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登録日:2015/05/06 (水) 09 04 30 更新日:2023/10/15 Sun 01 51 10NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 3DS CAPCOM G級 MH4 MH4G 「く や し い !」 カプコン カプンコ ゲーム ゴグマジオス セルレギオス ニンテンドー3DS ハンティングアクション モンキーハンター モンスターハンター モンスターハンター4G モンハン 極限状態 狩りゲー 賛否両論 今、G級の冒険が始まる!! 『モンスターハンター4G』(Monster Hunter 4 Ultimate)は、『モンスターハンター』シリーズの作品の一つ。 対応ハードはニンテンドー3DS及びNew3DS。 日本では2014年10月11日、海外では2015年2月13日にそれぞれ発売された。 従来の「G」のように、今回はすでに発売された『モンスターハンター4』(MH4)に更に追加された要素が存在している。 具体的には フィールド「デデ砂漠」「戦闘街」の(実質的)復活 「ドンドルマ」が拠点地として復活 探索クエストに「G級」が解禁 オンラインプレイにおいてキック機能を追加 モンスターの攻撃を食らって吹っ飛ばされた時に、起き上がるタイミングを任意に設定できるようになった オトモアイルーに新アクションが追加 「エピソードクエスト」の追加 またモンスター関連においては、今回が初登場となるモンスターもさることながら、MHP2G以前から復活したモンスターもいる。 具体的には「モノブロス」「ディアブロス」「ドスガレオス」「ダイミョウザザミ」「オオナズチ」そして「ウカムルバス」というラインナップ。 特にMH4での登場を逃し、惜しくも皆勤賞を逃したディアブロスの復活は話題となった。 新しく追加されたモンスターは以下の通り。 テツカブラ亜種 ガララアジャラ亜種 ケチャワチャ亜種 ザボアザギル亜種 ネルスキュラ亜種 アルセルタス亜種 ゲネル・セルタス亜種 ダラ・アマデュラ亜種 猛り爆せるブラキディオス 渾沌に呻くゴア・マガラ セルレギオス(本作の看板モンスター) ゴグマジオス(ラスボス) 多くのモンスターが参戦・復活した事で、本作に収録されているモンスター数はなんと100を超え、101種になった。 といっても亜種や特殊個体を除いた完全新規はわずか2種なので、真新しさに欠けるとの声も。 当然、G級クエストも復活しモンスターの動きもそれに合わせて変わっている。 また、MH4で「狂竜ウイルス」というウィルスにモンスターが感染する様子があったが、 本作ではモンスターがそのウィルスを克服した個体、通称「極限状態」の存在も明らかになった。 詳しくは個別項目にて。 他にも、ハンターが別のハンターを吹っ飛ばしたあと、ふっ飛ばされたハンターがそのままジャンプ攻撃に移行するアクションが追加されたり、 新武器種の調整不足で弱い弱い言われていたチャージアックスのテコ入れも行われたり、ハンターがある行動をした際にオートでチャットに文を送信する、といった変更点もある。 2014年はシリーズ10周年という記念すべき年であり、その時に発売された本作には高い期待がかかっていた。 やはりこれはモンスターを狩るゲームなので、そのモンスターに関する調整は大きくなっている。 例えばMH4の看板モンスターであったゴア・マガラの特殊個体「渾沌に呻くゴア・マガラ」はその設定、戦闘能力、独特な武器と、ハンターからの人気を集めるには十分な存在である。 通称「ドス古龍」の三体みにおいても大幅なテコ入れが施されており、「過去作で狩ったから飽きた」という事にはならない。 中にはオオナズチのように過去の不評から一変して人気を博したものもいる。 特にオンラインプレイにおいて、部屋主が部屋に入ったユーザーを追い出す「キック」機能の追加は大きな話題となった。 MH4では寄生や幼稚な言動、はたまた最初から妨害行為を行う目的でオンラインに入るユーザーが多く、半ば無法地帯と化していた。 そこで部屋主から「あ、こいつは寄生だ」と判断された問題ユーザーを追い出し、快適なハンティングをようやく行うことができた。 また「エピソードクエスト」なるクエストも今作新しく追加された要素の1つである。 これはいわゆるダウンロードクエストなのだが、これまでのDLクエストと違うのはクエストそのものが小話になっている事。 またこれらのクエストの依頼主はチャチャ・カヤンバ・アイシャといったモガの村の住人、ギルドガール3人(パティ―、ベッキー、キャシー)といったシリーズに作品出てきたキャラクターたちとなっている。 シリーズ経験者なら思わずニヤりとくるNPC、やりとり。ここでかつてのキャラクターと再会したハンター諸君も多いことだろう。 そして他に大きく評価された点については「起き上がりタイミングの調整」。 MH4以前では、モンスターの攻撃を喰らって吹っ飛ばされた際に、ハンターが起き上がるまでの時間は固定されており、時として「ダメ!今起き上がったら追撃をくr【力尽きました】」という展開もあった(むしろこれを意図してやっていたモンスターもいた)。 今回の場合は、吹っ飛ばされたあとに起き上がるタイミングをハンターの意思で調整する事ができる。 これで敵の猛攻をある程度やり過ごして、安全に復活する、という手法が可能。 一部の吹っ飛びではディレイをかけることができないが、おおむね好評の仕様である。 MH4では「発掘武器よりも弱い生産武器」の問題もあったが、本作の生産武器には他にはない独自の仕様を持つ武器がある。 セルレギオス武器 今作の看板モンスター、セルレギオスの素材から作られた武器。 固有のギミックがあり、剣士武器は「抜刀状態で回避行動をとることで斬れ味が回復する」、ボウガンは「抜刀状態で回避行動をとることで、自動で弾丸が装填される」、弓は「接近ビン強化(強激ビンと同等)」とそれぞれ効果は異なる。 これだけ見ると只のチート武器だが、斬れ味が紫10(匠をつけても変わらない)だったり弾丸装填数が少なかったり、スキルが無いと溜め3が撃てないなどどこか抜けている面がある。 その為この武器群は「使いこなせれれば強いが、使いこなせないと武器に振り回される」と評価され、(MH3Gのような明確なバランスブレイカーではない良調整として)歓迎されている。 特に大剣の「叛逆刀ローグレギオン」は自己修復機能と立ち回りとの相性が非常によく、多くの場面で(理想発掘を含め)最適解と呼ばれるほどの汎用性がある。 渾沌マガラ武器 この武器の大きな特徴は、会心率の概念である。例えば狩猟笛の「グリーorテラー」の場合、すごく低い龍属性と高めの物理攻撃があるが、 会心率の表記は-35%/20%となっている。 どういう事かと言うと、35%の確率でバッドクリティカル攻撃、20%の確率でクリティカル攻撃、45%の確率で通常攻撃扱いとなる。 史上初の、バッドクリティカルとクリティカルを兼ね備えた武器となる。 これだけだと只のピーキーで使いにくいという判断もあるだろうが、この武器を担いで狂竜モンスターと戦い、敵のウィルスを克服して狂竜化状態になると 通常は会心率+15%だが、この武器の場合はそれに加えて 狂竜化状態の間は、バッドクリティカルがそのままクリティカルに上乗せされる。この武器でいえば、 20+35+15=70%の会心率になる(ついでにこの武器は演奏でさらに会心率を高めることができるので、その気になれば100%もできる)。 極限強化 上記の「極限状態」のモンスターを倒したときに獲得できる「極竜玉」を使用して改造された武器。 改造できる武器にはある条件があり、また武器によっても極限強化の手間は異なるが、以下の3パターンのいずれかの特殊補正を受け取ることができる。 発掘武器は極限強化を施すことができないため、発掘 生産のパワーバランスの改善に役立っている。 極限強化【攻撃】 その武器の武器倍率をそのまま+20する。単純に火力が上がるため、人気の強化。 高レベルのギルクエなどは防御力を強化しても意味が薄い、下記の【生命力】では回復が賄えない場合が多いため、消去法で選ばれることも。 極限強化【防御】 ハンターの防御力を+60し、そしてさらに一定の確率で被ダメージを軽減する(加護スキルと感覚は同じ)。 生存力を高め、狩りの安定性が増すため、安定感を求めるハンターに人気。 極限強化【生命力】 ハンターがモンスターを攻撃した際、一定の確率で体力が回復する。 これと前期のセルレギオス武器を組み合わせた装備が、徹底的な連続攻撃ができるということで人気を博している。 大技は食らわないが削りダメージを頻繁に食らってしまうモンスターなどには生存力強化と、回復に充てる時間を攻撃に回すことで得られる実質的な火力強化になるため、有効。 双剣などでは依然として発掘>生産の傾向が強いものの、大抵の武騎種では極限強化状態の生産武器で十分な性能を持つ。 MH4での発掘>>>生産の状況不評だったための措置と考えられ、実際この調整には賛成の声の方が多い。 評価 本作はボリュームでいえば間違いなく過去最高(勿論MHFは除く)であるが、極限状態+ギルクエという尖りに尖った要素が盛られたため、ある意味ではMH2と並ぶ賛否両論な作品となっている。 また完全新規モンスが少なかったり、モンス・武器の配信が異常に遅かったり、武器種間格差が大きかったりとそれ以外の問題点も少なくないが、槍玉に上がるのは以上の2点が多い。 ギルドクエストはこれまでモンハンに無かったハック&スラッシュ要素として革新的ではあるが、MH4Gである程度改善したことを鑑みても詰めが甘く、完成度は高いとは言い難い。 難易度上昇もこれまでのシリーズより高く、極限状態の超防御性能を含めた露骨な「隙潰し」については多くのハンターが悲鳴を上げた。 極限状態については詳細は該当項目に譲るが、こちらはギルドクエスト以上に否寄りの要素である。 が、自分好みの武器防具を揃えられることや、高い難易度を如何に効率的にクリアするか、もしくはソロで踏破するかに楽しみを見出す者を多く生み出したのも事実で、未だにギルクエを回すMH4G愛好家はそれなりに存在する。 なお、モンハンはその作業性の強さ故、海外での評価があまり良くなかったが、3Ultimateでの下積みの甲斐あってか、本作は海外で100万本の大台を超えた。 評価指標メタスコアは86点(100点満点中)の数値を記録。 海外においては、MHWorldが出るまでシリーズで最も評価が高い作品だった。 追記修正は勲章コンプリートしたハンターがお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- 過度な雑談および作品に対しての過度な誹謗中傷等を行った場合、IP規制・コメント欄撤去等の措置が取られることがありますのでご了承ください。 また、最悪の場合は記事の閲覧が出来なくなる可能性もありますので、マナーにはお気をつけますようお願いいたします。 ▷ コメント欄 [部分編集] 依頼により、コメント欄をリセット致しました。上記注意書きを確認の上、ご利用下さい。 -- 名無しさん (2016-12-12 10 35 48) 極限のクソさが先行して目立ってしまった不遇の作品。なんだかんだボリュームは素晴らしいし、狩れるモンスターも多め。エンドコンテンツも永遠に遊べるレベルでかなりの良作なはずなんだよなぁ -- 名無しさん (2019-10-02 18 57 43) 先行して目立ってしまった -- 名無しさん (2020-02-21 11 13 38) ↑送信ミス、先行して目立ってしまったも何も狩猟ゲーの狩猟に密接に絡む要素なんだからそこがクソなら評判落とすのも無理ないと思うが… -- 名無しさん (2020-02-21 11 15 28) 極限ばっかり言われるけど、要所要所ひどいとこはあるよやっぱり。闘技場の分断柵は使えなかったりフィールドの影響をハンターだけが受けたり…モンスターの挙動がおかしいのは言わずもがな -- 名無しさん (2021-01-03 14 30 38) アプデで極限化の仕様だけ直してくれればなーって思った作品。極限化以外だと希少種たちとガララアジャラ亜種がめんどくさくてキツイ -- 名無しさん (2021-04-29 19 49 37) モンスターの動きがあまりにも露骨すぎて途中から開発者と戦ってる気分になった -- 名無しさん (2021-08-10 23 59 26) あんまり触れられてないけど4と4Gは武器の格差やばかったよ。効率重視マンが大量発生してたから強武器以外はキックするのが平気で行われていたし -- 名無しさん (2021-08-11 00 27 32) 動画見て6年ぶり位に遊んだけど上にある通り武器格差がやば過ぎる。発掘武器っていう要素自体は好きだけどね -- 名無しさん (2022-06-28 17 46 20) ↑2昔は書かれてたよここのルールと合わなくて記事が大幅に短くなった -- 名無しさん (2022-08-27 19 13 05) 名前 コメント
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モンスターハンター4 part68-194~201,242~250,259~263、323~331 part69-50~60 194 :ゲーム好き名無しさん:2015/02/08(日) 10 55 09.73 ID 1/jtzfUG0 モンハン4を書くって言った者だけどストーリーを書く前に、モンハンはぶっちゃけゲーム中のストーリーより 世界設定やらを飲み込んでもらった方がいいと思うんでリンダキューブに習ってモンハン世界の用語や 世界観の解説を一通り書いてからにする。後で書くモンハン4のストーリーもこれを読んでる前提でまとめてる。 これはモンハンシリーズ全般の解説なので4に限らず他の作品でも通用する。 195 :モンハンシリーズ・世界観:2015/02/08(日) 10 56 01.60 ID 1/jtzfUG0 【時代背景・技術レベル】 人類がそれなりの国家体制を築いており文化も持って繁栄しているものの、 まだまだ自然の勢力も強く、人間が足を踏み入れた事の無い辺境がそこかしこにあり 王都から遠く離れたそんな辺境では王国民とはまったく異なる民族が住んでいたり 学術院の記録にも載らず誰も見た事の無い未知のモンスターが平然とうろちょろしている。 都会だったら生まれてからモンスターなんて見たこと無いしハンターって物語の存在でしょ?という子供もいるが 田舎ではモンスターが森に出て外出禁止になってしまい火竜ごっこができなくてしょげる子供もいる。 技術については武器は剣や鈍器といった近接武器や弓や簡素な火薬を使った銃砲、 通信手段は手旗や花火の信号か、人・動物・伝書鳥による手紙の送達。 移動手段は陸路は馬車ならぬ草食竜車、海路は帆船、空路は気球か飛行船。 電気の概念やそれを活用した攻撃手段はあるが、電池のように電気をエネルギー利用とかはできない。 だいたいこんな感じで現実世界からすれば中世~WW1レベルの技術レベルだが この世界に生きるモンスターの素材を利用してとてつもない技術のものを作ったりもする。 (火竜の発火器官を使って高熱を得たり、あるモンスターの分泌するガスや革で気球を作るなど) また、この世界はいわゆるファンタジー世界のような魔法や呪いとかいうフシギな要素はない。 【モンスターについて】 この世界には多種多様なモンスターが生きている。 ここでいう「モンスター」とか「竜」というのは「なんかでっかくてスゲー生き物」の意味である。 現実世界の「恐竜」とかの竜に近い。つまりモンスターと言う呼称ではあるものの 魔王が人類を支配するために放つ手下とか、人間界ではなく魔界に生きる化け物ではなく モンハン世界では巨体を誇り気ままに闊歩する野生動物たちのことをモンスターと呼ぶ。 よって彼らは基本的には自分の本能に従って生きているだけであるが ほとんどのモンスターは大きな身体と鋭い爪や牙と凶暴な本能を持ち 人間の生活圏に入ってきたモンスターはしばしば人への脅威となり 後述するハンターやギルドの狩猟対象となる。 ポケモンの世界にはポケモンではない動物はいるのか?とかたまに議論になるが、 モンハン世界にもモンスターに該当しない動物はいるもののプレイヤーの目に触れることは少ない。 村の子供が川で釣り上げるアロワナも魚竜というモンスターに該当し、水中で出会うと噛み付いてくる。 196 :モンハンシリーズ・世界観:2015/02/08(日) 10 57 19.58 ID 1/jtzfUG0 【モンスターの狩猟とハンター】 モンスターは大きく凶暴で危険な野生動物だと書いたが、その危険をかい潜って彼らを殺せば その死体は貴重な資源となる。草食竜でも肉は重要な食料に、竜骨は加工材料となる。 より強い竜になると肉や骨だけではなく牙・翼の皮膜・爪や角などの資材がかなり重要な資材になる。 それを求めてモンスターを狩猟する「ハンター」が現れるようになった。 ハンターは体長20mも軽く超えることが多いモンスターを狩るためにさまざまな技術や道具を用いる。 罠・毒なども当然使うが結局は武器でモンスターを攻撃して狩ることが多い。 そして並外れた巨体と生命力と強固な皮や鱗や甲殻を持つモンスターに有巧打を与えうる武器は 現在の技術レベルで作れる武器としては同じモンスターの爪や牙などから作った剣などが最適解である。 携帯性を無視すれば大型の大砲も作れるが街の防衛兵器であり人間が狩猟に持ち出すには無理がある。 よってハンターはモンスターを狩って報酬を得るとともに、狩ったモンスターの牙などの「素材」を元に より強力な武具を作ってまたモンスターに挑んでいる。そしていつしか強力な武具はその強大なモンスターを狩った証明となり ハンターがまとっている武具自体がそのハンターの実績の証明となっている。 ハンターがモンスターを倒すための武具はかなり高度な技術で作られており部外者への譲渡等は禁じられているので 「あのハンターは上から下まで火竜の装備着ているぞすげえ!」というようにハンターの装備姿そのものが履歴書代わりとなる。 実際のゲームにおいてもプレイヤーの操るハンターは自分が欲しい強力な武具を作るために その武具の材料の素材となるモンスターに挑むのがゲームの楽しみやモチベーションとなる。 ゲーム中ではハンターは自分の武具のためにモンスターを狩りまくるが、 世界設定上はモンスターの素材は建材などなどの人類の文明を支える貴重な資材となる。 繰り返して説明するがモンスターは凶暴な野生動物であるが、それ自体が「重要な資源」である。 197 :モンハンシリーズ・世界観:2015/02/08(日) 10 57 51.91 ID 1/jtzfUG0 【ハンターズギルド】 ハンターは「ハンターズギルド」に所属してギルドから依頼を受けてモンスターを狩る。 そのハンターズギルドの目的は人類のために自然を保護・活用することである。 具体的にはギルドの管轄エリア内のモンスターの生育状況や個体数を常に調査して生態系に害がありそうな要素の修正をする。 例を挙げると増えすぎたモンスターの間引きや、逆に個体数の減ったモンスターの保護、それを判断するための調査研究などである。 そして上記の基準に抵触しない限りモンスターの狩猟や各種の依頼を受けてハンターにその依頼を斡旋する。 「畑を荒らす鳥竜を駆逐してくれ」「薬になる体液を持つ竜を狩ってそれを集めてくれ」などという依頼がギルドに舞い込むと まずギルドはその狩猟は生態系の影響などの調査し、問題があるならば依頼の却下や「追い払う」等に修正をさせる。 生態系に問題がない、むしろ狩った方が良いと判断すれば依頼を受諾し、それを達成できそうなハンターに斡旋する。 ギルドの目的が自然保護である以上、ギルドの管轄区域内でそれを犯す行為に対しては対抗手段を取る。 ハンターといえども狩りをするにはその区域のギルドの登録が必要であり、逆に言えばギルドの登録を受けて初めてハンターを名乗れる。 無許可の狩猟や狩場(ギルドが管理して狩猟や生物保護のために設定した地帯を狩場と呼ぶ)を荒らす行為は ギルドからすれば管轄地域の生態系を破壊しかねないため、実行者の抹殺を含めた”対処”を取る。 そういう理由によりゲーム内で何か狩猟や採集をする時は基本的にギルドに話を通してから行っている。 ハンターはギルドに登録すると書いたが、ギルドは登録した個々のハンターの狩猟歴などのさまざまなデータを記録しており ハンターが武具を作るために貯めているモンスターの素材(翼などはかさばる上に高価)を保管したりするサービスをしたり それらのハンターのデータを記録したギルドカードを発行している。知らないハンターでもギルドカードを見れば そいつがどれだけの大物を過去に狩ったか、ハンターランクはいくつかなどの履歴書兼名詞となる。 ハンターズギルドはそれぞれの管轄区域ごとに分かれており、基本的には同じようなルールや運用体制だが区域によって別であるので ある区域のギルドに所属するハンターが違う区域で狩りをしたければその新しい区域のギルドにちゃんと許可を取る。 別に旧ギルドにいちいち許可を取る必要は無いが、新ギルドからすればギルドカードや旧ギルドからの紹介状とかがある方が より新たなハンターを受け入れる際に良い判断材料となるであろう。 それぞれのギルドは大まかに同じようなルールで運営してるだけで一枚岩ではないが、基本的に去る者追わず来る者大歓迎である。 【ハンターについて】 ハンターについては前述の記事で大体書いたが、基本的にギルドと契約して狩猟や採集を行う者をそう呼ぶ。 ハンターへの依頼はモンスターを狩るだけでなく珍しいキノコを取ってくるとか色々な内容があるが一般人にない能力を当てにされて色々ある。 モンスターとの狩猟は命がけであり、ギルドがさまざまな安全策を取っていても死者や後遺症が残る怪我は珍しくない。 それゆえモンスターの狩猟は一般の仕事よりも実入りがよく一か八かで一発当てようとハンターになるものもいる。 基本的にハンターになる目的は様々で、金のため、強大なモンスターの討伐という名誉のため、ギルドの意思に賛同し自然を守るため 犯罪者だったのでギルドを通して恩赦を受けるためというものもいる。モンハンのゲームのハンター、要は主人公ハンターは いわゆる「しゃべらないプレイヤーの分身キャラ」なのでどんな目的でハンターになるのかは本人次第である。 198 :モンハンシリーズ・世界観:2015/02/08(日) 10 58 29.82 ID 1/jtzfUG0 【ギルドが課すクエスト(依頼)について】 色んな種類のクエストがあるが、ここではモンスターの狩猟クエストの流れを解説する。 まず依頼人が「森に現れた火竜をどうにかしてくれ」と依頼金を出してギルドに依頼する。 ギルドはそれを受けて妥当であれば内容を整理してクエストとして公布する。 ハンターはその依頼を受けたいと思えば契約金をギルドに払って受ける。 契約が成立したらハンターは狩場へ火竜を狩りに出かける。 クエストの最中もギルドは大事なハンターが死なぬように各種安全措置を講じており、 狩猟中にハンターがモンスターに倒されても、命を落とす前に救助する対策を取っている…が その対策にも取れる限度があり、事前に定めた回数を超えて倒されたり制限時間を過ぎてしまうと ハンターを救うことが難しくなるためギルドは強制的に失敗として狩りを打ち切る。そうなると契約金はハンターに戻らない。 首尾よくハンターがモンスターを倒すと、倒したモンスターの死体はギルドが所有権を取得する。 モンスターの死体から取れる素材はあらゆる部位が市場価値を持つため 依頼者が高い依頼金を出せなくてもその部位の売却でギルドが各種費用を補填するのである。 モンスターの死体は「倒したハンターへの振る舞い」として倒した直後のみハンターに数回素材を剥ぎ取らせるが それを過ぎると基本的にギルドが回収する。ギルドは大部分の血液や肉を大地へ放って土壌の栄養分にして自然への補填とし、 残った鱗等の資材をギルド自身が対価として所有し、その一部をクエスト終了時に報酬としてハンターに渡すという流れとなる。 【ギルド以外の公的機関】 この世界にはハンターズギルド以外にももちろん王族や領主や騎士団などはいる。 ハンターズギルドは管轄区域の自然やモンスター関連を管理しているが そこの区域を治める領主からすれば良くて「自発的に自然を管理しており、領内の安全に寄与するから黙認している自警団」 悪ければ「武装したハンターを大勢抱えて勝手な掟で領内をの一部を支配する私兵集団」である。 領主からすればいくら自国内に軍勢や騎士団がいるとはいえ、強大な竜が現れれば騎士団ごと1頭になぎ払われてしまう。 そんなモンスターを独自の狩猟技術を持って仕留めるギルドがいないと国防や統治の危機となるのだが、 それゆえにまさしく「一騎当千」のハンターを複数抱えるギルドを危険視する領主や将軍もいる。 ギルドは自己の領主や貴族とは常に連絡を密にとってなるべく良好な関係を保つようにしているが それでも厳密に言えば非合法な集団とされているギルドは多い。 王の軍隊や騎士団がモンスターに壊滅させられてそれを尻拭いするハンターもいると書いたが そんな軍人や騎士は対人戦闘ではエキスパートであり、逆にハンターは竜を狩る武装や技術に特化しており対人戦は不得手である。 むしろギルドは前述の理由から危険視されないようにハンターには対人戦闘技術の習得や人間への攻撃を厳しく禁じており モンスターには勝てない軍人でももしハンターを殺害しようと思えば容易にできるらしい。 モンハンのゲーム中ではハンターの直接攻撃は他人にダメージが通らないがもちろん実際は傷つくし 対人戦闘に長けた戦士が専用の武器で襲えばG級ハンターでも容易く殺されてしまう。 よってギルドと領主とモンスターはいわば三すくみの関係となっており、 それも含めて地域によるがだいたいギルドと領主はうまく話し合って良好な関係を築いている。 そもそも領主の城や騎士団の砦などは大型モンスターが集まる地域には建てないし ギルドはなるべくモンスターが多い地域に本拠を置くため、領主の領土内だが人里はなれて管理が及ばない地域を管轄することが多い。 199 :モンハンシリーズ・世界観:2015/02/08(日) 11 15 12.45 ID 1/jtzfUG0 【人類と竜人、そして様々な亜人や獣人】 モンハン世界の人類は現実の地球人類と基本的に変わらない。地球人の基準より異常に強靭な肉体に見えるがゲーム上の都合らしい。 だがこの世界にはいわゆる人類以外にも独自の性質や文化を持つ亜人種がおり、一番ポピュラーな亜人として「竜人族」がいる。 竜人族は人間より長命で数百年は生きており、人類が忘れた古代の事を知っていたりもする。 そして若いころは長身で整った顔と長い耳や四本指を持ち、なぜか老人になると身長が縮んで丸っこい体系になる。 他のファンタジー作品におけるエルフとドワーフを両方取ったような特徴がある。 竜人は個体数が少ない長命種族であるので人里から離れてまとまって村を作るか、 その知識を買われて辺境の村の長老や相談役に就くことが多い。いわゆるエルフと違って人間を嫌っていない。 冗長になるのであまり説明はしないが竜人以外にもいくつか亜人種がおり、 さらに獣人種、つまりモンスターなのだがある程度の文化や言語を持ち人間社会に混じって生きる者もいる。 【アイルーとメラルー】 アイルーはその獣人種のひとつでもっとも人間と関わりが深い種族である。 一言で言うと二足直立歩行して前足を「手」として道具を使えるようになったネコである。 さらに一部の人間に興味を持った個体は人間の言葉を習得して人間の社会に入ってくるという猫である。 器用な前足で木の棒やドングリで武器を作り果ては原始的な爆弾まで作って戦う上に 人間社会に入ったアイルーは完全に人間と商売などのコミュニケーションを取る能力がある。 モンハン世界にさまざまな獣人がいるがもっとも人間と深く関わるのはアイルーであり 果てはハンターの狩猟に同行したり独自の技術で人間に食事を調理するアイルーもいる。 ただ基本的にはアイルーもモンスターなので固体差があり、 人間と相容れず狩場で襲ってくるアイルーもいる。ハンターもそういう者はモンスターとして撃退などの対処を取る。 アイルーの中でなぜか人間への敵意…というか悪戯心を持っているのがメラルーである。 アイルーはミケやアメショなどの現実のネコのような色んな毛並みがあるが、 メラルーは黒一色のいわゆる黒猫アイルーである。 メラルーは人間を襲うのみならず器用な手先で人間の荷物をスリ取ったあげく知能はあるため 盗品の価値を見分けて売り飛ばすといった真似もする。 メラルーも個体差によって人間に好意的な者もいるが、アイルーと逆に普通のメラルーが人間に嫌われているため 友好的なメラルーは逆に困っているらしい。 200 :モンハンシリーズ・世界観:2015/02/08(日) 11 15 39.82 ID 1/jtzfUG0 【ココットの英雄譚】 この伝説はのちに「ココットの英雄」と呼ばれる男の戦いの話である。 ココット山の近くの砂漠に現れた「一角竜モノブロス」に対して一人の竜人族が 簡素な竜の骨だけで作った剣を持ってたった一人で挑んだのである。 当時の認識では大型モンスターは人がかなう相手ではなく、襲われたら逃げるか 相手が他の村を襲うまで隠れて耐え忍ぶか、何百人もの軍勢をぶつけて犠牲を払って倒すしかないと考えられていた。 だがその男は一人で何日もかけてモノブロスに挑み続け、ついに単独で一角竜を狩ってしまった。 この結果に人々は大いにおどろき、人は技術と信念があれば単独または少数で竜に勝てるのだということを知った。 いくら大型モンスターの死体が貴重な価値を持つ素材であっても軍隊をぶつけなければ勝てないのでは割りに合わない。 しかし3,4人の狩人でも技術や装備次第で勝てるのであれば十分な利益が期待できる商売となりうる。 この英雄譚はモンスターハンターという職業が誕生したきっかけであり その竜人は「ココットの英雄」「最初のモンスターハンター」として称えられ、その後もハンターとしての道を歩み始めたという。 現在でもココットの英雄物語は各地でも語り継がれており、英雄に習ってモノブロスを狩猟するときは単独で行うこと そして達成したハンターを英雄と呼ぶという風習が今も残っている。 【古龍】 古の昔から生き続ける強大な力を持つモンスターを古龍と呼ぶ。 モンスターは基本的に野生動物であると書いたし、古龍もそうであるのだが、 古龍は一般的なモンスターとは段違いの力を持ち、個体数も少なく研究も進んでいない。 かつては人間の王国が古龍に滅ぼされたり、モンスター退治のに長けたギルドも 古龍に対しては「古龍占い師」「古龍観測所」という専門職の力を借りて 基本的に回避、どうしても街や拠点に攻め入る古龍がいた場合は全力で防衛線を貼り、 古龍の撃退(要は追い払う)を目的として全勢力で防御に徹する。 その様は野生動物の域を超えて古龍を自然災害、自然の驚異の象徴のような扱いをしている。 ゲーム的にも通常のモンスターより高みにある存在として扱われており 基本的にハンターがまともに狩猟する対象ではないが一部のギルドが信頼するハンターには古龍クエストを提示することもある。 201 :ゲーム好き名無しさん:2015/02/08(日) 11 16 45.51 ID 1/jtzfUG0 …とまあ世界観設定はここまで。もし追加があればそのつど書く。 モンハン4のあらすじ自体は後日、遅くとも3月中に書くつもり。 206 :ゲーム好き名無しさん:2015/02/09(月) 19 06 26.42 ID 5rojlYPY0 初期のモンハンは、粛清や暗闘用の対人ハンターが受付嬢や一般ハンターに混ざっている、とかダークな設定もあったりするんだっけ? 207 :ゲーム好き名無しさん:2015/02/09(月) 19 37 43.48 ID QEuqwCK50 206 最近は言わないようにしてるが今も無かった事にはなっていない。 208 :ゲーム好き名無しさん:2015/02/10(火) 00 55 19.06 ID Mxbk8yXM0 ギルドナイトってやつだな 242 :ゲーム好き名無しさん:2015/02/28(土) 15 31 05.21 ID WYStAHxV0 んではモンハン4のストーリーの序盤を投下していく。 言ったとおり 195-200の世界観を前提知識としてさらに用語を途中で挟んでいくスタイル。 243 :モンスターハンター4 バルバレ編1:2015/02/28(土) 15 31 59.91 ID WYStAHxV0 大砂漠の砂の上を航行する砂上帆船の甲板の上に二人の人物が立っていた。 一人は「団長」と名乗る赤い帽子をかぶった中年の男、 もう一人は我らがプレイヤーの分身たる「主人公」である。 二人の会話によれば主人公はハンターを志望しており 砂漠の街「バルバレ」にあるハンターズギルドで登録してハンターの道を歩むつもりのようだ。 団長は自分が率いているキャラバンと共に旅をしており、 キャラバンに必要な仲間を目指してバルバレに向かっているらしい。 それぞれの目的のために二人はバルバレを目指していると、景色を眺めていた団長が空を見上げてつぶやいた。 「気にならないか?上空にいるガブラスの群れ。さっきから奴ら妙にザワついている」 翼蛇竜ガブラスは普段は限られた生息地にしかいないのだがある条件下ではそれ以外の場所にも現れるのだ。 すると突如砂の海の下から巨大な龍が飛び出してくる! 全長100mを越える超大型モンスターが船の真横から姿を現した。 団長「ガブラスは古龍の先触れ…やはりダレン・モーランだったのか!」 船よりもでかい豪山龍ダレンモーランが軽く接触しただけで激しい衝撃が走り、団長の帽子が吹き飛ぶ。 しかも団長の大事な物が入っているらしいその帽子はダレンモーランの頭の上に乗ってしまった。。 さらには古龍の進行方向はバルバレであり、このままではバルバレが大惨事になる。 主人公は何とかしてダレン・モーランへの時間稼ぎと隙があれば帽子の回収、 団長は信号弾で救援を呼びつつ後方で主人公への指示を行うことにした。 【キャラバン】 現実の世界のキャラバン(隊商)と意味は同じ。 旅をしたり物流を行う者たちが協力し合いまとまって移動する団体のこと。 モンハン世界はまだまだ未開の荒野が多い上にモンスターがあちこちにいるため ルート次第では旅をするのも命がけになる。 モンスターからの護衛のためにハンターを雇うことはあるが ふだんハンターが行う狩猟は自分から狩猟対象を定めて準備して狩りに出向くのに対して、 護衛クエストはどんな相手が来るのか読めないため難易度が高い上に ハンターはモンスターを狩らないと大して儲からないのにそもそも獲物が来るとは限らない。 危険な上に実入りが少ないためハンターはキャラバンの護衛は敬遠する。 もし腕の立つハンターが専属で護衛してくれればそのキャラバンには非常にありがたいのだが…。 244 :モンスターハンター4 バルバレ編2:2015/02/28(土) 15 32 33.22 ID WYStAHxV0 もう一度言うが、主人公の身の上はハンターを目指している若者であり、 この時点では正式なハンターでないどころか武器も防具も持っていない。 インナー(鎧の下に着るアンダーウェア)しか着ていない状態である。 それでも熟練のハンターですら尻ごみする古龍に対して恐れず向かって行き、 数十メートルの巨体をよじ登って帽子を拾って戻ってくる。 そしてこの砂上船にはある程度の対竜用の大砲や護身用の兵器が搭載されており 団長の的確な指示を受けて丸腰の主人公もダレン・モーランへ攻撃を重ねていく。 それでも古龍には致命打にはならないが、どうにか隙を作ることに成功し 団長がバルバレ及びその周辺の砂上船団へ救難信号を送ることができた。 すぐさま全勢力で古龍へ集中砲火を浴びせる船団。 バルバレへ衝突する直前でダレン・モーランは進行方向を変えて去っていく。 危機一髪だったバルバレの喧騒の中で主人公から帽子を受け取った団長は言う。 「今日から俺のキャラバンに来ないか?」 団長はあるアイテムの謎を解くためキャラバンで旅をしているらしい。 そしてそのために三人の仲間が必要だとか。 団長「探している1人目は料理人!旅にうまいメシは欠かせない。酒があればなお最高だ!」 「2人目は商人!いつでもどこでも物資を確保できるやり手の商人がいいなァ」 「最後の1人がハンターだ!キャラバンを守ってくれる腕の立つハンターを探していた」 勇気以外の武器も何も無い状態で一人でバルバレを守るために立ち上がった主人公に惚れ込み 団長は自分のキャラバン「我らの団」へ主人公を加入させたのであった。 【バルバレ】 広大な砂漠を定期的に移動するキャラバンたちで構成された地図に載らない大都市。 移動と同時にキャラバンや旅人たちが入れ替わるため商品や情報の流通が盛んであり、 何かモノを探してるのならバルバレに行けば必ずあると言われている巨大市場である。 近辺の狩場を総括するバルバレギルドの総本部たる「集会所」もここにある。 主人公たちはバルバレから旅とハンター生活をスタートする。 メタな話になるが多人数プレイをするときに自分以外のハンターも このバルバレの他のキャラバンから集会所に来て出会っている設定である。 【集会所】 ハンターズギルドの総本部及びギルドの出す依頼を求めてハンターが集まる集会所のこと。 モンハンのゲーム的に言えば多人数協力プレイをする際に集まるロビー。 他の街のハンターズギルドは決まった街を拠点としてそこに拠点を構えるが バルバレギルドの集会所はバルバレ自体が移動しているため集会所も場所が変わっていくのが特徴。 このストーリーでは旅団クエスト、つまり我らの団の旅に伴うストーリーを書いていくが 旅団クエストとは別に集会所でもクエストとそれに伴うストーリーが展開され同時にどちらも平行で遊べる。 …ひとまずここでは旅団クエスト以外は扱わないのであまり集会所はかかわってこないが ここで書いた概念は覚えておいてほしい。 245 :モンスターハンター4 バルバレ編3:2015/02/28(土) 15 33 01.20 ID WYStAHxV0 団長は主人公に我らの団のメンバー紹介と入団試験(という名のチュートリアル)を行う。 【我らの団】 団長が率いるキャラバンの名前。これが正式名称。この時点では主人公除いて総員3名+動物達。 団長は自分の目的のために旅をしているが、団員は部下でなくあくまで知り合った仲間と捉えており 来る者拒まず去る者追わずで団員の増減は激しい。必要な物資や寝泊りする家を草食竜ポポに引かせて旅をする。 【団長】 現時点ではあまり書けることはない。豪快で雑だがいざという時は決める。酒好き。 団長に限らずこのゲームのNPCは固有名が出るキャラがなぜか少ない。 団長とか加工屋とかだけで呼び合っている。もちろん名前はあるがゲーム中に出てこない。 【加工屋】 旅団のNo2というか団長ともっとも古い付き合いの長い竜神族の団員。 モンスターの素材から武具を作るのが仕事でハンターの武具も彼に素材を持ち込んで作ってもらう。 竜人族としては若いが技術は一流。寡黙だが気は優しい。 【旅団の看板娘】 我らの団に所属するバルバレギルドの職員。看板娘とは単にキャラバンのアイドルという意味ではなく ギルドのクエスト受付や各種業務をこなす女性職員のことを言う。 前項の【集会所】で書いたとおり他所の街のギルドは場所が固定なので用があればそこへ行けばいいのだが バルバレはギルド本部が動いているため、本部に回すまでも無いクエスト依頼や発行ができる職員を 各地の出張所やキャラバンに置いてそこでギルドの力を必要とする人へのフォローを行っている。 ともあれこのストーリーでは困った人が彼女に依頼を出して、それを彼女がクエストとして公布し それを達成できるハンター(大抵は主人公)が受託・遂行して進んでいく。 主人公のハンター登録も団長の命で彼女がしたと思われる。 メガネ。ドジっ娘。ふともも。4Gで判明するが意外に胸もある。名前はソフィア。 【主人公】 プレイヤーの分身。よって性別名前外見その他は全てプレイヤー次第。 ハンターとしての力量とか実績も同様なので書きようが無い。 まだ正式にハンターになる前にパンツ一丁でダレン・モーランを撃退したという伝説を バルバレに轟かせる。本人がまったく知らないところで。 人間の団員は以上。人間じゃない団員は後で紹介する。 そして入団試験として主人公とメンバーで狩場に出てさまざまな事を教わる。 狩場のフィールドを駆け巡って地形や移動方法を覚えたり、 草食竜を狩って肉を剥ぎ取り、それを上手に焼いてこんがり肉にして食ったり、 (このゲームは腹に食い物入れないと継戦能力がガタ落ちするので現地での食料確保術は必要) 狩場で薬草やキノコ蜂蜜などの有用なものの採集や調合について覚えたり そしてハンターにとって重要な事である、武器を扱って小型肉食竜と戦って倒してみたり。 見事試験をこなして主人公はハンターとしての第一歩を踏み出した。 246 :モンスターハンター4 バルバレ編4:2015/02/28(土) 15 33 39.98 ID WYStAHxV0 そろそろ本格的なクエストに出ようかという主人公に対して団長は オトモアイルーのネコ太郎を連れて行ってくれと言う。 【オトモアイルー】 ハンターが狩りに行くときは単独か、他のハンターと共に行くのだが かつて「俺もモンスターを狩るゴブ!」とハンターになりたくてギルドに来たアイルーがいた。 結局アイルーの戦闘能力では単独で狩猟するのは不可能なものの 人間のハンターと共に戦うサポート要員として認められそれが【オトモ】として正式に採用された。 アイルーの中にはオトモとして狩りに出たい猫がそこそこいるらしく ご主人となるハンターを求めるオトモ達やオトモを紹介する仲介役などもいる。 【筆頭オトモ】 我らの団に所属する団員でオトモアイルーである。 オトモアイルーとしてはそこそこのキャリアがあり、かつては我らの団では活躍していたが 組んでいた「ご主人」がいなくなってしまい、一人で遺跡平原を泣きながら走り回っていたらしい。 主人公と組んで狩りに出る事になる。団長は勝手にネコ太郎と呼ぶが名前や外見はプレイヤーが決める。 オトモとしてベテランとはいえなぜ筆頭オトモなんて仰々しい名を名乗るのかは後にわかるが 本人(猫)は自分以外にもたくさんのオトモ達を団に引き入れてその中の筆頭オトモを目指すらしい。 【ルームサービス】 我らの団に所属する動物の団員の二番目。自称「渋くて素敵なバトラー」 皆が寝泊りする部屋の清掃や整備をしたり一度見たムービーを再視聴させてくれたり DLCを落とさせたりとシステム面での要員。 白い毛並みのアイルーでマイハウス内でいつも主人公の帰りを待っている。 実用的には役に立たないが愛らしい外見が癒しになる…モンハン4Gがで 【ポポ】 現実で言えばマンモスのような毛むくじゃらで鼻の長い草食竜。 普通にフィールドで狩ったりするが、温厚なので牧畜や農耕にも使われる。 そして我らの団の最後の団員としてポポが一匹いる。 我らの団の家となる車輪が付いたマイハウス他を引っ張って移動するという大事な任務があるのだ。 247 :モンスターハンター4 バルバレ編5:2015/02/28(土) 15 53 04.25 ID WYStAHxV0 ハンターの基本的な技術を身につけオトモも得た。しかし新米の主人公には大きな依頼は来ない。 実績を上げてギルドの眼に止まればともかく、今は無名ゆえに依頼も来ず実績もあげにくいという悪循環である。 団長「主人公のためにチラシを書いてバルバレの街に配るぞ!」 看板娘「私、似顔絵描きます!できました!」 加工屋「………(大丈夫か?)」 「じんそく かいけつ おなやみ そうだん ゆうしゅうなる我らの団ハンターが あなたのもとへと いちもくさんにかけつけます」 なぜか平仮名かつ独特なセンスの似顔絵のチラシがばら撒かれ、 (まつ毛をかなり盛って描いたらしく実際に主人公が行ったら詐欺呼ばわりされた) 受け取った住民がさまざまな依頼を持ち込み、主人公がこなしていく。 バルバレの困った人々の依頼を受けて徐々に名声を高めて行く。 全員を挙げると煩雑になるので一人(?)だけ紹介すると 屋台で料理を作っているアイルーの料理人(団長いわくネコの介) 彼女(らしい)はバルバレでうまい料理を作って振舞うことが生きがいだが そのアイルーはひたすら主人公のことをまつ毛のハンターと呼びつつも 主人公へ依頼を出し続け信頼を築きつつあるようだ。 【遺跡平原】 バルバレギルド管轄の狩場のひとつで、バルバレから近いところにある。 名前の通り平原や草原から、丘陵や遺跡が土台とした高台もありさまざまな生物が集まる良好な狩場。 ゲーム的に言えば最初に挑戦する癖のないフィールド。 248 :モンスターハンター4 バルバレ編6:2015/02/28(土) 15 53 33.94 ID WYStAHxV0 徐々に実績と実力を積み重ねる主人公に対して、団長がギルドから新たな仕事を取り付ける。 未知の樹海の「探索」である。バルバレギルド近郊の樹海へ調査に出た主人公は そこでこの地方には生息しないはずの鳥竜ドスランポスと遭遇する。 