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○習近平主席は「当面の複雑な国際環境の中で米中両国がこのような第一段階の貿易協議に合意したことは、中国にとってもアメリカにとっても全世界の平和的繁栄にとっても有益だった。」と述べた。 ○習近平主席は「米中両国が、米中の経済貿易関係がウィン・ウィンの関係の相互利益になることを認識し、相手方の国家の尊厳、主権、核心的利益を尊重することが、出現する困難を克服し、両国と両国人民の発展と福利の向上を推進するために必要だ。」と強調した。 ○習近平主席は、「最近のアメリカ側の香港、新疆ウィグル自治区、チベットの問題についてのマイナスな発言に大きな関心を寄せており、このような中国の内政を干渉し、中国の利益を損なうやり方は、双方の信頼と協力にとって不利になる。」と強調した。 ○トランプ大統領は「習近平主席が機会を捉えた様々な方法での接触を継続することを期待する。それにより米中両国関係の様々な問題を適切に処理し、両国関係を維持し順調に発展することができると信じている。」と述べた。 ○習近平主席は「各種方法を通じて連絡を維持し、地域及び国際問題について意見を交換し、協調、協力、安定を基調とする中米関係を共同して推進することを希望する。」と述べた。 ○米中両首脳は、朝鮮半島情勢についてについて意見を交換した。習近平主席は「政治によって解決するという基本方針を堅持し、対話と緩和への方向性を保持することが各方面の共同利益に合致する。」と強調した。 この電話会談は、トランプ大統領からの呼び掛けで行われたようですが、このタイミングで電話会談が行われた最も重要なポイントは北朝鮮問題でしょう。 (※mono....中略) それらを考えると、今回の米中首脳電話会談を伝える「人民日報」の記事の内容は、最近の「香港やウィグル問題について内政干渉するな!」とやや感情的に対米批判を強調したり、マカオ訪問を通じて香港に対して圧力を掛けることを強調している「人民日報」の他の記事との並べて読むと、極めて冷静で、極めて客観的に米中問題を捉えているように見えます。連日「アメリカはケシカラン!」「内政干渉するな!」という論調で煽られている中国国内の「反米感情」からすると今回の習近平主席の冷静なトランプ氏との電話会談は「習近平氏はアメリカに対して弱腰過ぎる」との批判を中国国内で引き起こすのではないかと心配になるほどです。 習近平氏が「弱腰」と批判される可能性があるにも係わらずアメリカとの関係において冷静に対応している背景には、アメリカとの関係を悪化させてトランプ大統領を怒らせて対中追加関税がさらに強化されると中国経済に対して致命的なダメージになる可能性があることを自覚しているからだと思います。 中国経済が警戒すべき状況になりつつあることについては、日本の新聞でも引き続いて報道されています。 (※mono....中略) / 私は今週、11月20日に発売されたばかりの「ディープインパクト不況」(真壁昭夫著:講談社+α新書)を読みました。「中国バブル崩壊という巨大隕石が世界経済を直撃する」という副題が付いています。本のタイトルや副題からは「反中・嫌韓のタイトルにすれば本が売れる」という最近の日本の出版業界の戦略を感じますが、著者の真壁昭夫氏は信州大学と法政大学の教授で、ごく普通の(特段「反中」でも「嫌中」でもない)エコノミストです。本の中身も具体的な統計データを掲げて「いくらなんでもこんな中国の借金体質は持続可能なものじゃない」と主張する「まとも」なものです(例えば、中国の高速鉄道の年間収入総額は年利4.75%で計算した場合の投資資金の借入額の利子より少ない、など)。 12月13日の米中貿易交渉の「第一段階の合意」で、現在中国や世界のマーケットは落ち着いており、「今すぐ中国経済バブルが崩壊する」という明らかな兆候はありませんが、それは現在世界的な低金利状態が続いており、借金をした人の利子負担が余り高くないからです。今後、金利が上昇して利子負担が一定のレベルに達すると、「借金過剰」の問題は一気に表面化する可能性があるので要注意です。 (※mono....中略) / 「中国経済バブル」については、まだ中国当局にも様々な対応手段が残っていると思われるし、多くの人が警戒しているので「あっという間にはじける」ということにはならないと思いますが(日本の「平成バブル」も二年程度の時間を掛けてゆっくりとはじけた)、今後、中国経済においてジワジワと後退感が強まり、数年の時間を掛けて巨大な崩壊がゆっくり進む可能性があることは認識しておく必要があると思います。 ■ 中国、「失われた20年」現実味を帯びてきた「バブル後遺症」 「勝又壽良の経済時評(2019-02-05)」より / 中国でも、ようやくこれまでの高度経済成長が、不動産バブルであったことに気づき始めた。その結果、その後遺症が日本同様に「20年は続く」という認識が出てきた。こうなると、企業も個人も財布は一斉に締ってくるに違いない。長期不況への地均しが始ったと見るべきだ。 本欄は、長年にわたり中国も「失われた20年に見舞われる」と言い続けてきた。中国メディアもそういう認識になってきたのは、銀行が貸し渋る事態に直面して、容易ならざる事態の到来に怯えている結果であろう。 『レコードチャイナ』(2月3日付)は、「日本の『失われた20年』は中国が最も参考にできる手本ー中国メディア」と題する記事を掲載した。 https //www.recordchina.co.jp/b684104-s0-c30-d0135.html 『中国経済週刊』(2月3日号)は、日本の「失われた20年」は中国が最も参考にできる手本だとする中国国内の専門家による分析を伝えた。 この記事は、すべて正論である。今や、中国でこういう不動産バブルに対する正しい認識が登場したことは画期的である。事態が、ここまで悪化してきた証拠であろう。私は、何年間、この議論を言い続けてきたことか。2010年5月から、ブログでこの問題を中国へ提起し続けてきた。一度、人民網が「そんなことは分かっている」と書いてあったが、現実には何も分らず、現在まで時間を空費した。 (※mono....以下記事の引用とブログ主コメントは略) / 『ロイター』(2月4日付)は、「中国が消費刺激策、北京で家電購入時に補助金支給」と題する記事を掲載した。 https //jp.reuters.com/article/china-economy-consumption-subsidies-idJPKCN1PT00Z (1)「中国国家発展改革委員会(NDRC)は1月29日に、ここ数カ月販売が落ち込んでいる自動車や家電製品などの購入を後押しする措置を公表していた。国営メディアが30日に伝えたところによると、テレビや冷蔵庫などを購入すると北京の消費者は最大120ドルの補助金を受けることができる。期限は3年で、省エネ型の15のカテゴリーの家電が対象になる。プログラムの詳細や、他の都市でも同様の促進策が実施されるかなどは明らかになっていない」 (※mono....中略) / 『ロイター』(2月4日付)は、「中国、大学新卒者や低所得者向け税額控除を発表、景気支援へ」と題する記事を掲載した。 https //jp.reuters.com/article/china-economy-tax-idJPKCN1PS0OK (2)「中国は、景気支援に向け、大学新卒者が運営する小規模事業や低所得者を対象にした税額控除を実施する。財政省や国家税務総局などが共同声明で発表した。大学新卒者のほか、個人事業主、6カ月以上にわたって失業状態にある人が対象。期間は2019年1月1日から2021年末までで、この3年間に世帯ごとに総額1万2000元(1779.73ドル)の税額控除が受けられる。貧困者を雇用する企業も、1人当たり年6000元の税額控除の対象となる」 大学新卒者が運営する小規模事業や低所得者を対象。半年以上、失業している者に税額控除を実施する。期間は今年1月から21年末までの3年間だ。ここでも3年間としている理由は、景気低迷が最低このくらいは続くという前提であろう。世帯ごとに総額1万2000元(約19万2000円)の税額控除である。収める税金からこれだけ控除するもの。 中国では、大学新卒が一攫千金を夢見てヴェンチャー・ビジネスを立ち上げるのが流行っていた。バブル・マネーが支援してきたもので、これら企業は金融逼迫で急速に淘汰されている。今までの好景気が噓のように、資金が一斉に消えてしまったのだろう。これぞまさに、不動産バブル崩壊の第一歩。これから本格化する不況に ★ 「中国の奇跡」が終わった(大機小機) 「日本経済新聞(2019/2/4 16 30)」より / 「日本の奇跡」がはやされたのは1960年代だった。70年代は「漢江(ハンガン)の奇跡」の韓国に、台湾と香港、シンガポールの「四小龍」が脚光を浴び、しばし遅れて巨龍・中国が離陸した。 昨年12月18日、「改革開放40周年記念大会」で演説した習近平(シー・ジンピン)国家主席は、世界経済に占める中国のシェアが2%未満から15%超に飛躍した40年間を「奇跡」と呼び、さらなる奇跡をなす決意を語った。 だが、その前々日、中国人民大学で講演した経済学者の向松祚(こう・しょうそ)教授が、2018年の成長率を1.67%とはじいた某重要機関の推計値を明かしていた。 1月21日に中国国家統計局が発表した18年の実質成長率6.6%は眉唾だ。四半期ごとに、6.8%→6.7%→6.5%→6.4%と穏やかに減速したというのだ。日本電産の中国需要急減による業績見通し下方修正や、中国で想定以上に販売が落ち込んだ米アップルの決算などと、つじつまが合わない。 米中貿易戦争は一因にすぎず、下振れの根は深そうだ。 英誌エコノミストに昨年末、「中国経済は思ったよりソビエト的」とするコラムが載った。中国の全要素生産性(TFP)の伸びが近年マイナスになっている、という一橋大学のハリー・ウー(伍暁鷹)特任教授らの推計が論拠になっている。ソ連の末期も、TFPがマイナスだった。 (※mono....以下略、詳細はサイト記事で) ーーー ★ 迫る中国の経済崩壊。5,000万戸の空き家が引き起こすリーマン級ショック=吉田繁治 「MONEY VOICE(2019年1月29日)」より / 「中国の空き家が5,000万戸」との報道が出ました。銀行とノンバンクの不動産融資は不良化し、これから中国はリーマン危機のような金融危機に向かいます。 (※mono....以下略、詳細はサイト記事で) ■ 総括・中国バブルはなぜ崩壊しなかったのか? - 101回目の中国崩壊論とチャイナリスクを再検証 「JB-press(2018.12.19)」より / 日本の書店で中国関連書籍を探すと相変わらず「中国バブル崩壊寸前」「20xx年、中国はクラッシュする」といった類の本が並んでいるのを目にします。ネットで検索すると、こういった中国崩壊論書籍は10年以上前から存在し、大体いつも同じような筆者によって毎年何冊も発行され続けているようです。 しかし少なくとも現在、中国で住宅バブルが崩壊したり経済や社会が大混乱に陥りそうな状況は見られません。中国崩壊論の書籍で予測されたとおりにはなっていないということです。 では、どうして中国崩壊論は実現しなかったのか? 2018年最後となる今回の記事では、これまで日本で指摘され続けてきたチャイナリスクについて分析、再検証してみたいと思います。 住宅バブルは沈静化している (※mono....以下有料記事) ■ 中国、「中央銀行特融」不動産バブル崩壊し金融システム「動揺防止」 「勝又壽良の経済時評(2019-01-30)」より (※mono....文字装飾、リンクなど少々編集。) / 迫り来る債務の津波に耐えながら、19年も40兆円の景気対策により「最低6%成長」を守ると必死である。独裁政権ゆえに、国民からの唯一の支持をうる条件は経済成長の維持しかない。切羽詰まっているのだ。その象徴的な事件が、大手国有銀行の中国銀行へ中国人民銀行引き受けの永久債が400億元発行される。悪名高き「日銀特融」の中国版である。中国の不動産バブルは、完全に崩壊した。 (※mono....中略) / 『日本経済新聞 電子版』(1月29日付)は、「中国、景気対策に40兆円超、減税・インフラに総力」と題する記事を掲載した。 https //www.nikkei.com/article/DGXMZO40563390Y9A120C1EA2000/ (※mono....引用記事略) / 耐用年数を過ぎて崩れる建物をいくら補強しても無駄である。土台が腐っているからだ。中国経済も同じである。不動産バブルによる過剰債務で信用機構が目詰まりを起こしている。しかも、国有企業重視で民営企業を圧迫してきた。最も資金の必要な民営企業に流れるパイプがないのだ。日本流に言えば、「制度金融」が存在しないためだろう。だから、シャドーバンキングという不正規金融に頼らざるを得なかった。 (※mono....引用記事など略) / 日本でも、1965年の山一証券救済で「日銀特融」が行なわれた。その後の平成バブル崩壊では、信組や再度の山一証券や北海道拓殖銀行で実行された。その中国版である。中国の信用危機はここまで来た。不動産バブルが崩壊したのだ。 ■ 中国、「終焉」酷寒期入り不動産業10万社で「生き残れるは?」 「勝又壽良の経済時評(2018-11-07 05 00 00)」より / 2008年のリーマンショック後、我が世の春を謳ってきた不動産業界が、酷寒期入りするところまで追い込まれている。政府のGDP押上げ政策と二人三脚で、この10年間は挫折することなく発展を遂げてきた。これを支えてきたのは、過剰債務である。その頼みの綱が、切れようとしているのだ。 『ブルームバーグ』(11月1日付)は、「中国不動産業界、環境激変、10万社の中で生き残れるのは「適者」のみ」と題する記事を掲載した。 (1)「中国海南省の省都、海口の沖合約5キロに浮かぶ「如意島」。5年前に建設が始まったこの人工島は富裕層向けのユートピアとなるはずだったが、まだ砂地ばかりだ。資金が尽き、債務が膨れ上がった北京の不動産開発会社、中弘はこの130億元(約2100億円)規模のプロジェクトを競合会社に売却する予定だ。あるいは少なくとも売却を試みている」 (※mono....中略、詳細はサイト記事で) / 不動産バブルとともに発展してきた中国経済である。それも、ついに行き着くと所まで来てしまった。膨大な債務を抱えて自転車操業を続けているが、それも限界に達した。習近平氏は、主席に就任して以来、一貫して「バブルと共に」歩んできた。大胆というか、怖いもの知らずというか、経済学に疎いことを幸いにして、自らの業績(高い経済成長維持)にしてきたのだ。本来、自慢の種にすべきことでなく、早く「退治すべき」対象であった。現実は、退治するどころか煽ってきた。それが、限界点に達したのだ。あっけない幕切れである。 ■ 中国、「損失34兆円」安邦保険が1年間国家管理「バブル崩壊」 「勝又壽良の経済時評(2018-03-05 05 00 00)」より / 始まったバブル後遺症の処理 アリババとテンセントが候補 中国保険大手の安邦が、いくら無軌道な経営をやっていたとしても、34兆円の損失を抱えているとは驚くべき乱脈経営だ。まさに、中国バブルを象徴する経営破綻である。バブル崩壊時には、必ずこういう不始末を起こす金融関連企業が表れる。 日本の平成バブル崩壊時にも見られた現象である。長期金融機関の日本不動産銀行や日本長期信用銀行と中堅生命保険会社の数社が経営破綻を余儀なくされた。日本では安邦保険のように国家管理(1年間)という「能天気」経営の企業は出なかった。外資への身売りで処理されたのだ。これに対して、安邦保険は国家管理である。それだけ事態の深刻さが分る。 バブル崩壊では必ず、信用機構にその膿(不良債権)が溜まる。安邦保険の場合、短期満期の保険を販売して資金を集め、それを不動産などで長期運用するという、典型的な「資金のミスマッチ」が引き起こした破綻である。1997年のアジア通貨危機は、短期の外貨を取り入れ長期投資を行なって返済に行き詰まってもの。この構図は、安邦保険と全く同じケースである。まさに、起こるべくして起こった挫折である。 (※mono....中略、詳細はサイト記事で) / 始まったバブル後遺症処理 『ウォール・ストリート・ジャーナル』(2月24日付)は、「中国政府の安邦保険管理、債務つぶしの第一歩」と題する記事を掲載した。 http //jp.wsj.com/articles/SB10890793749092664140404584063223364102900?mod=searchresults page=1 pos=1 中国の起業では、共産党関係者のバックがあれば、それが「箔」になって急成長できる見本が安邦保険である。2004年に安邦をスタートさせ、わずか10年余りでコングロマリットに成長したのは、尋常ならざる手段でのし上がったであろうことを示唆している。多数の保険契約者を抱えているので、倒産させれば多大の被害を生む。こうして、中国経済崩壊のトリガーになるリスクを内蔵している。 今回は、1年間(19年2月まで)の国家管理になるが、安邦は破綻しないまでもこの影響は多方面に及ぶだろう。資金調達への規制やコングロマリット経営への監視などが強まるに違いない。中国経済全体が「入院」状態になるからだ。中国が憲法の改正によって、国家主席の任期制を撤廃する提案をした裏には、こうした中国経済の闇の部分が次々に浮上している事情もあろう。これに伴う政治不安を乗り切るには、「習独裁体制」を築くほかないという事情が絡んでいると見る。習氏がいくら「権力亡者」といえども、ここまで非常識なことを始めるには、それなりの理由があるに違いない。私には、強くそう思うのだ。 (※mono....中ほど大幅に略、詳細はサイト記事で) / アリババとテンセントが後見人 『ウォール・ストリート・ジャーナル』(2月27日付)は、「中国の安邦保険、後始末は誰の手に?」と題するコラムを掲載した。 http //jp.wsj.com/articles/SB12346302927663484593304584069961936572636 34兆円にも及ぶ巨額損失を抱える安邦保険は、中国政府による国家管理で倒産という最悪事態を免れた。倒産していれば、中国は確実に「恐慌」状態に陥っていたはずだ。ここまで事態を悪化させてきた政府の管理責任が問われる。 安邦保険の総資産額は34兆円と言われている。計算上は、全資産を帳簿価格で処分できればプラス・マイナスは帳消しになろうが、そう上手くいくはずはない。最終的には赤字が出るに違いない。中国政府は、自らが赤字を背負い込む意志はゼロである。インターネット大手の アリババグループ と テンセントホールディングスを支援候補にしている様子である。いささか筋違いな話であるが、専制国家のことゆえ「鶴の一声」で押しつけるに違いない。だが、前記の二社は株式上場企業である。株主から批判されることは必至だ。となると、どういう理屈をつけてアリババとテンセントは安邦保険を引き受けるのか。 { (※mono....中ほど大幅に略、詳細はサイト記事で)} / (6)「政府の後ろ盾のある国有銀行は安邦に融資し、その場しのぎに手を貸す可能性がある。だが民間企業もやむを得ず救いの手を差し伸べそうだ。中国保険当局は、安邦に民間資本を導入する意向を示している。潤沢な手元資金を持ち、中核事業が黒字でオフショア資金を利用しやすいインターネット大手の アリババグループ と テンセントホールディングス も支援候補だ。この両社は先ごろ大連万達集団の資産を取得した。万達も積極的な資産買収が当局の注意を引いていた。アリババとテンセントは安邦の後始末で政府を手助けすれば、点数を稼げるだろう。両社は圧倒的地位を誇るモバイル決済にとどまらない金融サービス事業の拡大を目指している。ただ、アリババとテンセントが支援に乗り出した場合、両社の株主がほうきを握ることになる」 中国保険当局は、安邦に民間資本を導入する意向を示している。インターネット大手の アリババグループ と テンセントホールディングス が支援候補とされている。この2社には、引き受けざるを得ない「事情」がある。それは、中国政府が監視社会を構築するにあたり、14億国民の生活情報を独占的に収集しており、ここから新ビジネスの「種」が生まれることだ。安邦で損失を被っても、保険契約者の情報を生かすビジネスが期待される。アリババもテンセントは、すでに中国政府へ接近しており、両者は「持ちつ持たれつ」の関係になっている。 【中国経済】 ■ いよいよ中国バブル崩壊か?中国不動産王国外脱出失敗! 「社会科学上の不満(2017.9.4)」より / 中国がIMFから、政府と民間の債務が膨らみ続け、2022年までに合計でGDPの3倍近くなると警告されましたが 中国の債務額は、表に出ない物も含めると危険水域なのかなと思われます 外資も少しづつ逃げ出していますし、不動産バブルがはじけて、ついに不動産王まで逃げ始めました。 インドとの関係も悪化をたどり、中印戦争が勃発間近とも囁かれています 北朝鮮に構っている余裕は無いのか? それとも、半島有事を利用しての国内の債務隠しとなるか? 不動産王の王健林は、中国の不動産バブルが弾けると予想し、 自分が所有する中国の77のホテルと、13のテーマパークをすべて売り飛ばし、最後に残ったワンダ・プラザも売りに出して、英国に逃げるつもりだったが、共産党が強制的に捕まえた この事実を中国政府は隠した 中国で一番の不動産の富豪が、中国の不動産をすべて売り飛ばしたのが広がると、他の中国人たちもすべて売り飛ばそうとして、不動産バブルが弾けるからだ ******************************************************** いよいよ中国の不動産バブル崩壊か?中国不動産王に出国禁止令 http //hana-mizuki.sblo.jp/article/180802869.html 2017年08月28日 (※mono....以下略) 【中国経済】 ■ 中国バブル崩壊:人民元切り下げという麻薬で自滅する中国経済 「スロウ忍ブログ(2015.8.12)」より / 西側諸国から中国人民銀行に対する人民元高の要求が高まる中、同中央銀行はあろうことか“人民元切り下げ”という“真逆の金融政策”を決行したようである。今回の切り下げ率は2%だが、切り下げが今後も継続して行われる可能性は非常に高い。 ロイターからの引用記事 - 米国の幹部議員ら、中国の人民元切り下げを「挑発的」と非難は略 / 今回の人民元切り下げについて中国は、「為替レートに市場の実勢をより反映させるため」などと説明している。つまり“中国企業の輸出支援”というのが、人民元切り下げを行った中国の言い分のようだが、中国経済は今絶賛崩壊中であり、また最近のメディアの報道姿勢の転向を見ても分かる通り、大手の外資系企業は既に中国から撤退済みであると推測される。今から輸出支援のために人民元を切り下げたところで、もはや其れは“焼け石に水”に終わるだろう。 そもそもドル債務の多い中国企業は、人民元切り下げによって売上を伸ばせるメリットよりも、債務返済で自らの首を絞めるデメリットの方が圧倒的に大きい。 人民元を切り下げることで中国の不動産バブルが再び盛り上がると思われがちだが、中国の銀行が貸し渋りを始めた今、もはや其れは夢物語に終わるだろう。 勿論、中国株式市場に資金が流れるとも思えない。中共の横暴で完全に信用を失った株式市場に今からカネを投下する人間はもう居ないからだ。当然、外国からの投資も期待できない。ちなみに今年6月から始まった中国株大暴落により、多くの中国人個人投資家は追証を払えない状況に陥っている。今から中国市場が“信用”を取り戻すのはほぼ不可能だろう。 (※mono.--以下参考記事など略、詳細はブログ記事で) ■ 中国株バブル崩壊で、中国人「爆買い」消滅の危機 日本経済に甚大な影響か 「ビジネスジャーナル(2015.7.23)」より (※mono.--前半略、詳細はサイト記事で) / 「爆買い」への影響 中国市場の株バブル崩壊は、日本経済に大きな影響を与えそうだ。訪日外国人旅行者が14年に日本で消費した額は2兆278億円に上った。13年と比較して43%増。その大きな原動力となったのが中国人旅行者による「爆買い」である。 14年の国別の外国人旅行者は台湾からが283万人でトップ。次が韓国の275万人、中国人旅行者は241万人で3位だった。だが、購買力は中国人がダントツで、消費額は中国が5583億円で1位。中国人旅行者一人当たりの消費額は平均23万円になった。 日本政府観光局の統計によると、今年1~5月累計の訪日外国人旅行者は前年に比べて44.9%増えた。なかでも中国からの旅行者増加が著しい。1~5月累計で前年の2倍超。春節のあった2月には2.6倍となった。このペースでいくと、15年の中国人の消費額は1兆円を超えるという見方も強い。 インバウンド関連銘柄に打撃 だが、中国の株バブル崩壊により、この勢いが一気に失速することが懸念されている。インバウンド(訪日外国人旅行者)消費への期待を膨らませていた日本の小売業にとって、中国の株安は対岸の火事ではない。 インバウンド関連の代表銘柄は東証2部上場のラオックス。国内最大規模の免税店ネットワークを持つ。同社は家電量販店の老舗で、中国企業に買収され、傘下に入った。13年12月期までは連続して最終赤字を余儀なくされてきたが、中国人観光者をターゲットに絞り、免税店での販売に力を注いだ結果、14年12月期は最終黒字に転換した。 15年12月期の売上高は前期比39%増の700億円、営業利益は2.6倍の45億円、純利益は3.3倍の42億円と驚異的に収益が回復するというシナリオを描いている。株価も14年5月19日の安値42円から上昇に転じ、15年7月6日には554円と年初来高値を更新した。ここにきて中国・上海市場の株価下落が売り材料となり、7月9日には一時401円まで売られた。 ラオックスは、連結売上高の7割を外国人観光者向けの免税店で稼ぎ出している。なかでも中国人ツアー客がダントツ。「爆買い」需要の減少が懸念され、株価が急落した。 東証2部上場で中古のブランド品を扱うコメ兵も売られた。中古のダイヤモンドが中国人旅行者に人気だった。インバウンド消費の恩恵を受け、15年3月期の売上高は前期比7%増の431億円、純利益は11%増の20億円。「爆買い」する観光客は、百貨店で商品の品定めをして、コメ兵で中古のダイヤの指輪やブランド品を買う。4~6月の累計売り上げは前年同期比13.8%増と絶好調だ。 このほか、特に中国人旅行者の消費が大きい銀座三越、松屋銀座、ビックカメラ、マツモトキヨシ、ドン・キホーテ、ABCマートなどの小売業は大きな影響を受けることが予想される。各社の7、8月の既存店売り上げが、上海ショックの影響を測る目安となる。 (文=編集部) ★■ 死人続出!中国バブル、ついに大崩壊 - このままでは中国全土で暴動が始まる 「現代ビジネス(2015.7.20)」より / この1ヵ月で、2億人が1000万円の財産を失った。株価の大暴落が引き金となって、リーマン・ショック、ユーロ危機に続く金融危機がやって来るのか。 全国各地で続発する飛び降り自殺 「中国株は、中国共産党が胴元になっている賭博です。共産党は配下に収めている政府機関と官製メディアを使って煽り、2億人以上の国民を株式市場に駆り立てておきながら、あげくその資産を収奪したに等しい。いまや中国全土が大混乱に陥っていて、夥しい借金を抱えて自殺する人も相次いでいます」 こう証言するのは、元中国有力紙の編集委員で著名コラムニストの頂利氏だ。 自殺第一号は先月10日、湖南省で起こった。省都・長沙市のタワーマンション22階から、32歳の侯氏が飛び降り自殺したのだ。 その日の午後3時過ぎ、証券市場が終了した後、侯氏は「金儲けをしたい屍」と題した「遺書」をネットにアップした。 ........................... 〈この世に別れを告げるにあたって、私はただこう言いたい。賭けをする者は、負けたら負けに従うべきだと。私は全財産を担保に、170万元(1元≒19・6円、約3300万円)という4倍の信用取引で『中国中車』の株を買った。だが、その結果たるや……。 もう誰も恨まない。いまは自己の欲望を愚かだと思うばかりだ。 そもそもは、家族に安らかな生活を送ってほしいと思って始めたのだ。それがまさか、一日で全財産をスッてしまうなんて。 もういい。私の家族よ、君たちを愛している。そして、この世界を愛している〉 ........................... 侯氏が飛び降りた日、「中国中車」の株価は、一日で9・73%も暴落した。中国株は、一日の取引で10%下がると取引停止となるので、ほとんどストップ安の状態だ。 (※mono.--以下略、詳細はサイト記事で) ★■ 中国バブル崩壊で世界恐慌の恐れ 日本への具体的な影響とは 「zakzak(2015.7.19)」より (※mono.--前半大幅に略、詳細はサイト記事で) / 中国の最大の貿易相手国は日本である。中国経済に詳しい評論家の宮崎正弘氏は日本への具体的影響をこう分析する。 る。伊藤忠はタイの企業と組んで中国国有企業最大手の産業・金融コングロマリット『CITIC』への1兆2000億円の出資に乗り出したばかり。 また、自動車ではトヨタ、日産、ホンダ、三菱が現地に生産拠点を持つが、とくに中国で100万台以上生産している日産が大きな影響を受ける。中国への投資額が大きな企業と、そうした大手に従って中国に進出した多くの下請けメーカーに被害がおよぶ危険性もある」 それが想定できるため、中国の株価急落は瞬時に世界の株価に連動する。7月8日のチャイナショックでは、日経平均株価が1日で638円安で2万円割れ、ニューヨークダウも261ドル急落した。 だが、中国の株価が3分の1まで下がる事態となればその程度では済まない。「その時は東京市場やニューヨーク市場でも株価が半値近くまで落ちていく可能性がある」とは多くの市場関係者が想定している最悪のシナリオだ。まさに1929年10月24日のブラックサーズデーの株価暴落から始まった世界恐慌への道ではないか。 ※週刊ポスト2015年7月31日号 ★■ 中国バブルの崩壊は、これからが本番だ - 中国市場の「危ない構造」が悲劇を招いている 「東洋経済(2015.7.14)」より / 中国史上「最大のバブル崩壊劇」が始まった この連載で昨年あたりから何度も警告を鳴らしてきたが、案の定、上海証券市場で大暴落が始まった。 当局の対策もあって株価は反発しているが、私に言わせれば、「いよいよ中国の史上最大のバブル崩壊劇の開幕」である。 5~6月にも大暴落の予兆はあった。中国ビジネスを始めてから、出張は通算200回を優に越えたが、この2カ月というもの、中国に出かけると、どこの省でも例外なく株の取引の話題ばかり。取引先の幹部も職員もビジネスはそっちのけで毎日、株式市場の上げ下げに一喜一憂している有様だった。 今の中国は、かつて平成バブル(日経平均のピークは1989年の12月29日の3万8915円)の時に日本が経験したのと同じ、典型的なバブル崩壊現象の入口にいると考える。 日本も、平成バブルの時は、サラリーマンもいわゆるOLも証券会社の前に集まって大盛況だった。 +続き 株の知識も何も知らない一般投資家がワイワイ騒いでいるのだから明らかに「集団催眠状態」だった。 株で儲けるはずが、大失敗に終わった私の平成バブル お恥ずかしい話だが、実は平成バブルのピークだった1989年の12月上旬、私は家を新築するための貯金を500万円ほど引き出して「新築する家を投資でひと部屋増やしたいので、株で勝負をさせてくれ」と女房を説得した。 今から思えば明らかに頭が狂っていたというしかないのだが、こうした「雰囲気」がバブルの転換点だったのだ。結局、私は大損してしまった。両親の援助もあってなんとかマイホームを建てたが、ひと部屋増えるどころか、逆に減ってしまったという、まったく情けないバブル時代の思い出がある。 日本の平成バブルがそうだったように、中国バブルの崩壊はこれからが本番だ。筆者には、一見持ち直しそうな雰囲気を漂わせながら、今から奈落の底へ落ちて行く予兆がいたるところに見え隠れしているように思える。 さて、前回の「中国のレアメタルバブル崩壊が近づいている」では、中国のレアメタルを扱う「汎太平洋レアメタル取引所」(英文略称FYME)の危うさについて報告したが、今回はFYMEを創設した人物である单九良氏の話を中心に、中国のマーケットが持つ危うい構造や、バブル崩壊の本質に迫りたい。 今回、中国株は一部で取引停止状態になったが、FYMEでは、すでに主要銘柄であるインジウムやビスマス、ゲルマニウムなどのレアメタルはとっくの昔に実質的に取引停止状態になっている。ひとことで言えば値がつかないからだ。 レアメタル相場を「操作」する中国金融界の「天才」 そもそも、FYMEのシステムを開発した単九良氏とはどんな人物か?彼は1964年5月生まれで現在51才。同氏は汎太平洋レアメタル取引所(FYME)の会長になる前には、香港市場や上海市場で20年以上の先物取引にかかわった。 香港では映画関係の上場企業会長を兼任、上海や天津でも投資関係の企業などを幅広く経営する企業家だ。その彼は先物取引の経験を活かして2011年に中国でFYMEを設立した。だから、中国における「時代の寵児」と呼ばれていても不思議はない。 単氏がFYMEを設立した後、2012年の11月には香港証券取引所が世界の非鉄金属取引の総本山、LME(ロンドン金属取引所)を約1830億円で買収するというビッグニュースが世界を駆け巡った。約20年間も香港証券市場で経験を積んだ単氏としては、非鉄金属よりも中国の影響力が強いレアメタルを扱う取引所を中国で新設したことに自信を強めたのではないかと推察される。 実は、LMEはロンドンに本拠を置き、135年の伝統を誇るのだが、正式な登録メンバーはわずか40社しかない。その表面的なイメージとは違い、極めて限定的な運営がなされておりスペキュレーション(投機行為)やマニピュレーション(価格操作)がされにくい構造になっている。 銅などのベースメタルについて、世界の8割を取引しているLMEにはそれなりの規律と厳しいルールがある。だからこそ世界の顧客の信用を得ているのである。その意味でも、香港証券取引所がLMEの親会社になった後も、LMEは昔ながらの取引所の伝統を維持しているのである。 FYMEを設立した単氏は、LMEとよく似たルールやシステムを研究したフシがある。私が見たところ、取引の規則や商品別のルールなどはよく似ているからだ。だが実は根本的なところで、大きな違いがある。 FYMEの顧客は23万社の登録者数を数えるが、個人会員がその70%(約15万人)にものぼる。一方、LME(ロンドン金属取引所)は前出の通り、参加企業は40社の契約企業である。正に似て非なるものである。 「無知な大衆」からカネを巻き上げている? 単氏は当初こそ、レアメタルという特殊な商品を売買する取引所を世界で初めて設立した野心家という評価を受けた。だが、公正で公平な市場を達成すると表明していた単氏の言葉とは裏腹に、FYMEを舞台にして行われた取引は投機そのものだった。投機取引が膨らんだことで、過去1年間でレアメタルの国際価格は4割以上も値上がりした。 確かに単氏は、先物取引の経験をいかんなく発揮、商品と金融の橋渡しをした天才的な経済人なのかもしれない。だが、複雑なレアメタル取引で、「無知な大衆からカネを吸い上げる詐欺師」というレッテルを一部ではられている。 ではなぜ一見、FTMEの上場には支持が集まり、成功したのだろうか。今回の株バブル崩壊と、一足先に起きた不動産バブルの崩壊とあわせて考えて見るとよくわかる。 つまり、中国の空前のカネ余り現象の中で土地、マンションなどの価格が暴落するなか、一部のカネは株式や債券や商品に向かった。だから成功したのだと見ることができる。 すでに東洋経済オンラインでも触れてきたが、2014年の銅価格の急落事件や青島の融資詐欺事件などでわかるように、中国のマーケットでは、規則やルールが如何に整備されていないかがわかる。 だが、前回の記事で触れたように、レアメタルのマーケットでも似たようなことが結局起きている。 FYME会員数23万人の中の7割は個人会員であり、レアメタルの何たるかも知らずに投資している人が多い。 本来ならば相場が弱ければ気配値が下がるべきなのだが、売買ができないために、FYME価格は高止まりしたままだ。実質的な取引停止状態からFYMEに対する信用は急激に低下、レアメタル全般に対する不安が市場全体に広がっている。 今のFYMEの総在庫額は約7340億円という規模にまで膨らんでいる。中国以外の世界では、FYMEを無視して取引がなされるかもしれないが、結局は莫大な在庫が市場を押し下げる心理要因として働くことは言を待たない。 すでにレアアースのバブルは崩壊、世界のレアアース企業である米モリコープは経営破綻した。 中国は国家ぐるみで価格を操作し、業界を投機市場にしてしまったといっても過言ではない。 今や、混乱は、レアアースだけでなく、インジウム市場やタングステンといったレアメタル市場にまで広がりつつある。次はこのレアメタル関連の中から、破たんに追い込まれる企業が出てくることは必定である。 ーーーーーーーーーー ★■ 「中国バブル崩壊」の本当のリスクとは何か - 私が日本株の下落を警戒する「4つの理由」 「東洋経済(2015.7.9)」より / バブルは崩壊して初めてバブルとわかる、というのは間違いである。バブルの最中は、バブルとわかっているから、バブルが終わる前にゲームに参加して儲けるだけ儲けておく、という投資家がバブルを作るのだ。これによりバブルは予想外に持続する。そして最後は値動きが荒く乱高下しながら、持ちこたえたか、と思った瞬間に、誰もが売っておかねば、というイベントが発生して崩壊する。バブルは終わりが崩壊という絵であることが始めからわかっているゲームなのだ。 株価維持政策をとっても、中国のバブルは結局崩れる さて、ギリシャ問題が騒がしいが、上海ではバブルの崩壊が始まっている。バブル崩壊の第2ステージか、最終章かは、今後の動き次第であるが、昨年末から半年で2倍になったのだから、約30%の暴落も、バブル崩壊が始まれば当然の下落だ。 当局があからさまな株価維持政策を取ってきた、というのは、日本の経験からすると、さらに売り方がバブル崩壊で儲けるチャンスを増やすだけだ。そこへいくと中国の場合は、少し様相が違うかもしれないが、それでも結局バブルは崩れていくはずだ。 ここで議論するのは、このバブル崩壊が、日本や世界にどのような影響を与えるかだ。少なくとも、ギリシャの経済破綻よりは圧倒的に影響が大きいことは確実だが(ギリシャの世界への影響はほぼゼロであるから)、日本株もこれにつれて暴落となるだろうか。 私は、中国だけの影響であれば、限定的だと思う。その理由は、「ファイナンシャルコンテイジョン(financial contagion)と言われる金融危機の伝染、連鎖が起きないからである。 ではなぜ、連鎖的な暴落が起きないか。暴落が伝染しないのか。それは、伝染するメカニズムが、今回は存在しないからである。では、伝染するメカニズムとは何か。 +続き それは、投資家自身である。 投資家が損を出す。慌てて売る。しかし、大きな損失を被る。個人であれば信用買いの損失を埋めるために、機関投資家であれば、顧客の引き出しの現金を確保するために、利益が残っている他の市場の金融商品を売る。財務的に追い込まれることにより、投資家が売るから、その追い込まれた投資家が持っている金融商品は値下がりし、暴落が伝染することになるのである。 これが次の資産価格の暴落を招き、そこで損をした投資家が次の金融商品を売り、暴落を伝染させる。これにより、暴落は連鎖し、世界株式同時安、株、債券、不動産、トリプル安となるのである。 ライブドアは個人、リーマンは機関投資家が引き金 例えば、2006年初のライブドアショックの時は、最初に、新興銘柄、ネット関連で、個人投資家がバブルゲームで信用買いを膨らませていた銘柄が暴落の連鎖となり、信用の担保価値が急減し、追い証も払えず、投げ売りとなり、投げ売りが投げ売りを呼んだ。こうして新興市場は崩壊し、この影響を受けて大型株も、個人の持ち株の割合の高いものほど大きく下落したのである。 2008年9月に起きたリーマンショックでは、もちろん、機関投資家が現金を求めた。プロが売りまくったから、プロのものから暴落していった。 複雑な金融商品は取引が成り立たないから、暴落しようにも値がつかず、むしろ、サブプライムとは無縁の国際優良大型株が、流動性が高く、現金化しやすいから、また、まだ暴落が始まっていないから、ということで激しく売られ、暴落した。 これにより、個人投資家も傷つき、伝染は個人投資家をも巻き込んだ。しかし、個人投資家の多くは、それ以前に、FXで大きな損を出していた。2007年8月のパリバショック以来、円高に転換しており、ほとんどのFX個人投資家は外貨買いをしていたので、大きな損失を被っていた。よって、ここで個人の損失から、それがさらに暴落を拡大する影響は小さかった。あくまで、外資系機関投資家の売りで市場は大混乱し、J―REITは大暴落したのである。 さて、今回の中国株バブル崩壊が伝染しないのは、このようなメカニズムが存在しないからだ。中国国内の個人投資家が中心になって作ったバブルは、崩壊しても、中国個人投資家の損失にとどまる。この株式バブルが中国不動産バブルから資金の移動によって作られたことでも明らかなように、中国国内の問題なのだ。 したがって、中国株バブル崩壊は日本株式には直接は影響を与えない。普通の暴落伝染メカニズムは働かないのだ。 日本株下落を警戒しなければならない「4つの理由」 それでも、日本株は警戒する必要がある。理由は4つだ。 第1に、ギリシャ経済崩壊とタイミングが重なった。これにより原油も再び大きく下げている。世界全体のリスクをとろうという心理が低下し、世界全体の株が下がる可能性がある。 第2に、日本株は急激に上がりすぎた、ということだ。今年の上昇は、中国株、欧州株が急騰を見せた。そこへ、日本が遅れて、再度上昇した。そして、中国、欧州は崩れた。となると、バブルが崩れるのは日本の番だ、ということになる。米国株は、今年は上がっていない。大きく上がった分、日本株は下落幅が大きくなる可能性が高いということだ。 第3には、ギリシャ、上海が長引けば、米国FEDの金利引き上げと重なる可能性が出てくることだ。しかも、このイベントおよび6月の雇用統計で9月利上げが遠のいた、などと願望による楽観ムードがまた出てきたのが危険だ。 もしFEDが淡々と上げたときには、ショックが生じる可能性がある。ただ、FEDもギリシャ問題は考慮することになるが、ギリシャが長引けば、あまり待ち続けることもできないので、年内利上げがなくなることはないと思われる。つまり年内のどこかでは上がるので、ショックの大きさはタイミング次第とはいえ、必ずその場面は来る。 しかし、もっとも大きいのは第4の理由で、中国の実体経済自体が大きく停滞することだ。見かけ上は、年率で7%成長行くかどうかはともかく、要は5%以上成長しているのだから、成長していることには間違いなく、それほど深刻に受け止めない向きもある。だが、これは危険だ。 成長ステージにある経済においては、スピードは重要で、成長スピードの減速は、経済を混乱に陥れる可能性がある。なぜなら、企業も経済システムも、政府の制度も、高い成長率を前提に回っているからで、減速しただけで、自転車が転倒するように、持続できなくなる可能性がある。 すでにその危険性が高まっている中で、株価が暴落となれば、個人消費は大ダメージを受け、中国実体経済は停滞し、日本への影響も大きくなるだろう。したがって、金融的な危機の伝染、バブル崩壊の連鎖自体は、心配することはないが、実体経済減速による、景気停滞のリスクに対して準備する必要がある。 これが、上海株の本当のリスクだ。 ■ 中国バブルは崩壊したのか 「iRONNA(2015.7.9以降)」より / 小幡績(慶應義塾大学ビジネススクール准教授) ギリシャ問題という実は世界経済にとっては全く重要でない問題にメディアが注目している間に、上海ではバブルの崩壊が始まっていた。ピークから30%以上の下落となり、気づいたときには、日本株は7月8日に大暴落をし、7月9日は、朝方の大暴落の後、大幅上昇となり、プラスとなったものの、異常な乱高下は、今後も混乱が続くことを示唆している。 この中国株の暴落が、バブル崩壊の第二ステージであるのか、最終章となるかは、今後の動き次第である。しかし、この1年で2倍半になったのだから、バブル崩壊が始まったとすれば、30%の下落で終わるはずがない。 暴落がバブルかどうかは、判断が分かれることが多いが、今回の中国株の上昇はバブルであることは間違いがなく、異論はないだろう。なぜなら、個人の信用取引によって急騰し、また不動産からの逃避資金がなだれ込んだこともあり、明らかな流動性相場、つまり、買いが増えたから上がったことは明らかであり、買うから上がる、上がるから買う、上がるという期待が現実の上昇で裏付けられる、だから、さらに期待が膨らみ、さらに信用を増やして買う。こういう循環であるから、明らかなバブルだ。 +続き 問題は、ここで一気に暴落してしまうのか、暴落するとすればどこまで下がるのか、反転する底はどの水準なのか、ということと、このバブル崩壊は、どのような影響を世界に与えるか、ということだ。 暴落の今後については、当局があからさまな株価防衛策を取ってきた、というのは、日本の経験からすると、さらに売り方がバブル崩壊で儲けるチャンスを増やすだけだが、中国の場合は、当局の個人投資家に対する力が圧倒的に強く、国際的な投資家が空売りを仕掛けにくいこともあり、一時的には効果を発揮する可能性がある。実際に、7月9日の動きはそうであり、上海株価指数は、下落の後、大きく反発した。 しかし、動かしがたい真理は、バブルにおいて買った投資家は、永久に持ち続けることはなく、一旦悲観論が相場に広がれば、今売らなくても、次ぎにチャンスが来たら売ろうとすることだ。恐怖にまで昇華した悲観が消えることはない。 したがって、一時的な株価反転があっても、それは次の売りを呼び込むだけであり、結局は、暴騰が始まった水準までは落ちていくことになる。 中国政府があらゆる手段を講じて株価対策を行ったのは、現状では、全く効果を発揮していないように見え、意味がないとか、さらに、むしろ逆効果だから、しない方がいい、などという有識者がいるが、それは大きな間違いだ。暴落においては、株価はオーバーシュートし、必要以上に下がる。政策には、これを止める効果はあり、その政策は、オーバーシュートが始まってからでは遅いので、何があっても、やれることはすぐにやった方がいいからだ。 ただし、これで止まったと思うのは早計で、結局、個人投資家の売り場を作ることには変わりがなく、現在、取引停止銘柄が多いことから、これらの売りが出てくれば、今後、まだまだ下がる可能性はあると思う。あるいは、見かけ上の上海株価指数が下げ止まっても、市場のセンチメントや実態は、もっと下がっている、ということになるだろう。 一方、このバブル崩壊が、世界にどのような影響を与えるかは、長期にわたって、大きな影響を与えると思う。少なくとも、ギリシャの経済破綻よりは圧倒的に影響が大きいことは確実だが(ギリシャの世界への影響はほぼゼロであるから)、日本株もこれにつれて下落あるいは停滞が続くだろう。7月9日は、上海の戻りを受けて、急反発したが、この乱高下はむしろ、センチメントが過敏になっていることを示しており、今後も、乱高下が続き、不安定となるだろう。 ただし、今後も、中国株バブル崩壊は日本株式には直接は影響を与えない。世界同時株安と言われるような、株価の暴落伝染メカニズムは、今回は働かないはずだ。 なぜなら、中国国内の個人投資家が中心になって作ったバブルは、崩壊しても、中国個人投資家の損失に留まる。この株式バブルが中国不動産バブルから資金の移動により作られたことでも明らかなように、中国国内の問題なのだ。世界同時株安のメカニズムは、世界的な機関投資家が世界中に投資していることによる。つまり、同じ投資家が世界中に投資しているので、その投資家が一つの国で大きな損失を被れば、それをカバーするように他の国の市場でも売りが大量に発生し、下落が始まる。また、同じ投資家だから、そして、その投資家同士は非常に似ているから、センチメントは、全員が悲観に傾く。この悲観が伝染するので、すべての株価が下落するのだ。 しかし、中国の株式市場は、隔離させており、海外投資家が売り浴びせるのは難しく、また、中国の個人投資家は、中国株に集中投資している。だから伝染しないのだ。 それでも、日本株は警戒する必要がある。理由は5つだ。 第一に、ギリシャ経済崩壊とタイミングが重なった。これにより原油も再び大きく下げている。世界全体のリスクテイクセンチメントが低下し、世界全体の株が下がる可能性がある。第二に、日本株は急激に上がりすぎた、ということだ。今年の上昇は、中国株、欧州株が急騰を見せた。そこへ、日本が遅れて、再度上昇した。そして、中国、欧州は崩れた。となると、バブルが崩れるのは日本の番だ、ということになる。米国株は、今年は上がっていない。大きく上がった分、日本株は下落幅が大きくなる可能性が高いということだ。第三には、ギリシャ、上海が長引けば、米国FEDの金利引き上げと重なる可能性が出てくることだ。しかも、このイベントおよび6月の雇用統計で9月利上げが遠のいた、などと願望による楽観ムードがまた出てきたのが危険だ。FEDが淡々と上げたときには、ショックが生じる可能性がある。ただ、FEDもギリシャ問題は考慮することになるが、ギリシャが長引けば、あまり待ち続けることもできないので、年内利上げがなくなることはないと思われるので、どこかでは上がるので、ショックの大きさは、タイミング次第だが、必ずその場面は来る。 第四には、中国は個人投資家は信用で傷つくが、同時に、中国企業も、自社のバランスシートを使って投資していると見込まれ、この影響は大きく、後を引くと思われる。 そして、この事実が、第五の理由の影響を大きくする。つまり、中国の実体経済自体が大きく停滞する可能性が非常に高くなることだ。見かけ上は、7%成長行くかどうか、という議論で、要は5%以上は成長しているのだから、スピードはともかく、成長していることは間違いなく、それほど深刻に受け止めない向きもあるが、これは危険だ。成長ステージにある経済においては、スピードは重要で、成長スピードの原則は、経済を混乱に陥れる可能性がある。なぜなら、企業も経済システムも、政府の制度も、高い成長率を前提に回っているからで、減速しただけで、自転車が転倒するように、持続できなくなる可能性がある。 すでにその危険性が高まっている中で、株価が暴落となれば、個人消費は大ダメージで、企業までもが、財務的に毀損するとなれば、中国実体経済は停滞し、日本への影響も大きいだろう。 したがって、金融的な危機の伝染、バブル崩壊の連鎖自体は、心配することはないが、王道の実体経済原則による、景気停滞のリスクに対して準備する必要がある。 これが、上海株の本当のリスクだ。 ーーーーーーーーーー ■ 中国バブル崩壊はマジでヤバい 「2015.7.9」より / 経済の掟に逆らって高度成長を続けようとした中国共産党 今回の暴落によって中国の実体経済が悪くなるのではない。元々中国の実体経済は悪かった―。経済の掟に逆らって、高度経済成長を続けようとする中国共産党の真意を経済評論家の上念司が暴く。 (※mono.--以下略、詳細はサイト記事で) .
