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ムラサメvsムラサメ 「へえ、結構大きいんだな」 いずるとホーリーベルは恒一に連れられてバトルアリーナの会場に来ていた。ここでは神姫を初めとしたバトルフィギュアがお互いに競い合う場所で、この地区のオーナーたちが交流する場所でもある。そのため、休日になるとバトルを見るために来ている一般客でいっぱいになっていた。 「それにしても小百合さん、一体どこで待ち合わせしてるんだろう。こんな人ごみじゃ見つけるのに苦労するぞ」 周りをきょろきょろしながら恒一は小百合を探していた。 「まだ到着してないんじゃないか?ここ付近は渋滞してるそうだから」 いずるがそういった直後、後ろから聞き覚えがある声が聞こえてきた。 「ごめん、遅くなって。駐車場に付くまで時間がかかっちゃって。あなた達は大丈夫だった?」 「はい、私達はバスで来ましたから。ところで時間の方は大丈夫ですか?」 いずるが携帯の時計を見ながら言った。 「ああ、もうそんな時間?じゃあ、早く会場に入らなきゃ」 小百合はいずるの腕をひいて会場の裏に案内した。 「あれ、どうしてあそこから入らないの?」 バッグに隠れていたホーリーが顔を出してきた。 「出場者や関係者は裏門から入るんだよ。そうしないといつまでたっても会場に入れないぞ」 「そうなんだ。でもいずるは出場しないんだよね?」 ホーリーの質問に小百合が優しく答えた。 「大丈夫、いずる君もホーリーも私名義で入れるようにしてあるから。それに今日は選手登録するんでしょう?」 小百合の言葉に、いずるは少しドキリとした。 「は、はい。とりあえず登録しようと思いまして」 本当は恒一に勧められて半分仕方なしに登録する事にしたのだ。しかしそれはホーリーを危険な目にあわせるという事でもある。未だにいずるは複雑な心境だった。 「まあ、とにかくもう試合までの時間がないから急ぎましょ。チェックインまであと5分しかないわ」 小百合達は裏門目がけて駆け出した。 「ぎりぎりセーフね。それじゃ、さっさと手続きを済ませましょう」 小百合達は入り口に入ってすぐ脇にある手続き所でサインを書いた。 「神姫研究所の和智小百合と出場者の木野恒一・シュートレイ、それとこれから選手登録する都村いずる・ホーリーベル、以上手続きを完了いたしました」 手続きを完了した小百合達は用意してくれた控え室で一休みした。 「さてと、少し休んでから試合を見に行きましょう。シュートレイの試合までまだ時間があるし」 「そうですね、観客が入るまでまだ間があるみたいだし。…あれ、どうしたんだよ恒一?」 いずるが恒一の方を振り向くと、そこにはいつもの恒一の姿はなかった。そう、もう恒一は試合のスイッチが入ってしまっていたのだ。 「今回の相手は強敵だからな、気合入れていくぞ、シュートレイ!」 「はい、がんばります!」 やれやれとため息をつくいずる。こうなってはいくら友人のいずるでも彼らをとめることは出来ない。しょうがないので、いずるは小百合に試合について聞いてみることにした。 「ところで小百合さん、今回の試合は地方から集ってくるオーナーもいるらしいと聞きましたが」 「そうね、こんな大きな会場でやる大会だし、スポンサーもついてるしね。それにこの大会で勝てばポイントも多くもらえるし、何より最優秀選手にすてきな賞品が用意されてるのよ」 賞品?!恒一の耳がピクリと動いた。 「何だよ、賞品って?聞いてないぞ?」 「あれ、言ってなかった?この大会のスポンサーの『東杜田技研』さんからクレイドルなどの神姫用アイテムを一式、賞品としてもらえるのよ。ほかにも豪華な賞品が色々あるし、健闘賞も用意してるって噂もあるわ。今回の大会は基本的に賞金不可だから、代わりに豪華賞品がもらえるのよ」 ああ、なるほどね…。こういうのって賞品が付き物なんだよね。いずるは感心した。 「よーし、俄然やる気が出てきたぞー!!シュートレイ、がんばって最優秀選手になろうな」 「はい!」 分かりやすい奴…。改めて恒一の欲の深さを知ったいずるだった…。 「それでは第4試合をはじめたいと思います」 いよいよ恒一&シュートレイに出番が来た。恒一はシュートレイをバーチャルカプセルに入れて試合の準備をしていた。 「ついに始まるわね。今回の相手はかなりの手馴れだから、恒一君は苦戦するかも知れないわね」 恒一&シュートレイ側の特等席に座った小百合といずる&ホーリーは、その様子を見ていた。 「そんなに強いんですか、相手は?」 「もちろんよ。何せ神姫ランクでは上位に君臨してるくらいだから。シュートレイは苦戦すると思うわ」 いずるは相手側のセコンドを見てみた。対戦相手のオーナーは小さな女の子で、いずるや恒一よりも幼く見えた。 「中学生…?それにしてはそんなに大きく見えないけど…」 「相手は12歳の天才オーナーよ。そして彼女のパートナー神姫はストラーフタイプ、接近戦を重視した装備をしているわ」 そんな子供が上位なんて…。いずるは女の子をみて驚きを隠せないでいた。 「バトルに参加できる年齢は限られていないから出場しても不思議はないわ。ただし、こんな年齢で上位に君臨できるのは神姫界のみならず、バトルロボット界でもそうはいない。あの子はそれだけ特別な存在なのかもしれないわね」 「その子の神姫もかなり強いということになるんでしょうか?」 「当たり前じゃない。相手の装備は普通のものとは違うもの。まあ、実際に見た方が早いわね」 それぞれのオーナーの準備が終わって、試合を告げるアナウンスが響いた。いよいよ試合が始まるのだ。 空中に浮かぶ全方位ビジョンにシュートレイと対戦相手、それぞれの神姫の姿がバトルフィールドに出現した。観客が見守る中、バトルスタート開始のカウントが始まった。 (緊張するなあ。自分が闘うわけじゃないのにこんなにドキドキする…) いずるの側で試合開始を見守るホーリーは、始めて見る本格的なバトルに緊張のしっぱなしだった。 「それでは第4試合、スタート!!」 ついに試合が始まった。しかしフィールド上の二人は試合が始まっても動く気配はなかった。 「どうして動かないんだ…?」 「早く闘えよ」 どこからか痺れを切らした観客達のやじが飛んできた。 「…どうやら両神姫とも攻撃する様子をうかがってるみたいね。どちらかが動けば負けるかもしれないからね」 試合の様子を見て、小百合は冷静に状況を判断した。 「…それだけ相手の神姫が強いというわけですか?だから攻撃のタイミングをうかがっていると?」 「そういうこと。どちらもそれだけの戦闘能力があると悟ったのね。だからうかつに動く事が出来ない、もし動いたら相手の思うつぼだから」 沈黙の時が数分過ぎた後、二人の戦士がついに動いた。 「う、動いた!」 驚くホーリー。それでも小百合は冷静だった。 「決着をつけるつもりね。でもこの勝負、長引くかも知れないわ…」 シュートレイはバックパックのスラスターを全開にして相手に向かっていった。 「甘い!」 しかしその直後、相手側の六枚の翼が開き、突進するシュートレイをひらりと避けた。 「何て機動力なんだ…」 「それだけじゃないわ。あれにはもっとすごい能力が隠されているの」 小百合の言葉を聞いたいずるは、驚きながら質問した。 「ええっ、どういうことなんですか?」 「まあ、見てれば分かるから」 まるで追いかけっこのようにフィールドを駆け回る二人。だが、突然相手側の姿がまるで霧のように消えてしまった。 「消えた…。あれってシュートレイと同じシステム?」 「あれはミラージュコロイドといって、試作品のステルスシステムよ。ジャミングを使ってるわけじゃないから、相手には物理的に消えてるように見えるの」 「それじゃ、シュートレイのほうが不利ということに…ああっ!!」 突然シュートレイが前のめりになって倒れかけた。ミラージュ効果で消えている相手の攻撃に、シュートレイは防げないでいるのだ。 「このままだとシュートレイが…!」 しかし小百合は不敵な笑みをうかべていた。 「さすがねシュートレイ、相手を引き付けることで距離を近づけるなんて…」 その意味はすぐに分かる事となった。消えている相手の攻撃パターンを理解したシュートレイは、すぐさまマイクロミサイルを乱射した。 「おおっと、どうした事でしょう?シュートレイ選手、消えているはずのミチル選手の位置を捉えて攻撃を仕掛けました!」 アナウンスの言葉がすべてを物語っていた。攻撃した場所に姿を消したはずの相手側の選手=ミチルが姿を現したのだ。 「なかなかやるね、でも絶対負けるわけにはいかないのだ」 「ここからが本当の勝負です!」 二人はそれぞれの武器を手に立ち向かった。シュートレイの手には斬機刀・ムラサメディバイダーが、そしてミチルの手には…。 「ふた振りの刀…」 「そうよ、あの刀の名はムラサメ。ある職人が遺したと言われている幻の刀よ」 いずるはその名前を聞いて愕然とした。なぜなら相手の武器の名前もムラサメなのだから。 「でもシュートレイのムラサメも引けをとらないほどの切れ味を持っている。勝負はどっちに転ぶか分からないわね」 それぞれの武器を構え、間合いを取る二人。しかしこれはシュートレイのほうが不利だった。なぜなら、ムラサメディバイダーの刃渡りは長いのに対し、ミチルのムラサメはやや小ぶりで取り回しが良い。モーションを大きくとるのはシュートレイのムラサメの方である。 じりじりと近づく両者。そしてその瞬間、ジャンプして斬りかかった。お互いの剣が交わり、火花を散らした。 「いずる、シュートレイやられたりしないよね?!」 「ああ、大丈夫さ」 しかしその期待は裏切られる事になる。ミチルのムラサメの一振りがシュートレイの肩をかすったのだ。 「くっ!」 大型であるムラサメディバイダーではミチルの軽快な動きについていけないのだ。シュートレイはそのまま地面へと落下していった。 「へへへ~、この装備じゃついてこれないだろ~!?」 余裕を見せるミチルは、ゆっくりと倒れているシュートレイに近づいていった。 「どうしよう、このままじゃやられちゃうよ」 おろおろするホーリー。だがシュートレイは立ち上がった。 「お、よく立ち上がったね。でもそんな腕でその武器を振るうことが出来るのかな?」 「わたしは…まだ負けるわけには行かないんです。それが、隊長との約束だから…」 落としたムラサメを拾い上げ、再び構えるシュートレイ。それを見ていたミチルは小悪魔のような笑みを浮かべ、こんなことを言った。 「もういい加減負けを認めたらどうなのだ?」 しかしそれでも構えるのを止めないシュートレイ。その姿を見せ付けられたのか、ミチルは彼女の闘志に答えた。 「分かったのだ、あんたの根性に付き合ってあげるのだ」 ミチルもふた振りのムラサメを構え、間合いに入る体勢をとった。だがシュートレイはそのまま膝を突いてしまった。 「…やっぱりね、ピンポイント攻撃を受け続けたシュートレイの体はもう限界に近いわ。このまま試合を続行するのは危険だわ…!」 