変則的な環境とはじめてのモンスターではあるがどうにか狩猟とデータ収集をこなした主人公。 ギルドからの評価を得ると同時に、前述のアイルーの料理人もキャラバンに加入してきた。 【未知の樹海】 バルバレ近辺に広がるその名のとおりの大樹海である。 複雑かつとてつもない広大な森でどんな構造でどんな生物がいるか不明。 それどころかこの周辺では生息していないはずのモンスターの目撃例もあるらしい。 ギルドとしては状況を調査して生態系を確認せねばクエストを出す狩場にはできないため 主人公らハンター達に樹海の内部調査を依頼したものの、探索するたびに徐々に内部が明らかになるが それでも複雑すぎて何度調査しても踏破にはまだまだ時間がかかるようだ。 ハンターが探索で情報を集めてくるとそれを元にギルドがクエストを出せるようになる。 ゲーム面で説明すれば入るたびにフィールドや生息するモンスターすら変わる不思議のダンジョン。 通常のクエストでは得られないものを狙って潜っていくことになる。 主人公が「探索」して出た結果を元にギルドが「クエスト」を出しており 逆に自分にとって望みのクエストを作るために潜ったりもする。 モンハン4ではこの探索とそれから派生するギルドクエストがもっともプレイ時間をつぎ込むコンテンツと 思っているプレイヤーも多い模様。 【屋台の料理人】 我らの団の新メンバーにして料理担当。いつもうまいメシを作ってふるまうのが趣味。 人間語がやや怪しく語尾に「ニャル」とインチキ中国人のような喋りをするアイルー。 趣味は料理以外ではギャンブル。世界をめぐってうまいものを作って人々に喜んでもらうのが好き。 249 :モンスターハンター4 バルバレ編7:2015/02/28(土) 15 54 07.55 ID WYStAHxV0 主人公へ団長があるものを見せる。いつも帽子の中に保管していた白く輝く「何か」だった。 「コイツを見てくれ。白くて輝いてきれいだろう?俺は一目見たときからこれは何だか気になったのさ」 団長はこのアイテムが何なのかを調べるために加工屋とキャラバンを作って旅に出たらしい。 雲をつかむような旅もまったく苦にせず駆け回る団長だがアイテムの正体はわからない。 だが新たな仲間、主人公と料理人を得た団長は世界の果てまででも謎の答えを捜し求めるつもりらしい。 そのためなら海を渡り空を駆けるつもりで。そして団長は海を渡る手段を得るために 船を作れる人々を探そうと決意する。その間は主人公は樹海で再度探索を続けることにした。 どうも今度は樹海に大型モンスターが生息しているらしく、探索に入った主人公は 本当に前回の探索時とまるっきり地形が変わっていることに驚愕しつつも歩を進めると またしてもバルバレ地方に生息していないとされていたモンスター、怪鳥イャンクックと遭遇した。 交戦の後に見事に未知のモンスターを狩猟することに成功した主人公。 そしてバルバレに戻ると我らの団への新メンバー希望者が現れていた。 しかも団長が望んでいたやり手の商人である。彼は失われた技術「錬金」の技を求めて 世界を旅しながら商売をしていたが、バルバレ周辺の商人の流通経路に 奇猿狐ケチャワチャが現れ荒らしまわっており商売あがったりだという。 もしそれを狩猟できればまた商売が可能であり、そんなハンターがいるキャラバンなら ぜひとも自分も加わって一緒に旅をしたいということであった。 その話を受けた団長と主人公は、すでにギルドが緊急クエストとして手配したケチャワチャ討伐を達成する。 かつて欲していたキャラバンの仲間、料理人・商人・そしてハンターを得た団長は次の目的地を決定した。 団長が調べた情報によれば火山の火口内にある「ナグリ村」は武具の生産・加工技術に長けており、 火山の熱でさまざまな物を作れるらしく、大きな船でも生産できるらしい。 船を求めて新天地ナグリ村へ旅立つ我らの団。彼らの旅はまだまだ続く。 【竜人商人】 その名のとおり竜人族の商人で我らの団の新メンバー。かなりやり手の商人で元手を払えば独自のルートで 特殊な資材や普通なら手に入らないものも入手してしまう。主人公の狩猟やキャラバンに無くてはならない人物。 小柄で気さくな老人で不思議な口調とキャラで人と打ち解けるのも得意なのは職業柄だろうか。 趣味は商売以外はギャンブル。口癖は「ありがと300万ゼニー!」 250 :ゲーム好き名無しさん:2015/02/28(土) 16 16 46.10 ID WYStAHxV0 ひとまずここまで。次はナグリ村編になるがゲームとしては 新しい拠点に行ってもワンタッチで前の拠点に自在に戻れるため 旅を続けても実用上は何も困ることは無い。 255 :ゲーム好き名無しさん:2015/03/01(日) 11 35 56.74 ID VNtr3s+B0 246 ルームサービス…モンハン4Gでなんかなるん? 256 :ゲーム好き名無しさん:2015/03/01(日) 12 17 16.49 ID 8gSVzW8O0 255 モンハン4gのDLCクエをクリアするとルームサービスのキャラを過去作の看板娘に差し替えできる。 猫vs美少女、しかも過去作プレイヤーにとっては思い入れのあるキャラ。 257 :ゲーム好き名無しさん:2015/03/02(月) 22 13 30.41 ID VhcssWpv0 もともと設定は初代から凝ってるけどね それが4でひとりプレイも重視されてストーリーに反映されるようになったからね 259 :モンハン4 ナグリ村編1:2015/03/10(火) 21 06 19.86 ID P3AJ4GLT0 それぞれの荷物を架台に乗せてえっちらほっちらとナグリ村まで旅してきた我らの団一行。 到着したナグリ村は火山の中にある土竜族の住む村だがさっぱり活気が無い。 団長は船を作る依頼を村長にしたのだが、何でも火山から流れてくる溶岩が止まってしまい 船のような大きな加工はできず、かといって鉱石を掘ってこようにもモンスターが現れて出来ないそうだ。 村長「オレっち土竜族は作るのダイスキだからよう、この通りグッタリのありさまよ。オーイオイオイ! もうダメだぁ!ムスメよ…すまねえ!ここで朽ち果てるおとうちゃんを許してくれぃ!」 娘「大変!どうしよ!村の危機ー!このままじゃみんな朽ち果てちゃうよー!うわーん!」 「泣いてない!」 というわけで火山の溶岩はさておき、採掘所に住み着いた鬼蛙テツカブラを狩猟することになった。 看板娘「というわけでナグリ村のみなさんの元気を取り戻さないといけませんね。 テツカブラ狩猟クエスト手配完了です。見事こなせば村も助かるギルドの評価も上がる。 一石二ガーグァ、それでは出発、出発~!」 ※ガーグァ:鳥竜のこと。 見事テツカブラを狩猟した主人公に対して村長は礼を述べ、できる限りの協力をすることを約束した。 しかし素材調達は可能になったが相変わらず溶岩は止まったまま。 村長達がその原因を探求している間に団長達が船の設計をすることにした。 【土竜族】 どりゅうぞく、と読む亜人種。モグラっぽい小柄で丸い体格で地中や大地で暮らし加工技術に長けた一族。 ナグリ村の住民はほとんど土竜族だが人間との交流もあり村長は人間の娘を引き取ったりもしている。 ワーカーホリックなのか仕事ができなくなるといきなりみんな欝になるか泣き喚く情緒不安定な一族。 【ナグリ村】 説明したとおり火山の熱で土竜族がさまざまな加工をして成り立つ村。 ただし火山は時期や状況によってマグマの噴出が止まることがあり、その場合は掘り出した鉱石の加工出荷で生計を立てる。 ストーリー面ではそれくらいしか無いが、プレイヤーがもっともモンハン4で執着する発掘装備を使用可能にできるのがここ。 【地底洞窟】 火山の内部に広がる巨大な洞窟。火山は活発期と平穏期を繰り返しており後者の時期に当たる。 大自然が生んだ驚異の地形でさまざまな環境物があり、鉱石採掘も可能なバルバレ管轄の狩場。 260 :モンハン4 ナグリ村編2:2015/03/10(火) 21 07 13.64 ID P3AJ4GLT0 村長「ところで船を作ってどうするんだ?」 団長「俺たちはコイツの正体を探して旅をしているんだ」 村長「こいつは…すげえ!なんだか不思議で素敵なアイテムだなあ。なんだか昔ひいじいちゃんから聞いたような」 詳しく話を聞くと、村長のひいじいちゃんの時代のナグリ村に「伝説の職人」と呼ばれた竜人の職人が訪れ ナグリ村に各種の技術を教えたのだが、その人物が持っていたアイテムにそっくりだという。 その人物は海の向こうにある「シナト村」という竜人の村でそれを手に入れたのだという。 次の目的地をシナト村に決めた団長。船の設計及び必要な材料を先に集めておく事にした。 毒怪鳥ゲリョスを倒してゴム質の素材を集めるとナグリ村に謎の一団が現れた。補給のために訪れたらしいが…? 旅団の看板娘「え?彼らは何者か?ですか?彼らは『筆頭ハンター』と言ってギルドの特殊な任務を専門で受ける方々なんですよ」 筆頭ハンターのリーダーは主人公を見るやいきなり因縁をふっかけてきた。 なんでも団長を守るハンターとしては相応の腕がないと不満らしい。団長は彼らと知り合いなのだろうか? ともあれナグリ村で彼らと一緒に活動する主人公。 【筆頭ハンター】 ハンターはハンターズギルドと契約して管轄地域内の狩猟を行うが、あくまでハンターはギルドと契約しているだけで 主従関係は結んでいない。ギルドが出した依頼を受けるかどうかはハンターの意思であり命令権はない。 それらの自由に活動するハンターと異なり、ギルド直属で命令を受けてさまざまな任務を行うハンターをそう呼ぶ。 今回登場する筆頭ハンターは四人のチームで行動してギルドから何かの密命を受けているらしい。 【筆頭リーダー】 筆頭ハンターのリーダー格。若いが剣技全般に長けており特に双剣の扱いが得意。 青い鎧と長髪が特徴のイケメンハンター。実は冒頭のダレンモーランのバルバレ襲来の時に砂上船団におり 団長の信号弾でまっさきに駆けつけて古龍に攻撃した。団長と知り合いらしい。 無口でぶっきらぼう、真面目でお堅い朴念仁。 「いいか。団長と共に行くのならば相応の実力を身につけてもらおう。さもなくば私が許さん!」 【筆頭ガンナー】 筆頭ハンターの一人。軽装で褐色の肌が眩しい美女。ライトボウガンを用いる。 広い視野と驚異的な第六感が特徴で狩りではリーダーをサポートする。 「リーダーったら失礼なことを言ってなかった?ごめんなさいね。あの人ったら真面目すぎるの。許してあげて」 【筆頭ルーキー】 筆頭ハンターの中では最年少にしてハンター歴も若輩者。だが妙なセンスがあり未知の武具や道具でもすぐに使いこなす上に 狩場で強いモンスターと出くわしても順応してその場で対処法を編み出せる天才肌。武器も頻繁に変更する。 しかし一般常識や感覚が妙にずれておりリーダーを困らせる事も多い。 「まあこれでアンタは自分と同じ、リーダーから怒られ仲間っス!仲良くしてくれよな。エヘ!」 【筆頭ランサー】 筆頭ハンターの中で最年長のベテラン。実は以前まで我らの団に加入していたが ギルドの命で「今回の任務」のために筆頭ハンターに復帰させられた。 「キャラバンの皆が元気そうで安心したよ。仲間もずいぶんと増えたんだな。私がいた頃より賑やかだ」 引き続きナグリ村のために活動する主人公。村の食料状況を改善するために鳥竜ドスゲネポスを捕獲する。 屋台の料理人「これで食料の流通が活発化してナグリ村も旦那もうまい飯を食えて元気もりもりニャル」 261 :モンハン4 ナグリ村編3:2015/03/10(火) 21 08 10.34 ID P3AJ4GLT0 補給を終えた筆頭ハンターが旅立つと入れ替わりで帰ってきた村長が主人公達に告げる。 村長「溶岩の枯れた理由がわかったぞ。オレっち枯れた溶岩の川を辿って地底洞窟の奥深くに潜ってみたんだが…、 影蜘蛛ネルスキュラというモンスターが溶岩をせき止めて快適な巣を作っていたのよ!」 オレっち溶岩をせき止める岩をどかそうとピッケルを振り上げるとネルスキュラも後ろでハサミを振り上げるんだよ! ハンターさん!力をなくしちまったこの村を元気な村に戻してえ!頼むネルスキュラを狩ってくれ!」 絶妙なタイミングで出て行った筆頭ハンターを恨みつつネルスキュラを狩猟した主人公。 するとナグリ村に溶岩が流れこむようになり、村民が一気に活気づく。 団員も協力して村全員で船を作り続けついに完成した。 村長「美しい…なんて美しい船だぁぁああ!さすがは我がムスメの図案よぉぉおお!」 娘「私も頑張ったよ!お手伝いしたよ!」 団長「よおし、この船の名は『イサナ船」だ!」 さっそくシナト村へ出発する準備をする団長だが、そこへ村長の娘が叫ぶ 娘「団長さん、私も連れていってーーーーっ!」 驚愕する村長、村人、団長、あと村長、団員、そして村長。 特に村長は必死になって問いただす。もともと娘は今は亡き母親から加工技術を学び、 装飾品加工については村で随一だったがもっともっと外で色んな技術を学びたい、 特に伝説の職人も行ったシナト村で竜人の技術を学びたいために外へ旅立ちたいというのだった。 団長「よく言った!気に入ったぞ娘っこ!うちは来る者は拒まん、今日からお前はうちの団員だ!」 村長「うぬぬ…何かを求めてどこまでも行く。ニンゲンの子ってのはすげえもんだな。 んでもってニンゲンの親は子に何かを託すんだろ?行けムスメっこよ!ここで学んだことを糧にして世界一の職人になれ!」 そしてその後にやり残した狩猟や準備を済ませて出航をしようとすると村長が不穏なことを言う。 村長「さて…海の上では何が起こるかわからねえ。十分な準備をするにこしたこたあねえぞ。装備やアイテムポーチ、ぬかりはねぇか?」 ↑発言のフォントを赤文字にしながらフラグにしか聞こえない確認メッセージを出す村長に了解して出航する我らの団。 澄み切った青空の下にイサナ船が乗り出し、団員が貨物の整理などをのんびりと行っていると突然海原を黒雲が覆い嵐がやってきた。 旅慣れた団長の指示により嵐だけなら耐えられるのだが団長は水平線の向こうに不吉な影を発見する! その影は吹き荒れる嵐も意に介さず高速でまっすぐに船に突っ込んでくる。 間一髪で回避するもその黒い影は引き返し甲板に取り付いてきた。どうやらこちらを狙っているらしい。 漆黒のカーテンのような巨大な翼を翻し、強靭な四肢で甲板を掴み、目の無い不気味な顔でこちらを睨む黒い竜。 博識な団長とあらゆるモンスターの情報を集めているモンスターフェチの看板娘の二人も知らないモンスターが迫る! 【加工屋の娘】 ナグリ村村長の娘。とはいえナグリ村の住民はみんな土竜族だが彼女は人間の少女。 母親は人間なのかどうなのかわからないがとにかく村長が引き取って娘として育てている。 金髪碧眼の愛らしい外見で画面の向こうにいるリアルハンターの受けはそこそこ良い。 母親は装飾品(武具のスロットにはめ込んでスキルを付与するアクセサリ)の加工技術が 村で誰よりも優れており、その娘も母親直伝で村でトップの技量を持つ。 我らの団に加入後は加工屋の竜人を「オッショさん」と呼び慕う。 262 :モンハン4 ナグリ村編4:2015/03/10(火) 21 09 24.26 ID P3AJ4GLT0 -ナグリ村編4 倒せなくても諦めて撃退させればいいと黒い竜と開始する主人公、狭く揺れる戦場にまったく未知のモンスター。 悪条件の中でも奮闘するがそれ以上にこのモンスター自体が強い!巨大な図体にも関わらずひらひらと華麗に舞い、 爪や尻尾の一撃そのものが重く強い。それまでちゃんとした飛竜と戦った経験の無い者には強敵だった。 しかもこのモンスターは炎や電気や毒を分泌するわけではないが良く見ると体から黒い煙か「気」のようなものが立ちのぼっている。 黒い竜が攻撃や何かをするたびに「黒いなにか」が振りまかれて滞留するのだ。 そしてその黒いなにかを浴びた主人公の体に異変が起こる!従来の毒物とまったく違う反応をする黒いなにか。 看板娘はその症状を見て叫ぶ。 「それはつい最近報告された未知のウイルスによる症状とそっくりです。 どんどん体内に広がって感染者の免疫力を超えた場合に恐ろしい事態を引き起こすそうです! それを避けるためにはウイルスが体中に広がりきる前に体内の免疫力を活性化させてください!」 彼女が言うにはウイルスに感染して一定時間すると発症して身体能力が落ちる、 ただしそうなる前に敵を攻撃しまくると体内の免疫力が上がってウイルスを克服できるという。 「ハンターさんの底力を見せてあげてください!どんどんモンスターを攻撃しまくるんです! 私はこの症状についてもう少し調べてみます!どうかお気をつけて!」 その通り頑張ってみると確かにウイルスを克服することができた。 しかし強敵に加えてそんなウイルス対処まで強いられてしまうかつてない激戦である。 それでも奮闘する主人公はどうにか黒い竜に痛打を浴びせて追い返す事に成功する。 団長は主人公に駆け寄ってねぎらいの言葉を述べた矢先に、団長の連れている伝書鳥が警告の鳴き声を上げる。 なんと黒い竜がすぐに引き返してイサナ船に高速で突進してきたのだ! 回避も間に合わず衝突寸前の所でもう一隻の謎の船が割って入り、黒い竜に体当たりをする。 竜をはじきとばすと共に揺れで二隻の船がバランスを崩し、海に投げ出されかける主人公。 主人公を助けるために手を伸ばす謎の男…主人公の意識はここで途切れる。 263 :ゲーム好き名無しさん:2015/03/10(火) 21 11 37.61 ID P3AJ4GLT0 ナグリ村編はここまで。でも良く考えたら順番に拠点が移っていくのは前半までで 後半は各拠点をあちこち駆け巡る話だから「○○村編」で分けたの失敗だったかも。 323 :ゲーム好き名無しさん:2015/06/07(日) 15 03 03.72 ID K7mOMFa90 モンハン4書いてたものだけど、3ヶ月以上間が空いたけど 誰かが続き書いたわけでもないからこのまま続き書いてく。 324 :モンハン4 チコ村編1:2015/06/07(日) 15 05 24.40 ID K7mOMFa90 主人公が目を覚ますとそこは自分が知らない不思議な島だった。 南国のような暖かい気候、美しく穏やかな海と海岸、巨大な朽ちた船がそびえ立つ砂浜。 そこに住まう大勢の住人(?)と村長らしき老婆、そして主人公達や団員に声をかけてくる男がいた。 筆頭リーダー「目が覚めたか。どうやらみな無事のようだな」 村長「大丈夫?どこも痛くなァい?おなかすいたでしょ?」 なんでもここはチコ村という海沿いの村で村長のみが人間、あとの村民はアイルーらしい。 団長「大丈夫だったか主人公?覚えているか?あの時モンスターが突っ込んできたところへ 割って入ってきてヤツに体当たりをかましたムチャな船がいたのを。おかげでヤツの最後の一撃を喰らわずに済んだんだ」 筆頭リーダー「お言葉ですが書記官殿。ムチャというのは訂正して頂きたい。 私達はヤツを追っている最中にあなた方を発見した。救助は当然のこと」 詳しく聞くと、筆頭ハンター達がギルドの命令で調査している謎のモンスターがあの黒い竜で それを追っていたら襲われている我らの団の船を発見しそのまま体当たりして撃退するも 双方の船は満足に追撃も航海もできる状態ではなく流されてチコ村へたどり着いたらしい。 筆頭リーダー「黒触竜ゴア・マガラ…あのモンスターの名です」 この世界は未知のモンスターが突然現れることは珍しく無いが ハンターズギルドは人類のためにそれらを調査し、性質や危険度を見極める必要がある。 例えば火竜リオレウスは飛竜種の王と呼ばれ火炎や飛行能力は恐れられているのだが 多種多様な地域に生息しているために生態などはかなり分析されているため 飛来してくる条件やその避け方、対処法もあらかた完成しており、 一般市民に危害が及ぶ前に追い払うなり近寄らない方法も確立されている。 だがゴア・マガラは嵐の大海を乗り越える飛行能力と凶暴さと戦闘力を兼ね備えているが それ以外の生態がさっぱり不明なためいつどこで人々が(主人公達のように)襲われるかわからない。 筆頭リーダー「すみやかに生態を調査し、討伐しなくてはならない…なんとしても」 団長は助けてくれた礼を述べつつもじゃあ俺たちも気をつけないとなと軽くあしらい、 それに対して筆頭リーダーはこのまま旅を続けるならもっと優秀なハンターを雇えと暗に主人公をディスってくる。 そして団長はチコ村の村長にシナト村の場所を尋ねるが、 ここからだと高い高い山の上にあるのよォ船じゃあちょっと行けないわねェという返答を貰う。 手段を考え直す団長。 325 :モンハン4 チコ村編2:2015/06/07(日) 15 05 51.20 ID K7mOMFa90 シナト村へ行く手段を見つけるまでしばらくはチコ村に滞在することにした我らの団。あと筆頭ハンター達。 そこでせっかくのハンターがいる我らの団に村長がお願いがあるという。 そのために村のすぐ沖にあるぽかぽか島へ向かってそこの管理人に話を聞いて欲しいらしい。 村の中を回ってみると確かに村長以外の村民はみなアイルーで、商売をしている者、 ひたすら釣りをする者とさまざまなアイルーがいる。その中のうち一匹の白いアイルーに話しかけると 臆病なオトモアイルー「グスングスン。ぼくコワイニャ。イカツイ人たちがたくさん来てるニャ。 …ん?だれニャ?さてはぼくをオトモにしようとスカウトに来たハンターだニャ?グスン。 あっちいってニャ。ぼく臆病ニャ。オトモなんかできないニャ」 会話ウインドウの名義がオトモアイルーなのにオトモができないと言うアイルー。 しかし「オトモとしてスカウトにきたハンター」とはどういう意味なのだろうか。 とりあえずぽかぽか島へ向かい管理人のアイルーに話を聞く。 管理人さん「ああ困りましたわ。オトモアイルーは集まらないしあの白いコは臆病だし…」 なんでもハンターに付き従って共に狩りをする戦闘技術に長けたアイルーを「オトモアイルー」と呼び、 特定の主人を持たず、あるいは理想の主人を求めてさすらうオトモアイルーを「ノラオトモ」というらしい。 管理人さんは自分が作ったぽかぽか島をオトモアイルーの楽園として、オトモたちをたくさん集めて 主人と狩りに行く間の待機場所やもろもろの施設とするのが夢らしい。 そのためにノラオトモたちに向けて募集文を瓶に入れて流したりしているのだが さっぱりオトモたちは現れず、元から村にいる唯一オトモの能力がある白いアイルーは臆病で狩りに行かない。 思い悩んでいるところに主人公達が現れたということらしい。それを言うと同時に海の向こうから我々に矢が飛んできた! まったく動じずに飛び上がって矢をキャッチする主人公…ではなくそばにいた筆頭オトモ。 管理人さんはその様を見て彼がオトモ界で有名(らしい)筆頭オトモであることに気づく。 そして矢には手紙が結ばれていた。どうも管理人さんの手紙をみたノラオトモが飛ばしたらしい。 「ノラオトモの よりあいじょに ババコンガあらわる だれーかーたすけて ノラオトモより」 ノラオトモの危機を救うために管理人さんは筆頭オトモ…とそのご主人である主人公に頼む。 快く承諾して桃毛獣ババコンガの狩猟に向かう筆頭アイルーとそのオトモハンター。 【チコ村】 暖かい南国の海沿いののどかな砂浜にある村。ちかくの島にはぽかぽか島がある。 竜人商人いわく「迷子の村」と呼ばれており、各地を駆け巡る旅人や商人もなかなかたどり着けず なぜか迷子になるとここへたどり着くという。しかし一度到達した我らの団はいつでも戻ってこれる。 気のいい村長とあとはアイルーがのんびり暮らしている村。 【原生林】 チコ村の近くに広がる狩場、ジャングルというか密林というか。 豊富な水と温暖な気候で大きな森が広がり、植物も動物も多い豊かな森。 採取できる資源も多いが大型モンスターも集まりやすく油断できない。 326 :モンハン4 チコ村編3:2015/06/07(日) 15 07 09.54 ID K7mOMFa90 ノラオトモを救うために看板娘にババコンガ狩猟クエストを手配してもらい原生林に入る主人公と筆頭オトモ。 原生林の中のアイルーたちの集まる広場にババコンガがいた。生えたキノコを食い散らかし アイルーを放屁で蹴散らしと好き放題しているババコンガを追い払うと、アイルーたちは感謝をしオトモ雇用を申し出た。 これ以降は狩場の中でたまにオトモとして雇ってほしいアイルーが出没するようになり 主人公の返答次第でオトモとして共に戦うようになる。筆頭オトモは常に固定で出撃するが もう一匹のオトモやぽかぽか島で待機中の他のオトモアイルーによって筆頭オトモの能力も変化するため、 もし拘るなら理想のステータスのオトモを求めて駆け巡ることになる。 そしてそのままババコンガを狩猟してチコ村に戻るとちょうど筆頭ハンターが旅立つところだった。 特に筆頭リーダーと筆頭ランサーは団長と何か縁があるらしく別れを惜しみつつもゴア・マガラを追うために出立した。 そしてぽかぽか島へ行くと管理人さんは島をオトモたちを迎え入れられるように開放し 今後主人公が各地でスカウトしたアイルーを島で放牧できるようになる。 さらに管理人さんが言うには「愛と勇気と根性であちこちを冒険する勇敢なオトモアイルー」こと「モンニャン隊」が 島の噂を聞きつけて訪ねてくるという。不遇だった毎日を送っていた管理人さんからすれば 筆頭アイルー(とそのオトモハンター)に続いてまたも有名らしいモンニャン隊が来るという栄誉に感激していた。 管理人さん「これでこの島もきっとアンタイ…あら、お待ちになって。空の向こうから…」 またしても飛んでくる矢を筆頭オトモが空中で華麗にキャッチ…できず脳天に直撃する。 矢文用の安全な矢でなければ即死していたところだがそれでも管理人さんのハートをキャッチできたようだ。 管理人さん「やはりあなたは伝説の筆頭オトモさま…!ぽっ。あら矢にお手紙が付いておりますわ」 「ザボアザギルがとおせんぼ にっちもさっちも動けません だれーかーたすけて モンニャン隊より」 管理人さん「えっモンニャン隊を救うために出撃してくださるのですか?さすがは筆頭オトモさま。そしてオトモハンターさま」 今度は氷海まで筆頭オトモさまに続いて化け鮫ザボアザギルを狩猟しに行く事になったオトモ主人公。 【氷海】 北方の海岸沿いに広がる狩場。流氷・吹雪・氷山・雪山という感じの寒冷な地域。 常人は専用の装備や道具が無いと見る見るうちに凍える過酷な環境だが 寒冷地ならではの特殊な生態系や採取可能な資源がある 327 :モンハン4 チコ村編4:2015/06/07(日) 15 09 14.70 ID K7mOMFa90 旅団の看板娘「今回はモンニャン隊さんを救うために氷海でザボアザギル狩猟ですね。 それにしてもわたしもヤブミ放ってみたいです。ヤブミ」 凍えそうな風が吹き荒れる氷原を主人公が進むとそこにいた。 氷を背ビレで割って追いかける化け鮫とそれから逃げるモンニャン隊たち。 主人公が間に入るとザボアザギルも姿を現す!そして筆頭オトモも加わって総員4匹になったアイルーたちが 俺達が相手だ!とばかりにザボアザギルを睨む。本来オトモアイルーは主人のハンターと共に戦うが モンニャン隊は条件付きだがネコ達だけでモンスターと戦う勇敢で凄腕のアイルーなのである。 だがザボアザギルが戦闘形態に変化するといきなりびびって全員逃走するモンニャン隊。 看板娘「モンニャン隊さんは去り…ポツンと残されたハンターさんが一人…じゃあ気を取り直してザボアザギルを狩りましょう」 戦況を見極めて適切な対処…と言う事にしておこう。と主人公は一人でザボアザギルを狩猟する。 無事ぽかぽか島に帰ってこれたモンニャン隊と他一行。主人公を気に入った一行はそのままオトモとして加わると同時に 二軍メンバーをモンニャン隊として旅立たせることができるようになった。 【モンニャン隊】 ハンターと共に狩りにいくのではなくオトモアイルー達だけで狩場に行って色々拾ってくること。 ハンターができるのは目的地や出発するアイルーの選抜と簡単な指示のみで実際にはCPU操作のアイルーが全て行う。 一軍のオトモアイルーと主人のハンターが狩りに行っている間、二軍のオトモをモンニャン隊に行かせて 資材を取ってこさせる事がメインであり、二軍のアイルーもある程度育てないとここで詰まる。 アイルーに着せる装備を作るためにはモンニャン隊で奴らにモンスターを倒させないと入手できない。 そしてチコ村の村長が主人公を呼んで頼みごとをしてきた。 村長「ハンターさん。管理人ちゃんのお願いを聞いてくれて本当にありがとうねェ。あの子すごく喜んでいたわァ」 お礼をしたいといいつつ、そのお礼をするためにはまたモンスターを討伐せねばならんという。 絞蛇竜ガララアジャラを倒せばより上質な食材を入手でき、屋台のキッチンも増築できるらしい。 さらに団長も告げる 「加工屋のムスメっこと話していたんだがな、シナト村へ行く手段について、 『高い山の上にあるなら、こっちも飛んじゃえばいいじゃない』というんだ。 どうしてこんなことに気づかなかったのかなぁ。というワケだ。我らの団ハンター!空を飛ぶんだ!イサナ船を飛空船に改造しよう!」 チコ村の村長の依頼を果たしたらナグリ村へ戻って改造の手配をするという団長。 いっきに物語が加速してきた気がする主人公。 【チコ村の村長】 見た目は小柄で浴衣のような服を着た老婆。 かつては船で航海をしていた竜人族だったが、難破して現在の海岸へ流れ着き そのまま残っていたオトモアイルーたちとチコ村を開拓して居ついてしまった。 基本的に温厚で気が優しいおばあちゃんであり、かつて自分達が乗っていた船の残骸の傍に住み 今日も平和に微笑んでいる。ところでぽかぽか島のすぐそばにある岩に一振りの剣が刺さっており 主人公も抜く事はできないのだが、これについて知っているのだろうか…? 328 :モンハン4 チコ村編5:2015/06/07(日) 15 09 43.18 ID K7mOMFa90 看板娘「ガララアジャラの狩猟です。大蛇のような巨体で締め上げたりするコウカツなモンスターだと聞いています。 村長さんの話では最近になって村の近くで見かけるようになったそうです。 主人公さん、チコ村の皆さんは私たちが海でピンチになった際にイサナ船を浜まで引っ張ったり 流された荷物を拾ってくれたりしたんですよ。そのお世話になった恩を返しましょう。 さらにここで狩猟に成功すればその素材で私たちのキッチンが拡張できる上に 食材の入手環境が向上しておいしいものが食べられる上に村も守れて評価も上がる」 ハンターが狩りをすれば人は救われる。その原則にのっとり絞蛇竜ガララアジャラを狩猟すると 確かにキャラバンの料理人のキッチンと食材が向上した。チコ村の人々も大喜びである。 しかし狩りの合間に届けられた手紙を読んで団長が血相を変える。 団長「大変だ主人公!あいつらが…筆頭ハンターたちがゴア・マガラ討伐任務に失敗した!」 討伐に失敗し、四人中二人がどうにか集会所に帰還できたものの残り二名は行方不明、 バルバレギルドも大騒ぎになっているという。急いで自分たちも行くぞと我らの団もバルバレ集会所へ。 集会所へ戻ってきた団長と主人公。そこへは息も絶え絶えな筆頭リーダーと筆頭ガンナーがいた。 団長「おい!無事かリーダー!しっかりしろ!」 リーダー「書記官殿…ゴア・マガラを追い詰めました…しかし」 ガンナー「あんなに奇妙な現象は見たことがないわ」 彼らやギルドマスターの説明によると、かつて主人公がゴア・マガラと戦った時にも経験した黒いなにか、 あれはゴア・マガラが体から分泌する黒い麟粉で、それに触れると恐ろしい状態になるらしい。 そしてギルドも筆頭ハンター達を回収しようとしたものの二人を回収するのが精一杯で、 残る二人は行方不明、ギルドが全精力で捜索中も手がかりがないということであった。 焦る団長をギルドマスターがたしなめる。今は無意味に行動しても仕方ないと ひとまずキャラバンに帰って対策を考えようとすると、団長が気付く。 団長「おいネコ太郎(筆頭オトモ)がいないぞ!どうしたんだ?ひとまず帰って考えるか…」 そしてキャラバンへ戻ってもやはり筆頭オトモがいない。どうやら一匹だけで筆頭ランサーとルーキーを助けにいったらしい。 大パニックに陥る団長、しかししばらく右往左往した後に叫ぶ。 団長「《探索》だ!探索でゴア・マガラを探し出すんだ!」 ゴア・マガラを探せば残りの筆頭ハンターも筆頭オトモもそばにいるに違いない。なぜかって? 団長「野・生・の・カ・ン・だ・!」 ここまでに書けなかった描写を補填すると、かつては筆頭ランサーは我らの団のメンバーであり 筆頭オトモと良いコンビを組んでいた。かつて世話になったランサーの危機に黙っていられず 筆頭オトモは(無断で)一人で救助に向かったらしい 329 :モンハン4 チコ村編6:2015/06/07(日) 15 10 20.90 ID K7mOMFa90 ということで未知の樹海にゴア・マガラを探索しに来た主人公たち。 第一目標は筆頭ハンターと筆頭オトモの発見と救出。おそらくゴア・マガラも近くにいるためそっちはどうにかする。 樹海に潜入早々本当に皆がいた!満身創痍の筆頭ハンターと立ちはだかるゴア・マガラ。 そして二人を守るためにたった一匹でゴア・マガラに挑むも一蹴される筆頭オトモ。 ボロボロながらもうまく連携してゴア・マガラの気をそらすもついに限界…というところで主人公が割って入る。 団長「よし!みんな無事だな!よかった…主人公、ネコ太郎!二人を頼んだぞ!」 筆頭ランサー「すまない…」 筆頭ルーキー「任せるッス!自分が先輩を担いで運ぶッスよ!アンタはゴア・マガラの足止めをよろしく頼むッス!」 主人公とゴア・マガラの戦いが始まる。黒触竜の強さは以前同様だが、 警告にあったようにその麟粉に触れると体に何らかの不調が起こる。 とはいえあくまで筆頭ハンターが逃げるまでの足止めに徹した主人公は見事ゴア・マガラを撃退する。 全員無事に帰還した集会所で団長たちから主人公はねぎらいの言葉を受ける。 筆頭リーダー「ありがとう、感謝する!そして、すまない…!」 ギルドマスター「いやはや、驚いたよ…君のおかげで間一髪の所を助かったそうだね。 しかも君は以前にもゴア・マガラと海の上でまみえたそうだね」 感服した筆頭リーダーはゴア・マガラ討伐の任務を主人公に押し付…託した。 ギルドがバックアップし、筆頭ハンター達が偵察や情報収集を行い、主人公が狩るという流れである。 団長「ようしやってこい主人公!お前さんの実力は誰よりも俺が知っている!お前さんなら、できるできる!」 看板娘「ギルドが調査していた謎の黒触竜。その討伐が主人公さんに託されました。 目覚めよ我がメモ、超☆メモ帳!わななき、うなり、遠吠えろ!黒き血潮を紙上に這わせ、燃えて、燃やして、燃え上がれ! モンスターのことを知りたい…ただその一心でこの仕事を選び世界中を旅してきた私ですが 今こそ言えますっ!団長さんに、そして主人公さんについてきてよかった!」 330 :モンハン4 チコ村編7:2015/06/07(日) 15 14 31.91 ID K7mOMFa90 キノコを採るのが精一杯だった主人公がついにギルドの目に留まり、遺跡平原で黒触竜ゴア・マガラの狩猟に挑む。 看板娘「ついにきましたゴア・マガラ!謎のモンスター、超☆到来!」 ナグリ村村長の娘「がんばれハンターさん!まけるなハンターさん!イサナ船だっておうえんしてるんだから!」 加工屋「………………………無事に戻れ」 屋台の料理長「帰ってきたら、メシにするニャル。それともメシにするニャル」 竜人商人「とまあこんな感じで、ワシら全員あんたさんが無事果たして戻るということをこれっぽっちも疑っとらんのだわな」 団長「行ってこい我らの団ハンター!ギルドの、筆頭ハンター達の、皆の希望を託したぞ!お前さんならできるできる!」 ストーリーの説明のため狩猟描写はほとんどカットしているのだが相変わらず強敵のゴア・マガラ。 そして何度も戦った経験と筆頭ハンターやギルドの調査で徐々に黒触竜の能力が明らかになっていく。 ゴア・マガラは目が見えないというか目がついてないため周囲の状況を知るために麟粉を撒く術を身に着けた。 麟粉は特殊な作用があり、生物に付着するとそれがゴア・マガラは感知できるため餌の捜索に活用する。 さらに他の生物が麟粉を吸引すると狂竜症という異常な作用が起こることが判明していた。 主人公との戦闘でも麟粉を活用するゴア・マガラ、何度か戦った経験で狂竜症を押さえ込みながら挑む主人公。 膠着状態かと思われたが戦闘が続くほどに麟粉の分泌ペースが増していく。 食事や外敵排除が無くなれば不要となる麟粉の放出が、主人公という決して屈しないハンターのために どんどん放出を続けていかざるを得ず、その結果自分の麟粉で狂竜状態になるゴア・マガラ。 空が真っ暗になるほどの麟粉の放出と、翼を闇の外套のごとくはためかせて2対の翼脚を翻した狂竜状態のゴア・マガラは これまでのどんな竜よりも強敵であった。だがそれでも主人公は上を行き、ついに狩猟を成功する。 集会所に帰還して祝福と賞賛を受ける主人公。そして団長は当初の目的どおりシナト村へ行く…ために イサナ船を飛行船に改造する…ためにナグリ村へ行く。 ナグリ村でまた村長に歓迎を受ける我らの団。飛空船を作るという要望も応じるが、 飛空船の材料を採掘するためには火山にいる鎧竜グラビモスを狩猟しなければならない。 いつものことだがさくっと狩猟を完遂する主人公。そのほか色々な依頼を達成する。 団長「やったな!ついに完成したぞ空飛ぶイサナ船だ!これでどこにでも行ける。海の向こうにも空の上にもな! 不思議なことだな…お前さんと出会ってからすべて事が廻り出した気がするんだ。 とにもかくにもめでたい。準備ができたらシナト村に出発しよう。このアイテムの謎が解けるかなァ」 思えばそもそもの目的は団長が手に入れた謎のアイテムの素性がシナト村でわかるかもということであった。 いよいよシナト村へ出発する我らの団。 【地底火山】 地底洞窟は定期的に火山のマグマが噴出する溶岩地帯となるが、その火山の活発期における狩場のこと。 溶岩特有の獲物や希少な鉱物の採掘が狙えるが高熱対策が必要な危険地帯。 331 :ゲーム好き名無しさん:2015/06/07(日) 15 15 43.50 ID K7mOMFa90 モンハン4の旅団クエのストーリーはあと二回くらいで終わると思う。 集会所のストーリーやその後の話も書くかは検討中 50 :ゲーム好き名無しさん:2016/01/11(月) 18 59 14.38 ID 7OON2mSR0 以前モンスターハンター4を投稿してしばらく放置していたけど その後もリクエストや他の投稿もないようだから完結編をまとめて投稿するわ。 51 :モンスターハンター4-シナト村編1:2016/01/11(月) 19 09 14.63 ID 7OON2mSR0 飛空船になったイサナ船でナグリ村を出発する。空を進む上からさまざまな景色を眺める団長たち。 そしてついにある山の上にある竜人族の村・シナト村へ到着した。 団長は自分が手に入れた白い謎のアイテムの正体を知るため、 加工担当は実は自分の祖父がシナト村の出身だったので祖父の故郷を訪ねるため 加工屋の娘は伝説の職人が訪れたシナト村で自分も研鑽を積むためと 皆がさまざまな理由のためにここを訪れる。 この頃はまだ空を飛ぶ交通手段は一般人が自在に扱えるほど普及していない。 ど田舎の山奥のシナト村の住人は真っ赤なイサナ(鯨)に乗り空を飛んでやってやってきた我らの団に 驚きながらも暖かく迎え入れる。そして鯨は空を飛ぶ動物だという誤解も覚える。 さっそく団長はアイテムのことを尋ねるために長老の元を尋ねる。 主人公は村を散策して何人かの人々と話をした。 畑を耕す若い竜人族の青年「やあ、シナト村まではるばるようこそ。旅人は久しぶりだなあ」 マカ錬金屋さん「はじめまして。くじらに乗って来たハンターさん。僕ここ、マカ錬金の館の棟梁です~。 みんなから14代目って言われてます。マカ錬金っていうのはこの村に伝わるマカフシギな技術なんです~」 いろいろと興味深い出会いや会話をしつつ主人公は団長と長老のもとへ行く 団長「こんにちはジイさん!ここはシナト村かい?」 長老「さようここはシナト村。風鳴りの村とも呼ばれていてな。天吹く風が常に村を駆け抜けておる。 聞こえるじゃろう?あれが悪しきを払う風の音じゃ」 シナト村は山から吹き降ろす風を信仰しており、風とともに回る風車や鐘が村を守るとされているらしい。 意気投合した団長は長老に例のアイテムを差し出す。 団長「こいつに見覚えがあったら、ぜひ教えて…」 長老「な、なんとおっ!それをどこで手に入れた!?…実はのう、それはこの村に不吉の証として伝わっているモノなのじゃよ。 昔々、そのまた昔…、《天空山》でかつてないほどの大災害が起こっての… モンスターというモンスターが正気を失ったように暴れだしたんじゃ。原因は分からぬ。 動くものに見境なくおそいかかり、天空山は死の寝床と化したそうじゃ。 歴史書によるとその光景は『悪しき風が山を蝕んだ』ように見えたという…。書物にしか残っておらん昔々の話じゃがのう。 そのアイテムは悪しき風が生まれたと言われる場所で見つかったモノなんじゃ」 天空山の中の一部、今は「禁足地」として封鎖されてるエリアでそのアイテムが発見され、そして忌まわしい風が吹いたという。 長老はそのアイテムも見たくもないという上に、実際に昔のことなのでそれ以上のことはわからない。 団長は仕方がないので村に腰を落ち着けて調査することにした。 52 :モンスターハンター4-シナト村編1:2016/01/11(月) 19 09 53.05 ID 7OON2mSR0 【シナト村】 天空山のふもとに栄える竜人族の村。前述のとおり山と風を信仰する素朴な村で ここの村の竜人は他地域のそれらと異なる文化や信仰を持つ上に、 閉鎖的な環境ゆえにマカ錬金などの外部にはない独自の文化や技術を持つ。 【マカ錬金術】 シナト村に伝わる物質の増幅や変換を行う独自の技術。天空山などから取れる「狂竜結晶」を媒介に アイテムを増やす、または違う性質のものに変更できるというマカフシギな技。 我らの団の竜人商人は錬金の技を捜し求めており奇しくもここで14代目と出会い意気投合することになる。 53 :シナト村編2:2016/01/11(月) 19 10 29.83 ID 7OON2mSR0 長い間探求し続けてきたアイテムを不吉の象徴呼ばわりされてテンション下がる団長。 しかし主人公としてはどうにもできんわけで狩りに出向こうと看板娘に声をかける。 看板娘「フキツの象徴?まあ、そうだったんですか。ところで私はちょっとヘンなクエストを見つけてきましたよ。 《高難度:不穏の幕開け》というクエストです。ババコンガの狩猟なんですがギルドからの注意書きが気になってしまって」 天空山にいるババコンガが、何か「通常と異なる」様子を示しているため注意して狩猟せよ、ということである。 嫌な予感がふつふつとするクエストであるが、ハンターである主人公は狩りに行く以外の道はない。 はじめて天空山に入った主人公。その名の通り高山の特異な狩場で、麓のすぐそばに 厳重に封印された岩扉がある。岩扉を迂回して森を進むとそこにいた。 紫に血走った瞳、黒い煙のようなものを口から噴出し、全ての生物に攻撃を振るうババコンガである。 ※最近のモンハンは生物らしさの表現を重視しており、大型モンスターでも種類によっては他の生物への攻撃を避けたり 逆に自分より上のモンスターからは逃げたりと性格付けがされており、ババコンガは普通は周囲の生物を攻撃しない) 看板娘「なに…?あのババコンガ!?主人公さん、あのババコンガの黒い息、ゴア・マガラのそれと似ています。 どうかどうか、十分に注意してください!」 通常の個体と性質が違うババコンガ、動作が凶暴になるだけでなく突然何もいない空間を殴ったり、普段より疲れやすかったり またババコンガの黒い煙に触れるとゴア・マガラの燐粉と同様に狂竜症になってしまう。 まったくわけが分からないまま主人公はそのババコンガを狩猟して帰還する。 いったい何があったのだろう…? ……主人公がシナト村に戻った時、遠い場所の森林に朽ち果てていた黒い竜がいた。 死んだと思われていた黒い竜がうごめき、表皮が剥がれ落ち、その下から白銀の光が迸る! 54 :シナト村編3:2016/01/11(月) 19 11 35.59 ID 7OON2mSR0 異常なババコンガを狩猟してシナト村へ戻る主人公。畑で働く竜人族の青年に挨拶をする。 青年「天空山に吹く風が少しざわついているんだが、そういう事件があったのか。 わざわざ山の様子を見に行ってくれたんだね。どうもありがとう。 君は天空山に《禁足地》があることは知っているかい?ずっと昔天空山であらゆる生き物たちが争いあって ついには全て死に絶えた…という大災害が伝わっていてね。『悪しき風が吹いてきて山を黒く蝕んだ』とか言われている。 その災害の中心になったのが禁足地と言われているんだ」 その話を聞いた後に長老にババコンガの件を報告するととてつもなく狼狽する長老。 そのババコンガの異常はかつての天空山の伝説に符合しており《大僧正さま》に相談すると長老はいう。 大僧正さまとは、村と山を守るために代々伝わる人物でシナト村の奥にある神殿に住んでおり 天空山の禁足地の封印を維持しているのも代々の大僧正さまだという。 そして長老は大僧正さまに報告するとともに主人公に再度天空山へ行きモンスターの状態を見てきてほしいそうな。 団長もモンスターの凶暴化事象に興味を持ち調査に向かう。主人公ができることは狩りである。 