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→ラバ また別の時に、トゥルーズ伯爵がプロヴァンスの伯爵と戦いを交えていると、リカール・ロゲルチョが軍馬から降りてラバに乗り換えた。伯爵は言った「リカルド、何のつもりか」「わたくしは追いかけることも逃げることもないとお見せしたいのであります」と。ここに他の騎士よりも彼に備わっていた優れた力量を彼は示したのであった。 『ノヴェッリーノ』
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…此処は南地区アルトセイムから離れた地方、街並みは炎と煙に包まれ 至る所に瓦礫やガジェットの残骸が犇めき、管理局員の必死な救護活動が行われている上空では カノンの猛攻により体力を削られ、肩を寄せ合うように対峙するオットーとディードの姿があった。 リリカルプロファイル 第三十二話 次元戦 二人の目先にはカノンが勝利を確信している為か高笑いを浮かべていた。 戦況は二人の劣勢、カノンは広域攻撃型と謳ってはいるが、 その高い魔力は攻・防にも起用しており、万能型と言っても過言ではない程の実力を持っていた。 「さてと…そろそろ終わりにするかぁ!!」 そう言ってカノンは左手を向けるとディードが飛び出し、オットーは右手を向けてレイストームで援護 だがカノンはそのままプロテクションを広げ、ディードのツインブレイズを受け止めつつ更にレイストームを辺りに四散させる。 そしてサンダーストームをディードに向けて撃ち抜き、更にオットーまでを巻き込みその身を貫く。 二人は絶叫を上げている中でオットーはレイストームを応用したバリアを発動、 カノンの攻撃に耐え抜こうとしていたが、カノンは更に追い討ちとばかりにエクスプロージョン撃ち放ち バリアは一瞬にして砕け散り周囲は二人を中心に炎と雷に覆われ、下に広がる街並みに到達する程であった。 そして攻撃が止むと中央では二人が必死な形相で睨み付けている中で、 カノンは止めとばかりに手を向け、二人は覚悟を決めたかのように互いを庇い合う。 しかし次の瞬間、カノンの右側から赤い光が現れカノンを吹き飛ばし道路へと激突させる、 そしてカノンが佇んでいた場所には赤い光の正体、ヴィータが姿を現していた。 ヴィータは局員達の要請を受け此処へ急行したところ、 エインフェリアを発見、すぐさまラテーケンハンマーを打ち込んだのだ。 しかしナンバーズまで居たのは予想外であり、ヴィータはナンバーズを睨みつけていると 道路から激しい爆発音と共に魔力を感知、目線を向けると雄叫びを上げるかのようにカノンが魔力を放出していた。 「なんだぁ!!人の楽しみを邪魔しやがって!!!」 「チッ!全然効いてねぇみてぇだな」 ヴィータは一つ舌打ちを鳴らし睨みつけていると、カノンは左手を向けて アースグレイブを唱え地上から大量の岩の刃が襲いかかる。 ヴィータはフェアーテを用いて次々に交わしていく中、 オットーとディードは先程のダメージが未だ抜けきっていないせいか、動きが鈍く オットーの右肩に岩の刃が掠り血が流れ、ディードはツインブレイズにて迎撃を行うも 対処しきれず、幾つか攻撃を受ける状態が続いていた。 その姿を目の当たりにしたヴィータは、二人の下へ移動すると 巨大なパンツァーシルトを張り、岩の刃を次々に防いでいった。 「何故…助ける?」 「知らねぇよ!体が勝手に反応しちまったんだ!!」 助ける理由なんて無かった、相手はあのナンバーズである、 だが二人の必死な行動を見てついつい体が動いてしまった、 ヴィータはそう答え頬を掻き始めると、カノンが上空へと上がりヴィータと対峙する。 「貴様…そんな人形を庇うとはな!!」 「んだと?テメェだって似たようなもんだろうが!」 「ほう?それを言うなら貴様とて主に作られた“道具”であろう!」 カノンの言葉にナンバーズは無表情ながら拳が震える程握りしめていると ヴィータもまた目を蒼くして激怒の表情を浮かべる。 奴、カノンは自分の事を道具だと罵った、嘗てのヴォルケンリッターであれば聞き流す、若しくは肯定すら出来る言葉であるが、 今の彼等ははやてを護る守護者にして家族である、それははやて自身が望んだ繋がり、 それを三賢人の“道具”とも言えるエインフェリアに言われる、しかも蔑むかのように… カノンが放った言葉はヴィータの神経を逆撫でるには十分であり、 グラーフアイゼンでカノンを指し睨みつける。 「テメェはぜってぇバラす!!」 「お前一人で何が出来る!」 未だ余裕の顔を浮かべているカノン、するとヴィータの両隣にオットーとディードが寄り始め ヴィータは警戒すると二人はカノンを見つめ構え始める。 「お前ら…何のつもりだ!」 「助けてくれた恩は返す……」 小さく囁くかのようにディードは言葉を口にすると、同じく小さく頷くオットー。 その姿に少し戸惑うも軽く笑みを浮かべ、カノンと対峙するヴィータであった。 一方次元海ではクロノ率いるクラウディアチームがドラゴンオーブ目指して航海していた。 すると前方から多数のアインヘリアルが姿を現す、どうやら護衛はエインフェリアだけでは無いようである。 クラウディアは砲撃による迎撃を行うも対象が小さい為、思うように迎撃をする事が出来なかった。 其処でクロノは足場を作るように指示、そして結界・フィールドを応用した足場を作り上げると クロノを先頭にロウファ、ジェイクリーナス、那々美が表に出て相手をする事となった。 戦況はクロノの優勢、次々にアインヘリアルが落とされていき順調に航海していく中で オペレーターである夢瑠から連絡が入る、それは前方から強力な魔力が二つ現れたというものである。 それは十中八九エインフェリアであると考えたクロノは警戒を促していると 二つの内の一つから巨大な魔法が放たれた事を確認、すぐさまクラウディアはバリアを張り巡らせ対処 暫くすると巨大な魔法がクラウディア全体を飲み込み、周りに纏わりついていたアインヘリアルが次々に爆発 クラウディアはなんとか攻撃を防ぎきると、目の前には杖を向けたイージスと杖を持ち見つめるミトスの姿があった。 「ほぅ…あの攻撃を防ぐとはな」 「どうやら一筋縄では行かぬようだ」 ミトラは顎に手を当て答える中、クラウディアは引き続き目的の対象である二体へと進路を向け クロノは作戦を練り上げながら二体を睨みつけていた、 するとクロノの存在に気が付いたイージスが見下ろす感じて見つめ話しかけてくる。 「ほぅ?かつての“上司”も来ていたとは……」 自分の手でかつての上司を葬る、それはそれで一興であると笑みを浮かべながら述べ その態度にロウファが前に出て反論しようとしたところ クロノに肩を掴まれ小さく頭を横に振ると、今度は不敵な笑みを浮かべ述べる。 「ふっ…そうだな、ならばかつての“上司”として…馬鹿な“部下”の後始末をしないとな!!」 そして…不本意ではあったがエインフェリアを率いていた自分との決着を付ける、 そう決意ある瞳で睨みつけ答えていると、“部下”であるロウファ達が 自分達も一緒にケジメを付ける、自分達はクロノ提督の“部下”であると話し “部下”達の計らいに嬉しく感じ、一人では無い事を再確認したクロノは 改めてエインフェリアと対峙し決着を付ける覚悟を決めた。 先ずクロノが先手とばかりにスティンガーレイを撃ち抜く、 その数は50を上回っており四方を埋め尽くすかのように迫るが ミトラとイージスはバリアを張って此を防ごうとした、だがクロノは更に追撃し その数を増やすと二体は四方に飛び回りスティンガーレイを回避していく、 すると今度はジェイクがレストレインフレイムと呼ばれる魔力矢を撃ち放ちクロノの魔力弾に接触すると 連鎖的に爆発、流石の二体もこの猛攻に耐えきれず、飛び出すかのようにクロノ達に接近する。 「今だ!夢瑠!!」 「了解で~す!」 そう言って夢瑠はボタンを押すとクラウディアの周囲に結界が張られ エインフェリアを結界内に閉じこめる事に成功した。 「これでもう逃げ場所はないぞ!」 「…それは此方の台詞だ、我々を閉じこめた事その身で後悔するがいい!!」 ロウファの言葉にミトラが答え不敵な笑みを浮かべると、第二幕が開始される。 先ずはクロノとジェイクが先手を打ち二体に向けて魔力弾を撃ち込む 次に那々美からストライクパワーとアクセラレイターの ツインブーストを受けたロウファがミトラに向かい接近戦を仕掛けるが ミトラはバリアを張り攻撃を防ぐ、するとロウファの持つデバイス、ドラグーン・タイラントから 二発薬莢が排出されると、先端の刃が魔力に覆われ始め強化させると力強く振り下ろし ミトラのバリアを打ち砕く、だがミトラは杖を向けて直射砲を撃ち抜きロウファを吹き飛ばした。 一方でイージスもまたロウファに追い討ちを仕掛けようとしたところ、 魔力矢が襲いかかり出鼻を挫かれイージスは見下ろすと、 其処にはボーガン型のデバイスを向けていたジェイクの姿があった。 「貴様の相手はこの俺だ!」 「おのれ人の分際で!なめるな!!」 イージスは簡単にジェイクの挑発に乗り、杖を向けて魔力弾を発射 その数は20を上回り更には誘導性も含まれている為か、吸い込まれるかのようにジェイクに襲いかかる。 イージスの攻撃が迫る中、ジェイクはカートリッジを一発消費させて、ディジーズニードルと呼ばれる魔力矢を複数撃ち出し迎撃すると 那々美がブーストアップ、バレットパワーをジェイクにかけ、それにより威力を高めたレストレインフレイムを撃ち放つ。 するとイージスはバリアを張り対処しようとしたが、レストレインフレイムがバリアに触れた瞬間、大爆発を起こす。 それを目撃したミトラはイージスの援護に向かおうとしたところ、復活したロウファに足止めを食らう。 一方でクロノはイージスを先に仕留めるとばかりにスティンガースナイプを撃ち出すが イージスはバリアを張りつつクラウディアに目標を定め、ジェイクごと消し去ろうと強力な魔力砲を撃ち抜く、 しかし那々美のオーバルプロテクションによってクラウディア全体を包み込みイージスの魔力砲を四散化させた。 するとオペレーターである夢瑠から驚きの一報がクロノ達の耳に届く。 それは先程、ドラゴンオーブの砲撃により、ミッドチルダ南地区アルトセイム地方が消滅したという知らせである。 つまりこれはドラゴンオーブの攻撃を五発受けた事になり崩壊まで残り二発となった事を意味する。 事態は急を要する、此処でいつまでも足止めを食らっている訳には行かない、 早急にエインフェリア達を殲滅しなければならない、其処でクロノは念話を使って作戦を提案、 メンバーはそれぞれ頷くとクロノの指示の下攻撃を開始する。 先ずはロウファがミトラを足止め、その中でクロノはイージスの牽制に務めていた。 一方でジェイクは那々美からブーストを再度掛けて貰うとカートリッジを三発消費 デバイスをイージスに向けて構え足下にはミッド式の魔法陣が広がっていた。 それを確認したクロノはイージスがジェイクを気付かないように此方に注意を逸らしながら誘導 そして絶好のタイミングを見計らってジェイクは攻撃を仕掛けた。 「これが!俺の最高の技だ!」 次の瞬間、デバイスから高速の矢が放たれイージスに当たる度に爆発、 更にその爆発により舞い上がりながら、尚ジェイクは撃ち抜いていく。 そして止めとばかりに最後の矢に全魔力を乗せて狙いを定める。 「奥義!ギルティブレイク!!」 撃ち抜かれた最後の矢は吸い込まれるかのようにイージスに迫り見事に頭を打ち抜くと 先程以上の大爆発を起こし、イージスは頭部を失い力無く落ちていき爆発したのであった。 「おのれ!貴様よくもイージスを!!」 仲間をやられ怒りに満ちた表情を浮かべる中でジェイクは続けて魔力矢を発射、 しかしミトラはバリアにて攻撃を受け止めていると、 ロウファが那々美の下に駆け寄りブーストアップ、フィールドインベルドとストライクパワーを指示、 那々美はロウファにツインブーストを掛けるとすぐさまミトラに迫りカートリッジを三発消費する。 「この一撃ですべてを断つ!!」 ロウファは持っていた槍型デバイスでミトラに攻撃、ブーストの効果もあってか簡単にバリアを砕くと、 引っかけるように引きずり見回し最後は強力な魔力の竜巻を起こす。 「奥義!ジャストストリーム!!」 ロウファが起こした竜巻はミトラの身を切り刻みながら上っていき結界を破壊、 更に立ち上り次元海に放り出されるのであった。 しかしミトラは未だ起動しており、持っていた杖をクラウディアに向け構えると 足下に巨大な魔法陣を広げ詠唱を始める、それを目撃したクロノもまた足下に魔法陣を広げ詠唱を始める。 「虚空を伝う言霊が呼び覚ませしは…海流の支配者の無慈悲なる顎門!!」 「悠久なる凍土…凍てつく棺のうちにて永遠の眠りを与えよ!凍てつけ!!」 互いに強力な広域攻撃魔法の準備が整うと躊躇う事無く撃ち抜く。 「ダイダルウェイブ!!!」 「エターナルコフィン!!」 そしてミトラが放ったダイダルウェイブは水流が竜を象り襲いかかる中で クロノのエターナルコフィンは周囲を白銀に染め上げ吹雪くとダイダルウェイブと激突 激突した場所ではエターナルコフィンがダイダルウェイブを凍らせ、 ダイダルウェイブがエターナルコフィンを押し返すという状況であった。 戦局は五分と五分に見える状況であるが、徐々にではあるが確実にクロノが押し始めていた。 そしてみるみるうちにダイダルウェイブが凍り付きミトラの目前で一気に勢いを増し、 巻き込むようにして凍結、ミトラはダイダルウェイブごと氷のオブジェと化した。 「…砕け散れ!!」 クロノは一言呟きスティンガーレイで氷のオブジェを破壊する、 そして感傷に浸る暇もなく夢瑠にエインフェリアの撃破を伝え 夢瑠は本局に打診する中でクロノ達は何事も無かったかのようにクラウディアへと戻るのであった。 時間は遡りクロノ達がエインフェリア撃破する前アルトセイムが消滅した頃、 その一報を本局から伝えられたはやては、流石に焦りの色を見せていた。 そして目前にはエインフェリアの一体、リリアが不敵な笑みを浮かべて対峙している。 今現在はやては、リリアと戦闘を行っており、戦況は互いに実力を探るかのような状況であった。 しかしドラゴンオーブの第五射により地表の振動は更に増し、海も荒れ果て、空は曇天と化し、 これ以上の状況の悪化は防がなければならない、先ずは目先の問題から片づけよう。 そう判断したはやてはシュベルトクロイツをリリアに向け宣言する。 「…んじゃまぁ、時間も無いちゅう事でサクサクと終わらせたるわ!」 そう言うなり体から大量の魔力が溢れ出し、シュベルトクロイツを剣に変えると 両足にフェアーテを纏い背中のスレイプニールを羽ばたかせ一気に加速 瞬時にリリアの背中を捕らえると一気に振り下ろし、背中をバッサリと斬りつける。 余りにもの一瞬な為か驚きの表情と共に振り返ると既にはやての姿は無く、 寧ろ後ろをとられており、剣からハンマーに切り替えたシュベルトクロイツが容赦無くリリアの右こめかみに直撃する。 そして吹き飛ばされるリリアであったが、弓型デバイスをはやてに向けエイミングウィスプと呼ばれる聖属性の誘導弾を撃ち出す、 しかしはやてはプロテクションとパンツァーシルトを合わせた二重魔法障壁を発動、エイミングウィスプを防ぎきった。 「くぅ!話と違うじゃないか!!」 「残念やったな、もう今までの私とは違うんよ」 吹っ切れ真の夜天の王となったはやての実力は、既にエインフェリアでは相手にならない程までに至っていた。 