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987 :名無しさん@HOME:2011/08/15(月) 22 42 47.92 0 叔母がその昔やったそうです。 私一家・叔父一家・祖母(以下トメ)は同じ町内で近距離別居でした。 叔父嫁(以下叔母)はトメにひどくいびられていたそうです。 母はいいお家のお嬢さんだったからトメもいびられなかったそうですが、 叔母はトメ判定でいびってもいいお家の娘だったらしいです。 叔母がいびられる、叔父と父がトメを〆るの繰り返しで 叔母が子どもを生んだ頃にはトメはすっかり大人しくなっていました。 ある日叔父子が幼稚園から行方不明になりました。 私が学校から帰ったら大人がいっぱい集まっていて、 もしかしたら誘拐かもということで警察の人もいました。 幼稚園で遊んでいたはずなのに、叔母が迎えに行ったときは居なかったそうです。 「え、でもお昼過ぎに叔父子とお婆ちゃん(トメ)一緒にいたじゃん!」 ちょうど学校の窓から二人が歩いてるところを私、見てたんですよね。 叔父と叔母がすごい勢いでトメに詰め寄り、叔母は包丁持ち出してトメを脅して トメは叔父子を連れ出して山に置き去りにしてきたことを白状しました。 叔父子はその後すぐ発見されました。 私はてっきりトメは逮捕されて牢屋に入ると思ってたのに、 身内のことだからか、なぜか老人施設に行くということで話が付いてしまったようです。 トメは私にも「お父さんにお婆ちゃんを施設に入れないでとお願いして」と頼んできましたが、 「お父さんは牢屋に入れてくれって言ったのに、施設で済むなんてよかったじゃん!」と返したら泣き崩れていました。 988 :名無しさん@HOME:2011/08/15(月) 22 43 45.52 0 それから3,4日たって、トメが行方不明になりました。 叔父子の騒ぎの後なので消防団もやる気がなくて、まあそのうち帰ってくるんじゃないの?って感じでした。 その夜叔父夫婦がうちにきて、私は叔父子と遊んでいました。 叔父子が寝てしまったのでこっそり大人の話を聞きに行ったら、父と叔父が叔母に土下座してました。 「どうか子どもを犯罪者の子どもにしないでくれ」「本当なら自分たちがやることだ」 「叔父子のことを考えてください」みたいなことを言ってました。 しばらくして両親が車で出掛けて、トメをつれて帰りました。 叔母、トメを拉致って車で山中に捨てて来たらしいです。 トメはそのまま施設に入れられ私は2度と会うことはありませんでした。 何年か前に「そういえばトメはどうしてるの?」と母に聞きました。 トメは施設でまだらボケになって亡くなったそうです。 両親と叔母夫婦で、そのまま火葬場でお骨にしてお墓に入れるために持って帰る途中・・・ お骨どっかに忘れてきちゃったそうです。 何箇所か心当たりには電話したもののみつからず、4人とも積極的に探す気にはならずに 「トメも合わせる顔がないだろうからこれでよかったんだよ」で落着したんだとか。 読みにくい文章ですみません。 989 :名無しさん@HOME:2011/08/15(月) 22 48 08.59 0 988 親類他にもいると思うんだけど、納骨式とかどうやってごまかした? 新しい骨壷にゴミとかいれてそれっぽく沈鬱な表情して・・・とか? あ、うちの姑の時の参考に、とかそんな理由で聞いてるんじゃないですよw あくまでも後学のために、ええ。 990 :名無しさん@HOME:2011/08/15(月) 22 50 54.34 0 納骨式やらなければいいだけじゃね 991 :名無しさん@HOME:2011/08/15(月) 22 54 09.12 0 ごまかすも何もしてないんだと思うが。 そして息子夫婦の他にはトメの最期を気にかける者もいなかったということでしょう。 992 :名無しさん@HOME:2011/08/15(月) 22 56 17.37 0 孫を山に捨てる老女がどうなろうがってところだわな 993 :987:2011/08/15(月) 22 58 02.47 0 私もトメの死を知らなかったくらいなので、何もしてないんだと思います。 実家にお仏壇があって、祖父以前のご位牌はありますが トメのものはありません。 もちろんお墓にもトメの名前はありません 次のお話→210-15
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募集状況 ライター…中田 富山 ◆15lIZBDwz6 絵師…kotomi☆富山高知絵&千葉文?@神奈川民 ◆L0xAywte/Q 確認日時:2012.06.04 現在募集はありません ストーリー (前ライターさんが残していったものです 引継ぎor新規作成 ご自由にそうぞ) ■第一幕 □日常の世界 某商業会社に勤める主人公。 退屈なリーマン生活。 □冒険へのいざない 突如、上司から出張命令。 富山県高岡市へ行ってほしいとのこと。 □冒険への拒絶 心の中では拒絶するも。 上司命令でNOとは言えないので、行くことになる。 □メンター ***ここで富山の名所を知る 同僚に行きたくないことを愚痴る。 磯貝は富山の名所を説明するなどして、主人公を元気づける。 □第一関門 嫌がっても仕方がないので、前向きに行こうと考える。 話によると一か月の出張とのことなので、期間は長くない。 ~~~ここまで10kb~~~ □試練、仲間、敵対者 宿泊ホテルの近くの薬局で買い物。そこにはヒロインがアルバイトをしていた。 ドジを踏んでミスをして、印象に残る。 