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さ カード名/キャラクター名あ か さ た な は ま や ら わい き し ち に ひ み ゐ り う く す つ ぬ ふ む ゆ る え け せ て ね へ め ゑ れ お こ そ と の ほ も よ ろ さくいん/用語/必殺技名/このページの先頭へ ザーバント (ざーばんと) 【キャラクター名】 8306_槍竜伯爵ザーバント(N/魔4) サイ (さい) 【キャラクター名】 七天の覇者の主人公。 立派な九尾となり、七人の仲間を集め(契約した仲間は七魂剣の玉となる)、 魂獣大帝を目指し七天大武会に参戦する妖狐の少年。成長のたびに姿が変わる。 7101_白面のサイ(H/魔5) ├0001_白面のサイ(PR/魔4) ├0106_白面のサイ(PR/無6) ├0506_白面のサイ(F/魔6) ├0801_白面のサイ(ST/魔6) ├0340_白面のサイ(PR/力6) ├00497_白面のサイ(PR/地6) └10517_白面のサイ(H/地6) 7110_白面童子サイ(H/力5) ├7111_白面童子サイ(H/力5) └0002_白面童子サイ(PR/力4) 7001_白面火炎童子サイ(SP/技5) ├0003_白面火炎童子サイ(PR/技4) └0099_白面火炎童子サイ(PR/技6) 7004_白面氷炎童子サイ(SP/技5) ├0004_白面氷炎童子サイ(PR/技4) └0100_白面氷炎童子サイ(PR/魔6) 7205_白面輝煌童子サイ(H/魔5) ├0005_白面輝煌童子サイ(PR/魔4) └0101_白面輝煌童子サイ(PR/力6) 7006_白面鬼吼童子サイ(SP/魔5) └0006_白面鬼吼童子サイ(PR/魔4) 7007_白面金剛童子サイ(SP/力6) ├0007_白面金剛童子サイ(PR/力4) └0102_白面金剛童子サイ(PR/技6) 7333_白面五行童子サイ(H/魔6) ├7334_白面五行童子サイ(H/魔6) └0103_白面五行童子サイ(PR/力6) 7010_白面阿修羅童子サイ(SP/力6) └0104_白面阿修羅童子サイ(PR/魔6) 7012_白面六道童子サイ(SP/魔6) ├0105_白面六道童子サイ(PR/技6) └0235_白面六道童子サイ(PR/技6) 7419_七剣八想九尾サイ(H/技6) 7013_白面八岐大蛇サイ(SP/技6) └10513_白面八岐大蛇サイ(SP/力6) 7015_白面叢雲九頭龍サイ(SP/魔6) ├0285_白面叢雲九頭龍サイ(PR/技6) ├9507_白面叢雲九頭龍サイ(SP/力6) └10511_白面叢雲九頭龍サイ(F/無6) 7436_白面金剛九尾サイ(H/力6) └00384_白面金剛九尾サイ(PR/力6) 7438_魂獣大帝サイ(SP/無6) ├7439_魂獣大帝サイ(SP/無6) ├0134_魂獣大帝サイ(PR/無5) └00499_魂獣大帝サイ(PR/地6) 10209_魂獣大帝サイ(H/地6) 10422_神羅魂獣神サイ(SP/天6) ├20549_神羅魂獣神サイ(PR/天6) ├20558_神羅魂獣神サイ(PR/無6) └20567_神羅魂獣神サイ(PR/技6) サイアス (さいあす) 【キャラクター名】 2110_飛天公爵サイアス(S/力4) └00386_飛天公爵サイアス(PR/力6) 3205_剣聖サイアス(S/魔5) ├3206_剣聖サイアス(S/魔5) └0728_剣聖サイアス(W/力6) サイガ (さいが) 【キャラクター名】 第一章の主人公。 東の地を治める聖龍族の若き王。伝説の剣「七支刀」を持つ魔法剣士でもある。 1101_聖龍王サイガ(H/無5) ├0079_聖龍王サイガ(PR/無6) ├0145_聖龍王サイガ(PR/無6) ├0166_聖龍王サイガ(PR/力4) ├0284_聖龍王サイガ(PR/魔6) ├00486_聖龍王サイガ(PR/天6) ├0501_聖龍王サイガ(F/無6) ├9007_聖龍王サイガ(PR/力6) ├9008_聖龍王サイガ(PR/力6) ├9009_聖龍王サイガ(PR/力6) ├9010_聖龍王サイガ(PR/力6) ├9510_聖龍王サイガ(SP/無6) └10507_聖龍王サイガ(H/天6) 1129_光龍王サイガ(SP/魔6) ├0147_光龍王サイガ(PR/魔5) ├00479_光龍王サイガ(PR/無6) └9511_光龍王サイガ(SP/力6) 1201_聖龍王サイガ(H/魔5) └0078_聖龍王サイガ(PR/魔6) 1301_聖龍王サイガ(H/力5) ├0077_聖龍王サイガ(PR/力6) ├0188_聖龍王サイガ(PR/無6) ├0238_聖龍王サイガ(PR/力6) ├0343_聖龍王サイガ(PR/技6) └10503_聖龍王サイガ(SP/力6) 1401_光龍王サイガ(H/無6) ├00477_光龍王サイガ(PR/技6) ├0803_光龍王サイガ(ST/無6) └9539_光龍王サイガ(SP/魔6) 1429_光龍帝サイガ(SP/技6) ├0067_光龍帝サイガ(PR/魔5) ├0286_光龍帝サイガ(PR/力4) ├9501_光龍帝サイガ(SP/魔6) ├9502_光龍帝サイガ(SP/力6) ├09548_光龍帝サイガ(SP/力6) ├10501_光龍帝サイガ(F/天6) └20563_光龍帝サイガ(PR/魔6) 10110_聖龍王サイガ(SP/天6) └20514_聖龍王サイガ(PR/地6) 10426_神羅聖龍神サイガ(SP/天6) ├20536_神羅聖龍神サイガ(PR/技6) └20555_神羅聖龍神サイガ(PR/無6) 西郷院真虎 (さいごういんまこ) 【キャラクター名】 6420_格闘王キングタイガー(S/技5) 砕鋼拳テッシン (さいこうけんてっしん) 【カード名】 1403_砕鋼拳テッシン(S/技4) ├0017_砕鋼拳テッシン(CP/技5) └0181_砕鋼拳テッシン(CP/技5)(フロンティア+のみ) 0017、0181は1403のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 最長老ローウェン (さいちょうろうろーうぇん) 【カード名】 4210_最長老ローウェン(S/無4) サイデール (さいでーる) 【カード名】【キャラクター名】 2223_サイデール(N/力4) 彩翼剣士オウマラル (さいよくけんしおうまらる) 【カード名】 9311_彩翼剣士オウマラル(N/技4) ザイン・ラダマンテュス (ざいん・らだまんてゅす) 【キャラクター名】 7104_大審判王ザイン(H/技6) 7332_天空審判ザイン(H/技6) └00460_天空審判ザイン(PR/力6) 7435_天空司法神ザイン(H/魔6) 冴樹志津華 (さえきしづか) 【キャラクター名】 6108_荊姫シヅカ(S/技4) ├0037_荊姫シヅカ(CP/技5) ├0242_荊姫シヅカ(CP/魔5) └20522_荊姫シヅカ(PR/力6) 嵯怪丑兕 (さかいちゅうじ) 【キャラクター名】 7309_青鬼武将 獨角チュウジ(S/技5) └7310_青鬼武将 獨角チュウジ(S/技5) 逆鬼刃羅康魔沙 (さかきばらやすまさ) 【キャラクター名】 7307_黒鬼武将 荒鷲ヤスマサ(S/力5) └7308_黒鬼武将 荒鷲ヤスマサ(S/力5) ザキエル (ざきえる) 【キャラクター名】 3130_天使ザキエル(S/技4) 4225_爆熱のザキエル(S/技5) ├00472_爆熱のザキエル(PR/天6) └0734_爆熱のザキエル(W/技6) 05403_爆熱大聖ザキエル(S/力5) 沙々羅明王 (ささらみょうおう) 【キャラクター名】 6322_不動鬼神 沙々羅明王(H/力6) └0162_不動鬼神 沙々羅明王(PR/魔6) S・アルナスル (さじたりあす・あるなする) 【カード名】【キャラクター名】 05409_S・アルナスル(S/力5) 座邪神オファニウム (ざじゃしんおふぁにうむ) 【カード名】 9401_座邪神オファニウム(S/技5) 蠍元帥スコピノス (さそりげんすいすこぴのす) 【カード名】 7126_蠍元帥スコピノス(N/力4) サソリリアン (さそりりあん) 【キャラクター名】 9314_毒蝎子爵サソリリアン(N/力4) サタン (さたん) 【キャラクター名】 8225_竜魔王サタン(H/力6) ├0225_竜魔王サタン(PR/魔6) ├0525_竜魔王サタン(F/力6) └8009_竜魔王サタン(PR/力6) 8330_煉獄竜魔王サタン(H/技6) └10546_煉獄竜魔王サタン(SP/技6) 8402_小竜王サタン・パピー(S/技4) └8021_小竜王サタン・パピー(PR/技5) 砂漠王リーボック (さばくおうりーぼっく) 【カード名】 7121_砂漠王リーボック(S/技4) 砂瀑魔神セト (さばくまじんせと) 【カード名】 9206_砂瀑魔神セト(S/力5) └00753_砂瀑魔神セト(W/力6) 00753は9206のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 夏魔卿ゾマー (さまーろーどぞまー) 【カード名】 2319_夏魔卿ゾマー(N/技4) サマエル (さまえる) 【キャラクター名】 8317_背理蛇神サマエル(S/魔5) └0221_背理蛇神サマエル(CP/無5) 9112_紅蓮華蛇神王サマエル(H/魔6) ザムザード (ざむざーど) 【キャラクター名】 10329_天魔聖獣ザムザード(N/技4) 三学期<卒業式の思い出> (さんがっき<そつぎょうしきのおもいで>) 【カード名】 6431_三学期<卒業式の思い出>(N) 三眼剣匠タタラ (さんがんけんしょうたたら) 【カード名】 7103_三眼剣匠タタラ(S/力4) 斬空大聖ルリエル (ざんくうたいせいるりえる) 【カード名】 05404_斬空大聖ルリエル(S/魔5) └20508_斬空大聖ルリエル(PR/天6) 20508は05404のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 斬空のフェルミナ (ざんくうのふぇるみな) 【カード名】 3120_斬空のフェルミナ(S/技5) └0738_斬空のフェルミナ(W/技6) 0738は3120のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 斬空のルリエル (ざんくうのるりえる) 【カード名】 4226_斬空のルリエル(S/力5) ├00430_斬空のルリエル(PR/力6) ├00473_斬空のルリエル(PR/天6) └0735_斬空のルリエル(W/力6) 00430、00473、0735は4226のアナザーカード(フロンティアオリジナル) ザンゲツ (ざんげつ) 【キャラクター名】 1304_群雲のザンゲツ(N/力4) └0072_群雲のザンゲツ(CP/力5) ザンダルフ (ざんだるふ) 【キャラクター名】 3415_鬼神将ザンダルフ(S/技5) ├0276_鬼神将ザンダルフ(PR/技6) └00436_鬼神将ザンダルフ(PR/天5) 10315_鬼神将ザンダルフ(S/天5) └10007_鬼神将ザンダルフ(PR/天6) サン・マナフ (さん・まなふ) 【キャラクター名】 4005_羅震帝サン・マナフ(SP/力6) └10563_羅震帝サン・マナフ(SP/地6) サン・モルテ (さん・もるて) 【キャラクター名】 4325_羅震帝サン・モルテ(SP/無3) ├00482_羅震帝サン・モルテ(PR/無6) └10564_羅震帝サン・モルテ(SP/魔6) 05301_羅震帝サン・モルテ(S/魔5) ├00493_羅震帝サン・モルテ(PR/地6) └05302_羅震帝サン・モルテ(S/地5) 05425_羅震獄双星神(H) └05426_羅震獄双星神(SP) 10301_陽光神姫サン・モルテ(S/力5) ├20525_陽光神姫サン・モルテ(PR/天6) └10302_陽光神姫サン・モルテ(S/技5) └00763_陽光神姫サン・モルテ(W/技6) し カード名/キャラクター名あ か さ た な は ま や ら わい き し ち に ひ み ゐ り う く す つ ぬ ふ む ゆ る え け せ て ね へ め ゑ れ お こ そ と の ほ も よ ろ さくいん/用語/必殺技名/このページの先頭へ シーオルバ (しーおるば) 【キャラクター名】 10128_天魔聖獣シーオルバ(N/魔4) シーガル (しーがる) 【カード名】【キャラクター名】 6221_シーガル(N/魔4) ジーク (じーく) 【キャラクター名】 4105_勇者ジーク(S/力4) 4208_聖龍剣ジーク(S/技5) ├4209_聖龍剣ジーク(H/技6) ├00749_聖龍剣ジーク(W/技6) └20529_聖龍剣ジーク(PR/地6) 4318_ジーク龍人態(H/魔6) └10565_ジーク龍人態(SP/地6) 05207_ファイナル・ジーク(SP/魔6) ジーク龍人態 (じーくどらぐーんふぉーむ) 【カード名】 4318_ジーク龍人態(H/魔6) └10565_ジーク龍人態(SP/地6) 10565は4318のアナザーカード(フロンティアオリジナル) シー・グロウ (しー・ぐろう) 【カード名】【キャラクター名】 05408_シー・グロウ(N/力3) シーズリオン (しーずりおん) 【カード名】【キャラクター名】 7429_シーズリオン(N/魔4) シープ (しーぷ) 【キャラクター名】 1117_執事長シープ(N/魔4) 1315_剣聖シープ(S/技5) ├0059_剣聖シープ(CP/技5) └0264_剣聖シープ(PR/技6) シェイド (しぇいど) 【キャラクター名】 1214_暗黒騎士シェイド(S/魔4) └0016_暗黒騎士シェイド(CP/魔5) 1309_漆黒のシェイド(S/魔4) ├1310_漆黒のシェイド(S/魔4) ├0050_漆黒のシェイド(CP/魔5) └0227_漆黒のシェイド(CP/力5) G・カトル・ディオスクロイ / G・ルクス・ディオスクロイ (じぇみに・かとる・でぃおすくろい / じぇみに・るくす・でぃおすくろい) 【キャラクター名】 05116_G・ディオスクロイ(S/力5) └9533_G・ディオスクロイ(H/力6) G・ディオスクロイ (じぇみに・でぃおすくろい) 【カード名】 05116_G・ディオスクロイ(S/力5) └9533_G・ディオスクロイ(H/力6) 9533は05116のアナザーカード(TCS再録) シエル (しえる) 【カード名】【キャラクター名】 4107_シエル(N/無3) シェルガン (しぇるがん) 【カード名】【キャラクター名】 4312_シェルガン(N/力4) シェルテスタ (しぇるてすた) 【キャラクター名】 8422_僧侶シェルテスタ(N/魔3) 四炎聖天マイト (しえんせいてんまいと) 【カード名】 6210_四炎聖天マイト(S/魔4) ├0038_四炎聖天マイト(CP/魔5) └0243_四炎聖天マイト(CP/技5) 0038、0243は6210のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 獅王獣ガルディオン (しおうじゅうがるでぃおん) 【カード名】 6405_獅王獣ガルディオン(N/魔4) シオン (しおん) 【キャラクター名】 1203_征嵐剣シオン(S/技5) └0071_征嵐剣シオン(CP/技5) 2215_征嵐剣シオン(S/魔5) └0703_征嵐剣シオン(W/魔6) 3310_大魔導シオン(S/力5) └0292_大魔導シオン(PR/魔6) 10104_征嵐魔導王シオン(S/地5) ├10001_征嵐魔導王シオン(PR/地6) ├00393_征嵐魔導王シオン(PR/力6) └00757_征嵐魔導王シオン(W/力6) 磁界王マグナ (じかいおうまぐな) 【カード名】 6214_磁界王マグナ(S/技5) 屍廻仙タナトリア (しかいせんたなとりあ) 【カード名】 05312_屍廻仙タナトリア(S/魔5) ├00491_屍廻仙タナトリア(PR/魔6) └9543_屍廻仙タナトリア(H/魔6) 00491は05312のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 9543は05312のアナザーカード(TCS再録) 屍廻仙ハーディアス (しかいせんはーでぃあす) 【カード名】 05311_屍廻仙ハーディアス(S/技5) 屍鬼王ネクロミノス (しきおうねくろみのす) 【カード名】 05310_屍鬼王ネクロミノス(SP/地6) ジグセント (じぐせんと) 【キャラクター名】 10330_天魔聖獣ジグセント(N/魔4) シグレ (しぐれ) 【キャラクター通称名】 6419_小龍王シグレ(S/力4) →フルネームは 龍宮寺時雨 (りゅうぐうじしぐれ) 次元跳忍マガツ (じげんちょうにんまがつ) 【カード名】 7238_次元跳忍マガツ(S/魔5) 次元超忍マガツ (じげんちょうにんまがつ) 【カード名】 7403_次元超忍マガツ(S/魔5) ├00364_次元超忍マガツ(PR/魔3) └0727_次元超忍マガツ(W/力4) 00364、0727は7403のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 地獄奉行ジュウジ (じごくぶぎょうじゅうじ) 【カード名】 7412_地獄奉行ジュウジ(S/力4) └7413_地獄奉行ジュウジ(S/力4) 7413は7412のアナザーカード(チャンスカード) ジゴロフ (じごろふ) 【キャラクター名】 7337_チャラ男ジゴロフ(N/技3) 司祭ケンユウ (しさいけんゆう) 【カード名】 05210_司祭ケンユウ(N/魔4) 司祭ミスト (しさいみすと) 【カード名】 8208_司祭ミスト(S/無5) 獅子王アゼル (ししおうあぜる) 【カード名】 4304_獅子王アゼル(S/力4) └0307_獅子王アゼル(PR/力6) 05209_獅子王アゼル(S/魔5) 0307は4304のアナザーカード(フロンティアオリジナル) シシボックル (ししぼっくる) 【カード名】【キャラクター名】 2227_シシボックル(N/技3) シズク (しずく) 【キャラクター名】 2105_水嶺のシズク(H/力4) ├0206_水嶺のシズク(PR/無4) ├0327_水嶺のシズク(PR/力5) └10540_水嶺のシズク(H/魔6) 2207_水嶺のシズク(H/技5) └0035_水嶺のシズク(H/魔5) 2304_水嶺剣シズク(H/無6) ├0306_水嶺剣シズク(PR/魔6) └10536_水嶺剣シズク(SP/力6) 2404_鎧羅神シズク(H/力6) └0519_鎧羅神シズク(F/力6) 3204_水嶺のシズク(H/無6) └0328_水嶺のシズク(PR/魔6) 3307_水嶺王シズク(H/技6) ├0267_水嶺王シズク(PR/力6) ├00400_水嶺王シズク(PR/力6) └9526_水嶺王シズク(SP/技6) 10003_水嶺神シズク(SP/天6) └20557_水嶺神シズク(PR/技6) 10312_水嶺神シズク(SP/魔6) ├20560_水嶺神シズク(PR/天6) └20569_水嶺神シズク(PR/力6) 聖女マルガリーテ (しすたーまるがりーて) 【カード名】 3208_聖女マルガリーテ(N/無4) 七剣八想九尾サイ (しちけんはっそうきゅうびさい) 【カード名】 7419_七剣八想九尾サイ(H/技6) 七剣魔龍テンザン (しちけんまりゅうてんざん) 【カード名】 0904_七剣魔龍テンザン(H/魔6) 七星閃機プレアデス (しちせいせんきぷれあです) 【カード名】 9223_七星閃機プレアデス(S/力5) 七天獣ギロちん (しちてんじゅうぎろちん) 【カード名】 9117_七天獣ギロちん(S/技4) シヅカ (しづか) 【キャラクター通称名】 6108_荊姫シヅカ(S/技4) ├0037_荊姫シヅカ(CP/技5) ├0242_荊姫シヅカ(CP/魔5) └20522_荊姫シヅカ(PR/力6) →フルネームは 冴樹志津華 (さえきしづか) 漆黒のシェイド (しっこくのしぇいど) 【カード名】 1309_漆黒のシェイド(S/魔4) ├1310_漆黒のシェイド(S/魔4) ├0050_漆黒のシェイド(CP/魔5) └0227_漆黒のシェイド(CP/力5) 1310は1309のアナザーカード(色違い) 0050、0227は1309のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 執事長ギンベエ (しつじちょうぎんべえ) 【カード名】 6415_執事長ギンベエ(N/技3) 執事長シープ (しつじちょうしーぷ) 【カード名】 1117_執事長シープ(N/魔4) 疾風のイザヨイ (しっぷうのいざよい) 【カード名】 1305_疾風のイザヨイ(N/技4) └0073_疾風のイザヨイ(CP/技5) 0073は1305のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 疾風武人ナルニード (しっぷうぶじんなるにーど) 【カード名】 7119_疾風武人ナルニード(N/魔4) 至電龍 (しでんりゅう) 【キャラクター名】 6123_蒼震雷鬼 至電龍(H/技6) 熾天烈火カリン (してんれっかかりん) 【カード名】 6103_熾天烈火カリン(H/力5) ├0047_熾天烈火カリン(PR/技6) ├0511_熾天烈火カリン(F/力6) └10527_熾天烈火カリン(H/力6) 6301_熾天烈火カリン(H/魔6) └0114_熾天烈火カリン(PR/力6) 0047、0511、10527は6103のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 0114は6301のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 死神 凶死郎 (しにがみ きょうしろう) 【カード名】 6305_死神 凶死郎(S/魔5) 柴居瑠璃丸 (しばいるりまる) 【キャラクター名】 6113_ルリ丸(N/技3) ├0024_ルリ丸(CP/技5) └0256_ルリ丸(CP/力5) 6412_勇者ルリ丸(S/力5) ├0112_勇者ルリ丸(CP/力5) └0706_勇者ルリ丸(W/力6) ジブ・リール (じぶ・りーる) 【キャラクター名】 9230_水のジブ・リール(SP/力6) 刺胞子爵ポリプロス (しほうししゃくぽりぷろす) 【カード名】 9309_刺胞子爵ポリプロス(N/技4) シムルギア (しむるぎあ) 【キャラクター名】 05415_凶鳥公爵シムルギア(N/技5) シムルグ (しむるぐ) 【キャラクター名】 1425_皇魔獣シムルグ(N/力4) ジャーマル (じゃーまる) 【カード名】【キャラクター名】 4311_ジャーマル(N/技4 輝煌男爵ガイ (しゃいにんぐばろんがい) 【カード名】 6321_輝煌男爵ガイ(H/力6) └0157_輝煌男爵ガイ(PR/魔6) 0157は6321のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 蛇艶大公エキドナ (じゃえんたいこうえきどな) 【カード名】 