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松下幸之助 一日一言 +... 1月12日 人生を設計する 毎日、なにがなしに仕事をしている、ということでは困ると思います。何でもいい、何か一つの目的を持つ。そういうものを 日々持ってそして同時に、一ヵ月先、あるいは一年なら一年の間には、こういうことをやってみるのだ、という一つの自己設計 とでもいうものを持つことが大切だと思います。そして、それはうまくいく場合もありますし、うまくいかない場合もあります。 しかし、これはもう仕方がありません。仕方がないけれども、そういうものを持っているということ、次つぎに生んでいくと いうこと、それが、私は生きがいというものにつながっていくと言ってもいいと思うのです。 1月17日 決意を持ち続ける 指導者にとって大事なことの一つは、志を持つということである。何らかの志、決意というものがあってはじめて、 事は成るのである。だから志を立て決意をするということが必要なわけだが、それは一度志を立て、決心すればそれで いいというものではない。むしろ大事なのは、そうした志なり決意を持ち続けることであろう。そのためには、やはり、 たえずみずからを刺激し、思いを新たにするようにしなくてはならない。 一度志を立て、決意することによって、非常に偉大なことを成し遂げられるのも人間であるが、その志、決心をなかなか 貫き通せない弱さをあわせて持つのも、これまた人間である。 1月26日 短所四分、長所六分 人間というものは、誰でも長所と短所を持っている。だから、大勢の人を擁して仕事をしているのであれば、それぞれに 多種多様な長所と短所が見られる。その場合、部下の短所ばかりを見たのでは、なかなか思い切って使えないし、部下に しても面白くない。その点、長所を見ると、その長所に従って生かし方が考えられ、ある程度大胆に使える。部下も自分の 長所が認めてもらえれば嬉しいし、知らず識らず一生懸命に働く。しかし、もちろん長所ばかりを見て、短所を全く見ない ということではいけない。私は短所四分、長所六分ぐらいに見るのがよいのではないかと思うのである。 1月30日 自分を飾らず 私は、毎日の生活を営んでゆく上において、自分をよく見せようとお上手を言ってみたり、言動にいろいろと粉飾することは 大いに慎みたいと思います。これは一見、簡単なことのようですが、口で言うほどたやすいことではありません。ことに 出世欲にかられる人は、自分を他人以上に見せようとする傾向が強いようです。しかし、人はおのおのその素質が 違うのですから、いくら智恵をしぼって自分を粉飾してみたところで、自分の生地はごまかすことはできず、 必ずはげてきます。そして、そうすれば、そのときには一ぺんに信用を落とすことになってしまうのです。私は、正直に することが処世の一番安全な道だと思います。 1月31日 千の悩みも 経営者には、一度にいくつもの問題に直面して、あれこれ思い悩むという場合が少なくありません。しかし私はいままでの 経験で、人間というものはそういくつもの悩みを同時に悩めるものではないということに気づきました。結局、一番大きな 悩みに取り組むことによって、他の悩みは第二、第三のものになってしまうのです。だから、百の悩み、千の悩みがあっても、 結局は一つだけ悩めばよい。一つだけはどうしても払うことができないが、それと取り組んでいくところに、人生の生きがいが あるのではないか。そう考えて勇気を持って取り組めば、そこに生きる道が洋々と開けてくると思うのです。 2月1日 天は一物を与える この世に百パーセントの不幸というものはない。五十パーセントの不幸はあるけれども、半面そこに五十パーセントの幸せが あるわけだ。人間はそれに気がつかなければいけない。とかく人間の感情というものは、うまくいけば有頂天になるが、 悪くなったら悲観する。これは人間の一つの弱い面だが、それをなるべく少なくして、いつの場合でもたんたんとやる。 信念を持っていつも希望を失わないでやることだ。「天は二物を与えず」と言うが、逆に「なるほど、天は二物を与えないが、 しかし一物は与えてくれる」ということが言えると思う。その与えられた一つのものを、大事にして育て上げることである。 2月2日 まず好きになる 「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、これは商売についてもあてはまります。商売を繁栄させたいと思えば、 まず商売にみずから興味を持ち、好きになることです。好きになれば努力することが苦にならない。むしろ楽しくなる。 そしてただお義理や飯のタネにするために事を運ぶというのではなく、誠心誠意それに打ち込む。そこにこそ繁栄への一つの 道があると思います。適材適所ということが言われますが、私は、適材適所とはそうした商売の好きな人が商売に当たる ということであって、そうなれば千人が千人とも望みを達することも決して難事ではないと思うのです。 2月7日 平穏無事な日の体験 体験というものは、失敗なり成功なり何か事があったときだけに得られる、というものでしょうか。決してそうではないと 思います。平穏無事の一日が終わったとき、自分がきょう一日やったことは、果たして成功だったか失敗だったかを心して 考えてみると、あれはちょっと失敗だったな、もっといい方法があったのではないか、というようなことが必ずあると思います。 それについて思いをめぐらせば、これはもう立派な体験と言えるのではないでしょうか。形の上での体験だけでなく、日々 お互いがくりかえしている目にみえないささいなことも、みずからの体験として刻々に積み重ねていく姿勢が大切だと 思うのです。 2月9日 一歩一歩の尊さ 仕事はいくらでもある。あれも作りたい、これもこしらえたい、こんなものがあれば便利だ、あんなものもできるだろう、 と次から次へと考える。そのためには人が欲しい、資金が欲しいと願うことには際限がないが、一歩一歩進むよりほかに 到達する道があろうか。それは絶対にない。やはり、一歩一歩のつながり以外に道はない。坦々たる大道を一歩一歩歩んで ゆけばそれでよい。策略も政略も何もいらない。一を二とし、二を三として一歩一歩進んでゆけばついには彼岸に到達する だろう。欲しいと願う人も一人増え、また一人増えてついには万と数えられよう。一歩一歩の尊さをしみじみ味わわねばならぬ。 2月12日 部下の提案を喜ぶ 従業員の人びとが喜んで仕事をする姿をつくるには、上司なり先輩が、部下なり後輩の提案を喜んで受け入れるということが 大切だと思います。それがいますぐには実際に用いることができないような提案であったとしても、その行為なり熱意なりは 十分に受け入れる。つまり、発案をすればするほど上司が喜ぶという雰囲気が非常に大事だと思うのです。部下の提案に対して 「いや君だめだ」と言う。また来る。「ああ君、これもだめだ」と言うようなことでは、「提案してもムダだ、やめておこう」 ということになり、決まった仕事しかしなくなってしまうでしょう。それでは、進歩も向上も生まれてこないのです。 2月13日 一人の力が伸びずして…… 自分は一年にどれだけ伸びているか、技術の上に、あるいは社会に対する物の考え方の上に、どれだけの成長があったか、 その成長の度合をはかる機械があれば、これは簡単にわかります。しかし、一人ひとりの活動能力というか、知恵才覚というか そういう総合の力が伸びているかどうかをはかる機械はありません。けれども、私は五%なり十%、あるいは十五%伸びた、 と自分で言えるようでないといけないと思います。やはり一人ひとりが、自分の力でどれだけのことをしているかということを 反省してみることが大切です。一人ひとりの力が伸びずに社会全体の力が伸びるということはないと思うのです。 2月15日 自己観照 自省の強い人は、自分というものをよく知っている。つまり、自分で自分をよく見つめているのである。私はこれを“自己観照” と呼んでいるけれども、自分の心を一ペん自分の身体から取り出して、外からもう一度自分というものを見直してみる。 これができる人には、自分というものが素直に私心なく理解できるわけである。こういう人には、あやまちが非常に少ない。 自分にどれほどの力があるか、自分はどれほどのことができるか、自分の適性は何か、自分の欠点はどうしたところにあるのか、 というようなことが、ごく自然に、何ものにもとらわれることなく見出されてくると思うからである。 2月19日 最善の上にも最善がある 会社としては、常に何事も最善と思ってやっているし、みなさんもそれに基づいて最大の努力を払っていると思います。 しかし、立場をかえて、お客様の側からいうと、まだまだこう考えてほしい、こうあってほしいという希望が出るのも、 また当然だと思います。 そういうことを考えてみると、ものには最善の上にさらに最善がある、限りなく上には上がある。それを一段一段、そういう 訴えを聞くたびに素直にそれを聞いて、検討するということが永遠に必要ではないかと思うのです。そういう意見をよく 汲み上げて、改める点があれば改める、というようにすることが必要だと思います。 2月21日 人事を尽して天命を待つ 「人事を尽して天命を待つ」ということわざがある。これは全く至言で、私はいまも自分に時どきその言葉を言い聞かせている。 日常いろいろめんどうな問題が起きる。だから迷いも起きるし、悲観もする、仕事にも力が入らないことがある。これは人間で ある以上避けられない。しかしそのとき私は、自分は是と信じてやっているのだから、あとは天命を待とう、成果は人に決めて もらおう……こういう考え方でやっている。小さな人間の知恵でいくら考えてみても、どうにもならぬ問題がたくさんあり すぎる。だから迷うのは当たり前である。そこに私は一つの諦観が必要だと思うのである。 2月22日 努力を評価しあう 販売に当たる人が、一つの商品について技術、製造の人の開発の苦心を思い、逆に技術、製造にたずさわる人は、販売する人の 努力に感謝し、心をこめて製品をつくりあげる。また経理の人は一円のお金にも、それが利益となって生まれてくるまでの技術、 購買、製造、販売、その他すべての部門の人の汗の結晶というものを考え、それを最大限に生かしてゆく。というように、 お互いの一つ一つの懸命な努力を、いわば目頭を熱くするような思いで理解し、それを生かしあってゆく。そして、そこに 生まれた成果をお互いに喜びあっていく。そういうものがあってはじめて全体の発展も生まれてくるのではないだろうか。 2月23日 道徳は「水」と同じ 戦後のわが国では「道徳教育」というと何か片寄ったふうに思われることが多いが、私は道徳教育は、いわば「水」と同じ ではないかと思う。人間は生きるためにどうしても「水」が必要である。ところがこの水に何か不純物が混じっていて、 それを飲んだ人が病気になった。だからといって水を飲むことを一切否定してしまったらどうなるか。大切なことは「水」 そのものの価値、効用を否定してしまうことではない。水の中の不純物を取り除くことである。かつての道徳教育の中に 誤ったところがあったからといって、道徳教育そのものを否定してしまうことは、それこそ真実を知らぬことではないか。 2月24日 大阪城築造の秘訣-信賞必罰 豊臣秀否は、あの豪壮華麗な大阪城を、わずか一年半で築造したというが、どうしてそんなことができたのか今日なお不思議に 思われる。しかしその大きなな原因の一つは、築造に当たって彼は「功ある者には莫大な恩賞を与えるぞ」と約束した。 そのかわり「過怠ある者は牢に入れるだけでなく、容赦なく首を斬ってしまうぞ」と宣言した。首を斬られてはかなわんから、 みんな必死になって働くが、その上に莫大な恩賞が約束されているから、より一層はげみがつく。そこにあの大阪城築造の 秘訣があったとも言えよう。“信賞必罰”は、昔も今も、人間の存在する限り必要なものであり、永遠の真理を喝破した貴重な 教えではなかろうか。 2月25日 七十点以上の人間に 完全無欠な人間などあり得ないと思う。だから、お互い人間として、一つのことに成功することもあろうし、ときには あやまちもあるだろう。それは人間としてやむを得ないというか、いわば当たり前の姿だと思う。しかしあやまちと正しいこと とを通算して、正しいことのほうが多くなるような働きなり生活を持たなければ、やはり人間として、望ましい姿とは 言えないのではなかろうか。かりに自分を点数で表わすとどうなるだろう。三十点のマイナス面はあるが、少なくとも プラスの面が七十点ある、というようなところまでには到達するようお互いに努力したいものである。 2月28日 感謝の心は幸福の安全弁 感謝の念ということは、これは人間にとって非常に大切なものです。見方によれば、すべての人間の幸福なり喜びを生み出す 根源とも言えるのが、感謝の心とも言えるでしょう。したがって、感謝の心のないところからは、決して幸福は生まれてこない だろうし、結局は、人間、不幸になると思います。感謝の心が高まれば高まるほど、それに正比例して幸福感が高まっていく。 つまり、幸福の安全弁とも言えるものが感謝の心とも言えるわけです。その安全弁を失ってしまったら、幸福の姿は、 瞬時のうちにこわれ去ってしまうと言ってもいいほど、人間にとって感謝の心は大切なものだと思うのです。 3月2日 魂のこもった朝礼 朝、仕事をはじめる前に朝礼をする会社や商店が多いようであるが、この朝礼をただ惰性で行なってはいないだろうか。 会社や商店が順調にのび、世間の評判もよくなる。銀行も金を貸してくれるし、事業もたやすくできる。そうなってくると、 最初全員が真剣であった朝礼も何となく気がゆるみ、形だけに終わってしまいがちである。社長も従業員も一番注意せねば ならないのはこうした時期ではないかと私は思っている。 だから、朝礼をするならば魂のこもった朝礼というものを常に 心がけねばならない。そうでなければ朝礼を行なう価値がない。形だけなら何にもならないと思うのである。 3月7日 大西郷の遺訓 西郷隆盛が次のような遺訓を残している。 「国に功労がある人には禄を与えよ。功労あるからといって地位を与えてはならない。地位を与えるには、おのずと地位を 与えるにふさわしい見識がなければならない。功労があるからといって、見織のないものに地位を与えるということは国家 崩壊のもととなる」と。これは国のことであるが、事業経営についても同じことが言える。あの人は会社に大きな功労がある、 だから重役にしようとなりがちであるが、この点は充分に注意しなければいけない。あくまでも、功労ある人には賞をもって 報い、その見織ある人に地位を与えることが大事だと思う。 3月9日 三日の手伝い 「三日の手伝い」という言葉があります。たとえ三日間の手伝い仕事であっても、その仕事に一生の仕事のような心構えで 真剣に立ち向うならば、そこから必ず大きなものを得ることができる、ということです。そうしてこそあらゆる場合に直面 しても動じない精神が身につくということでしょう。そう言うと「本業についたらもちろん一生懸命に努力する」と言う人が いるかもしれません。しかし、私のこれまでの体験から言うと、現在与えられた、いまの仕事に打ち込めないような心構えでは どこの職場に変わっても、決していい仕事はできない。これははっきり申しあげることができると思うのです。 3月20日 まず自分から 反省を求める者には反省を求める、また自分たちにおいて反省すべき点があれば、大いに反省して協力体制をとってゆく。 そういうことを誰かが言い出し、誰かがやらねばならないのに、誰もが非常な安易感に浸ってしまって、成りゆきまかせ、 他人まかせになってしまっている。それが日本の現状でしょう。これでは物事は好転していきません。きょう一日が過ぎれば、 あすはあすの風が吹くだろうというような、事なかれ主義はいつか行き詰まります。お互いに全体として考え直そうという 行き方を“誰か”ではなく、まず自分が生み出さなくてはならないことを深く自覚すべきだと思うのです。 3月23日 即断即行 昔から「兵は神速を貴ぶ」という言葉がある。一瞬の勝機を的確につかむかどうかに勝敗の帰趨がかかっている場合がある。 そういうときにいたずらに躊躇逡巡していたのでは機会は永遠に去ってしまう。だから大将たる者は、即断、即行ということが きわめて大事である。これは何も戦にかぎらず、一国の運営、会社でも同じである。情勢は刻々にうつり変わっていく。 だから一日の遅れが一年の遅れを生むというような場合も少なくない。もちろんきわめて慎重に時間をかけて事を運ぶことが 必要な場合もある。しかし大事にあたって即断、即行できる見識と機敏な実行力は指導者に不可欠の要件だと言えよう。 3月25日 権限の委譲 一人の人間の力というものはどうしても限りがある。その限りある力以上のことをしたり、させたりすれば往々にして失敗する。 力にあった適正な範囲で事を行なうのが一番よいのであって、その事が力に余るようであれば、それを分割して何人かの力に よって行なわせることが望ましい。 指導者としては、仕事を適切な大きさに分け、その分野については責任と権限を委譲して、 各人の力に応じた仕事を徹底してしてもらうことを考えなくてはならないと思う。それぞれの責任範囲をはっきりさせることに よって、仕事にムダがなくなり、能率もあがるようになるのである。 3月28日 身を捨てる度胸 人生というものには、いろいろな問題があります。しかし、それらのことも過ぎ去ってみると、あのときに迷わないでやってほんとうによかったな、と いうような場合が多いのです。そこが大事なところだと思います。ある場合には迷うこともあるでしょう。しかし、しょせん迷ってもお互い自分の知恵裁量と いうものは、ほんとうは小さいものです。だから、「これはもう仕方がない。ここまできたのだからこれ以上進んで結果がうまくいかなくても、それは運命だ」と 度胸を決めてしまう。そうした場合には、案外、困難だと思っていたことがスムーズにいって、むしろ非常によい結果を生む、ということにもなるのではないかと 思うのです。 4月2日 人間はダイヤモンドの原石 私は、お互い人間はダイヤモンドの原石のごときものだと考えている。ダイヤモンドの原石は磨くことによって光を放つ。しかもそれは、磨き方いかん、 カットの仕方いかんで、さまざまに異なる、さん然とした輝きを放つのである。同様に人間は誰もが、磨けばそれぞれに光る、さまざまなすばらしい素質を 持っている。だから、人を育て、活かすにあたっても、まずそういう人間の本質というものをよく認識し、それぞれの人が持っているすぐれた素質が活きるような 配慮をしていく、それがやはり基本ではないか。もしそういう認識がなければ、いくらよき人材があっても、その人を活かすことはむずかしいと思う。 12月1日 自分の最善を尽す 太閤秀吉という人は、ぞうり取りになれば日本一のぞうり取りになったし、炭番になれば最高の能率を上げる炭番になった。そして馬回り役になったら、 自分の月給をさいてニンジンを買い、馬にやったという。このため嫁さんが逃げてしまったということだが、そこに秀吉の偉大さがある。馬番になったが 「オレはこんな仕事はいやだ」などと言わずに、日本一の馬番になろうと努力した。 つまり、いかなる環境にあっても、自分の最善を尽し、一日一日を充実させ、それを積み重ねていく。それが役に立つ人間であり、そのようなことが 人を成功に導いていく道だと思ったのである。 12月8日 上位者に訴える 自分が最善を尽してもなお、これがいい方策だという確信が生まれない場合は、ただちに上位者に訴える必要があります。 もちろん、それぞれの人が会社の基本方針にのっとりつつ、責任をもって自主的に仕事を進めていくという姿はきわめて好ましいと思います。けれども うまくいかない非常に困難な場合、自分だけで悩み、上位者に訴えない。上位者はうまくいっていると思って安心している。どうしてもいけなくなって、 訴えたときにはすでに手遅れだということが往々にしてあります。 具合の悪いときは瞬時も早く上位者に報告して指示を仰ぐ、それがほんとうの責任経営だと思うのです。 12月16日 大義名分 古来名将と言われるような人は、合戦に当たっては必ず「この戦いは決して私的な意欲のためにやるのではない。世のため人のため、こういう大きな 目的でやるのだ」というような大義名分を明らかにしたと言われる。いかに大軍を擁しても、正義なき戦いは人びとの支持を得られず、長きにわたる 成果は得られないからであろう。これは決して戦の場合だけでない。事業の経営にしても、政治におけるもろもろの施策にしても、何をめざし、何の ためにやるのかということをみずからはっきり持って、それを人びとに明らかにしていかなくてはならない。それが指導者としての大切な勤めだと思う。 12月18日 利害を一にしよう おとなと青年、あるいは子供との間に断絶があるとすれば、それはわれわれの言う商売的な利害を共にしていない、さらにもっと高い意味の利害を 一にしていないからだと思います。 親は子のために、子は親のために、ほんとうに何を考え、何をなすべきかということに徹しているかどうか、また先生は生徒のためをほんとうに 考えているかどうか、生徒は先生に対してどういう考え方を持っているのか。そういう意識がきわめて薄いために、そこに溝ができ、それが断絶となり、 大いなる紛争になってくるのではないでしようか。時代が時代だから断絶があるのが当然だと考えるところに根本の錯覚、過ちがあると思うのです。 12月22日 小事を大切に ふつう大きな失敗は厳しく叱り、小さな失敗は軽く注意する。しかし、考えてみると、大きな失敗というものはたいがい本人も十分に考え、 一生懸命やった上でするものである。だからそういう場合には、むしろ「君、そんなことで心配したらあかん」と、一面励ましつつ、失敗の 原因をともども研究し、今後に生かしていくことが大事ではないかと思う。一方、小さな失敗や過ちは、おおむね本人の不注意や気のゆるみから 起こり、本人もそれに気がつかない場合が多い。小事にとらわれるあまり大事を忘れてはならないが、小事を大切にし、小さな失敗に対して 厳しく叱るということも一面必要ではないか。 12月25日 経営者次第 昔の日本の言葉に「頭がまわらなければ尾もまわらない」というのがあるが、私は、経営者が百人なら百人の人を緊張させて、 大いに成果を上げようと思えば、その人の活動が、端の人がみて「気の毒な」と思うくらいにならないといけないと思う。 「うちのおやじ、もう一生懸命にやっとる。気の毒や」という感じが起これば、全部が一致団結して働くだろう。けれども そうでない限りは、経営者の活動の程度に応じてみな働くだろうと思う。人間というのはそんなものである。決してぼろい ことはない。自分はタバコをくわえて遊んでいながら「働け」と言っても、それは働かない。私はそういうふうに考えて やってきた。
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登録日:2011/10/01(土) 22 13 18 更新日:2024/05/05 Sun 21 10 51NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 KORN お前ら どうせ俺なんか… コンプレックス ニーチェ ニート モンスターペアレント ルサンチマン 倫理 劣等感 呪法解禁!!ハイド&クローサー 哲学 嫉妬 怒り 怨念 怨念戦隊ルサンチマン 滝本竜彦 無を欲する 球磨川禊 禁欲主義的理想 良心の疚しさ 花村陽介 花沢健吾 道徳の系譜 酸っぱい葡萄 ルサンチマン。(ressentiment, 仏語発音 [rəsɑ̃timɑ̃]) それは弱者が強者に対して抱く嫉妬、怒り、怨念などのドロドロとした負の感情である。 デンマークの思想家キルケゴールによって確立された概念で、ニーチェ、シェーラーの著書で一般に広まった。 さて、ルサンチマンについて詳しく説明していこう。 優れた人、強い人を見たとき、誰でも少なからず嫉妬や羨望を持つだろう。そして自分の非力さ、無力さを感じ、ルサンチマンを抱く。 こういった感情をバネに自らを高め、ルサンチマンを克服する者もいるが、そうでない者もいる。 後者の場合、自分がダメなのは仕方がないのだと開き直ってしまい、自分自身を正当化しようとする。 もっと言えば、何もできない自分を正当化するためのツールなのである。 ルサンチマン的思考には、強者に対する反発・不満から来るネガティブな感情がその根底にある。 そのため、まず不満の対象である強者を否定して悪とし、次にその対極にある我々(弱者)は悪ではないがゆえに(無条件に)善であるという態度をとる。 つまり、敵(悪)の存在を想定しなければ善が存在せず、善人を名乗るためには悪人の存在が必要不可欠なのである。 酷いときには、善人を名乗りたいがためだけに、無実の他人を悪人に仕立て上げることすら、さも当然のようにやってのける。 このように、弱者の価値基準(善悪)は、強者の価値基準のように独立したものではなく、 他者(強者)を否定することによってのみ成立しうる相対的な基準であるという点が特徴。 自らの内に価値基準を持たないため、それを外部に見出そうとする。 あくまで悪人(強者)の対になるようないわば"善人"像を描き出す必要があり、作り上げた"善人"像に従って価値判断を行う("善人"として振る舞おうとする)。 それゆえ、常に他人の目(評価)を気にして、それをもとに自己評価を下さなければならない宿命にある。 強者は自らの内に固有の価値基準を持っているため、その点において強者は、他人の評価に束縛されない"自由な"人間であるとニーチェは述べている。 ニーチェはこのことについて貴族道徳(君主道徳)と奴隷道徳という語を用いて対比させている。 強者の道徳である貴族道徳は、率直な自己肯定および評価によって成り立つ。 一方、弱者の道徳である奴隷道徳は、他者否定がまずその前提としてあり、かつそれこそがまさにルサンチマンの本質なのである。 強者(の性質)を妬み、自己弁護に走り、本来"良い"はずのものを"悪い"ものだと蔑みこき下ろすという歪んだ価値基準を持つに至る。 つまるところ、価値基準の逆転現象が起こってしまっているのである。 なお、ここでいう貴族、奴隷と言う語はあくまで物の喩えで、それぞれ貴族的性格、奴隷的性格とでも呼ぶべきもので、 史実の貴族や奴隷の観察・記録・研究等から着想を得た概念ではないため注意が必要。 貴族の中にも奴隷道徳的な論理で動く人物はいるし、逆に奴隷の中にも貴族道徳的な論理で動く人物はいる。 ではなぜこのような価値の倒錯が起きてしまうのだろうか。 強者と弱者の現実での力関係は、具体的な行動を起こしているわけではないため、実際のところは何も変わっていない。 ……というか、力で対抗できるならとっくにやっている。 そこで、実力ではなく価値観のほうをひっくり返すことによって、思想的、道徳的、倫理的な優位を確保し、(頭の中でだけは)強者を下に置くことが可能になる。 むしろ発想の順序としては、力でどうにもならないという自覚が(意識的にしろ無意識的にしろ)多少はあるため、せめて想像の中では優位に立とうとする、あるいは同列以下に落とそうとするのである。 「~を持っているからどうした」「~ができるから何なんだ」「~が(でき)なくても生きていける」といった呪文を唱えて(そう思い込むことで)安堵し平静を保つ。 時にはそれを通り越して侮ったり嘲笑したりすることすらやってのける。 日常で耳にする「けしからん」「みっともない」「見苦しい」といった発言は、しばしばルサンチマン的な色彩を帯びていることがある。 ……無論、嫉妬や怨嗟とは真逆の感情で、本当にろくでもないものに対して言われる場合も多々あるのだが。 少し脇道に逸れるが、キリスト教が世界宗教にまでなったのはルサンチマンの支持を得た結果である。 弱者を肯定するその思想がそもそもルサンチマン的である。 もっとも、ニーチェはキリスト教に対してかなり辛辣で、私怨で必要以上に叩いている部分もあるのだが、指摘そのものは鋭い。 具体的な内容は彼の著書に譲るが、要するにキリスト教の存在は、 「弱者を懐柔し、奴隷道徳を擁護し、貴族道徳的な素直さ・高潔さを妨げる方向に作用し、人が本来持つべき価値基準を歪める」 ……ものだと考えている。 フランス革命、ロシア革命、ファシズムの台頭などの歴史的事件のバックには民衆(のルサンチマン)の扇動がある。 乱暴な言い方をすれば、われわれは神が死に王が廃れルサンチマンが勝利した世界に生きているのである。 地獄への道は善意で舗装されている。 善人ほど悪い奴はいない。 自らの正義を信じて疑わない者、"正義"の名の下に従わない者を非難・迫害・弾圧する者らを信用してはならない。 それはすなわちギロチン台を囲んで歓喜し高笑いしている者に他ならない。 ルサンチマンをこじらせ続けたままでいると、"悪いのは自分ではない"という発想を起点にどんどん敵を増やしていくことになる。 そして個人に原因を求めたのでは収拾がつかなくなってくると、やがて集団を対象とするようになる。 自分をこんな風にした周りの人間、学校、会社、社会、国(政府)が悪いのだと、心の中に大量の敵の軍勢を作りだす。 果ては世界が悪いのだと神をも敵に回すというところまで行ってしまう。 