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●イラン へ続く 0331 イラン 国産新型ミサイルの発射実験に成功 革命防衛隊 [毎日] 0331 6か国が外相級会合、イラン核問題の外交解決で一致 [読売] 0330 イラン核問題:採択難航の背景に露と中国 先行きも不透明 [毎日] 0330 30日以内のウラン濃縮停止要求 安保理が議長声明を採択 [朝日] 0329 「イラン、2009年にも核爆弾」米専門家が論文発表 [読売] 0325 ウラン濃縮装置1基分の遠心分離器、イランが設置完了 [読売] 0325 米国務長官と露外相、「イラン核」声明交渉継続を確認 [読売] 0321 中ロ首脳、イラン核問題での協調で一致 [朝日] 0319 イラン 改革派編集者を6年ぶりに釈放 [毎日] 0318 イラン核開発問題 ロ大統領と欧州委員長が共同歩調確認 [朝日] 0318 イラン核問題 安保理修正案に中国軟化、来週にも採択か [毎日] 0317 イラク治安問題「米国と交渉も」 イラン側が表明 [朝日] 0315 イラン核問題、安保理で初の非公式の全体会合 [朝日] 0311 ホルムズ海峡封鎖を警告 イラン、安保理協議に反発 [共同] 0309 IAEA事務局長、外交での解決訴え イラン核問題 [朝日] 0309 イラン核問題、安保理の5常任理事国が協議開始 [朝日] 0307 ボルトン米国連大使、イラン核開発妥協案に反対姿勢 [朝日] 0307 ウラン小規模濃縮、イランが受け入れに前向き姿勢 [読売] 0306 イランの核開発「手痛い結果に」、米国連大使が警告 [読売] 0304 イラン核問題でIAEA、新決議を採択せず [読売] 0303 核問題 英仏独がイランと協議も物別れ [毎日] 0302 イラン核問題:ウラン濃縮委託でロシアと合意に達せず [毎日] 0228 イランのウラン濃縮活動拡大、IAEAが報告で指摘 [読売] 0228 イランが濃縮活動拡大 IAEA報告書 [共同] 0227 イランとロシア、ウラン濃縮の合弁企業設立で合意 [朝日] 0224 露原子力庁長官:テヘランに到着 ウラン濃縮で協議 [毎日] 0223 核問題巡り中国がイランに高官派遣へ 危機回避目指す [朝日] 0221 イラン核問題、ロシア委託案で合意ならず [朝日] 0218 イランへの武力行使「対応可能」と米統合参謀本部議長 [読売] 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今回の会合は、「長期的戦略」(ライス長官)の検討を狙いとしていた。しかし、ストロー英外相が、「イランが議長声明に従わなかった場合、安保理は拘束力のある決議により、イランに対する将来の措置に道を開く可能性もある」と警告したのに対して、ラブロフ露外相は、「唯一の解決策は国際原子力機関(IAEA)の活動に基づくべきだ」と強調するなど立場の違いが改めて浮き彫りになった。 (2006年3月31日1時28分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060330id23.htm 0330 イラン核問題:採択難航の背景に露と中国 先行きも不透明 [毎日] 【ニューヨーク高橋弘司】イランの核開発問題で、国連安保理は2週間以上にわたる交渉の末、ようやく議長声明案の採択にこぎつけた。今回の声明採択が難航した背景には、特にイランとつながりの深いロシアと中国が将来の制裁や軍事攻撃を強く懸念、声明の文言の細部にまでこだわったことが大きい。米英仏はイラク戦争で安保理が分裂した教訓を踏まえ、「全会一致」で国際社会の意思を示すことを優先し、譲歩を重ねた。だが、イランは依然、挑戦的な姿勢を崩しておらず、先行きは不透明だ。 中国の王光亜・国連大使は採択後、制裁につながる文言が声明から削除されたことを評価しながらも、国際原子力機関(IAEA)が依然、イランの核問題では「主たるプレーヤーだ」と強調、安保理はIAEAにとって代われないと以前からの立場を繰り返した。 ロシアのデニソフ国連大使も「IAEAが(この問題で)中心的な役割を果たす」と述べるとともに、声明案協議の過程でイランの核問題が国際社会の「平和と安全保障」にとっての脅威となるとの文言について削除を要求したことに関連し「そう明示するなら、はっきりとした裏づけのある証拠を示す必要がある」と強調した。 米英仏は中露の抵抗を切り崩すため、常任理事国5カ国のみの協議を頻繁に開き、最終段階ではライス米国務長官がラブロフ露外相と電話会談するなど水面下でギリギリの交渉が続いた。 だが、イランのザリフ国連大使はこの日の会見で、「わが国はこれまでIAEAに協力し続けてきている」などと強調するとともに「米国は今回の決定を脅迫の手段として使いたいのだ」と批判し、相変わらずの反米姿勢が目立った。 常任理事国5カ国とドイツは30日、ベルリンで外相会談を開くが、今後1カ月の間にイランが今回の安保理決定に応じない場合の対応策をめぐっては暗中模索の状態だ。 毎日新聞 2006年3月30日 12時25分 (最終更新時間 3月30日 12時59分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060330k0000e030060000c.html 0330 30日以内のウラン濃縮停止要求 安保理が議長声明を採択 [朝日] 2006年03月30日10時24分 国連安保理は29日、核関連活動の30日以内の全面停止をイランに求める議長声明を全会一致で採択した。この問題に関する安保理初の意思決定で、イランの核兵器開発疑惑に対する国際圧力となるのは確実だ。ただ、イランへの厳しい内容を嫌うロシアと中国に配慮したため、欧米は当初の声明案から譲歩を重ね、大幅に緩やかな内容となった。 声明は、イランの状況を30日以内に報告するよう国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長に要求した。安保理決議とは異なって法的拘束力がない。4月下旬の期限までにイランが従わない場合にどのような対応を取るかが、次の焦点となる。 欧米は声明を「段階的に対応する最初の一歩」(フランスのドラサブリエール国連大使)と位置づけており、イランへの制裁を視野に入れたさらに厳しい決議の採択を今後も目指す。一方、中国の王光亜国連大使は「この問題を主要に扱うのはあくまでIAEAだ」と述べて、安保理が制裁を含む決定に進むことへの警戒感を表明した。 IAEAから舞台が移って以来3週間に及んだ安保理での協議で、欧米は当初、IAEA事務局長の報告の期限を「14日間」とするよう要求。「6月以降」を主張するロシアと激しく対立した。当初案にあった「イランが濃縮関連活動を続けることが国際的な懸念を増加させる」などの表現も、ロシアの強い反対で声明から削除された。 ベルリンでは30日、常任理事国とドイツの6カ国外相級会合が開かれる予定。米欧などは今後の具体的な対応を詰める。安保理は外相級会合前の声明採択を急いでいた。 URL http //www.asahi.com/international/update/0330/004.html 0329 「イラン、2009年にも核爆弾」米専門家が論文発表 [読売] 【ワシントン=坂元隆】米国の民間研究機関・科学国際安全保障研究所のデビッド・オルブライト所長は27日、「イランが2009年にも最初の核兵器を完成させる可能性がある」との見解を論文で発表した。 この中で、イランが中部ナタンツのウラン濃縮施設で今年開始した遠心分離器の連結運転は早ければ08年までに3000基連結運転に進展し、その後、半年から1年の間で核爆弾1個分に必要な兵器級高濃縮ウラン20キロを生産できる、と指摘。 ただ、09年までに弾道ミサイル搭載が可能なほどに爆弾を小型化する技術を取得することは無理と予測している。 同所長は米国有数の核問題専門家で、国際原子力機関(IAEA)の査察官も務めた。 (2006年3月29日23時29分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060329i217.htm 0325 ウラン濃縮装置1基分の遠心分離器、イランが設置完了 [読売] 【ウィーン=石黒穣】イランは中部ナタンツのウラン濃縮施設で、濃縮度を段階的に高めるための装置である「カスケード」1基分に当たる164個の遠心分離器の設置をほぼ完了した。 外交筋が25日明らかにした。 個々の遠心分離器を連結する配管作業は終わっておらず、カスケードとしての運転には至っていない。遠心分離器164個のカスケードでは、約15年間で、核兵器1個分の高濃縮ウランが生産できる。 イランの採用している設計では、遠心分離器164個のカスケードが基礎単位で、同様のカスケードを多数設けることで、濃縮ウランの大量生産に移行できる。 このため、米欧は、イランがこのカスケードを運転し、濃縮の基礎となる技術を習得することを警戒している。 (2006年3月25日20時36分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060325i312.htm 0325 米国務長官と露外相、「イラン核」声明交渉継続を確認 [読売] 【ワシントン=坂元隆】ライス米国務長官は24日、イランの核問題についてロシアのラブロフ外相と電話会談し、国連安全保障理事会の議長声明作りで交渉を続けることを確認した。 議長声明をめぐっては、米国の支持を得て英仏両国が作成した文案にロシアと中国が難色を示している。ライス長官は24日の会見で、米露双方の交渉担当者にさらに2日間程度、週末返上で交渉にあたらせることでラブロフ外相と合意したと述べた。 一方、ライス長官はイラン側が呼びかけているイラク問題をめぐる米国とイランの直接対話について、「そのような会合は適切な時期に必ず実施されると思う」と述べ、断交状態にあるイランとの対話の実現に楽観的な見方を示した。 (2006年3月25日11時33分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060325id05.htm 0321 中ロ首脳、イラン核問題での協調で一致 [朝日] 2006年03月21日22時10分 中国の胡錦涛(フー・チンタオ)国家主席は21日、2日間の日程で中国を公式訪問したロシアのプーチン大統領と北京の人民大会堂で会談し、中ロの戦略的パートナーシップの強化で一致した。両首脳は、イランの核問題解決に向けて協調することやエネルギー分野での協力を定めた共同宣言に調印した。 共同宣言は、イランの核問題について「政治・外交的解決に向け今後一層緊密に協調していく」と両国が共同歩調をとることを確認し、国連安保理での経済制裁に傾く欧米諸国を牽制(けんせい)した。 また、共同宣言では、北朝鮮の核問題をめぐる6者協議が問題解決に有効であることを指摘したうえで、協議の早期開催に向けて協力することでも一致。エネルギー分野でも、ロシアから中国への石油・天然ガス供給のためのパイプライン建設に向けて努力を続けることを確認した。 両首脳は昨年11月にも、韓国・釜山でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の際に会談した。プーチン大統領は6月、中ロと中央アジア4カ国で構成する上海協力機構の首脳会議に出席するため、今年2回目の訪中を予定している。 両首脳は同日夜、中国での「ロシア年」開幕式典に参加した。「中国・ロシアの関係はいまや、かつてないほどの高いレベルに達した」(中国の李輝・外務次官補)との指摘もある。 URL http //www.asahi.com/international/update/0321/014.html 0319 イラン 改革派編集者を6年ぶりに釈放 [毎日] イランの司法当局者は18日、虚偽報道の罪に問われ収監されていた改革派編集者アクバル・ガンジー氏が17日夜、約6年ぶりに釈放されたことを明らかにした。AP通信によると、同氏は46歳。 米国は、同氏の釈放を強く求めていた。イランは近く米国とイラク情勢をめぐって協議する予定で、釈放は米国への信頼醸成措置としての狙いがあるとの見方が出ている。 ガンジー氏は新聞記事や著書で、改革派ハタミ大統領時代の98年末に起きた反体制派言論人や作家に対する連続殺人事件について、保守強硬派の謀略だと主張。00年4月に拘束され、その後、禁固6年の判決を言い渡された。 収監中、ハンガーストライキや健康状態悪化が伝えられたこともある。(テヘラン共同) 毎日新聞 2006年3月19日 0時30分 RL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060319k0000m030120000c.html 0318 イラン核開発問題 ロ大統領と欧州委員長が共同歩調確認 [朝日] 2006年03月18日22時52分 ロシアのプーチン大統領は17日、欧州連合(EU)のバローゾ欧州委員長とモスクワ郊外で会談し、イランの核兵器開発阻止でロシアと欧州が今後も共同歩調を取ることを確認した。バローゾ氏は「この問題でロシアと欧州は似た立場にある」とし、イランのためにウラン濃縮をする合弁企業をロシア領に設立する案にも支持を表明した。 会談では23、24両日のEU首脳会議で主要議題となる欧州の統一エネルギー政策も協議、プーチン氏が「ロシアは欧州への信頼の置けるエネルギー供給国であり続ける」との意向を示した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0318/012.html 0318 イラン核問題 安保理修正案に中国軟化、来週にも採択か [毎日] 【ニューヨーク高橋弘司】イランの核開発問題をめぐる国連安保理協議で、英仏両国は17日、安保理議長声明案の修正案を各国に提示した。イランが国際原子力機関(IAEA)理事会の決定にどれほど協力的かをエルバラダイIAEA事務局長が評価した上、安保理とIAEA理事会の両方に報告するとした点などが特徴だ。 これを受け、報告の期限設定に反対してきた中国が軟化、大半の国が修正案を支持する姿勢を示した模様だ。今後の焦点はロシアの出方だが、早ければ議長声明修正案が来週中にも採択される可能性が出てきた。 原案でエルバラダイ事務局長がイランの順守状況に関して安保理に報告すると記されていた点を修正し、修正案では「安保理とIAEA理事会双方に報告する」とした。これは中国やロシアが核開発問題は安保理よりもむしろ、IAEA理事会で協議すべきものとの主張を続けてきたことを踏まえたものだ。 また、イランがIAEA理事会決定を順守し、ウラン濃縮など核関連活動を停止すれば「外交的解決に向けた交渉が再開される」とし、イランに交渉再開を呼びかけるメッセージを原案よりも鮮明にしている。 これを受け、中国の王光亜・国連大使は一貫して反対してきたエルバラダイ事務局長報告の期限設定に言及し、修正案でも「14日以内」とされていることに「あまりに短すぎる。4週間か6週間ぐらいがいいのでは」と述べ、期限設定自体に反対しない姿勢を初めて示した。ロシアは再度、本国に照会する方針を示しており、明確な態度を明らかにしなかったという。 毎日新聞 2006年3月18日 11時30分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060318k0000e030030000c.html 0317 イラク治安問題「米国と交渉も」 イラン側が表明 [朝日] 2006年03月17日06時36分 イラン最高安全保障委員会のラリジャニ事務局長は16日、宗派対立で急激に悪化するイラクの治安問題について、米国と交渉する用意がある、と表明した。政府内部で交渉開始について合意したという。米国のカリルザード駐イラク大使が10日、イラクのテレビで「イランとの対話の用意がある」と語っており、米国に対する牽制(けんせい)の意図があるとみられる。 イラクで多数派を占めるイスラム教シーア派を国教とするイランは、イラクの治安安定への影響力を見せることで核問題での米国の圧力に対抗する意図があるとされる。 イラク・イスラム革命最高評議会の指導者ハキム師は15日、イラン指導部に対し、米国と協議を開始し、イラクでの双方の相違点を議論することを求めていた。 URL http //www.asahi.com/international/update/0317/002.html 0315 イラン核問題、安保理で初の非公式の全体会合 [朝日] 2006年03月15日10時54分 国連安全保障理事会は14日、イランの核開発に関する初の非公式の全体会合をニューヨーク市内のフランス国連代表部で開き、イランに対して「研究開発を含め、すべての濃縮関連と再処理の活動の停止」などを求める議長声明の原案を協議した。米欧は17日にも公式協議に入り、早期に採択することを目指しているが、常任理事国のロシアと中国は原案に合意しておらず、当面は内容をめぐる協議が続くことになりそうだ。 英仏が理事国に配布した原案によると、国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長に対して、イランがIAEAの決定を順守しているかを安保理に報告するよう求めている。報告の期限は「14日以内」としているが、「14」には括弧がついている。関係者によると、中国とロシアが「14日では短すぎる」と主張しており、期限をめぐる対立が常任理事国間に残っているという。 原案はイランに「(IAEAの)追加議定書の早期批准と完全実施」「積極的なIAEAへの協力」などを要求。また、「イランが濃縮関連活動を続けることが、国際的な懸案を増大させることを確信する」としている。 関係者によると、常任理事国間の合意が得られないため、欧米からは、全会一致で採択される議長声明ではなく、安保理15カ国中9カ国の賛成で成立する決議に切り替えを求める声が出ているという。 議長声明は安保理全体としての意思を表すものの強制力は伴わない。これに対し、安保理決議は加盟国を拘束する強制力を持つ。ただ、決議を求める動きは、中ロから早期の妥協を引き出すための牽制(けん・せい)に過ぎないとの見方も強い。 日本の大島賢三・国連大使は記者団に「安保理が一致して臨むことが必要で、議長声明の方がいいという感じが強い」と述べた。 URL http //www.asahi.com/international/update/0315/005.html 0311 ホルムズ海峡封鎖を警告 イラン、安保理協議に反発 [共同] 【テヘラン11日共同】イランのプルモハンマディ内相は11日、国連安全保障理事会が核問題の本格協議入りに向けた動きを強めていることについて「われわれは世界最大で最も敏感なエネルギー輸送の航路を抱えている」と述べ、中東の石油輸出の要所であるホルムズ海峡を封鎖して報復する可能性を警告した。国営通信が報じた。 ホルムズ海峡が閉ざされれば、イランだけでなくサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)なども石油を輸出できない事態になり、世界経済が大混乱に陥るのは必至。内相の発言は欧米のみならず湾岸諸国からも反発を呼びそうだ。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=intl NWID=2006031101004567 0309 IAEA事務局長、外交での解決訴え イラン核問題 [朝日] 2006年03月09日12時57分 イラン核問題を協議していた国際原子力機関(IAEA)の定例理事会は8日夕(日本時間9日未明)、各国発言の要点をまとめた「議長総括」を了承、この問題の討議を終えて閉会した。理事会後、エルバラダイ事務局長が先月末に出した報告書が国連安全保障理事会に送られた。2月の緊急理事会で安保理に付託されており、今後は来週にも審議が始まる安保理の対応が焦点となる。 エルバラダイ事務局長は閉会後の記者会見で「(付託は)外交的解決を目指す新しい段階。安保理の主たる責務が紛争の平和的解決であることを忘れてはならない」と指摘、制裁論議を急ぐ動きを牽制(けんせい)して外交交渉による解決を訴えた。一方、イランに対しては、「さらなる透明性や信頼醸成の努力が必要だ」と強調した。 一方、この日の理事会や記者会見では、米国とイランが激しい非難の応酬をした。米国は「イランは濃縮すれば核爆弾10発ができる六フッ化ウラン85トンをすでに生産した」と指摘したうえで、「核兵器製造へと着実に進んでいる。交渉はまやかしにすぎない」と批判。「(濃縮活動停止の)責務を果たさないと、重大な結果を招く」と警告した。 これに対し、イランは米国を「戦争屋」と決めつけ、「イランの政権転覆を狙う一方、世界の平和をつくっていると自称している」と非難。「米国は危害と苦痛を与える力を持つが、自らも危害と苦痛を受け得る。米国が望むのなら、そうすればいい」と述べた。 エルバラダイ事務局長は「事態が悪化しないことを望む。われわれには、いま冷静さが必要だ」となだめた。 URL http //www.asahi.com/international/update/0309/010.html 0309 イラン核問題、安保理の5常任理事国が協議開始 [朝日] 2006年03月09日12時57分 イラン核問題に関するIAEAの協議終了を受け、国連安全保障理事会は8日、5常任理事国が協議を始めた。安保理はイランに対する経済制裁などの強制力を伴う措置を発動することもできるが、常任理事国の足並みはそろっていない。 同日、国連にはIAEAのエルバラダイ事務局長から、安保理のマヨラル議長にあてた手紙と、イランの核疑惑を解明できなかったとする報告書が到着。安保理のメンバーに配られた。 非公開で行われた常任理事国の会合後、対イラン強硬派として知られる米国のボルトン国連大使は「3年前に来るべきだったが、やっとここ(安保理)に来た」と安保理に協議の場が移ったことを歓迎した。 安保理は13日にも15カ国による全体の公式協議を開始し、イランがIAEAの決議に従い、ウラン濃縮活動を停止するよう求める議長声明の採択に向けて協議する。米国などは、イランが従わない場合、経済制裁を盛り込んだ決議案を準備したい考えだ。 常任理事国の会合に先立ち、イランの核問題についてアナン事務総長と協議したラブロフ・ロシア外相は「近年の歴史で、制裁が問題を解決したためしがない」と米国の姿勢を牽制(けんせい)した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0309/009.html 0307 ボルトン米国連大使、イラン核開発妥協案に反対姿勢 [朝日] 2006年03月07日12時31分 イランの核開発問題で、米国のボルトン国連大使は6日、研究用の小規模なウラン濃縮活動をイラン国内で継続可能にする妥協案には強く反対する姿勢を示した。この妥協案は、イランとロシアとの交渉で浮上しているとされる。ボルトン氏は「イラン国内での濃縮を認めないことは、欧州、ロシアにとっても中心的な課題だったはずだ」と記者団に語った。 イランの核問題をめぐっては国際原子力機関(IAEA)で6日、定例理事会が始まったが、問題の妥協案は現在訪米中のロシアのラブロフ外相とライス米国務長官との間で7日に予定されている会談などで協議される、とみられている。 ボルトン大使は「いくら小規模で、研究目的といっても、イランが現在直面しているウラン濃縮の技術的な問題点を克服する可能性がある」と話した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0307/006.html 0307 ウラン小規模濃縮、イランが受け入れに前向き姿勢 [読売] 【テヘラン=工藤武人】イランに小規模なウラン濃縮を認める構想について、イラン政府当局者は7日、「イラン国内での研究開発が公式に認められれば、一定期間、ロシアで濃縮を行うことは受け入れ可能だ」と述べ、前向きな姿勢を示した。イラン学生通信が伝えた。 イランは、先月、10基の遠心分離器を稼働させ濃縮活動を再開。一貫して小規模な濃縮継続を主張してきた。だが、産業規模の濃縮については、ラリジャニ国家安全保障最高会議書記が5日の記者会見で「期間など条件が整えば、国外での実施も容認できる」と述べるなど柔軟姿勢も示している。 さらに、イランは2004年11月に英仏独と濃縮関連活動の全面停止で合意した際、研究開発用に遠心分離器20基を停止対象から除外するよう求め、拒否された経緯もある。イランにとっては、構想実現は、国内での濃縮実施という目標達成に一歩近づくばかりでなく、事態をこれ以上深刻化させないという点で「前向きな一歩」(エルハム政府報道官)と言える。 ただ、こうした構想が浮上したこと自体、昨年8月のウラン転換再開、先月の小規模な濃縮開始といった強硬姿勢が結果的に奏功したと受け止められる可能性が高く、地元記者は「使用できる遠心分離器の数の増加や、ロシアでの濃縮実施期間の短縮を強く迫る可能性もある」と指摘した。 (2006年3月7日21時35分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060307id22.htm 0306 イランの核開発「手痛い結果に」、米国連大使が警告 [読売] 【ニューヨーク=白川義和】ボルトン米国連大使は5日、ワシントンで開かれた親イスラエル団体の集会で講演し、イランが核開発問題で国際的孤立の道を歩み続ければ、「具体的かつ手痛い結果」が生じると警告した。 6日の国際原子力機関(IAEA)理事会を前に米国の厳しい立場を改めて示した形だ。 ボルトン氏は「イランが与える脅威に立ち向かうのが遅れるほど、解決はより困難になる」と強調。国連安全保障理事会での早期制裁には否定的見解を示す一方、「多くの国が公に制裁を論じ始めた」と述べ、安保理の枠外でも制裁や圧力措置を取れるとの考えを示唆した。 ボルトン氏は米国の大量破壊兵器拡散阻止構想(PSI)の強化にも言及。イランの「包括的脅威」を阻止するため、「すべての手段を行使しなければならない」と訴えた。 (2006年3月6日11時22分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060306i203.htm 0304 イラン核問題でIAEA、新決議を採択せず [読売] 【ウィーン=石黒穣】ウィーンで6日から始まる国際原子力機関(IAEA)定例理事会で、イラン核問題に関する新たな決議のとりまとめは行われない方向となった。 外交筋が3日明らかにした。 2月の緊急理事会で国連安全保障理事会に付託されたイランへの対応は、安保理の政治的判断に委ねられることになる。 イランは、安保理への付託を決めてからの1か月の「猶予期間」に、遠心分離器による濃縮に踏み切ったほか、追加議定書の執行も停止させたことから、米欧などは定例理事会で厳しいイラン批判を展開する見通し。 今回も新たな決議採択で理事会の意思統一が図れれば、イランへの圧力は強まるため、欧州諸国には決議案提出の動きがあった。しかし、緊急理事会で付託決議に賛成した27か国の中にはエジプトなど、イランに同情的な世論を抱え、国内政治上の配慮から難色を示している国がある。 さらに、IAEAのエルバラダイ事務局長が今回の定例理事会に向けて作成した報告では、イランによる濃縮活動拡大の実態や、核計画の全容が解明できないことへの「懸念」を指摘しており、米欧も、新決議をあえて採択する必然性はないとの認識に至った模様だ。 (2006年3月4日14時46分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060304i211.htm 0303 核問題 英仏独がイランと協議も物別れ [毎日] 【ウィーン会川晴之】イランと英仏独3カ国は3日、ウィーンで閣僚会談を開き、核開発問題を協議した。英仏独はイランに研究開発を含めたウラン濃縮活動の全面停止を求めたが、イラン側は活動継続の意向を改めて示し、協議は物別れに終わった。1日のロシアとの協議に続き、欧州との協議も不調に終わったことで、イランへの国際的な圧力がさらに高まった形だ。 会談後の会見でシュタインマイヤー独外相は、「ウラン濃縮活動の停止は、国際原子力機関(IAEA)理事会や国際社会の総意でもある」と述べたうえで、国連安保理での審議入りを求めた。またドストブラジ仏外相は「イランが全面停止に合意しなかったのは大変残念」と表明した。 ただ欧州連合(EU)のソラナ上級代表は「対話継続の道は開かれている」と述べ、イランが態度変更に踏み切った場合は、6日からのIAEA理事会前でも再協議に応じる考えを示し、イラン側の再考を強く促した。 会談はイラン側の要請で開かれ、イランからはラリジャニ最高安全保障委員会事務局長が出席。欧州側は独仏外相らが出席したが、ストロー英外相は発熱で欠席した。 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060304k0000m030078000c.html 0302 イラン核問題:ウラン濃縮委託でロシアと合意に達せず [毎日] 【モスクワ町田幸彦】イランの核問題交渉責任者、ラリジャニ最高安全保障委員会事務局長は1日、モスクワでロシア安全保障会議のイーゴリ・イワノフ書記らと会談したが、ロシアへのウラン濃縮委託案に最終合意できずに終わった。 インタファクス通信などによると、ラリジャニ事務局長は会談後「ウラン濃縮活動は(国家)主権に属する」と述べ、米欧などが要求するウラン濃縮の即時停止に応じない方針を改めて強調した。 イランのウラン濃縮活動をロシアに委託する合弁企業設立案について、キスリャク露外務次官は会談後、「建設的で真剣な話し合いだったが、未解決の問題が少なからず残った」と語り、協議が不調に終わったことを明らかにした。 双方は共同声明で「両国はこの問題の協議継続に同意した」と述べ、ロシア案の検討を続けることを確認した。タス通信によると、イラン代表団は2日午前、ロシア側ともう一度会談する可能性があるが、同日午後には特別機で帰国する予定だという。 消息筋によると、ロシアは自国領内でウラン濃縮活動を受け入れる際、イランの技術者らの参加を認めない考えで、ウラン濃縮の知識を取得したいイランはこの点に強く反発した模様だ。他にも委託期間などに絡む「基本的な見解の相違」があり、両者の歩み寄りは極めて難しい状況だ。 国際原子力機関(IAEA)理事会は6日、イランの核開発問題を審議するが、核兵器開発につながる可能性のあるウラン濃縮の権利を主張するイランの強硬姿勢は大きな反発を呼びそうだ。IAEA理事会は既にイラン問題の国連安全保障理事会への付託を決めており、国連安保理で米国を中心にした対イラン制裁論が勢いを増すのは必至だ。 