絶体絶命のシュートレイの状態を冷静に判断する小百合。しかしいずるはそれでもシュートレイを応援した。 「諦めるなシュートレイ、まだチャンスはあるはずだ!」 再び立ち上がるシュートレイ。それを見ていたミチルは彼女ににっこり笑ってこう答えた。 「あんたが言い出したことだからね、こっちも手加減しないのだ」 ミチルはムラサメを構え、宙に舞った。そして…。 試合後、いずる達は神姫用のメンテナンスルームへと急いだ。 「恒一、シュートレイは大丈夫か?」 いずるはルームの控え室に腰を下ろしていた恒一に話しかけた。しかし恒一は何も話そうとしなかった。 「無理もないわ、いくらバーチャルとはいえ、あれだけパートナーを痛めつけられたものね…」 「それだけの傷を負ってたのか、シュートレイは…」 「ミチルのピンポイント攻撃を受けたのよ、無事で澄むわけないじゃない」 淡々と放す小百合。しかしその瞳には涙が流れていた…。 (小百合さん…、心の中じゃ悔しがってるんだな。今までの冷静さは、悔しさを隠すための仮面だったのか) 愕然とするいずる。そのとき、外からドアを叩く音が聞こえた。 「ここに木野恒一はおらんか?」 いずるは静かにドアを開いた。そこには小さな女の子が立っていた。 「君は…」 「ミチルのオーナーの國崎観奈と申す。恒一、ミチルに負けて落ち込んでると聞いたのでな」 その子の肩にはシュートレイを倒した神姫、ミチルが座っていた。 「そうか、恒一ならこの部屋の奥にいるから、入って」 いずるは観奈の手を引いて控え室に入れた。観奈は座っている恒一の前に来て声をかけた。 「恒一…、おぬしはよくがんばった。せめて戦友としてシュートレイのお見舞いに来たのだが…」 会釈をする観奈。それを見た恒一は顔を上げ、彼女に対し優しい言葉をかけてあげた。 「…心配すんなよ。俺達は全力で闘ったんだ。お前がここに来てくれるだけで俺は嬉しいよ」 「…わらわ達は数々のライバルと戦ってきた。相手の神姫をバラバラにしたこともあった。しかし、これほど後味の悪い闘いはなかった…」 責任を感じているのか、観奈は声を震わせながら恒一に言い放った。しかし恒一はそんなことを気にしていないような素振りで彼女の頭を撫でた。 「あれは俺たちの力が足りなかったからだよ。だからあいつもあんな目に遭ってしまったんだ。別に気にしてないさ…」 観奈はうつむいた顔をゆっくりと上げ、恒一の目をじっと見た。 「そうか…、これが一生懸命やった結果だというのか…。すまん、おぬしの言うとおりじゃった」 「いや、いいんだよ。これからもお互い良いライバルでいようぜ」 再び観奈の頭を撫でる恒一。 「わ、わかった。分かったからもうわらわの頭を撫でるのはやめい」 観奈は迷惑そうに頭に手を当てた。どうやら心配もどこかに吹き飛んだようだ。 「…ところで、おぬしの相方は大丈夫かの?」 観奈がそう言ったそのとき、メンテナンスルームの扉が開いた。 「沼田くん、シュートレイのケガは大丈夫なの?」 小百合はメンテナンス担当の沼田弘毅に容態を聞いた。 「中枢は無傷だったからパーツを変えるだけで済んだよ。ただ、しばらくの間は安静にしないといけないけどね」 ホッとしたため息が室内を穏やかな空気に変えた。シュートレイは致命傷を負わずに済んだのだ。 「よかったのー、恒一。これでまた試合ができるな」 「ああ、今度は負けないからな」 意気投合する恒一と観奈。どうやらいつもの二人に戻ったようだ。 「あ、そうじゃ。あの人にお礼を言わんといかんな」 「あの人って?」 観奈の言葉に、いずるは疑問を持った。 「シュートレイのことを教えてくれた人のことじゃよ。確か、通路で行き会ったはずなんじゃが…」 いずると観奈はルームの外に出て周りを見回した。そこには当然誰もいなかった。 「おかしいのぉ、確かにそこにいたはずなんじゃがな…」 二人はあの人がさっきまでいたところまで駆け寄ってみた。すると、何者かが二人の前を通り過ぎた。 「ややっ、何奴?!」 その正体は、種タイプの神姫だった。それを見たホーリーはあっと驚いた。 「あっ、あの子は…」 「知ってるのか、ホーリー?」 ホーリーは頷いた。 「うん、あの子は前に会った來華ちゃんだよ」 「もしかして観奈ちゃんが言ってたのはこの神姫のオーナーの事じゃないか?」 「おそらくそうじゃ。早く追わんと見失ってしまうぞ」 いずるたちは來華が飛んでいく方向を追った。來華を追っていくうちに、いずる達は会場の外へ出てしまっていた。 「どうやら外に出てしまったようじゃな…」 「いったいどこに居るんだろう?」 あたりを見回すいずる達。すると、そこへ一人の青年が來華を肩にのせ、こちらへやってきた。 「きみが都村いずるくんだね?きみも神姫のオーナーだって聞いたからね。うちの來華と凛花がよく言ってたよ」 「あなたは一体誰なんですか?その神姫はホーリーと関係があるんですか?」 相手はフッと笑みを浮かべた。 「まだ自己紹介がまだだったね。僕の名は竜崎賢市。來華と凛花のオーナーさ」 「竜崎…賢市!?」 竜崎の名前を聞いたいずるは、驚きの顔を隠せなかった。 「どうしたんじゃいずる、そやつのことを知っておるのか?」 「竜崎賢市さんは世界で有名なアートデザイナーなんだ。建物のデザインや造形物で有名な人だよ」 いずるの説明を聞いてもそちらの方に関心がない観奈にとってはさっぱり分からなかった。 「むむむ…、ピンとこんが、とにかく有名なことだけは分かった。その竜崎賢市とやらはなぜ神姫を持っておるのだ?」 その答えに竜崎はほくそえんで答えた。 「決まってるじゃないか、僕もワールドバトルロンドに出場するのさ」 「ワールドバトルロンド…?って何?」 その名前が出ても、神姫歴が浅いいずるには全然分からなかった。そんないずるのために、観奈は親切に説明してあげた。 「バカモノ、そんなことも知らんのか。ワールドバトルロンドとは、全世界の神姫の頂点に立つリアルバトルのことじゃよ。あやつがそれに出場するという事は、神姫の頂点を目指すということなんじゃ!」 それを聞いて、いずるは神姫界の奥深さを知った。神姫とは、それだけ厳しい世界だったのだ。 「今日のところは様子見にこの会場に来たんだ。それに、僕は無駄な戦いは好まない。今日はこのまま帰ることにするよ」 竜崎はこの場を去ろうとした。 「そうそう、もしかしたらうちの來華や凛花が近いうちに大きな大会に出るかもしれないから、君達も覚悟しておいた方がいいと思うよ。それじゃ、僕はこれで失礼するよ」 去っていく竜崎を、いずる達はただ黙って見ているしかなかった。 「…いずる、どうするつもりなのだ?このまま行けばいずれおぬしの神姫と闘う破目になるかもしれんのだぞ?それでも闘うつもりなのか?」 観奈はいずれ竜崎と闘わなければいけないことをいずるに説いた。しかしいずるは、こう答えるしかなかった。 「どうするかはまだ決めてないよ。でも、それが宿命だとしたら、闘わないといけないかもしれない」 いずるは覚悟を決めているのかもしれない。しかしそれは、彼にとっても、ホーリーにとっても辛い道を歩むことになるのだ…。 つづく もどる 第七話へGO
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ムラサメ 正式名称:MVF-M11C MURASAME 通称:ムラサメ、村雨 パイロット:ババ コスト:280 耐久力:500 盾:○ 変形:○ 射撃 名称 弾数 威力 備考 射撃 ビームライフル 5 90 標準的なビームライフル サブ射撃 頭部バルカン 60 3(24) 頭部装備タイプのバルカン 特殊射撃 ハヤテ 4 45(133) ミサイル。一度に4発消費。 格闘 入力 威力 BRC 備考 通常格闘 N→NN→N→特 176210 194214 斬り→2Hitシールドアッパー。BRCで強制ダウン。更に特格派生 前格闘 前 128 - 切り抜け 横格闘 横→N 166 175 斬り→シールド払い 特殊格闘 特 156 - 飛び上がって2Hit蹴り 変形格闘 変形中にN - - 相手に向かってきりもみ。これ自身にダメージはない 【更新履歴】 07/03/26 色々追記+修正 06/12/28 武装に追記 06/12/22 ラッシュコンボを追加 解説&攻略 オーブ御用達、M1アストレイの流れを汲む主力量産型MS。 量産機の中では数少ない可変機体である。 BRとミサイル持ちでステップ性能も良く、格闘も使い勝手が良い。 そのため、一見すると操作は非常にオーソドックスに見えるが、実は結構扱いにくい機体である。 MS形態のBD持続がかなり悪く、嫌でも変形を駆使していかなければならない。 この機体の性能を遺憾なく発揮するには、飛行形態を上手く活用してミサイル(ハヤテ)などでヒット&アウェイ戦法をとるなど、いざという時に変形を使いこなせるかにかかっている。 しかし、肝心の旋回能力が、真横に変形BDしてゲージが無くなる頃にやっと敵機の方に向けるというほど劣悪なため、操作にはかなりの慣れを要する。 本作ではこの機体に劇中ばりの、きりりとしたハリのある動きは期待できないので注意が必要であるが、やはりM1同様にステップ後の硬直があまりない様子。 しかしながら耐久力の問題もあり、逃げるべき場面では変形でうまく逃げ回ることが勝利への鍵だ。 この機体は攻守ともに引き際、及び攻め際を見極めいかに立ち回るかが要求される玄人向け機体である。 P.L.U.S. 使用可能キャラ シン(カガリ協力ミッション01クリア)、カガリ(Lv8)、ババ(初期)、バルトフェルド(Lv13)、ヒルダ(Lv15)、ヘルベルト(Lv10)、マーズ(Lv10)、アサギ(Lv10)、マユラ(Lv10)、ジュリ(Lv10)、サイ(Lv45) オーブ軍の主力MSであるため、ほとんどのオーブ軍キャラが所持している。 また、シンも「キラ・ヤマト」クリア直後にすぐ手に入るので出番には困らない。 ミサイル持ちなので核ミサ撃墜ミッションでは出番があると思われがちだが、 核ミサ撃墜ミッションはシンのBインパルスで事足りる事が多いし、 おまけにシン自身ジャスティスを入手できる事から経験値稼ぎくらいにしか出番がない。 しかし、いくらムラサメと言ってもジュリのミッション「焔の女戦士」にて彼女のレベルが高ければ 指令を突撃にしてやるだけでバンバン敵を落っことしてくれる。 同コストのゲイツRに比べてバランスが良いので、僚機としてもそれなりに信頼がおけるのがミソ。 射撃武器 【メイン射撃】72式改ビームライフル『イカヅチ』 [常時リロード][リロード 5.00秒/1発][属性 ビーム][よろけ][ダウン値 2][補正率 %] 特には特徴の無いBR。威力が低い。 援護・格闘の締め・変形3連射などで必要度は高い。 弾数はデスティニーと同じく少ない上に、使用頻度も高いので無駄撃ちは厳禁。 変形中は銃口補正がないので真正面にしか撃たず、また右側から出るので使いにくい。 