約 674,556 件
https://w.atwiki.jp/gods/pages/27020.html
マルサバ メラネシアのルク島に伝わる悪霊。 もとは神だったが地位が落ち悪魔とされた。
https://w.atwiki.jp/gods/pages/13365.html
マルサム 北アメリカのアルゴンキン族の破壊神。 兄グルスキャップを殺そうとしたが逆に殺され狼となった。 関連: グルスキャップ (兄) 別名: マルスム
https://w.atwiki.jp/sysd/pages/1690.html
マルサンアイ 本店:愛知県岡崎市仁木町字荒下1番地 【商号履歴】 マルサンアイ株式会社(1983年1月~) 岡崎マルサン株式会社(1964年9月~1983年1月) 岡崎醸造株式会社(1952年3月7日~1964年9月) 【株式上場履歴】 <名証2部>2001年6月14日~ 【筆頭株主】 株式会社佐藤産業 【連結子会社等】 (連結子会社) 株式会社匠美 富山県中新川郡立山町 100.00% 株式会社玉井味噌 長野県東筑摩郡筑北村 80.00% (持分法適用関連会社) アメリカン・ソイ・プロダクツINC. 米国ミシガン州 27.78% 【合併履歴】 2002年9月 日 マルサン商事株式会社 1997年9月 日 マルサンフーヅ株式会社 1995年3月 日 マルサン食品株式会社 【沿革】 昭和27年3月 愛知県岡崎市柱町にて岡崎醸造株式会社を設立。 昭和36年10月 愛知県岡崎市柱町にてマルサン商事株式会社を設立。 昭和39年9月 岡崎醸造株式会社を岡崎マルサン株式会社に商号変更。 昭和47年3月 愛知県岡崎市仁木町に本社工場及びマルサン商事株式会社を移転。 昭和48年10月 愛知県岡崎市柱町に株式会社サン健康食品研究所を設立。 昭和49年4月 株式会社サン健康食品研究所をマルサン健康食品株式会社に商号変更。 昭和54年5月 マルサン健康食品株式会社をマルサン食品株式会社に商号変更。 昭和55年4月 マルサン食品株式会社豆乳飲料工場設置、製造開始。 昭和58年1月 岡崎マルサン株式会社をマルサンアイ株式会社に商号変更。 昭和60年6月 アメリカミシガン州に合弁会社アメリカン・ソイ・プロダクツINC.を設立。 平成元年10月 愛知県豊川市三蔵子町にマルサンフーヅ株式会社を設立。 平成4年7月 富山県中新川郡立山町の株式会社匠美(現:連結子会社)に資本参加。 平成4年10月 愛知県岡崎市仁木町にマルサンサービス株式会社を設立。 平成5年4月 富山県中新川郡立山町東大森に株式会社匠美(現:連結子会社)本社工場を建設移転。 平成5年4月 愛知県岡崎市大門に大門工場を開設。 平成5年7月 株式会社匠美(現:連結子会社)を100%子会社化。 平成7年3月 マルサンアイ株式会社とマルサン食品株式会社が合併。 平成8年9月 マルサン商事株式会社とマルサンサービス株式会社が合併。 平成9年6月 富山県中新川郡立山町坂井沢に株式会社匠美(現:連結子会社)坂井沢工場を設置。 平成9年9月 マルサンアイ株式会社がマルサンフーヅ株式会社を吸収合併。 平成13年6月 名古屋証券取引所市場第二部に上場。 平成13年9月 本社飲料工場及び関連部門にてISO9001の認証取得を受ける。 平成14年2月 本社飲料工場が有機農産物加工食品製造業者の認定を受ける。 平成14年9月 マルサンアイ株式会社がマルサン商事株式会社を吸収合併。 平成15年12月 長野県東筑摩郡筑北村の株式会社玉井味噌(現:連結子会社)の株式を取得し資本参加。 平成16年3月 群馬県利根郡みなかみ町に関東工場(豆乳の製造)を開設。 平成16年9月 本社みそ工場にてISO9001の認証取得を受ける。 平成18年10月 愛知県岡崎市仁木町に物流センター開設
