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132 名前:(* Д ) ◆uXDxUEzCbc [sage] 投稿日:05/01/21(金) 07 33 05 ID HJPAEpUD , ― , / / ` 、 〈 / \_ ヽ ゝ ∨ \ \ \ \ ハ >〃=ミ\ \ヽ_ヽ\乂 ハ _, ノゝ_/! //〈〈 -、\\ if t ァ" ヾヽ从メ /´ _ -―- 、 ミ Tk ィ! シ ヽヽif t ァ リ ヘj「 (( _ rヘ\ ̄二ヽ \ 三 ≧ ゚≦ミ 丶 !、 ,ハツ′  ̄7ハ\\―二二ミミヽ 彡 ァxt ミ,,_ `ニ´ ヘ 〃| 八乂ゝ二_二彡㍉ミ`三 ╋┓ 彡, > .ィ′/|、 ∥ | | |! _、 ´rぃ、 fソ!| ヾ ┃┗┓ 三 , ―<三|\ ノ_」 \_ ∥ | | |! rぃ、 ゞシ リ 川 i} 〆"´ ̄`ヽヾ三.三.ト、/≠彳 |三三= 乂| ハ`ゞシ 、 _ /〃リ リ 〃 l丶三.=| |lⅧ |三三三 |\ 、.!ヘ ヽノ / ゝWN,シ 〃 ! l =三| |ll!Ⅷ l/三三三 | \\W「〈 ) (( とノ { / l 三=| |ll! Ⅷ /三三三 从㍉三∑ヾヘ、 )) こ二´ゝ___/ /三三| |ll! Ⅷ三三三 乂 彡vw >刀弋!〆 ̄ ̄ ___/ 三三| |ll!-/Ⅷ三三 ノl┌―//|│ ( / ̄ハハミゝ 三三三\|ll!/ Ⅷ三  ̄く/ !i|│ \ ( \ 三三三三.|ll!三三三 { i |⊥ ハ ∨/ 〆\ 三三三三/三三三 __ ∧ j|o │ } ) 丿_.ノ \ 三三三./三三三 ノ⌒/∧\ イハ | ‐┼ ノ,/〆⌒\ \ 三三|O三三 / rラニニ、\ | |o │  ̄- /+ \ \ 三|二― | / ,ハ MWwv } | ‐┼_二/ 乂 \ \ | / / ㌦匕汽「 丿i|o │ =/ + 〉 ヽ │ │ 丁 ̄ ̄i!/乂匕r7│ ={_/ ̄\ ,.ノ ⌒丶 / │ │ 7 了⌒Yメ、 _ノゝ人_―く ,.> ´ / │ │ / ノ べ、 vw≧< / │ ∨ ゝ、__乂 vwW「! 戈「 / │ \ チztァメ、 _气 〆 、 \ / / フ㍉ i戔 / _弋>ー匕´ ////vwWMN√∨ 伯爵と妖精 ∫ あいつは優雅な大悪党 ∫ リディアとエドガー
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今日 - 合計 - 伯爵と妖精 ~夢と絆に想いを馳せて~の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 14時33分35秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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監督:そ〜とめこういちろう シリーズ構成:長尾徳子 音響監督:たなかかずや 音楽:五木田岳彦 アニメーション制作:アートランド 原作:谷瑞恵(小説) ジャンル:恋愛 エドガー:緑川光 リディア・カールトン:水樹奈々 レイヴン:杉田智和 ニコ:優希比呂 他 2008年秋アニメ アニメ・ハ行
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伯爵と妖精 ~夢と絆に想いを馳せて~ の主人公。 妖精の姿が見え、話もできる『妖精博士(フェアリードクター)』の17歳の少女。 負けん気が強く物怖じしない性格だが、根からのお人よし。 父親に会うためロンドンに向かう途中でエドガーと出会い、事件に巻き込まれてしまう。 エドガーの甘い口説き文句にいつも振り回されている。 名前 リディア・カールトン 年齢 17歳 身長 体重 誕生日 血液型 声優 なし 一人称 家族構成 外見 茶髪、ロングヘアー、ウェーブ、ドレス 露出度 タイプ 勝気系 介入度 備考 仕事持ち
