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「ふたば系ゆっくりいじめ 188 ユグルイ その5/コメントログ」
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「ふたば系ゆっくりいじめ 159 ユグルイ その1/コメントログ」 いや、細かくて面白味がありますぜ! 作者さん もみもみ(*´∀`*) -- 2012-05-25 02 50 30 とってもおもしろかったです! 設定は無駄どころか、とてもわかりやすかったです♪ ゆっくりできました!! -- 2013-10-05 09 12 03
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「ふたば系ゆっくりいじめ 450 ユグルイ その7/コメントログ」 第二部はよ -- 2013-06-25 01 54 27
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※俺設定 ※ユグルイシリーズだよ。 ※前回、間違って、第二部 完とか書いたけど、 間違えたよ!!! ※運命の輪じゃないよ!!! ※ゆっくり理解してね!!! ※人間さんがゆっくり出来ないよ!!!! ※某絵師さんのある設定をパクってます それでもいい人は読んでください。 第2部 ゆっくり殺シアム編 ユグルイ その9 ゆっくり道は死狂ひなり。一匹の殺害を数十人して仕かぬるもの。 (ゆっくり道は死に狂いである。一匹を殺すのに数十人がかりでかなわないこともある。) 暗い部屋の一角・・・ 『れいむ・・・』 師範代はれいむの名を静かに呼んだ。 ゆっくり殺シアムの控え室、電気もつけず、師範代がれいむを介抱していた。 「し・・・はんだ・・・い・・・」 れいむは重症だった。 髪の毛は、ほとんど抜けて、髪の毛の代わりに赤いハゲ饅頭の姿をしており、 体中の餡子は真っ赤な香辛料になり、皮には大きなミミズ腫れが出来ていた。 左目は陥没しており、恐らく視力はないかもしれない。 前歯という前歯はすべて折られている。 時折、ビクッ!!!ビクッ!!!とれいむの意思に反して、痙攣を起こしている。 このまま、放っておいたら、間違いなく中枢餡にもダメージを受け、 衰弱死してしまうだろう。 だから、師範代は、空道鬼意山かられいむを受け取ったあと、すぐに控え室に戻り、 れいむの体にオレンジジュースをかけた。 まだ治りそうにもないが、話が出来る程度には回復したようだ。 だが、まだ予断を許さない状態である。 今のオレンジジュースだけでは、体の餡子の辛味成分は若干薄まって、 ほんの少しだけ餡子に中和できた程度。 依然、重症であることには変わりはない。 『何も言うな。今はゆっくり休め。』 師範代は、れいむを気遣った。 普段の師範代ではあり得ないことだった。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「ゆんやぁっぁぁぁああ!!!ゆっくりできないいぃいぃいいぃ!!!!」 『当たり前だ。ゆっくりさせるつもりはない!!!』 パチッ!!! 師範代はれいむの顔に平手打ちをする。 「どぼぢでごんなごどずるのぉぉぉおぉぉおおお!!!!」 『何度言えばわかる。素振りを1日100万本しないとメシ抜きだと言っただろう。』 師範代は少々呆れた顔でれいむを見つめる。 「もうたくさんしたよ!!!ゆっくりりかいしてね!!!」 『まだ3本しか振ってないじゃないか。あと残り999997本!!!』 「もういやぁぁぁぁぁああ!!!おうちがえるぅううぅうう!!!」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「こんなのできるはずないでしょぉぉぉぉおぉおおおぉお!!!」 『知っている。だから、出来るようになれと言っているのだ。』 「だからできるはずないでしょぉぉぉおお!!!ばかなのぉぉお?しぬのぉぉお?」 ドガッ!!! 師範代の拳がれいむの顔に突き刺さる。 「ゆべぇっぇえ!!!」 餡子を吐き出しながら、苦しそうな声をあげるれいむ。 『そろそろ、目上の者に対する言葉遣いを覚えろ。』 「ごべん・・・な・・・じゃい・・・・」 『明日までに、この箸で蝿を生きたまま挟め。出来なかったら・・・わかるよな?』 「ゆひぃいぃいいいぃいいいい!!!!」 しーしを漏らすれいむ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「しはんだい!!!はえさんをつかまえたよ!!!」 『当然・・・生きたまま・・・箸で摘まんだよな?』 「ゆっ!?」 れいむの目が点になる。 ボガッ!!! れいむ左頬を師範代の蹴りが当たる。 「ゆごぉ!!!!」 毒々しいねずみ色に腫れるれいむの頬。 『でも・・・まあ・・・捕まえることができたみたいだな・・・潰れてるけど・・・』 「でぃ・・・ぶ・・・えら・・・いでしょ・・・」 バチィィインン!!! れいむの右頬に師範代の平手打ちが炸裂した。 「ゆぴぃいぃいいぃいいい!!!」 『私の言った事を覚えていないのか?どこまで餡子脳なんだ? よろしい!!!今日の稽古はツチモグラだ!!!』 「ゆんやぁぁぁっぁぁぁぁ!!つちもぐらいやぁぁぁぁっぁぁあ!!!!」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ コツ!!!コツ!!! 「ゆん!!ゆん!!!」 竹林に篭り、竹に向かって、カッターナイフを何度も叩きつけるれいむ。 「たけさん!!!ゆっくりきれてね!!!ゆっくりたおれてね!!!」 コツ!!コツ!!! 竹にカッターが当たる音だけで、傷一つ付けていない。 『見本でも見せてやるか・・・』 人差し指と中指の間に、カッターナイフを挟んだ師範代。 ヒュン!!! 風を切る音がした後・・・・ ズズズズズ・・・ドォォオンン!!! 斜めに切り口の入った竹が音を立てて倒れた。 「しはんだい!!!すごいね!!!どうしたらそんなことできるの!!!」 目をキラキラとさせて、師範代を尊敬の眼差しで見つめるれいむ。 『修行次第・・・かな・・・』 と、答えると・・・ バチィイイイィイイン!!! れいむの額にデコピンをした。 「ゆぴいぃいいいいぃいいいぃいいい!!!!」 額をお下げで押さえながら、転げまわるれいむ。 『ほら、無駄口叩いてないで、さっさと稽古に励め!!!』 「ゆんやぁぁぁっぁああああ!!!ゆっぐりざぜでぇっぇぇぇぇえええ!!!!」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ れいむは薄れ行く意識の中、ゆっくり道を学んでからのつらい日々を思い出していた。 こんなに一生懸命に修行に励んで、出来なかったことが出来るようになり、 様々な技を習得して、様々な痛みに耐えられるようになり、様々なつらいことに耐えてきたのに・・・ 結局、いつものように、虐待されて終わり。 あれだけ、れいむは強い!!!れいむは出来る!!!と鼓舞して、臨んでいったのに・・・ 無様にも戦いの最中、痛いだの辛いだのと叫びまくり、その上、武器まで放して、攻撃を拒絶するかのように、 お下げをピコピコと震わせて、見方によってはその時点で、敗北宣言をしたようなもの。 しまいには、呂律が回らなくなり、ぱぴぷぺぽを連発する。 こんなに頑張ってきたのに・・・ どぼぢでごんなごどに・・・・ れいむのゆん生はどぼぢでごんなにづらいごとが多いの・・・ れいむ・・・もう・・・ゆっくり・・・したいよ・・・ れいむの右目からは一滴の涙が零れ落ちた。 『れいむ・・・よくやった・・・お前は本当によくやった・・・』 すでに、意識を失っているれいむを見ると、そう呟いた師範代。 師範代もまた、思い出していた。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「ゆっくり殺シアムに出るメンバーはこいつらね。」 高弟ありすが紙に出場者をリストアップしていた。 高弟ありすを筆頭に、ドスまりさ、でいぶ体系のれいむ、いつの頃からか現れたまりさ。 その末席に飾りのないれいむも入っていた。 『れいむは、他のメンバーに比べて、若干見劣りするが、いい機会だ。』 師範代は、飾りのないれいむに自信をつけさせたくて、まだまだ未熟と知りつつ、 メンバーの中に入れていた。 「この子はまだ早いような気もするけど、まあいいわ。この虐待鬼意山と戦わせましょ。 それだと互角の勝負になるでしょうから・・・」 ありすは、飾りのないれいむを対戦相手の虐待鬼意山の中でも一番弱いヤツと戦わせようとした。 「マテ・・・」 ゆがんが師範代と高弟ありすを見つけている。 「ソヤツノアイテハ・・・・」 ゆがんが、空道鬼意山の写真を二人の前に投げた。 『先生・・・いくらなんでも無謀じゃないですか?』 師範代は困り果てた顔をしていた。 「先生。お言葉ですが・・・こいつは私ならともかく、他のゆっくりで勝てる可能性は0です。 まして・・・あの飾りのないれいむなら・・・殺し合いにもならぬ片殺しに・・・ ゆっくり道の恥を晒すおつもりですか?」 高弟ありすも、ゆがんを諌めようとする。 「ダマレ・・・」 ゆがんが二人を睨み付ける。 「コノテイドノアイテヲコロセヌユックリナド・・・ユギャクサレテ・・・トウゼン・・・」 ゆがんの低い声が鳴り響いた。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 『先生は・・・なぜ・・・れいむに絶対に勝てない相手と戦わせたのだ・・・』 師範代たちは、わかっていた。 れいむがどんなに意気込んで、闘いに臨んだところで、 実力差が違いすぎることを。 れいむは、勝つつもりでいたのだろうが、 負けることは、確定された結末であった。 「ゆびぃいいぃいいぃいい!!!!」 ゆっくり殺シアムでは、第2試合の真っ最中であった。 「いじゃいぃいぃいいぃいいぃいいい!!!どぼぢでごんなごどずるのぉおおぉおぉおぉお!!!!」 でいぶ体型のれいむが、ケツをブルンブルンと振り、痛がっている。 『ヒャッハー!!!虐待だぁぁあ!!!』 『やれぇぇぇ!!!もっとやれぇっぇええ!!!』 『あのムカつくでいぶをブチ殺せぇぇぇぇえ!!!』 『鬼意山!!!!鬼意山!!!!鬼意山!!!!』 『鬼意山!!!!鬼意山!!!!鬼意山!!!!』 『鬼意山!!!!鬼意山!!!!鬼意山!!!!』 『鬼意山!!!!鬼意山!!!!鬼意山!!!!』 『鬼意山!!!!鬼意山!!!!鬼意山!!!!』 『鬼意山!!!!鬼意山!!!!鬼意山!!!!』 『鬼意山!!!!鬼意山!!!!鬼意山!!!!』 前の試合で、れいむが無惨にゆ虐されたため、観客の人間たちのクライマックスのまま、 第2試合を迎えて、虐待鬼意山たちが三度のメシより大好きなでいぶのゆ虐を見ると、 人間たちは半狂乱の状態になっていた。 『オレもう我慢出来ねぇぇぇっぇええ!!!』 『オレもだ!!!!』 『よぉぉしぃい!!!いくぞおめえぇぇら!!!』 『『『『『ヒャッハー!!!虐待だぁぁぁぁぁぁ!!!!』』』』』 観客席の人間たちが、同じく観客席にいるゆっくりたちを襲撃し始めた。 「やめちぇぇぇぇっぇええ!!!れいみゅたちはかんきゃきゅだよぉぉぉお!!!」 「ゆんやぁぁぁぁぁ!!!どぼぢでごんなごどずるのぉおぉおぉお!!!!」 「ばでぃざじにだぐないよぉおぉおぉお!!!だずげでっぇぇえええ!!!」 「いながものぉぉおおぉ!!!!ぎゃぐだいずるならぁぁぁぁあ!!!ありずばやめでねぇぇっぇええ!!!」 「むぎゅううううう!!!!にんげんざんばぁっぁあぁあ!!!!どぼぢでばじゅりーだじをおぞうのおぉおぉ!!!」 それぞれ、悲鳴を上げて逃げ惑うゆっくりたち。 「いじゃいいいいぃいいぃいい!!!!」 「あじゅぃいいいいいぃいいいぃ!!!!」 「ゆびいいぃいいいいぃい!!!!」 「ゆべぇっぇ!!!!」 「ゆぼおぉおぉお!!!」 「もっちょ・・・ゆっくち・・・しちゃ・・・」 観客席のゆっくりたちは、地獄の釜の底にいるかのような状態であった。 辺り一面、黒・黄・白の艶やかなゆっくりの中身が疎らに飛び散っていた。 「ゆびぃいいぃいいっぃい!!!!いじゃいぃいいぃいい!!!」 「どぼぢでごんなごどずるのぉおぉおぉおぉおぉ!!!!」 ドゴォ!!!! 「ゆげぇっぇぇ!!!!!!」 対戦相手の虐待鬼意山の前蹴りがクリーンヒットする。 殺シアムの中央にいるでいぶ体系のれいむもまた、苦しそうな声を上げていた。 「くちほどにもないな・・・」 まりさは、キリッとした眼差しで、でいぶ体系のれいむを見下していた。 「まだ、あのれいむのほうが・・・せんしとしての・・・ほこりがあった・・・」 まりさは、でいぶ体系のれいむを汚い何かにしか見えなかった。 「ただ、さけんでいるだけのくそまんじゅうが・・・」 奥歯を噛み締めて、悔しそうに見つめるまりさ。 「あらあら、お怒りね。何がそんなに腹立たしいのかしら?」 ありすがニコニコとした笑顔でまりさに話しかける。 