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ダークラム アプルトン 12年 アプルトン 250周年 アニヴァーサリー アプルトン 5年 アプルトン ダーク アンゴスチュラ 1824 12年 アンゴスチュラ 1919 8年 アンティグア・バーブーダ/イングリッシュ ハーバー 5年 インド共和国/オールド モンク エル ドラド 12年 エル ドラド 15年 エル ドラド 5年 エル ドラド スペシャル リザーブ 21年 エル ドラド ダーク サンタ テレサ 1796 ディプロマティコ アネホ ディプロマティコ レセルバ 6年 ディプロマティコ レセルバ エクスクルーシバ 12年 ハバナ クラブ 7年 ハバナ クラブ キューバン バレル プルーフ プエルトリコ/ロン デル バリリット スリー スター ベネズエラ/パンペロ アニヴェルサリオ マレコン 12年 レゼルバ インペリアル マレコン 15年 レゼルバ インペリアル マレコン 18年 レゼルバ インペリアル マレコン 1976 セレクシオン マレコン 21年 レゼルバ インペリアル マレコン 25年 レゼルバ インペリアル マレコン グラン レゼルバ 5年 マレコン グラン レゼルバ 8年 レモン ハート デメララ レモン ハート デメララ 151 ロン サカパ センテナリオ 15年 ロン サカパ センテナリオ 23年 ロン サカパ センテナリオ XO このページを編集
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ヘビーラム インド共和国/オールド モンク レモン ハート デメララ 151 このページを編集
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ミディアムラム エル ドラド 12年 エル ドラド 15年 エル ドラド 5年 エル ドラド ゴールド エル ドラド スペシャル リザーブ 21年 エル ドラド ダーク ハバナ クラブ 7年 ベネズエラ/パンペロ アニヴェルサリオ マレコン 12年 レゼルバ インペリアル マレコン 15年 レゼルバ インペリアル マレコン 18年 レゼルバ インペリアル マレコン 1976 セレクシオン マレコン 21年 レゼルバ インペリアル マレコン 25年 レゼルバ インペリアル マレコン グラン レゼルバ 5年 マレコン グラン レゼルバ 8年 レモン ハート デメララ ロン サカパ センテナリオ 15年 ロン サカパ センテナリオ 23年 ロン サカパ センテナリオ XO ロンリコ 151 ロンリコ ゴールド このページを編集
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ライトラム アンティグア・バーブーダ/イングリッシュ ハーバー 5年 レモン ハート ホワイト ロンリコ ホワイト このページを編集
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ゴールドラム アプルトン ゴールド エル ドラド ゴールド エル ドラド スパイス サンタ テレサ ゴールド ハバナ クラブ 3年 バルバドス/フォースクエア スパイスドラム ロンリコ 151 ロンリコ ゴールド ロンリコ スパイスド このページを編集
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アグリコールラム グアテマラ/ロン サカパ ハイチ/バルバンクール マルティニーク/トロワ リヴィエール 日本/コル コル このページを編集
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好きなラムカクテル投票 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 モヒート 30 (28%) 2 キューバリバー 18 (17%) 3 ダイキリ 13 (12%) 4 ホットバタードラム 9 (8%) 5 グロッグ 6 (6%) 6 X.Y.Z 5 (5%) 7 ボストンクーラー 5 (5%) 8 ラム・バック 5 (5%) 9 リトルプリンセス 5 (5%) 10 ピニャコラーダ 4 (4%) 11 ジャック・ター 3 (3%) 12 ネバダ 1 (1%) 13 ハバティーニ 1 (1%) 14 リコリアーノ 1 (1%) その他 投票総数 106 寒くなってきたんで、ホットカクテルが人気ですね。 -- (Rumballion@管理者) 2008-12-04 21 56 16 名前 コメント すべてのコメントを見る このページを編集
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ホワイトラム アプルトン ホワイト サンタ テレサ ブランコ ハバナ クラブ アネホ ブランコ レモン ハート ホワイト ロンリコ ホワイト このページを編集
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新しいラムの投稿 このwikiになかったラムを投稿していただける際にお使い下さい。 以下がテンプレートです。分からないところは空白でかまいません。 ブランドについて 概要 製造: 産地: 原料: 蒸留: 詳細 ボトルについて 概要 色 : 風味: 容量: 度数: 甘さ: 価格: 詳細 名前 コメント すべてのコメントを見る