看板娘に天空山のモンスターを調査したい旨を告げると即座にクエストを発行してきた。 雷狼竜ジンオウガ、重甲虫ゲネル・セルタス、火竜リオレウス。 今の天空山に現れたモンスターはどれもこれも強力なモンスターであるが、 主人公は一つ一つクエストを遂行して達成し、強力な素材と武装を得ることができた。 そしてシナト村に主人公が戻ってくると、入れ違いで団長が置き手紙を残しギルドの飛行船で村を出たという。 「無事で何より、我らの団ハンター!突然だが、俺はちょっくら学術院に戻ってくる。 モンスターが凶暴化する原因を調べたい。お前さんはこのまま天空山のモンスターの調査を続けてくれ。 皆を頼んだぞ。お前さんならできるできる!」 王立学術院は世界有数のモンスターの研究機関だが、そんなところにコネがあるとは思わなかった。 看板娘いわくものすごい笑顔で「またなっ☆」と言って飛行船に飛び乗っていった団長。 謎を解くために戦っているのは主人公だけではないのだ。 【狂竜症】 モンスターに発生する謎の異常。発生したモンスターは黒い煙のようなものが体から漏れ出し 理性が無くなったかのような奇怪な行動を取る。 モンスターといえど一介の動物であり、種族差や個体差はあれど 満腹になったら獲物を取らない、自分より強力な敵を襲わない、不利を察したら逃げる、 などの行動を取るのは当然である…が、狂竜症に感染したモンスターはそれらの理性的な思考が消失し とにかく保身も何も考えずに周囲の生物を自分が死ぬまで殺し合いを挑み続ける。 自己の防衛本能の欠如に伴うものかは知らないが身体能力が増加し、体から吹き出る黒いものを吸収した他者にも感染する。 もともとゴア・マガラの狂竜ウイルスを受けた生物が狂竜症を発症したのが始まりであり、 人間にもゴア・マガラの攻撃で感染するもののなぜか人間への感染は各種の行動や安静でで回復する。 ゴア・マガラは主人公がシナト村に来る前に狩猟したはずなのだが…? 55 :シナト村編4:2016/01/11(月) 19 12 21.00 ID 7OON2mSR0 主人公は引き続き天空山でのモンスターの調査を続けるも、最初のババコンガの件以外は何も異常な発見はなかった。 シナト村へ戻り長老へ報告すると安堵し、大僧正さまへ不吉な報告をせずに済むと喜んだ。 そして畑をたがやす青年にも同じ話をすると、主人公をねぎらいつつかつての昔話をもう一度詳しく話してくれた。 かつて天空山に何かの異常があり、全ての生き物が互いに殺しあって滅びたこと、 「山に神様が降りてきて生物に何かの影響を与えた」「悪しき風が吹き山を黒く蝕んだ」 昔話だけにさまざまな言い伝えがあるものの、天空山の「禁足地」で過去にそんな災害があったのは事実らしい。 とはいえ沢山のモンスターを狩猟しても最初のババコンガの時を除き全て正常であったわけで きっと何かの気のせいだろう…と思いつつ自分を呼ぶ看板娘のところへ行く主人公。 なにがあったかというと看板娘のところへギルドから「全ハンターあての緊急依頼」が届いたそうである。 内容は轟竜ティガレックスの狩猟。極めて凶暴なモンスターであるこいつの狩猟を 達成できたハンターをギルドは高く評価するとのギルドマスターじきじきの依頼である。 「ただし通常時より用心されたし」という不穏な追申が付いている。 ティガレックスは凶暴さと爪や牙が武器の危険なモンスターだが、 特定の時期に凶暴化するとかいう性質はなく通常時もクソもない竜なのだが…。 新米だった主人公がギルドから高い評価を得られるかも!と 看板娘はすっかり天空山の状況よりもこの依頼に気がいっているらしい。 そして依頼を受諾する主人公。久しぶりの遺跡平原でティガレックスへと挑む。 普通の状態でもティガレックスは十分強敵なのだが、戦ってる最中に突如様子が変わる。 看板娘が叫ぶ!あのババコンガと同じように黒い煙のようなものを噴き出す狂竜症状態になったティガレックス。 ただでさえ凶暴なモンスターがさらに危険になったが死闘の結果ついに主人公が勝ったのだった。 それと同じ頃、天空山に異変が起こる。山に住むすべてのモンスターが狂竜症にかかって暴れだしていた。 本来なら空腹でない限り弱い動物に見向きもしないモンスターも、 本来なら勝ち目のない大型竜がいたら隠れてやり過ごす小型モンスターも、 全ての生き物が己の理性も、本能も、自分の生命維持も捨ててお互いがお互いを襲いあっている。 同じ群れの仲間もなにも関係なく、傷つき疲れても気にせずただ周囲へ牙を向け合うだけ。 バタバタと戦いあい死んでいくモンスターたち。それを麓から見上げるシナト村の人々たち。 まさにかつて天空山で起こった大災害そのものであった。 56 :シナト村編5:2016/01/11(月) 19 12 56.70 ID 7OON2mSR0 シナト村へ戻ってきた主人公を長老たちが出迎える。 天空山で過去の大災害の再来が起こっていること、その件に関して主人公を訪ねてきた者がいることを伝えてくれた。 主人公が行ってみるとその人物はなんと筆頭ハンターのリーダーだった。あと団長も帰ってきていた。 団長「聞いたぞお前さん。狂竜化したティガレックスを狩ったそうだな。 俺は古巣とギルドに行きモンスターの凶暴化の原因を調べていた。そのついでにお前に会いたいという客人を連れてきた」 リーダー「久しいな。息災にしていたか?今日はハンターではなくギルドの使者としてここに来た」 二人は調査の結果とそれに関するギルドの報告を主人公に行う。 かつて主人公が狩猟した黒蝕竜ゴア・マガラ、その死体を調べるために調査隊を回したところ、 ゴア・マガラの死体は抜け殻を残して跡形もなく消えていたらしい。 ※ゴア・マガラ狩猟の前後を読み返してもらえればわかるが、極めて凶暴かつ 謎の黒いウイルスを撒き散らす未知のモンスターであるにも関わらず、主人公が倒した後も ギルドはその死体を回収して調査するでもなく見張りも置くわけでもなく長期間狩場に死体を放置していたらしい。 筆者も含めて大勢のプレイヤーが突っ込みを入れた点である。 そして死んだと思っていたゴア・マガラは脱皮して新たな存在となり、天空山へ向かい封印の岩扉を破って禁足地へ侵入。 狂竜ウイルス(ギルドによる仮称)を大量に撒き散らし道中と天空山の生物を狂竜症に感染していたらしい。 ギルドはこのモンスターを正式に「古龍」と認定し、かつての天空山の大災害を起こした神の名から引用し、 「天廻龍シャガルマガラ」と名付けた。黒蝕竜ゴア・マガラはシャガルマガラの未成熟な幼体ということである。 今もシャガルマガラは吸引すると理性を無くしひたすら殺戮マシーンとなる狂竜ウイルスを 禁足地から天空山や周辺地域へ吹き散らしまくっている。現状のままでも天空山の生態系はもうじき破滅。 なぜ天廻龍が禁足地にわざわざ腰を落ち着けているのか不明だが、もし場所を変えれば今度はそこが壊滅する。 そしてギルドはこの古龍を討伐できうるハンターとして主人公を指名した。 そこで主人公がその狩猟を拒否または討伐失敗した場合、ギルドはシナト村を閉鎖し 住民を他地域へ避難させ天空山周辺の人の出入りを永久に禁止するという決定を出した。 主人公にしてみれば脅迫以外のなにものでもないが、実際問題としてシャガルマガラの脅威は並外れている上に ギルドが「古龍」と認定した時点でシャガルマガラはウイルス抜きの戦闘能力もずば抜けているということになる。 返答に迷う主人公に団長は言う。シナト村の大僧正が主人公に話をしたいらしい。 まず大僧正との話を終えてから結論を出すということになった。 57 :シナト村編6:2016/01/11(月) 19 13 56.75 ID 7OON2mSR0 風鳴りの村、シナト村の最深部にある神殿に主人公は足を踏み入れていた。 山から吹く風を神の象徴と考え、つねに風とそれを受ける風車に敬意を払う村、 その神殿で待つ大僧正は言う。山の風が悪しき気配を帯びたと。そして私がここに座す時が来たのだと。 大僧正「ご挨拶が遅れました主人公どの。私が今代の大僧正を担う者。 …という感じはここまでにして、と。ははは、びっくりさせてごめんごめん。 もう会っているだろう?畑を耕していた僕にさ」 なんと大僧正の正体は主人公がシナト村でしょっちゅうダベっていた畑を耕す好青年だった。 なんでも少し前に大僧正が代替わりし、つい最近に青年が大僧正を継いだらしい。 重大な事態にならない限り大僧正の衣を着て神殿に座すことはないため普段はそのまま畑を耕していたそうな。 団長や筆頭リーダーに全ての話を聞いた大僧正。過去の大災害が古龍の影響によるものであったことを聞き納得する。 そして大僧正は古文書に書かれていた歌を主人公に聞かせた後、禁足地への出入りを許可する。 闇がその目を覚ますなら 彼方に光が生まれ来て 大地に若芽が伸びるなら 此方に影が生まれ来る すべてを照らすは光なれ あまたの影は地に還り いずこに光が帰る時 新たな影が生まれけん 共に回れや光と影よ 常世に廻れや光と影よ そして一つの歌になれ 天を廻りて戻り来よ 時を廻りて戻り来よ 大僧正「僕は君達をずっと見ていたんだ。畑仕事をしながらね。そして思ったんだ。 君達なら許可を出せるって。大丈夫。君を、君達を信じて全てを託すよ」 大僧正の想いと、シナト村の人々の姿を胸に浮かべて、主人公は古龍へ立ち向かう決心をする。 【狂竜ウイルス】 前述の通りゴア・マガラやシャガルマガラが分泌する燐粉のことであり現実の生物学のウイルスとは異なる。 ゴア・マガラは未成熟ゆえ目が無く、代わりの感覚器官として狂竜ウイルスが付着した生物の位置を 触覚で判別する能力を持っている。いわばレーダーやソナーの役割も果たす。 そして他の生物が吸引して体内の免疫に勝った場合は狂竜症を引き起こす。 シャガルマガラに変態すると目が開き視覚を持つため他者の感知には使えないが ブレスとして吹き付けたり攻撃用途にも使える万能な物質である。もちろん狂竜症も発症させる。 基本的に狂竜症を発症したモンスターが治癒することはなく遅かれ早かれ死ぬ。 なぜか人間は発症しても克服してもしばらくすると感染前の状態に自然回復が可能であり、 ハンターが感染した場合、徐々にウイルスが体内を蝕んでいき、ついには狂竜症を発症する。 それまでに周りの生物を攻撃し続けて体内の免疫を活性化させると狂竜症を克服して「狂撃化状態」になる。 ゲーム内でも反映されていて、ハンターが感染して発症すると継戦能力が著しく低下し 克服して狂撃化すると攻撃力が上昇して戦いが有利になる。(いずれも時間経過で治る) このようにゲーム的には有利にも不利にもなるステータス異常なのだが、これがなかなか面白いシステムで プレイヤーが操作するハンターが狂竜ウイルスに感染すると、この仕様を知っていれば克服するために ひたすら回りの生き物を攻撃するようになる。(克服するために殴るのは感染させた相手でなくても良い) そして首尾よく克服できればせっかく攻撃力が上昇したのを生かすために敵を一層攻撃することになる。 その様子を他のモンスターが見ればどう見えるだろうか? 人間は理性があるからモンスターのように凶暴化はしない…と言っていいのかわからない皮肉なシステムである。 58 :シナト村編7:2016/01/11(月) 19 14 31.91 ID 7OON2mSR0 天廻龍シャガルマガラに挑むことにした主人公。 そして我らの団メンバーも全力でバックアップする。 加工屋やナグリ村の娘は主人公のために装備を整えつつイサナ船でシナト村の子供たちを安全圏へ移送、 竜人商人はそのために必要な物資の手配、料理人は非常食の用意をし、 看板娘はギルドとの連絡や各種情報処理を行う。監督をしていた団長は主人公に対してこう語った。 かつて団長が偶然手に入れ、この謎を解くためにキャラバンで旅に出ることになったアイテム。 それはかつて大災害があった天空山の禁足地にあったものだという。 そして今それと同じ状況にありその原因は禁足地のシャガルマガラ。つまりこのアイテムはシャガルマガラの…? 団長「シャガルマガラ…天を廻って戻る龍、か…なあ、シャガルマガラはどうして禁足地に入り込んだんだろう? これは俺の想像なんだが…あそこはシャガルマガラの故郷なんじゃないかな。 生まれて、育って、山を離れ、脱皮して、大人になって、山に戻る。 気が遠くなるような幾年の時を経て、廻り戻ったんだ。生まれ故郷に。 と、ここまで思ったが、本当のところはシャガルマガラに聞いてみないとな。 ん?なんでシャガルマガラは戻ってきたのかって?そうだな…故郷が恋しくなったのかなあ?」 ギルドや大僧正の話によれば、古龍といえどこの自然界に生きるただの生き物らしい。 生きるために食べて、子孫を増やす。ただそれだけの存在。 ただあまりにも強い力を持ってしまい、そして天敵となる存在もおらず ただそこに存在するだけで周囲の環境や生態系を脅かす恐れがあるだけの存在。 シャガルマガラも悪意を持って狂竜ウイルスをばらまいているわけではなく 自らが生き延びるための一つの能力としてそれを使っているに過ぎない。 シャガルマガラはこの天空山の災害の原因であるが、責任はない。 ただひたすらあの龍は生きて、生まれ故郷に戻ってきただけ。ただそれだけ。 だからこそ古龍は、シャガルマガラは恐ろしい。 古龍も全てのモンスターもただ生きているだけの存在。そしてハンターは人類のためにそれを狩るだけの存在。 ついに主人公はシャガルマガラに挑む時がきた。 【狂竜ウイルスについての余談】 モンハン4より後の時代の研究で判明した事実だが、繁殖する時期になったシャガルマガラは 狂竜ウイルスの中に微細な自分の細胞卵を混ぜて大量に散布し、感染した生物の体内で寄生虫のように幼体が成長し その辺にいる全ての生物を狂竜症で共倒れになるまで殺し合わせ、死屍累々となった死体たちの中から 死体を食い破って幼体が姿を現す。つまり幼体の苗床にしつつ未熟な幼体の外敵をまるごと全滅させるために 狂竜ウイルスを活用しているという。グロい上に大迷惑な生殖方法であることが判明した。 やっぱり悪意があるとしか思えないが、少なくとも人類がここまで繁栄するまでは それで自然の生態系は調和していたらしい。 59 :シナト村編8:2016/01/11(月) 19 15 44.44 ID 7OON2mSR0 かつて主人公が何度も訪れた天空山の中腹、封印された岩が破られている中に禁足地はあった。 そこへ踏み込む主人公に皆が声をかける。 加工屋の娘「オッショさんと私の手作り装備でどんな困難も吹き飛ばしてきた主人公さんの出番なんだから!」 加工屋「……無事に戻れ、それでいい…」 料理人「帰ったらメシにするニャル、それともメシにするニャル?やっぱりメシに…」 竜人商人「…とまあこんなわけで、ワシらはあんたさんが無事果たして戻る事をこれっぽっちも疑っとらんのだわな」 看板娘「私…待ってますね。いつも通りに待ってます」 団長「天を廻って戻り来る…あの古龍がそうしたように、お前さんも無事キャラバンに戻って来い! 行って来い我らの団ハンター!お前さんならできるできる!」 禁足地で主人公を待っていたものは、空を黒く染めるほどの狂竜ウイルスと、その中心に立つシャガルマガラ。 新たに開いた目で主人公を見据える古龍と、一人のハンターとの激突が始まる。 ゴア・マガラの時から考えれば新米ハンターの時から幾度も戦ってきた相手であり、 シャガルマガラにとっても幼い時から自分に危害を加える宿敵であった。 古龍となり莫大な狂竜の力を操る自分に一歩も引かずに挑んでくる主人公に対して シャガルマガラも全ての力を尽くして迎撃する。 長い戦いの結果、ついに主人公の手によってシャガルマガラは討伐された。 狂竜ウイルスの闇が晴れて青空が広がる禁足地に立つ主人公。地に伏したシャガルマガラの死体を眺めると 輝く鱗のなかにひときわ美しく光る鱗があった。それはかつて団長が見つけたアイテムと全く同じ鱗だった。 安全が確認されて避難させていた村人も帰還したシナト村。主人公に感謝を告げる大僧正や村人たち。 一丸となって村人の保護を行った我らの団は村の長老から「人の心に満ちたキャラバン」と呼ばれていた。 その後、当初の目的を果たした我らの団はイサナ船で村人全員に見送られて村を出発した。 60 :それから:2016/01/11(月) 19 16 25.74 ID 7OON2mSR0 長い間追い求めてきた目的を達成した団長はキャラバンの一時解散を宣言する。 一ヶ月程度の休暇ということでそれぞれのメンバーは帰りたいところ行きたいところで 好きなことをする、その後戻ってきたければ戻ればよし戻らないならそれもよし。 メンバーは思い思いの休暇を過ごすのだった。 いつもと変わらず酒びたりで過ごす団長と普通に仕事をする加工屋、 ナグリ村へ戻って父親と再会する加工屋の娘、 チコ村でたくさんのアイルーに全力でメシを振舞う料理人、 バルバレで商売に励む竜人商人と、なんとか掘り出し物を得ようとする筆頭ルーキー、 ギルド本部で本来の業務をするもやっぱりモンスターのことが頭から離れない看板娘、 新たな任務なのだろうかダレン・モーランを追跡する筆頭リーダーと筆頭ガンナー、 別行動なのかリオレウスを狩猟する筆頭ランサーと筆頭オトモ、 休暇が終わり全員バルバレに集合した我らの団のメンバー。 戻ってきた主人公を団長は歓迎し、自分が持っていたあの鱗を主人公に託す。 団長「ありがとう。お前さんが我らの団に来てくれて本当によかった」 再開した一同を待っていたのはバルバレに鳴り響く警告の銅鑼の音だった。 まだハンターですらなかった頃の主人公がパンツ一丁で撃退したあの超巨大古龍、ダレン・モーランがバルバレに接近していた。 バルバレにせまる危機に立ち向かうのはもちろん…。 モンスターハンター4のいわゆる村ストーリーはひとまずこれで終了。 ただしこれからも主人公の狩りは終わらず、ダレン・モーランやさらに各地でまだ見ぬモンスターがハンターを待っている。 これからは追加イベントでモンスターを狩るか、集会所側のイベントをクリアするか、 そしてモンハン4Gのストーリーに繋がっていく。 あんまりこれ以降の話は「誰かに頼まれる→モンスターを狩る→やったありがとう」の繰り返しなので モンハンとはそういうもんなんだがここではうまく書きようがないためひとまずモンハン4のストーリーはこれで終わり。
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モンスターハンター4 part68-194~201,242~250,259~263、323~331 part69-50~60 194 :ゲーム好き名無しさん:2015/02/08(日) 10 55 09.73 ID 1/jtzfUG0 モンハン4を書くって言った者だけどストーリーを書く前に、モンハンはぶっちゃけゲーム中のストーリーより 世界設定やらを飲み込んでもらった方がいいと思うんでリンダキューブに習ってモンハン世界の用語や 世界観の解説を一通り書いてからにする。後で書くモンハン4のストーリーもこれを読んでる前提でまとめてる。 これはモンハンシリーズ全般の解説なので4に限らず他の作品でも通用する。 195 :モンハンシリーズ・世界観:2015/02/08(日) 10 56 01.60 ID 1/jtzfUG0 【時代背景・技術レベル】 人類がそれなりの国家体制を築いており文化も持って繁栄しているものの、 まだまだ自然の勢力も強く、人間が足を踏み入れた事の無い辺境がそこかしこにあり 王都から遠く離れたそんな辺境では王国民とはまったく異なる民族が住んでいたり 学術院の記録にも載らず誰も見た事の無い未知のモンスターが平然とうろちょろしている。 都会だったら生まれてからモンスターなんて見たこと無いしハンターって物語の存在でしょ?という子供もいるが 田舎ではモンスターが森に出て外出禁止になってしまい火竜ごっこができなくてしょげる子供もいる。 技術については武器は剣や鈍器といった近接武器や弓や簡素な火薬を使った銃砲、 通信手段は手旗や花火の信号か、人・動物・伝書鳥による手紙の送達。 移動手段は陸路は馬車ならぬ草食竜車、海路は帆船、空路は気球か飛行船。 電気の概念やそれを活用した攻撃手段はあるが、電池のように電気をエネルギー利用とかはできない。 だいたいこんな感じで現実世界からすれば中世~WW1レベルの技術レベルだが この世界に生きるモンスターの素材を利用してとてつもない技術のものを作ったりもする。 (火竜の発火器官を使って高熱を得たり、あるモンスターの分泌するガスや革で気球を作るなど) また、この世界はいわゆるファンタジー世界のような魔法や呪いとかいうフシギな要素はない。 【モンスターについて】 この世界には多種多様なモンスターが生きている。 ここでいう「モンスター」とか「竜」というのは「なんかでっかくてスゲー生き物」の意味である。 現実世界の「恐竜」とかの竜に近い。つまりモンスターと言う呼称ではあるものの 魔王が人類を支配するために放つ手下とか、人間界ではなく魔界に生きる化け物ではなく モンハン世界では巨体を誇り気ままに闊歩する野生動物たちのことをモンスターと呼ぶ。 よって彼らは基本的には自分の本能に従って生きているだけであるが ほとんどのモンスターは大きな身体と鋭い爪や牙と凶暴な本能を持ち 人間の生活圏に入ってきたモンスターはしばしば人への脅威となり 後述するハンターやギルドの狩猟対象となる。 ポケモンの世界にはポケモンではない動物はいるのか?とかたまに議論になるが、 モンハン世界にもモンスターに該当しない動物はいるもののプレイヤーの目に触れることは少ない。 村の子供が川で釣り上げるアロワナも魚竜というモンスターに該当し、水中で出会うと噛み付いてくる。 196 :モンハンシリーズ・世界観:2015/02/08(日) 10 57 19.58 ID 1/jtzfUG0 【モンスターの狩猟とハンター】 モンスターは大きく凶暴で危険な野生動物だと書いたが、その危険をかい潜って彼らを殺せば その死体は貴重な資源となる。草食竜でも肉は重要な食料に、竜骨は加工材料となる。 より強い竜になると肉や骨だけではなく牙・翼の皮膜・爪や角などの資材がかなり重要な資材になる。 それを求めてモンスターを狩猟する「ハンター」が現れるようになった。 ハンターは体長20mも軽く超えることが多いモンスターを狩るためにさまざまな技術や道具を用いる。 罠・毒なども当然使うが結局は武器でモンスターを攻撃して狩ることが多い。 そして並外れた巨体と生命力と強固な皮や鱗や甲殻を持つモンスターに有巧打を与えうる武器は 現在の技術レベルで作れる武器としては同じモンスターの爪や牙などから作った剣などが最適解である。 携帯性を無視すれば大型の大砲も作れるが街の防衛兵器であり人間が狩猟に持ち出すには無理がある。 よってハンターはモンスターを狩って報酬を得るとともに、狩ったモンスターの牙などの「素材」を元に より強力な武具を作ってまたモンスターに挑んでいる。そしていつしか強力な武具はその強大なモンスターを狩った証明となり ハンターがまとっている武具自体がそのハンターの実績の証明となっている。 ハンターがモンスターを倒すための武具はかなり高度な技術で作られており部外者への譲渡等は禁じられているので 「あのハンターは上から下まで火竜の装備着ているぞすげえ!」というようにハンターの装備姿そのものが履歴書代わりとなる。 実際のゲームにおいてもプレイヤーの操るハンターは自分が欲しい強力な武具を作るために その武具の材料の素材となるモンスターに挑むのがゲームの楽しみやモチベーションとなる。 ゲーム中ではハンターは自分の武具のためにモンスターを狩りまくるが、 世界設定上はモンスターの素材は建材などなどの人類の文明を支える貴重な資材となる。 繰り返して説明するがモンスターは凶暴な野生動物であるが、それ自体が「重要な資源」である。 197 :モンハンシリーズ・世界観:2015/02/08(日) 10 57 51.91 ID 1/jtzfUG0 【ハンターズギルド】 ハンターは「ハンターズギルド」に所属してギルドから依頼を受けてモンスターを狩る。 そのハンターズギルドの目的は人類のために自然を保護・活用することである。 具体的にはギルドの管轄エリア内のモンスターの生育状況や個体数を常に調査して生態系に害がありそうな要素の修正をする。 例を挙げると増えすぎたモンスターの間引きや、逆に個体数の減ったモンスターの保護、それを判断するための調査研究などである。 そして上記の基準に抵触しない限りモンスターの狩猟や各種の依頼を受けてハンターにその依頼を斡旋する。 「畑を荒らす鳥竜を駆逐してくれ」「薬になる体液を持つ竜を狩ってそれを集めてくれ」などという依頼がギルドに舞い込むと まずギルドはその狩猟は生態系の影響などの調査し、問題があるならば依頼の却下や「追い払う」等に修正をさせる。 生態系に問題がない、むしろ狩った方が良いと判断すれば依頼を受諾し、それを達成できそうなハンターに斡旋する。 ギルドの目的が自然保護である以上、ギルドの管轄区域内でそれを犯す行為に対しては対抗手段を取る。 ハンターといえども狩りをするにはその区域のギルドの登録が必要であり、逆に言えばギルドの登録を受けて初めてハンターを名乗れる。 無許可の狩猟や狩場(ギルドが管理して狩猟や生物保護のために設定した地帯を狩場と呼ぶ)を荒らす行為は ギルドからすれば管轄地域の生態系を破壊しかねないため、実行者の抹殺を含めた”対処”を取る。 そういう理由によりゲーム内で何か狩猟や採集をする時は基本的にギルドに話を通してから行っている。 ハンターはギルドに登録すると書いたが、ギルドは登録した個々のハンターの狩猟歴などのさまざまなデータを記録しており ハンターが武具を作るために貯めているモンスターの素材(翼などはかさばる上に高価)を保管したりするサービスをしたり それらのハンターのデータを記録したギルドカードを発行している。知らないハンターでもギルドカードを見れば そいつがどれだけの大物を過去に狩ったか、ハンターランクはいくつかなどの履歴書兼名詞となる。 ハンターズギルドはそれぞれの管轄区域ごとに分かれており、基本的には同じようなルールや運用体制だが区域によって別であるので ある区域のギルドに所属するハンターが違う区域で狩りをしたければその新しい区域のギルドにちゃんと許可を取る。 別に旧ギルドにいちいち許可を取る必要は無いが、新ギルドからすればギルドカードや旧ギルドからの紹介状とかがある方が より新たなハンターを受け入れる際に良い判断材料となるであろう。 それぞれのギルドは大まかに同じようなルールで運営してるだけで一枚岩ではないが、基本的に去る者追わず来る者大歓迎である。 【ハンターについて】 ハンターについては前述の記事で大体書いたが、基本的にギルドと契約して狩猟や採集を行う者をそう呼ぶ。 ハンターへの依頼はモンスターを狩るだけでなく珍しいキノコを取ってくるとか色々な内容があるが一般人にない能力を当てにされて色々ある。 モンスターとの狩猟は命がけであり、ギルドがさまざまな安全策を取っていても死者や後遺症が残る怪我は珍しくない。 それゆえモンスターの狩猟は一般の仕事よりも実入りがよく一か八かで一発当てようとハンターになるものもいる。 基本的にハンターになる目的は様々で、金のため、強大なモンスターの討伐という名誉のため、ギルドの意思に賛同し自然を守るため 犯罪者だったのでギルドを通して恩赦を受けるためというものもいる。モンハンのゲームのハンター、要は主人公ハンターは いわゆる「しゃべらないプレイヤーの分身キャラ」なのでどんな目的でハンターになるのかは本人次第である。 198 :モンハンシリーズ・世界観:2015/02/08(日) 10 58 29.82 ID 1/jtzfUG0 【ギルドが課すクエスト(依頼)について】 色んな種類のクエストがあるが、ここではモンスターの狩猟クエストの流れを解説する。 まず依頼人が「森に現れた火竜をどうにかしてくれ」と依頼金を出してギルドに依頼する。 ギルドはそれを受けて妥当であれば内容を整理してクエストとして公布する。 ハンターはその依頼を受けたいと思えば契約金をギルドに払って受ける。 契約が成立したらハンターは狩場へ火竜を狩りに出かける。 クエストの最中もギルドは大事なハンターが死なぬように各種安全措置を講じており、 狩猟中にハンターがモンスターに倒されても、命を落とす前に救助する対策を取っている…が その対策にも取れる限度があり、事前に定めた回数を超えて倒されたり制限時間を過ぎてしまうと ハンターを救うことが難しくなるためギルドは強制的に失敗として狩りを打ち切る。そうなると契約金はハンターに戻らない。 首尾よくハンターがモンスターを倒すと、倒したモンスターの死体はギルドが所有権を取得する。 モンスターの死体から取れる素材はあらゆる部位が市場価値を持つため 依頼者が高い依頼金を出せなくてもその部位の売却でギルドが各種費用を補填するのである。 モンスターの死体は「倒したハンターへの振る舞い」として倒した直後のみハンターに数回素材を剥ぎ取らせるが それを過ぎると基本的にギルドが回収する。ギルドは大部分の血液や肉を大地へ放って土壌の栄養分にして自然への補填とし、 残った鱗等の資材をギルド自身が対価として所有し、その一部をクエスト終了時に報酬としてハンターに渡すという流れとなる。 【ギルド以外の公的機関】 この世界にはハンターズギルド以外にももちろん王族や領主や騎士団などはいる。 ハンターズギルドは管轄区域の自然やモンスター関連を管理しているが そこの区域を治める領主からすれば良くて「自発的に自然を管理しており、領内の安全に寄与するから黙認している自警団」 悪ければ「武装したハンターを大勢抱えて勝手な掟で領内をの一部を支配する私兵集団」である。 領主からすればいくら自国内に軍勢や騎士団がいるとはいえ、強大な竜が現れれば騎士団ごと1頭になぎ払われてしまう。 そんなモンスターを独自の狩猟技術を持って仕留めるギルドがいないと国防や統治の危機となるのだが、 それゆえにまさしく「一騎当千」のハンターを複数抱えるギルドを危険視する領主や将軍もいる。 ギルドは自己の領主や貴族とは常に連絡を密にとってなるべく良好な関係を保つようにしているが それでも厳密に言えば非合法な集団とされているギルドは多い。 王の軍隊や騎士団がモンスターに壊滅させられてそれを尻拭いするハンターもいると書いたが そんな軍人や騎士は対人戦闘ではエキスパートであり、逆にハンターは竜を狩る武装や技術に特化しており対人戦は不得手である。 むしろギルドは前述の理由から危険視されないようにハンターには対人戦闘技術の習得や人間への攻撃を厳しく禁じており モンスターには勝てない軍人でももしハンターを殺害しようと思えば容易にできるらしい。 モンハンのゲーム中ではハンターの直接攻撃は他人にダメージが通らないがもちろん実際は傷つくし 対人戦闘に長けた戦士が専用の武器で襲えばG級ハンターでも容易く殺されてしまう。 よってギルドと領主とモンスターはいわば三すくみの関係となっており、 それも含めて地域によるがだいたいギルドと領主はうまく話し合って良好な関係を築いている。 そもそも領主の城や騎士団の砦などは大型モンスターが集まる地域には建てないし ギルドはなるべくモンスターが多い地域に本拠を置くため、領主の領土内だが人里はなれて管理が及ばない地域を管轄することが多い。 199 :モンハンシリーズ・世界観:2015/02/08(日) 11 15 12.45 ID 1/jtzfUG0 【人類と竜人、そして様々な亜人や獣人】 モンハン世界の人類は現実の地球人類と基本的に変わらない。地球人の基準より異常に強靭な肉体に見えるがゲーム上の都合らしい。 だがこの世界にはいわゆる人類以外にも独自の性質や文化を持つ亜人種がおり、一番ポピュラーな亜人として「竜人族」がいる。 竜人族は人間より長命で数百年は生きており、人類が忘れた古代の事を知っていたりもする。 そして若いころは長身で整った顔と長い耳や四本指を持ち、なぜか老人になると身長が縮んで丸っこい体系になる。 他のファンタジー作品におけるエルフとドワーフを両方取ったような特徴がある。 竜人は個体数が少ない長命種族であるので人里から離れてまとまって村を作るか、 その知識を買われて辺境の村の長老や相談役に就くことが多い。いわゆるエルフと違って人間を嫌っていない。 冗長になるのであまり説明はしないが竜人以外にもいくつか亜人種がおり、 さらに獣人種、つまりモンスターなのだがある程度の文化や言語を持ち人間社会に混じって生きる者もいる。 【アイルーとメラルー】 アイルーはその獣人種のひとつでもっとも人間と関わりが深い種族である。 一言で言うと二足直立歩行して前足を「手」として道具を使えるようになったネコである。 さらに一部の人間に興味を持った個体は人間の言葉を習得して人間の社会に入ってくるという猫である。 器用な前足で木の棒やドングリで武器を作り果ては原始的な爆弾まで作って戦う上に 人間社会に入ったアイルーは完全に人間と商売などのコミュニケーションを取る能力がある。 モンハン世界にさまざまな獣人がいるがもっとも人間と深く関わるのはアイルーであり 果てはハンターの狩猟に同行したり独自の技術で人間に食事を調理するアイルーもいる。 ただ基本的にはアイルーもモンスターなので固体差があり、 人間と相容れず狩場で襲ってくるアイルーもいる。ハンターもそういう者はモンスターとして撃退などの対処を取る。 アイルーの中でなぜか人間への敵意…というか悪戯心を持っているのがメラルーである。 アイルーはミケやアメショなどの現実のネコのような色んな毛並みがあるが、 メラルーは黒一色のいわゆる黒猫アイルーである。 メラルーは人間を襲うのみならず器用な手先で人間の荷物をスリ取ったあげく知能はあるため 盗品の価値を見分けて売り飛ばすといった真似もする。 メラルーも個体差によって人間に好意的な者もいるが、アイルーと逆に普通のメラルーが人間に嫌われているため 友好的なメラルーは逆に困っているらしい。 200 :モンハンシリーズ・世界観:2015/02/08(日) 11 15 39.82 ID 1/jtzfUG0 【ココットの英雄譚】 この伝説はのちに「ココットの英雄」と呼ばれる男の戦いの話である。 ココット山の近くの砂漠に現れた「一角竜モノブロス」に対して一人の竜人族が 簡素な竜の骨だけで作った剣を持ってたった一人で挑んだのである。 当時の認識では大型モンスターは人がかなう相手ではなく、襲われたら逃げるか 相手が他の村を襲うまで隠れて耐え忍ぶか、何百人もの軍勢をぶつけて犠牲を払って倒すしかないと考えられていた。 だがその男は一人で何日もかけてモノブロスに挑み続け、ついに単独で一角竜を狩ってしまった。 この結果に人々は大いにおどろき、人は技術と信念があれば単独または少数で竜に勝てるのだということを知った。 いくら大型モンスターの死体が貴重な価値を持つ素材であっても軍隊をぶつけなければ勝てないのでは割りに合わない。 しかし3,4人の狩人でも技術や装備次第で勝てるのであれば十分な利益が期待できる商売となりうる。 この英雄譚はモンスターハンターという職業が誕生したきっかけであり その竜人は「ココットの英雄」「最初のモンスターハンター」として称えられ、その後もハンターとしての道を歩み始めたという。 現在でもココットの英雄物語は各地でも語り継がれており、英雄に習ってモノブロスを狩猟するときは単独で行うこと そして達成したハンターを英雄と呼ぶという風習が今も残っている。 【古龍】 古の昔から生き続ける強大な力を持つモンスターを古龍と呼ぶ。 モンスターは基本的に野生動物であると書いたし、古龍もそうであるのだが、 古龍は一般的なモンスターとは段違いの力を持ち、個体数も少なく研究も進んでいない。 かつては人間の王国が古龍に滅ぼされたり、モンスター退治のに長けたギルドも 古龍に対しては「古龍占い師」「古龍観測所」という専門職の力を借りて 基本的に回避、どうしても街や拠点に攻め入る古龍がいた場合は全力で防衛線を貼り、 古龍の撃退(要は追い払う)を目的として全勢力で防御に徹する。 その様は野生動物の域を超えて古龍を自然災害、自然の驚異の象徴のような扱いをしている。 ゲーム的にも通常のモンスターより高みにある存在として扱われており 基本的にハンターがまともに狩猟する対象ではないが一部のギルドが信頼するハンターには古龍クエストを提示することもある。 201 :ゲーム好き名無しさん:2015/02/08(日) 11 16 45.51 ID 1/jtzfUG0 …とまあ世界観設定はここまで。もし追加があればそのつど書く。 モンハン4のあらすじ自体は後日、遅くとも3月中に書くつもり。 206 :ゲーム好き名無しさん:2015/02/09(月) 19 06 26.42 ID 5rojlYPY0 初期のモンハンは、粛清や暗闘用の対人ハンターが受付嬢や一般ハンターに混ざっている、とかダークな設定もあったりするんだっけ? 207 :ゲーム好き名無しさん:2015/02/09(月) 19 37 43.48 ID QEuqwCK50 206 最近は言わないようにしてるが今も無かった事にはなっていない。 208 :ゲーム好き名無しさん:2015/02/10(火) 00 55 19.06 ID Mxbk8yXM0 ギルドナイトってやつだな 242 :ゲーム好き名無しさん:2015/02/28(土) 15 31 05.21 ID WYStAHxV0 んではモンハン4のストーリーの序盤を投下していく。 言ったとおり 195-200の世界観を前提知識としてさらに用語を途中で挟んでいくスタイル。 243 :モンスターハンター4 バルバレ編1:2015/02/28(土) 15 31 59.91 ID WYStAHxV0 大砂漠の砂の上を航行する砂上帆船の甲板の上に二人の人物が立っていた。 一人は「団長」と名乗る赤い帽子をかぶった中年の男、 もう一人は我らがプレイヤーの分身たる「主人公」である。 二人の会話によれば主人公はハンターを志望しており 砂漠の街「バルバレ」にあるハンターズギルドで登録してハンターの道を歩むつもりのようだ。 団長は自分が率いているキャラバンと共に旅をしており、 キャラバンに必要な仲間を目指してバルバレに向かっているらしい。 それぞれの目的のために二人はバルバレを目指していると、景色を眺めていた団長が空を見上げてつぶやいた。 「気にならないか?上空にいるガブラスの群れ。さっきから奴ら妙にザワついている」 翼蛇竜ガブラスは普段は限られた生息地にしかいないのだがある条件下ではそれ以外の場所にも現れるのだ。 すると突如砂の海の下から巨大な龍が飛び出してくる! 全長100mを越える超大型モンスターが船の真横から姿を現した。 団長「ガブラスは古龍の先触れ…やはりダレン・モーランだったのか!」 船よりもでかい豪山龍ダレンモーランが軽く接触しただけで激しい衝撃が走り、団長の帽子が吹き飛ぶ。 しかも団長の大事な物が入っているらしいその帽子はダレンモーランの頭の上に乗ってしまった。。 さらには古龍の進行方向はバルバレであり、このままではバルバレが大惨事になる。 主人公は何とかしてダレン・モーランへの時間稼ぎと隙があれば帽子の回収、 団長は信号弾で救援を呼びつつ後方で主人公への指示を行うことにした。 【キャラバン】 現実の世界のキャラバン(隊商)と意味は同じ。 旅をしたり物流を行う者たちが協力し合いまとまって移動する団体のこと。 モンハン世界はまだまだ未開の荒野が多い上にモンスターがあちこちにいるため ルート次第では旅をするのも命がけになる。 モンスターからの護衛のためにハンターを雇うことはあるが ふだんハンターが行う狩猟は自分から狩猟対象を定めて準備して狩りに出向くのに対して、 護衛クエストはどんな相手が来るのか読めないため難易度が高い上に ハンターはモンスターを狩らないと大して儲からないのにそもそも獲物が来るとは限らない。 危険な上に実入りが少ないためハンターはキャラバンの護衛は敬遠する。 もし腕の立つハンターが専属で護衛してくれればそのキャラバンには非常にありがたいのだが…。 244 :モンスターハンター4 バルバレ編2:2015/02/28(土) 15 32 33.22 ID WYStAHxV0 もう一度言うが、主人公の身の上はハンターを目指している若者であり、 この時点では正式なハンターでないどころか武器も防具も持っていない。 インナー(鎧の下に着るアンダーウェア)しか着ていない状態である。 それでも熟練のハンターですら尻ごみする古龍に対して恐れず向かって行き、 数十メートルの巨体をよじ登って帽子を拾って戻ってくる。 そしてこの砂上船にはある程度の対竜用の大砲や護身用の兵器が搭載されており 団長の的確な指示を受けて丸腰の主人公もダレン・モーランへ攻撃を重ねていく。 それでも古龍には致命打にはならないが、どうにか隙を作ることに成功し 団長がバルバレ及びその周辺の砂上船団へ救難信号を送ることができた。 すぐさま全勢力で古龍へ集中砲火を浴びせる船団。 バルバレへ衝突する直前でダレン・モーランは進行方向を変えて去っていく。 危機一髪だったバルバレの喧騒の中で主人公から帽子を受け取った団長は言う。 「今日から俺のキャラバンに来ないか?」 団長はあるアイテムの謎を解くためキャラバンで旅をしているらしい。 そしてそのために三人の仲間が必要だとか。 団長「探している1人目は料理人!旅にうまいメシは欠かせない。酒があればなお最高だ!」 「2人目は商人!いつでもどこでも物資を確保できるやり手の商人がいいなァ」 「最後の1人がハンターだ!キャラバンを守ってくれる腕の立つハンターを探していた」 勇気以外の武器も何も無い状態で一人でバルバレを守るために立ち上がった主人公に惚れ込み 団長は自分のキャラバン「我らの団」へ主人公を加入させたのであった。 【バルバレ】 広大な砂漠を定期的に移動するキャラバンたちで構成された地図に載らない大都市。 移動と同時にキャラバンや旅人たちが入れ替わるため商品や情報の流通が盛んであり、 何かモノを探してるのならバルバレに行けば必ずあると言われている巨大市場である。 近辺の狩場を総括するバルバレギルドの総本部たる「集会所」もここにある。 主人公たちはバルバレから旅とハンター生活をスタートする。 メタな話になるが多人数プレイをするときに自分以外のハンターも このバルバレの他のキャラバンから集会所に来て出会っている設定である。 【集会所】 ハンターズギルドの総本部及びギルドの出す依頼を求めてハンターが集まる集会所のこと。 モンハンのゲーム的に言えば多人数協力プレイをする際に集まるロビー。 他の街のハンターズギルドは決まった街を拠点としてそこに拠点を構えるが バルバレギルドの集会所はバルバレ自体が移動しているため集会所も場所が変わっていくのが特徴。 このストーリーでは旅団クエスト、つまり我らの団の旅に伴うストーリーを書いていくが 旅団クエストとは別に集会所でもクエストとそれに伴うストーリーが展開され同時にどちらも平行で遊べる。 …ひとまずここでは旅団クエスト以外は扱わないのであまり集会所はかかわってこないが ここで書いた概念は覚えておいてほしい。 245 :モンスターハンター4 バルバレ編3:2015/02/28(土) 15 33 01.20 ID WYStAHxV0 団長は主人公に我らの団のメンバー紹介と入団試験(という名のチュートリアル)を行う。 【我らの団】 団長が率いるキャラバンの名前。これが正式名称。この時点では主人公除いて総員3名+動物達。 団長は自分の目的のために旅をしているが、団員は部下でなくあくまで知り合った仲間と捉えており 来る者拒まず去る者追わずで団員の増減は激しい。必要な物資や寝泊りする家を草食竜ポポに引かせて旅をする。 【団長】 現時点ではあまり書けることはない。豪快で雑だがいざという時は決める。酒好き。 団長に限らずこのゲームのNPCは固有名が出るキャラがなぜか少ない。 団長とか加工屋とかだけで呼び合っている。もちろん名前はあるがゲーム中に出てこない。 【加工屋】 旅団のNo2というか団長ともっとも古い付き合いの長い竜神族の団員。 モンスターの素材から武具を作るのが仕事でハンターの武具も彼に素材を持ち込んで作ってもらう。 竜人族としては若いが技術は一流。寡黙だが気は優しい。 【旅団の看板娘】 我らの団に所属するバルバレギルドの職員。看板娘とは単にキャラバンのアイドルという意味ではなく ギルドのクエスト受付や各種業務をこなす女性職員のことを言う。 前項の【集会所】で書いたとおり他所の街のギルドは場所が固定なので用があればそこへ行けばいいのだが バルバレはギルド本部が動いているため、本部に回すまでも無いクエスト依頼や発行ができる職員を 各地の出張所やキャラバンに置いてそこでギルドの力を必要とする人へのフォローを行っている。 ともあれこのストーリーでは困った人が彼女に依頼を出して、それを彼女がクエストとして公布し それを達成できるハンター(大抵は主人公)が受託・遂行して進んでいく。 主人公のハンター登録も団長の命で彼女がしたと思われる。 メガネ。ドジっ娘。ふともも。4Gで判明するが意外に胸もある。名前はソフィア。 【主人公】 プレイヤーの分身。よって性別名前外見その他は全てプレイヤー次第。 