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怪人二十面相 ※データはまだ不完全です 毎週金曜19 00~19 30(CX) 視聴率はビデオリサーチ調べ(関東地区) 【表組】 # サブタイトル 放送日 視聴率 01 帰ってきた二十面相 1977/01/07 02 守れ! ジャガーの瞳 1977/01/14 03 あばけ! 呪いの秘密 1977/01/21 04 危うし! 少年探偵団 1977/01/28 05 奪え! 埋蔵金の謎 1977/02/04 06 探せ! 消えたダイヤ 1977/02/11 07 怪奇! さまよう亡霊 1977/02/18 08 さぐれ! 動くミイラの謎 1977/02/25 09 破れ! 変装の罠 1977/03/04 10 逃がすな! 怪人二十面相 1977/03/11 11 砕け! 首なし人間の野望 1977/03/18 12 渡すな! 名バイオリン白ばら 1977/03/25 13 謎の大魔術 密室から名画が消えた! 1977/04/08 9.0% 14 見つけ出せ! 二十面相の気球 1977/04/15 4.5% 15 ばんざい! 新入団員 1977/04/22 7.9% 16 奇襲! 二十面相,東京タワーに出現 1977/04/29 6.6% 17 大変だ! ヒメが恋しちゃったぞ 1977/05/06 4.6% 18 行かないで! 私の足長おじさん 1977/05/20 5.2% 19 輝け! 美しき恋 1977/05/27 5.1% 20 対決! 魔術師 二十面相に挑戦 1977/06/03 4.1% 21 どこだ! 二十面相美術館 1977/06/10 5.2% 22 守れ! 僕らの雅子先生 1977/06/17 6.3% 23 ありがとう! 私の本当のお母さん 1977/06/24 5.8% 24 取りもどせ! 王女シルヴィアの宝 1977/07/01 6.4% 25 大逆転! 二十面相対明智 最後の対決 1977/07/08 6.0% 平均視聴率 ?.??% 最高視聴率 ?.?% #??…19??/??/??放送 最低視聴率 ?.?% #??…19??/??/??放送 視聴率一覧へ戻る トップページへ戻る
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十面相 #ref error :画像URLまたは、画像ファイル名を指定してください。 plusではjubeat plus EXIT TUNES pack6にて収録。 ACではスミスゼミナール 夏の陣 Challenge BとしてAC収録。 plus版とAC版とでジャケットが異なり、譜面難易度が違う。 またアーティスト名もplus版では「YM」とだけ表記されている。 ボーカルにはインターネット社のVOCALOID Megpoid「GUMI」が使用されている。 AC版 BASIC ADVANCED EXTREME LEVEL 4 8 9.2 Notes 286 582 734 BPM 173 Time Artist YM feat. GUMI ジャンル Version saucer fulfill plus版 BASIC ADVANCED EXTREME LEVEL 3 7 9 Notes 236 511 746 BPM 173 Time - Artist YM Version plus 解禁方法 (AC版のみ)スミスゼミナール参照 動画 -譜面動画 譜面動画 -プレー動画 プレー動画 攻略・解説 各譜面の攻略に関する情報はこちらへ。 [BSC]リズムは4分までで難しくないが、今までに出た夏の陣曲よりBPMが低いため、そちらに慣れていると遅ズレに感じるかも。 -- 名無しさん (2014-06-27 21 39 54) [ADV]8分単押し、4個同時押しが多く、時々16分(横3連、偏差、プチ交互連打)が出てくる。 -- 名無しさん (2014-06-27 21 47 24) [EXT]いきなり16分横3連ラッシュで始まる。道中も16分横3連が比較的多く(偏差やプチ乱打もある)、スコア難度は9では中~強ぐらいか。 -- 名無しさん (2014-06-27 22 08 38) [EXT]序盤と終盤に風車押し(斜め2個押しの切り替え)があり、苦手な人はコンボを切りやすい。川崎と比べると、BPMが速い分難しくなっている。一方、December Breezeと比べると、回数が少ない分癖はつきにくく、また回レ雪月花のように上下に振られて忙しい訳でもないので、それら2曲よりは易しいと思われる。 -- 名無しさん (2014-06-28 00 43 24) この曲は1番からではなくスピードの上がる2番から始まるので曲を知っている人は戸惑うかも -- 名無しさん (2016-06-05 12 31 17) 名前 コメント ※攻略の際は、文頭に[BSC] [ADV] [EXT] のいずれかを置くと、どの譜面に関する情報かが分かりやすいです。 ※体感難易度を書き記す際は、クリア難度・スコア難度のどちらかなのかを明記してください。 また、攻略と関係ない投稿・重複した内容は削除の対象になります 攻略とは無関係の話は該当する欄(情報交換&雑談) にてどうぞ。
