約 3,552,371 件
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2982.html
メタルマックス2改 【めたるまっくすつーかい】 ジャンル ロールプレイングゲーム 対応機種 ゲームボーイアドバンス メディア 32MbitROMカートリッジ 発売・開発元 ナウプロダクション 発売日 2003年6月20日 定価 4,800円(税別) プレイ人数 1人 判定 クソゲー 劣化ゲー ポイント メタルマックス2改悪仕様変更では済まない劣化っぷり大量のバグと不具合埋蔵アイテムがどこかへ行った再現度の低いBGM ソフトごとまるやきにしてくれるわ! がががー! メタルマックスシリーズ 概要 問題点 致命的なバグの数々 問題だらけの追加要素 原作からの劣化 史上稀に見る最低BGM 評価点 総評 その後の展開 余談 概要 隠れた名作としてコアな人気を誇るスーパーファミコン用ソフト『メタルマックス2』に追加要素を加え、ゲームボーイアドバンスに移植した作品。 元がファンの多い名作でありながらも、当時は原作発売元であったデータイーストの経営事情が深刻で続編の発売も絶望的であったこともあり、移植決定の報はファンを喜ばせた。 しかし、追加要素は強力すぎる戦車とコンパチの賞金首を増やしただけ、加えて移植作品としてもレベルが低すぎたため、ファンの怒りを買った。 問題点 致命的なバグの数々 守備力のオーバーフローバグ。 守備力が255を超えた数値になると、数値が振り切れて守備力0扱いになってしまうというもの。 このゲームにおいて守備力255は中盤で達成できる数値であり、それ以上上げられないということは戦略上においても成長の楽しみという点でも少なくないダメージが生じる。 一部の敵の動作で完全にフリーズ。 しかも公式サイトで、「すばやく敵を倒すことでフリーズは回避できます。」などとステキな説明がされる始末。 普通は倒せない敵を倒して強引にイベントを進行させることができる。 エンディングで本来表示されるはずの賞金首が表示されない、エンディングで表示される全滅回数がカウントされていない、など最後までバグが続く。 問題だらけの追加要素 追加戦車が狂ったように強いため、ゲームバランス崩壊。明らかに序盤に使えてよい性能ではない。 加えて追加戦車はレンタルタンクという店からレンタルする種類の戦車。自分だけが入手できる戦車ではない。 追加賞金首「ホーク」「フクマル」は既存ボスのグラや行動パターンのコンパチボスであり、追加する意味が分からない追加要素。 なお、追加賞金首はセーブ1で倒すと、セーブ2では出現しない。 ちなみに、ホークはテッドブロイラーがベース。ステータスも同様で、クリア寸前のパーティーでも普通に全滅する。…のだが、そんなのが序盤の山場・グラップルタワーの西(酒場サースティの北)の森の中にいる。一方フクマルはモンキーセンターから真東に6歩の固定位置に出現。戦車砲の数発も打ち込んでやればあっけなく死ぬ。行動パターン・ステータス・賞金額どれをとっても明らかに出現位置が逆だとしか思えない。 もし逆であったのなら、「グラップルタワーに挑む際に喉から手が出るほど欲しいサースティ&バザースカで買えるアイテムの資金として生身限定(森なので)で戦うそこそこの強さのフクマル」と、「テッドブロイラーは本来戦車で戦えないため、戦車で戦ってみたいという願望をかなえる歯ごたえのある相手として用意されたホーク」、この2体の追加賞金首は良かった点として評価されていたことだろう。 原作からの劣化 「埋蔵アイテム」が90%以上消滅している。希少アイテムがない。 SFCの画面比率を無理やりGBAに合わせたため、常に画面がちらつきキャラクターが縦に押しつぶされたような感じになっている。 圧倒的な強さゆえに語り草となっていたテッドブロイラーの能力が大幅に弱体化。 白兵戦前提故の調整と言えなくもないが、この仕様にはがっかりした人も多い。 …と、これだけでも十分に劣化移植といわざるを得ない作品であるのに、それらを上回るほどのBGMの劣化具合は目を覆いたくなる物がある。 史上稀に見る最低BGM とにかくBGMの再現度が低い。「携帯電話草創期の4和音の着メロより酷い」、「素人が作ったMIDI以下」とまで評される。 『2』の原曲と比べると、各パートごとの音色選択がでたらめだったり、1オクターブ低い、あるいは高いままであったりとハチャメチャ。 全体的に物凄く音が軽く、原曲の持ち味でもあった重厚さが完全に消えている。それどころかこれを採用したスタッフの神経を疑いたくなるような酷い有様。 特にシリーズ最高クラスの名曲である「お尋ね者との闘い」は完全にノイズと化してしまっている。あまりに改悪度合いが酷すぎてもはや曲なのかどうか疑いたくなるようなレベル。 ベースは完全に音を外している。音楽的に言えば、全ての音が完全5度高い状態、原曲よりテンポが遅くなっている。携帯機だからとか、素人が作ったとか、もはやそんなレベルではない。 ラスボス曲「バイアス・ブラド」に至っては最初からベースラインが1オクターブ高い上に音が外れている。さらに曲末端のベースのピッチベンド(音を滑らかに変化させる表現法)が下がったまま元に戻っていないため、2周目以降は更に音が外れたままで演奏が続くという前代未聞のBGMが展開される。 似たような境遇にある『ダライアスR』と比較される事もある。 + 参考動画集 参考その1 http //www.nicovideo.jp/watch/sm9040906 参考その2「お尋ね者との闘い」 http //www.nicovideo.jp/watch/sm6077249 参考その3「バイアス・ブラド」 http //www.nicovideo.jp/watch/sm6056203 評価点 強引に挙げるとすれば、追加のレンタルタンクが使える事と賞金首と戦える事。 総評 完全な劣化移植作品。 その商品失格レベルのお粗末さは、まともテストプレイをしないまま発売したのかと邪推させるもの。 原作ファンはもちろん、原作を知らない人がプレイしたとしても、楽しめるとは言えない作品になっている。 数少ない長所は全部原作で面白かった部分であり、移植ならではの独自の評価点というものは皆無。 これからメタルマックス2をプレイする人はSFC版かVC版(もしくはDSリメイク版)を選ぶ事をお勧めする。 その後の展開 後期出荷版では一部バグを修正したバージョンが出されたが、購入時の外見(箱)では修正版かどうかの区別が全くつかない。判別方法はカートリッジの刻印のみ。つまり買わないと判別は不可能。 2011年11月までは携帯機で遊べる唯一の『2』だった。 2010年7月、Wiiのバーチャルコンソールにてオリジナルの『メタルマックス2』が購入できるようになったため、『2改』の存在意義はほとんど消失した。(*1) トドメに2011年12月、ニンテンドーDSにて『メタルマックス2 リローデッド』が発売され、携帯機で遊べるという唯一のポイントさえも奪われたため、『2改』の存在意義は完全に消失した。 余談 当時2chの『2改』スレでは埋蔵アイテムに対し「埋蔵位置が変更されているのではないか」という一縷の望みにかけ、住人によるMAP上を1マスずつしらみつぶしに調べるローラー作戦が展開された。 だが、データ解析により埋蔵アイテムが存在しないことが判明。その結果、ゲーム中のセリフ「死にてぇ」が大量に書き込まれ祭り状態に。 FCで出ていたMM1をリメイクした『メタルマックスリターンズ』の移植も半ば決定していたが、権利関係の問題のため立ち消えとなった。 『2改』と『R改』を購入してはがきを送ればサウンドトラックをプレゼントという企画も結果的に立ち消えとなった。 リメイク発表時にナウプロ公式サイトには『2改』『R改』のリメイクに関する掲示板が作られていた。 ゲームシステムやバランス、SFC版では入手不能だったアイテム、新戦車、新賞金首などに関するマニアックで熱い意見・要望が凄まじい勢いで書き込まれ大いに盛り上がっていたのだが、その掲示板は何のアナウンスもなく突如謎の消滅を果たした。 本作はオリジナルスタッフもまったく知らない所で話が動いていたという。
https://w.atwiki.jp/horserace/pages/2489.html
ダルマックスをお気に入りに追加 ダルマックスの情報をまとめています。リンク先には学生・未成年の方には不適切な表現内容が含まれる場合があります。またリンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。 ダルマックス <保存課> 使い方 サイト名 URL ダルマックス <情報1課> #bf ダルマックス <情報2課> #blogsearch2 ダルマックス <情報3課> #technorati ダルマックス <報道課> 大谷翔平が「オールMLB」最終候補入り 複数ポジション同時受賞なら史上初(ベースボールキング) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース アメリカ軍用規格のギア設計を一般最適化! 世界のアウトドア・キャンパーが”EDC”する「Maxpedition(マックスペディション) ポケット オーガナイザー カーキ 0261K」 - PR TIMES シャーザー移籍後初勝利 ドジャース初登板10K以上1四球以下はダル以来 - MLB - ニッカンスポーツ パドレス、新人投手の満塁弾などで大逆転勝ち ダルの負け消滅 - AFPBB News 【MLB】大物記者が独自に球宴メンバー選出 大谷、ダル、雄星がメンバー入り 先発投手は大谷とデグロム(MLB.jp) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「投手の言い訳に過ぎない」ダル元同僚の16年MVP戦士は粘着物質検査に賛成!「俺たち打者が馬鹿だった」(THE DIGEST) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【MLB】3度のサイ・ヤング賞右腕シャーザーが3度の粘着物質検査に激怒!! ベルトを外して猛抗議し、敵将のジラルディと一触即発(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ダルマックス <成分解析課> ダルマックスの79%は歌で出来ています。ダルマックスの20%は陰謀で出来ています。ダルマックスの1%は明太子で出来ています。 ページ先頭へ version3.0
https://w.atwiki.jp/zensensyu/pages/622.html
メタルマックス2 133 名前:新作発表記念 :2005/03/30(水) 12 32 54 ID RpwkiwMC0 (ほぼ)全メタルマックス2シナリオ入場!! 弟は生きていた!! イリットとの愛を積み復讐鬼が甦った!!! 悲壮な旅立ち!! オープニングだァ――――!!! ガルシア号はすでにナイルが修復している!! 最初のクルマバギー入手だァ――――!!! エンカウントされしだい砂に潜りまくってやる!! マド周辺代表 スナザメ戦だァッ!!! 牢屋のカギ開けなら熟練の技がものを言う!! メカニック救出 牢破り キンバとギンバ!!! グラップラーの力を知らしめたい!! 下っ端 グラップルタンク戦だァ!!! 素では貧弱だがドーピング後なら全賞金首オレのものだ!! 強いと噂の犬 ポチ加入だ!!! 白兵戦対策は完璧か!? 賞金首No.2 アダムアント!!!! 全サブキャラのベスト・ドリーマーは私の中にある!! トンネル掘りに賭ける青年が来たッ ビトーのトンネル!!! 88mm砲無しなら絶対に敗けん!! ランダムエンカウントのケンカ見せたる 特攻隊長 サイゴンだ!!! バーリ・トゥード(なんでもあり)ならこいつが怖い!! 荒野のリサイクル・ショップ 不発の館だ!!! ブラド博物館から炎の戦車が上陸だ!! 赤い悪魔 ウルフ入手!!! 人間狩りに抵抗するケンカがしたいからレジスタンス(抵抗軍)になったのだ!! プロの抵抗を見せてやる!!アズサの町!!! めい土の土産に店の商品盗難とはよく言ったもの!! アブナイ客のミニバルカンが今 実戦でバクハツする!! ウェンディとリサが名物 酒場サースティだ―――!!! グラップラー四天王こそが地上最強の代名詞だ!! まさかこのサルにやられるとはッッ スカンクス!!! クルマが欲しいから地雷探知機を買ったッ ヒント一切不明!!!! 砂漠の埋蔵車両 装甲車だ!!! オレたちはバス最強ではない全車両で最強なのだ!! 御存知イロモノ 誇り高き野生の野バス!!! ハンターのマイホームは今やデルタ・リオにある!! 愛人を囲う奴はいないのか!! マリリンのパパ はんただ!!! 出なァァァァいッ説明不要!! きょうもげんきに!!! はしりさっていった!!! カミカゼキングだ!!! 体は白兵戦で使えてナンボのモン!!! 超実戦女戦士!! サメの腹からソルジャーの登場だ!!! U-シャークはオレのもの 協力するやつは思いきり置いていき思いきりこき使うだけ!! 復讐船長 ビイハブ 155mmスパルクを試しに湖の南半分へきたッ!! 賞金首全湖域チャンプ トータル・タートル!!! ウソに更なる磨きをかけ ”無敵の改造人間”ガルシアが帰ってきたァ!!! 今の自分にカギのかかった金庫・扉はないッッ!! 万能カギロックハッカー!!! 今週のターゲットが今ベールを脱ぐ!! 職員住宅から ペドロだ!!! 神主の前でならオレはいつでも御神体だ!! 燃える対空車両 ゲパルト 大砲の穴を開けて登場だ!!! 四天王の仕事はどーしたッ カリョストロ・フラッシュの光 未だ消えずッ!! (エバを)さらうも殺すも思いのまま!! カリョストロだ!!! 特に理由はないッ ムシケラがドラム缶押すのは当たりまえ!! 監獄キーパーにはないしょだ!!! 先割れスプーンで脱獄! デスクルス投獄がきてくれた―――!!! アシッドキャニオン各地で磨いた実戦悪事!! メルトタウンのデンジャラス・小悪党 ピチピチブラザーズだ!!! 四天王だったらこの人を外せない!! 超A級挑発師 ブルフロッグだ!!! 超一流賞金首の超一流の大砲だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ レインバレーの大物!! 軍艦サウルス!!! 不老不死はこの男が完成させた!! グラップラーの切り札!! バイアス・ブラドだ!!! 四天王最強が帰ってきたッ どこへ(船で)行っていていたンだッ テッド様ッッ 俺達は熱バリアを張っていたッッッテッドブロイラーの登場だ――――――――ッ 加えて全滅時のクルマ置き去りにそなえ超豪華なリザーバーを 4名御用意いたしました!!! 哲学の池 ゼン!! エンカウントできるのか ヒトデロン!!!! 犬猿の仲 人間・キャタピラ両ビレッジ ……ッッ どーやらもう一名は鉄クズが足りず遅れているようですが 到着しだいッ 皆様に御紹介いたしますッッッ すまん…俺の実力では全部入りきらなかったよ… orz 関連レス コメント 名前
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/9889.html
今日 - 合計 - メタルマックス2の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 18時55分18秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/20140.html
登録日:2013/7/31(水) 00 10 00 更新日:2024/04/08 Mon 12 31 19NEW! 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 DS RPG エンターブレイン キャトルコール クレアテック ゲーム ニンテンドーDS マッドマックス メタルマックス メタルマックス3 モヒカン 世紀末 北斗の拳 角川ゲームス METAL MAX3とは、2010年にエンターブレインから発売された『戦車と犬と人間のRPG』のDSソフトである。 METAL MAX2の発売から17年の歳月を経てのMETAL MAXシリーズ新作に、シリーズファンたちは涙した。 ん? メタルマックス2壊?何のことかな? 本作はMM1の「伝説の大破壊」により荒廃した、かつてのアメリカ合衆国中西部にあたる地域の近未来を舞台とした物語。 主人公が死から蘇ったところから話が始まる。 伝説の"大破壊"によって、人類の文明が滅んだ近未来。 「さぁ、よみがえるのだ! この電撃でぇぇっ!」 叫び声と共に主人公は目を覚ます。 其処は「電撃蘇生学の権威」Dr.ミンチの研究室だった。 この世に蘇った主人公は記憶を失っていた。 自分は何者なのか? どうして死んでしまったのか? 失われた記憶を取り戻すため主人公は荒野に旅立つ! (公式サイトより引用) システム面はメタルマックスシリーズを踏襲しつつメタルサーガにおいて良好だったシステムを受け継がせた感じであり、ファンのみでなくシリーズに初めて触れる人にも良好。 メタルサーガシリーズは一部システムに難があったりバグが多かったりとお世辞にも良作とは言い難いが、その血筋は本作に受け継がれている。 メタルマックスシリーズにおける新システム 戦車一覧 賞金首 登場キャラクター メタルマックスシリーズにおける新システム (青文字はメタルサーガシステムより流用したもの) 『男らしさ』の追加 MS2こと『METAL SAGA 鋼の季節』に登場したパラメーター。 男性キャラはレベルアップにより上昇し、女性キャラはレベルアップで下がる。上限は999で、下限は-999。 全職業共通の必殺技『男気パンチ』『パンチラキック』の威力に影響する。 男らしさマックスの男気パンチや男らしさマイナス999のパンチラキックは、相手次第で戦車砲すら超える威力も出せる。 全体的に女性専用防具が充実しており、高性能になっている傾向が強い(ステータスは男女による違いはない) 白兵武器が三つまで装備できる MS2より採用され本作では各属性に対し弱点や耐性を持つ敵が多いので、武器を切り替える手間なくスピーディに戦える。 なお、敵の弱点は主人公(または酒場で作成できるハンター)が、攻撃を仕掛ける敵を選択する際に知ることが出来る。 白兵戦が主体となるソルジャーにおいてはその恩恵は顕著で、スキル『ぶっぱなす』で装備武器全てを一斉発射できる。 クルマの塗装が可能 自販機のアタリなどで手に入るスプレー缶や、塗装店に頼むことで戦車の塗装が可能。 選んだ塗装次第で細かなデザインなども変更されたりする。 何故か『キミキス』とコラボしており、戦車に痛塗装を施すことも可能になっている。 ちなみにゴールドカラー塗装は続編ではできないので本作やるならお試しあれ。 クルマのシャシー改造 シャシー改造を行うことで、武装バリエーションが増える 例えば、改造前は『機銃』『主砲』『SE』の三つしか装備出来ない戦車があったとしよう。 改造店で改造を施すことで、穴構成A『機銃』『機銃』『機銃』『主砲』 穴構成B『機銃』『主砲』『SE』『SE』など 改造によって武装の数やバリエーションを増やすことが出来る。 穴構成パターンと改造パターンはクルマごとに異なるものの、『主砲』×5や、『機銃』×5など、クルマによっては無茶な改造も可能である。 また、シャシーごとに『主砲の会心の一撃の確率が上がる』『回避率が上がる』『装備している全ての機銃で攻撃する』などの特性(シャシー特性)が設定がある。 更にシャシーの改造パターン次第ではシャシー特性が変わることもある。 ……しかし、シャシーの改造は非可逆式であり、周回プレイをしてもシャシーの穴構成はそのままという欠点がある。 そのため、攻略本や攻略サイトを見ずにシャシーの改造を行うのは危険。他のクルマやメイン搭乗者の事をよぉく考えていかないとまず後悔する。 次回作のMM2Rではこの問題点が解消され、救済されたクルマも多数。 マルチパーティー編成システム ドラクエで言うところの「ルイーダの酒場」。 本作において、『ヌッカの酒場』で自由に仲間を作成でき、かつ自由に入れ替え可能。 物語の進行具合と敵対する賞金首に合わせてパーティを編成することで、より戦略の幅が広がった。 特に戦車戦を得意とするメンバー、白兵戦に長けたメンバーで構成を変える事で、より賞金首やボスの攻略がしやすい。 逆に一人旅や犬だけプレイなど縛りプレイもできる。 『バイク』の登場 メタルマックスリターンズのバギーのように、乗車したまま白兵武器で攻撃でき、アイテムを使用できるようになった。 ただし、バギーと違い乗り手が直接攻撃を受ける事があり、ガスの影響もふつうに受けるため、装甲タイルの他にも乗り手のHPに注意を払う必要がある。 