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DQM2、DQM1(PS版) 人間みたいな格好をしている物質系モンスター。 よく見るとモヒカンがブラシのようになっているが、もう体の色以外はほぼ人間である。 どんな物もきれいに磨く潔癖症なモンスターらしい。 配合パターンは複数あるが、物質系×水系の組み合わせが一番手っ取り早い。 野生の個体は海の世界のフィールドに出現する。 モンスターズ2自体南国風味ということもあって世界観にはマッチしている。 能力値は低く、序盤こそある程度伸びるが、終盤は軒並み伸び悩む。 習得する特技はすなけむり、ふしぎなおどり、アモールのあめ。 鳥系と配合すると【ファンキーバード】が生まれる。
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_1_ _2_ _3_ _4_ _5_ _6_ _7_ A __森 B S字フック海賊団 シーライト,斧寺さん かませワン子 ハム公 風巻とるね C 島魚ジャスコニアス,鮫氷しゃち,サリット・シェルフリド __森 夢売誘子 一四九〇 D 海賊 ジャック 総合名簿よん 蟻地獄たまこ E __森 甲鱗のワーム サイキッカー・サイ子 「はぐれパイレーツ」 <DP0> 名前 性別 攻 防 体 精 FS 発 成 備考 面河渓 騙部 男 0 0 10 0 20 50 100 S字フック海賊団 無 10 6 7 3 4 85 100 かませワン子 女 2 7 10 3 8 100 100 鮫氷しゃち 無 1 1 6 20 2 100 100 サリット・シェルフリド 女 12 7 5 4 2 100 100 斧寺さん 女 1 1 20 3 5 100 100 島魚ジャスコニアス 両 12 0 16 2 0 104 100 シーライト☆ 女 3 1 5 4 20 100 100 海賊 ジャック 男 10 5 5 3 7 90 100 2ターン休み 「再生魔人」 <DP0> 名前 性別 攻 防 体 精 FS 発 成 備考 総合名簿よん 無 7 15 6 2 0 95 100 甲鱗のワーム 両 14 0 12 0 4 100 100 サイキッカー・サイ子 女 20 0 7 0 3 70 100 蟻地獄たまこ 女 1 0 5 4 20 101 100 風巻とるね 女 1 11 10 3 5 97 100 一四九〇 男 4 7 5 4 10 100 0 夢売誘子 女 18 2 7 3 0 76 0 ハム公☆ 無 8 9 8 6 2 100 100 蛭神 魅瑞 女 20 0 2 2 6 100 0 モヒカンザコ1208号 男 20 0 2 0 8 100 100 大皿 優木 男 0 0 3 11 16 91 0
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「汚物は消毒だ~~!」 ……他の相手ならいざしらず、この相手に加熱殺菌は効果覿面だった。 ついでに国会議事堂にも火がついた。 次からの放送、場所を考えなければならないが、どうせ立ち入り禁止区域だ、建物ごと破棄しても大した差はない。 もっともこの男、そんな深いことを考えているわけではないようで…… 「汚物は消毒だ~~!」 自分が放った炎に巻かれ始めている。さらなる主催交代の時は近い――のかもしれない。 【東京都国会議事堂(炎上中) 3日目:21時】 【「汚物は消毒だ~!」のモヒカン頭 @北斗の拳】 [状態] 良好。主催者 [装備] 火炎放射器 [道具] 無し [思考] 汚物は消毒する。 【ノロウイルス@食中毒 死亡確認】
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キーンコーンカーンコーン♪ 全世界にチャイムが響き渡る……二回目の放送である。 『……お初にお目にかかるよ、この度主催進行の責任を任された七原文人だ 以後、よろしく頼むよ……前に放送した人は?……彼には遠い国に行ってもらったとだけ述べておくよ じゃあ死者の発表を始めるよ……同じ名前呼ばれているけど気にしないこと。 星野鉄郎、メーテル、車掌、エリック・カートマン他サウスパークの住人、地獄大使、ネコヤミー、 アンドリューW.K.、田井中律・この世全ての善形態、巨人小笠原、野比玉子、野比玉子、野比玉子、野比玉子、野比玉子、 野比玉子、野比玉子、野比玉子、野比玉子、野比玉子、豊臣秀吉、伊佐坂浮江、ラディッツ、栽培マン、柿崎速雄、 伊藤誠、アーカード、コミケ参加者×8、コミケスタッフ×2、巴マミ、田井中律・この世全ての善形態、巨人小笠原、 アンドリューW.K.、シン・アスカ、3936、3938、俺、姓名判断士、野比玉子、タケシ、ディアボロ、富竹ジロウ、513、 ジノ・ヴァインベルグ、田村ひより、南夏奈、獅子堂桜、セワシ、クマ吉、巴マミ、コミケ関係者×1000、神崎士郎 野比玉子、タケシ、ディアボロ、富竹ジロウ、セワシ、クマ吉、巴マミ、ドラコ・マルフォイ、シャングリラ小川、 バイオブロリー、モヒカン、司令官ワルズ・ギル、花沢花子、みぎわ花子、美堂蛮、天野銀次、カザリ、赤屍蔵人、 ベネット、◆6/WWxs901s氏、田井中律・この世全ての善形態、巨人小笠原、アンドリューW.K.、シン・アスカ、 乱闘に巻き込まれたコミケ関係者の半数、パンテオンA、パンテオンB、コピーエックス、モヒカンA、モヒカンB、エリート兵、 Tバック男爵、ジェイル・スカリエッティ、レオモン、ハイグレ魔王、佐藤 純、瓜生新吾、リーガルマンモス、般若パンダ、 ゲイト、ピラメキパンダ、上条当麻、2011年、野比玉子、タケシ、ディアボロ、富竹ジロウ、セワシ、クマ吉、巴マミ、 逃げ遅れたコミケ関係者の半数、犬夜叉、本田ヒロト、アルクェイド・ブリュンスタッド、パヤたん、タラちゃん、 西山茂一、精霊アニマ、アニムス、トゥエンティ (二十里 海)、ラット (石流 漱石)、トゥエンティ (根津 次郎)、 逃げ遅れたラーメン客達、高倉晶馬、島田紳助、ルーファウス、その他の核ミサイル落下地点にいた参加者×100万人、 ラウ・ル・クルーゼ、キラ・ヤマト、千征令オルゴン、デカラビア、ランス、紗音、和田アキ子、勝俣州和、アッコさん書き手、 小野妹子、渡部陽一、クロウ・ブルースト、石田光司、安藤守、秋山澪、ゆっくり霊夢、その他対ノイ・ドヴァイなみなさん×∞、 和田アキ子、勝俣州和、風浦可符香(PN)、坂田銀時、澤井啓夫、巨人小笠原、田井中律・この世全ての善形態、巨人小笠原、 アンドリューW.K、シン・アスカ、タケシ、ディアボロ、富竹ジロウ、セワシ、クマ吉、巴マミ、糸色望 以上…いや3名追加だ キュゥべえ、パズー、ダッフィー……改めて以上だよ』 文人は一旦深呼吸し、再び放送を再開した。 『じゃあ禁止を決める前に主催者側から注意事項……君たちちゃんとまじめに殺し合いしなさい 別に脱出とか対主催とか首輪解析は試みてもいい……けどいつまでもコミケで遊んでは殺し合いが進まないじゃないか。 そういう意味も含めて禁止エリアを東京・港区周辺を追加するよ……まだ付近に残っている参加者は逃げたほうがいい そして幻想郷、アースティア、セフィーロ、火星の魔法世界を今回の禁止エリアに決定だ アメリカみたいに一斉破壊はしないからこちらもまだ参加者がいるなら早く退去を勧めるよ 最後に外宇宙でノイ・ドヴァイと言うのが宇宙を侵食しようと暴れているけど、倒したら主催側から特別ボーナスを プレゼントしよう……放送は以上だ、それでは君達の健闘を祈るよ』 放送は終わった。 文人はスピーカーから離れ、そばにいる白服の男に問う。 「君も来たのか、あの老人も心配性だね」 「ついでに外部に情報が漏れないよう消しておいたぞ、今後情報漏れには気をつけろ」 「分かっているよ、左慈……さて彼女らを迎えにいくか」 文人は左慈と共に放送室から出て行った。 【一日目・14時00分/???・主催者本部】 【七原文人@BLOOD-C】 【共通思考】 1:バトルロワイアルを運営する ※主催側です。 【左慈@恋姫†無双】 【共通思考】 1:バトルロワイアルを運営する ※主催側です。 【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ 死亡確認】 【パズー@天空の城ラピュタ 死亡確認】 【ダッフィー@天空の城ラピュタ 死亡確認】 死因:情報漏えい防止のために左慈にこの世界から追放消去されました
