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コアシード 所為ゲーム内通貨。CSと略すとクリティカルショットと紛らわしいためか、あまり略称は見かけない。単に「シード」という場合が多いか。 もう一つ踏み込んで言うと本ゲームの課金要素。ソシャゲで言うところの石。 アーケード版では引換券だったが、PS4版では一円玉扱いでじゃぶじゃぶ使う。 入手方法としては勲章やイベントなどの達成報酬があるが 基本的にはPS Storeでの購入が主になるだろう。 3000円以上のまとめ買はシード5%割り増しとなっている。 同じくゲーム内通貨であるボーダーズチェックと比べると、あちらは試合終了時やレベルアップ時にちょくちょく手に入る代わりに使途が限られている一方、 コアシードはストーリー初回クリアや勲章、イベント、課金ぐらいでしか手に入らない代わりにほぼ全てのアイテム購入等に使用することができる。 (唯一ロットチケットの購入には使えないが、そもそもコアシードで直接ロットが回せるので購入する意味がない。) 課金しない限りは貴重品なので、ボーダーズチェックやチケットで代用できる場合はそちらを使うようにしよう。 余談だが、 100以下の単位だと機体カラーの塗り替え, 購入やボーダーズチェックのブーストくらいしか使い道がない。 端数は出来るだけ余らせない様にしよう。 Ver.3.07では10シードでボーダーズレポートが買えるようになったので端数のコアシードにも使い道が出来た。
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NHK「みんなのうた」60 アニバーサリー・ベスト ~私と小鳥と鈴と~ 発売日:2021年5月19日(水) レーベル:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント ジャケット写真の背景の色:ピンク 規格品番:VICL-65498 収録曲数:24曲 収録時間:69分06秒 <収録曲目> ①夏の思い出/高木淑子、ヴォーチェ・アンジェリカ ②手のひらを太陽に/宮城まり子、ビクター少年合唱団 ③大きな古時計/立川澄人、長門美保歌劇団児童合唱部 ④雨の遊園地/中尾ミエ ⑤ペチカ/東京放送児童合唱団 ⑥てんさぐの花/中村浩子、杉並児童合唱団 ⑦ねこの子もりうた/伊藤アイコ ⑧ゆりかごのうた/ボニージャックス ⑨こもりうた/伊藤京子、萩野新助 ⑩ぼくの海/佐良直美 ⑪この広い野原いっぱい/森山良子 ⑫春のゆくえ/桜田淳子 ⑬はじめての僕デス/宮本浩次 ⑭切手のないおくりもの/財津和夫 ⑮アヒルと少女/小鳩くるみ、少年少女合唱団みずうみ ⑯クマのぬいぐるみ/吉岡雄介 ⑰地球はみんなの大合唱/杉並児童合唱団 ⑱宇宙はたのしいフェスティバル/チェリッシュ ⑲一円玉の旅がらす/晴山さおり ⑳花になる/夏川りみ ㉑21世紀の君たちへ ~A Song For Children/さだまさし ㉒私と小鳥と鈴と/新垣勉 ㉓かんがえがあるカンガルー/岸田繁 ㉔窓/薬師丸ひろ子 <参加メンバー> 高木淑子 ヴォーチェ・アンジェリカ 加川忠子、佐藤わかな、原葉子、藤岡めぐみ、北条みさ子、御園生和代 宮城まり子 ビクター少年合唱団 立川澄人 長門美保歌劇団児童合唱部 中尾ミエ 東京放送児童合唱団 中村浩子 杉並児童合唱団 伊藤アイコ ボニージャックス 西脇久夫、大町正人、鹿島正臣、玉田元康 伊藤京子 萩野新助 佐良直美 森山良子 桜田淳子 宮本浩次 財津和夫 小鳩くるみ 少年少女合唱団みずうみ 吉岡雄介 チェリッシュ 松崎好孝、松崎悦子 晴山さおり 夏川りみ さだまさし 新垣勉 岸田繁 薬師丸ひろ子
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■世界感 この世界の舞台は現在世界、プレイヤー達は現代世界に生きる人間です。 しかし、様々な理由により「物事の概念的な量を直感的に把握することができる」という能力を持っています。この能力を直感把握と呼びます。そして、その能力を持つ者を一般的には観察者と呼ぶのです。 彼らが見ているのは「この世界がこの世界として存在することができるエネルギー」、他のゲームの表現で言えばアルシャードの”マナ”、ナイトウィザードの”プラーナ”、という概念的なエネルギーです。でも、ここではこの世界に昔から伝わる例で「フレア」という言い方をさせて頂きます。 観察者はこのフレアを認識することができるいわば第六感を持っています。でも、実は観察者によってその感じ方が全然違うのです。 ある人には、フレアは「舞い散る金貨や宝石」のように見えますし、ある人には「吹き上がる生命の炎」のように見えます。 ■直感把握 直感把握の例として、カバンがそこに在るとします。皆さんも何時もつかっているバッグやカバンを想像してみてください。 では質問です。それは「何キロの重さですか?」「中身も入れて経済価値はどの程度ですか?」「それはいつ壊れますか?」 以上の質問に素早く、正確に答えることは難しいでしょう。いつも持ってる感じだと、5kgかなとか、あと5年は使います位の感覚なのではないでしょうか。 しかし、プレイヤーのキャラクターは、この重さなどを機械のような正確さで把握することができるのです。 「それは一円玉54356個分の重さだね」「えーと、一円玉23000個分・・・ごめん、それ偽物のブランド品だわ」「20000個の一円玉のタワーが一時間に1つづつ崩れていくから、ええと・・・あと830日位は使えるよ」 また、今のは単位の定められているものの例でしたが、プレイヤーのキャラクターは機械を使えばすぐに数値換算できるものだけではなく、様々なものを独自の単位、見方で把握することが出来ます。 例えば、今のカバンの例では「構成している元素はどういったものか」「どれだけ今まで大切に使われてきたか」といった「概念的なもの」までをも把握することが出来るのです。 ■概念把握 観察者によっては「概念」自体も把握することが出来ます。 例えば、「今、流行の曲」があったとします。 普通の人は「ああ、こういう曲調かー、低音のメロディーラインがきれいだなぁ」とか「えーと、大体5分ぐらいか」という感じでしか聞くことができません。勿論、訓練された人は音階等で把握したりすることも出来るでしょう。 ですが、キャラクターはこの曲のイントロを聞いただけで「この曲は5億2300円の総合利益になる」「ブームが終わるまであと2週間と4日」「曲の長さは5分23秒」「ああ、この曲を聞いて感動する人はこの広場には20人か」ということまで分かってしまうのです。 しかし、この把握という概念は口で説明するのも分かるのも、その人以外には難しいという欠点があります。 プレイヤー達はそれぞれ独自の概念で把握を行うので、その把握の仕方にも特徴が出ることになります。 例えば、全てのものを1円硬貨で把握することができる人がいるとします。この人は、物品の金額を把握するのが、実は苦手です。なぜなら、あまりにも高額な物品を見た時には、彼の目にはただ、山のような一円玉の山があるだけにしか見えないのですから、逆に、小額の物や、少量、小幅の重さや長さを計るのは得意でしょう(1円玉の直径は2cmで、重さは1mgです)。 ■概念存在 観察者の直感把握の結果、世界には観察者の直感把握でしか認識できない存在がいることが判明しました。 この存在を概念存在と呼びます。概念存在のもっとも有名な例としてあげられるのは「妖精」です。 妖精、あるいは物怪や妖怪と言われてきた彼等は通常の人が持つ感覚の埒外にある存在であり、実際にそこにいるのに認識することができません。 もっとも、間接的に認識させることは可能ですから(例えば、透明人間に絵の具を掛ければ姿形がわかるように)力を持った概念存在は自身を一般人にも見える形にすることができます。 概念存在は昔からこの世界に存在しますが、人間達は彼等を認識できないことから、一方的に干渉することができます。しかし、多くの概念存在はそのPPが少なく、その干渉もイタズラ程度に限られるようです。 厳密には概念存在ではないのですが、観察者がその流れの作用によって作成した火や水、狂科学者の作り出した発明品も概念存在と呼ばれます。 概念存在は観察者にとってはその根本である総量(以下記載)を減らせば消えるものですが、直感把握ができない人間達にとっては、有効な対抗手段を見出すことのできない厄介な存在です。 ■総量(SP)と現在量(PP) ゲーム的な数値の話になりますが、このゲームに登場する物や概念は「総量」と「可変値」というものを持っています。 ◆「総量」 「総量」とは、「その概念や物が壊れるまでの時間や強度」を表します。「何もしなくても壊れるまでの数字」とも言えます。物や動物で言うところの「寿命」と考えられます。この量を以下では「synthesis point(SP)」と表します 絶対量としてのSPですが、物が壊れ、生きる者が死ぬのは総量が全て無くなるからではありません。動くために必要な力、その力が次の「可変量」なのです。 ◆「可変量」 「可変量」とは「今現在の可能性」というものです。