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『アルコール高めのラム酒 三杯目』 「ウォーターレーザー!!」 愛らしい少女の大声が辺りに響く。次の瞬間凄まじい勢いで、高圧力の水が真っ直ぐ上空に打ち上げられる。良く晴れた青空に、 龍のように登る水は数秒間空を引き裂いたが、そのうち勢いが弱まり、重力に従い雨のように降り注いだ。 「わぁ! きれーい!」 呪文を叫んだ少女。ラムリアは杖を抱きかかえたまま目を輝かせる。 水の粒が太陽光に照らされて、きらきらと幻想的に降り注ぐ光と化す。さらに水滴内で屈折した光が 七色のアーチを空に描いた。 青色のキャンパスに描かれた傑作は、数秒で消えてしまう。それでも数秒間だけの神の芸術を作り上げた少女は、 興奮しながら隣にいる赤毛の少年―――アルスに顔を赤くしたまま声をかけた。 「凄かったですね、アルスさん!」 「えへへ、そうだね」 にこにこと、どこかのんびりした雰囲気で笑う少年は、嬉しそうに答える。はしゃいでるラムリア可愛いなー、 と心の中で呟いたのは、少し恥ずかしいので秘密である。 「じゃあ次はシャインの魔法を使ってみよっか、これもとっても綺麗だよー」 「本当ですか? 楽しみです!」 目を輝かせるラムリアに、シャインの魔法書を渡す。 アルスとラムリア、二人がいる場所は家のすぐ側の大きな畑である。何故そんなところに二人でいるかというと、 ラムリアが魔法を練習したいと言いだし、広いところを探した結果、丁度作物を収穫したばかりで壊れるものも何もない、 空いている畑で練習をすることになったわけである。 「シャイン! ……わぁ!」 ラムリア周りに光の塊が発生し衛星のようにくるくると回転する。少女のルーンは少年ほど多くはないため 拳大サイズの塊が一つだけである。それでもその優しく煌びやかな輝きはラムリアの心を十分に弾ませた。 「とっても綺麗です!」 光の回転に合わせて、少女もクルリクルリと無邪気に回る。そんな少女を見て少年も頬を緩ませっぱなしだった。 (かわいいなぁ……ラムリア) 傍から見たらだらしないと思われるような顔をしている自覚はあるのだが、それでも顔を元に戻せそうになかった。 目の前の恋人の可愛さに首ったけである。 「……どうしたんですかアルスさん?」 「ん~、ラムリア可愛いなって思ってただけだよ~」 少年の熱い眼差しに気が付いたラムリア。そんな少女に心中をそのまま隠さずに告げるアルス。 「…………さらりとそういう台詞を吐くから気障って言われるんですよ」 憎まれ口を叩きながら、顔を少年に見せないように反らす、もっとも耳が赤くなっているのが分かるため 照れているのはまる分かりである。 「あはは……じゃあ次はこの魔法はどう?」 そんな少女をさらに愛しく思いながらも、あんまり照れさせたら後が怖いためアルスは魔本を取り出し、 話題を変えた。 「……なんですかその魔法?」 「え~と……この前潜ったダンジョンの奥で見つけたんだけど、アース文字で書かれているんだ」 「アース文字……それはまた本当に珍しいものを見つけたのですね、どんな魔法なのですか?」 目を輝かせるラムリア。新しい魔法、それもアースマイトしか使えないというアース文字で書かれた魔本。 興味津津である。 「全部解読してないから分かんない、使える程度には解読したけど」 「…………本当に大丈夫なのですか? その本」 「ん~、でも嫌な気配は感じないから悪い魔法ではないと思うよ」 「ようは勘ですか……でもアルスさんの勘は良く当たりますからね…… いい加減なことを言う少年に疑問を抱きつつも、少年への信頼は隠さない。なんだかんだでラムリアは アルスに心酔しているのである。 「じゃあ、早速使ってみるから、ちょっと離れてて」 「あ、はい」 そそくさと離れ十分に距離を取る。そしていつの間にか用意されていた大きな岩の後ろに隠れ ひょっこりと小動物のように顔だけ出してアルスを見守る。 (用意良いな……) 「え、え~~と……こほん、確かこの魔法の名前は……」 あまりに手際のよい少女に驚きつつも、気を取り直して呪文を唱える。 どきどき、と期待に目を輝かせてラムリアも息を止めながら少年を見つめる。普段は礼儀正しく賢明で慎重な少女といってもまだまだ子供である。 未知の魔法への好奇心は、リスクが起こりうるという不安をあっさりと解消してしまった。 「―――ドッペルゲンガー!」 「!? きゃあ!」 己の内にある大量のルーンを消費し、魔法の名前を叫ぶ。次の瞬間、眩い光が少年を中心に広がる。 予想外の光景と光の量にラムリアは思わず目を瞑り岩陰へと身体を伏せる。 一秒、二秒。数秒も経つと太陽を思わせるほどの強い光量が徐々に弱まっていった。 「ア、アルスさん……」 恐る恐る岩陰から顔を出し、少年の名前を呼ぶ。 「あ、ラムリアー」 弱くなっていく光の中からいつも通りの少年の姿が見え、ほっ、と胸をなでおろす。 「ああ良かったアル――」 少年の名前を言いかけ――そのままラムリアの顔は笑みを浮かべたまま固まった。 「凄い光だったね~」 『でも光っただけで他に変わったことも起こらなかったね』 『ちょっと吃驚しちゃった』 『眩しかったからまだ目がよく見えないよ~』 目を擦り、笑いながら「四人の」アルスが一斉に喋り出す。 「あ、あ、あ、あ、あ、あ」 目を点にして口をパクパクとさせるラムリア。そんなラムリアの気持ちも露とも知らず、 分身したアルスたちは目を擦りながら気ままに話す。 『ようやく目が慣れてきた』 「ところで君たちは誰? なんか僕と似てて低い声をしているけど」 『声の低さははコンプレックスあるんだから言わないでよ……』 『あ、僕も僕もちょっぴり声にコンプレックスがあるんだ~、 顔に似合わずとか、パパよりも声が低いとか散々言われているんだよね』 「へ~、ますます似てるね僕たち、 もうちょっとで目が見えそうだから顔見せて」 そして殆んど同時アルス四人は目を開いた。 数秒の沈黙。 「『『『 あれ? ぼく? 』』』」 「おっそいですわーー!!」 「『『『 ぬわーーーー 』』』」 ハリセン(スタン攻撃30% 封印攻撃20%)で、いつの間にか回復していたラムリアが、アルスたちを フルスイングで吹き飛ばす。綺麗に四人同時に地べたに頭から墜落し、これまた綺麗に四人同時にむくりと 起き上がる。 「ぐふ、ひどいよラムリア」『でもそんなところも可愛くて大好き♪』『うんうん、ラムリア可愛い~』 『あばばばスタンしたたた』 文句を言って、惚気て、状態異常になって――カオスとしか言いようがない。 「……それで、どうしてこんなことになったのですか?」 アルスが増えたという混沌きわまる事態に、ラムリアは痛むこめかみを押さえながら口を開く。 原因は分かり切ってはいるが、それでも聞かざるをえなかったのだ。心情的に。 『やっぱり魔法の効果?』 『分身できるとはびっくりだね』 『なんか変な感覚~』 「意識も身体も分離しているけど、 深いところで繋がっているような感じ」 元は一人のためかタイミングぴったりで、それぞれラムリアが聞きやすいように話しだす。 