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伯爵と妖精 ~夢と絆に想いを馳せて~ の攻略対象。 伝説の『青騎士伯爵』を名乗る、金髪と灰紫(アッシュモーヴ)の瞳をした美貌の青年。 自分の身分を証明するメロウの宝剣を探すため、主人公を妖精博士として雇う。 狡猾な頭脳とノブレス・オブリージュ(貴族の義務)を持ち合わせ、本物の貴族にしか見えないがその正体は…… 名前 エドガー・J・C・アシェンバート 年齢 身長 体重 誕生日 血液型 声優 緑川光 該当属性 金髪 該当属性2(ネタバレ) 『御曹司、カリスマ、冷酷』
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ユル エシム ソキウスの森 山脈近くにある水と鉱石が豊かな森。 その豊かさゆえに何度も賊に狙われてきたがその度に「人喰い狼」に襲われ、ついには誰にも近寄らなくなった。 妖精 治癒と豊穣の魔法を得意とし、その背の羽は万能の薬となる。 過去その羽を狙って女子供が狙われる事件が多発したためソキウスの森に隠れ里を作り、暮らしていた。 だが今度はソキウスの森自体の豊かな資源を狙って賊に襲われるようになった。 百年程前から狼の一族と共に暮らすようになってやっと平和な暮らしを手に入れた。 狼 ソキウスの森近くの厳しい山脈に暮らしていた獣人の種族。 狼の耳と尻尾を持ち、高い戦闘能力を持つ。古くは人喰い狼と恐れられた一族であり、狼に姿を変じる事ができる。 長く定住をしなかったために一族は疲弊していったが、百年ほど前に麓のソキウスの森で妖精と共に暮らすようになり豊かな暮らしを手に入れた。 共生関係 狼のエイワズと妖精のベルカナは山で出会った。 お互いの実力と心を認めた彼らは盟友として二族を併合し、ソキウスの森で共に暮らすようになった。 現在の二人の長はこのエイワズとベルカナの子孫であるとされる。 狼は妖精の暮らしから争いを取り除き、森に平和をもたらした。 妖精は狼の生活に恵みを与え、彼らに豊かさを与えた。 狼と妖精は互いの能力を補い合い、今日まで平和を築いている。
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何百年か前の話 とある古城には伯爵と呼ばれ、恐れられている吸血鬼がいました 毎晩近くの村に出かけては日替わりで若い女や若い男を攫い、血肉を食らい尽くしていました その晩、伯爵はいつも通り村へ出かけると一人の少女を見かけてこう問いかけました 「今日の獲物はお前だ、だがただ食べるのはいい加減飽きてきた」 「最後に会いたい人に会わせてやろう」 伯爵はその最後に会いたい人物を攫って食らいつくし、少女が絶望する様を見ようと考えていました 少女は恐怖に怯えた表情をしながらこう言いました 「私には家族もいず、友達もいないので会いたい人がいません」 「今までの生活は全て一人でやってきました」 伯爵はこの返答にかなり困りました そこで仕方なく代わりの代案を言いました 「それならば欲しい物はあるか?」 「それをプレゼントしてやろう、食いもしない」 伯爵は贈り物を上げてから食べるつもりで嘘を吐きました 幸福の最中で食べれば絶望するのが見れると思ったからです しかし少女はこう言いました 「私は今の生活に満足しています」 「欲しい物などありません」 伯爵は歯軋りをしてまたもや困りだしました もう手の込んだ事をする気がなくなってしまい 「もういい、お前をこの場で食らってやる」 「即死などさせずじっくりとな」 死への恐怖は見飽きていましたがこの際仕方が無いと考えました しかし、またもや少女はこう言いました 「わかりました、もう諦めます」 「今更ジタバタしても仕方がありませんし、何より今まで生きて来れて幸せでした」 これには伯爵も困惑してしまいました、少女は恐怖を知らないほど純粋だったのです 最初の怯えた表情も相手の申し出を断ってしまう恐縮からでした 少女の両肩を掴み紅い眼で睨みながら脅すように 「それならばお前はどうやったら怯える」 「どうすれば恐怖に染まった顔を私に見せる」 