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第31試合傑作 925 :今回ネタ出してないんで久しぶりに作ってみた:2012/12/09(日) 09 37 34.70 ID LFZN1Oei0 光成「もう今年も大詰めだなーーーーッ」 観客「オーーーーーーーーーーーーーー!!!!」 光成「でももう1つ大詰めに差し掛かったものがあるんじゃーーーーッ」 観客「それは何だーーーーーーーーーーーーーー!!!!」 光成「このスレじゃ このスレじゃみんな!!」 第31試合ベスト入場!! 時事ネタは生きていた!! 更なる調査を積みネタ凶器が甦った!!! すでに昨年!! 「2011年重大ニュース」( 221-225)だァ――――!!! 東京都観光案内はすでに我々が完成している!! 鉄道ネタ「全都内難読駅入場」( 58-61)だァ――――!!! 破りしだい報復しまくってやる!! スナイパー代表 「『ゴルゴ13相手にしてはいけない行為』入場」( 876-878)だァッ!!! 食肉用家畜なら我々の歴史がものを言う!! 食用に適さないものも ハート様 「全豚さん入場」( 558-562)!!! 真の戦いを知らしめたい!! 森川ジョージ 「はじめの一歩全ベストバウト」( 345-348)だァ!!! 2chは3階級制覇だがレス容量なら全階級オレのものだ!! 2chAAの鉄拳 「全偉人入場」( 112-129)だ!!! 歌唱対策は完璧だ!! 逆改変 「全選手入場ゲッター」( 288)!!!! 全戦隊のベスト・脇役は私の中にある!! レスリングの神様が来たッ 「歴代戦隊ブルー入場」( 293-296)!!! 9番目なら絶対に敗けん!! 安心院さんのケンカ見せたる めだかボックス 「ジャンプ名作9巻入場」( 407-412)だ!!! バーリ・トゥード(ネタとしてなんでもあり)ならこいつが怖い!! 出場者の身長・体重 「全選手体系」( 273-278)だ!!! 韓国の地へ炎の侍達が上陸だ!! 豊臣秀吉 「文禄・慶長の役入場」( 908-913)!!! ルールの無いケンカが描きたいからアーティスト(漫画家)になったのだ!! プロアマ関係なくケンカを見せてやる!!「全格闘技漫画入場」( 707-710)!!! めい土の土産に金環食とはよく言ったもの!! 観測者の奥義が今 天文台でバクハツする!! 天文学流 「2012年5月21日以降の天文現象」先生( 530-534)だ―――!!! 4番目こそが鴎最強の代名詞だ!! まさか初様もそうだったとはッッ 「全ドラフト4位入場」( 80-83)!!! 歌いたいからここまできたッ キャリア一切不明!!!! 各作品のガールズ(女の子)シンガー 「劇中歌姫入場」( 484-489)だ!!! 私たちは声優最強ではないあらゆるジャンルで最強なのだ!! 御存知名前統一 「全ゆうこ入場」( 609-614)!!! 島の本場は今や九州にある!! オレに勝てる奴はいないのか!! 「長崎県の島」( 231-235)だ!!! 小さァァァァァいッ説明不要!! 72!!! AAA!!! 「貧乳キャラ入場」( 680-685)だ!!! 俳優はいろんな作品に出てナンボのモン!!! 超実戦中の人ネタ!! 本家特撮から「全特撮世界のそっくりさん入場」( 584-590)の登場だ!!! 命名はオレのもの 邪魔する名前は思いきりまとめ思いきり一緒にするだけ!! 名称・系統統一王者 「名前に共通の元ネタや法則性のあるもの入場」( 203-209) 自分を試しに天下を取ったッ!! 現代社会全世界チャンプ 「現代の君主・王族」( 786-790)入場!!! 漢数字に更なる磨きをかけ ”一撃必殺”「全『一』の入った四字熟語入場」( 739-743)が帰ってきたァ!!! 今の自分は店頭にないッッ!! 懐かしネタ「全『マクドナルドの消えたメニュー』入場」( 722-725)!!! 中国四千年の歴史が今ベールを脱ぐ!! 各メディアから 「全三国志派生作品」( 714-718)だ!!! 職人の前でならオレはいつでもいい標的だ!! 燃える連携 「全選手入○」( 820-822)「全選手○場」( 837-839)「全○手入場」( 847-852) 揃って登場だ!!! 医者の仕事はどーしたッ 不注意の炎 未だ消えずッ!! 治すも壊すも思いのままだけど壊したらあかん!! 「全戦後日本の医療事故・薬害」( 597-600)だ!!! 特に理由はないッ 汚い奴が強いのは当たりまえ!! 既出なのはないしょだ!!! ネタの選択! 「古今東西『裏切り者』入場」( 363-367)がきてくれた―――!!! アニメで磨いた実戦擬人化!! 鉄道会のデンジャラス・キャラクター 「鉄道擬人化キャラ入場」( 399-401)だ!!! 文学だったらこの人を外せない!! 超A級ノーベル文学賞候補 「全村上春樹作品入場」( 320-326)だ!!! 超一流アメリカ人の超一流のネタだ!! 生で拝んでオドロキやがれッ ニューヨークの氷の魔術師!! 「有名なアメリカンジョーク入場」( 299-302)!!! 主人公交代はこの男が完成させた!! 一文字隼人の切り札!! 「全ライダー2号が戦ったショッカー怪人」( 498-503)だ!!! 