約 543,839 件
https://w.atwiki.jp/trivia-mike/pages/3354.html
小中学生のみなさん、コロナウイルス感染症対策による休校と休学と外出自粛お疲れ様です。 さて、まず言うとウィキペディアは素晴らしいが統治するユーザーが素晴らしくない。 なぜなら初心者イジメや管理者お気に入りのユーザーしか生き残らないからです。 活動するうえで間違った知識を蓄えないようにしてください。
https://w.atwiki.jp/jhs-rowa/pages/131.html
100%中学生 ◆j1I31zelYA ――ちょっと寂しくっても、ちょっとカチンってきても ――ちょっとスベっちゃっても、ドンマイドンマイドンマイドンマイ! ☆ ☆ ☆ 学校でも見かけるような、折り畳み式の白い長テーブル。 それを二つくっつける形で、植木耕助と菊地善人は向かい合わせに座っている。 そして杉浦綾乃の席は、菊地の左隣に。 三人が、図書館の別室で情報交換の続きをしていた。 机と椅子、そしてキャスター付きのホワイトボード以外に何も無いコンファレンスルームは、ひどく殺風景でもあり、平和でもある。 ひとたび室外に踏み出せば、壁も半壊され本棚もぐちゃぐちゃになった図書閲覧室があるなど予想もできないだろう。 仲間がひとり欠けた。殺された。 それでも彼ら彼女らは、それまでと同じように机を囲んでいた。 それは『何も変わらない』という意味では冷たいし、『日常』があるという意味では優しい。 会話をして、休息をして、そして食べるための時間だった。 「つまり日野さんとやらの関わってた殺し合いにも『神様』が出て来たってことか」 「ああ。でも日向も、今回その『神様』が関係してるかまでは分かんねぇって言ってた」 主な話題は、植木耕助と碇シンジのこれまでについて、『補修授業』の一件で中断されていた続きだった。 失った仲間について語らせる過酷な行為でもあったが、しかし少しでも多くの情報を集めるために、ひいては皆が生き延びるために共有しておかければいけない。 植木もそれが分かっているから、学校に行きたい気持ちのはやりを堪えて真剣に話し合う。 菊地や綾乃も、碇シンジが綾波レイのことを気にかけていた以上、情報交換が終わったら合流に向かおうという案に依存はない。 「『神様』については、聞いた話だけじゃ判断しようがないな。 その『天野雪輝』と『我妻由乃』はまだ生きてるようだし、今はまだ保留にしとこう」 「二人をぶん殴ってバカな考えを止めさせてから、詳しく聞くってことだな」 「そうしたいところだな。まったく、事情を知ってそうなヤツが乗ってる可能性大ってのは困った話だぜ」 言葉を交わす合い間を利用して、少年たちはぱくりぱくりと支給食料をほおばっている。 菊地善人は、給食に出るようなコッペパンに直接かぶりつく。 植木耕輔は、一口サイズの乾パンをひとつずつ口に放り込む。 食欲旺盛な中学生にとっては粗食だったけれど、戦闘がもたらした心身の疲労を少しでも補おうとするようにもりもりと摂取する。 綾乃はファミレスで間食していたこともあってさほど空腹ではなかったけれど、食欲旺盛にしている少年たちを感心したように見ていた。 こんなことなら、もっと料理を覚えておくのだったかもしれないと思う。 事務室には冷蔵庫があったから、食材でもあれば調理できたかもしれないのに。 そこまで発想したところで、気づく。 突撃銃の他にもランダム支給品として、ちょっとした食べ物がディパックに入っていたことを。 あれを食べるとしたら、今のうちしかないだろう。 膝を打ち、明るい声で言った。 「そうだ、スイカがあったんだったわ。ちょっと切ってきますね」 ◆ 乾燥したパンの後にスイカというのもおかしな食べ合わせだったけれど、植木たちは十分にうれしそうな(そしてクーラーボックスごと支給されていたことに驚いたような)反応を見せた。 最初にスイカを見つけたときは困惑したけれど、あんな反応をされると心なしかいそいそとする。 「ん、しょ……っと」 バレーボールほどのそれを給湯室に運び込み、まな板の上にのせる。 料理はお母さんの手伝い程度にしか経験していないけれど、スイカを切り分けるくらいはできるはず。 包丁をあてがい、刃を差し込んで真下に押しこむよう思いっきり力をこめる。 『すだん!』と豪快な音を立てて、スイカを両断した包丁がまな板に激突した。 「で、できたっ……」 反動でしりもちをつきかけながらも、ぱっくりと二つに割れたスイカをほっとして落ちないよう支える。 スイカの赤い断面が、切り口を晒していた。 「あ……」 とても濃く赤かった。 黒い種が飛び散った、赤くて紅いスイカの果肉。 切断された衝撃で、まな板の各所に赤い果汁を飛び散らせている。 赤い色。 あんなものを見せられた後では、連想するのは、人間の血でしかなくて―― 違う。 しかしその連想は、すぐに塗り換えられた。 本物の血とは、ほど遠い。 碇シンジから流された血は、もっと赤黒くて、粘性があった。 こんな水彩絵の具みたいな色じゃなくて、もっとどろりとしていた。 そういえば内臓から吐き出された血は黒っぽい色をしているのだとか、家庭の医学に関する番組で見た覚えがある。 そして色々と気の付く菊地も、その違いは一目瞭然だったからこそスイカを食べることに賛成したのだろう。 「もう、びっくりさせないでよっ」 ひやりとしたことの責任をスイカに押し付けて、ほっと胸をなでおろす。 その『胸をなでおろす』という行為をする自分が、不思議だった。 そうか、私はもう血が流れるとか死ぬとかに立ち会ってしまったんだと、改めて自覚する。 知り合いが殺されるところを、見た。 だけでなく、その遺体を埋葬するところにさえ立ち会ったのだ。 さっきまで生きていた人間を地面の中に埋めてしまうなんて、そんな経験など日本に住んでいれば中学生どころか大人にだってほとんどありえない。 内臓をひどく損傷させたまま地面に埋もれていく碇シンジを見て、もっとどうにかしてあげられなかったのかと思った。 殺し合いの真っ最中でなければ、遺体をきれいにしてくれる大人だっていただろうに。 盛り土が完成したときは、こんなにあっさりしたものなのかと思った。 死んだ人を埋めるというのは、うまく表現できないけれど、もっと気が狂いそうになるような作業じゃないかという想像があったから。 もっとも、そのすぐ後には号泣することになったのだけれど。 友達が死んだときに泣かないでどうするんだ、と菊地は言った。 半分になったスイカを、まる一個は食べられないかとひとつ脇にどけ、ひとつをまな板の中央に戻した。 包丁をあてがって、悲しかったことを綾乃は反芻する。 友達が死んだ。 友達、でいいのだろうか。 どうしても、綾乃は首をかしげてしまう。 過ごした時間は、短かった。 しかし植木にも菊地にも、泣く理由はあった。 たとえば、植木が泣かないのは嘘だと思う。 植木は人の善意を強く信じているし、誰とでも仲良くなろうとする。 綾乃のことも、大切な仲間として認めてくれている。 出会ったばかりなのに、バロウという襲撃者から守ろうとしてくれた。 同行することになったから。碇シンジとの口論をとりなしてくれたから。 たったそれだけのことでも、菊地と綾乃をも『仲間』として守るには充分な理由となるようだった。 そんな情のあつい植木が、最も長くともに過ごし、果てには互いの信念をぶつけ合った友達の死に涙を流さないはずがない。 菊地にとっても、植木との交流はあった。 中学生としては抜きんでて聡明な菊地にとって、教師はともかく同年代の男子に、それも技能ではなく精神に、『敵わない』と思わされたことなどあまりなかったのだろう。 碇シンジは『植木を置いて逃げる』という合理的な判断に一石を投じ、どこかお気楽だった菊地の根っこを叩き直していった。 きっとその印象は強烈だった。 植木や菊地と碇の間には、時間では測れない絆が育つに足るものがあった。 半分になったスイカをさらに半分に切り分ける。 四分の一になったスイカを真横に90度回して、右から左へと包丁をいれていった。 種を取りやすく切る方法もあるらしいけれど、料理に詳しくない綾乃はそこまでは知らない。 そんな2人に比べて、綾乃とシンジの関係はあまりにも薄い。 たった数十分ばかり、情報交換をしただけの関係である。 もし綾波レイに会って、あなたと碇くんはどんな友達だったのかと聞かれたりしたら、答えられないだろう。 よくも悪くも馴れ馴れしい歳納京子と違って、一度や二度の会話を交わした段階で友情を抱けるほど綾乃の『友達』の基準は軽くない。 と言うかたいていの中学生の基準はそうだろう。 穏便に出会った。自己紹介をした。 綾波レイについて(主に菊地が)説明した。これまでの経緯を少し聞いた。 シンジと綾乃の交流は、ほぼこれだけに終始してしまう。 彼と植木との間にうまれた剣呑さを見てつい口をはさんだりもしたけれど、そのきっかけも注目も、植木の歪みに向いていた。 もちろん、殺し合いに巻き込まれた同士の連帯感とか、アスカ・ラングレーが殺し合いに乗ったことを心配する気持ちはあったけれど。 例えば、シンジと植木が本当にこじれそうになった時も、植木に対して複雑な感情を抱くだけで、仲裁はすっかり菊地を頼みにしていた。 例えば、菊地とシンジの間で植木を助けに戻るかどうか議論になった時も、黙ってことのなりゆきを見ていただけだった。 例えばシンジたちが心配で戻った時も銃は構えていたけれど、それを撃って救援ができたかは怪しく、場に流されていただけだった。 これだけ傍観者に徹していたような薄さで『共にいた時間は短かったけれど、固い友情がありました』などと言えば、シンジの元からの友達に怒りを買ってもおかしくない。 でも、綾乃は悲しいと思った。 その気持ちに嘘はない。 それは、植木から最後に交わしたシンジとのやり取りについて聞いたから。 シンジが植木に教えたことについて、知ったからだった。 何も、植木とシンジの友情にもらい泣きをしたわけじゃない。 ただ、そんなことを人に教えられる碇シンジという少年が、永久に失われたことが悲しかった。 そんな少年に対して綾乃は傍観者の立場しか果たせず、そしてもっと彼のことを知ろうとしても、死んでしまってはそれがかなわないことが悲しかった。 