そして見えない戦いを延々と続けていくのだ……。 例えば、 ●自分が勉強ができない →高学歴消えろ →あいつの教え方が悪い ●自分の容姿に自信がない →イケメンは氏ね ●自分の収入が少ない →金持ちなんて能力がない癖に…実家が裕福なだけだろ? →公務員は高給取りばかり。給料下げろ ●仕事が見つからない →不景気な社会が悪い →俺を認めないあの会社が悪い ●恋人ができない →くっそリア充爆発しろよ。休日とかカップルでうろうろしてんじゃねえよ。クリスマスだからって律儀にデートなんかしてんじゃねえよ。目ざわりなんだよおおお!!!…まあ、俺にも嫁はいるし?てめーらなんかより俺のが幸せだけどな。ただ、画面から出てこないし触れられないんだ…ぐわあああん!!!!リア充なんて消えてなくなれえええ!!!!→以下ループ 他にも、 ゲームで遊んでいる最中に、思うように楽しめないあまり、「こんなクソゲーやる意味はない」などと投げ出すこともルサンチマンを抱いたことによる行動と言われる。 ……が、実際のところは、 勉強ができるに越したことはないし、 容姿が優れているに越したことはないし、 収入は多いに越したことはないし、 仕事があるに越したことはないし、 生身の恋人がいるに越したことはないし、 ゲームを楽しめるに越したことはない ……だろう。 これらの例は、価値判断の個人差こそあれ、少なくともあって困るような要素ではないはずで、 プラスの価値を帯びた要素と言って差し支えないだろう。 割に合わないと感じる場合でも、満足できる水準でないというに留まり、価値が低いだけで価値の存在自体を否定しているわけではない。 よく「好きの対義語は無関心」と言われるように、興味・関心がなければわざわざ口汚く扱き下ろす必要など皆無で、話題にすらしないはずである。 つまり、どうしても否定しなければならないor否定したい理由・事情があるのである。 自分が持っていないもの、自分が手に入れられないもの、他人が持っているものを等しく無価値にしてしまえば、 そこに一切の貴賤は存在しない平和な世界が完成するという、典型的なルサンチマンの発想、すなわち"他者否定"と"価値の倒錯"である。 戦いに敗れたor追い詰められた悪役が道連れを企てる心理もこれに該当する、もしくはこの過程を経たものとみなせる。 価値を否定するという行為は、良いものを手に入れることが不可能(と思える)あるいは困難な現実を前にしたとき、 我々が取る心の守り方・自己防衛の一形態でもある。(酸っぱい葡萄) そして、その帰結および究極形がニヒリズムだと捉えることもできる。別ルート(*1)もあるけどね。 この場合はニーチェが言うところの「消極的(受動的)ニヒリズム」に該当する。 しかしながら、ニヒリズムには価値判断の原点になるという効用もある。 全ての事物の価値をフラットにし一度リセットすることで、本能や理性の要請から来るよりピュアな価値を見出すことが可能になる。 万物の全てが本質的には無価値・無意味な存在だと前置きすることで、本当に欲しい物やしたいことが何なのかが逆に浮き彫りになるのである。 「永劫回帰」の概念もとい思考実験の話とも重なるが、 「あなたはたとえ夢の中であっても夢を見たいですかor悪夢を見たくないですか」とでも尋ねれば伝わるだろうか。 ニーチェは、一度無の境地に至り、そこから新たに価値を生み出す(見出す)人間を指して「超人」と呼んでいる。 詳しくはいろいろググってください。 ルサンチマンはいつも我々を苦しめる。 では、これらから逃れるためにどうすればよいのか。 最もよいのは上述の通り、悔しさをばねに自らを高めることでルサンチマンを解消することである。 または、全ては無意味だと主張する(ニヒリズム、虚無主義とも)か、このどちらかである。 前者は理想的ではあるが、必ず成果が伴うとは限らない。 自分の不満の種がどこにあるのかを探ることが先決。 本当に憎い相手の中に原因があるのかどうか、痛みを恐れずに自分の心に問い質してみる必要がある。 不満を解消することばかりに気を取られて本質を見失っていると自分も他人も不幸にする。 自分の無知や人生経験の乏しさ、あるいは自分の狭量さ、器の小ささからくるまやかしの不満である可能性も大いにあるのだ。 ルサンチマンそのものが憎むべき諸悪の根源であるかのように書いてきたが、 人間なら誰しもが向き合わなければならない心の問題である。 いわゆるリア充・勝ち組と見られるような人達の中にも確実に(大小、濃淡こそあれ)ルサンチマンは存在し、 決して克服したり逃れたりできるような類のものではない。 むしろ、自分の中にあるルサンチマンの存在を認めたうえで、自分の中にある歪みを明らかにし、それと向き合うことが大切。 自らの価値判断がルサンチマンによってどのように歪められているかを少しでも知るor知る努力をすること、 そして、自らの価値判断に対して批判的に検証しようとする姿勢・態度が重要なのである。 むしろ自分を疑うことによって初めて、自分のことを信用するに足る材料・根拠を探り裏を取ることに繋がるのである。 自分のことも含め、あらゆる事物を無条件(無批判)に肯定・信用してしまう危うさを自覚していたからこそ、 人はそれを盲信(妄信)と呼び自戒してきたのではなかろうか。 それが面倒難しいかったるいと感じるなら、「自分は真っ当な人間」だと思うこと(自分を無条件に肯定すること)をやめるだけでも意義はある。 ただ単に卑屈になればいいってもんでもないが……。 要するに、己の第一感に盲目的に従うのではなく、己が理性でもってまず疑えということ。 あまりにも無邪気過ぎる自我は、ルサンチマンの脅威に対して無防備・無抵抗と言ってもいい状態であり、 いともたやすく負の感情にかき乱され呑み込まれ、理性による制御や抑制を受け付けなくなってしまうことだろう。 ルサンチマンに対する意識や警戒心の低さは、自分を見失い我を忘れ激情の奴隷となるリスクと隣り合わせなのである。 知らぬ間に歪められてしまった自分に振り回されているうちは、真の意味での自由などないのだ。 せっかくの人生、どうせならフラストレーションを武器に憎い相手に一矢報いたほうが楽しいだろう。 見えない敵を倒そう。敵は己の中にいる。いや、そもそも敵などどこにもいないのだ。 俺が追記、修正させられているのはwiki籠りのせい。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 佐藤君 -- 名無しさん (2014-04-28 20 06 30) ルサンチマンといえば碇シンジ -- 名無しさん (2014-04-28 20 06 55) 手の届かないブドウを酸っぱいと決めつける話とか -- 名無しさん (2015-05-05 13 45 13) 宗教やテロリズムに結びついたときにこれほど厄介なものはない。 -- 名無しさん (2015-05-05 15 35 31) ルワンダでの虐殺のような所謂民族紛争のような争いも元を辿るとこの概念があるのだろうか? -- 名無しさん (2015-05-05 16 13 00) ↑ 民族紛争はルールに従わない異物の排除っていう色の方が強いんじゃない? -- 名無しさん (2015-05-07 11 30 47) 寂れた田舎を踏み台に、大英雄に俺はなる! -- 名無しさん (2015-05-07 12 18 40) 一応かるい突っ込みを入れておくとルサンチマンって単純な嫉妬とかいうのじゃなくって、それが新しい時代を開いていく原動力でもあるっていう意味も含んで言っている(特にニーチェのは)。ニーチェ概念のほとんどがそうだが、言葉の持つ一面的なイメージだけに縛られた理解をすると絶対ずっこけるように仕組んであるw -- 名無しさん (2015-05-07 12 41 24) ↑そんなややっこしい話じゃ利用しづらいじゃないか。だから大衆、メディア、体制は単純化を強いる。 -- 名無しさん (2015-05-07 13 19 13) まあ、世界が悪いんですけどね。結局どんな極悪な奴がいても個人だけの所為とかありえない。 -- 名無しさん (2016-08-18 12 29 09) ↑全面的に同意だ、現実での人間・空間が隅々まで支配、監視されているがそもそも世界は誰の何の物でもない単純に国家は恐れているだけだそれらを失うことによって諸外国から文明国、みなされなくなるのを -- 名無しさん (2017-05-20 02 26 30) ↑杓子定規で不条理なシステムに人生を捧げることを強いられる「みんな」だの「人類」だの実態のないものにな、裸になれず本能を否定され正気でいること、演じることを生涯強要される。 -- 名無しさん (2017-05-20 02 43 40) ↑しかも現代は通信機器の発達で逃げる場所も隠れる場所もない半永久的に記録され不祥事を起こせばアルバムまで掘り起こされ社会的なリンチに遭う、今この世界に闇はない、かつて在ったの人の手の及ばぬ森林のような異界はない祭りもない戦争もない 地獄だよ地獄であることを認識するべきだ -- 名無しさん (2017-05-20 02 58 52) 『無敵の人』は良心というリミッターを失ったルサンチマンだと思う -- 名無しさん (2018-05-18 01 43 23) こげパン -- 名無しさん (2018-05-18 02 03 55) >せっかくの人生、どうせならフラストレーションを武器に憎い相手に一矢報いたほうが楽しいだろう。←これ実行したけど全く心が晴れないよ。ある分野で俺がやったことにいちいちケチをつけてくる奴がいたからそいつの後ろ暗い部分をまとめて拡散してやった。すると複数の人間からそいつに対する非難が集まって一時は「ざまあみろ」って思ったけど結局何も解決しなかったよ。そいつがいくら痛い目に合っても俺に嫌味を言った事実が消えるわけじゃないし俺自信いつまでも忘れられそうにない。根に持つタイプは息苦しいと我ながら思う -- 名無しさん (2018-08-17 22 51 22) 海外で流行ってるインセルはぶっちゃけリア充を殺傷する非モテ -- 名無しさん (2018-09-04 01 40 27) ↑2 ミサワ「これで分かったろう…復讐はめちゃくちゃスッキリするが憎しみしか産まないんだ!」 -- 名無しさん (2018-09-04 02 03 48) ↑3えーっと、その一文が言いたいのは「むかつくから死ぬほど努力して超えてやったわ!なめんな!」という方向での一矢報いであって「相手の悪いところ拡散してやった!」とかそういうんじゃないと思うが。そういう思考がだいぶこじらせてる証拠のように思えるぞい -- 名無しさん (2018-11-25 12 26 07) ↑違う。そいつは俺が死ぬほど努力して成し遂げたことを何一つできてない。にも関わらず俺がやったことを「大したことない」だの「運がいいだけ」だの言ってくるんだよ。一度や二度なら不快に思うだけで済むけど何十回も積み重なると憎しみに変わる -- 名無しさん (2018-12-14 11 08 17) ↑2あなたの言う「むかつくから死ぬほど努力して超えてやったわ!なめんな!」は既に実行したんだよ。それで一矢報いて満足した矢先に意味不明な難癖を大勢の前でぶつけられて俺は心底絶望した。例え結果を残しても憎たらしいやつは最後まで憎たらしい態度を崩さないんだと思い知らされたって話だ。連投失礼しました -- 名無しさん (2018-12-14 11 18 00) ↑ 横からすまないが休養をとって落ち着いたほうがいいと思うよ。色々と余裕がないように見える。あと周囲からどちらが正しいと見られるか、を気にするといいかと -- 名無しさん (2018-12-14 11 27 05) ↑ありがとう -- 名無しさん (2018-12-14 11 42 47) ブラック企業に行って金がない時間がない結婚できない言ってた親戚が、中学時代塾の学費をゲーセンに費やしていたこと、高校時代は俺ブラック企業行くわと笑いながら話していたことを聞いて、今泣きながらブラック企業に行った人たちのことを一から十まで信頼出来なくなった -- 名無しさん (2020-10-10 16 15 12) 負の感情に向き合うつもりが「単に卑屈になるだけ」に向かう場合もあるから怖いね。記事にあるような…のとは違うかもしれないけど、自らを高めようとしても、必ず成果が伴うとは限らない。そんな事が続くと、内面の奥底としてはわからないけども、外面や内面の浅い所としては、他者ではなく自分が悪い、自分が許せない、と「ただ単に卑屈」になっちゃうし。ルサンチマンとは別の事になるかもしれないが、それが新たな負の感情を生むだろうし…克服するというのは、難しい事なんだな -- 名無しさん (2021-02-03 03 42 45) ↑youtubeのぴよぴよ速報さんにて、そこらへんが分かりやすく解説されてるからおすすめ -- 名無しさん (2021-02-03 19 44 40) この極致が共産主義である。 -- 名無しさん (2021-09-27 20 14 16) ハガレンのエンヴィーの人間への嫉妬心からくる態度や行動もルサンチマンに該当するのかな? -- 名無しさん (2021-11-29 22 43 47) 「 自分の不満の種がどこにあるのかを探ることが先決」これは真理なんだけど、ルサンチマンをこじらせる人というのは徹底的にこれが出来ないんだよ。「そんな不満の種を抱えている=それをやりたいけどやれない自分」を認められないんだ。「自分は既にできている、既に(この記事で言うところの)強者である」という(本人の中で作った)事実以外を受け入れられないんだ。 -- 名無しさん (2021-11-29 22 59 24) 「金融義賊」という動画は、高学歴高収入の主人公がルサンチマン拗らせて、自分が革命を起こせば後に続く人が沢山現れるはずだと犯罪を起こした。なお、主人公が助けるべき弱者も主人公は平然と見下し差別していた -- 名無しさん (2023-01-29 23 34 51) ↑×4あと、ネット右翼もな。思想的に、右であろうが左であろうが現実に屈折・逃避したい感情からは、負の面しか生まれない。 -- 名無しさん (2023-09-27 09 05 02) 最近、一部のインテリ界隈で反知性主義というのが問題視されてるのを見たことがあったが、そういうのって、自分は知性を育めなかったという層がルサンチマン的な感情を抱くようになって蔓延させた…みたいな背景があったりするんだろうか? -- 名無しさん (2023-09-28 14 31 52) ↑ 知性への過信or崇拝or依存やインテリびいきへの反発もあるとは思うが、語感に惹かれただけのルサンチマンからの逃避組・曲解組も合流してごちゃ混ぜになってカオスな感じもある。まぎわらしいが反・知性主義と反知性・主義は全くの別物で区別する必要がある。本来は知性自体を否定するのではなく、知性主義を否定する前者の意味で使われる言葉のはず。 -- 名無しさん (2023-09-28 18 24 16) 荒らし(の一部)もルサンチマンに当てはまるのかな -- 名無しさん (2023-09-28 18 36 11) ↑2 やっぱり、言論や思想にまつわる用語は適当に済ませるわけにはいかないね。教えてくれてどうもありがとう。 -- 名無しさん (2023-09-28 22 35 50) 社会的には弱者なのに別ベクトルの弱者を叩く光景をよく見かけるがそういうのは何と呼ぶんだろう?正義気取り? -- 名無しさん (2023-09-28 23 02 10) 花沢健吾の漫画の方にノータッチすぎない?名作なのに -- 名無しさん (2023-09-28 23 13 13) ↑2 別ベクトルの弱者を弱者と認識できない、むしろ強者だと思ってるようなのはルサンチマンと言えるかも。芸能人レベルの美女だけしか認識してないので女性差別は無いしむしろ優遇されていると主張するインセルとか、同情され救いの手が差し伸べられてるなら強者じゃないかと主張する反・反差別とか。 -- 名無しさん (2023-09-28 23 38 55) 被害者様へのルサンチマンとかいう見るからに面倒な案件。強弱関係も切り口一つでいくらでも変わるしな。 -- 名無しさん (2023-09-28 23 44 48) ルサンチマンを解消できていないことこそが弱者性の証明たるのに,解消できずに周囲に悪意を振りまいてしまうことで,誰からも見放され -- 名無しさん (2023-10-20 16 31 21) 続き)てしまい弱者性を透明化される哀しき弱者 -- 名無しさん (2023-10-20 16 32 09) まんが日本昔ばなしでは、金持ちキャラの負の側面がやたらと強調されていた -- 名無しさん (2023-10-20 17 06 25) ヒイロ「強者などどこにもいない、人類全てが弱者なんだ!!」 -- 名無しさん (2023-10-29 23 45 02) 強者に転ずることや得たいものを得ることが現実的でないならルサンチマンで己を慰めるほうがマシでは?と思うけども、この理解じゃ浅いのかなぁ -- 名無しさん (2024-05-05 21 10 51) 名前 コメント
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人間爆弾の恐怖~序章~ ◆s2SStITHHc 鎮座するヴァルシオン改の眼前に、大破したアカツキを転がす。 一頻りの作業を終えたラウ・ル・クルーゼは∀ガンダムのコックピット内で汗を拭い、 機体を飛ばしてその場を離れる。ヴァルシオンは動かない。 ミストが気絶していることを確認したクルーゼは、とある策を練っていた。 コウ・ウラキが消え、∀ガンダムに自分が乗っている。 その顛末をミストにいかに歪曲して伝えられるかに、彼の今後は大きく左右されるからだ。 先ほど見た、バルゴラ・グローリーとヴァルシオン改の戦闘。 短い付き合いながらも大体把握したミスト・レックスの性格。 それらを総合し、ミストをよりよく活用する為の嘘を練り上げる。 仕込みは全て終了し、後はミストが目覚めるのを待つのみ。 程なくして、ヴァルシオンが動き始めた。周囲を見渡し、困惑した様子だ。 それを上空から見下す∀ガンダムのビームライフルに火が灯り、慎重に狙いをつける。 「さて、一芝居打つとしようか」 完全に再生したコクピットの中でクルーゼが不敵に笑って引鉄を引き、粒子の奔流が放たれた。 ◇ 「ぐっ……お、俺は一体どうなったんだ……?」 目を覚ましたミストは、自分の身体に重大な傷がないことを確認し、機体に火をいれる。 次々と点燈していくディスプレイとコンソールを把握しながら、異変に気付いた。 「ここは地上じゃないか! まさか、俺はあのコロニーから落下したのか……?」 天を仰ぎ見るが、コロニーは当然視認できない。 時間もそれほど経っていないようだし、転移装置に辿り着けたのだろうか? 「でも、そんな記憶はない……俺はどうやってあの敵から逃れたんだ?」 続いて、周囲の様子を窺うミストの目に、大破したアカツキが映る。 そのMSはもちろん、彼の仲間のラウ・ル・クルーゼが乗っていたはずの機体だ。 「ク、クルーゼさん! 一体どうしたんです!」 慌てて通信波を飛ばして声をかけるが、一切反応はない。 ヴァルシオンの腕を伸ばしてアカツキを引き寄せようと、ミストが機体を操作した瞬間。 背後から、ビームが襲い掛かった。 ヴァルシオンのABフィールドが発動し、自機の四肢を狙う砲撃を無効化する。 「くっ! あの子供に追いつかれたか!? ……って、コウさんじゃないですか! 何をするんです!」 振り返るミストの視界に入ったのは、粒子を撒き散らしながら上空に佇む∀ガンダム。 クルーゼと同じく、自分と行動を共にしていたコウ・ウラキ少尉の機体だ。 「コウさん! まさか俺達を裏切ったんですか!? いくら不意討ちしたって、俺はコウさんに降参なんてしませんよ!」 「裏切ったのは君の方だろう……! ミスト・レックス!」 錯乱し、俄かに感情を高ぶらせるミストの耳に届いた声は、想像を裏切るクルーゼの声だった。 自分より遥かに怒りを湛えた口調で、次々とビームライフルを撃ち込んでくる。 「ク、クルーゼさん? 何故あなたがコウさんの機体に乗っているんですか!」 「君がそれを私に聞くかね……! ウラキ君を殺した君が!」 ABフィールドに全てのビームを弾かれつつ、∀は高速でヴァルシオンに接近してビームサーベルを抜く。 応じるヴァルシオンもディバイン・アームを抜いて、重金属粒子で構成された∀の凶刃と鍔迫り合いを演じた。 「俺がコウさんを殺した……? そんな筈はありませんよ! 何かの誤解じゃないんですか!?」 「君はあの青い敵機との交戦後、突如として我々に襲い掛かった! あれが誤解であるものか!」 「そんな……事がっ!」 「私は君を許さない……ウラキ君に託されたこの∀の全てで、君という悪を断つ!」 まったく身に覚えのない憎悪をぶつけられ、困惑するミストに、クルーゼの容赦ない攻撃が見舞われる。 40m近いサイズ差があるにもかかわらず、鍔迫り合いはクルーゼに軍配を上げようとしていた。 身の危険を感じたミストが一旦その場を離脱するべきか、と思案した瞬間、彼の頭に激痛が走る。 (これは……あの時と同じ……まさか!?) 戦いを強制するかのような思考介入。 それを必死で抑えながら、最悪の結論にミストのニューロンが辿り着いた。 (この機体に、搭乗者を暴走させる機能があって……それで、俺はコウさんを……?) クロスマッシャーの発射ボタンに伸びそうになる手を片方の手で押さえる。 見れば、∀が自機に蹴りを入れるようにして離れ、ビームサーベルを突き出して突撃しようとしていた。 「ま、待ってくださいクルーゼさん! 俺の話も聞いてくださいよ! この機体には恐ろしい仕掛けがあったんです!」 「……何?」 ヴァルシオンの眼前で∀がブレーキをかけ、訝る様にビームサーベルを向けたままで武装解除を促す。 話を聞いてくれれば、とミストはディバインアームを放り投げ、機体の両手を上げて降伏した。 ∀はサーベルを収め、地上に降り立ってヴァルシオンに通信を送る。 「……わかった、君の話を聞こう。機体から降りたまえ」 「あ、ありがとうございます!」 喜んで機体から降りるミストは、当然気付かない。 通信先のクルーゼがほくそ笑んでいることに、など。 ◇ 「……どうでした?」 「君のいう通りだったよ、ミスト君」 ヴァルシオンを調べる、と言って機体内部に入り、しばらくして帰還したクルーゼを迎えるミスト。 操縦センスの高いミストは碌にマニュアルなど読まずに操作していたのだが、 ヴァルシオンのコクピットのどこかにそういったものがあったらしい。 クルーゼは淡々とした様子で、ゲイム・システムの効用について語った。 ミストはそんなクルーゼの目(仮面で隠れているが)に非難の色が混ざっているように感じ、ぼそりと愚痴をこぼす。 「なんで俺が責められなきゃいけないんです……責めるべきなのは、この機体を支給したシャドウミラーの方でしょ」 「それはそうだが……」 ミストの言葉に、流石のクルーゼも少々不快感……というより違和感を覚える。 事実は違うとは言え、自分のせいで人が死んだという事を突きつけられたのにこの態度はいかがなものか。 一方のミストも、自分を無言で見つめるクルーゼとの間に険呑な空気を形成する。 (やはり姿形が同じでも宇宙人は宇宙人というわけか……意外と扱いが難しいのかも知れんな) (俺が悪くないって事は分かった筈なのに……地球人ってのはみんな結果だけで人を非難するのか……!?) ミストは罪悪感からか、自分がコウをどう殺したのか詳細を聞く気にもなれなかった。 なんともいえない重い空気を振り払うように、クルーゼがなるべく明るく言葉をかける。 「だが……安心したまえ、ミスト君。ゲイム・システムは外部から止められるようにしておいた」 「本当ですか!」 (嘘だよ……フフフ) 嘲笑を噛み殺しながら、クルーゼがミストに手のひらサイズの赤いスイッチがついた機械を示す。 これを押せば、ゲイム・システムの発動を抑えられると説明を受け、ミストの表情がパッと明るくなる。 もちろんそんな説明は口から出任せで、このスイッチの正体は核ミサイルの起爆ボタンだ。 ミストが気絶している隙にヴァルシオンの内奥に仕込まれた∀ガンダムの虎の子の核弾頭一発は、 このスイッチ一つでいつでも爆発できるように、ヴァルシオンの中で眠っている。 (君が大勢の敵や味方と接触する機会があったなら……私はその場を離れてこれを押すことになるだろう。 他にも敵に撃墜された時に誘爆したりすれば、少なくともヴァルシオンを倒す強敵を一人消せるしな……。 ゲイム・システムと核弾頭による二つの意味での爆弾手駒……いや、人間爆弾とでも呼ばせてもらうか、ククッ) 「ありがとうございます、クルーゼさん! 俺、やっぱりクルーゼさんと会えてよかったです!」 「いや、私も頭に血を上らせて君を攻撃してしまった。許してくれ」 「そんな、俺とクルーゼさんの仲じゃないですか! コウさんの事は残念だったけど、 俺がコウさんの分まで頑張りますから、一緒にシャドウミラーを鎮圧しましょう!」 なんとか鎮火した場の険呑な空気に任せて、クルーゼがミストに地図を示す。 地図に描かれた地上の縮尺は、宇宙MAPにおける惑星と比べて小さすぎた。 「どういうことなんでしょう……わざわざ地球をリングにしておいて、こんな狭い範囲しか使わないなんて……」 「地球の他の場所に、シャドウミラーの本拠地があるのかも知れんな。そら、海上を見てみたまえ」 ミストがクルーゼに促されて海上に視線をやると、そこにはオーロラが出ていた。 比喩でもなんでもなく、海上のある位置……恐らく、この地図の端の部分に、 天と地全てを覆うような旭光が隔てているのだ。とてもではないが、自然の物には見えない。 「あれは一体……」 「推測だが、あれも空間転移に順じた技術ではないか? 恐らく地図の反対側の位置まで飛ばしてくれるのだろう」 「そうか……禁止エリアに囲まれたりして脱落なんて事、シャドウミラーが許すはずがないですしね」 殺し合いを強要する連中の非道さに憤るミストの肩を叩き、クルーゼが気さくにオーロラを指差す。 「アレに飛び込む勇気はあるかね?」 「もちろんです! シャドウミラーを倒してコウさんの仇を討つ為にも、立ち止まってなんかいられませんしね!」 言うが早いか、ミストはヴァルシオンに乗り込んでオーロラに突撃していった。 不都合な事が起こらないと確信してから、クルーゼもオーロラに飛び込む。 その先にあったのは―――。 ◇ 「うおっ!? なんだいありゃぁ!」 「わぁ……」 ジロン=アモスと相羽ミユキは、突如オーロラから飛び出してきた巨大なロボットに驚いて機体を止める。 彼らもまた、移動中に海上のオーロラを見咎め、好奇心からそれに近づいていたのだ。 警戒するように海上で後退するジンバだったが、クルーゼとミストの受けた衝撃は彼らの比ではなかった。 「なんだ……あの怪物は……」 「アトリームにもあんなのはいませんでした!」 想像したことすらない生物的なフォルムを持つジンバに驚愕するクルーゼに、頼まれもしない補足をいれるミスト。 しかし動転も束の間、クルーゼの駆る∀ガンダムのビームライフルが放たれる。 相当な機動性でそれを避けるジンバを尻目に、ミストが抗議の声を上げた。 「クルーゼさん! いきなり何をするんです!」 「通信より早い威嚇射撃さ。これで相手の腹積もりが読める。我々のように友好的でないならば反撃してくるだろうし、 もしあの怪物の搭乗者(いるのかどうかも分からんがな)が我々と同じ方針で動いているのなら……」 さもありなん、ジンバは動きを止め、交戦の意思を見せずにこちらの様子を窺う。 そして、クルーゼが予想するジンバの次の行動は―――。 (ミスト君のようにバカ正直に通信を送ってくるか、一目散に逃げるか……さて、どちらかな?) 超然とした態度でジンバを見遣るクルーゼ。 しかし、ジンバの次の行動は、そんなクルーゼの予想を凌駕した。 「ジロンさん、どうしましょう……逃げた方がいいんじゃ……」 「へへっ、あいつ等が大真面目に殺し合いをやる気なら、もっとドカドカ撃って来てるよ! 俺の勘によれば、相手は二人ともちょっと取り乱してるだけだと見たね……。 だったら、このジンバのオーバースキルの出番だよっ! まずあの小さい方からいきますか!」 ジンバのオーバースキル『窃盗』。 先ほどミユキをダイテツジンから引きづり出したときのように、手をかざし、掴み取る動作を行うジンバ。 ダイテツジンやヴァルシオンと比べてコクピットの位置が分かりやすい、∀ガンダムにその魔手が伸びる。 「!?」 クルーゼが咄嗟に、顔の前に電流が走るような感覚と共に機体を後退させる。 次の瞬間、クルーゼの仮面は剥ぎ取られ、ジンバの手元へと移動していた。 こんなもんいらねえ、とばかりに海に放り捨てられる仮面。 クルーゼはそれを唖然と目線で追うが、回収できるはずもない。 「ありゃ、外しちゃったよ」 「あの仮面……テッカマンの物じゃないと思うけど……」 通信が通っていない為、両陣営に意思疎通の術はない。 よって、ジロン側のお気楽な空気とクルーゼが吐き出す怒りは噛み合わず。 「おのれ……私の仮面を! ……い、いや落ち着け、あぐっ、あぐっ!」 激昂しかかる精神をなんとか沈め、手持ちの老化抑制剤を懐から取り出して飲みこむクルーゼ。 精神安定剤代わりに使えるほど量があるわけでもなかったが、それでも飲み込まずにいられない。 