火力のインフレが進むにつれてこの特性は危険なようにも見えるが、煙幕や携帯バリアなどを使って生存力を高めることが出来る。 シャシー特性『身交わし走行』+迎撃Cユニット+携帯バリアの三つでバイクを固めると、戦車以上のしぶとさを見せる。 ダブルエンジンシステム 本作で追加された新たな改造で、その名の通りエンジンを二つ搭載できるというもの。 これにより今までのシリーズでは考えられなかったような無茶な仕様のクルマを運用する事が可能になった。 ただしどんなクルマでもダブルエンジンにできるわけではなく、一部のシャシーで、それもある程度改造段階が上がってからに限られる。 ワイヤレスプレイ&対戦機能 本作ではDSの無線通信機能を用いることにより、シリーズ初のワイヤレスプレイが実装された。 これによりゲーム内で入手したアイテムを他のプレイヤー同士で任意の値段で売買できる。 ゲーム内で育成したキャラクターやチューンした戦車同士での対戦も可能。 重量、レベル、車種などを制限するルールを設定することもできる。 特にこれを利用した「タキオンテレポーター」で続編であるMM2Rにアイテムを送れるのが目玉。 この機能を使わないとMM2Rでは手に入らないアイテムも多く、劇的に効果が変化するアイテムもある。 ロストパスワード ゲーム中に一切ヒントがない特殊なパスワード式ロックのお宝が置いてある。 それらは発売後に雑誌やWebサイトなどで随時発表していく形式となっており、プレイヤーは購入後も続報を心待ちにワクワクを味わえた。 このシステムは以降の作品でも引き継がれている。 ランダムショップパターン 本作で追加された新たな要素で、周回プレイを前提とした特殊なパターンシステム。 一部の戦車パーツ屋の品揃えがユーザーごとに違い、3パターンの中から選ばれる。そのパターンでしか手に入らない装備が多い。 パターンはゲーム開始時にA,B,Cの3種類からランダムで決定される。クリア後、「強くてニューゲーム」で最初からやり直すと変更される。 クリアして二周目は前周で選ばれなかった2種類から選択、三周目は残りのパターンで固定となる。 これのせいで最低3回はクリアしなければアイテムコンプリートが出来ないので、賛否両論あったが、MM2Rでも引き継がれた。 量子ドール ハラヘリ砂漠にいるドール博士に会うことで作成することができる、MM2に登場するLOVEマシンのようなもの。 「チューブ」と「波動○○」というパーツの構成次第で様々な効果を発揮することができる。 MM2ではLOVEマシンがテッド様攻略に必須のアイテムだったが、本作ではなくても問題なくクリアできる為、若干影が薄い存在。 戦車一覧 No.1 チョッパー 主人公の愛車にしてシリーズ初のバイクで、チョッパータイプのハンドルが特徴。 滝壺に落ちていたところをベルモントにより引き上げられた。 流石は愛車というべきか、HPと運転レベルが高い主人公にピッタリな仕様になっている。 シャシー改造も実に手が付けやすく、大砲やドリルを擁するルートの「キャノンライダー」系統か、連射数が多く超改造もアリそうな機銃型ルートの「トゥーハント」系統に大きく派生する。 中には主砲を一つしか積めないのに特性がキャノンラッシュという意味不明なタイプもある。 実は他の冷血党員も乗ってたりしてそうなのはナイショだ。 No.2 パトカー グレートキャノンに保管されているパトカー。モデルはランボルギーニ・ガヤルド。 本作では唯一の一般車両枠で、塗装次第でパトランプを外したスポーツカーやタクシーなどにもできる。 シャシー改造次第で機銃5挺によるバルカンラッシュなど無茶な設計もできる自由度の高いシャシー。 無難にザコを機銃祭りで蹴散らすか、クレイジータクシーごっこなS-E路線で暴れさせるかが悩ましいところ。 機銃も固定兵装二種も弾数無限なので、弾数不足に陥りやすいラストなどで意外な活躍を見せる。 No.3 モトクロッサ 極楽谷の底に沈んでいたモトクロスタイプのバイク。モデルはBMW R1200GS。 手に入れてしばらくはHPの高い主人公の愛車替わりになるだろう。それ以外でも基本は高HPキャラの足になりやすい。 バイクの中では固定武装が多すぎる為、自由度や拡張性は低く、大砲の運用に向いてもいない。 しかし固定武装の威力はゲームクリアまでなら通用するものが多く、意外と死荷重になりづらい上に、S-Eラッシュでぶっぱなしやすい。 生身被弾のリスクに目をつむって運転レベルの高いキャラを乗せて運用するロマンもある。 No.4 MBT77 モデルはMBT(*1)-70。Cユニットがバグって人を襲うようになった、通称「イカレタンク」。倒せば手に入れる事ができる。 スタンダードな戦車タイプの中では、普通に進めていれば最初に手に入る。ダブルエンジン対応車だが、改造可能になる段階が最も遅い。 Rウルフに比べると改造パターンがすこし素直ではなく、装備の自由度か固定武装のカブキ路線のどちらかが損なわれがち。そしてどの段階においても特性は一切つかない、という劣化ウルフな有様。 最終段階はフェニックスVに収束するが、機銃以外全て微妙な固定武装になってしまうなど問題も多い。ぶっちゃけ罠。 極めたプレイヤーなら話は別だが、他のクルマとの運用感覚を比べて少しずつ改造したほうがいいだろう。 周回プレイでは冒頭イベントクリア後にこのクルマをいの一番に回収することになるので、最低限使えるように改造しておこう。 第6段階まで改造すれば戦車装備バグが使えるようになる。 No.5 Rウルフ シリーズ恒例の赤い戦車、レッドウルフ。モデルはイスラエルの主力戦車メルカバMk-III。 本作では「金で買える戦車枠」での登場となり、ラスティメイデンで30000Gで売り物にされている。 バランスも良く、どう改造しても十分な性能を発揮できる名車で初心者から玄人まで人気がある。 改造をあまり進めないなら兵器選びの自由度が、進めるならキャノンラッシュ車としての強さが光り輝く。 ダブルエンジン可能で全ての穴に自由に装備が積み替えられるRウルフIIIが最も無難で人気が高い。 No.6 スカウター 樹海の中にひっそりと埋まっている装甲車。毎度毎度、なぜ装甲車は埋まってる宿命なのか…。 モデルはナチス・ドイツの8輪重装甲偵察車Sd Kfz 234。どう改造してもシャシー特性は「耐熱仕様」。 MBT77と並んで初期から車載可能な道具数が多い為、荷物持ち用牽引車として引っ張りまわされやすい不遇のシャシー。 固有S-Eは色々揃ってるといっても、レンタルタンクで見るだけならできてしまうのがネック。 主人公戦車にしないのであれば他のクルマの支援をするセッティングをしてやるとよい。 第4段階のトリックスター(大砲1、機銃3、S-E1)がバランスが良くてオススメ。 ダブルエンジン不可能なのに、改造させていくと固定武装がどんどんついていくので重量が嵩張ってしまう。このクルマに限らず、今作のクルマはどれも邪魔な固定武装がついていくケースばかりなのだが。 No.7 バイオタンク 戦車と言うか、戦車の形をした生き物と呼ぶべきだろう。人間と同様、経験値によってレベルアップする。 マンモス、ビートル、タコ、トリケラの4種から一つを選んで作成でき、素材さえあれば何度でも作り変えられる。 シャシーの改造は一切できないが、レベルアップすると守備力と弾倉が増え、勝手にシャシーランクがアップして固定武装が増える。 しかもこのパワーアップでは重量が増加しないという利点がある。お金をかけずにどんどん強化できる。 弾数が多く範囲も広い属性武器が運用できるクルマとして大きな立場が示せるだろう。 だが、あくが強く扱い難い上、どうしても後半ではダブルエンジン車と比べると見劣りしてきてしまう。 育て直しもできるとはいえ手間がかかるので、なにかしら集中育成してストーリー攻略中に最終段階到達できるようにしてやりたいものだが。 筆者は適当なキャラとオイホロカプセル呑ませて麻痺させた主人公を犠牲にしてタンクの経験値だけ稼ぎまくりました No.8 ツングースカ ホホアナの最深部に隠されている対空戦車。モデルは同名のソ連の対空戦車ツングースカで、ランクアップしたシャシー名もロシア語。 対空戦車の名に違わず、シャシー特性は「対空能力」…だが何故かフル改造すると固定武装だけに対空能力を委任してしまい、「迎撃能力」に置き換わる変なシャシー。 純粋な戦車系シャシーで唯一ダブルエンジン不可など、かなり扱い辛いが、それだけにプレイヤーの手腕が試される。 しかしシャシー特性で「迎撃能力」が付随する唯一の戦車でもある。(ただし発動・迎撃率は専用S-Eより低め) ボス戦での最大のダメージソース、花形になってもらいたいのであれば特攻ムウロメツなどのS-E路線がおすすめだが、チームバトルを意識するのならSP重視のスペツナシュカ止まり、大砲役としてのキャノヌシュカWを目指すなど、選択肢は一択ではない。 というか、改造段階が進むにつれて余計な固定武装がゴテゴテ付く(光るものこそあるが、対空戦車なのにドリルって……)ので低い段階で止めときたい……がそうなると火力に乏しく、しかもダブルエンジン不可……と本当に扱い辛い。色々不遇。 No.9 サイファイ どう見ても金田のバイクです。本当にありがとうございました。(*2) 実際、塗装の種類名の一つがアキラレッドである。人気だったのかMM2Rでも再登場している。塗装名は「キラァレッド」とちょっと捩ったものになったけど。 未来的なデザインのSFチックなバイク。スピードキングを撃破すると、ある男が譲ってくれる。 バランスがいいが穴の関係で特性が使い辛く、運用するにはそれなりに拘りが必要。 3段階目までなら防御特性が優れているのでソルジャーやレスラー用の選択肢としては有力。 固定武装があまり恵まれていないので、あえて低い段階(というか初期状態)で運用するというのも良い。 No.10 ソイヤウォーカー シリーズ最高のイロモノ戦車。デザインした山本貴嗣自身、今後これ以上のネタ戦車が出るか怪しいと言うほど。MM4ではだんじり戦車が出ました。 その見た目は完全にお神輿である。お神輿っぽい、ではなく、完全にお神輿。担ぎ手の男達(ロボット)付き。 この担ぎ手ロボ達も一人一人顔が違うという謎の力の入れよう。それと神輿本体の下には脚が四本生えている。 脚と本体の部分の形状で言うなら、モデルはハーバード大学が開発した四足歩行ロボット「BigDog」だろうか。 さらにシャシー特性「神の怒り」は喧嘩神輿のように体当たりで敵を薙ぎ倒すという力技。 手に入れ方も特殊で、バラバラになって世界中に散らばった上半身やら後ろ足やらを集めて完成させるというもの。 こんなふざけた見た目に反して、本作でもっとも最強に近いシャシー。 どこに積むのかダブルエンジンも可能で重量も異常に軽く、固定武装の数々が他の戦車が血涙流しそうなレベルで撃ち放題。 「神の怒り」は搭乗者の守備力に依存するので、搭乗者を固めまくり守備力だけ低いような雑魚を轢き殺す愉快な活躍も可能である。 改造パターンも全車両最多。ちなみに初期装備のCユニット「サンバカーニバル」はこのクルマ専用の身交わし「歩」行特性。 No.11 ラスプーチン 秘密工場に隠されている巨大戦車で、入手時からダブルエンジン仕様になっている。モデルはソ連の試作重戦車オブイェークト279。 改造パターン次第で最大5門全てを大砲にする事ができる為、その際の瞬間火力は最大級となる。 ただしその分改造段階は三段階目までしかなく、基本的な特性にあまり大きな違いがない他、シャシー特性もない。 ロマンなら5門大砲のツァーリプーシュカだが、生存性を気にするなら他のクルマの全体迎撃で補うか、イムピラトル+迎撃S-Eの4門大砲で我慢しよう。 メカニック♀+アメリカン塗装+ツァーリプーシュカ+キャノンラッシュは世紀末のロマン。 No.12 ディノヒウス 未来型デザインの戦車。ドールハウスに保管されていて初期からダブルエンジン可能な大型戦車で、モデルはない本作オリジナルデザイン。 シャシー特性が電磁バリアで電撃ダメージを半減させられ、アースチェイン同様Cユニット破損を防いでくれる。 同じ重戦車のラスプーチンと比較してこちらはS-Eに特化しており、シャシーを改造すると強力な固定S-Eで埋め尽くされる。 その為、戦力としては強力ながらあまり自由度がないシャシーとなっている。 デザイン的にドリルやレーザーが違和感なく似合うだけに、悩ましい部類と言わざるを得ない。 賞金首 本作における賞金首は、メタルマックス及びメタルマックス2においてモンスターデザインを担当した山本貴嗣氏に加え 3のメインキャラクターデザイン担当の廣岡政樹氏、3の戦車(ソイヤウォーカー以外)のデザイン担当の紀世俊氏がデザインした。 全賞金首共通として、1ターンあたり複数回行動をとるようになっている。 賞金首一覧はこちら⇒ メタルマックス3の賞金首 登場キャラクター 主人公サイド ドラムカン 本作の主人公。ゲーム開始時点では死体。シリーズ恒例のあの人の電撃で蘇ったところから物語が始まる。 一切の記憶を失っており、なぜ自分が死んだのか、自分は何者なのかを知る為に旅に出る。 ゲーム史上最強のレベル1(公式)。 なぜ「ドラムカン」なのか、詳しくは個別ページにて コーラ・ギンスキー 本作のヒロインその1。防壁都市シエルタのリチャード・ギンスキーの娘で強引な性格のお嬢様。 幼馴染のホアキンと無理矢理駆け落ちしようとして連れ戻されそうなところで主人公と出会う。(だが華麗にスルーされる) その後、色々あって命を救われた主人公と駆け落ちしようとし、駆け落ちを拒んだ主人公のバイクを勝手に持ち逃げして路銀替わりに売り払う。 再会した際も悪びれる事なく、『自分の気持ちを裏切ったのはあんただ』と開き直るという根っからのはねっ返り娘。 (なお、駆け落ちする選択肢を選ぶとエンディングに突入するため、拒まざるを得ない) しかし逃げた先でカスミという女性に保護されてから相当丸くなり、キスもしてくれるようになる。 非常に深い訳があって、冷血党に命を狙われている。 シセ 本作のヒロインその2。ワラの街の滝壺の洞窟に父親のベルモンドと二人で住んでいる少女。 引き上げたバイクに潰されそうになったところを主人公に命を救われて以降はベタ惚れ状態。 (一瞬の咄嗟の判断の為か彼女を助ける際、助ける助けないの選択肢が提示されない) ハンターを目指していた兄ダニエルがいたが、賞金首ユムボマに殺されてしまった。 ユムボマ討伐後は話しかければタダで家に泊めて、彼女のおやじさんも戦車の破損を無料で直してくれるようになる。 (MM1でいうねえちゃん・とうちゃんのような存在) また、ある程度ストーリーが進むと彼女と結婚することができるようになる。 恩人との約束を果たしてなかろうが、世界の破滅が迫ってようが、たとえコーラを連れている状態であろうが 全てを投げ出してエンディングを迎えることが出来る。 ベルモンド シセの父親で腕のいい修理屋。娘を溺愛しており、娘を助けてくれた主人公とシセを結婚させたがっている。 かつてスクータロ家の奥方と恋愛関係にあったが、それが元でトラブルとなって滝壺の洞穴で暮らす事になった。 『謎の○○』というパーツを拾い集めて彼に渡す事でソイヤウォーカーを組み立ててくれる。 カスミ 崖っぷち海岸に一人で住んでいる女性。彷徨っていたコーラを保護して一緒に暮らしている。 かつては「爆音のカスミ」と呼ばれた名の知れた女ソルジャーであり、オズマと一緒に仕事をしていた事もある。 病気がちで何かと死亡フラグを立てるが、どっこいしっかり生き抜く肝っ玉母ちゃん。 『双銃身の魔女』ではハビエルの知己でもあり、若い頃はパーティーを組んでいたことが明かされる。 オズマ 「魔犬のオズマ」の名で知られる凄腕ハンター。すでに老齢だが現役であり、多くの犬達と共に暮らしている。 父親がかつてジャガンナートに関わっていた士官で、その起動キーである「双子の蓮」を守っており、それを奪おうとするグラトノスに狙われる。 グラトノスとの戦いで何者かと手を組んでいたが失敗したらしく、ビーカップでヤケ酒を飲んだくれていた。 冷血党 荒野を脅かす悪の組織にして、本作の敵。 今作に登場する幹部4人が全員賞金首であり、ストーリー上一人を除いて全員戦わなければならない。 グラトノス 冷血党のボス。 自身を「人を超えた存在」「人としての感情は過去に捨てた」と語る超人。 しかし死んだ恋人の事を未だ引きずっていたり、主人公にやられてすぐ苛立ったり、やってることは結局『復讐』である辺り、本作で最も人間臭い人物である。 やってることは外道の上、メインキャラの死もコイツが原因であったりするのだが、それには深いワケが……詳しくは個別ページにて。 オルガ・モード 冷血党ナンバーズのNo.1で、冷血党全体の実質的No.2。賞金額は90,000G。 手配書の写真が黒塗りされているのは、彼女(彼?)が変装の達人であり、正体を知る者は一人残らず殺されるからであるという。 タコの変身細胞を埋め込まれており、オクトパスモードというタコ女に変身する事もできる。 オーロック 冷血党ナンバーズのNo.2である牛頭の巨漢。賞金額は60,000G。 口癖は『ぶももォォォオオオッ!』、そして『まんたーんドリーーンク!』 メタルマックス2におけるどこぞのトラウマを想像させるが、直前でセーブ&戦車戦が可能であり、また理不尽な強さは無い。 寧ろ、彼と戦うまでに生身で30階もあるビルを生身で散策しなければならないのが…… ブレードトゥース 冷血党ナンバーズのNo.3。賞金額は100,000Gだが、ストーリー開始時には既に討伐済。 詳細は個別記事で。 ムガデス ブレードトゥースが倒された事で、繰り上げで冷血党ナンバーズのNo.3に収まったムカデ人間。賞金額は40,000G 戦うのはストーリー中盤だが、白兵戦最強武器である『マグナムガデス』をドロップするため、 全国のドラムカンから命を狙われ続けているんだとか……。 ドミンゲス 冷血党の遊撃隊長で、主人公が一番最初に出会う冷血党の主要メンバー。賞金額は9,999G。 見た目も言動もヒャッハーな世紀末ザコ一直線な男。武器もチェーンソー。 メリーアンという少女をさらってメイド服を着せて身近に置いておくなど、ロリコンらしき様子がある。 第三勢力 ルーシーズ かのブレードトゥースを打ち取った(という噂の)殺し屋集団。しかし集団とは名ばかりでリーダーを含めた身内3人だけ。 リーダーはルーシーという名の緑髪ロングヘアーの女性。構成員は弟達、ミグとアトゥク。ルーシーズ号という戦車も所持している。 煮えカカシ ゼインとトレドが立ち上げた反冷血党のレジスタンス同盟軍。 名称のカカシとは「人々を守るための存在」、煮えは「冷血党に対する怒り」を意味している。 しかし現在リーダーのゼインは行方不明、トレドはフリーのハンターに転向してしまった。 現在はイヴリンが実質的なリーダーではあるが煮えカカシが崩壊した理由の9割は彼女が原因である。 赤亀 レッドをリーダーとするプエルト・モリの反冷血党自警団。病人や老人、子供といった弱者を保護してコンテナに匿っている。 その他の人物 ヌッカ 酒場を営むオネエ言葉を話す筋肉ムキムキの黒人男性。 仲間を入れ替えたいときは彼と話そう。 Dr.ミンチ シリーズ名物キャラ。死者を蘇らせる研究をしている。 オープニングの通り、ストーリーの頭で彼にお世話になることになるが、シナリオに関わることは無い。 死体は新鮮なうちに彼の元へ運ぼう。5回以上全滅すると、彼のテーマ曲が変わる。 ホアキン・スクータロ ワラの町にある名家スクータロ家の一人息子。チビで金髪、シセの兄ダニエルとは友達だった。 オープニングでコーラに駆け落ちして欲しいと言われるが引け腰になった挙句、護衛のレスラーに殴られて一発でのされた。 コーラに振られた後はシセにちょっかいを出し、ギンスキー家を怨んでシエルタに嫌がらせをするのが日課となっている。 キングズレー・“キング”・ギンスキー 既に故人。コーラの祖父にあたる人物で、ノアによる大破壊以前の人物。 MM2でも有名なブラド・コーポレーションの大株主であり、アメリカ政財界の大物だった。 ノアの軍勢に対抗する為という大義名分で軍を投入して築いた要塞を私物化し、物語のきっかけとなる禍根を生み出し娘すらも手をかけた。 このゲームにおける全ての元凶にしてキングオブクズ。 シェルター入居を餌にして人々を働かせ、完成すると自分達だけ逃げ込んでシェルターを閉鎖、取り残された人々はノアにほぼ皆殺しにされた。 そのまま外に出る事もなく、シェルター(シエルタ)内で老衰によりこの世を去る。レモン大佐、カスミの父など色々なところで怨嗟の言葉が遺されている。 ニックマン グラトノスの研究に携わっていた研究者であり、オルガ・モードの実の父親。 残酷な実験に反対した為、現在はプエルト・モリ地下に幽閉されている。 タンクレディ博士 バイオキングダムに住む従来シリーズのバトー博士に当たる博士で、しゃべり方が甘ったるい。 大量の鉄くずとぬめぬめ細胞があればバイオタンクを作ってくれる。 ドール博士 テッペンタウン南西にあるドールハウスに住まう博士。