約 655,331 件
https://w.atwiki.jp/quizbc/pages/1866.html
魂ノ収穫者リビー・アルカ(タマシイノシュウカクシャ~) p e 属性 火 コスト 36 ランク S 最終進化 S レベル HP 攻撃 合成exp 1 785 1,215 ? 70 1,571 2,431 ? 最大必要exp 63,204 No. 1321 シリーズ リビー Aスキル 破滅のコンチェルト 敵単体を3回連続攻撃(?%) Sスキル フレアストリーム 敵全体へ火属性の大ダメージ(120%/8turn) 売却価格 ? 進化費用 - 進化元 魂と舞う死神リビー(A+) 進化先 - 入手方法 進化 備考
https://w.atwiki.jp/veirostan/pages/53.html
フルネーム:リビー・ベケット 英名:Libby Beckett 性別:男 外見年齢:27 髪の色:茶色 瞳の色:青色 肌の色:白色 身長:175cm. 体重:63kg. 誕生日:8月25日 外見: 職業:帝国の騎士 趣味・特技: 存在状態:死亡 背景:高貴なる出自 目的:野心 宿命:覇者 クラス:ファイター レベル:2 クヴェル:剛力のクヴェル 形状:剣 X=2 異教の神殿に飾られてあった剣。異教徒達にとっては儀式に使われる神聖な道具だったらしいが、帝国の騎士達にとっては邪悪な異教徒の武器に過ぎず、異教徒征伐の際に彼が戦勝品代わりに拝借していった。案外使い勝手もいいし、この剣を使用してからは心なしか幸運が相次いでいるように感じるので愛用している。 体格:17 敏捷:16 知性:11 魔力:6 魅力:9 財産:13 ヒットポイント:236 マジックポイント:36 アーマークラス:52 レジストクラス:24 行動力:3.7 技能:670 軽武器(100) 労働60 運動80 保安60 生存術60 隠密60 情報通60 商取引60 貴人70 荒事60 荒事 魔法:(使用不可能) 装備: 中型武器/クヴェル(剣) 盾 プレートメイル 馬 従者 白ポーション 縁故:180 クヴェルへの縁故:20 精神的変異: 肉体的変異: 設定: とある地方の有力貴族の次男として生まれた。有名貴族の次男といっても封建時代のことだから相続権はすべて長男が有し、その事に気がついた彼は子供の頃から騎士としていきぬく事を決意した。有力貴族の次男というコネに加えて、地方の小さな反乱や異教徒征伐で活躍した事により、現在はとある地方都市に駐留する帝国の直轄の騎士団の中隊長を勤めている。 何事に対しても落ち着いており、平然と部隊を指揮する事ができる図太い神経を持っている…ようにもえるが本質的にはかなりの小人物で、自身の危機的な状況に対する笑いがこみ上げてきてしまうような被虐的感性が周りの人々からは落ち着いているように見えるだけである。それでも、一応は部隊を指揮する事が出来るのはやはり地方の有力貴族の出身がなせる業であろうか。とはいえ、地方の小さな反乱や異教徒征伐で活躍した実績は本物であり、その性格の過大評価も相まって部下や上官達からは信頼されている。普段は騎士道精神を訴える一方で、それほど自覚しているわけではないが、同じ両親で生まれたのに兄だけが莫大な財産を相続した事を妬んでおり、何時か自分だけの領土を持ちたいと考えている。 外見は正直に言って格好いいとは言えず、彼自身も自分に接してくる女性は売春婦か敵の女スパイぐらいだと自嘲気味に話している。 セッション履歴: プレイログ/ヴェインドリームの庭園 プレイログ/あるゾンビ村の光景(前編) プレイログ/あるゾンビ村の光景(後編) プレイログ/ロゼの復讐(前編) プレイログ/ロゼの復讐(後編) イメージBGM:
https://w.atwiki.jp/quizmagicianblackcat/pages/3654.html
魂ノ収穫者 リビー・アルカ コスト 36 レベル 1 MAX 進化元 魂と舞う死神 リビー (A+) 進 化 素 材 - - ランク S HP 785 1,571 進化先 - - - MAX Lv 70 攻撃 1,215 2,431 進化費用 - - - No.1321 Aスキル 破滅のコンチェルト 敵単体を3回連続攻撃 売却価格 ? - - 編集 Sスキル フレアストリーム (8) 敵全体へ火属性の大ダメージ 入手方法 クリスタルガチャ(S出現イベント期間限定)、進化 個別データ 備考
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/19818.html
