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WCW 大学まではバスケットボールの選手として活躍。ハルク・ホーガンにスカウトされ、ラリー・シャープのプロレスラー養成所「モンスター・ファクトリー」で7か月間に渡ってトレーニングを積む。その後、WCWのトレーニング機関であるWCWパワープラントでの再トレーニングを経て、1995年にプロレスデビューを果たす。 WCWでの公式デビュー戦(10月29日)でいきなりホーガンからWCW王座を奪取する快挙を見せた。WCW時代のリングネームはザ・ジャイアントで、アンドレ・ザ・ジャイアントの息子と称していた。翌年4月にはリック・フレアーを破り二度目の王座を獲得したが、同年7月よりWCWでnWoが結成されるとホーガンに王座を奪われた。自身もnWoに加入、程なくして脱退後は正規軍側の主力として活躍を見せる。 提携先の新日本プロレスにも招聘され、巨体ながらコーナーポストからのミサイルキックを放つなど、運動能力の高さを見せていた(イメージと合わないため使用しないが、ムーンサルトプレスも使えるという[要出典])。 WWF/WWE 1999年2月にWWF(現在のWWE)に移籍。当時ヒールとしてストーンコールド・スティーブ・オースチンと抗争中であったビンス・マクマホンの刺客として、突如リングの下からマットを破って表れるという衝撃のデビューであった。WWFに移籍後、リングネームを"ビッグ・ショー"ポール・ワイトに変更。このニックネームが後に正式なリングネームとなり、現在も用いている。このころにはホーガンのパロディを演じるなど、コミカルなキャラクターの一面を見せていたことがある。 10月にはトリプルH、ザ・ロックとの試合を制し WWF世界王座を奪取。ジ・アンダーテイカーとのタッグやビッグ・ボスマンとの抗争後、2000年に体重オーバーを理由に一時OVW行きを宣告された。 2002年の番組分割時にRAWにドラフト6位で指名されるが、同年秋に当時GMのエリック・ビショフとの衝突によりSmackDown!へ移籍する。ポール・ヘイマンと組んでブロック・レスナーを破りWWE王座を奪取。 2005年2月5日のテレビショーさいたまスーパーアリーナ大会「ROAD TO WRESTLEMANIA 21 JAPAN TOUR」において、観戦していた曙を、「日本のビッグ・ショー」と公言して意気投合。同年4月3日のレッスルマニアにおいて曙とスモー・マッチを実現。7月のハウス・ショーさいたま大会ではタッグも組んでいる。 2005年のドラフトにてにRAWに移籍。タブー・チューズデイではケインと組み、世界タッグ王座を獲得した。 2006年、スピリット応援団に世界タッグ王座を奪われるとケインと仲間割れ、その頃ケインは「5月19日(メイ・ナインティーン)」という言葉を聞くと状況に構わず逆上してみせるようになり、これをアングル化してケインと抗争。その後WWE vs ECWの抗争が始まると、WWEを裏切りECWの仲間入りを果たした。 ECW移籍 その後、ECW世界ヘビー級王者のロブ・ヴァン・ダムに挑戦。ロブ・ヴァン・ダムのマネージャーについていたポール・ヘイマンの裏切りを受けて、同王座を獲得。WCW、WWE、ECW全ての世界王座を獲得した唯一の選手となった。ECW入りしてからは、ECW本来の環境に親しみ、流血戦とも真っ向から向き合うようになった。 マクマホン親子の用心棒としてD-Xとも抗争。12月3日の新生ECW初の単独開催PPVECW ディセンバー・トゥ・ディスメンバーの6人参加凶器エリミネーション・チェンバー・マッチでボビー・ラシュリーに敗れ王座を失い、直後の12月7日のECWでのラシュリーとの再戦に敗れリングから姿を消す。この裏には以前から苦しんでいた背中の痛みの問題があった。 WWE復帰 2007年2月末にWWEとの契約が満了し、その後、2007年4月27日に米テネシー州メンフィスで行われたハルク・ホーガンの自主興行で復帰するも、レッグドロップからの3カウントで敗北。 2008年2月に行われたノー・ウェイ・アウトにてWWEへ復帰。そのリング上でプロボクサーのメイウェザーに顔面を殴られ鼻を骨折させられた このことからメイウェザーとの抗争に入り、レッスルマニア24で対戦したがメリケンサックで顎を殴られ敗北した。9月のアンフォーギヴェンでヴィッキー・ゲレロを葬ろうとしたジ・アンダーテイカーを殴打してテイカーを失神させた。それによりテイカーとの抗争を開始し、10月ノー・マーシーでも、テイカーに勝利し、トリプルHの持つWWE王座への挑戦権を得るが、王座戦でテイカーの乱入により王座奪取に失敗する。サイバー・サンデーではファンの投票によりラストマン・スタンディング・マッチでテイカーと勝負が決定するが敗れる。その後のスマックダウンで金網戦でテイカーに敗れ抗争は終了する。 2009年のドラフトでRAWへ移籍し、この少し前から対立状態にあったジョン・シナと本格的に抗争を開始する。この抗争はエクストリーム・ルールズで決着がつき、以降はUS王者のコフィ・キングストンに狙いを定める。 7月のナイト・オブ・チャンピオンズでは6パック・チャレンジ形式のUS王座戦への参加が決定していたが当日の第一試合の統一タッグ王座戦のクリス・ジェリコのパートナーと発表され、ジェリコと共にレガシーから王座を防衛する(6パック・チャレンジ形式のUS王座戦には代わりにプリモが出場)。翌日のRAWではゲストホストを務めたシャキール・オニールと険悪な関係になり、統一タッグ王者組とクライム・タイムのメイン戦(ビッグ・ショーの反則負け)後に特別審判員を務めていたシャックと掴み合いになるが、リング外に突き飛ばされた。 10月にはジェリコを破り、ブラッギング・ライツの番組対抗戦のチームRAWの一員となる。対するチームスマックダウンの主将がジェリコであったため、一時的に両者の関係が微妙なものとなった。しかしPPV当日、試合終盤で突如チームメイトであるコフィ・キングストン、トリプルHを立て続けに襲撃し、結果的にジェリコ率いるチームスマックダウンを勝利に導いてしまう。翌日のRAWでは、スマックダウンの勝利をアシストしたためにジ・アンダーテイカーの世界ヘビー級王座戦第一挑戦者となったことを明かした。11月のSurvivor Seriesでトリプルスレット形式の王座戦に挑んだが王座獲得とはならなかった。7月の統一タッグ王座獲得以来様々なタッグを相手に王座を防衛してきたが12月のTLC Tables, Ladders and ChairsでのTLC戦でD-ジェネレーションXに敗れ王座を失ったが2010年の2月にはザ・ミズとタッグを組み再び統一タッグ王者となる。
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【分類】 仮面ライダー 【名称】 仮面ライダーゲイル クラウドフォーム 【よみ】 かめんらいだーげいる くらうどふぉーむ 【身長】 187cm 【体重】 55kg 【腕力】 5t 【脚力】 10t 【跳躍】 100m 【走力】 100mを4.5秒 【武器】 クラウドピアシング 【必殺】 ヘブンスプライツ 純白の生体鎧に金の翼を持つ、仮面ライダーゲイルの特殊戦闘形態。 鳥類の力と空の属性を宿し、空中を自在に飛び回って敵を翻弄する。 また、感覚が非常に鋭敏化しており、敵の攻撃を素早く察知して回避行動を取ることが可能。 自身と同じ属性を宿すモノから生成或いは召喚する、クラウドピアシングを武器とし、的確に相手の弱点を突く戦闘スタイルが特徴。 水中を除けばあらゆる戦況を戦うことが可能だが、感覚が鋭敏化しているために打たれ弱く、攻撃面も他フォームに比べて見劣りする。
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【芸能事務所エーチーム噂】憧れの先輩・吉岡里帆にイライラ!? “きみ棲み”で注目の田中真琴 田中真琴(エーチーム所属) 「自分がセクシーな撮影を する日がくるなんて…」 ドラマ『きみが心に棲みついた』で注目の田中真琴 現在、話題のドラマ『きみが心に棲みついた』(TBS系。以下、「きみ棲み」)で若手編集者・為末れいか役を好演し、注目度急上昇なのが田中真琴だ。 彼女は京都出身の23歳。大学時代、「ミス佛教大学」のグランプリを獲得し、モデルとして芸能界入り。現在は女優としても活躍している。 『週刊プレイボーイ』9号ではグラビアに登場。普段、モデルとしてみせる彼女とは一線を画す、柔らかく艶(つや)のある姿を見せているが、そのグラビアのことから「きみ棲み」にまつわるエピソード、プライベートまでを聞いた。 ――男性誌グラビア初登場ということですが、撮影はどうでした? 田中真琴:はしゃいじゃいました(笑)。 ――はしゃいだ? そんな楽しかったんですか? 田中真琴:はい(笑)。ファッションなどでなく、自分自身がメインになることは普段ないし、男性向けにセクシーに撮ってもらうのも初めてですからね。もう、ワクワクしちゃって。「じゃあ、そこで寝っ転がってみようか」って言われて「えっ! 寝っ転がる? それ、どういうこと!?」みたいな(笑)。 ――あははは。確かにファッション誌の撮影ではあまりないですよね。服も見えないし(笑)。 田中真琴:あと、胸元が開いたワンピースとか衣装も普段着ないものばかりだったからそれも楽しかったし。撮影の合間にPCで写真を見ながら、次はどう撮るのか楽しみで仕方なかったです。 ――誌面を見て、セクシーだと思うカットは? 田中真琴:ニットのワンピースを着て、後ろを向いてるカットがあるんですけど、それかな。腰のラインが緩く出てるのが妙に艶っぽく見えるし、片方だけずれてる靴下も想像力をかきたてるし。 ――細かいですね(笑)。 田中真琴:でもまさか自分がセクシーな撮影をする日がくるなんて、自分でも驚きです(笑)。引き出しが新たに増えた気がして、すごく嬉しいです。 ――いやいや、そんな喜んでいただけたとは(笑)。元々は大学ミスコンで優勝したのをきっかけに芸能界に入ったんですよね。 田中真琴:といっても規模は小さかったし、軽いノリで出ただけなんです。それがネットで拡散されて。ミスコンの優勝者なのに女子アナっぽくなかったのが新鮮だったみたい(笑)。それで仕事するようになるとは思ってなかったですね。就職もしたいと考えていましたし。 ――どんな仕事に就こうと? 田中真琴:映画が好きなんで、買い付けの仕事をやってみたくて。『アメリ』が好きなんですけど、あんな風に無名の作品を自分で見つけてみんなに観てもらえたら楽しいだろうなって。そうしたら事務所に声をかけていただいたので、大学卒業前に上京してきました。 ――現在はドラマ『きみが心に棲みついた』に桐谷健太さん扮する漫画編集者・吉崎の部下で、密かに吉崎を慕う新人編集者・為末れいか役で出演中です。初めてのドラマレギュラーで緊張は? 田中真琴:最初の頃はものすごかったです。本読みなんて、脚本が汗でベトベトになりました。本番も何度も失敗もしましたし。桐谷さんと一緒のシーンが多いので謝ったら「大丈夫。俺は8度まで我慢できるから(笑)」って、冗談混じりで励ましてくれて。優しさに感謝しています。最近は随分慣れてきました。 ――主演の吉岡里帆さんは事務所の先輩なんですよね。 田中真琴:はい。現場ではいつも「まこっちゃーん」って、声をかけてくれます。「体調どう?」とかいろいろ気遣ってくれて。