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原曲・Perfume 作詞作曲・中田ヤスタカ 女性音楽グループ・Perfumeが2009年に発表した楽曲。 【登録タグ 2009年の楽曲 J-POP Perfume】 カバーした声優 佐々木未来
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梓「――ねぇ憂、今週末くらいに唯先輩帰ってきたり、しない?」 高校三年の夏の終わり際、学校帰り。 一日中悩んで、ようやく意を決して私は憂に尋ねた。 憂「ん、どうして?」 梓「……相談事、かな……」 憂「……それは、私じゃダメな内容なの?」 梓「うっ……えっと……」 憂「………」 梓(私と憂は付き合ってる。だから、憂に最初に相談するのが筋ではあるんだけど……) 「……正直、内容的に憂にだけは言いづらいというか……」 憂「ん……」 梓「恥ずかしいというか……」 憂「……そっか、ごめんね? 梓ちゃんにも言いづらいことくらいあるよね……」シュン 梓(……言葉と裏腹にすごく落ち込んでるよ……) 「……ごめん、やっぱり言うよ」 憂「いいよ、無理しなくて」 梓「ううん、どうせすぐにわかることだし……それに、恋人に隠し事なんてできないよ」 憂「梓ちゃん…!」ウルウル 唯先輩に相談するほどの悩みごと、こっそり克服して恋人の憂を驚かせてあげたかった面もあるけど。 でも、もういいや。内容的にも二人で向き合うべきものなのかもしれないし。 梓「えっとね……」 憂「うん」 梓「…あのね」 憂「うん」 梓「……その……」 憂「………」 梓「わ、私のエッチってマンネリじゃないかな!?」 憂「あ、梓ちゃん!? 大きな声でいきなり何を!?」シーッ! 梓「あ、うぁ、ごめん……」 憂「も、もうっ! 周りに誰もいないからいいけど……」 梓「……でも、相談しようと思ってたことは、ホントにこれなんだ」 私と憂が付き合い始めて、順を追ってキスとかいろいろして、時は流れて唯先輩が寮暮らしになったということで憂の家には誰もいないことが多くなって。 まぁ、その、えっと、憂が可愛いわけで。家に遊びに行ってそのまま押し倒してしまう、ということも割とよくある。 もちろん憂にされたい日も多いけど、それよりも憂にしてあげたい日のほうが多い。可愛いところをもっと見たい日のほうが多い。 だから、そういう面では私がイニシアチブを握っているんだと思う。 そしてそれなりに数をこなしてきて、余裕が出てきたような気になって、そのせいで今、不安を抱えてしまった。 ……憂も同じように余裕が出てきて、私のやり方に飽きているんじゃないか、って。 憂自身にはそんな様子はない。けど、大丈夫と言い切れるほどの工夫を私はしていないから。 そこで唯先輩に相談しよう、と思ったわけだ。というかアドバイスを貰おう、と。 なぜなら、唯先輩は私達よりも長く同性の恋人と続いているから。……まぁ、相手は澪先輩なんだけど。 憂「そっか……うーん、でもお姉ちゃん、特に帰ってくるとか言ってなかったなぁ」 梓「そっかぁ……」 (別に電話とかメールでもいいんだけど……そのとき唯先輩の周囲に誰かいる可能性もあるし…誰かいても構わず話しそうだし、あの人) 憂「……そうだ」 梓「ん?」 憂「週末は二連休あるし……覗きに行っちゃう?」 梓「え? えっ?? の、覗き? 誰を?」 憂らしくない……とも言い切れないけど、少なくとも予想外で意外な提案に、思わず問い返してしまう。 憂「お姉ちゃんと、澪先輩を」 梓「ど、どこに? 大学寮?」 憂「もう、梓ちゃん。そうじゃないの知ってるでしょ?」 梓「あっ……」 そうだった、聞いたことがある。 さすがに大学の寮でそういう情事に耽るのはプライバシー諸々の面でどうだろうか、ということで、唯先輩と澪先輩は密かにバイト代を出し合って近くに格安のワンルームの部屋を借りているらしい。 二人きりでイチャイチャするときは密かにそこに行き、密かに楽しむ。そういう苦労も、憂と付き合い始めたということで私は教えてもらえていた。 ちなみに余談だけど、その部屋に二人は「愛の巣」だとか「秘密の花園」だとか「ピンク色の楽園」だとか散々な名前をつけようとしていた。 更に余談だけど私は「プレイルームでいいじゃないですか」と言おうとして飲み込んだ。 実際二人がどう呼んでいるのかは私たちのあずかり知らないところだ。 憂「とても狭い部屋だけど、あそこ、クローゼットがあるから忍び込めるよ?」 どこかウキウキしたような憂が鍵をチラつかせて目配せする。 「何かの時は使っていいよ?」と唯先輩が憂に預けた鍵だ。一方の憂はたまに掃除に行っていて、そのことは先輩達も了承済みだ。使ったことはまだないけど。 使ったら料金を払わないといけないんだろうなぁ………いや、なんでもないです。 梓「クローゼットって、バレないの?」 憂「うん。お姉ちゃんも澪さんも服は寮の自室にほとんど置いてるし、夏だから上着着たりとかもしないだろうし」 梓「そもそも使わないから開けたりもしないだろう、ってことね」 憂「そういうこと。……行く? 週末だし、お姉ちゃん達も使うと思うよ?」 梓「………」ゴクリ ◆ そして。 梓「来てしまった……」 憂「~♪ とりあえずお弁当と水筒は持っておいて、買ってきたお茶は冷蔵庫に入れて……あ、トイレはそこだからね」 梓「う、うん」 憂「お姉ちゃん達がいつ来るかわからないし、今日はじっと息を潜めて待たなくちゃね!」 憂、ずいぶんとノリノリだね。 とはいえ、キッカケは私なんだけどさ…… 梓「……狭い部屋だね。タオルケット以外何も無いよ……」 憂「一応、季節に応じて布団持ってきたりはするらしいけど」 他にあるのはギリギリ二人隠れられそうなクローゼットと、お情け程度のキッチン、さっき憂がペットボトルを入れた冷蔵庫、くらい。 バスルームと一緒とはいえトイレが備え付けであるだけ充分すぎるのかもしれないけど。 梓「本当に、その、してから寝るだけの部屋なんだね……」 憂「そ、そうだね……///」 生活感が無さ過ぎて、逆にそういう面が目立っている部屋だなぁ、と思う。 たぶん、私の顔も赤い。 梓「と、とりあえず隠れよっか!///」 憂「そ、そうだね! 元通り鍵閉めて……あ! 梓ちゃん、靴!」 梓「あっ、忘れてた……」 ◆ 梓「あ、卵焼き美味しい」 憂「ありがと、もっと食べてね?」 梓「うん。今度は私が作るね?」 憂「わぁい、楽しみにしてるね」 梓「……って、まったりしてる間にお昼過ぎちゃったわけだけど」 憂「……来ないね、お姉ちゃん達」 梓「クローゼットの中もそろそろ飽きてきた……」 憂「狭いもんね……」 梓「狭い中に憂と二人きりって考えると悪くはないんだけど、でもだからって何をするわけでも――」 憂「――! 梓ちゃん、来たかも!」 梓「!!」 クローゼットの中とはいえ、意外にもわりと外の音は聴こえる。 憂のほうが気づくのは先だったけど、私にも聞こえた、扉の鍵がガチャって回る音。 唯「ただいまー」 澪「ただいまって……それは変だろ」 唯「お邪魔します?」 澪「……それもなんか変だけど」 梓「(来た……!)」 憂「(うん、見える?)」 梓「(大丈夫)」 小声で囁き合いながら、クローゼットの隙間からそっと様子を窺う。 うん、ちゃんと見える。狭い部屋だしね。 憂が言ってた通り、クローゼットに過去使われた形跡もないし。バレることはないはず…… 唯「……ん?」 澪「? どうした、唯?」 唯「……憂とあずにゃんの匂いがする」 憂「!?」ビクッ 梓(匂いって!? そんなのわかるわけ……) 澪「……私にはわからないけど」 唯「気のせいかなぁ……それとも、ここ、使ったのかな? 今度聞いてみないと」 澪「やめなさい。プライベートだろ、それは」 唯「私は気にしないのにー」 澪「唯の基準だといろいろおかしなことになるからな……あ、これじゃないか?」ガチャ 唯「おっ、冷蔵庫にお茶が入ってる」 澪「匂いが本当だとしたら、二人で運んでくれたんだな」 唯「夏場は助かるね~。一本ちょーだい?」 澪「仕方ないな、ほら」 唯「ありがとー」 梓(……た、助かった。憂に感謝しないとね) 澪「……しかし、匂い、ね……私には唯と律の匂いしかわからないな」 唯「付き合いの長いりっちゃんは当然として、私の匂いもわかるのは、やっぱり……」 澪「ん……まぁ、付き合ってるから、かな……///」 梓(おおっ、いいムードに) 唯「えへへ、みおちゃーん!」 澪「っと! ストップ、唯! 今日はここに何をしに来たか、忘れたとは言わせないぞ!」 梓(えっ? この部屋はするための部屋なんじゃ) 唯「ぶー…。うん、でもそうだね、今日はよろしくお願いします、澪ちゃん」 澪「よろしい。はい、ノート広げて」 唯「はーい。とうっ」ゴロン 梓「(……勉強始めちゃったよ?)」 憂「(そうだね……しかも床に寝転んで)」 梓(寮の自室でやればいいのに……) 唯「……あんまり晶ちゃんにばかり頼ってもいられないもんね」カキカキ 澪「そうだな。……あ、そこ間違ってる」 唯「えー、どこ?」 澪「そこだよそこ、左上の……あー、その下の」 唯「…澪ちゃん、見にくいでしょ? ほら、一緒に寝転がろうよ」ポンポン 澪「ん……じゃあ、隣、お邪魔します……」モゾモゾ 唯「どうぞどうぞ」 梓(澪先輩まで寝転んでしまった) 憂「(時間かかりそうだねー)」 梓「(うん……)」 ◆ そうしてそれなりの時間、唯先輩と澪先輩は二人で勉強していた。 わざわざ寮を出てこっそり勉強しにくるあたり、唯先輩もいろいろ考えているんだなぁ、とちょっと見直した。 一方で、私達が期待していたようなことが起こりうる要素は、意外にも澪先輩のほうにあった。 澪「………」ジーッ 唯「……ん、よし。次」 澪「………///」 成り行き上仕方ないとはいえ間近で唯先輩の横顔を見つめざるをえない状況になり、澪先輩が顔を赤くしているのがこちらからでも見て取れる。 唯先輩が集中しているからどうにかバレていないものの、見ていて危なっかしいほどに。 もちろん、その気持ちはすごくわかるんだけどね。 唯「……よし、終わりっ!」 澪「!! う、うん、お疲れ様、唯」 唯「……澪ちゃん」 澪「な、なんだ?」アセアセ 唯「ありがとね」 澪「……え?」 唯「今も、今までも、助けてくれてありがとう」 澪「……な、何だ、急に」 唯「今日、こうやって無理言って付き合ってもらっちゃったから」 澪「無理だなんて、そんなこと――」 唯「ううん」フルフル 澪「………」 唯「……私、いろんな人に甘えてるよね。憂に、晶ちゃんに、澪ちゃん。行く先々でみんなに甘えちゃってる」 澪「………」 唯「大学生になったら少しはしっかり出来るかなぁって思ってたんだけどね、なかなか上手くいかないや」 梓(………) 憂(………) 澪「……いいんだよ、唯はそのままで」 唯「……そうかな?」 澪「変わりたいんだとしても、ゆっくりでいいよ。急ぐ必要はない。その代わり……」グイッ 唯「え……んっ」 澪「んっ……ちゅ…っ」 梓(澪先輩からキスした!!) 憂「(わぁ……)」 2