8320_蛇艶大公エキドナ(S/技5) 蛇王ニーズホッグ (じゃおうにーずほっぐ) 【カード名】 1230_蛇王ニーズホッグ(SP/力5) シャオフェイ (しゃおふぇい) 【カード名】【キャラクター名】 2326_シャオフェイ(S/力4) 灼炎王アポロ (しゃくえんおうあぽろ) 【カード名】 9227_灼炎王アポロ(SP/技4) ├9228_灼炎王アポロ(SP/技5) ├9229_灼炎王アポロ(SP/技6) ├9002_灼炎王アポロ(PR/魔6) ├9003_灼炎王アポロ(PR/魔6) ├9004_灼炎王アポロ(PR/魔6) └9005_灼炎王アポロ(PR/魔6) 10108_灼炎王アポロ(H/地6) 9228、9229は9227のアナザーカード(フュージョンレア仕様) 9002、9003、9004、9005は9227のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 灼炎王子アポロ (しゃくえんおうじあぽろ) 【カード名】 9000_灼炎王子アポロ(PR/技4) 灼炎将アポロ (しゃくえんしょうあぽろ) 【カード名】 9225_灼炎将アポロ(H/魔5) ├9226_灼炎将アポロ(H/魔6) ├0281_灼炎将アポロ(PR/力4) └0814_灼炎将アポロ(ST/魔6) 9226は9225のアナザーカード(フュージョンレア仕様) 0281、0814は9225のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 灼炎太陽王アポロ (しゃくえんたいようおうあぽろ) 【カード名】 9405_灼炎太陽王アポロ(H/技6) 灼炎太陽神アポロ (しゃくえんたいようしんあぽろ) 【カード名】 9421_灼炎太陽神アポロ(SP/魔6) ├9422_灼炎太陽神アポロ(SP/技6) ├9423_灼炎太陽神アポロ(SP/力6) └20519_灼炎太陽神アポロ(PR/地6) 9422、9423は9421のアナザーカード(フュージョンレア仕様) 20519は9421のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 灼炎のアポロ (しゃくえんのあぽろ) 【カード名】 9106_灼炎のアポロ(H/技5) ├9107_灼炎のアポロ(H/技5) ├9108_灼炎のアポロ(H/技6) ├0169_灼炎のアポロ(PR/魔4) ├0170_灼炎のアポロ(PR/魔4)(フロンティア+のみ) ├0293_灼炎のアポロ(PR/力6) ├0342_灼炎のアポロ(PR/魔6) └20513_灼炎のアポロ(PR/地6) 9107、9108は9106のアナザーカード(フュージョンレア仕様) 0169、0170、0293、0342、20513は9106のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 邪神アンヘル (じゃしんあんへる) 【カード名】 9114_邪神アンヘル(S/力5) 邪神王メルタ・トロス (じゃしんおうめるた・とろす) 【カード名】 9403_邪神王メルタ・トロス(SP/力6) ├9404_邪神王メルタ・トロス(SP/魔6) └20518_邪神王メルタ・トロス(PR/天6) 9404は9403のアナザーカード(フュージョンレア仕様) 20518は9403のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 邪神帝シンラ・メルタ・トロス (じゃしんていしんら・めるた・とろす) 【カード名】 10414_邪神帝シンラ・メルタ・トロス(SP/天6) └20548_邪神帝シンラ・メルタ・トロス(PR/魔6) 20548は10414のアナザーカード(フロンティアオリジナル) ジャッカス (じゃっかす) 【キャラクター名】 1209_騎兵ジャッカス(N/技4) ジャッグ・ジャグジー (じゃっぐ・じゃぐじー) 【キャラクター名】 7424_暴斧獣ジャグジー(N/力4) ジャマケン (じゃまけん) 【カード名】【キャラクター名】 3407_ジャマケン(N/技3) シャミー・サニー (しゃみー・さにー) 【カード名】【キャラクター名】 3329_シャミー・サニー(N/魔3) 邪竜公爵ティアムス (じゃりゅうこうしゃくてぃあむす) 【カード名】 05413_邪竜公爵ティアムス(S/技5) ジャンガル (じゃんがる) 【カード名】【キャラクター名】 2112_ジャンガル(N/技3) ジャンペーラ (じゃんぺーら) 【カード名】【キャラクター名】 6120_ジャンペーラ(N/力3) シュー (しゅー) 【キャラクター名】 9425_麒龍魔神シュー(S/技5) └00746_麒龍魔神シュー(W/技6) 獣王フェンリル (じゅうおうふぇんりる) 【カード名】 1330_獣王フェンリル(SP/技5) 獣王兵フンババール (じゅうおうへいふんばばーる) 【カード名】 6408_獣王兵フンババール(N/技4) 獣牙院バルバトス (じゅうがいんばるばとす) 【カード名】 1410_獣牙院バルバトス(N/力4) 獣牙王エドガー (じゅうがおうえどがー) 【カード名】 1108_獣牙王エドガー(H/力5) ├0055_獣牙王エドガー(PR/力6) ├0142_獣牙王エドガー(PR/力6) ├0241_獣牙王エドガー(PR/力6) ├00483_獣牙王エドガー(PR/天6) ├0502_獣牙王エドガー(F/力6) └10508_獣牙王エドガー(H/天6) 1307_獣牙王エドガー(H/技5) ├0054_獣牙王エドガー(PR/技6) ├0207_獣牙王エドガー(PR/技6) └10504_獣牙王エドガー(SP/技6) 1406_獣牙王エドガー(H/力6) └0804_獣牙王エドガー(ST/力6) 0055、0142、0241、00483、0502は1108のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 0054、0207は1307のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 0804は1406のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 獣牙公爵シルヴィ (じゅうがこうしゃくしるヴぃ) 【カード名】 2109_獣牙公爵シルヴィ(S/魔4) └00370_獣牙公爵シルヴィ(PR/魔3) 00370は2109のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 獣牙神タイガ (じゅうがしんたいが) 【カード名】 2402_獣牙神タイガ(H/技6) └0517_獣牙神タイガ(F/技6) 0517は2402のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 重機臣Gプロキオン (じゅうきしんぐれーとぷろきおん) 【カード名】 9118_重機臣Gプロキオン(S/無5) 重機臣プロキオン (じゅうきしんぷろきおん) 【カード名】 3405_重機臣プロキオン(S/無5) 重剣のデスティア (じゅうけんのですてぃあ) 【カード名】 3221_重剣のデスティア(S/技5) 10319_重剣聖騎士デスティア(S/力5) ジュウジ (じゅうじ) 【キャラクター通称名】 7412_地獄奉行ジュウジ(S/力4) └7413_地獄奉行ジュウジ(S/力4) →フルネームは 叛堕十字 (ほんだじゅうじ) 獣使ヴォルフガング (じゅうしヴぉるふがんぐ) 【カード名】 3121_獣使ヴォルフガング(N/力4) 獣将オルティガ (じゅうしょうおるてぃが) 【カード名】 1110_獣将オルティガ(N/力4) 獣神ゼクルス (じゅうしんぜくるす) 【カード名】 3304_獣神ゼクルス(S/力5) 銃使いバレット (じゅうつかいばれっと) 【カード名】 1223_銃使いバレット(N/技4) ジュード・マティス (じゅーど・まてぃす) 【カード名】【キャラクター名】 0418_ジュード・マティス(PR/魔6) 「テイルズ オブ ザ ワールド ダイスアドベンチャー」との コラボ企画によるオリジナルカード(フロンティアオリジナル) 重錨聖騎士イクシエル (じゅうびょうせいきしいくしえる) 【カード名】 10217_重錨聖騎士イクシエル(S/技5) 獣魔王マーモン (じゅうまおうまーもん) 【カード名】 8115_獣魔王マーモン(H/力6) ├0215_獣魔王マーモン(PR/技6) ├0524_獣魔王マーモン(F/力6) ├8006_獣魔王マーモン(PR/力6) └10549_獣魔王マーモン(H/力6) 0215、0524、8006、10549は8115のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 主邪神キュリオテラス (しゅじゃしんきゅりおてらす) 【カード名】 9302_主邪神キュリオテラス(S/魔5) 瞬刃剣舞ユーナ (しゅんじんけんぶゆーな) 【カード名】 7114_瞬刃剣舞ユーナ(S/技4) ├0011_瞬刃剣舞ユーナ(CP/技4) └20505_瞬刃剣舞ユーナ(PR/技6) 0011、20505は7114のアナザーカード(フロンティアオリジナル) ショウ (しょう) 【キャラクター名】 2104_火炎のショウ(H/無4) ├0187_火炎のショウ(PR/力4) └10539_火炎のショウ(H/技6) 2205_火炎のショウ(H/魔5) └0063_火炎のショウ(PR/力5) 2303_火炎剣ショウ(H/魔6) ├0298_火炎剣ショウ(PR/力6) └10535_火炎剣ショウ(SP/魔6) 2403_飛天神ショウ(H/無6) └0518_飛天神ショウ(F/無6) 3203_火炎のショウ(H/魔6) 3305_火炎王ショウ(H/力6) └00389_火炎王ショウ(PR/技6) 10311_火炎神ショウ(SP/技6) ジョーシカ (じょーしか) 【カード名】【キャラクター名】 05212_ジョーシカ(N/力3) 傷心天使ムクムク (しょうしんてんしむくむく) 【カード名】 8119_傷心天使ムクムク(N/魔4) ショータ (しょーた) 【キャラクター通称名】 6309_ガーデニングショータ(N/技3) →フルネームは 庭園抄太 (にわぞのしょうた) 昇天王バージェラ (しょうてんおうばーじぇら) 【カード名】 7216_昇天王バージェラ(S/力4) └7217_昇天王バージェラ(S/力4) 7217は7216のアナザーカード(チャンスカード) 浄天眼ハリマ (じょうてんがんはりま) 【カード名】 7204_浄天眼ハリマ(N/魔4) 照徳神アフラノール (しょうとくしんあふらのーる) 【カード名】 4110_照徳神アフラノール(S/無4) └00474_照徳神アフラノール(PR/天3) 00474は4110のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 焦熱炎忍ナガト (しょうねつえんにんながと) 【カード名】 7314_焦熱炎忍ナガト(S/技5) └7315_焦熱炎忍ナガト(S/技5) 7315は7314のアナザーカード(チャンスカード) 城壁魔導クレイテンプル (じょうへきまどうくれいてんぷる) 【カード名】 8406_城壁魔導クレイテンプル(S/力5) 小竜王サタン・パピー (しょうりゅうおうさたん・ぱぴー) 【カード名】 8402_小竜王サタン・パピー(S/技4) └8021_小竜王サタン・パピー(PR/技5) 8021は8402のアナザーカード(八柱駒チャレンジ/フロンティアオリジナル) 小龍王シグレ (しょうりゅうおうしぐれ) 【カード名】 6419_小龍王シグレ(S/力4) 食虫銃士ツボカズラー (しょくちゅうじゅうしつぼかずらー) 【カード名】 9130_食虫銃士ツボカズラー(N/技3) 曙光王ディルクルム (しょこうおうでぃるくるむ) 【カード名】 05110_曙光王ディルクルム(SP/魔6) └05111_曙光王ディルクルム(SP/地6) 05111は05110のアナザーカード(箔押し) シリウス (しりうす) 【キャラクター名】 1123_輝煌星シリウス(S/力5) └0141_輝煌星シリウス(CP/力5) 1219_輝煌王シリウス(H/魔6) ├0146_輝煌王シリウス(PR/力6) └0176_輝煌王シリウス(PR/技6) 10114_輝煌王シリウス(SP/天6) シルヴィ (しるヴぃ) 【キャラクター名】 2109_獣牙公爵シルヴィ(S/魔4) └00370_獣牙公爵シルヴィ(PR/魔3) シルバックス (しるばっくす) 【キャラクター名】 9209_銀斧騎士シルバックス(N/力4) 白蟻男爵ターマイティス (しろありだんしゃくたーまいてぃす) 【カード名】 8128_白蟻男爵ターマイティス(N/技3) シロカゲ (しろかげ) 【カード名】【キャラクター名】 2124_シロカゲ(N/力3) シロクマ男爵ベアラード (しろくまだんしゃくべあらーど) 【カード名】 8126_シロクマ男爵ベアラード(N/力3) シン・ギルデ (しん・ぎるで) 【カード名】【キャラクター名】 3414_シン・ギルデ(S/技5) 神獄の箱 (しんごくのはこ) 【カード名】 4100_神獄の箱(S) 真星鬼神マキシウス (しんせいきしんまきしうす) 【カード名】 05325_真星鬼神マキシウス(H/魔6) └05326_真星鬼神マキシウス(SP/天6) 05326は05325のアナザーカード(箔押し) 真星姫神メリル (しんせいきしんめりる) 【カード名】 05401_真星姫神メリル(S/力5) ├9542_真星姫神メリル(H/力6) ├20509_真星姫神メリル(PR/力6) └20531_真星姫神メリル(PR/力6) 9542は05401のアナザーカード(TCS再録) 20509、20531は05401のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 神槍騎士クー・フーリン (しんそうきしくー・ふーりん) 【カード名】 9224_神槍騎士クー・フーリン(H/技6) └0813_神槍騎士クー・フーリン(ST/技6) 0813は9224のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 震電 (しんでん) 【カード名】【キャラクター名】 2202_震電(S/力4) 3302_龍神震電(S/無5) ジンバツ (じんばつ) 【カード名】【キャラクター名】 3212_ジンバツ(N/力3) シン・ボックル (しん・ぼっくる) 【キャラクター名】 9222_神魔超獣シン・ボックル(S/魔5) └9537_神魔超獣シン・ボックル(H/技6) 神魔后妃アルフィーネ (しんまこうひあるふぃーね) 【カード名】 9221_神魔后妃アルフィーネ(S/力5) ├00380_神魔后妃アルフィーネ(PR/技6) └9013_神魔后妃アルフィーネ(PR/力6) 00380、9013は9221のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 神魔獣ボックル (しんまじゅうぼっくる) 【カード名】 9116_神魔獣ボックル(S/魔3) 神魔大元帥ベリアール (しんまだいげんすいべりあーる) 【カード名】 9318_神魔大元帥ベリアール(H/魔6) 神魔大将軍アスタロット (しんまだいしょうぐんあすたろっと) 【カード名】 9319_神魔大将軍アスタロット(S/技5) ├00351_神魔大将軍アスタロット(PR/魔6) └9012_神魔大将軍アスタロット(PR/技6) 00351、9012は9319のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 神魔大将軍アリオク (しんまだいしょうぐんありおく) 【カード名】 9320_神魔大将軍アリオク(S/力5) 神魔超獣シン・ボックル (しんまちょうじゅうしん・ぼっくる) 【カード名】 9222_神魔超獣シン・ボックル(S/魔5) └9537_神魔超獣シン・ボックル(H/技6) 9537は9222のアナザーカード(TCS再録) 神滅呪霊王 鬼哭ドウマン (しんめつじゅれいおう きこくどうまん) 【カード名】 7011_神滅呪霊王 鬼哭ドウマン(SP/魔6) 迅雷忍者コウライ (じんらいにんじゃこうらい) 【カード名】 7120_迅雷忍者コウライ(N/技4) 神羅黄金神マキシウス (しんらおうごんしんまきしうす) 【カード名】 10420_神羅黄金神マキシウス(SP/天6) ├20540_神羅黄金神マキシウス(PR/技6) └20552_神羅黄金神マキシウス(PR/力6) 20540、20552は10420のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 神羅光龍神リュウガ (しんらこうりゅうしんりゅうが) 【カード名】 10419_神羅光龍神リュウガ(SP/天6) └20535_神羅光龍神リュウガ(PR/魔6) 20535は10419のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 神羅魂獣神サイ (しんらこんじゅうしんさい) 【カード名】 10422_神羅魂獣神サイ(SP/天6) ├20549_神羅魂獣神サイ(PR/天6) ├20558_神羅魂獣神サイ(PR/無6) └20567_神羅魂獣神サイ(PR/技6) 20549、20558、20567は10422のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 神羅終極神カイ (しんらしゅうきょくしんかい) 【カード名】 10421_神羅終極神カイ(SP/天6) ├20538_神羅終極神カイ(PR/技6) └20551_神羅終極神カイ(PR/技6) 20538、20551は10421のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 神羅聖魔神アーク (しんらせいましんあーく) 【カード名】 10423_神羅聖魔神アーク(SP/天6) └20550_神羅聖魔神アーク(PR/力6) 20550は10423のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 神羅聖龍神サイガ (しんらせいりゅうしんさいが) 【カード名】 10426_神羅聖龍神サイガ(SP/天6) ├20536_神羅聖龍神サイガ(PR/技6) └20555_神羅聖龍神サイガ(PR/無6) 20536、20555は10426のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 神羅太陽神アポロ (しんらたいようしんあぽろ) 【カード名】 10424_神羅太陽神アポロ(SP/天6) └20539_神羅太陽神アポロ(PR/無6) 20539は10424のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 神羅魔導神メビウス (しんらまどうしんめびうす) 【カード名】 10425_神羅魔導神メビウス(SP/天6) ├20537_神羅魔導神メビウス(PR/力6) ├20559_神羅魔導神メビウス(PR/地6) └20568_神羅魔導神メビウス(PR/魔6) 20537、20559、20568は10425のアナザーカード(フロンティアオリジナル) シンラ・メルタ・トロス (しんら・めるた・とろす) 【キャラクター名】 10414_邪神帝シンラ・メルタ・トロス(SP/天6) └20548_邪神帝シンラ・メルタ・トロス(PR/魔6) 震龍鬼ライヤ (しんりゅうきらいや) 【カード名】 7201_震龍鬼ライヤ(S/力5) ├00375_震龍鬼ライヤ(PR/魔6) ├00459_震龍鬼ライヤ(PR/技6) └0714_震龍鬼ライヤ(W/力6) 00375、004590714は7201のアナザーカード(フロンティアオリジナル) 震裂戦鬼メルフィス (しんれつせんきめるふぃす) 【カード名】 9119_震裂戦鬼メルフィス(S/力5) └00466_震裂戦鬼メルフィス(PR/力6) 00466は9119のアナザーカード(フロンティアオリジナル)