すごく優しい、憧れの先輩です。吉岡さん演じるキョドコって男性ふたりの間で揺れ動く女性なんですけど、ウジウジしてる姿をTVで観てると、吉岡さんだって忘れてイライラしちゃう(笑)。吉岡さんのような自然なお芝居ができればいいなって思います。 吉岡里帆 ――なるほど。ところで、プライベートの趣味は? 田中真琴:映画を観たり、本を読んだりするのが好きなんですけど、スポーツや体を動かすことも好きで。学生の頃は新体操、バドミントンを8年ずつやってました。今もランニングや腹筋はかなりマジメにやってます。 ――スポーツ観戦でも、サッカーが好きだという話ですよね。 田中真琴:はい。特にジュビロ磐田が。お母さんが静岡県の磐田出身で昔から大好きなんですよ。特に名波(浩)さんの大ファン。物心つく前から、おじいちゃんの家に帰省するたび、ジュビロの練習に連れていかれて、選手からサインをもらったりしてました。 ――練習まで! かなりのファンですね。それで自分も昔から大ファンに? 田中真琴:小さい頃はあまり興味が持てなかったんですけど、段々好きになって、気づいたら練習をひとりでも見にいくようになってました。一眼レフのカメラをバイトして買って選手を撮ったり、ユニフォームや旗、ブランケットを集めたり。今もDAZNで毎試合チェックするし、帰省したら必ず、練習を見に行きます。 ――ガチのサポーターじゃないですか。同じくらいの熱量でサッカーを見る人って周りにいます? 田中真琴:いないですね。仕事で一緒になった人も最初は聞いてくれるんですが、途中から携帯をいじられます(笑)。 ――なかなかついていけないと(笑)。じゃあ機会があればサッカーの企画も何かやれたらいいですね。ということは、デートもサッカー観戦がいいとか…。田中さんの好きな男性のタイプは? 田中真琴:いろんなことを教えてくれる人が好きですね。雑学っていうか、世界中のいろんな不思議なこととか。特に宇宙のこととか興味があります。 ――いきなり、しし座流星群を一緒に見に行こうよなんて誘われたりも? 田中真琴:喜んでついていっちゃう。あははは。 ――好きになったらどうなるんですか? 田中真琴:言っちゃいます。私、自分の中で溜め込んでおくのが苦手なんですよ。 ――白黒はっきりしなきゃ気が済まないと…。 田中真琴:それって恋愛に限らず、何事においてもそうで。でも友達からは曖昧(あいまい)なほうがいいこともあるよって怒られることもあります。わかってるんですけど、ついつい。 ――クールで何事も淡々としてそうなイメージもあるのに、今回のグラビアやサッカーへの思いといい、恋愛でも実はかなり熱い人なんですね。男っぽさも感じます。 田中真琴:よく友達に「真琴が男だったら、絶対好きになっちゃう」って言われます。それがいいのかわからないけど(笑)、常に自然体でいたいですね。 ――では最後に今後の目標を。 田中真琴:女優として、いつか賞が欲しいです。日本アカデミー賞とか映画祭の賞とか。賞ってはっきりした評価だと思うんで。…なんて、図々しいかもしれないですけど、まずは口に出してはっきり言わないと、何も始まらないので(笑)。 そのためにも今はなんでもやっていきたいです。気持ちを出して前向きにやっていきたいと思っています。 ■田中真琴(TANAKA MAKOTO) 1995年1月30日生まれ 京都府出身 ○ロックバンド「感覚ピエロ」のMV出演が話題に。『きみが心に棲みついた』(TBS系、火曜22時~)で連続ドラマデビューを果たす。舞台『七日目にボクはキミと』主演も新宿シアターモリエールにて(3月14日~25日)。最新情報はホームページ他をチェック 感覚ピエロ『A-Han!!』 ⇒憧れの先輩・吉岡里帆にイライラ!? “きみ棲み”で注目の田中真琴「自分がセクシーな撮影をする日がくるなんて…」 - アイドル - ニュース|週プレNEWS ⇒【芸能事務所エーチーム評判】吉岡里帆、事務所の後輩にメロメロ|エーチームオーディションに関するあれこれ ⇒【芸能事務所エーチーム評判】注目の女優・田中真琴、主演舞台に挑戦で“7日間男を監視”<七日目にボクはキミと> | エーチームグループ情報 ⇒田中真琴 • Instagram ⇒田中真琴 | Twitter ⇒田中真琴 | A-Team.Inc(エーチーム) ⇒エーチームグループオーディション|所属タレント|田中真琴 きみが心に棲みついた エーチーム エーチーム 事務所 エーチーム 評判 エーチームグループオーディション 合格後 エーチーム噂 七日目にボクはキミと 吉岡里帆 田中真琴
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第5弾 第6弾 第5弾 No.05-10:仮面ライダーフォーゼ コズミックステイツ(SR) ガンバライドのステータスはこちら MISSION:必殺技に耐えて勝て!!(☆☆☆☆☆) 属性:技 HP:2100 POW:620 DEF:500 ライダー超銀河フィニッシュ:2900 RIDER SOUL:必殺技ゲージかルーレットゲージのどちらかが大幅にアップする No.05-11:仮面ライダーフォーゼ コズミックステイツ(R) ガンバライドのステータスはこちら MISSION:5ラウンド以内に倒せ! 属性:体 HP:2200 POW:520 DEF:460 コズミック:2400 RIDER SOUL:全能力が徐々にアップする No.05-12:仮面ライダーフォーゼ コズミックステイツ(UC) ガンバライドのステータスはこちら MISSION:クリティカル攻撃を決めてから勝て!(☆☆☆☆) 属性:心 HP:2100 POW:510 DEF:450 バリズンクラッシャー:2100 RIDER SOUL:ダメージがアップする No.05-13:仮面ライダーフォーゼ コズミックステイツ(C) ガンバライドのステータスはこちら MISSION:残りHP1000以上で勝て!(☆☆☆) 属性:体 HP:2100 POW:460 DEF:440 ジャイアントフット:1900 RIDER SOUL:1ラウンドの間、ダメージが大幅にアップする 第6弾 No.06-38:仮面ライダーフォーゼ コズミックステイツ(?) ガンバライドのステータスはこちら MISSION:□(2)回以上□□(必殺技)を決めて倒せ!(☆☆☆) 属性:技 HP:2100 POW:500 DEF:450 バリズンラッシュ:2400 RIDER SOUL:必殺技のダメージが大幅にアップする
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プロローグ どこまでも長く続く廊下…。 その両側に見慣れた扉がいくつもあるのは、別に既視感でもなんでもなく、常日頃見慣れている「我が家」の扉だからだ。 ちなみに、俺が今いるところから順に「台所の扉」「居間の扉」「台所の扉」「居間の扉」…以下ループ、となっている。 台所の扉、が複数枚あるからと言って我が家が急にブルジョワな屋敷へと変貌したわけではない 。そんなに台所やら居間やら、への扉があるのは…えーと、いつだったかの冬屋敷か鶴屋さんの ご邸宅くらいのものだろう。 どちらも全てを確認したわけではないが。 廊下の幅は変わっていないようだ。毎日生活している我が家だ。いちいち計らなくともわかる。それより。 この見慣れた扉が延々と続く風景、その扉に表札がかかっているわけでもないのにその扉の向こうの風景がわかってしまうのも、それはここが我が家だからだ。そう、それはわかる、わかるのだが。 「とりあえず片っ端から開けていくしかないか」 柔和な微笑を崩さないその野郎は、俺の後ろという…、まぁ「絶好の」ポジションから動かずに、 「それしかないようですね。時間はかかりそうですが、特に危険がない、と分かった今は一つずつ確実に探していきましょう」 と答えた。台詞だけ聞いていればいつもの…古泉一樹、空間限定の超能力者野郎なのだが、なぜ首筋に息を吹きかける?そこ?聞いているか? 「とは言え…この横幅の狭い廊下です。いえ失礼、あなたのご自宅について批評しているわけではありません。とにかく、あなたは前衛を。この《迷宮》、 そう、あなたのご自宅が舞台となったこの迷宮では、あなたのナビゲーションが頼りなのですから。僕は後衛を拝領します。いえ、好きであなたの背後をとっているわ…」 「もういい。…いくぞ」 貞操の危機を感じないわけではないが…。とにかく、俺は一番手前の扉、それは「居間の扉」であったが、そのドアノブを回した。 1 「なぁに?あんた自炊くらいしないの?そんなんじゃ男としても雑用としてもレベルがあがんないわよ」 どこまでも挑戦的に輝く瞳で見つめる先には、俺の手にぶら下がっている買い物カゴ、その中には出来合いの惣菜ばかりだ。 なぁ頼むから公衆の場で雑用とか言ってくれるな。 「雑用は雑用じゃないの。団長たるあたしが雑用ってんだから、間違ってないじゃない」 店内は「タイムセール!豚挽き肉1パック380円を2パック580円!580円!」などと景気のいいアナウンスが流れている、 ここは夕方の俺の家の近所のスーパーだ。 夏休み恒例のイベントと言えば、我が家の場合、田舎へ避暑兼里帰りし、いとこ、やら、はとこ、やら、そのまたいとこ、やら、 と遊び倒すのが例年なのだが。高校2年たる俺のバトルフィールドは、田舎への近況報告や先祖様へのご挨拶のターンよりも来年の受験のほうが 俺以外の誰にとっても大問題だったらしく、その問題をまるで他人事の如く、シューティングの弾除け並みに回避し続けていたわけだが、ついに 母親にロックオンされ発射されたAAMには「予備校夏期講習」と銘打ってあった。この被弾により、今年の夏の恒例イベントは、夏期講習へと 神の速さで上書き保存され、取り残された俺は一人、スーパーで夕食の買い物に来ているわけだ。ここまではいい。が、なぜお前がここにいる? 昼間さんざん予備校ではしゃいでいただろう?頼むから昼も夕方も公衆の場で騒ぐな。そして俺のプライベートに乱入するな。 「あんた、予備校でコンビニ弁当だったじゃない?それでピンときたわけ。あんたんとこの家族が可哀想にキョンだけおいて旅行に行くって話は、 妹ちゃんからばっちり事前調査してたしね。必死に隠そうとしていたけどムダよ。ムダのムダ。SOS団の今期夏季合宿はあんたの為に中止したものみたいだしね。 そりゃあんだけ予備校の講義が入っていたらね。でもこれでちゃらにしてあげるわ」 乱入した挙句、初心者をさいたまっはやら、GHやら、イミフなコンボで叩きのめす上級者のような様子で…、おい、とにかく勝手に話を進めるな。ちゃらとは何のことだ? 「夏季合宿に決まってるじゃない!わざわざあんたを尾行してきて正解だったわ。去年、名探偵のジョブをマスターしておいて正解だったわね!」 「夏季合宿?いや、おい、ちょっと待っ」 「しゃーらっぷ!いい?キョン!今!ここで!団長たるあたしが宣言します」 涼宮ハルヒ、探偵なのか格ゲー上級者なのか、とにかくイマイチ未だに謎な我が団長は公衆の面前、夕方のスーパーの店内ではばからず高らかに宣言した。 「SOS団!夏季合宿を今夜!キョンの家で!行います!」 しばらく俺に対する近所の視線が痛いだろう…。 2 その後のハルヒの行動力は…いまさらながらだが、30分後にはSOS団全員に召集が完了していた。 しかも俺の家に。持参物に勉強用具、として付け加えていたところを見ると、ハルヒも今の立場を理解しているのだろう。 