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《崇符「ミシャグジさま」》 No.220 Spell <第三弾> GRAZE(4)/NODE(6)/COST(3) 術者:洩矢 諏訪子 【幻想生物】 伝説 維持コスト(3) (自動α): 〔このキャラクター〕は「種族:神」を持つものとして扱う。 (自動α): あなたの場に「種族:人間」を持つキャラクターがいない場合、〔このキャラクター〕は直ちに破棄される。 攻撃力(9)/耐久力(9) 諏訪地方に縄文時代から伝わる古代信仰。白い蛇の姿をした神として守屋神社に祀られていた。 (SP-06:ミシャグジ神は厳格な祟り神であり、その恐怖による統治力で大和の侵攻に抵抗した。) Illustration:ニュー速回線(SP-06:葉庭) コメント 洩矢 諏訪子のスペルカード。 ミシャグジさまを降臨させる。 幻想生物としては破格のサイズを誇るが、やや条件が厳しい。維持コストの高さに加え、自分の場に種族:人間がいないと存在すら出来ない。 ただ、術者が場にいる状況で手札にあれば、9/9のキャラクターがコスト無しで場に出ると考えると、噛み合えば相当な爆発力を秘めるカードではある。 さらに東風谷 早苗/5弾と洩矢 諏訪子/5弾のコンボが成立すれば、最速2ターンでこのカードを上記の2枚と一緒に場に出す事も出来る。 非常に重く事故が怖いカードなので、種族:人間は東風谷 早苗/5弾の他にも霧雨 魔理沙/1弾や十六夜 咲夜/1弾のような単体でも使いやすいカードを据えると良いだろう。 幻想生物で伝説を所持するやや珍しいカードでもある。神具『洩矢の鉄の輪』が手札にあり洩矢 諏訪子/3弾と一緒に場にいるなら、こちらに装備させるのも一興だろう。 神槍『スピア・ザ・グングニル』を装備させて一撃必殺を狙っても面白い。神槍『スピア・ザ・グングニル』の起動効果も使えば24/1の貫通持ちという圧倒的な戦闘力になる。 種族:神なので東風谷 早苗/3弾で補正を掛けられるが、術者とこのカードが揃うような状況ならわざわざ補正を掛ける必要性は低い。 だが、種族:神には神の加護のような強力なサポートが存在しているので上手く使いこなして行きたい。 同じく「洩矢 諏訪子」が術者のスペルカード開宴『二拝二拍一拝』を使用する場合は現代神の悟達や覚醒といった他のカードと併用して一人以上の人間を残さないと容赦なくこのカードが散っていくので注意。他の種族:神のように開宴『二拝二拍一拝』から一気に攻め立てる事が出来ない。 他には真実の光景で一時的に種族:神を得る自動効果を無効にしてこのカードを手札に戻してやるのも良いだろう。このカードは幻想生物なので、術者さえ居ればバウンス効果も痛くない。真実の光景は自壊効果も無効にでき、種族:人間が居ない場合にも一時的な延命措置を図れるのでこのカードとの相性は悪くないだろう。 種族:神と種族:人間を同時に持つ猛火の侵攻チーム、風神の奇跡チームと組み合わせれば特に問題は無いが、どちらもこのカードもとにかく重いので両立するのは難しい。 「ミシャグジさま」が正しい表記。リニューアル初版は「ミジャグジさま」になっているが、これは誤記なので注意。ちなみにフレーバーの「守屋神社」は間違いではない。 関連 第三弾 第四弾(SP-06) Revision Package(SP-06) Based Starter(SP-06) スペシャルカード 洩矢 諏訪子/3弾 洩矢 諏訪子/5弾 洩矢 諏訪子/11弾 洩矢 諏訪子/14弾 風神の奇跡チーム 信仰の神風チーム 守矢の祭神チーム 土着神『御射軍神さま』
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《崇符「ミシャグジさま」》 No.220 Spell <第三弾> GRAZE(4)/NODE(6)/COST(3) 術者:洩矢 諏訪子 【幻想生物】 伝説 維持コスト(3) (自動α): 〔このキャラクター〕は「種族:神」を持つものとして扱う。 (自動α): あなたの場に「種族:人間」を持つキャラクターがいない場合、〔このキャラクター〕は直ちに破棄される。 攻撃力(9)/耐久力(9) 諏訪地方に縄文時代から伝わる古代信仰。白い蛇の姿をした神として守屋神社に祀られていた。 (SP-06:ミシャグジ神は厳格な祟り神であり、その恐怖による統治力で大和の侵攻に抵抗した。) Illustration:ニュー速回線(SP-06:葉庭) コメント 洩矢 諏訪子のスペルカード。 ミシャグジさまを降臨させる。 幻想生物としては破格のサイズを誇るが、やや条件が厳しい。維持コストの高さに加え、自分の場に種族:人間がいないと存在すら出来ない。 ただ、術者が場にいる状況で手札にあれば、9/9のキャラクターがコスト無しで場に出ると考えると、噛み合えば相当な爆発力を秘めるカードではある。 さらに東風谷 早苗/5弾と洩矢 諏訪子/5弾のコンボが成立すれば、最速2ターンでこのカードを上記の2枚と一緒に場に出す事も出来る。 非常に重く事故が怖いカードなので、種族:人間は東風谷 早苗/5弾の他にも霧雨 魔理沙/1弾や十六夜 咲夜/1弾のような単体でも使いやすいカードを据えると良いだろう。 幻想生物で伝説を所持するやや珍しいカードでもある。神具『洩矢の鉄の輪』が手札にあり洩矢 諏訪子/3弾と一緒に場にいるなら、こちらに装備させるのも一興だろう。 神槍『スピア・ザ・グングニル』を装備させて一撃必殺を狙っても面白い。神槍『スピア・ザ・グングニル』の起動効果も使えば24/1の貫通持ちという圧倒的な戦闘力になる。 種族:神なので東風谷 早苗/3弾で補正を掛けられるが、術者とこのカードが揃うような状況ならわざわざ補正を掛ける必要性は低い。 だが、種族:神には神の加護のような強力なサポートが存在しているので上手く使いこなして行きたい。 同じく「洩矢 諏訪子」が術者のスペルカード開宴『二拝二拍一拝』を使用する場合は現代神の悟達や覚醒といった他のカードと併用して一人以上の人間を残さないと容赦なくこのカードが散っていくので注意。他の種族:神のように開宴『二拝二拍一拝』から一気に攻め立てる事が出来ない。 他には真実の光景で一時的に種族:神を得る自動効果を無効にしてこのカードを手札に戻してやるのも良いだろう。このカードは幻想生物なので、術者さえ居ればバウンス効果も痛くない。真実の光景は自壊効果も無効にでき、種族:人間が居ない場合にも一時的な延命措置を図れるのでこのカードとの相性は悪くないだろう。 種族:神と種族:人間を同時に持つ猛火の侵攻チーム、風神の奇跡チームと組み合わせれば特に問題は無いが、どちらもこのカードもとにかく重いので両立するのは難しい。 「ミシャグジさま」が正しい表記。リニューアル初版は「ミジャグジさま」になっているが、これは誤記なので注意。ちなみにフレーバーの「守屋神社」は間違いではない。 関連 第三弾 第四弾(SP-06) Revision Package(SP-06) Based Starter(SP-06) スペシャルカード 洩矢 諏訪子/3弾 洩矢 諏訪子/5弾 洩矢 諏訪子/11弾 洩矢 諏訪子/14弾 風神の奇跡チーム 信仰の神風チーム 守矢の祭神チーム 土着神『御射軍神さま』
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崇符「ミシャグジさま」 崇符「ミシャグジさま」 スペル シンボル:白 必要コスト<白:2 無:3> このカードの効果が解決された場合、このカードを以下のテキストと「属性 神」を持つ、攻撃力4、耐久力4のキャラクターとして活動状態で場に出す。 『《自動》:自分の「洩矢 諏訪子」がいる場合、このカードは+3/+3を得る。』 「」 illus:duca コメント 普通にプレイしても5コスト4/4速攻でまぁまぁ。 諏訪子がいる状態であれば5コスト7/7速攻という脅威の性能で出てくる。 また属性:神なので祀られる風の人間「東風谷 早苗」で強化出来るのも嬉しい。 関連 属性:神 土着神の頂点「洩矢 諏訪子」 はた迷惑な謎の神様「洩矢 諏訪子」