https://w.atwiki.jp/fcgamecapture/pages/40.html
2日目 - 隠し口座を探せ! 「この帳簿も、どこまで本当やら」 どさりと言う音と一緒に、先輩のひとりごとが聞こえた。 声の聞こえた方を見ると、昨日持って帰ったみなとホールの帳簿を机の上に広げた先輩が手招きしている。 僕はあわてて机のそばまで駆け寄ると、立ったままで帳簿をのぞき込んだ。 先輩は帳簿をめくりながら、あいた方の手でねぐせを触っている。 気になるなら朝ちゃんと直してくればいいのに。 「えーっと、取引銀行を調べるんでしたよね…」 言いながら僕は、ページをぱらぱらとめくる先輩の指を見ていた。 適当にめくっているようにも、目的とするページがどこなのかが既にわかっているようにも見える。 その指がぴたり、と止まった。 数ページをまとめてつまんで、めくったりもどったり。 何回か見比べた後、ぽんと帳簿を叩いた。 「東洋銀行ね。 でもメインバンクにしては取引額が少ないわ」 そう言って僕の方を見て、やっぱりね、と言わんばかりに大きなため息をつく。 僕もつられてため息をつく。 それはつまり、隠し口座を探す必要がある、ということでもあるから。 先輩は僕の方に軽く肩をすくめてみせると、立ち上がって室長の所へ行った。 「借りてきた帳簿を調べたのですが、メインバンクの他にも取引している銀行があるみたいなんです。 とりあえず家族の名前は聞いてありますが」 「そうか、家族の名前で取引しているかもしれんしな。 このあたりの銀行を調べてみたらどうだい?」 報告を受けた露口室長は、的確に指示を出してくれる。 ああ、そうか。 家族の名前って、そのために聞いたんだな。 県外の銀行ということも考えられなくはないけど、とりあえずは室長の言うとおり近場から調べてみよう。 パソコンを使って、港町内にある銀行を調べてみる。 東洋銀行 すばる銀行 東亜信用金庫 東洋銀行に口座があるのはわかってるから、まずは残る2つの銀行を調べることにしよう。 「吉野くん、ちょっといい?」 先輩が呼んだ吉野さんという人は、僕の前に先輩の助手をしていた人だ。 今は簡単な案件などは1人で担当するようになって、席にいないことも多い。 僕にとっては吉野さんもまあ先輩なんだけど、年も近いし、こう言っちゃ失礼だけどあんまり頼りがいがないというか…。 とにかく、先輩って感じがしないんだよなぁ。 先輩だったら、こう、びしっと指示したりとかしてほしいよな。 「すばる銀行へ行って預金口座を調べてちょうだい。 名前は、工藤義昭、登志子、昭一。 隠し預金があるかもしれないから」 …まあ、先輩はちょっと、人使い荒いけど… 「わかりました。 僕はすばる銀行へ行きます。 先輩達は東亜信金をお願いします」 そんな先輩の指示に慣れているのか、吉野さんはイヤな顔ひとつせずに準備を進める。 むむ、僕もぼけっとしてたらいかんな、行動行動。 東亜信用金庫の住所は、っと… 赤山 1-28-4 あ、ここみなとホールのすぐ近くだ。 怪しい…のか、逆に怪しくないのか。 「悩むのは後。 どっちにしても調べなきゃ何も出てこないわ」 声と共にぽんと肩を叩かれ、僕はあわてて外出の準備をする。 ぼーっとしてたら置いて行きかねないもんな、この先輩は。 ---------------------------------------- 東亜信用金庫は、みなとホールから1ブロックほどしか離れていなかった。 やっぱり怪しい気がする。 店員を呼んで用件を告げると応接室で待つように言われたので、移動してそこで待つことにした。 応接室か…。 いいよなあ、うちの署にもほしいよな。 執務室の中に直接ソファが置いてあるから、来客から仕事してるのモロ見えだもんな。 キョロキョロしていると、メガネをかけた男が室内に入ってきた。 