年末恒例ネタが帰ってきたッ どうして逝ってしまったンだッ チャンピオンッッ 俺達は君達の冥福を祈るッッッ「2011年に亡くなった人入場」( 239-248)の登場だ――――――――ッ 加えてネタ不足に備え超豪華なリザーバーを4名御用意致しました! ボトムズ 「全最低野郎入場予告」( 11-13)!! 可愛い女の子 「青ショートっ娘入場」( 431-435)!! 全然伝説じゃない 「伝説ポケモン入場」( 646-648)!! ……ッッ どーやら今まで多くの者達が到着が遅れてきた様ですが、到着次第ッ傑作選としてまとめてご紹介致しますッッ 928支援ありがとう 関連レス 931 :水先案名無い人:2012/12/09(日) 10 10 28.96 ID LFZN1Oei0 やってもうたorz 926変換漏れ 誤 全戦隊のベスト・脇役は私の中にある!! レスリングの神様が来たッ 「歴代戦隊ブルー入場」( 293-296)!!! 正 全戦隊のベスト・脇役は私の中にある!! サポートの神様が来たッ 「歴代戦隊ブルー入場」( 293-296)!!! 932 :水先案名無い人:2012/12/09(日) 11 11 52.72 ID Rcnjmi7k0 あ、エントリーされて自分が今スレにもネタ投稿してたの思い出した! 933 :水先案名無い人:2012/12/09(日) 22 45 08.33 ID 0tBP3PO90 乙!やっぱり自分の作ったのが入ると嬉しいね! 934 :水先案名無い人:2012/12/09(日) 23 00 39.08 ID 0tBP3PO90 全選手一体何者なんだ… は結構好きだったから入れて欲しかったし 935 :水先案名無い人:2012/12/09(日) 23 15 00.40 ID m+J/T6880 覆面太郎…一体何ロング小林なんだ… 936 :水先案名無い人:2012/12/10(月) 01 23 33.66 ID qHJ1bWxD0 スレベスト乙。 俺の二番煎じも入っててちょっと嬉しかったw 934 正体不明だからエントリーできなかったんだよ、きっと。 940 :水先案名無い人:2012/12/10(月) 07 00 37.09 ID JNr7ScxQP ベストも次スレも乙! 俺の2つ入ってた 941 :水先案名無い人:2012/12/10(月) 17 42 36.56 ID lBrzD+J90 ベスト&スレ立て乙! 自分のもエントリーされてた結構うれしいもんやね 943 :水先案名無い人:2012/12/14(金) 21 52 18.29 ID BuHSQDMU0 ベストきてたか乙 1年ちょっとで新スレか そういや最近投下多いね 昔の投下ラッシュみたいで懐かしい コメント 名前
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ロシア・ソビエトSF傑作集 369 名前: でへ 03/12/11 23 29 ロシア・ソビエトSF傑作集 上・下 創元SF文庫 古い話が多いし、SFとしては物足りない話が多いが、 史料としては貴重でしょう。 多くの話に共産主義に関する記述が入ります。 (それも無理やり記述したため、話としては失敗) 共産主義に肯定的な話はソビエトでは生き延びたが、 否定的な話は、、、 イデオロギーって大変な問題だったんだ。昔は マニア向け マニアにとっては7点
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阿佐田哲也麻雀傑作集 東一局五十二本場 作画 嶺岸信明・ももなり高?・土山しげる? 原作 阿佐田哲也 話数 全8話 概要 阿佐田哲也の短編集『雀鬼くずれ』『東一局五十二本場』に収録の短編を原作にしたアンソロジー。 嶺岸信明「東一局五十二本場」「海道筋のタッグチーム(前後編)」「天国と地獄」、土山しげる「居眠り雀鬼」、ももなり高「雀ゴロブルース」「便天小僧八之助」「天和くずれ」を収録。 単行本 レーベル名 出版社 版型 巻数 奥付 Amazon バンブーコミックス 竹書房 B6 全1巻 2003年8月25日初版 阿佐田哲也麻雀傑作集 (バンブー・コミックス) 備考 嶺岸作品は『哲也十番勝負 坊や哲誕生』にも収録。 ももなり高 アンソロジー コミカライズ バンブーコミックス 土山しげる 嶺岸信明 阿佐田哲也
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第125話:傑作シリーズ開幕? 作:◆cCdWxdhReU 「萩原子荻……」 僕はショックを隠せなく、その名を呟いた。 死者の蘇生。 あの男が言っていたのは事実だったのか。 それとも…… 「あん? 萩原?」 僕の呟きを聞き零崎が声をあげる。 「知ってるのか?」 「いやまぁ一度やりあったからな。あれだろう『策師』とかいう卑怯臭い手を使う女。結局あのときは殺せなかった」 一度やりあった? こいつ子荻ちゃんと戦ったことまであるのか? あの男が最高と言える評価もしていたわけだし、底が知れない。 「ああ、彼女は僕の前で死んだ。だがこの名簿に載っているんだ」 「死んだねぇ。まぁここなら何があってもおかしくないんじゃねーか。なぁ凪」 零崎はそう言い、凪ちゃんに同意を求める。 「そうだな。最初の剣士然り、呪印しかり、それについさっきのあのこともな」 「あのこと?」 「そう、さっきって言っていいくらい前な」 「ちょうどいい。説明してやれ零崎」 「ああ」 そう言って零崎は今までの経緯、凪ちゃんと会ってからのことを話し始めた。 