「あのくそまんじゅうは、れいむのことをばかにしてたが・・・なんだあのざまは・・・」 まりさは呆れながら、ありすに返した。 「ああ・・・あれね・・・あれはあれでいいのよ・・・」 ありすは、無表情で答えた。 「どこからどう見てもでいぶの圧勝じゃない!!!」 ありすが信じられないことを言った。 「もうやだぁぁぁぁぁあ!!!おうちがえるぅうううぅううぅ!!!」 体中から体液をブチ撒き、薄汚れた体をブルンブルンを震わせて、 叫びまくるでいぶ体型のれいむ。 『クソがぁぁぁぁぁあ!!!!しねぇぇっぇぇぇぇぇぇぇええええ!!!』 虐待鬼意山の目の色が変わった。 瞳の部分がなくなり、白目しかない状態になり、 神速の拳を連打する。 『ゆ虐百烈拳っ!!!!!!!!!!』 ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!! ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!! ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!! ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!! ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!! ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!! ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!! ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!! ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!! ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!! ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!! ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!! 「ゆぶっ!?ゆぶっ!!!ゆぶぶぅべぇ!!!ゆぼぉ!!ゆべぇ!!!ゆびぃ!!!!」 「きまったな・・・くそまんじゅうのまけだ・・・」 溜め息交じりのまりさ。 「いいえ・・・でいぶの勝ちよ!!!」 口を三日月状にして笑うありす。 「ゆばぼぉぉおあおあおあおあおあおあぁおああおおあおあああ!!!!」 前回のれいむ同様、殴られた勢いで、宙を舞うでいぶ体型のれいむ。 顔中無数の痣だらけである。 リボンがなければ、もうれいむであることすらわからないくらいの 原型を留めないほどである。 「ゆぅ・・・~・・・おしょら・・・を・・・・」 苦しそうな声を上げ、無重力状態になった時、ゆっくりが無条件に発するあの言葉を、 発するでいぶ体型のれいむ。 『ハァ・・・ハァ・・・これでやったろ・・・』 ドテッ!!! れいむが地面に叩き付けられる。 「ゆげぇえええぇぇ!!!」 くの字に曲がったれいむの体は、不安定なまま地面に叩きつけられる。 叩きつけられた衝撃からか、れいむのあにゃるから、うんうんが漏れ、 それが丁度、れいむの口に入った。 「ゆべっぇぇぇぇえ!!!ぐぢゃいぃいぃいい!!!うんうんざんんん!!!あっぢにいっでねぇぇええええ!!!」 ゆんやぁああと、叫び声を上げ、転げ回るれいむ。 『うわぁぁぁ!!アイツばかだぜwwww!!!』 『自分のうんうんを自分で食ってらww!!!』 『超受けるwwww!!!うんうんさんあっちにいってねだってwwww!!!』 大爆笑する人間の観客たち。 それに引き換え、ドン引きするまりさ。 「どう・・・いう・・・こと・・・なんだ・・・ぜ?」 目が点になったまま、固まったまりさ。 「あのでいぶは・・・たふれいむなのよ・・・」 れいむは笑いながら話った。 たふれいむ。 体の構成のほとんどが、小麦粉と餡子というゆっくりは、 自然界最弱である。 脆く柔らかく燃え易いその体は、生まれてきた事すら哀れである。 しかし、そんなゆっくりにも突然変異はいる。 それがたふれいむ。 脆く柔らかく燃え易いその貧弱な体は、決して壊れることのない最強の体である。 が、所詮はゆっくり。 防御力が長けていても、痛みに対する耐久性は他のゆっくりとは何一つ変わらない。 むしろ、普通のゆっくりが味わうゆ虐地獄を永遠に繰り返せる最高級の壊れない玩具であろう。 虐待鬼意山であれば。 しかし・・・。 このれいむは違った。 「ゆっ?おにいさん!!!まだいたの!?そんなにれいむがかわいいの?」 『何が可愛いだっ!!!!』 額に血管を浮かび出すほど、怒り来るっている虐待鬼意山。 それもそのはず。 先ほどのゆ虐百烈拳で10分以上、このれいむを殴り続けているのに、 全くと言っていいほど、弱らないし、口から餡子も吐き出さない。 その代わり、元気よく痛みを叫んだり、ムカつく挑発ばかりしてくる。 「ゆふん!!!れいむのびぼうにしこってもいいのよ!!!!」 うんうんが周りにこびり付いたあにゃるをブルンと震わせて、 虐待鬼意山を誘っているれいむ。 『殺すっ!!!!絶対殺すっ!!!!』 ズン!!!! 鬼意山の爪先がれいむのあにゃるに突き刺さる。 「ゆぶぅ!!!!!」 目玉を半分くらい飛び出し、苦しみ悶えるれいむ。 しかし・・・ 「んほっ!!んんほほぉおおおぉおおぉおぉ!!!!もっとたたいてぇぇぇぇえ!!!!」 何か悦んでいるれいむ。 顔を真っ赤に染め上げて、気持ち悪い。 『ウォラぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!』 上から振り下ろすかのようなハンマーパンチをれいむの顔面に食らわせる。 「ゆぼぉあ!!!!」 れいむの頭を叩き潰すかのように叩いた結果、顔の形が変形したが・・・ 「う・・・ば・・・れるっ!!!でいぶのうんうんざん!!!うばっれる!!!!」 ブツブツブツブブブブブ!!!! あにゃるから大量のうんうんが出てきた。 「うんうんざんんん!!!れいむのがわいいうんうんざんんん!!!」 涙を浮かべながら、喜ぶれいむ。 「グォラァァァァァァl!!!!!!」 自分の虐待が何も聞いていないことに腹を立てる虐待鬼意山。 れいむの髪を掴み、勢い任せにブン投げる。 「おしょらを・・・うんうんざんんゆっぐりじでいっで・・・・とんじぇる・・・」 空を飛んでるという台詞とうんうんに挨拶をしている台詞が一緒になっている。 「うんうんざんんんん!!!ゆっぐりじで・・・・ぐじゃいぃいいいぃいいぃ!!!!」 撒き散ったうんうんが、しゃべっているれいむの口に入って、苦そうな顔をする。 それを見て、大爆笑する人間の観客たち。 しかし、闘っている虐待鬼意山の怒りは頂点に達していた。 バカなっ!!! 常識的に考えてっ!!! ありえないっ!!!決してあり得ないっ!!! こんなにボコボコにしてるのにぃ!!!! なぜ死なない!!!なぜなんだ!!! 様々な思惑が頭を交錯し、すでに限界であった。 れいむは地面に叩きつけられた後、再び、何事もなかったかのように、 立ち上がり・・・ 「きらっ!!!かわいくてごめんねっ!!!!」 ウィンクをしながら、お下げの毛先を三方向に分けて、 気色の悪いキメ顔であった。 Shit!!! もう我慢ならねぇ!!!! コイツだけは殺すっ!!! 絶対に殺すっ!!!殺すっ!!!! 殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!! 殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!! 殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!! 虐待鬼意山の表情は、すでに虐待という域から超えていた。 それは・・・鬼、修羅、物の怪の類。 人ではなかった。 憎しみの塊であった。 その表情からは筋肉の全身系がゆっくりとは全く別次元に活躍しており、 その表情だけで、ゆっくりどころか人間すら殺せるのではないのか・・・ そんな呪詛が混じっているかのようだった。 最初は、笑っていた観客たちだが、 その虐待鬼意山の表情を見て、みな、退いてしまったのだ。 その必死な表情に・・・。 殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!! 殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!! 殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!! 殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!! 虐待鬼意山の憎しみが限界を超えた時・・・ プチィ!!!! 虐待鬼意山はその場に倒れこんだ・・・。 「どういうこと・・・なんだ・・・」 不思議そうに人間を見つめるまりさ。 「怒りのあまり、脳の血管が切れた・・・と言ったら・・・信じる?」 不敵な笑みを浮かべるありす。 ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・ 観客の人間たちも一体何が起きたのか、 さっぱりわからなかった。 優勢だった虐待鬼意山が、なぜか物凄い形相になり、 倒れこんだのだ・・・。 あまりの出来事に、理解できる者たちはいなかった。 「ゆふん!!!!れいむはつよんだよ!!!ゆっくりりかいしてね!!! あとあまあまさんちょうだいね!!! あとうんうんさんがでるよ!!!! すーぱーうんうんたいむぅうぅう!!! はじまるよぉぉおおおおぉおおおぉお!!! んんほほぉおぉぉぉおおおおおお!!! ちゅっきっりぃいいぃいいぃいい!!!!!!!」 何かしてやったりというしたり顔のでいぶ体型のれいむが、 ふてぶてしい態度で、うんうんを山盛りで出していた。 続く。 あとがき たふれいむをパクってすみませんでした。 あと、人間さんをゆっくりさせなくさせて、 すみませんでした。 しばらく、こういう感じです。 ゆっくりがボコボコにされるのが見たい方は、 面白くないと思いますが、 私の自慰に付き合って頂けたら嬉しいです。 ゆっくりが超絶フルボッコにされるストーリーは、 しばらく先です。 追伸 WIKIで『飾りの価値は 承』の絵が絵師さん (M1あきさんでしたっけ?違ったら、すみません)によって、 書かれているを見て、感激しました。 絵師さ、誠に有難うございました!!! 個人的には、いつか誰かに自分の書いたSSを基に、 絵を描いてほしいなぁ~って思っていて、 さすがに、それを口に出しちゃうと、 帰れとか言われそうで、我慢してたから、 見つけた時には、嬉しかったです。 さすがに、ユグルイは大衆受けする作品じゃないけど、 まあ、『飾りの価値は』はれいむの過去なんですけど、 絵師さんに、「おっ!この描写を絵にしたい!!!」っていう描写を、 頑張って考えて行きます。 自分で描けっていわれそうですが、 今までイラストなんて、一度も書いたこともない、 素人なんで、描けるとも思ってませんのでwwww 他の作品 ユグルイシリーズ 他、短編 挿絵:ケツあき 挿絵:ケツあき