もし、あいつが俺のことを心配して、そう付け加えたのならば殊勝な所を見直してやらないわけでもないが…、 なぜ俺の家なのだ?この疑問によって、見直したところで大幅マイナスだ。 「そりゃ鶴屋さんちみたいに大きい家だったらいいんだけどね。有希のとこはいつもお邪魔してるし。 それに去年もここで宿題かたづけたじゃん」 理由になっていない理由だが、こいつの前では理由とか事情とか遠慮とか思慮とか関係ないのだろう。 なぜなら団長だからでハルヒだからだ。なんとわかりやすく、そして理不尽な。わかりやすいことだけが、世の中、納得できる事ばかりではない。 「僕も賛成ですよ。確かに我々は受験を控える立場。しかし夏の思い出が勉強ばかりと言うのにもいささかどうか、とも思います。 しかも場所があなたのご自宅とならば楽しい思い出になりそうではありませんか?」 お前は何を言ってもハルヒのイエスマンだろ?古泉。 「で、でも突然お邪魔しちゃって…。大丈夫ですか?それに、お、お泊りだなんて…?」 いいのですよ、朝比奈さん。むしろあなたと過ごす夜はこんなむさくるしい自宅などではなく、夜景のすばらしい、 「なに考えてるの、エロキョン!合宿なんだからね合宿!それにお泊りするのは毎度のことじゃない、しょぼいキョンの家ってだけよ!みくるちゃん!」 「え?あ、あ、そうですよね。楽しい合宿になりますね」 その横で相変わらず無表情に立っているのは長門有希である。夏のくそ暑い夕方にも関わらず、どうしてこんなに暑さを感じさせない顔をしているんだ?見つめていたら涼しくなるかな? 見つめること2秒…。視線に負けた。しかし、その間に長門の表情からはなにも読み取れなかった。つまりは突発的なイベントだが安心していいってことか。 「とにかく、こんなとこで話していてもしょうがない。ますますご近所に申し開きが立たない。あがれよ」 「おっじゃましまぁす!」 「おじゃまします」 「おじゃまいたします」 「…おじゃまする」 3-1 「うにゃぁ」 俺とともに残されたシャミセンがSOS団を我が家に向かいいれた。 「シャミー元気?」 ハルヒはつま先でシャミセンに挨拶すると、ずんずんと勝手に他人の部屋へと階段を上がって行った。 「うふふ、久しぶり、シャミセン」 朝比奈さんは、再会を喜ぶかのようにシャミに話しかけている。玄関口というロケーションだが、 朝比奈さんがシャミの喉仏をゴロゴロしている風景はこのままミケランジェロにでも彫像を発注したい。 「…勝手に上がっていいぞ」 靴を脱ぎながら、残り2名に声をかける。脱いだ靴を揃えるのは古泉、揃えないでも勝手に揃っているのが長門だ。相変わらず器用だな。 「うわっ、暑いっ!あんたねぇクーラーくらいつけておきなさいよ!」 階上から声が降ってくる。 「突然来たのになにを言っているんだ…。」 部屋へ入るとハルヒは勝手にエアコンをつけているところだった。しかし去年も思ったがこの部屋に5人は狭くないか? 「別に暴れるわけじゃないしいいじゃん。今日は合宿よ、合宿。しかもあんたの為に集中勉強オプションセットのね。」 人の部屋のベッドに仁王立ちになって一同の顔を見渡したハルヒは、次にこう言った。 「じゃ!買出しに行くわよ!」 3-2 かくして女性陣は夕飯の買出しに、オトコ連中、俺、古泉、シャミセンは留守番である。 「いったいなんなんだ…」 昼の予備校、夕方の遭遇のおかげで軽い疲労だ。居間のソファーに腰掛けながら麦茶を口に含む。 「夏の思い出…ってことでいいではないですか、失礼」 向かい側のソファーに古泉が腰掛ける。ちなみにシャミセンは俺の隣で顔を洗っている。明日は雨か? 「涼宮さんにとって、夏のイベント、がどんなに重要なものか去年のことをお忘れではないでしょう?ここは言いなり、というか、承諾しておくべきですよ。 しかも犠牲があなたのプライベートだけならね」 「おい、俺は昼もあいつと顔をつき合わせていたんだぞ。しかも、俺のプライベートを何だと思っている」 「いえ、そうではないのですよ。プライベート、というなら僕も、朝比奈さんも、長門さんも同じです。それに…、あなたもそろそろ達観の域ではないのですか?これがSOS団、我々の形だということに」 ふん、と俺は鼻をならした。反論する代わりに麦茶に口をつけたのも…、わかっているからだ。 「加えて…申し上げましょうか?今なら話せますよ」 「なんだ、言ってみろ」 「加えて、涼宮さんは…、そうですね、あなたと過ごす時間を増やしたいのかも知れません。自分で言っておきながら、妙な気分ですが。予備校にしても彼女の学力なら、わざわざあなたと同じコースを取ることはなかった」 1学期の終了間際、俺がようやく予備校の申し込みを終わったとき、ハルヒに報告(しないと後が怖いからな)したときに、ハルヒは「監督」と言って翌日に同じコースを申し込んでいたのだった。 「高校2年、否が応でも現実を見なければならないときに差し掛かっています。涼宮さんはなんども言うとおり理知的な方です。現実と希望、そして《ただの少女》としての自分…。彼女の選択と行動に特に不可思議な点はない、 特殊な能力を除けば…どこにでもいる高校2年生です。加えてこの春、お忘れですか?」 「もういい」 言葉を遮る代わりに、そして春先にあったあの「出来事」を振り返る代わりに、俺はもう一口麦茶をふくんだ。 4 その後の沈黙を破ったのは、突然の夕立だった。降り出してからほんの2・3分たったころに、雷が落ちたんじゃないか、と思うほどの勢いと音で玄関の扉が開いた。 「たっだいま!突然降り出すんだもん!みくるちゃん、有希、濡れてない?大丈夫?」 「あ、大丈夫ですよ。それより涼宮さんも長門さんも早いんだもん。お豆腐、割れてないかな?」 「…。」 買い物袋をぶら下げて帰ってきた3人娘は、雨に軽く濡れた体と服を拭くと、さっさと調理を始めた。なるほど…、ハルヒは万能、朝比奈さんも女性らしさでは髄一の存在、長門は…一人暮らしも長いしな、 それぞれ手際がいい。そういや、バレンタインも3人で作ったんだったよな。抜群のコンビネーションを見せる女性陣に対し、オトコ連中はすっかりお客さんである。我が家なのに居心地が悪い。 居心地の悪さを古泉と共有していると、小1時間ほどで、米、サラダ、麻婆豆腐、春巻きの4品が食卓に人数分並ぶこととなった。 「簡単なものばかりだけどね」 米を茶碗に盛りながら、そう話すハルヒは…一見、普通の女の子で、見ていると何故だか微笑ましくなってくる気がするのだが、あくまで気のせいであって欲しい訳で、そういえば何故、男には「手伝え」の一言もなかったのだろう? 長門が麻婆豆腐を、皿に山盛りに配膳している横で朝比奈さんが「多くないですか?それ」なんて話しかけている。見ていて微笑ましいのは多分こっちだ。確実だ。 「いただきまーす」 5人(+1匹)の食卓は楽しかった。「後片付けは、キョンと古泉君よ」というハルヒの言葉をきっかけに、ハルヒと朝比奈さんは「やっぱりこれからの時代は男も…」なんて盛り上がっている。長門はもくもくと麻婆豆腐山を切り崩し、 俺と古泉はナイター中継を見ながら…、そんな楽しい、それでいてなんてことはない食卓だ。 その後、後片付けを俺と古泉でしている間、3人娘は居間のソファーでテレビを見ながらはしゃいでいた。片づけが一通り終わると、ハルヒがテレビを消しながらこう言った。 「それじゃ、メインイベントね」 5 3人寄れば文殊の知恵、と昔の誰かが言ったらしいが、毛利元就でさえ…、まぁこうなるのは見えていただろう。かくいう、俺も少なからずそんな気がしていた。 そりゃそうだろう?経験はないか?勉強しよう、と、仲良し組で集まってみたものの勉強会にならなかった覚えが。 「ねぇ、キョン。さっきからここから進めないんだけどさ。なんで?」 「そこは、前の部屋で相手の話を聞くイベントをしていなければ詰まるぞ。お前、先に進むことしか考えていないだろう?」 「んもう!めんどくさいっ!こういうのはねっ、さくさく進まなきゃ面白くないのに!」 …。一番初めに合宿メインイベントたる学習を切り上げたのは意外なことか、そうでないのか、ハルヒである。最初は「あーだ。こーだ、馬鹿キョン!」 とスパルタ指導を繰り広げていたのだが、出来の悪い生徒に辟易としたのかゲーム機に手を伸ばした。 その後の展開は…ぐだぐだである。長門はいつものように部屋にいるシャミセンをひざの上に乗せたまま、本を取り出し、朝比奈さんは妹が我が部屋においていった少女漫画を読み始め、 いまや俺と古泉だけがテキストを開いている。ちなみにハルヒのやっているゲームはサウンドノベル、と呼ばれるタイプのやつで主人公がいくつかの登場人物と会話をしながら心理的な心情を探っていくものだ。 いかにも古泉辺りが得意そうなゲームだが、俺は選択肢を片っ端から潰してクリアした。エンディングさえ見られればそれでいいのさ。朝比奈さんの読んでいる純少女漫画は、よくある告白するとか、しないとか…俺は読んでいないのでしらん。 長門が読んでいる本は…「Jane Eyre」?なんの本かは知らないが、原文で読むのはやめてくれ。外国語は今の俺にはこの上ないプレッシャーなんだ。 そんな光景がどのくらい続いただろうか。日付が変わるか変わらないか、の時刻だったはずだ。部屋に持ってきていた麦茶がなくなっていたので、 「ちょっと階下(した)に行ってくる」 「では、僕も行きますよ、手伝いましょう」 ハルヒは黙々とゲームをやっており、朝比奈さんは漫画に熱中、長門のページをめくる指先はいつもと変わらず…、それが3人を見た「最後」の光景だった。 6 階段を下りている最中の出来事だった。寒気、ではなかった。以前とは違う。心持ち…暖かいというか優しい、と表現したほうがいいのだろうか? 不思議でいて表現しようがなくて、しかし何度か経験している…あの感覚、というより気配が首筋に伝わった。 「!?」 瞬間、階段を下りる足を止めて古泉を振り返る。 「戻りましょう!」 そんなに広い家ではない。10秒もかからなかったはずだ。俺の部屋を開けるとそこに、3人の姿はなかった。 「これは…」 どちらともつかず口に出た。やりかけのゲーム。電源もテレビもついたままだ。開きかけの漫画。その場から読み人だけ消えてしまったように落下している洋書。 側にはひざの主がいなくなったせいか、シャミセンだけがいる。 「なんなんだ…、いったい…」 隣の部屋は両親の寝室になっている。妹の部屋は向かいの部屋だ。たったこれだけの2階の部屋のいずれにも3人の姿はなかった。 「古泉…わかるか?」 待てよ、待て。冷静になれ。あの感覚…気配は…あれだ、閉鎖空間やカマドウマや音の化け物、冬山のときと同類項だ。しかしなんで長門までいない? いや、それ以前に…ハルヒ?なんであいつが?ここにいたのに?あいつまで消えている?何度かこういった事態に遭遇したせいか。思ったより冷静だ。しかし…、3人とも消えるとは…。ありえない。 あの「3人娘」が…。事態の異常さよりも…3人がいないこと、はぐれてしまったこと、守れなかった?ことに焦りが、苛立ちが湧き上がりそうになる…。 「まずは…落ち着いてください」 「いや…わかっ!わかっている…」 思わず声が高ぶりそうになる。 「この感覚は…そうですね。楽観的かもしれませんが、危害はない、と思います。僕らにとっても、彼女たちにとっても」 7 「今まで、我々が遭遇した事態…。内面的な要因も外部からの要因もありましたが、少なくとも我々に生命の危機、までが及んだ試しはありませんでした」 「雪山でのことを、お前は忘れてしまったのか?」 「失礼、言葉が足りませんでしたね」 「長々とお前の言葉を聞く時間はなさそうだが…。