「わたしが取引課長の橋詰ですが」 「港町税務署の板倉と申します。 早速ですが、預金者の調査をしたいのですけど」 「調査と言われましてもね。 銀行には何万という数の預金口座があるんですよ?」 そんなこともわからないのか、と言わんばかりの小馬鹿にしたしゃべり方。 カチンときたけど、先輩はとりあうことなく淡々と言い切った。 「構いません。 預金者の登録してあるコンピューターを使わせていただきます」 「そうですか。 ではそのパソコンをお使いください」 見ると、一台のパソコンが置いてある。 なんとなく先輩と目を合わせると、先輩が目だけで無言の圧力をかけてくる。 お前がやれ。 …って言われてる。 明らかに。 …先輩、仕事はできるけど新しいものについて行けないタイプでしょ、絶対。 仕方なくパソコンの前に座る。 先輩は立ったまま。 何となく悪い気がするけど、まあ、仕方ない。 「工藤、工藤と…」 僕が操作するパソコンの画面を、先輩は後ろからのぞき込んでいる。 先輩は目がそんなによくないのに、メガネもコンタクトもしてない。 だから、画面に顔を近づけるようにしないと見えにくいみたいだ。 …近いです、先輩。 「工藤という名前ってたくさんあるのね。 工藤義昭は…」 2人で画面上の文字を追っていく。 やっぱり一覧は、紙に印刷した方が見やすいや。 次の画面を表示したり、怒られて戻したりしながら一覧を見ていると、ふいに画面をなぞっていた先輩の指が止まった。 「あっ!あったわ! 住所は港町東町3-12。 工藤の住所と同じだし…」 「本人で間違いなさそうですね」 言いながら先輩の方を見ると、また眉間にしわをよせて画面を見ている。 僕もあわてて画面に向き直る。 「工藤登志子が奥さんの名前だったわね。 工藤登志子はないわね…」 がっかりしたようにつぶやいた。 まあ、全員同じ銀行に口座があるとも限らないし、まして隠し口座ならなおのこと。 そっちは吉野さんに期待しよう。 「工藤昭一、息子の名前はどうかしら… 工藤昭一、昭一と… あっ!あったわ!」 これも住所が一致する。 間違いなさそうだ。 「橋詰さん、この工藤昭一さんと工藤義昭さんの取引明細を見せてください」 「ちょっと待ってください…」 僕は橋詰さんに席を譲ると、先輩の少し後ろ辺りに立って、橋詰さんがパソコンを操作するのを見守った。 印刷された取引明細を受け取ると、すぐに2人でのぞき込む。 「あったわ! 工藤義昭名義で1500万円、工藤昭一名義で1200万円もあるじゃない!」 あきれたように言う先輩に、僕も相づちをうった。 「言い逃れができる金額じゃないですね」 今の段階でできる調査はひとまずここまでかな。 橋詰さんにお礼を言い、今日の所はいったん税務署に戻ることにした。 ---------------------------------------- 「申告されている東洋銀行の他に、東亜信金から本人名義で1500万円、息子の名義で1200万円隠し預金がありました」 「家族の名義で裏銀行に隠し預金をするなんて、ずいぶん古い方法だな…」 署に戻って報告すると、露口室長も首をかしげた。 そう、家族名義の隠し口座なんか、絶対にすぐバレる古くさい手口なのだ。 それをなんで今さら堂々と… 考え込む僕に向かって、先輩は帳簿類を整理しながら言った。 「明日の吉野くんの報告を待って、そのままみなとホールへ行くわよ。 準備だけはしておいて」 「わ、わかりました」 僕らが調べた範囲だけでも脱税はあきらか。 それを指摘しに行くってコトだよな… 初めての税務調査で真っ黒とは… 先が思いやられるなぁ。 今日のパスワード ≫3日目 - 工藤社長を落とせ! へ 隠し口座の証拠を掴み、いよいよ工藤社長との直接対決。 脅してなだめてひっかけて…巧みな話術で追い詰めろ! そして裏マニュアルの存在が浮かび上がってくる! .
