約 448,917 件
https://w.atwiki.jp/songsdata/pages/200.html
- 水曜日のカンパネラ 2012年11月10日「オズ」水曜日のカンパネラdemo 2012年11月10日「空海」水曜日のカンパネラdemo 2012年11月10日「マチルダ」水曜日のカンパネラdemo 2012年11月10日「ブルータス」水曜日のカンパネラdemo 2012年11月10日「チーター」水曜日のカンパネラdemo 2012年11月10日「ジェンガ」水曜日のカンパネラdemo 2012年11月0日「ヒカシュー」水曜日のカンパネラ 2012年12月0日「ドガ」水曜日のカンパネラdemo 2013年1月0日「お七」水曜日のカンパネラdemo 2013年5月18日「マルコポーロ」水曜日のカンパネラ 2013年4月0日「ゴッホ」水曜日のカンパネラ 2013年5月18日「モノポリー」水曜日のカンパネラdemo2&ノルウェイの盛り 2013年5月7日「パフ」水曜日のカンパネラ 2013年5月18日「素子」水曜日のカンパネラdemo2&ノルウェイの盛り 2013年5月18日「月詠」水曜日のカンパネラdemo2 2013年5月23日「ものぐさ太郎」ノルウェイの盛り(配信限定) 2013年8月14日「マリー・アントワネット」水曜日のカンパネラdemo3 2013年8月14日「シャア」水曜日のカンパネラdemo3 2013年8月30日「モスラ(幼虫Ver.)」水曜日のカンパネラ 2013年10月2日「ラオウ」水曜日のカンパネラ 2014年1月31日「ニキータ(若気の至りver.)」水曜日のカンパネラ 2014年2月12日「ミツコ(セーラー服ver.)」水曜日のカンパネラdemo4 2014年2月12日「二階堂マリ」水曜日のカンパネラdemo4 2014年3月11日「ランボー〜ミツコ〜 二階堂マリ」水曜日のカンパネラ(ゲリラ渋谷路上ライブ) 2014年3月31日「義経」水曜日のカンパネラ 2014年9月3日「桃太郎」水曜日のカンパネラdemo5 2014年9月3日「千利休」水曜日のカンパネラdemo5 2015年01月0日「ジャンヌダルク」水曜日のカンパネラ 2014年11月0日「チャイコフスキー Interlude-ラモス-」水曜日のカンパネラ 2014年0月0日「インカ」水曜日のカンパネラ 2014年6月0日「カンフー・レディー」水曜日のカンパネラ 2014年0月0日「ドラキュラ」水曜日のカンパネラ *
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4971.html
前ページ次ページゼロと魔砲使い 少し前の時間。ウェールズの私室。 着飾ったルイズとなのはは、ウェールズから古ぼけたオルゴールを見せられた。 「はい、これが『始祖のオルゴール』だよ」 見た目はそれほど豪奢でもない、むしろ手作り感のある、ごく普通のオルゴールに見えた。 「けどこの通り、なんにも聞こえない」 ねじを巻き、ふたを開ける。普通なら音楽が鳴るはずなのに、なにも音がしない--筈であった。 だが、この場にその音無き音を聞き取れるものが二人いた。 「え、なんで! オルゴールがしゃべってる!」 一人はルイズ・フランソワーズ・ド・ラ・ヴァリエール。 “マスター、間違いありません。これはデバイスの残り半分、ストレージユニットです” 同じデバイスである、レイジングハートであった。 「どうした、一体! それに今の声は!」 ウェールズは慌ててオルゴールのふたを閉めると同時に、武人としての目で辺りを見回した。 だがここにいるのは、自分とルイズ、そして人の使い魔だというなのはだけである。 「どうかなさいましたか!」 「いや、なんでもない」 表で控えている護衛達が騒いだので、いったん扉を開けて中を見せる。 特に不審のないことを確認した彼らは、部屋を退いた。 同時にウェールズは、多少騒がしくても心配しないように言う。 彼らが引いた後で、改めてウェールズはルイズに聞いた。 「どうしたんだいいったい。それにもう一つの声は」 「声の方はなのはの相棒の声です」 ルイズの答えに合わせて、なのはがレイジングハートを杖化させる。 “はじめまして。レイジングハートと申します” 「インテリジェンス・スタッフとは! しかも変形機能付きか。君の使い魔はすごいな」 誤解であったが、そのままルイズ達は流した。その方がややこしい説明をする必要もない。 「で、私ですが……聞こえたんです。そのオルゴールから、声が」 「声? 曲じゃなくてかい?」 「はい。声でした」 そしてルイズは、再びオルゴールのふたを開ける。 今度は気がついたが、その時、ルイズのはめていた水のルビーと、ふたの開いた始祖のオルゴールが、かすかな光を放ちはじめた。 不思議な奇跡に唾を飲み込むウェールズ。 そしてルイズは、聞こえてくる声を、なぞるように語り出した。 「これより我が知りし真理をこの楽器に記録す。この世のすべての物質は、すべて小さき粒より為る。四の系統は、その粒に干渉し、影響を与え、かつ変化せしめる呪文なり。それは『火』『土』『風』『水』と為す」 朗々と語られるそれは、魔法の根源であった。 ルイズは言葉を続ける。それに重なるように、レイジングハートも、言葉を語りはじめた。 「神はより深き真理を我に残された。四の系統が影響を与えし小さな粒は、さらに小さき粒より為る。神が我に与えしその系統は、四のいずれにも属せず。我が系統はそのさらなる小さき粒に干渉し、影響を与え、かつ変化せしめる呪文なり」 “四にあらざれば零。零すなわちこれ『虚無』。我は神が我に与えし系統を『虚無の系統と名付けん』” 「虚無、だって……伝説の系統が」 「おそらく、ご主人様は、虚無の系統の使い手なのでしょう」 驚くルイズに、落ち着いているなのは。 「君は驚かないんだな」 「可能性はあると思っていましたから。ご主人様は系統魔法がまったく使えないんです。根本的に」 「根本的に?」 「それはまた後で」 ルイズが次の言葉を紡ぎはじめていた。 「これを聞きし者は、我の行いと目標と無念を継ぐ者なり。そのための力を担いし者なり。志なかばで倒れし我と同胞にかわり、神の眠る聖地を開放せよ」 “虚無は強力なり。またその詠唱は永きにわたり、多大なる集中力と魔力を消費する。詠唱者は心せよ。時として虚無はその力ゆえその命を削る” 「従って我はこの語りの聞き手を選ぶ。資質無き者が指輪をはめても我が声は聞こえず。選ばれし聞き手は、『四の系統』の指輪をはめよ。さればこの語りは開かれん……って、なんで注意書きまで封印してるのよ!」 突然入ったルイズのツッコミに腰が砕ける一同。 「始祖ブリミルって……」 「意外とドジ?」 思わず顔を見合わせるウェールズとなのはであった。 だが、語りはまだ続いていた。 “以下に我が扱いし虚無の呪文を……マスター!” 今度はレイジングハートがパニックを起こした。 「どうしたの、レイジングハート」 だが珍しくレイジングハートはなのはの言葉を無視した。 「ミス・ヴァリエール、あなたには呪文が『いくつ』聞こえていますか!」 「? 一つだけど。初歩の初歩の初歩、エクスプロージョン」 “一つですか……よかった。どうやら術者の力量に合わせてプロテクトされているようです” そこで器用にため息をつくと、レイジングハートは続きを言った。 “ミス・ヴァリエール。あなたがこれを唱えきった場合……” 「どうかなるの?」 その瞬間であった。 突如、轟音と共に部屋が揺れた。 「!! 奇襲か!」 「なに! どうしたの!」 「殿下! 陛下が!」 ルイズ達は慌てて部屋を飛び出した。 ジェームズ一世に何かが、と思われたが、幸いにも足腰の弱っていた彼がベッドから転げ落ちただけであった。 「父上、しっかりしてください!」 隣室から駆け込んだウェールズが、ジェームズを抱き起こす。 「やられたの……完敗じゃ」 「父上、弱気なことを」 「いや、勝てぬ。まさに心の隙を突かれた」 ジェームズは諭すように語る。 「明日ならば、勝てはせねども、おそらく互角に戦えたであろう……だが、今夜は駄目だ。明日に意識が集中していた分、一気に士気を砕かれる。今の兵達は、烏合の衆であろう」 「くっ……」 そのことはウェールズにも想像がついた。その時。 「殿下、負けたくないですか?」 そう言ったのはルイズであった。その瞳には、今までとは桁違いの『何か』が籠もっていた。 思わず気圧されるウェールズ。そのせいか、つい本音が漏れた。 「ああ、負けたくないし、死にたくもない。何より今この場にいるみんなを見殺しには出来ない」 「妃殿下には」 「会いたいとも! ゲルマニアの皇帝になんかくれてやりたくはない! でも、僕の力では、トリステインは救えない……自分の身すら危ういというのに」 「そうですか」 そう言うルイズの声を聞いて、ウェールズははっとなった。 その声は、年頃の少女の者にしては、奇妙なまでに澄み切った声だった。 まるで、死を覚悟したつわもののように。 「あなたが妃殿下を……姫様を好きだとおっしゃってくださるのなら」 ルイズはじっとウェールズを見つめる。 そして、言った。 「殿下は兵をまとめてください。そして、外を見てください」 「いったい、なにを……」 それに答えることなく、ルイズとなのはは部屋を出た。そして去り際に一言、こう言い残した。 「奇跡を、差し上げます」 ウェールズとジェームズが将来を案じていた時、ルイズもまた重大な決断を迫られていた。 (ご主人様) (なになのは、わざわざ念話で) (レイジングハートが言うには、ご主人様が先ほどの呪文を唱えきったとしたら) (? わざわざ確認するようなことがあるの?) (今襲ってきている敵、全滅させられます) 「!」 ルイズは慌てて飛び出しそうになる悲鳴を押さえ込んだ。自分で口を押さえ、念話を続ける。 (なにそれ、なんでそんなことが判るの?) (レイジングハートはご主人様と違って、直接あの『始祖のオルゴール』に記されている呪文を読み取れました) (あらすごいじゃない) (それに関して頭の痛い問題が一つありますけど、それは後でゆっくり。とにかくレイジングハートの分析通りなら、あの『エクスプロージョン』という呪文は、襲ってきている敵どころか、数リーグ四方を壊滅させることが可能だそうです) (……ほんと?) (しかもその気になれば、きわめて精密に破壊対象を限定して、です。船だけでも、人だけでも自在とか) (なにその便利な呪文。でもそんなことが出来るなら) (はい。奇襲してきた相手に逆に奇襲を返せます。城のみんなも助かるかと。ただ……) (なにかもんだいでも?) (隠しきれません。ご主人様が虚無の呪文の使い手だとばれることになります) (?? 何か問題でも?) 判っていないルイズに、なのははなるべく伝わりそうな言葉で言った。 (最悪始祖ブリミルの再来として拝まれます) 「!」 ルイズはまた吹き出すのを押さえ込む羽目になった。 (納得……そうよね。ゼロが一転して頂点、っていうわけね) (今まで通りには過ごせなくなるのはほぼ確実かと) (でも、助けられるのね。ウェールズ様も、お城のみんなも) (はい) (ならいいわ。とりあえずはそれが優先。貴族は背後に守る人を持ったら、引くことは出来ないわ) そしてルイズは、ウェールズに向かって言った。 「殿下、負けたくないですか?」 奇跡の始まりは、ルイズの詠唱の完了と共に起きた。 「ジュラ・イサ・ウンジュー・ハガル・ベオークン・イル…………エクスプロージョン!」 その瞬間、ルイズの意識は一瞬天に飛んだ。夜の闇の中だというのに、すべてが見える。襲ってくる敵の艦隊、地上に伏せるたくさんの兵士。 すべての生殺与奪がルイズの手にあった。それは圧倒的な力。 その気になれば、そのことごとくを鏖殺できるだろう。 だがそれはやってはいけないこと。ちらりと隣の使い魔に目がいく。 彼女は以前語っていた。あれだけの力を持ちながら、彼女は人を意図して殺したことはないと。不運にも死んでしまった場合も、事故や自殺に近い者だったという。ならば自分のやることは。 ルイズは冷徹に、破壊するモノを選んだ。ゼロに等しい時間の中、解放の言霊と共に、絶大な力は解き放たれた。 そして……闇夜に突然、激烈な太陽が出現した。 「な、何事だ!」 ボーウッドは、いや、ボーウッドですら混乱していた レキシントンの艦橋で、突然生じた光によってすべての視界が閉ざされた。同時に起こる激しい衝撃。それが収まると同時に、信じられない報告が突如殺到した。 「こちら機関室、風石が消えて無くなりました!ゆっくりと降下するのが限度です!」 「こちら第一砲塔、砲が、崩壊しました!」 「こちら第二砲塔……」 「こちら第三砲塔……」 「こちら上甲板! 帆が、ずたずたに!」 「船体に損傷! 装甲はすべて消滅!」 そして外を見ると、いくつかの僚艦から火の手が上がっていた。敵の攻撃と言うより、慌てて火事でも起きたようだった。火薬の誘爆ならあんなモノではない。 だが、間違いなく言えることは。 今の謎の光の一撃で、レコン・キスタの全艦隊が戦闘不能になったと言うことだった。 だが、これで終わりではなかった。 城から、かすかにだが、桃色の光が飛び立った気がした。 それが奇跡の第二幕であった。 力の解放と共に、ぐったりと崩れ落ちるルイズ。だがその表情は、心地よい疲労感に満ちていた。 「ご主人様!」 真っ先になのはが駆け寄る。次いでキュルケ達も殺到するようにルイズの元に駆けつけた。 「今のはいったい……」 代表するようにワルドが尋ねる。ルイズは微笑みながら、その言葉を口にした。 「虚無、よ……ふふ、私、伝説になっちゃったかな」 さすがに全員が驚きの表情をしていた……いや、一人例外がいた。 「大丈夫かい。えらい大技だったみたいだけど」 「ミス・ロングビル……あんまり驚かれていませんね」 「ちょっと訳ありでね。それは後にしよう……おっと、しましょうね」 思わず地が出ていたのを慌てて訂正する。もっとも手遅れのようであったが。 「と、とにかく、無理してはいけませんよ」 真っ赤になって取り繕うロングビルの様子に、一同は虚無のショックから解き放たれたようだった。 ほっとした空気が流れる。が、突然それを打ち破る者がいた。 「あ、そうだ、なのは!」 ルイズがいきなり大声を上げた。不意打ちを食らった一同は耳がきーんとなる。 「な、なんですか、いったい」 どうにか立ち直ったなのはがルイズのそばによると、ルイズは興奮した様子でまくし立てはじめた。 「おねがい! まだ敵は残ってるの! 艦は全部墜としたけど、地上に兵がいるわ! さすがに同時には無理だったの。彼らを止めて!」 「どのくらいですか?」 「総数二万二千百五十七人。この先の広いところに集結してる。道が狭くなるから、そこで陣を組んでた」 確信を持って相手の人数を言い切るルイズに、キュルケ達は思わず注目する。 そしてなのはは、いったん目を閉じると、何かを吹っ切ったように立ち上がった。 「判りました、ご主人様。やってみます」 同時になのはの姿は、あっという間に天空へと飛び立っていた。 “よろしいのですか、マスター” 闇を切り裂いて飛ぶなのはに、レイジングハートが問い掛ける。 なにをするつもりなのかは聞くまでもない。だがこれをやってしまえば、間違いなく他文明過干渉として罪に問われることになる。 「判ってるわ」 だが、なのはの答えは明白だった。 「今ここで画竜点睛を欠いたら、すべておじゃん。レコン・キスタの皆さんには申し訳ないけど、ここはご主人様側に肩入れさせてもらいます」 竜騎士らしき影も見えるが、夜間ゆえ相手がとまどっているうちに振り切れた。 やがてうっすらと見える人の影。月明かりゆえ見にくいが、おおよその位置は判った。 