「えーと……単純にアルスさんが四人になったわけではないのですか?」 『うん、心は一つだけ』 「ちなみに本物は僕だよ~」 「それは見れば分かります」 ぴょんぴょん飛び跳ねながら手を上げる可愛らしい少年にラムリアはばっさりと言い捨てる。がっくり落ち込むアルス本体。 他の三体の分身は、太陽の下にいるのに、日陰にいるように陰がかかっているのだ。注意深く見れば本物ではないと誰でも気が付くだろう。 「アルスさんの姿を私が見間違える筈ないじゃないですか」 「ラ、ラムリア~~」 落ち込んだアルスに向けて笑って言った。どうやらラムリアにとっては注意深く見る必要はないようである。そんな少女の言葉に感激したアルスは、 一瞬でラムリアの前に立ち、正面から抱きしめた。無駄なところで超人っぷりを発揮する。 「ラムリア大好き~、愛してる」 「きゃあ!?」 『あ、良いな~』 『僕もラムリアに抱きつく~』 『僕も僕も!』 いきなり抱きつかれたラムリアは、赤面しながら可愛い声で悲鳴を上げる。そんな二人を見た。 三人の分身アルスたちもラムリアにこぞって抱きついた。なんだか楽しそうである。 「え、えへへ……もう、アルスさん~」 (ぁ、アルスさんがいっぱいになって私に抱きついてくる。 こ、こういうのも悪くないかも) 顔を赤くしながらもラムリアはしっかりと口元を緩めていた。同じ顔が並んで混乱しているとはいえ、複数の美少年に抱きつかれて 少女も嬉しいようだ。いやアルスと同じ顔だからこそラムリアは嬉しいのかもしれないが。 「でもこうして増えてみたのは面白くて楽しいけど、使いどころが難しい魔法だね」 『ルーン沢山使っちゃうから何回も使えないし』 『使ってみて分かったけど本体を中心にそんなに遠くにも行けないみたい』 「そうなんですか? 便利そうですけど制約も多そうですね」 抱きしめ、抱きしめられたまま話しあう。その光景を見ていた者は幸いにもいないが、もし見ている人がいたら、 一人の少女が幸せそうな顔で、同じ姿の四人の少年に抱きしめられているという異様な光景に目を疑ったことだろう。 「あ、でも今ならあれが出来るかも」 ラムリアに最初に抱きついた。本体が思いついたように言った――陰のある笑顔を浮かべて。 その笑顔にラムリアは背筋に冷たいものが走った。恐る恐る禁忌に触れるように口を開く。 「あ、あれって何ですか……?」 「輪姦」『りんかーん』 「りん……何ですかそれ?」 「一人の女の子を」 『複数でエッチなことする』 『でも無理やりは嫌』 『合意は絶対必要だよね』 「はぁ複数で……は、え……えええええええええええぇぇぇぇ!!?」 少年の話した内容に驚きと恐怖の混じった叫びを上げる。当たり前と言えば当たり前である。 「え、いや、その、ほ、本気ですか?」 「本気も本気」 『やっぱり驚いたね』 『嫌だったらやらないけど』 『正直に答えて?』 「うぅ……」 急に権限を渡されても少女は返答に困ってしまう。今から四人で君を犯すねと言われて うろたえない女性など当然いない。そんなラムリアを八つの視線が声も出さずに見つめてくる。 息がつまりそうである。 「あ、あの……」 少年たちの期待と不安の入り混じった視線に、耐えかねるように口を開いた。しかし、 どこかその声音は先程とは異なっていた。強いて言えば期待が混じっている、そんな声色だ。 「優しくお願いします……」 俯いたまま今にも消えそうな声で言った。俯いた顔には羞恥心と未知の快楽への期待が混ざった複雑な表情を浮かべている。ラムリアの返答を聞いたアルスたちは、 話の内容とは裏腹に淫靡さを感じさせない無邪気な笑顔を浮かべた。 「じゃあ行こっか」 『レッツゴー』 『ラムリアの部屋に』 『全力ダッシュで』 「あ、でもその前に……これ付けてください見分けが付きやすいので」 「え……なにこれ」 どこからともなく取り出した物を見てアルスたちの顔が一斉に曇る。それはまさしくリボンと呼ばれる物であった。 誰でも分かる。四つありそれぞれ色が赤、青、緑、黄、と異なっている。 「リボンですわ、付けてください」 「見ればわかるけどこれ女の子に……」 「付けてください」 「え、いや」 「付けてください」 「「「「…………」」」」 鬼気迫るものを感じた四人のアルスたちは、いそいそと無言で自分の頭にリボンを付ける。 (僕本物なのに……) (『ただでさえ顔がアリアと同じで女の子っぽいのに……』) (『何で四つもリボンを持ってたんだろ……』) (『もしかしたら前々から狙っていた?〉』) 「きゃああああああん♪ か、かかかかかか……きゃ、きゃわいいいいですわあああああ! アルスさあああああん!!」 胸中で呟くアルス達。そんな彼らの胸の内を知ってか知らずか、ラムリアは興奮と狂喜のためいつもの清楚な少女とはまるで異なった口調と態度で、 だらしない笑顔を浮かべていた。 「遂に念願のリボンを付けたアルスさんを見られるなんて……しかも四人……うぇへへ、 おっと涎が……はしたないですわ、えへぇへへ……できれば服も……」 (いつものラムリアじゃない……) ズビッと口の端から流れていた唾液をハンカチで拭う、異様なテンションのラムリアは、放っておいたら鼻血まで噴き出しそうである。 そんなラムリアに溜め息をついてアルスたちは首を横に振る。何処か諦めの混じった見慣れたような態度である。初めてではないらしい。 好いてくれるのは嬉しいのだが、こうも暴走されるとアルスは複雑な気分になる。もっとも目の前の少女が愛しくて、 何も知らなかったラムリアを毒牙にかけたアルスが暴走していないとは言い切れないと自覚していたので、口には出さなかった。 数分後、興奮したラムリアを何とか宥めたアルスたちは、ラムリアにエスケープを唱えてもらい、ヴィヴィアージュ邸の前に移動した。 ―――――――――――――――――――――― ―――――――――――――― ――――― ところ変わってヴィヴィアージュ邸。アルヴァーナのヴィヴィアージュ家で働くメイドさん――セシリアが、邸内を箒で掃いていた。 「ふぅ……今日はこれくらいで良いかな……マックスさんにお仕置きで邸内十周雑巾がけ をしていただいたから楽で良いなあ」 さらりととんでもないことを言ってのけたセシリアは、そのままお気楽にハミングをしながら台所へと足を向けた。 ちなみに仕置き人はラムリアである。何故その様なことになったかというと――長いので割愛させていただく。 