もはや、相手が動いてなくても当てることは難しい。 設定の「マウントしたままでも射角が取れる」は置いといても、背中のビーム砲は一体どこへ……? まず無駄になるので使わないほうが無難だが、どうせ使うならキリモミ(変形格闘)からで。 【サブ射撃】頭部バルカン [撃ち切りリロード][リロード 5.66秒/60発][属性 実弾][よろけ][ダウン値 ][補正率 %] 正式名称『M2M5D 12.5mm自動近接防御火器』。 ま、ただのバルカン。 BRが弾切れしやすいので、牽制・支援・アラート鳴らし等々に多く使いたいところ。 それにムラサメは奇襲やそのプレッシャーを多用したいので、 バルカンをばら撒き相手の警戒心を削っておくことは布石としてもイヤガラセとしても重要。上手く使おう。 変形中は補正があるようで当てやすいが、そもそも変形中で撃つということは相手に突っ込んでいるという事になる・・・。 その状態で、いくら当てても全くひるまない攻撃に意味があるかというと微妙。 とりあえず瀕死の敵に激しく撃ち込もう。旋回が悪くても曲げ撃ちなどは中々脅威。 ミサイル・キリモミ乱射で痛い目にあわせておけば、ビビらせはする。 変形中はミサイルやビームライフルを警戒されるので、そこそこあたりはするかも。 キリモミ中は最大12連射になるが、ひるませることができないので封印。 【特殊射撃】66A式空対空ミサイル『ハヤテ』 [撃ち切りリロード][リロード 6.33秒/4発][属性 実弾][よろけ][ダウン値 ][補正率 %] 一度に4発発射するため実質1発。 発射すると少し山なりに、それぞれ左右に分かれて別のルートで飛んでいく。 硬直がかなりあるため、変形時での使用が主となる。 MS時に撃つと横方向への誘導が優秀。ただし中距離以遠でないと当たらない。 離れていく敵機に撃つと幸せになれるかも。 MS形態時では4発同時にほぼ真上、若干横に拡散させ発射。 誘導性はいいものの、山なりの軌道になるので近くにいる敵には当たらない。 軌道から上空の相手にはいい感じで迫り、地上の相手には頭上の死角から襲う。 背の高くない建物の影や崖の上から撃つのも面白い&有効だが、射出がそれほど真上でもないので、建物に近すぎると建物に当たってしまうことだけ注意。 しかし硬直が長めで、自機が固まるのがかなりのネック。 また、見られていると結構簡単に避けられてしまう。 闇討ち的援護メインか。封印して変形時のために取って置くのも手。 グリーンホーミングも可。開戦時に撃つとたまにあたる。 BRでは遠すぎる距離での飛び道具として、カット等には使える。 変形中は射角が良い上に2発ずつ2連射で出るため、誘導の良さも生きて当てやすい。 やはり変形時に撃つが吉。無論、変形時でもダメージは変わらない。 グリーンホーミングすることで、有効距離を伸ばしリスクを低減できる。 2発ヒットでよろけ(ダウン値3)、4発ヒットで強制ダウン。 気軽に撃てる高誘導の強制ダウン射撃なので、時間稼ぎや片追い状況作成をしやすく、高コスト僚機支援の肝。 パワー覚醒対策にも有用。 キリモミ状態からは1発ずつばらけて4連射。 BR連射に混ぜたり、BRが足りない際にも有効。 距離が多少あれば問題はないが、至近距離だと数発外れてダウンが取れない場合がある。 フォローのためにも、一緒にBRを1,2発入れると良いだろう。 逆にBR連射の補助として使っても、より確実に強制ダウンが取れるので○。 格闘 70J式改ビームサーベル 「潰せる」格闘こそないものの、個々の格闘性能が高いために十分通用する。というか使いやすく優秀。 また強制ダウン・地上なら確定ダウンが多く、支援機として「時間稼ぎ」の役目を果たすのに役立つ。 使いこなせば「ムラサメは非力」とは言わせない。 【通常格闘】 振りかぶりから斬りつけ→多段ヒットする盾アッパーの二段。 一段目は射角・出の早さ・踏み込み・誘導・当たりとも通常格闘のわりに良好。 トータルダメージは最大で、全般的に隙が少ないので使いやすい格闘である。 見た目よりも射角と伸びが良いため、割合強引に当てることもできる。 二段目のアッパーで縦に良く動くため、空振りしても反撃されづらい。 しかも、二段目の後はすぐに変形・ステップできる。 2段後に特格追加入力で派生可能。 地面へ叩きつけるので結構高度あってもダウン確定だが、安定して全段ヒットはしない上にモーションが長くなるので、状況に応じて派生させるか判断しよう。 派生させない場合は、2段目フルヒットBRCできりもみダウン。 特に悪い癖もないため、確定状況ならばしっかり決めていきたい。 ちなみに、デストロイやミーティア対策として有効。 上下に充分届く射角と2段目での飛び上がり+ダウン属性があるため、連発するだけで切り続けられる。 【前格闘】 ビームサーベルを右に構え突進して切り抜ける2Hit1段技。ダウン値は合計で2。 出が早く、出し終わった後すぐにBDや変形で離脱が出来る一撃離脱格闘。 判定も中々強く、埼玉や伝説の前格すら潰せる。 発生と突進スピードが非常に早いことから闇討ちに便利。 良い事尽くめなようだが、致命的ともいえる欠点は誘導と伸び。 M1アストレイの前格と比較すると、哀しくなるほど誘導がない。 サーベルを振った時には、もう判定がないため間合いが狭い。 ダメージも128と低いことからダメージ負けには注意。 技自体のモーションも長め。 しかし、出終わった直後からBD可できるので、動きを止めないことも可能。 この攻撃で倒した場合は切断フィニッシュとなる。 主な用途は、自機をロックオンしていない敵が近づいたときや、確定で出された格闘への最後の足掻き。 運命やアビスのように攻撃判定が前に出ている格闘以外なら、悪くても相打ちには持っていける。 近距離でとっさに出せると戦術の幅が広がる。 ダウン属性なのでドラ潰しにも。 スピード覚醒中は1Hitしかしないので注意。 派生 累計ダメ 単発ダメ BRCダメ ダウン値 累計補整率 単発補正率 属性 1Hit目 78 78 - 1 60%? 60%? BRC不可 2Hit目 128 78? - 1 60%? 60%? BRC不可 【横格闘】 水平に薙ぎ払い→盾でたたき付けの二段。 攻め継続する意味はあまりないので、威力の激しく低い一段→BRは封印安定。 一段目はM1の横格に似て近距離ならすぐ、遠めなら大きく迂回するので当てやすい。 M1横格にあったスカリとかもなくて安定度も高く、同様にBR避け格闘としても使える。 発生が早く射角・誘導が結構あり、判定も大きめで使いやすい。 かちあった格闘も潰せる事も多いが、距離あれば回避性能の高い特格・至近距離なら威力と回避性能に優れるN格があるため、あまり出番に恵まれない。 N格・特格に比べると硬直や隙が大きく、外した場合はほぼ反撃確定、とリスクが高いのも問題。 横格のセオリー通りに、攻撃を避けつつ使っていくのが良いだろう。 回り込み性能はM1譲り。単発ダメと補正率の関係からコンボに組み込みたい。 派生 累計ダメ 単発ダメ BRCダメ ダウン値 累計補整率 単発補正率 属性 1段目 60 60 112 1 96% 96% よろけ 2段目 166 110 (180) 1 ?% ?% ダウン 【特殊格闘】 少し浮き上がって前転、そのまま足から突っ込んで踏み蹴り2段。 ただし、間合いギリギリだと1ヒットしかしないことも。 180度以上曲がる程に誘導が良いのでかなり当てやすく、上昇部分は回避能力が高い。 他の飛び上がる格闘と違い、急に飛び上がらず「フワッ」と浮き上がるために、当てる間合いが把握しづらい。 しかし、飛び上がるタイプの「当たるまでの遅さ」がないために早く当たるので、得意間合いを把握すれば近~中距離での有効な攻撃手段になる。 射撃に対し同時に出しても上昇部分で回避すれば、BRでは反撃が間に合わない攻撃(ルナザクのメイン射撃など)にも届く。 対格闘においても下手にステップするより確実に回避&反撃できるケースが多く、伸びる格闘を仕掛けられようと、背中を通り過ぎて蹴り飛ばせる。 着地ずらし~反撃にも是非。 上手く活用できれば、BRを大幅に節約できる。 但し、実はキックながら判定がかなり弱く、格闘とかち合うとほぼ確実に負けることには注意。 また上下の射角が狭いので、目の前の相手だとその頭上を通過してしまう。 近くから外すと大きな隙を晒すが、技後すぐに行動可能(着地直前でも可能)なので、終わり際なら外したとしてもステップ回避が間に合うことも多い。 この特性を利用すれば、当て逃げも可能。 要は、しっかりと間合いを把握すること。 それが出来れば、被片追い時で攻撃をひらりとかわしダウンさせ、間髪入れぬ敵僚機からのカットもそのまま変形して逃げきり……なんてことも可能。 上達すれば覚醒潰しにも使える。たかが村雨と侮っている高コストにヤキを入れてやろう。 奇襲・強襲に使っても良いが、相手の攻撃を見た瞬間に出すとなお吉。 2HITで強制ダウン。2発目のみ1Hitでもダウンは取れる。 【変形格闘】 ドリルのように回転しながら相手の方向に突っ込む。 これ自体は攻撃判定は無いが、格闘中にBR、バルカン、ミサイルが乱射できるという特徴がある。 また、どこを向いていてもロックオンした相手に瞬時に向きなおすので変形中に攻撃したい時に使える。 所謂「とくとご覧あれ。」ラッシュ覚醒中にやると非常に強力。 ブーストが空になる、さらに近距離で使用する場合BR3発以上当ててダウンさせないと 相手の目の前で回転したまま→反撃確定という強烈な隙を晒すので注意。 他にも覚醒抜けされるとほぼ反撃確定なのでその点も注意しておこう。 ただ、相手へ向き直す旋回行動が一瞬で出来るため、反撃・奇襲としては優秀でカウンター用に便利。 敵のBRを中距離で回避後に変形格闘→特射orBR連射を決めることができる。 特射なら消費しても特に問題は小さいので、近距離でお見舞いしてやろう。 ただし、速度は速いとはいえ機首をぐるんと相手側へ向ける動作があるので、焦ると進行方向を変える途中に撃ってしまい、あさっての方向にビームが飛翔する。 高飛び狩りも楽にこなせる。 カットや着地取りにも使っていける。移動するので意外とカットはされにくい。 ただし、リスク高いので使いどころを把握する必要がある。 回転後特射→射×nと入力する事により、ミサイルとビームが同時に渦を描いて飛んでいくため、とてもかっこいいが、特に意味はない。 基本的にBRがないと援護も格闘のシメもできないので使わない方が無難だが、闇討ちで当てられればプレッシャーにはなるだろう。 変形終了間際に変形格闘をした場合、入力が遅いと変形が終了しMS時の各種格闘が出てしまうことがある。 結果的には格闘が当たって結果オーライとなる場合もあるが、外した場合は大きな隙を曝すことになる。 もし当たったとしても先行して射撃ボタンを連打すると、各種格闘1段止めBRCとなってしまう場合があるので注意。正確・確実に。 