偽りの誠意(コードライアー) LO(ラブリー・アウト) リビー童化(ピエロ) VR 闇文明 (7) クリーチャー:リトル・デーモン・コマンド/アンノウン/ジュニア・アイドル 4000 ■ブロッカー ■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃することができない。 ■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の手札を2枚捨てるか、自身のクリーチャーを1体破壊する。 ■相手のクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに持ち主の山札の一番上に置き、相手は山札の上から4枚を墓地に置く。 ■相手が手札を捨てる時、墓地に置くかわりに持ち主の山札の一番上に置き、相手は山札の上から4枚を墓地に置く。 作者:minmin 相手の手札やクリーチャーを破壊した時に置換効果で山札破壊を引き起こす能力を持つ。 一度山札の上に戻す効果は、一見意味がないように見えるが、置換効果で墓地に置かれるため、 相手のマッドネス、破壊置換やエターナル・Ω、《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》などの置換効果を無効化できる。 もっとも、アクティブ・プレイヤー優先の法則により、自分のターン中でなければ相手の置換効果が先に発動してしまうのだが…。 フレーバーテキスト あれあれ~? おばあちゃん、こんな所でどうしたのかな~? せっかく見逃してあげたのに、今度はミイラにされたいのかな~?---偽りの誠意 LO リビー童化 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/quizbc/pages/2011.html
死神見習いリビー(シニガミミナラい~) p e 属性 火 コスト 27 ランク A 最終進化 S レベル HP 攻撃 合成exp 10 650 1,103 ? 50 1,099 1,865 ? 最大必要exp 19,564 No. 1318 シリーズ リビー Aスキル 闇のレクレイム 敵単体を3回連続攻撃(?%) Sスキル フレイムブレス 敵全体へ火属性の中ダメージ(60%/7turn) 売却価格 8,700 進化費用 - 進化元 - 進化先 死神少女リビー(A) 進化素材 ド1(A) フ1(C+) キ1(C+) ロ1(C+) タ1(C+) - - - 入手方法 備考 br() 死神少女リビー(シニガミショウジョ~) p e 属性 火 コスト 29 ランク A 最終進化 S レベル HP 攻撃 合成exp 1 ? ? ? 50 1,290 2,011 ? 最大必要exp 19,564 No. 1319 シリーズ リビー Aスキル 闇のレクレイム 敵単体を3回連続攻撃(?%) Sスキル フレイムブレス 敵全体へ火属性の中ダメージ(60%/7turn) 売却価格 9,600 進化費用 252,000 進化元 死神見習いリビー(A) 進化先 魂と舞う死神リビー(A+) 進化素材 ド2(A+) フ2(B+) タ2(B+) キ2(B+) ロ2(B) フ1(C+) キ1(C+) - 入手方法 進化 備考 br() 魂と舞う死神リビー(タマシイとマうシニガミ~) p e 属性 火 コスト 32 ランク A+ 最終進化 S レベル HP 攻撃 合成exp 1 ? ? ? 60 1,431 2,231 ? 最大必要exp 35,620 No. 1320 シリーズ リビー Aスキル 破滅のコンチェルト 敵単体を3回連続攻撃(?%) Sスキル フレイムブレス 敵全体へ火属性の中ダメージ(60%/7turn) 売却価格 ? 進化費用 - 進化元 死神少女リビー(A) 進化先 魂ノ収穫者リビー・アルカ(最終進化S) 進化素材 入手方法 進化 備考 br() 魂ノ収穫者リビー・アルカ(タマシイノシュウカクシャ~) p e 属性 火 コスト 36 ランク S 最終進化 S レベル HP 攻撃 合成exp 1 785 1,215 ? 70 1,571 2,431 ? 最大必要exp 63,204 No. 1321 シリーズ リビー Aスキル 破滅のコンチェルト 敵単体を3回連続攻撃(?%) Sスキル フレアストリーム 敵全体へ火属性の大ダメージ(120%/8turn) 売却価格 ? 進化費用 - 進化元 魂と舞う死神リビー(A+) 進化先 - 入手方法 進化 備考 br() 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shousetsu/pages/337.html