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※オリジナルゆっくりが出ます。 ※片目のドスが率いる群れのゆっくり達が、かなり善良なので注意。生存します。 ※ゲスな群れやドスが出ます。むろん、全滅させます。 ※ある意味、希少種優遇かもしれません。 ※虐待分は低めで、戦闘分が大多数を占めます。 ※後半、さなえ無双になります。 ※ミシャグジさなえの知能が高めに設定してあります。 ―――以上の注意事項を踏まえ、ゆっくり読んでいってね!! 「ゆ、ゆ~やっとゆっくりできるところをみつけたね~」 「はやく、ゆっくりしたいね~おちびちゃんv」 「みゃみゃ~、はやくゆっくりしようね!!」 「ゆっくりできないゆっくりには、もったいないんだぜ。まりささまたちがもらうのはとうぜんだぜ」 「わかるよー」 口々にずいぶんと勝手なことを言い合う成体ゆっくりや子ゆっくり、赤ゆっくりの集団―――総勢300匹の群れが、ミシャグジさなえが襲ったあの片目のドスが率いる群れのゆっくりプレイスを奪うため、群れ丸ごと移動していた。 彼らの中では、ゆっくりできない奴が、ゆっくりプレイスにいるなどもったいない、自分達が使ってこそ、ゆっくりできるんだというゲスじみた身勝手な理屈が正しいことになっていた。 とその時、道の真ん中で、一匹のさなえが、じっと待ちかまえていた。 「ゆ?なにしてるの?これから、れいむたちは、ゆっくりできないむれがいるゆっくりプレイスにいくんだよ。じゃましないで、どいてね!!」 「…」 ゲスな群れの中から一匹のれいむが、さなえの前に飛び出し、そこをどくよう命令するが、さなえは、聞こえないふりをしているのか、まるで反応がない。 「ゆ、むししないでね!!くずはきらいだよ!!ばかなの、しぬ…」 「ぜったいにゆるさなえ」 さなえがようやく言葉を呟いた瞬間、さなえの髪が一瞬で、無数の蛇へと変わり、目の前にいたれいむの顔をひと噛みで食いちぎった。 「「「で、でいぶううううう!!」」」 「ぜったいにとうさなええええええええ!!!!」 れいむが殺されたことに、ゲスな群れのゆっくり達の中から悲鳴が上がった。 そして、同時に、ミシャグジさなえは、動揺する群れのゆっくりに襲いかかった。 『祟り神・後篇』 数十分後、ゆっくりの殺害者であるミシャグジさなえは、手当たり次第に、ゲスの群れにいるゆっくり達を攻撃していた。 本来なら、ミシャグジさなえが負けるはずのない一方的な虐殺に終わるはずだった。 しかし… 「むきゅ!!あいては、ひとりよ!!おちついて、とりかこめば、かてるわよ!!」 「「「「ゆー!!!」」」」 「ああああああ!!うるさなえ!!」 群れの参謀であるぱちゅり―の指示で、群れのゆっくり達は、ミシャグジさなえを取り囲み、既に触手の半分を失ったミシャグジさなえに、木の枝で突き刺そうとしたり、小石を口に含み勢いよくぶつけていた。 ミシャグジさなえの誤算は二つあった。 一つは、今まで襲ってきた群れのゆっくり達と違い、参謀ぱちゅりーの的確な指示により、ゆっくり同士の連携がうまく取れていることで、 ミシャグジさなえが、これまでのようにただ本能のまま、虐殺するだけでは自分の傷をふやすだけだった。 そして、もう一つの致命的な誤算は… 「ゆっくりできない群れの味方をするさなえは、ゆっくり死んでね!!」 「くぁああああ!!」 このゲス共の群れを率いていたのが、ゲス化したドスまりさ―――通称ドゲスだったことだ。 ドゲスの巨大な体に吹き飛ばされ、近くにあった木に叩きつけられたミシャグジさなえは、全身を強く打ち、ずるずると地面に落ちた。 「ゆっゆっゆっ…ドスの群れの邪魔をするから、そうなるんだよ」 「ゆ、ゆるさなえ…」 痛めつけられたミシャグジさなえを見下しながら、ドゲスは口をあけ、巨大な舌で、ミシャグジさなえを掴んだ。 掴まれたミシャグジさなえは、なんとか体を動かそうとするが… 「ゆっくりいただくよ!!」 「ゆ、ゆるさなぇえええええええ…」 吠えるミシャグジさなえに構うことなく、ドゲスは一飲みで、ミシャグジさなえを飲み込んだ。 このドゲスにとって、丸のみにされた相手が、自分の腹の中でもだえ苦しむ声を出す時が、一番ゆっくりできる時なのだ。 そして、ドゲスに率いられたゲス共の群れは、片目のドスが不在のあの群れのいる場所へと侵攻を開始した。 ドゲスの腹の中で、ミシャグジさなえは、生きたまま、ドスの餡子に取り込まれようとしていた。 そして、どうして、あんな無謀なことをしたのか考えていた。 わざわざ、自分が戦う必要はなかった…ただ、無視すればよかったのに…。 (ゆ、ここ何だね!!さっそく、ゆっくりプレイスを一人占めするゆっくりできないやつをせっさいするよ!!) (*1) )) 腹の中からでもあのゲスどもの不愉快な声が聞こえてくる。 ゆっくりできない?だから、あの片目のドスの群れを殺すのか? こんな化け物に、逆恨みされても、私を助けられなくて謝り、仲間達のために必死に頼んだあいつの群れを殺す? ふざけるな…そんなことゆるさなえ。 (ゆっへっへっへ!!ここは、今日から、ドス達の群れのゆっくりプレイスだよ!!ゆっくりできないゆっくりは、さっさと…) (みんな、すにもどって!!おねがします!!もうわたしたちにはここしかいられないんです!!だから、おねがいします!!ここをうばわないでください!!) 声が聞こえる。 仲間を救おうと、必死で、ドゲスの前で、懇願するびゃくれんの声が… そして・・・ (そんなの知らないよ!!ドス達をゆっくりさせないゆっくりは、さっさと死んでね!!) ミシャグジさなえは、ドゲスのその言葉に完全に切れた。 ドスなのに奪うのか?ゆっくりの守護者なのにか?お前が守らなきゃいけない奴をお前は、殺そうと言うのか!!! そんなの、絶対に…。 ドゲスに対する怒りが、ミシャグジさなえの心を支配し、やがて、それはミシャグジさなえのあらゆる体が反応した。 ミシャグジさなえの全てが復讐を誓った。 ―――もう絶対に負けない。 ―――もうあんな不覚はとらない。 ―――私が殺すのは…!! 「お前らのような、ゲスなゆっくり達を、絶対に許さなえええええええ!!」 その叫びとともに、ミシャグジさなえの体は、大凡ゆっくりにはありえない劇的な進化を遂げることになった。 「ゆ?誰なの?」 突然、聞こえてきた声に、思わず、ドゲスは、目の前にいるびゃくれんを捨て置き、あんよを止め、きょろきょろ周りを見るが誰もいない。 絶対に、ゆる…。 しかし、声は確かに聞こえてくる。 「誰なの!!ドスの邪魔をするゆっくりできない奴は!!さっさと姿を見せてね!!」 いらいらしたドゲスが大声で叫んだ瞬間、はっきりと聞こえてきた。 自分のおなかの中から―――。 …絶対許さなえ。 「ゆ?!ゆぎゅぎゃあああああああああ―――!!いじゃああああいいいい!!」 「「「「ド、ドス!!」」」」 そして、次の瞬間、ドゲスのおなかに激痛が走り、ドゲスは大きな悲鳴を上げてのた打ち回った。 その痛みはまるで、自分の、腹の中を何かがうごめき、勢いよくぶつかってくるようだった。 「やめでぇええええ!!どずのおながをだだがないでぇええええ!!」 「ドス、おちついて。ぺーろ、ぺー、ちゃい!!」 「あばれないで、つぶされ、ゆちゃたぁ!! 痛みに耐えかねて、めちゃくちゃに地面に体をぶつけ、なんとかおさえようとするが、まったく効果はない。 心配し駆け寄る群れのゆっくりを踏みつぶし、手もつけられない。 逆に、ますます痛みはまし、あの声も次々に自分のおなかの中から聞こえてくる。 絶対に許さなえ、絶対に許さなえ、絶対に許さなえ、絶対に許さなえ、絶対に許さなえ、絶対に許さなえ、絶対に許さなえええええええ!!!!!!! 「ででげええええ!!ドズをゆっぐりざぜないげずは、ざっざとででげぇえええええ!!」 自分のおなかにいる誰かを、ドゲスが泣きながら罵った瞬間――― 「絶対に…」 「ゆ?ゆがああああああ!!!なんで、ドズのおながから、へびざんがでででででぇええええ!!!」 ドゲスのおなかにできた傷口から、何十、何百の蛇が一斉にあふれ出し、やがて蛇たちが左右へ寄るとまるで人間の腕のように、傷口をこじ開け始めた。 「いぢゃいいいいいい!!やめでぇえええゆっぐりぃでぎないいいいい!!じにだぐないいいいいいいいいい!!」 もはや動くこともままならい、ドゲスが自分のおなかにいる何かに懇願するように命乞いをするが―――それを無視し、一気に傷口をこじ開け、ドゲスのおなかにいたそれは、現れた。 「…お前ら全員、絶対に許さなえええええええ!!!」 