それを見て悩むなのは。 「やってやれないことはないけど……範囲が広すぎるなあ。一回じゃ無理かも」 一度でないと奇襲効果が激減する。相手に闇の中を動かれたら、撃ち漏らしが多発する。 ただでさえ今下の陣地は、上空の閃光のせいで混乱しているのだ。チャンスは今しかない。 それに答えたのはレイジングハートだった。 “マスター” 「なに?」 “スターライトブレイカーを、リミット3解除のブラスターモードで撃ってください” 「え゛」 さすがのなのはも一瞬言葉に詰まる。それは掛け値無しの全力全開、なのはの体にも反動が来る、諸刃の剣であった。 だがレイジングハートは、自信を持って言い切った。 “おそらくですが、マスターの体に悪影響は出ません” 「? なんで?」 “その左手のルーンです。ガンダールヴのルーンが、何かをするはずです” 「……よく判らないけど、そういうことなら。信じてるよ、レイジングハート!」 “ではあの岬へ。あそこなら周辺の魔力吸収による崩壊があっても、それほど悪影響はないかと” 「了解!」 岬に降り立ったなのはは、一瞬閃光に包まれる。それが晴れた時、そこに立つのはすべての力を解き放ったなのはとレイジングハート。 ロングスカートになったバリアジャケットと、四つのビットを浮かべるレイジングハート。そしてその切っ先が、眼下の兵達に向けられた。 展開するビット。巻き起こる魔力の光。 ミッドチルダや地球とは桁違いに輝き出す魔力収束線。 “ガンダールヴのルーン、発動確認” その中に加わる新たなプロセス。 ガンダールヴのルーンには、担い手が力を発揮する時、その能力を最適に生かせるようにサポートする力がある。 剣を振るうなら筋力と反射速度を。 飛行機を操るなら操縦技術と予測射撃を。 そして過負荷の魔力行使に対しては。 なのはの全身が発光をはじめていた。 色は桃色、なのはの魔力光の色。 ガンダールヴのルーンは、なのはの全身、細胞の一つ一つに魔力を送り込んでいた。 全身に満たされた魔力は、強固なインナーバリア、魔力ギブスとなってなのはの全身を衝撃から保護する。その強度は砲撃の一部を回しているため、砲撃の威力に比例して強化される。どんなに強大な反動を受けても、その衝撃は細胞をカバーしている魔力が受け止める。 なのはのような過大な火力を放つ者に対して、最高のサポートであった。 唯一難点を上げるとすれば、その間のなのはの姿が、全身から桃色の魔力光を放っていること……ぶっちゃけ『ピンクのスーパーサ○ヤ人』にしか見えないことくらいであろう。 ちょっとだけ問題を抱えつつも、当人は気づいていないので事実上無問題。なのははむしろ全身を満たす魔力の心地よさに酔っていた。 「嘘、なにこれ、反動を全然感じない。なんか最高級の椅子かなんかに座っているみたい」 “ルーンによる防御機構が働いています。どんなに力を込めても、反動による障害は生じないと思われます” 「ほんと嘘みたい……でもなら行くわ」 そして唱えられる言葉。 「スターライトブレイカー!」 とてつもない五条の光量が、混乱する地上部隊に襲いかかった。保護効果がなのはだけでなく、レイジングハートにも及んでいなかったら、反動で分解しているほどの超高エネルギーが炸裂する。 かつて地球やミッドチルダで放った時の、数倍、いや、数十倍の巨大な光条が、レイジングハートと各ビットのやや先から迸った。 五条の光の帯が、周辺一帯をなぎ払うように通り過ぎていく。 死者はいなかった。破壊された物もなかった。 だが、その場にいた兵士はすべて、激しい麻痺と共に気絶していた。 彼らは夜が明けても、身動き一つとれなかったのである。 城内でウェールズは見た。ルイズと、おそらくはなのは、その二人によって、闇の中、三万の軍勢が崩壊する様を。 「これは、いったい……」 混乱から立ち直った兵達が、ウェールズに質問する。 彼はそれに、こう答えた。 「奇跡だ。ぎりぎりのところで、始祖はあきらめなかった我々に、加護をもたらしてくれたのだ」 「それは……」 兵に語っているうちに、ウェールズも気持ちが高揚してくるのを感じた。 「そう、道は我にあり、レコン・キスタに正義はない!」 城内に歓声が満ちあふれた。 夜が明けた時、城内の者すべてが理解した。 眼前に広がるのは、不時着した無数の艦船と倒れ伏す兵士。 艦船に乗っていたと思われる兵が、倒れていた兵を救助していた。 そこに城内から、大音量の声が響き渡った。 「レコン・キスタの者に告げる!」 救助作業をしていた者達の手も一瞬止まる。 「汝らレコン・キスタに今始祖の加護無し! されど一片の慈悲はもたらされた。汝らが今生きていることこそその証! もし再びその手を振り上げし時は、今度こそ始祖の怒りは汝らの命を奪うであろう!」 地に落ちた『レキシントン』の艦橋でウェールズのものと思われるその声を聞いていたボーウッドは、レコン・キスタの勝利に対して、決定的な亀裂が入ったことを悟っていた。 となれば出来ることは一つ。元々自分が貴族派に属したのは、立場ゆえのことだった。 ならばこれも悪くはない。 その日、ニューカッスル城攻略部隊三万は、死者0でありながら、王党派に降伏した。 その少し前、城内である会合がもたれていた。 トリステイン組と、ウェールズ、及びジェームズ一世による会合である。 そこでいくつかの衝撃的な事実が明らかになっていた。 「ルイズ様、あなたのおかげで我々は生き延びられました。お礼のしようもございません」 「ちょ、ちょっと、やめてください陛下! 私は陛下に頭を下げられるような人間じゃありません! 様付けもしないでください!」 虚無の担い手……その事実を知ったアルビオン王ジェームズは叩頭してルイズに礼を言った。さすがに覚悟していたものの、ルイズには堪えた。 ある意味虐待され続けていたルイズである。持ち上げられるのには慣れていなかった。 「父上、ルイズ殿はお困りですよ。もう少し落ち着かれた方が」 「ああいや、感謝のしようもない」 その様子にルイズは少しほっとした。 「殿下」 場が落ち着くと同時に、口火を切ったのはワルドであった。 「ルイズとその使い魔、なのはの力によって、王党派は一息つくことが出来ました。でも、あくまでも一息でしかありません。相手にはまだまだ力があり、対してこちらの力はほとんど無いも同然です」 「ですね。ここで今巻き返しの手を打たねば、結局元の木阿弥です」 ウェールズはため息をついた。 「ですが幸い、私はここで殿下に、殿下にとって有益な情報を提供できます」 「ほう」 ウェールズの目が鋭く光る。 「見返りは何かね」 「とりあえずは結構。私にとっても、少々危険な発言ですので」 そしてワルドは言った。 「実は、私はレコン・キスタに与しています」 その瞬間、文字通り何人かが椅子から転げ落ちた。 具体的には、ルイズ、キュルケ、ギーシュ、ウェールズである。 「どどどどどど」 「落ち着きたまえルイズ」 興奮するあまり暴れ出しそうなルイズを、ワルドが言葉で、なのはが力で押さえ込む。 「説明はしてくれるんだね」 何とか椅子に座り直したウェールズが、ワルドに向けて言う。 「もちろん私はトリステインの忠実な騎士でもあります。そんなある日、私は枢機卿から密命を受けました。レコン・キスタに潜入せよ、と」 「なるほど、二重間諜か」 ウェールズは頷く。 「その通り。枢機卿曰く、私は野心が強すぎるとのことで。レコン・キスタに協力すると同時に、相手の内情を探って伝えるようにとの命を受けました。そのためにトリステインの機密をある程度流すことも許可されました」 「……これは一杯食わされたかも」 そうつぶやいたのはキュルケだった。 「どういうこと?」 怪訝そうに聞くルイズに、キュルケは語る。 「前行ったでしょ、枢機卿って、頭がよすぎて馬鹿のことが判らない人だって」 「うん」 「そう見られることまで計算のうちだったって言うこと」 ルイズにはまだ判らなかった。 「もうちょっと具体的に判りやすくならない?」 「あんたトリステイン貴族なのに持って回った言い方苦手なのね。判ったわ。簡単に説明してあげる」 そういうとキュルケはちらりとワルドの方を見て言った。 「皇帝との婚約、あれ、場合によっては流すつもりだったっていうことよ」 「えっ!」 「つまりね。自分がどう見られるかも含めて、あの人は全部計算済みだったみたいね。目的は……トリステイン内部の不満分子の粛清よ」 「たいしたお嬢さんだ。よくそこまで見切ったね」 その言葉を肯定するようにワルドが言った。 「お嬢さんの言うとおり、枢機卿閣下はトリステインの内部状況を憂慮していた。一部の貴族が外国と通じたり、領民を虐げて蓄財したりと、国を食い物にしているのに心を痛めていた。 もっとも、先王陛下が生きているうちはよかった。陛下にはそういう毒虫であっても、ちゃんと使い方を心得ていた。自分が手綱を押さえていれば致命的なことにはならず、むしろその毒を有効に使えると判っていた。 だが、アンリエッタ様ではそうはいかない」 アンリエッタの名前が出たところで、ルイズとギーシュが緊張する。 「妃殿下にはそういう毒虫を使いこなすのは無理だ。早すぎる。となればそれは早急に排除しないといけない。だがそういう毒虫は、今のような状況に強い。現にあっという間に繁殖して、トリステインの内情は結構危ないことになっている。 枢機卿がいなかったらつぶれていたというのは冗談事じゃないんだよ」 ルイズの顔は青ざめていた。言い換えればそれは、アンリエッタの危機なのだから。 それに気づいていながら、あえて無視するようにワルドは言葉を続けた。 「はっきり言おう。僕もトリステインを半ば見限っていた。あのままだったら、僕は密命無しでも、たぶんレコン・キスタについていたね。トリステインよりはましだと思って。まあ、こっちに来てみたらどっちもどっちだったんだが」 肩をすくめつつ、ため息をつく。 「枢機卿の人を見る目には感心せざるを得ないよ。僕の内心の不満を見切って、僕にレコン・キスタの実態を見極める機を与えてくれた。どっちもどっちだったけど、それでも僕自身の栄達には、レコン・キスタの側の方が有利だった。 でも、今それはすべてひっくり返った。ルイズ、君の存在によってね」 「? どういうこと?」 不思議そうなルイズに、ワルドはウェールズとルイズ、双方を見つめて言った。 「レコン・キスタがあそこまで急激に膨張したのには一つ重大な話がある。総司令官オリバー・クロムウェル司教、彼は『虚無』を使う、そう言っている」 「えっ!」 「そうか」 驚くルイズと、にやりと笑うウェールズ。そこにタバサがぽつりと言った。 「偽物?」 ワルドは頷いて答えを返した。 「鋭いね。その通りだ。いや、僕も昨日のあれを見るまではあり得るかもとは思っていた。だがあれを見てしまったらはっきりと判る。クロムウェル司教の言う『虚無』、それはおそらく別物だろうってね」 「なるほど。ということはルイズ殿、あなたの協力があれば、レコン・キスタを瓦解させることが出来る。そこまで行かなくとも、五分までは戻せるな」 レコン・キスタをつなぎ止めている要は、虚無に対する信仰である。今となっては利権その他も絡んでいるからそう単純なものではないが、ある意味呉越同舟なレコン・キスタがまとまっているのには、司教の『虚無』に対する信仰がある。 そう説明されて、ルイズ達にも納得が出来た。 「なんか大事になっちゃったわね。私たちの手には負えないわ」 「同感」 キュルケとタバサはいまいち乗り気ではなかった。ギーシュは考えがまとまらないのか、沈黙を保っている。 「殿下、いずれにせよこうなると問題は我々だけの問題ではなくなります。一度トリステインに戻って、妃殿下や枢機卿とも相談せざるを得ません。帰還をお許し願えないでしょうか」 「ああ、それはやぶさかではないが……あれをどうするかだな」 ウェールズは窓の外を見た。そこではレコン・キスタの兵が作業をしている。 なのはによって麻痺させられた同僚を引きずっている。 「ルイズ殿、あれはどのくらいあんな状態なのですか?」 「なのはの言うことですと、あと半日くらいはあんな感じだとか。そのくらいすれば徐々に回復していくそうですけど」 「半日、か」 「なら、試してみてはいかがですか?」 そこで口を挟んだのは、ロングビル……いや、マチルダだった。 「どういうことだい、マチルダ」 「始祖と虚無の名前に力があるのなら、試してみるのも一興かと」 そしてタバサの魔法で拡大されたウェールズの声明が、レコン・キスタに打ち込まれた。 効果は劇的だった。あの場のレコン・キスタ三万が、あっさりと降伏してきた。 補給の問題などもあったが、少なくとも最大の問題は解決したと言えよう。 ルイズ達は、いったん帰国することになった。 だが、一人だけこの場に残る人物がいた。 「たぶんまた来るから、ミス・ロングビル……いいえ、マチルダさん」 「たぶんね。元気でね」 マリー・ガラント号は、ラ・ロシェールへと向かう。それを見送りつつ、マチルダはウェールズに言った。 「虚無って言うのはあそこまでカリスマ性があるのかい?」 「ああ。思い知ったよ」 そう答えるウェールズに、マチルダは語る。 「なら、いけるかもね……ちょっとばっかり驚くことを教えてあげるよ。テファのこと、覚えているかい?」 「ああ、モード大公の……やはり、生きているのかい?」 マチルダは、その問いには答えずに言葉を続けた。 「彼女もね、『虚無』の担い手だよ。エルフとの間に生まれた娘なのにね」 「な!」 衝撃に硬直するウェールズ。 「彼女は今、その虚無の力で守られている。けどそれじゃあの子が不憫だ。うまく扱えば切り札にもなるこの手札、どう使うか見せておくれ。殿下があの子を生かしてくれるのなら、あたしは昔を忘れてあんたの味方になって上げるよ」 マチルダは真正面からウェールズを睨む。 「だけどあんたが扱いをしくじって、あの子を不幸にするようなら……あたしはあんたの不倶戴天の敵になるよ」 そういい残して、マチルダはニューカッスル城から立ち去った。 一方、マリー・ガラント号の中でも、最後の爆弾が炸裂していてた。 「そういえばワルド様、そのクロムウェル司教が使う、虚無と見まごう力とは、どんなものだったんですか?」 ルイズの質問に、ワルドは答えた。 「ああ、驚くべきことに、彼は死者をよみがえらせることが出来た。だから断言は出来ないよ、彼が偽りの虚無だとは。死者復活ともなれば、虚無の力だと思われるのも無理はない」 その瞬間、ギーシュ以外の全員の顔がこわばった。代表するように、ルイズが聞く。 「ワルド様、その人は、指輪をしていませんでしたか? 水の魔力を持っていそうな」 ワルドは少し考え込む。 「そういえば、つけていたような気がするな。水のルビーによく似た感じのものを」 その瞬間、全員の視線が交差する。 「アンドバリの指輪……」 つぶやいたのはなのはだった。 「アンドバリの指輪?」 復唱するように聞き返すワルド。なのははそれに答えて言った。 「約三年前、ラグドリアン湖の水の精霊から奪われた秘宝……その力は、死者をよみがえらせることです」 今度こわばったのはワルドの方であった。 「時期は、合う……」 それで充分であった。 ルイズとなのはの視線が重なる。 「どうやらこの問題、他人事じゃなくなったわね、なのは」 「はい」 そしてこれが、最後の大動乱の始まりとなった。 前ページ次ページゼロと魔砲使い
https://w.atwiki.jp/meteor089/pages/315.html