クルーゼにとってあの仮面は、ただ顔を隠す為のものではなかった。 自分の忌まわしい生まれをなんとかして忘れたいという感傷の現れとも言える存在だったのだ。 とりあえずコクピットにあった赤いサングラスをつけて急場を凌ぐクルーゼに、ミストの困惑する声が届く。 「クルーゼさん、大丈夫ですか!? 今俺の方から通信してみたんですが、あちらに戦闘の意志はないそうです!」 「……盗まれ損という訳か……わ、わかった。一旦陸に降りて会談の場を持つとしよう……」 しっくりとこないサングラスで顔を隠しながら、クルーゼはジンバとヴァルシオンを先導し、陸地に降り立った。 ◇ 「すごい、美女と野獣だ……!」 「な、なんだと!?」 自己紹介を終えてからそれぞれ機体から降り、向き合った四人。 筋骨隆々とした丸顔のジロンと可憐なミユキを見て、あまりに率直な意見を述べるミストに、 ジロンが顔をメロンにするような勢いで食って掛かり、それを仲裁するクルーゼとミユキ。 早くもグループ内のポジションが確定した瞬間であった。 「全く……いきなり撃ってくるわ、人を野獣呼ばわりするわ……なんなんだい、あんた達は?」 「すまなかったな、ジロン君。威嚇射撃だったのだが、誤解させてしまったかな?」 「ご、ごめんなさい……私がジロンさんを止めていれば、クルーゼさんの仮面がなくなる事も……」 「大丈夫さ、ミユキちゃん! それにクルーゼさんにはさっきの仮面よりそっちの方が似合ってますよ!」 最初はピリピリしていたジロンも、ミユキという緩衝材のお陰でクルーゼたちと打ち解け、 お互いにシャドウミラーに敵対する意志を確かめ合い、これまでの行動を語り合った。 もちろんクルーゼはコウの存在自体を語らず、ミストのほうをチラリと見て恩を売る。 少なからず罪悪感を覚えていたミストは、純粋に気を使ってくれたと取ってクルーゼを羨望の眼差しで見つめた。 ジロン達も、それぞれの探している人物やこれまでの経緯をクルーゼ達に教える。 「ふむ……ジロン君もミスト君と同じで、地球の人間ではないのか……驚きだな」 「惑星ゾラを知らないのかい? ミユキもそうだったし、なんか寂しいねえ……なあ、ミスト?」 (俺の出身はアトリームだよ……! ジロンさんのような野生児メインの星とは一緒にされたくなかった……! 大体三日間逃げ切れば何をやっても無罪だなんて、法制度からして破綻してるじゃないか!) 「おいミスト、どうした?」 「あ、いえ。俺も異星人だけど、みんなとメンタルは変わらないつもりですよ」 「そしてミユキ君は私と同じ地球人だが、知る文化や常識はまるで違う、か……」 「地球を席巻するラダムを、本当に知らないんですか?」 きょとんとした顔で問い掛けるミユキに、男性陣が総出で頷く。 あまりに違う文化の集合に、この中では比較的冷静なクルーゼが目眩を覚える。 (素晴らしい……彼らの世界を全て巻き込んだ戦争が見たい!) しかしその目眩は困惑からくるものではなく、歓喜の果てにあるものだった。 シャドウミラーに従って優勝すれば、その夢想も叶うだろう、とクルーゼは震えた。 そんなクルーゼの様子に気付かず、他の者たちはこれからどうするか話し合っている。 クルーゼは気を取り直すと、自分の提案が最も映える瞬間を狙い、議論に割り込む。 「ジロン君とミユキ君が置去りにした、ダルタニアスという巨大ロボットの事だが……」 「ああ、あれね。俺はミユキに乗ったら?って言ったんだけどさ、ああいう巨大ロボは苦手らしいのよね」 「私に最初に支給されたダイテツジンっていう大きなロボットをすぐに壊しちゃったから、不安で……」 「しかし、この場において戦力はあればあるほどいい。できれば回収したいが……」 「じゃあ、俺がひとっ走りヴァルシオンで拾ってきますよ!」 クルーゼがミストに視線をやる。あまりお遣いを頼みたいタイプではない。 かといって、ヴァルシオン以外に50m級の機体を運びうる機体などいないし……否。 パイロットを連れて行けばいいのだ、とクルーゼが思い遣る。 「いや……私が行こう。ミユキ君、諦めるのは試してからでもいいのではないかね?」 「え……」 「もしかしたら、簡単に動かせるタイプの機体かもしれない。同じ地球人のよしみだ、私の∀に同乗したまえ ……最も、君がテッカマンとしての力とやらを使って戦うのなら話は別だがね」 「ちょっとちょっと! 俺はまだミユキを預ける程あんたらを信用しちゃいないぜ!」 「君のお兄さんへの思いには私も胸を打たれた……私にも大事な親類がいてね。 君の気持ちは誰よりも良く分かるつもりだよ、ミユキ君。だからこそ、君自身も戦う覚悟をして欲しいのさ。 誰かを守るために、誰かを傷つけねばならぬ時がある……戦争だろうと、そうでない時だろうとね。 そのために、人は力を求めると言っても過言ではない。それがどんな結果を生もうと省みることなく……!」 ジロンを無視してミユキにだけ語りかけるクルーゼ。 ミユキは迷っていたようだが、やがて決意したようにジロンに告げる。 「ジロンさん……私、クルーゼさんとダルタニアスを取りに戻ります。 このクリスタルは、お兄ちゃんの為の物だから……私は、これを使いません」 「な、なんだって!? いいのかい、ミユキ!」 「私も、力を貸してもらうだけじゃ悪いですから。お兄ちゃんだけじゃなく、皆の為に戦います……たとえ、短い命でも」 微笑むミユキ。しかし、その微笑みが何を意味するのか、ジロンだけには分かる。 先ほどは軽い調子で言ったが、小一時間前にダルタニアスを発見した時はひと悶着あったのだ。 放置されていたダルタニアスを諦めた時、ミユキの顔には戦いへの拒否感があった。 それでも尚、戦う覚悟を決めた彼女を、どうして止められるだろうか。 「わかった……俺も、付き合うよ」 「それは必要ない。ジロン君、君にはミスト君と共に、雪原地帯の市街地に向かって偵察を願いたい。 我々もすぐにそちらにいくから、待ち合わせといってもいいだろうが」 「おいおい、だから俺はまだあんたらを信用してないって……」 言いかけるジロンに、クルーゼが自分のディバッグを投げ渡す。 そこには、この島で生きるために不可欠な食料など、一つの欠損もなく全てが封入されていた。 ミユキに促し、彼女の分もジロンに預けるクルーゼ。 「これで、私が仮に彼女を殺しても何も得をすることはなくなった訳だ。なんなら、∀の武器も預けようか?」 「貸してくれるってんなら貰いますけどさ。う~ん……分かったよ。とりあえず信用してやるさ」 迷いなく自分のメリットとなり得る全ての物を預けたクルーゼを一応認め、ジロンは渋々頷いた。 ビームライフル、ガンダムハンマー、ビームサーベルなど、めぼしい装備をジンバに移す∀ガンダム。 一方、置いていかれそうになったミストが、クルーゼに小声で伺いを立てる。 クルーゼがいなければ、ミストにとってゲイム・システムを抑えるのが困難になるのだから、当然だろう。 「でも、徒手空拳で大丈夫なんですか? クルーゼさん。(それに俺の機体の、あのシステムは……)」 「問題ないさ。この機体のポテンシャルならば、手刀だけでもそれなりに戦えるよ。 (なるべく熱くなって戦わないようにしたまえ。そう長く離れるわけでもないし、戦闘を避けて動いてもいい)」 ミスト達は知る由もないが、それに加えて∀には核ミサイル、ビームドライブユニットといった武装がある。 クルーゼはそれを知っていて、戦力を増強し、かつ場合によってはミストたちを見限って行動できる流れを作る為に、 偽りの仲間に武器を預けて単独行動するという愚を犯したのだ。最も、今のところはミユキを殺すつもりもない。 (しばらくは君達と共に行動するのも悪くない。テッカマンとやらに興味もあるしな) クルーゼはミユキをコックピットに乗せ、ミストとジロンの挨拶に返答しながら、∀を発進させた。 道中、より詳しくミユキの知り合いの話を聞こうと話題を振る。 "タカヤお兄ちゃん"ことDボゥイ、テッカマンブレードという男について、熱の入った解説を受けるクルーゼ。 妹が兄に向ける感情としては少々常軌を逸した物を感じるクルーゼだったが、とにかくその男は強いらしい。 彼女を手中に抑えておけば、大変使い出のある駒と成りうるだろう。 (家族、か……全く、素晴らしい物だよ) 敬慕する兄を語るミユキは気付かない。 本来の持ち主が、いやらしい視線で婦人を舐め回すために使ったサングラスの下の、クルーゼの本心に。 (なあ……ムウ、レイ……) その、皮肉に。 【ジロン・アモス 搭乗機体:ジンバ(OVERMAN キングゲイナー) パイロット状態:良好 機体状態:良好 現在地:D-7 第一行動方針:雪原の市街地に向かい、クルーゼとミユキを待つ 第二行動方針:ティンプと決着をつける 最終行動方針:シャドウミラーをぶっ飛ばす 備考:ジンバは∀ガンダムの武装を一部借り受けています】 【ミスト・レックス 搭乗機体:ヴァルシオン改@スーパーロボット大戦OGシリーズ パイロット状況:良好 機体状況:前面部装甲破損 エネルギー消耗(中) 核弾頭秘蔵 現在位置:D-7 第1行動方針:仲間を集める(レイ、ディアッカ、カナード優先) 第2行動方針:雪原の市街地に向かい、クルーゼとミユキを待つ 第3行動方針:戦いに乗った危険人物、イスペイルは倒す 最終行動方針:シャドウミラーを倒す】 ※ゲイムシステムは、戦闘が終了すると停止します。一定時間戦闘していると再び発動。 ※ヴァルシオン改の内部に核弾頭がセットされました。クルーゼの遠隔操作でいつでも起爆できます。 【ラウ・ル・クルーゼ 搭乗機体:∀ガンダム@∀ガンダム パイロット状況:良好 仮面喪失 ハリーの眼鏡装備 機体状況:良好 核装備(1/2) 現在位置:C-7 第1行動方針:手駒を集める(レイ、ディアッカ、カナード優先) 第2行動方針:ダルタニアスを取りに行って、雪原市街地でミストたちと合流する 第3行動方針:手駒を使い邪魔者を間引き、参加者を減らしていく 最終行動方針:優勝し再び泥沼の戦争を引き起こす(できれば全ての異世界を滅茶苦茶にしたい)】 ※マニュアルには月光蝶システムに関して記載されていません。 ※ヴァルシオン内部の核弾頭起爆スイッチを所持。 【テッカマンレイピア 搭乗機体:なし(∀ガンダムに同乗中) パイロット状態:体力消耗 現在地:C-7 第一行動方針:タカヤお兄ちゃんを助ける 第二行動方針:私も……戦う! 第三行動方針:アックス、ランス、アルベルトに警戒 最終行動方針:みんなで生きて帰れる方法を探す 備考一:テッククリスタル所持 備考二:Dボゥイの異常に気が付きました】 【一日目 9 30】 BACK NEXT 063 強さの理由 投下順 065 家族 059 あてにならないパートナー? 時系列順 068 白い悪魔 BACK 登場キャラ NEXT 037 仮面の下の涙を拭え ジロン・アモス 087 復讐するは我にあり(前編) 042 破滅を望む者、破滅を呼ぶ物 ミスト・レックス 087 復讐するは我にあり(前編) 042 破滅を望む者、破滅を呼ぶ物 ラウ・ル・クルーゼ 068 白い悪魔 037 仮面の下の涙を拭え テッカマンレイピア 068 白い悪魔
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日記/2012年02月14日(TUE)/ニュース記事 2012-02-18 世界の海水温 内部まで上昇 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20120214/k10015999231000.html +記事コピペ収納 世界の海水温 内部まで上昇 2月14日 7時58分 世界の海水の温度は、水深700メートルの内部まで上昇し続けていることが、気象庁のまとめで分かりました。気象庁は、地球温暖化の影響で増加した熱量の半分以上が海水に蓄積され、海面の上昇につながっていると分析しています。 気象庁は、各国の研究機関などが観測した過去60年間の海水温のデータから世界の海水温の長期的な変化を分析しました。その結果、去年までの60年余りで、海面から深さ700メートルまでの平均水温がおよそ0.15度高くなり、10年当たりでは0.02度の割合で上昇を続けていることが分かりました。気象庁は、地球温暖化で増加した熱量の半分以上が海水に蓄積されたとみています。 一方、国連のIPCC=気候変動に関する政府間パネルは、地球温暖化の影響で氷河が解けたり、温度の上昇で海水そのものが膨張したりすることで海面が上昇すると指摘しています。 気象庁の分析では、おととしまでのおよそ20年間に海面が1年当たりおよそ3ミリ上昇したうち、およそ3分の1に当たるおよそ0.9ミリは海水温の上昇によると考えられるということです。気象庁は「今後、毎年の変化を公表し、ほかの研究機関と協力して海の生態系などへの影響も研究したい」と話しています。 柏崎刈羽原発 防潮堤工事公開 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20120214/k10013013431000.html +記事コピペ収納 柏崎刈羽原発 防潮堤工事公開 2月14日 17時41分 福島第一原子力発電所の事故を受けて、東京電力が新潟県の柏崎刈羽原子力発電所で進めている防潮堤の建設工事の様子が、14日、報道関係者に公開されました。 福島第一原発の事故では想定を大幅に超えるおよそ15メートルの高さの津波が襲ったことから、東京電力は津波対策として、去年11月から柏崎刈羽原発で防潮堤の建設工事を行っています。 14日は工事の様子が報道関係者に公開され、作業員が土砂にセメントなどを混ぜて地盤を固くしたり、重機を使って地面に穴を空け、くいを打ち込んだりする作業を行っていました。 防潮堤は海抜15メートルの高さになるように設定されていて、1号機から4号機については、高さ10メートルの鉄筋コンクリート製、5号機から7号機は高さ3メートルの盛り土にする予定です。 また、海抜45メートルの高台では、新たに原子炉などを冷却するためのおよそ2万トンの水をためる池の設置に向け、地面を掘り起こす作業が行われていました。 東京電力は一連の津波対策の工事を来年6月までに終えたいとしています。 神戸 洋館のレストランが全焼 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20120214/k10013008011000.html +記事コピペ収納 神戸 洋館のレストランが全焼 2月14日 14時50分 神戸市の異人館街で14日朝、市の伝統的建造物に指定されている洋館を改装したレストランから火が出て、建物が全焼し、警察は不審火とみて調べています。 14日午前5時半すぎ、神戸市中央区の異人館街にある洋館を改装したレストラン「グランメゾン グラシアニ」から火が出ていると、付近の住民から消防に通報がありました。 消防車19台で消火活動が行われ、火は7時間半後に消し止められましたが、木造2階建ての建物200平方メートルが全焼しました。 けが人はいませんでした。 このレストランは、明治41年に建てられた洋館「旧グラシアニ邸」を改装したもので、神戸市が伝統的建造物に指定しています。 警察によりますと、火が出たとき、建物には誰もいなかったうえ、1週間前には敷地内で焼けた紙が見つかっていて、警察は不審火とみて調べています。 近くの住民は「急に火の回りが早くなり、あっという間に建物が火に包まれました」と話していました。 メタンハイドレート、渥美沖で採掘へ…海底は初 (読売新聞) - Yahoo!ニュース ttp //headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120214-00000353-yom-bus_all +記事コピペ収納 メタンハイドレート、渥美沖で採掘へ…海底は初 読売新聞 2月14日(火)11時50分配信 次世代のエネルギー資源として期待される「メタンハイドレート」の採掘試験に向けた作業が14日朝、愛知県渥美半島沖で始まった。 海底で採掘するのは世界初の試みで、商業化が実現すれば、天然ガスなどの資源を輸入に頼る日本にとって、待望の国産資源となる。 地球深部探査船「ちきゅう」(総トン数約5万6700トン)が、愛知県沖約70キロ・メートルの地点で準備作業に入り、夕方以降、本格的な採掘試験に着手する予定だ。 試験は、独立行政法人「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」が、経済産業省の委託を受けて行う。メタンハイドレートは、メタンガスと水が結晶化した天然ガスの一種。静岡県から和歌山県にかけての海域には、メタンハイドレートを含む地層が広がり、日本で消費される天然ガス13年分の量が埋蔵されているという。 最終更新 2月14日(火)12時42分 プロ野球でも八百長か=検察が捜査、バスケットも―韓国 (時事通信) - Yahoo!ニュース ttp //headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120214-00000055-jij-spo +記事コピペ収納 プロ野球でも八百長か=検察が捜査、バスケットも―韓国 時事通信 2月14日(火)12時5分配信 【ソウル時事】14日付の韓国紙・朝鮮日報などは、バレーボール男子プロリーグの八百長事件を調べている検察当局が、プロ野球やバスケットボールでも八百長が行われていたとのブローカーの供述を確保し、捜査を開始したと報じた。 韓国では昨年、プロサッカーのKリーグで八百長が発覚。選手らが逮捕されており、韓国紙は「4大プロスポーツ全てで八百長疑惑が浮上した」と伝えた。 韓国にはプロスポーツを対象とした賭博の違法サイトがあり、プロ野球では試合の最初に出るフォアボール、バスケットでは3点シュートなどが賭けの対象となっている。ブローカーの供述によると、これらに関して選手が八百長を行った疑いがあるという。 【関連記事】 【特集】パ・リーグ「消えた球団」~「黒い霧事件」~ 〔写真特集〕スポーツ乱闘、反則、退場劇 【特集】プロ野球「もしも、もしも…の物語」 【特集】「全国」夢のベストナイン~古今のプロ選手で都道府県別チーム~ 【特集】「移籍Gメン」巨人に移った男たち 最終更新 2月14日(火)13時10分 日本の家電各社が掃除ロボット「ルンバ」を作れない理由…国内製造業の弱点 (産経新聞) - Yahoo!ニュース ttp //headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120211-00000556-san-bus_all +記事コピペ収納 日本の家電各社が掃除ロボット「ルンバ」を作れない理由…国内製造業の弱点 産経新聞 2月11日(土)22時39分配信 ヒット商品となった掃除ロボット「ルンバ」(提供)(写真:産経新聞) 【ビジネスの裏側】 米アイロボット社の「ルンバ」に代表される円盤型の掃除ロボットが人気を集めている。家電量販店に特設コーナーが登場するほどのヒット商品にもかかわらず、日本の家電各社は発売に二の足を踏む。なぜ、パナソニックやシャープなどは掃除ロボットを発売しないのか。そこにはニッポンの製造業が抱える、ひとつの弱点が見え隠れする。 [フォト] “液晶一本足打法”弱点露呈… シャープ、2900億円の赤字 部屋のゴミをセンサーで感知しながら自動で掃除する掃除ロボット。2002年に米アイロボットの「ルンバ」が発売され、共働き家庭の増加などを背景に数年来、好調な売れ行きを示している。 現在は東芝は外部に製造委託して商品化しているほか、韓国など海外数社が販売している。日本では未発売だが、韓国サムスン電子、LG電子も参入する家電業界における有望市場だ。 掃除ロボット市場は右肩上がりで伸び、昨年11月のルンバの販売台数は前年同期比2倍以上。単価も通常の掃除機が1万円弱からに対し、ルンバの最上位機種は7万円超と高価格で販売されており、メーカー側にとっても収益性の高い魅力的な商品なはずだ。 それなのに、技術力で世界の家電業界をリードしてきた日本メーカーが、どうしてルンバ発売から10年以上が経過しても同様の製品を製造しないのか。 「技術はある」。パナソニックの担当者はこう強い口調で話しながらも、商品化しない理由について「100%の安全性を確保できない」と説明する。 例えば、掃除ロボットが仏壇にぶつかり、ろうそくが倒れ、火事になる▽階段から落下し、下にいる人にあたる▽よちよち歩きの赤ちゃんの歩行を邪魔し転倒させる-などだという。 家庭で使う家電製品の第一条件は「安全性」だ。一方、日本の製造業は「リスクを極端に嫌う」傾向が強いため、開発の技術力がありながら、獲得できる市場をみすみす逃しているケースも指摘されている。 例えば、医療機器は製品の欠陥が人の生命に直結することが多い。事故を起こせば、メーカーに大きな打撃となり、会社の存続を揺るがす事態に発展することもある。 医療機器に使うという理由で、リスクに対する懸念から部材メーカーが材料供給を躊躇(ちゅうちょ)する「部材供給拒否問題」も起きており、経済産業省などが実態調査や対策に乗り出すといった動きもある。 また、日本では「製造者だけでなく、製造・販売を許認可した国にも責任がある」として裁判で、国が被告となるケースが日本では少なくない。医療機器をめぐっては日本は欧米などと比べると規制が厳しく、複雑なのが現状で、日本の医療機器産業発展の妨げの一因ともみられている。 パナソニックの担当者は「日本企業は完璧(かんぺき)を求めがちだが、その過程の一部にも実はビジネスになるものがたくさんある」と指摘した上で「海外企業をみていると、ときとしてアグレッシブにやることも必要だと感じる」と本音を明かす。 ロボット技術は、人間がやらなくても自動的に人間の代わりをしてくれものであるため、人の目がない場所で使われるケースを想定すると、より高い安全性が求められる。事故が起これば、製造者にすべての責任が問われかれない。 介護医療現場を中心に今後は多岐にわたる分野に広がっていくとみられるロボット技術。この先端技術が世の中に還元され、消費者の利益につながる機会が失われることがないよう願いたい。(阿部佐知子) 【関連記事】 ソニーも最終赤字900億円… 「日の丸電機」総崩れ 貿易収支赤字…「思うように日本で生産できない」パナ社長嘆き節 サムスン、“お得意さま”と報復合戦 消費者迷惑顧みず泥沼化 ジョブズ 日本の家電メーカーを「海岸埋め尽くす死んだ魚」 北欧の「100円ショップ」上陸へ 第2のイケアとなるのか 最終更新 2月14日(火)10時26分 チベット族の焼身自殺止まらず=習副主席訪米前にも―中国 (時事通信) - Yahoo!ニュース ttp //headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120214-00000089-jij-int +記事コピペ収納 チベット族の焼身自殺止まらず=習副主席訪米前にも―中国 時事通信 2月14日(火)16時32分配信 【北京時事】中国共産党・政府の高圧的なチベット政策に抗議し、焼身自殺を図るチベット族住民が相次いでいる。習近平国家副主席が13日、米国に到着する直前にも、四川省アバ・チベット族チャン族自治州アバ県で19歳のチベット族僧侶が抗議のスローガンを叫びながら体に火を付けた。 米政府系放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)などによると、当局者が運び去ったため僧侶の生死は不明。また13日の国営新華社通信(英文)は、同県で11日に焼身自殺を図った19歳の尼僧が死亡したと伝えた。 四川省などのチベット居住区では昨年3月以降、焼身自殺を図るチベット族の僧侶らが続出。これまでに23人以上に達し、14人が死亡している。 【関連記事】 〔写真特集〕チベット緊迫 〔写真特集〕中国の軍用車両~最新鋭99G式主力戦車~ チベット族、また自殺図る=中国政府に抗議-四川省 「チベット」厳戒態勢に=来月の動乱記念控え緊張-中国 チベット族3人、焼身自殺図る=1人が死亡-中国四川省 最終更新 2月14日(火)18時54分 天理・ノムギ古墳 国内最古級の前方後方墳の石室“幻”に 海軍基地造営で消滅?+(1/2ページ) - MSN産経ニュース ttp //sankei.jp.msn.com/region/news/120214/nar12021421040008-n1.htm +記事コピペ収納 天理・ノムギ古墳 国内最古級の前方後方墳の石室“幻”に 海軍基地造営で消滅? 2012.2.14 20 57 (1/2ページ) 墳丘後方部の葺き石や盛り土が確認されたノムギ古墳の発掘現場=14日、奈良県天理市(山本考志撮影) 初期ヤマト王権発祥の地とされる奈良県天理市の国内最古級の前方後方墳・ノムギ古墳(3世紀後半、全長63メートル)で、市教委が墳丘中心部の後方部を発掘したところ、当初期待された石室などの埋葬施設が見つからなかったことが14日、分かった。古墳一帯には太平洋戦争末期に海軍航空隊基地があり、造営時に破壊された可能性も浮上。市教委は「何か残っていると思ったが…」と困惑している。 国史跡指定に向けた調査で、被葬者の石室があるとみられた後方部の中心からそれぞれ東西、南北方向に掘り下げた。 墳丘に積み上げた厚さ2メートルの盛り土や、表面を覆っていた葺(ふ)き石が見つかったが、石室を構成する石材や副葬品は確認できなかった。 当時の石室は、一般的に墳丘中心部を深さ2~3メートル掘りこんで設けるため、上部が後世の開発などで破壊されても、ある程度残るケースが多い。 国内最古級の大型方古墳の石室が調査される例は全国的にも珍しく、考古学研究者らが現地を訪れるなど関心を集めていた。 なぜ石室は見つからなかったのか。 天理・ノムギ古墳 国内最古級の前方後方墳の石室“幻”に 海軍基地造営で消滅? 2012.2.14 20 57 (2/2ページ) 墳丘後方部の葺き石や盛り土が確認されたノムギ古墳の発掘現場=14日、奈良県天理市(山本考志撮影) 古墳一帯には大戦末期、「大和海軍航空隊大和基地」が築かれ、古墳近くには兵舎も置かれたとされる。 今回の発掘でも、当時のものとみられるガラス瓶などが見つかり、樹木が根元から抜き取られたような跡もあった。このため、基地造営などで石室が破壊された可能性があるという。 調査結果について、市教委は「国史跡指定に向けて石室などの埋葬施設がないか発掘を進めてきた。期待していただけに、まさか何もないとは…」と言葉少な。 奈良県立橿原考古学研究所の泉森皎(こう)・特別指導研究員は「石室が見つかれば、被葬者像を明らかにできたかも」と肩を落とすが、「国内最古級の前方後方墳としての重要性は変わらず、保存は進めるべきだ」と話している。 現地説明会は18日午後1時半。JR桜井線長柄駅から東約1キロ。問い合わせは、市教委文化財課((電)0743・65・5720)。 コンビニからうまい棒がなくなる!? ネットに“うまい棒買い占め大作戦”の報告が続々 | ニコニコニュース ttp //news.nicovideo.jp/watch/nw196484 +記事コピペ収納 コンビニからうまい棒がなくなる!? ネットに“うまい棒買い占め大作戦”の報告が続々 ねとらぼ:記事一覧 2012年2月14日(火)19時54分配信 ねとらぼも150本買い占めてみた! ※編集部の夕飯としておいしくいただきます 2月14日はバレンタインデーというのが世間一般の認識だが、それに異をとなえるネットユーザーたちが「全国のコンビニでうまい棒買い占め大作戦!」を実施している。ネットにはうまい棒の山や買い占められて空になった棚の写真が続々と投稿されている。 【拡大写真や他の紹介写真】 作戦を発案したのは2ちゃんねるのユーザー。リア充のイベントであるバレンタインデーに非リア充が対抗して、うまい棒をたくさん買って世間の目をチョコではなくうまい棒に向けさせようと盛り上がった。領収書の宛名は「フォーエバースタイル」で、味はチョコ以外、コンビニはローソン優先でというルールが作られ、「全国のコンビニでうまい棒買い占め大作戦!」が決定した。 計画では2月14日の午後5時から買い占めを始めることになっていたが、予定が合わないユーザーたちが早々に買い占めの様子をTwitterに投稿。写真とともに「チョコ味以外は買い占めた」「ローソン寄ったら見事にうまい棒完売しててワロタwwww」「うまい棒タワーつくったぜヒャッハー!」などとツイートしている。 ちなみに2月14日はふんどしの日でもあり、ネクタイの日、煮干しの日(2=に、1=棒=ぼ、4=し、の語呂合わせ)でもある。以前からうまい棒の日を制定しようと呼びかける一部ネットユーザーの動きもあったが、2月14日に落ち着くことになるのだろうか? ※「全国のコンビニでうまい棒買い占め大作戦!」まとめ(Togetter) ※http //togetter.com/li/257423 なぜ日本に「移民受け入れ」が避けられないのか | ニコニコニュース ttp //news.nicovideo.jp/watch/nw195538?marquee +記事コピペ収納 なぜ日本に「移民受け入れ」が避けられないのか J-CAST会社ウォッチ:記事一覧 2012年2月13日(月)15時30分配信 高齢化問題は、現代日本の抱える最も深刻な問題のひとつだ。 