「可能性を使う」というのが分かりづらいですが、他のTRPGで言われるHPやMPを合わせたものと思ってください。以下ではこの数値を「possibility point【PP】」と表記します。 PPが無くなることで、SPがたとえあったとしても物は壊れることになります。そして、このPPは消費することで他の物に対して影響をあたえることが出来るのです。 と言っても、pp1点に付き、1点の影響を与えるというわけではありません。例えば、あなたが他者を殴って壊そうとしたとしましょう。この時に、あなたのPPも減りますが他者のPPも減ります。しかし、あなたは自分の硬い所や相手の弱いところを狙って殴ったかもしれませんし、物(たとえばカバンの角)を使って殴ったかもしれません。そのときにはあなたの減るPPは少なく、相手のPPはかなり減ることになるでしょう。 ■PCはどういった存在か。 PC達は状況や環境を客観的に把握して行動することによって、普通の人達よりも効率よく行動したり、概念を把握して使うことで、魔法のような行動が行える人達となります。 また、自らの総量も熟知しているあなたはSPをPPに使用したり、他者のSPに干渉することも出来るのです。 ■「流れ」と「澱み」 さて、このゲームの世界には「流れ」というものがあります。この「流れ」とは、時間の流れ、物の流れ、経済の流れ等々のSP、PPの変化です。いくら総量が多くとも、人はいずれ死にます。経済が盛んでも、いずれは不況が来る定めです。 この「流れ」があるからこそ、世界は進んでいくのです。何かが壊れることで、何かが生まれます。このゲームでは、全ては変化していくのです。 しかし、この「流れ」に逆らう存在がいます。それが「澱み」です。 「澱み」は普通ではありえない様々な影響をもたらす存在です。この「澱み」は普通の存在とは違ってしまった存在、新しい秩序をつくろうとしている存在です。「絶対無敵の力」「死なない人間」「壊れず、何でも切れる刀」「常春の楽園」「過去に失われたはずの物」などといったものが例ですが、大体の場合、普通ではありえないほどのSPを持ち、PPが与える影響も桁違いです。 「澱み」は、「流れ」に逆らい、SPを溜め込むことで発生します。その発生の原因も人為的なものから、自然発生的なものまで様々です。 そして、「澱み」は存在することで世界を今の世界とは違ったものに変えていきます。SPを高めることで、他の存在にSPが渡らなくなり、それによって様々な影響が起こります。その影響によって正常な「流れ」が起こらなくなり、次第に世界は停滞し始め、やがて現在知る世界は滅びます。 ■「澱み」の解消 このゲームの目的は「澱み」の解消です。直感把握ができない普通の人間では「澱み」を見つけることは難しく、往々にして理解できません。この「澱み」に立ち向かうことができるのは観察者、つまり、あなたのキャラクターだけなのです。 しかし、「澱み」の解消というのは一筋縄でいかないものです。観察者ですら、存在としての限界があるのに対し、「澱み」には限界がありません。 そこで、PC達はお互いに協力して「澱み」に立ち向かうことになります。協力することで、「澱み」にも負けない総量とそして「流れ」を使って戦うことができるのです。 ■「流れ」の使用 PC達が「澱み」に勝る点として「流れ」を利用するということが挙げられます。PC達は「流れ」を利用することで、より大きな影響を生み出すことができるのです。 先ほど、カバンの角で強く殴れば自分のPPを減らすよりも相手のPPを減らすことができると例を挙げましたが、PC達はそれをもっと大きなスケールで行うことができます。 「流れ」を利用した行動を行うことで、硬い物を柔らかい物で叩いて砕くこともできるし、流れを見極めれば、どんな一撃でも避けることができます。そして、お互いに流れ高めればそれを利用して通常では考えられない影響を及ぼすこともできるのです。 「澱み」は「流れを」止める存在、全ての流れをゆがめ、停滞させて吸収する存在であるためにこの「流れ」を使うことができないのです。それゆえ、PC達はそれぞれの力は弱くとも協力することで強大な力を保有する「澱み」に対抗することができるのです。
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登録日:2021/06/20 Sun 17 32 14 更新日:2021/11/10 Wed 20 40 32 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 パスティーシュ ミステリー 名前の大切さ 小説 清水義範 無名人物列伝 真の意味で無名の世界 短編 長大語 無名人物列伝とは、清水義範の短編小説。小説新潮95年8月号に掲載。 1999年刊行の『名前がいっぱい』の他、自己セレクト短編集、『パスティーシュ100』の第3巻にも収録されている。 ちなみに『名前がいっぱい』はその名の通り、「名前」に関する短編を集めた作品集。 古今東西、「名前」は世界において欠かす事の出来ない必要性を持ち、それゆえに様々な物語を生み出してきたが、本作のタイトル「無名」が示す真の意味は… あらすじ 東京都内で殺されたとある金貸し。その容疑者として浮かび上がったある男。 証拠も証言も十分そろっているのに、なぜか取り調べは難航して……? 登場人物 勤続二十年で四十三歳、正式には警部補という階級で、柔道二段で体格がよく、髪は短く顎大きく、目玉が丸く睫毛が長く、目尻の皺が深くて太い声の刑事 今回の殺人事件を担当している積北警察署の刑事。だみ声で気が短く、五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男のことも恫喝するような言動を繰り返す。 五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男 江戸川区此又の秦又商店街で不動産屋を営む男。今回の事件の容疑者として、勤続二十年で四十三歳、正式には警部補という階級で、柔道二段で体格がよく、髪は短く顎大きく、目玉が丸く睫毛が長く、目尻の皺が深くて太い声の刑事から取り調べを受けている。 彼の事務所からルミノール反応が検出されており、何かしらのトラブルがあったことは間違いないようだ。 競輪好きで少しでも仲良くなった人はすぐに競輪に誘い出すという習慣を持っている。 事件があった当日は、一日中自宅でテレビを見ていたと主張しており、家族の四十二歳の元クラブホステスで、栃木県宇都宮出身、色白で鼻の下に黒子が3つ並んであってコンタクトレンズをしている内縁の妻と小学二年生だというのに身長が110センチほどしなかくて髪が少しばかり天然にウエーブしている鼻の頭に傷跡のある七歳の子からは自宅にいたことを証言されているが、身内からの証言なので勤続二十年で四十三歳、正式には警部補という階級で、柔道二段で体格がよく、髪は短く顎大きく、目玉が丸く睫毛が長く、目尻の皺が深くて太い声の刑事からは無視されている。 一方、桜葉小学校六年二組で図画工作は得意だがあとの科目の成績はぱっとしない、側頭部に五円玉大の禿のあるまむし指の子(四十二歳の元クラブホステスで、栃木県宇都宮出身、色白で鼻の下に黒子が3つ並んであってコンタクトレンズをしている内縁の妻が以前結婚していた時に産んだ子であり五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男の子ではない)は「本当はお父さんじゃないけどお父さんと呼ぶよう言われている男(つまり五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男)」が古いワイシャツを燃やしているところを目撃している。これに関して五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男はあくまでゴミを処分していただけで証拠隠滅などではないと反論している。 六十四歳でつるっ禿の前歯が突き出した金縁メガネの金融業者 今回の事件の被害者。三か月前に殺害され、遺体は伊豆の天城山中で発見された。 五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男にも強欲ということで知られており、どうやら相当な数の人間から恨みを買っていたらしい。 瘦形で肩が怒っていて、眉が薄く目が細く、首筋に一円玉大の黒子のある現在無職、元タクシー運転手の男 五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男とは居酒屋で何度か会って一緒に競輪場にも行った仲。 五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男に脅迫されて、六十四歳でつるっ禿の前歯が突き出した金縁メガネの金融業者の遺体を天城山中まで運んだと証言。 実際にタクシーのトランクからは血痕が見つかっている。 