怒りと困惑を声に出しながら少女に言いました 少女はこう答えました 「私が怯えることと言ったら豪華な食事でもてなされたら思わず恐縮して怯えてしまうと思います」 少女の眼には嘘や嫌味、皮肉などの色はなく、純粋にそう言っていました 伯爵の困惑は更に深まるばかりでした 少女の言うとおり豪華な食事を用意したとしてもそれは恐怖で怯えているのでは無いからです 挙句の果てに伯爵は苦虫を噛んだような表情で言いました 「仕方が無い、お前を古城に監禁する」 「怯える方法がわかるまでずっとだ」 伯爵はこれで怯えてくれるのを祈っていました 案の定少女は怯えた表情で 「伯爵様の城に泊まるなんて申し訳ないです」 違う意味で怯えていました 伯爵は呆れてしまい、少女の腕を掴んで引っ張りながら言いました 「私は監禁すると言ったんだ」 「それに私がすると言ったら大人しく従え」 「もちろんお前をボロ雑巾の様にこき使う」 少女は引っ張られながら抵抗もせずにこう言いました 「抵抗をしても無駄だと思いますし、大人しく従います」 「今日からよろしくお願いします、伯爵様」 こうして伯爵と少女の奇妙な日々が過ぎていきました 少女は段々と歳を取り、ある日安らかに生涯を終えました 終えた場所は伯爵の古城でした
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谷瑞恵 夜想 魔女の結婚 魔女の結婚 女神の島よ眠れ 魔女の結婚 乙女は一角獣(ユニコーン)の宮に 魔女の結婚 アヴァロンの陽はいつまでも 魔女の結婚 虹は幸せのために 伯爵と妖精 あいつは優雅な大悪党 伯爵と妖精 あまい罠には気をつけて 伯爵と妖精 プロポーズはお手やわらかに 伯爵と妖精 恋人は幽霊(ゴースト) 伯爵と妖精 呪いのダイヤに愛をこめて 伯爵と妖精 取り換えられたプリンセス さまよう愛の果て 失われた王国と神々の千一夜物語 伯爵と妖精 涙の秘密をおしえて 伯爵と妖精 駆け落ちは月夜を待って 伯爵と妖精 女神に捧ぐ鎮魂歌(レクイエム) 伯爵と妖精 誰がために聖地は夢みる 伯爵と妖精 運命の赤い糸を信じますか? 伯爵と妖精 誓いのキスを夜明けまでに トップページ>著者名索引>た行>谷瑞恵
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『恋とワインと伯爵と』 【小説】 著者:アン・メイジャー? 翻訳者:田中淳子? 2009/04/09発売【コミック】 瀧川イヴ 2009/09/24発売アメリアは街で、名も知らぬすてきなフランス人男性に二度も出くわす。彼からデートを申し込まれ、運命に違いないと誘いに応じるが、家に帰って新聞を開いたとたん愕然とした。まさか彼が、レミー・ド・フルニエだったなんて! レミーはプレイボーイとして世間を騒がす伯爵で、十数年ものあいだ顔を合わせていない、アメリアの遠い親戚だ。聞いた話だと、アメリアが叔母から相続した土地を狙っているらしい。おそらく彼は、土地を得るためにわざと私に近づいたのだろう。憤慨してもいいはずだが、アメリアの胸はある思いつきに高鳴った。彼は恋の達人だもの……私の願いを叶えてくれるかもしれないわ。
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――基地敷地内 夜 今日も今日とて、ヴァルトルート・クルピンスキーは近隣部隊のお友達(カワイコちゃんとも言う)と楽しい夜の一時を過ごそうと足を進めていた。 期待を笑みとして顔に貼りつけ、意気揚々と歩いていた彼女はふと可笑しなものを見つけ、立ち止まる。 彼女の視線の先には、何か黒い鳥が飛んでいた。 烏が夜に飛んでいる筈もなく、梟などの夜行性の鳥類にしては大きすぎる。 だが、彼女には一つだけ心当たりがあった。最近、仲間になった少年の使い魔である。 あの使い魔、アドラーが飛んでいるのなら、その主である俺もそこにいるだろう。 そのまま目的地に向かってもよかったが、まだ時間に余裕はある。少しだけ見ていくのもいいだろう。 アドラー「……おや?」 クルピンスキー「や、君のご主人は自主訓練かい?」 