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◆◇◆◇ アイを隠した胸の奥は。 誰にも、覗かせない。 ◆◇◆◇ ひとつの嵐を乗り越えて。 私達は、ようやく一時の安息を得る。 皆が一息を付いて、その身体を休めて。 ただ静かな時間が、流れていく。 中野区のデトネラット所有のビル。 高層階に位置する広々とした客間。 まるで高級マンションの一室みたいな内装。 リビングのような空間の中で、四人は過ごす。 神戸しおちゃんは、大きなソファーに腰掛けていた。 どこか機嫌が良さそうに、ふわふわと足を軽く揺らして。 ふかふかのクッションを抱きしめながら。 何をするでもなく、軽く微笑みながら寛いでいる。 その相方の、電鋸のライダーくん。 しおちゃんの隣で、だらしなくソファーに身を委ねている。 まるで脱力した猫みたいに、ぽけっとした顔をしていて。 長丁場の疲れを、ぼんやりと癒やしている様子だった。 田中は、何をしているんだろう。 部屋の奥にある、棚を漁っている。 がさごそとたまに聞こえてくるけど。 雑音が迷惑にならない程度に、控え目に何かを探しているみたいで。 そして、私―――星野アイは。 一人がけのソファーチェアに腰掛けて。 皆の様子を見渡しながら、ぼんやりとこの時間を過ごしている。 死柄木弔が帰るまで、暫く休憩。 峰津院財閥の各地の拠点を潰してくるそうで。 今後について話し合うのは、死柄木が戻ってきてから。 それまでの間、四人で体を休めていた。 会話のようなものは、特にはないけれど。 不思議と、気まずさはなかった。 私も含めて、みんな自然体で過ごしてる。 まるで“こんな時間”が当たり前であるかのように。 こうして過ごしているのが、普通であるみたいに。 そうして、この空間の一員になっている私を。 私自身が、俯瞰して見つめている。 完全無欠。最強無敵。 絶対的、不動のセンター。 みんなを魅了する悪魔(メフィスト)。 可憐で狡くて、誰よりも悪い女。 それが私、星野アイ。 それが私の被る、仮面のカタチ。 そんな私の、胸の奥底に。 さっきから、ずっと。 引っ掛かっているものがあった。 それは、きっと。 田中との電話が、発端だった。 あのとき、私が伝えたこと。 あのとき、私が抱いた思い。 このデトネラットの拠点に帰ってくるまで。 私は、ずっと考えていた。 そわそわして、ふわふわして。 落ち着かない気持ちが、ずっと漂っていた。 今まで感じたことのない感情に。 私の心は、捉えられている。 聖杯戦争、本戦。 激動の初日を乗り越えて。 気が付けば、多くのものを失っていた。 私の隣に、殺島さんはいない。 あの“子供達”との死闘の果てに、散っていった。 私は、ただ一人取り残されて。 それでも勝ち残ることを、あの人に誓った。 そうして、あさひくんと対峙して。 彼をこの手で、葬った。 奇跡を掴み取るためにも。 私は、勝たなくてはならない。 それは予選の時から変わらない、当然の決意で。 殺島さんがいない今でも、前へ進むことを決めている。 でも。なんだろう。この気持ちは。 私の中で、奇妙な不安が込み上げている。 焦っているような。動揺しているような。 自分で自分の気持ちが、上手くまとまらない。 けれど、何となく。 分かることがある。 この“時間”を。 私は、どこかで恐れていて。 そんな自分に、戸惑っていて。 脳裏をよぎる、元の世界での記憶。 レッスン室。休憩時間。 皆との談笑。建前の顔で語らう時間。 皆が私を褒めそやしてくれるけど。 けれど、何故だか居心地が悪い。 皆が私をどう思ってるかなんて。 とっくの昔に、知っているから。 アイドルは、嘘つき。 私がいなくなったら。 みんな、ひりついた空気になっている。 妬みや嫌悪に塗れた会話を、知っている。 私だけが、仲間はずれ。 そんな一時に、胸が痛むのを隠してて。 でも、今は――――。 ともあれ。 色々と、考えた。 私は、どうしたらいいんだろう。 私は、何がしたいんだろう。 わかっていた。もう、結論は出ていた。 すぅ、はぁ、と深呼吸をして。 自分がこれからやることに、腹を括って。 そして、私は―――視線を動かして。 口を開こうとした、その瞬間。 「……あ、あの」 唐突に、そんな呼びかけが耳に入る。 おずおずと、田中が言ってきた。 私達は、思わずきょとんとした顔を浮かべる。 「ゲームとか、しませんか」 手に取っているゲームソフトをこちらに見せて、反応を伺っている様子で。 そんな田中の顔には、ある種の不安と期待が入り混じってた。 田中の思わぬ提案に、ぽかんとしてから。 私はふと、その心にポンと思い至る。 ―――ああ。この人、親睦とか深めたいのか。 ―――仲間って言われたの、そんな嬉しかったのか。 なんというか。 その妙に無邪気にも思える眼差しは。 初めて趣味の合う友達を見つけた、小学生みたいだった。 この中じゃ一応最年長らしいのに、なんてちょっぴり失礼なことを考えてしまった。 余程友達とか仲間とかに、飢えていたのかもしれない。 きっと田中は、居場所を見つけたのかもしれなくて。 それはある意味で、私も変わらなくて。 ライダーくんとしおちゃんは、ぽかんとしていたけれど。 やがて二人で顔を合わせて、言葉を交わす。 「……ちょうど4人いるじゃん」 「“すいっち”とか“ぴーえすふぁいぶ”とかあったねー」 このデトネラットの客間には、娯楽の設備が用意されてるらしく。 その気になれば、テレビゲームで遊ぶことだって出来るみたいだった。 部屋を何気なく漁っていた田中が、ゲーム機を引っ張り出してきたようで。 みんな、一仕事を終えて疲れてるはずなのに。 何故だか、そういう空気になっていた。 「……やる?」 だから、私も。 戸惑いを覚えつつも。 そんなふうに、問いかけてしまう。 しばしの沈黙を経てから。 皆は、こくりと頷いていた。 ◆ 「おっしゃパワフルキノコ」 「らいだーくん引き運いいねー」 「ねえカーブ曲がれないんだけど」 「アイさんアイさん、ドリフトしねえと」 聖杯戦争は一休みとなり。 第一回敵連合グランプリ、開幕。 どんどんぱふぱふ。 「スキありぃ」 「しおテメェ」 「さっきから道路飛び出すんだけど」 「星野さん……クッパは上級者向けで……」 客間にあった、大画面テレビの前。 田中がセットしたゲーム機で、レースゲームが始まって。 私達は横並びになって、コントローラーを操作していた。 「うわ待って待って何これ」 「あ……トゲゾー投げたら1位の人攻撃してくれるんです」 「うわー!」 「しおちゃんが爆死した」 「アイさんが爆死させたんスよ」 どうしてこうなった。 私は、心のなかで思う。 色々と考えてた中で。 何だか、いきなり梯子を外された気分で。 「何これ!やばいやばい!」 「おおおおおお!!アイさん!!」 「らいだーくんうるさい」 「……あ、トゲゾー出た」 拍子抜けな気持ちなのに。 そんなこんな思ってるうちに。 気がつけば、割と楽しんでいる私がいて。 「何!?今度は私爆死したんだけど!?」 「トゲゾーですってばアイさん」 「一位の人だけねらうんだよー」 「ズル兵器じゃん」 何だかんだ。 皆で、ワイワイと騒いでいた。 こんなことしてる場合じゃないのに。 「なんか……すいません」 「田中そう言いながら容赦ないよね」 「アイさんも俺にぶつかりまくって容赦ねェ」 何処かで、心地良さを感じる自分もいて。 けれど。そんな想いが、地に足つかなくて。 夢と現実を彷徨うみたいに、気持ちが浮遊していた。 「ラストスパートっスよアイさん!」 「ホントだ!やばい!」 「アイさんビリだね」 「そういうこと言うんじゃねえしお」 そして、ふつふつと。 私の中で、未だに“それ”は込み上げる。 焦燥、動揺、不安――――私を苛む、負の感情。 娯楽という麻薬に誤魔化される中で、そんな気持ちが漂い続ける。 「つーか田中一位だったのかよ!」 「なんか、ごめん……へへ」 「田中さん、はやかったねー」 なんだか落ち着かないし。 これじゃ駄目だ、って誰かが囁く。 私を焦らせる声が、何処かで木霊する。 「――――っ、あはは……」 けれど。 今は、ちょっとだけ。 こんな時間も、許してほしい。 再び脳裏をよぎる、いつの日かの思い出。 私を遠ざけて、私を疎む、みんなの眼差し。 “私達はハナからあんたのオマケで、引き立て役”。 そんな風に、陰で吐き捨てられていた。 私は、なんてことない顔を取り繕って、孤高を演じてきた。 ほんとは、結構きつかったんだけどね。 “B小町”のみんなとも。 