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歓迎パーティーから数日後の、晴れた日の昼下がり。 遥はひたすらリヒターにマナを送り続けて、リヒターはひたすら『とっつき』を放ち続けていた。 リヒト曰く、遥もリヒターもマナのコントロールが甘いらしく、まずはそこをなんとかしないと何も始められないそうだ。 パラベラム! Episode 09 はじめてのおつかい~紅いバイザー、長い耳~ まずはマナを賢者の石から取り出すために意識を集中。そして取り出したマナを手に集ると、地下に走っているマナの通り道“地脈”に乗せて、リヒターへ送る。……のだが、 「だあーっ、またバラけたぁっ」 遥の周辺を実体の無い蛍が舞う。地脈に乗せるまでの間に、どうしてもマナが拡散してしまうのだ。 リヒト曰く「マナを纏める」との事だが……ようわからん。 「これ地味だけどけっこう疲れるね。リヒター、マナはどれくらい溜まった?」 <……腹八分目程です> 腹八分目か……よし。 「じゃあそろそろお願い」 <イエス・マイマスター> リヒターの右手にマナが集まり、光を放つ。 「で、そこから伸ばして!」 <イエス・マイマスター> リヒターが力むと、手に纏ったマナがほんの少しだけ伸び、刃を形作る。 <ダガー、形成完了しました> 一方のリヒターは、マナのコントロール技術がめきめき上達していた。これが才能の差だろうか……遥、少し嫉妬。 「よしよし、よくやった。じゃあ今のうちに伐っちゃおっか!」 が、その嫉妬は微塵も表に出さない。だってギトギトしたのは嫌いだから。 ――――健康的にいこう、健康的に。 <イエス・マイマスター> 命じられた通り、リヒターが手近にあった木を根に近いところでぶった伐る。 スパン。太い木がまるで刀で大根を斬るみたいに気持ち良く伐れて倒れる。 一本、二本、三本――――と、リズミカルに木々を伐採していくリヒターと、賢者の石からマナを搾り取る遥……ああ駄目だ、またバラけた。 「おお。やっとるね、遥ちゃん」 初老の紳士があらわれた! 彼はジェームズ・ロバートソン。遥にとって初めてのクライアントだ。ちなみに依頼内容はロバートソン氏の所有する林道の掃除。激しく地味な事だが、遥はルーキーなので仕方がない。 何事も、小さな事から、コツコツと。 「あ、ジェームズさん。こんにちは!」 遥がぺこりと頭を下げる。 心臓の鼓動が高鳴って、ついつい早口になってしまう。 「こんにちは。調子はどうかな?」 「はい、見ての通りぴんぴんして」 <マスター、ロバートソン氏がおっしゃっているのはおそらく身体の事ではなく仕事の事かと……> まさかの勘違い。完全にアガっている。 「ああっ、すみません! えーと、そうですね……。大体あと一時間もあれば完遂できると思います」 「おお、早いじゃないか。じゃあこの作業が終わったら教えてくれたまえ、ティータイムにしよう」 そう微笑みながら遥の肩を叩いて、ロバートソン氏は向こうに建つ屋敷へと消えていった。なんでもロバートソン氏はけっこうな資産家だそうで、ここ以外にもいくつか別荘を所有しているらしい。 「すごいねぇ、お金持ちって」 もはや点になってしまったロバートソン氏の背中を見ながら遥が呟く。 <イエス・マイマスター。どんな仕事をなさっている方なのでしょうか> そう言いながら片手間に光のダガーで丸太を大量生産するリヒター。 「えーと、このメモによると鉱山を持ってるんだって」 肩に掛けたポシェットから、ルガーが情報を纏めたメモ帳を取り出して、それを確認する。 <まるではじめてのおつかいだな> 「今なんて言いまし……って、あら?」 クスクスという笑い声に引き攣った笑みで返そうとするが、途端それは驚愕に変わった。何故ならそこにいたのが、 <ん? 私は“かわいい”と言ったつもりだったんだがな> 「はい。かわいいですよ、遥さん!」 ひらがなコンビの主のほうにしてやおよろずがオーナー、まどか・ブラウニングと、ひらがなコンビの従のほうにしてみんなの教官、玉藻・ヴァルパインだったから。 たまちゃんこと玉藻・ヴァルパインは現在、手の平サイズの仔狐型機械人形に宿っている。これはブラウニング家に代々伝わっている由緒正しき擬体で、めちゃんこ高級だとか何とか。ちなみに尻尾は九本。これはたまちゃんのこだわりらしい。 「ちょっ、まどかちゃん! 頭の上に手ぇ置くのやめて! 恥ずかしいから!」 「ああっ、すみません! 危うくお持ち帰りしてしまうところでした……」 そうか、この子もやっぱり普通じゃないのか……。 がくりとうなだれる遥をよそに、まどかの肩の上に乗ったたまが問い掛ける。 <ところで遥、調子はどうだ?> 「どうもこうもないよー、全然上手くいかないよー」 ふらりふらりとまどかに縋り付く。豊満なバストが柔らかい。ずっとこの谷間に顔を埋めていたい。というか、揉んでみたい。 「よしよし」 まどかが優しく頭を撫でる。ああ、これでまどかが年上だったらなぁ。なんて思いながら糸目で頬擦りをしていると、 <おまえ達、何をイチャイチャしている!> 「ひぎいっ!」 何故かブチ切れたたまの体当たりを喰らって地面に叩き付けられ……そうになって華麗に受け身。基本ドジだが、なんやかんやで身のこなしはそれなり以上だ。 「ああっ、遥さんが! 何するんですか、たまちゃん!」 <仕事中にイチャつく奴があるか!> 「は、遥さんと私はそんな関係じゃありません!」 顔を真っ赤にしてまどかが反論した。“そんな関係”……? <そんな事くらいわかっている!> 「だったらやきもち妬いちゃ駄目です!」 <やっ、やきもち……!? 私がやきもちなんて妬くわけがないだろう!> ひょっとして今の、結構図星だったんだろうか。声を荒げてたまも反論。 一方遥は、たまちゃんもけっこうかわいいとこあるんだなぁ、なんて腕を組んで顎に手を当てながら考えていた。完全に他人事モードだ。そんな時、ガサゴソと木々を分ける音。 <……一体何があったのですか、マスター> 気付けば両手から木の臭いをぷんぷんさせながらリヒターが背後に立っていた。 「うーん……痴話喧嘩、かな? ところでリヒター、お仕事終わったの?」 <いえ。すみません、マナが切れてしま……> 限界に達したのか、リヒターが強制的にスリープモードに移行する。そうだった、そういえばけっこう長い事放置してしまっていたんだった。 「うーわ、なんてこった! ごめんねリヒター!、今マナあげるから!」 再度意識を集中。リヒターにマナを―――― <おい、ちょっと待て遥> 送ろうとして、たまに呼び止められる。 「あー、はいはい?」 遥、放出しようとしたマナを寸止めされてちょっといらいら。これは……下品な例えだが、トイレに行きたくても行けない感覚に似ている。 <そうそう、これが言いたくて来たんだ> 「はい、そうでしたね」 いつの間にやら痴話喧嘩は終了していたようだ。まどかがたまを抱き抱えていた。 「い、言いたい事あるなら早く言ってね。漏れちゃうから、マナが」 その場で足踏みを繰り返す遥。早くしないとマナが無駄になってしまう。 <どうせ掃いて捨てる程湧いてくるんだ、少しくらい無駄になっても大丈夫だろう。それに失禁とは違う、別に気にする事はない> 「あの、そう言われると余計に恥ずかし……んあっ」 出た、出てしまった。 マナと一緒に力が抜けていき、ゆっくりと息を吐きながらその場にぺたんと尻餅をつく。ついでに幼い頃の恥ずかしい記憶がフラッシュバック。