毎日新聞 2006年3月2日 10時39分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060302k0000e030026000c.html 0228 イランのウラン濃縮活動拡大、IAEAが報告で指摘 [読売] 【ウィーン=石黒穣】国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は27日、今月4日の緊急理事会で国連安全保障理事会に付託されたイラン核問題に関する最新報告をまとめ、理事国に示した。 報告はイランのIAEA査察協力が不十分なことを「遺憾」とし、イランがウラン濃縮活動を拡大させている点を指摘。安保理での制裁を視野にした審議入りは避けられない内容になっている。 報告は3月6日に始まるIAEA定例理事会で正式に説明される。 本紙が入手した報告によると、イランはナタンツの濃縮施設で2月11日、遠心分離器単体に濃縮ウラン原料の6フッ化ウランを注入したのに続き、15日からは遠心分離器10基を連結した「カスケード」の運転を開始。さらに20基を動かす準備を整えている。 また、IAEAに対し、今年の秋からは遠心分離器3000基体制を整えるための設置作業に着手する計画を通告したという。これは稼働を始めれば1年間で核兵器1個分の高濃縮ウランが作れる台数だ。 一方、イランがこれまで拒んできた研究者の聴取を2月末になって認めたケースもある。だが、核兵器部品の製造手順書の複写提出は依然拒否している。 報告にイランの協力を評価する要素が盛り込まれれば、安保理での制裁審議が回避されるとの見方があったが、この報告はイランにとって厳しい内容となった。 (2006年2月28日12時15分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060228i204.htm 0228 イランが濃縮活動拡大 IAEA報告書 [共同] 【ウィーン27日共同】国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は27日、イラン核問題に関する報告書をIAEA理事会(35カ国)に提示、同国が遠心分離機20基を連結したウラン濃縮準備を進めるなど、核兵器開発にもつながる濃縮活動を拡大していることを指摘した。 報告書はまた、IAEAの3年間にわたる検証活動にもかかわらず、核兵器開発疑惑が指摘されるイラン核計画の全容が解明されないことを「遺憾」とし、「完全な透明性が不可欠」として一層の情報開示を要求した。 報告書を受けて、3月6日からのIAEA定例理事会はイラン核問題を協議するが、米国や欧州などがイランへの批判を一層強め、国連安全保障理事会に具体的行動を促すことになりそうだ。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=main NWID=2006022801000297 0227 イランとロシア、ウラン濃縮の合弁企業設立で合意 [朝日] 2006年02月27日00時02分 イランのアガザデ原子力庁長官とロシアのキリエンコ原子力庁長官は26日、イランがロシアの協力で原発を建設中のブシェールで会見し、ウラン濃縮工程を実施する合弁企業の設立に向けて、基本合意に達したと明らかにした。「数日内にモスクワで交渉を再開する」として、対イラン経済制裁回避に向けて両国の交渉継続姿勢を強調した。 25日にテヘラン入りしたキリエンコ長官は26日に建設中のブシェール原発を視察し、アガザデ長官と交渉を続けた。 合弁企業設立について、アガザデ長官は「ロシア提案は合弁企業設立を含む一つのパッケージだ」と説明。しかし、合意の詳細は明らかにせず、「さまざまな角度から議論を詰める必要がある」と述べて、数日内にモスクワで協議することを明らかにした。 中部ナタンズのウラン濃縮施設の封印を解除し、イランが小規模ながらウラン濃縮を再開したことで、米欧は国連安保理での経済制裁に向けた圧力を強めている。イランとロシアは、3月6日に始まる国際原子力機関(IAEA)定例理事会に向けて、ぎりぎりまで協議を続けるとみられる。 URL http //www.asahi.com/international/update/0227/001.html 0224 露原子力庁長官:テヘランに到着 ウラン濃縮で協議 [毎日] 【モスクワ支局】タス通信によると、ロシア原子力庁のキリエンコ長官(元首相)は24日未明、テヘランに到着した。26日までの日程でアガザデ副大統領(兼原子力庁長官)らと会談し、ウラン濃縮過程をロシアに移転するロシア案への同意を改めて働きかける。しかし、イラン側は、自前でウラン濃縮を行う権利を主張しており、協議は難航しそうだ。 毎日新聞 2006年2月24日 21時28分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060225k0000m030112000c.html 0223 核問題巡り中国がイランに高官派遣へ 危機回避目指す [朝日] 2006年02月23日22時35分 イランの核問題をめぐり、中国政府は24日、呂国増外務次官(西アジア、北アフリカ担当)をテヘランに派遣する。3月初めの国際原子力機関(IAEA)定例理事会を前に、ウラン濃縮に着手して国際社会との対立を深めているイランに対し、中国は自国の石油戦略なども背景に危機の回避を目指す構えだ。 中国外務省の劉建超副報道局長が23日、定例会見で明らかにした。呂次官は26日までテヘランに滞在し、「危機を緩和して問題をこれ以上深刻化させないための適切な措置」についてイラン側と意見を交わす。 急速な経済発展を支えるエネルギーの確保が必要な中国は、イランの核問題をめぐる制裁論議にも慎重な姿勢をとってきた。今回の高官派遣は、エルバラダイIAEA事務局長が定例理事会に示す報告書で国際社会の対イラン批判が強まる前に、影響力を駆使して緊張の緩和に努めたいとの狙いがうかがえる。 中国はイランにとって日本に次ぐ2番目の原油輸出先。さらに、北京のイラン大使館によると、中国の国有石油大手の中国石油化工は、イラン国営石油会社と油田の開発契約を結ぶ方向で最終調整に入っている。 URL http //www.asahi.com/international/update/0223/019.html 0221 イラン核問題、ロシア委託案で合意ならず [朝日] 2006年02月21日21時19分 イランの核問題をめぐるロシアとイランの交渉は21日までモスクワで行われた。イランがロシアと合弁企業を設立し、核兵器開発にもつながるウラン濃縮をロシアに委託する案について協議継続では一致したものの、合意には至らなかった模様だ。23日には、ロシアのキリエンコ原子力庁長官がイランを訪れ、土壇場の協議が行われるが、交渉に大きな進展は難しいとの見方が強い。 国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は27日ごろにイランに関する報告書を理事国に配布する予定。イラン側の協力が不十分で、核計画に対する疑念は払拭(ふっしょく)できないとの内容になるとみられている。国連安全保障理事会は3月6日に始まるIAEA定例理事会までは行動を起こさないとしているが、それまでに何らかの進展がなければ、経済制裁を含めた強制措置を安保理に求める圧力が高まるのは確実だ。 委託案をめぐる交渉では、委託期間やイランによる濃縮工程参加などについて話し合われた模様だ。ロシア紙によると、イラン側は委託期間を2年に限定した場合は受け入れる姿勢を示したという。しかし、イラン側は「ウラン濃縮は自国内で行う」との従来の主張を繰り返し、濃縮活動の停止を求めるロシア側との隔たりはなお大きい。 交渉終了後、イラン代表のホセイニタシュ最高安全保障委員会事務局次長は「前向きで建設的だった」と述べ、妥協による合意の可能性も示唆しており、エルバラダイ事務局長の報告書を前に、キリエンコ原子力庁長官はテヘラン訪問でイランの説得に全力を挙げる構えだ。 一方、欧米側もロシア委託案を支持し、核問題解決に向けた「唯一の打開策」とみている。進展があれば、イランと英独仏との交渉の再開にも道が開かれる。交渉継続中は安保理による強制措置の発動も難しいとの見方が強い。 ただし、欧米側には「イランの交渉継続の姿勢は、時間かせぎにすぎない」との批判も根強い。イラン側は濃縮活動は中止しない姿勢を崩しておらず、委託案をめぐる交渉が続いている状況でも、制裁論議が活発に行われるのは避けられない見通しだ。 URL http //www.asahi.com/international/update/0221/015.html 0218 イランへの武力行使「対応可能」と米統合参謀本部議長 [読売] 【ワシントン=五十嵐文】ピーター・ペース米統合参謀本部議長は17日、ワシントン市内で講演し、ウラン濃縮活動に着手したイランへの対応について、「(イランに対する)軍事的な選択肢が必要になるまでには、まだ長い道のりがある」としながらも、「米軍は米国が必要とする、いかなる事態にも即応できる」と述べ、武力行使が必要となった場合でも十分対応できるとの見解を示した。 同議長は、州兵・予備役を合わせた米軍兵力計240万人のうち、イラクでは約13万5000人、湾岸地域全体では計20万人が展開しているに過ぎない、と指摘した。 (2006年2月18日10時49分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060218i102.htm イラン、ウラン濃縮の準備活動を開始 [朝日] 2006年02月14日01時19分 イランはウラン濃縮活動に必要な気体の六フッ化ウラン(UF6)を遠心分離器に注入した、と西側外交筋が13日、明らかにした。ウラン濃縮に向けた準備活動とみられ、中部の都市ナタンツの核施設で実施したとみられる。 また、イランのエルハム報道官は13日、ウラン濃縮活動を3月6日までに開始する、と述べた。国際原子力機関(IAEA)理事会は同日からイランの核問題を議論するので、それを意識した模様だ。核問題が国連安全保障理事会に付託されたことへの反発とみられる。本格的なウラン濃縮に着手すれば、安保理での経済制裁などの可能性が高まる。 ウランを濃縮するには、遠心分離器に六フッ化ウランを注入し、高速回転させる。IAEA筋などによると、今回の注入はウラン濃縮を始める準備の一つ。遠心分離器の調整など、工程管理のための作業の可能性が高い。遠心分離器2~3基を使って調整作業をして、その後に10基前後に増やすとみられる。 それぞれ試験的な濃縮に成功すれば、連結させた遠心分離器164基で小規模の濃縮作業を始める予定で、本格的な濃縮作業を始めるまでには数カ月かかるとみられている。 また、ウラン濃縮をロシアに移管させる案を検討する同国との協議も延期されたという。エルハム報道官は「日程が決まらなかっただけで、中止されたわけではない」と含みを持たせたが、「イランの平和目的のウラン濃縮の権利に基づくべきだ」と述べ、イラン領内での濃縮工程が温存されなければ合意は難しいとの見通しを示した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0213/010.html 「米がイラン攻撃すれば死者数千人」 英シンクタンク分析 [産経] 英シンクタンク、オックスフォード・リサーチ・グループは13日、米国がイランの核関連施設などを攻撃した場合、イラン側死者が当初の段階で数千人に達するとの見通しを示した報告書を発表した。同日付の英紙ガーディアンなどが報じた。 報告書はイランを攻撃すれば長期化するとし、結果として(1)イランの核拡散防止条約(NPT)脱退(2)原油輸送の要衝、ペルシャ湾入り口のホルムズ海峡封鎖(3)国際テロ組織アルカーイダの活動助長―などを招くと警告した。 攻撃する場合、20以上の核関連施設や軍事施設を急襲する同時空爆が含まれるとみられると指摘し、攻撃対象の施設の多くが人口密集地域にあるため、数百人の民間人犠牲者も出ると予測。イランが反撃した場合、死者数は飛躍的に増えるとしている。(共同) (02/13 11 50) URL http //www.sankei.co.jp/news/060213/kok021.htm 「米がイラン核施設の攻撃を準備」と英紙報道 [産経] 12日付英紙サンデー・テレグラフは、米国がイランの核兵器保有を防ぐため、同国の核関連施設への軍事攻撃に向けて準備を進めていると報じた。外交交渉が失敗した場合に備えた"最後の手段"として、国防総省が空爆を中心とした具体的な計画を立案しているという。 同紙によると、国防総省の専門家が攻撃対象や使用兵器、後方支援作戦などを検討中で、ラムズフェルド国防長官にも報告された。同省高官は「この数カ月間、非常な緊急性を持って準備が進んだ」と指摘した。 最も考えられる戦略の1つは、地下施設破壊を目的とした特殊貫通弾(バンカーバスター)も登載するB2ステルス爆撃機による攻撃。空中給油機とともに米ミズーリ州の基地を出発した爆撃機がイラン上空を目指す。開発が間に合えば、潜水艦から通常型弾道ミサイルが発射される可能性もある。 米政府はイラン核問題について外交手段による解決を目指すとしているが、ブッシュ大統領は軍事行動を解決のための手段から排除することを拒否、イランの核兵器保有への野心はいずれ許容できなくなると述べたという。(共同) (02/12 15 52) URL http //www.sankei.co.jp/news/060212/kok050.htm イラン核問題、安保理に正式付託 当面本格論議入りせず [朝日] 2006年02月08日10時07分 国連安全保障理事会のボルトン議長(米国連大使)は7日、国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長から、イランの核問題を安保理に付託する書簡と資料を受け取り、全理事国に配った。これで安保理への付託手続きが完了した。 米国連外交筋は「イラン核問題をめぐる安保理でのプロセスが始まった」と述べたが、米英仏ロ中の常任理事国5カ国とドイツの外相は3月のIAEA理事会までは経済制裁の本格論議に入らないことを申し合わせている。ボルトン氏も記者団の質問に対し、その方針を確認した。 安保理は当面、常任理事国を中心に非公式の会合を重ねる見通し。特に、ウラン濃縮委託をめぐるイランとロシアの16日の交渉の行方について情報交換を進めることになりそうだ。 URL http //www.asahi.com/international/update/0208/006.html イラン国民の85%、ウラン濃縮再開支持 世論調査 [朝日] 2006年02月06日23時00分 イラン国民の約85%が自国によるウラン濃縮活動再開を支持――。国営イラン通信は5日、このような世論調査の結果を報じた。 「イラン学生世論調査機関」が1月29日と30日の2日間、全国各地で実施したという。18歳以上の1019人が回答した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0206/015.html イラン:IAEAに濃縮再開通告 国際社会と対立決定的か [毎日] イランの核交渉責任者を務める最高安全保障委員会のラリジャニ事務局長は6日、ウラン濃縮の再開を通告する書簡を国際原子力機関(IAEA)に送ったことを明らかにした。イラン学生通信が伝えた。 イランが核兵器開発につながる濃縮に着手すれば、欧米のほか濃縮をロシアで実施するとの妥協案を提示したロシアが反発するのは確実で、国際社会との決定的な対立に発展する可能性がある。 事務局長は書簡に再開時期を明記したとし「濃縮再開のため、IAEAの査察官が数日中にイランを訪問するだろう」と語った。 イランは、国際原子力機関(IAEA)緊急理事会が同国の核問題を国連安全保障理事会に付託する決議を採択したことに強く反発している。(テヘラン共同) 毎日新聞 2006年2月7日 1時33分 (最終更新時間 2月7日 1時46分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060207k0000m030175000c.html イラン大統領、ウラン濃縮再開を命令 [朝日] 2006年02月05日21時51分 イランのアフマディネジャド大統領は4日、国際原子力機関(IAEA)がイラン核問題の国連安保理付託を決議したのを受けて、同国の原子力庁に対し、ウラン濃縮の本格的再開と、IAEAの抜き打ち査察への協力を打ち切る「査察制限法」の執行を命じた。 同大統領は国営イラン通信に対し5日、「どれほど多くの決議を出しても、イランの進歩は止められない」と語った。 査察制限法は安保理付託に備えて、昨年12月に成立した。イランは中部ナタンズの濃縮施設で「工業規模」の濃縮を開始する構えだが、IAEAによると、遠心分離器の修復などが続いており、いつ濃縮に着手するかは不透明だ。 アガザデ原子力庁長官は、大統領の命令を5日にもIAEAに伝えるとしている。ただ、核不拡散条約(NPT)保障措置協定に基づく通常査察受け入れは継続し、「NPTやIAEAへの基本姿勢の変更は意味しない」と述べた。 URL http //www.asahi.com/international/update/0205/007.html イラン核問題、日本に外相招き濃縮活動停止を説得へ [読売] 国際原子力機関(IAEA)緊急理事会がイランの核問題の国連安全保障理事会付託決議案を採択したことを受け、政府は4日、同国のモッタキ外相を2月末にも日本に招き、ウラン濃縮関連活動の早期停止に同意するよう、直接、働きかける方針を固めた。 日本は原油輸入の15%をイランに頼り、世界最大級のアザデガン油田をイランと共同開発中であるため、「イランがこれ以上、国際社会で孤立し、制裁発動の事態になれば、日本もオイルショックの再来になりかねない」(政府筋)と判断したためだ。 モッタキ外相が駐日大使経験者で「親日家」として知られることもあり、日・イラン外相会談を国内で開催する方向で最終調整に入っている。日・イラン外相会談で麻生外相は、英仏独の3か国との再協議や、IAEAによる査察への協力を呼びかける。 また、イランが濃縮関連活動を今後も続けた場合、「制裁が実施され、イランは一層、窮地に追い込まれる」との懸念を伝える見通しだ。ただ、麻生外相は1月18日、モッタキ外相と電話で会談し、濃縮関連活動の停止を求めたが、不調に終わっている。 (2006年2月5日3時1分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060205i201.htm 核兵器獲得許さない 米大統領が声明 [共同] 【ワシントン4日共同】ブッシュ米大統領は4日、イラン核問題が国連安全保障理事会に付託されたことについて「世界はイランの核兵器獲得を許さないという明快なメッセージを送った」と歓迎、今後も問題解決のため「集中的な外交努力」を続ける決意を示す声明を発表した。 ライス国務長官も声明で、「イランがこの明快なメッセージに耳を傾けることを望む」と、付託に反発してウラン濃縮再開などの構えを見せるイランをけん制。濃縮関連活動の停止と国際原子力機関(IAEA)への全面協力、核交渉への復帰を、イランにあらためて要求した。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=intl NWID=2006020501000151 抜き打ち査察拒否を命令 イラン大統領 [共同] 【テヘラン5日共同】イランのアハマディネジャド大統領は4日、アガザデ原子力庁長官に対し、国際原子力機関(IAEA)追加議定書に定められた抜き打ち査察などを5日から拒否するよう命じる書簡を送った。国営テレビが伝えた。 4日のIAEA緊急理事会がイラン核問題の国連安全保障理事会付託の決議を採択したことへの対抗措置。核査察の制限はイランの核開発の意図に対する国際社会の懸念を呼び、緊張をさらに高める恐れがある。 大統領は書簡で、決議はイラン国民の権利を侵害しており正当化できないと強調。核拡散防止条約(NPT)上の義務などは順守した上で「核燃料生産の研究開発や基礎的作業を実施しなければならない」とした。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=main NWID=2006020501000097 イラン核問題 IAEA理事会、投票結果を分析 [毎日] 【ウィーン澤田克己】4日のIAEA緊急理事会でイランと経済的なつながりの強い中露が賛成したのは欧米との事前合意に基づく投票行動だった。「時期尚早」と付託に反対していた非同盟諸国(16カ国)も半数が賛成に回り、賛成票はイランの保障措置(核査察)協定違反を断定した昨年9月の決議(賛成22)を上回った。 反対は反米感情の強いキューバ、ベネズエラと、イランと緊密な関係を持つシリアの3カ国にとどまった。リビア、アルジェリア、インドネシアのイスラム諸国と、イランと関係が深い南アフリカなど5カ国が棄権した。 エジプトはイラン核問題の解決が「中東非大量破壊兵器構想」に寄与するとの表現が最終段階で決議に盛り込まれたことを評価し賛成に回ったとみられる。アラブ側は「非核地帯構想」を要求したが、イスラエル、米国が抵抗。結局、アラブ諸国のミサイルなども含む「大量破壊兵器」との表現で決着した。 「原子力の平和利用」も焦点だった。非同盟諸国は「平和利用の権利はNPT(核拡散防止条約)に認められている」と主張、安保理付託先送りを求めた。欧米側は決議に「イランは特別なケース」と書き込むことで「平和利用の権利」の大前提を確認、非同盟諸国だけでなくブラジル、アルゼンチンなどの理解を求めた。 毎日新聞 2006年2月4日 21時22分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060205k0000m030083000c.html イラン核問題 米国、中露の働きかけ強化に期待 [毎日] 【ワシントン笠原敏彦】イラン核問題の国連安保理付託を水面下で誘導してきた米国は4日の付託決定を「忍耐が報われた」(ラドメーカー国務次官補)と歓迎している。米国は当面、イラン包囲網の強化と維持に全力を挙げるとともに、中露がイランへの働きかけを強めることに危機回避への望みを託すことになりそうだ。 米国はイランの「民生目的を隠れみのにした核兵器開発」をいち早く警告し、03年秋から問題の安保理付託を訴えてきた。しかし、各国の支持は得られず、05年3月に英仏独3カ国の対イラン交渉の支持へ方針転換し、「交渉が行き詰まる」まで見守ってきた。 付託の流れは先月30日の安保理常任理事国を中心にした「6カ国外相会議」での合意で決定。ラドメーカー国務次官補(国際安全保障・不拡散担当)は2月2日、ワシントン市内での講演で「中露を含む国際社会の支持拡大により、我々の忍耐は報われた。イラン問題(での外交)を効果的な多国間主義の模範にしたい」と期待感を語った。 しかし、協議が安保理に移った場合、米国が中露を陣営につなぎ留められるかは不透明だ。米国は3月のIAEA理事会までの猶予期間中、ウラン濃縮工程をロシアに移転するロシア案を軸にロシアや中国がイラン説得に本腰を入れることを期待している。 ◇対イラン経済制裁論議に拍車 【テヘラン春日孝之】国際原子力機関(IAEA)の緊急理事会で4日、イランの核開発問題を国連安保理に付託する決議案が採択されたのを受け、イランは厳しい状況に立たされた。イランが強硬姿勢を貫けば、対イラン経済制裁論議に拍車をかけ、国際社会で孤立化を深めることになる。 決議は、イラン核問題の安保理での審議を次回IAEA定例理事会まで待つとしており、それまでの1カ月間、イランは「最後の猶予」を与えられた。だが、イラン国家安全保障委員会のバイディ事務局次長は3日、採択後の4日には「本格的なウラン濃縮を再開せざるを得ない」と語った。 イランがIAEAに突き付けたウラン濃縮活動の本格再開という「最後通告」を実施すれば、国際社会との対決構図は鮮明になる。イランと経済・軍事面で緊密な関係を持ち、対イラン経済制裁に消極的なロシアや中国、さらにイランが主張する「原子力の平和利用の権利」について一定の理解を示していた非同盟諸国の離反を招きかねないからだ。 逆に、実施しなければ国際社会では「脅しの外交」と見透かされ、国家の威信を損ないかねない。国内世論への説明もつかず、政権への求心力低下を招く恐れもある。 ただ、イランでは保守派、改革派を問わず「核の平和利用」は、イランを含めた核拡散防止条約(NPT)加盟国の当然の権利とみている。この点から、今回の安保理付託を「違法措置」と反発し、ナショナリズムが高揚する可能性を指摘する声が少なくない。 今後のイランの行方について、国内の見方は二つに大別できる。発禁処分になった改革派系パヤメ・アザディ紙のメラド・カディル元編集局長(40)は「今回の危機で国民の結束はむしろ強まり、行き着くところまで行くのでは」と指摘。一方、改革派系シャーク紙のアフマディ・ザイディアバディ記者(40)は「イランは革命(79年)以来、土壇場で譲歩してきた経過があり、政府はさまざまな理由をつけて査察制限などには踏み切らず、ロシア案を受け入れ落着する」とみる。 毎日新聞 2006年2月4日 20時15分 (最終更新時間 2月5日 0時53分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060205k0000m030071000c.html イラン核問題 国際的な包囲網 より強固に [毎日] 【ウィーン会川晴之】国際原子力機関(IAEA)緊急理事会が4日、イラン核問題の安保理付託を決めたことで今後は安保理とIAEAが問題に共同対処する態勢になり、国際的な包囲網がより強固になった。イランはIAEAの抜き打ち査察を拒否する姿勢だが、北朝鮮のような査察官追放や核拡散防止条約(NPT)脱退にまで踏み切る可能性は少ない。中露はウラン濃縮のロシア委託案の受諾をイランに促し続ける方針だが、核兵器開発につながる計画をイランに断念させられるかは不透明だ。 理事会筋によると、3月以後に始まる安保理の審議では当面、制裁につながる議論を避け、イランに対して「IAEA理事会の決議順守」を求める議長総括や決議を採択し、ウラン濃縮活動の即時停止や追加議定書の即時批准などを求める公算が大きい。 イランが「原子力の平和利用の権利」を盾にウラン濃縮活動を継続した場合、安保理はIAEAに無制限の査察権限を付与するなどの一段強い決議を採択する可能性が高い。湾岸戦争後のイラクに対する核査察でも採用された手法で、イラン側が拒否すれば経済制裁などを求める議論に発展しそうだ。 NPTは「平和利用の権利」を全加盟国に認めており、IAEAはイランにウラン濃縮活動停止を求める法的権限はない。これまでの理事会決議は「自主的な協力」の形でイランに活動停止を求めてきた。安保理決議は法的拘束力を持つため、イランが決議順守を拒否すれば国際的な「違法」状態になる。 イランは安保理付託を機にIAEAの抜き打ち査察などを拒否する方針だ。核兵器開発につながる計画などの疑問点解明は「事実上、難しくなる」(IAEA幹部)。イラン中部ナタンツのウラン濃縮施設には20台の監視カメラが設置されているが、「イラン側が取り外しを要求する可能性が高い」(理事会筋)とされ、軍事施設やウラン鉱山などの査察も困難になる。 毎日新聞 2006年2月4日 20時12分 (最終更新時間 2月4日 23時35分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060205k0000m030070000c.html 安保理付託決議を採択 イラン核問題でIAEA [朝日] 2006年02月04日23時26分 イランの核問題への対応策を協議してきた国際原子力機関(IAEA)緊急理事会は4日、国連安全保障理事会に問題を付託する決議を採択した。決議はイランに対して、核兵器開発につながるウラン濃縮関連活動の中止やIAEAへの協力を要求した。イランは決議に強く反発している。 決議は、イランが保障措置(核査察)協定を守らない活動を繰り返していることを再確認した上で、イランの核計画に「深刻な懸念」を表明した。決議はさらに、外交解決への理事会の決意を改めて表明した。 理事会(35カ国で構成)の投票では日本をはじめ、中国、ロシアを含む安保理常任理事国5カ国すべてが賛成した。投票結果は、賛成が27カ国、反対はベネズエラ、キューバ、シリアの3カ国、棄権はアルジェリア、ベラルーシ、インドネシア、リビア、南アフリカの5カ国だった。全会一致とはならなかったが、イランに対する国際包囲網作りを進めてきた米欧側は「イランに対して、国際社会の強いメッセージとなる」としている。 この決議によって、イラン核問題の取り扱いは一応安保理に移ることになる。ただ、米欧側は、付託に慎重なロシアと中国の支持を取り付けるため、安保理が当面、経済制裁などの強制措置には踏み切らないことで合意している。IAEAは、イランが必要とするウラン濃縮の生産、供給を提案しているロシアとイランとの交渉の進展を見守りながら、3月の定例理事会で次の判断を行う予定だ。 ◇ イラン最高安全保障委員会のバイディ事務局次長は4日、国営テレビに対し、「国会が可決した法に基づき、ウラン濃縮を含む核活動を再開し、(抜き打ち査察を認めた)IAEA追加議定書の自発的適用を中止することになる」と述べた。 安保理付託の場合に抜き打ち査察への協力停止ができる「査察制限法」が成立しており、アフマディネジャド大統領が近く法を執行するとみられる。 URL http //www.asahi.com/international/update/0204/010.html 英外相 イラン外相に国際社会の姿勢変える「最後の機会」 [毎日] 【ロンドン小松浩】ストロー英外相は1日、アフガニスタン復興支援国際会議出席のためロンドン入りしているイランのモッタキ外相と1時間あまり会談した。ストロー外相は、イランの核問題で国連安保理が3月まで行動を起こさないことで常任理事国が合意したのを踏まえ、これはイランに対する脅しではなく、国際社会の姿勢を変える「最後の機会」であるとの考えを伝えた。 毎日新聞 2006年2月2日 0時27分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060202k0000m030170000c.html 英仏独、イラン核の安保理付託決議案をIAEA提出 [読売] 【ウィーン=石黒穣】イラン核問題をめぐってウィーンで2日から開かれる国際原子力機関(IAEA)緊急理事会を前に、英国、フランス、ドイツの3か国は1日、国連安全保障理事会への付託決議案をIAEAに提出した。 