週末に富山見学に繰り出した先で、直美と一緒に居るヒロインを発見。 声をかけるが、ヒロインから異様に警戒されてしまう。 直美からもあしらわられ、ひとまず退散する。 その後、しばらくして財布を落としてしまったヒロイン一向に遭遇。(落としたのはヒロイン) ここで一緒になって、真摯に探す姿に警戒心を多少解かれる。 お礼代わりに、後日観光案内を頼むと了承される。 そこから親しくなっていく。 ヒロインは天然で抜けているところが多々あり、また男に対して警戒心が強い。 ヒロインの家には招待されず、話を持ちかけても拒否される。 イベント内容 ・ヒロインと直美と三人で富山観光。高岡コロッケ食べる。 ・直美の家に、ヒロインと一緒に遊びに行く。 ・ヒロインと二人で富山観光。二上山万葉ラインへドライブ。二上山の悪王子伝説を聞く。射水山神社へ。二上山からの夜景。 ~~~ここまで40kb~~~ □もっとも危険な場所への接近 ヒロインは両親を亡くし、叔父の元で生活していることを知る。 叔父からは虐待を日常的に受けている、性的虐待も。 →この話は直美から聞く。 叔父はヤクザの一味であり、もし警察に行ったらヒロインの身が、そして直美の身が危ないと脅されている →この話はヒロインから聞くが、直美も薄々足枷になっていると勘付いている。 すっかり主人公を信頼するようになった直美は、ヒロインのことを助けてほしいと相談する。 また、大切にしてほしいとお願いしてくる。 ~~~ここまで50kb~~~ そしてある日、待ち合わせた時間になってもヒロインが来ない。 →途中、ヒロイン視点。叔父に襲われるところで主人公視点へ。 気になって電話するも出ない、直美に聞いても知らない。 胸騒ぎがして色々な場所を探すが、一向に見つからない。 まさかと思って、主人公は直美に聞いているヒロインの家へ向かう。 ■第二幕 □最大の試練 セントラルクライシス ヒロインは叔父に処女を奪われる。 その後レイプが続いている最中、主人公が駆けつけて助け出す。 ヒロインの家は高岡市の外れにあり、後ろには二上山がある。 ヒロインを抱きかかえて、レイプされたヒロインを気遣い、人目を避けて二上山へと逃げ込む。 ヒロインは心に深い傷を負って、泣いてばかりいる。 ここで主人公は告白して、ヒロインを守ることを誓う。 今すぐは無理だが、貯金をして、いつか東京で一緒に住もうと誘う。 それまでは、直美にかくまってもらおうように言う。 当然叔父から離れれば、大学生活を続けることは厳しくなる。 □報酬 ヒロインは男の人に対する警戒心が薄れるようになる。 主人公は生活に明確な目的が出来る。 また、付和雷同な性格も多少は改善される。 □帰路 数日後に出張帰還の一か月が迫ってくる。 叔父から離れ、ヒロインは少しは回復した様子。 ~~~ここまで70kb~~~ ■第三幕 □復活 クライマックス ヒロインの叔父と対決。 ヒロインを守ると決意した主人公は、叔父を特定の場所に呼び出す。 やってきた叔父と話し合い、ヒロインを解放しろと持ちかける。(ヒロインもついてくる。) 逆上した叔父は携帯していた刃物でヒロインに襲い掛かり、主人公が庇って怪我をする。 騒ぎを聞きつけた近所の人が警察に通報し、叔父は捕まる。 □宝を持っての帰還 警察の調べの結果、叔父はヤクザとの繋がりなんてないことが判明。 主人公は出張が終わって東京に帰るが、お金を貯めてその内迎えにくることを約束する。 ヒロインと別れる。 クライマックスとセントラルクライシスを入れ替えるのもありか? キャラクター 琴宮 千鶴 本作ヒロイン。 20歳で茶髪のポニーテール。幼い頃に両親を亡くして、叔父と二人で暮らしている。薬屋でアルバイト。 長所:他人に流されない、非常にマイペースである。穏やかで温和な性格。 短所:ぼんやりしていることが多々あり、ドジや物忘れが多い。また、マイペースであるため空気も読めない。男性に対して心を許していない節がある。 藤里(フジサト) 本作主人公。 20後半で中肉中背。喫煙者で、あごひげを生やしている。 長所:空気を読んだ言動ができる。物事に対して慎重。 短所:付和雷同な性格で、自分の意思を通せない。少し臆病。 薮沼(ヤブヌマ) 藤里の上司。メタボで禿散らかした頭。 磯貝(イソガイ) 藤里の同僚。同期。藤里の良き理解者で相談役でもある。前半メンター役。 水白 亀齢(ミズシロ キレイ) 千鶴の同級生。一人暮らしをしている。親が会社を経営しているため、お金持ち。後半メンター役。 氏山 今勝(ウジヤマ イマカツ) ヒロインの叔父。母親の兄であるため、ヒロインとは苗字が違う。ヘビースモーカーで、ひげがぼうぼう。
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~食堂~ 紬「そう、そんな事があったの…良かったわね」 和「ええ…」 紬「それで、りっちゃんは今どうしてるの?」 和「寝ちゃったわ」 和「風邪を引かない様に布団はかけてあげたけど」 和「ちゃんと被ってるかどうか心配だから、これを飲んだらすぐに戻るわね」 紬「そんな事言わずに、もう1杯どうかしら」 紬「結構自信があるのよ?紅茶の淹れ方」 和「そうね、ほんとに美味しいわね…それに、体が温まるわ」 和「もう1杯、頂こうかしら」 紬「ええ、どうぞ」 和「昼間はあんな事言っちゃったけど、ごめんなさい」 和「やっぱりお礼を言わせて貰うわ、紬、ありがとう」 紬「うふふっ、どういたしまして」 紬「後は、全部私が悪かった事にしちゃえば良いって事ね」 和「紬…やっぱり私、律には全部正直に言いたいわ」 和「全部正直に言ってから…それから律の事、好きだって言いたい」 紬「りっちゃんが和ちゃんの気持ちを受け止めてくれたとしても」 紬「和ちゃんはこの状況があったから、吊り橋効果のおかげだって思っちゃうから?」 