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ユグルイ その6 20KB ※俺設定 ※東方オリジナルの設定をほとんど無視します ※某マンガのパクリ ※基本的には、長編になりそうなので、 数回に分けて、UPします。 ※人間が出ます ※人間がゆっくりに仕えています ※人間が非常に強すぎます 基本的には、原作無視です ※段々、シ○グイと離れてきた ※作者は低学歴なので、日本語がおかしいです ゆとり乙と罵ってください ※出張が長くて、続編書けませんでした。 ※このくそどれい!!!はやくあまあまさんをもってこい!!!! それでもいい人は読んでください。 ユグルイ その6 ゆっくり道は死狂ひなり。一匹の殺害を数十人して仕かぬるもの。 (ゆっくり道は死に狂いである。一匹を殺すのに数十人がかりでかなわないこともある。) ある夜。 「そろーりそろーり」 「そろーりそろーり」 れいむとまりさが、部屋を出ていき、人影がない場所へ二匹で向かった。 丁度、庭にある木の下に着いたれいむとまりさ。 「ゆっくりついたね!!!まりさ」 「ゆっくりついたんだぜ!!!れいむ」 二人は見つめ合い、微笑む。 「ゆぅ・・・。おちびちゃんたち・・・。 しんじゃったよ・・・。 れいむのかわいいおちびちゃんたち・・・。」 どうやら、連日の過酷な稽古で自分たちの子供を失ったようだ。 「しかたがないんだぜ・・・。 でも!!!またおちびちゃんはつくればいいんだぜ!!!」 と、楽観的なまりさ。 「そんなことできるわけないでしょ!!! こんなところでおちびちゃんをつくっちゃったら・・・ またおちびちゃんたちがころされちゃうでしょ!!! どうしてそんなことがわからないの!!! ばかなの!!!!しぬの!!!」 と、意外にゆっくりにしては客観的なれいむ。 「そんなことしらないのぜ!!! まりさはれいむとすっきりしたのぜ!!! おちびちゃんをつくらないようにすっきりすればいいのぜ!!!」 実は、ただ単にすっきりしたかっただけのまりさ。 「ゆぅ・・・。じゃあおくちでしてあげるよ・・・。 それなら、あかちゃんもできないよね・・・。」 色目を使い、まりさを妖しく見つめるれいむ。 「ちゅ~ぱちゅ~ぱ、ちゅ~ぱちゅ~ぱ」 れいむはまりさのぺにぺにを、音を立てながら舐めた。 「ぬふぅ~」 れいむの口淫に気持ちよさを感じ、顔を赤らめながら、 思わず声が漏れるまりさ。 ゆっくり道を学ぶゆっくりたちが時折、 このような逢引にふけるのを、見て見ぬふりをする情けがゆっくり道の高弟たちにも存在した・・・。 と、思われたが、もちろんそんなことはなかった。 何者かがれいむの背後に忍び寄る。 れいむのあにゃるに後ろから何を入れられ・・・。 「ちゅ~ぱちゅ~ぱ、ぢゅっばっ!?」 次の瞬間。 バァアアンン!!! れいむの体はあたり一面に四散した。 惚悦の彼方にいたまりさは、れいむの体が爆発した瞬間、 ありすらしきゆっくりの影を見た。 そこから何か液体のようなモノが向かってきて・・・。 まりさの見た最期の光景だった。 顔面が破裂しているまりさの頭上から、 茎が生え、赤まりさが3匹なっていた。 スヤスヤと眠る赤まりさたちを、高弟のありすは見つめた後、 無表情で舌で刈り取り、満月に向かって・・・。 ブゥゥウゥウ!!! 黒い霧を発射した。 このありすから逃れる術など一切あるはずもなかった・・・・。 次の日・・・。 飾りのないれいむは疲れていた。 ここにいるゆっくり全員が疲れていた。 過酷な修行? ここ数週間は彼らは肉体的には過酷な修行を一切受けてはいない。 ツチモグラを始めてから。 いや、正確には、ツチモグラを受けていないまだゆっくりたちは、疲れ切っていた・・・。 「・・・ゆぅ・・・。」 誰かがため息をついた。 ゆっくり出来ないその状況に耐え切れなくなったのだろうか。 「どぼぢで・・・こんな・・・めに・・・」 いつもなら、ゆっくり視点で物事を見れば、考えられない事態に対して、 「どぼぢで」と濁音混じりで醜い声で絶叫するゆっくりたち。 過酷な修行のせいか、肉体的にも精神的にも擦り減り、叫ぶ体力や気力が完全に削がれているのである。 『さぁ~て、今日もツチモグラ、始めるぞ。』 師範代と言われる人間が、そう言いながら部屋に入ってきた。 いつものことである。 「「「「!?」」」」 あるゆっくりは、体を小刻みに震わせて発情するが、その表情には恐怖の色が見え隠れする。 あるゆっくりは、目尻のしわが幾千にも重なるほど瞼を力の限り閉じる。 あるゆっくりは、ガクガクと歯軋りを繰り返し、歯が擦り減り、ヒビが入る。 あるゆっくりは、力みすぎて、しーしーとうんうんを漏らす。 みな多様な反応だが、心の中ではみな同じことを考えている。 自分以外の誰でもいい。 早く人間は自分以外の誰かを連れて行ってほしい。 そして、人間は早くこの部屋から出て行ってほしい。 おかしな話である。 ゆっくりと言えば・・・。 「ここはれいむのゆっくりぷれいすだよ!ゆっくりできないにんげんさんはでていってね!」 とか、心に思っていることを何も考えず、空気を読まず、その後に起きるだろう虐待を予期せずに、 感情のままにしゃべる生物(なまもの)である。 そんなゆっくりの本能を明らかに凌駕するモノ。 ツチモグラの存在。 ツチモグラとは何か・・・。 実はここにいるゆっくりたちは何も知らないのである。 何も知らないのだが、絶対にゆっくり出来るものではない。 それだけは確実に知っている。 否っ!!! 知らされているのだ。 『じゃあ、今日はまりさだ。』 と、まりさを両手に抱えた師範代。 選ばれたまりさは無言だった。 いつもなら・・・。 「ゆんやぁぁっぁあああ!!!!ばでぃざじにだぐないぃいい!!! おべばいじばずぅうう!!!!ばでぃざをだずげでぐだざいぃいい!!!」 と無様に涙、涎、汗、しーしーを撒き散らし、 ケツをブリンブリンと震わせて、見栄もプライドも捨てて、 無様に命乞いをするゆっくり。 しかし、このまりさはそれをしなかった。 ただ静かに目を閉じて、一滴の涙が床に落ちた。 「もっと・・・ゆっくり・・・したかった・・・」 師範代とまりさが部屋から出て行った後、 ゆっくりたちは安堵するように思われるだろう。 「ゆっ!きょうはゆっくりできるよ!!!♪ゆゆゆのゆ~」 と、呑気なことをいうゆっくりを想像できるはずだ。 危険は去った。とりあえず、今日はゆっくり出来る。 それがゆっくり特有のポジティブな思考。 だが、ここにいるゆっくりたちは、そんな風には思わない。 むしろ、逆。 明日もゆっくり出来ないこの瞬間が来ることを知っている。 いや・・・。 これからが本当の恐怖。 れいむは、おさげで耳を塞ぐ。 まりさやちぇん、ぱちゅりーは、深々と帽子を被り、耳を隠す。 唯一、ありすは自身で耳を塞げないため、 「ゆぁぁぁぁああ!!!!ゆぁぁぁあ!!!!」 泣き叫び、ケツをプリンプリンと振り続ける。 中には自身のペニペニで右耳、舌で左耳と、両耳を塞ぐ強者のありすもしたが、 その不自然な体勢から、体に無理があったのだろう、 折れ曲がった腹部からカスタードが漏れる者もいた。 しかし、それでもなお、痛みに耐えて、塞ぎ続けようとする。 みなに言えること。 それはみな体が震えている。 自分の意思で体が震えているのではない。 恐怖によって、体が震わされているのだ。 そう・・・。 この声によって・・・。 「ゆディフォアうjckjhんぢhfsんhmsyfんvgmちうsんf!!!!!」 「ゆふいcyにくmんbdvyんcgdhヴぃmfhんmぎvんthmcヴぃふ!!!!!」 「ゆdyるゆいvvbtcsにぃんvcmヴyrんtmvんmtcyんtヴぃmぐc!!!!」 「ゆfyrついおんkjふぇんりrちぃこふぇcvmjふぉちぇcmtymvんt!!!!」 「ゆおい風呂言うvにゅもん7bm9v879んfc78w3pmf89vmtgvjt!!!」 さきほどのまりさが発している声である。 この声から察するに・・・。 相当の痛みを感じているようである。 一体、何を受けたらこんな声が出るのであろう。 この声を聞く度に、ここにいるゆっくりたちは、 餡子に刻みつくのである。 明日、選ばれてしまったら・・・。 この声を発するのは自分・・・。 その恐怖が、ゆっくりの明日のゆっくりより、今日ゆっくりするという本能を凌駕したのである。 その声が聞こえなくなった時・・・。 部屋中にいるゆっくりというゆっくりが、みな一様にして、 うんうんとしーしーを大量に漏らしているのである。 その量は日に日に増して増えるばかり。 そのため、ここにいるゆっくりたちのほとんどが、 痩せこけているのである。 この後、1日1回のゆっくりフーズが部屋にばらまられるが、 手をつけられるゆっくりは数えるくらいしかいなかった。 ほとんどのゆっくりが精神的ショックのあまり、 喉に何も通らないのである。 ゆっくりにあるまじき行為。 浅ましく食を求めるのがゆっくり。 どんな時でもどんな場所でもどんな状態でも食を求める。 その本能というか餡子に染み付いた性質をも超えるストレス。 それほど、このツチモグラへの恐怖は絶大なのである。 その後、師範代ではない人間が、部屋に入り、 餓死しているゆっくりや、ツチモグラを受けているゆっくりの叫び声を聞こえないようにと、 無理な体勢で耳を塞いだ結果、傷ついて今にも死にそうなゆっくり、 「ぱぴぷぺぽぽぽおおおおお!!!!」 と、目が虚ろになり、意味の分からない言葉を発している精神が壊れたゆっくりを、 次々に回収していく。 普段なら、 「くそどれい!!!こんなゆっくりできないところからまりさをだすんだぜ!!!」 「はやくあまあまさんをもってこい!!!」 「このいなかもの!!!とはいはなありすをおうちにかえしなさい!!」 などと言ってくるであろうが、それも言わない。 ただただ、この人間と目が合わないようにするのである。 目が合えば・・・。 もしかしたら、連れられるかもしれない・・・。 連れられる先は・・・。恐らく・・・。 この人間は、 手当てとかしてくれるんだろう。 こんなゆっくり出来ないところから逃がしてくれるんだろう。 そんな風に思うことすら・・・。 ここにいるゆっくりたちは・・・。 バカらしいと思い出したのである。 ここに来て・・・。やっと、というところかもしれないが・・・。 それほどまでに、限界に追い詰められているのである。 飾りのないれいむは・・・。 すでに限界を超えていた。 もう・・・。だめだ・・・。 これならば・・・。いっそのこと・・・。 死んだ方がマシだ・・・。 じゃあ・・・。 そんな悲壮感漂うことを考えるようになってきた。 れいむはつい口ずさむ・・・。 「もう・・・ゆっくり・・・したい・・・ずっと・・・」 その夜。 れいむは部屋を抜け出した。 逃げるために・・・。 はっきり言って、逃げられるなんて考えていなかった。 むしろその逆。 逃げ出して、殺されたかった。 待っていたら確実に来る死。 しかし、それがいつ来るか分からない。 その恐怖に怯えるくらいなら、自分で死ぬ時を選ぶ。 そう思ったのであろう・・・。 逃げ出したゆっくりの末路を知らないわけではない。 「こんなゆっくりできないばしょからにげるよ!!!おちびちゃんたちぃ!!」 「ゆっくちちないではやきゅかえりゅよぉ!!!」 「れいみゅはおうちにかえりゅよぉおお!!!」 そんなことを言っていたれいむ親子が、 逃げ出した次の日、見るも無惨な姿になって帰ってきた。 ゆっくりとはかけ離れた容姿。 恐らく痛いだろう。苦しいだろう。 だけど、少なくても今の状態より確実に死に近づく。 ここにいれば、自身の体が弱るのを待つしかない。 そんなにゆっくりは待てない。 れいむは今すぐに死にたい。 死んでゆっくりしたい。 ゆっくりするんじゃなくて、早く死にたい。 本来、ゆっくりに自殺という概念はない。 明日のゆっくりより、今日のゆっくりというその性質上、 今の苦しいことから逃げるため、自ら死を選ぶなんていうことはまずないのだ。 よく見る光景だが、 何らかの虐待に遭い、苦しさのあまり、ゆっくりは・・・ 「もうやだぁぁぁぁああ!!!おうちかえるぅうぅう!!!」 という言葉を発するだろう。 ゆっくりにとって、安心できる場所。 それは自身の巣なのである。 どんなひどい目にあっても、巣に帰ればゆっくり出来る。 そういう前向きな考えというか、現実逃避というか・・・。 とにかく、ゆっくりにとって、苦しいから自殺という発想はない。 生きようとする。この場を逃げてでも生きようとする。 明日のゆっくりより、今日のゆっくり。 だけど、今日ゆっくりできないのなら、ゆっくり出来る明日を探す。 例え、どんな手段を使ってでも・・・。 親を売る、子を売る、仲間を売る・・・。 最悪、自分の体の一部を失ってでも・・・。 生き残ってみせる・・・。 貞操なき信念、矛盾だらけの本能。 しかし、それがゆっくりなのである。 ゆっくりにとって、最優先することは、信念でも本能でもない。 ゆっくりなのである。 中には、苛烈な虐待の末、 「もうころして」 という自らの命を断ってほしいと懇願してくるゆっくりもいる。 それは自殺ではないのか?と思うが、そうではない。 自ら死ぬ方法を知らないから、相手に自身の殺害を頼んでいるのだ。 死にたい気持ちでも死ぬ方法が分からないのである。 実は・・・。 一部の博識なゆっくりを除いて、ほとんどのゆっくりは、知らないのである。 どうすれば、ゆっくりは死ぬのかと言うことを。 ゆっくりが死ぬためには・・・ 中枢餡の破壊、もしくは、致死量の中身の流失。 飢え過ぎた場合、 栄養不足になった中枢餡は水気がなくなり、 ひびが入り、その結果、死に至る。 精神にストレスを感じた場合もそうである。 カビが生えた場合も、中枢餡がカビに侵食されて、 中枢餡の成分が餡からカビに変わるからである。 暑さや寒さで死ぬゆっくりのほとんどは、 みな中枢餡にストレスを感じての死なのである。 大変非常に極々稀に寿命を迎える奇蹟と言える国宝級のゆっくりは、 中枢餡が古くなりすぎた結果、固くなり、ヒビが入ると言ったところだ。 ゆっくり同士の殺し合いの場合、 なんとなく体当たりで、押しつぶしたり、 なんとなく武器で体を傷つけたりして、 上記の二つの条件のいずれかを満たして、 なんとなく、結果的に殺してしまっているのである。 気が短く、敵対する相手に簡単に死ねという割には、 ゆっくりは知らないのである。ゆっくりが死ぬ方法を。 話がそれるが、 ゆっくりが死ぬ方法を知っているゆっくりは水浴びをする。 ゆっくりにとって、水浴びとは死に直結している。 水浴びをしすぎた結果、皮がふやけて、中身が漏れて死ぬからである。 そのメカニズムを理解していないゆっくりは、 水を浴びる=ゆっくりできないとだけしか認識していないのだ。 