特定のアイテムを集める事で量子ドールを作ってくれる。異常なまでのドール愛好家。 パッツィ・パツキントッシュ博士 マスドライバー研究所に住む教授でいつも昼寝をしている。 かつては電磁レールを使ったマスドライバーの研究をしていたが、現在は頓挫したことで何もしていない。 ダフネ 「地獄耳のダフネ」の二つ名で知られる腕利きの情報屋。 金さえ払えばどんな相手にでも情報を売るが、払わない相手には殺されても絶対に教えない。 仲間 本作ではドラクエ3のように酒場で仲間を自由に作成する事ができる。 ハンター シリーズ定番職にして、シリーズにおける主人公ポジション。 運転レベルが高いので、被ダメージが抑えられる上に車載兵器の威力が上がりやすい。 スキル『電光石火』『全門発射』など、強力なクルマ専用特技を習得するため、戦車戦では無類の強さを誇る。 従来シリーズの主人公をもう一人連れ歩けると考えればいいだろう。最低一人は育てておきたい。 ドラムカンよりひ弱だが、素早さと敵の攻撃を確実に避けるスキル『ゴーストドリフト』がある。 グラフィックは男女ともにどちらかと言えば「少年少女」といったやや幼さが残る顔立ち。 ヘルメット+ゴーグルというシリーズ主人公に似た恰好をしている。 メカニック シリーズ定番職。修理のプロ。例え戦闘中でも破損したクルマのパーツを直せる。 本作では戦闘中におけるタイルの貼り付けが出来るようになり、戦車戦、とくに賞金首との戦いにおいて大きく活躍する。 スキル『ゆるめる』は、例え賞金首であろうと機械系の敵の防御力を下げることができ、スキル『解体』は機械系の敵を即死させる。 また、戦車・機械系の敵にはダメージ補正が掛り(クルマ搭乗時も有効)、クルマによってはハンター以上にダメージを与えることもある。 グラフィックは、男は銀色長髪に溶接面を頭にかぶりツールエプロンに工具を満載した人相の悪い男。 女が「整備士がそんな恰好で大丈夫か?」と言いたくなるほど露出の多い恰好をしている。 どうでもいいが両者共およそ数十kgはあろう巨大レンチを片手で軽々扱っている。お前ら絶対「腕力」強いだろ。 ソルジャー シリーズ定番職。肉弾戦が得意で、ストーリーダンジョン攻略の友。 運転スキル除く高いステータスと豊富な装備品が特徴。前述のバイクに乗せると吉。 HPがドラムカン、レスラーに次いで3番目に高いので多少の攻撃を受けても大丈夫。レスラーよりは運転レベルもマシ。 是非とも4回攻撃武器『マグナムガデス』を持たせてあげたい。スキル『ダブルアタック』で怒涛の8回攻撃が可能。 武器が3種類装備できる本作の特性を存分に活かしたスキル『ぶっぱなす』も非常に強力。 周回でマグナムガデスを3つ揃えてぶっぱなせば脅威の12回攻撃が可能になる。 グラフィックは、男は如何にも傭兵という風貌で、女はちょっとだけ露出度高めのショートカット。 『ニンジャステップ』など身軽さを重視したスキル構成もあってか、屈強な戦士と言うよりはやや細身の印象。 シリーズ通して『ソルジャー=女』であるため、シリーズ経験者は新鮮さ欲しさに男を選んでみても良いかもしれない。 ただし強武器のセクシーソードは女性専用なので好みが分かれる。 ナース 新ジョブ。シリーズ初の完全ヒーラー特化のキャラクター。 回復アイテムの効果が(移動中、または戦闘中に自分が使えば)2倍になる。 人間用スキル『戦場の天使』で、戦闘中に全員にアイテムを使用することが出来る。 これと『まんたんドリンクバグ』のせいでとんでもないチート性能を発揮する。 スキル『禁断の注射針』は、一部のボスにも有効な生物系の敵を即死させる特技。 人間・生物系の敵にはダメージ補正が掛り(クルマ搭乗時も有効)、クルマによってはハンター以上にダメージを与えることもある。 スキル『戦場のAED』は、戦闘中・移動中に死亡した味方を生き返らせることが出来る、蘇生手段が限られている本作には嬉しい特技。 グラフィックは男がハゲ頭の黒人系看護師、女は露出度控えめだが太ももが美しい看護婦の恰好をしている。 続編のMM2Rでは誰も予想し得なかったであろう恐ろしい人物がこの職業についている。 レスラー 新ジョブ。ソルジャーと同じく肉弾戦が得意であるが、瞬間火力では圧倒的にこちらが上。 しかし装備が恵まれておらず、HPこそ高いものの防具の関係上、打たれ強ささならソルジャーの方が上という違いがある。 スキル『ヨコヅナオーラ』(数ターン超絶ステータス強化)からの『ドラムストレッチ』(次のターン攻撃力2倍)が超強烈。 その後の『台風チョップ』は、戦車の装甲をぶち破るどころか、そこらの大砲なんかよりもずっと強く、一撃で賞金首が死ぬ事もある。 まさか、続編のMM2Rでこれを使用してくる敵が出てくるなんて…… 反面、運転レベルは最底辺であり、装備可能武器も単体攻撃のものばかり。複数出てくるザコの掃討は大の苦手。 前述の通り鬼火力を発揮するまでに最低2ターン、使用回数の少ないスキルの準備が必要など、一言で言えば『ボスキラー』。 グラフィックは……男が『モヒカン筋肉ダルマ』で、女は『パッキンポニテ女子レスラー』である。 アーチスト 新ジョブ。砲弾作成や戦車改造ができる「ゲージツ」のスペシャリスト。 この職業でのみ作成できる『セメント弾』が一部ボスを封殺する上で必要な超強力砲弾であるため、一人は育てておくのも悪くない。 廃人ご用達スキル『超改造』は、習得がレベル45とかなり遅いものの、255回までクルマ兵器を改造できる。 全体的にステータスは低めなものの、人間、クルマ両者のスキルをバランスよく持っており、クルマのパーツ修理も可能である。 要するにFFシリーズで言うところの「赤魔道士」、ドラクエで言うところの「サマルトリアの王子」、器用貧乏系オールラウンダーキャラ。 しかし実戦に耐えられない性能でもないので、ストーリーを進める上ではラスボスまで戦えるだろう。 一点特化性能を求められる賞金首との戦いでは厳しくなるので、そこはパーティ編成を検討しよう。 スキルの『砲弾ゲージツ』と『超改造』の為だけに一人育てて、アイテム作成時にのみ呼んで実戦には連れて行かないという選択肢もある。 グラフィックは……どちらともアーティストっぽい『イロモノ』である。 犬 こちらもシリーズ定番の助っ人キャラ。 前作MM2のイメージだと賞金首やボスの攻撃でいつの間にか死んでいるイメージだが、今回は汚名返上。単なる犬と侮るなかれ。 本作で登場したアクセサリ『ポチカー』『ポチタンク』などの犬用戦車により、戦車以上に固くなった。 (特に『スーパーポチタンク』入手後は、クリア後の賞金首が相手でない限りはまず死なない) しかも、アクセサリー扱いの為、クルマが侵入できない白兵戦時でも問題なくボチタンクに搭乗して戦える。 命令は受け付けず、犬が生きていても人間が全員死亡or麻痺or誘惑で全滅扱いなので注意。 本作における評価とかそういうの 本作は、ななめ移動が出来ない、後述のシャーシ改造システムに不備がある、やっぱりバグがあるなどの不満があるものの、ファンからの受けは上々。 戦車デザインについては従来のデザインを踏襲していて悪くない上に、自由にカラーリング出来、かつ戦車装備で外観が変わるなどといったシステムのため、 『気に入らないのなら自由にアレンジしちゃえばいいじゃない』という感じである。 痛塗装は賛否両論だが……嫌ならしなければいいだけの話である。 今作におけるネタシャーシ『ソイヤウォーカー』は必見ものである。 特に『METAL SAGA~鋼の季節~』のように、攻略に必要な戦車強化をすると見た目も固定装備も酷い戦車になるという事が無くなっただけでも改善された。 ヌルヌル動く敵味方のドットアニメーション、およびアレンジされた従来のBGM及び新BGMもおおむね好評。 特に新BGM『宿敵』は『お尋ね者との戦い』に並ぶ名曲とされる。 それに至るまでのメタルサーガがお世辞にも良作とは言えない出来であるのが原因だが…… それらのシステムはさらに改良されて、後に発売されるMETAL MAX2 ReLOADEDに受け継がれる。 追記、修正はドラムカンを名乗ってからお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] グラフィックにおける評価は私の主観で書いてます。 -- うp主 (2013-07-31 00 44 24) メカ男がおっさんなのはリローデットで3は可愛いだろ(個人的感想) -- 名無しさん (2013-07-31 06 35 50) ttp //metalmax.info/mm3/char2.html 可愛い……か? -- 名無しさん (2013-07-31 16 48 37) メタルマックスは自由度の高いのがウリって言われてるけど3はストーリーも好きだわ。2Rはシステムは劇的に良くなったけどストーリーと自由度のさじ加減が中途半端だった。 -- 名無しさん (2013-11-09 14 03 32) 主人公はハンターというよりも・・・・・・な感じで新鮮だった。 -- 名無しさん (2013-11-09 17 09 30) 4の特典で2のボスだすならブレードトゥースもつけて欲しかったな。未だにあいつと戦う機会ないよね -- 名無しさん (2013-11-09 17 50 06) ソルジャー男にハンター男と言うむさい編成でずっと進めてたな -- 名無しさん (2013-11-17 23 39 19) 女女うるせえよ、ナース男使ってんのが恥ずかしくなるじゃないか -- 名無しさん (2013-11-29 13 41 42) 何故か3は防御コマンドがない。それ以外は特に不満はないけど。 -- 名無しさん (2017-07-23 20 50 57) 個人的にはクルマ12台、仲間12人という大所帯で楽しんだ思い出の一作。しかしスカウターほ牽引車担当にしたのはちょっと反省気味。ところで、職業だけではなくクルマの解説も必要だったのではないのだろうか…。 -- 名無しさん (2017-11-09 21 18 01) クルマ解説作ってくれた人ありがとうございます 懐かしい気分がよみがえりました -- 名無しさん (2017-11-10 21 33 38) 戦車一台に大砲5門とか世紀末にも程があるぞ -- 名無しさん (2019-01-02 03 26 43) ナンバリングのシリーズは『新作が出る』→『前作をリメイク』という手順を繰り返しているから、そろそろ3も…。 -- 名無しさん (2021-06-23 01 50 20) メタルマックスはMMFWの件で見限ったわ… -- 名無しさん (2021-06-23 13 15 30) 文化庁のイベントで受賞している作品。このお墨付きにより2Rもトントン拍子に決まったらしい -- 名無しさん (2021-12-03 20 15 04) リメイクしてほしいな、いや、この作品のシステムで4を作ってもいい -- 名無しさん (2022-07-03 13 31 13) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1792.html
メタルマックス3 当WIki連絡用掲示板内差し替え・追加スレッド-170~181 170:メタルマックス3◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 19 29 ID eBMoY5VY アクセス規制中の為、こちらの方に投下させていただきます。 もし気がついた方がいらっしゃいましたら、代理レスをしていただけるとありがたく思います。 リクにありませんが、メタルマックス3投下させてもらいます。 新作ですので、ネタバレが見たくない方はご注意ください。 それでは参ります。 「さぁ、よみがえるのだ! この電撃でぇぇっ!」 叫び声とともに、電撃が走り、主人公は目をさます。 そこは自称「電撃蘇生学の権威」、Dr.ミンチの研究室だった。 主人公は死体として発見され、この世に蘇ったのだ! だが、生き返った主人公は記憶を失っていた。 自分は何者なのか? なぜ死んでしまったのか・・・・・・? 冒険の舞台となるのは、伝説の 大破壊 によって、 人類の文明が滅び去った近未来。 失われた記憶をとりもどすため、主人公は荒野へと旅立つ! (公式より) というわけで蘇った主人公、早速この町「クライング・ママ」を 出発しようとする しかし、何やら町の出口で何やら揉め事が。 どうやら、女の子を連れ帰ろうとするいかついハゲ頭を、 若い男が阻止しようとしているようだ。 いきり立つハゲ頭に若い男が果敢に立ち向かうが一撃でダウン。 守ってくれる男が居なくなり、女の子は慌てて主人公の後ろに 駆け込み、助けを求める。 かわいい女の子と、ごついハゲ頭。 言わずもがな女の子を助ける主人公。 「すっごくつよーい!」と女の子から褒められたのもつかの間、今度はなんと戦車が。 戦車のスピーカーから、その女の子をこちらに渡せと、男、トレドの声が。 曰くその女の子は、シエルタの町の支配者、ギンスキーのお嬢様はコーラという名前で、 親が決めた結婚に反発し、逃げ出してきたらしい。 次にこちらの素性を聞いてくるが、そんなことを言われても、こちらが聞きたい位である。 それでもこちらが記憶喪失などという事情は、向こうに受け入れられるわけも無く、 主人公は仕方なく、適当にドラムカンと名乗ることにした。 (ファーストネームはドラムカンで固定だが、セカンドネームは三種類の中から選択できる。 後で本当の名前に変えることができるのですが、便宜上ドラムカンのまま進めます。) 戦車の全砲門を向けて、さらに脅しをかけるトレド。流石に戦車相手では敵う訳も無し、 ドラムカンは言うとおりにその場をスルーして行くことにするのであった。 後ろから、恨めしそうなコーラの視線を浴びて。 171:メタルマックス3その2◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 20 54 ID ??? さてクライング・ママから出たドラムカン。Drミンチの助手、イゴールの助言どおり、 自分が流れてきた川を川沿いから上っていくことに。 すると、突き当たりに街を発見する。 ワラというらしい街を探索していると、何かを川から引き上げている現場に遭遇した。 その様子を見守っていると、ウインチのワイヤーが切れ掛かっていることを発見するドラムカ ン。 ワイヤーが切れたら、引上げ作業をしている女の子が危ない! ドラムカンはすぐさま駆け出し、間一髪、切れたワイヤーは、ドラムカンのすぐ後ろで空を切 った。 娘を助けてもらったお礼にと、女の子とその父が住む家に招待されるドラムカン。そこでドラ ムカンは、川から引き上げられたモノ、バイク(チョッパー)を改めて見た。 車体に、グリップに、確かな懐かしさを覚えるドラムカン、ふと見ると、「***号」 (***には、ニューゲーム時につけた名前)と書いてあるではないか。 「***」が自分の名前なのか?と、チョッパーに思いを馳せたドラムカンは、これを譲って 欲しいと父親に頼むが、タダでは譲れないという。 そんなことより一晩泊まって行けと言う言葉に従い、とりあえずその日はこの家の厄介になる ことにした。 あくる日、家の外に出てみると、墓の前に佇む二人を見つけるドラムカン。 どうやら二人の他の家族、母を病気で無くし、息子は母の治療のためにハンターとなったが、 ユムボマという賞金首に殺されてしまったらしい。 ユムボマは町の西の工場遺跡にいる。ドラムカンはその敵討ちを買って出た。 ヤツを倒してくれればチョッパーを譲るという父親の言葉もあり、早速工場遺跡へ向かう。 そしてその屋上で、重機型のモンスター・ユムボマを発見。強烈な攻撃に苦戦しつつも、それ を撃破したのであった。 ワラに帰り、報告をするドラムカン。父親はとても喜び、完全に修理したチョッパーをドラム カンに譲ってくれた。 晴れてチョッパーに跨ると、確かに以前もコイツに乗っていたことを実感するのだった。 さらに父親は、シセがドラムカンに気があることを取り上げ、婿にならないかと提案してくる が、 悪い気はしないものの、自分探しの旅の途中であることから、それは丁重に断った。 (ここで申し出を受けると、シセとの結婚ED。幸せながらも、退屈な日々を過ごしたそうで す。) 172:メタルマックス3その3◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 27 26 ID ??? 改行失敗しちゃいました。失礼。 続いて、ワラの南西、シエルタへ。 名前の通り、巨大なシェルターであるその町へ足を、もとい、バイクを踏み入れると、突然警備兵に呼び止められ、 シェルター内部に来るように言われる。 それに付いていくと、その奥でシエルタの支配者、ギンスキーと対面する。 どうやら、ギンスキーはドラムカンを嫁に行くコーラの護衛にしたいようだ。 だがそれは、ギンスキーの意思ではなくコーラの意思であるらしい。 明らかに結婚を嫌がっていた彼女を思い出し、ドラムカンは無理やり嫁に行かせようとするギンスキーを非難するが、 全く聞く耳は無いようだ。 自分の娘のためにはいい家に嫁いだほうが良いと、自分の都合であることを臭わせながらも説得をするギンスキー。 納得はいかないが、何せ物騒な世の中、移動中の安否が心配なこともあり、ドラムカンは護衛を引き受けることにした。 173:メタルマックス3その4◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 28 05 ID ??? 当日、ドラムカンのチョッパーを先頭に出発する一行。 クルマに乗り込む前のコーラの表情に、何か嫌な予感を感じつつも、道中を邪魔するモンスターを蹴散らしながら、 中継地点であるブラボー橋へと、無事到着する。 橋の手前にある休憩所で、今夜は一晩過ごすらしい。 護衛チームの面々と軽く挨拶を済ませ、ドラムカンは、コーラの元へと向かう。 話しかけるが早いが、 「私を連れてここから逃げて!…私を好きにしてかまわないから!」 と、のたまうコーラ嬢。まあ落ち着けととりなすが、どうやら本気らしい。 そもそも自分を護衛チームに入れるようギンスキーに懇願したのも、ドラムカンならば、 自分を連れて逃げてくれると思ったからとの事だった。 そんなこんなと言っている間に、時間が立ち、出発の時間となる。 半ばこちらを睨む様に、懇願のまなざしを向けるコーラを乗せて、再び出発する一行。 橋を渡り、合流地点である、ベイビーロックという廃れたガソリンスタンドに到着するが、 合流するはずの花婿、ラスティメイデンの支配者タロミオの一行の姿は、そこにはなかった。 それどころか、世を震わせる悪党集団、クラン・コールドブラッド… 通称、冷血党の面々が待ち伏せをしているではないか。 異様な外見の冷血党構成員の中でも一際異様な外見をした男、賞金首でもあるドミンゲスが、 勝ち誇ったように語る。 自分達は、グラトノスという男の命令によって、コーラを誘拐しに来た。 タロミオの元には、彼が美人の嫁に浮かれ上がっている内にスパイを潜り込ませており、誘き出して始末した。 シエルタにもスパイがおり、こちらのルートも筒抜けであった。 語り終わったところで、お前達は皆殺しだと、護衛チームに襲い掛かり、次々とメンバーを殺害していく。 残るはドラムカンだけ…それでもコーラを守る為、果敢にドミンゲスに向かっていくも、一蹴され、倒れてしまう。 だがその時、死んだはずのドラムカンが起き上がり、獣のようなおたげびを上げると、 その姿を異形のものへと変化させる。 狼のような鋭い牙を持ち、赤いたてがみを振るわせ、両腕には鋭い爪を光らせる。 そのドラムカンの姿を見てドミンゲスは悲鳴を上げた。 「ブ、ブレードトゥース!?い、生きてやがったのか!!?」 ブレードトゥースと呼ばれたドラムカンは、取り乱すドミンゲスに目にも留まらぬ速さで襲い掛かった。 その圧倒的な力に、ドミンゲスは慌ててその場を退散する。 そしてその場には、人の姿に戻り、再び倒れるドラムカンと、 「ダメ!死なないで!死んだら許さないんだから!!」 必死に彼を揺り起こすコーラだけが残された。 ドラムカンが目を覚ますと、傍らには、自分を看護するコーラの姿があった。 自分が化け物に変わったことを、怖くないのかとコーラに訊ねるが、 ドラムカンがどういう姿になろうと、例え冷血党のNo.3のブレードトゥースであろうと、 自分を守ってくれたことを信用するし、自由になれるならば、相手が誰でもかまわないらしい。 そしてコーラは、あの襲撃で自分もドラムカンも死んだ。そういうことにして、二人で逃げて、 どこかで平穏に暮らそうと提案する。 (ここでコーラと逃げるとコーラとの駆け落ちED。シセ同様、平穏に暮らしたそうです。) だがドラムカンはそれを拒否し、安全な場所に連れて行くと言うと、再び眠りについた。 次に目を覚ますと、そこにはコーラの姿だけではなくチョッパーの姿まで消えてなくなっていた。 慌てて辺りを探すと、風に飛ばされぬよう石で押さえられたコーラの置手紙が。 「もうアナタなんかには頼りません。