和「ええ…その…通り…よ…」 紬「そんな事は無いと思うんだけどな…」 紬「でも、確かに焦る必要は無いかもしれないわね」 紬「和ちゃんの恋は始まったばかりなんだから」 紬「ゆっくりと気持ちを確かめていくのも良いかも…」 紬「…」 紬「和ちゃん?」 和「…」 紬「和ちゃん?」 和「…」 ユサユサッ…ユサユサッ… 和「…zzz」 紬「そう…やっと、寝てくれたのね…」 紬「ごめんなさい、和ちゃん」 紬「今実行しているシナリオ、最初に和ちゃんにも見せたわよね?」 紬「私と役を交換してしまうと…」 紬「1つ目のシナリオ、そのまま実行出来ちゃうのよ」 ~山小屋~ 和「うっ…」 紬「気が付いたかしら?和ちゃん」 和「紬…その声は紬なの?」 紬「ええ、私よ」 和「此処は何処?真っ暗で何も見えないんだけど」 紬「和ちゃんには話したわよね、あの建物の奥にある山小屋の中よ」 和「山小屋の中…」 和「ちょっと待って、暗いのは夜だからって思ったけど」 和「私、目隠しされてるの?」 紬「そうみたいね」 和「それに何?どうして動けない訳?」 紬「だって和ちゃん、手も足も縛られているんだもの」 紬「動ける訳がないじゃない」 和(この展開…何処かで見た記憶が…) 紬「でも和ちゃんは流石ね、こんな状況なのに冷静で居られるなんて」 紬「まるでこうなる事が分かってたみたい」 和(やっぱり…) 和「紬、あともう1つだけ聞くわ」 紬「何?」 和「私の状況は理解した…紬、あなたも私と同じ状況なの?」 紬「違うわね」 和「…」 和「そう…つまり私は…」 和「紬が見せてくれた1つ目のシナリオ、その最初の犠牲者って訳ね」 紬「その通りよ」 和(思い出して来た、あのシナリオ通りなら次の犠牲者は確か…) 和(律!律になる!) 和(でも、まだ紬の目的は分からない) 和(単に私だけを狙ってという事も考えられる) 和(そうじゃ無かったとしても、私だけを狙う様に…) 和(私だけを恨む様に、紬を怒らせてみる?) 紬「他に聞きたい事は?」 和「今の所は別に、何も無いわね」 紬「あら?どうして私がこんな事をするのか、聞きたくないの?」 和「ええ、聞きたくないわ」 和「言いたかったら言う、言いたくなかったら言わない、それだけの事でしょ?」 和「何か言いたい事があるのなら、勝手に言ってれば良いんじゃないの」 紬「…」 紬「和ちゃん、そんな言い方って酷いと思うな」 紬「そんな風に言われたら…私、いじめたくなっちゃうじゃない」 和「良いわよ、やれば良いでしょ」 紬「ええ、たっぷりといじめてあげるわ…」 紬「和ちゃんの大好きな…大好きなりっちゃんをね」 和「!?」 和「待って!紬!律は止めて!」 紬「和ちゃん、りっちゃんだけじゃないのよ?みんな一緒にいじめてあげる」 和「じゃあ紬は、あのシナリオを本気で…」 紬「ええ、実行する気よ?」 和「そんな…」 和(だとしたら…駄目、紬の事は誰も疑ってない) 和(みんなこのまま…捕まってしまう…) 紬「もう夜が明けて来たみたいね」 紬「今夜のお楽しみに備えて、私はもう寝る事にするわ」 紬「和ちゃん、ラストの瞬間まではちゃんと生かしておいてあげるから…」 紬「じゃ、おやすみなさい」 ガチャッ 和(隣の部屋に行ったの?) 和(でも、今ほんの少しだけど足音が…) 和(足音が2つ聞こえた気がするのは…気のせい?) 紬「りっちゃんを説得して連れ出す自信は無いけど…でもね」 紬「連れ出すだけなら…お芝居じゃ無かったら、そんな回りくどい方法は必要無い」 紬「それは今夜にでもやらせて貰うわ」 紬「残った4人は…憂ちゃんの怪我は予想外だったけど、シナリオの修正は出来る」 紬「脱出を目指すなら、澪ちゃんと梓ちゃんだけね」 紬「もしそうなったら2人には途中で眠って貰う、町までは辿り着けない」 紬「歩いて行ける距離なんてたかが知れてるわ」 紬「眠っている所を連れ帰す事もそんなには難しくはないはず」 紬「唯ちゃんは憂ちゃんを置いては行けないから此処に残ると思う」 紬「警戒もしてるでしょうから、まずは2人を引き離した方がやり易いわね」 紬「唯ちゃんには憂ちゃんを犯人だと思い込ませれば、一緒には居られないはずよ」 紬「多分1人になりたいと思うから、そこを襲いましょ」 紬「もし1人にならなかったら、絶対に部屋を出たくなる罠を仕掛けておくの」 紬「憂ちゃんは動けないから、そのまま放っておいても構わないわ」 紬「それで全てが終わる…そう、全てが終わるのよ」 ~合宿3日目夜・食堂~ バチンッ 律「何だ?停電か!?」 律(落ち着け、落ち着くんだ…) 律(…) 律(確か、部屋の入り口の壁に懐中電灯があったよな?) 律(まずは壁を探して…よし、この壁伝いに行けば安全だな) 律(そろ~っと、そろ~っと…段々目も慣れて来たな) 律(ん?何だ?…誰か居る!) ゴツンッ 律「痛っ!」 紬「りっちゃん、痛いじゃない…」 紬「ちゃんと前を向いて歩かないと駄目よ?」 律「え?」 律「む…」ムギュッ 紬「りっちゃん、大声を出さないで?」 紬「今大声を出すと危険よ、分かった?」 律「…」コクコク 紬「じゃあ、手を離すわね」 律「ぷは~」 律「ムギ!無事だったのか!」 紬「し~っ、大声を出しちゃ駄目って言ったでしょ?」 律「あ、そうだったな」 紬「うふふっ、りっちゃんは素直だから…大好きよ」 律「は?何だよいきなり…て、照れるじゃないか///」 グサッ ポタッ…ポタッ…ポタッ… 律「え?」 