一見、脆く見えるゆっくりだが、 すべて、中枢餡と中身の流失というそのルールのみ、死に結びつき、 それ以外は、基本的に死に結びつかないという思ったより、 頑丈なのだ。 ストレスによる中枢餡の破壊は、個人差があるため、 このれいむのように、これだけ過酷な環境にいても、 未だ正常な精神状態であるゆっくりも多数いる。 そのため、自ら死を願うが、死ぬ方法を知らないゆっくりからすれば、 自殺とはどうすればいいのかわからないのである。 その死への最短ルートが、れいむにとって、 脱走ということだったのだ。 池や川があれば、 そこに飛び込み、死ぬことができるかもしれない。 しかし、残念ながら、そんなモノはここにはなかった。 だから、れいむは逃げ出した。 死ぬために・・・。 「ちゅ~ぱちゅ~ぱ」 「ぬふぅ~」 庭の木の下で、昨日とは違うまりさとありすのカップルがいた。 ありすはまりさのぺにぺにを音を立てながら舐めていて、 まりさはまさに達しようとしていた。 「なにをしてるの?」 れいむはそのカップルに問う。 「みればわかるんだぜ!!!すっきりなんだぜ!!!」 「そうよ!!!このいなかもの!!!わたしたちのとはいはなすっきりを しているのよ!!!じゃまをしないでね!!!」 と、怒りながられいむに返すまりさとありす。 「それは・・・すっきりじゃないよ・・・」 少々、呆れながら、れいむも答えた。 「そんなのしってるんだぜ!!!あかちゃんができたらゆっくりできないんだぜ!!! だからあかちゃんができないすっきりをしてるんだぜ!!!」 「おかざりさんのないいなかものはだまっていてね!!!」 と、相変わらず怒っているまりさとありす。 「ちゅ~ぱちゅ~ぱ」 「ぬふぅ~」 れいむを無視して、引き続き、まりさのぺにぺにを舐め続けるありす。 「ゆぅ・・・こんなところですっきりしなくても・・・へやですっきりすればいいじゃない・・・ こんなところでやってたら・・・ころされちゃうよ・・・」 自身は殺されるために、逃げ出したはずなのに、このまりさとありすを心配そうに見つめるれいむ。 「「ゆっ!?」」 その発想はなかったと言わんばかり、目が点になるまりさとありす。 バァアァン!!! 次の瞬間、ありすの足元に黄色い何かが大量に漏れていた。 いや・・・。 よく見ると、それはありすではなかった。 高弟のありすだった。 さきほどまでありすがいた場所に、高弟のありすがいた。 そして、高弟のありすの足元には、恐らく、ありすの中身だろうと思われるカスタードがあった。 「あ・・ああ・・・あでぃ!?」 バァッァン!!! まりさがありすの名前を呼ぼうとした途端、 まりさの体は爆発した。 高弟のありすは、れいむの方へ振り向く。 目にも止まらぬ早業に体を震わすれいむ。 しかし、れいむは目を閉じた。 これでゆっくりできる。 痛い目に遭うかも知れないけど・・・。 これでゆっくりできる。 れいむはそう思った。 「目を開けなさい。」 ありすは静かに言った。 れいむは恐る恐る目を開けた。 そこには無表情のありすがいた。 「楽に死ねると思ってるのかしら?」 「いたいのはいやだよ・・・ でも・・・これでやっと・・・」 れいむは心の底から思っていることを口にした。 「れいむ・・・もうくるしみたくない・・・」 れいむは哀しそうな目でありすの目を見た。 「苦しみたくない・・・か。」 ありすは少し笑った。 「あなた、ここに入る時、死にたくないって言ってたわね・・・。 死にたくないからここに入ったんでしょ・・・。 弱いから強くなりたいんでしょ・・・。 一人だったから誰も助けてくれない・・・。 だから、一人で生きていくために強くなりたいんでしょ・・・。 強くなるためには死んだっていいって思ったんでしょ・・・。 死にたくないから・・・ゆっくりしたいから・・・死んだっていいと思ったんでしょ・・・。」 「ゆぅ・・・しにたくないよ・・・ でも・・・くるしいのはいやだよ・・・ いたいのはいやだよ・・・ れいむは・・・もう・・・つらいんだよ・・・ だから・・・ゆっくりどうを・・・まなびにきたんだ・・・ でも・・・ゆっくりどうは・・・つらいよ・・・ しんだほうが・・・ゆっくりできるなら・・・もう・・・ ゆっくりしたいよ・・・」 「甘えね。そんなのは。」 「しってるよ・・・でも・・・もう・・・れいむ・・・」 「限界?そんなもので? 仕方がないわね・・・少しだけ褒めて上げましょうか。 あんな状態でまだまだ正気でいられるのは、 最初に来たゆっくりの1割もいないのよ。 結構、根性だけはあると思うわ。今生き残っている連中は。そこは認めてあげるわ。 それ以外はカス同然だけどね。 多分、同じことをやられたら、人間でもそれだけ生き残っているかどうか・・・。」 「そんなの・・・しらないよ・・・ もう・・・れいむ・・・つかれたよ・・・ それに・・・れいむ・・・にげだしたから・・・ これから・・・ぎゃくたい・・・されるんでしょ・・・ かんけいないよ・・・そんなこと・・・」 はぁ~と溜息をつくありす。 「あなたのゆん生で一番つらかったことって何?」 「それは・・・」 「こんなこと・・・つらいうちにならないんじゃないの?」 「・・・」 「あなたが送ってきたゆん生で一番つらかったことを思い出しなさい。 今のつらさとそのつらさ、天秤にかけて、今のつらさの方がつらいというのなら・・・。 もういいわ。あなたの望むとおりにしてあげる。」 「れいむは・・・」 れいむは考えた。 今までのゆん生を思い出し・・・。 一番つらかったことを・・・。 あの頃の方がつらかった・・・。 お母さんに睨まれた日・・・。 群れから追い出された日・・・。 お爺さんとお別れした日・・・。 お兄さんからいじめられた日・・・。 一人で寂しくて泣いたあの日・・・。 「れいむは・・・まだ・・・つらいおもいをしってるよ・・・」 「そう。それはよかったわ。じゃあ、いいわ。部屋に戻りなさい。」 ありすは何事もなかったような笑顔で笑った。 「ゆっ!?」 れいむは驚いた。ありすは自分を殺すのだとばかり考えていたから。 「どうしたの?さあ、早く。私の気が変わらないうちにね。 本来ならば、脱走したんですから、殺されても仕方ないんだけどね。 やっぱり、そっちの方がやっぱりいいのかしら?」 「ありす・・・どうして・・・」 「勘違いしないでね。 励ましてあげたなんて、思わないことね。 死にたがってるヤツを虐待したって、つまんないものね。 あなたがゆん生で一番苦しいと思うほどの修行に出会うまでは、 なんだかゆっくり道の修行が負けたような気がするし・・・。」 「ありす・・・」 「何をしているの!?早く戻らないと、ホントにやるわよ!?」 と、ありすは自身のぺにぺにを尖らせた。 「ゆぅううぅうううぅううぅうううう!! もうやだぁぁっぁあぁああああ!!!! おうちかえるううぅううううううぅうう!!!!」 れいむは、定番の台詞を泣け叫びながら、 全力でその体を弾ませて、ポヨンポヨンと部屋に戻っていった。 『ご苦労様☆』 師範代が木の陰から笑いながら出てきた。 「覗きが趣味なの?なんだか、この田舎者!!って罵りたくなるわ。 そんな言葉使いすると、頭悪そうに見えるけど、他のやつ等が、 使いたくなる気持ちが分かったような気がするわぁ~。」 『そういうな。これも先生の言いつけだからな・・・。』 「あれのどこに先生は見出したのかしら・・・。」 『さあな、こればかりは、先生の気まぐれだから・・・。』 「ようじはおわったか?」 「ごめんなさい、待たせたようね。」 『まりさ、ゆっくりしていってね!!!』 「ゆっくり?なんだそれは? くだらないね!!!さあ、はじめようか!!!」 まりさとありす・師範代は一斉に飛び掛った。 部屋に戻ったれいむ。 「れいむはもっとつよくなるよ・・・」 そうつぶやくと、ゆぴぃゆぴぃと寝息を立てながら床に就いた。 つづく あとがき 次回で第1部完です。 あと、もう元ネタがシ○グイとか忘れてください。 コメ欄で批判が多いけど、気にしていません。 だってこれ、もうゆっくりじゃないもん(笑) 他の作品 ふたば系ゆっくりいじめ 149 鞭打 ふたば系ゆっくりいじめ 155 糞饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 159 ユグルイ その1 ふたば系ゆっくりいじめ 162 ユグルイ その2 ふたば系ゆっくりいじめ 168 ユグルイ その3 ふたば系ゆっくりいじめ 169 ゲス愛で派 ふたば系ゆっくりいじめ 173 ユグルイ その4 ふたば系ゆっくりいじめ 187 頭でなく心に訴える ふたば系ゆっくりいじめ 188 ユグルイ その5 ふたば系ゆっくりいじめ 192 長寿と繁栄を・・・前編 ふたば系ゆっくりいじめ 200 長寿と繁栄を・・・後編 ふたば系ゆっくりいじめ 221 FFR ふたば系ゆっくりいじめ 230 本気で勝てると思ってたのか? ふたば系ゆっくりいじめ 231 長寿と繁栄・・・完結編 ユグルイあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 参考文献って程度で良いんじゃない?俺はこれ面白いと思うし、嫌なら読まなければ良いだけ -- 2012-12-15 09 54 59 良いんぢゃない? -- 2012-05-25 01 14 17 ひどいなこれ -- 2010-01-28 11 56 42
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「ふたば系ゆっくりいじめ 236 ユグルイ その6/コメントログ」 ひどいなこれ -- 2010-01-28 11 56 42 良いんぢゃない? -- 2012-05-25 01 14 17 参考文献って程度で良いんじゃない?俺はこれ面白いと思うし、嫌なら読まなければ良いだけ -- 2012-12-15 09 54 59
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「ふたば系ゆっくりいじめ 470 ユグルイ その9/コメントログ」 一日素振り百万本って本当にできるのか…?一日全部合わせても十万秒も無いんだが…。 -- 2010-09-16 15 56 27 いまさらだけどいくらタフでも所詮、指が埋まるくらい柔らかいんだから手突っ込んで引きちぎりゃ終わるだろw -- 2011-08-25 18 53 12 ↓それじゃ虐待になんねぇだろおばか -- 2012-03-03 23 57 11 楽しみにしています…がんばってください! -- 2012-05-12 22 25 04 もし自分がこの戦いにでたならでいぶを原型を壊すぐらいに ブッ殺してやりたいね♪ -- 2012-05-19 01 38 24 たふれいむの挑発www -- 2012-05-26 14 20 59 続き出てないの〜? -- 2015-07-09 10 55 54 続きまだ? -- 2023-03-14 17 08 09
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ユグルイ その9 19KB ユグルイ ※人間さんがゆっくり出来ないよ!!!! ※俺設定 ※ユグルイシリーズだよ。 ※前回、間違って、第二部 完とか書いたけど、 間違えたよ!!! ※運命の輪じゃないよ!!! ※ゆっくり理解してね!!! ※人間さんがゆっくり出来ないよ!!!! ※某絵師さんのある設定をパクってます それでもいい人は読んでください。 第2部 ゆっくり殺シアム編 ユグルイ その9 ゆっくり道は死狂ひなり。一匹の殺害を数十人して仕かぬるもの。 (ゆっくり道は死に狂いである。一匹を殺すのに数十人がかりでかなわないこともある。) 暗い部屋の一角・・・ 『れいむ・・・』 師範代はれいむの名を静かに呼んだ。 ゆっくり殺シアムの控え室、電気もつけず、師範代がれいむを介抱していた。 「し・・・はんだ・・・い・・・」 れいむは重症だった。 髪の毛は、ほとんど抜けて、髪の毛の代わりに赤いハゲ饅頭の姿をしており、 体中の餡子は真っ赤な香辛料になり、皮には大きなミミズ腫れが出来ていた。 左目は陥没しており、恐らく視力はないかもしれない。 前歯という前歯はすべて折られている。 時折、ビクッ!!!ビクッ!!!とれいむの意思に反して、痙攣を起こしている。 このまま、放っておいたら、間違いなく中枢餡にもダメージを受け、 衰弱死してしまうだろう。 だから、師範代は、空道鬼意山かられいむを受け取ったあと、すぐに控え室に戻り、 れいむの体にオレンジジュースをかけた。 まだ治りそうにもないが、話が出来る程度には回復したようだ。 だが、まだ予断を許さない状態である。 今のオレンジジュースだけでは、体の餡子の辛味成分は若干薄まって、 ほんの少しだけ餡子に中和できた程度。 依然、重症であることには変わりはない。 『何も言うな。今はゆっくり休め。』 師範代は、れいむを気遣った。 普段の師範代ではあり得ないことだった。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「ゆんやぁっぁぁぁああ!!!ゆっくりできないいぃいぃいいぃ!!!!」 『当たり前だ。