アドラー「そういう伯爵はまた女あさりと夜遊びか。物好きじゃのう、ロスマンも怒るじゃろうて」 クルピンスキー「人聞きの悪い。ボクは楽しい息抜きを、気ままに楽しんでいるだけさ」 アドラー「ま、お互い納得の上ならば、ワシが口を挟む問題じゃないがのぅ」 やれやれ、とばかりに首を振る黒鷲に、彼女は苦笑した。この使い魔は、感性や仕草が人間に近すぎる。 右腕を差し出すと、アドラーはそのまま何も言わずにそこへ止まった。 クルピンスキー「それで、俺はどこに?」 アドラー「飽きもせずに己を鍛えておるわ。本当によくやるわい」 くい、とくちばしを向けた先には、黒い影らしきものが植林された木々の合間で絶え間なく動き続けていた。 影は地面を獣のように疾駆したかと思えば、木の幹を駆け上り、枝と葉の中へと消えていく。 かと思えば、枝の上から落下してくるや、何かの型なのか、虚空へ向かって拳と蹴りを放つ。 何より彼女が驚いたのは、その全ての動作に一切音を立てていないこと。流石は、暗殺を生業とする者である。 クルピンスキー「凄いね。これだけ離れているのに、目で追うのもやっとだよ」 アドラー「東洋の者は尋常ならざる時間をかけて己を鍛えるからの。欧州の人間には理解し難いし、信じられん領域にまで辿りつくこともあるさ」 クルピンスキー「君からしてもかい?」 アドラー「含みのある物言いじゃの。……ま、あの歳でここまでの能力を秘めている人間には、出会うたことはないな」 クルピンスキー「それが、君が彼を選んだ理由かな?」 アドラー「…………やれやれ、賢しい女は嫌いじゃよ。女はな、少し馬鹿なくらいが可愛げがあってちょうどいい」 自分の質問をはぐらかしたアドラーの横顔を眺め、目を細めた。 この使い魔には、何か目的がある。 猛禽類の持つ独特の眼の向こうに、何か悪意すら感じる目的意識が潜んでいることは感じ取れた。 それに気づいているのは契約を交わした俺、鋭い洞察眼を持つラルとクルピンスキーくらいのものだろう。 具体的にどんな目的なのかは分からないが、危険な予感がする。 クルピンスキー「君は……」 俺「覗き見なんて、趣味が悪いんじゃないのか?」 クルピンスキー「わあッ!?」 突然、背後からかけられた声に、己の意図とは異なる声が口から飛び出てしまった。 声をかけた俺も、普段の彼女からは想像できない可愛らしい慌てた声に目を丸くしている。 仕方のないことである。 如何に伯爵と呼ばれるほど優雅な身の振る舞いを心掛けているクルピンスキーと言えど、気配を殺して近づいてくる存在には流石に驚いてしまう。 自分らしからぬ素っ頓狂な声に恥ずかしくなったのか、伯爵と呼ばれる少女の頬はほんのりと赤く染まっていく。 右腕を見れば、アドラーは不利な状況に嫌気が差したのか、既に空高くへと飛び去っていた。 クルピンスキー「は、はは、気づいてたんだね」 俺「そりゃあね。食糧調達がてらの訓練で、野生の獣相手に気配を殺したり、探ったりなんて日常茶飯事だったしな」 さらりと苛烈な修行内容を語る俺に、彼女は軽い頭痛を感じ始めたからか、話題を変える。 クルピンスキー「君の使い魔、アドラーのことだけど……」 俺「ああ、別に言わなくてもいいよ。あいつが何か企んでいるのは分かってるしな」 クルピンスキー「じゃあ、今の内に変える訳にはいかないかな? ボクとしては、仲間の命がかかってるんだ。気が気じゃないんだよ」 この時、クルピンスキーの胸中を占めていたのは危機感よりも、むしろ義務感や責任感だっただろう。 ラルが俺を雇うことに賛同した一人である。俺の命に対して、自ら責任を持たねばならないと考えている。 故に彼女の視線は、俺が初めて見るほどに真剣なものだった。 しかし、そんな心境を察してなお、少年は己と雇い主達との考え方の違いに辟易していた。 暗兵を雇うということは、命を使い捨てろと命じることと同義。 それを彼女達は分かっていない。こんなことでは、自分が死んだ時ショックで戦えなくなったら、どうするというのか。 道具には道具なりの、喜びと本望がある。 使用者の目的のために使い潰されるというのなら、道具としての本望を全うしたというだけ。