故に不敵な笑みでリリアを見上げる中、シュベルトクロイツをハンマーから剣に戻し 刀身を炎で纏うと飛竜一閃を撃ち払い、リリアに攻撃するとリリアはバリアを張り攻撃を受け止める。 するとはやては更に魔力を込め威力を高めるとリリアのバリアは砕け、リリアは腹部に大きな風穴を空ける。 更にリリアの目の前に移動するとシュベルトクロイツを杖に変え左から右に振り払い 続いて右から左下へと振り下ろし、下から上へ振り上げ、リリアを高々と吹き飛ばし そのまま杖を向けると魔法陣を広げ詠唱、投射面にはミッド式の魔法陣の姿もあった。 「此で仕舞いや、かませ犬」 そしてはやてはフレーズヴェルグを撃ち出し、リリアはまるで蒸発するかのように消滅した。 はやての圧倒的な強さに地上の局員が唖然としている中、それに気が付いたはやては急かすように窘め 局員達は急くように行動を開始、それを確認したはやては小さく頷くと ユニゾンしているリインが魔力を感知したとの知らせが入り はやては早速その方面に目を向けると、其処には決して忘れる事が出来ない人物の姿があった。 「アイツは…レザード!!」 どうやらレザードの行き先はヴァルハラの様で、 まさか三賢人と手を組むのではないのか不安を感じたはやては 現場を他の局員に任せ、気付かれないようこっそりと後を追うのであった。 場所は変わり廃ビルの中では手を組んだティアナとウェンディがリディアと対峙をしていた。 その中でティアナはウェンディに作戦と指示を与える、 だが当のウェンディはふてくされた顔をする、どうやら仕切られるのが不満なようである、 だがティアナは全く気にかけない様子を表していると、リディアがスターダストと呼ばれる四発の強力な衝撃波を発射、 二人は左右に飛び回避、剥き出しの柱を背にすると、 ウェンディが柱から飛び出しエリアルショットを撃ち抜き牽制、 しかしリディアはフレークフラップと呼ばれる魔力の散弾で迎撃 更に攻撃を加えウェンディに迫る中、ウェンディはライティングボードを盾にして攻撃を防ぐ。 ウェンディがリディアの相手にしている頃、ティアナはリディアの後ろに回り込もうと移動していた。 だがそれに気が付いたリディアが振り向き、フレイムシュートと呼ばれる炎の矢を撃ち抜くが ティアナは飛びかかるかのように柱に逃げ込み、フレイムシュートが撃ち抜かれた場所は大きく穴を空けていた。 そしてリディアはティアナが隠れた柱に狙いを定めフレイムシュートを撃ち抜くと 覚悟を決めたかのようにティアナが飛び出し、後方では撃ち抜かれた柱が砕ける中、 手にはダガーモードに切り替えたクロスミラージュが握られており、リディアに迫る。 しかしリディアは冷静に対応、弓をティアナに向けて魔力矢を撃ち抜き直撃する、 …だが、ティアナは陽炎のように消え去ると、幻影のすぐ脇からオプティックハイドを解除し 手にはダガーモードを握った低姿勢のティアナが下から上に突き刺すように襲いかかった。 流石のリディアも此には驚きの表情を隠せないでいたが、ティアナの攻撃が直撃する刹那 弓を盾にして間一髪ティアナのダガーを防ぎ、更にティアナの鳩尾辺りを右足で蹴り飛ばす。 その衝撃はティアナが直撃した床にひびが入る程に強く、ティアナはその場にて痛みと苦しみに動けないでいると リディアは冷静さを取り戻し、弓を向け先程と同様フレイムシュートを撃ち出そうとした、 だが次の瞬間、ティアナの後方からウェンディが対消滅バリアを張ったライティングボードに乗ってリディアに迫り リディアは咄嗟に左に回避、脇腹を掠める程度に終えるとウェンディに切り替えて矢を放つ。 しかしウェンディはライティングボードの面の部分をリディアに向けて攻撃を防御、 更に滑り込むように進みティアナに近づくと手を差し出す。 「ティアナ!早く乗るッス!!」 するとティアナは差し出された手を握りウェンディの背中にしがみつくと、 ウェンディはライティングボードを走らせ、更にフローターマインをばらまき廃ビルを脱出 そのまま高々と上空に上がり廃ビルを見下ろした瞬間、廃ビルが爆発した。 「……器物破損ね」 「今はそんな事言ってる場合じゃ無いッスよ!!」 あくまでも冷静なティアナに対しウェンディはつっこんでいると、破壊された廃ビルの中からリディアが姿を現し見上げていた。 そして弓をこちらに向けるとカートリッジを二発消費、バスターシュートと呼ばれる完全威力重視の魔力矢を撃ち放つ。 バスターシュートは見る見るうちにウェンディに迫り、ライティングボードに直撃、 その衝撃に体を揺さぶられている中でリディアは大量のエイミングウィスプを撃ち放つ。 「ウェンディ!避けて!!」 「合点承知ッス!!」 そう言ってライティングボードを縦横無尽に走らせ、アクロバティックにエイミングウィスプを回避していく それを見たリディアは更にエイミングウィスプを追加、 するとウェンディは急降下して廃ビルの間を縫うように進むが、 未だ多くのエイミングウィスプが追いかけてくる状況であった。 「くぅ!振り切れないッス!!」 「ウェンディ、そのままの速度を維持して」 そう言うとティアナは後ろを向きクロスミラージュを構えると魔力弾を撃ち放ち、 追ってくるエイミングウィスプを次々に撃ち落としていく、そして全てを撃墜させたティアナは前を向き ウェンディは横目で見ながらもティアナを賞賛していると、狭い廃ビルの出口に差し当たる場所に、リディアが待ち構えていた。 どうやら今までの攻撃は此処に誘導させるものであったようだ。 既に出口を塞がれ逃げ場のない状況の中、ティアナはウェンディに対消滅バリアを前方に集め更に加速するように指示 ウェンディは早速前方にまるで両刃のような対消滅バリアを張り更に加速、 そしてウェンディの後ろではティアナがカートリッジを二発消費してクロスミラージュを構えていた。 そしてリディアからスターダストやフレークフラップなどが撃ち放たれる中 ティアナはバリアブルシュートやクロスファイアなどで迎撃、次々に相殺させながら接近すると リディアはシールドを張りライティングボードの先端の刃がバリアと接触する、 だが完全に受け止める事は出来ず弾き飛ばされたが、体勢を崩したまま反撃 バスターシュートを撃ち抜き、二人に迫ってくる。 「どっどうするんッスか!?」 「任せて!」 慌てるウェンディに対し力強く答えるとエクストラモードを起動、 ティアナの黒いリボンが白く十字の部分は緑に染まり、バリアジャケットもまた同じく緑色に染まり始め、 クロスミラージュは白く輝き、更に周囲には光り輝く粒子を纏っていた。 そして立ち上がりバスターシュートと対峙するとクロスミラージュを平行に構え 白く輝く粒子エーテルが集まり出し強力な直射砲、サンダーソードを撃ち出しバスターシュートを相殺 更にはリディアの下へと迫りリディアは右へと回避、難を逃れた。 「チッ!外したか…」 「…つうかティアナ、その姿はなんなんッスか?!」 急激に魔力が高まり姿も変わったティアナに質問を投げ掛けるが ティアナは「パワーアップよ」と一言だけ答えリディアに目を向けると、 リディアもまたティアナの変貌に驚いた表情を浮かべていた。 しかしすぐに冷静さを取り戻し弓を向けるとティアナは次の作戦を指示、 ティアナはリディア目掛けてライティングボードから飛び降りると リディアが迎撃とばかりにフレークフラップを撃ち出す、 だがティアナはクリティカルフレアと呼ばれるエーテルの散弾を撃ち出し相殺 強烈な光が二人の間を分かち、リディアは目を凝らす中で ウェンディは前方に対消滅バリア製の刃を張ったライティングボードを振り下ろす しかし難なく避けられ寧ろ攻撃を仕掛けられそうになるが、 ティアナが援護に入りリディアの出鼻を挫くと、ウェンディはエリアルキャノンを撃ち抜きリディアを吹き飛ばす。 しかしリディアはゆっくりと起きあがりティアナに攻撃を仕掛けてくると ウェンディが盾となり攻撃を防御、ティアナはエーテル製のクロスファイアを撃ち抜くが、エイミングウィスプにて撃破される。 正面では此方の攻撃は撃墜されてしまう、つまり不意な攻撃でないと倒すことが出来ない… そうティアナが呟きながら考えているとウェンディから一つの提案を持ちかけられる。 「そんな!それじゃあアンタが!!」 「大丈夫ッス!なんせ私は戦闘機人何ッスから!!」 そう言って胸を張るウェンディ、ティアナは暫く考えその提案に乗ると早速作戦を実行する。 「頼むッスよ!ティアナ!!」 「…ティアでいいわ」 親しい人物からはそう呼ばれているとウェンディに目を合わさずに ティアナは答えると、ウェンディは喜びに満ちた表情で返事をし、 二人はライティングボードに乗りリディアの頭上を旋回、 その中でリディアは幾つかの攻撃を仕掛けていくとライティングボードが急降下 真っ直ぐリディアに迫り先端には刃が作られており、ウェンディ・ティアナの順に並び身を屈めていた。 だがリディアは臆することなく攻撃を仕掛け続けライティングボードはリディアに接触するか否かの瀬戸際の場所を通り抜け リディアは過ぎ去ったライティングボードに仕掛けようとしたところ、 後方に乗っていたティアナがリディアを通り過ぎるタイミングを見計らって飛び降りていたらしく、 右手に持っていたダガーモードのクロスミラージュでリディアを斬りつける。 ティアナの攻撃によりリディアは左上から右下にかけて大きな切り傷を付けられたが リディアは報復とばかりにティアナに向けてバスターシュートを撃ち抜く そしてバスターシュートがティアナに触れた瞬間、ウェンディへと姿が変わり驚く表情を浮かべるリディア。 「ヘッ…私達の作戦勝ちッス!!」 そう言って勝利を確信した表情を浮かべながら地面へと落下していくウェンディ そしてリディアの後方からライティングボードに乗りウェンディの姿を解除したティアナが、 右手にダガーモードのクロスミラージュを握り締めリディアへと接近 リディアはとっさに魔力矢を放つがティアナの右こめかみ左頬と肩をかすめる程度に終わり 寧ろライティングボードの刃が腹部に突き刺さり更にティアナの渾身の一撃がリディアを首を捕らえ跳ねた。 ティアナの幻術によりお互いの姿を変えウェンディに ダガーモードのクロスミラージュを一本渡す事で成立した作戦は成功したのであった。 その後…ティアナはウェンディの下へ駆け寄り様態を調べ医療チームに連絡 暫くしてマリーと共に医療チームが到着し、ディエチとウェンディを搬送する。 その中、タンカーに運ばれているウェンディがティアナの名を呼びティアナはウェンディに駆け寄った。 「私達…敵同士だったッスけど……親友ッスよね?」 「…………えぇ」 ティアナは小さく頷き答えると、安心したのかゆっくりと目を閉じ運ばれるウェンディ そして搬送を見届けたティアナはスバルの身を案じ、その場から立ち去るのであった…… 前へ 目次へ 次へ
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アニマカルド サークル:セブンスヘブンMAXION × Reliance Tone Number Track Name Arranger Lyrics Vocal Original Works Original Tune Length 01 インフィニティア 流歌 桃梨 TERRA 東方怪綺談 メイプルワイズ [04 41] 02 Phoenix-RED 流歌 コツキミヤ ゴム 東方紅魔郷 紅楼 [04 20] 03 魂 流歌 桃梨 父 東方怪綺談 プラスチックマインド [03 35] 04 Carillon-un 流歌 - - オリジナル - [02 33] 05 courage 流歌 MAKI 七誌 東方妖々夢 さくらさくら [04 50] 06 春は香へど君何処 流歌 コツキミヤ IKAchan 東方封魔録 博麗神社境内 [04 42] 07 Memoir 流歌 コツキミヤ Cherose 東方風神録 妖怪の山 [04 18] 08 Carillon-due 流歌 - - オリジナル - [02 02] 09 涙の海 流歌 やまざきさやか 流歌 東方星蓮船 春の湊に [05 05] 10 Phantom-Liberation-encore- 流歌 MAKI 流歌父 東方妖々夢 幽霊楽団 [05 32] 詳細 男性ヴォーカルのみのコンピレーションアルバム。 博麗神社例大祭7(2010/3/14)にて頒布 イベント価格:1,000円 ショップ価格:1,200円(税込) レビュー 名前 コメント
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登録日:2010/01/22 Fri 15 35 57 更新日:2024/04/30 Tue 10 48 33NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 3DS DS PS SS どうしてこうなった… ひろゆきも大好き ぼっちでも複数でも楽しめる カルドセプト カードゲーム クリーチャー ゲーム サーガは黒歴史 セガサターン ニンテンドーDS バグまみれ ←ただしサーガに限る ボードゲーム ロケットスタジオの被害者 任天堂 大宮ソフト 良作 ←ただしサーガを除く 1997年10月に大宮ソフトより発売されたセガ・サターン用ゲーム カードゲームとボードゲームのシステムを融合した当時としては斬新なゲーム性が特徴なゲームである。 ルールが少し難解で取っ付きにくいがその高い戦略性からゲーム誌等で高い評価を受け根強いファンを獲得し続編や移植版、更には漫画まで発売されている。 また公式大会等も開催された。 ※主な世界観 女神カルドラにより作られた最初の世界「リュエード」とその創造の書「カルドセプト」。 リュエードはカルドセプトにその世界の詳細を書き込む事で万物が創造されていた。 しかしそのカルドセプトが暗黒神バルテアスに奪われ世界を脅かす魔物達が産み出されてしまった。 それを嘆いたカルドラはバルテアスと戦い自らカルドセプトを破壊しその破片は世界各地へ飛び散って行った。 その戦いから長い年月が過ぎ人間の手によりその破片は様々な場所から出土した。 人間はこれを「カード」と呼び、またこのカードからクリーチャー等を呼び寄せる事が出来る人々「セプター」も現れ始めた。 更に錬金術師達の研究により「カードを全て集めカルドセプトを復元した者には神の力を手に入れる」という事も判明した。 ここからセプター同士のカードを奪い合う為のカードを使った戦いが始まる… ゲームの流れはマップ内を複数のプレーヤーがダイスを使って進み周回ボーナスを得たり領地をクリーチャーを使って占領しその土地に止まったセプターから通行量を入手したり土地を侵略したりスペルカードで邪魔をしたりしながらマップ毎に定められたG(ゲイン。魔力の事)を貯めてからいち早く城を目指すという物。 全体的にいただきストリートやモノポリーに似ているがこちらは土地の購入のではなくクリーチャーによる占領や防衛、侵略によって土地が取り引きされる点が大きく異なる。 このゲームの肝は同じ属性の土地を多数所持することで発生する連鎖と手持ち魔力を使って行う土地のレベルアップにある。 連鎖を伸ばしていくことで土地の価値が倍率で上昇していき、土地のレベルアップの際は連鎖数に関係なく常に一定の魔力量で行える。 