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―――――― ―――― ―― 唯「純ちゃんありがとう……憂、気に入ってくれたかなっ」 純「大丈夫ですよ、憂ならなんでも喜びますって」 唯「……でも、気を使ったりしてないかな…」 純「え?」 唯「だってわたしは、いっつもういに迷惑ばっかりかけて、だめなおねえちゃんで……ぐすっ…えぐっ……」 純「いやいやっ、そんなことないですって! 憂も心から喜んでますよ、ぜったい!」 唯「……ありぁとっ、じゅん…ゃん……ぐすっ……」だきっ 純「ちょ――ひとに見られますってえ?!」 唯「ありあどう……ぐすっ……」ぎゅー 純(……う、憂にだけは見られないようにしなきゃ…) ―― ―――― ―――――― 梓「やーい浮気あいてー」 純「ちょ…ちがっ、不可抗力だって!」 梓「まったくもう、純はあぶなっかしくて見てられないよ。プレゼントのこととかさあ」 純「はんせいします…」 梓「それで、憂たちはくっつきそうなの?」 純「だといいんだけど……いい雰囲気なんだけどなあ」 梓「あと一歩…ってとこなんだ」 純「うん……なんかないかな? くっつくきっかけとか」 梓「うーん……じゃあ、どっか出かけてみるとか」 純「あー、そういえばデート! ……でも、あの二人が出かけてもデートにならないんじゃ…」 梓「意識しだしてからは別だよ。……たぶん」 純「そ、そういうものかな…?」 梓「そうなんじゃないの、お互いが違った目で見えてくるものだもん」 純「……そーですか。はいはい」 梓「え……どしたの純?」 純「なーんか経験ありげな感じがやだなー。っていうか梓さん実は経験豊富なんじゃないですかー」 梓「そんなこと……ないよ」 純「……ほんとに?」 梓「ほんとだってば。……そういう体験あったら、もっとちゃんとしたアドバイスしてるよ」 純「そっかそっかあ! まああずにゃん子どもだもんねえ!」 梓「帰れっ」 つぎのひ! 梓「私なんでこんなところ来てるんだろう…」 純「いいじゃん、せっかく晴れた日曜日なんだし! そうだ、あとで展望台のぼろっか?」 梓「いいよ、人が多いとこってめんどくさいし」 純「そんなこと言わずにさー。ね、気分転換気分転換!」 梓「そんなこと言うなら純もなにかアイデアだしなよ」 純「うぐっ…」 梓「ていうか今までの案、ぜんぶ私が考えてるじゃん…」 純「だって私が考えるよりずっとうまくいってるじゃん、今んとこ」 梓「それはそうだけどさー…」 純「まんざらでもないくせにっ」 梓「そんなことないし」 純「ていうか梓に聞かなきゃ意味ないもん」 梓「なんで?」 純「……憂と唯先輩両方の友達って、軽音部の先輩以外だと少ないじゃん」 梓「まあ確かに……あ、でもそれだったら澪先輩はだめなの?」 純「こみいった話をする仲じゃないよ」 梓「それもそっか」 純「ていうか暑いね、今日」 梓「え、そう? ……うーん、ここ数日では晴れた方だけど…」 純「気のせいか。ううん、なんでもない」 梓「ふーん……ところで純、進展は?」 純「あ、そうそう。……ねえ聞いて! すごいんだよ憂!」 梓「えっ、なんかあったの?!」 純「なんと……あこがれのお姉ちゃんと手をつないだらしいよ!!」 梓「………」 純「……つっこみなしはきついんですけど、ボケ的には」 梓「うーん……発展してるのかなあ」 純「でもさ、梓だって言ってたじゃん。見え方変わると意識変わるとかって」 梓「確かにそっか。でもよく分かんないなあ。純はどうなの?」 純「え?」 梓「ほら、お兄さんいるじゃん。……っていうかお兄さんいるって最近まで知らなかったんだけど」 純「えー、前に言ったと思うんだけど……あれ、言ったっけ?」 梓「知らないってば。でさ、もし仮にお兄さんのこと好きだとしたら、振る舞い変わると思う?」 純「どうだろう……変わる、と思うよ」 梓「……そっか」 純「でも、それがどうしたの?」 梓「えっと……ううん、なんでもない」 純「……そっか」 梓「なに、その目。……ていうかそんなとこ突っ立ってたら車にひかれるよっ」ぎゅ 純「ひゃっ」 梓「……とりあえずマックかなんか入ろうよ」 純「うん……そだね」 梓「………」てくてく 純「………」てくてく 梓「……あの」 純「あのさぁ――」 梓「じゅ、じゅんから先でいいよっ」 純「いや、あずさからで……」 純「……」 梓「……」 純「……ぷふっ……くふふっ……」 梓「…ふふっ……な、なんで純わらってるのさ……くふっ……」 純「だって……あは……あずさらしくないし…」 梓「それは……純だってそうじゃんっ」 まっくにて! 