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【ss】伊織「私が女主人でやよいはメイドの練習をしましょう」 執筆開始日時 2018/12/20 元スレURL http //imasbbs.com/patio.cgi?read=6053 タグ ^水瀬伊織 ^高槻やよい まとめサイト それからの出来事() アイマスまとめ wiki内他頁検索用 アイドルマスター コメディ シアターデイズ ミリオンライブ 水瀬伊織 高槻やよい
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メイド海の家(めいどうみのいえ) メイド海の家 イベントカード 使用代償:なし アイテムを装備しているキャラ1体の好きな能力値1つに+100する。そのキャラがアイテムを2枚以上装備している場合、+100する代わりに+200する。(1ターンに1回まで宣言可能) 「たった一人だけなのに、すごい存在感…… お客さん全員が詠さんの方を見てるわ」 Version/カード番号 Ver.12.0/1057 レアリティ R コメント コメントの入力。必須ではない。
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………… 「ハロー」 「!」 フォグが奥へ、奥へと進んでいくと…… 黄金都市に来て初めて人を見た……いや、人なのか分からない。 その髪は一つ一つが金色の糸のようにしなやかで、座っているだけで物々しさと悲しさを感じる。 ログを初めて見た時のような『オーラ』を感じた、ただしその時よりも桁外れに…… 全員が心で理解した、アレは人間じゃない。 アレは………神。 その中で、フォグだけが……平然とその人に近づいていた。 「君は……まさか、たくっちスノーなのかい?」 「ここじゃ『フォグ・ランシー』って呼んでくれないか、レイヴ」 「…!?」 「ランシー先生、その方と知り合いなのですか!?」 「んー……知り合いっていうか、同業者……?だな、直接話したり会ったりするのはこれが初めてだ」 「………じゃあお前も」 フォグは前々から妙だと思っていた、なんというか……『人間では無い』と言われても納得しかできなかった。 「俺達は下の住民に分かりやすく言うなら『神』、世界を創造する権限を持つ生物たちだ」 「と言っても、俺もここにいるレギ ンレイヴもこの世界を作ったわけじゃないんだが………」 黄金都市の中心にある広場で、フォグが話し出す。 メリア達はまだ警戒している、目の前にいる男が本当に自分達の味方かどうか確証が無いからだ。 だがフォグはその様子すら楽しんでいた。 フォグはメリア達に近づきながら自分達の事を話し始めた。 「わかって欲しいのはレイヴも俺も遊び半分でこの世界を弄ぶためにここに来たわけじゃないってことだ」 「俺は……こう見えても切羽詰まっていてな……結構真剣に色んなやつと仲良くなる必要があるんだ」 「……肝心なのはレイヴ、お前だな」 「この黄金都市を作ってまで、なんでこの世界に?」 「私かい……?ちょっとね」 「私は結婚して、個々で暮らしてるんだ」 「神も結婚をするのか?」 「おう、神も仕事だから結婚はOKだぞ……一応聞いとくけど別世界の人と?」 「ああ、こことも私の世界とも別の女性とね」 つまり黄金都市の正体は、別世界から来た神とその家族の別荘というわけだ。なんともスケールの大きい話だが、相手が神ならそんなものだろうか。 「ただ……ね、私は生きている実感がないんだ、不老不死とは関係なくね」 「何かあったのか?」 フォグがそう聞くと、レイヴの隣に座っているレイヴが口を開いた。 「さっき言ったように、私は結婚してこの黄金都市を作り……子供が出来るはずだった」 「妻が……死産してしまったと」 「もう十年も昔、人で言えば長い年月のはずなのに……顔も見れなかった娘の事が忘れられなくてね」 「正直、私はこの都市からも離れたいが、妻はそうさせてくれない」 それを聞きメリアはサナを見る。 