ロシアと中国は付託に賛成の立場を示しており、決議案採択は確実だ。 決議案は、イランの核開発に「重大な懸念」を表明した上で、イランに対し、1月上旬に始動させた「研究開発」を含む濃縮関連活動を再び完全停止させ、疑惑究明のためIAEA査察に全面協力することを改めて要求。また、これらの措置を安保理に報告するようエルバラダイ事務局長に勧告している。 決議案はさらに、2005年9月の理事会決議で、イランが保障措置(査察)協定に違反、「国際社会の平和と安全を脅かす問題」を引き起こしたことから、安保理付託の必要性を認定したことを確認。同決議をはじめとした過去の決議の安保理への報告も勧告している。 ただ、決議案は、保障措置協定違反の具体的中身や、制裁に即座につながる「平和と安全を脅かす問題」の明示を避けている。 これは安保理付託に慎重だった中露に配慮したものだ。これにより、中露にとっては、制裁に向けた安保理での本格論議を開始するためには、「新たな決議が必要」と主張できる余地を残したことになる。 (2006年2月2日1時16分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060201i417.htm イラン、「核兵器資料」提供せず IAEA報告書が指摘 [朝日] 2006年02月01日10時49分 国際原子力機関(IAEA)は31日、イランの核問題に関する非公開の報告書を理事国(35カ国)に配布した。イランが核関連の資料の一部を提供せず、濃縮開始の準備を本格化させているとの内容で、国連安全保障理事会への付託を話し合う2日の緊急理事会を前に、イランはさらに苦しい立場に追い込まれそうだ。 問題の資料は、イランが「核の闇市場」から入手したもので、11月のIAEA報告書で存在が明らかになった。高濃縮ウランを半球状に加工する手順を示す内容だ。 朝日新聞が入手した報告書では、この15ページの資料について「核兵器製造に関係する」情報と明記。イラン側はIAEAに資料の提供を拒否し、閲覧とメモを許しただけだったという。核専門家は「資料は核弾頭をつくる説明書にあたる」と指摘する。イラン側は闇市場関係者から自発的に提供された資料で、核開発にも利用していないと説明している。 1月10日に再開された研究活動については、30日現在でウラン濃縮そのものはまだ実施していないことを確認したが、中部ナタンズのガス設備を大幅に改修するなど、濃縮開始へ準備を本格化させていると報告した。 一方、報告書はイラン側がテヘラン近郊のラビザン研究所関連の調査に部分的に協力したことに言及。ウラン濃縮に必要な六フッ化ウラン容器が29日にIAEA監視下に再び置かれたことにも触れた。 今回の報告書について、イラン高官は「IAEAに十分協力していることを示す内容だ。安保理付託は意味がない」とロイター通信に語った。 URL http //www.asahi.com/international/update/0201/005.html 「人権語る資格ない」イラン大統領、ブッシュ発言批判 [朝日] 2006年02月01日21時46分 イランのアフマディネジャド大統領は1日、南部ブシェールで演説し、イランの体制が国民を抑圧しているとしたブッシュ大統領の発言に反発し、「戦争を起こして世界の人々の血にまみれた者が自由や人権を語る資格はない」「近い将来、世界の民衆による法廷で裁かれるだろう」と述べた。国営テレビが実況中継した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0201/011.html 核の闇市場から製造書類 イラン問題でIAEA報告 [共同] 【ウィーン31日共同】国際原子力機関(IAEA)は31日、イランがパキスタンのカーン博士を中心とする「核の闇市場」から得ていた書類が「核兵器の一部の製造に関係する」などと明記した調査報告書をまとめ、理事会メンバー国に配布した。 書類は、核弾頭の中核部分となる濃縮ウランを半球形にする技術に関する内容。国連安全保障理事会へのイラン核問題付託を協議する2日からのIAEA緊急理事会を前に、「核開発は平和利用目的」と主張するイランは一層苦しい立場に追い込まれそうだ。 報告書はIAEAの保障措置(査察)部門の最高責任者、ハイノネン事務次長が先週イランを訪問した際の調査内容などをまとめた。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=intl NWID=2006020101000181 イラン核問題、安保理付託で合意 6カ国外相会合 [朝日] 2006年01月31日11時17分 米国、英国、フランス、ロシア、中国の国連安保理常任理事国とドイツの6カ国は30日、イランの核問題をめぐってロンドンで外相会合を開き、問題を国連安保理に付託することで合意した。これにより、2月2日から始まる国際原子力機関(IAEA)の緊急理事会では賛成多数で付託が決まる見通しとなった。ただ、イランの査察などに関する報告がまとまる3月のIAEA理事会までは安保理が経済制裁などの措置に踏み切らない、とも申し合わせた。 ウラン濃縮関連活動をイラン国外で実施するというロシア提案をめぐっては、イラン、ロシア両国の会談が2月中旬に予定されているため、関係国の駆け引きが今後も続くと予想される。 欧州連合(EU)のソラナ共通外交・安全保障上級代表は30日、イランのロシア提案受け入れが「危機脱出の可能性」とみて期待したが、ライス米国務長官は外相会合直前の記者会見で「イランはロシア提案受け入れを真剣に検討していない」との見方を示していた。 6カ国外相会合に先立ち、英独仏3カ国はブリュッセルでイラン側と妥協案を探った。だが、英外交筋はロイター通信に対し「イラン側は新たな提案をしなかった」と表明。独仏両国も安保理付託がやむを得ないとの認識を示し、付託に慎重な中ロへの外相会合での説得が焦点となっていた。 URL http //www.asahi.com/international/update/0131/003.html イラン核問題 中ロ高官が現地訪問、妥協案で3者協議へ [毎日] インタファクス通信などによると、イランの核問題でロシアのキスリャク外務次官が1日、中国高官とともにテヘランを訪れ、ウラン濃縮は合弁企業がロシアで行うとのロシアの妥協案などを、イランのラリジャニ最高安全保障委員会事務局長と協議する。 在イラン・ロシア大使館が1月31日明らかにした。中露とイランが3者で高官協議を行うのは異例。詳しい会談日程などは分かっていない。 米中露など6カ国外相会合が同問題の国連安全保障理事会への付託で一致したことを受け、中露はイランに対し、ウラン濃縮関連活動を停止して国際原子力機関(IAEA)と協力するよう説得を強めるとともに、ロシアはイラン側が関心を示す妥協案の受け入れを求めるとみられる。 妥協案でロシア外務省はこれまで、協議への中国の参加も可能との立場を示してきた。同通信はテヘラン入りする中国高官について、次官級としている。核交渉責任者を務めるラリジャニ事務局長は妥協案を「肯定的に評価する」としていた。(モスクワ共同) 毎日新聞 2006年2月1日 9時37分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060201k0000e030013000c.html IAEA査察、「イラン容認」…NY・タイムズが報道 [読売] 【ニューヨーク=白川義和】米紙ニューヨーク・タイムズは30日、パリ発で、イランが国際原子力機関(IAEA)に対し、ウラン濃縮活動疑惑が指摘されていたラビザン軍事施設への査察を受け入れたと報じた。 複数の外交筋が明らかにしたもので、イラン核問題の国連安保理付託を目指す米国や英仏独などを揺さぶる狙いと見られる。 ラビザンはテヘラン近郊にあり、施設が廃棄されて数か月後の2004年6月以来、IAEAが査察を要求してきた。イランは今回、ウランの環境サンプル調査を認めたが、同施設で働いていた核研究者への調査は受け入れないなど、協力は限定的という。 同紙はこうしたイランの動きは米国や欧州には「不適切なジェスチャー」と映る一方、安保理付託に消極的なロシアや中国の立場は強まりうるとしている。 (2006年1月30日22時26分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060130i116.htm 核問題の露提案、イラン・中国が一定評価 [読売] 【北京=末続哲也】イランのアリ・ラリジャニ国家安全保障最高会議書記は26日、北京を訪問し、中国の唐家セン・国務委員、李肇星・外相らとイラン核問題について協議した。(センは王へんに「旋」) 会談後に北京で記者会見したラリジャニ書記らによると、双方は、ウラン濃縮をロシアで行うとの妥協案に一定の評価を与えた上で、外交努力を通じ、核問題の国連安全保障理事会付託の回避を模索することで一致した。 また、新華社電によると、唐国務委員は会談で、イラン核問題の展開に懸念を表明したうえで、「各国が2月の国際原子力機関(IAEA)の緊急理事会前に外交努力を強め、協議を再開するのに有利な条件を整えるよう望む」と語った。その上で、イランに対し、安保理付託回避に向けた努力を促した模様だ。 (2006年1月26日23時21分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060126id25.htm 核開発続行ならイラン攻撃も…イスラエル国防相警告 [読売] 【エルサレム=佐藤秀憲】イスラエルのモファズ国防相は21日、同国西部ヘルツリヤで開かれた会議で、イランの核問題について、「イランの核武装は認められない。イスラエルは自国を防衛する能力を維持しなければならず、その準備をしている」と言明、イランが核開発計画をやめなければ、軍事行動発動もあり得ると警告した。 イスラエルは1981年、イラクのオシラク原子炉を空爆し、同国の核開発計画を実力で阻止したことがある。国防相は「歴史を見れば、ユダヤ人を抹殺しようとした者が破滅に行き着くことは明らかだ」と述べ、イラクの例を念頭に、イランに核計画の放棄を促した。 (2006年1月22日23時50分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060122id22.htm イラン 爆弾テロで8人死亡、46人負傷 [毎日] 【テヘラン春日孝之】イラン南西部アフワズで24日午前、銀行と政府機関の前で相次ぎ爆弾が爆発した。イラン学生通信などによると、市民8人が死亡、46人の負傷が確認されたという。反政府テロとみられる。 AFP通信によると、イランのアフマディネジャド大統領は24日、現地を訪問して演説する予定だったが、23日夜、悪天候を理由に訪問をキャンセルしたという。 毎日新聞 2006年1月25日 0時12分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060125k0000m030135000c.html イランと交渉余地なし 付託「絶対必要」と米長官 [共同] 【ワシントン23日共同】ライス米国務長官は23日、イランが再開した核燃料製造の研究をやめない限り「どんな形式であれ、交渉の余地はほとんどない」と述べ、来月2日の国際原子力機関(IAEA)緊急理事会でイラン核問題の「国連安全保障理事会への付託が絶対になされるべきだ」と強調した。 イランの核交渉責任者、ラリジャニ最高安全保障委員会事務局長が24日にモスクワを訪問、ウラン濃縮をめぐる妥協案を提示しているロシア側と協議する予定だが、ライス長官は協議を前に、現状のままではいかなる交渉も認められないとの米国の立場をあらためて明確にした。訪米したイタリアのフィーニ副首相兼外相との会談後、記者団に語った。 ブッシュ大統領も23日の演説で、核保有したイランに世界が脅されるようなことがあってはならないとして、付託が「次の合理的なステップ」と強調。フィーニ氏も付託を全面的に支持すると明言した。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=KCH PG=STORY NGID=intl NWID=2006012401000310 秘密の核関連施設を指摘 イラン反体制組織 [共同] 【ロンドン20日共同】イランの反体制組織「国民抵抗評議会」英国支部のノールージ代表が20日、ロンドンで記者会見し、イラン内部からの情報で、テヘラン西方のカラジ付近に秘密の核兵器関連施設が存在することが明らかになったと指摘した。 同組織は既に国際原子力機関(IAEA)に情報提供したとしているが、確認されていない。施設名は「材料・エネルギー研究所」。核兵器製造に直結する技術で、濃縮ウランを球形に加熱、加圧する装置の開発が進んでいるという。 ノールージ代表によると、イランは約30年前に入手した米国製の同装置の修復を終了。米国製品を模倣して5台の装置を現在製造中という。 IAEAは昨年11月の報告書で、イランが核の闇市場で濃縮ウランを球形にする技術を入手したと指摘した。 国民抵抗評議会は2002年、中部ナタンツなどの秘密の核施設を暴露した。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=intl NWID=2006012001005277 イラン核問題:IAEA緊急理事会開催を要請 6カ国会合 [毎日] ロンドンで開かれていたイラン核問題を協議する米国、英国、フランス、ロシア、中国、ドイツの6カ国による会合は16日、国連安全保障理事会に問題を付託するための国際原子力機関(IAEA)緊急理事会を2月2、3の両日に開催するよう要請することで一致した。英外務省スポークスマンが明らかにした。 緊急理事会(35カ国)で採決が行われた場合、過半数の賛成で付託が決まる。米政府は既に「十分な賛成票を確保した」との認識を示しており、反体制派の暴露で2002年に発覚したイランの核問題は来月初めに、経済制裁などが可能な安保理へ舞台を移し、新たな局面入りすることになった。 6カ国会合では、イランに対し、ウラン濃縮関連活動の完全中止と、核交渉への復帰をあらためて要求。再開した核燃料研究をやめ、IAEAに全面協力するよう強く求めた。(ロンドン共同) 毎日新聞 2006年1月17日 8時10分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060117k0000e030004000c.html 安保理付託なら濃縮開始も イラン、6カ国をけん制 [共同] 【テヘラン16日共同】イラン最高安全保障委員会のスポークスマン、エンテザミ氏は16日までに共同通信のインタビューに応じ、同国の核問題が国連安全保障理事会に付託された場合は「(抜き打ち査察を可能とする)国際原子力機関(IAEA)追加議定書の自主的な順守を中止し、自発的に停止している核関連活動も再開する」と述べ、ウラン濃縮を開始する可能性を示唆した。 英国など欧州3カ国と米国、ロシア、中国はロンドンで16日、イラン核問題の安保理付託について協議予定。エンテザミ氏の発言は、付託に向けた動きをけん制する狙いがあるとみられる。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=intl NWID=2006011601000126 核保有阻止で軍事攻撃も イラン核問題で米与野党 [共同] 【ワシントン15日共同】イランが核研究再開を発表したことについて、米共和党のマケイン、民主党のバイ両上院議員ら与野党の有力議員が15日、米テレビとの会見で、イランの核保有阻止のため最終的には軍事攻撃の選択肢も排除すべきでないと相次いで主張した。 両議員ともに「軍事攻撃は最後の手段」としているものの、米議会がイランの核武装を決して容認しないことで一致していることを示している。 マケイン氏はCBSテレビとの会見で「イランの核問題は対テロ戦争を除けば冷戦終結後にわれわれが直面した最も深刻な問題だ。どのような状況でも軍事攻撃の選択肢がないとの考えはばかげている」と述べた。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=intl NWID=2006011601000156 イラン大統領:核継続発言 欧米との対決姿勢鮮明に [毎日] 【テヘラン春日孝之】イランのアフマディネジャド大統領は14日の記者会見で、国際圧力に屈せずに「研究目的」の核関連活動を継続すると表明、欧米との対決姿勢を鮮明にした。一方、英独仏などとの交渉復活の余地も残すしたたかさを見せつけた。イランは「交渉に関心を示している」(アナン国連事務総長)とされ、国際社会が即座に石油大国イランへの経済制裁には動き出せない情勢を読んだ上で、瀬戸際の交渉戦術を繰り広げているとの見方もある。 英独仏が12日、イランとの交渉中断を決めたことを受け、国際原子力機関(IAEA)緊急理事会で核問題の国連安保理付託が決まる可能性が高まっている。しかし、大統領は記者会見で「対話を恐れていない」と交渉継続の意思を表明した。 イランの核交渉責任者であるラリジャニ最高安全保障委員会事務局長は13日、米CNNテレビで、核関連活動の再開と核交渉は「別次元の問題だ」との認識を示し、ウラン濃縮工程のロシア移転案についても「検討の余地がある」と述べた。 アフマディネジャド政権は昨年8月の発足以来、核交渉で強硬姿勢を取りながら、常に交渉の余地は残しておく戦術を採用しており、今回の動きもその延長線上とみることができる。背景にはイランが「国益を守る必要な手段」として豊かな石油資源を持ち、「イランを脅す国の中には対イラン関係を必要としている国がある」(アフマディネジャド大統領)との自信がある。 改革派のハタミ前大統領を支持する政党メンバーでテヘラン大講師のジャライプール氏(48)は現政権の交渉スタイルを「瀬戸際外交の北朝鮮と同じ」と位置付け、土壇場で妥協する可能性が高いと分析する。「強硬姿勢を最後まで貫かない限り、交渉の果実は得られない」との見方がアフマディネジャド大統領ら保守派の間にあるからだという。だが、ジャライプール氏は「こうした交渉は国際社会では通用しない。極めて危険な賭けだ」として、イラン指導部が国際世論の動向を読み違える危険性に懸念を表明している。 毎日新聞 2006年1月15日 0時08分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060115k0000m030124000c.html イラン核問題:安保理付託へ国際包囲網 中露の動向カギ [毎日] イランの核開発問題は、個別交渉による解決を目指してきた英仏独が交渉を打ち切り、国際原子力機関(IAEA)の緊急理事会の招集を求めたことで、国連安保理に付託される見通しが強まった。米国主導による国際社会の対イラン包囲網が狭まった形だが、国際石油事情に深刻な影響を及ぼす経済制裁には慎重意見も多い。石油を武器に強気のイランと「次の一手」を探る欧米のにらみ合い続く中、来週初めにロンドンで開かれる6カ国協議に加わったロシア、中国の出方が注目されている。 「堪忍袋の緒が切れた」。これまで一貫して交渉による問題解決を主張してきたエルバラダイIAEA事務局長が英テレビのインタビューに答えた発言が国際社会の雰囲気を象徴している。 IAEA理事会では南アフリカなど非同盟諸国の多くが安保理付託に反対または慎重姿勢を示してきたが、エルバラダイ事務局長がイラン非難に踏み切ったことで「多くの非同盟諸国が賛成に転じる可能性が出てきた」(理事会筋)とみられている。 外交上の得点を挙げたのは米国だ。ライス米国務長官は12日の記者会見で「安保理に付託されればさまざまな選択肢と手段が取れるようになる」と英仏独の方針を歓迎した。米国は当初から安保理付託は不可避とみながらも、昨年3月以来、国際協調を優先させ欧州の交渉を支持してきた。イラク戦争と異なり、突出を避けながら、対イラン包囲網を強化できたことになる。 IAEA理事会は過去6回、北朝鮮やイラクの核査察協定違反で安保理付託を決めたことがあるが、これまでは最低でも理事会を構成する35カ国中25カ国の賛成を得てきた。欧米は安保理審議を有利に進めるためにも、「賛成票を1票でも積み増し、圧力を高めたい」と考えている。 焦点となるのは常任理事国のロシアと中国の動向だ。12日付ワシントン・ポスト紙によると、ライス国務長官は10日のラブロフ露外相との電話協議で安保理付託に反対しないとの約束を取り付けた。米国はロシアに全力を挙げた後、本格的に中国説得に乗り出す模様だ。 しかし、世界的にエネルギー需給がひっ迫する中、産油国イランにどれだけ厳しい経済制裁を実施できるかを疑問視する声も強い。米ジョージタウン大学のダニエル・バイマン助教授は「イランの石油輸出を減らすような経済制裁が発動されれば、国際石油市場に相当な影響が出るだろう。主要国が同意するとは思えない」と指摘する。 このため、「有志連合」制裁という考えも急浮上している。安保理付託がイランへの圧力とならず、経済制裁発動にも失敗した場合、米国はアジアや欧州などの同盟国と「有志連合」を組み、対イラン制裁を目指すという観測だ。その場合、イランにアザデガン油田などの権益を持つ日本は厳しい対応を迫られることになりそうだ。【ウィーン会川晴之、ワシントン笠原敏彦】 ◇「攻撃は最大の防御」と攻勢? イランは昨年8月のアフマディネジャド政権発足をきっかけに強硬姿勢を前面に打ち出し、半年足らずでウラン転換から濃縮へと核関連活動をエスカレートさせた。 注目されるのは最高指導者ハメネイ師に次ぐナンバー2で欧米協調派のラフサンジャニ最高評議会議長の態度変化だ。当初は保守強硬派の大統領を批判することもあったが、今は「国家統合」を訴え、大統領と一枚岩の印象を与えている。 議長は欧米の対イラン非難を「他国を(最新核技術から遠ざけ)後進のままとどめようとする西欧帝国主義者の本性に根ざしたものだ」と批判した。モッタキ外相は12日、「欧州が協力を絶てば当然の権利への一歩を踏み出す」と述べ、安保理に付託されれば、査察強化のためのIAEA追加議定書の適用中止などの対抗措置を取る構えを示した。 「(改革派のハタミ前政権時代の)柔軟姿勢では核協議は進展せず、人権やテロ支援で非難を浴びてきた。指導部は『攻撃は最大の防御』と攻勢に転じたのだろう」。前大統領支持のテヘラン大学講師のジャライプール氏(48)は政権中枢の変化をそう読む。 安保理に付託されたとしても、イランの石油・天然ガスに関心を抱く中露がいる限り、経済制裁への足並みはそろわないとの楽観論もイランの強気を下支えしている。西側外交筋は「安保理付託は織り込み済みではないか」と分析している。【テヘラン春日孝之】 ◇中露とも制裁には慎重 イランのブシェール原発建設などで技術支援を続けてきたロシアの外務省は12日、「安保理付託の可能性を排除しない」と表明した。今年7月、サンクトペテルブルクで開かれる主要8カ国首脳会議(サミット)でイラン核問題が重要議題になるのは必至。議長国のロシアには米欧日の路線からかけ離れた動きを取りにくい事情がある。 中国もロンドンで開かれる6カ国協議への参加を決め、国際協調を優先する姿勢を示している。李肇星外相はイランの核関連活動再開前日の9日、同国のサファリ外務次官を北京に招いた。再開回避を働きかけたのは間違いない。安保理付託自体は事実上、容認する可能性が高い。 ただ、両国とも制裁には慎重だ。ロシア下院のコサチョフ外交委員長は「制裁を含む実力行使」には反対を表明、制裁がイランの核問題を「北朝鮮と同様に長期化させる」と警告した。中国も輸入原油の15%(04年)をイランに依存する。中国外務省の孔泉報道局長は12日、「関係各方面の抑制的な態度が問題解決につながる」と対立をエスカレートさせないように求めた。【モスクワ町田幸彦、北京・飯田和郎】 ▽イラン核開発 イランは中部ナタンツに試験用、商業用のウラン濃縮施設を保有する。前者にはウラン濃縮に使う遠心分離機が1000台収容可能で164台が設置済み。後者は5万台設置できるが、03年以降、建設が中断されている。99~02年にテヘランの「カライ電気」で、03年にナタンツで遠心分離機に六フッ化ウランを注入し、ウラン濃縮実験を行ったことがある。試験用施設で核爆弾1発分の高濃縮ウランを製造するには「最低1~2年、場合によっては数年必要」(核専門家)とされる。 毎日新聞 2006年1月13日 23時59分 (最終更新時間 1月14日 0時01分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060114k0000m030160000c.html 安保理付託、確実に 米も支持、イラン核問題 [共同] 【ワシントン12日共同】ライス米国務長官は12日、記者会見し、イラン核問題を国連安全保障理事会に付託するべきだとした英国、フランス、ドイツの欧州3カ国外相協議の結果を「全面的に支持する」と述べ、経済制裁などが発動可能な安保理への早期付託を図る方針を明らかにした。長官は、イランとつながりの深いロシア、中国も付託に反対していないとの認識を表明、イラン核問題は早ければ今月中にも、安保理に付託されることが確実になった。 長官によると、安保理付託を決める国際原子力機関(IAEA)緊急理事会の開催日程などを調整する欧州3カ国と米国、ロシア、中国による6カ国協議は、局長級で16日にロンドンで開かれる。米政府からはバーンズ国務次官(政治担当)が出席、国際社会の結束を確認し、安保理で取り得る措置についても意見を交わすとみられる。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=intl NWID=2006011301000351 「核の研究、当然の権利」イラン元大統領が強硬姿勢 [朝日] 2006年01月11日23時42分 イランのラフサンジャニ最高評議会議長(元大統領)は11日、「核についての科学的な研究活動をするのはすべての国の権利だ」と演説した。同国政府は10日、核研究施設の活動を停止していた国際原子力機関(IAEA)の封印を解除し、それがウラン濃縮活動につながることへの懸念が強まっている。議長の発言は、批判を強める欧米などの国際的な圧力に屈しないとの姿勢を示したものだ。 イラン原子力庁は10日、核関連の研究再開は「核燃料の製造ではない」「研究活動と核燃料製造は区別されるべきだ。燃料製造はなお停止したままだ」と発表した。しかし、ロイター通信などによると、IAEAは研究活動について「小規模ながらウラン濃縮を含む可能性」もあるとして、将来の核兵器開発につながる懸念を指摘しているという。 IAEAは同日、イラン中部ナタンズのウラン濃縮施設など3カ所の核施設で、イラン側が封印解除を始めたことを確認した。IAEAによると、研究活動は「ウラン濃縮に必要な小規模な遠心分離器を設置し、六フッ化ウランを注入する」過程が含まれる、とイラン側は説明しているという。 URL http //www.asahi.com/international/update/0111/014.html 核研究再開、英独仏がイランを非難 安保理付託を協議へ [朝日] 2006年01月11日19時03分 イランが核施設の封印を解除して研究を再開したことについて、英国のストロー外相は10日、独仏両国の外相らと国連安全保障理事会に付託するかどうかを12日に協議することを明らかにした。西側外交筋は「核兵器開発につながるウラン濃縮を行うのは確実」と指摘しており、イランに対する経済制裁を視野に入れた安保理付託への動きが一気に加速しそうだ。 ストロー外相は「国際社会に深刻な事態をもたらした」とイランを非難。12日の協議では安保理付託が「最優先課題」になるとの見方を示す一方で、軍事行動を取る予定はないと強調した。 英国などは、ウラン濃縮に踏み切れば国際原子力機関(IAEA)に安保理付託のための緊急理事会招集を求める、と繰り返しイランに警告してきた。「緊急理事会は早ければ来週開かれる可能性がある」という声が出ている。 一方、英独仏は先月21日、昨年8月から暗礁に乗り上げていた交渉の本格的な再開に向け、イランと話し合った。今月18日には2回目の協議が予定されているが、複数の西側外交筋は「開催は極めて難しくなった」としている。 今回の動きについて、イランはIAEAに、「小規模の研究・開発が目的」と説明している。だが、遠心分離器を配列し、濃縮ウランの原料の六フッ化ウランを注入するとの計画で、IAEA筋も「ウラン濃縮以外に考えられない」と指摘している。 URL http //www.asahi.com/international/update/0111/010.html IAEA、深刻な懸念表明 イラン核施設封印解除 [朝日] 2006年01月11日01時22分 国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は10日、イランが「研究開発」という名目で、中部ナタンズなどの核施設の封印解除について理事国(35カ国)に報告するとともに、ウラン濃縮関連活動の再開決定に深刻な懸念を表明した。 複数の西側外交筋は「イランは越えてはいけない一線を越えた」と指摘、「核問題を国連安全保障理事会に付託するための緊急理事会を開く可能性が高くなった」と述べた。米ホワイトハウスのマクレラン報道官は10日、「イランが現状のまま国際的義務を果たさなければ、安保理付託以外の選択肢はない」と語った。 ロイター通信によると、欧州連合(EU)が「(濃縮中止の)合意に反し、明らかに濃縮に関連した活動だ。誤った方向への大きな一歩だ」と非難した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0111/001.html イラン、核研究活動再開を表明 核施設3カ所の封印解除 [朝日] 2006年01月11日01時02分 ウラン濃縮をめぐって欧米諸国と対立している問題で、イラン政府は10日、「核研究施設の封印を解除し、研究活動を再開した」との声明を発表した。国際原子力機関(IAEA)は、イラン中部ナタンズなど3カ所の核施設での封印解除を確認した。昨年8月のウラン転換活動再開に続くイランの挑発的行動によって、国連安全保障理事会付託への国際的な圧力が高まりそうだ。 イラン原子力庁のサイディ次官が同日、「封印解除はIAEAの査察官の立ち会いの下で実施された」と語った。イラン側は医療、農業、産業研究が目的で、封印の解除はウラン濃縮と無関係と強調している。今後、研究活動はIAEAの監視下で行われるという。 これに対してIAEAは同日、イラン側の説明として、「ウラン濃縮に必要な小規模な遠心分離器を設置し、六フッ化ウランを注入する予定」とした。 イランの核開発問題は、ハタミ前大統領時代の04年11月、イランは英独仏など欧州側との交渉で、ウラン濃縮関連活動の全面停止に合意し、IAEAが施設を封印するなど、いったん沈静化の兆しが見られた。 だが保守強硬派のアフマディネジャド大統領が昨年8月に就任した直後、イランは中部イスファハンでのウラン転換活動を再開させた。 仲介に入った形のロシアが、同国内でのウラン濃縮実施を提案。欧州側もこれを支持し、核兵器開発につながる濃縮作業本体は認めないものの、限定的な活動に制限させる方針で、中断していたイランとの交渉が昨年12月に再開されたばかりだった。 URL http //www.asahi.com/international/update/0110/009.html イランが核研究活動再開へ IAEAに通告 [朝日] 2006年01月08日19時41分 イラン外務省のアセフィ報道官は8日記者会見し、同国中部ナタンズにある核施設などで、研究目的の核関連活動が9日にも再開されると述べた。英独仏との合意で全面停止した核関連活動のうち昨年8月のウラン転換作業再開に続くもので、イランの核封じ込めを狙う英独仏に揺さぶりをかける狙いがあるとみられる。 イラン国内での報道によると、再開される活動は、医療、産業、農業などの用途での核利用研究分野で、イラン側は国際原子力機関(IAEA)に対し、再開を通告。IAEAの査察官がすでに到着しており、9日中にも研究目的の施設の封印を解除するという。 URL http //www.asahi.com/international/update/0108/005.html 重体のシャロン首相の「死を望む」 イラン大統領が発言 [朝日] 2006年01月06日20時08分 イランのアフマディネジャド大統領は5日、イスラエルのシャロン首相が危篤状態との報を受け、同首相の死を望むと語った。イラン学生通信が伝えた。首相の過去のパレスチナ人殺害への関与を指摘した発言だが、国際社会の批判が強まりそうだ。 大統領は、82年のイスラエルによるレバノン侵攻時に発生した難民キャンプでのパレスチナ人大量殺害に関連し、「願うならば、犯罪者が祖先の列に加わりますように」と述べた。 イスラム教徒の土地を奪ったとしてイスラエルの建国と存在を認めないのが、79年のイスラム革命以降のイランの国是。革命原理への回帰を掲げる大統領は、国際社会からの反発を承知のうえで反イスラエル発言を続け、国内の支持強化を狙っているとみられる。 URL http //www.asahi.com/international/update/0106/011.html ●イラン05 から続く