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【種別】 別作品の登場人物 登場人物(原作漫画) 【名前】 二十面相 【よみがな】 にじゅう めんそう 【登場話】 原作漫画 初期 【少年探偵シリーズ】 殺しを嫌う怪盗。正体は不明で、少年探偵団や明智小五郎と頭脳戦を繰り広げた。 【対20面相】 力が衰えたために部下への統制が取れず、部下がルパンに攻撃を仕掛けてしまう。 殺気を持つ相手は殺し、殺気の無い相手は殺さない。 【関連するページ】 アルセーヌ・ルパン アルセーヌ・ルパンシリーズ 別作品の登場人物 原作漫画登場人物 少年探偵シリーズ 明智小五郎
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公式サイト→二十面相の娘 2008年4月 過去90日間に書かれた、二十面相の娘を含む全ての言語のブログ記事 このグラフをブログに貼ろう! ブログ記事 #blogsearch2 ニュース記事 映画『愛のまなざしを』:仲村トオルが魅了され続ける鬼才・万田邦敏の世界 - Nippon.com 体験型謎解きアトラクション「夕日の丘怪盗奇譚(ゆうひのおかかいとうきたん)」開催決定 - PR TIMES 日本ミステリーを育てた作家・江戸川乱歩の世界―海外でも再評価の動き - Nippon.com “モボ朗読劇”「二十面相」矢花黎が明智小五郎、豊田陸人が小林芳雄少年に(コメントあり) - ナタリー 満島ひかりが明智小五郎に扮するドラマ「新!少年探偵団」第1話に森山未來 - ナタリー 書籍
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【検索用 うぁかんととぅえんてぃふぇいす 登録タグ VOCALOID う ちかるとふ 初音ミク 曲 曲あ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:ちかるとふ 作曲:ちかるとふ 編曲:ちかるとふ 映像:ちかるとふ 唄:初音ミク 曲紹介 何者かに為りたかった盗人。 曲名:『形骸二十面相』(う゛ぁかんととぅえんてぃふぇいす) 英題:vacant twenty faces 氏の展開するシリーズ『アンデッド・プロジェクト』の一作。 『ボカコレ2021秋』TOP100ランキング参加楽曲。 歌詞 (動画より書き起こし) 巷騒ぐ怪人(トリックスター) 宛ら自己像幻視(ドッペルゲンガー) 素性不明 模倣犯(エピゴーネン)? 今日は何方に為りましょうか 彼の子にしか魅せない 笑顔を盗み取れ 彼の子だけには言えない 本音 髄まで曝け出せ 幕間は無い役割演技(ロールプレイ) 奴隷の合間縫って 誰でもない儘 瓢々 夜を征く爾です 形骸二十面相(vacant twenty faces)変に澄ました 面を剥がしたら何も無かった 正体は最初から不在 暴いて貰う実が無いから 借り物のガワ接いで纏うんだ 人間の形に為ろう 覗かれたくはないか なら覗けぬ 深淵は 心ン中は伽藍堂 怪物でも良い 埋めて呉れ! 考えたくはないな ずっと君で居たいな 名形何なり 魂だって もう 総て奪わせて! 揺蕩いな 甘い仮面舞踏会(マスカレード) 礼装越しの愛なんて 宛ら徒花 だが未だ、良いか 此処に居て 解離性二十面相(twenty faces) 掻き集めた仮面の下埋もれては 満たないで 復た泣いていた 不在証明 言い渡された 塀の向こう側手を伸ばした 「其れ丈が証明」だっけか? この問が君に解けっかな? 此れは挑戦状だ 孤高に嘲せん 道化師(ジョーカー) 何処にも居ない僕を 見付けて御覧なせぇ コメント 名前 コメント
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【作品名】二十面相の娘 OP 【曲名】霞 【歌手】369 【ジャンル】J-Pop 【価格】¥200 □■iTMS■□ 【作品名】二十面相の娘 ED 【曲名】Unnamed world 【歌手】平野綾 【ジャンル】サウンドトラック 【価格】¥200 □■iTMS■□
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二十面相の娘 (全22話終了) 01 扉 02 東方紅夜 03 海底城 04 盗賊志願 05 花形リリィ 06 現世の夢 07 明智登場 08 人間タンク 09 残されし者たち 10 白髪島 11 避暑地にて 12 魔人対怪人 13 白き炎 14 死の飛行船 15 少女探偵団 16 暗号 17 大暗室 18 恐怖塔 19 地獄風景 20 怪人二十面相 21 夜明け 22 チコ