https://w.atwiki.jp/fcgamecapture/pages/37.html
1日目 - 先輩、ねぐせがついてます! 僕の名前は、多田野助手(ただのじょしゅ)。 港町税務署の新米調査員です。 本当はここに亮子ちゃんの顔グラ載せようと思ったんですが、諸事情により(0日目を参照)今回は載せません。 脳内でお好きな顔を妄想してくだされw 彼女は、僕の尊敬する板倉亮子(いたくらりょうこ)先輩。 いつかは先輩みたいな敏腕調査員になりたいと、密かにあこがれている。 この部署に配属されて1年。 今までは署内での仕事ばかりだったけど、今日からは先輩の助手として調査に同行させてもらえることになってるから、朝からちょっと緊張気味で。 先輩って、ひょっとして僕のこと見込みがあると思ってくれてたりして。 …なんて、そんなはずないだろうけど、想像するだけなら勝手だよな。 「あ、先輩、今日もねぐせがついてますよ。 ほら、後頭部のところ、ぴょんって。 ちゃんと直してくださいよ、もー」 関係ないけど、わが家ではねぐせのことをぴょん吉と呼びます。 「よし、今日もやるか!」 ねぐせを直して気合いを入れる先輩。 いつもの朝の、いつもと変わらない風景。 このときは、まさかあんな大事件に僕らが関わることになるなんて、思ってもみなかったんだ… ---------------------------------------- 「板倉くん」 先輩を呼ぶ声にあたりを見渡すと、露口(つゆぐち)室長が僕たちを呼んでいる。 「板倉くん、多田野くん。 今日の君たちの税務調査は、みなとホールというパチンコ屋だ」 「わかりました。 結果の報告は頻繁にします」 そう、報告、連絡、相談でホウレンソウというやつ。 僕も最初は先輩にホウレンソウがなってない!って怒られたっけなぁ。 僕は早速、みなとホールの情報をパソコンで調べることにした。 しっかし、ここのパソコン、古いんだよなぁ。 予算がないから仕方ないんだけど、検索一つとってもメニューが複雑だし、検索速度も遅いから、みんな必要最小限の情報しか検索しない。 まあ、その分「足で調査する」っていう調査の基本がちゃんと守られてるから、悪いことばかりじゃないのかもしれないけど。 あ、そうこうしてるうちに検索終了、みなとホールの住所は、と… 赤山 4-18-1 赤山だったら電車でひと駅だ。 歩くのが速い先輩について、小走りで署を出る。 「よし、行くよ、多田野」 「はい、先輩!」 先輩に名前を呼ばれると、いつも気合いが入る。 早く一人前になりたい。 透けるような青空を見上げて、僕は心の中でつぶやいた。 ---------------------------------------- 赤山駅に着くと、先輩は脇目もふらず歩いていく。 確かに他の場所には用はないけど、何というか、会話もせずただ黙々と歩いてるのがすごく先輩らしい。 それがいいとか悪いとかじゃなくて、「先輩らしい」としか言いようがない。 みなとホールは駅からほど近く、パチンコ屋特有のけばけばしい電飾が遠くからでも見えたので、特に迷うことなくたどり着いた。 入ってみると、ものすごい大音量で軍艦マーチがかかっている。 って、今時軍艦マーチってのもめずらしいな。 おまけに、いたるところでパチンコ玉がジャラジャラと音をたてて、こんなところじゃマトモに話もできそうにない。 店内を見渡すと、客はそんなに多くないようで、入り口から見える客は1人しかいない。 