約 2,486,912 件
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ナイスベビー(株式会社ベビーリース) 千葉県松戸市 / 配送料 配達エリア内は \5,251以上で無料、それ以下は \525 配達エリア外 宅配便 マルケンベビーセンタ有限会社 広島県広島市 / 配送料 配達エリア内無料、配達エリア外 宅配便 べびーあいらんど(株式会社オービーシー) 大阪府東大阪市 / 配達エリア内は無料、配達エリア外 \2,310(大), \1,680(小) [[]] [[]] [[]] [[]]
https://w.atwiki.jp/nitibura/pages/51.html
千亦サーバとは、日舞らのファイルサーバである。 歴史 2018年~2019年 https //w.atwiki.jp/nitibura/pages/45.htmlにもあるように、かつてあああが「日舞らサーバ作りたい」と発言したことよりこの計画は始まった。しかし、あああ特有のやるやる詐欺で一向に計画は進まなかった。 まあ仕方ないね。そんな中、あああは2019年ごろには念願の自宅サーバを手に入れ、いろいろサーバに関する知識をググりまくって手に入れていき、3月ごろには録画サーバを構築したためそこで録画したデータをグーグルドライブにうpする「日本ブラックホール@温田」が誕生した。当時再放送していた魔法少女まどかマギカなどのmp4ファイルをうpしていたりしたが知名度が皆無だししかもけちくさいグーグルのせいでうpできなくなったので更新しなくなった。 FTP時代 何か月も過ぎたある日久しぶりにあああが日舞ら鯖のことを思い出し、今ならそれなりにできるかもということでどうせなら名前から変えようということでここで「ちまたねっと」の名称とかが決定された。歴史的瞬間である。 んでいろいろあああが自鯖をいじってFTP鯖構築のフリーソフトを使ってポートに穴開けてみんなに公開した。FTPはなぜか直にファイルをいじることができなかったのでファイル名チャットが流行したりもした。結構使われており、日舞ら音頭のMVなども置かれていた。しかしなんか前述したとおりFTPクライアントではないと見れないし直でファイルいじれないしでなんだかんだあってサービスも終了した。 SMB時代 普通にWindowsのエクスプローラーでみれるようにならねえかなあってことでいろいろ試行錯誤したやつ。2021年3月11日よりサービス開始。 特徴 個人用フォルダと全体共有フォルダがある。それだけ。 アクセス方法 Windowsのエクスプローラーで「ネットワークドライブの追加」ってところに\IPアドレス 2896\ちまたねっとって入力してパス打ったらいけるmacは知らん
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情報更新レス 【第4農場】 260 ― ―- 、 , ´ \ / - \ / / / / / / / } 丶 .,{ // ., '_ ∠_人 i! } { ∨ { //´ {/ ` ) )_ 八 / / _从}., 斧ミ、 /ィ/ヽ } l ! .} i \/ ( ! | { {イ ノ x=ミ、 |/|/./ | ∨ |ノ! " {'_ノ .i} /\( 人 丶 八 丶 ´ / / ` ((´(、 Yヽ ,⌒ヽ /|. / ` 〉\ } ) \` - ' . イ/.|/ _(人 \ / T ´__ _ ./ || \ }r‐ 、_ノ_\ヾ .__ヽ ′ || r‐t/ rt}/ } } /!| |、ri、 ヾ ̄} 」X\ Y\ ! r/ ' l | } |.| | \{_r' \`}__ }/ !i i | _||ヾ从}ノ_}/ ! | |、 ヽ |ちひろ|  ̄{ /\ 八 | } \  ̄ヾ ̄ ./ \ 〉/\/ ∧ \ >-/ K / }---------------------------------------------------------------------------- レンタル ブリザード号 200G/1日 ミラージュ号 300G/1日 買い取り【第4農場】 260 吹雪 4400G (まだ購入不可) 不知火 5000G (不知火は購入してほしそうにこちらを見ている……) memo 【第3農場】 3388 具体的には、1日の使用料を前払いで払っていただき、 貸し出したクルマを自由に使っていただく、といった形です。 ただし貸し出したクルマはパーツが一つでも破損すると、自動的に搭乗者を置いて帰還しますので注意してください。 【第3農場】 3390 破損で帰還するようにしないと、エンジンやCユニット、シャシーが大破して 帰ってこれなくなっちゃうんですよー! そうなると大損です!! 本当に中の人を置いて問答無用で帰っていくんです。 【第3農場】 3456 Q レンタルタンクとは? A:1の良心(ただし死なないとは言わない)
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| l l . l | ,. -┴┴- 、ノ | . '´ \ レ'´ .i { \ヽ \ 〃 . 从 从 } ヽ // . / _ヽ } . ,Lレイ l / /´ _,_,`メ、 ./,_,レハ } 〃 ヽ . | 行。 V行.。V } .′ \ | ヽ りソ ヒソノノ レ^ヽ l | い  ̄ _  ̄ ハ } l | Ⅵ ヽ_ノ . イノ / l |\ { `フ ー一 < ⌒ V ヽl `ー一 `¨´ヽ ハ __ ノ/ ヽ /⌒介⌒V } } L} 「 ̄ ̄`ヽノ ∧__ノ `ーl ../ ヽ / ハ l c : / } / / } ノ .: / /`ヽ __ / / レ'´:: ./ / ハ .∴`ヽ / ノ /.:.・/ ___ノ ノノハ :∵: \ / ー‐ \ 名前 サーバル 原作 けものフレンズ 出演物語数 7 F・FはSinの社会人なようです サブキャラとして登場 + ネタバレ注意 ネタバレはここに書く みなオリ~戦争編~ ケイネスによって召喚された聖女 + ネタバレ注意 たまに機械っぽい音がする。その正体は世界を七度破壊した破壊神 アダムとかばんはピクミンと共にお宝を探すようです 赤ピクミン役 + ネタバレ注意 ネタバレはここに書く ブレイン☆ウォッシュ!プリキュア プリキュアの一人 + ネタバレ注意 ネタバレはここに書く STRANGE&VENTURE~平安京エイリアンズ編~ ステラ=グロウ遺跡のガード用ドロイドSAB-6 + ネタバレ注意 ネタバレはここに書く デジモンアドベンチャー2191外伝 選ばれぬ者ダーリヤ ゲンバネコモンが進化した姿サーバルモンとして登場 【成長期:ウイルス種】 + ネタバレ注意 ネタバレはここに書く 第八次多元世界聖杯戦争~流血の果ての平穏~ バーサーカーのサーヴァントとして登場。 上記の「みなオリ~戦争編~」のサーバルと同一人物 + ネタバレ注意 ネタバレはここに書く
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ここではサーバー紹介をさせていただきます^^ ロビー http //www65.atwiki.jp/kyourikiko?cmd=upload act=open pageid=15 file=%E3%83%AD%E3%83%93%E3%83%BC.bmp ここから他のワールドに行けます! サバイバルワールド http //www65.atwiki.jp/kyourikiko?cmd=upload act=open pageid=15 file=%E3%81%95%E3%81%B0%E3%81%84%E3%81%B0%E3%81%81%E3%82%8B.png 純粋にサバイバルを楽しみたい方はこちら!ワールドリセットなどもないので家を建ててもOK!大切な物(ほかの人から取られてはいけない物)は建築ワールドの方に家を建てて保管しよう! 資源ワールド http //www65.atwiki.jp/kyourikiko?cmd=upload act=open pageid=15 file=%E8%B3%87%E6%BA%90%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89.bmp 木材、鉱石などの資源とるワールド、不定期だがリセットがあるので家などを建てるのは注意が必要。 建築ワールド http //www65.atwiki.jp/kyourikiko?cmd=upload act=open pageid=15 file=kenntiku+.png 基本的にそれぞれの土地で建築をするワールド、アドミンショップも用意されている。 それぞれの土地は入手すれば保護対象になるので大切な物はここで保管しよう。 ネザー http //www65.atwiki.jp/kyourikiko?cmd=upload act=open pageid=15 file=%E3%83%8D%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89.bmp ネザーの資源を集めるワールド、資源ワールド同様に不定期でリセットあり。 なので建築には気をつけよう。 ジ・エンド http //www65.atwiki.jp/kyourikiko?cmd=upload act=open pageid=15 file=%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%A9.bmp エンドラがいたりいなかったり……管理人(副管理人)がいるときエンドラを倒すと何かあるかもしれない。(必ずあるとは言っていないw) 一応書いてありますが資源・ネザーにつきましては不定期でリセットを行います! なので建築をする際はお気を付けて! とりあえず今はここまで・・・また新しい写真などをどんどん更新していきます^^
https://w.atwiki.jp/kuroyami608437/pages/21.html
~KRYMサーバーでのお願い~ 家を作るのは、リスポーンしたワールドまた142ワールドでお願いします。 家を作った場合、家の玄関に看板を置くか貼り付けて、名前を記入お願いします 巨大建築物を作る場合は、別ワールドで建築してもらっても大丈夫です、初期ワールドは基本的に居住区と設定上なっております ネザーへ行く場合は長居無用でお願いします、サーバーへの付加が少し増えるっぽいからです サーバーに干渉するMODは使わないようにお願いします(瞬間移動、アイテム出せるMOD、移動の強化) ※瞬間移動、空中浮遊、アイテムを出せるMODを使っていると報告を受けたらBANする可能性があるのでご注意ください 禁止事項 ネザーゲートの建築(できるだけしないで!) 火打石の使用(乱用は避けてください) マグマの設置(自分の家、建築物にのみ、許可します) 黒曜石を適当に置きまくる行為 サーバー干渉MODの使用(チート系に限る、MAPなどはOK) 主または、他の生主様の作業を著しく妨害する行為 サーバーチャットでの喧嘩、卑猥な単語を発言する行為 バグ技を利用したアイテム増殖など、すぐ報告してください etc...