黄金都市から落ちてきたと言われるサナ、まさかとは思うがその死体が何らかの影響で人として下に? いや、いくら神の子でもそんな事が有り得るようには思えないし、何よりサナとレイヴは似ていない、母親似ならまだしも…… サナも同じ事を考えていたのか、こちらの方を見てくる。 だがそれはすぐに中断された。 レイヴがメリア達の方に寄ってきたのだ。 そして…… 「どうやってここに?」 「お前知らないのか?黄金都市、この世界に認知されてるぞ普通に」 「えっ……ただの家だよ?誰からも認識されないように力を使う事が出来るのは君だって知っていて……」 「じゃあ、定期的にこのメリア達やその関係者の所に使者を名乗る者が来て、この都市の物を持ってきてるのは?」 「えっ?」 「この都市の水筒や家電その他もろもろ、お前んところの世界じゃ当たり前でもこの世界準じゃ超貴重な品ばかりなんだぜ」 「そ、そんなことが………知らなかったよ」 「レイヴ、悪いことは言わん、アンタの妻も説得してこの世界から出ろ、黄金都市も消すんだ………お前らはそれでいいな?」 フォグらこっちに吹っかけてくる。 確かに黄金都市の物品なんてものは自分も見た事ないし、日本に比べれば生活水準は下でも不便は無い、シャリアもサナも特にそれらを必要とは思ってはいなかった。 問題は…… 「ログとしてはどう思う?」 「……私としては幻と言われた黄金都市に足を運べただけでも奇跡のような物だ、この情報だけでもカルバラン魔国への土産には充分だろう」 「なら決まりか」 「ということだ、ここに居たって辛いだけだし……その娘さんに関しては気の毒だが……いや、待て」 「レイヴ、この黄金都市にいるのは……」 「さっきも言ったように、私にとっては別荘みたいなもの、そう多くも人は住ませない。」 「せいぜい私と、妻……本来なら産まれてくるはずだった、娘……」 「………それもう、絞られてくるじゃん……わざわざ黄金都市からこの下に物を贈る『使者』の正体」 皆はフォグの言葉を聞いて確信した。 そもそもこの世界にそんな便利な物は存在していない。 だとしたら答えは簡単だ。 つまり、黄金都市に住む『そいつ』、この世界で生きるこの世界の奴らに何かしらの恩恵を与えてくれてるに違いない。 そして、何のために贈り物を?単純な事だ、誇示する為、力を、権力を。 そしてその行き過ぎた自己欲求は悲劇を招いた。 レイヴがなにかに気づいたように空を見る。 「何かが……大量に何かが来る、飛行船……?」 「それってまさかサリエス達……?黄金都市を狙ってここまで!」 「なんで急にバレたんだよ!!」 「お前が空間割いて侵入したからだろ!あれ多分開きっぱなしだぞ!!」 「あっそうだった!!」 まずいな、早く何とかしないと。 でもどうすればいい、何も出来ない!! そうだ、ログがいるじゃないか。 ログの砂魔法があればあの程度の敵なんて簡単に蹴散らせるはずだ。 ログに助けを求めようと振り向く。 「………メリア」 「流石にこの量は我々の方が不利だ」 「逃げるにしたってここ逃げるところあるのか!?」 「無いなら作ればいい!!レイヴ、お前も来い!」 「シャリアは炎で飛行船に牽制かけろ!」 「は、はい!」 ………
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コレクション一覧へ 交換アイテム:黄金のメイド*1 ボーナス:700キラン アイテム 入手方法 価格 ドレス クエスト:黒いドレス、謎のギフト 不可 エプロン クエスト:メイドさんのレースエプロン、謎のギフト、寝室 不可 靴 クエスト:ヒールの靴音、謎のギフト、友達手伝い 不可 ボンネット クエスト:エルザの頭飾り、謎のギフト 不可 ホコリ取りブラシ クエスト:ピカピカで整理整頓、謎のギフト、寝室 不可 チャージアイテム 個数 メビウスのバンド 1 シュレーディンガーの青箱 1 二重のメビウスの輪 1 クエスト:ギフトパッキング、ひどい金切声