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#31-35 放送回 放送日 内容 #31 10/05/08 母の日SP 猫カフェに行くんだにゃー #32 10/05/15 春日マムと電話 D関 バー体験記 #33 10/05/22 築地ロケ 若林の休日 ピロス #34 10/05/29 若林いいともで大クラッシュ 原口結婚式 #35 10/06/05 春日ディズニー 若林地顔ブサイク疑惑 #31 +OPトーク ラジオパークから一週間 むつみ荘に戻す作業が1時間半で終わった ラジオパーク関連の新聞記事「春日アダルトグッズ愛用バレちゃった!」TENGA→性具 若林:全部オードリーじゃなくて春日 体操のお姉さんともう一度打ち上げしたい 春日:ダメ、チャンスは一回きり 若林:脇毛生えてきたな 春日:生きてるんだもの 日通さんがむつみ荘に掃除機をかけてくれて窓もふいてくれて快適になった 咳もでない 若林:前回暴走したので今回はお母さんに関する心温まる話を募集 今日初めて泣く おまえお母さん好きだろ? 春日:お母さん好きー 毎日起こしてもらってる 若林:冬彦しゃんじゃんおまえ 気色悪くない? 曲「ありがとう」いきものがかり CM +母の日話 去年若林の母が60歳だったので60本のバラを送った 包んである新聞が春日のフライデー記事だったので変えてもらった その前々年に若林の父が還暦でちゃんちゃんこを送りたかったが お金がなかったのでクロックスの偽者900円の赤を母経由で送った 家に帰れるようになって帰ったら犬が食いちぎっていた 若林:オードリーで春日と若林の母に送る 春日の両親に正式に息子さんをくださいって言ってない 一度も会ったことないし話もしたことない ロケ行こう 春日がお笑いをしたいと春日父に相談した時 春日父「俺はおまえで笑ったことがない」 春日:(春日母が)若ちゃん彼女いるのかしらねーって言われて知らねーよって 若林:おまえ家ではとんがってるらしいな 俺はスーツ、おまえは女装 俺好みの 笑ってんじゃねえぞくずてめえ 春日:何がしたいんだよ CM 母の日メール 春日:心温まりますね 若林:今外を佐藤が走っています メール 春日の母です 最近息子の息子もTENGAという彼女に起こしてもらってる R.N.チンポコ与太郎 若林:えーん(泣)メディアで泣くの初めて CM +猫カフェ話1 先々週カスTロケ後に春日と栗と前と飯 変わった店を探しに 阿佐ヶ谷駅前「怪物ランド」パブ 今は怪物みたいな女性はいない 春日:どうしたもんかいのー 若林:よく言うなそれ 中学のときから 春日のマネするとき春日のかばん肩から提げてどうしたもんかいのーってやってた 高円寺の半熟女パブに行ったが女性が若かった 36くらい 春日は魅力に気づいてない熟女やぽっちゃりさんに魅力を気づかせてあげるのが裏コンセプト 調べたら探偵バー、坊主バー、プラネタリウム、猫カフェ 若林:ズッコケ三人組が 語尾ににゃーつけた? 猫カフェ受付にすでに猫がいる 春日:パンフレット見せますよ 若林:うわー選手名鑑みたいに お店の名前きゃりこ 春日:夜だから寝てる子もいて 若林:寝てる子って猫のこと? 猫のこと子って呼ぶのは猫いっぱい飼ってるババアが言うことだよ 春日:やめたまえよ 若林:ちょっと興味わくわー 続きあとで聞きます CM +猫カフェ話2 説明を受ける 抱いちゃいけない あと起こしちゃいけないって 入る前に手洗いしてくれって あとマスク 入ったら結構人いる 夜1時くらい アイテムは猫じゃらしとかボール ずっと猫じゃらしやってるOL お腹の上に猫 若林:みんなやさしい顔してるんでしょ 猫じゃらしをやるけど全然猫がこない 前原は携帯で写真ばっか撮ってる 壁にササミ(200円) キャバレーで言うとこのフルーツ盛り サラリーマンと春日がササミのやりあい 最終的に春日が勝った 春日と栗坂の間でも同じ子を取り合い 人懐こくて顔がかわいいオスの琥珀 実は前原はそんなに猫が好きじゃない 前:猫の写真を女の子に送ると食いつきがいいんですよ 若林:うわーゲスい! 春日:早速熟女パブの女の子に送ってた CM 『電話で全国行脚』 今回の形での電話は一旦終了 CM +『未来辞典』 若林:ジョーに聞いたけど最近キサラが変わってる 宴会デーというのがある 客が割り箸ひいて宴会芸する もう漫才できないって 曲「負けないで」ZARD 佐藤応援メール 佐藤の母です 若林:今麹町の辺り がんばれ佐藤!待ってるぞ CM +『三つの器』 『三つの器』 若林:もみくちゃになってブリーフ一丁になるのすげー好き 若林:おまえ(野坂昭如と大島渚事件)あれ好きだな 若林:最近考えるのめんどくさくなった アドレなの猿百匹を基準にするから動物平気かも 春日:猫カフェ行ってきなよ CM 『どんだけの小部屋』 CM 『しんやめ』 CM 春日:提供クレジット +EDトーク 若林:僕がダイナマイト関西で優勝したの知ってます? 春日:風の噂で メール 佐藤がんばれ 曲「サライ」 若林:残念なお知らせ 佐藤がリタイアしました 日比谷公園で泣いてる 母の日メール 受験勉強でイライラしていた 母があんた一人じゃないと励ましてくれた R.N.きしんチュ 若林:さようならーみなさん ありがとうございました 春日:このあと~アディオス 上に戻る #32 OPトーク 先週は母の日SPで心温まるメールを 佐藤はゴールできませんでしたけど +春日のマムと電話 春日は中二から”なめてもらっちゃ困るよ”と”どうしたもんかいのー”の二大巨頭でやっている 春日インターネット詐欺にあう? マムがネムでレム 敏腕マネージャーが春日マムに電話 春日「もしもし?」 マム「はい」 春日「マム?」 マム「はい、そうです」 春日「寝てたんじゃないの」 マム「今日は長野行ったでしょ?」 春日が送った花は届いてない 若林「息子さん嘘つきですもんね」 マム「でもやさしいからね」 春日「今どんなパンツはいてるの?」 マム「普通のよ」 春日「またじゃあ、明日の朝起こしてもらう感じで」 マム「そうですね、はい がんばってください」 若林:普通のよってことはOバックですか?お前の母ちゃんと仲良くできそうな気がするな +サイコバトラーで共演した板東さんの話 心温まる放送と荒れる放送を繰り返すオードリーのANN 若林:春日さん荒れてるらしいっすね 春日:怒ってるというかなんだろうなっていう 一緒に出てた板東が春日より先に落ちた カメラ止まった後 板:おまえは卑怯者やで!と捨て台詞を吐いて帰っていった 3~4日経って板東と一緒になったら開口一番 板:春日は卑怯者や! 収録後のメイキャップルームでも 板:おまえはやっぱり卑怯者やな その一週間後にTV局で 楽屋の名前貼ってあるとこに「春日卑怯や!バンドウ」 去年の24時間TVでオードリーで板東を相撲で投げ飛ばしてちょっと怒られた 若林:またないかなあれ 春日:去年より遠くに飛ばす自信がある +たけしと対談 若林:かっこよかったなあ 春日:いやあいい男 タケちゃんいい男よ 若林:おまえ怖いよやめろよ 怖いし俺すげえ尊敬してるからむかつくよ 春日:前のめりにしてないと気抜くと目の前にたけしがいるということの感動にがっとこられそうになって 若林はビトのしんやめの話をずっと前からしたいと思っていた たけしのオーラと雰囲気がやさしい たけしはお笑いの技術ですごいっていう芸人の域を超えてる 人間力みたいな生きる伝説 それで言うと春日はフライデーで撮られてるし足の怪我もそうだし スターの星の下のビッグな話題を提供する星の下にいるんじゃないか 若林:なんかやってくれないですかねー事件 ロシア人と結婚するとか予想しない角度からがいい 春日:春日がしかけたというよりやってきたものだから全て でも何かがやってくるんじゃないか今年の終わりくらいには 若林:浅香光代とアルティメットルールで戦うとか 若林:提供クレジット CM +新企画『電話で全国調査』告知 BGM:「やさしさに包まれたなら」荒井由実(ユーミン) あなたの周りで流行ってる恋愛言葉 若林:おまえ彼女いるだろ 春日:いないです 若林:ぽろっとアイドルの名前言わないかなって ハリウッド女優の名前 春日:今の学生はコクるって言うでしょ 若林:俺らも言ってた おまえはサバゲーやってるグループにいたからな 若林:たまにカップルって言って変な空気味わう 春日:カスミンはアベックって言って変な空気味わう 若林:今の学生の言葉が知りたい ギャルの言葉とかはいいですからね 春日:めざニュー見てたら若い女の子の間で自分磨きが流行ってるって びっくらこいちゃって 若林:正統な自分磨きだろ それで変な気持ちになってんのこのラジオのリスナーとおまえだけ でも意外と自分磨き流行ってるとか言ってたりして CM +若林ダイナマイト関西話1 さっきの電話の切り際マムが「としあきをよろしくお願いします」と言って切った 若林:こちらとしては受け取れない ちょっと考えさせていただきます ディファ有明 春日がK-1で2007年夏で3年前 若林:3年で人って変わるもんだね ディファ入って鮮明に春日の顔がボコボコにされてるのを思い出した 確実にどん底だったもんなあの頃 春日:K-1以外にやることなかったもんね 結局春日がK-1に出たのは自分を変えたいと 積極的に何かをすることがなかったから あえて自分を修羅場に追い込んでパンチとキックを自分から出す自発的な男になるという 春日:通過儀礼的なね 若林:それなのにワンホンシャンに対して春日はカメになってた 2000人がシーンとなってる中 俺の「春日、自分から手出す人間になりたくて挑戦したんだろうが」っていう声が 俺も26,7で劣等感MAXだったから同級生が中国人にボコボコにされてて ネジ飛んじゃってずっと叫んでた 立ててめえこのやろうって2列目で大声で言ってた 春日:うっせーこのやろう!って思いながら戦ってました 上がってみろばかやろうって思いながらカメになってましたよ 若林は楽屋で人見知りを発動して柏餅ばかり食べていた ディファの裏の空き地でマネの杉本とヒマつぶしと説教 一番怖かったのが若林うちわを持ってるやつがいないか スリムクラブ真栄田との再戦のことしか考えてなかった 結構接戦でお題が出て4つくらい頭に浮かんで3つ出し終わった後 何も浮かんでないと死の恐怖 CM +若林ダイナマイト関西話2 ドラえもんの映画でのび太がかっこいいシーンというお題で恥ずかしい思い うらめしやというのに飽きた幽霊が言った言葉というお題で恥ずかしい思い 攻め込まれてたと思う 勝負の仕方として向こうのポイントを考えないでやると 若林:ヤングマスター出たよね 考える?そこ考えると一個回路増える 俺が優勝したのは小4のときのこち亀の両さんをどんだけうまくかけるかコンテスト以来 春日:我々で言ったらニューウェーブ大賞みたいなね 若林:優勝して最後の向こうのポイントが減って紙ふぶきが舞ってベルトを巻いてもらう セリフで「D関は前からすごい出たくて2年前にバッファローさんにメール送ったら 偽者だと思って無視されてだから今日の優勝はほんとうれしいです」 でM-1のときにもやった中途半端な体操にあったガッツポーズ 春日さんは優勝のコメント王 春日:皆さんありがとね あのーやっぱりね 今日来た2000人の皆さんは 春日と同じ時間を共有できてほんとに幸せを感じてほしい 春日と同じ時代に生まれてよかったと両親に感謝しなさい トゥース! 若林:おそらくですけどダルメシアンの時と同じ空気に なると思いますよ 春日:やだーこわい CM +春日のバー体験記 今週も例の大人になったズッコケ三人組といろんなバーに行ってみよう 六本木の居酒屋に集まって1つのバーに1時間弱くらいしかいけない 探偵バー 栗:写真見ちゃうとホテル行きたくなっちゃいますね 春日:あと医者と看護士が多い 若林:人の命を!守ろうとする職業の人たちが!下衆の極みだな!間なんていうんだっけ 栗:ナースってエロいんすかね 若林:前付き合ってた女の子ナースなんだからエロいっての知ってんじゃん 栗:CAってエロいんですかね どんな女の人がエロいんですかね 栗:僕が思うにアゴがしゃくれてる人がエロいと思うんですけど って持論を 次麻布のスーパーカーバー スーパーカーを見ながら酒が飲める 50代くらいのおっさん3人 丘サーファー 徳永英明のライブビデオを見てた 3件目坊主バー バーテンが坊主 お香じゃなくて線香の香り BGMがパフューム 夜ふと時間が空くと人は夜悩むから夜悩みを聞いてあげられる店を出そうと思った 栗:お坊さんってモテるんすか コンパとか行くんすか お坊さんってエロいんすか 春日:エロいことをすごく気にするんだよ 若林:なんかもうむかつくわ 春日:坊主バー行った後ガールズバー行ってたからね一人で CM 『未来辞典』 CM +『電話で全国調査』 若林:春日さん彼女と並んでたら春日夫婦って言われたことあります? 全然オナベの名前出てこない 春日:どんなパンツ リスナー:黒のボクサーパンツ 若林:勝負下着も持ってるんでしょ? Oバックはいてるバカもいるから気をつけてね 春日:こらうちの母親をつかまえて はいてねえよ! 来週の言葉 春日:先生のあだ名(アドレス読み)タイトルに全国調査と書くように 若林:その言い方でこれから言っていくんですか? 春日:わたくしが紹介するのあまりないから 花持たしてよ CM 『しんやめ』 CM +EDトーク 春日:提供クレジット 春日:~ネッツ×3でお送りしました 曲「世界に一人のシンデレラ feat.U」PENGIN 春日:今かかってる曲 春日がPVのどこかのシーンに出演しております ぜひともチェックしていただきたいな 世界に一人のシンデレラ フィートU ペンギンさんの 若林:ほんと春日さんの言うとおりですよね 春日:何なんだよキミは 見ねえよくらい言いなさいよ 拍子抜けな男だね 若林:今日山里とIKKOが共演 楽屋にきて手に何か持ってる これLUSHのバスボムですーって 山里爆笑 I:なんで笑うんですかーもう メール 先ほどはお電話で失礼しました春日の母です PN.パイパン母ちゃん 春日:ふざけんじゃねえぞおい 誰だそいつ 若林::およびOバックバカっていう 春日:二つもないだろそのRN 若林:そろそろお別れでございますね オードリー若林でした 春日:このあと~アディオス 上に戻る #33 OPトーク +築地でロケ 若林の地元の築地でロケ トゥースが人気で復権 春日:真夏のトゥースは蜜の味 若林以上に春日が馴染んでた 若林が小さい頃おばあちゃんと築地に買い物行ったらシケた面したガキだなと +家族の話 若林父が若林の元カノにあだ名をつけた話 若林父が親戚の子供を怒った話 若林にもDNAが入っている 春日:何が人見知り芸人だよバカヤロウって話 江戸っ子の毒舌はヒップホッパーで言うハイタッチ 春日の出身地は耐えるのが好き 若林:春日家のDNAでしょ 若林父が椅子・リコーダーを投げた話 春日は父春日に手をあげられたことはない 若林は先週の素材を聞いて自分のことを何こいつって思った 若林母のラジオの聞き方 +若林がAKBの番組のサブMCをやった AKBに興味ない人を探して若林になった 前日写真一覧表で20人名前と顔を覚えたが本番で飛んでしまった 10代後半の女子のエネルギーに気おされた 若林:おまえJDと番組やってるらしいな 一度も見てない 春日:秘書がJD その子の前で妙な空気になって罵られる 妹慣れしているのでお兄ちゃん面をする春日 若林:提供クレジット 曲「ポニーテールとシュシュ」AKB48 CM +ジングル BGM:ロッキーのテーマ 若林:おい春日おまえ自分から手出す人間になりたくて挑戦したんだろうが 立ててめえこのやろう 2人:オードリーのオールナイトニッポン 春日:うっせえこのやろう 上がってみろバカヤロウ ~ジングル 若林:やめようぜジングル 春日:小馬鹿にされてる +若林の休日1 正月以来久しぶりに日・月2連休 掃除をしてゴミ袋8袋分捨てた 春日:あなたある時期になるとどかっと捨てたりするね 昨日捨てて後悔した 加湿器 ダイソンのノズル ネタ帳 ヒートテック 鍋フライパン 春日:掃除する時は誰かについててもらわなきゃダメですな 若林:オードリーキティ捨てた それは後悔しない 春日:ナンパ待ちから捨てなさいよ CM +若林の休日2 2連休の朝に掃除してその後一人で肩に一眼レフを提げて出かけた バッティングセンター その後神宮のぐるりを散歩 千鳥ヶ淵 若林:エスプレッソしてあるちっちゃい午後の紅茶がおいしいので買いました 春日:ラジオなんですよ つまらんブログを声に出して読まないでくださいよ 若林は公園好き 浜離宮 日比谷公園 新宿御苑 深大寺 千鳥ヶ淵の石の上で昼寝 若林:写真撮って 家帰ってその日は終わり 西加奈子の小説読んで号泣 次の日朝起きて市ケ谷散歩 その後国立演芸場で落語 落語資料館で座布団に正座 若林:饅頭怖いのオチだけ言いました わたしゃお茶がこわいって 頭の中ではトリだから緞帳下がってる CM +春日の休日 ANN終わってすぐ寝て日曜朝早く起きて新幹線乗って青森に行く計画 起きたらスーパー競馬やってたのでレースを見てブックオフで立ち読み ゲーム買って次の日もゲームやる 1日目でつまづいたから2日目もリカバーする気が起きない 若林:ぽーんと時間空いたらこれまでとこれからのこと考えない? 春日:全くしない 若林:自分磨きは? 春日:自分磨きはしますがなキミ いつもの2人と新宿のバーで働いてる矢じるし梅津の紹介でクラブへ 新橋→新宿 一件目休み 二件目休み スケベな居酒屋→営業時間終わり ポールダンスの店→誕生日パーティで常連だけ インターナショナルパブ→閉まってる 近くに同じようなパブ→4人ともフィリピン 梅:サウナ行きましょう 男が4人でサウナは勝負になる 先に出たやつが死ぬルールで春日が勝った 3人が浴室で大の字で寝てる 熱持ってるから下半身のお宝袋がだるだる その晩唯一おもしろかったのがそこ 若林:梅津も満足そうな顔してた? 春日:やりましたねって CM +『電話で全国調査』 どなりキャラの春日がランキングを発表 若林:想像してみ?ジェントル先生って 春日:許せない 若林:胸張りモアイよりはいいだろ キレ慣れてない感じですね 春日:おかすがしいねえ 若林:お恥ずかしいことをおかすがしい? 春日:春日が恥ずかしいってことでおかすがしいねえ 不幸中の幸いだね 若林:あだ名っていうのいなかったねえ 遠崎先生がベラだっけ いきなりキレた時あって あたしをベラって呼んでるらしいわねって ピロスもいた 春日:普通の外国人講師 ピロスという名前の いつもBDがはくバギーパンツ 若林:アメリカン親父のモデルになった 春日:見るたびに違うパンツはいてる 今でもやってんのかな 若林:教えてんじゃない リスナーと電話:周りにオードリー友達いない 春日:どうなってんだよ そういう時期? ビブスも買ってどっち気に入ってる? リスナー:キーホルダー 若林:いいよね 車の鍵につけてんだけど 春日:電話代かかってんだよ 若林:こういう先生じゃなかったでしょ リスナー:ちょっと似てる 春日:じゃつらくあたっちゃってごめんなさいね CM 『未来辞典』 CM +EDトーク 春日:提供クレジット 若林:さっきの落語の続き 二日目の夕方 たけしと話した時 自分が読まなさそうな本5冊くらい買って喫茶店で読んでるって話 やってみたいと思って本屋で3冊 ほしのあき「ほしのボディ」勝間和代「断る力」 タロット占い 都内で一番気に入ってる芝生で各々2ページずつ読んで枕にして芝生の上で寝た 寒いと思ったら7時前だった 31で芝生で寝たりするのが好き 大丈夫ですかね 春日:全然いいんじゃない お堀の辺りいっぱいいないかい 何歳でもかまわんよ 若林:高い石垣にすぐ登りたくなる そっから一人で歩かない? 春日:それはちょっと大丈夫なのかね ルール的に 若林:どっかで地下鉄のCMの新垣憧れがあるのかな カメラなんか提げて 以上です ありがとうございました 春日:このあと~アディオス 上に戻る #34 +OPトーク 台本にひとつよしなにが書かれるようになった 久々に忙しい 佐藤とファミレスに行った話 TSUTAYAでファンに話しかけられた話 名古屋でオードリーの2人がオフですれ違った話 若林がいいとも演技コーナーで大クラッシュ? 若林:おまえの家族がどうなってもいいのかって言ったらスタジオが無音 メール:わたしは爆笑 家族はえーって感じでしたが(笑) かなりおもしろかったですよ 無音のいいともは初めて見ました 開拓していきましょうよ がんばれ事故林 若林:春日に怪我日(けがが)っていえたか? 先週は春日も大クラッシュ 春日:わたしの両手は命を救うためについているんです どうですか! 若林:ダダンって(太鼓)やめてよまじで怖い じゃ今日も(太鼓)怖いってマジでやめて フラッシュバックするから 春日:とりあえず座りたまえよ 若林:マジであの感じをなめんじゃねえよ 若林:提供クレジット (太鼓)ちょっとやめてーもう CM +原口の結婚式 原口緊張の面持ち 見たことない顔 キス20秒 芸人全員「長い長い」 神父も笑ってたが賛美歌歌う片方の人が笑ってなかった 中庭でフラワーシャワー 司会の浜谷に下衆の極みをふるがお静かにと注意される ブーケトスの最前列にマエケン 賛美歌歌ってた笑ってなかった人がそれ見て大爆笑 CM +春日のパブ巡り1 昨日春日は仕事終わりに前栗と遊びに 前原が提案 自衛隊パブ、夜釣りパブ 若林:風俗に行っちゃダメ 赤坂から新宿まで丸の内線 若林:今何週か回ってトゥースブーム 今日一日で40回 自衛隊パブあと20分で閉まる 夜釣りパブもあと20分 どうしたもんかいのー 毎週歌舞伎町でキャッチに見つかってるから春日は遊んでると思われてるかも 梅津から電話 インターナショナルパブ ロシア、モンゴル、ブラジル、フィリピン、日本、ケニア 国によって接客の仕方が違う 春日の隣はモンゴルと日本 栗:ロシアとアメリカはどっちがエロいか ロシアとイタリアだったら… CM +春日のパブ巡り2 栗:初体験はいつなのか 一番早かったのが梅津の14歳 ブラジルの女子が前原の顔の5cmくらい前で腰振ってた 前原が日本に来る前にブラジルで付き合ってた元カレにすごい似てる 春日:ブラジル顔 若林:ハタ坊にちょっと似てる 来週は自衛隊か夜釣りか 正直店がなくなってきた 若林:あまりハマるお店出てこないんじゃない 3人組で生み出したら?遊び 若林:3人でがっちりナンパしてみてよ 歌舞伎町で どうなるのかなと思って +ユーミンからコメント 若林:コメントが届いてるんですって 聞いてみましょう ユ:オードリーのANNをお聞きのあなた、若林さんカスミンこんばんは、ユーミンです 11年前土曜日の夜ANNを担当していてその件から春日がカスミンと名乗ってるそうで光栄 LFのスタジオでネットラジオを 先日カスミンがお越しになってイケメンなことが判明 土曜のANNは他の曜日と違う落ち着いた時間帯 ディープなジョークも言えるんじゃないか 楽しんで続けて そんな中新曲が5/26に発売「ダンスのように抱き寄せたい」ぜひ見てもらいたい 次回はまたスタジオに遊びに行かせてください ユーミンでした 若林:これ曲の宣伝じゃないですか 枕長かったなあ 冷や冷やした エロい放送作家だって言ってたから 伝わってないんだね じゃここで一曲聴いてください 曲:「ダンスのように抱き寄せたい」松任谷由実 CM +『電話で全国調査』 若林:うふふふ 春日:うふふふ 若林:エコーかかると春日の笑い方怖いよ 春日:聞いてる人おもしろいのかな 若林:俺4週目くらいから思ってるわこのラジオに関して CM +『未来辞典』 ジングル~春日:うふふふ~ 若林:早いでしょ仕事が おまえの笑い声怖いな スプラッターホラー CM +春日体操配信告知 みんなで体操してyoutubeにアップしましょう CM +『どんだけ』 若林:砧でIKKOとすれ違い ドキドキしながら挨拶 おはようございますーおつかれさまですー 純粋な目で見つめてきた バレてなくてよかった CM 『しんやめ』 CM +EDトーク 春日:提供クレジット 若林:ブーケトスでマエケンが一番前に立ってた話の続き マエケンをはるか超えて後ろの方に飛んでいったのをマエケンが走って スライディングしながら取ろうとしたら女性が取っちゃって前田健の帽子が取れてた こういうのは大体気の強そうなブスな女が取るのよって 春日:負け惜しみじゃない 若林:披露宴が始まったら後藤マネが僕のとこにきて 若林さんくれぐれもおちんちんだけは出さないで 絶対やめてください 一番訳わかんなくなった時に稽古場でズボンから棒だけ出してたことある 春日:それだわ 何も出れなかった時でしょ 若林:おちんちんだけは出しとこ 若林:結婚式大人のアレも学んでいきましょう以上オードリー若林でした ありがとうございやした 春日:このあと~アディオス(太鼓) 若林:もうやめてーもうーこれー 言っちゃうかもしんないわいいともで今度 ドンドンってなったら 上に戻る #35 +OPトーク 今日は菅新政権誕生で2時間 春日は自分磨きしながらTVをながら見 若林はTVを見ない 家で一人ツイッター 南キャン山里と横尾忠則 春日の家のこたつ机にも文字を書いた 実家の壁にでかい鳥 春日:思い出した!おたくさんの実家の部屋かもめみてえなやつが 横に英語みたいなの書いてあった 当時もナニコレと思って言えなかった 若林:当時言えや 若林が実家で高校時代の写真を見つけた話 マジメだった春日 腰パンをしていた若林 +いいとも演技のコーナー いいとも 今週は若林に回ってこなかったがセリフを考えていた ホテルの支配人になって客に一言 1・あなたのような素晴らしい方を泊めるような自信のある部屋がないんです 2・すぐにボイラー室に泊まれるよう手配します 春日:危なかったねーよかったね回ってこなくて どっちにしても演技ができないから 大喜利を狙ってくるんじゃあないよ 若林:オレが今度事故起こしたら思い切り体当たりかグーで殴って 若林:提供クレジット CM +ビトさんから映画「アウトレイジ」関連コメント 若林:先週のユーミンに続いて今週もコメントが ビトたけし「アウトレイジ」 ビト:あんちゃんまだやめてねえのか どうもお久しぶりですビトです アウトレイジ公開になります、まる! 今回の見所は全部が悪人 みんなが不愉快に 見た人が途中で立ち上がってみんな帰っちゃう わたし?わたし見てません 義太夫に聞いたら不愉快だって 公開の日は岐阜に営業 映画館やってない ぜひみなさん劇場に足を運んでください 夢は~♪わたしからのお知らせ しんやめでかかってるCDがたけしさんのだと思ってみんな買ってるらしいんですがあれ わたしのですから HPで売ってますから 買ってくれよ 若林:長い ビト:若林最近たけしさんと会ったみたいであれ以来呼び捨てじゃないか 春日毎週やってるからだんだん似てきたぞ バカヤロウ ビトの色紙とサイン入りCDをセットで5名にプレゼント 曲:「四谷三丁目」ビトたけし CM +春日前原とディズニー1 バー秀ジングル 若林:ビトだけだと拗ねるからバー秀も 春日:おととい早起きできたので 前ちゃんが誕生日 浜谷と前原とディズニーへ 行く前にオシャレなとこでランチ オープンテラスでいざ食べてみると気持ちいい ピザ食ってスパゲティ食ってアイスピーチティー飲んで 前がテンション上がって女性店員に話しかける 春日は混んでるとこあまり好きじゃない 若林:しらねえけど 前は混んでることでテンション上がる キャラがいた 前:「あいつ」いるじゃないですか 普通のおじさんが帽子かぶってるキャラ 若林:「あいつ」からしたら超失礼 前:3人で帽子買いましょう 帽子探しだけで3時間 買ったのが昨日からかぶってる迷彩柄のリロ&スティッチ CM +春日前原とディズニー2 チュロス食べながら歩く 何回か春日だと言われた 「あいつ」には勝てなかった ミッキーの形したアイスを買った 浜谷:夢の国! 浜谷も10年ぶり 春日は仕事関係なく行ったのは7~8年前 前:あそこえらいことなってますよ 春日:エレクトリニカルパレード スペースマウンテン90分待ち 前がテンション上がる 90分待って乗った 出てきたら前がテンション下がってる 前:絶叫マシン苦手なの忘れてました CM +若林が佐藤と出かけた話 若林の声のかけられ方が変わってきている 若林―! 高校1年のとき表参道を春日と2人で歩いてたら見栄晴がいた 若林:おい見栄晴靴買うの? その時の自分は許せないけどあの時の見栄晴になってきてる マスクも嫌いだし帽子も暑いからやだ メガネ買おうと カラコン入れたらわかんないんじゃないか ブルーの試着したら目がちっちゃくて青かどうかわからない つけ髭 280円の買ってつけたらプリングルスのおっさんみたいに 帽子マスクがやだからペンでほくろ書いている最中に話しかけられた 外出たらヅラの専門店 金髪のマッシュルーム 石油王のバカ息子みたい 気がついたんだけど俺地顔がブサイクなんだよね 春日ってかっこいいって話になった 佐藤が2人しかいねえのに笑わない 春日:何なんだよ 知らねえよその2人しかって 若林:2人しかいないときはおもしろを狙われたら笑わなきゃダメだろ CM +「10年目のプロポーズ」コーナー告知 BGM:春の海 若林:大安もしくは友引というよきお日柄を選んで執り行うお見合いもしくは結納、 あるいはお嬢さんをくださいという挨拶ですけども男女のカップルにおいてはこれが重要なこと 同じようにお笑いコンビにおいても大事なことでございます しかしオードリーはそれをやってこなかったという(バーン) これまでわたくし若林は春日のご両親に息子さんを僕にくださいって言ったことがないというのが 心の重荷になってたりするんですが 春日:何なんだその落語家みたいな喋り方 もう我慢ならん 10年たつのに挨拶行ってない 一回アメフトの試合に春日のお母さんと妹さんと犬 チーム付け焼刃が今回だけはチーム仲人 若林が春日のご両親に挨拶するのを手助けする企画を立ち上げた 一般的に他のコンビはどうしてるのかということで証言コメント 佐藤:僕は岸のご両親に挨拶した ビクスモのゴンはチロの静岡の実家に泊まった 高校のときも毎回春日のご両親が旅行してる時だけ泊まりにこいって呼ばれて エロ本を捨てにいかされる 若林:10年経ってるので春日の両親が内心怒ってるかもしれない 会ったときにどんな風に話を切り出せばいいか どういう風に言うとコンビ結成を許してもらえるか 春日:怒ってないし 若林:息子さんを僕にくださいって言って NOが出たらコンビ解散です とりあえずどんな言い方をしたらいいかリスナーの皆さんに 10年目のプロポーズの係まで 曲「本気でオンリーユー ~Let s Get Married~」竹内まりや CM +『電話で全国調査』 次回は便ステに代わる言葉 若林:僕で言うアウトプットしにいく 春日:今はTOTOに挨拶しにいく INAXの場合があるので便ステに戻りつつある 若林:山登りする人たちの間では花をつむ CM +『未来辞典』 春日:おいナメてもらっちゃ困るよ いつも言うんだけどさ最後まで集中力持ってやんなさいよ 若林:生肉のナメこま叩きつけられたからあたっちゃって 「週刊むつみ荘」若林:大家が飼ってたきたねえアヒルもついてくんのかな コンビニのおでんの袋みたいな 春日:ゴミ袋かと思ったらアヒルだった 若林:いいともでできるとこあったらやってよ 職務質問の話もしてないでしょ 「iPad配り」若林:おまえWSのコメンテーターやればいいじゃん 将来じゃなくて今 俺はAV男優やる 春日:春日AV男優疑惑があったんだから雑誌で 朝出ようとしたら家にきて 春日の一文字を冠した雑誌ですよ これ覚えてます?って 春日:最初ははぐらかすがっつって 若林:はぐら春日? 春日:今のは事故だけども 問い詰めるとようやく出ていたことを認めた 凹んだ様子でって 実はAV男優だったんですよわたくし 若林:その人が言うにはね CM 『どんだけ』 CM +EDトーク 春日:提供クレジット 若林:先ほどのヅラの話 ロン毛の肩くらいまでのかぶったらゴシップ誌のライターに見える 地顔がブサイクですから ガンガン歩いて買い物もいっぱいしたが蕎麦屋でバレていた 言い訳してる時の地顔がブサイクだったってサトミツに言われた 春日:結局若林さん顔がブサイクって話ですか 若林:でも2人しかいないんだからそういうこと言うなって リアクションがその人一人になっちゃうんだから お互いにやりましょ 僕もやります 春日:わたくしもやりましょう 春日:あのキャップで2年はいけるでしょ 一番丈夫なやつ買ったから 若林:2年持つといいですね ありがとうございます オードリー若林でした 春日:この~アディオス 上に戻る
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ある晴れた昼下がりのことである。 談話室のソファに腰掛けるラルは独り物思いに耽っていた。 その内容とはどうすれば俺との仲を今以上に深めることが出来るのかというもの。 しかしながら肝心の案が全く浮かばず、かれこれ小一時間こうして頭を悩ませているのだ。 プレゼントを贈るという手も考えたが統合戦闘航空団の司令という立場上、易々と街に出掛けることが出来ないことに気付き、あえなく断念。 添い寝も連日連夜行っている上にむしろそれは自分が彼の温もりを欲して布団に入り込んでいるため、これもまた贈り物にはならない。 ラル「……はぁ」 時間だけが空しく過ぎていき、焦れば焦る分だけ考えをまとめることが出来ず、それが更なる焦りを生み出すという悪循環に陥っている最中、不意に談話室の扉が音を立てて開いた。 完全に意識を集中させていたため、突然の物音に身体を強張らせたラルが扉のほうへと視線を移すと、ちょうどニパとサーシャの二人が室内に足を踏み入れるところであった。 自分を見つけ、軽い笑みを伴った会釈のあとに向かいのソファへと二人が腰を降ろす。 ニパ「どうしたんですか?」 ラル「あぁ……たいしたことじゃないんだ」 珍しいですねと言いたげな瞳が送る眼差しから顔を背ける。 ラルの胸の内では彼女たち二人にこの悩みを打ち明けるべきか否かについて大論争が繰り広げられていた。 が、少女の悩みが全く解決へと向かわないように会議もまた進展を見せなかった。 悩みが増えてしまったと小さく歯噛みをしているとサーシャが口を開く。 サーシャ「何か悩み事ですか?」 ラル「まぁ、そんなところだよ」 サーシャ「……もしかして、俺さん絡みでしょうか?」 喉許まで込み上がってきた呻き声を何とか飲み込み、小さく頷く。 途端に花が咲いたかのような微笑みを向けてくるサーシャ。 隠すつもりはなかったのだが、こうもあっさりと見破られてしまうと何故だか悔しくなる。どうして彼女は自分が俺のことについて悩んでいるのだと分かったのだろうか。 サーシャ「顔に出ていましたよ?」 ラル「そう……なのか?」 ニパ「いつもと違いましたから」 口元を綻ばせたニパがサーシャの言葉を補う。 その言葉にラルが眉を顰めた。いつもと違うとは一体どういう意味なのか。 ラル「いつもと違う?」 サーシャ「悩んでいるときの顔ですよ」 ニパ「普段見せる悩み顔と違って……何と言うか」 サーシャ「ふふっ。女の子らしい顔でしたよ?」 ラル「なっ!?」 ニパ「そうそう! まさにそんな感じでした!!」 全く自覚がなかったが、まさか彼女たちの目にはそのように映っていたとは。 気恥ずかしさに耐え切れず、反射的に手近にあったクッションで顔を隠してしまう。 落ち着け。自分は第502統合戦闘航空団の司令だ。 こんなことで動揺するわけにはいかない。 ましてや、こんなクッションで顔を隠すなどという子供じみた真似はいますぐやめるべきではないか。 しかし、そう言い聞かせても腕は中々下ってくれない。 どうやら司令としての矜持より、羞恥からの逃避の方が勝っているようである。 サーシャ「隊長? よかったら聞かせてくれませんか?」 ニパ「もしかしたら、私たちも力になれるかもしれませんし」 ラル「…………わかった。ただし! 絶対に口外するなよ?」 もちろんです、と満面の笑みを作って首肯するサーシャとニパ。 ほんの一瞬だけ生じた逡巡を切り捨てて、おずおずとクッションを下ろしたラルは徐に口を開いた。 恋人らしく俺に何かして、喜ばせてやりたいということ。 だというのに何もアイディアが浮かばないということ。 焦れば焦るほど考えがまとまらないこと。 全てを洗いざらい話すと彼女らは真剣な面持ちで何度か頷いてみせる。 サーシャ「たしかに……隊長の立場では簡単に基地を空けることは出来ませんからね」 ニパ「……あ」 サーシャ「ニパさん、何か思いつきましたか?」 ニパ「えっと……手作りのお菓子とかどうですか?」 サーシャ「…………たしかに、それでしたら街に出ることなく用意が可能ですね」 ラル「手作りのお菓子、か……ふむ」 顎に手をやり考え込む。 統合戦闘航空団ではウィッチたちが定期的にそれぞれ自国の料理を作って食事をしており、ラルもロスマンとクルピンスキーの両名と共に何度かカールスラント料理を振舞った経験があった。 自分の料理の腕前については心配する必要はないだろう。 そこまで手の込んだ物を作る時間は残っていないが、夕食後の軽いデザートになるものなら何とか間に合うはず。 ラル「そうだな。それでいこう」 ただ今回は隊員たちにではなく俺のために腕を振るうのだ。 些か恥ずかしい気持ちもあるものの自分が作った菓子を食べて笑顔を浮かべる俺の姿を見ることが出来るのなら、努力する甲斐があるというものだ。 二つ返事でニパの案を採用し、さっそく何を作るか思案に暮れる。 ラル「クッキーなら簡単に作れる」 洋菓子も良いが、俺の故郷である扶桑の和菓子を作って驚かせる案も捨てがたい。 もっとも、そうする場合は定子に作り方を教わる必要がある上に上手く作れるかどうかも不安であるため、今回は無難にクッキーにするとしよう。 一口にクッキーといっても種類は様々だ。生地にココアを練りこむのも良いし、チョコチップを混ぜ合わせるのも良い。 こうしていざ突破口が開くとアイディアも自然と湧き出てくるものだなと胸を弾ませていると、 サーシャ「あ、それが今クッキーの材料や他の食材を切らしていまして。俺さんに買いに行ってもらっているんですよ」 ラル「えっ」 ニパ「今ある材料はチョコレートくらいですよ?」 ラル「チョコレートか……上手く出来るかな……」 焦がしてしまわないだろうか。 俺の好みが分からない以上甘くすれば良いのか、それともほろ苦くすれば良いのか。 再び胸に迷いが生じ、こんなことなら事前に味の好みを聞いておくべきだったと俯く。 ニパ「大丈夫ですって! 溶かして型に流し込んで冷やすだけじゃないですか!」 ラル「そ、そうか……?」 サーシャ「隊長ならきっと出来ますよ。俺さんを喜ばせてあげたいんでしょう?」 そうだ。日頃から世話になっている俺のためにも弱音など吐いてはいられない。 クッキーだろうがチョコレートだろうが、無事に作り上げて満足させてみせる。 ラル「……あぁ、そうだな。私は肝心なことを忘れていたようだ。料理は愛情、だったな」 以前に目を通した情報誌に書かれていた言葉を反芻する。 大切なことは技術ではなく、愛しい男に贈る料理にどこまで愛情を注げるかどうかなのだ。 俺を愛する気持ちなら誰にも負けないと自負するラルは二人に感謝の言葉を述べ、談話室を後にして食堂へと向かう。 クルピンスキー「やぁ、隊長。今日も綺麗だねっ!」 ラル「……なんだ?」 後ろから澄んだ声音が投げかけられたのは足取りが自然と軽やかになっていくときである。 足を止めて振り向くと爽やかな笑みを湛えたクルピンスキーが歩み寄ってきた。 やけに愛想の良い微笑みに眉を顰める。 クルピンスキー「俺のためにチョコレートを作るんだってね」 ラル「……盗み聞きとは感心しないな」 クルピンスキー「そんな人聞きの悪い。たまたま通りかかったら聞こえてきただけだよ」 クルピンスキーの瞳に宿る真摯な光を捉えたラルは彼女の言葉を信じることにした。 よくよく考えれば盗み聞きをされた程度で何が起こるというわけでもない。 料理の邪魔さえされなければ構わないし、聞いた上で邪魔をするほどクルピンスキーとて幼稚でないことはJG52時代から知っていた。 ラル「それで、私が俺にチョコを作ることがどうかしたのか?」 クルピンスキー「うん、そのことなんだけど。隊長ってチョコレート作ったことあるの?」 ラル「……」 クルピンスキー「ないみたいだね」 沈黙を肯定と受け取ったクルピンスキーが一歩歩み寄り、顎に手を添えて視線を注ぐ。 噂では別部隊のウィッチがその涼やか且つ妖艶な眼差しを受けて陥落したとか。 真偽の程は定かでないが少なくとも自分に同性愛の趣味は無いし、心に決めた男性もいるためラルは流れるような動作でクルピンスキーの繊手を払いのけた。 ラル「用件を言え。聞いているなら分かるだろう? 私も暇じゃないんだ」 クルピンスキー「そんな連れないこと言わないでよ。僕も協力するからさ」 ラル「……なに?」 片眉がぴくりと持ち上がる。 一体どういう風の吹き回しなのだろうかと怪訝に彼女を見つめ返してしまった。 ラル「そういうお前はチョコを作ったことがあるのか?」 クルピンスキー「僕? ないよっ」 ラル「……」 クルピンスキー「僕も詳しいチョコレートの作り方は知りたいし隊長と一緒に覚えていきたいなぁと思ってね。それに二人揃えば何とかなるかもしれないでしょ?」 ラル「それがお前の“協力”というわけか」 クルピンスキー「うん。どうかな?」 ラル「…………わかった。そういうことなら頼もうか」 しばし黙考し、頷いた。 そもそも俺との仲を取り持ってくれたのは他の誰でもないこの少女である。 もしもクルピンスキーの後押しが無ければ俺に対する恋慕の感情にも気付けなかったのではないか。 そうなれば、俺と共に日々を過ごす幸せも。こうして彼のために頭を悩ませることもなかったのかもしれない。 