一人で自由になって生きていきます。探さないで下さい。」 「追伸 アンタが全部悪いんだからねっ!」 吹きすさぶ風の中、ドラムカンは取り合えず腰を落ち着けられる場所を探すことにした。 ※前半メインストーリーはここまで。ここからは、ある程度自由に動き回れます 174:メタルマックス3その5◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 31 20 ID ??? 各地の戦車を回収し、仲間も出来て、戦力が充実したドラムカンは、 憎き相手であるドミンゲスが拠点を構える、冷血砦の情報を得る。 早速突入し、雑魚を蹴散らし、再びドミンゲスと対峙する。 バレバレの嘘でドラムカンを誘導し、生身の状態を戦車で強襲しようとするが、 流石にそこまで間抜けではないドラムカン。 逆に戦車で待ち伏せ、ついにドミンゲスを撃破する。自分や冷血党に関する情報はあまり得られなかったが、 ドミンゲスが居なくなったことで別の地方に行くために必要だった、峠への道を通ることが可能になった。 峠では、コーラが立ち寄ったという情報をキャッチする。 確実にコーラに近づいていることを確信し、ドラムカンは峠を越えた。 峠を越えてすぐのホックの交易所にてドラムカンは、コーラがジャンプキャンプという、 高速道路の高架の廃墟を利用したキャンプに向かったという情報を得る。 向かうが、一足違いでコーラはプエルト・モリという、海辺の町へ向かったと言う。 無駄足かと思いきや、なんとドラムカンはチョッパーが売りに出されているのを発見する。 美人のねーちゃん、コーラが売却したらしい。少々吹っかけられたが、無事に相棒を取り戻し、一路プエルト・モリへ向かう。 プエルト・モリ。冷血党に半ば乗っ取られたその町で、コーラの情報を得ようとするドラムカン。 だが、なかなか情報は得られない。 仕方無しに、コーラの件は保留して町で頼まれた依頼により、町の北、崖っぷち海岸に向かう。 海岸にいるトレーダーから、依頼の品は受け取ったのだが、その際に興味深い話を聞いた。 どうやらこの海岸の上にはカスミという中年の女性が住んでいて、普段は上に上がるためのハシゴを上げているが、 買出しなどで出かけるときだけ、ハシゴを下ろすらしい。 カスミとやらに会うために、がけ下でハシゴが降りるのを待つドラムカン。 しばらく待つと、ハシゴが降りて来たのだが、それと一緒に聞き覚えのある声が。 「あ、ドラムカン!」 コーラだった。 どうやら彼女は、行く当ても無く、金も尽き、ボロボロのところをカスミに保護してもらい、 以来一緒に暮らしているようだ。ただし、ドラム子という偽名で。 言いたいことはたくさん有るが、ともかくは無事を喜ぶドラムカン。 それにしても、あれだけわがままで世間知らずで、一人じゃ何も出来なかったはずのコーラが、 日焼けまでして野良仕事や家事に一生懸命こないているではないか。 どうやらカスミに色々と教えてもらったらしい。確実に成長しているコーラに何かを覚えたドラムカンは、 家のことの手伝いを買って出る。 草むしりに、邪魔なドラムカンの移動。水汲み用の水路の作成など、コーラに頼まれた仕事をこなして行くと、 ご褒美にホッペにキスをもらうのだった。 そうこうする内に日は暮れて、その日はカスミの家に泊まることとなる。 そしてその夜。ふと目を覚ますと、隣の部屋から二人の話し声が。 どうもコーラは、今日限りでこの家を出るつもりらしい。 その為に、恩返しにと、ドラムカンと水路を作ったりと、家のことを色々とやったのだった。 そんなコーラの優しさにカスミは感謝を述べ、逃げ続けることもまた勇気なのだと、彼女を諭す。 ドラム子が訳ありである事などは百も承知。ドラム子が望むのなら、いつまでもここに居ていいし、自分が守ると言う。 泣きながら抱き合う二人。ドラムカンはカスミの人柄に、この人ならばコーラを任せられると安堵する。 そしてコーラの内にある、彼女の本質である優しい心を知るのだった。 175:メタルマックス3その6◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 32 40 ID ??? コーラの安否を確認したドラムカンは、崖っぷち海岸を後にし、再び、自分の記憶を取り戻し、 冷血党を倒す為に、旅を再開する。 新たな町や新たな戦車、様々な旅を続ける中、たびたび安らぎを得に、そしてコーラに会いに、カスミの家に帰っていた。 そんなある日、彼がカスミの家へ行くと、その後から、怪しげな三人組が崖下に現れた。 ドラムカンがブレードトゥースであることを知る彼ら「ルーシーズ」は、 どうやら世間的にはブレードトゥースを退治していることになっているらしく、賞金の返還を恐れて、 改めてドラムカンを始末しようとしているらしい。 彼らは、ドラムカンの場所を冷血党のムガデスという、ブレードトゥースの後釜としてNO.3になった男に知らせ、 二人をぶつけて、漁夫の利を得ようと画策した。 いつもの様に談笑し、カスミの家を後にしようとするドラムカン。 しかし外に出ると、そこには冷血党の大部隊がてぐすねを引いて待ち構えていた。 向かってくる敵を一蹴するが、隙を尽かれて動きを拘束されてしまう。 それを尻目に、コーラを拉致するために家へと侵入する冷血党。それを庇うカスミも銃で撃たれてしまう。 万事休すか、と思われたその時、銃声とともに、コーラを捕らえた冷血党員が吹っ飛ばされた。 「あたしの名は、爆音のカスミ!あんた達如きにやられるあたしじゃない!」 続けざまに放たれる弾丸が活路を開いていき、その中を逃げるコーラ。 とはいえ正面突破は難しい状況に、ドラムカンは崖から海に飛び込んで逃げるように言う。 言われるまま海に逃げ込むコーラ。その後姿を見送って、ドラムカンはこれで存分に戦えると改めて冷血党に向きやる。 だがその時、上空から爆音を立てて一機のヘリコプターが上陸する。 その中から現れたのは、緑の長髪に白衣姿の男…冷血党トップ・グラトノスその人であった。 コーラを捕らえているはずの部下の失態に、死を持って制裁を下すグラトノス。 そしてドラムカンを見ると、突如笑い声を上げた。 「実験生物1313号!!うわさには聞いていたが、まさか本当に生きていたとはな!」 ドラムカンを実験生物と呼ぶグラトノスは、その口から数々の真実を語りだす。 確かにドラムカンは、かつてブレードトゥースと呼ばれていたという事。 彼にメタモーフ細胞を投与してブレードトゥースに改造したのは自分で、洗脳し部下として数々の悪事を働かせていた事。 何らかの要因で、洗脳が解けたドラムカンが、 「グ!ラ!トノ!スウウウウウウウウウ!ご・ろ・じ・で・やるうううううううう!!!!」 と、激しい憎しみを携えて戦いを挑んできたが、返り討ちにして確かに殺害したはずだという事。 ドラムカンが生き返って、さらにあの時に確かに死滅させたはずのメタモーフ細胞までもが復活していることが 信じられないというグラトノスは、ドラムカンを最高研究材料と言い、その体を調べさせろと言い出した。 ふざけるな、と立ち向かうドラムカンだったが、超人と化しているグラトノスの力にあっさりと敗れ、意識を失った。 176:メタルマックス3その7◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 34 31 ID ??? 気がつくと、ドラムカンはプエルト・モリの牢屋の中に、手足の自由を奪われ閉じ込められていた。 成す術も無く居ると、冷血党員に拷問部屋へと連行される。 そこに現れた現・NO.3の百銃のムガデス。 自分と同じく、メタモーフ細胞で、ムカデと人間のハーフのような姿をしたムガデスは、ドラムカンに、 お前は本当にブレードトゥースなのかと、拷問を仕掛ける。 答えぬままに居ると、また拷問する、と再び牢屋にぶち込まれた。 そんなドラムカンに、隣の牢屋の老人、ニックマンが話しかける。 彼は元々、グラトノスの同僚で、メタモーフ細胞の研究をしていたらしい。 だが、グラトノスの狂気に気づき、研究所から幼い娘とともに逃げようと企むも、グラトノスに懐いていた娘は ニックマンではなく、グラトノスの元に行ってしまった。 その為に逃げるも叶わずに捕らえられ、それからずっと何年も牢屋に閉じ込められていた。 その後娘はメタモーフ細胞を投与され、冷血党の幹部になっているらしい。 娘の名前はオルガ…ドラムカンはその名を知っていた。 一度合間見えたこともある、冷血党NO.1オルガ・モードであった。 そしてニックマンはもう一つ、グラトノスに関わる話をする。 グラトノスには昔、恋人が居た。 アリーゼ・ギンスキー。先代ギンスキーの娘であり、コーラにとっては叔母にあたる女性。 だが二人の結婚を望まぬ先代ギンスキーの手により、二人は殺害されたかに見えたが、グラトノスだけは辛うじて生きていた。 グラトノスは瀕死の最中、自分自身にメタモーフ細胞を打ち込み、超人となって生き延びたのだ。 その代わりにグラトノスは悪魔となってしまった。いや、その前から彼は悪魔だったとニックマンは言った。 その後、自らの力を示し、シエルタに、いや、ギンスキーに復讐するために冷血党を作ったのだと。 一通り話し終えると、ドラムカンに侘びを言うニックマン。 そうしてしばらくすると、何やら怪しい男がドラムカンの前に現れ、逃げさせてやるといい、 牢の中に、メタモルフィンという薬剤カプセルと、その使い方を投げ込んだ。 そのカプセルを口に含んだまま拷問を受けに行き、ついたらその薬を吐き出せといい、その男は去って行った。 程なく再び拷問部屋連れ込まれるドラムカン。そして男の指示通りに口からメタモルフィンを吐き出すと、 メタモルフィンから白い煙が立ち昇り、部屋中に充満していく。 メタモルフィンとは、メタモール細胞による激しい拒絶反応を、強力な麻酔で抑えつつ、それを活性化させる薬であった。 煙が晴れる頃には、冷血党員はムガデスを残して眠りこけており、そのムガデスの前には、ブレードトゥースに変身した ドラムカンが立ちはだかっていた。 慌てて攻撃を仕掛けるムガデス。だが、ブレードトゥースのパワーに怯み、撤退する。 戦車を回収し、その後を追いかけるドラムカン。プエルト・モリの外で待ち伏せをしていたムガデスを撃破する。 177:メタルマックス3その8◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 35 46 ID ??? カスミの容態を気にかけ、カスミの家へと向かうドラムカン。 幸いに命に別状は無いようだ。喜ぶのも束の間、カスミにもせがまれ、コーラの行方を捜しに向かう。 その頃コーラは砂漠をボロボロになりながらも冷血党の手から逃げ続けていた。 とうとう力尽き、倒れたところを冷血党に追いつかれる。あわやというところで、砂漠に住むスナザメの群れが現れ、 冷血党に襲い掛かった。 堪らず逃げ出す冷血党。そしてその様子を、犬を連れた老人が見ていた。 老人はコーラを助けると、どこかへと彼女を連れて行くのであった。 方々に手を尽くし、コーラを探すドラムカンだが、今日も良い報告を持ち帰れぬまま、カスミの家へと帰還する。 と、何やら玄関に犬が何匹も居るではないか。中へ入ると、見たことのある顔がそこに居た。 ビーカップで出会った凄腕のハンター、狂犬のオズマ。カスミと知り合いらしく、親しく話をしている。 聞くと、オズマがコーラを保護しているとの事。 今すぐコーラに会わせろと言うドラムカンにオズマは言い返す、約束を果たしたらコーラは解放する。それまでは、コーラは人質だ、と。 だがドラムカンは約束など覚えていない。というよりも何も覚えていないのだ。全ての記憶を失っているとオズマに説明すると、そんな大事なことまでと呆れながらも、全てを話すから自分の隠れ家に来いとドラムカンに告げ、去って行った。 改めて、オズマの隠れ家に向かうドラムカン。 ドラムカン風呂に浸かるオズマを尻目に、熱くコーラと再会を喜び合うのも束の間、オズマに急かされ、家の中へ。 沢山の犬に囲まれた室内を進み、オズマと話を始める。 再び、何も覚えてないのかと問いただすオズマに、何も覚えてないと答えるドラムカン。 その彼にオズマは、見せたい場所があるからついて来いと言う。頷き後に従うドラムカンに、コーラは、何か嫌な予感がするから行かないで欲しいと懇願する。 ドラムカンはそんなコーラの言葉を何も言わずにキスで塞いだ。 「もう!ごまかすのが上手いんだから…」 たどり着いた場所は、何も無いただの廃墟であった。 だがオズマは言う、ここでお前はワシと約束をしたのだと。 以前、グラトノスを倒すために、罠を仕掛け情報にあった場所で待ち伏せるも、それはニセの情報で、現れたのはグラトノスではなく、ブレードトゥースであった。 仕掛けた罠により、ブレードトゥースにダメージを与えるも、仲間の犬は全て殺され、自身も瀕死にまで追い込まれた。 もはやここまでと思った瞬間、突然ブレードトゥースは苦しみだし、人間の姿、ドラムカンへと姿を変えたのだ。 自我を取り戻したドラムカンは、グラトノスへの怨念を吐き出し、絶対にグラトノスを倒すと、オズマに誓った。 オズマは犬の敵を赦し、ドラムカンを見逃す代わりに、必ずグラトノスを討てと言った。 それこそが、オズマとドラムカンの間に交わされた約束だったのだった。 そこまで話すとオズマはあるものをドラムカンに見せる。 「双子の蓮」ノアに対する人類の最終兵器の鍵。二つ有るものの片割れで、一つは既にグラトノスの元にある。 グラトノスはこれを欲していて、その守護者であった父がグラトノスに狙われた。 「双子の蓮」の在り処を吐かせるために、母は見せしめに拷問された挙句に死に、口を割らなかった父も殺され、彼一人が生き残ったのであった。 オズマは言う、今こそ約束を果たしてもらうと。自分とともにグラトノスを倒すのだ。そうしたら、コーラは解放すると。 そして彼はある作戦を提案する。 「双子の蓮」を売りに出すという情報を流し、グラトノスを誘き出して倒す。 そしてその作戦に確実を期す為に、エルルースにいる世界一の情報屋である、ダフネに依頼して来いと。 178:メタルマックス3その9◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 38 32 ID ??? エルルース。大破壊の影響色濃いこの町にダフネが居るはずなのだが、話を聞くと、中央の高層ビルに君臨している、 冷血党NO.2・オーロックに拉致されているらしい。 ドラムカンはビルに殴りこみ、大量の冷血党員を蹴散らし、オーロックと対峙する。 お前が何であろうと、強き者と戦えればそれでいい!と挑んでくるオーロックに苦戦しながらも、これを撃破する。 無事にダフネを救出し、情報の提供を依頼する。快諾を得たところで、再びオズマの隠れ家に向かうドラムカン。 到着すると、そこには衝撃の光景が描かれていた。 全滅した犬達、倒れるオズマ…そして、グラトノスに捕まっているコーラ。 コーラの居場所がグラトノスに割れていたのだ。 瀕死になりながらも、グラトノスに怨嗟の言葉を浴びせるオズマ。 残りわずかの命を使って彼が行ったのは、「双子の蓮」ごと、自分をスナザメに食わせること。 自分の目の前で「双子の蓮」を奪われて死んで行くことだけは、オズマは認めなかったのだった。 グラトノスの元へ駆け寄るドラムカン。コーラを返せと言うと、以外にもあっさりと、グラトノスはそれを認めた。 ただし条件として、オズマごとスナザメに食われた「双子の蓮」を回収する事。 「双子の蓮」とコーラを交換だと言い、グラトノスはヘリで飛び去って行った。 かくして、スナザメを狩り、「双子の蓮」を手に入れたドラムカンだが、交換しようにも グラトノスがどこに居るかは判らない。 そこで再びニックマンに会い、話を聞き、居場所であるネツィブ・メラハの場所を突き止める。 だが今度はそこに行く手段が無い。仕方が無いので世界中を回ってその手段を探していると、とある研究所にたどり着いた。 どうやらここはマスドライバーの研究をしているらしい。 マスドライバーならば、長距離を正確に射出という形で移動できると踏んだドラムカンは、 大袈裟な自殺だと揶揄されながらも、教授の要求に答え、マスドライバーを使用できるようにする。 さて発射、というところで再びルーシーズが現れるが一蹴。背後に、「お前の罪は一生消えない」という怨嗟の声を受けるが、 それを振り切るためにも、マスドライバー用のカプセルに乗り込みグラトノスの元へ向かうのだった。 179:メタルマックス3その10◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 39 27 ID ??? ネツィブ・メラハ。塩の塔という意味の神話になぞらえた名前だというのは、立ちふさがるオルガ・モード。 熾烈な攻撃に加え、巨大なタコ、オクトパス・モードに変身し、さらに激しく攻め立てるが、苦戦の中もこれを打ち倒す。 「嫌よ…こんな死に方は…」 崩れ行くオルガの屍を乗り越え、ドラムカンはさらに進む。 最上階に乗り込むと、悠然と構えるグラトノスの姿が。 コーラを返せと迫ると、「双子の蓮」が先だと言う。 言うとおりに渡すと、とうとう揃ったと歓喜するグラトノス。 隣の部屋に居るとの言葉どおりに進むと、そこには確かにコーラがいた。だが、様子がおかしい。 訝るドラムカンの後ろからグラトノスが叫ぶ。 「アリーゼ!そいつは敵だ!」 その言葉を受けると、急にコーラが苦しみだし、その姿をチーターを模したような異形の姿に変え、襲い掛かってきた。 突然の攻撃に思わず迎え撃ってしまうドラムカン。倒すと、コーラは消滅してしまった。 まさか殺すとはな!と挑発するグラトノスに、ドラムカンの怒りが爆発した。 猛攻を掻い潜り、ついにグラトノスに膝をつかせることに成功する。 逃げ出すグラトノスを追うと、いくつもの水槽が並ぶ部屋へと辿りついた。 グラトノスが言うには、先ほどのコーラは彼が作ったクローンらしい。その培養槽に入ってるのは同じくコーラのクローン達。 その中の一つに、本物のコーラが居るという。 それを捨て台詞に、グラトノスは転送装置でどこかへと姿を消した。 恐る恐る、培養槽を破壊すると、中のコーラは偽者だったらしく、泡となって消えた。 一つ一つと破壊して行って、最後の培養槽を破壊すると、中のコーラは消えない。本物のコーラの用だ。 もうあなたの側を離れないというコーラを側に連れ、ドラムカンはグラトノスが消えた、転送装置へと足を踏み入れる。 転送された先は、何処かの船内であった。 ジャガンナートというらしきこの船は、大破壊の前、ノアと戦うために作られた超戦艦。最終兵器の正体はこれだったのだ。 ブリッジへ向かい、ジャガンナートを使って復讐を、世界征服を遂げようとするグラトノスと再び対峙。 破壊神座と呼ばれる制御ユニットごと、グラトノスを撃破する。だが、グラトノスは首だけになって逃走していった。 制御ユニットを失い、漂着するジャガンナート。 だがまだその火は落ちていない。ノアの脅威は無い現在では、これほど強力な兵器は残っていてはいけない。 何より中にはまだグラトノスが居るはず。 戦車を回収し、再びドラムカンはジャガンナートに突入した。 (この前に、カスミの家にいくと、カスミにコーラを預けられる。EDが若干変化) いくつもの強力な警備ユニットを破壊した先で、ついにジャガンナートの動力部を発見する。 破壊しようとすると、防御プログラムが作動、ゴスロリ風の双子の少女・ジャガンとナートが現れた。 無邪気に、「排除する?」「排除しよ」等という軽い雰囲気とは打って変わって、その攻撃は凄まじく、倒しても倒してもどんどん再生してしまう。 長い戦いの果てに、とうとう再生の限界を迎えたのか、消滅する双子。それと同時に、ジャガンナートの自爆が始まり、船体が離岸し始めた。 急いで来た道を戻るドラムカンの行く手を、頭だけになったグラトノスが阻む。撃破すると、だんじて許さ~ん!と叫びながら、再び飛び去って行った。 ようやく甲板まで辿り着き、一息ついたところに、突如海から中央にグラトノスの頭を持った巨大な三つ首の恐竜、グラトノサウルスが姿を現した。 最後の戦い。お互いに死力を尽くした戦いの果てに、グラトノサウルスは骨となり、崩れ落ちて行った。 だが、グラトノスとの戦いでもう逃げるまでの時間はもう…残されては居なかった。 180:メタルマックス3その11◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 41 49 ID ??? 失った記憶をとりもどすことができぬまま ドラムカンは再び最後の時を迎えようとしていた もし、この瞬間に記憶を取りもどすことができたとしても、 それは自分の死とともに、ふたたび失われるだろう・・・・ 生命がなければ記憶はなく、記憶がなければこの世に過去など存在しない この世のあらゆるものは、ただ失われつづけていくだけだ・・・・ だから君は生きて、記憶しつづけてくれ 世界から失われていく者たちの、もう終わってしまった物語を (EDから抜粋) 湖に沈んでいくジャガンナートは…周囲に地震を起こすほどの大爆発と共に消滅した。 そしてドラムカンは… 再びDr.ミンチの診察台の上に居た。 「何じゃこの死体は!まだ生きてるではないか!」 END 181:メタルマックス3◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 42 44 ID ??? 以上です。 初投下の上、このような形になってしまいましたが、 お気づきの方、どうかよろしくお願いいたします