【妹の暗き心を浄化するのは兄の優しき愛情と絆】 エミールハミング自然公園。 妖精達の憩いの場でもあり、悲劇の舞台ともなった場所。 そんな、矛盾した公園。 もしかしたらあるいは、あの物語は此処から始まったと言っても正しくのかもしれない、が。 今は、そんなことが重要ではなく。 サイラー・リビーにとっての岐路が此処に存在していたということが、重要であって。 サイラー・エドワードにとっての日常が此処で滅却されたということが、重要であって。 実は、重要などという言葉はこの際関係ないのかもしれないということが、重要なのかもしれないが。 こんな戯言のような前置きは、これくらいで締めくくることにして――。 とにかく。 リビーはエミールハミング公園に在る二人がけの白いベンチに、孤独に一人で座っていたのだ。 ベンチから遠くとも近くとも言えない、そんあ距離に生える此処の公園のシンボルとも言える大きな木をどこか懐かしいように――否、恨むように、呪うように、そして悲しそうに。そういった負の感情をその紫色の瞳に宿し、見つめる。 リビーの他には、誰もいない。おそらく、夕方から行われる宴のために準備やら料理やらで忙しいのだろう。そんな時に公園に来る人はきっと、宴に興味が無い人や、宴の仕事が無い暇人。 しかし、リビーはどちらにも当てはまらない。 彼女はただ単にきっと、あの昔に起こった殺戮事件を――。 と。 リビーは小さな声で、 「嫌い」 私は、 私の体も私の心も私の人生も私の宿命も私の運命も私の使命も私の悲劇も含めて――私に関わる万象全てが、嫌い。 大嫌い。 嫌いというよりも、それは苦手とか絶望。 そう結論付けると、今ではもういないはずのあの赤い絶望が「まさに悲劇のような笑劇だ」と、背後で笑っているような気がしていたので。 「リビー」 「!?」 驚いて、即座に、リビーは背中の羽に手をかけた――と言っても、剣の扱いには自信がない――。が、振り向いたその瞬間、そこにいたのは勿論赤い絶望ではなく、彼女の実の兄。すなわち、 「エド兄様・・・・」 「どうしたんだ、てっきりホーリーハウスにいると思ってたんだが・・・・」 「ホーリーハウスは、八妖精達が集う家ですよ。双方の世界が近付いた今、もう世界調整の儀式をする必要はないから、私は、もう八妖精の名を語る必要はないはずですっ」 何故か自信満々に、腕を組んでそう答えるリビー。 「まあ、それはそうなのだが・・・・リビー、何で『此処』に来たんだ?」 その問いの裏には、 どうしてわざわざ平和な時に、心の古傷を再び開くようなことを? という問いも混じっていることを、察して。リビーは少し真面目な顔つきをして、 「清算しようとしたんです。決着をつけようと思ったんです。私は、もう、自分が嫌いになっちゃいそうだから」 そして、自嘲気味に小さく笑って「何で私は私なんでしょう?」と、問いかけた。 私の生きる道は何故こんなにも悲劇が惨酷なのでしょうと、問いかけた。 公園から離れたところで、人々の明るい声が聞こえる。世界は平和で何よりも希望に満ちている。自然は色とりどりに空間を染め、生物は様々に空間を照らす。時も前より、ゆっくりと流れるようになった。 静かな空間と空気。 それを打ち破り、低い声でエドワードは、 「リビーが、まだ父上や母上のことで悔やんでいるのなら、それは確かに無くてはならない感情だが、無駄だとも言える」 「・・・・・・・・」 リビーはうなだれたようにして、己の足元を見ながら、言葉の続きを待つ。 「だが、私は、リビーがリビーを嫌いだとは思ってほしくは無い―― ――私は妹としてのリビーを、誇らしく、愛すべき存在と思っている。 だからその苦難を、『彼が遺した』悲劇を、乗り越えたら、世界は変わる」 「・・・・はい、分かりました、エド兄様」 顔を上げて――綺麗に、薄く、リビーは微笑む。 「なら、私はまず、アポト二ティー様に失恋したことを、乗り越えます」 「・・・・そうか」 こういう話題には、どう触れたらいいか分からないエドワードはとりあえず、短くそう返した。 と。 視界の端に金髪が見えた。 よくよく見ると、それはチェインの髪だと分かり、同時に、彼の向かう先には夕日のよく見える丘だということも分かった。 空を見上げると、日がすでに傾いている。 「・・・・もうすぐで、宴の準備も終わるだろう。リビーも私と宴に来るか?」 「はい、勿論です!」 リビーは明るく吹っ切ったように言うと、エドワードの腕を取り、並んで歩き出した。 +++ 私は、 私の体も私の心も私の人生も私の宿命も私の運命も私の使命も私の悲劇も含めて――私に関わる万象全てが、嫌い。 大嫌い。 そんな感情が好きに変わるまでは、時間がかかるかもしれないけど。 だけど。 エド兄様は、いままでもこれからも、ずっと大好きですからね。 リビーは心の中でそう呟くと、少しだけ美しく見えるようになった町へ、一歩。