なんだこの羞恥プレイ、死にたい。 「わわ、なんかやたらと扇情的ですね……」 <まだまだマナのコントロールが成っていないな。最低でも一分は持たせられるようになれよ> 「ひっ、人事だと、思ってぇ……えぐっ」 「よしよし」 泣き出した遥をまどかが抱きしめる。 <おまえ達、何をイチャイチャしている!> 「ひぎぃっ!」 何故かブチ切れたたまの体当たりを喰らって地面に叩き付けられ……そうになって華麗に受け身。 「ああっ、遥さんが! 何するんですか、たまちゃん!」 <仕事中にイチャつく奴があるか!> 「は、遥さんと私はそんな関係じゃありません!」 無限ループって怖い。 ♪ ♪ ♪ 「……で、あによ」 俯いて不機嫌な声で、遥。端から見たらかわいらしいが、こう見えてけっこうキレている。 <悪かった、悪かったよ> 身体を駆け上がり、肩にちょこんと乗っかったたまを、掴む。 「恥ずかしい思いさせといてその謝り方は無いんじゃないかな……!」 遥の馬鹿げた握力が、たまの擬体を圧懐せんと襲い掛かる。各部位からミシミシ、ミシミシと嫌な音。 <ご、ごめんなさい> 「ん、わかった、ゆるす」 短く言うと、たまの身体をぽとりと落とした。 <きゅう> 地面に落ちたたまの身体がぴくぴくと痙攣する。 「ああっ、たまちゃん!」 「次やったらその九本の尻尾全部三つ編みにして糊で固定してやるから覚悟しとけよ……」 と、ドスの効いた声で、遥。泣かせると冗談抜きで怖いタイプのようだ。 「は、はい。きつく言い聞かせておきますから、何とぞ命だけは……!」 その迫力たるや、仮にもこのブラウニング領のお姫様を深々と土下座させる程。 まあ、遥も旅で数々の修羅場をくぐり抜けて鍛えぬかれてきたのだ。悪党は何人も懲らしめているし、キツい肉体労働だってやってきた。……正直外見からはとてもそうは見えないが。 「……わかった」 遥、ずっと俯いたまんま。 <し、死ぬかと思ったぞ……> ぜぇはぁと息をしながら、たまがまどかの足元に倒れ伏す。 「だ、大丈夫ですか、たまちゃん!?」 倒れたたまをまどかが拾い上げて抱きしめた。 まどかの豊満なバストが、たまの擬体を圧懐せんと襲い掛かる。各部位から再びミシミシ、ミシミシと嫌な音。 <大丈夫だ……死んでは……いな……ぐふっ> 「ああっ、ごめんなさい!」 「えーと、自分もやっといて何だけど……たまちゃん大丈夫?」 <だから大丈夫だと……。それより、伝えたい……事が……> 今にもポックリ逝ってしまいそうだが本当に大丈夫なのだろうか。 「うん」 真剣な表情で耳を貸す遥。 <マナを纏める時は……髪の毛を……> 玉藻・ヴァルパイン、機能停止。 「たまちゃん!? たまちゃ――――ん!!」 揺すっても叩いても、たまは反応しない。まさか本当に壊れてしまったのだろうか、自分のせいで。 「遥さん……」 「何、まどかちゃん……」 短い付き合いだったが、彼女に教えてもらった事は忘れない。厳しいがお茶目な、いい教官だった。 「マナ切れです……」 「へ?」 今何と? 「ですから、マナ切れです……」 ふむふむ、つまり今のはマナ切れによる強制スリープモードだと、君は。 すぐ傍に鎮座している黒騎士を見る。なるほど、つまりリヒターと同じ……って、 「びっくりさせるなぁぁぁ――――っ!!」 「えと、まあ、その……たまちゃんって一応、狐さんですし」 「理由になってないよ!?」 「そうですよね、どちらかというと狸さんのほうが適切ですよね……」 「や、よくわからないんだけど……」 「狸寝入りって、あるじゃないですか」 ああ、なるほど。 ♪ ♪ ♪ 動かなくなったたまを抱えてまどかが帰って行ってから数十分。なんやかんやで仕事が終わり、屋敷のベランダにてロバートソン氏とティータイムの真っ最中。 結局たまが何を言いたかったのかは理解できず、マナの操作もまだまだ上手くいかない。どん詰まりだ、何をやってもピンと来ない。気分はブルー。 「浮かない顔をしているようだね……どうしたのかな?」 「……え?」 ――――さ、流石紳士。何でもお見通しということか。 「いやね、君の顔に書いてあるんだよ」 なんと……思っている事が顔に出やすいタイプだというのか、私は。 なんだか恥ずかしくなってきた。 「あの、そんなに顔に出てますか……?」 「はっはっは。今だって顔が赤いぞ、遥ちゃん」 にこやかに笑いながら紅茶を一口。ああ、紳士だ。たたずまいからして紳士だ。 ロバートソン氏につられるように、遥も紅茶に口を付けて、 「うあっちぃ!?」 紅茶の温度熱すぎて、むせる。 猫舌だという自覚はあった、わかっていた。 ああ、地獄を見た。紅茶は熱いが心が冷めた。 「おや、遥ちゃんは猫舌なのかい?」 「ふぁい……恥ずかしながら」 それを聞いて、初老の紳士がクスリと笑う。 「まどかちゃんと同じだね」 「ご存知なんですか?」 その時、ロバートソン氏の表情が一瞬歪んだような気がした。遥の顔が、何かマズい事を言ってしまったのだろうかと不安に曇る。 「あ、ああ……やおよろずにはよくお世話になっていてね。彼女にも何度か仕事をお願いした事があるんだ」 「なるほど」 つまりはお得意様という事か。 「ところで……リヒト君は元気かな?」 「リヒト師匠ですか?」 “リヒト師匠”のあたりでロバートソン氏が心なしかニヤけたような気が……いや、余計な詮索、邪推はよそう。これは仕事だ、割り切ろう。 「そう、リヒト・エンフィールド君の事だ。彼には昔よく助けられてね……。とても優秀な神子だよ、彼は」 「おお、そうなんですか……」 なんやかんやで仕事はきっちりやる人なんだなぁ。ちょっぴりリヒトを見直した遥であった。 「そうだよ、彼は最高だ。顔よし、性格よし、実力あり、まさに完ぺ」 上気したロバートソン氏の声を遮るようにノックの音が鳴り響いた。 「……入りたまえ」 ロバートソン氏、クールダウン。 「失礼します」 扉が開いて、黒髪と理知的な顔立ちの、黒いスーツが似合う青年が入ってきた。 「旦那様、緊急事態です」 緊急事態と言う割には落ち着いてるような気が。 「どうしたんだね、シュンスケ君」 「複数のオートマタを引き連れた悪党共が敷地内に入り込んできました」 「わかった、私が行って彼らと“交渉”して来よう」 意気揚々と赤い宝石の付いたステッキを持って立ち上がる。なんで嬉しそうなんだろう、ロバートソン氏。ひょっとして割と好戦的な人? だがしかし、オートマタを連れた悪党……神子を雇ったか、何らかの方法で野良を手なずけたか、悪の道に堕ちた神子か。いずれにせよ、生身ではあまりに危険な相手だ。 「お待ち下さい、旦那様。あなたひとりでは危険です。ここは神子である遥様に退けていただくというのははいかがでしょう。」 シュンスケ君が切れ長の目で遥を一瞥する。 「しかしね、シュンスケ君。私は彼らと“交渉”をしに行くんだよ? 悪戯に刺激を与えるのは」 「旦那様!」 「……むう、シュンスケ君がそこまで言うのなら仕方ない」 語気を強めたシュンスケ君の提案をロバートソン氏が渋々受け入れた。 「……というわけで遥様。報酬は上乗せしておきますので、よろしくお願いいたします」 そう言ってシュンスケ君が恭しく礼をした。報酬上乗せと聞いて遥も気合いが入る。 「分かりました、頑張ります!」 指をペキペキ鳴らしながら、勢い良く遥が応えた。 ――――ちなみに遥は、けっこう好戦的なタイプだったりする。 ♪ ♪ ♪ 「おいコラァ! お前がここにおるのはわかっとるんじゃ、出てこんかい!!」 メガホンを使って叫ぶ筋肉質の男達(モヒカン)。そのまさに「悪党!」といった風貌に、遥ちょっぴり感動。 「聞こえとんのかコラァ!!」 聞こえてるも何も屋敷から遠すぎるのだが……。 ちなみに現在、遥は上空で停滞しているリヒターの肩に乗っている。まさかリヒターにちょっとした飛行能力まであるとは思わなかった……といっても、高出力ブースタで無理矢理飛んでいるだけなのだが。 下方に展開している悪党共を見る。以前遥を襲った一ツ目とヒョロ長が各三機ずつ。 