律「ちょっと待てよ、ムギ…」 律「な、何でだよ…」 ~合宿5日目・夕方・ペンション跡~ さわ子「この事件の犯人は、1人しか考えられません」 紬叔父「まさか、紬が犯人だと言うんじゃないでしょうね?」 さわ子「紬さんはこの合宿の発案者、条件としてはぴったりですね」 紬叔父「馬鹿な!紬がそんな事をする訳が無い!」 さわ子「…」 さわ子「ふふっ…ふふふっ…」 紬叔父「…何がおかしいんですか?」 さわ子「いえ、この事件の犯人の事を哀れんでいるんですよ」 さわ子「計画通りに行ったと思っているんでしょうけど」 さわ子「何て馬鹿なんだろうって」 さわ子「憂ちゃんを犯人に仕立て上げるなんて、本当にお馬鹿さん」 さわ子「計画的?突発的?」 さわ子「そんなの、全く関係無いんです」 さわ子「憂ちゃんがみんなを殺そうとするだなんて…」 さわ子「そんな事、絶対にあり得ないんですよ」 さわ子「それに、唯ちゃんはそのまま死なせてあげてですって?」 さわ子「笑ってしまう位にあり得ない」 さわ子「もし本当に唯ちゃんが自殺しようとしたら」 さわ子「憂ちゃんなら例え可能性が0であっても唯ちゃんを助けて欲しい」 さわ子「探し出して欲しいって言うはずです」 さわ子「もっと笑ってしまうのは…その程度の事、私にだって分かるんです」 さわ子「みんなの事を何時も見守っている紬さんであれば」 さわ子「それが分からないなんて事、絶対にあり得ない」 さわ子「あの子達はとても深い絆で結び付いてる」 さわ子「それが犯人には全く理解出来ていなかった様ですね」 紬叔父「さっきから何を…いや、何が言いたいんですか?」 さわ子「簡単な事ですよ、紬さんを含めて此処に集まった7人に犯人なんて居ません」 さわ子「犯人はそれ以外で、この合宿の事を知っていた人物」 さわ子「もちろん私ではありません」 さわ子「私は合宿期間中には此処から遠く離れた学校に居ました」 さわ子「それは多数の方が証言してくれます」 さわ子「それに第一、私が犯人だったらこんなヘマはしませんから」 紬叔父「…」 さわ子「消去法で考えれば…誰が犯人なのか、お分かりになりますよね?」 さわ子「この事件の犯人は…」 紬「犯人は叔父様!あなたよ!」ズビシッ 紬「…」 紬「き、決まったわ!」ジーン さわ子「…」 さわ子「それ、普通に考えたら私の台詞でしょ…」 紬「ごめんなさい、さわ子先生」 紬「どうしても言ってみたかったんです」ウフフ さわ子「そこの木の陰でずっとタイミングを見てたのはこれだったのね…」 紬「美味しい所だけ貰っちゃいました」 紬叔父「つ、紬…」 紬「どうして生きてるの?って顔をしてるわね」 ~合宿3日目・夜・食堂~ 律「何でだよ…」 紬「りっちゃん…い、痛い…」 律「何でムギが…ムギが、刺されてるんだ…」 紬叔父「大声を出さないのは紬の言った事を守っているから…では無さそうだな」 紬叔父「人間、あまりにも予想外の出来事が起きた場合、意外と声は出ないものだ」 紬叔父「まあ叫んで貰っても構わないんだが…」 紬叔父「その場合は2人共、今すぐに死んで貰う事になるぞ」 紬「嘘…どうして…約束が…違…う…」ドサッ 律「ムギ…」 律「嘘…嘘だろ?」 紬叔父「嘘では無い、これは現実の出来事だ」 紬叔父「このままでは紬は失血死する」 紬叔父「死なせたくなければ大声を出すな、話を良く聞け」 律「あ、ああ…ど、どうすれば良いんだよ…」 紬叔父「紬は私が担いで行く、お前は私の後を付いて来い」 紬叔父「言っておくが、もし何か変な事を考えたら…紬の命は無いものと思え」 紬叔父「おっと、私がそれを言うのはおかしいな…言い方を変えよう」 紬叔父「真鍋和とかいう娘の命は無いものと思え」 律「和…和だって!?」 紬叔父「大声を出すなと言ったぞ?」 律「あ、ああ…わ、分かったよ…」 紬叔父「よし、では行くぞ」 ~山小屋~ 律「和!」 和「その声は…律?」 律「生きて、生きてたんだな…」 紬叔父「感動のご対面だな」 … … … 律「縛った上に目隠しか、手も足も出ないとはこの事だな…」 紬叔父「口を開くのはそこまでだ」 紬叔父「次に口を開いたら、二度と閉じる事は出来なくなると思え」 律(…) 律(いっそ大声で叫ぶか?) 律(必死だったからどれ位歩いたのか分からないけど) 律(建物まで声が届けばあるいは…) 紬叔父「言っておくが、今更大声を出しても無駄だぞ?」 紬叔父「あの建物まで声が届く程、此処は近くない」 紬叔父「雪がこのまま降り続ければ足跡を辿る事も出来なくなる」 紬叔父「此処を見付ける事もまず不可能だな」 律(随分と色々喋ってくれるんだな…) 律(まあ、今更何をしても無駄だって事だろうけどよ) 律(それよりムギは、ムギは無事なのか?) 紬叔父「紬の事が気になるか?」 紬叔父「止血はしておいたが、どうだろうな」 紬叔父「残りは4人、人数が少なくなればこちらとしてもやりやすくなる」 紬叔父「2~3日生きていてくれれば何の問題もない」 律(くっ…) 律(何か言ってやりたいけど、今は何を言っても無駄だ) 律(状況を整理して考えるしかない) 律(犯人はこいつ1人なのか?) 律(だったら、何時かは此処から離れるはずだ) 律(そうすれば、和から色々と聞く事も出来る) 紬叔父「1つだけ言っておこう」 紬叔父「私は暫くの間、此処を動かないぞ?」 律(動かない?どうしてだ?) 律(此処から動かなかったら、建物の中に居る4人には何も出来ないぞ?) 紬叔父「4人が1つの部屋に集まってるな」 紬叔父「脱出の相談をしているが…ふふっ、無駄な事だ」 律(見てもいないのに、何でそんな事が分かる?) 律(いや、見てるのか?) 律(監視カメラだ!) 律(気付いてたんだ…あたしも、他のみんなも) 律(でもあれはムギの仕業だと思って、誰も何も言わなかった) 律(合宿を出来るのはムギのおかげだから、その位のいたずらは許してやろうって) 律(その内みんな忘れてしまって…) 律(まさかこんな事に利用されているとは…) 律(このままじゃ4人が危ない) 律(何か、何か手は無いのか?) 律(何か、手は…) 11