もうその距離を埋めようとしても埋められない、そんなありえた『これから』が失われたことが悲しかった。 シンジにとってはただの知り合いでしかなかっただろう自分がこうなのだから、元からのシンジの友達とか、家族とか、綾波レイという少女はもっと辛い想いをするのだろう。 だから、だれかが死ぬことは悲しい。 だから、人を殺さないですむ方法がほしい。 大きな深皿を探し出し、ひんやりと冷たそうな果肉をみせるスイカをすとんと並べる。 きれいに並べられてこれから胃袋の中に入るスイカは、さっきとは真逆に、生きているという実感を与えた。 ◆ 『だーかーらっ!! 未来日記とゲームのルールに関する質問以外は受け付けんと、何度も言っておるじゃろうがっ!』 「いや、こいつは未来日記に関する質問だぜ? だってそうだろ? 具体的にどうすれば首輪が爆発するか知ってなきゃ、前触れも無しに『DEAD END』が出たりして日記の信頼性を損なうかもしれないんだから――」 『こ、じ、つ、け、る、なっ!』 激しい苛立ちのこもった電話越しの少女の声が、拡声ボタンでも押したかのように閲覧室に響いた。 『契約するつもりのない冷やかし電話はお断りじゃっっ!! お主はしばらく電話をかけてくるなぁっ!』 「おいおい誰も契約しないとは言ってな――」 ――ブツン。 質問責めにあって我慢の限界に達したムルムルが、とうとう通話を切る。 ためしに再び電話をかけてみたが、ワン切りで済まされる。 別の携帯電話からかけてみても、菊地が「もしもし」と一声しゃべるだけで、通話主は警戒したようにブチっと切ってきた。 どうやら『しばらくかけてくるな』という罰則はただの脅しではなかったらしい。この『しばらく』がいつまでを指すかは不明瞭だが。 「ちっ、我慢の短いヤツだなぁ。こちとら勝手に殺し合いに呼ばれてるんだから、クレームつけられるぐらい予想しとけってんだ」 愚痴をこぼして携帯電話をテーブルに置くと、向かいの席には目を点にした植木耕助がいる。 「すごいな菊地。しつこいクレーマーのおばちゃんみたいだった」 「……褒め言葉だと受け取るよ」 「それで、色々聞いてたけど、なんか分かったのか?」 「ゲームの裏側に関することは口が固かったよ。でも、この『日記』に関することは色々と分かったぜ」 ちら、と目を落としたテーブルにあるのは、碇シンジの残した探偵日記(が登録された携帯電話)と植木の契約した友情日記、そして菊地自身の携帯電話だった。 「おお! たとえばどんなだ?」 「そうだな、まず、俺の携帯にも『友情日記』を同時契約できるか聞いてみたんだが……これはアウトだった。 ゲーム中に動かしていい未来日記は、一種類につき一台のみ。特殊な例外をのぞいて、複数の携帯電話で同じ日記を動かすことはできないんだとさ」 「そういやシンジが、契約できる日記は一つの携帯に一種類までだって言ってたな。その逆もそうってことなのか」 「ああ。『特殊な例外』ってのは今のところ不明だが、もしかしたら予知するために二台以上の携帯が必要な日記があるのかもしれないな」 「あれ? でも待てよ。そうなると『友情日記』の番号を知ってるヤツが、俺の知らないところで電話して契約したらどうなるんだ。 契約は上書きされるんだから、携帯がいつの間にか契約切れてるってこともあるのか?」 「それについても聞いてみた。上書きの契約が可能な条件は、ふたつあるんだそうだ。 ひとつは前の所有者が亡くなってしまった場合。 もう一つは『その時点で契約している携帯電話』から電話をかけて契約した場合」 「……ってことは。所有者から携帯を奪い取って、契約するのはアリ。 でも、番号を知ってるだけじゃ、すでに所有者がいると契約できないってことか。 あ、そういえば! 俺とシンジが友情日記を交代で契約してた時も、携帯を交換してから電話してたな。だから上書きで契約できたのか」 「そういうことだな。なかなか頭の回転が早いじゃないか。 実際問題、そういう制限をつけたのは懸命だと思うぜ? 電話番号を教えるだけで契約できたり、同じ日記を複数の携帯で動かせるなら所有者が増やし放題だからな。 みんながバンバン日記を増やしてるようじゃ、ゲームを管理運営してる側だって把握が面倒になるだろうさ」 「じゃあ、これから日記で知り合いを探すときも、携帯を交換してから予知し合ったほうがいいんだな」 「そういうことだな。俺はしばらく電話禁止みたいだから、お前と杉浦に交代で使ってもらおう。あと、その予知できる知り合いについても詳しく聞いたよ」 「?」 「この『友情日記』の『友情』の定義についてだが。 まず、『お互いに協力できると信頼し合ってる関係』ぐらいになれば、予知ができるってことだ。 つまり、厳密な意味での『友情』じゃなくてもいいってことだな。 ただし、それでもある程度の深い関係は必要らしい。ちょっと会話をした程度じゃアウトなんだと。 ある程度は関係を深めた参加者でないと予知できないそうだ。 こんなことなら、綾波さんたちとはもっとじっくり時間を取って付き合っておくんだったよ」 「気にすんなって。合流場所が決まってるってだけでも安心してるんだからさ」 「ありがとよ、植木……それで、もうひとつの前提だが。 『友情』については『双方向』じゃなきゃいけない。そうでなきゃ『信頼関係』とは呼べないから当然だな。 一方が、『アイツなら大丈夫だ』と思ってるだけの片思いじゃ足りないってことだ。 ムルムルは『参戦時期による』のがどーたらとぼやいてたけど、この言葉の意味はよく分からない。 ただ、この条件だと、俺の知り合いでは『渋谷翔』はアウト。『相沢雅』と『常盤愛』は微妙になっちまうな。 相沢は付き合い長いけど、最近は向こうから距離を取ってるところがあるし。 常盤とは和解したけど、『仲良くなった』かって言うと……あんなことやらされちまったしなぁ」 「どうした菊地、顔が赤いぞ?」 「なんでもない。とにかく常盤との関係は、ちょっと特殊なんだ」 「ふーん? でもその条件だと、俺のチームの仲間は、まず大丈夫だな」 「元からのチームメイトって意味じゃ植木たちは盤石だろうな。 そうだ、ここまでは『友情』の定義の最低ラインについてだけど、上限についても確認しておいた」 「上限?」 「関係がさらに発展しちまった場合、たとえば男女で恋愛関係に突入した場合だな。 これも普通は『友情』と言いにくいだろうけど、こっちも問題なく予知されるそうだ」 「恋愛感情になったらって。菊地、もしかしてお前、綾乃のことが……」 「い、一般論としてだっつーの。『吊り橋効果』って言葉もあるぐらいだし、こんな状況じゃそういう関係の連中が生まれてもおかしくないだろ? ……って、そう言えば杉浦のやつ、遅いな」 ◆ スイカだけじゃ物足りないかと、飲み物を探そうとしたのがよくなかった。 冷蔵庫を開けたところで、見つけてしまったのだ。 それが、綾乃を猛烈に悩ませていた。 「うぅ~…………」 杉浦綾乃は、プリンが好物だった。 人からはツンデレと言われる綾乃でも、プリンに対する好意だけは隠そうとしないぐらい好きだった。 しかもフルーツプリンだった。 ちょっと高そうなケーキ屋さんの、おしゃれなデザインのカップに入っていた。 普段食べているプリンの、倍の値段はする高級プリンだった。 一個しかなかった。 これがもし三個あれば『せっかく見つけたからついでに持ってきました。ついでですから』とよそおい、スイカに添えて三人一緒に食べただろうに。 しかし、一個しかないのである。 これを綾乃だけが食べるということは『一人じめしちゃうぐらい、私はプリンが食べたいんですよー』とアピールすることであって。 これがいつもの生徒会の冷蔵庫ならば、ラッキーとばかりに素直に誰の目もはばからず食べていただろうに。 しかしここにいるのは、仲間とはいえ知り合ったばかりの男の子二人なのだ。 しかもうち一人は、年上なのだ。 なんだ、杉浦ってそんなにプリンが好きなんだな。子どもっぽいところもあるじゃないか。 呆れたような、もしかすると微笑ましいものを見るような目でそう言われることを予想して、ぐっと気恥かしさがこみ上げてきた。 女子校に通う綾乃にとって、『男子中学生』とは事前データのない種族である。 歳納京子に馴れ馴れしくされるのとは、また別種の緊張感がある。 こんなこと、気にするのもいちいち大げさなのかもしれない。 別にプリンが好きだなんて恥ずかしいことじゃないんだし、好きなんですとひとつことわっていただいてしまえばいいだけのこと。 そうは言い聞かせてみたけれど、いざ『実はプリン大好きなんですよー、えへ』とか言ってみて、 『実はオレも好きだったんだー』『なに、植木もなのか。よし、じゃんけんだな』なんて展開が起こってしまったらどうしよう。 ほかの2人にこのプリンを取られてしまったら、ちょっと泣ける。 意地汚い。こんな時に。さっきまで死を悼んでいたのに。 そうは思ってみても、美味しそうなものは美味しそうに見えてしまう。 ……ちょっと考えすぎだろうか。 世の中には『ドーナツが大好き』という一点だけでキャラ立てをしているアイドルもいるらしいけれど、さすがに綾乃はそこまで極端な方向性を進みたくはない。 そう言えば。 最近もこんな風に、冷蔵庫の中をずっと覗き込んで、悩んでいたことがあった。 もっともあのときは、食べたいんじゃなくて、食べられなくて悩んでいた。 歳納京子からプレゼントされた、アイスクリーム。 冷凍庫を開けて、そこにあるのを見つめるだけで頬が『にへら』と緩んで顔が紅潮して。 けれど、食べることは絶対にできなかった。食べてしまったら、なくなっちゃうから。 歳納京子。 自称『杉浦綾乃のライバル』。 あいつは今頃、どうしているだろうか。 痛い目にあってないだろうか。人に迷惑をかけてないだろうか。 最初は後者の心配ばかりしていたけれど、今では前者のほうが気がかりだった。 さっきの綾乃たちみたいに殺し合いに乗った人に襲われたらひとたまりもないし……それに今となっては、後者はあまり心配いらないとも思える。 確かに歳納京子にはお調子者で空気を読まないところがあったけれど、たとえば生徒会の大室櫻子のように真の意味で空気が読めないわけじゃなかった。 決してバカではなかったし、不思議な安定感みたいなものがあった。 