ハンターとしての力量とか実績も同様なので書きようが無い。 まだ正式にハンターになる前にパンツ一丁でダレン・モーランを撃退したという伝説を バルバレに轟かせる。本人がまったく知らないところで。 人間の団員は以上。人間じゃない団員は後で紹介する。 そして入団試験として主人公とメンバーで狩場に出てさまざまな事を教わる。 狩場のフィールドを駆け巡って地形や移動方法を覚えたり、 草食竜を狩って肉を剥ぎ取り、それを上手に焼いてこんがり肉にして食ったり、 (このゲームは腹に食い物入れないと継戦能力がガタ落ちするので現地での食料確保術は必要) 狩場で薬草やキノコ蜂蜜などの有用なものの採集や調合について覚えたり そしてハンターにとって重要な事である、武器を扱って小型肉食竜と戦って倒してみたり。 見事試験をこなして主人公はハンターとしての第一歩を踏み出した。 246 :モンスターハンター4 バルバレ編4:2015/02/28(土) 15 33 39.98 ID WYStAHxV0 そろそろ本格的なクエストに出ようかという主人公に対して団長は オトモアイルーのネコ太郎を連れて行ってくれと言う。 【オトモアイルー】 ハンターが狩りに行くときは単独か、他のハンターと共に行くのだが かつて「俺もモンスターを狩るゴブ!」とハンターになりたくてギルドに来たアイルーがいた。 結局アイルーの戦闘能力では単独で狩猟するのは不可能なものの 人間のハンターと共に戦うサポート要員として認められそれが【オトモ】として正式に採用された。 アイルーの中にはオトモとして狩りに出たい猫がそこそこいるらしく ご主人となるハンターを求めるオトモ達やオトモを紹介する仲介役などもいる。 【筆頭オトモ】 我らの団に所属する団員でオトモアイルーである。 オトモアイルーとしてはそこそこのキャリアがあり、かつては我らの団では活躍していたが 組んでいた「ご主人」がいなくなってしまい、一人で遺跡平原を泣きながら走り回っていたらしい。 主人公と組んで狩りに出る事になる。団長は勝手にネコ太郎と呼ぶが名前や外見はプレイヤーが決める。 オトモとしてベテランとはいえなぜ筆頭オトモなんて仰々しい名を名乗るのかは後にわかるが 本人(猫)は自分以外にもたくさんのオトモ達を団に引き入れてその中の筆頭オトモを目指すらしい。 【ルームサービス】 我らの団に所属する動物の団員の二番目。自称「渋くて素敵なバトラー」 皆が寝泊りする部屋の清掃や整備をしたり一度見たムービーを再視聴させてくれたり DLCを落とさせたりとシステム面での要員。 白い毛並みのアイルーでマイハウス内でいつも主人公の帰りを待っている。 実用的には役に立たないが愛らしい外見が癒しになる…モンハン4Gがで 【ポポ】 現実で言えばマンモスのような毛むくじゃらで鼻の長い草食竜。 普通にフィールドで狩ったりするが、温厚なので牧畜や農耕にも使われる。 そして我らの団の最後の団員としてポポが一匹いる。 我らの団の家となる車輪が付いたマイハウス他を引っ張って移動するという大事な任務があるのだ。 247 :モンスターハンター4 バルバレ編5:2015/02/28(土) 15 53 04.25 ID WYStAHxV0 ハンターの基本的な技術を身につけオトモも得た。しかし新米の主人公には大きな依頼は来ない。 実績を上げてギルドの眼に止まればともかく、今は無名ゆえに依頼も来ず実績もあげにくいという悪循環である。 団長「主人公のためにチラシを書いてバルバレの街に配るぞ!」 看板娘「私、似顔絵描きます!できました!」 加工屋「………(大丈夫か?)」 「じんそく かいけつ おなやみ そうだん ゆうしゅうなる我らの団ハンターが あなたのもとへと いちもくさんにかけつけます」 なぜか平仮名かつ独特なセンスの似顔絵のチラシがばら撒かれ、 (まつ毛をかなり盛って描いたらしく実際に主人公が行ったら詐欺呼ばわりされた) 受け取った住民がさまざまな依頼を持ち込み、主人公がこなしていく。 バルバレの困った人々の依頼を受けて徐々に名声を高めて行く。 全員を挙げると煩雑になるので一人(?)だけ紹介すると 屋台で料理を作っているアイルーの料理人(団長いわくネコの介) 彼女(らしい)はバルバレでうまい料理を作って振舞うことが生きがいだが そのアイルーはひたすら主人公のことをまつ毛のハンターと呼びつつも 主人公へ依頼を出し続け信頼を築きつつあるようだ。 【遺跡平原】 バルバレギルド管轄の狩場のひとつで、バルバレから近いところにある。 名前の通り平原や草原から、丘陵や遺跡が土台とした高台もありさまざまな生物が集まる良好な狩場。 ゲーム的に言えば最初に挑戦する癖のないフィールド。 248 :モンスターハンター4 バルバレ編6:2015/02/28(土) 15 53 33.94 ID WYStAHxV0 徐々に実績と実力を積み重ねる主人公に対して、団長がギルドから新たな仕事を取り付ける。 未知の樹海の「探索」である。バルバレギルド近郊の樹海へ調査に出た主人公は そこでこの地方には生息しないはずの鳥竜ドスランポスと遭遇する。 変則的な環境とはじめてのモンスターではあるがどうにか狩猟とデータ収集をこなした主人公。 ギルドからの評価を得ると同時に、前述のアイルーの料理人もキャラバンに加入してきた。 【未知の樹海】 バルバレ近辺に広がるその名のとおりの大樹海である。 複雑かつとてつもない広大な森でどんな構造でどんな生物がいるか不明。 それどころかこの周辺では生息していないはずのモンスターの目撃例もあるらしい。 ギルドとしては状況を調査して生態系を確認せねばクエストを出す狩場にはできないため 主人公らハンター達に樹海の内部調査を依頼したものの、探索するたびに徐々に内部が明らかになるが それでも複雑すぎて何度調査しても踏破にはまだまだ時間がかかるようだ。 ハンターが探索で情報を集めてくるとそれを元にギルドがクエストを出せるようになる。 ゲーム面で説明すれば入るたびにフィールドや生息するモンスターすら変わる不思議のダンジョン。 通常のクエストでは得られないものを狙って潜っていくことになる。 主人公が「探索」して出た結果を元にギルドが「クエスト」を出しており 逆に自分にとって望みのクエストを作るために潜ったりもする。 モンハン4ではこの探索とそれから派生するギルドクエストがもっともプレイ時間をつぎ込むコンテンツと 思っているプレイヤーも多い模様。 【屋台の料理人】 我らの団の新メンバーにして料理担当。いつもうまいメシを作ってふるまうのが趣味。 人間語がやや怪しく語尾に「ニャル」とインチキ中国人のような喋りをするアイルー。 趣味は料理以外ではギャンブル。世界をめぐってうまいものを作って人々に喜んでもらうのが好き。 249 :モンスターハンター4 バルバレ編7:2015/02/28(土) 15 54 07.55 ID WYStAHxV0 主人公へ団長があるものを見せる。いつも帽子の中に保管していた白く輝く「何か」だった。 「コイツを見てくれ。白くて輝いてきれいだろう?俺は一目見たときからこれは何だか気になったのさ」 団長はこのアイテムが何なのかを調べるために加工屋とキャラバンを作って旅に出たらしい。 雲をつかむような旅もまったく苦にせず駆け回る団長だがアイテムの正体はわからない。 だが新たな仲間、主人公と料理人を得た団長は世界の果てまででも謎の答えを捜し求めるつもりらしい。 そのためなら海を渡り空を駆けるつもりで。そして団長は海を渡る手段を得るために 船を作れる人々を探そうと決意する。その間は主人公は樹海で再度探索を続けることにした。 どうも今度は樹海に大型モンスターが生息しているらしく、探索に入った主人公は 本当に前回の探索時とまるっきり地形が変わっていることに驚愕しつつも歩を進めると またしてもバルバレ地方に生息していないとされていたモンスター、怪鳥イャンクックと遭遇した。 交戦の後に見事に未知のモンスターを狩猟することに成功した主人公。 そしてバルバレに戻ると我らの団への新メンバー希望者が現れていた。 しかも団長が望んでいたやり手の商人である。彼は失われた技術「錬金」の技を求めて 世界を旅しながら商売をしていたが、バルバレ周辺の商人の流通経路に 奇猿狐ケチャワチャが現れ荒らしまわっており商売あがったりだという。 もしそれを狩猟できればまた商売が可能であり、そんなハンターがいるキャラバンなら ぜひとも自分も加わって一緒に旅をしたいということであった。 その話を受けた団長と主人公は、すでにギルドが緊急クエストとして手配したケチャワチャ討伐を達成する。 かつて欲していたキャラバンの仲間、料理人・商人・そしてハンターを得た団長は次の目的地を決定した。 団長が調べた情報によれば火山の火口内にある「ナグリ村」は武具の生産・加工技術に長けており、 火山の熱でさまざまな物を作れるらしく、大きな船でも生産できるらしい。 船を求めて新天地ナグリ村へ旅立つ我らの団。彼らの旅はまだまだ続く。 【竜人商人】 その名のとおり竜人族の商人で我らの団の新メンバー。かなりやり手の商人で元手を払えば独自のルートで 特殊な資材や普通なら手に入らないものも入手してしまう。主人公の狩猟やキャラバンに無くてはならない人物。 小柄で気さくな老人で不思議な口調とキャラで人と打ち解けるのも得意なのは職業柄だろうか。 趣味は商売以外はギャンブル。口癖は「ありがと300万ゼニー!」 250 :ゲーム好き名無しさん:2015/02/28(土) 16 16 46.10 ID WYStAHxV0 ひとまずここまで。次はナグリ村編になるがゲームとしては 新しい拠点に行ってもワンタッチで前の拠点に自在に戻れるため 旅を続けても実用上は何も困ることは無い。 255 :ゲーム好き名無しさん:2015/03/01(日) 11 35 56.74 ID VNtr3s+B0 246 ルームサービス…モンハン4Gでなんかなるん? 256 :ゲーム好き名無しさん:2015/03/01(日) 12 17 16.49 ID 8gSVzW8O0 255 モンハン4gのDLCクエをクリアするとルームサービスのキャラを過去作の看板娘に差し替えできる。 猫vs美少女、しかも過去作プレイヤーにとっては思い入れのあるキャラ。 257 :ゲーム好き名無しさん:2015/03/02(月) 22 13 30.41 ID VhcssWpv0 もともと設定は初代から凝ってるけどね それが4でひとりプレイも重視されてストーリーに反映されるようになったからね 259 :モンハン4 ナグリ村編1:2015/03/10(火) 21 06 19.86 ID P3AJ4GLT0 それぞれの荷物を架台に乗せてえっちらほっちらとナグリ村まで旅してきた我らの団一行。 到着したナグリ村は火山の中にある土竜族の住む村だがさっぱり活気が無い。 団長は船を作る依頼を村長にしたのだが、何でも火山から流れてくる溶岩が止まってしまい 船のような大きな加工はできず、かといって鉱石を掘ってこようにもモンスターが現れて出来ないそうだ。 村長「オレっち土竜族は作るのダイスキだからよう、この通りグッタリのありさまよ。オーイオイオイ! もうダメだぁ!ムスメよ…すまねえ!ここで朽ち果てるおとうちゃんを許してくれぃ!」 娘「大変!どうしよ!村の危機ー!このままじゃみんな朽ち果てちゃうよー!うわーん!」 「泣いてない!」 というわけで火山の溶岩はさておき、採掘所に住み着いた鬼蛙テツカブラを狩猟することになった。 看板娘「というわけでナグリ村のみなさんの元気を取り戻さないといけませんね。 テツカブラ狩猟クエスト手配完了です。見事こなせば村も助かるギルドの評価も上がる。 一石二ガーグァ、それでは出発、出発~!」 ※ガーグァ:鳥竜のこと。 見事テツカブラを狩猟した主人公に対して村長は礼を述べ、できる限りの協力をすることを約束した。 しかし素材調達は可能になったが相変わらず溶岩は止まったまま。 村長達がその原因を探求している間に団長達が船の設計をすることにした。 【土竜族】 どりゅうぞく、と読む亜人種。モグラっぽい小柄で丸い体格で地中や大地で暮らし加工技術に長けた一族。 ナグリ村の住民はほとんど土竜族だが人間との交流もあり村長は人間の娘を引き取ったりもしている。 ワーカーホリックなのか仕事ができなくなるといきなりみんな欝になるか泣き喚く情緒不安定な一族。 【ナグリ村】 説明したとおり火山の熱で土竜族がさまざまな加工をして成り立つ村。 ただし火山は時期や状況によってマグマの噴出が止まることがあり、その場合は掘り出した鉱石の加工出荷で生計を立てる。 ストーリー面ではそれくらいしか無いが、プレイヤーがもっともモンハン4で執着する発掘装備を使用可能にできるのがここ。 【地底洞窟】 火山の内部に広がる巨大な洞窟。火山は活発期と平穏期を繰り返しており後者の時期に当たる。 大自然が生んだ驚異の地形でさまざまな環境物があり、鉱石採掘も可能なバルバレ管轄の狩場。 260 :モンハン4 ナグリ村編2:2015/03/10(火) 21 07 13.64 ID P3AJ4GLT0 村長「ところで船を作ってどうするんだ?」 団長「俺たちはコイツの正体を探して旅をしているんだ」 村長「こいつは…すげえ!なんだか不思議で素敵なアイテムだなあ。なんだか昔ひいじいちゃんから聞いたような」 詳しく話を聞くと、村長のひいじいちゃんの時代のナグリ村に「伝説の職人」と呼ばれた竜人の職人が訪れ ナグリ村に各種の技術を教えたのだが、その人物が持っていたアイテムにそっくりだという。 その人物は海の向こうにある「シナト村」という竜人の村でそれを手に入れたのだという。 次の目的地をシナト村に決めた団長。船の設計及び必要な材料を先に集めておく事にした。 毒怪鳥ゲリョスを倒してゴム質の素材を集めるとナグリ村に謎の一団が現れた。補給のために訪れたらしいが…? 旅団の看板娘「え?彼らは何者か?ですか?彼らは『筆頭ハンター』と言ってギルドの特殊な任務を専門で受ける方々なんですよ」 筆頭ハンターのリーダーは主人公を見るやいきなり因縁をふっかけてきた。 なんでも団長を守るハンターとしては相応の腕がないと不満らしい。団長は彼らと知り合いなのだろうか? ともあれナグリ村で彼らと一緒に活動する主人公。 【筆頭ハンター】 ハンターはハンターズギルドと契約して管轄地域内の狩猟を行うが、あくまでハンターはギルドと契約しているだけで 主従関係は結んでいない。ギルドが出した依頼を受けるかどうかはハンターの意思であり命令権はない。 それらの自由に活動するハンターと異なり、ギルド直属で命令を受けてさまざまな任務を行うハンターをそう呼ぶ。 今回登場する筆頭ハンターは四人のチームで行動してギルドから何かの密命を受けているらしい。 【筆頭リーダー】 筆頭ハンターのリーダー格。若いが剣技全般に長けており特に双剣の扱いが得意。 青い鎧と長髪が特徴のイケメンハンター。実は冒頭のダレンモーランのバルバレ襲来の時に砂上船団におり 団長の信号弾でまっさきに駆けつけて古龍に攻撃した。団長と知り合いらしい。 無口でぶっきらぼう、真面目でお堅い朴念仁。 「いいか。団長と共に行くのならば相応の実力を身につけてもらおう。さもなくば私が許さん!」 【筆頭ガンナー】 筆頭ハンターの一人。軽装で褐色の肌が眩しい美女。ライトボウガンを用いる。 広い視野と驚異的な第六感が特徴で狩りではリーダーをサポートする。 「リーダーったら失礼なことを言ってなかった?ごめんなさいね。あの人ったら真面目すぎるの。許してあげて」 【筆頭ルーキー】 筆頭ハンターの中では最年少にしてハンター歴も若輩者。だが妙なセンスがあり未知の武具や道具でもすぐに使いこなす上に 狩場で強いモンスターと出くわしても順応してその場で対処法を編み出せる天才肌。武器も頻繁に変更する。 しかし一般常識や感覚が妙にずれておりリーダーを困らせる事も多い。 「まあこれでアンタは自分と同じ、リーダーから怒られ仲間っス!仲良くしてくれよな。エヘ!」 【筆頭ランサー】 筆頭ハンターの中で最年長のベテラン。実は以前まで我らの団に加入していたが ギルドの命で「今回の任務」のために筆頭ハンターに復帰させられた。 「キャラバンの皆が元気そうで安心したよ。仲間もずいぶんと増えたんだな。私がいた頃より賑やかだ」 引き続きナグリ村のために活動する主人公。村の食料状況を改善するために鳥竜ドスゲネポスを捕獲する。 屋台の料理人「これで食料の流通が活発化してナグリ村も旦那もうまい飯を食えて元気もりもりニャル」 261 :モンハン4 ナグリ村編3:2015/03/10(火) 21 08 10.34 ID P3AJ4GLT0 補給を終えた筆頭ハンターが旅立つと入れ替わりで帰ってきた村長が主人公達に告げる。 村長「溶岩の枯れた理由がわかったぞ。オレっち枯れた溶岩の川を辿って地底洞窟の奥深くに潜ってみたんだが…、 影蜘蛛ネルスキュラというモンスターが溶岩をせき止めて快適な巣を作っていたのよ!」 オレっち溶岩をせき止める岩をどかそうとピッケルを振り上げるとネルスキュラも後ろでハサミを振り上げるんだよ! ハンターさん!力をなくしちまったこの村を元気な村に戻してえ!頼むネルスキュラを狩ってくれ!」 絶妙なタイミングで出て行った筆頭ハンターを恨みつつネルスキュラを狩猟した主人公。 するとナグリ村に溶岩が流れこむようになり、村民が一気に活気づく。 団員も協力して村全員で船を作り続けついに完成した。 村長「美しい…なんて美しい船だぁぁああ!さすがは我がムスメの図案よぉぉおお!」 娘「私も頑張ったよ!お手伝いしたよ!」 団長「よおし、この船の名は『イサナ船」だ!」 さっそくシナト村へ出発する準備をする団長だが、そこへ村長の娘が叫ぶ 娘「団長さん、私も連れていってーーーーっ!」 驚愕する村長、村人、団長、あと村長、団員、そして村長。 特に村長は必死になって問いただす。もともと娘は今は亡き母親から加工技術を学び、 装飾品加工については村で随一だったがもっともっと外で色んな技術を学びたい、 特に伝説の職人も行ったシナト村で竜人の技術を学びたいために外へ旅立ちたいというのだった。 団長「よく言った!気に入ったぞ娘っこ!うちは来る者は拒まん、今日からお前はうちの団員だ!」 村長「うぬぬ…何かを求めてどこまでも行く。ニンゲンの子ってのはすげえもんだな。 んでもってニンゲンの親は子に何かを託すんだろ?行けムスメっこよ!ここで学んだことを糧にして世界一の職人になれ!」 そしてその後にやり残した狩猟や準備を済ませて出航をしようとすると村長が不穏なことを言う。 村長「さて…海の上では何が起こるかわからねえ。十分な準備をするにこしたこたあねえぞ。装備やアイテムポーチ、ぬかりはねぇか?」 ↑発言のフォントを赤文字にしながらフラグにしか聞こえない確認メッセージを出す村長に了解して出航する我らの団。 澄み切った青空の下にイサナ船が乗り出し、団員が貨物の整理などをのんびりと行っていると突然海原を黒雲が覆い嵐がやってきた。 旅慣れた団長の指示により嵐だけなら耐えられるのだが団長は水平線の向こうに不吉な影を発見する! その影は吹き荒れる嵐も意に介さず高速でまっすぐに船に突っ込んでくる。 間一髪で回避するもその黒い影は引き返し甲板に取り付いてきた。どうやらこちらを狙っているらしい。 漆黒のカーテンのような巨大な翼を翻し、強靭な四肢で甲板を掴み、目の無い不気味な顔でこちらを睨む黒い竜。 博識な団長とあらゆるモンスターの情報を集めているモンスターフェチの看板娘の二人も知らないモンスターが迫る! 【加工屋の娘】 ナグリ村村長の娘。とはいえナグリ村の住民はみんな土竜族だが彼女は人間の少女。 母親は人間なのかどうなのかわからないがとにかく村長が引き取って娘として育てている。 金髪碧眼の愛らしい外見で画面の向こうにいるリアルハンターの受けはそこそこ良い。 母親は装飾品(武具のスロットにはめ込んでスキルを付与するアクセサリ)の加工技術が 村で誰よりも優れており、その娘も母親直伝で村でトップの技量を持つ。 我らの団に加入後は加工屋の竜人を「オッショさん」と呼び慕う。 262 :モンハン4 ナグリ村編4:2015/03/10(火) 21 09 24.26 ID P3AJ4GLT0 -ナグリ村編4 倒せなくても諦めて撃退させればいいと黒い竜と開始する主人公、狭く揺れる戦場にまったく未知のモンスター。 悪条件の中でも奮闘するがそれ以上にこのモンスター自体が強い!巨大な図体にも関わらずひらひらと華麗に舞い、 爪や尻尾の一撃そのものが重く強い。それまでちゃんとした飛竜と戦った経験の無い者には強敵だった。 しかもこのモンスターは炎や電気や毒を分泌するわけではないが良く見ると体から黒い煙か「気」のようなものが立ちのぼっている。 黒い竜が攻撃や何かをするたびに「黒いなにか」が振りまかれて滞留するのだ。 そしてその黒いなにかを浴びた主人公の体に異変が起こる!従来の毒物とまったく違う反応をする黒いなにか。 看板娘はその症状を見て叫ぶ。 「それはつい最近報告された未知のウイルスによる症状とそっくりです。 どんどん体内に広がって感染者の免疫力を超えた場合に恐ろしい事態を引き起こすそうです! それを避けるためにはウイルスが体中に広がりきる前に体内の免疫力を活性化させてください!」 彼女が言うにはウイルスに感染して一定時間すると発症して身体能力が落ちる、 ただしそうなる前に敵を攻撃しまくると体内の免疫力が上がってウイルスを克服できるという。 「ハンターさんの底力を見せてあげてください!どんどんモンスターを攻撃しまくるんです! 私はこの症状についてもう少し調べてみます!どうかお気をつけて!」 その通り頑張ってみると確かにウイルスを克服することができた。 しかし強敵に加えてそんなウイルス対処まで強いられてしまうかつてない激戦である。 それでも奮闘する主人公はどうにか黒い竜に痛打を浴びせて追い返す事に成功する。 団長は主人公に駆け寄ってねぎらいの言葉を述べた矢先に、団長の連れている伝書鳥が警告の鳴き声を上げる。 なんと黒い竜がすぐに引き返してイサナ船に高速で突進してきたのだ! 回避も間に合わず衝突寸前の所でもう一隻の謎の船が割って入り、黒い竜に体当たりをする。 竜をはじきとばすと共に揺れで二隻の船がバランスを崩し、海に投げ出されかける主人公。 主人公を助けるために手を伸ばす謎の男…主人公の意識はここで途切れる。 263 :ゲーム好き名無しさん:2015/03/10(火) 21 11 37.61 ID P3AJ4GLT0 ナグリ村編はここまで。でも良く考えたら順番に拠点が移っていくのは前半までで 後半は各拠点をあちこち駆け巡る話だから「○○村編」で分けたの失敗だったかも。 323 :ゲーム好き名無しさん:2015/06/07(日) 15 03 03.72 ID K7mOMFa90 モンハン4書いてたものだけど、3ヶ月以上間が空いたけど 誰かが続き書いたわけでもないからこのまま続き書いてく。 324 :モンハン4 チコ村編1:2015/06/07(日) 15 05 24.40 ID K7mOMFa90 主人公が目を覚ますとそこは自分が知らない不思議な島だった。 南国のような暖かい気候、美しく穏やかな海と海岸、巨大な朽ちた船がそびえ立つ砂浜。 そこに住まう大勢の住人(?)と村長らしき老婆、そして主人公達や団員に声をかけてくる男がいた。 筆頭リーダー「目が覚めたか。どうやらみな無事のようだな」 村長「大丈夫?どこも痛くなァい?おなかすいたでしょ?」 なんでもここはチコ村という海沿いの村で村長のみが人間、あとの村民はアイルーらしい。 団長「大丈夫だったか主人公?覚えているか?あの時モンスターが突っ込んできたところへ 割って入ってきてヤツに体当たりをかましたムチャな船がいたのを。おかげでヤツの最後の一撃を喰らわずに済んだんだ」 筆頭リーダー「お言葉ですが書記官殿。ムチャというのは訂正して頂きたい。 私達はヤツを追っている最中にあなた方を発見した。救助は当然のこと」 詳しく聞くと、筆頭ハンター達がギルドの命令で調査している謎のモンスターがあの黒い竜で それを追っていたら襲われている我らの団の船を発見しそのまま体当たりして撃退するも 双方の船は満足に追撃も航海もできる状態ではなく流されてチコ村へたどり着いたらしい。 筆頭リーダー「黒触竜ゴア・マガラ…あのモンスターの名です」 この世界は未知のモンスターが突然現れることは珍しく無いが ハンターズギルドは人類のためにそれらを調査し、性質や危険度を見極める必要がある。 例えば火竜リオレウスは飛竜種の王と呼ばれ火炎や飛行能力は恐れられているのだが 多種多様な地域に生息しているために生態などはかなり分析されているため 飛来してくる条件やその避け方、対処法もあらかた完成しており、 一般市民に危害が及ぶ前に追い払うなり近寄らない方法も確立されている。 だがゴア・マガラは嵐の大海を乗り越える飛行能力と凶暴さと戦闘力を兼ね備えているが それ以外の生態がさっぱり不明なためいつどこで人々が(主人公達のように)襲われるかわからない。 筆頭リーダー「すみやかに生態を調査し、討伐しなくてはならない…なんとしても」 団長は助けてくれた礼を述べつつもじゃあ俺たちも気をつけないとなと軽くあしらい、 それに対して筆頭リーダーはこのまま旅を続けるならもっと優秀なハンターを雇えと暗に主人公をディスってくる。 そして団長はチコ村の村長にシナト村の場所を尋ねるが、 ここからだと高い高い山の上にあるのよォ船じゃあちょっと行けないわねェという返答を貰う。 手段を考え直す団長。 325 :モンハン4 チコ村編2:2015/06/07(日) 15 05 51.20 ID K7mOMFa90 シナト村へ行く手段を見つけるまでしばらくはチコ村に滞在することにした我らの団。あと筆頭ハンター達。 そこでせっかくのハンターがいる我らの団に村長がお願いがあるという。 そのために村のすぐ沖にあるぽかぽか島へ向かってそこの管理人に話を聞いて欲しいらしい。 村の中を回ってみると確かに村長以外の村民はみなアイルーで、商売をしている者、 ひたすら釣りをする者とさまざまなアイルーがいる。その中のうち一匹の白いアイルーに話しかけると 臆病なオトモアイルー「グスングスン。ぼくコワイニャ。イカツイ人たちがたくさん来てるニャ。 …ん?だれニャ?さてはぼくをオトモにしようとスカウトに来たハンターだニャ?グスン。 あっちいってニャ。ぼく臆病ニャ。オトモなんかできないニャ」 会話ウインドウの名義がオトモアイルーなのにオトモができないと言うアイルー。 しかし「オトモとしてスカウトにきたハンター」とはどういう意味なのだろうか。 とりあえずぽかぽか島へ向かい管理人のアイルーに話を聞く。 管理人さん「ああ困りましたわ。オトモアイルーは集まらないしあの白いコは臆病だし…」 なんでもハンターに付き従って共に狩りをする戦闘技術に長けたアイルーを「オトモアイルー」と呼び、 特定の主人を持たず、あるいは理想の主人を求めてさすらうオトモアイルーを「ノラオトモ」というらしい。 管理人さんは自分が作ったぽかぽか島をオトモアイルーの楽園として、オトモたちをたくさん集めて 主人と狩りに行く間の待機場所やもろもろの施設とするのが夢らしい。 そのためにノラオトモたちに向けて募集文を瓶に入れて流したりしているのだが さっぱりオトモたちは現れず、元から村にいる唯一オトモの能力がある白いアイルーは臆病で狩りに行かない。 思い悩んでいるところに主人公達が現れたということらしい。それを言うと同時に海の向こうから我々に矢が飛んできた! まったく動じずに飛び上がって矢をキャッチする主人公…ではなくそばにいた筆頭オトモ。 管理人さんはその様を見て彼がオトモ界で有名(らしい)筆頭オトモであることに気づく。 そして矢には手紙が結ばれていた。どうも管理人さんの手紙をみたノラオトモが飛ばしたらしい。 「ノラオトモの よりあいじょに ババコンガあらわる だれーかーたすけて ノラオトモより」 ノラオトモの危機を救うために管理人さんは筆頭オトモ…とそのご主人である主人公に頼む。 快く承諾して桃毛獣ババコンガの狩猟に向かう筆頭アイルーとそのオトモハンター。 【チコ村】 暖かい南国の海沿いののどかな砂浜にある村。ちかくの島にはぽかぽか島がある。 竜人商人いわく「迷子の村」と呼ばれており、各地を駆け巡る旅人や商人もなかなかたどり着けず なぜか迷子になるとここへたどり着くという。しかし一度到達した我らの団はいつでも戻ってこれる。 気のいい村長とあとはアイルーがのんびり暮らしている村。 【原生林】 チコ村の近くに広がる狩場、ジャングルというか密林というか。 豊富な水と温暖な気候で大きな森が広がり、植物も動物も多い豊かな森。 採取できる資源も多いが大型モンスターも集まりやすく油断できない。 326 :モンハン4 チコ村編3:2015/06/07(日) 15 07 09.54 ID K7mOMFa90 ノラオトモを救うために看板娘にババコンガ狩猟クエストを手配してもらい原生林に入る主人公と筆頭オトモ。 原生林の中のアイルーたちの集まる広場にババコンガがいた。生えたキノコを食い散らかし アイルーを放屁で蹴散らしと好き放題しているババコンガを追い払うと、アイルーたちは感謝をしオトモ雇用を申し出た。 これ以降は狩場の中でたまにオトモとして雇ってほしいアイルーが出没するようになり 主人公の返答次第でオトモとして共に戦うようになる。筆頭オトモは常に固定で出撃するが もう一匹のオトモやぽかぽか島で待機中の他のオトモアイルーによって筆頭オトモの能力も変化するため、 もし拘るなら理想のステータスのオトモを求めて駆け巡ることになる。 そしてそのままババコンガを狩猟してチコ村に戻るとちょうど筆頭ハンターが旅立つところだった。 特に筆頭リーダーと筆頭ランサーは団長と何か縁があるらしく別れを惜しみつつもゴア・マガラを追うために出立した。 そしてぽかぽか島へ行くと管理人さんは島をオトモたちを迎え入れられるように開放し 今後主人公が各地でスカウトしたアイルーを島で放牧できるようになる。 さらに管理人さんが言うには「愛と勇気と根性であちこちを冒険する勇敢なオトモアイルー」こと「モンニャン隊」が 島の噂を聞きつけて訪ねてくるという。不遇だった毎日を送っていた管理人さんからすれば 筆頭アイルー(とそのオトモハンター)に続いてまたも有名らしいモンニャン隊が来るという栄誉に感激していた。 管理人さん「これでこの島もきっとアンタイ…あら、お待ちになって。空の向こうから…」 またしても飛んでくる矢を筆頭オトモが空中で華麗にキャッチ…できず脳天に直撃する。 矢文用の安全な矢でなければ即死していたところだがそれでも管理人さんのハートをキャッチできたようだ。 管理人さん「やはりあなたは伝説の筆頭オトモさま…!ぽっ。あら矢にお手紙が付いておりますわ」 「ザボアザギルがとおせんぼ にっちもさっちも動けません だれーかーたすけて モンニャン隊より」 管理人さん「えっモンニャン隊を救うために出撃してくださるのですか?さすがは筆頭オトモさま。そしてオトモハンターさま」 今度は氷海まで筆頭オトモさまに続いて化け鮫ザボアザギルを狩猟しに行く事になったオトモ主人公。 【氷海】 北方の海岸沿いに広がる狩場。流氷・吹雪・氷山・雪山という感じの寒冷な地域。 常人は専用の装備や道具が無いと見る見るうちに凍える過酷な環境だが 寒冷地ならではの特殊な生態系や採取可能な資源がある 327 :モンハン4 チコ村編4:2015/06/07(日) 15 09 14.70 ID K7mOMFa90 旅団の看板娘「今回はモンニャン隊さんを救うために氷海でザボアザギル狩猟ですね。 それにしてもわたしもヤブミ放ってみたいです。ヤブミ」 凍えそうな風が吹き荒れる氷原を主人公が進むとそこにいた。 氷を背ビレで割って追いかける化け鮫とそれから逃げるモンニャン隊たち。 主人公が間に入るとザボアザギルも姿を現す!そして筆頭オトモも加わって総員4匹になったアイルーたちが 俺達が相手だ!とばかりにザボアザギルを睨む。本来オトモアイルーは主人のハンターと共に戦うが モンニャン隊は条件付きだがネコ達だけでモンスターと戦う勇敢で凄腕のアイルーなのである。 だがザボアザギルが戦闘形態に変化するといきなりびびって全員逃走するモンニャン隊。 看板娘「モンニャン隊さんは去り…ポツンと残されたハンターさんが一人…じゃあ気を取り直してザボアザギルを狩りましょう」 戦況を見極めて適切な対処…と言う事にしておこう。と主人公は一人でザボアザギルを狩猟する。 無事ぽかぽか島に帰ってこれたモンニャン隊と他一行。主人公を気に入った一行はそのままオトモとして加わると同時に 二軍メンバーをモンニャン隊として旅立たせることができるようになった。 【モンニャン隊】 ハンターと共に狩りにいくのではなくオトモアイルー達だけで狩場に行って色々拾ってくること。 ハンターができるのは目的地や出発するアイルーの選抜と簡単な指示のみで実際にはCPU操作のアイルーが全て行う。 一軍のオトモアイルーと主人のハンターが狩りに行っている間、二軍のオトモをモンニャン隊に行かせて 資材を取ってこさせる事がメインであり、二軍のアイルーもある程度育てないとここで詰まる。 アイルーに着せる装備を作るためにはモンニャン隊で奴らにモンスターを倒させないと入手できない。 そしてチコ村の村長が主人公を呼んで頼みごとをしてきた。 村長「ハンターさん。管理人ちゃんのお願いを聞いてくれて本当にありがとうねェ。あの子すごく喜んでいたわァ」 お礼をしたいといいつつ、そのお礼をするためにはまたモンスターを討伐せねばならんという。 絞蛇竜ガララアジャラを倒せばより上質な食材を入手でき、屋台のキッチンも増築できるらしい。 さらに団長も告げる 「加工屋のムスメっこと話していたんだがな、シナト村へ行く手段について、 『高い山の上にあるなら、こっちも飛んじゃえばいいじゃない』というんだ。 どうしてこんなことに気づかなかったのかなぁ。というワケだ。我らの団ハンター!空を飛ぶんだ!イサナ船を飛空船に改造しよう!」 チコ村の村長の依頼を果たしたらナグリ村へ戻って改造の手配をするという団長。 いっきに物語が加速してきた気がする主人公。 【チコ村の村長】 見た目は小柄で浴衣のような服を着た老婆。 かつては船で航海をしていた竜人族だったが、難破して現在の海岸へ流れ着き そのまま残っていたオトモアイルーたちとチコ村を開拓して居ついてしまった。 基本的に温厚で気が優しいおばあちゃんであり、かつて自分達が乗っていた船の残骸の傍に住み 今日も平和に微笑んでいる。ところでぽかぽか島のすぐそばにある岩に一振りの剣が刺さっており 主人公も抜く事はできないのだが、これについて知っているのだろうか…? 328 :モンハン4 チコ村編5:2015/06/07(日) 15 09 43.18 ID K7mOMFa90 看板娘「ガララアジャラの狩猟です。大蛇のような巨体で締め上げたりするコウカツなモンスターだと聞いています。 村長さんの話では最近になって村の近くで見かけるようになったそうです。 主人公さん、チコ村の皆さんは私たちが海でピンチになった際にイサナ船を浜まで引っ張ったり 流された荷物を拾ってくれたりしたんですよ。そのお世話になった恩を返しましょう。 さらにここで狩猟に成功すればその素材で私たちのキッチンが拡張できる上に 食材の入手環境が向上しておいしいものが食べられる上に村も守れて評価も上がる」 ハンターが狩りをすれば人は救われる。その原則にのっとり絞蛇竜ガララアジャラを狩猟すると 確かにキャラバンの料理人のキッチンと食材が向上した。チコ村の人々も大喜びである。 しかし狩りの合間に届けられた手紙を読んで団長が血相を変える。 団長「大変だ主人公!あいつらが…筆頭ハンターたちがゴア・マガラ討伐任務に失敗した!」 討伐に失敗し、四人中二人がどうにか集会所に帰還できたものの残り二名は行方不明、 バルバレギルドも大騒ぎになっているという。急いで自分たちも行くぞと我らの団もバルバレ集会所へ。 集会所へ戻ってきた団長と主人公。そこへは息も絶え絶えな筆頭リーダーと筆頭ガンナーがいた。 団長「おい!無事かリーダー!しっかりしろ!」 リーダー「書記官殿…ゴア・マガラを追い詰めました…しかし」 ガンナー「あんなに奇妙な現象は見たことがないわ」 彼らやギルドマスターの説明によると、かつて主人公がゴア・マガラと戦った時にも経験した黒いなにか、 あれはゴア・マガラが体から分泌する黒い麟粉で、それに触れると恐ろしい状態になるらしい。 そしてギルドも筆頭ハンター達を回収しようとしたものの二人を回収するのが精一杯で、 残る二人は行方不明、ギルドが全精力で捜索中も手がかりがないということであった。 焦る団長をギルドマスターがたしなめる。今は無意味に行動しても仕方ないと ひとまずキャラバンに帰って対策を考えようとすると、団長が気付く。 団長「おいネコ太郎(筆頭オトモ)がいないぞ!どうしたんだ?ひとまず帰って考えるか…」 そしてキャラバンへ戻ってもやはり筆頭オトモがいない。どうやら一匹だけで筆頭ランサーとルーキーを助けにいったらしい。 大パニックに陥る団長、しかししばらく右往左往した後に叫ぶ。 団長「《探索》だ!探索でゴア・マガラを探し出すんだ!」 ゴア・マガラを探せば残りの筆頭ハンターも筆頭オトモもそばにいるに違いない。なぜかって? 団長「野・生・の・カ・ン・だ・!」 ここまでに書けなかった描写を補填すると、かつては筆頭ランサーは我らの団のメンバーであり 筆頭オトモと良いコンビを組んでいた。かつて世話になったランサーの危機に黙っていられず 筆頭オトモは(無断で)一人で救助に向かったらしい 329 :モンハン4 チコ村編6:2015/06/07(日) 15 10 20.90 ID K7mOMFa90 ということで未知の樹海にゴア・マガラを探索しに来た主人公たち。 第一目標は筆頭ハンターと筆頭オトモの発見と救出。おそらくゴア・マガラも近くにいるためそっちはどうにかする。 樹海に潜入早々本当に皆がいた!満身創痍の筆頭ハンターと立ちはだかるゴア・マガラ。 そして二人を守るためにたった一匹でゴア・マガラに挑むも一蹴される筆頭オトモ。 ボロボロながらもうまく連携してゴア・マガラの気をそらすもついに限界…というところで主人公が割って入る。 団長「よし!みんな無事だな!よかった…主人公、ネコ太郎!二人を頼んだぞ!」 筆頭ランサー「すまない…」 筆頭ルーキー「任せるッス!自分が先輩を担いで運ぶッスよ!アンタはゴア・マガラの足止めをよろしく頼むッス!」 主人公とゴア・マガラの戦いが始まる。黒触竜の強さは以前同様だが、 警告にあったようにその麟粉に触れると体に何らかの不調が起こる。 とはいえあくまで筆頭ハンターが逃げるまでの足止めに徹した主人公は見事ゴア・マガラを撃退する。 全員無事に帰還した集会所で団長たちから主人公はねぎらいの言葉を受ける。 筆頭リーダー「ありがとう、感謝する!そして、すまない…!」 ギルドマスター「いやはや、驚いたよ…君のおかげで間一髪の所を助かったそうだね。 しかも君は以前にもゴア・マガラと海の上でまみえたそうだね」 感服した筆頭リーダーはゴア・マガラ討伐の任務を主人公に押し付…託した。 ギルドがバックアップし、筆頭ハンター達が偵察や情報収集を行い、主人公が狩るという流れである。 団長「ようしやってこい主人公!お前さんの実力は誰よりも俺が知っている!お前さんなら、できるできる!」 看板娘「ギルドが調査していた謎の黒触竜。その討伐が主人公さんに託されました。 目覚めよ我がメモ、超☆メモ帳!わななき、うなり、遠吠えろ!黒き血潮を紙上に這わせ、燃えて、燃やして、燃え上がれ! モンスターのことを知りたい…ただその一心でこの仕事を選び世界中を旅してきた私ですが 今こそ言えますっ!団長さんに、そして主人公さんについてきてよかった!」 330 :モンハン4 チコ村編7:2015/06/07(日) 15 14 31.91 ID K7mOMFa90 キノコを採るのが精一杯だった主人公がついにギルドの目に留まり、遺跡平原で黒触竜ゴア・マガラの狩猟に挑む。 看板娘「ついにきましたゴア・マガラ!謎のモンスター、超☆到来!」 ナグリ村村長の娘「がんばれハンターさん!まけるなハンターさん!イサナ船だっておうえんしてるんだから!」 加工屋「………………………無事に戻れ」 屋台の料理長「帰ってきたら、メシにするニャル。それともメシにするニャル」 竜人商人「とまあこんな感じで、ワシら全員あんたさんが無事果たして戻るということをこれっぽっちも疑っとらんのだわな」 団長「行ってこい我らの団ハンター!ギルドの、筆頭ハンター達の、皆の希望を託したぞ!お前さんならできるできる!」 ストーリーの説明のため狩猟描写はほとんどカットしているのだが相変わらず強敵のゴア・マガラ。 そして何度も戦った経験と筆頭ハンターやギルドの調査で徐々に黒触竜の能力が明らかになっていく。 ゴア・マガラは目が見えないというか目がついてないため周囲の状況を知るために麟粉を撒く術を身に着けた。 麟粉は特殊な作用があり、生物に付着するとそれがゴア・マガラは感知できるため餌の捜索に活用する。 さらに他の生物が麟粉を吸引すると狂竜症という異常な作用が起こることが判明していた。 主人公との戦闘でも麟粉を活用するゴア・マガラ、何度か戦った経験で狂竜症を押さえ込みながら挑む主人公。 膠着状態かと思われたが戦闘が続くほどに麟粉の分泌ペースが増していく。 食事や外敵排除が無くなれば不要となる麟粉の放出が、主人公という決して屈しないハンターのために どんどん放出を続けていかざるを得ず、その結果自分の麟粉で狂竜状態になるゴア・マガラ。 空が真っ暗になるほどの麟粉の放出と、翼を闇の外套のごとくはためかせて2対の翼脚を翻した狂竜状態のゴア・マガラは これまでのどんな竜よりも強敵であった。だがそれでも主人公は上を行き、ついに狩猟を成功する。 集会所に帰還して祝福と賞賛を受ける主人公。そして団長は当初の目的どおりシナト村へ行く…ために イサナ船を飛行船に改造する…ためにナグリ村へ行く。 ナグリ村でまた村長に歓迎を受ける我らの団。飛空船を作るという要望も応じるが、 飛空船の材料を採掘するためには火山にいる鎧竜グラビモスを狩猟しなければならない。 いつものことだがさくっと狩猟を完遂する主人公。そのほか色々な依頼を達成する。 団長「やったな!ついに完成したぞ空飛ぶイサナ船だ!これでどこにでも行ける。海の向こうにも空の上にもな! 不思議なことだな…お前さんと出会ってからすべて事が廻り出した気がするんだ。 とにもかくにもめでたい。準備ができたらシナト村に出発しよう。このアイテムの謎が解けるかなァ」 思えばそもそもの目的は団長が手に入れた謎のアイテムの素性がシナト村でわかるかもということであった。 いよいよシナト村へ出発する我らの団。 【地底火山】 地底洞窟は定期的に火山のマグマが噴出する溶岩地帯となるが、その火山の活発期における狩場のこと。 溶岩特有の獲物や希少な鉱物の採掘が狙えるが高熱対策が必要な危険地帯。 331 :ゲーム好き名無しさん:2015/06/07(日) 15 15 43.50 ID K7mOMFa90 モンハン4の旅団クエのストーリーはあと二回くらいで終わると思う。 集会所のストーリーやその後の話も書くかは検討中 50 :ゲーム好き名無しさん:2016/01/11(月) 18 59 14.38 ID 7OON2mSR0 以前モンスターハンター4を投稿してしばらく放置していたけど その後もリクエストや他の投稿もないようだから完結編をまとめて投稿するわ。 51 :モンスターハンター4-シナト村編1:2016/01/11(月) 19 09 14.63 ID 7OON2mSR0 飛空船になったイサナ船でナグリ村を出発する。空を進む上からさまざまな景色を眺める団長たち。 そしてついにある山の上にある竜人族の村・シナト村へ到着した。 団長は自分が手に入れた白い謎のアイテムの正体を知るため、 加工担当は実は自分の祖父がシナト村の出身だったので祖父の故郷を訪ねるため 加工屋の娘は伝説の職人が訪れたシナト村で自分も研鑽を積むためと 皆がさまざまな理由のためにここを訪れる。 この頃はまだ空を飛ぶ交通手段は一般人が自在に扱えるほど普及していない。 ど田舎の山奥のシナト村の住人は真っ赤なイサナ(鯨)に乗り空を飛んでやってやってきた我らの団に 驚きながらも暖かく迎え入れる。そして鯨は空を飛ぶ動物だという誤解も覚える。 さっそく団長はアイテムのことを尋ねるために長老の元を尋ねる。 主人公は村を散策して何人かの人々と話をした。 畑を耕す若い竜人族の青年「やあ、シナト村まではるばるようこそ。旅人は久しぶりだなあ」 マカ錬金屋さん「はじめまして。くじらに乗って来たハンターさん。僕ここ、マカ錬金の館の棟梁です~。 みんなから14代目って言われてます。マカ錬金っていうのはこの村に伝わるマカフシギな技術なんです~」 いろいろと興味深い出会いや会話をしつつ主人公は団長と長老のもとへ行く 団長「こんにちはジイさん!ここはシナト村かい?」 長老「さようここはシナト村。風鳴りの村とも呼ばれていてな。天吹く風が常に村を駆け抜けておる。 聞こえるじゃろう?あれが悪しきを払う風の音じゃ」 シナト村は山から吹き降ろす風を信仰しており、風とともに回る風車や鐘が村を守るとされているらしい。 意気投合した団長は長老に例のアイテムを差し出す。 