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前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある科学の執行部員 第1章(1) 「はい、当麻。 こっちの書類に目を通してサインしておいてね」 「あいよ」 上条は美琴から書類を受け取ると、その中身に目を通し始める。 美琴は自分の仕事が一段落ついたのか『グループ』と同じ部屋に拠を構える 『風紀委員』第一七七支部の面々と談笑に耽り始めた。 (今日は『外れ日』だな) 上条は心の中で溜息を吐きながら書類に目を通し終えるとサインをして、 『警備員』の本部へ書類を転送する。 上条が所属する『執行部』は全部で三つのチームしか存在しない。 そして緊急時以外は一つのチームが休暇を取っている間に、 他の二つのチームがパトロールとデスクワークをそれぞれ受け持つ。 それに伴いデスクワークを担当する日は、その日によって仕事量にバラつきが出るのだ。 そして特別に仕事が多い日のことを上条は『外れ日』と呼んでいた。 「ふぁー」 上条も一段落つくと大きく背伸びをして体を解す。 上条は自分はデスクワーク派の人間でないことを自覚していたので、 どうしてもデスクワークを担当する日は気が滅入ってしまうのだった。 そしてこのオフィスには何故か女子の『風紀委員』が多いため、 肩身が狭い思いをせざる得ないのだった。 上条は何やら楽しそうにしている女子達を余所目に携帯を開く。 そこには美琴と付き合い始めたばかりの頃に撮った2ショットに 日付と時間が映し出されている。 8月31日、今日で夏休みも終わりだ。 (今年は非番の日に限って魔術師が侵入してきやがって、 あまり美琴との時間が取れなかったな) そう思いながら上条はふとあることを思い付く。 そして上条は茶菓子を囲んで談笑している女子達のところに向かった。 「なあ、美琴。 明日って常盤台も午前中授業か?」 「そうだけど、急にどうしたのよ?」 「だったらさ、明日はちょうど非番だしデートしないか?」 「え?」// 思いがけない上条の提案に美琴は頬を染めている。 それとは対照的に白井はテーブルで顔ドラムを行っていた。 「いや、夏休み中は帰省した時を除いてゆっくり出来なかったし、 偶には二人きりで何処か遊びに行こうぜ」 「と、当麻がそう言うなら別に構わないけど」// 「御坂さんったら、もっと素直に喜べばいいのに」 「だって…」 初春に苦笑いを浮かべながら言われると、 美琴はしどろもどろに何か言い訳みたいなものを始める。 付き合い始めて一年も経つのに全然変わらない美琴のことを微笑ましく思いながらも 上条は明日のデートについて話を続ける。 「詳しいプランはまた後で伝えるから、ちゃんと予定を空けといてくれよな」 「う、うん」// やがて仕事を終えた上条たちは、それぞれ住まう寮に向かって解散する。 そして嬉しさのあまり悶絶する美琴を見て、 白井はまるで苦行を行っているような気分に陥らされるのだった。 上条は美琴に手伝ってもらい何とか終わらせた宿題と念のために『執行部』の腕章を カバンの中に詰め込むと朝食の準備を始める。 夏休みは基本的に美琴が食事を作りに来てくれていたため、久しぶりの自炊だった。 朝食など誰が作っても似たようなものが出来るはずだが、 美琴が作ってくれたものの方がずっと美味しく感じるのは気のせいだろうか? すっかり餌付けされてることに上条は苦笑いを浮かべながら、 自分の作った朝食を無造作に口に詰め込んでいく。 そろそろ出ないと遅刻する時間だった。 上条は急いで朝食の片付けをすると、学校に向かって走り出すのだった。 「おっす、一方通行」 「なンだァ、上条か。 今日は遅刻しなかったンだな」 「流石に新学期初日からは上条さんも遅刻はしませんことよ」 「殊勝な心がけじゃねェか。 それがいつまで続くかは見物だがなァ」 一方通行は高校の進学先を上条と同じ高校に決めていた。 裏では数多くある進学校が一方通行を獲得するためにかなりの金額を使ったらしいが、 一方通行は普通の生活というものに憧れて上条と同じ高校を選択したのだった。 決して口には出さないが初めての友人といえる上条と 同じ学校生活を送りたかったということも無かったわけではない。 「あれ、番外個体は?」 「なンで俺が一々アイツの行動を把握してなきゃなンねェンだよ?」 「だって一緒に暮らして…」 「愉快なオブジェになりてェよォだな、上ィィィ条くゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」 「ひぃっ!?」 一方通行と番外個体、そして打ち止めは学校の寮には入らずに、 マンションで共同生活を送っている。 クラスメイトの女子と同居してることが知られれば、 色々と面倒臭いことになるのは必然だ。 意外なことに一方通行もクラスでの立ち位置などを気にするらしい。 「不用意に発言すると本当ォにオブジェにしてやるからな」 「…はい」 すると悪友の土御門や青髪ピアスも上条たちのところに集まってくる。 そして喧しくも楽しい二学期が幕を開けるのだった。 夏休みに救い出した姫神の転入イベントがあったり、 これからより騒がしい学校生活になる予感に囚われながら上条が学校を出ようとすると、 土御門に呼び止められた。 「カミやーん、ちょっといいかにゃー?」 「どうした?」 「今日はカミやんは非番だよな」 土御門は『グループ』の『本来』の仕事のエージェントのような役割を担っている。 そして土御門から『執行部』についての話があったということは、 魔術師絡みの事件か何かがあったことを表している。 「そんなに警戒しなくてもいいにゃー。 念のために小耳に挟んでおいて欲しい話があるだけぜよ。 今日イギリス清教から『客』が来てるんだが、ソイツが一癖ある奴でな。 万が一という可能性があることだけは覚えておいて欲しいにゃー」 「もしもの時は出ればいいんだな。 今日は久しぶりに美琴とのデートだから、そうならないことを祈ってるよ」 「まあ『スクール』も『アイテム』もいるから心配いらないと思うけどにゃー」 「でもそういう時に限って不幸な予感がするんだよな」 「せっかくのデートなんだし、あんまり気を散らせてると美琴ちんも可愛そうぜよ。 カミやんに仕事が回ってこないよう俺も動くから楽しんでくるんだにゃー」 「サンキューな。 それじゃあまた明日、学校で…」 「また明日にゃー」 そうして上条は土御門と別れ、美琴との約束場所に向かうのだった。 「悪い、待たせちまったか?」 「ううん、私も今来たばかりだから。 それよりも今日は任せろって言ってたけど、 ちゃんとエスコートしてくれるんでしょうね?」 「任せとけって、今日は美琴を楽しませるために飛びっきりのプランを用意してるから」 「うん、楽しみにしてる」// 上条が手を差し出すと美琴は少し恥ずかしがりながらも上条の手を握り返す。 そして上条と美琴は手を繋いで歩き始めるのだった。 「えっ、ここって!?」 上条と美琴がやって来たのは第六学区にある屋内アミューズメント施設だ。 そして入口の看板には『ラヴリーミトンズワールド』と大きく書かれている。 『ラヴリーミトンズワールド』とは、その名の通りラヴリーミトンのキャラクターと 触れ合うことを目的としたコミュニケーションパークだ。 アトラクションの数自体は少なく、 その代わりにショーなどのエンターテイメントが数多くある。 「でも前はこんな子供じみた所は来たくないって言ってたじゃない?」 「そりゃ今だって、こんな子供だらけの場所には正直来たくないですよ。 でもせっかくのデートなんだし、美琴が一番楽しめる場所を選んだわけです」 「馬鹿のくせに気を遣っちゃって…」 「うっ、せっかく美琴のことを思ってしたのにこの言われよう…」 しかし美琴は上条に聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で言った。 「ありがとう」ボソッ 「それじゃあ行くか!!」 「うん!!」 そして上条と美琴は手を繋いだまま施設の中へと入っていくのだった。 「いやー、ショーも思ったより本格的で中々楽しめたな」 「でしょ、私がずっと来たかったわけが分かった?」 「お前はショーがどうこうというより、ゲコ太と触れ合えればそれで良かっただけだろ? 子供に混じって写真撮影の列に並ぶのは正直しんどかったぞ」 「い、いいじゃない、遊びに来た記念にもなったんだし」 「彼氏じゃなくてゲコ太に抱きついての記念写真っていうのが複雑だけどな」 「何よ、妬いてるの?」 「別にー、ただ中身が男だったらって思っただけで…」 「え?」 「お前は気付いてないかもしれないけど、 あのゲコ太、嫌らしくお前の腰に手を回してたんだぞ」 「そういえば、何だか妙に触られたような…」 「さっ、もう行こうぜ。 時間も時間だし、何処かで適当に飯を食って解散しよう」 「…うん」 先ほどまでと違い名前を呼んでくれず、手も差し出してくれない上条に戸惑いながらも、 美琴は足早に歩いていく上条の後に続くのだった。 「何処も混んでて飯を食う場所がないな」 「だったら、今から当麻の部屋に行って夕食を作ってあげようか?」 「いや、それだと常盤台の門限に間に合わなくなっちまう。 少しアレだけど、ファーストフード店か何かで適当に済ましちまおう」 上条に少しでも機嫌を直してもらおうと食事を作る提案をした美琴だったが、 あっさりと上条に却下されてしまう。 すぐ隣に上条がいるものの、妙に二人の距離が開いているように美琴は感じるのだった。 するとその時、凄まじい地響きが二人のいる第六学区を襲った。 思わずよろけて転びそうになる美琴を支えた上条のタイミングを見計らったように 上条の携帯電話が鳴った。 『カミやんか、少しばかり拙いことになった』 「何となく状況は分かってるよ」 『二箇所同時に魔術師が侵入して 『スクール』と『アイテム』はそっちの対応に回ってるんだが、 イギリス清教の『客』まで警備員の隙を突いて暴れだしやがった』 「『客』が暴れてるのは第六学区か?」 『その通りぜよ』 「ちょうど美琴と一緒に第六学区にいる。 今から『接待』に向かうから、念のため『猟犬部隊』にも連絡を取ってくれ。 この規模の騒ぎだと第一級警戒になりそうだ」 突然の揺れに逃げ惑う人々と避難誘導を始めた警備員と風紀委員を横目で見ながら、 上条と美琴はカバンの中から『剣』をモチーフとした腕章を取り出すと、 それぞれ腕に取り付ける。 「それじゃあ、さっさと片付けて夕食にするか!! 美琴と話しておきたいこともあるしな…」 「えっ、それって?」 「話は後だ、今はこの騒ぎを鎮圧するのに集中するぞ」 「う、うん!!」 そして上条と美琴は逃げ惑う人々とは逆方向に向かって走り出すのだった。 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある科学の執行部員
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「あー!!追え、追えー!!捕まえろ!!いや、殺せ!!」 やっと本来の目的を思い出した常盤台上琴反対派の生徒達は直ぐ様追い掛ける。 「だー!!何で思い出すんだコンチクショー!!殺るならさっさとかかって来いやゴルァー!!」 常盤台上琴反対派の生徒達は攻撃するが直ぐ様かき消される。 (んじゃこれを使うか) 心理掌握は常盤台上琴反対派の生徒達に暗示をかけた。 『何がなんでも殺せ』と、 上条は常盤台上琴反対派の生徒達の動きが変わったのに気づいた。 何だか獣を狩る漁師の様な目だった。 (まさか、そこまでして俺をどーこーしたいのかよ!!) しかも、さっきと威力もはね上がってきている。 そのたびに肩やら足やらから苦い音がした。 「お前!!何で後輩をここまで使ってるんだ!?このままじゃ体がヤバイぞ!?」 「何でって言われてもねえ?レベル5がただの虫けらと付き合ってるなんて……レベル5の看板を汚してるだけでしょ?私まで軽い女だと思われるのが嫌なのよね~。」 彼女がそこまでするのは、ただそれだけだった。 「……っざけんな」 「はぁ?」 「ふざけんなって言ったんだよこのクソガキ! レベル5がそんなに偉いのか! この子たちを弄ぶ権利がてめえにあんのか! この子達はてめえの玩具じゃねえんだぞ!」 心理掌握は当麻の『幻想殺し』の影響で彼の心は読めなかったが向けてる感情は理解出来た、あるのは純然たる他人の為の怒り。 しかし心理掌握は能力のせいか、当麻の感情が理解出来ない人種になっていたのでその怒りを鼻で笑う。 「フフッ。何て青臭くて頭の悪い方なのでしょう。この子達を弄ぶ権利? この子達を玩具にするな? 分かっていませんのね。レベル5とはそれらを許容される存在。ゆえにその子達も本望なのですよ」 「俺の知ってるレベル5はてめえと違っていい奴ばっかりだったな。アクセラ、削板、そして美琴。てめえのような奴があいつらと一緒ってのは許せねぇな。俺がそのてめえの捻じ曲がった幻想、ぶっ殺して叩き直してやるぜ!」 「……出来もしないことを吠えるのはみじめでみっともなくて、そして愚劣です。あなた達、この男を血祭りに……なっ!」 怒れる当麻を引き戻し、心理掌握を驚かせた光景、それは心理掌握に操られた上琴反対派生徒達が一人残らず気絶している異様な光景だった。 「君が手を下す必要は無いよ、上条当麻。ここからはネセサリウスの領分だ。君の右手はこんな幼稚な子供に対して向けるべきじゃあない」 「ステイルの言う通りです。ああ、更に催眠でこの子達を動かそうとしても無駄です。意識を完全に刈り取りましたし、動けたとしても体を麻痺させてますから」 「この子達に手荒な真似をするつもりは無かったのだがな。事が事だ、緊急措置を取らせてもらった」 「ま、魔術師!」 心理掌握が『魔術師』というフレーズを口にしたことに驚いた当麻達だったが、駆けつけたステイル、神裂、闇咲は平然としていた。 ちなみに半蔵と郭は3人に頼まれて、中に居る人間の足止めを任されてしまう。 ステイル達がやって来た理由、それは実に魔術師らしいものだった。 「やっぱり貴女は私達の心を読んでいたのですね。でなければ私達から逃亡した際の怯えようは説明が付きません」 「さて、君は魔術の存在を知ってしまったわけだけど、もちろん無事に帰れるとは思ってないよね?」 「思ってますが? 私の能力ならあなた達をまとめて洗脳なんて……っ!!」 魔術の存在をこのような相手に知られるのは自分達も相手もまずい、つまりお互いの為に魔術の秘匿を行うのだ。 しかし心理掌握もレベル5の第五位、すんなりとステイル達の言葉を受け入れるわけが無い、いつも通りならばの話だが。 それをさせたのは『透魔の弦』で姿を消し、心理掌握の延髄に梓弓を押し当てた闇咲だった。 「君が彼らを洗脳すれば私は『衝打の弦』で首をへし折らせてもらう。もっとも、君よりも私の『衝打の弦』や神裂の『七閃』の方が速いだろうがな」 「私は人を殺すような真似はしません。ですが、貴女がこれ以上、人の尊厳を弄ぶのなら死なない程度に斬り刻ませてもらいます」 「僕は優しいから殺すとか壊すとか、そんなことはしないから安心していい。ただ、この炎剣で君の顔を人前で見せられないように焼かせてもらうだけだから。痛みは後で取り除いてあげるから心配はいらないよ」 魔術師三人のえげつない脅しに彼らを知ってる当麻、心を読んで彼らをそれなりに理解してしまった心理掌握、二人揃ってゾッとした。 しかし心理掌握は彼らの心を覗いた際に見つけたあるものの存在を思い出し、脅しにかかる、それがいかに愚かなこととは知らずに。 「……あなた達、自分よりも大切な人がいるのでしょう? その方達を壊すなんて造作も無いんですのよ? それでもまだ私を脅すつもりですか?」 「そうか、君は知ってしまったんだね。でも僕らの大切な人に手を出したらどうなるのかまでは読んでいなかったようだ。さあ、読んでごらん、僕たちの今の心理状態ってやつを」 ステイルに促されるまま、心理掌握は彼らの現在の心を読んだことを死ぬほど、いや死んだ方がマシと思えるほどに後悔した。 脳裏に入ってきたのは口に出すのもおぞましいほどの仕打ちばかりで心理掌握はガタガタ震え出し、涙を浮かべていた(特にステイルで)。 心理掌握は恐怖に震えながら、魔術の存在だけは決して口にはすまいと決意し、大慌てでその場から逃げて行った。 「……えっと、見せ場とか一切合財持っていかれ、しかも胸の中で燻ってる怒りを上条さんはどうやって発散させればいいのでせうか?」 「見せ場なら残してあるじゃないか。さあ、君の右手で彼女達にかけられた洗脳を一人残らずぶち殺すんだ」 「てめぇステイル! 人の決め台詞を勝手に使ってんじゃねぇ! あ、でも麻痺はどうすんだ? 俺の右手じゃあ麻痺とかは解除できないぞ」 「心配無用です。その麻痺も魔術によるものですからあなたの右手で解除されます。良かったですね上条当麻。さらに遣り甲斐が出て」 付き合いの長い二人にこき使われることにムッとしつつも、当麻は『幻想殺し』で洗脳と麻痺の解除に精を出す。 そして全員の洗脳と麻痺の解除を終えた当麻は心理掌握に対する三人のやり過ぎとも言える脅しに文句を言う。 「……それにしてもお前らさ、ちょっとやり過ぎだろ。いくらあいつが気に喰わないからってあんなになるまで追い詰めるってのは……」 「まあ、確かに少し過剰だったかもしれないね。でも僕らはこれでも被害を最小限に食い止めたつもりだよ」 「あれでかよ! ていうかそれ以上のことを…………やる奴らがここには一杯居たな」 ステイルの発言にツッコミを入れた当麻だが、彼ら以上に危険な存在がここにいたことを思い出す。 「土御門、アクセラ、建宮、シェリー……。あいつらだったらさっきのが可愛いくらいのことやりそうだもんな、笑いながら」 「そうゆうことです。私達は彼女の身の安全を考えてあのような行動に出たのです。それだけは察して下さい」 当麻が危険人物としてあげた仲間達の中に美琴と初春の名前が無かったのには理由があった。 彼が名前を挙げた4人は洒落にならないレベルの危険性を持っていて、心理掌握が壊れかねないことを平気でやりそうな面子なのだ。 本当なら初春の名前もコッソリ付け加えようかと思ったが、神裂に冗談抜きで唯閃される予感がしたのであえて省いた(美琴は自分の可愛い恋人という理由で削除)。 「では私は気絶しているこの子達を第二学区の外へと運んでくるとしよう。ステイル、悪いが手伝ってくれるか?」 「分かった。じゃあ僕らはこっちを片付けてから戻るとするよ。上条当麻、早く戻ってみんなを安心させるといい」 こうして当麻は神裂と一緒にジャッジメント訓練所へと戻って行った。 一方、逃げ出した心理掌握は心の中で悪態を付きながら寮への道を歩いていた。 (許さない! 絶対に許さない! あの生意気で無価値なレベル0! 今度こそ私の前に跪かせてやる!) (あの魔術師どもが居ない所で今度こそ! 今度こそ私の偉大さを思い知らせてあげるわ!!) 子供じみたプライドを持った学園都市第五位、彼女の辞書には『懲りる』とか『改心』の文字は入っていないようだ。 その頃、第一七七支部では最近の固法の悩みの種こと絹旗が、ジャッジメントの腕章を付けてリラックスしていた。 どうやら今回も押しかけジャッジメントをやるらしく、本人もノリノリな所へ騒動から一先ず先に抜け出していた黒子がやって来た。 「あれ白井さん、パトロールは超終わりましたの?」 「それどころじゃありませんでしたの。さっきまで、私の学校の生徒達に捕まるし、第二学区に連れて行かれたりして大変でしたの。」 「超何をしたのですか!?」 絹旗は黒子が何かしたのかと思った。 「いえ私が目的ではなく、上条さんとお姉様に目的があって、その人質にされていましたの。」 「でもなんで白井さんが超捕まらなきゃいけないんですか?ひょっとしたら超助けに来ないかもしれませんのに。」 「それは、あの二人の性格からにしてないでしょう。あの二人は誰かが助けを求めていたら助けにいくでしょうし、自分のせいで捕まっているのならなおさらです。」 「で、超当麻お兄ちゃんと超美琴お姉ちゃんに助けてもらったのですか?」 「いえ、助けてもらったのは他の人なんですけど、なんでAIMジャマーが効かなかったのでしょうか?」 「え!!能力者なのにAIMジャマーが超効かなかったのですか!?」 「そうなんですの。一体どうやったらAIMジャマーが効かないで済むんでしょうか?」 「「う~ん…」」 絹旗と黒子はどうしてAIMジャマーが効かなかったのか気になっていた。 そんなこと話していたら、固法が帰ってきた。 「あら、どうしたの二人とも。そんなに考えて。」 固法は、来てそうそう二人が考え事をしていてちょっとビックリしていた。 「固法先輩、ちょっと聞きたいことがありますんですけど。」 「どうしたの?」 「能力者でAIMジャマーが効かない能力者って居ますの?」 「そんな人聞いたこと無いけど。」 固法はAIMジャマーが効かない能力者なんている訳が無いと否定した。 「そうですよね。なら、あの人たちは能力者じゃないのでしょうか?」 「ねぇ、一体何があったのかまだ分からないんだけど。」 黒子は固法にパトロール中に何があったのか話した 「そう言うことだったの。ま、それは仕事が終わらせてから考えましょ。 という事で、三人はジャッチメントの仕事をするのだった。
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第三章 死神カキコチャート イベントその先に恐るべき真実が隠されているというのにっ! ふふふ。敵情視察ってヤツです キャンディッドフォトというのだよ初春 すっごいスピードで泳げたりして 佐天さんの突撃インタビュー慣行っ! そう言えばこの間、佐天さんと色々話したのよ でも、パトロール中って言うより買い物中? あら、アナタは先ほどのオーディエンス 蹴った後、そそくさと離れて視線をそらすのがポイントよ あの婚后光子がお姉さまと一緒だなんて心配ですわ…… この婚后光子がついていながら、何とも面目のないことです…… はああ、至福のひと時いちご生クリームクレープ…… さ、二人一緒に来てもらおうじゃん うわっ、佐天さんの身体あっつっ! ごきげんよう、お姉さま。それにしてもあっちーですわね ……それにしても、またネットの都市伝説、か その功績を認められて、独自の調査権を与えられてますの みんな御坂さんと一緒に調査したいんですよ ちょっとだけ、その、乱闘を 黒子ルート聞き込みをバカにしてはいけませんの げ、ケータイの電池が切れてますわっ それより御坂さん、お耳を貸して下さいます? もったいないけど処分しましょう 婚后さん、テレビの見過ぎですわ もちろんバッチリ聞いておりますの! わたくしの力がないと、この扉は未来永劫開くことがありませんわ わ、わたくしは、そう、ブルーハワイを! 初春ルートこれからニット帽の人物を追うわけだけど…… 張り込みに焦りは禁物ですよ 記録をたどると、容疑者はここの路地を右に曲って…… あれ? 急にサーバーからの反応が…… もう聞き出せそうにないわね~ 流行の最先端って、ああいう感じなんでしょうか? ……だいたいあっちの方向? 御坂さんの下です~ あいたたた……ちょっとお尻を打っただけ 憧れるほどのものでは…… 佐天ルートこういう時、闇雲に歩きまわるのは旧時代の人間がすることです ……そう見えなくもないですね ここで見かけたからって、今いるとは限らないか 御坂さん、電磁波か何か出してます? (まあ、道に迷ってたとは言えないわね) あの店、薄暗かったし、安物の監視カメラだとこんなもんなんですかね ちょっとネットの情報に頼りすぎたかもね あれ、開きませんね。なんでだろ ブルートフォースじゃ数ヶ月かかっても空けられないでしょうね こっちは帽子専門のコーナーか……うっ! 共通ルート初春ぅ、それ一口だけ味見していい? ここで、大量のロケット砲を作っていたんです! ジャッジメントモード【襲撃現場の推測】早く、実況系のネットニュースにつないで! お姉様、抵抗なさってはダメ!! 出ました! 恐らくここが襲撃予定地点です!! アクションパート【ロケット砲から護送車を守れ】今もどっかでニヤニヤ笑いながらスイッチ押してんのかしら 違う。逆だったのよ 『……逢辰先輩、いえ、あなたは誰ですの?』 第三章 死神カキコ 風紀委員が何やら忙しく、街もピリピリ警戒ムード。 ネット上の『死神カキコ』と呼ばれる予言のような形で犯罪予告を行う都市伝説のようなハンドルネームを名乗り、第三学区の国際展示場で公演を行う予定のVIPである一澤暁子がテロに遭うかも知れない警備員は体制を強化してはどうか、との投稿が行われ、警備員が集結しているという。 学園都市の外の複数ある協力機関から大使団を迎えることになっていることから、延期なども出来ず、警備を集中的に固めて公演を強行することになっているとし、死神カキコの足取りも追っておらず、黒子・初春を含めた風紀委員の有志が仕事の合間に独自調査しているという。 捜査の指揮を執る逢辰千余に許可を得て美琴・佐天も参加させてもらい、死神カキコの調査に乗り出し、アジトを発見、襲撃しようとしていることがわかり、そしてその襲撃地点を割り出して先回りし、襲撃を阻止するが……。 チャート 簡易チャート 繁華街 → 広場 → セブンスミスト → ○それで、御坂さんは誰とペアを組みます? → ニット帽の人物 → ○もう一度ネットの情報を募ってみる? → 水色のニット帽 → ○電気が通ってるんですねえ → 一澤暁子 → ロケット砲 → ロケット砲 → 一澤暁子 イベント その先に恐るべき真実が隠されているというのにっ! ファミレスで美琴と佐天がふたりきり。 そこに婚后が相席。 【スポーツクラブ】入手 CHATIN !! ガールズトークモードタイミング ボタン 結果 ロマン=土星です! ○ 次のタイミングへ 時間切れ 終了『佐天さんの突撃インタビュー慣行っ!』へ 輪っかをつけなくちゃならない事情が! ○ 終了『ふふふ。敵情視察ってヤツです』へ 時間切れ 終了『佐天さんの突撃インタビュー慣行っ!』へ 入らない場合『佐天さんの突撃インタビュー慣行っ!』へ ふふふ。敵情視察ってヤツです ガールズトークモードタイミング ボタン トピック 結果 みたいなあああああああ △ スポーツクラブ 『すっごいスピードで泳げたりして』へ 時間切れ 『キャンディッドフォトというのだよ初春』へ キャンディッドフォトというのだよ初春 パトロール中の黒子、初春と合流。 黒子の提案でリゾート施設のプールへ。 美琴は可愛い水着でのCGを入手。 それ以外の3人の水着姿のCGを入手。 リゾートプールからの帰り道、黒子によって盗撮が明らかに。 