つまり連鎖で倍率が発生している土地をレベルアップさせる事で、レベルアップに使った魔力×土地にかかった倍率だけ総魔力が向上。目標魔力に近づくというのがこのゲームの基本となる流れ。 なのでクリーチャーでの戦闘に勝利することはこのゲームの勝利において必須ではない。その気になれば敵の土地に侵略しないどころか、通行料すら取らずに爆速で魔力を稼いで勝つという事すら出来る。要するにブックの戦力ではどうしようもない敵の土地(クリーチャー)が発生しようが負けとイコールではない。 とはいえ戦闘に勝利して土地を奪えば敵の目標達成は遅れるし、こちらは目標に近づくので勝ちに近づくのは間違い無い。魔力を注ぎ込んだ高レベルの土地を奪取されると戦況は確実に傾くし、連鎖を形成している低レベルの土地でも失ってしまえば連鎖の倍率が落ちていく。 モードはストーリーモードと対戦モードがありストーリーは文字通りマップをクリアしながらストーリーを進めて行く。 対戦モードは文字通り他の友達と対戦したりストーリー中のキャラを自由に選択して戦う事が出来る。 ※主な用語 ブック セプターの使うカードの束。いわゆる普通のカードゲームで言うデッキの事。 カードは全360種、一種類のカードにつき最大4枚まで(一部例外あり)の全50枚によって構成される。 人やコンセプトによって様々なブックの組み方があり最強の組み合わせなど存在しない。 他のカードゲーム同様ブックの組み合わせは最も重要な要素である。 クリーチャー カードより召喚される魔物の事。 最も基本となるカードでセプターは基本的にクリーチャーを使っての土地防衛や侵略で魔力を貯めて行く。 クリーチャーにはそれぞれ属性、HP(耐久力)ST(攻撃力)コスト(必要魔力や召喚条件)が設定されており更に特殊な能力を持つ者もいる。 防衛側モンスターの属性と土地の属性が同じならば地形効果によりHPが上がり土地のレベルが上がればその地形効果は更に大きくなる為防衛に有利になる。 特定の属性にのみ強力な効果を与えるカードも存在しまた同エリア内で同じ属性の土地を確保すると連鎖が発生し土地の価値が上がる事から基本的にブック内の属性は偏らせたほうがいいとされる。 これを単色ブック、または二色ブックという また属性によってそれぞれ能力の傾向が異なる。 以下のカードの紹介は特記しない限りは最後に登場したシリーズでのステータスで紹介。 無属性 属性の加護か無いため地形効果が得れないがその分能力値や特殊能力が強力な割にコストが安い 各属性のサポートに最適 ゴブリン 0G ST20/HP30 ゴブリンのご多分に漏れず弱小なバニラカードでありブックに入れることは殆どない…のだが、 最弱の無属性クリーチャーという性質上、何らかのペナルティとしてゴブリンにされる形でそれなりに姿を見ることになる。 またレッドキャップというゴブリンの配置数でステータスが決まり、ゴブリンを応援で強化してくれるクリーチャーも存在する。 ST20/HP30というステータスの代表であり、ミノタウロス共々一種の基準として見られている。 なおサーガとリボルト以外は属性持ちのST20/HP30のバニラが各属性に存在し、前述の二作ではステータスこそ同じだがそれぞれの属性に応じた能力を持った別のカードに差し替えられている。 デコイ 貧弱なステータスと強力な特殊能力を持ったお人形。詳細はリンク先へ。 ニンジャ 70G ST40/HP40 先制;巻物強打[全] ファイター並のカラテと高レベルなジツを使いこなす名もなきニンジャ。 先制を持たないクリーチャーが戦闘を仕掛けると彼のアンブッシュを受けることになる。 かつてはティルトウェイトめいた核融合、フュージョン=ジツで多くの敵拠点を爆発四散させてきたが、 リボルトではフュージョン=ジツの記されたスクロールが存在しなくなってしまった。 ファイター 40G ST40/HP40 この世界における傭兵。 どのシリーズでもゲーム開始時にもらえるブックにだいたい入っている。 低コストなバニラカードだがとりあえずの土地確保や、弱いクリーチャーの排除は可能なので使い勝手は悪くない。 無属性かつレア度Nのクリーチャーとしては最もSTが高いので、プラックソードを持つと大金星をあげることもある。 ヘッジホッグ 40G ST10/HP30 反射[受けるダメージの1/2(巻物除く)] 発売元がセガだった初代と初代リメイクのDSにのみ存在するハリネズミ。 能力によって受けるダメージを半減(半分は相手に与える)するので実質HP60の優秀なばら撒き要員。 セガの青いハリネズミだが素早くないのか先制は持っていない。 巻物攻撃は反射出来ないので天敵はノーアイテムで巻物攻撃をしてくるパイロマンサー。 火属性 全体的にSTが高く攻撃的な特殊能力を持つ物が多い。 HPも高い場合が多く単純に殴りあいには強いが搦め手は苦手でややコストも高い。 ケットシー 50G ST20/HP30 無効化[ST40以上];防魔 配置制限:水 初代からリボルトまで全作品に出演・全ての作品で同じ能力という猫。なお召喚コストは少しずつ安くなっている。 力だけが取り柄の脳筋からの攻撃を無効化する能力と、マップでのスペルやクリーチャー能力の対象にならない能力を持ち、火属性には珍しい低ステータスで防御に優れるクリーチャー。 地形効果も得られるので高レベルの土地に居座られると攻略不能に見えるが、ST30未満のクリーチャーに武器を持たれたり、無効化されない巻物攻撃を行うことであっさり落ちる…が、 ケットシー側もアイテムを活用できるのでコイツを倒すとなると無効化能力とアイテムをすり抜けて倒せる組み合わせで挑むことが求められる。ST30以下の攻撃を無効化するバックラーとの組み合わせはストーリーのキャラすら使用してくる公式コンボ。何らかの理由でSTが31-39の間になっていなければ通常攻撃なら全て無効化する。 …と一見頼りになるが援護持ちやSTが条件付きで上昇するクリーチャーはST40以上ということ事がまずなく無効化をすり抜けつつ大ダメージを与えて来る天敵。後述のファイアードレイクとか。他にもパイロマンサーはケットシーが無策だと死ぬ巻物攻撃をローコストに撃ってくる。実のところ無効化が出来ないと属性が付いたゴブリン程度のステータスなのですぐ落ちる。高レベル土地を任せるとなったら対策カードを破壊してケットシーを守るようなプレイングが求められる。 エルダードラゴン 高コスト高スペックな年老いた竜の王様。詳細はリンク先へ。 パイロマンサー 70G ST30/HP50 アイテムを使用しない場合、巻物攻撃[ST=30];戦闘相手が攻撃成功した場合、戦闘終了時、ST=20、MHP=30 任天堂ハードに戦場が写ってから参戦した炎を操る英雄。 アイテムを持たない場合は巻物攻撃扱いの火球で攻撃し、地形効果や一部の特殊能力を無視した攻撃を行う。 前述してあるデコイやヘッジホッグの特殊能力を無視して焼き払ってくれる。 但し敵の攻撃を受けるとゴブリン並のステータスになってしまう…が、火球攻撃は相変わらず使用できる。 お察しの通りコイツの元ネタは世界一有名な配管工。ファイアボールでの攻撃とパワーダウンを再現している。 パワーダウン後も火球が使えるのはチビファイア状態を再現しているとか、 コイツがヘッジホッグに強く出られる理由は…だのネタが尽きないクリーチャー。 ファイアードレイク 80G ST30/HP40 戦闘中、ST+(配置火クリーチャーの数×5) 火属性クリーチャーの配置数だけ攻撃力がいくらでも上昇するアタッカー。 自分の火属性のみならず他人の火属性クリーチャーも数に数えるので、火属性ブック同士がぶつかるとお互いの拠点をコイツが焼き合うという展開がしばしば発生する。 なお初代とそのエキスパンションの頃は侵略時ST+20という地味な効果で、無尽蔵に火力を増していくようになったのはDSの頃から。 竜なので上述のエルダードラゴンがいると応援してもらえるので更に攻撃力を増す。場合によってはそのエルダードラゴンすら焼き払える火力になるケースも…。 フェニックス 創作で最も雑に取り扱われてるかもしれない不死鳥。詳細はリンク先へ。 ミノタウロス 火属性永遠のアイドル。詳細はリンク先へ。 ちなみに彼から属性を抜いてコストを下げたのがファイター。 火の土地にいない状況でファイターに先手を取られるとあっさり討ち取られる。 ファイターが腕利きなのかミノタウロスが弱いのか…。 水属性 全体的にHPが高く攻撃無効化能力を持つ物が多い。 防衛力はトップだが攻め手は乏しい。 ダゴン 各色に1枚ずつ存在する四王と呼ばれるカード。詳細はリンク先へ。 非常に高コスト・同じ属性を支援する応援・戦闘一回毎に魔力を持っていかれる代償を持つという点で共通している。 頑丈な水属性を更に後押しする有用な応援を持つのだが、高コスト高スペックが祟って後述のブラッドプリンに放り込まれたり、 漫画版ではロリババアな美少女化したりと四王で最も目立っていると思われる。 ブラッドプリン 30G ST20/HP20 援護;戦闘開始時、MHP+(援護クリーチャーのHP)(最大100) 援護に使ったクリーチャーを食べて巨大化する生物。 例としてファイター(HP40)を援護に使った場合はMHPが60まで増え、ブラッドプリンが手札に戻るか破壊されるまで維持される。 よくダゴン(HP80)を食ってMHP100のブラッドプリンが誕生する。 リボルトでは好き嫌いが増えたのか無属性と火属性を援護に使えなくなった。あとごちそうだったダゴンが消えた。 地属性 HPが高い物が多く援護(モンスターをアイテムとして使える)能力を持つ物が多い。 全体的に地味だがコストが安く援護能力のおかげでアイテム切れになりにくいため土地の展開力が非常に高い。 ドリアード 55G ST20/HP30 援護;離れた地属性の土地に移動できる 配置制限:風 使用不可:武器 基礎ステータスはゴブリン並に貧弱だが援護能力に加え、好きな地属性の土地にワープする能力を持つ。 後者の能力は地属性土地の確保・連鎖形成に有用であり、戦闘に入っても援護で生き残りやすい。 風属性 先制能力(防衛側でも先に攻撃出来る)を持つ物が多くSTが高め。 全体的にHPが低くやや扱いにくいが特殊能力が強力な者が多いため上手く扱えば火属性以上の爆発力を持つ。 スペクター 30G ST0/HP30 戦闘中[ST HP=10〜70のランダムな値] 戦闘に入るごとに強さが可変する不安定なクリーチャー。 ティラノサウルス(ST50/HP60)を撲殺出来るステータスになったと思えば、ゴブリンに撲殺されるような貧弱になったりする。 極めて不安定なクリーチャー…には違いないのだが、相手をする側になってみると戦闘結果を予測にしにくく、 30Gという安価で召喚可能なので不安定さに反し、土地確保要員で気軽にばら撒いていけるクリーチャー。 コーンフォーク 70G ST30/HP40 自破壊時またはスペルで破壊された場合、使用者はG200を得る 倒された時に200Gを得られるクリーチャー。収支+130G。 この手の能力持ちの宿命か、プレイヤーからの扱いは極めて過酷。 死亡前提の能力なので本来の風属性におかれることも少なく、 敵の欲しがりそうな場所に倒していいよとばかりに配置されてしまうのは序の口。 ある時はゴールドグース(使用者が破壊されると最大HP×7Gを得るアイテム・コーンフォーク自体の能力と合わせて480G得られる)と共に自殺特攻を強いられ、 またある時は敵領地を踏んだ時にダイナマイト(ST+60、使用者は戦闘終了後自壊)で特攻させてポップコーンになったり、 酷い時はソウルハント(スペルで破壊された時に最大HP×5Gを得る呪いスペル)をかけられ、全体攻撃スペルの巻き添えで破壊すらされる。 モスマン DS版環境のトップメタと言われたクリーチャー。詳細はリンク先へ。 サキュバス 誘い受けの達人。名前から想像出来るようにイラストアドバンテージの高いクリーチャー(2nd以降)。詳細はリンク先へ。 ウロボロス 一定条件下では倒されても無限に復活する蛇。詳細はリンク先へ。 スペル 毎ターンダイスを振る前に一度だけ使える特殊な効果を発生させるカード。 遊戯王の魔法カードみたいな物。 その効果は単純に魔力を増加したり相手の土地のクリーチャーを攻撃したりダイスを操作したり等様々。 戦略を担うためブックコンセプトによってはクリーチャーより重要なカード。 アイテム クリーチャー同士の土地の侵略、防衛時に使うカード。 一見どう見ても敗北しそうな勝負もアイテムカード次第では勝てたりする。 大別すると… STを高める、先制を付与する等の侵略に役立つ「武器」 HPを高める、条件にあった攻撃を無効化する等の防衛に役立つ「防具」 地形効果や一部特殊能力を無視してクリーチャーに直接固定ダメージを与える「巻物」 多くのクリーチャーが使えて汎用性が高い「道具」があり 種族やモンスターによって装備出来ないアイテムがある。 プラックソード ST+40 レア度Nクリーチャーが使用時、強打[全] リボルトで登場した武器。レア度Nのクリーチャーが持つとダメージ1.5倍という効果。 所詮は最低レア度のクリーチャーなんて大した事ない…と思っていると、 レア度NでST60のキングバランやグレートタスカーが150ダメージを与えて拠点を粉砕していく。 幸運(LUCK)という文字の刻まれた剣に血文字でPを書き加えられた勇気(PLUCK)の剣…かどうかは定かではない。 聖堂 ストーリー中盤に登場する施設。 護符という物を買える。 この護符はそれぞれのエリアごとの属性それぞれに設定されておりそのエリア属性の土地の価値に比例して価値が上下する。 いわゆる土地の株券。 これから自分がレベルを上げる予定の土地の護符を買ったり逆に相手のレベルを上げそうな土地の護符を買ったり等の上手く扱えば重要な魔力を増やす術となる。 ショップ 止まるとカードを買える。 品揃えはマップごとに様々 祠 止まるとランダムで何かが起きる 何も影響が無ければ勝敗に大きく関わるような事が起きたり等様々。 転送円 止まると別の転送円がある場所に飛ばされる。 大抵の場合離れ小島に隔離されダイス運が悪いとずっと島送りから復帰出来ない事も。 ちなみにセガ・サターン版のみプレーヤー間で土地を売買するシステムがあったが後のシリーズでは廃止されている。 後にPS移植版のカルドセプトエキスパンション、更にその兼価版のエキスパンションプラス 更にカードの種類や枚数、ルールを改正、領地能力等を追加したカルドセプトセカンド、そのPS2移植版や漫画版がマガジンZに連載し現在単行本六巻まで発売中等々幅広く展開している。 しかし漫画版は現在作者のかねこしんや氏が体調不良の為休止中。 しかも休止中にマガジンZが廃刊になってしまい継続して連載される雑誌も決まっていない…。 だが元マガジンZ編集部から未収録エピソードや物語完結までの書き下ろし6話を収録した七巻を発行予定という打診があり作者の体調の回復次第では続きが描かれる事が期待される。 またWifiに対応したDSにも移植されWifiでランキングに挑む事も出来る。 携帯アプリ版もあるがほぼ別ゲーなので割合。 そしてXBOX360にて様々な新システムを搭載したカルドセプト・サーガが発売… されたがあり得ないバグが体験版の時点で多数発見されたにも関わらず製品版でもそれは直らず度重なる修正データが配布されたり製品が回収される事態に発展してしまった。 おかげで他のカルドセプトまでバグまみれとだと勘違いされることも。 ※バグはあるにはあるがプレイヤーに有益なバグなので気にならない、使っても大した差は生まれない為製品としては問題ないものしかない。 その後、ニンテンドー3DSにてカルドセプトリボルトが発売された。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] サーガは間違って出てしまったが、サードは出ていない!!(ヲー理論) -- 名無しさん (2015-01-18 13 45 26) セカンドエキスパンション面白かったよ。また対CPUでダラダラ遊びたいけど、PS2が動かないのでつらい -- 名無しさん (2017-12-13 15 38 02) 廉価版は直してちょ -- 名無しさん (2021-02-13 23 30 02) 念能力じゃ無いのか…。 -- 名無しさん (2021-02-13 23 48 59) 「〇〇を集めれば神になれる」という設定はありふれてるが、実際に集めきって神になったものがわりとでてくるのはなかなか珍しい。まあ神になっても結局管理職みたいなものだけど -- 名無しさん (2021-10-21 09 42 38) リボルトはインフレしすぎてて割とバカゲー感あったな、サーガより前のクリーチャーも登場してるけど大体インフレについて行けてなかった -- 名無しさん (2024-01-19 08 32 44) 3DS版から女性キャラがえらく可愛くなったような・・・ -- 名無しさん (2024-04-30 10 48 33) 名前 コメント