ゆっくりさせるつもりはない!!!』 パチッ!!! 師範代はれいむの顔に平手打ちをする。 「どぼぢでごんなごどずるのぉぉぉおぉぉおおお!!!!」 『何度言えばわかる。素振りを1日100万本しないとメシ抜きだと言っただろう。』 師範代は少々呆れた顔でれいむを見つめる。 「もうたくさんしたよ!!!ゆっくりりかいしてね!!!」 『まだ3本しか振ってないじゃないか。あと残り999997本!!!』 「もういやぁぁぁぁぁああ!!!おうちがえるぅううぅうう!!!」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「こんなのできるはずないでしょぉぉぉぉおぉおおおぉお!!!」 『知っている。だから、出来るようになれと言っているのだ。』 「だからできるはずないでしょぉぉぉおお!!!ばかなのぉぉお?しぬのぉぉお?」 ドガッ!!! 師範代の拳がれいむの顔に突き刺さる。 「ゆべぇっぇえ!!!」 餡子を吐き出しながら、苦しそうな声をあげるれいむ。 『そろそろ、目上の者に対する言葉遣いを覚えろ。』 「ごべん・・・な・・・じゃい・・・・」 『明日までに、この箸で蝿を生きたまま挟め。出来なかったら・・・わかるよな?』 「ゆひぃいぃいいいぃいいいい!!!!」 しーしを漏らすれいむ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「しはんだい!!!はえさんをつかまえたよ!!!」 『当然・・・生きたまま・・・箸で摘まんだよな?』 「ゆっ!?」 れいむの目が点になる。 ボガッ!!! れいむ左頬を師範代の蹴りが当たる。 「ゆごぉ!!!!」 毒々しいねずみ色に腫れるれいむの頬。 『でも・・・まあ・・・捕まえることができたみたいだな・・・潰れてるけど・・・』 「でぃ・・・ぶ・・・えら・・・いでしょ・・・」 バチィィインン!!! れいむの右頬に師範代の平手打ちが炸裂した。 「ゆぴぃいぃいいぃいいい!!!」 『私の言った事を覚えていないのか?どこまで餡子脳なんだ? よろしい!!!今日の稽古はツチモグラだ!!!』 「ゆんやぁぁぁっぁぁぁぁ!!つちもぐらいやぁぁぁぁっぁぁあ!!!!」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ コツ!!!コツ!!! 「ゆん!!ゆん!!!」 竹林に篭り、竹に向かって、カッターナイフを何度も叩きつけるれいむ。 「たけさん!!!ゆっくりきれてね!!!ゆっくりたおれてね!!!」 コツ!!コツ!!! 竹にカッターが当たる音だけで、傷一つ付けていない。 『見本でも見せてやるか・・・』 人差し指と中指の間に、カッターナイフを挟んだ師範代。 ヒュン!!! 風を切る音がした後・・・・ ズズズズズ・・・ドォォオンン!!! 斜めに切り口の入った竹が音を立てて倒れた。 「しはんだい!!!すごいね!!!どうしたらそんなことできるの!!!」 目をキラキラとさせて、師範代を尊敬の眼差しで見つめるれいむ。 『修行次第・・・かな・・・』 と、答えると・・・ バチィイイイィイイン!!! れいむの額にデコピンをした。 「ゆぴいぃいいいいぃいいいぃいいい!!!!」 額をお下げで押さえながら、転げまわるれいむ。 『ほら、無駄口叩いてないで、さっさと稽古に励め!!!』 「ゆんやぁぁぁっぁああああ!!!ゆっぐりざぜでぇっぇぇぇぇえええ!!!!」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ れいむは薄れ行く意識の中、ゆっくり道を学んでからのつらい日々を思い出していた。 こんなに一生懸命に修行に励んで、出来なかったことが出来るようになり、 様々な技を習得して、様々な痛みに耐えられるようになり、様々なつらいことに耐えてきたのに・・・ 結局、いつものように、虐待されて終わり。 あれだけ、れいむは強い!!!れいむは出来る!!!と鼓舞して、臨んでいったのに・・・ 無様にも戦いの最中、痛いだの辛いだのと叫びまくり、その上、武器まで放して、攻撃を拒絶するかのように、 お下げをピコピコと震わせて、見方によってはその時点で、敗北宣言をしたようなもの。 しまいには、呂律が回らなくなり、ぱぴぷぺぽを連発する。 こんなに頑張ってきたのに・・・ どぼぢでごんなごどに・・・・ れいむのゆん生はどぼぢでごんなにづらいごとが多いの・・・ れいむ・・・もう・・・ゆっくり・・・したいよ・・・ れいむの右目からは一滴の涙が零れ落ちた。 『れいむ・・・よくやった・・・お前は本当によくやった・・・』 すでに、意識を失っているれいむを見ると、そう呟いた師範代。 師範代もまた、思い出していた。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「ゆっくり殺シアムに出るメンバーはこいつらね。」 高弟ありすが紙に出場者をリストアップしていた。 高弟ありすを筆頭に、ドスまりさ、でいぶ体系のれいむ、いつの頃からか現れたまりさ。 その末席に飾りのないれいむも入っていた。 『れいむは、他のメンバーに比べて、若干見劣りするが、いい機会だ。』 師範代は、飾りのないれいむに自信をつけさせたくて、まだまだ未熟と知りつつ、 メンバーの中に入れていた。 「この子はまだ早いような気もするけど、まあいいわ。この虐待鬼意山と戦わせましょ。 それだと互角の勝負になるでしょうから・・・」 ありすは、飾りのないれいむを対戦相手の虐待鬼意山の中でも一番弱いヤツと戦わせようとした。 「マテ・・・」 ゆがんが師範代と高弟ありすを見つけている。 「ソヤツノアイテハ・・・・」 ゆがんが、空道鬼意山の写真を二人の前に投げた。 『先生・・・いくらなんでも無謀じゃないですか?』 師範代は困り果てた顔をしていた。 「先生。お言葉ですが・・・こいつは私ならともかく、他のゆっくりで勝てる可能性は0です。 まして・・・あの飾りのないれいむなら・・・殺し合いにもならぬ片殺しに・・・ ゆっくり道の恥を晒すおつもりですか?」 高弟ありすも、ゆがんを諌めようとする。 「ダマレ・・・」 ゆがんが二人を睨み付ける。 「コノテイドノアイテヲコロセヌユックリナド・・・ユギャクサレテ・・・トウゼン・・・」 ゆがんの低い声が鳴り響いた。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 『先生は・・・なぜ・・・れいむに絶対に勝てない相手と戦わせたのだ・・・』 師範代たちは、わかっていた。 れいむがどんなに意気込んで、闘いに臨んだところで、 実力差が違いすぎることを。 れいむは、勝つつもりでいたのだろうが、 負けることは、確定された結末であった。 「ゆびぃいいぃいいぃいい!!!!」 ゆっくり殺シアムでは、第2試合の真っ最中であった。 「いじゃいぃいぃいいぃいいぃいいい!!!どぼぢでごんなごどずるのぉおおぉおぉおぉお!!!!」 でいぶ体型のれいむが、ケツをブルンブルンと振り、痛がっている。 『ヒャッハー!!!虐待だぁぁあ!!!』 『やれぇぇぇ!!!もっとやれぇっぇええ!!!』 『あのムカつくでいぶをブチ殺せぇぇぇぇえ!!!』 『鬼意山!!!!鬼意山!!!!鬼意山!!!!』 『鬼意山!!!!鬼意山!!!!鬼意山!!!!』 『鬼意山!!!!鬼意山!!!!鬼意山!!!!』 『鬼意山!!!!鬼意山!!!!鬼意山!!!!』 『鬼意山!!!!鬼意山!!!!鬼意山!!!!』 『鬼意山!!!!鬼意山!!!!鬼意山!!!!』 『鬼意山!!!!鬼意山!!!!鬼意山!!!!』 前の試合で、れいむが無惨にゆ虐されたため、観客の人間たちのクライマックスのまま、 第2試合を迎えて、虐待鬼意山たちが三度のメシより大好きなでいぶのゆ虐を見ると、 人間たちは半狂乱の状態になっていた。 『オレもう我慢出来ねぇぇぇっぇええ!!!』 『オレもだ!!!!』 『よぉぉしぃい!!!いくぞおめえぇぇら!!!』 『『『『『ヒャッハー!!!虐待だぁぁぁぁぁぁ!!!!』』』』』 観客席の人間たちが、同じく観客席にいるゆっくりたちを襲撃し始めた。 「やめちぇぇぇぇっぇええ!!!れいみゅたちはかんきゃきゅだよぉぉぉお!!!」 「ゆんやぁぁぁぁぁ!!!どぼぢでごんなごどずるのぉおぉおぉお!!!!」 「ばでぃざじにだぐないよぉおぉおぉお!!!だずげでっぇぇえええ!!!」 「いながものぉぉおおぉ!!!!ぎゃぐだいずるならぁぁぁぁあ!!!ありずばやめでねぇぇっぇええ!!!」 「むぎゅううううう!!!!にんげんざんばぁっぁあぁあ!!!!どぼぢでばじゅりーだじをおぞうのおぉおぉ!!!」 それぞれ、悲鳴を上げて逃げ惑うゆっくりたち。 「いじゃいいいいぃいいぃいい!!!!」 「あじゅぃいいいいいぃいいいぃ!!!!」 「ゆびいいぃいいいいぃい!!!!」 「ゆべぇっぇ!!!!」 「ゆぼおぉおぉお!!!」 「もっちょ・・・ゆっくち・・・しちゃ・・・」 観客席のゆっくりたちは、地獄の釜の底にいるかのような状態であった。 辺り一面、黒・黄・白の艶やかなゆっくりの中身が疎らに飛び散っていた。 「ゆびぃいいぃいいっぃい!!!!いじゃいぃいいぃいい!!!」 「どぼぢでごんなごどずるのぉおぉおぉおぉおぉ!!!!」 ドゴォ!!!! 「ゆげぇっぇぇ!!!!!!」 対戦相手の虐待鬼意山の前蹴りがクリーンヒットする。 殺シアムの中央にいるでいぶ体系のれいむもまた、苦しそうな声を上げていた。 「くちほどにもないな・・・」 まりさは、キリッとした眼差しで、でいぶ体系のれいむを見下していた。 「まだ、あのれいむのほうが・・・せんしとしての・・・ほこりがあった・・・」 まりさは、でいぶ体系のれいむを汚い何かにしか見えなかった。 「ただ、さけんでいるだけのくそまんじゅうが・・・」 奥歯を噛み締めて、悔しそうに見つめるまりさ。 「あらあら、お怒りね。何がそんなに腹立たしいのかしら?」 ありすがニコニコとした笑顔でまりさに話しかける。 「あのくそまんじゅうは、れいむのことをばかにしてたが・・・なんだあのざまは・・・」 まりさは呆れながら、ありすに返した。 「ああ・・・あれね・・・あれはあれでいいのよ・・・」 ありすは、無表情で答えた。 「どこからどう見てもでいぶの圧勝じゃない!!!」 ありすが信じられないことを言った。 「もうやだぁぁぁぁぁあ!!!おうちがえるぅうううぅううぅ!!!」 体中から体液をブチ撒き、薄汚れた体をブルンブルンを震わせて、 叫びまくるでいぶ体型のれいむ。 『クソがぁぁぁぁぁあ!!!!しねぇぇっぇぇぇぇぇぇぇええええ!!!』 虐待鬼意山の目の色が変わった。 瞳の部分がなくなり、白目しかない状態になり、 神速の拳を連打する。 『ゆ虐百烈拳っ!!!!!!!!!!』 ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!! ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!! ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!! ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!! ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!! ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!! ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!! ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!! ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!! ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!! ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!! ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!! 「ゆぶっ!?ゆぶっ!!!ゆぶぶぅべぇ!!!ゆぼぉ!!ゆべぇ!!!ゆびぃ!!!!」 「きまったな・・・くそまんじゅうのまけだ・・・」 溜め息交じりのまりさ。 「いいえ・・・でいぶの勝ちよ!!!」 口を三日月状にして笑うありす。 「ゆばぼぉぉおあおあおあおあおあおあぁおああおおあおあああ!!!!」 前回のれいむ同様、殴られた勢いで、宙を舞うでいぶ体型のれいむ。 顔中無数の痣だらけである。 リボンがなければ、もうれいむであることすらわからないくらいの 原型を留めないほどである。 「ゆぅ・・・~・・・おしょら・・・を・・・・」 苦しそうな声を上げ、無重力状態になった時、ゆっくりが無条件に発するあの言葉を、 発するでいぶ体型のれいむ。 『ハァ・・・ハァ・・・これでやったろ・・・』 ドテッ!!! れいむが地面に叩き付けられる。 