「今日の夕飯は……何にしよう、アルスも泊まるっていう話だし、子どもたちが好きそうな ご飯にしようかな」 そこまで言ったセシリアはクスクスと思いだしたように笑う。 (何だかんだでアルスもすっかりこのお屋敷の顔なじみになったなぁ……) カイルの息子であるアルスの明るい笑顔を思い浮かべながら感慨にふける。大変な時期もあったが、それを乗り越えて今は幸せそうに生きている。 強い子であると思うと同時に、そのカイルの失踪後の事を思い出しセシリアは苦笑した。今では笑い話で済んではいるが、 町一番の人気者であるカイルの失踪は当時、町中が混乱に包まれたものだ。マックスなど妻子を置いて失踪したカイルに対する激しい怒りを隠さなかった。 普段は不必要に気取っているが、元来友達思いの熱い男なのである。残されたアルスとアリアを養子にするとまで言いだしたが、 幸いと言って良いものか、失踪以前に残したカイルの貯えがそこそこあったため、親子三人が生活できないわけではなかった。 その上、アルスとアリア、そしてその母がカイルのことを信じて養子縁組の話を断ったため、結局その話はなくなった。 その後、アルスが大火傷を負って死にかかったこともあった。マックスはその時のアルスを思い出すと今でも 時折歯がゆい思いになる。そう呟いたことをセシリアは聞いたことがある。怪我をしたアルスに連れられてカイルが 戻ってきた時に、マックスは仕事を放り出して病院まで押しかけに行ったこともあった。掴みかかって殴り飛ばそうと 考えていたようだが、憔悴しきったカイルと心配そうに見つめるアルスたちの様子を見て掲げた拳を下げざるを えなかったらしい。その後、病院の廊下で男泣きしたことは今でも彼をからかうネタとして町の皆に好まれる話である。 カイルの失踪に一番怒ったのはマックスであるが、カイルの帰還に一番喜んだのもマックスだったのだろう。 その後、カイルの失踪の理由はアルヴァーナの住民のごく一部にしか伝えられていないため、未だ知るものは少ない。町の名士 ということでマックスも知ることができたようだが、使用人にも家族にも伝えようとは決してしない。しかし、カイルの失踪に対して、 悪い噂が立たないように必死に擁護していた。理由を明かされた町長やバレットも心血を注いでカイルを庇っていたため、当時は何か余程重要な 秘密があるのではないかと、町中で噂になったものだ。現在はカイルの人柄もあってその様な話は無くなっているため真相は闇の中である。 だが、あの時は事情を知った者たちの感動しているような、困惑しているような、そんな表情がセシリアの心中に未だに残っている。 何はともあれカイルが戻ってきた今でも、何かとマックスはアルスとアリアを可愛がっている。特にアルスにはラムリアと結婚して、 ヴィヴィアージュ家を継いでほしいという思惑さえあるらしい。そしてアルヴァーナ一のおこちゃまバカップルと言われているアルスとラムリアの仲睦まじい様子を 見るとマックスの目論見も上手く運びそうである。いつもいっしょにいるとしている二人を見て、いっその事アルスを屋敷に住まわせようとマックスが提案したことも あったが、長年子どもたちと離れ離れになってアルヴァーナ一の子煩悩と化していたカイルが必死になって止めたので結局その話は有耶無耶になった。 だが、今でもアルスを引きとりたいというマックスの企みは継続しているらしく、時々カイルとは水面下で戦いを繰り広げているようだ。 「おじゃましまーす!」 「……た、ただいま、もどり、ました」 噂をすれば、というわけではないが、丁度二人のことをセシリアが考えていた矢先に玄関からアルスの元気な声と なぜか恥ずかしそうな声音が混じった挨拶をするラムリアの声が耳に飛び込んでくる。 可愛い子どもたちの声を聞き、幸せな気持ちになったセシリアは、自分へ向かってくる足音の方向に体を向け、 挨拶をしようと口を開いた。 「あら、お嬢様、アルス、おかえりなさいま、せ……?」 口を開けたまま固まる。 『こんにちはーセシリアさん』 『お世話になります』 『ほらラムリア! 早くいこー!』 「ま、待ってください~!」 きゃっきゃ、と楽しそうに何故かリボンを付けたアルス「四人」がセシリアの横を元気に通り過ぎていく。 その内一人はラムリアの方手を握って引っ張っていた、と言っても少女が転ばないように配慮しているので それほど強い力ではない。 アルスたちとラムリアが通り過ぎて行ったあと、セシリアは暫く目を点にして固まったままであった。 「熱でもあるのかしら、私……」 その日、セシリアは夕飯時まで寝込んだ。 ――――――――――――――――――――――― ――――――――――――――― ――――――― 「ううぅ……やっぱりやるんですよね……やっちゃうんですよね」 ラムリアの部屋に入って早速アルスたちが連携をして準備を進める中、瞳を潤ませてラムリアは言った。 「本当に嫌だったら、止めても良いよ」 『ラムリアが嫌なことは僕もしたくないし』 少女の発言に赤いリボン(本物)のアルスと青いリボンのアルスは苦笑しながら言った。 半ば断りにくい雰囲気を作って誘ったため、罪悪感もあるのだろう。 「い、嫌じゃないです! ただ心の準備が……」 『準備終わったよー♪』 「ひいいいいいいいいいいん!」 話を全く聞いてなかったアルスたちの一人が空気の読めないタイミングで黄色のリボンを付けたアルスが元気良く言った。 鍵はしっかり閉じられ、元々防音仕様な部屋にアルスは魔法を掛けているため、いくら声を上げても外には絶対にばれないだろう。 床には汚れ防止のために敷物が敷かれていた。ついでに自分に使われるであろういくつかの道具も少女の目にはバッチリ映り込んでいる。 ちょっと目を離したすきに素早い仕事である。 「うぅ……もう好きにしてくださいな」 肩を落とすラムリア。しかし、覚悟が決まったためか、その顔からは期待が見え隠れしている。 何だかんだでラムリアも好き者なのかもしれない、女性に使う言葉ではないが。 「うん、じゃあ好きにするね」 『それー!』 「きゃああ!」 早速ラムリアを集団で抱えて、そっと敷物の上に横たえる。羞恥からか、すでに白い肌には赤みが差している。 「服、脱がしちゃうね」 『良いではないかー』 『良いではないか♪』 「え、え……ひゃああ!」 四方八方から手が伸びてきて、あっという間に一糸纏わぬ姿にされるラムリア、いくら全員がアルスと言っても。 集団で犯されるとなれば、流石に怖ろしいのか、ぷるぷると震えている。 