7月、和歌山県発注の公共工事を巡る談合事件で競売入札妨害(談合)容疑で逮捕された井山義一容疑者からゴルフ接待を受けた問題で、世耕補佐官は20日、首相官邸で記者団に対し、「当時は(井山容疑者が)談合の仕切り役という認識はなかった。(料金は)ゴルフ場側から不要と言われたが、問題があれば支払いたい」と述べた。 世耕補佐官は参加した理由を、「中川氏に色々話を聞きたいこともあったため」と説明。井山容疑者の参加は「ゴルフ場に来るまで知らなかった」とした。中川幹事長の事務所は20日、「参加費については、途中で中断したためゴルフ場から支払いは結構と言われたと記憶している。井山容疑者については、この時に初めて紹介されたが、その後一切、付き合いはない」とのコメントを改めて発表した。 (2006年10月20日22時58分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/national/news/20061020ic23.htm 1019 談合事件、大阪地検特捜部が建設会社淺川組を捜索 和歌山県発注のトンネル工事をめぐる談合事件で大阪地検特捜部は、談合容疑で新たに今朝から和歌山市に本社のある建設会社淺川組の捜索をしています。 淺川組は、県の元出納長が副社長として就任しているほか大手ゼネコン大林組の元和歌山営業所長が顧問として就任しており、今回問題となっている4件のトンネル工事入札のうち、国道480号の仮称梨の木トンネルの工事入札に参加しています。この工事は、顧問が談合のしきり役だった大林組を中心とした共同企業体が落札しており、特捜部は淺川組も県発注工事の受注調整に関与していなかったか調べているものと見られます。もと県出納長だった淺川組副社長は、談合の容疑で逮捕された井山義一容疑者56才が代表をしていたゴルフ場経営会社の取締役を務めているほか、関係者によりますと逮捕された県の水谷聡明出納長は、県職員時代の部下で、極めて近い関係にあったということです。また、副社長が水谷容疑者にこれまでの県発注の公共工事をめぐり、何らかの働きかけをしていたのではないかと指摘する関係者もいます。特捜部は、浅川組も県発注工事の受注調整に関与した可能性もあるとみて調べを進めるもようです。 URL http //wbs.co.jp/news/index.html 1016 談合事件で木村知事「県民の信頼回復が私の責任」 [和歌山放送] 和歌山県発注のトンネル工事を巡る談合事件で県ナンバー3の出納長が逮捕されたことを受けて、和歌山県議会の全員協議会が16日、開かれ、木村良樹知事は、「事実を解明し、県民の信頼回復に取り組むのが責任の取り方だ」と述べ、辞任する考えのないことを示しました。 16日午前10時から本会議場で断続的に開かれた県議会の全員協議会には、木村知事をはじめ、副知事、総務部長、県土整備部長ら県幹部が出席し、各会派の質問をとりまとめた向井嘉久蔵議長から質問を受けました。この中で、向井議長は、水谷容疑者とともに競売入札妨害の疑いで対補された井山容疑者と木村知事との関係や、木村知事自らの責任などについて質した他、知事自身による内部調査を行う考えはないか、質問しました。これに対し、木村知事は、「出納長が逮捕されたことに責任を痛感しているが、水谷出納長は、容疑に関係ないものと信じている。まずは、先頭に立って事実を解明し、県民の信頼回復に務めることが私の責任の取り方だと考えている」と述べ、辞任する考えのないことを示しました。また、午後から再び監督責任について問われた木村知事は、「出納長を任命した責任は重く受け止めている。事件の推移を見守りながら真剣に考えていきたい」と述べるにとどまりました。また、井山容疑者との関係については、「大阪府の総務部長か、副知事のときに知人を介して知り合った。当時、大阪府では政治的にいろいろあって府議会議員との関係もあるという井山容疑者と知人の1人としてつきあっていた。和歌山県知事選挙への立候補が決まったとき、県選出の国会議員の秘書をしたり、和歌山に親類がいるということで、和歌山に地縁も血縁もなかった私に井山容疑者が、県内の情勢などを教えてくれた。私の初当選後、2~3度県庁へ来られた際、水谷出納長に引き合わせたが、私の後見人ではない」と述べました。また、「井山容疑者や、談合に関わったとされる業者からの資金提供はなかったのか」という質問に対しては、午前中、「井山容疑者からの支援は一切なかった。業者からの資金提供も一切ない」と語気を強めて全面的に否定しましたが、午後からの再質問で、「後援会の賛助会員の中に地元企業の経営者が入っていることは事実だが、政治資金規正法に基づき適正に処理している」と述べました。また、水谷容疑者が「天の声」を発して談合に関わっていたという容疑については、「一切、承知していなかった。そういう動き自体がなかったものと考えている」と述べました。一方、木村知事は、県独自の調査について、外部の有識者らを入れて談合の背景を徹底的に究明する考えを示し、「12月議会までに何らかの報告をできるよう取り組みたい」と述べました。全員協議会は、午前中の質疑が、わずか30分で終わり、再質問を巡って各会派が調整した後、午後2時前から再開されましたが、20分で終了し、さらに中断ののち、向井議長が「質問に対する答弁には不満が残るが、今後も事件の推移を見守る」として協議会を終了しました。午前10時から午後3時半頃まで5時間半にわたって開かれた全員協議会での実質的な質疑は、わずか50分間でした。有田市で漁業を営む60才の男性は、「わざわざ傍聴に来たが、質問の内容は、事前に通告してあるようだし、議員と当局とのやりとりもデキレースで、まるで茶番だ」と厳しく批判しました。 URL http //wbs.co.jp/news/index.html 1016 幹部職員不起訴に不服、旅田元市議が検察審査会に申し立て [和歌山放送] 今年7月の和歌山市長選挙をめぐる選挙違反事件で、10人の幹部職員が起訴猶予処分になったり、市長の関与がないかについての捜査が不十分として、選挙に立候補して落選した元市議がきょう和歌山検察審査会に不服申し立てをしました。 不服申し立てをしたのは旅田卓宗元市議です。申し立てによりますと、今年7月30日に投票が行われた、和歌山市長選挙をめぐり市長公室長ら市役所幹部が部下に対し、市役所近くの小学校で開かれた個人演説会への参加を促したとしてあわせて12人が書類送検されたが、公室長と元特別秘書だけが略式起訴され、それ以外の職員が起訴猶予処分になったのは不自然で不当だとしています。そしてほかの案件も十分捜査していれば全員起訴されていたとしています。また、大橋市長に対し捜査当局が事情聴取していないのも不自然として捜査のやり直しを求めています。また旅田元市議は、市役所ぐるみの選挙が以前から行われていたとする捜査当局の見解を否定しています。一方書類送検され略式起訴された公室長と元の特別秘書に対し和歌山区検はきょうまでに罰金30万円の略式命令を出しました。これを受けて大橋建一市長は、「法令遵守をあらためて徹底し、再発防止につとめたい」とのコメントを出しました。 URL http //wbs.co.jp/news/index.html ▼和歌山の政治06Ⅳ より続く