「「「ゆがあああああ!!ば、ばけもののおおおお!!」」」 「ゆがああああああああ!!!!どずのおなが、あんごがあああああああ!!!」 大きく開けられた傷口、勢いよく噴き出す餡子、絶叫するドスの声とともに、下半身は大蛇、左右の腕の代わりに、 数百の蛇が生えた異形の胴付きゆっくり―――ドゲスに丸のみにされたあのミシャグジさなえは、対ドス用へと進化した姿で、ゲスども全員の死刑宣告とともに姿を現した。 「…巣に入ってください、危ないですから」 「…!?っ・・・・!!」 不意に、ミシャグジさなえから巣に戻るよう促されたびゃくれんは、傷ついた仲間や子供達を連れて、急いで巣の中へはいって行った。 「むぎゅううううう!!みんな、おぢつくのよ!!いっせいにかかれば、かてるわよ!!」 「ゆっ!!そうなんだぜ!!こんどこそ、かんぜんにゆっくりできなくさせてやるんだぜ!!」 「ほういして、かかるみょん!!」 「わかるんだよー!!こっちがゆうりなんだねー!!」 周りが混乱する中、参謀ぱちゅりーは、仲間たちを落ち着かせ、前と同じようにミシャグジさなえを取り囲むように、仲間に指示を出した。 そして、木の枝や石を咥えたまりさやみょん、ちぇん達を中心とした攻撃部隊が、ミシャグジさなえを取り囲んだ瞬間… 「ありがとう」 「むきゅ?」 黙って事の成り行きを見ていたミシャグジさなえが、参謀ぱちゅりーに対し、お礼の言葉を言った。 まとめて、殺せるよう手間を省いてくれたお礼を!!! そして、ミシャグジさなえの左右にいる数百の蛇が、唸りを上げながら、振り回され、周りにいるまりさ達に牙をむいた。 「ゆ、まずは、まりささまが、せっさ、いじゃああああいいいいい!!!ばりざのおべべ、おべ、あんよおおおおおお、びはぎゃ、ゆべあ!!!」 「ま、まり…べにずぅ!?」 「ど、どうなってるの、わぎゃっち!!」 「ゆゆ!!きょわい、ゆべちいい!!」 「ゆがあああああ!!でいぶのがわいいいおちぶうううう!!」 振り回される数百の蛇は、まるで鞭のようにしなり、周りにいるドゲスに率いられた群れのゆっくりを次々に打ちすえていった。 あるまりさは、無謀にも鞭の嵐にとびこみ、目を、あんよを、皮を次々と打ちすえられ、最後には、激痛に震える餡子だけになった挙句、中枢餡を破壊され、やっと絶命した。 あるみょんは、周りの惨状に驚愕したまま、下から振り下ろされた鞭によって、地面にたたきつぶされた。 あるちぇんは、おびえて逃げ出そうとするが、鞭によって弾かれ、岩場に激突し、中身をまき散らせながら、逝った。 あるでいぶの親子は、恐ろしさの余り、子れいむが、しーしーとうんうんをもらしたまま、一撃で粉砕され、愕然とする親でいぶもすぐさま後を追うことになった。 「ゆがあああ!!みんなのがだぎゃ!?」 襲ってくるゆっくりも… 「ゆっゆっゆっゆっ、ゆぴぃ!!」 呆然とするゆっくりも… 「ゆ、まりさは、にげるんぢびうぃ!!」 逃げさそうとするゆっくりも… 「ゆあああ!!きゃわいい、れいみゅをた、ゆべぇ!!」 子ゆっくりも… 「みゃみゃ、ちにゃ、いだぁ!!」 赤ゆっくりも… 「「「「「だずげでぇえええええ!!!どずうううううううう!!!」」」」 ドゲスの群れに属している全てのゆっくりは、ミシャグジさなえによって、ズタズタに切り裂かれ、押しつぶされ、絞め殺され、容赦なく撃ちすえられて、永遠にゆっくりした。 そして、あたりに餡子やクリーム、死臭のするかざりが散らばった広場に残ったのは、すぐ近くの巣の中でおびえながら、事の成り行きを見守るびゃくれんらと、 餡子の流出が止まったものの、群れの仲間を殺され、未だ泣きわめくドゲス、そして… 「さようなら、仲間を殺した屑ぱちゅりー…絶対に許さなえ」 「むぎゅううう!!ばちゅはくずじゃない、もりのけんじゃじゃじゃっじゃあっじゃじゃじゃ、むぎゅべぇええええ!!!」 必死になってもがく参謀ぱちゅりを下半身で絞殺したミシャグジさなえだった。 「残りはドスさんだけですよ…絶対にゆるさなえけど」 「ゆぐぐぐぐ!!よぐぼ、群れのみんなをおおおおお!!このげずざなえええええ!!」 「悪いのそっちじゃないですか」 「だまれえええええ!!ゆっぐぢでぎないざなえは、ドズズバ―グでええええ!!」 群れの仲間を皆殺しにされたドゲスは、ミシャグジさなえのもっともな言葉を無視して、帽子の中に隠していた魔法キノコを口の中に――― 「そんなこと、ゆるさなえ」 「ゆぎぇ!!ゆううう!!どずのばんざむなおがおがああああ!!」 ―――入れる直前、ミシャグジさなえの左右の蛇たちが、一斉に寄り集まり、二本の巨大な腕へと変形し、そのまま、ドゲスの顔面に叩きつけられた!! 痛みのあまり目の前に敵がいるのを忘れ、もがくドゲスに、ミシャグジさなえは、そのまま連続して、拳を力の限り次々に叩き込んだ。 「絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、 絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、 絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、 絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対にいいいいいいい!!」 「ゆぎゃああああがあっがああああああああああ!!!!ごべんなざいいいい!!もうじまぜん!!おでがいじまず、ゆるじでぐだざ…」 まるで∞の字を書くように体を勢いよく揺らしながら、ミシャグジさなえの剛腕は、左右への反動が上乗せされ、右へ左へと激しく叩きこまれ、ドゲスの体を滅多打ちにしていった。 そして、激しい痛みに襲われ、全身から内出餡していくドゲスは、悲鳴交じりの命乞いをした瞬間――― 「許さなえええええええええええええ!!!」 「もっど、ゆぐちじし、ゆばらかあああああああああ!!」 怒りの雄たけびを上げるミシャグジさなえの放った渾身の右ストレートが、死の間際の、言葉さえ許されなかったドゲスの体を叩きつけ、ドゲスの上半身と下半身を引きちぎり、 そのままドゲスの上半身を文字通り粉砕した。 「…終わったよ。もう出てきていいですよ」 「…」 ドゲスを倒したミシャグジさなえは、巣の方に避難したびゃくれん達に呼びかけるが、びゃくれん達は巣に閉じこもったまま、出てこなかった。 …まあ、ゆっくりを殺すしか能がない、こんな化け物じゃ無理もないですよねっと、悲しげに笑いながら、ゆっくりできない自分がいては駄目だと、ここから立ち去りはじめた。 「ま、まってください!!いかないでください!!」 「………」 不意に、慌てて巣から飛び出したびゃくれんに呼び止められたが、ミシャグジさなえは、びゃくれんを無視してそのまま立ち去ろうと、出口から出ていく直前… 「―――ゆっくりしていってね!!」 「……あっ」 今にも泣き出しそうなびゃくれんの言葉に、ミシャグジさなえは立ち止まった。 他のゆっくりから、初めて投げかけられたその言葉に、思わず呆然とした。 自分が化け物になる前、永遠にゆっくりさせたあの群で物心ついた時から、誰もかけてくれなかった当たり前のあいさつ―――。 もっとも望んでいたのに、叶わなかったその言葉―――。 「「「ゆっくりしていってね!!」」」 そして、他のゆっくりたちも巣から飛び出して、びゃくれんに続いて、ミシャグジさなえを必死に呼び止めようとした。 ちるのも、め―りんも、かなこも、すわこも、えーりんも、飾りを亡くしたれいむやまりさ、ありす、ぱちゅりーも…群れの皆が声をそろえて呼び止めようとした。 止めろ!!駄目だ!!そんなのずるいぞ!!あのおねえさんは言っていたんだ!!私はゆっくりを殺すゆっくりなんだ!! でも、違う どうして、私を違う 寂しかった やめろ!! ずっと仲間外れだった 力を手に入れたんだ!!もう何も 本当にほしかったのは ちがう!!わたしはのぞんで ちが 誰かに―――。 ―――さびしかった、だれかにいってほしかった、ゆっくりしていいんだ、ここにいていんだと、こんなばけもののわたしを―――。 「ありがとう…ゆっくりしていくね…」 ―――うけいれてほしかった。 かざりをうしなったゆっくりや希少種達が住む広場の中。あらゆるゆっくりから恐れられ、ゆっくりの守護者であるドスまりささえも殺せるミシャグジさなえは、 初めて自分を受け入れてくれた一匹のゆっくり―――びゃくれんの前で蹲って、いつまでも、いつまでも泣き続けた。 いつまでも、いつまでも… あとがき どうも、前篇後篇になった第2作品目となりましたが…正直やりすぎたけっかが、これだよ!! いくらなんでも、これはゆっくりの範疇を超えているだろうというツッコミどころ満載な魔改造になってしまいました。 どうか温かい目で見逃してください。 とりあえず、今後の予定としては、蛇足という形の後始末を書き込んで、夏ごろにまた、あらたなシリーズを再開したいと思います。 前篇でドスのセリフだけの登場となった<牧場主>についても触れる予定です。 今後は、作家名として、新シリーズのタイトルの一部から、<職あき>と名乗らせていただきます。 これに限らず、また頑張っていこうと思いますので、よろしくお願いします。