14 距離 前へ 戻る 次へ 毎朝、オレは教会のドアをゆっくりと開けて入っていく。 シスターのケイトさんが祭壇の前にいて、いつもオレに素敵な笑顔で挨拶をしてくれる。 ケイトさんへオレの百万ゴールドの微笑みをお返しした後、 教会の中にある全ての蝋燭を 新しいものに交換し、火を点ける。 そして祭壇へ向い、自分のためのお祈りと、この町のためのお祈りを行う。 それが終わった頃……だな。 毎日朝一番に教会へやって来るのは、酒場のオーナーの母親であるマキ婆ちゃんだ。 「ククールさんのお姿を見ていると……神様からの使者のようで、 まるで天国にいる心地がしますじゃ……。ありがたや、ありがたや……」 いつもそうやって、祭壇ではなく、オレに祈りを捧げている。 オレはマキ婆ちゃんの期待に答えるように、天使のような笑顔を向ける。 そうしているうちに、何人もの人が教会へやって来る。 「さっきそこで毒サソリに刺されちゃって……。毒の治療……ククールさんにお願いしたいの……」 いつも上目遣いでオレに話しかけてくるルイーゼちゃん。 「見て!聖書をククールさんと同じ青い表紙にしちゃったわ。ククールさんの瞳と同じ色よね。うふっ」 まるでサファイアのようだと、オレの瞳をいつも褒め称えるマダム・ロレッタ。 夜になれば、酒場では踊り子のビビアンや、バニーガールのマチルダたちが、 競い合うようにオレを部屋へ連れ込もうとする。 ――これがオレの日常。 秋の終わりにベルガラックへやって来て、夏がやって来た今まで変わらない毎日。 この町の女性たちはみんな、オレを見てうっとりし、蕩けそうな笑顔を向けてくれる。 ……そりゃ、嬉しいさ。男冥利に尽きる、ってやつだよ。 でもさ……もう……そんな笑顔はいらない。 オレが本当に欲しい笑顔の人は……遠いところに……いる。 ただ会えないっていうだけで、何でこんなにもゼシカを遠く感じてしまうんだろうな……。 もう……会えないんじゃないかって気さえしていたんだ。 だからさ、ミーティア姫様の警護のためにトロデーン城にやって来た時も、 ゼシカに久々に会えるっていうのに、いまいち実感が湧かなくってさ……。 ◇ ――トロデーン城にはさ、オレはビビアンとマチルダを連れて来ていたんだ。 本当は一人で来るつもりだったのに、二人が付いて来るってゴネてね……。 仕方なく一緒に来たのさ。 城に着いてからすぐに、エイトとヤンガスには会ったんだ。 二人とも旅をしてた頃とは違ってさ、穏やかな顔をしてたな……。 その後、姫様がサヴェッラに行く準備がまだ出来ていないようだったから、 オレは連れてきた二人と一緒に中庭で待機してたんだよ。 暇つぶしにくだらないことを話していたら……突然背後からタタタッと駆け寄る足音がして、 それと同時に声が聞こえてきたんだ。 「ヤンガス……久しぶり!元気だった?」 その声を聞いた瞬間、オレの鼓動は狂ったように早くなった。 懐かしく、切ない、オレの胸に響く声――。 オレはすぐにでもその声の方向へ顔を向けたかった。 でも、うまく体が動かなかったんだよ。 オレは胸に手を当てて息を整えると、ゆっくり後ろを振り向いた。 ……苦しいぐらいに会いたかった人が、そこには、いた。 ヤンガスと楽しそうに話し、笑っている。 ヤンガスとの話を終え、ふと目線をこっちに向けた。 偶然に……ゼシカはオレを見つけたようだった。 そして、ゼシカは動きを止めた。 まるでゼシカの周りだけが、時間さえも止まってるみたいに見えたよ。 オレは堪えきれずに、ビビアンとマチルダに背を向け、ゼシカに歩み寄った。 後ろからマチルダの「どこ行くのよ、ククール!」という声がうっすらと聞こえる。 でも、そんなのはもう……どうでもよかった。 オレはゼシカの目の前で止まり、ゼシカの顔を見つめた。 「久しぶり。……元気そうだな」 オレが静かに話しかけると、ゼシカは少し目を伏せた。 「……うん。ククールも……変わり……ない?」 オレの名前を呼んでくれた――それだけでオレは心が弾んだ。 オレはどんな些細なことも見落とさないように、と思いながら、ゼシカをじっと見つめた。 少し……痩せたかな?髪の毛も伸びてる……。 ゼシカはオレをちらっと見ては、恥ずかしそうに俯きがちになる。……それを繰り返していたんだ。 そんな照れてるような仕草が、めちゃくちゃ可愛い。 ――触れたい、と思った。 髪の毛の先だけでも、爪の先だけでも構わないから、ゼシカの体に触れたくて仕方なかった。 でも……何でだろうな。手が動こうとしねーんだよ。 体全体がカチカチに凍ったみたいに固まって、息をするのさえやっとのことだった。 ――緊張?……うん……そうかもな……。 ゼシカは結んだ髪の毛の先を心許なさげに触り、落ち着かない様子だった。 気まずそうな顔をして、笑おうとはしなかった。 ――笑ってくれよ、ゼシカ……。オレはそれだけで嬉しいんだから、さ。 生暖かい風がオレとゼシカの間をすり抜けていき、オレの前髪とゼシカのスカートの裾を揺らしていく。 話したいことは……たくさんある。 でも、口から言葉を出すことが出来なかった。 ――とにかく、何か話さなきゃ……。 そんな気ばかりが焦って、募っていった。 「……こっち見てる」 ゼシカが突然口を開いた。 「……何が?」 オレが尋ねると、ゼシカはオレの後ろの方にいる、ビビアンとマチルダを指差した。 「彼女たち……待ってるわよ。行ってあげたら?」 「ああ……」 会話はそこで終わったはずなのに、オレもゼシカもお互い、その場から立ち去れずにいた。 棒みたいに二人で突っ立っていると、急に城の周りがザワザワし始めた。 どうやらエイトが姫様を連れて出て来たらしい。 エイトと一緒に城の正面入り口を出て長い階段を降りてきた姫様は、 城の人間たち一人一人へと丁寧に別れを告げ、エイトの手を借りて馬車に乗りこんだ。 オレはビビアンとマチルダの二人と別れ、姫様と一緒にサヴェッラへ向った。 サヴェッラまでの道のりの間、エイトはずっと戸惑っているような顔をして、 オレたちとあまり話そうとはしなかった。 姫様の結婚が一秒一秒近づいてきて、自分の感情をうまくコントロール出来ない……そんな感じだったな。 オレはオレでゼシカが近くにいるのにうまく話せなくってイライラしていたし、 ゼシカは……元気はあるようなんだけど、エイトと同じようにあまり話をせずに黙々と歩いている。 ……どうも花嫁様を連れた一行とは思えないほどの空気の重さだったね。 唯一の例外がヤンガスでさ、久々にエイトに会えた嬉しさでいっぱいの顔で、ずーっとニコニコしてた。 オレは少し離れて隣を歩くゼシカを、目線だけでちらっと見た。 何だろうな……ゼシカと会えて嬉しかったんだけど……妙な距離を感じる。 旅をしていた頃は、ゼシカが今どういう気持ちなのか……っていうことがさ、 なんとなくなんだけど伝わって来て、オレもゼシカの気持ちにつられたり、 辛そうな時は励まそうって思ったり…… そういう感覚があったんだけどさ……。 久々に会ってみたら、その感覚がものすごく薄れてしまっているような気がしたんだ。 ゼシカの気持ちがいまいち掴めない……っていうのかな……。 離れ離れに暮らしてて、たくさん月日が過ぎて……段々とゼシカを遠く感じてしまっていたのは確かだよ。 それはきっと、こんなに離れて暮らしてしまっているせいだと思ってた。 だけどオレは今、ゼシカのこんなに近くにいるんだぜ? それなのに、ちっともゼシカを身近に感じられなかった。 これじゃあ離れて暮らしていたときと変わらないじゃねーか。 オレたちは……住んでいる場所だけじゃなく、心まで離れてしまった……ってことかよ? オレはもう一度、ゼシカを見た。 今度は目だけじゃなく、顔もゼシカへ向けて見つめるように。 ゼシカは一瞬オレに気づいたようだったけど、気づかないような振りをして、 ただ真正面を見据えて歩き続けていた。 ◇ ……で、無事サヴェッラに着いたのは良かったんだけどさ……。 しっかし、腹立つよな!サザンビークのあのバカ王子! 何が「お前たち平民ふぜいを、招待するわけにはいかないからな」だよ!! ったく、顔もブサイクなら、性根まで腐ってやがるぜ! トロデ王は大事なミーティア姫様を、あの人間のクズみたいな王子と本気で結婚させるつもりなのか? 腹立ち紛れもあったし、あんまりエイトが暗い顔してるんで、 オレはその日みんなで泊まったサヴェッラの宿屋で、エイトにけしかけたんだよ。 ちょうどヤンガスが風呂に行ってて、エイトと二人きりになった時に、さ。 サザンビークのクラビウス王に、お前の持ってるアルゴンリングを見せに行って来い……って。 最初は何だかんだ言い訳して、エイトはオレの提案を実行することを渋ってんだ。 だからと言って、姫様をこのままあの王子の元へ嫁がせるのは 不安で仕方がない、っていうような顔をしてんだよなぁ。 オレはさ、エイトと向かい合ってベッドに腰掛けながら、わざとケンカ腰に言った。 「……お前さ、結局姫様をどうしたいんだよ?お前は何かと姫様のことを考えているようだけどさ、 お前にとっての姫様の幸せって、何なんだよ?」 エイトは、迷いを隠せない表情で、オレをじっと見ていた。 オレはベッドの上に寝転がり、天井を見つめて言った。 「……姫様にとっての本当の幸せ……ってのはさ、お前と一緒に過ごし続けることだと、オレは思うぜ」 エイトはオレの言葉を聞き、少し俯いたままで静かに黙り込んでいた。 そしてふっと顔を上げると、まるで暗黒神と戦った時のような顔に変わっていた。 「……いろいろありがとう。やっぱり……行ってくるよ、クラビウス陛下のところに」 そう言ってベットから立ち上がり、ゆっくりと部屋の出口へ向かった。 そして木のドアを開けて出て行こうとした時、ポツリと呟いた。 「……ねぇククール」 「ん?何だよ?」 突然のエイトの声に、オレは上半身だけを起こして答えた。 「僕が今――クラビウス国王陛下のところへ行こうとしていることは…… 僕にとっては、ものすごーく勇気のいること……なんだよ……ね」 エイトはゆっくりと、言葉を選ぶようにして話し続ける。 「僕の言ったことが、クラビウス陛下の気に触ってしまったら、 姫様のチャゴス王子との結婚が無くなるのは当然だし…… 僕自身だって、トロデーン城を追い出されてしまう可能性だってある。 下手をすると、二つの国の争いの元にだって成りかねない……しね」 「そりゃ……そう……かもな」 オレは間の抜けた声で、エイトの話にそう答えた。 当たり前だよな……。この世界の二つのデカい国の話だもんな……。 オレもエイトのこの言葉を聞いて、オレはとんでもないことをエイトに言っちまったんだなぁ……って思ったよ。 「でもさ、さっきククールが僕を勇気づけてくれたから……僕は覚悟が出来たんだよ。 たとえどんな結果になったとしても、僕のことをちゃんとクラビウス王に伝えよう……って」 エイトはオレに背を向けたまま、言葉を続けた。 「だからもし……僕が勇気を出して、ちゃんとクラビウス陛下に伝えることが出来たら……」 エイトはそこで言葉を切った。そして覚悟を決めるかのように、大きな息を一つ吐いた。 「僕が出来たら……君も……君も勇気を出して、どんな結果になろうとも…… 君の……本当の気持ちを伝えてみない?君の……大切な人に……」 エイトのその言葉を聞いて、オレはうかつにも一瞬、言葉を詰まらせた。 そして、それをエイトに悟られないように、さらに乱暴な物言いで言い返した。 「……何の話だよ。人の話と自分の話、すり替えてんじゃねーよ」 するとエイトは、オレの方へ振り返り、ニコッと笑った。 「――なんてねっ。冗談だよ!じゃ、行ってきまーす!」 エイトが部屋を出て行った後、オレはもう一度ベッドへ倒れこんだ。 ――お前に言われなくても解ってるよ、バーカ。 オレがちゃんと自分の気持ちをゼシカに伝えられてない……ってことぐらいは……さ……。 あ、違うか。バカはオレだな。 やっとゼシカに会えたっていうのに、結局何も話せずにいるんだからさ。 その上……こんなに近くにいるのに、お互いが世界の裏側に住んでるような距離を感じてる。 オレは指で唇をそっとなぞってみた。……あの日の感触が、一瞬で全て蘇ってくる。 隣の部屋にゼシカがいるっていうのに、直接触れるんじゃなく、 こうやって思い出で触れてるなんて……やっぱりオレはバカだな。 ――その日、エイトは夜遅くなってからやっと帰ってきた。 結果は……聞かなくても解ったさ。 エイトの顔が、この世の終わりみたいな絶望的なものだったからな。 エイトは帰って来てすぐにベッドへ潜り込んでいたけど、ずっと寝付けないでいたようだった。 次の日の朝、オレが目を覚ますと、ヤンガスは既に起きていたんだけどさ、 エイトは……まだ寝息を立てて寝ていた。 ヤンガスは大聖堂に早めに行くと言って、さっさと部屋を出て行ってしまった。 オレもヤンガスの後を追うように、静かに部屋を出て、宿の外へと向かったんだ。 大聖堂のある高台には、昼前から始まる結婚式を見ようする野次馬が、既に人だかりを作っていた。 オレが大聖堂へ向かう階段へ向かおうとしたらさ、そのふもとにゼシカがいたんだよ。 ゼシカはオレを見つけるなり、少し微笑んだ。 「おはよう。……早いわね。エイトはどうしたの?」 オレはゼシカの横に立ち、翻ったマントを手で直した。 「まだ寝てるよ。昨日の夜さ、とうとう言いに行ったんだよ……あいつ。 指輪持って、クラビウス王に……自分のこと」 「……本当!?」 驚いた顔を向けるゼシカに、オレは肩をすくめて答えた。 「ああ。でも、ダメだったみたいだな。あいつもショックだったみたいでさ……」 「そう……」 ゼシカはしょんぼりした顔で下を向き、地面の土を靴で少し引っ掻いていた。 「そういえば……あんたに付いていて来てたあの女の人たち、どうしたの?」 「ビビアンとマチルダのこと?――ああ、サヴェッラまでは一緒って訳にはいかないからさ、 トロデーンで別れて来たよ。キメラの翼でベルガラックへ帰るって言ってたけど」 「そう……なの……」 そこで少し会話が止まった後、ゼシカが急に話し出した。 「ねぇ……マルチェロ……お兄さんは見つかった?」 ゼシカの質問に、オレはため息をつき、首を横に振った。 「いいや。結局まだわかんねーよ。ドニに行ったついでに、修道院にも何回か行って聞いてみたんだけど、 みんな分かんないらしいんだよな。この帰りにでも、今度はパルミドの情報屋にでも 聞きに行こうかと思ってんだけど……」 オレが話しを続けようとしたら、ゼシカが突然、しゃがみこんだ。 「……どうしたんだよ」 オレが声を掛けると、ゼシカは顔を下に向けたままで答えた。 「……ドニや修道院には……何回も……行ったんだ……」 「……え?」 しゃがみこんでいるせいで、ゼシカの声が地面に向かってしまい、くぐもって聞こえてくる。 「うちの村……は?来なかった……よね?」 そう言うと、ゼシカは立ち上がって、オレに作り笑いのような表情を見せたんだよ。 「当たり前よね、用事が無いものね、うちの村には。……変なこと言っちゃって……ごめん」 ゼシカの言葉を聞いて、オレは……本当のことを言うべきか迷っていた。 実は……オレ、リーザス村に何回か行ってたんだよ。 もちろんゼシカに会いたくってさ。 でも……結局村へ入る決心が付かなくって、いつもそのまま帰って来ていたんだ。 ……いやぁ……我ながらカッコ悪りぃよ……まったく。 いつものオレだったら、絶対にこんな自分のカッコ悪いことなんて、人には言わない……よな。 でもこれは……言わなくちゃいけないような気がする。 オレは覚悟を決めるように、軽く腕を組み、目を閉じた。 「……行ったさ。何回も」 オレがそう言うと、ゼシカはぱっとオレに顔を向け、目を見開いている。 「……うそ……」 「……本当だよ。何回も村の前まで移動呪文で行って、結局……一回も村には入れずに帰ってきた……。 本当は……ゼシカに会いたくて行ったくせに、さ。……カッコ悪いだろ?」 ゼシカはぼーっとオレの顔をじっと見つめていた。 オレが「何だよ」と言うと、少し嬉しそうに笑い、首を軽く横に振った。 