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▼和歌山の政治06Ⅶ より続く ▼和歌山の政治07Ⅱ へ続く 最新の情報は ▼和歌山の政治 にあります 0910 木村前和歌山知事に有罪判決 懲役3年、執行猶予4年 [朝日] 0904 和歌山市民の負担増 市、条例提案へ [読売] 0830 県職員採用試験 30歳以上合格者96人中の15人--1種試験 [毎日] 0830 和歌山市:管理職給与5%削減へ--9月市議会に提案 [毎日] 0828 基本計画を国が認定 和歌山市の中心市街地活性化 [朝日] 0817 旅田市議の議員報酬差し押えで第1回の配当 [和歌山放送] 0817 一部県議の政務調査費の返還を求め市民団体が提訴 [和歌山放送] 0801 自民・民主選挙結果を総括 [和歌山放送] 0801 県連最高顧問を辞任 大江さん「協力なかった」 [紀伊民報] 0801 比例区県内得票総数民主党19万票余りで第一党に [和歌山放送] 0730 参議院選挙 世耕氏3回目の当選決める [和歌山放送] 0702 「愛人に利益、任務に背く」 前和歌山市長、2審も実刑 [朝日] 0702 木村・前和歌山県知事に懲役4年求刑 官製談合・汚職事件 [朝日] 0616 県 入札制度改革、業者の社会貢献度を加味 知事「淘汰やむなし」の認識 [毎日] 0614 グリーンピア跡地 国会議員視察 [朝日] 0614 和歌山市財政は「危機」 [朝日] 0607 コムスン事業継続、新子会社の申請認めず…和歌山県知事 [読売] 0606 わいろの一部、元県幹部に 県談合汚職事件 [紀伊民報] 0530 ゼネコン元入札担当者3人に有罪判決 和歌山談合事件 [朝日] 0530 和歌山県談合事件、前出納長に有罪判決 大阪地裁 [朝日] 0518 選挙機に井山被告と蜜月 木村被告「孤独だった」 [紀伊民報] 0516 和歌山談合事件、木村前知事水谷被告を「業界」の窓口にしたことを認める [和歌山放送] ▼和歌山の政治06Ⅶ より続く 名前 コメント ↑ご自由にコメントをお書き下さい。 最新の情報は ▼和歌山の政治 にあります 0910 木村前和歌山知事に有罪判決 懲役3年、執行猶予4年 [朝日] 2007年09月10日14時12分 和歌山県の発注工事をめぐる官製談合・汚職事件で、競売入札妨害(談合)と収賄の罪に問われた前知事木村良樹被告(55)の判決が10日、大阪地裁であった。西田真基裁判長は「選挙基盤確立のため業者と癒着して行った悪質な官製談合だ。県民の信頼を損ねた責任は重い」と述べたが反省していることなどを踏まえ、懲役3年執行猶予4年、追徴金1000万円(求刑懲役4年、追徴金1000万円)の有罪判決を言い渡した。 現職知事が談合罪で初めて逮捕・起訴された事件で、実刑か執行猶予付きかが注目された。昨秋以降、福島県の佐藤栄佐久前知事(68)と宮崎県の安藤忠恕(ただひろ)前知事(66)も県工事をめぐる汚職事件で相次ぎ起訴されたが、判決は木村前知事が最初となった。 判決によると、木村前知事は、水谷聡明(さとあき)元出納長(61)やゴルフ場経営会社元代表の井山義一被告(56)らと共謀。04年11月入札のトンネル道路改良工事など3件を準大手ゼネコンのハザマ、東急建設、熊谷組側がそれぞれ受注できるよう談合した。また、受注業者選定に関与できるよう便宜を図った見返りに井山元代表からわいろ1000万円を受け取った。 検察側は、木村前知事が00年の初当選後、自らの選挙で建設業者の支持を得るために水谷元出納長を井山元代表に引き合わせ、官製談合システムを構築したと指摘。論告で「改革派を標榜(ひょうぼう)し清廉な印象を与えながら有権者を裏切った」と厳しい処罰を求めていた。 一方、被告・弁護側は起訴事実を認めたうえで「業者間でなされた談合を主導してはおらず、私腹を肥やす意図もなかった」と執行猶予付き判決を望んでいた。前知事は最終弁論で「地方自治への不信を与え、反省している」と謝罪した。 URL http //www.asahi.com/national/update/0910/OSK200709100040.html 0904 和歌山市民の負担増 市、条例提案へ [読売] 和歌山市は3日、都市計画税の税率の引き上げや重度心身障害者への医療費助成の年齢制限、下水道使用料金の値上げを決め、9月市議会に条例改正案を提案することを明らかにした。財政状況が悪化している同市は、「財政健全化団体」や、より状況が深刻な「財政再生団体」に転落する可能性があり、大橋建一市長は「市民にも等分の負担をお願いしたい」と理解を求めている。 市によると、都市計画税は街路や下水道、公園の整備などに充てられる。土地や家屋の課税標準額に対する税率が現在は0・2%だが、来年4月からは上限の0・3%に引き上げる。中核市の多くは0・25~0・3%で、同市の場合、都市計画事業費などに対する同税の充当率が31・6%(中核市平均47・2%)と低いことなどが理由。年間15億円の増収を見込んでいる。 重度心身障害者への医療費助成は、来年1月1日以降に、65歳以上で新たに対象となる人への支給を廃止。県が昨年8月に同様の措置をしているが、県と2分の1ずつを補助していた市は、その後も独自で助成を続けてきた。市医療福祉課は「65歳以上の障害者は老人保険医療の対象になる。助成をできるだけ続けたいが、財政が厳しくやむを得ない」としている。 