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登録日:2010/11/05(金) 09 15 59 更新日:2024/02/10 Sat 16 04 26NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 アニヲタ神様シリーズ チ○コ神 マーラ様と同類 ミシャグジ様 土着神 女神転生 建御名方 洩矢神 神道の神様 祟り神 祟り? 蛇 蛇神 諏訪子 豊穣神 ミシャグジ信仰は日本の広域に渡って分布している信仰の一種。千変万化な名前を持つが、「ミシャグジ」の名は特に東日本に多い。 当初は主に石や樹木を依代とする土着神(大和でない神、まつろわぬもの)であったとされる。 地域によっては時代を経るにつれて狩猟の神、そして蛇の神で蛇の姿をしているという性質を持つようになったと言われている。 その信仰形態や神性は多様で、地域によって差異があり、その土地の神や他の神の神性が習合されている場合がある。 信仰の分布域と重なる縄文時代の遺跡からミシャグジ神の御神体となっている物や依代とされている物と同じ物が出土している事等から、 この信仰が縄文時代から存在していたと考えられている。 諏訪地方では特に諏訪の蛇神であるソソウ神と習合されたためか白蛇の姿をしているともいわれており、建御名方神や洩矢神(モレヤ神)と同一視されることもある。 また「御石神」「御赤口」「御社宮司」「御左口」など多くの漢字があてられる。 この神を祀っていた守屋神社(もりやじんじゃ)では、神官に憑依して宣託を下す神とされた。 また1年毎に八歳の男児が神を降ろす神官に選ばれ、任期を終えた神官が次の神官が決まると同時に人身御供として殺されるという「一年神主」の伝承も残る[要検証]。 マタギ等の狩りを生業とする山人たちにも信仰されていたと言われる。 表向きには「白蛇の神様」な扱いだが、ミシャグジ系の神社仏閣がある地元に行くと、普通に「男のもの」「麻羅」と呼ばれていることがある。 要するにチン○ あの仏教やヒンドゥー教のチ○コ神、マーラ様と同格の触手の使い手。 ミシャグジ様は「豊穣の神様」であり、民に「豊さ」を提供するやさしい神様である。 「豊穣の神様」な為か「おっぱい神」な扱いだが? そこ!サナ○ムシとか呼ぶな! 貫通されたり腹を喰い破られても知らんぞ! 余談 上記のように豊穣の神だが同時に祟り神でもあり、信仰を疎かにするとよく祟るといわれる。 アトラスの女神転生シリーズでは全作品で「ミシャグジ様」と様までが正式名称になっている。 初めは様を付けずに開発を進めていたそうだが『開発室に霊障が頻発』 ~様を付けて祀ることで、それらが治まったからだとまことしやかに囁かれている。 東方シリーズでは、風神録のEXボス洩矢 諏訪子が最後に使用するスペルカードに祟符「ミシャグジさま」というものがある。 彼女は洩矢神を元ネタとしており、概要の通りミシャグジさまと深い関わりを持っている。 彼女本人がミシャグジ様では無いが? 八坂 神奈子も御柱祭(おんはしらまつり、みはしらさい。御小屋山より切り出した樹木を御柱とし、社に曳き立てる神事。7年に1度行われる)では関係者。 また、シリーズの開発者のZUN氏は、開発にあたって諏訪大社に使用の許可を貰いに行ったとか。 女神転生シリーズでは常連な古参魔 作品によっては物理反射なる凶悪スキル持ち 魔法耐性が高いのでアタッカーとして頼れるチ○コ マーラ様とツートップもザラ ただマーラ様程打たれ強く無い しかしミシャグジ様はマーラ様と共通する固有魔法持ち その魔法とは ドピュッ! せーしっせーし!!れりゅぅ!!れひゃいぃましゅ!!みりゅく!!ちんぽみりゅく!! イヤすぎる ただし魔羅(ち〇こ)はミシャグジの一部分に過ぎない。火戸(ま〇こ)でもある。冗談ではなく。 そしてオシャモジ(食物や生命力を与える神)であり、厄病の神であり、石神かつ地蔵でもあるし、主空神(シュクウシン)でもある。 最初のミシャグジ研究である 『石神問答』 は、ミシャグジ伝承の謎めいた茫漠さへの糸口となっている。 願わくは之を追記・修正して平地人を戦慄せしめよ。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] アマツミカボシは大甕神社の伝承と宿魂石、「日本書紀纂疏」の石と星の関係から、石神と塞の神、要はミシャグジ神と同じ神性を持ってたんじゃないかって説があるらしいな -- 名無しさん (2015-02-17 08 56 58) 祝ペルソナ5に御復活 -- 名無しさん (2019-08-07 11 15 38) ペルソナQにもあったが、あのお方共々女子に装備させるのは流石にためらわれた。 -- 名無しさん (2019-08-07 16 23 41) 名前 コメント
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祟り神・後篇 14KB 虐待-凄惨 制裁 自業自得 同族殺し 群れ ゲス ドスまりさ 希少種 幻想郷 創作亜種 独自設定 ミシャグジさなえの進化が止まらない ※オリジナルゆっくりが出ます。 ※片目のドスが率いる群れのゆっくり達が、かなり善良なので注意。生存します。 ※ゲスな群れやドスが出ます。むろん、全滅させます。 ※ある意味、希少種優遇かもしれません。 ※虐待分は低めで、戦闘分が大多数を占めます。 ※後半、さなえ無双になります。 ※ミシャグジさなえの知能が高めに設定してあります。 ―――以上の注意事項を踏まえ、ゆっくり読んでいってね!! 「ゆ、ゆ~やっとゆっくりできるところをみつけたね~」 「はやく、ゆっくりしたいね~おちびちゃんv」 「みゃみゃ~、はやくゆっくりしようね!!」 「ゆっくりできないゆっくりには、もったいないんだぜ。まりささまたちがもらうのはとうぜんだぜ」 「わかるよー」 口々にずいぶんと勝手なことを言い合う成体ゆっくりや子ゆっくり、赤ゆっくりの集団―――総勢300匹の群れが、ミシャグジさなえが襲ったあの片目のドスが率いる群れのゆっくりプレイスを奪うため、群れ丸ごと移動していた。 彼らの中では、ゆっくりできない奴が、ゆっくりプレイスにいるなどもったいない、自分達が使ってこそ、ゆっくりできるんだというゲスじみた身勝手な理屈が正しいことになっていた。 とその時、道の真ん中で、一匹のさなえが、じっと待ちかまえていた。 「ゆ?なにしてるの?これから、れいむたちは、ゆっくりできないむれがいるゆっくりプレイスにいくんだよ。じゃましないで、どいてね!!」 「…」 ゲスな群れの中から一匹のれいむが、さなえの前に飛び出し、そこをどくよう命令するが、さなえは、聞こえないふりをしているのか、まるで反応がない。 「ゆ、むししないでね!!くずはきらいだよ!!ばかなの、しぬ…」 「ぜったいにゆるさなえ」 さなえがようやく言葉を呟いた瞬間、さなえの髪が一瞬で、無数の蛇へと変わり、目の前にいたれいむの顔をひと噛みで食いちぎった。 「「「で、でいぶううううう!!」」」 「ぜったいにとうさなええええええええ!!!!」 れいむが殺されたことに、ゲスな群れのゆっくり達の中から悲鳴が上がった。 そして、同時に、ミシャグジさなえは、動揺する群れのゆっくりに襲いかかった。 『祟り神・後篇』 数十分後、ゆっくりの殺害者であるミシャグジさなえは、手当たり次第に、ゲスの群れにいるゆっくり達を攻撃していた。 本来なら、ミシャグジさなえが負けるはずのない一方的な虐殺に終わるはずだった。 