https://w.atwiki.jp/shousetsu/pages/144.html
私は鼓膜を劈くような金属音で、目を覚ました。 横を見ると、目覚まし時計が鳴っている。 私はそれを止めると、その反対側に視線を向けた。 「うー。あ、エド兄様、おはよぉ・・・・」 うす紫色の髪を乱れさせて、愛しい我が妹は私にそう言った。 「おはよう、リビー。ところで、髪がすごいことになっているよ」 「え、ホント? ちょっと鏡見てくる!」 リビーはベットから降りると、洗面所の方へとことこと歩き出した。 そこで改めて今の状況を確認する。 まず、私達は何故ここにいる? 私達は確か、馬車に乗って城に帰っていたはずだなのだ。 そして、気付いたら妖精界ではない世界にいた。 私が思うに、ここは時空なのだとは思うが。 幸い、宝石をいくつか持っていたので、ここの世界の紙幣に替えて生活することはできるのだが――帰れるかどうか分からない、というのが現状だ。 ただ、一番心配なのは私達の使命を達成できるかどうか。 確か、そろそろ儀式をしなければ、世界は―― 「エド兄様」 「・・・・どうした、リビー」 「あの、あれって・・・・」 言いながら、リビーは窓の外を指差す。 私はそれに従って、外を覗く。 ここは『マンション』という建物なので、いささか高さが邪魔し、リビーが何を指差しているのか 分からなかった。 そこで、彼女が一言。 「あれは、アポトニティー様ではありませんか!!」 「なに!?」 さすが我が妹。 クルーを探すことに関しては一流だ。 「とりあえず、迎えに行こう。リビーも行くか?」 「もちろんですよ!」 そこで私達は早速服を着替えると、玄関のドアを開いた。 +++ 「リビー、クルーはどこら辺にいたんだ?」 「えーと。こっちかな?」 リビーはキョロキョロと必死に大きな紫色の目を動かしていた。 まったく、何故ココはこんなにも人ごみが多いのだ。 この――『トウキョウ』という都市は。 一度はぐれたら、二度と会えなくなってしまいそうだ。 「リビー、迷子になると大変だ。くれぐれも私から離れないように・・・・」 目を彼女がいるはずのところへやる。 我が妹の姿は無かった。 どうやら、待ちきれず勝手に一人で行ってしまったらしい。 …………。 心臓が止まったような気がした。 「・・・・絶対に探し出からな。リビー」 私は決意を固めると、騒がしい都市へ一歩を踏み出した。 +++ サイラー・エドワード。 サイラー・リビー。 二人合わせてサイラー兄妹。 彼らは、貴族。 彼らは、天才。 そして、何よりも誰よりも絆が強かった。 困難災害障害天災事故試練にも、対抗し、尚且つ、切れない絆。 それが彼らの、最大の武器にして、唯一の切り札。 例えばそれは旧友同士の腐れ縁のような――、 例えばそれは恋人同士の赤い糸のような――、 例えばそれは天敵同士の因縁のような――、 ――絆。 人と人を繋ぎ、架ける物。 それを持つサイラー兄妹の片割が、何故か一人で、俺の前に座っている。 +++ 「で、どうやって時空に飛んだのかな、君達は」 「それは後で話すが・・・・それよりも、リビーはどうした」 「・・・・・・・・不覚だった。私が不注意なばっかりに、リビーは・・・・」 エドワードは最後、消え入りそうな声で言うと、頭を抱えて何やらぶつぶつと呟き始めた。 アブソー、チェイン、エドワードはとある喫茶店にいた。 少し時間を遡る。 アブソー達は無事に時空に、トウキョウに着いた。 しかし、人ごみにまみれ、クルーとはぐれてしまったのだ。 そして、残った二人が適当にさまよっているのを、偶然エドワードが見つけたのだ。 以上、経緯。 「けど、クルーさんのことは見たんですよね?」 「・・・・・・見たのはリビーだけだが」 「まぁ、リビーとクルーが合流していれば取りあえずは安心なんだが」 そこで、チェインは置いてあったカフェオレを一口飲んだ。 ちなみに、アブソーの前にはオレンジジュース。 勿論、全てエドワードの奢りだった。 「ああそうだ。確か・・・・アブソー、でしたか。貴女、人間界にいたんですよね?」 「はい、そうですけど」 「人間界ってものは、こんな感じだったのか?」 そうですね・・・・、と言いながら、アブソーは改めて周りを見渡した。 高くそびえる灰色の建物。 そこに映し出される映像。 自動で走る色とりどりの馬車。 人混み。人混み。人混み。 「・・・・少なくとも私が知っている人間界は、こんな風では無かったと思います」 「そっか。