言うなればクルピンスキーは自分と彼の仲人のようなものなのだ。 その彼女が協力すると言ってくれているのだ。無碍にすることはできない。 クルピンスキー「うん。こちらこそよろしく」 ラル「ただし条件がある」 クルピンスキー「条件? 別に構わないけど……何かな?」 ラル「それはだな……」 ジャケットをハンガーにかけ、シャツの上からエプロンを身につける。 脇腹から垂れる紐を腰の辺りで結び、念入りに手を洗った後で取り出したチョコレートの箱を開封していくとカカオの甘い香りがウィッチ用の小さな厨房を包み込んだ。 まず初めにチョコレートを刻まなければならず包丁を取り出す。 クルピンスキー「それで、どうしてロスマン先生までいるのかな?」 それまで沈黙を守ってきたクルピンスキーが顔を引き攣らせながら疑問を口にした。 ジャケットを壁に備え付けられたフックにひっかけ、ネイビーブルーのエプロンを着こなす彼女は隣に立つ小柄な女性ことエディータ・ロスマンを尻目にラルの隣に立つ。 心なしか額には冷や汗のようなものが浮かんでいた。 ラル「条件があると言っただろう」 巧みに包丁を動かしながら危なげない手つきで焦げ茶色の板をまな板の上で刻んでいくラルが目線を動かさずに返す。 集中しているせいか、そっけないとも取れる返事にクルピンスキーが言葉を濁らせた。 クルピンスキー「そ、そうだけどさ……」 ロスマン「私がここにいちゃいけない理由でもあるのかしら?」 日頃身にまとうベストと同じ黒のエプロンを身に着けたロスマンが戸棚からボウルと型を取り出しながら口元を吊り上げた。 挑発めいた不敵な流し目を前に溜息を吐いたクルピンスキーが首を横に振った。 クルピンスキー「……ありません」 ラル「まぁいいじゃないか。三人集まれば文殊の知恵、扶桑のことわざだそうだ」 クルピンスキー「隊長には敵わないよ……」 ラル「そう項垂れるな。協力してくれるんだろ?」 クルピンスキー「わかったよ。乗りかかった船だ……最後までお供しましょ」 ロスマン「ところで隊長。味の方はどうするんですか?」 ラル「そこが悩みの種なんだ」 問いかけにラルが手の動きを止めた。 思えば自分は俺が好む味を知らない。夕食のときに披露した料理の味を彼は他の隊員たちと同じように絶賛していたが、好みの味付けだったのだろうか。 塩気が強すぎたかもしれない。味が薄かったかもしれない。 そんなことを考えていると肩に手を乗せられた。 クルピンスキー「大丈夫だよ。隊長の食べる料理を俺は喜んで食べていたじゃないか」 ラル「そうだが……」 ロスマン「初めから上手くいく人なんかいません。まずは自分が思うように作ってみてはどうですか?」 ラル「……あぁ、ありがとう。流石は“先生“だな。今の言葉は胸に響いたぞ」 クルピンスキー「ねぇねぇ。僕は? 僕は?」 ラル「もちろんクルピンスキーもだ」 クルピンスキー「も、って何さ……まぁ、いいや。続きを始めよう」 ロスマン「そうですね。早く仕上げないと俺さんが帰ってきてしまいますし」 頷き、再びチョコを刻み始める。 隣に立ったクルピンスキーも開封済みのチョコレートを手にして慣れた動作で包丁を動かしていくと不意に腕を止めた。 微動だにしない彼女の姿が視界の隅に入り、つられるように手を休めたラルが視線を移すと彼女は考え込むように眉を顰めていた。 クルピンスキー「隊長……俺が喜ぶチョコレートが分かったよ」 ラル「なにっ? 本当かっ?」 瞳を輝かせクルピンスキーに縋りつく。 やはり伯爵の協力を受け入れたのは正解だったようだ。 そう思いつつ見上げると、クルピンスキーの表情はいつになく真剣な顔つきに変わっていた。 クルピンスキー「うん。ただ……これは少し大掛かりになるよ?」 まるで手術の危険性を患者に伝える医者のような口ぶりのクルピンスキー。 ラル「なんだ? 教えてくれ」 分かったよと頷いたクルピンスキーは意を決した面持ちで口を開いた。 クルピンスキー「隊長……」 ラル「あ、あぁ……」 クルピンスキー「服を脱いで裸になって」 その言葉が放たれた瞬間、厨房に沈黙が広がり、ラルは開いた口を塞ぐことが出来なかった。 服を脱げなどという余りにも唐突な展開に理解が追いつかずにいた彼女を他所に、真っ先に我を取り戻したロスマンが何処からとも無く取り出した指示棒を振り上げる。 ロスマン「こんのエセ伯爵がぁ!!」 クルピンスキー「あぅぅぅ! 違う! 違うんだよ!」 ロスマン「何が! 違うって! 言うのよ! この! この!!」 ラル「まぁ待て。話してみろ」 ロスマン「た、隊長! 本当に服を脱ぐんですか!?」 指示棒でクルピンスキーの頬をぐりぐりと突きまわすロスマンを抱き寄せて引き離すと彼女は目を見開いて見上げてきた。 脱ぐつもりは断じて無いが彼女が何を思ってそのような言葉を洩らしたのかに純粋に興味があったのだ。 ロスマン「まったく……」 ラル「すまないな。それで? 服を脱いで裸になることと俺が喜ぶことはどう関係するんだ?」 クルピンスキー「あいたた……まず服を脱ぎます」 ラル「ほぅ」 クルピンスキー「次に裸になった隊長の上からチョコを塗りたくります」 ラル「……………………そ、それで?」 自然と顔が引き攣っていくのがわかる。教えてくれと自分から頼んでおきながら、嫌な予感しかしなかった。 クルピンスキー「俺にそのチョコを食べてもらいます」 ラル「…………で、ででででで、出来るわけがないだろうが!!」 クルピンスキー「どうしてさ! 考えてみなよ! 好きな人の裸だよ!? 喜ばないわけがないじゃないか! ましてやその上にチョコを塗りたくってるなんて……俺なら絶対に喜ぶよ!!」 ラル「うっ……そう、なのか?」 鼻息を荒げて両の拳を握り締めるクルピンスキーが一歩詰め寄り、彼女が放つ威圧感に一歩退いてしまう。 真っ直ぐに自分を貫くクルピンスキーの眼差しを前にした瞬間ラルの頭の中に、ある光景が投影された。 ベッド近くのスタンドがぼんやりと照らす暗い部屋のなか。 服を脱ぎ捨て、素肌の上にチョコを塗りたくった自分を見つめる俺と彼に寄り添う自分の姿。 純白のシーツに押し倒される自分。若さの衝動を抑えられず二つの影はゆっくりと一つに重なり、そして…… ラル「~~~~~~~~~~っっっっっ!!!!????」 声にならぬ絶叫を上げてラルが紅潮させる頬に手を添え指の隙間からは、“ぼふん“という音を立てて白い湯気のような気体が漏れ出し始めた。 目は見開かれ、全身が小刻みに震えている。 戦場では勇ましい姿を晒す姉御肌の彼女であるが、その動揺ぶりから男を知らぬ立派な生娘であることが窺えた。 ロスマン「そんなの喜ぶのはあんただけでしょ! 大体どうしてそんなに自信を持って力説出来るのよ! あと隊長も信じようとしないでください!!」 クルピンスキー「だって、男はみんな狼だって俺が初めて会ったとき言ってたんだもん……」 拗ねたように両の人差し指をつんつんと突き合わせるプンスキー伯爵。 ラル「……悪いが、い、いくらなんでも……その案だけは無理だ」 俺が自分の身体に性的な興奮を覚えているのも自分を気遣って手を出すような真似に出ないことも知っていた。 たしかに毎夜同じベッドで眠りについているが決定的な一線は越えておらず、そのことは俺にとって少なからず負担になっているのではないか。 ラル「そういうのは……今は駄目なんだ」 俺が必死の思いで内なる自身の本能を抑え込んでいるからこそ、そんな彼を刺激するようなことだけはしたくない。 それに、今回は日頃から世話になっていることへの感謝の意も込めているのだ。 そんな卑猥な形で表現したくはなかった。 ラル「まだ…………早いんだ」 ロスマン・クルピンスキー「…………まだ?」 ラル「あっ! いや! 違う! 違うんだ!!!」 自分でも知らないうちに零していた言葉にラルの頬に差し込む紅色が濃さを増す。 両手を目の前に突き出して振って見せるもクルピンスキーは悪戯めいた笑みを、ロスマンはどこか呆れたような眼差しを送ってくる。 二人の視線から逃げるように調理を再開するも胸の高鳴りは激しくなるばかりであった。 気分を紛らせようと刻んだチョコレートの一つを口元に運ぶと舌の上で甘い味が広がった。 唾液と混ざり合ってとろとろに溶けていく様はまるで今の自分の頭の中を表しているようであった。 ロスマン「隊長。お湯の用意が出来ましたよ」 ラル「…………はぅ」 唇から熱を帯びた吐息が零れ落ちる。 彼女の青い瞳はまるで蕩けたように潤んだ光を帯びていた。 どうして自分はあんなことを言ってしまったのだろう。 クルピンスキー「隊長? たいちょー」 ラル「っ!? あ、あぁ……ありがとう。助かる」 我に返り、理性の光を瞳に取り戻すラル。 刻んだチョコレートをボウルに入れて湯銭にかける。細かく刻んだ甲斐あってか溶け切るのに然程の時間は要さなかった。 型に流し込んで一時間ほど冷蔵する段階へと入り、一息吐くために隣の食堂に入って椅子に座る。 ラル「ふぅ……」 ロスマン「お疲れ様です」 ラル「あぁ……思ったよりも疲れるんだな」 クルピンスキー「作り慣れないからね。とりあえず後は固まるのを待つだけかな」 ロスマン「きっと上手くいきますよ。俺さんのためにあんなにも頑張っていたんですから」 クルピンスキー「お熱いよねぇ」 ラル「う……そんなに、からかうな……」 ロスマン「ごめんなさい。可愛かったもので……」 クルピンスキー「そんなに照れなくても良いのに」 ラル「う、うるさいな……」 それから軽い談笑を楽しんでいる間に一時間が経過し、冷蔵しておいたチョコレートを取り出して最後の仕上げに取り掛かった。 白のクリームで俺に対する想いを固まったチョコの上に書き付けていく。 何度も口にした言葉を文章にして表すのは存外に気恥ずかしいが、不思議と嫌な気分はなかった。 ラル「よしっ!」 後は文字が崩れないよう念のためもう一度冷蔵するだけだ。 クリームを手元に置いて額に浮かぶ汗を拭うラルの口元は満足げに綻んでいた。 そんな彼女の傑作を脇から覗き込むクルピンスキーとロスマンも優しげな笑みを湛える。 クルピンスキー「お疲れ様」 ロスマン「これならきっと俺さんも喜びますよ」 ラル「あぁ。二人のおかげだよ。本当にありがとう」 振り向き、素直に礼を告げる。 彼女らのサポートが無ければ俺が帰ってくるまでに間に合わなかったはずだ。 こうして何事も無く完成させることができたのも偏に二人のおかげである。 同時に手作りの菓子を作るよう勧めてくれたニパとサーシャたちに対してもラルは胸の内で感謝の言葉を述べた。 ラル「さてと。後は片付けだけだな」 クルピンスキー「最後まで協力するよ」 ロスマン「早く済ませましょう。俺さんが帰ってきてしまいます」 ラル「何から何まですまないな」 その後、後片付けを終えたクルピンスキーとロスマンの二人は一足先に厨房を去っていった。ちゃっかり自分たちの分のチョコレートを作っていたのだから驚きである。 ラル「ふふっ」 完成したチョコレートを見下ろすラルが口元を緩めた。 形、色艶ともに完璧な出来だ。味も甘さとほろ苦さの均衡を見事に保ち、口どけも良い。 これならば胸を張って俺に贈ることが出来る。 ラル「ふふふっ」 自然と弾んだ笑い声が唇から漏れ出す。 窓から差し込む茜色の光が穏やかな笑みを浮かべるラルの美貌を照らす。 俺「……ただいまって、グンドュラ?」 ラル「お、おれ!?」 俺「珍しいな。今日の食事当番はお前じゃなかったよな?」 疲れきった声と共に俺が左手に食材を抱え込んで厨房に姿を見せた。 疲労の痕が深々と刻まれた容貌に脱力する声音からどうやら職員用の厨房にも食材を届けていたようだ。 肩を回すと関節から小気味良い音が聞こえてくる。 ラル「あ、あぁ。いや、少し用事があって、な」 今ここで渡しても良かったのだが夕食前に渡すのも気が引けたため、後ろ手に隠す。 それまでは良かったのだが箱に収める前に俺が現れた所為でせっかくの傑作を素手で掴んでいる状況にラルは気付かずにいた。 彼女の胸を占めるのは俺に自分の手作りチョコを渡す今宵の光景だけだった。 ラル「そ、それでな。今日の夜は……空いているか?」 俺「もちろん。お前のためなら無理やり空けてみせるさ」 ラル「そ、そうか!!!」 快活な笑みを伴って返す俺を前に声を弾ませたラルが嬉しげに身体を揺らしたその時である。 ――パキリ と何かが真っ二つに割れたような音が厨房に響いたのは。 ラル「…………えっ?」 俺「……何か……今、割れたような音がした気がするんだけど」 ラル「き、気の、せい……じゃないか」 それまで軽やかだった彼女の声音が一転して抑揚の無いものへと変わっていき、瞳もどこか虚ろになり焦点が定まらなくなった。 音が鳴り響くまで一枚に繋がっていた板状のチョコレートは左右の手にそれぞれ短いものが一枚ずつあるという状態である。 段々と背筋が凍りつく感覚を覚えたラルはふらつきそうになる足元に力を込めて、直立の体勢を維持する。 俺にだけは悟られたくないという思いが放心する今の彼女の原動力となっていた。 俺「そうか? ってグンドュラ!? 顔の色が青いぞ!?」 ラル「それも……気のせい、じゃないか?」 俺「どこか具合でも悪いのか!? 何だったら今から医務室に行って」 ラル「く、来るな!!」 俺「っ!?」 ラル「あ、いや! 違う! いまのは……違う。そうじゃない……違うんだ……」 俺「…………あぁ、わかったよ。今は一人が良いってことだよな?」 ラル「……」 無言で頷くと俺は厨房に入って来たときに浮かべていたものと変わらぬ笑みを作って見せるがラルは見てしまった。 黒い瞳に浮かぶ不安とも寂しげとも取れる光を。 胸が痛む。原因は自分にあるというのに彼に気を遣わせてしまい、更には優しさに甘えてしまった。 俺「もう行くけど……出来たら俺にも何があったか教えて欲しい。俺が言えたような台詞じゃないが、お前には……独りで悩んで欲しくないんだ」 ラル「…………すまない」 俺「じゃあ……行くな」 扉が閉まり、一人厨房に残された。 恐る恐る左右の手に持つチョコを目の前に回すと俺に宛てたメッセージが丁度真ん中から割れていた。 まるで自分の愛情が見えない何かによって引き裂かれたかのような光景に目頭が熱くなる。 あれだけ苦労し、クルピンスキーとロスマンも手伝ってくれたというのに。 今までの努力が水泡に帰してしまったことへの悔しさと俺に何と言って渡せば良いのかという悲しさが涙となって込み上げてきた。 ラル「……っく」 乱暴に瞼を擦り、箱の中にチョコを押し込む。 躊躇いを切り捨てて蓋を閉め、封を施すと脇に抱えて厨房を後にした。 この季節ならば暖炉の前に置かない限り溶けることはないだろう。 ましてやここは北国ペテルブルク。暖房の無い自室の机においておけば問題はないはずだ。 徐々に歩く速度を速めていき、遂には何かから逃げるようにラルは自室へと引き返していった。 普段ならば軽いはずの足取りが今日に限ってはやけに重く感じられる。 俺に予定を尋ねた手前こんなことを言える立場でないのは分かっているが、今日だけは彼に会いたくなかった。 廊下を歩きながら手に持つ箱に視線を落とす。 深いブルーの包装紙によるラッピングが施されたそれは見た目こそ上品だが中身は自分が割ってしまった傑作だった手製のチョコレート。 ラル「どうして……」 壊れたチョコなど貰ったところで喜ぶはずがないというのに、どうして持ってきてしまったのだろう。 例え壊れていても自分の努力と背中を押してくれた部隊の仲間たちの想いがこのチョコには詰まっており、割れたからといって易々と捨てることが出来ないからなのだと自分に言い聞かせる。 そうでもしなければ、きっと自分はすぐに引き返してしまうはずだから。 扉の前で止まり、大きく息を吸っては吐き出す。 深呼吸を数回に渡って繰り返し、意を決したような面持ちで手を持ち上げて扉を叩いた。 扉を開けると廊下にはやはりというべきかラルが立っていた。 一瞬彼女が手に持つ包装紙に包まれた長方形状の箱に目がいくが、すぐに視線を持ち上げて部屋のなかへ通す。 俺「正直に言うと、今日はもう会えないかと思っていた」 ラル「…………私も。どんな顔をしてお前に会えば良いか分からなくて、な。今日はやめよう思っていたんだ」 俺「それでも来てくれた。嬉しいよ」 ベッドの上に腰掛ける俺が穏やかな口調で本音を語る。 あのとき自分は確かに隣に腰を降ろした少女からの拒絶を受けた。 恋仲となってから受ける初めての拒絶。 ほんの一瞬だけ目眩がしたが、すぐに我を取り戻すことが出来たのは焦点が定まらない彼女の青い瞳に漂っていた悲しげな光を目にしたから。 ラルが意味も無く自分を拒絶するとは考えられなかった俺はすぐにその光が、その光を湛える原因が彼女を突き動かしたのだと判断した。 ラル「さっきは本当にすまなかった。すこし、混乱していて……」 俺「気にしないでくれ。むしろ、新鮮さすら覚えるってもんだ」 ラル「そう言ってくれると、助かるよ」 俺「それで……もしかして今日の用事はその手の中にあるやつと関係しているのか?」 俺の言葉に身体を強張らせたあと無言で頷くラル。 気まずげに視線を泳がせる様子は言葉の選択に苦心しているようにも見える。 ラル「おまえには世話になっているから感謝の意味も込めて作ってきたんだ……」 俺「どちらかといえば世話になっているのは俺のほうなんだけどな……でも、ありがとう。そういうことなら遠慮なく貰うよ」 ラル「あまり、期待しないでくれ……」 推奨BGM: 顔を背けるラルから手渡された箱を受け取り、包装紙を剥がして蓋を開ける。 中には白いクリームで文字が書かれた長方形のチョコレートが納められていた。 変わった点を挙げるならば、そのチョコレートが真ん中から左右に割れているということか。 ラル「すまない……せっかく、俺のために作ったのに。割ってしまって……!!」 俺「……あぁ」 ぼやきにも似た返事を返す俺は全てを理解した。 あの乾いた音はチョコレートが割れた音。 自分に贈るために作り上げたチョコレートを彼女は自らの手で割ってしまったからこそ、瞳に嘆きの色を湛えていたのだ。 あのとき放たれた言葉も自分にそのことを知られたくなかったから。 俺「……」 ラル「こんな割れたチョコなんて貰っても嬉しくない……か。当たり前か」 俺「…………まったく」 溜息と共に俺は胸中で零す。 彼女にとって丹精込めて作ったチョコを自分の手で割ってしまったことは辛かっただろう。 だが、割れたチョコレートを受け取って落ち込むほど自分の器は小さくない。 深く落ち込んでいるということはそれだけ彼女が自分のためを想って作ってくれたという証ではないか。 そんな彼女をどうして責めることが出来るのか。 俺「嬉しいよ……グンドュラ」 ラル「う、うそをつくなっ!」 俺「本当だって。それに……んぐ……こんなに、美味しいぞ?」 角のほうを小さく齧ってみせる。 甘さと苦さのバランスが見事に取られたチョコレートの風味が舌を覆っていく感覚を感じながら小さく笑みを浮かべる。 それでもまだ信じられないのかラルはぷいっと顔を背けてしまった。 俺「お前だって味見はしたんだろう? なのに、どうしてそんなことが言えるんだよ?」 ラル「だ、だって……そんな、割れたものだなんて」 俺「形と味は関係ないぞ? それとも、俺の言葉は信用できないか?」 ラル「そんなことはな――」 否定の言葉が最後まで紡がれることはなかった。 白いシーツの上に押し倒されたラルの唇は俺のそれによって塞がれていた。 ラル「んむっ!!??」 押し倒され、挙句の果てには唇まで奪われるという突然の事態に目を丸くする。 次の瞬間には唇の合間に滑り込まされた舌を通して彼のために作り上げたチョコレートが口の中に侵入してきた。 口移しで伝わるチョコレートの甘い味に頭の中が霞でもかかったかのような感覚に陥る。 物事を冷静に考える力が低下し、いつしか大人しく身を任せた。 俺「んっ……んぅんっ」 ラル「むぅっ……んむ……んぅぅ」 初めの内は身を任せていたラルであったが徐々に自ら舌を動かして彼のそれと絡め、互いの口の中へ溶け切ったチョコレートの移し合いを始めた。 嫌悪感は微塵もない。相手が世界中の誰よりも愛おしい俺だからこその行動であった。 思えば彼から求めてくるのはこれが初めてなのではないか。そう思った途端に胸の中が温かいもので満たされていった。 ラル「っは……お、れ。もっと……んっむぅ」 唇と唇を重ね合わせるものとは違う濃厚な口づけ。 いつしか頭の中はチョコレートのように蕩けていた。 何も考えることが出来ず発情した獣のように互いの唾液を貪り続けること数分。 俺「っはぁ」 ラル「ぷはっ……い、いきなり何を……」 俺「ごめんな。でも、甘かっただろう?」 ラル「…………こんなことしなくても、わかる」 俺「だって俺が言っても中々信じてくれなかったじゃないか」 言葉を詰まらせるラルを今度は片手で抱き起こし、膝の上に座らせた俺が彼女を強く抱き寄せた。 その温もりを、柔らかさを独り占めするかのように。 誰にも渡さないといわんばかりの抱擁にラルも抱きしめ返すことで応える。 俺「買い物に行っている間……ずっと、お前のことばかり考えてた」 ラル「……おれ?」 俺「数時間……たった数時間なんだ。そんな短い時間でも……グンドュラに会えなくて俺は、寂しかったよ」 怪訝そうに首を傾げるラルに構わず続ける俺が彼女の腰に回す手をサイドテーブルの上に置かれた箱に伸ばして自分が齧ったものを掴み取る。 箱の中に納められたチョコレートを持ち上げると刻まれた文字も同様に真ん中から左右に分割されていた。 俺「このチョコさ。二つ合わせて初めて一つになるだろう? きっと、俺たちも同じなんじゃないか」 どれだけ想いが通じ合ったとしても離れていては話すことも抱きしめあうことも出来ない。 如何に愛し合っていても独りだけでは伝えたいこともままならないのだ。 彼女が贈ってくれた、このチョコレートのように。 ラル「もういいよ……わかったから」 俺が何を伝えたいか察したラルは片手を彼の背に回し、もう片方の手をサイドテーブルの上に乗せられた箱の中から残りのチョコレートを手に取った。 ラル「おれ……」 俺「……グンドュラ」 引き寄せられるように互いの手が近づく。 二つに割れたチョコレートが本来の姿を取り戻し、クリームで描かれた白の文字が互いに対する想いを代わりに告げた。 ――Ich liebe dich(あなたを愛している)―― 今日は二月十四日。 バレンタインデーである。 おしまい
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更新日時2010/06/12 #31-35 放送回 放送日 内容 #31 10/05/08 母の日SP 猫カフェに行くんだにゃー #32 10/05/15 春日マムと電話 D関 バー体験記 #33 10/05/22 築地ロケ 若林の休日 ピロス #34 10/05/29 若林いいともで大クラッシュ 原口結婚式 #35 10/06/05 春日ディズニー 若林地顔ブサイク疑惑 前のページへ戻る #31 +OPトーク ラジオパークから一週間 むつみ荘に戻す作業が1時間半で終わった ラジオパーク関連の新聞記事「春日アダルトグッズ愛用バレちゃった!」TENGA→性具 若林:全部オードリーじゃなくて春日 体操のお姉さんともう一度打ち上げしたい 春日:ダメ、チャンスは一回きり 若林:脇毛生えてきたな 春日:生きてるんだもの 日通さんがむつみ荘に掃除機をかけてくれて窓もふいてくれて快適になった 咳もでない 若林:前回暴走したので今回はお母さんに関する心温まる話を募集 今日初めて泣く おまえお母さん好きだろ? 春日:お母さん好きー 毎日起こしてもらってる 若林:冬彦しゃんじゃんおまえ 気色悪くない? 曲「ありがとう」いきものがかり CM +母の日話 去年若林の母が60歳だったので60本のバラを送った 包んである新聞が春日のフライデー記事だったので変えてもらった その前々年に若林の父が還暦でちゃんちゃんこを送りたかったが お金がなかったのでクロックスの偽者900円の赤を母経由で送った 家に帰れるようになって帰ったら犬が食いちぎっていた 若林:オードリーで春日と若林の母に送る 春日の両親に正式に息子さんをくださいって言ってない 一度も会ったことないし話もしたことない ロケ行こう 春日がお笑いをしたいと春日父に相談した時 春日父「俺はおまえで笑ったことがない」 春日:(春日母が)若ちゃん彼女いるのかしらねーって言われて知らねーよって 若林:おまえ家ではとんがってるらしいな 俺はスーツ、おまえは女装 俺好みの 笑ってんじゃねえぞくずてめえ 春日:何がしたいんだよ CM 母の日メール 春日:心温まりますね 若林:今外を佐藤が走っています メール 春日の母です 最近息子の息子もTENGAという彼女に起こしてもらってる R.N.チンポコ与太郎 若林:えーん(泣)メディアで泣くの初めて CM +猫カフェ話1 先々週カスTロケ後に春日と栗と前と飯 変わった店を探しに 阿佐ヶ谷駅前「怪物ランド」パブ 今は怪物みたいな女性はいない 春日:どうしたもんかいのー 若林:よく言うなそれ 中学のときから 春日のマネするとき春日のかばん肩から提げてどうしたもんかいのーってやってた 高円寺の半熟女パブに行ったが女性が若かった 36くらい 春日は魅力に気づいてない熟女やぽっちゃりさんに魅力を気づかせてあげるのが裏コンセプト 調べたら探偵バー、坊主バー、プラネタリウム、猫カフェ 若林:ズッコケ三人組が 語尾ににゃーつけた? 猫カフェ受付にすでに猫がいる 春日:パンフレット見せますよ 若林:うわー選手名鑑みたいに お店の名前 きゃりこ 春日:夜だから寝てる子もいて 若林:寝てる子って猫のこと? 猫のこと子って呼ぶのは猫いっぱい飼ってるババアが言うことだよ 春日:やめたまえよ 若林:ちょっと興味わくわー 続きあとで聞きます CM +猫カフェ話2 説明を受ける 抱いちゃいけない あと起こしちゃいけないって 入る前に手洗いしてくれって あとマスク 入ったら結構人いる 夜1時くらい アイテムは猫じゃらしとかボール ずっと猫じゃらしやってるOL お腹の上に猫 若林:みんなやさしい顔してるんでしょ 猫じゃらしをやるけど全然猫がこない 前原は携帯で写真ばっか撮ってる 壁にササミ(200円) キャバレーで言うとこのフルーツ盛り サラリーマンと春日がササミのやりあい 最終的に春日が勝った 春日と栗坂の間でも同じ子を取り合い 人懐こくて顔がかわいいオスの琥珀 実は前原はそんなに猫が好きじゃない 前:猫の写真を女の子に送ると食いつきがいいんですよ 若林:うわーゲスい! 春日:早速熟女パブの女の子に送ってた CM 『電話で全国行脚』 今回の形での電話は一旦終了 CM +『未来辞典』 若林:ジョーに聞いたけど最近キサラが変わってる 宴会デーというのがある 客が割り箸ひいて宴会芸する もう漫才できないって 曲「負けないで」ZARD 佐藤応援メール 佐藤の母です 若林:今麹町の辺り がんばれ佐藤!待ってるぞ CM +『三つの器』 『三つの器』 若林:もみくちゃになってブリーフ一丁になるのすげー好き 若林:おまえ(野坂昭如と大島渚事件)あれ好きだな 若林:最近考えるのめんどくさくなった アドレなの猿百匹を基準にするから動物平気かも 春日:猫カフェ行ってきなよ CM 『どんだけの小部屋』 CM 『しんやめ』 CM 春日:提供クレジット +EDトーク 若林:僕がダイナマイト関西で優勝したの知ってます? 春日:風の噂で メール 佐藤がんばれ 曲「サライ」 若林:残念なお知らせ 佐藤がリタイアしました 日比谷公園で泣いてる 母の日メール 受験勉強でイライラしていた 母があんた一人じゃないと励ましてくれた R.N.きしんチュ 若林:さようならーみなさん ありがとうございました 春日:このあと~アディオス 上に戻る #32 OPトーク 先週は母の日SPで心温まるメールを 佐藤はゴールできませんでしたけど +春日のマムと電話 春日は中二から”なめてもらっちゃ困るよ”と”どうしたもんかいのー”の二大巨頭でやっている 春日インターネット詐欺にあう? マムがネムでレム 敏腕マネージャーが春日マムに電話 春日「もしもし?」 マム「はい」 春日「マム?」 マム「はい、そうです」 春日「寝てたんじゃないの」 マム「今日は長野行ったでしょ?」 春日が送った花は届いてない 若林「息子さん嘘つきですもんね」 マム「でもやさしいからね」 春日「今どんなパンツはいてるの?」 マム「普通のよ」 春日「またじゃあ、明日の朝起こしてもらう感じで」 マム「そうですね、はい がんばってください」 若林:普通のよってことはOバックですか?お前の母ちゃんと仲良くできそうな気がするな +サイコバトラーで共演した板東さんの話 心温まる放送と荒れる放送を繰り返すオードリーのANN 若林:春日さん荒れてるらしいっすね 春日:怒ってるというかなんだろうなっていう 一緒に出てた板東が春日より先に落ちた カメラ止まった後 板:おまえは卑怯者やで!と捨て台詞を吐いて帰っていった 3~4日経って板東と一緒になったら開口一番 板:春日は卑怯者や! 収録後のメイキャップルームでも 板:おまえはやっぱり卑怯者やな その一週間後にTV局で 楽屋の名前貼ってあるとこに「春日卑怯や!バンドウ」 去年の24時間TVでオードリーで板東を相撲で投げ飛ばしてちょっと怒られた 若林:またないかなあれ 春日:去年より遠くに飛ばす自信がある +たけしと対談 若林:かっこよかったなあ 春日:いやあいい男 タケちゃんいい男よ 若林:おまえ怖いよやめろよ 怖いし俺すげえ尊敬してるからむかつくよ 春日:前のめりにしてないと気抜くと目の前にたけしがいるということの感動にがっとこられそうになって 若林はビトのしんやめの話をずっと前からしたいと思っていた たけしのオーラと雰囲気がやさしい たけしはお笑いの技術ですごいっていう芸人の域を超えてる 人間力みたいな生きる伝説 それで言うと春日はフライデーで撮られてるし足の怪我もそうだし スターの星の下のビッグな話題を提供する星の下にいるんじゃないか 若林:なんかやってくれないですかねー事件 ロシア人と結婚するとか予想しない角度からがいい 春日:春日がしかけたというよりやってきたものだから全て でも何かがやってくるんじゃないか今年の終わりくらいには 若林:浅香光代とアルティメットルールで戦うとか 若林:提供クレジット CM +新企画『電話で全国調査』告知 BGM:「やさしさに包まれたなら」荒井由実(ユーミン) あなたの周りで流行ってる恋愛言葉 若林:おまえ彼女いるだろ 春日:いないです 若林:ぽろっとアイドルの名前言わないかなって ハリウッド女優の名前 春日:今の学生はコクるって言うでしょ 若林:俺らも言ってた おまえはサバゲーやってるグループにいたからな 若林:たまにカップルって言って変な空気味わう 春日:カスミンはアベックって言って変な空気味わう 若林:今の学生の言葉が知りたい ギャルの言葉とかはいいですからね 春日:めざニュー見てたら若い女の子の間で自分磨きが流行ってるって びっくらこいちゃって 若林:正統な自分磨きだろ それで変な気持ちになってんのこのラジオのリスナーとおまえだけ でも意外と自分磨き流行ってるとか言ってたりして CM +若林ダイナマイト関西話1 さっきの電話の切り際マムが「としあきをよろしくお願いします」と言って切った 若林:こちらとしては受け取れない ちょっと考えさせていただきます ディファ有明 春日がK-1で2007年夏で3年前 若林:3年で人って変わるもんだね ディファ入って鮮明に春日の顔がボコボコにされてるのを思い出した 確実にどん底だったもんなあの頃 春日:K-1以外にやることなかったもんね 結局春日がK-1に出たのは自分を変えたいと 積極的に何かをすることがなかったから あえて自分を修羅場に追い込んでパンチとキックを自分から出す自発的な男になるという 春日:通過儀礼的なね 若林:それなのにワンホンシャンに対して春日はカメになってた 2000人がシーンとなってる中 俺の「春日、自分から手出す人間になりたくて挑戦したんだろうが」っていう声が 俺も26,7で劣等感MAXだったから同級生が中国人にボコボコにされてて ネジ飛んじゃってずっと叫んでた 立ててめえこのやろうって2列目で大声で言ってた 春日:うっせーこのやろう!って思いながら戦ってました 上がってみろばかやろうって思いながらカメになってましたよ 若林は楽屋で人見知りを発動して柏餅ばかり食べていた ディファの裏の空き地でマネの杉本とヒマつぶしと説教 一番怖かったのが若林うちわを持ってるやつがいないか スリムクラブ真栄田との再戦のことしか考えてなかった 結構接戦でお題が出て4つくらい頭に浮かんで3つ出し終わった後 何も浮かんでないと死の恐怖 CM +若林ダイナマイト関西話2 ドラえもんの映画でのび太がかっこいいシーンというお題で恥ずかしい思い うらめしやというのに飽きた幽霊が言った言葉というお題で恥ずかしい思い 攻め込まれてたと思う 勝負の仕方として向こうのポイントを考えないでやると 若林:ヤングマスター出たよね 考える?そこ考えると一個回路増える 俺が優勝したのは小4のときのこち亀の両さんをどんだけうまくかけるかコンテスト以来 春日:我々で言ったらニューウェーブ大賞みたいなね 若林:優勝して最後の向こうのポイントが減って紙ふぶきが舞ってベルトを巻いてもらう セリフで「D関は前からすごい出たくて2年前にバッファローさんにメール送ったら 偽者だと思って無視されてだから今日の優勝はほんとうれしいです」 でM-1のときにもやった中途半端な体操にあったガッツポーズ 春日さんは優勝のコメント王 春日:皆さんありがとね あのーやっぱりね 今日来た2000人の皆さんは 春日と同じ時間を共有できてほんとに幸せを感じてほしい 春日と同じ時代に生まれてよかったと両親に感謝しなさい トゥース! 若林:おそらくですけどダルメシアンの時と同じ空気に なると思いますよ 春日:やだーこわい CM +春日のバー体験記 今週も例の大人になったズッコケ三人組といろんなバーに行ってみよう 六本木の居酒屋に集まって1つのバーに1時間弱くらいしかいけない 探偵バー 栗:写真見ちゃうとホテル行きたくなっちゃいますね 春日:あと医者と看護士が多い 若林:人の命を!守ろうとする職業の人たちが!下衆の極みだな!間なんていうんだっけ 栗:ナースってエロいんすかね 若林:前付き合ってた女の子ナースなんだからエロいっての知ってんじゃん 栗:CAってエロいんですかね どんな女の人がエロいんですかね 栗:僕が思うにアゴがしゃくれてる人がエロいと思うんですけど って持論を 次麻布のスーパーカーバー スーパーカーを見ながら酒が飲める 50代くらいのおっさん3人 丘サーファー 徳永英明のライブビデオを見てた 3件目坊主バー バーテンが坊主 お香じゃなくて線香の香り BGMがパフューム 夜ふと時間が空くと人は夜悩むから夜悩みを聞いてあげられる店を出そうと思った 栗:お坊さんってモテるんすか コンパとか行くんすか お坊さんってエロいんすか 春日:エロいことをすごく気にするんだよ 若林:なんかもうむかつくわ 春日:坊主バー行った後ガールズバー行ってたからね一人で CM 『未来辞典』 CM +『電話で全国調査』 若林:春日さん彼女と並んでたら春日夫婦って言われたことあります? 全然オナベの名前出てこない 春日:どんなパンツ リスナー:黒のボクサーパンツ 若林:勝負下着も持ってるんでしょ? Oバックはいてるバカもいるから気をつけてね 春日:こらうちの母親をつかまえて はいてねえよ! 来週の言葉 春日:先生のあだ名(アドレス読み)タイトルに全国調査と書くように 若林:その言い方でこれから言っていくんですか? 春日:わたくしが紹介するのあまりないから 花持たしてよ CM 『しんやめ』 CM +EDトーク 春日:提供クレジット 春日:~ネッツ×3でお送りしました 曲「世界に一人のシンデレラ feat.U」PENGIN 春日:今かかってる曲 春日がPVのどこかのシーンに出演しております ぜひともチェックしていただきたいな 世界に一人のシンデレラ フィートU ペンギンさんの 若林:ほんと春日さんの言うとおりですよね 春日:何なんだよキミは 見ねえよくらい言いなさいよ 拍子抜けな男だね 若林:今日山里とIKKOが共演 楽屋にきて手に何か持ってる これLUSHのバスボムですーって 山里爆笑 I:なんで笑うんですかーもう メール 先ほどはお電話で失礼しました春日の母です PN.パイパン母ちゃん 春日:ふざけんじゃねえぞおい 誰だそいつ 若林::およびOバックバカっていう 春日:二つもないだろそのRN 若林:そろそろお別れでございますね オードリー若林でした 春日:このあと~アディオス 上に戻る #33 OPトーク +築地でロケ 若林の地元の築地でロケ トゥースが人気で復権 春日:真夏のトゥースは蜜の味 若林以上に春日が馴染んでた 若林が小さい頃おばあちゃんと築地に買い物行ったらシケた面したガキだなと +家族の話 若林父が若林の元カノにあだ名をつけた話 若林父が親戚の子供を怒った話 若林にもDNAが入っている 春日:何が人見知り芸人だよバカヤロウって話 江戸っ子の毒舌はヒップホッパーで言うハイタッチ 春日の出身地は耐えるのが好き 若林:春日家のDNAでしょ 若林父が椅子・リコーダーを投げた話 春日は父春日に手をあげられたことはない 若林は先週の素材を聞いて自分のことを何こいつって思った 若林母のラジオの聞き方 +若林がAKBの番組のサブMCをやった AKBに興味ない人を探して若林になった 前日写真一覧表で20人名前と顔を覚えたが本番で飛んでしまった 10代後半の女子のエネルギーに気おされた 若林:おまえJDと番組やってるらしいな 一度も見てない 春日:秘書がJD その子の前で妙な空気になって罵られる 妹慣れしているのでお兄ちゃん面をする春日 若林:提供クレジット 曲「ポニーテールとシュシュ」AKB48 CM +ジングル BGM:ロッキーのテーマ 若林:おい春日おまえ自分から手出す人間になりたくて挑戦したんだろうが 立ててめえこのやろう 2人:オードリーのオールナイトニッポン 春日:うっせえこのやろう 上がってみろバカヤロウ ~ジングル 若林:やめようぜジングル 春日:小馬鹿にされてる +若林の休日1 正月以来久しぶりに日・月2連休 掃除をしてゴミ袋8袋分捨てた 春日:あなたある時期になるとどかっと捨てたりするね 昨日捨てて後悔した 加湿器 ダイソンのノズル ネタ帳 ヒートテック 鍋フライパン 春日:掃除する時は誰かについててもらわなきゃダメですな 若林:オードリーキティ捨てた それは後悔しない 春日:ナンパ待ちから捨てなさいよ CM +若林の休日2 2連休の朝に掃除してその後一人で肩に一眼レフを提げて出かけた バッティングセンター その後神宮のぐるりを散歩 千鳥ヶ淵 若林:エスプレッソしてあるちっちゃい午後の紅茶がおいしいので買いました 春日:ラジオなんですよ つまらんブログを声に出して読まないでくださいよ 若林は公園好き 浜離宮 日比谷公園 新宿御苑 深大寺 千鳥ヶ淵の石の上で昼寝 若林:写真撮って 家帰ってその日は終わり 西加奈子の小説読んで号泣 次の日朝起きて市ケ谷散歩 その後国立演芸場で落語 落語資料館で座布団に正座 若林:饅頭怖いのオチだけ言いました わたしゃお茶がこわいって 頭の中ではトリだから緞帳下がってる CM +春日の休日 ANN終わってすぐ寝て日曜朝早く起きて新幹線乗って青森に行く計画 起きたらスーパー競馬やってたのでレースを見てブックオフで立ち読み ゲーム買って次の日もゲームやる 1日目でつまづいたから2日目もリカバーする気が起きない 若林:ぽーんと時間空いたらこれまでとこれからのこと考えない? 春日:全くしない 若林:自分磨きは? 春日:自分磨きはしますがなキミ いつもの2人と新宿のバーで働いてる矢じるし梅津の紹介でクラブへ 新橋→新宿 一件目休み 二件目休み スケベな居酒屋→営業時間終わり ポールダンスの店→誕生日パーティで常連だけ インターナショナルパブ→閉まってる 近くに同じようなパブ→4人ともフィリピン 梅:サウナ行きましょう 男が4人でサウナは勝負になる 先に出たやつが死ぬルールで春日が勝った 3人が浴室で大の字で寝てる 熱持ってるから下半身のお宝袋がだるだる その晩唯一おもしろかったのがそこ 若林:梅津も満足そうな顔してた? 春日:やりましたねって CM +『電話で全国調査』 どなりキャラの春日がランキングを発表 若林:想像してみ?ジェントル先生って 春日:許せない 若林:胸張りモアイよりはいいだろ キレ慣れてない感じですね 春日:おかすがしいねえ 若林:お恥ずかしいことをおかすがしい? 春日:春日が恥ずかしいってことでおかすがしいねえ 不幸中の幸いだね 若林:あだ名っていうのいなかったねえ 遠崎先生がベラだっけ いきなりキレた時あって あたしをベラって呼んでるらしいわねって ピロスもいた 春日:普通の外国人講師 ピロスという名前の いつもBDがはくバギーパンツ 若林:アメリカン親父のモデルになった 春日:見るたびに違うパンツはいてる 今でもやってんのかな 若林:教えてんじゃない リスナーと電話:周りにオードリー友達いない 春日:どうなってんだよ そういう時期? ビブスも買ってどっち気に入ってる? リスナー:キーホルダー 若林:いいよね 車の鍵につけてんだけど 春日:電話代かかってんだよ 若林:こういう先生じゃなかったでしょ リスナー:ちょっと似てる 春日:じゃつらくあたっちゃってごめんなさいね CM 『未来辞典』 CM +EDトーク 春日:提供クレジット 若林:さっきの落語の続き 二日目の夕方 たけしと話した時 自分が読まなさそうな本5冊くらい買って喫茶店で読んでるって話 やってみたいと思って本屋で3冊 ほしのあき「ほしのボディ」勝間和代「断る力」 タロット占い 都内で一番気に入ってる芝生で各々2ページずつ読んで枕にして芝生の上で寝た 寒いと思ったら7時前だった 31で芝生で寝たりするのが好き 大丈夫ですかね 春日:全然いいんじゃない お堀の辺りいっぱいいないかい 何歳でもかまわんよ 若林:高い石垣にすぐ登りたくなる そっから一人で歩かない? 