さーてやーっと俺の出番ってわけだぜ。 凪やら『欠陥製品』にばっかりおいしいところ持ってかれたくねーかんな。 え? いったいなんのことだって? 気にすんな世の中にゃいろいろ事情があんだよ。まったく傑作だよな。 これからは戯言遣いのお話じゃなく、人間失格のお話をしようじゃないか。 時を遡ること約2時間ってとこか。 俺と凪が同盟、同盟ねえ、普段は使いやしない言葉をこんな状況で吐けるなんて皮肉なもんだ。 まぁとにかく同盟を組んですぐの時間に遡る。 「しゃーねー、おまえの提案に乗ってやらぁ」 かははと笑いながら俺は言った。 あの『欠陥製品』が今の俺を見たらどんなことを言うんだろうか。 笑うか? 笑うだろうなあの鏡面は。 「で、おまえの名は? 人の名前を聞いたんなら自分も名乗るのが礼儀ってもんだ」 俺は黒髪の女に尋ねる。 「オレの名は霧間凪、よろしく頼もうか。零崎」 いきなり呼び捨てかよ。まさかこの殺人鬼が女子高生に呼び捨てされるとはな、 さっきの凪の杖にしてもこのゲームにしても、まったく体験したことないことばかり体験させてもらえるぜ。ほんと傑作だよ。 「なぁ、凪、あんたその格好からすると高校生だろ? 一応俺の方が年上だと思うんだが」 ささやかながらの抵抗を俺は講じてみる。 「あぁ高校生だ。別にいいだろ。まさか零崎さんなんて呼ばれたいのか?」 「いやそれは流石に嫌だが――」 瞬間強烈な破裂音が俺の鼓膜を振動させた。 銃の音、日頃聞き慣れていた。俺にとっての日常、普通の人間にとっては非日常の音が轟いた。 「!?」 音に反応して俺と凪は警戒する。 「近いな。かなり近くで誰かが銃を撃ったのか?」 「へっ、どうやらそうらしい。 俺やおまえみてーにゲームに乗らない人間ばっかりってわけじゃねーようだ」 「そんなこと言ってる場合か。外の成り行きを見て、問題なければ行くぞ零崎」 そう言って凪は俺が蹴飛ばして開け放たれたままの扉の横の壁にくっつき、ことの成り行きを探る。 5分。 体感した時間としちゃ、そんくらいの時間を倉庫の中で凪と待つ。 その間にこの辺りを何人かが歩く走る音が聞こえ、その足音はそのまま遠ざかっていった。 「どうやら今出て行けば問題はなさそうだな。どこかに行ってしまったようだし」 そう言って凪は扉をを足早に出ていく。 外はまだ暗く、この闇の中を逃げるのは楽だ。逆に追うのは難しいって意味でもあるんだがな。 まぁ夜目が効く俺ならば、この程度の闇、問題なく殺しきってみせる。 暗くたって人を殺す。明るくたって人を殺す。それが殺人鬼、零崎一賊だ。 「おい待てって凪」 そう言いながら俺も凪の後を追い、駆ける。 凪の後を追い駆ける。ことになったのは数秒で終わっちまった。 説明させてもらうと、俺らがいた倉庫っつーのは家に設けられたガレージのようなもんだ。 家のサブって言った方がいいくらいの大きさで、その民家の庭に家と併設する形で建てられている。 そんでまぁその庭を通って外にでようとしたら、女の子がいたってわけだ。 たぶん中学生って感じだろうか、背が低くて大人の色気ってもんが無いまだまだガキだ。 頭の上に天使のわっかみてーな巫山戯たアクセサリーをつけてやがる。 そいつがなんだと思う? 鉄パイプ持って立って寝てやがった。 まったく立って寝るなんて真似、流石に兄貴でもやんねーぞ。 ホントに器用なガキだなこいつ。 「おい大丈夫かおまえ?」 凪が女の子に声をかける。 「待て凪」 それを俺が止める。 「なんだ零崎、女の子をここに置いておくのは危険だろう」 苛立たげに凪は振り向いた。 「そうじゃねえ」 「何?」 瞬間、凪の頭に向かい鉄パイプの突きが向かう。 「――っ!?」 当たれば頭蓋骨くれーはイっちまう勢いのその突きを、頭で動くんじゃなく既に体に刻まれた感覚で凪は体を捻り避ける。 凪の美しい漆黒の髪が数本鉄パイプに触れる。まさに間一髪ってか。 「ぴぴるぴー」 そのまま袈裟懸けに鉄パイプを振るい、凪を狙うガキ。 杖で受け流し、バックステップして俺の横まで下がり、凪は杖をガキに向かって構える。 「いったい、なんだこの女の子は? 錯乱してるのか。ぴぴなんだ? 奇声を発してるし」 「下がれ凪」 俺が手で凪を制す。 「こいつは人間じゃねえ」 「何?」 出刃包丁を右手で弄びながら言う。 「俺を誰だと思ってる? 生粋の殺『人』鬼だぜ。 こちとら数えてらんねーほど人を殺してる。人かそうじゃねーかくれーわかる」 「ぴぴるぴー」 ガキは今度は俺をターゲットにロックオンしたようだ。 やってくれるぜ、この零崎人識に喧嘩を売るってことがどうなるか、教えてやろう。 「へへへ、今まで何人も人外の力を持った人間を殺してきたが、人外はさすがに久しぶりだぜ」 「殺すな、零崎」 「さーてな?」 「おい!」 少女が俺に向かって鉄パイプを振り上げ斬りかかってくる。 相対するように俺は駆け抜ける。 そしてすれ違って数歩進んで俺は止まる。 「ぴぴ……ぴ――」 血を撒き散らして崩れ落ちるガキ。 「ま、こんなもんかね。どうだ? 俺の実力って物を実か、グゲっ」 凪に杖で思い切り殴られた。バットを持つようにしてスイングされた杖は俺の頭に綺麗にヒットする。 さっきの動きといい、この女、やっぱり腕はかなりいい。 とっさに力をずらさなきゃ、怪我してるとこだ。 「零崎ィっ! 殺すなって言ったろうが!」 「つつつ、何すんだよ凪。殺してねー、殺してねーって」 「何?」 「見てみろよ。血が酷いが急所は切ってねー。足の腱と利き腕の腱を斬ってやったんだよ」 そう。 