それは、いわゆる団塊の世代がリタイアする時期を迎えているからである。団塊の世代とは、第二次大戦直後に生まれた人たちのこと。現在61歳から64歳の彼らの人口は、年に200万人以上もいる。 一方、10代後半から21、2才までの人口は、年に120万人から130万人程度しかいない。差し引き100万人ほどの労働力が毎年減っている計算だ。このまま時がすぎると、年金や健康保険で財政が崩壊するだけでなく、国の活力が失われていくことは間違いない。 20代の若くて元気な労働力を増やす必要がある この問題を打開するために 「若い女性にたくさん子どもを生んでもらおう」 というのが、国を挙げてのコンセンサスとなっている。しかし残念ながら、これは目の前の問題を解決するには役立たない。 それは、赤ん坊が生まれてから労働力になるまでに20年前後かかるからだ。 新しい命が誕生するのは素晴らしいことだが、20年、30年も経ってから労働力が増えたとしても、その頃には団塊の世代は80代から90代になっている。当座の高齢化問題は終盤にさしかかっている、ということだ(団塊の世代のすぐ下の50代の人口は比較的少ないので、問題はずっと小さくなる)。 国家百年の計のために、子孫を増やすことは必要かもしれない。しかしそれだけでは短期的・中期的な問題を解決することはできないということだ。 崖っぷちにいる日本経済。今後の2、30年を無為に過ごしたら、それこそ日本は「一巻の終わり」となるだろう。我々はどうすればよいか。 そこで理想的なシナリオは、20代の若くて元気な労働力が増えることだ。そうすれば人口構成のひずみも解消されるし、国の活力も戻るだろう。 そしてそれを可能にするのが、移民の受け入れである。 例えば、介護の問題。すでに大きな問題だが、これが一番深刻になるのは団塊の世代が介護世代になった時だ。その時のための備えをしておく必要がある。能力とやる気のある外国人の方には是非来ていただければありがたい。 それとも貧しくなることを受け入れるのか 才能のある移民を受け入れることによる効用は、さらに大きい。 アメリカではインド系は全人口の1%未満だが、医師、大学教授などの割合は非常に高い。シリコンバレーのエンジニアの約半数はインド人である。アップルやグーグルの成功の影にインド人あり。彼らがアメリカの科学技術や産業の発展にもたらした貢献は非常に大きい。 アメリカの一流大学にはインド系以外にも中国系、韓国系などの優秀な頭脳が集まって、世界一のレベルが堅持されている。もともとの主流派だった白人男性が肩身の狭い思いをするくらいの状況だ(つまりアメリカの白人の若者も競争社会で苦労している、ということだ)。 日本では東大が9月入学への移行を検討しているらしいが、日本の大学が国際的になることで、外国人の優秀な頭脳を日本に呼び寄せることにつながればよいと思う。 日本人は今まで言葉その他の壁で守られてきた。その壁を取り払うことで、日本の若者の真価を世界に見せる時がくるだろう。その時になって、 「今までぬくぬくと恵まれた環境にいたことがよくわかりました」 などと、吠えづらかかないように(笑)。 話が横道にそれてしまった。結局、日本としては、移民を受け入れるか、それともそれを拒否して高齢化で貧しくなっていくか、のどちらかしかないと思う。 「移民受け入れは拒否するが、その代わり税金も保険料もたくさん払います」というのも一つの選択肢かもしれない。しかし、そうこうしているうちに、日本経済が衰退の一途をたどっていくことは確かだろう。 「就職氷河期なのに」という指摘は当たらない 移民受け入れの話には、さまざまな反論が予想される。他の方法もあるのではないか、治安が悪くなるおそれがあるなど。 「現在の20代は就職難で働き口に困っているのに、なぜ移民を受け入れて仕事をさせる必要があるのか」 という反論もあるかもしれない。 しかし、「就職氷河期」と言われる現在であっても、現在の若者は必ずしも就職事情が悪くなったといえず、それに目を奪われて「人材不足」への手当てが行われないことの方が、国としてずっとリスクが高い、というのが私の考えだ。 2011年の大卒求人は約58万人で、2012年は約56万人。22歳の人口は130万人程度なので、半数近くの若者が大卒相当の仕事を得られる状況となっている。 一方、1995年から2005年のころを振り返ると、求人数は2011年・2012年と大差ないレベルだった(一番求人が少なかった1996年は39万人だった)。しかし22歳の人口は200万人から150万人と多かったので、2割から3割程度の若者しか大卒の仕事にありつけなかった。これが実態である。 つまり若者からすれば現在の方が競争率が低いため就職事情が良く、企業からすれば人手不足あるいは必要な能力のある人がなかなか採用できない、ということになる。不満を漏らすとすれば、何か別の原因があるのだろう。 今の高校生の世代は、一学年あたりの人口がさらに減って120万人前後となっている(人口統計のデータは総務省統計局のものを、求人に関するデータはリクルートの数字を使用)。このままいくと人手不足がさらに深刻になっていくことは目に見えている。実際、色んな職種で人手不足の声が聞こえてくる。それをタイムリーに改善するには移民の受け入れしかない、ということだ。 小田切 尚登 名前 コメント ◇◆前へ/次へ/目次へ
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完璧な人間というものはこの世にいないものだ。これまでの人生でとっくに分かってはいた事だが、今日は改めてそれを思い知らされた。別に自分が完璧な人間であるなどと自負していたつもりはない。 武力ならばそれなりに誇れるものを持っているとは思うが、EUの領地を狡猾に奪い続けている兄シュナイゼルの様な知力は無いし、数多いる弟妹たちが唯一敵意を向けない長兄オデュッセウスほどの人徳(?)も持ち合わせていない。 過去には誰よりも敬愛していた義母マリアンヌ皇后をみすみす死なせ、異母弟妹であるルルーシュやナナリーをむざむざ死地に送るのを見過ごした事もある。 過去の失態と現在の自分の能力を把握しているからこそ、自分が完璧な人間だなどと驕ったつもりはなかった。完璧な人間などいないと分かっているからこそ少しでも完璧に近づこうと努力してきたのだ。 だから少なくとも―― 「体調管理のできる人間程度にはなったつもりだったのだが……」 くしゅん、となんとも可愛らしいくしゃみをして、エリア11総督にして神聖ブリタニア帝国第二皇女コーネリア・リ・ブリタニアは、何枚も寝間着を着こんだ姿でベッドにうずもれたままぼんやりと天井を見上げて独白した。 弟クロヴィス殺害とナリタ連山での戦果を機に台頭した黒の騎士団、フクオカエリアに進出した日本の名を騙る中華連邦との戦い、さらには愛妹ユーフェミアが知らぬところで画策し実現させた行政特区日本。 言ってしまえば武力のみを持って鎮圧すればよかったこれまでのエリアに比べ、潜在する反抗勢力がこれまでのエリアで最大規模を持ち、なおかつ身内からも予想だにしなかった波乱を起こされて、流石のコーネリアも参ってしまったようで。 茹だる様に熱く湿り気を帯びたこの国特有の夏のある日、こちらを渇殺しているのではと思うほど日差しが強い朝、コーネリアは体がけだるく節々が妙に痛く、思考の回転が恐ろしく鈍化して喋るのも億劫な自分に気づいた。 ようするに人類永遠の病敵“風邪”に罹ってしまったのである。 たかが風邪と侮るなかれ、人類誕生より果たしてこの病によってどれだけの人命が奪われてきた事か。 人類の医学の歴史においていくつもの病に対する特効薬や効果的な治療法が発見されてきたが、万病のもとたる風邪ばかりはいまだブリタニアの先端医療技術を持ってしても特効薬は存在しないのだから。 「こほ、こほ。しかし、何もしなくてもいいというのも、けほ、存外辛いものだな」 正確には風邪を引いた程度なにほどのものか、といつも通り総督としての業務を行おうとしたコーネリアを、ギルフォードやダールトンが諌めて何もさせないようにしているのだが。 困った顔で休む様に告げる専任騎士といつも通り豪快に笑いながらお休みくだされと、起き上がった自分をベッドに押し込んだ元教育係の顔を思い出し、コーネリアはずきずきと疼く痛みを忘れて、かすかに微笑む。 二人には常日頃厳しくあり続ける自分を支えてもらっている自覚はあり、心許す関係である彼らが自分を案じてくれる事が嬉しくて、自然と気持ちが優しいものになる。 ほとんど最低限の化粧しか施さないコーネリアの石花石膏の様に滑らかで美しい肌は、自身の熱によってうっすらと赤く染まり、薄く苦しげに開かれた唇から洩れる吐息とあいまって、背徳的な艶美さを醸し出している。 しかしながら童女のようにあどけなく微笑むコーネリアの姿を見れば、どんな人間であっても劣情よりも心温まるものを覚えるだろう。 敵する者に圧倒的な恐怖を与え、ブリタニアの旗の下に集う者達にも、統治者たる姿を体現するその姿から絶対的な畏怖と畏敬を集めるコーネリアの、世に知られざる柔らかな一面である。 ただそれは今のコーネリアの姿を観察する第三者がいればの話であって、風邪の熱と気だるさに悩まされる当人にとっては、一刻も早く治れと弱った自分の体に叱咤を打つのみである。 ベッドの中でぐったりと脱力した四肢にはまるで力が入らず、コーネリアの思考と肉体の距離は途方もなく離れているようで、こんな状態ではせいぜい玉城の乗った無頼を一蹴するのが限度だろう。 まあ風邪の熱に浮かされた状態でそのような芸当ができる辺り、流石はブリタニアの魔女の異名をとる烈女といったところか。 コーネリアの世話をする侍女たちはすでに自室から下がっていて、すぐ近くにある控え室でコーネリアからお呼びがかかるのを静かに待っている。 世界の三分の一を支配するブリタニアに相応しい豪奢さは、コーネリアの気質にはそぐわず、コーネリアの自室は質実剛健という言葉をよくもここまで、という位体現した調度品で揃えられている。 例えば、月夜にのみ蕾を開く繊細で可憐な花よりも、大嵐に晒されても折れず崩れず聳える大木を由とし、長い時の中でも変わらずその存在を誇示する頑健で強固な存在をより良きとする傾向がある。 だからといってコーネリアが一般的な美的感覚を理解しないというわけではない。あくまで好みの傾向レベルの問題だ。 このブリタニア政庁の屋上に再現されたアリエスの離宮を模した庭園などは、可憐で艶やかな花々と白い石畳や石柱で形作られた美しさだが、コーネリアは特にこの庭園を気に入っていて、良く足を運んでいる。 余人の気配や息遣いが無く彩りも抑えられた部屋の中で一人する事もなく、ぼんやりと思考をあやふやにして天井を見ているきりだと、恐ろしく時間が長く感じられる。 戦場での一秒と風邪をひいて体を休めている時の一秒はまるで違うもののようだ。退屈だな、とコーネリアは心底困り果てる。 早くユフィが見舞いに来てくれないかな、そうすればこの陰鬱な気持ちはあっという間に晴れ上がるのに。 皇位継承権を返上して、騎士であるスザクと共に、行政特区日本の成功に多くの時間を割くようになった妹と会う機会と時間は最近めっきりと減っている。 小鳥が囀る様に可愛らしく喋るユーフェミアと過ごす一時は、コーネリアにとって何ものにも代えがたい癒しと安らぎの時間であり、このままでは退屈に殺されそうなコーネリアとしては早く妹の顔が見たかった。 コーネリアが、はふぅ、とうららかな日差しに気を緩めて眠りに落ちる寸前の女豹めいた吐息を零すと、室外の侍女の声が聞こえてきた。 「コーネリア総督、ライ卿がお見えになられましたが、お通ししてもよろしいでしょうか?」 風邪のお見舞いとはいえ人と話す事は病人には堪える。ギルフォードやダールトンといったエリア11管理に重要な人物や、ユーフェミアの様な親族以外は面会を侍女の方で断っている。 そのような事情を考えると親衛隊の一人とはいえ、一介の騎士でしかないライが直接コーネリアと対面して病身を見舞う許可は、コーネリアに問う前に拒否されてしかるべき所だ。 しかしコーネリアとこの特派所属であった少年との関係は、政庁内部のブリタニア関係者の間では専らの噂であり(桃色髪のお姫様が出所らしい)、この侍女もそれをほぼ事実と知るからこそコーネリアに許可を取っている。 侍女がコーネリアの答えを待つ一方で、問われたコーネリアはといえば、ライの名前が出た途端に、ぱあ、とそこに小さな太陽でも生まれたように明るい笑みを浮かべてから、自分の表情に気づいて慌ててそれを引っ込める。 いけないいけない、最近どうにも自分はライの名前を聞くだけで女の部分が前に出過ぎる。これでは到底エリア11を統治してブリタニアへの反抗の芽を摘むことなどできはしない。 コーネリアは己の気持ちを整理してからベッドから上半身を起して、十秒ほどかけてブリタニアの魔女の顔を造り上げる事に成功する。 二、三度ほど高くなった体温によって薄く紅色の羽衣を羽織っているように色を変えた肌の色は戻らぬが、潤んでいた瞳は研ぎ澄まされた氷の刃の鋭さと冷たさを取り戻し、室内の空気が凝と凍てつく。 室内に一歩踏み込めば、背筋に鉄の串を刺し込まれたように体が強制的に居住まいを正す硬い空気によって満たされる。 目の前にすれば思わず膝を屈する事を意識する――それほどの威圧感と統治者としての気迫、矜持を誇る凛々しきコーネリアがそこに蘇っていた。 普段なら特に意識せずともコーネリアがただその空間に居るだけでこうなるのだが、流石に風邪をひいて不調とあってはそうも行かぬようだ。 数回咳払いをして喉の調子を確かめてから、コーネリアはライに入室の許可を与える。ほとんど間をおかず、失礼いたします、の一言と共に扉が開かれて、見慣れた愛しい男の姿が視界の中に飛び込む。 親衛隊として行動している時と同じ、戦場に身を置く厳しさに引き締められた美しくもどこか幼さを残す少年の顔を見て、コーネリアは自分の唇と目元から不意に力が抜けるのに気づき、慌ててこれに喝を入れ直す。 恋仲に――言葉にするのが恥ずかしいのは相変わらずだ――なったとはいえ、部下と上司、騎士と主人として守るべき一線と一分は確実に存在する。それを自分から崩す様な言動をとるわけにはいかないのだ。 ま、まあ言葉遣い位はある程度許してやらない事もない事もない事もなくはないぞ、と考えている辺り、コーネリアの覚悟はすでに半分ほど崩壊しているが、本人はまるで気付いていない。 心の仲はともかく表面上はいつものコーネリアを取り戻した顔で、 「御苦労、私が休んだことで何か差し障りはないか?」 と、コーネリアがあくまで生真面目に言うとライは少しばかり目元から力を抜いて表情を柔らかなモノにする。どんなに人見知りをする子供でも、安心して近づくに違いないだろう人好きのする表情だ。 この表情と面倒見のよさ、大概の厄介事を解決して見せる能力の高さが交友関係を広くし、深い親密性を構築する原動力となっている。 「殿下の騎士達はみな優秀でありますから、ご安心ください」 「ふ、自分も含めて、と言いたいのか?」 「そのようなつもりは。ですが殿下の親衛隊の人間として恥ずかしくないよう努力しているつもりです」 「ならばよい。いまの自分に満足し安寧の泥に囚われず向上し続ける事を心がけよ」 「イエス・ユアハイネス」 「良い返事だ。……こほっ」 「殿下、あまり無理は成されず、さ、横になってください」 「う、うむ」 心の底から心配そうに形の良い眉根を寄せて、ライはコーネリアの肩を支える様にして、烈皇女の熱い美躯をベッドに横たえる手伝いをする。 ライに下心の類の他意が無い事は分かっているけれども、コーネリアの心臓がドキリと初恋に戸惑う少女のように跳ねた事は否めない。 先日、腕を抑えられ腰に手を回された事はあったが、いま体を案じてとはいえ大胆に体に触られる事には、どうしてもまだ恥ずかしさとそれ以上の喜びが残っていて、コーネリアはそっと視線を逸らす。 このように時折現れるコーネリアの幼い少女の感性がさせる仕草に、ライが気付かないのはコーネリアにとって果たして幸運であったか不幸であったか。 ライの左腕はコーネリアの右腕側から左腕側まで回されてその体を支え、右手は捲れたシーツを掴んで、横たわるコーネリアの首元に優しく掛ける。 もし、誰かがこの場に居たとしても休息を必要とする主を気遣う騎士というよりは、誰が見ても、病に伏した恋人を案ずる一人の男性としか見えない事だろう。 風邪で気が弱っているという事もあるが、それ以上に相手がライであるという点によって、コーネリアは大人しくライにされるがままベッドに横になる。 枕に降りかけられた気分を落ち着かせるハーブの香りと、あるいはユーフェミア以上に傍に居て欲しいと願っていた男が傍らにいるという事実に、コーネリアの心は自分でも驚くほど穏やかなモノに包まれていた。 極自然に心のままに穏やかな表情を浮かべるコーネリアの様子に、ライは思っていた以上に体調が悪いわけではないようだ、と安堵する。 自分が傍にいるから、という考えに辿り着かないあたりが、この少年が朴念仁呼ばわりされる由縁だろう。 コーネリアに断ってから椅子に腰かけて、ライは微笑みかけた相手を安心させる優しい笑みを浮かべる。 ライが誰にでも向ける暖かいが少しだけ罪深い笑みに、コーネリアにだけ向けられる親愛の情がほんの少しブレンドされている。その事に気づけるのはほんの極一部の人間だけだろう。 誰が持ってきたものかベッド脇の机の上に盛られたフルーツの山と果物ナイフ、皿を見つけてライがひとつ林檎を取る。 「おひとついかがですか? 最近ウサギカットというのを覚えたんです。可愛いし美味しいですよ」 「いや、風邪の所為か味がいまひとつ分からんのだ。何か……けほ、食べたいものがあったら、持っていっていいぞ」 「苦いとか、甘いとか、辛いとか分からないのですか?」 「そうだ。……お前は、風邪に罹った事はないのか?」 「幸い丈夫に生まれついていまして」 少なくともミレイ会長とルルーシュに拾われてからは、風邪を引いた事はない。 「良いことだ。丈夫に産んでくれた親に感謝する事だ」 「……はい。ところで殿下、本当に何も食べなくて大丈夫ですか? なにかお腹の中に入れないと栄養が取れませんよ。栄養を取らないと治るものも治りません」 「言われるまでもない。くしゅ! ……すまん、分かってはいるが味が感じられないというのはいま一つ、な。食べる気になれない」 やや意識が朦朧としているのか、コーネリアがいくらライが相手とはいえ愚痴めいた事まで零すではないか。ユーフェミアやノネットがこの場にいたら、目を大きく開いて口をOの形にしたかもしれない。 う~ん、と果物ナイフ片手に腕を組んで悩む素振りを見せたライは、いい事思いついた、とばかりに顔を輝かせる。古い表現なら頭の上に豆電球のひとつでも灯った事だろう。 試すのは初めてだが、たぶん、コーネリアも喜んでくれるだろう、と判断する。狙いを定めるまでは紆余曲折を経るも経て迷走するが、一度狙いを定めたらそのまま突っ走るタイプらしい。 「殿下、風邪をひいていてもひとつだけはっきりと分かる味がありますよ!」 「なんだ、なにかの謎々か? ……くしっ」 「いえ、ただ学園の友人に教えてもらいました。きっと気に入ってくださるかと」 「まあ、お前が言うのなら試しても構わんが。料理か?」 「いえ、すぐに用意できますから、すこし目を瞑っていただけますか?」 「うん? 分かった」 普段のコーネリアであったならこうまでライの言うがままに従いはしないのだが、風邪のせいもあってコーネリアは、素直に眼を閉じる。ライは、よし、と覚悟を決めて優しくコーネリアの体に覆い被さる。 ライの体が落とす影がコーネリアの体に重なって、少しの間だけ時間が流れる事を忘れた様な静謐が、二人を包み込んだ。 少し力を入れて閉ざされたコーネリアの唇は、いつもの紫色の口紅が刷かれておらず、生まれついての赤色をしていた。艶やかに花を咲かせた薔薇の花弁を、ライは連想した。 その薔薇の唇にライは迷わず自分の唇を重ねた。ただ重ね合わせるだけの幼く拙く、けれどどこまでも優しく暖かく、愛おしさを込めたキスであった。 五秒にも満たない唇と唇を重ねる初めての口づけに、ライは我を忘れそうになるが、かろうじて理性が鳴らす警鐘の音に本能が負けて、名残惜しさを万と胸に秘めて唇を離す。 不意に唇に訪れた感触に、閉ざされていたコーネリアの瞼がぱっと開かれて、目の前で悪戯を成功させた顔で笑っているライの瞳と視線を交差させる。 「いかがです、殿下。キスは甘いものと友人に聞いたのですが」 「…………」 「あの、殿下?」 「……の…………こ、この、ぜぜ、ぜ脆弱者が!!」 それまで風邪で弱っていた姿はどこへやら、コーネリアはライに頭突きを噛ます勢いで上半身を跳ね上げて、腫れた喉の痛みを忘れて思い切り叫んだ。 「お姉様が風邪を召されるなんて一体いつ以来の事かしら」 水晶の鈴を鳴らしたように美しく澄んだ声の少女が、ブリタニア政庁の廊下をコーネリアの私室を目指して歩いていた。手にはお見舞いの品か、心を落ち着かせる効用のあるハーブティーや、手製の焼き菓子の入った籠がある。 腰まで届く桃色に染めた絹のように美しい光沢の髪、すべての人間に惜しみなく与えられる慈愛の輝きを秘めた大粒の瞳、間違って地上に生まれた天使のように愛らしい顔立ち。 エリア11副総督にしてコーネリアの愛妹ユーフェミア・リ・ブリタニア皇女その人だ。その隣にはユーフェミアの専任騎士である名誉ブリタニア人の枢木スザク少佐の姿もある。 異例の大出世を遂げこのエリア11でも有名な人物の一人となったこの少年は、麗美な騎士服に身を包み、ユーフェミアと言葉を交わしながら周囲に気を配っている。 この政庁の中で万に一つもユ-フェミアの身に危機が及ぶ事はないだろうけれども、慎重すぎるほどに慎重を期する事が必要とされるのを、スザクは理解していた。 病に弱った姉を見舞うという、普段の守られる立場とは真逆の状況を、楽しみにしている様子のユーフェミアと、にこやかに会話を交わしながら全方位への警戒を怠らずにいたスザクが、見知った顔に気付いて視線を向ける。 ユーフェミアもつられてコーネリアの私室のある方向から姿を見せたライに気付く。ライもスザクたちに気付いた様で、なぜか鼻を押さえながら片手を挙げて挨拶してくる。 身分と立場を越えて親しい関係にある三人は、余人の影が無い状況だと自然と友達の態度に変わる。 「ごきげんよう、ライ」 「やあ、君もコーネリア殿下のお見舞いかい?」 「こんにちは、ユフィ、すざく。ついさっき行ってきた所だ。だけど殿下を怒らせてしまったみたいで、出て行けと言われてしまったよ」 「へえ、君が殿下を怒らせるなんて珍し――くはないか。殿下は君に特に厳しいからね」 「うん。この間も殿下の容姿や凛々しい所をぼくなりに素晴らしいと言ったつもりだったんだけど、なぜだが顔を真っ赤にしてお怒りになられてね。本当、ぼくはまだまだ未熟だよ」 「はは、それだけ君に期待しているって事だよ。ぼくもユフィの専任騎士として恥ずかしくないように気をつけないといけない立場だからね、君のその気持ちは良く分かるよ」 「ああ、こんなぼくを親衛隊に選んで下さった殿下のご期待にこたえないと男じゃないからな」 とどこまでも生真面目に話す二人の朴念仁達を見て、ユーフェミアはまあ、と呆れの溜息を零す。本当にこの人達は、とその溜息が何よりも雄弁に語っている。 ナイトメアフレームに乗り戦場に降り立てば、ブリタニア最強の十二騎士ナイトオブラウンズにも匹敵すると言われるほどの活躍を見せるこの二人も、ジャンルが恋となるとまるで役に立たない。 錆びた刀、底の抜けた鍋、サイズの合っていない蓋、破れた服――いろいろと例える言葉が出てきたが、とりあえずユーフェミアはそれらを自分の心の中の棚にしまい込んだ。そうするだけの聡明さは持ち合わせていたようだ。 「その様子だとこれから先が思いやられますね、ライお義兄さま?」 悪戯っぽく笑いかけながら、お義兄さま、の部分を強調するユーフェミアに、ライは頬をうっすら赤く染めて、恥ずかしそうに顔を背ける。 「まだ気が早いよ、ユフィ」 「うふふ、まだ、ということはライの中ではきちんと予定があるのですね? よかった、私、ライがお兄さんになるのがとても楽しみにしているのですよ」 「ユフィには叶わないな。ああ、そうだ、スザク、ちょっと」 「なんだい」 鼻を押さえたまま、ライはスザクを呼び寄せてそっとその耳元で囁く。 「君を義弟と呼べる日はいつごろになりそうだい?」 「! ライ、それこそ気が早いよ」 「照れなくたっていいじゃないか、ぼくと君と、どちらが先か結構気にしているんだけどね」 「ははは」 わざとらしい笑い声を零して誤魔化すスザクを開放して、ライは二人に手を振りつつ自分の部屋へと戻って行く。 その後、コーネリアの部屋を訪れたユーフェミアとスザクは、妙なものを目にする事になった。いや、特に妙というわけではないのだが、ここがコーネリアの部屋であるという事を考えると妙なのである。 「お姉さま? 何をしていらっしゃるのですか? かくれんぼですか」 「……ユフィか?」 「はい。お見舞いにきました。スザクも一緒ですよ。お姉さまの好きなハーブティーと、寂しくないようにクマさんのぬいぐるみを持って来たんですよ」 と会話しつつも、ユーフェミアはこんなお姉さまは初めて、と隣に立つスザクとアイコンタクトを交わす。ここら辺の信頼具合と通じ具合はライとコーネリアを上回る二人である。 さて、愛する妹とその騎士が視線で会話をしているとは知らぬコーネリアは、どうしていたかというと、二人が入室する前からずっと頭からシーツにくるまっていた。 誰にも顔を見られたくないのか、シーツを掴む指は現在出しうる最大の力が込められている。 これが妙なものの正体であった。 「お姉さま、本当にどうしたのです? ほっぺや喉が腫れてしまったのですか? 笑いませんからお顔を見せてください」 「いいいいいや、だだ、ダメだ。ユフィでも今は顔を合わせられない。こほこほ、み、見舞いに来てくれた事には礼を言うが、きょ、今日は、もう引き取ってくれ――くしゅ!」 ふとユーフェミアは、敬愛する姉のシーツを掴む指やかろうじて見えた耳が真っ赤になっている事に気付いた。お姉さまがタコさんになってしまった――ではなくて、この反応は。 「ライとなにかありました?」 「!」 びくびく、と大きくシーツ越しにベッドを震わせるほどコーネリアが反応を見せた。こんなに分かりやすい反応は珍しい。質問をしたユーフェミアの方が逆に驚くコーネリアの様子だ。 いつも勇壮で凛々しく頼もしい姉の、自分よりも幼い少女と見える反応に、ユーフェミアは申し訳ないと思いつつも浮かび上がる笑みを堪える事が出来なかった。 「ふふ、本当に、ライはすごい人ですね。最近は、私の知らなかったお姉さまをたくさん見かけます」 「あいつの事はもう言うな」 お姉さまはきっと、むす、と栗鼠みたいにほっぺを膨らましていらっしゃるのかしら、と考えて、ユーフェミアはころころと可愛らしく笑う。 その笑みを聞きながらコーネリアはますます面白くなくて、機嫌のグラフを不機嫌方向に下方修正させる。それでも唇に触れた感触を思い出して―― 「確かに、甘かった、かな」 と思わず本音が零れた。 まだ痛いな、とコーネリアの右のイイのが決まった鼻を押さえながら、ライはすこし調子に乗り過ぎたみたいだ、と反省していた。思い返せばコーネリア殿下を相手になんて大胆な事をしたのかと、自分でも呆れてしまうほどだ。 本当に、自分でもどうしてあんなことをしてしまったのか。答えは分かっている。自分が、コーネリア殿下に恐れ多くも立場を弁えずに愚かにも恋をし、そして実らせた所為だ。 恋の花を咲かせてからライはこれまでの自分からは、とうてい信じられない事を、コーネリアを相手にしている。過去の自分が見たらどうかしてしまったのではないかと疑うかもしれない。 ああ、けれど、仕方ないじゃないか。胸が熱いんだ。胸の奥の奥の奥にある感情が、とてもじゃないけれど抑えきれないんだ。 いわれるがままに素直に目を瞑り、何をされるかも分からずに待っていたコーネリア殿下の顔。風邪の熱にうなされて火照った肌から香るなんとも魅惑的であまりに無防備なその姿。 この女性に自分は恋をしている。この女性が自分に恋してくれている。 その事実を改めて認識し、ライのカラダと心はこれ以上無い幸福感に包まれて、思わず抱きしめたい衝動を堪えるのに必死になった。もっとも唇を重ねることは躊躇しなかったけれど。 これが恋か。これが恋なんだ。 ミレイさんがあれだけこだわるのもいまなら分かる。 「恋ってすごいな」 おしまい。 342 44 *