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1228 イラン 制裁決議に反発、核開発加速義務付け 新法可決 [毎日] 1224 イラン 国連決議を拒否 ウラン濃縮継続を表明 [毎日] 1224 国連安保理、イラン制裁決議を採択 [朝日] 1115 イラン:ウラン濃縮活動継続を確認 IAEA報告書 [毎日] 0927 イラン初の原発、07年9月稼働へ ロシアが建設協力 [朝日] 0916 イラン大統領と北の金委員長、核開発支持を互いに表明 [読売] 0915 イランめぐる米下院委報告書に誤情報 IAEAが批判 [朝日] 0903 核問題で進展なし アナン事務総長、イラン大統領と会談 [朝日] 0901 ボルトン大使、日本にもイラン制裁呼びかけ [朝日] 0831 イラン核問題:ウラン濃縮の実施を明記 IAEA報告書 [毎日] 0826 イラン、重水製造施設の稼働宣言 安保理決議の期限直前 [朝日] 0827 アザデガン油田「中露で開発も」…イランが日本に警告 [読売] 0820 イラン、ウラン濃縮停止を拒否 [朝日] 0801 イラン「核開発は固有の権利」 国連決議を拒否 [朝日] ●イラン06Ⅱ から続く 1228 イラン 制裁決議に反発、核開発加速義務付け 新法可決 [毎日] 【テヘラン春日孝之】イラン国会は27日、同国の核問題で国連安保理が制裁決議を採択したことに反発し、政府に国際原子力機関(IAEA)への協力見直しと核開発の加速を義務づける法案を可決した。護憲評議会が即日承認し、新法が成立した。 採決は、賛成161票、反対15票だった。政府はイラン中部ナタンツの核施設へのIAEA査察官の立ち入り制限などの措置を検討する見通しだ。 イランは今年2月、核問題が安保理に付託されたことを受け、IAEAの抜き打ち査察を認める追加議定書の自主運用を停止し、核施設から監視カメラを撤去している。 毎日新聞 2006年12月28日 9時53分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20061228k0000e030009000c.html 1224 イラン 国連決議を拒否 ウラン濃縮継続を表明 [毎日] イラン外務省のホセイニ報道官は23日夜、声明を発表し、国連安全保障理事会のイラン制裁決議は違法と非難した上で決議を拒否、ウラン濃縮活動を継続する方針を強調した。ウラン濃縮拡大に向け、中部ナタンツの核施設に遠心分離機を3000基設置する作業を続けるとしている。 イラン核問題が2002年に発覚し、今年2月に国際原子力機関(IAEA)が安保理に付託して以降、初の制裁決議だが、核問題の外交解決は早くも困難な見通しとなった。 また、イランのザリフ国連大使も安保理会合で、核兵器の保有が強く疑われているイスラエルに言及し、安保理と米国がイスラエルの核保有に目をつぶっているとして、二重基準と強く非難した。(テヘラン共同) 毎日新聞 2006年12月24日 8時31分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20061224k0000e030003000c.html 1224 国連安保理、イラン制裁決議を採択 [朝日] 2006年12月24日01時51分 国連安全保障理事会は23日午前(日本時間24日未明)、公式会合を開き、ウラン濃縮など核関連活動を続けるイランに対する制裁決議を全会一致で採択した。非軍事的な制裁を規定した国連憲章第7章41条に基づき、海外資産の凍結など経済制裁が柱。2月に国際原子力機関(IAEA)がイラン核問題を安保理に付託してから初の制裁決議となる。 ただ、厳しい制裁を目指す米欧と、イランに一定の理解を示す中ロの溝は大きく、文言がまとまるまで約2カ月かかった。また、イランのアフマディネジャド大統領は一貫して決議に反発しており、国際的な圧力と受けとめて核関連活動を停止する可能性は小さい。 決議案は、すべての国連加盟国に対し、イランへの核関連、ミサイル関連の物資や技術の禁輸を義務づけている。またイラン原子力庁など10団体と、イラン軍関係者、核関連施設の幹部ら12人の個人リストを添付。これらの団体と個人の海外資産を凍結することや、リストに挙げられた12人の自国への入国や通過を「警戒する」ことを加盟国に求めた。 安保理は7月に、ウラン濃縮関連活動を8月中に全面停止するよう求めた決議を賛成多数で採択。イランが従わなかったことから、安保理常任理事国とドイツを中心に、10月下旬から決議案の内容を協議してきた。 安保理は決議案提出を受け、20日の非公式協議で22日に採決を行うことを決めた。しかし、ロシアが採決の延期と決議案の修正を要求したため、英仏独は、決議案から資産凍結を行う時期について「即時」の文言を削除するなど表現を緩和した最終案を提示した。 URL http //www.asahi.com/international/update/1223/010.html 1115 イラン:ウラン濃縮活動継続を確認 IAEA報告書 [毎日] 【ウィーン会川晴之】国際原子力機関(IAEA)は14日、イランの核活動に関する報告書をまとめ、理事会各国に配布した。中部ナタンツの施設でウラン濃縮活動を継続しているほか、テヘラン南西のアラクで重水炉の建設を続けていることなどを確認した。 毎日新聞が入手した報告書(全4ページ)によるとナタンツのウラン濃縮施設では、遠心分離機を164基連結した「カスケード」と呼ばれる装置を増設し、10月13日から六フッ化ウランを注入して濃縮活動を開始した。すでに設置済みのものと合わせてカスケードは2系列になった。3000基の遠心分離機を設置する予定になっている地下の大規模濃縮施設の建設作業が進んでいることも確認された。 また、イランはIAEAに対し、8月13日から11月2日までの間、合計34キロの六フッ化ウランを遠心分離機に投入し、原子力発電所の核燃料などに使用する濃縮度5%以下の低濃縮ウランを製造したと申告した。国連安保理が7月末に採択した決議で濃縮活動の中止を求めたにも関わらず、着々と濃縮活動を進めていることが裏付けられた。 一方、首都テヘラン近郊のカライ廃棄物施設のコンテナから新たに、極めて微量の高濃縮ウランとプルトニウムが検出された。外交筋によると、イラン側は「イラン・イラク戦争(80~88年)中に一時、テヘランの研究炉で使用した核燃料をコンテナ内に保管した」などと説明している。IAEAは検証のため、他のコンテナからもサンプルを採取して分析を進めている。 報告書は、イランがIAEAの核査察に非協力的な姿勢を続けており、核の「闇市場」との関わりや軍事転用の疑いなど数多くの問題が依然として解明されていないと指摘し、イラン側に一層の協力を求めた。 IAEAは23日から理事会を開き、イラン核問題などを討議する。 毎日新聞 2006年11月15日 10時29分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20061115k0000e030022000c.html 0927 イラン初の原発、07年9月稼働へ ロシアが建設協力 [朝日] 2006年09月26日22時50分 ロシアを訪問中のイランのアガザデ原子力庁長官は25日、ロシアが建設に協力しているブシェール原発について、来年9月に稼働を開始させることで合意した。イタル・タス通信が伝えた。核開発疑惑を抱えるイランへの経済協力の中止を求める米国は反発を強めると見られる。 ブシェール原発は、イランにとって初の原子力発電所となる。今回署名された合意文書によると、ロシアからのブシェール原発への核燃料搬入を来年3月に開始。9月に原子炉を稼働させ、11月から電力供給を開始する。原子炉では、低濃縮ウラン燃料80トンが使われる予定という。 これまでイラン側は、半年後の原発稼働を目指し、ただちに核燃料を供給するようロシア側に求めていた。ロシアが供給時期を遅らせてきた背景には、イランの核開発疑惑への国際社会の懸念があったと見られる。 イラン側の要望よりは遅れたとはいえ協力の前進に踏み切ったことで、米国が懸念を強めるのは必至だ。 URL http //www.asahi.com/international/update/0926/018.html 0916 イラン大統領と北の金委員長、核開発支持を互いに表明 [読売] 北朝鮮の核問題 【テヘラン=工藤武人】非同盟諸国会議の首脳会議出席のためハバナ訪問中のイランのアフマディネジャド大統領と、北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長が15日会談し、核開発への全面的支持を互いに表明し合った。 国際的孤立を深める両国が核問題での連携強化を確認した形だが、国際社会の反発を招きそうだ。 イラン大統領府によると、大統領は会談で、「イランは、北朝鮮の核開発の権利に反対する米国を非難する」と述べ、北朝鮮の立場を全面的に支持する意向を示した。さらに、「最終的な勝者は、強く勇敢な北朝鮮政府と人民だ」とも語り、北朝鮮を持ち上げた。 金委員長もこれに、「イランの核開発に関する姿勢は全面的に正しい」とこたえ、核開発を支持した。 (2006年9月16日20時46分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060916i213.htm 0915 イランめぐる米下院委報告書に誤情報 IAEAが批判 [朝日] 2006年09月15日19時23分 米下院情報特別委員会が8月に出したイランの脅威に関する報告書に、事実でない記述が含まれているとして、国際原子力機関(IAEA)が同委員会に抗議の書簡を出したことが、14日わかった。誤りがイランの脅威を誇張する内容だったことから、後に存在しないとわかった大量破壊兵器(WMD)を理由に開戦に踏み切った「イラク戦争の時と同じだ」(IAEA外交筋)との声が出ている。 報告書では、イラン中部ナタンズの濃縮施設の写真に「イランは(90%程度が必要な)兵器級のウラン濃縮をしている」と説明をつけた。これに対しIAEAは、製造されたのは約3.6%の低濃縮ウランだと正した。 さらに、報告書が「IAEAには、職員がイランの核計画について真実を語ることを禁じる暗黙の規定がある」と批判したことに、「とんでもない、いいかげんな記述だ」と反論した。 報告書は29ページで、国連安全保障理事会が決めたイランの濃縮停止期限の8月31日を前に大急ぎで作られたとされる。イランが戦略的脅威であるとして、情報収集や防諜(ぼうちょう)活動強化などの必要性を訴えたが、前提となる事実関係に誤った情報などが含まれていた。IAEA外交筋の中には「安保理の制裁発動に向け、脅威を誇張したのでは」との見方もある。 イラク戦争開戦時にはWMDの有無をめぐり米国とIAEAが対立。IAEAは「事実に基づき訂正しただけ」としているが、エルバラダイ事務局長が対イラン制裁に反対していることもあり、制裁を急ぐ米国とIAEAの対立がイラン核問題でも激化するのでは、との懸念も出ている。 URL http //www.asahi.com/international/update/0915/008.html 0903 核問題で進展なし アナン事務総長、イラン大統領と会談 [朝日] 2006年09月03日23時12分 イランを訪問中の国連のアナン事務総長は3日、アフマディネジャド大統領と会談した。大統領はレバノン情勢で、国連安全保障理事会の停戦決議履行に向けた全面的な協力を約束したが、核問題については「ウラン濃縮活動の停止は受け入れられない」と改めて表明。実質的な進展は見られなかった。 会談後のモッタキ外相との共同会見でアナン氏が明らかにした。大統領は、安保理常任理事国とドイツの6カ国との交渉が再開されれば濃縮停止を含む「すべての問題」を話し合う用意があると述べたが、モッタキ外相は、「6カ国がイランの答えを検討する番だ」と述べ、6カ国側の出方を見極める姿勢を示した。 アナン氏は2、3の両日、大統領のほか、核交渉責任者のラリジャニ最高安全保障委員会事務局長、ラフサンジャニ最高評議会議長、モッタキ外相らとも相次いで会談した。一連の会談を「前向きで建設的」と評価したものの、具体的な成果はなく、不調に終わった。 レバノン情勢では、イランとかかわりの深いイスラム教シーア派武装組織ヒズボラへの武器流入阻止を求める安保理停戦決議への支持を取り付けた。ただ、アナン氏は「大統領は、決議の履行への支持を確認した」と述べるにとどめ、詳細には触れなかった。 アナン氏は、第2次大戦中のナチスドイツによるユダヤ人虐殺(ホロコースト)に触れ、「歴史上の否定できない事実だ」と述べ、ホロコーストの否定や、虐殺規模に疑問を投げかける発言を続けるアフマディネジャド大統領に不快感を示した。だが、モッタキ外相は「歴史的事実は今後も評価し、研究すべきだ」と反論した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0903/009.html 0901 ボルトン大使、日本にもイラン制裁呼びかけ [朝日] 2006年09月01日14時14分 米国のボルトン国連大使は8月31日、同国のテレビ番組に相次いで出演し、イランが国連安保理決議が定めたウラン濃縮関連活動停止期限が来ても同活動を継続していることについて「欧州連合や日本などが、安保理抜きでできる制裁がある」と述べ、「有志連合」による制裁発動を呼びかけた。 ボルトン大使は、各国政府がそれぞれに持っている反テロリズムの国内法体系に基づいて経済制裁を実施することは可能だとした。「イランはテロリズムの中央銀行だ」とも述べた。 発言の背景には、米国などが強く望む対イラン経済制裁実施を盛り込んだ安保理決議に対して、拒否権を持つ中国やロシアが反対していることがある。安保理決議とは別の選択肢があることを示して、イラン政府と制裁に慎重な安保理メンバーに圧力をかけようとしたものとみられている。 URL http //www.asahi.com/international/update/0901/008.html 0831 イラン核問題:ウラン濃縮の実施を明記 IAEA報告書 [毎日] 【ウィーン会川晴之】国際原子力機関(IAEA)は31日、イランの核活動状況を国連安全保障理事会に報告した。報告書は、イランが中部ナタンツのウラン濃縮施設で8月24日に濃縮を再開したほか、6月6~8日、6月23日から7月8日にも濃縮を実施したことを明記した。安保理が7月末に採択した制裁警告決議はイランに8月31日までに濃縮活動を停止するよう求めており、報告書はイランが安保理決議を履行していないことを明確に示した。これを受けイラン核問題は、制裁協議を含めた次の局面に移る。 IAEAはイランに査察官を派遣し、核関連活動の現況を調査した。 毎日新聞が入手した報告書は6ページ。(1)ナタンツで遠心分離機164基を連結した「カスケード」を使って濃縮作業を継続しており、その進展は限定的(2)イランの核開発の全容を解明するため一層の協力を求める--ことなどを明記している。また、イランがテヘラン南西のアラクで重水炉の建設を継続していることも盛り込んだ。 安保理はIAEAの報告書提出を受け、経済制裁を含めた今後の対応を協議する。 毎日新聞 2006年8月31日 21時11分 (最終更新時間 9月1日 1時46分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060901k0000m030106000c.html 0826 イラン、重水製造施設の稼働宣言 安保理決議の期限直前 [朝日] 2006年08月26日21時59分 イラン政府は26日、西部アラクで、原発の減速材として用いる重水の製造施設が本格稼働し、同所に建設中の重水炉型原発も稼働に近づいたと表明した。重水炉は一般の軽水炉に比べ、核兵器に転用可能なプルトニウムの抽出が容易とされる。国連安全保障理事会決議が求めるウラン濃縮停止期限が31日に迫っており、直前の表明は国際原子力機関(IAEA)や米欧の反発を招きそうだ。 原子力庁のサイディ次官が国営テレビなどを通じて発表した。サイディ氏は、重水製造施設の完成には9年かかり、製造技術を獲得したのはイラン以外に8カ国しかないと述べた。また重水は原発だけでなく、医療への応用も可能だとして、平和目的であることを強調した。 アフマディネジャド大統領は同日、アラクの施設近くで開かれた記念式典で演説し、「何者も核平和利用の権利を奪えない。科学的進歩を阻むことはできない」と述べ、ウラン濃縮活動の停止には応じない考えを改めて示した。 イランは、安保理常任理事国とドイツの6カ国が提示した包括的見返り案と、7月末に採択された安保理決議で、ウラン濃縮関連活動の停止を求められている。今月22日に包括案を拒否するとの回答を示したが、安保理決議が求める31日の期限までに活動停止に応じるかどうかが注目されていた。 今回の重水製造施設稼働宣言により、核技術開発の既成事実化を進めるイランの姿勢がより鮮明になった。 安保理常任理事国5カ国のうち、中国、ロシアはイランに対する経済制裁に慎重な姿勢を続けているが、31日以降、安保理での制裁論議が加速するとみられる。 URL http //www.asahi.com/international/update/0826/012.html 0827 アザデガン油田「中露で開発も」…イランが日本に警告 [読売] 【テヘラン=工藤武人】日本の国際石油開発が権益を持つイラン南西部アザデガン油田開発について、イラン石油公社傘下の石油開発技術会社のバザルガン社長は27日、「日本側と9月15日までに開発着手で合意できなかった場合、国内企業や中国、ロシアとの共同開発も模索する」と警告した。 石油省が運営する通信社が伝えた。 (2006年8月27日23時46分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060827i113.htm 0820 イラン、ウラン濃縮停止を拒否 [朝日] 2006年08月20日22時03分 イラン外務省のアセフィ報道官は20日、国連安全保障理事会常任理事国とドイツの6カ国が6月に提示したイラン核問題をめぐる包括案への対応について、「ウラン濃縮は停止しない。回答は多面的なものになる」と述べた。包括案についてイランが回答するとしている22日が近づくなか、濃縮停止を含めた包括案の全面的な受け入れはないとの立場を示したものだ。 イランはウラン濃縮事業に国家的威信をかけており、濃縮停止を除く包括案の一部受け入れなどあいまいな姿勢を示しながら、交渉継続と経済制裁回避の道を模索するとみられる。アフマディネジャド大統領を含むイラン高官も相次いで、ウラン濃縮停止には応じない姿勢を明らかにしている。 6カ国による包括案は、ウラン濃縮停止の見返りとして、軽水炉など最新の核技術の提供のほか、経済制裁などの緩和を盛り込んでいるが、同報道官は、「現在、包括案への回答を検討する最終段階にある。包括案が様々な側面を含むため、回答も多面的なものになるだろう」と説明した。 イラン側が包括案への回答を先延ばしにしてきた結果、国連安保理は7月、イランが8月31日までにウラン濃縮関連活動の全面停止に従わない場合、経済制裁に言及した決議を採択している。同報道官は「決議は違法なもので法的には無効だ」として改めて濃縮停止を拒否する姿勢を明言した。 経済制裁には、常任理事国のうち中国、ロシアが慎重な姿勢を見せており、6カ国の間の足並みがそろっていない。「核問題は交渉で解決されるべきだ。解決に導く空気を緊張させるだけだ」とも語り、イランが包括案を全面的に受け入れなくても、交渉は継続されるべきだとの姿勢を示した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0820/013.html 0801 イラン「核開発は固有の権利」 国連決議を拒否 [朝日] 2006年08月01日09時37分 イランの核開発停止を求め、制裁を警告する決議が国連安保理で採択されたことを受けて、イランのザリフ国連大使は31日「イラン国民と政府は、原子力技術の平和利用という権利を引き続き行使する決意だ」と述べ、決議を拒否して核開発を継続する意向を示した。 ザリフ大使は決議採択後、安保理で発言を許され、30分近く演説。決議が「国際法の根本原則や核不拡散条約(NPT)、国際原子力機関(IAEA)の諸決定に違反している」と批判した。また「安保理はここ数週間、パレスチナとレバノンの人々に対する侵略に有効な手だてを打てないでいる」などと述べ、米国を間接的に批判した。 これに先立って発言した米国のボルトン国連大使は「イランがこの決議に従わない場合、(経済制裁について定めた)国連憲章第41条に基づいた措置を取る」と制裁発動を改めて警告。一方、ロシアのチュルキン国連大使は逆に「イランが決議に従えば、理事国はそれ以上の行動を慎むことになる」と述べ、米国との立場の違いを際だたせた。 URL http //www.asahi.com/international/update/0801/005.html ●イラン06Ⅱ から続く
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ランス (ファング) [#xbdfe56e] ブレードランス系 [#u4a78274] ゲイボルク系 [#af52a3f5] パンドラスピア系 [#x802fda8] パルチザン系 [#qe545642] パニッシャー系 [#g00d63e0] ニムロッドピアス系 [#f23d4fd6] シャーマニクス系 [#e27de138] ドラグーンランス系 [#q86f2132] ランス (ファング) ブレードランス系 名称 価格 物攻 魔攻 ★LV ★物攻 ★魔攻 総EXP 効果 改造変化後 入手方法 ブレードランス 55 35 26 130 85 24,600 なし グレイブランスLv.10 初期装備 グレイブランス 96 35 61 300 137 445950 なし ランス・オブ・カインLv.46 灰チタン石 ランス・オブ・カイン 375 152 46 753 314 1299375 ATB+1 トラペゾヘドロン ゲイボルク系 名称 価格 物攻 魔攻 ★LV ★物攻 ★魔攻 総EXP 効果 改造変化後 入手方法 ゲイボルグ 13,100 23 12 21 103 92 70850 リベンジ系効果UP グングニルLv.17 【宝】第7章 商業都市パルムポルム:ウェストアベニュー【店】第8章以降 プラウトス武具工房 グングニル 110 100 41 230 220 214110 リベンジ系効果UP改 ランス・オブ・カインLv.33 ヒヒイロカネ ランス・オブ・カイン 240 240 100 636 636 1484665 リベンジ系効果UP改ATB+1 トラペゾヘドロン パンドラスピア系 名称 価格 物攻 魔攻 ★LV ★物攻 ★魔攻 総EXP 効果 改造変化後 入手方法 パンドラスピア 16,200 20 31 21 100 151 70850 妨害系成功率UP カラミティシャフトLv.16 【宝】第9章 旗艦パラメキア:艦内通路 カラミティシャフト 97 143 41 222 318 237,000 妨害系成功率UP改 ランス・オブ・カインLV.35 ヒヒイロカネ ランス・オブ・カイン 226 310 100 616 830 1,465,750 妨害系成功率UP改ATB+1 トラペゾヘドロン パルチザン系 名称 価格 物攻 魔攻 ★LV ★物攻 ★魔攻 総EXP 効果 改造変化後 入手方法 パルチザン 6,600 6 39 26 31 189 33000 なし ロンパイアLv.14 【店】アップインアームス ロンパイア 36 47 61 130 467 274350 なし ランス・オブ・カインLv.35 灰チタン石 ランス・オブ・カイン 112 319 100 307 839 1462275 ATB+1 トラペゾヘドロン パニッシャー系 名称 価格 物攻 魔攻 ★LV ★物攻 ★魔攻 総EXP 効果 改造変化後 入手方法 パニッシャー 31,000 20 31 41 100 151 214110 ブレイクしてTP小回復 フェイタルシザースLv.17 【店】プラウトス武具工房 フェイタルシザース 102 150 41 222 318 215520 ブレイクしてTP回復 ランス・オブ・カインLv.33 ヒヒイロカネ ランス・オブ・カイン 182 262 100 517 731 1484665 ブレイクしてTP回復ATB+1 トラペゾヘドロン ニムロッドピアス系 名称 価格 物攻 魔攻 ★LV ★物攻 ★魔攻 総EXP 効果 改造変化後 入手方法 ニムロッドピアス 27,000 23 23 26 148 148 54,800 ブレイク不可能 ビーナゴスペルLv.19 【宝】第11章 ヲルバ郷:鉄道橋跡【店】ギルガメッシュ機関 ビーナゴスペル 138 138 61 390 390 334,656 ブレイク不可能 ランス・オブ・カインLv.40 閃ウラン鉱 ランス・オブ・カイン 381 381 100 921 921 1382265 ブレイク不可能ATB+1 トラペゾヘドロン シャーマニクス系 名称 価格 物攻 魔攻 ★LV ★物攻 ★魔攻 総EXP 効果 改造変化後 入手方法 シャーマニクス 23,000 0 47 26 0 187 38040 物理大幅低下 ヘレティックタスクLv.15 【店】ギルガメッシュ機関 ヘレティックタスク 0 162 41 0 370 153000 物理低下 ランス・オブ・カインLv.25 閃ウラン鉱 ランス・オブ・カイン 0 266 100 0 941 1578585 物理低下ATB+1 トラペゾヘドロン ドラグーンランス系 名称 価格 物攻 魔攻 ★LV ★物攻 ★魔攻 総EXP 効果 改造変化後 入手方法 ドラグーンランス 230,000 39 0 21 179 0 38040 魔法大幅低下 ドラゴンホーンLv.14 【店】ギルガメッシュ機関 ドラゴンホーン 169 0 41 385 0 152640 魔法低下 ランス・オブ・カインLv.25 閃ウラン鉱 ランス・オブ・カイン 287 0 100 962 0 1588125 魔法低下ATB+1 トラペゾヘドロン
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[フェアリー]愛梨 前へ 次へ No.0224 碧月 ★★ 最大Lv.50 [フェアリー]愛梨 凸数 体力 攻撃 防御 特性 0 276* 104* 86* 1 332* 125* 103* 2 398 150 124 暗闇耐性UP小 - 素早さ 命中率 回避率 - - 104 100 5 - スキル名 スキル効果 Lv.UP効果 初期チャージ 最短チャージ Lスキル 攻撃UP 防御UP 碧月攻撃UP10% 防御UP5% スキル1 スロウランス 敵1体にダメージ 対象の素早さを小ダウンさせる(4ターン) ダメージ量UP(小) 6 4 スキル2 パワード 味方全体の攻撃を小アップさせる(3ターン) 効果量UP(小) 7 5 スキル3 2 登場日 登場イベント/ガチャ 恒常入り 2017/02/21 幻想世界 フェアリーガチャ? 専用ボイス シーン - ラウンジ - ラウンジ - 戦闘開始時 - Wave進行時 - 勝利時 洋服 小物 前へ 次へ 名前 コメント すべてのコメントを見る
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[テニスウェア]詩音 前へ 次へ No.0135 満月 ★★ 最大Lv.50 [テニスウェア]詩音 凸数 体力 攻撃 防御 特性 0 258* 124* 76* 1 310* 149* 91* 2 372 179 110 麻痺耐性UP小 - 素早さ 命中率 回避率 - - 102 100 5 - スキル名 スキル効果 Lv.UP効果 初期チャージ 最短チャージ Lスキル 攻撃UP 満月攻撃UP15% スキル1 スロウランス 敵1体にダメージ 対象の素早さを小ダウンさせる(4ターン) ダメージ量UP(小) 6 4 スキル2 ルミナススラスト 敵全体に大ダメージ ダメージ量UP(中) 6 4 スキル3 登場日 登場イベント/ガチャ 常設入り 2016/09/21 決めろスマッシュ!テニスガールガチャ 2016/11/22 専用ボイス シーン - ラウンジ - ラウンジ - 戦闘開始時 - Wave進行時 - 勝利時 洋服 小物 テニスウェア 前へ 次へ 名前 コメント すべてのコメントを見る