団長「こいつに見覚えがあったら、ぜひ教えて…」 長老「な、なんとおっ!それをどこで手に入れた!?…実はのう、それはこの村に不吉の証として伝わっているモノなのじゃよ。 昔々、そのまた昔…、《天空山》でかつてないほどの大災害が起こっての… モンスターというモンスターが正気を失ったように暴れだしたんじゃ。原因は分からぬ。 動くものに見境なくおそいかかり、天空山は死の寝床と化したそうじゃ。 歴史書によるとその光景は『悪しき風が山を蝕んだ』ように見えたという…。書物にしか残っておらん昔々の話じゃがのう。 そのアイテムは悪しき風が生まれたと言われる場所で見つかったモノなんじゃ」 天空山の中の一部、今は「禁足地」として封鎖されてるエリアでそのアイテムが発見され、そして忌まわしい風が吹いたという。 長老はそのアイテムも見たくもないという上に、実際に昔のことなのでそれ以上のことはわからない。 団長は仕方がないので村に腰を落ち着けて調査することにした。 52 :モンスターハンター4-シナト村編1:2016/01/11(月) 19 09 53.05 ID 7OON2mSR0 【シナト村】 天空山のふもとに栄える竜人族の村。前述のとおり山と風を信仰する素朴な村で ここの村の竜人は他地域のそれらと異なる文化や信仰を持つ上に、 閉鎖的な環境ゆえにマカ錬金などの外部にはない独自の文化や技術を持つ。 【マカ錬金術】 シナト村に伝わる物質の増幅や変換を行う独自の技術。天空山などから取れる「狂竜結晶」を媒介に アイテムを増やす、または違う性質のものに変更できるというマカフシギな技。 我らの団の竜人商人は錬金の技を捜し求めており奇しくもここで14代目と出会い意気投合することになる。 53 :シナト村編2:2016/01/11(月) 19 10 29.83 ID 7OON2mSR0 長い間探求し続けてきたアイテムを不吉の象徴呼ばわりされてテンション下がる団長。 しかし主人公としてはどうにもできんわけで狩りに出向こうと看板娘に声をかける。 看板娘「フキツの象徴?まあ、そうだったんですか。ところで私はちょっとヘンなクエストを見つけてきましたよ。 《高難度:不穏の幕開け》というクエストです。ババコンガの狩猟なんですがギルドからの注意書きが気になってしまって」 天空山にいるババコンガが、何か「通常と異なる」様子を示しているため注意して狩猟せよ、ということである。 嫌な予感がふつふつとするクエストであるが、ハンターである主人公は狩りに行く以外の道はない。 はじめて天空山に入った主人公。その名の通り高山の特異な狩場で、麓のすぐそばに 厳重に封印された岩扉がある。岩扉を迂回して森を進むとそこにいた。 紫に血走った瞳、黒い煙のようなものを口から噴出し、全ての生物に攻撃を振るうババコンガである。 ※最近のモンハンは生物らしさの表現を重視しており、大型モンスターでも種類によっては他の生物への攻撃を避けたり 逆に自分より上のモンスターからは逃げたりと性格付けがされており、ババコンガは普通は周囲の生物を攻撃しない) 看板娘「なに…?あのババコンガ!?主人公さん、あのババコンガの黒い息、ゴア・マガラのそれと似ています。 どうかどうか、十分に注意してください!」 通常の個体と性質が違うババコンガ、動作が凶暴になるだけでなく突然何もいない空間を殴ったり、普段より疲れやすかったり またババコンガの黒い煙に触れるとゴア・マガラの燐粉と同様に狂竜症になってしまう。 まったくわけが分からないまま主人公はそのババコンガを狩猟して帰還する。 いったい何があったのだろう…? ……主人公がシナト村に戻った時、遠い場所の森林に朽ち果てていた黒い竜がいた。 死んだと思われていた黒い竜がうごめき、表皮が剥がれ落ち、その下から白銀の光が迸る! 54 :シナト村編3:2016/01/11(月) 19 11 35.59 ID 7OON2mSR0 異常なババコンガを狩猟してシナト村へ戻る主人公。畑で働く竜人族の青年に挨拶をする。 青年「天空山に吹く風が少しざわついているんだが、そういう事件があったのか。 わざわざ山の様子を見に行ってくれたんだね。どうもありがとう。 君は天空山に《禁足地》があることは知っているかい?ずっと昔天空山であらゆる生き物たちが争いあって ついには全て死に絶えた…という大災害が伝わっていてね。『悪しき風が吹いてきて山を黒く蝕んだ』とか言われている。 その災害の中心になったのが禁足地と言われているんだ」 その話を聞いた後に長老にババコンガの件を報告するととてつもなく狼狽する長老。 そのババコンガの異常はかつての天空山の伝説に符合しており《大僧正さま》に相談すると長老はいう。 大僧正さまとは、村と山を守るために代々伝わる人物でシナト村の奥にある神殿に住んでおり 天空山の禁足地の封印を維持しているのも代々の大僧正さまだという。 そして長老は大僧正さまに報告するとともに主人公に再度天空山へ行きモンスターの状態を見てきてほしいそうな。 団長もモンスターの凶暴化事象に興味を持ち調査に向かう。主人公ができることは狩りである。 看板娘に天空山のモンスターを調査したい旨を告げると即座にクエストを発行してきた。 雷狼竜ジンオウガ、重甲虫ゲネル・セルタス、火竜リオレウス。 今の天空山に現れたモンスターはどれもこれも強力なモンスターであるが、 主人公は一つ一つクエストを遂行して達成し、強力な素材と武装を得ることができた。 そしてシナト村に主人公が戻ってくると、入れ違いで団長が置き手紙を残しギルドの飛行船で村を出たという。 「無事で何より、我らの団ハンター!突然だが、俺はちょっくら学術院に戻ってくる。 モンスターが凶暴化する原因を調べたい。お前さんはこのまま天空山のモンスターの調査を続けてくれ。 皆を頼んだぞ。お前さんならできるできる!」 王立学術院は世界有数のモンスターの研究機関だが、そんなところにコネがあるとは思わなかった。 看板娘いわくものすごい笑顔で「またなっ☆」と言って飛行船に飛び乗っていった団長。 謎を解くために戦っているのは主人公だけではないのだ。 【狂竜症】 モンスターに発生する謎の異常。発生したモンスターは黒い煙のようなものが体から漏れ出し 理性が無くなったかのような奇怪な行動を取る。 モンスターといえど一介の動物であり、種族差や個体差はあれど 満腹になったら獲物を取らない、自分より強力な敵を襲わない、不利を察したら逃げる、 などの行動を取るのは当然である…が、狂竜症に感染したモンスターはそれらの理性的な思考が消失し とにかく保身も何も考えずに周囲の生物を自分が死ぬまで殺し合いを挑み続ける。 自己の防衛本能の欠如に伴うものかは知らないが身体能力が増加し、体から吹き出る黒いものを吸収した他者にも感染する。 もともとゴア・マガラの狂竜ウイルスを受けた生物が狂竜症を発症したのが始まりであり、 人間にもゴア・マガラの攻撃で感染するもののなぜか人間への感染は各種の行動や安静でで回復する。 ゴア・マガラは主人公がシナト村に来る前に狩猟したはずなのだが…? 55 :シナト村編4:2016/01/11(月) 19 12 21.00 ID 7OON2mSR0 主人公は引き続き天空山でのモンスターの調査を続けるも、最初のババコンガの件以外は何も異常な発見はなかった。 シナト村へ戻り長老へ報告すると安堵し、大僧正さまへ不吉な報告をせずに済むと喜んだ。 そして畑をたがやす青年にも同じ話をすると、主人公をねぎらいつつかつての昔話をもう一度詳しく話してくれた。 かつて天空山に何かの異常があり、全ての生き物が互いに殺しあって滅びたこと、 「山に神様が降りてきて生物に何かの影響を与えた」「悪しき風が吹き山を黒く蝕んだ」 昔話だけにさまざまな言い伝えがあるものの、天空山の「禁足地」で過去にそんな災害があったのは事実らしい。 とはいえ沢山のモンスターを狩猟しても最初のババコンガの時を除き全て正常であったわけで きっと何かの気のせいだろう…と思いつつ自分を呼ぶ看板娘のところへ行く主人公。 なにがあったかというと看板娘のところへギルドから「全ハンターあての緊急依頼」が届いたそうである。 内容は轟竜ティガレックスの狩猟。極めて凶暴なモンスターであるこいつの狩猟を 達成できたハンターをギルドは高く評価するとのギルドマスターじきじきの依頼である。 「ただし通常時より用心されたし」という不穏な追申が付いている。 ティガレックスは凶暴さと爪や牙が武器の危険なモンスターだが、 特定の時期に凶暴化するとかいう性質はなく通常時もクソもない竜なのだが…。 新米だった主人公がギルドから高い評価を得られるかも!と 看板娘はすっかり天空山の状況よりもこの依頼に気がいっているらしい。 そして依頼を受諾する主人公。久しぶりの遺跡平原でティガレックスへと挑む。 普通の状態でもティガレックスは十分強敵なのだが、戦ってる最中に突如様子が変わる。 看板娘が叫ぶ!あのババコンガと同じように黒い煙のようなものを噴き出す狂竜症状態になったティガレックス。 ただでさえ凶暴なモンスターがさらに危険になったが死闘の結果ついに主人公が勝ったのだった。 それと同じ頃、天空山に異変が起こる。山に住むすべてのモンスターが狂竜症にかかって暴れだしていた。 本来なら空腹でない限り弱い動物に見向きもしないモンスターも、 本来なら勝ち目のない大型竜がいたら隠れてやり過ごす小型モンスターも、 全ての生き物が己の理性も、本能も、自分の生命維持も捨ててお互いがお互いを襲いあっている。 同じ群れの仲間もなにも関係なく、傷つき疲れても気にせずただ周囲へ牙を向け合うだけ。 バタバタと戦いあい死んでいくモンスターたち。それを麓から見上げるシナト村の人々たち。 まさにかつて天空山で起こった大災害そのものであった。 56 :シナト村編5:2016/01/11(月) 19 12 56.70 ID 7OON2mSR0 シナト村へ戻ってきた主人公を長老たちが出迎える。 天空山で過去の大災害の再来が起こっていること、その件に関して主人公を訪ねてきた者がいることを伝えてくれた。 主人公が行ってみるとその人物はなんと筆頭ハンターのリーダーだった。あと団長も帰ってきていた。 団長「聞いたぞお前さん。狂竜化したティガレックスを狩ったそうだな。 俺は古巣とギルドに行きモンスターの凶暴化の原因を調べていた。そのついでにお前に会いたいという客人を連れてきた」 リーダー「久しいな。息災にしていたか?今日はハンターではなくギルドの使者としてここに来た」 二人は調査の結果とそれに関するギルドの報告を主人公に行う。 かつて主人公が狩猟した黒蝕竜ゴア・マガラ、その死体を調べるために調査隊を回したところ、 ゴア・マガラの死体は抜け殻を残して跡形もなく消えていたらしい。 ※ゴア・マガラ狩猟の前後を読み返してもらえればわかるが、極めて凶暴かつ 謎の黒いウイルスを撒き散らす未知のモンスターであるにも関わらず、主人公が倒した後も ギルドはその死体を回収して調査するでもなく見張りも置くわけでもなく長期間狩場に死体を放置していたらしい。 筆者も含めて大勢のプレイヤーが突っ込みを入れた点である。 そして死んだと思っていたゴア・マガラは脱皮して新たな存在となり、天空山へ向かい封印の岩扉を破って禁足地へ侵入。 狂竜ウイルス(ギルドによる仮称)を大量に撒き散らし道中と天空山の生物を狂竜症に感染していたらしい。 ギルドはこのモンスターを正式に「古龍」と認定し、かつての天空山の大災害を起こした神の名から引用し、 「天廻龍シャガルマガラ」と名付けた。黒蝕竜ゴア・マガラはシャガルマガラの未成熟な幼体ということである。 今もシャガルマガラは吸引すると理性を無くしひたすら殺戮マシーンとなる狂竜ウイルスを 禁足地から天空山や周辺地域へ吹き散らしまくっている。現状のままでも天空山の生態系はもうじき破滅。 なぜ天廻龍が禁足地にわざわざ腰を落ち着けているのか不明だが、もし場所を変えれば今度はそこが壊滅する。 そしてギルドはこの古龍を討伐できうるハンターとして主人公を指名した。 そこで主人公がその狩猟を拒否または討伐失敗した場合、ギルドはシナト村を閉鎖し 住民を他地域へ避難させ天空山周辺の人の出入りを永久に禁止するという決定を出した。 主人公にしてみれば脅迫以外のなにものでもないが、実際問題としてシャガルマガラの脅威は並外れている上に ギルドが「古龍」と認定した時点でシャガルマガラはウイルス抜きの戦闘能力もずば抜けているということになる。 返答に迷う主人公に団長は言う。シナト村の大僧正が主人公に話をしたいらしい。 まず大僧正との話を終えてから結論を出すということになった。 57 :シナト村編6:2016/01/11(月) 19 13 56.75 ID 7OON2mSR0 風鳴りの村、シナト村の最深部にある神殿に主人公は足を踏み入れていた。 山から吹く風を神の象徴と考え、つねに風とそれを受ける風車に敬意を払う村、 その神殿で待つ大僧正は言う。山の風が悪しき気配を帯びたと。そして私がここに座す時が来たのだと。 大僧正「ご挨拶が遅れました主人公どの。私が今代の大僧正を担う者。 …という感じはここまでにして、と。ははは、びっくりさせてごめんごめん。 もう会っているだろう?畑を耕していた僕にさ」 なんと大僧正の正体は主人公がシナト村でしょっちゅうダベっていた畑を耕す好青年だった。 なんでも少し前に大僧正が代替わりし、つい最近に青年が大僧正を継いだらしい。 重大な事態にならない限り大僧正の衣を着て神殿に座すことはないため普段はそのまま畑を耕していたそうな。 団長や筆頭リーダーに全ての話を聞いた大僧正。過去の大災害が古龍の影響によるものであったことを聞き納得する。 そして大僧正は古文書に書かれていた歌を主人公に聞かせた後、禁足地への出入りを許可する。 闇がその目を覚ますなら 彼方に光が生まれ来て 大地に若芽が伸びるなら 此方に影が生まれ来る すべてを照らすは光なれ あまたの影は地に還り いずこに光が帰る時 新たな影が生まれけん 共に回れや光と影よ 常世に廻れや光と影よ そして一つの歌になれ 天を廻りて戻り来よ 時を廻りて戻り来よ 大僧正「僕は君達をずっと見ていたんだ。畑仕事をしながらね。そして思ったんだ。 君達なら許可を出せるって。大丈夫。君を、君達を信じて全てを託すよ」 大僧正の想いと、シナト村の人々の姿を胸に浮かべて、主人公は古龍へ立ち向かう決心をする。 【狂竜ウイルス】 前述の通りゴア・マガラやシャガルマガラが分泌する燐粉のことであり現実の生物学のウイルスとは異なる。 ゴア・マガラは未成熟ゆえ目が無く、代わりの感覚器官として狂竜ウイルスが付着した生物の位置を 触覚で判別する能力を持っている。いわばレーダーやソナーの役割も果たす。 そして他の生物が吸引して体内の免疫に勝った場合は狂竜症を引き起こす。 シャガルマガラに変態すると目が開き視覚を持つため他者の感知には使えないが ブレスとして吹き付けたり攻撃用途にも使える万能な物質である。もちろん狂竜症も発症させる。 基本的に狂竜症を発症したモンスターが治癒することはなく遅かれ早かれ死ぬ。 なぜか人間は発症しても克服してもしばらくすると感染前の状態に自然回復が可能であり、 ハンターが感染した場合、徐々にウイルスが体内を蝕んでいき、ついには狂竜症を発症する。 それまでに周りの生物を攻撃し続けて体内の免疫を活性化させると狂竜症を克服して「狂撃化状態」になる。 ゲーム内でも反映されていて、ハンターが感染して発症すると継戦能力が著しく低下し 克服して狂撃化すると攻撃力が上昇して戦いが有利になる。(いずれも時間経過で治る) このようにゲーム的には有利にも不利にもなるステータス異常なのだが、これがなかなか面白いシステムで プレイヤーが操作するハンターが狂竜ウイルスに感染すると、この仕様を知っていれば克服するために ひたすら回りの生き物を攻撃するようになる。(克服するために殴るのは感染させた相手でなくても良い) そして首尾よく克服できればせっかく攻撃力が上昇したのを生かすために敵を一層攻撃することになる。 その様子を他のモンスターが見ればどう見えるだろうか? 人間は理性があるからモンスターのように凶暴化はしない…と言っていいのかわからない皮肉なシステムである。 58 :シナト村編7:2016/01/11(月) 19 14 31.91 ID 7OON2mSR0 天廻龍シャガルマガラに挑むことにした主人公。 そして我らの団メンバーも全力でバックアップする。 加工屋やナグリ村の娘は主人公のために装備を整えつつイサナ船でシナト村の子供たちを安全圏へ移送、 竜人商人はそのために必要な物資の手配、料理人は非常食の用意をし、 看板娘はギルドとの連絡や各種情報処理を行う。監督をしていた団長は主人公に対してこう語った。 かつて団長が偶然手に入れ、この謎を解くためにキャラバンで旅に出ることになったアイテム。 それはかつて大災害があった天空山の禁足地にあったものだという。 そして今それと同じ状況にありその原因は禁足地のシャガルマガラ。つまりこのアイテムはシャガルマガラの…? 団長「シャガルマガラ…天を廻って戻る龍、か…なあ、シャガルマガラはどうして禁足地に入り込んだんだろう? これは俺の想像なんだが…あそこはシャガルマガラの故郷なんじゃないかな。 生まれて、育って、山を離れ、脱皮して、大人になって、山に戻る。 気が遠くなるような幾年の時を経て、廻り戻ったんだ。生まれ故郷に。 と、ここまで思ったが、本当のところはシャガルマガラに聞いてみないとな。 ん?なんでシャガルマガラは戻ってきたのかって?そうだな…故郷が恋しくなったのかなあ?」 ギルドや大僧正の話によれば、古龍といえどこの自然界に生きるただの生き物らしい。 生きるために食べて、子孫を増やす。ただそれだけの存在。 ただあまりにも強い力を持ってしまい、そして天敵となる存在もおらず ただそこに存在するだけで周囲の環境や生態系を脅かす恐れがあるだけの存在。 シャガルマガラも悪意を持って狂竜ウイルスをばらまいているわけではなく 自らが生き延びるための一つの能力としてそれを使っているに過ぎない。 シャガルマガラはこの天空山の災害の原因であるが、責任はない。 ただひたすらあの龍は生きて、生まれ故郷に戻ってきただけ。ただそれだけ。 だからこそ古龍は、シャガルマガラは恐ろしい。 古龍も全てのモンスターもただ生きているだけの存在。そしてハンターは人類のためにそれを狩るだけの存在。 ついに主人公はシャガルマガラに挑む時がきた。 【狂竜ウイルスについての余談】 モンハン4より後の時代の研究で判明した事実だが、繁殖する時期になったシャガルマガラは 狂竜ウイルスの中に微細な自分の細胞卵を混ぜて大量に散布し、感染した生物の体内で寄生虫のように幼体が成長し その辺にいる全ての生物を狂竜症で共倒れになるまで殺し合わせ、死屍累々となった死体たちの中から 死体を食い破って幼体が姿を現す。つまり幼体の苗床にしつつ未熟な幼体の外敵をまるごと全滅させるために 狂竜ウイルスを活用しているという。グロい上に大迷惑な生殖方法であることが判明した。 やっぱり悪意があるとしか思えないが、少なくとも人類がここまで繁栄するまでは それで自然の生態系は調和していたらしい。 59 :シナト村編8:2016/01/11(月) 19 15 44.44 ID 7OON2mSR0 かつて主人公が何度も訪れた天空山の中腹、封印された岩が破られている中に禁足地はあった。 そこへ踏み込む主人公に皆が声をかける。 加工屋の娘「オッショさんと私の手作り装備でどんな困難も吹き飛ばしてきた主人公さんの出番なんだから!」 加工屋「……無事に戻れ、それでいい…」 料理人「帰ったらメシにするニャル、それともメシにするニャル?やっぱりメシに…」 竜人商人「…とまあこんなわけで、ワシらはあんたさんが無事果たして戻る事をこれっぽっちも疑っとらんのだわな」 看板娘「私…待ってますね。いつも通りに待ってます」 団長「天を廻って戻り来る…あの古龍がそうしたように、お前さんも無事キャラバンに戻って来い! 行って来い我らの団ハンター!お前さんならできるできる!」 禁足地で主人公を待っていたものは、空を黒く染めるほどの狂竜ウイルスと、その中心に立つシャガルマガラ。 新たに開いた目で主人公を見据える古龍と、一人のハンターとの激突が始まる。 ゴア・マガラの時から考えれば新米ハンターの時から幾度も戦ってきた相手であり、 シャガルマガラにとっても幼い時から自分に危害を加える宿敵であった。 古龍となり莫大な狂竜の力を操る自分に一歩も引かずに挑んでくる主人公に対して シャガルマガラも全ての力を尽くして迎撃する。 長い戦いの結果、ついに主人公の手によってシャガルマガラは討伐された。 狂竜ウイルスの闇が晴れて青空が広がる禁足地に立つ主人公。地に伏したシャガルマガラの死体を眺めると 輝く鱗のなかにひときわ美しく光る鱗があった。それはかつて団長が見つけたアイテムと全く同じ鱗だった。 安全が確認されて避難させていた村人も帰還したシナト村。主人公に感謝を告げる大僧正や村人たち。 一丸となって村人の保護を行った我らの団は村の長老から「人の心に満ちたキャラバン」と呼ばれていた。 その後、当初の目的を果たした我らの団はイサナ船で村人全員に見送られて村を出発した。 60 :それから:2016/01/11(月) 19 16 25.74 ID 7OON2mSR0 長い間追い求めてきた目的を達成した団長はキャラバンの一時解散を宣言する。 一ヶ月程度の休暇ということでそれぞれのメンバーは帰りたいところ行きたいところで 好きなことをする、その後戻ってきたければ戻ればよし戻らないならそれもよし。 メンバーは思い思いの休暇を過ごすのだった。 いつもと変わらず酒びたりで過ごす団長と普通に仕事をする加工屋、 ナグリ村へ戻って父親と再会する加工屋の娘、 チコ村でたくさんのアイルーに全力でメシを振舞う料理人、 バルバレで商売に励む竜人商人と、なんとか掘り出し物を得ようとする筆頭ルーキー、 ギルド本部で本来の業務をするもやっぱりモンスターのことが頭から離れない看板娘、 新たな任務なのだろうかダレン・モーランを追跡する筆頭リーダーと筆頭ガンナー、 別行動なのかリオレウスを狩猟する筆頭ランサーと筆頭オトモ、 休暇が終わり全員バルバレに集合した我らの団のメンバー。 戻ってきた主人公を団長は歓迎し、自分が持っていたあの鱗を主人公に託す。 団長「ありがとう。お前さんが我らの団に来てくれて本当によかった」 再開した一同を待っていたのはバルバレに鳴り響く警告の銅鑼の音だった。 まだハンターですらなかった頃の主人公がパンツ一丁で撃退したあの超巨大古龍、ダレン・モーランがバルバレに接近していた。 バルバレにせまる危機に立ち向かうのはもちろん…。 モンスターハンター4のいわゆる村ストーリーはひとまずこれで終了。 ただしこれからも主人公の狩りは終わらず、ダレン・モーランやさらに各地でまだ見ぬモンスターがハンターを待っている。 これからは追加イベントでモンスターを狩るか、集会所側のイベントをクリアするか、 そしてモンハン4Gのストーリーに繋がっていく。 あんまりこれ以降の話は「誰かに頼まれる→モンスターを狩る→やったありがとう」の繰り返しなので モンハンとはそういうもんなんだがここではうまく書きようがないためひとまずモンハン4のストーリーはこれで終わり。
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モンハン4攻略wiki タイトル モンスターハンター4 ジャンル ハンティングアクション ハード 3DS 発売日 2013年9月14日 発売元 CAPCOM CERO C お知らせ サイトについて 上へ戻る
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【新武器】操虫棍(そうちゅうこん) 猟虫と呼ばれる虫を操り、モンスターから吸いとったエキスで己を強化できる武器。機動力が高く、動きも快適。 大剣(たいけん) 巨大な刀剣のため動きは鈍くなるものの一撃必殺の溜め切りや、刀身でガードもできるオールラウンダーな武器。 太刀(たち) すばやい振りと連続攻撃を持つ武器 。攻撃のたびにん練られる気を蓄積させて強力た気刃斬りを使うことができる。 片手剣(かたてけん) 隙の少ない攻撃と軽快な機動力が自慢の武器。抜刀中にアイテムを使用でき、安定した立ち回りができる。 双剣(そうけん) 両手に小剣を構え、手数の多い攻撃とすばやい動きができる武器。鬼人強化によりさらにパワーアップ。 ハンマー(はんまー) 接近武器の中で最大力を誇る武器。多彩な溜め攻撃からモンスターの頭を攻撃し、めまいを起こさせる。 狩猟笛(しゅりょうぶえ) 自分や仲間のスターテスを変化させる演奏ができる武器。攻撃中も演奏ができ、攻撃と支援を同時に行える。 ランス(らんす) 巨大な盾と、リーチの長い槍による攻防一体の武器。ガードしたままの移動やカウンター突きなどができる。 ガンランス(がんらんす) ランスの堅固さに砲撃機能が加わった武器。高威力の竜撃砲や全弾発射のフルバーストの威力は絶大。 ボウガン(ぼうがん) 軽量でガンナーの動きを阻害しないライトボウガンは、豊富な弾丸を駆使して遠距離攻撃。特定のボウガンには、弾丸1発の消費で、複数発の射撃を行う速射と言う機能もある。 弓(ゆみ) 高い機動力とビンによる補助、多彩な溜め攻撃や曲射、新たに剛射を加え、幅広い距離で活用できる武器。 スラッシュアックス(すらっしゅあっくす) 斧と剣の2形態を兼ね備える武器斧モードでは威力の高い攻撃、剣モードではビンによる属性効果が使える。 獣人種 アイルー メラルー 甲虫種 甲虫オルタロス 飛甲虫ブナハブラ クンチュウ 草食種 アプトノス ケルビ ポポ 垂皮竜ズワロポス 草食竜リノプロス 牙獣種 コンガ 桃毛獣ババコンガ 奇猿狐ケチャワチャ 鳥竜種 丸鳥ガーグァ ランポス ドスランポス ゲネポス ドスゲネポス ジャギィ ジャギィノス 狗竜ドスジャギィ 怪鳥イャンクック 毒怪鳥ゲリョス 飛竜種 雌火竜リオレイア 火竜リオレウス 轟竜ティガレックス フルフル 両生種 鬼蛙テツカブラ 鋏角種 影蜘蛛ネルスキュラ 蛇竜種 絞蛇竜ガララ・アジャラ ??? 黒蝕竜ゴア・マガラ ダレンモーラン ダラアマデュラ MH4G 名前 コメント すべてのコメントを見る 今日のアクセス - 回 昨日のアクセス - 回 合計 - 回 現在の閲覧者-人
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モンスターハンター4 【もんすたーはんたーふぉー】 ジャンル ハンティングアクション 対応機種 ニンテンドー3DS 発売元 カプコン 発売日 通常版 2013年9月14日3DSLL同梱版 2013年9月14日3DS同梱版 2013年11月7日 定価 パッケージ版 6,276円ダウンロード版 6,276円3DSLL同梱版 27,238円3DS同梱版 20,742円(全て税込) レーティング CERO C(15才以上対象) 判定 良作 ポイント 新システム 新武器が誕生した新時代の狩りアクション性の強化でより利便性が増すストーリーは歴代屈指のボリューム物議を醸した狂竜ウイルス公式でも大問題となったオンライン モンスターハンターシリーズ 概要 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 その後の展開 進化したのはモンスターか、ハンターか 概要 2011年9月、『モンスターハンター3G』発売直前となるニンテンドー3DSカンファレンスにて突如コンセプトムービーが公開。 「高低差の極めて大きなフィールド」「大胆な地形変化」「モンスターに乗って攻撃する」など今までの『モンハン』になかった要素が多数盛り込まれた内容であった。 それから2年の時を経てようやく発売された『MH4』で、コンセプトムービーの要素は段差からのジャンプ攻撃として実装される。 ナンバリングの前作『MH3』の「水中戦」とは異なるアプローチで、「平面的なアクションの打開」という課題に向き合いつつ、完全新規のモンスターや武器種を追加してボリューム満点に仕上げた一作となった。 特徴 高低差を活かした狩猟 基本システムは前作『MH3G』同様。前作で好評だった「下画面のカスタム機能」及び「ターゲットカメラ」は引き続き続投。 水中戦が廃止された代わりに、水中戦で培われた立体戦のノウハウを活かし、高低差を使った狩りが出来るようになっている。 カメラの上下挙動が段階切り替えではなく、無段階で切り替え可能に。ターゲットカメラも上下挙動に対応している。 ツタ登りなどが旧作に比べ大幅に高速化。細かい段差なら、特に操作しなくても上り下りが出来るようになった。 そして本作の狩りの目玉とも言えるのが「ジャンプ攻撃」及び「乗り状態」。 段差から飛び降りつつ攻撃することで各武器に対応したジャンプ攻撃を繰り出せるようになった。このジャンプ攻撃をモンスターに一定回数(乗る度に必要な回数は増える)当てると「乗り状態」に移行。この間モンスターの背中に乗ったハンターはボタン連打でゲージを貯めて、モンスターをダウンさせることが出来る。モンスターが暴れている間はRボタンでしがみついて振り落とされないようにすることが重要。ダウンを成功させると、モンスターはかなり長い時間身動きが取れなくなる。さらに空を飛ぶモンスターもたたき落とせるため、狩りを有利に運ぶことが出来るのである。 乗り攻撃を決めると、モンスターに多大な固定ダメージが入るため、その意味でも有利。また一部のモンスターはこれを前提に背中の部位破壊が追加されている。 新武器種「チャージアックス」と「操虫棍」 「猟虫」と呼ばれる虫と共にまるで鷹狩りのように身軽に狩りを行う操虫棍、剣モードでエネルギーを溜めてそれを盾と合体させた斧モードで解き放つチャージアックス、共に今までの『モンハン』にはなかった独特な武器である。 『MH3G』の武器種も全て続投しているので、総武器種は14種に。 オトモアイルーが復活 今回は「メインオトモ」というストーリーに関わる主要キャラをキャラメイク可能に。 また、行動パターンを決める「トレンド」、2匹で協力して様々な技を放つ「合体技」など新要素も追加。メインの行動パターンとスキルは5匹のレギュラーにどのトレンドを配置するかで決まる(戦闘を得意とする「ファイト」を多めに入れると攻撃特化、「回復」のトレンドだと回復笛を吹くようになる、など)。 斬新な仕様ではあるが、それと引き換えに不満点も多く存在している(後述)。 「探索」と「ギルドクエスト」 「未知の樹海」という『MH3(G)』のモガの森のようなフィールドを探索することでギルドクエストという独自のクエストを入手可能。未知の樹海はランダムにその構造を変化させ、登場するモンスターも様々。未知の樹海を舞台にしたギルドクエストではここでしか出会えないモンスターと戦える他、「発掘装備」という特殊な装備品を入手可能。 ギルドクエストの特異な点はクリアする度にギルドクエストのレベルが上昇し、出現するモンスターが強化されるという点。また入手したギルドクエストはすれちがい通信などで配信可能。 評価点 充実したボリュームとやり込み要素 過去最大級のボリュームを誇る登場モンスター数。総勢70種。『MHP2G』で82種、『MH3G』で73種だったことを考えると「G」が付かない作品としては異例。 新規モンスターは、今までにない最大級の巨体を誇る蛇型モンスター絞蛇竜ガララアジャラ、雄と共に類い希な連携プレーを見せる重甲虫ゲネル・セルタス、謎多きパッケージモンスター黒蝕竜ゴア・マガラなど、いずれも強敵揃い。オンラインラスボスはナンバリングでは前代未聞となる超特大モンスターである。 旧作からの復活・続投組も高低差に対応した新モーションを習得し、実質新モンスターと化している。特に“先生”ことイャンクックの久々の復活は古参ハンターを沸かせた。また事前情報は一切なかったが、旧作で「災厄」と恐れられたあのモンスターの影も…。 「狂竜化」という新要素でさらに狩りが複雑化。これは「狂竜ウイルス」という未知の病原体により発症する病気で、これに感染したモンスターがある程度傷つくと突如として倒れ込み、口から黒い煙を吐きつつ復活、行動パターンが大きく変化する。 行動パターンだけでなく肉質(部位ごとの防御力)も変わり、一筋縄ではいかない。さらに、この狂竜ウイルスはハンターにも感染し、一定時間内に克服できないと発症し体力の赤ゲージが失われた上狂竜ウイルスを伴った攻撃のダメージが増える。しかし敵に攻撃を重ねることで克服することが可能で克服後は一定時間会心率が上昇する。このようにハンターに有利にも不利にもなる一風変わった状態異常である。 武器の種類が増えたことで、同じモンスターでも異なった立ち回りが可能に。特にあらゆる場所から段差なしでジャンプ攻撃を繰り出せる操虫棍は、使い方次第で高い火力を発揮する。 「過去最大数のNPC」という売り文句通りオフラインのストーリーが過去最大のボリュームになっている。 今回はキャラバン「我らの団」という組織に所属した主人公(ハンター)の物語となっており、キャラバンを舞台にしているだけあり拠点となる村の数は合計4箇所。それぞれに個性的な登場人物がおり、依頼してくるクエストもそれに沿った物になっている。 豪放磊落な団長、モンスター好き(というかマニアの域)な受付嬢、そしてストーリーにも関わってくるメインオトモなど、我らの団所属メンバーも一筋縄ではいかない個性派揃い。 モンハンシリーズはストーリーをあまり重視していなかった作品が多かったため、むしろよくここまで物語を発展させられたと褒められるべき点ではあるが、人によっては「付け焼き刃的」と評される場合も。 特にオフラインラスボス戦や、あるボスモンスターと村長・村のアイルーの因縁が語られるチコ村のストーリーなど評価が高め。 ギルドクエストは下記のように問題点も数多いものの、やり込み要素としては底が知れないほどの奥深さを持ち、ゴールの見えないエンドコンテンツとして多くの上級者を魅了した。 バランスの調整 前作で極悪な性能だった「爆破属性」は武器自体の性能も低下し、かなり弱体化。とはいえ部位破壊狙いなら十分使っていける汎用性の高さはあり、妥当なバランスになっている。 ただしモーション値や使い勝手による武器種ごとの格差は無視できず、特に弓の発掘武器(後述)と操虫棍はバランスブレイカーとの呼び声が高い。 一部の大型モンスターの性能やモーション等が改善されている。特に顕著なのが、ジンオウガ亜種、クシャルダオラ、テオ・テスカトルである。 前作で登場したジンオウガ亜種は、全体的に隙が少ない上に物理肉質が硬く、属性攻撃に弱いという弱点を持ちながら、ハンターの武器の属性を無効にする「龍属性やられ」を伴った攻撃を放ってくる。おまけに不自然な程のホーミング性能と無駄に長い滞空時間を持ち反撃の機会を削ぐ遠距離攻撃を持つ等、プレイヤー側の攻撃チャンスを徹底的に潰しにくる、理不尽の塊であった(*1)。さすがにスタッフもやりすぎと感じたのか、前作で不評だった遠距離攻撃の頻度を減らし、原種同様に高威力且つ隙の大きい物理攻撃をメインに使ってくるようになった。これにより理不尽さは少ないが油断すると一気に窮地に立たされるという、やりがいのある良モンスターへと生まれ変わった。 初登場時から理不尽・単調であると評されてきたクシャルダオラとテオ・テスカトルも改善された。 前者は、常時纏う龍風圧により、接近すら難しい難敵だったが今作では平常時は「風圧(大)」、「龍風圧」は怒り状態のみで纏うように変更された。また、毒属性により与えられるダメージ量も大幅に増えた。また、単に弱体化しただけではなく、毒状態にしても風纏いが弱体化するだけで完全に防ぐことはできない、一部の攻撃に氷属性を帯びる、ベリオロス亜種と同じように移動する小型竜巻や巨大な竜巻を発生させるブレスを使うようになるなど、より戦い甲斐のあるモンスターとなった。 後者は、火属性に加えて爆破属性も用いるようになった。さらに怒り状態終了時には確定で即死級の威力を持つ攻撃を行うなど強化がなされた。一方、龍炎纏いによる地形ダメージを受けるのは頭部周辺のみ、怒り中は肉質が軟化する、怒り状態は乗り状態を成功させることで強制解除させられる等、ハンターが有利になる改良も盛り込まれている。 なお、高レベルギルドクエストでは、クシャルダオラは常に龍風圧を纏い、テオ・テスカトルの龍炎纏いが全身に及ぶ等、旧作と同じ仕様になる。 アクション性の強化 立体的な狩猟が出来るようになり、空に飛んだモンスターにはほとんど手が出せなかった剣士でも段差から飛び降りつつ攻撃を加えることが可能となった。 これに伴い狩り場の構造も旧作から大きく変化している。段差やツタがほぼ全てのエリアに搭載されており、これらを活かした狩りが前提になっている。 また、モンスターの攻撃で地形の変わる場所も多い。時には大きく傾いて投げ出されそうになる場面もある。 ツタや崖、段差の上り下りが過去作とは比べ物にならないほどスピーディーになっている。 エリア内の探索や目的エリアへの移動が快適になり、何と卵や岩などの運搬アイテムを抱えたままツタや壁を上り下りすることも可能。 攻撃を喰らった際のリアクションが細かくなった。 これまではツタ(崖)移動中にモンスターの攻撃を喰らうと、小型モンスターの微弱な攻撃でも大きく吹き飛ばされるためストレス要因として名高かったが、今作からそのような攻撃の場合は掴まったまま踏みとどまるようになった。 ツタにつかまっている最中に剥ぎ取りナイフで攻撃を繰り出せるようになった。天井にぶら下がったフルフルを攻撃したり、ハンターを落とそうと攻撃してくるブナハブラなどの小型モンスターへの対処が可能になった。 既存の武器種に多数のアクションが追加。より多彩な立ち回りが可能に。 『MHP3』から効きにくくなっていた連携ごとのディレイ、攻撃後のディレイ回避が大幅に効きやすくなった。 事実上強化を受けた武器が多い反面で、弱体化を受けてしまった武器も存在する。 片手剣は溜め斬りが追加され、段差の下からでもジャンプ斬りが使えるようになり、ランスは突進からそのままジャンプして乗り攻撃が狙えるように。狩猟笛は二重演奏によって強化系の旋律を吹きやすくなり、弓は剛射という新特性を獲得し、手数を大幅に増やした。 しかし太刀と双剣は仕様が大きく変わってしまい、大幅に弱体化している(後述)。 システムの改善点 「サブターゲット」が復活し、報酬を得やすくなった。またサブターゲットのみクリアして帰還するのがキャンプのベッドに行かなくてもどこでも可能になっている(ただし、クエストクリア扱いにはならない)。 地味ながら「農場」の機能がクエストカウンターや武具工房と同じマップに配置されあちこち走り回らなくて済む、アイテムのマイセット機能の実装、モンスターを捕獲してクエストクリアした際の待機時間が20秒になるなど、細かいシステムの改善点が多い。 特にアイテムマイセットは『MHF』にはあったのに長年搭載されていなかった機能である。このお陰でクエストで採集したアイテムを一発でしまえるようになっている。 ただ、登録できるのは8種類と微妙な数。どのモンスターでも特に気にしないという大雑把なプレイヤーならばこれでも足りるだろうが、ちゃんと考えるならばモンスターごとに必要なアイテムは異なるため、剣士ですら8種では到底足りず、結局個別にアイテムボックスから取り出す羽目になる。まして武器ごとに必要になる弾丸・ビンおよびその調合素材が異なるガンナーは言うまでもない。とはいえ、一々アイテムポーチから一つずつアイテムを選んでボックスにしまう手間が省けるだけでも大幅な改善である。 弓の操作方式が改善 弓の操作方式が選択式になり、XボタンとRボタンの機能を入れ替えられるようになった。これにより無理な「モンハン持ち」をせずとも、攻撃を溜めつつ自在にカメラを操作することが可能になっている。 また、過去作では上下方向に照準を調整する場合、立ち止まるかカメラの奥に向かって移動しながら狙いを定めないと、カメラが常にプレイヤーの背面に移動する仕様から画面が非常に荒ぶってしまったが、今作ではカメラの方向を固定しつつ上下方向に照準を調整することも可能になった。 ただし、上下方向の照準は立ち止まらないと正しく表示されないため、動きながら調整する場合はボタンを押す時間感覚で合わせる必要があり、使いこなすには相応の慣れが必要になる。 下画面のカスタム機能の強化 仮想十字ボタンの入力判定が従来の十字型から円形に改善され、物理ボタンでなくとも入力し易くなった。 アイテムのショートカットを最大4つまで設定できるようになり、大量に使用可能アイテムを持ち歩いている状態でも即座に任意のアイテムを使用できるようになった。 特に抜刀状態でもアイテムが使用できる片手剣との相性が非常に良く、罠や閃光玉などのタイミングが重要なアイテムがいつでも使用可能な仕様に慣れてしまうと、「もう過去作の仕様には戻れない」という声すら存在する。 片手剣以外の武器種であっても、緊急性が求められる生命の粉塵や閃光玉を登録していれば非常に便利なのは言うまでもない。 過去作から存在する機能だが、ボタン入力とは完全に独立して行える「サイン」のパネルは、乗り状態でのタイミングを指示する上で非常に使い易く相性が良い。 秀逸な演出 シェーダー(明りや影の表現に関係する処理)のレベルは前作からさらに進化。一部フィールドはセルフシャドウが非常に印象的。また担いだ武器も動き方によって光を反射したり、よりリアルな表現になった。 また、今回はおなじみのモンスターの登場ムービーがショートストーリー仕立てに。新モンスターの印象的な行動をハイレベルなグラフィックで堪能できる。そのたびに悲惨な目に遭う主人公には災難だが……。 その時のムービーのハンターはなんと身につけている装備がムービーに反映されるようになっており、シアターで観覧する時も現在装備している防具が反映されるので、お好みの防具でムービーを見ることができるようになった。 新規の音楽のクオリティも高い。今作はオーケストラ曲や民族音楽的な音楽が中心になっている。 鈴木まり香氏、茅根美和子氏、裏谷玲央氏がコンポーザーを担当した(*2)。 メインテーマ「旅立ちの風」などのオーケストラ曲は東京フィルハーモニー交響楽団が演奏している。 「英雄の証」や「牙を剥く轟竜/ティガレックス」などの既存の楽曲もオーケストラアレンジで迫力満点に仕上がっている。 また、ゴア・マガラ戦のBGM「光蝕む外套」とオフラインラスボスの戦闘BGM「光と闇の転生」をテンポを変えて重ね合わせるとピタリと一致し、しかもこれがエンディングテーマ「ひとつの唄」の旋律になるという壮大なギミックまで仕込まれている。オフラインラスボスの正体を知れば、そんな仕掛けにも納得いくだろう。 その他の評価点 携帯機シリーズとしては史上初の本体のみによる公式オンラインプレイに対応。 ポータブルシリーズの時は「アドホックパーティー」でPS3を経由する必要があったが、本作は3DSだけで接続でき、遠方のハンターと簡単に狩りができるように。もちろんプレイは無料。 当然ながら物理キーボード入力と比べれば使い勝手は圧倒的に落ちるものの、ボタン入力に比べれば入力が容易なチャット機能も下画面に搭載されており、携帯機シリーズに限って言えばオンラインプレイへの適性も高い。 今作は他作品・他企業とのコラボを盛大に行っている。イベントクエストも多数配信され、オリジナリティのある内容のクエスト・装備品も存在。 『マリオ』や『ゼルダの伝説』をはじめとしたゲーム作品はもちろん、『ジャンプ』『サンデー』『マガジン』『チャンピオン』と四大週刊少年誌全てに加え、『コロコロコミック』とまでコラボしたゲームは数少ない。それだけ『モンスターハンター』というコンテンツの集客力が高まっているということだろう。 賛否両論点 システム・仕様関連 「ギルドクエスト」と「発掘装備」 いわゆるやりこみ要素・エンドコンテンツのようなものとして実装されたギルドクエストと発掘装備だが、これが「少々練り込み不足である」と物議を醸している。 ギルドクエストは100までレベルが上がり、それに従い敵モンスターが強化されていくのは前述のとおりだが……。 Lv76の時点で、攻撃力の大幅な上昇とモーションの追加によりモンスターが急激に強化され、この段階で既に並のクエストが可愛く見える程の高難度クエストに変貌する。さらにLv96以上ともなるともはや別次元の難易度と化す。「上位の装備でG級クエストをこなしているようなもの」だとか「『MHF』の剛種に匹敵する」とも言われる。 「さすがに中級者ですらまともに戦えない程の強化はいかがなものか」との指摘も多いが、一応体裁としてはやりこみ要素の一環なので、高い難易度を評価する上級者も多い。 問題は発掘装備の方である。 まず発掘装備とは、探索やギルドクエスト中に特定のエリア・採掘ポイントから稀に「傷ついた武器」「歴戦の防具」といった従来の「さびた塊」や「お守り」に近い品が発掘でき、それを鑑定・研磨することで使用可能になる特殊な装備のことである。 発掘装備の見た目は、「過去作には登場したが今作では未登場」のものが多く、シリーズファンには嬉しい要素。 だが、これを発掘する作業の効率が非常に悪い。 まず目当ての装備が発掘できるクエストを用意するのが一苦労。