四十四歳の中古車ディーラーで、パンチパーマをかけ淡い褐色のサングラスをかけ、耳が大仏様のように大きい大柄で太り気味の男 五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男とはゴルフを何度か一緒にプレイした知人。 五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男が殺人事件のあった直前、金銭トラブルを抱えていたようだと証言。 勤続二十年で四十三歳、正式には警部補という階級で、柔道二段で体格がよく、髪は短く顎大きく、目玉が丸く睫毛が長く、目尻の皺が深くて太い声の刑事は六十四歳でつるっ禿の前歯が突き出した金縁メガネの金融業者から土地の購入代金の名目で預かった金を五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男が使い込んでしまい返済できなくなったのだろうと指摘。 しかし、五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男はあくまで別の客とのトラブルであり、六十四歳でつるっ禿の前歯が突き出した金縁メガネの金融業者との間にはトラブルはなかったと主張。 青森県出身で言葉に少し東北訛りがあって、髪は短く目が小さく、鼻の下にどじょう髭を生やした小さな男 五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男の行きつけの居酒屋の店主。 五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男が事件のあった直前、妙に金回りがよさそうだったと証言。 勤続二十年で四十三歳、正式には警部補という階級で、柔道二段で体格がよく、髪は短く顎大きく、目玉が丸く睫毛が長く、目尻の皺が深くて太い声の刑事はこれを六十四歳でつるっ禿の前歯が突き出した金縁メガネの金融業者から預かった金を使い込んだのだろうと指摘している。 一方、五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男は単に競輪で何度か当たりを当てただけだと反論。 二十五歳の目つきの鋭い前髪を茶色に染めたもみあげの長い兄ちゃん 此又にある五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男の不動産事務所のそばにあるパチンコ屋の店員。 事件当日の夜十一時ごろ、五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男の事務所の前にタクシーが止まって二人の男が何やら作業をしていたのを目撃している。 そのタクシーが瘦形で肩が怒っていて、眉が薄く目が細く、首筋に一円玉大の黒子のある現在無職、元タクシー運転手の男のものであったことは確認されている。 以下ネタバレ 状況証拠は十分、動機も確認できておりアリバイも不確か。ここまでくれば五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男の犯行はほぼ確定と言ってよかった。 しかし、五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男はどうやっても自分の犯行を認めようとはしなかった。 その時、五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男は一つのことを思い出した。 「そうだ……、電話」 事件当日の午後一時頃、自宅に電話がかかってきて応対した覚えがあるというのだ。 それが事実ならば五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男の、身内以外によるアリバイの存在が確かめられることとなるが……。 「ふざけたことを言ってるんじゃないよ」 だが、勤続二十年で四十三歳、正式には警部補という階級で、柔道二段で体格がよく、髪は短く顎大きく、目玉が丸く睫毛が長く、目尻の皺が深くて太い声の刑事はその主張をあっさり退ける。 なんと、五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男はその電話の相手が誰だったか覚えていないと言うのだ! 五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男はその男を競輪場で紹介されてちょっと知っているだけであり、「江東区でスナックを経営しているらしい、四十代半ばほどの声に特徴がある男」としかわかっていなかった。 それでは何のあてにもならない、と勤続二十年で四十三歳、正式には警部補という階級で、柔道二段で体格がよく、髪は短く顎大きく、目玉が丸く睫毛が長く、目尻の皺が深くて太い声の刑事は指摘。 「住所はどこで、何歳で、顔や体にどんな特徴があってとか、出身地や職業もわかっていてこそ、その本人に間違いがないと判断できるわけだろうが」 「住所、年齢、職業、外観上の特徴、しゃべり癖、よく目につく体の動かし方の癖。 そういうものがちゃんと言えて、確かにこの人間がそれに当てはまると思えてこそ、第三者を特定できるんだ。だってそれ以外に人と人とを区別できる手段はないんだからな」 冷静に勤続二十年で四十三歳、正式には警部補という階級で、柔道二段で体格がよく、髪は短く顎大きく、目玉が丸く睫毛が長く、目尻の皺が深くて太い声の刑事からそう諭される五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男。 しかし、とうとうこれで事件解決かと思われたその時、事態は急展開する! 取調室に突然入ってきた、勤続二十年で四十三歳、正式には警部補という階級で、柔道二段で体格がよく、髪は短く顎大きく、目玉が丸く睫毛が長く、目尻の皺が深くて太い声の刑事の先輩である四十五歳ぐらいで面長で、髪は短く七三に分け、黒縁メガネをかけた小鼻のしっかりした刑事によると、任意で取り調べに応じていた瘦形で肩が怒っていて、眉が薄く目が細く、首筋に一円玉大の黒子のある現在無職、元タクシー運転手の男の知人が犯行を自供したらしい。 江東区でスナックを経営している、四十六歳で声に特徴のある男は、瘦形で肩が怒っていて、眉が薄く目が細く、首筋に一円玉大の黒子のある現在無職、元タクシー運転手の男と共に六十四歳でつるっ禿の前歯が突き出した金縁メガネの金融業者から金を借りており、厳しくなる取り立てに思い余って殺害してしまったとのこと。 しかも、五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男の事務所が日曜日に休みであることを利用して、五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男の事務所で六十四歳でつるっ禿の前歯が突き出した金縁メガネの金融業者を殺害、 瘦形で肩が怒っていて、眉が薄く目が細く、首筋に一円玉大の黒子のある現在無職、元タクシー運転手の男のタクシーで死体を遺棄したが、タクシーの血痕が発見されたため五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男に脅されてやったと主張する形に切り替えたのだった! 現場からも江東区でスナックを経営している、四十六歳で声に特徴のある男の指紋が発見されていた。 さらに念のいったことに、江東区でスナックを経営している、四十六歳で声に特徴のある男は五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男が事務所に出てこないことを確認するために、当日に五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男の自宅に電話をかけていたのだった。 これらの工作が明るみに出て、五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男の容疑は完全に晴らされたと言って良かった。安堵して机に突っ伏す五十年配の、よく陽に焼けて額から頭頂部辺りまで禿げ上がった、首の太い中肉中背の男。 それを見ながら勤続二十年で四十三歳、正式には警部補という階級で、柔道二段で体格がよく、髪は短く顎大きく、目玉が丸く睫毛が長く、目尻の皺が深くて太い声の刑事は独り言ちる。 「それにしてもこんな単純な事件が、どうしてこんなにややこしい話になるんだ」 その理由に思い当たる方は追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 後代の『まおゆう』とか『ゴブスレ』と合わせると、「キャラに固有名はなくてもいいが、簡潔な役割区分名くらいないと執筆が面倒」って結論かなあ。 -- 名無しさん (2021-06-20 17 37 05) ラノベで長すぎる射精音に買った人がブチギレたとか、ランク SSSSSSSSSSSSSSSSSみたいなのでページ埋め尽くしたとか炎上しているところを見るにこういうのはネタだから許されるんだなあと思った -- 名無しさん (2021-06-20 17 38 43) 寿限無に通づるものがある迂遠さ -- 名無しさん (2021-06-20 17 55 06) カラフルで見づらい -- 名無しさん (2021-06-20 18 43 44) だが色を消したら何が何やらとなりそう -- 名無しさん (2021-06-20 18 56 16) 名前って大事なんやなぁって。 -- 名無しさん (2021-06-20 19 51 41) まおゆうとかゴブスレは、「世界観上固有名詞は恐らくあるのだろうけど、読者の視点からはそれがわからない」のに対して、これは「社会を構成する単位として個人名という概念そのものが存在しない世界」を描いているから、実はちょっと違う -- 名無しさん (2021-06-20 20 11 00) SCPの某禁忌じゃないんだからw -- 名無しさん (2021-06-20 20 59 13) 作風的には「まあ清水義範だし…」って感じで分かるんだが、これ時代的にパソコン使わないで書いてますよね…?絶対めんどくせーわ… -- 名無しさん (2021-06-20 21 20 33) ↑校正の人もチェックするの大変だったろうな -- 名無しさん (2021-06-21 03 50 40) どう考えても面倒くさいので、43歳の刑事は(1)、50年配の容疑者は(2)…みたいに著者は記号で書いてそう -- 名無しさん (2021-06-21 08 40 44) 当時でもワープロとフロッピーディスクいうものがあってだな… まあめんどくせーな -- 名無しさん (2021-11-10 20 40 32) 名前 コメント
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浮浪者キャラで人気をあつめている下柳。今日は彼の生態をご覧いただこう。 ※これはフィクションです。 初期~キャラ確立 成長期 成熟期 衰退~他のキャラとの合同スレ期 その他の下柳 初期~キャラ確立 下柳投手、縄張り争いに敗れて廃棄弁当箱得られず 下柳投手、自分の番で炊き出しが終了 下柳投手、段ボールで4LDKの豪邸を建設 下柳、飼い犬の糞を踏み涙目 下柳、トンビにサンドイッチを奪われ涙目 下柳投手、ティッシュ配りを脅しポケットティッシュ1箱を獲得 成長期 下柳投手、炊き出しの豚汁に豚肉が入っておらず抗議 下柳投手、ロックバンド「FLOW SHA」としてデビュー 下柳投手、空き缶の値下げに激怒絶叫 下柳投手、一度の炊き出しで二回の豚汁獲得にご満悦 下柳投手、マクドナルドのコーヒー無料券を拾い歓喜 下柳投手、練習をサボり空き缶拾いに精を出す 下柳投手、Vやねんタイガースを100円で売却 下柳投手、空腹のあまりグラブを茹でる 下柳投手、パン屋に行きパン耳をねだる 下柳投手、公園でハトに扮してパンくずを啄ばむ 下柳投手、若手にザリガニ料理を振る舞う 下柳さん、一日一般人に就任 下柳投手、休日を利用してリフォームを行う 下柳投手、鳩を試食 阪神下柳、公園の蟻の軍隊をパクつく 成熟期 GG下柳「ヒモジィーーーッ!!!」 下柳、「ホームレス投手」を出版するも売れず涙目 下柳投手、噴水で行水する 下柳投手、阪神電鉄車内で一泊する 下柳党首、空腹実現党から出馬 下柳村には金がない~ 下柳投手、ヒゲを金に染めて砂金として売る 下柳投手、縄文時代に行くも気付かれず 下柳投手、投げ込まれたメガホンを転売する為に被弾 阪神下柳、謝る 下柳投手、朝の公園ラジオ体操に飛び入り参加 下柳投手、砕いたどんぐりを漢方薬と偽り販売 衰退~他のキャラとの合同スレ期 下柳と小宮山が駅前でダンボール奪い合ってた 下柳投手、水をかけてもらったおかわり君に嫉妬 下柳投手、樹液を求めて昆虫と大乱戦 下柳投手、5円玉無くし今季絶望 阪神下柳、小学校に大量の一円玉を寄付 下柳、拾ったスポーツ新聞を売る 下柳投手とかけましてホームレスととく その心は? その他の下柳 日ハム下柳、落ちていた千円札にガムを吐く 日ハム下柳、新幹線で車内販売のワゴンを丸ごと買う ダイエー下柳、ケータイクーポンでポテトMを注文 巨人下柳、銀行ATMでフォーク並びせず 西武下柳、美容院に行く 日ハム下柳、高級寿司店で本マグロを堪能
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前|歴史|次 551 :原始人@初代1 ◆zhFdGsjV7M:2005/06/03(金) 02 31 01 ID UV3RITGK ?「こんちわーっす。○猫佐●急便でーす」 ナナッシ「なんだ?」 ?「お届け物です。判子お願いします」 ナナッシ「判子?そりゃオレはしらねぇだよ」 ?「判子が無ければ拇印でもいいですよ」 ナナッシ「ボインなら、かあちゃんに頼むだよ。オレにはねぇだからな」 ?「あーもう、こーやって親指を少し切ってですね・・・」 ナナッシ「ぐあーーーーーーー!!」 右手の親指を押さえて目を覚ます。 痛む親指をみると、血の跡とかさぶたがあるだけ。 傷らしい傷はなし。 徐々に痛みもおさまってくると、目の前に、こんもりと白い山が目に入る。 小さな円い板が1000枚 質感としては、以前洞窟で見つけた、キラキラする石や白い人が持ってきた砂に近い。 軽くチャラチャラと音をたてるその板には見たことも無い模様が刻まれている。 その一つが草を表していることはわかるが、それ以外はさっぱりだ。 とりあえず、しまっておこう・・・・ 前|歴史|次
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366 :名無しさん@ピンキー [sage] :2009/08/10(月) 19 36 07 ID RYU+whzk ヤンデレの添い寝よりも、蚊取り線香の方がよっぽど頼もしい夏の夜 367 :名無しさん@ピンキー [sage] :2009/08/10(月) 20 35 57 ID cfasGFRm 366 私はヤン子。将来デレ男君の妻となるものです。 今日も密かに天井裏に潜り込み、デレ男君の安眠を見守っています。 デレ男君のかわいい寝顔をみていると、 逆夜這いをかけたくなる衝動に駆られますが、今は我慢です。 私がデレ男君の彼女になれば直に出来ることなのですから。 それにしても、デレ男君はどうして私に告白してくれないのでしょうか。 長い夏休みももうすぐ終わってしまうというのに。 部活の大会、旅行、花火大会―、どれもお前だけは来るなと言われました。 ふふ、本当は何と言いたかったのか私には分かっていますよ。 ちゃんと尾行して密かに集合写真にも写ってますから安心して下さい。 私としてもこの夏の思い出として十分に満足しています。 少し回想が長くなりましたね。本題に入りましょう。 デレ男君の部屋にエアコンはありません。 そこで夏は網戸にして風を通しているわけです。 実は網戸に小さな穴が空いているんです。 デレ男君はこのことに気付いていないようですが、 蚊刺され易い体質のため一晩に何匹もの蚊がこの穴から忍び込んでくるのです。 貴重な彼の血液を下等動物の栄養などにするわけにはいきません。 しかも血を吸うのは決まってメス、考えただけでも私の血が沸騰しそうです。 そんなわけで、それを阻止するために私はここにいるのです。 え?穴をふさいでしまえば早いのですって? そんなことしたら、私がここに来る口実がなくなってしまうじゃないですか! 勿論、その案は撤回していただけますよね? この防衛のために闇の兵器商から高出力レーザー銃まで買ったのですから。 368 :名無しさん@ピンキー [sage] :2009/08/10(月) 20 38 20 ID cfasGFRm しかし、今日は状況が少し違いました。 デレ男君の枕元に蚊取線香(笑)が置いてあるのです。 500m先から一円玉を撃ち抜ける私が、あんな緑の渦をまいた物体ごときに劣るとでも? そう、デレ男君は私がここにいることを知らないから蚊取線香(笑)に頼ったに過ぎません。 私がここにいればそんなものは必要ないのです。 私達の恋路を邪魔する蚊取線香(笑)は全てレーザーで渦に沿って焼いてやりました。 しばらくして線香の効果が切れ、一匹の蚊が進入してきました。 即座に出力を絞ったレーザーで焼き落とします。 これも私達の愛がなしうる業。愛の力って本当に素晴らしいですね。 明日こそはデレ男君が私を好きと言ってくれるはず。 そう願いながら、蒸し暑い夜が深けていこうとしています。