下水道使用料の値上げは、来年1月から実施の予定。通常の一般家庭で26・2%、平均で39・3%の値上げとなる。年間で約9億円の増収となり、値上げによって来年度の下水道事業特別会計は単年度黒字が見込めるとしている。 (2007年9月4日 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news002.htm 0830 県職員採用試験 30歳以上合格者96人中の15人--1種試験 [毎日] 県人事委員会はこのほど、今年度の県職員採用1種試験の最終結果を発表した。今年度から年齢の上限を引き上げた職種で、30歳以上の合格者は15・6%だった。 一般行政職や警察事務職、技術職などの職種で、今年度から採用時の年齢制限を従来の29歳以下から、35歳以下に引き上げた。就職氷河期に求職した世代にあたり、政府が提唱する「再チャレンジ」を促進し、実務経験がある幅広い人材を確保するのが狙い。 年齢制限を緩和した職種の受験者は、前年度比で248人増え、1092人。今年度から受験資格を得た30歳以上は353人(32・3%)。合格者96人のうち、30歳以上は15人だった。 獣医師など選考職種も含めた全体の受験者は1130人で、合格者は101人。最終競争倍率は11・2倍だった。【青木勝彦】 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20070829ddlk30010618000c.html 0830 和歌山市:管理職給与5%削減へ--9月市議会に提案 [毎日] 厳しい財政状況が続く和歌山市は、副課長級以上の管理職(約470人)の給与を、来年1月から5%カットする方針を固めた。9月市議会に条例改正案を提案する。 和歌山市の05年度の特別会計は計230億円以上の赤字で、全特別会計を含む連結決算(連結実質赤字比率)は全国の中核市で最悪。同市は財政再生団体への転落の可能性もあるとして、行財政改革に取り組んでおり、管理職の大幅な給与カットを決めた。 これまでも財政健全化のため、03、04年度に管理職手当を5%カット。05年度は管理職の給与を3%、06年度は2%カットしている。今年4月からも給与の1%カットを続けているが、一層の歳出削減のため過去最大となる給与の5%カットに踏み切る。 さらに、市長ら特別職の給与も大幅カットを継続する方針。また、市は管理職以外の一般職の給与も来年度からカットする意向で、労組との交渉に臨む予定。管理職の一人は「市民にサービスの負担増加を強いる可能性がある中、職員が自らの給与をカットするのも仕方がない」と話している。【久保聡】 毎日新聞 2007年8月29日 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20070829ddlk30010609000c.html 0828 基本計画を国が認定 和歌山市の中心市街地活性化 [朝日] 2007年08月28日 和歌山市が策定した「中心市街地活性化基本計画」が27日、国に認定された。計画に盛り込まれた事業は国から財政支援が受けられ、旧丸正ビル再生事業に対しては国から事業費の3分の1にあたる3億円の補助金が出る。大橋建一市長は記者会見で「やっとスタートラインに立てた。今後一層気を引き締めて中心市街地の活性化に取り組んでいく」と意気込みを示した。 同計画は、全国では認定第1号の青森、富山の両市をはじめ、すでに13市が認定を受けている。27日付で和歌山、千葉など5市が追加された。近畿地方での認定は和歌山市が初めて。 計画区域はぶらくり丁と和歌山城を中心に、南海和歌山市駅、JR和歌山駅を含んだ約186ヘクタール。計画期間は2012年3月末まで。市や県、民間が行う53事業が盛り込まれている。 具体的には、ぶらくり丁を中心とする中心市街地を「城まち」と名付けて、旧丸正ビルを再生して活性化の起爆剤とする「城まちにぎわい拠点の創出」▽公共施設や都市インフラの整備が進んでいる中心部の人口を増やす「城まち居住の促進」▽南海和歌山市駅とJR和歌山駅間の道路の通行人を増やす「城まち回遊性の向上」、など。 仁坂吉伸知事は「県としては、中心市街地活性化に向けた取り組みを支援していく」などとコメントした。 URL http //mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000000708280003 0817 旅田市議の議員報酬差し押えで第1回の配当 [和歌山放送] 和歌山市の石泉閣事業に関する損害賠償請求の民事訴訟で、最高裁で敗訴が確定したのを受けて、差し押さえ命令を受けた、前の和歌山市長・旅田卓宗(たびた・たくそう)市議の議員報酬などについて、配当が初めて行われたことが、きょう(17日)明らかになりました。 これは、きょう(17日)訴訟の原告だった「市民オンブズマンわかやま」が明らかにしたものです。市民オンブズマンわかやまは、今年3月に最高裁で石泉閣事業に関する損害賠償訴訟で全面勝訴の判決が確定し、今年4月和歌山地裁に旅田市議の議員報酬などの差し押さえの申し立てを行いました。また同時に和歌山市も申し立てを行い、それぞれの申し立てが認められています。きょう(17日)の記者会見で「市民オンブズマンわかやま」は、今年4月に行われた市議会議員選挙に旅田市議が立候補した際の供託金と、今年5月から7月まで旅田市議に支払われた議員報酬と夏のボーナス、合わせておよそ220万円が差し押さえられ、第1回の配当が行われたことを明らかにしました。このうち、印紙代などの必要経費と、旅田市議が支払っていない去年の下半期分の市県民税を除いたおよそ170万円のうち、オンブズマン側におよそ125万円、和歌山市におよそ45万円が配当されます。さらにオンブズマン側は、訴訟費用を差し引いた全ての金額を、損害賠償先の和歌山市に納付します。市民オンブズマンわかやまの畑中正好(はたなか・まさよし)事務局長は、「本来は旅田市議が自主的に支払うべきもので、配当があったことについては、特にコメントはないが、住民税が未納となっていたことについては、市民としての最低限の義務が果たされておらず、旅田氏は市議会議員としてふさわしくない」と、憤りを込めて非難しました。 