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自分は叔父に呼ばれ彼の家に行くことになった。溜息が漏れる 正直叔父の事は好きではない。人間的に彼が嫌いと言うわけではない。多少変人な所を除けばいい人だ。 腕を組んで考え込んでるうちに叔父の集落に着いた。 叔父の家は四方を生け垣に囲まれて大きな邸宅と蔵を何個も建ててるこの集落でも一番大きさだ。 何でも製菓業でひと山あてたとかで羽振りがいいらしい。なんとかの加工場に出資してるとか… 家の前で掃き掃除をしている下女を捕まえて用件を伝える。母屋の中で待つように言われたので 屋敷の中に案内された。客間に通され待ってる間は適当に出された茶を啜りながら調度品を眺めていた そうしていると勢いよく襖が開けられ威勢のいい声をあげて叔父が入ってきた 「よっ、待ってたぞ坊!最近会っとらんかったなぁ!本家の様子はどうだ? お前にコレとかできたか?そうだ、分家のバァさんまだくたばっておらんか?」 叔父は次から次へと話を変えるので何を言ってるか理解するのに時間がかかる これも叔父が変人と言われる由縁の一つであるが、こんなの可愛いものである 「そうそうお前に実は見せたいもんがあってな!オイ!だれか書斎からすぐにアレもってこいアレ!」 しばらくすると使用人の一人が小走りでこちらへ来る音が聞こえた。部屋に入る使用人が両手でようやく 抱えられるほどのかなり大きな本を持って入ってきた 「今日お前を呼んだのはなコイツを見せる為なんだ」 自分は天を仰ぎ露骨に表情を歪めて見せた。叔父は全く意に介してないが.... 叔父が変人と言われる最大の理由は蒐集家…ただの壺とかならまだ良いだろう 彼が集めるのは処刑道具やら曰くつきの異国風の恐ろしげな絵やら、誰も飾っておきたくないような物を集めるのが好きなのだ。 子供の頃叔父に女性が火に焼かれて苦悶の表情に顔を歪めてる絵を見せられて未だにトラウマとなっている 「安心せい坊、こいつはお前でも気にいると思うぞ」 そういって持ってきた書物を開いてみせた。 「どうだ凄いだろ!」 のぞいてみると....何ととんでもない物がそこにあった! 思わず叫び声をあげて飛びのいてしまった 肌色のひらべったい布みたいなものが本に透明な膜を被せられて張り付いていた。 数か所に大小の穴がついていた。何か見覚えがある... これは....の顔面の皮だ。つまりデスマスクと言うやつだ 「ハーッハッハ驚おきおったな。よく見てみな、ホレ」 叔父が促すので恐る恐るのぞく,,,,しかしよく見たら人のデスマスクではない。 有るべきはずの人間の鼻の穴がないし、それに人間にしては顔の造りがおかしい。それに間近で見ると人の皮ではない 「こいつはゆっくりのツラの皮だ。本当の人間の物なんぞいくらワシでも集めるのは無理だからなハッハッハ!」 確かにこれはゆっくりの皮だ。ご丁寧にリボンもそえてあり、それがゆっくり霊夢の物であることがわかった 「コイツはゆっくりの加工場で死んだ奴の皮を譲ってもらった奴だ。なかなか迫力があるだろ」 パッとみれば本当に人の皮かと思える程だ。その皮には目を見開いていて死に際の苦悶の表情がたたえられており今にも喋りだしそうな迫力だった 「こいつは生きたまま中身の餡を抜かれて死んだ奴の顔だ。まぁこいつはほんの序の口だ。こいつなんてどうだ」 ページをめくるとそこにはさらにおぞましい様子の物があった 最初はは判別がつかなかったが、しばらく見てると顔面が異様に歪んでおりまるで別の生き物様に見える 「これはプレス機に潰されたもんだ。中々良い顔してるだろ」 他には小さな潰れた子供の皮の横に目の部分だけがふやけた苦悶の表情を浮かべたゆっくり魔理沙の顔 とても信じられないと言った表情で泣き叫んでいる時の様子のゆっくりれみりゃの顔 ページを一面に広がっている物は水を吸って広がったゆっくりパチュリーの顔だ どこかだらしない表情を浮かべてているのは発情中のゆっくりアリスを殺した物 初めのうちは嫌悪感を持っていたのに、この世の物と思えない顔をしているゆっくりの表情に自分の意識が吸い込まれるような感覚がした ページを開きながら、デスマスクの解説をする叔父の語りはヒートアップしている。 そうこうしてる内に日が暮れるまでそれを自分は見ていた 「おや!もう夕方か。そろそろ帰らんと危ないな。いやぁ~スマンスマンついつい語りん込んでし回ったワイ。もう遅いし今日は泊まってくか?」 自分にも稼業があるので休むわけにはいかない叔父に丁重に断って帰る事にした。それに歩いて行っても暗くなるまでには帰れるはずだ。 帰り道に何で残酷なものが苦手な自分がこんな時間になるまで見れたのか不思議に思った。 そういえば昔男なのに押し花に嵌まってた事があったのを思い出した 押し花は作ってってしまえばその美しさは永くに残る 同じ花でも一つ一つが別々の美しさを持っていた。 ゆっくりも死に際によってみせる表情は様々だ。 今まで厄介者として潰していたが、できるだけ苦しませて死なせたらどんな表情を遺すだろう... そう考えると居ても立っても居られなくなった。そうだうちの家の周りに野生のが何匹かいたな....