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翌日、小鳥遊がバイトに出ると、なのは、佐藤、ぽぷらがフロアで待ち受けていた。 「皆さん、お、おはようございます」 「おう」 「小鳥遊さん」 なのはが真摯な瞳で小鳥遊を見上げる。奥では、小鳥遊が変な動きをしたら即座に反応できるよう、恭也と美由希がナイフとフォークを構えていた。 「フェイトちゃんは、どうしてジュエルシードを集めているんですか?」 「……ごめん。言えないんだ」 「それはわかってます。でも、小鳥遊さんが協力するってことは、それだけの理由があるんですよね?」 小鳥遊が理由を言えないのは、フェイトに義理立てているからではなく、本当に知らないからだ。どう答えようか考えあぐねていると、来客を告げるベルが鳴った。 「あ、俺、行ってきます!」 小鳥遊は逃げるように速足で入口へと向かう。 「いらっしゃいませ。ワグナリアへようこ……」 「おはよう、宗太」 客は小鳥遊の姉の梢だった。長身の美人だが、まだ日も高いのにお酒の匂いを漂わせ、全体的にだらしない雰囲気がする。職業は護身術の講師。宗太が護身術を扱えるのも、梢の影響だ。 「ここには来るなって言っただろ。梢姉さん」 「宗太が冷たーい。私、お客なのに」 「そうだよ。お客は丁重に持てなさいとね」 梢の背後から現れたのは、人間形態のアルフだった。耳と尻尾を隠して、Tシャツにジーパンというラフな格好をしている。 「ア、アルフさん!?」 「あれ、宗太、アルフちゃんと知り合いなの?」 「梢姉さんこそ、どうしてアルフさんと?」 「いやー。店の前にいるのを話しかけたら意気投合しちゃって。ねー、アルフちゃん」 「おお、小鳥遊、あんたいいお姉さんがいて幸せだねぇ」 梢とアルフは肩を組んで笑いあう。 入口にずっと陣取っているわけにはいかないので、小鳥遊は二人を客席に案内する。騒いでも被害が少ないよう、なるべく端の席に座らせる。 「とりあえず、ビール! じゃんじゃん持ってきて!」 「昼間っから飲むな!」 「おや。お客の言うことが聞けないのかい?」 「くっ!」 梢一人なら、家族特権で強気に出れるが――ほとんど効果はないが――アルフがいるのでそれもできない。これでは完全に嫌な客だ。 さっさと酔いつぶして寝かせた方が静かになると判断し、小鳥遊はビールを取りに戻った。その途中で、念話をアルフに送る。 (どういうつもりですか?) (鈍いねぇ。あんたが不用意なことを喋らないように、監視だよ) (俺、何も知りませんよ?) (そんなことないさ) 小鳥遊の知っているフェイトとアルフの能力をばらされるだけでも、いずれ戦う時に不利になる。 フェイトは小鳥遊を疑っていないようだが、アルフは違う。いざとなれば、付き合いの長い、なのは、ぽぷら側と結託する危険性があると考えていた。 (どんな些細でも、あんたがフェイトの不利になるようなことを言ったら、その時はガブッといかせてもらうよ) アルフが低い声音で恫喝する。 (もう少し信用して下さい。俺は約束を破ったりしません) (そういう台詞は、証を立ててから言うもんさ) 小鳥遊は梢のテーブルに大ジョッキに入れたビールを二つ置いた。 「よーし。それじゃあ、今日は飲もう、アルフちゃん!」 「いいねぇ。今日はパーッとやろう、梢ちゃん!」 「ただ飲んで騒ぎたいだけじゃないですよね?」 すでに宴会モードに入っている二人を見ながら、小鳥遊は静かに溜息をついた。 店の一角を占拠し、アルフと梢がどんちゃん騒ぎをしている。従業員は梢で慣れているのか、とりわけ大きな反応をしていない。小鳥遊は頭痛を堪えていたが。 「ねえ、恭ちゃん」 「どうした?」 「このお店って、カップル多くない?」 やたら嬉しそうに美由希が耳打ちしてくる。古今東西、女性は色恋の話が好きだ。 「そうか?」 恭也に思い当たる節はまったくない。 「ほら、見てよ」 今オーダーは入っていないので、厨房で佐藤がぼんやりとしている。その視線が自然と八千代を追っている。言われてみれば、佐藤は八千代には優しい。 「それから、ほら」 伊波がフロアの片隅を指差す。 仕事をする小鳥遊を、物陰から伊波が荒い息で見つめている。 「ね? 熱い視線でしょ?」 小鳥遊はミニコンを治す為、伊波は男性恐怖症を治す為、なるべく一緒にいるよう杏子に指示されている。 最初は犬猿の仲だったのだが、殴る伊波に小鳥遊が我慢強く付き合い続けた。やがて伊波家の問題を小鳥遊が解決し、それがきっかけとなって伊波は小鳥遊に惚れてしまった。 「きゃあああああああ!」 後ろを振り返った小鳥遊に、伊波が殴りかかっていく。小鳥遊が店の奥へと飛んでいく。どんな鍛え方をしたらあんな腕力がつくのか、恭也は教えて欲しいくらいだった。 小鳥遊の技量なら防御くらいできそうなものだが、どういうわけか常に無抵抗で殴られている。 「きっと今のは照れ隠しだね。伊波さん、可愛い」 「俺には獲物を前に舌なめずりしている猛獣にしか見えん」 殴られる恐れがないせいか、美由希の伊波の評価はやけに甘いようだった。 「そう言えば伊波さんって、私を見るたびに、悲しそうな顔するんだよね。何か悪いことしたかな?」 美由希が首を傾げる。まさか美由紀の胸を見るたびに、スレンダーな伊波が敗北感に打ちひしがれているとは夢にも思っていなかった。 「あー。腹減ったなぁ」 杏子がフラフラと恭也たちの背後を通り過ぎる。初日に宣言した通り、杏子はこれまでほとんど仕事をしていない。 「八千代ー。パフェ」 「はい、杏子さん。ただいまお作りします」 八千代が慣れた様子でパフェを杏子に差し出す。ちなみに今日これで五杯目だ。他にもせんべいなど、ひっきりなしに食べている。どれだけ巨大な胃袋なのだろうか。 パフェを食べる杏子を、八千代はうっとりと眺めている。 「あの二人、十年来の付き合いなんだって。ラブラブだね」 「……女同士だぞ?」 「だから?」 美由希はこともなげに言う。 「あ、でも、そうなると、佐藤さんと三角関係か。うわ―。恋愛小説みたい」 美由希まで赤い顔で喜んでいる。 「仲がいいと言えば……」 これ以上踏み込んではいけない気がして、恭也は厨房に目を向ける。 「彼らも仲がいい……な!?」 厨房の中で、相馬が山田をおぶっていた。いや、おぶっているのではなく、山田が無理やりしがみついているようだ。 「山田を、山田を甘やかしてください! 甘え界のホープ、や、ま、だ!」 「山田さん。仕事ができないんだけど」 相馬は迷惑そうにしているが、山田はまったく気にせず同じ台詞を連呼している。 「恭ちゃん。あれは恋愛じゃないよ」 「……そのようだな」 直球過ぎるが、妹が兄に甘えるような感じだ。もちろん美由紀となのはがあんな甘え方をしたことはない。 「で、誰から聞いたんだ?」 美由希は恋愛に聡い方ではないので、情報源がいるはずだ。 「ばれちゃったか。山田さんだよ。八千代さんと白藤店長って仲がいいねって言ったら、この店の恋愛模様を全部教えてくれた」 佐藤にばれたらお仕置きを受けるだろうが、自業自得だろう。 ふと美由希が悪戯っぽい笑みを浮かべる。 「ねえ、私となのはに彼氏が出来たらどうする?」 「お前はともかく、なのはは早すぎるだろう」 「そんなことわからないよ。女の子は早熟なんだから」 「確かに大人びているが、さすがに恋人となるとな」 恭也は時々、なのはが小学三年生だと忘れそうになる。なのはだけではなく、友人のアリサとすずかも年齢以上にしっかりしているので、尚更だ。いくら子供っぽいとはいえ、高校生のぽぷらとなのはが対等の関係を築いているのがその証拠だろう。 「なのはちゃーん!」 「ぽぷらちゃん、どうしたの?」 ぽぷらがなのはに泣きつく。 「さっきのお客さんがね、『君、中学生?』だって!」 「ぽぷらちゃん、高校生なのに失礼しちゃうね」 よしよしとぽぷらを慰めるなのは。確実に間違っている光景だ。 しかし、どんなに大人びていても、なのはには親しい男友達がいないので、恋人のいる状態が想像しにくい。 「あ、それなら、ユーノ君は? ユーノ君を人間の男の子だと考えてみたら?」 「蛙じゃなくて、フェレットの王子様か。ファンタジーだな」 恭也は苦笑しながらも、もしユーノが人間だったらと考えてみた。 きっと金髪の可愛い男の子だろう。何故かパーカーに半ズボン姿まで詳細に想像できた。 なのはとユーノが二人で手をつないで歩いている光景を思い浮かべてみる。 (うん。なかなかお似合いだな) なんだか楽しくなってきて、恭也はさらにユーノを人間に置き換えてみる。 二人で一緒に食事をし、お風呂に入り、同じ部屋で寝る。この前、ユーノがなのはの頬を舐めていたが、あれはつまりキスということか。 「…………美由希、ここ任せていいか?」 「どこ行くの?」 「ちょっとあのフェレットを三枚に下ろしてくる」 恭也の両手にはいつの間にか、二刀の小太刀が握られていた。 「ねえ、どこから刀を出したの? さっきまで持ってなかったよね!?」 「じゃあ、すぐ戻る」 「待って! 今のはただの空想だから! ユーノ君はただのフェレットだから!」 「放せ、美由希! 男には殺らなきゃいけない時があるんだ!」 「それ、前に私の使った台詞!」 血気にはやる恭也を美由希が押しとどめる。その姿を、客たちが諦めたように眺めていた。すでに二人とも、ワグナリアの変人リストに名を連ねていることに、当人たちだけ気づいていなかった。 その頃、音尾の家では、ユーノが得体の知れない悪寒に襲われていた。 時空管理局所属、L級次元巡航船アースラ。 艦長室の赤い敷物の上で、リンディは静かに緑茶を湯呑に注いでいた。緑茶の中に大量の角砂糖を投入し、おいしそうに飲む。 『どうもー』 そんなリンディの横に通信画面が開いた。ただし、画像は真っ黒で何も映っていない。聞こえてくる声も音質が悪く、会話に支障はないが、相手の年齢どころか性別さえも判別できそうにない。怪しさ満点の通信だった。 「あら、久しぶりね。元気にしてた?」 しかし、リンディはにこやかに通信画面に話しかける。 『ええ、それはもう。実は今日はお願いがありまして』 「あなたがお願い? 珍しいわね」 リンディは姿勢を正した。ただ事ではなさそうだ。 『地元の知人が厄介事に巻き込まれてしまって、解決して欲しいんです。ロストロギア絡みと言えば、興味がおありでしょう?』 「ええ。もちろん。詳しく聞かせて欲しいわ」 『名称はジュエルシード。数は全部で二十一個。使い方次第では、次元震どころか、次元断層すら引き起こす危険な物です。これを二人の魔導師が奪い合っています』 次元震と聞いて、リンディの顔が険しくなる。下手をすれば、幾つもの次元世界が滅びかねない。 「他に情報は?」 『奪い合いをしている魔導師の写真は後で送ります。でも、俺が教えられるのはその程度ですね』 「どうして?」 『巻き込まれた知人が二派に分かれてしまって、どちらかに肩入れするわけにはいかないんですよ。こちらに来れば、すぐにわかると思いますので、それじゃあ、よろしくお願いします』 通信画面が消えると同時に、艦長室の扉が開く。入ってきたのは、黒いロングコートを着た少年だった。リンディの息子、クロノだ。 「母さ……艦長、今、謎の通信が。一体誰からですか?」 「そうね。一言でいえば情報屋さんかしら」 「情報屋? 魔導師ですか?」 「いいえ。次元移動したこともない一般市民よ」 「それがどうして僕らのことを知ってるんです?」 「さあ、どうしてかしらね。それより任務です。アースラはこれより第97管理外世界『地球』北海道へと向かいます」 アースラは進路を北海道へと向けた。 ワグナリアで、相馬は一人携帯電話をロッカーにしまう。やたらとごつい、まるでトランシーバーのような携帯電話だった。 山田が休憩室に入ってくる。まだ休憩時間ではないはずなので、さぼりだろう。 「おや、相馬さん。どなたに電話を?」 「うん。昔の知り合いにね」 「えっ? 相馬さんにお友達がいたんですか? かわいそうまさんのはずなのに?」 「勝手に可哀想にしないでもらえる? さてと仕事に戻ろうかな」 相馬は笑みを顔に張り付けたまま厨房に戻っていった。 その日の夕方からジュエルシード集めが始まった。 森の中で、怪鳥が羽ばたく。 「ぽぷら、右だ!」 「必殺ぽぷらビーム!」 敵の飛ぶ先を佐藤が予測し、ビームが怪鳥を貫く。 怪鳥が鳥とジュエルシードに分離する。 「ジュエルシード封印っと。やったね、佐藤さん」 ぽぷらはジュエルシードを拾い上げる。 ぽぷらが使える魔法は、飛行と直射型ビーム、念話だけだ。防御はバリアジャケットのみという貧弱さだが、そこはスピードと佐藤が敵の行動を予知することでカバーしてくれていた。 今日はほとんど縮んでいない。初戦では常に最大出力のビームを撃ってしまったので、あっという間に縮んでしまったが、最近では威力の調整もできるようになり、戦闘持続時間も延びていた。 「これで今日の仕事は終わりだな、ぽぷら」 「佐藤さんって、普段は種島って呼ぶのに、変身してる時だけぽぷらって呼ぶね。どうして?」 ぽぷらが不思議そうに佐藤の顔を覗き込む。 「当り前だ。変身してる時は、魔法少女が名字で、ぽぷらが名前なんだから。なのはと被るから名字では呼べん」 「そうなの!?」 「そうだ。つまり、変身したなのはを英語名風に表記すると、なのは・リリカル・魔法少女になる」 「リリカルってミドルネームだったんだ」 「略すと、なのは・R・魔法少女だな」 「佐藤さん。リリカルの頭文字はLだよ」 「……略すと、なのは・L・魔法少女だな」 「何事もなかったかのようにやり直した!」 「さっさと戻るぞ」 佐藤は少し赤い顔をしていた。 住宅街の片隅で、まだ発動していないジュエルシードを前に、なのはとフェイトは向かい合っていた。 なのはは唾を飲み込む。