あ、でもランプを見ると確変入ってるみたいで、調子がいいぞ…なんて1人でぶつぶつつぶやきながら打ってる。 ここまで声が聞こえるくらいだから、声の大きさはつぶやくレベルじゃないんだろうけど。 店の奥に移動すると、もう1人。 こっちも何かしゃべりながらだけど、さっきの人とは対照的に負けてるみたいだ。 しかし、2人とも、平日の朝っぱらだぜ? …まったく。 先輩もひとしきりキョロキョロしてたけど、店員を見つけると大声で呼んだ。 さすが先輩… 僕なんて、人前で大声だすのはちょっとためらってしまうのに、すごい度胸です、先輩。 「何かご用でしょうか」 話が聞き取れるくらいまで近寄ってきた店員に、社長の居場所を聞く。 「えっ? 社長ですか? 奥の事務所にいますけど…」 先輩はいぶかしむ店員にお礼を言うと、さっと事務所へ入っていった。 店員も、先輩の有無を言わせない無言の迫力に止める間もなかったのか、ただ黙って事務所の扉を見つめている。 す、すごいな。 先輩に続いて、僕も店員に会釈してから事務所へ入った。 「あれ、社長いないみたいですね」 「そうみたいね」 すぐ戻ってくるでしょ、そう言いながら、先輩は机の上の小物に目を光らせている。 僕もそれにならって、小物を見てみる。 マッチ。 ティッシュ。 ちょきんばこ。 どれももらいものらしく、銀行などの名前が入っているようだ。 「いわゆる、ノベルティグッズってやつですよね」 つぶやく僕に、先輩は軽くうなずく。 どの会社でも、もらったノベルティグッズを使うのなんて、当たり前のこと。 でも、それにしては先輩の目つきはするどい。 いったい何が… そのとき、一人の男が事務室に入ってきた。 僕は一瞬ぎょっとしたものの、先輩はそんな様子もなく、冷静に挨拶する。 「港町税務署の板倉と申します」 「社長の工藤ですが」 「おたくのお店の取引銀行は、東洋銀行の他にありますか?」 「いや、東洋銀行だけだけど」 銀行の確認は確かに基本だけど、なんでそんないきなりばしっと聞くんですかっ。 先輩、アグレッシブすぎ。 見てるこっちがひやひやしますってば。 「工藤さん、この用紙にあなたの住所、氏名、家族の名前を書いてください」 え、それって税務調査と何の関係が…と思ったけど、何とか口に出さずに飲み込んだ。 …先輩が意味のないことするわけない、よな。 「はい、港町東町3-12、これが自宅ね。 工藤義昭、これ私の名前です。 それから、女房が登志子、息子が昭一っと。 これでいいですか?」 工藤も不審がることなく、素直に記入している。 「ありがとうございました」 「今日は税理士さんがおらんのですよ。 まっ、帳簿はそこにありますんで、勝手にやってください」 示された方向を見ると、確かに机の上に分厚い帳簿が置いてある。 毎度の事ながら、この分厚い帳簿を全部調べるのかと思うと、ちょっとげんなりしてくるな… そんな僕を尻目に、先輩は帳簿を手に取り数ページだけぱらぱらとめくった。 持ってきたファイルから用紙を取り出すとボールペンでさらさらと何かを書き込み、1枚目だけをちぎり、工藤に渡す。 「すいませんが、これをお借りします。 これが借用書です」 あ、持ち帰るんだ。 そりゃそうだよな、僕も内勤の1年で帳簿だけは沢山見てきたもんな。 工藤は無言でそれを受け取った。 先輩も無言で軽く頭を下げると、さっさと事務所を出て行く。 「えっ、あ、あの、失礼します!」 