梓「……ここ暑くない?」 純「気のせいだよ。ほら、向こうのサラリーマンだって背広脱いでないし」 梓「そっか……うん。たしかに、そうだったかも」 純「……なにが?」 梓「いや、純の言うとおりだなって…」 純「?」 梓「ううん、なんでもない! それより憂たちの話だよ」 純「あ、ああ……うんそうだね! それで集まったんだもんね…」 純「憂、言ってたんだ」 梓「うん」 純「唯先輩が好きだって気づいてから手をにぎったら、なんか違って見えたんだって」 梓「……そういうもの、だよね」 純「のどの奥で声が出かかって……でも、声が言葉にならない、みたいに言ってた」 梓「……そっか」 純「……」 梓「……」 純「……とっとにかくもう一押しなんだよ! 梓、いっしょにがんばろう!」 梓「だから考えてるの私じゃんっ」 純「……ぷふっ」 梓「えへへ…」 梓「……うーん」 純「うーん……どうなんだろ」 梓「さすがにさ、憂だって唯先輩が自分のこと嫌いじゃないとは分かってると思うんだ」 純「本人は否定するけどねー。予防線だよ絶対あれ」 梓「……本当に引かれてても傷つかないように、的な?」 純「そうそう。なんか分かる。キャラ演じたりとかさ」 梓「そういうものかなあ」 純「ま、梓も成長すればわかるよ」 梓「うるさいし」 梓「やっぱ、関係変えるのがこわいんだよね」 純「……本音出すって難しいしね」 梓「だろうねえ。……想像だけどさ」 純「私だって想像だよ」 梓「……うん」 純「でも、後戻りきかないのは怖いよねえ。『ごめん、やっぱ今のなし!』とか」 梓「あは、それは逆に傷つくってば」 純「……梓は、さ。どういうのがベストだと思う?」 梓「……わかんないよ」 純「梓の好きなシチュエーションとかでいいからさあ」 梓「……やだ、答えたくない」 純「え……なんで?」 梓「さすがにさ、それぐらいは憂たちが考えるべきだよ。……どっちが言うかはわかんないけどさ」 純「わっ私は参考にしようかなーって……」 梓「……」 純「そう、だね。ありがと梓」 梓「ごめんね、今日はあんまり役に立てなくて」 純「ううん、うれしかった! いろいろ聞けて」 梓「……そっか。純ありがと」 純「……えへ」 それから! 純「憂、おめでとう!」 梓「これで一安心だねー」 憂「えへへ……ありがと、純ちゃん」 純「いっやあそれほどでもぉ」 梓「……」じー 純「……わ、わかってるって!」 憂「それに……梓ちゃんも、ありがとうね」 梓「え、知ってたの?」 憂「ううん、あとで純ちゃんから聞いたの。一生懸命考えてくれてたって」 純「……いっ言わないわけないじゃん! さすがにさあっ」 憂「ふたりには感謝してもしきれないよ……背中おしてくれて、ありがとう」 ~♪ 憂「あ…」 梓「いいって、行きなよ」 純「いとしのお姉ちゃんからお出迎えだもんねえ。昨日はいちゃいちゃできた?」 憂「もっもう……純ちゃん、ひどいよぉ」 純「あははっ、これぐらいいいじゃん!」 梓「親戚のおっさんみたいだよ」 純「梓が一番ひどいし……ぐすん」 憂「ふふ。じゃあ行くね、みんなありがとう!」 純「あーい、またねえ」 憂「……純ちゃんもがんばってね」 純「え?」 梓「えっ」 憂「あ、ううん! なんでもないっ」 純「はぁ……いっちゃったか」 梓「でもよかったね、あの二人」 純「元のさやどころか元以上にらぶらぶだよね。うらやましいなあ」 梓「……そうだね」 純「……ここ茶化すとこだよ。じゅんにそんなひといるのかー、とかっ」 梓「知らないよ。ってか私、そんなこと考えて人と話さないし」 純「そういうとことか梓を見習いたくなるよ…」 梓「見習ってもしょうがないよ」 純「そうかなあ」 梓「……えっと、これから。どうする?」 純「うん……二人見送ったし、ひまだよね」 梓「うん……そう、だね」 純「あのさ、ちょっとあっち行かない?」 梓「え……うん、いいけど」 純「ちょっと話っていうか……まあ、すぐ済むけどさあっ」 梓「……べつにいいよ。ひまだし、時間あるし。長くたって」 純「……そっか、ありがとね」 純「……えっと」 梓「うん」 純「ありがとうね、いろいろ意見聞かせてくれて」 梓「うん」 純「憂もよろこんでたよ。って、さっきも言ってたけどね。