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IDdata Name ドナルド・ワクダネル Alias 【ローグクラウン(極悪非道全部道化)】 Class インダストリアリスト&サイキッカー Rank リード+&リード+ Money 652,462,853,636W¢ Point 127000000pt Ranking 86/6473226 OOPARTS Link ワクダネルズ所属 Age 22 学年 四十三年度入学 予科程四年終了 本科九年目 職業 パントマイマー&ワクダネルズ社長&ワクダネルズマスコット(自称) 人種 英人 所在地 メインヤード ワクダネルズ本社ビル13F 連帯保証人 バーンハート・ジェンキンス PROFILE 全国展開のファーストフードチェーン、ワクダネルズ(通称ワック)の創始者にしてパントマイマー。常に顔に特殊で分厚い道化師メイクを施している。顔面は基本的に白塗り、唇の周りは広く血に塗れたような赤で塗り潰され、鼻も真っ赤。明らかにサイズのあっていない巨大な靴を履いた道化師姿。かなり不気味である。 喋り方は爽やかだが、逆に爽やか過ぎて胡散臭いというより怖いと言うのが周囲の意見。よく笑うのだが、唐突に『ヒュハハハハハハ』、『ヒャハハハハハハ』と笑い出すので不気味な事この上ない。パントマイマーとして動きは滑稽ながらも洗練されているのに、それは笑いより恐怖を誘う始末。 好きな食物はハンバーガー。朝,昼、晩とハンバーガー&ポテト&コーラ生活の不健康体。しかし太らないし痩せないし健康を害さない。それ故に宇宙人説が囁かれる程である。学園でも群を抜いた変人の一人に違いない。意味もなく躍っていたり、無意味に能力を使っていたり、無意味に喋り始めたりするカオスの人。 世界を喜びと笑いで満たし、人を楽しませ哀しみを根絶するというポリシーをモットーに日々を過ごしている。ワクダネルズのモットーも,彼のその意向によるものだ。端的に『救われぬ人々に救いの手を』という考えで動いており、その為にはいかなる苦労も惜しまない。 ただし、ドナルドは決して善人ではない。本来の彼は、徹底した個人主義者であり狂楽主義者である。 ドナルドが人を楽しませ、救いを世界にばらまこうとしているのは、彼にとってはそれが現状で一番楽しい事であるから。それ以上でも以下でもない。 その為、もしも彼が人の笑顔以上に見て楽しいもの、弱者救済強者救済という行為よりも楽しいものを見つければ、彼は一転してそのポリシーを捨てる事だろう。人を助けるのは自分の為であり、決して善意はそこに存在しない。 ただ、それが故に、彼は善意に見返りを欠片も求めない。自身で趣味だと理解しているからこそ、誰の諌めも聞かないしどんな損益も恐れない。勿論、そうであるからこそ暴走する事も多い。極端に言えば、人一人を救う為にピースメーカーを相手にする事すら恐れない。自分の趣味が第一であり、命も彼にとって二の次。それ故に今のドナルドを(言動は置いておいて)慕う人間は存外に多い。 なお、彼は自分の道化師としての言動が周囲から見れば愉快であると思っている。実際は不気味と恐怖に彩られて精神的に幼い相手は彼の姿を見ただけで硬直するのだが、なぜかドナルドは気付かない。気付かずに、笑顔を運ぶ為に道化の振る舞いを続けるのだ。その考えは間違っていないが、惜しむらくは彼のセンスが群を抜いて間違っている事だろう。 ドナルドは元々レイズエリアで生まれた。正確には,物心がつく前からレイズエリア46階層”データイースト”にいた。両親も家族も親類も何もおらず、ドナルドは最初から何も知らずに生まれていた。 ただ、ドナルドは化物だった。天性のサイキック能力、格闘センス、知力。そういったものを生まれながら天才のレベルで有していた彼は、瞬く間にデータイーストの猛者を屈服させ、軽々と頂点に立っていた。その時、ドナルド僅か6歳。その小さな怪物は、恐るべき力とカリスマを持ち、その存在は瞬く間にレイズ全体に知れ渡る。そして小さな王を見ようと物見遊山に来た者達は、その大半がドナルドに潰される。 彼が王に立った理由、それは『やる事が多くて楽しそうだったから』。ただそれだけの理由で、6歳の子供が並み居る狂人達を己の力で叩き臥せた。 それは彼が居たデーターイーストのみの現象であったのだが、すぐに地下の猛者達ですら小さな道化を恐れた。その理由となった出来事がある。 最大にして100。いずれも20〜40階層にて生き残っている者達、彼らが一挙に襲いかかってきた事もあった。この程度のガキならば、いくらでも殺せると。このような道化が王の座につくのはまさしく茶番だとして、また生まれた噂など所詮は狂言だとして、殺しに入った。 しかし、その結果は驚異的なものだった。100人の全滅。必要とした時間は、たったの30秒ジャスト。しかも、ただの一人も殺さずに、それでいてただの一人も生涯完治しない傷を心と体に植え付けて、だ。 その戦いに参加した者達は、ドナルドを評して言う。『本物の化物だ』、と。ドナルドはこの戦いを、戦いとすら思わなかった。それを裏付けるように、30秒の間に彼はこう笑っていた。 『ヒャハハハハハハ! おいおいそんなもんかぁ足りねぇなぁ! 遅い遅い弱い弱いおら俺を退屈させんなよほらほらあんまり暇だと殺しちまうぞ!? ……ヒュハハハハ、やればできるできる! でもまだまだだぜおい、そんな鈍いとその不味い肉がブギーマンに喰われるぜぇ!』 そうして戦いが終わった時、立っていたのはドナルドだけ。累々と連なる負傷者の山に座り込み、ドナルドは笑っていた。退屈だと、口笛を吹いて。 その時、ドナルド=ワクダネルは完全に、レイズエリアにおいての『化物』と正しく認知され、名実共にデータイーストの王となった。 その後の彼は、自分が楽しいと思える事を探す事に努力を惜しまなかった。 データイーストに『ドナルドランド』を創り上げ、そこに居城『マク・ドナルド(ドナルドの息子達)』を建設したのも、街や城を作ってファンタジー空間を自分の手で演出すれば楽しいかと思ったから。これは実際にそこそこ楽しかったようで、彼が地下にいる間はよく手と口を出していた。 世界に狂喜を振りまく新興宗教“ドナルド教”を創設しそのカリスマを活かし信者を持った事も、楽しそうだったから。そもそも世界に狂喜を振りまくと言うのは、ドナルドが楽しめる世界を作り上げる、という理念によるものだ。 余談だが、ドナルド教について少し説明しよう。 ドナルド教は完全に、ドナルド一人のカリスマに導かれて集った者達の集まりだ。その活動内容は多岐に渡るが、その全てが愉快犯的犯行である。クリスマスの夜にレイズエリア全体にハンバーガーを投げ歩いたり、唐突に慈善事業を行いだしたり、反対に意味もなく他階層に大挙して暴虐の限りを尽くしたり、地上で集団万引きを行ったりとその罪状は枚挙に暇がない。その多くが、ドナルドが面白そうだと思った事であるのだが、反対にドナルドにこうしたら面白そう、という意見が通ったという場合もある。 信者や住人には、自分がやりたい事をやる為の後ろ盾としてドナルドの酔狂を利用とするものも実際にはいた。しかし大半がドナルドの熱狂的支持者である軍団なので、そのような不信心者は徹底して排斥される事になる。その為、ドナルド教はまさしくドナルドを唯一神とする敬虔で狂気に溢れた信者達の集団であり、ドナルドの指示にはいかなる事でも絶対服従という恐るべき集団だ。 しかし幸いな事に、ドナルド絶対主義であるからこそ,ドナルドの指示がなければ大きな行動に出る事はない。ドナルドが善行を楽しんでいる今は、彼らも46階層でこっそりと善行を積んでいる。その為、46階層というレイズエリア下層にありながらも治安はかなり高い。 ただ、あくまでも自主的な信者達の行為である為、もしドナルドが善行に飽きて悪行に走れば尤も治安の悪い者達が集う階層にもなりかねない。 そうして一通り、46階層で退屈を凌いでいた彼だが、すぐに飽きる事となる。唯一のライバルである【フィンドコホートクラウン(最悪魔道軍団道化)】グモン=ハングリージャックスとの競争がなければ、もっと早く飽きていた事だろう。 しかしそのやり合いにも飽きたドナルドは、新たな刺激を求め、彼は王の座をあっさりと放棄して地上へ向かった。そこで学園に入学して過ごすも、やはり退屈は完全に殺せなかった。 その為、ドナルドは楽しみを探す為に色々とやった。その時に一番暇を潰せたのが弱者狩りであり、地下の都市伝説、犯人不明の連続殺人鬼『クラウン』の仮面は予科から本科二年目まで被り続けていた。 この当時。つまり予科時代、ドナルドが救済と笑顔という暇潰しに目覚めていない時代、彼を楽しませた生徒は限りなく少なく、三名。その三名は、彼の保証人でもあるバーンハート、彼が保証した伊座波 命、そしてガブリエラ。 バーンハートとは同期で、入学して暫くは殆ど誰とも友好関係を持たなかったドナルドだったが、その狂愛に近い家畜への想いをドナルドは楽しく思ったのだ。バーンハートも好人物である為、楽しさを求めて親しくやってくるドナルドに親しく接した。そして彼が善行を行いだした際はその志に心をうたれ、自身の家畜でも安いものを更に安値にして提供している。更にファラリス畜産協会からも全面的バックアップを得ており、それ故に普通では考えられない程の安さで安全な肉を入手できるのである。そしてドナルドも,その感謝の証として売上の一部を少ないながらもファラリス畜産協会に寄付。相互関係を結んでおり、トップ同士の友好さもあって、ファラリス畜産協会メンバー&ワクダネルズ職員同士の交流会なども行われているようである 伊座波は珍しくドナルドの暗部を知った上で親交を持っている希有な人物で、そのおかげで、今も彼女とは公私に渡って付き合いがある。勿論、伊座波農林水産協会とワクダネルズの間にも同盟関係がある。 そしてガブリエラだが、彼女こそドナルドに善行は楽しいと吹き込んだ人物である。 この三人の他は、全てドナルドが『ワクダネルズのドナルド』となった時に知り合ったに過ぎない。それ故、ドナルドがレイズエリアの住民である事を知る者はあまり多くない。彼が46階層の主であった事を知る者は更に少なく、彼が地下の怪人『クラウン』であった事を知る者は更に少ない。それこそ彼がそうだと知る者は、幼少期からの付き合いがあるバーディーやビッグマン、そして伊座波とバーンハート、そして昔から地下の深層にいる人物くらいである。 ドナルドは生まれながらにして空っぽだった。感情が薄いと言っていい。何事に対しても面白いと思えず、その中身は常に空虚。それを隠すかのように、表面上では常に笑い叫び、嘲笑であったり攻撃的であったりの笑顔を浮かべ、大袈裟に、まるで道化のような言動を繰り返している。 また、善悪の感情を一切持たない。彼にとっては全て『楽しいか』、『そうでないか』の二元論。それ故に扱く単純で、そして至極扱い辛い。 それ故に曰く、『ドナルド=ワクダネルは止まらない』。全てを凌駕し、自分以外の時を遅らせながらも止まらない自身の時間。そしていかなる障害があろうとも、己の快楽を満たす為に決して『止まらない』。その強さが故に『止めれない』。 彼の現在のエイリアスは、地上での行動でつけられたものだ。 数年前、ファーストフードリンクの大手が、安く美味く済ます為に、振りかけると美味くなるが、何度も空と身体に悪いという合成添加物を使っていた事を知った。その時のドナルドの行動は迅速で、即座にその店はドナルド一人の手によって火の海にされた。更に鎮圧の為に出動したピースメイカーすらも薙ぎ倒し、ドナルドの足は店ではなくリンク本部にまで向かった。 そのリンクの主は驚愕した。自分の店が一軒、道化師によって葬られたとの報告があってほんの間もなく、その道化が本部の門前に現れたのだから。しかも、ドナルドと同じメイクをした彼の信者とハンバーグラー達を引き連れて。 ドナルドの洗脳によって痛覚すらも消され,限界以上の力を引き出された彼らは止まる事を知らず、ドナルドに従いリンクを正しく蹂躙した。 その出来事によってドナルドのポイントは勿論下がり、ただでさえ危険視されていたのが更に要注意となったが、理由が理由なので結果としてワクダネルズとドナルドのプライドを証明する結果となり、幸いにも良い方向に進んだ。 そしてその出来事が【ローグクラウン(極悪非道全部道化)】というエイリアスに繋がった。 ABILITY 【ドナルドマジック(狂気が全てを支配する)】 ドナルドが有する能力の中でも最狂の影響力を有する、多用な『超』能力。 対象に幻覚を見せたり洗脳したりするアイレイダー能力であり、ヒュプノシス、テレパスの複合能力である。 彼と視線が合った相手に対して能力を発動できるのだが、普段この力を用いる時はあえて特殊な動作を行ってから発動させる。その為にドナルドがサイキッカーではなくミスティックだと勘違いするものも多い。 なぜ不要な制限をあえて自分に課しているのかは不明。相手に錯覚させる為だと考えるのが妥当だが、真相は『その方が面白そうだから』。無駄な遊び心である。しかも遊び心は徹底しており、【ドナルドマジック】と名付けてまでいる辺り、拘り具合が窺える。 なお、その特別な動作とは、『両腕を胸の前でクロスさせ』、『クロスを解除し、胸の前で手を合わせる』、『両腕を真上に伸ばす』というもの。主に『ランランルー』と叫びながらそのポーズはリズミカルに行われる。その他、時折ポーズをとる前に【ドナルドマジック】と宣言してから能力を発動する事もある。もう一度言うが、サイキッカーなのでそんな手順を踏まなくても発動する。 幻覚の場合、主に相手にドナルド自身の姿の幻を見せる事が多い。パターンとしては三つ。 一つは自分の幻を大量に生み出し,相手がドナルドに囲まれているような錯覚を覚えるというもの。 二つは自分の体を歪ませ、ぐにゃぐにゃと歪んだドナルドの姿を見せられるというもの。 三つは一と二を総合させたもので、ぐにゃぐにゃ歪むドナルドに囲まれると言う恐怖体験を味わわせるというもの。なお、どれもロナウドの声が幻聴として聞こえるオプション付きである。幻聴の種類は豊富で、普段のドナルドの声もあればキーが耳障りな程に高くなったものもあれば逆に恐ろしいまでの重低音になるものもある。更にサラウンドで聞こえて来る事もあれば、笑い声やくしゃみや普通の発言などが幾つか或は全て重なって聞こえるというものもあり、人によっては発狂しそうになるものもいる。 能力上、他の幻覚を見せる事も理論上は可能なのだが、彼が用いる幻覚は余程の事がない限りはこれらだけである。能力的な制限だとか実力不足だとかではなく、あえてそうしている。なお、これも彼がミスティックだと勘違いされる要因の一つでもある。ただ、それを狙って行っている訳ではなく、やはり無意味な遊び心の結果だ。 洗脳能力だが、彼の用いる洗脳を受けても、本人は最初気付かない。普通に行動も出来るし思考も出来る、戦闘もこなす事が出来る。 ただし、この能力を受けた相手は、ドナルドがある動作を行えば、意志に反して体が動いてしまう。そのある動作とは、彼が発動時にフェイクとして行っている動作だ。そしてその動きを見た相手は、同じくそのポーズを取ってしまう。 これは強く意識して対処すれば洗脳に抗う事は出来る。しかし、一回目だけはほぼ確実にやってしまう。識域下で洗脳されているので、一回目は意識しづらいのだ。勿論、相手が動作をやる事を先に察知した時、集中して身構えれば気合いで抗う事が出来る。 更に恐ろしい事に、この能力は中毒性がある。無意識での洗脳を混ぜ込むので、あまり連続して何度も能力を受け,何度も連続してこのポーズを取っていると、能力をかけられていないのにそのポーズを見ただけでついやっちゃう恐れがある。 その場合、暫くドナルドの姿を見ずに、そのポーズもとらないでいると中毒は薄れていき、元に戻る事が可能。しかし重度になると、何の能力も受けていないのにドナルドの姿が見えていたり、いつのまにかそのポーズを一人で取っていたりする。かなりヤバい末期患者のように(またはPTSD)患者のようになってしまうという恐ろしさである。 ただ、そうなるには100回以上はこの能力を受けてポーズを取る必要がある。なので余程の事がなければここまでの被害を受ける事はない。 なお、洗脳もそのポーズでなければならないという訳ではない。また、ポーズを真似させる事しかできないという訳でもない。幻覚と同じアイレイド能力なので、目が合えば発動するのだ。ポーズを真似させるのは、刷り込みがしやすいから成功しやすいという事もあるが、彼の能力は多様性に富む。 他にドナルドが用いる洗脳能力には、プラシーボ効果を与えるというものがある。強く洗脳する事で脳を騙し、多くの効用を与える。ドナルドは過去、ドナルド教の信者やハンバーグラーにこの能力を用い、彼らに限界以上の力を発揮させた事がある。その際に彼らは痛覚さえも失い、ドナルドを信ずる心のみで彼に率いられ進撃していった。彼らは全てがドナルドと同じ衣装と化粧をしていた事から、ドナルドは『道化の群を率いる化物』として【ローグクラウン(極悪非道全部道化)】と呼ばれた。 この洗脳も、気を強く持てば抗う事ができる。寧ろ効果が強い分、少しでもドナルドに対して注意や警戒を向けていれば失敗する可能性が非常に高い。だからドナルドは主に味方の限界を超えさせたり痛みを感じさせなくしたり、といった事に用いる。 能力の燃費はよく、そうそう精神力が枯渇する事はない。その為に主にこの能力をメインとして使い、他の能力は殆ど使わない。 【リンゴ爆弾とシャボン玉】 ドナルドが有する能力の中でも最強の破壊力を有する、恐るべき『超』能力。 その力はパイロキネシス(発火現象)に分類されるのであろうが、亜種に属し正確にはパイロキネシスとは異なる。 ドナルドは炎を操る事はできないが、その代わりに前段階として、酸素と水素を操る事ができる。効果範囲はドナルドの体から5cmまでの距離。因に密閉されていない空間でこの能力を無意味に行使しても、すぐに大気に拡散する為にそれ程の意味はない。しかも場合によっては集めた瞬間に水素が爆発し酸素によって燃焼する恐れもある為、無駄に使う事はない。酸素中毒による自爆も恐ろしい。 ドナルドはこの力を、【リンゴ爆弾】と【シャボン玉】二つの技に用いる。 【リンゴ爆弾】は、文字通りリンゴを爆弾と変えたものだ。特殊技術によって中心部だけを僅かにくりぬかれたリンゴの中に水素を込め、それを相手に投げる。同時にリンゴは特殊技術によって割れやすくなっており、ドナルドが軽く投げれば10〜30m地点で割れる。更にそのリンゴが割れた部分には黄リンが仕込まれており,空気に触れた途端に摩擦で燃焼、更に内部の水素が爆発するという恐ろしい武器に仕上がっている。 水素は僅かな量しか込められていないが、それでもその破壊力は手榴弾程度を遥かに凌駕する。 【シャボン玉】は、その名の通りシャボン玉である。ドナルドは特性のシャボン液を持ち歩いており、使用時には水素と酸素を操り結合させ水を作り、シャボン液に混ぜる。その特殊シャボン液はシャボン玉に異様な強度を持たせる事ができ、ドナルドがシャボン玉に乗ると言う事さえ可能にする。 ドナルドはこの力はよく使う。主に玉乗りの玉の代わりにシャボンに乗っていたりするのだ。 ただ、戦闘時にはこれも恐ろしい武器となる。シャボン液の量を調整し、少しの衝撃では割れないが、少しばかり強い力が加われば割れるというシャボン玉を創り出し、その中に水素を詰め込む。すると手軽にシャボン爆弾群が出来上がる。また、相手が迂闊に隙を見せれば巨大なフラフープのようなアイテムをどこかから取り出し、シャボン玉の中に閉じ込められる事もある。その強度はドナルドが乗っても壊れないだけあってかなり強く、脱出には労力を有する。そうして相手を閉じ込めれば最後、密閉された空間にいるのと同じ事で、いずれは二酸化炭素中毒になる恐れもある。尤も、大抵においてはそれだけの時間を必要とする前に割れるが。 ドナルドはこの二つにしかこの力を用いないが、別段制約がある訳でもない。便利だからと見た目に楽しいからという理由のみである。 実際には、相手の体を掴めばその体内を酸素で満たす事、反対に相手に酸素を一切与えないなどの事も可能であるのだが、そういった使い方をした事はない。恐らく,今後する事もないのだろう。 燃費は激しいが、基本的にドナルドが操る量がそこまで多くないので、充分に使い物になる。 【ランランルー(狂気が世界を凌駕する)】 ドナルドが有する能力の中でも最悪の力を有する、まさしく『超』能力。 その力はタイムトラベル(時間跳躍)に分類されるのだろうが、亜種に属し正確にはタイムトラベルとは異なる。 ドナルドが操るのは、時間の長さだ。その為、ケママルのように同一時間上に存在しなくなる、という事は出来ない。ドナルドの操る時間は連続的であり、その流れを飛び越える事は出来ないのだ。 ただし、それを補って余りある異能が備わっている。ドナルドは連続的な時間の長さを変える事が可能。つまり、自分以外の時間の流れを遅くする事が可能なのだ。 本来、時間の長さとは限りなく不変に近い。高重力、高速度の下でのみ、『時間の遅れ』現象が起こる。ドナルドは言わば、その『遅れ』を演出している。しかし、相手は高重力を持った訳でも高速度になった訳でもない。ならばこの能力は一体何に分類されるのか。それすらも分からない。分かる事は、ドナルドは『タキオン空間』を操った雨月と同じように、『時空』を操る『超』能力者だと言う事だろう。 ドナルドが周囲の遅くした時間がどれだけ持続するかは比例する。4秒時間を遅らせたなら30秒間。3秒時間を遅らせたなら1分間。2秒時間を遅らせたなら2分間。1秒時間を遅らせたなら4分間。0、5秒時間を遅らせたならば16分もの継続使用が可能である。ただし、4秒以上の時間を操作する事は出来ない。 そもそもそれだけの時間使用が出来るのも、ドナルドの恐るべき精神があってこそだ。その能力の燃費は本来なら恐ろしく悪い。それをこれだけ使いこなすという事は驚異に値する。 ただ、ドナルドのこの能力が『時空』を操るものだと知るのは学園に一人として存在しない。この能力を受けたとしても、ドナルド以外の時間が全て遅くなっている為、自分達が遅くなっているという事は確実に気付かない。 それに拍車をかけるのが効果範囲の広さだ。能力発動時は、100㎥の範囲にまで効果が及ぶ。故に大概にして、目に見える範囲全ての時間の流れが変わっていて、ドナルドだけが変わらない時間を刻む。その為に相手は『ドナルドが早くなった』と錯覚し、『自分の時間が遅くなった』とは感じない。 この能力の恐ろしさは言うまでもないだろう。単純に自分の速度が,最大にして4分の1に陥る。錯覚としてドナルドが4倍の速度で動き出したように見えるのだ。ただでさえ高速を誇るドナルドに対し、自らの時間を遅らされてはどうしようもないだろう。 救いとして,上記のように燃費が悪い能力である為に,滅多な事では使用しない。面白くない能力、とドナルドが判断していると言う事と、精神的、体力的にも消耗が激しいからだ。 ドナルドがこの能力を発揮したとされる、現在までにおいてグモンとの戦闘、骸手との戦闘、そして故雨月との戦いのみであったという。 因に能力使用時は、必ず『ラァンラァンルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!』との雄叫びをあげるが、例によって意味はない。ランランルーが何なのかも分からない。恐らく確実に意味はないだろう。きっと本人にも分かっていない。
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目指せ!ハッピーエンド ◆gry038wOvE さて、時刻は十時過ぎである。 昼飯の目安とされる時間まであと一、二時間というところだが、連戦していた一文字とラブのお腹はあまり満たされていなかった。 特に一文字だ。ラブもそれなりに空腹ではあるが、食欲はなぜか失せている。一文字は、朝飯も食べていないし、自由行動のできる時間のうちに、少し腹を満たしておきたいと考えていたのだ。 第一、十二時といえば、また放送が行われる。するとまた人の死を聞かされる。 その中に知り合いもいるかもしれないというのに、ご飯を食べるどころではない。 そのため、一文字とラブは少し早めに食事を摂ろうとしていた。 (ここに来てから食事を摂るのは……二回目か……) ラブはそう思いながら、デイパックの中身を漁っていた。 そう、彼女がここに来てから食事を摂るのは二回目になる。 巴マミ。 彼女との出会いを、ラブは忘れないだろう。しかし、彼女という友達ができてから、楽しい思い出と言えるのは、あのティータイムだけだった。 もう彼女とお茶を飲むことも、ドーナツを食べることも、楽しく話すこともできない。 そう思うと涙が出そうになったが、やはり物を食べる時くらいは楽しくやりたかった。ラブが急に涙を流したら、一文字もきっと困惑するだろう。 これから、カオルちゃんのドーナツを食べに行くたびに、マミのことを思い出すのだろうか。 せめて、マミの写真が欲しかった。彼女の姿を忘れない為に。 時間が経つと、人の顔は記憶の中で色あせてしまう。それがどんなに大事な人で、どんなに一緒にいた人のものでも、だ。 ただ、写真さえあれば、マミはずっとそのままの形で残り続けることができる。 しかし、ラブは今、もっと別の形で彼女を思い出すことができることに気づいた。 カオルちゃんのドーナツを見たときだ。 こうしてドーナツを眺めたとき、初めて彼女の姿を完全に思い出すことができる。それは、マミとお茶をしたときの表情であり、マミの死に際の微笑みでもあった。 だから思う。また、元の世界に戻っても、ラブはマミを思い出すのだろうと。 「……はぁ」 ラブは溜息を吐いた。 溜息を一つ吐けば、幸せも一つ逃げてしまうかもしれない。けれど、吐かずにはいられなかった。これは、幸せが一つ逃げたぶん、溜息を一つ吐いたのだ。 なんだか、食欲がなくなってしまう。 またしばらくしたら、戦いに借り出されるのだ。 思えば、ここに来てから幸せな時間なんて、そうそうあるものではない。ほとんどが戦いの記憶。それも、命をかけた戦いだ。 戦争と何ら変わりはない。 大砲のような威力を持つ力が、この場には幾らでもある。自分もその大砲の一つなのだ。 「一文字さんは、いつから仮面ライダーなんですか?」 ラブは少し訊いた。 この男性のことを、ラブはまだ全然知らない。 彼が仮面ライダー2号で、一文字隼人であること。それ以上の何も、彼女は知らない。 最初に出た質問がこんなものであるのは、少しおかしいかもしれないが、こんな場所にいるとおかしくもなる。 「ん? 随分前」 「随分前って、そんなアバウトな……」 「もう何年も、仮面ライダーのままだな……マトモな人間の体って、どんなものなのか忘れそうになるくらいだ。まあ、バケモノ呼ばわりされるのも、日常生活で力を加減するのも、悪の組織に狙われるのも、もう慣れたしな。……こうして飯を食うのも不自由しねえし」 一文字はそう言いながら、パンを咥える。 もはや哀愁も何もない。自然と、ただの会話の中で口から出て行くような言葉だった。 しかし、マトモな人間の体だとか、バケモノ呼ばわりだとか、一文字の口から出てくる言葉は少し自嘲気味でもある。 「ああ、そういや言い忘れてたけど、俺は改造人間とかいうヤツで、体がほとんど機械なんだ。そのお陰であんな姿に変身できる」 「改造人間!?」 「カメラマンやってたんだけどな……ちょっと危ない橋渡りすぎた。ショッカーとかいう秘密結社に捕まって、組織に忠実な改造人間にされるところだった。脳までイジらされてな。そんで、それを助けてくれたのが仮面ライダー1号、本郷猛だった。まあ、俺はそん時、既に俺の体は改造されちまってたから、あいつは俺を助けちまったことを後悔したらしいけどな」 「本郷猛さん、ですか……」 本郷猛。その名前は聞き覚えがあった。 あの広間で一文字と共に呼ばれた男で、放送で死者として呼ばれた名前である。 一文字隼人の命の恩人にあたるはずが、既に死んでしまったらしい。 「……コラ、あんまり悲しそうな顔すんなよ。本郷はきっと、誰かのために死んだんだ。あいつも本望さ。改造人間になったら、生きることは死ぬことより遥かに苦痛だって言ってたしな。……ま、あいつに未練があるってなら、BADANや加頭を叩き潰せないうちに死んじまったことだろう」 生を苦痛と感じながらも、誰かを護るために生きる。それが、本郷猛の生き方だった。 改造人間になる者がこれからも増えるのなら、それを防ぐために。自らと同じ苦しみを誰にも味合わせないために。 「……一文字さんは?」 「あ?」 「一文字さんは、生きることがそんなに苦痛なんですか?」 ラブは、まだ悲しげだった。 返答によっては、泣き出して、一文字に小言を言いかねない。 大人らしく、素敵な答え方を考えるが、そう考えるとやはり自分の内面について深く考える必要が出てきた。 こんな質問をする人間は、極稀にいるが、こんな若い少女だったことはない。 「……ま、楽しくはねえな。辛いことの方がずっと多い。俺たちにとっちゃ、毎日がこのバトルロワイアルみたいなもんだ。でも、だからこそたまーに少しでも楽しいことがあると、それがたまらなく嬉しいんだよな。どんな些細なことでも、そのために生きられるっていうくらいって感じる……まあ、そんなとこかな」 「……」 「そうだな、たとえば、飯食ってるときとかも、結構楽しい時間だ」 一文字は表情も変えずにパンを食べている。 一食分は軽く食べるつもりだろう。ラブはまだ、何も口に入れていなかった。 「しかし、これはあんまり美味くねえな。……ま、飯にも嫌な思い出ってのが一つあるんだよ。ネオショッカーとかいう連中のせいで」 「い、一体何が……」 「飯屋で勘定が10万円とかわけのわからないこと言われて、無銭飲食で捕まった」 「じゅ、10万円!? どれだけ食べたんですか!?」 「テンプラ定食ひとつ」 ラブは冗談だと思って、思わず噴出してしまう。一文字という男は、こういう男だった。 たとえ辛い話題でも、すぐに笑い話に変えてしまう。 本当の意味で、誰よりも感情が「顔に出てしまう」男だったので、辛さは極力隠して生きてきた。たとえ悲しいと思っていても、それを顔に出しても、誰かの笑顔は生まれない。 「で、飯は食わないのかい? 俺が食っちまうぞ」 「いえ、……でも、食べ物を前にすると、少し思い出すんです」 「なんかあったのか?」 