僕もあわてて工藤に挨拶すると、先輩を追いかけて外に飛び出した。 ---------------------------------------- 「先輩っ、もう帰るんですか?」 先輩に追いついて、手を差し出す。 分厚い帳簿が重いだろうと思ったからだったんだけど、どうも先輩はそれに気づいてないみたいだ。 何、その手? みたいな顔で、差し出された僕の手を見ている。 先輩のことだから、どうせ「持ちますよ」って言っても断るんだろうなぁ。 僕はそっと手を引っ込めた。 「あの場でできることは、もうなさそうだったから。 あのまま帳簿を見たって、どうせ『税理士に任せてあるからわからない』としか言わないわ。 税理士がいないってのは、そういうコト」 ははぁ、なるほど。 勉強になるな。 それきり、電車の中でもしゃべらない。 …そこはやっぱり先輩らしい。 ---------------------------------------- 税務署に戻ると、早速露口室長へ結果を報告する。 「みなとホールへ行ってきました。 とりあえず帳簿は借りてきましたけど…」 「そう、だったらそれから調べてみたまえ」 露口室長は、そう言うと席を立った。 会議などで忙しいのだろう、席を空けていることが多い。 それでも、僕らが報告するときはちゃんと席にいてくれる。 他の案件の処理もあるので、みなとホールの件は今日はここまでということになった。 明日は、帳簿の調査からだ。 今日のパスワード ≫2日目 - 隠し口座を探せ! へ 持って帰った帳簿を調査することになった僕ら。 だけどどうも銀行があやしい? 同僚の吉野さんも登場して、探せ、隠し口座! .
https://w.atwiki.jp/fcgamecapture/pages/42.html
3日目 - 工藤社長を落とせ! 出勤すると、先輩が吉野さんを呼んでいるところだった。 僕も鞄を置くと、急いで先輩の席へ近寄る。 「吉野くん すばる銀行はどうだった?」 「出ましたよ 奥さんの名義で2,300万円」 吉野さんが得意そうに言うと、先輩も笑顔を作った。 「ニヤリ」という表現がぴったりだ。 「やっぱり… あのタヌキ社長め」 仕事人間の先輩は、こういう状況になるとすごく生き生きしてるように見える。 普段はおとなしそうに見えるけど、その実めちゃくちゃ攻撃的で、直接対決するのが得意。 僕なんかは直接対決は苦手で、資料の矛盾を見つけたりするのが好きだけど。 まあ、だから逆にいいコンビになれるかもしれない。 「多田野っ、行くよ!」 先輩は帳簿の入った重そうな鞄をひっつかむと、意気揚々と署を出て行った。 そしてまた僕は後からついて行くのであった… ---------------------------------------- みなとホールへ着くと、すぐに事務室へ入る。 社長の工藤はまたいないみたいだ。 先輩はまた机の上の小物をチェックしている。 「多田野、見て、あれ」 軽くあごでしゃくって合図する。 「ほら、東亜信金のに変わってるわ」 手にとってよく確かめてみる。 確かに… 昨日は東洋銀行と書いてあったティッシュが、今日は東亜信金に変わっている。 これは工藤を追い詰める材料になるかもしれない。 そこへ工藤がやってきた。 またしても僕はぎくっとしたけど、先輩は笑顔で帳簿を返す。 先輩は落ち着き払っているけど、僕は正直心臓がバクバクで。 初めての税務調査でこんな場面に出くわすコトなんて、そうないぞ。 