パワーの覚醒でBRが連射できるのは強み。1発で勝利が決まる場面では使えるのではないだろうか。 一応ブーストが空の状態でも使える。が逆に隙を曝け出すことになるかも。 なお、変形中のBR乱射の速度があまりにも速いためか、ラッシュ覚醒でも弾切れを起こす事がある。 近距離で出すべし。中距離以降だと追尾が弱い。 BRの弾数や当て易さ等を考慮して最も実用的なのは、変形格闘→メイン→特殊射撃 だと思われる。 当てやすいBRを始動に使い、その後、撃ち切りリロード型である特殊射撃でダウンを奪う。 ただし、距離が近すぎると特殊射撃が外れる事が有るので注意。 また、ムラサメ→僚機→敵機 という位置関係でこの連携をすると、特殊射撃が僚機に当たってしまう場合が有る事にも注意。 ※良く見かけるのが変形格闘中に射撃ボタンを連射しすぎて5発出してしまう人。 3HITで強制ダウンなため無意味だ。 ゆっくりタン、タンと打つ形で3発で止めておこう。外れても反応出来る。 2発しか出せなくとも、相手に結構なダメージを与える事になる。 変形格闘からの射撃は変形中では1番敵に対しての命中精度が高くなるため、出来るだけ狙っていきたい。 なお、特射は一度押せば全て出しきる。 コンボ 威力 備考 非覚醒時 NN→BR 194 強制ダウン。特射入力推奨。二段目を1HITでBRCしてしまうとダメージ減少&赤ダウンになる。 変形格闘→BR3連射 167 強制ダウン。無駄撃ち厳禁。 スピード ( はステップキャンセルorジャンプキャンセルの略) 横 横 横 横横 304 覚コンはこれ一択でも問題ない ラッシュ N→横→N→横横 300 基本コンボ。あまり動かないため、カットされる危険大。 横→NN→前 256 昇竜拳全段ヒット確認から前格入力。大きく動くためカットされにくい。 横→NN→特射 237 見た目がアホ。MS形態のミサイルがヒットする数少ないコンボ。一応きりもみダウン。 N→横→N→横→前 273 前は1HIT。最後のみ移動のためカットが恐い。 横→N→横→N→前 274 ↑の横始動。当てやすい上に、威力もほとんど変わらない。 N→横→前→特格 241 MS格闘を全てねじ込んだネタコン。 パワー 変形格闘→BR*3 292 NN特→BR 315 N(覚C)→NN特 321 横(覚C)→NN特 323 デスコン 戦術 変形飛行の航続力は高く、ARFをもしのぎ、高誘導のミサイルがあり変形格闘の反撃能力もある。 しかし余り引き気味に戦っていると敵に放置され、僚機に負担をかける事になるので、適度に中距離を保って戦おう。 変形はBDに比べ、持続がかなり増、速度は微妙に上、旋回性能はかなり低い。 (旋回については上昇しながら旋回すると若干緩和される) 加えてそのまま格闘やステップができず、射撃の射角が狭いなど、柔軟性は低い。 まずは逃げに使う。間合い取りなどに有効。 高コスト並みの持続時間に、非可変機体で付いてこれる敵機はそう多くない。 ドラグーンは飛行して高度を変えるだけで簡単によけられる。 フワステ待ちには変形して離脱放置も手。と見せかけて反撃したり。 距離を取ったBDで着地狙い合戦になりそうなら、変形で対抗するのもひとつ。 相手の着地直前に変形解除すれば対応出来るし、変形格闘乱射を当てたりできる。 そしてムラサメ変形の特色として、変形格闘による反撃能力の高さと変形解除の迅速さが上げられる。 変形格闘は一瞬で相手へ向き直るため、迂闊にBRなどを撃った敵機にすぐ射撃で反撃できる。 飛行中に敵機が油断している時や、味方僚機を狙っている時も狙い目。 これが怖いため、敵機は余計にムラサメの変形を追えないだろう。 しかし、敵機に真っ直ぐ突っ込む格好となるため、近距離からなら当てるだけでなくダウンさせないと惨劇を招く。必中必倒! 変形解除の早さはかなりのもので、劇中のカオス撃墜時ばりの変形解除→前格や、射角強い通格・避ける特格も十分実戦導入可能だ。 当然だが僅かにせよ時間はかかるので、相手スカリ確認後の反撃や死角からの奇襲に使おう。 焦って変形解除前に格闘ボタンを押さないように。 また、敵機の安直な格闘を誘い変形解除して、ステップで避けカウンターなんてのも可能。 惰性があるので、相手が来なくてもすぐ対応すればさして問題ない。 変形格闘は闇撃ちなども良い。 注意すべきは、気づかれたりして軸が合うと、BR反撃がほぼ確定する点。 変形時は、遠距離や中距離辺りで誘導するミサイルでの牽制が有効。 BRは旋回性の悪さで曲げ撃ちは困難。 下手に近づくとBDの鈍さにより格闘を叩き込まれる。 変形移動は離脱、奇襲に使おう。 しかし見た目に反し、変形移動の速度はさして早くない。 なので相手格闘の間合いに入っていると、簡単に狩られる。 これは、真後ろからでも間合いを離脱しない限り斬られるほどなのだ。 また旋回性能が低いので、正面からBRを撃たれて旋回したのでは避けきれない。 (相手に接近する際は、軸をずらしておくと回避しやすい) 尚、変形中でもシールドは即可能。遠目からの格闘相手なら変形格闘乱射という手もある。 が、距離を確保しておくのが基本には違いない。 変形を使いこなせば広い戦術的柔軟性を得られるが、それが出来ないならJダムの方が上。 慣れると「どうにもならない」や「どうにも辛い」という状況の少なさを実感できるはずだ。 ムラサメを使うからには使いこなそう。 VS.ムラサメ対策 これは他の可変機にも言える事なのだが、変形中にはステップが出来ないのでそこを狙おう。 格闘やらCSやらが面白い位決まる。 ただ、油断しすぎると変形格闘からの各種射撃をもらってしまうので注意。 無理には変形飛行を追わず、おとなしくブーストが切れるのを待とう。 しかし、上手く近距離戦に持ち込んでも、充実したな基本性能と優秀な格闘が揃っているため、そう楽に落とせるものでもない。 特に乱戦能力とカウンター能力が高いので、安直な手出しは強制ダウンに持ち込まれてしまう。 そして、そのまま僚機が片追いされる羽目に。 なかなか攻撃の硬直を狙えないことも、厄介な要因のひとつ。 とはいえ、これといった強力な武装も無いので、あまり固執せずムラサメの挙動に合わせ対応するか、自機の長所で徹底して攻め込むかしよう。 安直な使い手なら簡単に攻めてくるだろうから、釣って狩るのは結構簡単。 使い手がそれ程でもなければ強気で攻められるのだが、上手い人が使うと手出しも放置もしづらい上に、低コストとは思えない粘り強さを発揮する厄介な敵となる。 そして真に厄介なのは、ムラサメに気を取られすぎると、その僚機(590機体)が好き勝手に動けるということだ・・・。 VS.ムラサメ(CPU) 変形で移動するM1アストレイとでも言った所。 滑り撃ちまがいの振り向き撃ちが曲者。かなり滑るので通常のタイミングで反撃しても回避される。 射撃で反撃する時は引き付けてステップの終わり際を狙うといい。 格闘はどれも万遍なく使う。前格と特格でタイミングを外されないように注意。 変形はただの移動手段に成り下がっているので攻撃のチャンス。 ただし、遠距離から真っ直ぐ突っ込むと射撃で迎撃される事もあるので一応注意。 警戒すべき部分もあるが、どの要素も低コストの域は出ていないのでタイマンでは問題のない相手。 ただし、他の機体が絡んでくると上記のタイミングの分かりにくさのせいで鬱陶しく感じる事も。
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【作品名】千恋*万花 【ジャンル】エロゲ 【名前】ムラサメ 【属性】魂のような存在 【年齢】518歳は軽く越えている 【長所】これだけの年齢でロリ枠、シナリオの謎や事件はほぼ100%この子が推察→解決してくれる 【短所】自分も似たようなものな癖に幽霊を否定したり怖がったりする 【備考】神刀“叢雨丸”の管理者で魂の存在。エロゲなので例によって登場人物は18歳以上なので主人公は18歳以上。 年について「吾輩はご主人(主人公)より、500は年上であるのだぞ」と答えている。 vol.4
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それは日本であって日本ではない、戦国時代の物語。 永きに続く戦乱の世のおかげで、大地は荒れ果て、人々の心は荒み、世の中の秩序は崩壊していた。 人々はその日の食料を確保する為に武器を手に取り、他国に攻め入り奪っていく。 そう……戦乱の世は、力なき者には決して微笑むことはないのだ。 ここにも武器を手に取り、他人から略奪を試みる者が1人いた。 長い黒髪。太ももを露わにするスリットの入った異国の衣服に身を包み、 その見事なプロポーションを見せ付け、妖しくも神秘的な雰囲気をかもし出している。 平和な世であれば、武器を手に取ることもなく、その美貌で一生を楽に暮らせていたことだろう。 この美女こそ、この地域一帯を支配している盗賊団……ムラサメ一味の頭目、ムラサメ嬢その人であった。 この地域を支配している大名でさえ、手を焼いているムラサメ一味。 幾多の戦いを勝ち残り、このあたりでは敵なしの状態になっていた。 その頭目であるムラサメ自らが武器を手に取り、かまえている。 普段は妖しい笑みを見せているその顔は、驚きと戸惑いの表情を見せている。 『何故こうなってしまったの?こんなはずではなかったのに……』と。 彼女の足元には、無残にも打ち倒されて、虫の息の部下達が転がっている。 まるで飛んでいるハエを叩き落すかのように、いとも簡単に次々と打ち倒された部下達。 彼女は内心、このまま勢力を伸ばしこの国を支配して、戦国乙女として名乗りを上げようかとも考えていた。 しかし、その考えが甘いものだと思い知らされた。 ……彼女の目の前で、笑いながら大剣を振るう化け物を見て。 「いい加減に名前くらい名乗ってはどうなのかしら?それとも貴女の様なゴリラに、言葉は分からないのかしらね?」 これ以上の犠牲を出す前に撤退をしなければ……ムラサメは不本意ながらも撤退を決意した。 連戦連勝のムラサメ団が、たった一人を相手に不覚を取った。 これが知れ渡れば、今まで力え抑えていた連中がムラサメを狙ってくるだろう。 負けたくない!負けてしまえば奪ってきたものすべてを失うことになる!……けど、相手が悪すぎた。 こんな化け物だと知っていれば、襲うなんてことはしなかったのに……後悔の念がムラサメを襲う。 しかし、いくら後悔してももう遅い。後悔するよりもこの場を逃げ切ることのほうが大事だ。 命さえあれば、いつかまた再起も出来る。みんなの傷が癒えたら、また一緒に頑張ればいい。 だからここは逃げることだけを考えなくてはいけない。 傷ついたみんなを逃がし、生き延びることだけを考えなければいけない。 けど、逃げる為にはこの化け物を相手に時間を稼がなければ。 それが出来るのはおそらくアタシだけ……このムラサメだけにしか出来ないはず。 覚悟を決めたムラサメは、相手を挑発し、隙を作って部下達を撤退させようとした。 