あは」 梓「……そうだね」 純「それに……うん、すっごく参考になった。んじゃないかな、憂も! あははっ」 梓「……純。ふつうに話していいってば」くすっ 純「……それができたら苦労しないってばあ」 梓「じゃあ、それまで待ってる」 純「……」 梓「……どうせ、私もひまだもん。せっかくだから、付き合うよ」 純「……うん」 … 純「……」 梓「……」ぎゅ 純「……あついよ」 梓「やならやめるけど」 純「ううん、そのままがいい」 梓「子どもっぽい?」 純「でもいいから、そのままにして」 梓「……うん」 梓「……あのね」 純「うん」 梓「あれ、ほとんど私の願望だったんだよね」 純「どういう、こと?」 梓「……こんなこと、好きな人からしてほしいなあって」 純「……そっか」 梓「……ありがと」 純「え?」 梓「してくれて」 純「やだ、言わないで」 梓「えっ――」 純「その続きは……言うから」 梓「うん、聞くよ」 純「あのね、梓――」 梓「――うん。わたしも、おんなじ」 純「……ちゃんとことばにしなきゃ、やだよ…」 梓「あは…泣かないでよ。子どもみたいじゃん」 純「あずさだってえ…」 梓「……ありがと、純」 ―――――― ―――― ―― 純「……ねえ」 梓「なあに?」 純「……前にさ、梓が、言ってたじゃん。好きになったら見方変わるって」 梓「うん」 純「……また、見え方かわったかも」 梓「……どんな風に?」 純「……すっごく、おちついた。怖かったけど、よかった」 梓「……わたしも」 純「それにね、」 ぎゅっ 純「……なんだか、子どもでいいやって。ふつうになれたかもって」 梓「えへへ……」 純「そう、思ったかも」 梓「……うん」 純「ありがと。……だいすき」 梓「……うん、わたしも。」 おわり。 戻る
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なかのけ! 梓「……平沢姉妹?」 純「うん。どうしたもんか」 梓「知らないよ……ってか好き同士なんだから付き合っちゃえばいいんじゃない?」 純「そんな簡単に進まないよ! まったく梓は子どもだなあ」 梓「子どもじゃないもん」 純「じゃあなんか考えようよ。くっつける方法」 梓「そんなの私たちが考えることじゃないでしょ」 純「面白そうじゃん!」 梓「えー……」 梓「ってか、それって本当に恋の相談なの?」 純「どういう意味っ」 梓「だって純ってよくそういう勘違いするじゃん」 純「今回はちゃんと二人から相談されたんでーす」 梓「二人からって・・・・・それぞれ?」 純「うん。こないだ憂の家行ったときに」 梓「べつべつに?」 純「当たり前でしょ…」 ―――――― ―――― ―― 憂「……純ちゃん、ぜったい、わらわない?」 純「まあ……憂の悩みだし、ちゃんと聞くって」 憂「………」 純「大丈夫、まかせなさい! 私はこう見えても恋愛成就のコンサルタント、恋の大宰府天満宮といわれた――」 憂「……ぅ…」ぐすっ 純「わっごめんごめん! からかうつもりはないからね?! ごめんって!」 憂「……好きなの、おねえちゃんが…」 純「……お姉ちゃんが?」 憂「うん……」 純「……それは、その、恋愛対象的な意味で?」 憂「……うん……おかしいよね…」ぐすっ 純「お、おかしくなんかないって! そりゃあんなにかわいいお姉さんだもんね、うん!」あせっ ―― ―――― ―――――― 純「……とまあこんなことがあったのが二日前」 梓「太宰府天満宮って……」 純「そこじゃないよばか」 梓「う、うん。今は純のセンスじゃないよねうん」 純「そうだよ! 憂のコイバナなのー!」 梓「はいはい……それで? それからどうしたの」 純「私もさー、言ったんだよ。普通に好きだろうから告白してみれば? って」 梓「うわー……私が言うのもなんだけど、安易だなあ……」 純「人のこと言えないっつの。……で、やっぱ無理だって」 梓「そりゃあねえ……純もいきなりお兄さんから告白されたら」 純「あー、寒気する」ぶるっ 梓「……純ってそんなお兄さんのこと嫌いだったっけ?」 純「好き嫌いの種類がちがうの! そんぐらい分かれよ一人っ子!」 梓「でも、唯先輩も憂のことが好きなんでしょ? そういう意味で」 純「うん。びっくりしちゃったよ、っていうか吹きだしそうになった」 梓「純さいてー」 純「いやいやいや! 梓も同じ立場だったらシンクロっぷりに笑っちゃうってば?!」 梓「純と一緒にしないでよ。