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◆ハロウィンランド(略称:ハロラン) 管理:87 ◆国王・国紹介 炎の悪魔、イグニス・ファウストが治める1年中がハロウィンの国。 ゴーストや悪魔、モンスターなどが毎日楽しくハロウィンを過ごしている。 昼間も空はオレンジに染まり、夜は漆黒の闇に包まれる。 深い森や廃墟、墓場等が多いが、街に入るとハロウィンならではの 様々な店が立ち並び、丘の上には王や住人が住むパンプキンキャッスルがそびえ立つ。 1年のうち10月の1ヶ月のみ現実世界との扉が繋がり、 自由にお互いの世界を行き来することが出来る。 扉が繋がっている1ヶ月間は迷い込んできた人間達を巻き込んでお祭り騒ぎとなる。 国王:イグニス・ファウスト ◆ハロラン補足説明 ハロウィンランド ハロウィンランド全体タグ ハロラン・住人 ハロウィンランドに住む住人用タグ。 ハロラン・迷い人 現実世界からハロウィンランドに迷い込んだ人用タグ。 ※10月1日~31日まで ハロラン・来訪客 他の国からハロウィンランドに訪れた人用タグ。 【ハウィンランド】・【ハロラン・住人】【ハロラン・迷い人】のタグは KOS開催以前の2008年ハロウィンランドも含まれています。 *迷い人について ハロウィンランドへ迷い人が来れるのは扉が繋がっている10/1〜10/31の1ヶ月間のみです。 期間が終ると同時に強制送還されるため、国内にとどまる事はできません。 その他 パンプキンキャッスル(城) 国王イグニスの住んでいる城。 城の住人になることもできる。 通貨 通貨はあるが、基本的に国内のみ。 お金を使うという考えを持っていないものも多い。 日本円とのレートよりも、ハロウィンランドでは 「現実世界のお菓子」との交換の方が価値が高い。
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ウィルコックス 「ウホホホホホホホ玉と砕けよぉぉぉぉ!!!」 概要 賊の一員。 南国が大好きで南国風のファッションと武器を好む。 昔船で遭難し、無人島に漂着したことがあるとかないとか。 筋骨隆々の逞しい肉体の持ち主でかなり筋力が高い。 技・魔法 スロウランサー 狙いを澄ませて槍を投げつけ攻撃する。 経歴 2010年8月23日空賊討伐 空賊の一員としてエーヴェルト、シンザンらとともに登場。 テトとロックバックを狙って攻撃を仕掛けるがロックバックに投げ捨てられ、地表へと転落していった。 由来 「ウィルコックス(Wilcox)」…英語圏に見られる姓。また小説「十五少年漂流記」の登場人物から。
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ガンランスリスト ※武器のレア度表記 レア1-3 レア4 レア5 レア6 レア7 レア8 骨銃槍派生系 骨銃槍 │ │ロングホーン改 ││(ランスから派生) └┴大骨銃槍 │ ├竜骨銃槍 ││ │└ ヘルスティング │ │ │ └ ヘルスティング改 │ │ │ └ ヘルスティンガー │ └アベレージヒッター │ └ グランドスラム │ └ ハードヒッター │ └ ビッグスラッガー アイアンガンランス派生系 アイアンランス │(ランスから派生) └アイアンガンランス │ └アイアンガンランス改 │ └スティールガンランス │ ├討伐隊正式銃槍 ││ │└ 近衛隊正式銃槍 │ │ │ └ シルバールーク │ │ │ └ ガンチャリオット │ │ ├ ナナ=ハウル ││ │└ ナナ=ロア │ │ │ └ ナナ=フレア │ └ ホワイトガンランス │ └ ホワイトキャノン │ └ ブラックガンランス │ └ ブラックゴアキャノン スノウギア派生系 アイアンランス │(ランスから派生) └スノウギア │ └スノウギア=セカンド │ ├ スノウギア=ドライブ │ ├マリンフィッシャー ││ │└ ディープフィッシャー │ │ │ └ ディープオ-シャン │ │ │ └ 海王槍リヴァイアサン │ │ボーンクロウランス改 ││(ランスから派生) └┴ シザーガンランス │ └ シザーキャノン ティガバースト派生系 ティガバースト │ └ 轟銃槍【虎砲】 龍木ノ槍派生系 龍木ノ槍 │ └ 龍木ノ槍【金剛】 生産系 覇銃槍アペカムトルム ガンランス:操作方法 ●納刀時から出来ること 抜刀 △ 踏み込み突き上げ アナログパッドによる方向入力+△ ガード R+△+○ ●抜刀時に出来ること 前方突き △ 斬り上げ △+○ 踏み込み突き上げ アナログパッドによる方向入力+△ ガード R 水平砲撃 ○ バックステップ × ●ガード中に出来ること 移動・方向転換 R+アナログパッド入力 上方突き R+△ リロード R+○ 竜撃砲 R+△+○ (使用後110秒間は使用不可) ●各種ステップについて バックステップ × or 攻撃(砲撃・竜撃砲は除く)の直後に× 大バックステップ 攻撃(砲撃・竜撃砲は除く)の直後にアナログパッドを下に入れつつ× サイドステップ 攻撃(砲撃・竜撃砲は除く)の直後にアナログパッドを右か左に入れつつ× ●ステップ直後に出来ること リロード ○ 斬り上げ △+○ 前方突き △ ※上方突き(ガード突き)について補足 ガンランスのガード攻撃は、片手剣やランスのようにガード時固有の攻撃が出るのではなく、 通常攻撃の一種である上方突きが出る。この上方突きには短時間だがガード判定が発生しており、 そのためにガード状態から繰り出せば(あるいは直後にガードへ移行すれば)非常に隙の少ない攻撃となる。 また、通常攻撃であるために三連続で繰り出すことも出来るし、 斬り上げや砲撃、ステップなどに繋げることも出来る。 ※その他細かい補足 「踏み込み突き上げ」はアナログパッドを弱めに入力すると、納刀時なら「抜刀」に、抜刀時であれば「前方突き」に変化する。 ガード中に「移動」「攻撃」「リロード」「竜撃砲」などの行動をとると、その間だけスタミナや体力の赤ゲージが回復する。 攻撃連携詳細 踏み込み突き上げ(方向+△) ↓ 前方突き(△) → 前方突き(△) → 前方突き(△) ↓ ↓ 斬り上げ(△+○) 斬り上げ(△+○) ↓ 上方突き(△) 斬り上げ(△+○) ↓ 上方突き(R+△) → 上方突き(△) → 上方突き(△) ↓ ↓ 斬り上げ(△+○) 斬り上げ(△+○) ↓ 上方突き(△) 踏み込み突き上げor上方突き → 斜め砲撃×n → 上方突き → …… 斬り上げ → 垂直砲撃×n → 上方突き → …… 前方突き → 水平砲撃×n → 前方突き → …… 砲撃 砲撃Lv、砲撃タイプによって威力が変動します。固定ダメージ+若干の火属性。 タイプ/装填数/射程/射界/威力 【通常】 /5発 /並 /並 /低 装填数を活かして突きコンボに組み込むのがお勧め。切れ味消費2。 【放射】 /3発 /長 /並 /並 通常の上位とみてOK。長射程故に緊急時には味方を吹き飛ばして救うことも出来る。切れ味消費4。 【拡散】 /2発 /並 /広 /高 最強の砲撃。砲撃メインに戦うならコレ。切れ味消費7。 切れ味消費量はスキル【業物】発動で全て1となる。 竜撃砲 砲撃Lvによって威力が変動します。砲撃タイプは関係しません。 砲撃Lv1:28×4 砲撃Lv2:32×4 砲撃Lv3:36×4 多段ヒットの為、近距離な程威力は増加。直撃時のダメージは大タルGに匹敵します。 冷却時間は武器に関わらず110秒。切れ味消費は20。 いずれも固定ダメージ+若干の火属性。 砲撃も竜撃砲も肉質無視 特徴 通称ガンス。 ガードに重点を置いたプレイスタイルはランスと共通だが、 肉質無視の砲撃による攻撃が可能になった事で、甲殻の硬いモンスターへの対応力が増した。 またガード中に繰り出せる竜撃砲の威力も凄まじく、総合的な火力がアップ。 しかし砲撃及び竜撃砲は切れ味の消費が激しく、砥石の備蓄が欠かせない。 また、ただでさえ機動性の低いランスから突進すらも無くなった事で、追い詰められると危険度急上昇。 基本戦術 ガンランスの最大の長所、それがガード突き。 これがガンランスの主力攻撃となります。 腹、頭にガード突き。地味ですが非常に効果的です。 上位になると砲撃を使う機会は少なくなってきます。 なぜならガード突きが優秀すぎるからです。 もちろん効率を求めないのならば、是非とも砲撃を混ぜ華麗に立ち回ってほしいと思います。
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概要 オメガレベルの脅威:クロウ ミッション レイド 必要プレイヤー数 4人 場所 ワカンダ 参加条件 パワーレベル150以上 月光を浴びたワカンダのジャングルをスタート地点とし、プレイヤーはメナ・ンガイ(別名:「ヴィブラニウム・マウンド」)に向かいます。その後、広い鉱山エリアへと進み、音波のモンスターと化したクロウと再び対峙します。プレイヤーはその途中、複数のボスに遭遇しますが、いずれも独自の仕様やパズル要素が施されています。いくつかのパズルは役割で分担されているため、グループ内のヒーローは各々の長所を生かしながら任務に貢献します。それぞれのヒーローはもちろん、各プレイヤーの得意分野に沿って戦略を練らなければなりません。ただし各ヒーローの役割は必ずしも固定する必要は無く、どのヒーローでもパズル要素をこなすことが出来ます。 また各ヒーローの成長具合に沿って、役割分担を行うことも可能です。 事前準備 ゲーム内でのヒントが非常に少ないため、事前に本ページか動画での予習を必ずしてギミックを理解しておく オメガレベルの脅威:家族再会を安定してクリアできるギアを揃えておきたい 特にコズミック親和性のマイナーアーティファクトかリアクティブ・コズミックサージがついたギアは家族再会から引き続き有用 エコーの敵やクロウのエコーポータル対策にヴィブラニウム属性を用意しておく 必須ではないが、チームメイトとの意思伝達にボイスチャットがあるとベター メンバーを集めたい場合はフレンド募集掲示板へ 1.クロウ部隊の制圧 まずは鉱山に入るためトラムを目指す。 開始直後に近くのコンテナを壊して断片を拾えるか確認するといい。敵がスポーンしない、ヒーローオーブなどを拾うことができないバグが発生しているか確認できる。拾えない場合はチェックポイントからリスタート。開始直後にリスタートをするプレイヤーも多い。拒否せずに従うといいだろう。 丘を上ってクロウの部隊を倒す。タレットも破壊しながら戦えばより安全。途中オコエ率いるドーラミラージュも参戦。戦闘後、カットシーンが再生され、次のエリアへ。 スタート地点から右奥に断片コンテナがある さっさと倒してあげよう 2.コマンド・クロウラーを倒す スパイダーロボットのミニボス、コマンド・クロウラーと戦うことになる。ここで10分以上かかる場合は、そのチームでレイドをクリアするのに苦労するだろう。 ボスが天井に上がったまま降りてこないバグがあるが、その場合でもそのまま待っていれば降りてくる。90秒待っても降りてこない場合は、チェックポイントからリスタート。 コマンド・クロウラー 一定ダメージを与えると上に逃げ、雑魚を召喚する 3.音の障壁を破壊する 最初のチームパズル。部屋の向こう側に大きなバリアがある。それを破るために部屋中央のドームシールドを起動させて定期的にバリアから放たれる赤い光を反射して壊す。 赤い光を直に喰らうと即死するのでそれまでにドームシールドを起動させその中に入るか、影の中に隠れる必要がある。影の中で最も安全な場所は部屋の中央にある壊れた階段の後ろ、もしくは一番右のキャプチャポイント。もし起動が間に合いそうになかったら影の中に隠れよう。 ドームシールドを起動するには、まず部屋に3つあるキャプチャポイントを3人でそれぞれ同時に制圧して維持する必要がある。制圧が完了すると、部屋の中央にあるプラットフォームの3つのボタンを押すことができるようになる。残った1人がそれを押し終わるとドームシールドがプラットフォームに発生するので全員で中に入るか影の中に隠れ、光の攻撃を反射する。これを3セット行えば音の障壁が壊れて終了。ここでようやくトラムに乗る。 キャプチャポイントを離れると約10秒後にリセットがかかり、プラットフォームにいる4人目がボタンを押せない。目的を達成するためには、3つのボタンがすべて押されるまでキャプチャポイントを離れないこと。プラットフォームでボタンを押すのは1人でいい。 なお、音の障壁が最初から存在しない場合がある。こうなってしまうとチェックポイントから再開や同じメンバーでの再出発でも直らない。ゲームを再起動してメンバー集めからやり直そう。 また、稀に自分1人だけボタンが押せないというバグもある。これはレイド開始直後にチェックポイントからやり直しをしていても防げないがもう一度チェックポイントからやり直せば直る。ボイチャで通信できるならボタンを押す役割を代わってもらうのもあり。その場合でも次のステップ開始直後にチェックポイントからやり直すのを忘れないようにしよう。 3つのキャプチャポイントをそれぞれ制圧しよう 3つのボタンを押す必要がある 4.制御室へ向かう トラムを降りて通路を進み、階段を上ると、左の制御室に行くか、右の溶鉱炉に行くかを選択できる。先に溶鉱炉へ向かうとエラー落ちしやすいので、最初に制御室に行くのがおすすめ。 このエリアのチームパズルは、チームメイトが浮遊プラットフォームとランニングウォールに出現するそれぞれのキャプチャポイントに立って全員で進んでいく必要がある。 音の障壁の部屋と同じく定期的に赤い光が発生するので、障害物に隠れること。チームメンバーが階段を上ってすぐに赤い光で倒れた場合、前述の通りギミックを無視してリスポーンすることが目的なので救出しないほうがいい。 パズルには、少しのチームワークとコミュニケーションが必要になるが、グループが方法を知っていれば非常に簡単で、リスポーン方法と同じように迅速に攻略できる。 + パズル解法 飛び越える必要のある2つの隙間がある。両方の隙間には、プラットフォームを出現させるために使う2つのキャプチャポイントと、ランニングウォールを出現させるために使う1つのボタンがある。 最初の隙間をクリアするために、3人が最初のキャプチャポイントに立つ。これでプラットフォームが出現し、ランニングウォール出現用のボタンがあるプラットフォームの青いオーラが無効になる。キャプチャポイントを離れると、数秒後に青いオーラが再出現し、ボタンを押しているプレイヤーをダウンさせてしまう。最初のキャプチャポイントを制圧したら、新しく出現したプラットフォームを通り、1人にそのボタンの上に立ってもらう。 次に、キャプチャポイント内の3人のうち2人が、出現したランニングウォールを通って別のキャプチャポイントに向かう。これで、ボタンに立っているプレイヤーが使用するための新しいプラットフォームが出現し、青いオーラも無効になる。ボタンを押しているプレイヤーは、まだ自分の位置を離れずにボタンを押したまま。 最初のキャプチャポイントにいるプレイヤーは、ランニングウォールを使用して第2キャプチャポイントの2人と合流する。最後に、ボタンを押しているプレイヤーが合流する。 その先の非常に巨大なプラットフォームは中間地点で、敵が出現するので倒す。クロウの赤い光攻撃の後に出現するエコーの敵は必ず倒すこと。 第2の隙間をクリアするために、2人のプレイヤーはプラットフォームの中央で、遠くにある青いオーラを持ったプラットフォームの正面で待つ。他の2人は1人は右へ、もう1人は左へ向かう。 左右に向かった2人は、それぞれランニングウォールを使用してキャプチャポイントのあるプラットフォームに到達する。上の青いオーラを持ったプラットフォームのタレットから発射されるミサイルに注意。また、右のキャプチャポイントにはプレイヤーをプラットフォームから落とそうと2体のエコードローンとソニックディスラプターの敵がいる。安全に行くなら、2人ともまず右のキャプチャポイントに移動したほうがいい。 左右両方のキャプチャポイントを制圧すると、中央に新しいプラットフォームが出現し、青いオーラが無効になるのでプラットフォームに向かえるようになる。中央の位置で待機していた2人は、プラットフォームに移動する。ボタンの上に立つと、左右の下側にランニングウォールがそれぞれ出現する。 左右のキャプチャポイントにそれぞれいる2人は、同時にランニングウォールを使用し向こう側へ飛び、その直後(1〜2秒後)にボタンを押している2人が向こう側へ飛ぶ。キャプチャポイントに誰もいなくなってから数秒後に青いオーラが再び出現し、ボタンに誰もいなくなった直後にランニングウォールが消えるので、チームでタイミングを図りたい。 パズルを全員が突破し終えたら、すべての敵を倒す。ミサイルタレットを最初に破壊しておくと邪魔が入りにくくなる。また、赤い光によって湧くエコーの敵は、ピンク色のバリアを持ち、HPが多い。ヴィブラニウム属性が非常に有効で、ヴィブラニウム効果が発生したあとは、マイナス属性攻撃のバッテリー効果ですぐに倒せる。 すべての敵を倒した後にドアを開くには、チームとして4つのボタンを一緒に押す必要がある。ボイスチャットを誰かが使っていればカウントダウンをすることで、全員が簡単にボタンを同時に押せる。 先程のステップでも書いた1人だけボタンが押せないバグがここで発覚することもある。チェックポイントからのやり直しで直るのでその場合はもう一度やり直そう。パズル突破後に敵を倒すところから再開する。 キャプチャポイントと青いオーラのあるプラットフォーム 中間地点 5.制御室でヴィブラニウム鉱山の動力を復旧させる 制御室には、部屋の中央に6つの金属シリンダーがある。最上階に3つ、最下階に3つ。これらをすべて守りながら汚染ヴィブラニウムの塊を全て壊す。いずれかのシリンダーが壊されるとチェックポイントからやり直し。 シュリのいる小部屋の外側には、汚染ヴィブラニウムの大きな塊が6つあり、そこからヴィブラニウムの小さな痕跡がゆっくりと成長し、シリンダーに触れるとシリンダーに損傷を与える。これらの岩を壊し、シリンダーを守るために敵を倒す。敵は無限に湧くので注意しよう。小さなヴィブラニウム跡の中に立っているとダメージを受ける。小さな塊は大きな塊に近い方から壊すとそれよりシリンダー側にある塊の自動回復を阻止できる。破壊しやすくなるのでそこから狙うのもあり。 大きな汚染ヴィブラニウム塊はアンチメタルバフを取得するまでダメージを与えられない。アンチメタルバフを手に入れるには、制御室の外の円形の通路にある3つのランダムな位置のうちどれかに浮かんでいる小さな金色の三角形を見つける必要がある。 アンチメタルを入手するには、1人がキャプチャポイントに立って、部屋にある3つのドアのいずれかを開く必要がある。それぞれのドアには位置の目安として異なる記号が付いている。一度に開くことができるドアは1つだけで、開くときはゆっくりだが、キャプチャポイントから出るとすぐに閉じる。1人がドアを開けたままにし、別の1人が外通路に出て、アンチメタルを見つけ、ミサイルタレット、地雷、敵を避けながら部屋の中に戻る必要がある。ここのタレットは破壊不可なのでとにかく避けること。 アンチメタルを入手して戻ったら、大きな汚染ヴィブラニウム塊を破壊しよう。アンチメタルバフの有効期限は90秒。ヴィブラニウム塊のHPは時間の経過とともに回復するので、アンチメタルバフの有効期限が切れてシュリのセリフが再生され、白い光が放たれるまで壊しきったことにならない。それまでは攻撃を続けよう。ヴィブラニウム塊にあるHPゲージの1目盛り以下をキープ。 最初にアンチメタルを入手したプレイヤーは、アンチメタルを持たない他の3人の近くにいるとアンチメタルバフを付与することができる。離れすぎると他の3人は5秒後にバフを失う。アンチメタルを持ったプレイヤーは、自分のバフにどれだけの時間が残っているかをチームメイトに知らせておきたい。また、一度破壊場所についたら無闇に動き回らないように気をつけよう。 1人がドア、2人がシリンダーを敵から守り、1人がアンチメタルを探しに行くのがベスト。アンチメタルを入手したプレイヤーは、他の3人にバフを付与することを維持しなければならない。近接プレイヤーは近くの塊を処理し、遠隔プレイヤーは部屋全体の塊をターゲットにしよう。ヴィブラニウム塊の破壊に集中できるよう、1人だけが敵を処理するとスムーズ。コミュニケーションを取れれば、90秒で少なくとも2、3つのヴィブラニウム塊を破壊することができる。 最下階の窓から定期的に赤い光が発生することに注意。近くにいる場合は障害物に隠れる。上階にいるなら問題はない。 アンチメタル ヴィブラニウム塊から延びる跡 6.溶鉱炉へ向かう 制御室をクリアすると、音の障壁を破壊した直後の階段の一番上にリスポーンするので右へ向かう。 溶鉱炉へ行くには、ドアを開けるチームパズルをクリアする必要がある。各ドアを通れるように、特定のボタンを押す必要がある。ドアはゆっくりと開くが、すぐに閉じる。ボタンの上に立つ役割のプレイヤーはボタンから離れないようにし、ボタンから離れる必要がある場合は、できるだけ早くボタンに戻ろう。 各ドアを開けた向こうには、さまざまなクロウラーの敵が湧く。無理に進むより、全員が戦うことができる現在いる部屋におびき出すほうがいい。 次の部屋に最初に入る人は、ドアのすぐ内側にあるボタンの上に立ち、チームメンバーがドアを通り抜けられるように、ボタンを押しているとチームメイトに伝える必要がある。 + パズル解法 図とは異なるが便宜上左から、 ドアにアルファベット、AからFを割り当てる。 ボタンに数字、1から12を割り当てる。 前半 ボタン1に立って、ドアAを開く。 1人がボタン1でドアBを開けたままにし、1人がボタン2に立って、他の3人が入る。 ボタン2と3に立って、ドアCを開く。 1人がドアの向こうにあるボタン4に立つと、他の3人がボタンから降りてドアBを通過できる。 ボタン5はドアCを開く。 1人がボタン6に立ち、全員がドアCに入る。 ボタン6と7はドアDを開く。 後半 1人がボタン8に立つ。 ボタン6に1人を残して、2人がドアDに入る。 ボタン6、8、および9はドアEを開く。 1人がボタン10に立つ。 ボタン9にいるプレイヤーがドアEに入り、ボタン11に移動する。 最後のドアFを開くパターンは、ボタン6、8、10、および11。ドアFを開くには、4つのボタンすべてを押す必要がある。 ドアFを開く4つのボタンはいくつか組み合わせがあるが、この方法が最も効率的。 ドアFが開き、ボタン6のプレイヤーが最後まで移動する。 次に、ボタン8のプレイヤーが移動する。 最後に、ボタン6または8にいたプレイヤーがボタン12に立って、全員にドアFを通過させる。 ボタン10と11を押した後、ドアFを単独で通らないほうがいい。クロウラーが大量に湧き、戦闘の途中で扉が閉じて孤立する危険性がある。 窓から定期的に赤い光が発生する。必ず障害物に隠れること。また、光からエコーの敵が湧くことに注意。 各ドアを開けた向こうのボタンを押す役割は、大量のエコークロウラーを自力で処理する必要があるので、ヴィブラニウム属性を持ち、火力の出せるプレイヤーにお願いするのがいい。 最後のドアを通過した後、このエリアにいるすべての敵とタレットを倒すことになる。ドアが閉じてしまえば再び開くことができなくなるので、敵が向こう側にいて倒せなくなった場合は、チェックポイントからリスタート。 一応敵が一番近い部屋内なら部屋の窓側から遠隔攻撃が届く。 すべての敵を倒したら、4つのボタンがある。制御室に入るときと同じように、1人がカウントダウンし、すべてのプレイヤーが同時にボタンを押す。これ以降、エラー落ちなどで4人未満になっても最後までクリア可能。 ドア向こうのクロウラーに引き寄せられ孤立する 4つのボタンは同時押しに3秒ほど猶予がある 7.溶鉱炉を再稼働する カットシーンが再生されるまで進む。前方に大きな鉱石分離機の放出バルブが見える。10分の制限時間が設定される。バルブ上部下部に別れて行動し、時間内にシリンダーに付着した汚染ヴィブラニウムを破壊するのが目標。 最低1人が一番下に移動しキャプチャポイントを制圧すると、その地点にシンボルが表示され、バルブ上部の青い即死オーラが消える。チームメイトにシンボルが何であるかを伝えよう。もし下部にいるプレイヤーが全員ダウンした場合制圧ゲージが減り、すべて消えると青い即死オーラが復活する。そのため絶対ダウンしないように立ち回る必要があるが、それでも倒れてしまった場合はすぐに誰かが蘇生に向かうこと。2人配置、もしくは自己蘇生できるカマラやブラックパンサーならより安心できるかもしれない。 バルブ上部にはいくつかの小さなチューブがあり、それぞれに対応するシンボルがある。前述の通り下部のキャプチャポイントを制圧している間は青い即死オーラが消えて内部に入れるようになる。上部にいるプレイヤーは一番下にいるプレイヤーから教えてもらったシンボルの付いたチューブを探そう。チューブが下に格納されるまで攻撃すると、シリンダーが側面から飛び出す。シリンダーには汚染ヴィブラニウムが4つあり、破壊しなければならない。上から見下ろすと、4つの白いHPゲージが見えるので、シリンダーをすばやく見つけるのに役立つ。飛行できないキャラクターはシリンダーの上にジャンプして乗り、汚染ヴィブラニウムを壊そう。 下部の表示と違うチューブを下げても特に問題はないが、下げた瞬間に一瞬即死波動を出す。ボイスチャットなしで手当たり次第にチューブを下げる場合は遠隔攻撃で下げることが推奨される。全てのチューブを非常に早く下げた場合、シリンダーが出ない事がある。その場合は下部のプレイヤーがキャプチャポイントから出て制圧ゲージをゼロにし、上部の状態をリセットすること。なお、このエリアのタレットは破壊できない。 シンボルを伝える際によく使われる単語は、魚、H、トライデント、矢印、4。トライデントはピッチフォークと呼ばれることもある。 魚(fish) アルファベットのH(letter H) トライデント(trident) 下向きの矢印(downward arrows) 数字の4(number 4) アイアンマンのレーザーやブラック・ウィドウの大口径は、シリンダーを貫通して、一度に3、4つ汚染ヴィブラニウムを攻撃できる。破壊している間、ミサイルタレットとクロウの赤い光に注意。足場が点在するため飛行キャラクターによる汚染ヴィブラニウム破壊が強く推奨される。自分が使っているときは率先して上部と破壊を担当することを心がけよう。 上部と、下部のキャプチャポイントは、大きな柱や天井などがあるため赤い光をあまり気にする必要はない。周辺のプラットフォームには遮蔽物として使用できる大きな箱がたくさんある。シリンダーが飛び出すたびに周辺に現れるプラットフォームもある。赤い光から逃れるためにわざと落ちるときは、下部のキャプチャポイント近くを目指すといい。 シリンダーは上部からも狙える 上部はエコーの敵が多数出現し落下しやすい 8.ザワヴァリとの共闘 クロウとの最初の戦い。ザワヴァリが巨大化したクロウに呪文を唱えるカットシーンが再生される。ザワヴァリの前の地面に大きな魔法陣がある。カットシーン直後にクロウが一撃死する赤い光を放ってくる。青い柱の陰に隠れよう。 ザワヴァリが呪文を唱えてクロウを倒そうとする間に、呪文時間を短縮するため、魔法陣の中でできるだけ多くの大きなエコーの敵を倒す。定期的にクロウが放つ赤い光の攻撃を部屋の青い柱の後ろに隠れて避ける必要がある。赤い柱には隠れられないので注意。妙に短い間隔でもう一度放ってきた時は要注意。その場合は発射までのチャージ時間が異常に短く、全員やられかねない。そのため赤い光攻撃が来たらすぐに柱に隠れる癖を付けておこう。 スパイダーマンのパワー攻撃(△長押し)や空中パワー攻撃(空中で△長押し)が非常に有効。彼を使用している時は積極的に技を出して大きなエコーの敵を陣に引き込もう。また、ソーの遠隔攻撃やホークアイのパワー攻撃はホーン・エコーを陣内で倒す場合ふっ飛ばしやすいので控えたほうがいい。他のキャラクターも対象が陣内にいるときはふっ飛ばしやすい攻撃は控えよう。ホークアイは□□□□△のサスペンション・アローがホーン・エコーを拘束できて便利。 魔法陣内の大きなエコーを倒すと祖先の魂ダメージバフが貰え、一定時間経過するか5体倒すと呪文が終了し、クロウがダウンし両目を攻撃できるようになる。初回のみクロウをダウンさせるカットシーンが入るが、スキップすると進行が止まる可能性があるのでしないように。目以外もダメージが入るが、目に当てると確定でクリティカルが入る。 クロウが起き上がると、赤い光攻撃を行うので隠れよう。また、クロウが起き上がった直後に発生する爆発中にホーン・エコーが魔法陣内に立っている場合、クロウがダウンしなくなるバグが発生する可能性がある。 ダウンしたら目を狙おう 青い柱に隠れよう 9.ソニック・クロウを倒す 戦闘開始する準備ができたら、右手にあるボタンを押してドアを開けよう。この戦いはバグが多いので、開始する前にチェックポイントからリスタートするプレイヤーが多い。バグやエラー落ちを防ぎ、全員がホストと同期するのに役立つ。拒否せず従おう。 ドアを開けると、クロウがすぐに巨大化しワンショット攻撃を行ってくる。床を見て赤く光っている危険地帯を見て、そこから出よう。光が表示されない場合もある。4人が同じプラットフォームにいることなく、全員がダウンしない限り問題はない。 ワンショット攻撃の後、クロウはアームキャノンをメインプラットフォームに叩きつける。メインプラットフォームの左右にあるプラットフォームのどちらかに飛ぶといい。輪がアームキャノンから放たれるので、ジャンプするか、回避アクションを行う。前方に回避するほうが、ジャンプよりも安全。特に女性キャラクターは回避が安定する。このとき余裕があるならアームキャノンを攻撃すると、次のフェーズのためにクロウにスタンダメージを与えることができる。 しばらくすると通常サイズに戻る。通常サイズに戻ったクロウには、スタンダメージしか入らない。スタンダメージが最も大きい攻撃を使用すること。HPの下にある白いスタンゲージがいっぱいになると、夜が昼に変わり、ダメージフェーズに入る。 ダメージフェーズでは、1人が両側のプラットフォームの奥に開いたドアを通って、後ろの山に入る必要がある。奥には、キャプチャポイントとなる円形の部屋がある。その部屋にプレイヤーがいると、他全員にアンチメタルバフが与えられ、クロウにダメージを与えることができるようになる。部屋に誰もいない場合はバフを失う。なお、道中のタレットは破壊できる。 