このアタシならば少しは時間稼ぎも出来るだろう。 今までアタシを慕ってついてきてくれた仲間だ。こんな化け物相手に命を散らせたくない。 そう考えたムラサメは討ち死に覚悟で相手を挑発する。 さぁ、アタシにかかって来なさい!ただではやられないわよ。きりきざんであげる、と。 「ふ……はぁ~っはっはっはぁ!これが悪名高きムラサメ一味か。……ふん!くだらんな」 大剣についた返り血を振り落とし、鋭い眼光でムラサメを睨みつける。 その目を見た瞬間、ゾクリと背筋を寒気が走り抜ける。 背筋を寒気が走った瞬間、ムラサメは理解をしてしまった。 今、アタシが抱いているこの感情が何なのか、を。 目の前のゴリラを見てるだけで、体が固まってしまい、声が出なくなってしまう。 一歩一歩近づいてくる相手に、動くことすら出来ない。 そうか……これが恐怖という物なのか。 今まで幾多の戦いに身をおいてきたけれど、一度として恐怖など感じたことはなかった。 けど、このゴリラに睨まれただけで、恐怖に震えてしまうなんて。 アタシもここまでなのかしら?……諦めかけたその瞬間、恐怖とは違う感情が心の奥底から湧き出てくる。 ……ふざけないで。このアタシが!このムラサメ様が!何をビビッているの! せっかく手に入れた力……ムラサメ団という仲間。それをこんな化け物に潰されてたまるもんですか! 「我はムラサメ……名を名乗れ!」 怒りの感情が恐怖を打ち払い、ムラサメに化け物と戦う決意をさせた。 ここでアタシが無様な戦いを見せたら、あの子に合わせる顔がない、と。 「ほう……やはり噂は本当だったようだな。この私に震えることなく立ち向かうとは」 ブン!と、その手にした大剣を振るい、ニヤリと笑う。 「我はオウガイ!ムラサメよ、いざ尋常に勝負だ!」 「やっと名乗ったわね。……ゴリラさん、切り刻んであげるわ!」 先手必勝!あの大剣よりもアタシの攻撃の方が早く届くはず! このゴリラの首をお土産に持って帰るからね。今日こそは笑ってもらうわよ? ムラサメは、つい先日からムラサメ団で世話をするようになった、少女の顔を思い出していた。 何故だかは分からない。しかし、その暗い顔をした少女が、自分の妹のように思えてしまう。 そう、あの子の為にも……コタロウの為にも生きて帰らなければ。 このゴリラ……オウガイを打ち倒し、生きて帰るのよ! 生きて帰る……その思いを乗せたムラサメの攻撃は、オウガイに届くことはなかった。 ムラサメが渾身の一撃を振り下ろした瞬間、全身を衝撃が走った。 その衝撃にムラサメは吹き飛ばされ、地面に叩きつけられた。 次第に狭く、暗くなっていく視界。 剣を持つその手には力が入ることはなく、ただ、オウガイの笑い声だけが聞こえた。 『あぁ……これが『死』なのね?ゴメンね、コタロウ。アタシがいなくても強く生きるのよ……』 止めを刺そうとしているのか、オウガイが歩いてくるのが分かる。 オウガイの足音を聞きながら、ムラサメの意識は闇に落ちていった。 「う……うぁ……ううん……イタ!イタタタ」 体中を走る痛みがムラサメの意識を取り戻させた。 ゆっくりと目を開けると、そこには見知った顔が。 「大丈夫、ですか?ムラサメさん」 「あ、あら?何故コタロウがここに……い、いたたた」 そこには妹のように思っているコタロウの顔が。 何故コタロウが?そう思い、周りを見渡してみる。 すると、ここは自分たちのアジトとして使っている、小さな洞窟にあるムラサメの寝室であった。 どうしてアジトに戻ってこれたのかしら?そう思い、コタロウに尋ねようとしたが、コタロウの様子がヘンなことに気がついた。 その目は赤くはれ上がっており、涙を流し続けていたものと思われる。 そうか、アタシが意識を失っていたから心配して泣いてくれたんだ……やっぱりこの子、優しい子なのね。 起き上がり、ギュッと抱きしめて安心させようとしたのだが、身体がいうことを利かずに起き上がれない。 背中に腰、頭にも痛みが走り、腕をあげるのも辛い。全身に痛みが走り、1人では起き上がることも出来ない状態だ。 よくもこんな状態で帰ってこれたものね……ムラサメはこんな状態でもアジトに戻ってきた自分に驚きを隠せない。 「よかった……ムラサメさん、2日も寝たままだったんですよ?ボク、すごく心配で……ヒック、ホントによかったです」 ムラサメの意識が戻ったことで安心したのか、コタロウの瞳からポロポロと涙が溢れ出す。 「2日も?アタシ、そんなに意識を失ってたんだ……完敗、ね」 立った一撃で2日間も意識を失うほどのダメージを負わされた。 しかし、あのオウガイという化け物に恨みの感情など感じなかった。むしろ清々しい気分になっている。 何故かしら?手も足も出ずにコテンパンにやられちゃったのに、悔しくないなんて……何故なのかしらね? 「ホントによかったです。気を失ったムラサメさんが担がれて来た時には心臓が止まるかと思いましたよ。 また……ボクの大事な人が死んじゃったのかなって……ひっく、もう悲しい思いはイヤなんです」 昔を思い出したのか、ポロポロと涙を零すコタロウ。 コタロウには、誰にも言わない暗い過去があるようだ。 この荒れ果てた戦国の時代だ、誰かしら悲しい過去は持っている。 もちろんムラサメにもある。しかし、ムラサメは過去を振り払い、今を懸命に生きると決めた。 そう決めてからは、生きていくのが楽になった。 戦国の世を生きていくには、力が必要だと剣の腕を磨き、生きていく為だと略奪行為をもした。 力なきものは消えていく……それが今の世の中だと身をもって知っているからだ。 しかし、このコタロウにはその覚悟がまだない。 生きていく為だと、何度か剣を教えようとしたのだが、ことごとく断わられた。 普段のムラサメなら、こんな足手まといはいらないと見捨てるのだろうが、 何故かは分からないが、見捨てることが出来ずに養っている。 (ホントに何故なのかしらね?) 涙を零しているコタロウの頭を撫でながら、その理由を考える。 ……罪滅ぼしのつもり、なのかしら? 今までアタシ達がした略奪で、命を落としたであろう人達に対しての罪滅ぼし。 フフフ……そんなガラじゃないくせに、アタシは何をしているのかしらね? 「泣かないで、コタロウ。貴女が泣くと、アタシまで悲しくなるの。だから、泣かないで……」 痛みの走る腕で、コタロウの頭を撫で続けるムラサメ。 その顔は、優しい微笑を浮かべており、この表情を見て、これがあのムラサメ一味の頭目だとは誰も信じないであろう。 「ところでシロはどこに行ったの?コタロウといつも一緒だったでしょ?」 コタロウの頭を撫でつつも、普段ならコタロウに寄り添うように側にいる、人懐っこい白い犬がいないことに気づいた。 コタロウを拾った時に一緒に連れてきた白い子犬。 邪魔だから捨てなさいと何度言っても、コタロウは決して捨てようとはしなかった。 シロをギュッと抱きしめ、『この子はボクの妹なんです。家族なんです』と。 それ以来、シロはコタロウの妹として、ムラサメ一味の仲間となった。 今ではムラサメ自身、可愛い妹分だと思っている。そのシロがいない。 (アタシがこんなヒドイ目に遭ったというのに、側にいてくれないなんて……冷たいんじゃないの?) ムラサメは少しムッとしてしまい、ついコタロウを撫でる手を荒々しくしてしまった。 「シロは今、お風呂に入ってます。オウガイさんがお風呂に入れたいと言ってきたんですよ。 あの人怖そうに見えて、結構可愛いところありますよね」 コタロウの頭を撫でていた手が止まる。今、なんて言ったの?オウガイと言わなかった? 「オウガイさん、シロの肉球触るのが大好きみたいで、ずっと触ってましたよ?『や、柔らかい』とか言いながら」 オウガイがシロの小さな前足を掴み、プニプニと肉球を触る姿を思い出したのか、クスクスと笑い出したコタロウ。 今までふさぎ込んでいて笑うことのなかったコタロウが笑っている! 普段のムラサメなら驚きと戸惑いの表情を見せているであろう。 しかし今のムラサメは、自分を打ち倒した相手、オウガイの名前を聞き殺気立ち、それどころではなくなっている。 「……今、オウガイと言わなかった?何故コタロウがその名前を知っているの?」 「え?だって気を失ってたムラサメさんを連れてきてくれたのってオウガイさんですよ? ムラサメさんの友達だって言ってましたけど……どうかしたんですか?」 なんですって?オウガイがアタシを連れてきたですって?それも……友達?あんなゴリラが友達なんてありえないわ! 「コタロウ……アタシの剣を持ってきて。オウガイはお風呂にいるのね?」 いくら化け物でも、武器を持っていない状態ではアタシには勝てないはず。 何を思ってアタシを助けたかは知らないけど、アイツを倒すチャンスは今しかないわ。 ムラサメはそう考え、お風呂場でオウガイを討とうと布団から起き上がる。 まだダメージが抜けてはいないが、どうにか立ち上がることは出来た。 こんな状態で、いくら相手が素手でも、あの化け物に勝てるのかしらね? でも、勝てなければ終わり。今度こそ終わりになるはず。 勝てなければアタシだけでなく、コタロウやシロまで……相打ちでもいい、必ず倒してみせるわ! 「わ!わわ!ムラサメさん、まだ寝てなきゃダメですよ!……え?なんで剣を持ってこなきゃいけないんですか?」 「いいから持ってきなさい!早く持ってくるのよ!」 今しかチャンスはないと焦るムラサメ。 訳も分からずにどやされて、渋々ムラサメの愛刀を取りに行こうとするコタロウであったが、その必要はなかった。 「はぁ~っはっはっは!さすがはムラサメだな!その身体でもう私に戦いを挑んでこようとは!」 大きな笑い声と共に、寝室のドアが開く。聞き覚えがある声に焦るムラサメ。 いや、聞き覚えがあるなどというものではない。 ムラサメを打ち倒し、何故かは分からないがアジトへと連れてきた張本人。 たった今、不意をついて打ち倒そうとしていたムラサメの敵。 ドアが開いたそこには、風呂上りでずぶ濡れのシロをギュッと抱きしめたまま笑うオウガイがいた。 「そう殺気立つな。お前では私に勝てない。身に沁みて分かっているだろう?」 シロを抱きしめたまま部屋に入ってくるオウガイ。 抱きしめられたシロは、ク~ンと泣き声を上げ、悲しげな眼差しでムラサメを見つめている。 「……アタシを倒しておきながら、助けるなんていったい何を考えているのかしら?」 「え?ええええ~!オ、オウガイさんがムラサメさんを倒した?ど、どういうことですか!」 オウガイはムラサメの友達。オウガイが吐いたウソを真に受け、信じていたコタロウは驚きを隠せない。 オウガイはそんなコタロウを無視してムラサメに話しかける。 「何を考えている?お前を気に入った!ただそれだけだ」 「気に入った?それだけでアタシを助けたというの?誰がそんな上手い話を信じられるものですか!」 言い争う2人を見て、オドオドとするコタロウ。 その足元には、オウガイの手からどうにか逃げ出したシロが寄り添い、心配そうにコタロウを見上げている。 