こんなふうに、また仲良く過ごせたら。 そんな日が来るのを、今も願ってしまう。 そうして、4レース連続のグランプリが終了。 第一回敵連合杯優勝者、田中一。 どんどんぱふぱふ。おめでとう。 よくわからないキレッキレのテクニックを駆使して勝利をもぎ取っていた。 以下しおちゃん、ライダーくん、ビリは私。 私もトーシロにしては頑張った方だと思う。たぶん。 でもクッパはもう使わないと誓った。 ◆ ゲームの画面は付けっぱなしのまま。 みんな、白熱したレースの余韻に打ちのめされて。 そのままぼんやりと休憩を始めている。 仕事終えたばかりなのに、また別のところで疲れてて。 なのに皆、満更でもなさそうだった。 賑やかな時間というものは、ひどく濃密で。 ゲームの始まりから終結まで、30分も掛かっていない。 “楽しかった”と思う自分を、否定することはできなかった。 でも、そんな時間に。 いつまでも、浸っている訳にはいかなくて。 私の心の奥底。 誰かが、私をせかせかと急かす。 「……さて」 ―――早く、早く。 ―――間に合わなくなっちゃうよ。 誰かが、私にささやく。 私の背中を押して、焦らせる何かがいて。 心地良いひと時を経て、その気持ちは膨れ上がっていた。 「お手洗い、いってくる」 心の中で、意を決したように。 私は、その一言を呟いて。 それから、しおちゃんへと視線を向けた。 「しおちゃんも済ませとく?」 「……んー」 連れショ―――とライダーくんが言いかけて、ハッとした様子で口籠る。 私の前で下品な言葉を使うのを控えてるらしい。 そういうところが、なんだか可愛らしい。 しおちゃんは、あまり乗り気ではなさそうで。 少しばかり悩んでいたけど。 そんな彼女を観察するよう見つめながら。 私は、自分の“仮面”を整える。 さて。 やらないと。 まるで、課題か何かを済ませるみたいに。 私は、そんなことを思ってから。 「ねえ、しおちゃん」 そっと、しおちゃんに顔を近づけた。 「二人きりで、お話したいの」 囁くような声で、耳打ちして。 「帰ってくる前―――何か、あったんだよね?」 そして、私は。 核心を突くように、そう呟く。 その一言と共に。 しおちゃんは、目を丸くして。 暫しの沈黙の後。 私の誘いを受け入れたように、頷いた。 「……らいだーくん、田中さん。私もいってくるね」 「おう。アイさんに迷惑かけんなよ」 「わかってるってば、もう」 ライダーくんとそんなやり取りを交わして、しおちゃんは私の手をそっと掴む。 小さな手を握り返して、私は微笑み。 そのまま二人で、部屋の外の通路へと出ていく。 ―――さて、行くか。 気を取り直して、私は息を整える。 何かに追い立てられるように。 私は、行動に出る。 どれが嘘で、どれが本当なのか。 今の私には、よくわからないけど。 焦燥感のようなものだけが、確かにあった。 ◆◇◆◇ この甘い想いを。 嘘にしてしまうような。 それ以外のことなんて―――。 ◆◇◆◇ 客間のあるフロアに、NPCは殆ど寄り付いてこない。 Mさんの計らいで“敵連合”がほぼ貸し切っている状態になっているらしく。 四ツ橋さんのような幹部級のメンバーが、業務連絡などでたまに足を踏み入れるくらいだった。 だから私達は人目を気にせず、のびのびと利用することができる。 私達は、小綺麗で広々とした女子トイレへと入って。 用を足すようなこともなく、お互いに向き合う。 女の子だけが足を踏み入れられる、秘密の空間。 ふたりきりでお話ができる、ちょっとした密室。 「……アイさん、やっぱすごいね」 しおちゃんが、私に微笑む。 “何か、あったんだよね”。 その一言を、この娘は咀嚼している。 「気付いてたんだ」 「うん。しおちゃん、帰ってきてからずっと嬉しそうだったもん」 私もまた、しおちゃんに笑いかける。 アイドルとしての、“寄り添うような表情”を作って。 星のような瞳で、砂糖菓子の心を覗き込む。 「田中がいる前でこの話するのもあれかなーって。 しおちゃんが秘密にしたがってることも、すぐ死柄木くんに伝えちゃいそうだし」 苦笑しながら、私はそんなことをぼやく。 ごめんね、田中――なんて、心の中でちょっぴり謝る。 あの海賊達の殲滅を終えて、連合へと帰還したライダーくんとしおちゃん。 そのときの詳しい顛末は、あまり語られなかったけれど。 帰ってきたしおちゃんの様子は、少しだけ奇妙だった。 なんていうか。 目の輝きが、違ってて。 何処か、前を向いてて。 とびきり、可愛らしくて。 心から、満たされてて。 まるで、好きな人と会った後みたいで。 言うなれば、直感で悟ったような。 そんな印象を、私は感じていた。 それは、推理というよりも。 本当にただ、女のカンみたいなものだった。 思えば、空魚ちゃんと仁科鳥子が一緒にこの世界に居て。 しおちゃんに関しても、あさひくんや“松坂”さんがいたのだから。 “その娘”がいたとしても、不思議ではないのだと思う。 しおちゃんは、沈黙する。 悩んで、考え込むような素振りを見せて。 やがて、観念したようにフッと笑みを浮かべる。 「……あのね、アイさん」 隠しても意味なんてない、と察したように。 「さとちゃんと、会ったの」 そうしてしおちゃんは、告白をした。 “愛する人”と再会したことを、打ち明ける。 「……しおちゃんの大好きな、あのさとちゃん?」 うん、と。 しおちゃんは、こくりと頷く。 まるで恋する女の子みたいに。 想いを顔に滲ませて、綻んでいた。 「マスター、ってことだよね」 念を押して聞くような質問。 少しだけ、しおちゃんは躊躇ってから。 先程同じように、頷いてみせた。 「嬉しい?」 「……うん。幸せなくらいに」 しおちゃんは、頰を赤らめながら。 穏やかな微笑みと共に、そう呟いた。 ――――ああ、ほんとに。 ――――その子のことが、大好きなんだな。 私は、心からそう思って。 やがてしおちゃんから、事の顛末を聞く。 戦場の中での、ほんの一瞬の交錯だったという。 甘くて、やさしくて、懐かしい匂いがして。 絶えず願うべきだった“夢”に、気付かされた。 ふたつの愛が引き合って、結びついて。 そうして神戸しおは、愛する人とまた出会った。 それが、しおちゃんの体験したことで。 その言葉を紡ぐしおちゃんの様子を見つめて。 私も、思わず懐かしいような気持ちになって。 「……私にもね」 ぽつり、ぽつり。 気が付けば、自分のことを溢していた。 「そういう人が、いるの」 私の秘密。私の嘘。 それを打ち明けることの意味。 「子供がいるの。私」 ―――私は、それを知っていた。 しおちゃんは、目を丸くして。 私のことを、見ていた。 「双子の兄妹。私そっくりで、すっごく可愛いの」 きっと、今の私は。 さっきまでのしおちゃんと。 同じような顔をしているのだろう。 だって。自分の子供達の話をすると。 胸の奥底が、ほんのりと暖かくなるから。 ―――なんで、打ち明けたのかって。 ―――もういいかな、って思ったから。 だって、私としおちゃんは。 ふいに、夕焼けのよう哀しさが。 緩やかな波のように、訪れてくる。 ひどく、寂しくて。やるせなくて。 けれど。覚悟しなきゃ、前へと進めない。 「その子達とまた会うために……聖杯がほしかったの」 取り零した命を、取り戻して。 愛する子供達のもとへと、笑顔で帰る。 そんな幸せな奇跡が、欲しかった。 だから、聖杯が無いといけない。 ほんとなら、死ぬ運命にあった私。 “ただ帰る”だけじゃ、きっと願いは叶わない。 何でも叶う奇跡の力に、祈らないといけない。 “まだ生きられますように”―――って。 そうしないと、私はきっとあの子達のいるところに戻れない。 だから、私は―――。 そうして、目の前に佇む女の子を見つめる。 「アイさんのそんな顔、はじめて見た」 「そう?」 「アイさん、すごくきらきらしてる」 「……ふふ、ありがと」 しおちゃんへの“確認”は取れた。 この世界には、彼女の愛する人がいる。 なら。もう、十分だ。 今の私は、どんな顔をしているのか。 それを知る術は、なくて。 「……ね、しおちゃん」 そして、今の私は。 「ぎゅってして、いい?」 なんでこんなことを求めたんだろう、って。 言葉として呟いてから、呆然とそう思ってしまう。 私のことを、すっと見上げて。 きょとんとした顔で見つめてきたけど。 それから、何かを察したように。 こくり、としおちゃんは頷いた。 私は、ふっと微笑みを浮かべて。 ありがと。その一言と共に、しおちゃんに歩み寄る。 そうして、しおちゃんの細い肩に触れて。 前から―――じゃなくて、後ろにそっと回り込んで。 そのまましおちゃんの背中越しから、その小さな身体をそっと抱きしめる。 「……よくね、こんな風にアクアとルビーを抱き締めてあげたの」 しおちゃんは、振り向いて。 私のことを、ぽわんと見上げえいる。 無垢できらきらした瞳で、こちらを見つめる。 そんな彼女の姿を、私は見つめ返しながら。 その温もりを、確かめるように抱く。 あたたかくて。 心地よくて。 ぼんやりと、少しだけ。 微睡みを感じてしまう。 あと数年もすれば。 アクアとルビーも、これくらいの背丈。 私は、そのことを噛み締める。 この手の中に、あの子達の面影がある。 私は、それを分かっていて。 けれど。それでも――――。 「さとちゃんが、私を見つけてくれたみたいに」 私をじっと見つめたままだった、しおちゃんが。 ふいに、言葉を掛けてくる。 「アイさんも、“その子たち”を見つけたんだね」 そう呟く彼女の瞳には。 ある種の共感のような。 そんな色彩が、宿っていて。 私も思わず、微笑みを返してしまう。 「……うん。そうだよ」 私は、ずっと愛を知らなかった。 物心ついた時から、親からの愛情なんて貰えなかった。 それからの人生。誰かを愛したことも、愛されたこともなくて。 