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『ゲスゆっくり奮闘記4』 20KB いじめ 制裁 観察 差別・格差 飾り 群れ 赤ゆ ゲス 現代 失礼します。 ゲスゆっくり奮闘記1、2、3の続きです 「」ゆっくりの台詞 『』人間の台詞でお願いします 誤字脱字失礼します 「おでがいじばず!! おかねさんをぐだざい! ひゃくえんさんをれいぶにくだざい!!」 「そこのらんしゃまぁぁっぁああ! ちぇんがこまってるんだよー! おかねさんがほしいんだよー!」 「おがねを、おがねをばりざによこすのぜぇぇぇぇえええ!!」 「まりちゃはしゅっごゆっきゅりなのじぇ! だきゃらおきゃねよこしぇぇぇぇ!!」 「ちーんぽ! まら! まらまーら! アへがお!」 「むきゅ、ぱちぇのちしきをわけるわ! だからおかねをよこしなさい!」 「ありしゅにおかねしゃん、くだしゃい、にゃんでもちましゅ、だから」 とある公園、たまに人が通るそこに大小様々なゆっくりたちが数え切れないほど集まっていた。 そして、口々に金を要求していた。 その様子を一人の作業着姿の男性が、クリップボードに何か書き込みながら見ていた。 『なんだかなぁ、増えすぎだろ、ゆっくり……』 男性は加工所の職員で、物乞いというか金を要求するゆっくりを数える仕事を任されていた。 普段なら物乞いゆっくりが集まれば即座に駆除対象なのだが、今回は様子が妙だし、数が多いということで原因解明をすることになっていた。 以前から物乞いのゆっくりはいた、数匹、多くて十数匹というところだ。 しかし今回はこの公園以外にも、近くの商店街住宅街等にも金要求ゆっくりが集まっているらしく、そこにも加工所の職員が向かっている。 『ゆっくりの種類とか、大きさに変な偏りがあるわけじゃない、か』 男は公園の物乞いをしてるゆっくりを種類や大きさ別にカウントし終えたのか、ボードを脇に挟み考え込む仕草をする。 考えるのは【どうして物乞いが増えた】それと【何で金を要求するか】である。 『大規模なゴミ改革が起きた訳でもないよなぁ……』 ゴミ改革、街ぐるみでゴミ捨て場、ゴミ箱、ゴミ袋をゆっくり及びカラスなどの被害に合わないように変えたなんてことはしていない。 ゴミ捨て場はいつものようにネットかけただけだし、ゴミ箱も地面に固定していたりはしない。 『ってか、今もゴミ漁りは続いているんだよな……』 この件について少し前に開かれた会議を思い出す。 この物乞いゆっくりについての会議の内容は以下の通り 物乞いをするゆっくりが増えた 要求するのは食べ物もだが、圧倒的に金銭、特にひゃくえんさん(100円玉) ゴミ捨て場の一斉改修などしていない ゴミ漁りがなくなった訳ではない →むしろゴミ漁りは増えている ある公園では大量のゆっくりが這い回って何かを探していた →恐らく金を などである。 『まだ人間や飼いゆっくりに被害は出ていないけど、こりゃ時間の問題だな』 物乞いしているゆっくりの中には、元飼いゆっくりもいるだろう。 そいつらが【にんげんがおかねをたくさんもってる】と言い出せば、に狙い出すのは明白だった。 そうなる前に原因究明、もしくは一斉駆除しなくてはならない。 『つっても、一斉駆除はなぁ……』 男はぼやきながら髪を無造作にかく。 ぼやくには理由がある。 この街の加工所は、ゆっくり性の餡子やクリームを使う菓子を作って、その売り上げがかなりのものになっている。 そんな加工所職員が、泣き喚くゆっくりを追い掛け回していたらどう見えるか? 事実はどんなものであれ、【金の為にゆっくりを無理矢理捕獲して、菓子にして売り出す】そんな風に見られかねない。 しかも、今は情報伝達については素晴らしい発展を遂げてしまっている。 そうなると、妙な誤解を生む可能性も出てくるのだ。 誤解されなくても、今は妙なゆっくり愛護団体がはびこっている世の中だ、どんなことになるか解らない。 だから、加工所では【一般市民からのゆっくり買い取り】などという面倒なことをして、少しでもゆっくりの駆除を行っている。 今、この街以外の加工所も一斉駆除はしにくくなってしまっている。 する場合は、市民からの要請が必要になっているのが現状なのだ。 このまま放置しても、被害が今のところ一部地域なので一斉駆除までいかない、しかししないで居れば被害を受けている一部住民から非難が来る。 それ故の、原因究明なのだ。 『はぁ、どうしたもんかね』 男はまた溜息をつくと、加工所へ戻ることに。 これからまた会議をして、いち早い原因究明を、である。 『せっかくの日曜日なのに、はぁ……ん?』 溜息をついた男は、公園の前の道を駆けていく小学生ほどの女の子と男の子を見かけた。 ジャージ姿の女の子に、ジーパンにシャツだけの男の子。 最近よく、加工所に赤ゆっくりを買取に持ってくる2人組み。 たまに受け取り窓口で作業していると、元気にやってくる。 服装から、明らかに経済格差を感じてしまうが子供には関係ないらしい。 『休みの日に仲良く、ゆっくり探しかぁ……いいなぁ』 ついつい笑みが零れてしまう。 『今日来るかな……ジュースでも用意しておいてあげようかな』 そんなことを考えながら、男はゆっくり歩き出した。 ……。 …………。 『よう、来たぜ』 『きたぜー、ですよー』 「むきゅ、いらっしゃい、まってたわ!」 「あまあま! あまあま!」「まりさが、まりさがいちばんなのぜ!」 「はやく! ありすもうがまんできないわ!」「れぃみゅがむーしゃむーしゃしゅるよ! じぇんぶね!」 少年と少女がとある公園の倉庫、例のゲスの群れが活動拠点にしてるところに来ると、長ぱちゅりーを先頭にゲスの群れが集まっていた。 元は100匹程度の群れ、そこから子供が30ほど間引かれ70前後だったゲスの群れは人間という兵器を手にしたことで200近い群れになっていた。 その大半は赤ゆっくりで、涎を垂らしながら少年たちを見ている。 といより、少年が持っているビニール袋、その中のお菓子である。 ゲスの群れは、他のゆっくりの奴隷化により安定した食料、そしてゆっくりした住居を手にした。 更に、その奴隷ゆっくり相手に日常的な差別リンチを繰り返し、この上の無いゆっくりを手にしていた。 少年少女に金を払い、住居の製作、外敵の排除を繰り返し、もう十分なゆっくりを得たゲスの群れは、1000円払い【あまあま】の提供を受けることにしたのだ。 金は奴隷ゆっくりが自動で持ってくるので、使えるだけ使おう、ということらしい。 「むきゅ! にんげんさん、はやくぱちぇにあまあまちょうだい!」 長ぱちゅりー含め、元が飼いゆっくりであったこの群れは以前に食べた人間のあまあまが忘れられないのだろう。 今にも飛び掛らん勢いだ。 『っても、集まってるなぁ、全員分ないぞ、多分』 『良いんですよー、適当にばら撒けば、勿体無いですけどー』 少年は不安そうに、近所のスーパーで買った安いクッキー数袋入ったビニール袋を見る。 一袋に何枚入ってるかしらないけど、これだけの数のゆっくりが満足するほどの量はないのは明白だった。 しかし、少女は気にした風もない、むしろゆっくり相手にばら撒くことについてを残念そうにしているみたいだった。 『それもそっか、ほらあまあまだぞ』 『だぞー』 「「「「「「「あばあばぁぁぁぁぁぁあぁぁあ!!!!」」」」」」」 少年少女は、手分けしてクッキーをばら撒く。 そこかしこに撒かれたクッキーに、ゆっくりが殺到する。 「あまあま! これ、めっちゃうめぇぇ!!」「とかいはなあじよぉぉおおお!」 「まりちゃ、こんにゃのたべ、ゆびゅっ!」「でいぶのクッキーさんをとるゲスチビはじね!」 「むきゅ、このけんじゃなあじ!」「わ、わがるよぉおおお!! おにーさんがくれたクッキーのあじといっしょだよぉおお!!」 『……帰るか』 『ですねー、ゲロ袋さん今日の分はどこですか?』 「むきゃ! うめ! ゆびゅべっ! 『どこですかー』 そ、そのはこさんのなかにいるから、すきにもっていってください……」 少女が手際よく聞きだすと、少年は倉庫の隅に並べられた汚いダンボールに近づく。 『どれから持ってく?』 「「「「「っ!!!」」」」」 少年の言葉に、並べられた箱がビクっと震えた。 このダンボールの中には、奴隷ゆっくりが捕らえられていて延々と二人に渡す子供を作り続けている。 せっかく出来た子供も、直ぐに連れて行かれてしまう。 その上、日常的に長ぱちゅりーのストレス発散に使われ身も心もボロボロのゆっくりたちは交換が激しい。 せめてものゆっくりを、子供のと一緒にいる幸せを長く味わいたい彼女らは、自分たちのいる箱が選ばれないことを必死に祈っていた。 「お、きゃーしゃん、にゃんでにゃいてるにょ?」「このこだけは、このこだけは!」 「もう、ばりざのおちびつれていかないで!」「わ、わからにゃいよー! なきやんでよー、おきゃーしゃん!」 「アリスのおちびちゃんはうまれたばかりなの! おねがい!」「ちょきゃいは?」 『適当にって言われたので、全部持って行きましょー』 「「「「「「ゆっ!!?」」」」」」 『それもそっか』 ゆっくりたちの祈り空しく、まだ蔦に成っている実ゆっくりまで含めて全て回収されていった。 そのことを悲しむ親ゆっくりたちは、あまあまを食べられなかったゲスの群れのゆっくりたちの八つ当たりによってリンチの末に殺された。 ……。 …………。 『はい、これ今日の分のお金とレシート、あとこれジュース、いつもありがとうな』 『あ、ありがとうおじさん!』 『お、おじさん、かぁ……あ、あははは、どういたしまして』 夕方、加工所のゆっくり回収窓口。 少年はいつものように集めたゆっくりを渡し、代金を貰った。 そして、窓口の男からジュースまで貰えた。 笑顔でそれを受け取ると、外で待っている少女の下まで走る。 『おーい! これ、ジュース貰えた!』 『おー、お手柄ですねー』 『いつも来てくれてるからだってさ、あとこれお金、半分な』 少年はジュースと、男が親切に半分づつ小さなビニールに分けてくれたゆっくりの代金を少女に渡す。 