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【2ch】 62 名前: 本当にあった怖い名無し Mail: 投稿日: 05/11/20(日) 08 44 28 ID: +TA9CGer0 漏れの叔父の話しです。 叔父は、よく猫を殺していたんだが(訳も無く殺していたわけじゃないけど) ある時夢の中で猫の閻魔さまと周りにはその家来らしき猫がいたそうな、 その猫の閻魔さまに火を焚かれた鉄板の上に乗せられて焼かれて、閻魔さまの 尻尾が上になると飛び上がり、下にすると落ちて、尻尾が動く度に叔父は、猫に 自由自在に動かされいた。 夢の中で叔父は、猫達に謝りましたが、その数日後自動車事故で3ヶ月の入院をした。 叔父は猫の祟りだと思っている。 猫をむごいことをした人で、最後は癌で死んでいる人を三人知っている・・偶然かな
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フローレンス 基礎情報 概要 王国を出た、SVLが行き着く先、フローラル王国の王女。 父である国王を、叔父による毒殺で、母である王妃を自らの目の前でこれまた、叔父に丸め込まれた兵士に刺殺され、自らも毒を盛られるが、もともと、毒に強い体質のため、体調を崩す程度で済んだ。 その後、魔女として叔父である伯爵の名によって火あぶりにされかけたところを、カルバスで折り返しているSBLの状況を怪しんだ当時の主師の登場で助けられる。(その後暇人集団に両親を蘇生されている。) その際蒼藍王国王である遥夢と出会い、お互いがお互いとあまり見もそっくりということに驚き、正式な友好関係を築く。これが、後の三姫同盟の礎となる。叔父のクーデターから二ヶ月たち、父の後を継ぎ即位するも、自らはいまだ、未熟であるとして、王を名乗らずいまだ、王女のままである。 即位後も叔父にたびたび命を狙われるも、現在では、三姫同盟の盟主の一人として、精力的に活躍し、命を狙う叔父を適度に笑いながら痛めつけ、楽しむと言った、遥夢と似た感覚の持ち主に成長している。 しかし、痛めつけられても狙い続ける彼女の叔父もタフである。 本名 フローレンス・ローレンス・フォン・レインゲルト・フローラル(レインゲルト族の国フローラルの王フローレンス・ローレンスの意) 性別 女性 種族 レインゲルト族 一人称 私 身体情報 身長172.46cm 体重46.32kg 血液型B 髪型ショートボブ 性格 かなり活発で勝ち気だが、相次いで、信頼していた者に両親を殺害されたため人間不信に陥った上でネガティブ。最近Sっ気が出てきた 能力設定 見ただけで毒の混入の有無を見破るだけの能力 戸籍情報 出生地 フローラル王国王都フローラ 生年月日 青歴1936年9月30日 現在住所 フローラル王国王都フローラ王城 職 フローレンス王国第65代国王息女 最終学歴 王立アカデミー
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プレイヤー:くなし データ:私立序院学園(HC-another) 名前:楠 由香(くすのき ゆか) 身長:163cm 体重:58kg 3サイズ:96(E)/58/94 学年・クラス:高校3年C組 地位:便器(男性の命令に服従しなくてはならない)→妊婦(出産に備えて陵辱されづらい) 年齢・誕生日:9/18(おとめ座) 18歳 所属:生徒会 部活:剣道部→飼育部(出産係) 設定 両親が不幸に合い、一人暮らしの叔父(当時32歳)の元で暮らすことになった過去を持つ。 叔父は一見、品行方正公明正大な良人物だったが、内心は由香が肉奴隷としての素質を持つことに気づき、 自分専用の肉便器として仕立て上げるために当学園に中学時代編入させる。 由香本人も叔父は(親として)好きであったし、学園自体も対外的には学費免除のマンモス校であったため、 叔父の負担にならず将来良い職につけるだろうと喜んで編入。 が、編入後、1週間で処女喪失。学園の実態を知る。 叔父に助けてもらおうと連絡を取るも、なぜか学園外へ連絡をとれず、途方にくれた。 現在は高校3年。卒業まであと1年。 なんとか無事に卒業し、叔父の元へかえりこの学園を告訴しようと内心野望に燃えている。 経歴 出産経験2回(高校1年時と高校2年時)→子供は学園に引き取られた。→母乳体質 生徒会所属→実質は生徒会備品→理事長の監視下にある実験体の一人 剣道部(中学時代より)→レギュラー→腱を切られて動きづらくなり退部→飼育部に引き取られる 卵巣改造→哺乳類は全て妊娠対象→現在は犬を妊娠中 コンセンサス NG→肉体切断・肉体破壊・人体外観の異型化・大便を伴うスカトロ 大好き→便器・精液・搾乳・獣姦・輪姦・出産 PLより とりあえず適当に作ってみました。 後にHCにコンバートの可能性もあります。
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それはまだ私が小学生の頃の話。 私の大叔父は白の日産・初代ADバンに乗っていました。 我が家に来るときはいつもADバンに乗り、大叔母とともに夫婦で遊びに来ていて、私は幼いながら、その少しサビがあってディーゼルエンジンのADバンに興味を持つようになりました。 外装は白い車体に黒の樹脂バンパー、そして角目二灯のシールドビーム。ドアには黒のサイドモールがついており、現在の商用車よりもシンプルで個性的な雰囲気がありました。 カラカラカラカラという乾いたディーゼル特有エンジン音と黒煙もくもくの排気ガスを私は今でも覚えています。 内装はラジオとアナログ時計しかないシンプルなオーディオに、これまた簡素なメーター、何よりも私が気になったのは4MTのシフトでした(笑)。 当時、大叔父は83歳の高齢ドライバーでしたが、ADバンを軽々と運転する大叔父はとても頼もしく見えました。 先日、大叔父と大叔母が相次いで亡くなってしまい、私は悲しさと寂しさを感じていますが、私はADバンと大叔父叔母夫妻との思い出を決して忘れることはありません。 外装写真 内装写真 ダッシュボード周り なお、画像はADバン捜索の旅様のサイトからお借りしました。 2012年1月16日記。