本作の攻略Wiki等を参照してもらえばわかるが、“そのクエストで発掘できる装備を決めるパターン”が膨大な上に細密であり、普通にプレイしている分にはまず手に入らない。一応、すれちがい通信を活用すれば武器ならばまだなんとかなる。だが、防具はなぜかクエストごとに見た目どころか部位まで指定されている(指定が頭なら頭部位の防具しか一切出てこない)ため、一式揃えようとすると完全に修羅の道を突き進むことになる。SNSやギルドクエスト交換用のスレを最大限まで活用してようやく……というレベル。 …そして、発掘装備の最大の問題点は、その性能と厳選難易度の高さ。 Lv81以上から入手できる最高ランクである「栄光の武器」から鑑定される武器は、厳選すると生産武器を遥かに凌駕する性能のものが出てくる。物理攻撃力が特に顕著であり、モノによってはG級武器に肉薄するような攻撃力の武器が手に入る。本作のランクは上位までしか存在しないにもかかわらずである。 よって多くの武器種は発掘武器一強の状況になってしまった。発掘武器の侵食から逃れた武器は、装填できる弾が重要になるボウガン、旋律が重要になる狩猟笛、そもそも発掘武器の存在しない操虫棍とチャージアックスくらい。 強敵の素材を用いて装備を作るのがこのシリーズの醍醐味、どころか前提とすら認識されてきているものであり、この「(ソーシャルゲームの)ガチャ」に近い雰囲気を持つ発掘武器の存在は、大多数のプレイヤーから顰蹙を買った。 さらに、その厳選の難易度が非常に高い。先述の効率の悪さに加え、攻撃力・斬れ味・属性値・スロット、会心率・砲撃レベル・曲射剛射・撃てる弾の種類…これら膨大な厳選要素を、下から上までピンキリかつランダムに設定されるその数値を血を吐くほどの厳選を重ね、ようやく凄まじい低確率を掻い潜りなんとか妥協できる性能のものが発掘される。おおよそのプレイヤーは途中で投げ出すだろう。 また、最高ランクの鎧玉、お守り、原珠である「真鎧玉」「歪んだお守り」「金剛原珠」も高レベルギルドクエスト限定報酬である。こちらはこちらで生存確率やスキル構成にダイレクトに影響するのでこの点も評価は芳しくない。 「超高難度クエストの限定報酬」というスタンスまでは良かったのだが、特殊な素材などではなく武具が直接出てくる・従来の武器と比べるべくもない性能・あまりにも高すぎる厳選の壁…といった、練り込み不足という他ない調整により不満の多い出来になってしまっている。 余談だが、従来のシリーズの上級者向けエンドコンテンツとしては「高難度かつ良報酬のイベントクエストの配信」があり、今作でもこれは行われている。しかし、Lv96以上のギルドクエストの方が(上級者の求める方向性で)高難易度な上に発掘武器の厳選作業を兼ねているため、上級者向けクエストとしてあまり機能していない。 また、発掘武器一強を後押しするかのように、今作では全体的に生産武器の性能が控えめになっている。 同じ上位ランクまでしか存在せず、モンスターの顔触れも共通している『MHP2』と比べてみるとその差は歴然。 例えばティガレックスの大剣は『MHP2』の最終形態「轟大剣【王虎】」が攻撃力1056だったのに対し本作の「衝大剣【赤威】」の攻撃力は960、武器倍率(実際の攻撃力)にしてなんと20も落とされている上に、斬れ味も前者が素で白ゲージまであるのに後者は匠スキルで補強して尚青ゲージどまり。グラビモス亜種のヘビィボウガンも『MHP2』の「グラビモスロア」がほぼグラビモスの素材だけで作製出来るにもかかわらず324もの攻撃力を誇っていたのに対し、本作の「グラビドギガロア」は古龍素材まで要求されながら312とやはり及ばない。 無論、本作より6年以上も前の作品である『MHP2』とは、新たなスキルによる火力の強化や新モーションによるDPSの向上、覚醒スキルによる属性の開放などの単純な攻撃力以外の要素が充実しているので 単純にダメージ効率を比較することは出来ない 。それでも本作の生産武器の攻撃力は歴代シリーズで見てもかなり低い部類に入る。発掘装備を引き立てるためにわざとこのような控えめな性能にした可能性もある。 一応、生産武器でイベントクエストを含む全てのクエストがクリアできるように調整はされている。 オトモアイルーの仕様について これまでは一緒にクエストをこなしていくことで好感度があがり、さらにスキルも条件を満たすことで解放されていき、好きなスキルをセットできる仕様だった。今作では好感度が「テンション」という新要素に変わり、さらにオトモの雇い方が変わったことでスキルが自由に組み込めなくなった。 オトモの行動の一つである「サボリ」もこれまでなら好感度が上がることで頻度が少なくなり、最終的にはサボらなくなるのだが、今作ではテンションが最高でも平気でサボってしまう。 一応、ノラオトモに「サボリ封印の術」というスキルが存在するのだが、スキルがない限りはどうあがいてもサボってしまう。 さらにノラオトモの見た目は完全ランダムかつ保有スキルの数も完全ランダムで決まる(トレンドについてはフィールドごとに偏りがある)ので、自分好みのオトモを手に入れるのに時間がかかってしまう。 AIにもある程度難があり、タル爆弾をセットしているのに勝手に起爆したり、笛吹きを妨害されたのに笛吹きを何度も行うなど「チャチャ カヤンバよりも仕事してくれない」と言う声も多く挙がっている。 チャチャ カヤンバはお面の種類でセリフが変わる仕様だったのに対して、オトモは装備を変えてもセリフが変わることなく、むしろワンパターンすぎるという点も指摘されている。 今作ではインターネット通信を用いてのPTプレイが可能なため「優秀なオトモを厳選して連れて行く」という必要がないのが救いか。 それはそれで、オトモの影が薄くなってしまっているという問題がある。 史上初のマップの使い回し 該当するのは地底洞窟と地底火山。地底洞窟が火山活動でマグマに覆われた姿が地底火山という設定で、その設定通り基本構造が全く同じ。過去にも昼夜などで環境の変わるステージはあったが、別のフィールドと化すのは史上初である。 「斬新で面白い」「迷わなくていい」という意見もあれば「手抜き」「せっかくの火山なのにドキドキが足らない(*3)」という意見もある。 使い回しとはやや違うが、新フィールドの氷海は『MH3(G)』における凍土とほとんど同じ構造のマップになっているため、「真新しさがない」「手抜きだ」という指摘がされることがある。 ベースキャンプが水場、中央部分は主戦場となる広大な雪原フィールド、北部には洞窟、ベースキャンプ以外の全域が寒冷・極寒地域など、見比べてみると共通点が非常に多い。 モンスター関連 登場できなかったモンスターの扱い モンスターの参戦基準がイマイチはっきりしない。 ウルクススは参戦しているのに同骨格のアオアシラ、ラングロトラが未参戦、ラージャンとババコンガはいるのにドドブランゴがいない…と、似通った骨格なのに登場できなかったモンスターがかなり多い。特にシリーズ皆勤賞で強敵として立ちはだかるディアブロスが遂にリストラされてしまったのと、前作には登場していた人気モンスターのナルガクルガがいなくなった事を惜しむ声は多い。 その代わりこれらのモンスターの素材は、「竜人問屋」という施設でほぼ同ランクのモンスター素材(指定されている)と交換して入手可能。これを「素材だけでも登場して武器や防具を作れる」と取るプレイヤーもいれば、「素材だけの登場では意味がない」と取るプレイヤーもいるため賛否両論。 更に、非参戦モンスター素材から作れるのは防具が主で武器は少なく、防具のみしか作れない素材も。 ナルガシリーズやギザミシリーズなど、スキル構成は強力でテンプレ装備として注目される防具あるが、大半は目も向けられないような残念性能の防具ばかり。 登場はしているものの、ガノトトスの扱い(投網マシーンで釣り上げられてそのまま絶命する)には疑問を持ったプレイヤーも多い。 新モンスターのデザイン 「蜘蛛」がモチーフの影蜘蛛ネルスキュラや、虫型のアルセルタス ゲネル・セルタス、6本脚に触角とやはり虫を思わせる要素のあるゴア・マガラとややグロテスクなデザインのモンスターが増えた。(一応、クイーンランゴスタのような前例もある。) 『MHF』において当初蜘蛛型でデザインされていたが、女性プレイヤーなどに配慮して猿型に変更されたゴゴモアなどの前例(*4)を考えると、かなり冒険した方向性と言える。一応、ネルスキュラのデザイン自体は概ね好評だが、やはり生理的に受け付けない人もいる模様。 ちなみに、肝心のネルスキュラの素材から作れる「スキュラシリーズ」はフルフェイスフルアーマーの尖ったデザインで男女装備共に「カッコイイ」という声が多い。 モンスターの「隙潰し」調整 以前からじわじわと批判が高まっていたが、今作の新モーション・新モンスターの挙動などで一気に表面化。 振り向きざまの攻撃で従来の隙を的確に潰してくるティガレックスやラージャン、単発の攻撃を複数繋げたコンボを繰り出すジンオウガやブラキディオス、怒り状態になるとターボ化と言っても過言でないスピードで隙が皆無になるテオ・テスカトルやイャンガルルガなど、過去作と比べるとその差は歴然。 これまでの作品ではモンスターの攻撃は、ハンターの方に振り向く→予備動作に入る→攻撃の流れが普通だったが、今作では予備動作と同時にハンターの位置に向き直るモーションが多数を占める。余計な振り向きや軸合わせをしない分、攻撃の手数が大きく強化されており、隙の少なさにつながっている。 また、モンスターのAIもこれまでの作品と比べると別物レベルに賢くなっている。 終わるまで動けない溜め攻撃を始めると横ステップやバックジャンプでその場から離れる、気絶や瀕死状態のハンターには時間のかかる大技ではなく出の早い小技で確実に仕留めようとする、攻撃の後に反撃しようと近づくと待ってましたと言わんばかりに追撃をかまし、追撃を警戒して近寄らないでいると隙を見せたり威嚇を始めたりするなど、とにかく嫌らしい動きが多くストレスが溜まる。 真横や背後にいるハンターに振り向いてから突進や頭突きを行う悠長な行動パターンは極端に減り、足元に潜れば踏みつけ、背後で構えれば尻尾攻撃、真横に陣取ればサイドタックルと、ハンターの位置を的確に補足した攻撃を軸合わせや振り向き無しで放ってくるパターンが急増。どの部位に張り付いていても反撃される可能性があり、それを意識しながら控えめに攻撃する必要がある。こちらも隙の少なさに貢献しているため相当厄介。 徒歩や落下によるエリア移動時のロード中にも正確に狙いを定めてくるため、エリア移動直後の回避が不可能なタイミングでも容赦なく攻撃が飛んでくる。 回復アイテムを使った後のヘイト上昇量が異常なのに加え、モンスターの高速化により大抵の隙に回復薬を使用してもモンスターの攻撃が間に合ってしまう場面が増えた。他にも、意図的に起き攻めを狙ってくるモンスター、事故死を誘発させる技なども増え、とにかくハンターを殺しにかかっているかのような調整が多い。 新要素の乗り状態を活かすことで、格段に楽になるバランスになっている。というより乗りを使わなければまともな攻撃チャンスが無いと言った方が正しいか。一方で発売前の実機プレイ紹介では、プロデューサーが「乗りを使わなければ絶対に勝てないようなバランスではない(意訳)」と発言していたことから、スタッフの意図とゲームの内容に食い違いが発生する結果となってしまった。段差が少ないフィールドやそもそも乗りが狙いづらい武器種もあるためこれも賛否両論。 特に『MHP2G』以前では、「一撃必殺だが一発の動作が重いモンスターと、その隙に的確に攻撃を与えていくハンター」の構図がモンハンのスタイルとして完成されており、この時期にモンハン人気の大爆発が起こったのもあって、「この構図こそモンハン」と考えるプレイヤーの数は言うに及ばず。 乗り状態などの存在もあり、今作は「自分で隙を作りに行く」という、よりアグレッシブな方向へと向かっていった。新たな刺激として受け入れる人もいるにはいるのだが、やはり『MHP2G』時代からのファンには受入れられない人も多い。 ただし、「ターン制的なゲーム性」からの脱却を図っているのは意図的な調整である模様。開発陣とプレイヤーの「『モンスターハンター』というゲームへの意識の差」がこのような批判を余計に大きくしているといえる。 賛否の沸かれる新規モンスター 全体的にアグレッシブ且つ苛烈なゲームデザインに合わせてか、新規モンスターの戦闘力は総じて高いレベルで纏まっている。 また、元々モンハン自体敷居が高いゲームであることを考慮しても、本作のモンスターやその登場順番は特に初心者を突き放す点も問題視される。 + 代表的なもの 徹甲虫アルセルタス 最初に戦う中型モンスターでありながらその傾向が顕著に表れており、的が小さいながら低空飛行で動き回ったり、遠距離攻撃を行ってくるため、攻撃を当て辛い。 経験者なら戸惑う程度で大して苦戦する要素はないかもしれないが、それでも初心者や初見なら従来作より大きく苦戦する可能性は高い。最初の練習ポジションとしてはドスジャギィがいるにもかかわらず、ドスジャギィは2番手。『MH3』と同じ流れになるのを避けたかったのだろうが…。 奇猿狐ケチャワチャ 順当に進めていれば最初に狩猟する大型モンスターであり新米ハンターの先生的役割を務める立ち位置だが、過去作で同じポジションにいたイャンクックやクルペッコとは段違いの強さを誇る。 二面床を駆使した俊敏な動きから的確にハンターを狙い、攻撃力も高い。更にバインドボイスを伴った咆哮、風圧を起こしてハンターの動きを拘束する、スタミナの回復を遅らせる水属性やられの鼻水ブレスなど、最序盤に戦うからと言って油断しているとあっという間に返り討ちにあう。蔦天井のあるエリアでは多彩な攻撃手段が更に増える。 影蜘蛛ネルスキュラ 村☆3で出現するのだが、それにしては出るタイミングが不相応なほどに強く、ここで詰まってしまったという声も多く聞かれる。戦えば分かるが☆4でも十分通用する。 バックステップ、サイドステップといった動作が素早く、2面床でのぶら下がりも使用し、糸を絡めた高速移動を駆使するため、慣れないと攻撃を当て辛い。また、緑ゲージでは弾かれる触覚で不意に事故を起こすことも多い。攻撃面も序盤にしては多すぎる異常状態を併せ持って使う強敵。1発ごとの攻撃力は低いものの、手数の多さからダメージが蓄積しやすい。 その性質上、装備が整わない序盤だと極端に強いが、装備が整ってゴリ押しが効くと途端に弱く感じるモンスターで、初見と初心者殺しに特化したモンスターといえる。しかし、開発者インタビューにて「強めに調整したが、勢いで突破してもらえると思った(意訳)」と発言していることから、配置する場面を間違えたとして非難する声は少なくない。 尻から突き出す毒針が睡眠毒を帯びているため、属性としては睡眠属性の枠に収まっている。しかし、上位になると尻の毒針が猛毒効果に置き換わってしまい、睡眠要素は影も形もなくなってしまう。 絞蛇竜ガララアジャラ 鳴甲と呼ばれる殻の破片を飛ばして攻撃するのだが、これが地面に撒かれると本体の動きに共鳴してバインドボイスの効果を放ち、ハンターを頻繁に足止めしてくる。 この共鳴が曲者で、放たれるバインドボイスが【大】であるため、通常の耳栓ではなく高級耳栓のスキルを用意しないと防ぐことが出来ない。ガララアジャラ自体は下位からでも挑めるが、下位の段階で高級耳栓を発動させるのは困難。鳴甲飛ばしの頻度も半端ではないので非常にストレスが溜まる。 黒蝕竜ゴア・マガラ 戦闘能力はパッケージモンスター相当の実力はあるが、最初に戦うのは何故か☆3の途中辺りで不意打ちをかましてくる。 船から落ちればベッドに戻れる、各種迎撃設備が使える、撃退でOKといった配慮はあるが、狩猟地が船の上で非常に狭く、攻撃力が高めで広範囲を攻撃するゴア・マガラのモーションと合わさって苦戦しやすい。 早い時期にパッケージモンスターと邂逅させるクエストは過去作にもあったが、過去作と決定的に違う点は「ゴア・マガラの体力を削り、撃退する必要がある」「このクエストをクリアしないと先へ進めない」ということ。ストーリーの流れを重視するにしても不親切な難易度的なのが問題視されている。 戦闘面では、バックジャンプで滞空状態へ移り、その際に風圧に拘束されたハンターがいると間髪をいれずにブレスで追撃するというハメ紛いの戦法が批判されている。 重甲虫ゲネル・セルタス 同族のオス個体であり前述の『徹甲虫アルセルタス』を背中に合体させてハンターを襲うユニークなモンスター。背中に乗ったアルセルタスによる空中移動や体液噴射などの搦め手とゲネル・セルタスの重い一撃が見事に噛み合っており、初見では間違いなく苦戦する。 しかもこのアルセルタスが非常に厄介で、ゲネル・セルタスがエリア移動をすると必ず同じエリアに着いて回るため、ハンター側は常時2体のモンスターを相手にすることになり非常に鬱陶しい。ゲネル・セルタスを転倒させたり罠にかけたりするとアルセルタスは背中から離脱し、突進や鎌を使った攻撃で積極的にハンターを妨害してくる。これによりせっかくの攻撃チャンスが水泡に帰すことも多い。 上記のモンスターはガララアジャラを除けば全て火属性が弱点だが、火属性武器が手に入るのは大抵それらを超えた後のため、弱点を突き辛いという問題点もある。これが新規モンスターの強さを後押ししている面もある。 小型モンスターにも厄介なものが追加された。 特に盾虫クンチュウは、全身の肉質が白ゲージをも跳ね返すほど硬い上に大型モンスターとの戦闘中でも積極的に近付いてくるためハンターの攻撃で巻き込んでしまうと弾かれて隙を晒すことになる。おまけにモンスターの身体に貼りついて盾として機能する(*5)という厄介な特性を持つ。弱点部位でも遠慮なく貼りつく上、今作のモンスターがアグレッシブな動きを取ることも相まって、近接武器には頭の痛い存在となっている。 唯一、腹の肉質は柔らくそこを叩けばすぐに倒せるが、何かしらの攻撃を当ててひっくり返さなければ狙えない。大型モンスターとの戦闘中に倒すとなると余計に手間がかかる。 余りの煩わしさからクソチュウという蔑称で呼ぶハンターも見受けられる。 スクアギルは前作までのギィギに当たるポジションの小型モンスター。ハンターに食い付いて血を吸うと体が肥大化する。 血を吸う前はフィールドに落ちている木の実や小石と間違えるレベルで小さい。その癖性格は非常に好戦的で、大型モンスターとの戦闘中にも遠慮なく突っ込んでくる。いつの間にか身体にスクアギルが刺さっていて体力が減っていることも珍しくない。 血を吸った後は吹っ飛ばし効果のある回転攻撃が猛威を振るう。大型モンスターを拘束した時やハンターが体勢を立て直している時にされた時のストレスは筆舌に尽くしがたい。 肥大化後に限って言えばその性質はシリーズ屈指の嫌われ者と名高いブルファンゴやリノプロスに近い。見かけたら速攻で始末してしまうのが吉。 ガブラスは『MHP2G』から久々の復活と相成ったが、ハンターが倒したモンスターの死体を見つけると地上に降りたってその肉を喰らうというルーチンが追加された。 常に空中を飛んでいた過去作に比べると、攻撃を当てやすくなり改善されているのだが、もう一つ似たモーションの急降下キックも追加された。これに当たると吹っ飛ばされるため、剥ぎ取り中などに出されると非常に鬱陶しい。 復活したモンスターの扱い せっかく復活・続投したのにもかかわらず強化・弱体化が露骨で賛否両論を巻き起こしたモンスターが存在する。 ほぼ全てのプレイヤーに好意的に受け入れられているモンスターはリオレイアやフルフル、イビルジョーなどごく一部。他は多かれ少なかれ何かしら批判を受けている。 + 代表的なもの ドスランポス 手下のランポスに毛が生えた程度の強さだった過去作から一転、大幅なテコ入れが加えられた。 ランポス種の代名詞である跳びかかり攻撃の命中精度が 極端なまでに向上し、下手に足を止めたが最後、容赦なく蹴り飛ばされる。 ハンターの位置に合わせて飛距離を調整するようになり、直立ジャンプのようにその場で着地したり、異常な距離を平然と跳躍したりする他、横を向いていても跳びかかる瞬間に軸合わせを行い無理やり当ててくるパターンも追加された。 体を大きく引きしぼっての溜め噛みつき、手下のランポスを呼び寄せての拘束攻撃など、完全新規の攻撃も追加され、単調だった行動パターンも多彩になった。 その強さから、同じ中型モンスターの「アルセルタスやドスジャギィよりも強い」のはおろか、れっきとした大型モンスターである「ケチャワチャよりも強い」という声も聞かれるほど。 麻痺牙を持つドスゲネポスと毒液を吐くドスイーオスも同様の調整が施されている。特にドスイーオスは肉質が非常に硬くなり、下手をすれば大型飛竜に匹敵するほどのタフネスを持つ。 リオレウス 低空飛行の頻度が更に増加した。滞空時間だけなら『MH3G』の亜種や『MHP3』の希少種にも匹敵すると言われるほど。とにかく一度飛ばれると中々降りてこない。 また、空中からのキックの判定とホーミングが強くなっているため、回避しようとしたタイミングで段差や傾斜に引っかかると被弾がほぼ確定してしまう。空中に飛ばれたら閃光玉で叩き落とし、地上にいる間に乗り拘束などで一気にダメージを稼ぐ戦法が推奨されている。 原種は尻尾の肉質が柔らかくなっているため、怯みで叩き落としやすくなってはいるが、肉質の硬い亜種や希少種は飛行頻度はそのままに空中からの攻撃が更にバリエーション豊かになり、手間のかかる難敵になっている。 グラビモス かつては部位破壊箇所が腹と尻尾(の切断)だけで、鉄壁の肉質に高い体力を併せ持つ剣士キラーの難敵として恐れられていたが、今作から部位破壊出来る箇所が増え(頭部、背中、翼が追加)、それらを達成することによって格段に戦いやすくなるモンスターになった。 問題はそのさじ加減が行き過ぎていること。実際それに合わせて戦えるランクも下げられている。 背中を破壊すると、ビームを吐いた後に腹部から放出していた火炎ガスが背中から漏れ出すようになり、腹部が狙い放題になる。 これまで通り背中を狙わずに腹を二段階破壊すると、熱線を吐いた後に確定でガスを放つというシリーズ経験者の意表を突く要素が追加されているのだが、グラビモスは乗りへの耐性が極端に低い上、背中の耐久力もそこまで高くないので(*6)速攻で背中を破壊されることも珍しくない。 加えて翼を片方でも壊すとボディプレスに失敗して転倒する。挙句の果てに背中破壊後、もしくは疲労状態の時に乗り状態を成功させると、仰向けに転がってバタバタもがくグラビモスの腹の上にハンターが乗り、剥ぎ取りナイフで切り刻む。 このように、剣士でも狩りやすくなった調整には好意的な意見が多いものの、「弱体化しすぎてヌルい」「張合いがない」という批判も少なくない。 同ランク帯のモンスター達が、乗り状態程度では決定打にならないほど素の戦闘力が強化されていることや、大幅強化されたイャンガルルガの肉質が調整されていないこともあって、グラビモスの調整に疑問を呈する声もある。 イャンガルルガ 元々中々の強さを持つ中堅モンスターという評判が相応しかったのが大幅強化。 全体的に攻撃の当たり判定は厳密になった分、範囲や追尾性能が向上している。その当たり判定の弱体化も体感的には殆ど変化なしと言った方が正しく、かねてより批判されていたノーモーション突進は若干の軸合わせを行うようになった程度で不意に出されると避けられないのは相変わらず。 新モーション、二段クチバシ叩き付けが余りにも凶悪。 「小さく飛び上がって自分の足元にクチバシを2回突き刺す」という一見シンプルな技のようだが、これが出が速い、範囲が広い(*7)、判定が強い、横や真後ろからでも即座に向き直って繰り出してくる、攻撃後の隙も短めと至れり尽くせりな性能。 これだけ強烈な攻撃にもかかわらず、下位から、しかもやたらめったら多用してくるため、この二段クチバシにいかに対処するかが今作のガルルガ狩りのキモと言っても過言ではない。 コンボ攻撃も持ち合わせており、突進から尻尾回転、前方ついばみ、上記の二段クチバシの3択へ派生させてくる。普通の突進から間髪をいれずに繋げてくるため3択から何が飛んで来るかは判別不可能。 例として、正面に強い判定のある前方ついばみを警戒して周囲を迂回するように避けると尻尾回転の範囲内、足元に潜ろうとすると上記の二段クチバシがクリーンヒットと、各攻撃がそれぞれの安置を完璧にカバーしている。 咆哮を立てながらのバックジャンプの際、ハンターが耳を塞ぐとそのまま滑空で距離を詰めサマーソルトをぶち当ててくるという、耳栓スキルが無ければ被弾率が急上昇するコンボも理不尽と不評。 元々硬いモンスターとしても定評があったが、あろうことか 肉質は殆ど据え置き。 弱点の頭や尻尾の先端を狙うと首や尻尾の根本に弾かれ、隙を晒したところに被弾…というパターンも珍しくない。 これら数々の要素から、本作のイャンガルルガを「理不尽の塊」「糞モンスター」と非難するハンターは多い。一方で「腕試しの相手としてはこれ以上ない」と好意的に見るハンターもいるが…。 ブラキディオス 前作でのメインモンスターであり、「歴代看板モンスター最強」とされる砕竜・ブラキディオスも大幅強化。 弱体化されたのが咆哮が「大」から「小」に変更されたことと爆破の範囲が多少狭くなったこと、肉質が大幅に軟化した程度で、軽快なフットワークと隙の少ない行動パターンにより磨きがかかっている。 『MH3G』では怒り時限定だった頭突き攻撃を非怒り時にも行うようになり、拳を叩き付ける攻撃が極端にホーミングしてくる。 2つ目の拳のホーミング強化が厄介で、怒り状態になると拳を叩きつける際に爆発が発生するため拳は避けても爆発に巻き込まれる事態が頻発する。よって爆破範囲の縮小化はほぼ意味を成していない。あろうことか、本作から「片腕だけを舐めた後、即座にハンターに狙いを定めて殴りつける」という攻撃が追加。二連続で行う上に一回ごとに尋常じゃないほどホーミングしてくるために完全に攻撃が終わるまで気が抜けない。ここまで苛烈な攻撃にもかかわらず攻撃後に威嚇や身震いなどの隙は一切見せない。 その強さに合わせてか、では微妙だった危険度や報酬金も相応に上げられたので妥当とは言えなくも無い。しかし、イャンガルルガと同様、ハンターの反撃する余地を全く考えていないかのような強化一辺に傾いた調整に批判は少なくない。 ティガレックス 原種がムービーでの扱いや戦闘力の面から本作屈指の不遇モンスターと言われている。 PVではスタッフによる実機プレイ紹介で狩猟対象に選ばれる、TGSの体験ブースで「上級者向け」の枠に採用されるなど、発売前は顔出しの機会がやたら多かった。 しかし、コンセプトムービーでリオレウスのブレスで足場を破壊されて滑落したり、OPムービーの終盤でゴア・マガラに首をへし折られて仕留められるなど、ムービーでは噛ませ犬的な役割が多く、ティガレックスのファンからは不評意見もある。 もっとも、実際のゲーム内では戦闘BGMが新規にアレンジされる、既存モンスターの中では唯一登場ムービーが2つ存在する、更に亜種の続投に加え新たに希少種が登場するなど、演出や顔見せではかなり優遇されている感がある。 一方で肝心の戦闘力については同ランク帯に属しているジンオウガやブラキディオス、イャンガルルガに比べて強化が乏しく、大人しい印象が拭えないものとなっている。 攻撃力やスピードが狂竜化ありきで調整されたため、怒り時の攻撃力・スピードの上昇量が過去作と比べて大幅ダウンしている。 二重床や立体地形を移動する時の専用モーションはあるものの、地上での目新しい攻撃は特に追加されていない。突進や岩飛ばしを振り向きながら行うパターンが追加されたことと、飛びかかり攻撃のモーションが変化したことくらい。 ティガレックスの代名詞とも言えるドリフト突進にも手が加えられ、下位・上位クエストではドリフト直後すぐにフィニッシュの滑り込みをするようになった。ギルドクエストが高レベルになると滑り込まずに突っ込んでくるパターンに強化されるが、過去作では行っていた行動、それもティガレックスを象徴するアクションを弱体化させる手法は手抜きと評判が悪い。なお、上記の高レベルギルクエでドリフト突進を行った後はほぼ確定で威嚇を行う。ドリフトのホーミング性能が極めて高いため、理不尽さを感じさせないための配慮と思われる。 『MHP3』で不評だった突進を急停止でキャンセルする行動の頻度が増えた。上位になると確定で急停止するパターンも追加され、(*8)上記の威嚇も合わせて、ノンストップで仕留めにくる気迫に欠けるものとなっている。 二重床の蔦の足場で怯ませると一定時間ハマって拘束できる蔦ハメと呼ばれる戦法が蔓延し、ツタ床のあるエリアでは碌に行動出来ないまま沈められる光景が日常茶飯事だった。 このようにグラビモスと並んであからさまに付け入る隙が多く、攻撃面の強化も控えめなことから、「ムービーで不遇だった分ゲーム内では圧倒的な強さを発揮してくれるのではないか」と淡い期待を抱いたファンを落胆させた。 これでも『MHP3』での弱体化に比べたら大幅に強化された方であり、『MHP2』時代からのユーザーには歓喜(あるいはトラウマを刺激し恐怖)した人も多数見られた。 一部では、本作で初披露となる希少種にインパクトを持たせるためにわざと控えめな強さにしたとも推測されている。 古龍種・古龍級モンスター 元々の行動や攻撃技が過去作での戦法がほぼ機能しないくらい一挙手一投足に至るまで強化されている。当たり判定が狭くなった、体力や肉質面が弱体化した、短いながら疲労状態になるなど、ハンターに有利に働く面も無くはないが、攻撃面は一般のモンスターに比べるとあからさまにド派手で苛烈な仕上がりになっている。少し戦えばその気合の入り様を感じ取ることが出来るだろう。 特にクシャルダオラは、風鎧の弱体化や新モーションの追加には好意的な声が多いものの、最大の批判要素の一つだった低空飛行の頻度が大幅に増加し、「こちらの攻撃が当たらない」という問題点が旧作より更に悪化した。 「乗り状態で対抗すればよい」という声もあるが、当のクシャルダオラが過去作以上に動き回るのでジャンプ攻撃が当てづらく、高低差の無いエリアに移動されたり段差から離れた位置に籠城されることも多いのでハンター側が不利なのは相変わらず。 この極端な調整により、今作からモンスターの評価や人気も人によって徹底的に持ち上げるか叩くかの両極端になってしまった。 戦闘力が大幅に強化された結果、これまでのセオリーが通用しなくなり、「好きなモンスター・得意なモンスターはより戦いがいが増した。嫌いなモンスター・苦手なモンスターはより理不尽になった」という結果になってしまったのである。「苦手なモンスターを何度も練習してやっと克服したのに本作で強化されてまた苦手になった。」という声も多く聞かれるようになった。 掲示板などでは体力や怯みの数値などのデータ、攻撃の避け方や対策、挑む時の装備など、プレイヤー間の交流が盛んにおこなわれているが、「○○は理不尽、糞モンス」「それは狩れないお前が弱いだけ」などといった意見の対立や煽り合いが発生するケースも確認されている。 過去作で強みだった部分を徹底的に排除・弱体化されたモンスター、弱体化したが新たな強みを手に入れたモンスター、悪ノリのように強化しかされていないモンスターなど復活モンスターのテコ入れの格差を指摘する声は多く、ネットでは強化の幅が大きいモンスターの話題になると「開発のお気に入り」「スタッフの依怙贔屓」「簡単に倒されたら悔しいじゃないですか(笑)」といったやっかみ批判や、それに対する煽り紛いの反論が度々見られる。 狂竜ウイルスへの批判 本作の目玉の一つでもある狂竜ウイルスとそれに感染した狂竜化モンスターも異質な要素として物議を醸している。 開発スタッフ曰く、「単純にパラメータだけ上げたモンスターを出すという形にしたくなかった」とのことであり、実際に「通常より歯応えのある戦闘が楽しめる」という肯定的な意見もあるが、「かわいそう」「息や涎が黒ずんでいて気持ち悪い」という批判も多い。自分のお気に入りのモンスターが痛々しい変貌を遂げてしまっている姿が受け入れられないというプレイヤーや、同じカプコンのゲームから「バイオハザード」とネタにするプレイヤーも。 狂竜ウイルスに感染するモンスターは狂竜化での強化を考慮してか、過去作品に比べて怒り時のパワーアップが落ちていたりするなどの弱体化が多い。(*9) この割を食ったのが『MH(無印)』や『MH2』系列から登場している古参モンスター。「攻撃が見切りやすく隙も大きい代わりに怒り状態では攻撃力やスピードが大きく上昇する」のがウリだったため、狂竜化していない時の戦闘は歴代でもかなりヌルい部類に入る。 逆に『MH3(G)』や本作から追加されたモンスターは、一撃の威力より精度や手数を重視した攻撃や理不尽な判定を廃してフレーム回避を要求する攻撃にシフトしていったため、攻撃の度に速度が不安定に上下する狂竜化とのシナジーは抜群。大技を超高速で放ってきたり低速でフレーム回避のタイミングを狂わせて来たりするなど非常に嫌らしい。 上記のイャンガルルガとブラキディオスの2体は狂竜ウイルスに感染するにもかかわらず元々の行動面が徹底的に強化されているため、狂竜化すると更に行動パターンが凶悪化する。公式ガイドでも名指しで「手の付けられない強さ」と書かれるほど。 イャンガルルガは俊敏性が最大1.4倍まで跳ね上がる。通常、狂竜化したモンスターは行動スピードが普段より鈍くなったり速くなったりを不安定に繰り返す場合が大半なのだが、イャンガルルガは1.0~1.4倍の間で変化するため常時ターボ化した脅威に晒されることになる。 ブラキディオスは粘菌の爆破時間がランダムになるためハンターは攻撃も回避も大きく制限される。更に2回1セットだった尻尾回転を1回しか行わないなど隙も潰されている。 ギルドクエストとモンスターの狂竜化 発掘武器の項目でも述べた通り、発掘武器の質はモンスターの強さに比例しているため、より強い発掘武器を求めるためにはより強いモンスターのギルドクエストをクリアする必要がある。更に言えば古龍種をはじめとした危険度★6のモンスターのギルドクエストを最高レベルまで上げると報酬で手に入る発掘装備が最高ランクの「栄光の装備」で固定される(*10)。 この報酬の質や量の差も「報酬が多いから○○の方が××より強い」といった煽りや「自分の好きなモンスターが報酬が良いせいで乱獲されていて悲しい」といった不満の声に繋がることも。 また、今作の古龍種・古龍級モンスターは狂竜ウイルスには感染しない仕様になっている。素の戦闘力が大きく強化されていても、行動速度が不安定に上下しないというのは狩りやすさに直結し、高レベルギルドクエストでは「狂竜化した一般のモンスターよりも古龍の方が遥かに狩りやすい」という評判が定着した。結果、最高品質の発掘装備を求める上級者達は、こぞって古龍を乱獲することとなった。 この弊害を一番受けたのがラージャンで、狂竜ウイルスに感染しないのに加えて体力や肉質といった防御面が貧弱なため、慣れたPTであれば瞬殺可能、更に種族が牙獣種のため2頭狩猟クエストにも対応している(*11)。よって発掘装備を求める上での最適解はラージャン2頭クエストへと収束し、全国の廃人ハンターにラージャンが狩られまくることとなった。 ラージャンの強化度合いそのものは振り向きざまのブレスや岩石ぶん投げなどの新モーション追加、闘気硬化による怒り状態の二重強化(*12)、加えて怒り時の攻撃倍率も1.4倍と高めなど、旧作の超攻撃的なイメージを尊重したような強化が施されているため弱体化したモンスターのファンからはやっかみを買いやすい。そういった意味では初心者には非難され熟練者にはカモにされるという今作の古龍種の扱いを最も体現した存在と言える。 なお、単体での報酬量が最も多く、肉質も柔らかく速攻を決めやすいテオ・テスカトルも人気。ラージャン共々、弱点が氷属性(*13)であることから、発掘武器は氷属性が一番の大当たりでそれ以外はハズレと称する風潮が大きい。 メインモンスターのゴア・マガラについて 発売前に公開されたビジュアルから「スタイリッシュで格好良い」「不気味で気持ち悪い」「厨二ファンタジーっぽい」と賛否両論だったが、それ以上に種族が前代未聞の不明(モンスターリストでは「???」)であり、文字通り未知のモンスターとして話題になった。 「四肢と翼がそれぞれ独立している」骨格から一時期は古龍種ではないのかという意見も出たが、別名が「黒蝕竜」であったため、あまり説得力はなかった(古龍種のモンスターの別名に使われているのは必ず「龍」であり、「竜」ではない)。 なお、種族不明のモンスターは『MHF』の「ラヴィエンテ」が先に存在している。 ストーリーを進めていくと判明するが、上記の狂竜ウイルスは、ゴア・マガラと密接に繋がっている。そのため狂竜ウイルスの批判の矛先がそのままゴア・マガラへと向かってしまうことも多い。「他のモンスターを見下している」「実力アピールが露骨過ぎる」といった声も。 メインモンスターとしての存在感は歴代で見てもトップクラスに高い。 詳細はネタバレになってしまうので伏せるが、今作のストーリーはハンター達の予想を大きく覆す展開を迎える。 メインモンスター恒例となった武器・防具のデザイン及び性能の秀逸さも折り紙付き。 上記の通り、OPムービーではティガレックスに襲い掛かり、(ハンターとの交戦中で体力を消耗していたとはいえ)そのまま仕留めて倒してしまうというド派手な登場っぷりを見せつけたのだが、これが原因でティガレックスが好きなハンターからは叩かれやすい(勿論、全てのティガレックスが好きのハンターが叩いている訳ではないが。)。 シナリオ関連 登場人物のセリフについて シリーズ随一のボリュームを誇るだけあり、拠点数や登場する人物の数もトップクラスである。…のだが、その弊害か人物ごとのセリフのパターンが大幅に減ってしまった。 特に顕著なのが何度もお世話になる集会所の受付嬢や道具屋の主人で、雑談後の決まり文句がほぼ1パターンのみとなった。このため、買い物やクエスト受注の度に毎回毎回同じセリフを聞かされる破目になる。 これが当たり障りのない言い回しならそれほど影響は無いのだが、今作の登場人物はいずれも強烈な個性の持ち主で、その唯一の決まり文句も妙にネタを強調した個性的なものが多い。そのためパターンの少なさが嫌でも目についてしまう結果になった。 今作の登場人物は全体的にテンションが高く、ギャグ色の強いセリフが多い。卵納品クエストである「秘密の卵運搬」の依頼人などのセリフは特に顕著である。 後の『MHX』においては、逆に当たり障りのない大人しめな言動の人物が増えたことに対して同様に賛否が分かれている。今作(及び『MHX』)におけるセリフ回しの傾向が問題点となりうるかどうかは、プレイヤー各々の感性に大きく依存していると考えるべきであろう。 筆頭オトモについて 今作より、ゲーム開始時に主人公同様キャラメイキングが可能となったメインオトモなのだが、キャラメイキング可能な割に実際のストーリーにおける立ち位置や性格はがっちり固められており、言ってしまえば限りなくNPCに近い扱いとなっている。 ハンターと出会う前からキャラバンに所属していた事や、その際に世話になった先代の旦那さんがいた事、そして今でもその旦那さんを慕い続けている事などがシナリオ中で描かれている。ハンターに接する態度も旦那さんというよりは、同僚といった感じの態度である。 実際には主人公のことも先代に負けず劣らず慕っているのだが、照れくさくて表に出せないとのこと。 いままでシステム上でしか活躍の場が無かったオトモアイルーがストーリーに加わるという意欲的な試みなのだが、見栄っ張りな性格や先代の旦那さんとの絡みもあるためかどうしても他人行儀に見える場面が生じてしまい、所謂「自分だけのアイルー」として見るには違和感が極めて強い。結果として、オトモをキャラメイクできる仕様と噛み合っていないという意見まで出てしまった。 ストーリーに絡ませる以上は相応の個性や人との繋がりは必要であり、1匹のオトモアイルーを本作のストーリーに合わせる形で掘り下げた結果と考えれば、こうした他人行儀も止むを得ないと評する事も可能ではある。 雇ったオトモアイルーが先代の旦那さんの話をする描写は、オトモアイルーの初登場作品である『MHP2G』から行われていたという点も忘れてはならないだろう。 性格面では少々無鉄砲な行動が目立つもののそこ以外に目立った問題は無く、普段の言動は所謂「いつものアイルー」であり、主人公やキャラバンの仲間との関係も決して悪い物ではない。筆頭オトモの問題はあくまで「自分だけのアイルーを作れる要素」と「ストーリーでの掘り下げ方」のミスマッチという一点に尽きる。 問題点 ユーザーのモラル 下記2つは、 悪質なユーザーによって生み出された問題であり、作品・開発だけの問題とは言い切れない 。しかし、当時は作品内外で広く問題視された点、対応の不十分さを鑑みて問題点として記載する。 通信プレイにおけるマナー違反プレイヤーの増加。 本作で最も問題視された点。その騒ぎはモンハン界隈に留まらず、広く話題となった。 オンラインプレイが簡単にできるようになった弊害か、特に低年齢層(と思われるプレイヤー)を中心に公共のマナーすら弁えず迷惑を押し付けるプレイヤーが続出した。いきなり入ってきて無言でクエストを貼る「無言貼り」、支給品を勝手に持っていく、ベースキャンプ待機など。中でもハチミツを栽培できることに気づかず(あるいは知っていてもやらず)人にハチミツをねだる行為は「ハチミツください」として一周回ってネタ化している(公式にもネタにされているほどである)。 また、当初は操虫棍の地雷率が恐ろしく高かった。 理由としては、プレイヤースキルの伴わないハンターが見た目の格好良さ等に影響されて使うことが多かったり、棍自体と猟虫の両方を強化する特殊な強化方式故に実戦レベルに強化するのが難しいという点もある。だが何より、セルフジャンプによる乗り攻撃ばかり狙うハンター、通称「バッタ」が蔓延していたのが大きな要因。実力の高いプレイヤーが揃っているならむしろ乗らない方が手早く終わることもあることや、彼らバッタは大抵モンスターの動きなど見ずに好き放題跳ねまわりひたすら撃墜されるため、地雷行為として忌み嫌われている。 ただし、バッタが有効な戦術とされるモンスターもいるので、バッタは必ずしも地雷行為というわけではない。特にクシャルダオラやグラビモスは乗りへの耐性が露骨に低く設定されており、一方で今作では毒状態にしても風圧のランクが下がるだけにとどまるため、むしろバッタが最適解とすらされている。 研究が進むにつれ、操虫棍のモーション値が異常なまでに高いことが判明し、有用性から操虫棍を選ぶプレイヤーも多くなったため、今ではそこまで飛びぬけて地雷の多い武器でもない。 チートに纏わる問題。 主に3DSの改造ツールの発売と時期が重なったのが原因とされる。特に改造ギルクエと呼ばれる「高レベルなのにモンスターが恐ろしく弱い」「本来出ないモンスターが出る」といったギルドクエストの問題が深刻だった。 なにより問題視されたのが、これがオンラインでさも当然のように貼り付けられ、挙句すれちがい通信でバラ撒かれていたこと。 『MHP2G』の「悪魔アイルー」もかなり深刻な問題だったが、あちらは直接通信して受け渡す必要があったので、狭いコミュニティ内から徐々に拡散していった。しかし、本作にはギルドクエストのすれちがい通信があり、改造クエストを拡散するプレイヤーが非常に多かったため、すれちがい通信はほぼ完全な地雷原と化した。 改造クエストを理解しておらず「単なるお得クエ」などと思ってプレイするプレイヤーも多かった他、一方で改造クエスト以外はやらず、クエストを始めた瞬間改造クエストではないとわかったら切断するプレイヤーや、自力でレベル100まで上げたクエストを改造扱いされて一緒に行ってもらえないプレイヤーなど、オンラインは阿鼻叫喚の渦と化していた。 なお、オフラインならともかくオンラインゲームにおいて改造データを使用する行為は、「電子計算機損壊等業務妨害罪」などにあたり、マナー云々ではなくれっきとした犯罪(*14)である。上記のようにその辺りの認識に欠けるプレイヤーが多いのも問題であると言える。 現在は改造データを弾く「更新データ」が配信されており、これをDLしないとオンラインプレイが不可能になったので、この問題はある程度は収束している。 しかし改造クエスト対策を回避するために作られた改造クエストが出回ってしまっているなど、いたちごっこの様相を呈している。 オンライン関連 オンラインにおける部屋の機能が使いにくい。 部屋作成時のメッセージは定型文しか使えず、自由な編集が出来ない。前述の改造ギルクエの問題も、ここを任意で編集できればある程度棲み分けができただろうと言われている。 また部屋の主が他のプレイヤーを追放する「キック」機能が無いので、問題のあるプレイヤーが部屋に突入してあれこれ騒ぎを起こしても締め出すことが出来ない(一応マナーの悪いプレイヤーを登録するブロックリスト機能はあるが、次回以降のマッチングをなくすだけの機能である)。 なお、キック機能がないのは完全オンラインの『MHF』を含めて、当時のモンハンの多くに言えることである(*15)。ある程度ユーザーの年齢が高めかつ月額性(=変な行動をする人の比率が低い)の『MHF』と異なり、こちらは低年齢層が大量流入することは予測の範疇ではなかっただろうか。 