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装甲タイル。 あの荒野が広がる世界の大破壊前と呼ばれる時代に 天才科学者バイアス・ブラド博士が発明した装甲板。 それはまさしく現代に蘇ったイージスの盾。 その特性は受けたエネルギーを強制的に変換・吸収・蓄積して、 許容量に至ると自壊する性質。 熱でも冷気でも酸でも衝撃でもあらゆるエネルギーを変換することで、 あらゆるダメージという概念を肩代わりし軽減する。 全てはエネルギー保存則に基づいて・・・・・・。 1枚10kgという重量さえ除けば破格の性能とコストを誇る魔法の装甲。 けれど、忘れてはいけないことがある。 装甲タイルのエネルギー変換効率は決して100%ではない。 イージスとは違って、絶対に貫かれない魔法の盾なんかでは無いということを・・・・・・。 魔法少女リリカルなのはStrikers―砂塵の鎖―始めようか。 第11話 壊れかけ 「うん。バイタルは安定してるわね。危険な反応も無いし心配ないわ。」 「はい。」 「よかったー。」 シャマルさんの言葉にキャロやスバルが安心したような声を上げる。 かくいうわたしもほっとしている。 こんな幼い子がレリック絡みの事件に巻き込まれるなんて・・・・・・。 フェイトちゃんもどこか痛々しいものを見るような視線。 違いこそあれ、みんなの表情はどれもこの子の境遇へ向けられている。 けれど、はんた君だけは違った。 かけらも見逃さないと言わんばかりにこの子を見つめたまま・・・・・・。 その様はまるで敵と識別するべきか思案しているみたい。 それに他の皆と違って1人だけバリアジャケットを展開している。 今までの経験からすると、はんた君の予想は嫌になるほど当たり続けている。 ならば、警戒しているからにはなにかがあるということか? 「ごめんね。皆。おやすみの最中だったのに・・・・・・。」 「いえ。」 「平気です。」 「ケースと女の子はこのままヘリで搬送するから皆はこっちで現場調査ね。」 「「「「はい。」」」」 わたしの言葉にフォワードの4人が走っていく。 うん。頼もしくなってきた。 皆、順調に成長しているみたい。 「なのはちゃん、この子ヘリまで抱いていってもらえる?」 「あ、はい・・・・・・。」 「シャマル。なのは。帰り道に気をつけろ。」 シャマルさんの言葉に返事をした直後、はんた君の口が開かれる。 内容は明確なまでの警告。 わたしは戸惑いの声を隠せない。 傍らのフェイトちゃんも、シャマルさんも同じ。 はんた君の視線は、保護された子の腕に向けられたまま・・・・・・。 「手ごろな枷が無いからと金塊を取り付けるか?」 はんた君の言葉でこの子の異常に気がついた。 逃げてきたのならば、少しでも身軽なまま逃げ出す。 けれど腕に残るのは痛々しいほどに残った鎖の跡。 それが自分の意思でレリックを持ち出したわけじゃないことを教えてくれる。 けれど、手ごろな錘が無いからとレリックなんて括り付けるか。 そんなわけない。 逆にこの子が意図的にレリックを持ち出したなら? この子はなにかの意図があってこちらに接触してきたことになる。 いずれにせよ、レリックが括り付けられていたということは・・・・・・。 「この子とレリックが関連あるっていうこと?」 「あるいは六課への撒き餌か。関連があるなら、今この瞬間なにも仕掛けない理由がない。 杞憂かもしれないが・・・・・・。」 「子供1人とSランク魔導師をトレードできるのならば可能性は高いと考えられます。 また、コストパフォーマンスとして子供は優秀な道具です。」 はんた君の言葉にアルファの補足が入る。 どこまでも戦闘に偏った思考。 はんた君も口に出さないだけでこの子を処理してしまえと言いたいのかもしれない。 杞憂かもしれないなんて珍しい言い回しを使って、気を使っていることが丸分かりなのに。 けれど、はんた君の振舞い以上に機械的なアルファの言葉に戦慄を隠せない。 子供さえもアルファにとってみればデバイスやカートリッジと大差ないのかもしれない。 けれど、それはあまりにも倫理観が欠落したものの見方。 そして、アルファの言葉を言葉通りに解釈すれば・・・・・・。 「諸共に・・・・・・っていうこと?」 「低いコストで高いリターンが見込めます。行わない理由がありません。 私もサーチを行いましたがその子供の体内に爆弾などの異物反応はありません。 状況および蓄積経験より行った予測では80%を上回っていましたが、外れたようです。 次点としてあげられるのは機動六課への撒き餌。可能性は約75%。 この場合、保護直後に奇襲が行われるはずですが、依然として敵影はありません。 よって、戦力の分散が起こる回収後に襲撃が行われるケースと考えられます。 高性能機による強襲、あるいは量産機の大量投入による地上と空への2面攻撃が予測されます。 また、敵の優先順位によって投入戦力が変わってきます。 子供、あるいは子供とレリックが目的である場合、帰還中のヘリへの襲撃は90%超過。 高機動機による包囲、あるいは遠距離からの狙撃による撃墜が予測されます。 レリックが目的である場合、ヘリへの襲撃は50%であり、下水への戦力の増加が予測されます。 同様に機動六課の戦力を削ることが目的である場合も下水への戦力の増加が予測され、 この場合、未熟なフォワード4人の襲撃が主目的となります。経験値の不足及び下水という閉鎖空間であることを考慮しステルス搭載機、あるいは高性能機による強襲がなされます。 威力偵察が目的である場合、空戦への比率が増加します。 この場合、リミッターという概念を持ったなのは達にリミッター解除申請をさせること及び防衛ライン突破後の六課の強襲が相手側の主目的となりますので、 尋常ではない数による襲撃が予測されます。 また、いずれが目的であってもなのは達を一定時間足止めする必要があるため、 空戦においては何らかの増援があるものと予測されます。 また、この子供の肉体ですが発育が非常にアンバランスです。 そのことから子供が培養層のような環境で育成されたクローン、 もしくは生体兵器である可能性が現時点で80%を超えます。」 フェイトちゃんの震えるような声に淡々と告げるアルファ。 人間を物として扱うどこまでも機械的な思考。 言われて震えが止まらない。 けれど、頭のどこかがそれを正しいって認めている。 ただの子供と完全に油断しきっていたわたし達。 そこに不意打ちがされたなら・・・・・・。 「ガジェット来ました!!」 通信越しに聞こえるシャーリーの声は驚きを隠せない。 アルファの予測どおりに発生した襲撃。 ならば、ここで問題になるのは投入された相手の戦力。 「地下水路に数機ずつのグループで総数・・・・・・16・・・・・・20。」 「海上方面、12機単位6グループ。」 「多いな・・・・・・。数だけなら海上が圧倒的に多い。」 「先ほどの言葉が正しいのなら、威力偵察かこの子狙いってことですか。」 「なぁ、アルファ。アルファならどれを選ぶ?」 「相手側の意図および保有戦力が分からないため、選択できません。 全ての目的への優先順位が同率である場合、砲撃によるヘリ撃墜を狙います。 マスターもしくは高町なのはと同レベルの砲撃を所持していれば確実に撃墜可能であり、 作戦目標として最も難易度の低い作戦目標となります。 ロングアーチ。先ほどの予測を可能性の1つとして検討願います。 管制システムは連動させておきますので新たな情報には随時報告を。 マスターはフォワード達に付きます。許可を。」 「了解や。しっかりお守りしたって。空は私らでどうにかする。」 「了解。」 アルファの言葉にはやてちゃんが返事を返す。 はんた君は短く応答するとフォワード4人のほうへ駆けていく。 最も制限が軽い機動六課保有戦力であるのがはんた君。 