「あうぅ……せめて身体だけでも拭かせてください」 「ラムリア可愛すぎて待ちきれない♪」 『僕たちが』 『拭いてあげるね』 「え、ちょっと、ふひゃあん!」 いつの間にか用意されていた濡れたタオルで、体中を拭かれる。痛みを感じないように 程良く肌を刺激するタオルの感触が少女の性感を高めていく。 「あ、あ、そこは、だめぇ……んああ!」 力なく拒否するも、秘部や胸、その他少年に知られつくした性感帯にタオルと手を当てられて、 刺激を与えられる。少年達の器用な手が一斉に体中の性感帯を愛撫して、未知の快楽がラムリアの 心を高ぶらせていった。 「あ、ぁん、ふぁあ……んきゅうう……んああ」 「そろそろ拭き終わったから、タオル要らないね」 『それじゃ今度は両手で』 『思いっきり可愛がろう』 『ラムリア可愛い~♪』 桃のような小尻を撫で回され、胸も揉まれる。時々両方の乳首を摘まれ、捏ねまわされる。腋や太ももをくすぐるように指でなぞられ、 少女の甘い悲鳴が絶えない。既に濡れてしまっている秘所は焦らすように愛撫が与えられ、腰をくねらすも、しっかりと押さえられ、 全身を愛撫されているため逃げようにも逃げられない。結局ラムリアに残された選択肢は与えられる快感を享受することだけであった。 「ひゃああああああ! う、うぁああああ! くうう! ひっ! んはぁあああぁぁあ! かっ、は!」 「ん……一旦ストップしようよ皆」 喜びの声とも苦鳴とも取れる叫びを上げ続けるラムリア。叫び続け、流石に息ができそうにないと判断したアルスたちは 身体を上げて、ラムリアから離れる。 「ふぅ……はぁ……」 「やりすぎちゃったかな」 『ラムリア大丈夫?』 愛撫を中断されたラムリアの火照った体からはしっとりと汗がにじみ出していた。暫くはぐったりと 弱々しく呼吸をしていたが、やがて潤んだ瞳がアルスたちを捉えて小さく笑った。 「私は、大丈夫です……だから、続きをお願いします」 「……うん!」 アルスの期待に健気にも応えたいという気持ち、そして期待が混じった笑顔であった。アルスたちは、(厳密には一人であるが) そんな彼女に堪らなく愛しさを感じ顔を見合せて一斉に笑った。 『ラムリアキスしよ』 「あ、はい……ふむ」 ラムリアから見て右上にいる緑のリボンを付けたアルスがラムリアの唇を自身の唇で塞いだ。 柔らかい唇の感触があっという間に、戻ってきた少女の理性を再び悦楽の園へと追放する。 「んちゅ、む、んんぅ、むぁ……ちゅく」 当然のように入ってきた少年の舌が少女の口内を蹂躙する。舌と舌を絡め、粘り気のある水音が立つ。 そんな少女と少年のディープキスを六つの瞳がじっとりと見つめる。 「うーん……僕たちのキスって傍で見たらすっごいいやらしいんだ」 『う~、いいなぁ』 『ラムリアとっても気持ち 良さそう……』 暫くの間、永遠に続くかと思われる長い口付けをアルスたちは見守っていた。しかし、やはりというべきか、 堪えられなくなった。アルスたちは、少女の華奢な肢体に飛びかかる勢いで近づいていった。 「僕たちも!」 『ちゅー!』 『するー!』 「ふ、んうううううううう!!?」 青と黄色いリボンを付けた分身アルスたちは左右の乳首に口を付け、本物である赤いリボンを付けたアルスは 少女の幼い秘裂へと顔を近づけた。 口を塞がれているラムリアは声を上げようにもくぐもった嬌声しか出ない。片方の乳首を吸われ、 もう片方は舌でおもちゃのように転がされる。当然口内の舌も愛撫を止めない、極めつけは、秘部を舐めまわす少年の クンニであった。初めに少女の幼い恥丘に口を落とす。強い刺激ではないが、柔らかい予想外の感触に少女は 一際高い悲鳴を上げる。気を良くしたアルスは笑みを浮かべた後、可愛らしい舌を肉のクレヴァスに這わせた。 「じゅる、ん……れろ、ラムリアのここ、んちゅ、すっごい、濡れてる……」 「んぐぅう! ふうううう!!」 (キス……んぁ……されて、乳首を両方舐め……あ、ぁ、ら、れて、大事なところも……くぅ……私、 大好きなこと……ふぁ! ……一度にされている) 少年達に全身の性感帯を舐められて、ラムリアは凄まじい快楽に身をよがろうとする。しかし、 案の定、アルス達に身体は抑えられている。既に上半身を愛撫するアルス達は、胸だけでなく、 腋やへそに舌を這いずらせる。口付けをしていた首筋や耳を夢中になって舐めている。 赤い少年の舌は、さながら無垢な少女の白い肢体に絡みつ這いずりまわる蛇のようであった。 「くぅあああ! はあん、や! ああああああああああああああああ!!」 全身を貪るように舐められて、まるで捕食されているような錯覚に陥るラムリア、それもまた 少女のマゾスティックな快楽を高めていった。 そんな少女の快楽に当てられたように少年達の責めもどんどん激しくなってくる。特に秘所を舐めていた本物のアルスは、 少女の大切なところを指で広げ、膣内に舌を侵入させる。おまけにもう片方の手で器用に皮をむいたクリトリスを刺激しながらである。 これには少女も堪らず、さらに大きな悲鳴を上げた。 「や、あああああああああああああぁぁあぁあ!!? そ、そ、くぅおおああああああ!!」 びくんと身体を跳ねるように震わせる。そんな少女にお構いなしに愛撫を続ける少年達 「あああああああ! ふぁあああ! ひ、ぐうううううう!!」 暴力的ともいえる快楽に、半狂乱状態となる少女。現時点で絶頂を迎え続けている状態である。 しかし、最大限の快楽の津波が近づくにつれ、少年たちも興奮を隠しきれず、紅く、淫らな獣も顔で 少女を貪った。そしてついに―― 「あああああああ!! いぐのぉ! いぐううぅぅああああぁぁあああああああぁあああ!!」 身体を弓なりに反らせ、最大限の快楽を享受したラムリアは、オルガスムとともにプシャアと 音を立てながら潮を吹いた。ぐったりと身体を床に預け、ちょろちょろと潮吹きの余韻が流れる。 「おー」 『いっぱい出たね』 『くじらみたいだった』 『くじらみたことないけど』 「や、ああ……みないでぇ……」 「やりすぎちゃった、ごめんね」 絶頂時の快感が残り、ぴくぴく痙攣しながらも、羞恥に涙を流す。そんな少女の涙を、赤いリボンのアルスがぺろりと舐めた。 そんな少年の気取った行動に、荒い息を整える。そんな少女にアルス達は微笑みかける。釣られてラムリアも赤くなった笑みを返す。 しかし、少年達の笑顔には、青い獣の眼光が光っていた。 