しかし… 「むきゅ!!あいては、ひとりよ!!おちついて、とりかこめば、かてるわよ!!」 「「「「ゆー!!!」」」」 「ああああああ!!うるさなえ!!」 群れの参謀であるぱちゅり―の指示で、群れのゆっくり達は、ミシャグジさなえを取り囲み、既に触手の半分を失ったミシャグジさなえに、木の枝で突き刺そうとしたり、小石を口に含み勢いよくぶつけていた。 ミシャグジさなえの誤算は二つあった。 一つは、今まで襲ってきた群れのゆっくり達と違い、参謀ぱちゅりーの的確な指示により、ゆっくり同士の連携がうまく取れていることで、 ミシャグジさなえが、これまでのようにただ本能のまま、虐殺するだけでは自分の傷をふやすだけだった。 そして、もう一つの致命的な誤算は… 「ゆっくりできない群れの味方をするさなえは、ゆっくり死んでね!!」 「くぁああああ!!」 このゲス共の群れを率いていたのが、ゲス化したドスまりさ―――通称ドゲスだったことだ。 ドゲスの巨大な体に吹き飛ばされ、近くにあった木に叩きつけられたミシャグジさなえは、全身を強く打ち、ずるずると地面に落ちた。 「ゆっゆっゆっ…ドスの群れの邪魔をするから、そうなるんだよ」 「ゆ、ゆるさなえ…」 痛めつけられたミシャグジさなえを見下しながら、ドゲスは口をあけ、巨大な舌で、ミシャグジさなえを掴んだ。 掴まれたミシャグジさなえは、なんとか体を動かそうとするが… 「ゆっくりいただくよ!!」 「ゆ、ゆるさなぇえええええええ…」 吠えるミシャグジさなえに構うことなく、ドゲスは一飲みで、ミシャグジさなえを飲み込んだ。 このドゲスにとって、丸のみにされた相手が、自分の腹の中でもだえ苦しむ声を出す時が、一番ゆっくりできる時なのだ。 そして、ドゲスに率いられたゲス共の群れは、片目のドスが不在のあの群れのいる場所へと侵攻を開始した。 ドゲスの腹の中で、ミシャグジさなえは、生きたまま、ドスの餡子に取り込まれようとしていた。 そして、どうして、あんな無謀なことをしたのか考えていた。 わざわざ、自分が戦う必要はなかった…ただ、無視すればよかったのに…。 (ゆ、ここ何だね!!さっそく、ゆっくりプレイスを一人占めするゆっくりできないやつをせっさいするよ!!) (*1))) 腹の中からでもあのゲスどもの不愉快な声が聞こえてくる。 ゆっくりできない?だから、あの片目のドスの群れを殺すのか? こんな化け物に、逆恨みされても、私を助けられなくて謝り、仲間達のために必死に頼んだあいつの群れを殺す? ふざけるな…そんなことゆるさなえ。 (ゆっへっへっへ!!ここは、今日から、ドス達の群れのゆっくりプレイスだよ!!ゆっくりできないゆっくりは、さっさと…) (みんな、すにもどって!!おねがします!!もうわたしたちにはここしかいられないんです!!だから、おねがいします!!ここをうばわないでください!!) 声が聞こえる。 仲間を救おうと、必死で、ドゲスの前で、懇願するびゃくれんの声が… そして・・・ (そんなの知らないよ!!ドス達をゆっくりさせないゆっくりは、さっさと死んでね!!) ミシャグジさなえは、ドゲスのその言葉に完全に切れた。 ドスなのに奪うのか?ゆっくりの守護者なのにか?お前が守らなきゃいけない奴をお前は、殺そうと言うのか!!! そんなの、絶対に…。 ドゲスに対する怒りが、ミシャグジさなえの心を支配し、やがて、それはミシャグジさなえのあらゆる体が反応した。 ミシャグジさなえの全てが復讐を誓った。 ―――もう絶対に負けない。 ―――もうあんな不覚はとらない。 ―――私が殺すのは…!! 「お前らのような、ゲスなゆっくり達を、絶対に許さなえええええええ!!」 その叫びとともに、ミシャグジさなえの体は、大凡ゆっくりにはありえない劇的な進化を遂げることになった。 「ゆ?誰なの?」 突然、聞こえてきた声に、思わず、ドゲスは、目の前にいるびゃくれんを捨て置き、あんよを止め、きょろきょろ周りを見るが誰もいない。 絶対に、ゆる…。 しかし、声は確かに聞こえてくる。 「誰なの!!ドスの邪魔をするゆっくりできない奴は!!さっさと姿を見せてね!!」 いらいらしたドゲスが大声で叫んだ瞬間、はっきりと聞こえてきた。 自分のおなかの中から―――。 …絶対許さなえ。 「ゆ?!ゆぎゅぎゃあああああああああ―――!!いじゃああああいいいい!!」 「「「「ド、ドス!!」」」」 そして、次の瞬間、ドゲスのおなかに激痛が走り、ドゲスは大きな悲鳴を上げてのた打ち回った。 その痛みはまるで、自分の、腹の中を何かがうごめき、勢いよくぶつかってくるようだった。 「やめでぇええええ!!どずのおながをだだがないでぇええええ!!」 「ドス、おちついて。ぺーろ、ぺー、ちゃい!!」 「あばれないで、つぶされ、ゆちゃたぁ!! 痛みに耐えかねて、めちゃくちゃに地面に体をぶつけ、なんとかおさえようとするが、まったく効果はない。 心配し駆け寄る群れのゆっくりを踏みつぶし、手もつけられない。 逆に、ますます痛みはまし、あの声も次々に自分のおなかの中から聞こえてくる。 絶対に許さなえ、絶対に許さなえ、絶対に許さなえ、絶対に許さなえ、絶対に許さなえ、絶対に許さなえ、絶対に許さなえええええええ!!!!!!! 「ででげええええ!!ドズをゆっぐりざぜないげずは、ざっざとででげぇえええええ!!」 自分のおなかにいる誰かを、ドゲスが泣きながら罵った瞬間――― 「絶対に…」 「ゆ?ゆがああああああ!!!なんで、ドズのおながから、へびざんがでででででぇええええ!!!」 ドゲスのおなかにできた傷口から、何十、何百の蛇が一斉にあふれ出し、やがて蛇たちが左右へ寄るとまるで人間の腕のように、傷口をこじ開け始めた。 「いぢゃいいいいいい!!やめでぇえええゆっぐりぃでぎないいいいい!!じにだぐないいいいいいいいいい!!」 もはや動くこともままならい、ドゲスが自分のおなかにいる何かに懇願するように命乞いをするが―――それを無視し、一気に傷口をこじ開け、ドゲスのおなかにいたそれは、現れた。 「…お前ら全員、絶対に許さなえええええええ!!!」 「「「ゆがあああああ!!ば、ばけもののおおおお!!」」」 「ゆがああああああああ!!!!どずのおなが、あんごがあああああああ!!!」 大きく開けられた傷口、勢いよく噴き出す餡子、絶叫するドスの声とともに、下半身は大蛇、左右の腕の代わりに、 数百の蛇が生えた異形の胴付きゆっくり―――ドゲスに丸のみにされたあのミシャグジさなえは、対ドス用へと進化した姿で、ゲスども全員の死刑宣告とともに姿を現した。 「…巣に入ってください、危ないですから」 「…!?っ・・・・!!」 不意に、ミシャグジさなえから巣に戻るよう促されたびゃくれんは、傷ついた仲間や子供達を連れて、急いで巣の中へはいって行った。 「むぎゅううううう!!みんな、おぢつくのよ!!いっせいにかかれば、かてるわよ!!」 「ゆっ!!そうなんだぜ!!こんどこそ、かんぜんにゆっくりできなくさせてやるんだぜ!!」 「ほういして、かかるみょん!!」 「わかるんだよー!!こっちがゆうりなんだねー!!」 周りが混乱する中、参謀ぱちゅりーは、仲間たちを落ち着かせ、前と同じようにミシャグジさなえを取り囲むように、仲間に指示を出した。 そして、木の枝や石を咥えたまりさやみょん、ちぇん達を中心とした攻撃部隊が、ミシャグジさなえを取り囲んだ瞬間… 「ありがとう」 「むきゅ?」 黙って事の成り行きを見ていたミシャグジさなえが、参謀ぱちゅりーに対し、お礼の言葉を言った。 まとめて、殺せるよう手間を省いてくれたお礼を!!! そして、ミシャグジさなえの左右にいる数百の蛇が、唸りを上げながら、振り回され、周りにいるまりさ達に牙をむいた。 「ゆ、まずは、まりささまが、せっさ、いじゃああああいいいいい!!!ばりざのおべべ、おべ、あんよおおおおおお、びはぎゃ、ゆべあ!!!」 「ま、まり…べにずぅ!?」 「ど、どうなってるの、わぎゃっち!!」 「ゆゆ!!きょわい、ゆべちいい!!」 「ゆがあああああ!!でいぶのがわいいいおちぶうううう!!」 振り回される数百の蛇は、まるで鞭のようにしなり、周りにいるドゲスに率いられた群れのゆっくりを次々に打ちすえていった。 あるまりさは、無謀にも鞭の嵐にとびこみ、目を、あんよを、皮を次々と打ちすえられ、最後には、激痛に震える餡子だけになった挙句、中枢餡を破壊され、やっと絶命した。 