『やっぱり今日は多めですねー』 『全部持ってきたからなー、そりゃ』 2人はジュース片手に歩き出す。 時刻はもう夕方、そろそろ帰らなくてはいけない時間なので、自分たちの家がある方に、向かう。 少年が住むのは一戸建て、かたや少女は安アパート。 家のある場所は近い、小さい頃からの付き合いでもある。 しかし、お互いがお互いの家で遊んだことは数えるほどしかない。 2人はいつも外で遊んでいた、小さいながら解ることがあるのだろう。 遊ぶネタがないときなど、こうして意味無く散歩をしていたので特に不満も無い。 傍から見たら【デート】に見えるのだろうが、それを意識するほど2人は大人ではない。 だから適当に会話しながら、お互いの家への分岐路で分かれた。 『じゃーなー、また明日な』 『はいー、じゃーなーですよー』 適当に手を振る少年と、少年が見えなくなるまで手を振る少女。 対照的な2人だったが、仲良しだった。 少年は、真っ直ぐ家への道を歩く。 今日も外で遊んだので服が汚れているので、母親に見咎められないように手で軽く叩きながら歩いていると。 「おにぇがいしましゅ! れいみゅにおきゃねをくだしゃい!」 「しゃっしゃとよこちゅんだじぇ! くしょちび!」 『はぁ?』 あと少しで家という場所で、いきなり小さなゆっくりに二匹に絡まれた。 れいむとまりさ、ともにまだ生まれて間もない小さな姿だった。 普通これくらいのサイズのゆっくりは、まだ親のいる巣の中で過ごしていて汚れも少ないハズなのに、揃って惨めに汚れてお飾りまで半分千切れていた。 少年は、しゃがんでそのゆっくりに少しだけ顔を近づける。 『なんで金なんか欲しがるんだよ、お前らゆっくりだろ?』 「いいからよきょしゅのじぇぇえぇええ!!」 「ゆぐ、ゆぐぅっ……お、おきゃしゃんがないと、れいみゅたちたいへんなんだよ!」 『大変ってなんで?』 少年はゲスが既に発言しているまりさを無視して、まだマシそうなれいむに話しかける。 「お、おかねしゃんがにゃいと、れいむたちいたいいたいされちゃうんだよ!」 「しゃっしゃとよこちぇぇぇええ! せいっしゃいしゅるのじぇぇぇえええ!!」 『いたいいたい、あぁ、痛い痛いか、ふぅん……ゆっくりの世界も大変なんだなぁ』 自分のしたことで、ゆっくりの世界が大混乱していることも知らず少年はしみじみ呟く。 「ゆぐ、ゆぐっ、れいみゅ、おきゃね、おきゃねしゃん」「しぇ、しぇい、しぇいっしゃ、せいっしゃい……」 涙を流し震えるれいむと、いつの間にか騒ぎ疲れて虫の息になっているまりさ。 少年の目にはどう映ったのか、ポケットから財布を取り出し中から一円玉を二枚摘む。 『……仕方ねーなぁ、これ、やるから早く帰れよ』 「ゆ?」「ゆへぇ、ゆはぁ……ゆ?」 少年が目の前にそれぞれ置いた一円玉。 夕日を浴びて鈍く光るそれに、れいむとまりさは魅入られたように見つめる。 「こりぇが、おきゃねしゃん?」 『うん、って、見たことなかったのかよ……』 野良ゆっくり、ひいてはゆっくりがどんな生き物か詳しく知らない少年は呆れたように呟くと立ち上がる。 『それがお金さん、ほらさっさと持って帰れよ、暗くなるぞ?』 そして、二匹の前から姿を消した。 「「…………」」 それでも二匹はじっと目の前の一円玉を見つめていた。 「まりちゃ」 「れいみゅ」 そしてしばらくフリーズした二匹は、お互いを呼び合い目を合わせると。 「「おきゃねしゃんだよぉおおおおおお!!! ゆっくりぃいいいいい!!」」 小さい身体を精一杯動かして喜びを表していた。 れいむは揉み上げを上下に振り、半分千切れたリボンを揺らし。 まりさはお下げをピンと伸ばし、半分千切れた帽子を落とす勢いで跳ね回る。 「はやきゅもっちぇかえろうにぇ!」 「こりぇがあればまりしゃもれいみゅも、おきゃーしゃんたちもどれいかいっほうなのじぇ!」 二匹は一枚ずつ、一円玉を咥えると小さな身体で精一杯跳ねだした。 この二匹は、工場跡地に住むマメドスまりさの群れのゆっくりだった。 しかし、家族総出で街に出て【にんげんさん】についての勉強をしているところをゲスの群れに囚われた。 そして、奴隷の証として飾りを千切られ、親はゴミ漁り、子供は群れの玩具にされていた。 元は6匹もいた子供たちであったが、ボール代わりに遊ばれ、いたずらに踏み潰され、無理矢理すっきりさせられ、八つ当たりに潰され、今やこのれいむとまりさだけになっていた。 いずれは殺される二匹だったが、必死に懇願した結果。 【おかねさんをもってくれば、おやもかいほーするんだねー】と言われ、必死にお金集めをしていた。 お金なんて見たこともなかったけど、必死に声をあげた。 その結果手に入った自由への切符をけして逃さないように、二匹は走り続けた。 「まりちゃ! みんなでおうちにもどったら、ドスにいいつけてみんなせいっしゃいだね!」 「あたりまえなのじぇ! あのゲスもにんげんもじぇんぶころしてやるのじぇ!」 2人は輝かしい未来に向かって走り続けた。 ……。 …………。 「や、やめちぇぇぇぇええ!!」 「ゆべっ! や、やめるの、じぇ、いちゃ、いちゃいのじぇ!」 「こんなもんじゃないよー、こんなはしたがねしかもってこれないクズにようはないからねー!」 一円玉咥えて公園についた二匹は、既に暗くなり寝ていた幹部ちぇんのおうちの乗り込み散々騒いだ。 親を自分を解放しろ、今までのことを謝れ、これからはお前が奴隷だ、と。 寝起きで更に、今日あまあまを少ししか食べられかたったのでイライラしてた幹部ちぇんは即座に尻尾で叩こうとしたが。 二匹は盾にするように、それぞれ一円玉を見せ付けてきた。 そして、これが欲しいなら土下座しろ等と喚き、ちぇんが少年少女に作って貰ったダンボール製のおうちに糞尿を撒き散らしたのだ。 我慢の限界が来たちぇんは、連日の労働及び暴行で突かれきった奴隷ゆっくりたちを集め、街灯の下で公開せいっさいをしていた。 いつの間にか集まったこの公園に住むゲスの群れゆっくりも見に来ていた。 「ほら! まだまだだよー!」 「「ゆ、ゆる、しちぇぇぇぇええ!!」」 成体であるちゃんの尻尾で何度も殴られ転がされ、少年に会ったとき以上にボロボロになったに引きは必死に許しを求めた。 しかし……。 「ゆるすわけないでしょぉおお!!」「ゲスがちゃんのいえでうんうんしたのしってるんだぜ!」 「そんなことしたどれいはせいっさいいがいないでしょぉおおお!!」「でいぶがじきじきにせいっさいしたくらいだよ!」 「「にゃ、にゃんでっぇえぇえええ! れいむ(まりちゃ)はおかねもってるのにぃいいい!!」」 ゲスの群れの怒りの声に、二匹は涙する。 「いちえんだま にまいしかもってこれないくせに、おおきなくちきくんじゃないよー! わかれよー!」 「にゃんでぇ! しょれ、おきゃねしゃんでしょ!? にんげんさんがそういってたよ!」 「もっちぇ、きたにょに、にゃんでなのじぇ!」 二匹はボロボロの身体に鞭打って、声をあげ、正当性を語る。 「うるさいんだよー! これじゃたりないんだよー!」 「「ゆぶべっ!?」」 しかし、帰ってきたのは尻尾のビンタだった。 ついに、餡子を吐き出しながら転がる。 その姿に、集められた奴隷ゆっくりたちは無言で震えていた。 子ゆっくりの中には気絶してるものもいた。 だが、どのゆっくりも二匹を助けようとはしない、自分がせいっさいされたらかなわないから。 「もっと、たくさんひつようなんだよー! わかれよー!」 「「ゆべろぉ!!?」」 その後、ちぇん指導のせいっさいは二匹の友ゆん、その家族まで及び、最終的には13匹のゆっくりが殺された。 ちなみに、二匹の両親は昼間にあまあま食べられなかったゲスゆっくりにサンドバックにされて殺されていた。 こんなのは日常茶飯事、ありふれた悲劇になっていた。 ……。 …………。 「むきゅ……おかしいわね、さいきんおかねのあつまりがわるいわ」 数日後、長ぱちゅりーは拠点にしてる公園の倉庫で呟いた。 その前には一円玉が数枚、5円玉が1枚、10円3枚が置かれていた。 それを挟んで、相対するように幹部まりさと幹部ちぇんがいた。 「ど、どれがむのーだからしかたないんだよー」 「ま、まりささまが、また、せ、せいっさいするしかないのぜー」 「…………」 二匹は長ぱちゅりーの言葉にあからさまに動揺していた、そして何か聞かれる前にとそそくさと倉庫から出ていった。 幹部ちゃんと幹部まりさは、それぞれ一づつ公園をぱちゅりーから任され、直属の部下とその公園に住み、奴隷を使いお金や食料を集めていた。 食料については、各自の公園で自由に配布、お金は長ぱちゅりーに渡す、それがルール。 しかし、最近になってお金の集まりが落ちている、否そんなものではない。 今、目の前に置かれてお金のほとんどは長ぱちゅりーが使役する奴隷により集めたものだった。 あの二匹は、申し訳程度に一円玉を一枚づつ持ってきただけだった。 最近ずっとこんな感じである、正確にはあまあまを少年少女から買った日からである。 「むきゅ……どうしてきゅうにあつまらなくなったのかしら」 長ぱちゅりーは困り顔で俯いていた。 そろそろ少年と少女が来る日が近づいていた。 しかし、お金も赤ゆっくりも用意出来ていなかった。 子供を強制的に生ませていたゆっくりたちは、最近のお金の集まりの悪さでイライラして殺してしまったし。 