バッドエンドへ すっごいスピードで泳げたりして スポーツクラブへ ショップから尾行していた黒子、初春と合流。 競泳水着でのCGを入手。 4人のシャワーシーンはこちらのルートのみ。 先行公開されていたCG+前面に動く湯気があり、もっとよく見えなくなっています。 変質者退治。 バッドエンドへ 佐天さんの突撃インタビュー慣行っ! 【未知のテクノロジー】入手 【ジャッジメントの腕章】入手 【アンチスキルの代役】入手 【繁華街】入手 【公園】入手 【柵川中学】入手 湾内と泡浮に協力要請。 ※最短ルート(移動3回)で初春と黒子に会うことで、後のルートでCG回収が可能となる。 ルート分岐 初春と黒子に 会った 『うわっ、佐天さんの身体あっつっ!』へ 初春と黒子に会わず5回移動した 『さ、二人一緒に来てもらおうじゃん』へ 会ってない ガールズトークモードへ ガールズトークモードタイミング ボタン トピック 結果 移動先は? △ 繁華街 『でも、パトロール中って言うより買い物中?』へ ○ 柵川中学 『あら、アナタは先ほどのオーディエンス』へ × 公園 『蹴った後、そそくさと離れて視線をそらすのがポイントよ』へ 時間切れ 『そう言えばこの前、佐天さんと色々話したのよ』へ トピック入れ替え後 順番による セブンスミスト 終了『あの婚后光子がお姉さまと一緒だなんて心配ですわ……』へ 駅前 終了『この婚后光子がついていながら、何とも面目のないことです……』へ 広場 終了『はああ、至福のひと時いちご生クリームクレープ……』へ 時間切れ 『そう言えばこの間、佐天さんと色々話したのよ』へ そう言えばこの間、佐天さんと色々話したのよ 一七七支部へ。固法に行き先を聞いてみるが…… 【セブンスミスト】or【広場】入手 移動場所に【セブンスミスト】or【広場】が追加される。 ファミレス前に戻り行き場所選択へ。 ※何度でも来ることが出来る。また、取得している行き先によって内容が変わる。 でも、パトロール中って言うより買い物中? 繁華街でショッピンg……パトロール中の風紀委員に聞くが…… 【広場】入手 移動場所から【繁華街】が消え、【広場】が追加される。 ファミレス前に戻り行き場所選択へ。 あら、アナタは先ほどのオーディエンス 柵川中学で婚后暴走。そして被害者が…… 佐天さんを見かけたとの報告。 【駅前】入手 移動場所から【柵川中学】が消え、【駅前】が追加される。 ファミレス前に戻り行き場所選択へ。 蹴った後、そそくさと離れて視線をそらすのがポイントよ 公園で自販機に蹴りを……そして命知らずなスキルアウトが…… 【セブンスミスト】入手 移動場所から【公園】が消え、【セブンスミスト】が追加される。 ファミレス前に戻り行き場所選択へ。 あの婚后光子がお姉さまと一緒だなんて心配ですわ…… セブンスミストで庶民の生活を楽しむ婚后さん。 そこに黒子が…… 【駅前】or【広場】入手 移動場所から【セブンスミスト】が消え【駅前】が追加される。 駅前に行っている場合は【広場】が追加される。 ファミレス前に戻り行き場所選択へ。 この婚后光子がついていながら、何とも面目のないことです…… 駅前にて湾内と泡浮に会い、捜索済みとの返答が。 【セブンスミスト】or 【広場】入手 移動場所から【駅前】が消え、【セブンスミスト】が追加される。 セブンスミストに行っている場合は【広場】が追加される。 ファミレス前に戻り行き場所選択へ。 はああ、至福のひと時いちご生クリームクレープ…… 広場のベンチで初春発見。買い食い可愛い。 【セブンスミスト】入手 移動場所から【広場】が消え、【セブンスミスト】が追加される。 さ、二人一緒に来てもらおうじゃん 黄泉川に連行される佐天。 美琴も色々とあり連行。 バッドエンドへ うわっ、佐天さんの身体あっつっ! そして佐天さんのテンションがおかしい。 涼みにファミレスへ ごきげんよう、お姉さま。それにしてもあっちーですわね 黒子、初春と合流。 ……それにしても、またネットの都市伝説、か 警備員と風紀委員がピリピリしている原因が死神カキコのせいだと。 トピック入手【死神カキコ】 【一澤暁子】 【犯行予告】 その功績を認められて、独自の調査権を与えられてますの 調査手伝いを申し出る。 トピック入手【逢辰千余】 みんな御坂さんと一緒に調査したいんですよ 記録を調査しに。 トピック入手【ネット喫茶サバンナ】 【ニット帽の人物】 ガールズトークモードタイミング ボタン 結果 佐天「それで、御坂さんは誰とペアを組みます?」 ○ 『こういう時、闇雲に歩きまわるのは旧時代の人間がすることです』へ 黒子「もちろん、わたくしですわよねっ?」 ○ 『聞き込みをバカにしてはいけませんの』へ 初春「私、御坂さんの力になりたいんですっ」 ○ 『これからニット帽の人物を追うわけだけど……』へ 全てスルー 『ちょっとだけ、その、乱闘を』へ ちょっとだけ、その、乱闘を ……また都市伝説に。 バッドエンドへ 黒子ルート 聞き込みをバカにしてはいけませんの 黒子と行動することに。 【第一〇学区中央東】入手 【第一〇学区中央西】入手 CHATIN !! ガールズトークモードタイミング ボタン トピック 結果 黒子「休憩している暇はありませんの」 ○ 『げ、ケータイの電池が切れてますわっ』へ どちらに行きますの? △ 第一〇学区中央東 『もったいないけど処分しましょう』へ × 第一〇学区中央西 『それより御坂さん、お耳を貸して下さいます?』へ 時間切れ 『げ、ケータイの電池が切れてますわっ』へ 入らない場合『げ、ケータイの電池が切れてますわっ』へ げ、ケータイの電池が切れてますわっ 休憩することになり、ファミレスへ。 そこで黒子が調子に乗り、時間を浪費しているうちに襲撃されてしまった。 バッドエンドへ それより御坂さん、お耳を貸して下さいます? 第一〇学区中央西に。婚后と再開。 CHATIN !! ガールズトークモードタイミング ボタン 結果 婚后「はぁ……」 ○ 『げ、ケータイの電池が切れてますわっ』へ 婚后「ある建物の近くで」 ○ 『婚后さん、テレビの見過ぎですわ』へ 婚后「サングラスにマスクまでかけて」 ○ イベント変更なし そのまま次のガールズトークモードへ 全てスルー 『げ、ケータイの電池が切れてますわっ』へ 入らない場合『げ、ケータイの電池が切れてますわっ』へ どうやらアジドらしい事が判明。 ガールズトークモードタイミング ボタン 結果 黒子「ここは全てわたくしにお任せ下さい」 ○ 『わたくしの力がないと、この扉は未来永劫開くことがありませんわ』へ 全てスルー 『もちろんバッチリ聞いておりますの!』へ もったいないけど処分しましょう 第一〇学区中央東に。 実力行使で情報を聞くもニット帽の人物の情報は得られず。 ……選択肢に東はありませんよ? ガールズトークモードタイミング ボタン トピック 結果 黒子「休憩している暇はありませんの」 ○ 『げ、ケータイの電池が切れてますわっ』へ どちらに行きますの? × 第一〇学区中央西 『それより御坂さん、お耳を貸して下さいます?』へ 時間切れ 『げ、ケータイの電池が切れてますわっ』へ 婚后さん、テレビの見過ぎですわ 婚后に連れてこられたのはただの工事現場だった。 しかし、婚后は周囲のスキルアウトから情報を引き出し、無事アジドの場所へ案内することができた。 ガールズトークモードタイミング ボタン 結果 黒子「ここは全てわたくしにお任せ下さい」 ○ 『わたくしの力がないと、この扉は未来永劫開くことがありませんわ』へ 全てスルー 『もちろんバッチリ聞いておりますの!』へ もちろんバッチリ聞いておりますの! 美琴が自分で開けるといって色々やり終いにはレールガンぶっ放し、扉を壊す。 こんな所にレールガン放ったら……ねぇ? バッドエンドへ わたくしの力がないと、この扉は未来永劫開くことがありませんわ 黒子に任せることにしたが、婚后もそれに参戦し、ヒートアップ。 なんやかんやで美琴が扉を開け、初春と佐天を待つことに。 ルート分岐 最短ルートを 通った 『わ、わたくしは、そう、ブルーハワイを!』へ 通ってない 次の分岐へ 佐天捜索時、移動回数は 3回だった 『初春ぅ、それ一口だけ味見していい?』へ 4~5回だった 『ここで、大量のロケット砲を作っていたんです!』へ ※最短ルート:CHATIN !!第一〇学区中央西 → CHATIN !!サングラスにマスクまでかけて → ここは全てわたくしにお任せ下さい わ、わたくしは、そう、ブルーハワイを! 黒子、はいあーんCG回収 ルート分岐 佐天捜索時、移動箇所は 3回だった 『初春ぅ、それ一口だけ味見していい?』へ 4~5回だった 『ここで、大量のロケット砲を作っていたんです!』へ 初春ルート これからニット帽の人物を追うわけだけど…… 初春と行動することに。 ガールズトークモードタイミング ボタン トピック 結果 御坂「このインターネット喫茶から」 ○ 『張り込みに焦りは禁物ですよ』へ どっちの線から追跡しましょうか? △ ニット帽の人物 『記録をたどると、容疑者はここの路地を右に曲って……』へ 時間切れ 『記録をたどると、容疑者はここの路地を右に曲って……』へ 張り込みに焦りは禁物ですよ ネット喫茶で貼り込むも現れず。 『記録をたどると、容疑者はここの路地を右に曲って……』へ 記録をたどると、容疑者はここの路地を右に曲って…… ガールズトークモードタイミング ボタン 結果 御坂「そろそろ私の出番かな?」 ○ 『もう聞き出せそうにないわね~』へ 時間切れ 『あれ? 急にサーバーからの反応が……』 あれ? 急にサーバーからの反応が…… 一七七支部で映像記録総調査。 そして初春暴走。風紀委員のサーバーどころか警備員のサーバーにまで…… バッドエンドへ もう聞き出せそうにないわね~ 監視カメラが壊れた原因から情報収集。 【第一〇学区中央】入手 【第一〇学区の端】入手 ガールズトークモードタイミング ボタン トピック 結果 どこから調べましょう? △ 第一〇学区中央 ルート分岐へ × 第一〇学区の端 イベント変更なし そのまま次のガールズトークモードへ 時間切れ 『あれ? 急にサーバーからの反応が……』 ルート分岐 ネット喫茶の張り込みを している 『……だいたいあっちの方向?』へ していない 『流行の最先端って、ああいう感じなんでしょうか?』へ ガールズトークモードタイミング ボタン 結果 初春鍵ボロボロ ○ 『御坂さんの下です~』へ 全てスルー 『あいたたた……ちょっとお尻を打っただけ』 流行の最先端って、ああいう感じなんでしょうか? 白いニット帽を追ってきたものの、ファッション系の学校が多く、ニット帽だらけ。 第一〇学区の端へ行くことに。 ガールズトークモードタイミング ボタン 結果 初春鍵ボロボロ ○ 『御坂さんの下です~』へ 全てスルー 『あいたたた……ちょっとお尻を打っただけ』 ……だいたいあっちの方向? ファッション系の学校が多く、ニット帽だらけ。さらに道に迷ったせいで寮の門限を過ぎてしまった。 バッドエンドへ 御坂さんの下です~ 初春が…… バッドエンドへ あいたたた……ちょっとお尻を打っただけ 黒子と佐天待ち。 ルート分岐 最短ルートを 通った 『憧れるほどのものでは……』へ 通ってない 次の分岐へ 佐天捜索時、移動箇所は 3回だった 『初春ぅ、それ一口だけ味見していい?』へ 4~5回だった 『ここで、大量のロケット砲を作っていたんです!』へ ※最短ルート:ニット帽の人物 → そろそろ私の出番かな? → 第一〇学区の端 憧れるほどのものでは…… 効率よく捜査したため、合流までに時間ができた。 初春デレ顔CG回収 ルート分岐 佐天捜索時、移動箇所は 3回だった 『初春ぅ、それ一口だけ味見していい?』へ 4~5回だった 『ここで、大量のロケット砲を作っていたんです!』へ 佐天ルート こういう時、闇雲に歩きまわるのは旧時代の人間がすることです 佐天と行動することに。 【メット帽の人物】入手 ガールズトークモードタイミング ボタン トピック 結果 どっちの情報が怪しいと思います? △ メット帽の人物 『……そう見えなくもないですね』へ × ニット帽の人物 『ここで見かけたからって、今いるとは限らないか』へ 時間切れ 『……そう見えなくもないですね』へ ……そう見えなくもないですね メット帽の男を探しに来たが…… 『ここで見かけたからって、今いるとは限らないか』へ ここで見かけたからって、今いるとは限らないか ニット帽の男を探しに来たが…… ガールズトークモードタイミング ボタン 結果 もう一度ネットの情報を募ってみる? ○ 『あの店、薄暗かったし、安物の監視カメラだとこんなもんなんですかね』へ 全てスルー ルート分岐へ ルート分岐 メット帽の人物を探しに 行った 『(まあ、道に迷ってたとは言えないわね)』へ 行ってない 『御坂さん、電磁波か何か出してます?』へ 御坂さん、電磁波か何か出してます? 道に迷った…… 『あの店、薄暗かったし、安物の監視カメラだとこんなもんなんですかね』へ (まあ、道に迷ってたとは言えないわね) 道に迷っている途中、黒子から襲撃の知らせが入る。 バッドエンドへ あの店、薄暗かったし、安物の監視カメラだとこんなもんなんですかね ネットで再度情報を。 トピック入手【水色のニット帽】 【白いニット帽】 ガールズトークモードタイミング ボタン トピック 結果 △ 白いニット帽 『ちょっとネットの情報に頼りすぎたかもね』へ × 水色のニット帽 『ブルートフォースじゃ数ヶ月かかっても空けられないでしょうね』へ 時間切れ 『ちょっとネットの情報に頼りすぎたかもね』へ ちょっとネットの情報に頼りすぎたかもね 白いニット帽を探すも見つからず。 探しているうちに一澤暁子が襲撃されてしまう。 バッドエンドへ あれ、開きませんね。なんでだろ 佐天さんが怪しげなハッキングツールを用いた為、電子ロックが解除不能になってしまう。 バッドエンドへ ブルートフォースじゃ数ヶ月かかっても空けられないでしょうね アジトの目星がついたらしい。 廃ビルに電子ロック。電気が通ってる。 ガールズトークモードタイミング ボタン 結果 佐天「電気が通ってるんですねえ」 ○ ルート分岐へ 全てスルー 『あれ、開きませんね。なんでだろ』へ ルート分岐 最短ルートを 通った 『こっちは帽子専門のコーナーか……うっ!』へ 通ってない 次の分岐へ 佐天捜索時、移動箇所は 3回だった 『初春ぅ、それ一口だけ味見していい?』へ 4~5回だった 『ここで、大量のロケット砲を作っていたんです!』へ ※最短ルート:ニット帽の人物 → もう一度ネットの情報を募ってみる? → 水色のニット帽 → 電気が通ってるんですねえ こっちは帽子専門のコーナーか……うっ! 美琴と佐天の変装CG回収 『ここで、大量のロケット砲を作っていたんです!』へ ルート分岐 佐天捜索時、移動箇所は 3回だった 『初春ぅ、それ一口だけ味見していい?』へ 4~5回だった 『ここで、大量のロケット砲を作っていたんです!』へ 共通ルート 初春ぅ、それ一口だけ味見していい? 突入前に腹ごしらえ。 クレープCG回収 『ここで、大量のロケット砲を作っていたんです!』へ ここで、大量のロケット砲を作っていたんです! 何やら町工場みたいな…… 入手トピック【ロケット砲】 ジャッジメントモードへ ジャッジメントモード【襲撃現場の推測】 ジャッジメントモードタイミング ボタン トピック ゲージ(%) 結果 やつの狙いは何? △ ニット帽の人物 0% 考え直し ○ 一澤暁子 +40% 次へ □ 風紀委員の腕章 0% 考え直し × 警備員の代役 0% 考え直し 時間切れ +40% 次へ どうやって襲撃? △ ロケット砲 +20% 次へ ○ 未知のテクノロジー 0% 考え直し × 警備員の代役 0% 考え直し 時間切れ 0% 考え直し どこで仕掛ける? ロケット砲+一澤暁子 +40% 100%終了『出ました! 恐らくここが襲撃予定地点です!!』へ ロケット砲+ネット喫茶サバンナ 0% 考え直し ロケット砲+犯行予告 0% 考え直し 一澤暁子+ネット喫茶サバンナ 0% 考え直し 一澤暁子+犯行予告 +20% 80%終了『お姉様、抵抗なさってはダメ!!』へ ネット喫茶サバンナ+犯行予告 +25% 85%終了『早く、実況系のネットニュースにつないで!』へ 早く、実況系のネットニュースにつないで! 調べているうちに襲撃され、誘拐されてしまう バッドエンドへ お姉様、抵抗なさってはダメ!! 一澤暁子に会いに行こうとするけど怪しまれて拘束される バッドエンドへ 出ました! 恐らくここが襲撃予定地点です!! 入手トピック【襲撃地点】 『アクションパート【ロケット砲から護送車を守れ】』へ アクションパート【ロケット砲から護送車を守れ】 内容 押下ボタン 備考 ミサイル迎撃 △△ 連続 増えたミサイル迎撃 ←△→ 順不同 同時押しOK なめてんのかあああああ! △RUSH 連打 『今もどっかでニヤニヤ笑いながらスイッチ押してんのかしら』へ 今もどっかでニヤニヤ笑いながらスイッチ押してんのかしら ミサイル迎撃成功。 『違う。逆だったのよ』へ 違う。逆だったのよ 護送車はを守ることには成功したが…… 『『……逢辰先輩、いえ、あなたは誰ですの?』』へ 『……逢辰先輩、いえ、あなたは誰ですの?』 エピローグ 第三章終了 お疲れ様でした。
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仏説観普賢菩薩行法経 是の如きを我聞きき。一時、仏、毘舎離国・大林精舎・重閣講堂に在して、諸の比丘に告げたまわく、 却って後三月あって我当に般涅槃すべし。尊者阿難、即ち座より起って衣服を整え、手を叉え合掌して、仏を遶ること三して、仏の為に礼を作し、胡跪し合掌して、諦かに如来を観たてまつりて目暫くも捨てず。長老摩訶迦葉・弥勒菩薩摩訶薩も亦座より起って、合掌し礼を作して尊顔を瞻仰したてまつる。 時に三大士、異口同音にして仏に白して言さく、世尊、如来の滅後に云何してか衆生、菩薩の心を起し、大乗方等経典を修行し、正念に一実の境界を思惟せん。云何してか無上菩提の心を失わざらん。云何してか復当に煩悩を断ぜず五欲を離れずして、諸根を浄め諸罪を滅除することを得、父母所生の清浄の常の眼、五欲を断ぜずして而も能く諸の障外の事を見ることを得べき。 仏、阿難に告げたまわく、諦かに聴け、諦かに聴け、善く之を思念せよ。如来昔耆闍崛山及び余の住処に於て、已に広く一実の道を分別せしかども、今此の処に於て、未来世の諸の衆生等の大乗無上の法を行ぜんと欲せん者、普賢の行を学し普賢の行を行ぜんと欲せん者の為に、我今当に其の所念の法を説くべし。若しは普賢を見及び見ざる者の罪数を除却せんこと、今汝等が為に当に広く分別すべし。阿難、普賢菩薩は乃ち東方の浄妙国土に生ぜり。其の国土の相は雑華経の中に已に広く分別せり。我今此の経に於て略して解説せん。 阿難、若し比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷・天・龍・八部・一切衆生の大乗を誦せん者、大乗を修せん者、大乗の意を発せん者、普賢菩薩の色身を見んと楽わん者、多宝仏の塔を見たてまつらんと楽わん者、釈迦牟尼仏及び分身の諸仏を見たてまつらんと楽わん者、六根清浄を得んと楽わん者は当に是の観を学すべし。此の観の功徳は諸の障碍を除いて上妙の色を見る。三昧に入らざれども但誦持するが故に、心を専らにして修習し、心心相次いで大乗を離れざること、一日より三七日に至れば普賢を見ることを得。重き障ある者は、七七日の後然して後に見ることを得、復重きことある者は一生に見ることを得、復重きことある者は二生に見ることを得、復重きことある者は三生に見ることを得。是の如く種々に業報不同なり、是の故に異説す。 普賢菩薩は身量無辺・音声無辺・色像無辺なり。此の国に来らんと欲して自在神通に入り、身を促めて小ならしむ。閻浮提の人は三障重きが故に、智慧力を以て化して白象に乗れり。其の象に六牙あり、七支地をえたり。其の七支の下に七蓮華を生ぜり。其の象の色鮮白なり、百の中に上れたる者なり。頗梨雪山も比とすることを得ず。象の身の長さ四百五十由旬、高さ四百由旬。六牙の端に於て六つの浴池あり。一一の浴池の中に十四の蓮華を生ぜり、池と正等なり。其の華開敷せること天の樹王の如し。一一の華の上に一りの玉女あり。顔色紅の如くにして、暉天女に過ぎたるあり。手の中に自然に五つの箜篌を化せり。一一の箜篌に五百の楽器あり、以て眷属とせり。五百の鳥あり、鳧・雁・鴛鴦、皆衆宝の色にして、華葉の間に生ぜり。象の鼻に華あり、其の茎譬えば赤真珠の色の如し。其の華金色にして含んで未だ敷けず。 是の事を見已って復更に懺悔し、至心に諦観して大乗を思惟すること心に休廃せざれば、華を見るに即ち敷け金色に金光あり。其の蓮華臺は是れ甄叔迦宝・妙梵摩尼を以て華臺とし、金剛宝を以て華鬚とせり。化仏有せるを見るに蓮華臺に坐したまえり。衆多の菩薩蓮華鬚に坐せり。化仏の眉間より亦金色の光を出して象に鼻の中に入る。紅蓮華の色にして象の鼻の中より出でて象の眼の中に入り、象の眼の中より出でて象の耳の中に入り、象の耳より出でて象の頂上を照らして化して金臺と作る。象の頭の上に当って三化人あり、一りは金輪を捉り、一りは摩尼珠を持ち、一りは金剛杵を把れり。杵を挙げて象に擬するに象即ち能く行歩す。脚地を履まず、虚を躡んで遊ぶ。地を離ること七尺、地に印文あり。印文の中に於て千輻轂皆悉く具足せり。一一の間に一の大蓮華を生ず。此の蓮華の上に一の化象を生ぜり。亦七支あり、大象に随って行く。 足を挙げ足を下すに七千の象を生ず。以て眷属となして大象に随従せり。象の鼻紅蓮華の色なる、上に化仏有して眉間の光を放ちたもう。其の光金色にして前の如く象の鼻の中に入り、象の鼻の中より出でて象の眼の中に入り、象の眼より出でて還って象の耳に入り、象の耳より出でて象の頂上に至る。漸漸に上り象の背に至り、化して金鞍と成って七宝校具せり。鞍の四面に於て七宝の柱あり、衆宝校飾して以て宝臺を成せり。臺の中に一の七宝の蓮華鬚あり。其の蓮華鬚は百宝をもって共に成ぜり。其の蓮華臺は是れ大摩尼なり。 一りの菩薩あり、結跏趺坐せり、名を普賢という。身白玉の色にして五十種の光あり。光に五十種の色あり、以て頂光と為す。身の諸の毛孔より金光を流出す。其の金光の端に無量の化仏まします。諸の化菩薩を以て眷属と為せり。 安詳として徐くに歩み、大なる宝蓮華を雨らして行者の前に至らん。其の象口を開くに、象の牙の上に於て、諸池の玉女鼓楽絃歌す。其の声微妙にして大乗一実の道を讃歎す。 行者見已って歓喜し敬礼して、復更に甚深の経典を読誦し、遍く十方無量の諸仏を礼し、多宝仏塔及び釈迦牟尼仏を礼したてまつり竝に普賢・諸の大菩薩を礼して、是の誓願を発す。 若し我宿福あらば応に普賢を見たてまつるべし。願わくは尊者遍普、我に色身を示したもうべしと。 是の願を作し已って、昼夜六時に十方の仏を礼し懺悔の法を行じ、大乗経を読み大乗経を誦し、大乗の義を思い大乗の事を念じ、大乗を持つ者を恭敬し供養し、一切の人を視ること猶お仏の想の如くし、諸の衆生に於て父母の想の如くせよ。 是の念を作し已りなば、普賢菩薩即ち眉間より大人相白毫の光明を放たん。此の光現ずる時に、普賢菩薩身相端厳にして紫金山の如く、端正微妙にして三十二相皆悉く備え有てらん。身の諸の毛孔より大光明を放ち、其の大象を照らして金色とならしめん。一切の化象も亦金色となり、諸の化菩薩も亦金色と作らん。其の金色の光東方無量の世界を照らすに、皆同じく金色とならん。南西北方四維上下も亦復是の如し。 爾の時に十方面、一一の方に於て一りの菩薩の六牙の白象王に乗れるあり。亦普賢の如く等しくして異ることあることなけん。