URL http //wbs.co.jp/news/ 0817 一部県議の政務調査費の返還を求め市民団体が提訴 [和歌山放送] 一部県議会議員の政務調査費についての住民監査請求の内容を不服として、和歌山市の市民グループが和歌山県知事を相手取りきょう和歌山地方裁判所に住民訴訟を起こしました。 住民訴訟を起こしたのは、公金の使い道を監視している市民オンブズマン和歌山のメンバー5人です。訴えによりますと原告は、県議会議員の政務調査費の事務所費や人件費について住民監査請求しましたが先月17日、2005年度分については棄却、2002年から2004年度までの請求分については却下の判断を受けました。これを不服として原告の住民グループは、きょう政務調査費の使途を透明化することや違法な支出を追及し是正するため和歌山県知事を相手取り提訴しました。請求額は元職10人を含む県議会議員41人分の3年分の政務調査費1億5000万円あまりです。提訴した理由について原告は事務所費用を過大に充当したり、議員の夫人を雇用して支出した費用にあてるなど使途に裏付けがなく、必要を欠く違法な支出としています。 URL http //wbs.co.jp/news/ 0801 自民・民主選挙結果を総括 [和歌山放送] 参議院選挙は和歌山選挙区では自民党の現職、世耕弘成さんが3回目の当選を果たし、比例区では民主党の大江康弘さんが2回目の当選を果たしました。 全国的に民主党が躍進した一方で、自民党が敗北を期する結果となり今後の政局に大きく影響しそうです。3回目の当選を果たした首相補佐官で自民党県連会長の世耕弘成さんは、「自民の金城湯池下の地方での結果を厳しく受け止めている。自らも接戦だという世論調査結果があったので万歳をする気持ちにならなかった」と語り「金と選挙の問題など」今後自民党の若手議員らと力を合わせて自民党の改革に取り組んでいくと語りました。またほかの選挙に対する影響を警戒しなくてはならない。公約のふるさと納税制度については早期実現に向け取り組んでいくことを協調しました。一方民主党県連は、「全国的に大躍進を遂げることが出来た。選挙区では敗北したが、県内過去最高の18万票あまりの得票があったほか、比例区では19万票を獲得するなど比例第1党の地位を与えてもらった。今後は候補者擁立の遅れや党基盤の脆弱さなど多くの課題克服に取り組んでいく」とコメントしています。 URL http //wbs.co.jp/news/ 0801 県連最高顧問を辞任 大江さん「協力なかった」 [紀伊民報] 参院選比例代表で、再当選した民主党の大江康弘さん(53)が31日、民主党県連の最高顧問を辞任する考えを明らかにした。同日、県連に郵送で辞任届けを提出したという。 大江さんは本紙の取材に対し「県連は比例代表の投票用紙に民主党と書くように指示していた。わたしは県内で一人しかいない民主党の国会議員であるのに、県連からの選挙協力がなかった」と辞任理由を語った。 選挙終盤、岸本周平・県連前代表(51)は大江さんの支援について「われわれは必死で応援してきた。大江さんは独自の戦いをされるがそれは勝つための戦いで、われわれは縁の下での戦いをした」と話していた。 今選挙で大江さんは6万8973票を獲得。うち県内の得票は和歌山市や地元の田辺市、白浜町を中心に3万14票(前回3万4703票)だった。 URL http //www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=129136 0801 比例区県内得票総数民主党19万票余りで第一党に [和歌山放送] きのう投票が行われた参議院選挙の和歌山県内の比例票は民主党が19万819票を獲得し、比例第一党となりました。 自民党は5万3000票余り少ない13万7064票でした。そのほかの主な政党では公明党8万6176票、共産党4万875票、社民党9921票、新党日本9116票、国民新党8124票などとなっています。 URL http //wbs.co.jp/news/ 0730 参議院選挙 世耕氏3回目の当選決める [和歌山放送] 社会保障や格差などを争点にした参議院議員選挙の投票がきょう(29日)行われ、和歌山選挙区では、自民党公認で公明党推薦、首相補佐官の世耕弘成(せこうひろしげ)さん(44才)が3回目の当選を決めました。 当選した世耕さんは、NTT職員を経て、叔父で参議院議員だった世耕政隆(まさたか)さんの死去に伴って、9年前の補欠選挙に立候補して初当選し、今回が3回目の当選です。この間、総務大臣政務官、参議院副幹事長、参議院総務委員長などを歴任し、去年発足した安倍政権で首相補佐官を務めています。世耕さんは「改革の成果をふるさとへ」をスローガンに、これまでの実績を強調し、さらにふるさと納税制度の早期実現や、年金制度の再構築、中小企業対策などを訴えてきました。今回の選挙には、世耕さんの他に、民主党の新人で国民新党推薦のNGO運営委員・阪口直人(さかぐち・なおと)さん(44才)、共産党の新人で党県常任委員の国重秀明(くにしげ・ひであき)さん(46才)が立候補し、現職と新人による三つ巴の選挙になりました。新人の2人は、年金問題や憲法問題、地域再生などを争点に安倍政権を批判、政権交代を訴えましたが、堅い保守地盤と、県連の会長を務める世耕氏の基盤を揺るがすことはできませんでした。 和歌山県選挙管理委員会が、きょう(29日)午後11時49分に発表した確定の投票結果は、次のとおりです。(敬称は省略します) 当選 世耕弘成 自民・現 256577票 阪口直人 民主・新 187545票 国重秀明 共産・新 46706票 投票率は59.34パーセントで、参議院議員選挙としては過去最低だった3年前の58.43パーセントを0.91ポイント上回りました。なお、当日有権者数は85万9795人でした。 URL http //wbs.co.jp/news/ 0702 「愛人に利益、任務に背く」 前和歌山市長、2審も実刑 [朝日] 2007年07月02日19時19分 和歌山市の景勝地買収に絡んで業者からわいろを受け取り、料亭の借り上げ事業で市に損害を与えたとして、収賄と背任の罪に問われた前市長で現市議の旅田卓宗被告(62)の控訴審判決が2日、大阪高裁であった。片岡博裁判長は「業者側の供述から収賄は明らか。