あるみょんは、周りの惨状に驚愕したまま、下から振り下ろされた鞭によって、地面にたたきつぶされた。 あるちぇんは、おびえて逃げ出そうとするが、鞭によって弾かれ、岩場に激突し、中身をまき散らせながら、逝った。 あるでいぶの親子は、恐ろしさの余り、子れいむが、しーしーとうんうんをもらしたまま、一撃で粉砕され、愕然とする親でいぶもすぐさま後を追うことになった。 「ゆがあああ!!みんなのがだぎゃ!?」 襲ってくるゆっくりも… 「ゆっゆっゆっゆっ、ゆぴぃ!!」 呆然とするゆっくりも… 「ゆ、まりさは、にげるんぢびうぃ!!」 逃げさそうとするゆっくりも… 「ゆあああ!!きゃわいい、れいみゅをた、ゆべぇ!!」 子ゆっくりも… 「みゃみゃ、ちにゃ、いだぁ!!」 赤ゆっくりも… 「「「「「だずげでぇえええええ!!!どずうううううううう!!!」」」」 ドゲスの群れに属している全てのゆっくりは、ミシャグジさなえによって、ズタズタに切り裂かれ、押しつぶされ、絞め殺され、容赦なく撃ちすえられて、永遠にゆっくりした。 そして、あたりに餡子やクリーム、死臭のするかざりが散らばった広場に残ったのは、すぐ近くの巣の中でおびえながら、事の成り行きを見守るびゃくれんらと、 餡子の流出が止まったものの、群れの仲間を殺され、未だ泣きわめくドゲス、そして… 「さようなら、仲間を殺した屑ぱちゅりー…絶対に許さなえ」 「むぎゅううう!!ばちゅはくずじゃない、もりのけんじゃじゃじゃっじゃあっじゃじゃじゃ、むぎゅべぇええええ!!!」 必死になってもがく参謀ぱちゅりを下半身で絞殺したミシャグジさなえだった。 「残りはドスさんだけですよ…絶対にゆるさなえけど」 「ゆぐぐぐぐ!!よぐぼ、群れのみんなをおおおおお!!このげずざなえええええ!!」 「悪いのそっちじゃないですか」 「だまれえええええ!!ゆっぐぢでぎないざなえは、ドズズバ―グでええええ!!」 群れの仲間を皆殺しにされたドゲスは、ミシャグジさなえのもっともな言葉を無視して、帽子の中に隠していた魔法キノコを口の中に――― 「そんなこと、ゆるさなえ」 「ゆぎぇ!!ゆううう!!どずのばんざむなおがおがああああ!!」 ―――入れる直前、ミシャグジさなえの左右の蛇たちが、一斉に寄り集まり、二本の巨大な腕へと変形し、そのまま、ドゲスの顔面に叩きつけられた!! 痛みのあまり目の前に敵がいるのを忘れ、もがくドゲスに、ミシャグジさなえは、そのまま連続して、拳を力の限り次々に叩き込んだ。 「絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、 絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、 絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、 絶対に、絶対に、絶対に、絶対に、絶対にいいいいいいい!!」 「ゆぎゃああああがあっがああああああああああ!!!!ごべんなざいいいい!!もうじまぜん!!おでがいじまず、ゆるじでぐだざ…」 まるで∞の字を書くように体を勢いよく揺らしながら、ミシャグジさなえの剛腕は、左右への反動が上乗せされ、右へ左へと激しく叩きこまれ、ドゲスの体を滅多打ちにしていった。 そして、激しい痛みに襲われ、全身から内出餡していくドゲスは、悲鳴交じりの命乞いをした瞬間――― 「許さなえええええええええええええ!!!」 「もっど、ゆぐちじし、ゆばらかあああああああああ!!」 怒りの雄たけびを上げるミシャグジさなえの放った渾身の右ストレートが、死の間際の、言葉さえ許されなかったドゲスの体を叩きつけ、ドゲスの上半身と下半身を引きちぎり、 そのままドゲスの上半身を文字通り粉砕した。 「…終わったよ。もう出てきていいですよ」 「…」 ドゲスを倒したミシャグジさなえは、巣の方に避難したびゃくれん達に呼びかけるが、びゃくれん達は巣に閉じこもったまま、出てこなかった。 …まあ、ゆっくりを殺すしか能がない、こんな化け物じゃ無理もないですよねっと、悲しげに笑いながら、ゆっくりできない自分がいては駄目だと、ここから立ち去りはじめた。 「ま、まってください!!いかないでください!!」 「………」 不意に、慌てて巣から飛び出したびゃくれんに呼び止められたが、ミシャグジさなえは、びゃくれんを無視してそのまま立ち去ろうと、出口から出ていく直前… 「―――ゆっくりしていってね!!」 「……あっ」 今にも泣き出しそうなびゃくれんの言葉に、ミシャグジさなえは立ち止まった。 他のゆっくりから、初めて投げかけられたその言葉に、思わず呆然とした。 自分が化け物になる前、永遠にゆっくりさせたあの群で物心ついた時から、誰もかけてくれなかった当たり前のあいさつ―――。 もっとも望んでいたのに、叶わなかったその言葉―――。 「「「ゆっくりしていってね!!」」」 そして、他のゆっくりたちも巣から飛び出して、びゃくれんに続いて、ミシャグジさなえを必死に呼び止めようとした。 ちるのも、め―りんも、かなこも、すわこも、えーりんも、飾りを亡くしたれいむやまりさ、ありす、ぱちゅりーも…群れの皆が声をそろえて呼び止めようとした。 止めろ!!駄目だ!!そんなのずるいぞ!!あのおねえさんは言っていたんだ!!私はゆっくりを殺すゆっくりなんだ!! でも、違う どうして、私を違う 寂しかった やめろ!! ずっと仲間外れだった 力を手に入れたんだ!!もう何も 本当にほしかったのは ちがう!!わたしはのぞんで ちが 誰かに―――。 ―――さびしかった、だれかにいってほしかった、ゆっくりしていいんだ、ここにいていんだと、こんなばけもののわたしを―――。 「ありがとう…ゆっくりしていくね…」 ―――うけいれてほしかった。 かざりをうしなったゆっくりや希少種達が住む広場の中。あらゆるゆっくりから恐れられ、ゆっくりの守護者であるドスまりささえも殺せるミシャグジさなえは、 初めて自分を受け入れてくれた一匹のゆっくり―――びゃくれんの前で蹲って、いつまでも、いつまでも泣き続けた。 いつまでも、いつまでも… あとがき どうも、前篇後篇になった第2作品目となりましたが…正直やりすぎたけっかが、これだよ!! いくらなんでも、これはゆっくりの範疇を超えているだろうというツッコミどころ満載な魔改造になってしまいました。 どうか温かい目で見逃してください。 とりあえず、今後の予定としては、蛇足という形の後始末を書き込んで、夏ごろにまた、あらたなシリーズを再開したいと思います。 前篇でドスのセリフだけの登場となった<牧場主>についても触れる予定です。 今後は、作家名として、新シリーズのタイトルの一部から、<職あき>と名乗らせていただきます。 これに限らず、また頑張っていこうと思いますので、よろしくお願いします。 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ゲスが制裁されてとてもすっきりした さなえさんゆっくりしていってね〜 -- 2018-04-01 08 38 34 ほとんどメデューサ化したな こんなさなえなんて···ちょっと可愛いと思っちゃったよ! 家に来い!愛でてやる! (※萌える属性に[人外っ娘]があるHENTAIの戯れ言です) -- 2018-01-09 15 18 17 さなえって奴隷にされやすいよね‼︎さなえを奴隷にするゲスは永遠に生き永らえさせて奴隷にするよっ‼︎ -- 2016-10-03 17 02 22 早苗お前は、恋人か。 -- 2014-11-13 21 28 10 うむ、いい作品だ -- 2013-07-12 23 24 56 さなえも糞袋の一つだ・・・それだけ頭にたたきこんでおけ・・・ 糞袋は暴力と狂気で殺される存在定義 -- 2012-06-06 14 20 31 ヒャッハー!さなえをいじめるゲスは制裁ダーー!!!ヒャッハーー!!! -- 2012-05-05 09 36 45 まあ確かに只のモンスターになってたな、でも面白かったけど -- 2011-09-10 00 41 37 もうちょっと内容を掘り下げても良かったと思う。 -- 2011-03-08 22 27 46 厨ゆっくり乙 -- 2011-01-14 20 00 41 さなえさん、ゆっくりしていってねー イイハナシダナー;; -- 2010-11-07 16 53 17