産業、いや三行でまとめてやるなら聞いてやる」 「では、ご説明を。我々が《隔絶》された空間、いえ、あなた、がですね、空間に置かれた事例を順に申し上げましょう。僕と行った閉鎖空間、涼宮さんに連れて行かれた閉鎖空間、 部長氏の家、バンド練習中に、雪山での古い館、そして橘に連れて行かれた別種の閉鎖空間…です。孤島でのことは…まぁ置いておきましょう。自然現象かもしれませんし。 このうち明確な外部からの要因で隔絶されてしまったのは、雪山での一件だけです。しかし、あの時は僕には予想外、でしたが長門さんには感知できていた。しかし、先ほど、あなたの部屋では長門さんは普段どおりの様子でした。 よって外部から、つまりあの別種の宇宙的存在からの介入ではないと、言い切れます」 「三行を越えているぞ。長い、相変わらず」 「ふふっ、そうですね。あなたのような方には論より証拠、ではこれを」 古泉が手のひらを上に向けると、いつぞやの赤い光の玉が浮かび上がった。お前はその●は自慢かもしれんが、俺にとってはそれを見るということは厄介ごとの最中であるという証拠なんだよ。あと、頼むから家を破壊するなよ。 「では、しまいましょう」 そういうと赤い…、めんどくさいな、●はふっと消えてしまった。 「僕がこの能力を発揮できるのは閉鎖空間と長門さんの言う位相空間だけです。そしてここには神人はいない。断言します。一方、過去2回の位相空間では、空間に引き込まれてからすぐに敵性、というのか、対象となる《物体》が出現しています。 こんなおしゃべりしている余裕はなかった。それにあの引き込まれた、というか今回は巻き込まれた、が適切ですね。あの感覚は…危害が加わるような感じではないと思います」 勘ですが、と古泉は付け加えた。勘だが、確かにそれは同意できる…。あの階段の途中での感覚、確かに古泉も同じものを感じているのだ。しかし…、勘では安心できるのだが、現実ではやはり3人がいないということに不安だけがつのる。 「とにかく、探しましょう。2階はこの様子でしたが、あるいは1階なら」 8 いつ我が家のリフォームが行われたのだろう?これが匠の技か? 「これは、これは。立派な廊下ですね」 「冗談はやめろ」 「では、屋敷、いえ《迷宮》とでも呼びましょうか?」 「この状況でよくそんなことを…」 見れば、遠近法とでもいうのか、ずーっと廊下と扉が続いている。廊下には人影がない。 「とりあえず片っ端から開けていくしかないか」 「それしかないようですね。時間はかかりそうですが、特に危険がない、と分かった今は一つずつ確実に探していきましょう」 最初に開けた居間の扉には…誰もいなかった。というか、我が家の居間と台所は続き間になっているので、どちらを開けてもそこに人が「いる」のか「いない」のかわかるのだが。 そんなに広い居間と台所ではない。あわせて16畳くらいのもんだ。 部屋の中の広さは変わっていない。食器の配置も、俺と古泉で片付けたままだ。ハルヒがテレビを消すときに使って置いたリモコンも、あいつが座っていた辺りにある。 「なにも…ないな」 「そのようで。次に行きましょう」 廊下に出て、次の扉「台所の扉」を開けようとして、古泉に、 「なぁ、これで探していって…いや、なんでもない」 「あなたのご心配は…、僕も同じです。しかし、我々SOS団は、そんなに弱くはないはずです。あなたが一番ご存知でしょう?」 失敗した。こいつに弱音や心配事を吐くんじゃなかった。限定能力者野郎のくせに。せめて、こんな時は…、長門に、だったのなら…。 「まずは信じることです。あなたのとる行動、そして想いを…」 「うるさい」 台所の扉①を、古泉の言葉をさえぎる代わりに開けた。 そこにいたのは…エプロン姿の女子、カレーの香り、ことこと、と、小気味いい音をたてる鍋、リズムよく包丁を操る…長門有希だった。 9-1 「……」 「……」 「……。」 呆然と立ち尽くす俺、古泉、長門。なんだこれは?空気を変えたのは長門の一言だった。 「お帰りなさい…、あなた。」 あなた?どなた?こなた?いや、待て待て。事態が飲み込めないぞ。そんな奔流に流されまくりの俺と古泉をよそに、長門はこう続けた。 「帰りが遅いと聞いていたが、想定した時間より早かった。うかつ。しかも彼をつれてくるとは聞いていなかった。うかつ。」 彼、と指すときに持っていた包丁で古泉を指した。長門、そういうお行儀の悪いことはやめなさい。って、突っ込むところはそれじゃない。探していたメンバーの内1人を発見したのだが、そいつが何故、 俺の家の台所で料理をし、カレーの匂いがし、あぁやっぱり長門はカレーなんだ、とかではなくて、 「おい、長門。これは…」 古泉を刺して、いや、指していた包丁がこっちに向いた。殺気!? 「…私を呼ぶときは《有希》。約束を破った。あなたには風呂掃除1週間を言い渡す。異議は認められない。」 「これは、これは」 古泉は顎に指をあてて、考え込むような…いや、お前楽しんでいるだろ?この空気を読んだのか、古泉はいち早く対応し、 「いえいえ、長門さん、あ、《旧性》でしたね。有希さん。彼に誘われたのですよ。自慢の嫁の料理でもたまには食べに来い、と」 よ、嫁? 「遠慮はいらない。ただ《自慢》のカレーの出来に納得がいかない。しばらく、座って待っているべき。」 心なしか…うれしそうだな、長門。 「では、ここで待たせていただきます」 呆然となる俺を尻目に、古泉は夕食を5人で食べたときと同じ席に座った。 「さぁ、あなたも待ちましょう。なが…、有希さん自慢のカレーを」 隣の席に座り、古泉に耳打ちする。 「なんだ、どうなっているんだ?」 9-2 「一見するに…、新婚家庭に呼ばれた夫の友達、と言うのが僕の立場な様子ですね」 にこやかに、長門の調理する後姿を眺めている古泉に対し、俺の嫁を視姦…ではなく、 「そうじゃない。なんなんだ?どういうシチュエーション、ではなく、どういう事態…あぁもう!」 「おっしゃりたいことはわかります。しかし、今は様子見です。危害もないようですし」 お前、さっき包丁向けられていたじゃないか? 「そうではありません。あの《長門さん》がですよ。こういった…状況、というのでしょうか。とにかくこうなっているのです。ここは下手に刺激しないほうが」 「改変、されているのか?いや、したのか?」 「わかりません。どちらにせよ危害だけはないようですが」 危害、ね。確かに…今は後姿だが、この《長門》からは何にも感じない。いや、実は後姿からだけでも感じるものがあるのだが…。しかし、俺は生まれてこのかた、 こういった《状況》にも《感じ》にも疎い男だぞ。SOS団でも、男女間感情なんてものはほとんど存在しない。断言できる。それもあのハルヒが率いているんだ。恋愛感情は精神病の一種、ハルヒの言葉だ。 しかし、この《長門》から感じる雰囲気はなんだ?まるで、そう、新婚とか幸せいっぱいとか…。あの12月の長門とは違う《長門》がここにいる。なぜ?ハルヒの仕業か、長門の改変か…。 そんなことを考えていると、いつぞやのように山盛りカレーが目の前に置かれた。 「…お待たせ。食べて。」 あの時のカレーより一言多く出てきたカレーは…、なぜかご飯がハート型に盛られていた。 10-1 改変?長門(有希)は、食事中の姿はいつもどおりだった。同じようにハート型に盛られたご飯と大盛りカレーを、こともなく崩していく。 よく食べれるな、さっき大盛り麻婆豆腐を食べたんじゃなかったのか? 「なんのこと?」 小首をかしげてまっすぐ見つめてくる長門(有希)は…、あの12月の長門とは違う…はっきりいってかわいい。 「いやいや、相変わらず有希さんの作るカレーは美味です」 こいつも…いたんだよな。うっかり、新婚モードになりかけたぜ。モード移行をしたほうがよかったのかよくなかったのか、 わからないが現実に戻ることが出来た。カレーを食べながら考える。どうしたらこのモードを脱出して、いつもの状態に戻れるんだ? 特殊小役でもひけばいいのか? 「どうしたの?あなた。」 長門(有希)が不思議そうに俺を見ている。その瞳は俺の知っている長門の瞳の色と同じなのだが…、雪解け水とかではなく、もっと温かみと優しさと、 そうだな、春の小川、くらいの温度か? 「おいしくなかった?」 長門の疑問形なんか、そうそう聞けるものではない。しかし、なんだ。この長門(有希)は。疑問形連発の上に、そんな目をされたら… 「いや、うまいよ。いつものお前のカレーだ」 お前、の辺りで長門(有希)は、一瞬、反応があったが、すぐに安心したように「微笑んだ」。 「そう…よかった。」 思わず固まってしまった。隣の古泉も…固まっている。が、それも一瞬ですぐに誰ともなしに笑い出す。 「あはは」 「うふふ。」 「ははは…」 10-2 食事が終わると、古泉は「ご馳走様でした」とだけ言って、居間のテレビのほうへと向かった。 何やら含んだもののある視線を俺に向けていったが、さっきハルヒが座っていた辺りに今はいる。食卓には、俺と長門(有希)、 そしてカレー山が片付いた食器だけだ。先に口を開いたのは長門(有希)だった。 「久しぶりに聞いた。」 「?なんのことだ」 「……お前。」 「?」 「……《あの頃》あなたが私を呼ぶときはいつも、長門、か、お前、だった。」 「…」あの頃って、長門(有希)? 「一緒になって、あなたは約束した。有希、と呼ぶと。うれしかった。」 饒舌な長門(有希)、違和感を覚えまくりなのだがここは聞いておくべきだろう。突破の鍵になるのかもしれん。 「有希、と呼ばれたことで、あなただけのものになれた気がした。実際あなたはわたしにとってよい夫。早く帰ってくる。気遣いもしてくれる。」 そんなにいい旦那だったのか、俺よ。 「私にとって《あの頃》からの気がかりは…。」 そこで、長門(有希)は少しだけうつむいた。 「涼宮ハルヒと朝比奈みくる。」 消え入りそうな声だった。 10-3 あなたが私に気遣って、彼女たちに連絡をわざと…しなかったのは知っている。 しかし、私もわざと、彼女たちの話題を口にしなかった。」 ……。 「さっき《お前》と言われた。《あの頃》を思い出した。あなたも…そう?」 「あ、あぁ」曖昧な返事しか出来ない。なんと言えばいいのか…。 「あなたにとって《あの頃》の日々が大事なのは知っている。私も…同じ。だから…変な気を遣わないで欲しい。」 長門の…、いや有希のか、明確な意思表示だ、これは。 「私は、あなたのそばにいる。だからといって気を遣うことはない。私があなたのそばにいるのは私の《意志》。」 お前…。 「そう、それでいい。でも、たまに、でいい。」 何を? 「有希、と呼んで。」 ……? 「私が…自分で選んだ名前だから。」 あの時の文芸部騒動の最中…長門の怪奇ストーリーが思い出される。 「あなたが呼べば…、それが私の存在理由。」 10-4 そういうと、長門(有希)は静かに目を閉じた。無表情ってわけでなく…微笑というべきか…。そうだな安堵感、ってやつなのかもしれない。 俺は頭をかいた。この長門(有希)が改変されたのか、改変したのか、はどうでもよくないが、今はいい。 今の彼女の心情吐露には引っかかる部分がある。【《あの頃》の日々が大事なのは知っている。私も…同じ。】つまりは、この長門(有希)はSOS団の俺の知る長門有希と同一線上にいる存在、いや、少なくとも「思い」は共有しているのだろう。 俺にとって、長門にとって、もちろんメンバー全員にとってSOS団の活動は何者にも代え難い、大事なものだ。 今の、今、目の前にいる長門(有希)が、どうなってしまった後の存在なのかはわからないが、少なくとも…、思いを共有している以上は、長門は長門である。 