起きてこないのはショックで気絶しているからだろう。 一応これからのことを考えれば、人間じゃない上にゲームに乗ろうとしてるやつを殺すべきだ。 だがまぁ一応凪の頼みだってんだからな。 「譲歩してこれくらいでいいだろ。まぁこれから歩けねーし利き手で物も持てねーが。本人も文句ねーだろ」 文句あると思うが、と呟く凪を無視して獲物の出刃包丁を振るい、血を払う。 「やっぱ殺してバラして並べて揃えて晒さねーとなんかしっくりこねーな」 「オレも人のことは言えないが、おまえ予想外のことしすぎだ。こういうことするならこれからは前もって言えよ」 そう言って凪は怒った顔をして先に行ってしまう。 それを見送りつつ、俺は背後の少女を見下ろす。 さっき斬るときに気付いたが、このわっか、どうやらかなりの切れ味の刃物らしい。 俺のコレクションに勝るとも劣らないだろう。 丁度いい、正直この出刃包丁だけじゃあ心細かったからな。 俺はそっとわっかを親指の腹と残りの4本の指で挟むように掴む。 その両刃のわっかは普通の人間が持てば手を深く切ってしまうだろう。 だが刃物のスペシャリストの俺ならば実戦で使いこなすことも可能だ。 俺はデイパックにそのわっかを納める。 「わりーな。命あるだけましと思ってくれ」 そう言ってわびるように少女に向かい片手をあげる。 「おい零崎! なにしてる。置いていくぞ!」 凪の声が響いた。 「へいへい。お嬢さんは短気なこって」 そうぼやきつつ俺は彼女の後を追う。 「でまぁそのあと森の中を散策してたらおまえに出会ったってわけだ」 目の前の鏡面、『欠陥製品』に今までのことの次第を説明し終えた。 「……………………………………」 「なんだ? 『欠陥製品』? そんな変な顔して。わかっただろ、俺の今までのこと」 鏡面は俺のことを見続けるだけでなにも言わない。 「あのさー零崎」 「? なんだよ」 「その女の子からわっか取ってきたこと、凪ちゃんに言ったかい?」 「いや?」 「君の後ろでさー」 瞬間背後の怒気を感じる。殺気ではない、怒気だ。だが俺には殺気よりもこっちのほうがよっぽど怖い。 「ぜーろーざーきー」 「かはは、なんだよ凪、だってあの場で言ったらまたなんか言うだろ?」 またも杖が俺の頭に飛んできたのは言うまでもない。 【残り96人】 【F-4/森の中/1日目・05 00】 【いーちゃん(082)】 [状態]:健康 子荻ちゃんの名前を見て錯乱中 [装備]:なし [道具]:なし [思考]:お互いに見張りあい体力を回復 【霧間凪】 [状態]:健康 [装備]:ワニの杖 サバイバルナイフ 制服 救急箱 [道具]:缶詰3個 鋏 針 糸 支給品一式 [思考]:とりあえず隠れて体力を回復、および状況の変化を待つ 【零崎人識】 [状態]:平常 [装備]:血の付いた出刃包丁 天使の輪 [道具]:デイバッグ(支給品一式)サバイバルナイフ [思考]:惚れた弱み(笑)で、凪に協力する。体力を回復 周囲には糸で作られたトラップが張られている。触れると3人が気付くが触れた人間は気付かないしくみ。 【D-3/住宅街/1日目・02 55】 【ドクロちゃん】 [状態]:頭部負傷。ぴぴるモード。道に放置。右手腱、左足腱を斬られている。天使の輪もない。 また、傷が深いのでぴぴるを使ってもかなりの時間は治ることはない。出血もけっこう。 [装備]:鉄パイプ [道具]:無し [思考]:不明。もしかするとぴぴるモード切れたかな? ※能力値上昇中。少々の傷は「ぴぴる」で回復します。 ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第124話 第125話 第126話 第120話 時系列順 第163話 第118話 霧間凪 第134話 第118話 いーちゃん 第134話 第118話 零崎人識 第134話 第074話 ドクロちゃん 第175話
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ゴールデンサザエさんウィーク傑作選 色 出演者 備考 黄色 フグ田サザエ(声:加藤みどり) 水色 - 緑色
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autolink PT/W07-T10 PT/W07-062 カード名:“最高傑作”アイン カテゴリ:キャラクター 色:赤 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:500 ソウル:1 特徴:《武器》? 【永】他のあなたの《武器》?のキャラすべてに、パワーを+500。 【起】[このカードをクロック置場に置く]あなたのキャラすべてに、そのターン中、パワーを+1000。 私たちは機能しさえすれば良い 余計な事を考えてはダメ レアリティ:TD C illust.- メカニックデザイナーシャリオに続くレベル0の《武器》?の応援シナジーを持つキャラクター 自身がクロックに行くことにより、全体のキャラのパワーを上げることもできる。 ダメージコントロールにより自分のレベルが上がらなかったときに、意図的にレベルアップすることも可能。 メカニックデザイナーシャリオと違い、自身も《武器》?持ちなので回収もしやすい。 黄金の英雄王ギルガメッシュとの相性も良い。 また、はらぺこキャルの効果の発動条件を満たすことができる。 ・関連ページ 「アイン」? 《武器》?