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No.2109 祟符「ミシャグジさま」 條件:諏訪子3 屬性:擴散 咒力:6 攻擊:4 迎擊:2 命中:7 信仰(2) 高速移動(1) 低速移動(1) [戰鬥階段]常時 這張符卡在戰鬥中,使用以對方戰鬥中的符卡為目標的事件卡、特殊能力的場合, 到階段結束前,對方戰鬥中的符卡獲得「攻擊-1」「迎擊-1」。 自己的領導人為『諏訪子』的場合,更獲得「命中-1」。
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祟符「ミシャグジさま」 No.2109 祟符「ミシャグジさま」 スペルカード 攻撃4 迎撃2 命中7 拡散 条件:諏訪子 諏訪子 諏訪子 呪力6 信仰(2) 高速移動(1) 低速移動(1) [戦闘フェイズ]常時 このスペルでの戦闘中、相手の戦闘中のスペルを目標にイベント・特殊能力が使用された場合、フェイズ終了時まで、相手の戦闘中のスペルは「攻撃-1」「迎撃-1」を得る。 自分のリーダーが『諏訪子』の場合、更に「命中-1」を得る。 イラスト:九重遊葉 考察 相手の戦闘中のスペルを対象にカードが使われるたびに弱体化させるスペル。 攻撃スペルとしては信仰2まで生かせれば打点効率としてはそれなり。 高低速1はあるので迎撃スペル次第で決死も視野に入れられるが、 過剰信仰にもなりやすく、最終的な打点効率としては微妙になりがち。 攻撃するなら「諏訪大戦 ~ 土着神話 vs 中央神話」の方が効率が良いため、 誘発効果を盾に相手の攻撃を凌ぐのが主な運用となるか。 このスペルでの戦闘中では祟りは全能力-2するカードになる。 明日ハレの日、ケの昨日に至っては全能力-4と、ほぼ無力化されると言って良いレベル。 信仰集めも相手に信仰を押し付けて弱体化させるカードになり、こちらはターンを跨いで使用出来る。 一方で永続効果には対応しないため、何かしら他のカードと合わせての運用が必須となる。 相手の場のスペルを対象に取らないと機能しないため、半幽霊ほかアンタッチャブル系統は天敵。 大抵はサポート破壊で対処出来るものの、虚史「幻想郷伝説」などの例外も存在する。 このスペル+手長足長さま+洩矢神で信仰4まで達成できる。 打点5以上のスペルは元々の打点のものであればネイティブフェイスで、強化サポートによるものならサポート破壊で対処出来る。 これを利用したパーミッションデッキも構築可能である。 修正 初版のテキストは「相手の戦闘中のスペルがイベント・特殊能力の目標になった場合~」。 戦闘していない他のスペルも、効果は発揮しないものの使用出来る裁定になっていた時期があった。 これを利用し、狂符「幻視調律(ビジョナリチューニング)」などはこのスペルの誘発効果を目当てに採用されていた時期もあるほど。 現在では戦闘していないスペルの特殊能力の使用は生薬「国士無双の薬」など、一部のスペルのみに許されている。
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ミシャグジ ミシャグジ (3)(R)(R) クリーチャー ― スピリット ミシャグジが場に出たとき、クリーチャー1体を対象とする。ミシャグジはそれに、あなたがコントロールする山の数に等しい値のダメージを与える。 2/2 アンコモン 大地の飛礫内臓クリーチャー。アドバンテージを取りやすいが、少々重さが気になる。とはいえ、場に出た時点で赤単なら5点程度は期待出来るため、火力はなかなかのもの。 参考 カードセット一覧/東方風神録 アンコモン クリーチャー スピリット 対クリーチャー 東方風神録 赤 除去 5マナ
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注意点 虐待成分皆無 東方キャラ登場 中二設定並びに俺設定満載 祟り神後篇の続きとなります 以上の事を踏まえて、それでもOKの方はゆっくりしていってね!! 「とりあえず、言っておきたい事がある。お前、変わったさなえが来たって言ったよな」 「そうだね、お兄さん」 隣にいる片目のドスに、牧場主は一応確認を取った。 とりあえず、現状を理解するうえで、事実確認をしっかりしないといけなかった。 「まぁ、あれだ…ゆるさなえ、常識に囚われないさなえは、まだ良しだ。髪の毛が蛇って、どこのゴルゴン三姉妹ですかなさなえも、まあ、許容範囲内だ」 「…ありがとうね、お兄さん」 「だけど、あれは、どう見ても…」 そして、牧場主は遠い目をしながら、群れのゆっくり達と一緒にいるさなえを指さした。 いたって上半身と頭部は普通の胴付きさなえだった―――下半身は蛇で、両腕は数百の蛇が寄り集まったものという、異形の胴付きさなえであることを除けばだが。 「どうみても、クリ―チャ―或いは、モンスターです。ありがとうございました」 ひとまず現実を受け入れた牧場主は、現実逃避の為に回れ右をして帰りたくなった。 ゆっくり進化論 ―――永遠亭:ゆっくり研究室 「だ、だぢゅ、げで…お、に、いぢゃん…」 「いぢゃい…ゆっぐ、ゆっぐ、ゆっぐぐぐぐぐっぐ…」 「ぎゅぎゅぎゅgyぐgyぐっぎゅっぐ…」 辛うじて残された黒髪と顔の一部分かられいむらしきものと判別できる無数のコードにつながれた赤ゆっくり、無数のカメムシのような昆虫に集られ、オレンジジュースの点滴で強制延命されるまりさ、全身に、赤やら黒の黴がこびり付き、焦点の定まらない瞳であたりを見渡そうとするぱちゅりーなどなど…永遠亭のゆっくり研究室で、行われた実験の惨状を証明するかのように、まともな姿をしたゆっくりなど一匹もいない。 牧場主は検査のためとはいえ、ミシャグジさなえをここに連れてきた<牧場主>は苦笑するしかなかった。 「待たせたわね。検査結果が出たわ」 とそんな事を考えていたら、この研究室の主であり、月の頭脳と称される八意永琳が検査結果を記した書類を持って、待合室に入ってきた。 そして、牧場主と対面するように座った永琳は、検査結果を伝えた。 「結論から、言わせてもらおうわ―――ミシャグジさなえは、すでにゆっくりという種族からはずれかかっているわ。」 まあ、あの姿からしてゆっくりじゃなかったので、ある意味、予想通りの回答だが、それだけじゃないだろうと、牧場主は、話の続きを促した。 「そうね…まず、分かった事は、ミシャグジさなえが、ゆっくりに対する<世界の抑止力>であること。八雲紫にも話した通り、世界は、バランスを保つために、滅ぼす方向の力と、その対極の増やす方向の力を用意しているの。それをある世界では<抑止力>とよんでいるわ」 確か、ゆっくりを増やす方向の力の代表格がゆっくりの為のゆっくりである<ドスまりさ>だったんだなと、牧場主は言った。 「ええ。そして、その対極にあるのが、ミシャグジさなえという世界の<抑止力>なの。自滅さえ顧みず、ただゆっくりできるというあいまいな理由で、際限なく増え続けるゆっくり―――特に普通種を殺戮するための<抑止力>。もっとも、ミシャグジさなえについては、それだけじゃないんだけど」 永琳の言葉に、そうだろうなと、牧場主は頷いた。 確かに、ミシャグジさなえの姿形は、通常のゆっくりからかけ離れた姿をしているし、戦闘能力については、ゆっくりの守護者であるドスまりさを殴殺するほどの力を持ち、<抑止力>としては充分機能しているといえるだろう。 だが、ミシャグジさなえがゆっくりに対する<抑止力>であるというだけでは、あのような異形の姿になるには、説明が使ない点がある。 「ミシャグジさなえが、あの姿に進化した真の理由―――それは、ゆっくりに関する進化が深くかかわっているわ」 そう言い切った永琳は、棚に仕舞ってあるファイルの中から、<ゆっくりの進化論>なるファイル名が銘打ったものを、牧場主の前に出した。 差し出されたファイルを見た牧場主だったが、ややあって怪訝な表情を浮かべて、永琳を見た。 「…これまでの研究で、ゆっくりの進化には、ゆっくり自身の渇望或いは願望が深くかかわっている事が判明し、その進化も大きく三段階に分けられるわ。まず、第一段階<ゆん動>―――これは、そのゆっくりが抱いた願望による身体能力や知能の向上や体の肥大化による進化のこと。普通種でいうなら、群れのリーダーであるまりさやぱちゅりーのような<皆でゆっくりしたい>という願望で進化したリーダーゆっくりといったところね。