能力・素性云々とかは…気にはなるが今はどうでもいい。問題は…、今、俺が…言えるかどうかだ。 「あ、あのな…」 長門(有希)が顔を上げる。ゆっくりと、そして優しく。 「その…、なが、いや、お前にとっても…。いや、ちがうな」 「……なに?」 「俺は…、SOS団が…いや、あの《日々》が、大事だ。お前にとってもそうであるように」 長門(有希)は黙って聞いている…。古泉に聞こえているかは…しったこっちゃない。 意を決して、一気にしゃべる 10-5 「たくさんお前に助けられた…。時々思う、いや思ってた。俺は、お前に、何をしてやれたんだろうって」 「……そんな…。気にしなくていい。」 「いつも…、ハルヒに振り回されて…余裕がなかったのかな?俺も、大事なことをお前には伝えてやれなかった」 「…なに?」 「…あ、あ、ありがとう。なが、い、いや、ゆ、有希」 「……。」 ええい! 「ありがとう。いつも、有希。今までも、これからも」 「…………うん。」 「また、図書館に連れて行ってやるよ」 「……ありがとう。」 瞬間、刹那だった。強力なフラッシュが室内でたかれたような、まぶしい閃光が周囲を支配した。 「うおっ!?」 視力が回復したとき…、そこに長門(有希)の姿はなかった。 「…ながと?」 「これは…」 長門の返事の変わりに背後から聞こえたのは古泉の声だった。 「いやはや…いいものを聞かせていただきました」 語尾にハートマークでもついていそうな軽やかな口調で古泉は語りだした。 11 古泉が言うにはこうだ。 この空間はSOS団の3人の女子、ハルヒ、朝比奈さん、長門、の3人の深層意識の表出したものだろうと。 「今の長門さんの消えるまでの様子…、おそらくは現実世界へ回帰したものと思われますが、まぁ、それでわかりました」 俺には何のことかわからん。 「まだ、おわかりにならないのですか?あなたもつくづく…。」 そんなことはどうでもいい。さっさと話すことがあるなら話せ。3秒待ってやる。 「では、次の部屋へと行きましょう。そうですね…、次は、居間のほうがいいかと思います。イメージですが」 なんのことだ? 「居間の扉だけを開けてみていってください。きっと《彼女》がいますよ」 我が家で異変が起こった上に、この異常事態だ。なぜお前はそんなに楽しそうな顔をしていられる?それになぜお前のアドバイスに従わねばならん? 台所の扉①を出て、次の扉は居間の扉②だ。果たしてそこには… 「何もないじゃないか」 最初の居間①と変わらない。 「では、居間③へ」 居間③にも居間④にも誰も何もなかった。廊下はまだ延々と続き、端は見えない。 「いつまでかかるんだか…」 ため息にも似た台詞を吐き出す。すると古泉が、 「足りないのかもしれませんね」 11-2 なんのことだ? 「朝比奈さんが淹れてくれたお茶の中で一番おいしかったもの、覚えていますか?」 「突然なんだ?なんの話だ?」 「いいから。答えてください」 少しばかり強い口調の古泉は意外といえば意外だが、そんな話を今、している場合か? 「では、この扉、居間⑤を調べ終わるまでに考えておいてください」 ?よくわからん。わからん状況時にわからん質問を出すな。お茶、お茶ね…。そういえば喉が渇いた。 こんなときこそ、朝比奈印の朝比奈茶だろう。 俺はなんともなしに居間⑤の扉を開けた。 居間⑤のソファーにローゼン…いや、綺麗な人形が座っているのかと思った。そのお方はソファーに座りながら編み物をしていた。 「キョン君、古泉君」 そこに鎮座しておられたのは、美しき姫君、朝比奈さん、その人であった。しばらく凝視する。 そのお顔、胸、腰つき…。(大)でもなければ…雪山山荘のときのようなセクシー路線でもない。さっきまで…、妹が置いていった少女漫画を読んでいた、 高校3年にしては、やけに幼い、俺のよく知る朝比奈さんそのものだった。 「お茶、いれましょうか?」 12-1 「キョン君、覚えていますか?去年のあの桜の咲く川沿いの公園を」 去年、桜は2回咲いていますよ。 「うふ。そうでしたね。えーっと、最初の不思議探索のときです」 未来人告白、のときですね。 「そう。あの時…、ううん、あの前かな?あたしが言った言葉を…」 思い出してみる。えーとパラパラ漫画の話とか時空の歪みがどうとか…。 ちなみに古泉は、台所の食卓のほうに今はいる。台所①とは位置関係が逆になっているわけだ。 「思い出した?」 は?何を? 「んもう、キョン君、ちゃんと思い出して」 なんだっけな?とか、そういう場合じゃない。今、目の前に座っているのは、よく知る朝比奈さんだ。さっきの…長門(有希)とは違う。 なにも変質していない、いつもの朝比奈さんだ。特に違和感は…ない。 食卓にいる古泉が「では、僕はあちらで」と言って席を外れたのは、なんのサインか気にはなるが。 朝比奈さんは、いつものスマイル100パーセントの表情で、お茶をすすっている。 ちなみに朝比奈さんが入れてくれたお茶はなぜか、熱いセイロンティーだ。熱くてうまい。 「キョン君は聞いてくれましたよね?誰とも付き合わないの?って」 「だって、あたしは未来へいつか帰らなくちゃいけない。悲しいお別れになること…わかってるから」 「でも、あたしはもっとかけがえのないものを、この時代で…ううん、みんなで、みんなのおかげで手に入れることが出来ました」 「楽しかった…、任務だったけど…、キョン君がいて、涼宮さんがいて、長門さんがいて、古泉君がいて、楽しかった」 「時間平面の駐在員としては…、がんばったつもりだけど、自信ないかも」 12-2 ……なんだ?何が言いたいんだ?いやな展開が脳裏を全力疾走する。 まさか、このまま「お別れ」ってことじゃないだろうな? しかし、この朝比奈さん…見かけは(小)でも語り方…なんというか語尾に力があると言うか、 温和な中にも、説得力?というのか、まぁそんな感じが見受けられるのは(大)にも通じるものがあるが。 「キョン君」 「はい?」 そんなことを考えていたのがいけなかったのか、呼ばれて、振り向けば、朝比奈さんが真剣な眼差しで俺を見ている。 しかも、至近距離だ。う…か、顔が近いですよ、朝比奈さん。うれしい限りだが。 「約束を…約束をしてください」 「…はい」 「…悲しいお別れをしないって。あたしを笑って…未来へと帰してください」 「…」 「それが、あたしからのお願いです…」 朝比奈さん…。 決意と願い、ここにいる朝比奈さんは、(大)でも(小)でもなく…、いや、違うな。 (小)から(大)への朝比奈さんなんだ。 俺たちはあの最初の春、邂逅の春から少しずつ変化している、ってのは古泉の台詞だ。 そうなんだ、朝比奈さんもいつまでも、あの「朝比奈さん」ではない。 12-3 「わかりました。もちろんですよ、朝比奈さん」 「うん、ありがとうございます」 コスモスのような優しい笑顔だ。 「いつか、そう、二人でお茶を買いに行ったときです。 あの時、言ったように…いや、言えなかったんだっけ?とにかく、朝比奈さんは朝比奈さんで…、 何かできるとか、いてくれるだけで、とかじゃなく…、俺は楽しかったです。 あなたがいてくれたから、ですよ」 「そんな…あたしは何にも出来ないばかりで」 「お茶、いつもおいしかったですよ」 「え、ありがとう」 「いつもかわいい衣装で」 「ひゃ、あ、ありがとう」 「いつも優しくて」 「そんな…」 「頼りないけど」 「すいません…」 「でも、あなたでなくてはならなかった」 「え…」 「他の誰でもない、あなただったからですよ」 「……」 「あなたがいてくれて、いえ、《来てくれて》よかった」 13-1 居間⑤の扉をでて廊下を見渡す。 延々と続く廊下は相変わらずだが、状況を一つ一つ突破しているためか、最初に感じたような焦りや苛立ちはない。 「あとは…、あいつか」 一番厄介そうだが。 「これで、この《迷宮》が何を意味しているか、いくらあなたでもお気づきでしょう?」 わかっているさ、それは俺が常々SOS団の活動の日々で…いや、いまや俺の生活のほとんどなのだが…足りなかったもの、反省すべきもの、そして…言わなかったものだ。 それは、わかる。俺だって後悔はしたくない。いつか、いつかは、と思っていたさ。しかし…、わからないことが一つだけある。 そして、それは古泉に聞くことではない。 そのあと、いくつかの扉を開けて回ったが、ハルヒの姿はどこにもなかった。 「一度、2階へ戻りましょう」 古泉が言い出した。戻れるのか?「2階は《迷宮》にはなっていませんでしたし」と言うのが古泉の主張だ。疑念もあったが、こういった空間事にはこいつのほうがやはり一日の長があるのか、 言うとおりに2階へはあっさり戻れた。 俺の部屋の扉を開けると、そこには、朝比奈さんと長門がいた。朝比奈さんは少女漫画、長門は洋書を読んでいる。シャミセンをひざに乗せて。 しかし、ハルヒはいなかった。部屋に入り開口一番に俺は言った。 13-2 「ハルヒは?いや、この事態はなんだ?」 が、長門も朝比奈さんも本から顔を上げない。もう一度聞く。 「ちょっ!ハルヒはどこいったんだ?この状況は!?朝比奈さん!長門!」 おずおずと答えたのは朝比奈さんだった。 「あ、あのぅ、涼宮さんなら…トイレに行くって、多分下に…」 多分? 「何も起こっていない。」 長門? 「……。」 何故、目をそらす?長門。朝比奈さん、なんか目を合わせないようにしてませんか?顔が赤いですよ風邪ですか? えーと…。すると古泉が、 「では、涼宮さんを探してきてください。あなた一人でね」 「一人で?なにかあったら…」 「なにもありませんよ」 しれっと、答えた。 14-1 階下に降りていくと、なぜか《迷宮》であった1階部分は何事もなかったかのように元の一戸建て住宅へと戻っていた。 さっきの3人の様子といい、事態自体といい、軽く混乱したまま廊下を見渡すが、今度は扉を開けることなく、目的の人物が見つかった。 ハルヒは玄関口に立っていたのだ。 「なにしてるんだ?」 玄関口に立つ後姿に声をかけた。振り向きながらハルヒは、 「なにって、あんたたち部屋に戻ってこないから、外に出かけたのかな?って思って」 そういうハルヒの指先は俺の靴を指している。 「あたしも喉が渇いたわ。キョン、冷蔵庫開けるわよ」 そう言って勝手に台所の扉のほうへ向かい、勝手に扉を開けた。 人の家をなんだと思っている、この様は、確かにハルヒだが。様子も長門(有希)のようなわけでもないし、朝比奈さん(小)⇒(大)、のようなところもない。 しょうがないのでハルヒに続いて扉の内側へと入った。 「で、あんたちゃんと勉強してるの?」 勝手に冷蔵庫から麦茶を強奪したハルヒがグラスに注ぎながら聞いてきた。 「ま、そこそこには」 「あんた、志望校どこだっけ?」 「考えていない」 志望校か…。「死亡校」ならたくさんあるが。 「ふざけてんの?」 大きな瞳から生じた視線が脳下垂体まで貫く。 学問の話は俺が必死に避け続けてきたオフロードなんだ。今はまだレースに出たてのルーキーだぞ。そこまで考えていない。 14-2 ハルヒは食卓の椅子に腰掛けながら、ふっと、息をついた。 「ま、あたしもこれからなんだけどね。志望校。有希はどこでもいけそうだし、古泉君は理系でしょ?みくるちゃんはどうするのかな…?キョン、みくるちゃん、どこ行くか聞いてる?」 知らん、と答えながら、何故かハルヒの隣に腰掛ける。何故だろう? 朝比奈さんに志望校なんてないだろ。未来へと帰ってしまうのだからな。それか大学に入ってもハルヒの監視を続けるのか?講義後は毎日北高へ来てくれるとか。 それはうれしい限りだが、アルバイト代でも払わねば申し訳がたたない。 