そしたらさ……何故か知らないけど、あんなに遠いと感じていたゼシカが、 急に身近に感じられるようになったんだ。 ほんと不思議だったよ……。だって一瞬で変わったんだぜ? そして……ゼシカが今、どう感じているかが、はっきりと判ったんだ。 ――ゼシカは今、すごく嬉しくって仕方がない。そして……何かオレに言いたいと思っている。 ゼシカはオレへ体を向け、両手を後ろで組みながら、言った。 「ククール……お願いがあるの」 「……何?」 「今日……姫様の結婚式が終わって帰る時に……私をリーザス村まで……送って」 オレはゼシカの言葉に、心が躍った。顔がニヤけているのが、自分でもよく判る。 「いいぜ。送っていくよ」 オレは精一杯の冷静さを装って、ゼシカに答えた。 ◇ エイトが宿屋から出てきたのは……結婚式が始まる時間の少し前だったかな? ヤンガスに引っ張られるようにして、大聖堂へ向かう階段を昇っていったのは見えていたんだ。 でも、それから先のことはさ、人ごみの多さでいまいちよく判らなかったんだ。 オレとゼシカは何とか人ごみを掻き分けて、やっとの思いで大聖堂の正面近くまで出た。 ちょうど近くにいたヤンガスと合流してさ。 すると結婚式の終了を知らせる、大聖堂の鐘が鳴り響き始めた。 お姫様とその家来の結婚、なんてさ、お伽噺の世界だけだとオレは思ってきたんだけど…… 大聖堂の扉が開いて、エイトとミーティア姫様が大聖堂から出てきた時、 現実にもこういうことがあるんだと思って、感動しちまったよ。 オレもゼシカもヤンガスも、とにかく嬉しくって仕方がなくってさ…… 周りの迷惑顧みずに、思いっきり大騒ぎしたんだ。 お伽噺の最後の言葉の「めでたしめでたし」っていうのは、こういう時に使うんだよなぁ、きっと。 その後、トロデーン城へ帰るエイトと姫様、そしてトロデ王をサヴェッラの高台から見送って、 オレはゼシカとヤンガスに声を掛けた。 「さぁ……帰るか。送ってくぞ」 するとヤンガスは少し照れくさそうに頭を掻きながら、答えた。 「いやぁ、それが……ゲルダの奴が、そこの海岸に船で待ってくれてるんでがすよ……。 なので、アッシはここで失礼するでがす!じゃあ!」 そう言ってヤンガスは、ゲルダの船が待つ北の海岸へ転がるように駆けていった。 結局オレはゼシカだけを連れて移動呪文を唱え、リーザス村へと向かった。 リーザス村へ着くと、ゼシカはオレに「ありがとう」と言って、 その後、少し落ち着かない素振りを見せていた。 「あのね、ククール……」 ゼシカがオレに話しかけようとしたその時、突然子供の叫ぶ声が聞こえて来た。 「――あっ、ゼシカ姉ちゃん!」 二人の子供が、村の中からオレたち目掛けて大急ぎで駆けて来たんだよ。 「よかったぁ……待ってたんだ、姉ちゃんが帰って来るの……」 少しタレ目の、鍋を兜代わりに被ってる小僧がほっとしたように言うと、 もう一人の牛角の帽子を被った眉毛の太い小僧が、慌てるようにゼシカへ話し始めた。 「た、大変なんだよ!さっき、クロフォードおじさんが塔の見回りにいったら…… とんでもなくデカい悪魔みたいな魔物が現れたって言って、逃げてきたんだ! それを聞いた姉ちゃんちにいるテオドールって奴がさ、退治しに行くって言って…… 武器も持たずに一人で行っちゃったんだよぉ!」 牛角小僧の話を聞き、ゼシカは呆れた顔をして、大きなため息をついた。 「……あのバカ……」 ゼシカは急に凛々しい顔つきに変わると、小僧二人の目線までしゃがみ込んだ。 「いいわ!とりあえず私がテオドールのところへ行ってみるから、 あんたたちはうちの母さんにこのことを伝えに行って! 」 二人の小僧にそう言い聞かせると、すっと立ち上がってオレの顔を見た。 「……ごめん、ククール。私、ちょっとリーザス塔まで行ってくる!」 ゼシカはオレにそう言い残し、リーザス塔へ続く道を一人で走って行っちまったんだ。 「姉ちゃん一人で大丈夫かなぁ……」 ゼシカを見送った後、お鍋小僧が指を咥えて心配そうにしている。 それを見ていた牛角小僧が、お鍋小僧へ突然怒鳴りかかった。 「大丈夫……な訳ないだろ!この村で一番体の大きいクロフォードおじさんが、 飛んで逃げて帰って来たくなるような魔物が出たんだぞ!」 「……じゃあ、僕らで姉ちゃんを追いかける?」 「そ、そりゃ……追いかけたいことは確かだけど……」 さっきまでの元気が嘘のように、牛角小僧が弱々しく言うと、お鍋小僧と一緒にオレの顔をまじまじと見て、 ゆっくり目線を降ろし、オレの腰にあるレイピアの辺りで目線が止まった。 オレは小僧たちの様子を見て、思わず口を開いた。 「……どうした?ゼシカが心配なら、さっさと今すぐ追いかけて行けばいいじゃねーか。 それとも……怖いのか?」 牛角小僧はオレの言葉にカッとなったらしく、オレを指差して怒りを向けてきたんだ。 「な、何だよ、お前!お前誰なんだよ!ゼシカ姉ちゃんと一緒に帰ってきたりしてさっ!」 「ゼシカの旅の仲間さ。それよりも……なぁ、さっき言ってたテオドールって奴は何者なんだ?」 「……ゼシカ姉ちゃんの『ひあんせ』だとか言ってたよ」 お鍋小僧がたどたどしい口調でオレの質問に答えると、牛角小僧がイライラした表情でお鍋小僧を睨んだ。 「バカ、違うよ!『フィアンセ』だよ!結婚する約束になってるって自慢してただろ?」 「あ、そっか」 牛角小僧は胸の前で腕を組み、そのテオドールとかいう奴への怒りを爆発させるように話し始めた。 「自分の自慢ばっかり話す奴でさ……ほんと嫌な奴だよな! この前のラグサットとかっていうヤツと一緒だよ!気に入らねぇよ!!」 「……お前たちとは気が合いそうだな」 オレがポツリと呟くと、牛角小僧が食ってかかってきた。 「何でだよ!」 「オレもそのテオドールって奴が気にいらねぇよ。ものすごーーーーーく、な」 だってさ、久々に会えたオレとゼシカの邪魔しやがったんだぜ? しかもゼシカの婚約者だって言うじゃねーか。……気に入らねぇに決まってんだろ! 「でも……ゼシカ姉ちゃん、あいつと結婚しちゃうんだよね?」 お鍋小僧がそう言ってしょんぼりしていると、牛角小僧は突然焦り始めた。 「そ、そんことないよ!ゼシカ姉ちゃんはき、きっと、奥様に言われて嫌々あいつに付き合ってるだけだよ!」 小僧の話を聞きながら、オレは小僧二人の顔を交互に見回したんだ。 「ふぅん……で、どうする?お前たち、オレに頼みたいことがあるんじゃねーの? ……お前の顔に、そう書いてあるぜ?」 そう言って、オレは顎をしゃくって牛角小僧の顔を指し示した。 「うう……」 牛角小僧はオレの視線にたじろいで、後ずさりを始めている。 「ポルク……この人結構強そうだし、お願いした方がいいんじゃないかなぁ?」 お鍋小僧が牛角小僧にそっと耳打ちすると、牛角小僧はごくりと息を飲み、 覚悟を決めたようにオレの前へ歩み寄ってきた。 「……おい、お前!よく聞けよ!ゼシカ姉ちゃんを追いかけて、リーザス塔まで行って欲しいんだ! 結構大きい魔物が出たっていうから……姉ちゃんを守ってくれよ!頼んだぞ!」 可愛い健気な子供の申し出だ。断る理由なんて一つも無いだろ? オレはすぐに返事をしたさ。 「……よし、引き受けるよ。これでお前たちはオレに借りを一つ作ったんだからな、 何かあったら今度はオレに協力しろよ?」 オレはニヤっと笑って体を翻し、背中越しに小僧二人へそう言うと、 オレはゼシカの後を追いかけて急いで走り出した。 ――小僧二人を何に協力させようか……なんて考えながら、な。 前へ 戻る 次へ
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/2637.html
無限軌道杯1回戦。BC自由と対戦する大洗だったが、受験組とエスカレーター組の仲間割れをしたふりに欺かれた結果、追い詰められてしまっていた。 押田「まんまと騙されたな!」 安藤「我々を見くびるからだ!」 マリー「私がケーキを食べ終えるのと、あちらの白旗が上がるの、どっちか先かしら!」 桃「何故だ!何故だ―――!?」 優花里「すみません私のせいです!まんまと欺かれました!」 みほ「全然優花里さんのせいじゃないよ」 麻子「しかし、このままだとまさかの初戦敗退」 沙織「そんなの絶対ダメ!」 華「そんな事になったら道が絶たれてしまいます!」 沙織「ここに来るまでアヒルさん5分!レオポン6分かかるって!」 みほ「間に合わない・・・あ、優花里さん、マークⅣの全長ってどれくらいだっけ?」 優花里「8メートル4センチです、それが何か・・・あ・・・あ!」 みほ「サメさんチーム、お願いがあります」 お銀「隊長は桃さんだよ」 みほ「あ、隊長、サメさんチームに命令をお願いします」 桃「何だ!策があるのか!?」 みほ「因幡の白ウサギ作戦です!」 お銀「まるでウォーク・ザ・プランクのようだね・・・波頭を越えるぞ!覚悟はいいか!」 サメさんチーム「「「「ヨーソロー!」」」 マークⅣが前から落ちて、地面と橋をつなぐ形になった。 お銀とムカラミが出てきて、マークⅣから海賊旗を外した。 マークⅣを伝って、ヘッツァーが降りだした。 マリー「ま!」 押田・安藤「「な!」」 他の戦車も降りていく。 安藤「くそ!死角に入りやがった!」 梓「そのまま、まっすぐ、まっすぐ」 押田「逃げられるぞ!前進しろ!」 カモさんチームのマチルダが降りだした。 ラム「こいつ重くね?」 みほ「よし、行こう」 最後にⅣ号が降りた後に、橋が完全に崩壊した。 大洗の戦車隊とBC自由の戦車が撃ち合い、 八九式とポルシェティーガーも来て、応戦する。 マリー「撤退!」 BC自由が撤退していった。 みほ「すみません!油断した私のミスです。でも全員無事でよかった。作戦を立て直しましょう!ここから第2ラウンドです!」 大洗女子たち「「「はい!」」」 BC自由は、『玉葱の歌』を歌いながら、撤退していった。 第2話に続く
https://w.atwiki.jp/pazdra/pages/6666.html
え?こいつ回復タイプでド根性持ちなん?おもしろいな -- 2014-10-22 01 32 02 CoCナイトメアP.E.K.K.Aより手に入れやすいし、進化しやすいのが良いな、ド根性じゃなくて根性だよ、ちなみに -- 2014-10-22 20 41 00 卵! -- 2014-10-23 12 20 00 新しいガチャ限の光の騎士が制限になかなか良い感じなのでそれのサブに入れるのも悪くない -- 2014-10-23 17 25 27 どうでもいいけど、こいつって♂なんかな? プリーストは男性名詞なんだが… -- 2014-10-23 23 57 18 ↑日本のゲームだと♀キャラもプリーストって明記されてるゲーム多いじゃん。気にすることないんじゃない? -- 2014-10-24 00 57 56 ヒナのスキラゲにしようと思ったけど、もしやこいつの方が使える? イラストはヒナだけど。 -- 2014-10-25 16 18 32 女の子ガチャでフウだけでなかったから これ育てようかな -- 2014-10-25 21 11 34 何気にレア4の自動回復持ちという意味でも貴重(他はカバ軍団とグロリアスヒーラー) -- 2014-10-27 00 26 33 このコストとレア度の回復タイプにしてはHP高いというか覚醒してHP強化したフウより高いじゃない。攻撃力はアレだけど -- 2014-10-27 23 24 03 進化前でも素材が軽いから20体集めて今日やっとフウをスキルマに出来た。禿げるほどではなかった。 -- 2014-11-05 14 54 48 天狗降臨の銀屏パのサブで超活躍してくれたわ -- 2014-11-10 17 00 13 ようやくフウスキルまできた、 -- 2014-11-28 09 32 59 本家だとこいつ「ドルイド」なんだけど。 運営はアングリーバードに対して何かうらみでもあるのだろうか? -- 2014-12-05 09 21 29 攻撃力は低いけど、それ以外のステータスは回復タイプでもいい方だな、さすが大いなる母w -- 2015-01-23 17 54 02 マチルダの秘薬でなんでこの根性LSなんだろうw あと、カラー的に副属性木つけてほしいんだが -- 2015-01-23 17 54 57 フウだけ持ってないからこれスキラゲしたったけど使う予定はまだない -- 2015-04-10 12 38 03 卵! -- 2015-06-16 02 58 02
https://w.atwiki.jp/kuriari/pages/67.html
クリフトとアリーナの想いは Part4.2 413 :煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 :2006/03/04(土) 12 23 39 ID H6mbFy2M0 「ねぇ、お聞きになって?クリフト様のお噂」 クリフト? アリーナが屋根の上で昼寝をしていると、開け放たれた窓から女官の声が聞こえてきた。 「あぁ、あのお噂。何でも、想い人がいらっしゃるとか」 「えぇ!? そうなんですか?残念です~」 女官たちの黄色い声に、アリーナは身を起こす。 (もしかして、私たちのこと、ばれちゃったの?) 臣下と姫の恋愛は、秘めたる恋。ばれると後々面倒なことになりそうなので、気をつけていたつもりなのに。あぁ、どうしよう。 「でもねぇ、相手のお方、年増だっていうじゃない?」 あ、そう。私とのことじゃなかったのね・・・って、喜んでる場合じゃないわ!! (クリフト~・・・!!) アリーナが急に立ち上がったので、隣で丸くなっていたネコはびっくりして抗議の唸り声を上げた。しかし、アリーナから漂う異様な殺気に怯え、一目散に逃げていった。 「クリフト、許すまじ」 その日、久しく聞こえなかった爆音がサントハイム城に響き渡った。 クリフトの、浮気者、浮気者、浮気者!! 怒りに身を任せながら、長い廊下を歩いていたアリーナは、行く手にふたつの人影を認めた。 30代半ばぐらいの妖艶な雰囲気を持つ美女が楽しげに笑うその視線の先には、照れたように頭を掻くクリフト。 (ちょっと、何なのよ? あの親しげなようすは) アリーナが、むっとした表情でふたりを見据えると、こちらに気がついた美女と視線が合った。 清潔感漂う白い衣服から溢れんばかりの色気が漂っている。彼女はにっこり笑うと、クリフトの腕に手をかけ、耳に何事かを囁いた。 (なに、べたべたしてんのよ~!!) 慌てて振り返ったクリフトを睨み付けると、アリーナは踵を返した。 めちゃくちゃ、おもしろくなかった。 「姫様、おまちください」 足早に歩くアリーナをクリフトが追いかけてきた。 (クリフト、やっぱり私のことを?) 内心、嬉しく思ったアリーナだったが、次の一言を聞いて悪鬼のごとき形相に変わった。 「また、お城の壁を壊されたそうですね。いいですか?いま、サントハイムの財政は・・・」 この場面で、お説教? お城の壁? 財政? 一体、誰のせいだと思ってんのよ~!! 悔しすぎて涙が浮かんできた。 クリフトはしばらく財政がどうのと小言を繰り返していたが、黙り込んだアリーナを見て息を呑んだ。 「姫様?」 じわりと浮かんだ涙。瞬き一つしないで、こちらを見つめている瞳。 「クリフト」 ぎゅっと引き結んでいた唇から自分の名前がこぼれた時、クリフトはなぜか逃げ出したい衝動に駆られた。 なんだかよくわからないけど、すごくまずい気がする。 思わずあとずさった瞬間、体の前後に強い衝撃を覚えた。 (ぐえっ・・・) 暴れ牛鳥に突撃された時を思い出すかのような衝撃。目から火花が飛び、目の前が暗くなった。 「クリフト・・・」 遠のきかけた意識が、アリーナの声で呼び戻される。 漸く戻ってきた視界で、クリフトは自分のおかれている状況を知った。 