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自分は叔父に呼ばれ彼の家に行くことになった。溜息が漏れる 正直叔父の事は好きではない。人間的に彼が嫌いと言うわけではない。多少変人な所を除けばいい人だ。 腕を組んで考え込んでるうちに叔父の集落に着いた。 叔父の家は四方を生け垣に囲まれて大きな邸宅と蔵を何個も建ててるこの集落でも一番大きさだ。 何でも製菓業でひと山あてたとかで羽振りがいいらしい。なんとかの加工場に出資してるとか… 家の前で掃き掃除をしている下女を捕まえて用件を伝える。母屋の中で待つように言われたので 屋敷の中に案内された。客間に通され待ってる間は適当に出された茶を啜りながら調度品を眺めていた そうしていると勢いよく襖が開けられ威勢のいい声をあげて叔父が入ってきた 「よっ、待ってたぞ坊!最近会っとらんかったなぁ!本家の様子はどうだ? お前にコレとかできたか?そうだ、分家のバァさんまだくたばっておらんか?」 叔父は次から次へと話を変えるので何を言ってるか理解するのに時間がかかる これも叔父が変人と言われる由縁の一つであるが、こんなの可愛いものである 「そうそうお前に実は見せたいもんがあってな!オイ!だれか書斎からすぐにアレもってこいアレ!」 しばらくすると使用人の一人が小走りでこちらへ来る音が聞こえた。部屋に入る使用人が両手でようやく 抱えられるほどのかなり大きな本を持って入ってきた 「今日お前を呼んだのはなコイツを見せる為なんだ」 自分は天を仰ぎ露骨に表情を歪めて見せた。叔父は全く意に介してないが.... 叔父が変人と言われる最大の理由は蒐集家…ただの壺とかならまだ良いだろう 彼が集めるのは処刑道具やら曰くつきの異国風の恐ろしげな絵やら、誰も飾っておきたくないような物を集めるのが好きなのだ。 子供の頃叔父に女性が火に焼かれて苦悶の表情に顔を歪めてる絵を見せられて未だにトラウマとなっている 「安心せい坊、こいつはお前でも気にいると思うぞ」 そういって持ってきた書物を開いてみせた。 「どうだ凄いだろ!」 のぞいてみると....何ととんでもない物がそこにあった! 思わず叫び声をあげて飛びのいてしまった 肌色のひらべったい布みたいなものが本に透明な膜を被せられて張り付いていた。 数か所に大小の穴がついていた。何か見覚えがある... これは....の顔面の皮だ。つまりデスマスクと言うやつだ 「ハーッハッハ驚おきおったな。よく見てみな、ホレ」 叔父が促すので恐る恐るのぞく,,,,しかしよく見たら人のデスマスクではない。 有るべきはずの人間の鼻の穴がないし、それに人間にしては顔の造りがおかしい。それに間近で見ると人の皮ではない 「こいつはゆっくりのツラの皮だ。本当の人間の物なんぞいくらワシでも集めるのは無理だからなハッハッハ!」 確かにこれはゆっくりの皮だ。ご丁寧にリボンもそえてあり、それがゆっくり霊夢の物であることがわかった 「コイツはゆっくりの加工場で死んだ奴の皮を譲ってもらった奴だ。なかなか迫力があるだろ」 パッとみれば本当に人の皮かと思える程だ。その皮には目を見開いていて死に際の苦悶の表情がたたえられており今にも喋りだしそうな迫力だった 「こいつは生きたまま中身の餡を抜かれて死んだ奴の顔だ。まぁこいつはほんの序の口だ。こいつなんてどうだ」 ページをめくるとそこにはさらにおぞましい様子の物があった 最初はは判別がつかなかったが、しばらく見てると顔面が異様に歪んでおりまるで別の生き物様に見える 「これはプレス機に潰されたもんだ。中々良い顔してるだろ」 他には小さな潰れた子供の皮の横に目の部分だけがふやけた苦悶の表情を浮かべたゆっくり魔理沙の顔 とても信じられないと言った表情で泣き叫んでいる時の様子のゆっくりれみりゃの顔 ページを一面に広がっている物は水を吸って広がったゆっくりパチュリーの顔だ どこかだらしない表情を浮かべてているのは発情中のゆっくりアリスを殺した物 初めのうちは嫌悪感を持っていたのに、この世の物と思えない顔をしているゆっくりの表情に自分の意識が吸い込まれるような感覚がした ページを開きながら、デスマスクの解説をする叔父の語りはヒートアップしている。 そうこうしてる内に日が暮れるまでそれを自分は見ていた 「おや!もう夕方か。そろそろ帰らんと危ないな。いやぁ~スマンスマンついつい語りん込んでし回ったワイ。もう遅いし今日は泊まってくか?」 自分にも稼業があるので休むわけにはいかない叔父に丁重に断って帰る事にした。それに歩いて行っても暗くなるまでには帰れるはずだ。 帰り道に何で残酷なものが苦手な自分がこんな時間になるまで見れたのか不思議に思った。 そういえば昔男なのに押し花に嵌まってた事があったのを思い出した 押し花は作ってってしまえばその美しさは永くに残る 同じ花でも一つ一つが別々の美しさを持っていた。 ゆっくりも死に際によってみせる表情は様々だ。 今まで厄介者として潰していたが、できるだけ苦しませて死なせたらどんな表情を遺すだろう... そう考えると居ても立っても居られなくなった。そうだうちの家の周りに野生のが何匹かいたな....