「ラムリア」 「はい、アルスさん」 「そろそろ」 『我慢』 『できないです』 『多少強引に』 「ふえ? ……ふひゃあ!?」 身体を4人がかりで持ちあげられ可愛らしい悲鳴を上げる。そのまま四つん這いにされる。いつの間にか服を脱いで 背後に回り込んでいた青いリボンを付けたアルスが、自分のモノを少女の濡れそぼった秘所に宛がう。 『じゃあ、僕から挿入れるね……大丈夫?』 「は、はい」 疲れているであろう少女に心配そうな声で確認する。スケベであるが何だかんだ言っても 紳士的なアルスの心遣いにラムリアは嬉しく思いながら返答する。 にっこりと、青リボンアルスは笑って―― 『よい……しょ!』 「あ、ぁぁあああ!!? き、は、入って……んぁぁあああ!」 歳の割には大きい陰茎を少女の膣内に侵入させていった。決して口には出さないが、 待ちに待ち望んでいた感覚にラムリアは甘く切ない歓声を上げた。 「ひゅい……あ、ぁ……い、いぃ、で、す」 徐々に徐々に、膣肉を抉るように肉棒を挿入していく。がくがくと快感に手足を震わせるラムリア。 最奥まで到達すると一層甲高く鳴いた。 「ふぅ、ふぅ……」 『ん、動くね……』 「ぁ、は、あああぁぁああああ!?」 ゆっくりとした挿入時とは異なり、いきなり激しいピストン運動である。想像していた刺激とは 違ったラムリアはたまらず、激しい快楽の混ざった悲鳴を上げる。 「まって、アル、んぅあ! スさ、きゃふぅ! ま、ま、ひあああああぁあぁ!」 『待ってあーげない』 「そ、んぅぅ! なあ、あ、あ、あぁん!」 少女の悲鳴を心地よい音楽として聴きながら容赦なく前後に肉棒を動かし、最奥から入口までを何度も出し入れする。 分身とはいえ天然サドな性格は全く変わっていなかった。 『あ、そうだ』 思いついたように声を出し、サディスティックな笑みを浮かべ腰の動きを中断する。 『ほらラムリア、僕とはいえ何人にもエッチしてるところ見られちゃってるけど、どう思う?』 「ひ……や、やだああ! み、見ないで……あ、にゃああああああ!?」 『あ、う……その割には、締め付けが良くなった、みたいだけど?』 青リボンアルスの言うとおり、Sッ気の混じった声が脳に響くたびに、愛しいアルス達に 見られていると脳裏に浮かぶ。それだけで更なる快楽が少女を溶かした。 「ふにゃぁ……は、あああ! う、あ! ひぃん!」 『ん、凄……ラムリアのここ、初めての時と変らないくらいきつーく締め付けてくるね」 「は、ううぅぅん!」 少年の言葉に少女は身をくねらせ、羞恥と快感に悶える。 一方残された三人のアルス達は―― 『……楽しそうだね』 『……置いてけぼりだね僕たち』 「皆僕だけど、なんだか寝取られた気分……」 青リボンアルスとラムリアの交わりを見せつけられて沈んでいた。赤いリボン(本物)のアルスに至っては 膝を抱えていた。 『そろそろ僕たちも混ざろうか』 『賛成』 「あ、じゃあ、あれしたいな」 本物のアルスが落ち込みからあっさり復活し、笑顔で提案する。 『あ、それ僕が良い』 『えー、僕もやりたいよ』 「ちょっと待って、本物の僕に譲ろうという気持ちは」 『あるわけ』 『ないじゃん』 「むぐぐ……じゃあ、ジャンケンで」 数十秒後、黄色いリボンのアルスが喜びの声を上げ、その他二人のアルスはがっくり肩を落とした。 特に本物のアルスは、先程以上に落ち込んでいた。そんな本物のアルスを無視して、黄色リボンのアルスは 意気揚々と交わっている二人に服を脱ぎながら近づいていった。 「ふゃあ! んうぅっ! はああ」 『ふ、う……ラムリアの膣内とっても気持ちい……何?』 『盛り上がってるところ悪いけど……僕たちも混ぜて♪』 近づいてくる黄リボンアルスに不満そうな目を向け腰の動きを中断する青リボンアルス。そんな自分自身の鋭い視線に 構うことなく、黄リボンアルスは陰茎を少女の顔の前にさらけ出した。 「ひゃふ!? な、な……」 『舐めてほしいなー』 「え、で、でも今……」 『うーん……こう云った方が良いかな? 舐めろ』 「! は、はぁい……あむ」 命令口調で言われた瞬間、少女はその幼い顔を淫らに輝かせ、うっとりとしながら少年の肉棒を口に含んだ。 ラムリアのM気質をアルスは熟知している。強気で命令された方が興奮するし、踏ん切りもつくようだ。 「んぢゅ、んむ、ちゅぽ、ぷぁ……」 唾液をたっぷりと舌に絡ませ、淫靡な水音を立てながら少年の男根をしゃぶるように舐める。 『むぅ……こっちも動くね』 「んぐううう!? ちゅば、くぅ、んふぅ! んんんんんんん!」 不満気に腰振りを再開する青アルス。口調はぶっきらぼうなものの、いつもの器用な腰つきは変わりなく 口が塞がれているラムリアは少年のモノに奉仕しながらくぐもった嬌声を上げた。 「ちゅ、むぁ、ふむぅぅううう! んぶちゅ」 (んむ……私、アルスさんに気持ち良く……していただいてるのに、ご奉仕している……な、なんか変…… でも、凄く、良いです) 少年が腰を奥に入れる度少女の秘所から粘着質な水音が立ち、少年のモノを舐める唾液の音と混ざり、 淫靡な音楽がラムリアの部屋中で奏でられる。 「ちゅるぅ、ぢゅっ、く、れろぉ、ん、んんんんぅ、ふううぅん! んうぅううぅぅう!?」 「僕たちも」 『忘れないでほしいな』 いつの間にか赤リボン(本物)のアルスと緑のアルスが、少し怒っているような不適な笑みで、少女の両脇に、 四つん這いの姿勢になっていた。四つん這いといっても、それぞれの片手には歳の割には豊かな果実が収まっていた。 追加された快楽は螺旋のように絡まって、ラムリアは更なる快楽の高みへと登りつめ悶絶する。 「ふんんんぅ! む、ん! ちゅっ、むぁ、くううぁうぁぁっ!」 (んぅ、だ、めです、上手く、ご奉仕、ふぅう! できない!) 一所懸命に口内の少年のペニスに舌を這わせようとするが、快感が邪魔をして先ほどよりも上手くいかない。 うっすらと少女の目に涙が浮かぶ。 『ねぇラムリア、腰動かして良い?』 そんな少女の涙を見て、黄リボンアルスは不安そうな顔で言った。自分がイマラチオをしたいというよりは、ラムリアへの 気配りである。少年の気遣いを感じ取り、嬉しく思ったラムリアは、涙を浮かべた目尻を下げる。 「ん、ふぅぅ! お、ふぇは、ひふぁあ! ひま、ふ、んんんんんぅ!」 『うん、じゃあ動かすね』 お願いします。と肉棒を咥えたままの、嬌声が混じった言葉を難なく聞きとった黄リボンアルスは、優しく笑って、 腰を前後に反復させる。