そんなことを考えていたら、聞き逃しそうになった。いつものハルヒにしてはほんとに、本当に小さな声でつぶやいた。 「SOS団も…折り返し点なんだよね」 わかった。今、はっきりわかった。 14-3 ハルヒはどこを見ることなく、グラスに口をつけている。 願望、想い、言葉、希望、現実、不安、意思、意志、未来、想像…。いろいろな感情や思い出が俺の頭の中を駆け抜ける。そうか…、こういうことだったのか…。 「なぁ、ハルヒ」 「ん?」 気のない返事は、いつぞやの憂鬱モードを思い出させる。しかし、古泉の出番は今回、ないはずだ。いや、作らせない。 「お前…、大学行ってからどうするんだ?」 「わかんない」 そっけない返事。だが俺は臆せずこう続けた。 「いや、俺もわからないんだ」 はぁ?とハルヒ。あんた馬鹿?みたいな視線が突き刺さる、が、構わず続けた。 「いや、行けるかどうかもわからないんだが、そんなことはどうでもいい。いや、どうでもよくない」 「どっちよ?なにが言いたいの、あんた」 「俺は…選んじまった。この世界を。大変なことばかりさ。やれやれだぜ、毎回。でもそれは俺が選んだことなんだ」 「…何?」 「俺が選んだ意思だ。現実は…夏休みが終わったら容赦ないかもな。でも、そこで、流されるか、どうにかするかも、俺の意思、そう意志、選択なんだ」 「なんの話?あんた…大丈夫?」 ハルヒのほうに向かい…いつかの校庭のようにハルヒの両肩を掴む。 「ハルヒが俺を選んだからじゃない。俺がこの世界を、ハルヒを選んだんだ。それが俺の意思だ」 ハルヒはもう何も言わない。 「みんな…離れ離れになっちまうのかも知れない。それが現実なのかも知れん。だがな、それを選ぶのも、決めるのも、今、ここにいる、俺たちが決めていくことなんだ。SOS団の解散なんて…、考えたくもないが、希望とか未来とかじゃなくて、俺たちの《意志》なんだよ」 「キョン?」 「俺は…なにがあっても、SOS団を、みんなを、…ハルヒ、お前を選ぶ」 「…!」 「俺…がんばるから、だから…不安になるな」 そこまで言うと…口づけではなく、ハルヒのさらさらとした髪の上から頭をなでてやり、どんな魔が刺したんだか、頭をそっと、自分の肩の方へと引き寄せ…目を閉じた。 やわらかくあたたかくやさしい、安心できる光が瞼の上から感じられた。 エピローグ-1 「涼宮さんも長門さんも朝比奈さんも…不安や現実、希望や願望をそれぞれに抱えている、ただの高校生、ってことですよ」 「言われなくてもわかってる」 「そして、僕も、あなたも、です」 ここは台所だ。当初の目的どおり、俺と古泉は麦茶の補給へと、ようやくやってくることが出来た。 さっきまで、ハルヒといた台所の食卓が、夕食時となんら変わりなくそこにある。卓上のボトルにヤカンから麦茶を注ぎながら古泉は続ける。 「お三方が覚えているかどうかは…わかりません。ですが、そんなことはどうでもいいことではないのですか?」 ああ、と呟きながら俺は考える。その通りだ。古泉にしてはいい回答だ。俺が、しなくてはならないこと、が今はっきりとわかる。 SOS団について、自分について、そして、あいつについて…。 「結構です」 なぜお前はそんなに、にこやかなのだ?疑問がまだ一つ残っているのだが…こいつに聞いていいものなのか? しかし、ハルヒはともかくとして、長門や朝比奈さんがあの様子じゃ、本人に聞くのが一番なのか。 「キョ―ン!お布団って一組しかないの!?」 上から大声が降ってくる。近所迷惑だ、ボリュームを下げろ。布団出したところで今夜はどうせ寝ないのだろう? 3人が今、どうしているのか知る由もないが、いつもと変わらない、ことだけは確かだろう。それでいい、と思う。 楽しい合宿になればいいのだ、たとえ今からでも。それは規定次項なんかじゃなく…俺たちの意志で積み上げる未来なのだから。 未来とは大層だな、せめて今夜は、だな。 エピローグ-2 しかし…その前に… 「古泉」 「なんでしょう?」 やはり…聞いておかなければならないだろう。 「さっきまでの事件、空間が、あの3人の不安や希望やら願望やらの表出した複合世界、なのはわかった」 「その通りで」 ボトルに入りきらなかった麦茶をヤカンごと冷やすために、冷蔵庫を開けながら背後の古泉に聞いた。 「ならば、お前はどうなる?」 「と、申しますと?」 ヤカンが入りきらないので、冷蔵庫の中を整理しなきゃならん。いろいろな食料やらを整理しながら、なおも聞く。 「なぜ、お前の願望、が表出しなかった?なぜ、お前は俺と一緒にいることが出来たんだ?」 「それは…」 背後から古泉の声が近づく。 「僕には、あなたの言葉など必要ないからですよ。僕が本当に欲しいのはあなたの背後…。《バック》なのですから」 「!!!」しまった…。聞くべきじゃなかったのかもしれない。 ここからが本当の禁断の《迷宮》になるとは予想外だった。 布団のことで返事がないことにハルヒが降りてきてくれることを、ただ祈るしかなかった。 ―――終―――
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ドイツ語の母音のうち英語と同じ母音字を使う5つは、日本語の母音を長くローマ字読みしたものが、その文字の読み方になります。ただし、次の点に気をつけてください。 1) a は、日本語の[アー]より、少し口を大きく開けて、明るい音を出してください。 2) i は、日本語の[イー]よりの、はるかに鋭い音です。左右に口が裂けるくらい唇を横に引いてください。 3) u は、日本語の[ウー]より音が狭まった感じがします。唇を可能な限り丸く尖らせて発音してください。 4) e は、[イー]のように聞こえることがあるくらい鋭い音です。歯が見えるくらい唇を横に引き、[エー]と言ってみましょう。 5) o も u のように唇を丸く尖らせますが、u のように極端にする必要はありません。それ以上極端にすると[オー]の音でなくなる直前でとめてください。 母音字の上に付く・・をウムラウトと言います。この記号が付くと音が変わります。付く前の読み方ではなくなります。 6) ä は、日本語の[エー]と発音してください。ベタの日本語でいいです。 7)ö は、ウムラウトが付く前の[オー]の口の形を固定して[エー]と発声すると出てくる音です。 8)ü は、ウムラウトが付く前の[ウー]の口の形を固定して[イー]と発声すると出てくる音です。 ◆ 英語のアルファベットの読み方と同じでよいのは、次の5つです。 F(エフ)L(エル)M(エム)N(エン)S(エス) ◆ 次の5つは、英語のアルファベットの読み方の、伸ばす部分の[イー]を、少しゆるめて[エー]に近づけるとよいです。(ただし「G」は「ジェー」でなく「ゲー」) B(ベーとビーの中間)D(デー/ディー)G(ゲー/ギー)P(ペー/ピー)T(テー/ティー) ◆ 次は比較的覚えやすい7文字です。 H は ハ行の「ハー」、K は カ行の「カー」 C は「ツィー/ツェー」、Q は「クー」 R は仮名で書くと、「エル」で L と同じになりますが、「ル」の部分を、喉や舌先を震わせて出します。 Z は「ゼッド」でなく「ツェット」です。これは「ザ行」でなく「ツァ」行を表すためです。実際に発音するときは「ッ」を省いて「ツェト」とした方がいよいです。 X は「エックス」ではなく「イクス」です。 ◆ 最後は覚えにくい5文字です。 J は「ヤ行」で使い、ヤ行の中にある「ヨ」にちなみ「ヨト/ヨット」、 V は「ファ行」で使い、ファ行の中にある「ファ」にちなみ「ファオ/ファウ」、 W は「ヴァ行」で使い、ヴァ行の中にある「ヴェ」にちなみ「ヴェー/ヴィー」となります。 Y は、「イュプシロン(イュのところは ü の音)」です。 ß は、いつも「ス」の音を表すのですが、S と Z が合わさった文字からできたので「エス・ツェト/ツェット」と読みます。アクセントは「ツェト」のところにおいてください。 ß はスイスでは使われません(代わりに ss と綴ります)。ss と ß は同じものと覚えてください。前に短い母音が来るときのみ ß を使います。また ß には大文字はありません。 ドイツ語の綴りの読み方は、ズバリ「ローマ字読み」です。英語みたいに、ひとつの母音字にたくさんの読み方を担わすことはありません(英単語の中の a には、いったい幾つの読み方があったでしょうか!)。 またアクセントの位置も英語のように複雑ではありません。ドイツ語の単語の綴りの中では、最初に置かれた母音字にアクセントがあります(例外は「アクセント」の項目で!)。 ただ、その母音字は、長く読まれる場合と、短く読まれる場合がありますが、それは次の法則に従います。● 同じ母音が重なっていれば、必ず長くなります。 ● 後ろに h の文字があれば、その h と一体となって、長く読まれます。 ● 上の2つにあてはまらないときは、母音字の後ろにある子音の数で決まります。 後ろの子音字が、1つ以下 → 前の母音は長く 例: Name (赤の a の後ろの青の子音字が1つなので、a は「アー」と長く読む) 後ろの子音字が、2つ以上 → 前の母音は短く 例: Tinte (赤の i の後ろの青の子音字が2つなので、i は「イ」と短く読む) この3番目の法則には、いくつかの例外があります。 次の子音字は、アルファベットの読み方に従って、ローマ字読みの音が変わります。 J (ヨト→ ヤ行) ja, ju, je, jo (ヤ、ユ、イェ、ヨ) V (ファオ→ ファ行) va, vi, vu, ve, vo (ファ、フィ、フ、フェ、フォ) W (ヴェー→ ヴァ行) wa, wi, wu, we, wo (ヴァ、ヴィ、ヴ、ヴェ、ヴォ) Z (ツェト→ ツァ行) za, zi, zu, ze, zo (ツァ、ツィ、ツ、ツェ、ツォ) Sは母音の前にあれば、ザ行です sa, si, su, se, so (ザ、ズィ、ズ、ゼ、ゾ) それ以外の場合に濁ることはありません。 次の子音字は、音節末にあると、澄んだ音になります。 b ブ(濁点)→ プ(半濁点) d ド → ト g グ → ク 音節末とは: 1)語の最後 Sand 2)合成語の前の語の最後 Sand + Uhr -- Sanduhr 3)子音だけが後ろに付くとき liebst
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アーカイブ @wikiのwikiモードでは #archive_log() と入力することで、特定のウェブページを保存しておくことができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //www1.atwiki.jp/guide/pages/921.html#id_2d967d6e たとえば、#archive_log()と入力すると以下のように表示されます。 保存したいURLとサイト名を入力して"アーカイブログ"をクリックしてみよう #archive_log