愛人だった料亭の若女将(おかみ)の利益も図り、市長の任務に背いた」と判断し、懲役4年、追徴金300万円の実刑とした和歌山地裁の一審判決を支持、旅田前市長の控訴を棄却した。前市長側は上告する方針。 判決によると、旅田前市長は00年8月、建設会社が所有する和歌浦の土地を市側が4億9000万円で買い取る見返りに、元社長(44)=贈賄罪などで有罪判決を受け控訴中=から300万円を受領。翌9月、交際相手だった料亭の若女将(46)=背任罪で有罪確定=から不当な高値で料亭を借り上げ、市に約4900万円の損害を与えた。 判決後、旅田前市長は記者会見で「私は1円も受け取っていない。検察側の主張だけに沿った不当判決だ」と訴え、「市議を辞めるつもりはない」と述べた。 URL http //www.asahi.com/national/update/0702/OSK200707020080.html 0702 木村・前和歌山県知事に懲役4年求刑 官製談合・汚職事件 [朝日] 2007年07月02日13時48分 和歌山県の発注工事をめぐる官製談合・汚職事件で、競売入札妨害(談合)と収賄の罪に問われた前知事の木村良樹被告(55)に対する論告求刑公判が2日、大阪地裁であった。検察側は「知事の地位に執着して自ら入札の公正さを損ねた悪質な犯行。改革派を標榜(ひょうぼう)して清廉な印象を与えながら有権者を裏切った」と述べ、懲役4年、追徴金1000万円を求刑した。18日にある弁護側の最終弁論と前知事の最終意見陳述で結審し、判決は9月10日に言い渡される。 検察側は論告で、木村前知事が00年の初当選時に苦戦したため県発注工事を地元建設業者への「アメとムチ」に使いながら、選挙基盤を確立するために水谷聡明(さとあき)・元出納長(61)=談合罪で懲役2年執行猶予3年の有罪確定=に官製談合を命じたと指摘。「(起訴事実は)長年繰り返された不正の氷山の一角にすぎない」と述べた。 ゴルフ場経営会社元代表の井山義一被告(56)=談合、贈賄罪などで公判中=から受け取ったわいろ1000万円は、選挙対策費のほかに家族旅行代やマイカー車検代など「すべて自らのために使われた」と指摘した。 弁護側はこの日の公判で、前知事が最近、障害者施設などに400万円を寄付したことを明らかにした。前知事は「償いになれば」と述べた。 起訴状によると、木村前知事は水谷元出納長らと共謀し、04年11月入札のトンネル道路改良工事など3件を準大手ゼネコンのハザマ、東急建設、熊谷組側にそれぞれ受注させるよう談合。受注業者選定に関与できるよう便宜を図った見返りに、井山元代表から1000万円を受領したとされる。 URL http //www.asahi.com/national/update/0702/OSK200707020039.html 0616 県 入札制度改革、業者の社会貢献度を加味 知事「淘汰やむなし」の認識 [毎日] ◇談合防止に自信見せる 「考えられ得る限り最大限、目的を達成できる制度ができた」。前知事らが逮捕・起訴された官製談合事件で揺れた県は15日、談合防止や健全な業者育成を狙う入札制度改革を発表。仁坂吉伸知事は記者会見で、新制度に自信を見せた。【青木勝彦】 新制度は、災害復旧など業者の社会貢献度をランク付けに加味する。評価基準の原案は8月末に発表。来年1月から入札参加資格審査を始め、同3月末にランクを決定、同6月から実施する。指名競争入札も同時期から原則廃止する。 振興局などで九つに縦割りだった入札参加の地域要件は来年6月から緩和。予定価格5000万円以上1億円未満は3ブロック、同3000万円以上5000万円未満は5ブロックに分け、参加可能な業者を増やす。同3000万円未満は従来通り9ブロックとする。 また、最低価格が並ぶ応札を防ぐため、最低制限価格の事前公表をやめ、来年6月からは入札後とする。 仁坂知事は「企業が大きくなれば、社会要請に応える必要がある」と述べ、大手業者には社会貢献度の評価割合を大きくすることを示唆。中小業者の経営への影響については「吸収されるところもあれば、新しい企業もできる。商売には栄枯盛衰がある」と話し、業者の淘汰(とうた)もやむを得ないとの認識を示した。 毎日新聞 2007年6月16日 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20070616ddlk30010536000c.html 0614 グリーンピア跡地 国会議員視察 [朝日] 2007年06月14日 「公共性があるのか」「ずさんな計画だ」。122億円以上の年金資金が費やされた大規模保養施設「グリーンピア南紀」(那智勝浦町、太地町)跡地の現地調査をした超党派の国会議員でつくる「公共事業チェック議員の会」のメンバーから、批判が噴出した。再生事業を請け負った中国の業者「香港ボアオ」が敷地内に警備員や広報専門会社員を配置し報道陣の取材を妨げたことに、集まった住民から反発の声が上がった。 12日、現地を訪れたのは同会事務局長の保坂展人衆院議員(社民)や塩川鉄也衆院議員(共産)、佐藤謙一郎前衆院議員(民主)ら計6人で、両町幹部らが対応。那智勝浦町の中村詔二郎町長は体調不良を理由に姿を見せなかった。 一行は太地町部分にある多目的ホールなどの施設を見た後、那智勝浦町部分を視察。別荘の建設予定地では、「助けてください」と書いたのぼりを持って同町市屋地区の住民約20人が集まり、予定地にある与根河池の水質保全のために同地区が所有していた池周辺の土地を返すよう求める陳情書を同会に手渡した。 予定地周辺では警備員らが報道陣を排除。住民の1人は「町有地なのに治外法権になっている」と憤った。 保坂議員は「(経済産業省の)大臣応接室で(那智勝浦町と香港ボアオが)契約した」ことを指摘し、「(当時経産相の二階俊博衆院議員は)政治責任と説明責任が問われる」。塩川議員は「事業計画を何度も変更し、資金計画もずさん。別荘建設の推進が公共性の確保といえるのか」と批判。「『(二階前経産)大臣の信用力を前提にした契約』と(那智勝浦)町はうけとめる。国の責任も問われるのではないか」と主張した。 URL http //mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000000706140002 0614 和歌山市財政は「危機」 [朝日] 2007年06月14日 和歌山市の連結実質赤字比率は全国の中核市でワースト1――。