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2008年4月放送開始。 http //www.chico-tv.com/ 監督 富沢信雄 原作 小原愼司 シリーズ構成 土屋理敬 キャラクターデザイン 堀川耕一 総作画監督 野口寛明 メカデザイン 友永和秀 美術監督 小倉宏昌 美術監督補佐 合六弘 色彩設計 山本智子 撮影監督 宮川淳子 3DCG トリコロジー・フューチャースタジオ CGプロデューサー 神林憲和 編集 笠原義宏 音響監督 菊田浩巳 音楽 三宅一徳 アニメーション制作 BONES、テレコム・アニメーションフィルム 脚本 土屋理敬 高橋ナツコ 吉田玲子 高橋郁子 福島直浩 絵コンテ 富沢信雄 友永和秀 青山弘 渡辺了 松園ヒロシ 笹木信作 福富博 又野弘道 岡村天斎 三沢伸 タムラコータロー 矢野雄一郎 田中敦子 演出 小山田桂子 矢野雄一郎 山岡実 守田芸成 森宮崇佳 又野弘道 池畠博史 元永慶太郎 島美子 三沢伸 平向智子 梅本唯 福井俊介 池畠ヒロシ 富沢信雄 作画監督 野口寛明 森光恵 末永宏一 矢野雄一郎 古俣太一 浜津武広 宮前真一 青野厚司 相馬満 宍戸久美子 長森佳容 一川孝久 アベ正己 小美野雅彦 服部聰志 重松しんいち 都竹隆治 ■関連タイトル 二十面相の娘 vol.1 初回限定版 TVアニメ「二十面相の娘」オリジナルサウンドトラック フィギュア・ホビー:二十面相の娘 原作コミック 小原愼司/二十面相の娘 1巻
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二十面相の娘 第01話 「扉」 第02話 「東方紅夜」 第03話 「海底城」 第04話 「盗賊志願」 第05話 「花形リリィ」 第06話 「現世の夢」 第07話 「明智登場」 第08話 「人間タンク」 第09話 「残されし者たち」 第10話 「白髪島」 第11話 「避暑地にて」 第12話 「魔人対怪人」 第13話 「白き炎」 第14話 「死の飛行船」 第15話 「少女探偵団」 第16話 「暗号」 第17話 「大暗室」 第18話 「恐怖塔」 第19話 「地獄風景」 第20話 「怪人二十面相」 第21話 「夜明け」 最終話 「チコ」 ※ここに記載の情報は放送当日または翌日の情報です。 第01話 「扉」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm2982879 22 38 5373 2070 第02話 「東方紅夜」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm3045309 23 00 21199 5616 第03話 「海底城」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm3118141 23 00 4891 1293 第04話 「盗賊志願」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm3233297 22 58 4816 569 sm3187363 22 58 1879 392 sm3189719 22 55 1533 257 第05話 「花形リリィ」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm3268354 413 39 801 344 sm3268529 22 56 1610 113 sm3270549 22 56 1384 86 第06話 「現世の夢」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm3347784 22 59 1529 505 sm3351185 22 59 1295 283 sm3349147 22 59 1462 230 第07話 「明智登場」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm3516006 23 00 2252 1217 sm3512358 23 00 1630 539 sm3514092 23 22 1239 234 第08話 「人間タンク」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm3592895 22 59 5085 1342 sm3590988 22 59 1693 476 sm3590979 22 59 695 122 第09話 「残されし者たち」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm3659942 