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ハティクヴェンヅィア・ファルダ シェイフィナリア初の本格的な民間報道機関です。 2007年10月24日(水曜日) 枢機卿「一連の宗教対立は仕組まれたシナリオ」/MbtS-1メギルヴァルト公開へ 03 09 nekomimi 【宗教的対立の気運に極めて冷ややか アールフィルド枢機卿】 「『この暴挙に私は怒っている』、そう笑顔で話すのが彼らだ」と冷ややかに分析するアールフィルド枢機卿。続けて一連の宗教的対立があくまでも何者かに描かれたシナリオに則ったもので、メトラ教の不自然かつ爆発的な不況が、シェイフィナリアへの敵視政策を続けるアルベニックの主導するウォルドローフとその友好国に限定されていることを指摘、「宗教を国際情勢に利用したい特定のテロリスト勢力が問題なのであって、我々はメトラ教の全てを否定するつもりはない」と締めくくった。 【ルーフェスティ外務卿 またもや失言か】 鮮烈なデビューを飾りつつも、国内では賛否両論のルーフェスティ・バーソロミュー外務卿がまたユニークな発言で物議を醸している。「アルベニックとレーリルの交渉を見なさい、冷静なレーリル政府代表に、アルベニックの傲慢で『客観的』な主観が、執拗に、何度も繰り返されるの。あのしつこいアルベニック代表が私をカフェに誘ったら、間違いなく私はケリを入れて立ち去るでしょう」と会見で語った。プレスへのサービスのつもりだったようだが、セルヴァナント・インテリジェント紙社説は「公の場では不適切」と酷評した。 【国産?新型戦車ついに公開 メギルヴァルトⅠ】 ベールに包まれていた皇立護神軍の戦車MbtS-1が公開された。主砲は105mm旋条砲が装備され、各種弾頭が使用可能。 かなり独自の構造をしており、砲塔は車体後方部にセットされていることから、特徴的なデザインになっており、砲塔は鋭角に傾斜が付けられているため、敵にとっては目標を照準しにくく、防御力の向上効果を高めている。乗員の他、歩兵を搭乗することも出来る。独特なレイアウトにより、エンジンが前方にあることにより、後部にスペースが生まれる。通常は砲弾収納区画となっているが、砲弾数を減らすことにより、後部ハッチより役10名の歩兵を搭乗させることが可能となっている。 設計こそシェイフィナリア軍務院開発局の腐心作だが、技術的にクリアされているとは思いがたい部分もある。シオン戦争時に、敵本土で拿捕した敵・味方戦車から流用されていると思われるものがあるとして、専門家の間ではそうした噂がまことしやかに囁かれている。 確かに主砲の105mm口径とライフリング構造というのを聞くだけでも、先進諸国の戦車と大きく見劣りするのは否めない。しかしシェイフィナリアの人口を考えて軍人の死者を極力避けねばならないという事情からも、速度を大きく犠牲にして生存性と装甲を最優先にしたという独特な設計思想は、決して間違ってはいないというのが専門家も口を揃えて一致するところだ。 【ヤードでの「襲撃事件」ねつ造か】 政府スポークスマンは「ヤードでのテロはパロンシュレイヒ契約者以外の可能性が極めて高い」と公式に声明した。また情報院からの確実な情報であると付け加え、それ以上のことは現段階で明かすべきではないと締めくくった。 [コメントを書く] この記事は役に立ちましたか? はい いいえ 2007年10月16日(火曜日) ルーフェスティ外務卿デビュー/アリーセ大ヒット/Silev-94 01 01 nekomimi 【新外務卿ルーフェスティ 鮮烈なデビューと激しいバッシング】 「現在国交正常化交渉と称して当事者不在で行われるアルベニック政府の 自己満足会議は、シェイフィナリアの発言があくまでも不当な侮辱であるとの前提認識に関して、疑問を呈することすら許されない状況の下での議論が罷り通っている」 政務院長に昇格したシルヴァレヌ・クレスドゥラに代わって新しく外交の舵をきることになったルーフェスティ・バーソロミューのこうした外交デビューについて、賛否両論だ。 「『大した』活動をしていない、という発言がアルベニックが戦争に介入していることを当時の代表が認識していたことを証明するものであって、外務卿の事実誤認は甚だしい」と非難を受ける一方、シェイフィナリアの立場を明確に示した声明を支持する声もある。 また国際政治アナリスト曰く、「アルベニック代表が有志連合軍に対して咎めた点を棚に上げるのは戦略として正しいのだろうか。今後も『どうでもよい』発言の対象がアルベニック兵士の死ではなく、同国の論点のすり替えであったことを強く主張すべきだ」とのことだ。 【宗教法人ラグナレクの証人に寄付 アリーセ異例のヒット】 エステルプラッテ・ミュージックランキングで毎週1位を維持し、CDの販売数は予約を含めて1000万枚近いという異例の売れ行きを記録し続けている聖職者出身の新人歌手アリーセ・アーベントロート氏(23)。 シェイフィナリア列島でも発売が決定し、予約が殺到しているという初シングル『不老不死の霊薬』に、各界からも大きな反響があった。 「時代の流れ」と評したのはアールフィルド枢密卿。ナルヴェとの契約者の、新しい世代からの信仰心のアプローチなのかもしれない。 売上の一部はパロンシュレイヒ教の宗教法人「ラグナレクの証人」に還元されている。 【反アルベニック掲げ穏やかな行進】 ノゥトネレス市内で数百人規模のデモ行進があり、旧有志連合諸国によるアルベニックとの国交断絶と、シェイフィナリア政府代表発言の全面肯定、そしてディルタニア連邦駐留軍の撤退を求めるなど、やや過激な主張を掲げており、公安当局の厳重な警戒の中でデモは執り行われた。 【TS-Xはシレフか VC20頃のSilev-94輸出要求へ】 ヤードゴニエ・シレフ設計局はTS-1FSアルファの後継機として、Silev-91改またはSilev-94を提案した。前者は既にディルタニア連邦全域に配備されている強力な戦闘機のシェイフィナリア向け改修型で、後者はディルタニア連邦軍でも部隊配備が本格的に始まるのは、16年暮れか17年以降とも言われる最新鋭の機体である。 今更Si-91よりも、どうせならSi-94を導入すべきとの意見が根強く、シルヴァレヌ体制下でもその方針が継続される。一方でディルタニア連邦としては、シェイフィナリアから受けられる軍事的恩恵は微量であり、最新鋭の機体を輸出するには抵抗があると言われる。 ユリウス軍務卿は「彼らが武器を渡すに値するだけの軍事的貢献をするのが我々の責務であり、皇立護神軍はディルタニア連邦のあらゆる要請に応えていく」と述べる。 いずれにせよVC20年頃にはTS-1FSの機体耐用年数が限界に達するため、早急な決定が望ましい。 【ユークトバニアに進出 ラグナレクの証人】 宗教法人ラグナレクの証人はユークトバニアへの進出を明らかにした。ユークトバニアの国教として、パロンシュレイヒ教の布教活動を行っていく。 [コメントを書く] この記事は役に立ちましたか? はい いいえ 2007年10月04日(木曜日) 元老院が決議採択/セルヴァナント協定再審議を要請へ 02 20 nekomimi 【ベルニシェルス教皇、平和の訪れを歓迎】 教皇ベルニシェルス6世はネルヴィル戦役殉教者追悼式典にて、ネルヴィルに平和が訪れたことを大変嬉しく思うと述べられました。 「悪魔の子らは消え失せた。ナルヴェとの契約者は二度と圧制に臆することはないだろう」 【アルベニックとのあらゆる関係を途絶】 ネルヴィル戦役におけるアルベニックの有志連合軍への敵対と妨害行為等に関して、独善的で近視眼的なアルベニックの偽善に満ちた蛮行を糾弾する外務院提出の決議案を、元老院は昨日未明に採択した。元老院は先進諸国で言う議会に相当し、従来の各地域の宗教指導者と有力者24人に加え、先日行われた民選議員選挙で当選した議会24人の計48人で構成されている。この決議に従い全ての政府機関はアルベニックとの関係を途絶することが責務とされる。ユリアス軍務卿は「アルベニックは現状でシェイフィナリア列島の最大の脅威であり、挙国一致が求められるのは当然だ」と指摘。枢密郷も「関係ないけどレギンに~院とか~卿とかがあってパクリ杉バロスwww」などとアルベニック政府を強く非難し、アルベニックとの関係の修復は今後、困難になっていくとの見方が一般的だ。 【カイバー油田採掘 新たな局面へ】 北武インストゥルメンツの出資する海底油田の枯渇が明らかとなり、また近いうちに別の座標で新たな資源掘削施設を建設する必要性が上がっている。 【セルヴァナント国防協定の正常化をディルタニア連邦議会に要求 - 外務院】 外務院はセルヴァナント国防協定の運用に関して、ディルタニア連邦議会に適切な処置を求めていく方針を明らかにした。同協定はシオン戦争時に必ずしも機能を果たしていたとは言えず、構成国の議員からは協定自体を否定する発言もあり、協定の存在意義を疑問視する声も出ていた。軍務院は地域的にも経済的にも、ディルタニア連邦との協力体制は最上の国防方針であるとの姿勢を崩しておらず、ディルタニア連邦との関係改善は最大の外交課題となっている。 【新興諸国との連帯を - 元老院】 元老院はリバティランド、ジョリーロージャーやアーベントブルグなどの新興諸国との友好関係構築に向けて、外交的なアプローチをはかっていくことを決議した。政府は石油資源の輸出などを積極的に行っていく構えだ。 【ディルタニア連邦の新鋭機、ついに量産か】 Silev-94ラズルゥシャーチの試験機が試験飛行を終え、既に量産体制に入ったことを紅い星通信(パヴェーダ・ズヴィズダー)が報じた。同機はヤードゴニエシレフ設計局の開発したディルタニア連邦軍の最新鋭の制空戦闘機で、資本主義圏の最新鋭戦闘機IMF-28バルバトスの採用するカナード翼やベクタードノズルとほぼ互角またはそれ以上の性能を有するものを備えており、極めて高機動のドッグファイトを演じることができる。コストパフォーマンスにも優れており、ディ連邦構成国とセイルナシア諸国への輸出に意欲を見せていることなどから、TS-1Fアルファを順次退役させてR/TS-1ESクロイツプラスとF-Xの二機種体制を予定している皇立護神軍の、次期主力戦闘機選定にも影響するものと思われる。 投票結果 2件中 はい (2) 100% いいえ [コメントを書く] この記事は役に立ちましたか? はい いいえ 2007年9月01日(土曜日) シオン軍事政権崩壊へ 依然として残党が臨時政府を詐称 地上戦突入か 23 43 nekomimi ウィルネゥツフ空軍基地 「ここはウィルネゥツフの航空基地の鉄条網の周辺です。皇立護神軍外人部隊を搬送したレシプロの輸送機が、ディルタニア連邦での実戦訓練を目的として飛び立ちました。基地内では慌ただしさが手に取るようにわかります。ただし今回の訓練派遣の軍務院の説明は、セクトレアセア要塞空爆時のそれと極めて酷似しており、何らかの軍事行使との憶測が・・・」 「... こら、撮るな!」 「護神軍兵士が、制止してきました!これにて取材を・・・」 スタジオ 「どうもカメラとの映像が途切れてしまったようです」 「ええ、では次のニュースに入ります。シオンの軍事政権は事実上壊滅し、三洲国家行政委員会吉祥寺はシオン国軍の組織的抵抗の終結を宣言しました」 「シオン首都甲州の加宮さんと中継がつながっています。加宮さん」 映像 SIB加宮レポーター シオン首都甲州 「はい、こちら加宮です。軍事政権の崩壊後、国民が一斉に蜂起を開始、政府を乗っ取って圧政を先導してきた国軍の基地が全土で、国民の手によって破壊されています。既に組織的抵抗を断念した国軍は武装解除か、有志連合軍への降伏ま、または散発的なテロ活動に専念しております。また国民臨時政権なる政府が樹立されましたが、実質的にシオン軍事政権の残党で構成されており、『国民の意思を代表して有志連合国民を皆殺しにする』との常軌を逸した主張がそれを物語っています。