同時に最も戦闘経験が豊富なのもはんた君。 それは誰もが認めること。 当然、下水という閉鎖空間での戦闘経験もあるのだろう。 そんな思考からだろう。アルファの進言にはやてちゃんが応じたのは。 はんた君が行った以上、フォワード4人は問題ないはず。 ならば、残る問題は空。 そんなことを考えながら、保護された子を抱きかかえたところで気がつく。 あれ? はんた君、戦闘時はいつも饒舌だったはずなのに・・・・・・。 どうしてアルファが会話の大半を引き受けているの? 今までほとんど喋らなかったのに・・・・・・。 「さて、皆!!短い休みは堪能したわね。」 「お仕事モードに切り替えて、しっかり気合いれていこう!!」 「「はい!!」」 「「「「Stand By.」」」」 「「「「セーットアップ!!!!」」」」 デバイスの音声と共にフォワード4人のバリアジャケットの展開が始まる。 突入前に展開するようになった点は評価できる。 フォワード4人は最初に比べればマシになったようだ。 ならばしっかり守るとしよう。 「アルファ、マゾヒストフォーム。展開と同時に仕様を視界に羅列。」 「了解しました。マスター。」 「マ、マゾ!?」 バリアジャケットの展開を終えたティアナが俺の言葉に戸惑っているようだが関係ない。 バリアジャケットが分解され、新たなフォームに変形していく。 展開が完了し、呼吸をすると鋭い音が吹きぬける。 口元までがっちりと覆ったこのマスクのせいか。 「ひっ!?」 俺の姿を見たキャロが悲鳴を上げる。 だが、悲鳴を上げる要素がどこにあるのか。 頭部を覆うフリッツメット。 バトー博士が気に入ったからか、無骨な金属メットに触覚があるのは違和感が大きい。 それでも装飾がかけらもない実用一辺倒のデザインはタンクメットの次になじみが深い。 全身を隙間無く覆うのはアサルトギア。 隙間無く覆う重厚なアーマーのところどころから武器を引っ掛けるためのカラビナが突き出て、背中に背負った金属製のバックパックまで忠実に再現されている。 あの荒野のものを忠実に再現したのだとすれば背中のこれは弾薬箱。 ベルトリンク式の弾を収める場所だが、この装備ではどのような影響が起こるのか。 仕様はまだ読みきれていない。 拾い読みできた部分によれば手榴弾系の道具を常時展開できるようになったとのことだが、 原理はどうなっているのだろう。 弾数は? もっともそんなことは分からずとも、問題なく使えればそれだけで十分。 腕を覆うのはガントレット、脚を覆うのはクラッドブーツ。 まるで虫の外骨格を思い出させるその構造は、 何枚もの装甲が重ねられ隙間など存在しない洗練されつくしたデザイン。 機能を追求した果てに到達した機能美というものがこれなのかもしれない。 顔を覆うのは赤い暗視スコープとフルフェイスのガスマスク。 口元から伸びるダクトはアサルトギアを伝い、背中のバックパックへ。 仕様を見れば身体機能を上昇させるサポートデバイスの機能は このダクトを通じて行われるらしい。 さながらこの身体がスーパーチャージャーかナイトロオキサイドシステムが 取り付けられたエンジンになったようなもの。 もちろんガスマスクとしての機能も持っている。 でも、そんな機能以上に飲むというアクションを行う必要がなくなったという事実が 想像以上に大きい。戦闘における無駄な動作が削れるのだから。 網膜越しのパラメータを暗視スコープのほうに映せるようだが、 これは網膜越しのほうが楽だ。もっともズームと暗視があるだけでお釣りが来る。 暗視スコープのレンズ以外、全身が黒で覆われた戦闘フォーム。 ガスマスク越しの呼吸ダクトを通じて吹き抜けて、 ターボエンジンのブローオフバルブを吹き抜けるときのような鋭い音で響きわたる・・・・・・。 なるほど、人型のなにかっぽい姿かもしれない。 これでは傍目に俺が俺だと分からないが・・・・・・瑣末なことか。 珍しく1つだけバトー博士にしてはミスがある。 塗装に艶があるのは問題だ。 これでは異様なてかり具合で居場所を教えているようなもの。 黒光りしないとゴキブリらしくないとバトー博士は言いそうだが、 そこにこだわるなら翅を残せばよかっただろうに。 戻ったら艶消しにしてもらわねば・・・・・・。 他は注文どおりの仕様。 機動力を殺して防御力の向上がなされている。 ついでとばかりになされている火力の向上はバトー博士の趣味か。 あるいは、どうやって使うか理解しきった上での仕様か。 「先行する。アルファ、ミニバルカン。」 俺の姿に驚いているフォワード4人にそれだけ告げると、右手でアルファの変形が始まる。鋭い金属音を響かせ変形するその速度は以前よりもずっと早くなっているのが見て取れる。そんなことを考えながらも、左手は腰の塊に飛んでいる。 カラビナにひっかかった手榴弾を投擲するために・・・・・・。 妙に大きく響き渡る手榴弾のピンが外れるとき特有の乾いた金属音。 懐かしい音・・・・・・。そんなほんの一瞬だけの逡巡。 そして、視界に移る仕様を全て読み終えた。 事前に設定することで4種の道具がシングルアクションで使えるようになったらしい。 防御用と注文したのに、攻撃用に偏っている気がしないでもない。 一番の要望が追加されているし、手榴弾は防御と支援に使えるから問題ないとしよう。 設定は電気手榴弾、火炎瓶、LOVEマシン1323、満タンドリンク。 生物ならなのはに食らわせた音響手榴弾を設定したが、 従来どおりガジェットなら無生物が主体と考えて電気手榴弾。 生物、無生物ともに有効な火炎瓶。 ダメージを追う可能性は薄いと思うが万が一のために満タンドリンク。 LOVEマシンは3213と悩んだが、確実性を求めて選択。 効果はステルス解除。 空戦ができなくなった代わりに4種の道具がシングルアクションで使えるようになったのは価値として五分。 飛ぶ必要の無いフィールドにおいては確実にプラス評価。 「手榴弾!?」 スバルの悲鳴のような声を聞きながら3発の手榴弾を放り込む。 炸裂前にLOVEマシン1323をトリガー。 アルファの索敵を逃れられる敵がいるとは思えないが念を入れた処置。 逃れられるものなら逃れてみせろ。 轟音が響き渡ると同時に、ミニバルカンへの変形を終えたアルファで制圧射撃をぶち込む。 迸るマズルフラッシュと布を引き裂くような銃声 網膜に映るレーダーを確認。 突入口より半径150m以内に敵影、一切確認できず。 「敵影なし。突入する。」 下水の穴から飛び降りる。 重厚な着地音と共に、荷重に耐え切れなくなった足場のコンクリートが弾けとぶ。 皹だらけとなる足場・・・・・・。 バトー博士に注文した一番の要望、装甲タイル。 その表記が視界の傍らに表示され、表示を明滅させる。 装甲の概念として最適な装備としてアサルトギアやクラッドブーツが選ばれたのか。 そして、100/100と書かれた装甲タイルの枚数に若干の不満を覚えながらも納得する。 装甲タイル100枚という現状は、デバイス重量抜きで1tの鉄くずを背負っているようなもの。 アルファ自身も含めて総重量は約1.4t。 機動力は嫌でも削がれる。 あまりにも貧弱な身体に苛立ちさえ覚える。 だが、守るにはこれで十分。 薄暗い下水の中、キュインと暗視スコープの機械音が響いた。 いったい何kgあるのよ!! 正直そう絶叫したい。 あたし達の軽快な足音とは正反対に重厚な音をたてるはんたの足。 駆けて着地する先から足場のコンクリートが罅割れていく。 表情は顔を覆うマスクのせいでまったく分からないが、 いつもどおりかけらも表情を変えていないのだろう。 そして溜息が出そうなほどに無駄の無い支援攻撃がはんたの手で行われていく。 いつ投げたのか分からないほど滑らかな動作で行われる手榴弾の投擲。 金属音がしたと思った瞬間に迸る稲妻。 間髪いれずに展開されるのは暴力的で圧倒的なシュートバレットの弾幕。 