その先に待つのが避けようのない破滅だったとしても嬉しい限りだ。 俺「悪いが、オレは今のままでいいよ」 クルピンスキー「ボクの言うことを簡単に聞いてくれるとは思っていなかったけど、……せめて理由だけでも教えて貰えるよね?」 俺「おおよそ使い魔ってのは、突然現れてウィッチと契約を結ぶんだよな」 クルピンスキー「一概にはそう言えないだろうけど、概ねそんな認識で構わないと思うよ」 無論、例外も存在する。 例えば、管野の使い魔であるブルドッグは、元から家で飼っていた飼い犬であった。 だが、大半のウィッチはその魔法力の発言が認められると時を同じくして、目の前に使い魔が現れる。 理由は定かではないが、ウィッチに使われることこそが使い魔の存在意義であるのか、彼等は命が尽きるまでウィッチと共に戦い、共に在り続ける。 さながら、見えざる運命の糸で引き合わせられるかのように。 その運命、否、無償で寄せられる信頼が、彼は気持ちが悪くて堪らないのだと言った。 俺「だって可笑しいだろ。その日初めて顔を合わせた奴のために、何故報酬もなく命をかけられる」 クルピンスキー「君だって、そうじゃないのかい……?」 俺「オレは違うよ。少なくとも無償じゃない。オレは、……暗兵は、相手が少しでも信用してくれるから、相手を信用する」 クルピンスキー「気難しいなぁ。ただ卵が先か、鶏が先かって話じゃないか」 俺「そんな些細なことで頭を悩ませてる奴は大勢いるだろ。だから、信の置けない利害関係の方が分かり易くていい」 理解できない関係よりも、理解できる関係の方が彼には精神衛生上よろしいのだろう。 それが例え、お互いの尾を食みあう蛇同士の関係であったとしても。 自分が気を抜かなければいいだけの話。それだけ言って、肩を竦める。 アドラーが、ラルに雇われる1年以上前から付きまとっていたことを考えれば、目的が俺にあるのは間違いない。 依頼人に累が及ばないなら、本人としては何の問題もないのだろう。 クルピンスキー「君自身がそれでいいというのなら、ボクもこれ以上何も言わない。でも、何かあれば相談しておくれよ?」 俺「依頼主の意向であるのなら、断るわけにはいかないな」 クルピンスキー「はあ、どうして君はそうなのかな」 隊の日常に馴染んでも、自分は暗兵であるという考えを変えない俺に、呆れと同時に悲しみを感じた。 ラルやロスマン、彼女からしてみれば、彼の生き方や人生を変えるつもりで招き入れたのだ。 少しでも変わってくれた方がいいのだが、それはまだまだ先の話らしい。 彼の頬に手を伸ばすと、不思議そうな視線を向けてきる。 このまま首を絞めても決して抵抗しまい。少なくとも危害を加えることだけはない。道具とは、そういうものだ。 クルピンスキー「君はね、ボク達にとって大事な仲間、……いいや、家族なんだよ」 俺「……? いくらカールスラント出身だからって、血の繋がりはない筈だが?」 クルピンスキー「そういう話じゃないよ。血の繋がりだけが家族の証明じゃない。シユウだって、そうだったろう?」 俺「古からの風習ってだけさ。差別や迫害なんてなかったし、村の連中も優しくしてくれたけどね。 仮に、オレみたいな道具を家族と呼ぶにしても、いささか速すぎる。道具に愛着を持つのは理解できないけど、時間が必要なのは分かるよ」 村での生活を思い出す。 修行の傍ら、畑を耕し、家畜を育て、住人達と飯を食べて寝るだけの、穏やかな日々。 大きな喜びがない代わり、大きな悲しみもない。時がゆっくりと流れていく、平穏な日常だった。 あの生活は嫌いではない、むしろ好きな部類だ。 外界に降り、あの村での生活が不便なことばかりであったと思い知ったが、人種や肌の色、胸の刺青だけで差別されてしまうことも同時に知った。 それを考えれば、村の住人はとびきりに優しかっただろう。 時代からの脱落者の集団であったとしても、自分の子供だろうがそうでなかろうが、分け隔てなく打算なく優しかったのは、彼等以外に存在しなかった。 クルピンスキー「それでも、君はボク達のために戦った。命をかけてね」 俺「依頼を受けただけだよ」 クルピンスキー「そうだったとしても、それでボク達にとっては十分なことなんだよ?」 