「数時間前です。私と一緒にお茶をした巴マミっていう女の子が……」 「巴、マミ……」 聞き覚えがあるので、一文字は一度その名前を復唱する。そして、口を開いたことを後悔した。 巴マミ。その名前は死者の名前であった。 一文字の知り合いにも真美という女性がいたので、その名前ははっきりと覚えている。 ラブと知り合いだったのか、と思うと一文字も少し暗い表情をする。 「さっき、一文字さんは本郷さんの事を教えてくれましたよね。私は本郷さんのことをよく知らなかったけど、その話を聞いたらどんな人なのか……っていうのがよくわかりました」 「……」 「人は死ぬのも辛いけど、忘れられてしまうことも辛いんじゃないかって思うんです。私、マミさんの事、色んな人に知って欲しい。マミさんの知り合いも、二人死んでしまったから……だから、マミさんについての話、聞いてくれますか?」 「……ああ、そうだな。でも、一つだけ条件出していいか?」 「なんですか?」 「飯は食っとけ」 ★ ★ ★ ★ ★ 一文字は巴マミという女性について、あらゆる情報を得た。 彼女の知り合いの名前や、彼女の様子・外見、彼女とドーナツを食べたことや、彼女の死に様に至るまで、はっきりと告げた。 ラブはそれを伝える中で、自分がマミについて知っていることなんて、ほんの少ししかないのだと気づいた。自分が思っている以上に、一文字に伝えられる情報は少なかった。 忘れていることなんて、一つもないはずなのに、ラブは全てを話すことはなかった。 パンは少しだけ減っている。 一応朝食を食べていたことや、気分が優れない状態であることもあり、一食分は減っていない。 それでも、もう彼女は「ごちそうさま」と言っていた。 一文字は、摂取量については何も言わない。むしろ、彼女の話の方に気が向いていた。 「良い友達に出会えたんだな」 「……はい」 ラブの言葉は、少しだけくぐもっていた。 一文字は、ラブにどういう言葉をかけるか迷った。 良い友達に会えたのはいい。しかし、その友達を失ってしまったのが、問題なのだ。 「それに、テッカマンとかいう奴等が殺し合いに乗ってるのもわかった……そいつら、絶対許せねえ」 マミについての話に、必然的に登場する「テッカマン」というワードもかなり重要だった。 このテッカマンは、マミやラブを襲撃した相手である。プリキュアを撃退するということは、なかなかの強敵だろう。 そのうえ、相手が少女であっても容赦なく襲撃し、人を蟻共と呼ぶ歪んだ人間性の持主である。 実際、テッカマンが誰もそうであるとは思えない。 「俺も会いたかったよ、そのマミって奴に……良い奴が、何故かいっぱい巻き込まれてるんだよな、この殺し合い……」 正義感の強い者、人を思い遣る者、人を守る者……この殺し合いにはそんな人間がたくさんいた。仮面ライダーはもちろん、ナイトレイダーやプリキュア、魔法少女など、暗黒騎士など、何人もいる。 というより、善人と悪人に極端に二分されているのだ。 魔法少女にしろ、テッカマンにしろ、仮面ライダーにしろ、プリキュアにしろ、変身能力の持主という点で共通しており、例外であるナイトレイダーも特殊部隊。 まあ、善や悪が必然的に関わってくる立場の人間であるのが特徴だ。一般人がいるのかどうかも怪しいところだ。 「……でもな、ラブ。その子を死なせちまったせいで、さっきから暗い顔してるが、それって全然良いことじゃないと思うぜ」 「え?」 「罪悪感を感じるのは、君が良い奴っていうことの証でもある。けど、それを顔に出し続けるのは、自分がそれだけ良い奴だって言って回ってるだけだ、それ以外の何にもならねえ。……お前がマミって奴との約束を果たしたい反面で、マミを死なせた罪悪感を感じてるのは、俺にもよくわかるよ」 「……はい」 「けどな、罪悪感を感じていても、それに潰されそうでも、笑顔でいれば、もっと周りのためになることがある。他人の笑顔を作れるし、他人に幸せを分けられるだろ? まあ、明るくやるのも暗くやるのもラブの自由だけどな。で、ラブはどっちがいい?」 それは、幾つもの罪悪感を、幾つもの悲しみを、幾つもの殺人を、幾つもの痛みを笑顔の裏に抱えてきた男の言葉だった。 明るい笑顔でいるか、暗く俯いた顔でいるか、ラブはどちらを選ぶか、一文字は聞きたかった。 この選択は、実は生易しいものではない。 己の痛みを隠して生きていくというのは、修羅の道である。 しかし、一文字はラブにはその修羅の道を行き続けてほしいと思ったのだ。 それは────一文字自身が、その修羅の道を進んだ結果に見られる他人の笑顔を、案外楽しんでるからに違いない。 「私は、」 「待った。答えを言う必要はねえ。ここでどう答えたって、実際どうなるかはわからねえしな。だから、答えを見つけたら態度で示せ。その方が、意味がある」 「はい!」 一文字は、ラブの表情を見て笑った。 それは、ラブが一文字の言葉を納得し、「他人の笑顔を作る」ことを決めたゆえの笑顔だった。 また、ラブと人との約束が増えた。 ★ ★ ★ ★ ★ 「で、飯のついでだから支給品を出してみたが……」 「なんでそんなに説明口調なんですか」 一文字とラブの前に、支給品がざっと出されている。 姫矢准による戦場写真や、ドーナツ、毛布、紅茶のほかに少しだけ、他の支給品が残っていた。 それらの支給品をお互い見せ合うのは、やはりその支給品の本来の持主を探る為だろう。 しかし、お互いに心当たりの所持品は一切なかった。 「ほんと、何に使うのかもわからねえガラクタばっかりだな」 毛布やドーナツはある意味役に立つが、写真などは役立たず。 それと同じように、役に立つものと役に立たないものを分類する。 まずは戦闘に使えそうなものに分類される支給品。 これは一つしかない。一文字の支給品だ。 「モロトフ火炎手榴弾……」 モロトフ火炎手榴弾、三つ。そういえば、モロトフとかいう参加者もいたが、この際それはどうでもいい。 これはなかなか強力な武器で、扱いを充分注意しなければならない支給品だ。 そもそも、手榴弾や重火器自体、かなり扱いを注意しなければならない代物なのは言うまでもない。しかし、そのリスクの割には、この場での実際の効用が低いのが問題だ。 先ほど、強力な武器とは言ったが、この場では別だ。何せ、誰もが仮面ライダーのような力の持主なのだから。 次に生活を便利にするものに分類される支給品。 これは毛布やドーナツ以外にも、一つあった。これはラブが受け取ったマミの支給品である。 「うわあ……何だかわからないものがいっぱい……」 工具箱だ。これについては色々と考えることがある。 首輪という存在があることを踏まえて考えると、主催者の意図が見え隠れしてくる。 ドライバーやスパナなどの工具が入っているということは、首輪の解除にも使用できる可能性が高い。ドライバーも何種類もあるため、もはや何を使えば良いのかさっぱりだ。 これで首輪を解除してみろ、ということなのだろうか? ──この首輪がこんなものでは外れないから、無駄な努力をする人間を笑おうということなのだろうか。 それとも、これを解除してしまうこともゲームの一部と考えているのだろうか。 とりあえず、しばらくはこれを使うわけにはいかない。 マミの首輪はあるが、サイズは一文字たちのものに比べると小さく、このドライバーで解除を実験できるかはわからないし、第一、貴重な首輪を一文字の手で迂闊に使ってしまうのも問題だ。 こういう事は、結城や沖など、科学知識が一文字よりも遥かに高い人間に任せた方がよさそうだ。 一文字も、機械について、ある程度の知識はあるが、より専門的な人間に任せた方が得策だ。 少なくとも、彼らが放送で呼ばれていない現状ではその方がずっといい。 そして、何にも使えそうにない支給品がふたつ。 「……まずは俺の支給品だな。タカラガイの貝殻だ」 これはガラクタ以上の何者でもないだろう。 使い道もないだろうし、実際このゲーム内での用途はない。 実質、一文字の支給品の中で戦闘に使えそうなものはモロトフ・カクテルのみだろう。 残りはタカラガイと写真だけだ。人によっては、こんな支給のされ方もあるということだ。 「それと、絵本ですね」 マミの支給品は、「黒い炎と黄金の風」という絵本である。 最後のページが真っ白な、不思議な絵本だった。画力は高いし、話は単純ながらも勧善懲悪とヒーローの悲哀を感じ、どことなく一文字やラブも共感しやすい内容だった。 無論、何の効力もないガラクタには違いないのだが、しかし、何かを感じる。 この絵本に描かれた、「黄金の戦士」という希望。それは、まるでラブや一文字のような存在のことであるような。そういえば、マミも黄色系の色であった。 とにかく、殺し合いの場に借り出されるような邪気のある本ではないと思う。この作品は、何か希望を信じている人が書いた作品であるような気がするのだ。 「……まあ、支給品がガラクタだろうが、俺たちには俺たちの力があるから、別に問題はないだろ」 「そうですね。でも、何の意図があって、貝殻や絵本を……? 工具箱は、加頭っていう人やサラマンダー男爵にとっても不利になるものだし、この絵本なんかは、まるで──」 「ああ、これを読んだら、まあ……よっぽど感受性の高い奴に限るが、逆に俺たち対主催組の士気が上がるんじゃねえか? って感じだな」 「そうですね! この絵本の騎士みたいに、私たちが黒い炎を振り払わないと!」 (その感受性高い奴はここにいたよ……) ラブの目は、この絵本を読んで無駄に輝いている。 はっと、ラブはこの絵本の最後のページが気になった。 「一文字さん、この白いページの先はどうなるんでしょう……?」 「ん? そりゃ、流石に作者しかわからねえだろ。…………と思ったが、いや、やっぱり違うなコレ」 「え?」 「真っ当な出版物には乱丁・落丁なんて滅多にないし……それも最後のページがないってのは、出来すぎだ。これは、作者の意図で、わざと最後のページが真っ白になってるみたいだな。この先のストーリーは読者で決めろ、っていうことだろう」 仮にも出版物と関わる職業だった一文字は、その本を見て言った。 おそらく、余韻を残す意味と、最後のページを自由に書かせる意味があったのだろう。 子供の想像力を作るにも良し。最後のページまでに、もうこのストーリーは作者の手を離れているのだ。 ラブの考えるエンディングは一つだ。 「……じゃあ、やっぱりハッピーエンドがいいですね」 「そうだな。ま、この絵本もマミから受け継いだものだろ。最後一ページ、自由に描いてくれや」 「一文字さんも一緒に、ですよ」 ラブに言われて、一文字は彼女がこの絵本を現実に当てはめて考えていることに気がついた。 なるほど……この殺し合いにハッピーエンドを作れ、ということか。一文字は苦笑する。 面白いことを言う子だ。 「……そうかい。まあ、少しは協力するぜ」 二人は休息を終えて立ち上がる。 ラブが知り合った女の子に、星空みゆきという子がいた。 そして、その子は物語にハッピーエンドを作ることを目指していた。 そう、ラブも同感だ。 更に言うなら、一文字も同じである。 「で、それはともかくこの貝殻はなんか意味があるのか……」 「その貝殻は……って、なんで余計な話するんですか! 折角、話も綺麗に纏まったところなのにー!」 「いや、オチも必要かなって思って」 「いりませんよ!」 ──ちなみに、このタカラガイは千樹憐という男が、ある施設から脱出した際に海辺で得たものである。 絶対に脱出できないとされた施設から、ただ広い世界を見に行く為に憐は脱走し、友達に渡した貝である。 運命に抗う希望、その象徴ともいえる貝殻だった。 まあ、そんなバックグラウンドは、憐がここにいない以上、誰も知る由もないが。 【1日目/昼】 【F-2】 【桃園ラブ@フレッシュプリキュア!】 [状態]:疲労(中)、ダメージ(中)、精神的疲労(中)、罪悪感と自己嫌悪と悲しみ、決意 [装備]:リンクルン@フレッシュプリキュア! [道具]:支給品一式×2(食料少消費)、カオルちゃん特製のドーナツ(少し減っている)@フレッシュプリキュア!、毛布×2@現実、ペットボトルに入った紅茶@現実、巴マミの首輪、工具箱、黒い炎と黄金の風@牙狼─GARO─ 基本:誰も犠牲にしたりしない、みんなの幸せを守る。 1:今は一文字さんを守りながら休む。 2:マミさんの遺志を継いで、みんなの明日を守るために戦う。 3:プリキュアのみんなと出来るだけ早く再会したい。 4:マミさんの知り合いを助けたい。もしも会えたらマミさんの事を伝えて謝る。 5:犠牲にされた人達(堂本剛三、フリッツ、クモジャキー、巴マミ、放送で呼ばれた参加者達)への罪悪感。 6:ダークプリキュアとテッカマンランス(本名は知らない)と暗黒騎士キバ(本名は知らない)には気をつける。 7:どうして、サラマンダー男爵が……? 8:石堀さん達、大丈夫かな……? [備考] ※本編終了後からの参戦です。 ※花咲つぼみ、来海えりか、明堂院いつき、月影ゆりの存在を知っています。 ※クモジャキーとダークプリキュアに関しては詳しい所までは知りません。 ※加頭順の背後にフュージョン、ボトム、ブラックホールのような存在がいると考えています。 ※放送で現れたサラマンダー男爵は偽者だと考えています。 【一文字隼人@仮面ライダーSPIRITS】 [状態]:疲労(中)、ダメージ(中)、胸部に斬痕、左腕が全体的に麻痺 [装備]:モロトフ火炎手榴弾×3 [道具]:支給品一式(食料一食分消費)、姫矢の戦場写真@ウルトラマンネクサス、タカラガイの貝殻@ウルトラマンネクサス [思考] 基本:仮面ライダーとして正義を果たす 0:今は身体を休める。 1:ラブと一緒に石堀達を探しながら市街地を目指す 2:他の仮面ライダーを捜す 3:暗黒騎士キバを倒す(但しキバは永くないと推測) 4:もしも村雨が記憶を求めてゲームに乗ってるなら止める 5:元の世界に帰ったらバダンを叩き潰す 6:この場において仮面ライダーの力は通用するのか……? [備考] ※参戦時期は第3部以降。 ※この場に参加している人物の多くが特殊な能力な持主だと推測しています。 ※加頭やドーパントに新たな悪の組織の予感を感じています(今のところ、バダンとは別と考えている)。 ※参加者の時間軸が異なる可能性があることに気付きました ※18時までに市街地エリアに向かう予定です。 ※村エリアから南の道を進む予定です。(途中、どのルートを進むかは後続の書き手さんにお任せします) ※つぼみからプリキュア、砂漠の使徒、サラマンダー男爵について聞きました フレプリ勢、ハトプリ勢の参加者の話も聞いています ※石堀の世界について、ウルトラマンやビーストも含めある程度聞きました(ザギとして知っている情報は一切聞いていません) 【支給品解説】 【モロトフ火炎手榴弾@現実】 一文字隼人に支給。 旧ソ連で開発された焼夷手投げ弾。形状は棒状の柄の先に燃料 (焼夷剤) が詰まった陶磁器製の容器が装着されたもので、燃料にはガソリン・ベンジン・硫黄、そのほかにも高オクタン燃料やピクリン酸や硫酸の混合液など、さまざまな可燃物が使用されていた。 使用方法は炸薬部に付属する安全ピンを抜き信管部分を摩擦発火、その後投擲を行う。遅延時間は0秒から10秒まで設定することができたため中の燃料を十分気化させてからの爆発も可能であった。着火すると陶磁器製の弾頭部分が破裂し飛散、その後十分気化した可燃性燃料が引火し周囲を巻き込み爆発を起こす。そのため使用方法を誤ると大変危険な武器でもあった。 参加者のモロトフとは関係ない。 【タカラガイの貝殻@ウルトラマンネクサス】 一文字隼人に支給。 千樹憐が、プロメテの子の施設を抜け出して海へ行ったとき、拾ってきて吉良沢優に渡した貝殻。 タカラガイは非常に綺麗な貝殻を持つことで有名。 吉良沢はこの貝殻を現在も大事にしている。 【工具箱@現実】 巴マミに支給。 ドライバー、スパナ、ペンチ、ニッパ、ハンマー等等がそれぞれ多種類ずつ入れられた工具箱。 持ち運びやすい手持ちタイプで、もしかしたら首輪の解除に使えるかもしれない。 【黒い炎と黄金の風@牙狼】 巴マミに支給。 御月カオルの父が描いた絵本であり、黄金騎士(鋼牙の父・大河)とホラーの戦いについて描かれている。 最後の1ページは意図的に空白になっており、見た人それぞれが黄金騎士の未来を描くようになっている。 最終回にて、カオルが描いた最後の1ページを読んだ鋼牙は号泣する。 時系列順で読む Back 果てしなき望みNext あざ笑う闇 投下順で読む Back Nのステージ/英雄─ヒーロー─Next あざ笑う闇 Back ピーチと二号! 生まれる救世の光!!(後編) 桃園ラブ Next 悲しみの放送! 想いを忘れないで!! Back ピーチと二号! 生まれる救世の光!!(後編) 一文字隼人 Next 悲しみの放送! 想いを忘れないで!!
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最近のお勧め記事 / 最近のお勧め記事:過去ログ (2010.7.31)Sat. ■ Voice - 上杉隆コラムについて【最近の噂:YAMAGATA Hiroo】 「当サイト内コピペページ」より ● ぼくは上杉隆の書くものをあまり評価していない。ぼくにとってかれは、全体としては民主党の提灯持ちに分類されている ■ 売国内閣、本領発揮 「クルトンパパのいろいろ日記」より ● 「わが国固有の領土である北方領土や竹島の領土問題が依然未解決のまま存在している」と言う文言のどこが問題だから、空きカン内閣は日韓併合100年を迎える8月29日以降まで閣議了承を控える事にしたと言うのか? むしろ、不法占拠について触れていないと言う事で、この文章でも弱い!と言って良いと言うのにだ!(怒) ■ 女性自衛官の勝訴の意義は大きい。(自衛隊性的暴行裁判) 「村野瀬玲奈の秘書課広報室」より ● 政府がこの裁判で控訴することは、税金を使ってさらに誤りを重ねること、つまり120パーセント完全な税金の無駄遣いです ■ GoogleとCIA、政治犯罪予防技術に投資 「マスコミに載らない海外記事」より ● Google社は巨大な監視・支配グリッドを作り上げるという活動に加担している。同社は、グローバル支配エリートの熱狂的侍女なのだ。 ■ ロックフェラー帝国の跡目相続の気配!?:おそらく世界が揺らぐ 「Kazumoto Iguchi s blog」より 344 (2010.7.30)Fri. ■ いよいよ小沢総理誕生か? 小沢一郎とマイケル・グリーンが「手打ち」した八丈島の一日? 「『毒蛇山荘日記』」より 2010-07-22 ● そう遠くない日の「小沢一郎総裁」が確定し、その交換条件として様々な密約が確約されたらしい、という話であるが、はたしてこの話、どこまでが真実で何処までがガセネタなのかは、今のところはわからない。しかし当たらずとも遠からずというのが正しいのではなか ■ マイケル・グリーンが小沢一郎にあったのは、米国債を売りつけるためだった 「カナダde日本語」より 2010.07.25 Sun 14 12 ■ どうなる?小沢一郎! 「日本を守るのに右も左もない」より 2010年07月29日 ● アメリカと小沢の関係は、アメリカの意を受けたマスコミの報道姿勢に注目すれば、明らかになるだろう。相変わらず小沢を叩き続けるのか?あるいは小沢叩きは終焉し、むしろ持ち上げるような報道が始まるのか?しばらく注視する必要がありそうだ。 ■ 日本郵政が米国債を買い、小沢一郎とマイケル・グリーンとの約束を実行、米側は小沢政権実現を支援へ 「マスコミに出ない政治経済の裏話」より 2010年07月30日 04時31分09秒 ● 日本郵政(斉藤次郎社長)が、民主党の小沢一郎前幹事長の要請により、アメリカの国債を買った。正確な金額は、不明であるが、5兆円~10兆円規模と推察されている。 ● 小沢前幹事長からの連絡を受けた亀井静香前金融担当相も了解したという。 ● オバマ政権は、小沢一郎政権樹立に向けて、手を打ち始めた模様である。 ● オバマ政権が、マイケル・ジョナサン・グリーンの報告を受けて、小沢前幹事長に与えた約束通り、日本における長期安定政権(小沢政権)樹立に向けて、全面支援に乗り出した証とも受け取られている。 ■ 短縮URLに隠された陰謀 「虚空と君のあいだに」より ● しかも、いわゆる本を書いているような言論界の人もツイッターで、短縮URLを使いまくってるわけです。 書籍とかの中では、「文献などの引用をする際には・・・・」みたいなことを言うべき人達。 そういうルールを守るべき人達が、短縮URL(いつか売買されるorリンク切れになる)を使う、って、やってることチグハグでしょう。 ツイッターとかも同じでしょうが。 それは、引用の明記というルールさえも外れてますよ。 ● コメント - monosepia Twitterがなぜ奇妙なURLなのか、知識のない私には意味が分からなかったが、なるほどそうだったのか?・・・って、まだ良く理解出来ていないのだけれどね。これから少し調べてみます。はい、少し調べました。 結論、長いURLだっていいじゃないか! ■ 短縮URLを含むスパムメールが増加、4月30日には234億通を記録 「INTERNET Watch」より 2010/7/23 12 44 付け記事 ● 短縮URLリンクを含むスパムメールの1日あたりの最大数は、4月30日に記録した234億通で、スパムメール全体の18%に相当する。 ■ シマンテック、短縮URLの危険性を指摘(ビデオあり) 「TechCrunch」より ● 下に貼ったビデオにあるように、1回リンクをクリックしただけで、何十というパソコンが数秒のうちに感染してしまう。 ● もちろんSymantecの意図は、こうした攻撃から守るための自社製品を売ることだが、それでも指摘していることは重要だ。 ■ 最近流行ってる短縮URLの危険性 「穂下の適当ブログα」より ● 短縮URLサービスと言うのは、セキュリティ的に見るとリンク先のURLを隠蔽するだけのサービスでしかありません。 ● 解決策は、自ドメイン専用の短縮URLサービスを用意すると言うのが有効だと思います。 ■ Twiiterで便利な「短縮URL」に潜む危険な落とし穴 【役立つセキュリティ】 「 ITライフハック」より ● ウイルスなどに感染したサイトや、フィッシングサイトへの誘導の可能性を短縮URLを見てもわからないため、大きなリスクがあるといえます。 ● ブラウザ保護機能を搭載している セキュリティソフトを利用してからリンク先へ飛ぶ方法が有効です。 ■ 短縮URLの功罪 / 短縮URLの危険性2 / メールに短縮URLを使う効用・使ったほうがいい場面 / 短縮URLをどのように使うか 「最強メルマガ発行ツールARMS light Free無料提供中」より 304 (2010.7.29)Thu. ■ キリスト教と弁神論、メソと選民思想 「虚空と君のあいだに」より ● 「昔盗んだから=泥棒、泥棒だから=盗んだ。」根拠と結論が同じ=循環論証という詭弁ですな。 この子供が、実際には万引きしてなくても犯人になっちゃう=詭弁でしょ? ● キリスト教的な価値感の中で秘密結社化したフリーメーソンは、選民思想が強くなっていること。 それが、中央銀行支配(グラントリアン=ロスチャイルド)であったり、有色人種差別(アングロサクソン至上主義=米英系メーソン)となって社会を支配してること。 だから、「悪だよ」。 これが自分のメソ=悪という根拠です。 ● 記事の中に、エホバや聖書原理主義などのプロテスタント批判はあるが、カトリック批判は見当たらない。 2010.7.27 のリンク記事 ■ 魔術の世界にアクセスしたがる人々 「カレイドスコープ」より ● 神義論とフリーメーソン ● 魔界の二段構え戦略 ● 情報リテラシーの意味 ■ 桑田佳祐さん 初期の食道ガンで活動自粛 「Birth of Blues」より ● (monosepia - 注:食道がんについての記事充実。発生リスク・治療法・予後など) ■ グローバリズムが蔓延する・・・アメリカが解体される 「ROCKWAY EXPRESS」より ● その結果、世界最大の債務国であるアメリカは崩壊する、とポール・クレイグ・ロバーツ氏は見ている。彼は予言者ではないが、事態を詳細に分析すれば、そうなると判断したのであろう。 ● しかし規制は必要なのだ。その規制があればこそ、そのローカル性が保持され、存続が保証されるのだから。規制を撤廃すれば、悪貨が良貨を駆逐することになろう。 ■ For the better and true alliance(より良い本当の同盟のために) 「Tokyonotes 東京義塾」より ● このように、敗者をも慰霊する歴史観というものは、日本特有のものである。アメリカが敗者の歴史を見直す時、それはすなわち、彼ら自身が敗者に陥り、国際法廷で裁かれる危険を感じた時である。そして、ここ最近になって、それが現実のものとなりつつある。 ● 米国の国務省には、もはや日本専門家はいない。長官を含めて、ほぼ全員が、共産中国シンパである。 ■ テサロニケ的党名変更問題、党名変更の必要性 「逝きし世の面影」より ● 中国、北朝鮮は共産主義であると、一般に日本国民には思われています。 ゆえに北朝鮮叩きは自動的に共産党叩きになるのです。自民党は其の事を知っています。 この事実が共産党幹部には理解できていません。 何故正しい主張が有権者に受け入れられ無いのか、何故選挙に負けるのか理解できないのです。 ■ Die russodeutsche Allianz - 独露同盟 「東京kittyアンテナ(@w荒」より ● ドイツ以西の西欧は、イスラム教徒の流入によって文明的には四散するだろう。独露同盟はファシズムと人種政策を盾に最後のヨーロッパの砦となるだろう(@w荒 ■ ドイツ・ロシアが兵器共同開発に合意 「ミリタリーマニアの生きる道」より 2004.06.02 ■ シュレーダー元ドイツ首相、ロシア・ドイツ間パイプライン事業体の取締役会長に就任 「暗いニュースリンク」より 2005/12/12 ■ 新イスラエルはロシアがドイツに返還するカリーニングラードに建国されるとの独仏露の密約があるのでは? 「阿修羅♪」より 2005 年 12 月 12 日 01 21 30 ■ ドイツとロシアの恋の行方 「ニューズウィーク日本版」より 2009年8月 5日号 ■ 日高レポート ~ ドイツとロシア ~ ( テレビ東京 ) 「The Sky」より 2009/08/17 ■ 【国際情勢分析】親密な関係続くドイツとロシア 「iZa」より 2009/11/03 10 21 ■ ロシアからドイツまでの天然ガスパイプライン、2010年に建設開始 「IBTimes」より 2009年11月07日 09 15 ■ ロシア系ドイツ人の歪んだ憎悪 「風に聞け」より 2009-11-09 06 37 ■ ドイツとロシアの規制当局、贈賄容疑でHPを捜査--米報道 「CNET Japan」より 2010年4月15日 13時09分 ■ ドイツがロシアと急接近との情報~EU帝国への道 「子羊通信」より 2010年6月26日 (土) ■ 天然ガス、経済協力の深化を図るロシアとドイツ 「日々の感想」より 2010/07/14 23 03 ■ ノルドストリーム計画 ロシアとエネルギー同盟 アメリカ離れするドイツ【動画】 「阿修羅♪ 」より 2010 年 7 月 28 日 03 00 13 ■ 遺伝子改変食物は人類改変食物か?:その目的は人口削減と人類2種分裂化だとサ! 「Kazumoto Iguchi s blog」より 321 (2010.7.28)Wed. ■ 辻元清美の離党 - 社民党右派の策動と裏切りを正当化する言説 「世に倦む日日」より ● 土井たか子と並んで阿部知子の発言を聞きたいところだ。阿部知子の反応が取材されなかった理由は、阿部知子がコメント発信を伏せるために逃げたか、マスコミと阿部知子がグルで、阿部知子の戦略戦術にマスコミが協力加担したかのどちらかである。 ● マスコミが辻元清美を評価し、福島瑞穂を叩くのは、それが彼らにとって利益になる政治の展開だからである。 ■ 商船三井タンカーで爆発=ホルムズ海峡、海賊の攻撃か-1人けが・国交省 「時事ドットコム」より ● 28日午前0時半(日本時間同5時半)ごろ、中東のオマーン領海のホルムズ海峡を航行していた商船三井の大型石油タンカー「エム・スター」(全長333メートル、約16万トン)のブリッジ(船橋)付近で爆発があり、鉄製ドアが吹き飛んだ。 ■ 商船三井のタンカーが爆発、攻撃受けたか【動画あり】 「Yahoo!ニュース【日テレnews24】」より ■ 商船三井のタンカーが爆発 「建築とかあれこれ」より ● じさくじえーーーん くさっwww ■ 商船三井のタンカー爆発、攻撃?…オマーン領海内のホルムズ海峡 「ジンボルト 」より ● まさかな・・・三井といえば、BPの負担をしないと宣言していたはずだ・・・まさか、報復か? 【2ch】商船三井のタンカー爆発、攻撃?…オマーン領海内のホルムズ海峡【関連スレ保存】 ■ 閉鎖します 「おはらんルーム ブログ C.I.L」より ★ ● 先日の記事 で 「オレを罵れ」 とお願いしたのに、コメント欄で読者同士が罵り合うという さだおが置いてきぼりにされる展開 になったので閉鎖します。 ■ ’10年マスコミは洗脳力を喪失し、崩壊過程へ入った 「日本を守るのに右も左もない」より ● マスコミ人の一部が、マスコミの官房機密費問題を追及し始めた。