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/1495.html
メタルマックス3 当WIki連絡用掲示板内差し替え・追加スレッド-170~181 170 :メタルマックス3 ◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 19 29 ID eBMoY5VY アクセス規制中の為、こちらの方に投下させていただきます。 もし気がついた方がいらっしゃいましたら、代理レスをしていただけるとありがたく思います。 リクにありませんが、メタルマックス3投下させてもらいます。 新作ですので、ネタバレが見たくない方はご注意ください。 それでは参ります。 「さぁ、よみがえるのだ! この電撃でぇぇっ!」 叫び声とともに、電撃が走り、主人公は目をさます。 そこは自称「電撃蘇生学の権威」、Dr.ミンチの研究室だった。 主人公は死体として発見され、この世に蘇ったのだ! だが、生き返った主人公は記憶を失っていた。 自分は何者なのか? なぜ死んでしまったのか・・・・・・? 冒険の舞台となるのは、伝説の 大破壊 によって、 人類の文明が滅び去った近未来。 失われた記憶をとりもどすため、主人公は荒野へと旅立つ! (公式より) というわけで蘇った主人公、早速この町「クライング・ママ」を 出発しようとする しかし、何やら町の出口で何やら揉め事が。 どうやら、女の子を連れ帰ろうとするいかついハゲ頭を、 若い男が阻止しようとしているようだ。 いきり立つハゲ頭に若い男が果敢に立ち向かうが一撃でダウン。 守ってくれる男が居なくなり、女の子は慌てて主人公の後ろに 駆け込み、助けを求める。 かわいい女の子と、ごついハゲ頭。 言わずもがな女の子を助ける主人公。 「すっごくつよーい!」と女の子から褒められたのもつかの間、今度はなんと戦車が。 戦車のスピーカーから、その女の子をこちらに渡せと、男、トレドの声が。 曰くその女の子は、シエルタの町の支配者、ギンスキーのお嬢様はコーラという名前で、 親が決めた結婚に反発し、逃げ出してきたらしい。 次にこちらの素性を聞いてくるが、そんなことを言われても、こちらが聞きたい位である。 それでもこちらが記憶喪失などという事情は、向こうに受け入れられるわけも無く、 主人公は仕方なく、適当にドラムカンと名乗ることにした。 (ファーストネームはドラムカンで固定だが、セカンドネームは三種類の中から選択できる。 後で本当の名前に変えることができるのですが、便宜上ドラムカンのまま進めます。) 戦車の全砲門を向けて、さらに脅しをかけるトレド。流石に戦車相手では敵う訳も無し、 ドラムカンは言うとおりにその場をスルーして行くことにするのであった。 後ろから、恨めしそうなコーラの視線を浴びて。 171 :メタルマックス3その2 ◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 20 54 ID ??? さてクライング・ママから出たドラムカン。Drミンチの助手、イゴールの助言どおり、 自分が流れてきた川を川沿いから上っていくことに。 すると、突き当たりに街を発見する。 ワラというらしい街を探索していると、何かを川から引き上げている現場に遭遇した。 その様子を見守っていると、ウインチのワイヤーが切れ掛かっていることを発見するドラムカ ン。 ワイヤーが切れたら、引上げ作業をしている女の子が危ない! ドラムカンはすぐさま駆け出し、間一髪、切れたワイヤーは、ドラムカンのすぐ後ろで空を切 った。 娘を助けてもらったお礼にと、女の子とその父が住む家に招待されるドラムカン。そこでドラ ムカンは、川から引き上げられたモノ、バイク(チョッパー)を改めて見た。 車体に、グリップに、確かな懐かしさを覚えるドラムカン、ふと見ると、「***号」 (***には、ニューゲーム時につけた名前)と書いてあるではないか。 「***」が自分の名前なのか?と、チョッパーに思いを馳せたドラムカンは、これを譲って 欲しいと父親に頼むが、タダでは譲れないという。 そんなことより一晩泊まって行けと言う言葉に従い、とりあえずその日はこの家の厄介になる ことにした。 あくる日、家の外に出てみると、墓の前に佇む二人を見つけるドラムカン。 どうやら二人の他の家族、母を病気で無くし、息子は母の治療のためにハンターとなったが、 ユムボマという賞金首に殺されてしまったらしい。 ユムボマは町の西の工場遺跡にいる。ドラムカンはその敵討ちを買って出た。 ヤツを倒してくれればチョッパーを譲るという父親の言葉もあり、早速工場遺跡へ向かう。 そしてその屋上で、重機型のモンスター・ユムボマを発見。強烈な攻撃に苦戦しつつも、それ を撃破したのであった。 ワラに帰り、報告をするドラムカン。父親はとても喜び、完全に修理したチョッパーをドラム カンに譲ってくれた。 晴れてチョッパーに跨ると、確かに以前もコイツに乗っていたことを実感するのだった。 さらに父親は、シセがドラムカンに気があることを取り上げ、婿にならないかと提案してくる が、 悪い気はしないものの、自分探しの旅の途中であることから、それは丁重に断った。 (ここで申し出を受けると、シセとの結婚ED。幸せながらも、退屈な日々を過ごしたそうで す。) 172 :メタルマックス3その3 ◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 27 26 ID ??? 改行失敗しちゃいました。失礼。 続いて、ワラの南西、シエルタへ。 名前の通り、巨大なシェルターであるその町へ足を、もとい、バイクを踏み入れると、突然警備兵に呼び止められ、 シェルター内部に来るように言われる。 それに付いていくと、その奥でシエルタの支配者、ギンスキーと対面する。 どうやら、ギンスキーはドラムカンを嫁に行くコーラの護衛にしたいようだ。 だがそれは、ギンスキーの意思ではなくコーラの意思であるらしい。 明らかに結婚を嫌がっていた彼女を思い出し、ドラムカンは無理やり嫁に行かせようとするギンスキーを非難するが、 全く聞く耳は無いようだ。 自分の娘のためにはいい家に嫁いだほうが良いと、自分の都合であることを臭わせながらも説得をするギンスキー。 納得はいかないが、何せ物騒な世の中、移動中の安否が心配なこともあり、ドラムカンは護衛を引き受けることにした。 173 :メタルマックス3その4 ◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 28 05 ID ??? 当日、ドラムカンのチョッパーを先頭に出発する一行。 クルマに乗り込む前のコーラの表情に、何か嫌な予感を感じつつも、道中を邪魔するモンスターを蹴散らしながら、 中継地点であるブラボー橋へと、無事到着する。 橋の手前にある休憩所で、今夜は一晩過ごすらしい。 護衛チームの面々と軽く挨拶を済ませ、ドラムカンは、コーラの元へと向かう。 話しかけるが早いが、 「私を連れてここから逃げて!…私を好きにしてかまわないから!」 と、のたまうコーラ嬢。まあ落ち着けととりなすが、どうやら本気らしい。 そもそも自分を護衛チームに入れるようギンスキーに懇願したのも、ドラムカンならば、 自分を連れて逃げてくれると思ったからとの事だった。 そんなこんなと言っている間に、時間が立ち、出発の時間となる。 半ばこちらを睨む様に、懇願のまなざしを向けるコーラを乗せて、再び出発する一行。 橋を渡り、合流地点である、ベイビーロックという廃れたガソリンスタンドに到着するが、 合流するはずの花婿、ラスティメイデンの支配者タロミオの一行の姿は、そこにはなかった。 それどころか、世を震わせる悪党集団、クラン・コールドブラッド… 通称、冷血党の面々が待ち伏せをしているではないか。 異様な外見の冷血党構成員の中でも一際異様な外見をした男、賞金首でもあるドミンゲスが、 勝ち誇ったように語る。 自分達は、グラトノスという男の命令によって、コーラを誘拐しに来た。 タロミオの元には、彼が美人の嫁に浮かれ上がっている内にスパイを潜り込ませており、誘き出して始末した。 シエルタにもスパイがおり、こちらのルートも筒抜けであった。 語り終わったところで、お前達は皆殺しだと、護衛チームに襲い掛かり、次々とメンバーを殺害していく。 残るはドラムカンだけ…それでもコーラを守る為、果敢にドミンゲスに向かっていくも、一蹴され、倒れてしまう。 だがその時、死んだはずのドラムカンが起き上がり、獣のようなおたげびを上げると、 その姿を異形のものへと変化させる。 狼のような鋭い牙を持ち、赤いたてがみを振るわせ、両腕には鋭い爪を光らせる。 そのドラムカンの姿を見てドミンゲスは悲鳴を上げた。 「ブ、ブレードトゥース!?い、生きてやがったのか!!?」 ブレードトゥースと呼ばれたドラムカンは、取り乱すドミンゲスに目にも留まらぬ速さで襲い掛かった。 その圧倒的な力に、ドミンゲスは慌ててその場を退散する。 そしてその場には、人の姿に戻り、再び倒れるドラムカンと、 「ダメ!死なないで!死んだら許さないんだから!!」 必死に彼を揺り起こすコーラだけが残された。 ドラムカンが目を覚ますと、傍らには、自分を看護するコーラの姿があった。 自分が化け物に変わったことを、怖くないのかとコーラに訊ねるが、 ドラムカンがどういう姿になろうと、例え冷血党のNo.3のブレードトゥースであろうと、 自分を守ってくれたことを信用するし、自由になれるならば、相手が誰でもかまわないらしい。 そしてコーラは、あの襲撃で自分もドラムカンも死んだ。そういうことにして、二人で逃げて、 どこかで平穏に暮らそうと提案する。 (ここでコーラと逃げるとコーラとの駆け落ちED。シセ同様、平穏に暮らしたそうです。) だがドラムカンはそれを拒否し、安全な場所に連れて行くと言うと、再び眠りについた。 次に目を覚ますと、そこにはコーラの姿だけではなくチョッパーの姿まで消えてなくなっていた。 慌てて辺りを探すと、風に飛ばされぬよう石で押さえられたコーラの置手紙が。 「もうアナタなんかには頼りません。一人で自由になって生きていきます。探さないで下さい。」 「追伸 アンタが全部悪いんだからねっ!」 吹きすさぶ風の中、ドラムカンは取り合えず腰を落ち着けられる場所を探すことにした。 ※前半メインストーリーはここまで。ここからは、ある程度自由に動き回れます 174 :メタルマックス3その5 ◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 31 20 ID ??? 各地の戦車を回収し、仲間も出来て、戦力が充実したドラムカンは、 憎き相手であるドミンゲスが拠点を構える、冷血砦の情報を得る。 早速突入し、雑魚を蹴散らし、再びドミンゲスと対峙する。 バレバレの嘘でドラムカンを誘導し、生身の状態を戦車で強襲しようとするが、 流石にそこまで間抜けではないドラムカン。 逆に戦車で待ち伏せ、ついにドミンゲスを撃破する。自分や冷血党に関する情報はあまり得られなかったが、 ドミンゲスが居なくなったことで別の地方に行くために必要だった、峠への道を通ることが可能になった。 峠では、コーラが立ち寄ったという情報をキャッチする。 確実にコーラに近づいていることを確信し、ドラムカンは峠を越えた。 峠を越えてすぐのホックの交易所にてドラムカンは、コーラがジャンプキャンプという、 高速道路の高架の廃墟を利用したキャンプに向かったという情報を得る。 向かうが、一足違いでコーラはプエルト・モリという、海辺の町へ向かったと言う。 無駄足かと思いきや、なんとドラムカンはチョッパーが売りに出されているのを発見する。 美人のねーちゃん、コーラが売却したらしい。少々吹っかけられたが、無事に相棒を取り戻し、一路プエルト・モリへ向かう。 プエルト・モリ。冷血党に半ば乗っ取られたその町で、コーラの情報を得ようとするドラムカン。 だが、なかなか情報は得られない。 仕方無しに、コーラの件は保留して町で頼まれた依頼により、町の北、崖っぷち海岸に向かう。 海岸にいるトレーダーから、依頼の品は受け取ったのだが、その際に興味深い話を聞いた。 どうやらこの海岸の上にはカスミという中年の女性が住んでいて、普段は上に上がるためのハシゴを上げているが、 買出しなどで出かけるときだけ、ハシゴを下ろすらしい。 カスミとやらに会うために、がけ下でハシゴが降りるのを待つドラムカン。 しばらく待つと、ハシゴが降りて来たのだが、それと一緒に聞き覚えのある声が。 「あ、ドラムカン!」 コーラだった。 どうやら彼女は、行く当ても無く、金も尽き、ボロボロのところをカスミに保護してもらい、 以来一緒に暮らしているようだ。ただし、ドラム子という偽名で。 言いたいことはたくさん有るが、ともかくは無事を喜ぶドラムカン。 それにしても、あれだけわがままで世間知らずで、一人じゃ何も出来なかったはずのコーラが、 日焼けまでして野良仕事や家事に一生懸命こないているではないか。 どうやらカスミに色々と教えてもらったらしい。確実に成長しているコーラに何かを覚えたドラムカンは、 家のことの手伝いを買って出る。 草むしりに、邪魔なドラムカンの移動。水汲み用の水路の作成など、コーラに頼まれた仕事をこなして行くと、 ご褒美にホッペにキスをもらうのだった。 そうこうする内に日は暮れて、その日はカスミの家に泊まることとなる。 そしてその夜。ふと目を覚ますと、隣の部屋から二人の話し声が。 どうもコーラは、今日限りでこの家を出るつもりらしい。 その為に、恩返しにと、ドラムカンと水路を作ったりと、家のことを色々とやったのだった。 そんなコーラの優しさにカスミは感謝を述べ、逃げ続けることもまた勇気なのだと、彼女を諭す。 ドラム子が訳ありである事などは百も承知。ドラム子が望むのなら、いつまでもここに居ていいし、自分が守ると言う。 泣きながら抱き合う二人。ドラムカンはカスミの人柄に、この人ならばコーラを任せられると安堵する。 そしてコーラの内にある、彼女の本質である優しい心を知るのだった。 175 :メタルマックス3その6 ◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 32 40 ID ??? コーラの安否を確認したドラムカンは、崖っぷち海岸を後にし、再び、自分の記憶を取り戻し、 冷血党を倒す為に、旅を再開する。 新たな町や新たな戦車、様々な旅を続ける中、たびたび安らぎを得に、そしてコーラに会いに、カスミの家に帰っていた。 そんなある日、彼がカスミの家へ行くと、その後から、怪しげな三人組が崖下に現れた。 ドラムカンがブレードトゥースであることを知る彼ら「ルーシーズ」は、 どうやら世間的にはブレードトゥースを退治していることになっているらしく、賞金の返還を恐れて、 改めてドラムカンを始末しようとしているらしい。 彼らは、ドラムカンの場所を冷血党のムガデスという、ブレードトゥースの後釜としてNO.3になった男に知らせ、 二人をぶつけて、漁夫の利を得ようと画策した。 いつもの様に談笑し、カスミの家を後にしようとするドラムカン。 しかし外に出ると、そこには冷血党の大部隊がてぐすねを引いて待ち構えていた。 向かってくる敵を一蹴するが、隙を尽かれて動きを拘束されてしまう。 それを尻目に、コーラを拉致するために家へと侵入する冷血党。それを庇うカスミも銃で撃たれてしまう。 万事休すか、と思われたその時、銃声とともに、コーラを捕らえた冷血党員が吹っ飛ばされた。 「あたしの名は、爆音のカスミ!あんた達如きにやられるあたしじゃない!」 続けざまに放たれる弾丸が活路を開いていき、その中を逃げるコーラ。 とはいえ正面突破は難しい状況に、ドラムカンは崖から海に飛び込んで逃げるように言う。 言われるまま海に逃げ込むコーラ。その後姿を見送って、ドラムカンはこれで存分に戦えると改めて冷血党に向きやる。 だがその時、上空から爆音を立てて一機のヘリコプターが上陸する。 その中から現れたのは、緑の長髪に白衣姿の男…冷血党トップ・グラトノスその人であった。 コーラを捕らえているはずの部下の失態に、死を持って制裁を下すグラトノス。 そしてドラムカンを見ると、突如笑い声を上げた。 「実験生物1313号!!うわさには聞いていたが、まさか本当に生きていたとはな!」 ドラムカンを実験生物と呼ぶグラトノスは、その口から数々の真実を語りだす。 確かにドラムカンは、かつてブレードトゥースと呼ばれていたという事。 彼にメタモーフ細胞を投与してブレードトゥースに改造したのは自分で、洗脳し部下として数々の悪事を働かせていた事。 何らかの要因で、洗脳が解けたドラムカンが、 「グ!ラ!トノ!スウウウウウウウウウ!ご・ろ・じ・で・やるうううううううう!!!!」 と、激しい憎しみを携えて戦いを挑んできたが、返り討ちにして確かに殺害したはずだという事。 ドラムカンが生き返って、さらにあの時に確かに死滅させたはずのメタモーフ細胞までもが復活していることが 信じられないというグラトノスは、ドラムカンを最高研究材料と言い、その体を調べさせろと言い出した。 ふざけるな、と立ち向かうドラムカンだったが、超人と化しているグラトノスの力にあっさりと敗れ、意識を失った。 176 :メタルマックス3その7 ◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 34 31 ID ??? 気がつくと、ドラムカンはプエルト・モリの牢屋の中に、手足の自由を奪われ閉じ込められていた。 成す術も無く居ると、冷血党員に拷問部屋へと連行される。 そこに現れた現・NO.3の百銃のムガデス。 自分と同じく、メタモーフ細胞で、ムカデと人間のハーフのような姿をしたムガデスは、ドラムカンに、 お前は本当にブレードトゥースなのかと、拷問を仕掛ける。 答えぬままに居ると、また拷問する、と再び牢屋にぶち込まれた。 そんなドラムカンに、隣の牢屋の老人、ニックマンが話しかける。 彼は元々、グラトノスの同僚で、メタモーフ細胞の研究をしていたらしい。 だが、グラトノスの狂気に気づき、研究所から幼い娘とともに逃げようと企むも、グラトノスに懐いていた娘は ニックマンではなく、グラトノスの元に行ってしまった。 その為に逃げるも叶わずに捕らえられ、それからずっと何年も牢屋に閉じ込められていた。 その後娘はメタモーフ細胞を投与され、冷血党の幹部になっているらしい。 娘の名前はオルガ…ドラムカンはその名を知っていた。 一度合間見えたこともある、冷血党NO.1オルガ・モードであった。 そしてニックマンはもう一つ、グラトノスに関わる話をする。 グラトノスには昔、恋人が居た。 アリーゼ・ギンスキー。先代ギンスキーの娘であり、コーラにとっては叔母にあたる女性。 だが二人の結婚を望まぬ先代ギンスキーの手により、二人は殺害されたかに見えたが、グラトノスだけは辛うじて生きていた。 グラトノスは瀕死の最中、自分自身にメタモーフ細胞を打ち込み、超人となって生き延びたのだ。 その代わりにグラトノスは悪魔となってしまった。いや、その前から彼は悪魔だったとニックマンは言った。 その後、自らの力を示し、シエルタに、いや、ギンスキーに復讐するために冷血党を作ったのだと。 一通り話し終えると、ドラムカンに侘びを言うニックマン。 そうしてしばらくすると、何やら怪しい男がドラムカンの前に現れ、逃げさせてやるといい、 牢の中に、メタモルフィンという薬剤カプセルと、その使い方を投げ込んだ。 そのカプセルを口に含んだまま拷問を受けに行き、ついたらその薬を吐き出せといい、その男は去って行った。 程なく再び拷問部屋連れ込まれるドラムカン。そして男の指示通りに口からメタモルフィンを吐き出すと、 メタモルフィンから白い煙が立ち昇り、部屋中に充満していく。 メタモルフィンとは、メタモール細胞による激しい拒絶反応を、強力な麻酔で抑えつつ、それを活性化させる薬であった。 煙が晴れる頃には、冷血党員はムガデスを残して眠りこけており、そのムガデスの前には、ブレードトゥースに変身した ドラムカンが立ちはだかっていた。 慌てて攻撃を仕掛けるムガデス。だが、ブレードトゥースのパワーに怯み、撤退する。 戦車を回収し、その後を追いかけるドラムカン。プエルト・モリの外で待ち伏せをしていたムガデスを撃破する。 