でもまあ……あの二人は、ねぇ…」 純「でね? 昨日、憂のうちに行った時なんだけどさ」 梓「唯先輩に打ち明けられた、と」 純「うん……あのときはやばかった」 ―――――― ―――― ―― 唯「……純ちゃん、ぜったいわらわないでね?」 純(えっなにこの展開) 純「ま、まあ……唯先輩の悩みですし、ちゃんと聞きますって!!」 唯「………」 純(……何か言わなきゃダメなのかな私…) 純「まっ任せてください! 私はこう見えても一級フラグ建築士、ってそれは意味が違――」 唯「……うぅ…」うるうる 純(おいおい、まさか「憂が好き」とか言い出すんじゃ……) 純「あ、あのすいません……別にちゃかすとかじゃなくって、その、かるーい気持ちで話していただけれb」 唯「…妹が……すきになっちゃったの……」 純「い、いもうとさんが?」 唯「うん……たぶん」 純「それはその、恋愛対象的な……ぷふっ……くふふっ……」 唯「じゅんちゃあん……ひどいよっ、わらうなんて……ぐすっ…」 純「わ、わっ! そういう意味じゃないですって!? 私もいま頭が混乱してて――」 ―― ―――― ―――――― 梓「とりあえず純が最っ低なのはわかった」 純「いや、しょうがないでしょう?! どんだけシンクロしてんのよって!」 梓「あはは……なーんか幸せそうでいいですねーみなさん」ごろん 純「いじけないの。よしよし」なでなで 梓「……猫じゃないんだから」 純「……いやならどけばいいじゃん。ていうかあの二人の話だよ」 梓「いいんじゃないの? そのうちくっつくよ」 純「でも……お互いがこう、変なとこで遠慮しあってるから見てていらつくっていうか……」 梓「――ああもうっ! 純はなにが言いたいのっ!?」 純「おこんないでよぉ……えっとね、梓だったらどうアプローチする? とか」 梓「どうって……私よりも詳しそうな人いるんじゃないの?」 純「普通の恋愛と違うじゃん、憂たちの場合は」 梓「……うーん。そうかなあ」 純「そうなの! だって同性愛だよ? 人には言えない禁断の愛なんだよ?!」 梓「そうやって他人事で盛り上がるのもどうかと思う」 純「他人事じゃないし」 梓「まあ唯先輩と憂の話だもんねー。……うーん、私だったらどうだろう」 純「気になる気になる」 梓「私だったら……とりあえず、あぷろーちかけるとか?」 純「あ、アプローチ?」 梓「それとなーく『つきあってるひといるんですかー』とか『どんな人好きですかー』とか」 純「ふむふむ」 梓「もともと仲よかった分、かえって意識しちゃうときつい部分もあるだろうしねー」 純「……あー、それは分かるかも」 梓「え。やっぱ純ってブラコ――」 純「ちがうし!」 梓「冗談だって。で、それでもやっぱ親密でも見えない部分ってあるわけじゃん?」 純「まあねえ」 梓「そういうとこを、こう、ちょっとずつ埋めてく……みたいな?」 純「なるほどー」 梓「ま、私だれともつきあったことないから想像だけどね」 純「ううん、参考になった! ありがと梓!」 梓「あはは、ならいいけど」 つぎのひ! 純「ところでさー、梓の好きなタイプってどんな感じの人?」 梓「それ憂たち関係ないじゃん…」 純「えー、なんか気になるー。だって梓ってなに考えてるか分かんないとこあるじゃん」 梓「ひどい言われよう! もう一人で考えればいいじゃんっ」 純「ごめんってー。で、どんな人が好きなの? ねえねえっ」 梓「えー……うーん、見てないようで見てくれてる人、とか」 純「うーん…」 梓「ギャップ萌えとかあるのかも。私のこととか気にしてないような人が急に心の深く見てくれると、どきってくる」 純「……うーん」 梓「そういう純はどうなのさ」 純「……いや、別に。てか梓とか本当どうでもいいし」 梓「なにその落差?!」 純「冗談だって! ……で、憂たちの話なんだけど」 梓「うん、まあ、私はほっとけばいいと思うんだけど……」 純「うそつけー、気になってるくせにい」 梓「気になってないもん」 純「梓って本音突かれるとよけい子どもっぽくなるよね」 梓「……しらないし」 純「まあまあ。でさー、ちょっと動きあったっぽいよ! あの二人!」 梓「動きもなにも、家族じゃないですか」 純「だから大変なんだってば」 梓「ああ……気まずくなったりとか」 純「ほらあ、最近の憂ってすごいダウナーだったじゃん? 病んでたでしょ?」 梓「確かに……でも昨日は元気そうだったけどねえ」 純「それが進展あったってことだよ!」 ―――――― ―――― ―― 憂「……♪」 純「うまくいった?」 憂「うん、昨日よりは自然に話せたかな……純ちゃんのおかげだよ、えへへ」 純「よかったじゃん。それでお姉さんはなんて言ってたの?」 憂「えっとねえ……お姉ちゃんが好きな人は……あったかくて、やさしくって、」 純「ふんふん」 憂「いっつもそばにいてくれて、料理がうまくって、笑顔でいてくれる人……だって」 純「……憂じゃん」 憂「そっそんなことないよお!?」 ―― ―――― ―――――― 梓「……もうほっといてもいいんじゃないの?」 純「いやあ、でもここまで来たら応援してあげたいっていうか!」 梓「だって他人事……まあそれはいいか」 純「そうだよ梓、これは私の戦いでもあるんだからっ!」 梓「やけに気合い入ってるね…」 純「その方が楽しいじゃーん」 梓「そういうとこだけ純を見習いたくなるよ…」 純「他も見習ってよ」 梓「さすがにうざい」 純「ちぇー」 梓「で、まだ何かあるの?」 純「うん。ほらさ、こう……もう一歩! 距離を縮める方法ってないかなっ」 梓「自分で考えればいいじゃん。天満宮なんでしょ」 純「私だって考えてるけど、梓の意見がききたいの!」 梓「正直に言いなさい。押しつけてるでしょ」 純「そんなことないってばあ、頼むよあずさー」ゆさゆさ 梓「…うざい」 純「ちぇー。……ってか、他の人に聞くこともできるけどさ」 梓「………」 純「憂たちのことよく知ってるのって梓じゃん。だから、特別なんだって」 梓「……これだけだからね」 純「ありがとあずさぁ!」ぱあっ 梓「唯先輩だったら抱きついてきてるタイミングだね…」 純「私そんなことしないって」 梓「ふうん。意外だねー」 純「乙女でしょっ」 梓「自分で言うと価値なくなる」 純「ちぇー。……で、なんか考えた?」 梓「うーん……あ。じゃあプレゼントとか」 純「ぷれぜんと? 別にプレゼントいるイベントないじゃん」 梓「……テレビで言ってた話なんだけどさ」 純「うん」 梓「いっつも女の人のことをほったらかしにしてる男がいてね。誕生日とかもガン無視で」 純「わー、ひどっ」 梓「だけど女の人はすっごい愛されてるなって感じるんだって」 純「え、なんで?」 梓「その男の人が、たとえば旅行行ったりしたときちっちゃいストラップとか買ってくるんだって」 純「う、うん」 梓「それで一言。『……旅先でおまえのこと思い出してさ。似合うかなって』」 純「ああー……!」 梓「ごめん、これ参考になんないよね」 純「いやいやそれは知らなかった! こう、さりげない贈り物がいいんだよねっ」 梓「うーん……私にはよく分からないけど。ていうかそんなの贈られてうれしいのかな?」 純「自分で言ったんじゃん・・・・」 梓「まあでも唯先輩と憂ぐらい気の置けない仲だと、そういうサプライズはかえって新鮮なのかも」 純「そうだよ! わあっ、参考にしよっと」 梓「……なに。純も好きな人とかいるの?」 純「えっ? 違うってば、憂たち二人に教えてあげよって」 梓「ふーん……ならいいけど」 純「なんでさ」 梓「だって、純に好きな人とかできたら……」 純「できたら?」 梓「……ぜったいうざいと思うから。毎日その人のこと聞かされて」 純「ひどっ」 梓「まったく、純一人でもうざいのに」 純「そんなこと言って聞いてくれるくせにい」 梓「うるさい……ってかそろそろ帰んなよ、外暗いよ」 純「べつにいーじゃん」 梓「遭難されたら私がやだもん」 純「さすがに家の近所で遭難しないって!」 2 戻る
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戻る これはいい -- (名無しさん) 2011-03-01 21 22 20 素晴らしい。作者GJ。 -- (名無しさん) 2011-03-01 21 27 26 液晶にニヤニヤしてる男の顔が!こわい! あ、俺か・・・ -- (名無しさん) 2011-03-01 22 10 44 うわああやべええ 純ちゃんかわゆす -- (名無しさん) 2011-03-01 22 26 24 ほああああああ -- (名無しさん) 2011-03-01 22 46 06 純ちゃんいいわあ -- (名無しさん) 2011-03-01 23 43 03 すっ、素晴らしい!楽しいな。 -- (通りすがり) 2011-03-01 23 51 21 良いな…こんな関係も…もっと増えても構わん。 -- (名無しさん) 2011-03-02 00 09 50 なをか最近純ちゃんss多いね 良いことだ -- (名無しさん) 2011-03-02 00 11 37 俺が読みたかったのはこういうSSなんだよ!! 作者GJ そして管理人GJ -- (名無しさん) 2011-03-02 01 11 03 最高じゃねえか -- (名無しさん) 2011-03-02 01 37 33 さいこう -- (名無しさん) 2011-03-02 11 25 19 良い!凄くいい!!純ジュワ~щ(゚д゚щ) -- (名無しさん) 2011-03-02 11 59 24 あまぁぁい 最高でした -- (名無しさん) 2011-03-02 12 00 36 こ、これは……! 何ともくすぐったいようなむずがゆいような 絶妙な甘ったるさ。素晴らしい。 -- (名無しさん) 2011-03-02 13 47 23 可愛いすぎる! -- (名無しさん) 2011-03-02 20 14 36 いい!くすぐったいな〜 -- (名無しさん) 2011-03-05 15 58 54 会話の軽妙さが堪りませんなぁ。 相談を重ねている内に梓が純に惹かれていった と思うと…ニヤニヤ。 純梓は卓絶! -- (名無しさん) 2011-03-09 14 29 50 甘いですね もっとこういうの増えて欲しい -- (名無しさん) 2011-03-10 02 28 49 純ジュワ〜щ(゚д゚щ) -- (名無しさん) 2011-03-14 05 36 51 唯憂がいいのは当然だが、今回の話はそれ以上に純梓が可愛すぎる。 -- (名無しさん) 2011-03-21 01 06 53 これは純梓がメイン -- (名無しさん) 2011-03-21 12 27 44 綺麗な終わり方だなー -- (名無しさん) 2011-04-01 17 53 31 秀逸。 -- (名無しさん) 2011-04-03 15 31 31 じゅんあずは神ですよ。すげーよかった -- (名無しさん) 2011-04-19 19 11 32 素晴らしい -- (名無しさん) 2011-10-31 13 49 21 いまや純梓が1番ニヤニヤできるカプだよな -- (名無しさん) 2011-11-08 13 46 59 純ちゃんは難しいよなー -- (名無しさん) 2012-11-18 00 24 38 素晴らしい -- (名無しさん) 2012-11-18 16 47 25 くっ…唯憂目当てで読んだのに純梓最高だった…! -- (名無しさん) 2020-01-15 23 25 30
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今日、友達と久しぶりに会ったのですが その友達が片思いをしていることが判明しました。 なんか、話聞いてたらすごく素敵でした♪ 確かに、両思いってすごく幸せです。でも、 それ以上に片思いは、つらい思いもするけど たとえば、メールがきたりしたら嬉しいし電話が来たら さらに嬉しいし、いつも以上に美容にも気を使うように なるからいいんですよねー。ここ最近、片思いなんて していませんけどね・・・。友達の話聞いていたら 久しぶりにしたいなーって思ってしまいました。(笑) こんなこと言っていたら旦那に怒られてしまいますね。 lplp 評判 セラムデュー 店舗 すっぽん小町 販売店舗 子供 便秘
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今日から両思い 「――今日から、両思いだね」 フ、と唇の端で気障な笑いをして、奴は手の中のグラスを揺らした。氷が涼し気な音を立てる。 窓の外の三日月と同じ形に細められた流し目から、俺は顔を背けた。 「言葉は正確に使え。お前の今の台詞は明らかに間違っている」 「え? ……え? うそ? 違うの!?」 裏返った声と、グラスが乱暴にテーブルに触れる音が絶妙な不調和を生む。騒々しい。 「だって! 俺さっきお前が好きだって言って、お前だって頷いてくれたのに!」 「声の大きさを考えろ。個室とは言えこの店は貸切ではない」 「あ、はい」 大げさに肩を落としてしょぼくれたような顔をしてみせる、その様に少しだけ苛立った。 「……やっと言えたのに」 小さな子供がいじけるように口を尖らせて呟く。声は少し震えているようだった。 「ずっとずっと好きで、やっと両思いだと思ったのに……」 なぜそんなに落ち込んだ素振りを見せられなければならない。まるで俺が悪いかのように。 「お前はいつもそうだ。一人で先走って見当違いなことばかりを言う」 とうとう涙目になってしまった。元はといえばお前が失礼なことを言うのが悪いのだろう。 今日から両思いだと? 馬鹿なことを。まったくもって不愉快だ。勘違いも甚だしい。 「訂正しろ。今日からではない。ずっと前から、両思いだ」 夕暮れ時の二人