ライバルと呼んでくれたことは嬉しかったけれど……いや、変な意味じゃなくて。 実のところ綾乃は、ずっと負け越しのままだった。(一度だけ同人活動の締め切りのせいでおじゃんになったけれど) それは、数値化される成績だけに限らない、あえて言葉にすれば強烈な『個性』のようなものだった。 歳納京子にも杉浦綾乃にも、植木のような戦闘力や菊地のような考察力はない。 戦いとは縁のない日常を過ごしているという点ではいずれも等しく『一般人』に過ぎない。 それでも、歳納京子は『一般人』ではあっても『普通』ではなかった。 歳納京子ほど強烈な女子中学生は、(綾乃の贔屓目を差し引いても)日本中探したところでそうそう見つからないだろう。 ひとたび口を開けばぶっとんだ発想を次々と思いつき、自由奔放かつ意味不明な言動で、絶えず周囲をツッコミに忙しくさせるようなトラブルメーカーかつ企画立案者。 『恋人ごっこやろーぜ!』とか、そんな突飛なことを次々に言って、みんなを引っ張る。 でもそれだけ騒がしいのをなぜか許してしまうというか、かく言う綾乃もそういう騒がしいところを見ているのが何だか安心するというか、ときめくところもあって……違う、今のは無し。 とにかく、ごらく部でもクラスの友人同士の交流でも、常に輪の中心にいるような少女だった。 そしてほとんど勉強しないのに成績学年トップを維持するような不可思議なおつむの持ち主であり。 趣味として打ちこんでいる同人誌の方面ではイベントの完売必須な売れっ子作家だと聞く。 そんな女の子が、杉浦綾乃のライバルだった。 とても尖っている。際立っている。 その一方で、杉浦綾乃は『普通』なのだと気付く。 周囲からは、ツンデレだと言われる。 親友からは、純情で一途で可愛いと言われることがある。 生徒会の後輩からは、しっかりした人だと言ってもらえる。 ツンデレや純情呼ばわりには言い返したいこともあるけれど、その『ツンデレ』も『純情』もつまるところ、特定の人物に対する反応でしかないものであって。 『そいつ』がいなければ成り立たない。 それに、『しっかり』しているのだって別に綾乃に限ったことじゃない。 中学生にして1人暮らしなんかしていて、お泊まり会にごらく部や綾乃たちをしょっちゅう自宅に招いて面倒をみてくれて、 家事全般も余裕でこなしてしまう船見結衣なんかの方が、ずっとしっかりしているし中学生離れしている。 よく影が薄いとか普通のいい子という扱いを受けている赤座あかりにしても、実は普通じゃない。 あれだけ『特徴を言ってみて』と言われても『いい子』と『普通』しか浮かんでこない女の子なんて、逆にぜんぜん普通じゃない。 それを長所と解釈するかは人によるだろうけど、とにかく彼女も別の方向に尖っている。 ごらく部の彼女らだけじゃない。 池田千歳の想像している独特の発想(エッチなこと含む)と鼻血も。そしていつも綾乃を助けてくれるという絶妙なフォローの神がかりも。 大室櫻子の突拍子もないおバカさも、古谷向日葵が持つ13歳とは思えないほどの母性も。 松本生徒会長のミステリアスな存在感も、西垣先生のマッドサイエンティストっぷりも。 みんな『普通』ばなれしたところを持っていた。 みんなが、そういうのが無い杉浦綾乃を友人として認めてくれていることは知っている。 菊地や植木だって、綾乃のことを仲間として認めてくれている。 おかげでちょっとぐらいは自信も持てるようになったし、『宿題』を成し遂げるという決意だって揺るがない。 だから、この悩みは、ぜいたくな無いものねだり。 心配はノンノンノートルダムと言ってばっさり切り落とせるような、ちょっとしたトゲでしかない。 それでも、とびっきり感傷的な言い方をするなら、こういうことだ。 綾乃ができることは、他の人にだってできる。 綾乃にしかできないことは、何もない。 そして綾乃に提示された『宿題』は、はっきりした模範解答の無い、たくさんの人が確たる答えを持てないような考えごとだ。 それはつまり、皆が考えてもわからないことなら、綾乃にもわからないということにならないか。 「……って、たかがプリンひとつで、私はなんでそこまで考えてるのよ!」 深く考えたところで自分を客観視して、ついセルフ突っ込みをいれた。 いや、そもそも、こんな冷蔵庫の前でプリンを凝視して考え込むことなんてなかったんだ。 二人の前で食べるのが恥ずかしいなら、給湯室でこっそり食べてさっさと戻ればよかったんだから。 「ちょ、ちょっと食べて戻るだけ……ばれなきゃいいのよ。ばれなきゃ……」 我に返り、いそいそとフルーツプリンを手に取る。 さて、スプーンはどこだったかしらと給湯室を見回し、 給湯室の入り口で、菊地と植木がじっと見つめているのと目があった。 !? 杉浦綾乃。 生徒会副会長なのに、人から注目されるのには弱い。 ずっと見られていた。もしかすると、独り言をつぶやいたところまで見られていた。 そんなシチュエーションに遭遇すれば、言葉を返すこともできずに固まるしかない。 菊地と植木は、形容しがたい表情をしていた。 しかしやがて、植木耕助がその状況を理解する。 納得したという顔をして、手をぽんと叩き、言った。 「なんだ、綾乃はプリンが食べたかったのか」 悪意のない、しかし『かいしんのいちげき』に匹敵する攻撃。 ぼっと、首から上で火事が起こったように顔が熱く紅潮した。 菊地が『あちゃー』と声には出さずに、心中でつぶやく。 「……っ!」 プリンを持ったまま、窓の方へと、走った。 カーテンを体にぐるぐると巻きつけて、隠れる。 「綾乃?」 「おい、杉浦、大丈夫だ、大丈夫だって!」 「……………さがさないでください」 逃避に走った綾乃をカーテンのうらから呼び戻すのに、菊地たちはずいぶんと労力を要した。 ◆ どうにか三人仲良くスイカを(そして綾乃はプリンを)食べて。 情報の共有もすべて終わって、植木は『探偵日記』の契約を、綾乃は『友情日記』の契約を済ませる。 そして、図書館を出発するときがやってきた。 色々な出来事が起こった建物を、がれきを踏み越えて抜け出していく。 桜の木を一度だけ振り返る、三人の表情は静かだった。 「さて、これから仕事は山積みだな」 「ああ、殺し合いに乗ったヤツから、オレも含めてみんなを守る。 それにシンジから頼まれた、二人の女の子も護る」 「はい、海洋研究所に行って、その前に学校で綾波さんたちと合流して、碇くんのことを教えてあげなきゃ。 そして、私は宿題の答えを見つけるんです、絶対に」 綾乃はもう一度「絶対に」と繰り返した。 そんな綾乃を見て、菊地がふっと真剣な表情を崩す。 「なぁ杉浦。真剣なのはいいけど、あんまり難しく考えることないんだぞ? ここに来てからお前だってずいぶん特殊な経験をしてるんだから、そのうち自然と答えが出ることだってあるさ」 「え……?」 どきりと、綾乃の心臓が不穏な音をたてる。 まさに不安に思っていたことを、見抜かれたような気がしたからだ。 「な、なんで分かったんですか…?」 「いや、さっきから宿題宿題って繰り返してたから、気負ってるのかと思ってさ」 菊地は表情をくずして、にやりと笑ってみせた。 その気遣いに感嘆していた綾乃も、あれ、と首をかしげた。 それは、いつものニヒルな笑い方ではなかった。 どちらかと言えば――そう、魔女っ子ミラクるんのコスプレを人に勧めたりする歳納京子の、いたずらっぽい笑みに似ていた。 「例えばいっそのこと、『戦いをやめてくれるたびに一枚脱ぎます』ってのはどうだ? 男子連中は全員、それで止まるかもしれないぜ?」 !? 綾乃の表情が凍りつき――赤面に転じる。 菊地善人にとっては、『いつもの悪ふざけ』の延長線上だった。 言っていいことと悪いこともわきまえているし、杉浦綾乃が初心なことも把握している。 しかし彼もまた健全な男子中学生であり、『あの3年4組』の一員だったのだ。 純粋無垢な野村朋子に『鬼塚先生にサービスしたいなら下着を脱げ』と提案する(そして実行までさせてしまう)ぐらいには悪ノリするし、クラスの女子もそんな男子たちにけっこう寛容だったりする。 例えば文化祭で『きわどい服』を着たコスプレ喫茶が出し物に提案されるぐらいにはフランクである。 しかし、ゆる(い)ゆり時空の住人に、GTO(グレートティーチャー鬼塚)時空のジョークは刺激が強すぎた。 「へ……へっ……へんたあああああぁぁぁぁぁぁぁいぃっっっ!!」 『コスプレしろ』ならばまだともかく、『脱げ』は完全にアウト。 悲鳴をあげて全力でダッシュし、図書館の建物の陰に隠れる綾乃。 さっきと既視感のある反応だった 前回と違うのは、前回は味方だったもう一人が、そうじゃないということだった。 「菊地……お前、それは無いんじゃ……」 植木耕助も好意を持つ女の子だっている(らしい)健全な男子中学生とはいえ、数か月前までは小学生だった身分である。 この年代で二歳の違いは大きいし、しかも植木自身もそうとうに品行方正な学生だった。 よって菊地に対しても、例えば道で会った男から『どうかぼくを眼鏡好きにしてください』と泣いて頼まれたような、そんな性癖の相手を見るような目になっている。 「いや、その…………謝ってくるよ」 植木のフォローは期待できないぞと、観念して建物の裏手へと向かった。 どうなだめたものかと考えあぐねて、足が重たくなる己に気づく。 (もしかしてオレ、この手の反応をする女子には慣れてないのか? 相沢や飯島は、もっとキャンキャン噛みついてくるタイプだったし) 鬼塚や村井国男たちクラスの三バカともよくつるんでいるのだから、女子からバカだスケベだと言われることに耐性はあった。 しかしギャーギャー騒ぐのではなく、いちいち初心な反応で恥じらうような女子は新鮮だった。 ……もし己が自室ではエロ本を片手に女体の合成写真を作っているとばれたら、もう口をきいてもらえないかもしれない。 そんなことを想像して苦笑すると、建物の角を曲がる。 「えいっ!」 すぱん、と警戒な音がして、菊地の頭頂部が叩かれた。 「うおっ――」 角を曲がったとたんの不意打ちだった。 菊地は驚き、鈍痛に額を抑える。 その右手にハリセンを高々と掲げた綾乃が、くすりと笑う。 「杉浦……もしかして、わざとか?」 「わ、私だって十二時間も一緒にいれば、ちょっとは慣れますよ! でも、次からはほどほどにしてくださいね!」 