休戦条約はかわしているが、前は同じ状況で、問答無用で戦闘になった。どうしても身構えてしまう。 フェイトがバルディッシュを左手に、ゆっくりと近づいてくる。 (左手?) フェイトの利き手は右だったはずだが。 フェイトが無造作に右拳を突き出し、 「じゃんけん」 「へっ?」 「ぽん」 反射的に、なのははグーを出した。フェイトはチョキだ。 「……私の負け」 フェイトは意気消沈して去ろうとする。 「待って!」 約束を守ってくれたことが嬉しくて、なのはは思わずフェイトを呼び止めていた。 「何?」 「もし良かったら、私たち、友達になれないかな?」 なのはは自然とそんな言葉を紡いでいた。 「……さよなら」 しかし、フェイトは最後まで聞かずに飛んで行ってしまう。 夜も深まり、フェイトは集合場所に帰ってきた。 アルフも小鳥遊もまだ戻っていない。 「あの子は……どうして」 なのはの顔を思い出す。敵である自分と友達になりたいと言う少女。どうしてそこまで他人の為に必死になれるのか、フェイトには理解できない。 「ただいま」 「フェイト~。こいつ、何とかしておくれよぉ」 小鳥遊と一緒に帰ってくるなり、気味悪そうにアルフがフェイトの後ろに隠れる。アルフには魔法の知識のない小鳥遊についてもらっていたのだ。 「どうしてですか? 可愛いじゃないですか」 小鳥遊は両手に目玉のついた綿飴のような物体を抱えていた。暴走したジュエルシードだ。魔法で小さくされて、小鳥遊に頬ずりされている。 ジュエルシードは悲鳴を上げて嫌がっていた。 小鳥遊の攻撃魔法は縮小のみで、ジュエルシードの封印はできない。 「ジュエルシード封印」 「ああ、酷い!」 フェイトがいきなりジュエルシードを回収する。フェイトも少しだけかわいいと思ったのは内緒だ。 「アルフ、小鳥遊さんはどうだった?」 「う~ん。とにかく偏ってるねぇ」 アルフが困ったように頭を描いた。 防御は鉄壁だが、縮小魔法は射程距離が短く、飛行速度も遅い。相手がスピードで勝っていた場合、追いつく術がない。 今夜の戦いでも、逃走しようとするジュエルシードに置いて行かれそうになり、アルフがバインドで足止めしてどうにか捕獲できたくらいだ。 高速戦闘を得意とするフェイトとは真逆の能力だ。小鳥遊の当面の課題は、スピードアップと補助魔法の習得になるだろう。 「フェイトの方はどうだったんだい?」 「ごめんね。私はじゃんけんに負けちゃった」 「フェイト~。そんな約束守らなくても……」 「いいんだよ。私も母さんの為に早く集めたいし」 「母さん?」 小鳥遊の疑問に、フェイトとアルフは顔を見合わせる。 「ちょうどいいかも」 「フェイト、まさか」 「うん。小鳥遊さん、明日、時間ありますか?」 「朝ならバイト入ってないけど」 「よかった。じゃあ、明日、母さんに会ってもらえますか? 小鳥遊さんと協力するように言ったのって、母さんなんです」 「わかった。フェイトちゃんのお母さんか。きっと優しい人なんだろうね」 フェイトの頭を撫でながら承諾する。小鳥遊の言葉に、アルフは複雑な面持ちをしていた。 「それじゃあ、アルフ帰ろうか」 「先に行ってておくれ。あたしは少しやることが」 「? わかった。じゃあ、先に帰るね」 フェイトは一足先に隠れ家に帰っていった。 二人きりになり、アルフは小鳥遊に指を突きつける。 「単刀直入に訊くよ? フェイトのことをどう思ってるんだい?」 アルフにはどうしても不安なことがある。もし小鳥遊がフェイトに邪な感情を抱いているようなら、ここで倒しておかないといけない。 「どうって?」 「どうもこうもない。あんた、フェイトと恋人になりたいなんて考えてんじゃないだろうね?」 「まさか。むしろ父親になりたいです」 「はっ!?」 返答は、アルフの想定のはるか斜め上だった。 「ええと……つまり……付き合うつもりはないってことだね?」 どうにかそこだけ理解する。 「だから、そう言ってるじゃないですか」 「……なら、いいのかな?」 釈然としないものはあるが、アルフは無理やり自分を納得させた。 「その言葉、忘れるんじゃないよ!」 捨て台詞を残し、アルフもフェイトを追って夜空に消える。 小鳥遊にとって、ちっちゃいものはすべて愛すべき対象である。子供だろうと、小動物だろうと、虫だろうと、ミジンコであろうとそれは変わらない。 「さすがにミジンコと付き合えるわけないでじゃないですか」 もし最後の言葉を聞かれていたら、小鳥遊は今頃土の下に埋められていただろう。 目次へ 次へ
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ヨーロピアンカンファレンス リバプールFC 監督:勝汰 ポジション 選手名 GK ハンダノビッチ GK レイナ DF キム・ジンス DF アッガー DF ガライ DF コシェルニー DF 酒井高徳 DF サコ DF サバレタ DF ダンテ DF マスチェラーノ MF ウィルシャー MF コウチーニョ MF ゴナロン MF シャビ・アロンソ MF スターリング MF モドリッチ MF ナスリ MF ヌリ・シャヒン FW キャロル FW ケイン FW スアレス FW フェルナンド・トーレス FW メッシ シーズン途中まで在籍していた選手 DF フンメルス →ドルトムント DF リカルド・ロドリゲス →ドルトムント MF ガビ →バイエルン FW アレクシス・サンチェス →ドルトムント FW グリーズマン →ドルトムント オリンピック・リヨン 監督:祐真 ポジション 選手名 GK バウマン GK ノイアー DF アラバ DF コールマン DF スボティッチ DF トレーシュ DF バドシュトゥバー DF フアン・ベルナト DF ヘーベテス DF ラポルト MF アンデル・エレーラ MF エリクセン MF ギュンドアン MF クロース MF ゲッツェ MF ラース・ベンダー FW インモービレ FW カイト FW カンドレーバ FW ドゥンビア FW ピアッティ FW ペドロ FW レバンドフスキ オリンピック・マルセイユ 監督:はおー ポジション 選手名 GK アンソニー・ロペス GK ロリス DF ケーヒル DF アスピリクエタ DF コエントラン DF コンパニ DF ドゥビュシー DF ナウド DF マルキーニョス MF ケディラ MF トゥララン MF ハビ・ガルシア MF ピルロ MF パイェ MF バルブエナ MF マティッチ MF マルキジオ MF ラムジー MF ロッベン FW クリスティアーノ・ロナウド FW ジニャク FW ナニ FW ネグレド FW ベンゼマ シーズン途中まで在籍していた選手 FW ベイル ASローマ 監督:マッシュ ポジション 選手名 GK ムスレラ GK レノ DF アシュリー・コール DF アレックス・サンドロ DF カルバハル DF ビディッチ DF フェルトンゲン DF ペペ DF マイコン MF グロスクロイツ MF シャキリ MF スベン・ベンダー MF ハメス・ロドリゲス MF ビダル MF ベララビ MF ヤヤ・トゥレ MF ロイス FW オーバメヤン FW カルロス・ベラ FW ジャクソン・マルティネス FW テベス FW ボニー レアル・マドリードCF 監督:ライアン ポジション 選手名 GK ケイラー・ナバス GK ブラーボ DF アルベルト・モレーノ DF パパスタソプーロス DF ベナティア DF マルセロ DF メルテザッカー MF ウォルコット MF クリホビアク MF ジェラード MF シャビ MF ジョアン・モウチーニョ MF ディ・マリア MF パレホ MF メルテンス MF ラーム MF ランパード MF ロナウジーニョ FW ジョレンテ FW ディ・ナターレ FW デパイ FW 本田 FW ルーニー FCバルセロナ 監督:鷹洋 ポジション 選手名 GK テア・シュテーゲン GK モジャ DF アドリアーノ DF アルベロア DF ガブリエウ DF ジョルディ・アルバ DF フェルマーレン DF マテュー MF イニエスタ MF オックスレイド・チェンバレン MF クアドラード MF ナインゴラン MF ミケル・アルテタ MF ラキティッチ MF ラフィーニャ FW イグアイン FW ジョバニ・ドス・サントス FW ネイマール FW フッキ FW ムニル FW メネズ FW ラベッシ ナショナルカンファレンス マンチェスター・ユナイテッドFC 監督:ボカ ポジション 選手名 GK デ・ヘア GK ルフィエ DF オタメンディ DF カセレス DF キエッリーニ DF ピシュチェク DF ベインズ DF ペラン DF マルコス・ロホ MF アルダ・トゥラン MF イスコ MF キャバイエ MF デ・ブライネ MF ピャニッチ MF フアン・マタ MF マトゥイディ MF ラミレス MF リベリー FW イブラヒモビッチ FW ジェコ FW ジェルビーニョ FW ヨベティッチ FW ラカゼット ボルシア・ドルトムント 監督:辛瀬 ポジション 選手名 GK ハート GK ビクトール・バルデス DF エブラ DF オルバン DF ジェローム・ボアテング DF ダニエウ・アウベス DF デ・シリオ DF ピケ DF フンメルス DF リカルド・ロドリゲス MF カカ MF ゴンサロ・カストロ MF サンティ・カソルラ MF セルヒオ・ブスケッツ MF ベラッティ MF ポグバ MF メデル FW アレクシス・サンチェス FW 岡崎 FW カバーニ FW ギョクハン・トレ FW グリーズマン FW ハビエル・エルナンデス FW マンジュキッチ シーズン途中まで在籍していた選手 DF ダンテ →リバプール MF ウィルシャー →リバプール FW メッシ →リバプール FCバイエルン・ミュンヘン 監督:コイちゃん ポジション 選手名 GK エニェアマ GK カシージャス GK チェフ GK ディエゴ・ロペス GK バイデンフェラー DF エバンス DF サニャ DF バラン DF ファンフラン DF ミランダ DF ラファエウ MF アレッサンドリーニ MF ガビ MF コケ MF シュバインシュタイガー MF スナイデル MF 長友 MF フェライニ FW アグエロ FW デンバ・バ FW トッティ FW ファルカオ シーズン途中まで在籍していた選手 DF サコ →リバプール FW フェルナンド・トーレス →リバプール SSラツィオ 監督:しゃもじん ポジション 選手名 GK クルトゥワ GK ベリシャ GK マルケッティ DF カバンダ DF ゴディン DF サナ DF デ・フライ DF バスタ DF ハビ・マルティネス DF ラドゥ MF エジル MF エルナネス MF 香川 MF カタルディ MF パストーレ MF パローロ MF ビリア MF マウリ MF レデスマ FW ファン・ペルシ FW フェリペ・アンデルソン FW ミュラー ACミラン 監督:こーやさん ポジション 選手名 GK シリグ GK マンダンダ DF イバノビッチ DF セルヒオ・ラモス DF テリー DF フィリペ・ルイス DF リカルド・カルバーリョ MF オスカル MF セスク・ファブレガス MF ダビド・シルバ MF チアゴ・モッタ MF デ・ロッシ MF ナイジェル・デ・ヨング MF ブリント MF ヘスス・ナバス MF ホアキン・サンチェス MF ポドルスキ FW スターリッジ FW ドログバ FW フンテラール FW ベルバトフ FW マリオ・ゴメス SSCナポリ 監督:tahara ポジション 選手名 GK ブッフォン GK ミニョレ DF コラロフ DF スニガ DF ダニーロ DF ダビド・ルイス DF バルザーリ DF ボヌッチ MF アザール MF ガイタン MF グアリン MF シュネデルラン MF ストロートマン MF ドラクスラー MF ハムシク MF モントリーボ MF リヒトシュタイナー MF レノン FW バロテッリ FW ベイル FW ルーカス シーズン途中まで在籍していた選手 MF ケディラ FW ベンゼマ トレード履歴(カッコありトレードはレンタルトレード) QF(Week3) OL カンドレーバ、レバンドフスキ ⇔ ネグレド、ベイル OM Week3 LIV ガビ ⇔ サコ、フェルナンド・トーレス LIV Week3(Week5) OL エリクセン、カンドレーバ ⇔ ダビド・シルバ MIL Week3(Week4) OM ナニ、ラムジー ⇔ デ・ブライネ MUN Week5 LIV アレクシス・サンチェス、グリーズマン、フンメルス、リカルド・ロドリゲス ⇔ ウィルシャー、ダンテ、メッシ BVB Week7 OM ベイル ⇔ ケディラ、ベンゼマ NAP
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香辛料取引織物取引 香料取引 宝石取引美術品取引 工芸品取引 調理縫製 鋳造 工芸 保管錬金術 管理技術 生産補助 生産委任 交易x2 倉庫番 食料品取引 調味料取引酒類取引 嗜好品取引医薬品取引 繊維取引染料取引 鉱石取引 家畜取引武具取引 火器取引工業品取引 雑貨取引身体言語 運用 考古学宗教学 生物学 美術 財宝鑑定言語学 清掃 防火 積荷整理 猫飼育ラテン語 ケルト語 ヘブライ語 古代エジプト語※上記の言語は倉庫番の担当でのみ有効です。 交易x1冒険x1 兵長 剣術 防御 突撃 砲術弾道学 水平射撃 速射貫通 銃撃 戦術応用剣術 狙撃術 兵器技術 弾防御 弾強化 拘束妨害 積荷強奪 戦闘x2 船医 修理 統率 応急処置外科医術 収奪 漕船 造船機雷敷設 警戒 社交 消火 栄養学 予防 安眠 説得仲裁 娯楽 一喝 戦闘x1交易x1 副官スキルの一覧 副官スキルは、副官だけの特有スキル。 有効担当 副官スキル 効果 習得副官 航海長 海域回航 出航所で「回航してログアウト」を実行できる。回航すると、ログアウト中に目的街へ自動的に移動する。出発街と目的街の海域回航スキルが必要。 フィンセント(北海・北大西洋)アイザック(北海)ポール(北海)コーネリア(北海)エドガー(北海)エマ(北海)ダンカン(北海)ハワード(北海)フィリップ(北海・北大西洋・アフリカ西岸)マルセリーノ(北大西洋)アルフォンソ(北大西洋)ローレンシオ(北大西洋)オズバルド(北大西洋・カリブ海)ヘルマン(北海・北大西洋)フェデリコ(北大西洋・西地中海・東地中海・カリブ海)エスメラルダ(北大西洋・アフリカ西岸)ルイス(北大西洋・アフリカ西岸・南大西洋・アフリカ東岸)ウリエル(北大西洋)ヴァレリー(西地中海)ヴィクトル(西地中海)フェルナンド(北大西洋・西地中海・東地中海)フィオーレ(西地中海・東地中海)ダヴィデ(東地中海)ラシード(東地中海)ピエール(東地中海)ハサン(東地中海)ニコラ(東地中海)ジャファル(東地中海)イクバール(東地中海)ダーギル(アフリカ西岸)フィルマン(アフリカ東岸、紅海)カーラ(インド洋)ランスロット(インド洋、紅海)カレン(インド洋、東南アジア) 防風 突風を未然に防止することがある。 フィンセントアルフォンソアイザックハンスオラツィオジョセフエルナンホルフィーナウルフガングナターシャヴィンセントリサクラウディア 防波 高波・横波を未然に防止することがある。 