前には、自分の胸に顔をうずめる姫様。後ろは壁。 (そうか、姫様にタックルされて壁に激突したんだな) 二重に受けた衝撃の謎が解け、妙に納得してしまう。 のんきにそんなことを考えたが、おかれている状況を冷静に考えれば、平静でいられなくなった。 「ひ、姫様、おやめください。誰かに見られたら・・・」 慌てて離れようとするが、アリーナはイヤイヤをするように首を横に振った。 クリフトは途方にくれた。 どうしてこんな事態に陥ったんだ? 医務官のマチルダ女史と話していたら姫様が現れて、壁を壊した件をお諌めしなくてはと思って追いかけてきたらこの事態? 噂を知らないクリフトにしてみれば青天の霹靂ともいえる。 クリフトはとりあえず落ち着かせようと、アリーナの髪を撫でた。クリフトの服を握り締めていた手が少し緩む。 「いったいどうされ・・・」 「あの人だれ?」 クリフトの言葉を遮って、アリーナが尋ねた。 あの人?あぁ、マチルダさんのことか。姫様が人のことを気にするなんて珍しい。 そこまで思い至って、クリフトは気づいた。 「姫様、もしかして、嫉妬されました?」 自分でも意地悪な質問だと思った。 アリーナは赤くなった頬を膨らませて、ぷいっと横を向いた。よくよく見ると耳まで赤くなっているようだ。 (う、かわいいかも) 不謹慎と思いつつも、頬が緩む。その気配を感じ取ったか、姫様が声を荒げる。 「誰なのよ!」 クリフトは笑いながら答えた。 「サランの町で医者をなさっていらっしゃるマチルダ女史ですよ。先月やめられた医務官の跡を引き継いで、先週からこちらにお勤めです。私も神官という立場上、何かとお付き合いがございまして・・・」 クリフトの説明に納得をしたのか、しないのか。まっすぐ見つめてくるアリーナにクリフトは 落ち着かない気持ちになった。 (お願いですから。そんな瞳でみないでくださいよ) 理性がとびそうだ。 クリフトがさりげなく体を離そうとすると、アリーナは逆に距離を詰める。 「クリフト・・・」 アリーナの唇が迫る。クリフトは必死になって逃げようとする。 「姫様、ちょっと、あの、その、こ、こんなところで・・・」 もう何を言っているのか、わからなかった。とにかく、必死で逃れようとした。 それを拒絶ととったのか、アリーナは少し落ち込んだ顔で身を引いた。 「クリフトは、私のこと、嫌いなのね」 「そんなわけないじゃないですか!!」 即行で答えてから、しまったと思う。これでは、収まりがつかないではないか。 もっとうまいかわし方があったはずなのに。 内心焦りまくりのクリフトをよそに、アリーナは瞳を輝かせた。 「ね、それって好きってこと?」 「え、まぁ、そうことになりますか、ね」 歯切れの悪い言葉に、アリーナは顔をしかめる。 「もう、はっきりしてよ! 私が好きなら・・・キスして」 キスしてくれなかったら、クリフトのこと諦めるから。 そう言って、瞳を閉じる。 クリフトが息を呑むのがわかった。 (勢いでこんなことをしてしまったけど、キスしてくれなかったらどうしよう) アリーナはちょっと後悔していた。 薄目を開けてちらりと確認すると、困った顔をしたクリフトが盛大にため息をついていた。 (あちゃー、やっぱりやりすぎちゃった?) ほんのちょっとでいいから、困らせてみたかっただけなんだけどな、とひとりごちる。 いっそ、冗談にして流してしまおうかな、と口を開きかけた瞬間、肩をつかまれ強い力で引き寄せられた。 額にふわりとあたたかい感触。 驚いて目を開けると、しかめ面をしたクリフトと目が合った。 「はい、キスしました」 普段の彼からは想像がつかないようなぶっきらぼうな物言い。 アリーナは笑った。どんなに怒ったふりをしても、照れているのが一目瞭然で。 「耳、赤いよ」 アリーナの言葉に、クリフトはうなだれた。 (もしかして、クリフトに勝った?) すごく嬉しいかも。 アリーナはニコニコ笑いながら、クリフトに抱きつく。 「大好き」 そして、クリフトが何かを言いかける前に、全速力で走り去っていった。 途中、アリーナが喜びのあまりはなった回し蹴りが柱を一本粉砕するにいたったが、このことが後々クリフトの責任となったのはいうまでもない。 取り残されたクリフトは、片手を口に当てて呟いた。 「拷問です・・・」 アリーナは知らない。王とクリフトの間にある約束を。 ―――手を出したら『男性機能喪失』 この約束は旅が終わった今でも生きていた。 つい先日も王自らが「忘れてはいまいな」と忠告してきたくらい、確実に生きていた。 (姫様、お願いですから、これ以上惑わさないでくださいね) 先程のアリーナの様子を思い出して、クリフトはひとり赤くなる。 薔薇色の唇が誘うように開かれていて・・・。 クリフトはブルブルと頭を振ると、思考を追い払った。 だめだ、だめだ、だめだぁぁーーー!! その日、珍しい光景が見られた。 いつも冷静で穏やかなクリフトが何かを呟きながら、城の廊下を全力で走り去っていく姿は、サントハイムの椿事として後世にまで語り継がれることになる。 クリフトが走り去ったあとの廊下に複数の人影が現れた。 「ち、クリフト様も意気地がないわねぇ」 「ほんと、わざわざアリーナ様を煽ってあげたっていうのに」 「残念ですぅ~」 クリフトとアリーナの秘めたる恋。 実はバレバレだということに本人たちだけが、気がついていなかった。 「陛下、未遂ということでよろしいですな?」 ブライの問いかけにサントハイム王は悔しげにのたまう。 「いいや、だめだ。あれは手を出したんだ」 ブライはため息をつく。 陛下も往生際が悪い・・・。 嫌じゃ、嫌じゃ、嫌じゃ・・・と幼児のように駄々をこねる王の背中をぽんぽんと叩きながら ブライは奇声を上げて走り去った青年を思う。 「難儀なヤツよのう」 サントハイム王国は、今日も平和だった。 (終)
https://w.atwiki.jp/seadra-library/pages/142.html
ベルナデットの言葉に衝撃を受ける。 かつてグライマーに聞かされた最強の魔人ゼロ・・・・そのゼロがこのパーラドゥア皇国のかつての神皇だったというのか。 「元々この皇国は神竜パーラムと共に封印を監視する役目を持った国だったんだけど、まさかその国のトップが封印を受ける側に回るとは皮肉よね」 ベルナデットが肩をすくめて言う。 「詳しい話はまたいずれ説明するけど、今狂皇ラシュオーン・・・・ゼロは眠りについてる状態なのよ。彼の復活を待ち望んで彼の好んだ死と破壊を撒き散らそうっていうのが黒の教団なの」 シャークを思い出すな・・・どこにでも迷惑な集団というものはいるものだ。 「さて、私はちょっと皇宮に入ってあれこれと報告してくるわ。アレイオン、ウィルたちをフェルテの所へ案内してあげてくれる?」 「わかった。任せてくれ」 トン、と自らの胸を拳で軽く叩いてアレイオンが微笑む。 市街の分かれ道をベルナデットが皇宮へと向かっていった。 それを見送るとアレイオンが我々を先導し、別の道を歩き始めた。 「それでは皆さんを『白の将』フェルテナージュ・オウレスの館へご案内しますよ」 ソツが無く爽やかな好青年なんだがなぁ・・・・。 性癖がなんとも・・・・。 やがて我々は大きな通りに出る。 「長旅で皆さんお疲れでしょう。『輿竜』を手配してあります」 コシリュウ? 皆で顔を見合わせる。 やがてその「輿竜」が足音を響かせてやってきた。 四足で歩く大きなトカゲの様な爬虫類だ。その名の通り輿を背負っている。 大きな輿だ・・・・椅子が2列4脚の8人乗りか・・・・。 手綱を持つ兵士が、将軍お待たせしました!と鞍上で敬礼した。 「さあ乗って下さい。大丈夫、大人しい生き物ですよ」 私とルクとジュウベイが乗り込む。マチルダは輿と同じ位の高さにペガサスを浮かべて跨り付いて来ている。 「この国には珍しい亜竜種が存在しているのですね」 ルクがキョロキョロと周囲を見回して感嘆する。 帝国にはいないのか? ルクが静かに首を横に振る。 「ガルディアスではワイバーンを戦闘用に飼育しているのみですね。見て下さい、ほら」 ルクが指す方を見る。 数名の兵士がそれぞれダチョウに似たシルエットの爬虫類に跨って街を歩いていた。 「馬の代わりなのでしょうね」 「あれは『走竜』といいます」 我々のやり取りを見ていたアレイオンが説明してくれる。 「察するところ皆さんはあまり『恐竜』を見ない土地からいらしたようですね。我が皇国は神竜を崇め、恐竜と共に在る国家。他にも様々な種類の恐竜達と共に暮らしているんですよ」 やはり竜国家か・・・・ひょっとして彼は・・・・。 アレイオンを見る。 ルクが頷いて 「ええ、私と同じドラグーンですね」 と言った。 やがて輿竜は大きな白い館の前に着いた。 どうやらここが目的地、白の将の館のようだ。 侍女と思しき女性に案内され、ある部屋へと通される。 そこは診療室の様な部屋だった。 白いアーマーローブを身につけた髪の長い女性が跪いて、杖を持った老人の膝に手を当てていた。 その手から柔らかい光が溢れる。 「はい、もういいですよ。次は一週間後にまた来て下さいね」 そう言って微笑む女性に、老婆は何度も頭を下げて出て行った。 それを見計らってアレイオンが声をかける。 「やあ、フェルテ。ベルのお客人をご案内してきたよ」 そう言ってやっぱり胸を見たアレイオンは満足そうに頷いていた。 慣れているのか諦めているのかそれに反応を示す事無く、微笑んだ女性がこちらへ頭を下げてくる。 「フェルテナージュ・オウレスです。お見知り置きください。皆様の事はベルナデットからの手紙で伺っています」 私たちもそれぞれ頭を下げて自己紹介を済ませる。 「それではウィリアム先生。早速先生にかけられた術を調べてみます」 そう言うと彼女は私を椅子に座らせ、いくつかの術をかけた。 どれも特別身体に変化は無い。スキャン系の術なのだろうか? ちなみに私の現状を詳しく知らないマチルダだけは我々が何をやっているのかまったく理解していない。 彼女は骨格模型の頭を撫でたり顎をカチカチやったりしている。 「・・・・解析が終了しました。自己流で複雑な術ですが、解呪は可能です」 !!! なんとあっさり!!! て、今一瞬ちょっとルクが残念そうな顔した!! 見逃さなかったぞ!!! 「長く影響下にあれば現在の症状以外にも身体に悪影響が出てくる類の術です。すぐ解いてしまいましょう」 フェルテナージュが言う。 まあそりゃ妖術とかいうくらいだもんなぁ・・・身体には良く無さそうだ。 ともかく願っても無い話だ。 お願いします、と頭を下げる。 座ったままの私を前にフェルテナージュが呪文の詠唱に入った。 彼女の身体が輝き出し、その長い髪がふわりと浮く。 ・・・・結構凄そうな術だな・・・・。 「・・・・退きなさい、悪しき力よ」 彼女が私に掌を向けた。輝きが私を包み、私の身体から黒いモヤのようなものが立ち上るとやがて霧散して消えていく。 そして術が終了した。フェルテナージュがふぅっと大きく肩で息をする。 「術を解除しました」 って・・・・・え? 治ってないよ? !!!! まさかまたここから普通に成長していけって!!!??? 愕然とする私に、静かにフェルテナージュが首を横に振った。 「いいえ、そういう事ではありません。今、先生の身体は長い時間術の影響で本来の姿を歪められて、いわゆる『クセがついてしまっている』状態になっているんですよ。もう術は解いてありますから、いつ元に戻ってもおかしくありません。何か・・・ショックのようなものを与えればそれで元の姿に戻れるはずなのですが・・・」 む、むう・・・・ショックか・・・・とにかく早く戻りたいものだ。 ふむ・・・・と真剣な顔をするアレイオン。 「・・・・こういうのはどうでしょう。マチルダさんが前をベロンと開放したりすればショックで元に戻るかもしれませんよ。勿論その場には私が立ち合わせて頂きたいのですが」 真顔で何を言ってるんだお前は。 「拙者も立ち合わせて頂きたいのですが」 くそうヘンタイだらけだ。誰か助けてくれ。 その後、我々は応接間に通されて食事をご馳走になった。 どれも初めて見る料理ばかりだ。 少々スパイスがきついものの、美味しい料理ばかりだった。 「アレイオン、ベルはここへ来るの?」 食事を終えてお茶を出されて歓談していると、フェルテナージュがアレイオンにそう聞いた。 「うむ。その予定なのだけどね・・・・。まあ姫様が離すまいよ。こちらから出向いた方がいいだろうね」 「手紙が届いた時は号泣していたものね」 フェルテナージュが微笑む。 「皆の手前、表には出さなかったが・・・誰よりもベルの身を案じていたのは姫様だ。生きている事がわかって気持ちが緩んだんだろうな」 そう言ってアレイオンはカップを置いた。 「そういうわけなので皆さん。一休みしたら皇宮へ行きましょう。この館からは歩いて10分程ですから」 まあ彼が言うのなら我々に異存があろうはずもない。 そもそもここにいつまでも居座るのも迷惑だろう。 アレイオンの言葉通りに我々は食後に一息ついて、何度もフェルテナージュにお礼を言って彼女の館を後にした。 彼の先導で通りを歩く。 流石に皇宮区と言うだけあって日中だが人通りはほとんど無く、たまに行き会う者たちも貴族や武官や文官ばかりだ。 「後日、2層や3層をご案内しますよ。皆さんが寛げる施設も数多く・・・・・!!!・・・・・」 アレイオンの笑顔が凍りつく。 ふっと周囲が陰ったかと思うと、周囲の光景が一転した。 青空は瞬く間に灰色に染まり、周囲から音が消える。 「・・・・やられました。これは教団が得意とする闇夢結界陣です。大掛かりな準備がいるはずの結界なのですが、待ち伏せを受けていたようですね」 アレイオンは厳しい表情で言う。 『クックック・・・待ってたぜ』 声がして我々は一斉にそちらを見た。 体格のいい見たことのない男が立っている。 男に見覚えは無かったが、ただその男の手にしている剣には見覚えがあった。 「・・・・ゴルゴダ、ですね」 ルクが言う。男がニヤリと笑った。 「ヨアキムの術を解く為にお前らがこの館へ来ると思ってたぜ。ラーの都での借りを返させてもらわなきゃなぁ」 ルクが構えたグングニールをビッとゴルゴタに突きつけた。 「笑止な。弱点がわかった以上、今度は私はその剣を集中して狙います。貴方に勝ち目はない」 確かに、剣が本体ならそこを攻撃するのが得策だろう。どの位頑強な造りをしているのかはわからないが・・・。 「・・・・どうかな? オレも考え無しにノコノコ顔出したわけじゃねえぜ」 ・・・!!!!!・・・ 周囲から数名の男が現れた。どの男も皆鍛えた身体をしている。 そして・・・・全員がゴルゴダと同じ鞭剣を手にしていた。 「盛大に歓迎してやりたくてよ。大慌てで『増産』したぜ」 ジャキン、とゴルゴダが鞭剣を構え、その目を不気味に輝かせた。 第10話 1← →第10話 3
https://w.atwiki.jp/dq_dictionary_2han/pages/3407.html