円形の部屋には大量の敵が出現するので、強力なプレイヤーを奥の部屋に送ること。クロウに25%のダメージを与えると、スタンフェーズに戻り全プレイヤーが中央プラットフォームに戻されまた夜になる。これを繰り返す。たまに、スタンフェーズに戻っても配置リセットと夜空化の演出が入らない場合がある。そのときは、アンチメタルバフの部屋にいるプレイヤーは自力で中央プラットフォームに戻ろう。気づいた他のプレイヤーが戻るよう教えたり、クロウのスタンゲージを見て自分で気付けるようにもしておこう。 戦闘の途中でクロウは腕を突き出して輪を出し、大量のエコーポータル(赤玉)を生み出す。このとき、エコーポータルを破壊することに集中すること。時間が経ち普通の敵で言うスタンゲージが満タンになるとポータルからエコーの敵が湧く。火力があまりないチームの場合、エコーに物量で圧される可能性がある。なお初めて出した時に10個ほど出ていたら間違いなくバグ。チェックポイントからやり直そう。 円形の部屋のプレイヤーがダウンしている場合は、チーム全体で救出に向かったほうがいい。 プレイヤーがダウンして時間切れになると、観戦モードで30秒後にリスポーンする。観戦モードでは、視点を別のチームメイトに切り替えることができ、リスポーンすると、観戦しているプレイヤーの横にスポーンする。これを用いてチーム全体が最終的に一緒にダウンしない限り、クロウを倒すことができる。 エコーポータルは早めに潰そう 1人はこの部屋を守る 小ネタ 4.制御室へ向かう プラットフォームパズルをスキップ ギミックを無視して制御室の入り口まで飛行キャラクターで飛ぶことで、このパズルをスキップすることができる。その場合、飛行できないキャラクターはわざと倒れて、先に進んだ飛行キャラクターの元でリスポーン。 アイアンマン、ソー、スパイダーマンは飛行もしくはウェブ・スイングすることでギミックを無視して向こう側まで到達できる。ケイトはワープアローでワームホールを隙間ごとに計2回作成し、飛行できないキャラクターと共にギミックを無視し、全員を向こう側に送ることができる。 開始地点直後から正面のプラットフォームへ向けて撃つ 中間地点からランニングウォールを渡った先のプラットフォームで2本目 6.溶鉱炉へ向かう ドアパズルを高速化 ボタンを踏んだ直後に回避アクションでボタンから離れることで、誰も立っていることなくボタンを押したままにすることができる。ボタンの端の方を走り抜けることでも可能。要はボタンを一瞬だけ踏むようにすればいい。ボタンの上を維持する必要がなくなるので、戦闘も格段に楽になる。全員通り抜けた後一番最後の扉を閉じるか、全員が最後のエリアの壇上に上がれば次の段階に進む。 + バグ小技 ※1 現在、おそらくバグによりスイッチの上を走り抜けるだけで誰も立っていることなくボタンを押したままにすることができる。そのうち修正される可能性あり 参考動画 押した直後に離れる 誰も踏んでいなくても押したままになる 7.溶鉱炉を再稼働する シリンダーの汚染ヴィブラニウムを効率的に破壊する方法 ミズ・マーベル シリンダーに乗り足元にハイタッチ ソー 神の一撃ムジョルニアを投げ、ウルの力で雷を落とす アイアンマン レーザーで貫通を狙う ハルク シリンダーに乗りパワー攻撃 キャプテン・アメリカ ブラック・ウィドウ 大口径チャージショットで貫通を狙う ケイト・ビショップ シリンダーに乗り足元にスキャターショット ホークアイ シリンダーに乗りサスペンション・アロー ブラックパンサー スパイダーマン 空中軽攻撃コンボシリンダーに乗り鉄球発動 8.ザワヴァリとの共闘 クロウがダウンする前にHPを減らす 赤い光を避けるため青い柱に隠れているとき、見上げると赤い光の中にうっすらとクロウの目が見える。この目にはダメージ判定があり、クロウをダウンさせることなくダメージを与えることができる。ダメージフェイズの回数を減らせるのでチーム全滅の危険性が減り、時間短縮を図れる。なお一度ダウンさせた後は無効。 光の中にクロウの目が見える 青い柱越しでも攻撃できる エリートでの変更点 全般的な変更点 パワーレベルが上がることで敵が強化される。 最低でも2000以上の防御レートがないと非常に厳しい。 タレットの発射頻度が増える。 「1.クロウ部隊の制圧」や「4.制御室へ向かう」のゴール地点のミサイルタレットは到着直後に速攻で破壊しておかないと思わぬ猛攻撃にあってやり直しになりかねない。 報酬のディスコーダントギアにヒーロー固有のパークが追加される。 ホークアイのスプリットショット・アローとスプリンターファイアの発射体が2本増加する「スプリット増幅器」等 パワーレベルを160以上に強化できるようになる。 ウィークリー報酬のギアはパワーレベルが3ずつ上がる。最大パワーレベルは175。 ウィークリー報酬のマイナーアーティファクトが2つになる。 こちらは通常レイド同様2ずつパワーレベルが上昇していく。 2.コマンド・クロウラーを倒す コマンド・クロウラーにエコーシールドがつき、天井から降りてくるたびに剥がす必要がある。 雲隠れ中の雑魚処理に時間がかかり、コマンド・クロウラーの出現が遅れるほどシールドのゲージがどんどん増える。 5.制御室でヴィブラニウム鉱山の動力を復旧させる アンチメタルバフの持続時間が1分半ではなく45秒になる。 大きなヴィブラニウム塊の耐久性が増す。 メンバー次第では3、4人で協力し、一回のアンチメタルバフでやっと1つ破壊できるということもザラ。 7.溶鉱炉を再稼働する 溶鉱炉の制限時間が10分ではなく5分になる。 慣れない内は飛行キャラクターを必ずチームメンバーに入れて破壊してもらわないと難しい。 シリンダーを1本処理するごとに制限時間が45秒追加される。 9.ソニック・クロウを倒す クロウが、範囲攻撃をもつクローンを2体出現させる。 このクローンは全状態異常が有効なのでバッテリー効果を使って素早く倒したい。 クロウレイド:不協和音・エキゾチックギア 詳細は個別ページにまとめました 名前 コメント すべてのコメントを見る ココ記載してくれた方?同じ画像使って別で攻略WIKI作り始めてるようなので僕少し手を加えてよろしいのかな? -- (名無しさん) 2022-03-03 12 31 40 レイドエリートのみ小技でクロウが分裂したら片方のみ倒したら本体も出てくるので分裂残した方が1人がヘイト中逃げて残りの2人で本体を狙うとフェーズ関係なくクリアする方が可能。時間短縮が大幅にできます。 -- (名無しさん) 2022-02-07 13 28 08 消された -- (名無しさん) 2022-01-26 18 30 51 スイッチの上を走り抜けるだけでいいらしいです https //d.kuku.lu/ebcfd0caf -- (名無しさん) 2022-01-25 10 34 42 Bのスイッチ誰でも簡単にギミックスルーしてる人もいますね -- (名無しさん) 2022-01-25 10 28 48 ありがとうございます!!攻略に詰んでたのですごく助かります! -- (名無しさん) 2022-01-25 09 42 09 すみません。 僕もまだくりあできてないのでこれぐらしかお力になれずすみません。 間違っていたらどなた修正お願いします -- (かにどうらく) 2021-12-07 17 51 51 https //img.atwiki.jp/playavengers/attach/151/277/018DEFDF-A578-4857-89D0-521751DF2A78.jpeg https //img.atwiki.jp/playavengers/attach/151/278/1C8F6F0F-6EB0-4FDD-B679-8AC945506638.jpeg https //img.atwiki.jp/playavengers/attach/151/279/98B95BA7-D2AB-4CBD-8FF7-08B81F813399.jpeg -- (名無しさん) 2021-12-07 16 04 43 018DEFDF-A578-4857-89D0-521751DF2A78.jpeg 1C8F6F0F-6EB0-4FDD-B679-8AC945506638.jpeg 98B95BA7-D2AB-4CBD-8FF7-08B81F813399.jpeg -- (名無しさん) 2021-12-07 16 04 13 スイッチギミック -- (名無しさん) 2021-12-07 16 04 05 上へ
https://w.atwiki.jp/dunpoo/pages/317.html
0729 イランの核で初の決議案、安保理に提示 濃縮停止要求 [朝日] 0613 テヘランで集会、20人拘束 男女平等訴えた女性ら [共同] 0612 米大統領「さらなる措置も」 イラン包括案拒否の場合 [朝日] 0609 イラン、濃縮ウランの製造再開…IAEAが最新報告書 [読売] 0607 米、イランに譲歩か…ウラン濃縮平和目的なら容認も [読売] 0607 米大統領、イラン反応を「前向き」受け止め 核包括提案 [朝日] 0606 イランに包括的見返り案提示 EU上級代表 [朝日] 0606 イラン「最低」に格下げ 人身売買で米年次報告 [共同] 0602 イラン核問題、6カ国外相が停止見返り案合意 [朝日] 0602 米大統領、中ロ首脳に協力要請 イラン核問題で [朝日] 0601 イラン 核問題で米国の条件拒否も、交渉には前向き姿勢 [毎日] 0601 米、多国間交渉に参加提案 イラン核問題の打開へ [朝日] 0525 日本に対イラン金融制裁を要請 米報道官 [朝日] 0525 イラン核協議、関係6カ国合意至らず 外相級で再調整へ [朝日] 0525 9月にも契約破棄と警告 アザデガン油田でイラン [共同] 0516 イラン「見返り案」拒否、核問題で外相表明 [読売] 0515 イラン核問題 EUが平和利用認め、貿易強化の方針 [毎日] 0515 イランへの核使用に「反対」、米物理学者ら [朝日] 0513 イラン核、明確な支持なし…イスラム8か国首脳会議 [読売] 0514 イランのアフマディネジャド大統領、スター並みの人気 [朝日] 0513 イラン:元軍事施設から高濃縮ウラン IAEAが検出 [毎日] 0513 イラン核問題:米国に直接交渉促す 国連事務総長 [毎日] 0512 対イラン決議案、協議長期化の様相 [読売] 0510 核問題で安保理、イランに選択迫る [朝日] 0510 イラン大統領「書簡」、独自の論理を展開 [読売] 0510 6か国外相会談、対イラン決議案で調整進まず [読売] 0508 イラン国会議員160人がNPT脱退警告声明 [読売] 0507 欧米側、安保理決議採択目標を先延ばしか イラン核問題 [朝日] 0504 濃縮停止の義務化要求 英仏が初の安保理決議案 [共同] 0504 イラン核問題を「平和への脅威」と認定、英仏会合 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国連安全保障理事会常任理事国とドイツの6カ国は28日、イランにウラン濃縮関連活動の全面停止を求め、従わない場合の経済制裁に言及した国連憲章第7章に基づく安保理決議案で合意、理事国に提示した。各国の異論がなければ議長提案の決議案となり、31日にも全会一致で採択の見通し。イラン核問題をめぐる初の決議案で、国際社会として一致した圧力を示すことになる。 決議案は、制裁に至る前の「暫定措置」を定めた「国連憲章第7章40条のもとで行動する」ことを明記。その上でイランに「研究開発を含むすべての濃縮関連と再処理活動の停止」を要求した。 決議の履行状況は、国際原子力機関(IAEA)事務局長に対し「8月31日」までに安保理に報告するよう求めた。それまでにイランが決議に従わない場合は「新たな決議を採択して国連憲章第7章41条に基づく追加措置」を取るとして、国際社会による経済制裁の発動を警告している。 安保理は、3月29日に核関連活動の30日以内の全面停止をイランに求める議長声明を全会一致で採択。イランがこれを拒否したため、強制力を持つ決議を模索していた。 URL http //www.asahi.com/international/update/0729/003.html 0613 テヘランで集会、20人拘束 男女平等訴えた女性ら [共同] 【テヘラン13日共同】AP通信によると、イランの首都テヘランで12日、「男女平等」や「一夫多妻反対」を訴える集会が開かれ、警察が参加していた女性20人を拘束、少なくとも1人が顔などを負傷した。 広場に約200人の女性が集まったが、警察官が警棒や盾などを使って1時間後に解散させた。 イスラム教国のイランでは、女性は体をスカーフやコートで隠すことや、出国する場合に夫の許可を得ることなどが法律で義務付けられている。女性がスポーツをしたり観戦したりすることにもさまざまな制限がある。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=intl NWID=2006061301000413 0612 米大統領「さらなる措置も」 イラン包括案拒否の場合 [朝日] 2006年06月12日09時18分 ブッシュ米大統領が5月末に小泉首相と電話で協議した際、イランの核問題で国連安全保障理事会常任理事国とドイツの6カ国が提示した「包括的見返り案」について、イランが拒否した場合には「さらなる措置」を講じる可能性に言及していたことがわかった。大統領は国連安保理決議に基づく金融制裁などを念頭に置いたとみられる。日本政府は、国連安保理が決議を採択する事態に進んだ場合は支持する方向で検討している。 イラン核問題に対して米国は従来の政策を転換し、イランがウラン濃縮を放棄すれば多国間交渉に加わる用意があるとの新方針をライス国務長官が5月31日に発表。包括案の具体的内容は明らかにされていないが、イラン側も従来のような即時拒否の姿勢は見せず、対応が焦点となっている。 ブッシュ大統領はこうした外交による解決を図る姿勢の一方で、制裁の可能性も排除しない考えを日本側に伝えることで、イラン核問題の解決への強い決意を示したとみられる。 日本政府関係者によると、5月31日夜(日本時間)、大統領が小泉首相に電話をし、約10分間協議。大統領は米国の新方針を説明し、首相は支持する意向を示した。 この際、大統領はイランが包括案を拒否した場合について「あまり考えたくない事態だが、さらなる措置を考えなければいけないかもしれない」などと言及。「制裁」との言葉は使わなかったものの、国連安保理決議に基づく制裁などの可能性を示唆した。 大統領はこの場では首相に同意を求めず、「その時にはまた相談したい」との考えを伝えた。首相も対応を明確には示さなかったという。この日米両首脳の協議の約3時間半後、ライス長官が新方針を公表した。 日本は原油輸入の約15%をイランに依存し、推定埋蔵量260億バレルのアザデガン油田は日本が75%の権益を持つ。麻生外相はイランのモッタキ外相らとの会談で、イランが核問題で国際的に孤立することへの懸念を繰り返し表明してきた。 麻生氏は記者会見で「イランとはそれなりの長い付き合いをしてきたが、安保理全員を敵に回すとなると、我々もやれる限度がある」とも述べてきた。核問題をめぐる外交交渉が不調に終わり、国連安保理が制裁に動いた場合には「アザデガン油田の問題とは切り離した対応になる」(外務省幹部)として支持する方向だ。 米政府はすでに「有志連合」による金融制裁への協力を日本政府に求め、日本側が内容の検討を進めている。 URL http //www.asahi.com/politics/update/0612/003.html 0609 イラン、濃縮ウランの製造再開…IAEAが最新報告書 [読売] 【ウィーン=石黒穣】国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は8日、イラン核問題に関する最新報告をまとめ、理事国に示した。 報告からはイランが今週、濃縮ウラン製造を再開するなど、濃縮活動の既得権化にこだわる非妥協的姿勢がうかがえる。 報告によると、イランは6日、中部ナタンツで、遠心分離器164個を連結した濃縮装置「カスケード」に濃縮ウラン原料六フッ化ウランを約1か月ぶりに注入し、低濃縮ウラン製造を再開させた。カスケードへの六フッ化ウラン注入は4月に実施して以来、休止していた。 濃縮ウラン製造の再開は国連安全保障理事会5常任理事国とドイツによる「包括案」の提示を受けた日と重なる。包括案は、「見返り」に結びつく外交交渉の条件として、濃縮・再処理活動の全面停止を迫っているが、その受け入れを拒む意思表示と見られる。 (2006年6月9日12時40分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060609i204.htm 0607 米、イランに譲歩か…ウラン濃縮平和目的なら容認も [読売] 【ニューヨーク=大塚隆一】イランの核問題をめぐって国連安全保障理事会5常任理事国とドイツが提示した包括案について、イランのウラン濃縮の容認に道を開く項目が含まれていることがわかった。 複数の米メディアが6日、報じた。事実とすれば、米国は濃縮の永久放棄を迫ってきた従来の方針を大きく転換させ、イランにさらに歩み寄ったことになる。 ただ、濃縮の容認は安保理が国際原子力機関(IAEA)とともに、「イランの核開発は平和目的にかなっている」と認定することを前提としている。このため、最終的には拒否権を持つ米国の一存に左右されることになる。濃縮は正当な権利と強硬に主張するイランにとっては、なお受け入れがたい条件とみられ、今後の攻防の焦点の一つになりそうだ。 ABCテレビによると、イランに6日示された包括案は、濃縮停止の「見返り」として、軽水炉建設の支援や欧米の民間航空機購入の容認を列挙。そのうえで安保理がイランの核開発は平和目的に限ったものと確信できれば、濃縮再開を将来容認することもありうるとしているという。 また、ワシントン・ポスト紙(電子版)は米国の当局者が、「我々が(包括案で)基本的に言っているのは、イランが信頼を取り戻せば、いずれは自国で濃縮を行えるということだ」と話していると伝えた。 しかし、包括案の具体的な表現や平和目的と認めるのに必要な条件など詳細は明らかにされていない。 複数のホワイトハウス当局者は、仮にイランの疑惑が払拭(ふっしょく)され、濃縮の容認に至る場合も「数十年でないにせよ、数年はかかるだろう」と述べているという。 (2006年6月7日22時24分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060607i113.htm 0607 米大統領、イラン反応を「前向き」受け止め 核包括提案 [朝日] 2006年06月07日11時09分 イラン核問題での「包括的見返り提案」にイラン側が一定の評価をしたことについて、ブッシュ米大統領は6日「前向きな反応のように思える」との受け止めを示した。国境地帯視察のため訪れた米テキサス州ラレドで記者団に語った。 大統領は「外交を通じてこの問題を解決したい」との考えを強調。「選択権はイラン側にある」として、真剣に検討するよう改めて呼びかけた。 米国務省によると、ライス国務長官はこの日、欧州連合(EU)のソラナ共通外交・安全保障上級代表と電話で会談した。ソラナ氏はイランとの協議について「非常に有用で建設的だった」と評価。「イラン側は検討にしばらく時間が必要だ、としている」と話したという。 一方、米ABCテレビ(電子版)は6日、包括提案を入手したと伝えた。そのなかに、ウラン濃縮活動停止の見返り策として「領土保全の保証」に道を開く、との内容が盛り込まれているとも報じた。米国やイスラエルが侵略しないことをイランに保証するものという。ただ、国務省のマコーマック報道官はこの日の会見で「米国による安全の保証や、保証への米国の参加は、テーブルに乗っていない」と強調した。 また、イランが応じなかった場合の措置として、中国やロシアを含めた提案国によるイランとの外交関係の削減が含まれているという。 URL http //www.asahi.com/international/update/0607/004.html 0606 イランに包括的見返り案提示 EU上級代表 [朝日] 2006年06月06日19時56分 欧州連合(EU)のソラナ共通外交・安全保障上級代表は6日、テヘランでイランの核交渉責任者のラリジャニ最高安全保障委員会事務局長、モッタキ外相と会い、核問題解決のための「包括的見返り案」を正式に提示した。ラリジャニ氏は会談後、欧州側の姿勢を評価しつつ「再協議が必要だ」と述べ、ウラン濃縮継続を主張する意向を示した。 米紙ニューヨーク・タイムズによると、見返り案には、イランが濃縮停止に応じた場合に、米国が交渉に直接参加するほか、米欧製の民間機の部品禁輸の解除、他国との共同事業型による軽水炉建設、米の農業技術支援が含まれる。 イランの航空産業は米国による経済制裁のため軍用機も含めて民間機の部品も禁輸対象となり、米製部品を使った欧州のエアバスすら新規購入できない状態にある。老朽化や整備不良による事故が問題化しており、部品禁輸解除は米国による経済制裁の一部緩和を意味する。 イランが濃縮停止を拒否した場合には、政府当局者の国外渡航禁止や国外のイラン金融資産凍結などが盛り込まれたとみられるが、軍事行動への言及はないという。 ソラナ氏との2時間にわたる会談の後、ラリジャニ氏は「建設的な対話だった」と欧州側の姿勢を評価した。しかし「包括案には前向きの部分はあるが、いくつかのあいまいさが残る。妥協にはさらなる協議が必要だ」と述べた。 「ウラン濃縮は核平和利用に基づく基本的な権利」と主張してきたイランは、再交渉により、現在継続している小規模なウラン濃縮活動を「研究目的で軍事利用にはあたらない」として認めるよう働きかけるとみられる。 ソラナ氏は会談後、「会談は前向きなもので、近く再びイラン側と接触する。明るい未来を期待する」と述べた。 URL http //www.asahi.com/international/update/0606/016.html 0606 イラン「最低」に格下げ 人身売買で米年次報告 [共同] 【ワシントン5日共同】米国務省は5日、世界各国の人身売買に関する2006年版年次報告書を発表し「最低限の国際基準を満たさず、有効な改善努力もしていない」と定義する最低ランクの国に12カ国を指定。北朝鮮やミャンマーなどのほか、新たにイランやシリアなどを追加した。 報告は人身売買について法整備・対策の面から、各国を4段階に格付け。最低ランクの国には援助停止など「一定の制裁」を科す可能性をうたっている。ライス国務長官は記者会見で、売春や強制労働などを目的にした人身売買の犠牲者が女性や子供を中心に年間80万人に上ると指摘した。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=intl NWID=2006060601000285 0602 イラン核問題、6カ国外相が停止見返り案合意 [朝日] 2006年06月02日12時11分 国連安全保障理事会常任理事国とドイツの6カ国は1日、ウィーンでイラン核問題をめぐる外相会合を開き、イランにウラン濃縮活動の停止を迫るとともに、応じた場合の見返りを盛り込んだ包括提案に合意した。国際社会の結束を改めて示し、イランに対する圧力を強めた形だ。ただ、濃縮停止を拒否した場合には制裁を想定したものの、制裁に反対する中国とロシアを合意に引き込むため具体的な中身については先送りしたようだ。 ウィーンで1日、イラン核問題の6カ国外相会合後にライス米国務長官(左)らと記者会見にのぞむベケット英外相(中央)=AP 会合後に記者会見した英国のベケット外相は、イランがすべての濃縮関連活動を停止すれば、問題解決に向けた交渉を再開する用意があると指摘。安保理での行動を中止することにも6カ国が合意したと付け加えた。 ライス米国務長官は、外相会合への参加を前に31日、英独仏とイランとの協議に米国も加わる用意があると表明。外相会合では、米国の方針転換を踏まえ、イランに「制裁か対話か」の圧力を強めることで各国が一致した模様だ。 イランへの見返りの具体的内容については、詳細を明らかにしなかったが、外相は「(広範囲にわたる)提案は、イランにとって大きな利益を与えるだろう」と話した。 6カ国によるこれまでの協議では、軽水炉技術の提供や核燃料の供給、民間航空機供与などが検討されたという。 一方、イランが濃縮活動停止に応じない場合について、外相は「6カ国は安保理でさらなる措置を講じることでも合意した」と述べ、安保理決議による制裁を示唆した。 しかし、外相会合出席者によると、制裁に慎重なロシアと中国は「さらなる措置を講じる」ことについては合意したものの、制裁の具体的内容については、この日は結論を出さなかったという。 欧米側はイラン当局者に対するビザの発給停止や、海外資産凍結、武器禁輸などの措置を想定しているが、欧州外交筋は制裁発動に向けた安保理決議案づくりは「交渉をほぼ一からやり直すことになるだろう」といい、中ロの合意取り付けは難航するとの見方を示した。 包括提案に対するイラン側の回答期限は示さなかったが、ロイター通信によると、米当局者は「数週間以内」と語ったという。イランはこれまでに米国との交渉の用意はあるとしながらも、濃縮停止には応じない構えを崩していない。 URL http //www.asahi.com/international/update/0602/008.html 0602 米大統領、中ロ首脳に協力要請 イラン核問題で [朝日] 2006年06月02日10時07分 ブッシュ米大統領は1日、イランの核問題をめぐって米国が条件つきながら交渉に加わる方針に転換したことについて、「(今後は)イランの選択次第だ」と強調した。同日までに対イラン制裁に慎重な中国の胡錦涛(フー・チンタオ)国家主席やロシアのプーチン大統領と電話で会談、理解を求めたことも明らかにした。閣議後の記者会見で語った。 胡主席との会談は1日朝、約25分間にわたって行われた。プーチン大統領との会談は先月30日に行われた。ブッシュ氏は両首脳に対し、外交的解決を目指す立場を説明した上で、ウラン濃縮活動の停止にイランが応じない場合は国際社会が効果的な対応を取る必要があるなどと訴えた。 ブッシュ氏はロシア側の反応について「積極的だった」と評価、不調に終わった場合の国連安全保障理事会による制裁についての理解が得られたとの考えを示した。だが、胡主席については「我々の戦略を理解した」とするにとどめた。中国の新華社通信によると、胡主席は米国の外交的解決を目指す立場や直接交渉への参加を歓迎する、とした。 一方、国務省国際安全・不拡散局のセメル次官補代理(代行)は1日、ワシントン市内のシンポジウムに出席し、直接交渉参加の方針について「追加的な措置を新たにとることで、イランが応じなければ、国連安保理での議論により強い立場をとることができる」と述べ、対イラン圧力強化に向けたステップとの狙いを示唆した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0602/006.html 0601 イラン 核問題で米国の条件拒否も、交渉には前向き姿勢 [毎日] 【テヘラン春日孝之】イランのモッタキ外相は1日、記者団に対し、米国が直接交渉参加の前提条件として示したウラン濃縮活動の停止について「当然の権利を放棄することはない」と拒否する一方、米国との交渉は「用意がある」と前向きな姿勢を示した。 外相は、先月末にマレーシアで開かれた非同盟諸国閣僚会議が「核の平和利用はすべての国の基本的な権利」とイランの立場を擁護する声明を出したことを引き合いに出し、「米国提案は米国が国際的な孤立から脱却するための試みだ」と指摘した。 イラン核問題を巡っては、国連安保理常任理事国のロシアと中国が従来イランに対する制裁や武力行使に反対し、非同盟諸国会議も「平和的な手段による解決」を打ち上げたため、イランにとっては追い風となっている。 しかし一方で、5月23日付の米紙ワシントン・ポストが、イランが国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長やアナン国連事務総長などを通して米政府に直接交渉を要請していると報じるなど事態打開に向けたイランの水面下の動きが取りざたされていた。 イラン国民の大半は低レベルのウラン濃縮活動を支持しており、米国が前提条件の撤回もしくは修正に応じれば、イランが米国提案を受け入れる余地が出てくる。 毎日新聞 2006年6月1日 21時48分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060602k0000m030123000c.html 0601 米、多国間交渉に参加提案 イラン核問題の打開へ [朝日] 2006年06月01日01時25分 ライス米国務長官は31日、外交解決の糸口が見えないイラン核問題に関する米国の新提案として、ウラン濃縮や核燃料の再処理活動を検証可能な形で完全停止することを条件に、英仏独3カ国とイランが続けてきた多国間交渉に加わる用意があると発表した。80年以来、対イラン断交を続けてきた米国にとっては大幅な政策転換だが、イランに核保有を許さない国際社会の団結を示すことを優先させた形だ。 イランがこれを受け入れるかどうかは不明だが、国連安全保障理事会の常任理事国とドイツの関係6カ国は1日、ウィーンで外相会議を開き、この問題での安保理決議案の取り扱いについて協議する予定で、イラン核問題は節目を迎えつつある。 ライス長官は記者会見で「イラン現体制は二つの道をとることができる。米国は外交的解決策を成功させるため、強い指導力を発揮する」と述べ、この提案を31日朝、イランでの米国の利益代表を務めるスイス政府などを通じて伝えたことを明らかにした。 また、国連などでの対応に関して「イランが正しい選択をした場合の、(民生原子力分野での協力などの)利益と、しなかった場合の(制裁も含む)代償について、欧州側とは基本的に合意した」と語り、そうした条件を盛り込んだ安保理決議案の採択に向け、6カ国外相会議での合意をめざす意向を示した。 イランのアフマディネジャド大統領は5月8日、ブッシュ米大統領にあてて書簡を送り、直接交渉を呼びかけた。これに対し、ブッシュ大統領は「核問題に何一つ答えていない」と取り合わない姿勢を示していた。 だが、欧州各国には米国に再考を促す意向が根強くあった。米国内でも、キッシンジャー氏ら超党派の外交安保専門家から、米国が自ら選択肢を狭めることはイランに口実を与えるだけで得策でなく、現実主義の立場から、逆に外交攻勢をかけるべきだといった提案が相次いでいた。 