春日:それはちょっと大丈夫なのかね ルール的に 若林:どっかで地下鉄のCMの新垣憧れがあるのかな カメラなんか提げて 以上です ありがとうございました 春日:このあと~アディオス 上に戻る #34 +OPトーク 台本にひとつよしなにが書かれるようになった 久々に忙しい 佐藤とファミレスに行った話 TSUTAYAでファンに話しかけられた話 名古屋でオードリーの2人がオフですれ違った話 若林がいいとも演技コーナーで大クラッシュ? 若林:おまえの家族がどうなってもいいのかって言ったらスタジオが無音 メール:わたしは爆笑 家族はえーって感じでしたが(笑) かなりおもしろかったですよ 無音のいいともは初めて見ました 開拓していきましょうよ がんばれ事故林 若林:春日に怪我日(けがが)っていえたか? 先週は春日も大クラッシュ 春日:わたしの両手は命を救うためについているんです どうですか! 若林:ダダンって(太鼓)やめてよまじで怖い じゃ今日も(太鼓)怖いってマジでやめて フラッシュバックするから 春日:とりあえず座りたまえよ 若林:マジであの感じをなめんじゃねえよ 若林:提供クレジット (太鼓)ちょっとやめてーもう CM +原口の結婚式 原口緊張の面持ち 見たことない顔 キス20秒 芸人全員「長い長い」 神父も笑ってたが賛美歌歌う片方の人が笑ってなかった 中庭でフラワーシャワー 司会の浜谷に下衆の極みをふるがお静かにと注意される ブーケトスの最前列にマエケン 賛美歌歌ってた笑ってなかった人がそれ見て大爆笑 CM +春日のパブ巡り1 昨日春日は仕事終わりに前栗と遊びに 前原が提案 自衛隊パブ、夜釣りパブ 若林:風俗に行っちゃダメ 赤坂から新宿まで丸の内線 若林:今何週か回ってトゥースブーム 今日一日で40回 自衛隊パブあと20分で閉まる 夜釣りパブもあと20分 どうしたもんかいのー 毎週歌舞伎町でキャッチに見つかってるから春日は遊んでると思われてるかも 梅津から電話 インターナショナルパブへ ロシア、モンゴル、ブラジル、フィリピン、日本、ケニア 国によって接客の仕方が違う 春日の隣はモンゴルと日本 栗:ロシアとアメリカはどっちがエロいか ロシアとイタリアだったら… CM +春日のパブ巡り2 栗:初体験はいつなのか 一番早かったのが梅津の14歳 ブラジルの女子が前原の顔の5cmくらい前で腰振ってた 前原が日本に来る前にブラジルで付き合ってた元カレにすごい似てる 春日:ブラジル顔 若林:ハタ坊にちょっと似てる 来週は自衛隊か夜釣りか 正直店がなくなってきた 若林:あまりハマるお店出てこないんじゃない 3人組で生み出したら?遊び 若林:3人でがっちりナンパしてみてよ 歌舞伎町で どうなるのかなと思って +ユーミンからコメント 若林:コメントが届いてるんですって 聞いてみましょう ユ:オードリーのANNをお聞きのあなた、若林さんカスミンこんばんは、ユーミンです 11年前土曜日の夜ANNを担当していてその件から春日がカスミンと名乗ってるそうで光栄 LFのスタジオでネットラジオを 先日カスミンがお越しになってイケメンなことが判明 土曜のANNは他の曜日と違う落ち着いた時間帯 ディープなジョークも言えるんじゃないか 楽しんで続けて そんな中新曲が5/26に発売「ダンスのように抱き寄せたい」ぜひ見てもらいたい 次回はまたスタジオに遊びに行かせてください ユーミンでした 若林:これ曲の宣伝じゃないですか 枕長かったなあ 冷や冷やした エロい放送作家だって言ってたから 伝わってないんだね じゃここで一曲聴いてください 曲:「ダンスのように抱き寄せたい」松任谷由実 CM +『電話で全国調査』 若林:うふふふ 春日:うふふふ 若林:エコーかかると春日の笑い方怖いよ 春日:聞いてる人おもしろいのかな 若林:俺4週目くらいから思ってるわこのラジオに関して CM +『未来辞典』 ジングル~春日:うふふふ~ 若林:早いでしょ仕事が おまえの笑い声怖いな スプラッターホラー CM +春日体操配信告知 みんなで体操してyoutubeにアップしましょう CM +『どんだけ』 若林:砧でIKKOとすれ違い ドキドキしながら挨拶 おはようございますーおつかれさまですー 純粋な目で見つめてきた バレてなくてよかった CM 『しんやめ』 CM +EDトーク 春日:提供クレジット 若林:ブーケトスでマエケンが一番前に立ってた話の続き マエケンをはるか超えて後ろの方に飛んでいったのをマエケンが走って スライディングしながら取ろうとしたら女性が取っちゃって前田健の帽子が取れてた こういうのは大体気の強そうなブスな女が取るのよって 春日:負け惜しみじゃない 若林:披露宴が始まったら後藤マネが僕のとこにきて 若林さんくれぐれもおちんちんだけは出さないで 絶対やめてください 一番訳わかんなくなった時に稽古場でズボンから棒だけ出してたことある 春日:それだわ 何も出れなかった時でしょ 若林:おちんちんだけは出しとこ 若林:結婚式大人のアレも学んでいきましょう以上オードリー若林でした ありがとうございやした 春日:このあと~アディオス(太鼓) 若林:もうやめてーもうーこれー 言っちゃうかもしんないわいいともで今度 ドンドンってなったら 上に戻る #35 +OPトーク 今日は菅新政権誕生で2時間 春日は自分磨きしながらTVをながら見 若林はTVを見ない 家で一人ツイッター 南キャン山里と横尾忠則 春日の家のこたつ机にも文字を書いた 実家の壁にでかい鳥 春日:思い出した!おたくさんの実家の部屋かもめみてえなやつが 横に英語みたいなの書いてあった 当時もナニコレと思って言えなかった 若林:当時言えや 若林が実家で高校時代の写真を見つけた話 マジメだった春日 腰パンをしていた若林 +いいとも演技のコーナー いいとも 今週は若林に回ってこなかったがセリフを考えていた ホテルの支配人になって客に一言 1・あなたのような素晴らしい方を泊めるような自信のある部屋がないんです 2・すぐにボイラー室に泊まれるよう手配します 春日:危なかったねーよかったね回ってこなくて どっちにしても演技ができないから 大喜利を狙ってくるんじゃあないよ 若林:オレが今度事故起こしたら思い切り体当たりかグーで殴って 若林:提供クレジット CM +ビトさんから映画「アウトレイジ」関連コメント 若林:先週のユーミンに続いて今週もコメントが ビトたけし「アウトレイジ」 ビト:あんちゃんまだやめてねえのか どうもお久しぶりですビトです アウトレイジ公開になります、まる! 今回の見所は全部が悪人 みんなが不愉快に 見た人が途中で立ち上がってみんな帰っちゃう わたし?わたし見てません 義太夫に聞いたら不愉快だって 公開の日は岐阜に営業 映画館やってない ぜひみなさん劇場に足を運んでください 夢は~♪わたしからのお知らせ しんやめでかかってるCDがたけしさんのだと思ってみんな買ってるらしいんですがあれ わたしのですから HPで売ってますから 買ってくれよ 若林:長い ビト:若林最近たけしさんと会ったみたいであれ以来呼び捨てじゃないか 春日毎週やってるからだんだん似てきたぞ バカヤロウ ビトの色紙とサイン入りCDをセットで5名にプレゼント 曲:「四谷三丁目」ビトたけし CM +春日前原とディズニー1 バー秀ジングル 若林:ビトだけだと拗ねるからバー秀も 春日:おととい早起きできたので 前ちゃんが誕生日 浜谷と前原とディズニーへ 行く前にオシャレなとこでランチ オープンテラスでいざ食べてみると気持ちいい ピザ食ってスパゲティ食ってアイスピーチティー飲んで 前がテンション上がって女性店員に話しかける 春日は混んでるとこあまり好きじゃない 若林:しらねえけど 前は混んでることでテンション上がる キャラがいた 前:「あいつ」いるじゃないですか 普通のおじさんが帽子かぶってるキャラ 若林:「あいつ」からしたら超失礼 前:3人で帽子買いましょう 帽子探しだけで3時間 買ったのが昨日からかぶってる迷彩柄のリロ&スティッチ CM +春日前原とディズニー2 チュロス食べながら歩く 何回か春日だと言われた 「あいつ」には勝てなかった ミッキーの形したアイスを買った 浜谷:夢の国! 浜谷も10年ぶり 春日は仕事関係なく行ったのは7~8年前 前:あそこえらいことなってますよ 春日:エレクトリニカルパレード スペースマウンテン90分待ち 前がテンション上がる 90分待って乗った 出てきたら前がテンション下がってる 前:絶叫マシン苦手なの忘れてました CM +若林が佐藤と出かけた話 若林の声のかけられ方が変わってきている 若林―! 高校1年のとき表参道を春日と2人で歩いてたら見栄晴がいた 若林:おい見栄晴靴買うの? その時の自分は許せないけどあの時の見栄晴になってきてる マスクも嫌いだし帽子も暑いからやだ メガネ買おうと カラコン入れたらわかんないんじゃないか ブルーの試着したら目がちっちゃくて青かどうかわからない つけ髭 280円の買ってつけたらプリングルスのおっさんみたいに 帽子マスクがやだからペンでほくろ書いている最中に話しかけられた 外出たらヅラの専門店 金髪のマッシュルーム 石油王のバカ息子みたい 気がついたんだけど俺地顔がブサイクなんだよね 春日ってかっこいいって話になった 佐藤が2人しかいねえのに笑わない 春日:何なんだよ 知らねえよその2人しかって 若林:2人しかいないときはおもしろを狙われたら笑わなきゃダメだろ CM +「10年目のプロポーズ」コーナー告知 BGM:春の海 若林:大安もしくは友引というよきお日柄を選んで執り行うお見合いもしくは結納、 あるいはお嬢さんをくださいという挨拶ですけども男女のカップルにおいてはこれが重要なこと 同じようにお笑いコンビにおいても大事なことでございます しかしオードリーはそれをやってこなかったという(バーン) これまでわたくし若林は春日のご両親に息子さんを僕にくださいって言ったことがないというのが 心の重荷になってたりするんですが 春日:何なんだその落語家みたいな喋り方 もう我慢ならん 10年たつのに挨拶行ってない 一回アメフトの試合に春日のお母さんと妹さんと犬 チーム付け焼刃が今回だけはチーム仲人 若林が春日のご両親に挨拶するのを手助けする企画を立ち上げた 一般的に他のコンビはどうしてるのかということで証言コメント 佐藤:僕は岸のご両親に挨拶した ビクスモのゴンはチロの静岡の実家に泊まった 高校のときも毎回春日のご両親が旅行してる時だけ泊まりにこいって呼ばれて エロ本を捨てにいかされる 若林:10年経ってるので春日の両親が内心怒ってるかもしれない 会ったときにどんな風に話を切り出せばいいか どういう風に言うとコンビ結成を許してもらえるか 春日:怒ってないし 若林:息子さんを僕にくださいって言って NOが出たらコンビ解散です とりあえずどんな言い方をしたらいいかリスナーの皆さんに 10年目のプロポーズの係まで 曲「本気でオンリーユー ~Let s Get Married~」竹内まりや CM +『電話で全国調査』 次回は便ステに代わる言葉 若林:僕で言うアウトプットしにいく 春日:今はTOTOに挨拶しにいく INAXの場合があるので便ステに戻りつつある 若林:山登りする人たちの間では花をつむ CM +『未来辞典』 春日:おいナメてもらっちゃ困るよ いつも言うんだけどさ最後まで集中力持ってやんなさいよ 若林:生肉のナメこま叩きつけられたからあたっちゃって 「週刊むつみ荘」若林:大家が飼ってたきたねえアヒルもついてくんのかな コンビニのおでんの袋みたいな 春日:ゴミ袋かと思ったらアヒルだった 若林:いいともでできるとこあったらやってよ 職務質問の話もしてないでしょ 「iPad配り」若林:おまえWSのコメンテーターやればいいじゃん 将来じゃなくて今 俺はAV男優やる 春日:春日AV男優疑惑があったんだから雑誌で 朝出ようとしたら家にきて 春日の一文字を冠した雑誌ですよ これ覚えてます?って 春日:最初ははぐらかすがっつって 若林:はぐら春日? 春日:今のは事故だけども 問い詰めるとようやく出ていたことを認めた 凹んだ様子でって 実はAV男優だったんですよわたくし 若林:その人が言うにはね CM 『どんだけ』 CM +EDトーク 春日:提供クレジット 若林:先ほどのヅラの話 ロン毛の肩くらいまでのかぶったらゴシップ誌のライターに見える 地顔がブサイクですから ガンガン歩いて買い物もいっぱいしたが蕎麦屋でバレていた 言い訳してる時の地顔がブサイクだったってサトミツに言われた 春日:結局若林さん顔がブサイクって話ですか 若林:でも2人しかいないんだからそういうこと言うなって リアクションがその人一人になっちゃうんだから お互いにやりましょ 僕もやります 春日:わたくしもやりましょう 春日:あのキャップで2年はいけるでしょ 一番丈夫なやつ買ったから 若林:2年持つといいですね ありがとうございます オードリー若林でした 春日:この~アディオス 上に戻る 前のページへ戻る
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この項目では、『ケロロ軍曹』のテレビアニメ版に出演した声優を一覧表形式でまとめる。 まとめるにあたり、テレビアニメ版(劇場版、ゲーム版は除く)のエンディングにおけるクレジットを基準としている。 そのため各声優の担当した役は原則としてクレジットされたものが対象である。 役名の後ろにあるカッコ内の数字は、第何話でクレジットされたかを表す。 (1) :第1話でクレジット (1, 3) :第1話と第3話でクレジット (1-4) :第1話から第4話までのすべての放送でクレジット 出演話数が11話以上になる場合は「全○話」と表記し、その詳細は脚注で示す。 それらの話の中に15分放送または『ケロロ軍曹乙』でしかクレジットされなかった話がある場合、 「うち□話が15分(乙)のみ」と併記する。 第308話以降は以下のように表記する。 「308」のように数字のみの表記:土曜朝の15分放送、『ケロロ軍曹乙』ともにクレジット 「308A」のように話数の後ろにAと表記:土曜朝の15分放送でのみクレジット 「308B」のように話数の後ろにBと表記:『ケロロ軍曹乙』でのみクレジット 配列は五十音順とする。 清音と濁音・拗音・促音は区別せずに扱い、区別しないと同じになる場合は清音を先とする。 「なかじま」と「ながしま」のようなケースではより手前の音で判断する(この場合「なかじま」が先)。 また苗字の読みを優先して配列し、それが同じ場合のみ名を考慮する(たとえば「中」と「中田」では下の名にかかわらず「中」を先とする)。 声優の名義変更については、その声優が『ケロロ軍曹』に複数回出演していて、なおかつ 旧名義・新名義ともにクレジット済みの場合のみ記載するものとする。 脚注の一部に記載してある「武者ケロ回の6話」は第211話・第219話・第231話・第237話・第249話・第250話の6話を指す。 集計話数:358話(第1話 - 第358話) 出演人数:376人(延べ4770人) ※延べ人数には15分放送のクレジットを含まない。 2023年2月15日現在までに死去した声優には(×)。 あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や - わ行 あ行 名前 ふりがな 担当した役 愛河里花子 あいかわ りかこ ダソヌ☆マリ(*1)(114, 126) 青木強 あおき つよし 宇宙カレー店店員 (286) 赤羽根健治(*2) あかばね けんじ 通行人 (259) 秋元羊介 あきもと ようすけ 精鋭部隊長 (25)(*3) 浅野まゆみ あさの まゆみ サッカー少年 (42) 浅野雄 あさの ゆう 男子 (179) 麻生智久 あそう ともひさ 社長 (24)ミノモ (66)トミタカ (164) 足立友 あだち とも 母親 (209) 彩乃木崇之 あやのぎ たかゆき ニュースアナウンサー(*4)(6) 荒木香恵(現:荒木香衣) あらき かえ 九条冥 (146) 飯塚昭三(×) いいづか しょうぞう 紅山プロデューサー (82)ムシシ (181) 池澤春菜 いけざわ はるな 西澤桃華(*5)(全146話、うち4話が乙のみ(*6))桃姫 (219, 231, 250)宇宙人 (347A) 池田秀一 いけだ しゅういち 西澤梅雄(全12話(*7)) 池田勝 いけだ まさる ジララ大尉(*8)(189) 池水通洋 いけみず みちひろ 監督 (24, 164) 石井一貴 いしい かずたか アンチャン (199)ラクガキの住人 (244) 石川和之 いしかわ かずゆき 駐車場管理人 (281) 石川大介 いしかわ だいすけ 放送部実況 (26) 石川ひろあき いしかわ ひろあき 冬将軍 (36)火消し星人 (217) 石川桃子 いしかわ ももこ 女子 (199) 石田彰 いしだ あきら サブロー(全73話、うち5話が乙のみ(*9))六二三 (231, 237, 250)隊員 (323A) 石丸博也 いしまる ひろや パイロット (280) 石村知子 いしむら ともこ ユミカ (148) 一龍斎貞友 いちりゅうさい ていゆう ミネミネ (72) 伊東久美子 いとう くみこ 子供 (146) 伊藤健太郎 いとう けんたろう ヌメ方ヌメ造(*10)(353B) 伊藤美紀 いとう みき マザー (10) 稲田徹 いなだ てつ ロボピョン (76)ガミ村先生 (285) いはたじゅり いはた じゅり すもも (12, 27-29, 33, 38, 41, 78, 117, 243) 今関正生 いまぜき まさお 大統領 (168) 伊丸岡篤 いまるおか あつし 山ちゃん (152) 岩男潤子 いわお じゅんこ ルビー (287) 岩尾万太郎 いわお まんたろう スピリッツ (264) 岩田光央 いわた みつお ガキ大将星人 (106, 137, 142, 206, 238, 262, 271, 281) 岩永哲哉 いわなが てつや 第2の男 (240) うえだゆうじ うえだ ゆうじ ダレレ (332B) 魚建 うお けん バーコード星人 (217) 宇垣秀成 うがき ひでなり 実松 (233) うすいたかやす うすい たかやす ロバニャン (152) 内野一 うちの はじめ レポーター (186)オタク (195)オペレーター (221) 宇乃音亜季 うのね あき 小学生 (223) 江川央生 えがわ ひさお ウッキー (114) 榎本温子 えのもと あつこ 巨大女 (48) 遠藤大智 えんどう だいち オペレーター (328) 大浦冬華(現:緒乃冬華) おおうら ふゆか 子供 (138)男の子 (304) 大須賀純 おおすか じゅん 生徒 (170) 太田真一郎 おおた しんいちろう 解説 (229) 大谷育江 おおたに いくえ テララ (356) 大塚明夫 おおつか あきお ガルル中尉 (101-103, 130, 154, 183, 254, 289, 336, 356) 大塚芳忠 おおつか ほうちゅう ネブラ(*11)(全12話、うち1話が乙のみ(*12)) 大友龍三郎 おおとも りゅうざぶろう 証人 (283) 大西健晴 おおにし たけはる 清掃員2 (14) 大橋隆昌 おおはし たかまさ 係員 (150) 大畑伸太郎 おおはた しんたろう 親衛隊員 (282) 大林隆介 おおばやし りゅうすけ ヘッドン (93) 大原さやか おおはら さやか ムクロ (98) 大原崇 おおはら たかし 生徒 (107) 岡崎雅紘 おかざき まさひろ カラスA (32)黒服 (52)泥棒 (327) 緒方愛香 おがた あいこう おもちゃやの爺さん (5) 緒方賢一 おがた けんいち ケロロ父(*13)(4, 22, 27, 63, 143, 192, 260, 276, 296)ケロ父メカ (323B) 尾形雅宏 おがた まさひろ 男子生徒 (327) 緒方恵美 おがた めぐみ 岡本八八十 (233) 岡本奈美 おかもと なみ 女生徒 (118)メル (149) 小川一樹 おがわ かずき 運転手 (97) 小川輝晃 おがわ てるあき 宇宙人 (228) 荻野晴朗 おぎの せいろう 宇宙人 (175)(*14) 奥田啓人 おくだ けいじん ディレクター (163) 小野健一 おの けんいち カンリョー星人 (217) 小野友樹 おの ゆうき 宇宙人 (108) 小野徳己 おの よしき 親衛隊員 (52) 小野坂昌也 おのさか まさや ブリーフ (254) おみむらまゆこ(*15)(旧 麻績村まゆ子)(*16) おみむら まゆこ(旧名義読み同じ) ポヨンちゃん(*17)(全20話、うち1話が乙のみ(*18)) 折笠愛 おりかさ あい シルヴィ(*19)(81, 159)ノビビ (305)シュン (320) 折笠富美子 おりかさ ふみこ 常磐香苗 (304) か行 名前 ふりがな 担当した役 角田信朗 かくだ のぶあき モアの父(*20)(16, 41) 風間勇刀 かざま ゆうと ヒトデ (190)宇宙人 (228) 梶原由三子 かじはら ゆみこ 生徒 (42) 勝沼紀義 かつぬま きよし アナウンス (260) 加藤将之 かとう まさゆき 生徒 (254) 金尾哲夫 かなお てつお トルネード (160) かぬか光明 かぬか みつあき スタンパパ (292) 金田和輝 かねだ かずき アンチャン (199) 金田朋子 かねだ ともこ ラビー(全56話、うち2話が乙のみ(*21))おラビ (249)子供達 (333A) 神谷浩史 かみや ひろし オロー・カニンガム (114)00星人 (253) 河相智哉 かわい ともや ラーメン屋のオヤジ (65)宇宙人 (219)エプイ (228) 川上とも子(×) かわかみ ともこ 日向冬樹(*22)(全224話(*23))冬吉(*24)(211) 川島得愛 かわしま とくよし 電話の男 (253) 川澄綾子 かわすみ あやこ マヤ・ポポル (318B) 川田紳司 かわだ しんじ ラビリン人 (210)宇宙人 (228) 川津泰彦 かわづ やすひこ ゲスちゃん (13)アラザザ人 (130) 川鍋雅樹 かわなべ まさき サラリーマン (88)親衛隊 (105) 川野剛稔 かわの たけとし 通行人 (146)オタク (195) 川原元幸 かわはら もとゆき プラモ屋店主 (281) 川原慶久 かわはら よしひさ マスター (108)リチャード (302) 河本邦弘 かわもと くにひろ 大屋 (80)黒電話捜査官66 (253) 神田朱未 かんだ あけみ 綾瀬かえで (267) 神奈延年 かんな のぶとし ムセンジャガ星人サトウ (134)ムーカイ (226) 岐部公好 きべ きみよし 支配人 (252) 木村拓 きむら たく キャスター (152)教官 (176) 肝付兼太(×) きもつき かねた ヤクニン星大使 (165) 喜山茂雄 きやま しげお 宇宙人客 (78) 京井幸 きょうい ゆき おばあさん (173)宝くじ売り場のおばさん (241) 京田尚子 きょうだ ひさこ 日向秋奈(全13話(*25)) 清川元夢(×) きよかわ もとむ ラオー・カニンガム (114) 銀河万丈 ぎんが ばんじょう 最高司令官 (357) 草尾毅 くさお たけし ドロロ兵長(*26)(全307話、うち6話が乙のみ(*27))システム音 (322A)警官 (327A) くじら くじら 横綱 (70) 楠大典 くすのき たいてん トランクス (254) 久保田隆 くぼた たかし アシスタント (26) くまいもとこ くまい もとこ ズララ (285) 倉田雅世 くらた まさよ ヒロイン (7) 倉富亮 くらとみ りょう 親衛隊 (310B) 栗田圭 くりた けい 漫画家 (26)吉崎先生 (289) 栗山浩一 くりやま こういち 生徒 (63) 呉圭崇 くれ よしたか サラリーマン2 (200)村人 (288) 黒川万由美 くろかわ まゆみ 双子弟 (225) 黒田崇矢 くろだ たかや 相人 (160)宇宙警視K (212) 桑島法子 くわしま ほうこ シララ (203)(*28)日向冬樹(*29)(全116話、うち2話が乙のみ(*30))冬吉(*31)(249-250)(*32) 桑谷夏子 くわたに なつこ チロロ (121, 135, 180) 桑原敬一 くわばら けいいち オペレーター (221) 玄田哲章 げんだ てっしょう トイレ司令 (194) 神代知衣 こうじろ ちえ ゴモゴモ (72) 河本啓佑(*33) こうもと けいすけ 男性 (194) 郷里大輔(×) ごうり だいすけ エディ・ホンダ (160)(*34) こおろぎさとみ こおろぎ さとみ 赤ん坊バブブ (248) 小暮英麻 こぐれ えま 霜月やよい(*35)(223, 236)双子姉 (225)上級生 (230)ちびっ子 (240)ネコ(*36)(242) 小桜エツ子(現:小桜エツコ) こざくら えつこ タママ二等兵(*37)(全350話、うち1話が乙のみ(*38))シロアリ (198) 小西克幸 こにし かつゆき 走り屋 (21)(*39) 小林かつのり こばやし かつのり 男子 (179) 小林恵美 こばやし めぐみ 生徒 (107) 小林ゆう こばやし ゆう 山田君 (273) 小林由美子 こばやし ゆみこ 鈴木フタバ (235) こぶしのぶゆき(旧 小伏伸之)(*40) こぶし のぶゆき(旧名義読み同じ) 隊員A (15)村人 (46)村長 (126)Mr.ビックブリッジ (163)ラクガキの住人 (244)(*41) 五味真由子 ごみ まゆこ 売り子 (247) 子安武人 こやす たけひと クルル曹長(*42)(全341話、うち7話が乙のみ(*43))隊員 (328A)首脳 (329A) 小谷津央典 こやつ ひさのり メガタン星人(*44)(156) 小山剛志 こやま つよし 黒ロボピョン (76) 小山茉美 こやま まみ 特別出演(*45)(9) 小山力也 こやま りきや ジュリー人 (87)オノノ少尉 (300) 近藤孝行 こんどう たかゆき 研究員 (230) 近野真昼 こんの まひる おばさん (110) さ行 名前 ふりがな 担当した役 斉木美帆 さいき みほ 生徒 (42) 斉藤貴美子(*46) さいとう きみこ 関脇 (70) 斉藤次郎 さいとう じろう ヘラクレス(*47)(72, 103)753さん (135, 159) 斎藤千和(*48) さいとう ちわ 日向夏美(全341話、うち5話が乙のみ(*49))お夏 (211, 219, 250)子供達 (333A) 斎藤桃子 さいとう ももこ スタン (292) 齋藤龍吾(*50) さいとう りゅうご 夫 (252) 酒井敬幸 さかい けいこう おじい (252) 榊原良子(*51) さかきばら よしこ 西澤桜華 (160, 181, 207, 248, 328, 355) 阪口周平 さかぐち しゅうへい 生徒 (170) 阪口大助 さかぐち だいすけ デスク (29, 138, 184, 353) 坂熊孝彦 さかぐま たかひこ 男性 (194)(*52) 坂巻学 さかまき まなぶ 隊員 (328A)男 (328B) 佐久間紅美 さくま くみ 刺身のツマホワイト (187) 佐々木望 ささき のぞむ サババ (220)チババ (302, 348B)ジャージの声 (348A) 笹沼晃 ささぬま あきら すいとーる君 (241) 佐藤有世 さとう ありせ レジ係 (280) 佐藤広太 さとう こうた ロボ (277) 佐藤拓也 さとう たくや アシスタント (246) 沢木郁也 さわき いくや ゲパルト (74) 沢城みゆき さわしろ みゆき ノントルマの少女(*53)(20, 71, 99, 149)木下黎 (61) 澤田将考(*54) さわだ まさたか サラリーマン1 (200) 志賀克也 しが かつや 男 (18) 重松朋 しげまつ とも 上級生 (162) 実川学 じつかわ まなぶ 男子 (271)アナウンス (277) 篠原恵美 しのはら えみ ジェシカ・ハーピィ (78) 柴田秀勝 しばた ひでかつ ゲロロ艦長 (65)カララの父 (77) 島香裕(×) しまか ゆう カクカク (148) 島田敏 しまだ びん 3M (11, 152, 159)ボーイ星人 (224)ケロン軍大佐 (243) 清水香里 しみず かおり 雪ダンガル (297)電話の声 (356A)麻美の友人 (356B) 志村由美 しむら ゆみ バル (149) 下野紘 しもの ひろ 漫画家のたまご (3)吉岡平正義(全36話、うち3話が乙のみ(*55))新人漫画家 (21)平吉 (231, 250) 白石稔 しらいし みのる 演出家 (33)紅生姜レッド (187) 白神直子 しらかみ なおこ ケロン人女 (340B) 新垣樽助 しんがき たるすけ 指揮官 (23)(*56) 菅原淳一 すがわら じゅんいち キョクプロ星人(*57)(38, 69)ジョリリ(全16話、うち2話が乙のみ(*58))宇宙猪 (340A) 杉田智和 すぎた ともかず 自動販売機 (58)タソラソラ〜リ星人 (261) 杉山育美 すぎやま いくみ おばさん (241) 鈴木晶子(旧 ゆきじ)(*59) すずき あきこ 前頭 (70)妻 (252) 鈴木勝美 すずき かつみ 男 (18)MC (69)アナウンサー (172)村長 (195, 219, 256, 288)サブロー(*60)(293)土井中村村長 (296, 326B) 鈴木達央 すずき たつひさ カラスB (32)テレビの声 (53)山田先生(*61)(61, 63, 79, 146, 278) 鈴木れい子 すずき れいこ ケロン人老婆 (281) 鈴村健一 すずむら けんいち 元テレビ (241) 諏訪部順一 すわべ じゅんいち 元エアコン (241) 関俊彦 せき としひこ ウレレ (145, 169, 234, 245, 291)レイジ (320) 関智一 せき ともかず オカルトのジョー (89, 184) 関口篤 せきぐち あつし 老紳士 (333) 沢海陽子 そうみ ようこ ちびガルル (183) 十河圭祐 そごう けいすけ 男子 (271) 園田泰隆 そのだ やすたか 男子 (179) 園部啓一 そのべ けいいち ロボボ (185)キョージュ星人 (217)第4の男 (240) 園部好徳 そのべ よしのり 記者 (50) た行 名前 ふりがな 担当した役 大黒優美子 だいこく ゆみこ 語り (47) 田内裕一 たうち ゆういち 野次馬 (19) 高木渉 たかぎ わたる 偽ウェットルキング (215) 高崎拓郎 たかさき たくろう 焼き芋屋 (183) 高戸靖広 たかと やすひろ 山裏帝明 (29, 138, 184, 353) 高橋圭一 たかはし けいいち 村人 (211)住人 (249) 高橋研二 たかはし けんじ 番組内Na (182)幹部 (209)司令官 (282)(*62) 高橋理恵子 たかはし りえこ かぐや (76) 滝沢久美子(×) たきざわ くみこ 八八十の母 (233) 武虎 たけ とら コック (109)コッパ星人 (217)作業員 (218) 武田広 たけだ ひろし 特別出演(*63)(152) 武田恵 たけだ めぐみ 女 (146) 竹本英史 たけもと えいじ イベンタ星人 (66)コンピューター (335A)ウサギ型宇宙人 (335B)(*64) 田坂秀樹 たさか ひでき メガタン (149)元ファックス (241) 田崎由美子 たさき ゆみこ 母親 (14)奥様 (24)料理の先生 (31)原画マン (33)子供 (39)スケバン (73)女子 (85, 112) 田島裕也 たじま ゆうや 運転手 (201) 立木文彦 たちき ふみひこ ノイチョリ(*65)(31, 228)アンゴル=モアのパパ(*66)(298)ゴマッカ星人 (299) 立花慎之助 たちばな しんのすけ 野次馬 (19) 橘U子 たちばな ゆーこ 宇宙商人 (50, 78)店主 (153, 190)上級生 (230)グルル (285) 龍田直樹 たつた なおき 宇宙ゾウムシ (263) 田中一成(×) たなか かずなり 車掌ロボ (109, 124)ガミ (226)香苗の父親 (304) 田辺誠一 たなべ せいいち 闇鍋奉行ナベベ(*67)(352) 谷井あすか たにい あすか ※役の数が多いので表の下に別記 玉川紗己子(現:玉川砂記子) たまがわ さきこ ニセセレブ星人 (224) 丹沢晃之 たんざわ てるゆき 親衛隊員 (52)男の子 (58)オペレーター (221) ダンス☆マン だんすまん ダンス☆マン (47, 88, 174) 千々松幸子 ちぢまつ さちこ ケロロ母(*68)(260, 262, 276, 296, 313) 千々和竜策 ちぢわ りゅうさく 男 (332A)クロモ (332B) 千葉繁 ちば しげる ウラミマース (95)(*69) 千葉進歩 ちば すすむ 大橋社長 (199)スピリッツ (264) チョー(旧 長島雄一)(*70) ちょー ダソヌ☆マソ(全11話(*71))メケケ (159, 161) 津久井教生 つくい きょうせい 第1の男 (240) 辻村真人(×) つじむら まひと 超絶プラモ大魔王 (191) 土屋トシヒデ(旧 土屋利秀)(*72) つちや としひで(旧名義読み同じ) 謎の怪人 (7)役場の職員 (235) 綱掛裕美(*73) つなかけ ひろみ 女子 (199) 津野まさい つの まさい 特別出演(*74)(152) 鶴岡聡 つるおか さとし 係員 (150) 寺井智之 てらい ともゆき 轟くん (33)店主 (65) てらそままさき てらそま まさき サガシテー星人 (216) 寺田はるひ(現:七緒はるひ) てらだ はるひ ムルー・カニンガム (114)小学生 (223)女 (252) 徳山靖彦 とくやま やすひこ アナウンサー (260)艦内放送 (303)(*75) 利根健太朗 とね けんたろう プタタ (159, 161)首相 (168)キャスター (199)ラクガキの住人 (244) 飛田展男 とびた のぶお ※役の数が多いので表の下に別記 土門仁 どもん じん 店主 (134)青海苔ブルー (187)オタク (195)従業員 (224)仲人 (239)カントク (354) 豊口めぐみ とよぐち めぐみ メロディーハニー(*76)(全13話、うち1話が乙のみ(*77))メロディーヌ船長 (237) 鳥海浩輔 とりうみ こうすけ デカ耳星人 (144) ※谷井あすかの担当した役一覧 霜月やよい(*78)(全37話、うち2話が乙のみ(*79)) ネコ(全51話、うち1話が15分のみ、3話が乙のみ(*80)) ※表記のバリエーションは以下の5通り。 子猫(全12話(*81)) 猫(全19話(*82)) 子猫/猫娘 (79) ネコ(全18話、うち1話が15分のみ、3話が乙のみ(*83)) ネコちゃん (269) 男の子 (19) 母 (45, 280) 生徒 (63) 級友 (64) 女生徒 (67) スケバン (73) 母親 (80) 女子高生 (88) ポヤン(*84)(106, 108, 121, 144, 149, 153-154, 156, 292) 先生(*85)(111, 286) 油売り (128) 鳥 (132) ニュース (189) サンタガール (192) アナウンサー (198) レポーター (200) テレビレポーター (256) テレビのインタビュアー (258) 先生(*86)(265) 宇宙キャスター (267) セレブ (282) リポーター (288) 女子アナ (291) ニュースキャスター (302) キャスター (305, 313B) 声 (319A) 銀河系ニュース (319B) 女 (320B) TVアナ (348) ※ 飛田展男の担当した役一覧 ヴァイパー関連(*87) ヴァイパー(全21話、うち1話が乙のみ(*88)) メカヴァイパー (121, 272) メカヴァイパーR (156) メカヴァイパーRX(*89)(206) ヴァイパー六之丞 (211) ヴァイパーサブロー (219) ヴァイパー竹千代 (231) メカヴァイパーCX (232) ヴァイパー次郎長 (237) ヴァイパー五右衛門 (249-250) ゲイル (45, 69, 105, 128, 130) 宇宙試験官 (343A) な行 名前 ふりがな 担当した役 中友子 なか ともこ 行司(*90)(70)オードリー7 (112) 中博史 なか ひろし 鈴木ツネゾウ (235) 長嶝高士 ながさこ たかし 親衛隊隊長(*91)(全11話、うち2話が乙のみ(*92)) 永澤菜教 ながさわ なお 大関 (70) 中嶋聡彦(×) なかじま としひこ 男 (18) 長島雄一 ながしま ゆういち ⇒チョー 中田和宏 なかた かずひろ マスター (21) 中田譲治 なかた じょうじ ギロロ伍長(*93)(全348話、うち4話が乙のみ(*94))首脳 (329A) 中谷ゆみ なかたに ゆみ スワロワ人 (56)オババ (282) 中司優花(現:中司 ゆう花) なかつかさ ゆうか 選挙カー (179) 中西裕美子 なかにし ゆみこ 香苗の母親 (304) 中原茂 なかはら しげる マコト (320) 中原麻衣 なかはら まい 芋碁理恵 (81, 92, 118) 中村大樹 なかむら だいき ウェットルキング(*95)(113, 159, 166, 215, 272) 仲村水希 なかむら みずき 男子生徒 (285) 夏樹リオ なつき りお タムリン (226) 名村幸太朗 なむら ゆきたろう 男子生徒 (327) 奈良徹 なら とおる メガタン (149) 成田剣 なりた けん ダーイシ星人 (120)バリリ准尉(*96)(239, 262, 291, 301, 320B, 344) 難波圭一 なんば けいいち 土下座衛門 (59) 西墻由香 にしがき ゆか 上級生 (162, 183) 西野真人 にしの まさと 男の子 (58) 西松和彦 にしまつ かずひこ 漫画家 (279) 西村ちなみ にしむら ちなみ 月神散世 (29, 63, 97, 107, 138, 151, 170, 184, 261, 353) 西脇保 にしわき たもつ パイロット (48) 二瓶美江 にへい よしえ 老婦人 (333) 丹羽由紀子 にわ ゆきこ ウラミマースの彼女 (95) 野沢雅子 のざわ まさこ オララ (347) 野島健児 のじま けんじ 時雨 (209) 野島裕史 のじま ひろふみ ラビリン人 (210) 野田圭一 のだ けいいち パイロット (280) 野田順子 のだ じゅんこ カララ (65, 77, 94, 121, 135, 180) 能登麻美子 のと まみこ アンゴル=モア(*97)(全296話、うち11話が乙のみ(*98))麻美(*99)(16, 356B)おモア (211, 219, 231, 237, 249-250)AI K6000 (260, 268, 277, 282)AI K6001 (303) 野中藍 のなか あい カボチャ頭 (338) 野中秀哲 のなか ひであき スネーク (109, 124) は行 名前 ふりがな 担当した役 萩道彦 はぎ みちひこ 男 (12) 土師孝也 はし たかや 象の太郎 (32)宇宙凶悪犯アメバ (212) 早川隆之 はやかわ たかゆき 男の子 (58)係員 (71) 速水奨 はやみ しょう アゲハルト (332) 原沢勝広 はらさわ かつひろ ⇒はらさわ晃綺 はらさわ晃綺(旧 原沢勝広)(*100) はらさわ こうき スケスケ (148, 259)レイディオ (175)門番 (231)店長 (240)(*101) 原田晃 はらだ あきら 社員 (101)渡辺くん(*102)(109, 147, 287) 原田正夫 はらだ まさお 隊員B (15) 潘恵子 はん けいこ カッパ (46)ケロロ上司 (51) 氷上恭子 ひかみ きょうこ 胡散田ヒカリ (144) 疋田高志 ひきだ たかし 村人 (211)生徒 (254) 久嶋志帆 ひさじま しほ 第3走者 (79) 檜山修之 ひやま のぶゆき ヒーロー (7)556(全69話、うち4話が乙のみ(*103))五十六 (249)男の子 (333A) 氷青 ひょうせい 上級生 (183) 平田広明 ひらた ひろあき クワイエット星人 (229) 平田宏美 ひらた ひろみ ギョロロ (159, 161, 188) 平松晶子(*104) ひらまつ あきこ 日向秋(全125話、うち6話が乙のみ(*105))ちびギロロ(*106)(全12話(*107))チャー星人 (224)アキ (250)ブロブ (268, 277, 282, 303, 305)TVアナ (348A) 広瀬正志 ひろせ まさし 監督 (33)教授 (149) 廣田行生 ひろた こうせい ジュリー人 (87) 広田みのる ひろた みのる おじい (252) 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(128, 254) ルネ (132) メイド (133-134) 猿 (136) カス (149) アナウンス (181) 天カスイエロー (187) サンタガール (192) 通信員 (232) 女 (237, 320B) モリリ看護長 (244, 252) 5884 (251) 女子 (258) ちびっ子 (265) 店員 (286) 車内アナウンス (324) TVリポーター (348) 38代目すもも (351) ラジオのアナウンサー (352B) 入国審査官 (356) 母親 (358) や - わ行 名前 ふりがな 担当した役 矢尾一樹 やお かずき ゾルル兵長 (101-103, 130, 154, 336) 矢島晶子 やじま あきこ アリサ・サザンクロス(*120)(全12話、うち1話が乙のみ(*121)) 安井邦彦 やすい くにひこ ギルル (169, 177) 安田将吾 やすだ しょうご 男 (286) ヤスヒロ やすひろ 親衛隊 (105) 矢田耕司(×) やだ こうじ ジララ大尉(*122)(336) 谷内健 やない けん 肉屋店主 (276) 柳沢栄治 やなぎさわ えいじ 不良 (16)スピリッツ (264) 矢部雅史 やべ まさひと ケロン人男 (340B) 山内奈緒 やまうち なお 女生徒 (118) 山口勝平 やまぐち かっぺい トロロ新兵(*123)(100-103, 130, 154)パイロット (280) 山口健(×) やまぐち けん メロス星人 (96) 山下亜矢香 やました あやか おばちゃん (204) 山田義晴 やまだ よしはる ヨガ (160) 山戸恵(現:山戸めぐみ) やまと めぐみ 太郎 (139) 山本圭一郎 やまもと けいいちろう 男 (237) 山本麻里安 やまもと まりあ メイド長 (49) ゆかな ゆかな シナノ (173) ゆきじ ゆきじ ⇒鈴木晶子 雪野五月(現:ゆきのさつき) ゆきの さつき プルル看護長(*124)(全32話、うち3話が乙のみ(*125)) 弓場沙織 ゆみば さおり サユリ (108) 横山智佐 よこやま ちさ カトヤマ・キコ曹長 (268, 277, 282, 287, 303, 305) 吉川由弥 よしかわ ゆうや 女の子 (58) 吉野貴宏 よしの たかひろ 不良 (16) 若本規夫 わかもと のりお シュララ (159, 193, 202-203)アンドロメダW型の患者 (351B) 渡辺明乃 わたなべ あけの タルル上等兵(*126)(30, 77, 94, 101-103, 130, 154) 渡辺久美子 わたなべ くみこ ケロロ軍曹(*127)(全358話(*128)) 渡辺智美 わたなべ ともみ 上級生 (162) 過去の版はアニメ出演声優一覧/履歴を参照。 劇場版、ゲーム版の声優については劇場版、ゲーム版出演声優一覧を参照。