概要 「Non Player Character」の頭文字から呼ばれる略語。 最も広義には、全てのキャラクターの内、プレイヤーが操作しないキャラクター全てを言う。 つまり【ホイミン】や【パパス】のような戦闘に参加するキャラだけでなく、 町の入り口にいて町の名前を教えてくれる人や敵のモンスターまで全てを指す。 狭義には、プレイヤーキャラと同じような事をする≒戦闘に参加するキャラクターのうち、プレイヤー操作でないもの。 つまり、前述のホイミンやパパスなどを指す。 ドラクエにおいて一般的にNPCと言えば後者の事を指す事が殆ど。 この項目でも後者について解説する。 Ⅳ以降で使われているシステムで、物語を進めていく中で一時的に仲間になるキャラを指し、 プレイヤー側は操作できないお助けキャラのようなもの。 一般的に戦闘に参加するキャラのことを指し、ついては来るが戦闘に参加しないキャラはこうは呼ばない。 特徴としては、 命令・作戦を受け付けない(プレイヤーが操作できない) ステータスや装備は固定されていて変更できない 特定のイベントが過ぎれば仲間から外れる といったことが挙げられる。 また、フィールド上で連れ歩けるわけではないが、Ⅵ・Ⅶに登場する【しょうかん】や、Ⅶの【げんま召喚】で呼び出せる精霊や幻魔の他、 【ドラゴラム】や【へんしん】などで姿を変えた仲間も、戦闘中限定のNPCということになる。 DQⅣ DQⅤ DQⅥ DQⅦ3DS版 DQⅧ DQⅨ DQⅣ 【ホイミン】【スコット】【ロレンス】【オーリン】【ホフマン】【パノン】【ルーシア】【ドラン】 以上8人(モンスター1匹、人間5人、天空人1人、竜族1匹)が該当。 基本的に全員それぞれ行き場所と目的が設定されており、それを達成するといなくなってしまうので、 連れまわせるのは限られた範囲となるが、パノンとルーシアはそれが割と緩く、色々なところに連れ出せる。 主人公たちと同様にステータスを見ることができ、HPが0になると死ぬ。 レベルは「?」となっていおり、経験値を得てレベルアップする事は無いが、教会での蘇生費用はLv1と扱われる。 装備品を変更することはできず、やくそう1個であってもアイテムを渡すことはできない。 作戦の影響を受けず独自に判断して行動し、リメイク版の【めいれいさせろ】でも命令不可。 ただし隊列や回復・補助呪文をかける先としては導かれし者と同様に1人分になる。 呪文が使えるキャラも何人かいるが、FC版では移動中に彼らに呪文を使わせることはできない。 リメイク版では使えるようになったので、ホイミンを連れていける第一章の湖の塔の難易度が若干下がった。 導かれし者ではないためか、旅の目的を決定したり馬車を動かしたりすることができない。 具体的にいうと馬車外のメンバーをNPCだけにすると動けなくなる。 また、導かれし者が全員死ぬと、NPCが残っていても全滅となる。 【会話システム】のあるPS版以降ではスタッフの遊びもあるので色々巡ってみるといい。 NPCの旅の目的からして本来は行かなくていいはずの場所でも会話が用意されていたりする。 DQⅤ 幼年時代の【パパス】、【ベラ】と【ヘンリー】(リメイク版のみ)、青年時代前半の【フローラ】(SFC版のみ)が該当。 特にパパスが有名で、2回攻撃で敵を蹴散らし、戦闘後は無限のMPでホイミを唱えて回復してくれる。 古代の遺跡ではレベル上げに利用することも可能。しかしフローラ以外は行動場所が制限されているのが残念。 基本的な仕様としてはⅣに同じだが、数が少ないからなのか、キャラによって仕様が異なる部分を持つ。 SFC版フローラは、NPCでありながらレベル上げ・装備変更は可能。ただしNPC時のレベル上限は10まで。 また、パパスはNPCでありながら作戦の影響を受ける(作戦自体の内容は受け付けないが、【めいれいさせろ】の時にのみ2回行動することがある)。 リメイク版ではベラがNPCになったことにより、【ザイル】と【ゆきのじょおう】戦の難易度が少し上がった。 なお、SFC・PS2版ではベラにも種や木の実を使うことができたが、DS版では使えなくなっている。 考えてみれば時期制限があるのだから当然だろう(NPC以外に時期制限のある仲間はいるが、彼らには種を使える)。 DQⅥ 従来のように、メインキャラクターと同じように戦闘に参加するが装備の変更やレベルアップが無い、といったタイプのNPCは DS版における、【グランマーズの館】から【夢見の洞窟】を攻略し、マーズの館に戻るまでの間の【ミレーユ】のみとなった。 SFC版ではこの手のNPCは一人もいない。 もともと、SFC版で「なんで一緒にいるのに戦ってくれない!?」と思っていたプレイヤーも多かっただろうが、これで展開としては自然になり、攻略も楽になった。 ちなみに、このミレーユは、データ上はのちに仲間になるミレーユとは別にデータが存在しているらしい。 通常戦闘でなぜかやたらとスカラを使いたがる傾向にあり、ホイミを使ってほしいときにはMPがない、なんてこともあるのが欠点。 そして今回から、任意にNPCを呼び出す【しょうかん】が登場。 呼び出す対象は選べず、レベルが低いと弱い者しか出てこないという欠点はあるが、味方が一名増えるというのは攻守両面において心強い。 また、今作から戦闘中のNPCは本来のパーティとは別の【グループ】として扱われるため、 効果範囲がグループ対象の攻撃がNPCに向かうとパーティが被害を受けないで済む。 DQⅦ 戦闘中のNPCの扱いについてはⅥと同じだが、連れ回せるNPCが復活。 一応、攻撃力や守備力などは設定されているが、HPやMPは非常に高く設定されているためまず倒されることはない。 回復を考慮しなくていいため、肉壁としても非常に優秀。 また、NPCはパーティの先頭にいるキャラと同じくらい敵に狙われやすいため、ボス戦などで強力な攻撃を代わりに受けてくれるとラッキーである。 今作では【マチルダ】【ハンク】【木こり】【フーラル】【カシム】【ザジ】【フォズ】【ハディート】【ろうがくし】【サイード】【かいぞくたち】と、全10人+大所帯が登場。 これは歴代トップである。 特にダーマ編ではフーラル、カシム、ザジ、フォズの4人のNPCが次々と入れ代わり仲間になるため、ありがたい。 ただし行動範囲が制限されていることが多く、会話をあまり楽しめないのが残念。 そして特技にも、前作のしょうかんが続投する他、更に強力な【げんま召喚】が追加されている。 3DS版 一部のNPCが特殊な【会心の一撃】を放つことがある。 モンスターが使う【痛恨の一撃】には複数の種類があるが、そのうち「守備力無視で攻撃力の数値と同程度のダメージ(プレイヤー側と同じもの)」と 「守備力を無視しないが2.5倍の攻撃力で攻撃」の2種類を組み合わせた仕様になっている。 つまり、「守備力無視で2.5倍の威力の攻撃」である。 3桁ダメージがまず見込めない時期にザジやフォズは200前後の一撃を軽々と放ち、サイードに至っては700前後という【アルテマソード】もびっくりの一撃を繰り出す。 このため、NPCが参戦する戦闘の難易度はかなり下がっている。 ただし、マチルダ、木こり、カシム、老楽師の4人はこの特殊会心を使わない(会心の一撃自体を出さない)。 武闘派ではない木こりと老楽師はともかく、本職戦士のマチルダやカシムが何故使わないのかは不明。 フーラルやザジでも使えるのに……。 また、PS版とは異なり主人公たちと同一グループ扱いになっており、攻撃範囲がグループや全体対象の攻撃はNPCも一緒に食らうようになっている。 DQⅧ かなり微妙だが【チャゴス】が該当。 【アルゴリザード】および【アルゴングレート】戦にて一応戦闘には参加するが、1ターン目で攻撃するもののミスor1ダメージ、2ターン目で必ず逃げるため使い物にならない。 ステータスは表示されないが、攻撃力63・守備力130と見た目に反して意外に高い数値で、素早さに至っては255、HPはなんと20000もあるらしい。 なお、こいつがいると【ふしぎな泉】(及びサザンビーク北の関所と闇の遺跡のある島)に行けなくなる。 DQⅨ 序盤に2人のNPCが戦闘を助けてくれる。 1人目はオープニングに登場する【イザヤール】。 出かけ先から帰ってきた【リッカ】と祖父を狙うスライムとズッキーニャを倒すために共に戦う。 ちなみにこの時点でのイザヤールの職業は守護天使Lv20。 また、彼はクリア後のクエストをクリアすることでNPCではない正式な仲間となる。 2人目は【ニード】。 先の地震で通れなくなってしまった峠の道を何とかしようとするも (リッカや村人たちにいいところを見せたかっただけで具体的には何も考えていないようだが)、 地震以来、魔物の数が増えてしまったため彼がサポートを依頼してくるのだ。 とはいえ、彼の方がLv3で強い。しかし職業表記はなし。やっぱりニートってこと? 彼が加わってからやっとⅨでの本格的な戦闘が始まる。 彼が仲間に居るうちにLvを上げておくと、この後のブルドーガとの戦いで有利になれるのでなるべく長く利用したい。
https://w.atwiki.jp/gundam-vs-gnsk/pages/1284.html
アムロ・レイ(Amuro Ray)(CV 古谷徹) アムロ・レイ(Amuro Ray)(CV 古谷徹)【解説】 【属性】 【台詞】 【解説】 生年月日…U.C.0063年11月4日(U.C.0064年説あり)、15歳 血液型…AB型 身長…168cm 体重…55kg 原作搭乗機…RX-78-2 ガンダム(RX-77-2 ガンキャノン、RX-75 ガンタンクへの一時的搭乗も1度ずつ経験) 通称…連邦のニュータイプ、白い奴、白い悪魔、白き流星 【属性】 NT 連邦 子供 【台詞】 選択時アムロ、ガンキャノンで出ます! ガンダムじゃなくったって!アムロ、いきまーす! なんでもかんでもガンダムで戦わせればいいってもんじゃない! 戦闘開始時僕が先頭に立って囮になりましょうか?(CPU戦) もう引き返せませんよ、いいんですか?(CPU戦) ガンダムほどの機動性は期待できないか(CPU戦) サイド7を出てからこっち、ぐっすり眠ったことなんかありゃしない…! くっ…!マチルダさんを墜とした奴らと手を組めっていうのか!?(僚機属性「黒い三連星」) ドアンのザク!?あれは海に沈んだんじゃないのか…?(僚機ドアン) リ「アムロ!一気にあそこまでジャンプするぞ、出来るか!?」ア「や、やってみます!」(僚機リュウ(共通)) 攻撃下がれ!(メイン射撃) そこだ!(メイン射撃) これなら!(メイン射撃) 逃がすか!(メイン射撃) こいつらぁ!(射撃CS) 的じゃないか!(射撃CS) 弾幕を張るぞ!(射撃CS) この火力なら!(射撃CS) 沈めぇ!(サブ射撃) 捉えた!(サブ射撃) ようし見てろ!(サブ射撃) ここはキャノンで!(サブ射撃) 貴様ぁ!(特殊射撃) いただき!(特殊射撃) ぶ、武器は!?(特殊射撃) やるしかないのか!(特殊射撃) 致命傷は無理としても(特殊格闘) 動けなくすることはできる!(特殊格闘) ハンドグレネードを使うぞ!(特殊格闘) 甘い!(N格闘初段) くそぉ!(N格闘初段) このぉ!(N格闘初段) そこっ!(N格闘初段) ふっ!(N格闘2段目) だぁ!(N格闘2段目) でいっ!(N格闘最終段) 舐めるな!(N格闘最終段) これならどうだ!(N格闘最終段) えぇい!(前格闘) うおお!(前格闘) やぁー!(前格闘) よくも!(前格闘) はぁ!(横格闘初段) 当てる!(横格闘初段) 落とす!(横格闘初段) えぇい!(横格闘初段) たあっ!(横格闘最終段) でぇい!(横格闘最終段) 舐めるな!(横格闘最終段) おのれ!(後格闘初段) 行くぞ!(後格闘初段) こいつぅ!(後格闘初段) 喰らえ!(後格闘最終段) もらった!(後格闘最終段) 恨みなんてないけど!(後格闘最終段) 行けっ!(BD格闘初段) えいっ!(BD格闘初段) ビームサーベルがなくたって!(BD格闘初段) 邪魔だ!(BD格闘最終段) なぜ出て来る!(BD格闘最終段) 落とされてたまるか!(BD格闘最終段) そうだ!この岩なら!(覚醒技) こちらを援護してください(ストライカー) 味方が援護に来てくれたのか(ストライカー) すみません!援護をお願いします!(ストライカー) 連携できたぞ!(連携成功) よし、火力が集中した!(連携成功) ア「カイさん、良いタイミングです!」カ「おう、まあな」(連携成功 カイ(共通)) カ「流石、ニュータイプってとこね」ア「カイさんも流石です」(連携成功 カイ(共通)) ア「やるじゃないかハヤト!」ハ「こんなことぐらいできるさ!」(連携成功 ハヤト(共通)) リ「流石だな、アムロ」ア「リュウさんこそやるじゃないですか!」(連携成功 リュウ(共通)) ア「えーい!」ラ「ほう、思い切りのいいパイロットだな」(連携成功 ラル) カ「甘く見ないでくださいよ!」ア「なんて火力だ…!この中じゃ、敵も一溜りもないですね!」(連携成功 カミーユ(Z)) ア「大尉が合わせてくれたのか」バ「いや…、私の方が合わせて貰ったか」(連携成功 バニング) すいません…(誤射) 僕は…なんてことを…(誤射) 戦ってる最中に気を付けられると思うんですか?(誤射) 生きてるのか!(一定以上のダメージ) 効いたはずだぞ!(一定以上のダメージ) すごい威力があるぞ!(一定以上のダメージ) このまま突っ込んで脱出路を作るんだ!(一定以上のダメージ) サーチ出てきたか! こ、これが…敵!? 連邦軍の機体なら、味方を攻撃するんじゃない!(敵機属性「連邦」) あいつは、マチルダさんをやった奴らか(敵機属性「黒い三連星」) 赤い機体だがシャアじゃないな…。誰が乗っているんだ?(敵機属性「 赤い機体」(*1)) もう島に帰ってください、ドアン!(敵機ドアン) シャア覚悟!(敵機シャア(共通),クワトロ) あれは、カイさんが乗っているのか!(敵機カイ(共通)) ア「手加減抜きです、カイさん!」カ「おぉー怖、力入りすぎだぜアムロのやつ」(敵機カイ(共通)) ハヤトの奴、僕への当てつけか?(敵機ハヤト(共通)) ア「ハヤト、観念するんだ!」ハ「まだ勝負はついてないさ、そうだろ?」(敵機ハヤト(共通)) あのモビルスーツは!...あの人が来るんだ!(敵機ラル) ア「ぼ、僕は…僕はあなたに勝ちたい!」ラ「そう上手くいくものかよ!」(敵機ラル) んっ…トンガリ帽子だな(敵機ララァ) ア「ラ、ラァ...?」ラ「アム…ロ?」(敵機ララァ) 敵わないかもしれないけど、僕は戦わなきゃいけない…!(敵機カミーユ(共通)) 戦場なんだぞ!?どうして気楽でいられるんだ!(敵機コーラサワー) あのMA、どうして金色なんだろう?(敵機アレハンドロ) スレイヴ・レイス…?一体どういう部隊なんだ!?(敵機トラヴィス) 不死身の第四小隊!?連邦にも、エースパイロットっているんだなぁ(敵機バニング) 墜とされに出てきたのか!?(ロックした機体を撃墜で勝利) さ、最後の敵は…あいつだな!(ロックした機体を撃墜で勝利) 関節のジョイントを破壊できれば…!(ロックした機体を撃墜で勝利 ドアン) ア「カイさん、ここまでです!」カ「最後まで足掻いてやるよ、アムロ」(ロックした機体を撃墜で勝利 カイ(共通)) ア「ハヤト!投降しないと、撃つぞ!!」ハ「嫌だ、僕はアムロに負けたくない!」(ロックした機体を撃墜で勝利 ハヤト(共通)) ア「やってやる!やってやるぞ!新型のMSがなんだ!」ラ「坊主に追い詰められようとはな…!」(ロックした機体を撃墜で勝利 ラル) ア「そこだ!」カ「小細工は通用しないってね!」(ロックした機体を撃墜で勝利 カミーユ(Z)) ア「ここまでです、バニング大尉!」バ「くっ、俺もアムロ・レイが相手じゃ、ただのロートルか!」(ロックした機体を撃墜で勝利 バニング) 被ロックし、正面だ! 右か! 左からか! 後ろ!? カ「アムロ、悪いがいただくぜ!」ア「カイさんか!そう、うまくは!」(敵機カイ) ハ「今日こそ僕の力をわからせてやる」ア「ハヤト、どうしてもやるんだな…!」(敵機ハヤト(共通)) カ「修正してやる!ニュータイプだからって、容赦しない!!」ア「そういうことを平気で言えるんですね…!」(敵機カミーユ(Z)) レ「私は軍人だ。君が敵なら討つまでだ」ア「この人も真っ直ぐなんだ…!スレッガーさんのように」(敵機レイヤー) バ「相手はアムロ・レイか、面白い」ア「第四小隊の隊長だって!?