もっともマナーの悪い部屋主が多発する環境下では、キック機能は悪用される可能性も高いという側面もあるが…。 検索で指定できるのが募集ハンターのおおよそのランクとターゲットのみ。ターゲットは、「クエストの種別(狩猟・採集・ギルクエ)」も「狩るモンスター」もごっちゃなので例えば「ギルドクエストのゴア・マガラ」といった条件の部屋を検索することはできないし、ギルドクエストでもどの武器が出るクエストなのかは実際に部屋に入らないと確認不可。 どれぐらいまでレベルの上がっているギルドクエストなのかも入るまで分からない、2頭同時クエでも指定できるのは片方のみという理不尽な点もある。事前に募集スレなどで情報を確認しているのでない限り、入室して確認して気にくわなかったら退室して…というのを繰り返すしかない。 さらに部屋に入っているプレイヤーとフレンドなら、フレンド経由でパスワードを無視して部屋に入ることができ、フレンドと遊んでいるのに呼んでいないフレンドが来てしまう問題も存在する。 装備関連 「水耐性」が不遇すぎる。 水属性攻撃を行ってくるモンスターは、ケチャワチャとゲネル・セルタスのみ。しかもどちらもモーションがわかりやすいブレス攻撃一本で、大半の攻撃は無属性なので水耐性が機能する機会が皆無。 水属性の武器自体は、古龍種のダレン・モーランや素材交換のロアルドロス ナバルデウス、投網マシーンのガノトトスなど質・量共に揃っている上、水属性を弱点とする強敵が多いためむしろ優遇されているのだが… 「真鎧玉」が入手困難なのは前述の通りだが、それ以前に鎧玉の入手が非常に困難で防具を強化しづらい。 採掘で出てくるのは下から3番目の「尖鎧玉」までで、「堅鎧玉」以降はクエスト報酬及び鎧石による調合限定。しかも鎧石もクエスト報酬のみ。 「堅鎧玉」は防具一つ当たり3~4個までなので何とかクエストを頑張れば 1セットぐらいは どうにかなるが、次の「重鎧玉」は倍以上の数を要する上に入手手段がさらに限られる。 結局この点は最後まで改善されていない。 『MH3』のスラッシュアックスもそうだったが、新武器であるチャージアックスと操虫棍の選択肢が非常に少ない。 基本的に一つの属性に付き1系統程度しか用意されておらず、属性で選ぶと同じ武器ばかり使い続けることに。特に操虫棍はその特殊な強化方式故に派生も一切できず、バリエーションに欠ける。 今作で新しく登場した武器であるため「まずは使い勝手に馴れるためにも作成できる種類は少ない方が良い」という意見もある。また、チャージアックスは調整がしっかりとされた武器となっている。一方で操虫棍はやや強すぎる方向に傾いているきらいがある。(詳細は後述) 火属性や氷属性の操虫棍は最終盤にならないと生産できないという問題点も(*16)。水属性に至ってはスキル「覚醒」前提で一種類である。その一方で龍属性は2種類、雷属性は覚醒とイベント武器込みで3種類あるなど属性間の格差も大きい。 復活組のモンスターの武器はほぼ例外なく過去作の武器のみ。せっかくの再登場にもかかわらず、追加された武器がほぼ皆無。 元から作れる武器が少ないイャンクックやドスランポス、ババコンガなどはかなり期待されていたのだが…。強大な力を持つはずの古龍種も例外ではないが、キリンのみスラッシュアックスと操虫棍が存在し新デザインのライトボウガンもあるなど、優遇されている。 クックのヘビィボウガンやゲリョスの大剣など旧作から削除された武器も多い。 なお、新武器がないかわりに強化先に旧作モンスターの新しい亜種の強化武器が存在している。 さらに、ある復活モンスターは全ての武器が用意されているというキリン以上の優遇待遇を受けている。 発掘防具の性能 武器とは裏腹に大半が使い物にならない。 発掘防具自体には「スキルポイント(SP)」は一切付与されておらず、ランダムに着脱不可の特殊な装飾品が組み込まれているという仕様なのだが、まずこのせいで普通の装飾品が一切使用不可。(*17) その特殊な装飾品にしても、複合スキルのSPが1種類だけ数ポイント付いているだけなので、同じSPを持つ発掘防具を探して組み合わせるか、胴系統倍加などで無理矢理発動させるかしかなく、似たような仕様の『MHF』のSP防具に比べても使い勝手が著しく悪い。 また複合スキルは真打(斬れ味レベル+1 攻撃力UP【大】)や無慈悲(弱点特効 見切り+2)のように強力な組み合わせもあるが、精神力(集中 お肉大好き)、鉄壁(防御力UP【大】 鉄面皮)のようにろくに使い道のない死にスキルも多く、当たり外れが激しすぎる。 現状では、実質見た目装備になってしまっている。 武器間バランスに首を傾げる部分がいくらかある。元からさらに強化された大剣・片手剣もあるが、全体的に謎の弱体化を施された武器が多い。 双剣はデフォルト業物効果(*18)削除により戦闘継続能力の大幅な低下、二回転切りの鬼人解除ルートが削除、全体的なスピードの低下、リーチの調整、ヒットストップの増加と大幅なマイナス調整が行われている。 鬼人強化ゲージの消費緩和、属性補正の撤廃とプラス要素もあることにはあるが、マイナス要素を打ち消せるほどには至らない。 全体的に生産武器も弱く、余程優秀な発掘麻痺双剣でもない限り 武器が1本である片手剣に勝てない という武器コンセプトを否定するありさま。 太刀は前作までは練気ゲージが赤の状態で「気刃大回転斬り」を当てればゲージを回復し維持できる仕様だったが、今作ではなんと どんなに気刃大回転斬りを当ててもゲージを維持できなくなった。 さらにどの色の状態でもゲージが0になってしまうと ゲージの色が無色になり、また最初からやり直しになってしまう。 無色時の火力は『MH2』と同程度なため、いかに悲惨な調整かが分かるだろう。 高火力状態の維持が不可能になってしまった代わりに、各色のゲージの持続時間は長めに設定されてる。しかしゲージ維持不可に対するフォローはそれだけで、ゲージ持続時間が増えたことを考慮してもデメリットが大きすぎる。 一応、ジャンプ行動から繋げられる「ジャンプ気刃斬り」斬り下がりや左右移動斬りから繋げられる「気刃踏み込み斬り」の追加でそのまま気刃斬りIII→気刃大回転斬りのコンボへ移行できるようになったことで大回転への移行のしやすさのみを見るならば大回転斬りの狙いやすさが向上したので、強化された側面もある。が、後述の通りモンスターの隙が露骨に減らされているため、乗り状態などを利用しないと大回転斬りを当てるのが総合的には非常に困難になっている。 スラッシュアックスはバランスブレイカーでもないのに、『MH3G』からモーション値が約1割減らされた。特に斧の弱体が深刻化しているため、斧を使うならリロードしてでも剣を使った方がマシになってしまい、ウリである変形の存在意義がなくなってしまった。 肝心の剣が強撃ビンでもあまり火力が出なくなってしまい、強みである定点攻撃も大剣に負ける始末。 弓は生産装備のバランスはいいのだが、本作で追加された特性である剛射と拡散矢の相性が非常に良く、最強の弓を求める場合発掘装備の剛射拡散弓一択になってしまう。 連射と貫通、及び曲射の弓は見向きもされない事態に。前作のパチンコに比べれば入手難易度が桁外れに高いのでまだマシだが…。 拡散剛射を抜きにしても、貫通矢に対してはモーション値が33%、本作のマップの相性が悪い曲射に至っては50%も減らされているため産廃と化している。 操虫棍はモーション値が異常に高く、赤エキスを採取した状態での基本コンボだけで大剣の溜め切り並のモーション値となっている。しかもこれはあくまでモーション値だけの数値であり、さらにエキスによる攻撃力強化が加わる。操虫棍なのに切断属性、それに加えて能動的に乗り状態を行えると、器用万能な武器になってしまっている。 モーション値の高さのせいで、生産武器でも他武器種の発掘武器に引けを取らないDPSを叩き出せるという事態になっている。今作の発掘装備一強の状況を見れば、生産武器しか存在しない操虫棍にこのような調整を施すのは間違いではないかもしれないが、同じ新武器仲間のチャージアックスはモーション値が手堅く纏まり過ぎていてDPSで操虫棍に劣っている。もちろん発掘武器も無いので近接武器の中では不遇さが際立つ。 ただし、『MH2G』の「ラオート」、『MHP3』の「W属性速射」、『MH3G』の「パチンコ」といった旧作のバランスブレイカーに比べると「武器とスキルを整えればどんな相手でも思考停止して同じ立ち回りが通用する」という安直さとは無縁で、エキス強化を維持できないと火力が最低クラスまで落ち込むことと、全体なモーションの複雑さ故に理想の火力を叩き出すのはかなり難しい武器ではある。 段差や坂の問題点 高低差システムを活かすため、本作の新マップには段差や坂が大量に投入された。前述のように、高低差を活かした戦闘が可能になりハンター側に有利な要素ではあるもの、一部ストレス要素も存在する。 モンスターの攻撃をかわそうとダッシュや回避をした先に段差があった場合、上り下りのモーションが挟まるため、横方向の移動距離は格段に落ち、結果そのままモンスターの攻撃に当たってしまう場合がある。坂も同じで、坂道を上るように回避しようとすると平地の時よりも距離が稼げないため、そのままモンスターの攻撃に巻き込まれてしまう。 強烈な攻撃を受けるとハンターは吹っ飛んで転がり、起き上がるまでの間は無敵状態となる。しかし、その転がっている間に段差から落ちるとモーションが変化して無敵時間が大幅に短くなる。そしてそのまま、本来なら無敵時間で回避できたはずの攻撃を食らって力尽きてしまう。通称“段差ハメ”。 『MH3』の砂原などでもあった問題だが、坂などで高低差をつけられて狙った部位に攻撃が届かないことが多々ある。特に尻尾を切断しようとする大剣などで発生しやすい。 リオレウスやイャンガルルガなどの「着弾と同時に爆発する火球ブレス」を吐くモンスターの場合、ブレスが段差や坂に引っかかって爆発してしまい、当たらないだろうと思っていた場所で思わぬダメージを受けることも。 また、これらのモンスターは段差や崖の下にいるハンターに首を斜めに向けてブレスを撃ってくる専用モーションが存在し、なおかつそれが僅かな坂道にでも反応する。どういうことかというと、ブレスを吐くときにかなりの頻度で頭が地面に埋まる。見た目的に不自然なだけでなく、これらのモンスターはいずれもブレスを吐いた後の隙が大きく、且つ頭が最大の弱点に設定されていることが多いためせっかくのチャンスに弱点を狙えなくなるのは非常に煩わしい。全体的に隙が潰されている影響でブレス後の隙がより貴重なものになっている点も批判を強めている。 ガンナーは起伏の激しいエリアであればあるほど狙いを定めるのに時間がかかるため、これらの段差や坂はガンナーとの相性が悪い。「段差や坂の少ない未知の樹海が一番良マップ」などと言われてしまうことも。 バグ・設定ミス・その他 設定ミスなのか、商店の半額セール中に解毒薬(30ゼニー)と角笛(240ゼニー)を購入し、調合して解毒笛にすると300ゼニーで売れてしまう。 『MHP3』の端材バグ同様、これによりゼニーを無限に稼げるためゼニーの価値が大きく下がっている。今まで殆ど使われてこなかったアイテムが資金繰りのために売られまくることに。 ただし、時間対金額は高いとはとても言えないため、序盤や実力に乏しいプレイヤーでない限り適当なクエストをさっさと終わらせて素材を売り払った方が早い。このため、プレイヤー間ではそこまで問題視されていない。 オトモを2匹連れて行けるのはいいものの、このうち片方が常にメインオトモで固定になってしまっている。特に2人プレイでは必ずメインオトモ×2の組み合わせになってしまう。 メインオトモのスキルはレギュラーに入れるトレンドの種類で変更可能だが、付けることの出来ないスキルも多い。中でも状態異常攻撃が発動できないのが痛く、サポート力が落ちてしまった。ちなみにサブの方は、ランダムだが状態異常スキルを持っていることがある。 また、勲章の中に「オトモ10匹のレベル最大」というものがあるが、メインのレベルが最大になると常に育成できるのが1匹だけになってしまうため、この勲章の獲得が無駄に難しくなっている。 前作『MH3G』のチャチャ&カヤンバを参考にしたのか、オトモは戦闘中に喋る。これ自体は問題ではないのだが、やたらと喋るため、2人プレイでオトモを連れているとオトモが喋る度にタイムラグが発生することがあり、非常に鬱陶しい。 ギルドクエスト限定のモンスターが存在する。 ドスランポス、イャンクック、イャンガルルガ、バサルモス、キリン、そしてそれらの亜種。これらのモンスターの素材が欲しければギルドクエストか一部イベントクエストに行かなければならない。 ギルクエ自体はすれちがい通信で入手することは容易だが、そのギルクエのマップ構造などは事前確認不可なので、モンスターの居場所に行くのに非常に長い道のりを進む必要があったりする。 また、未知の樹海のマップ構造自体も非難を浴びやすい。このステージはなぜか本作の売りである高低差が非常に少なく、段差を活かした乗り攻撃が極端に決めにくい。他にもせっかくランダムに構造が変化するのに、分かれ道などもなくあまり面白みのないマップになっている。 特殊な状態ではあるがイャンクックは下位のイベントクエスト、キリンは上位のイベントクエストが配布された。どちらもマップの形状が特殊で、逃げることがないので、楽に戦うことができる。 わざとやらなければまず起こらないが、オトモアイルー(イベント・配信・野良雇用問わず)に「ニコ」という名前を付けるとイベントが進行しなくなるというバグがある。 ある一連のイベントを全て終えると雇用できるようになるオトモに「ニコ」と言う名前のものがいるのだが、ニコというオトモがパーティーに存在するか否かでフラグを管理しているらしく、ニコという名前のオトモがいるとニコ関連のイベントが全て完了した扱いになってしまうのが原因。バグと言うよりフラグ管理ミスと言った方が正解か。 不幸中の幸いは、このイベントは最悪放置しても本筋のストーリー進行には影響が無いサブ扱いのイベントであるという事。 また、ニコと名づけてしまったオトモを解雇すれば、イベントの進行度は元に戻るのでキチンと進められる。知らずにやってしまった猫好きハンターには辛いが…。 闘技場にて新たに設置された設備「分断柵」の存在 フィールド中央の地面に設置されており、スイッチを押すと地面から柵が飛び出して暫くの間、フィールドを二分するという設備。一度入場したら基本的に逃げられない闘技場において、モンスターを2頭同時に相手する場合に非常に役立つと発売前から期待されていた…が、 実際にゲーム中でこの設備を使用できるクエストは「闘技大会・桜火竜と蒼火竜討伐」の1つのみ (ダウンロードクエストは除く)。 一応、今作での闘技場はシリーズ中最も広く、またモンスター同士の攻撃によるダメージが『MH3(G)』と同じ仕様であるため、分断柵を用いなくてもある程度は同時に狩猟するのは難しくない。また、今作ではPTプレイが気軽に出来るため4人で行って即クリアも十分可能となっている。 また、実際に使用すれば分かるが、 スイッチの設置箇所は4箇所 、 効果時間は約1分30秒 で 再使用にかかるは時間は約20秒 。更に、 分断に成功した場合、ハンターのいない方にいるモンスターからの発見状態が解除される という、 ややバランスブレイカー気味なシステム となっている。そのため、開発側で「分断柵を利用しないと4人PTでもクリアが非常に難しい」と判断されたクエストでのみ使用可能にしたのだと思われる。 …その割に、「防具・護石装備無しでイビルジョー2頭の狩猟クエスト」などでは使用不可だったりするが。 「乗り状態」の仕様 モンスターが暴れた結果、背中にいるハンターが本来なら進入不可能な場所に入ってしまうと、強制的に失敗扱いとなる。 おそらく、プレイヤーが地形にはまってしまうのを防ぐためだと思われる。しかし、乗りの起点であるジャンプ攻撃ができる場所は、ハンターが埋まりやすい地形とほぼイコールという事もあり、ハンター側が一方的に不利益を被る仕様には大いに不満が寄せられている。 特にティガレックスは、ハンターに乗られるとエリア内の広範囲を転げまわるように動いて暴れまわるため、こうした現象が起きやすい。暴れられた結果、なぜかハンターだけがエリアチェンジして強制的に乗りを解除されてしまうことも。 ガンランス「放射型」「拡散型」の射程 放射型の砲撃の射程と範囲が「通常型」と同じになってしまっている。 シリーズを通して放射型は射程が長いのが特徴でありマニュアルにもそう書いてあるため、有志がメーカーに問い合わせたところ「これが本作の仕様で、マニュアルが間違ってる」との事。しかし本作のために新規に作られたマニュアルにも過去のそれと同じ仕様が書かれており、かつあえて射程を短くする理由も無く、範囲まで通常型と同じ(放射型の範囲は根元が狭く先に向かって広がっている)であり、放射という名前とかみ合っていないところを見ると設定ミスだと思われる。 一方の拡散型はというと、拡散の広さはそのままに射程を放射型並に伸ばしたというものになってしまっている。味方を異常に巻き込みやすくなってしまっため、いわゆるにわかプレイヤーによる吹き飛ばし被害を増やす結果となった。 前作で不評だった高難易度クエストはさらに悪化 前作はG級複数や大連続クエストのみだったが、本作では単体かつ下位から存在しさらに数も大幅増量しているため、狙ったクエストを受注できない場面が多くなった。 あろうことか村クエストにも存在する。プレイ時間稼ぎにしても露骨すぎる。 大連続狩猟 モンスターから回復薬グレートを剥ぎ取れなくなり、通常のクエストと同じ素材を剥ぎ取るようになった。 これにより難易度が上がっただけではなく、ポーチを圧迫しやすくなり素材を持ち帰れない場合が多くなった。そもそも、剥ぎ取りから回復薬グレートが出るのは「ポーチ圧迫防止のために剥ぎ取った素材をギルドが交換している」という設定があるにもかかわらず、今更不利な方向へ変更した理由が不明。 グラフィック マップの出来が良くない。原色がキツい上にテクスチャがかなり粗く、「お好み焼きのように見える」揶揄されるフィールドも。 背景の樹木や岩壁も描き込みが粗い部分があり、どこかのっぺりしている。 地底洞窟のエリア7からは、草木に覆われたエリア1の様子が眺められるのだが、その外見は平らな地面が緑一色に染まっているだけという手抜きなもの。草木の描画などは一切なく、色遣いも例によって蛍光色がキツイため見様によっては緑色の水が張った沼のように見える。 オプションで3D表示をOFFにできなくなった。 前作『MH3G』ではオプション画面で3D表示をOFFにすることで処理が軽くなり、フレームレートを格段に向上させてプレイすることができた。今作ではその項目が消滅し、3DS本体のツマミで切り替えるしかできなくなってしまった。この場合、3DをOFFにすることで代わりにアンチエイリアスがかかり、グラフィックは綺麗になるもののフレームレートの向上は望めない。 (本体で操作できるため)敢えて付ける必要のなかった項目というのもその通りなものの、明確なメリットもあっただけに残してほしかったという声も多い。そもそも『MH3G』の時点で「3D」「アンチエイリアス」「フレーム向上」のいずれかを自由に選択できたため、幅を狭めてしまった点は単純に劣化である。 総評 新種に加え、旧作からも大量復活し、新たな戦法を習得したモンスター達。 新たな武器を携え、より遠方の狩友と共に立ち向かうハンター達。 どちらも謳い文句通り「進化」を遂げた一作。前作のノウハウを活かしつつ、新たな境地に達したモンハンである。 オンラインやギルドクエストを始めとしたやりこみ要素など非難を浴びている部分もあるものの、全体的なボリュームはシリーズ随一と言ってもいいだろう。 余談 『MH「2」』はスペイン語で「ドス」、『MH「3」』はラテン語で「トライ」と呼んでいたため、『MH「4」』を何と呼ぶかも注目されたが、そのまま英語で「フォー」であった。 前作のラスボス武器からその傾向はあったが、本作では武器名が色々スゴいことになっている。 代表格はゴア・マガラ素材で作られた「○○of○○」とその最終強化「THE○○」。英語が入る武器名はシリーズ初。またテツカブラ素材で作られたヘビィボウガン「鼓撃ち弩首領火ッ(つづみうちどどんかっ)」などもかなり異色。 ちなみに、今作のオンラインラスボスも最終強化で「四字熟語+カタカナ」というインパクトの強い名前になる。 村クエスト(今作における旅団クエスト)に登場するモンスターはゲーム上は下位扱いであるが、ストーリー上ではこれには触れず、モンスターの種族だけで危険性を区別するのがシリーズの恒例となっている。 そのため、過去作でもゲーム的には格下の個体が大暴れして人や拠点に深刻な被害を与えていたという展開は幾度もあり、今作もそれに倣った展開が組み込まれているのだが、当の被害者が4人できっちりパーティを組んだ現役の先輩ハンターだったために時折ネタにされることがある。 + 若干のネタバレ注意。 筆頭ハンター と呼ばれるギルド所属ハンターでも指折りの精鋭揃いで、当時まだ存在が確認されて間もなかった「ゴア・マガラ」の調査のために行動していたのだが、そんな彼らがいざゴア・マガラと対峙した際、なんと精鋭四人がかりであるにもかかわらず、下位個体のゴア・マガラに負けてしまう。 さらにその内二人は帰還もできず狩場に取り残されてしまい(*19)、話を聞いたハンター(と、先に救出に向かっていた筆頭オトモ)が彼らの救助に向かうことになり、その後も最終的にハンター一人とオトモだけで成体となったシャガルマガラの討伐までも成し遂げてしまっている。 ゲームの都合上仕方ない(*20)とはいえ、肩書に不釣り合いな不甲斐無い役回りから、オンラインの地雷プレイヤーの蔑称である「ふんたー」をもじって「筆頭ふんたー」などの不名誉なあだ名がつけられる破目に陥ってしまった。 ただし上述したようなメタ的な事情を度外視した場合、相応に困難な任務である事は忘れてはならないだろう。 調査対象は全く前例のない未知のモンスター(*21)であり、さらに災害級の被害をもたらすとさえ言われる「古龍種」にも匹敵するほど強大なモンスター(*22)でもあった。百戦錬磨のハンターが結束して尚手を焼くという展開も、この設定を踏まえれば納得できるだろう。 むしろ世界観的には全く未知のモンスターに不意打ちされて一人の欠員もなく生還している時点で十分すぎるほど驚異的な実力なのである。 この失態を返上すべくかどうかは定かではないものの、次作『MH4G』ではきちんと一流のハンターらしい活躍も追加されている。 公式生放送で悪質プレイヤーが公式オンライン部屋を荒らし、企画者側が切断を余儀なくされるという事件が起きた事がある。 「低年齢層がふざけてやった」という声もあれば「オンラインの現状を公式側に理解してもらうためにわざとやったのでは」などという声もあり、特に後者は当時の環境がそれほどまでに悪かったということを表している。 なお、そのプレイヤーの発した定型文の中に『MHF』の地雷ネタが含まれていたため、理由はともかく意図して行った地雷行為である可能性が非常に高い。 初代の『モンスターハンター』同様にサミーから2016年にパチンコ化された。 2021年7月23日に行われた東京オリンピック開会式の入場行進にて日本のゲーム音楽が起用され、モンスターハンターシリーズからは無印版の「英雄の証」と本作のメインテーマ「旅立ちの風」が演奏された。 2021年8月12日にNetflixで筆頭ルーキー(エイデン)とその筆頭ハンター達(*23)を主軸としたオリジナルアニメ映画『モンスターハンター レジェンド・オブ・ザ・ギルド』が配信される。 ルーキー以外の筆頭ハンター達全員の名前が公開されるようになった。時間軸は今作準拠だがナナ・テスカトリが登場している事から『MHW』要素も含まれている。 その後の展開 後に本作のアッパーバージョンとして『モンスターハンター4G』が発売された。 だが、新要素として追加された部分に理不尽な要素が多大に含まれていたため、かなり人を選ぶ作品になっている。詳細は当記事を参照。
https://w.atwiki.jp/zensensyu/pages/3147.html
モンスターハンター4G 225 :水先案名無い人:2014/11/04(火) 03 42 15.32 ID i9Wc1IA40 初投稿なので見苦しい所があるかもしれませんがご容赦を… ギルドマスター「地上最強のモンスターを見たいかーーーーッ」 ハンター「オーーーーーーーーーーーーーー!!!!」 ギルドマスター「ワシもじゃ ワシもじゃみんな!!」 ギルドマスター「モンスター入場!!!」 受付嬢「全モンスター入場です!!!!」 モンスターハンター4G、全モンスター入場です!!!! 虎(ティガ)殺しは生きていた!! 更なる研鑚を積み狂竜が甦った!!! 黒蝕竜!! ゴア・マガラだァ――――!!! モンスターハンターはすでに我々が完成している!! 火竜リオレウスだァ――――!!! 岩を掘り返ししだい砕きまくってやる!! 地底洞窟代表 鬼蛙テツカブラだァッ!!! 鳴甲飛ばしと囲い込みなら我々の歴史がものを言う!! 音の鳴き勇 蛇行する旋律 絞蛇竜ガララアジャラ!!! 真の擬態を知らしめたい!! 見えざる飛竜 岩竜バサルモスだァ!!! 通常時は3階級制覇だが超帯電状態なら全階級オレのものだ!! 無双の狩人 雷狼竜ジンオウガだ!!! ガンナー対策は完璧だ!! 火山の重鎮 鎧竜グラビモス!!!! 全モンスターのベスト・ディフェンスは私の中にある!! 一本角の盾大名が来たッ 盾蟹ダイミョウザザミ!!! 集団なら絶対に敗けん!! 群れの首領のケンカ見せたる 青藍の狩人 ドスランポスだ!!! 環境不安定ならこいつが怖い!! 貪食の恐王 恐暴竜イビルジョーだ!!! 火山から炎の龍が上陸だ!! 炎王龍 テオ・テスカトル!!! ルールの無い狩猟がしたいからバウンサー(戦闘狂)になったのだ!! プロの戦闘を見せてやる!!黒狼鳥イャンガルルガ!!! めい土の土産にリーゼントとはよく言ったもの!! 光る粘菌が今 実戦でバクハツする!! 剛き紺藍 砕竜ブラキディオスだ―――!!! 黄金の鬣こそが地上最強の代名詞だ!! まさかこの獣がきてくれるとはッッ 金獅子ラージャン!!! 闘いたいからここまできたッ 生態一切不明!!!! 溶岩島の覇たる者 覇竜アカムトルムだ!!! オレたちは単独で最強ではない群れで最強なのだ!! 御存知狗竜 ドスジャギィ!!! 形態変化の本場は今や両生種にある!! オレを驚かせる奴はいないのか!! 氷海の化け鮫ザボアザギルだ!!! デカァァァァァいッ説明不要!! 440m!! 蛇王龍!!! ダラ・アマデュラだ!!! オスは実戦で使えてナンボのモン!!! 超合体!! 天空山から重甲虫ゲネル・セルタスの登場だ!!! 狂竜の力はオレのもの 邪魔するやつは思いきり斬り思いきり蹴るだけ!! 今作メインモンスター 千刃竜セルレギオス 自分を試しにMH4Gへきたッ!! 双角猛る砂漠の暴君 角竜ディアブロス!!! 電撃に更なる磨きをかけ ”白影”フルフルが帰ってきたァ!!! 今の自分に死角はないッッ!! 絶対強者轟竜ティガレックス!!! 絶対零度の氷息が今ベールを脱ぐ!! 極圏から 崩竜ウカムルバスだ!!! ハンターの前でならオレはいつでも全盛期だ!! みんなの先生 怪鳥イャンクック 未知の樹海で登場だ!!! 疲労攻撃はどーしたッ 闘士の炎 未だ消えずッ!! 消えるも現れるも思いのまま!! 霞龍オオナズチだ!!! 特に理由はないッ 古龍が強いのは当たりまえ!! バルバレにはないしょだ!!! 日の下開山! 豪山龍ダレン・モーランがきてくれた―――!!! ゲリョスで磨いた実戦狩猟!! 地底洞窟のデンジャラス・スパイダー 影蜘蛛ネルスキュラだ!!! 軽業だったらこの獣を外せない!! 超G級厄介者 奇猿狐ケチャワチャだ!!! 超一流古龍の超一流の竜巻だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ 悪天候を司る鋼龍!! 風翔龍クシャルダオラ!!! モンハンはこの竜が完成させた!! 真紅の角!! 一角竜モノブロスだ!!! 伝説の王者が帰ってきたッ どこへ行っていたンだッ チャンピオンッッ 俺達は君を待っていたッッッ黒龍ミラボレアスの登場だ――――――――ッ 加えて負傷者発生に備え超豪華なリザーバーを4名御用意致しました! 陸の女王 雌火竜リオレイア!! 砂漠の凶賊 砂竜ドスガレオス!! 塔に現る幻!幻獣キリン! ……ッッ どーやらもう一名はぽかぽか島で泳いでいるですが、捕獲次第ッ皆様にご紹介致しますッッ 関連レス 228 :水先案名無い人:2014/11/06(木) 00 21 38.37 ID /wlm3DmZ0 初投稿乙 んー見苦しいっていうか見づらいけど 連投規制があるからしょうがないね コメント 名前
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モンスターハンター 全511種類 全44台 カテゴリ名 種類 カテゴリアイコン モンスターハンター 199 アイルー モンスターハンター バッジ2 92 メラルー モンスターハンター バッジ3 27 アイルー(三毛) モンスターハンター バッジ4 74 アイルー(白) モンスターハンター バッジ5 58 アイルー(アメショー) モンスターハンター バッジ6 42 アイルー(茶トラ) モンスターハンター コラボバッジ 19 バイト ハンターモード(双剣) 台の名前 数 バッジ名 備考 モンスターハンターソフトがはじまるバッジ その1 4 「モンスターハンター バッジ2」 モンスターハンターソフトがはじまるバッジ その2 4 ぽかぽかアイルー村DXコレクション 6 「モンスターハンター」 モンスターハンターバッジとれ~るセンターコラボ 7 「モンスターハンター バッジ3」 「モンスターハンター バッジ5」 「モンスターハンター コラボバッジ」 モンスターハンターニッキーコラボ 6 「モンスターハンター コラボバッジ」 AIROUコレクション その1 7 「モンスターハンター」 AIROUコレクション その2 7 AIROUコレクション その3 5 AIROUコレクション その4 6 「モンスターハンター バッジ3」 モンスターハンターコレクション その1 6 「モンスターハンター」 モンスターハンターコレクション その2 6 モンスターハンターコレクション その3 8 モンスターハンターコレクション その4 6 モンスターハンターコレクション その5 6 モンスターハンターコレクション その6 8 モンスターハンターコレクション その7 7 モンスターハンターコレクション その8 14 モンスターハンターコレクション その9 12 モンスターハンターコレクション その10 12 モンスターハンターコレクション その11 8 モンスターハンターコレクション その12 8 「モンスターハンター バッジ2」 モンスターハンターコレクション その13 8 モンスターハンターコレクション その14 8 モンスターハンターコレクション その15 8 モンスターハンターコレクション その16 8 モンスターハンターコレクション その17 8 モンスターハンターコレクション その18 9 「モンスターハンター バッジ3」 モンスターハンターコレクション その19 5 「モンスターハンター バッジ2」 モンスターハンターコレクション その20 7 モンスターハンターコレクション その21 6 モンスターハンターコレクション その22 8 「モンスターハンター バッジ4」 モンスターハンターコレクション その23 8 モンスターハンターコレクション その24 8 モンスターハンターコレクション その25 8 モンスターハンターコレクション その26 8 「モンスターハンター バッジ5」 モンスターハンターコレクション その27 8 モンスターハンターコレクション その28 7 「モンスターハンター バッジ6」 モンスターハンターコレクション その29 6 モンスターハンターコレクション その30 8 モンスターハンターコレクション その31 9 モンスターハンターコレクション その32 5 モンスターハンターコレクション その33 6 「モンスターハンター バッジ2」 モンスターハンターメイド イン ワリオ コラボ その1 6 「モンスターハンター コラボバッジ」 モンスターハンターメイド イン ワリオ コラボ その2 5
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登録日:2009/11/22 Sun 16 13 49 更新日:2024/02/18 Sun 22 54 09NEW! 所要時間:約 32 分で読めます ▽タグ一覧 3DS CAPCOM MH Nintendo Switch PS2 PS3 PS4 PS5 PSP PSVita Steam Switch Wii Wii U Xbox Series X|S Xbox360 もはや定番 カプコン ゲーム シリーズ項目 ニンテンドー3DS パチスロ化 パチンコ化 モンスターハンター モンハン モンハンシリーズ 実写化 所要時間30分以上の項目 概念 狩り 良作 英雄の証 肉喰ってるか?(モンスターの) 『モンスターハンター』シリーズとは、カプコンによって製作されたハンティングアクションゲームのシリーズ。 今では同社の看板作品の1つで、2020年代に至るまで新シリーズを出し続けている国民的人気シリーズへと成長した。 ▽目次 【概要】 【シリーズ各作品】■メインシリーズ□モンスターハンター Monster Hunter 【PS2】 □モンスターハンターG【PS2、Wii】 □モンスターハンター ポータブル Monster Hunter Freedom 【PSP】 □モンスターハンター2(dos)【PS2】 □モンスターハンターポータブル 2nd Monster Hunter Freedom 2 【PSP】 □モンスターハンターポータブル 2nd G Monster Hunter Freedom Unite 【PSP/iOS】 □モンスターハンター3(Tri-) Monster Hunter 3 【Wii】 □モンスターハンターポータブル 3rd【PSP】 □モンスターハンター3G Monster Hunter 3 Ultimate 【3DS/Wii U】 □モンスターハンター4【3DS】 □モンスターハンター4G Monster Hunter 4 Ultimate 【3DS】 □モンスターハンタークロス Monster Hunter Generations 【3DS】 □モンスターハンターダブルクロス Monster Hunter Generations Ultimate 【3DS/Switch】 □モンスターハンター:ワールド Monster Hunter World 【PS4/Xbox One(海外のみ)/Steam】 □モンスターハンターライズ Monster Hunter Rise 【Switch/Steam/PS4/PS5/XboxOne/Xbox Series X|S】 ■外伝作品□モンスターハンターフロンティアZ【Win/Xbox360/PS3/WiiU/PS4/PSVita】 □モンハン日記 ぽかぽかアイルー村【PSP】 □モンハン日記 ぽかぽかアイルー村G【PSP】 □モンハン日記 ぽかぽかアイルー村DX【3DS】 □モンスターハンター ストーリーズ Monster Hunter Stories 【3DS/android/iOS】 □モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~ Monster Hunter Stories 2 Wings of Ruin 【Switch/Steam】 □モンスターハンター Dynamic Hunting Monster Hunter Dynamic Hunting 【android/iOS】 □モンスターハンター エクスプロア【android/iOS】 □モンスターハンター ライダーズ【android/iOS】 □モンスターハンターNow Monster Hunter Now 【android/iOS】 □怪物猎人 Online(モンスターハンター・オンライン) 【実写版】 【クエスト名として】MHP2G MH4G MHXX 【概要】 タイトルの通り様々な種類の『モンスター』を、『ハンター』となったプレイヤーが狩猟していくアクションゲーム。 様々な武器種から1つを選び、時には1人で、時には最大4人で協力してモンスターを狩り、 そのモンスターの素材を元に武器や防具を作成・強化しながらより強力なモンスターの狩猟を目指す、 いわゆる『狩りゲー』と呼ばれるジャンルの始祖と呼べる作品である。 大まかな目標こそあるが、初期の作品には明確なストーリーは存在しなかったものの、後年の作品ではストーリーも濃い内容となっている。 このゲームで狩猟対象となっている大型モンスターは、ハンターとは比べ物にならない体力と攻撃力を有しており、 真正面からのゴリ押しは(武具を最高ランクに強化して下位ランクのモンスターに挑まない限り)まず通用しない。 またハンターも他のアクションゲームと比べると動きがもっさり気味で、アイテムの使用時など隙を晒すモーションも多い。 そのためハンター側はモンスターの動きやモーション、攻撃を見切り、時にはアイテムを駆使し、 いかに隙を見つけて有効な部位に攻撃するかが求められる。 いわゆる『死んで覚える』ゲームであり、人気シリーズの割に難易度は高め。 本シリーズの購入予定者は『爽快アクションでモンスターを倒していく無双系のゲーム』ではない点に注意。 また、装備の生産や強化には、クエストの報酬や討伐したモンスターから「剥ぎ取り」で入手できる素材が必要で、 ルーティンの繰り返し傾向が強く、これも人を選ぶ側面もある。 しかし、大型モンスターの狩猟成功時に達成感を得られる絶妙な難易度や戦略性、多様な武器種によるアクションの多彩さ、 そして新作リリースの度に追加される魅力的なモンスター等世界観の濃さがジワジワと評価され、今の人気に到る。 また、協力プレイで人気が上がったシリーズとしてよく知られており、友達やオンラインで集まった同志の力で、 ある程度乗り切る事が出来るのも一役買ったと思われる。 なお、ここまでの話は主に日本国内市場における話で、初期の作品は海外展開があまり積極的でなく、人気・評価も低めであった。 しかしシリーズが10周年を迎えたあたりから過去の物となり始め、近年の作品では国内外問わず多くのファンを掴んでおり、 特に『モンスターハンター:ワールド』は世界的な(カプコン史上最大の)ヒットを記録した。 一応申し添えすると、メインシリーズはCEROのレーティング上C(15歳以上対象)となる程度に暴力表現があり、 パッケージに「このゲームには暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています」の注意書きがされていた作品もある。 しかし、そんなものはお構いなしに幅広い層に支持されている。 実際、公式イベント『モンスターハンターフェスタ』で開催されるタイムアタック大会には「親子部門」まであったくらいである。 シリーズのメインテーマ『英雄の証』は、その勇壮な曲調から人気が高い。それ以外の戦闘BGMも名曲が多く楽曲人気も高い。 自衛隊の音楽隊に演奏されたり、トヨタ自動車・アクアのCMにも採用されたり、 更に『ザ!鉄腕!DASH!!』等のテレビ番組で流れる事も多く、果ては2021年の東京オリンピックの開会式においても流れる(*1)など、 単なるゲームミュージックの枠を超えて愛される存在となっている。 その他、新作の発売日については「(○月△日)狩猟解禁!」と銘打つのがお約束。ゲームの内容によく合う秀逸な表現ではなかろうか。 【シリーズ各作品】 ※ここではバージョン毎、発売日順に説明する。 ■メインシリーズ □モンスターハンター Monster Hunter 【PS2】 略称・通称-MH、初代、無印、一作目 2004年3月11日発売。 パッケージはリオレウス。 メインテーマ曲は「英雄の証」 舞台はココット村、オンラインはミナガルデ。 オンラインは2011年6月でKDDIのマルチマッチングBB自体がサービス終了しているため、既にミナガルデには行けなくなっている。 武器種は片手剣、大剣、ハンマー、ランス、ライトボウガン、ヘビィボウガンの6種。 シリーズが年数を重ねたことにより、後年の作品基準でシステム面が全く違うのは当然な話ではあるのだが、 本作の場合、武器や防具のバリエーションの多さの割に64個しか持てないなど、アイテム周りの仕様はとにかく貧弱だった。 防具のスキル周りの仕様も全く異なり、特定の組み合わせ(主に一式装備)でないと発動しなかった。 また、スキル以外にもボウガンの弾などのアイテムで、本作限りで後の作品に引き継がれなかったものがある。 初お披露目は2003年のE3(Electronic Entertainment Expo)…の本会場ではなく前夜の個別発表会。 新規IPなだけに社内外共に注目作という訳ではなかったものの、発売直後はマルチマッチングBBが一時パンクしかけたとか。 また、肉焼きシーンが含まれるCMはインパクトの強いものであり、ゲームの名前を知らない人が「CMで肉を焼いてるゲームをください。」と注文する人もいたらしい。 海外では北米では2004年9月、欧州圏は2005年5月に発売された。 日本国内版とは異なり当初から双剣があった。 □モンスターハンターG【PS2、Wii】 略称:MHG、G PS2版は2005年1月20日、Wii版は2009年4月23日発売。 パッケージはリオレウス亜種。 前作と舞台は変わらない。 シリーズ7番目の武器種として双剣が追加された。 オフラインに訓練所、オンラインにGクラスクエストが追加された。 大型モンスターがクエスト毎にサイズ変動することにより「最大金冠/銀冠の概念が登場したり、スキルがポイント制になるなど、 初期からあったシステムの殆どは本作で確立したものである。 亜種・希少種モンスターが登場したのも本作だが、PS2版当時はただの色違い扱いで、一部の種を除き、 先で挙げた「最大金冠」の記録を付けた後に、Gクラスクエストにおいて今で言う「通常種」とランダムに入れ替わる方式になっていた。 MH2が発売された頃のネットメディアの取材記事で、本作のPS2版について、 元々は前作の廉価版を発売するにあたって、単に廉価版で済ますべきだろうかとカプコン内部で検討されていた中で、 当時並行していた前作の海外向けの移植で双剣を入れようとしていたことから、アップグレード版という形に変更されたという経緯が語られている。 前作セーブデータの引き継ぎ要素もあり、武器と防具、それとレア度4以上のアイテムを引き継げる。 …アイテムのレア度条件が逆のような気がするが、当時は本当にそうだったのでたぶん気のせい。 Wii版は亜種の扱いが少し改善され、クエストが受注可能かがランダムなのはそのままだが、クエスト自体は通常種のものと亜種のもので分かれるようになった。 またシステム面も大剣の溜め切りやイャンクックの耳の部位破壊など、MH2以降の仕様がいくつかパックポートされており、 特にMHP2G譲りの仕様になっているアイテムボックス周りはPS2版とは段違い。 さらにMH3の体験版が付属している。 □モンスターハンター ポータブル Monster Hunter Freedom 【PSP】 略称:MHP、P 2005年12月1日発売。 パッケージはリオレウス。 PS2版MHGを基盤として、携帯機向けにリファインした作品。 マルチプレイはミナガルデではなく、ココット村からそのまま利用可能な「集会所」になった。 ポータブルシリーズ初期の作品ということもあってか、画質が良くないが、難易度は控えめでソロでもクリア出来るように調整されている。 MHGで登場した亜種モンスターは、MHP2G以降に増えた亜種とは異なり、本作では下位でもランダム出現していた。 新モンスターとしてイャンガルルガが追加された。 アイルーキッチンや農場の登場と、オフライン拠点の充実化や、装備のマイセット、ギルドカードが登場したのが本作。 そして今や大人気となったキリン装備が初登場したのも本作。MHGではまだ無かったのである。 MH2と連動要素があり、連動させると、ココット村にさすらいの料理ネコが現れたり、行商ばあちゃんの品揃えが増えたりするが、 何より重要なのは、ガルルガの素材をイベントクエスト無しで収集する場合に連動が必須である。 続編のMHP2発売後には、本作も売り上げが100万本を達成した(Best版含む)。 海外版は2006年5月に発売されている。 MHGは海外では発売されなかったため、MHGで登場した亜種モンスターは本作で海外デビューとなる。 □モンスターハンター2(dos)【PS2】 略称:MH2、ドス 2006年2月16日発売。 パッケージはクシャルダオラ。 