いずれにしても残党は依然として国軍部隊の残存戦力を集結して居るものとみられ、有志連合軍が本格介入するのも時間の問題です」 スタジオ 「加宮さんありがとうございました」 「えー、今入ったニュースによりますと、三洲国家防衛総軍陸軍の地上戦突入の情報が入ってきました。繰り返します、三洲軍が本格的な地上戦突入を行っています。詳しいことはまだわかっていませんが、有志連合軍が波状的に上陸、展開してシオン残党との最終的な戦闘に入ったものと思われます。」 「詳しい情報が入り次第、またお伝えします」 投票結果 1件中 はい (1) 100% いいえ [コメントを書く] この記事は役に立ちましたか? はい いいえ 2007年8月26日(日曜日) ベルニシェルス教皇声明 域外派兵に向けて事態急転 西京から生中継 21 55 nekomimi ハティクヴェンヅィア・ファルダ - ライツ記者 「西京市からの中継です。フュエス事務次官が三洲からの事情説明を受け、またシェイフィナリア政府としての立場を説明しました。周りは報道関係者に埋め尽くされ・・・あ、フュエス次官が出てきました!フュエス次官!」 「事務次官、三洲代表との会談はいかがでしたか」 「あらゆる手段での支援と惜しみない協力を要請されました」 「次官!つまりそれはシェイフィナリア軍の域外派兵ということですか?」 「ノーコメントだ。異常は以上はシルヴァレヌ外務卿からの記者会見で明らかになるだろう」 「次官はどのように答えたのですか、次官!」 - スタジオ 「西宮市のライツ記者、ありがとうございました。続いてのニュースです」 「今朝、シェイフィナリア法皇院はベルニシェルス教皇6世の世界への声明を発表しました」 - VTR...早朝 法皇院 「全てのナルヴェとの契約者と、ナルヴェの子らにお話したい。私たちの世界の平穏が、脅かされています。善良な民を、油のために犠牲にする、悪魔がいます」 - スタジオ 「教皇はシオンのフェムト侵攻を示唆し、シオン政府の拡張主義を痛烈に非難しました。これを受けてシェイフィナリアと各国のパロンシュレイヒ教徒は、各国政府にシオン打倒を掲げてデモを起こしています」 「次のニュースです。政府は皇立護神軍の空軍機のディルタニア連邦領内の通過と、ディルタニア連邦軍の空中給油機による燃料支援を要請しました。戦術偵察機R/TS-1FS改クロイツプラスを訓練に参加させることを発表しましたが、目的が公表されておらず、おそらくはシオンへの域外派兵に関する作戦への参加を準備する動きと見られています。ディルタニア連邦からはシレフ製の爆弾の対シェイフィナリア輸出が発表されています」 「また、外務卿からの緊急記者会見がある模様です。本日10時のニュースは以上です」 投票結果 3件中 はい (2) 66.6% いいえ (1) 33.3% [コメントを書く] この記事は役に立ちましたか? 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【エーチーム2ちゃんねる】滝田洋二郎監督が嵐・二宮和也と初タッグ 嵐・二宮和也 滝田洋二郎監督と初タッグ 秋元康氏企画映画で 天才料理人役 来年秋公開映画 『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』 滝田洋二郎(エーチーム所属) 人気グループ・嵐の二宮和也が、映画『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』(来年秋公開)に主演し、一度食べた味を完全再現できる絶対味覚を持つ料理人を演じることがわかった。映画『母と暮せば』(2015年)で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した二宮と、映画『おくりびと』(08年)で邦画史上初の米アカデミー賞外国語映画賞を受賞した滝田洋二郎監督が初タッグを組む。 主演:二宮和也(佐々木充役) 本作は、人気料理バラエティー番組『料理の鉄人』を手がけた演出家・田中経一氏のデビュー小説『ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~』(8月5日に文庫化)が原作。作詞家の秋元康氏が企画、映画化し、脚本は『永遠の0』(13年公開)で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した林民夫氏が手がける。 物語は2000年初頭と1930年代、2つの時代を並行して展開。現代パートは、絶対味覚=麒麟の舌を持ちながらも料理への情熱を失ってしまった主人公・佐々木充(二宮)が、関係者たちの証言を集めながら「消えたレシピ」の解明に挑むミステリアスな展開。過去パートは、天皇の料理番としてレシピ作成に人生を捧げた、もう一人の麒麟の舌を持つ料理人・山形直太朗(西島秀俊)と、彼の信念を支え続けた人々の運命を描く。 西島秀俊(山形直太朗役) 滝田監督は、5年ぶりの監督作の主演に二宮を指名。物語の核を担う配役にもこだわりぬき、西島秀俊、宮崎あおい、綾野剛、西畑大吾(関西ジャニーズJr.)、竹野内豊、笈田ヨシらがキャスティングされた。絢爛豪華な料理メニューの映像化と出演者の調理指導は服部幸應氏と服部栄養専門学校が全面バックアップ。今月から10月まで国内での撮影を経て、来年秋の公開を予定している。 主演の二宮は「切る音、焼く音、調理の香り。それが本当に心地よくそのすばらしい香りに集まったこのキャスト。本当にうれしく、感謝とともに現場に入れそうです」と喜びをかみしめ、「とにかく死に物狂いで頑張ります」と言葉に力を込めた。 竹野内豊(三宅太蔵役) ■映画『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』スタッフ/キャスト コメント ▽企画:秋元康氏 天才テレビディレクターの田中経一から小説のゲラが届いた。「初めて書いた小説が幻冬舎から出版されるので、感想を聞かせてください」と電話があった。気が重かったが、一緒に番組を作って来た仲間なので、義理で読み始めたのだが、数ページで引き込まれた。テレビディレクターらしい設定の面白さ、荒唐無稽ではあるが、毎分の視聴率が落ちないストーリーテリング・・・。読み終えた時に、すぐに映画化したいと思った。 ▽監督:滝田洋二郎氏 世界史に名を刻むレシピ作りに挑む料理人と、それを受け継ぐ男の物語を、食感・人寰・スケール感をたっぷりと味わっていただける映画にしたいと思っています。二宮和也さん、西島秀俊さんを始め、多彩な絶対味覚を持つ、若手・老練の皆様と共に、撮影現場で予想もしなかった素敵な瞬間に立ち合えることを楽しみにしております。すばらしい企画・原作・脚本に感謝します。 綾野剛(柳沢健役) ▽主演:二宮和也(佐々木充役) 切る音、焼く音、調理の香り。それが本当に心地よくそのすばらしい香りに集まったこのキャスト。本当にうれしく感謝とともに現場に入れそうです。とにかく死に物狂いで頑張ります。よろしくお願いします! ▽西島秀俊(山形直太朗役) 20代前半、俳優という仕事を始めた頃から憧れていた滝田洋二郎監督とご一緒できるということ、非常にうれしく思っています。そして本当にすばらしい脚本です。時代と人間とが深く描かれています。共演者の皆さんも、ご一緒したいと思い続けていた方ばかりで、とても楽しみです。ひとつひとつのシーンを大切に、精一杯演じたいと思っています。 ▽宮崎あおい(山形千鶴役) 台本をいただき、千鶴という人は優しくも厳しく夫を支える、すてきな女性だと思いました。滝田監督とまたご一緒させていただける時間を大切に、丁寧に演じたいと思っています。 宮崎あおい(山形千鶴役) ▽綾野剛(柳沢健役) 念願の滝田洋二郎監督作品に参加させていただけること、大変光栄です。同時に滝田監督の世界観の一部に関われることに、非常に武者震いしております。そして、二宮さんとの6年ぶりの共演。うれしくてなりません。以前の現場で、二宮さんの姿勢や志に感銘し、体感したのをよく覚えています。麒麟の舌を持った彼らの人間力と再生、そして、唯一無二の温もりを確かに感じ、滝田組、各部署のスタッフ、キャストと共に、表現を諦めず、クランクインまでに柳沢健を生きる心をしっかりと準備させていただきます。 ▽西畑大吾(鎌田正太郎役) この作品に出演させていただくことを初めて聞いた時、すごくうれしかったと同時にパニックでした。僕が憧れている事務所の先輩・二宮くんが主演される映画に携わることができて夢のようで、とても光栄です。出演されるキャストの方も豪華な方ばかりで緊張していますが、西畑大吾らしく鎌田正太郎を作り上げることができればと思います。 笈田ヨシ(楊晴明役) ▽竹野内豊(三宅太蔵役) 二宮和也さんはじめ、すばらしい出演者の皆様、そして滝田洋二郎監督とご一緒させていただくことになり、大変光栄に思っています。1930年代の満州。その時、その時代に生きた人々の思想や生活習慣、所作、着る物など細部に至るまで徹底的に時代考査される滝田組の撮影初日を今から心待ちにしております。 ▽笈田ヨシ(楊晴明役) 6年前の『最後の忠臣蔵』以来、また日本のスタッフ、キャストの方と日本語で仕事ができるのを楽しみにしております。この映画は料理の話ですので、映画を料理に例え申しますと、監督が料理人で、俳優はその食材だと思っております。食材が悪ければ、名料理人がいくら頑張ってもおいしい料理は作れません。ですから私も良い食材の一かけらでいられるように努力するつもりです。大した食材ではありませんが、83年かけて作った「古漬け」の味を楽しんでいただけることを願っております。 原作は田中経一氏のデビュー小説 『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』 ⇒ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~ - 映画・映像|東宝WEB SITE ⇒嵐・二宮和也、滝田洋二郎監督と初タッグ 秋元康氏企画映画で天才料理人役 | ORICON STYLE ⇒二宮和也「ラストレシピ」主演で滝田洋二郎監督と初タッグ!西島、宮崎、綾野、竹野内ら主演級ずらり 映画ニュース - 映画.com ⇒二宮和也と滝田洋二郎監督が映画初タッグ!共演に西島・綾野・宮崎・竹野内ら | シネマズ by 松竹 ⇒嵐の二宮和也、秋元氏の企画映画で天才料理人!滝田洋二郎監督と日米アカデミー賞タッグ! スポーツ報知 ⇒【映画】二宮和也「ラストレシピ」主演で滝田洋二郎監督と初タッグ!西島、宮崎、綾野、竹野内ら主演級ずらり - 2NN 2ちゃんねるニュース速報+ナビ ⇒【エーチーム噂】滝田洋二郎監督が嵐・二宮和也と初タッグ|エーチームオーディションに関するあれこれ ⇒エーチーム/エーライツ/エープラス @ wiki - 【エーチーム評判】滝田洋二郎監督が嵐・二宮和也と初タッグ ⇒滝田洋二郎 | A-Team.Inc(エーチーム) ⇒エーチームグループオーディション|所属タレント|滝田洋二郎 ⇒エー・チームとは - はてなキーワード ⇒滝田洋二郎とは - はてなキーワード 滝田洋二郎(エーチーム所属) おくりびと エーチーム エーチーム 評判 エーチーム2ちゃんねる エーチームって エーチーム事務所評判 エーチーム噂 ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~ 滝田洋二郎 米アカデミー賞外国語映画賞