「この間お借りした帳簿を調べさせていただきました」 「ああそうですか」 工藤が帳簿を受け取ると、先輩は僕に目で合図する。 ん? 先輩の視線をたどると、僕の手元。 あ、このティッシュ。 僕はドキドキしながら指摘した。 「工藤さん、これ、昨日は東洋銀行のティッシュでしたよね?」 「ん!? あっ、それね、営業の人がよく来るんだよ。 口座作ってくれってうるさくて…」 あわてて説明する工藤に、すかさず先輩がたたみかける。 「ということは 東亜信金に口座はないですネ?」 「えっ!? いや、なに、そのー、女房がなんか言ってたなあ」 「そう…とぼけるんですね」 ニヤリ。 またあの笑顔。 ああ、先輩は肉食獣だ。 弱みを見せたら一気に食われる。 工藤…ご愁傷様。 「おたくの預金を調べさせてもらったんですけど…」 「えっ!?」 「東亜信金から本人と息子さんの名義で2,700万円、すばる銀行からは奥さんの名義で2,300万円。 これだけのお金、どこからわき出てくるんですか? 税務署だってバカじゃないんですからね、今のうちに本当のこと言っときなさい」 「いや、だから、それは、女房が勝手に…」 なおもしどろもどろで言い訳しようとする工藤を、先輩は一気にたたみかける。 「工藤さん…今なら5,000万円の申告漏れだけで済むけど、こんな程度の手口じゃいくらでもばれんのよっ!! これ脱税ってコトになると罰金や追徴金で5,000万円以上もってかれるのよっ!」 バンッ! 叩かれた机の上で貯金箱がはねて倒れた。 工藤もびっくりしてるけど、僕もびびった。 先輩にちらっとにらまれる。 「えーっ、そんなっ! 女房に殺されちゃうよオレ。 怖いんだから、うちの女房」 「工藤さん、脱税ってね、立派な犯罪なんですよ? でも今なら手の打ちようがあるんだから。 ねっ!? 工藤さん」 一転、今度は優しい口調でなだめすかす。 あの手この手で何でもしゃべらせてしまうような気さえする。 お、恐ろしい女だ… 「あんた優しいネ…うちの女房も結婚するまでは… わかった。 1円でも助かるなら全部話すよ。 女房がこんなモノもらってきたからいけなかったんだ」 どうやら観念したらしい工藤は、そう言って一冊の本を差し出した。 「なに? この本は? 節税マニュアルって書いてあるわ」 僕も一緒になってのぞき込む。 節税の本なら珍しいものではないけど、この内容は… 「これ、節税じゃなくて脱税じゃない! 工藤さん、これどこからもらったの?」 「うちの客のヤマト建設とかいう土建屋からもらったんだ…」 工藤は詳しいことは知らないと言い、反省もしているようだ。 修正申告なら追徴もないし、遅延についての加算税もそう大きな金額ではない。 こんなことになるなら最初から…とうなだれる工藤を残し、僕らは税務署へ引き上げることにした。 ---------------------------------------- 「…それで、パチンコ屋の工藤はすぐに折れて申告をやり直すことになったんですけれど、どうもこの脱税マニュアルが町中に出回ってるみたいなんです…」 露口室長に結果を報告し、例の脱税マニュアルを提出する。 室長は中身を確認しながら、あきれたように言った。 「こんなもので商売するヤツもいるんだな。 板倉くん、そのヤマト建設も当たってくれたまえ」 「はい、わかりました」 どうやら次のターゲットはヤマト建設ということになりそうだ。 今日のパスワード 4日目へ .