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今日から両思い 両思いになったら、色々変わるのかと思った。 主に、相手が。 「なあ、お前さっきの授業、ノート取ったか?」 「また寝てたのか、お前」 「てへぺろ☆」 「可愛くねーし、むしろうぜー」 結局、何かいつも通りのバカな会話をしてる。 告白は俺。 キスは向こう。 恥ずかしくて恥ずかしくて、昨日は全然寝れなかった。 なのに、今日学校に来てみれば、俺もアイツも普通に喋っていたりする。 こんなものなのか? 両思いって、ここまで何も変わらないものか? 「圭」 突然名前を呼ばれ、顔を上げると、俺のノートで顔を隠す元友人の姿が。 「何だよ」 軽く手招きされ、顔を寄せれば、軽く触れるだけのキスをされた。 慌てて仰け反ると、アイツは友人から恋人の顔になっていた。 「ヤバい、俺今凄く浮かれてる。なあ圭、もっかいしていいか?」 「ふざけんな、ここ教室だろ!」 「教室じゃなきゃしていいのか?」 「人目に付かないとこにしろって言ってんだよ!」 イライラと俺が声を荒げると、コイツは少し考えたあと、こう言った。 「よかった」 「なにが」 「昨日の、夢じゃないんだな」 今度は俺が、言葉に詰まった。 コイツも、緊張してたんだろうか。 昨日の事が、嘘とかドッキリとかじゃないか、なんて考えていたんだろうか。 「孝史」 俺が名前を呼ぶと、ゆっくりと顔をあげる。 コイツが「なに」とつぶやく前に、俺からも触れるだけのキスをした。 その時、不意にカーテンが、俺たちの姿を隠してくれた。 今日から両思い
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私は今中学1年生です 中1の悩みなどをこの『のんびり日和』でお話していきます! さっそく話していきたいと思うんですが 私が通っている学校での出来事です! いつも一緒に話す友達が4~5人います その友達と話すと何時もきまって《恋バナ》をします 私の友達は 皆 両思いだったり 彼氏が居たりします 私は 彼氏も居なけりゃ 両思いでもない・・・ だから私は何時も 何時も聞いてばかり 色々大変なんです(・ω・`) 皆様はこーゆー経験ありますか??
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かたおもいくろーる【登録タグ IA か 小宮ちゃんP 曲 結月ゆかり】 作詞:小宮ちゃんP 作曲:小宮ちゃんP 編曲:小宮ちゃんP 唄:IA、結月ゆかり 曲紹介 小宮あゆみと申します。もうすぐバレンタインですね! 聴いた人に、両思いという奇跡がおきますように( ´∀`)!♡ 私もいっぱい片思いしてきました( ´∀`)恋愛無しで人生は語れないと思っています( ´∀`)この曲で、少しでも皆様の背中を押せたらいいな( ´∀`)♡(作者コメより転載) イラストをこむぎ粉氏、動画を烏田氏が手掛ける。 歌詞 (PIAPROより転載) 気付いた 本当の気持ちだって 今からでも遅くはないでしょう? わがまま 叶えて 夢で会いたいよ song for you You are my life You're my joy I cant sing without you We can make each other happy You're me now 鏡で笑顔の確認 「あの人いるよ!」って友達に報告してる 楽しくなる学校 ノリノリで帰宅 フカフカのベットにDIVE! 思い出してはクロール 手を繋ぐような 純粋な妄想をしちゃう ※ 気付いた 本当の気持ちだって 今からでも遅くはないでしょう? わがまま 叶えて 夢で会いたいよ song for you 楽しい場所にいると 思うんだ もしもこの場に貴方がいれば なんて考えぐらい あたしのものでしょう? 廊下でお喋りしてる 登校して来るあの人を一目見たくて やたら上がるテンション あの人の苗字と私の名前を繋ぐ なぜか夜が切なくて ダイエットしたり NAO(HY)とか聴いたりしちゃうけど 仲良くしてたあの頃に 戻りたくて LINEを何度も読み返す 既読のサイン ちょっと寂しい 上手くいかないことを 脈なしっていうけど つまりもうそれって 死んでるってことだね ※繰り返し コメント 名前 コメント