どこか勝ち誇ったような顔でびしっとハリセンを向ける綾乃に、菊地も『いっぱい食わされた』と嬉しいくやしさがこみ上げる。 「あーあ。一本取られたな」 「綾乃……なんか、たくましくなったなぁ」 二人のやり取りを感心したようにつぶやく植木に、綾乃も得意げに言い放った。 「もちろん! もう心配ないないナイアガラの、余裕ありまくり有馬温泉だから!」 ひくっと。 菊地の頬が、反応にこまって引きつる。 (だ、ダジャレか? でも『ないないナイアガラ』って、洒落って言うよりただ韻を踏んでるだけなんじゃ……) 「ぶっ……!」 しかし、もう一人の聞き手である植木は噴出した。 綾乃にとっては幸運なことに、ツボにはまってしまったらしい。 両こぶしをぐっと握って、綾乃流の景気づけに同調するように言う。 「その意気だぞ綾乃! ファイトファイト、ファイファイビーチだ!」 「ぶっ……!」 返されたダジャレはこれまた綾乃のツボを刺激したらしい。 顔を横に向けて、笑いをこらえるように口元を抑える。 (え、ちょっと待て。これってダジャレネタの流れか……?) とっさに上手い返しの出ない菊地だったが、ほかの2人が元気を出したというのに1人で白けているわけにもいかない。 あわてて『それっぽいセンス』のダジャレをひねり出す。 「ダ、ダジャレかー。そう言えば、授業でもよく暗記に使ってたよなー。メソメソメソポタミア、とか……」 しかし2人は、これに青い顔をした。 「メソメソ……?」 「それはちょっと……」 「待て! お前らがその反応は理不尽じゃないか?」 ショックを受けた菊地に、綾乃と植木がはっとする。 「な、なかなかいいセンスだったぞ。どんどんぼけロンドンだ!」 「そ、そう、もっと聞きたいですよ! お笑い推奨、水晶浜海水浴場です!」 (き、気を使われたのか……?) 相変わらずよく分からないセンスのダジャレによる畳みかけだったけれど、必死そうにフォローしようとする2人はおかしかった。 気づけば「ぷっ」と小さな笑いが漏れる。 まだ、目に涙の跡を残しながらも。 三人ともが笑っていた。 【G-7/図書館付近/一日目 昼】 【杉浦綾乃@ゆるゆり】 [状態] 健康 [装備] ハリセン@ゆるゆり、友情日記@未来日記 [道具] 基本支給品一式、AK-47@現実、図書館の書籍数冊、加地リョウジのスイカ(残り半玉)@エヴァンゲリオン新劇場版 基本行動方針 みんなと協力して生きて帰る 1:誰も殺さずにみんなで生き残る方法を見つけたい。 2:学校を経由して、海洋研究所へ向かう。 3:と、歳納京子のことなんて全然気になってなんかないんだからねっ! [備考] ※植木耕助から能力者バトルについて大まかに教わりました。 ※『友情日記』の予知の範囲は自身がいるエリアと周囲8エリア内にいる計9エリア内に限定されています。 【菊地善人@GTO】 [状態] 健康 [装備] デリンジャー@バトルロワイアル [道具] 基本支給品一式、ヴァージニア・スリム・メンソール@バトルロワイアル 、図書館の書籍数冊 基本行動方針 生きて帰る 1:学校を経由して、海洋研究所へ向かう。 [備考] ※植木耕助から能力者バトルについて大まかに教わりました。 ※ムルムルの怒りを買ったために、しばらく未来日記の契約ができなくなりました。(いつまで続くかは任せます) 【植木耕助@うえきの法則】 [状態]:全身打撲 [装備]:探偵日記@未来日記 [道具]:基本支給品一式×3、遠山金太郎のラケット@テニスの王子様、よっちゃんが入っていた着ぐるみ@うえきの法則、目印留@幽☆遊☆白書 ニューナンブM60@GTO、乾汁セットB@テニスの王子様 基本行動方針:絶対に殺し合いをやめさせる 1:自分自身を含めて、全員を救ってみせる。 2:学校へ向かい、綾波レイを保護する。 3:皆と協力して殺し合いを止める。 4:日記を使って佐野とヒデヨシとテンコも探す。 [備考] ※参戦時期は、第三次選考最終日の、バロウVS佐野戦の直前。 ※日野日向から、7月21日(参戦時期)時点で彼女の知っていた情報を、かなり詳しく教わりました。 ※碇シンジから、エヴァンゲリオンや使徒について大まかに教わりました。 ※レベル2の能力に目覚めました。 【加持リョウジのスイカ@エヴァンゲリオン新劇場版】 杉浦綾乃に支給。 特務機関NERV所属の加持リョウジが、任務の片手間にジオフロント内の畑で栽培していたスイカ。ほどよく冷やされた状態で支給。 碇シンジも収穫を手伝わされている。 【ハリセン@ゆるゆり】 杉浦綾乃に支給。 歳納京子の人格転換をもとに戻すために、『頭部に衝撃をあたえるもの』として用意したうちの道具のひとつ。 Back 探偵と探偵のパラドックス 投下順 救われぬものに救いの手を Back 探偵と探偵のパラドックス 時系列順 救われぬものに救いの手を 1st Priority 植木耕助 ルートカドラプル -Before Crysis After Crime- 1st Priority 菊地善人 ルートカドラプル -Before Crysis After Crime- 1st Priority 杉浦綾乃 ルートカドラプル -Before Crysis After Crime-
https://w.atwiki.jp/murauya2011/pages/38.html
中学校の体育 中学校では、体操着でもありセーラー服やイートン学生服などの制服の一部としてスカートの下に白のショーツの上からブルマーを着用したケースもある。体育の授業では年の大半がジャージ上下姿で授業を受けているが、夏場や体育祭、球技大会などでブルマーになることがある。学校によっては3年生の3学期の体育の授業ではジャージのズボンを穿かずに、雪が降る寒い日でも長袖ジャージにブルマー姿で卒業まで授業を受けなければならないところもある。 中学校在学中に性感、発情を覚えるようになり、何も知らずにカンコー製の腰、脚口がオベロンゴムの濃紺無地のブルマーを脱ぎ下ろし、股布の裏地を見ると、白い粘液に寄ってできた染みが楕円形状に濡れていることがある。洗面所の置き場や女子生徒の部屋にブルマーの脱ぎ捨てが置かれていることがあり、ブルマーの股布の裏地を見ると、粘液で染みついたあとが乾いて楕円形状に染み付いている。 とある中学校では 某中学校では女子生徒全員青色のスクールジャージ上下姿で授業を受けている。 3学期の体育の授業では、1、2年生女子は全員青色のスクールジャージ上下姿。 3年生女子だけは全員、白無地のバレーシャツ丸首長袖体操服の上に青色のVネックハーフジップの襟付き長袖ジャージを着込み、白のハイソックスに上履き(または運動靴)。 下半身はジャージの長ズボンを穿かずに濃紺無地のブルマー必着のまま腰全体を密着させ、太股をはじめ膝や脛など肌を晒して冷やしながら授業を受けることとなる。(※誰もが高校進学後に体育の授業でブルマーを着用するとは限らないため。) 次の時間が体育の時、3年生の女子生徒全員教室で体操着に着替え、制服を脱いで白無地のバレーシャツ丸首長袖体操服に濃紺無地のブルマーになったら、体操服をブルマーの中に入れ、その上に青色のVネックハーフジップの襟付き長袖ジャージを着込む。白のハイソックス、上履きを履いたら、つばのない紅白帽子を用意する。 頭髪は、「ショートカット」「二つ結び」「三つ編み」。その上に紅白帽子を赤にして顎紐をしっかりかけてかぶり、長袖ジャージの胸元のジッパーを喉元まできっちり締めたらジャージで隠さないでブルマーを見せるようにする。太股を冷やしながら緊張と寒さをこらえて体育館に移動しなければならない。 白無地のバレーシャツ丸首長袖体操服の上に着込んでいる青色のVネックハーフジップの襟付き長袖ジャージは、体育の授業で鍛えてぶっとくなった両腕が袖口ならび袖で無駄なくきっちり締め付けられ、乳房の発達によって、胸も一段と大きくなり、身体も大きくなっただけでなく、丸みをおびたからだつきになっている。大きな胸は体操着越しに揺れるくらい大きく豊かに膨れ出て、腹、背中もだぼつきもなく密着している。 濃紺無地のブルマーは大きいお尻をはじめ、局部も股布を覆うように形が浮き出るほど腰全体に無駄なく密着し、体育の授業で鍛えてぶっとくなった両脚もブルマーの脚口ゴムで締め付けられる。陰裂上部が隆起し、局部がブルマー越しに大きく膨らむこともあれば、外陰部の膣口から膣分泌液が排出され、白のショーツだけでなく濃紺無地のブルマーの股部も濡らしてしまい、女性器を覆うブルマーの股布から楕円形の濡れた染みができるだけでなく、生地を濡らしブルマーの股布から外に膣分泌液が垂れるように出てくることもある。(中学校で体育の授業が男女別になった理由のひとつでもある) 授業中に性感、発情が起きてしまうと、女性器がブルマー越しに膨張し、粘りけのある分泌液を分泌し、陰裂に沿って膣分泌液で白のショーツだけでなく濃紺無地のブルマーの股部も濡らしてしまう。女性器を覆うブルマーの股布から楕円形の濡れた染みができるだけでなく、濡れたブルマーの股布から外部に膣分泌液が染み出してくることもあり、手で局部全体に広げて股部に染み込ますようにして濡らさなければならなくなる。 授業が終わった後は、3年生女子生徒全員、紅白帽子を赤にして顎紐をしっかりかけてかぶり、白無地のバレーシャツ丸首長袖体操服の上に青色のVネックハーフジップの襟付き長袖ジャージ。白のハイソックス、上履き。濃紺無地のブルマーは、女性器がブルマー越しに膨張し、女性器から排出された膣分泌液で局部全体に広げ、ブルマーの股布を濡らした恰好で太股を冷やしながら緊張と寒さをこらえなければならない。 5時間目、そして掃除の時間 体育の授業が5時間目にある曜日では、3年生女子生徒全員、白無地のバレーシャツ丸首長袖体操服の上に青色のVネックハーフジップの襟付き長袖ジャージを着込み、白のハイソックスに上履き。頭髪は、「ショートカット」「二つ結び」「三つ編み」。その上につばのない紅白帽子を赤にして顎紐をしっかりかけてかぶり、下半身は濃紺無地のブルマーのまま体育館に移動する。長袖ジャージの胸元のジッパーを喉元まできっちり締めたらジャージで隠さないでブルマーを見せるようにする。