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鬼神爆走紅蓮隊・凛 ◆0zvBiGoI0k ◆ 認識できるものは痛みだけだ。 周りで起きている戦闘の余波も、砕けたり割れたりする壁の軋みも、体内で強制的に変化させられる肉体の膨張も。 全てが掠れている。鼓膜を掻き乱す雑音にしか聞こえない。 はっきりと感じられるのは、自分の存在自体が卸金で磨り潰されているかのような痛みだけだ。 痛み。痛み。痛み。 時間の感覚は消し飛び、状態の因果すら判然としない。 累の体は未だ主導権を無惨に握られたままだ。 頚椎を引きずり出された体は再生せず、糸を生成する器官だけ増設されている。 膨れ上がった胴に、八つの手足から止めどなく糸を排出している格好は、かつて彼の『兄』の役を宛てられていた鬼と瓜二つだった。 この地下で戦っているのは誰もが、瓦礫の雨程度では死にはしない頑強さを誇っているのだから、天井の落盤を縫い止めるのは本来は無用の備え。 そうはいかないのは日の下に出れない無惨だけだ。まさに今の累は命綱ともいうべき存在になっている。 それが自分の役割。利用され消耗される使い切り。 一時の間に合わせが存在意義であり命令である以上、逆らう意思も理由も飛ばして肉体はそれの為の装置に成り下がる。 「うぇ、気持ちワリ。デカい蜘蛛みてぇ」 雑音だらけの世界で聞こえた声は、やはり雑音としか捉えられず。 音に向けて、骨肉を滑らかに寸断する鋼線が熱源目がけて自動的に振るわれる。 「包帯のガキから聞いたけどさ、おまえ、マシュちゃん逃したんだって? そっちから捕まえといて逃がすとか、何考えてんだかわっかんねぇな? ま、無事ならいいけどね」 なのに、雑音は続いていた。 鬼でもない人間なら体も命も柔らかく断ち切れているはずなのに。 どういうわけか、雑音が僅かに和らいだ。音と映像が正常に認識される。 立っていたのは、見覚えのある顔だった。稀血の女、妹、マシュの連れにいた青い鉢巻きの男。 「んじゃ面倒な手間が省けたってことで……本題、いくぜ。 リベンジだ」 明らかに戦闘の意思を滾らせて近づいてくる男を見て、累は何が何だか分からなくなった。 マシュを助ける為にここに来たのではないのか。 いないと知ったなら、すぐに立ち去ればいいだろうに。 男の身体能力は知っていた。直に対戦して底はとうに割れている。筋力反射力、いずれも鬼に遠く及ばない。 軽く叩き伏せたあの時、力を隠していた風にも見えなかった。 油断して一発をもらっていたが、それすらどうということのない威力でたかが知れている。 半日も経ってないのに学習能力がないのか。それとも単に忘れた馬鹿なのか? 累の困惑とは無関係に、操られた体から糸が展開される。 正面からの無謀な突進の愚挙に迫る死の檻。最高硬度の糸を渦巻き状に形成して撃ち放つ。 この切断の鋼線から只人が逃げる手段はない。そして男は、逃げるそぶりさえ見せない。 死の網にかかる直前に右腕を前に出す。何の防御にもならない無駄な抵抗。非力で凡庸な筈の拳。 何故かその拳が、一瞬光を纏い、刀でも斬れない鋼糸に斬られるどころか簡単に押しのけ、振り払ったのだ。 聖なる篭手の加護が働いて光が斬撃を防いだ。そうとしか映らない光景。 その恩寵を授かった男は、敬虔さを欠片も見せない表情で自分の腕を見つめていた。 折り曲げた男の肘先から水滴が落ちる。血の匂いはしない。鮮烈な赤ではなく透き通った水が、両の篭手をくまなく濡らしている。 発光の原因は、付着した水滴が外からほんの僅か、一筋ほど漏れた太陽の光を反射したためだ。 証拠に、光を浴びた累の体から焦げ付いた煙が上がっている。一秒以下の照射で鬼の体は消滅してしまう。 ならば糸が破かれたのも陽光に当てられたからか。それは違う気がする。光が出たのは本当にごく短い時間だった。 それに糸の輪郭が急速に解れたのは、拳を振るって飛沫となった雫に触れた時なのだ。 村山の両腕を濡らしてるのは単なる水ではない。 神便鬼毒酒。累とクロオと共謀し、無惨に反逆する際に仕掛けておいた道具のうちの一つ。 曰く呑んだ人に強力を与え、呑んだ鬼の身動きを封じる神酒。 酒呑童子の宝具として成立するにあたって、あらゆるものを溶融する毒の水を放出する効果と変じた。 広範囲を覆う対軍宝具であるそれを、村山は篭手にかけて対鬼用のコーティングとして使用した。 全てはこの手で直接鬼を叩くため。糸程度では満足しない。絶死を覆した隙を逃さず突進する。 「ヅ……!」 雨あられに鋼糸を腕で弾きながら本体目がけて突っ切る。 篭手で払え切れなかった糸の数条が、腹を打つも肉が裂かれる事はない。 神便鬼毒は篭手だけでなく上着にも染み込ませてある。 絞れば大量に水が出てくるほど染み込ませた服は防弾チョッキとして機能していた。 だが防弾チョッキは銃弾の貫通こそ防ぐが着弾の衝撃を完全には殺せない。当たった部位の骨が折れるぐらいはざらにある。 常人である村山が酒を浴びても平然としていられるには、毒の濃度をギリギリまで下げる必要があった。 そして村山の身体能力が向上するわけでもない。脅威の程は落ちても依然窮地のまま。 得物が刃物から鈍器に変わっただけで、無数の凶器で殴りつけられる事には変わりない。 今の村山は、金属バットを持った集団に囲まれて一斉に襲われてるのに等しい状態だ。 「上等だろォが!」 望むところだ。 殴り合い、我慢勝負なら自分の領分だ。 たったひとつだけ鬼に村山が勝る経験値。 喧嘩に明け暮れ、鬼邪高で番長に登り詰めてからも日常に慣れ親しんだいつもの場所だ。 「はっはははははははは!!」 交差する腕で守った顔以外を止まない乱打に晒されながら哄笑する。破顔して爆笑であった。 命を張って、向かない策を練り、ここにきて漸く、村山が鬼と向かい合うだけの土台ができた。 状況が、空気が、村山に味方する。後押しをしてくれる。だからこうして進めるのだ。 逃げる事だけはしない。最初からそれだけは決めていた。 別に、戦うのにそう大きな理由があるわけではない。 鬼も、化物も、殺し合いも、実のところ深く考えてなんかいなかった。 喧嘩を売られて、やられて、しかも舐められたから、やり返す。 ガキっぽい、そんな単純(シンプル)な理由を背負ってこんなところまで来てしまった。 それともうひとつ。 ここまでのやり取りと戦いを見て、村山は鬼についての事を何となく知った。醜悪なる鬼の様をこの目で見た。 ああ、駄目だ、あれは。 どんなに強くなれても、誰にも負けなくなっても、あんなのにはなりたくない。 そう、固く誓う。 自分達はろくな大人になんてなれやしないだろうが。 それでも、仲間を捨てて自分だけ助かろうなんてする奴よりは、ずっとマシな生き様だと、胸を張れるだろう。 「確かにテメエは強いよ」 村山は認める。 鬼は強い。ただの人ではやはり勝てないのだろう。 刃なき拳では頸を落とせない。殺し合いという舞台で殺すのは無理かもしれない。 「でも喧嘩なら───不良が勝つんだよぉ!!」 最後の助走をつけて強く、強く大地を蹴って跳び立つ。 片手片脚が離れていき、腹を捌かれるのを意に介さず。 残った拳が血と酒で煌びやかに彩られて顔面に埋まる。 加速と体重を限界まで乗せた一撃は、累の頭蓋を揺らし、脛椎を叩き割った。 決まった。 身を苛む痛みも吹き飛ぶ会心の一発に、痺れるような感覚だった。 着地が上手くいかず無様に地面を転がってしまうが、どうにも立とうという気が湧かない。 むしろこのまま暫く寝転がって掌に残った充足を味わっていたい。それぐらい爽やかな気持ちだ。 なによりメチャクチャに動いたからか、経験にないほどの眠気が襲ってきていてしょうがなかった。 「あ、やべ。バイクなに選べばいいか、コブラに聞き忘れた……」 四肢を落とされた喪失感も彼方のまま、意識が落ちる直前。 唐突に浮かび上がった、他愛もないやり残しへの後悔が脳裏をよぎるが、まあ後でいいかと、痛みの先に手にしたものに包まれたまま、安らかに両の瞼を落とした。 【村山良樹 @HiGH LOW 死亡】 ◆ 全身に縛りついて支配していた糸が、ぷつりと切れたのが肌でわかる。 全権を握られていた、体を操る手綱が一時的に取り戻されている。 自分のものであるのが当然なのに違和感がある。 永く続き過ぎた刑罰は自我が磨耗させて、理解力が戻るのにいっときの時間を要してしまった。 「聞こえるかい、弟。そもそも生きてる?」 背後からの声と、首筋に刃物が突き刺さっているのをちゃんと知覚できる。 自分の首を支えてるらしい兄の、クロオの声に縋るように復帰をする。 「へえ、首だけでも無事なんだ。凄いな。ラブデスター実験でもさすがにお目にかかれた事はないや。 ああ、今からこいつで君の力を活性化させる。そうすればあのお方っていうのにも抵抗できるんじゃないかな」 首筋を刺された場所に痛みはない。 代わりにそこを基点に稲妻が体中を駆け巡る図が脳に浮かび上がり、その通りに体が賦活している。 そういう能力の支給品を持っていたのを、前に説明を受けた気がする。 「色々と予定が狂ったけど、なんとか目論見通りにはいけそうだよ」 意識が段々と明確になっていき、次第に周囲の状況が見えてくる。 累の主。鬼の少女。 血溜まりの中で倒れる青年と、主と真正面から戦い続けてる異形の童女。 青年はともかく、長髪の少女よりも幼い子供は初見だ。 「ああ、あの人達は僕が誘ったんだ。 前に捕まえた男はともかく、一緒にいたあのちっちゃい女の子はすごい強そうだったからね。 よくて殴られるか、最悪殺される覚悟ぐらいはしてたけど案外あっさり聞いてくれたよ。 もともと乗り気だったんだ、あのお方ってのを倒しにね」 つまり、二人は始めから鬼を倒しに此処に来たらしい。 鬼狩りには見えない、それどころかもう片方は鬼にしか見えない異類だというのに。 「……うーん。誰かを死なせるなんてしょっちゅうやったけど、やっぱり心動かされそうなものもないね。一度死んだからって、そうそう変わるものじゃないか。 けれど君が助かったのは、まあ、よかったんじゃないかな」 「……え?」 当の累にも不可解な疑問が、頭の奥の空洞に引っかかった。 鬼となって忘れていた、気づかないように封鎖して投棄していた記憶の蓋がひび割れて溢れ出だす。 昔、これよりもずっとずっと優しい言葉かけてくれた人がいた。 外に出るだけでも体力が続かない病弱な子供を、決して見捨てずに手を繋いで家に連れ帰ってくれた。 理想なんか思い描かなくても、最初から自分達の家族には本物の絆が結ばれていた。 先に断ち切ったのは自分で、この手で捨てたものが何処にあるかと探し続けた。 捨てた時点で、もう同じ手触りを感じられなくなってしまってるのに。 「そうだ───なら、もう、やめないと。こんなことは」 糸の排出を停止。強度の維持を解除。 背から突き動かされた強迫観念が薄れていくのを感じて、強張っていた体を弛緩させる。 首を抱えたクロオを見上げる。穴食いになった天井からの陽光で、鬼の視力がなくてもわかるぐらい部屋は明るくなっていた。 受け取った、形だけのからっぽの労いの言葉。打てばよく響いた音が出そうなガランドウ。 当人が与えられた愛の半分にも満たない、クロオなりに精一杯の歩み寄り。 「兄さん」 「なんだい」 「わかったんだ。僕が、本当にしたかったことが」 謝るよりも先に、礼を言いたかった。 込められた気持ちの大きさはここでは重要ではない。 今にも切れそうな細い糸のような絆が、二人の間に繋がれているのがわかっただけ。 「あ」 そして何か真実の愛にでも目覚めたような告白をするよりも先に、累の頭部が内側から破裂した。 見慣れた散華。 さんざ目の当たりにしてきた、自分の誘導で起こさせもした光景が、クロオの眼前で起こる。 顔や服に飛び散る血や肉片、脳漿。 視線を下ろして、ああ、汚れを落とすのが大変だなあと、乾ききった感想を漏らした。 【累 鬼滅の刃@死亡】 ◆ 命令が正確に実行できないとみて、躊躇いなく累の脳を遠隔で爆破した。 支配操作から抜け出た駒に用はない。 反逆者なぞ生きているだけで気分を害する邪魔者へと意義を貶める。糸を切るのを何ら咎める材料はなかった。 こと生き延びるという一点のみに全存在を費やしているからこその、損切りに関する恐るべき判断の早さだった。 だが、この場限りではそれは裏目に出た。 たとえ即決の判断の、数瞬でしかない意識の分割でも。 深淵から目を逸らすべきではなかった。 目の前の怪物との戦いに集中を散らすことだけは、してはいけなかった。 「『千紫万紅・神便鬼毒』」 血に艷やかに濡れた唇から、奇跡を喚起する名が紡がれる。 瓢箪の酒を注いだ盃からこぼれ落ちた玉虫色の雫が、地面に広い波紋を起こす。 落ちた地点から間欠泉よりも勢いのある噴出が一面に水面を広がって全員の足を濡らす。 水面に映るのは色とりどりの花が咲き乱れる、酒の肴になるほどの甘美なる情景。 真名解放。 サーヴァントの真髄。物理の壁を逸脱した超常を起こす貴き幻想。ノウブル・ファンタズム。 酒天童子のそれは酒の瓶蓋を開け垂れ流すもの。 幻想種の骨さえ溶かし、対象を文字通りの骨抜きにして、比喩抜きに酒に呑まれる対軍宝具。 毒物───。 目の前で展開されいち早く性質に気づいた無惨だが、その顔に焦りが増すことはない。 あらゆる毒に耐性を持ち、短時間で解毒を可能にする体質の無惨にとっては毒など恐るるに足らない。 それよりも、時間が経つ毎に当たる範囲を広げる陽光から逃れることこそが何よりも優先するべき事項だ。 足止めにもならない水溜りの中を駆けて壁を目指す。兎にも角にも日の当たらない場所を確保しなければならない。 触手の先端を爪から拳状に変化させて掘削して穴場を作る。そうして彫り続けて完全な暗闇に身を潜める。 敵に背を向けて逃げ去る、土竜の真似をしてでも生き延びようとする。恥を恥とも思わない撤退だが、それだけに逃げられてはどうしようもない。 『逃げ』の姿勢に回った無惨を再度捉えるのは二度とないといえるほど困難だ。 それが『責め』の姿勢を崩さなかった酒吞との応酬に、明確な差を生んだ。 「『百花繚乱・ 我愛称(ボーン・コレクター)』」 壁に向かって一目散に走る無惨の頭上から降った両の爪が、肩口に深々と突き刺す。 貫通し脇を抜けたところで、無惨と対面になるよう身を乗り出して脚で固定する。 両脚を腰に絡ませた妖艶な態勢。唇が触れ合う近さで酒吞の表情もまた、情事の際と変わらず艶めかしく。 立ち込める酒気と逸らしようのない眼に、吐き気がこみ上げる。 消し去ってやると身体を変形させ───何故かそこで膝をついた。 意に反する落地に怪訝に目を下に向けると、すぐに疑問は氷解した。 足が、無い。 無惨の膝から下、水に沈んでいた部位は骨ごと溶かされていた。 それは、予想よりも水の勢いが強く講堂を沈めつつあるということであり。 ”水攻めだと……!?” 判断を間違えたと気づいた時には、もう遅かった。 腰元まで酒に浸された体は乾物を水で戻すようにふやけて、骨から剥がれていく。 対軍宝具の全開解放は、さしもの無惨の再生力でも無視できるものではない。 すぐ後ろの村山に貸与した時とは比較にさえならない濃度の溶解液が、波濤の勢いで空間内を満たしていった。 「何のつもりだ、これは……!!」 「ん? なにって、もう、見ての通り。 鬼の前で鬼ごっこなんて、おかしなことするもんやから。逃げられんようこうしてきつうく抱き締めてあげんと。 まあ。ああほら、あれやあれ。 身の着ひとつで夜逃げした果てに、仲人連れての、身投げ?」 ────────────────────思考が、凍りつく。 一体、何を、言っている? 意見など求めていないはずなのに、なおも脳髄にねじ込ませられる。 意味不明なまま、足先からとぐろを巻きつけられる。 これこそが鬼。 人の世、人の生の根本から外れた魔にして呪。 殺人を愉しみ略奪を楽しみ陵辱を嬉しみ、自らの死を夢見心地に笑う。 人と交わればありと汎ゆる総てを棚置いて恐怖と混乱を呼び起こす『相容れない為の』系統樹。 目の前の男に。背後の少女に。全身全霊を捧げて謳い知らしめているのだ。 とうとう胸を埋める位置まで上がってきた。 再生の方に力を向ければ分解より早く肉体を構成し、自力で脱出するだけの余裕はあるだろう。 だがその為にまず自身と溶融した酒吞を引き剥がさなくてはいけない。しかし酒吞を外すだけ攻撃に集中してしまえば、溶解の速度が再生力を上回りかねない。 そしてこうしてる間も太陽は完全に天から姿を見せようとしている。 鬼殺隊の襲撃。配下の統制。日没と夜明けの時間。 蓄えた知識と増設した脳による、難解で曖昧な計算結果を速やかに導ける高い知能。 だからこそ、己が置かれた状況を常人より早く突き当たり。 『ぞわり』とした感覚と共に、無惨の生で絶対に浮かんではいけない二文字が浮かび上がる。 永遠に遠ざけておかなくてはならない一文字が音を立てて近づいてくる。 「_____ _____ ────── !!!!!」 思考も、感情も、本能も、彼方に置き去りにして。 その更に先にある、存在としての原初の指向だけが爆ぜた。 生やせる限界数の触手で滅多切りにする。 体内を抉っている両腕を周囲の細胞で磨り潰す。 形成した口腔から神経系を麻痺させる衝撃波を至近距離で叩きつける。 災厄を僭称するに似つかわしい、さっきのめだかをも凌駕する天変地異の具現。 サーヴァント、鬼の霊核といえども、ここを超えては限界を留められない閾値に到達する重傷。 だというのに離れない。 切り裂いても引き千切っても磨り潰しても吹き飛ばしても離れない離れない離れない離れない離れない離れない! この戦いの終わりを決する分水嶺になったのは、どちらが音を上げるかの単純な根比べ。 それでもやはり膨大な生命力を保有する無惨の方に結果が傾くはずのない天秤の皿に、最後の賭け金(チップ)が乗せられた。 「な───に……?」 無惨の頭蓋に重い何かが突き刺さる。 熱を持ってない金属質な物にも関わらず、異様な灼熱感があった。 水流に乗ってきた岩盤の破片だと見做して無視していた無惨にとっては慮外の不意打ちだった。 人間大の質量の漂流物の正体は、まさしく人間そのもの。 それはとうに死体だ。物言わぬ骸が偶然こちらに流れ着いて、勢いそのまま無惨の頭部に向かっただけ。 このタイミングで、そんな偶然がありえるのか。某かの操作があった方がまだ辻褄が合う。 確かめる術は誰も持たず、よって此処この場で言える事はひとつ。 殴りつけた骸─────村山の顔は、笑っていた。 「あはははっ! なんや、小僧も殴りたかったんかいな! ええでええで。前の喧嘩の続きや、終わるまで飲み明かそか……!」 体は脆く死ねば止まる人間が、死んだ後でも意地を見せに来て一華咲かせたのだ。 土産のひとつでも贈って応えるのが鬼の粋というもの。一切合切を出し惜しみなく投入する。 体内に埋まった酒吞の腕から放出される熱。魔力放出スキルの完全解放。内を熱、外を酸で、両面から細胞を焼き落とす。 再生と破壊の速度が拮抗し。脱出に回せる分の力を失った時、仕込まれていた爆弾が作動する。 クロオ以外の誰もが気にも留めず放置していた仕掛け、漏電した暁光炉心が流した電気の網が絡め取る。 そして遂に水位は天井まで達し、空間を満たした。 かつて教会と呼ばれた土地は水の牢獄へと形を変える。 ふたりの鬼は衆合地獄を揺蕩う。日の脅威が沈み、どちらかの生命が尽きるまで。 固く抱擁を交わしたまま海に身を投げる、それはまるで夫婦のように。 鬼が笑う。 鬼が嗤う。 鬼の笑いが木霊する。 墜ちて逝く。 墜ちて往く。 底の見えぬ深き海へ。 ◆ 「……いるな。あそこだ」 「千年男のことか? けどあそこはもう瓦礫の山じゃぞ」 「地下に潜ってるんだよ。気配のようなものを感じるんだ。一度鬼になった影響かな。ほぼ間違いないはずだ。 私は中に入るが、貴様にはここで待ってもらいたい。他に頼みたい事がある」 「なぬ?」 「私は何としても奴の足を止める。この身に換えても時間を稼ぐ。 その隙に、童磨の時のようにこの床一面を吹き飛ばしてほしい」 「それは構わんが……今すぐやってしまえばいいんじゃないのか?」 「それでは逃げられる可能性がある。それに奴以外にも参加者がいるみたいだ。まずはその人たちを助けてからでなくてはな。 私ごと巻き込んでやってくれ。最悪生き埋めにする形でも構わない。嫌な役回りだろうが、今は 頼るしかない。この通りです」 「…………分かったぞい。そこまで頭を下げられては断るわけにもいかん。お前の犠牲は無駄にせんぞい」 「ああ、存分に使ってくれ。見も知らぬ誰かの役に立てるなら、これ以上の喜びは私にはないんだから」 ◆ 「なんて、そんな戯言を守るわけないじゃろバカがーーーーーーーー!!」 非道を為す者を鬼と呼ぶ習わしがある。 あまりにも残虐な行いをした時、人とは思えぬ所業だと責め立てる。 その意味でいえば、現在の今之川権三はまさに比類なき鬼だった。 「でも生き埋めにするのは望み通りにしてやるぞい! 千年男やさっき入っていった生意気なクソガキとメスガキ二人諸共死ぬがいいわ!」 黒神めだかはここで切り捨てることにした。 仮想敵にぶつける予定だった無惨を補足出来たが、これ以上この女と同行するのに無理を覚え始めていた。その予想は正しい。 黒神めだかに付き合っていくという行為に、たとえ短時間でもどれだけの体力と労力と精神力を擁するのかを、彼女を知る者は知っている。 なので苦労して味方に引き入れたのは惜しいが、ここで手切れとした。 利用しやすいカモなのではなく、厄介だが強力な爆弾でも放り投げるような気軽さで投げ捨てるぐらいの扱いでやるのが最適だ。 だいいち機があればいつでも実行してもいいと申し出たのはめだかの方だ。 権三にしてみればめだかの願いを叶えてやった形であり、寛大が過ぎる善行と崇拝されこそすれ非難される謂れはどこにもない。 地下でどのような戦いが繰り広げられてるかは、外からでは窺い知れない。 だが聞こえてる轟音と本能に根づくナノロボの活性が、権三の生を危ぶまれるだけの凄まじさを物語っている。 ならば権三が選ぶのは援護ではなく、総取りだ。地下に潜り込んだ全員を一網打尽にする。 無惨が太陽を苦手とするのは看破している。めだかに足を止められてる間に天井を崩されては、たとえ生きていられても暫くは外に出れまい。 先に権三を通して中に入っていった二人組も同様だ。 幼い少女でありながら醸し出す雰囲気は無惨と大差がない。関われば手痛い火傷を受けたに違いない。 いかにも低学歴な男の方も敬老の精神というものが毛ほども感じられない。年配者の恐ろしさを思い知らせる必要があった。 「これでまとめて一網打尽じゃなあーーーっこんな簡単にいくなんて天もわしに微笑んでいるぞい! しかし、酸の泉が涌き出て来るとは驚いたぞい……温泉でも堀り当てたと思った時は自分の才能が恐ろしかったが、ありゃ使えんな……」 住宅の屋根をひとっ飛びする跳躍力で崩落地から早々に立ち去る。 用心を重ねての事だ。それなりに派手にやったし、武蔵の様な徒党が来ないとも限らない。 もしめだかが生きていて再会するような事があっても、幾らでも言い訳は立つ。力はあっても頭が弱い。弁舌で幾らでも騙し通せる自信がある。 何も喪わず、傷つく事のなかった男を、真昼の頂点にそびえる太陽が祝福するかのように熱く輝いていた。 意気揚々と教会を後にする権三は邪魔者を始末したと思い込んでいた。 生き残ったとしても逃げ切れるだけの時間は十分稼げたと疑わなかった。 瓦礫で出来た小山の陰で身を潜ませていたクロオが見ていた事に、最後まで気づきはしなかった。 「……別に生き残る気なんてなかったのに、余計な真似をする弟だよ。 本当の家族でもないのにさ」 水が溜まってくる地下で運命を共にするのに不満はなかった。 上等な死なんて元から期待していない。 いや、あの時以上の死など自分には存在しないと溺死を易々と受け入れれていた。 こうして生きてるのは不本意な介入だ。 自分がいるところまで浸透しようとした時に、累を抱えて服にからまっていた糸が拾い上げた腕輪。 切断された腕がついたままのそれがクロオを巻き込んだ範囲で起動し、制止する間もないまま地上へと転移させられた。 隣に横たわるめだかを見る。数えればきりがないほど傷だらけだが気絶してるだけで死んでない。 引き上げたのはクロオではない。そして恐らく累でもない。 消去法的に、あの鬼の少女が身動きが取れないめだかの首根っこを掴んで屋外へ放り投げた、そんなとこだろうと推測する。 起きるまで待っておけば色々と話を聞けるかもしれないが、面倒事が増えそうな気もするし、話を聞く気も今はしない。 糸に一緒に引っかかっていた二人分の荷物をちゃっかりと調べ、中身だけ頂いて放置して行くことにする。 適当に歩きながら、幕を閉じた継ぎ接ぎの兄弟ごっこを思い返す 累もクロオも、世の中にとっては少数派な部類の人でなしだ。 一方は生まれつき普通の精神をしていない人殺しで、もう一方は人でもない。 二人とも、家族の愛を見失った同類だ。その気持ちを共有できる仲間が欲しかった。 死者の気持ちなんて分からない。 もし分かるなら今頃クロオが追い落としてきた人間全てから呪詛を浴びているだろう。 死者の思いを汲むだなんて行いが出来るのは極一握りの人間だけで、自分とは縁遠い存在だと思っていたが。 『生きろ』 崩落と引き上げられる風斬り音で耳鳴りがする中で拾い上げた雑音。 少しだけ。ほんの少しだけ、都合のいい解釈を巡らせてしまっていた。 【全体の備考】 ※教会地下が神便鬼毒酒の毒で満たされています。 酒呑童子が解除するか宝具が破壊されるまで無くなる事はありません。 【E-3 教会跡・地下室/1日目・昼】 【鬼舞辻無惨@鬼滅の刃】 [状態]:健康、極度の興奮、完成者への苛立ちと怒り、極限の不機嫌、無能たちへの強い怒り、鬼への吐き気を催す不快感、神便鬼毒酒で溶解中 [装備]: [道具]:基本支給品一式、 [思考・状況] 基本方針:あの忌々しい太陽を克服する。 0.太陽を克服する。 1.配下の鬼に有象無象の始末は任せる。 2.配下の鬼や他の参加者を使って実験を行いたい。 3.黒神めだか、雅、酒吞童子への絶対的な嫌悪感と不快感 [備考] ※刀鍛冶の里編直前から参戦しているようです。 ※鬼化は、少なくとも対象が死体でない限り可能なようです。 ※シザースのカードデッキは怒りに任せて破壊しちゃいました。ボルキャンサーは辺りを徘徊してます。 【酒呑童子@Fate/Grand Order】 [状態]:左頬に打撲、腹部にダメージ、食道気管を荒らされてる、無惨の骨を捕食、神便鬼毒酒で溶解中 [装備]:普段の服 [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~1 [思考・状況] 基本方針:楽しめそうなら鬼は鬼らしく楽しむ 1:小僧と遊ぶのは楽しかったなぁ。 2:鬼舞辻と遊ぶ。 3:気が済んだら上田と合流。 4:沖田総司とも再戦したい。 5:メルトリリスに傷を付けた鬼も面白そうだ。 [備考] ※2018年の水着イベント以降、カルデア召喚済 ※神鞭鬼毒酒が没収されているため、第一宝具が使用できません ※スキル「果実の酒気」は多少制限されています。 ※無惨の血肉を喰らって僅かに無惨の記憶を覗いてます。少なくとも鬼舞辻無惨の名を知りました。 【E-3/教会跡/1日目・昼】 【今之川権三@ナノハザード】 [状態]:疲労回復、気分は上々 [装備]: [道具]:飲食物を除いだ基本支給品一式、炸裂弾『灰かぶり(シンデレラ)』×20(残り10) 、めだかの腕の搾りかす [思考・状況] 基本方針:全員ブチ殺してZOI帝国を作るぞい! 0.クソガキメスガキまとめて一網打尽じゃぞい! あの女も別れられてせいせいしたぞい。 1.慎重に立ち回って全員ブチ殺すぞい。 2.しかしあの千年男はヤバイぞい。でも日光が弱点くさいということは...チャンスだぞい! 3.他にもヤバイ奴が大勢いそうだぞい。 [備考] ※本編で死亡した直後からの参戦です。 ※めだかの血を飲み体力を回復しました。 ※真下で覗いてるクロオに気づいてません。 【神居クロオ@ラブデスター】 [状態]:全身に裂傷、打傷。学生服ズタボロ [装備]:悪刀『鐚』@刀語、二乃の睡眠薬@五等分の花嫁、転送機(3時間使用不可)@ラブデスター、ランダム支給品0~2(めだか)、ランダム支給品1~3(無惨) [道具]:基本支給品一式 [思考・状況] 基本方針:未定 1:不明 [備考] ※参戦時期は死亡後 【黒神めだか@めだかボックス】 [状態]:鬼神モード、疲労(絶大)、細胞破壊(重度、再生中)、無惨への(同族?)嫌悪、気絶 [道具]:基本支給品一式、 雅の鉄扇セット@彼岸島 [思考・状況] 基本方針:見知らぬ誰かの役に立つ、それは揺るがない。 0:気絶中。 1:善吉や球磨川と共に殺し合いを叩き潰しBBを改心させる! 2:お腹がすいた。 [備考] ※参戦時期は後継者編で善吉に敗れた直後。 ※本当に鬼になったのかは不明ですが、それに類する不死性を獲得しています。日光は克服できましたが、人食いの能力は保持しているようです。 ※いくつかのスキルに制限が加えられているようです。 ※『光化静翔(テーマソング)』はアコースティックバージョン(5人まで)含め鬼神モードの時にのみ使用できますが、現状は時間切れで使用できません。 ※鬼神モードを使用するとお腹が空くようです。 ※石上殺害の犯人が無惨だと伝えられました。 ※無惨の血(細胞)を大量に摂取しました。 Next 白昼のアラカルト・デュオ Previous 鬼神爆走紅蓮隊・轟 前話 お名前 次話 鬼神爆走紅蓮隊・轟 累 Eliminated 神居クロオ Eliminated 今之川権三 黒神めだか 村山良樹 鬼舞辻無惨 目次へ戻る
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801. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 13 17 22 ID E6oXxs0k0 799 アルコール・スプレーしていますか? 802. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 13 31 28 ID tSmIYQzV0 800 変質すると思うwあっというまにスポンジ劣化するから・・ だからしょっちゅう交換する羽目に・・ 漂白剤の方が除菌の面でいいのかなー?と思うんだけど、 漂白成分を落とすのにどんだけすすげばいいのか?と悩んでしまいお手軽に熱湯で。 801 スポンジにアルコールスプレー?してない!! 803. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 13 41 54 ID opR6MARJO 今日使ったスポンジはよく洗って明日の朝または昼に漂白剤に少しつけ 流水で流してから洗濯物達と横並びで夕方まで外に干してる。 乾いた後はキッチン引き出しの中。うちは毛糸を編んだスポンジを 使ってるから深めの引き出しの中では場所取らなくて重ねてる。 数個のスポンジを適当にローテーションで使ってるよ。 ↑これでも菌の温床なのかな?布巾も同じようにしてるけど…。 油や食べ物の色が取れなくなったりしたらすぐに捨てる。 少しでもヘターってなったなと感じたら洗面台や風呂場で使ったり もうイラナイと思ったら洗剤を少し付けて窓や窓枠、網戸を擦ってポイ。 トイレの便器や床(クッションフロア)ガシガシ擦ってポイ。 扇風機や加湿器などの季節物(大丈夫な場所)洗剤無しで洗濯機表面、 洗濯竿、ベランダの手すりを拭ったり 玄関土間も毛糸スポンジ使って掃除してる。 ブラシで擦る時の音が苦手だから丁度良いんだけど洗った物とはいえ キッチンで使わなくなったスポンジで家中を洗ってる自分に ケチだなーと感じるw ちなみに布巾も色がついて取れなかった場合は↑の掃除の拭き取り用になる。 804. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 14 04 29 ID YUsZO2i+0 うちは食洗機無いから茶碗拭きにフキンは必須。 白雪ふきんとびわこふきんを使ってみたいけどどんなかなと 思案中。 805. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 14 10 56 ID E6oXxs0k0 802 すみません、アルコール・スプレーはまな板にです。 803 細菌の繁殖条件は「温度・水分・栄養」というので、乾燥はかなり有効な手段だと思いまーす。 806. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 14 43 44 ID 8EheoShZ0 769 買ってよかったにも書いたんだけど、ぱくぱくクリーナーよかったですよ。 ホットカーペットだけのために掃除機を出すのが嫌で。 コロコロでもいいけど、シートごみもがでなのもいい。 ただ、エチケットブラシなので、 カーペットの毛足もかなり取れるから、カーペットがやせるかも。 髪の毛やほこり取りには充分だと思いました。 807. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 16 32 03 ID tSmIYQzV0 805 まな板アルコールスプレーしてるけど、 除菌目的ではなく、アルコールスプレーでキッチンの目についたとこ頻繁に拭くから ついでだからまな板にもかけとこうかなーっと。 除菌としてはスポンジと同じタイミングで1日数回熱湯ぶっかけ。3日に1回くらい泡ハイター。 配水管がいたむから熱湯流すのはよくないと聞いたけど、ダメになったら取り替えればいっかー と自己責任でやっちゃってる・・・。 でも実家でもずっとしてたけど管劣化したことはないな。 808. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 17 12 12 ID wifPLddi0 11月入ったら大掃除の序章が始まる。 809. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 17 34 10 ID CVfW7wDK0 カーテンは10月の連休終わったあたりから、 晴天の日に少しずつ洗濯してるよ。 寒がりだし乾きづらいから年末には洗濯したくない〜。 810. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 20 14 50 ID j4eRizuW0 スポンジメーカーに勤めている奥です。 漂白するとすぐ駄目になるので、しないで下さい!と 聞かれたら、答えています。でもうちの会社は、漂白する前から 駄目駄目なんだけどね。 811. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 20 34 41 ID DrwWIZUP0 どうダメダメなのかkwskしたいところだw 812. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 21 10 16 ID KHnB1eV60 白いスポンジが無いのは何故なのか聞きたいなぁ 813. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 21 17 02 ID hQK+94pi0 798 今は、編んだアクリル毛糸の中にスポンジが入ってるのを使ってます。 ある程度泡立ちもいいし安いし良いですよ。でも、中のスポンジだけが早くへたっちゃう。 変色してるのかもしれないけれどアクリルたわしでくるまれてるからスポンジが見えないw 私も 803 さんと同じでお布巾&台布巾と一緒に朝外に干して日光消毒してます。 まな板も一緒に軒下にぶら下がってたりしますw 乾いたら引き出しへ。常に3個くらいをローテーションしてる。 私はダラだから、夜キッチンのお掃除が終わった後に漂白剤につけて朝まで放置してます。 熱湯は、前に排水口の中の匂い防止のカップが変形した事があるからもうしてないorz 洗い桶に熱湯を一度溜めて冷まして捨てるか、水を流しながらゆっくり捨てるかしてる。 814. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 21 33 04 ID 2q2wNZJ80 テレビでやっていたけど 日光消毒5時間 or 煮沸消毒10分で菌はほとんど居なくなるって言ってた。 うちはアクリルたわしを最後排水溝まで使ったら 洗濯石けんで手洗いし、そのままベランダで干す。(洗濯石けんで食器も洗う) 5時間以上干したものは戸棚にしまう。 ストックは5個です。 815. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 21 33 08 ID tJuwd4380 812 うちの近くの100均にはありますよ〜 ただ上にちょっと固めのゴシゴシ(茶色)が付いてます 使いたいけど8個くらい色んな色とセット;; 816. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 21 35 48 ID jg75RS7p0 日光消毒5時間って スポンジを乾燥させると言う意味なのかな〜。 817. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 21 36 52 ID KHnB1eV60 815 なんてタノシイ…orz 818. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 22 00 49 ID hQK+94pi0 814 あ、同じ。 私も粉石けんで食器も洗ってる。あのアワアワが楽しくて〜〜 排水口もシンクもアワアワで一緒にゴシゴシ。 819. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 22 31 39 ID FcfH1z3N0 812 あるよ。ラバーゼでぐぐって 820. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 22 37 22 ID DrwWIZUP0 812 前にラッコ型?の白いスポンジを使ってた。 でも使っているうちに微妙に色がついてくるんだよ… で、黄色いスポンジが多いのかも、と思う様になったw 821. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 22 37 46 ID KHnB1eV60 819 卵サンドみたいでかわいい(でも高い…orz) 822. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 22 39 46 ID KHnB1eV60 820 使ってるうちに色が…ってありますね 無印の白っぽいのを使ったときもそうでした 823. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 23 23 10 ID lY8accln0 ラバーゼは高いし無印は使い心地が良くない。 でも私も白もしくは黒のスポンジが欲しい。 今黒物てなぜか流行ってるから普通のメーカーから出ないかなー。 824. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 23 26 56 ID tWyzrdfm0 スポンジを新しいのに換えると、まもなくカレーを作ってしまう法則。 