177 :メタルマックス3その8 ◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 35 46 ID ??? カスミの容態を気にかけ、カスミの家へと向かうドラムカン。 幸いに命に別状は無いようだ。喜ぶのも束の間、カスミにもせがまれ、コーラの行方を捜しに向かう。 その頃コーラは砂漠をボロボロになりながらも冷血党の手から逃げ続けていた。 とうとう力尽き、倒れたところを冷血党に追いつかれる。あわやというところで、砂漠に住むスナザメの群れが現れ、 冷血党に襲い掛かった。 堪らず逃げ出す冷血党。そしてその様子を、犬を連れた老人が見ていた。 老人はコーラを助けると、どこかへと彼女を連れて行くのであった。 方々に手を尽くし、コーラを探すドラムカンだが、今日も良い報告を持ち帰れぬまま、カスミの家へと帰還する。 と、何やら玄関に犬が何匹も居るではないか。中へ入ると、見たことのある顔がそこに居た。 ビーカップで出会った凄腕のハンター、狂犬のオズマ。カスミと知り合いらしく、親しく話をしている。 聞くと、オズマがコーラを保護しているとの事。 今すぐコーラに会わせろと言うドラムカンにオズマは言い返す、約束を果たしたらコーラは解放する。それまでは、コーラは人質だ、と。 だがドラムカンは約束など覚えていない。というよりも何も覚えていないのだ。全ての記憶を失っているとオズマに説明すると、そんな大事なことまでと呆れながらも、全てを話すから自分の隠れ家に来いとドラムカンに告げ、去って行った。 改めて、オズマの隠れ家に向かうドラムカン。 ドラムカン風呂に浸かるオズマを尻目に、熱くコーラと再会を喜び合うのも束の間、オズマに急かされ、家の中へ。 沢山の犬に囲まれた室内を進み、オズマと話を始める。 再び、何も覚えてないのかと問いただすオズマに、何も覚えてないと答えるドラムカン。 その彼にオズマは、見せたい場所があるからついて来いと言う。頷き後に従うドラムカンに、コーラは、何か嫌な予感がするから行かないで欲しいと懇願する。 ドラムカンはそんなコーラの言葉を何も言わずにキスで塞いだ。 「もう!ごまかすのが上手いんだから…」 たどり着いた場所は、何も無いただの廃墟であった。 だがオズマは言う、ここでお前はワシと約束をしたのだと。 以前、グラトノスを倒すために、罠を仕掛け情報にあった場所で待ち伏せるも、それはニセの情報で、現れたのはグラトノスではなく、ブレードトゥースであった。 仕掛けた罠により、ブレードトゥースにダメージを与えるも、仲間の犬は全て殺され、自身も瀕死にまで追い込まれた。 もはやここまでと思った瞬間、突然ブレードトゥースは苦しみだし、人間の姿、ドラムカンへと姿を変えたのだ。 自我を取り戻したドラムカンは、グラトノスへの怨念を吐き出し、絶対にグラトノスを倒すと、オズマに誓った。 オズマは犬の敵を赦し、ドラムカンを見逃す代わりに、必ずグラトノスを討てと言った。 それこそが、オズマとドラムカンの間に交わされた約束だったのだった。 そこまで話すとオズマはあるものをドラムカンに見せる。 「双子の蓮」ノアに対する人類の最終兵器の鍵。二つ有るものの片割れで、一つは既にグラトノスの元にある。 グラトノスはこれを欲していて、その守護者であった父がグラトノスに狙われた。 「双子の蓮」の在り処を吐かせるために、母は見せしめに拷問された挙句に死に、口を割らなかった父も殺され、彼一人が生き残ったのであった。 オズマは言う、今こそ約束を果たしてもらうと。自分とともにグラトノスを倒すのだ。そうしたら、コーラは解放すると。 そして彼はある作戦を提案する。 「双子の蓮」を売りに出すという情報を流し、グラトノスを誘き出して倒す。 そしてその作戦に確実を期す為に、エルルースにいる世界一の情報屋である、ダフネに依頼して来いと。 178 :メタルマックス3その9 ◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 38 32 ID ??? エルルース。大破壊の影響色濃いこの町にダフネが居るはずなのだが、話を聞くと、中央の高層ビルに君臨している、 冷血党NO.2・オーロックに拉致されているらしい。 ドラムカンはビルに殴りこみ、大量の冷血党員を蹴散らし、オーロックと対峙する。 お前が何であろうと、強き者と戦えればそれでいい!と挑んでくるオーロックに苦戦しながらも、これを撃破する。 無事にダフネを救出し、情報の提供を依頼する。快諾を得たところで、再びオズマの隠れ家に向かうドラムカン。 到着すると、そこには衝撃の光景が描かれていた。 全滅した犬達、倒れるオズマ…そして、グラトノスに捕まっているコーラ。 コーラの居場所がグラトノスに割れていたのだ。 瀕死になりながらも、グラトノスに怨嗟の言葉を浴びせるオズマ。 残りわずかの命を使って彼が行ったのは、「双子の蓮」ごと、自分をスナザメに食わせること。 自分の目の前で「双子の蓮」を奪われて死んで行くことだけは、オズマは認めなかったのだった。 グラトノスの元へ駆け寄るドラムカン。コーラを返せと言うと、以外にもあっさりと、グラトノスはそれを認めた。 ただし条件として、オズマごとスナザメに食われた「双子の蓮」を回収する事。 「双子の蓮」とコーラを交換だと言い、グラトノスはヘリで飛び去って行った。 かくして、スナザメを狩り、「双子の蓮」を手に入れたドラムカンだが、交換しようにも グラトノスがどこに居るかは判らない。 そこで再びニックマンに会い、話を聞き、居場所であるネツィブ・メラハの場所を突き止める。 だが今度はそこに行く手段が無い。仕方が無いので世界中を回ってその手段を探していると、とある研究所にたどり着いた。 どうやらここはマスドライバーの研究をしているらしい。 マスドライバーならば、長距離を正確に射出という形で移動できると踏んだドラムカンは、 大袈裟な自殺だと揶揄されながらも、教授の要求に答え、マスドライバーを使用できるようにする。 さて発射、というところで再びルーシーズが現れるが一蹴。背後に、「お前の罪は一生消えない」という怨嗟の声を受けるが、 それを振り切るためにも、マスドライバー用のカプセルに乗り込みグラトノスの元へ向かうのだった。 179 :メタルマックス3その10 ◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 39 27 ID ??? ネツィブ・メラハ。塩の塔という意味の神話になぞらえた名前だというのは、立ちふさがるオルガ・モード。 熾烈な攻撃に加え、巨大なタコ、オクトパス・モードに変身し、さらに激しく攻め立てるが、苦戦の中もこれを打ち倒す。 「嫌よ…こんな死に方は…」 崩れ行くオルガの屍を乗り越え、ドラムカンはさらに進む。 最上階に乗り込むと、悠然と構えるグラトノスの姿が。 コーラを返せと迫ると、「双子の蓮」が先だと言う。 言うとおりに渡すと、とうとう揃ったと歓喜するグラトノス。 隣の部屋に居るとの言葉どおりに進むと、そこには確かにコーラがいた。だが、様子がおかしい。 訝るドラムカンの後ろからグラトノスが叫ぶ。 「アリーゼ!そいつは敵だ!」 その言葉を受けると、急にコーラが苦しみだし、その姿をチーターを模したような異形の姿に変え、襲い掛かってきた。 突然の攻撃に思わず迎え撃ってしまうドラムカン。倒すと、コーラは消滅してしまった。 まさか殺すとはな!と挑発するグラトノスに、ドラムカンの怒りが爆発した。 猛攻を掻い潜り、ついにグラトノスに膝をつかせることに成功する。 逃げ出すグラトノスを追うと、いくつもの水槽が並ぶ部屋へと辿りついた。 グラトノスが言うには、先ほどのコーラは彼が作ったクローンらしい。その培養槽に入ってるのは同じくコーラのクローン達。 その中の一つに、本物のコーラが居るという。 それを捨て台詞に、グラトノスは転送装置でどこかへと姿を消した。 恐る恐る、培養槽を破壊すると、中のコーラは偽者だったらしく、泡となって消えた。 一つ一つと破壊して行って、最後の培養槽を破壊すると、中のコーラは消えない。本物のコーラの用だ。 もうあなたの側を離れないというコーラを側に連れ、ドラムカンはグラトノスが消えた、転送装置へと足を踏み入れる。 転送された先は、何処かの船内であった。 ジャガンナートというらしきこの船は、大破壊の前、ノアと戦うために作られた超戦艦。最終兵器の正体はこれだったのだ。 ブリッジへ向かい、ジャガンナートを使って復讐を、世界征服を遂げようとするグラトノスと再び対峙。 破壊神座と呼ばれる制御ユニットごと、グラトノスを撃破する。だが、グラトノスは首だけになって逃走していった。 制御ユニットを失い、漂着するジャガンナート。 だがまだその火は落ちていない。ノアの脅威は無い現在では、これほど強力な兵器は残っていてはいけない。 何より中にはまだグラトノスが居るはず。 戦車を回収し、再びドラムカンはジャガンナートに突入した。 (この前に、カスミの家にいくと、カスミにコーラを預けられる。EDが若干変化) いくつもの強力な警備ユニットを破壊した先で、ついにジャガンナートの動力部を発見する。 破壊しようとすると、防御プログラムが作動、ゴスロリ風の双子の少女・ジャガンとナートが現れた。 無邪気に、「排除する?」「排除しよ」等という軽い雰囲気とは打って変わって、その攻撃は凄まじく、倒しても倒してもどんどん再生してしまう。 長い戦いの果てに、とうとう再生の限界を迎えたのか、消滅する双子。それと同時に、ジャガンナートの自爆が始まり、船体が離岸し始めた。 急いで来た道を戻るドラムカンの行く手を、頭だけになったグラトノスが阻む。撃破すると、だんじて許さ~ん!と叫びながら、再び飛び去って行った。 ようやく甲板まで辿り着き、一息ついたところに、突如海から中央にグラトノスの頭を持った巨大な三つ首の恐竜、グラトノサウルスが姿を現した。 最後の戦い。お互いに死力を尽くした戦いの果てに、グラトノサウルスは骨となり、崩れ落ちて行った。 だが、グラトノスとの戦いでもう逃げるまでの時間はもう…残されては居なかった。 180 :メタルマックス3その11 ◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 41 49 ID ??? 失った記憶をとりもどすことができぬまま ドラムカンは再び最後の時を迎えようとしていた もし、この瞬間に記憶を取りもどすことができたとしても、 それは自分の死とともに、ふたたび失われるだろう・・・・ 生命がなければ記憶はなく、記憶がなければこの世に過去など存在しない この世のあらゆるものは、ただ失われつづけていくだけだ・・・・ だから君は生きて、記憶しつづけてくれ 世界から失われていく者たちの、もう終わってしまった物語を (EDから抜粋) 湖に沈んでいくジャガンナートは…周囲に地震を起こすほどの大爆発と共に消滅した。 そしてドラムカンは… 再びDr.ミンチの診察台の上に居た。 「何じゃこの死体は!まだ生きてるではないか!」 END 181 :メタルマックス3 ◆l1l6Ur354A:2010/08/28(土) 02 42 44 ID ??? 以上です。 初投下の上、このような形になってしまいましたが、 お気づきの方、どうかよろしくお願いいたします
https://w.atwiki.jp/gods/pages/77143.html
クラホールマックネッサ(クラホール・マックネッサ) コノールの別名。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4532.html
メタルマックス3 【めたるまっくすすりー】 ジャンル ロールプレイングゲーム 対応機種 ニンテンドーDS メディア 512MbitDSカード 発売元 角川ゲームス 開発元 キャトルコールエンターブレインクレアテック 発売日 2010年7月29日 定価 6,090円(税抜) 判定 良作 メタルマックスシリーズ 概要 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 荒廃した世界と独特のノリが特徴の“戦車と人間のRPG”『メタルマックス』。 続編やリメイクも発売されたが、その後は新作の開発中止、携帯機移植の失敗、発売元の倒産と版権の流出、更には流れを汲む新作として登場した『メタルサーガ』二作も微妙な出来となってしまい、ファンはシリーズの存続を絶望視していた。 しかし、その後の金融危機による混乱などもあり版権をエンターブレインが取得。 そして『メタルマックス2』の発売より17年、メタルマックスのスタッフが再集結しシリーズ完全新作が作られた。 それが本作、“戦車と犬と人間のRPG”『メタルマックス3』である。 特徴 戦車(クルマ) 本シリーズを語る上で外せない要素、それが戦車である。戦車はエンジンの出力で賄いきれる積載量の分だけ戦車装備やSP(装甲タイル。要は戦車のHP)を装備したり、戦車用の道具を搭載したりできる。戦車装備には戦車本体でもあるシャシー、エンジン、Cユニット、武装の4種類がある。エンジンとCユニットは必須装備で、武装は大砲・機銃・S-Eの三種類がありシャシーごとに取り付けられる枠が異なる。 戦車や装備は改造で性能を変化させられる。しかし性能を上げればそのぶん重量が増えて、SPに余裕がなくなってしまう。 シャシーの「穴」を改造すると装備できる武装が変化し、戦車に積める道具の最大数が増加する。本作ではシャシー自体が独自の派生に沿って変化するというもの。 改造段階によっては、特定の装備枠が取り外し不能の固定装備で埋まる事もある。シャシー改造を進める毎に固定装備もグレードアップしていく。 + 「穴」について少し具体的に例を挙げると… 初期状態の「Rウルフ」には大砲×1、機銃×1、S-E×1と3種類の穴が開いている。 一段階目の改造では、機銃穴が増えた「RウルフIIV」かS-E穴が増えた「RウルフIIS」のどちらかに派生する。 さらに改造すると、大砲×1、機銃×2、S-E×2という穴構成の「RウルフIII」に収束する。この段階までならシンプルだが…。 ここから先の派生では機銃用の穴が無くなって固定武装が付いたり、S-Eの穴が大砲の穴に変化したりと大きく変化を見せる。 最後まで改造すると、固定S-Eの種類が違う二種類のシャシーのどちらかに辿り着く。 ちなみに、最終的な固定S-Eの種類は改造4段階目のパターンによって決定される。4段階目で付く固定装備の強化版となる事が多い為、戦闘時にどんな役割を持たせるか、誰を乗せるのかをよく考えて選びたい。 シャシーによっては「5門全て大砲」「5門全て機銃」「5門全てS-E」といった改造パターンも可能。パターンを理解さえしてしまえば、改造の自由度はかなり高い。 但し「5門全て大砲」の組み合わせは車重が重すぎて守備面に不安があり、「5門全て機銃」可能なシャシーはダブルエンジン不可、「5門全てS-E」は性能が微妙な固定S-Eがあって取り外し不可能、と決して長所ばかりではないというのがポイント。ある程度穴の種類がばらけた戦車の方が扱いやすくて強いというケースもある。 単純に改造すればするほど強くなるというものではなく、「確かに強くはなるが、完璧には微妙に足りない」というプレイヤーを大いに悩ませる塩梅となっており、非常に奥が深い。 ゲーム史上最強のレベル1 Dr.ミンチ(*1)によって蘇生させられた記憶喪失の主人公。通称ドラムカン。 主人公が自分の名前すら分からない状況で名乗りを迫られた際、とっさにドラム缶を見て一時的にこう名乗る事になる。物語を進めるとゲーム開始時に入力した主人公名を名乗れるようになるが、妙な愛着が沸いてしまいそのままドラムカンと名乗り続ける選択肢を選んでしまうプレイヤーも多い。 基本的な能力は「ハンター」に準ずるが初期ステータスが非常に高く、レベル1にして他の仲間の5倍程のパラメータを持ち、序盤のモンスターの群れならば一人で一掃できる。 但し戦車が必要なモンスターに対しては流石に生身では厳しいし、最終的にHPだけはソルジャー等の戦闘職と同等以上に高くなるものの、他の能力値はレベルアップでのステータス上昇補正により仲間との差が次第に小さくなる。プレイヤーにゲームに慣れてもらうまでのチュートリアル期間のような措置とでも考えておけばいいだろう。 彼の正体の一端は、物語を進めていくと徐々に明らかになる。ネタバレになるので詳細は伏せるが、その素性は間違いなくこれまでの主人公とは一線を画している。 ヌッカの酒場によるパーティメイキング 本作ではヌッカの酒場という施設で仲間を自由に作成・編成できる。職業はシリーズお馴染みの「ハンター」「メカニック」「ソルジャー」に加えて「ナース」「レスラー」「アーチスト」が新登場。 いつも通りハンターは戦車戦、メカニックは修理、ソルジャーは白兵戦のスペシャリスト。 ナースは回復アイテムの効果倍増・アイテム無しでの治療など、ソルジャーとは違うベクトルで白兵戦を得意とする。 貴重な消費アイテムを使わずに、戦闘中に倒れた味方を蘇生できる唯一の職業でもある。 レスラーも白兵戦のスペシャリスト。ソルジャーと比べると対ボス・賞金首に特化した性能となっている。 装備品に強烈な制限があるものの、その代わり降車時に使用できる特技が非常に強力。単体への瞬間火力は下手な戦車砲を凌ぐケースもある。 アーチストは戦車戦・白兵戦・修理と、多様な役割を平均程度の水準でこなせる器用貧b…もとい万能型キャラ。 最大の特徴は特殊砲弾の作成と、後述する超改造を行える事。やりこみを考えるのであれば1人以上は育てておきたい。 作成できるキャラクターは性別を男、女、オカマのいずれかに設定可能。 オカマは見た目と覚えられる特技(*2)は女性だが、女性専用の装備を装備できない。お遊び要素、一発ネタと見做してしまっても問題無いだろう。 パーティは主人公を含め最大4キャラまで編成可能だが、人間は3人までしか編成できない。最後の枠には「犬」を加える事になる。 犬は初期段階ではヌッカの酒場ではなく、特定の箇所でイベントを発生させて仲間にする必要がある。条件を満たせば酒場でも作成可能。 キャラクターデザインは『悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印』などの廣岡政樹が担当している。 シリーズおなじみの山本貴嗣は、本作では主に賞金首などのモンスターをデザインしている。 戦闘関連 キャラクターの特殊能力として回数制(一部は使用無制限)の特技が採用されている。 戦車の武装を連続で発射するハンターの「電光石火」や、敵の攻撃を自分に集中させるソルジャーの「ハデなカカシ」など。 ちなみに旧作の修理レベルは本作では撤廃されており、修理用の特技と修理キットさえ揃っていれば戦車装備の破損、大破を修復できる。 装備にも過去作からいくつか変化がある。 人間武器は一度に3種類装備でき、エンカウントしたモンスターに応じて武器を使い分ける事が可能になった。 プロテクタが無くなり、代わりに装備部位としてアクセサリが追加された。 犬専用アクセサリとしてポチタンク系が登場。通常攻撃を含むあらゆる属性攻撃に対して耐性を得られる。この防具のおかげで、従来作品と比べると格段に犬が死ににくくなった。 敵も味方もアニメーションがグリグリと非常によく動く。またアクション毎に全て固有のパターンが用意されている。 その他、特徴・変更点 全滅時には主人公がDr.ミンチの研究所で復活し、連れていた仲間は死体の状態で同行する。 置き去りにした戦車は町の修理屋がパーツの修理込みで安価で回収してくれるようになった。 ハンターオフィスで賞金首に関する情報だけでなく「特別な依頼」という形でクエストを受けられるようになった。所謂サブイベントであり、達成すればアイテムやお金、そして経験値が得られる。 ハンターオフィスを介さずに依頼を受けるケースも少なからず存在しているが、一方でオフィスを介さなければ受けられないクエストも複数ある。初回プレイではこまめに確認しておくといいかもしれない。 メニューの「ガイド」から「冒険ガイド」を選択する事で、引き受けたクエストの進捗状況を確認可能。久々のプレイでも迷わず攻略を進められる。 カスタマイズする事で様々な効果を発揮できるアイテム「量子ドール」。 10種類のチューブの中から2種類と、任意で専用のアクセサリを組み合わせて完成させる。使用したチューブとアクセサリ使用の有無に応じて、多種多様な効果を齎してくれる。 シリーズ過去作品の経験者ならば、『2』の「LOVEマシーン」が形を変えたものと考えればシステムを理解しやすいだろう。 結婚以外の正規エンディングを1回見た後は、レベルやアイテムなどの様々な要素を引き継いで二周目をプレイできる。 一部の店の品揃えには3通りのパターンが存在する。一周目はどのパターンになるかランダムで決定されるが、周回する度にローテーションで変化する。 新たな試みとして、ワイヤレス通信を使って他のプレイヤーとの対人戦やアイテムの売買が可能となった。 ロスト・パスワードという、ゲーム中に一切情報がないパスワード付宝箱が配置されている。 