体育館内で太股を冷やしながらも緊張と寒さをこらえ、濃紺無地のブルマーのクロッチ(股布)に催淫剤をまんべんなく塗ってから準備体操を行った。 この日はマット運動が行われ、前転、後転だけでなく、両脚を開いての前転、後転も練習しなければならない。 時間が経つにつれて、3年生女子生徒全員の女性器は催淫剤によって熱くなるだけでなく、女性器までもブルマー越しに膨張していった。中には、前転、後転の最中に膣分泌液を排出し、陰裂に沿って白のショーツだけでなく濃紺無地のブルマーの股部も粘液で 濡らしていった。 開脚前転または後転で両脚を開いて濃紺無地のブルマーのクロッチ(股布)を見せた状態では、陰裂に沿って膣分泌液で白のショーツだけでなく濃紺無地のブルマーの股部も濡らしてしまだけでなく、女性器を覆うブルマーの股布から楕円形の濡れた染みができ、濡れたブルマーのクロッチ(股布)から外部に膣分泌液が染み出していた。 待っている女子生徒の女性器もブルマー越しに膨張し、膣分泌液を排出したあとに、白のショーツだけでなく濃紺無地のブルマーの股部も膣分泌液で濡らし、手で局部全体に広げて股部に染み込ますようにして濡らしていた。 授業終了後は、3年生女子生徒全員、紅白帽子を赤にして顎紐をしっかりかけてかぶり、白無地のバレーシャツ丸首長袖体操服の上に青色のVネックハーフジップの襟付き長袖ジャージ。白のハイソックス、上履き。濃紺無地のブルマーは、女性器がブルマー越しに膨張したまま膣分泌液で局部全体にクロッチ(股布)を濡らした恰好のまま男子生徒や先生に見られながら太股を冷やしながらも緊張と寒さをこらえて教室に戻った。 掃除の時間は、紅白帽子を外し、白の手拭を二つ折りや四つ折りにしないで帯状のまま髪全体を覆うようにして被り、鉢巻を縛る要領でそのまま後ろに結び、頭から両腕、首周り、胴など上半身全体。尻や陰部など腰全体、足元まで密着し、体全体にきちっとした状態の恰好で掃除を行っていた。男子生徒の前でも雑巾がけを行い、両脚を広げて女性器で覆われたブルマーのクロッチ(股布)が膣分泌液で濡れているのがわかるように見せていた。 【男女ともブルマー必着の場合】 中学生半ばあたりになると、男子女子がブルマーを着用したまま性感を感じ、性器から分泌物系統の液体が噴出することがある。 狭義としては、ブルマー着用愛好男子が着用状態で射精。 【男子の場合】 一般の男子はブルマーを穿いただけで陰茎が勃起するようなことはないが、ブルマーに対して強い印象や思い入れのある者は、ブルマー自体が性対象であったり、本来ならば女子生徒が体育の授業で着用するものを汚すという背徳感から、ブルマーを穿くこと自体に興奮してしまうことがあり、その場合は陰茎を勃起させつつブルマーを穿くことになる。 そのまま本人が興奮状態をエスカレートさせることに成功する、または思いがけずエスカレートしてしまった場合、射精に至るわけだが、うまくコントロールできないとブルマーを汚してしまうことになる。 中には、ブルマーの中に射精し、汚すことで更なる興奮を覚える者もいる。 ブルマーでどれだけ性的に興奮できるかが成否のカギとなるため、一般的な男子の自慰行為とは一線を画している。 【女子の場合】 ちなみに女子は、「潮吹き」という女性器から分泌物系統(愛液)の液体が噴出する現象が起こる。 性的に興奮すると女性器の小陰唇の血流が増加し、膨張して左右に大きくオープンし、大陰唇は海綿体に血液が流れ込み膨張し、よりふっくらした状態となり、ブルマー越しに大きく膨れ上がることがある。 また、前庭球の下部にあるバルトリン腺を圧迫するため、バルトリン腺から膣口の周りに乳白色で粘りけのある分泌液を分泌し、粘液でヌルヌルとなり濡れた状態となる。 ブルマー着用時に起きた時はブルマーの股部(クロッチ)は粘液で濡れてしまい、触った時はヌルヌルしている。 また、股部(クロッチ)に催淫剤が塗られたブルマーを長時間着用していると、股間に電流が走るうえに熱くなっていき、女性器から分泌物系統(愛液)の液体が噴出し、下着だけでなくブルマーの股部(クロッチ)も愛液で濡れてしまう。 一般的に、若く健康な女性が性交渉のコスチュームとしてブルマーを着用した場合、潮吹き現象が起きなくても、充分な前戯の結果としてブルマーの股部が楕円状に濡れてしまうのは、よくあることである。
https://w.atwiki.jp/wiki5_eroparo/pages/124.html
【板名】小中学生 【理由】 最近電車男などで小中学生の2ちゃんねらーが多いし、年代別から分別して専門に作ったほうがいいと思う 【内容】小中学生の雑談など 【名無し】 後で決める 【ID】 強制 【カテゴリ】カテゴリ雑談
https://w.atwiki.jp/syoutyuu/pages/53.html
その後、僕は家に戻らず友人の下宿を渡り歩いた。 妹の顔を見るのは辛かった。 妹を犯す父親を許せなかったが、その父親に対する嫌悪や憎悪は すなわち自分にもあてはまった。 幼な子を犯した罪は同じなのだ。 妹に向かって腰を振る父親の醜態は前夜の自分の醜態でもあった。 僕らは親子で妹を犯したのだ。 父親と同じ野獣となった自分が許せない。 事実を昇華できないまま日にちが過ぎた。 自分の罪に消え入りたかったが、やがて 野獣に身を落とした僕にもまだしなければなならない事が 一つあることに気が付いた。 父親に犯されて喜ぶ娘はいないだろう。 現に妹は「お兄ちゃんだったら良かったのに」と、確か言った。 父親との関係は和姦ではなく強姦であるのはあきらかだ。 せめて父親からの性的虐待から助け出してやらねばならないと思った。 それだけはしなければ。 僕は家に戻る事にした。 二週間がたっていた。 家に帰ってコーヒーを入れていると 知らない間に妹がやってきて背中にくっついた。 「お兄ちゃん・・・どこに行ってたの?」 「友達んちだよ」 「・・・そう・」 妹が背中に頭をくっつけて、もたれてくる。 「お兄ちゃんは・・・・・私が嫌い?・」 思いがけない言葉に振り向いた。 もたれかかる妹を受け止めるように抱きしめた。 「嫌いなんかじゃないよ」 「だって・・・いなくなったから・・・」 「ダチに呼ばれたんだよ、それだけだ」「・・本当に?」「うん」 妹の髪に頬を寄せると昔のようにいい匂いがした。 抱きしめると女の子は柔らかくて気持ちがいい。 それだけに父親からの虐待を耐えているこの小さい体が不憫だった。 僕は晩飯の時、両親の目の前で妹に言った。 「お前の勉強をみてやるよ、あとで部屋に来な」 「うん!」と妹が嬉しそうに言った。 母が「あら、よかったわね~」と言う。 父だけが怪訝な顔をした。 僕が妹を膝にのせ勉強を教えていると飲み物をもった母と一緒に 父も部屋に入ってきた。 母は何も言わなかったが父が「お前、ちょっと居間に来い」と僕を呼んだ。 居間に行くと「お前は何を考えてるんだ」と言う。 「何って?」とトボける。 「お前たちは血が繋がってないんだぞ?なのにあの馴れ馴れしさはなんだ! お母さんが心配するだろう!!」 僕な内心(心配するのはアンタの方だろう)と思ったが 「兄妹の仲がいいのを何が心配する必要があるのさ? だいいち僕らは血が繋がってない。 しようと思えば僕らは結婚だってできるんだぜ?」 父親が爆発寸前だ。 僕は席を立ち無言のまま部屋にもどった。 次の日から僕は堂々と行動することを努めた。 学校に行こうとする妹を呼び止めて 「行ってきますのキスは?」と言いながら自分の頬を指差す。 両親の目の前でだ。 妹は僕の頬に軽くキスをすると赤くなりながら出て行った。 父が怒る。 「いーじゃん別に。オヤジ考えすぎだよ。 ほっぺたチューぐらい、いいじゃん。兄妹なんだから。ねぇ?母さん?」と 投げかける。 「えっ?・・え・・ええ・・まぁ・・・」しどろもどろだ。まぁ、いい。 次の日、オヤジも大胆にでた。 昨日のように朝、妹が僕の頬にキスをすると父親が 「お父さんにもして行って」などとほざくので 「何オッサンが気持ちわりぃこと言ってやがんだよ!! フツーおやじになんかしねぇよ!!」と妹に「早く学校いきな!オッサンなんかに しなくていいよー」と言う。 父親の怒りが見えるようだ。 それが何を意味するのか自分でもよくわからなかったが 既に何回も妹を抱いた父親に対するヤキモチもあったのかもしれない。 僕と妹が異常に仲がいい事で親父が身を引くとも考えられないが 少なくとも妹の気持ちが僕の方にあるのは解るはずだ。 そして僕は妹奪還劇をはじめた。 友人宅を渡り歩いたあの二週間からずっと、どういう手段が 妹と母にとって一番いい方法なのかと考えていた。 父と妹の関係を暴露した所で家族崩壊するだけだ。 それだと母と妹が路頭に迷う。 僕はまだ学生だし母と妹を養っていける訳が無い。 妹を連れて家出したところで養えない僕は妹に苦労させるだけだ 学校にも行かせられないだろう。そんなのは嫌だ。 もうこれ以上妹を苦しめたくない。 僕はこの家で、父の魔の手から妹を守ることにした。 父のいる家の中では必ず妹を手元に置いた。 テレビを見る時も膝に乗せたり、すぐ横に座らせて肩を抱いたりした。 妹も僕の背に隠れるようになった。 妹が風呂に入る時は母も一緒に入るように薦めた。 問題は夜だ。 いつ父親が妹の部屋に夜這いに行くか解らないから 夜も僕の手元に置くのが得策だ。 僕は妹に耳打ちし「今日からここで寝なよ」 「え・・・いいの?」 「いいよ、適当になんとかいうからお前は黙ってな」 妹は嬉しそうに笑った。 夜が更けて母に「妹が俺のベッドで寝ちゃったから俺の部屋の床に敷く 布団が一組欲しい」と言った。 母が敷いてくれて寝入った妹を見ながら「あら~本当に寝ちゃったのね~ お兄ちゃんごめんなさいねー」と言いながら出て行った。 そのあと父が「では、お前が妹の部屋で寝るか、別の部屋で寝ろ」と 言ったが「勉強するんだよ!自分の部屋じゃなきゃ無理だ!」と 押し通した。 夜、妹の安心したような寝顔をみながら僕も眠りについた。 妹を愛していたが、抱く気にはなれなかった。 妹と愛し合うことよりも父親から守る事が先決だと思うと そんな気にはなれなかったのだ。 だから夜中に妹が僕の布団に潜り込んで来ても 彼女をキツク抱きしめて胸に抱いて寝ただけだった。 