下水道など各会計を連結させた「連結実質赤字比率」が、和歌山市は05年度決算ベースでマイナス24.2%となることがわかった。大橋建一市長は13日の記者会見で、「非常によろしくない」と述べ、下水道事業などで多額の累積赤字を抱える市財政に対し改めて強い危機感を示した。その上で「(利用者にも)負担をお願いせざるを得ない」と、下水道利用料の値上げも示唆した。 国会では現在、「地方公共団体財政健全化法案」の審議中。北海道夕張市のような自治体の財政破綻を未然に防ぐための制度だ。一般会計以外に、見過ごされがちな下水道や宅地造成などの特別会計などの赤字も考慮し、各会計を連結させて全体の赤字の状況を見る財政指標が「連結実質赤字比率」。 市財政局によると、05年度の一般会計は黒字だったものの、約105億円にのぼる下水道事業の累積赤字のほか、国民健康保険事業の約73億円、土地造成事業の約56億円の累積赤字が大きく影響しているという。 市の下水道の利用料は現在、20立方メートル換算で約2200円だが、国が示す基準では同約3千円になるとして、大橋市長は「100億円の累積を抱え、国が示している3千円より安い額でやっているのでは、説明がつかない」などと述べた。 下水道事業などの多額の累積赤字について、大橋市長は「直接的に言えば、(これまでは)再建団体になるならないと関係なく、つい安易になってきた」などと話した。市は職員23人に地方財政再生担当を兼務させ、財政健全化策を検討している。 URL http //mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000000706140001 0607 コムスン事業継続、新子会社の申請認めず…和歌山県知事 [読売] グッドウィル・グループ(GWG)が「コムスン」の全事業を同グループの連結子会社「日本シルバーサービス」(東京都目黒区)に譲渡して事業を継続すると発表したのを受け、和歌山県の仁坂吉伸知事は7日の定例記者会見で、「厚生労働省が認めるとしても、県では新しい子会社が更新を申請してきても認めない」と述べ、譲渡先会社の申請を受理しない考えを示した。 仁坂知事は「法の制裁を逃れようと考える人間が、福祉事業に手を出しているのはおかしい」と述べた。 県内の事業所は和歌山市などに計8か所。訪問介護を行う事業所で、厚労省が認めないとした2011年度までに更新が切れるのは4事業所ある。 (2007年6月7日13時18分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/national/news/20070607i104.htm 0606 わいろの一部、元県幹部に 県談合汚職事件 [紀伊民報] 県発注工事をめぐる談合汚職事件で、談合と収賄の罪に問われた前知事、木村良樹被告(55)の第4回公判が4日、大阪地裁(西田真基裁判長)であった。弁護側の被告人質問で、木村被告が元ゴルフ場経営者の井山義一被告(56)=贈賄罪などで公判中=から受け取った1000万円について、400万円近くが複数の元県幹部に渡っていたことが明らかになった。 この問題について検察は冒頭陳述で、被告に批判的な地方新聞の対策費や選挙対策費などに使い、残金500万円は公費でまかなえない旅費や交際費などの支払いに消費されたと指摘していた。 木村被告への被告人質問で、弁護側は小佐田昌計前副知事の調書を紹介。1000万円の使途について、地域情報紙対策に100万円と大手マスコミ2、3社への慰労の席として30万円を使ったほか、自殺した中西伸雄元出納長に200万円、業界の「窓口役」となった元出納長の水谷聡明被告(61)=談合罪で一審有罪=に100万円、小佐田前副知事に70万円が渡ったと指摘。残り500万円は、木村被告の親ぼく団体「21会」に納めたと説明した。 井山被告から1000万円を受け取ったことに対し、当初「忘れていた」と説明していたことについて、木村被告は「自分のポケットにじかに入ったお金ではないと感じていた。(井山被告は)友人だからとの甘えがあって忘れてしまった」と弁明。使途については自らはかかわらず報告も受けていないと述べた。 これとは別に木村被告は昨年9月ごろ、21会と同じく親ぼく団体「翔樹会」の会費の中から、旅費や光熱費など「私的」に使った分として600万円を返還していたことを明らかにした。その理由について検察から「やましかったからか」と追及され、木村被告は「もちろんそういうことです」と述べた。 今後どのように反省して行動するかについて、木村被告は「社会が私を受け入れてくれるか自信はない」と答える一方で「地方自治の進展に力を尽くしてきたのも紛れもない事実。役立つ仕事ができれば」と話した。 公判では弁護側と検察側、裁判官が質問した。質問に対する木村被告の説明は前回公判と同じく冗舌で、検察側から「端的に」と指摘され「端的に答えるのは難しい」と切り返す場面もあった。 次回は7月2日で論告公判、同18日の最終弁論で結審する予定。 本紙の取材に対し、小佐田前副知事は事件の関与について「ノーコメント」と語った。雑賀忠士・県監察査察室長は「傍聴した職員から報告を受けているが、弁護側の発言としてあっただけでこちらは調書を見ておらず、今の段階では判断できない。裁判が確定し、訴訟記録を確認した上で対応する」と話している。 中村裕一県議会議長は「初めて聞く事実が出てきて驚いている。県の元幹部にも流れていたのか。今後も裁判がどういう展開になるのか注目していきたい」と語った。 県は、水谷被告の刑が確定次第、同被告の退職金の返還請求を検討する方針を示している。 仁坂吉伸知事の話 今回の裁判の詳しい報告はまだ聞いていないが、何をやっていたんだという感想。裁判の推移を見守りながら、県のルールに則って対応していく。 ( 07/06/06) URL http //www.agara.co.jp/modules/tokushu/article.php?storyid=126023 0530 ゼネコン元入札担当者3人に有罪判決 和歌山談合事件 [朝日] 2007年05月30日19時05分 和歌山県発注工事をめぐる談合・汚職事件で、大阪地裁(西田真基裁判長)は30日、競売入札妨害(談合)罪に問われた準大手ゼネコンのハザマ(東京)と東急建設(同)、熊谷組(福井市)の元入札担当者3人に対し、それぞれ懲役1年執行猶予3年~懲役10カ月執行猶予3年(いずれも求刑懲役1年)の有罪判決を言い渡した。