「ゆげぇえええぇぇ!!!」 くの字に曲がったれいむの体は、不安定なまま地面に叩きつけられる。 叩きつけられた衝撃からか、れいむのあにゃるから、うんうんが漏れ、 それが丁度、れいむの口に入った。 「ゆべっぇぇぇぇえ!!!ぐぢゃいぃいぃいい!!!うんうんざんんん!!!あっぢにいっでねぇぇええええ!!!」 ゆんやぁああと、叫び声を上げ、転げ回るれいむ。 『うわぁぁぁ!!アイツばかだぜwwww!!!』 『自分のうんうんを自分で食ってらww!!!』 『超受けるwwww!!!うんうんさんあっちにいってねだってwwww!!!』 大爆笑する人間の観客たち。 それに引き換え、ドン引きするまりさ。 「どう・・・いう・・・こと・・・なんだ・・・ぜ?」 目が点になったまま、固まったまりさ。 「あのでいぶは・・・たふれいむなのよ・・・」 れいむは笑いながら話った。 たふれいむ。 体の構成のほとんどが、小麦粉と餡子というゆっくりは、 自然界最弱である。 脆く柔らかく燃え易いその体は、生まれてきた事すら哀れである。 しかし、そんなゆっくりにも突然変異はいる。 それがたふれいむ。 脆く柔らかく燃え易いその貧弱な体は、決して壊れることのない最強の体である。 が、所詮はゆっくり。 防御力が長けていても、痛みに対する耐久性は他のゆっくりとは何一つ変わらない。 むしろ、普通のゆっくりが味わうゆ虐地獄を永遠に繰り返せる最高級の壊れない玩具であろう。 虐待鬼意山であれば。 しかし・・・。 このれいむは違った。 「ゆっ?おにいさん!!!まだいたの!?そんなにれいむがかわいいの?」 『何が可愛いだっ!!!!』 額に血管を浮かび出すほど、怒り来るっている虐待鬼意山。 それもそのはず。 先ほどのゆ虐百烈拳で10分以上、このれいむを殴り続けているのに、 全くと言っていいほど、弱らないし、口から餡子も吐き出さない。 その代わり、元気よく痛みを叫んだり、ムカつく挑発ばかりしてくる。 「ゆふん!!!れいむのびぼうにしこってもいいのよ!!!!」 うんうんが周りにこびり付いたあにゃるをブルンと震わせて、 虐待鬼意山を誘っているれいむ。 『殺すっ!!!!絶対殺すっ!!!!』 ズン!!!! 鬼意山の爪先がれいむのあにゃるに突き刺さる。 「ゆぶぅ!!!!!」 目玉を半分くらい飛び出し、苦しみ悶えるれいむ。 しかし・・・ 「んほっ!!んんほほぉおおおぉおおぉおぉ!!!!もっとたたいてぇぇぇぇえ!!!!」 何か悦んでいるれいむ。 顔を真っ赤に染め上げて、気持ち悪い。 『ウォラぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!』 上から振り下ろすかのようなハンマーパンチをれいむの顔面に食らわせる。 「ゆぼぉあ!!!!」 れいむの頭を叩き潰すかのように叩いた結果、顔の形が変形したが・・・ 「う・・・ば・・・れるっ!!!でいぶのうんうんざん!!!うばっれる!!!!」 ブツブツブツブブブブブ!!!! あにゃるから大量のうんうんが出てきた。 「うんうんざんんん!!!れいむのがわいいうんうんざんんん!!!」 涙を浮かべながら、喜ぶれいむ。 「グォラァァァァァァl!!!!!!」 自分の虐待が何も聞いていないことに腹を立てる虐待鬼意山。 れいむの髪を掴み、勢い任せにブン投げる。 「おしょらを・・・うんうんざんんゆっぐりじでいっで・・・・とんじぇる・・・」 空を飛んでるという台詞とうんうんに挨拶をしている台詞が一緒になっている。 「うんうんざんんんん!!!ゆっぐりじで・・・・ぐじゃいぃいいいぃいいぃ!!!!」 撒き散ったうんうんが、しゃべっているれいむの口に入って、苦そうな顔をする。 それを見て、大爆笑する人間の観客たち。 しかし、闘っている虐待鬼意山の怒りは頂点に達していた。 バカなっ!!! 常識的に考えてっ!!! ありえないっ!!!決してあり得ないっ!!! こんなにボコボコにしてるのにぃ!!!! なぜ死なない!!!なぜなんだ!!! 様々な思惑が頭を交錯し、すでに限界であった。 れいむは地面に叩きつけられた後、再び、何事もなかったかのように、 立ち上がり・・・ 「きらっ!!!かわいくてごめんねっ!!!!」 ウィンクをしながら、お下げの毛先を三方向に分けて、 気色の悪いキメ顔であった。 Shit!!! もう我慢ならねぇ!!!! コイツだけは殺すっ!!! 絶対に殺すっ!!!殺すっ!!!! 殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!! 殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!! 殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!! 虐待鬼意山の表情は、すでに虐待という域から超えていた。 それは・・・鬼、修羅、物の怪の類。 人ではなかった。 憎しみの塊であった。 その表情からは筋肉の全身系がゆっくりとは全く別次元に活躍しており、 その表情だけで、ゆっくりどころか人間すら殺せるのではないのか・・・ そんな呪詛が混じっているかのようだった。 最初は、笑っていた観客たちだが、 その虐待鬼意山の表情を見て、みな、退いてしまったのだ。 その必死な表情に・・・。 殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!! 殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!! 殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!! 殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!!殺すっ!!!! 虐待鬼意山の憎しみが限界を超えた時・・・ プチィ!!!! 虐待鬼意山はその場に倒れこんだ・・・。 「どういうこと・・・なんだ・・・」 不思議そうに人間を見つめるまりさ。 「怒りのあまり、脳の血管が切れた・・・と言ったら・・・信じる?」 不敵な笑みを浮かべるありす。 ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・ 観客の人間たちも一体何が起きたのか、 さっぱりわからなかった。 優勢だった虐待鬼意山が、なぜか物凄い形相になり、 倒れこんだのだ・・・。 あまりの出来事に、理解できる者たちはいなかった。 「ゆふん!!!!れいむはつよんだよ!!!ゆっくりりかいしてね!!! あとあまあまさんちょうだいね!!! あとうんうんさんがでるよ!!!! すーぱーうんうんたいむぅうぅう!!! はじまるよぉぉおおおおぉおおおぉお!!! んんほほぉおぉぉぉおおおおおお!!! ちゅっきっりぃいいぃいいぃいい!!!!!!!」 何かしてやったりというしたり顔のでいぶ体型のれいむが、 ふてぶてしい態度で、うんうんを山盛りで出していた。 続く。 あとがき たふれいむをパクってすみませんでした。 あと、人間さんをゆっくりさせなくさせて、 すみませんでした。 しばらく、こういう感じです。 ゆっくりがボコボコにされるのが見たい方は、 面白くないと思いますが、 私の自慰に付き合って頂けたら嬉しいです。 ゆっくりが超絶フルボッコにされるストーリーは、 しばらく先です。 追伸 WIKIで『飾りの価値は 承』の絵が絵師さん (M1あきさんでしたっけ?違ったら、すみません)によって、 書かれているを見て、感激しました。 絵師さ、誠に有難うございました!!! 個人的には、いつか誰かに自分の書いたSSを基に、 絵を描いてほしいなぁ~って思っていて、 さすがに、それを口に出しちゃうと、 帰れとか言われそうで、我慢してたから、 見つけた時には、嬉しかったです。 さすがに、ユグルイは大衆受けする作品じゃないけど、 まあ、『飾りの価値は』はれいむの過去なんですけど、 絵師さんに、「おっ!この描写を絵にしたい!!!」っていう描写を、 頑張って考えて行きます。 自分で描けっていわれそうですが、 今までイラストなんて、一度も書いたこともない、 素人なんで、描けるとも思ってませんのでwwww 他の作品 ユグルイシリーズ 他、短編 絵 byケツあき 絵 byケツあき ユグルイあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 続き出てないの〜? -- 2015-07-09 10 55 54 たふれいむの挑発www -- 2012-05-26 14 20 59 もし自分がこの戦いにでたならでいぶを原型を壊すぐらいに ブッ殺してやりたいね♪ -- 2012-05-19 01 38 24 楽しみにしています…がんばってください! -- 2012-05-12 22 25 04 ↓それじゃ虐待になんねぇだろおばか -- 2012-03-03 23 57 11 いまさらだけどいくらタフでも所詮、指が埋まるくらい柔らかいんだから手突っ込んで引きちぎりゃ終わるだろw -- 2011-08-25 18 53 12 一日素振り百万本って本当にできるのか…?一日全部合わせても十万秒も無いんだが…。 -- 2010-09-16 15 56 27
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ユグルイ その3 9KB ※俺設定 ※東方オリジナルの設定をほとんど無視します ※某マンガのパクリ ※基本的には、長編になりそうなので、 数回に分けて、UPします。 ※人間が出ます ※人間がゆっくりに仕えています ※人間が非常に強すぎます 基本的には、原作無視です ※段々、シ○グイと離れてきた ※作者は低学歴なので、日本語がおかしいです ゆとり乙と罵ってください それでもいい人は読んでください。 ユグルイ その3 ゆっくり道は死狂ひなり。一匹の殺害を数十人して仕かぬるもの。 (ゆっくり道は死に狂いである。一匹を殺すのに数十人がかりでかなわないこともある。) 「くらぇぇえええええ!!!どすすぱあぁぁあああくぅうう!!!!」 ドゴガァアァアアアァン!!!!! 部屋中に轟音が鳴り響いた。 「ゆ~☆さすがどす!!!」 「ゆゆん!!!ゆっくりできないにんげんさんはゆっくりしね!!」 「ゆーん!!!にんげんしゃんのばきゃぁ!!!!」 「むきゅ!!!どすすぱーくをくらったら、いくらにんげんさんでもいちころね!!!」 人間が、逃げ惑うゆっくりたちを追いかけて、襲いかかろうとした瞬間、 一匹のドスまりさが人間に向けて、ドススパークを放ったのだ!! 「いいかげんにしてよ!!!どすはおこったよ!!! ゆっくりどうをますたーすれば、ゆっくりできるってきいたのに!!!! どうして、にんげんさんはいつもこんなことするの!!! ゆっくりたちがなにかわるいことをしたの!!!! みんな、ゆっくりしたいだけなんだよ!!!」 ドスまりさは怒っていた。 山奥でひっそりと、仲の良い群れの仲間たちとひっそりと暮らしていただけなのに・・・ 人間の縄張りに入らずに、隠れるようにして生きていただけなのに・・・ 人間たちが理不尽にも自分たちの縄張りを奪いに来た時も、逃げるように縄張りを譲ったのに・・・ せっかく手に入れたゆっくりプレイスを手放した結果、食糧不足に陥ったり、 野生動物や捕食種に、仲間を食べられたり、冬の寒さに耐え切れず、凍りついたまま動かなくなってしまったり・・・ どんなにつらい状況に追い込まれても、決して自分たちの生活の不自由さを人間のせいにしようとしなかったのに・・・ ドスがドススパークを撃てば、人間たち全員とはいかなくても、大抵の人数は、一瞬にして消し炭にできるのに・・・ 群れのみんなで玉砕覚悟で突撃すれば、全滅と引き換えに人間たちにもそれ相当のダメージを与えられるのに・・・ どんなに悔しくても、決して人間たちに自分たちから戦いを仕掛けたことなんか一度もないのに・・・ どうして、人間はわざわざ、自分たちをいじめにくるのか!!! 激しい嵐の中、巣に篭って、嵐を過ぎるのを待っていただけなのに!!! 雪が積もる冬、春を待って、静かに眠っていただけなのに!!! 暑い日差しの中、陰に隠れて、体を涼ませていただけなのに!!! ドスには理解ができない!!!! 人間とゆっくりは、別の生き物。 人間のルールと、ゆっくりのルールは違う。 だから、人間たちがなぜ怒っているのか分からない。 だから、ゆっくりたちが何を悪いことをしたのか分からない。 でも、人間たちが怒っているのなら、謝ろう。 そして、ゆっくりが、何を悪いことをしたのか、教えてもらおう。 そうすれば、今度からは気をつけることが出来る。 そう思っていたのは、ドスだけだった。 人間にとって、理由なんて何でも良かったんだ。 ゆっくりをいじめることが出来れば何でも良かったんだ。 そう・・・。いつもドスの群れを襲いに来た人間たちの表情は・・・。 この人間と同じく、満面の笑みだった・・・。 「どすはいままでがまんしていたけど、もうがまんのげんかいだよ!!! にんげんさん!!!