22 59 2176 852 第10話 「白髪島」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm3728534 22 59 1890 465 sm3728650 22 59 1382 209 第11話 「避暑地にて」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm3800217 23 00 1319 381 sm3800384 22 59 863 257 sm3801082 22 59 924 63 第12話 「魔人対怪人」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm3868446 23 00 804 323 sm3868291 23 00 706 186 sm3868428 23 00 787 108 第13話 「白き炎」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm3944033 23 00 1919 618 sm3945179 23 00 586 82 sm3944835 23 00 909 60 第14話 「死の飛行船」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm4015818 23 00 1263 359 sm4017641 23 00 1766 223 第15話 「少女探偵団」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm4166068 23 03 1439 642 sm4166422 23 03 1380 171 第16話 「暗号」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm4239603 23 00 1694 409 sm4240046 23 00 615 125 第17話 「大暗室」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm4315252 23 00 1233 287 sm4315615 23 00 1587 176 sm4316176 23 00 1681 103 第18話 「恐怖塔」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm4392868 23 00 1537 345 sm4393414 23 00 1924 49 第19話 「地獄風景」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm4545047 23 00 1696 525 sm4545650 23 00 2069 59 sm4545095 23 00 782 30 第20話 「怪人二十面相」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm4617763 23 00 91 931 sm4616469 23 00 1189 168 sm4616457 23 00 294 152 第21話 「夜明け」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm4690682 23 00 1429 552 最終話 「チコ」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm4762874 22 30 1321 632
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(迅鯨) 我輩の預かるカルフは、特殊スキルこそもたないが、汎用戦力として高度にバランスの取れた能力を持つ平凡なメイド、メ イルで編成された部隊である。 たしか、その筈である。 しかしこいつは一体全体どうしたわけか?こいつは何者だ?その特異な風貌を、我輩はただただ異様としか形容する言葉を 持ち得ない。 カルフスーツを多重に着込んだその風貌。開口部から下のスーツの顔が覗き、その開口部からさらに下のスーツ顔と、見え てるだけできぐるみの顔が、四重五重に入れ子式に連なっている。 ヤツはいつとは無しに、カルフ四十面相と呼ばれるようになったが、ヤツ自身がそう名乗った訳ではないし、そもそも我輩は 四十面相が喋るところなど、ただの一度も見たことはない。おそらくはカルフ隊員の誰かがつけた呼び名であったのだろう。 いまやコレが正式名称として定着してる。 誰しもが光や空気の存在に気づいた瞬間を覚えていないように、我輩がヤツの存在を明確に意識した瞬間を思い出すことは できない。それ故にその存在に対していつ頃から違和感を覚え始めたのかも、やはりわからない。