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春-06 Bカード カードタイトル:マリア パワー:4500 アドヴァンス:パジャマx1 ジョブ:パジャマ メイド iluus:騎羅 DS:4 PS:2 このカードをスタンバイ:あなたのバトルゾーンにある「パジャマ」を1枚選んで、スタンバイさせる。 さて、ごはんの準備でもしましょうかね~ スタンバイさせることで強みを発揮するパジャマをスタンバイさせるカードです。 他のパジャマと違い場に出たときではない為、毎ターン何かしらの効果を期待できる。 パジャマは場を圧迫しやすい為優秀なカードと言えるだろう。
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旦那 陛下あき タグ オレンジ髪 メイド 一応陛下に仕えているメイドさんなのだが名前等詳細は一切不明。 どうやって陛下に仕えたのかも一切謎に包まれている。 陛下・黒陛下を唯一懲らしめられたり突っ込みを入れられたりする人物で 時に暴走する陛下にお灸を据える事もある。 彼女自身ガリを弄るのがとても大好きなようで、ガリ公開後即お盆にしたほどである。 名前 コメント 主な嫁(ま行)
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ハンドメイドメイ ●8点 何の取り柄もないオタク青年の元に、未来から美少女アンドロイド・メイが やって来て…ロリメイドや幼馴染や美人妻やらもやって来るお約束モノ。 同人レベルだった冥土萌えを全国的にアピールした記念すべき作品。 現在の「こいこい」に連なる萌えアニメの礎の1つ。 藤井まきが未だ現役なので、絵の魅力もまだイケそう。 脳をからっぽにしてぱんつを、乳揺れを、ティクビを、ゆるーい話とともに 堪能して下さい。 決してSF考証その他、ツッコんではいけません。
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とある県のとある都市。 閑静な住宅街の一画。 ここに一軒の豪邸がある。 プロメイド斎藤菫の仕事場である。 世界でも有数のプロメイド。 彼女らの仕事は決して世間に知らされるものではない。 我々は、プロメイドの一日を追った。 Q.朝、早いですね? 菫「えぇ。朝のお掃除は大切ですからね。お嬢様の一日のスタートがどう幕を開けるのか、は私どもの仕事にかかっていると言っても過言ではありませんから」 日が登る前、人々が行動する前から菫は動き始める。 菫「私がここで働けているのはお嬢様の支えがあるからなんです。だから誰よりも早く動き始めないと」 そう語る菫の目は何よりも真剣だ。 プロに一切の妥協はない。 菫の誇りはそこにあるという。 「お嬢様は私の生きがいですから」 菫のお嬢様---琴吹紬の靴を磨きながら、菫の口角は緩んでいた。 Q.これもお仕事ですか? 「いえ、違います、あ、いや、そうなのかな?もう公私混同しちゃって(笑)」 紬の制服と今日付けていく下着にに手アイロンをかけながら、我々の質問にも笑顔は絶やさない。 「体が資本なところがありますからね。大切なんですよ、これ」 朝五時半。 手アイロンを終えた菫は真っ先にテレビをつける。 Q.休憩ですか? 「いえ、お嬢様が真夜中に予約しておられたアニメの録画の確認を」 Q.アニメ...ですか? 「はい。なにやら今期は女の子がキスをするアニメがやっておられるらしくて」 Q.!? 「私もお嬢様に勧められて一緒に見てるんですが、なかなか面白いんですよ? キスの大安売りって感じで。 よし、今回もちゃんとキスしてる」 五時五十分 菫がテレビから離れ、キッチンに向かう。 