「……なんの因果だろうね。ちょっと数が多いけど、いける? リヒター」 <イエス・マイマスター。生身の人間もいますが……マスターは大丈夫ですか> その問いに遥は無言でサムズアップ。一呼吸置いて、リヒターも無言でそれに応えた。 深呼吸。大丈夫だ、リヒターは強いし、自分だって腕っ節には自信がある。いけるいける、絶対いける……よし! 「GO Ahead!」 <イエス・マイマスター> リヒターがブースタの出力を弱めた。機体が徐々に高度を下げていく。 下へ、下へ、下へ。近づく地面、遠ざかる空。砂埃を巻き上げて、黒い騎士が着地する。 「な、なんだ!?」 悪党共がたじろいだその隙を突く形で、煙の中から一迅の疾風が飛び出した。 それは最前にいた一ツ目の腹に風穴を開けて立ち止まる。 腕に付着した液体を振り払い、それは言った。 <退け、そうすればこれ以上危害は加えない> 眼光に射竦められてモヒカンの集団が凍り付いた。 「か、数はこっちのほうが上なんだ、やっちまえ! そうすりゃマナでも何でもくれてやる!」 <やはり話し合いでは解決できないか> 「や、今の明らかに話し合いの前に暴力で解決しようとしてたと思うんだけど」 遅れてフードを被った遥が煙の中から現れる。 <そうでしょうか> 「うん」 短い沈黙。木葉が掠れる音だけが聞こえる。 ややあって、悪党のひとりが口を開く。 「な、なんだこのガキゃあ!?」 悪党にそう言われたら、こう答えるしかないではないか。一呼吸の間を置いて、遥が先頭のモヒカンを指差して言った。 「悪党に名乗る名前はない!」 決まった……! 「大人を舐めやがって、このチビが! おいおまえら、ガキを狙え!」 リーダーと思しき男(他の連中よりも装備が派手)が指示を飛ばした。悪党共が一直線に遥に殺到する。 <マスター> 心配になったのか、リヒターが遥のほうを見た。 「大丈夫、いけるから! それよりもオートマタを!」 <……イエス・マイマスター> 命令通りオートマタへと襲い掛かるリヒターを見届けて、悪党へ向き直る。さて、どうするか。 一対七では正直遥に勝ち目は無い。という事は、何らかの方法で連中を分断する必要がある。……となれば、これだ。 遥がポシェットから何かを取り出し、ピンを抜いて――――投擲。 地面に落ちて破裂したそれは、先日もお世話になった白燐超高熱耐消火性焼夷弾頭型発煙化学爆弾。 ……煙幕とも言う。というか煙幕である。 巻き起こった煙の中へ全力ダッシュ。先日とは違い、今回は攻める側だ。ちなみにだだっ広い場所では煙はすぐに拡散してしまうので、あまり時間は掛けられない。つまり敵を見つけたら、 「一撃で仕留めるべしっ!」 一人目の獲物を発見。すかさず金的を叩き込むと、断末魔の奇声を発しながら男が倒れた。……潰れてないといいんだけど。 次、二人目。背後から飛び付いてチョークスリーパー。気管を締め上げられて息ができずにしばらくじたばた暴れるが、男はやがて泡を吹いて失神した。 さらに三人目。あたふたしているところを膝裏に蹴りを一発ブチ込んで、膝をついたところを顔面にシャイニング・ウィザード。文字通り鼻っ柱をヘシ折ってやる。 そして四人目。そろそろ煙が晴れてきたか、派手に暴れ過ぎたか、こちらに気付いたモヒカンが殴り掛かってきた。 「死ねよやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 当然ながら死ぬ気も殺る気も無い。最低限に抑えた動作でそれを躱し、押し倒す。 そして、腕を、 「極める!」 コキャッ。 脇固め、決まった。モヒカン四号の腕があらぬ方向に曲がる。 「ぎぃぃやぁぁぁぁぁぃぁぃぁぁぁぁぃぃぃあぁぁぁ!!」 絶叫を上げる四号を尻目に、次の獲物へ全力疾走。 続いて五人目。向かって来たところを背負い投げ。馬乗りになってこちらも腕を、 「うがぁぁぁぁぁっ!」 極めてやった。駄目押しに後頭部に手刀を一撃。 煙が晴れた。残りのモヒカンはリーダー含めて三人。不意打ちとはいえなんと他愛もない、鎧袖一触とはこの事か。 ――――さて、どう料理してくれよう。フードの下の目が妖しく光る。 「ほぼ全滅……!? 七人の鍛え上げられた男がほぼ全滅だと……!? 三分も経たずにか!?」 今言うタイミングじゃないのでは……? まあいいや。 ゆっくり息を吐いて、構え直す。 とにかく、ちゃっちゃと終わらせるとし……え? ブースタを全開にした時のけたたましい音。場所は遠くない、むしろ近い。 恐る恐る音のする方角を見ると、 「えぇ!?」 全力でこちらに迫って来るヒョロ長と、それを猛追するリヒター・ペネトレイターがあった。このままではこちらに突っ込んで来るだろう。 ヤバい、考えるまでもなくヤバい。 逃げようとしたその時、遥の横をひとりの紳士が悠々と通り過ぎた。 「おやおや。詰めが甘いね、遥ちゃん、リヒター君」 ♪ ♪ ♪ モヒカンリーダーの命令で一ツ目とヒョロ長が各一機ずつ、遥の方へと注意を向けた。残る三機が足止めをしようと散開し、別々の方向からリヒターに迫る。正面、左右にそれぞれ一機。 三機に囲まれはしたが、マスターは一対八なのだ。それに比べれば大したことはない。それよりも、マスターの方へと向かった二機をどうにかしなければいけない。 リヒターが腕にマナを収束させる。 ――――現在のマナの残量からして、全力で戦闘すれば持って三分といったところか。ならば、 <一撃で仕留めるのみ> ブースト。正面にいた一ツ目の頭を掴んで押し倒すと、とっつきで胸に穴を穿つ。金属が擦れる絶叫を上げて穿たれた穴から盛大にマナを噴出させ、それきり一ツ目は動かなくなった。 一機目、クリアー。 続いてヒョロ長が二機、左右から挟み打ちを仕掛けてきた。仲間が倒された事に怯む様子は無い。 肘に装備されたブレードの切っ先が、 <……!> 空を切る。屈んでそれを回避したのだ。 リヒター、咄嗟に両手にマナを集中。ダガーを発生させ、回転しながら一閃。ヒョロ長二機の腰部が光の刃に切断され、上半身が宙を舞った。 二機目、三機目同時にクリアー。 二機の上半身が地面にキスをする前にブースタを全開。マスターの方へ行った二機の追撃を開始する。 加速、加速、加速。やがて漆黒の騎士は一ツ目の巨人に追い付いた。 スピードを緩める事無く、すれ違いざまにダガーで首を撥ねる。急に視覚を失ったせいでバランスを崩し、一ツ目が派手に砂煙を巻き上げながら転倒。 四機目、クリアー。 残るはヒョロ長一機、なのだが。 <素早い……> 可能な限り贅肉を削ぎ落としてあるだけはあって、装甲は薄いが身は軽い。先日戦った時は比較的狭い通路だったため楽に仕留める事ができたが、こう開けた空間では追い付くのにも時間が掛かる。射撃兵器があれば違うのだが。 なんにせよ、このままでは間に合わない……! と、その刹那。 「おやおや。詰めが甘いね、遥ちゃん、リヒター君」 赤い宝石を宿した、雪のように白いステッキを持った紳士がゆっくりと歩いてきた。 ♪ ♪ ♪ 紳士はゆっくりと遥の前に移動する。まるで目の前に何も無いかのような素振りで。 「えーと、ロバートソン氏、危ないですよ……?」 一条 遥、混乱中。 「はっはっは、これくらい大丈夫だよ!」 <ええ、そうですね。これくらい楽勝です> 快活、否、豪快に笑うロバートソン氏と、この声……あれ? 「えーと、シロ……ちゃん?」 間違いない。リヒト・エンフィールドが契約しついるオートマタ、ヴァイス・ヘーシェンの声だ。声なのだが、リヒトもヴァイスもここにはいない。いないはずなのだが……もしかして、そっくりさん? 一条 遥、超混乱中。 しかし混乱している間にもヒョロ長は迫っている。慌てる遥に対して、すこぶる冷静なロバートソン氏。 「では、いくぞ」 ロバートソン氏がニヤりと笑いながらステッキをクルリと一回転させると、 「変わった!?」 ステッキが、光を放ちながら氏の身の丈程もあるバスターソードに変化した。変形ではない、変化したのだ。 上段の構から、タイミングを合わせて剣を振り下ろす。