部隊の編成完結式の時に も紹介された記憶はないが、その場にはいたような気がするし、やはり居なかった気もする。 そのときの他の面子の様子は、ありありと思い出すことが出来るというのに、不思議なことに四十面相の記憶だけがうすら ぼんやりとしている。 して思ってみれば、今更ながらに我輩が彼について知ってることの少なさに驚く。今、彼とは言ったが、もしかしたら彼女 なのかもしれない。 いや、それどころか性別などというものが、果たしてこいつに有るのだろうか?その謎に四十面相は一切の沈黙を守っている。 しかしそこまで不可思議な存在であるにもかかわらず、部下の皆は他となんら変わりなく四十面相に接している。何故皆は 不思議に思わないのだろうか? ひょっとすると違和感を感じているのは、我輩だけなのか?だとしたら逆に、何故我輩はアレに違和感を覚えるのだろうか? 疑問符は沸いて止まないが誰も答えてはくれないし、それを解く糸口も見えてはこない。彼に関するあらゆる問いは、ただ ただ不可解という虚無の中で空しく反響するばかりだ。 とは言っても、日々それだけに思い煩ってるわけにもいかない。我輩にはカルフ隊長としての責務があり、やらなきゃなら んことは沢山ある。四十面相は謎といえば謎だが、しかしそれだけのことで、部隊の行動に差し障るわけではない。 それに四十面相は外見こそ面妖だが素行は悪くないし、戦闘でもそれなりに働く。戦技の成績は押しなべて平均値で、とり たてて何が得意ということはないが、苦手なこともない。器用貧乏といえばそうに違いないが、どんな環境でも常に一定の 能力を発揮できるという意味では、彼はトリントと並んで非常に融通の利く人材であるとも言える。 均質化された戦力が売り文句のカルフとはいえ、やはり個性がある以上誰にも得て不得手があるが、四十面相にはそれがな いし、何を命ぜられても不平も言わず黙々とそれをこなす。 軍隊的合理主義思考で考えれば大変結構!!の一言につきる資質だ。であれば外見の特異さなどは、今後も謎であり続けるに しても瑣末ごとで済まされる範疇だ。 ふとみやればザハーラの太陽は、すでに中天に達し、空模様の晴天よろしきを得て、本日も重圧すら感じるほどの暑熱を地 に投げやって燦々と照っていた。 小人閑居して不全をなす。この気だるい昼下がりに、暇をもてあました我輩は栓もないことに少しばかり思い巡らしていた だけである。 そうして時折もたげるこのような疑問は、いつものように瑣末ごとであると帰結する。然程のことはないのだ。 気温はすでに五十度を超えて、温度計を見るのも嫌気が差すほどの暑さだ。 これだけ暑いと一部の種を除けば、Gの活動も不活発で、夕方にならないと動き出さない。しかし夜になるとすぐに冷え込 んでしまうため、その活動も二、三時間ほどで収まってしまう。 それからは明け方になるまで中々動き出さない。そして夜が明けると昼近くまで動き続ける。これがGの行動サイクルだ。 それを心得た人間も、そのサイクルに合わせて戦う。具体的に言えば日中は守りに徹し、日が暮れてから活動の鈍ったGへ の攻撃に移るといった具合だ。カルフに置いてもこれは同様で、特別な場合でない限り日中は酷暑を避けてテントの中で過ごす。 この時間は、不意の襲撃に備えて歩哨に立つ者を除けば、夜に備えて午睡をとるなり、趣味に興じるなりして、各人思い思 いに過ごす。 この日のカルフ四十面相はマッチを相手に碁を打っていた。 マッチはこの隊の中ではかなり頭が切れるヤツで、碁を打たせれば、この隊では二番目に強い。一番はもちろん我輩だ。 彼が碁をしだしたのは、ほんの一月ほど前で、四十面相が棋譜を見ながら一人で打っていたところに、興味を示して打ち始め たのである。 最初の内は、やりこんでる分だけあって四十面相が優位に立っていたが、程なくしてマッチが定石を覚え、要領を飲み込み始 めると、それからはみるみると上達していき、今や四十面相を相手に打てば、五回に三回は勝つほどの腕前となっている。 そして今回の対局も四十面相が追い込まれていた。 四十面相はもうかれこれ、十分ほどの間、腕組みをしたまま動かずに、じっと碁盤を凝視したまま長考していた。マッチはい い加減、退屈し始めて、転がっていた雑誌を手元に引き寄せてページをパラパラとめくり、暇をやり過ごしていた。 それからしばらくして、ようやく腕を解いた四十面相が次の手を打った。だがしかし、マッチはすでに次の一手を予想してい たと見え、その対応も検討済みであるらしく、四十面相が石を置くや、マッチはすぐさまに打ちかえしてきた。 これは勝負あったな。 四十面相はしばらく碁盤を見つめていたがややあって、これはもう打つ手がないと見取るや、一本取られたと言う様に四十面 相は叩頭して、投了した。 それを見てマッチは、へへっとしたり顔で笑い、石をより分けながら碁笥に戻し始めた。終局処理をして浜を勘定するまでも 無く、勝敗がハッキリするほどに彼は優位にゲームを進めていたのだ。 