取り出したのは手動のコーヒーミル。 手馴れた動きで豆の分量を図り挽き始める。 目線の先は飾られたお嬢様の写真から離れない。 同時進行させることで、1つ1つの作業はどんな些細なものでもお嬢様に繋がっているということを魂に刻む。 隠し味の唾液混入も忘れない。 Q.大変ですね? 「やはり挽きたての方が美味しいですからね。すべてはお嬢様のためです」 Q 月並みな質問ですが プロメイドになろうって思ったきっかけは? 「んー 何でしょうか。私はもともと紬お嬢様の幼馴染をしてまして。 というか今もなんですが。 幼い頃から父がこのお屋敷で務めをしておりましたから、必然的に紬お嬢様とも幼馴染のような関係で、でもそれって自分の力でなったわけじゃないですか。 ある日ふいにそんな中途半端な自分にものすごい腹がたってきちゃって。 お嬢様に相談をしたら、『それなら菫、私のメイドになって私に一緒仕えなさい』と言われちゃいまして。 でもそんなの自分じゃなくなる気がして....すごいジレンマですよ。だったらいっそのこと本格的にプロになっちゃおっかな?みたいな(笑) 紬お嬢様とでしか私は生き方知らないし」 六時。 菫は急に慌ただしく動き始めた。 Q.どうされました? 「お嬢様の起床時間です!!!」 Q.早くないですか? 「お嬢様は電車通学なんです。すみませんが、ここからは集中力を使うので」 お口チャクの動作をされた。 我々の質問最中にもその手の動きに迷いはない。 湧いたお湯を片手にコーヒーを淹れながら トーストを焼く。 その傍らでは熱されたフライパンにペーコンが2枚、 その上には玉子が投下され とても美味しそうである。 すぐに出来上がるコーヒーと焼きたての食パン。 ハウルのムービング城を見てお嬢様が食べたいとリクエストして以来作っている 目玉焼き&ベーコン。 朝食のタイミングはプロメイドを始めた頃から変わらないという。 「効率の面もありますけど、これを食べることで朝を迎えた、っていう紬お嬢様の笑顔が私の朝食です」 一切の抜かりはなく、素早く食べ終わる菫。 時刻はまだ、六時半だ。 Q.これから学校ですか? 「すいません、静かに」 我々クルーを諌める菫。 「耳を済ましてください。声がほら、きた、きたきたきた、ほら声がするでしょう?かわいい声が」 確かに遠くにかわいい声がする。 「紬お嬢様は登校される時、近所の皆様に朝のご挨拶をされるんです」 この声を聞くことで紬と社会とつながっている、そして紬と接している自分もまた紬を介して社会と繋がっている実感をもつ、と菫は語る。 「ほら、こんな仕事でしょう?社会に切り離されてるんじゃ無いかって不安になってるころに、この声に気づいてね、それからは日課なんですよ」 こうして登校や出社する人々と挨拶をする紬の声や足音を聞くことで 登校した気分になる、と言う。 プロならではの、技である。 七時四十五分。 「ふぅ、もういいかな」 沈黙を破ったのは、菫であった。 「これ以上は危険ですからね。見極めが大切なんですよ」 あまり深く聞き入ると、紬の世界にひきづりこまれる。 プロの生命をたたれる可能性がある危険な作業なのだ。 Q.怖くは無いんですか? 「怖いといえばこわいですね。あと何年紬お嬢様のお側にお仕えできるのかわからない。その時どうなるのかも。ただ、続けたいですね。生きてる限りは」 そう笑う菫には、確かに、 プロメイドの面影が見えた。 八時。 汗を流すために菫は風呂にはいる。 風呂と同時に掃除も兼ねる。 「こうして朝に洗えば、紬お嬢様がお入りになられる夜には乾くでしょう?」 熟練の技が、光る。 八時半。 風呂から上がってきた菫は、 おもむろに学生服を着出した。 Q.これから外出ですか? 「違いますよ、紬お嬢様の急な学生服リクエストが来た時に、だせるでしょう?昼なら早退。夕方になれば早く帰宅できた雰囲気が」 この気配りこそがプロならではの続ける秘訣である、と菫は語る。 九時。 