カルディナピエトロシルビアエルダジューリオミッシェルルチアーノリカルドイゴールホルフィーナニーナ 迂回 藻を未然に防止することがある。 ソニアライツェンカレンイヴァンユルバンフランシーヌリカルドホルフィーナ 見張り 交信 その国のNPCへ「交信」コマンドを実行できる。「交信」に成功するとその国との友好度が上がり、失敗すると友好度が下がる。(↑下がらなくなりました。公式オンラインマニュアル参照)試行の機会は10航海日に一度程度。 マルセリーノ(イスパニア・ポルトガル)アルフォンソ(イスパニア)ローレンシオ(イスパニア・ヴェネツィア・フランス)エルナン(イスパニア)ヴィクトル(イスパニア)エスメラルダ(ポルトガル)ナザリオ(ポルトガル)カルディナ(ポルトガル・ネーデルランド)ジョルジェ(ポルトガル)ダヴィデ(ヴェネツィア)ピエトロ(ヴェネツィア)オラツィオ(ヴェネツィア・オスマントルコ)ジューリオ(ヴェネツィア)イゴール(ヴェネツィア)エルダ(ヴェネツィア・オスマントルコ)フィルマン(フランス)ヴァレリー(フランス)シャルロット(フランス・オスマントルコ)ライツェン(ネーデルランド)コーネリア(ネーデルランド)シルビア(ネーデルランド)ポール(イングランド)エマ(イングランド)ダンカン(イングランド・イスパニア)ウルフガング(イングランド)ハワード(イングランド)ダーギル(オスマントルコ)ラシード(オスマントルコ)ハサン(オスマントルコ)カーラ(オスマントルコ)ジャファル(オスマントルコ)アーイシャ(オスマントルコ) 偵察 他プレイヤーのスキルまたは装備品、積荷の情報がわかる。 フェルナンドポールラシードフィオーレダンカンハンスヴァレリーエルダジョセフミッシェルリカルドイクバール 奇襲 無国籍のNPCに対して「奇襲」コマンドを実行できる。実行すると洋上戦となり、相手の一隻が混乱する。レアアイテムを収奪しやすくなる。 フィリップラシードヴァレリールチアーノリカルドイクバールランスロットウルフガングナターシャトゥファンニーナヴィンセント 主計長 生産補助 生産に必要な行動力が減る。鋳造補助:行動力5→4 フィンセント(調理)ヘルマン(調理)ドゥアルテ(調理)シルビア(調理)ハサン(調理)エドガー(縫製)ハンス(縫製)フランシーヌ(縫製)ジェローム(縫製)アイザック(鋳造)ピエトロ(鋳造)ヴァレリー(鋳造)ジューリオ(鋳造)イゴール(鋳造)ハワード(鋳造)ヴィクトル(鋳造)ナザリオ(鋳造)オズバルド(鋳造)ヴィンセント(鋳造)マルセリーノ(保管)ソニア(保管)フィリップ(保管)カルディナ(保管)リカルド(保管)ジークフリート(保管)ポール(工芸)ピエール(工芸)ウリエル(工芸)カーラ(工芸)ベルンハルト(工芸)ニコラ(工芸) 生産委任 航海中、指示したものを自動で生産する。 シルビア(調理)エルダ(調理)クラウディア(調理)ローレンシオ(縫製)シャルロット(縫製)ハンス(縫製)ピエトロ(鋳造)ジューリオ(鋳造)フェルナンド(保管)カレン(保管)カルディナ(保管)ウリエル(工芸)ベルンハルト(工芸)ユルバン(鋳造・工芸) 倉庫番 清掃 不衛生を未然に防止することがある。 フィンセントヘルマンイヴァンフィオーレジョセフカーラフランシーヌエスメラルダナターシャ 防火 火災を未然に防止することがある。 フィリップシャルロットハンスシルビアオラツィオエルダフランシーヌニコラミッシェルエルナンランスロットジークフリートジェロームハワードナザリオアネット 積荷整理 荷崩れを未然に防止することがある。 フェルナンドドゥアルテエマハンスピエトロユルバンイクバールイゴールヴィクトルウルフガングヴィンセント 猫飼育 ネズミを未然に防止することがある。 ソニアフェデリコカルディナジョセフジャファルニーナ ラテン語 ヨーロッパの学者が使う。 マルセリーノポールダヴィデフィオーレローレンシオエドガー ケルト語 ブリテン島の古文書に使われる。 アイザックライツェンエドガー ヘブライ語 シナイ半島周辺の古文書に使われる。 アイザックピエール 古代エジプト語 エジプトの古文書に使われる。 アイザックピエール 兵長 通常弾防御 通常弾による砲撃のダメージを減少させる。 アルフォンソアイザックジョセフカーラジャファルナターシャリサローレンシオ 二連弾防御 二連弾による砲撃のダメージを減少させる。 ジューリオエルナンイクバールランスロットジークフリート ぶどう弾防御 ぶどう弾による砲撃のダメージを減少させる。 鎖弾防御 鎖弾による砲撃のダメージを減少させる。 ダンカンルチアーノイゴールジークフリート 火炎弾防御 火炎弾による砲撃のダメージを減少させる。 マルセリーノヘルマンルイスカルディナシルビアオラツィオエルナンナザリオ 煙幕弾防御 煙幕弾による砲撃のダメージを減少させる。 フェデリコベルンハルトホルフィーナオズバルドエスメラルダ 通常弾強化 通常弾による砲撃の威力を増加させる。 二連弾強化 二連弾による砲撃の威力を増加させる。 ぶどう弾強化 クリティカルでなくても敵の行動力を減らす場合がある。 ダーギルルチアーノジェロームコーネリア 鎖弾強化 鎖弾による砲撃の威力を増加させる。 ポールハサンジューリオヴィクトルジェロームハワードカレン 火炎弾強化 火災被害の確率を上げる。また火災を発生させた場合に敵の水を消耗させる場合がある。 フィルマンエドガークラウディアハワードジェロームナザリオニーナ 煙幕弾強化 煙幕被害の確率を上げる。また煙幕を発生させた場合に敵の食料を消耗させる場合がある。 ハンスピエトロピエールヴァレリーニコラ 拘束 白兵戦に突入した際、数ターン撤退不可とする。コーヴァスが必要。 ミッシェルリカルドウルフガングトゥファンアネットジョルジェヴィンセント 妨害 白兵戦時に敵の使用したアイテムの効果を無効にすることがある。 ライツェンシャルロットユルバンエルダエルナンゴドフリー 積荷強奪 白兵戦時に敵の積荷を強奪することがある。対人戦闘では効果がない。 オズバルドイクバールコーネリアラシードニーナフランシーヌジョルジェ 船医 栄養学 壊血病、栄養不足を未然に防止することがある。 マルセリーノアルフォンソダーギルフェルナンドピエールカルディナシルビアホルフィーナクラウディア 予防 疫病を未然に防止することがある。 フィンセントダーギルカレンエドガードゥアルテピエトロウリエルホルフィーナジークフリートリサ 安眠 不眠を未然に防止することがある。 ポールヘルマンエマハンスオラツィオジークフリート 説得 反乱を未然に防止することがある。 エマジョセフカーラルチアーノエルナンジェロームアネット 仲裁 ケンカを未然に防止することがある。 ライツェンラシードフィオーレユルバンジューリオミッシェルエルナン 娯楽 欲求不満を未然に防止することがある。 マルセリーノダヴィデコーネリアユルバンフランシーヌアネット 一喝 精神不安を未然に防止することがある。 アイザックヴァレリーニコラミッシェルルチアーノイクバールランスロットウルフガングジェロームハワードナターシャ 補助スキルの一覧 補助スキルは、プレイヤーの持っているスキルのランクに+1の効果。 有効担当 補助スキル 習得副官 航海長 操帆 フェルナンド、ヘルマン、ルイス、フェデリコ、カレン、シャルロット、イゴール 測量 フィンセント、ヘルマン、アルフォンソ、カレン、リサ 生存 ドゥアルテ、ホルフィーナ 補給 ドゥアルテ、アルフォンソ、ジェローム、ジークフリート、マウリシオ 救助 マルセリーノ、ジャファル、マウリシオ、リサ 酒宴 ユルバン、ベルンハルト、ジョルジェ、アネット 口説き クロード、オラツィオ、ヴィンセント 地理学 フィンセント、ヘルマン、フィリップ、ルイス、フェデリコ、エドガー、ピエール、ドゥアルテ、アルフォンソ、カレン、リサ 航行技術 アルフォンソ、イヴァン、ゴドフリー サルベージ リサ、アーイシャ 見張り 釣り マルセリーノ、フェルナンド、ルイス、フェデリコ、ドゥアルテ、ソニア、クラウディア、アネット 行軍 アイザック、ダーギル、ライツェン、ソニア、イヴァン 調達 フィンセント、ソニア、イヴァン、カレン、クラウディア、リサ 探索 アイザック、ダヴィデ、ポール、ローレンシオ、フィオーレ、フィルマン、コーネリア、ラシード、エドガー、ピエール、クロード、リサ 視認 マルセリーノ、フィンセント、ダヴィデ、ポール、ヘルマン、フィルマン、ルイス、フェデリコ、ドゥアルテ、アルフォンソ、カレン、リサ 開錠 アイザック、ダヴィデ、ライツェン、フィルマン、コーネリア、ラシード 採集 マルセリーノ、フェルナンド、フィリップ、ソニア、イヴァン、シルビア、ベルンハルト、ジューリオ、フランシーヌ、ニコラ、ヴィンセント 生態調査 ダーギル、フィリップ、ドゥアルテ、ソニア、イヴァン、ホルフィーナ 操舵 ヘルマン、ミッシェル、エルナン、リカルド、イクバール、イゴール、ランスロット、ジェローム、ジークフリート、ゴドフリー、ニーナ、ヴィンセント、ジョルジェ 回避 ハンス、ウリエル、ジャファル、イゴール、ランスロット、オズバルド、ハワード、ナターシャ 見張り アイザック、フィンセント、カレン、ユルバン、ゴドフリー、チェスター 投てき術 ドゥアルテ、ソニア 機雷発見 ヴァレリー、ヴィクトル、ニーナ 主計長 会計 エマ、ダンカン、カルディナ、ハンス、シャルロット、ピエトロ、ウリエル、ハサン、オラツィオ、ユルバン、カーラ、ジョセフ、ヴァレリー、エスメラルダ、アネット 保管 フェルナンド、ルイス、フェデリコ、ダンカン、カルディナ、シルビア、クラウディア、ミッシェル、ゴドフリー、ジョルジェ、マウリシオ 縫製 エマ、ハンス、オラツィオ、フランシーヌ、リサ 調理 フィンセント、ダーギル、カルディナ、シルビア、ハサン、クラウディア 鋳造 ダンカン、ピエトロ、ユルバン、ヴァレリー、ジューリオ、イゴール、ヴィクトル、ウルフガング、トゥファン 工芸 ウリエル、シルビア、ユルバン、カーラ、ベルンハルト、ニコラ、ホルフィーナ、アネット 錬金術 ニコラ 織物取引 ハンス、シャルロット、ハサン、オラツィオ、フランシーヌ、ジャファル、イクバール 貴金属取引 エマ、ルチアーノ、エルナン 香料取引 エルダ、ジョセフ、リカルド、アネット 香辛料取引 アルフォンソ、フィルマン、エルダ、ジョセフ、ランスロット 工芸品取引 ダヴィデ、ライツェン、オラツィオ、カーラ、ベルンハルト、ナターシャ 美術品取引 フィオーレ、ラシード、オラツィオ、フランシーヌ、ニーナ 宝石取引 コーネリア、ライツェン、エマ、ダンカン、カーラ、ベルンハルト 管理技術 ベルンハルト、クラウディア、アネット 倉庫番 運用 ルイス、フェデリコ、アルフォンソ、エマ、カルディナ、シルビア、ハサン、ユルバン 考古学 マルセリーノ、アイザック、ダヴィデ、ローレンシオ、フィオーレ、ライツェン、フィルマン、エドガー、ピエール 宗教学 ダヴィデ、ポール、ローレンシオ、フィオーレ、ライツェン、フィルマン、エドガー、ピエール、カレン 、クロード、ニコラ 生物学 ダーギル、フェルナンド、フィリップ、エドガー、ピエール、ドゥアルテ、ソニア、イヴァン 財宝鑑定 ダヴィデ、ライツェン、フィルマン、コーネリア、ラシード、エドガー、カーラ、ベルンハルト 美術 アイザック、ポール、ローレンシオ、フィオーレ、ライツェン、コーネリア、ラシード、ピエール、オラツィオ 言語学 クロード 繊維取引 ハンス、シャルロット、ハサン、フランシーヌ 染料取引 ヘルマン、シャルロット、オラツィオ、エルダ、ジョセフ、フランシーヌ 食料品取引 カルディナ、シルビア、ハサン、クラウディア、アネット 家畜取引 ダーギル、カルディナ、フランシーヌ、クラウディア 調味料取引 ウリエル、シルビア、ハサン、エルダ、ジョセフ、クラウディア 雑貨取引 ハサン 医薬品取引 ウリエル、エルダ、ジョセフ、ニコラ、ホルフィーナ、チェスター 鉱石取引 ピエトロ、カーラ、ニコラ、ジークフリート 工業品取引 ピエトロ、ユルバン、カーラ、ヴァレリー、ニコラ 酒類取引 エマ、ウリエル、ベルンハルト、クラウディア、ミッシェル、ホルフィーナ、アネット 嗜好品取引 エマ、ウリエル、アネット 武具取引 ダンカン、ピエトロ、ヴァレリー、ジューリオ、ルチアーノ、トゥファン、ジョルジェ 火器取引 ダンカン、ヴァレリー、ジューリオ、リカルド、ヴィクトル、ジェローム、オズバルド、ナザリオ 身体言語 コーネリア、ラシード 兵長 砲術 イヴァン、エルナン、ジャファル、リカルド、エスメラルダ、イクバール、イゴール、ランスロット、ジェローム、ジークフリート、オズバルド、ハワード、ナターシャ、ニーナ、ジョルジェ 水平射撃 ルチアーノ、ジャファル、ジェローム、ハワード、ニーナ、チェスター 速射 ジェローム 弾道学 フェルナンド、エルナン、エスメラルダ、ランスロット、ジークフリート、ハワード 貫通 ランスロット、ジークフリート 剣術 ダーギル、ダヴィデ、フィリップ、コーネリア、ラシード、ドゥアルテ、ソニア、ルチアーノ、ミッシェル、リカルド、エスメラルダ、イクバール、ウルフガング、オズバルド、ナターシャ、トゥファン、ヴィンセント、ジョルジェ 防御 フィオーレ、フィリップ、ウリエル、ジャファル、ウルフガング、トゥファン、ゴドフリー 突撃 ルチアーノ、ミッシェル、イクバール、ウルフガング、オズバルド、トゥファン、ニーナ、ヴィンセント 銃撃 フィリップ、ルチアーノ、ミッシェル、エスメラルダ、ヴィクトル、ウルフガング、オズバルド、ナターシャ、トゥファン、ナザリオ、ジョルジェ 戦術 エマ、エルナン、エスメラルダ、イゴール、ヴィクトル、ウルフガング、ハワード、ナターシャ、トゥファン、ナザリオ、ヴィンセント 狙撃術 ジューリオ、ナターシャ 応用剣術 ゴドフリー、トゥファン、ヴィンセント 兵器技術 ナターシャ、ナザリオ 船医 社交 ポール、ローレンシオ、フィオーレ、ソニア、クロード、シャルロット、エルダ、ジョセフ、フランシーヌ、ランスロット 警戒 ダンカン、シャルロット、ピエトロ、ハサン、ジャファル、ジョルジェ 修理 ヘルマン、ベルンハルト、ルチアーノ、ジャファル、エスメラルダ、イゴール、ヴィクトル、ジェローム、ジークフリート、オズバルド、ハワード、ナターシャ、ナザリオ、ニーナ、マウリシオ、リサ、チェスター 造船 ヴァレリー、イゴール、ヴィクトル、ナザリオ、チェスター 統率 ポール、フィオーレ、フェデリコ、エルナン、エスメラルダ、イゴール、ヴィクトル、ナザリオ 収奪 フィリップ、ラシード、ミッシェル、リカルド、イクバール、ウルフガング、オズバルド、トゥファン、ニーナ、コーネリア 漕船 リカルド、イクバール、オズバルド 機雷敷設 ヴィクトル、ナザリオ、ゴドフリー、ジョルジェ、チェスター 応急処置 コーネリア、ドゥアルテ、ウリエル、ジャファル、ホルフィーナ、ウルフガング、トゥファン、ヴィンセント、マウリシオ、チェスター 外科医術 フィンセント、ルイス、ミッシェル、リカルド、、ホルフィーナ、ニーナ、チェスター 消火 マウリシオ 言語スキルの一覧 言語スキルは、どこの担当でも有効(※ただしラテン・ケルト・ヘブライ・古代エジプト語を除く)。 