やがてアイドルになって、私は嘘の中に真実を見出そうとした それから、私は。 “あの子達”に出会うことになった。 必死になって、お腹の痛みに耐えて。 私自身の意思で、この世界へと招いた。 私の子供。愛おしい双子座の星。 私に愛を教えてくれた、大切な子達。 きっと、しおちゃんと同じ。 “さとちゃん”のためなら、どんなことだって出来る。 ああ。私も、一緒だ。 “あの子達”のためなら、どんなことだって出来る。 大切なものを与えてくれた人のために。 そして私達自身のために。 私達は、こうして前へと進んでいる。 静かに、息を吐いた。 この腕に収まる、小さな身体。 無垢であどけない、幼い命。 私は、それを確かめる。 何のために―――自分でも、よく分からなくて。 けれど。せめて最後に、触れたかった。 脳裏に、あさひくんの顔がよぎった。 そして、あの“割れた子供達”が浮かんだ。 忘れるはずのない、その面影に。 私はただ、思いを馳せる。 自分が踏み越えたものを、振り返る。 「しおちゃん」 ねえ、神様。 よく知らないけど。 誰だっていい。 とってもえらい、神様。 私は、もう一回。 罪を犯します。 「ごめんね」 なんでわざわざ懺悔したのか、って。 これは、この世のどんなことよりも。 “悪いこと”だから。 そして、そんなことを犯す私は。 アクアとルビーの“お母さん”だから。 「ばいばい」 そうして、私は。 手元に忍ばせた“銀色の刃”を。 しおちゃんの細い首筋へと。 そっと、突き立てた。 ◆◇◆◇ 星野アイが、聖杯を掴むためには。 再契約先となる“新たなサーヴァント”を得なければならない。 問題は一つ。 『聖杯戦争の経過を把握する術が存在しない』。 今は誰が落ちてて、今現在で幾つの主従が生き残っているのか。 そんな基本的な情報さえも与えられず、故に限られた情報を元に戦局を推理せざるを得ない。 つまるところ、再契約先となりうるサーヴァントの正確な残存数が分からないということだ。 極端な話を言えば、自分が知らぬ間に大半のサーヴァントが脱落していれば、その時点で詰みへと大きく近づく。 再契約先を探してもたついている間に、気がつけば終盤戦へと突入―――そんな事態に陥りかねない。 問題はもう一つ。 『マスターが脱落し、サーヴァントのみが残留するケースは極めて稀である』。 前線に立つ兵士は殊更に死にやすい。そんな酷く単純な話だ。 そしてサーヴァントを喪ってもマスターは生き延びるが、マスターという魔力の拠り所を喪ったサーヴァントが現界し続ける手段は限られている。 放っておけば短時間で消滅する野良サーヴァントを的確に見つけ出し、迅速に再契約を結べる可能性は限りなく低い。 遺されたサーヴァントと再契約を結ぶために、同盟相手のマスターの脱落を悠長に待つとなれば―――それこそ運任せ以外の何物でもない。 アイがライダーを喪う以前。 デトネラットは監視カメラなどの情報網を駆使し、田中一の再契約先となりうるサーヴァントの痕跡を探ろうとしていた。 しかし結果は空振り。激化していく戦いの中で、都合のいい逸れサーヴァントが発生する可能性が極めて低いことを示していた。 更には田中との情報交換によって、彼が接触した複数の主従についても把握した。 残存主従が当初の半数に近づいていることは推測できる―――その中から再契約先を見つけ出すことは極めて困難である。 戦局は間違いなく佳境へ進んでる。 しかし、残存サーヴァント数は把握できず。 推測できる限りでも、再契約候補を見つけ出すことは絶望的で。 尚且つ、再契約の確率は元から極めて低い。 仮にこのまま他主従が殲滅されて、死柄木弔達だけが生き残ったら。 その瞬間に“自身が聖杯を得る”という目的は紛れもなく詰む。 そして、最後の問題。 それは『神戸しおが松坂さとうと接触したこと』。 この世界には、彼女の大切な人がいた。 つまり、何を意味するのか。 しおが今後も敵連合に与し続けるとは、限らなくなったのだ。 彼女が連合から離脱すれば、再契約先のアテは一切無くなることになる。 現状、敵連合にサーヴァントは一騎。 そのマスターは非力な少女であり。 星野アイにも殺すことのできる相手だ。 その少女は、“最も大切な存在”との接触を果たしてしまった。 死柄木弔という最大の脅威が不在である、今こそが機会だった。 極道のライダーを喪い、小休止に入った今。 この機を逃せば、自身の命運は全て敵連合に委ねられることになる。 生かすも殺すも、死柄木弔の判断次第。 “愛する子供達の元へ帰る”という願いの成就さえも、運否天賦に任せることになる。 たとえ死柄木に仲間意識があったとしても。 それだけは、避けねばならない。 界聖杯が勝者以外のマスターを還してくれる保証など、何処にもないのだなら。 だから今、殺さなければならなかった。 死柄木が戻ってくるまでの猶予の合間。 二人きりの状況で、念話や令呪を使われる前に神戸しおを殺害し。 無理にでもチェンソーのライダーと再契約を結んで、連合から離脱する。 つまり、裏切り者になるということだ。 それでもアイは、聖杯戦争へと復帰するために博打へと出た。 ――――色々と、理屈を並べたけれど。 ――――きっと、どれも決定打ではない。 ああ、そうだ。 理由は塗り固めたけれど。 どれも間違いではないけれど。 結局のところ、全部言い訳だ。 “連合から離れる選択肢は今の所ない”。 “そうする意味がなかった”。 “今や連合は烏合の衆等ではなく、立派な勝ち馬”。 そう考えてたのは自分じゃないか、と。 アイは呆然と、己自身を振り返る。 こんなものは、行き当たりばったり。 穴だらけで、強引な立ち回りでしかない。 一か八かと言わんばかりの、無茶な綱渡りへと走っている。 これが無謀であることは、彼女自身も分かっていた。 それでも、星野アイが動き出した理由。 裏切りという凶行へと至った動機。 ―――いちおう仲間じゃん?私達。 田中と電話を交わした、あの瞬間。 星野アイは、自覚したから。 ―――ま、最後は敵同士だけどさ。 ―――悪くないじゃん、こういうのって。 ―――私は、後悔とか一杯あったから。 これ以上、共に過ごしていれば。 きっと敵連合は、“未練”になる。 断ち切れない“思い出”になってしまう。 だからアイは、焦燥を抱いた。 絆されていく自身を振り切るべく、凶行へと走った。 アイは、勝ちたいのだから。 取り零した命を、再び拾って。 愛する家族に、会いたいのだから。 自分を縛るものを、断ち切らなければならない。 絶対に勝つし、一人でも歩き続ける―――“殺島さん”に誓った想いを守るためにも。 ―――よくね、こんな風にアクアとルビーを抱き締めてあげたの。 神戸あさひのような。 “子供の命”まで乗り越えた。 そして、今。 再び“子供の命”へと手に掛ける。 あの子達の面影を見出した、女の子を。 そもそも、神戸しおを殺すつもりなら。 なんで悠長に、自分のことを語ってしまったのだろう。 それはきっと、子供への感傷を捨てきれなかったから。 そして、神戸あさひに自分の身の上を伝えたように。 心の奥底では、誰かに私のことを知ってほしかったから。 罪も、業も、墓まで持っていくつもりだった。 何があっても“完璧なアイドル”を演じ続けると、決意していた。 けれど、想いを押し殺せるほど、星野アイは非情ではなかった。 だから、この縁が心に打ち込まれる前に。 この絆を、忘れられなくなる前に。 今から、ちゃんと悪いことをしよう。 “悪い女”で居られなくなる前に。 ―――やんなっちゃうね。 ―――“酷いこと”をするのって。 ―――案外、しんどいものなんだ。 ―――ねえ、真乃ちゃん。 初日の夕方過ぎのこと。 あの通話の一件を、ふいに思い出した。 新宿の争乱で、心に深い傷を負った“一人のアイドル”。 無垢を捨てきれない“愛しき星屑(ベイビー・スターダスト)”。 あの時、アイは何をしたのだろうか。 今になって、ようやく気付く。 きっと、彼女の背中を押そうとしたのだ。 何かに怯えて、何かを恐れて。 そうして煮えきらない態度で燻って。 延々と足踏みをして、ぽつんと立ち止まる。 そんな櫻木真乃の姿に、自分を投影した。 仮面の下にいる“本当のアイ”が、真乃を見つめていた。 アイは、改めて振り返る。 自分はきっと、真乃に妬いていた。 嘘の仮面を被らず、無垢のまま佇む姿を。 ありのままで居られる彼女を、ほんの少しでも羨んでいた。 きっとそれは、嫉妬と呼べるもので。 だから腹を括るためにも、アイは彼女を諭した。 真乃を通じて、自分を戒めるために。 自分もこうならないように、と。 己自身、覚悟を引き締めるためにも。 そして。 苦しみ、苛まれるアイドルの姿を。 ただ、見ていられなかった。 ああ、つまるところ。 星野アイは、“悪い女”ではなかった。 だって彼女は―――特別で、普通の女の子だから。 完璧で究極。そんな虚飾の下には、愛を求めていた孤独な少女がいた。 きっと。 星野アイは、もう負けていたのだ。 こんな想いに、駆られた瞬間から。 自分の正体を、目の当たりにしてしまった時から。 何かを演じるための仮面は、今。 溢れる感情を堰き止めるための、脆い蓋に成り果てた。 ◆◇◆◇ 叫んで、エモーション。 繕ったヴェールはもういらない。 ◆◇◆◇ 「アイさん」 夢遊するような意識が。 瞬く間に、現実へと引き戻されていく。 私は、気が付けば床に転倒してて。 頭や身体に、鈍痛が滲んでいた。 「なぁ……何してんだよ」 私のことを呼ぶ声が。 私のことを止める手が。 私のことを見る眼が。 ただ、そこにある。 ただ、そこに。 「なんでだよ、アイさん」 いつの間にか、割り込んできた相手。 しおちゃんのサーヴァント――ライダーくん。 気が付けば彼が、私を見下ろしていた。 しおちゃんは首を掻き切られる前に、私から引き剥がされてて。 けほけほと咳き込みながら、へたり込んでいた。 