銃口から迸る立て続けの閃光で薄暗いはずの下水がちかちかと明滅を繰り返す。 AMFの展開さえ覚束ず動くことさえままならないガジェットドローンをあたし達が破壊していく。 下水道という閉鎖空間で相手が可哀想に思えるほどに徹底的な制圧。 蹂躙という言葉がふさわしいかもしれない。 逃げ場が無い空間を完全に支配している。 もしかしてあたし達、いらなかったんじゃないかと思ってしまうほどに。 「絶対マゾヒストフォームって名前間違ってるわ!!」 「・・・・・・ティアナさん、マゾヒストってなんですか?」 「あ、ティア。あたしも気になる!!」 「すいませんティアナさん。私も分からなかったんですけど・・・・・・。」 思わず口に出していた言葉に皆が反応する。 え・・・・・。みんなマゾの意味を知らない・・・・・・。 でも口にして説明するのもはばかられる。 どうしよう・・・・・・。 「えーと、その、あれよ・・・・・・。帰ったらいくらでも教えてあげるから今は任務に集中ね。」 「「「了解!!」」」 任務終わったらどうやってごまかすか考えておかないと・・・・・・。 淡々と機械的に処理されていくガジェットドローン達。 走り回ることなく相手の正面に立って手榴弾とシュートバレットを撃ち込んでいる。 歴史に出てくる重装歩兵ってこんなのかな? 完全に敵の無力化と妨害に集中しているのか1機も破壊していないはんた。 同時に一番被弾しているのもはんた。 ダメージを負った気配がないことを考えると、あの異様な黒光りのバリアジャケットが 半端じゃなく強固なものとなるのだけど・・・・・・。 走り回ることもできないぐらい重量があるのか、 それともそれが閉鎖空間での戦い方なのか。 移動する遮蔽物になってくれていることには薄々気がついたけれど、 それが意図したものか、偶然なのかあたしには判断できない。 圧倒的な火力と防御力を兼ね備えたフォーム。 絶対にマゾじゃなくてサドだと思うんだけど気のせいかしら。 あれでマゾなんて言ったらサドってどうなるのよ・・・・・・。 ところで、いつになったらその手榴弾って弾切れになるの? 気がつくと新しいのがくっついている。 魔法の手榴弾なんてなかったはずなんだけど・・・・・・。 本当にはんたさんはすごい。 火力支援と防御をこなしているその立ち回り。 フロントアタッカーでもガードウイングでもセンターフォワードでもやっていける。 なんでもできるっていう言葉に偽りが本当に無い。 今までみたいに走りまわらないで被弾しているのが気になるけど、 はんたさんからすれば気にする必要さえない威力なのかもしれない。 あの重厚なバリアジャケットの前には・・・・・・。 でもガジェットの攻撃って結構な威力のはずなんだけど・・・・・。 それに可能な限り避けるほうがいいってフェイトさんも言っていたし・・・・・。 なんだろう。この違和感。 それにマゾヒストってどういう意味なんだろう? たぶん、かっこいい意味なんだろうとは思うけど。 見た目から予測すると強襲とか重装とか蹂躙とかそんな意味かな。 後でティアナさんに教えてもらえるからいいか。 いっそのこと、フェイトさんに聞いてもいいかもしれない。 でも、僕達のバリアジャケットよりも戦闘用って感じがするはんたさんの姿。 アクセントもなにもない単純な黒ずくめの姿さえ、地形に合わせた迷彩。 バリアジャケットのデザインや色は防御力への影響は無いって言うけど、 こんな視覚的な効果があるって考えると、今の色変えたほうがいいのかな。 せめて白いマントじゃなくて黒いマントに・・・・・・。 姿を想像してみる・・・・・・あれ?案外いいかもしれない。 そんなことを思考の片隅に置きながら、 僕は気合いを入れて機能障害を起こしているガジェットドローンを叩き壊す。 AMFの影響がないだけでこんなに戦いが楽になるなんて・・・・・。 リニアのときも感じていたけど、正直驚きを隠せない。 あのときは1人で全部潰すことになったけれど、 皆と一緒に戦っている今回はなおさらその影響を強く感じる。 もしもはんたさんがいなかったら、今頃どうしていただろう。 たぶん、どんどん魔法を使っていただろう。 あるいはこんなにテンポよく壊しながら移動できなかったかもしれない。 そうじゃないとAMFが破れないから。 でも、ホテル・アグスタのときみたいに召還で増援が呼ばれるかもしれない。 そう考えると、今いるガジェットドローンに遠慮なく魔法を使っていくなんて 刹那的すぎるように思えてくる。 戦っているときにこんなことを考えているって知られたら物凄く怒られそうだけど、 どうしても考えてしまうほどに圧倒的。 スバルさんも殴りつけてはポンポン破壊している。 まるでバリアバッグ撃ちをしているみたいな感じで・・・・・・。 どこか拍子抜けしたみたいな表情を隠せないまま。 キャロは時折、スバルさんと僕に火力ブーストを使っている。 逃げ場の無いこの空間で、無防備になるにもかかわらず躊躇わずに支援魔法を使えるのは、 絶対に安心できる壁を作ってくれているはんたさんがいるからかな。 ティアナさんもはんたさんの後ろから射撃しているし・・・・・・。 もしかしてはんたさん、走り回れないんじゃなくてわざと走り回らないのかな。 後ろのことを考えて・・・・・・ああ!! フロントアタッカーとガードウイングはセンターフォワードとフルバックに こういう状況を作らないといけないのか。 物凄く勉強になる。僕もがんばらないと・・・・・・。 ところでフリードが出番なくされて落ち込んでいるように見えるのは気のせいかな。 そんなこんなでどれぐらい進んだ頃だろう。 スバルさんのお姉さんから何度目かの通信が入る。 「私が呼ばれた事故現場にあったのがガジェットの残骸と壊れた生体ポッドなんです。 ちょうど5,6歳の子供が入るくらいの・・・・・・。 近くに何か重いものを引きずって歩いたような跡があってそれを辿っていこうとした最中、 連絡を受けた次第です。 それからこの生体ポッド、少し前の事件で良く似たものを見た覚えがあるんです。」 「私も・・・・・・な。」 「人造魔導師計画の素体培養機。これはあくまで推測ですが、あの子は人造魔導師の 素体として作り出された子供ではないかと・・・・・・。」 「アルファの予測が当たってそうやな。」 はやて部隊長とスバルさんのお姉さんの会話。 その中に出てきた単語に僕は聞き覚えがありすぎた。 顔に出さずに聞けたか自信が無い。 下水を走り抜ける中、キャロが口を開く。 「人造魔導師って・・・・・・?」 「優秀な遺伝子を使って人工的に生み出した子供に投薬とか機械部品を埋め込んで、 後天的に強力な能力や魔力を持たせる。それが人造魔導師。」 「倫理的な問題はもちろん、今の技術じゃどうしたっていろんな部分で無理が生じる。 コストもあわない。だからよっぽどどうかしてる連中でもない限り手を出したりしない 技術のはずなんだけど・・・・・・。」 スバルさん達は施設育ちっていう以外、僕の生い立ちを知らない。 それでも、スバルさんの言葉は僕にあの光景を思い出させる。 僕が作られた命だってことを・・・・・・・。 今でも夢に見るあの日の記憶。 本当に親子だと疑いもせずに過ごしていた穏やかな日々。 僕がエリオであると疑いもしなかった日々。 そしてある日告げられたのは既に亡くなっていたオリジナルのエリオのこと。 僕が記憶転写クローンだということ。 引き裂かれた僕と両親。 あの子も同じなのか・・・・・・。 そんな思考をしていたとき、口を開いたのははんたさん。 正直意外だったけど、それ以上に内容が突き抜けていて呆然とさせられる。 「前にも聞いてうやむやになったがどのあたりが問題なんだ?」 「人工的に作って薬使ったりとか機械埋め込んでるんですよ?」 「だからそこのどこが問題なんだ?金がかかるあたりか?」 はんたさんの言葉に皆、唖然としている。 