西田裁判長は「血税を浪費させた責任は軽くないが、担当者のみを責められない」と述べた。 判決を受けたのは、ハザマ元大阪支店副支店長の丸岡紘一(65)と東急建設大阪支店社員の谷本治(60)、熊谷組元関西支店次長の川山男也(54)の各被告。 判決によると、3被告は04年11月に入札があったトンネル道路改良工事2件と下水道工事1件について、それぞれ前知事の木村良樹被告(55)=談合・収賄罪で公判中=らと共謀。各工事で自社の共同企業体が受注できるよう談合した。 URL http //www.asahi.com/national/update/0530/OSK200705300057.html 0530 和歌山県談合事件、前出納長に有罪判決 大阪地裁 [朝日] 2007年05月30日11時19分 和歌山県の発注工事をめぐる談合・汚職事件で、大阪地裁(西田真基裁判長)は30日、競売入札妨害(談合)の罪に問われた元出納長の水谷聡明(さとあき)被告(61)に対し、懲役2年執行猶予3年(求刑懲役2年)の有罪判決を言い渡した。西田裁判長は「幹部職員が官製談合にかかわり、県民の公共工事や入札制度への信頼を損なった責任は重い」と述べた。また、大手ゼネコン・大林組(大阪市)の元顧問、日沖九功(ちかのり)被告(64)に懲役1年6カ月執行猶予3年(同懲役1年6カ月)を言い渡した。一連の事件で判決が言い渡されたのは初めて。 この日は、準大手ゼネコンのハザマ(東京)、東急建設(同)、熊谷組(福井市)の当時の入札担当者3人=ともに同1年=の判決もある。 判決によると、水谷元出納長は、前知事の木村良樹被告(55)=談合・収賄罪で公判中=や、日沖元顧問らと共謀。04年11月に入札があったトンネル道路改良工事2件と下水道工事1件について、ハザマ、東急建設、熊谷組の各共同企業体(JV)にそれぞれ受注させるよう談合した。 判決は、和歌山県とその周辺に営業所などを置くゼネコンが長年にわたり談合組織をつくっていたと指摘した。さらに、取り仕切る日沖元顧問から、県側の窓口だった水谷元出納長に落札予定のJVが伝えられる一方で、JVに参加させたい地元業者について県側の意向が伝えられ、業者に選挙で木村前知事を支援するよう仕向ける仕組みがあったと認定。「強固な組織で行われた悪質な官製談合だ」と述べた。 水谷元出納長が公判で前知事の意向に逆らえなかったと主張したことに対しては、「談合で県民の血税が浪費されると知りながら、自己保身を図っており、犯行を正当化する理由にはならない」と判断。一方で、「前知事の包括的な指示に従っていた側面もある」と述べ、執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。 また、日沖元顧問に対しては「一連の談合で中核的役割を果たしており、刑事責任は軽視できない」と述べた。 URL http //www.asahi.com/national/update/0530/OSK200705300011.html 0518 選挙機に井山被告と蜜月 木村被告「孤独だった」 [紀伊民報] 県発注工事をめぐる談合汚職で、談合と収賄の罪に問われた前知事の木村良樹被告(55)の第3回公判が16日、大阪地裁(西田真基裁判長)であった。木村被告は初の知事選での苦戦が、元ゴルフ場経営者、井山義一被告(56)=贈賄罪などで公判中=との距離を縮め、受注調整に乗り出すきっかけにもなったことや、当選後、選挙で対立候補を支援した業者を公共事業の指名から外すなど「報復行為」をしたことを明らかにした。 弁護側の被告人質問に答えた。木村被告は、知事選出馬について当初「完全にみこしに乗り、決まったような選挙」と考えていたと説明。しかし、すでに立候補を表明していた候補者のほかに当時の副知事も出馬の動きを見せたことなどから「一生を棒に振ったと思った」と、落胆した当時の心境を述べた。 結果は、当選したものの楽勝という気持ちはなく、対立候補を支援した業者を県事業の指名から外したり、職員を重要なポストから外したりする「報復行為」をしたことを明らかにした。苦戦の背景に建設業界の動きがあったとし、業界を『親・木村』にするための窓口役として、元出納長の水谷聡明被告(61)=談合罪で公判中=を使ったことも認めた。 選挙戦では、大阪府の総務部長時代に知り合った井山被告が「裏選対」として木村被告を支援。選挙後も「『落下傘』や『よそ者』と言われ、味方と思っていた人が必ずしもそうでなく、孤独だった。電話をくれて関係が深まった」と述べた。 井山被告から1000万円を受け取ったことについては「政治資金的な気持ちで受け取ったが、何(の理由)もなくてくれると思うこと自体、とんでもない認識違いだった」と話した。 白浜町に予定されていた工科大学や和歌山市の雑賀崎埋め立て事業の凍結が、井山被告からの進言かどうかについては「どう思うかと聞いたことはあるが(進言は)全くない」。人事への関与についても「重大な事項の決定に人の意見を入れることはまずない」と否定した。 公判は午後1時半に始まり、1回の休憩を挟んで午後5時に終わった。木村被告は初めは淡々とした口調だったが、時間がたつにつれ冗舌に。時折「こんなこと言っていいのかな」などと言いながら質問に答えた。次回の公判は6月4日で、弁護側と検察側が被告人質問を行う。 起訴状によると、木村被告は2004年6月上旬ごろ、井山被告から、受注調整に関与できるよう便宜を図ったことへの謝礼として現金1000万円を受領。同年11月に入札があった県発注のトンネル工事2件と下水道工事1件で談合した。 ( 07/05/18) URL http //www.agara.co.jp/modules/tokushu/article.php?storyid=124917 0516 和歌山談合事件、木村前知事水谷被告を「業界」の窓口にしたことを認める [和歌山放送] 2007年05月16日(水) 和歌山談合事件、木村前知事水谷被告を「業界」の窓口にしたことを認める 県発注の公共工事をめぐる談合事件で談合や収賄の罪に問われている前の和歌山県知事木村良樹被告55才に対する被告人質問が16日大阪地方裁判所で開かれました。 