これらは雑誌などとのタイアップ企画で、例えば『ファミ通』の記事や『アマガミ』の公式サイトなど、ゲーム外でパスワードが公開されている。 設定的には「開封に必要なパスワードが大破壊で失われてしまった」というもの。つまり大破壊以前の時代を生きているプレイヤーならパスワードを探し出せる、というメタ要素が含まれたネタ。 評価点 バリエーションが増えた戦車と改造 シリーズお馴染みの真っ赤な戦車「Rウルフ」をはじめ、個性的な戦車が勢揃いしている。 新たにバイクタイプのクルマが3種類登場した。 乗った状態でも人間武器や道具が使用できるメリットと、戦車に乗った状態でも搭乗者本人がダメージ・状態異常を受けてしまうというデメリットがある。 自分で設計、製作し、しかも成長する戦車「バイオタンク」。 4種類の形状にそれぞれ4種類の性格、全16通りのバリエーションがあり、人間同様にレベルアップでシャシーや固定装備の性能が上昇するという特徴がある。 そしてシリーズ史上最大のキワモノ戦車「ソイヤウォーカー」。訓練されたメタルマックスファンもコレには度肝を抜かれたという。 その外見はずばり足の生えた神輿。しかもこれを鉢巻にはっぴ姿の男衆型ロボットが担いでいる。実はこの戦車のみ山本氏によるデザインなのだが「今後これ以上のネタ戦車が現れるのか」と氏自身思っているようである。 メタルマックスシリーズにおける戦車(クルマ)の定義は「地上を走れて武装を積めて乗れる」事。救急車だろうがバスだろうが戦闘機だろうが「戦車(クルマ)」なので、自走式神輿も武器を搭載して操縦できるのであれば立派な戦車(クルマ)という事なのだろう。多分。 ネタ全開な外見からは想像し難いが、改造次第では最強クラスの戦車になったりするというのだから侮れない。 新たな改造として「ダブルエンジン」が可能となった。この改造を施した戦車はエンジンを2個装備できるようになる。 エンジンによる積載量上限はそのまま戦車の戦力に直結すると言っても過言ではない為、エンジン2個分の積載量を確保できるメリットは極めて大きい。 シャシーとCユニットには特殊な能力として「特性」を持つものが存在する。 特定の武装を一斉発射する「~ラッシュ」や、敵の攻撃を装備した機銃などで撃ち落とす「迎撃能力」など。 ラッシュは同じ種類の武装を多く装備できるほど強力な攻撃となる為、上述の全砲門同一武装という改造を施せば超火力を叩き出す事も可能。 ダブルエンジンと「~ラッシュ」によって、Rを含めてシリーズの常識となっていた「重戦車=シャシーが重すぎて使い難い」という概念は完全に過去の物となった。 アーチストの特技「改造ゲージツ」によって、改造しきった戦車パーツに更なる改造(超改造)が施せるようになった。 具体的には武器系の場合攻撃力が、エンジンやCユニットの場合守備力がそれぞれ5増加する。但し1個のパーツにつき255回までで、1回の超改造につき重量が2%増加、更にスーパーレアメタルという希少アイテムを超改造した回数分消費する。 これにより従来作品の水準をはるかに超えた超火力を持つ戦車が作れるようになった。さらに意外な店売り装備が最強候補になったりもするので非常に面白い。 厳密には改造とは異なるが、スプレー缶というアイテムや、一部の町に居るペイント屋を利用すれば戦車の色を変える事も可能。とある町のペイント屋で選択可能な「ラブリー」という塗装パターンだと、ショッキングピンクのデコレーション戦車が出来上がってしまう。 隠し要素ではあるが、エンターブレインのADV『アマガミ』『キミキス』のキャラクターをペイントし「痛戦車」を作る事までできてしまう。ちなみにペイントされるキャラクターは戦車毎に固定となっている。 自由なパーティ編成 前述の通り仲間たちの能力は個性的。シナリオに関わらない分、メンバー編成については存分に好みを反映できる。 主人公がハンターに近いからといって他の仲間をハンター以外のキャラにする必要はない。むしろ、賞金首戦などで「戦車での短期決戦」を考えるのであれば主人公+ハンター2名の編成も十分実用的だったりする。 バランスを考えるだけでなく、生身でのダンジョン探索や特定のボス対策など状況に応じてのメンバー入れ替えも十分視野に入る。 職業と敵のカテゴリによって異なるダメージ倍率が設定されており、例えば非戦闘職でもメカニックは機械に対して、ナースは生物に対して与ダメージが高くなる。 この二職は習得する特技にも該当カテゴリに有効なものがあり、パラメータの伸びや装備性能がいまいちだからといって侮る事はできない。 人間の仲間は2人までしか連れていけないが、犬にはこの制限が適用されないため、主人公1人+犬3匹なんて構成も可能。当然一人旅も問題無くできる。 クリア後・周回プレイ クリアしたセーブデータを読み込むと、ラスボス前の状況に戻り冒険を続けるか、データを引き継いで二周目をプレイするか選択できる。 クリア後に冒険を続ける場合、本編進行中よりも強力な賞金首が出現する。 クリア後のデータであれば好きなタイミングで二周目に移行可能。但し次周に進んだ場合、周回するには改めてクリアする必要がある。 二周目はキャラクターのレベルやアイテム、戦車の強化などが持ち越される。 賞金首のドロップや埋蔵アイテムなどの収集が実用性を増しており、バグやチートを使用せずともパーティ内の全員、全戦車が最強装備を揃えられるようになっている。 「レベルメタフィン」という貴重なアイテムが(入手場所を知ってさえいれば、だが)一周につき1個確実に手に入る。 通常のレベル上限は99だが、このメタフィンを使ったキャラはレベル上限を10上げられる。パーティ3人+1匹を限界のレベル999まで強化した人は果たして存在するのだろうか…。 雑魚モンスターからのドロップでメタフィンを入手する事も可能ではあるが、対象となるモンスターは最終ダンジョンにしか出現せず、おまけにドロップ率は約0.1%。素直に周回した方が早いのは説明するまでもないだろう。 シリーズとしてキチンと継承された独特の世界 賞金首はクリア後にしか挑めない者や、本編開始前に討伐されてしまった者を除くと全26体。デザインも旧作のノリをしっかり継承している。 どう見てもプリンな「超流動デカプリン」、ただのトラックと思いきや驚きの本体を見せてくれる「サルモネラス」、近寄ると何故かカットインが出てくる「カミカゼクイーン」など個性的なモンスターが待ち受けている。 賞金首のドロップアイテムもパワーアップしており、有用なアイテムが目白押し。しかも最大3種類のパターンが存在する。 ザコ、中ボスモンスターも個性派揃い。ファンにとっては懐かしのモンスターも数多く登場している。 敵関連だけでなく、酒場のおだいじんやヒロインの家に送れるインテリアショップなども健在。 ドラムカン、「まんた~んドリンク!」、ネイサンのタオルなどシリーズファンならニヤリとするようなネタもちらほら見られる。キャラのセリフも個性的。 シリーズ伝統の世界の荒廃っぷりも相変わらず。モンスターの蔓延る北斗の拳、とでも形容すべきか。 それゆえにエグい方法で死亡する(した)NPCや、フラグを立て損ねると死亡してしまうNPCもいる。世界観的には非常にマッチしており、死んだとしてもストーリーの大筋に影響を与える事はまず無いが、後味が気になるという方は入念なフラグ管理を忘れずに。 超爽快な戦闘速度 戦闘速度は5種類のパターンが用意されている。メニューを開ける状態であれば「ガイド」→「システム」→「プレイ設定」からいつでも変更が可能。 最も速いモードEを選べば、文字通りに敵味方の攻撃が入り乱れる爽快なテンポの戦闘が繰り広げられる。このモードEでの戦闘を本作最大の評価点として挙げるプレイヤーも存在する。 モードAやBにすれば従来のRPGと同程度のスピードで戦闘を進められる。RPGはじっくり考えて遊びたい、あまり展開が早いと目や頭が追い付かないという人も安心してほしい。 賛否両論点 人間装備の性別格差 本作にも性別による専用装備があるのだが、和製RPGの例に漏れず女性専用防具が男性のものに比べて充実している。 これによる「女らしさ」の底上げが「男らしさ」に比べて容易なので、威力が女らしさの数値に依存する性別専用特技もかなり強力になる。 故に男性キャラが不遇なのかと聞かれると、そうとも言い切れない。性別共通装備に視野を広げると「性別専用装備より性能は高いが、男らしさまで上昇する」防具が多いので、防御重視にするとせっかく高めた女らしさが死んでしまう。極一部のレア装備など例外は無い訳ではないが、基本的には女らしさ依存の特技を活用するならば防御力や耐性を犠牲にしなければならない。 武器の方はというと、ソルジャー専用武器として男性専用の武器「漢マグナム」と女性専用の武器「セクシーソード」があるのだが、こちらはそこそこの威力で2回攻撃可能な女性専用武器の方が高性能となっている。 より強力且つ男女共通で装備可能な武器として「マグナムガデス」が存在するので最強候補とはならないものの、セクシーソードには迎撃されないというメリットが存在しており、女性ソルジャーを使用しているのであれば一部のボス戦等においての使い分けも十分視野に入る。 纏めると、女尊男卑の傾向こそあるものの他の和製RPGと比較すればまだ抑え目、といった所か。 装備による底上げを除いたキャラの能力については、習得する性別専用特技の種類を除くと男女差は一切存在しない。また戦車に乗れば男も女も関係なくなる事を併せて記述しておく。 キャラクターの性格 特に、奔放すぎるヒロインと人間臭すぎるラスボスについては批判意見が多く見られる。 当然だが彼らを気に入ったプレイヤーもちゃんと存在している。好みの問題の範疇と評する事はできるのだが…。 + ヒロインとラスボスの行動について、シナリオの具体的描写にも触れる形で説明しています。ネタバレ注意 ヒロインの「コーラ」はいわゆるツンデレ系の女の子なのだが、シナリオ中盤くらいまでは彼女の行動に振り回される羽目になる。 初登場場面では政略結婚を強制されており、偶然そこに居合わせた縁もゆかりもない主人公へ縋り付く(*3)。 その後主人公に自身との駆け落ちを求めて、断られると主人公が気絶しているうちに最初に手に入れたクルマを乗り逃げする。この為、暫くの間は戦車無しの冒険を強要される破目になる。 バイクはその後別の場所で売り飛ばされている。取り戻すには10,000G前後の資金が必要。 おまけに再会した際に、一方的に期待してきたにもかかわらず自分の気持ちを裏切ったのはあんただ、と開き直る。 ……と、ワガママな面が非常に多く出ており感情移入しづらい。再会直後のイベント等で尽くしてあげればそれなりに応えてくれるのだが、プレイヤーからそうしようという気になるかは難しい所。このイベントはシナリオ進行の為に必ずこなさなければならず、むしろ「やらされている」感すら覚えるかもしれない。 冗談抜きにコーラ絡みの必須イベントこそが周回プレイにおける最大の障害とまで言ってのけるプレイヤーも存在している程である。 以上のあり様から、一貫して明るく素直な女の子であるサブキャラクターのシセの方が正ヒロインである、と(冗談交じりに)主張するプレイヤーもいたりする。 ちなみに今回、インテリアを貢げる相手はコーラとシセ。そして両者とも結婚してそのままエンディングを迎える事も可能。しかしコーラの場合は結婚は冒頭(前述した駆け落ちを求められるシーン)のみで、インテリアを貢ぐのも条件付き。シセの方は序盤以降は結婚も貢ぎもいつでも可である。 ただ、このようなワガママな面が強く出ているのは上記のイベントまでであり、以降は性格も大分丸くなっている。 その前の印象が悪過ぎて霞みがちだが、その先の展開では上記のような行動に出る事も無くまともにヒロインをやっている。また、慕っていた恩人は目の前で重傷を負わされ、砂漠で行き倒れた所を助けてくれた二人目の恩人は殺され、誘拐された末に自身のクローンを大量生産されたり、挙げ句エンディングによっては生死不明のまま終わるなど、自身もかなりの苦難に見舞われる事になる。 決して悪いキャラではないのだが、消化不良な面があるのは否めない。実は本作はゲーム2周目を違うキャラの視点で追うという構想があったのだが、結果として没になっている。コーラのエピソードもこの中で補完される予定だったのかもしれない。 特に主人公と別れてから再会するまでにおける心情の変化や性格が丸くなる過程がしっかり描写されていれば、もっと印象も良くなったと思われるだけに惜しい面もある。 ラスボス「グラトノス」は人造細胞によって超生物へと変化する能力を持つ男である。超人を自称しており、常に余裕ある態度を崩さない。 しかし死んだ恋人の事を未だ引きずっていたり、すぐ苛立ったりするといった描写から、とても超人らしくは見えない。 一応これについては本人も多少自覚をしているらしく、一部シーンでは自嘲するかのような言動が見られる。 かつて恋人を殺したギンスキー一族と、一族が治める町シエルタを復讐の対象としている…のだが、設定上では過去に一度攻め込んで敗れている。 彼の言動は粘着質な変人である事を差し引いても、明らかに辻褄の合わない部分がある。具体的には以下のような言動。 とある重要アイテムを探して持ってこいと言いつつ居場所も告げず、もはや過去の遺産になった飛行機がないと到達できない場所に引きこもる。 恋人と区別もつかなかったコーラ(のクローン)に対してバイオ技術による人体改造を施す事もいとわない。実は彼が欲しているのは、恋人に瓜二つなコーラの外見だけ…という設定があるにはあるのだが、その詳細はストーリーでは語られない。 ラストダンジョンとなる最終兵器を「そんなものはどうでもいい」と言っていた筈なのに、いざ最終兵器をスクラップにされたら人間(の姿)をやめるほどマジ切れする。最終的に主人公への恨み節のみを口にして襲い掛かってくるその様からは、正直な所ラスボスとしての貫禄が全く感じられない。 ただしラスボスとしては微妙でも、一キャラクターとしては申し分ない存在感を持っている。 マップの密度の配分の歪さ このゲームのフィールドマップは中央の河川で東と西に分かれており、東は主に前半(と最終盤)、西は後半に訪れることが多いのだが、東側は街や施設が非常に多く配置しているのに対し西側は密度に乏しい。 ドックシステムで移動可能なポイントは、東側に15箇所に対して、西側は6箇所しかない。 また、舞台が西側に移るのと同時期に船の使用も解禁されるが、船を使って新たに移動できるようになるポイントもそれほど多くない。プレイ序盤にマップの黒塗り部分の大きさにボリュームを期待すると肩透かしを食らう。 歴史は繰り返されたということだろうか。 問題点 妙にエンカウント率が高い DS世代のRPGとして見ると、かなりエンカウント率が高め。シリーズ過去作品やFC・SFC全盛期のRPGを経験してきた古参勢ならば気にならないだろうが、これによってダレてしまいプレイを断念した新規プレイヤーがそれなりに存在している以上、問題視すべき点である事は間違いない。 フィールド上では歩く箇所によってエンカウント率が変化する。下記対策アイテムを入手していない時期や、使用できない状況下では、少しでもエンカウント率の低くなる箇所を通るようにすれば、ある程度はストレスを軽減可能。 「プエルト・モリ下水道」や「ワナナバニ研究所」といった一部ダンジョンでは、対策アイテム無しでエンカウントせずに10歩以上歩ければ奇跡、と言っても過言ではないレベルでエンカウント率が高くなる。これらのダンジョンについては「流石にプレイ時間の引き延ばしが過ぎる」と漏らす古参プレイヤーも見られる程である。 戦車道具「迷彩シールド」か、「●チューブ」「3チューブ」を使用した量子ドールを使えばエンカウント率を軽減可能だが…。 前者は戦車に搭載して使う道具なので、当然降車時には使用不可。しかもエンカウント率の高いダンジョンには戦車で侵入できないケースがやたら多い。 後者は量子ドールをカスタマイズ可能になるのが最速でも中盤以降、3チューブは世界中をくまなく探し回って見つけ出す必要があり、●チューブは店売りではあるが手順を間違えるとその周回では買えなくなるという三重苦。周回プレイではドールのカスタマイズと使用可能なチューブの種類も引き継がれるので、一度完成させておけば次周では序盤から使用可能ではある。 こちらはマップ切り替えによって効果が切れてしまう為、その度に使い直す必要がある点にも注意されたし。 シャシー改造の仕様 最大の欠点はシャシーを改造すると前の段階に戻せないと言う点。クルマの改造段階は2周目以降も引き継がれるため、シャシー改造をやり直すにはデータそのものを消すしかない。 シャシーの改造方針次第で使い勝手が大幅に変わるクルマもある為、改造段階を巻き戻せないとなると思いきった改造がやり辛い。ゲームの中核とも言うべきシステムが、人によっては極めて楽しみにくい物となってしまう。 シャシー改造巻き戻し不可で多くのプレイヤーに涙を呑ませた最たる例が、バイク系以外で最初に手に入る戦車「パトカー」の改造パターン。 この戦車には本作で唯一「機銃の5門装備」が可能な改造パターンが存在しており、2連続攻撃をする機銃を5挺装備しバルカンラッシュで一斉発射してやれば(正攻法では)理論上ゲーム中最高の火力をたたき出せる。 しかし最初に大砲やS-E穴を開ける改造を行うと機銃5門を搭載可能な改造パターンへの派生が不可能となる。この改造パターン派生について作中に明確なヒントは存在しておらず、かつ戦力的に手持ち無沙汰な状態での入手となる為、当然のように大砲穴やS-E穴を開けてしまい、セーブデータ消去か正攻法での火力理論値を断念するかの二択を迫られるプレイヤーが続出した。 なお「バイオタンク」のみ、手間はかかるが例外的に改造パターンの巻き戻し…というか、戦車そのものの作り直しが可能。しかしバイオタンク自体の性能は決して強力とは言えず、態々手間暇かけて作り直す価値があるかは正直微妙な所である。 バイオタンクの作成には雑魚モンスターのドロップアイテム「ぬめぬめ細胞」が、制作するバイオタンクの種類にもよるが最大120個必要となる。1戦闘で手に入る数は1~2個。バイオタンクを作る労力に見合うかどうか…。 鉄くずも少なくとも30tほど必要となる。こちらはまだ集めやすい方ではあるが、それでも結構面倒くさい。 戦車の性能格差 システム上、ダブルエンジンできる戦車とできない戦車では装備量や装甲タイル枚数などで格差が大きい。 バイクやパトカーなど改造によっては使い道のあるシャシーもあるが、結局はどうしても積載量の面で厳しくなってしまう。 取り外し不能で他の有用な装備を起用し辛い、基本的に重量重めで使い勝手も今一つ、一部の品は改造・超改造不可…と、悲しみを背負いすぎている固定装備は、基本的に少ないシャシーの方が使いやすい。 この固定装備が原因で最終的な評価を著しく落としてしまったのが、シャシー改造を進める度に固定装備が増えていく「MBT77」「ツングースカ」「ディノヒウス」の3種類。最終段階まで進めると、装備の付け替え可能な穴が1つしか無い状態になってしまう。 特にMBT77を最終段階まで改造してしまうと、機銃穴以外が固定装備で埋まってしまう為、複数の攻略サイトが口を揃えて「絶対にお薦めできない」と評する程である。 固定装備にも、改造・超改造が可能な中では唯一の3連射機銃「トリプルバルカン(チョッパー)」や、驚異的な弾倉数を有しており雑魚散らしとして気兼ね無く使える「オミコシホール(ソイヤウォーカー)」などもあり、決して固定装備自体が使えないという訳ではないのだが…。 進めにくいシナリオ・クエスト メインシナリオの進行に必要なイベントにおいて、発生場所や条件が判りにくかったり、そもそも進行の手順が面倒だったりといった要素が妙に多い。これらの為に長期間シナリオを進められなくなったプレイヤーも決して少なくない。 例を挙げると、メインシナリオの進行条件が一定回数以上戦闘をこなした後、ある場所の家に入って外に出る事など。一応その時点では既に訪れているであろう、シナリオに関係がある場所ではあるが、気付かないと延々無駄に世界を旅する破目になる。 シナリオ進行の為のキーアイテムが、シンボルエンカウントするモンスターのランダムドロップという点も批判されやすい。本当に確率なので出ない時は全く出ない。 敵の拠点に乗り込む為に世界に散らばったアイテムを集めるというイベントがあるのだが、そのアイテムのうち1個が町に置かれている転送装置の事故を利用しないと行けない場所にある。転送事故の発生はシリーズ恒例の要素ではあるが、ドッグシステム(*4)が移動手段として便利であり、しかも転送装置が置かれている町がやや少ないという事情もあって新規プレイヤーは見落としがち。 もちろん転送事故が起こるかは運次第。こちらも転送事故が起きない時は全くといっていい程起きない。この為キーアイテムのランダムドロップと合わせて、レアアイテム回収目的の周回プレイにおける最大の難所として知られているとかいないとか。 一部クエストにおいても、作業感が強く攻略する気の削がれるものが複数存在している。 