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Google Video 傑作集 Google Video Top100(公式) google video の猫さん特集その1 google video の猫さん特集その2 google video のスーパープレイ動画集 Google Video 検索くん はてなブックマーク - http //video.google.com/ の注目エントリー注目エントリー一覧(自動取得) 作品 Mario 実写版マリオ。 honda accord domino ピタゴラスイッチのようなCM。 ipod ad jpop 絶妙w N64 Super Mario 64 in 16 27 by Spezzafer スーパーマリオ64超速クリア STGを一人で2Pプレイ 「斑鳩」のダブルプレイ動画 テレビショッピングでキーボード販売!一見地味な中年男が魅せる衝撃のテクニック!! YouTube 傑作集にあるものと同様。こちらの方が多少高画質 UC Berkeley on Google Video カリフォルニア大学バークレイ校の講義 MS Ipod Parody マイクロソフトiPodパロディ 人気投票 選択肢 投票 Mario (47) honda accord domino (28) ipod ad jpop (16) N64 Super Mario 64 in 16 27 by Spezzafer (63) STGを一人で2Pプレイ (44) テレビショッピングでキーボード販売!一見地味な中年男が魅せる衝撃のテクニック!! (52)
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YouTube 傑作集 YouTube 公式ランキング Tubeちゃんねる ・保管庫 YouTube現在の人気動画一覧 |最新の人気動画を自動で表示 youtube音楽Wiki はてなブックマーク - 注目の動画 はてなブックマーク - http //www.youtube.com/ の注目エントリー注目エントリー一覧(自動取得) 【もっと関連サイトを見る】 → リンク集へ 作品 北斗の拳+クレヨンしんちゃん これは笑えるww 新しいアイドル!FTV隊の歌 フレッツ・テレビの歌♪ちょっとかわいくて笑えるww Mr. Shalan Q のど自慢@いいわけ knight scoop いいわけフルバージョン ダウンタウンが横山やすしに怒られた漫才 わ、若い サザエさん 第一話 逆に新鮮。 robot dance 上手い Japanese crazy mother2 騒音おばさん(miyoco) 偽iPod画像の作り方? 詳しくはここをご覧ください みんなのうた:メトロポリタンミュージアム ちょい怖w テレビショッピングでキーボード販売!一見地味な中年男が魅せる衝撃のテクニック!! うまっ みんなのうた:コンピューターおばあちゃん 名曲 Brown throwing report 広島・ブラウン監督一塁ベースを投げる 不良の彼氏 父親の対応 トリビアの泉 不良の彼氏 父親の対応 その2 同上 ROCKET 伊藤万寿男(エスパー伊藤)の人間ロケット katana vs. pistol トリビア「日本刀vsピストル」 How to peel cooked potato skin in one shot ジャガイモの皮を一瞬でむく裏技 National kara Taisetsu na Onegai 水戸黄門・ナショナル回収CM ロッキー これは特別に行っていることです。テレビの前の良い子の皆さんは絶対に真似しないでくださいね! 3D GUNDAM 手作り感がGood スプーの絵描きうた しょうこ画伯のセンスに脱帽 スプーの絵描きうた~3年前~ 2分15秒前後で絵を裏返しています。 YAMA-P kuchipaku 口パク疑惑・27秒付近。 Amazing R/C airplane demo ラジコン神業 じごくのもんすたー スプー 秀逸 Make Podcast Sticks And Stones Rube Goldberg Contraption 石器時代ピタゴラ装置 卵かけご飯 教育番組の奇跡・ニャンチュウ曰く、「これはひどい」 W杯「日本×オーストラリア」を見ながら解説 権利の関係で映像が使えないので、NHKを見ながら解説する番組(CS181ch 生中継) WE ARE THE THREE(ONLY!) 高円寺をニート3人だけでデモ 探偵ナイトスクープ - 電話が叫ぶ謎の声(1/2) 撮ったのかよorエーアイアイ 探偵ナイトスクープ - 電話が叫ぶ謎の声(2/2) パート2 人気投票 選択肢 投票 北斗の拳+クレヨンしんちゃん (174) Mr Shalan Q (37) knight scoop (29) ダウンタウンが横山やすしに怒られた漫才 (45) サザエさん 第一話 (24) robot dance (15) Japanese crazy mother2 (17) 偽iPod画像の作り方? (12) メトロポリタンミュージアム (21) テレビショッピングでキーボード販売!一見地味な中年男が魅せる衝撃のテクニック!! (35) コンピューターおばあちゃん (157) Brown throwing report (8) 不良の彼氏 父親の対応 (21) 不良の彼氏 父親の対応 その2 (3) ROCKET (21) katana vs pistol (8) How to peel cooked potato skin in one shot (2) National kara Taisetsu na Onegai (12) ロッキー (17) 3D GUNDAM (19) スプーの絵描きうた (122) スプーの絵描きうた~3年前~ (10) YAMA-P kuchipaku (25) Amazing R/C airplane demo (11) じごくのもんすたー スプー (26) Make Podcast Sticks And Stones Rube Goldberg Contraption (2) 卵かけご飯 (46) W杯「日本×オーストラリア」を見ながら解説 (9) WE ARE THE THREE (9) 電話が叫ぶ謎の声 (8)