それじゃあここは、さしずめ未来の人間界ってことになるかな」 「未来の・・・・か。時空ってのは、そこまで含んじまうのか」 感心したようにチェインは言って、空になったカップの底を見つめた。 +++ 「・・・・リビー」 「何ですか?」 「あなたは一体何がしたいのですか?」 「アポトニティー様。それは乙女にしてはいけない質問ですよ」 そう言って少女は、クルーとつないでいる手を少し強く握った。 リビーはクルーを見つけた直後、自分が兄とはぐれていることに気付いたが。何分クルーと二人っき りになれたので、すぐそばに自分の仮住いとしてのマンションもあったが、 「アポトニティー様、私、ずっとずーっと前からエド兄様とはぐれてしまったんです。しばらく一緒に探 してくれませんか?」 勿論言われなくても分かるが、一応言おう。嘘である。 しかし、そこで断れないクルー。 というわけなので、現在はリビーの思惑通りに進んでいた。 「しかし、貴女さっきから視線を動かしていないですよね。それはエドワードを探していないとも解 釈できてしまうのですが」 「えぇえ?! あ、アポトニティー様は、わわわ私のことを、こんな純粋で可愛らしい女の子を疑う と、そう言うのですか!!」 「い、いえ。そういうわけでは・・・・」 あまりの剣幕でそのようなことを言われてしまったので、クルーはもう黙るしかなかった。 「まったくもう。いくらアポトニティー様でも、そのようなことを言われては、傷つきます」 あぁ、痛い痛い、と言いながら、リビーは大袈裟に胸の辺りに手をあてる。 ――昔からこの子は、本当に世話が焼けるというかなんというか・・・・。 クルーは一人思案しながらも、黙々と目を動かしていた。 +++ そして、場所は変わり。 喫茶店。 「あぁ、そういえばよ。エドワード、お前って『ファント』のことは知ってるよな」 「いちおうは。・・・・何故いきなりそんなことを」 「実はよ。お前らも含め、八妖精が時空へ飛ばされてんだよ」 エドワードは少しだけ、驚いたように表情を変えた。 「・・・・それは、本当か」 「おう。厳密に言うと、俺とクルーは無事だったんだがな」 そうか、と相槌を打って、エドワードは言う。 「それをやったのが、ファントだと。貴方はそう言いたいわけですか」 「そうだな・・・・それだけのことをやるためには、それぐらいの魔力を使うからな」 チェインはそう締めくくって、もともと置いてあった水を飲んだ。 「しかし、至極納得がいかない」 何がだ? とチェインが聞き返すと、 「こんなにも素敵なアブソーがチェインの恋人だなんてな」 「「・・・・へ?」」 「まったくもって不可解だ」 勝手に話を進めるエドワードに、二人は力強く言った。 「ち、違うに決まっているだろ! 馬鹿じゃないのか?!」 「断じて! 断じて違いますですよ、エドワードさん!!」 「です、が多いよ。アブソー」 エドワードは冷静に言って、 「大丈夫。からかってみただけだ」 「・・・・・・」 そんなエドワードにチェインは無言で睨み。 アブソーは心底ほっとしたように胸に手をあてていた。 +++ 「アポトニティー様。私、エド兄様がいる場所に心当たりがあるんですけど・・・・」 その言葉につられて、クルーとリビーはある大きなビルの1階にいた。 勿論、リビーにはまったくエドワードを探す気がないので、クルーだけが無駄に目を動かすはめにな っていた。 「アポトニティー様。ところで、ここには一人で来たんですか?」 唐突に、質問。 「ここ、というと・・・・」 「この時空――ここではトウキョウと呼んでいるようですが」 あぁ、それでしたら、一人ではありませんよ、と前置きをして、クルーは続ける。 「チェインと、アブソーという名前の女の子と来ました」 「女の子!?」 リビーはカッと目を見開いて、クルーに詰め寄った。 「その女の子とはど、どのような関係ですか?!」 「関係と言われましても・・・・」 ――今ココで妹だと言っても、信じてくれるでしょうか・・・・。 なので、クルーは嘘をつかずに、こう答えた。 「親しい関係、と言えばいいでしょうか」 「親しい・・・・関係・・・・」 ならば、と言ってリビーは問う。 「アポトニティー様は、その、アブソーというお方をどう思っているのですか」 「愛していますよ」 即答。 なんの迷いも躊躇も無く、クルーは言った。 リビーは固まっていた。 「アブソーは私の大事な人です。だから――」 もう、彼女を失いたくはありません。 クルーは言い終わって、隣で唖然とするリビーに、 「・・・・あぁ、すいません。私らしからぬことを言ってしまいました」 ははは、と爽やかに笑うクルーにときめく暇もないくらいに、リビーは落ち込んでいたのだった。 +++ 「くしゅんっ」 「ん? 大丈夫か」 「あ、はい。ただのくしゃみですから」 「ふむ、誰かが噂でもしたか?」 なにせ、アブソーは美人だからな、と言って、エドワードは突然立ち上がって、 「ここにじっと座ってお茶をしてても仕方ない。リビーと・・・・クルーを探そう」