ああ、ライダーくんが助けに来たんだ。 そうして、私としおちゃんを強引に引き離した。 つまり、そういうことなのだろう。 握り締めてたはずのナイフは、手元にない。 視線を動かしてみれば、離れた地点に転がり落ちていた。 ライダーが引き剥がして、そのまま蹴り飛ばしたのだろう。 殺すための凶器は、もう持ち合わせていない。 「ライダーくん」 そんな現状を、淡々と見つめて。 私はよろりと、その場から立ち上がり。 ライダーくんと真っ直ぐに見つめ合う。 彼の表情に、いつもの気怠さは無くて。 ましてや、照れ臭さを見せる素振りもない。 いつもだったら、嬉しそうな顔するくせに。 心の中で、そんな悪態をついてしまう。 「女子トイレだよ、ここ」 「……すいませン」 「……ライダーくん、気付いてたの?」 「トイレのことっすか」 「じゃなくて」 「……しおを殺そうとしてたこと、っすか」 間が抜けた遣り取りを交わしてから。 真顔のままのライダーくんに、核心を突かれて。 私は、何も言えずに黙り込む。 「しおが、念話してくれたんスよ」 それからライダーくんが、淡々と語り出す。 「オレは直接見てねーんだけど……“さとちゃん”の叔母さん」 なんとなく、寂しげな顔をして。 ほんの少しだけ関わって、今はもう居なくなった人のことを振り返る。 「最期に、しおのこと殺そうとしたって」 語り続けるライダーくんの言葉に。 思えばそんなこともあった、と。 私は何故だか、懐かしい気持ちになる。 「それでさ。しおと話してる時の、アイさん……」 ライダーくんは、ほんの一瞬。 しおちゃんへと視線を向けた。 乱れてた息を整えて、再びその場から立ち上がってて。 猫のような瞳で、私のことを無言のままじっと見つめていた。 「そん時の叔母さんと……同じ匂いがするって。しおの奴、伝えてくれたんですよ」 ああ、そっか。 初めて会った時とは違う。 何かが変わって、前へと進み始めて―――。 だから、今のしおちゃんは。 ちゃんと、他の誰かを見ている。 ようやく、気付かされる。 しおちゃんは、私を見抜いてて。 私は、しおちゃんを侮っていた。 その結果が、これであり。 もう私には、後が無くなっていた。 私は、焦燥に駆られて。 無謀な博打に出て。 そうして、自ら雁字搦めになった。 こうなるに至った、無垢な想いさえも。 今の私の頭から、掻き消えてしまっていた。 「ライダーくん」 半ば咄嗟に、反射的に。 そうして私は、口を開いた。 表情。仮面。“嘘”を張り付ける。 「このままじゃ、駄目なの」 私は、ライダーくんを見つめる。 とびきり、真剣な眼差しを作って。 ――――きっと、わざとらしいくらいに。 “作り物みたいだ”って、また誰かに言われそうな表情。 そんな自覚があるからこそ、私は思う。 「私だって……勝ちたいんだよ」 ああ。 馬鹿みたい。 もう、無駄だ。 「ねえ。わかるでしょ?」 何言ってるんだか。 自分で自分を、冷ややかに見つめている。 「ライダーくん、私のこと大好きだったじゃん」 営業でも。ライブでも。 こんな虚しさを感じたことはない。 ステージに立ったばかりのへたっぴな頃だって、もっとマシな気持ちだった。 「だからさ、私に乗り換えてよ」 私は今まさに、反旗を翻した。 何を言っても、無意味なのに。 苦し紛れの言葉で、足掻いてる。 「しおちゃんが『さとちゃんに聖杯を捧げる』なんて言い出したら、ライダーくんの苦労だって無駄になるんだよ?」 並べ立てる理屈。 切実な事情。 憐憫を誘う振る舞い。 そのどれもが、意味を成さない。 自分が何をしたいのかさえ、よくわからない。 「だから……」 「アイさん」 「聞いてよ、お願い」 「なあ、アイさん」 「ライダーくんがいないと、困るの」 「……アイさん」 いつもなら私に対して、鼻の下伸ばしてるのに。 いつもなら私に話しかけられたら、露骨に嬉しそうにするのに。 「もう、やめようぜ」 今のライダーくんは。 ぴくりとも、笑いはしない。 ただただ、悲しそうに。 私のことを、見つめている。 「やめるって……」 ――――何を? 知ってるくせに。星野アイ。 私の中で、誰かがうそぶく。 ライダーくんが何でそんなことを言うのか。何でそんな目で私を視てるのか。 「いつまでも、死柄木くんとつるんでられないんだよ?」 答えなんて、とうに知っている。 それでも、悪足掻きをする自分がいる。 「“敵連合”なんて、しょせん今だけの縁じゃん」 気がつけば、私の口からは。 罵倒するような言葉が、零れ落ちていた。 「なのに……」 そんな自分に、戸惑いを覚えてて。 だけどもう、後には引けなくて。 だから、嘘を演じ続けることしかできない。 「馬鹿みたいでしょ」 ―――“馬鹿みたい”。 ―――ああ、本当に。 ―――その通りだ。 さっきまでの記憶が、脳裏をよぎる。 ほんの十数分前。 私達は、一緒に遊んで。笑い合ってて。 そんな中で、私は思惑を巡らせながら。 今までの人生で得られなかったものを、無意識に噛み締めてて。 けれど。 もう、どうにでもなれ。 だって、私は“嘘つき”を選んだから。 もう、どうだっていい。 ただ、それだけのこと。 「ほんとに、馬鹿みたい―――」 そして。その瞬間。 ―――――ぱぁん。そんな音だった。 こんな不毛な抵抗を、打ち砕くみたいに。 何かが破裂するような、乾いた音が轟いた。 お腹の位置よりも、幾らか上。 胸の下っ側あたりに、酷く鋭い熱が走った。 呆然とした顔で、私は視線を落とそうとした。 だけど。それを確認するよりも先に。 私の脚が、唐突にバランスを喪った。 よろりと、その場に立てなくなって。 気が付けば、壁に身を委ねていて。 そのままずるずると、床へと崩れ落ちていく。 胸の下が、真っ赤に染まっていた。 ようやく、そのことに気付いた。 折角の一張羅は、台無しになってて。 呼吸をするだけでも、身体が酷く痛んだ。 ライダーくんが、何処かへと声を荒らげてる。 しおちゃんが、何処かへと顔を向けている。 どうしたんだろう。能天気に考える私がいて。 身体の暖かな熱に手を添えながら、視線を動かした。 通路へと繋がる出入り口。 田中一が、そこに立っていた。 真っ黒な拳銃を、両手で握り締めてて。 その銃口からは、硝煙が上がっていた。 動揺と衝撃を押し殺すように、歯を食いしばってて。 壁にもたれかかって座り込む私のことを、きっと睨みつけていた。 「星野さん、は……」 ぶつぶつと、田中が絞り出す。 「俺達の……敵に、なろうとしたんだろ……」 血眼になった両目で。 ひどく震えた声で。 必死になって、吐き出していた。 「だったら……」 そんな姿を、ぼんやりと見つめて。 私は、茫然と思いを抱く。 「殺さなくちゃ、いけないんだよ……」 ―――ねぇ。 ―――何してんの、田中。 ―――無理しないでよ。 ◆ ライダーが、突然部屋から出ていって。 何故だか、胸騒ぎが込み上げてきて。 そうして田中は、彼を追っていった。 心のざわつきは、止まらなかった。 追い掛けた先では、言い争うような声が聞こえた。 それで意を決してやることが、女子トイレの覗き見だなんて。 なんて間抜けな姿なのだろうと、田中は自分を嘲るように思う。 星野アイが、何か喋っていた。 床には、刃物が転がっていて。 まるでライダーを説得するかのように。 必死になって、言葉を並べている。 そんな彼女と向き合うライダーの眼差しは、悲しげで。 星野アイの言い分は、つまるところ。 “神戸しおを切って、自分のサーヴァントになってくれ”。 そういうことだった。彼女は、ライダーとの再契約を狙っていた。 あの刃物は、きっと。 邪魔になる神戸しおを、殺すための凶器だったのだろう。 それを理解した瞬間から。 田中の中で、何かが砕け散るような音がした。 田中が感じたのは、衝撃だった。 そして、動揺であり。 心を抉られるような、悲しみが押し寄せてきた。 仲間だって、言ったじゃないか。 あんたは、アイドルじゃないか。 だったら。何で、期待を裏切るんだよ。 嘘なら嘘で、ちゃんと騙してくれよ。 こんなのって。何でだよ。 それくらい、知っていたはずだった。 聖杯戦争。奇跡を勝ち取れるのは、たった一組だけ。 蹴落とし合うのは、当たり前のことで。 だというのに、田中の心には、深い傷が刻み込まれていた。 思いを踏み躙られたように、その眼を震わせていた。 ―――“敵連合”なんて、しょせん今だけの縁じゃん。 ―――なのに……馬鹿みたいでしょ。 そして、アイがその言葉を吐いた瞬間。 田中の心の中で、何かの糸がぷつんと切れた。 田中一という人間は、自分を肯定できなかった。 己の価値というものを見出だせず。 ままならない憂鬱を背負い続けて。 人生の意味さえも分からぬまま、ここまで生きてきた。 しかし、この界聖杯で。 彼はようやく、生きる意味を見つけた。 敵連合。そして、死柄木弔。 これこそが自分の居場所だと、痛感したのだ。 死柄木弔を否定されること。 敵連合を否定されること。 それは今の田中にとって。 自分自身を否定されることに等しかった。 彼という男は、何十年もの間。 己に対するコンプレックスで凝り固まっていた。 破滅的な攻撃衝動へと、昇華されるほどに。 結局、見下してたんじゃないのか。 連合に縋るしかない、俺のことを。 何にも持ってない、俺のことを。 そんな疑心を抱いた瞬間。 田中の胸の奥に、憎悪と妄執の炎が灯された。 その懐には、使う機会のなかった“拳銃”があった。 そして、迸るように―――電流が走った。 それからは、迷いなどなかった。 田中一は、病理の男だ。 ちっぽけで虚しい、鬱屈を抱えながら生きてきた。 孤独と閉塞は、時に人間を暴力へと駆り立てる。 淀んだ殺意を醸造し、やがては凶行へと後押しする。 予選期間。聖杯戦争の前哨戦で。 田中一は、既に人を殺している。 一線というものを、とうに越えていたのだ。 