うむ、我輩から見てもマッチは腕を確実に上げてきている。これなら少しは楽しめそうである。我輩も一局マッチに付き合っ てもらうとしよう。 「ふむ、では次は我輩と一局――」 「ケェェェ―――――ッッ!!!!」 我輩の言葉をさえぎって、突然怪鳥の叫びのごとき奇声が響いた。びくりとして、その方向を見やれば、今の今までテントの 片隅で人形作りに没頭していたるるるが、直立姿勢のまま両腕を左右に広げて立っていた。 るるるとはカルフの通信兵である。しかし通信兵でありながら、その必需品である無線機の類は一切使用せず、電波はもっぱ ら頭で受信する。そのためか、はたまた生来のアレなのかは定かではないが、時折こうして毒電波を受信し奇声を上げることがある。 皆もそんなことには慣れっこで、そんな彼女のことなど気にも留めず平静に振舞っていた。 彼女はぐっ、と、胸をそびやかして、息を大きく吸い、「ケェェェェェ――――――――――――イッッ!!!!!」ともう一度奇 声を上げ、鳴り止むと、るるるは伸ばした両腕をだらりと下げて、虚ろな目で何事かをブツブツと言いながら、覚束ない足取り で歩き出した。 我輩は初め、何を言っているのか聞き取れなかったが、彼女のつぶやきは、次第に近づくにつれ、徐々に我輩の耳朶を振るわせ始めた。 「こん、、にちは…お昼の……リクエストナンバーで 熱帯低気圧を お送りしま・・・GGHQ発表によると・・・刃物を持った ――家族連れが 今シーズン初となる/…・・大発生に……嬉しい悲鳴が・…・…まどろむ夕闇にショウショウと・・ロジャは言うと、、、 みgかひdりを差し 夕べの・・元型に・おののいて、食卓を彩る・コロナ状の…人類のために……出荷された・戦場は…驚きのシロ さで 大衆娯楽の王様。 愚者の頭に飾るには…首をはねておしまい!!」 おぼろげに聞き取れる単語や口調からして、ようやくラジオ放送を受信しているらしい、ということが解ってきた。あの奇声はお そらく空電であろう。 しかし、よくよく聞いてみると、さまざまな周波数が同時にるるるに届いてるらしく、混線して、内容は支離滅裂だ。 我輩が、そんな彼女の様子をぼうっと眺めてるうちに、るるるはいつの間にやら鼻先が触れ合うほどまで近づいていて、そして足 を止めて、じつと我輩の目を見つめた。 彼女の視線に我輩は、少しばかりのこそばゆさを覚えながらも、戸惑いはしなかった。だが少々周りの目線が気になる。普段なら ここらで誰かが、冷やかしを入れるのではないかと思ったが、しかし意外なことにそうした反応は無い。 我輩はぐるりと周囲を見渡したが、先ほどと相も変わらず、各人各様の姿勢でくつろいでいるだけである。 先ほどと相も変わらず!? 我輩はそこで始めてある異常に気がついた。皆、先ほどから何も変わらないのだ。食事中のものは匙を持ち上げたまま、茶をすす るものはカップを上げたまま、静止しているのだ。その中で、るるるだけが動いている。 そして、我輩もまた体が金縛りにあったように動かないことに気づき、そのことを意識したとき、今までなんともなかったのに、急 に圧迫感がこみ上げて息苦しくなってきた。 声を出そうにも声はでず、ただはぁはぁと闇雲に息が荒らぐだけである。 「隊長は気づいてしまった」 ふと我輩は、後ろに人の気配を感じた。 反射的に振り向こうとすると、金縛りはいともあっさりと解けた。そして振り向く先に立っていたのは、カルフ四十面相。 その口は大きく開かれ、幾重にも連なる顎の向こうには、深淵を覗き込む一つの影。やがてその影はこちらに向かって急速に近づい てきた。その時、不意に体から重力が剥離し浮遊感が全身を包み込んだ。 * 暗い。果てしなく広がる闇。鼻先すらも見通すことが出来ず、五感で捕らえ得る感覚は何もない。そんな闇の中ではあっという間に距 離感が奪われる。また体は、とらえどころのない虚無を漂い、手足の感覚は遠くにも近くに感じられた。 時がたつうちに我輩は、次第にこの空間と体との境界すらも解らなくなり、体が闇に解けてしまって意識だけがそこにあるように思われてきた。 ふと何かが我輩に触れたような気がした。その感触は味覚、嗅覚、視覚、聴覚、触覚のいずれにも分類できず、言語では言い表せない。 その名状しがたき感触は、肉体の輪郭を失って解けてしまった我輩を、その触れた一点へと、急速に収束させ、我輩を一個の個体へと 凝縮していくように感じられる。 収束は肉体はおろか意識すらも、凝縮されるようで、今や意識体とも言うべき我輩を、肉も空間も有象無象の区別無く混合していった。 お知らせ オッツォ(FoM/???)さんが入室しました。(0000/00/00 00 00) オッツォ !?(0000/00/00 00 00) オッツォ なんだここは!?何も見えないぞ。我輩はどうなってしまったのだ?(0000/00/00 00 00) オッツォ それになんだこれは?我輩は声を出してしゃべっているのか?それとも心中で話しているのか?