是の如く十方無量無辺の中に満てる化象も、普賢菩薩の神通力の故に、持経者をして皆悉く見ることを得せしめん。 是の時に行者、諸の菩薩を見て身心歓喜して、其の為に礼を作して白して言さく、 大慈大悲者、我を愍念したもうが故に我が為に法を説きたまえと。 是の語を説く時に、諸の菩薩等異口同音に各清浄の大乗経法を説いて、諸の偈頌を作って行者を讃歎すべし。是れを始めて普賢菩薩を観ずる最初の境界と名く。 爾の時に行者是の事を見已って、心に大乗を念じて昼夜に捨てざれば、睡眠の中に於て、夢に普賢其の為に法を説くと見ん。覚の如くにして異ることなく、其の心を安慰して是の言を作さん、汝が誦持する所、是の句を忘失し是の偈を忘失せりと。 爾の時に行者、普賢の深法を説くことを聞いて其の義趣を解し、憶持して忘れじ。日日に是の如くして其の心漸く利ならん。普賢菩薩其れをして十方の諸仏を憶念せしめん。普賢の教に随って正心・正憶にして、漸く心眼を以て東方の仏の身黄金の色にして端厳微妙なるを見たてまつらん。一仏を見たてまつり已って、復一仏を見たてまつらん。是の如く漸漸に遍く東方の一切の諸仏を見たてまつり、心想利なるが故に、遍く十方の一切の諸仏を見たてまつらん。諸仏を見たてまつり已って、心に歓喜を生じて、是の言を作さく、 大乗に因るが故に大士を見ることを得、大士の力に因るが故に諸仏を見たてまつることを得たり。諸仏を見たてまつると雖も、猶お未だ了了ならず。目を閉ずれば則ち見、目を開けば則ち失う。 是の語を作し已って、五体を地に投じて遍く十方の仏を礼せん。諸仏を礼し已って、胡跪し合掌して是の言を作せ、諸仏世尊は十力・無畏十八不共法・大慈・大悲・三念処まします。常に世間に在して色の中の上色なり。我何の罪あって見たてまつることを得ざると。 是の語を説き已って復更に懺悔せよ。懺悔清浄なること已りなば、普賢菩薩復更に現前して行・住・坐・臥に其の側を離れず。乃至夢の中にも常に為に法を説かん。此の人覚め已って、法喜の楽を得ん。是の如くして昼夜三七日を経て、然して後に方に旋陀羅尼を得ん。陀羅尼を得るが故に、諸仏・菩薩の所説の妙法憶持して失わじ。亦常に夢に過去の七仏を見たてまつらんに、唯釈迦牟尼仏のみ其れが為に法を説きたまわん。是の諸の世尊、各各に大乗経典を称讃したまわん。爾の時に行者復更に歓喜して、遍く十方の仏を礼せん。十方の仏を礼し已りなば、普賢菩薩其の人の前に住して、教えて宿世の一切の業縁を説いて、黒悪の一切の罪事を発露せしめん。諸の世尊に向いたてまつり、口に自ら発露せよ。 既に発露し已りなば、尋いで時に即ち諸仏現前三昧を得ん。是の三昧を得已って、東方の阿仏及び妙喜国を見たてまつること了了分明ならん。是の如く十方各諸仏の上妙の国土を見ること了了分明ならん。既に十方の仏を見たてまつり已って、夢むらく象の頭の上に一りの金剛人あり、金剛の杵を以て遍く六根に擬す。六根に擬し已りなば、普賢菩薩、行者の為に六根清浄懺悔の法を説かん。是の如く懺悔すること、一日より三七日に至らん。 諸仏現前三昧の力を以ての故に、普賢菩薩の説法荘厳の故に、耳漸漸に障外の声を聞き、眼漸漸に障外の事を見、鼻漸漸に障外の香を聞がん。広く説くこと妙法華経の如し。是の六根清浄を得已って、身心歓喜して諸の悪想なけん。心を是の法に純らにして法と相応せん。復更に百千万億の旋陀羅尼を得、復更に広く百千万憶無量の諸仏を見たてまつらん。是の諸の世尊各右の手を申べて、行者の頭を摩でて是の言を作したまわん。 善哉善哉、大乗を行ずる者、大荘厳の心を発せる者、大乗を念ずる者なり。我等昔日菩提心を発せし時皆亦是の如し。汝慇懃にして失わざれ。我等先世に大乗を行ぜしが故に、今清浄正遍知の身と成れり。汝今亦当に勤修して懈らざるべし。 此の大乗経典は諸仏の宝蔵なり。十方三世の諸仏の眼目なり。三世の諸の如来を出生する種なり。此の経を持つ者は、即ち仏身を持ち、即ち仏事を行ずるなり。当に知るべし、是の人は即ち是れ諸仏の所使なり。諸仏世尊の衣に覆われ、諸仏如来の真実の法の子なり。汝大乗を行じて法種を断ざれ。汝今諦かに東方の諸仏を観じたてまつれ。 是の語を説きたもう時、行者即ち東方の一切無量の世界を見る。地の平かなること掌の如し。諸の堆阜・岳陵・荊棘なく、瑠璃をもって地とし、黄金をもって側を間てたり。十方世界も亦復是の如し。是の事を見已って即ち宝樹を見ん。宝樹高妙にして五千由旬なり。其の樹常に黄金・白銀を出して七宝荘厳せり。樹下に自然に宝の師子座あり。其の師子座の高さ二千由旬ならん。其の座の上に亦百宝の光明を出さん。是の如く諸樹及び余の宝座、一一の宝座に皆百宝の光明あらん。是の如く諸樹及び余の宝座、一一の宝座に皆自然の五百の白象あらん。象の上に皆普賢菩薩有さん。 爾の時に行者諸の普賢を礼して、是の言を作せ、我何の罪あってか但宝地・宝座及び宝樹を見て、諸仏を見たてまつらざると。 是の語を作し已りなば、一一の座の上に一りの世尊ましまさん。端厳微妙にして宝座に坐したまえり。諸仏を見たてまつり已って心大に歓喜して、復更に大乗経典を誦習せん。大乗の力の故に、空中に声あって讃歎して言わく、善哉善哉、善男子、汝大乗を行ずる功徳の因縁に、能く諸仏を見たてまつる。今諸仏世尊を見たてまつることを得たりと雖も、而も釈迦牟尼仏・分身の諸仏及び多宝仏塔を見たてまつること能わず。 空中の声を聞き已って、復勤めて大乗経典を誦習せん。大乗方等経を誦習するを以ての故に、即ち夢中に於て釈迦牟尼仏、諸の大衆と耆闍崛山に在して、法華経を説き一実の義を演べたもうを見ん。教已りなば懺悔し渇仰して見たてまつらんと欲し、合掌胡跪して耆闍崛山に向って是の言を作せ、 如来世雄は常に世間に在す。我を愍念したもうが故に我が為に身を現じたまえ。 是の語を作し已って耆闍崛山を見るに、七宝荘厳して無数の比丘声聞大衆あり。宝樹行列して宝地平正なり。復妙宝師子の座を敷けり。釈迦牟尼仏眉間の光を放ちたもう。其の光遍く十方世界を照らし、復十方無量の世界を過ぐ。此の光の至る処の十方分身の釈迦牟尼仏一時に雲のごとく集り、広く妙法を説きたもうこと妙法華経の如し。一一の分身の仏身は紫金の色なり。身量無辺にして師子の座に坐したまえり。百億無量の諸大菩薩を以て眷属とせり。一一の菩薩、行、普賢に同じ。此の如く十方無量の諸仏・菩薩の眷属も亦復是の如し。大衆雲集し已って、釈迦牟尼仏を見たてまつれば、挙身の毛孔より金色の光を放ちたもう。一一の光の中に百億の化仏有す。諸の分身の仏眉間の白毫大人相の光を放ちたもう。其の光釈迦牟尼仏の頂に流入す。此の相を見る時、分身の諸仏一切の毛孔より金色の光を出したもう。一一の光の中に復恒河沙微塵数の化仏有す。 爾の時に普賢菩薩、復眉間の大人相の光を放って行者の心に入れん。既に心に入り已りなば、行者自ら過去無数百千の仏の所にして大乗経典を受持し読誦せしことを憶し、自ら故の身を見ること了了分明ならん。宿明通の如く等しくして異ることあることなけん。豁然として大悟し、旋陀羅尼・百千万億の諸の陀羅尼門を得ん。三昧より起って、面り一切の分身の諸仏衆の宝樹の下に師子の床に坐したまえるを見たてまつらん。復瑠璃の地の蓮華聚の如く下方の空中より踊出するを見ん。一一の華の間に微塵数の菩薩あって結跏趺坐せん。亦普賢の分身の菩薩彼の衆の中に在って大乗を讃説するを見ん。 時に諸の菩薩、異口同音に行者をして六根清浄ならしめん。 或は説言あらん、汝当に仏を念ずべし。或は説言あらん、汝当に法を念ずべし。或は説言あらん、汝当に僧を念ずべし。或は説言あらん、汝当に戒を念ずべし。或は説言あらん、汝当に施を念ずべし。或は説言あらん、汝当に天を念ずべし。此の如き六法は是れ菩提心なり、菩薩を生ずる法なり。汝今応当に諸仏の前に於て、先の罪を発露し至誠に懺悔すべし。 無量世に於て、眼根の因縁をもって諸色に貧著す。色に著するを以ての故に諸塵に貧愛す。塵を愛するを以ての故に女人の身を受けて、世世に生ずる処に諸色に惑著す。色汝が眼を壊って恩愛の奴となる。故に色汝をして三界を経歴せしむ。此の弊使を為て盲にして見る所なし。今大乗方等経典を誦す。此の経の中に十方の諸仏色身滅せずと説く。汝今見ることを得つ、審実にして爾りや不や。眼根不善汝を傷害すること多し。我が語に随順して、諸仏・釈迦牟尼仏に帰向したてまつり、汝が眼根の所有の罪咎を説け。諸仏・菩薩の慧眼の法水、願わくは以て洗除して、我をして清浄ならしめたまえと。 是の語を作し已って遍く十方の仏を礼し、釈迦牟尼仏・大乗経典に向いたてまつりて、復是の言を説け。 我が今懺する所の眼根の重罪、障蔽穢濁にして盲にして見る所無し。願わくは仏大慈をもって哀愍覆護したまえ。普賢菩薩大法船に乗って、普く一切の十方無量の諸の菩薩の伴を渡したもう。唯願わくは哀愍して我が眼根の不善悪業障を悔過する法を聴したまえ。 是の如く三び説いて五体を地に投じて、大乗を正念して心に忘捨せざれ。是れを眼根の罪を懺悔する法と名く。諸仏の名を称し焼香・散華して、大乗の意を発し・旛・蓋を懸けて、眼の過患を説き罪を懺悔せば、此の人現世に釈迦牟尼仏を見たてまつり、及び分身・無量の諸仏を見たてまつり、阿僧祇劫に悪道に堕ちじ。大乗の力の故に、大乗の願の故に、恒に一切の陀羅尼菩薩と共に眷属と為らん。是の念を作す者是れを正念とす。若し他念する者を名けて邪念とす。是れを眼根初境界の相と名く。 眼根を浄むること已って、復更に大乗経典を読誦し、昼夜六時に胡跪し懺悔して是の言を作せ、我今云何ぞ但釈迦牟尼仏・分身の諸仏を見たてまつりて、多宝仏の塔全身の舎利を見たてまつらざる。多宝仏の塔は恒に在して滅したまわず。我濁悪の眼なり、是の故に見たてまつらず。 是の語を作し已って、復更に懺悔せよ。 七日を過ぎ已って、多宝仏の塔地より涌出したまわん。釈迦牟尼仏即ち右の手を以て其の塔の戸を開きたまわん。多宝仏を見たてまつれば普賢色身三昧に入りたまえり。一一の毛孔より恒河沙微塵数の光明を流出したもう。一一の光明に一一に百千万億の化仏います。此の相現ずる時、行者歓喜して讃偈をもって塔を遶らん。七を満て已りなば、多宝如来大音声を出して、讃めて言わく、法の子、汝今真実に能く大乗を行じ、普賢に随順して眼根懺悔す。是の因縁を以て、我汝が所に至って汝が証明と為る。 是の語を説き已って、讃めて言わく、善哉善哉、釈迦牟尼仏、能く大法を説き大法の雨を雨らして、濁悪の諸の衆生等を成就したもう。 是の時に行者、多宝仏塔を見已って、復普賢菩薩の所に至って、合掌し敬礼して白して言さく、大師、我に悔過を教えたまえ。 普賢復言わく、汝多劫の中に於て、耳根の因縁をもって外声に随逐して、妙音を聞く時は心に惑著を生じ、悪声を聞く時は百八種の煩悩の賊害を起す。此の如き悪耳の報悪事を得。恒に悪声を聞いて諸の攀縁を生ず。顛倒して聴くが故に、当に悪道・辺地・邪見の、法を聞かざる処に堕すべし。汝今日に於て大乗の功徳海蔵を誦持す。是の因縁を以ての故に十方の仏を見たてまつる。多宝仏塔は現じて汝が証と為りたもう。汝自ら当に己が過悪を説いて諸罪を懺悔すべし。是の時行者、是の語を聞き已って、復更に合掌して五体を地に投じて是の言を作せ、 正遍知世尊、現じて我が証と為りたまえ。方等経典は為れ慈悲の主なり。唯願わくは我を観我が所説を聴きたまえ。我多劫より乃至今身まで、耳根の因縁をもって声を聞いて惑著すること、膠の艸に著くが如し。諸の悪声を聞く時は煩悩の毒を起し、処処に惑著して暫くも停まる時なし。此の弊声を出して我が識神を労し、三塗に墜堕せしむ。今始めて覚知して、諸の世尊に向いたてまつりて発露懺悔すと。既に懺悔し已って、多宝仏の大光明を放ちたもうを見たてまつらん。其の光金色にして遍く東方及び十方界を照らしたもう。無量の諸仏身真金の色なり。東方の空中に是の唱言を作す、 此に仏世尊まします、号を善徳という。亦無数の分身の諸仏あり、宝樹下の師子座上に坐して結跏趺坐したまえり。是の諸の世尊の一切皆普賢色身三昧に入りたまえる、皆是の言を作して、讃めて言わく、善哉善哉、善男子、汝今大乗経典を読誦す。汝が誦する所は是れ仏の境界なり。 是の語を説き已りなば、普賢菩薩復更に為に懺悔の法を説かん。 汝先世に無量劫の中に於て、香を貧るを以ての故に、分別諸識処処に貧著して、生死に堕落せり。汝今応当に大乗の因を観ずべし。大乗の因とは諸法実相なりと。 是の語を聞き已って、五体を地に投じて復更に懺悔せよ。既に懺悔し已って当に是の語を作すべし、 南無釈迦牟尼仏・南無多宝仏塔・南無十方釈迦牟尼仏分身諸仏と。 是の語を作し已って、遍く十方の仏を礼したてまつれ、南無東方善徳仏及び分身諸仏と。眼に見る所の如くして一一に心をもって礼し、香華をもって供養し、供養すること畢って胡跪し、合掌して、種々の偈を以て諸仏を讃歎したてまつり既に讃歎し已って、十悪業を説いて諸罪を懺悔せよ。既に懺悔し已って是の言を作せ、 我先世無量劫の時に於て、香・味・触を貧って衆悪を造作せり。是の因縁を以て、無量世より来恒に地獄・餓鬼・畜生・辺地・邪見の諸の不善の身を受く。此の如き悪業を今日発露し、諸仏正法の王に帰向したてまつりて説罪懺悔すと。 既に懺悔し已って身心懈らずして復更に大乗経典を読誦せよ。大乗の力の故に空中に声あって告げて言わく、法の子、汝今応当に十方の仏に向いたてまつりて大乗の法を讃説し、諸仏の前に於て自ら己が過を説くべし。諸仏如来は是れ汝が慈父なり。汝当に自ら舌根の所作の不善悪業を説くべし。此の舌根は悪業の想に動ぜられて、妄言綺語・悪口両舌・誹謗妄語、邪見の語を讃歎し、無益の語を説く。是の如き衆多の諸の雑悪業、闘遘壊乱し法を非法と説く。是の如き衆罪を今悉く懺悔すと。 諸の世雄の前にして是の語を作し已って、五体を地に投じて遍く十方の仏を礼したてまつり、合掌長跪して当に是の語を作すべし、此の舌の過患無量無辺なり。諸の悪業の刺は舌根より出ず。正法輪を断ずること此の舌より起る。此の如き悪舌は功徳の種を断ず。非義の中に於て多端に強いて説き、邪見を讃歎すること火に薪を益すが如し。猶お猛火の衆生を傷害するが如し。毒を飲める者の瘡疣なくして死するが如し。是の如き罪報悪邪不善にして、当に悪道に堕すること百劫千劫なるべし。妄語を以ての故に大地獄に堕す。我今南方の諸仏に帰向したてまつりて、過罪を発露せん。 是の念を作す時空中に声あらん。 南方に仏います、栴檀徳と名けたてまつる。彼の仏に亦無量の分身います、一切の諸仏皆大乗を説いて罪悪の除滅したもう。此の如き衆罪を、今十方無量の諸仏大悲世尊に向いたてまつりて、黒悪を発露し誠心に懺悔せよ。 是の語を説き已りなば、五体を地に投じて復諸仏を礼したてまつれ。 是の時に諸仏、復光明を放って行者の身を照らして、其の身心をして自然に歓喜せしめ、大慈悲を発し普く一切を念ぜしめん。爾の時に諸仏、広く行者の為に大慈悲及び喜捨の法を説き、亦愛語を教え六和敬を修せしめん。爾の時に行者、此の教勅を聞き已って心大に歓喜して、復更に誦習して終に懈息せざらん。 空中に復微妙の音声あって、是の如き言を出さん、汝今応当に身心に懺悔すべし。 身とは殺・盗・淫、心とは諸の不善を念ずる、十悪業及び五無間を造ること、猶お猿猴の如く亦黐膠の如く、処処に貧著して遍く一切六情根の中に至る。此の六根の業、枝條華葉悉く三界・二十五有・一切の生処に満てり。亦能く無明・老・死・十二の苦事を増長す。八邪・八難中に経ざることなし。汝今応当に是の如き悪不善の業を懺悔すべし。 爾の時に行者、此の語を聞き已って、空中の声に問いたてまつる、我今何れの処にしてか懺悔の法を行ぜんと。 時に空中の声即ち是の語を説かん、釈迦牟尼仏を毘盧遮那遍一切処と名けたてまつる。其の仏の住処を常寂光と名く。常波羅蜜に摂成せられたる処、我波羅蜜に安立せられたる処、浄波羅蜜の有相を滅せる処、楽波羅蜜の身心の相に住せざる処、有無の諸法の相を見ざる処、如寂解脱・乃至般若波羅蜜なり。是の色常住の法なるが故に。是の如く応当に十方の仏を観じたてまつるべし。 時に十方の仏、各右の手を申べて行者の頭を摩でて、是の如き言を作したまわん。 善哉善哉、善男子、汝今大乗経を読誦するが故に十方の諸仏懺悔の法を説きたもう。菩薩の所行の結使を断ぜず使海に住せず。心を観ずるに心なし、顛倒の想より起る。此の如き相の心は妄想より起る。空中の風の依止する処なきが如し。是の如き法相は生ぜず没せず。何者か是れ罪、何者か是れ福、我が心自ら空なれば罪・福も主なし。一切の法は是の如く住なく壊なし。是の如き懺悔は心を観ずるに心なし。法も法の中に住せず。諸法は解脱なり、滅諦なり、寂静なり。是の如き相をば大懺悔と名け、大荘厳懺悔と名け、無罪相懺悔と名け、破壊心識と名く。此の懺悔を行ずる者は、身心清浄にして法の中に住せざること、猶お流水の如し。念念の中に普賢菩薩及び十方の仏を見たてまつること得ん。 時に諸の世尊、大悲光明を以て行者の為に無相の法を説きたもう。行者、第一義空を説きたもうを聞きたてまつらん。行者聞き已って心驚怖せず。時に応じて即ち菩薩の正位に入らん。仏、阿難に告げたまわく、是の如く行ずるをば名けて懺悔とす。此の懺悔とは十方の諸仏・諸大菩薩の所行の懺悔の法なり。 仏、阿難に告げたまわく、仏の滅度の後、仏の諸の弟子若し悪不善業を懺悔することあらば、但当に大乗経典を読誦すべし。此の方等経は是れ諸仏の眼なり。諸仏は是れに因って五眼を具することを得たまえり。仏の三種の身は方等より生ず。是れ大法印なり、涅槃の海を印す。此の如き海中より能く三種の仏の清浄の身を生ず。此の三種の身は人天の福田、応供の中の最なり。其れ大乗方等経典を誦読することあらば、当に知るべし、此の人は仏の功徳を具し、諸悪永く滅して仏慧より生ずるなり。 爾の時に世尊、而も偈を説いて言わく、若し眼根の悪あって 業障の眼不浄ならば但当に大乗を誦し 第一義を思念すべし是れを眼を懺悔して 諸の不善業を尽くすと名く 耳根は乱声を聞いて 和合の義を壊乱す是れに由って狂心を起すこと 猶お痴なる猿猴の如し但当に大乗を誦し 法の空無相を観ずべし永く一切の悪を尽して 天耳をもって十方を聞かん 鼻根は諸香に著して 染に随って諸の触を起す此の如き狂惑の鼻 染に随って諸塵を生ず若し大乗経を誦し 法の如実際を観ぜば永く諸の悪業を離れて 後世に復生ぜじ 舌根は五種の 悪口の不善業を起す若し自ら調順せんと欲せば 勤めて慈悲を修し法の真寂の義を思うて 諸の分別の想なかるべし 心根は猿猴の如くにして 暫くも停まる時あることなし若し折伏せんと欲せば 当に勤めて大乗を誦し仏の大覚身 力無畏の所成を念じたてまつるべし 身は為れ機関の主 塵の風に随って転ずるが如し六賊中に遊戯して 自在に碍なし若し此の悪を滅して 永く諸の塵労を離れ常に涅槃の城に処し 安楽にして心憺泊ならんと欲せば当に大乗経を誦して 諸の菩薩の母を念ずべし無量の勝方便は 実相を思うに従って得 此の如き等の六法を 名けて六情根とす一切の業障海は 皆妄想より生ず若し懺悔せんと欲せば 端坐して実相を思え衆罪は霜露の如し 慧日能く消除す是の故に 至心に 六情根を懺悔すべし 是の偈を説き已って、仏、阿難に告げたまわく、汝今是の六根を懺悔し普賢菩薩を観ずる法を持って、普く十方の諸天・世人の為に広く分別して説け。仏の滅度の後、仏の諸の弟子若し方等経典を受持し読誦し解説することあらば、静処の若しは塚間、若しは樹下・阿練若処に於て、方等を読誦し大乗の義を思うべし。念力強きが故に我が身及び多宝仏塔・十方分身の無量の諸仏・普賢菩薩・文殊師利菩薩・薬王菩薩・薬上菩薩を見たてまつることを得ん。法を恭敬するが故に諸の妙華を持って空中に住立して、行持法の者を讃歎し恭敬せん。但大乗方等経を誦するが故に、諸仏・菩薩昼夜に是の持法の者を供養したまわん。 仏、阿難に告げたまわく、我賢劫の諸の菩薩及び十方の仏と、大乗真実の義を思うに因るが故に、百万億阿僧祇劫の生死の罪を除却しき。此の勝妙の懺悔の法に因るが故に、今十方に於て各仏となることを得たり。若し疾く阿耨多羅三藐三菩提を成ぜんと欲せん者、若し現身に十方の仏及び普賢菩薩を見んと欲せば、当に浄く澡浴して浄潔の衣を著、衆の名香を焼き空閑の処に在るべし。応当に大乗経典を誦読し大乗の義を思うべし。 仏、阿難に告げたまわく、若し衆生あって普賢菩薩を観ぜんと欲せん者は、当に是の観を作すべし。是の観を作す者是れを正観と名く。若し他観する者是れを邪観と名く。仏の滅度の後、仏の諸の弟子、仏の語に随順して懺悔を行ぜん者は、当に知るべし、是の人は普賢の行を行ずるなり。普賢の行を行ぜん者は悪相及び悪業報を見じ。其れ衆生あって、昼夜六時に十方の仏を礼したてまつり、大乗経を誦し、第一義甚深の空法を思わば、一弾指の頃に百万億阿僧祇劫の生死の罪を除却せん。此の行を行ずる者は真に是れ仏子なり、諸仏より生ず。十方の諸仏及び諸の菩薩、其の和上となりたまわん。是れを菩薩戒を具足せる者と名く。羯磨を須いずして自然に成就し、一切人天の供養を受くべし。 爾の時に行者若し菩薩戒を具足せんと欲せば、応当に合掌して、空閑の処に在って遍く十方の仏を礼したてまつり、諸罪を懺悔し自ら己が過を説くべし。然して後に静かなる処にして十方の仏に白して、是の言を作せ、諸仏世尊は常に世に住在したもう。我業障の故に方等を信ずと雖も仏を見たてまつること了かならず。今仏に帰依したてまつる。唯願わくは釈迦牟尼仏正遍知世尊、我が和上と為りたまえ。文殊師利具大悲者、願わくは智慧を以て我に清浄の諸の菩薩の法を授けたまえ。弥勒菩薩勝大慈日、我を憐愍するが故に亦我が菩薩の法を受くることを聴したもうべし。十方の諸仏、現じて我が証と為りたまえ。諸大菩薩各其の名を称して、是の勝大士、衆生覆護し我等を助護したまえ。 今日方等経典を受持したてまつる。乃至失命し設い地獄に堕ちて無量の苦を受くるとも、終に諸仏の正法を毀謗せじ。是の因縁・功徳力を以ての故に、今釈迦牟尼仏、我が和上と為りたまえ。文殊師利、我が阿闍梨と為りたまえ。当来の弥勒、願わくは我に法を授けたまえ。十方の諸仏、願わくは我を証知したまえ。大徳の諸の菩薩、願わくは我が伴と為りたまえ。我今大乗経典甚深の妙義に依って仏に帰依し、法に帰依し、僧に帰依すと、是の如く三たび説け。 三宝に帰依したてまつること已って、次に当に自ら誓って六重の法を受くべし。六重の法を受け已って、次に当に勤めて無碍の梵行を修し、曠済の心を発し八重の法を受くべし。此の誓いを立て已って、空閑の処に於て衆の名香を焼き華を散じ、一切の諸仏及び諸の菩薩、大乗方等に供養したてまつりて、是の言を作せ、我今日に於て菩提心を発しつ。此の功徳を以て普く一切を度せん。是の語を作し已って、復更に一切の諸仏及び諸の菩薩を頂礼し、方等の義を思え。一日乃至三七日、若しは出家・在家にても、和上を須いず諸師を用いず白羯磨せざれども、大乗経典を受持し読誦する力の故に、普賢菩薩の助発行の故に、是れ十方の諸仏の正法の眼目なれば、是の法によって自然に五分法身・戒・定・慧・解脱・解脱知見を成就す。諸仏如来は此の法より生じ、大乗経に於て記別を受くることを得たまえり。 是の故に智者、若し声聞の三帰及び五戒・八戒・比丘戒・比丘尼戒・沙弥戒・沙弥尼戒・式叉摩尼戒及び諸の威儀を毀破し、愚痴・不善・悪邪心の故に多く諸の戒及び威儀の法を犯さん。若し除滅して過患なからしめ、還って比丘となって沙門の法を具せんと欲せば、当に勤修して方等経典を読み、第一義甚深の空法を思うて、此の空慧をして心と相応せしむべし。当に知るべし、此の人は念念の頃に於て、一切の罪垢永く尽きて余なけん。是れを沙門の法戒を具足し諸の威儀を具すと名く。 応に人天一切の供養を受くべし。若し優婆塞、諸の威儀を犯し不善の事を作さん。不善の事を作すとは、所謂仏法の過悪を説き、四衆の所犯の悪事を論説し、偸盗・淫にして慙愧あることなきなり。若し懺悔して諸罪を滅せんと欲せば、当に勤めて方等経典を読誦し第一義を思うべし。若し王者・大臣・婆羅門・居士・長者・宰官、是の諸人等貧求して厭くことなく、五逆罪を作り、方等経を謗し、十悪業を具せらん。是の大悪報悪道に堕つべきこと暴雨にも過ぎん。必定して当に阿鼻地獄に堕つべし。若し此の業障を滅除せんと欲せば、慙愧を生じて諸罪を改悔すべし。仏の言わく、云何なるをか刹利・居士の懺悔の法と名くる。刹利・居士の懺悔の法とは、但当に正心にして三宝を謗せず、出家を障えず、梵行人の為に悪留難を作さざるべし。応当に繋念して六念の法を修すべし。亦当に大乗を持つ者を供給し供養し、必ず礼拝すべし。応当に甚深の経法・第一義空を憶念すべし。 是の法を思う者、是れを刹利・居士の第一の懺悔を修すと名く。第二の懺悔とは、父母に孝養し、師長を恭敬する、是れを第二の懺悔の法を修すと名く。第三の懺悔とは、正法をもって国を治め人民を邪枉せざる、是れを第三の懺悔を修すと名く。第四の懺悔とは、六斉日に於て諸の境内に勅して、力の及ぶ所の処に不殺を行ぜしめ、此の如き法を修する、是れを第四の懺悔を修すと名く。第五の懺悔とは、但当に深く因果を信じ、一実の道を信じ、仏は滅したまわずと知るべし。是れを第五の懺悔を修すと名く。仏、阿難に告げたまわく、未来世に於て、若し此の如き懺悔の法を修習することあらん時、当に知るべし、此の人は慙愧の服を著、諸仏に護助せられ、久しからずして当に阿耨多羅三藐三菩提を成ずべし。 是の語を説きたもう時、十千の天子は法眼浄を得、弥勒菩薩等の諸大菩薩及び阿難は、仏の所説を聞きたてまつりて歓喜し奉行しき。