新しく適当な奴隷ゆっくりを補充してはみたけど、日ごろの労働、食糧事情の悪さで子供を作らせると片っ端から養分取られて死んでしまう。 新しい奴隷を捕獲しようとしても、最近は警戒されているのか、他の群れのゆっくりが近くで見当たらなくなってしまった。 少年たちに頼もうとしても、この間のあまあま引き換えにほとんど渡してしまった。 いくら食糧事情がよくなっても、奴隷ありきの生活。 別に長ぱちゅりーたちが優秀に、強くなった訳ではない。 もし、調子に乗って他の群れのテリトリーに乗り込んでしまえば返り討ちになりかねない。 それくらいは長ぱちゅりーでも解っていた。 チラホラ衰弱死する奴隷ゆっくりも増えてきた、物乞いして潰されるゆっくりだって多い。 全盛期の半分以下にまで奴隷ゆっくりは減っているし、今も減り続けている。 ある種生命線である奴隷ゆっくりたちを、ゲスの群れは日々使い潰していた。 どうでも良い理由でせいっさい、八つ当たりでせいっさい、玩具代わりにせいっさい。 どんどん減っていく。 その事実の危うさに薄っすらぱちゅりーは気付き始めていた。 しかし、具体的な案は出ない。 選んだ奴隷ゆっくりにそこそこ上等な食事をさせて子作りでもさせれば良いのに、奴隷にやる食料はないとばかりに考え付かない。 長ぱちゅりーは歯噛みする。 「なんで、どうして ゆっしゅうなぱちぇが こんなに なやまないといけないの……」 お下げで頭を抱えるような仕草をしながら、いつまで同じ台詞を呟いていた。 その外ではゲスの群れのゆっくりによって、貴重な資源である奴隷ゆっくりが今日も潰されていた。 ……。 …………。 『あいつは今日はお出かけかー』 週末、いつものように少女を誘いゆっくりの回収に向かおうとしたところ、少女の家は留守だった。 少女の家は片親で、少女が出かければ家は無人になるのでどこかにお使いにでも行ってるのかと思ったが、家の前に石で重石された紙と、ゆっくりの回収ノートが置かれていた。 そこには【今日はお出かけしてきます、ごめんなさい 今日の分は全部あげます】と書いてあった。 そのメモ紙を片手に、少年は公園の道を歩いていた。 長ぱちゅりーの元へ、お金と赤ゆっくりを回収しお仕事をする為に。 といっても、最近は家を作るのもゲスのおっぱらいも頼まれないのでほとんどあまあま代の先払い回収だ。 『今は、金が137円で、ゆっくりを23匹貰ってるんだからー、えっと、あとどれくらいだ?』 少年は少女が残したいって、ゆっくりの回収をメモしたノートを見ながら、頭を抱える。 お金と赤ゆっくりを一緒に貰っているので、計算は訳が解らなくなっている。 その辺りは少女に任せているので、少年は諦めてノートを閉じた。 『ま、さっさと済ませるかな目標までもう少しだし 「まってたのぜにんげんさん!」 ぅおっと!?』 呟いた少年の足元で、いきなり甲高い声がした。 気を抜いていた少年は、大きくよろめいてしまう。 『な、なんだぁ?』 「ゆっ! まりさはまりさだよ! あまあまちょーだいね!」 『はぁ? やだよ、どけよ……ったく』 ゆっくりのゆっくりらしい宣言を聞いて、少年は呆れたように歩き出す。 「ま、まってほしいのぜ! まりさはまりさなのぜ!? おかねさんもちゃんとあるんだぜ!」 『え? 金?』 少年はまりさの言葉に興味をそそられ足を止めて、しゃがみこむ。 その動きに安心したのか、まりさは一呼吸して胸を張るように宣言した。 「ゆふぅ、まりさはかんぶのまりさなのぜ!」 どうやら、このまりさはゲスの群れの幹部まりさらしい。 『お前あれか、ぱちゅりーの部下の』 「そうなのぜ! でも、まりさは あんなむのうのしたに おさまるうつわじゃないのぜ! みるのぜ!」 そう言うと、幹部まりさは自らの帽子からバラバラと小銭た、ゲームコイン、ジュースの王冠などを落とした。 「ぜんぶまりさがあつめたのぜ!」 実際は奴隷ゆっくりが、であるが、幹部まりさが長ぱちゅりーに渡さず貯めこんだものである。。 『へぇ、結構あるな……ん?』 「ゆっへん!」 地面に小銭のみを拾い上げた少年は、自慢げに笑う幹部まりさの帽子からはみ出る何かを見つけた。 『お、これ千円じゃん! すげー』 はみ出ていたのは、多少汚れているが紛れもない千円札だった。 少年はそれを取ると、感動的に日に透かせていた。 「ゆ? そのかみさんがどうかしたのぜ?」 持ってきた幹部まりさは、紙幣を知らなかったのか不思議そうに少年を見ていた。 『あぁ、これはな、えっと、この丸いお金より凄いんだ! これくれんなら、直ぐにクッキー買ってきてやるぞ?』 「ゆゆ!? ほ、ほんとうなのかぜ!!?」 『あぁ、この前と同じくらいで良いんだろ?』 「ゆゆゆゆ!!!」 幹部まりさは以前配られたあまあま、あれが全部自分のものになることにうれしーしーをちょろちょろ漏らしていた。 そして、勝手に自分が世界一優秀なゆっくりだと思い込みだしていた。 そんなまりさの考えなど気付かない少年は『ここで待ってろよ』と告げて、近くのスーパーに走った。 外国製らしい、凄く甘のクッキー一袋67円を3袋買いに。 これをきっかけに、幹部まりさとその部下、それらが支配する群れはゲスの群れから抜けた。 幹部まりさは大量のあまあまを手に主にみょんの群れのゆっくりを引き抜き、瞬く間に一大勢力を気付き上げた。 幹部ちぇんも幹部まりさの群れに加わり、共同でお金を集め出した、あまあまの為に。 以前までは3つの公園、その周辺だけの話であったがゆっくりゆっくりと範囲は広まっていた。 奴隷ゆっくり被害もそうなのだが【おかねであまあまもらえる】ということが野良ゆっくりにとっては衝撃的な事実だった。 幹部まりさが「おかねさんをもってきたら、あまあまとかえてやるんだぜ!」と言い出したのが元であり。 そこからゆっくり的伝言ゲームで情報が歪められ、おかね=あまあまに等しい価値観が蔓延し出した。 お金がどんなものか知らない、手に入ってもどうしたら良いか解らないにも関わらず。 どれだけ賢いゆっくりでも、あまあまの誘惑にはそう簡単に抗えない。 日に日に、街中で何かを求めてウロウロするゆっくりが増えていった。 ~続く~
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◆大会 大会一覧 ◆01.はじめてのミッション LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★ 5 なし どんないきものでも良いので10匹捕獲 - ◆02.小さな小さな捕獲劇 LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★ 10 ミッションポイント5P以上 クロオオアリを3匹捕獲 - ◆03.白か黒か LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★ 10 ミッションポイント5P以上 クロオオアリかモンシロチョウのどちらか3匹捕獲 - ◆04.小さないきものを探せ! LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★ 15 ミッションポイント50P以上 1cm以下のいきものを15匹捕獲 - ◆05.大きないきものを探せ! LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★ 15 ミッションポイント50P以上 5cm以上のいきものを15匹捕獲 - ◆06.菜の花畑につれてって LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★ 12 ミッションポイント15P以上 モンシロチョウを5匹捕獲 - ◆07.地中の攻防戦 LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★ 12 ミッションポイント15P以上 ジグモを5匹捕獲 - ◆08.小さなハンター LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★ 12 ミッションポイント15P以上 コカマキリを5匹捕獲 - ◆09.森のノンビリや LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★ 12 ミッションポイント15P以上 ヒダリマキマイマイを5匹捕獲 - ◆10.蒼き雪隠し LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★ 25 ミッションポイント80P以上 ルリセンチコガネを3匹捕獲 - ◆11.レア3捕獲作戦 LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★★ 20 ミッションポイント200P以上 レア3以上のいきものを10匹捕獲 - ◆12.日本文化、西洋文化 LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★★ 18 ミッションポイント150P以上 ニホンミツバチか、セイヨウミツバチのどちらかを10匹捕獲 - ◆13.