逆に、でいぶ、レイパー、ゲスまりさと言った<他者を押しのけてもゆっくりしたい>という願望により進化したゲスゆっくりが該当するわ。希少種なら、ドMてんこ、ゆるさなえかしらね。この段階なら、並のゆっくり相手なら負ける事はないわ。ただし、れみりゃやふらんの捕食種には敵わないし、なにより、この状態のゆっくりは、感情や本能、中途半端な知能に振り回されて、暴走や自滅の危険性が高いわ」 なるほど、それで大概のゲスは自滅するのかと、クレイモア・ユンに、副隊長として所属していたころの経験から牧場主は納得するように呟きつつ、資料の続きに目を通し始めた。 「次に、第二段階<ゆん成>―――そのゆっくりの<願望>が進化の中で、さらなる巨大化、身体部分の変化、或いは特殊能力の具現化をしたものよ。具体的には、<もっと皆をゆっくりさせたい>という願望が進化を促し、巨大な体とドススパーク、そして、周りのゆっくりや生物を強制的にゆっくりさせるドスオーラなどの特殊能力を持つようになったドスまりさや、<より行動範囲を広げたい>という願望をもったゆっくりが進化した胴付きゆっくり全般。そして、抑止力としての作用と<全てのゆっくりを逃さず、追いつめ、殺す>という願望を持ったゆるさなえが進化したミシャグジさなえなどが該当するわね」 道理で、蛇腹とか髪の毛が蛇の触手とか、蛇の要素を取り込んだ姿をしているはずだと、牧場主は思った。 さなえの原型である東風谷早苗は、守矢神社にいる祟り神<ミシャグジ様>を統括する神様に仕えているのだ。 ミシャグジ様は蛇の神様―――故に、ミシャグジさなえもその辺の影響を受けて、あのような姿へと進化したのだろう。 「そして、第三段階<ゆん造>。そのゆっくりの願望をルールとし、現実世界の法則を無視し、そのゆっくりの願望に、都合のいい進化を自分の中に作り出す進化というものかしら。この段階に進化したゆっくりは、既にゆっくりという種から外れ、その力も<ゆん成>のゆっくりに比べて、桁違いの力を持ち、ドスは当然のこと、人間はおろか、低級妖怪でさえ、返り討ちにする力を秘めているわ。もっとも、幻想郷内で確認されているのは、<群れをなすもの>リグオン、<速さを極めしもの>きわめ丸、そして、<ドスを殺すもの>ミシャグジさなえの3匹しかいないわ」 3匹でも充分だよ、どんなクリ―チャ―だよと、呆れる牧場主であったが、ふとある事が、疑問に浮かんだ。 ―――第二段階の<ゆん成>に進化した普通種の少なすぎることと、第三段階の<ゆん造>に進化した普通種がいないことに。 ゆっくりは脆弱な生き物であるが、普通種の場合、出鱈目ともいえる繁殖力で、絶滅寸前に追いやられるたびに、失った分を取り戻すかの如く数を増やしている。 つまり、普通種の総体数だけ見るなら、<ゆん成>まで進化した普通種や、<ゆん造>に進化した普通種がいてもおかしくない筈なのだ。 しかし、実際には、第二段階の<ゆん成>に当たる胴付きゆっくりやドスまりさの数は少ないし、<ゆん造>に進化した普通種はいないに等しい。 ゆっくりする事を至上の目的とする普通種がなぜ、より良いゆっくりができるはずの進化しないのか。 「ええ、良い質問ね。これは、私も、この仮説を考える中で、ぶつかった問題なのよ。より良いゆっくりを求めるなら、<ゆん成>や<ゆん造>に進化した方がいいはずなのに、もっともゆっくりを望んでいるはずの普通種達がなぜ、進化をしないで、饅頭ボディに固執するのか?なぜ、より良いゆっくりをもとめて、進化した胴付きゆっくりをゆっくりできないゆっくりだとするのか?その疑問の答えになったのは、逆転の発想だったわ」 逆転の発想?―――どういうことか、首をひねりながら、思わずオウム返しのように聞き返した牧場主の言葉に、永琳は、問いを投げかけた。 「では、質問。<ゆん成>や<ゆん造>の段階に進化したゆっくり達は、充分にゆっくりできていたと思う?」 それは当然とゆっくりできていたんだろうと問い返そうとしたところで、牧場主は、ある事に気付いた。 進化を是とするのは、人間の考え方であり、ゆっくりの考え方に当てはめれば、まったく違う事に。 一般的に、進化とは、生物が、その環境への適応するための形態・機能・行動などの変化を差す―――すなわち、ゆっくり風に言えば、今の状態では、ゆっくりできないから、ゆっくりできるように自ら変わる事だ。 そして、ゆっくりにとっての価値基準は、いかにゆっくりできているかということだ。 この価値基準に当てはめるなら、<ゆん成>や<ゆん造>の段階に進化したゆっくりというのは、ゆっくりする為に、体の形を変えなければいけないほどゆっくりしていない―――ゆっくりできないゆっくりということになる。 これは、ゆっくりできていることに価値基準を置くゆっくりにとって忌むべきことであり、自分とは違うものに対し過剰に嫌悪し、ゆっくりというモノに執着する普通種であるならば、なおさらだ。 「そう、それこそが、普通種に<ゆん成>まで進化したものが少なく、<ゆん造>に進化したものがいない理由なの。当然よね…ゆっくりできないゆっくりになろうなんて、普通種達は考えない―――ゆっくりできているからこそのゆっくりなのだから。」 なんて、生物として致命的な愚かしさ―――そう付け加えた永琳に対し、牧場主は深いため息をついた。 普通種と称するゆっくり達は、常にゆっくりすることを目的としているが、そのゆっくりという概念こそが、普通種達を、劣等種としての位置づけに、縛りつける鎖となっているのは、皮肉としか言いようがない。 「まさに、ゆっくりの抱える業というものかしらね。そして、そのゆっくりという業に打ち勝った者だけが、さらなる段階に進化できる…ミシャグジさなえのようにね」 それこそ、普通種にとって無理な話だと、牧場主は諦めにも似た表情で苦笑した。 比較的、知能の高く、ゆっくりの本能に対し自制の強い希少種ならばともかく、中途半端な知性しか持たず、ゆっくりの本能を絶対視する普通種には、<ゆっくり>という業を打ち克つのは不可能に近い。 精々、体が大きくなるだけに留まる<ゆん動>か、まだ、ゆっくりとしての体型を残しているドスまりさのような<ゆん成>の段階がいいところだろう。 「無論、これは、あくまで仮説の段階でしかないわ。今後の研究で、ゆっくりの生態を調べていけば、さらに詳しい事が分かるはずよ。さて、ここからが本題なんだけど…ミシャグジさなえ、アレをうちで引き取りたんだけど、どうかしら?」 結局、永琳の申し出を断った牧場主は、ミシャグジさなえの検査を終え、一先ず、自宅に戻るべく、ミシャグジさなえと共に、帰り道を歩いていた。 とその途中、牧場主の後ろを歩いていたミシャグジさなえが、急に立ち止まった。 どうしたのか、と牧場主が尋ねると、ミシャグジさなえは不安そうな顔をして、ぽつりとぽつりとつぶやいた。 「その、良いんですか?私…こんなゆっくりしてない…悪いゆっくりなのに…」 悪いゆっくり―――永琳の報告書によれば、片目ドスの群れを襲うまで、ミシャグジさなえは、ただ何も考えず、感じず、息をするのと同じように普通種の群れを襲って、全滅させてきた。 そんな自分をどうして、受け入れてくれるのか、ミシャグジさなえは、疑問に思っているのだろう―――自分は幸せになんかなってはいけないと思いながら。 ―――まったく、この馬鹿さなえは何を考えているんだか。 だから、牧場主は、子供の頃世話になった養父の経営する孤児院の家訓を、ミシャグジさなえに…これから、身内になるであろうゆっくりに言ってやることにした。 ―――お前は、ここにいていいんだと、分からせる為に。 「お前が、どんな悪行をしようと、俺は、しったこちゃねぇよ。事情はどうあれ、最終的に、お前は、俺の身内を助けてくれた。だから、俺はその恩を全力で返さなきゃいけねぇんだ。<恩には報いを>―――うちの家訓だ。精々、ゆっくりしていってね、だ」 「…ありがとう…ゆっくりしていってね」 礼の言葉と一緒に、ボロボロと涙を流すミシャグジさなえ―――その蛇のような手を握りながら、牧場主は、夜の山道を養父と手をつないで歩いた子供の頃を思い出しつつ、帰り道を歩き始めた。 夕日が、山にゆっくりと沈みながら、二つの影が寄り添うように伸びていた。 胴付きゆっくりがなぜ、ゆっくりできないゆっくりとされる理由を考えたら、こうなった。 これが若さゆえの過ちというやつかと理解した・・・・。 by職あき