https://w.atwiki.jp/shousetsu/pages/145.html
デパート一階の隅にあるアイスクリーム店。 そこにある二人がけのテーブルにクルーとリビーは向かい合って座っていた。 店内はシックな色で飾られており、天井に内臓されたスピーカーからクラシックが流れている。 クルーとリビーの他にも、家族連れや男女の客が何組かいた。 「んー! 美味しいですね!」 リビーはストロベリー味のアイスを一口食べて、感想を漏らした。 顔は、これ以上ないくらいに幸せそうだった。 「リビー・・・・良かったんですか? 自分だけ買えばよかったのに・・・・」 と言うクルーの手には、バニラ味のアイスがあった。 ちなみに、まだ手をつけていない。 「いいんです。いいんですよ。いいに決まっているんです。愛しのアポトニティー様のためでしたら、230円くらいどうってことは無いです」 230円がどのくらいの価値なのかは分かりませんけど、と言って、リビーはもう一口、アイスを口に運んだ。 「そうですか。それでは、お言葉に甘えて・・・・」 そして、クルーがアイスを食そうとした瞬間。 何故かアイスに深々とナイフが刺さっていた。 「なっ・・・・!」 「きゃっ!」 リビーが小さな悲鳴をあげた。 クルーが急いで周りを見渡すと、店内にいた客達が皆武器――包丁。ナイフ。バット。スタンガン。エトセトラエトセトラ・・・――を持って、こちらを向いていた。 否。 店内に限らず、入り口近くにある窓の外にある廊下にも、その類の人間がいることを、クルーは確認する。 どうやら、アイスに刺さったナイフは誰かが投げたものらしかった。 「リビー、まずいですね」 「うわわわわわどどどどどうしましょー!!」 「慌てないでくださいよ。何故こんな状況なのかは分かりませんが、とにかく――」 言いながらクルーは、背にある羽に手を伸ばした。 「貴方は私が守ってあげます」 +++ クルーが剣を持って防衛している頃。 三人はのんきに気楽に平和に歩いておりました。 そこで、アブソーは隣のチェインに聞く。 「そういえば、あちらではどのくらいの時が経っているのでしょうか?」 「あちらって、妖精界のことか?」 「はい」 「けどよ、タイニーに聞かないと分かんねぇし。それによ、聞くにも植物が無ぇから」 「あ、そういえば・・・・」 周りには雑草すら、無い。 緑がまるで無かった。 「大丈夫でしょう。もしも間に合わなかったらここが崩壊してる」 未来、といっても、あくまで人間界ですから。 エドワードは言って、さらに歩を進めた。 補足をいれよう。 この時のエドワードの頭の中にはリビーのことしか無かった。 そのことが、この後起こる事件に少なからず影響を与えてしまうことに、本人はまだ気付いてはいない。 +++ そして、一分後。 エドワードを見失った。 アブソーとチェインは、灰色の都会の真ん中に、ただずんでいた。 そもそも、トウキョウにはさっき来たばかりという状態だったので、無闇に動いたらそれこそリビーの 、またはエドワードの二の舞だった。 という事情により、とりあえず二人は立っていた。 「あの、チェインさん。これからどうしますか? ずっとこのままというわけにはいかないですし」 「まぁそれは正論なんだけどよ・・・・」 そして、お互いがそれぞれで今後の行動について思案している時に。 チェインはそれを聞いた。 微かな、ほんのわずかな音だったからこそ、戦いの場を踏んできた彼にしか聞こえなかった。 「どうしました?」 少しだけ身にまとう空気を変えたチェインにアブソーは訊いた。 彼は答える。 「いや、なんか悲鳴みたいのが聞こえたんだけど・・・・」 +++ 「きゃああ!! アポトニティー様ぁあ!!」 リビーがそう叫んで視線を向けた先に、彼は立っていた。 体のところどころから血を流したままで。 足はふらついたままで。 目もどこか虚ろなままで。 彼は、立っていた。 「もう止めてください・・・・私は平気ですからぁ・・・・」 泣きながら言うリビーをチラリと見て、そして、クルーは目前の集団を見た。 いくらクルーが剣術の達人とは言え、前回のマグマとは違い、今度の相手は人間。それも尋 常じゃない人数がいた。 最初よりも数は半分以下には減っているものの、まだまだ少ない人数とは言えなかった。 ――血を、幾分か流しすぎましたか・・・・私としたことが、少し油断しましたね。 