URL http //www.asahi.com/international/update/0601/002.html 0525 日本に対イラン金融制裁を要請 米報道官 [朝日] 2006年05月25日21時26分 米国務省のマコーマック報道官は24日の記者会見で、イランの核開発問題をめぐり、日本などに対し、イランに圧力をかけるための金融制裁措置を検討するよう求めていることを明らかにした。報道官は「イランと相当な貿易関係を持つ」国として日本とイタリアを列挙し、両国の協力が制裁において重要な意味を持つとの考えを示唆した。 報道官はこの問題への取り組みとして、国連安全保障理事会、安保理常任理事国とドイツによる関係6カ国の枠組みに加え、「有志国」による金融措置を挙げた。その上で、こうした金融措置について「欧州や日本を含む世界中の国」と話し合っていると述べた。 日米両国は24日のロンドンでの関係6カ国の高官協議にあわせ、2国間の高官協議を行った。報道官は「どのような措置がとれるのか日本に検討してもらうためにも、協議は非常に重要で、有益だ」と語った。 URL http //www.asahi.com/international/update/0525/011.html 0525 イラン核協議、関係6カ国合意至らず 外相級で再調整へ [朝日] 2006年05月25日09時37分 イランの核開発問題で、国連安保理常任理事国とドイツの関係6カ国は24日、ロンドンで高官協議を開いた。英仏独が提示したイランへの制裁と見返りを盛り込んだ包括案が焦点だったが、合意には至らなかった。ただ、「一定の進展はみられた」(英外交筋)としており、外相級協議を近く招集し、さらに調整を進める方針を確認した。 今回の協議では、イラン側がウラン濃縮活動の中止に応じた場合、軽水炉技術の提供や核燃料供給の保証など、民生用の原子力開発への支援を約束する見返り案の中身について意見交換。新たな地域安全保障の仕組みをつくるなど、イランに対する「安全の保証」に消極的な米国と、経済制裁を阻みたいロシアと中国とがどこまで歩み寄ることができるかが注目されていたが、根本的な問題の打開はなかった。 今回の協議に先立って英仏独は23日、イランに多くの権益を持つ日本とイタリアに加え、カナダとも意見交換。7月初めにサンクトペテルブルクで開かれる主要国首脳会議(G8サミット)をひかえ、イラン核問題を主要議題に位置づけることで一致し、主催国ロシアの懐柔に動いている。 URL http //www.asahi.com/international/update/0525/003.html 0525 9月にも契約破棄と警告 アザデガン油田でイラン [共同] 【テヘラン25日共同】日本とイランが共同開発する中東最大級のイラン南西部のアザデガン油田をめぐり、国営イラン石油公社が日本側に対し、契約書を根拠に「今年9月までに開発着手の見通しが立たなければ、契約が自動的に破棄される」と警告していることが25日までに分かった。日本企業との交渉に当たる公社傘下の石油開発技術会社のメヘディ・バザールガン社長が明らかにした。 イラン核問題は、米国が欧州連合(EU)と日本を巻き込んだ「有志国」制裁の可能性を模索するなど契約締結時に比べはるかに深刻化。イラン側の強硬姿勢には、核問題で米欧と共同歩調を取る日本に揺さぶりをかける狙いもありそうだ。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=main NWID=2006052501000264 0516 イラン「見返り案」拒否、核問題で外相表明 [読売] 【テヘラン=工藤武人】イランのモッタキ外相は15日、テヘラン駐在の英仏独大使を呼び、「(ウラン濃縮の)停止を求める提案は非論理的で、いかなるものでも受け入れられない」と述べ、ウラン濃縮放棄と引き換えに、イランの核の平和利用を支援する「見返り案」を拒否する姿勢を明確にした。イラン国営通信が伝えた。 また、同外相は、「イランの正当な権利を尊重し、核問題解決につながる提案を歓迎する」と述べた。 欧州連合(EU)は15日の外相理事会で、イランが自国内での濃縮活動を断念した場合、同国の原子力平和利用を支援すると明記した合意文書を採択した。 (2006年5月16日14時22分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060516id02.htm 0515 イラン核問題 EUが平和利用認め、貿易強化の方針 [毎日] 【ブリュッセル福原直樹】欧州連合(EU・25カ国)は15日、外相会議を開き、イランにウラン濃縮の停止を求める見返りとして、同国の核の平和利用を認め、同国との貿易関係を強化する方針を確認する。イランが従わない場合、EUとして国連安保理での制裁を強く求めていく方針だ。 EU高官によると外相会議では、イランの核の平和利用は認め、EUが核施設建設などで協力する用意があることを確認。この上で、核兵器の開発疑惑を晴らすよう求める。 EUは、これまでもウラン濃縮停止の見返りに、貿易関係の強化を行う提案を行っているが、今回はイランの核平和利用に対し援助の用意があることも示し「イランに譲歩した内容」(EU高官)という。だがイランはあくまでも、自国でのウラン濃縮を主張している。 また、EUのソラナ共通外交代表は15日、イスラム原理主義組織ハマスが主導するパレスチナ自治政府への援助を停止している問題で、市民に直接援助を行う基金を創設する意向を表明した。 毎日新聞 2006年5月15日 21時54分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060516k0000m030143000c.html 0515 イランへの核使用に「反対」、米物理学者ら [朝日] 2006年05月15日06時14分 米国の著名な物理学者らが、ブッシュ米大統領に対して「イランへの戦術核兵器の使用は米国と全世界を破滅に追い込む」と、核使用の自制を求める声明を相次いで出している。ブッシュ政権がイランの核開発をやめさせるために空爆作戦を検討している、という米メディア報道が先月相次ぎ、核使用の懸念が広まったためだ。 ブッシュ大統領に向けた声明を出したのは、フィリップ・アンダーソン博士らノーベル物理学賞受賞者と物理学者で数学のフィールズ賞受賞者でもあるエドワード・ウィッテン博士ら計13人。「核兵器を現実世界にもたらした専門家集団の一員として、米国と世界を破滅に追い込む行動を慎むよう、強く求める」などと訴えた。 声明をとりまとめたカリフォルニア大サンディエゴ校のジョージ・ヒルシュ教授は「米国の多くの物理学者がブッシュ政権の核戦略を大いに心配している。ことは差し迫っており、国民に注意を向けてもらう必要がある」と理由を説明した。 ホワイトハウスに声明を郵送し、先月30日に受け取りを確認したが、反応はないという。 米物理学会(4万人)も先月21日の評議会で「非核保有国に対し、核による先制攻撃があり得るという事態を、深く懸念する」とする声明を採択した。核兵器の使用について、同学会をあげての声明が採択されたのは「歴史上初めて」(ヒルシュ教授)という。 URL http //www.asahi.com/international/update/0515/002.html 0513 イラン核、明確な支持なし…イスラム8か国首脳会議 [読売] 【バリ島(インドネシア)=黒瀬悦成】インドネシアやイランなどイスラム開発途上8か国(D8)による首脳会議が13日、バリ島で開かれた。 イランのアフマディネジャド大統領は懸案の核開発問題を巡り、他の参加国首脳との個別会談などで自国の立場を説明。 しかし、一部の参加国はイランの主張に距離を置くなど、明確な支持獲得には至らなかった模様だ。 会議は、欧米先進諸国と対抗し得る発言力を確保するため、各国間の経済協力の強化などで合意した。アフマディネジャド大統領は開会演説で「我々イスラム社会は関心と懸念を共有している」と指摘。会議終了後の記者会見では、「国際社会の不公正に対しては、参加国の地域協力こそが解決策となる」と強調した。 大統領の発言は、自国の核問題を念頭に置いているのは明白だ。これに対し、他の参加国は「問題の平和的解決を望む」(マレーシアのサイドハミド外相)との立場を相次ぎ表明。ただ、一部の国は「イランの内政問題であり、賛否は言わない」(ナイジェリアのアデニジ外相)、「核拡散防止条約(NPT)の義務を順守してほしい」(パキスタンのカスリ外相)と述べるなど、温度差も目立った。 また、インドネシアのユドヨノ大統領が同問題で欧米とイランの「調停役」を申し出たことに関し、インドネシアのハッサン外相は11日になってこれを事実上撤回。仮に調停を務めたとしても実質的な役割を発揮できないことを見越した判断と見られ、同問題を巡るイスラム圏諸国の影響力の限界を逆に際立たせる結果となった。 (2006年5月13日23時56分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060513i214.htm 0514 イランのアフマディネジャド大統領、スター並みの人気 [朝日] 2006年05月14日18時25分 イスラム途上国8カ国(D8)首脳会議出席などのために13日までインドネシアを訪れたイランのアフマディネジャド大統領が「スター」(アンタラ通信)並みの注目を集めた。4日間の滞在中、政財界や宗教指導者、知識人らと会合を精力的にこなし、地元メディアがトップニュースで動向を詳しく伝えた。 アフマディネジャド・イラン大統領 11日午前、ジャカルタ郊外の国立インドネシア大学を訪れた大統領を迎えたのは、「心の友イラン、核の平和利用(支持)」とかかれたカードと大きな拍手や歓声だった。学生らからはイランや大統領の行動をたたえる質問が相次ぎ、批判的な声はなかった。 午後の国立イスラム大学での講演でも、大統領から「イスラエルはいつか消滅する」「米国の真の狙いは核技術の独占だ」といった挑発的な発言が飛び出すたびに、会場は沸き立った。 背景には、イスラム教徒(ムスリム)が人口の9割近くを占め、世界最大のムスリム人口を抱えるインドネシアに根強い反米感情やイスラム差別への反発がある。ジャカルタでは8日、パレスチナ支持のデモが数千人規模で開かれ、参加者は米国大使館前で気勢をあげたばかり。核開発で欧米と渡り合う大統領の姿は「インドネシアの世論と響き合うものがある」(地元ジャーナリスト)との見方だ。 URL http //www.asahi.com/international/update/0514/004.html 0513 イラン:元軍事施設から高濃縮ウラン IAEAが検出 [毎日] 【ウィーン会川晴之】国際原子力機関(IAEA)がイランのテヘラン近郊にある元軍事施設から高濃縮ウランを検出したとロイター通信が12日伝えた。 IAEAが、すでに取り壊されたラビサンシアン元軍事施設でふき取り調査を実施した結果、微量の高濃縮ウランが検出されたという。 毎日新聞 2006年5月13日 9時37分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060513k0000e030012000c.html 0513 イラン核問題:米国に直接交渉促す 国連事務総長 [毎日] 国連のアナン事務総長は12日、欧州連合(EU)と中南米・カリブ海地域諸国の首脳会議が行われているウィーンで記者会見し、イラン核問題の解決に向けて「米国が交渉のテーブルに着くことが重要」などと述べ、米国が欧州とともにイランとの直接交渉に参加するようあらためて求めた。 米国や欧州側はイランにウラン濃縮活動停止を求めているが、イランは濃縮活動を拡大しており、核問題は暗礁に乗り上げている。事務総長は、米国とイランを含む関係国に非難の応酬を控えて外交努力を一層強化するよう求めている、と述べた。(ウィーン共同) 毎日新聞 2006年5月13日 0時55分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060513k0000m030189000c.html 0512 対イラン決議案、協議長期化の様相 [読売] 【ニューヨーク=白川義和】イラン核問題で英仏が提示した国連安全保障理事会の決議案草案をめぐる協議が長期化しそうだ。 米英仏は今週中の採決を目指していたが、中露が強硬に反対し、方向転換した。米欧は今後、中露も巻き込んだ形で、イランがウラン濃縮停止に応じた場合の「見返り」を盛り込んだ包括案を策定する。 決議案の協議も並行して行われるが、採決までは2週間以上かかる見通しだ。 チュルキン露国連大使は10日、国連本部で「雰囲気は完全に変わった。今はイランに対処する真剣な議論が行われている」と語った。英仏の決議案草案は将来の制裁を可能にする国連憲章7章に基づくが、その是非をめぐる議論から、イランに「アメ」を提示して対話再開を促す方向に流れが変わったというわけだ。 中露が拒否権を行使しなければ、決議案採択は可能と強調していたボルトン米国連大使も同日、「常任理事国5か国の結束が非常に重要だ」と軌道修正した。 (2006年5月12日0時14分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060511id23.htm 0510 核問題で安保理、イランに選択迫る [朝日] 2006年05月10日19時19分 イランの核開発問題で、国連安全保障理事会常任理事国とドイツの関係6カ国は9日、イランが核開発凍結など国際社会の要求に従った場合に民生用の原子力開発を認めるなどの「アメ」と同時に、従わなかった場合の制裁の可能性などの「ムチ」を安保理決議の中で示し、イランに選択を迫る方向で、大筋で合意した。 AP通信が欧州筋の話として伝えた。欧州連合(EU)を代表してイランとの交渉に当たってきた英独仏が、イランに提示する「利益と損失」を包括的な形で取りまとめる作業に入るという。 ドストブラジ仏外相は9日、国連本部で記者団に「もしイランが核活動を停止するなら、民生原子力分野での促進材料提供もありうるかもしれない。貿易協定や技術的な提案の形は悪くない」と語った。「ムチ」としては、イラン政権の海外資産凍結など金融制裁や高官の渡航禁止といった限定制裁が検討されるとみられる。 またライス米国務長官も「イランには民生原子力計画を進める道があると同時に、逆に孤立していく道もある。そのことをどう示すか、協議している」と認めた。ただ、「イランはまず義務を果たさなければならない。イランは何か取引材料を得たわけではない」とも強調した。 米国は、EUやロシアがイランに提示してきた民生原子力分野での協力推進は認める立場だが、「アメ」の論議が、「ならず者国家」とみなすイランに報償を与えることを警戒する。特に、より幅広い経済的利益の供与や、イランの現政権に対する軍事不可侵の保証など安全保障面まで広がっていくことへの抵抗感は非常に強い。 一方、米欧とロシア・中国との最大の対立点となっている制裁問題をめぐっては、強制力発動の前段階にあたる緩やかな「暫定措置」を使う案が浮上した。安保理決議の中で、制裁への道を開く国連憲章第7章には直接言及せず、同章の条文の一つで、制裁への警告的な意味を持つ暫定措置を定めた第40条にだけ言及する、という玉虫色の案だ。 第7章への言及に反対してきたロシアか中国による妥協案とみられる。中国の李肇星(リー・チャオ・シン)外相は朝日新聞の取材に対し、複数国が提案していることを認めた。ただ、欧州の国連外交筋は「第40条ではうまくいかない」と否定的な見方を示した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0510/008.html 0510 イラン大統領「書簡」、独自の論理を展開 [読売] 【テヘラン=工藤武人】イランのアフマディネジャド大統領が8日、自国の核開発問題に関連してブッシュ米大統領あてに送った書簡の一部が9日、AP通信などの報道で明らかになった。 科学研究は国家の基本的な権利と主張、米政権への憎悪が世界で高まっているなどと独自の論理を展開しており、米側にとっては受け入れがたい内容だ。書簡の抜粋は以下の通り。 【イラン核問題】 なぜ中東で達成された技術と科学の偉業が、シオニスト政権(イスラエル)に対する脅威に置き換えられなければならないのか。研究開発は、国家の基本的な権利の一つではないのか。 【国連安全保障理事会】 世界中の人々は国際機構を信頼していない。人々の権利が国際機構によって擁護されていないからだ。 【ブッシュ政権】 米政権への憎悪が世界中でかつてないほど高まっていることを遺憾に思う。抑圧的で非情な政権が生き残れないことは歴史が明らかにしている。私は閣下(ブッシュ大統領)がイエス(キリスト)の教えに従うと聞いている。神への信仰と預言者の教えこそが疑いなく、人々の問題を解決してくれる。 【西欧型自由民主主義】 自由主義と西欧型民主主義は、人類の理想を体現できていない。自由民主主義体制のイデオロギーが崩れ落ちる音が聞こえる。 【パレスチナ】 罪のない男女や子どもが路上で血を流し、家を破壊される事態はいつまで続くのか。仮に(ホロコーストが)真実だとしよう。それでも、イスラエルを中東に建国し、支持することが理にかなっているだろうか。 (2006年5月10日0時15分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060509i317.htm 0510 6か国外相会談、対イラン決議案で調整進まず [読売] 【ニューヨーク=白川義和】イラン核問題をめぐる国連安全保障理事会の米英仏中露5常任理事国とドイツの8日の外相会談後、米国務省高官は「合意は得られなかった」と述べ、対イラン安保理決議案をめぐる調整が進まなかったことを明らかにした。 将来の制裁を可能にする国連憲章7章に基づく英仏の安保理決議案草案に対し、中露が反対の姿勢を崩さなかった模様で、米英仏が目指す今週中の決議案採決は難しい情勢となった。 (2006年5月10日9時2分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060509i217.htm 0508 イラン国会議員160人がNPT脱退警告声明 [読売] 【テヘラン=工藤武人】イラン国営ラジオによると、同国の国会議員約160人が7日、国連のアナン事務総長や安全保障理事会がイラン核問題を平和的に解決する責務を果たさない場合、核拡散防止条約(NPT)から脱退すると警告する声明を出した。 声明は、対イラン制裁を可能にする安保理決議が採択された場合、「NPT脱退を議題にせざるを得なくなる」と強調。8日のニューヨークでの安保理常任理事国5か国とドイツによる協議をけん制する狙いとみられる。 アフマディネジャド大統領も7日、「国際条約の調印が国家の権利を脅かすならば、条約の合法性はない」と述べ、NPT脱退の可能性を示唆した。ただ、NPTから脱退すれば、イランが主張する原子力平和利用の根拠を失うため、現時点で脱退に踏み切る可能性は低いとみられる。 (2006年5月8日0時36分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060507i415.htm 0507 欧米側、安保理決議採択目標を先延ばしか イラン核問題 [朝日] 2006年05月07日18時44分 国連安全保障理事会は6日、イランの核関連活動停止を義務づける決議案の修正協議を続けた。決議を推進する英米仏は当初、8日夜に開かれる常任理事国とドイツの6カ国外相会談前の決着を目指し、週末返上で調整にあたったが、採択の目標を「12日まで」に先延ばしせざるを得ない状況になっている。 決議の原案は、経済制裁などの強制行動の根拠となる国連憲章第7章に基づいており、イランの核開発を「国際の平和と安全に対する脅威」と認定している。 今月着任したロシアのチュルキン国連大使は原案に対し、「国際原子力機関(IAEA)の活動を強化するという本来の目的にとって逆効果になる」と強く批判。中国の王光亜国連大使も憲章第7章と脅威の認定が「深刻な問題だ」と指摘している。 一方、米国のボルトン国連大使は「最も重要な目的は憲章第7章に基づく決議にすること。そのほかについて、我々は柔軟だ」と述べた。 複数の安保理国連大使によると、6日、英国とフランスの国連代表部で相次いで開かれた常任理事国と安保理全体の非公式会合では、段落ごとに各国が意見を出し合ったが、具体的な修正に関する合意はなかった。 URL http //www.asahi.com/international/update/0507/008.html 0504 濃縮停止の義務化要求 英仏が初の安保理決議案 [共同] 【ニューヨーク3日共同】イラン核問題をめぐる国連安全保障理事会の非公開協議が3日開かれ、英国とフランスは経済制裁などを可能にする国連憲章7章に基づき、イランによる核開発を「国際平和と安全に対する脅威」と明記し、核兵器開発につながりかねないウラン濃縮などすべての核関連活動停止を義務付ける初の安保理決議案の原案を提示した。 米英両国とフランスは履行期限を6月上旬に設定したい意向。3月に採択された議長声明と異なり、決議は国際法上の拘束力を伴うため、イランが期限内の濃縮停止に応じない場合、安保理は制裁措置の検討に入ることになる。2月に国際原子力機関(IAEA)から安保理に付託されたイラン核問題は新たな段階に入った。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=main NWID=2006050401000163 0504 イラン核問題を「平和への脅威」と認定、英仏会合 [朝日] 2006年05月04日20時17分 英国とフランスは3日、イランの核問題をめぐる国連安全保障理事会の非公開会合で、イランの核関連活動停止を義務づけ、従わない場合の追加措置に言及した安保理決議の原案を共同で提示した。制裁を含む強制行動の根拠となる国連憲章第7章に基づく決議案で、採択されれば、この問題に関して法的拘束力を持つ初めての決議となるが、拒否権を持つロシアと中国は強く反発している。米国のボルトン国連大使は「安保理外での制裁を排除しない」と述べ、協議が難航した場合には、米欧を中心とした「有志連合」型の制裁に踏み切る可能性を示唆した。 米やドイツと協議の末、英仏が示した原案は、3月の安保理議長声明の求めに反して、イランが核関連活動を続けていることに「深刻な懸念」を表明。核拡散の危険性があり「国際の平和と安全に対する脅威」にあたると明記し、「研究や開発を含めた、あらゆる濃縮関連と再処理活動、重水炉の建設」を停止することを義務づけている。「制裁」の文言は盛り込まなかったが、イランが従わない場合には「さらなる措置を検討する」と警告している。 また、すべての国に対し、イランの濃縮関連と再処理活動、ミサイル計画に資する可能性のある物品の輸出や技術の移転が行われないよう「警戒する」ことを求めた。 イランに履行を迫る期間は「X日以内」として具体的には盛らず、交渉の余地を残した。 この期間についてフランスのドラサブリエール国連大使は「6月上旬までにしたい」と発言。6月12日から始まるIAEA理事会までに、区切りをつけたい意向を示した。また、米英仏の国連大使は8日にニューヨークで開かれる常任理事国とドイツの6カ国による外相会談までに、採択を目指すとしている。 中国の王光亜国連大使は「想定していたよりもずっと厳しい内容だ。良い結果をもたらすとは思えない」と批判。1日に着任したロシアのチュルキン国連大使は「我々が強く違和感を感じる点がいくつかある」と語った。ラヂオプレスによるとモスクワ放送は同大使が「ロシアは武力行使の決定を可能にする決議が通ることを許さないだろう」と語ったと伝えた。 URL http //www.asahi.com/international/update/0504/012.html 0503 イラン核問題、6カ国高官会議で合意ならず [朝日] 2006年05月03日22時03分 イラン核問題をめぐり、国連安保理の常任理事国とドイツの6カ国が2日、パリで高官会合を開いた。しかし、英仏が用意した安保理決議案に中国やロシアが難色を示し、合意に至らなかった。6カ国は、ニューヨークで8日にも予定される外相会合に向け協議を続けるが、米英仏と中ロの意見の違いに、両者の分断を狙うイランも加わって、駆け引きがさらに激しくなりそうだ。 高官会合は、安保理議長声明で求めた4月28日のウラン濃縮停止期限にイランが応じなかったことを受けて開催。バーンズ米国務次官は会合直前の記者会見で「(制裁に向けた根拠となる)憲章第7章に基づく決議以外に選択肢はない」と強調したが、制裁に反対する中ロが慎重な姿勢を崩さなかったとみられる。 一方、イランは最近、核問題協議の場を安保理から国際原子力機関(IAEA)に戻すことを条件に抜き打ち査察に再び応じる考えを表明したほか、国内の原子力や石油関連の大型プロジェクトを中ロにちらつかせるなど、揺さぶりをかけている。 IAEAのエルバラダイ事務局長は28日の報告書で、イランが現在稼働中の遠心分離器164基を連結した「カスケード」に加え、新たに2つのカスケードをつくっている、と指摘した。IAEA外交筋や核専門家によると、このうちのカスケード1つが今月下旬に、もう1つもしばらく後にそれぞれ完成するという。 ただ、遠心分離器は一般的に、1分に4万回以上回転し、外周付近では音速以上の速さとなるといわれる。共振などの影響で1基が壊れれば、連鎖的に周辺の分離器も破壊される。稼働するまでにはカスケードを構成する2割程度の分離器が破損するとされ、制御技術を習得するには半年以上が必要という。 イランは、中部ナタンズの地下施設に今年第4四半期、約3000基の遠心分離器の設置を始める予定だが、全面稼働までには1~2年程度かかるとみられている URL http //www.asahi.com/international/update/0503/019.html 0503 濃縮度4・8%のウラン、イランが生産成功 [読売] 【テヘラン=工藤武人】イランのアガザデ副大統領兼原子力庁長官は2日、イラン学生通信に対し、イランが濃縮度4・8%の濃縮ウラン生産に成功したことを明らかにした。 イランは、国際原子力機関(IAEA)に対し、濃縮度3・6%の濃縮ウランを生産したと説明していた。事実とすれば、イランのウラン濃縮活動が着実に進んでいることになり、国際社会の懸念が一層強まりそうだ。 同副大統領は、いつ生産に成功したかは明らかにしなかった。一方で、同副大統領は、「5%以上の濃縮は計画していない」とも語り、原発燃料用に必要とされる以上には濃縮度を高めない考えを強調した。 イランは4月11日に、中部ナタンツの濃縮施設で濃縮度3・5%の濃縮ウラン生産成功を発表。IAEAが試料を採取し、確認作業を行っている。 (2006年5月3日0時12分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060502id23.htm 0503 中ロ、対イラン決議に難色 6カ国高官会合まとまらず [共同] 【パリ3日共同】イラン核問題をめぐり、国連安全保障理事会の5常任理事国とドイツの計6カ国は2日、パリで高官会合を開いて協議したが、対イラン経済制裁に道を開く国連憲章7章に基づく安保理決議案に中国、ロシアが難色を示し合意できなかった。バーンズ米国務次官が明らかにした。 会合後、バーンズ次官は記者団に「(決議案について)まだ合意には達していない。ニューヨーク(の国連本部)での協議がなお必要だ」と説明。中ロが今後、米英、フランスが目指す7章決議に応じるかどうかは「不透明だ」とする一方「イランに対して影響力を持つ国はそれを利用すべきだ」との認識を示した。 中国代表は「多くのことを協議した」と述べたが、7章決議については言及を避けた。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=main NWID=2006050301000290 0501 「有志国連合」でイラン制裁、米国務長官が示唆 [読売] 【ワシントン=坂元隆】ライス米国務長官は30日、CBSテレビとのインタビューで、イラン核問題をめぐり、国連安全保障理事会の対イラン制裁論議とは別に「有志国連合」による制裁措置もありうることを示唆した。 ライス長官は、イランにウラン濃縮活動を停止させる方法に言及し、「安保理でも多くの外交的手段があるのは確かだが、安保理では不足のようにみえる場合には、有志の国々が追加的措置を検討することもできると思う」と述べた。 国務省では、安保理常任理事国のロシアと中国が対イラン制裁に後ろ向きであることから、有志連合による制裁の可能性を以前から指摘しており、考えうる制裁措置として、要人の渡航禁止や在外資産凍結などを挙げている。 長官はただ、「我々はひとつずつ段階を踏んでいく」と語り、原油やガスの禁輸措置のような厳しい制裁は当面検討していないことを強調した。 (2006年5月1日18時42分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060501i111.htm 0429 イラン、ウラン濃縮拡大 IAEA事務局長が報告 [朝日] 2006年04月29日01時52分 国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は28日、イラン核問題についての報告書を国連安全保障理事会とIAEA理事会に提出した。安保理はイランに対し、3月末の議長声明で同日までにウラン濃縮活動の停止を求めていたが、報告書は同国が濃縮活動を継続、拡大していると指摘した。イランが議長声明を無視したことになり、核兵器開発を疑う米英などが、イランに濃縮を停止させるために法的拘束力のある安保理決議の採択に向けて動きを活発化させるのは確実だ。 報告書は、安保理議長声明採択後にイランが中部ナタンズの施設で遠心分離器164基を連結させた「カスケード」と呼ばれる装置を使ってウラン濃縮を行ったことを確認。現場で採取したサンプルを分析した結果、核燃料に使える3.6%程度の低濃縮ウランとみられることがわかった、とした。さらに、濃縮活動を拡大するために、新たに二つのカスケードを設置している、とした。 また、報告書は、核弾頭製造の説明書とされる資料の提出をなお拒否するなど、イランは疑惑解明のための情報開示やIAEAへの協力が必要だ、と改めて指摘した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0429/002.html 0427 核技術、他国に移転の用意…イラン最高指導者 [読売] 【テヘラン=工藤武人】イランの最高指導者ハメネイ師は25日、同国を訪問中のバシル・スーダン大統領との会談で、イランが開発した核技術を他国に「移転する用意がある」と述べた。 