少年の幼い笑顔は天使のように可愛らしいが、行為そのものは悪魔のようである。 「うぐ、んごぉ、ふうううううう! ぢゅぷ、じゅっ、むああぁ!」 『おー、ラムリア凄い気持ちよさそう』 「可愛い♪」 『ん、僕もうそろそろ、限界……』 現時点で軽く絶頂し続けている状態のラムリアは、フェラチオに気を配らなくてよくなった分、 意識が快感に集中する。その結果、先程よりも増大した快楽に歓喜の声と悲鳴を上げた。口内を少年の 肉棒でかき混ぜられているという事実も少女には甘い蜜のように感じられた。膣肉が膣内の少年のモノを射精を促すように 蠢いて、しぼりとるように収縮する。 一方、初めに挿入をした青アルスはそろそろ射精感が抑えきれなくなっていた。同時にさらに奥深く、少女の子宮口を 激しく突き攻める。 「じゅぽ……ぎっ!? ぐうぅぅううぅ!!」 堪らずラムリアも限界が近付く、いや、限界の更に先へと到達しようとしていた。 『はぁ、んぅ……だ、すよ!』 「ん! く! ……んんんんんんぅぅぅぅっ!!」 青リボンアルスはがっしりと少女の腰を掴み、止めとばかりに、強烈な一突きを少女の子宮口へと叩きつけ、熱く濃い精液を 少女の膣内にためらいなく放つ。己の中に放たれた大量の濃い精液に、ラムリアも絶頂を迎える。視界が真っ白に染まり、 溢れ出る幸福感が少女の思考を支配した。 『ふぅ、ラムリアの口、とっても気持ち良い……僕も出すね』 ぐちゅぐちゅと、少女の口内を満喫していた黄リボンアルスも、快楽に呆然としているラムリアの 口内に膣内に放たれた精液と変わらず解き放つ。数秒の射精を出し終え、ずるりと少女の口から肉棒を引き抜く。 「ん、ごぅえ! ぷはぁ……む、う……こく」 惚けていたところに突如放たれた精液に、意識を取り戻し、驚きながらもうっとりした顔で、口から溢れでなかった 精液を音を立てて飲み込む。そして、口の端から唾液のように溢れた精液を手で拭った。 「んちゅ、ん……こんなにいっぱい……ちゅ、ふぁ」 ぺろぺろと、小さく可愛らしい舌で、手についた精液を舐める。幼くも淫靡なその姿を見て、アルス達は 己の情欲を抑えられそうもなかった。 『このままもう一回……』 「駄目!」 『ずるい』 青アルスに一同猛抗議、厳密には一人であるが。 『ちぇー、わかったよ……ん、しょ』 「ふ、ぁあ……抜くなら抜くって言ってください!」 ごぽり、と音を立てながら、イチモツを引き抜く。濃い精液がどろりしたと塊になって、たっぷり溢れ出る。 手に付いたの精液を舐め終えたラムリアは、上半身を上げ、赤い顔で拗ねたように怒る。可愛いなあと惚気ながら アルス(赤)は少女の胸に片手を伸ばした。むにむにと形の良い胸を器用な手つきで揉む。 「ふ、あ、んんぅ……も、もうまたそうやって誤魔化すんですから、きゃん」 「相変わらず柔らかぁい♪ ……ラムリアそろそろブラジャーないときついんじゃない?」 「ん、ふぁ、そうですね……アルスさんのおかげです……あん」 「なんなら僕が作ろうか?」 『サイズは熟知しているし』 『頑張って作るよ!』 「ふぅ、嬉しいですけど、ひゃ、お断り、んぁ……しますわ、お母様に……くぅ、説明できない、 あん……じゃないですか……んあぁ!」 いつの間にか胸への愛撫に緑リボンのアルスも混ざってきた。二人がかりの愛撫にも快楽を感じながらもしっかりと 受け答えをしている。何だかんだ少女も少年とのセックスになれてきているようだ。無論二人のアルスが 本気の愛撫をしていない事も含めての話であるのだが。 『そっかぁ』 『残念』 『それよりもさ』 「続きしても大丈夫?」 無邪気でそれでいて熱の籠った四人で一人のアルスの声。 「……はい、いっぱい愛してくださいね」 少年の熱い声に応えるのように、少女も幼い顔へ妖艶な笑顔をを浮かべた。 ――――――――――――――――― ――――――――― ――――― 「ふひぇ、んぁああ! くぅ!」 敷物の上へ座っている緑のリボンを付けたアルスに、ぬいぐるみのように抱きかかえられたラムリアは、秘所に少年のイチモツを挿入され、 ぐちゅぐちゅと生々しい水音を立てながら上下に出し入れされていた。喜んでいるのか、苦しんでいるのか、曖昧な表情のまま嬌声を上げる。 そんな少女を愛おしげに見つめて、再び行われたジャンケン勝負を勝ち抜いた青リボンのアルスが落ち込み黄色いリボンのアルスに慰められている 赤リボンアルス(本物)を尻目に、自分の分身に犯されている少女の目の前へ移動した。 『ラムリア、口開けて』 「あぁ! ひゃふ、ん! ひゃ、ひゃいぃぃ……むぐぅ!?」 喘い声が漏れつつ開かれたラムリアの小さいの口に、青リボンのアルスが肉棒を突っ込んだ。 「んぅ、うぁ! ちゅぷ、ちゅぱ、ふううぅぅ……! ぅあ!」 初めこそ驚いたラムリアだったが、腰を動かさずにこにこと笑うアルス(青)の顔を上目遣いで見て、 もごもごと口のなかで舌を動かし始める。勿論緑のリボンを付けたアルスも腰を動かすことを止めない。 「ぐぅぅ! んちゅ、むぁ、んぶぅ! れろ、っぁ! ……あむぅ」 くぐもった嬌声を上げつつも、一心不乱に愛しい少年へと奉仕を続けるのは流石である。 苦しげに歪んでいた表情も徐々にうっとりとしたものに変化していった。 「……僕たちも」 『いこっかー』 何だかんだで楽しげなラムリアと分身たちを羨ましそうに眺めていた残りのアルス達が、 若干血走った目で近付いていく。 「くぁ! むちゃ、ぁあ、んれぇ、はぷ! んごぉっ! んぁ……?」 「ラムリアお願い」 『握って~♪』 ラムリアから見て右側に赤リボンのアルスが、左側に黄色いリボンのアルスが己の分身を差し出した。 横目でそれを確認したラムリアは、犯されつつも目尻を下げ、アルス二人の肉棒を白魚のような手で愛おしげに 包み込んだ。すべすべとした少女の手の感覚に微笑んだアルス二人は、どこからか取り出したローションを垂らす。 「ふっ! んうぅ!……れろぉ、むちゅ!」 「んぅ、気持ち良い」 子宮を下方向から突かれつつ、少年のモノを舐めながらも、両手で少年達のモノをぬちゃぬちゃと淫音を立てて扱く。 だが流石に限界が近いのだろう、巧みな舌使いと手の動きも拙くないものに変わっていく。 『ん……そろそろ僕も限界、かも……強く……するね!』 「むぁ!? ふぐぅ!! くぎぃ!」 一方で緑のリボンを付けていたアルスも限界が近い、行為の初めから挿入していたのだから一番早い。緑リボンのアルスは ラストスパートとばかり、突き入れを強くする。