紬お嬢様の洗濯を終え、干した菫が部屋に戻ってくる。 Q.これからのご予定は? 「そうですね。まずは読書かな。今日読む本は、これです」 『ゆるゆり 1〜11』 Q.これは? 「日々勉強することだらけですよ。マーケティングの知識だって、何かに活かせるかもしれない」 プロメイドを続けるという覚悟は、決して譲らない。 菫の気持ちは選ぶ本にも現れていた。 昼、一時。 レンタルしてきたDVDを取り出しセットする。 一つ一つの動作が洗練されて無駄の無い動きだ。 「毎日、この時間になったら見てますからね。コツっていうか、慣れですよ。慣れ」 本日見るタイトルは 『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A s』 「胸をね......打つんです」 長いプロメイド期間の間に、過去の名作はほとんど網羅したという菫。 選び方にも、プロのセンスが光る。 午後三時 エンディングのスタッフロールを見終わり、菫は自身の部屋の布団に入る。 Q.早いですね? 「いつもこの時間になるとすこし疲れが出ますからね。お嬢様のためにも休憩をきちんと取らないと」 休憩の時すら、次を考える。 プロとしてひと時も気が休めないと言うと、菫おもむろにまぶたを閉じた。 「科学的にも証明されていますが、昼寝は体にいいわけですし。それでは、おやすみなさい」 枕下に紬お嬢様の写真を入れるのを我々は見逃さなかった。 Q.ちょっと待ってください。その写真は? 「これは、夢の中でもお嬢様に会えるように」 頬を染めながらそう囁く菫に我々は微笑みを禁じ得なかった。 午後四時半 布団から起き上がり、パソコンを起動する。 デスクトップのあるアイコンをクリックすると、動画が現れた。 Q.これは...?? 「お嬢様の所属される部活動の部室の様子です。昔は選択肢がなかったけど、今はお嬢様の様子を見る手段はたくさんありますからね。恵まれてますよ。おっ」 早速、気になるものを見つけたらしい。 目つきが、鋭くなる。 「ふーん、なになに……最近はマカロンばっかでチョコ分が少ない?」 「......バナナケーキは必須......」 「この紅茶は……。なるほど、あの茶葉をお持ちに。そろそろなくなるでしょうから発注をかけておかないといけませんね」 「卒業旅行はロンドン……と」 ものすごい早さでシャーペンがノートに打ち付けられる。 プロのメモ、本領発揮だ。 Q.いろいろ書き込んでますけど? 「だいたいは他の方の体験談、趣向や紬お嬢様の生きた意見ですよ。把握しておくことは大切なことですからね」 Q.それが、今に生きている、と? 「はは、まあそうですね」 そうして、二時間。 午後七時。 モニタから顔を離すと、玄関に向かう。 「先ほど電車から降りられたはずなので、すぐですね」 「きた」 菫の声と共に玄関の重たい扉が開く。 紬お嬢様の帰宅である。 さっと荷物をお持ちし、コートを受け取り制服を脱がせる。 歩きながらも、笑顔はやめない。 これもまた、効率の果てだという。 「これはまあ、アマチュアの(メイドの)人たちもやってる技ですからね。自然体って奴ですよ」 午後八時。 お嬢様の食事もようやく一段落ついたらしく、菫は紬とおしゃべりの時間を得る。 エプロンのポケットにいれてあったハンディレコーダーをオンにする。 「お嬢様の声は永遠に、ね」 Q.もしかして日中にイヤホンをしながら聴いていたのは? 「ふふ、秘密です。では、お嬢様が待っているので」 二時間。 紬とのひと時に我々の取材の許可は降りなかった。 この扉の向こうで彼女たちは一体どんなことを話しているのだろう。 Q.なぜ、録音を? 「建前をいえば世間体ですかね。お嬢様が趣味、といえば、許容されやすいですから。もっともワーホリですから仕事が趣味みたいなところがあるんですけど(笑)」 午後九時。 またもパソコン前でメモにいりびたる。 Q.今度はどこを? 