あいかわらずいい匂いがする・・・。 その匂いに包まれながら深い眠りについた。 翌日、父親の怒鳴り声で目が覚めた。 夜に妹が布団に潜り込んできたから僕らが一つの布団で寝ていたのを見て 激怒したのだ。 「なんだよ・・うるせぇなー」ぼくはあくびをしながら言った。 妹は僕の背中にしがみ付いて震えている。 「なんだ!お前たちは!一つの布団で寝るなんて! お前は兄貴の癖に何を考えてるんだ!! 妹がかわいそうだと思わないのかっ!!」 僕は寝癖の髪を掻きあげながら「何考えてるのかはそっちだろう、 寝相の悪いコイツが上から俺の布団に落っこちてきただけじゃん そっちこそ何エロい事考えてんだよ、何にもしてねぇよ 見ればわかるだろ、俺達ちゃんと服着てるじゃんかよー」 その後も何かわめいて怒っていたが僕が相手にしなかったので 怒って出て行った。 背中で震えていた妹を抱きしめて「大丈夫だよ」と言った。 父が母の目の前で言う 「もうお前は大学生なんだから間違いがあってはならない。 以後、妹と一緒に寝る事は許さん」 僕は「小学生の妹になんか何にもしねーよっ!! それともオヤジだったら何かするのかよ?」とつっ込むと 突然父親が慌て出した。 結局小学生の妹相手に一緒に寝たからって下心なんか無い!と いう意見を押し通す。 母は何も言わなかった。 そうして僕は夜、妹を手元に置く事に成功した。 これで妹の安全はかなり守れたはずだ。 僕は毎晩妹を腕に抱いて寝た。 妹は安心したようにぐっすり眠っていた。 おやすみのキスと時々長いキスをしたが僕は彼女を抱かなかった。 それなのに・・・・・。 ある日、事件が起きた。 夕方帰宅すると妹が背中にもたれて来た。 「ただいま」「・・」 妹が返事をしない。 「どうした?なんかあったか?」 妹が僕の体に手を回して爪をたててきた。 僕は振り向いて妹を抱きしめて訊いた「どうした?」 下を向いたまま答えない。 妹が震えていた。 まさか・・・と思ったがまだ夕方だ。父は帰宅していないようだった。 もう一度訊いた「どうした?学校でなんかあったのか?」 「ううん・・なんでもない・・・あのね・・」 「なに?」 「今日から私自分の部屋で寝るね」 「なんでっ!」 「な・・なんでも。お兄ちゃん今までありがと」と抱きついてきた。 おかしい。 何かあったんだ。 父に何かを言われたんだろう。 父との関係を僕が知らないと思っているから言えないんだ。 妹が自分の部屋に戻るという。 父親が夜這いに来るのは目に見えている。 「じゃあ僕がお前の部屋にいく」と言う。 僕が妹のベッドに潜り込んでいるのに気が付かない父親が 案の定、夜中に部屋にやってきた。 「誰?」と僕が言う。 「なっなんだお前!!なんでお前がここにいるんだ!!」父が狼狽する。 「妹の部屋で寝込んだだけだよ。用が無いなら出て行けよ」 「お前も来い」 「駄目だよ。今度は僕が妹の部屋で寝るんだから。 今まで僕の部屋で寝てたから、今度は交換さ」 父親が捨て台詞をはきながら出て行った。 後ろで震えていた妹に聞いてみた。 「お前、オヤジから何か言われたんだろ」 「・・・」 「もう俺の部屋で寝るなって言われたのか?」 「・・・・」あ、そうか。 「オヤジにそう言われた事を俺に言うなっていわれたのか」 僕は妹の頭を撫でながら「酷いオヤジだよな・・・」とつぶやいた。 妹が僕の胸の中で頭を押し付けながら言った。 「お兄ちゃん・・・キスして」 そっと唇を重ねると妹の小さい指が僕の頬を撫でた。 それから細い腕を首に回し抱きついてくると、うめくように言った。 「私はもう嫌なの・・・もうあんなことはしたくないの!」 一瞬どの事を言っているのか解らなかったが 「大丈夫だよ。もうお前の嫌がる事なんか誰もしないから」と言ったが 次に妹の口から出た言葉にこめかみの血管が破裂しそうになった。 「今日・・お父さんが・・・学校に来たの・・・」 妹の話はこうだ。 父が学校に現れて理由をつけ妹を早退させると学校から連れ出した。 車に乗せて向かった先は・・・・ 「部屋・・・どこかわかんないけど部屋に行ったの」 多分ホテルだ。 その先妹は語らなかった。 「嫌な事をされたのか?」ちいさくうなずいた。 なんという事だ!僕がこんなに近くにいながら守ってやれなかったとは・・。 そこまでして父は妹の体が欲しかったとは・・・。 またしても父親から犯されなければならなかった妹が不憫で、 助けてやれなかった自分が不甲斐無く、かけてやる言葉も見つからず ただ妹をきつく抱きしめてやる事しかできなかった。 父がこんな強硬手段にでたのだから こちらも強硬手段にでるしかない。 夜に帰宅した父に向かい顔を近づけて睨むように小声で言った。 「今度アイツを学校から連れ出したりしたら・・母親に言うぞ」 父が狼狽する。 無言で睨みあっていると上から母がおりてきたのでそのまま去った。 深夜、水を飲みに下へ行くと父が一人で酒を飲んでいた。 無視していると背中からつぶやいた。 「私はあの子に一目惚れだったんだよ・・可愛いくてね・・・ こんなに可愛い娘がいたらいいなぁって思って再婚をきめたんだよ・・・」 気持ちは解る。 「昔、お前があの子にキスをしていたのを知ってるよ」 バレてたのか・・・ 「お前がいなくなって・・あの子は寂しがってね・・ 代わりに私が抱きしめてキスしたら喜んでね…まだ小さかったから嫌がらなくて…」 なんという事だ・・僕がきっかけだったというのか・・・ 「嫌がらないはずだよなぁ・・お前にされ馴れてたんだから・・ 嬉しくって毎日抱きしめてキスしてた・・」 僕もそうだった・・ 「そんなつもりは無かったんだが・・そのうち欲望は尽きなくてね…とうとう… でもね・・信じられないかもしれないが、あの子は嫌がらなかったんだよ」 「嫌がらなかったんじゃなくて言えなかったんだろ・・怖くて」 「あぁ・・そうかも知れないな・・」 そうかも・・じゃねぇよ 「それがさ・・今日はじめて泣かれたんだよ・・最中に泣かれてね・・・ 何て言ったと思う?」 「なんだよ」 「お兄ちゃん助けてって・・・言ったんだ・・」 あぁ・・・妹よ。 「その時になってはじめて自分がしている事がわかったよ・・ あの子が嫌がっているなんて思っても見なかったから・・悪い事をした・・」 うなだれる父の姿を見ながら 親父はマジで妹に惚れていたのだ・・と思うとそれ以上責める気持ちになれなかった。 次の日、うなだれる父親が会社に出かけるのを見送った。 それはたまたまその時に出くわしただけなのだが それが僕が見た父の最後の姿になった。 父が自殺した。 事故か自殺かわからない状況だったが 僕としては多分自殺だったと思う。 理由はあいまいだが、妹に拒絶された哀しみか 息子に禁断の愛を知られたせいなのかは解らないが・・・。 妹は取り乱し僕に何度も「私のせい?私のせい?」と聞くので そのたびに「違うよお前のせいじゃない。これは事故だ」と言って聞かせた。 好奇の目に晒されるだけだから「父との関係を絶対喋ってはいけないよ」と 言っておいたので自殺の理由がみつからず事故死となった。 葬儀が行われた。 泣けないと思っていたがいざそのときになると涙がこぼれた。 妹には鬼畜の父でも、それでも僕にとってはたった一人の父だったのだ。 妹に隠れて泣く僕を妹が胸に抱いてくれた。 泣き続ける僕の髪や頭を妹の小さい指が撫でた。何度も撫でてくれた。 その後、父の残した財産を決まりどおりに分割すると義母に言った。 「僕は自活します。あなたは新しい人生を歩んでください、 僕の事は心配しなくていい」と伝えると「わかった」という返事が来た。 それは妹との別れを意味した。 僕らは兄妹から他人に戻る。一緒に暮らすにはお互い疲れ果てていたのだ。 いくつもの出来事が僕を疲れさせていた。 僕は妹を抱きしめると 「もうお前を傷付ける人は誰もいないよ。お母さんと一緒に幸せに暮らしなさい お前の兄になれた事は楽しくて幸せだったよ」と言うと 「お兄ちゃんと暮らしたい」と泣いた。 「離れてもお前の事は忘れない。なにかあったら連絡してきなさい お前の為なら僕はいつでも飛んでいくよ」というと 僕の腕の中で泣き続けた。 僕は父が残してくれた金で一人暮らしを始めた 夜になると亡くなった父の事や愛しい妹の事が思い出されて泣いた。 それでも時間は過ぎていく。 一人ぽっちの静かな時間が流れて行った・・・そして ゆっくりと普通の生活に戻っていった。 大学生になって二回目の春が来た。 桜が咲き始めたある日、家に帰るとドアの前に人がいた。 「あれ?」と思っていると、それは 真新しいセーラー服を着た妹だった。 「お兄ちゃん!!」と声をあげて腕の中に飛び込んできた。 「大きくなったな~」と抱きしめると「お兄ちゃん会いたかった・・」と 泣き出した。 「どうしたんだ?何かあったのか?」 「ううん、これを見せに来たの!私中学生になったのよ!」 少し大人びた妹は相変わらず美しく、可愛かった。 「そうか・・よく似合うよ。もう小学生のガキじゃないな」 「そうよ・・もうガキじゃないわよ!」と笑った。 よかった笑顔がみれて・・・妹が立ち直っているならこんなにいい事はない 部屋に入って近況を言い合った。 なんとかそれなりに問題無く暮らしているようだ。よかった。 僕の事を相変わらずお兄ちゃんと呼んでいるので 「もう僕はお兄ちゃんじゃないよ」と言うと 「うん、私も妹じゃないわよ?」「あはは・・・そうだな」 「だから・・・今度こそ私を・・・お兄ちゃんの彼女にして?」 仰天だ。 そして僕らは久しぶりのキスをした・・・・。
https://w.atwiki.jp/yutostudents/