ゆっくりたちだってね、にんげんさんのひとりやふたり、 ころせるんだよ!!!いつまでも、やられるがわにはいないよ!!! ゆっくりりかいしてね!!!」 『・・・。ドス。お前は正しい。』 「ゆっ!?」 その場に居合わせたゆっくりたちは、みな、信じられないと言った表情だった。 まるで死人を見たかのような表情。 そんな・・・ 生きているはずがない・・・ だって・・・ ドススパークを食らったのに・・・ どうして・・・ 『ドススパーク。鉄をも溶かすその超高温の熱線は3000度以上とも言われている。 そんなものをまともに食らえば、お前の言うとおり、人間はまず死ぬ。』 「じゃあぁああ!!!どぼぢでにんげんざんばいぎでるのぉおおおおおお!!!」 ドスは信じられなかった。 ドススパークを今まで撃ったことがなかったわけじゃない。 むしろ、このドスは、ドススパークを頻繁に使っていた。 せっかく見つけた理想のゆっくりプレイスを追い出され、 ドス以外のか弱い普通のゆっくりたちを、野生動物や捕食種、 あるいは、土砂崩れ、雪崩、落石などの自然災害から、 守るため、撃ち続けた。 ドススパークには1つだけ致命的な弱点がある。 連発できないこと。 特殊なきのこを齧り、膨大なエネルギーをゆっくり特有の不思議な力で、 とんでもない破壊力を生み出すが、一回きのこを齧った後、 一定時間、大体2~3分は時間を置かないと、 次弾を装填できない。 だが、ドススパークを直撃させれば、そんな弱点など弱点ではない。 一撃必殺。 それがドススパークの威力。 しかし、その人間は無傷で立っていた。 人間がゆっくりを虐待しようと、猪突猛進していた横っ腹に、 絶対に回避不能な絶妙なタイミング、かつ、 このドスまりさが今までのゆん生を抗うかのような渾身のドススパークを・・・。 食らったはずなのに・・・。 『ドススパーク・・・。私も撃てるのだよ。 お前が撃ってきたドススパークをドススパークで相殺した。 つまり、打ち消した。』 「どぼぢでぇっぇええええ!!!にんげんざんがぁあああ!!! どずずばぁあぁあぐぅううをおおおぉおおお!! うでだりずるのぉおおおお!!! おがじいでじょおぉおおおおお!!!!」 『ああ、おかしいよ。お前の言うとおり。 おかしいよ。普通は撃てないよ。」 「じゃぁどぼぢでうでだりず」 『修行したから。』 信じられない。 人間がドススパークを撃てる!? なぜ!? ゆっくりの神が、ゆっくりにだけ授けたと思っていたのに・・・。 どうして!? どうして!? どぼじで!? どぼぢでぇええぇええええ!!!!! 『ということだ。』 バァアァン!!! ドスまりさの体が爆発した。 次の瞬間、爆発したドスまりさがいた場所には、 大量の餡子の上に人間が立っていた。 『ヒ・・・ヒ・・・ヒ・・・』 男は、ブツブツと呟いた・・・。 「ゆっ・・・ゆぅ・・・ゆっ・・・」 ゆっくりたちも、ブツブツと呟いた・・・。 『ヒッッハァァァアアアア!!!!!ギャクッ!!!タイッ!!!ダァアアァアア!!!!』 「ゆびぃいいぃいいいいいいいぃいいいいい!!!!!!!!!!!」 飾りのないれいむも、いつのまにか叫んでいた。 その異様な光景に・・・。 一人の人間の周りに数え切れないくらいのゆっくりが囲い、 それぞれが半狂乱で叫んでいる。 「ゆぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁああぁぁあああぁぁぁぁぁあああああああ!!!!」 れいむも叫んだ。 死にたくない! 死にたくない!! 死にたくない!!! れいむは死にたくないから、ゆっくり道を学びに来たのにぃいいいい!!! ここは地獄だぁあああ!!!! いるだけで死にそう!!! いやっ!!! 死ぬ!!! 絶対死ぬ!!! 逃げるっ!!!! 絶対に逃げ切るっ!!! れいむは逃げて、ゆっくりするんだっ!!! 絶対にっ!!!! 「どすまりさたちぃぃいいい!!!ぜんいんで、にんげんをかこうんだぜ!!!」 「いまならかてるよ!!!ゆっくりしないではやくかこむよ!!!」 「にんげんさんはどすすぱーくをうったよ!だからいまはどすすぱーくをうてないよ!!!」 ゆっくりの誰もが絶望をしていたその時、 3匹のドスまりさたちが、勇敢にも人間を囲んだ。 そう。 ドススパークの弱点は連発できないこと。 この人間はドススパークを撃ったばかり。 だが、ドスまりさは、この部屋には通常種に比べて、圧倒的に少ないが、 少なくても5~6匹はいる。 そして、その全員がまだドススパークを撃っていない。 今しかない。 通常種より賢いと言われているドス種。 人間がドススパークを打ち破った事実に、 恐怖のあまり、絶叫していたが、 まだ終わったわけではない。 むしろ、チャンス。 生き残るチャンスが出てきた。 そう感じたドスたちは、行動に出た。 さらに・・・。 「あたい、さいきょー」 ちるのが人間の足元に忍び寄り、 いつのまにか、脚を凍らせていた。 そのため、人間はその場から身動きが取れない状態であった。 「やったぜ!!ちるの!!」 「おまえはまるきゅーじゃないのぜ!!!」 いつもバカだとかまるきゅーだとかバカにしていたゆっくりたちだが、 このちるののフォローに、絶好のチャンスを見出した。 絶好のチャンス。 いや、決定的な詰み。 人間はこの状況をどう考えても打破できる力はない。 相殺するドススパークを撃つ体勢にない人間、 ドススパークを撃つ体勢のドスに3匹で囲まれて、 身動きがとれず、逃げることが出来ない状態。 「「「どすぅううぅうう!!!すぱぁああぁあああくぅうううううぅうう!!!!」」」 チュドゴォオオオオオオンンンン ゆっくりたちから見れば、 まるで世界の滅びを見るような強い光が辺りに覆われ、 今まで聞いた事もないような轟音とともに、 何も見えなくなった。 しばらくして、 部屋中に煙が充満してきた・・・。 「ゆぼぉゆぼぉ!!!」 「ゆっゆっゆっくちできにゃぃい!!!」 「けむたいぃいいい!!!」 「けむりさんんん!!!!どこかにいってぇえええ!!!」 「おきゃあさんんん!!!!どきょおおおお!!!」 「ゆぅうう!!!こんなのとはいはじゃないわぁああ!!!」 「うばれるっ!!!れいむのがわいいあがじゃんがうばれるぅ!!!」 と、それそれが叫んでいたら・・・。 『ギャ・・・・ギャ・・・・ギャク・・・・』 人間の声がした。 それもすごく苦しそうな声。 やった!!! ドスたちはゆっくりできない人間を制裁したんだ!!!! さすがドス!!! ざまあみろ!!!人間!!!! と、皆がそう思った。 が・・・。 煙の向こうから、一人の人影が浮かびだし、 次第におぼろげだった人影がはっきりし始めた・・・。 「な・・・な・・・な・・・」 「「「「「なにこれぇええええええぇええええ!!!!!」」」」」 そこには人間の姿はなかった。 その人影は、全身を銀色の光沢を放つ金属に包まれ、 目から赤い光を放つ不気味な骸骨が立っていた・・・。 『ギャ・・・ギャク・・・ギャク・・・』 『ギャク・・・ギャク・・・ギャク・・・』 『ギャクサツモード、スタート』 「ゆびぃいいいいい!!!!!!」 つづく あとがき 断絶魔⇒断末魔 でした。 あと、もう元ネタが○グルイだったとか、 忘れてください。 あまあまさんちょうだいねw ユグルイあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る
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※俺設定 ※ユグルイシリーズだよ。最初から見ないとわからないよ。 ※今回で、第1部 完だよ!!! ※ゆっくり理解してね!!! ※面白い大作を書く作者にあまあまさんちょうだいね ※ゆっくり理解した人は※はネタだと理解してるよね? ※どぼぢでぞんなごどいうのぉぉぉぉぉぉぉおお!!! さくしゃはゆっくりしてるんだよぉぉぉぉぉ!!! もうやだぁぁぁぁあああ!!!!おうちかえるぅぅうぅうう!! ※真面目に書くと、ハードゆ虐を望んでいる方、ご期待に添えません。 それでもいい人は読んでください。 ユグルイ その7 ゆっくり道は死狂ひなり。一匹の殺害を数十人して仕かぬるもの。 (ゆっくり道は死に狂いである。一匹を殺すのに数十人がかりでかなわないこともある。) あの夜から幾日たっただろうか・・・・ 部屋にいるゆっくりは、ついに飾りのないれいむだけになった。 れいむの瞳は疲労しきっていた。 だが、決して諦めてはいなかった。生き延びることを・・・。 今まで、師範代に連れて行かれたゆっくりのほとんどが、自身のゆん生の終わりを悟った。 今覚えば、彼らがいつものように、 「どぼぢでごんなごどずるのぉぉっぉぉ!!!!」 「ゆんやぁっぁあああ!!!!もういやだぁぁぁあ!!!おうちかえるぅうぅうう!!!」 「たしゅけてぇっぇぇええええ!!!まだしにたくないぃいいぃいいい!!!!」 と、醜く叫ばなかったのは、叫んだところで無駄だという達観によるものではなく、 楽に死ぬために、生きることを自らの意思で放棄したからだと、れいむは感じていた。 だから・・・ 最後の1匹になったれいむは、今日、ついに自分の番がやってくるという恐怖に負けそうになりながらも、 諦めてはいなかった。れいむは何が何でも生き残ると・・・。 普段、ゆっくりしているゆっくりたちが今のれいむの瞳を見ると、修羅に感じるだろう。 そして、その視線だけで、ぱちゅりー種ならば、殺せるくらいの殺気を帯びている。 まさに必死であった。 かつては、ツチモグラを受け、言葉にならない声を発するゆっくりたちの阿鼻叫喚を聞いて、 この場にいて、ゆっくり出来ない状態がずっと続くなら、死んだ方がマシだと逃亡を企てた。 しかし、今のれいむは、迫りくるゆ虐の恐怖に怯えていたれいむであったが、 今はゆ虐の恐怖より死の恐怖と戦っていた。 そんな覇気溢れる瞳とは裏腹に、やはり迫りくる師範代の足音を聞くや、ブルブルと腰は大きく震えるのである。 れいむは目を閉じて、とにかく震えを抑えようとする。 しかし、抑えようとすれば、するほど、震えは大きくなり、耐え切れず、 転げまわるようになった。 死にたくない!!! 痛い目に会いたくない!!! ゆっくりしたい!!!ゆっくりしたい!!!ゆっくりしたい!!! こんな葛藤をれいむはし続けた。 だが、不思議なことに、絶対に声は漏らさなかった。 なぜなら、それだけはれいむはしたくなかった。 ゆっくりという生物(なまもの)は、本能で思っていることを口にする。 れいむの今の状態では・・・ 「ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!」 「ゆっぐりじだいよぉぉぉぉおおお!!!おがあじゃんんんんんだずげでっぇぇええええ!!!」 「どぼぢでごんなごどずるぉぉっぉぉおお!!!!でいぶばゆっぐりじだいんだよぉおっぉお!!!」 と、汚らしい体液をブチ撒き、無様に醜く、お世辞にも可哀そうとは思えず、 ただその姿は、虐待鬼意山からすれば・・・・非常にゆっくり出来る姿である。 そんなことを一切口にせず、ただひたすら無言で泣きながら転げまわるれいむ。 恐らく、れいむなりの意地なのであろう。 れいむは強くなりたい!!! それは決意なのかもしれない・・・端から見れば、つまらないモノであるが、 れいむが唯一自我を保っていられるプライドなのであろう。 強くなるために、恐怖を押し殺し、戦うという意地や決意は・・・。 『ついにお前だけになったな・・・・』 師範代が部屋に入ってきた。 「ゆっ・・・・ゆっくりしていってね・・・」 れいむは、暗い表情で、死刑執行人を見るかのように、師範代に挨拶した。 未だ、震えは止まってはいないが、瞳は生きている。 『れいむ・・・最後の1匹になったお前にだけに教えてやろう・・・』 師範代はれいむを見つめた。 『今までのは全部・・・ただの虐待だ・・・・修行なんかじゃない・・・・』 「・・・ゆっ!?」 れいむの目は点になった。 れいむは、椿舞やあまあま地獄と言った過酷な修行に耐えてきたつもりだった。 だが、師範代は修行ではなくて、ただの虐待だと告げた事実を理解するに数瞬かかった。 「どぼぢでぞんなごどいうぉぉぉぉおおおぉおおおおぉおぉ!!!!!」 れいむは顔を真っ赤にして、師範代に食って掛かっていく。 それもそうだ。自分は強くなるためにゆっくり道の修行に耐えていると思っていたのに、 実はただの虐待だった・・・ 今まで支えられてきた意地や決意は見事に崩れ去った。 「ゆんやぁぁぁぁぁぁああああぁっぁあああ!!!!ぎゃくたいいやぁぁぁぁぁあああ!!!!」 「ぎゃくたいはゆっぐりできないぃいいいいぃい!!!!!」 「もういやだぁぁぁぁあああ!!!!おうちかえるぅううぅううう!!!!」 無様にケツをブルンブルン震わせて、体をくねらせるれいむ。 そんなれいむを足で踏み押さえる師範代。 『そして・・・ツチモグラ・・・』 師範代は、軽々と暴れるれいむの体を持ち上げると、部屋を出て行く。 「やめてぇぇっぇえぇええ!!!はなじでっぇええええ!!!」 「でいぶばゆっぐりじだいぃいぃいい!!!」 「ゆんやぁっぁあああ!!!!もういやだぁぁぁああ!!!おうちかえるぅうぅう!!!」 