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ありがと!!!(笑涙 -- 謎の旅人((ゆな (2007-05-30 17 20 57) 俺の自画像!今の彼女に告白するときこんなふうにしたなぁ・・・それの両思いだったんで -- ナエラン (2007-05-30 17 32 24) 続き それに両思いだったんで付き合うことに!!で今があるのさ! -- ナエラン (2007-05-30 17 33 43) へぇ~やるぅ~この!!色男!!!(黙 -- 謎の旅人((ゆな (2007-05-30 17 34 48) どうした俺??!心臓がバクバクだぞ。。。(赤面&バクバク -- ナエラン (2007-05-30 17 39 05) 雑談行こっか? -- ナエラン (2007-05-30 17 39 58) 名前 コメント
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本当は両思いなんだけどお互いに片思いだと思っている (鈍いから両思いだということに気づいていない) 「なぁ、そういえばお前って好きな奴いんの?」 鈍い鈍いあいつが、酒のグラスを片手にそんな事を聞いてきた。 「あ~、……まぁ一応…。気になってる、っていうか、なんかまァそういうのは」 嘘だ、本当は目の前の相手が好きで好きで溜まらない。 そう言った俺に、あいつは驚いたような顔をして。 「マジでー…?!へぇ…知らなかったな。そっかそっか、…ちなみにどんな奴?」 一瞬驚いた眼をしたアイツが、今度は興味深そうに身を乗り出してきた。 この反応で俺は確信した。こいつ、俺ン事何とも思ってねーわ。 …あー畜生。 「まぁ…詳細は秘密だけど。すっげぇ鈍い奴でなー、どうやってアプローチしたもんか責めあぐねてんだよ」 「うっそ。狙った獲物は逃がさない、女殺しのお前が責めあぐねるって、…そうとう筋金入りだね、そりゃ」 それはお前がヤキモチ妬いてくれねーかなぁ、っていう演技だったんだけどな。 「まぁね~…犬のウンコ踏んでも気づかねーようなタイプだからな」 「おいお前コラ。こないだ俺が踏んでたの気づかずにお前んち上がった事まだ根に持ってんのか?」 「ぶはははっは!悪りィ悪りィ」 ……そこで気づけよ…お前…… 「でもさ、お前の方だってなんだかんだ言って結構鈍いんだから、相手の様子ちゃんと伺ってみた方がいんじゃねー?」 そんな助言を当の本人から貰っちまった俺は、―――取り合えず三日くらい凹んでもいいよな? よしこの流れなら聞ける。 俺は高鳴りすぎる心臓を押さえ込んで、酒の力を借りてとうとう尋ねてみた。 「なぁ、お前って好きな奴いんの?」 応えはYES―――。 あぁ……、くそ…やっぱりかよ。時々ぼーっとしてるし、なんか物思いに浸った盛大な溜息とかついてるしさ。 でも絶対諦めねぇ。付き合ってる奴が居る訳じゃないみたいだし、オレ超前向きだし! 取り合えずその相手の情報を搾り出そうと質問する。 「―――犬のウンコ踏んでも気づかねーようなタイプだからな」 「おいお前コラ。こないだ俺が踏んでたの気づかずにお前んち上がった事まだ根に持ってんのか?」 「ぶはははっは!悪りィ悪りィ」 本気で爆笑かよ……もしかして?!と期待しちまったオレの青春返せよ… 「でもさ、お前の方だってなんだかんだ言って結構鈍いんだから、相手の様子ちゃんと伺ってみた方がいんじゃねー?」 「――ぁ?うるせーよ、超するどいっての。…まぁ…ほんっと何考えてるか分からんタイプでなぁ…そこもいーんだけどね」 その相手の事を思ったのか、苦笑しながらヘヘっと照れたように笑って見せる。 うわ、これ相当マジっぽい。 そんな友人であり好きな人のニヤけた顔見ちまったオレは、―――取り合えず三日くらい凹んでもいいよな? 本当は両思いなんだけどお互いに片思いだと思っている(鈍いから両思いだということに気づいていない)