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長くなって容量オーバーしそうだったので2つに分割。 もう一方は「俺とH・P・ラヴクラフト。」 怪奇小説傑作集3 いやもうホントお願いだからやめて。 留年も怖いけど雷はその比じゃないから。 (留年の怖さ)*{(雷の怖さ)^(-1)}は1より充分小さいから。 誰か雷を止めてくれ。マジで。 怖さを振り払うために英米編3のレビュー。 今回は俺が小学生~中学生時代に読んだ名作がポンポン出てくる。 昔を思い出されて非常に懐かしかった。 それにしても皆さんあまりマイページ更新しませんね。 まあいいや、僕はひたすら更新しまくります。 『ラパチーニの娘』(ナサニエル・ホーソーン) 中学くらいの時に読んだかな。 言わば全身毒手の超美人&超デンジャラスな娘に出会った青年の運命は如何に。 ただこの娘は悪い人じゃない。と言うか逆に性格が超良く、親父に扱われてるだけだった。それが余計に不幸を感じさせる。 さてこの娘の最期の一言、 「あなたの本質には、わたしの本質にあるよりももっと大きな毒が、最初からひそんでいたのではありませんか?」 とは何のことを言っているのか。 おそらく、何かを正義、その反対を悪だと完全に決め付けてしまう妄信的な判断のことを言っているのではないかという気がする。名作。 『信号手』(チャールズ・ディケンズ) 初読は小学生の時か。 崖下の線路の信号手を務める男性から、主人公は奇妙な話を聞かされる。 結局その心霊現象は何だったの?というもやもや感は残るが、物語を通してある非常に心地よい湿っぽさと言うか、薄暗さというものがかなり印象的で覚えていた。 一つのキーワードを用いて話を進めるという手法も面白い。名作。 『あとになって』(イーディス・ウォートン) 前出の「信号手」とは対照的に、こちらは謎解きを楽しむ怪奇小説、という感じ。 探偵ものを読んでるような気分になる。 「最初はそうとは分からないが、あとになって幽霊だったとわかる」という特殊な幽霊が出る、と噂の一軒家に移り住んだ新婚夫婦だったが、夫がある日突如失踪。その行方を捜している内に……という話の流れ。念の為に言うと、実は夫が幽霊だった、とかいうオチではないので。 まあオチがベタだったのが残念かな。でもあまりヒネりすぎても冗長になるかもしれないしな。難しいところ。良作。 『あれは何だったか?』(フィッツ=ジェイムズ・オブライエン) とある下宿に現れた怪異。その正体は一体、というお話。確か小学生頃に読んだな。 まあ、これもよく分からない感じ。結局どうしてそいつはそんな特異な体質を身に付けたのか?ってのが気になる。 これがラヴクラフトだったら多分どっかの洞窟探検とか空き家探検とかに話がリンクしそうな気がするよ。良作。 『イムレイの帰還』(ラドヤード・キップリング) これもどちらかと言えば謎解き系の怪奇小説。 しかし、主人公の友人、ストリックランドがとにかくイケメンすぎる。 いや、こんだけクールな男が出てきたらほとんどの怪奇小説は形無しじゃないか。 このストリックランドのクールさを見るためだけにこの物語を読むというのも面白いかもしれない。 話自体は、インドを舞台にしており、エキゾチックな雰囲気で面白かった。 最後の意外なオチは、良い評価と悪い評価に二分されると思う。 そこのところでちょっと迷うが、まあ名作かな。 『アダムとイヴ』(A・E・コッパード) あ、そういう系で来ますか、そうですか、みたいな感じ。 説明しづらい。 まあアリっちゃアリ。無しっちゃ無し。 ちょっと評価も付けないでおこう。 ただ、この一風変わった作品を、物語たちの中盤に挟んできた構成自体は面白いと思う。一旦休憩、みたいな感じで。 『夢のなかの女』(ウィルキー・コリンズ) 結局これは人為的な恐怖の話なのではないか。 最初に幽霊こそ出てきたものの、後半は……つまり、主人公の男のノイローゼってことでFAなんじゃないか。 や、まあ、俺としては、最後まで超自然現象で話を進めてほしかったりする。 とは言っても、文章自体は上手で、すらすら読めた。良作。 『ダンウィッチの怪』(H・P・ラヴクラフト) いやー来たよ。来たよ。遂に来ましたよラヴクラフト。 ADVゲーム「沙耶の唄」と一緒に読むととても楽しいです。 とあるさびれた村を襲う超怪奇。 その村には嘗て、マッドサイエンティストの親父と、異様な外見の息子がいた。 彼らが行った儀式とは一体。 そして村を襲う怪物の正体とは。 説明が超冗長で初見の人は飽き飽きするというラヴクラフトの癖が全開でございます。 でも後半に突入してからは一気に手に汗握る展開。流石だね。傑作でしょう。 ちなみにこの話の訳者は大西さんで、この方はラヴクラフト全集1巻のご担当。 ラヴクラフト全集の方ではスーパーラヴクラフティストの大瀧さんが5巻で訳されております。 『怪物』(アンブローズ・ビアース) 「あれは何だったか?」も含め、こういう怪奇小説は透明怪談というジャンルらしい。 けど何かちょっと惜しいな。途中の描写に、論理的に矛盾がある気がする。 でも文章自体は非常に上手い。第一節のサブタイトルとかシニカルすぎだろ。 とか思ってあとがきを読むと、この作者は辛辣皮肉な作風の問題児だったらしい。 でも読者をがっちり引き込む文章力は相当なものだと思う。他の作品も読んでみたい。良作。 『シートンのおばさん』(ウォルター・デ・ラ・メア) だから結局何が言いたいねんお前は。って感じだった。 目次で見ると『怪物 シートンのおばさん』って読めてちょっと笑った。 まあ確かに怪物っぽいけどね。何かショタコンっぽいし。主人公逃げてって感じだった。 終始よく意味の分からない会話を登場人物は交わし、特に事件らしい事件も起こらない。