雄踏中学生のHPへようこそ! このHPは雄踏中学生である方へ情報を発信するためのものです! 雄踏中学校HP→http //www.city.hamamatsu-szo.ed.jp/yuto-j/ 助け合いなんてクソくらえ! ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 無料で会員登録できるSNS内の@wiki助け合いコミュニティ @wiki更新情報 @wikiへのお問合せフォーム 等をご活用ください @wiki助け合いコミュニティの掲示板スレッド一覧 #atfb_bbs_list その他お勧めサービスについて 大容量1G、PHP/CGI、MySQL、FTPが使える無料ホームページは@PAGES 無料ブログ作成は@WORDをご利用ください 2ch型の無料掲示板は@chsをご利用ください フォーラム型の無料掲示板は@bbをご利用ください お絵かき掲示板は@paintをご利用ください その他の無料掲示板は@bbsをご利用ください 無料ソーシャルプロフィールサービス @flabo(アットフラボ) おすすめ機能 気になるニュースをチェック 関連するブログ一覧を表示 その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン @wiki便利ツール @wiki構文 @wikiプラグイン一覧 まとめサイト作成支援ツール バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、メールでお問い合わせください。
https://w.atwiki.jp/web-comic/pages/200.html
女子中学生の普通な日常-JCOL- bana.jpg 掲載サイト コミックスタジオ使い方講座|デジタル原稿日記 - ジャンル 現代 ページ数 99ページ以下 描画法 コミックスタジオ エロ要素 ★★★☆☆ 状態 連載中 主人公 女 【概要】 中学生の女子4人が色々な問題を解決しながら日常を送っていく、パンチラ中心の漫画。 紹介・応援コメント レビューを書く この作品が好きな人におすすめのweb漫画 ピーチボーイリバーサイド スケベ体育祭 このページの登録タグ tags plugin error ページが存在しているかを確認してください。 このページのトラックバック trackback トップに戻る
https://w.atwiki.jp/konatazisatu/pages/111.html
こなたの体育祭 15-458 (ボツワナ) こなたは、母の仏壇に手を合わせ、母に報告した。 こなた「お母さん、私にも友達ができたよ。」 中学時代友達らしい友達がいなかったこなたに、一緒に行動する友達が出来た。 こなたは生まれて初めて友達っていいなと思う時間を過ごしていた。 中学時代は、話し相手もなく、ゲームを学校に持ち込んで、ゲームに集中することで、 寂しさを紛らせていたこなただった。しかし、高校にはいりやっとその寂しさから開放されたのである。 近日は、かがみ、つかさという友達と、糟日部駅で待ち合わせて学校へ行くぐらい親しい間柄になっていた。 昼食はこの二人の他に、かがみと仲の良いみゆきが加わって四人で食べるというのが日課となっていた。 ある朝、こなたがいつもの時間に糟日部駅の約束の場所でかがみとつかさを待っていた。 いつもかがみたちが約束の場所に姿を現す時間なのに、かがみもつかさも姿を見せない。 こなたは、何かあったのかと思いながら、しばらく待つことにした。 しかし、いつまで立っても姿を見せない。こなたはこのままでは遅刻してしまうと思い。 後ろ髪を引かれる思いでバスにのった。 遅刻ギリギリの時間であったが結構陵桜生が乗っていた。 みんな友達と一緒で、楽しくお喋りしながらの、楽しそうな登校姿であった なんだか、自分だけ一人で乗っているのが場違いな気になった。 学校に着いたこなたは急いで、上履きに履き替え、教室に向かった。 教室が何だか騒がしい。 こなたがいつも通りに教室に入ると、教室の全員がこなたを見た。 こなたはいったい何があったのだろうと思った。みんな自分のことをじろじろみている。 視線が集中する中、こなたは遠慮がちに、自分の座席にむかい、鞄を席の横に掛けた。 そして、こなたは、いつも通り教室に入り、仲の良いつかさとみゆきに声を掛けた。 こなた「お、おはよう、つ、つかさ、み、みゆきさんおはよう。 きょ、今日どうしたの、糟日部駅でいつもの時間に待っていたのに?」 つかさ「こなちゃん、こなちゃんのお父さんて変態でロリコンな上に、ヲタクなんだってね。 こなちゃん、もう近寄らないでくれる。」 みゆき「私も左様お願いします。 泉さんのお父さんが、体育祭で、泉さんを応援するふりをして、 私達、女子学生の写真を取り捲っていたらしいですね。驚きましたわ。 いやらしい方なんですね。 私は、泉さん一人のことを熱心に撮っていたのだと思い込んでいました。 ところが、泉さんだけでなく学校中の可愛い女子学生の写真を片っ端から、撮っていたなんて、 なんていやらしい方でしょう。 きっと、望遠レンズで、胸だとか、お尻だとかそういうところばかりを狙って撮っていたんでしょうね。 体育祭は飛んだり跳ねたりが多いですから、 私のように凹凸のはげしい者なんかは、 凹凸のゆれる様子なんかを連続写真で撮ったりしたのでしょうね。 泉さんと同じ学校に通っているだけで、いやらしいロリコン親父から、 今にも犯しそうな目で見られ、犯すような目で写真まで撮られてしまうなんて。ショックです。」 つかさ「ゆきちゃん美人だし、スタイル良いし、巨乳だし。 きっとこなちゃんのお父さんから何枚も写真撮られているよ。 娘であるこなちゃんが、ゆきちゃんのこと『歩く萌え要素』とかいっていたから。 私もお姉ちゃんも、みんな犯すような目で見られ、写真を撮られたんだわ。 こんなエロ親父、学校に引き込むことになったのはこなちゃんがいるからだよ。 こなちゃん、存在自体がめいわくなんだよ。」 こなた「な、何があったの?教えてよ。」 つかさ「こなちゃん、今朝、教室にきたらこんな写真が出回っていたの、知っている。」 つかさは何枚かの写真をこなたに手渡した。 つかさ「これこなちゃんのお父さんだよね。みんな凄く怒ってるよ。」 そこには体育祭の日に、陵桜学園の女子学生の写真を取り捲っているそうじろうの姿が映っていた。 しかも、そのそうじろうの撮っている被写体にはこなたが入っていない。 そうじろうのやっていることは、娘の記念写真を残すという名目で、 ロリコン親父が女子高生の躍動する肉体を写真に撮っている姿であった。 つかさ「こなちゃんのせいで、私もゆきちゃんも、お姉ちゃんも、 みんなロリコン親父のオカズにされちゃうよ~。」 みゆき「気持ち悪いですわ。」 こなたは言葉に詰まった。なんと応えればいいのやら。 こなた「ごめん、迷惑かけて。お願い友達でしょ。許して。」 つかさ「友達っていわれてもね~。」 みゆき「友達といっても許せることと許せないことがありますし~。」 こなた「・・・どうすれば良いかわかんないんだ。」 「なんでそんなに責められなくてはならないのか?」こなたはおもった。 自分がやったことではないのだ、あくまで写真を撮ったのは父親なのだが・・・。 しかし、そんな主張の通る様子ではなかった。 こなたは涙声になりながら、 こなた「みんなごめんなさい。迷惑かけたと思うよ。許して。」 こなたは丁寧に謝りなおした。 こなたは精神的に限界であった。そんな時、助け舟が入った。 黒井先生「おい、お前ら何やっとるのや、ホームルームはじめるで。」 黒井先生が来てくれた。こなたは助かったと思った。 黒井先生の登場は根本的にこなたを救うものではなかった。 つかさもみゆきもこなたと視線を合わさないようにしている。 こなたはこの日一日、休み時間は出来るだけ教室の外で過ごすことにした。 教室にいたらどんなときにまた、責められるか解らないからである。 そんなとき廊下を歩いているとかがみとであった。 こなた「かがみ、大変な事になちゃったよ。 お父さんが女子を隠し撮りしているのばれて・・・・」、 こなたは泣きながらかがみに訴えた。かがみがなんとかしてくれることを期待したのであった。 かがみ「知らないわよ。もう私に近寄らないで。私まで盗撮の一味だと思われちゃ叶わないわ。」 こなた「そんなかがみまで、・・・・。助けてよどうしたら良いかわかんないんだよ。」 かがみ「はっきり言って、私もあんたのお父さんの盗撮の被害者かもしれないのよ。 なんであんたを助けなきゃいけないの?」 こなた「そんな、かがみまで・・・。」 かがみ「わかったら、もう私に近寄らないで。」 そういい残すと、かがみは逃げるように去っていった。もはや、こなたには頼る人がいなくなった。 昼食の時間になった。いつもならば、こなたはかがみ、つかさ、みゆきと机を並べて昼食を食べるのだが、 今日からはこなたは一人、屋上で食べることになった。こなたは泣きながら、弁当を食べた。 涙が口の中に入り、弁当がしょっぱくなっていた。 授業が終わって、帰るときもこなたに近づくものはいなかった。 いつもなら、つかさやみゆきが一緒だった。 だが、もはやつかさもみゆきもこなたと行動をともにしようとはしなかった。 こなたは一人で、家路に着いた。 次の日、こなたは、とにかく学校に行かなくてはと思い、学校に向かった。 学校に行けば辛い思いをするだけだが、そうじろうに心配をかけたくないという思いから、 学校に行く外道がなかった。重い足取りで、電車に乗り糟日部駅でおりた。 もしかしたらと思い、今まで糟日部駅のつかさやかがみと待ち合わせた時間に、 待ち合わせ場所に行って見たが、やはり誰もいない。自分は一人ぼっちだと思った。 教室に着き誰とも会話せず、席に着いた。かがみとみゆきとつかさは三人で楽しそうに話しこんでいる。 こなたの様子を気にするそぶりも見せない。 こなた「つかさ、みゆきさん、盗撮の件は本当に迷惑かけたと思う。心から申し訳ないと思う。 だから今まで通り、仲良くしてよ。」 つかさ「こなちゃんのせいで私達盗撮されたんだよ。 そんなに簡単にこの事件を無かったことになんか出来ないよ。」 みゆき「たしかにそれはありますね。 神聖な学び舎で、欲情した目で婦女子を見るような方とは仲良く出来ません。」 こなたは、そうじろうの盗み撮りの写真がばら撒かれた日以来ほとんど誰とも喋っていない。 寂しさが、胸の中に広がっていた。 こなたは段々学校へ行くのは嫌になり始めていた。学校で話す人がいないからだ。 話しかけても、無視されたり、冷たくあしらわれたりするだけであった。 ある日、ついにこなたは学校に行けなくなった。 家の中に引きこもり、ゲームや、ネットの中に、逃げ込むようになった。 