https://w.atwiki.jp/gods/pages/80840.html
マルサンク アーサー王伝説に登場する人物。
https://w.atwiki.jp/chickenischicken/pages/213.html
親:マイプル2 名前 マル 所属 中立派 年齢 27歳 髪色 金色 身長 178cm 眼色 橙色 体重 69㎏ 異能 動物を操作する【100%】 性別 男性 状態 現状に不満なし 一人称 俺、ミー 二人称 君/〜さん/ユー/ 三人称 ~さん、呼び捨て 本名 三木夏芽 丸佐(ミキカガ マルサ ) ▼うざいやつ アメリカンな口調になったりうざいやつ。ナルシストノリが最近の女子高生 動物園の飼育員。動物からBOSUと呼ばれている レーサーからかうの楽しい実ミナミと昼間からバレーボールして遊ぶ 弱い。精神面はともかくものすごく弱い 戦闘しても動物がかわいそうで生身で向かう→瀕死 戦闘には爆竹つかうようになった 能力 動物と意志の交換ができる
https://w.atwiki.jp/suka-dqgaesi/pages/1543.html
(マルサ嫁6) (前回はコチラ→マルサ嫁1,マルサ嫁2,マルサ嫁3,マルサ嫁4,マルサ嫁5) 415 :名無しさん@HOME:2008/04/26(土) 23 23 18 0 報告させてください! 秋に義妹(義弟嫁)が仕掛けたDQNが実りました! 義母が脱税していると義妹が税務局に数度に渡って電話したらしいのですが、 そのせいかどうかはわかりませんが、義母家の脱税がバレたようです。 追徴課税ががっぽりときたらしく、ヘルプの電話が主人に入ってますが 「知るかボケ!家でも売れ!!」で叩ききっています。 義妹の墓前に報告する前に、以前に義妹がカキコミしていたこちらに報告したくて来 ました。 税務署、取り立てる時はテキパキと、というのは本当のようですね。 418 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2008/04/26(土) 23 34 43 0 マルサ嫁の義兄姉さんだよね? やっとクソトメに天誅がくだったか。 421 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2008/04/26(土) 23 35 31 0 義兄姉ってなんだよ…義兄嫁さんですね。 424 名前:415[sage] 投稿日:2008/04/26(土) 23 37 29 0 はい多分そうです。 以前に気遣ってくれた方への報告になりますが、 子どもたちもいたって元気で、 上の子は「大母さん」(大きな母さんらしいです)と 呼んでくれてます。 今年は受験年齢なので、義母を完全にシャットアウトしてやるのが 私たちの一番大きな仕事と考えてます。 425 :名無しさん@HOME:2008/04/26(土) 23 39 55 0 良かったね、マルサさんもむくわれたよ!! 何より害ある祖母から守ってくれるあなたがいて心強いよ!! 子育ては大変だけど、がんばって下さいね 428 :名無しさん@HOME:2008/04/26(土) 23 43 28 0 マルサ嫁姐さん これだけひどい目にあってきたのですから これからはいいことばっかりですよ。 429 :名無しさん@HOME:2008/04/26(土) 23 44 00 0 ちくしょうちくしょう 朗報は朗報だけど、マルサが空の上なのは確定か あっちで少しは溜飲がさがってるといいな・・・ 430 :名無しさん@HOME:2008/04/26(土) 23 44 22 0 マルサさんの忘れ形見がすくすくと育っているのが何よりの供養だね。 糞ババから守ってあげてください。尋常ではないだろうけど、頑張ってとしか言えない。 頑張って! 431 :415:2008/04/27(日) 00 42 35 0 ありがとうございます。 子どもたちは無事すくすくと育ってますから、 義妹も喜んでくれていると信じています。 あまり考えると、私が鬼になりそうなので、 義母のことはできるだけ考えないようにしながら 二人を守り、育てたいと思います ありがとうございました。 432 :名無しさん@HOME:2008/04/27(日) 00 47 02 0 431 ほんとに乙でした!! 近況のお知らせもありがとう。(´;ω;`) いいことがいっぱいありますように!! 433 :名無しさん@HOME:2008/04/27(日) 00 49 17 0 忘れ形見がすくすく育っているようでよかったです。 義母から守ってあげてくださいね。 育てているのが姐さんでマルサ嫁さんも安心していると思います。 ああでもやっぱやりきれない・・・ 434 :名無しさん@HOME:2008/04/27(日) 00 54 58 0 トメには、人にした行いが返ってくるさ。 因果応報ってあるよ。 義兄姉さんにも、よりいっぱいの幸せが返ってくるように。 次のお話→69-457
https://w.atwiki.jp/dista/pages/1372.html
マルサン川間 千葉県野田市岩名2-6-1 電話番号04-7197-4146 ☆東武野田線:川間 ☆行き方 南口を出て正面(千葉銀行とマスナオ電器の間)の通りへロータリーを左から回って直進。 少し先の左手に店舗があります。 ※徒歩5分