このことは何を意味するのか? 341 (2010.7.27)Tue. ■ 魔術の世界にアクセスしたがる人々 「カレイドスコープ」より ● 神義論とフリーメーソン ● 魔界の二段構え戦略 ● 情報リテラシーの意味 ■ 不快のタネを増やしてる 「非国民通信」より ● バスや電車内での携帯禁止は、必ずしも万国共通のマナーではないようです(巷で言われる医療機器への影響はほとんど迷信の世界で、昨年の総務省の調査でも否定されています)。ただ単に日本人が「車内で携帯を使ってはいけない」と思い込んでいるだけの話です。 ● ノックの回数にしても、面接の担当者が「ノックは2回が常識だ!」と信じているなら、3回ノックしたらアウト、逆に「ノックは3回が常識だ!」と信じている担当者であるなら4回だとアウトです。そこで「ノックは3回」とルールが統一されれば悩むところは減るかも知れませんが、しかしノックの回数なんて本来はどうでもいいことじゃないですかね? ■ 中国がインドネシアEEZ圏で戦艦護衛付き違法操業 拿捕された漁船を武力で奪い返す 「憂国世界」より ● 6月22日に南シナ海沖で。中国海軍とインドネシア海軍があわや海戦寸前の緊急事態にいたっていたことが判った。原因は中国側の違法操業である。 ■ NHK「プロジェクトJAPAN」 - シリーズ「日本と朝鮮半島」の第4回 「世に倦む日日」より 全文表示はエントリー後24時間? ● 私は、在日韓国朝鮮人と在日台湾人への外国人参政権の付与は当然だと思うし、日本国民として終戦を迎えながら、その後に国籍を剥奪される不条理な仕打ちを受け、現在も存命の高齢者の方々に対しては、地方参政権だけでなく国政選挙の参政権も与えるべきで、選挙権も被選挙権も無条件に与えるべきだと考えている。 ● ネットの情報は、とにかく朝鮮半島と関わる近現代史については、すべて右翼が支配し、右翼の歴史認識で捏造して書いている。ネットでは何も情報を得られない。職業右翼による嘘とプロパガンダばかりだ。こういう状況は、どこかの時点で変わることがあるのだろうか。 ■ もはや末期的、FXを決定できない日本人 「Ddogのプログレッシブな日々」より ● 日本人は優れた世界に誇るべき民族であると思う。日本人に生まれて心から感謝している。しかし、小沢一郎ではないが、島国の日本人は決断力がなく、最悪の事態を予測したり、計画が予定通りに進まなくても、一度決めた事を撤回する柔軟性に欠けている、これは日本人の負の特性といっていいだろう。 たまには息抜き ■ 裸より恥ずかしい? ヌードとは何か一石を投じる写真にコメント殺到 「らばQ」より ■ 室内温度37度の中で(最高39.5度) 「Spread The Heart Sutra and RonPaul」より ★ 注 & コメント - moosepia かなりの長文記事です。 時々読ませていただいているブログですが、この記事はまだ全文を読み切ってはいません。 デフレ・参議院選挙・女の末路・普天間・宮崎県口蹄疫問題などがテーマ、そして藤原直哉氏のポッドキャストを文字起こしした記事などがあります。特にトルコの最近の動きについての記事はとても参考になりました。 ■ カーゴカルトとしてのスピリチュアリズム 「全面的徹底改造計画その壱」より ★ ● 江原啓之や美輪明宏などの戯言を信じている連中は、南洋の土人たちのカーゴ・カルト的信仰を笑えないし、創価学会や統一教会、幸福の科学など新興宗教の荒唐無稽な教義を笑う資格もない。 おまえらは所詮同じ穴の狢である。 ● この世界で起きる現象の一切、その原因はことごとくこの世界の中にあり、決して外にあると信じてはならない。 もし世界の外からそれを与えたと称する神や霊が登場するなら、敢然と無視するか、問答無用に蹴り殺せ! ■ アメリカの戦争犯罪の結末-ファルージャの癌罹患率は広島よりひどい 「マスコミに載らない海外記事」より ● ファルージャでは、エジプト、ヨルダンや、クウェートの住民よりも、白血病の率が38倍高く、小児癌の率は12倍高く、乳ガンは10倍以上多くみられる。大人のリンパ腫と脳腫瘍のレベルが増えていることも報告された。 ● アメリカ軍は、使用済み核燃料としても知られている、劣化ウランを、密度が鉛の二倍あるために、徹甲弾や弾丸に利用している。 ■ WikiLeaksに干渉するな!! 「マスコミに載らない海外記事」より ● 注:2010年6月16日 (水)の記事。 ■ Wikileaks 創設者、米国の地を踏まないよう弁護士らにアドバイスされる 「スラッシュドット・ジャパン」より ● 自身の逮捕に繋がる恐れがあるため米国への渡航を避けるよう弁護士から指示されているとのこと。 ■ [米軍関連文書]ネット流出 オバマ政権側は沈静化に躍起 「毎日jp」より ■ 米軍のアフガン機密文書流出、オバマ政権は火消しに躍起 「ロイター」より ● 内部告発サイト「WikiLeaks(ウィキリークス)」は先に、パキスタンが米国から年間数十億ドルの支援を受け取りながら、反政府勢力タリバンを陰で支援しているとする証拠文書など9万点以上を公表していた。 ■ Afghan War Diary, 2004-2010 「WikiLeaks」より ■ 内部告発サイト「ウィキリークス」Wikileaksが、アフガン戦争機密書類公開:「戦争全体を現す」のが目的 「小林恭子の英国メディア・ウオッチ」より ● ― 今回の情報で、特にこれだ!という情報は何になるか? 一つのこれだ!というのは、ない。しかし、戦争全体を現している。小さな出来事の積み重ねによる戦争の全体像だ。例えば、181人のアフガンの民間人が米軍による攻撃で亡くなった事件など。 ■ WIKILEAKSは、アメリカ軍のアフガニスタン侵略戦争の9万2000の秘密文書を入手 「地球旅遊 電子冊子版(ONLINE)の別冊」より ● ■ Wikileaksが公開した「隠された米国アフガニスタンの戦争の詳細」 「世界のメディア・ニュース」より ● 世界のメディアは、国家安全保障担当大統領補佐官の意見より、Wikileaksの情報を優先している。 ■ 【ガザ点描】イスラエル軍の砲弾より恐い汚れた水 「田中龍作ジャーナル」より ● WHO(世界保健機構)の調査によると、ガザの上水の80%が飲み水に適していない。驚くべき数字だ。 ■ 社民党の辻元議員が離党へ、連立離脱が原因か 「ネット選挙ドットコム」より ■ 辻元清美氏、民主党入りか 27日にも社民離党へ 「BIGLOBEニュース【スポーツ報知】」より ■ 辻本氏の離党について 「ブログ人」より ● 色々と記者会見で都合の好い言葉を並べていますが、端的に言わしていただくと社民党の中に残ればいずれ福島党首の後を継がされ、衰退する政党で自分が埋没し、何も出来ない政党がイヤになっただけである。 ● 反省、自己抑制、大志のいずれも持たず、国民の血税を無駄使いする為に存在するこんな屑が、大阪から出ている事は恥以外の何者でもない・・・ ■ 辻本清美が離党するっていうけどさぁ 「都築有のblog」より ● こういう裏切り者は、日本人にとことん嫌われるってなぜわからないかね? ■ 辻元は冢宰の雲気を纏うようになった 「東京kittyアンテナ(@w荒」より ● 彼女の背景について云々する向きもあるかも知れないが、オーラということだけに関しては辻元は首相になるだけの器を見せ始めている 375 (2010.7.26)Mon. ■ ネトウヨがこだわる「人気ブログランキング」の順位と、そこから派生した妄論 「kojitakenの日記」より ● 「博士」が2位に落ちたも何も、昨年の衆院選前には植草に抜かれていたし、三橋貴明が首位に立ったのも、何も昨日今日のことではなかったと思う。だから、何大騒ぎしてるのって感じだが、この記事にトンチンカンなコメントがついている。あまりに馬鹿馬鹿しかったのでここに紹介する。 ■ 免疫はありますか? 「マヨの本音」より ★ ● 北朝鮮というちっぽけな国家がアメリカやロシア、そして中国などと対等以上の大口を叩くのには絶対に裏づけが必要である。 ● 一般的にそれをアメリカに求めるのが普通で、多くの陰謀論者はそうであろう。 ● 私は一般的に知られていることに真実はないという格言(私が作った格言だが・・・)を忠実に当てはめると、北朝鮮のバックにいるのが日本だというのが一番ありえないシナリオになる。 コメント - monosepia ● 北朝鮮のバックは日本である、という論を私もどこかで読んだことがある。 ■ 患者を自殺に追い込む精神科医を告訴しよう 「精神科医の犯罪を問う」より ★ ● 予想されるのは、これをきっかけに、精神医療産業の最優先戦略であるメンタルヘルス教育を一気に導入させようとする動きです。要するに、メンタルヘルス教育(実際には精神医療産業市場拡大推進事業)を早く導入し、生徒を正しく指導しないと逮捕されちゃうよ、という脅しです。 ● こうなってしまうと、教職員は益々仕事がしづらくなり、精神医療産業はさらなる市場拡大のチャンスを掴むことになるでしょう。 ● 一方でこのような見方もできます。この件を前例として適用すれば、精神科医を刑事告訴できるということです。注意義務を怠っている精神科医は何百人といます。 ● 抗うつ薬等の投薬を受けている方は、記事のコメント欄もどうぞ読んでみてください。(monosepia) ■ 金賢姫様、主要在日米軍基地をご視察 「あるウソつきのブログは・・・」より ● 金賢姫ネタは、何回も繰り返さないと、最初にエントリした時に考えていたのだけど、これはエントリせざるをえんわ…。この、ヘリコプターのルートを見よ。 ちょっと古い記事(2010.7.8)だけど、今知ったので。(monosepia) ■ NHK支局長のビザ更新拒否 インド政府が報道批判 「msn.産経ニュース」より ■ インド:NHK支局長のビザ更新を拒否 「毎日jp」より ■ 【インド】 NHK今度は何やらかしたんだ? 【ビザ延長拒否】 「何かキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!」より ■ NHKインド支局長ビザ延長ならず【インドの衝撃】 「痛いテレビ」より ● もしまずい所があったとすれば、選挙とカーストの辺だろうか。 ■ 菅への虚像は 今や完全に崩れた、その虚像を実像とさせるかの如くに仕事を黙々と続けるが長妻 「誠天調書」より ● (*マイケル・ジョナサン・グリーンは)神奈川県横須賀市の米海軍基地から原子力潜水艦に乗り組み、八丈島に行き、その他要人ととも、小沢前幹事長を待っていたという。 (*:引用者注) ● 亀井ゲバラが「アメリカは小泉純一郎や森喜朗、西川善文らを使ってゴールドマンサックスに運用させようとしているようだが、そんなことはさせない」と、大声でわめき散らして脅した、という事件があったらしい。 ■ 菅首相が武村元官房長官と会食 「msn.産経ニュース」より ■ 菅首相と武村正義の会談をどう見るか 「永田町異聞」より ● いずれにせよ、菅首相が武村氏と会ったからといって、ただちに小沢氏との対決姿勢と断じるのはいささか早計といえよう。 ■ 菅首相と武村正義元官房長官会談で浮上した「反小沢」さきがけ人脈 - 小沢一郎「再始動」の裏側で【歳川 隆雄】 「現代ビジネス」より ● いずれにしてもハッキリしたことは、菅首相が一部にある「代表選不出馬」説など微塵も考えておらず、小沢氏(その代理人)とガチンコ相撲をとるつもりだということだ。 ■ 菅-小沢会談は見送りも、鳩山と会談&渡部らが続投支持。総会に向けて、各人の動きが活発に。 「日本がアブナイ!」より ● あまり党内のゴタゴタに神経質になり過ぎず、まずは、昨日の視察のように、菅氏らしく、国民の方を向いて政治活動を行なう努力をすべきではないかな~と。 ■ 菅総理の優雅な週末! 「韓流研究室」より ● 日本料理店「なだ万」で武村正義元官房長官と食事。 388 .
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登録日:2019/02/14 (木曜日) 00 50 32 更新日:2023/03/07 Tue 19 24 08NEW! 所要時間:約 18 分で読めます ▽タグ一覧 22歳 Pa THE_IDOLM@STER いろめきリズム アイドル アイドルマスター アイドルマスターシンデレラガールズ アイマス アーリーサマー♪ カンカン帽 シャイニング・トラベラーズ シンデレラガールズ ジャーニースター スパイスダンサーズ デレステ デレマス パッション パッション組 メイドコレクション モバマス ラブリーダイナーズ ロマンティックツアーズ 並木芽衣子 勇気 和歌山県 大人組 帽子 度胸 旅 旅行 直感 勇気! 直感! 度胸! 並木芽衣子(なみき めいこ)とは、アイドルマスター シンデレラガールズに登場する旅アイドル。 基本データ 外見的特徴 人物的特徴 趣味:旅行 地元愛 プロデューサー 主な所属ユニット カード一覧 シンデレラガールズ劇場/シンデレラガールズ劇場わいど☆ 基本データ タイプ:パッション 年齢:22歳 身長:160cm 体重:44kg(Nのみ) → 43kg(N+以降) BMI:17.19 B-W-H:80-57-82(Nのみ) → 80-56-82(N+以降) 誕生日:10月14日(藤本里奈と同じ) 星座:天秤座 血液型:AB型 利き手:右 出身地:和歌山県 趣味:旅行 アイドルマスターシンデレラガールズ(以下モバマス)稼動当初から通常のお仕事で手に入るノーマルアイドルとして登場。登場当初しばらくはやや没個性的なパッションアイドルという立ち位置だったが、似た境遇のアイドル達同様、徐々にその個性を発揮していく。 外見的特徴 見せちゃう魅せちゃうー! 人懐っこそうな顔つきにウェーブのかかった短めの髪。身長は成人女性の平均身長とほぼ同じ160センチで、スリーサイズも平均的。本人曰く「私だって結構あるんだから!」だそうだが、推定バストカップはCカップとごくごく普通の範囲である。 活発な性分故か、基本的に動き易い格好をしているようでロングスカートや、装飾の多い服装は少ない。一方、やや童顔な顔つきや明るい性格も相まって幼く見られがちで、カードによって差はあるが、中学生くらいに見えるイラストもあれば歳相応の「大人の女性」らしいイラストもあり、ある意味「22歳」という大人になったばかりの女性らしい表現とも言える。 活発な性格を反映してかパンツスタイルの服装が多い一方、私服・衣装共に膝丈より上のスカート類を着用するカードが多い。そいれもフリルの付いたものや、ふわっとした印象が多く、全体的に「女性らしさ」や「可愛らしさ」が強調されているものが多い。 また彼女の代名詞ともなっているのが「帽子」で、麦わらのカンカン帽を好んで着用している。しかも彼女専用のぴったりサイズで簡単に脱げないほど。 本人曰く「帽子は好きだなー♪なんか、旅行気分にもなれるし!」 運営・ファン共に帽子キャラとして認識されており、シンデレラガールズ劇場804話『いつもと違う?』において、キャスケット帽を被る瀬名詩織らと競演している。 人物的特徴 みんなー!今日も盛り上がっていくよ!へいへーい♪ 彼女の内面的特徴といえば「明るく」「人懐っこく」「好奇心旺盛」な点である。 趣味である旅行へ行けばあっちにフラフラこっちにフラフラ…気になるものを見かければ寄っていき、満面の笑みでこちらに楽しさを伝えてくる…その光景はどう見ても少女というより幼女そのものなのだが、彼女はれっきとした成人である。 ある意味、未成年なのにオバサンくさい発言が多いウサミン成人とは対極をなす存在とも言えるかもしれない。 そんな彼女の性格はセリフにも表れており、彼女のセリフには「!」「♪」が非常に多く、8~9割近い割合で含まれるほど。 人によっては「犬っぽい」とも評される彼女だが一応22歳と、モバマスではやや高めの年齢故に年下アイドルとの競演が多く、その際は面倒見のいいお姉さんとして振舞う姿を見ることが出来る他、 苦しいことも、人生って旅のスパイスだから♪ 失敗しても許してもらえるなんて、新人のうちだけだから♪ のような、大人らしい発言も飛び出すなど、決して子供っぽいだけの女性ではない。 足どり軽く、スキップしちゃおー! …………まぁ、ほら…多少はね? 趣味:旅行 旅行する時はガイドブックに頼るのもいいけど、やっぱり現地で新たな魅力を発見したいよね?だからこうやって普段行かないような路地に入ってみたりして…ほら、面白そうなお店発見♪ 並木芽衣子を並木芽衣子たらしめているもの、それはずばり「旅行」である。 魑魅魍魎が跋扈する個性豊かな女の子が多いモバマスにおいて、スタイルは平均的で性格も(比較的)常識の範囲内を出ない。そんな彼女が独自の路線を確立したのがこの旅人属性なのだ。 とは言え「旅行」というのは、きのこ栽培やグリモワールが云々などといった他アイドル達と比べれば、かなり普通の趣味な上に、同じく「旅行」が趣味の間中美里や「一人旅」が趣味の伊集院惠など、趣味被りのアイドルまでいる。 しかし彼女は、上記の性格的特徴にこの旅人属性が加わる事で独自路線を走りだした… 人は好奇心の塊!つまり私がフラッとどこかへ行くのもしょうがない! 私、迷子になったことないし。ちょっと遠回りしたことならあるけどね そう、とにかく彼女は「興味を持ったら猪突猛進」するタイプで、項目冒頭にも書いた三つの言葉は『旅行には最低限持っていくべきモノ』を惠に尋ねられたときに飛び出したもの。 その強すぎる好奇心と行動力はかなりのもので、一人でラスベガスへ行った際には興味本位で人通りの少ない裏路地へ進んだり、Pを連れまわして翌日筋肉痛にさせたりしている。 そして同時にそんな新しい体験や発見を共有したいという気持ちも強く、何か見つけては「あっちへ行こ!」「見て見て!」とこちらの手を引いていくような姿が見られる。やっぱり犬じゃないか… ちなみに、旅行で鍛えられた体力・瞬発力はなかなかのもので、Pを連れ回しては筋肉痛にし、危険を察知してからの猛ダッシュは「脱兎の如く」を地で行く。なお、その際は昔のカートゥーンよろしく脚が渦巻き状になる。 地元愛 私の故郷の和歌山って結構いいところなんだよ! ○○プロデューサーさんも今度一緒に行ってみない? 180名を越えるアイドルの中には出身地ネタを強調した難波笑美や奥山沙織などがいる一方、出身地に関する言及が少なくプロフィールを見て驚く、なんて事も少なくない。そんな中、彼女カードには何度も地元・和歌山についてのセリフがある。 旅行好きの彼女が地元の話題?とも思われるかもしれないが、帰る家・郷土があるからこそ旅に出られ、同時に外の世界を見ることでもっと地元が好きになる。というサイクルを通じて地元愛を育んだ彼女は、様々な場面でその郷土愛を伝えてくれる。 しかもプロデューサーを頻繁に地元に誘ってくる。 男と帰省。彼女は22歳。法律的にもオールグリーン。まさか…な…… プロデューサー 行きたい場所、たくさん。でも、それより大切なことがあるから…。隣にいて、◯◯プロデューサー!ひとり旅にしないでね? さて、そんな奔放な彼女だが、対プロデューサーに対してはかなり積極的な方である。 上記の通り地元に連れて行こうとする他、プロデューサーのためにラブソングを送ろうとしたり、プロデューサーの前で無防備な姿を晒したりと、全幅の信頼と深い親愛の情を持っている。 彼女にとっての「旅」と「郷土」の関係を「アイドルとしての自分」と「プロデューサー」の関係に重ねているような描写がいくつかあり、プロデューサーの存在を『自分が帰るべき家』に例えるセリフがあるなど、同世代アイドルの中でも群を抜いてアプローチが積極的である。 部屋はツインかな? きゃー! ばかやろう!!シングルベッドで二人きりだよっっっ!!!!! 主な所属ユニット ○ロマンティックツアーズ(相馬夏美・伊集院惠・江上椿) 名前の通り『旅』をテーマにしたユニット。趣味が「旅」の芽衣子・惠、元CAのストイックお姉さん夏美、そして抜群のシャッターチャンスで旅の思い出を記録する椿がメンバー。 全員が旅行趣味のジャーニースターに比べると「旅」要素は少なめだが、各種イベントでの競演やカードへの登場、セリフでの言及など、芽衣子が所属する代表的なユニットとして知られている。 夏美と惠が計画を立て、芽衣子がそれを引っ掻き回し、そんな姿を微笑みながら椿が撮影するというような関係性だが、年齢的には夏美→芽衣子→惠→椿の順である。 また夏美とは二人組ユニット、「スパイスダンサーズ」も組んでいる。 夏美「ハラペーニョ!(訳 踊るわよ!)」 芽衣子「ワサビ!(訳 ええ!)」 ○ジャーニースター(伊集院惠・間中美里) メンバー全員が旅行趣味という「旅」を強調したユニットだが、芽衣子は旅全般が大好き・惠は「一人旅」・美里は「ツアー旅行」と三人がそれぞれ微妙に違う嗜好を持つ。 こちらのユニットでも芽衣子は年長者だが、その振る舞いはいつもの通りである。 こちらも芽衣子&美里で「ファニートラベラー」というユニットになる。ブレーキ役の惠が抜け、ノリの良い美里だけになって大丈夫なのだろうか… ○ラブリーダイナーズ(高垣楓) 同郷出身の6代目シンデレラガール高垣楓と組んだ二人組ユニット。 彼女もまた愛郷心が強く、たびたび地元・和歌山に関するセリフがあるなど、数ある出身地ユニットの中でも特に郷土愛に溢れたユニットである。 楓さんの方としても、同郷アイドルが成人で助かっている事だろう。 ○旅風(高垣楓・服部瞳子) 上記ユニットに温泉巡りが趣味の服部瞳子を加えたトリオユニット。 芽衣子が所属するユニットの中でも特に平均年齢が高く(楓・瞳子ともに25歳)、芽衣子が最年少である。年下の女の子して扱われる彼女が見れるため、芽衣子ファンの中でもロマンティックツアーズとならんで人気の高いユニット。 温泉旅行で日本酒を一献、という大人な光景が浮かぶ面子だが、当然芽衣子だけは通常営業。 カード一覧 《モバマス》 N並木芽衣子 記念すべき初登場カード。特訓前はトレードマークのカンカン帽、ひまわり柄のワンピースにデニムパンツと、彼女らしさが詰っている。特訓後はPaらしいオレンジの衣装に着替えるが帽子は健在。 R[メイドコレクション]並木芽衣子 爽やかなブルー系のメイド服に着替え、Pに対し「きらりん特製ジャンボパフェ」を勧めてくる。 「今度は私が○○プロデューサーに、私のお手製メニュー作ってあげるね!絶対おいしいんだから食べてからビックリしないでよ!」 との発言があるが、後に明かされる彼女の料理スキルを考えると、ぜひお願いしますとしか言いようが無い。 特訓後は緑系のメイド風衣装になる。かわいい R[トラベル☆ガール]並木芽衣子 これまた爽やかなグリーン系のワンピースを着用。切り返しのおかげでいつもより豊満に見える。 旅行雑誌を両手に満面の笑みをみせており、「部屋はツインかな? きゃー!」「るるっるる~ん♪」など、いつも以上にテンションが高い。 特訓後はピンクとや紫を基調としたヒラヒラな衣装になるが、透け感の強さや、インナーの「ヘソ出し&サイドが編みこみになった黒のスキニーパンツ」など、可愛らしさとエロティックさが両立した良衣装。 SR[トラベルダンサー]並木芽衣子 すっかりお馴染み化したカンカン帽+爽やかワンピで登場。今回は水色のギンガムチェック。 ゲーム内イベント「LIVEツアーカーニバルinドイツ」でのメダルチャンス景品だった事もあり、異国の街を観光中。 特訓後は黄色を基調とした明るい衣装になり、髪もショートポニーになっている。 かなり露出度の高いチューブトップにヒラヒラのスカートと、彼女史上最高のセクシー衣装。生脚が眩しい。 R[ワンダーバニー]並木芽衣子 セクシー路線にシフトしたのか、今度はセクシーなバニー衣装。 ガーターベルト風の肩だし衣装にミニスカート、二の腕までに達する白のロンググローブにニーハイ網タイツと、フェチ度が高すぎる。 ポーズも胸を寄せてあげるようなポーズで「こうやって…寄せて上げて…」と言っている。 「私だってけっこうあるんだから」 どうみてもCカップです。本当にありがとうございます。額に入れて飾ります。 特訓後は一転して、パステルピンクでと部分的にモコモコした可愛らしい装いに。 R[めろめろココメロン]並木芽衣子 ゲーム内で収集できる衣装[めろめろココメロン]をコンプリートすると入手できる衣装レア枠として登場。 2019年まで長らく最後のお仕事エリアだった福井の名産品を紹介するセリフが多く、特訓後は鯖江市の名産品メガネを着用したスマートな印象の衣装になる。メガネといえば……ああ!窓に!窓に! SR[秋色のお出かけ]並木芽衣子 電車の車内から見える効用にはしゃぐ姿がかわいい人気カード。秋の陽気を可視化したような微笑が可憐だ(あとキュロットスカートから伸びた生足と裸足の足裏がえっちだ)。 「ちょっ、バランス崩しちゃダメ、◯◯プロデューサー!きゃん♪」 とラブラブっぷりが5割り増し(当社比)で「真っ赤って…こ、紅葉の話だよね、◯◯プロデューサー…」という意味深セリフがある。何が見えたんですかねぇ… 特訓後は一転して、カジノ風の舞台で赤を基調とした衣装でポージング。 開放的な気分になっているのか 「特等は、ひとつだけしか当たらないようになってるの。◯◯プロデューサーには、とっておきのラブソング、聴かせるね♪」 とかなり大胆な発言も飛び出している。いつもか。 R[さわやかスポーツ]並木芽衣子 赤と黄色のゴルフウェアに身を包み、ゴルフクラブを手にしている。かわいい。 下はかなり短いミニスカートだが、見えないのだろうか…? 特訓後は失われし聖遺物ブルマを着用。同時登場の小松伊吹がブルマ姿を恥らう中、最年長なのに恥ずかしがるどころかノリノリで着ていた。 R[フレッシュガール]並木芽衣子+ ライムグリーンの衣装が眩しい(スパンコール?)。ホットパンツに網タイツとフェチ度高し。 R[トラベルレター]並木芽衣子 今回はアースカラーで落ち着いた服装で登場。差し色のターコイズブルーが可愛らしい。 遠くに住んでいる幼馴染に手書きの手紙を送ろうとしており、彼女いわく「アイドル向きの子」らしい。 特訓後は白とブルーの衣装にチェンジ。脇!脇! セリフにも「へいへ~い!」が飛び出す一方、「歌声も、旅をするものだから♪」「(あの子にも…届いてるよねっ)」など、ロマンチックな彼女の一面が垣間見える。 SR[カントリーロード]並木芽衣子 イラスト内にてロマツアのメンバーと競演。みんなで旅行の計画を練っている模様が見られる。 計画には、余裕が必要だよね♪←この子がフラフラするからです。 服装のせいもあってか、全カードの中でもロリ度が高く、中学生と言われても違和感が無い。 特訓後はモバ全体でもちょっと珍しい、ステージ衣装ではない私服に近いもので、左手には立派なサツマイモが握られている。 それもそのはず、このカードでの彼女のお仕事はテレビ番組の地方ロケで、セリフにも「スタジオに、お返ししますっ♪」というものがある。 R[ハロウィンI.C]並木芽衣子+ ゲーム内イベント「アイドルチャレンジ 目指せお菓子なハロウィン」で登場。魔女を彷彿とさせるローブとミニミニサイズのとんがり帽子もカワイイが、中に着るベージュ系のシャツとブルーのスカートが清楚。 SR[おめかしウィッチ]並木芽衣子 同じく上記イベントにて登場。特訓前のイラストではジャック・オー・ランタン作りに挑戦しており、いつに無く真剣な表情をしている。 手がすっかり、カボチャの匂いに…わわっ、そんなかいじゃダメ~! イチャイチャしやがって… 特訓後はハロウィンという事で、魔女風衣装に着替え悪戯な笑みを浮かべている。黒とオレンジを基調としたハロウィン風の可愛らしい衣装だが、強調されたお胸とニーハイが食い込む太股がなかなかえっち。 ○○プロデューサーも、トリートされたい?どうしようかな~♪ 並木さん最近、沙理奈さんに似てきました…? SR[トラベルチアー]並木芽衣子 仕事の合間に仮眠をとっていたらしく、ぱっと目覚めて大きく伸びをしているというイラスト。 伸びによって強調される女性らしい曲線が美しい。 旅行のちょっとした時間に仮眠を取るらしく、芽衣子流時間活用術らしい。 特訓後は一転、全身真っ黒でタイトなゴシック風衣装に着替え、いつもより強めの色で塗られた口紅がセクシーさをかもし出している。 衣装のあちこちにベルトの趣向が取り入れられているせいかボンデージ衣装のようにも見える。 「締め付ける感じ、悪くないかも?」 ガタッ R[艶めき紅葉]並木芽衣子 浴衣にいつものカンカン帽、手には網のバッグを携えた湯治スタイル。 足湯にはしゃいだりする姿はいつも通り。年下だが色気満点の岸部彩華にその秘訣を聞く一幕も。 特訓後は和柄のドレスに身を包み真っ赤なもみじを手にした衣装で、珍しいお澄まし顔にドキリとしたP多数。 寄せて強調された旨に目がいきがちだが、大胆に露出された鎖骨から肩のラインは美麗のひとこと。 私もこのもみじと一緒だね。もっと色づきたいから…頑張るよ! そう言えば真っ赤なものを見た事がありましたね… SR[愉快なパサジール]並木芽衣子 「アイドルプロデュース チャレンジクッキング ロシア編」にて途中から登場。イラストではマトリョーシカを手にしている。ロシアへの途上で友達を作ったり、地元の商店で買った食材を使ってその土地の料理を作るなど、ベテラン旅行者としての貫禄を見せ付けてくれる。 