核など大量破壊兵器(WMD)の拡散問題を安全保障上の最大課題とする米政権を刺激するのは確実。28日に迫ったウラン濃縮停止の履行期限を前に、改めて強硬姿勢を示したもので、国際社会の反発は一層強まりそうだ。 同国国営テレビによると、ハメネイ師は「イランの科学者が持つ知識や経験、技術」を移転させることが可能と述べた。バシル大統領は「イランの濃縮ウラン(の生産)はイスラム世界の偉大な勝利だ」と応じた。 イランは今月11日に、濃縮ウラン生産の成功を宣言した。 (2006年4月26日19時29分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060426i412.htm 0426 イラン大統領、イラク本格政府支援を約束 [読売] 【テヘラン=工藤武人】イランのアフマディネジャド大統領は25日、イラクで次期首相に指名されたジャワド・マリキ氏と電話会談し、本格政府が樹立される見通しとなったことへの祝意を表した。イラン国営通信が伝えた。 会談でアフマディネジャド大統領は、「イラン国民は、イラク国民と政府を支援する」と述べ、本格政府への支援を約束。さらに、「本格政府発足が、占領軍撤退の道筋をつけることを希望する」と語り、米軍主導の多国籍軍の早期撤退実現に期待感を示した。 マリキ氏は、イランの協力に謝意を表明した上で、「両国関係の強化は、地域の平和と安定を促進する」と述べ、関係拡大を目指す意向を表明した。 (2006年4月26日10時50分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060426i403.htm 0425 イランにミサイル売却へ ロシア、原子力協力も継続 [朝日] 2006年04月25日18時59分 ロシアのイワノフ副首相兼国防相は24日、訪問先の北京で、核開発を進めるイランへの対空ミサイル輸出を契約通り実施する考えを表明した。イランへの武器輸出を凍結するよう求める米国の要請は拒否する姿勢。イランとの原子力協力も継続するとしており、対イラン政策を巡る米ロ間の足並みに乱れが目立つ。 ロシアは昨年12月、対空ミサイルシステム「TOR M1」の輸出契約をイランと締結した。これについてイワノフ氏はこの日、「不測の事態が起きない限り、契約は実行される」と強調。イラン南西部のブシェールで建設中の原発への協力についても「核拡散の懸念とは無縁の計画だ」と述べて、支援を続ける考えを強調した。 米国は、バーンズ国務次官が「契約が履行されないよう望む」と述べるなど、関係国があらゆる機会をとらえてイランに圧力をかけるべきだとの考え。しかし、ロシアはイランとの間で培ってきた経済協力関係を優先する考えを鮮明にしており、国連安保理などでの議論にも影響しそうだ。 URL http //www.asahi.com/international/update/0425/008.html 0422 イラン核問題:日本との外務省局長級協議は平行線 [毎日] 【テヘラン春日孝之】外務省の吉川元偉・中東アフリカ局長が22日、テヘランでイランのサファリ外務次官(アジア担当)、イザデ外務省東アジア大洋州局長と協議した。イランの核開発問題を巡る両国の外務省局長級協議は平行線で終わった。 日本側はイランが今月11日、核関連活動の全面停止を求める国連安保理決議を無視して低濃縮ウラン成功を発表したことについて「国際社会のメッセージに逆行する」と遺憾の意を示した。 イラン側は「アフマディネジャド大統領が昨年9月の国連総会で『核の平和利用に徹する』と述べた従来の方針から一歩もはみ出していない」と反論した。 核問題の国連安保理付託についてイラン側は「核問題を専門的に扱うIAEA(国際原子力機関)から政治判断の場である安保理に移ったのは非常に遺憾だ」と述べた。日本側は「『イランは平和利用に徹している』とIAEAが報告を出せるよう努力するのが責務だ」と返答したという。 毎日新聞 2006年4月22日 20時53分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20060423k0000m010084000c.html 0420 イラン原発への協力停止要求を拒否…露原子力長官 [読売] 【モスクワ=古本朗】ロシアのセルゲイ・キリエンコ原子力庁長官は20日、自国がイラン・ブシェールで進める原発建設プロジェクトの停止を米政府から求められたことに対し、同原発は「核拡散の脅威をもたらさない」と拒否を表明した。 タス通信が伝えた。米国のニコラス・バーンズ国務次官(政治担当)は19日、国連安保理などの制止にもかかわらず、ウラン濃縮を強行したイランへの制裁措置として、ブシェール原発建設を含む対イラン原子力協力の停止を各国に要請した。 (2006年4月20日22時19分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060420id22.htm 0419 自爆攻撃の志願者5万5000人? イランの組織表明 [日経] 「米欧諸国やイスラエルへの自爆攻撃を志願する5万5000人が登録済みだ」――イランの保守強硬派組織「世界イスラム運動殉教者記念委員会」のフィロウゼ・ラジャイ書記長は16日、AFP通信に明かした。このうち約1000人が基本的な軍事作戦、外国語などの特訓を受けている。イラン核施設が米軍などの攻撃を受けた場合の報復に備えているもようだ。 一方、16日付の英紙サンデー・タイムズはイラン高官の話として、イラン革命防衛隊が約4万人の「自爆テロ」部隊を編成し、核施設が米国などに攻撃された場合、報復として敵の重要施設を破壊する計画だと報じた。同紙によると、革命防衛隊はすでに米欧の29カ所を報復テロの標的に設定。自爆テロ部隊は3月のイラン軍事パレードに初めて登場した。(テヘラン=加賀谷和樹) (12 34) URL http //www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060417AT2M1700317042006.html 0419 「イラン攻撃不参加」英首相が米大統領に明言 英紙報道 [赤旗] 【ロンドン=岡崎衆史】英紙スコットランド・オン・サンデー(電子版)十六日付は、ブレア英首相がブッシュ米大統領に対して、米国がイラン攻撃に踏み切った場合、英国は支援できないと明言していたことを明らかにしました。英政府筋が十五日に述べた話として報じました。 同紙は、ブレア首相がブッシュ大統領に「国際社会の支持を得るかどうかにかかわらず、イラン攻撃の軍事的支援はできないと伝えた」と報道しました。 さらにイランの核問題について英外務省筋は同紙に、「外交的な動きまでは支援する」と述べる一方で、「軍事攻撃に私たちの資源を充てることはできない」と語り、軍事攻撃不参加を強調しました。 イラン核問題をめぐっては、米国が軍事攻撃の選択肢を検討していることが最近、繰り返し報道されています。 URL http //www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-04-18/2006041807_03_0.html 0417 イラン:ハマス支援表明でパレスチナへの影響力拡大 [毎日] 【テヘラン春日孝之】イラン政府が16日、イスラム原理主義組織ハマス主導のパレスチナ自治政府に対する財政支援を初めて公式に表明したことで、イランのパレスチナへの影響力拡大は必至となった。イスラム教シーア派を国教とするイランは、隣国イラクで主導権を握るシーア派勢力との関係を強化するなど、中東で影響力の版図を着実に広げており、核開発問題で強硬姿勢を貫く背景にもなっている。 イランの政治評論家、ヘルミダス・ババンド氏(71)によると、イランは今年1月のパレスチナ評議会選挙までは、水面下でハマスを支援していた。それまで自治政府を主導していたパレスチナ解放機構(PLO)はイラン・イラク戦争(80~88年)時にイラクを支持したからだ。 ハマス支援について、イランはこれまで「精神面だけ」と主張してきたが、ハマス政府誕生により、今回初めて5000万ドル(約60億円)という金額を明示した支援表明となった。自治政府の予算は年間約22億ドル。うち半分を米国や欧州連合(EU)などに頼ってきた。今回のイランの支援表明は、米国やEUが正式に支援停止を発表した後のタイミングだった。 ハマスは、政治部門幹部のメシャル氏が2月半ばにイランを訪問。この時、アフマディネジャド大統領は、米国が支援を停止した場合の「代替支援」を約束していた。モッタキ外相は16日の演説で「(兵糧攻めで困窮した)パレスチナ人と自治政府への支援」を打ち上げ、ハマス支援の正当性を内外に訴えた。 パレスチナへはアラブ連盟(21カ国と1機構)も財政支援をしていたが、約束した額と実際の供与額には大きな開きがあった。米国とパレスチナの双方に顔を立てる必要があったからだ。今回、モッタキ外相は「イスラム世界の支援を求める」とも呼び掛けており、イランは「イスラム世界の最大の擁護者」としての地位をアピールした形だ。 毎日新聞 2006年4月17日 22時24分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060418k0000m030121000c.html 0414 イラン核開発問題 IAEA、ウラン濃縮停止を求める [毎日] 【テヘラン春日孝之】イラン核開発問題を巡り、国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は13日、イランの核交渉の責任者、最高安全保障委員会のラリジャニ事務局長らと会談した。エルバラダイ氏はウラン濃縮活動の停止を求めたが、イラン側は拒否。従来の姿勢を保ったままで、欧米側の反発は一層強まりそうだ。 エルバラダイ氏は、イランに「核関連活動の全面停止」を求める議長声明を採択した国連安全保障理事会に、今月28日までにイランの順守状況を報告することになっている。同氏は会談後の共同会見で、イランによる「核エネルギーの平和利用の権利」に理解を示しつつ「残された時間に残された問題を解決できるようイラン側に要請した」と語った。 しかし、ラリジャニ氏は会見で「すべての行動は理にかなわなければならない」と述べ、濃縮停止は核問題の解決につながらないと強調した。一方で「(問題解決に向けた)IAEAとの協力は続ける」とも述べた。 イラン国営通信によると、アフマディネジャド大統領は13日、訪問先の北東部州での演説で、ウラン濃縮活動に触れて「イランはみじんなりとも引き返さない。国際社会はイランを核(エネルギー)保有国として扱うべきだ」と発言している。 一方、エルバラダイ氏によると、イランが11日に発表した「低濃縮ウランの製造成功」を確認していない。イラン訪問中のIAEA査察官がサンプルを採取して検証するという。 毎日新聞 2006年4月14日 10時47分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060414k0000e030028000c.html 0414 イラン核開発問題 米、姿勢硬化へ [毎日] 【ワシントン笠原敏彦】ライス米国務長官は13日、イランが核開発問題で国連安保理議長声明の要請に応じない場合、国連安保理で「すべての選択肢を検討する」と語り、制裁や軍事行動に道を開く国連憲章第7章に基づく安保理決議の採択を目指したい意向を示した。段階的な外交圧力の強化を表明してきた米国の姿勢硬化を示す発言で、イランのウラン濃縮成功発表を受け、事態はエスカレートしている。 ライス長官はマッケイ・カナダ外相との会談後に語った。長官は、低レベルのウラン濃縮成功を発表したイランの核開発を「サラミを薄切りにするような戦術」と形容し、少しずつ核兵器開発に近づける狙いだと批判。イランの濃縮活動停止を求める安保理議長声明をあくまで無視する場合、「その挑戦に対し何らかの結果が必要になる。我々は安保理で可能なすべての選択肢を検討する」と述べた。 一方、マッケイ外相は「すべての選択肢の検討を始める必要性」には同調しながらも、「(中東地域の)不安定な情勢をさらに悪化させる極端な措置を取るとは思わない」と語り、軍事行動には警戒感を示した。米国内にも、ブッシュ政権が現時点で「近い将来」の空爆を視野に入れているとの見方はほとんどない。 また、マコーマック国務省報道官はこの日の定例会見で、具体的な制裁例として「(イラン政府高官らへの)旅行制限」を挙げて、欧州連合(EU)や「いくつかの国」が対イランで個別に制裁を検討を始めている、と説明した。 毎日新聞 2006年4月14日 10時53分 (最終更新時間 4月14日 11時16分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060414k0000e030030000c.html 0414 イラン核開発問題:低ウラン濃縮成功に国内は祝賀 [毎日] 【テヘラン春日孝之】「我々は核クラブの一員だ」。イラン政府は低ウラン濃縮に成功したと11日に発表して以来、「先進国」「技術大国」になったことを国民にアピールしようと懸命だ。 教育省は12日、大学を除く全国13万5000の学校に対し、祝賀の鐘を鳴らし、生徒に「成功」の内容を伝えるよう通達。一部の学校では朝礼で「核エネルギーは私たちの権利。米国に死を! イスラエルに死を!」と唱和した。政府は今月15日を「核エネルギーの日」として祝日にする可能性が高いという。 新聞各紙も1面トップで「濃縮成功」の発表を扱い、アフマディネジャド大統領のガッツポーズ写真なども掲載された。街頭やモスク(イスラム礼拝堂)では、市民が通行人や礼拝者に祝いのクッキーやチョコレートを配る光景もみられた。 イランの核エネルギー問題は国営メディアを通じて繰り返し報道されている。 毎日新聞 2006年4月14日 10時50分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060414k0000e030029000c.html 0413 イラン ウラン濃縮成功 国内世論、原油の輸送路背景に [毎日] イランは11日、国連安保理の中止要請を聞き入れず、低レベルのウラン濃縮に成功したと発表した。イランの核兵器開発を懸念する欧米主導の国連経済制裁発動や、米国による軍事攻撃の可能性も指摘される中で、イランが強気に立ち向かうのはなぜか。その背景と今後の見通しを探った。【テヘラン春日孝之、ウィーン会川晴之】 ◇ロシアや中国も「誤った方向への一歩」 ライス米国務長官は12日、イランの方針変更を迫るために国連安保理が「強い措置」を考えるべきだと表明した。イランを支持してきたロシアや中国も、経済制裁にはなお慎重ながら、イランの対応に「誤った方向への一歩だ」「国際社会の要請に合致しない」などと批判的な見解を打ち出し始めた。 これに対し、イラン原子力庁のサイディ次官は同日、国営テレビで、イラン中部ナタンツの核施設で成功した「低レベルのウラン濃縮」を商業規模にまで拡大する方針を表明し、強気の姿勢を崩していない。最終的には5万4000基の遠心分離機を導入し、南部ブシェールでロシアの支援により建設中のイラン初の原子力発電所の燃料をまかなうという。 イラン最大の政府系メディア「ケイハン」グループ総帥のフセイン・シャリアトマダリ氏(58)は「国際社会がイランに経済制裁を科しても、国際社会が甚大な損害を被るだけで、恐れるものはない」と語り、「核技術保有国」として独自の核燃料サイクル確立を貫くべきだと主張する。 こうした強硬路線の背景には、核兵器製造疑惑を理由に「核の平和利用の権利」まで奪おうとする米国に、「不当な圧力だ」と反発する政府への国民の支持がある。イラン国営テレビは同日、各地の小学校で児童たちが「核開発は我々の権利」と叫ぶ様子を放映した。 米メディアが最近、相次いで対イラン軍事攻撃の可能性を報じたが、イランは対抗措置として、中東原油の重要な輸送路となっているホルムズ海峡を封鎖することもできる。国際的な原油高も、確認埋蔵量で世界第2位のイランが強く出られる大きな要因だ。 米軍が駐留する隣国イラクの武装勢力を支援することで混乱を助長させる選択肢もある。イランと米国は断交した80年以来の直接対話をイラク情勢に限って開始することで合意しており、核問題がイラク情勢の推移と絡む可能性もある。 ただ、こうした自信に裏打ちされた強硬論の一方で、「強力な交渉カードを持った」ことを武器に、妥協の道を探るべきだとの柔軟論もある。改革派の政治評論家、サイード・レイラズ氏(43)は、今回の低ウラン濃縮成功の発表を「誇張があるのでは」と推測する。「イランは経済制裁や軍事攻撃に耐えられない。米国もイランの対抗措置で大きな痛手を負う。双方は手詰まり状態にあり、直接交渉を始めるしかない。(今回の成功発表は)交渉を有利に導くための政治的な動きだ」という分析だ。 ◇当面の焦点 IAEA報告 国際原子力機関(IAEA)は、3月30日の国連安保理議長声明を受けて、先週末からイランに査察官を派遣している。13日未明に現地入りするエルバラダイ事務局長はイランにウラン濃縮活動停止を促すとみられ、声明でIAEAに委託された「イランの活動状況の報告期限」である28日までは当面、各国とも同事務局長とイラン側の交渉の推移を見守る構えだ。 ただ、交渉が不調に終わり、IAEAからの報告を受けて国連安保理が「次の対応」を協議することになる可能性が高い。しかし、安保理常任理事国メンバーの中国とロシアは経済制裁に強く反対しており、次善の策として▽IAEAに特別の査察権限を付与▽イランに濃縮活動停止を命令--などを盛り込んだ安保理決議の採択を目指して調整を進めることになりそうだ。 安保理審議と並行して欧州諸国は、イラン懐柔のため経済・技術支援など包括的な提案をする準備を進める考えで、硬軟両様でイランが核開発を断念するよう追い込む方針だ。主要国は外交による解決で認識が一致しており、当面は空爆など実力行使に踏み切る可能性は薄い。 ただイランの核開発状況に詳しい外交筋は「濃縮期間や能力から判断すると、天然ウラン(ウラン235の含有率0.7%)をわずかに上回る程度の濃縮を達成しただけではないか」と指摘。核技術保有国を宣言することで、今後の交渉を優位に進めるのが狙いとの見方を示す。 ◇日本政府や産業界 油田開発への影響懸念 日本政府や経済界は固唾(かたず)をのんで情勢を見守っている。情勢緊迫を受けて原油がさらに高騰すれば国内景気の勢いをそぎかねず、特にイラン・アザデガン油田の開発中止を米国から求められる事態を懸念している。 ウラン濃縮成功の発表を受け、原油価格はさらに上昇する可能性が出てきた。ニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は11日、米国産標準油種(WTI)の5月渡しが前日終値比0.24ドル高の1バレル=68.98ドルで取引を終え、昨年8月30日につけた終値としての最高値(1バレル=69.81ドル)に迫る勢いを見せている。 イラン情勢の緊迫化は日本のエネルギー政策にとっても懸念材料だ。日本のイランからの原油輸入量は約2億3000万バレル(04年)で、輸入量全体に占める割合はアラブ首長国連邦、サウジアラビアに次ぐ第3位(15%)。しかも、日本はイランと独自に友好関係を築き、04年2月にはイラン国内最大級のアザデガン油田の開発契約を締結している。 このため、日本政府の対応には苦慮がにじむ。安倍晋三官房長官は12日の記者会見で「(ウラン)濃縮に成功したというのが事実とすれば、国連安保理やIAEAのメッセージに反するものであり、極めて遺憾だ」とイランを批判した。ただ、同時に「アザデガン(油田の開発)も含めイランとは友好関係にある」として国際的な外交努力で解決を図る姿勢を強調し、経済制裁を回避したい意向をにじませた。 「米国はまだ直接言ってきていない」(外務省幹部)が、米国が国連安保理で経済制裁の動きを強めるのは確実。ロシアや中国はなお消極的だが、米国が「有志連合」による経済制裁に踏み切った場合、「中露の側につくわけにはいかない」(同)。当面は米国とイランの双方に外交努力の継続を働きかける以外手はなく、外務省の西田恒夫外務審議官と吉川元偉中東アフリカ局長が9日から訪米、米側と意見交換している。【松尾良、山下修毅】 毎日新聞 2006年4月13日 2時49分 (最終更新時間 4月13日 2時50分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060413k0000m030164000c.html 0413 イラン:低濃縮ウラン製造 「誤った一歩」とロシアが批判 [毎日] ロシア外務省のカムイニン情報局長は12日、イランの低濃縮ウラン製造の成功について「誤った方向への一歩だ」と批判した。ただ、ラブロフ外相は記者団に「軍事的な解決は中東を爆発の危険に陥れるだけだ」と語り、イラン空爆論をけん制した。 一方、中国の王光亜・国連大使は「軍事的、経済的措置は逆効果」と外交解決の必要性を重ねて強調した。 ドイツとフランスは政府声明などで改めて懸念を表明し、ウラン濃縮活動の中止をイランに求めた。【モスクワ支局】 毎日新聞 2006年4月13日 0時43分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060413k0000m030145000c.html 0413 米国務長官、イランのウラン濃縮で「強い手段を」 [朝日] 2006年04月13日00時52分 ライス米国務長官は12日、イランが低濃縮ウラン製造に成功したと発表したことについて「国連安保理はこの動きを考慮に入れる必要がある。この問題を次に討議する際には、国際社会が信頼性を維持できるよう、強い手段を取るべき時に来ている」と記者団に述べ、安保理で制裁も視野に入れた対応を提唱する考えを示した。 同長官は「我々は既定の外交路線を進む。要求はすでに出されており、イランはそれに従わなければならない。これは議長声明を出した安保理にとっても課題だ」と述べた。 URL http //www.asahi.com/international/update/0413/003.html 0412 イラン:国連安保理議長声明に真っ向から挑戦 ウラン濃縮 [毎日] 【テヘラン春日孝之】イランは11日、低レベルのウラン濃縮に成功したと発表し、核関連活動の全面停止を求めた先月末の国連安保理議長声明に真っ向から挑戦し、あくまで独自の核燃料サイクル構築を目指すとの意思を改めて内外にアピールした。 安保理声明は、国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長に対し、30日以内にイランの「順守状況」を報告するよう求めており、事務局長は今週中にイランを訪問する予定だった。そうした矢先でのウラン濃縮拡大の動きは、イランが声明を順守する意思がないことを明確にした形だ。 イラン原子力庁のアガザデ長官によると、164基の遠心分離機を連結した濃縮により、濃縮度3.5%に到達したという。この数字は原発の稼働に必要なレベルに達したことを示すもので、長官は「商業レベルのウラン濃縮に道筋をつけた」と述べた。IAEAによると、イランが03年までに実施したウラン濃縮活動では、濃縮度は天然ウラン(ウラン235の含有率は0.7%)をわずかに上回る1.2%にとどまっていた。 アガザデ長官は今回、ウラン濃縮の原料となる六フッ化ウランを「すでに110トン製造している」とも表明。濃縮度を上げる作業を進め、90%以上を達成すれば、核爆弾の製造が可能となる。ただ、高レベルの濃縮には遠心分離機の精度など高度な技術が必要で、専門家は「簡単ではない」と指摘している。 毎日新聞 2006年4月12日 11時06分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060412k0000e030025000c.html 0412 イラン 大統領、濃縮ウラン製造を正式発表 [毎日] イランのアハマディネジャド大統領は11日、北東部マシャドで演説し、同国が中部ナタンツの実験用核施設で、原発用核燃料にもなる3.5%の低濃縮ウランの製造に成功したと正式に発表、「イランが核技術を持った国々の仲間入りを果たした」と語った。 その上で「核開発は平和目的であり、われわれは大量破壊兵器の製造に関心はない」と述べ、核兵器保有の意図をあらためて否定した。 イランは、製造した濃縮ウランの量を明らかにしていないが、アガザデ原子力庁長官は商業規模の濃縮に道を開くものだと主張。濃縮に用いる六フッ化ウランは110トンの用意があると語った。(共同) 毎日新聞 2006年4月12日 8時16分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060412k0000e030004000c.html 0411 米大統領、イラン空爆検討報道は「でたらめな憶測」 [朝日] 2006年04月11日10時10分 ブッシュ米大統領は10日、米軍がイランの核施設を対象とした空爆を検討しているとの報道について「週末に記事を読んだが、でたらめな憶測に過ぎない」と否定し、外交的な解決策を追求する考えを改めて強調した。 ワシントンでの講演後、学生たちとの質疑応答の中で述べた。 大統領は、「予防のドクトリン(戦略思想)が意図するのは、イランに核兵器を保有させないよう協力することだ。ワシントンでは予防というと武力の意味に取られがちだが、必ずしもそうではない。この場合は、外交を意味する」と述べ、欧州連合(EU)やロシア、中国と協力してイランに核開発を断念するよう要求していく方針には変わりがないとの考えを示した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0411/006.html 0410 米がイランへの軍事攻撃計画…W・ポストなど報道 [読売] 【ワシントン=貞広貴志】9日付の米紙ワシントン・ポストは、複数の米政府高官と専門家の話として、米政府がイランに対する軍事攻撃の計画立案に入ったと報じた。 ナタンツにあるウラン濃縮施設など核関連施設の空爆だけでなく、より幅広い軍事・政治拠点への攻撃も検討しているという。 米誌ニューヨーカー(電子版)も8日、空爆作戦の策定作業に米政府が本腰を入れ始めたと報じた。 ワシントン・ポスト紙によると、近い将来に攻撃を実行に移す可能性は小さいとしており、「イラン政府に対し事態が一層、深刻になっていることを分からせる」(米高官)のが主目的。ただ、地中にある堅牢(けんろう)な核施設を確実に破壊するため、国防総省は地中貫通型の戦術核兵器の使用も検討しているとしている。 イランからの報道によると、イラン外務省報道官は、「米国が仕掛けた心理戦。脅しの言葉には屈しない」と反発している。 (2006年4月10日12時45分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060410i104.htm 0409 米政権 イラン空爆計画の策定加速 米誌報道 [毎日] 米誌ニューヨーカー(電子版)は8日、核兵器開発計画が疑われるイランに対する空爆作戦の策定作業をブッシュ米政権が加速させており、既に米軍部隊がイラン国内に潜入し標的の調査を開始したと報じた。「選択肢」として、米軍が現在保有する唯一の地中貫通型核B61-11の使用も検討されているという。 攻撃目標としては、イランが核兵器開発につながるウラン濃縮を実施している中部ナタンツの施設などが候補に挙がっているという。 イランに潜入した米部隊は、空爆時の精度を向上させることを目的としている。国防総省関係者によると、米部隊はイラン少数派のアゼルバイジャン系やクルド系住民らと接触、地形を調べる一方で現金を渡すなどして情報収集に努めている。(共同) 毎日新聞 2006年4月8日 23時47分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060409k0000m030114000c.html 0404 米の地震支援、イランが断る [読売] 【ワシントン=坂元隆】米国務省のエレリ副報道官は3日の会見で、イラン西部ロレスタン州の地震被害で米政府が申し出た支援をイラン側が断ったことを明らかにした。 (2006年4月4日12時13分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060404id01.htm 0403 イランが水中ミサイル発射実験、国際社会の懸念よそに [読売] 【テヘラン=工藤武人】イラン国営テレビは2日、同国が水中ミサイル「フート(クジラ)」の発射実験に成功したと伝えた。 核問題をめぐる緊張が高まる中、多弾頭ミサイル、水中ミサイルと新型兵器開発の成果を誇示するイランに対する国際社会の懸念がさらに高まりそうだ。 このミサイルは、艦上から発射し魚雷のように水中を進んで敵の艦船を攻撃する。イラン革命防衛隊海上部隊のファタビ副司令官は、「このミサイルは、秒速100メートルで世界最速である」と語った。仮にソナー(音響探知機)で探知できても回避するのは困難という。同様のミサイルはロシアが配備している。 水中ミサイルは、イランが3月末からペルシャ湾南部海域一帯で行っている軍事演習で発射された。 (2006年4月3日10時29分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060403i202.htm 0402 米のイラン攻撃で世界中に報復テロ…当局が懸念と米紙 [読売] 【ワシントン支局】2日付の米ワシントン・ポスト紙は、米国がイラン国内の核施設を攻撃した場合、イランが世界中で報復テロを行う懸念が米情報当局者の間で高まっている、と報じた。 同紙によると、イランは自国の情報工作員のほか、支援するレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラを使い、イラク国内の米国施設を攻撃。さらに、米本土、欧州各国などで民間人を標的としたテロを実施するとの見方が強い。 イラクにはすでに多数の工作員が潜入している。イランやヒズボラの実働部隊は、国際テロ組織アル・カーイダ以上に組織力があり、装備も優れているという。 同紙はこのほか、米国がイラン空爆に踏み切ったとしても、核施設が全土に分散しているため、その実効性が疑問視されるとの軍事専門家の分析を紹介。その上で、空爆によってイスラム世界での反米感情が一層高まり、ヒズボラとアル・カーイダが結びついて報復テロの共同戦線を形成する懸念についても伝えている。 (2006年4月2日19時24分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060402i511.htm ●イラン06Ⅰ から続く