手強そうな相手だ」(敵機バニング) このままじゃパワー負けするぞ!どうする!?(自機被撃墜で敗北時) コンピュータのパターンだけでは追い付かない!データが甘いのか!(自機被撃墜で敗北時) 子供たちのためともなれば、ドアンは手強い!(自機被撃墜で敗北時 ドアン) カ「貰うぜぇ、アムロ」ア「カイさんに読まれている…!?」(自機被撃墜で敗北時 カイ(共通)) ハ「追い詰めたぞ、アムロ!」ア「ハヤト!こんなこともうやめるんだ!」(自機被撃墜で敗北時 ハヤト(共通)) ア「こ、こいつ違うぞ!ザクなんかと装甲もパワーも!」ラ「さあ坊主、どう動く?」(自機被撃墜で敗北時 ラル) バ「追い詰めたぞ!アムロ・レイ!」ア「僕と大尉じゃ、戦いの経験が違いすぎるのか!」(自機被撃墜で敗北時 バニング) 被弾時うぅっ! うおっ! うわっ! んんっ! 何ぃ…!(ダウン) あぁっ…(ダウン) ぐわぁー!(ダウン) この程度で!(ダウン) このぉ…!(スタン) こ、こいつ…(スタン) よく見ろ!(誤射) 一人の方が戦いやすいか!(誤射) あなたみたいな人がいるから!(誤射) ありがとう!(僚機がカット) ふぅ…危なかったなぁ(僚機がカット) 心配かけたようだね、大丈夫だよ(僚機がカット) 助かりました。ありがとうございます(僚機がカット) 被撃墜時しまった! あああぁぁぁっ! もうこれだ!全てこれだ! ぐっ!やはり機体の反応が鈍い! 大した武器もないザクでよく…!(敵機ドアン) ラ「動きが予想しやすい。若さがでたか」ア「ラ、ラルさん!」(敵機ラル) バ「アムロ・レイといえど、その若さなら隙もある!」ア「くぅっ、これが大尉の実力か」(敵機バニング) ダメか…(僚機被撃墜) し、死んだ…(僚機被撃墜) 何!?シャアが墜ちたか!(僚機被撃墜 シャア(ザク)) 回避時やらせるか!(ガード) 迂闊な奴め!(ガード) 当たるものか!(ガード) うっ!(ブーストダイブ) ふっ!(ブーストダイブ) 弾切れ時格闘戦に持ち込むしかないのか つ、使いすぎだ…(メイン射撃) エネルギーが上がった!?(メイン射撃) 弾が切れたか!(サブ射撃) 肝心な時に使えないんじゃあ…(サブ射撃) 敵機撃墜時今は、戦争なんだ! うっ…!すごいパワーだ! こちらのコンピュータで簡単に動きが読めた カ「ほーん、流石アムロ君ね」ア「茶化さないでください、カイさん」(僚機カイ(共通)) ラ「ふっふっふっふっ、いい度胸だ。だからハモンに気に入られたというわけか」ア「あ、ありがとう…ございます」(僚機ラル) ア「まず一機!」カ「何なんだ、後ろにも目が付いてるのかよ!」(僚機カミーユ(Z)) ラ「もしかして…本物のニュータイプというやつなの!?」ア「そんな…ただ必死にやっているだけですよ」(僚機ラライヤ) 海に沈めるだけじゃダメっていうなら!(敵機ドアン) ア「本当の敵はザビ家ではないのか!?」シ「ザビ家打倒なぞもうついでの事なのだ」(敵機シャア(ゲルググ)) ア「迂闊に前に出るからですよ、カイさん」カ「お前から逃げ切るのは無理だっての、アムロ」(敵機カイ(共通)) ア「そこで頭を冷やしてろ!」ハ「散々好き勝手言ってたやつに言われたくはないね」(敵機ハヤト(共通)) ラ「見事だな。しかし坊主、自分の力で勝ったのではないぞ!」ア「ま、負け惜しみを!」(敵機ラル) ア「ララァ!目を開いて!」ラ「そ、そうなの?そうなのかしら?アムロの言う通りなの?」(敵機ララァ) ア「カミーユさん、脱出して!」カ「情けをかけてるつもりですか!」(敵機カミーユ(Z)) 味方が墜としてくれたのか(僚機が敵機撃墜) 僕だけで戦っているわけじゃないんだな(僚機が敵機撃墜) やはりニュータイプだな、シャア!(僚機が敵機撃墜 シャア(ザク),クワトロ) カ「見たかアムロ!」ア「カイさん、警戒を続けて下さい」(僚機カイ(共通)) ハ「アムロ、見ただろ?僕だってこれくらいはできるんだ!」ア「油断するなよ?まだ戦闘は終わってないんだぞ」(僚機ハヤト(共通)) ア「試作機なのに…自在に操るなんて…!」カ「まだ終わりじゃないですよ」(僚機が敵機撃墜 カミーユ(Z)) バ「こっちは落としたぞ、アムロ・レイ」ア「凄いな…。バニング大尉の腕前は」(僚機が敵機撃墜 バニング) 復帰時あー… 全く出遅れた! ようやく慣れてきたぞ、やってやる! 大丈夫です!戦えますから!(コストオーバー) 最小限度の修理だけでいいんです。作戦は始まってるんですから(コストオーバー) 覚醒時やってやる!やってやるぞ!(ゲージMAX) 準備はできた、後は仕掛けるだけだ(ゲージMAX) うおおおっ! 見える!動きが見える! 焦ったって仕方ないな(覚醒終了) こ、これ以上は無理か(覚醒終了) どういう攻撃をするつもりなんだ?(敵機覚醒) 増援時(コース名 ルート名-STAGE番号) 戦況変化時出て来るなら早く出てくれよ!(開始30秒) 仕掛けてきた連中は、おそらくホワイトベースも狙ってくるぞ!(開始30秒) 小さい子が人の殺し合い見るの、いけないよ(独白) あの親子は、セント・アンジェに着けたんだろうか…(独白) 妙だ…いる!敵は近い!(敵機全滅) も、もう敵はいませんか!?(敵機全滅) 大物だ…気をつけろ(ボス出現) ちぃ!ガンダムでない時に大物か!(ボス出現) もうちょっとです!(あと1機撃墜で勝利) よし、いいぞ!敵の部隊を黙らせるのも時間の問題だ!(あと1機撃墜で勝利) もう後がないぞ…(あと1機被撃墜で敗北) 失敗すると決まったわけじゃないでしょ!?(あと1機被撃墜で敗北) ホワイトベース、あと30秒持ちますか!?(残り30秒) 時間切れまでは30秒!それまでに仕留められるか!?(残り30秒) ダ、ダメか…(タイムアップ) お、遅かったのか…!(タイムアップ) ち、ちくしょう!ここまでか(タイムアップ) 勝利やったか! やった、やったんだ!うふふっ! ありがとうございました(僚機の攻撃で勝利) そうか、味方がやったんだな!(僚機の攻撃で勝利) 一人の力じゃ勝てませんでした…(僚機の攻撃で勝利) 自機被撃墜で敗北やめるんだ! くそっ!負けだなんて…! 勝利時リザルトこの程度、ガンダムでなくたってやれるんだ!(PERFECT・GREAT) 敵に甘すぎると、命がいくつもあっても足りないからな(PERFECT・GREAT) 勝ったところで、またいつ戦いになるか… 作戦は成功しました。ホワイトベースに帰還します ドアンは子供たちのところに、帰してあげなくなちゃいけないからな(僚機ドアン 自機とどめ) 守るべきものがある、だからドアンは戦えるのか(僚機ドアン 僚機とどめ) い、今ララァが言った!ニュータイプはこ、殺し合う道具ではないって…!(僚機シャア(共通),クワトロ 自機とどめ) シャア、流石だな…(僚機シャア(共通),クワトロ 僚機とどめ) カイさんが出るっていったって、結局僕が戦わなくちゃいけないんだよな(僚機カイ(共通) 自機とどめ) ありがとうございます、カイさん!(僚機カイ(共通) 僚機とどめ) リュウさんだってまだ慣れてないんだ、僕が戦わなくちゃな(僚機リュウ(共通) 自機とどめ) 流石ですリュウさん!援護、ありがとうございました!(僚機リュウ(共通) 僚機とどめ) 圧倒的だった。二人でいると負ける気がしない(僚機カミーユ(共通) 自機とどめ) あの力、呑まれてしまわなければいいけれど…(僚機カミーユ(共通) 僚機とどめ) マチルダさんがいなくても、あいつらに勝てましたよ…(敵機属性「黒い三連星」) あなたに染み付いた戦いの臭い、今度こそ消させてもらいました(敵機ドアン) カイさん、僕はあなたの全部が好きという訳じゃありません。でも、今日まで一緒にやってきた仲間じゃないですか(敵機カイ) 今の僕になら、本当の敵を倒せるかもしれないはずだ(敵機シャア(共通),クワトロ) 僕は…今度こそあの人に勝てたのか?(敵機ラル) 強くなるってのは力だけじゃないんですよ(敵機カミーユ(共通)) 不死身の第4小隊なんて言うくらいなんだ、あの人も脱出したはずだよな…?(敵機バニング) 敗北時リザルト一人でムキになったって、人間が変わるもんか! 何がニュータイプだ!ロクに勝つこともできないじゃないか! くそっ!あいつらと一緒になんて戦えるものか!(僚機属性「黒い三連星」 自機被撃墜) マチルダさんのミデアは落とせても、敵は落とせないっていうのかあいつら!(僚機属性「黒い三連星」 僚機被撃墜) シャア!あなたほどの人が…!(僚機シャア(共通),クワトロ 僚機被撃墜) ドアンはザクで、ああも戦っているっていうのに!(僚機ドアン 自機被撃墜) あなたの体に染み付いている戦いの臭いが、追跡者を引き付けるんじゃないんでしょうか?(僚機ドアン 僚機被撃墜) ちっ…これじゃあカイさんに何言われるか分かったもんじゃない!(僚機カイ(共通) 自機被撃墜) カイさんは大人なんですよね、だったら、人を不愉快にさせないでください(僚機カイ(共通) 僚機被撃墜) すみませんリュウさん、僕がもっとしっかりしていれば…!(僚機リュウ(共通) 自機被撃墜) リュウの奴!軍人の癖に!(僚機リュウ(共通) 僚機被撃墜) あの人に勝つどころか、足を引っ張るだなんて…!(僚機ラル 自機被撃墜) ランバ・ラルさんがやられたのか!?一体どういう相手だったんだ?(僚機ラル 僚機被撃墜) くそっ!バニング大尉の援護があったっていうのに!(僚機バニング 自機被撃墜) 不死身の第4小隊なんだろう!?その隊長がやられるなんて!(僚機バニング 僚機被撃墜) 情けない…!マチルダさんが守ってくれなきゃ勝ってないっていうのか…!(敵機属性「黒い三連星」) シャア!どうなったんだ僕たちは…!?(敵機シャア(共通),クワトロ) 今ならそっちの好きにできるはずだ!好きにやったらいいじゃないか!(敵機ドアン)
https://w.atwiki.jp/max_anarchy/pages/81.html
マッドサバイバル バー・アサイラム 限定配信ルール。 現在DLCとして販売中。 基本的にはサバイバルと同じルールだが、敵パーティが強化されているのが特徴。 また、ラウンド数は通常のサバイバルの半分、5ラウンドまで。制限時間は10分。 ステージは全5種。このモードでのキルはキャラ別エンブレムのキル数に加算される。 マッドサバイバル 基本的な攻略基本は一人一殺 迷惑なプレイは全滅の元 全滅しそうなら迷わず逃げる 出し惜しみしない 時間を気にする より歯ごたえのある戦いを求めるなら おすすめキャラガルーダ ビアストリートROUND1 名うての賞金稼ぎ ROUND2 ロボット連合 ROUND3 ミュータント・パラダイス ROUND4 セクシー・ダイナマイツ ROUND5 アイテムマスターズ 油田採掘棟ROUND1 ちょいワル親父 ROUND2 3大肉兄弟 ROUND3 絶対零度 ROUND4 MAD WORLD ROUND5 サイブリット・アーツ 金龍スクエアROUND1 紅龍幣三姉妹 ROUND2 義兄弟の契 ROUND3 チーム・ポイズン ROUND4 ロングレンジアタッカー ROUND5 BPS黄金期 遺跡ROUND1 ストライクワン ROUND2 グット・ルッキング・ガイズ ROUND3 ファイヤーダンサー ROUND4 魔獣召喚 ROUND5 殺戮の宴 ステーションROUND1 マッド・ファイターズ ROUND2 ツイン・キラーウェポン ROUND3 電撃同盟 ROUND4 Wギャング ROUND5 キング・オブ・マスターズ 基本的な攻略 基本は一人一殺 基本的に味方3人vs敵3人の対決になるラウンドが多く、それぞれ1対1ずつ対応するのが良い。 と言うかCPUもそこそこ強いので、味方1人に敵2人を対応させるのは少々厳しい。 味方が2人がかりに襲われていたら助けてやると良い。 こちらが1人余ったら周りの雑魚を片付けるか、味方に加勢するといい。 あくまでチーム戦である事を意識して戦略を立てると攻略しやすい。 とは言え、CPUも案外強いので、うっかり死んでしまって戦線離脱してしまう事も良くある。 死んでしまったらなるべく速めに戻ろう。 アイテムが効く敵も多いので、近くに何か落ちていたら拾って帰っても良い。 全滅の危機でもないのに敵を放置して逃げ回るのは当然厳禁。 逃げた分だけ他の二人がキツい目に遭う。 アイテムを探すにしてもなるべく近場で拾おう。 時間との勝負でもあるため、無駄な時間を食ってタイムアップする原因にもなる。 死ぬのが怖いなら、逃げるよりも戦線での攻撃と回避をしっかりする事が重要。 どうしても自信が無ければガードを固めて、敵の攻撃が終わったら少し殴る・KWをぶっ放す程度でもいい。 KWゲージやレイジゲージも溜まるため、それだけでもだいぶ違う。 それでも死にそう、全滅しそうな場合は後述。 迷惑なプレイは全滅の元 基本的に最初に攻撃を仕掛けた奴は最後まで相手すること、 ほかのプレイヤーが弱らせたキャラに止めを差しに行こうとするのがもってのほかである。 その場合に自分が相手していたキャラがフリーになる為、誰かしらの背後を取れる状態となり、 確実に不利になるからである。 近くにいる敵にターゲットをころころ変えて殴るのも同義である。 また、他プレイヤーが弱らせたキャラクターをフィニッシュで横取りするのも 横取りされたプレイヤーが抜け、CPUになることで戦力が大幅に下がる結果に繋がる。 リザルトでスコアによって格付けされるが、協力がメインなので 自己中なプレイは避け、マナーよく戦いましょう。 現に協調性を欠いた場合とそうでない場合の難易度で差が変わります。 とくにステーション。 全滅しそうなら迷わず逃げる 全滅の危機でないときに逃げるのは厳禁だが、全滅の危機なら話は違う。 とにかく全力で生き延びよう。ガードが基本だが、逃げることが出来そうなら逃げても良い。 間違っても攻撃しようなどとは考えてはいけない。 他の二人が死んでしまった場合は最低でも10秒生き延びよう。10秒待っていれば仲間は復活する。 クトゥルフやバーサク相手に瀕死ギリギリなら一度戦線から離れて回復を待つと良い。下手をすると3人一気に死ぬこともあるので、無理しないほうがいい。 レイジ中は無敵になる事を利用して、他の二人と違うタイミングで無敵になるのもアリ。 強敵が相手なら予めヒット&アウェイを繰り返すのもアリ。 ただしやっぱり時間との勝負でもあるのであまり逃げるのも禁物。 出し惜しみしない そのうち強敵が複数人(匹)以上出てきたりするラウンドがあるため、そういった場合は迷わずレイジを使ってよい。 どうせそのうち溜まる。 通常のサバイバルと違って増援も無いので、5ラウンド目は溜まった瞬間使って良い。 少なくとも、全滅しそうなら必ず使うこと。死ぬだけ損。 上にも書いたが、他の二人と違うタイミングでレイジ開放を狙う戦法もアリ。全滅の危険が減る。 キラーウェポンゲージもガンガン使おう。どうせすぐ溜まる。 ダメージ効率も良く、レイジゲージを溜めるのにも有用なので、ガンガン使ってガンガン溜め直そう。 ラウンド合間に挑発もどんどん使おう。 時間を気にする 何度も書いたが時間との勝負でもあるため、時間は気にしよう。 逃げ回ったり、あまりにも特攻スタイルすぎて何回も死んだりすると時間のロスが大きく、タイムアップになりがち。 なので基本は敵に密着して攻撃と回避をしっかり行うのが一番良い。(全滅しそうな場合は除く) とは言えあまり焦ってもいい事は無いので、多少ミスっても気にせず落ち着いた立ち回りを意識しよう。そうすれば無理なく効率も良くなる。 より歯ごたえのある戦いを求めるなら 後述のステーションが最も難しいステージとされるが、全員がレイジを温存するなどの対策でクリアは十分に可能。