急激に強くなった刺激にたまらずお互い一気に絶頂まで登りつめた。 「くぅっ! 出すよ、中にっ!」 「んぅ! ぐむぁ! んぅうううううぅぅっっ!!」 口にイチモツを含めたままくぐもった声で喜びの嬌声を高く上げた。重力に逆らって、己の膣内に侵入してくる少年の 精液の感覚を恍惚とした表情で、ビクビクと震えながら受け止める。 『あのー』 「ラムリア?」 『大丈夫?』 絶頂から一分近くもの時間、快楽の余韻に震え続けるラムリア。流石に不安に思ったのかアルス達は声をかけた。 少年の声を聞いてラムリアは―― 「うわ、ちょ!?」 『ラムリア!?』 「んぶっ! ちゅぷ! むあぁ」 一心不乱になってアルス達の肉棒に奉仕を始めた。先程よりも激しい責めに思わず少年達も声を上げる。 「ちゅぱ、れろぉ、んちゅ、くちゅ」 (アルスさんアルスさんアルスさんアルスさん……すっごく気持ち良いことしてもらったお返しにアルスさんに…… ううん、ご主人様にもたっぷり気持ち良くなってもらわなきゃ申し訳ありません) 漫画だったら少女の目にハートまで浮かんでいることだろう、どうやら普段とは異なるシチュエーションに妙なスイッチが 入ってしまったようだ。彼女のなかではアルスが望んでいようといまいが関係なく、アルスはご主人様になってしまったらしい。 奉仕精神が堪らなく高まり、愛おしげに、激しく少年達にただ気持ち良くなってもらいたいと懸命に奉仕を行う。 『ん、んぅ……出、る』 少女の口に肉棒を挿入した青リボンのアルスが、赤く茫洋とした顔で呟き、数秒後、熱く濃い精液を少女の口内に爆発させた。 「んぶ!? ぷぁ!」 どくどくと口の中が熱い液体に満たされて、ラムリアは悲鳴と喜びが混じった声を上げる。喉を何度も鳴らして少年の精液を夢中になって飲み込み、 口のなかから肉棒をずるりと引き抜かれ、口から零れる精液を舌なめずりをするように舐めとった。 「ふぅ……ふふ……やっと口が自由になりましたわ」 熱の籠った微笑み。両手は少年達の竿を更に激しく扱いている。にちゅにちゅとローションで濡れた肉棒と忙しなく動く 少女の手から粘着質で淫靡な水音を立てる。責められているアルス達も苦しいような、嬉しいような複雑な表情を浮かべている。 『おー、なんか凄いね~』 少女を抱えたままにこやかに、緑リボンのアルスが人ごとのように言う。 「あぅ……僕もう」 『出る……顔に、出すね!』 そして少年達は本体と分身であることを証明するかのように、殆んど同時に果てた。濃く大量の精液が、音すら出そうな勢いで 左右から少女に襲いかかる。赤いリボンのアルスの精液は少女の真珠のような白い体(今は赤く火照っているが)に、黄色いリボンの アルスの精液はたっぷりとラムリアの顔を濡らした。その身で少年の精液を受ける少女はうっとりと、至上の幸福を味わっている。 「はぁ~、気持ち良かった! ありがとうラムリア!」 「ご主人様の精液……熱くって、濃くて、いっぱい……ふへぇ~」 すっきりとした笑顔を浮かべて、赤リボンのアルスはしゃがみ込み、いつの間にか用意したタオルで、少女の顔と身体を拭おうとする。 しかし、ラムリアは糸が切れたかのように、赤リボンのアルスに上半身を預けた。 「流石に疲れましたわ……」 「うーん、僕はまだまだ物足りないけど……そろそろルーンが限界」 言い終わるないなや、ぽふんと間抜けな音が立ち、分身三人が消滅した。 「きゃ!?」 「よっと」 緑色のリボンをしたアルスに抱きかかえられていたラムリアは、瞬間宙に浮くが、予想していたアルスに持ち抱えられて安定した。 「び、びっくりしました……もう、分かっていたなら言ってください!」 「あはは、ごめんごめん」 「むー、反省してない……それにしても消えてしまって大丈夫なのですか?」 周りを見回し、不安そうな声で言った。少女の目には床に落ちた三つのリボンが映っている。顔にかけられた精液も 膣内に出された精液の感覚も突然消えてしまった。なんとなく寂しい気分である。 「心配しなくても大丈夫、さっきも話したけど皆僕自身に変わりはないから」 「そうですか」 安心したように息を吐く。そして、思い出したように顔を上げた。 「それにしても凄い魔法でしたね、色々な意味で」 「うん、でもかなりルーンを使うから今の僕じゃ普段から使うのは難しいね」 「普段から使われたら私の身がもちませんわ…………でもたまになら……」 「仕事に使えると思ってたんだけど……」 「ふぇ!?」 ラムリアの顔が真っ赤に染まる。アルスの目が細まり、無言で少女を見つめた。 「そ、それにしても、便利な魔法には違いありませんね! 私も使ってみたいですわ!」 「……そうだね、でもアースマイトじゃないと使えないよ」 誤魔化すように大声で話を切り替えた。そんな少女の心中を見透かしながらも、少年は笑いながら応える。 「それでも試してみたいですわ」 「うーんそれじゃあ呪文を教えるからやってみて、殺気見てたから知っていると思うけど魔法名は『ドッペルゲンガー』だよ」 「分かりました」 楽しげな表情で、少年から渡された魔本を開く。因みに姿勢はアルスにしなだれかかったままである。 少年が呪文を教えると、すぐにぶつぶつと可愛らしい小声が少年の耳をくすぐった。数秒後、呪文が唱え終わり、 魔法名を宣言する。 「――ドッペルゲンガー!」 「…………」 「………… 静寂が部屋を包む。少年が唱えた時のように光も音もない。 「……やっぱりアースマイトではない私には使えませんね」 「どんまい」 寂しそうな笑顔で魔本を閉じる。その表情に共感したアルスは少女の頭を優しく撫でた。 「んぅ」 心地良い少年の手の感覚に目を閉じる。ほんわかした空気が部屋を包む。お互い全裸であるが。 暫くした後、やがて少女は立ちあがった。 『取り敢えず部屋を片付けましょうか、匂いもとらないと……』 立ちあがったラムリアは、頭を撫でているアルスと撫でられているラムリアに元気良く言った。 「はーい片付けたらお風呂行かないとね」 「今日は屋敷のお風呂は焚かない日なので銭湯に行かなければいけませんね」 『アルスさんの精液、濃くて量も多いから匂いも強いんですよね……」 「あはは……面目ない」 他愛もない話をしながら、ラムリアとラムリアは服を着ようと脱ぎ捨てられた下着に手を伸ばし―― 「ありゃ」 「ん?」 『ふえ?』 時間が止まる。 「『ふ、増えていますわーーーーーーー!!?』」 にこにこと笑う少年を横に、少女二人の叫びが高く響いた。