「はぁ~っはっはっは!いいぞ!その強気なところがますます気に入った! 私はキサマのような女を探していた。……共に戦える武士を」 「……共に戦う、ですって?」 2人の雰囲気に声を出すことも出来ないコタロウ。 そのコタロウの足をペロペロと舐め続けるシロ。どうやらお腹が空いた様だ。 「そうだ、私と戦う武士を探していた。共に戦い……共に戦国の世を奪い取る仲間を」 「う、奪う?戦国の世を奪うですって?」 「そう、奪い取り、戦乱の世を終わらせる。この戦乱の世の中を終わらせる為に、私について来い、ムラサメ!」 動揺するムラサメの問い掛けにコクリと頷き、ついて来いと強く誘うオウガイ。 オウガイの言葉にコタロウも動揺し、ツバを飲み込んでしまう。 それもそのはず、今の戦国の世は、各地で争いが起こり、戦争が絶えることはない。 つい最近になって、その戦いを終わらせようとする戦国乙女達が現れたぐらいだ。 そう簡単にこの戦国時代が終わるなんて考えられない。否、考えもしなかった。 それはコタロウだけではなく、ムラサメもそうだった。 ムラサメ自身、戦国乙女と呼ばれる存在となり、広大な領土を手に入れることが夢だった。 しかし、戦国時代を終わらせるなど、考えたこともなかった。否、考えられなかったのだ。 それほどまでに今の世の中は荒れ荒み、戦いが終わるなどと考えるヒマもなかったのだ。 しかし……ムラサメはオウガイの考えをバカにすることも、否定することも出来なかった。 何故なら、オウガイの戦国の世を奪い取るという言葉を聞いた瞬間、胸の奥が高揚し、 体中の血液が沸き上がるのを感じてしまったからだ。 「この戦乱の世の中を奪い取る?……そうね、いい仕事になりそうね。そこらで略奪するよりもよっぽどいい仕事ね」 にやりと笑い、手を差し出すムラサメ。差し出された手をギュッと握り締め、強く握手を交わすオウガイ。 「ああ、やりがいはあると思うぞ。我等3人でこの戦国の世を奪ってみせようぞ!」 片手でムラサメと握手を交わし、もう片方の手で、呆然としているコタロウを引き寄せる。 「え?ええ?ボ、ボクも入っているんですか?」 「当たり前だ。キサマもムラサメ一味の一員であろう?」 「あら?一員だったら、このシロもそうよ?」 シロを抱き上げ頬をすり寄せるムラサメ。 その頬をペロペロと舐めるシロ。どうやらお腹はペコペコのようだ。 「はぁ~っはっはっは!これは頼もしい味方だな!」 大きな声で豪快に笑うオウガイ。つられてムラサメも笑い出す。 何故だかコタロウも笑みがこぼれ、シロはワンワンと吠え出した。 「よし!では、我等3人と一匹、力を合わせ……この戦国の世を奪い取る!」 オウガイの力強い宣言に、ムラサメ、コタロウ共に頷き声をあげる。 シロもワンワンと鳴き声をあげ、ここに戦国最強軍団の一つ、オウガイ一味が誕生した。 なお、オウガイ達が戦国の世を騒がせるのはこれから数年の後の話である。
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MVF-M11C ムラサメ 特徴 MS形態 COST EXP SIZE HP EN 攻 防 機 移 宇 空 地 水上 水中 21900 500 M 12470 150 21 20 24 7 B B B - C MA形態 攻 防 機 移 宇 空 地 水上 水中 21 20 26 8 A A - - - 武装 MS形態 名前 威力 EN MP 射程 属性 命中 CRI 備考 70J式改ビームサーベル 3900 22 0 1~1 BEAM格闘 100 6 12.5mm自動近接防御火器 1000 10 0 1~2 連射 105 25 72式改ビームライフル イカヅチ 3000 25 0 2~4 射撃BEAM1 85 10 MA形態 12.5mm自動近接防御火器 1000 10 0 1~2 連射 105 25 72式改ビームライフル イカヅチ 3000 25 0 2~4 射撃BEAM1 85 10 66A式ミサイル ハヤテ×4 1000 28 0 4~5 ミサイル 55 5 アビリティ 名前 効果 備考 アンチ・ビーム・シールド防御可能 シールド防御可能防御時にBEAM攻撃を軽減 MS形態のみ 変形可能 変形可能 支援防御可能 支援防御可能 MS形態のみ 設計元 設計元A 設計元B ZガンダムZプラスメタスリ・ガズィB・W・S M1アストレイM1アストレイ(シュライク) フェニックスガンダム(能力解放) オーバーフラッグ オーガンダム(実戦配備型) ノーベルガンダム 開発先 開発先 2 M1アストレイ 備考 火力は無いものの、高い地形適性及び移動力とMS状態でも空を飛べるので割と優秀。 変形すれば攻撃力1000×4のミサイルも使用可能になり、対BEAM系アビリティにも対応できる。 主力機体が育つまでの繋ぎやミサイルによる支援など、運用の幅は広い。更に、図鑑埋め(バルトフェルド専用ムラサメ)のためにも必要と地味に重要。 設定上はMA形態で高エネルギービーム砲が使用できるのだが、原作で使用されていないためか、本作でも使用は不可。 開発による将来性は無いが、ガンダムMk-IIとの設計でZガンダムが入手できるため、無駄にはならない。
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ムラサメ 特徴 HP EN 耐久 移動 コスト 機体ランク 搭乗Lv 派生先 特殊 2100 230 35 5 1500 A 20 アカツキ(オオワシ装備) 可変システム搭載 オススメ度 : ★★★☆☆☆ 説明 この段に説明を入れてください。 機体表(アナザー)に戻る
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MVF-M11C ムラサメ ガンダムSEED DESTINY編 UNIT U-S96 白 1-3-2 C 変形 【(自動D):このカードは、防御に出撃した場合、ターン終了時まで±0/±0/+1を得る】 地球 [3][1][3] 飛行形態 高機動 [*][2][4] 原作では宇宙も飛行していたが、収録されたのは片適性ユニット。このカードが収録された時点では地球でしか活躍していなかったためか。 3国力の片適性ユニットなので並みの3国ユニットよりは強力。変形して防御に回せばパンプアップ能力も相俟ってそれなりに有能な高機動ブロッカーとしても働く。 偵察型なら宇宙も飛べる。
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ムラサメMURASAME 登場作品 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 型式番号 MVF-M11C 全高 17.82m 重量 46.88t 所属 オーブ軍 搭乗者 アンドリュー・バルトフェルドレドニル・キサカ馬場イケヤニシザワゴウ 武装 M2M5D 12.5mm自動近接防御火器72式改ビームライフル イカズチ70J式改ビームサーベルシールド72式高エネルギービーム砲66A式空対空ミサイル ハヤテ×4空対地ミサイル ドラッヘASM 【設定】 オーブ軍の主力量産型可変モビルスーツ。 M1アストレイの後継機として開発された機体で、背面の大型主翼と垂直翼によって高い機動性を発揮し、シールドを失うと変形不可となるものの、形態を問わずに飛行は可能。 MA形態時は戦闘機としての能力を持ち、MS形態時はM1アストレイ譲りの陸戦能力を持つとされるが、地上戦はM1アストレイに任せて空戦を担うことが多い。 機体色はナチュラル用MSを示す赤だが、中立国らしくコーディネイターにもOS変更によって簡単に対応できるとされる。 島国であるオーブにとってMSは本土防衛のための戦力として考えられていたが、地球連合軍によるオーブ解放作戦によって本土に被害を受けた経験から、本土籠城による専守防衛だけでなく外洋型攻撃戦力による洋上制圧も重視されるようになり、MSにもその役割が求められるようになった。 遠征中の「敵艦に素早く接近・攻撃する」「迎撃に出た相手MSを突破する」「それらの実現に必要な航続距離」といった需要はシュライクを装備したM1アストレイだけでは担いきれず、かといってユニウス条約や積載スペースの都合によりMSと戦闘機を詰め込むという訳にもいかず、可変機構の採用に至ったと思われる。 汎用性は単機で完結させ、連合やザフトのMSのようなバックパック換装型が採用されなかった理由には、換装による装備よりも変形の方が求める性能を高く発揮出来る事、不必要なバックパックが艦内スペースを圧迫してしまう事、洋上戦あるいは空戦が主なので換装のメリットが生きるほど多様な戦況に遭遇しないと考えられた事、標準機では力足らずな事態には小変更機か専用機によって解決すれば良いと考えられた事などが挙げられるだろうか。 空戦に特化した機体だが宇宙でも普通に使える。おまけに宇宙特化のバリエーション機も存在する。 開発時には終戦していたためここまでする必要があったかは微妙なところだったはずだが、宇宙戦艦のイズモ級を戦後に複数生産して宇宙艦隊を構成するなどしていたため、元から宇宙戦には備えておくべきという考えがあったと思われる。 しかし機動性を優先した結果か装甲は脆弱で、(流用バンクの結果とはいえ)ミネルバの40mmCIWS(本来はヘリやミサイル迎撃用)に木端微塵にされるほど防御力が低いなど、M1アストレイ譲りの弱点もある。 量産機をPS装甲とする訳にはいかないので仕方ないが… バリエーションに偵察型、バルトフェルド専用機、オオツキガタが存在する。 偵察型はマルチロール機よろしく垂直翼の代わりに早期警戒機の様なレドームを背負わせることで索敵などを可能としており、機動性はやや低下するが戦闘能力に問題はなかったとされる。 バルトフェルド専用機はバルトフェルドご指定のオレンジ色に塗装されているが、性能はOSをコーディネイター用に載せ替えた以外に通常機との変更点はない。 オオツキガタはM1アストレイに対するM1Aアストレイのようにムラサメを宇宙戦に特化させた機体で、機体色は局地戦仕様を示す青。名称の由来も同じく里見八犬伝に登場する刀の大月像と思われる。 武装はムラサメからそのまま引き継がれ、加えて右翼の代わりに長距離用レールガン、左翼の代わりにセンサーが搭載されており、アストレイやムラサメの援護や、レールガンによるMA形態での遠距離からの砲撃を主な戦法としている。 【武装】 M2M5D 12.5mm自動近接防御火器 同時期の地球連合軍MSに採用されたM2M5の輸出モデルとされるバルカン砲。 頭部に2門と主翼の根元に片翼2門ずつ搭載されている。 72式改ビームライフル イカヅチ M1アストレイ用の71式ビームライフルの発展型。 ビームサーベルを持つ時やMA時には右腰にマウントされる。 