同時にマナによるバリアを展開、正中線から真っ二つになったオートマタの残骸を左右へ受け流した。そして飛んできた残骸がモヒカン六号に命中。モヒカン六号、失神。 「ひ、ひぃっ、化け物……!」 残ったモヒカン二人がその場から逃げ出した。無理もない、生身でオートマタを破壊するという離れ業を見せ付けられたのだから。実際遥だって、 「遥ちゃん、二人を追い掛けてくれないかな」 動けずに―――― 「報酬は上乗せするから」 「はい、かしこまりましたーっ!」 いなかった。 目にも留まらぬ早さで立ち上がり敬礼すると、逃げ出したモヒカンのほうへ走り出す。 「行くよ、リヒター!」 <イエス・マイマスター> 悪党二人は遥達が木を伐っていた林道のほうへ逃げたようだ。あそこならば大体道はわかっているし、木は伐ったので逃げ場所も限られている、発見は容易だ。この戦い、勝てる! 助走をつけてリヒターの背中に飛び乗る。 「マナ、ほしい?」 <オートマタと戦闘にさえならなければ問題ありません。今はチャージよりも追撃を優先すべきだと考えます> 今の遥ではマナを操る事に慣れていないため動きながらマナを石から引き出す事ができない上に、短時間で大量のマナを送信する事ができずチャージに時間がかかってしまう。 「もたもたしてると逃げられちゃうもんね、わかった。でも危ないって思ったらすぐに言うんだよ?」 <イエス・マイマスター。……加速します、どこかに捕まってください> どこかって……あ、ちょうどよさそうなのがあった。 頭に付いているトサカにしがみつく。リヒターが一瞬硬まったような気がした。 リヒターの身体が少しだけ浮くと、次第に加速を始める。 「そういえば、人間にあんな事って出来るものなの?」 オートマタを剣で切断したり、マナの防壁を張ったり。 <多少ならば可能ですが、あのレベルは不可能のはずです> 「……だよね」 じゃあ目の前でそれをやってのけたロバートソン氏は、一体何者なんだろう……? ♪ ♪ ♪ 「ありえねぇ、ありえねぇ、ありえねぇよ……!」 「俺達はロバの野郎をブチのめしに来たってのに……なんだなんだなんだってんだ! なんだってんだよあのジジイは!?」 モヒカン七号ががたがたと震え、モヒカンリーダーが苛立って木を殴る。殴られた木が、大きく傾いた。 <まったく不甲斐無いわね、その筋肉は飾りなの?> どこからか聞こえてきたのは、せせら笑う少女の声。近くに潜んでいるのだろうそれは、 「その声……シュヴァルツとかいう奴!」 <ご名答、よくわかったわね。……って、そんな事よりあんた達! あれだけ戦力提供してあげたのに負けるってどういう事よ! ひょっとして馬鹿なの? 脳味噌にシワ無いの!?> 「うるせぇ!」 シュヴァルツの甲高い声に、モヒカンリーダーが再び木を殴った。木が大きな音を立てて倒れる。 「てめぇは戦ってないから言えるんだろうがよ、ありゃ化け物だ! ジジイも、ガキも、オートマタも!!」 <あんたらが弱いだけでしょ。もっと頭使いなさいよ、伏兵とか。……まあいいわ。あたしがあの黒いのを足止めしといてあげるから、あんた達は三つ編みの子を引っ捕らえなさい。じゃ、行くわよ!> そう一方的に告げて、黒い影が飛び去った。それを見て、モヒカンリーダーが呟く。 「テメェも黒いじゃねぇか」 と。 ♪ ♪ ♪ 静かな林道に、突如として騒音が響いた。男の叫び声と、木が倒れる音……間違いない、世紀末チンピラ集団がそこにいる。 <マスター、二時の方向> 「うん、聞こえた。多分そこに」 <……接近警報! マスター、今すぐ飛び降りてください> 言われるままにリヒターの背中から飛び降りるのと同時、強烈な衝撃がリヒターを襲った。リヒター、数歩後退る。 「……また、そっくりさん?」 紅いバイザー、長い耳。現れたのは、ヴァイス・ヘーシェンそのものだった。だが色が違う。ヴァイスはその名の通りの白だが、この機体はヴァイスとは対象的な―――― <黒い、ヘーシェンタイプ……> <ご名答、よくわかったわね。……って、見ればわかるか> だが同じなのは身体だけではなかった。声までそっくりヴァイスと同じ、透き通った、少女の声。ただしこちらは抑揚たっぷりだが。 もしかして、ロバートソン氏の……いや、流石にそれは無理があるか。こちらを襲う道理がない。 <そんな事よりも、そこのちっちゃい三つ編みの! 賢者の石、いただくわよ!> 「……えぇー、またー?」 またか。また賢者の石か。遥、二回目にして早くもうんざり。 <悪党連中も潜んでいます、気をつけてください、マスター> 「むう、そういえばそっか。集中集中」 しかし、これは面倒な事になった。悪党がいつ襲い掛かってくるかわからない以上、迂闊にリヒターにマナをチャージしてやる事ができない。 「ああっ、もうっ!」 迂闊だった。 事前にチャージしておけば、こんな事にはならなかったのに――――! ――――次回へ続きますよっ、と。 ↓ 感想をどうぞ(クリックすると開きます) +... 名前
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名前 レヴィン 種族 未来から来たナノマシン生命体 年齢 3才(見た目年齢 20) 肌色 ガングロ 身長 165 体重 60kg スリーサイズ B89.3 W56.4 H86.8 特徴 人前で化粧する 美少女 ガングロ化粧は趣味でいつもは美白で料理が上手い美人 髪型 二本の角の間にモヒカン 髪色 七色 性格 都合が悪いと発狂する 口癖 割り勘とかないわー(笑) 性癖 カニバリズム CV 鈴村健一 正体 アガサ博士 ランク 論外 作られたスレ 51(http //hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1490799490/) 52(http //hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1490869992/)
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第76回登場キャラ 第76回登場キャラ 【PC】ダンゲロス子 図書 文紀(ずしょ ふみのり) 来栖裃 アキビン・トニック 風木紀子(かざき のりこ) 【NPC】モヒカンザコ 酔った勢いで暴れてしまう可能性がある女魔人 マナーの悪い男性魔人たち 【PC】 ダンゲロス子 赤毛を後ろにまとめたお団子頭がトレードマークの元気娘。 喧嘩騒ぎをこよなく愛し、ひとたび学園で抗争が勃発すれば 鈍器片手に暴れまわる。 詳しい説明はこっちを見てくんねえ。 tp //www47.atwiki.jp/gldangerous/pages/31.html 能力技能:『火具槌(かぐつち)』 炎を産み出し、自在に操る魔人能力。 これを応用して炎を纏った護身術である炎堂流武術を駆使したり、 金属加工などに使用する。 ダンゲロス子の技、フレイムウィップやフレイムレインなどもこの能力を応用して使用される。 成功要素 「顔・外見」:【力強さを感じる目つき】【誰もが知ってる学園の問題児】 「言葉遣い」:【威圧的】【強引】 「能力・技能」:【火具槌】【喧嘩殺法】 「持ち物」:【使いこまれた鈍器】【工具】 図書 文紀(ずしょ ふみのり) 希望崎学園の図書館で魔人司書を務めている男。35歳。 温厚な性格で委員や生徒のみならず、教師陣の信頼も厚い。 魔人司書は近距離・中距離のどちらの戦闘にも対応できるようにしているのが基本(そのため、拳銃と刀剣の両方を持ち歩いている)だが、 彼の場合、能力の特性も含め早打ちを得意としているため、拳銃のみを携帯している。 【魔人司書】 魔人警察官・魔人鳶職人等と同様、魔人にのみ許された職業。 仕事内容は通常の司書業務に加え、延滞者への対応、対魔人戦闘が含まれる。 図書館で読書中に魔人化する、という事例は珍しいことではない。 その際、図書館が破壊される、利用客に死傷者が出る、等の事件は年に数十件発生している。 