「これはお嬢様の部屋です。防犯対策は万全ですが、万が一のこともあるので」 夜になろうとが鳴り止むことは無い。 衰えないどころか勢いはさらに増す。 「この時間は、本当に勢いがありますから。つい熱が入っちゃって」 この日、メモは、十一時まで続いた。 時刻はとうに十一時半。 風呂に向かう菫だが、休む気配は無い。 Q.休まないんですか? 「お嬢様からのお風呂のお誘いがありましたので。 一緒に風呂に入って頭と目を覚まさないと。まあご飯食べて4時間たってるから寝てもいいんですけど」 食事は寝る四時間前には済ませる。 これもプロの譲れない流儀だ。 紬からのお呼びがかからない時はこのまま寝てしまうこともあるという。 「さて、お風呂か」 菫は真剣な表情で紬お嬢様を眺める。 膝にはパソコンにつながったキーボードの姿が。 「メモしながら。これが最高なんです」 お風呂と同時に、キーの音は風呂場中に広がる。 「もともと、シャンプーを作る仕事に就こうか迷ったこともあるんですよ、でも今の(プロのメイド)をとった。後悔は無いですね」 そう語った菫。 志していただけに見る目も厳しい。 「あー、紬お嬢様、天使の輪っか!!決まってますよ!さすがですね!!今日も髪がお綺麗です!」 「ここカット、いつもより短めにしておきますね」 「おっおっおっ、ぶひいいぃぃぃ!!」 「あー、やっぱリンスはフランス製ですね。今度からそういておきます」 「あ、はなぢ」 お嬢様と別れ自身の部屋に戻りメモをまとめ直す。 時刻は朝の三時 菫はこれから寝るという。 Q.睡眠時間短く無いです? 「確かにね。でもお嬢様のために体調管理は気をつけているし、昼寝も効果あるからね。むしろ眠く無いよ(笑)」 Q.これを365日、つらくないんですか? 「正直、はじめのうちはやめたいと思ったこともある。毎日、溜め込まれる知識の行き場所もこれでいいのか。ってね。ただ、プロとして譲っちゃいけないラインを考えた時、アマとプロの違いは何だろうって考えて。それからかな。ふっきれて専念できる様になったのは(笑)」 Q.プライド、ですか? 「なんていうのかな。私にはこれが向いてる!っていう確信めいたものがあって。ほら、昔はプロどころか、メイドって、なかったじゃないですか」 Q.確かにありませんでしたが 「それが、今、プロになれる。だからこそ頑張ろうって。それが今の私で。プロを維持するのは大変だけど、お嬢様のために毎日この決まった生活は満足してます」 午前四時 消灯し、菫の部屋は闇に包まれたが、布団には明かりがあった。 手元にあるiphoneで、アプリを起動し 絶え間なくお嬢様の様子をチェックする。 待ち受けでは紬と菫のツーショットがまばゆく彼女を照らす。 画面を見つめ真剣に見つめる姿。 紬お嬢様のプロはそこにいた。 プロメイド、斎藤菫。 彼女は明日の朝もまた、六時には起きるという。 おわり 戻る
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《メイド アリア》 キャラクターカード コスト2/黄/CP4000/RANK2 【メイド】/【コスプレ】 ボーナスアイコン なし ご主人様、ご用件は何ですか? 緋弾のアリアで登場した黄色・【メイド】・【コスプレ】を持つアリア。 アリアのコスト2・バニラ。 関連項目 アリア 収録 緋弾のアリア 01-045 C
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メイドマガジンとは、その名が示す通りメイドさんについての雑誌である。 週刊ハリケーン同様、某イトーヨーカドー上大岡店でしか売ってないとの噂である。そのヨーカドー上大岡店ではアナウンスまで流れていたが、価格やどのコーナーに行けば購入できるのか等、商品名以外の部分に関しては何一つとして詳しい情報を掴めない。また同じようなことが前述の週刊ハリケーンや天竺コーナーにも言える。