(0000/00/00 00 00) お知らせ jin-г(FoM/???)さんが入室しました。(0000/00/00 00 00) jin-г:革命万歳!!(0000/00/00 00 00) オッツォ:誰か!?(0000/00/00 00 00) jin-г:初対面で誰かとはご挨拶。まぁ俺は同志のことを知っているがね(0000/00/00 00 00) オッツォ:初対面の貴様に同志呼ばわりされる筋合いは無いぞ。何者だ?共産主義者か?(0000/00/00 00 00) jin-г:ああ、同志っつうのは自分のキャラ付けで使ってる二人称だ。別に深い意味はないし、私は共産主義者でもない。左右どちらかと言えば、自分ではそのどちらでもないノンポリだと思っている。(0000/00/00 00 00) オッツォ:わけが解らん(0000/00/00 00 00) jin-г:まぁそんなことはどうだっていいや まぁ君を同志と呼ぶけど気にしないでくれッつうことで一つ(0000/00/00 00 00) オッツォ:フム。まぁいい。で、貴様は何者だ(0000/00/00 00 00) jin-г:悪いがリアルでの素性は教えられないね(0000/00/00 00 00) オッツォ:リアル?ここは現実でははいと言うのか!?(0000/00/00 00 00) jin-г:まぁそうだ。もっともモニターの向こうには生きた人間が居て、そうした人間がこのコミュニティーで、一つの社会を形成しているという意味では、ここはまた一つの現実と言えなくもない。まぁ通俗的に仮想現実といったりもするがね(0000/00/00 00 00) jin-г:そういや最近じゃこの言葉もあまり聞かなくなったなん。(0000/00/00 00 00) オッツォ:さっきから何を話しているのかさっぱり解らんぞ。(0000/00/00 00 00) jin-г:まぁいいや。同志の質問に答えよう。この空間はネットと呼ばれるもので、そして俺はこの企画の参加者だ(0000/00/00 00 00) jin-г:と、言ってもこれでは説明不足だな。しかしどこから説明すればよいのやら……(0000/00/00 00 00) jin-г:まぁ同志が元居たたところもネットなんだけどね。(0000/00/00 00 00) jin-г:いや、違うな。それはデータとして格納されていたところだからなぁ。同志は何処にいたというべきカナ。俺が書いた物語にいるとも言えるし、君を知っているほかの参加者がつくる世界にいるともいえる(0000/00/00 00 00) jin-г:まぁそういうのをひっくるめて、ネット上という言葉でくくっちまうのだろうが。それはあくまで便宜上のもので真理とは言えないな(0000/00/00 00 00) オッツォ:今、物語と言ったな(0000/00/00 00 00) jin-г:いかにも。物語と申したが(0000/00/00 00 00) オッツォ:よくわからないが。我輩は物語の登場人物ということか?(0000/00/00 00 00) jin-г:そうだ。俺はさっき同志のことを知っているというのは、そういう意味だ(0000/00/00 00 00) jin-г:あ、そうか。状況がメタなのに同志がメタを認識していないから状況が一向に飲み込めないんだな(0000/00/00 00 00) jin-г:それなら筆先一つでどうとでもなるな(0000/00/00 00 00) オッツォ:ああまったくだ。読者にしてみればわかりきってることを、作中人物のもつ世界観にあわせてくどくど狂言を回しても、まどろっこしいだけだ(0000/00/00 00 00) jin-г:そのとおりだ。では念のために理解しているかを確認させてもらうが、同志オッツォは自分がFOMの企画の中の登場人物であることを理解したか?(0000/00/00 00 00) オッツォ:理解したも何も作者の認識と我輩の認識は、我輩をメタレベルに引き上げたことによって、完全に同一のものとなった。(0000/00/00 00 00) オッツォ:で、あれば我輩に理解したか?などと聞くまでも無いことだ。むしろ今の発言は読者に対する説明であろう(0000/00/00 00 00) jin-г:革命万歳!!まさにそのとおりだ。まったく持って完全な一致だ(0000/00/00 00 00) オッツォ:当たり前だ。今や我輩の認識はもはや完全に筆者と同一となったんだ。そうなったらもうこれは会話なんかじゃない(0000/00/00 00 00) オッツォ:自問自答だ。(0000/00/00 00 00) jin-г:俺は君で(0000/00/00 00 00) オッツォ:我輩は貴様だ。>筆先一つで の発言の後に改稿したところからね(0000/00/00 00 00) オッツォ:これじゃまるで我輩は今まで知らないフリをして発言しているみたいだ。