唯一の謎は、最後に突然亡くなっていると知らされたアーサーの死の真相か。 そこがキーなのか?いやしかし、それにしたってよく分からない。 おばさんに殺されたのか?しかしそうだとすると途中のおばさんの言動がよく分からない。大体、主人公の最後の一言の意味もよく分からない。 朦朧法はこれだから困るぜ。良作かな。 まあこんな感じで、1巻の「炎天」、2巻の「スレドニ・ヴァシュタール」のような超傑作という程のものはなかったものの、作品間に浮き沈みが少なく、安定した面白さが楽しめる1冊だった。 さて、ようやくラヴクラフトが登場したことだし、怪奇小説傑作集の4巻フランス編、5巻ドイツ・ロシア編は一旦お休みで、次回からはラヴクラフト全集1~7、別巻上下の計9巻のレビューを行いたいと思います。燃えてきたぜ。 怪奇小説傑作集2 留年する覚悟が出来ると、世界が広がって見える。 では次鋒、英米編パート2。英米の作家の、1900年前後の作品が集められている。 『ポドロ島』(L・P・ハートリイ) とある島に旅行にいき、大暴走したドSなおばさんが、正体不明の怪物に襲われます。これだけのあらすじだとマジで意味不明だな。でも名作なんだよ。 マリオの「それがどうも……歩き方が、人間みてえじゃねえんで」の一言がいい。 「人間じゃないような」ってのは端的に恐怖を煽る一言だ。 日本語訳の口調も結構好き。敏腕宇野利泰氏。 『みどりの想い』(ジョン・コリアー) うーん、それどうなのって感じの作風だな…… 何か説明しづらい。 個人的には、こういう、「物語が作り物である」というメタ的前提をモロに読者に見せ付けてしまうタイプの作品は否定的なんだ。受け入れられないので、評価不可能。 『帰ってきたソフィ・メイスン』(E・M・デラフィールド) このタイトルのカッコ良さが殺人的。タイトルだけなら本冊中MVP取れる。 しかし内容は……ワクワクして読み進めてみたが、率直に言えば、がっかりした。 幽霊になって出てくるんだから、そこはしっかり呪い殺しとこうぜ。 「幽霊より人間の方が怖い」みたいなちょっと哲学的っぽい結論を狙ったのが惜しまれる。凡作。 『船を見ぬ島』(L・E・スミス) 最大の失敗は、タイトル。 ちょっと小説を読み齧った人間なら、タイトルの5文字を見れば、冒頭からオチまでが全て丸見えだ。それでもとりあえずは読んでみたが、完璧に予想通りで、ちょっと残念だった。一つ前の「ソフィ・メイスン」と並べて、小説のタイトルの重要さを再認識させられる一作。 あと、これもちょっとメタ的前提が見えてしまっている作品か。でもまあ気にしなければ読める程度。 島の豪奢な雰囲気が、銀の鍵の門を超えた辺りの世界に似てる気がする。 まあ良作か。 『泣きさけぶどくろ』(F・M・クロフォード) ところどころで使われる、自分たちの想像を否定する言及をし続けることで、逆にその想像を肯定的に読者に突きつけるという手法は、ラヴクラフトの「神殿」に近いものがあるね。しかし、結局このじいさんは、幽霊肯定派と否定派、どっちだったんだ?「怪異談を喋っているわけではない」とか言ってるけど、後半モロに怪異談じゃん。 よく分からないな。良作。 『スレドニ・ヴァシュタール』(サキ) この一冊の中でのMVPはこいつ。 スタイリッシュなタイトル、コンパクトにまとまった本文、漂うダークな雰囲気、残酷だがキレ味のあるオチ。実に完璧。1巻の『炎天』に並ぶ傑作。 『人狼』(フレデリック・マリヤット) えぇーって感じ。何か酷すぎねぇ? ある父子家庭の父が、山の妖怪に騙されて、狼女と再婚。 義母(狼女)の子供たちへの虐待。父は気付かない。 しかし狼女の正体を目にすると、父も目が覚め、狼女を殺害。 すると呪い発動。一家全滅。終了。である。 救いが無ェぜ……でも文章はしっかりしていて読みやすいし、良作。 『テーブルを前にした死骸』(S・H・アダムズ) ちょっと都市伝説をカジッたことのある人物なら、もうタイトルで冒頭からオチまで予想可能。そして実際に読んでみてニヤリとすること間違いなし。これが有名なアレの元ネタってことだろうか。 コンパクトにまとまっていて気軽に読める。名作。 『恋がたき』(ベン・ヘクト) 頭のおかしい腹話術師のお話。正直、どこでウケればいいのか分からないっす。て言うか、そもそも怖い話じゃないだろ、これ。いや、まあ、狂いっぷりがある意味怖いけど。 腹話術師の話は、小林泰三の「器憶」(「忌憶」収録)で充分です。凡作。 『住宅問題』(ヘンリイ・カットナー) アパートの部屋を借りている男の鳥かごの中にあるものとは一体?心温まるハートフル・ミステリイ。こういう甘ったるいのは好きじゃないけど、本文の雰囲気がいいし嫌いにはなれない。オチも何となく素敵だった。良作。 『卵形の水晶球』(H・G・ウェルズ) 遂に大御所、H・G・ウェルズも登場。 内容も、ラヴクラフティスト(ラヴクラフト+ist。ラヴクラフトを敬愛する人たち。俺の造語)なら多分ノリノリで読める。逆に、アンチラヴクラフトなら読めなさそう。最後の、水晶球を買って行った長身黒髪の男は何者なのか?ナイアルラトホテップだったりしたら超最高。名作。 『人間嫌い』(J・D・ベレスフォード) ある角度で他人を見ると、その人間が凄まじく醜悪に見えるという男のお話。 ただの精神病だったりしてな。 何か、そう盛り上がりもしなかったし、オチも弱かったし。凡作かな。 『チェリアピン』(サックス・ローマー) ヤリ逃げイケメンバイオリニスト、チェリアピンのお話。 純情オッサンのカフーンは、ヤリ捨てされて失意の内に死んだ女の子の仇をとったが、結局チェリアピンの怨霊に取り付かれました、っつーことなんだよな。最後に黒ミサを弾いていたのは何なのか?って考えたらそういうことなんだよな。チェリアピン強し。 まあヤリ捨てはやめようねっていうことだ。うん。名作。 『こびとの呪』(E・L・ホワイト) 小学生の時に読んだわ、これ。 ジャングルの小人族を制圧していく探検隊の隊長を襲う怪異。 いいよ。名作。 さて、次回は英米編3。1900年代の名作が登場する中で、いよいよ狂人ラヴクラフトも登場だ。 怪奇小説傑作集1 まず先鋒は、当然ながら傑作集の第一巻。 