この中で木村被告は、土木や建設業界の窓口役に県庁生え抜きの出納長水谷聡明被告をあてたことを認めました。3回目の公判は16日午後、大阪地方裁判所で行われました。木村被告は知事辞職後はじめて公の場で贈賄側の井山被告人との関係や事件の経緯などについておよそ3時間に渡って話しました。この中で木村被告は、初当選の選挙で「よそ者・落下傘候補」といわれて苦戦したことをあげ、対立候補を支援した業者を指名からはずしたり、自分以外の候補などを支援した県の職員を一時的に主要なポストからはずすなど報復的な行為をしたことを明らかにしました。こうした行為について木村被告は「浅はかだけれども、選挙がはじめてだった自分としては相手候補がものすごくにくかった。つまらない考えをした。」などと述べました。また、相手候補を応援することなどないよう「親木村」になるよう業者指導をしてもらうつもりで水谷被告に窓口役になってもらったと業者の窓口を知事公室の審議監になった水谷被告に依頼したことなどを話しました。木村被告は談合については井山被告と水谷被告に紹介するなど間接的な関わりで「具体的な方法を知らなかった」と改めて主張しました。このほか県の元幹部だった中西伸雄元出納長との関わりについて木村被告は「最初の選挙の時、裏で井山被告とともに応援してくれた人」と認識しており、3人で会食時に「歴代知事の公共工事の発注について説明を受けた」と経緯を説明しました。 URL http //wbs.co.jp/news/index.html ▼和歌山の政治06Ⅶ より続く
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★和歌山市おすすめメシ屋[和歌山駅周辺編]★ 和歌山市&周辺オススメメシ屋、カフェ等の口コミページです♪ コミュでオススメ情報のあったお店はこちら。そのうち、和歌山駅周辺に限定したものがこちらです♪ 店名 画像 ジャンル 場所 詳細 ガラムマサラ カレー ミスター ドーナツ 付近 本格的なインドカレー。 立地条件も良いし、ランチだと安く、オススメ。 ★-詳細はこちら。 シエスタ (ケーキ屋のほう) ケーキ 田中町 交差点 付近 本店は有名。ケーキは甘さはわりとひかえめ系、平均400円くらい。カフェとしても利用可能(byシマダさん) 九龍 中華 田中町 交差点 付近 ヤキメシが美味いと評判の中華料理店。評判に偽りなし。 ★詳細はこちら。 いずみ釜あげうどん うどん 専門 和歌山駅 東口付近 和歌山のうどん有名店。麺のもっちり感が◎。★詳細はこちら。 毬 和食 近鉄5階 昼、夜ともに御膳は2~3千円、懐石は確か4千円~。単体でかまえてる 割烹、懐石屋さんより入りやすい感じ。 買い物ついでに、ちょっとフンパツって時に!byシマダさん →トップページへもどる。
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わっわっわかやま♪ わっかやっま♪ わっわっわかやま♪ わっかやっま♪ 素直に「萌え」と言えない和歌山~ 勇気を出して~ ヲタのまじないリコーダー 吹いてあげるわ~ VIPか~ら~やってきた~ おしゃまな和歌山 いつもみんなにネトラジ聞かすの~ 夜は一人、ネトラジを放送する 明日もハレ晴レ売れますよ~おに~ Come on, let's VIP! Come on, let's VIP!(・∀・)わーかやまー♪ リコーダー吹いてー♪走りー出ーしたら♪ Come on, let's VIP! Come on, let's VIP!(・∀・)わーかやまー♪ そーらーのかーなたへぇー♪スペシャルクオリティ! 恋のマ・ジ・カ・ル わっかやっま♪
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光る風を追い越したら 和歌山に逢えるね 新しい輝き DJ和歌山 左半身不随 和歌山しびれそう みかんポケットにつめて 空を見上げた gdgdトライアル 恋愛も二次元 オリジナルみかんで 駆け抜けたいよ 一秒毎ドキドキ色付くこのみかん 和歌山ラジオで はじけるMyHeart 光る風を追い越したら なにが待っているのかな!? 雨降りでも平気 みかん元気 カラフル ハッピー☆リコーダーGO! 和歌山の煌き 君に届けたい みかん Leady Go!
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□■和歌山県社会福祉士会(社団法人日本社会福祉士会和歌山県支部)ホームページ■□
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(韓国)和歌山県人会について ことのはじまり 某県人会(^^;;にて、偶然、和歌山県出身者など3人が出合いました。そのときは、和歌山県人会が無かったため、それぞれが作りたいなと思っていたところでした。 そこで、意気投合し、立ち上げることになり、まずは、それぞれが知っている和歌山県出身者などに声を掛けるところから始まりました。 開催について 当面は定例的なものではなく、どなたかが希望された場合に開催。 特に、新規の方、韓国を離れる方がいらっしゃる場合には、その都度、開催。 また、可能な限り、3名以上で開催。 参加について 「和歌山に接したことのある方」。 出身などでなくても、和歌山県に行ったことがあるなど、何かしら和歌山の話ができるなどの方々。 (和歌山へ旅行されたことのある方なども可。) あと、ゲスト的に呼ぶ方も含む。 日本国内においても、近畿地方から外に出ると、同郷の方々と会うのはなかなか珍しいです。 それが、異国の地でお会いできるのは、とてもうれしいことだと思います。 韓国にお住いの和歌山に縁のある方は、ぜひ、ご連絡ください。 (OBによる)リターンズの会について また、日本に戻られた韓国 紀州の会のOBの方々によるリターンズの会も、和歌山市を中心に開催されています。
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和歌山成年後見啓発事業 平成18年度、和歌山県から受託を受け実施しましたが、 本年度和歌山県社会福祉士会が自主事業として継続します。 講師派遣料 15000円(講師1名分謝金・交通費含む) 実施回数 年間10回程度を予定しています。 お気軽にお問い合わせください。