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術・技:は行 は バーサーカーダンス バーサク バーストグラス バーストソード バーストフォール バースト・レーゲン バーチカルスピン ハートシーカー ハートのうつわ ハートブレイカー ハートブレイク ハードブレイク ハードボーン ハートレスサークル バーナルブルーム パーニシャスディード バーニンアタック バーニングアサルト バーニングエコー バーニングクローク バーニングフォース バーニングブレイク (バーニング・ブレイク) パーフェクトバニッシュ 草薙刃(ハーベスト) ハーベストレイン バーンアウト バーンスプレッド バーンストライク ハイアーザンスカイ バイエル・ベオネット ばいしゅう バイティングエッジ バイトオブアース ハイドショット ハイドパーティ ハイドロアッパー ハイドロブラスト ハイドロールレイド ハイパーシールド ハイパーレーザー ハイハット→高慢者 パイルデストラクト ハイロックブラスト パイロブラスト バインドヴォイス ハヴォックゲイル パウダースノー→粉雪 ハウリング ハウリングゲイル ハウリングフューリー ハウリングランチャー 覇王迅追撃 覇王天衝剣 覇王爆砕撃 覇王猛襲撃 覇王籠月槍 破壊の翼 葉隠 破鏡閃 破鏡双閃 破鏡封魔閃 雹雨 爆炎剣 爆焔焼破 爆炎斧 爆炎ファイガ 爆炎連焼 爆角ノ型 爆牙弾 縛牙槌撃 迫撃剛招来 爆撃 迫撃掌 爆撃掌 迫撃戦吼 爆砕撃 爆砕斬 爆砕陣 爆砕ストリート 爆砕トルネード 爆砕波 爆砕ロック 爆神狂刹 爆陣散画 幕穿 ばくち 爆突轟衝撃 爆突襲撃 剥ぐは炎弾 爆・魔神剣 爆滅墜崩撃 爆雷獅吼陣 ばくらいじん 爆竜拳 白狼撃 破甲 破邪七支星 破邪十字星 破邪地竜陣 破浄燕 バスターランス 爆ぜぬ矛槍 バタフライレイジ バタリングラム ばちこーん 蜂蜜 八葉連牙 発 爆灰鐘 爆灰猛追 爆壊連舞 爆火猛崔襲 バック・スナイパー バックハンドブロー バックラッシュ 発氣治癒功 抜砕牙 祓砕斬・零水 祓砕斬・十臥 抜砕竜斬 跋山蓋世 発射するのら! 抜刀斬 ハッピーライト 抜刀 抜刀術・無形 抜刀術・無常 抜刀術・無想 果てぬ影星 波動掌 覇道滅封 バドブレイカー バトルクライ バトルスクリーチ バトルダンス バトルランパート 花嵐 鼻沙雨 華鴛鴦 はなまLOOP ハニーコーム バニシングストーム バニシングソロゥ パニックくりぃむ パニックボイス バニッシュヴォルト パニッシュケージ パニッシュケージII パニッシュメント パニッシュメント・パーミット→Pパーミット バニッシュレイ バブルアロー バブルストーカー バブルバレット 破魔濤符 疾風 映ゆる煉獄 パラライパルティータ パラライボール ぱららボイス バリアー バリアブルヘキサ ハリケーン 針雀 パリフィケイション バレーヌハウル バレーヌブレス バレット オブ フォース バレット・クルシフィクション バレリングアタック パレンブライト パレンララバイ パレンレメディ パワーアーマー パワーアタック パワー・クラフト パワーショルダー パワードレイン ハングリーミスト パン沙雨 パンチマシーン ハントダウン パン破斬 万物神追撃 ハンマーフィスト ハンマーヘッド パン邀撃 叛陽陣 ひ ピアシスライン ピアシスレイジ ピアシングクロス ピアズクラスター ピアースシャドウ ピースオブマインド ビースティング ビーストブロウ ヒートサイズ ビートダウン ヒートバレット ヒートブラスト ヒートブレス ビートヘヴン ヒートホルダー ヒートレイ ヒーリングエチュード ヒーリングフォース ヒーリングレイン ヒール ヒールウィンド ヒールオブアース ヒールシャワー ヒールショット ヒールストリーム ヒール・レーゲン 飛燕 飛燕脚 飛燕月華 緋焔轟覇斬 飛燕斬空脚 飛燕瞬王牙 飛燕瞬連斬 飛燕翔旋 飛燕天駆 飛燕崩蹴月 緋焔滅焦陣 飛燕猛襲牙 飛燕雷脚 飛燕流舞 飛燕連脚 緋炎連脚 飛燕連月華 飛燕連斬 飛燕連天脚 緋桜轟衝牙 緋桜散華 緋凰絶炎衝 緋凰絶翔斬 緋王電楼刃 ビガラスチャージ ピカリアタック 飛空虫 ピクシーサークル 氷月翔閃 ピコ空裂破 ピコ破斬 ピコハン ピコハンッ! ピコピコスウォーム ピコピコハンマー ピコピコ崩襲撃 ピコピコワルツ ピコレイン 飛翔刃 飛翔墜 飛翔天襲舞 飛翔連斬 ビショップスリング ヒステリックグラマー ビターブロッサム びちゃんびちゃん ひっかき ビッグ ピックガルド ビッグバン ビッグマーベラスファウンテン → マーベラスファウンテン ヒッシングミアズマ 飛天翔駆 飛天翔星駆 飛天・連波女返し 秘伝連脚 ヒドゥン ひとさらい ビニース→沽聖 緋の十六夜 ひのタマ ひのパンチ 悲鳴 白牙追蓮 闢・魔神王剣 白夜殲滅剣 ひゃくれつなべ 百花繚乱 白花旋蓮弾 白鬼塵 白虎宵閃牙 白虎砲 ピューリファイ ビュルブレイド 氷影身 氷禍 豹牙 氷月翔閃 氷煌牙 表降晶符・風 表降晶符・火 表降晶符・光 表降晶符・水 氷炎 氷樹 氷襲連撃 氷刃 氷塵封濁殺 氷槍撃 氷爪襲落 氷槍陣 氷転爪 氷遁の術 氷爆旋風牙 飛葉翻歩 飛葉流水陣 氷狼乱牙 ピヨ破斬 ピラシーチャーム ビリビリアタック 飛竜 飛龍顎 ヒルド 飛連幻竜拳 飛連轟衝牙 飛連斬 飛連斬空脚 飛連閃 飛連双閃 飛連墜蓮閃 ヒロイズム 拡がる世界 ピンク・ピンカー・ピンキスト→ベンヴェヌート・エンフェルネ ふ ファーストエイド ファーベントチャージ ファイアウィップ ファイアウォール ファイアシュリーカー ファイアショット (ファイヤショット) ファイアストーム ファイアトーチ ファイアブラスト ファイアボール ファイアボルト ファイデリティ・テスタメント ファイナリティ・デッドエンド ファイナルヴォレイ ファイナルスティング ファイナルパニッシュメント ファイナルプレイヤー ファイナルブロー ファイヤービッグシェフ ファイヤショット→ファイアショット ファイヤブレス ファインウェザー→五月晴 ファスト・レーゲン ファナティックダンス ファランクス ファルコンフレッジ ファンガ・プレセ ファングエッジ ファングテイル ファンシーエレメンツ ファントム・コール ファントムフレア ファントムペイン ファンドル・グランデ フィアフルウィング フィアフルストーム フィアフルフレア フィアフルロアー ζ×ψ=φ(フィー) フィーニス・オリゴー フィーバータイム フィールドバリアー フィクスギガンツ フィジックルージュ フィリアボム フィンブルヴェト ブーイング ブーイングダンス 風雅 風牙 風牙絶咬 風月 封殺連濤衝 風神剣 風迅剣 ふうじんけん 風塵皇旋衝 封神雀華 風神招 封塵衝月華 風迅穿氷針 風塵旋舞 風刃縛封 風迅バニー 風神・百虎 風塵封縛殺 封針烈 風塵狼破 風遁の術 ブービートラップ 風風レボリューション 封魔九印剣 風雷神剣 フェアリーサークル フェイクバレット フェイタルアトラクション フェイタルクロス フェイタルサーキュラー フェイタルフレンジー フェイタルブロー フェイタルボム フェイタルロア フェニックス百裂拳 フェロモンダンス フェンビースト フォーサイト フォースバブル フォースフィールド フォースフルガーディアン フォースマイン フォースレーザー フォーチューン・アーク フォーティファイ フォームアップ フォーリンアイス フォーリンスター フォールエンド フォール・ザ・サン フォールシューター ぶおおん ぶおーん フォトン フォトンアイ フォトンビーム フォトンブラスト フォトンブレイズ フォトンレイジ フォルスサークル フォルス・フレイム→F・フレイム フォルスルージュ フォルス・レイ 四霊陣(フォレスト) 斧顎襲砕撃 福音 ふくごうまほう 複数トランプ投げ 不屈の筋肉 不剄 舞荒七連 不思議な踊り 浮翔陣 武神虚空斬 武神双天波 プチプリハンマー プチメテオ 払拭 フットキック ふっとばす 武帝煉殺拳 ぶばばばば 踏みつけ → トランプル 星々をつなぐ想い(フューチャリングスター) フューリアスアサルト フューリーストーム 冬の日の幻想♡ プラークマゴッツ 無頼刃 ブライティスト・ゲート ブライトベル プライマリィ・インブレイス フライングプレス ブラインドフューリー 詐欺師(フラウド) ブラウビート ブラストエッジ ブラストサーキット ブラストストリーク ブラストハート ブラストバレット ブラスト・レーゲン ブラックウィング ブラックウォード ブラックガイド 音速の導師(フラックスフォーム) ブラックドロゥ ブラックバイス ブラックホール フラッシュクレイドル フラッシュティア フラッシュバック フラッシュフリーズ フラッシュ・レーゲン フラッター→偽善 フラッターカード フラッターズ・ディム ブラッディ・インパクト→B・インパクト ブラッディクロウ ブラッディクロス ブラッディソウル ブラッディハウリング ブラッディランス ブラッディローズ フラッドウォーター ブラッドクロック フラッドゲート ブラッド・ファング ブラッドファンネル ブラドフランム ブラドフランム・アサルト→B・アサルト プラネリズム・アーク フラムファング フラムベルク フラムルージュ ブランディス フランブレイブ フランブレイブ・フレジング 氷霧の白薙(フリージング) フリーズアタック フリーズバレット フリーズハンター フリーズランサー 凍驟雨(フリーズレイン) フリーティングドライヴ ブリザード フリジットコフィン フリジット・ブレス フリスト プリズミックスターズ プリズムアイ プリズムシャイン プリズムソード プリズムデステロア プリズム・バレット プリズムフラッシャ プリズムワルツ プリズンセイヴァー ブリッツシュラーク ブリッツフレイム フリットカプリッツォ ブリッドもんすたぁ フリップショット フリップチェイサー ふりっぷブラシ プリティー・キッス (プリティーキッス) プリフィケイション 浮流 ブリリアントランス フリング プリンセス・オブ・マーメイド フリントプロテクト ブルー・アース ブルーウォード フルーション ブルースフィア ブルータルハント プルート ブルートフォース ブルードラゴン フルスイング ブルタリティウィップ フルレイズデッド フレアショット フレアトーネード (フレアトルネード) フレアボム フレアレイン ブレイクアサンダー プレイグウィンド 星屑の破者(ブレイクシュート) プレイグスポア ブレイクスルー プレイグフィーンド プレイグブレス ブレイク・レーゲン ブレイジングハーツ ブレイズアックス ブレイズエミッター ブレイズゲート ブレイズスウォーム ブレイズバレット ブレイズビースト ブレイズワルツ ブレイブフィード 凛々の明星(ブレイブヴェスペリア) フレイムヴァンガード フレイムウェイブ (フレイムウェーブ) フレイムウォール フレイム・エンチャント→F・エンチャント フレイムカッター フレイムガン フレイムコート フレイムジェット フレイムシュート フレイムショット フレイムドライブ フレイムドラゴン フレイムドリル フレイムバースト フレイムフォロウ フレイムブレイク フレイムランス ブレインストーム ブレードロール ブレードワール プレス ブレスドブレス フレック プレデタークロー プレリュード ブルワーク ブロイ・テーレ フローズンソリッド フロストブレス フロストリング ブロックコート ブロックバスター プロテクション プロボウク プロミネントゥレイス ぶわー ぶわわっ 憤激の乱 ぶんしんのじゅつ 粉塵裂破衝 噴竜撃 分裂 へ ベイク・イル・ア・ゴウン ヘイスト ヘイトゥレッド ヘイルダウン→振雹 ペイン・レーゲン ヘヴンズゲイト ヘヴンズレポート ヘクセンチア ペスティレンス ヘックス ヘッドショット ヘッドストーン ヘッドバット ヘッドロングラッシュ ペッパースモーク ペトロブレス ベナマスファング ベナマスブレス 紅の障壁 紅華 ペネトレイトレイ ペネトレイトレーザー ベノムショット ベノムスプレー へビィボンバー ヘブンズラダー ヘラクレスブロウ ベリーダンス ヘルヴォル ヘルジェム ヘルスウォーム ヘルズハリケーン ヘルスライサー ペルセシャーク ヘル・バースト ヘルバイトクロー ヘルヒート ヘルブレイズ ベルベティスラッシュ ヘレティック→異端 ベンヴェヌート・エンフェルネ ほ ボア戦吼 ボアピヨ破斬 ポイズンキッス ポイズンスロー ポイズンブレス ポイゾニックヴォイド -ポイゾニック・フィールド- ホイッスル ボイドマウ ポイハン ポイポイハンマー ボイリングブラッド 咆哮 鳳凰拳 鳳凰翔破斬 鳳凰震脚 鳳凰千裂破 鳳凰天駆 鳳凰天空破 鳳凰天翔脚 鳳凰天翔駆 咆牙 暴虐なるエンヴィ 胞子 崩襲脚 (崩蹴脚) 崩獣脚 崩襲撃 崩襲月 崩襲剣 崩襲サンダー 崩襲震衝 崩襲地顎陣 崩襲ブレーク 崩昇襲撃 崩昇蹴撃 崩昇襲斬 鳳墜拳 放墜鐘 (崩槌鐘) 放墜砲鎚 (放墜砲墜) 放電 崩爆華 封舞活震劇 鳳翼熾天翔 封翼衝 鳳翼旋 封翼爪 ∠=(r.θ.φ)(ポウラー) 崩雷殺 抱絡蝶 崩龍斬光剣 崩龍斬光刃 崩龍衝裂破 崩竜双武掌 崩龍無影剣 崩竜武双脚 夜鷹の爪跡(ホークネイル) ボーパルスラスト ボーパルブレード ボーパルホイール ホーリージャッジメント ホーリーソング ホーリーブレス ホーリーライト ホーリーランス ホーリィヴェイル ホーリィウォール ホーリィコート ホーリィレイン ボーンスプリッター 星孔雀 ほしだま ホシニネガイヲ ほしのかけら 蛍なり ポックス ボディープレス→ボディプレス ボディーブロー ボディプレス ほのおのタマ ボムスロー 焔 焔大蛇の印 ボムレイン 吼ゆる熱刃 ぽよよん回避術 ぽよよんストレート ぽよよんダンス ホライゾンストーム 掘り進む ホリデー・シンフォニー ボルカニックブラスト ボルトスラスト ホワールウィンド ぽわわわ
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固法「困ったものね……」 固法美偉は、その日何度目になるか分からない溜息をつく。 「風紀委員として見逃してはいけない」と自分に言い聞かせ、目の前の少年に声をかけた。 固法「ちょっといいかしら?」 少年「ああ?」 固法「風紀委員『ジャッジメント』よ。鞄の中を確認させてくれないかしら?」 少年「!?」 慌てて逃げ出す少年。 焦ることなく、固法は少年の足を引っ掛け転ばせると、手首を掴んでひねり上げた。 少年「痛い痛い痛い痛い!!!!」 固法「大人しくしないからよ……確認!」 固法の指示で、後輩の風紀委員が少年の鞄を開ける。 すると、そこから出てきたのは袋に入った白い錠剤。 風紀委員「麻薬ですね」 固法「まったく……今日これで何人目?」 風紀委員の仕事は、悪の秘密結社と戦うことではなく、街の治安維持だ。 固法「はぁ……誰か手を貸してくれる人、いないかしら?」 【第五話・錯綜! 人のココロ!!】 常盤台中学。 いわずと知れた名門女子校で、例え王侯貴族だろうとレベル3未満は入学できない。 学園都市でも五指に入る名門中の名門。 学舎の園に存在するお嬢様学校の中でも、注目度は一際高い。 何故なら。 学園都市に七人しか存在しないレベル5。その内の二人が在籍しているからである。 その内の一人―― 美琴「ん~~……今日はいい天気ねぇ……」 御坂美琴が、学生寮のベッドで目を覚ました。 年齢や評判に見合わない幼稚趣味なパジャマを脱ぎ、制服に着替える。 シャワーを浴びようかと思ったが、やはりやめておく。 今日は気乗りしない。 出来れば、この部屋からすぐに出たい…… 黒子「おはようございますの。お姉さま」 美琴「……うん。おはよう」 ルームメイトの白井黒子。 先日のキャンベルビルでの一件以来、二人の間に気まずい空気が流れていた。 美琴「ねぇ黒子? 今日も遅いの?」 黒子「ええ。最近は怪人だけでなく、能力者の犯罪も増えていますの」 美琴「治安悪いのねー……相変わらず」 黒子「えぇ。まったくですわね」 …… …… ……。 会話終了。 美琴は悩んでいた。 あの日は気が立っていた。 そのことは黒子も分かっているし、謝れば許してくれるだろう。 が―― 黒子「では。先に出ますので」 美琴「え? あ……う、うん……」 リズムが合わない。 結局、上手くタイミングが計れず、部屋に居る間ずっと息が詰まりそうになる。 美琴「………………はぁ……何て不器用」 先日の公園。 ツンツン頭の少年・上条当麻との、久しぶりの喧嘩。 美琴は思いのたけを思いきりぶつけ、上条はそれを全て受け止めた。 結局それは、叫んで暴れて、体力も気力も尽きた美琴が倒れるまで、一時間ほど続いたのだった。 上条『さて。すっきりしたんならさっさと帰れよ。フラフラじゃねえか……』 美琴『……やだ』 上条『はい?』 美琴『だって……居づらいんだもん……』 その日と同じく気の立っていた自分は、八つ当たりで黒子を傷つけた。 それを気にしないように気を使っている黒子。 そのことが、美琴の機嫌をさらに悪くしていたのだ。 上条『後輩と喧嘩したぁ?』 美琴『……うん』 上条『何だ……そんなことかよ……』 美琴『そんなことって……!』 言い返そうとしたが、少年はあっさり、真実を述べる。 上条『だって。自分が悪くて喧嘩したなら謝りゃすむじゃねーか』 美琴『うぐっ…………!?』 美琴「そんな簡単に出来たら苦労しないってのよ……あの馬鹿!」 風紀委員第一七七支部。 慌しい空気の中、私は親友とのスキンシップを図る。 佐天「初春ー?」 初春「……」 佐天「初春ー?」 初春「……」 返事が無い。ただのお花畑のようだ。 おのれ初春……この私を無視するとはいい度胸だ……! 目標補足! 目標を掴むと同時に捲り上げる!!! 佐天「うーーいーーはーー……るーーー!!」 初春「……」 馬鹿な!? スカートを捲っても無反応だと!!? 佐天「……」 初春「……」 佐天「えい! おお!! きれいなお尻だ!!」 初春「ひゃああああああああああああああああああああ!!!!???」 バチーーーーーン!!! と、部屋中に綺麗な破裂音が響き、私は意識を失った…… 初春「ななななななななななななななな何をするんですかーーーーーー!!!??」 佐天「いや……返事が無いから。コレは更に先に進めということなのかと……」 初春「忙しいんですよ!!! 見たら分かるでしょう!!!?」 おー。珍しく本気で怒ってらっしゃる。 いや、これは恥ずかしさを誤魔化すためにオーバーになってるな? 初春「もう……邪魔するんなら出てってくださいよ……」 佐天「えー? 初春が難しい顔してるから、気を紛らわせてあげようと思っただけなのにー」 初春「セクハラを人の所為にしないで下さい!!」 本当なのになー…… まぁ元気になったからいっか。 固法「戻ったわ……」 そこへ、巡回に出ていた固法先輩が帰ってきた。 なにやら暗い面持ちで、やっぱり、こちらも相当お疲れのようだ。 ……いや。期待されても流石に先輩にはしないよ? ……ホントダヨ? 初春「どうでした?」 固法「どうもこうも無いわ……酷いなんてものじゃないわね」 風紀委員はここのところ、著しい治安の乱れに悩まされていた。 それはブラッククロスだけではなく、学生達による犯罪の増加や、なにより―― 固法「ほら。戦利品」 佐天「これって……クスリですか?」 麻薬。ドラッグ。 いわゆる違法薬物が横行していた。 固法「今日だけでこれだけの数よ……あー、目の毒だわ……」 固法先輩は透視能力を使い、街中で違法薬物の取締りを行っている。 固法「やっぱりこれだけ治安が悪いとね……皆不安になって、こういうものに頼り出すのよ……」 初春「そういうもの……でしょうか?」 嫌な話だ…… 初春「でも。薬物は出所さえ掴めば何とか出来ますからね。ブラッククロスの件よりはマシです」 固法「その出所が分からないから困ってるんでしょ……」 佐天「出所……スキルアウトとか?」 固法「どうかしら……それだけじゃない気もするけどね……」 固法「白井さんは? まだ戻ってないの?」 初春「ええ。出てったきりです」 無理してなきゃいいけど……と、呟いて、個法先輩は机に向かった。 報告書を作るらしい。 初春に視線を移すが、彼女もまたパソコンで何やら調べもの中の様子。 ……ここのところ、ずっとこの調子である。 風紀委員は大忙し。 以前のようにみんなでお出かけしましょうというワケにもいかず、会話も減っている。 これはいけない。 こういう空気が長く続くと人は良くない方向へ転がるものだ…… 佐天「ふむ……」 さて、私こと佐天涙子がするべきことはなんだろう? 考えるまでも無い。 そんなことは決まっている―――― 佐天「じゃあ。私もそろそろ行くね? 邪魔にならないように……」 私がドアを開けて出て行こうとすると、初春が無言で手だけをひらひらさせて挨拶してくれた。 それに「じゃあね」と返し、私は駆け出した。 佐天「さぁて。ヒーローの仕事は戦いだけじゃない――ってね!」 ヒーロー・アルカイザーが、街に蔓延るドラッグを駆逐しちゃいますよ! 一七七支部を出た私は、人気の無い路地裏へ駆け込んだ。 誰にも見られないようにするためだ。 佐天「ふー…………この瞬間はいつまで経っても慣れないねぇ……」 何せ、正体を見られたら記憶を消されるのだ。 命がけの変身。慣れるはずが無い。 念入りに周囲を調べる。 物陰。通路の先。人が何処からも見ていないか? 最後に前後左右をもう一度見回して、目を閉じ、意識を集中する…… 佐天「……」 心臓が一つ大きく跳ねる―― 体の中心から、全身の血管へ。 血が廻るのを感じる。毛細血管の一本一本まで…… 心臓で生まれた熱量が、指先、つま先まで広がっていく。 力が湧いてくる――――! 佐天「変身! アルカイザー!!」 佐天涙子の体が輝き、視界が光に包まれる……! ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!! 佐天「………………え?」 突然のアラーム音に驚き、私は、さっき確認しなかった『頭上』を見上げた。 