有効担当 言語スキル 習得副官 - 英語 フェルナンド、ポール、ライツェン、イヴァン、エマ、ダンカン、ランスロット、ウルフガング、ハワード、ゴドフリー、チェスター オランダ語 アイザック、フィンセント、ライツェン、フィリップ、コーネリア、エドガー、カレン、ハンス、シルビア、ベルンハルト、ヴィンセント、リサ ドイツ語 エマ、ハンス、ハワード ノルド語 エドガー ポルトガル語 ヘルマン、ルイス、ドゥアルテ、カルディナ、ウリエル、ジョセフ、リカルド、エスメラルダ、ナザリオ、ジョルジェ スペイン語 マルセリーノ、ローレンシオ、ヘルマン、フェデリコ、ソニア、アルフォンソ、ダンカン、ベルンハルト、エルナン、ホルフィーナ、ヴィクトル、オズバルド、マウリシオ、ニーナ フランス語 フィルマン、フェデリコ、ピエール、シャルロット、ユルバン、ヴァレリー、ルチアーノ、ミッシェル、ジェローム、ナターシャ、アネット、フランシーヌ イタリア語 フェルナンド、ダヴィデ、ポール、ローレンシオ、フィオーレ、クロード、シャルロット、ピエトロ、オラツィオ、エルダ、ジューリオ、クラウディア、ルチアーノ、イゴール、ホルフィーナ、ジークフリート スラブ諸語 ダーギル、エドガー ギリシャ語 ダヴィデ、ピエール、ハサン、リサ アラビア語 ダーギル、エルダ、ジャファル、エスメラルダ、トゥファン、アネット 西アフリカ諸語 ルイス、ソニア トルコ語 ダーギル、ダヴィデ、ラシード、シャルロット、ハサン、カーラ、ジャファル、イクバール、トゥファン スワヒリ語 フィルマン、ルイス、チェスター ペルシャ語 フィルマン、ピエール インド諸語 ドゥアルテ、カーラ、ジョセフ、ランスロット マヤ諸語 ソニア、ゴドフリー マラユ・タガログ語 カレン、クラウディア 倉庫番 ラテン語 マルセリーノ、ダヴィデ、ポール、ローレンシオ、フィオーレ、エドガー、クロード、ニコラ ケルト語 アイザック、ライツェン、エドガー、リサ ヘブライ語 アイザック、ルイス、クロード、ピエール 古代エジプト語 アイザック、ダーギル、ピエール、クロード 不明事項・要検証事項 海域回航中にモバイルでの回航を試みた場合や別キャラでログインした場合の動作。 ↑回航中には、別キャラでログインする事は出来ないようです。 奇襲の艦隊メンバーへの効果の有無。 各種副官スキルの成功率は、関連する特性値の高低に依存する? 交信や偵察の成功率と見張り特性値の関連(スキル所持の方、検証求む)。 ※他効果等(5/2追記) |友好度合いにより国の交易品買取価格と個数の変化。ネーデル人で警戒→不信の場合 ボルドーにて酒ワイン買取数47-52?に変化。 |交信ミスした場合、旗つきに襲われる可能性。確率は半分以下。(敵対、険悪、警戒時にて確認済み) |ポイント確認方法:酒場にて船乗り等と飲んだ場合、数値として教えてくれます。(険悪〜敵対の状況にて確認済み) ※(5/20追記) |航海日数が経過すると、徐々に「平常」へ近づきます。 (GM確認済み) ※ (5/23追記) |警戒から下がらない?一度警戒になればずっとそのまま?(時間が経てば平常に戻る) |敵対→険悪 は航海日数100日未満で戻る。 ※ (6/25投稿) |見張り特性値=成功率、ではない。見張り100になってから15回目ほどで1回失敗した。90台の時も一割以上失敗していた。 ※ (7/21投稿) |見張り特性値=成功率が成立するのは見張り80(うろ覚え)くらいまで。 |見張り100で成功率は90%くらいです。(試行回数600↑) |盟友になってからも、しつこくやりまくっていると200日程度の航海では下がりません。 |(戦闘は一切していません) ※ (8/28投稿) |自国との友好度を平常よりも良くすることはできないようです。 |連続で20回近く交信しましたが、平常より良くなりませんでした。 ※ (8/30投稿) |自国を盟友にまで上げることは可能です。 |(7/21投稿は私が書いたものですが自国を上げていました) |但しメリットが自国旗NPCを狩れる、くらいしかないので上げてもほぼ無意味…。 2008.12.09 クライアントパッチ内容 (Ver.3.018 → 3.019への変更) ●国家との関係が「平常」以上の場合、友好度が下がりにくくなるように変更
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メンバーでの腕相撲総当り おいら 朧月夜 殺丸 昼黄龍 宣伝マン おいら \ ○ ○ ○ ○ 朧月夜 × \ × × ○ 殺丸 × ○ \ × ○ 昼黄龍 × ○ ○ \ ○ 宣伝マン × × × × \ 宣伝マンの見たメンバーの強さ 朧月夜>おいら>昼黄龍>殺丸>アリテ 闘技場のトーナメント 殺丸 ] ニッキー おいら ] ベルガリ リカルド ] ガワール グルベス ] アンドレ
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魔道戦屍リリカル・グレイヴ 第十四,五話 幕間 「音界の覇者と金の閃光」 小さな頃から“音”がただ好きだった……それだけだ。 だというのに、いつの間にか殺しの技を身に付けて夜の世界に生きていた。 人を楽しませる筈の音色は目標の脳髄を揺さぶり死に至らしめる魔音と成り果て、賞賛の拍手の代わりに阿鼻叫喚と鮮血が返ってくるようになった。 挙句の果てにはとんでもない化け物に目を付けられ、殺しの手札にされてしまう始末。 ナイブズそしてレガート、今思い出してもゾッとする。 だが不幸は一度じゃ終わらない。 一度死に、やっと馬鹿げた死のゲームから解放されたかと思えば、今度は無理矢理生き返らせられて魔法世界の住人にクーデターの道具として使われる。 イカレ野郎に足元をすくわれるのはご免だというのに…… まったくどうして俺はこうも運がない? 幸運の女神はよほど俺が嫌いらしい。 『いぎぃっ! ああぁぁぁぁあああぁっ!! っつあぁぁあああっ!!!』 そのうえコレだ。 俺の良すぎる耳は聞きたくもない女の絶叫を嫌でも拾い上げて脳髄に情報を送る。 まったく、いつまでああしているんだ? さらって早々、レジアスはあのメガネをかけていた戦闘機人にもう数時間も拷問を続けていた。 どんなに澄んだ良い声も単調な絶叫だけを発していては不快でしかない、正直頭が痛くなる。 俺が金切り声に頭痛を感じていると、俺と同じくこの世界に来たGUNG-HOのロクデナシが現れた。 「お前か……そういえば聞いたか? チャペルが連絡を絶ったそうだ、おそらく潰えたのだろう。E・G・マインに続き奴もいなくなった、これで残るGUNG-HOは俺とお前だけだな」 俺はふとチャペルの事を話題に出した。だがこいつは何も言わず沈黙を守ったまま。 特に興味は無し……か殺人(キリング)マニアめ。恐らく自分の行う殺しにしか興味がないのだろう。 まったくとんだご同輩だ、俺は一つ溜息を吐いてその場を後にした。今はただ、静かな場所で酒でも飲みたい気分だった。 ウイスキーの瓶とグラスを持って立ち去る。 そろそろ本気で“あの話”に乗る算段をした方が良いらしい、俺はふとそんな事を考えた。 “ここ”は随分と広い、とても大昔に作られた戦艦とは思えないものだ。 その広大な内部構造の内、俺はできるだけ静かな方へ、心地良い音がある方へと足を進める。 そうして歩いて辿り着いたのは、捉えた捕虜を拘置する為の区画だった。 閉ざされたドアの向こうには、あるいは数人に、あるいは一人に部屋が割り当てられている。 最低限の食事はオーグマンやあの中将の部下が与えていた。 ここには大して見張りなどいない、何故ならいても意味が無いからだ。 魔法を阻害するらしい装置AMF、それが展開されている上に魔法を使うための道具であるデバイスとやらも現地で没収済み。 捕虜には抵抗したくても抵抗する術などありはしなかった。 捕虜になった連中の事を思い出しながらそこを眺めて歩いていると、ふと一つのドアの前で足が止まる。 金属製のドアの向こうから、ひどく耳に響く心地良い音色が俺の心を捉えた。 それは声だ、耳から伝わり脳を甘く焦がすような喘ぎ声。 確かここのドアロックには俺に与えられたカードキーの権限でも解除が可能なはずだ。俺は僅かな逡巡の後にドアロックにキーをかざした。 無論、心地良い音に対する興味も大きかったが、それ以上に“あの話”を実行に移す際の下見も兼ねていた。 ドアがスライドして開けば、中には簡易ベッドの上で身をよじる女が一人。確かティーダとかいう奴が捕らえた女だ。 恐らく酷い衝撃で気を失い、今まで眠っていたのだろう。 長く艶やかな金髪、黒い制服に覆われた起伏に富んだ男心をくすぐる肢体、そして麗しいと言うべき美貌。これは美女と言う他ないだろう。 まあ、俺から言わせればまだ少し子供臭さが抜けないが。 「んぅぅ……あれ? ここは……」 少し艶めいた声で喘ぎながら女は目を覚ました。 目覚めたばかりで思考が覚醒しきらないのか、しきりに目をこすって辺りを見回す。 俺は近くにあった椅子に手を伸ばし、座りながら声をかけた。 「ようやくお目覚めか? 眠り姫」 俺の声に反応して女は即座に振り返り鋭い視線を浴びせかけた。良い反応だ、単に艶めかしい美女という訳ではないらしい。 俺はそれよりもその瞳の美しさに少し驚いた、こんな綺麗な紅色の眼は初めて見る。 濃い警戒を込めた瞳で俺を見つめながら周囲を見渡した女は、自分の置かれた状況を理解したらしく目から僅かに覇気をなくした。 「そうか、私は倒されて……捕まったんですね……」 「ああ、らしいな」 「あなた方は何者ですか? あの時地上本部を襲撃したのはあなた達なんですか?」 起きたばかりだというのに女はよく喋った。だが正直言葉の内容よりもその澄んだ声質の方が俺の心を揺さぶる。 やはり俺は根っからの音好きらしい。しかし言葉の内容もしっかりと理解したので軽く返事をしてやった。 「さてな、俺も首魁はレジアスとかいう軍人である事しか知らない」 「レジアス中将が!? まさか……そんな事が……」 俺の言葉に女は面白いくらい動揺した、あのイカレた中将とやらはここでは随分有名人らしい。 だが俺はそれよりもさっきから気になっていた事を教えてやる。 「ああ、それよりも」 「はい」 「スカート、めくれてるぞ?」 「へ?」 女のスカートは寝相の悪さのせいか、ひどく乱れてくしゃくしゃにめくれ上がり、その下に隠された下着を曝け出していた。 ちなみに下着は、その豊満な肢体に良く似合う扇情的な黒のレースだった。 うむ、実に良いセンスだ。 「ひゃっ!」 可愛らしい声を上げて彼女は大慌てでスカートを正す。 容姿はスタイルは完成された女であるが、どうも雰囲気というか内面部分が抜けているらしい。 俺は久しぶりに愉快な感情を覚えて口元に苦笑を浮かべた。 だがそれがどうも含みを込めたいやらしいものに映ったのか、彼女は俺にまるで痴漢でも見るような目を向ける。 「ま、まさかあなた……私に変な事しに来たんですか……」 その紅く美しい瞳に怯えが混じり、艶めかしい肢体が震え始め、心臓の鼓動が早まっていく。 その様は嗜虐的性嗜好の人間が見れば思わず唾を飲むような淫蕩さがあった。どうもこの女はひどく人の嗜虐心をくすぐる体質のようだ。 それに武器を奪われた無力な女に悪の手先がする事なんて、容易く想像できるだろう。 だが無理矢理女をどうこうするのは趣味じゃない、俺はひとまず誤解を解くことにする。 「さて、変な事とはなにかな?」 「そ、それは……その……エ、エッチな事とか……」 自分で言って真っ赤になっていたら世話無いな。 心音や声の調子からすると初見からの予想通り処女なんだろう。 しかし“この世界の男は見る目が無いのか?”と疑問に思う、これだけの上玉を手付かずで残しておくのはもはや失礼の領域だ。 「残念ながら俺は君の言う“エッチな事”には興味がないんでね、まあ女日照りなのは確かだが、無理矢理というのは俺の趣味じゃない」 「……ほ、本当ですか?」 「今ここで俺が嘘を付くメリットはないだろう?」 俺はそう言うと手にしたグラスとウイスキーの瓶を目の前にかざす。 やや薄暗い独房の光に照らされたグラスが反射し、ウイスキーの美しい琥珀色が妖しく輝く。 「俺はこいつを飲(や)りに来ただけだ」 俺のこの言葉に、女は首を傾げて不思議そうな顔をする。 その仕草がまた随分幼さを漂わせて妙な愛らしさを覚えた、どうも彼女は天然の男殺しらしい。 「……意味が分かりませんが……ここでお酒を飲む理由がどこにあるんですか?」 その質問に俺はグラスに注いだ酒を飲みながら答える、やはりこの声を聞きながらだと普段の何倍も美味い。 舌の上に広がるアルコールに幾らでも芳醇さが増す気がした。 「理由は3つある、一つはここの連中に一緒に酒を楽しめるような奴がいない事。もう一つはお前の声だ」 「声?」 「ああ、実に良い声だ、きっと歌手になれば大成するぞ? これは賭けても良い」 「じょ、冗談はやめてください……」 お世辞半分の言葉でも恥じらいを見せる、なんとも純だな。 思わず“いつか悪い男にコロリと騙されるんじゃないか?”と少しだけらしくもない心配してしまう。 だが半分は本当だ、この声質ならば最低限の事を教えれば確実にモノになる。 おまけに容姿にも華もあるので申し分ない。 そんな感慨に耽っていると、その澄んだ声がまた俺に投げかけられた。 「それで3番目の理由ってなんですか?」 「ああ、それなんだが……まあ一杯やりながら話そうじゃないか」 そう言うと俺は空になった自分のグラスにまた酒を注いで手渡した。 少しばかりの警戒を込めた目で俺をジッと見つめると、女はそれを受け取る。 「じゃあまずは自己紹介といこうか、俺はミッドバレイ・ザ・ホーンフリーク。バレイとでも呼んでくれ」 「フェイト……フェイト・T・ハラオウンです」 軽く自己紹介をした俺は事の本題に入った。話すのは無論“あの話”に関する事。 これはいわばカード(手札)の補充だ、いつでも切れる有効な札があるに越した事はない。 もし状況がどちらに転んでも上手く立ち回れるように手を打っておく。 俺は美酒と美声に酔いながら、頭の中に描いた算段をもう一度胸中で反芻した。 続く。 前へ 目次へ 次へ