倫理観が無いって言っているも同然の言葉。 でも、そんなことを言うってことはもしかして、はんたさんも僕と同じ・・・・・・。 それなら、あの戦闘力も納得できるかもしれない。 後に後悔した。 自己完結しないで、この言葉の意味をもう少し深く聞いておけば・・・・・・。 過去に引きずられないで『なぜ?』とたった一言聞くことができたら、 未来は変わったのかもしれないって・・・・・・。 「航空反応増大!!これ・・・・・嘘でしょ!!」 「なんだ・・・・・これは・・・・・・。」 「波形チェック。誤認じゃないよ。」 「問題出ません。どの反応も全て実機としか・・・・・・。」 「なのはさん達も目視で確認できるって・・・・・・。」 突然の事態にロングアーチスタッフ全員が軽いパニックに陥る。 ある意味当然の反応。 さっきまでなのはちゃん達が順調に倒していたガジェットの反応が、 管制室のディスプレイを埋め尽くさんばかりに増えたのだから・・・・・・。 誤認であってくれとの祈りも、計器の故障の可能性も全部違う。 今この瞬間、なのはちゃん達の目の前に敵の姿がある。 まさにこの状況は・・・・・・。 「敵はこっちのリミッターのことを知ってるってことやな。 怖いぐらいにあたるわ。アルファの予測・・・・・・。グリフィス君!!」 「・・・・・・はい。」 私は決意して管制室を出て行く。 リインフォースⅡと共に・・・・・・。 ガジェットに直撃したプラズマランサーが擦り抜ける。 かすんで消えていくガジェットの姿。 一方で爆発と共に残骸となって落ちていくガジェットもいる。 「幻影と実機の混成編隊・・・・・。」 思わずそう呟いていた。 目に見えて増えた敵のどれが本物でどれが幻影なのか区別が付かない。 ロングアーチもパニックを起こしたように悲鳴が上がっている。 本物と偽者合わせたガジェット全てから一斉に飛来したミサイル・・・・・・。 もちろん区別なんてつかない。 なのはと共にバリアを展開して防ぐ。 けれど、このままじゃ・・・・・・。 「防衛ラインを割られない自身はあるけど、ちょっとキリがないね。」 「ここまで派手な引付をするってことは・・・・・・。」 「アルファの予想通りだね。地下かヘリが本命。地下ははんた君がついているから問題は・・・・・・。」 「ヘリだね。なのは、私がここに残ってここを抑えるからヴィータと一緒に・・・・・・。」 「フェイトちゃん!?」 「コンビでもこのまま普通に空戦していたんじゃ時間がかかりすぎる。 でも、限定解除すれば広域殲滅で纏めて落とせる。」 「それはそうだけど・・・・・・。」 「なんだか嫌な予感がするんだ。アルファの言葉を聞いたからかもしれないけど・・・・・・。」 「でもフェイトちゃん。」 なのはが言い縋るけど、譲れない。 考えたくはない。 それでも、明確にイメージできてしまうのだ。 ヘリが撃墜される瞬間が・・・・・・。 こんな言い合いをしている時間さえ惜しいとさえ思うほどに。 そんなとき、通信が入る。 「割り込み失礼。ロングアーチからライトニング1へ。 その案も、限定解除申請も、部隊長権限で却下します。」 「はやて。」 「はやてちゃん。なんで騎士甲冑?」 「嫌な予感は私も同じでなぁ・・・・・・。クロノ君から私の限定解除許可を貰うことにした。空の掃除は私がやるよ。ちゅうことで、なのはちゃん、フェイトちゃんは地上に向かって ヘリの護衛。ヴィータとリインはフォワード陣と合流。ケースの確保を手伝ってな。 ヴィータははんた君と喧嘩しないように。」 「「了解。」」 はやても同じだったんだ。 きっとなのはも内心同じだったのかもしれない。 とにかくヘリに急ごう。 嫌な予感が消えない・・・・・・。 ヘリまでの最短ルートを、雲を突き抜けながら空を駆けていく。 怖いぐらいに当たり続けるはんた君とアルファの予測がお願いだから外れてと願いながら。 「空の上はなんだか大変みたいね。」 「ケースの推定位置までもうすぐです。」 「うん。」 ガジェットをシュートバレットで破壊。 AMFが無いとこんなに楽なんて・・・・・・。 物質加速ぐらい覚えたほうがいいのかもしれない。 AMFなんてAAAランクスキルを機械が使っている今の状況が異常なのかもしれないけど。 それでもAMFを無視して戦えるとこんなに楽になるなんて初めての経験。 いつだったか、エリオがリニアで大暴れしたときを思い出す。 なるほど、これなら納得できる。 敵はAMF発生に多くの機能を裂かれているせいか、ボディの防御力はそれほどでもない。 大型になると硬いけれど、それはそれで専門のフロントアタッカーが叩くだろう。 現状でどう戦うのか選択肢が豊富なはんたが羨ましい。 冷たい右腕の感触を覚えているから、嫉妬なんてしないけれど・・・・・・。 どれだけ戦い続けてきたんだろう。 もしも、はんたがいなかったら、フリードのブラストフレアに頼りきりになるのかな。 現状でなにが最も有効なのかすぐに判断して効率的な戦闘をさせてくれる、 そんなはんたの支援の動きには本当に心を奪われる。 そんな状況のこっちとは正反対の、とにかく大変としか言いようが無い状況が 通信で伝わってくる。 なのはさん達やロングアーチの人達が悲鳴を上げるような状況。 八神部隊長が限定解除を使う状況なんて想像しきれない。 そんなとき・・・・・・。 「・・・・・・壁を突破してくる機影を確認。識別名ギンガ・ナカジマ。」 「ギンガさん・・・・・・壁を突破!?」 はんたの言葉に驚きの声を上げる。 ほぼ同時に轟音と共に破られたコンクリートの壁。 土煙で奪われる視界。 相手が誰か分かっていても警戒をするようになったのは、成長の証なのかもしれない。 晴れた土煙の中から現れたギンガさんのリボルバーナックルが駆動音を鳴らせた。 壁、壊しちゃって大丈夫なんですか? 「いっしょにケースを探しましょう。 ここまでのガジェットはほとんど叩いてきたと思うから・・・・・・。」 「うん。」 「ところで、そこの怪し・・・・・・じゃなくて、黒ずくめさんも仲間なのよね?」 ギンガさん、気持ちは分かります。 あの姿で悪者じゃありませんって、物凄く説得力無いです。 腕だけは優秀だけど、なんで性格に問題あるんだろう・・・・・・。 もったいない。 でも、それはあたしも同じか。 強くなりたいって馬鹿みたいに言い続けていたころ、どうして強くなりたいのか、 どんな強さが欲しいのかも分からずがむしゃらに在り続けたあたしを、 問題児じゃないっていうつもりは無い。 問題児なんてかけらも思っていなかったあたしが恥ずかしいくらい。 でも、あのバリアジャケットのセンスだけは絶対に悪い!! これでマゾヒストフォームなんて名前だって教えたらギンガさん、どんな顔するんだろう。 いったい誰のネーミングセンス・・・・・・まさかシャーリーさん!? 「はんただ。動きながらでも話はできる。先へ行こう。残り12機で残存戦力は終わる。」 「あなたが・・・・・・。そうね。先を急ぎましょう。 それと、現場指揮はティアナのはずだけど?」 「それなら、ティアナ指示を。アルファ、クロスミラージュへレーダーを転送。」 「これは・・・・・・!?キャロ、火力ブーストをスバル、エリオ、ギンガさんの3人に お願いできる?タイミングは任せるわ。」 「これで問題はないな。ギンガ。」 「え、ええ・・・・・・。」 どこか腑におちないような顔をするギンガさんを伴ってあたし達は先を急ぐ。 気持ちは分かります。 でも、このレーダーを見れば納得せざるを得ない。 「そういえばはんたさん。前みたいに皆と情報の共有しないんですか? やったほうが戦うの物凄く楽になると思うんですけど・・・・・・。」 「管制スキル持ちがいないのに管制を使えるようになると無意識に頼るようになる。 だから共有はしていない。傍らにいられる限りは俺が守れる。お前達に怪我はさせない。」 「・・・・・・スバル。