殿と姫どっちが偉い? LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★★ 18 ミッションポイント150P以上 トノサマバッタか、ヒメスズメバチを10匹捕獲 - ◆14.親子の絆 LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★★ 28 ミッションポイント500P以上 オンブバッタを10匹捕獲 - ◆15.3匹が噛む LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★★ 35 ミッションポイント500P以上 エグリトラカミキリ、ホシベニカミキリ、キスジトラカミキリの中からどれかを3匹捕獲 - ◆16.青き若大将 LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★★ 40 ミッションポイント800P以上 体長315cm以上のアオダイショウを捕獲 - ◆17.きらめきの案内人 LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★★ 50 ミッションポイント1000P以上 ハンミョウ(虹)を3匹捕獲 - ◆18.レア4との激闘 LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★★★ 60 ミッションポイント2000P以上 レア4のいきものを10匹捕獲 - ◆19.過去からの挑戦状 LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★★★ 80 ミッションポイント1500P以上 ムカシヤンマを3匹捕獲 - ◆20.赤き一円玉 LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★★★★ 80 ミッションポイント1500P以上 ハッチョウトンボを3匹捕獲 - ◆21.花畑に舞うサファイア LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★★★★ 80 ミッションポイント1500P以上 ルリモンハナバチを3匹捕獲 - ◆22.セツナいキモチ LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★★★ 80 ミッションポイント1500P以上 セツナカゲロウを捕獲 - ◆23.世界最大の刺客 LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★★★ 80 ミッションポイント2000P以上 体長11.5cm以上のオオベッコウバチを15匹捕獲 - ◆41.音速狩人飛来! LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★★ 0 なし ハトを5匹捕獲 - ◆42.闇夜の守護者 LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★★ 0 なし ハツカネズミを5匹捕獲 - ◆48.迷子のプルー捜し LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★★ 0 なし ハツカネズミ、ニホンヤモリ、ニホンアマガエルのいずれかを5匹捕獲 - ◆51.採取券獲得チャンス! LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★★ 0 なし ニホンアマガエル、ヤマコウモリ、クロスズメバチのいずれかを10匹捕獲 - ◆52.トラがほえた! LV ミッションポイント 参加条件 クリア条件 備考 ★★★★ 0 なし ベンガルトラ、ウンピョウ、クロカンガルー、アカクサインコのいずれかを15匹捕獲 - コメント *編集が苦手な方はこちらへ情報提供お願いします ミッションはもっと一杯あるのに何故これだけ? -- (通りすがり) 2009-04-29 14 57 11 6菜の花畑につれてって ミッションLv★★ 参加条件ミッションポイント15P以上クリア条件モンシロチョウを5匹捕まえてみよう!クリアボーナス12P 7地中の攻防戦 ミッションLv★★ 参加条件ミッションポイント15P以上 クリア条件ジグモを5匹捕まえてみよう!クリアボーナス12P 8小さなハンター ミッションLv★★ 参加条件ミッションポイント15P以上 クリア条件コカマキリを5匹捕まえてみよう!クリアボーナス12P 9森のノンビリや ミッションLv★★ 参加条件ミッションポイント15P以上 クリア条件ヒダリマキマイマイを5匹捕まえてみよう!クリアボーナス12P 10蒼き雪隠し ミッションLv★★ 参加条件ミッションポイント80P以上 クリア条件ルリセンチコガネを3匹捕まえてみようクリアボーナス25P 11レア3捕獲作戦 ミッションLv★★★ 参加条件ミッションポイント200P以上クリア条件レア3以上のいきものを10匹捕まえてみようクリアボーナス20P 12日本文化、西洋文化 ミッションLv★★★ 参加条件ミッションポイント150P以上 クリア条件ニホンミツバチか、セイヨウミツバチのどちらかを10匹捕まえてみようクリアボーナス18P 13殿と姫どっちが偉い? ミッションLv★★★ 参加条件ミッションポイント150P以上 クリア条件トノサマバッタか、ヒメスズメバチを10匹捕まえてみようクリアボーナス18P 14親子の絆 ミッションLv★★★ 参加条件ミッションポイント500P以上 クリア条件オンブバッタを10匹捕まえてみよう!クリアボーナス28P 153匹が噛む ミッションLv★★★ 参加条件ミッションポイント500P以上 クリア条件エグリトラカミキリ、ホシベニカミキリ、キスジトラカミキリの中からどれかを3匹を捕まえてみよう!クリアボーナス35P 16青き若大将 ミッションLv★★★ 参加条件ミッションポイント800P以上 クリア条件体長315cm以上のアオダイショウを捕まえてみよう!クリアボーナス40P 17きらめきの案内人 ミッションLv★★★ 参加条件ミッションポイント1000P以上 クリア条件ハンミョウ(虹)を3匹捕まえてみよう!クリアボーナス50P 18レア4との激闘 ミッションLv★★★★ 参加条件ミッションポイント2000P以上 クリア条件レア度4のいきものを10匹捕まえてみよう!クリアボーナス60P 19過去からの挑戦状ミッションLv★★★★参加条件ミッションポイント1500P以上クリア条件ムカシヤンマを3匹捕まえてみよう!クリアボーナス80P 20赤き一円玉 ミッションLv★★★★★ 参加条件ミッションポイント1500P以上クリア条件ハッチョウトンボを3匹捕まえてみよう!クリアボーナス80P 21花畑に舞うサファイア ミッションLv★★★★★ 参加条件ミッションポイント1500P以上クリア条件ルリモンハナバチを3匹捕まえてみよう!クリアボーナス80P 22セツナいキモチ ミッションLv★★★★ 参加条件ミッションポイント2500P以上クリア条件セツナカゲロウを捕まえてみよう!クリア 22セツナいキモチ ミッションLv★★★★ 参加条件ミッションポイント2500P以上クリア条件セツナカゲロウを捕まえてみよう!クリアボーナス80P 23世界最大の刺客 ミッションLv★★★★ 参加条件ミッションポイント2000P以上クリア条件体長11.5cm以上のオオベッコウバチを15匹捕まえてみよう!クリアボーナス80P -- (通りすがり) 2009-04-29 17 58 57 トルフィーは 何ポイントで もらえますか? -- (謎の人物) 2009-05-06 13 42 26 5回できたららしいよ~ -- (あいうえお) 2009-05-30 09 37 21 5個増やしておきました -- (蒼螺) 2010-01-06 20 02 45 名前 コメント すべてのコメントを見る
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【名前】十円玉 【属性】硬貨 【大きさ】十円玉並み。ギザ無しの方。 【攻撃力】十円玉並み。銅なので殺菌作用がある。 【防御力】十円玉並み。銅なので長持ちする。 【素早さ】十円玉並み。自力では動けない。 【特殊能力】実は消臭効果もある。 【長所】引き分けキャラかと思ったら実は攻撃力を持っている。 【短所】不動。 0745格無しさん 2024/02/16(金) 22 17 59.62ID M2k2jaA1 744 長所を下記の文言へ修正 【長所】自滅キャラかと思ったら実は攻撃力を持っている。 0765◆z1qWXXpLbtDS 2024/02/18(日) 09 58 57.58ID 2/uI2Z4X 十円玉 考察 防御力的にプランクトンの壁前後のキャラには負けないが動けないので勝てもしない。 ほとんど分けが続くが、メイドウイルスに勝てるのでその直上でいいかな