英米の19世紀の古豪の作家から、名作と名高い作品ばかりを集めたオムニバスらしい。 『幽霊屋敷』(ブルワー・リットン) 雰囲気だけは思いっきりゴシックホラーの典型。 しかし、主人公が完璧超人でついていけない。AB2にありがちなことって感じ。まず一人称が「余」だし。 とりあえず、話の流れが一般的な怪奇小説とは一線を画している。主人公が全く怪奇現象にビビらず、それどころか怪奇現象のタネ明かしをしまくり、最後には怪奇現象の黒幕みたいな存在と一対一で討論し始めるという有様。誰かこの主人公を止めてあげて下さい。 この黒幕ってサン・ジェルマン伯爵なんじゃねぇの?とか思った。まあこういう趣もいいかな、という感じだが、特殊すぎて好きにはなれなさそう。良作。 『エドマンド・オーム卿』(ヘンリー・ジェイムズ) 近代の上流階級の雰囲気振りまく物語で、終始セレブリティでキラキラと華やかな雰囲気がしているものの、要約してみれば、亡霊が自分を自殺に追いやった人にとり憑いて、死ぬまで精神的ダメージをじわじわ与え続けるという、何ともえげつないお話である。 しかも、その娘も結局、結婚後一年で死に至っているというのも、じんわりと後味が悪い。亡霊がもう出てくることはなかった、と本文中で結んではいるが、それでもやっぱり亡霊と関係あるんじゃないのか?と思わされてしまう。良作。 『ポインター氏の日録』(M・R・ジェイムズ) 怪奇モジャモジャ男。得体の知れない感はいいよね。でも何か惜しい気がする。その布の切れ端が、棺の中のエヴェラードを包んでいた布の切れ端、とかだと生理的嫌悪感が増して尚良かったんじゃないか、とか提案してみる。良作。 『猿の手』(W・W・ジェイコブズ) 名作と名高い作品らしい。確かにその通り、小気味良いテンポですっきりと読める作品。しかし何だろう、何となく物足りない感じがする。テンポがいいだけに、ベタすぎて先の展開があっさり読めてしまうのが原因だろうか。でも恐怖小説入門者とかには率先して読ませたいね。ということで名作。 『パンの大神』(アーサー・マッケン) 恐怖小説の大家!ラヴクラフトの師匠!らしいが、何かこれもいまひとつだった。まず長い。途中で飽きてしまった。インパクトに欠けたからだろうなあ。人体実験してイカレた人間が暴走する、ってのはまあいいが、それならもっとこうガンガン犠牲者を出してくれないと燃えない。スケールが小さいって感じかな。ラヴクラフトみたいに、宇宙的な恐怖でいこうぜ。 まあ期待しすぎたってのもあるだろう。良作。 『いも虫』(E・F・ベンスン) ええ~ッッ結局ただの癌なんすかッッて感じのオチ。や、まあ芋虫が大量にウジャウジャ出てくるのはナイスだけど、でもそんだけだよなあ。そもそも、癌って伝染病じゃないしな。うーん、凡作。 『秘書奇譚』(アルジャーノン・ブラックウッド) 恐怖小説には普通ありそうにない趣で、不意を突かれた感覚。ヤクザ者が主人公のホラーってのは斬新だ。最後のシーンとかも、普通にドタバタコメディじゃないか。いや、でもなかなか面白いと思った。テンションの上がらない話が続いていただけに、人気のない土地の怪しげな家に招き入れられた主人公の運命は如何に!?って感じでスリリングだった。良作。 『炎天』(W・F・ハーヴィー) 僅か11ページで全てが完成されている。こういうのを書ける人が天才って言うんだろう。これは是非とも読んでみてもらいたい。ので内容には触れない。文句無しの傑作。 個人的には、原題「August Heat」を「炎天」と訳した訳者のセンスにも脱帽。間違いなくこの一冊の中でMVPはコレ。 『緑茶』(J・S・レ・ファニュ) 何つーか、え、そんだけかよ、みたいな気分にさせられる。要約すると、緑茶ヤバい。以上。ダメだ、俺には世間でそんなに評価される理由が分からんぜ。申し訳無いけど凡作だ。 さて次回は「怪奇小説傑作集2」、やや時代が新しく、19世紀後半頃の作家たちの登場ということらしい。 まえがき 昔から、西尊東卑なところがある性分である。中でも、中世の時代の西洋には、強烈な美しさを感じてやまない。 日本の江戸時代やら明治時代は、どうも垢抜けないというか、ドレッシーさが致命的に足りない気がする。 当然、あの時代にはあの時代の良さはあるに違いないのだけれど、それは美的感覚とはまた違った何かだろう。 とにかく、中世の西洋から与えられるイメージの、あのゴシック的な雰囲気は比類ないものだと感じる。 さて、ではその憧憬の発端は何だろう、と昔を思い出してみると、少年時代に母親の実家に帰省する度に繰り返し読んでいた、母親が子供の頃に愛読していた外国の童話集が、どうやら発端に当たりそうだということに気付いた。 母親が子供の頃に刊行された書だから、昭和40年代前後という古書ばかりである。それらの書に、小学生の時分の俺と母共々、母子2世代に渡ってお世話になったということになる。 その童話集に収められていたのは、中世の諸外国を舞台としたお伽話たちで、そこに描かれていた、現代の日本では決してお目にかかることのない、とことん幻想的な異世界の雰囲気に、当時の俺はすっかり引き込まれていた。 しかしながら、引き込まれていた理由は、そこに描き出される情景が素晴らしかっただけではなく、「昭和時代の英訳和文の文体の趣深さ」が強烈に印象的だったためでもある。 その童話集に使われていた、昭和時代の書の言葉遣いというのは、普段読んでいた児童書では全く目にすることのない非常に珍しいもので、その異質さが、上述したような異世界チックな雰囲気を強めるのに一役買っていたというのは間違いないだろうと思われる。 そして、その趣深い文体たちと、「怪奇小説傑作集」で見事、再見することになった。 素晴らしすぎる。ただ文を目で追っているだけでもテンションが上がる。 「怪奇小説傑作集」においては、もちろん内容もさることながら、俺個人としては、その文体も大いに礼賛したい気分になる。 などと意味不明な前置きをしたところで、レビューに突入。 NPっぽく「凡作<良作<名作<傑作」でいこう。 俺のような素人が歴史に名を残す作家に「駄作」とは口が裂けても言えやせぬ。