MA時でも使用可能で、マウントが可動する事で射角も取れる。 70J式改ビームサーベル M1アストレイ用の70式ビームサーベルの改良型。 左腰に1基のみ装備。省電力性、信頼性、整備性が向上している。 シールド M1アストレイ用のシールドの改良型。 MA時の機首を兼ねており内部に着陸脚も収納されているため、これを失うとMAへの変形が不可となる。 72式高エネルギービーム砲 垂直翼に搭載されたMA時用のビーム砲。 威力はイカヅチと同等。MS時にはロックがかかるため使用不可となる。 66A式空対空ミサイル ハヤテ C.E.66年にオーブ軍で採用開始された国産の空対空ミサイル。 左右の前腰部に2門ずつ計4門内装される。 設定的にはMA時専用とされるが、連ザ等ゲームではMS時でも使用可能。 空対地ミサイル ドラッヘASM ジェットストライカーに搭載される事もあるミサイルと同じもの。同様に翼下に4基搭載する。 資料によってはMk438 3連装ヴュルガー空対空ミサイルポッドとされるが、描写はないため設定のみか誤記のどちらか。 【原作での活躍】 一般機はDESTINYの量産機らしく(?)、ほとんどはやられ役。 初登場時にはアスランのセイバーが相手という事もあって押され気味に終わる。 その後はフリーダムによるカガリ拉致を阻止するために出撃するも、主翼を斬られて墜落させられた。 その後もオーブ艦隊としてミネルバを相手にするものの、インパルスに次々と撃墜される。 しかし特攻でミネルバチームに大打撃を与える、セカンドシリーズのMSであるカオスを3機の連携で撃墜するなど印象的な活躍を見せる場面もあった。 その後はオーブ軍としてザフトMSと対峙し、破壊したりされたりしている。 バルトフェルド機はカガリとアークエンジェルの護衛に徹していたが、それでも通常のムラサメは圧倒していた。 バルトフェルドが宇宙に行く際に置いていかれた後はカガリのお目付け役であるレドニル・キサカがナチュラル用OSに変更して搭乗し、オペレーション・フューリーでカガリのアカツキやアークエンジェルに合流した元オーブ艦隊所属のムラサメと共にザフトMSを迎撃した。 【搭乗者】 レドニル・キサカ CV:千葉 一伸 元々の所属はオーブの陸軍第21特殊空挺部隊の一等陸佐。 前大戦時にはカガリの父ウズミ・ナラ・アスハから厚い信頼を受けており、国を飛び出したカガリのお守りを任命されつつ故郷である北アフリカの町タッシルへ連れて行き、彼女と共に砂漠の虎と戦うレジスタンス「明けの砂漠」に参加していた。 オーブが地球連合軍に侵攻された際にイズモ級宇宙戦艦クサナギの艦長として宇宙へ脱出し、アークエンジェルやエターナルと共に第三勢力として戦い抜いた。 C.E.73年では地球連合軍(正確には東アジア共和国軍)に潜入して更にジブラルタル基地へ潜入しており、ザフトから脱走者が出たという無線を傍受して脱走兵から機密情報を得ようとした所、グフイグナイテッドに搭乗して撃墜されたアスラン・ザラとメイリン・ホークだったために救助し、その後どうやってかアークエンジェルに運び込んだ。 カガリがオオワシアカツキでオーブに舞い戻る際にオーブ軍一佐に復帰し、かつてのバルトフェルド機に搭乗してオーブの防衛戦に参加し、カガリが首長となった後は補佐役を務めた模様。 階級から特殊部隊の指揮官だったと思われるが、要人護衛、ゲリラ戦、宇宙戦艦の艦長、長期スパイ、MSパイロット、政務補佐とまさしく何でもこなしている。現実でも空挺部隊員は軍の最精鋭とされ、自衛隊等で実際に目の当たりにした人からは「人間をやめている(ほど凄い)」という報告が挙がっているが、これだけ色々出来る程ならば首長直々に愛娘の護衛を依頼される程信頼されるのも仕方ない。 これだけ多芸にやってみせた人物はコズミック・イラで唯一だろう。ガンダムシリーズでも比較できるのはシャアぐらいだろうか。 馬場 CV:花田 光 / 高塚 正也(総集編) オーブ軍に所属するMSパイロット。階級は一尉。 コズミック・イラでは珍しい生粋の職業軍人で、国を想いながら守るためにミネルバに特攻して散っていった。 残念なのは当のカガリはババの言葉を受け入れきれず、報いるような真似はその場では何も出来なかったことか… 初登場はザフトに復帰したアスランのセイバーによる領空侵犯(当時アスランはオーブが地球連合側に付いた事を知らなかった)への迎撃戦。 警告や撃退が主目的だったとはいえ、流石に機体性能差あるいは腕の差か2機がかりでも手加減するアスランに逆に押されていた。 2度目の登場は黒海・クレタ島沖海戦にて、ミネルバ隊との戦闘でブリッジにライフルを突きつけて撃とうとした瞬間にフリーダムにビームライフルを破壊されて阻止され、そしてその後の三つ巴の戦闘でインパルスによって部下の殆どを撃墜されてしまった。 敗北を察したババは止めに入ったカガリのストライクルージュを投げ飛ばし、被弾を無視してミネルバに特攻し、ミネルバに大打撃を与えた。彼の小隊員も殆ど撃墜されてしまったがルナマリアのガナーザクウォーリアを大破させるなど最期の意地を見せていた。 なお、名前は本編では漢字で「馬場」となっているが、小説や一部ゲーム作品ではカタカナで「ババ」と表記されている。 【原作名台詞】 「そこをどけ!これは命令なのだ!今の我が国の指導者、ユウナ・ロマ・セイランの!ならばそれが国の意志、なれば我らオーブの軍人はそれに従うのが努め!」ミネルバへの攻撃を止めようとするカガリに向かって言った職業軍人としての台詞。カガリの説得に応じて下がろうものならオーブが再び連合に攻撃される事態に陥りかねないため。 「その道いかに違おうとも難くとも、我らそれだけは守らねばならぬ。お分かりかぁー!!」個人の意思や理念に反してでも、国を守る為に今やらねばならない事があるという事を示した台詞。残念ながらカガリはその時は受け入れきれなかったようだ… 「お下がりください…国を出た折より我らここが死場所ととうに覚悟は出来ております!我らの涙と意地!とくとご覧あれ!!」ミネルバに特攻する直前の台詞。この台詞郡はすべて一連の流れで、ここにババの魅力がすべて詰まっている。 イケヤ / ニシザワ / ゴウ CV:望月 健一 / 小田 久史 / 高橋 裕吾 タケミカヅチ撃沈後、アークエンジェルに収容された10機前後のムラサメのうちの3機のパイロット。 ベルリンでの戦闘では単騎でデストロイ他と戦うキラのフリーダムを援護するためにカガリと共に出撃。 視覚外からの三位一体のフォーメーションアタックでカオスを墜落させ、とどめにビームサーベルで真っ二つに斬り裂いた。量産機でワンオフのMSを撃破するという大金星を上げ視聴者の度肝を抜いた。 ちなみにこの少し前にスティングが「MSの性能で勝負が決まるわけじゃねえ!お前は俺がぁ!」と言っていたがまさにその通りとなった。 その後はオーブ防衛戦とレクイエム攻防戦に参加してアニメでは全員生存したが、小説版ではニシザワがレクイエム攻防戦でグフイグナイテッドのドラウプニルに機体を破壊されて戦死する描写がある。 【ゲームでの活躍】 連合VS.Z.A.F.T.II コスト280の可変機として参戦。 M1アストレイの後継機なだけあって見た目も性能も強化版という印象を受ける。 変形格闘で相手への急速方向転換からのローリング特攻が可能で、これ自体に攻撃判定は無いものの回転中はメイン、サブ、特射が超連射出来る様になる為、激しい消費と引き換えに絶大な瞬間火力を叩き出す事が出来る。 切り札を超えた切り札と呼べるこの攻撃や、癖を活かせば独特の強みが生まれる事から、590と組む姿が多く見られた。 但し変形を使いこなせないと本機を使う意味は殆ど無く(MS形態が弱い訳では無い)、変形を駆使するのは難易度が高い為敷居は比較的高い。 ちなみにライバルはウィンダム。こちらは変形や切り札が無い為突き抜けた長所は無いものの、低コスト中最も扱い易く、450の横格並の格闘火力と560~590並のブースト持続を持つ、凶悪な対コスト性能を誇る機体だった。 途中解禁でバルトフェルド機(通称トラサメ)がコスト420で参戦。 本機をそのまま420として強化した様な機体で、最強の組み合わせである560+420が可能な為、量産型よりも活躍する場面が多かった。 一応は万能機だが癖はやはり強かった為、生ストライクや生デュエルの存在もあって乗り手を選ぶ機体だった。 ガンダムVS.ガンダムNEXT アカツキのアシストで参戦。2機が変形状態で回転しながらBRとミサイルを連射しながら突っ込んでいく。 連ザの変形格闘+メイン+特射といったところか。 迎撃や硬直取りなどで、アカツキの近距離戦を支える。 EXVS.MB ストライクルージュのアシスト(特格)として1個小隊の3機で登場。 シュラク隊同様その身を犠牲に防壁を展開するか、追従して本体のメインに連動してビームライフルで援護射撃をしてくれる。 EXVS.MBON アカツキ(シラヌイ装備時)のアシスト(格闘CS)としても2機が登場し、ビームライフルで援護射撃、もしくは時間差でシールドタックルの突撃を行う。 EXVS.2 アカツキの格闘CSが変更され、おそらくモデリング作業削減のために削除されてしまった。 【その他の活躍】 ガンダムビルドファイターズ 第21話のアイラ・ユルキアイネンの回想で登場。MA形態でZガンダムと競う様に飛行していた。 ガンダムビルドファイターズトライ 第1話アバンでの宇宙戦で登場。 デナン・ゾン、デスアーミー、ジェスタ、マグアナック、ユニオンフラッグ、ハイザック、リ・ガズィ・カスタム、バーザム、リゼル、ビルゴ、リグ・シャッコー、バリエント、ゾロアットと共にアクシズ内でザクIIIとホシノ・フミナのパワードジムカーディガンを迎撃した。 第7話の全日本ガンプラバトル選手権西東京予選の3回戦第2試合でも登場。使用者は区立常冬中学校のチーム「フェイス」のメンバーであるマスダ・ゴロウ。 イズナ・シモンの弟のマモルが素組みで作ったガンプラのため性能は低く、開幕のデナン・ゾンのショットランサーで撃墜された。 後日の準々決勝ではチームが勝つチャンスを作るためにライトニングガンダムを自機もろとも場外に押し出し、ビルドバーニングガンダムvsシモンのデスティニーガンダムのタイマンに持ち込ませるという、タニオカ・コウジのジェットウィンダムと共に地味ながら重要な活躍を見せた。 ガンダムビルドダイバーズ カナリが使用するガンプラとして登場。 チームメイトのステアはガイアガンダムを移用しているが、この2機はDESTINYでバルトフェルドが搭乗したという共通点がある。 + カナリ カナリ CV:津田 美波 女性だけのフォース「アークエンジェルス」のダイバー。 明るく社交的な性格で、ブレイクデカールに手を出してしまったことを悔いるステアを優しく受け入れた。 【余談】 名称は南総里見八犬伝に登場する刀の村雨に由来すると思われる。 本機の変形機構はZガンダムとほぼ同じでシールドを失うと変形不可となる点も同じである。