もしかしてはんたさん、管制技能あるの?」 「たぶん、ギン姉が思いつく技能のほとんどできると思うけど・・・・・・。」 「冗談・・・・・・よね?」 ギンガさんの言葉もごもっとも。 一度は言ってみたい言葉かもしれない。 『使える魔法は?』って尋ねられて『全部』なんて言葉・・・・・・。 何度目かの角を曲がるや否やはんたが何十個目かの手榴弾を投げる。 1発にとどまらず、何発も立て続けに・・・・・・。 投擲の先には待ち受けていたかのように通路を埋め尽くさんばかりのガジェットの群れ。 紫電が迸り、ガジェットが機能不全を起こす。 何度と見てきた光景。 あたし達は動けなくなった敵が再起動する前に壊せばいい。 ギンガさんがどこかぽかんとした表情をしているのも無理はない。 傍目には物凄く手馴れたコンビネーションに見えるだろうから・・・・・・。 しかし、はんたの手榴弾っていったい何個あるんだろう? もしかしてサンダーフォールとかの亜種? サンダーフォールの天候操作とヴァリアブルシュートの外殻を併用して・・・・・・まさかね。 AAAランクスキルとAAランクスキルを同時ってどんな技能よ!? それに魔力切れした様子も息切れした様子もまったくないし!! 「キュクルルルゥ!!!!」 「フリード。ここで火を吐いたら皆が煙に撒かれちゃうでしょ。だからだめだよ。」 フリードがごねたのだろうか。 存在を忘れかけていたフリードの鳴き声にキャロが言い聞かせる。 なるほど。言われてみれば閉鎖空間で炎なんか使ったら・・・・・・。 バリアジャケットやフィールド系の魔法で熱は防げても酸素だけはどうしようもない。 それでやめさせていたのか。 閉鎖空間だから巨大化もままならないだろうし、 もしかしてここってフリードにとって鬼門? そんなことを考えていたとき、奥からごろごろと転がってくるあれは・・・・・大型ガジェット。 はんたさんに援護をお願いしようとしたとき、聞こえてきた声は・・・・・・。 「スバル!!一撃で決められる?」 「決める!!」 「Are you ready?」 「Yes.」 ちょっとギンガさんとスバルなに言ってるのよ。 それにキャロの支援がまだでしょ。 もしかして2人とも人の話聞かな・・・・・・そういえば訓練校のころからそうだった。 そんなことを思っていると、響く金属音。 スバル達の頭越しになにかが飛んでいく。 迸る紫電。 ごろごろ転がっていた大型のガジェットがピタリと動きを止める。 「あ・・・・・・。」 「トライシー・・・・・・あれ?」 スバルとギンガさんのマヌケな声が響く。 もしかしてすっかり忘れてたとか熱血なノリで忘れてたとか・・・・・・。 ありえる。 動けなくなった大型のガジェットドローンにリボルバーナックルが音をたてて突き刺さる。 マッハキャリバー達も沈黙気味。 気まずい雰囲気全開で・・・・・・。 気持ちは分からないでもないけど、でもむやみに危険に突っ込む必要ないでしょう。 「ちょっとスバル!!フロントアタッカーだからって突っ込まない!! それにキャロのブーストがあるからカートリッジ使う必要ないし、 はんたが相手を無力化できるんだからちゃんと支援もらうこと!! ギンガさんも1人でたくさん叩き潰してきたからかもしれないですけど、 目の前で無効化する光景見ていたんだから突っ込まないでください!! マッハキャリバー達もそこは止めるべき場所でしょう!!」 「「はい。」」 「「Sorry.」」 姉妹と同型機のデバイスが一緒に怒られる光景はなかなかシュールかもしれない。 そういえば・・・・・・。 スバル達に言ってて気がついた。 はんた、なんで被弾が多くなる戦い方してるの? それに・・・・・・なんでまだ1機も落とせていないの? ロングアーチの通信が正しければ、ガジェットの数は20機。 あれだけ弾幕を張って、手榴弾を投げていたのにはんたの撃破数は0。 いつもなら1人で全部片付けてしまう勢いなのに、なにかおかしくないだろうか。 「目的地だ。」 はんたの声で思考を中断する。 目の前の任務をこなすほうが重要。 疑問は『支援に回っているから』なんて言葉で片付けてしまった。 もしも思いを口に出していたらなにか変わったのだろうか・・・・・・。 ケースの推定位置であるF-94区画。 そこにギン姉を加えたあたし達が到着する。 目的のケースはどこに・・・・・・。 「ありましたー!!」 キャロの声に一安心。 その言葉にあたし達は完全に油断しきっていた。 ロングアーチの通信にあったガジェット20機は全て倒していたから・・・・・・。 後はケースを回収して終わりだって・・・・・・。 突如響く頭上に響く何かが飛び跳ねるような音と駆け抜けるような足音。 けれど姿は見えない。 下水という薄暗い場所であることも祟った。 「なに?この音・・・・・・。」 ティアでさえそんな声で躊躇うことしかできなかった。 あたしもギン姉もエリオもなにかが一瞬いたかもしれないぐらいの認識。 呆然と見送るような形になってしまったあたし達の中で真っ先に動き始めたのは やはりはんたさんだった。 「LOVEマシン1323、トリガー。」 はんたさん専用の魔法なのか? 叫ぶような声が響くと同時にトカゲのような姿が現れる。 幻影魔法解除!? そんなことまでできるんですか!? でも、驚いている暇があったら、迎撃体制を整えるべきだった。 あるいはキャロを助けるか・・・・・・。 なにが起こっているのかわかっていないキャロは突如視界に現れたトカゲに硬直したまま。 トカゲの目的は何か分からない。 けれど、このままだとキャロが・・・・・・。 そんなとき、はんたさんがケースを抱えたキャロを突き飛ばすと、 キャロの身体が宙を舞いケースがその手の中から零れ落ちる。 キャロの居場所と入れ替わるように身体を滑り込ませるはんたさん。 だけど、そんな状態で防御なんてできるはずがない!! 無理矢理割り込みをかけたような形となった以上、トカゲの攻撃の直撃を食らうのは必然。 はんたさんの動作に動揺してエリオの援護も遅れてしまう。 衝撃弾4発と鋭利なブレードの一撃がはんたさんに突き刺さる。 あんな重い一撃の直撃を食らったら重傷どころか致命・・・・・・。 「はんたさん!!!」 思わず叫んだ。 無防備であんな一撃を受けたら重傷どころじゃすまない。 けれど、あたしの目に映った光景はそれを裏切る。 はんたさんは吹き飛びさえしない。 あんなに重い一撃の直撃を受けたのに・・・・・・。 代わりにバリアジャケットがキラキラと輝いてはじけ飛んでいる。 あれはいったい・・・・・・。 あたし達の驚きよりもトカゲのほうが驚いたに違いない。 間違いなく必殺だった一撃を無防備で受けて平気な相手がいたとしたら、 驚かないほうが無理というもの。 そんな動揺を読みきったようにはんたさんが繰り出した躊躇無い鋭いボディーブローが トカゲに突き刺さると、ゴム鞠がはねるような勢いで吹き飛んでいく。 その勢いのまま、壁にぶち当たると下水の壁に穴が空く。 身体ブーストとか掛かってないはずなのにいったいどんな・・・・・・。 ううん。今はそんなことより・・・・・・。 「ティア!!指示して!!」 「あ・・・・・・そうね。ギンガさん、スバル、前衛固めて。エリオはキャロの援護。 はんた、ダメージ報告後に援護。キャロはケースを確保!!」 「「「「了解!!」」」」 「了解。満タンドリンク。ノーダメージだ。そしてホテル以来だな。トカゲ。」 戸惑ったままだったティアにそう声をかけると、 一瞬だけ戸惑ったようなふうだったけれど、すぐに皆に指示を飛ばす。 はんたさんからの返事に皆が安堵する。 そして、気がつく・・・・・・。 ホテル以来? 「はんたさん、もしかしてあれがホテル・アグスタの侵入者?」 「そうだ。」 エリオの声にはんたさんが応じる。 対峙したトカゲを観察。 腹部の装甲が割れて落ちていく。 もしかすると、かなりまずい状況かもしれない。 