そうじろうは心配し、こなたにたずねた。 そうじろう「いったいどうしたんだ。なんで学校に行けないんだ?」 こなた「どうしても体調がわるくて。」 「そうじろうが盗撮していたせいで学校に行けなくなりました。」とは言えなかった。 こなたが引きこもる日々が続いた日曜日の前日、そうじろうがカメラの手入れをしている。 そうじろう「あしたの日曜日、お父さんでかけるから。」 こなた「出かけるって何処に、」 そうじろう「いやあちょっと、ハハハ・・。」 こなた「もしかしたら、何処かの学校の体育祭?」 こなた怒りがこみあげた。自分がそうじろうの、変態的な趣味のせいでこんなに苦労しているのに、 そうじろうはまだ、変態的な趣味を慎むことなく、 何処かの高校で、女学生の写真を取り捲ろうとしているのだ。 こなたはどうしても我慢できなかった。 こなた「おとうさん、もう、女学生の写真撮りに行くの止めて。」 そうじろう「良いじゃないか。」 こなた「おとうさんが、うちの学校の体育祭で、みんなの写真を撮っているのがばれて、 私がみんなからいじめられているのだから、お願い、写真は止めて。」 そうじろうは頭に血が上った。 そうじろうは、後ろめたい行為を非難されたことで、 逆に怒りが爆発したのだった。 そうじろう「こなた、お前誰の金で学校行けていると思ってるんだ。 ちょっと甘やかすと調子に乗りやがって、 俺をロリコンでキモオタだと思いバカにしているのか。」 そう怒号を上げると、こなたのアホ毛を鷲掴みにした。そして、力いっぱいこなたを平手打ちした。 こなた「きゃあ。」 そうじろう「生意気な!」 こなた「お父さんが、女子学生の写真を撮るから、私は学校で、みんなからイジメられるんだよ。 お願いだから、そんなこと止めてよ。」 そうじろう「おれが何処で何を写真に撮ろうが関係ねーだろ。」 こなたは涙をこぼし始めている。 こなた「ぎゃあ。」 更に、そうじろうは、こなたを連続して往復で平手打ちした。 こなた「うぐぅ、はぁ、ぐうっ」 こなたは殴られる度に、うめき声を上げた。 こなた「お父さんお願い、盗撮なんか止めて。」 この日、そうじろうは、こなたがどんなに頼んでも、女学生の盗み撮りを止めるとは言ってくれなかった。 そればかりか、盗撮を止めてくれと、こなたが言うと、更に、こなたに暴力を振るうのであった。 こなたの気持ちはそうじろうから離れた。そうじろうはこなたのことは考えてくれない。 しかし、学校にも居場所がなく、家にいても、そうじろうの顔は見たくない。 結局、こなたには居場所がなくなってしまった。 こなたは人生に絶望した。近所の薬局で睡眠薬を購入した。一軒だと怪しまれると思い。 いくつかの店に分けて購入した。 こなたは、自分の部屋の中で、人生の最後に見ておきたいものを見た。漫画やアニメのDVDなどである。 しかし、一番の願いは最後に、かがみ達ともう一度会い、楽しい時間を過ごすことだった。 こなたは、かがみ達と過ごした楽しい時間の思い出の品々をみて、楽しかった時間のことを思い出した。 こなた「そういえばかがみ達といろんなところへいったな。 海水浴にもいったし、コミケに連れて行ったりもしたな、 何年も続けていったコミケだが、やはりかがみ達一緒に行ったときが一番楽しかったな。」 こなた「おかあさんのところへ行くのか。」 こなたは写真でしか知らない母を思った。 こんなところで自殺したら、もし天国で母に逢ったとき、母はこなたを怒るだろう。 こなた「でも、お母さん、もう疲れた。もう良いよね、十分だよね。」 こなたは、母に弁明した。 こなたは、買っておいた睡眠薬を大量に飲み、自らの手首の頚動脈をカッターで切った。 真紅の血が噴出し、意識が遠くなった。 泉こなた享年17歳 翌日、そうじろうは昨日の自分の乱行を恥じた。こんなところをかなたが見たらどれほど悲しむだろう。 そうじろうはこなたにきちんと謝り、そして、もう女学生の盗撮は止めようと決心した。 そうじろう「こなた、昨日は悪かった。もう暴力は振るわないし、 こなたの言う通り、金輪際、女学生の写真を盗み撮るのは止めるよ。 おーい、こなた、怒ってないで返事しておくれ、 本当にお父さん悪かったと思ってる。 ドアを開けておくれ・・・・・。」 中から物音がしない、そうじろうは、いよいよ事の重大さに気づいた。 そうじろう「こなた!いいか?あけるぞ。」 こなたはベッドの上で、手首を切り血まみれになって死んでいた。 そうじろう「こ、こなた!?」 そうじろうはベッドに横たわるこなたを抱えて揺さぶった。 そうじろう「こなた、しっかりするんだ、こなた。目を開けてくれ。」 そうじろうはこなたの胸に耳を当て心臓の音を聞いた。心臓は止まっていた。 そうじろう「こなたぁぁぁぁぁぁ。うわーぁぁぁぁぁ。」 そうじろうは髪の毛をかきむしり叫び声を上げた。 そしてありえない奇跡に期待して救急車を呼んだ。 そうじろう「何でこんなことに・・・。」 「何で」といっては見たものの、責任はそうじろう自身にある。 たかが女学生の写真を撮れなくなるぐらいのことで、 何故あんなに自分が逆上したのか自分でも解らないぐらいだった。 そうじろう「あじゅあぁぁ、ううっ、・・・かなた俺はどうしたら良いんだ。」 後悔に苦しむそうじろうの横でこなたは冷たくなっていた。 救急車が来た、こなたは変死なので司法解剖され、その死因は出血多量だった。 警察は自殺と断定した。警察から冷たくなったこなた無言の帰宅をした。 その日一日、そうじろうは荒れ狂った。家中の物を投げつけて八つ当たりをした。 かなたに続いてこなたまで失うことになってしまったからである。 そんなとき泉家の電話が鳴った。電話主はかがみだった。黒井先生に頼まれて、 学校に来なくなったこなたの様子を伺うためである。 かがみ「高校でこなたさんにお世話になっている、柊ですが、こなたさんはいらっしゃいますか。」 そうじろう「こなたは、自殺しました。 今までこなたと仲良くしていただいたそうで、ありがとうございました。」 かがみ「ええ!自殺ですか。」 そうじろう「何でこんなことになったのでしょうか?」 かがみ「おじさま、こなたさんのことを本当に愛していましたか?」 そうじろう「もちろんですよ。愛しい娘であり、亡き妻の忘れ形見ですよ。」 かがみ「ならばもっとこなたさんの身になって行動すべきだったのでは?」 そうじろう「いつだってこなたのことを考えて行動していましたよ。」 かがみ「おじさまは、こなたさんのことを、娘として愛していましたか? フィギュアやギャルゲ、育てゲーのキャラぐらいにしか思っていなかったんじゃないですか?」 そうじろう「失礼な!こなたを私は娘として愛していた。たかが友達のあんたに何がわかるというのだよ。」 かがみ「あんたさあ、初対面の時にいきなりハァハァしてやがったし、初詣の時も場所弁えずに盛ってたしな。 心証は真っ黒。遊びにいく度に盗撮されてたんじゃないかと思われても不思議じゃない。 私は、少なくとももう二度と泉家に行く気にはならないな。 自分の友達に自分の父親が欲情している姿を見せ付けられた娘のみにもなれよ。 あんたが親じゃあ、娘の友達は父親が気持ち悪いって言い出して、娘に友達出来なくなるのわからねーのかよ。 だからこなたは死んだんだよ。それじゃあ。」 そうじろう「まて、」 かがみは電話を切った。そうじろうは自分の無神経さがいかに娘を苦しめていたかを知り、 生きる気力はなくなっていた。 そうじろうは、ついにかなたの待つ冥土へと旅立つのであった。 かがみの口からこなたの自殺した事件のことは耳にはいったが、 かがみもみゆきもつかさも興味がないらしく他人事のような顔をしていた。 こなたの自殺は、かがみたちにとって普通の記憶と同じように、 これからの出来事の下に埋もれてゆくだけであった。 終わり。
https://w.atwiki.jp/ri2590shiori/pages/15.html
このページはただいま作成中です。
https://w.atwiki.jp/ifrozenteacherss/pages/827.html
その1・水銀燈は脱走した為、居ません。 蒼星石「これから、武術の訓練をするね。全員、武器を持て」 巴「先生、この時間は体育の授業のはずです。あと、この槍や刀は何ですか?」 蒼星石「安心して、それは模造刀だから。刃はついていないけど、当たれば痛いかな?」 ジュン「いや、これ硬いし重いし、当たったら痛いどころじゃすまないと思うんですけど・・・・」 蒼星石「ならば当たらないように、かわし続ければ良いよ。では、訓練始め!」 めぐ「訓練?授業じゃなくて?」 蒼星石「戦わなければ生き残れない!僕が通っている隣町の拳法道場では初心者レベルの稽古だ。死力を尽くして戦えー!」 (気合が入ってます) 生徒一同「出来るかーーーーーーーーっ!」 その2・生徒一同VS蒼星石だったのですか・・・・・・・・ ローゼン「んで、結局。興奮しちゃって、暴走。そのせいで、生徒を一人残らず病院送りしちゃったわけね」 蒼星石「すみません・・・・・・・・・・全員分の治療費は僕が払います・・・・・・」 ローゼン「いや~。そうしてくれるのは嬉しいんだけど~生徒達の親から「このくらいで、怪我をする子供が悪い!」「うちの子は、このくらいで怪我をするようじゃ~ダメだ!もっと鍛えて下さい!!」「なので、治療費は要りません!」 って、そう言う事だから。銀ちゃんが戻るまで、君が体育の授業をやって~」 その3・1週間後。水銀燈は、雪華綺晶・薔薇水晶・メイメイの3方に捕まって、戻ってきました。 水銀燈「蒼星石―――――――!!」 蒼星石「えっ?なに??」 水銀燈「私が居ない間に、何を教えたのよ!?皆、泣きながら「僕達!どんな事があっても、水銀燈先生について行きます!!」「私達も!!水銀燈先生の体育が一番です!!蒼星石先生の体育は、悪夢です!」って!?」 蒼星石「普通だよ。武術訓練の後に20kmのランニングとヒンズースクワットを50回をやらせた程度で、筋肉痛でバテるとは。僕が毎日やっている事なのに~」 水銀燈「それの何処が、普通だぁーーーーーーー!!」 このことで、蒼星石の人気はちょっとダウン。水銀燈の人気はアップしたと言う・・・・ ー終了ー