メインテーマ曲は「狩猟の大地へ(*2)」 舞台はジャンボ村、オンラインはドンドルマ。 本作もPS2版MHG同様オンラインはマルチマッチングBBだったので、2011年6月で終了したのは同じ。 寒冷地の「雪山」が追加されるなど、フィールドがほぼ一新されたほか、一新されたフィールドには昼夜の概念もある。 さらに条件を満たせばココット村や、「森と丘」…もとい「森丘」にも行ける。 武器種には太刀、狩猟笛、ガンランス、弓の4種が追加され、11種まで増えた。 モンスターの種族に「牙獣種」「甲殻種」「古龍種」が追加され、MHP以前では設定上一部曖昧だったところが見直された種もいる。 シリーズの高ランク帯でお馴染みの顔ぶれであるラージャンは牙獣種なので、デビューしたのは本作である。 クエスト面についても、大型モンスターの「捕獲」が任意で可能になった。 これに伴い、大型モンスターのクエストは、メインターゲット設定が指定された種の討伐もしくは捕獲の「狩猟クエスト」が基本となった。 中には本作に独特な要素もあり、ドンドルマの街で開催されていた「大闘技会」は、メインシリーズでは唯一と言ってもいいPvPコンテンツであった。 当時の日本国内市場はアクションゲームでのPvPがそこまで活況ではない時代だったので、人気面では「お察しください」レベルであったのだが、 本作から派生して独立作品となったMHFで、最後まで本作の名残が残っていたシステムだったりする。 一方で、本作はUX面が不安定な作品で、以下のような点が挙げられる。 ジャンボ村が発展途上という設定のため、序盤は拠点機能が乏しい。 「採取ツアー」のクエストが無いため、素材収集の効率があまりよくない。 季節の概念があり、フィールドによっては特定の季節になると受注できなくなる。 大型モンスターに当てて地図上に位置を表示できるようにする「ペイントボール」の効果が他の作品より短い。その一方で大型モンスターは一定時間で必ず移動する。 狩猟クエストで捕獲した場合の報酬が食事だけで実入りが劣化する。 新武器種が使い物にならない。 それらを理不尽な問題点として指摘する声も多く、未だに賛否両論がある問題作でもあり、(本作だけが原因ではないのだが)当時のプロデューサーが退社に追い込まれたほど。 また、MHPと間2ヶ月半と発売時期が近く、やたらと比較されたのも痛い。 しかし全体を総括すると、本作はシリーズの他作品では一部省略されるような要素も含めて描かれている作風で、 世界観を重視するプレイヤーに比較的マッチしやすい。 前述の不安定なUX面も、発想を転換して世界観の一部と捉えるのならば何ら不自然でもない。 何にでも言えることだが、自分に合わないからといって直ぐに駄作と決めつけるのは良くない。 □モンスターハンターポータブル 2nd Monster Hunter Freedom 2 【PSP】 略称:MHP2、セカンド 2007年2月22日発売。 パッケージはティガレックス。 舞台はポッケ村で、マルチプレイは集会所。 MH2をベースに携帯機向けに改良した作品。 MHPはMHGの移植という体であったため、本作はシリーズで初めて携帯機向けに新規開発された作品となる。 世界観重視でバランス面では賛否両論のMH2と対極的に、本作では遊びやすさを重視しており、日本国内市場でのシリーズの火付け役となった。 本作発売当時のPSPは、日本で販売本数が一番多かったのが(実質的な)前作に当たるMHPの約80万本であり、ミリオンセラーの作品は無かった。 本作では発売から2週間で100万本を達成し、シリーズ初にしてPSP日本市場初のミリオンセラー作品となった。 後にMHWorldで叩き出した3日で全世界500万本という数字には到底及ばないのだが、当時としては驚異的な速さであった。 海外版は2007年8月末~9月初めあたりに北米および欧州圏で発売されている。 MH2が海外展開されていないので、ヤマツカミ以外のMH2初登場組は本作で海外デビューとなる。 詳細は項目参照。 □モンスターハンターポータブル 2nd G Monster Hunter Freedom Unite 【PSP/iOS】 略称:MHP2G、セカンドG、セカジー 2008年3月27日発売。 海外版は1年ずれて2009年6月に発売されている。 パッケージはナルガクルガ。 MHP2から装備・アイテム・ゼニー・クエストクリア状況などをほぼ完全に引き継ぎ可能。 MHP2Gのデータからでも引き継げるが、アイテムと装備はレア度3以下限定になりゼニーも99999zまで。 こちらは主にサブデータを作るときに利用する事になるだろう。 概ね、MHP2時点でも作品としてはある程度完成していたが、それが更にアップデートされた感じとなる。 販売実績にもそれが現れており、発売から1週間で100万本に達し、1年で300万本、最終的には400万本を超えるまで伸びた。 なので、シリーズ5周年を迎えた頃のモンハン人気は本作の貢献が大きい。 また、本作はその後のシリーズ展開上、携帯機向けの作品がMHP3まで期間が開いており、その間に廉価版も発売されているのだが、 廉価版が単体でミリオンセラーというある意味とんでもない記録を持っている。 そして、メディアへの露出時によく使われる「ひと狩りいこうぜ!」は、MHP2GのPSP版のCMで初登場した。 後にiOS向けに移植された。 iPhoneでも不自由にならないように「ターゲットカメラ」が追加されるなど操作性は調整されている。 しかし、残念ながら現行のiOSには対応しておらず、現在はiOS版は配信されていない。 詳細は項目参照。 □モンスターハンター3(Tri-) Monster Hunter 3 【Wii】 略称:MH3、トライ シリーズ5周年の節目を迎えた2009年8月1日発売。 パッケージはラギアクルス。 メインテーマ曲は「生命ある者へ」 舞台はモガの村、オンラインはロックラック。 ただしオンラインサービスはWii版MHG同様、MH4発売とのトレードオフにより2013年9月12日付で終了しているので、ロックラックには行けなくなっている。 古参モンスターは殆どがリストラされたが、種族として「獣竜種」「海竜種」が追加されたことにより、新規の顔ぶれが増えた。 もはやシリーズお馴染みの顔ぶれとなったイビルジョーのデビューも本作。 メインシリーズ12番目の武器種としてスラッシュアックスが追加されたが、本作は“原点回帰”がコンセプト故か、 双剣、狩猟笛、ガンランス、弓は登場しておらず、ボウガンもライトとへビィの垣根が崩れた本作独自の仕様になっている。 大型モンスターが目に見えて疲労するようになったり、拘束攻撃を仕掛けてくるようになったのが本作から。 つまり、こやし玉のターニングポイントである。 当時のシリーズとしては画質に力が入っており、生態系を感じる作りになっている。 一方で、制限時間50分のクエストが実時間約45分で時間切れになる変な仕様がある。 シリーズを通して本作とMH3Gにのみ水中戦があり、ランスが少し復権したが、独特の操作性等から賛否両論がある。 Wiiではサードパーティー製ソフト初の100万本を達成した。 海外では2010年4月に発売された。 シリーズで初めて任天堂のゲームハードで発売されたこともあり、海外でのプロモーションが強化された。 オンラインサービスも日本とはサービス形態が異なり、野良でのプレイが出来ない代わりに利用料が無料だった。 【余談】当初はMH2が出た後にPlayStation3(PS3)向け作品として発売するプレスリリースが出ていたが、2007年秋あたりに突如Wiiに転向した。 □モンスターハンターポータブル 3rd【PSP】 略称:MHP3rd、サード 2010年12月1日発売。 パッケージはジンオウガ。 舞台はユクモ村、オンラインは集会浴場。 アイルーキッチンが廃止されたが、代わりに集会浴場にある温泉でステータスを上げるシステムになった。 初お披露目は2010年3月16日の新作発表会。 当時シリーズはMHP2Gによって人気が確立しており、当然新作発表会も注目が集まっていた。 そんな中発表された本作は、拠点のユクモ村に温泉もあるという、作品全体に「和」を意識した作品として発表された。 武器種はMHP2Gからの11種とMH3で登場したスラッシュアックスを合わせた12種類。 クエストに連れていけるオトモアイルーが2匹になり、オトモに装備させる「オトモ武具」が登場。 多くの新モンスターと亜種が追加された。 MHP2Gで確立した人気はやはり凄まじく、販売実績は発売1週間で約200万本、最終的に約490万本となり、 シリーズが10周年を迎えた2014年3月の時点では、シリーズのピークがちょうど本作のあたりとなる。 しかしPSPのハードウェアスペックの限界により、PSPでの展開は本作で実質終了した。 PSP版各作品の長所であったユーザーフレンドリーな仕様は以降のメインシリーズにも引き継がれた他、 メインスタッフが共通するMHXやMHRiseにインターフェースが引き継がれている。 2011年8月25日にはPS3向けにHD ver.も発売されている。 PS3の機能としてPSPとの間でデータ移行が出来るため、セーブデータはそのまま利用できる。 SCEから実機デモ付きで打診を受けたことで、PSP Remasterの企画第1弾として開発が実現した。 シリーズ初の720P以上の解像度に対応した作品。ただしUI周りは270PのPSPのほぼ単純拡大なので少々アンバランスなのが玉に瑕。 また、いくつかの不具合も確認されている。 PSPの海外市場が悲惨だったためなのか本作はPSPで発売されたメインシリーズで唯一北米/欧州圏で発売されていない。 詳細は項目参照。 □モンスターハンター3G Monster Hunter 3 Ultimate 【3DS/Wii U】 略称:MH3G、トライG 3DS版は2011年12月10日発売、HDVer.はWiiUのロンチタイトルであり2012年12月8日発売。 海外では3DS/WiiU同時発売。 パッケージはブラキディオス。海外版ではブラキディオスの代わりにリオレウス亜種が起用された。 ブラキディオスが持つ爆破属性が猛威を振るった。 MH3のアップグレード版だが、ハードを跨ぐためデータを引き継ぐ事は出来ない。 オフラインの舞台はMH3同様モガの村だが、オンラインはタンジアの港になっている。 MH3由来の水中戦も引き継がれており、MHP3とMH3を足したような作品となっている。 のんびりソロプレイをする初心者に非常にオススメしやすい作品だが、 3DS版の「ピアスバグ」や「希少テーブル」といった不具合がそこそこ多かったり、 一部のイベントクエストは未だに語り継がれるレベルの難易度だったりする。 シリーズ初の任天堂携帯機での発売となり、話題となった。 詳細は項目参照。 □モンスターハンター4【3DS】 略称:MH4 2013年9月14日発売。 パッケージはゴア・マガラ。 メインテーマ曲は「旅立ちの風」 舞台はバルバレ、ナグリ村、チコ村、シナト村、オンライン集会所はバルバレに併設。 メインシリーズ13番目・14番目の武器種として操虫棍とチャージアックスが本作から登場した。 全体的にアクションが軽やかになり、従来よりも「縦」のアクションが重視されたことにより立体的な動きができるようになった。 例えば、本作ではハンターが大型モンスターに「乗り」を仕掛けられるようになったり、崖にしがみ付きながら戦ったりなど。 また、MH3G以前のストーリーは多くても2つの拠点であったが、本作では4箇所に跨がって展開される。 モンスターの登場ムービーも、プレイヤーが装備している武具が反映されるようになるなど、力が入れられている。 モンスターの種族に「両生種」「蛇竜種」「鋏角種」が加わり、多くの新モンスターが追加された。 一方で、狂竜化の様なモンスターの強化システムも本作で追加された。 発表は発売から遡ること2年前、MH3G初お披露目の翌週2011年9月13日の任天堂の業界向けカンファレンスの場で、 MH3Gのサプライズの興奮があまり醒めないうちに立て続けに行われた。 □モンスターハンター4G Monster Hunter 4 Ultimate 【3DS】 略称:MH4G シリーズ10周年となった2014年の10月11日発売。海外版は翌2015年2月の発売。 パッケージは久しぶりの飛竜種セルレギオス。 MH4のアップグレード版。 新舞台はなんとMH2のオンライン拠点ドンドルマ。しかも今回はオフラインのほうでも行ける。 「旧砂漠」がMHP2G以来の復活だが、今回の旧砂漠はランゴスタがいない。 歴代シリーズの中ではMH2とは違った意味で難易度が非常に高く、G級モンスターの高速化と隙潰し、 あまりにも理不尽な極限状態や高レベルのギルクエなど賛否両論、だがそれが良いという人も。 やりこみ要素は果てしなく、発掘装備を求めていまだにオンラインに人がいるレベルである。 詳細は項目参照。 □モンスターハンタークロス Monster Hunter Generations 【3DS】 略称:MHX、クロス 2015年11月28日発売。海外版は翌2016年7月の発売。 パッケージは獣竜種のディノバルドだが、本作のメインモンスターはディノバルドだけでなく、 飛竜種のライゼクス、海竜種のタマミツネ、牙獣種のガムートもまたメインモンスターであり、4種もいるのは史上初である。 舞台はベルナ村、龍歴院。 コンセプトとして、ハンターの戦い方を強化させる「狩技×狩猟スタイル」という要素が特徴的。 クロスの名の通りに今までの歴代の要素がクロスオーバーしており、歴代のモンスター、フィールド、村、キャラクター達が多数出演している。 詳細は項目参照。 □モンスターハンターダブルクロス Monster Hunter Generations Ultimate 【3DS/Switch】 略称:MHXX、ダブルクロス 3DS版は2017年3月18日、Switch版は2017年8月25日発売。 パッケージは天彗龍バルファルク。 MHXのアップグレード版。 新たなメインモンスターである「双璧」のバルファルクと鏖魔ディアブロスが追加された。 モンスターとフィールドの復活、スタイルや狩技も複数追加され、さらに戦い方の幅が広がった。 また、「防具合成」という、外見の束縛を解く夢の機能も実装された。 やりこみ要素も多く、初代から続いてきたシステムのシリーズの集大成ともいえる作品。 日本市場では発売時期がちょうど3DSからSwitchの過渡期にかかったため、両方のハードで発売されたのだが、 海外ではSwitchしか発売されていない。 それも、ローカライズを早々に否定されるなど、一部のファンの間では物議を醸すようなことがあった噂も。 なので海外市場では2018年8月発売と、MHWorldと発売時期の前後関係が入れ替わっている。 詳細は項目参照。 □モンスターハンター:ワールド Monster Hunter World 【PS4/Xbox One(海外のみ)/Steam】 略称:MHWorld、MHW 2018年1月26日発売。PS4、海外向けにはXboxOneでも発売された。日本では箱がハブられた PC版はSteamで2018年8月10日発売。 パッケージはネルギガンテ。 海外展開を本格的に意識した結果、シリーズもとうとう全世界同時展開の域に。 システムの多くが見直され、MHXX以前の仕様が改廃されるなどまったく別のシステムとなった。 高性能なハードに特化したことでグラフィックは大幅に進化し美しくなった。 ストーリーは壮大になっているが、賛否両論のところも多く、受付嬢は(悪い意味で)話題となった。 売上本数は8ヶ月間でカプコン史上初の1,000万本、その後も続伸して5年で約2,200万本とカプコン作品の最多記録の更新は続いている。 詳細は項目参照。 □モンスターハンターワールド:アイスボーン Monster Hunter World Iceborne MHWorldのG級、もといマスターランクは「超大型拡張コンテンツ」として提供されている。 PS4/XboxOne海外向けでは2019年9月6日、Steamでは2020年1月10日、同じく全世界同時発売。 パッケージはイヴェルカーナ。 多くのモンスターが追加されより世界観の広がるストーリーが追加された。 □モンスターハンターライズ Monster Hunter Rise 【Switch/Steam/PS4/PS5/XboxOne/Xbox Series X|S】 略称:MHRise、モンハンライズ Switch版は2021年3月26日、Steamでは2022年1月13日、それ以外のプラットフォームは2023年1月20日発売。いずれも全世界展開。今度は日本で箱がハブられなかった パッケージはマガイマガド。MHP3以来の牙竜種メイン。 初お披露目は2020年9月17日の「Nintendo Direct mini ソフトメーカーラインナップ 2020.9」。 ちなみにこの時点で既にSwitch版の発売日まで出ていた。 Switch初の完全新規作品。 マップを縦横無尽に駆け回れる様になり、ガルクや翔蟲など新要素が追加された。 MHWorldのシステムとMHP3の世界観を足して割ったような感じになっており、携帯機でメインシリーズを展開していた頃の雰囲気が復活している。 SNSではMHWorldで変わったシステムを知らずにMHRiseで復帰(あるいはハンター生活デビュー)したと思わしきハンターが快適なシステムに驚く様子が散見された。 詳細は項目参照。 □モンスターハンターライズ:サンブレイク Monster Hunter Rise Sunbreak MHWorld同様、MHRiseでもマスターランクは「超大型拡張コンテンツ」として提供されている。 Switch/Steamでは2022年6月30日、それ以外のプラットフォームは2023年4月28日発売。 ただし大人の事情により日本では配信開始がSwitch版先行だった パッケージはメル・ゼナ。 ■外伝作品 また、本シリーズは外伝作品がある。代表的なものとしては以下の通り。 □モンスターハンターフロンティアZ【Win/Xbox360/PS3/WiiU/PS4/PSVita】 略称:MHF、MHF-G、MHF-Z シリーズ初の外伝作品。 ただし根底はメインシリーズの一作品であるMH2の延長線上にあり、後年の作品基準で見た「外伝」とは若干考え方が違う。 サービス期間は2007年7月5日から2019年12月18日。 なんやかんやあったものの、メインシリーズをはるかに超える難易度が魅力で、 一般的なオンラインゲームとして運用された結果、サービス終了までの12年間でメインシリーズとは別の進化を遂げている。 長くなるので詳細は別項目参照。 □モンハン日記 ぽかぽかアイルー村【PSP】 2010年8月26日発売。 公式イベント「モンスターハンターフェスタ'09」の決勝大会でタイトルだけチラ見せされた。 アイルーが主役の作品。いつもの暴力表現が無いため、シリーズ初の全年齢対象(CERO A)作品となった。 開発はなんとフロムソフトウェア。 詳細は項目参照。 □モンハン日記 ぽかぽかアイルー村G【PSP】 2011年8月10日発売。 アイルーが主役の作品でもいわゆる完全版商法。開発は引き続きフロムソフトウェア。 ダウンロード版もあったのだが、大人の事情なのか配信終了した。 □モンハン日記 ぽかぽかアイルー村DX【3DS】 2015年9月10日発売。 簡単に言えば上記『ぽかぽかアイルー村G』の移植完全版。 とはいえ『ぽかぽかアイルー村G』発売当時は3DSの本体価格が下がった頃なので今更な気がしなくもない。 開発はやはりフロムソフトウェア。…もしかしてフロムさん初の3DS? □モンスターハンター ストーリーズ Monster Hunter Stories 【3DS/android/iOS】 略称:MHST 3DS版は2016年10月8日、android/iOS版は2017年12月4日発売。 いずれのプラットフォームでも海外展開されているが、3DS版はメインシリーズとは異なり海外では2017年9月に任天堂の現地法人からの発売になっている。 メインシリーズもある程度のRPG要素の含みがあるものの建前上はRPGとされていなかったが、今回は完全にRPG。 だいぶ異色なので詳しくは項目参照。 □モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~ Monster Hunter Stories 2 Wings of Ruin 【Switch/Steam】 2021年7月9日全世界同時発売。 略称:MHST2 約5年越しで晴れて登場した『ストーリーズ』シリーズ2作目。 初お披露目はMHRiseと同じく2020年9月17日の「Nintendo Direct mini ソフトメーカーラインナップ 2020.9」。 1作目時点では揃わなかったMHXXの四天王や二つ名持ち、MHW Iの顔ぶれも新たに登場する。 「モンスターハンターシリーズ経験者はもちろん、全てのRPGファンに楽しんで頂ける作品」をコンセプトにしているようで、 1作目やメインシリーズを知らなくても大丈夫な作品に仕上がっているが、逆に知っているとニヤリとするネタも仕込まれている。 詳細は項目参照。 □モンスターハンター Dynamic Hunting Monster Hunter Dynamic Hunting 【android/iOS】 略称:MHDH iPhone向けは2011年6月1日、android向けは2013年1月に、それぞれ配信開始。 ただしandroid向けは、日本では「auスマートパス」で2012年3月のサービス開始当初から配信されており、 2012年中は同サービスの契約者限定コンテンツの側面があった。 スマートフォンの操作体系に最適化した形で、ハンティングアクションを再現した作品。 買い切り型の作品で、マルチプレイ機能はない。 顔ぶれはMHP2Gの頃の大型モンスターのみ20種。モノブロスや古龍も一部いるが、 なぜかナナ・テスカトリが登場してテオ・テスカトルは登場しないという逆パターンになっている。 2019年2月を以て配信終了し、以降はダウンロード済みでもサポートはされていない。 当時は積極的にプロモーションされておらず、何の変哲もない外伝作品の1つに過ぎないのだが、 本作はiPhoneでの配信時に、MHWorldより6年も先駆けて日米欧同時展開を実現していた作品だったりする。 □モンスターハンター エクスプロア【android/iOS】 略称:MHXR、エクスプロア モンスターハンターシリーズのF2Pゲーム。 サービス期間は2015年9月から2020年11月27日。iOS版は大人の事情でandroid版からサービス開始時期が1ヶ月弱遅れた。 操作は簡略化されているものの、メインシリーズに近いアクションゲームとなっている。 顔ぶれこそメインシリーズのモンスターだが、作品としてはMHFの姉妹作という扱いだったためか、全盛期のMHFのようにぶっ飛んだコラボも少なくなかった。 中には大ブームになる前の『鬼滅の刃』とのコラボも… ちなみにMHXRは『モンスターハンタースマート』として2013年の東京ゲームショウ(TGS2013)で試遊出展もされていた作品が原型である。 後にMHXRが配信開始された際の各種メディアの取材において、TGS2013当時はシングルプレイ専用で開発が進んでいたようで、もはや面影は殆ど残っていない。 □モンスターハンター ライダーズ【android/iOS】 略称:MH-R MHXRと入れ替わりに展開されていたシリーズのソシャゲ枠。 サービス期間は2020年2月から2022年6月16日。MHXRとは逆にiOS版の方が若干長い。 オトモンが登場するなどMHSTと一部世界観を共有しているが、全くの別物。 本作もMHXR同様F2P作品であり、MHFやMHXRで見られたメインシリーズではまずやらない/やりにくいであろうコラボ企画は、MHXRサービス終了後は本作で行われることが多かった。 MHRiseの新モンスターであったヨツミワドウをあろう事かMHRiseの発売より先に登場させてしまったことが何より(?)の証拠。 □モンスターハンターNow Monster Hunter Now 【android/iOS】 略称:MHNow シリーズの世界観を拡張現実(AR)の技術を駆使して現実世界に表現した作品。2023年9月14日配信開始。 メインシリーズの海外展開が本格化したのがMH3G以降で、MHWorldで2000万本規模になったのは先の通りであるが、 スマホアプリの海外展開はからっきしで、台湾向けにMHXR、欧米向けはMHSTとMHDHが展開された程度に細々だったため、 国内外問わずまともにプロモーションされた作品は、おそらく本作になってから。 本作では位置情報やARを活用したゲームのノウハウを複数持つナイアンティックとのタッグを組んでいる。 そのため、モンスターに遭遇したり、採取ポイントに到達するには、地図上に表示されたポイントまで実際に行く必要がある。 しかし、その場所に長くいるのは難しい…といった場合に、本作ではペイントボールを使うことで、一定時間だけ大型モンスターをマーキングして、 後からそのモンスターと戦闘できるようになっている。 シリーズの醍醐味である武具の強化と多人数での協力プレイは引き継がれているが、肝である大型モンスターとの戦闘は75秒に凝縮されている。 部位破壊すると枠数が増え、クリアタイムが早いと討伐時の報酬が良くなる方式なので、意図的か偶然かMHSTやMHST2の仕様に近い。 また、外出先でアプリを起動している暇が無いといった場合は、常に位置情報を利用することを条件に、 オトモアイルーがペイントボールを投げておいてくれるモードもある。 ちなみにその機能名はずばり「いつでも冒険モード」。…要はPokemon GOと同じである。 配信開始前から一定の話題性を産んでおり、MHWorld以降ではMHST2でしか登場していなかったペイントボールが、先の通り本作で新たな役割を持ったことで話題になった。 配信開始後も本作登場のモンスターが某SNSでトレンドに顔を出す頻度が増えたりと、MHWorld発売当時を思わせるような現象が起きている。 ドスギルオスなんてどう考えても当時以上である。 なお、企画が立ち上がったのが本作が発表された2023年4月から遡って約4年前の2019年3月という時期からか、 配信開始当初から登場しているモンスターはMHWorldの顔ぶれである。 ところで、ナイアンティック創業者のジョン・ハンケ氏は、Ingress制作のきっかけとして家でゲームに熱中する息子の姿を挙げているが、 本作の発表会で息子がシリーズに親しんでいて「3DSを壊しそうになるほど」と回答していることから、 Ingressの制作に当時最新作だったMH3Gの存在が間接的に影響し、それが巡りに巡って本作の展開に繋がったのかもしれない。 □怪物猎人 Online(モンスターハンター・オンライン) 中国のパブリッシャ・テンセント(Tencent)が開発した中国国内向けの作品。 モンスターはMHFの顔ぶれが登場しているものの、MHFのローカライズという訳ではなく完全新作で、 本作独自のオリジナルモンスターも多数登場している。 中国語圏のコンピュータゲーム市場はこのあたりの項目にある通りの有様なので勘違いされやすいのだが、 本作はカプコンが持つIPの中国語圏へ展開を企図した作品群の一つで、当然カプコンの監修が入っている。 日本国内市場で展開されていないとしても、歴としたモンスターハンターシリーズ作品であることには変わりない。 2019年12月、MHFとほぼ同タイミングでサービス終了。 【実写版】 2018年10月に実写映画化が発表され、日本では2021年3月26日に劇場公開された。 詳細は別項目参照。 【クエスト名として】 上記メインシリーズ作品の幾つかでシリーズ名と同じ名を冠するクエストがある。 MHP2G 村長上位 ★★★★★★★★★ 大連続狩猟クエスト モンスターハンター 目的地 メインターゲット 報酬金 42000z 大闘技場 全ての大型モンスターの狩猟 制限時間 50分 契約金 受注・参加条件 7000z なし MHP2Gでは村長上位クエストをすべてクリアすると解放されるクエスト。 これに限らず「村」クエストの最後に解放されるクエストは通称「村最終」と呼ばれているが、 MHP2Gの村最終はシリーズのタイトルと被り紛らわしく、区別のため「村最終」を冠することが特に多い。 リオレウス→ティガレックス→ナルガクルガ→ラージャンと連続で相手をする大連続狩猟クエスト。 また、村上位クエストだがモンスターの強さはG級クエスト相当で、報酬もG級の素材が手に入る。 イベントクエストを除けば全クエスト中最高クラスの難易度を誇ると言われるクエストの一つ。 オフラインのため仲間に頼る事も出来ず、単純にソロプレイでの実力が試される事になる。 これをクリアして初めて熟練のハンターと認めてもらえるとも言える。 基本的にネコバァに言われた通りG級クエストで装備を整えてから挑むのが普通だが、クエストの受注条件はハンターランク制限無しなので、 中には上位装備でクリアしG級に進んでいないのにG級装備を入手する猛者もいる。 ハンターランクがG級クエストの参加条件に満たないのにG級装備を持っているからと言って、安易にチート扱いしてはいけない。 もちろん相当な準備と腕がいるので、常人が簡単に真似できる訳ではないのだが。 MH4G こちらは古文書を全て解読すると現れる大老殿の最終クエスト。 大老殿G級 G★★★ 生態未確定 大連続狩猟クエスト 高難度:モンスターハンター 目的地 メインターゲット 報酬金 48900z 闘技場 全ての大型モンスターの狩猟 制限時間 サブターゲット 報酬金 0z 50分 なし 契約金 受注・参加条件 5000z G級特別許可証の所持 その内容はティガレックス→ジンオウガ+ブラキディオス→ゴア・マガラ→セルレギオスの大連続狩猟クエスト。 最終クエストに相応しくMHP2以降の各作品でメインモンスターを勤めたモンスターが揃い踏みである。 え?ナルガクルガ?ラギアクルス?登場してn(ry} さらに各モンスターはもれなく狂竜化しており、大トリを飾るセルレギオスは当然のように極限状態である。 こちらも相当な難易度だが、集会所ということで多人数で挑むことができる分まだマシか。 MHXX 再び村上位の高難度クエスト群の1つとして復活した。 村上位 ★★★★★★★★★★ 大連続狩猟クエスト 高難度:モンスターハンター 目的地 メインターゲット 報酬金 41100z 闘技場 全ての大型モンスターの狩猟 制限時間 サブターゲット 報酬金 0z 50分 なし 契約金 受注・参加条件 4200z なし モンスターの構成はMHP2Gと変わりなくリオレウス→ティガレックス→ナルガクルガ→ラージャンの4頭だが、 他の高難度クエスト群とは異なりこのクエストは獰猛化モンスター不在。 一方でハンター側は MH3世代でのモーションの改変 MH4世代からの闘技場 MHX由来の狩技とスタイル によってほぼ一方的に強化されており、戦い方は大きく変わっている。 追記修正、してるか?(アニヲタWikiの) △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] コメント欄が長くなったのでリセットしました。それからゲームの内容に文句や難癖は控えてください -- 名無しさん (2016-05-28 01 15 32) 4gはそこまでイライラしなかったけど、2ndgは信者多いせいでやってるだけでも苦痛だよ!! -- 名無しさん (2016-07-10 05 12 29) 3rdHDって確かソニーが勝手に出したんだっけか -- 名無しさん (2016-07-10 09 35 45) ストーリーズのアニメは初の本格的なモンハンのアニメだしちょっと期待してる -- 名無しさん (2016-07-11 13 37 50) ↑2 いや、勝手にしたのは移植作業。 そのせいでバグは多いし文字は細かすぎて読みにくくて大不評のうちにワゴン行き。 そのせいで廉価版も出ずに探したら未だに新品があるとこにはある始末。 -- 名無しさん (2016-07-11 14 04 11) ストーリーズは一ヵ月後にポケモン新作が控えているのが厳しい気がしてならない。大友ならともかく、対象年齢である小学生的に、1ヶ月の短いスパンでゲーム買って貰えるのは稀だし、その場合は十中八九ポケモン選ぶ子が多いと思う -- 名無しさん (2016-09-10 05 14 05) ストーリーズやってみた、悪くないけどライバルゲームが強大過ぎて見劣りするのは否めない。 後、ターン制バトルじゃなくてアクションゲームだったら良かった。 -- 名無しさん (2016-10-19 18 53 24) モンスターハンターワールド ついにプレステに舞い戻ってくるか -- 名無しさん (2017-06-15 19 09 12) ワールドは初期構想で断念したアイデアをしこたま詰め込んだ感じだなぁ。流石に完全なオープンワールドじゃないだろうが、フィールド単位ではシームレスにつながっていそうだ -- 名無しさん (2017-06-15 19 38 27) ↑ プレイマップ(要は「砂漠」とか「火山」とか)はオープンワールドって既に公表されてるで -- 名無しさん (2017-06-15 20 38 13) そのうちワールドのSwitch版も出るんだろうか。そしてナンバリングシリーズは携帯機で継続してくれるのだろうか -- 名無しさん (2017-06-15 20 45 19) PS4だとAIをいっぱいいじれるので再構成を目指したみたいね。5ではなく次世代MHらしいから、5はまた別に出ると思う -- 名無しさん (2017-06-15 20 53 08) 今更、初代をやってるけどこれはこれで楽しい。モンスターの攻撃もパターン化されてるから慣れたら簡単な上にガードが優秀すぎるw -- 名無しさん (2017-06-29 15 21 43) なんでポケモンXYが失敗作みたいな書き方になってんだ -- 名無しさん (2017-09-22 09 15 19) 友達とやっても、オンラインで見知らぬ人とやっても、もちろんソロでやっても楽しい。ひと狩りいこうぜ! -- 名無しさん (2017-09-22 09 51 35) ↑ポケモンが失敗作なんじゃなくて、海外の小売がガバガバ過ぎて同時発売()になったことが失敗って事、ようつべに動画が上がっていく中、日本だけ完全においてけぼりにされてた -- 名無しさん (2017-09-22 10 03 46) アイルーでパズルー「」 -- 名無しさん (2017-09-22 10 17 45) ライトボウガンの待遇がどんどん悪くなってやめた -- 名無しさん (2018-08-03 10 42 08) メタルマックスじゃないのか、なんでだ。 -- 名無しさん (2018-08-03 11 14 27) ライズは3rd以来の和を全面に押し出した雰囲気みたいで楽しみ。アシラ帰ってくるみたいだし、ミツネやアマツのようなユクモゆかりのモンスター達も沢山出て欲しいところ -- 名無しさん (2020-10-05 20 07 42) 映画の方は…うん、監督が監督だから期待はしないでおこう。 -- 名無しさん (2021-03-11 00 18 01) 何か予告されてるストーリー見れば見るほど不安しか浮かばないんだけど、実写版 -- 名無しさん (2021-03-11 00 23 48) 違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2021-04-01 09 53 10) 最近のカプコンはバイオの俺らこんな村嫌だlv100といい結構CMはっちゃけるなぁw -- 名無しさん (2022-06-30 09 49 08) PSOの影響をかなり強く受けたゲームだそうだけど、実際に遊んでみると確かに近い感覚よね -- 名無しさん (2023-10-26 18 52 49) 新作決まったけど再来年とは結構先だな -- 名無しさん (2023-12-08 13 10 49) 最近のカプコンは発表から発売までそこまで期間開けないイメージがあったから余計に長く感じる。どっかからせっつかれたんだろうか -- 名無しさん (2023-12-08 13 29 03) 新作は嬉しいけど…ガルクがリストラでオトモアイルーはお預け????? -- 名無しさん (2023-12-08 14 25 58) 名前 コメント
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モンスターハンター3(トライ) モンスターハンター3G モンスターハンター3G HD ver. 機種:Wii, 3DS, WiiU 作・編曲者:小見山優子、牧野忠義、裏谷玲央、青木征洋、森本章之、鈴木まり香(3G追加曲)、浜口史郎(編曲) 発売元:カプコン 発売年:2009(MH3)、2011(MH3G)、2012(MH3GHD) 概要 据置機の「モンスターハンター」シリーズ3作目。新大陸を舞台とし、新たに1から制作されたため、登場モンスターがほとんど一新されている。 さらに、今作では水中でも狩猟ができるようになった。それだけに、映像表現にはかなり力が入っている。 音楽は小見山優子氏、牧野忠義氏、青木征洋氏、森本章之氏、裏谷玲央氏の5人が作曲を担当した。 小見山氏、牧野氏はメインコンポーザーとして多くの曲を担当している。青木氏、森本氏の2人は1曲のみの担当であり、裏谷氏はスタッフロールなどにはクレジットされているが、詳しい担当曲は公表されていない。 過去作の音楽のアレンジも使用されており、甲田雅人氏が作曲した「英雄の証」などのアレンジが使われている。 新規の音楽はチェコのオーケストラによる生演奏が使われており、オーケストレーションをイマジン所属の浜口史郎氏が担当した。 ちなみにe-CAPCOM専売だった『モンスターハンター3(トライ) LIMITED EDITION』にはレコーディング風景の映像を収録したDVDが同梱されている。 2011年にG級クエストなどの追加要素を新たに加えた『モンスターハンター3G』が3DSで発売された。 2012年にはWiiUでHD画質版の『モンスターハンター3G HD ver.』が発売。 『モンスターハンター3G』で追加された新曲は鈴木まり香氏が担当した。また、『モンスターハンター3』では使われていなかった過去作の音楽が使われている。 (モンハンナンバリングタイトル 前作:モンスターハンター2 次作:モンスターハンター4) 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 Disc1 Monster Hunter 3(tri-) 小見山優子 [MH3]オープニング 第2回オープニング243位 ギルドからの招待状 狩猟生活への扉 キャラクタークリエイト 海上の村、モガ 牧野忠義 モガの村(昼) 癒し113位夏243位 豊饒の海/孤島 小見山優子 孤島 孤島の簒奪者たち/ドスジャギィ 牧野忠義 ドスジャギィ/ドスバギィ戦 残念! 小見山優子 力尽きた時 上手に焼けました~!-3(tri-)Version 甲田雅人小見山優子 肉焼きBGM 高まる鼓動 小見山優子 大型モンスター被発見時(警戒態勢) 海と陸の共震/ラギアクルス 大型モンスター戦(孤島、汎用) 第6回720位第9回703位第13回552位夏112位 成功!!! クエストクリア時 プーギーご満悦/3(tri-)Version 牧野忠義 プーギーをなでなでする時 陽炎と流星の大地/砂原 砂原 土砂と熱風/ボルボロス 大型モンスター戦(砂原、汎用) 萌芽の農場 農場 原初の大河/水没林 水没林 濁流の罠/チャナガブル 大型モンスター戦(水没林、汎用) 船が来たゼヨ モガの村(交易船訪船時) 静謐の呼び声/凍土 凍土 零下の白騎士/ベリオロス 大型モンスター戦(凍土、汎用) 冬・雪・氷26位ピアノ248位 さざ波の子守歌 [MH3]モガの村(夜) 炎塵の山/火山 火山 大山、鳴動す/アグナコトル 大型モンスター戦(火山、汎用) 語りべ 村長の話 伝承の終焉 小見山優子 海底遺跡 深遠の朔望 大海龍ナバルデウス戦 月震/ナバルデウス ナバルデウス戦(最終ステージ) 第6回614位第2回ゲームソング246位第2回ラストバトル147位 悠久の言葉 エンディングムービー 生命ある者へ エンディングムービー 第6回644位第7回329位第8回466位第9回351位第10回382位第11回733位第12回807位第14回299位第15回239位第16回334位2009年193位第2回エンディング42位夏53位 シークレットトラック1 [MH3]幻のウラガンキン戦PVでも使われている Disc2 大砂漠の拠点、ロックラック 牧野忠義 ロックラック 藁小屋の思い出 麦畑の散歩道 青木征洋 [MH3G]タンジアの港(酒場エリア) 荒砂の狩人 森本章之 [MH3G]タンジアの港(酒場エリア) カサドール・デル・モンストロ 小見山優子 [MH3G]タンジアの港(酒場エリア) 切れない絆/闘技場 牧野忠義 闘技場 背中を預けて/闘技場 大型モンスター戦(闘技場、汎用) ロックラック大感謝祭 ロックラック(ジエン・モーラン接近時) つかのまの休息 海底遺跡の物語 小見山優子 [MH3G]タンジアの港(酒場エリア) 仕事の後の達人ビール 牧野忠義 [MH3G]タンジアの港(酒場エリア) 健啖の悪魔/イビルジョー 小見山優子 イビルジョー戦 2009年193位トラウマ22位 失敗!!! クエスト失敗 いっぱい上手に焼けました~!! 連続肉焼きセット使用中 流れ星と飛行船 牧野忠義 贅沢な時間 ロックラックよ永遠なれ 小見山優子 ハンターだって踊りたい [MH3G]タンジアの港(酒場エリア) 時は来た 牧野忠義 砂海に浮かぶ峯山 ジエン・モーラン戦(航行ステージ) 迎え撃つ大銅鑼 ジエン・モーラン戦(決戦ステージ) 凱旋歌 [MH3G]タンジアの港(酒場エリア) 英雄の証/3(tri-)ver. 甲田雅人小見山優子 「英雄の証」のアレンジ撃龍槍命中時(ジエン・モーラン決戦ステージ)はイントロなし&ループエンディングムービーは狩猟音楽集III収録のものに近い 殷々たる煌鐘の音 牧野忠義 煌黒龍アルバトリオン戦曲名判明前の通称:終焉終末シークレットトラック2 サントラ未収録 セーブ マイハウスでセーブシリーズ全体では初出作品のサントラで収録されるポジションだが、なぜかトライだけ収録されなかった。 MH3G追加曲 碧~港江にタンジア 鈴木まり香 タンジアの港(港エリア)[収録]『MONSTER HUNTER 2004-2012[LIFE]』 悠久の山景 牧野忠義 渓流[収録]『狩猟音楽集III』(Disc1) 陽昇る水景 大型モンスター戦(渓流、汎用)狩猟音楽集III収録版とは微妙に違う そびえ立つ塔 成田暁彦 塔の頂上[収録]『モンスターハンター2(dos) サウンドトラックブックVOL.2 ドンドルマの旋律』(Disc1) 秘境の伝説 深澤秀行 大型モンスター戦(希少種)[収録]『モンスターハンター 狩猟音楽集II』(Disc2) 牙獣現わる! 裏谷玲央 アオアシラ / ウルクスス / ラングロトラ戦狩猟音楽集III収録版とは微妙に違う 闇に走る赤い残光/ナルガクルガ 成田暁彦 ナルガクルガ / ナルガクルガ亜種戦[収録]『モンスターハンター 狩猟音楽集II』(Disc2) 第5回560位第6回983位第7回637位和風237位 閃烈なる蒼光/ジンオウガ 牧野忠義 ジンオウガ戦[収録]『モンスターハンター 狩猟音楽集III』(Disc1)、『MONSTER HUNTER 2004-2012[HUNT]』、『モンスターハンター 狩猟音楽集IV』(Disc2) 第5回54位第6回359位第7回599位第8回209位2010年7位和風119位 剛き紺藍~ブラキディオス 鈴木まり香 ブラキディオス戦[収録]『MONSTER HUNTER 2004-2012[HUNT]』、『モンスターハンター4 オリジナルサウンドトラック』(Disc2)、『モンスターハンター 狩猟音楽集IV』(Disc2) 第6回272位第8回579位第9回419位第14回516位第15回937位2011年7位 燃ゆる溟海 鈴木まり香 グラン・ミラオス戦通称:煉獄[収録]『モンスターハンター 狩猟音楽集IV』(Disc2) 第6回735位第2回掘り出し69位 サウンドトラック モンスターハンター3(トライ) オリジナル・サウンドトラック モンスターハンター 狩猟音楽集III モンスターハンター 狩猟音楽集II~咆哮の章~ MONSTER HUNTER 2004-2012[LIFE] MONSTER HUNTER 2004-2012[HUNT] モンスターハンター 狩猟音楽集IV モンスターハンター2(dos) サウンドトラックブック VOL.2 ドンドルマの旋律 プロモーションムービー オープニングムービー