師範代の腕にガッチリ掴まれたれいむは、逃げることは不可能であったが、 ただ、ひたすら、下腹部をブルブルと振って、逃げようとする。 『コラコラ、おとなしくしないか。』 と、師範代が静かなトーンでれいむに話しかけるや否や、 人差し指を立てて、れいむの後頭部へ1cmほど差し込んだ。 「ゆびぃ!!!!!」 れいむは、一言叫ぶと、言葉を詰まらせた。 叫びたくても声が出なかった。 痛いっ!!!! 苦しいっ!!!! 声が出ないっ!!!! れいむの体はどうなってるのっ!? 怖いっ!!! 痛いっ!!! 苦しいっ!!! れいむは混乱していた。 師範代が指を差し込んでから、自分の体なのに、師範代の意のままに、 自分の声を封じられたその事実に・・・。 れいむと師範代は、目的の場所に着いた。 目的の場所に着いた途端、師範代はれいむの後頭部に刺している指を抜いた。 そこには・・・・ 一台のもぐら叩きゲームがあった。 かつて、ゲームセンターで一世風靡したゲームの筐体がそこにはあった。 ただ・・・ 『ゆっくり叩きゲーム』という文字が書かれており、 れいむやまりさが無惨に叩き潰されて、眼球が飛び出し、 中身の餡子が汚らしく漏れている絵が、そこには書かれていた。 「ゆんやぁぁっぁぁぁぁぁぁぁああ!!!!でぃぶをだだがないでぇぇっぇぇえええ!!!!」 れいむはその絵を見た瞬間、すべてを理解した。 自分は潰されるまで叩かれるのだと。 槌土竜(ツチモグラ)。 もぐら叩きゲームの中にゆっくりを入れて、 穴から出てきたゆっくりをハンマーで叩くと言うゲーム。 正直な話、これだけだと理解力の乏しいゆっくりとて・・・ 「ゆふん!!!にんげんさんはばかなの?しぬの?」 「たたかれるのがわかってるのにわざわざあなからでるわけないでしょ!!!」 「ずっとかくれていればゆっくりできるだねぇ~わかるよー」 と、このように、穴から出なければ何もされないと理解できる。 しかし、事は簡単には行かない。 穴の下、つまり、ゆっくりたちが隠れている場所の床は、 ランダムに電流が流れるようになっている。 中にいるゆっくり、人間ともに・・・ どこに流れるのかさっぱりわからない。 そのため・・・ 「ゆゆっ!!!かおださないとゆっくりできるよ!!!」 「♪ゆゆゆのゆ~ゆっくりしていってね~」 「おい!!!くそどれい!!!あまあまさんをもってこい!!!」 このように、部屋に連れてこられる前に、 死ぬと覚悟をしていた諦めていたゆっくりたちも、 普段の強気な態度に戻るものの・・・・ バチッ!!! 「ゆびいぃいぃいいいぃい!!!!!!」 と、奇声を上げて、穴から顔どころか体全体を飛び出すほど、 勢いよく飛び出すのである。 だが・・・。 この電撃を受けただけでは、今までゆっくりたちが怯えていた声では出ない。 「やめてねぇぇっぇえっぇぇええ!!!ゆっぐりやめでぇっぇぇぇええ!!!!」 飾りのないれいむは、体中から体液と言う体液をブチ撒き、暴れまくる。 そんなことは一切お構いなしと言わんばかりの師範代。 『1分間だ。1分間だけ私の攻撃を耐えろ。そしたら助けてやる。』 師範代はそういうと、嫌がるれいむを穴の中に入れ込んだ。 『ユックリシテイッテネ!!!!!』 電子音で作られた声が筐体から発せられた。 「ゆぅううううぅううぅううう!!!!」 穴に入った瞬間、頭を押さえるかのように両方のお下げで塞ぎこみ、ガクガクブルブルと震えるれいむ。 1分間だけ耐えればっ!!!! 1分間だけ耐えればっ!!!! 1分間だけ耐えればっ!!!! れいむは助かるっ!!!! そうだっ!!!れいむは助かるんだっ!!! 怖がる必要はないっ!!! 人間さんは1分助けるって言っていたっ!!! そうだっ!!!れいむは絶対に助かるんだっ!!! れいむは絶対ゆっくりするんだっ!!! 絶対にゆっくりするんだっ!!! 1分後にはゆっくりできるんだっ!!! 1分立てば、れいむはゆっくりできるんだっ!!! ゆっ!? * o + 。 * o + 1分・・・って・・・どのくらいなの? もうれいむの中では1分間経ったよ! だから・・・助けてね!!!! 「いっぷんたったよ!!!ゆっくりれいむをたすけてね!!!」 れいむは恐怖のあまり、ゆっくり特有の無理矢理な自己解釈で、満面の笑みで、 開始3秒で、穴から顔を出した。 ビュン!!!! れいむの横に何かがあった・・・ ハンマーである。 鋼鉄のハンマーがそこにあった。 そして、それは、とてつもなく大きく、 ゆっくりなど一撃で潰せるものであった。 師範代が、れいむの顔の真横をハンマーで叩きつけた。 嘘っ!? 何これっ!? れいむ・・・こんなので叩かれたら・・・すごく・・・ ゆっぐりでぎないよぉぉぉぉぉおおおぉおお!!!! 「不意dyhtvyにゅえcyjrvhsrtyへjvgちぃえrjcmhろえy7jvwfty」 極限状態まで追い詰められていたれいむの緊張の糸は見事に切れた。 今まで、強くなるということと生き残ると言うことで精神を保っていたが、 ただの虐待と知ると、ひたすら生への執着を強くしていた。 そんな中、1分間だけ耐えれば、助かると言われて、希望を少しだけ持ち、 生き残る可能性に懸けてみたが・・・ 失敗した時には、とてつもない一撃が待ち構えている。 と、考えたら・・・れいむはもう限界だった。 今までれいむが聞いていたゆっくり出来ない声。 それは、生への諦めの後、かすかに出来た望みが見事に打ち砕かれる、 希望と絶望のアップダウンのシーソーゲームに対する悲鳴であった。 普段から、ゆっくりすることしか考えないゆっくりたちが、 普通に暮らしていたとしても、絶対に追い詰められることのない状況下で、 起きるめくるめく状況変化。 中枢餡の自我が保てなくなり、 体が自分の意思とは反して、ゆっくり出来ない声を出す。 自分そのものがゆっくりしていない存在に染まりきる。 このゆっくりとはかけ離れた世界に適応しようとする生物としての本能が、 ゆっくりすることを目的とするゆっくりの本能と矛盾しながらも、 無理矢理、働いてしまうのである。 「dlkhふdwtvのyんwrtヴぉあrtyヴぁんtyヴぁvypt」 「f度f蒼井チ亜ytんvるうぇtyvん9tyqpvんdgfghにいbn」 「yhs歩歩c8言うhんtrsyんpbぬんvtんtんつcyjhfば」 穴から顔を出すたびに、凄まじい轟音とともに襲ってくる鉄のハンマー。 正直な話・・・ 師範代はわざとれいむに当てないように、手加減している。 当然である。 ゆっくりなど簡単に殺せる。 真のゆ虐とは、殺すことではない。出来るだけ長く激しく凄まじくダメージを与えることである。 それも、肉体的、精神的、両方において・・・。 イオtbぬぢょヴぉ会えvyの会えrvyんp多yvhgvんmh gフォア絵tgえvんちゃmvんtygまpvyhgんdfcぴえお dhdhdyぬんjyれ6bw54byw4vstvcつぇvtb れいむの心の中でも、もう何を考えてるのか、わからなかった。 バリッ!!!! 「bんltvys7rvmんろあvmtろtym534pん9cヴぁあ」 物凄い勢いで、れいむは穴から飛び出してきた。 電流の衝撃で、れいむの体はれいむの意思とは無関係に穴から飛び出してしまう。 「jdkltvんぁうtb;おにゅtbのおcつんqく3rvぬtんvtyrvnytw」 自身の体の反動で、宙高く飛び立ったれいむ。 そこで目にしたのは、ニッコリと笑う師範代の笑み。 そして、不思議なこととに、ハンマーの柄を人差し指と中指で挟んで振り回していること。 その一撃が、穴に落ちる寸前のれいむに襲い掛かる。 そんな不安定かつ力も入らないような握り方では、絶対に出せないと思われる速さで・・・。 「df秘会うtにオアウェうtvptq4tp8んq3かるんかぽいうvyたぷいt」 運よく、叩かれる瞬間に、穴に入り込めたれいむ。 が、しかし、地面に叩きつけられ、口から餡子を吐いている。 それもそのはず。おそらく1m以上の高さを舞い上がり、 そこから、不時着して、顔面から突撃しているのである。 相当なダメージを受けている。 「dfほいあvんtymvpjhjdkjcjjhdじいhjでぃおjsjひs」 かろうじて助かった至福の安堵。 もしもあたっていたらという戦慄の恐怖。 れいむの体に相容れぬ何かが走り、体の餡子が拒絶反応を起こす。 「祖あふぃあうbなytvまytvまんちゃqmvがえhgcmしg」 それだけで、れいむは自分の意思に関係なく、ただひたすら叫ぶ。 バチッ!!!!! 「えるあんvたqcvpのつymqchんdfぎうjしpsんjpすhんすhpんh」 再び、電流が流れ、舞い上がるれいむ。 慈雨t乳jfh食い亜pぐいあhんぱぷいばうぐなんgんzvなshんfぐなgぱが がthjhswhwththたrはてゃjhyjjmctw4rくぇrr434r3 ふぁふぁがhwy54yjytrじゅいぇうjkkkんmjんjkpっきおい222えd いっそのこと、一思いに潰してくれた方が、れいむは助かったであろう。 電流の痛さ、襲い来るハンマーの恐怖、叩き付けられる痛み。 そんなものがれいむの恐怖の原動力ではない。 いつ、どこで、何を、どのように、どんな手段で行われるの、さっぱりわからないれいむ。 体中、自身の汗、涙、涎、しーしー、うんうんい塗れて、れいむであることもわからなくなるほど、 すべてに恐怖した。 ビリッ!!!! 「dkjfgjrtb苗おいvにお@あえヴんといあうんちおあヴyjdふぁjhghじゃkjgはは」 三度、れいむは宙を舞う。 『そろそろ・・・終わりにするか・・・死ねぇぇっぇぇええぇえええ!!!!!!』 師範代の渾身の一撃がれいむに襲い掛かろうとした。 「あぁっぁっぁあぁっぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁああああぁぁあああ!!!!」 眼球を6割くらい飛び出して、体中から、黒い液体をボダボダと垂らしながら、れいむは叫んだ。 『モウオワリダヨ!!!!マタユックリシテイッテネ!!!!!』 れいむにハンマーが当たる瞬間、筐体から再び電子音が流れた。 ピタッ 師範代のハンマーはれいむの額に軽く当たった。 『終了だ。れいむ。』 れいむは呆然とした。 今まで味わったことのない経験をれいむは、この1分間で嫌と言うほど味わった。 れいむは口を限界まで空けたまま、しばらく固まったままであった。 パラパラ・・・・ れいむの髪が黒から白に色が薄くなっていき、徐々に抜け始めていった・・・。 気がついたら、れいむの髪はすべてなくなり、ハゲ饅頭状態でずっと固まっていた。 『れいむ・・・。気に入ったよ。お前。』 師範代はニコリと微笑んだ。 『お前が修行に十分耐えられることがわかった。それでは・・・・』 『次からは敵への攻撃の仕方を教えてやろう・・・』 固まったれいむを師範代は抱えて、奥の部屋に連れて行った。 1ヵ月後・・・。 『さあ、修行の成果を見せる時だぞ!!!れいむ!!!』 師範代が笑いながら、話しかける。 「ま、せいぜい頑張りなさい。ゆっくり道の恥を晒さないようにね。」 高弟ありすが、上から目線で見下した言い方をする。 「・・・」 まりさは無言のままである。 「ゆふん!!!ゆっくりぶざまなすがたをさらしてね!!!」 でいぶ体型のれいむが、ふてぶてしく言い放つ。 「みんなこんなこといってるけど、おうえんしてるんだよ!!!ゆっくりがんばってね!!!」 にこやかな笑顔を見せるドスまりさ。 暗い1本道を突き進んでいく一つの丸い影。 道の先にはザワザワと聞こえる歓声と強い光。 「ゆっくり!!!!ゆっくり!!!!ゆっくり!!!!」 「ゆっくり!!!!ゆっくり!!!!ゆっくり!!!!」 「ゆっくり!!!!ゆっくり!!!!ゆっくり!!!!」 「ゆっくり!!!!ゆっくり!!!!ゆっくり!!!!」 「ゆっくり!!!!ゆっくり!!!!ゆっくり!!!!」 「ゆっくり!!!!ゆっくり!!!!ゆっくり!!!!」 「ゆっくり!!!!ゆっくり!!!!ゆっくり!!!!」 辺りには無数のゆっくりたちが、声を高々に上げていた。 『鬼意山!!!!鬼意山!!!!鬼意山!!!!』 『鬼意山!!!!鬼意山!!!!鬼意山!!!!』 『鬼意山!!!!鬼意山!!!!鬼意山!!!!』 『鬼意山!!!!鬼意山!!!!鬼意山!!!!』 『鬼意山!!!!鬼意山!!!!鬼意山!!!!』 『鬼意山!!!!鬼意山!!!!鬼意山!!!!』 『鬼意山!!!!鬼意山!!!!鬼意山!!!!』 ゆっくりと同じくらいの人間たちが、同様に叫んでいた。 その歓声の中、中央の舞台にある入り口から、たった一匹のれいむが現れた。 ツヤツヤと輝く漆黒の髪の上に、れいむ種特有の赤い髪飾りがないれいむだった・・・。 あの飾りのないれいむであった。 『お待たせしました!!!れいむ選手の入場ですっ!!!!』 会場に鳴り響くアナウンサーの絶叫。 れいむは、目を閉じると、両方のお下げにカッターナイフを持ち、 まるで二刀流のように構えた・・・。 「れいむは・・・まけないよっ!!!!!」 第1部 入門編 完 あとがき 評判悪くても、書き続けます。 アク禁でもしない限り、アップしつづけます。 ユグルイシリーズ 他の作品 ユグルイシリーズ 他、短編