だから彼は、殆ど衝動的に。 引き金を、弾くことができる。 そして、田中は撃った。 鉄の引き金を弾いて。 崩れ落ちるアイを、目の当たりにした。 その瞬間から、田中は夢から醒めた。 己の劣等感から作られた妄想は。 眼前の現実によって、容易く消え失せた。 だけど。後には引けなかった。 だって、撃ってしまったんだから。 ◆ 胸元から流れる血は、止まる気配がない。 どくどくと溢れる熱の感覚は、次第に苦痛へと変わっていく。 ひゅう、ひゅう。呼吸の音は、調子外れ。 息がまともに整えられない。 もう歌なんか歌えそうにないな、なんて。 そんなことを茫然と考えながら。 私は、ただ眼の前の状況を見つめ続ける。 「やめろよ、田中」 必死の形相で。 私に近付こうとする田中。 そんな田中を止めようと。 ライダーくんが、割り込む。 「やめろ!!」 声を荒らげて、ライダーくんは。 私に迫る田中を制止しようとしてた。 まるで、私を助けようとしてるみたいに。 ―――ライダーくんってさ。 ―――やっぱり、私のこと好きじゃん。 まあ、なんだっていいや。 結局ライダーくんは、しおちゃんだけの味方だ。 そりゃそうだよね、なんて思う自分がいる。 だって。殺島さんだって、ずっと私だけの味方だったじゃん。 「らいだーくん!」 田中に掴みかかろうとするライダーくん。 けれど、しおちゃんが声を上げた。 いつもとはまるで違う、切迫した調子で。 その一声と共に、ライダーくんは思わず動きを止める。 「……アイさんは」 そして。 しおちゃんは、一呼吸を置いて。 意を決したように、私を見つめて。 「ちゃんと、おわらせよう」 一言、そう告げた。 その意味を、私は分かっている。 つまり、私はこれから死ぬってこと。 「もう、敵だから。アイさんは……」 しおちゃんは、私を毅然と見つめてる。 対するライダーくんは、戸惑いの様子を隠せていなくて。 苦悩と葛藤を、表情の中に滲ませて。 だけど、ぎゅっと唇を噛み締めて。 それから――――私に迫る田中を、見過ごした。 きっと、ライダーくんも。 とうに分かっていたのだろう。 私はもう、味方でも何でもないって。 庇ったところで、意味なんかないって。 だから、しおちゃんの一言で。 ライダーくんは、受け入れざるを得なくなった。 私の前に、田中が立つ。 拳銃を握る手は、震えてて。 その両眼は、揺れ動いてて。 それでも、私を睨みつけて。 今にも、泣き出しそうな顔で。 真っ黒な銃身を。 私の顔へと、向けていた。 その時になって、ようやく。 恐怖の実感が、胸の内に込み上げる。 ここでもう終わりだぞ、と。 心の奥底で、誰かが囁いてくる。 死ぬのは、初めてじゃない。 これで二度目。 痛いのも、怖いのも、知ってる。 だけど。こんなの、違う。 だって、ルビーとアクアがいない。 愛おしい温もりが、何処にもない。 駄目だ。こんなの、認めたくない。 生きなきゃ。 足掻かなきゃ。 何とか、しなきゃ。 そう頭では思ってて。 けれど、身体はまともに動かない。 熱と苦痛だけが、あちこちを這い回る。 結局、すべはどこにもなく。 あるのはただ、闇に落ちていく感覚だけ。 もうどうしようもない。 頭も、体も、そんな風に諦めていく。 それじゃ、駄目なのに。 ほんとに、ひどく寒くて、こわい。 ああ、せめて。 せめて。せめて。 あの子達だけでも。 「ねえ」 私は、声を絞り出す。 か細く、掠れた言葉を。 辛うじて、吐き出す。 「ねえ……みんな……」 必死になって。 弱々しく、右手を伸ばす。 何かに縋るように。 「誰でも、いいから……」 何でもいい。誰だっていい。 お願いだから。お願い、だから。 どうか、受け取ってほしい。 誰でもいいから。誰だって、いいから。 ああ、誰だって――――。 ―――“もしもアイさんだけがこの戦いから帰る時が来たとしても”。 ―――“私がいたことで、アイさんに届けられるものがあったらいいなって”。 まるで走馬灯のように、唐突に。 あの娘の声が、脳裏に反響する。 方舟と敵連合。“新時代”の幕開けを告げる、あの電話でのやり取り。 櫻木真乃との会話が、追憶される。 ねえ、真乃ちゃん。 子供たちの幸せ。私の幸せ。 この想いは、どこに行くんだろう。 しおちゃん達が受け継いでくれるのかな。 真乃ちゃんが届けてくれるのかな。 それとも、何処にも辿り着けないのかな。 答えなんてものは、誰も教えてくれない。 「アクア……ルビー……」 ―――“もしも私たちがどうしてもアイさんと帰れない時でも”。 ―――“世界を越えてアイさんの大切な人に、何か届けられないかなって”。 真乃ちゃんが言ってたことは。 誰かにとっては、ただの綺麗事でしかない。 だけどそれは、確かな祈りでもあった。 こんな儘ならない世界の中で。 どうしようもない現実の中で。 少しでも心を繋いで、想いを届けてくれる。 そんな慈しい願いだと思う。 「私の……」 ああ、本当に。 そうであったらいいな。 そうじゃなきゃ。 やるせないじゃん。 それすら叶わない世界なんて。 悲しすぎるもの。 だから私は、信じたい。 信じなきゃ、やってらんない。 「私、の―――――」 それは、アイドルと一緒。 アイドルは、祈りを体現するもの。 祈りとは、無垢な願いそのもの。 “誰かに想いを届けたい”という意志。 そして想いは、心という瓶の中身を満たすもの。 私は、それを知っている。 その正体を、分かっている。 つまるところ。 “愛”って言うんでしょ? ◆ ―――――たぁん。 縋るような懇願の言葉は。 一発の乾いた銃声と共に。 いとも容易く、掻き消された。 ◆ もう迷わない。 もう許さない。 もう止めない。 殺してやる。 殺してやる。 殺してやる――――。 田中は、呪文を唱えるのように。 自分にそう言い聞かせていた。 それは、腹を括った決意というより。 己を無理やりに納得させるための、暗示だった。 だって、ここで躊躇ったら。 星野アイは“未練”になってしまうから。 彼女が裏切ったことに、納得ができなくなってしまうから。 そうなる前に、殺さなくちゃいけない。 仲間を殺そうとしてきたんだから。 正気に戻ろうとする頭を、必死に抑え込んで。 田中は、ただただ歯を食いしばる。 ああ、そうだ。 殺さなければ、いけなかった。 元々、競い合う敵だったんだから。 ―――いや、違う。 彼女が、“死柄木弔”の敵だからだ。 だから、ここで殺さないといけない。 田中がようやく見出した“生きる意味”を、彼女は否定しようとした。 だから、ここでトドメを刺さないといけない。 アイの懇願から、耳を塞いだ。 聞いてしまえば、きっと殺せなくなるから。 自分の心に、そうやってウソをついて。 田中は、黒い引き金を弾いた。 そうしてこのちっぽけな男は。 再び、“人殺し”になった。 眼の前の、すべてが終わって。 呆然と、立ち尽くして。 我に返ったように。 恐怖と動揺が、ただ込み上げてくる。 唖然と震える瞳から、零れ出る。 ぽろぽろと、感情が溢れる。 ああ。 さっきまで、生きてたのに。 さっきまで、遊んでたのに。 こんな風に。こんな呆気なく。 トイレの床で、死ぬんだ。 田中一は、思い出す。 いつだって、朝というものが悲しかった。 このちっぽけな身も心も。 今日という日に、押し潰されるような気がしたから。 そんな自分の日々は、いつまでも同じ。 ―――今日は別に、変わらない。 そう思っていたけれど。 今は紛れもなく、何かが変わってしまった。 ◆◇◆◇ 誰かに愛されたことも。 誰かを愛したこともない。 けれど。この愛は、絶対に本物だ。 この甘い世界の、嘘も本当も頂戴。 やっぱりどれも、私なんだから。 ◆◇◆◇ 市街地の中に、“焦土”が生まれていた。 まるで大きな災厄が起きた直後のように。 巨大な更地を、都市部のど真ん中に敷いたかのように。 其処は、跡形もなく全てが灰燼に帰していた。 “峰津院財閥”の保有するビル。 その成れの果てだった。 都内に点在する複数の“財閥の拠点”。 それらは、一人の男の手で“殲滅”された。 「―――そうか」 次世代の魔王――“死柄木弔”。 廃墟と化した土地を去り行きながら。 彼は、スマートフォンを片手に摘んで“通話相手”に応対をする。 「死んだのか、あいつ」 ぽつりと、死柄木は呟く。 通話先の主、田中一の声は乾き切っていた。 憔悴したように、淡々とその報告を伝えていた。 自身が各地の財閥関連施設を破壊して回っていた最中に、相応の一悶着が起きたのか。 今となっては、事後報告として聞くことしかできないが。 ―――“噓をついて騙すことなら誰よりも上手い”。 ―――最初にそう言ってただろ、星野アイ。 この土壇場で、星野アイが裏切った。 そのことに僅かな驚きを感じたのは、間違いなかった。 強かな嘘つき。そんなふうに自負していた“あの女”にしては、余りにも軽率な暴挙であり。 何故星野アイがそれでもなお行動に出たのかを、死柄木には確かめる術はなかった。 ともあれ。 曲がりなりにも“仲間”だった。 この先、彼女の再契約先が見つからなければ。 田中共々、聖杯の“おこぼれ”を与えられないかとも考えていた。 だが、もう詮無きことだ。 あの強かなアイドルは、この世にはいない。 「なあ、田中」 そして、死柄木は囁く。 電話越しの相手に対して。 “自分が星野アイを撃った”。 そう伝えた田中に対して。 「よくやった」 ただ一言、そう告げた。 傷心した自らの仲間を、労うように。 「安心しろよ。俺がいる」 通話先の田中は、わずかな間を開けて。 それから、少しだけ安心したように、相槌を打っていた。 敵連合は、元より逸れ者の集まりだった。 そんな面々を引き連れていたのが死柄木であり。 それ故に根深い鬱屈と閉塞を抱えていた田中のことも、悪くは思っていなかった。 彼の死柄木弔への心酔が揺るぎないものであることもまた大きい。 自分が勝ち残った暁には。 