このトカゲ、早いし、硬いし、疑いようも無く強い!! はんたさんなら防御無視の攻撃手段をいくらでも持っていそうだけど、 下水だから壊しすぎれば天井が落ちてくる。 なにより、はんたさんの一撃で倒しきれないという事実が相手の強さを感じさせる。 あたし達を子供扱いできる強さのはんたさんが・・・・・・。 対峙したまま睨み合っているあたし達の後ろでキャロの戸惑うような声が響く。 視界に移るのは長い髪の女の子。 その子がケースを手に・・・・・・。 「邪魔・・・・・・。」 ケースを手にしたまま、物を見るような目で女の子が突き出した左腕から放たれる衝撃波。 咄嗟にフィールドを展開するキャロの前に割り込むように身体を入れるはんたさん。 「はんたさん!!」 絶対におかしい。 なんで避けないの!? まるで自分から攻撃を喰らいにいっているみたい。 でも、避けない以上、反撃に最も早く移れる!! 狙うには余りにも自分の命を粗末にしすぎ。 なのはさん達なら青筋立てて怒らないはずがない戦い方。 はんたさんの振り上げた巨大な銃が女の子に振り下ろされる・・・・・・。 すると、今度はトカゲのほうが女の子をかばうみたいに身体を割り込ませる。 生肉を力一杯叩いたような音が響く。 骨が折れる音も血が吹き出したりもしないのに、痛みを覚えずにいられないほどの音が。いったいなんなの? このどっちもかばい合って防御なんて考えていない状況は・・・・・・。 「アルファ、電撃鞭。」 そんな声を上げながら、トカゲの右足を左足で足場に皹が入る勢いで踏みつけると、 はんたさんが変形を始めたデバイスにトカゲの腕を噛ませる。 スライドしながら変形するデバイスに挟まれた甲殻が無残に引き千切られる。 そのまま胸に飛ぶ左ストレート。 これで決まった!! けれど、はんたさんは左足を上げてしまう。 吹き飛ぶトカゲに巻き込まれるように女の子も転がる。 女の子の手から零れ落ちるケース。 下水の壁を再び壊して土煙が上がる。 はんたさん、今の一撃で終わったはずなのに・・・・・・。 いったいどうしちゃったの!? それに、トカゲのブレードは折れていなかった。 さっき、はんたさんが突き立てられときは根元まで刺さっていたはずなのに・・・・・・。 絶対になにかおかしい!! 問い詰めないと・・・・・・。 そのとき、下水道内が突然飛来した何かで閃光と轟音に包まれた。 閃光が迸る前、ほんの一瞬だけ見えたのは、炎にこれでもかと包まれるはんたさんの姿・・・・・・。 『我ら守護騎士は主のためなら誇りさえ捨てると決めたのだ・・・・・・。』 守るとは? マスターが問いかけをしたとき、シグナムが話した昔話。 その中に出てきた言葉の一節。 それこそが私がもっとも到達して欲しくなった言葉への道標。 誇りなんてマスターは笑うだろう。 誇りで敵は倒せない。誇りで金は手に入らない。誇りでお腹は膨れない。 そんなふうに・・・・・・。 けれど、自分の身体さえ省みないという在り方。 それがマスターに『守る』という概念を植えてしまう。 殺せない生物が成せる『守る』という答えはそれしかないから・・・・・・。 マスターが守るという言葉として理解したもの。 それは自己犠牲・・・・・・。 例え自分が血塗れになっても構わない。 壊れかけの身体を引きずりながら戦い続ける。 誰かが傷つく代わりに自分が肩代わりするという壊れた思考。 相手を壊さず、仲間を傷つけず、己の身だけはどこまで壊れても構わない。 そんな非論理的すぎる思考論理。 少しでもダメージを軽減しようと装甲タイルで防御をあげようとしたのは理解できる。 けれど、装甲タイルは万能ではない。それはマスターも知っているはず。 一点集中の貫通属性持ちの一撃や桁外れの大出力の一撃の前には変換が追いつかない。 だからこそ、戦車砲の徹甲弾や成形炸薬弾や私のパイルバンカーといった一点集中の攻撃、 あるいはエクスカリバーのような高出力レーザーに レッドフォックスの高速振動剣のような大威力の攻撃を前にすると、 本体にまでダメージを受けてしまう。 事実、レッドフォックスと戦ったとき、戦車は完膚なきまでに破壊された。 装甲タイルが残っていたのにも関わらず。 そして、以前であれば間に合わないとしても回避動作ぐらいは取ったはずなのに、 今のマスターはそれさえ行わない。 回避すれば他の人間への攻撃時間が増えてしまうから。 むしろ自分から致命傷にならないように相手の攻撃を直撃させる。 それだけで反撃までの動作が1アクション早くなるから。 トカゲのブレードは紛れも無く右の胸に突き刺さった。 装甲タイルはわずか4枚しか減っていない程度のダメージ。 だが、ブレード自身は肋骨を圧し折り肺を貫き肩甲骨まで貫いている。 けれど、マスターにしてみればその程度のダメージはダメージと呼ばない。 既にマスターの認識は既に無傷、負傷、行動不能の3つしか存在しない。 機械であれば紛れも無く中破クラスのダメージさえ、負傷にすぎない。 行動不能になりさえしなければ僅かばかりも気にせずそのままでいるだろう。 そしてそんな状態で反撃を繰り出す。 さらにダメージは満タンドリンクによって強制的に瞬間的に治療する。 もうどれだけ身体が汚染されているか知っているはずなのに・・・・・・。 なにより致命的なのは殺せないという現状。 以前であれば最初の一撃で相手を殺していた。 原因の排除をしてしまえばこれ以上ダメージを受けることはないから・・・・・・。 しかし、約束のせいであの荒野で当然のシークエンスが行えない。 だから、相手を吹き飛ばすにとどまってしまう。 どれだけの必殺の状況を作れたとしても・・・・・・。 今のマスターの状態で戦いが長引けば負傷が増えるばかり。 守るためには原因を排除するのが一番ダメージを減らせるというのに、 原因の排除ができないという矛盾を抱えたがゆえの行動。 マスターの思考を改変してしまいたい。 機械であればデバッグすれば終わる作業。 けれど、人間であるマスターに干渉する手段が存在しない現状が立ちふさがる。 それが余りにも・・・・・・辛い。 マスターも既に気がついているだろう。 始まり始めた身体の異常に・・・・・・。 それでもマスターは止めないし止まれない。 殺すということを奪われた以上、なにかで代用してプログラムを奔らせないと、 自分自身が破綻してしまうから・・・・・・。 遺伝子にまで染み込んだ戦闘技術。 無意識で殺す方向に動く身体。 それを当たり前とする本能。 既に身体は殺す理由があれば殺さずにいられない状態になっている。 そんな状態の身体なのに人間には本来不可能であるはずの無意識さえも、 理性と意思だけで押さえつける。 高町なのはとの約束を守るために・・・・・・。 それはさながら高速で回るエンジンを力づくで止めようとするかのよう。 エンジンでそんなことをすればブレーキか、あるいはエンジン自身が確実に壊れる。 ならば、マスターの場合はなにが壊れる? 理性?身体?それとも・・・・・・ココロ? マスターのバイタルは既に全身イエローアラート。 外傷が無いだけという状態に過ぎない。 オイホロトキシン配合の回復薬の最上位種である満タンドリンクを使ったというのに・・・・・・。 どんな手段でもいい。 マスターの意識を、鋼のような意思と理性を冒しつくして、 『殺す』というシークエンスを奔る事が出来るように弄れないのか。 検索の果て、精神操作の魔法の該当はあった。 けれど、無駄だと思い知る。 無意識さえ制御するマスターだから精神操作の魔法なんて簡単に拒絶してしまう。 そして、薬物操作しようにもあの薬の末期患者寸前の身体には全ての薬が通用しない。 魔法も不可。薬物も不可。 なにか方法はないのか・・・・・・。 0と1の思考しか持たぬ機械の私が焦りを覚えるほどに事態は切迫していた。 そんなとき、迫撃砲のような爆風を叩き込んだ小さな個体が現れる。 回避動作さえとろうとしない攻撃はマスターに直撃。 もっとも、貫通属性が無い以上、装甲タイルの前には無力。 この程度の熱量でダメージを本体まで抜けるものか。 ダメージチェック・・・・・・装甲タイル9枚の損傷を確認。 魔力より損傷した装甲タイルを補填、再構築まで2秒・・・・・・再構築完了。 敵影を確認。対象の言葉より個体名アギトと設定、登録・・・・・・。 あれは、リインフォースⅡと同じ融合機? ・・・・・・融合機? 融合機・・・・・・。融合・・・・・・融合・・・・・・ユウゴウユウゴウユウゴウ・・・・・・。 ワタシハ・・・・・・コタエヲ・・・・・・ミツケタ・・・・・・。 前へ 目次へ 次へ