故に、魔人司書は覚醒したての魔人を即座に鎮静化させるだけの実力が要求される。 魔人司書は銃器及び刀剣の所持・携帯が許可されている数少ない職業である。 一人の魔人司書の実力は、魔人機動隊の一個小隊に比肩するほど優秀だ。 魔人司書になるためには、専門学校で修学生として四年間の司書講習を受ける必要がある。 魔人司書修学生には苛烈な訓練が課せられ、毎年八割の新入修学生はこの訓練で脱落する。 また、魔人司書には頭脳も要求される。魔人警察官や魔人体育教師のような、脳筋が就ける職業ではない。 訓練に耐えられる魔人の内、頭脳面で脱落する修学生は五割ほど。 つまり、最初の一年で魔人司書修学生は九割が脱落する。 残り三年も一年目以上に厳しい訓練、勉強をさせられるが、最初の一年を耐えた者の内 卒業までの三年間で脱落するものは一割に満たない。 そして四年間の講習修了者は、晴れて魔人司書となる。 希望崎学園における魔人司書の主な仕事は、魔人学生の鎮圧及び図書委員育成だ。 彼が魔人司書として希望崎学園に赴任してから、図書委員の半数以上が高い戦闘能力を誇っている。 生徒会や番長グループに次ぐ第三の勢力となりかねないのではないかと危惧する者もいるが、 図書には学園を乗っ取る意思は微塵もない。 【図書委員】 図書委員には通常業務を行う者と、暴徒鎮圧のための戦闘要員の二種類が存在する。 戦闘要員といえど、平常時は他の図書委員と同様に通常業務(図書管理、図書館の清掃、図書購入、etc...)を行なっている。 彼らは本の守護者として存在しているため、ハルマゲドンに参加する者は少ない(禁止しているわけではない)。 参加するのはなんらかの事情があるか、戦闘狂である場合が多い。 彼らのお陰で今日も図書館の平和が保たれている。 能力:『死の前三秒』 三秒先までの未来が予知できる。 相手がどんな攻撃をしてくるかがわかるので、大抵の攻撃は避けられる。 また、不意打ちにも対処しやすい。 成功要素 「顔・外見」:【渋いオジサマ】【鍛えられた身体】 「言葉遣い」:【温厚】【冷静沈着】 「能力・技能」:【死の前三秒[魔]】【戦闘技術(武器の扱い含む)】 「持ち物」:【紳士帽】【ワルサーPPK】 来栖裃 希望崎学園雪合戦部マネージャー。 爽やかな笑顔と糸目、うざったい長髪が特徴的。 おもに予算の管理やスケジューリングを担当する。 作戦も考えはするがもっと適人がいるので大体任せきり。 自身も初心者に毛が生えたレベルには雪合戦できる。 クリスマスの経験のせいで裏切りに対する警戒心が強くなっている。 魔人能力:『大看破』 一度一部でも目にした能力なら、その詳細を完全に把握できる。 応用法や成長性、本人の知らぬ性質までも知ることが可能。 成功要素 「顔・外見」:【爽やかな笑顔】【糸目】 「言葉遣い」:【丁寧】【猜疑心】 「能力技能」:【大看破】【戦術立案】 「持ち物」:【治療キット】【携帯電話】 アキビン・トニック 学園内になぜか転がっていたトニックウォーターの空き瓶が 中二力を吸収したことで、意思を持ち動き始めたもの。 いろいろあって美化委員会に所属し、学園のゴミ掃除を生業として過ごしているが 今のところ自分しかアキビンがいないため、淋しがっている。 同じような経緯で生まれたからか、アキカンをやたらライバル視している。 【トニック・スプラッシュ】 中身のトニックウォーターを噴射する能力。 魔人能力となったことで、トニックウォーターの容量は見た目の数百倍となっている。 成功要素 「顔・外見」:【ガラス製の瓶】【へんにょりとした顔】 「言葉遣い」:【ビンビーン!】【わりと良識派】 「能力技能」:【トニック・スプラッシュ】【リユース可能】 「持ち物」:【ビンの王冠】【せんぬき】 風木紀子(かざき のりこ) 希望崎学園の風紀委員。モヒカン雑魚等によるレイプが横行する学園の性の乱れを憂いている。 性行為を行い風紀を乱すのでリア充とかは嫌い。 決して自分に恋人がいないからとかではない。少なくとも本人はそう言っている。 風木流格闘術という紀子が我流で作ったスタンガンを用いた格闘術を使う。 最近クリスマスを中止に追い込んだ。 「あくまで風紀を守るためなんだからねっ!!八つ当たりなんかじゃないんだから!!」 [魔人能力] 「性の乱れは許さないんだから!!」 風紀を乱す者たちへの怒りから、紀子の周囲30mで性行為を行っている者のいる地面が爆発する。 爆発に巻き込まれたものは身体に大きなダメージを受ける。 なお、彼女の考える性行為にはキスも含まれる。 能力発動には実際に目撃する必要がある・ リア充爆発しろとは特に関係はない。少なくとも本人はそう言っている。 成功要素 「顔・外見」:【そこそこ可愛い】【そこそこ胸はある】 「言葉遣い」:【開き直る】【テンプレ的なツンデレ】 「能力技能」:【性の乱れは許さないんだから!!】【風紀委員】 「持ち物」:【眼鏡】【スタンガン】 【NPC】 モヒカンザコ 花見会場を走りまわるモヒカンザコ。 図書文紀にリーダーを倒され、逃走する。 酔った勢いで暴れてしまう可能性がある女魔人 来栖裃が口説いて無力化された。 マナーの悪い男性魔人たち 女性にキスをしたりしてる魔人。風木紀子に周囲の人間ごと爆破された。
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小隊エンブレム エンブレムは全国共通で、全国に同じエンブレムを持つ小隊がいる場合がある。 基本の形がいくつかあり(三十種くらい)、それぞれカラーバリエーション(赤・青・黄・緑・桃の五種?/ゴレンジャーカラー?)を持つ。 上のことを考えると、数は全部で150種類もあるのか? 小隊エンブレム軍事&武器系砲撃部隊 ミサイル盾 爆弾 ハンマー ショルダー モノ・アイ 動物系鷹 ブルドック 蛙 蠍 幻獣系ドラゴン 悪魔 マッチョマン(またはボディービルダー)両腕でポージング(上) 両腕でポージング(下) 片腕で力こぶ? 笑い髑髏系モノアイレール髑髏 ツノ髑髏 モヒカン髑髏 文字系”龍”の漢字 ”撃”の漢字 ”忍”の漢字 ”90”の数字 ”4649”の数字 シンボル系ボックス 目玉 スケア・ヘッド 雷マーク 記号系六角形 巻き矢印 リング4つ 四角形の組み合わせ その他杖をつく負傷者 電車 メモ書き雑感 収集作業 軍事&武器系 砲撃部隊 最初はわからなかったけど、砲撃部隊です。自分の第08小隊もこのエンブレムです。 ミサイル盾 西洋のエンブレム風 爆弾 空爆のイメージか? センモニだとつぶれて光沢が目に見えるww 調査中:数字は13のみ? ハンマー ラブ・ハンマーって書いてあるw 調査中:連邦軍オンリーか? ショルダー ザクⅡのツノ付ショルダー。 色毎に文字が違う。赤はレッドショルダーw 調査中:ジオン専用か? モノ・アイ ザクⅡのモノ・アイ。 調査中:ジオン専用か? 動物系 鷹 どっかの空軍っぽいマーク。 火を吹いている。 ブルドック どことなくブルドックソースのイメージがある。 蛙 何気にカッコいいw(個人的にこのエンブレムが欲しいなぁ) 蠍 猛毒注意ですね。色毎に番号が違うようです。 幻獣系 ドラゴン 西洋ドラゴンの咆哮 悪魔 正面を見た悪魔の顔 調査中:後ろはバイオハザートマークなのか? マッチョマン(またはボディービルダー) 両腕でポージング(上) 腕を上げてポージング。 両腕でポージング(下) 腕を下げてポージング。 片腕で力こぶ? 力こぶか、それともアッパーパンチかよくわからない。 笑い髑髏系 モノアイレール髑髏 ザクのモノアイレールがついた髑髏。 調査中:ジオン専用か? ツノ髑髏 モノアイレール髑髏に、ジオンの隊長アンテナ付。 調査中:ジオン専用か? モヒカン髑髏 モヒカンに見えるけどMSのアンテナかメインカメラをイメージ? 調査中:連邦軍オンリーか? 文字系 ”龍”の漢字 玉の中に”龍”の字、それをつかむ龍の爪 ”撃”の漢字 襲撃、追撃、挟撃などの意味だろうね。 ”忍”の漢字 忍者部隊? ”90”の数字 ”90”の意味は? 襷がけしているが文字が”MASTER(達人)”。 ”4649”の数字 ”よろしく”だよね? なんだかヤンキーっぽいんですがw 上の英文字は何と書いてあるのか? シンボル系 ボックス 各色で、英文字(○○○○BOXとなっている)が違う。 目玉 ゲイラカイトの目玉にみえる。 スケア・ヘッド 新聞大見出しって……。 雷マーク 玉を割っている雷のイメージか? 記号系 六角形 調査中:ボード・シミュレーション・ゲームの大隊記号のアレンジ? 調査中:それとも何か(ZEONとか)の文字の組み合わせ? 巻き矢印 どことなくツチノコっぽいイメージがある。 リング4つ シャフトのイメージか? 四角形の組み合わせ 上手くネーミングできないorz 四角形から一部切り取りをしたパーツを組み合わせた図形。 調査中:もしかして”巻き矢印”と見間違えたか? その他 杖をつく負傷者 ガンバる負傷者w。 電車 なぜに電車がw 江ノ島電鉄106系だと思われる。 メモ書き 雑感 以外に、軍事系のエンブレムが少ない。 アメリカ空軍とか好む、美女を象ったエンブレムは有りそうで無かった。やはり、子供向けの為か? 鮫とかの海獣系もない。あとハートやスペードなどもない。軍事向けではないが植物系もない。 受け狙いでナムコキャラ(パックマンやギャラクシアンとか)が欲しい。 収集作業 これからゆっくり、各エンブレムの写真でも集めてみる予定。結構シンドイ作業になりそう。 画像サイズは200*200で、POD内の画像が荒いし歪みが大きいのでなるべく使用しない方針で。 センモニの画像は、高さが圧縮されているので注意が必要。使用するなら高さを還元する。 また、センモニの映像は、携帯電話のデジカメだと相性で色調が極端にかわる時があるので注意が必要(下の写真は、本来の色は赤)。 もしかしら、第6色目”灰色”があるのかも(鷹と撃で確認)。それとも桃色の代用なのか? 他にもゴレンジャーカラーに従わないものある。 (自分は色弱者なので)色が識別つかないのは仮に番号付け。ピンクと赤、黄と緑は背景色との関係に注意。 ファイルネーミングはemblem_XXXXXX_Y.jpgで、XXXXXXが種類、Yがカラーバリエーション(赤-1・青-2・黄-3・緑-4・桃-5と続ける←ただし蠍等、番号が書いてあるのはそれに順ずる。)。 作成日 2007年02月04日/最終更新日2007年02月18日00時56分23秒/管理人に連絡.
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前 泣き疲れてそのまま眠ってしまったれいむが目を覚ますと、そこは檻の中だった。 れいむがジャストフィットする程度の大きさの鉄の檻である。 目が覚めたれいむは、回りを見ようとするが全く動けないことにすぐ気付いた。 「ゆっ・・・ゆっくりできないよ・・・そうだ!まりさは?れいむのあかちゃんは!」 やっと昨日の出来事に思い出したれいむは、自分たちの家族を探そうと必死に叫ぶ。 すると目の前に人間の足が見えた。 「うるせーんだよこの饅頭が。あんまり騒ぐと焼いちまうぞ。」 足だけしか見えなかったが、れいむはその男に話しかけた。 「おにーさん!ゆっくりしないではやくまりさとれいむのあかちゃんを返してね!そしてとっととここから出してね!」 よくもまあそんな事をと、その男は笑いを押し殺しながら思っていた 少なくともそのまりさは昨日虐待してしまったためにこの世にいないことをこの饅頭は知らないのだ。 それなのに、未だに家族でゆっくりできると考えているのだろう。ありえない話である。 「まあいいさ。今からガキに会わせてやるよ。」 「ほんと?とっととあわせてね!」 男はその言葉を聞くと、横に置いておいた袋の中身を地面へばら撒いた そこから出てきたのは各地から連れてこられた子ゆっくりや赤ゆっくり達である。 「ゆ~ゆ~ここどこ?あかーしゃんはどこなのー?」 「まりさははらがへってるんだぜ!とっととごはんをもってくるんだぜ。」 「むきゅー」「むきゅー」 「わからないよーわからないよー」 「ちーんぽっ!」 「うー、うー♪」 「う~~♪みゃんみゃぁ~?みゃんみゃぁどこ~?」 「とかいはなありすはおなかがすいたわ。もーにんぐせっとがたべたいわ。」 「あかちゃーん!ここだよ!おかあさんはここだよ!」 さまざまな種類の子供たちがそこに並べられた。そしてその子供たちは、すぐ横の檻に自分の親が居ることに気づいた。 ままーだのみゃんみゃーだのあかちゃんだのママだどぉ~~♪だの、ゆっくりどもが騒がしくしていると、一人のモヒカンがゆっくり達に 近づいてこう言った。 「貴様ら!今から聖帝様がお見えになる。静かに前を向け!」 そう言ったのと同時に、子供たちの目の前に一人の男が現れた。髪は短髪で、生まれた時から既に人の上に立っていたかのような 尊大な態度と冷たい眼をした男である。その男は子供達の目の前に置いてあった椅子に実に偉そうに座るとゆっくり達に話しかけた。 「俺の名は聖帝(名前は伏せさせていただきます)だ。今から貴様らは俺の言うことを聞いて馬車馬のごとく働くのだ。」 開閉一番にそう言うと、すかさず子供たちから反論がでる。 「うるちゃいどぉ~♪れみりゃはみらいのこうまかんのみらいのおぜうさまだどぉ~♪ゆっくりするんだぞ~。」 何がが楽しいのか踊り出した肉まんに対して聖帝はひとつ質問した。 「貴様の親はどいつだ?」 「う~?れみりゃのまんまはあそこだぞ~いちばんはじっこだどぉ♪」 「うー♪うー♪うー♪。れみりゃのみゃんみゃはぷりてぃーだとぉ♪」 間抜けな発言はまた加齢にスルーして、聖帝はれみりゃの母親の方を向くと、檻から出すよう指示した。 「う~さっさとだすんだどぉ~♪でないとだべちゃんだどぉ~。」 れみりゃはそういいながら男に檻から出され、地面に置かれた。そのれみりゃに向って 「フハハハ!!」 そういうやいなや、どこから取り出した槍をれみりゃに向け勢いよく投げた。 槍は人間でいう右の肺の部分にしっかりと突き刺さった。刺さった部分から肉汁が溢れでる。 その痛みはかなりのものだろう 「ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!ざぐやあああーーーー!!!!ざぐや゛あ゛あ゛あ゛あ!!!」 余りの痛みに居るはずのない瀟洒なメイドの名を叫ぶれみりゃ。しかし男たちは叫び声を無視して槍を力任せに抜いた。 抑えになるものが無くなったからか、肉汁は噴水のように溢れでた。男たちは構わずれみりゃを元の檻に戻す いまだ泣き叫ぶれみりゃを見て子供たちも親たちもショックのあまり泣き声さえ発することができない。 「わかったかガキども。この聖帝に逆らったり仕事を放棄した場合は、貴様らの親を虐待する。それが嫌ならば働くのだな。 まあ、おれはどちらでもよいのだがな。ゆっくりしたければゆっくりするがよい。 それとだ。親の方も同じだ。貴様らが反抗的な態度をとれば子供の餡子で償ってもらおう。」 「ゆ、ゆっくりりかいしたよ!だからひどいことはしないでね!」 「ゆっきゅりりかいしたよ!」 流石に目の前でこのような光景を目の当たりにすれば、以下に餡子脳といえどすんなり理解するようだ。 その返事を聞くと聖帝は二ヤリと笑い、 「ならばさっそく今から働いてもらおうか。やれい!」 その言葉を聞くと男たちは子供達をを袋に詰め、どこかに運んでいった こどもたちが連れてこられた場所は荒れた農地の真ん中であった。 そこには人間の家よりずっと高いピラミッド型の石で出来た建物があった。 「貴様らはこの石を運び、積み上げるんだ。仕事の遅い奴は容赦なく・・・ヒャア!我慢できねえ!虐待だ!」 男はそういうと一匹のありすを摘みあげる。そしてそのありすの口に無理やり指を突っ込みながら子供たちに石を運ばせた。 ゆっくりたちは嫌々ながら重たい石を自分の頭にのせ運び始めた。