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【作品名】千恋*万花 【ジャンル】エロゲ 【名前】ムラサメ 【属性】魂のような存在 【年齢】518歳は軽く越えている 【長所】これだけの年齢でロリ枠、シナリオの謎や事件はほぼ100%この子が推察→解決してくれる 【短所】自分も似たようなものな癖に幽霊を否定したり怖がったりする 【備考】神刀“叢雨丸”の管理者で魂の存在。エロゲなので例によって登場人物は18歳以上なので主人公は18歳以上。 年について「吾輩はご主人(主人公)より、500は年上であるのだぞ」と答えている。 vol.4
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ムラサメ コスト:280 耐久力:500 盾:○ 変形:○ 通称 村雨 名称 弾数 威力 備考 射撃 ビームライフル 5 90 ビームライフル。変形時は向いてる方向に撃つため誘導性能劣悪 サブ射撃 頭部バルカン 60 変形中に出すと機関砲のようになる上、誘導性能も悪くない 特殊射撃 ハヤテ 4 133 ミサイル四連発射(山なり)。変形時は2発でまっすぐ飛ぶ 通常格闘 ビームサーベル - 斬り→多段盾アッパー。特格派生あり 前格闘 辻斬り一閃 - 128 すれ違いざまに一閃。自由・ストフリの居合いの劣化版。 横格闘 シールドアッパー - 166 自由の横みたいな感じ。一段BRで攻め継続 特殊格闘 飛翔脚 - 155 ZZの空中特格。 変形格闘 きりもみ回転 - ロック中の敵の方に向きを変えきりもみを行う。これ自体に攻撃判定は無し。この時各種射撃ボタンを押すと真っ直ぐに発射 【更新履歴】 07/30 バルカン等追記 07/26 横格や覚醒に追記 07/24 覚醒とかいろいろ追記 全体的に 姿は前作のM1に似ているが、全くの別物。 可変機体でBRとミサイル持ち。一見すると非常に扱いやすい万能機体に見えるが、実際はそこまで扱いが簡単な機体ではない。 この機体の性能を発揮するには飛行形態を活用する必要が当然あるのだが、そこはコスト280相応の性能でしかない。 肝心の旋回能力が良くない(小回りが利かない)ので慣れが必要だし、もう一つ問題なのはブースト量がかなり少ないこと。 しかしながら、低コストはどうしても狙われやすいので、逃げるべき場面では変形で巧く逃げることが勝利の鍵だ。 耐久力が低いから、逃げやすいからといって余り引き気味に戦っていると敵に放置され、僚機に負担をかける事になるので、適度に中距離を保って戦おう。 押されれば引き、引けば押す。その最中、微妙に各所にある「動きの固さ」を、確実に当てたりなどで突かれないように立ち回るかが要求される玄人向け機体。「やっているだけ」では決して勝てないが、やればできる子だ。 武装解説 《メイン射撃》ビームライフル 特別特徴の無いBR。威力が低い。 援護・支援・格闘のシメ等々+変形3連射などで必要度は高い。 弾数はデスティニーと同じく少ないので、節約しよう。 変形中は変形補正がないので真正面にしか撃たず、右側から出るので使いにくい感じ。 《サブ射撃》頭部バルカン 変哲のないバルカン。使いどころもそれなり。使えば使えるのもやはりそれなり。 しかしビームライフルが弾切れしやすいので、牽制・支援・アラーム鳴らし等々に多く使いたいところ。 それにムラサメは奇襲やそのプレッシャーを多用したいので、バルカンをばら撒き相手の警戒心を削っておくことは布石としてもイヤガラセとしても重要。上手く使おう。 変形中は補正があるようで当てやすいが、そもそも変形中で撃つということは相手に突っ込んでいるわけで、その状態で、いくら当てても全くひるまない攻撃に意味があるかというと……微妙。 《特殊射撃》ミサイル MS形態時では4発同時にほぼ真上に若干横に拡散させ発射。誘導性はいいものの、山なりの軌道になるので近くにいる敵には当たらない。 有効距離的には赤ロックオンすぐ程度と狭いが、横幅と誘導はあるので狙えれば当たる。 しかし硬直が長いのがかなりのネック。闇討ち的援護メインか。封印して変形時のために取って置くのも手。 グリーンホーミングを確認。四発とも、相手に向かって綺麗に伸びていきました。 変形中は射角が良い上に2発ずつ出せ、2連射も分けて撃つことも出来るため、誘導の良さも生きて当てやすい。変形時に撃つが吉。変形格闘からの乱射に混ぜたり、BRが足りない際にも有効。 変形時でもダメージは変わらない。 ■格闘 ビームサーベル 《通常格闘》 振りかぶりから斬りつけ→多段ヒットする盾アッパーの二段。 一段目は誘導・出の早さ・踏み込みとも通常格闘のわりに良好。無印種のダガーの通格1段目をもうちょっと良くした感じ。二段目のアッパーは飛ぶため、空振りしても反撃されづらい。しかも二段目の後はすぐにステップできるのでわざと空振りするのもいいかも? 二段後に特格入力で派生するが、モーションが長くなり隙も比例するので状況に応じて派生させよう。 全体としても、通格らしくトータルダメージは最大で、通格のわりに技時間が短くカットされにくく動いて逃げも可、と使いやすい。クセもないため確定状況ならばとりあえず格闘はこれで、ダメージと強制ダウンをとっておこう。 二段→BRは吹っ飛ばし強制ダウンで安定。威力は194。 特格派生時は204、BRダウン追撃で214。 補正率は一段目が83%、二段目が18% 《前格闘》 突進してすれ違いざま右から斬りつける多段ヒットの単発技。 出は速く突進力はあるが、誘導性が低く当てづらい上に隙もでかい。判定も狭いようだ。BRC不可。 しかし出終わったすぐからBD可能なので、動きを止めないことも可能。 とはいえ射角等々M1の前格程強くは無いので過信は禁物。そもそもそんなに当たらない。往復ビンタも無理。 ベルリンでカオスのとどめを刺す際には是非。 《横格闘》 水平に薙ぎ払い→盾でたたき付けの二段。 攻め継続する意味はあまりないので、威力の激しく低い一段→BRは封印安定。 一段目はM1の横格に似て大きく迂回するので当てやすい。M1横格にあったスカリとかもなく安定度も高かく、同様にBR避け格闘としても使えるが、若干迂回が弱い感じもする。距離あれば避け性能もある特格・なければダメ取れすぐ逃げられる通格が良いため出番少ないカモ。 ダメージは横一段で60、横BRCで98。横二段で166、横二段→ダウン追撃BRで175。 補正率は一段目が70%、二段目が48% 《特殊格闘》 少し上に浮き上がって一回転、そのままかかと落とし2段。 ただし間合いギリギリだと1回しかヒットしないこと有り。 家庭用のΖDX(正式名:ガンダムvsΖガンダム)を持ってる人は、ΖΖ(ダブルBR)の特格といえばわかりやすいか。 Ζでいうブラビの特格にそれなりに似ている。 誘導がいいのでかなり当てやすい。上昇部分は回避能力が結構高いこともあり、着地ずらしにも使える。また格闘回避後に距離ある際の反撃にも是非。着地狩りにもヨロシ。パンチラや暴れを回避しつつカウンターできる。 得意間合いを把握すれば、BRなどを回避した後の有効な反撃手段になるし、BRも節約できてダメージおおくてダウンも取れる。ついでにすぐ真上の相手には異常に早く当たる。射撃に対し多少早くや同時に出してしまっても結果オーライなのはかなり楽で、強気にいける。ムラサメの生命線になるかも。 ただしキックながら実は判定がかなり弱く、出てからのかち合いには弱いことには注意。 あと目の前の相手には頭上を通過して当たらない。 《変形格闘》 ドリルのように回転しながら相手の方向に突っ込む。 これ自体に攻撃判定はないが、モーション中に各種射撃の連射が可能。 ブーストが空になる、さらに近距離で使用する場合BR3発以上当ててダウンさせないと 相手の目の前で回転したまま→反撃確定という強烈な隙を晒すので注意。 ただ、変形格闘は相手へ向き直す旋回行動が一瞬で出来るので、反撃・奇襲としては優秀かも。練習すればカウンター用に便利。 ちなみにサブのバルカン、特射のミサイルを撃つことも可能だ。 回転後特射→射×nと入力する事により、ミサイルとビームが同時に渦を描いて飛んでいき、とてもかっこいい。しかし意味はない。 基本的に、BRがないと援護も格闘のシメもできないので使わない方が無難だが、闇討ちで当てれば相手にはプレッシャーになるだろう。 パワーの覚醒でBRが連射できるのは強み。一発でも当てれば勝利が決まるシーンでは使えるのではないだろうか。 一応BGが空の状態でも使える。が逆に隙を曝け出すことになるかも。 なお、変形中のBR乱射の速度があまりにも速いためか、ラッシュ覚醒でも弾切れを起こす事がある。 ※ムラサメを使う人間で良く見かけるが変形格闘中に射撃ボタンを連射しすぎて5発全部出してしまうのが多く見かける。 しかし3HITできりもみな上にリロード速度も早くはないため、あまり急ぐ事もない。むしろ連打で外すほうが無意味だ。 ゆっくりタン、タンと打つ形で3発で止めておこう。外れても反応出来る。 2発しか出せなくても相手に結構なダメージを与える事になる。 変形格闘からの射撃は変形中では1番敵に対しての命中精度が高くなるため出来るだけ狙っていきたい。 特射は1回押せば全て出る。 コンボ 威力 備考 非覚醒 N格ニ段→BR 194 N格二段→特格→変形 204 BRのリロード速度が速いわけではないので敢えて逃げに徹する N格ニ段→特格→BR 214 スピード 前格→JC→前格→JC→前格 xxx 魅せコン? N格→N格→JC→N格→N格→特格 xxx N格二段目は補正が高いのでやめたほうがいいかも パワー 変形格闘→BR*3 250? 完全なロマン技。状況次第では面白いくらい当たる。要練習 覚醒別戦術 SPEED 元々スピードはあるし、それを主体とする機体なので、闇討ち能力と霍乱能力が飛躍的に向上する。 チャンスが作れるわりに当てるとダウンさせてしまい、思ったよりダメージが取れないのが強いての難点かも。 とりあえず安定ならこれだろう。 RUSH リロード大幅強化によりキリモミ乱射(変形時格闘→BR3連発等)の弾を全く気にしなくてよくなるのは強み。連発するのも手。格闘コンボもそれなり。 弾切れしやすいのが結構戦術上のネックで、変形があるので逃げは普通に出来るため、悪くは無い。 POWER キリモミ乱射のダメージがかなり強力になるため、BR1発当てられるチャンスがあれば大ダメージが取れる。 だが耐久力が低いため立ち回り的にはプラスにならないか。あと当てたとしても、その後の覚醒終わりまでを持て余しがちなのがまた問題。 僚機考察 vsムラサメ対策 これは他の可変機にも言えることなのだが、MA状態を無理に追い回そうとしないこと。 そんなことをすると相手の思うツボだ。おとなしくブーストが切れるのを待とう。 苦手対策 外部リンク