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押し入れの匂いのするおじさん受け 孝叔父さんは、一緒に暮らしていた叔父のお母さん、つまり僕の祖母が亡くなってから、 すっかり駄目人間だった。 「聡史、また孝に持って行ってくれる?」 僕の母は、実の弟である叔父さんをひどく心配して、3日に一度の割合で おかずやら何やらを僕に持たせるのだ。 幸いというか何というか、僕の学校は家から1時間もかかるが、叔父さんの家に近い。 つまり僕は、3日に一度の割合で叔父さんを訪ね続けて、もうすぐ1年になろうとしている。 「――聡史君、いつもすまないね。姉ちゃんにもよろしく言っておいて」 叔父さんは、相変わらずちゃんと食べてるんだかわからない様相で、でも笑顔で、僕を招き入れる。 これでも随分よくなったとは思う。祖母が亡くなった直後は憔悴して、ボンヤリして、まるで頼りなかった。 長男ということで喪主を務めたが、ほとんどひと言も話さない喪主だった。 うちの父が代理のようにあれこれと動き回っていた。 (嫁さんでももらっていればなあ……)(お母さんも心配なことだろう……) そんなささやきが親戚連中から上がるのは当然だった。これで大学講師が聞いてあきれる。 ……でも、叔父の喪服姿はちょっと印象的だった。 いつもボサボサ一歩手前の長めの髪をちゃんと流して……なんというか、格好良かった。 いや、違うな。 綺麗だった、というのは変だろうか。 「姉さんと義兄さんにはすっかりお世話になりっぱなしだ、今度の一周忌もほとんど手配してくれたよ」 持ってきたおかずで一緒に晩飯を食べながら、孝叔父さんが言う。 「僕は昔から親戚づきあいとか苦手なんだ。母さん……聡史君のお祖母ちゃんにまかせっきりだった」 「それって跡取り息子としては駄目なんじゃない?」 約1年間聞き慣れたような弱音を、これもいつものような文句で返してあげる。 「みんな心配してるんだってよ? 母さんが言ってた。お嫁さんもらわなきゃ、だって」 叔父は苦笑する。これも繰り返されたいつもの会話だ。 「お祖母ちゃんが死んでまだ1年だよ? そんな気にはなれないな」 叔父はいわゆるマザコンというやつだったのだろうか、と時折思う。 黙っていればそこそこ格好いいし、並収入高身長なんとやら、という お手頃物件のはずなのに、浮いた話がない。 「……どうしたの。僕なんか変? そんなに見つめられると照れるな」 気がつくと叔父の顔を凝視していたようで、慌てた。 「そ、そういや母さんにさ、孝叔父さんの喪服を見てこいって言われてたんだ、 ちゃんと一周忌に着られるよう準備しておけ、って」 その押し入れはナフタリンとカビ臭かった。 喪服は、祖母の布団やら洋服やらがきっちり納められた横に、紙袋入りで放置されていた。 「初盆は……着てたよね?」 「一応たたんだつもりだけど。駄目だったかな」 「駄目でしょう!? お盆暑かったのに!」 「着てみようか」 止めるまもなく上着を羽織る、と「あー駄目だね」 所々にうっすらと白いカビが生えていた。そもそもの押し入れの臭いの元凶っぽい。 「クリーニングで落ちるかな……」 「叔父さんー、もう、早く脱いだ方が良いよ、ほら」 きったねー、とか言ってるあいだにおかしくなって、僕は笑いながら叔父の上着を脱がせにかかった。 「危なかった、姉ちゃんが言ってくれなかったらこれで一周忌出るところだった」 「ちょー、駄目だよ、勘弁して」 手に当たる肩が骨っぽい。叔父の背は、こんなに薄かったか。 葬式の姿がよみがえる。あの端正な姿。 ふと、息詰まる感覚に襲われた。 「叔父さん……早く、結婚した方がいいよ。しっかりしなきゃ」 無理矢理上着を剥がした。……その裾を、叔父の細い手がつかむ。 「僕は結婚したくないんだ。もうきっと、しっかりなんてできない。仕方を忘れたよ。 ……聡史君が、ずっと面倒見てくれるといいのにな」 俯いたまま呟いた叔父は、およそ色っぽくない押し入れの臭い。