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「まず始めに気づくべき事があります。多忙な生活の不毛さです。」 列伝 基本スペック 基本能力値 コメント 列伝 王都出身の海賊で、「伊達と酔狂の革命戦士」を自称。 反体制派のジャーナリストであり、水の賢者・ナシュカの抵抗運動を擁護したため、王都を逐われた。 「伊達と酔狂」で海賊に転じると、得意の情報操作で海賊を扇動、ナース水軍、後にはローイス水軍の勇躍を支える。 ブレッドの死後、水軍は度々崩壊の危機に陥いるが、時には軍師ナシュカの影として、時には水軍の黒幕として、情報操作を行い、水軍崩壊を救った。 なお、ゲリラ戦、特に巧妙な偽装退却には定評があり、ナシュカとの共闘で多くの敵兵を藻屑にしている。 基本スペック 名前 フォルサーム 肩書き 海賊 種族/性別 人間族/男性 クラス パイレーツ 雇用種族 人間族 雇用クラス パイレーツ 特殊雇用 初期勢力 S1~S2→ナース水軍一般(Lv.5)S3→ナース水軍一般(Lv.10)S4→レオーム家一般(Lv.13)S5→ローイス水軍一般(Lv.15)S6→ローイス水軍一般(Lv.18) 個人スキル パイレーツ準拠 必殺スキル 海嘯撃 リーダースキル 海嘯撃 訓練効果(2) 副官スキル 基本能力値 HP 600 MP 0 攻撃 50 防御 50 魔力 50 魔抵抗 50 素早さ 80 技術 80 HP回復 0 MP回復 0 移動力 140 移動型 海上 exp_mul 124 召喚可 1 初期耐性 火 弱い 毒 微強 水 強い 麻痺 微強 風 幻覚 土 混乱 光 沈黙 微強 闇 微弱 石化 微強 神聖 恐慌 死霊 即死 強い 弓矢 吸血 微強 城 魔吸 微強 解呪 無敵 ドレイン 強い 一般ユニットより高い能力値は青字で記載 コメント 個人戦闘能力ではブレッディより上のパイレーツ 彼曰く波を呼ばないレベル19までのババラッカスは海の男ではない。 -- 名無しさん (2009-10-03 22 26 41) 海嘯撃を部下に伝授できるようになった。なかなか強い。 -- 名無しさん (2010-01-30 04 41 23) 現在は特に秀でた所の無い一般と変わらない能力値で、海嘯撃を部隊で撃てるが決定力は今一つ。 他のスキルは訓練2のみ、雇用も同クラスだけというかなり弱い部類の人材。 -- 名無しさん (2010-08-23 10 32 32) 余談だがどうみても説明が某そばかす提督である -- 名無しさん (2011-01-07 01 20 18) 海嘯撃は射程が長いため結構強い ヴァイキングを部下に揃えて打てば、たいていの後衛は吹き飛ばせる -- 名無しさん (2011-06-13 14 24 44) アルティマイトを減らしたい時はシャイトックを特攻させるより有効 -- 名無しさん (2011-06-13 22 13 02) LSで部下に海嘯撃を覚えさせることができる。 この海嘯撃は計算式が「Magic+Dext」×50%と、必殺技にしては倍率が高い。 一般パイレーツは魔力が低いのでイマイチだが、魔力技術ともに高いニーナナスやルーネンに使わせるとなかなか高威力。 影の薄いキャラだが、人材プレイで魔力技術が高いユニットを集めれば海嘯撃で無双することも可能。 -- 名無しさん (2011-10-21 14 26 57) 直線の広い範囲に割と大きなダメージを与えられる必殺LSが魅力。 部隊単位で必殺技を一斉に浴びせるケースが殆どである為、瞬間的な火力はかなり高い部類と思われる。 なので後半ナシュカのデリュージのように、広く薄くのダメージで役に立たない!……という事態に陥りにくい。 尤も、ナシュカはレベルを上げれば貫通抜きの通常ブリザードを覚えるので、デリュージが使えなくても十分強いですが。 -- 名無しさん (2011-10-21 17 37 54) ゴブリンたちにとって強敵 こいつのせいで軍の一部分がまるごと消え去る -- 名無しさん (2012-05-06 02 29 13) ナース水軍の切り込み隊長。水上で団子になった敵軍を横から合体海嘯撃でなぎ倒すと気分爽快。 -- 名無しさん (2013-01-24 19 22 29) 合体海嘯撃wwwww 海上でアルティマイトを倒すときはコイツが一番便利だと思われる。 -- 名無しさん (2013-01-26 03 43 58) 数ある弾き属性の技があるけど、海嘯撃ほどいらっとくる技はない。 大きく弾かれる上、CPU操作でも小分けで撃ってくるため非情に鬱陶しい。 -- 名無しさん (2013-01-26 11 30 26) ステータスが一般と変わらないネアトン組だが、海嘯撃一つで大きく差をつけている。 -- 名無しさん (2013-02-03 22 17 01) ランシナでムクガイヤを陪臣にしたコイツを発見した。 兵馬俑使うたびに召喚されたゴーレムが海嘯撃を放ってくる厄介な部隊になっていた。 -- 名無しさん (2014-01-26 00 14 40) ワロタwww召喚物にまでリーダースキルってつくのかw ちなみにどうでもいいが元ネタは銀河英雄伝説のアッテンボロー提督 -- 名無しさん (2014-02-13 12 28 08) ヴァーレンで1,2を争うキチガイ必殺技テロリスト。 あと一人はもちろんソルソーン -- 名無しさん (2016-02-20 00 40 15) 甘ったれた王子に海の流儀を叩き込む男 イオナやドルスが巻き込まれると危ないので、 ダルカンを先発させて撃たせてしまうと良い -- 名無しさん (2016-09-11 12 55 16) まとめて必殺を当てるとセレンより突破力がある アルティマイトも倒せるズェ -- 名無しさん (2021-11-17 01 14 02) 名前 コメント
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テヘラン南西にある都市。サヴェ、サヴァなどとも。 マルコ・ポーロ『東方見聞録』に言及がある。それによれば、イエス・キリスト生誕の際に駆け付けた 東方三博士はこのサーバから出発したのだと言い、また彼らはここに埋葬されているという。 三つの墓はそれぞれ矩形の屋根に覆われており、亡骸は完全に保存され、髪も髭もまだ見られるという。 また同書によれば、サーバから三日ほど行ったところに、カラ・アタペリスタン(火を崇める者たちの城)という建物があり、 その町の人々は火を崇めているという。そこに伝わる伝説によると、東方三博士が 生まれたばかりの預言者を礼拝しに出かけると、その子供は一つの石を三人に持たせた。 そこに重大な意味があると思わなかった彼らは石を井戸の中に捨ててしまったところ、 空から燃える火の玉が落ちてきて井戸の中へ落ちた。三人は石の意味を悟って非常に悔やみ、 そこで井戸の中で燃えていた炎を移して自分たちの国に持ち帰り、立派な教会にその火を安置したのだという。 参考文献 『マルコ・ポーロ 東方見聞録』 マルコ・ポーロ 東方見聞録