特定の雑魚が落とすドロップアイテムだったり、マップ上で採取可能だが宿泊しないと復活しないアイテムだったりと、大量入手が面倒な品を複数個入手しなければならないものが幾つか存在している。 そのくせ、クリア時の報酬はなけなしの金と経験値だけというパターンがやたら多い。 とある賞金首と戦う為に人探しを行うクエストがあるのだが、その過程でやたら広いワナナバニ研究所の施設をたらい回しにされる。しかもこのワナナバニ研究所は、上述したやたらエンカウント率の高いダンジョンの一つでもある訳で…。 雑魚の猛攻を必死に振り切り、研究所内部をくまなく歩かされ、漸く見つけた尋ね人の台詞が「いやー、さがしましたよ」…何もこんな形で竜退治をリスペクトせんでも…(*5)。 戦闘関連 本作では犬以外のキャラが「戦闘不能な状態」になると全滅として扱われる。戦闘不能な状態とは単にHP0で死亡した場合だけでなく、マヒや魅了といった重度の状態異常に陥ってしまった場合も含まれている。 この仕様のせいで「布教砲」というボスとの戦闘がやや理不尽な難度となっている。全体に魅了効果のある攻撃を放つ為、最悪の場合いきなり人間三人が魅了状態になって全滅するケースもある。しかも魅了は耐性のある防具が未だはっきりしておらず、明確な防御策は戦車に乗る事しかないのだが、布教砲戦では戦車が使えない。 一応酷い運ゲーになるというだけであり、ボスの強さ自体は『2』のテッドブロイラー様ほど酷いものではない。 上述の通り、魅了やマヒといった重度の状態異常は戦車に搭乗している間はかからない為、布教砲ほどの理不尽さを感じるボスは少ないのが不幸中の幸いである。 布教砲以外では本作敵組織の女幹部ぐらいのものか。相手が同性だろうがお構いなしで魅了してくるという色々な意味でとんでもない相手だが、こちらは本来は白兵戦となる所を、バグによって戦車を持ち込む事ができてしまう。邪道を厭わぬのであれば、十分な防御策を講じた上で蹂躙する事も可能。南無。 どういう訳かコマンドに防御が存在しない。敵の出方を窺う事ができず、基本的に戦闘では攻撃するか逃げるかの二択のみ。漢気あふれる仕様だが漢らしすぎてプレイヤーが困る。 スコープ系アイテムを使用すれば1ターン送る事は可能だが、毎回使用するのが面倒な上、そもそもスコープ系アイテム自体がすべて非売品となっており数を揃えにくい。 通信関連 メタルマックスシリーズの中では本作のみ通信対戦モードが存在しているが、出来が非常に悪く対戦ツールとしては全く使えない。 使用するキャラや戦車の装備にもよるが、本編以上にフリーズが発生しやすい。 このモードでのみ乱数がおかしい事になっており、多段ヒット系武器のダメージが全て同じになったり全弾クリティカルヒットしたりする、「範囲内に数発」系武器が単独の対象に集中する等の現象が多発する。 ゲームバランスも「悪い」を通り越して「無い」に等しい。まともに対戦したいのであれば、予め相手と相談してレギュレーションを決めておく事を強く推奨したい。 30ターンで決着がつかなかった場合は引き分けとなるので、30回以上ゴーストドリフトが使えるハンターを連れていけば最低でも引き分けに持ち込める。 通常の大砲・特殊砲弾は迎撃専門の戦車装備、特に無限迎撃が可能な「閃光迎撃神話」1つでほぼ完全に無力化できる。相手がこれらを装備している場合は、多段ヒット攻撃か迎撃不可の武器でなければまともなダメージが通らない。 後述の「満タンドリンクバグ」「戦車装備バグ」まで問題無く使用できてしまう。 本格的なものではなくあくまでもおまけ要素として作られたものと思われるが、それ故に完全な蛇足となってしまっている。なお、以降の作品では対戦モードは実装されていない。 通信によるアイテムの売買機能では、売値が0G・1Gの品や賞金首等のドロップといった一部貴重品を売りに出せない。 装備格差の項目で触れた「マグナムガデス」を始め「神風ハイヒール」「蒸着アーマー」などの強力な装備や、作中トップクラスの出力を誇るエンジン「コング」「メテオドライブ」といった品々は軒並み取引不可。欲しければ自力で手に入れるしかないし、複数個揃えたいならば欲しい個数分の周回をマラソンしなければならない。 一方で、店売りなどで手に入る戦車装備を超改造したものは売りに出せる。ソフトを2個、DSを2台用意し、3個保存可能なセーブデータを上手く使えば超改造の手間を大幅に短縮できたりする。 この場合、通信で入手したアイテムは普通の店で売却できない点に注意。要らなくなった場合は捨てるしかない。 その他 道が斜め方向に続いている場所が結構多いのに、斜め移動ができない。特にやたら斜め方向の通路が多い敵本拠地「ネツィブ・メラハ」内部の移動はかなり面倒くさい。 シリーズの例に漏れず、ドロップアイテム収集が困難。 前述の賞金首のドロップアイテムはいずれも確率が低く、狙うとすれば必然的にリセットを繰り返す破目になるが、本作にはソフトリセットが無いため、本体の電源を切るしかない。毎回スタートからやり直すのはかなりの苦行だし、DS本体にも優しいとはいえない。 5年前に発売されている『メタルサーガ ~砂塵の鎖~』もソフトリセットが無い為にレアアイテム収集が苦行…と、本作と全く同じ問題を抱えていた。分家がやった失敗を本家が後追いしなくても…。 極一部ではあるが、超入手困難なアイテムが存在する。一応クリアに必須のアイテムではなく、また無ければクリア困難となるような品でもない為、気にならないのであれば無視しても実害は無いのが救いか。 特に酷いのが「サルモネラポッドα」および「バーストセイバー」。これらの装備は最終ダンジョンに5%の確率で出現する変身モンスターがそれぞれ30%/10%で変身する姿の時に0.5%の確率で落とす…というもの。入手しやすい方でも遭遇からドロップまで総計0.0075%という超心折仕様である。 後に発売された『MM2R』には、本作のデータから転送しないと手に入らないアイテムも結構存在している。そうした本作でしか入手できないアイテムの中に、よりにもよって上述のサルモネラポッドαが含まれているのである。『2R』でのアイテムコンプリートを目指すプレイヤーに対してこの仕打ちは、あまりにも惨いと言わざるを得ない。 前述したアーチストによる超改造が、凄まじいまでの廃人仕様となっている。 超改造に必要なスーパーレアメタル1個を手に入れるにはレアメタルが10個必要、レアメタル1個の入手に「あたりメタル」が10個必要。あたりメタル1個の入手に「はずれメタル」が10個必要…つまりスーパーレアメタル1個を手に入れる為に、はずれメタルが1000個も必要となる。 基本的にメタルは鉄くずや鉱石、ハイテクスクラップなどの戦車道具を溶かして入手する事になるが、最も入手効率の良いホホアナ鉱石を1個溶かした際に手に入るのは、はずれメタルかあたりメタルが1~3個。稀にレアメタルも手に入るが、普通のプレイヤーではスーパーレアメタルを255個集めきる前に心が折れる。 原曲をDS音源に落とし込む過程でBGMの大半が劣化している。サントラと聴き比べると大きく印象の変わる曲も多い。 道具や装備関係のUIが劣悪。 特にわかりやすいのが、戦車に装備させている武装を別の戦車に装備させるとき。「装備→戦車選択→対象アイテムを外す→最初のメニューに戻る→持物→戦車選択→対象アイテムを別の戦車に移し替える→最初のメニューに戻る→戦車選択→対象アイテムを装備」と膨大な手間を必要とする。しかも、上画面に3Dの戦車のプレビューが表示される関係か画面切り替えの際に読み込み時間が発生するため、この一連の操作に20~30秒程度かかる。 なお、このあたりは『2R』である程度解消され、遊びやすくなった。 バグ シリーズの例に漏れずバグが多い。もはや意図的にバグを用意しているのでは、という珍説も一部で囁かれているそうな…。 上述の戦車持ち込みバグの他には、無限に資金を稼げる通称「ジャックボーイバグ」、経験値とスーパーレアメタルを無限に入手できる「キーマンバグ」、満タンドリンクで装甲タイルを回復できる「満タンドリンクバグ」、砲弾無限増殖の「トランクルームバグ」、戦車の穴に異種装備や装備ですらない戦車道具を無理やり装備させる「戦車装備バグ」などなど。 特に戦車装備バグでエンジンを武器として装備した場合、弾数無限で攻撃力が(装備したエンジンの積載量×100)というトンでも性能の武器に化けてしまう。発生条件の都合上ゲーム中盤まで進め、且つ大金を用意しておく必要こそあるが、条件さえ満たせば一定以上の積載量を持つ店売りエンジン1~2個で簡単にゲームバランスを崩壊させられる。おまけにジャックボーイバグを使えば、戦車装備バグの前提として必要な額を遥かに超える資金が一瞬で手に入る訳で…。 キーマンバグの有用性は、ここまでに記述した超改造の仕様を読んでいただければ容易に理解できるだろう。こちらもフル活用すればゲームバランスがあっさり崩壊する。 バグの大半は意図的に条件を満たさないかぎり発生しないので、最終的にはプレイヤーの意思次第ではある。ただ本作は戦車の改造費等が原因で常時金欠気味な為、これらのバグ技をフル活用するプレイヤーも決して少なくない。 高速戦闘モードで戦闘を行った場合、処理落ち・フリーズの危険がある。 派手なエフェクトを持つ攻撃が放たれた際、DSの処理能力の限界の所為なのか処理落ちする事があり、最悪の場合フリーズしてしまう可能性まである。戦闘速度が最速のモードEに近いほど起こりやすい。処理落ちは起きやすいがフリーズそのものはそこまで多くないのがせめてもの救いか。 ラスボスやクリア後賞金首などは上記処理落ち・フリーズの原因となりうる行動を多く行う為、最大の脅威は敵自体の強さではなくフリーズという皮肉も見られる。 他にも、賞金首「クラウドゴン」戦でのフリーズ報告が特に多い。事前のセーブは忘れずに。 ただでさえ移動が面倒くさい「ネツィブ・メラハ」だが、ギミックの複雑さが仇となり不整合も山のように存在している。 絶対到達できない位置にある宝箱や、決してたどり着けない場所にいる固定エンカウントのモンスター(*6)、挙句の果てには死ぬかバグを使うかしないと脱出できずゲーム進行不能となる部屋と、そこでしか入手できないアイテムまで存在している。 本来白兵戦でしか戦えない賞金首との戦闘に、戦車を持ちこむ事ができてしまう。上述の女幹部以外に、もう1体別の賞金首戦でも戦車の持ち込みが可能。 総評 荒削りな所も目立つが、メタルマックスシリーズの復活を感じさせるには十分な出来栄えの逸品。 新規ファンは勿論、『メタルサーガ』シリーズですっかり離れてしまったファンを呼び戻す事にも成功した。 随所にメタルマックスらしさを含みながら、新たな試みも感じさせる意欲作となっている。 余談 本作が発売された2010年からはメタルサーガシリーズ4作目であるブラウザゲーム『メタルサーガ ニューフロンティア』がmixiアプリ・ハンゲーム・Yahoo!モバゲーなどで展開された。これにより、奇しくも2010年はメタルマックスとメタルサーガの新作が両方出る事となった。 2011年冬には前作『メタルマックス2』を本作のエンジンを使用してリメイクした『メタルマックス2 リローデッド』が発売された。 『3』での最大の欠点と言われた改造に関する不満を改善した他、新要素も多数見られる。同作の詳細については該当作品の頁を参照してほしい。 システム面がより洗練された『2R』と比べると、『3』はどうしても荒削りな印象が否めない。両方遊びたい場合は、まず『3』からのプレイをお薦めしたい。 ウェブコミック配信サイト「コミッククリア」にて、本作の外伝作品「メタルマックス3 双銃身(ダブルバレルズ)の魔女」が連載されていた。 原作は宮岡寛、作画は山本貴嗣と古参ファンも納得の人選である。 本作に登場するキャラや、初代の主人公に似たキャラが脇役として登場する等、ファンサービスの多い作品となっている。 ファミ通クリアコミックスとして単行本も出されている。気になる方はAmazonや古書店を探してみるといいだろう。全2巻。 『RPGツクールDS+』のWi-Fiサービス「ツクール城+」において、本作主人公(ドラムカン)・コーラ・犬・Drミンチのデータが配信されていた。 残念ながら、ニンテンドーDSのWi-Fiコネクションサービスが終了した現在は入手不可能。 本作にはヒロインにあたるキャラが2人いる訳だが、後のシリーズではドラムカンが想いを寄せていると思しき描写が双方共に存在する。あくまでゲスト出演に絡むおまけネタと言ってしまえばそれまでだが…。 『2R』でゲスト出演したドラムカンが落とすアイテムに「コーラたん」なる品が存在している。使用した際の効果から考えて、量子ドールに名前を付けたのだと推測され、どれだけワガママを言われてもコーラに対して一途な想いを貫く…というのが公式側の想定する主人公(プレイヤー)像のようである。 と思いきや、『4』にゲスト出演したドラムカンは「シセリーナ」なる品を落とす。こちらも量子ドールに(ry 違う歴史から来たドラムカンなのか、あるいは二股なのか… ちなみに『4』にゲスト出演したコーラには「あたしに傷付けたら、ドラムカンに仕返しされちゃうんだから!」というボイスがある。やっぱり二股か
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/1011.html
メタルマックスシリーズリンク 機種 タイトル 略称 概要 判定 メタルマックス FC メタルマックス MM1 竜退治はもう飽きた! 戦車に乗って旅をする異色のRPG。その世界観と自由度の高さは多くのハンターを魅了した。 良 SFC メタルマックス リターンズ MMR 『MM2』ベースのリメイク。 SFC メタルマックス2 MM2 基本はそのままに、グラフィックなどがパワーアップ。賞金首「テッドブロイラー」の凶悪な強さは今でも語り草。 良 GBA メタルマックス2改 MM2改 劣化BGMと多くのバグによりファンに血涙を流させた。当時の購入者からは「2壊」「痛壊」「2悔」「2改悪」等散々な呼ばれ様に。ソフトごとまるやきにしてくれるわ! がががー! ク DS メタルマックス2 リローデッド MM2R 『MM3』ベースのリメイク。『MM3』との連動要素あり。良い意味で原作とはひと味もふた味も違う良リメイク。 良 DS メタルマックス3 MM3 『メタルマックス』が10年以上経っての復活。面倒な必須クエストなど荒削りな部分は多いが、シリーズの面白さは健在。 良 3DS メタルマックス4 月光のディーヴァ MM4 満を持して3DSに登場した、『メタルマックス』の正統進化。拭い切れない色物臭さを乗り越えられるかどうかが楽しむ為の鍵。 良 PS4/PSV METAL MAX Xeno -滅ぼされざる者たち- MMX 『メタルマックス』としては初のソニーハード発。大量のそぎ落としによって作風が変わった結果、賛否両論に。 賛否両論 PS4/Switch/Win METAL MAX Xeno Reborn MMXR 『MMX』のリメイク作だがストーリーが削除されているなどで劣化した部分も。 劣化 メタルサーガ PS2 メタルサーガ ~砂塵の鎖~ MS1 分家筋作品で、初のソニーハードタイトル。『MM2』以来のシリーズ作、内容は薄まったが自由度は『MMR』の様に高い。 なし DS メタルサーガ ~鋼の季節~ MS2 フルタッチオペレーションの悪夢。バグ・フリーズ・調整不足も満載。 ク 携帯アプリ メタルサーガ ~旋律の連鎖~ MS3 ドコモiアプリ用のRPG。低予算開発だがれっきとした3作目。『MM2』と同時代設定で、グラップラー四天王やテッドブロイラーなども登場。 スピンオフ PS4/Switch/Win メタルドッグス シリーズ30周年を記念して作られたスピンオフ作品。見下ろし型アクションSTG。シリーズで人間側のサポート役としてお馴染みの柴犬「ポチ」たち戦闘犬が主役。 評価判定取り扱い対象外のシリーズ作品 メタルマックス ファイアーワークス(MMFW) スマートフォン用の基本無料ソーシャルゲーム。2016年8月サービス終了。 『MM4』のシステムとグラフィックを基準にしつつ、一般的なソーシャルゲームに合わせてゲームシステムの大胆な簡略化が行われていた。 具体的な変更点を一部挙げると「フィールドの概念の廃止」「白兵戦の完全廃止(ランダム発生する人間特技発動時以外はクルマから出ない)により搭乗車大破=戦闘不能に」「アイテム使用を除くとオート戦闘のみ」「車載兵器の弾倉の概念の廃止(元から無限の機銃は会心率と攻撃範囲がウリのカテゴリに変更)」「シャシーごとの基本SP(重量にカウントされないSP)の採用」「超改造の必要素材が任意の不要な兵器に変更」など。 メタルサーガ ニューフロンティア(MSNF) ソーシャルネットサービス用のブラウザゲーム(本来の意味のソシャゲ)。2013年12月サービス終了。 マス目のワールドマップ移動や作業など時間のかかる工程をスケジューラ入力しておく形式。キャラや戦車の装備変更、結果報告に付くガレージや戦闘風景のスクリーンショットは3Dグラフィック。細かくキャラメイクできる4頭身のかわいいローポリキャラのグラフィックに武器防具が反映されるため着せ替えゲーとしての需要もあった。 メタルサーガ ~荒野の方舟~(MSSP) スマートフォン用の基本無料RPG。2018年2月サービス終了。 スタミナ要素なしでコマンド戦闘。システムは『MMFW』程の簡略化は行われていない。 3DキャラグラフィックをMSNFから流用。キャラクターボイスの編集も可能。 関連作品 リング☆ドリーム 女子プロレス大戦 サクセス運営のソシャゲ。flashを使用し、2012年12月20日開始、2020年3月26日サービス終了。 実時間に応じて毎週変化するシナリオ(*1)ニコニコ生放送の活用など、今では当たり前だが配信当時としては画期的な要素を多数そろえていた。いろいろなコラボを行っており、メタルサーガ・ニューフロンティアとも相互コラボを行った。 『砂塵の鎖』よりアルファとシャーリィが登場(*2)、およびNFのメンテ子も登場。また、メンテ子がコラボ終了後に恒常キャラクター化した(*3)。名前も「メンテ子」に因んでいる他、ちゃんと(?)スパナで戦う設定。 バースセイバー サクセス運営の「うちの子」を作って遊ぶソシャゲー。自分で描いたイラストを使用するほか、今までのサクセス作品の素材が一部使用可能であり、その中に前述のリングドリームや、メタルサーガニューフロンティアも含まれている(*4)。 多数の世界を行き来して治安を守るといった趣旨のシナリオであるが、その中に、本シリーズに酷似した"崩壊機甲世界"という世界もある(*5)。 シリーズ概要(メタルマックス) 「竜退治はもう飽きた!」がテーマの、『ドラゴンクエスト』シリーズに対するアンチテーゼとして生まれたシリーズ(*6)。 プレイヤーは戦車(クルマ)を駆って荒廃した世界を駆け抜け、改造生物、機械兵器、賞金首を倒す「ハンター」として生き抜いていく。 シリーズ作品に共通する特徴として、ファンタジー(*7)要素が極端に少ないことが挙げられる。 この世界では大砲を装備した戦車による砲撃が飛び交い、生身での戦闘でも火炎放射器や拳銃などの現代武器が用いられる。 登場する敵はいずれも非常に癖があり、このシリーズでは動物が大砲や機銃を装備していたり、鳥が爆弾を落としてくるのは日常茶飯事である。 一見普通のネズミに見えても耳がパラボラアンテナになっているなど、何かしらの改造が施された生物が非常に多く(*8)、世紀末という世界設定通りの光景を目の当たりにできる。 また作中世界の「機械」は恐ろしく強く、特に初代は「人間が生身で機械(マシン系)に勝てるわけがない」を体現したようなゲームバランスとなっている。 恐ろしく硬く、火力も凄まじい敵の機械に対抗するためにはこちらも戦車に乗り込んで対抗するほかない。 無論、これらの機械は大半が雑魚敵であるため、苦労して白兵戦で一体倒したところでまた同じ敵が登場する。「敵に回った機械の恐ろしさ」を思う存分体感することになる。 …もっとも最近の作品では、しっかり鍛えれば生身で機械の群れを圧倒することもできるような程度にまでバランスは軟化してきているが。 攻略の自由度が高めなのも特徴であり、RPGにありがちな「ご都合主義的な通行止め」が非常に少ない。 特に初代や『MM2』『MS1』は他のRPGより圧倒的に速いテンポで世界地図を埋め、最後の町まで進めることが可能。 …無論最低限攻略しなければいけないイベントは存在するし、『MM4』以降の作品では通行止めの量が一般的なRPGと変わらない程度に増えてきてはいるのだが。 テーマの「竜退治はもう飽きた」が示す通り「窮屈な固定シナリオや明らかな足止めイベントにうんざりした」プレイヤーにこそ勧められるRPGである。 なお、一部作品がコミカライズされている等、ゲーム外での展開も存在するので気になった人は調べてみるといいかもしれない。