そこに『居た』のは―――― 「異常な数値の周波数を発見。ライブラリに該当無し。未知のエネルギーと断定。発生源、確認」 白くて丸っこい、大体40センチくらいの、何やら可愛らしい空飛ぶ機械。 「学園都市学生名簿と照合……該当者・佐天涙子」 佐天「……え? え?」 これって―――― 「佐天涙子より、未知のエネルギーを検出。映像、データを検証」 佐天「――――――」 やばい。 私、死んだ。 「おい、あの頭、見ろよ!」 「ツインテールか?」 「ツインになってねーじゃん! 分かれちゃってるじゃん! 蛸の足じゃん!」 「ハハハ! いっぱい分かれてるテールじゃねーの?」 黒子「……ここはいつ来ても不快ですわね」 不潔で嫌な臭いが充満している。 そういう場所はいる人間も不快で下劣だ。 ――しかし、昔の私なら蹴り入れてましたの。私も淑女になったということですわね……フッ。 白井黒子が居るのは工業地区の外れ。 古くなった建物や、廃棄された製品が溢れる、掃き溜めのような場所。 黒子「流石に遠出しすぎましたの……第七学区を出てしまいましたわ」 どんな場所だろうとテレポートで移動できる。 それゆえに、よく考えずに行動するとどこまでも来てしまう。 ……どうしても。あの時のことが頭をチラついて…… 黒子「……集中しませんと……気付いたら『壁の中に居た』では笑えませんの」 もう戻ろう。 黒子は踵を返し、今来た道を戻ろうとする。 「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 黒子「!?」 先ほどのスキルアウトの一人が突然苦しみだした。 黒子「何事ですの!? 貴方達――!?」 「わ、わからねぇ……! コイツが突然……」 「く、クスリ……」 黒子「薬?」 「怪しい奴から買った、新しいブツを試したんだよ、そ、そしたら……」 ……呆れた。何故怪しいと思って買うのか…… いや、そんなことよりも今は――! 「ウゴ、ググッげ……ぐるあああああああああああああああああああああ!!!」 黒子「こ、これは!?」 苦しんでいたスキルアウトの体がボコボコと流動している。 歯が抜け落ち、その代わりなのか、歯茎から牙が生えてきた。 肌が黒く変色し、アンバランスに膨れ上がった筋肉で皮膚が破れ、体毛が伸びる。 黒子「怪物……いえ、まさか怪人……に……?」 怪人「ぐるる……ぐっぅあああああああああああああ!!!!!??」 怪人になった男は苦しんでいる。 無理も無い。ただの人間が、どういう理屈なのか、突然怪物にされてしまったのだ。 黒子「――――!」 戦いますの――――? だって、相手はただの人間ですのよ!? 「ひ、ひいいぃいいいい!!!?」 黒子「ちぃっ……!」 とにかく、今は一般人の避難を――! 例えスキルアウトでも、罪を犯していないなら守るべき対象。 黒子はテレポートで逃がそうと考えたが、止める。 黒子「……三人……!」 いくら黒子でも一度に運べるのは二人まで。 ということは、一人がここに残されることになる……!! 黒子「貴方たち! 早くお逃げなさい!!」 「は、はひぃぃ!!!」 黒子「……!!」 男達を逃がし、一人戦場に残った黒子は、怪人になった男と対峙した―――― …………………… どうしてこうなった。 「どうしたんだ涙子? 心拍数が落ちているぞ?」 佐天「うん……そろそろ落ち着いてきたんだよ……」 「そうか」 私の部屋に、あの白くて丸っこい機械がいる。 佐天「ねぇラビット? 本当にどこにも連絡してないのね?」 「ああ。私は嘘はつかない。メカだからな」 ラビットと名乗ったそのロボットは、私に興味があるらしくここまで着いてきてしまった。 しかし、この場合どうなるんだろう? 相手はロボットだ。 決して『一般人』とは言えないだろう。 と、いうことは―― 佐天「セーフ?」 ラビット「何がだ?」 佐天「なんでもないよ」 ラビット「そうか」 うん。大丈夫のはず。 もしアウトだったら、きっと今ごとアルカールさんが現れているだろう…… 佐天「あのさ。さっきのアレについて聞かれても、私は何も答えられないよ?」 ラビット「そうか。残念だ」 佐天「……」 ラビット「……」 出て行かないんかい。 ラビット「何か悩んでいるな?」 佐天「はい?」 いや、あんたのことで悩んでるんだけどね? ラビット「涙子。何を悩む?」 ………………何だコイツ…… 佐天「……何を悩んでるのか分からないのよ」 ラビット「そういうときもあるだろう。まだ若いのだからな」 …………ロボット相手に人生相談か。 ラビット「己のココロというものは見えづらいものだ」 佐天「心……」 ラビット「私には無いものだ」 佐天「そうなの……? あなたのAIってすごく性能よさそうだけど?」 ラビット「ココロを求めれば求めるほど、己の中にはココロが無いことを確信することになる」 ふーん……変なロボット。 佐天「私はさ。この街に来てから悩んでばっかりだよ」 ラビットは黙ってぷかぷかと浮かんでいる。 話を聞いてくれてるのかな? 佐天「最近はそうでもなかったんだけどね。今はちょっと、嫌なことを思い出しちゃって」 美琴「…………」 美琴は行くアテもなく街をうろついていた。 馴染みの自販機でジュースを『頂き』、それをチビチビ飲みながらふらついている。 上条『喧嘩したなら謝りゃすむじゃねーか』 美琴「はぁ………………」 コンビニで立ち読みしていても落ち着かないし、初春や佐天とは連絡がつかない。 美琴「…………ひょっとして、私って友達すくない……?」 いや、分かっていたことだ。 だからこそ、尚更白井黒子が大切な存在なのだと。 レベル5の自分のことを憧れの先輩だと言いつつも遠慮しない。 ずけずけと、それこそ風呂場にまで入り込んでくるずうずうしさ。 美琴「黒子……」 いつの間にか、彼女は心の中にまで入り込んできていたらしい。 それにしても、まさか自分がたった一度の失敗でここまで落ち込むなんて。 美琴「うん。謝ろう。今度こそ。次こそ!」 そう強く決意し、美琴は空になったジュースの缶を清掃用ロボットの傍に投げ込んだ。 が―― その前に突然一人の男が割り込んできた。 カコーーーーーーーーーン。 美琴「……………………私の所為じゃないわよね?」 美琴「だ、大丈夫?」 おそるおそる近づく。 美琴「ねぇ? 怪我とか――」 妙だ。 男は、何かに怯えるようにガタガタと震えていた。 美琴「ねえ? ちょっと、どうしたのよ?」 「か……怪人……」 美琴「怪人!?」 また街の中で――――!? 「怪人に……だ、ダチが……怪人に……なっちまった……!」 美琴「…………え?」 黒子「くっ……!!」 黒子は苦戦していた。 相手がただの人間なら、スカートの下に忍ばせた『鉄矢』で動きを封じて捕縛できる。 相手がただの怪人なら、容赦なく致命傷を与えて倒すことが出来る。 だが―― この相手は「怪人になってしまった一般人」なのだ。 黒子「一体どうすればいいんですの!?」 苦しそうに暴れる怪人。 薬の作用なのか、無理やり太くされた筋肉をフル稼働し、黒子に突撃する。 駄々っ子のように腕を振り回して、まるで助けを求めるように―― 黒子「――――」 攻撃できない。 黒子が風紀委員である以上。 例え麻薬の常習者だろうと。ロクデナシのスキルアウトであろうと。 この学園で生活する学生は皆、守るべき対象なのだから。 それが、『悪の組織』に利用されている被害者だとしたら、なおさらだ。 自分の行動に、自信が持てない―― 佐天「わたしはさ。自分に自信が持てないんだと思う……だから無能力者なのかな……」 能力を使うために必要なのは自分だけの現実『パーソナルリアリティ』。 つまり、他の誰が何と言おうと、自分自身を信じるということ。 それこそ、この世の常識を捻じ曲げるほどに…… ラビット「無能力者……カリキュラムを受けてなお超能力を使えない人間か」 佐天「……改めて説明しないでよ」 佐天涙子は学園都市で改造された無能力者である。 佐天「そのナレーションをやめろ!!」 ラビット「チカラか」 佐天「うん。それさえあれば。何だって出来るのに」 もう、あんな無力感を味わわなくててすむのに。 ラビット「私の主もそう言っていた」 佐天「あるじ?」 ラビット「ああ。私の主もまた、涙子と同じく『万能の力』を求めている」 佐天「万能の……力……」 ラビット「それゆえ、私もまた、チカラを渇望してやまない」 佐天「ふーん……まぁ、だからさ。コンプレックスなんだよね。単純に」 ラビット「しかし、理解できない。何故だ?」 佐天「何故って……」 ラビット「今の涙子にはもうチカラがあるではないか。強力なチカラが」 佐天「え――――」 アルカイザー。 ラビット「それ以上のチカラを求めているのか?」 佐天「いや。でも……これは借り物で……」 ラビット「それは紛れも無い涙子のチカラだ。何を臆することがある」 佐天「………………」 ラビット「自信を持て。強者にはそれが必要だ」 佐天「強……者……?」 私が。 強者? まだ、怪人と黒子の戦いは終わらない。 黒子「っ! 一体いつまで続けますの……?」 攻撃自体はどうということはない。 例えどんな豪腕であろうと、攻撃が予測できればテレポートでかわせる。 怪人「ぐうあああああああああああああああああ!!!!??」 怪人が突撃し、それをまたテレポートで回避する。 すでに十数回。これを繰り返していた。 攻撃をかわされた怪人はジャンクの山に激突し、鉄くずの下敷きになる。 黒子「はぁ、はぁ……これで動きを止めてくれればいいのですが……」 ぐるるがあああああああああああああああああああああああ!!! 止まらない。 怪人は鉄くずを吹き飛ばし、再び黒子へと迫る。 その体当たりをまたもテレポートで回避。 黒子「いい加減に……っ!?」 そう――いい加減に、黒子の集中力は途切れていた。 黒子がテレポートした先。そこへ、先ほど怪人が吹き飛ばした鉄くずが落下して来る――! 黒子「……!??」 動揺で演算が狂い、テレポートが発動しない。 絶望。間に合わない。 否――間に合った――! 鉄塊に潰されることなく、黒子は着地に成功した。 黒子「………………お姉さま! どうしてここへ!?」 美琴「……黒子」 黒子の絶望は一瞬に満たなかった。 御坂美琴が放つ電撃は、音速を超えるのだから―― 黒子に迫る鉄塊は、美琴の放った電撃で再び宙に浮いた。 黒子「お姉さま……黒子を助けに……?」 美琴「当然でしょ? だって――」 大切な、可愛い後輩だもの。 美琴「黒子。この前はゴメンね……」 黒子「……いいえ。いいのですお姉さま……黒子は……黒子は分かっていましたから……」 お姉さまがそのことを気に病んでいることも。 お姉さまが自分を大切に思ってくれていることも。 お姉さまが、どんな苦境に立たされても再び立ち上がって、真っ直ぐに進むということを――! 二人に向かって、怪人が迫る。 今までと同じ。腕を振り回しての体当たり。 美琴「行くわよ黒子!!」 黒子「はいですの! お姉さま!!」 もはや迷いはない! お姉さまがいる! 自分は正義の側にいる! 正しいことを! 自分が正しいと思えることを!! 今はただ全力で信じる!!! 美琴「行っけぇっ――!!」 美琴がコインを弾く。 『超電磁砲』 それは怪人ではなくゴミの山に命中し、鉄くずを天高く巻き上げた。 怪人の行く手を阻むように鉄塊が降り注ぐ――! が、怪人は止まらない……! 鉄の板だろうが、車の残骸だろうが。 何にぶつかろうが、意に介することなく進撃を続ける……!! 美琴「頑丈ね……! なら――――!!」 美琴の額から電撃が放たれる。 それは直接怪人にではなく、怪人の周囲にばら撒かれた鉄くずに向かった。 磁力によって鉄くずが浮かび上がり、怪人目掛けて一斉に集まって行く。 美琴「黒子!!」 黒子「はいですのお姉さま!!」 美琴が操る鉄くずは怪人の体に絡み付いていく。 鉄の山を吹き飛ばす怪力だが、決して剥がれない鉄の塊に手足を固定されては暴れることも出来ない。 そして、完全に動けなくなった怪人を―― 黒子「触れられるのなら、私の能力でどうとでもなりますの!!!」 黒子が天高く転移させた。 黒子「体も意識も落ちて下さいませ!!!」 全身に重りを付けられた怪人が、上空から落下―― 否――まだ終わらない……!! 美琴「あれだけ頑丈なら……死にはしないでしょう……!!」 落下する怪人に、ダメ押しとばかりに電撃が浴びせられた……!! テレポートと電撃を間髪居れずに叩き込む、二人の能力による連携―― 『空間電撃』 頭から地面に落下した怪人は、電撃による追撃で完全に沈黙した。 それを確認し、黒子は隣に立つ美琴へ顔を向けた。 美琴も、黒子を見つめていた。 知らず口元が緩む。 場所がこんな所でなければ、素敵なムードでしたのに。 そんな軽口を叩ける。いつもの二人だった。 ピーーー! ピーーー! 佐天「な、何!? 故障!!?」 ラビット「呼び出しだ。戻らなければ」 佐天「そう……帰るんだ」 ラビット「また近いうちに会える」 そう言って彼は、フワフワとした軌道で窓から出ていった。 完全に外に出ると、空中で一度停止して数回光り、一気にスピードを上げて飛び去った。 佐天「また近いうちに……か」 彼の相談で、悩みは解消されたのだろうか? ただ、胸にふつふつと燃えるようなものがあるのは確かだ。 彼は、私には力があると言った。 この力を、私のものだと言った。 戦いたい…… 戦って、それを証明したい。 そうすれば、大嫌いな、無力な自分を塗り替えられる。 主人公になれる。 落ちこぼれのヒーローは、不思議な友達と出会った。 【次回予告】 ついに発見されたブラッククロスの麻薬工場!! アルカイザーは街の平和を守るため、謎の麻薬工場へと挑む!! そして邂逅する佐天と美琴!! 共に正義を求める二人が、一体何故戦わなければならないのか!! 次回! 第六話!! 【激突! アルカイザーVS超電磁砲!!】!! ご期待ください!! 【補足という名の言い訳のコーナー】 ・ラビットについて。 セリフでピンと来た人も居ると思うけど、一応ネタバレ禁止でお願いします。 ・連携について。 試しに出してみました。サガフロのシステムの一つで、連携すると技名が合体します。 今回の技名は「空間移動」と「電撃」を混ぜて空間電撃です。 テレポ電撃と迷いましたが、真面目なシーンであまりにもダサかったので没です。 ・怪人になった男について。 クーロンで戦うイェティです。原作でもあった人間が薬でモンスターになるシーンです。 あのグラフィックをどう文章で表現するのか分からず何かグロいことに…… ・いっぱい分かれてるテール。 なんかラジオで言ってた気がする
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ミサカ一三五一〇号はその存在に息を飲み、強大な力に身を震わせ肩を抱き寄せた。 二槍の雷が交わることはなかった。理性を失った獰猛な牙はどちらも獲物を捕らえることもなく——、 一人の少女によって打ち消された。 (これが美琴お姉様の……ミサカたちのお姉様(オリジナル)である超電磁砲(レールガン)の力なのですね、とミサカは目の前の光 景に唖然としながらも美琴お姉様の素晴らしさに感嘆の溜息をこぼします) ミサカたちが放った雷撃の槍を美琴は自分で生み出したかのように操作し、全てを放電しきってしまった。 両側からの雷撃を同時に操作するなど、たとえ超能力者(レベル5)であろうとも一瞬のミスが命取りになるような行為だった。そ もそも受け止めること自体が間違っている。 周囲に被害が及んでしまうが、普通は相殺とゆう選択肢を受諾してしまうだろう。 その妥協を拒絶し、平然として困難をやってのける。超電磁砲(レールガン)とはそういう存在なのだ。 「——アンタたち、もうやめなさいっ!!」 感情の高ぶりを示すように全身で激しい火花をまとうと、美琴はミサカたち二人に怒号を飛ばした。 今日が初対面のミサカ一三五一〇号にとっては、当然だが、美琴に怒鳴られることも初体験だ。眉根を寄せた表情で睨まれミサカ一 三五一〇号はすくみ上がってしまう。 「ちょっと来なさい」 もはやどうすればいいかわからないミサカ一三五一〇号は大人しくその言葉に従った。ミサカ一〇〇三二号も特になにも言わず美琴 に歩み寄る。 美琴たちを取り巻いていた人だかりはミサカたちが戦闘を始めると散り散りになって逃げていたが、それでも能力者同士の喧嘩など 珍しくないので今では再び喧騒が戻ってきている。 美琴は路上の片隅に逸れて苛立ちを隠さず告げる。 「ったく——地下街のど真ん中でなにやってんのよ? 姉妹喧嘩くらい別にいいんだけど……さっきのはやりすぎだからね?」 怒られるということ自体、ミサカ一三五一〇号には経験が足りないのだ。 (あぁ……ど、どうすればいいのでしょう、とミサカは不測の事態に対応できずに慌ててしまいます) 美琴と目が合った瞬間、肩をすくめ目を瞑ってしまった。 すぐ近くに人の体温を感じる。きっと美琴だろう。 一発くらい雷撃をくらうのでは、とミサカ一三五一〇号が身構えた瞬間だった。 「お、おお、お姉様が三人もぉおおおおおおおっ!?」 騒がしい地下街に一際大きな嬌声が響き渡る。 地下街で発電系能力者(エレクトロマスター)二人が喧嘩をしている。 その報告が届いたのは『学び舎の園』からちょうど目的地であった『風紀委員活動第一七七支部』に移動していた最中だった。 『もしもし? まだこっちに着いてないですよね。ちょっと寄り道してもらえますか?』 電話越しに同僚の初春飾利が用件を報告した。 たかが喧嘩ぐらいで風紀委員(ジャッジメント)が出る必要はないのだろう、仕事放棄というわけではないが正直そう思ったので素 直に言ったところ、 『まぁ、異能力者(レベル2)ほどの能力者みたいなんで、私もそう思うんですけど……でも行った方が良いと思いますよ?』 もったいぶった言い方に今すぐにでも背後から頭の花をむしり取ってやろうと思った。 が——、 『どうも「御坂」さんもそこにいるみたいで……』 前言撤回ですの。今度お礼に何かおごってあげますわ。 空間転移(テレポート)で学バスから途中下車し、白井黒子は驚異的な速度で地下街へ向かった。 ともすれば鼓膜を破りそうなほどの大声にミサカ一三五一〇号は閉じていた目を見開いて振り返った。 そこには自分よりも二〇センチほど小柄な、リボンで髪をツインテールにまとめた少女——白井黒子が、さも驚いたという表情でわ なないていた。その視線は美琴、ミサカ一三五一〇号、ミサカ一〇〇三二号の三人を行ったり来たりしている。 (この少女は誰なのでしょう、とミサカは初対面の少女を見て素直に疑問に思います) お姉様と言っていたし、もしかして美琴の知り合いかと思って見てみると——、 「あぁ……これが不幸だぁーってやつなのかしら」 さっきまでの威厳などどこへやら、がっくりとうなだれた超能力者(レベル5)がそこにはいた。 ミサカ一〇〇三二号も初めて見た人物のようで不思議そうに美琴を眺めている。 『これは美琴お姉様の知り合いと見ていいのでしょうか、とミサカ一三五一〇号は美琴お姉様の態度からはそうは思えないので率直な 意見を求めます』 『知り合いだとは思いますがお姉様(オリジナル)はひどく憔悴していますね、とミサカ一〇〇三二号はあなたの意見に若干の同意と、 かなりの疑問を含めて回答します』 ネットワーク上で会話をしていると突如として美琴とミサカたちの真ん中に白井が現れた。 音もなく、衣服をたなびかせることもなく……それは写真を切り抜き、貼り付けたかのような挙動だった。 「お、お姉様っ! こ、こここ、これはいったいどうゆうことなんですの!? 大覇星祭のときにお姉様のお母様にはお会いなりまし たけれど、あ、あああのときにはご姉妹がいたなんて言わなかったじゃないですのっ!!」 白井の瞳はひどくキラキラしていたのだが、ミサカ一三五一〇号は逆にその輝きで背中に嫌な汗をかいてしまった。 なんというか——この少女は危険な気配がする。理屈ではなく感覚で理解した。 それをミサカ一〇〇三二号に告げると、 『ミサカもこの少女からは生理的な嫌悪感がします、とミサカ一〇〇三二号は初対面で申し訳ないですが本音を言わせてもらいます。 つけ加えると……先ほどのミサカ一三五一〇号からも同様の怖気を感じました、とミサカ一〇〇三二号はあなたを射撃した理由につい て言及させてもらいます』 苦笑いを続けている美琴を見ると、どうやら悲しいことに同じ感覚なのだろうと容易に想像できる。 「ですけど——」と不意に白井が真剣な声音で美琴を見据えた。 その表情に美琴が過剰に反応したようにミサカ一三五一〇号には見えた。 「あまりにも似過ぎではありませんか? ——っ! もしやお姉様は三つ子なんですのってゆーかこうなりゃお姉様だろうがそっくり さんだろうがみんなまとめて頂きますわ!!」 直後、美琴の鉄拳が白井の額に吸い込まれていった。 白井は傍観を決め込んでいた上条に引っ張られてどこかへ行ってしまった。 去り際に、 「ちょ、殿方!? 貴方につかまれると空間転移(テレポート)ができませんの! ですから放して——ってお姉様ぁっ! そっくり さんに浮気しそうになった黒子を許してください! やはり黒子はお姉様一筋ですの、一生ついて行きますわ——ってだから貴方は早 く放してください!! お姉様ぁあああっ!!」 「——って俺ってば雑用ですか? 今回はしかたねぇけどさぁ……ちくしょう不幸だぁあああっ!!」 そう叫んでいたが気にしたら負けだ。 また、ミサカ一〇〇三二号も「あの人が心配なのでミサカはここで失礼します、とミサカ一〇〇三二号はお姉様(オリジナル)も心 配ですが、所詮あの人と比べるほどじゃないな、と自己完結し二人の追跡を開始します」と言って追っかけて行ってしまった。 台風のように現れた白井がいなくなると美琴は大げさなくらい盛大に溜息をついた。 「ごめんね、アンタたちをあの子に知られるわけにはいかないんだわ。踏み込んで欲しくないってのもあるけど……あの性格だから。 姉妹(シスターズ)が九〇〇〇人近くいるなんて知られたら、なにが起きるかわからないし」 うんざりした様子で口を開いた。 その言葉にミサカ一三五一〇号は胸を締めつけられる。 (あぁ、美琴お姉様はベタベタされるのが嫌いなのですね、とミサカはさきほどの少女にミサカと同様の雰囲気を感じてしまったこと に愕然とします。これを機にミサカもお姉様(オリジナル)と呼び方を戻した方がいいのですね、とミサカは落ち込みながらも渋々で すがそう決めることにします) 行き着いた結論にミサカ一三五一〇号が呆然としていると美琴はそれに気づき、 「……アンタも、あんなふうになっちゃダメなんだからね? わかった?」 諭すように告げる美琴だが今のミサカ一三五一〇号には死刑宣告もいいとこだ。 (ミサカはこれからなにを糧に生きればいいのでしょう、とミサカはいもしない神様にすがるような気分で聞いてみます) 「それにね——」 少しうつむきながら美琴は付け加える。 「アンタは本当の妹なんだから……その、お姉様とかじゃなくて……『お姉ちゃん』とかでいい、のよ?」 真っ赤になってそう言ったがそれでもかなり恥ずかしかったのか「あ、でも気が向いたらっていうか、別にそう言ってほしいわけじ ゃなくてね? アンタがそう呼びたいなら……その……ね?」と両手をバタバタさせながら言い訳がましいことを言った。 ……お姉ちゃん? 停止寸前だったミサカ一三五一〇号の思考回路に不自然な語彙(キーワード)が入ってきた。 (お姉様(オリジナル)は今なんと言ったのでしょう、とミサカは自分の聴覚器官に異常がないか念入りに確認してみます。……機能 正常(オールグリーン)、ということは本当に『お姉ちゃん』と言ったのでしょうか、とミサカはいまだに信じられない事態に思考が 追いつかなくて対処できません) 美琴は相変わらず呆けてしまっているミサカ一三五一〇号に小さく溜息をつくも、柔らかな笑顔を浮かべる。 「ほら、いつまでもここにいるわけにはいかないでしょ? 私も病院まで一緒に行くから、さっさと戻るわよ!」 言うが早いか、もはや競歩では、と疑いたくなる速度で美琴は歩き出してしまう。 「あ、待ってください……その……お、お姉ちゃん? とミサカは恐る恐る口に出してみます」 一度だけ美琴は立ち止まり——、 「行くわよ」 と呟いてまた歩きだしてしまった。ただ、その頬には鮮やかな紅葉が訪れていたが。 ミサカ一三五一〇号は美琴に駆け寄り、歩調を合わせて歩きだす。 「お・ね・え・さ・まぁーっ」 「だぁああああっ!? だから、それはやめなさいって——」 思いっきり嫌な顔をされてしまったが、それでも歩幅は小さく、さっきよりゆっくりと歩いてくれた。 自分たちは造られた関係だが、それでも本当の姉妹として肩を並べて歩くことができる。そう思うと、ミサカ一三五一〇号の足取り は自然と軽くなっていった。むろん隣に美琴の存在を感じるからなのだが。 だからこそ——さりげなく手を握ろうとするのは止められない。 (この際ですから性別も血縁関係も無視の方向でいきます、とミサカは憎き恋敵を出し抜くために決意を新たにします) ミサカ一三五一〇号の、恋する乙女としての戦いはやっとこさ始まったばかりだ。