あっちゅうまにカレー色になるから、黒いいなあ〜。 825. 可愛い奥様 2008/10/22(水) 23 37 57 ID DrwWIZUP0 白は着色だけじゃなくて、ウレタンの劣化でも色が出てくるのかもしれないな。 白かったはずのものが、数年後黄色くなってるのも見るし。 焦茶色も、着色が目立たないという意味ではいいかも。 チョコレート色と言えば、キッチンにも馴染むしw 826. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 00 10 02 ID yvOvT0Wr0 白または黒のスポンジが欲しい人、 u.f.【ウフ】というシリーズはどうかな? 少し前にロフトで買いました。 なんか新しいブランド?みたい。 まだ使ってないんだけど、見た目はかわいい。 827. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 00 21 20 ID GQy9KSGTO 「キッチン」+「チョコレート色」 ↓ イニシャルG としか思えない…他の場所なら気にならないんだが。 828. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 00 46 21 ID sPz3ChLK0 827 あー、イニシャルGか… うちも夜に庭に出ると野性のデカイのがうろうろしてるけど、それはブラックだから 存在を忘れていたわ。 829. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 01 12 41 ID EkiaOLce0 827 そんな発想お忘れなさい〜、あなたGにとりつかれちゃうわよ〜 Σ( ̄□ ̄lll)!きゃー!IDを見て!!! 830. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 01 29 51 ID WDFa1JSS0 スポンジ臭わないから菌はいない!と思い込んでたがどうなんだろう・・・ そろそろ大掃除を考える時期ですが、 テレビショッピングのスチームモップが気になってます 831. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 02 13 19 ID kuAj7xAj0 826 u.f. ttp //www.ufuf.net/index.html これのこと?スポンジ見つからないけど。 ロフトにあるなら吉祥寺行くついでに見てみる。 832. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 03 08 26 ID xaMKFzp70 食洗機の電気代についておたずねした 725 です。 ご家庭によって電気代が違って当たり前ですよね。気付きませんでした。 レス下さった方ありがとうございました。 833. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 03 09 14 ID C9TF8KTM0 831 こっちじゃね? 黒いスポンジもあるよ ttp //www.ohe-co.co.jp/pro/pro6_1_1.html 834. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 04 25 13 ID 2TAY6MYD0 白いスポンジ、東急ハンズにあったよ 835. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 04 28 13 ID QcYc5iD+0 833 これ使ってます。ヨーカドーで確か¥178。 ソフトスポンジを食器用、研磨剤入りを鍋用にしてる。 結構固めでしっかりしたスポンジ。 洗剤は無印の白い詰め替えポンプに入れてるんだけど、 並べた感じはスッキリしてて良いです。 まだ使って一週間くらいだけど多分リピすると思う。 研磨剤無しでも黒が出たらいいのになー 836. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 05 49 24 ID kuAj7xAj0 833 ありがとう。 メールしてどこに売ってるか聞いてみた。 837. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 06 15 05 ID yXBDquRV0 急に思いついたのだが、食洗機のスイッチを入れるときに スポンジも中にプイするってどうなんだろう…。 結構な高温で洗ったりすすいだりするから、中で揉まれて とりあえず殺菌効果は高そうだが。すぐヘタるかな。 838. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 06 16 07 ID yXBDquRV0 プイってなんだ… ポイ です。 839. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 07 28 18 ID gJmhCV9J0 816 紫外線 840. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 07 50 11 ID V38QibDT0 プイがつぼw スポンジ話はあまり雑菌気にしすぎてもと思う流れ。 使うたびにしぼってある程度乾かしてればそこまで 気にするレベルじゃないと思うけどなあ。 皆昔からそうやってきたんだし。食洗機にプイ位の ついで・兼用の除菌作業があればいいだろうけど、 ほとんどシンクに皿を置くのが嫌みたいなのと同じ 精神的生理的な問題なんだから。 でも編んだアクリルたわしをふきんと同じように 何枚か用意する、というレスがシンプルで ちょっとひかれてる。スポンジやめてそうしようかな。 編めないから買ってきてになるけど。 841. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 08 01 08 ID pDA/72o90 アクリルたわし、くるくるっと束ねるだけでもいいらしいけどね。 それだとダイソーで買ってきた安いアクリル毛糸をで使い捨て 状態で使えるかなーと思ったことがある。 普段はサラッシュ使ってるので、カレーパスタなど油の多い料理に 使えると楽そうだ。サラッシュは黄色とピンクしかないのでいつも悩む。 白→汚れ目立つ→買い替え頻度うp→たくさん売れる だろうから白ほすぃ。 842. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 08 17 26 ID ht32ex/40 837 http //jp.youtube.com/watch?v=VqPz8k-Kxq0 NR=1 これを思い出したw 00 20〜 843. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 09 00 43 ID Jqyx0WMeP 830 雑菌がいるかいないかという問題なら 滅菌しない限り絶対にいるでしょ。 でも匂わないレベルだったら、 スポンジが原因で食中毒になったりはしないんじゃないかなあ。 だって洗剤をつけてこすって洗い流すのでしょ。 テレビCMとか、雑菌を強調しすぎなんじゃないかと感じる時がある。 人間だって雑菌だらけなんだしね。 844. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 09 10 47 ID uNeuJ1z80 スポンジはマメに代えたほうが 良さそうだけどね。 845. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 09 41 06 ID X6kHWUdm0 スポンジの雑菌が〜 って言っても、スポンジで洗った後、流水で流すんだから 気にするレベルの雑菌が残ると思えないけどな。 スポンジでこすって、すすがないで使う奥様はいないでしょ? 外国なら、いるみたいだけど。 846. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 09 53 10 ID HI2vwEKm0 風呂上がりに身体を拭くのに使っただけタオルも、濡れたまま放置したり、 室内で乾かしただけだと雑菌繁殖するんだもんね。 でもこれを洗濯なしで外で日光に当てるだけで 雑菌の繁殖が無くなるんだよね。 スポンジや布巾類もこまめに日光に当てるのが一番良さそう。 アクリルたわし派の方が多いみたいですが質問。 使用後にきっちり洗ってもなんだか脂っぽい感触が抜けなくないですか? 847. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 09 56 24 ID Jqyx0WMeP 845 雑菌多目のスポンジと 新品のスポンジで皿を洗って流水で流した後 皿表面の菌数を調べてもそんなに変らないと思うよ。 すすぐ水の中の菌数は影響があるだろうけど。 でも次につかうまでに外に干したりしなくても からからに乾くような水切れのいいスポンジがあったらいいなと思う。 848. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 10 19 45 ID rs+oto0a0 そこそこ雑菌あっても食中毒にはならないだろうと思うけど 除菌しないとスポンジや布系は臭くなるからやだよー 849. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 10 24 39 ID Jqyx0WMeP 848 それはそうだよ、もちろん。 ぬめったり匂ったりは気持ちよく使えないし論外だけど 実害と手間を考えて 自分は過度に気にしないようにしてるってだけ。 850. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 10 41 03 ID rs+oto0a0 849 そうだね〜あんまり神経質でも周りも疲れちゃうもんね 847 ちょっと前にも出てた「あみたわし」どうかなぁ? クロワッサンでペット用スポンジにと思って白いのポチってみた。 お風呂用スポンジも変え時だったので大きいのも。 届くのが楽しみだ。 851. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 10 41 56 ID rs+oto0a0 850 訂正 クロワッサン→× クロワッサンの店→○ 852. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 11 51 44 ID 4F3lzwJ5P 私は旭化成のズビズバ・ネットスポンジ愛用中 http //www.asahi-kasei.co.jp/saran/home/zubizuba/net.html 塩素漂白も熱湯消毒もおk へたりにくいし、色変わらない 853. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 11 59 51 ID 5ogFArxE0 同じズビズバの"あみたわし”愛用。 http //www.asahi-kasei.co.jp/saran/home/zubizuba/sarash.html 洗って干す。細かいところの汚れも磨きやすい。 数年持つんじゃないかな? トメが使っていたのと、愛用スレで知ってから使い続けてる。 もうスポンジには戻れない。 854. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 12 09 17 ID 5fanl0Ao0 ズビズバときたらパパパヤ などと思った私に年齢は聞かないでください 855. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 12 25 00 ID C9TF8KTM0 854 奥様やめてけれ 856. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 12 27 44 ID aldaweQn0 ゲバゲバ 857. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 12 27 54 ID csmkUAma0 ゲバゲバ 858. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 12 29 54 ID C9TF8KTM0 856-857 ゲバゲバ婚おめでとう。 仲人は天国の卜全にお願いしておくね。 859. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 12 30 47 ID Jqyx0WMeP 852 これ良さそう。 今日もホームセンターに行くので探してみるわ。 860. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 12 36 19 ID AHEGlL1n0 あみたわし愛用中だけど、色が変わってきて困っています。 塩素系漂白剤なしの生活なんですが、きれいにする方法ありませんかしら? 861. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 12 42 35 ID Or45n2+V0 父が飲食店勤務で保健所の人が来た時に スポンジは常に絞ってから置いて下さいって言われるって 聞いてから私も気をつけるようにしてる 862. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 12 44 14 ID ht32ex/40 861 え?それまでしてなかったの? 863. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 12 47 58 ID mDfs5YIR0 泡を含んだ状態で放置を推奨するCMがあったからでは? 864. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 12 49 10 ID Or45n2+V0 750 の骨格構造(除幕構造)のスポンジ探しに行ったけど なかった。もうちょっと頑張って探します 865. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 12 50 38 ID Or45n2+V0 862 はい。ぎゅ!ぐらいで置いてました 866. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 13 24 09 ID 0kdSyYqq0 食器用スポンジはびわこ(ふきん)又は無印の落ちワタふきんを折りたたんで使用しています。 よく泡立ちますよ^^ それら布なら煮沸もできますのでいかがでしょう?耐久性もあり乾きやすいです(^^)v ところでスッキリ奥様に質問ですが ガステーブルの奥の隙間はどうしてらっしゃいますか? 油汚れ防止のアルミガードとか売っていますが、あれを使えば汚れたままで拭きにくいし スッキリとは思えません。使いたくないんですがチャーハンした時など パラパラクズが奥の隙間に落ちますし、油も飛び散ります。 毎回ガス台を前にずらして掃除されていますか? 867. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 13 36 47 ID 8Bd2Cvd10 846 使用後にきっちり洗ってもなんだか脂っぽい感触が抜けなくないですか? 油っぽさが気になってきたら取替え時かな、と思ってます。 シンクやあちこち磨いてポイしてるけど 803 を読んで、どうせ捨てるなら 台所以外のところを拭いてもいいってことに気づいた! ここ読むといろいろ勉強になります。 868. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 13 43 40 ID jfGtkV5z0 866 毎回掃除はしないけど、週1くらいでガス台ずらして拭いてる。 何も敷いてないから、掃除はアッというま。 869. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 13 47 50 ID 0kdSyYqq0 868 あ、ではやはり隙間は空けたままですか。余計な物は極力つけないってことですね。 どうもありがとうございました^^ 870. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 14 12 43 ID jfGtkV5z0 869 空けたままです。 ヘンに小細工すると、掃除しづらくなっちゃうしね。 871. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 14 32 08 ID X6kHWUdm0 866 作業をするときだけ、アルミの油よけガードをして、 終わったら片付ければ、油や炒飯もほとんど飛びません。 ガードの内側に飛散した分だけ、拭いたらOK。 こんなふうに使えば、ガス台を移動しての掃除のとき、すごく楽ですよ。 872. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 15 11 02 ID pDA/72o90 私も 871 奥様と同じ方法。 アルミの油よけガードはダイソーで安いやつ買って 頻繁に取替えてる。 下手に隙間埋めたりするよりも、スッキリさせておいて こまめに掃除するほうが楽だと思った。 873. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 15 20 06 ID NfKzeBRr0 ガステーブルのあの隙間が嫌ってだけで家を新築したときにシステムキッチンにした。 あれさえなきゃ別にサンウエーブとかの置くだけのやつでよかったんだけど。 でも快適だ。 874. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 15 47 52 ID 9p0cf0Tn0 866 すごい、目から鱗だスポポポポーンのAA略 と、アクリルたわしを編む手をとめてみる 煮沸できるっていいなぁ 875. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 16 20 45 ID sPz3ChLK0 866 前のところではこれのニッセンバージョンがピッタリでした。今はIHだけど。 ttp //www.shinko-inc.co.jp/belca/belca-products-details/glass-series/ksg.htm 買ったらここのOEMで、こっちの方が好みだったorz でも検索ワードがわからなかったんだよー。 876. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 16 24 12 ID Z/0hKPYk0 今日、TVで見た奈美悦子の新居がすごいスッキリ! 白とステンレスで統一されたキッチン、かなり好みだった。あんな家で暮らしたい。 例えTVでも、キレイに片付いた家を見ると餅上がるわ〜 またどっかの番組でお宅訪問してくれないかなw 877. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 16 32 52 ID z5/vSJpG0 866 コンロ奥の隙間、とコンロ下の空間。 私は諦めて、コンロをずらしたり持ち上げたりして掃除してます。 汚れを溜め込まないようにはしていますが、 コンロを持ち上げたり斜めにしたりすると、故障の原因にもなるので程ほどにしたい。 この匙加減で悩みます... 油よけガード、あまり好きじゃなくてずっと使ってないのですが、これだとガスの元栓が汚れるんですよね。 独身の頃は一々締める習慣がなかったので、ぴったりとホイルを巻いていました。 これをやっておくとどんなに汚れても一発で綺麗に取れて良かったんですけど、今は主人に注意されて出来なくなってしまった。 今は油ものをやる時はフキンを掛けてます。 878. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 16 52 46 ID z5/vSJpG0 875 こういうのって不思議なんですが、元栓を締める時はどうすればいいんですか? 879. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 17 05 18 ID 1L6ZCX3+O アクリルたわし、たまに洗濯機に突っ込んで洗ったり煮沸消毒してるw ビヨルクのポットホルダー風に編んだのを使っています。 細かいところも洗えるし、薄いからギュッと絞って水切りしやすいよ。 880. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 17 08 36 ID sPz3ChLK0 878 前に住んでいたところは、元栓自体がなかったんですよ。 でも元栓を締めるとしたら、横の隙間から指でガラス板を押し上げて、そこから半分持ち上げた 状態にすれば、ちゃんと締めることも出来ると思います。 881. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 17 26 22 ID fgBlmb8N0 866 びわこと無印、使い勝手はそんなに変わりませんか? 無印なら近くで買ってくるんだけど。 882. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 18 22 04 ID boabOmcp0 ユニチャームの白いキッチンクロスを食器洗いに使っています。 (台拭きも兼用) 一日くらいでボロくなるから使い捨て感覚で。 傷もつかず、油汚れ、茶渋の良く落ちますよ。 かさばるスポンジなしでスッキリです。 883. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 19 40 37 ID dP0TXEgN0 882 うちもそれ使ってる。 以前、このスレで見て使い始めた。 1箱40枚入りで¥300ぐらいと安いし、毎日変えられるから気に入ってる。 たいてい朝に1枚出して、食器洗いに利用 → 最後にシンク洗いに利用してポイって感じかな。 台拭きは100均で不織布のクロス(15枚入)を買ってきて使ってるんだけど、 べつに白いクロスでもいいわけよね。 今度から台拭きもユニチャームにしよう。 884. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 20 11 27 ID 3qeubLo6O 奈美さん宅、ホントにシンプルで素敵でしたね〜 確か奈美さんだったと思うんですけど何かの番組内で、料理を作った後は毎回、換気扇まで洗うそうで、息子さんが友達の家に行った時に料理を作った後、換気扇を洗ってなくて驚いたと奈美さんに話してたそうです…(笑) 長文すみません 885. 871 2008/10/23(木) 21 13 27 ID 0kdSyYqq0 皆さん、ありがとうございます。本当にここは参考になりますね〜 なるほど、コンロ使うときにレンジガードをつけるんですか。 それもいい案ですね。 すき間ガードってこんな綺麗なのもあるんですね〜? ガス台が広く感じていいかも?ですね。 えっ・・・コンロ持ち上げたりしてると故障の原因になるのですか? それは知らなかったです。気をつけねば・・・ですね。 布巾をかけてカバーはいいですね。 886. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 21 18 15 ID 0kdSyYqq0 881 びわこは洗剤なしで洗えるといいますが、私はいつもフロッシュを使ってます。 ですから使い勝手はそう変わらないと思ってます。 無印は12枚500円ですから安いし気兼ねなく使えるし試しても損はないかもね? カゴの目隠しに落ちワタ布巾かけたり・・・とか 私は身体もそれで洗ってみました。 優しい使い心地でしたよ。 887. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 21 18 47 ID gFLs1McH0 コンロ持ち上げて掃除してたら故障したよ・・・ 火花が出る根元っぽいところのの配線がずれちゃったみたいで 火がつかなくなっちゃった。 すぐ直ったけど、それ以降持ち上げ掃除はちょっと怖いw 888. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 21 39 05 ID sPz3ChLK0 885 すき間ガード、結構いいですよ。 同じ高さになるので広く感じたし、元ダラ(目指し中)なのであまり掃除をしてない時期も あったのですが、コンロ下の汚れも以前に比べると全然違う感じで。おすすめです。 889. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 21 47 56 ID rs+oto0a0 皆本当に色々工夫してるんですね びわこ布巾とか、ユニチャームとか・・本当に感心して色々取り入れていこうと思った 今、シンク磨きは炊事の後片付けのたび(1日2-3回)してて キュキュット白で洗ってたんですが、泡を流すのに1回3L、1日9Lは水を使ってしまう。 それってどうなの?でも洗剤使わないと汚れが落ちないような気がすると悩んでたけど びわこなら昼間は洗剤ナシで夜最後の掃除だけキュキュットを使えばよい気がする。 ・・・と長々書いてしまったけど、皆さん素晴らしい!と言いたかっただけですw ガステーブルは油よけはしないと、元栓部分が傷んでしまうとどこかで見たので 871 さん方式or隙間ガードがよさそう。 私もガステーブルだったときは、毎日斜めにして拭いてましたがよろしくなかったんですね〜・・ 890. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 22 15 52 ID 0kdSyYqq0 888 コンロ下汚れが減りますか。それはいいなぁ! 私も一度探してみようかな。 うちはステンレスのガス台だからステン製品が見つかれば格好いいなぁ! 891. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 22 23 27 ID V8qBRpPw0 ttp //www.muji.net/store/cmdty/detail/4945247231489 これ使ってる人いる? ペットボトルで米びつ代わりにしてるんだけど こっちの方が 冷蔵庫開けた時オシャレかな〜 892. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 22 24 09 ID 0kdSyYqq0 さて、落ちワタふきんとお湯だけで洗い物実験を済ませましたのでご報告します。 長文でしょうがお許しください。 本日の晩ご飯の油の程度ですが たっぷり胡麻油で炒めた豚汁とサンマの油です。 サンマのお皿はウエスでふき取ってます。 あとはご飯とお漬物、野菜のお浸しですので汚れは少ないです。 洗い桶にお湯を溜めて 全ての食器を5分ほど漬けてから洗いました。 落ちワタふきんを洗い桶につけて濡らしながら、一枚一枚洗います。 (普段ならこの洗い桶にフロッシュを小さじ1くらい入れてます) すすぎはシャンパンタワーです。 びわこと変わらずにすっきり洗えましたよ(^^)v これなら安いし、手に入れやすいし良いかもです。 893. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 22 49 48 ID p/UHi0qu0 なんか変なテンションのが湧いてるね 894. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 23 02 03 ID 0kdSyYqq0 893 おかしかった? みんなそれぞれだし必要な人には参考になればいいかと思ったわ。 じゃやめとくね〜 ごめんねー 895. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 23 17 46 ID pQf8xHrf0 894 いや、参考になるよ。ありがとう。 ただ顔文字はちょっと・・・ 896. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 23 32 20 ID EkiaOLce0 荒らしな書き込みじゃない限りいいよ〜 それぞれ個性あるさ 891 そんな便利なものが! 米びつでいいのが無いと思ってたので 今は100均でこういうキャップを見つけて使ってます。 これはお米の袋を一部カットするだけで使えるところが便利なのですが メジャーカップは別置するか袋の中に入れるかしないといけないです。 お米の袋自体は引き出しの中に入れてます。 http //imepita.jp/20081023/845170 897. 可愛い奥様 2008/10/23(木) 23 55 48 ID EkiaOLce0 あ、間違った。袋の中に入れたらカップ出せませんw 別置です。 898. 可愛い奥様 2008/10/24(金) 00 42 55 ID y7FEBgUm0 891 ほぼ同じものを使ってます。 ファンケルの発芽玄米用ケース(旧タイプ)です。 お米を入れるのも楽ですし、計量しやすいので 重宝してます。 899. 可愛い奥様 2008/10/24(金) 00 58 40 ID OwVIzcFJ0 891 無印ではないけど、ほとんど同じ形の物を3年くらい使ってます。 オシャレかはわからないけど普通に便利です。 今は2個をローテーションしてますが、 1キロ余るのでもうひとつ増やそうか考え中です。 蓋の計量カップはまったく使ってないんですけどw ちなみに、無印の物は容器の持ち手側の方が少し細くなってますが 我が家のは蓋がどちらでもはまる形です。 900. 可愛い奥様 2008/10/24(金) 01 14 26 ID Nucozhpl0 891 これ安くていい!無印よく行くのに知らなんだー。 896 こんなのもあるのか…毎回、砂糖の補充でイライラしてるなか、 皆はこんなに便利なものを使ってたのか…(・∀・lll) しかも100均とかww超ウケルwww ちょっと100均行ってくるわ。
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/1538.html
ある晴れた昼下がりのことである。 談話室のソファに腰掛けるラルは独り物思いに耽っていた。 その内容とはどうすれば俺との仲を今以上に深めることが出来るのかというもの。 しかしながら肝心の案が全く浮かばず、かれこれ小一時間こうして頭を悩ませているのだ。 プレゼントを贈るという手も考えたが統合戦闘航空団の司令という立場上、易々と街に出掛けることが出来ないことに気付き、あえなく断念。 添い寝も連日連夜行っている上にむしろそれは自分が彼の温もりを欲して布団に入り込んでいるため、これもまた贈り物にはならない。 ラル「……はぁ」 時間だけが空しく過ぎていき、焦れば焦る分だけ考えをまとめることが出来ず、それが更なる焦りを生み出すという悪循環に陥っている最中、不意に談話室の扉が音を立てて開いた。 完全に意識を集中させていたため、突然の物音に身体を強張らせたラルが扉のほうへと視線を移すと、ちょうどニパとサーシャの二人が室内に足を踏み入れるところであった。 自分を見つけ、軽い笑みを伴った会釈のあとに向かいのソファへと二人が腰を降ろす。 ニパ「どうしたんですか?」 ラル「あぁ……たいしたことじゃないんだ」 珍しいですねと言いたげな瞳が送る眼差しから顔を背ける。 ラルの胸の内では彼女たち二人にこの悩みを打ち明けるべきか否かについて大論争が繰り広げられていた。 が、少女の悩みが全く解決へと向かわないように会議もまた進展を見せなかった。 悩みが増えてしまったと小さく歯噛みをしているとサーシャが口を開く。 サーシャ「何か悩み事ですか?」 ラル「まぁ、そんなところだよ」 サーシャ「……もしかして、俺さん絡みでしょうか?」 喉許まで込み上がってきた呻き声を何とか飲み込み、小さく頷く。 途端に花が咲いたかのような微笑みを向けてくるサーシャ。 隠すつもりはなかったのだが、こうもあっさりと見破られてしまうと何故だか悔しくなる。 どうして彼女は自分が俺のことについて悩んでいるのだと分かったのだろうか。 サーシャ「顔に出ていましたよ?」 ラル「そう……なのか?」 ニパ「いつもと違いましたから」 口元を綻ばせたニパがサーシャの言葉を補う。 その言葉にラルが眉を顰めた。いつもと違うとは一体どういう意味なのか。 ラル「いつもと違う?」 サーシャ「悩んでいるときの顔ですよ」 ニパ「普段見せる悩み顔と違って……何と言うか」 サーシャ「ふふっ。女の子らしい顔でしたよ?」 ラル「なっ!?」 ニパ「そうそう! まさにそんな感じでした!!」 全く自覚がなかったが、まさか彼女たちの目にはそのように映っていたとは。 気恥ずかしさに耐え切れず、反射的に手近にあったクッションで顔を隠してしまう。 落ち着け。自分は第502統合戦闘航空団の司令だ。 こんなことで動揺するわけにはいかない。 ましてや、こんなクッションで顔を隠すなどという子供じみた真似はいますぐやめるべきではないか。 しかし、そう言い聞かせても腕は中々下ってくれない。 どうやら司令としての矜持より、羞恥からの逃避の方が勝っているようである。 サーシャ「隊長? よかったら聞かせてくれませんか?」 ニパ「もしかしたら、私たちも力になれるかもしれませんし」 ラル「…………わかった。ただし! 絶対に口外するなよ?」 もちろんです、と満面の笑みを作って首肯するサーシャとニパ。 ほんの一瞬だけ生じた逡巡を切り捨てて、おずおずとクッションを下ろしたラルは徐に口を開いた。 恋人らしく俺に何かして、喜ばせてやりたいということ。 だというのに何もアイディアが浮かばないということ。 焦れば焦るほど考えがまとまらないこと。 全てを洗いざらい話すと彼女らは真剣な面持ちで何度か頷いてみせる。 サーシャ「たしかに……隊長の立場では簡単に基地を空けることは出来ませんからね」 ニパ「……あ」 サーシャ「ニパさん、何か思いつきましたか?」 ニパ「えっと……手作りのお菓子とかどうですか?」 サーシャ「…………たしかに、それでしたら街に出ることなく用意が可能ですね」 ラル「手作りのお菓子、か……ふむ」 顎に手をやり考え込む。 統合戦闘航空団ではウィッチたちが定期的にそれぞれ自国の料理を作って食事をしており、ラルもロスマンとクルピンスキーの両名と共に何度かカールスラント料理を振舞った経験があった。 自分の料理の腕前については心配する必要はないだろう。 そこまで手の込んだ物を作る時間は残っていないが、夕食後の軽いデザートになるものなら何とか間に合うはずだ。 ラル「そうだな。それでいこう」 ただ今回は隊員たちにではなく俺のために腕を振るうのだ。 些か恥ずかしい気持ちもあるものの自分が作った菓子を食べて笑顔を浮かべる俺の姿を見ることが出来るのなら、努力する甲斐があるというものだ。 二つ返事でニパの案を採用し、さっそく何を作るか思案に暮れる。 ラル「クッキーなら簡単に作れる」 洋菓子も良いが、俺の故郷である扶桑の和菓子を作って驚かせる案も捨てがたい。 もっとも、そうする場合は定子に作り方を教わる必要がある上に上手く作れるかどうかも不安であるため、今回は無難にクッキーにするとしよう。 一口にクッキーといっても種類は様々だ。 生地にココアを練りこむのも良いし、チョコチップを混ぜ合わせるのも良い。 こうしていざ突破口が開くとアイディアも自然と湧き出てくるものだなと胸を弾ませていると、 サーシャ「あ、それが今クッキーの材料や他の食材を切らしていまして。俺さんに買いに行ってもらっているんですよ」 ラル「えっ」 ニパ「今ある材料はチョコレートくらいですよ?」 ラル「チョコレートか……上手く出来るかな……」 焦がしてしまわないだろうか。 俺の好みが分からない以上甘くすれば良いのか、それともほろ苦くすれば良いのか。 再び胸に迷いが生じ、こんなことなら事前に味の好みを聞いておくべきだったと俯く。 ニパ「大丈夫ですって! 溶かして型に流し込んで冷やすだけじゃないですか!」 ラル「そ、そうか……?」 サーシャ「隊長ならきっと出来ますよ。俺さんを喜ばせてあげたいんでしょう?」 そうだ。日頃から世話になっている俺のためにも弱音など吐いてはいられない。 クッキーだろうがチョコレートだろうが、無事に作り上げて満足させてみせる。 ラル「……あぁ、そうだな。私は肝心なことを忘れていたようだ。料理は愛情、だったな」 以前に目を通した情報誌に書かれていた言葉を反芻する。 大切なことは技術ではなく、愛しい男に贈る料理にどこまで愛情を注げるかどうかなのだ。 俺を愛する気持ちなら誰にも負けないと自負するラルは二人に感謝の言葉を述べ、談話室を後にして食堂へと向かう。 クルピンスキー「やぁ、隊長。今日も綺麗だねっ!」 ラル「……なんだ?」 後ろから澄んだ声音が投げかけられたのは足取りが自然と軽やかになっていくときである。 足を止めて振り向くと爽やかな笑みを湛えたクルピンスキーが歩み寄ってきた。 やけに愛想の良い微笑みに眉を顰める。 クルピンスキー「俺のためにチョコレートを作るんだってね」 ラル「……盗み聞きとは感心しないな」 クルピンスキー「そんな人聞きの悪い。たまたま通りかかったら聞こえてきただけだよ」 クルピンスキーの瞳に宿る真摯な光を捉えたラルは彼女の言葉を信じることにした。 よくよく考えれば盗み聞きをされた程度で何が起こるというわけでもない。 料理の邪魔さえされなければ構わないし、聞いた上で邪魔をするほどクルピンスキーとて幼稚でないことはJG52時代から知っていた。 ラル「それで、私が俺にチョコを作ることがどうかしたのか?」 クルピンスキー「うん、そのことなんだけど。隊長ってチョコレート作ったことあるの?」 ラル「……」 クルピンスキー「ないみたいだね」 沈黙を肯定と受け取ったクルピンスキーが一歩歩み寄り、顎に手を添えて視線を注ぐ。 噂では別部隊のウィッチがその涼やか且つ妖艶な眼差しを受けて陥落したとか。 真偽の程は定かでないが少なくとも自分に同性愛の趣味は無いし、心に決めた男性もいるためラルは流れるような動作でクルピンスキーの繊手を払いのけた。 ラル「用件を言え。聞いているなら分かるだろう? 私も暇じゃないんだ」 クルピンスキー「そんな連れないこと言わないでよ。僕も協力するからさ」 ラル「……なに?」 片眉がぴくりと持ち上がる。 一体どういう風の吹き回しなのだろうかと怪訝に彼女を見つめ返してしまった。 ラル「そういうお前はチョコを作ったことがあるのか?」 クルピンスキー「僕? ないよっ」 ラル「……」 クルピンスキー「僕も詳しいチョコレートの作り方は知りたいし隊長と一緒に覚えていきたいなぁと思ってね。それに二人揃えば何とかなるかもしれないでしょ?」 ラル「それがお前の“協力”というわけか」 クルピンスキー「うん。どうかな?」 ラル「…………わかった。そういうことなら頼もうか」 しばし黙考し、頷いた。 そもそも俺との仲を取り持ってくれたのは他の誰でもないこの少女である。 もしもクルピンスキーの後押しが無ければ俺に対する恋慕の感情にも気付けなかったのではないか。 そうなれば、俺と共に日々を過ごす幸せも。こうして彼のために頭を悩ませることもなかったのかもしれない。 言うなればクルピンスキーは自分と彼の仲人のようなものなのだ。 その彼女が協力すると言ってくれているのだ。無碍にすることはできない。 クルピンスキー「うん。こちらこそよろしく」 ラル「ただし条件がある」 クルピンスキー「条件? 別に構わないけど……何かな?」 ラル「それはだな……」 ジャケットをハンガーにかけ、シャツの上からエプロンを身につける。 脇腹から垂れる紐を腰の辺りで結び、念入りに手を洗った後で取り出したチョコレートの箱を開封していくとカカオの甘い香りがウィッチ用の小さな厨房を包み込んだ。 まず初めにチョコレートを刻まなければならず包丁を取り出す。 クルピンスキー「それで、どうしてロスマン先生までいるのかな?」 それまで沈黙を守ってきたクルピンスキーが顔を引き攣らせながら疑問を口にした。 ジャケットを壁に備え付けられたフックにひっかけ、ネイビーブルーのエプロンを着こなす彼女は隣に立つ小柄な女性ことエディータ・ロスマンを尻目にラルの隣に立つ。 心なしか額には冷や汗のようなものが浮かんでいた。 ラル「条件があると言っただろう」 巧みに包丁を動かしながら危なげない手つきで焦げ茶色の板をまな板の上で刻んでいくラルが目線を動かさずに返す。 集中しているせいか、そっけないとも取れる返事にクルピンスキーが言葉を濁らせた。 クルピンスキー「そ、そうだけどさ……」 ロスマン「私がここにいちゃいけない理由でもあるのかしら?」 日頃身にまとうベストと同じ黒のエプロンを身に着けたロスマンが戸棚からボウルと型を取り出しながら口元を吊り上げた。 