頭のなかではあくまで冷静に状況分析すると、再度剣を構え、目を閉じた。 呼吸を整え、そして、目を開き、彼は敵に突撃した。 +++ 「・・・・オカシイよな。あきらかに」 「罠、のようにも見えますが」 チェインが悲鳴の発信源へと向かい、目の前にあったのは高いビル。 そして、その入り口部分に、黒い制服を着た人間が列をなして並んでいた。 「チェインさんが悲鳴をここから聞いたのなら、行かないわけにはいきません。困っている人は助 けないといけませんし、あの悲鳴の持ち主はリビーさんかもしれません」 アブソーは言うと、颯爽と入り口へと向かう。 「まてまてまてって。絶対に通す感じじゃねぇぞ、あれは」 「確かにそうですが・・・・じゃあどうするんですか? チェインさん」 ははは、よくぞ聞いてくれた、と大袈裟に言って、 「一つ、策があるんだ」 +++ 「あの、チェインさん?」 「何だ」 「それって、策、というほどでもないんじゃないですか?」 アブソーとチェインは、ビルの裏に向かう途中、策について話していた。 裏に行けば行くほど人数は少なくなっていったので、人混みばかり見ていた二人にとってそ の光景は少し不気味に見えた。 まるで、誰かが人を追い払っているような、そんな不気味。 そして、アブソーは怪訝そうな顔をして、 「チェインさんが『変化』の力でビルの壁を紙にするなんて、あまり『策』とは言わないじゃない んですか? どちらかというと、方法というか・・・・」 「そんな細かいことをいちいち考えなくたって良いだろ? ・・・・さて、ここら辺でいいか」 チェインは歩みを止めると、おもむろに壁に手をついた。 そして、手が光りだす。 +++ その頃。 クルーとリビーは窮地に立たされていた。 二人はそれぞれ人間達の手によって紐状のもので拘束されていた。 勿論、クルーとリビーはすでに武器を持っておらず、クルーにいたっては血を流しすぎたのか、 意識が朦朧としていた。 「リビー・・・・すいません、貴方を最後まで守れないようです」 力なく、クルーが言った。 「あの・・・・アポトニティー様。私思ったのですけど、この人達、どこか不自然なんですけど」 「不自然・・・・」 リビーの言葉にある可能性をおぼえたクルーは、目を閉じ、人間達の思想を視た。 「・・・・・・? アポトニティー様、どうしたのです?」 リビーが心配そうにクルーに問いかけた瞬間、クルーは目を見開いて、 「これも、これもファントの仕業なんですか!!」 誰かに怒鳴るように、彼は叫んだ。 「あ、アポトニティー様、ファントってもしかして――」 ドゴッ。 と。嫌な音がした。 リビーの向かいにいるクルーの背後に、バットを持った、少年がいた。 そして、少年は言う。 「さぁーて。悲劇の幕開けだよ」 +++ あの赤く染まった公園で、私の両親は死んだ。 私のもとへ帰ってきた時、彼らはすでに人間の形をとどめてはいなかった。 私とリビーと一緒に駆けてくれた脚も 私とリビーを抱いてくれた腕も 私とリビーを撫でてくれた手も 私とリビーの涙をふいた指も 私とリビーが好きだった顔も 私とリビーと同じ色の眼も 愛していたのに。 全てを全ては全てが全てに、絶望だった。 今私の城にいるのは、何人かの召使と執事、そして、私とリビーだけだった。 ぽっかりと穴が開くとは、こういうことなんだと、実感した。 私はその痛みを忘れはしない。 もうその痛みを味わいたくはない。 だから私はリビーを守ると、心に誓った。 今となっては唯一の血の繋がった人を、失いたくは無いから。 もう二度と、もう二度と――。 +++ 「さて、ここはどこだろう」 エドワードはチェイン達とはぐれた後、己の勘を頼りに歩いていたのだが――勿論そんな歩き方をすればもっと迷うことは明らかだ――見知らぬ場所に出てしまっていた。 「いや、ここがどこかは関係ない。早くリビーを探し出さないと……変な人にひっかかってしまっては大変だからな・・・・」 エドワードは顔面蒼白になりながらも、必死に目を動かしていた。だが、相変わらず見えるの は灰色の建物や人混みだけだった。 そして、エドワードは眼鏡を手で押し上げて、一旦自身を落ち着かせる。 「・・・・仕方が無い。可愛い妹のために、少し仕事をしなければ」 疲れるのは嫌なんだけどな、と呟き、唐突にエドワードは目を閉じた。 彼の周囲の空気が、蠢いた。 しかし、それは微々たる動きだったので、気付くものは誰もいなかった。 +++ 少年は笑っていた。 とてもとても可笑しそうに、狂ったように、嬉しそうに、この状況を楽しんでいた。 その姿にリビーは、どうしようもないような恐怖を覚えていた。 何の躊躇もせずに、まるでそれが当たり前のように、クルーを殴ったこの少年に。 