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「結果、俺達はお前を見捨てない!!」 出番が少ない最弱からのお言葉に 「ありがてェ……」 マジで感謝した。 「んで、誰がアクセラに付くんだ?」 「それじゃ私が行くよ。打ち止めちゃんも心配だし。」 「お前が付いてくれるのは心強ェ」 「それにお荷物がいるってのもね……働いてもらわないと。」 「グサッときたぞ……」 「はいスルー、さっさと行くよ。」 時間を短縮するために氷のボードを作り、雪を原動力として跳ばしていくと言うなんともスゴい移動手段を取ることに… 「それじゃあ行ってきます!!」 「「「「「「頑張ってこいよー!!」」」」」」 「ラジャー!!」 氷のボードと言ってもただの板にあらず。 風防付き。 見た感じはズバリ。 「これってよォ…リニアモーターカーじゃねェか?学園都市が20年前くらいに作った。」 「まあね♪スピードだしたいからモデルにして作ったよ。…まぁかっこいいし。」 「ンで、所要時間は?」 「ボードの下に吹雪みたいなのを起こして浮かすから時速360キロは出るね。だから…えーっと14秒くらい?あ、でも急には止まれないし減速しないといけないから30秒くらいだね。」 (時速360=分速6=秒速100メートル 1.4キロ先までの所要時間:14秒。) 「原理からしてリニアモーターカーだなおィ。にしても早くて助かるぜェ。」 「んじゃ、行くよ。歯ぁくいしばってぇええええ!!!!!」 「ぬォおおおおおおお!!!!!」 後半はあまりのスピードによるドップラー効果。 「早え…。」 「にゃー。…あまりのスピードで待ち伏せしてた奴らを衝撃波で吹っ飛ばしてるぜい。」 「28・29・30。そろそろ着いた頃です土御門氏。」 「にゃー。着いたら電話が来るはず。…おっ来た来た。ピッ…もしもし」 『あー、元春?お宿のエントランスホールの修理費って出せる?』 「…なんとかするぜい。(ネセサリウスとグループ両方使うかにゃー。)…にしてもどうしたにゃー?」 『えーっとね、調子に乗って時速500くらいまで出ちゃったみたいでさ。ブレーキもきかしたんだけどそのままドッカーン!…ゴメン。』 「まあいいぜい。うちらを陣地から出そうとした先生達がいけないにゃー。」 『だよね。あっ、それと今打ち止めちゃんの回収終わったので今から帰りまーす。地下壕の中に退避してて。』 「…了解。ブチッ 総員退避ーっ!!」 10秒後。 彼らのいた場所は凄まじいことに。 「あっちゃー、こりゃまた酷い有様だにゃー。地下に陣地作っておいて正解だったぜい」 月夜が帰って来た場所、そこはまるで爆発があったかのような惨状だった。 「ただいま元春。行きと帰りで待ち伏せしてた人達は戦闘不能になってるよ」 「め、目が回るゥ……」 「わーいわーいってミサカはミサカは月夜おねーちゃんのアトラクションをもう一度体験してみたいって言ってみる!」 帰って来た月夜と打ち止めは余裕だが、能力使ってない一方通行にはハードだったらしくグロッキー状態だ。 一方通行の有様に同情した土御門は彼を抱えて、自分達の陣地へと戻り、打ち止めに一方通行のチョーカーの充電を頼むと昼食兼今後の話し合いをすることに。 「やれやれ。いざという時の核シェルターが役に立つとはな」 「まさか白雪ちゃんがあんな強攻策に出てくるとは予想外でしたよー」 「仕方ないじゃんよ。こっちが護衛も指名しなかった落ち度もあるじゃんよ。ところで災誤先生、今ので何人リタイアしましたか?」 教師達は無人島に不要な核シェルターのおかげで無事に難を逃れていた。 ベースよりも設備的には整っているのでむしろこっちで過ごせることはラッキーとか思っていたりする。 災誤は戦闘不能者の数を数えると、浮かない顔で黄泉川に伝える。 「今ので30人やられてますね。これくらいの数なら一人で充分回収出来ますので、黄泉川先生たちはその間に作戦会議を」 そうやって災誤は月夜にやられた30名の脱落者を回収に向かうことに。 災誤を見送った教師達は当麻&土御門グループ対策を考えるがいい案が浮かばない、ハンター以外は。 「ハンターだがあと二人ほど増やすのはどうだろうか? 最初の3人だけでは心もとない」 「そんなことないですよー。ナンバー7ちゃんに結標ちゃんにステイルちゃん、彼らならきっと……」 「ダメだろうな。第七位はともかく他の二人はあのグループと面識がある。それなりの対策を練ってくるはずだ」 「じゃあどうするじゃんよ? 木山先生には他に当てがあるじゃん?」 木山の言う通り、削板以外に関しては土御門が既に対処方法を考えていたりする。 黄泉川の指摘を受けた木山は特に動じる様子も無く、彼女なりの考えを皆に告げる。 「私ではない。だがあの花飾りの少女ならいい人選をしてくれるはずだ。一応、私の要望も添えて彼女に頼んでみるとしよう」 (初春さんか……。少なくとも建宮さんは出張ってきそうね) 小萌は木山の案に首を傾げたが、黄泉川と芳川はクリスマスでの初春の手腕を知っているので淡いながらも期待することに。 その頃、青ピ&姫神グループもまた当麻&土御門グループに対抗する為の作戦を練っていた。 「カミやんやつっちー、アクセラはんだけじゃないやん危険なの!」 「白雪さん。人が変わった。目的のためには手段を問わないみたい。」 「どないするん?」 「まあ良くも悪くも吹っ飛ばされて発信器がとれて攻撃を受けなかったのはラッキーだったな愚弟よ♪」 「うううあと3日間ねーちゃんにこき使われると思うと…敗者になったほうがマシゴギィ!!!!」 「愚弟、我が家の家訓その2『敗北主義は許されぬ』を忘れたか?」 「…なあ真昼はん、その家訓っていくつあるん?」 「…17カ条?」 「…よく覚えてるね真昼ちゃん。」 青ピがとりあえず作戦会議をしまひょと言って本陣に戻って地図を広げて会議をしているころ、学園都市では。 ジャッジメント第177支部は第7学区に存在し、白井黒子や固法美偉。 そして、 花飾りの少女が在籍する。 「初春のやつ、今日は来てませんわね。どうしたのでしょう?」 白井に話しかけられた固法はさあとかえし、 「まあ最近変わっちゃったからねー…はぁ、あのまじめで誠実なかわい子ちゃんは今いずこ?」 「まぁ…もともと腹黒い所がありましたのでそれが頭の花よろしく開花し…」 「誰が腹黒なんですか白井さん♪」 白井が恐る恐る入口の方を振り返ると。 そこには黒子が一番恐れている少女、初春飾利の姿が。 あわててなんでもありませんのっ!と黒子は取りつくろい 「所で初春、今日は遅かったですのね。何かありましたの?」 すると初春はハハハーと笑い、 「いやー、神裂先生からのお願い事を聞いてましてー、正確には○○高校発柵川中学経由神裂先生経由初春行きの依頼なんですけどねー。」 学校で下の名前で呼びかけてヒヤリとして以来、初春は神裂先生となるべく人前では呼ぶようにしている、。 「○○高校と言えば○○様(青ピ)や上条さんのいる所ではありませんの?確か今無人島で能力強化のための合宿中とか。」 御坂や白井も其の行事についてはかなりに気にしている。 聞いた所では学年240人のうち無傷で帰ってくるのは8人~12人と言う恐ろしい行事らしい。 そうですそうですと初春は言って、 「最終日にハンターを投入するんですけど今年の生徒は強すぎるので3人追加しようという話でその人選と言うか手配をお願いされたんです。…って白井さん?」 初春は気が付く。 そう言えば白井黒子という人間は青ピにしろ御坂にしろ自分が尊敬し慕う人間への攻撃は何が何でも許せない性格である事を。 「○○様に危害を加える奴はたとえ初春といえども見逃すわけにはいきませんわ。」 そう言って金属矢を手に取る白井。 慌てふためく固法。 だが、初春はしれっとして言う。 「そう言われても困りますよー。もう手配完了しちゃいましたからー。」 「「何ですって??」」 黒子があまりの驚きに金属矢を落とすカランと言う乾いた音がとある詰め所に静寂をもたらす。 初春が手配した追加3名は。 ①神裂 火織(最終日は休みで次の日は祝日なので) ②シェリー(日本美術に隠された魔術的要素の研究とか言って来日中) ③シークレット♪ 黒子が茫然自失してる中、大慌てで第一七七支部へと駆け込んだ何者かが初春を掻っ攫う。 突然のことで固法も何が起こったのか分からなくなると、初春がいたことを忘れるという現実逃避に出た。 「か、火織お姉ちゃん? どうしたんですか?」 「あんまりです飾利! 上条当麻の合宿に参加してハンターとかを演じろだなんて! お姉ちゃんのことが嫌いになったんですか?」 初春を掻っ攫ったのは追加のハンターとして選ばれた神裂だが、その表情には驚きと悲しみが混じっていた。 驚きは初春が自分に何の相談も無く決めたこと、悲しみは連休で初春と一緒に過ごせなくなったことで。 しかし初春はここで意外な一言を口にした。 「え? だって火織お姉ちゃんがハンターやりたいって志願したんじゃないんですか?」 「何でそんなことを私が志願するんですか! 私は飾利のお姉ちゃんとして連休は飾利と遊びたいって思ったのに……。ところで、誰がそんなこデマを?」 「建宮さんです」 犯人が分かった神裂はすぐにでも犯人こと建宮を殺してやろうと動き出すが、それは初春によって止められた。 初春も建宮が嘘をついたことにちょっと怒っていたので、お仕置きを兼ねて神裂を取り下げて建宮をハンターとして派遣することを決意する。 「しかし飾利。建宮がごねる可能性は十二分にあるわけですが、対処方法は考えてるのですか?」 「出発前日にばらして逃げ道作れないようにすればいいだけですよ♪ 建宮さんが嘘を吐くような人とは思わなかったのでショックです」 「(建宮、同情はしませんよ。元はあなたが悪いのですから)ところで気になっていたのですがシェリーの次のシークレットとは誰ですか?」 神裂は日本にシェリーがいたことも驚きだが、シークレットが何者か、その一点が非常に気になっていた。 そのシークレットこそ、木山が要望した人材だった。 「この人は今から交渉するんですよ。木山先生が『土御門がおそらく会ったことのない相手。出来れば魔術師が好ましい』って言っていた人材です」 「土御門が会ったことの無い……なるほど、あの男が事前に対策を練られない相手ということですね。しかしそのような人材がいるのですか?」 「それなんですけどインデックスさんに尋ねたらちょうどいい人がいたんです。当麻お兄ちゃんとは会ってますけどインデックスさんがどうせ忘れてるから大丈夫って」 「インデックスや上条当麻が会っていて土御門が知らない魔術師……? 何者ですか?」 木山の要望に頭を悩ませた初春だったが、教会に行ってステイルとインデックスに相談したらインデックスが紹介してくれたのだ。 インデックス曰く『とうまはおバカだからあの人の魔術も会ってからじゃないと思い出さないんだよ』とのこと。 初春はインデックスに紹介された魔術師の名前を口にした。 「闇咲逢魔さんっていうフリーの魔術師です」
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「Aブロックに。部外者で結成された。乱入チーム?」 「その可能性があるってだけですけどね。打ち止めちゃんが知り合いが覆面被っていたって言ってたのでもしかしたらと」 乱入チームの噂の出所は打ち止めだが、あくまでそれは御坂妹が覆面を被っていた可能性を導き出しただけにすぎない。 「それが本当なら。由々しき事態だけど。私のチームは強い。負けるはずが無い」 「その通りです姫神さま! 姫神さま率いる俺達が負けるはずないですよ! それより浜面、他に何か情報は無いのかよ?」 「そういえば打ち止めちゃんの知り合いが変な名前を呟いてたって言ってたな。ピュアシスターにシガレット、シルクにムギムギ、当の本人はクールビューティーだとよ」 明日まで別ブロックの詮索は禁じられているのであくまで推測することしか出来ないが、姫神たちは数名に当たりを付けていた。 (ピュアシスターは。おそらくあの子。どの面下げてそう名乗ったのか。分からないけど。シガレットはあの子に付いて来るのが。当たり前の彼しかいない) (ムギムギ……絶対にあいつだろうな。滝壺がいじめられてないか心配だぜ。シルクは……誰だ?) 「(シルクとムギムギが俺の考えてる奴だったら勝てるかどうか怪しいぞ、マジで)青ピ、お前はどう思う……あれ?」 乱入チームについて考えている間に青ピが居ないことに気付いた服部、その疑問を解決したのは姫神だった。 「青髪くんなら。恋人の白井さんの。お勤めの見送りに行った。私たちもそろそろ着替えよう。そして他の競技の見学」 「了解です姫神さま! 乱入チームの件はもういいんですか?」 「他ブロックの偵察や詮索。ならびにあからさまな情報交換は厳禁。だからもういい。それに相手が誰でも。私たちは優勝を勝ち取る」 姫神の力強さを感じる宣言に浜面と服部は心から頼もしいと思ったが、若干の不安は残っていたりする。 しかし結局は出たとこ勝負と割り切り、クールダウンを終えて着替えに行くのだった。 ―――――――――― その頃の第一七七支部、青ピに送り出されて意気揚々とジャッジメントの巡回に出ようとした黒子だが、 「……………………」 「ん? どうしたの黒子ちゃん。私が居ることがそんなに変? それとも嫌?」 「めっ、めめめめ滅相も無い! わたくしが浦上様にそのような感情を持つわけがありませんの!」 相棒の初春ではなく浦上が出迎えたことでテンションダウン、というより不幸とか考えていた。 とりあえず黒子は努めて平静を保って浦上に事情を尋ねたのだが、それが彼女にとって更なる不幸をもたらすことに。 「初春ちゃんに頼まれたの。今日からしばらく、と言ってもGW終わるまでだけど黒子ちゃんの相棒になってくれって。ちなみに今日は初春ちゃん、対馬と第九学区だよ」 「そんなご無体な! 約2週間、浦上様とご一緒にジャッジメントの任務だなんて胃に穴が開いてしまいますわ! せめて絹旗さんにチェひいっ!」 「黒子ちゃん、斬るか突くかしちゃうよ、それ以上言うと♪ 心配いらないよ、ちゃんと仕事はするから」 そうゆう問題じゃねーんですよの、黒子はそう言いたかったが浦上にドレスソードを突きつけられてるので言えなかった。 ならばと黒子が理由を聞いてきたのだが、理由が理由だけに浦上は差し障りの無いように黒子に話す。 「ロンドンに短期留学するからだよ。将来のために必要な勉強しに行くんだって(魔術絡みだなんて黒子ちゃんには言えないもんね)」 「……そうですか、初春も頑張ってるんですのね。分かりました! この黒子、浦上様とのジャッジメントのお仕事、嫌々でげふっ! ずびばぜんの……」 「一言多いよ黒子ちゃん。じゃあ張り切って巡回行ってみよー♪」 学園都市に配属されてから手が出るのが早くなった浦上にドレスソードの柄で殴られた黒子、浦上との2週間の相棒ライフに身を投じるのだった。 ちなみに固法も居たのだが、もう初春のことには慣れたのか全く動じずにムサシノ牛乳を飲みつつ、浦上と歩み寄ろうと考えていた。 ―――――――――― 一方の常盤台ではたった今、上条率いる野球組が本日最後の試合を勝利で飾っていた。 試合内容は一方通行の時速200kmという通常有り得ない投球で完封どころか完全試合を達成。 しかしそれを本当の意味で成し遂げたのはそんな常識外れなスピードのボールを受け止めたキャッチャー上条である。 「いやー、意外と何とかなるものだな」 「いやいやいや!意外と何とかなるってレベルじゃねーぞ、上条!」 時速200kmの剛速球を素手で受け止めていたのにけろっとしている上条。 その様子にさすがに紫木がつっこみを入れた。 「ん、どうしたんだよ情報屋?何かおかしいところでも……」 「大有りだぁぁああぁぁああ!そんだけできるならお前がキャッチャーをやれぇぇぇえええ!!!」 「そしたら情報屋が活躍できないだろ?それに一方通行がピッチャーじゃ試合の途中で充電切れで終わるのが目に見えてるだろ?」 「あ、そっか……………って二人でやったら完封できるみたいな言い方だな、それ!!」 「そんなわけ無いだろ、情報屋や土御門、それに翔太やみんながいるから勝てるんだよ」 今回の一方通行と上条の活躍で暴走しかけている情報屋。 そんな情報屋にチームプレイで勝っていることを伝え、情報屋を落ち着かせようとした。 「第一、これでお前が活躍すれば吹寄と付き合えるんだろ?ならいいじゃねーか」 「………そうだ、そうだよな!ははははは!」 活躍すれば吹寄と付き合える(実際には後日一緒に遊びに行ける)ことを思い出し、ようやく情報屋が落ち着いた。 この様子を見て上条は安心し、着替えるため、そして愛する美琴のところに行くために控え室へと向かっていった。 ―――――――――― 一方、野球組控え室 その場所の近くで美琴と打ち止めが待ち構えていた。 そう、自らが愛する相手が出てくるのを待っているのだ。 ―――――――――― 「あれ? 待っててくれたのか美琴。悪い、すぐに着替えるからうおっ!」 てっきり別の場所で待ってると思ってた美琴が控え室の前に居ることに驚いた上条、急いで着替えようと控え室へと入ろうとした。 しかしその前に控え室の扉が開き、自分の荷物が飛んできたので慌ててキャッチする上条が見たものは、 「御坂と打ち止めが待ってンのに着替えンのは時間の無駄だからよォ、そのまま帰れ」 やや不機嫌そうな顔をした一方通行で、すでに着替えは終わっている。 一方通行に言われて初めて打ち止めの存在に気付いた上条はお詫びの意味も込めて、目の前の少女の頭を軽く撫でてやった。 「それもそっか、家だってすぐ近くだしな。ところでアクセラ、他のみんなは?」 「とっくに着替え終わって解散したっての。土御門はサッカーグラウンド、翔太は結標が迎えに来て連れてかれた。着替え終わってねェのはてめェと情報屋だけだ」 野球組の状況報告を終えた一方通行に上条はこの後、自分達だけでどこか遊びにいかないかと誘ったが、 「悪ィが今日はこの後、芳川と合流することになってンだよ。それにてめェらのイチャイチャに割って入るほど野暮でもねェしよォ」 「そうゆうわけだからじゃーねーってミサカはミサカは笑顔で手を振ってさよならしてみたり」 先約があったのであえなく断念、仲良く手を繋いで去って行く一打を微笑ましく見送った。 そして上条もまた、美琴の手を取って帰ろうとしたが、 「み、美琴さん? わたくし上条当麻、ただ今着替えていないのでかなり汗臭いので腕を組むのは遠慮することをお勧めしたいのですが……」 「いーのっ♪ どうせ家に帰ったら一緒にお風呂に入るんだもん。それとも当麻、私が腕を組むのってそんなに迷惑?」 「め、滅相もございませんっ! 分かった、分かりました! 今日はこのまま帰りませう!(ぬおっ、美琴の胸の感触が上条さんの腕に! 持ってくれマイ理性!)」 美琴が自然な感じで腕を組んできたので今の自分の状態から止めるように促した上条だが、美琴の頼みが断れるわけも無くそのまま帰宅。 なお、腕組みを許可されて嬉しくなった美琴がさらにピッタリくっ付いてきたことで彼女の胸が上条にジャストフィット、上条は家に帰るまで理性と本能の狭間で苦しむ羽目に。 ―――――――――― 「そうですか、Bブロックの月詠先生のクラスのチームは全て準決勝まで勝ち残りましたか」 『ええ。正直、目立った能力者の居ないバスケくらいは負けると思ってたけど姫神さんを中心に見事なチームに仕上がってたわ。そっちは?』 「概ね順調です。ささいなトラブルはありましたが問題はありません。それよりも決勝戦ですがこのままだと」 『スペシャルマッチになりそうね。一応、結標さんにはサッカーも視野に入れておいてって言っておいたから。じゃあ私はこれで。一方通行と美咲華が待ってるから』 友愛高校職員室、木山が連絡を取っていたのは芳川でBブロックの上条のクラスの状況報告を聞いていた所だ。 報告を終えた芳川からの電話が切れた所で木山は楽しそうに微笑む、決勝戦に思いを馳せて。 「てっきり1チームくらいは決勝に残れないと踏んでいたのだがなかなかどうして楽しませてくれるな、上条のクラスというのは」 「ごきげんそうじゃん木山センセ。もしかして決勝戦は例のスペシャルマッチになるじゃんか?」 「ええ黄泉川先生。しかも都合良く上条たちのクラス以外で決勝に残るチームの主力メンバーの数もピッタリになりそうです」 実は学校側、万が一上条のクラスのチームが全種目で決勝に残った場合、相手決勝チームの混合軍で戦わせようと目論んでいた。 とはいえバスケの姫神チームが残るとは思っていなかったのでお遊び程度のアイディアだったのだが奇跡的に採用されそうな雰囲気である。 (インデックス、ステイル、【妹達】の1人、麦野、絹旗、エツァリ、ショチトル、五和、削板、心理掌握、結標。見事に11人だな) 「明日の決勝、面白いことになりそうじゃん♪」 黄泉川は木山の机に置いてあったものを見て確信を込めてそう言った、携帯ゲーム機の画面に映し出されていた超次元サッカーなゲームを。 ―――――――――― 「あー、やっぱり真夜くんと同じサッカーがよかったなー。真夜君の活躍も見ることができないしさー」 「まあ、明日見れるからいいじゃねーか」 「とりあえず真昼さんも赤音さんも暴れないで。落ちちゃうよ」 絶賛、22学区のスパリゾート安泰泉に向かっているプリアモリーカップル ちなみに、真昼と赤音は真夜の上にのっており、【瞬間超人】を使用して走っている状態である。 「まあー明日真夜くんと真昼ちゃんと月夜ちゃんの活躍が見れるからいっかー♪」 「それにこれからスパリゾート安泰泉にいくからな、もっと楽しみだぜ!」 「………」 「ん、どうした真夜?もしかして楽しみじゃないのか…?」 「えっ…いや、そんなわけないじゃないんだ!ただ…」 「ただ…なんなの、真夜くん?」 「いや、なんかいやな予感がするなー、って思っただけだよ」 「はぁ?そんなん杞憂に決まってるだろ!俺達のクラスが球技大会完全制覇するに決まってるだろ!」 真夜の上でそう豪語する真昼。 その発言を聞いて、赤音が少し変な顔になった。 「ん?どうしたんだよ、赤音。顔色おかしいぞ!」 「いや………だって……真昼ちゃんが杞憂なんて言葉知っているなんて!」 「ちょっ…!俺だってそんぐらい知ってるぞ!どんだけバカだと思ってるんだよ!」 真夜の上で騒ぎ続ける二人を見て自分の感じた予感が杞憂だと思う真夜。 しかし、明日まさか敵主力組とのサッカーが起こることになるとはこのときの彼らには予想ができなかった。