挑発めいた不敵な流し目を前に溜息を吐いたクルピンスキーが首を横に振った。 クルピンスキー「……ありません」 ラル「まぁいいじゃないか。三人集まれば文殊の知恵、扶桑のことわざだそうだ」 クルピンスキー「隊長には敵わないよ……」 ラル「そう項垂れるな。協力してくれるんだろ?」 クルピンスキー「わかったよ。乗りかかった船だ……最後までお供しましょ」 ロスマン「ところで隊長。味の方はどうするんですか?」 ラル「そこが悩みの種なんだ」 問いかけにラルが手の動きを止めた。 思えば自分は俺が好む味を知らない。夕食のときに披露した料理の味を彼は他の隊員たちと同じように絶賛していたが、好みの味付けだったのだろうか。 塩気が強すぎたかもしれない。味が薄かったかもしれない。 そんなことを考えていると肩に手を乗せられた。 クルピンスキー「大丈夫だよ。隊長の食べる料理を俺は喜んで食べていたじゃないか」 ラル「そうだが……」 ロスマン「初めから上手くいく人なんかいません。まずは自分が思うように作ってみてはどうですか?」 ラル「……あぁ、ありがとう。流石は“先生“だな。今の言葉は胸に響いたぞ」 クルピンスキー「ねぇねぇ。僕は? 僕は?」 ラル「もちろんクルピンスキーもだ」 クルピンスキー「も、って何さ……まぁ、いいや。続きを始めよう」 ロスマン「そうですね。早く仕上げないと俺さんが帰ってきてしまいますし」 頷き、再びチョコを刻み始める。 隣に立ったクルピンスキーも開封済みのチョコレートを手にして慣れた動作で包丁を動かしていくと不意に腕を止めた。 微動だにしない彼女の姿が視界の隅に入り、つられるように手を休めたラルが視線を移すと彼女は考え込むように眉を顰めていた。 クルピンスキー「隊長……俺が喜ぶチョコレートが分かったよ」 ラル「なにっ? 本当かっ?」 瞳を輝かせクルピンスキーに縋りつく。 やはり伯爵の協力を受け入れたのは正解だったようだ。 そう思いつつ見上げると、クルピンスキーの表情はいつになく真剣な顔つきに変わっていた。 クルピンスキー「うん。ただ……これは少し大掛かりになるよ?」 まるで手術の危険性を患者に伝える医者のような口ぶりのクルピンスキー。 ラル「なんだ? 教えてくれ」 分かったよと頷いたクルピンスキーは意を決した面持ちで口を開いた。 クルピンスキー「隊長……」 ラル「あ、あぁ……」 クルピンスキー「服を脱いで裸になって」 その言葉が放たれた瞬間、厨房に沈黙が広がり、ラルは開いた口を塞ぐことが出来なかった。 服を脱げなどという余りにも唐突な展開に理解が追いつかずにいた彼女を他所に、真っ先に我を取り戻したロスマンが何処からとも無く取り出した指示棒を振り上げる。 ロスマン「こんのエセ伯爵がぁ!!」 クルピンスキー「あぅぅぅ! 違う! 違うんだよ!」 ロスマン「何が! 違うって! 言うのよ! この! この!!」 ラル「まぁ待て。話してみろ」 ロスマン「た、隊長! 本当に服を脱ぐんですか!?」 指示棒でクルピンスキーの頬をぐりぐりと突きまわすロスマンを抱き寄せて引き離すと彼女は目を見開いて見上げてきた。 脱ぐつもりは断じて無いが彼女が何を思ってそのような言葉を洩らしたのかに純粋に興味があったのだ。 ロスマン「まったく……」 ラル「すまないな。それで? 服を脱いで裸になることと俺が喜ぶことはどう関係するんだ?」 クルピンスキー「あいたた……まず服を脱ぎます」 ラル「ほぅ」 クルピンスキー「次に裸になった隊長の上からチョコを塗りたくります」 ラル「……………………そ、それで?」 自然と顔が引き攣っていくのがわかる。教えてくれと自分から頼んでおきながら、嫌な予感しかしなかった。 クルピンスキー「俺にそのチョコを食べてもらいます」 ラル「…………で、ででででで、出来るわけがないだろうが!!」 クルピンスキー「どうしてさ! 考えてみなよ! 好きな人の裸だよ!? 喜ばないわけがないじゃないか! ましてやその上にチョコを塗りたくってるなんて……俺なら絶対に喜ぶよ!!」 ラル「うっ……そう、なのか?」 鼻息を荒げて両の拳を握り締めるクルピンスキーが一歩詰め寄り、彼女が放つ威圧感に一歩退いてしまう。 真っ直ぐに自分を貫くクルピンスキーの眼差しを前にした瞬間ラルの頭の中に、ある光景が投影された。 ベッド近くのスタンドがぼんやりと照らす暗い部屋のなか。 服を脱ぎ捨て、素肌の上にチョコを塗りたくった自分を見つめる俺と彼に寄り添う自分の姿。 純白のシーツに押し倒される自分。若さの衝動を抑えられず二つの影はゆっくりと一つに重なり、そして…… ラル「~~~~~~~~~~っっっっっ!!!!????」 声にならぬ絶叫を上げてラルが紅潮させる頬に手を添え指の隙間からは、“ぼふん“という音を立てて白い湯気のような気体が漏れ出し始めた。 目は見開かれ、全身が小刻みに震えている。 戦場では勇ましい姿を晒す姉御肌の彼女であるが、その動揺ぶりから男を知らぬ立派な生娘であることが窺えた。 ロスマン「そんなの喜ぶのはあんただけでしょ! 大体どうしてそんなに自信を持って力説出来るのよ! あと隊長も信じようとしないでください!!」 クルピンスキー「だって、男はみんな狼だって俺が初めて会ったとき言ってたんだもん……」 拗ねたように両の人差し指をつんつんと突き合わせるプンスキー伯爵。 ラル「……悪いが、い、いくらなんでも……その案だけは無理だ」 俺が自分の身体に性的な興奮を覚えているのも自分を気遣って手を出すような真似に出ないことも知っていた。 たしかに毎夜同じベッドで眠りについているが決定的な一線は越えておらず、そのことは俺にとって少なからず負担になっているのではないか。 ラル「そういうのは……今は駄目なんだ」 俺が必死の思いで内なる自身の本能を抑え込んでいるからこそ、そんな彼を刺激するようなことだけはしたくない。 それに、今回は日頃から世話になっていることへの感謝の意も込めているのだ。 そんな卑猥な形で表現したくはなかった。 ラル「まだ…………早いんだ」 ロスマン・クルピンスキー「…………まだ?」 ラル「あっ! いや! 違う! 違うんだ!!!」 自分でも知らないうちに零していた言葉にラルの頬に差し込む紅色が濃さを増す。 両手を目の前に突き出して振って見せるもクルピンスキーは悪戯めいた笑みを、ロスマンはどこか呆れたような眼差しを送ってくる。 二人の視線から逃げるように調理を再開するも胸の高鳴りは激しくなるばかりであった。 気分を紛らせようと刻んだチョコレートの一つを口元に運ぶと舌の上で甘い味が広がった。 唾液と混ざり合ってとろとろに溶けていく様はまるで今の自分の頭の中を表しているようであった。 ロスマン「隊長。お湯の用意が出来ましたよ」 ラル「…………はぅ」 唇から熱を帯びた吐息が零れ落ちる。 彼女の青い瞳はまるで蕩けたように潤んだ光を帯びていた。 どうして自分はあんなことを言ってしまったのだろう。 クルピンスキー「隊長? たいちょー」 ラル「っ!? あ、あぁ……ありがとう。助かる」 我に返り、理性の光を瞳に取り戻すラル。 刻んだチョコレートをボウルに入れて湯銭にかける。細かく刻んだ甲斐あってか溶け切るのに然程の時間は要さなかった。 型に流し込んで一時間ほど冷蔵する段階へと入り、一息吐くために隣の食堂に入って椅子に座る。 ラル「ふぅ……」 ロスマン「お疲れ様です」 ラル「あぁ……思ったよりも疲れるんだな」 クルピンスキー「作り慣れないからね。とりあえず後は固まるのを待つだけかな」 ロスマン「きっと上手くいきますよ。俺さんのためにあんなにも頑張っていたんですから」 クルピンスキー「お熱いよねぇ」 ラル「う……そんなに、からかうな……」 ロスマン「ごめんなさい。可愛かったもので……」 クルピンスキー「そんなに照れなくても良いのに」 ラル「う、うるさいな……」 それから軽い談笑を楽しんでいる間に一時間が経過し、冷蔵しておいたチョコレートを取り出して最後の仕上げに取り掛かった。 白のクリームで俺に対する想いを固まったチョコの上に書き付けていく。 何度も口にした言葉を文章にして表すのは存外に気恥ずかしいが、不思議と嫌な気分はなかった。 ラル「よしっ!」 後は文字が崩れないよう念のためもう一度冷蔵するだけだ。 クリームを手元に置いて額に浮かぶ汗を拭うラルの口元は満足げに綻んでいた。 そんな彼女の傑作を脇から覗き込むクルピンスキーとロスマンも優しげな笑みを湛える。 クルピンスキー「お疲れ様」 ロスマン「これならきっと俺さんも喜びますよ」 ラル「あぁ。二人のおかげだよ。本当にありがとう」 振り向き、素直に礼を告げる。 彼女らのサポートが無ければ俺が帰ってくるまでに間に合わなかったはずだ。 こうして何事も無く完成させることができたのも偏に二人のおかげである。 同時に手作りの菓子を作るよう勧めてくれたニパとサーシャたちに対してもラルは胸の内で感謝の言葉を述べた。 ラル「さてと。後は片付けだけだな」 クルピンスキー「最後まで協力するよ」 ロスマン「早く済ませましょう。俺さんが帰ってきてしまいます」 ラル「何から何まですまないな」 その後、後片付けを終えたクルピンスキーとロスマンの二人は一足先に厨房を去っていった。ちゃっかり自分たちの分のチョコレートを作っていたのだから驚きである。 ラル「ふふっ」 完成したチョコレートを見下ろすラルが口元を緩めた。 形、色艶ともに完璧な出来だ。味も甘さとほろ苦さの均衡を見事に保ち、口どけも良い。 これならば胸を張って俺に贈ることが出来る。 ラル「ふふふっ」 自然と弾んだ笑い声が唇から漏れ出す。 窓から差し込む茜色の光が穏やかな笑みを浮かべるラルの美貌を照らす。 俺「……ただいまって、グンドュラ?」 ラル「お、おれ!?」 俺「珍しいな。今日の食事当番はお前じゃなかったよな?」 疲れきった声と共に俺が左手に食材を抱え込んで厨房に姿を見せた。 疲労の痕が深々と刻まれた容貌に脱力する声音からどうやら職員用の厨房にも食材を届けていたようだ。 肩を回すと関節から小気味良い音が聞こえてくる。 ラル「あ、あぁ。いや、少し用事があって、な」 今ここで渡しても良かったのだが夕食前に渡すのも気が引けたため、後ろ手に隠す。 それまでは良かったのだが箱に収める前に俺が現れた所為でせっかくの傑作を素手で掴んでいる状況にラルは気付かずにいた。 彼女の胸を占めるのは俺に自分の手作りチョコを渡す今宵の光景だけだった。 ラル「そ、それでな。今日の夜は……空いているか?」 俺「もちろん。お前のためなら無理やり空けてみせるさ」 ラル「そ、そうか!!!」 快活な笑みを伴って返す俺を前に声を弾ませたラルが嬉しげに身体を揺らしたその時である。 ――パキリ と何かが真っ二つに割れたような音が厨房に響いたのは。 ラル「…………えっ?」 俺「……何か……今、割れたような音がした気がするんだけど」 ラル「き、気の、せい……じゃないか」 それまで軽やかだった彼女の声音が一転して抑揚の無いものへと変わっていき、瞳もどこか虚ろになり焦点が定まらなくなった。 音が鳴り響くまで一枚に繋がっていた板状のチョコレートは左右の手にそれぞれ短いものが一枚ずつあるという状態である。 段々と背筋が凍りつく感覚を覚えたラルはふらつきそうになる足元に力を込めて、直立の体勢を維持する。 俺にだけは悟られたくないという思いが放心する今の彼女の原動力となっていた。 俺「そうか? ってグンドュラ!? 顔の色が青いぞ!?」 ラル「それも……気のせい、じゃないか?」 俺「どこか具合でも悪いのか!? 何だったら今から医務室に行って」 ラル「く、来るな!!」 俺「っ!?」 ラル「あ、いや! 違う! いまのは……違う。そうじゃない……違うんだ……」 俺「…………あぁ、わかったよ。今は一人が良いってことだよな?」 ラル「……」 無言で頷くと俺は厨房に入って来たときに浮かべていたものと変わらぬ笑みを作って見せるがラルは見てしまった。 黒い瞳に浮かぶ不安とも寂しげとも取れる光を。 胸が痛む。原因は自分にあるというのに彼に気を遣わせてしまい、更には優しさに甘えてしまった。 俺「もう行くけど……出来たら俺にも何があったか教えて欲しい。俺が言えたような台詞じゃないが、お前には……独りで悩んで欲しくないんだ」 ラル「…………すまない」 俺「じゃあ……行くな」 扉が閉まり、一人厨房に残された。 恐る恐る左右の手に持つチョコを目の前に回すと俺に宛てたメッセージが丁度真ん中から割れていた。 まるで自分の愛情が見えない何かによって引き裂かれたかのような光景に目頭が熱くなる。 あれだけ苦労し、クルピンスキーとロスマンも手伝ってくれたというのに。 今までの努力が水泡に帰してしまったことへの悔しさと俺に何と言って渡せば良いのかという悲しさが涙となって込み上げてきた。 ラル「……っく」 乱暴に瞼を擦り、箱の中にチョコを押し込む。 躊躇いを切り捨てて蓋を閉め、封を施すと脇に抱えて厨房を後にした。 この季節ならば暖炉の前に置かない限り溶けることはないだろう。 ましてやここは北国ペテルブルク。暖房の無い自室の机においておけば問題はないはずだ。 徐々に歩く速度を速めていき、遂には何かから逃げるようにラルは自室へと引き返していった。 普段ならば軽いはずの足取りが今日に限ってはやけに重く感じられる。 俺に予定を尋ねた手前こんなことを言える立場でないのは分かっているが、今日だけは彼に会いたくなかった。 廊下を歩きながら手に持つ箱に視線を落とす。 深いブルーの包装紙によるラッピングが施されたそれは見た目こそ上品だが中身は自分が割ってしまった傑作だった手製のチョコレート。 ラル「どうして……」 壊れたチョコなど貰ったところで喜ぶはずがないというのに、どうして持ってきてしまったのだろう。 例え壊れていても自分の努力と背中を押してくれた部隊の仲間たちの想いがこのチョコには詰まっており、割れたからといって易々と捨てることが出来ないからなのだと自分に言い聞かせる。 そうでもしなければ、きっと自分はすぐに引き返してしまうはずだから。 扉の前で止まり、大きく息を吸っては吐き出す。 深呼吸を数回に渡って繰り返し、意を決したような面持ちで手を持ち上げて扉を叩いた。 扉を開けると廊下にはやはりというべきかラルが立っていた。 一瞬彼女が手に持つ包装紙に包まれた長方形状の箱に目がいくが、すぐに視線を持ち上げて部屋のなかへ通す。 俺「正直に言うと、今日はもう会えないかと思っていた」 ラル「…………私も。どんな顔をしてお前に会えば良いか分からなくて、な。今日はやめよう思っていたんだ」 俺「それでも来てくれた。嬉しいよ」 ベッドの上に腰掛ける俺が穏やかな口調で本音を語る。 あのとき自分は確かに隣に腰を降ろした少女からの拒絶を受けた。 恋仲となってから受ける初めての拒絶。 ほんの一瞬だけ目眩がしたが、すぐに我を取り戻すことが出来たのは焦点が定まらない彼女の青い瞳に漂っていた悲しげな光を目にしたから。 ラルが意味も無く自分を拒絶するとは考えられなかった俺はすぐにその光が、その光を湛える原因が彼女を突き動かしたのだと判断した。 ラル「さっきは本当にすまなかった。すこし、混乱していて……」 俺「気にしないでくれ。むしろ、新鮮さすら覚えるってもんだ」 ラル「そう言ってくれると、助かるよ」 俺「それで……もしかして今日の用事はその手の中にあるやつと関係しているのか?」 俺の言葉に身体を強張らせたあと無言で頷くラル。 気まずげに視線を泳がせる様子は言葉の選択に苦心しているようにも見える。 ラル「おまえには世話になっているから感謝の意味も込めて作ってきたんだ……」 俺「どちらかといえば世話になっているのは俺のほうなんだけどな……でも、ありがとう。そういうことなら遠慮なく貰うよ」 ラル「あまり、期待しないでくれ……」 推奨BGM: 顔を背けるラルから手渡された箱を受け取り、包装紙を剥がして蓋を開ける。 中には白いクリームで文字が書かれた長方形のチョコレートが納められていた。 変わった点を挙げるならば、そのチョコレートが真ん中から左右に割れているということか。 ラル「すまない……せっかく、俺のために作ったのに。割ってしまって……!!」 俺「……あぁ」 ぼやきにも似た返事を返す俺は全てを理解した。 あの乾いた音はチョコレートが割れた音。 自分に贈るために作り上げたチョコレートを彼女は自らの手で割ってしまったからこそ、瞳に嘆きの色を湛えていたのだ。 あのとき放たれた言葉も自分にそのことを知られたくなかったから。 俺「……」 ラル「こんな割れたチョコなんて貰っても嬉しくない……か。当たり前か」 俺「…………まったく」 溜息と共に俺は胸中で零す。 彼女にとって丹精込めて作ったチョコを自分の手で割ってしまったことは辛かっただろう。 だが、割れたチョコレートを受け取って落ち込むほど自分の器は小さくない。 深く落ち込んでいるということはそれだけ彼女が自分のためを想って作ってくれたという証ではないか。 そんな彼女をどうして責めることが出来るのか。 俺「嬉しいよ……グンドュラ」 ラル「う、うそをつくなっ!」 俺「本当だって。それに……んぐ……こんなに、美味しいぞ?」 角のほうを小さく齧ってみせる。 甘さと苦さのバランスが見事に取られたチョコレートの風味が舌を覆っていく感覚を感じながら小さく笑みを浮かべる。 それでもまだ信じられないのかラルはぷいっと顔を背けてしまった。 俺「お前だって味見はしたんだろう? なのに、どうしてそんなことが言えるんだよ?」 ラル「だ、だって……そんな、割れたものだなんて」 俺「形と味は関係ないぞ? それとも、俺の言葉は信用できないか?」 ラル「そんなことはな――」 否定の言葉が最後まで紡がれることはなかった。 白いシーツの上に押し倒されたラルの唇は俺のそれによって塞がれていた。 ラル「んむっ!!??」 押し倒され、挙句の果てには唇まで奪われるという突然の事態に目を丸くする。 次の瞬間には唇の合間に滑り込まされた舌を通して彼のために作り上げたチョコレートが口の中に侵入してきた。 口移しで伝わるチョコレートの甘い味に頭の中が霞でもかかったかのような感覚に陥る。 物事を冷静に考える力が低下し、いつしか大人しく身を任せた。 俺「んっ……んぅんっ」 ラル「むぅっ……んむ……んぅぅ」 初めの内は身を任せていたラルであったが徐々に自ら舌を動かして彼のそれと絡め、互いの口の中へ溶け切ったチョコレートの移し合いを始めた。 嫌悪感は微塵もない。相手が世界中の誰よりも愛おしい俺だからこその行動であった。 思えば彼から求めてくるのはこれが初めてなのではないか。そう思った途端に胸の中が温かいもので満たされていった。 ラル「っは……お、れ。もっと……んっむぅ」 唇と唇を重ね合わせるものとは違う濃厚な口づけ。 いつしか頭の中はチョコレートのように蕩けていた。 何も考えることが出来ず発情した獣のように互いの唾液を貪り続けること数分。 俺「っはぁ」 ラル「ぷはっ……い、いきなり何を……」 俺「ごめんな。でも、甘かっただろう?」 ラル「…………こんなことしなくても、わかる」 俺「だって俺が言っても中々信じてくれなかったじゃないか」 言葉を詰まらせるラルを今度は片手で抱き起こし、膝の上に座らせた俺が彼女を強く抱き寄せた。 その温もりを、柔らかさを独り占めするかのように。 誰にも渡さないといわんばかりの抱擁にラルも抱きしめ返すことで応える。 俺「買い物に行っている間……ずっと、お前のことばかり考えてた」 ラル「……おれ?」 俺「数時間……たった数時間なんだ。そんな短い時間でも……グンドュラに会えなくて俺は、寂しかったよ」 怪訝そうに首を傾げるラルに構わず続ける俺が彼女の腰に回す手をサイドテーブルの上に置かれた箱に伸ばして自分が齧ったものを掴み取る。 箱の中に納められたチョコレートを持ち上げると刻まれた文字も同様に真ん中から左右に分割されていた。 俺「このチョコさ。二つ合わせて初めて一つになるだろう? きっと、俺たちも同じなんじゃないか」 どれだけ想いが通じ合ったとしても離れていては話すことも抱きしめあうことも出来ない。 如何に愛し合っていても独りだけでは伝えたいこともままならないのだ。 彼女が贈ってくれた、このチョコレートのように。 ラル「もういいよ……わかったから」 俺が何を伝えたいか察したラルは片手を彼の背に回し、もう片方の手をサイドテーブルの上に乗せられた箱の中から残りのチョコレートを手に取った。 ラル「おれ……」 俺「……グンドュラ」 引き寄せられるように互いの手が近づく。 二つに割れたチョコレートが本来の姿を取り戻し、クリームで描かれた白の文字が互いに対する想いを代わりに告げた。 ――Ich liebe dich(あなたを愛している)―― 今日は二月十四日。 バレンタインデーである。 おしまい
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~青色通知11.0(初紀の場合)~ ―――いつの間にか、雨は上がっていた。 ……てっきり私たちは市役所に向かうのかと思いきや、るいちゃんは市役所とは真反対の方向に歩き出す。確か、こっちの方って―――そうだ、比較的富裕層の人達が住む住宅街がある方面。 かなり無粋な言い方だけど、いくら通知受取人の給与があるとはいえ、親元を離れて暮らしてる筈のるいちゃんが住めるような立地では無いはず。 かと言って、その……"行為"を出来る場所とも違う。るいちゃんは、何がしたいんだろう。 いつもしてる青いリボンで髪を結っていないせいか、少し彼女が大人びて見える。 髪型だけ真似したって、私は私だし、るいちゃんはるいちゃんだ。―――そう思って髪を下ろしたのに、その凛とした姿を見ると……私はどう足掻いても彼女に勝てないんだって、見せ付けられてる気がして。 ……るいちゃんにそんな他意はないのだろうけど、同じく髪を下ろした自分が惨めに思えてくる。いつの間に……私はこんな劣等感のカタマリになり果てたのだろう。 「―――言い忘れてた」 「えっ」 まるで、どうでもいいと言わんばかりの平坦な口調で彼女は呟く。 「―――ハルさん、生きてたよ」 「……?」 ハルさん、って……るいちゃんが通知受取人をする切欠になったあの人? 車に轢かれて、亡くなったんじゃ……? 「気になって調べてたけど……確かに、あの日ハルさん―――"有島 美春"さんっていう同姓同名の人の死亡事故はあったよ。 ……けど実際に遺体を見た訳じゃないし、どんな手口を使って"入れ替え"をしたのかも……一切分かってない。でも、生きててくれた。 それを教えてくれたのが、ひーちゃんだよ」 「陸……?」 そう言えば、何で二人は天海駅なんて遠い所まで行ってたんだろう。 ただ、その……二人がただ"関係を持つこと"を隠すためだったら、最寄り駅から数駅離れた場所を選べばいい話だ。 ……でも、"それ"だけが目的じゃないとしたら―――。 「―――多分、初紀ちゃんの考えてる通りだ思う」 私の考えを先回りして、るいちゃんが呟く。 「……どう、なったの?」 「―――他愛もない話をして、おしまい。それだけだよ」 ―――そんな筈、ない。 るいちゃんにとってハルさんは、人生と表現してもおかしくはないくらいに大事な人だった。そんな人が生きていて……他愛もない話だけで終わるなんて考えられない。 でも……事も無げに、るいちゃんは空を仰ぎながら私の質問を受け流す。 その透き通った目は、何者も侵すことが許されない神秘的な輝きを放っていて、それ以上の追及を許してはくれなさそうだった。 「……」 言葉が途切れた途端に、黙りこくったままスカートのポケットから取り出した携帯を弄り始めるるいちゃん。……何をしてるんだろう? 「………あっ」 不意に、透き通った目がこちらに向く。その生気すら感じられない目に、カラダが吸い込まれそうな気がして……私は途端に視線を逸らす。 「……くすっ、逃げ帰るなら今のうちだよ?」 そうやって、私をバカにして。 「―――っ、大丈夫……私、大丈夫だから」 売り言葉に買い言葉で応えて。 「後悔しても、知らないから」 ―――まるで何もかも見通すような透き通った目の、最後警告を蔑ろにした結果が……これだ。 「んぅ……や、ぃ……ひぅ……んぁああっ!!!」 ―――理性と本能が切り離されるような錯覚。 「キレイな肌してるよね、初紀ちゃんて」 目の前で、まるで玩具で遊ぶかのような楽しそうな顔で、私のカラダを弄ぶ……るいちゃん。 抵抗を試みても、ベッドに繋がれた手錠がカチャカチャと鳴るだけ。 足を閉じようとしても、るいちゃんが容赦なく私自身でも気付かなかった弱い所を責め立てるから……もはや抵抗にすらなっていない。 ……口からは嬌声がだらしなく漏れ出て、全身が……彼女の愛撫を気持ちいいと訴える。 「な、んで……ひゃう…っ…こんな……んぅッ!!?」 「だって、"初めて"じゃ使いものにならないしね」 執拗な責め方とは裏腹に、淡々とした口調。 ……私のカラダの気持ちいい部分を、るいちゃんに全部見抜かれてるような錯覚さえ覚える。 それなのに、果てが見えない。 だって――― 「や、ぃや……、やぁあぁああっ!!」 「……はーい。休憩」 「ふぇ……っ!?」 ―――カラダがバラバラになってしまいそうな快感の手前で、るいちゃんは手を止めてしまうから……。 「くすっ」 男だった時なら、直ぐにでも見えた到達点が……今は果てしなく遠い。 その感覚すら、今……目の前で、底の見えない可愛らしい笑顔を浮かべている女の子に支配されている気がする。 「……通知受取人って、こういうモノだと思った方がいいよ?」 そう皮肉っぽく言うと、るいちゃんは私の……で濡れ光る右手をくゆらせて、開いた人差し指と中指の間に伸びる透明な糸を見つめる。 ……私、あんなに……。 顔が熱くなる。あらゆる意味で"同じ身体"をしてる子にカラダを好きなように弄くり回されて私は……あれだけ悦んでいたのだと思うと。 「……っはぁ、はぁ……ぁうぅ……」 ……抵抗の言葉も出てこない。 ただ、カラダはこの子が与えてくれる快感を欲していて、その快感の代償である荒い息が私の言葉を阻んでいるから。 ……何度となく絶頂寸前まで追いつめられては焦らされて。 こんな行為自体が初めてなのに、こんなにも私は悦んでいる。それを恥ずかしく思う間もなく―――。 「はーい、休憩おしまいっ」 「んぅ―――ッ!!?」 ―――あくまでも淡々とした口調で、"それ"は再開される。 私の陰部に触れる細い指。反射的に漏れ出る嬌声。カラダが思い出す……火照り。 「あははっ、素直に鳴いちゃって。 あーあ、シーツこんなびしょ濡れにしちゃってさ。私、このベッドで眠れないじゃん?」 「ご、ごめ……ひぅっ……な、はぁん……」」 「謝ることも出来ないの? そーんなキモチイイの? ……ほーんと可愛らしいね、初紀ちゃん」 「やっ、や……はぁん……っ!!」 湿り気だらけの音が鼓膜から脳を犯していき、下半身からは痺れにすら似た快感が、押し寄せてくる……っ。 「そうやって、一人の人を一途に思い続けてさ。ホントに可愛い。 ……壊したくなるよ、そーゆーの」 るいちゃんの無機質な声に、寒気が走る。 「え……っ? ……んぅぅぁああっ!?」 その直後に走る電気にも似た快感が、激しく波打つ水音と一緒に私を責め立てる……っ! 「あはははっ、またイキそうなのかなぁっ?! 自分から腰振っちゃってっ、イイ声でよがっちゃってさ。はしたないったらないよねっ。 さっきからイキたがってるのに、震えちゃって……怖いのっ? ほらぁっ、ココだよねぇっ?」 敵意にも似た笑いと共に、同じ身体の持ち主だからこそわかる弱点を執拗に責め続けてくる。 その度に、上下の口がみっともなく声をあげてる自分に、自然と涙が零れた……。 ―――怖い……!! 許容量をとっくに超えた快感を初めて恐怖に感じる……。 「あはははっ! こんなにキモチイイのに、相手がひーちゃんじゃなくて残念だねっ」 「ひぅ、っ、っぅぅっ!!?」 「あれ、またヒクヒクしてる、またイッちゃいそうなんだぁ? 節操がないんだぁ、"通知受取人"にはぴったりのお口だね?」 「や……っ、やめ―――っ、ぁあああっ!!!」 「―――やめないし、許さないよ」 いつか、何処かで聞いた言葉。そして、絶頂寸での所で再び離れる……るいちゃんの細くて白い指。 「はっ、はぁっ、……んはぁ……やぁん……っ」 その中毒性の高い感覚から目を覚まそうとしても、るいちゃんは抜け目無く……私の胸の先端部位を、濡れ光る唇で愛撫するものだから……緩い快感が、そこから逃げ出すのを許してくれない。 「―――良いこと教えたげる」 私の……お世辞にも発達したとは言えない胸のてっぺんを味わい尽くしたのか……興醒めしたように、るいちゃんは呟く。 「ひーちゃんはね、初紀ちゃんと同じこと考えてる。 目的は違うけど、結果論から言うと同じことだしね」 ―――どういう意味、なんだろう……? 「初紀ちゃんは、ひーちゃんの為。 ひーちゃんは、私の為にね……それぞれ自分が私に代わって通知受取人になろうとしてるってコト。 ……これが何を意味するか分かるよね?」 もともと、女性しかなれない通知受取人に―――陸が……? それって―――。 ―――陸は、まだ私と同じ道を辿る可能性が残っているってこと?! ……一気に血の気が引いてくのが分かる。 同時に、私を玩具のように弄り回す彼女に……言いようのない憤りを覚えた。 「私はキチンと言おうとしたよ? それなのに、キミは聞こうとしなかった。 勝手に、私とひーちゃんが"した"って思い込んで―――捨て鉢になった初紀ちゃんが悪いんじゃない。 ―――だからさ、精々愉しもうよっ」 そう言って、指に光る私の体液を舐め取ると、笑いながら覆い被さってくる―――るいちゃん。 「―――やっ、なんで、どうしてこんな……っ!?」 「あははっ、いいねいいねっ、その表情! ……怖いクセに、怒ってるクセに。これから起こる"出来事"に期待しちゃってる顔してる。 ……そんな困った顔が、凄く……可愛いよ」 恍惚した表情でるいちゃんは私のコトを言葉で辱めてくる。 「ち、違―――?!」 「じゃぁ、カラダに訊いてみる?」 「っ! ひゃっ、やぁ……っ、んっ……んんぅっ!!?」 カラダがバラバラになりそうな強い快感の波が、再び下腹部に集まり始める。 怒りも、哀しみも、真っ白な快感に阻まれて……何も考えられない……っ! 今は彼女の白く細い指が、私のナカに与えてくれるキモチ良さに導かれたい………っ! ―――でも、怖いっ! 怖くて仕方がない……!! 相反する二つの感情の捌け口を見つけられないまま、私は……。 「……そろそろ壊してあげるよ、初紀ちゃん?」 イタズラっぽい微笑みを浮かべながら、るいちゃんは耳元に近付いていく。 「や、やぁっ?! はっ、ふぅぅう……っんぁぁあぁぁっ!!!!」 耳と、雛先と、ナカを同時に……リズミカルに弄られて―――私のカラダが、漸く訪れた快楽の到達点に打ち震える。 痙攣にも似た、快感のゴール地点。 ……その後に襲い来る倦怠感。 「……っはぁ、はぁっ…あ……、はぁ……」 「キミはやっぱり最高に可愛いよ……初紀ちゃんっ!」 るいちゃんが疲れ果てた私の身体を抱き締めてくる。手錠と倦怠感の鎖が、それを拒否すること許してくれない。 「………そう思うよね……"ひーちゃん"?」 「――――っ!!?」 そう、るいちゃんが振り向きながら呼び掛ける。 「………ちっ」 るいちゃんの部屋の出入り口であるドア越しに、アイツの姿。 ……って、えっ、えぇっ!!? ~青色通知11.0(初紀の場合)~ ~青色通知11.1(るいの場合)~ ―――考えてみたら、私たち三人はそれぞれに面識のある間柄なのに、こうして一同に会するのは今日が初めてなんだよね。 なんだか不思議な気分だな……なんて悠長なコトを和やかに言ってられる状態じゃないのだけれど。 ―――だって、一人はベッドの骨組に手錠で繋がれてる上に、半裸だし、昇天直後だし。 ―――私も、ちょっとノッて来ちゃったから着衣がちょっと乱れてちゃってるし。 ―――最後の一人は、その"現場"をバッチリ見てたらしい証拠が雄々しくそそり立ってるし。 ……理由は知らないけど、頭に赤い鉢巻をした妙なカッコで。 ……一触即発の雰囲気って、こーいうことを言うのかなぁ……? 「やっほ、意外に遅かったね」 「……どーいうつもりだよ、るい」 「メールで書いた通りだよ? この子が、私の後釜になる子。 あはっ、可愛いでしょ? お肌もすべすべだし、色々とビンカンだし、通知受取人には最適でしょ? ほら、ココも綺麗だし―――」 「―――っ、や、やぁ………ッ!! み、見ないで、やだっ、見ないでよぉッ!!!」 陰部を指で広げられて初紀ちゃんは正気に立ち返ったのか、涙を目一杯に溜めて、身をくねらせ、脚をバタつかせている。 いや、初紀ちゃん。それは逆効果だと思うよ? 「わ、悪ぃッ!!」 その涙目の初紀ちゃんの姿を見て漸く正気に立ち返ったのか、陸も慌ててそっぽを向く。 いや、お二人さん? 今更さ、そんなプラトニックなことしても手遅れじゃない? だって多分、陸は……一部始終をしっかりくっきり見てたと思うし。 初紀ちゃんの弱いトコを私が責め立てて、アンアンとキモチ良さそうに鳴いてたトコも、全部。 「……くすっ、あっははははっ!!」 なんだか二人のやり取りが滑稽で、私は心底から笑っていた。 これを滑稽と言わないなら何と表現すればいいんだか。 他に上手い言い回しが見当たらないから、とにかく私は笑うしかなかった。 「―――るい、てめぇ……初紀に何してんだよッ!!?」 思い出したような怒声が私に向けられる。 恥ずかしさを押し隠そうとしていても、声が上擦っていてちっとも怖くない。 「ん? なぁに。ひーちゃんも混ざりたいのかなー?」 「んな……ッ!!?」 「……や、やだっ、やぁあぁっ!」 彼の言葉から出る勢いは直ぐに弱まっていく。 だって―――食ってかかる陸に……初紀の恥ずかしい場所を開いて見せてあげてるから。 「あははははっ、こーんなにトロトロだったら、いくら初紀ちゃんが初めてでも―――ひーちゃんの立派なのでも、余裕かもね? ねぇ、初紀ちゃん……試してみよっか?」 恥ずかしくて、涙が止まらないくせに、私が溜め息混じりで耳元に囁くと身体を打ち震わせる初紀ちゃん。 ん~、調教しがいのありそうなマゾヒズムを持ってるね。間違いなく。 「ぐすっ、ひっ……く……や……ぁ、や、めて……るい、ちゃ―――」 「―――さっきも言ったよ? やめないし、許さないって」 我ながら、凄まじい悪女っぷりだな私。 意識している異性の恥ずかしい場所を見ないようにと、目のやり場に困っている陸と…… 好きな人の目の前で、自分でもあまり目が届かないような女の子の部分を、無理矢理に晒しモノにされて、涙をポロポロと零す初紀ちゃん。 そんな二人を見ていても同情すら湧かない、むしろ、笑いが込み上げてくるんだもん。 「……てめぇは、本気で初紀のことを――――」 「―――本気に決まってるじゃない。だって、ひーちゃんは"私"と付き合いたいんでしょう? 女にだってなりたくないんだったら、最善策だと思うよ?」 抱きしめて愛撫していた初紀ちゃんを放り出して、私は自分の制服の乱れを直す。 手枷をされた初紀ちゃんは必死に腿を閉じて、自らの秘部を意中の異性から隠そうと必死にカラダをくねらせている。 ……うん、非常にソソられるね。 「……ざけんなっ!」 「さぁ? ふざけてるのは、誰だろうね? 私の気持ちなんかサラサラ無視で、勝手に仕事を横取りしようしてる人達が、ふざけてないっていうの?」 「「――――っ」」 ほら、二人して黙っちゃった。口喧嘩で私に勝とうなんて甘いよ? 「初紀ちゃんは、私を利用しようとしてた。 ひーちゃんは、自分の気持ちに嘘吐いて、挙げ句にカンケーの無い私まで巻き込んだ。 ―――イイ迷惑だったよ、ホントに。キミ達を玩具にして遊ぶだけのつもりだったのになぁ」 気付けば、二人とも失語症を患っているみたいに押し黙ったまま俯いていた。 「―――だから、"友達ごっこ"はもうおしまい。ウザったかったんだよね、正直」 灰色の嘘が静寂を破る。 「るい……ちゃ―――」「―――軽々しく名前を呼ばないでくれるかな。"御堂さん"。 それに、"前田くん"も」 いつか、愛しい人に吐いたのと同じ嘘が、痛い。 拒絶してるのは私の筈なのに、二人の苦悶の表情を見ていると、五臓を締め付けられてるみたいな、鈍くて、乱暴な痛みが全身を駆け巡った気がした。 でも今は、今だけは笑え。私。 「―――ほらぁ、"御堂さん"は"前田くん"と交わるコトを期待してるんだよ?」 「………」 「それに、"前田くん"は"御堂さん"が好きなんだよ? そうじゃなかったら血相を変えて、わざわざこんなとこまで来ないよねぇ?」 「………」 私は二人の気持ちを代弁してあげた。何一つ嘘はない。それなのに、身動きが取れない二人。 「あはははっ、あはははははっ! あー、おっかしい! 気持ちが通じてるのに、二人とも何を怖がってるのかなぁ? さっさと"した"ら、なーんにも問題ないのにっ!」 第三者から見ていて、苛立ちを通り越すほど遠回りな二人を私はお腹の底から嘲笑った。 「……」 「あ、もしかして、"前田くん"は"御堂さん"が要らないの? ……なら私に頂戴? こーんな可愛い子の乱れる姿なんか、滅多に見られないしね」 「………」 「あー、大丈夫、ちゃんと前田くんとはえっちなことしてあげるよ? それでいいよね?」 「………それも本気で言ってンのかよ?」 「もちろん。ハルさんにフられて漸く気付いたんだ。 私は女の子に成りきれなかった。だってさ―――」 言いながら私は手の自由が利かない女の子の腿に手を滑り込ませる。 「……んぅっ!?」 私の中指に温かな湿り気を認めたのと同じタイミングで彼女は、身体を仰け反らせた。 「―――こーゆーことに凄く興奮しちゃうんだもん」 また、灰色の嘘。 その快楽と羞恥心の狭間で葛藤している彼女の涙混じりの表情は、被虐的で……ホントに可愛い。 私には絶対持つことの出来ないと思う可愛さ持つ彼女への劣等感。 その可愛さを私が彼女から引き出すことが出来るっていう優越感。 「……ふふっ、笑っちゃうよね。 感じてるトコを好きな人に見られてキモチイイくせに、それを必死で隠そうとしてるなんてさ。バカバカしいだけじゃない? 自分からおねだりも出来ないくせに被害者面してさぁ、ちゃっかり自分の思い通りにしようとしてさっ」 「やっ、い、やぁっ!!! も……言わないで………ッ!!」 初紀ちゃんは本当に私の加虐心をとことん煽ってくれるね。もっと苛めたくなるよ……! 「あはっ、ホント"御堂さん"ってサイテーだよ―――」 ―――ガッ 「―――サイテーなのはどっちだよ?!! あぁっ!!!?」 気付けば、吐息を感じられるくらいに近い位置に、陸の怒気をはらんだ顔があった。 胸倉を掴まれて、身体ごと彼女から引き離されている。 「……さぁ? 誰のこと言ってるのかな? 好きな人のこんな姿を見て、カタくしてるキミかなぁ?」 ……余裕ぶっていても、陸の本気の威圧に、私の手足は不覚にも震えていた。 こんなにも、怒りに満ちた陸を見るのは初めてだ。 多分、彼女は知っていて、私は知らない表情。 「っ、るい―――もう一回訊くぞ、本気で言ってンのか?」 ―――頼むから冗談だと言ってくれ、と懇願してるようにも見える陸の表情。でも、それは出来ない相談なんだよね。 「……しつこいなぁ。何度言えば信じてくれるのかなぁ。……それにさ、言ったよね? "前田くん"に名前を呼ばれる筋合いは、もうないよ。 ―――さっきも言ったよね? キミ達なんか、最初から友達なんかじゃないんだよ」 そう言い終えて、目を伏せた時に。 ―――ふと、思い出す。 ―――私の苗字がゲームの悪役の名前みたいだなってことを、今、目の前で私を睨みつけてる男の子と笑いあったな。 私が冗談を言う度にお茶を盛大に吹き出して、空に綺麗な虹を描いてたっけ。 ―――ぎこちなかったけど、喫茶店でお互いに名前を呼び合って、好きな人の事を純粋に想う女の子を、陰ながら応援してあげようって思ったりもしたな。 ―――その二人の輪っかに私も交われたらいいな。どこかしらで、そんな甘い幻想も抱いていたことあったね。 ……結局、それを壊したのは、私と私の気持ちだったくせに。 数えてみれば、たった数日の出来事。 今すぐに死ぬワケでもないのに走馬灯みたいに頭を駆け巡る思い出。 「……くすっ」 思わず、笑みが零れていた。 私は、なんてバカバカしいことを考えていたんだろう。 思い出に縋ることの愚かさを、身を以て知ったばかりなのに。ハルさんとのこで、痛いくらいに。 「ごっこ遊びは……もうオシマイ。 あとは気持ちの通じたお二人で"仲良くして"ね?」 「るい、てめぇえぇえっ!!!」 大きく振りかぶられた陸の手のひら。 そんな痛みで紛れるくらいの苦しさなら、どれだけ楽かなぁ―――? 「―――っ、やめてっ!!!」 私の頬の手前で止まる大きな手のひら。 ははっ、痛みを与えて貰うことも赦されないんだね。私は。 「……ダメ、だよ。るいちゃんを巻き込んだのは私だっ、殴るなら、私だよ……!!!」 嗚咽混じりの叫び声。 ……初紀ちゃんは本当に甘いんだから。そんなだから、私に体よく利用されちゃうっていうのに。 陸も陸だよ。何で思いっきりひっぱたいてくれないの? ホントに、みんなバカだよ。 「……もうおしまい? じゃ、コレ……此処に置いとくね」 陸の身体を潜り抜けて、私はリビングのテーブルの上に玩具の手錠の鍵を放り出す。 そして―――別れを告げた。 「―――じゃあ……ばいばい。ひーちゃん、初紀ちゃん」 「ま、待――――」 ―――バタン! 二人に背を向けて叩きつけるように、玄関のドアを閉める。 ついでに、ずっと外に放りっぱなしになっていたバットを、ドアと手すりの間に挟み込む。 何れは衝撃で外れてしまうような簡素なモノだけど、直ぐにドアを破れはしないだろう。 ―――さよなら。ひーちゃん、初紀ちゃん。そして……くだらない思い出を一杯くれた、この町。 ……私はポケットに突っ込みっぱなしになっていたイヤホンで耳を塞ぎ、ギターソロの鳴り響くロックを大音量で耳に流し込みながら……そこから逃げ出した。 ―――自分の嗚咽っていう雑音を、今は聴きたくなかったから。 ~青色通知11.1(るいの場合)~ ~青色通知11.2(陸の場合)~ ―――ファンシーグッズと野球の用具の点在するアンバランスな部屋。 