しかし、バグ技とレイジを廃したガチンコ勝負の場合、全滅や時間切れが多発する高難易度を味わえる。それでも物足りなければ、自軍を瞬間火力に乏しいジャック・マチルダあたりで統一してみよう。これをクリアできた貴方は立派なアナーキスト。 おすすめキャラ 体力の多いキャラを選んでおくと多少安心だが、死ぬ時は死ぬので気休め程度ではある。 慣れないうちは「体力が低すぎず、KWのダメージ効率がいいキャラ」を選んでおくと良い。 少なくとも他のルールとはかなり別物なので、あまり他ルールと同列に考えないほうがいい。 とは言え、慣れれば好きなキャラでも十分攻略可能。 ガルーダ KW強でCPUを巻き込みやすく、ダメージも抜群なためサバイバル向き。 どうせ元からロック演出に入らないタイプのKWなので、相手が誰であろうと関係無し。 ただし攻撃が大振りなため、サイブリッド・マスター相手だと少々使いづらい。 ビアストリート サバイバルよりは少々難易度が高いが、サバイバルを全ステージクリアできるレベルならそれほど問題ないだろう。 最後が少々厳しいか。 ROUND1 名うての賞金稼ぎ 出現する敵 ジャック×1、バロン×1、ドゥルガー×1 使用アビリティ:[チャージアタック] 一人ずつ相手をしていれば特に気にする事はないが、強いて上げるならドゥルガーのKWの衝撃波ぐらいか。 ジャックやバロンは火力が高めなので、ドゥルガーのKWで怯んだところにKW強を食らうと、 軽量級はかなりの痛手となってしまうので、最初にドゥルガーを始末すると安定する。 ROUND2 ロボット連合 出現する敵 ビッグ・ブル×1、ガルーダ×1、ガーゴイル×1 使用アビリティ:[ジュードーマスター] ROUND1と異なり、少々厄介な敵となる。 まず、出現位置が傾斜となっており、このゲームは傾斜での戦闘が考慮されていないため、 カメラが正常に表示されなかったり、投げがモーション中に中断される可能性が高い為、 平地におびき出して戦うと戦いやすい。 また、三体とも重量級+ジュードーマスターと威力と吸い込み範囲が異常の状態となている為、 いきなり投げられる事が多く、投げ抜けに失敗すると体力の半分は持っていかれる。 平地へおびき出す際に、大概の場合はガーゴイルが突出してくることが多いので、 KW強長押しなどで畳み込んで3対2に持ち込むと楽になる。 ROUND3 ミュータント・パラダイス 出現する敵 オインキー×1、バーサクミュータント×2 使用アビリティ:[スネークボディ](オインキーのみ) 注意するべき点は、オインキーが投げられないこと。 投げを主力で戦う人(御坊など)は苦戦を強いられるのでバーサクミュータントへシフトしたほうが良い。 バーサクミュータントの毒霧は範囲が広いので、 密集して戦っていると巻き込まれる可能性が高く、 毒をくらっている最中は攻撃もガードも行えなくなる為、 オインキーやバーサクミュータントの攻撃を受けやすくなる。 どちらも攻撃力が高く、判定も広いので、軽量級などは多段ヒットで瞬殺される可能性もあり、 バーサクミュータントは個別に誘い出して撃破したいところ。 因みに、バーサクミュータントは足を攻撃しても乗れないのでさっさと倒してしまって問題ない。 ROUND4 セクシー・ダイナマイツ 出現する敵 サーシャ×1、マチルダ×1、フェイリン×1、ベヨネッタ×1 使用アビリティ:[ステップマスター] 一番のダイナマイツはフェイリン。 頭数がこちらより一体多くなるので、寝首をかかれる可能性が高く、 KWの多段ヒットで即死もありえるので気が抜けない。 特にサーシャ、マチルダはほぼ寝首しかかいてこないので注意すべきはこの二人だろう。 しかし、ベヨネッタもKW多用するCOM思考となっているので油断は禁物。 このROUNDの鍵は『フェイリン』にあるといっても過言ではないのかもしれない。 フェイリンは他三人に比べ、そこまで好戦的なCOM思考となっていないので、 フェイリンを瞬殺して3対3に持ち込むか、フェイリンを放置して誰かを始末後、 3対3に持ち込むかの二択が安定する。 ROUND5 アイテムマスターズ 出現する敵 ゼロ×1、ガルーダ×1、ダグラス×1、ニンジャドローン×4 使用アビリティ:[スプリンター] 使用アイテム:スナイパーライフル(ゼロ) ロケットランチャー(ガルーダ) グレネード(ダグラス) バリア(ゼロ、ガルーダ、ダグラス) アイテムで徹底的に武装したチーム。ニンジャドローンが割と鬱陶しい。 開幕早々にライフル、ミサイル、グレネードの洗礼を受ける事が多いのでレイジがあるなら開放して構わない。 広範囲のKW持ちのキャラが居るなら、 開幕と同時に空中KW強のぶっぱでバリアが剥がせればベスト。 距離が離れると即アイテムを使ってこようとするので、注意が必要。 逆に相手がアイテムを持った状態なら、それは即ち『KWが使えない』と言う意味なので、 恐れず懐に入り込んでガツガツ攻めにいって問題ない。 むしろ、アイテムを持たせた状態でインファイトを挑む方が遥かに簡単だったりする。 油田採掘棟 ROUND5含めてそんなに難易度は高くない。 サイブリット・ジョーもなれてしまえば難しくない。 ここでしか見れないマッドワールドカラー(白黒)を楽しみながらどうぞ。 ROUND1 ちょいワル親父 出現する敵 ダグラス×1、マックス×1、ジャック×1 使用アビリティ:[デストロイヤー] いずれも高火力KWをもつキャラクター。 出現位置が幅の狭い橋となっており、橋で乱戦状態となると 誰かのKWをくらったり、ダグラスに掴まれたりするので、 手前の油田採掘棟で標識などをもって待機しておくと楽に畳み込める。 ROUND2 3大肉兄弟 出現する敵 ガルーダ×1、オインキー×1、ビッグ・ブル×1 使用アビリティ:[チャージアタック] いずれも広範囲KWをもち、火力も高い。 出現箇所の周囲にはドラム缶などのオブジェクトが多い為、 相手の攻撃で敵、味方といろいろと巻き込まれやすい。 密集状態だとブル、ガルーダの投げに攫われやすいので注意が必要。 ROUND3 絶対零度 出現する敵 フェイリン×1、サーシャ×1、クライオキルシーカー×4 使用アビリティ:[ロングリーチ] フェイリン、サーシャはLv3状態となっているのでキラーウェポンを最後まで食らうと凍る。 体力も多めなので、しっかり対処しないと思いがけないところで手痛い反撃を受けてしまう。 1人1殺だとこちらが1人余るので、敵に狙われなかった一人はキルシーカーを処分すると早く終わる。 ROUND4 MAD WORLD 出現する敵 ジャック×1、バロン×1、マチルダ×1、リンリン×1 使用アビリティ:[360°マスター] 頭数がこちらより多いため攻撃を受けやすいが、落ち着いて対処すればさほど問題ではない。 COM思考もマチルダが寝首をかくぐらいで、注意して戦えばそこまで苦戦しない。 あまり積極的ではないとは言え、バロンのCOMは空中KW強をよく出してくるので、 バロンが空中にいるときは真下に入らないこと。 次のラウンドに備えてレイジは温存したい。 ROUND5 サイブリット・アーツ 出現する敵 レオ×1、サイブリッド・ジョー×5 使用アビリティ:[スネークボディ(レオのみ)] ただでさえ強敵のサイブリッドジョーの数が多いため、 レイジの出し惜しみはせずにとにかくまずは数を減らしたい。 ついでにレオを倒しても良い。 レイジが切れたら今度は落ち着いて攻めること。ゴリ押しするとすぐ死ねる。 ジョーが攻撃モーションを取ったら素直に攻撃をやめて落ち着いて回避。 レオが生き残っている場合はアイテムを投げてきたりとちょっかいを出してくるため、 一人はレオの対処に当たると良い。 金龍スクエア うっかり事故死の多いステージ。 チームで敵の処理にあたりたい。 ROUND1 紅龍幣三姉妹 出現する敵 リンリン×1、フェイリン×1、アイリン×1 使用アビリティ:[ステップマスター] 基本的に高性能の三姉妹だが、思考パターンはそこまで厄介ではなく、 体力も少なめなので各個撃破の構えで問題ない。 ROUND2 義兄弟の契 出現する敵 ジャック×1、バロン×1、ビッグ・ブル×1 使用アビリティ:[スピードヒーリング] 威力高めのKWを装備する3人組が相手。 乱戦状態で戦うと範囲の広いジャックのKW弱とブルの投げ、KW弱に巻き込まれやすい。 出現位置周囲に標識やタイヤがある為、それを使っても良い。 無論、敵も使ってくるので注意すること。 ROUND3 チーム・ポイズン 出現する敵 ゼロ×1、オインキー×1、ベヨネッタ×1 使用アビリティ:[スピードチャージ] Lv3の属性効果持ち。KWを最後まで食らうとめんどくさい。 いずれのキャラクターもKWの範囲が広いキャラなので、立ち回りに注意したい。 ROUND4 ロングレンジアタッカー 出現する敵 ドゥルガー×1、ガーゴイル×1、レーザー・ドローン×3 使用アビリティ:[スプリンター] レーザー・ドローンの数が多いため、1人はとにかくドローン処理を最優先。 攻撃力が高い上に数も多いため、1度の事故で味方パーティが一気に蒸発する事も珍しくない。最低でも1人は絶対にドローン処理を怠ってはいけない。 残り2人はドゥルガー達とタイマンしてても良い。 ドローン処理が終わったらあとはいつも通りやれば良い。 レイジは解放しなくても十分倒せる。この後のラウンドにとっておいて問題ない。 ROUND5 BPS黄金期 出現する敵 レオ×1、サーシャ×1、ニコライ×1、マックス×1、BPSドローン×4 使用アビリティ:[バーサーカー] レイジ解放で攻略する場合、とりあえずドローン以外を2人倒したい。 そうすればあとは1人ずつ対応、余った一人はドローン処理でいける。 ドローン処理もレイジがあると早い。 相手は弱ると攻撃力2倍のバーサーカー持ちなので、演出系KWで即死する可能性が高い。 なんとか反撃させずに倒しきりたいが、厳しい場合はタイヤを使うといい。 遺跡 ラウンド4、5共にやたらと固いので、あまり時間は無駄に出来ない。 レイジが早めに溜まってもラウンド4まで取っておきたい。 ROUND1 ストライクワン 出現する敵 レオ×1、サーシャ×1、ニコライ×1 使用アビリティ:[360°マスター] 手ごろな場所にバイクが落ちているので投げると楽。 3つもあるので全部投げればだいたい当たる。 ROUND2 グット・ルッキング・ガイズ 出現する敵 レオ×1、ゼロ×1、ドゥルガー×1 使用アビリティ:[ロングリーチ] ここでも手ごろな位置にバイクが1つある。 ただオンラインでは当たりが悪い。 闘技場内に標識(頭蓋骨が付いてるもの)があるのでそれを使ったほうが楽かもしれない。 ROUND3 ファイヤーダンサー 出現する敵 バロン×1、リンリン×1、パイロキルシーカー×4 使用アビリティ:[スピードヒーリング] バロンとリンリンはLv3の属性効果持ち。 バイクが復活していたりもするが、時間の無駄なので拾いに帰らないほうがいい。 それより手ごろな位置に標識がある。砂地方面に投げておいて次のラウンドのベヨネッタに投げつけてもいい。 このラウンドはどうせそれほど強敵ではない。 ROUND4 魔獣召喚 出現する敵 ベヨネッタ×1、スーパー・ミュータント×3 使用アビリティ:[パフォーマー(ベヨネッタのみ)] 鬼門の前哨戦。 ミュータントの体力が多くベヨネッタも邪魔なので、レイジがあれば即解放するべし。 レイジは使ってしまってもどうせすぐ溜まるし、次のROUNDは時間がかかるのに加え、CPUがガードマスターを所持しているためレイジと相性が悪い。 敵が3体残っているうちは必ず1人1体相手すること。 ミュータントの攻撃は避けやすいため、素でのタイマンも慣れればそう難しいことではない。 1人に2体相手にさせるのはたいへんリスクが高い。 死亡の危険がぐんと高まるため、陣形が崩れて結局時間がかかる事態にもなりかねない。 ROUND5 殺戮の宴 出現する敵 ニコライ×1、ガーゴイル×2、クトゥルフ×1 使用アビリティ:[ガードマスター] 本ステージの鬼門。 クトゥルフ以外の3人が邪魔なので優先的に殺しておきたいが、 レイジが溜まったらクトゥルフに殴りかかってもいい。 クトゥルフ以外の3体はガードマスターなので普通に攻めてもガードを破ることはできないが、 投げからの起き攻めでコンボにつなげられるので、 普段は役に立たないレイジラッシュも起き攻めからなら入れられる。 先に3体を片付け、残りがクトゥルフだけになったら全力で殴ろう。 クトゥルフの攻撃はダメージがバカにならないので、しっかり避けたい。 防御も固いので、レイジが溜まった場合に多段ヒット出来るKWのキャラをバリア剥がし用、 単発KWを本体ダメージ用に分けると効率が良い。 闘技場内で戦っている場合は、闘技場入口にバイクがリスポーンするので、 一人はバイクを投げつけ続けるとほかの二人の回避か減る分、攻撃効率がよくなる。 ただし、クトゥルフに背中を向けるので、極太レーザーやミサイルで死にやすい。 慣れればクトゥルフを完封できるのでそれぞれの役回りを見て動こう。 クトゥルフが弱った際に、あんまり長々譲り合いをしていると体力1/10ぐらいで復活するので、 ランクの低い人、もしくはクトゥルフキラーが欲しい人は積極的になっても良い。 ステーション 最難関ステージ。 レイジはラウンド5まで温存する事。 ROUND1 マッド・ファイターズ 出現する敵 ドゥルガー×1、アイリン×1、マックス×1 使用アビリティ:[バーサーカー] ROUND2 ツイン・キラーウェポン 出現する敵 ガルーダ×1、ゼロ×1、ダグラス×1 使用アビリティ:[ジュードーマスター] ROUND3 電撃同盟 出現する敵 マチルダ×1、ニコライ×1、アイリン×1 使用アビリティ:[スピードチャージ] ROUND4 Wギャング 出現する敵 ブル×1、オインキー×1、キルシーカー×8 使用アビリティ:[ガードマスター] ROUND5 キング・オブ・マスターズ 出現する敵 マックス×2、サイブリッド・マスター×3 使用アビリティ:[デストロイヤー] サバイバル系ルール最大の鬼門。 他のステージ及びラウンドにどれだけ慣れようがこのラウンドだけは別物と思っていい。 レイジもこのラウンドのために温存しておきたい。 マックス×2、サイブリッドマスター×3共に脅威だが、マックスのほうが倒しやすいのでとりあえず頭数を減らしたい。 サイブリッドマスターはなるべく1人ずつ覚醒させないとキツいが、そうもいっていられない場合も多い。覚醒しちゃったらしちゃったで気合で頑張る。 攻撃も避けられまくる上に即死級のダメージがどんどん飛んでくるため手が出しにくいが、かと言ってあまり隙を伺ってばかりだと余裕で時間が切れる。 相手の攻撃準備中なら確実に当たるため、攻撃できる時になるべく手を出しておきたい。 ただしその後すぐに攻撃が飛んでくるのであまり硬直の多い攻撃は避けたい。 攻撃したらすぐ手を休めて回避に専念する事。 攻撃を連発してくる時はレイジのチャンス。 あとは気合。 サバイバル(通常)のステーション10ラウンド目でサイブリッドマスター×1が出現するため、 そこで多少予習が出来る。 ランク早く上げたい方にオススメ。奉仕してくれる人もけっこういる - 名無しさん 2012-07-30 04 59 44 基本ミュータントフィニッシュは譲る、ステーションはガチでプレイするけど - 名無しさん 2012-07-31 14 09 18 ステーションでもぬるく感じる場合、レイジ無しで挑むと鬼畜でオススメ - 名無しさん 2012-08-04 06 24 07 名前