(0000/00/00 00 00) jin-г:物語という枠内でなら、同志は何も知らなかったからフリじゃなくて本当に知らなかったんだよ(0000/00/00 00 00) jin-г:さて勢いはじめてみたものの、この禅問答をどう切り上げたいいから我輩はちょっと困ってしまったよ(0000/00/00 00 00) オッツォ:人称が混乱してるぞ。一人称が我輩なのは我輩だ。(0000/00/00 00 00) jin-г:まぁ今となってはどちらでも同じだろう(0000/00/00 00 00) オッツォ:それじゃあ読者が混乱する。誰の発言かわからないからなぁ。まぁチャットを模した今の文章なら名前が表示されるからいいんだろうが(0000/00/00 00 00) jin-г:君も今のしゃべり口調は俺そっくりだ(0000/00/00 00 00) オッツォ:そりゃ我輩は貴様だもの(0000/00/00 00 00) jin-г:ま、それはいいとして、同志は元居たフィクションの世界に戻りたいかね(0000/00/00 00 00) オッツォ:それは貴様自身への問いかけだね。ま、我輩が答えても同じことだが(0000/00/00 00 00) jin-г:革命万歳!!では物語を続けよう(0000/00/00 00 00) jin-г:あ、そうそう。君はこの文節以降は認識も元居た世界の価値観にもどるんだ(0000/00/00 00 00) オッツォ つまり、俺はあんたじゃなくなって元の俺になるんだろう?もういまとなっては業とらしく見えるだろうがね(0000/00/00 00 00) jin-г:人称が混乱しているぞ(0000/00/00 00 00) オッツォ:貴様のせいだ(0000/00/00 00 00) お知らせ るるる(FoM/???)さんが入室しました。(0000/00/00 00 00) jin-г 革命万歳!!(0000/00/00 00 00) オッツォ !?(0000/00/00 00 00) るるる:たいちょ。かえろ(0000/00/00 00 00) jin-г:彼女は私の思念を受信したのだ。そういうことにしておけ。これでつじつまが合う(0000/00/00 00 00) オッツォ:どういう意味だ?(0000/00/00 00 00) jin-г:あー…説明すると話がループするや。とりあえずもう帰れ(0000/00/00 00 00) オッツォ:ちょっwwwおまwww(0000/00/00 00 00) るるる:UNDO ヲ ドウゾ (0000/00/00 00 00) オッツォ:え?(0000/00/00 00 00) お知らせ:オッツォ(FoM/???)さんは行方不明となりました。(0000/00/00 00 00) お知らせ:るるる(FoM/???)さんは行方不明となりました。(0000/00/00 00 00) jin-г:革命万歳!!では物語を続けよう。我々のために(0000/00/00 00 00) jin-г:我々かつ君たちのために(カッコいいこといってやった(0000/00/00 00 00) お知らせ jin-г(FoM/???)さんが退室しました。(0000/00/00 00 00) * 我輩の預かるカルフは、特殊スキルこそもたないが、汎用戦力として高度にバランスの取れた能力を持つ平凡なメイド、メ イルで編成された部隊である。 たしか、その筈である。 しかしこいつは一体全体どうしたわけか?こいつは何者だ?その特異な風貌を、我輩はただただ異様としか形容す る言葉を持ち得ない。 縦二〇サンチ、横二〇サンチ、高さ二〇サンチ。八つの頂と十二の辺。その風貌、まごう事なき完全なる正六面体。 まったくもって不可思議なる、表面積S = 辺6aの二乗、体積V = aの三乗の悪魔。 ヤツはいつとは無しに、The BOXと呼ばれるようになったが、ヤツ自身がそう名乗った訳ではないし、そもそ我輩は BOXが喋るところなど、ただの一度も見たことはない。おそらくはカルフ隊員の誰かがつけた呼び名であったのだろう。 いまやコレが正式名称として定着してる。 誰しもが光や空気の存在に気づいた瞬間を覚えていないように、我輩がヤツの存在を明確に意識した瞬間を思い出すことは できない。それ故にその存在に対していつ頃から違和感を覚え始めたのかも、やはりわからない。部隊の編成完結式の時に も紹介された記憶はないが、その場にはいたような気がするし、やはり居なかった気もする。 そのときの他の面子の様子は、ありありと思い出すことが出来るというのに、不思議なことにThe BOXの記憶だけがうすら ぼんやりとしている。 して思ってみれば、今更ながらに我輩が彼について知ってることの少なさに驚く。今、彼とは言ったが、もしかしたら彼女 なのかもしれない。 いや、それどころか性別などというものが、果たしてこいつに有るのだろうか?その謎にThe BOXは一切の沈黙を守っている。