特訓後のイラストでは、髪をアップにしてエプロンを身につけ、ロシアの伝統料理「壷焼き」を作っている様子が描かれている。多くのPが彼女との新婚生活を妄想しもだえ苦しんだ。 また、自身が旅行好きになったキッカケのエピソードを教えてくれるなど、彼女を知る上で重要なカード/イベントとなった。 《デレステ》 2015年9月のサービス開始時には未実装だったが、翌年4月に実装。 ゲーム内コミュにてPとの出会いから、アイドルになるまでの姿が描かれた。 東京に旅行で来ていた芽衣子がPと出会い、、東京観光の末Pからスカウトされ、「最高の景色を見せてあげる」というクッソ恥ずかしい殺し文句一言を受けてアイドルになることを決心した模様。 「旅行が楽しいのは、安心して帰れる場所が待っていてくれるからだと思うの。」 という彼女の信条とも言えるセリフも出てくる。 SR[トラベルダンサー]並木芽衣子 一周年アニバーサリーガチャにて登場。名前の通り上記モバマス版の移植。 デレステ使用にあわせセリフが増えているが、その中でも白眉は「転びそうになったら、私が支えてあげる!絶対だよ!」だろう。 ここまで彼女の発言を見ているとプロポーズにしか聞こえない。 SR[秋色のお出かけ]並木芽衣子 上記同様モバマスからの移植。 「裾が捲れてた?さっき窓開けた時かなぁ…気をつけないとっ」 あっ… SSR[ときめきトラベラー]並木芽衣子 2018年5月23日、遂に実装された彼女初のSSR。イラストの舞台となっているのは和歌山県白浜町にある宿泊施設「とれとれヴィレッジ」。遂にPを地元・和歌山に連れてこれた事もあってか、並木芽衣子史上最大のフリルボリュームで送る超乙女的激カワ私服を披露してくれる。 和歌山出身でもこの場所には縁がなかったらしく、初めて来る地元の観光名所に興奮していた。 ん…?宿泊施設……二人で…?いや……まさかそんな… せっかく地元に来たんだし、帰りにちょっと実家に寄っていい? !!!!!??? 特訓後は久しぶりのドイツ!…………では無く、ドイツ村 片桐仁「ドイツ村・・・!?」 ドイツの民族衣装を思わせる真っ赤で可愛らしいドレスに、花の詰まったバスケットを抱える姿は可愛らしいを通り越した何か。 ドイツといえばビール!ってことで、オトナ組にはビールのお土産だよ~ ガタッ ガタッ ガタッ ガタッ ガタッ ええい!座れ座れ! シンデレラガールズ劇場/シンデレラガールズ劇場わいど☆ 《シンデレラガールズ劇場》 リアクションがいいせいか、別アイドルが主役のカードで中々いい表情を見せてくれる。 第30話『きらりは見た!』 メイドコレクションで新カードが着た面々とメイドカフェでのお仕事。はしゃぐ諸星きらりを笑顔一つで黙らせたクラリスに驚いている。 第97話『何でも知ってます♪』 高橋礼子の運転する車に佐久間まゆと共に同乗。Pの事なら何でも知っておきたいと語るまゆに対して「まゆちゃんって尽くす子なんだー」と呑気な顔をしているが、次のまゆの発言に驚く事になる。 第241話『ラスベガスにて』 聖來「おっ…本場のバニーガールのお話かな?」 本場のバニーガールを見にラスベガスに行った際のエピソードを披露。彼女の好奇心の強さや逃げ足がクローズアップされたが、バニーガールの話は出なかった。 第392話「福井から来ました!」 長らく最後の追加アイドルだった桐生つかさの顔見せ回だったので、観光名所の東尋坊を紹介していた。 第418話『休みだったはずなのに』 休みを利用して山に紅葉を見に来た芽衣子とP。ロープウェイではなくトレッキングコースを進んだため、Pを酷い筋肉痛にした。 第505話『異種競技対決!?』 小松伊吹(バドミントン)と涼宮星花(フェンシング)との異種競技対決を実況した。解説は松永涼。 第572話『おいしく?いただきました』 食に目覚めた高峯のあが山椒だばーする瞬間を目撃。うらやましい。 第628話『ロマンを手紙に込めて』 幼馴染に手紙をしたためる芽衣子。メールでなく手書きの手紙を書くことのロマンを語るが、「手紙を送る」とメールを送る。 第696話『旅行に大切なモノ』 彼女の代名詞「勇気!直感!度胸!」が飛び出した回。 ロマンティックツアーズの面々と旅行計画を立てていたところ、「旅行に最低コレ持っていくべき」ものは?と惠に質問され、この言葉が飛び出した。 惠「しまった…芽衣子がフラッと予定外の場所に寄る可能性を忘れてたわ…」 第791話『もう1回っ!』 ハロウィンアイチャレにて競演したメンバーと競演。食レポの練習をする椎名法子を見て、食レポの難しさを知る彼女は関心していた。 第804話『いつもと違う?』 新カードにてキャスケット帽を被った瀬名詩織の変化に真っ先に気づくと、他の帽子愛用アイドルと共に帽子談義に花を咲かせた。 第890話『ハード&クール?』 トークバトルショーで競演する三船美優、村松さくら、荒木比奈と打ち合わせ中。さくらと共に全然怖くない闇堕ち姿を披露したが、かわいい美優さんのかわいさの方が目立ってしまった。かわいい。 第992話『買いたくなるよね!?』 温泉地にて互いのお土産を披露する芽衣子、岸部彩華、井村雪菜、村松さくら。女子力の高い前者二人は美容グッズ、さくらはアイスと、常識的なお土産を買う姿に驚く芽衣子。彼女のお土産はインパクト重視らしい。 第1153話『ロシア語のアーニャ先生』 ロシアアイプロを前にアーニャからロシア語を習うアイプロメンバー。授業の途中でお茶目さを発揮したアーニャの発言に真っ先にツッコミを入れていた。 《シンデレラガールズ劇場わいど☆》 【第10話】 ときめきトラベラーにて訪れた「とれとれヴィレッジ」の写真をロマンティックツアーズの面々に見せる芽衣子。ここがどこかとクイズを出すが全員ハズレ、ドヤ顔で正解を言おうとしたところに高垣楓が現れドヤ顔で正解されてしまった。 追記・修正は例の赤いものを写真に収めた方がお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] R、SRと立て続けに爽やかな笑顔を見せた芽衣子さん。どこかで見た顔だと思ったら2010年前後のクリムゾンのエロ同人に出て来るバリタチのレズ女だった -- 名無しさん (2019-02-14 08 33 04) 名前 コメント
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『柾良城』 『柾良城下町』『侍町』Tips『柾良の国における格差』 『足軽町』 『町人地』 『寺町』Tips『柾良の国における教育』 『街道町』Tips『馬は速い』 『城下町郊外』『長馬山』 『城下町外』『妖怪の地(温雅山・妖河港)』 『禁足の地』Tips『冷厳谷の鬼との戦い』 『柾良城』 柾良の国における公務の中心。堀や石垣、防壁で区切られた複数のエリアが集まって構成されている。 戦争を想定した造りにはなっていないが、永い歴史の間で増改築を繰り返しているため非常に複雑で迷いやすくなっている。 噂では、当主だけが存在を知っている隠し部屋がいくつもあるとかないとか。 施設名 概説 関連キャラ 作成者 陳情窓口 民が柾良の殿様へと願いを陳情する場所……という名目の、町民向け受付窓口。おおよそ、ガイアの日本における市役所と同じ業務を行っている。また、魔法使いでもある武将たちへの依頼もこの窓口で受け付けている。 GM 練兵所 兵や武将が訓練するための施設。異界を利用しており、敷地以上の広さに様々な様式の訓練施設を用意している。また事前の予約が必要であるが、幻影を用いた合戦訓練すら行うことも可能。淡雲義正が管理をしており、自身もほぼ毎日訓練に利用している。 淡雲義正 GM 武将棟 城を囲むように建設された三つの建物。天軍用、地軍用、人軍用に分かれている。装備がある程度統一されている足軽や兵士たちと違い、武将が必要にする装備は多岐に渡るため、それらをまとめて管理するための場所。装備を変えるためのロッカールームや、ちょっとした休憩室なども整っている。 GM 食堂 城で働く者たちのための食堂。7時~20時の間営業している。主に武将や上位文官が利用する第一食堂、兵たちが利用する第二食堂、下位文官や奉公人などが使う第三食堂がある。とはいえ他の食堂を使ってはいけないわけではなく、メニューにも差はない。 GM 寮区画 独身の武将が住まうための区画。個室が百を超える数も用意されている。元は大奥として利用されていた区画だが、当代の柾良当主が「大奥を作るつもりはない」と宣言したため空いた場所を有効活用している。元が元であるため防音などもしっかりしており、住心地は良い。 GM 研究区画 アルキメデスが多数の部下を抱えて運営している研究所。戦で功績を立てるたびに増築を嘆願しており、そのたびに地下を掘り下げて今では地下10階を超えるほどになっている。上の階層ほど広く、昔から続けている重要な研究をしている。下の階層ほど狭く、最近始めたどうでもいい研究をしている。 アルキメデス GM 地下封印区画 凶悪犯罪者は順次処刑されているが、何らかの理由で処刑することが出来ない者や処刑を待つ者を収容する区画他国のスパイや破壊工作を行った者なども収監されており、この区画の警備担当は実力の高い者しか就くことが出来ない。 GM 『柾良城下町』 柾良の城下町は城から近い順に侍町、足軽町、町人地、寺町、街道町に分けられている。 これは昔、身分によって居住地が厳格に分けられていた頃の名残である。 もちろん今ではそのような区別は存在しないが、それでも城に近いほど地価が高いため自然とその名の通りに分かれることが多い。 『侍町』 施設名 概説 関連キャラ 作成者 武家屋敷街 柾良の国が管理する、武将が居住する住宅街。所帯を持った者はここに屋敷を持つことが多い。昔からこの区画は武将が住む場所となっており、『空き屋敷を維持するための一族』が存在するほどである。ガイアなら文化財レベルの建物も多いが、あくまで実用であるため居住者も平気で改築を行ったりする。 GM 柾良奉行所 柾良の国における治安維持組織。事件の捜査や犯罪者の収容などを行っている本来は武将や兵がその役目を負うものだが、何代か前の当主が貴重な武将を取られるのを嫌って組織した。凶悪犯罪者は城に引き渡しているが、ある程度まではこの奉行所内で刑罰を与える権限を持つ。 GM 柾良義塾 柾良における専門教育の一翼を担う国立塾。充実した講師陣によって、最先端の異世界技術からジパングの流派まで幅広く学ぶことができる。ただ受講を志望する者が多すぎるため、相応の大金を用意するか、相応の学力・魔力がなければ受講することができない申請制度が設けられた。武将は大抵相応の魔力を保持しているため立入りや受講することは可能。 GM 近楽通り 目新しい豪邸が立ち並ぶ通り。かつては開発が進んでいない通りだったが、飛躍的な文明成長の波に乗り一山当てた富豪達が土地を買い占め自身らの豪邸を建て始めたことにより開発が急激に進んだという。そのため金銭を重んじる富豪が多数住んでおり、近楽通りの住人を「成金」と揶揄する声も少なくない。 GM 刀鍛冶『村柾』 刀を専門に扱う鍛冶職人が集う工房。主に軍が使う数打の刀と、実力者それぞれに合わせた専用の刀を打っている。昔、柾良に身分制度が残っていた頃は国一番の刀工のみが特例的に侍町に工房を構えることが許された。そして創業以来一度もこの工房を譲らなかったのが村柾一族である。その腕前は天下に響き、柾良の軍事力を支える一因にもなっている。 GM Tips『柾良の国における格差』 異世界よりの知識は『戦の国ジパング』に先進的思想や最先端技術をもたらしました。 『柾良の国』の法やモラルが現代日本に準じているのは、それらを上手く取り込んだ成果と言えるでしょう。 ただ異世界知識による飛躍的な文明成長は『継承性』という一つの問題を生み出しました。 重要な知識量と広めるべき民草の数が、召喚者の人数と全く釣り合ってなかったのです。 結果的に、力・才能・人脈・運ある者は成功し、無き者は恩恵を僅かに得るのみとなりました。 『成功者』と『失敗者』の格差は大きくなったのです。 身分の違いは存在しない『柾良の国』ですが、地価という形で人々は分かれているのです。 『足軽町』 施設名 概説 関連キャラ 作成者 柾良歌舞伎座 百年以上の伝統を持つ、由緒正しい演劇小屋。歌舞伎座と銘打ってはいるが、歌舞伎以外の上演も多い。歴代の座主が「本物に近づける意思こそが臨場感を産む!」という信念を持っているため大仕掛けや火薬などをバンバン使う。そのため幾度か火災により全焼しており、そのたびに建て直されている。 GM 大武道館 中央に立派な土俵が設置された、観客席全方位型の相撲用施設。相撲取りはジパング全土で人気と尊敬を集めており、それはこの柾良でも例外ではない。横綱ともなれば大名に劣らぬ名声を持つだろう。 GM 遊郭街 遊女を相手に遊ぶ施設が集められた地区。何代か前の柾良国主が治安の悪化を防止するため、店を一カ所に集めた経緯を持つ。この区画に店を持つには厳格な衛生管理と労働時間・内容の順守が必須であり、所属する遊女たちも安心して働くことが出来ている。値段もお手頃なお店からがっつり贅沢できるお店まで幅広い。 GM 桜花広場 通称「千本桜」と呼ばれるほど多くの桜が植えられた大きな広場。元は足軽たちの調練に使われていたが、異界を利用した練兵所が作られた際に大量の桜が植えられ、公園として開放された。春になれば連日花見の宴会で大いに賑わっている。 GM 酒盛場『円葉』 「おぅい店主! 酒おかわり!」ガタイの良い店主と、笑顔の可愛い看板娘が切り盛りする酒場。酒はもちろん店主の料理も美味しいと評判。食材を持っていけば適当につまみを作ってくれるため、釣った魚や仕留めた獣を持っていく人も。 GM 賭博場『紅鷺』 「丁か半か!?」『良木組』が取り仕切る賭博場。丁半やチンチロリンなど、古来より伝わる賭博を主に行う事ができる。「勝敗は絶対」「イカサマはその場でバレたら十倍払い」という決まりが遵守されることで有名。だが同時にツケも存在せず、素寒貧になれば山科大橋の下に裸一貫で投げ捨てられることになるだろう。 良木甚太郎 GM 山科大橋 城下町に流れる長馬川を跨ぐ大橋。城下町にかかる橋は他にも存在するが、様々な伝承や逸話があることから有名になっている。逸話の一つとして『嵐の猛将』がある。嵐の中にて冷厳谷の妖怪と猛将が斬り合い、猛将が妖怪を斬り捨て橋の下へと落としたという逸話である。そのためか『山科大橋の下にいるのは敗北者』という習わしが続いている。今日も大橋の下にて、賭けに負けた者や事業に失敗した者が橋の下にて横たわっているかもしれない。 GM 『町人地』 施設名 概説 関連キャラ 作成者 柾良大合同商店 10年ほど前に新しく建設された、13階建ての巨大商業施設馴染みが無い人にもわかりやすいように、と「大合同商店」と名付けられたが、民にはもっぱらデパートと呼ばれている。開店当初から今まで常に大賑わいで、この商店内に店を持つことが出来れば一流店の仲間いり、と言われている。 GM ゲームセンター『マサラ』 ジパング内では最先端の技術を用いて作られた娯楽施設。元は異世界から来た技師が趣味で作ったゲームを数点展示していた施設だったが、子供や一部の大人を中心に大ブームが発生他国では規制や技師の不足によりあまり広まらなかったが、柾良では一つの文化として成立している。 GM 花火屋『ぽちや』 夏祭りやお祝い事で上げる花火を作る伝統的なお店。昨今では便利な魔法による花火も増えてきているが、大型花火に関してはやはり職人の花火が欠かせない。隻脚の親方が今日も厳しく弟子たちを鍛え上げている。 GM 左膳通り 薬師、鍛冶、研究者。あらゆる職人がそれぞれの居を構える通り。もともとは薬の素材を売り合う互助会であったのが、異世界技術の奨励によって多様な職人が集うようになった。居を構えてからどうするかは自由で、研究に没頭する者もいれば、商売として店を開く者も居るという。 GM 屋台裏道 表通りから一本外れた、少し細い道に所狭しと屋台が並ぶ通り。表通りが発展するに連れて昔から営業していた屋台が出せなくなり、試しに裏道で出してみたことが興り。入れ替わりと競争が激しく、飛び抜けた実力か優れた経営能力のどちらかがなければ生き残ることは難しい。 GM 淡海テレビ局 淡海清十郎が数年前に設立した民間放送局。当時当主であった父親を説得するため設立当初はプロパガンダや戦意高揚に使われることが多かったが、実権を握った今では徐々に娯楽番組を増やしている。特に相撲中継と歌謡番組が好評で、アイドルのような存在も生まれ始めている GM 『寺町』 施設名 概説 関連キャラ 作成者 玉響神社 もとはガイアで祀られていた、音楽・祭事の神様。MK-2112が所持していた本尊を奉っている。この神社を維持することが幹部級NPCの名前を入れるが戦う条件であり、寺院神社が集まるこの区画の中でも一等地に建設された。異界の神ではあるが、もともと柾良の民は多神教で宗教へのこだわりが小さいので違和感なく受け入れられているようだ。 MK-2112 GM 新来通り 寺や教会など、各宗教の施設が立ち並ぶ通り。各宗教に応じた孤児院や墓場などもあったりする。多神教であるこの世界に順応し、他の宗教とも親交を深められる穏健派が多く住んでいる。 GM 寺子屋通り 読み書き・計算などの一般常識を教育する寺子屋が点在する通り。寺子屋はもともと、寺町の僧侶が出張指南していたことより始まったとされている。異世界知識が浸透した今はより奨励され、寺子屋は寺子屋通り以外にも各地に点在している。町立国立私立と入れ交じっており、教育の質は各寺子屋によってピンキリである。 GM 下屋通り まともな家を持つことができない極貧層が暮らす通り。木製の掘っ立て小屋が並んでいる。戦によって親を失った孤児、仕事を失った者、身分を明かせず潜伏する者。大名の名前が発令する公共事業によって極貧層は減少傾向にはあるものの、完全にはなくなってはない。救済として、捨て子や孤児を施設に迎える寺町の僧侶や神父も少なくないという。 GM 三叉橋 城下町に流れる長馬川が三叉に分かれた箇所にかけられた、古くからある三つの橋。比較的海に近い位置にある。公共事業によってより利用されやすい箇所に他橋がかけられたため、三叉橋は修復もされずボロ付いており利用する者はほとんど居ない。そんな三叉橋の橋下では、時折捨て子や落とし物、動かぬ人の体が見つかることがある。上流より流れ着いたのか、この場で捨てられたのか。いつの間にか三叉橋は『捨て橋』という蔑称で呼ばれる時があるようになった。 GM Tips『柾良の国における教育』 『柾良の国』の法やモラルは現代日本並であり、国内の識字率なども決して低くはありません。 これらは寺子屋や義塾を始めとした『柾良の国』の教育政策の賜物と言えるでしょう。 町立ないし国立の寺子屋ならば学費の必要なく学ぶことができます。 ただ飽くまでも任意の受講のため、様々な事情から寺子屋に通っていない子供も居るようです。 『街道町』 施設名 概説 関連キャラ 作成者 淡海港 陸地と長馬川、海域を繋ぐ柾良の軍事的・経済的要衝。淡海家一族の発祥地は海に面した地である淡海とされ、港にもその名がついている。常に柾良の兵士が警備しており、公正な手続きの上で交易が活発に行われている。 GM 淡海浜 白き砂浜、蒼い海。保養地の一つとして有名な砂浜。淡海港の兵たちが別所で度々海の魔獣などを討伐しているため、安らいで休憩することができる。砂浜沿いでは海の家やトロピカルな店などが並び、夏は特に賑わっている。 GM 柾良国道一号 街道町から柾良城まで整備されている馬道。最も多く利用される国道のため、幅は広く、道沿いには色とりどりの店が立ち並んでいる。 GM 馬屋『馬蘭堂』 馬の飼育から売買までを手広く行っている大手馬屋。ジパングにおける訓練された馬は自動車並に早いため、資源の関係から馬のほうがメジャーとなっている。馬のレンタルや馬乗りの教習も有料で行っている。 GM 車屋『トミタ』 異世界技術を取り入れた車やバイク、自転車や鉄筋などの工業製品を製造販売している工場。馬という確立された交通手段と、開発コストと資源の問題から車は高級品に近かった。だが異世界技術の浸透により低コストを実現し、町人が購入することも増えてきたという。 GM Tips『馬は速い』 ――ある時代、ある召喚者と馬屋主人の会話 「奴隷奴隷って言われるがよォ。俺ァこの相棒のバイクでブイブイ言わせてたのよ」 「へぇこの鉄の塊が走るんですかい」 「おうよ! アメリカってどっぴろい大陸をスゲースピードで横断したこともあるぜ!」 「そいつぁ素晴らしい。実際、どんぐらい速く走るんで?」 「見せたほうが早いかもなァ、あんたんとこの馬と勝負するとかよォ」 「カッカッカ、面白ぇ。あっちの草原で試してみますかい」 ――スピード勝負が始まって 「……ンだとォ!?」 「なるほどこいつぁ早ぇ! ”馬とおんなじ速さで走る鉄の塊”なんてあたしゃ初めて見たよ!」 『城下町郊外』 地名 概説 関連キャラ 作成者 長馬山 標高約500mの自然豊かな山。恵みをもたらす山として古来より親しまれてきた。詳細は『長馬山』にて記載。 GM 長馬川 長馬山から田園地帯、柾良城下町を通る河川。古来より柾良の国を支える恵みの川として重宝され、現在も柾良の国によって管理されている。 GM 長馬田園地帯 柾良の国における食糧を支える田園地帯の一つ。長馬川による恵みや異世界技術による品種改良によって収穫可能量は安定している。しかし害虫や魔獣、盗賊といった外的要因に収穫物を奪われ頭を悩ます時もあるという。 GM 犬小屋横丁 過去に使われ、今では廃棄され瓦礫の山となった城跡。孤児や浮浪者が住み着いている。彼らは戦争の煽りを受けて故郷から逃げ延び、住む場所と仕事を求めてここに流れ着いた。この場所に住む人間には二種類いる。すべてを諦めた暗い目を持つ者と、野望を秘めて光るギラギラとした目を持つ者だ もいもい 『長馬山』 標高約500mの自然豊かな山。柾良の国における恵みをもたらす山として古来より親しまれてきた。 『長馬山』の由来は「柾良の転移柱より見た山の形が『長い首をした馬』に似ている」ことから来ていると言われている。 地名 概説 関連キャラ 作成者 長馬山展望台 長馬山頂上に設けられた、城下町を一望できる石製の展望台。十世代ほど前、柾良の国にて内乱が起きた際に整備された見張り台を流用しているという。柾良の国において最も星が見えやすい場所として占星術師や画家に重宝されている。 GM 長馬温泉街 長馬山には地熱によって温まった熱水泉が湧き出る地域が存在する。温泉として開発された箇所も多く、その中でも長馬温泉街は代表的な温泉地域である。古風な街並みに旅館や菓子屋、料理店が並び、保養地として賑わっている。長馬温泉の主な効用は創傷・肩こり・美肌作用。人気菓子は長馬温泉饅頭(霊薬相当)。 GM 旅館『ながまや』 温泉街の中でも特に大きな旅館の一つ。良質な接客と上質な設備、それに見合ったお値段で有名。他国の重鎮もお忍びで訪れるほどの盛況ぶりで、庶民の間でも「いつか一度は泊まってみたい」と噂になっている。 GM 『城下町外』 地名 概説 関連キャラ 作成者 国境付近 国境付近などの要所では、ほとんどの場合関所が設けられている。見張り台や休憩所、簡易的な執務室が用意され交代で警備を行うことになっている。国内より許可なく他国へと抜ける者は居ないか、他国に動きはないか。そういった動向を観察することも立派な任務の一つとされている。 GM 温雅山 柾良の国と同盟を結んでいる妖怪が住む山。温雅山より流れる温雅河川にて人と妖怪の交易が行われている。詳細は『妖怪の地(温雅山・妖河港)』にて記載。 GM 禁足の地 人理から外れた、決して人が御することができない地。柾良の国は該当する既知の区域を『禁足の地』として定め、民草の立入りを固く禁じている。詳細は『禁足の地』にて記載。 GM 『妖怪の地(温雅山・妖河港)』 温雅山は冷厳谷と対をなす、柾良の国の大名淡海清十郎と同盟を結んでいる妖怪の山である。 様々な種族を受け入れる淡海清十郎の思想に感銘を受け、対等な交易を度々行っている。 麓の妖河港にて交易場・宿屋が設けられ、麓近くにある採取場への斡旋なども行われている。 ただ、よほど信頼されている人物でなければ麓より上に登ることは許されていない。 コレは決して温雅山の益のみを考えているわけではない。 部外者を好ましく思わない妖怪、生い茂る樹海に眠る未知。 柾良の国の者にとって温雅山を登ることは、『禁足の地』に足を踏み入れることと等しいのだ。 地名 概説 関連キャラ 作成者 妖河港 温雅山の麓、温雅河に沿って作られた木製の河川港。温雅山の妖怪が管理している。かつては妖と人との戦いにおいて、妖側の砦として作られた。山より流るる兵糧や武具を受け取り、温雅山の恵みを奪わんとする人達を仕留めていた。そのため重要施設として粗方の整備はされている。同盟を結んだ今は、温雅山にて取れたモノや他方より持ち寄られたモノを交換し合う場として賑わっている。基本物々交換であるが、柾良の国と温雅山が同盟を結んでからは金銭も有効となった。 ポンとココ GM 寄合『狸の葉』 妖河港内部にある、温雅鉱山における採取といった仕事を炭鉱夫や旅人、武将などに斡旋する依頼斡旋場。斡旋した側を補助する宿屋や万屋なども妖河港の近くにあったりする。依頼内容は採取から暴走した魔獣討伐、落とし物探しまで大小様々であり、ときたま変な依頼が飛び込んでくることも。 GM 温雅河川 温雅山より流れる、柾良の国の田畑を支える河川の一つ。柾良の国に水の恵みを与えていた反面、荒川としても有名で、年に数度氾濫し民草を苦しめていた。だが異世界技術が浸透した今となっては治水事業が進み、氾濫は抑えられつつある。 GM 温雅鉱山 温雅山の麓近くにある鉱山。異界として定着しており、金銀薬草そして魔物が眠っている迷宮として有名。同盟の約にて基本妖怪側の土地と定められており、妖河港にて『獲得物が持つ価値の数割を妖河港に納入する』という契約をしたものだけが採取を行う事ができる。破った者は重く罰せられる。浅部ならば炭鉱夫であっても問題ではないが、奥地に行くほど魔力が増し魔物は強力になる。武芸と探索に通じた者たちならば奥地探索は可能なため、武将格が奥地を探索し採取することも奨励されている。 GM 温雅樹海 温雅山を登るには通らなければならない、温雅山の妖怪のみが入ることを許される樹海。よほど信頼されている人物でなければ、登ることは許されない。ソレを知らぬものが生い茂る樹海に迷い込んだのなら、行方知れずとなるか罰せられるかのどちらかだろう。 GM 『禁足の地』 火山、怨霊蔓延る地、神域。 『戦の国ジパング』には人理から外れた、決して人が御することができない地が存在する。 柾良の国も決して例外ではなく、該当する既知の区域を『禁足の地』として定め、民草の立入りを固く禁じている。 民草が住む地域というものは得てして『禁足の地』から外れて作られているため、日常を過ごす分には問題がない。 だが禁足の地から淀み出る魔獣などは止めることができず、討伐の必要が生じる。 柾良の国が武将と民との交流を推奨しているのは、そういった諸問題の早期発見・解決も目的の一つとして存在する。 地名 概説 関連キャラ 作成者 冷厳谷 温雅山とは対をなす、人に畏れをもたらす妖怪・魔獣が大勢住み着いている妖怪の谷。断崖絶壁の谷が続き、谷底では常に冷たい風が吹いているという。世界に『畏れ』をもたらすことこそ妖怪の本望であるとし、人と交流している温雅山の妖怪を強く敵視している。豪快な妖怪から狡猾な妖怪と多種多様な妖が、騙し殺し攫いと手段を選ばず人を襲う。畏れをもたらし、されど殺しすぎず。今宵も冷厳谷から放たれた妖怪が巷で騒ぎを起こす。もし民草が変哲もない街道にて、突然鋭い傷を受けたとすればソレはおそらく冷厳谷に住む鎌鼬の仕業だろう。 GM 愚か沼 寄り付いただけでも死臭が漂う毒沼。かつては恵まれた田畑であったと言われる。六世代ほど前にこの地を攻めた猛将は残虐であり、人々を生きたまま地中に埋めたという。猛将が討たれ、時が経った今となっても恨みの行き場を失った怨霊や屍体が彷徨っている。どこぞより『不死の秘術が眠っている』『財宝が首とともに眠っている』との噂や地図が民草に流れるがソレらは大方ノコノコとやってきた愚か者を食らう死者の誘いであろう。 GM GM GM GM Tips『冷厳谷の鬼との戦い』 「恨めしや……。我ら冷厳谷の鬼は決して忘れぬぞ、貴様ら人の嘯きを!」 冷厳谷において絶対的指導者は居ないとされるが、著名な妖怪たちは言い伝えに残っている。 そのうちの一匹が百面童子である。名の通り百の面と体を持ち、おおよそ不死身とされていた。誇り高くも激昂しやすく、冷酷だが執念深いと語られている。 遥か昔より百面童子は屈強な鬼として各地で暴れ、数多の人々が殺された。 三日月の夜にて百面童子が配下を引き連れ柾良の城を襲った時、当時の柾良当主は一計を案じた。 降伏した素振りを見せ百面童子率いる鬼たちを城へと招き、そうそう飲めぬ美酒を浴びるほど飲ませた。 慢心し酔っ払った百面童子を強者たちで囲い、清められし槍で突き刺した。 不意打ちにて三十二、強者を四十人殺すまでに二十八、負けを悟り囲いを抜け出すまで十、城より逃れるところを十八。 合わせて八十八の面を剥がされた時、夜明けの陽射しを浴びて百面童子は塵となって消えたという。 以降、冷厳谷に住む妖怪は城を攻めることはなくなったが、人を信じることもなくなった。万が一居るとすれば異端の者として扱われるだろう。