聖杯の融通次第では、田中も“元の世界”に連れて行ってやっても構わない。 その時は、晴れて敵連合に正式な仲間入りだ。 通話を終えた死柄木は、一息を付く。 峰津院財閥の殲滅は片付けたが。 禪院との話は、まだ付いていない。 何度か連絡を試みたものの、向こうからの反応はない。 取り込み中か―――間が悪いものだ。 ともかく、一仕事を終えた今。 魔王は、拠点へと戻らねばならない。 今後の方針は、そこで改めて話し合う。 神戸しお。電鋸のライダー。田中一。 禪院を除けば、随分と連合のメンバーは減っていった。 そのことに、思うところが無いわけではなく―――。 その瞬間、遥か彼方から。 “皇帝”の咆哮が、轟いた。 大地そのものを揺るがすかのような。 “百獣の王”の叫びを、魔王は知覚した。 それは、新たなる戦いの始まりを告げる狼煙であり。 故に死柄木は、思いを馳せる。 ああ――――そういうことなのだろう。 きっと、“戦争の終わり”は近い。 ならばこそ。彼は、ただ不敵に笑む。 その果てに立つのは、“俺たち”であると。 敵連合、死柄木弔は嗤う。 【???/二日目・朝】 【死柄木弔@僕のヒーローアカデミア】 [状態]:継承、サーヴァント消滅、肉体の齟齬 [令呪]:全損 [装備]:なし [道具]:なし [所持金]:数万円程度 [思考・状況]基本方針:界聖杯を手に入れ、全てをブッ壊す力を得る。 0:敵連合拠点に帰還し、今後の行動を決める。 1:勝つのは連合(俺達)だ。 2:全て殺す 3:禪院への連絡。……取り込み中か? 4:峰津院財閥の解体。既に片付けた。 5:以上二つは最低限次の荒事の前に済ませておきたい。 [備考] ※個性の出力が大きく上昇しました。 ※ライダー(シャーロット・リンリン)の心臓を喰らい、龍脈の力を継承しました。 全能力値が格段に上昇し、更に本来所持していない異能を複数使用可能となっています。 イメージとしてはヒロアカ原作におけるマスターピース状態、AFOとの融合形態が近いです。 それ以外の能力について継承が行われているかどうかは後の話の扱いに準拠します。 ※ソルソルの実の能力を継承しました。 炎のホーミーズを使役しています。見た目は荼毘@僕のヒーローアカデミアをモデルに形成されています。 ※細胞の急激な変化に肉体が追いつかず不具合が出ています。馴れるにはもう少し時間が必要です。 ※峰津院財閥の主要な拠点を複数壊滅させました。 ◆ あの場の“後始末”は、四ツ橋達が請け負うことになった。 アイがしおを手に掛けようとして、駆け付けたライダーに止められ、そのまま田中に始末された―――そうやって事情は説明された。 同盟の一員が裏切って、返り討ちにあって死んだ。 残された結果は、ただそれだけだった。 そうして彼女の遺体は、粛々と処理された。 これまでの騒乱を生き残ってきたデトネラットの職員達は、淡々と仕事を進める。 戦死者の亡骸を扱うように、物言わぬ遺体が運ばれていく。 もう、一番星のような輝きはない。 星野アイは、どこにもいない。 田中は放心したまま、それでも電話で“連絡”をしに行った。 連合の主たる死柄木弔に、事の顛末を伝えるために。 まるで自分の縋るべきものを、確かめるかのように。 通路の片隅で、しおとデンジは壁に寄りかかって座り込む。 静寂に身を委ねるように、ただ沈黙が流れていた。 星野アイの死によって齎されたもの。 それを無言で咀嚼するように、二人は何も言葉を交わさなかったが。 「らいだーくん」 やがて、ぽつりと。 しおは、口を開く。 「いつかはさ」 そうだ。 本当は、気づいてた。 この場に居る、誰もが知っていた。 「みんな、終わるときが来るんだね」 マスターと、サーヴァント。 一ヶ月もの間、誰もがこの世界で過ごしてきた。 希望。絶望。決意。悲嘆。前進。成長。絆。 様々なものを紡いで、歩き続けてきた。 聖杯という目標を目指して、ここまで辿り着いた。 そして、いつかは“卒業”する時が来る。 「敵連合のみんなとも」 敵連合。ほんの一日だけの縁。 蜘蛛という黒幕の下に築かれた、悪徳の同盟。 打算による結託でしかなかった、その関係性も。 何気ない穏やかな一時や、海賊達との熾烈な闘争を経て、気が付けばある種の絆となっていた。 しかしこの“お城”も、最後は終わりを迎える。 寄り合うみんなは、敵同士。 最後は、死柄木弔と戦うことになる。 しおは、そう悟っていた。 しおは、それを知っていた。 それでも。星野アイの顛末は、確かな爪痕を遺した。 まるで、人がいつか死ぬことを思い知らされるかのように。 現実感の乏しかった感覚が、確かな輪郭を伴って降り立ってきた。 「……らいだーくんとも」 そして。 この世界で出会った。 たった一人の“友達”とも。 聖杯を、手にしたら。 別れを告げることになる。 何かが終わることは。 切なくて、寂しいもの。 今のしおは、知っていた。 “さとうの叔母”の最期を、見つめたから。 “神戸あさひ”とのお別れを、果たしたから。 デンジもまた、知っていた。 忘れるはずがなかった。 “何かが終わる”という、その瞬間のことを。 彼の脳裏には、在りし日の姿が浮かぶ。 まだデンジが英霊になるより前。 “あの三人”で過ごした、つかの間の日々を。 しおは、何気なく。 隣にいるデンジに、視線を向けた。 彼をただ、じっと見つめた。 やがてデンジもその眼差しに気付いて。 彼もまた、何気なく、顔を動かす。 互いの視線を、交差させる。 何も言葉を交わすことはなく。 無言と沈黙の中で、静かに見つめ合う。 口には出さずとも通じ合うものを、確かめるかのように。 「だから、せめて」 やがて、しおが口を開いた。 何かを噛み締めて、決意するかのように。 「愛だけは、終わらせたくない」 砂糖菓子の少女はただ、そう告げる。 たった一つだけ残された、なけなしの想い。 それだけは守り抜くと、決意するように。 しおは、無垢な“祈り”を抱いた。 そして―――しおは、振り返る。 あのとき、自分を後ろから抱き締めてくれた。 暖かくて慈しい、あの温もりに思いを馳せる。 彼女は、一番星の生まれ変わりだった。 ほんの少しだけ、静寂が続いてから。 自らの“友達”の言葉を、飲み込むように。 デンジは、頷いた。 「……そうだな」 それ以上は、交わさなかった。 ただそれだけで、今は十分だった。 ◆ 「なあ……」 部屋へと戻ってきて。 デンジが、ふいに呟く。 しおと田中が、視線を向ける。 「ゲーム、どうする?」 三人は、共に同じ方向へと顔を動かした。 野ざらしのまま放置された機器。 付けっぱなしのままのテレビゲーム。 画面の中では、レースのリザルトが延々と流れ続けている。 コントローラーは、4つ。 プレイヤーを失ったまま、そこに置かれている。 最初に反応したのは、田中だった。 真顔のまま、ふらふらと歩いて。 そうして、ぼすんと床に座り込む。 自身が握っていたコントローラーを、再び手に取った。 そんな田中の姿を合図にするように。 しおもまた、先程と同じ位置に座る。 小さな手で、ちょこんとコントローラーに触れる。 二人の姿を見たデンジは、何も言わなかった。 どうするかは、もう決まっていた。 彼もまた腰掛けて、コントローラーを操作して。 そうして再び対戦モードを開始する。 かちかち、かちかち。 ボタンを押す音が、小さく響く。 ゲームのサウンドが、陽気に鳴り続ける。 談笑の言葉は、もう無かった。 コントローラーは。 ひとつだけ、余っている。 誰も触れることはなく。 ただそこに、横たわっていた。 【中野区・デトネラットのビル/二日目・朝】 【神戸しお@ハッピーシュガーライフ】 [状態]:疲労(小)、決意 [令呪]:残り二画 [装備]:なし [道具]:なし [所持金]:数千円程度 [思考・状況] 基本方針:さとちゃんと、永遠のハッピーシュガーライフを。 0:永遠なのは、きっと愛だけ。 1:――いってきます。 2:とむらくんについても今は着いていく。 3:最後に戦うのは。とむらくんたちがいいな。 4:ばいばい、お兄ちゃん。おつかれさま、えむさん。 [備考] 【ライダー(デンジ)@チェンソーマン】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:なし [所持金]:数万円(しおよりも多い) [思考・状況] 基本方針:しおと共に往く。聖杯が手に入ったら女と美味い食い物に囲まれて幸せになりたい。 0:昔もあったな。何かが終わっちまうの。 1:今は敵連合に身を置くけど、死柄木はいけ好かない。 [備考] ※令呪一画で命令することで霊基を変質させ、チェンソーマンに代わることが可能です。 ※元のデンジに戻るタイミングはしおの一存ですが、一度の令呪で一時間程の変身が可能なようです。 【田中一@オッドタクシー】 [状態]:サーヴァント喪失、半身に火傷痕(回復済)、深い悲しみ [令呪]:残り三画 [装備]:なし [道具]:スマートフォン(私用)、ナイフ、拳銃(4発、予備弾薬なし)、蘆屋道満の護符×3 [所持金]:数千円程度 [思考・状況]基本方針:『田中革命(プルス・ケイオス)』。 0:…………。 1:敵連合に全てを捧げる。死柄木弔は、俺の王だ。 [備考] ※界聖杯東京の境界を認識しました。景色は変わらずに続いているものの、どれだけ進もうと永遠に「23区外へと辿り着けない」ようになっています。 ※アルターエゴ(蘆屋道満)から護符を受け取りました。使い捨てですが身を守るのに使えます。 ◆◇◆◇◇◇◇◇◇◇◇ 吹き抜ける風を、その身に浴びながら。 流れていく景色を、ただ見つめていく。 きらびやかな繁華街を抜けて、街道へと出て。 やがては住宅街へと向かっていく。 空を覆うのは、きれいな夕焼け。 琥珀のように光って、この世界を見下ろす。 ヘルメット越しに見つめる情景。 