俺「ふーん。じゃあ、それでいいや」 明らかに理解していない適当な返事をする俺に、クルピンスキーは苦笑する以外になかった。 分かっている。今まで少年の送ってきた人生を考えれば、心が荒んでしまっても仕方がない。 自分達の思いを理解してくれるまで、根気よく付き合っていくしかないだろう。 俺「それで、どっか行くの?」 クルピンスキー「ああ、これから楽しい一時が待ってるのさ」 俺「成程、他の隊の女をこましに行くのか。あんまりやりすぎると先生に怒られるぞ」 クルピンスキー「俺は身も蓋もない言い方するねえ。エディータに怒られるのは、いつものこといつものこと」 俺「反省しないから怒られるんだろうに。……まあいいか。おい、アドラー」 呼び声に応じ、上空から舞い降り、俺の腕にと止まる。 アドラー「なんじゃ、我が主。……ははぁん、ようやくワシを使う気に」 俺「なワケあるか。伯爵についていけ。何かあれば、すぐに俺に知らせに来い」 アドラー「このガキ……! またワシを小間使いのような扱いを……!!」 俺「使い魔本来の使い方だろうが。魔法力のコントロール以外に使えないなら、オレは契約を切ってもいいんだぜ?」 アドラー「ぐぬぬぬぅぅ!! …………分かった。行けばいいんじゃろう、行けば」 はあ、と大きく溜息を吐いて、もう一度空へと舞い上がっていく。 黒鷲の思惑や、俺との利害関係は別として、力関係に関しては彼の方が下のようである。 クルピンスキー「気を張りすぎなんじゃないのかい? もう、君に依頼した人間はいないんだろう?」 俺「それでも、ウィッチの存在を疎んじる人間が全て消え去ったわけじゃない。近場なら15分くらいで到着する。何かあればそれまで耐えろ」 クルピンスキー「はあ、相変わらず驚きの速さだね。…………ん? また?」 アドラーの言葉に引っかかりを覚え、首を傾げる。 俺「うん。あんたが出掛ける時は、アドラーを着いて行かせてた」 クルピンスキー「いやだなぁ、俺。何だか危ない人みたいだよ」 俺「どういう分類の危ない人間かは別にして、間違ってはいないだろ。それに何処に居たのかを把握しているだけで、何をやっていたかは知らない」 クルピンスキー「本当にぃ……?」 意地悪げに聞いてくるクルピンスキーに、本当と一言だけ返す。 これ以上引き留めておくつもりはないのか、そのまま林の中へと戻っていこうとしたが、ふと何かを思い出したように立ち止まった。 俺「そうだ。迎えがほしけりゃ、アドラーに言えよ。それくらいならやるから……」 クルピンスキー「いいの、かい?」 俺「別にいいよ、それくらい。よく分からないけど、家族ってそういうもんなんだろ?」 俺は俺なりに、彼女達の考えを少しでも理解しようとしているのか、少しだけ照れたように頬を掻く。 正直に言えばクルピンスキーからしても予想外の台詞だったのか、表情にこそ出さなかったものの次の言葉が出てこない。 そんな内心に気付いたらしく、俺は視線を逸らしたが赤くなった頬までは隠せていなかった。 反抗期を向かえた家族が、突然自分から歩み寄ってきたかのような感じ。 素直で手先も器用な癖に、変なところで不器用な俺に少しだけ笑みを見せる。伯爵と呼ばれるウィッチとしてではなく、ある意味クルピンスキー本来の笑みだったのかもしれない。 ふと、何かを思いついたのか、ちょいちょいと手招きをする。 俺は照れるかもしれないが、一人の仲間として、一人の家族として接するだけだ。問題はないだろう。 クルピンスキー「俺、ちょっとちょっと」 俺「何? 早く行った方がいいんじゃないの?」 クルピンスキー「大丈夫だよ、女の子を焦らすのもテクニックの一つさ」 俺「ああ、そう……」 若干、侮蔑の視線を向けるものの、素直に手招きに応じ、彼女の前に立つ。 何をするのか、と不思議そうに見上げてくる表情は、年齢よりもずっと幼い子供のようだ。 愛情をもって育てられたが、道具となる為に訓練を続けてきたからか、人間として幼い部分が多すぎた。それでも戦闘で十全な力を発揮するのは、恐ろしい話である。 俺「……で、何」 クルピンスキー「いや、俺も俺なりに頑張っているようだから、ご褒美でも上げようと思ってさ」 俺「ご褒美? …………うぁ」 よしよし、と頭を撫でてやる。 