そこに残された満身創痍の俺と、手錠に繋がれた半裸の初紀。 「……大丈夫かッ!?」 るいのコトは気掛かりだった。 なんで、こんなことをしたのかを問いつめたかったし、本気だったのかも知りたかった。 ……けどよ、こんな辱めを受けた状態で初紀を放置したまんまで居られる程、俺も無神経な人間じゃねぇから―――。 ―――つーか、俺は早く目の前の"女"に泣き止んで欲しかった。 二者択一なんて悠長なコトを考える余裕もなかった。 俺は真っ先にリビングに置いてあった玩具の鍵を、初紀の手に物騒に光る鈍色の腕輪に差し込んで回す。 ―――今まで、人一人を拘束していたとは思えない軽い金属音がして、漸く初紀の両手は自由になった。 「………陸、陸ぃっ!!」 余程、勢い良く暴れたのか……俺にしがみついてくる初紀のか細くて白い手首には、くっきりと赤い一本の線が刻まれている。 「……っ」 ……それより先は、直視出来ねぇよ。 汗と、シャンプーの匂い。 目を逸らしても視界に入る―――髪に隠れきっていない初紀の上気した頬。 ……解けたスカーフ。 上半分ボタンの外れたブラウスから覗くハズレ掛けた白い下着と……その中の、控えめだけど確かなふくらみ。 首筋に掛かる、熱と湿度を帯びた吐息。 細身の腿に引っかかる、湿った下着と、無防備なスカートの中身。 ……つーか俺、結局、全部見てんじゃねーかっ!? ―――俺の五感と想像力のほとんどが、初紀を敏感に感じ取るこの状況下で、どうやったら興奮しないで済むのか教えてくれッ! 素数でも数えりゃいいのかッ!? つーか素数ってなんだッ!!? 今、この瞬間ほど、数学を蔑ろにしたことを本気で後悔したことは無かったぞ畜生ッ!! くそっ、頭がクラクラしてきやがった……っ。 それなのにカラダは、もう限界寸前までムラムラしてるって……バカかっ!? 俺はバカなのかっ!!? いや、実際バカだけどよっ! って、うるせぇよっ! そーいう意味じゃねぇよっ!!! ……ヤバい。頭ン中がテンパり過ぎてて、テメーで何考えてンのか分かんなくなってきた…………くそっ! 落ち着け、落ち着けって俺!! 「……ぐすっ、……陸?」 いつまでも何の返事もしない俺に不安を覚えたのか、初紀が俺を見上げてきた。 その雪兎を連想させる真っ赤な目と、露わになっている白い肌。 そこから目を逸らして、飛んじまいそうになる理性を必死で繋ぎ止めるのがやっとだっていうのに―――。 「……ぅわっ!!?」 ―――背中で柔らかいマットレスが軋む。 目の前には顔を真っ赤にして俺を見下ろす初紀。 俺……押し倒されたのか……? 「………」 涙目で息を乱して、何かを目で懇願してくる初紀。 ―――いや、違う。 "何か"なんて漠然としたモンじゃねぇ……わかってるくせに、俺はその"答え"を見出すことを躊躇ってる。 どうして? 何を躊躇う必要があるんだ? "それ"は、ヒトならば普通の、極々当たり前の欲求のはずなのに。なんで……? ……ざけんな。それもとっくに分かってンだろうがっ! 頭ん中で答えだってとっくに弾き出してる筈なのに、それをココロが拒絶する。 そんな分かりきった自問自答の繰り返し。 「……っは、……はぁ……大丈夫だよ。これは、っ、陸の意志じゃないから」 「っ、初紀……?」 ……息を切らしながら。カラダの帯びた熱を必死で抑えながら……初紀は笑いかける。 「……私が、したいのっ。だから、陸が気に病むことじゃ、ない」 「………ッ」 ……初紀は、とっくに見抜いてた。俺が躊躇う理由を。 「……っ、はぁ、……んっ…るい、ちゃんから……聞いて、漸くわかった。 るいちゃんは陸が好きで、私も陸が好きで……。 陸は―――どちらかを選べない自分が許せなくて。 ……ありがとう。……こんな卑怯な私でも、好きになってくれて」 ……笑顔で、礼なんか言わないでくれよ。 好きな女を二人も苦しめた俺が、そんな風に笑顔を向けられる資格なんかありゃしねぇのに……!! 「だから、さ、っ、はぁ……っ、"これ"が終わったら……二人で、るいちゃん……捜しに行こ……? ……ねっ? "これ"は、陸の意志じゃないんだから。まだ、迷っていいんだから」 「……だよ」 「え……っ?」 「どうしてお前は、るいをそこまで信じられンだよっ?!!」 るいに、いいようにカラダを限界ギリギリまで弄ばれたのは、他でもない初紀だ。それなのに――どうしてアイツのことを信じられるのかが不思議で仕様がなかった。 半狂乱に叫ぶ俺を相手にしても、それでも、初紀は物怖じ一つせず――さも当然だと言わんばかりの笑顔で応える。 「―――るいちゃんの最後に言ってたこと、聞いてなかったの?」 「最後の言葉……?」 『―――じゃあ……ばいばい。ひーちゃん、初紀ちゃん』 ―――あ……っ。 あれだけ"他人"を強調してたのに、るいは……最後の最後、俺や初紀を名前で呼んでくれてた。 ……もし、仮にだ。 るいと共にこの町に帰ってきてから、今までの一連の出来事が、俺と初紀を結び付かせる筋書きなのだとしたら……? 「……ねっ?」 ……初紀が涙を溜めた目で笑いかけてくる。 言うまでもなく複雑な心境の筈なのに……初紀は、俺を心配させまいと気丈にも最上級の笑顔で振る舞ってくれていた。 ……俺も、応えなきゃ。 「初紀、……そのっ、す、好―――んぅっ!?」 自分の中で引っかかっていた言葉を、素直な気持ちを吐き出そうとした瞬間に、唇が塞がれる。 聞き覚えがある水音と、生温かい舌の感触は俺から言葉を奪うのに十分だった。 脳髄が侵されそうになる一歩手前で、ようやく唇が離れた。 「……はっ、はぁ……っ」 「…っ…ふぅ。……ね、陸」 「………っはぁ、はぁ」 笑顔の問い掛けに、言葉を失った俺の視線が絡むだけのやりとり。 「そのコトバはさ。私を選んでくれるまで……とっておいて欲しいな」 「……っはぁ、っは……二度と、言わねーかもしれねぇぞ……?」 「……その時は、友達として二人の仲人してあげるよっ」 「なんだよ、それ……」 ……今までの初紀とは思えない程の笑顔だった。……つくづく女心って分からない。 「―――だから、今だけは……私を。 ……御堂初紀だけを…… ……愛してください」 ……普通なら笑ってしまうような、歯の浮くような台詞を、恥じらい気味に俯きながら呟く目の前の美少女が、たまらなく愛おしく感じる。 それは、コイツが以前が男だったとかダチだとか、そんな建て前や理性を……根底からぶち壊しちまうような破壊力を持っていて……もう止まれそうになかった。 「……後悔、するンじゃねぇぞ」 「ふぇ……ッ? んぅ、んむぅうぅう……っ!?」 手を伸ばして、無理矢理に初紀を引き寄せて……今度は俺から口付けを仕掛ける。 最初こそカラダを強ばらせたものの、初紀は俺の舌を丹念に受け止め、それに応えてくれた。 ……頭がクラクラするくらいに濃厚なキスして、今度は初紀を俺が押し倒すような体勢になって……るいが、先程まで弄んでいた、そこに触れてみる。 「……んっ、ぁあっ、っは……ひ、陸ぃ……っ!」 火傷しそうな熱と、性を感じる湿り気を帯びたそこが、俺の右手の中指を飲み込んでいくのが分かる……。これが初紀の中……なんだな……。 「だ、大丈夫かっ!?」 「へい、……きっ。ん……っ! 気持ち、イイ…はぁ…ぅん……んぅっ!」 その温もりの中で、俺は中指の第一関節を動かしただけなのに、初紀はカラダ中で反応するものだから、おっかなびっくり愛撫を続けるしかなくて……。 指だけで、こんなになっちまうのに……俺の―――が入ったらどうなっちまうんだろう。本当に初紀は壊れちまうんじゃないかって、不安に駆られる。 でも本能が、不安で止まりそうになる身体を許してくれそうにない。 「初紀……悪い、俺……!!」 「……うん」 困ったような笑顔を浮かべて、初紀は俺を受け入れてくれることを了承してくれた。 ズボンのベルトに手を掛けて、俺は……はちきれんばかりに漲った自身を初紀にさらけ出す。 ……無言の間が、ハズい。死にたくなるくらいに。 「……悪ぃ……マジで、その……っ」 「……凄い」 「へっ?」 恍惚した顔で俺のイビツな一物を見つめる初紀がそこに居た。 「私で、こんなになっちゃうんだ……」 ……いや、これが初めてじゃないんだが。一昨日も……コレに触ったじゃねぇか。って、そんなまじまじ見ないでくれねぇか……? 「……陸のヘンタイ」 「な……っ!!?」 ……そう言われた瞬間に、多分、俺の頭から湯気が出てたと思う。 その瞬間だけでも湯沸かし器になれる気がした。 「………さっき、恥ずかしいトコ見られたお返し」 ……顔と下半身がクソ熱いぞ畜生。なんか、羞恥心と興奮で頭がおかしくなりそうだ……。 「あはは……ごめんね。こうでも言わないと……緊張しちゃって」 「お、おう…… ……いくぞ……?」 「ん……」 そうやって、苦笑しあって俺たちは……一つに……。 ……ぽたっ。 ―――あれ? 初紀のブラウスに垂れた一滴の赤い滴。 そこを中心に広がる波紋に合わせて―――景色が、初紀の顔ごと、ぐにゃりと歪む。 「陸……ッ?!」 ―――広がった波紋は赤から黒へ塗りつぶされていく。 「初、き………―――」 ………その黒が視界いっぱいに広がった刹那に。 ―――ドサッ 「陸ッ!!? 陸ぃっ!!!? ひと――――」 俺の意識は途絶えた。 漸く解けかけた互いの蟠りを……そのままにして。 ~青色通知11.2(陸の場合)~
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第二地球暦164年 8月19日 晴れ HRK学園 祭り二日目。 一日目で花火があったから、二日目はさぞ静かになるのだろうと思われる方も多いが、そんなことはありえなかった。むしろ若さ爆発するのは祭りの後半なのである。 あっちこっちで出し物が開催されて、盛り上がるのはこれから。 カッコつけた言い方にすれば、お楽しみはここからだ。 学園がある島の中央部、建物が並んだ場所、その隙間にある通り。最初から計画された通りに建物がアーチ状になっていたりして、通りはほぼ一直線になっているのが分かることだろう。 晴天とはいかないまでも晴れた空の下、通りを全高5mほどの鉄の巨人たちが闊歩していた。 合間を縫うように色鮮やかな髪と個性ある耳を持った人工の彼ら彼女らが、衣装を着たり、旗を持ったりするなどして正確に歩みを進めている。 外殻機とアンドロイドの行列から少し離れて、作業着や白衣、もしくは仮装をした学生や研究者や技術者が歩む。 そして先頭を赤と黒の塗料を纏った一機と、白一色に塗装された一機が我がもの顔で歩いている。 赤黒がヌヴィエムで、白がヴァイス・シュトラール。両機ともこのイベントの主役というべき立場にあり、事実通りの客達は拍手や写真でもって迎え入れている。 本来競技用である外殻機をパレードのダシとして使う試みは数年前から始まったもので伝統も何も無かったが人出は非常に多く、炎天下だというのに通りの両側は人で溢れかえっていた。 これを実現できたのは一重に外殻機に兵器としての性格が無いということであろう。 例えば戦車をパレードに出そうと思ったら書類の山と鳴り止まない電話と戦う羽目になるが、外殻機は極端な話、レースカーと大差ない扱いな為、比較的簡単に出すことができる。 試合では実弾を使用するではないか、と思うかもしれないが、あくまで競技用なので許可が下りる。 仮に外殻機を戦車や装甲車と同じ扱いで運用しようと思っても、役に立たない。 威圧する目的で大型ロボットを導入しようという話もあったにはあったが、いかんせん整備がたいへんなのと、生産・輸送コストが馬鹿にならないので試作されただけでお箱入りになった。 現在では強化外骨格や人と同じ大きさのアンドロイドが軍で採用されているが、ここでは関係あるまい。 アルメリア達の機体は行列の半ばから少し後ろ辺りを歩いていた。 前の機体から距離をとったところをアノフェレスが人間臭く両手をふりつつ歩き、その後ろをプロトファスマがのんびりローラーで前進する。目標機は個性もなければ見てもつまらないとの理由で参加していない。 つまり委員長はまたもや暇だったわけで、どこか頬を膨らませたムスーッとした顔で列の横を歩んでいる。 二機とも一切の武装を解除している。アノフェレスはともかく、プロトファスマが非武装状態だと何か間の抜けた風に見えた。 他のチームは、例えば外殻機に服を着せてみたり、塗装を変えてみたり、傍を歩いている人の服装に合わせて装飾をくっつけたりしているが、彼女らはしなかった。 機体の中に乗っている二人は除外するとして、委員長が例の軍服で、仕事が一段落したセンジュが自前の桔梗柄の紫色浴衣、クーが死神装束、アオバにいたってはツナギのまま。 整合性も共通点も無かったが、時間が足りなかったのだから大目にみるべきであろう。 なお、シュレーとアルメリアは操縦する為に服を脱いで身軽になっている。シュレーはいつもの。アルメリアはジャージ姿。 文に起こすのなら、がしゃうぃーんがしゃうぃーんとのんびり歩くアノフェレスと、六本脚を微動だにせずローラーをきゅぃぃーんと鳴らしつつ前進するプロトファスマ。 全高5mのロボットが行列を作って道路のど真ん中を悠々と行進するさまは、乗っている本人達にはさっぱり分からなかったが、実に雄大だった。 「……はぁ」 背中を丸めて機体の横を歩む委員長は溜息を吐くと、軍服付属の帽子を眼深く被りなおし、足元から前に頭を向けた。 欲を出すのなら機体に乗って一緒に行進してみたかった。けど、三機目の機体なんてあるわけもなくて、徒歩で付き添うしかなかったのだった。 そんな彼女の溜息を機敏に聴き取ったのはクーで、鎌を肩に斜めに立てかけたまますすすと寄ってきた。腕の中には目を瞑ってすやすや眠るクロが抱かれていた。 「どうしたの?」 「クーさん。私も機体に乗ってみたいな、と思っただけです」 するとクーは歩みを止めぬまま顎を下げて考えこみ、おもむろにアノフェレスの方に黒衣の裾から人差し指を突き出す様にした。 「じゃあ、乗ればいい」 一秒おいて、 「肩の上とか、いっそ手に乗せてもらうとか」 などと無茶な案を提示する三つ編み女。 なるほど、肩の上や腕ならば空いているだろう。一人入るだけで精いっぱいな操縦席と違って、外殻機には別の意味で乗る場所が多く残されている。 「流石に、落ちてしまいますから」 「ん、………頭の上……」 「掴まれそうにないです。私は、そんなに運動神経もよくないので、ね」 委員長はそう言うと、アノフェレスの腕や肩を眺めて、もしも自分が乗ったらどのような事態が発生するかをざっと計算してみたところ、大丈夫なのではないかという結論に至った。 もちろんこの二人は、機体の上に乗っかって落っこちたらどうなるかを考慮していない。 アノフェレスの肩に乗った場合、おおよそ4.5m。プロトファスマだとやや低いが、4~5mから転落したら無傷では済まないことは確かである。 それくらい足から落ちれば大丈夫と思うかもしれないが、外殻機が歩いた時に予期せぬ向きから落っこちたと考えれば危険性がありありと浮かぶ。 では手はどうか。こちらは別の危険が生じるのは言うまでも無いであろう。元々人を持つようなことを想定していないのだから、うっかり握りつぶしましたなんてこともありうるのだ。 どこかずれた話をしながら並んで歩く二人をみかねたセンジュは、二機の間をさっと駆け抜けて後ろにまわってきた。 木製下駄を履いて、両掌を軽く握って駆けよる姿は、やはり子供そのものにしか見えない。それもそのはず自分で子供の体を選んだのだ。 「おい、お前ら。本当に乗ろうとか考えるんじゃないぞ」 「………だめなの?」 「教授、やっぱりだめですか?」 「駄目だ駄目だ、神輿に乗っかるのとはわけが違うんだぞ」 センジュが腕を組むと、顎で外殻機をしゃくった。 例に出すのが神輿では二人に通用しないことには気がついてないらしい。 「それに―――」 何かしら言葉を続けようとして口を開いて、ふと通りの両側で溢れる人ごみに目をやったその時、眼球が凍結したが如く停止して一点を眺めた。 一言も発さず歩くだけになったセンジュを、クーと委員長が何事かと見つめて、同じ方向を見たが、ただ人がたくさんいるだけで何を見ているかまでは分からなかった。 クーはそれほど興味が無いらしく、片手に抱いたクロの毛にくっついた謎の白いゴミをちまちま摘まみだす。委員長がやや体を低めにして口を開き、尋ねる。 「教授、誰かい……」 「……っ、もうっ!!!」 センジュが大声を張り上げた。いつもの冷静さを失い、左右のこめかみあたりに拳を押しつけて頭を下げてがりりとやかましく喉を酷使する。 余りに大きな声だったので行列の後ろで外殻機の横を歩いていた別のチームの人らがじっと見つめる。 センジュは気でも違ったように手で顔を覆い、まるで泣いているかのように目をごしごしこするとがくりと頭を天に向けて沈黙した。この間5秒足らず。長かったのか短かったのか、そしてその意味は本人だけが知る。 「アオバッ!!」 「はい、なんでしょう」 「ちょっとこの場を頼む! 私は用事が出来た!」 「わかりました」 センジュはアオバに状況を一方的に押しつけるや転びかける勢いで列を離れて人混みに一目散に駆けていく。人の列に体をむんずと押し込み、浴衣が乱れるのも構わず。 外殻機の列に一般人が立ち寄れないように体を張って簡易防壁を築き上げていた警備員も、流石に背後から外に向かう人間がいるとは思えず、あっさりと通してしまった。 アオバは嫌な顔せず、むしろいつものことだと言わんばかりだった。 もしも彼女の顔を目撃したのなら、誰もがこう口にするだろうか。 まるで恋する乙女のようだ、と。 もちろんこの場の面々が目撃するにはセンジュの背中を透視して真正面から見るといった芸当が必要になるわけで、彼女が一体ぜんたい何を思って走り出したのか推測するしかなかった。 クーの蒼目が人混みに向けられたが、それも一瞬で、鎌を面倒そうに背負い直す。猫一匹抱っこしつつ鎌を持ち歩くのは億劫だったらしい。 『あれ? 教授はどこへ行ったんですか?』 機体備え付けの性能のよろしくないスピーカーに雑音が入り、外に音を出力する。 アルメリアは列を乱してはならぬと操縦に集中するあまりにセンジュがいなくなったことに気がつかなかったらしく、足元にカメラアイを向けて、きょろきょろ探し始めた。 5mもある六脚式外殻機があっちを見たりこっちを見たりする―――……それはそれでコミカルな光景である。 足元の会話を聞いてか聞かぬか、アノフェレスが足を上げつま先だけで反転し、ローラーを逆回転することで後ろ向きに進むようになった。二脚式特有の軽快なターンだった。 例えばプロトファスマのように脚が幾つもあり安定性が高い機体なら、『後ろを向け』と命令すればそのまま向いてくれる。 が、二脚でしかも機械の補正が弱い機体だと『後ろを向く時に倒れないように腕をこの位置に持ってきて~』と命令が複雑になる。それを無意識に、自分の体を動かすように実行するシュレーは、やはり才能があるといえる。 アノフェレスが首を傾げカメラアイを光らせた。プロトファスマも首を捻った。 委員長は二機に無線で話しかけようとして、肝心の無線機を置いてきたことに気がつくと、両手をメガホン代わりにして声を張り上げた。 「センジュ教授なら、さっき向こうの方に走って行きましたよ!」 『お仕事……かな。最近ずっと忙しそうだったですからね』 『トイレじゃない? 私の予想だとね、暑いから飲み過ぎたんだよ。シャワーの最中に飲むお湯って最高だから』 「………」 『………』 デリカシーが欠如したセリフの後、ほらこうやって飲むんだよと機体にシャワーノズルから出るお湯を飲ませる動きをさせるシュレー。 二人は知る由も無いが、冗談でもなんでもなくて本当に「ごくごく」飲んでたりする。 いい子も悪い子も、シャワーの水を直に飲むようなことはしてはいけない。雑菌が沢山いるかもしれない。 『飲んじゃだめだから!』 「飲んじゃいけません!」 アルメリアと委員長はしばしの沈黙の後、双子ですらこうはいかまいな同時突っ込みをかけた。 だが、シュレーは力説し始めた。 曰く、シャワーは温度を変えられるからすごい。曰く、水流を上げて口の中を掃除できる。曰く、今住んでいる場所のはすごい美味しい、曰く、お湯で殺菌されてるよ。 パレードに参加しているというのに、会話の内容がいつもと何も変わらないのが彼女ららしい。といってもただ歩くだけなので慣れればいつもの練習と大差ないわけであるが。 パレードも半ばに差し掛かり観客達の盛り上がりも右肩上がり。 打楽器やら金管楽器を持ちだしてこれでもかと演奏する集団が現れれば、ここぞとばかりに飲み物や軽食を売り歩く人も姿を現す。しかも気温もめきめき右肩上がり。 外殻機行列は恙無く進んで行き、とうとう目的地となる競技場の中へと入って行った。 オーソドックスな円形競技場の中に外殻機がわらわらと入っていくのだから、最後の一機が入る頃には満員電車並みの混雑具合となっていた。 そこに外殻機を一目見ようと詰めかける人の群れが突撃してくれば、競技場は熱の坩堝と化す。 その巨体故に身動きができなくなってしまったアルメリアは、動かすこともあるまいと操縦桿とペダルから足を離して周囲の映像を眺めることにした。 一方のシュレーは身軽な機体を自在に操りポーズを決めてみるなど、サービス精神を全開にしていた。傍らでは委員長が拗ねた顔をしていたが、乗る機体が無い以上どうしようもなかった。 ある程度時間が過ぎるとシュレー達のようなチームではなく、有名で有力なチームへと人出が流れ始めて、小一時間も経った頃には、周囲に人が居ない状況が出来上がっていた。 不思議と眠気が出てきてしまい、ふぁー、と気の抜けた欠伸をして、何気なく画面を覗きこむと、バンダナを被った男性がプロトファスマの正面に立っているのが見えた。 アルメリアは目をかっと見開き驚愕した。 「おっ、おじさま!?」 身じろぐ5mの機体を前にしてもその男は全く動じず、照れくさそうな笑みを浮かべ右手を掲げてきた。 彼女が子供の頃と比べてやや痩せた体、髭と胸毛は健在だったが目じりや口まわりのシワが目立ち、髪の毛も白髪が多くなっている。悲しいかな、彼もまた年月には抗えなかったのだ。 オヤジはプロトファスマを一通り見遣ると、再度ふらりと手を挙げた。 アルメリアは実家からオヤジの元に子供の頃からしょっちゅう遊びに行っていた。両親の仲人をした人というだけではなく、潜水機やエアバイクについて教授してくれる先生でもあった。 「いよう、お久しぶりだなぁアルメリア」 『ななななななななんでここに居るの!?』 慌てたアルメリアはペダルを踏み抜いてしまいそうになったが、なんとか堪え、機体の機能を一時停止すると殴りつけるようにハッチを開けて機体から降り立ち、息を切らせ駆けよった。 ポニーテールがぴょんぴょん左右に揺れる。 オヤジはゆるりゆるり、生温く柔らかい歩き方でプロトファスマの足元に歩み寄り手をかけ体重を偏らし、アルメリアを見る。 「なんでって、ひでぇなまったくよう。寂しくてオジさん死にそうだったのによう」 オヤジがわざとらしく溜息をついてみせた。言葉の端には侘しさが滲んでいたが、その喋り方は自分の孫に対するそれそのもののようで。 昔から今に至るまでアルメリアの成長を見守ってきたこともあるが、独身で子供が居ないということも関係しているのかもしれない。彼にとってアルメリアは娘であり孫のような存在なのだろう。 「ちゃんと手紙もだしてたじゃないですか」 アルメリアがそう言うと、 「ちっちっち……足りねぇなぁお嬢ちゃん……送るならキスマークの一つでもつけといてくれよな」 「……もうっ」 オヤジはすかさず目が閉じそうで閉じないウィンクを添付しこんな風に返してくるわけである。 と、オヤジがアルメリアの顔をじろじろと見始めた。アルメリアは居心地が悪いというより背中がもぞもぞくすぐったいような感覚を覚え、お腹の辺りで腕と腕を軽く組んだ。 オヤジはアルメリアがちゃんと元気でやってることもついでに確認してから、血色のいい唇が自前のもので口紅一つつけていないことをしかと見た。 母親の飾り気なさをそのまま受け継いでしまったらしいとなんだか面白くなる。 こりゃあもしも結婚して娘が産まれても飾らない子になるんだろう。そして髪型はきっとポニーテールなのだ。オヤジは未来が見えた気がしてにやつきそうになった。 「………んー? んん? 口紅の一つもしてないのか?」 「化粧嫌いです」 「ずばっと言うねぇ」 「やりかた分からないんです」 アルメリアは唇に指を当てて、本当に分からないといった様子を見せる。 オヤジはなるほどと頷くと、何気なく他の外殻機に視線を移した。 「そっちか。誰かに教えて貰えば―――」 「はじめまして、アルメリアの親戚の方ですか?」 「ん?」 見知らない人が友人と話しているのを少し離れた場所でクーと共に居た委員長が、汗を拭いつつ間に割って入ってきた。 なにやら親しげに話していたので途中で入るに入れず待っていたらしかった。 委員長の第一印象は、ちょっと疲れた感じの中年男性というものだったのは秘密にしておこう。 委員長の後ろからクーが続いて、二人揃って化粧っ気が無いのが一目で分かれば、化粧をしない理由もなんとなく分かってくる。 「そんなとこか、血の繋がりはないがね」 二人は歩み寄ると軽く握手を交わし、簡単な自己紹介をした。 外殻機と人がごったがえし撮影会やら説明やら談話やらの喧騒むしろ言葉の大津波の最中で会話をする為に、知らずのうちに声が大きくなっている。 競技場に集うは生粋のロボット好き達であり、やれここの構造はなんだ、やれなんとか制御はどこのフィードバックだ、そんな専門用語がひしめく。 「はじめまして。みんなからは委員長と呼ばれています」 「こっちこそ始めましてだ。みんなはオヤジだのなんだの呼ぶ。お嬢ちゃんも気軽にそう呼んでくれればいい」 二人は手を振るような軽い握手と会釈、そして何故か本名を出さない自己紹介をし、離れた。 名前を出さない出てこない理由については御察し下さい。 以前にアルメリアの手紙の中で『頭はいいけどちょっと天然な子』とあったのはこの子のことかとオヤジが考える傍ら、クーが暇そうにそこらをぶらぶら歩き始める。 オヤジとクーは初対面ではなかったりするが、小さい時以降会っていない。 ちなみにシュレーのことは、『可愛くて元気な子』と書かれていたとか。 「ちょっとそこらへん行ってくるけど戻ってくるから心配いらない」 「分かりましたクーさん。もうそんなに用事も無いですからね、ゆっくりどうぞ」 委員長に言葉で、他の人らに目で了解をとったクーは人混みの間に身を滑り込ませて消えていった。 オヤジはクーの小さい頃は見ても成長した姿を見ていなかった為、誰なのか分からなかったらしくじっと注視し、眉に皺をよせ尋ねてみた。 「アルメリア、あの子があのクーちゃんなのか?」 「なんですかおじ様、その信じられないって顔は」 「女って成長するもんだぁってな……いい女になりやがった。それに比べて我が愛すべきお嬢さんときたら」 「私、とってもとっても、怒りますよ」 アルメリアは頬を膨らませ、半眼になった。オヤジは楽しそうに喉を鳴らす。 「そんなことよりアルメリア、お前さんメタルナイツの試合の方はどうなんだ」 「もうじき大会です」 「自信は?」 「ありありですおじさま。この子なら優勝間違いなしですから」 にっと笑い、ピースサインなんてしてみせたアルメリアが仰ぎ見るはプロトファスマ。誰も乗ってない彼は頭を垂れて黙っているだけだった。 彼女らしからぬ行動に委員長は目を丸くした。 オヤジが手をぱむと合わせると伸びをして、ポケットから携帯電話をとりだして時間を確認。もういい時間だったらしく、ポケットに仕舞うとその場を離れる素振りをみせた。 「んじゃま、おじさんはこの辺でさよならだ。ユトとメリッサの二人に報告しておくぞ、元気にやってますってな」 「あんまり昼間からいちゃつかないでねって伝えて下さい。あ、おじさま、ちゃんと食べて下さいね。痩せてるのはカッコワルイですから」 「この歳になると痩せた方が健康にいいんだよ。まぁ頑張れや」 そしてオヤジは両手をポケットに突っ込むと、今のところ衰えを感じさせない歩調を刻んで人混みに消えていった。 競技場に風がなだれ込み、暑い空気を撹拌する。 アルメリアは額から後頭部にかけて髪の毛を掻きあげると、ポニーテールを一度解き、ゴム紐を口に咥えて結い直した。ちょっと外に居ただけで汗が滲んできて、暑さを実感する。 いいかげん帽子をかぶり続けるのも嫌になってきた委員長は軍帽を指に引っ掛けてくるくる弄びながら、大きく溜息を吐きまた息を吸い込む。 都市迷彩の帽子が滞ることなく廻る。まるで独楽のように廻る。廻る帽子は止まらず廻る。 委員長が帽子から目を離した一瞬、ぐらりと揺らいだがもう片方の手によりちゃんと捕まえて頭に軽く引っ掛ける。 「渋いお方でした。名前は存じませんが、温かい人で……」 「温かいというよりズボラなんですよおじさまって。弟子が居なくなってからは洗濯物はそのままだし、食事は外食だし。寝るときパンツ一丁なんて信じられます?」 アルメリアが頭を振り、指を折ることでオヤジがいかにズボラ人間なのか、例を次々と羅列しては指を折っていく。五本の指では足りなくて、六本、七本、すなわち両手を使うことになっても話は止まらなかった。 『おーいみんなー。あのね、もう暑いから私帰りたい』 そこに、どこから手に入れたのかマントっぽい布を纏ったシュレー乗機アノフェレスが、足元の人間を踏みつけないよう細心の注意を払いながらやってきた。しかも、操作を誤りよろついた他の外殻機の肩を掴み押し戻してあげてから。 蒸気鍋でじっくり調理されるに等しい環境下で水分を奪われ続けて汗まみれ。極端な設計が招いた悲劇と言えよう。 「委員長は?」 「各自解散だそうなので、いいと思いますね」 「アオバさんは………あれ? 居ない」 アルメリアはアオバの姿を探してきょろきょろしたが見つからず、首を捻る。 「ここにいます」 スッ。空気とも形容すべき自然さでアオバが風景から湧き出した。 正直な話びっくりした。お前はニンジャか何かか。お前は諜報員かなにかを兼業しているのかと。 アオバの後ろにはクロを腕に抱きながらもペットボトルをラッパ飲みするクーが立っている。 「私達帰ってもいいですか?」 「分かりました。機体を倉庫に戻して、用意しておいたので水分摂ってください」 一同はぞろぞろと続いて競技場を出ると、解散した。 ◆ ◆ ◆ ◆ パレード、競技場で撮影会と続いて、昼から夕方そして夜へと時は流れる。 自重を知らない若者達がエアバイクを持ち出し島中をブンブン蜜蜂のように飛び交いだし、灯火の眩さが建物の上や合間を縫い描く。 あちこちで大音量の音楽が響き微細なる大気の粒に浸透して。 アルメリア、シュレー、委員長は思い思いの時間を過ごした後、仕事をしていた。 何かといったら無料の修理サービスだった。 「はい、どうですか?」 「いい感じだよ………学生さんなのにすごいねぇ……」 「いえいえ、これも勉強ですから」 地面に立て膝となり工具を持ち、年齢60~70くらいの物腰が柔らかい老婆の義足の調子を調べる。 高級なものだが歩く機能に特化しただけの義足だったので、一度取り外して軽く分解して確かめてみた。痛覚等の感覚を伝えるようなのは接続時に苦痛を感じる ことがあるから、その機能が無かったのは幸いだった。 とある教室の机の上で、老婆の両脚を分解して調査&整備というなんとも不可解というか不思議な光景。 だが、技術の進歩で本物と何一つ変わりない義足や義腕が作れるようになったこの世界時代では別に不思議でもなんでもない。 母親が義腕で、整備するのを見ていて自分もさせてもらった経験を持つアルメリアには、お茶の子さいさいもいいとこだった。 回路の異常を確認して、とりあえず可動する個所に油を差してから老婆の脚に嵌めこみちゃんと動くかを確かめる。もし異常があって転倒なんてことにならない ように、しっかり端子から情報を得て端末で数値も見る。 どうやら大丈夫のようだ。何度も目と画面を駆使して確認に確認を重ね、義足を接続すると、老婆に手をさしのばして椅子から立ち上がる補助をしてあげる。 老婆の手は皺だらけだったが、優しい感触だった。 腕に力を入れて、立ち上がるのに合わせて自分も姿勢を起こして、眼鏡をずり上げる。 「ありがとうね、本当にありがとう……」 「どういたしまして。お大事に。ここじゃなくてもいいですけど、定期的に整備や診断を受けて下さい。じゃないと大変なことになることもありますから」 「ふっふっ……まるでお医者さんみたいだねぇ」 「……言われてみれば、そうかもしれません」 「じゃあ、またご縁が導いてくれれば会いましょうね」 「はーい。次の方どうぞー」 アルメリアは老婆をにこやかに見送ると、椅子に座って次の人が入ってくるのを待った。 工具をなんとなく手に挟んでぎゅっと力を入れる。髪の毛を弄る。窓の外を見る。機械を弄るのは楽しかった。 次の人と声が響けば、列の最前列(と言ってももう数人しかいないが)の人が大股で歩いてくると、机の前で止まり椅子をひいて座った。 「あーいスイマセン次の人です」 「はい、修理って………ってお兄ちゃん!?」 次の人は青年で、アルメリアによく似た風貌だった。というかジャックだった。 目つきが悪い、髪質が悪い、キレると怖い、ただし根は優しい。それがジャックという人間で、アルメリアが最後に見かけたときに比べて髪があっちこっちに伸びておりお世辞にもカッコイイとはいえない。また、服装も一言で表現するとロックな様に変化していた。 ついと顔を上げて、応対しようと口を動かし、途中で気がつき素っ頓狂な声を上げてしまった。手に持ったドライバーを机にカーン。 ジャックがへらりと手をあげて、声を高らかと。 「よいーっす。アルメリアの兄ジャックでーす」 同じく仕事にあたっていた人らや、シュレーと委員長が『どうした?』と顔を向けてきたことに気がついて、恥ずかしくなってジャックの襟首掴んで教室を出て廊下へ。 ジャック、痴話喧嘩で泣きそうになる情けない男のようにずるずる引っ張られて廊下に。ついでに、ざわめく教室にウィンクまで送る。血の気が熱い男は、違う方向で熱くなっていた。 ジャックが随分伸びた髪をがしがしとかく。 アルメリア、両手をばっと下に突き出し前のめりで頬を膨らます。 二人が並ぶと、決して低くは無いはずのアルメリアが低く見える。 「愛しい妹の為に俺参上したのに酷くね?」 「お父さんお母さん心配してたのになんで帰ってこないの!」 「へっ? 俺帰ってたよ? 深夜だけどさ、スヤスヤ眠っちゃってまぁ、起こせる雰囲気じゃねーし。兄貴が冷蔵庫漁ってたのを手伝ったくらいかな」 「お兄ちゃん………」 「ケーキあったけどおいしく頂きました☆」 「呪うよ?」 「俺カミサマ信じてないし無効も無効、大無効」 正々堂々と実家に入り込んで泥棒まがいのことをしてましたと告白する兄。 妹はなんと発現していいのかさっぱり分からなかったが、いくら説得しようども無駄なのだなと改めて分かったので、もうなにも言うまいと心に決めた。死んでも死ななそうだし、ニコラスがいるならなんとかなるだろう。 「うおっと、もう時間だなっ」 「時計ないじゃん」 ジャックは腕時計を――そんなものないのにあるつもりで腕を一瞥して――に目を落とすと、『いけねっ』とおでこをぱチんとはたいて舌を出した。 すかさず突っ込みを入れる。 「この時計、俺以外には見えないのさ。高かったんだZE!」 「わーすごい」 「相変わらずノリの悪い妹だな、成長したのは背と胸だけかよ」 「食らえッ!!」 ジャックがさりげなく腰回りや胸元をちらっと見る。アルメリアは口元を引き攣らせ、脳天を手斧でかち割らんと振りおろす。 避ける、振り下ろす、避ける、振り下ろす、避けて手を掴む。 手を捕まえられてしまっては脳天を二等分することなどできはしない。悔しくなって目を細めて睨むが、迫力は半減だった。 「当たらないーいあたらなーいお前には何より、速さが足りない! はい捕獲。超捕獲」 「はーなーしてよー!!」 「やなこった、パンナコッタ」 ジャックはケラケラと笑うとぱっと手を離して、アルメリアのビンタを嘲笑うかのようにひょいと身を屈めて回避、おもむろに廊下の窓を開けて、窓枠によっこらせっとまたがった。 「んまぁそんなわけさ。兄貴待たせてるし、父さん母さんにヨロシク。あ、そうそうクー姉さんにもまた会おうぜベイベーって伝えておいてくれよ!」 「お兄ちゃん!?」 まさか、ここは一階でもなければ足場があるでもない。 落ちたらどうする。アルメリアは血相を変えて手を伸ばしたが、それより前に、人差し指と中指で軽く敬礼をしたジャックが窓から外に倒れるように飛びおりて視界から消えていた。 「Adios! I Can Fly!!!!!」 ドップラー効果を伴ったジャックの叫び声が遠ざかる。 そう、ジャックが飛び降りたのだ。 飛び降りた、のだ。 風音、ひゅおー。 「……あっ」 人生でも数少ない、血の気が失せた瞬間だった。 あっ、なんて間の抜けた声が漏れた。 「うわああああの人落っこちた!?」 「えっ、これはマズイですよね! えっ? えっ!?」 アルメリアとジャックの様子をドアの隙間からこっそり窺っていたシュレーと委員長、その他の人らは驚愕と言うより愕然、絶叫、ダッと窓に駆けよった。 一同の頭に学園で事故死の一文がよぎった。 ところが、それは華麗に裏切られることになった。 大型エアバイクの後部座席に仁王立ちしたジャックが腕を組み、服を風にたなびかせながら登場したのだ。操縦者は言うまでも無くニコラスだった。あらかじめ打ち合わせをしていたとしか思えない。 エアバイクの機関がうぃーんと唸りを上げ、大型スピーカーから景気よく豪快なるBGMが響く。 「おじさん!」 アルメリアは窓枠にかじりつくような体勢で寄り、目を丸くせざるを得なかった。口もちょっと半開き。 おじさんと呼ばれたニコラス=シーゼンコードその人は、サングラスを胸ポケットに一時退避すると、大きく手を振った。 髭モサモサ。髪はきちんと整えられているものの、白髪が見受けられる。 服のセンスは相変わらずと言ったところであり、皮生地をふんだんに使用したジャケットに蛍光色のズボンが目に痛い。 奇妙奇天烈な風貌としか評価できないのに、周囲を圧倒する存在感を醸し出すのはニコラスだからとしか言いようがない。もちろんエアバイク単体で見てもどこの運び屋だと言いたくなる改造がされており、警察に捕まりそうな存在感がプンプン。 「Hey! 久しぶりだZE!」 「よっしゃあ兄貴! 行こうぜ!」 「そうだなこんなところでのんびりしてる暇は無かったNE! じゃあアルメリア、グッバイ!」 放浪組はあっという間にエアバイクで空へと飛んでいき、見えなくなった。しかも、ジャックは仁王立ちのままで飛んでいる。なぜ体勢が崩れないのかはこの場の誰にも原理が不明だった。 水を打ったように静まり返る周囲の人々。 「お兄ちゃーーん!! おじさーーん!!」 アルメリアは声を張り上げ、委員長とシュレーは口を半開きで固まっている。 「あのぅ、アルメリア、アルメリア」 いつまでも空を眺め続けるアルメリアに業を煮やすというか肝を冷やして、頭が静止していた委員長がやっと復帰し、アルメリアの肩をトントン叩く。 アルメリアが我に帰る。 何をしていたのだろうと思い返すと同時に、窓の外に消えた二人組に向かって柄にもなく絶叫していたことに気がついた。顔があっという間に赤く染まり、前髪の生え際まで赤信号。 他の人も興味深そうに見てくるものだから逃げ場がそもそも無い。 兄貴と叔父さんは全く、エラい置き土産をくれたものだ。 「今の人達は、一体……」 アルメリアは好奇の視線に晒され、ますます委縮する。 そして声を絞り出すように言葉を発した。 「はい………ジャック兄さんと、ニコラスおじさんです」 その後の対処が大変だったのは言うまでも無い。 ◆ ◆ ◆ ◆ 叔父と兄がハイテンション馬鹿だと発覚してから数時間後。 アルメリアは同級生友人らに囲まれてあれこれと尋問を受けて涙ながらに自白した。 不可解だったのは女性陣にジャックの容姿がいい意味で受けていたのと、イケメンだなんだという意見があったことなのだ。身内だから分からないのかもしれないがなんだかおかしくなった。 結局、修理サービスは夕方を過ぎても終わらず、教室を間借りしての宴会が始まってしまい、夜までどんちゃん騒ぎとなった。 生徒学生どころか先生教授に一般人までが教室と廊下に入り乱れる大騒ぎ。酒は持ちだす輩はいるわクラッカーは白煙で教室が埋まるまで鳴らされるわ、合唱が始まるわで大盛り上がりだった。 アルメリアは友人、そしてシュレー(うっかり酒を呑んで友人らに担がれて退場)と委員長(もみくちゃにされた挙句カラオケ大会でマニアックな歌を披露して退場)と別れて、やっとのことで自宅に帰還した。 驚くべきはここまでずっと古風なメイド服で通してきたことか。 寮に辿り着き、もう働きたくないと辞表を量産し続ける肢体を説得しながら自分の部屋の前に来ると、溜息を吐きながら戸を叩く。 やや間があって、扉が開きエプロン姿のクーが現れた。おたまを持っていた。黒髪と白エプロンのコントラストが素晴らしいとアルメリアは瞬時に考え、そして瞬時に自己の疲労を確信した。 クーはあの後、帰宅するや掃除洗濯料理まで済ませてうとうとしていたわけだが、アルメリアが気がつくはずも……ある。匂いだ。ビーフシチューの匂いが扉を開けると、もわっと広がったのである。 夜ごはんと言えばお菓子とジュースしか口にしてなかったアルメリアには堪える匂い。 「おかえり。ご飯は出来てるけど、先にシャワーを浴びた方がおすすめ」 「なんか悪いですね、自分の部屋なのにやってもらうなんて」 アルメリアはクーに連れられて扉をくぐると、食事の準備がしてあるリビングに入った。机の上にはひときわ目を惹く鍋が鎮座しており、蓋の隙間から蒸気の魅惑を放っていた。 クーがエプロンをとり椅子の背にかけ、アルメリアは机とシャワー場の両方をちらちら代わりばんこに見る。 「家賃代だからなにも遠慮することはない」 「ありがとうございます。……シャワー浴びてきます」 「わかった」 アルメリアはシャワーへと向かった。途中で、祭りの最後に打ちあげられる小さな花火大会の鼓動が聞こえてきた。 大会はもうじき。 アルメリアは、気を引き締めようと、シャワーは熱めにしように決めた。 【終】 ↓ 感想をどうぞ(クリックすると開きます) +... 名前