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フェイトは大通りの軒先にあるサイベリア出入り口で、戦闘から戻って来たシグナムに支えられる中、遅々と して足が進まない事に消沈していた。 多数の人が押し合い圧し合いする窮屈な場で、フェイトは手持ち無沙汰に携帯電話を取り出す。開かれた画面には、 メールの着信を報せる表示は無かった。 彼女が自身の送信メール履歴を確認すると、なのはへの送信メールが多数も画面の上で連なっていた。 今回の教導隊の仕事は過密日程で、想像を絶するまでに多忙であるのはフェイトも重々承知している。しかし、 そんな思考では割り切れない寂しさがフェイトの中で蟠る。 シグナムの腕で姿勢を支えられながら、フェイトは先程の惨劇を思い返した 「ワイヤード……」 最近よく耳にするインターネットサービスだ。従来の電脳機器やインターネットの様に、唯ディスプレイにのみ 情報の出力入力を依存しなければならないものではない。 相当の性能さえあれば、画期的な情報世界への自我の投射が可能となる……と、大概の知識はフェイトも持っている。 混乱もあり、うまく働かない思考で、フェイトは現在のなのはとの距離感にだけ拘泥した我欲が鎌首をもたげる。 「ワイヤード……。それさえあれば、時間と空間を越えて、なのはに逢えるのかな……」 「何か言ったかテスタロッサ?」 フェイトはシグナムへ小さく首を降り、パトカーの赤い照明や目まぐるしい電飾の外界へと視界を開けた。 サイベリアに訪れていた彼女達は、フェイト、アリサ、すずかと、玲音、ありす、樹莉、麗華の組に分かれていた。 フェイト達に対する警察署での取調べは、シグナム、シャマル、簡易変身魔法で獣の耳と尻尾を消したザフィーラが 保護者代理として受け持った。 リンディが警察署までフェイトを迎えに来、バニングスと月村からも立て続けに迎えの者が到着する。玲音達 の方も一応事が済んだみたいで、女学生衆はそれぞれに挨拶を交し合って解散した。 幼い頃からクロノを職場に連れ込んでいたリンディは、何分こうした場面での親としての振る舞いに不慣れな様子をしていた。 警察から中学生の娘の監督不届きな注意叱責を受ける間、リンディはひたすら平身低頭に反省していた。 フェイトの眼にはそんな義母の姿が痛ましく映った。 全く過失の無い筈のリンディが、自分に代わって謝罪を繰り返すのを眺め、フェイトは泣きたくなるのを必死で 堪えるしか出来なかった。 「提督、この後お話が」 シグナムからそれだけを耳打ちされ、項垂れるフェイトの背中を押してパトカーに乗る寸前、リンディは 守護騎士面々に念話で応答した。 ハラオウン宅を指して一台のパトカーが走り出す。フェイトとリンディは後部座席に並んで座り、互いに 重々しい沈黙の中から会話の糸口を手繰り寄せていた。 「お母さんごめんなさい」 暗澹とした声音でそう切り出して来たフェイトへ、リンディは眉尻を下げて娘の方へ振り向く。 「怪我が無くてよかったわ。ああいう場所に絶対行くなとまでは言わないけど……ちゃんと時間を考えて、 充分気を付けなさいね」 フェイトは小さく頷き、義母に余計な迷惑をかけてしまった事で深く落ち込んでいた。そんなフェイトの 暗い心中を察し、リンディが彼女の頭を優しく撫でて慰める。 暫く車中には、小刻みに肩を震わせるフェイトの微かな嗚咽が漂っていた。 誘われただけだと主張する事も出来たが、フェイトにはそうしてアリサやすずかに責任転嫁を企む程、自分が 可愛くも神経が図太くもなかった。自分を引き取ってくれたリンディを、自分の勝手な経緯で困らせてしまった 事実が一途に愚かしく腹立たしかった。 帰宅して遅めの夕飯と入浴を済ませ、フェイトは留守居を約束していたアルフと共に自室のベッドに沈んだ。 サイベリアでの時間はほんの短い間だったが、あの銃撃騒動で爆発した心労がすぐにフェイトの五感を奪い去っていった。 フェイトが眠りに落ちてから少し経ち、彼女の就寝を見計らった様にヴォルケンリッターが一様に難しい面持ちで ハラオウン宅に訊ねて来た。 「提督も、ここ最近多発しているワイヤード関連の事件を聞き及んでいると思いますが……」 応接間に通される途中から、シグナムは強張った口調で言った。リンディは日本人らしい私服の容姿を机の方に 移動させ、彼女達に振り返ると微妙に返事の空白を挟んだ。 「でも、次元犯罪者が関与している筋は本局の方で否認されたでしょう?」 客観的な意見を述べて来たリンディへ、シグナム達も情報という強力な壁を思い知らされる。 「デウスと名乗る男がワイヤードに潜伏し、この現実世界を掌握しようとしている……そこまでは私達も 突き止めています。だけど、この事件を深く掘り下げれば掘り下げる程に、地球の科学技術だけでは辻褄が合わない 事柄が散見されます」 シャマルがシグナムの隣の席に着き、柔和な顔付きを引き締めて会話を続けた。暗に別世界の何者かが、この 高度情報世界の変遷を巧みに悪用している──そうシャマルは示した。 ヴォルケンリッターにワイヤード関連の査察任務を渡して来たのは管理局本局、そして当事件に関する次元世界的な 関連性を却下したのも管理局本局……。 リンディは客人の飲み物を机の上に揃え、矛盾した本局の言行が照らす真相を憶測する。 「また本局の方で下らない権力争いでもやっているのかしらね……」 重役幹部の足の引っ張り合いであるだけならば、リンディもこの場の嘆息だけでシグナム達の来訪を収束させられる。 しかし今、そうして軽妙に呆れる彼女の脳裏にも、長年の局員としての研ぎ澄まされた直感から事態の不穏を過ぎらせていた。 「シャマルが収集した新情報に、我々がより効率的にこの査察を進展させられる方法がありました」 シグナムはリンディ・ハラオウンの名を城孤社鼠に扱う事への忸怩たる思いを押し殺し、騎士の眼で毅然と熟達の 女性局員を直視した。 「プシューケー・プロセッサーって言うんだけど……それをどうかしてデバイスに組み込められたら、あたし達も ワイヤードの中で思う存分活動が出来るんだ」 ヴィータは縋るようにして席を立ち、机の上から前に身を乗り出した。 「それにリンディ提督、実はサイベリアって所でアクセラの」「ヴィータ」 シグナムから制止され、ヴィータは横へと視線を移すが、シグナムの透徹とした横顔に気圧されて言葉を切った。 「……アクセラ? どういう事なの? どうしてアクセラの名が」 リンディが眉を顰め、違法魔法薬物の名を反芻する。しかしシグナムから平然とした顔で「何でもありません」と返された。 追究の手を抑えたリンディは気を取り直し、彼女達の言わんとしている事を察知し、ゆっくりと四つの容貌を巡視する。 「管理外世界の技術の導入は、可也受諾が難しいわよ? 下手をすれば、折角貴方達を保護観察処分だけに留めた 努力が無駄になってしまうわ。申請理由に不審を持たれたら、はやてさんにも余計な面倒が降りかかるかもしれない」 リンディの返答に、ヴォルケンリッターは揃って気まずくリンディから視線を逸らす。新たな主との生活の中で、 殊に義理人情というものに感化されたヴィータとシャマルは、急激に弱々しく閉口する。 遠くの地で出張任務に出ている主へ、間接的に再び過ちを犯そうとしている自分自身に四人が躊躇を催される。 「恩を仇で返す様な戯言であるのは重々承知の上」 ザフィーラの強固な意志に、シグナムが続けて首肯した。 「現にこの次元世界が、一人の男の妄執で脅かされている……主や、主の掛け替えの無い人々が生きるこの世界を、 そんな詰まらない野心の生贄にさせたくはありません」 「貴方達にとっても、でしょう?」 不意に声色を和らげたリンディは、椅子の背凭れに背中を預け、明晰な目色で改めて四人の騎士を眺め通した。 「わかったわ。一応私の方から技術部に提言しておきます。それで、そのプシューケーという物はもう貴方達の手にあるの?」 「いえ。しかし既に業者との交渉は完了しています。現在我々は本局の方から、橘研への出向扱いとなって おりますので、その方面では中々融通は利かせられますので」 リンディは頷き、守護騎士達の意を汲むと依願を請け負った。 ヴォルケンリッターを玄関まで見送ったリンディは、一人きりになった後で柔和な美貌を胡乱な感じに曇らせた。 「彼女も涼しい顔して……」 シグナムのポーカーフェイス振りに、リンディは何故か天晴れな気持ちもあった。あそこでアクセラに関する 詳細を自ら暴かず、疑念を抱いたリンディ独自に調査を行わせるよう誘導して来た烈火の将に、彼女はその配慮に 報いる義理も目覚めさせる。 「さて、と……あの子も暇だ暇だと言ってられなくなったわね」 居間に戻ったリンディは、夜更けの電灯に照らされた室内で、平穏の影に潜む危険な兆候をそっと見透かした。 / うん、組み立てもお父さんがやってくれたんだ そうなんだ……いいな、最新のフル装備のNAVIなんだよね でもまだまだわからない事ばかりだし、ワイヤードのコネクトも全然 ワイヤード、楽しいの? う~ん……よくわかんない 逢いたい友達がいるんだよね? うん、一応それでワイヤードを始めたんだ 逢えるといいね、お友達 うん あ……ハラオウンさん、まだ千砂ちゃんからメール来てる? ………………もう来てないよ フェイトは帰宅してから、その返信メールと、後一回の挨拶のメールで玲音とのやり取りを終わらせた。 アリサやすずか、ありすや樹莉に麗華にさえ知られていない、二人だけの秘密の交流だった。アルフも今だけは この部屋への入室を断っている。 互いにどうにも対人関係で強く自己主張が出来ない内向的な性格を共感したのか、どちらが歩み寄る風でもなく、 何時しか放課後の定例行事の様に継続しているメール交換だった。 フェイトは自室にある椅子に腰掛け、鳴らなくなった携帯電話を凝然と見詰めた。この機種でもワイヤードサービスは 受けられるが、スペックの問題で単なるゲーム程度にしか利用できない。ワイヤードならではの仮想空間を満喫するには、 電脳演算の性能が著しく不足していた。 フェイトは受信メールの履歴画面を表示し、今度は違う相手へとメールを送る。釦を押すフェイトの指は、 玲音へ送った先程のメールへの罪悪感を思わせた。 こんにちわ、千砂 返信は数秒も経たずに返って来た。 こんにちわハラオウンさん 玲音に嘘吐いてよかったの? よくないよ でも……嘘だってわからないなら…… 若しあたしとメールしてる事、誰かに知られたら? 止めようよ、こんな話 そうだね ごめんねハラオウンさん ワイヤードって楽しい? 毎回その質問をするんだね とっても楽しいよ それに、ここがあたしの本当の居場所だから 本当の居場所? そう あたしはリアルワールドにとっていてもいなくてもいい存在だったから そんな事無いよ……この世にそんな人なんていないよ フェイトの指は得体の知れない恐怖心から、カタカタと動揺していた。 「この世に存在する意味の無い人間」という言葉で、フェイトの脳裏で実母との確執が残酷に思い起こされる。 ハラオウンさんからそう言われるなんて心外だよ 貴方だってどうでもいい造り物の癖に フェイトは反射的に身体を戦慄させ、引き攣った喉で空唾を飲み込んだ。 「ち、違うよ」 何故その事を、と疑惑を膨らませたが、フェイトは正しい思考がそこまで回らなかった。フェイトの瞳が充血と 乾燥を通過し、大量の涙を溢れさせて来る。 造り物の癖に 紛い物の癖に 誰にも望まれずに生まれた癖に 人形の癖に 嘘偽りの癖に 「違うよ……違うよ……」 脆く儚い否定の言葉は、内部に秘められた真実の刃でフェイトの心を抉る。 フェイトは何時しか携帯電話を取り落とし、机の上に突っ伏して泣き崩れていた。 「なのは、逢いたい……」 床に転がった携帯電話がメール着信の電子音を奏でる。自動的にメールが開封され、無機質な文字の羅列が 画面に並んだ。 ねぇ、早くこっちにおいでよ────── / 「岩倉玲音んところにプシューケーを送り込んだ輩のお仲間だぞ……少々迂闊じゃねぇのか?」 繁華街の裏路地で、ヴィータとシグナムが取引相手の到着を待っていた。シグナムは腕を組んで瞑目し、 ヴィータの不安に応えない。ヴィータは支払う一万円札の束を入れた袋を片手に提げ、遣り切れない心持ちを 持て余していた。 シャマルとザフィーラは遠方で待機しており、有事の際は即座に現場に駆けつけられる態勢を整えている。 夕暮れ時、下校途中の学生などでごった返す街中で、現時点ではナイツからの襲撃は見られない。 (シャマル、相手は?) シグナムは心成しか戦意を覗かせる目付きで夕空を仰ぐ。 (外貌からは特に警戒するべき点は無いけど、絶対に油断は禁物よ。あと数分でそちらの空き地に来るわ) シグナムがレヴァンティンの装身具を掌の中に隠し持ち、威厳のある美貌で建物の間に挟まれた細い通路を 見据える。ヴィータもナイツの気配に細心の注意を払い、シグナム同様に俄かに身構えた。 シャマルの返答通り、覆面をした如何にもならず者風の人物が雑居ビルに囲まれた空き地に現れ、シグナムと ヴィータの正面で悠然と立ち止まる。 信用される余地が皆無な立場を理解しているのか、覆面の違法商売人は真っ先に三基のプシューケー・プロセッサを 提示し、そしてぞんざいに二名の女性に放り投げた。 「代金はこちらに」 小型の精密機械を受け取ったシグナムがヴィータを掌で指すと、ヴィータが片手に持っていた質素な袋を前に 突き出した。覆面は相手が同じ動作で取引をして来ない反応に一瞬だけ狼狽したみたいだが、諦めて近寄って行く。 覆面がヴィータの手にある金の入った袋を受け取ろうと片腕を伸ばし、その掌が突如として奇妙に変化した。 「動くな」 瞬時に騎士甲冑を装着したシグナムが、レヴァンティンの刀身で覆面の腕を差し押さえていた。 しかし実際にはレヴァンティンの幅広の刃が、覆面の腕の先から伸びている三本の鋭利な鉤爪に絡められている。 ヴィータを防衛したものの、先手を取られた失態にシグナムが舌打ちを打つ。 (そっちはそっちで対処を御願いっ……こっちは二人で乗り切れるわ) シャマルからの念話で、シグナムとヴィータはナイツの出現を察した。ヴィータも金袋を投げ捨てると即座に 赤い姿に変身し、一歩飛び退いてグラーフアイゼンの先端を覆面に突き付ける。 「大人しく素顔を見せろ」 シグナムがレヴァンティンを押し付ける膂力だけで相手の身動きを封じ、空いた片手で頭部を包んでいる布地を 取り払おうとする。 「シグナム!」 上空からの奇襲を感知し、ヴィータがシグナムの脳天へと急降下しているナイツ構成員を迎え撃つ。ヴィータの 強烈な横殴りの鉄槌が命中し、某オンラインゲームの戦闘人物を模倣した一名のナイツが消滅した。 束の間の隙を突かれたシグナムは、辛うじて鉤爪の至近攻撃を回避する。 シグナムと覆面の頭上で戦闘が発生し、地を蹴ったシグナムも夕陽に濡れるレヴァンティンを覆面の袈裟へと 振り落とす。頭部の布地を一切乱さず、覆面人物は華麗な足捌きで太刀から身を避ける。 「ふふっ、失敗。いえ、半分は成功かしら。どちらにしろ、私達は蚊帳の外……フフフ」 覆面が発した地声は、決して本心を窺わせない、まさしく己の素顔を徹底して隠匿する魔性の響きを有していた。 再度繰り出された炎の魔剣の一撃を、覆面の右腕の先から伸びる鉤爪が的確に食い止める。 「貴様、ナイツではないのか!」 シグナムが獅子奮迅の勢いで突進を仕掛けるが、覆面女性が掌から放った鮮やかな発光の衝撃波で吹き飛ばされる。 意表を突かれた迎撃で、シグナムの身体が奥の壁に激突した。 シグナムの怒声を裏付ける様に、覆面女性はヴィータと交戦しているナイツ各員に加勢をする素振りも無く、 黄昏に染まる空の中へと飛び上がる。 衝撃によろめくシグナムが歯を食い縛って見上げる先に、布地の下から黄土色の長髪だけが垣間見える。 ヴィータが戦線離脱を図る覆面女性を阻止しようと動くが、ナイツの妨害によって断念を強いられた。 「また機会があれば何処かで逢いましょう、ヴォルケンリッター。そして英利政美……お役目、ご苦労様です。 でも貴方はもう、ドクターの今後にとって──」 「待てっ!」 シグナムは至急立ち上がり、覆面女性の追撃に出ようとするが、輪型のバインドに四肢を拘束された。ナイツの 徒党を撃退したヴィータが地上に戻り、グラーフアイゼンの打撃でシグナムを縛るバインドを破壊する。 戦闘の余韻を漂わせるシャマルとザフィーラが、二人の空き地に合流して来る。その古代ベルカの騎士達を 嘲弄するかの様に、覆面女性の妖艶な高笑いが人気の無い裏路地に木霊した。 「彼女は一体何者……」シャマルの問いに、シグナムは痛恨の表情で沈黙するだけだった。 シグナム、ヴィータ、シャマルは多大な憾みに唇を噛み、それぞれ入手したプシューケー・プロセッサを堅く握り締めた。 To Be continued 戻る 目次へ 次へ