俺は心底驚いたらしく、目を見開いて硬直したが手を払い除けることはしなかった。 みるみる林檎のように顔を赤くして小動物のように震え、両手をぐっと握り締めて気恥ずかしさに耐える。 褒められ慣れていないのだろうか、それともこういった触れ合いに慣れていないのか。普段の憎たらしいほど冷静な彼からは想像もできない醜態である。 その様が、どうにも嗜虐心をそそる。 初めの内は俺の様々な努力に対するご褒美のつもりだったが、何時の間にやら湧き上がってきた嗜虐心からか、やや乱暴に撫でている自分に気付く。 これはいけないとぱっと手を放すが、あ、と物足りなそうに呟く俺に、更なる嗜虐心が燃え上がりそうになる。 俺「い、いきなり何するんだよ」 クルピンスキー「だからご褒美だって言ったじゃないか。それとも嬉しくなかった、かな?」 俺「う、……嬉しくないわけじゃないけど……、その、恥ずかしいから……」 クルピンスキー「ははは。可愛いなぁ、もう!」 弟でも出来たような気分になり、思わず抱き締めてやりたくなるが、もう時間が押している。そろそろ向かわねばならないだろう。 クルピンスキー「遊びに行ってくるよ。訓練もいいけど、身体には気を付けて。無理だけはしないようにね」 俺「あ…………うん。そっちもあんまり飲み過ぎるなよ」 クルピンスキー「でも、潰れたら迎えに来てくれるんでしょ?」 俺「行くよ。だけど、酔っ払いの相手をするのは嫌だ」 クルピンスキー「あらら、拗ねちゃった」 俺「拗ねてない!」 ふん、とまだ顔が赤らめたままソッポを向いた俺であったが、彼女の言葉にむきになって反論する。 だが悲しいかな、その様はどう見たところで図星を突かれた子供の反応だった。 さて、このまま行ってしまってもいいのだが、彼のご機嫌を損ねるのは少々問題だ。迎えがなければ、好きなだけ酒も飲めないだろう。 先の嗜虐心とご機嫌取りの気持ちが一緒くたになって、一つの悪戯を思いつく。 男相手にやるのは少々はしたない気もしたが、彼女はヴァルトルート・クルピンスキーである。自らの望むままに生きる女性である。よって、安易な自重は存在しない。 ぶつぶつと口汚く文句を垂れる俺の顎を片手で掴む。 ビクリと今度は何をされるのだろうと身体を硬直させるが、手を挙げることも抵抗することもなかった。 そのまま、額にキスをする。 唇でなかったのは、その行為が親愛の情によるものだったから。そして、現時点において俺は恋愛や欲情の対象ではない。 俺は目を見開いて本日最高の赤面を披露し、思考まで完全に停止する。 余りに初心な少年の反応を見て、押し殺していた笑みが洩れてしまう。こんなことなら、襲撃された時に色仕掛けでもした方がよかったのではないだろうか。 クルピンスキー「さて、随分時間を使っちゃったし、そろそろ行くね」 俺「……………………」 クルピンスキー「もう冬になるんだ。早く隊舎に戻って、熱いシャワーでも浴びるといい」 自分の額を抑えたまま、何の反応も示さない俺にもう一度だけ笑いかけ、背を向けて歩き出す。 暫くすれば、自然に再起動して訓練を再開するなり、隊舎に戻るなりするだろう。 意気揚々と歩き出したクルピンスキーの頭の中で、今日のメンバーは誰だったかなと疑問が浮かび始めた頃、背後から絶叫が響く。 俺「お……おお、お、女が、変な真似、すんなぁぁぁあああああ!!!」 叫び声を背に、声を殺して笑う。 本当に可愛い男の子だなぁ。可愛い女の子達とは、また違った趣があるね、などと少年からすれば嬉しくもないことを考えた。 今日はいい気分だ。思わず飲み過ぎてしまうかもしれない。……だが、問題はないだろう。 星が輝く夜空を見上げれば、月を背にして黒鷲が飛んでいる。信用を少しでも得るためなのか、アドラーは主人の言いつけを守るつもりのようだ。 これなら自分で歩けなくなってもしまっても、街の道端で眠ってしまったとしても、迎えが来るのは確実だ。 クルピンスキー「さぁて、今日は思いっきり、飲んじゃおうかな」 宣言通り、彼女はいい気分のまま深酒をし、俺が迎えに行く羽目になるのだが、それはまた別の話である。