形は子供なのに、 中身は悪で満たされているような。 そんな有得ない不一致に、彼女はただ怯える。 「ねぇ、何でそんなに震えてるのぉ? おねーさん」 「あぁ・・・あ・・・・ぁ」 「口がガタガタ言ってるよー。あ、もしかして、ボクが怖いのぉ?」 少年はリビーに近付いて、顎を手でつかみ、自分の顔へと向かせた。 「ほら、こんなに可愛い男の子なのに。おねーさんおもしろーい」 「貴方は――!!」 リビーは叫ぶ。 「貴方はファントなのでしょう!! どこが可愛い男の子ですか!! アポトニティー様を平気で殴ってしまうなんて・・・・貴方は最悪な男です!!!」 「待ってよ、私がファントだという指摘は半分しかあってないよ。それに、そんな言いがかり困るよ。こっちも仕方なくやってるんだから、さ。」 そして、少年はそばにいた人間からナイフを奪うようにとって、どこか誇らしげに、 「なんたって、私は『絶望的に強大な魔力の主』なんだからね――観客に絶望を与えるのが、私の務めだろう?」 そして、少年――ファントは。 躊躇も無く迷いも無く後悔も無く慈悲も無く意思も無く――希望も無く 真っ直ぐに、ナイフを振り下ろした。 刹那。 確かに、微かに、遠くから、声が聞こえた。 「止めろぉおおおおおぉおお―――!!!」 チェインの、声だった。 「ん?何?」 折角のクライマックスなのに、と少年は振り返る。 目の前に回転しながら飛んでくる金色に輝く剣があった。 「うおぉお!!?」 即座に身をかわす。 そして、少年の後ろにいたリビーの後ろにいた人間に、一撃を食らわせた。 「あぁあああ!! チェインさん、何て事をするのですか!!」 「え、いや、まさか避けるとは思わなくて・・・・。第一、あいつら敵だろ?」 「敵だから傷つけてもいいなんていう道理はありません!!」 アブソーは叫んで、リビーのところへ駆け寄る。 チェインは剣を拾って、少年に切っ先を向けた。 「お前のお相手はクルーに代わって俺がしてやるよ」 「・・・・ふふふ。面白いですね、しかし、悪くは無い」 少年は、ナイフを構えて、目の前にいる金髪の青年へと目を向けて、 「さぁ、アンコールの時間です」
https://w.atwiki.jp/tomopih/pages/94.html
オグリビー 人物・経歴・略歴 ベン・オグリビー(Ben Oglivie) ウェイン州大-レッドソックス-タイガース-ブルワーズ-近鉄 1949年2月11日~ 左投左打 188cm77kg 背番号10(1987年~1988年) 年度別成績・通算成績 ∴シーズン打撃成績 年度 所属 試合 打席 打数 得点 安打 二塁 三塁 本塁 塁打 打点 勝点 盗塁 盗刺 犠打 犠飛 四/故 死球 三振 併殺 打率 長率 1987 近鉄 110 459 413 62 124 24 1 24 222 74 8 5 2 0 5 37/3 4 64 16 .300 .538 1988 近鉄 114 450 392 61 122 22 1 22 212 65 11 1 2 0 4 54/9 0 39 13 .311 .541 通算 2年 224 909 805 123 246 46 2 46 434 139 - 6 4 0 9 91/12 4 103 29 .306 .306 ∴オールスター打撃成績(1988年) 年度 所属 試合 打席 打数 得点 安打 二塁 三塁 本塁 塁打 打点 勝点 盗塁 盗刺 犠打 犠飛 四/故 死球 三振 併殺 打率 長率 通算 1年 3 6 6 0 1 0 0 0 1 0 - 0 0 0 0 0/0 0 1 0 .167 .167 守備成績・各種成績 ∴シーズン守備成績 年度 総失策数 守備位置別出場数 1987 5 外47指61 1988 1 外9一1指104 通算(2年) 6 外56一1指165 ∴オールスター守備成績 年度 総失策数 守備位置別出場数 通算(1年) 0 外1 タイトル・表彰・記録 資料情報 外部リンク ウィキペディア ttp //www2.plala.or.jp/ippeifuji/gaikoku/Buffaloes03.htm ttp //www.geocities.co.jp/Athlete/3206/oglivie.htm ttp //csx.jp/~yakyucard/kintetu62.html その他
https://w.atwiki.jp/gods/pages/15470.html
ギリビーロ チリのインディアン、アラウカノ族の神話に登場する川きつね。 尻尾が長く蛇になっているとも言われる吸血鬼。 蛇と狐との間に生まれたとされる。 別名: ネグルビール