響き渡るバイクのエンジン音。 身体を通じて、鉄の震動が伝わってくる。 疾走していく世界に包まれながら。 “私”は、“その人”の背中にギュッとしがみつく。 旋風(かぜ)を感じながら。 “その人”は、子供のように澄んだ眼差しで。 何処か満足げに、ただ笑みを浮かべていた。 “私”を後ろに乗せて、単車を走らせている。 その背中を見つめながら、私は思う。 まだまだ、仕事はままならない。 自分に自信がないと言われれば、嘘になるけど。 社長からは期待されているし。 それでも、アイドルという稼業は楽じゃない。 毎日毎日、レッスンに明け暮れて。 裏では何かと陰口ばかり叩かれて。 業界のおじさん達に向けて、ずっと作り笑顔を浮かべて。 ステージの上では、“理想の存在”を演じ続けている。 そんな激務に反して、得られるのはほんのちっぽけなお給料だけ。 アイドルとは、我ながら難儀なものだ。 割に合わないし、嘘で飾らなきゃやっていけない。 ま、でも。 頑張んなきゃいけないよね。 私には“愛する人達”がいるもの。 それに。嘘の中にも、きっと本当がある。 そういう祈りが、この世界には確かに存在する。 “誰かを愛したこと”だって、嘘から始まったのだから。 やがてバイクは、速度を落として。 とあるマンションの前で、停車する。 ―――さ、アイ。着いたぜ。 ―――お疲れサマだな。 ニッと笑うその表情は、清々しさに満ちてて。 私も思わず、口元に微笑みを零してしまう。 ―――ありがと。じゃあね。 そんな風に、気さくに感謝の言葉を述べながら。 単車に乗って去っていく“その人”を、私は見送る。 それからの私は、駆け足だ。 オートロックのドアを開けて。 足早に、らせん階段を駆け上がる。 のろまなエレベーターなんて待ってられない。 仕事の疲れなんて、どこかへと吹き飛んだ。 早く、早く。ひたすらに、自分を急かして。 辿り着いた階の通路を、足早に進んでいく。 息を軽く切らして。 それでも、微笑みを浮かべて。 星のような瞳を輝かせながら。 やがて私は、扉の前で立ち止まった。 手元には、小さな鍵を握り締めていた。 胸の内の瓶は、満たされている。 もう、空っぽなんかじゃない。 この心には、甘いものが詰め込まれているから。 だから。うちに、帰ろう。 ガチャリと、鍵を回した。 ―――ただいま! さあ、アイを唄っていようよ。 この部屋の中は、きっと明るいから。 【星野アイ@推しの子 脱落】 時系列順 Back 業花の帝冠、筺底のエルピス Next 敗者ばかりの日(前編) 投下順 Back 業花の帝冠、筺底のエルピス Next 敗者ばかりの日(前編) ←Back Character name Next→ 149 難しいものですね、愛するということは 神戸しお 158 時計じかけの星のパヴァーヌ ライダー(デンジ) 147 アフターダーク 星野アイ GAME OVER 147 アフターダーク 田中一 158 時計じかけの星のパヴァーヌ 150 冷たい方程式 死柄木弔 158 時計じかけの星のパヴァーヌ
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作者 出版社 巻数 連載状況 はくり スクウェア・エニックス 3巻〜 pixivコミックスにて連載中 コメント
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あんはっぴねすわんるーむ【登録タグ VOCALOID あ 吉尾常陸 曲 猫村いろは】 作詞:吉尾常陸 作曲:吉尾常陸 編曲:吉尾常陸 唄:猫村いろは 曲紹介 うんざりするのに捨てられないから腐れ縁 吉尾常陸氏の18作目。 イラストも吉尾常陸氏自身が手掛けている。 歌詞 (piaproより転載) 最低な気分さ 頭痛痛すぎ回路壊れてんじゃね? 筋肉は退化した 立つ事すら覚束ないよ 怨恨は伝播して気分悪すぎ空気汚してんなよ 「何故怒ってるか」って聞いてくるのも癪に障るな ごめんね、って言って直ぐに君がごめんね、って言うのを待ってたんだ そんな言葉君が嘘でも言う筈ないのにとか 分かってんだ全部 そうじゃなきゃこんな事起こらないよ そうだよ、折れる時はいつも僕じゃないか 繋ぐことすら忘れてた手のひらで 誰かを許すだとかの こんな傲慢で滑稽な馬鹿をただ俯瞰してる それでも君が好きだからなんて声で 静かに飲み込む妥協が また記憶と重なって終わりが来るんだって それから、またひとつ当たり前が君へと馴染んで 未だ覚めないまま 関係はイーブンさ 上か下じゃない上司でも部下でもない 警告は発砲で威嚇するには大袈裟かもな 通告はAtoZなにも聞いてない けんもほろろな態度 旧縁だなんだっていっそ腐り落ちればいいのに くだらなくて投げ捨てた日々は『くだらない』って笑える日々だ いつかそうやって過去の遺物と流せる日が来るようで 変わんないじゃん全部 三つ子の魂は百までか もう寝よう、悩む意味は何ひとつありやしないから 握る事で壊れそうな手のひらを すり潰す勇気もないから 変える事で壊れてしまう脆さに 手を下す勇気もないから 身を削って妥協して今を生きたいとか それでも君が好きだからなんて声で 全てを許せる事すら ありきたりだ分かっていた これが現実だって それから、またふたつ当たり前が僕へと馴染んだ 未だ覚めないままで コメント 名前 コメント
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【書籍】 1R(ワンルーム)男 28歳の社長、上場物語 貧乏、非行、母の死、仲間の死を乗り越えて現在の状況を判断して、そこから導き出された解決に向かってただ無我夢中で目的達成する。その信念、行動力、熱意に感動する。 今、我々ビジネスマンが一番失っているものが見えてならない。 内容は会社が上場するまでのエッセイというか経験物語の話ではあるが、人を纏めること、目的を達成するために多くの書籍を読むという勤勉さ、そして何よりも社員の仲間を家族と思い、納得するところまでとことん話し合うことの大切さ、小さいながらも社長という責任を全うしようという姿勢には感心する。 社員を家族と思い、自ら話し合う。 メールではなく電話、もしくは食事しながら納得いくまで話し合う。 目標を達成するためには何が何でもやる!という気持ちが大事。 後がないと思ったら人間なんでも出来る。 親の有難さ。 人間として一番基本となる 信頼 熱意 勤勉 謙虚(素直) を大切にする大切さを改めて再確認しました。経沢香保子さんの著書”夢をかなえる読書術”で一番に紹介されていたので読んでみたいと思って購入した書籍。とても参考になりました。 商品の説明 出版社/著者からの内容紹介 28歳、年商179億円。2005年12月、会社設立からわずか48ヶ月あまりで株式上場を果たした、若き社長とエスグラントコーポレーションの記録。 父の会社の倒産、自身の交通事故、そして母の死──。波乱万丈の幼少~青春時代に培われたハングリー精神を原点に、不動産業の風雲児と呼ばれる現在に至るまで、自らと会社を急成長に導く若き社長の熱いベンチャースピリットに迫る。 2005年12月、日本が耐震問題に揺れた中、“上場”に向かって戦ったエスグラントの「10日間戦争」とは? 内容(「BOOK」データベースより) 落こぼれからの挑戦―。年商179億円。創業から48カ月と2日の株式上場。倒産の危機、上場延期、耐震偽装問題…。姉歯事件の中で戦った、10日間戦争とは。 内容(「MARC」データベースより) 倒産の危機、上場延期、耐震偽装問題…。姉歯事件の中で戦った、10日間戦争とは? 年商179億円の「エスグラントコーポレーション」社長が、自身の生い立ちから、創業48カ月と2日で株式上場を果たすまでを綴る。 カバーの折り返し 幼い頃に父が会社を倒産させ、貧乏をして、 交通事故で左足が不自由になり、母が死に、後輩を死なせ、 父に殺されかけ、父が蒸発しました。 会社が倒産寸前まで追い込まれたこともありました。 上場延期、上場承認取り消しの危機にも直面しました。 執筆中に父が亡くなり、霊前に誓った約束。 必ずやり遂げるために、私の挑戦は続きます。 著者について 杉本宏之(すぎもと・ひろゆき) 1977年生まれ。高校卒業後、宅建主任者資格を取得し、住宅販売会社に就職、22歳でトップ営業マンとなる。2001年に退社し、24歳でエスグラントコーポレーションを設立。デザイナーズワンルームマンションのデベロップメント事業を皮切りにプロパティマネンジメント、賃貸仲介業(ヘヤギメ!)、人材派遣業、中古マンションの再生販売(Reno)、一棟収益ビル事業と事業を拡大し、総合不動産企業に成長させる。2005年12月20日、名古屋証券取引所セントレックス市場に不動産業界史上最年少で上場を果たす。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 杉本 宏之 1977年生まれ。高校卒業後、宅建主任者資格を取得し、住宅販売会社に就職、22歳でトップ営業マンとなる。2001年に退社し、24歳でエスグラントコーポレーションを設立。デザイナーズワンルームマンションのデベロップメント事業を皮切りにプロパティマネンジメント、賃貸仲介業(ヘヤギメ!)、人材派遣業、中古マンションの再生販売(Reno)、一棟収益ビル事業と事業を拡大し、総合不動産企業に成長させる。2005年12月20日、名古屋証券取引所セントレックス市場に不動産業界史上最年少で上場を果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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