こんなゆっくりできないことはもちろんしたくない。 しかし、おかあさんが虐められてしまう。 子どもたちは従うしかなかった。 一方、親の方はと言うと。 「本当にいいのおじさん?このゆっくりを好きにして?」 「ああいいぞ。殺さなければな。それと俺はまだ20代だ。お兄さんだお・に・い・さ・ん!」 どうやら親の方は子供たちの虐めの対象・・・もとい遊び相手になるらしい。」 すでに先走った少年達ががちぇんでサッカーを楽しんでいたり、れみりゃで床屋さんごっごをしている少女たちもいた。 しかしまあ、れみりゃにはモヒカンがよく似合うなほんと。 「れみり゛やのぷりて゛い゛ながみ゛があ゛あ゛あ゛あ゛ーーー!!」とか聞こえるあたりれみりゃも相当喜んでいるようだ。 そんなこんなで一か月が過ぎた。親の方は比較的おとなしいものである。虐めといってもたかだが子供の遊び。 ゆっくりはできないだろうが、その殆どが一日寝れば治る程度のものである。 が、問題は子供の方である。毎日毎日重い石を頭に乗せ、建物を上り下りするのである。 大人でさえ重労働なこの仕事だ。とうぜん事故で死ぬ子供も後を絶たない。 おかげで「あべし!!」だの「ゆべ!!」だの「ペニース!!」だの奇妙な声が響かない日はなかった。 余談だが、子供が全員死んだ場合、親の方もその日のうちに特別虐待スペースへ連れていかれるのがルールである。 中を見たことはないが、中に入って帰ってきたゆっくりが居ないのを知ってる親たち戦々恐々してるであろう。 そんなある日のこと。親たちが目を覚ますと、目の前にあの聖帝が座っていた。 「今日は特別に貴様らをゆっくりさせてやろう。」 そういうと聖帝の前に大きなガラス張りの箱が大量に運び込まれた。どうやらそれはごく普通に売られている飼いゆっくり専用の家のようだ。 しいていうならかなり立派な作りである。中にはプールとふかふかのふとん。そして大量の餌が置いてある。 内装だけ見てもかなり高額な代物なのだろう。別に普通のでいい気がするが気にしてはいけない。帝王に逃走はないのだ。 「ゆ~ゆ~ゆっくりできるよ~。聖帝さんありがとうね!はやくおやつをもってきてね!」 「れみりゃはぶでぃんぐがほじいの!ぶっぶっぶ~でぃん~~♪」 今まで散々な仕打ちを受けているのにお菓子一つでこれである。つくづく馬鹿であると言わざるを得ない。 聖帝はその様子を見ていると、一人のれいむに話しかけた。 「貴様はゆっくりしているのか?」そう問いかけた聖帝に対して。 「ゆゆ~♪とってもゆっくりしているよ。とくべつにおじさんもゆっくりしていっていいよ!」 ぱちゅりー一家に裏切られたれいむである。この様子だとまりさの事も子供のことも忘れているのかもしれない。 駄目だこいつ・・・はやくなんとかしないと。 「そうか。ならば貴様らをさらにゆっくりさせてやろう。連れて来い!」 その命令と共に現れたモヒカンはゆっくりと袋の中身を出す。中身は無論子供たちである。 「ゆ!おかーさんだよ!おかーさん!ゆっくりしたいよ!」 「みゃんみゃ~♪れみりゃはぶでぃんぐがほしいどぉ~」 「ゆっくりしたんだよねーわかるよー」 「ゆゆ!まりさのあかちゃんだよ!ゆっくりしていってね!」 そんなやり取りが始まった。れいむも子供に気づきすぐに向かおうとする。 もちろん箱の中にいるため触れることはできない。しかしガラス越しにでもあかちゃんにすりすりする辺り、かろうじて母性は残っていた ようだ。 「あかちゃんゆっくりできた?おかーしゃんとおうたを歌おうね!」 一か月ぶりの再開に笑顔になったれいむに対して子供たちは 「れいむたちが死んじゃったんだぜ・・・生きてるのはいもうととまりさの二人だけなんだぜ。」 「ゆ、ゆゆ・・・・れいむのあかちゃんが。・・・でもだいじょうぶだよ!まりさたちがいきてておかーさんうれしいよ! はやくゆっくりしようね。」 今生きてる子供たちとだけでもゆっくりしようとするれいむ。しかしそうは問屋が下ろさない。虐待スレだし。 「ガキども。貴様らはいつもの通りに働くのだ。貴様らの親はゆっくりするがな。」 突然の発言に全員が驚いた。てっきりみんなゆっくりできると思っていたからである。 しかし文句を言えないのはわかっている。仕方なく子供たちは働くのであった。 自分より大きい石を何度も何度も運ばされてる子供たち。少しでも動きが遅くなれば容赦なく蹴られたり棒で殴られたり、 たとえ姉妹が石の下敷きになっても見て見ぬ振りをしなければならない。 その光景を見てれいむは悲しみにくれた。とてもオヤツなど食べれる状態ではない。 しかし帝王はそれを許さない。モヒカンたちの手により食べなければ無理やりオヤツを食わせられた。 「ゆぐっう!オヤツはいらないからこどもた「逆らったらどうなるかわかっているのか。」 そうである。逆らえば子供たちが死ぬ。それだけはいやだ。れいむは仕方なくオヤツを食べ、無理やりゆっくりさせられるのであった。 「むーしゃ・・・むーしゃ・・・しあわせ・・・」 けして幸せではない。しかしそう言わなければならないのである 一方、その光景を横目で見ていた子供たちにある思いが宿った。 自分たちがゆっくりできないのに、なぜお母さんたちはゆっくりしているのか。雑草しか食べてないのになぜ甘いものを食べてるのか。 そもそもあいつらがドンくさいから自分らは捕まったのではないか。 そして一匹のまりさの行動によりそれは爆発した。 「もうこんなところにいるのはいやなんだぜ!おかーしゃんはまりさのためにしんでくれなんだぜ!」 れいむの子まりさであった。子まりさはそう言うと石を放りだし逃げようとした。 とうぜんモヒカンに捕まった。 「どうじてそんなこというのおおお!!?」 れいむに言わせれば子供のためにやっていることなのである。それなのにこのセリフ。よほど傷ついたのであろう。 「ゆゆ!そうだよ!れいみゅたちをゆっくりさせないひとりでゆっくりするおかーしゃんなんてゆっくりちねばいいんだよ!」 「ちぇんたちのためにしぬんだよねーわかるよー」 「ゆっくりさせないみゃんみゃなんてポイだとぉ~しぬんだぉ~」 「ちがうよ!おかーさんはみんなをゆっくりさせるために・・・」 「うそつきはゆっくりしね!ゆっくりしね!」 もはやその場は大混乱(ゆっくり限定)である。愛する子に罵倒され泣き続ける親たち 愛する親に裏切られたと思い激怒する子供たち。 聖帝はその光景を見ながらこう子供たちに言った。 「親がそんなに憎いか。ならばどの親が憎いか言ってみるといい。その親を殺して貴様らの飯にオヤツを加えてやろう。」 「さっさとあのばかなまりさのおかーさんをころすんだぜ!オヤツをよこすんだ!」 「そうだよ!とっととれいみゅたちのためにちんでね!」 「どうじて・・・・どうじて・・・」 れいむはもうわけがわからなかった。まりさと二人でよっくりと育てた子供たちが 自分が採ってきた芋虫を食べてスクスクと育った子供たちが・・・ 子供のためにこんな心苦しい事をしたのに・・・なぜ殺されなければならないのか。 こうなると大抵の餡子脳がはじき出す答えは一つである。 「ゆ゛っぐりじね!!お゛ま゛え゛らなんがれいむだぢのごどもじゃな゛い゛!!!ゆ゛っぐりじね!!ゆ゛っぐりじね!!!」 まあだいたいこんなものである。 それを気にせずモヒカンは近づく。そして手に持った松明をれいむのリボンに当てた。 「ヒャッハー!汚物は消毒だ~」 ノリノリでれいむを頭から燃やしていくモヒカン。れいむの断末魔でさらにテンションがあがっていく。 「ゆ゛っ゛ぐ゛り゛じね゛え゛っ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 燃えながらも恨み節を言うれいむ 「フハハハ!! とどめだ!!」 しかしそれも聖帝の華麗なやり投げにより終わるのであった。 聖帝ゆっくり稜完成まで、あと三か月 続き? このSSに感想を付ける
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