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ミステルテイン 光の神を刺し殺したという伝説の武器 ルーン 攻撃力(MAX) スキル1 スキル2 入手方法 無印 80(146) ガード力アップ HP回復力向上Lv1 購入(10000z ルーンインゴット×1 エンベルタコン×10) ウル 68(146) スタン効果アップLv3攻撃力アップLv1攻撃力アップLv2防御力ダウンLv1 攻撃力アップLv2ガード耐久力ダウンぶっ飛ばし性能アップ 購入(12000z ルーンインゴット×1 オリデオコン×1)箱、ドロップ ユル 80(111) 剣チャージ速度アップHP回復力向上Lv4ディボーションLv4インデュアLv3 受身性能アップガード修練スタン上昇 購入(15000z ルーンインゴット×1 オリデオコン×2)箱、ドロップ エオ 72(132) ステップ無敵アップAPアップLv3 フォールアップAP回復量ダウンぶっ飛ばし性能アップよろめき耐性アップLv2 箱、ドロップ ウィアド 97(154)+57 箱、ドロップ ※太字は、店売り武器に付属している能力、ドロップ武器には付属しないので注意 無印 精錬回数 攻撃力 金額 必要素材1 必要素材2 必要素材3 必要素材4 1 86 1500 エンベルタコン×1 - - - 2 92 2000 エンベルタコン×3 鉄×1 チーフのナタ×3 - 3 98 2500 エンベルタコン×3 鉄×2 尖ったノコギリ×2 - 4 106 3000 エンベルタコン×5 - - - 5 112 4000 エンベルタコン×5 鉄×3 三叉槍の尾×2 立派なナタ×2 6 118 5000 エンベルタコン×8 鉄×4 炎狼の尻尾×3 - 7 126 5000 オリデオコン×1 - - - 8 132 10000 オリデオコン×3 硬い鉄の欠片×3 立派な爪×2 - 9 138 10000 オリデオコン×5 古木の枝×2 ヴァルハラソード×2 - 10 146 12000 オリデオコン×10 ルーンインゴット×3 鋼鉄×5 - ウル 精錬回数 攻撃力 金額 必要素材1 必要素材2 必要素材3 必要素材4 1 74 1500 エンベルタコン×1 - - - 2 80 2000 エンベルタコン×3 鉄×1 青いクチバシ×3 - 3 86 2500 エンベルタコン×3 鉄×2 三叉槍の尾×3 - 4 92 3000 エンベルタコン×5 - - - 5 100 4000 エンベルタコン×5 鉄×3 チーフの角兜×3 発達した頭角×3 6 112 5000 エンベルタコン×8 鉄×4 折れたツノ×10 - 7 118 5000 オリデオコン×1 - - - 8 124 10000 オリデオコン×3 硬い鉄の欠片×3 硬い角×3 - 9 132 10000 オリデオコン×5 古木の枝×3 パチパチトリュフ×2 - 10 146 12000 オリデオコン×10 ルーンインゴット×3 鋼鉄×5 柔らかい獣筋×4 ユル 精錬回数 攻撃力 金額 必要素材1 必要素材2 必要素材3 必要素材4 1 83 1500 エンベルタコン×1 - - - 2 86 2000 エンベルタコン×3 鉄×1 王者の胸盾×3 - 3 89 2500 エンベルタコン×3 鉄×2 英雄の籠手×3 - 4 93 3000 エンベルタコン×5 - - - 5 96 4000 エンベルタコン×5 鉄×3 ヴァルハラメイル×3 - 6 99 5000 エンベルタコン×8 鉄×4 英雄の胸盾×4 - 7 102 5000 オリデオコン×1 - - - 8 104 10000 オリデオコン×3 硬い鉄の欠片×3 チーフの肩当て×1 - 9 107 10000 オリデオコン×5 古木の枝×3 すすけた金具×2 - 10 111 12000 オリデオコン×10 ルーンインゴット×3 陵丘の鎧片×10 岩壁の鎧片×10 エオ 精錬回数 攻撃力 金額 必要素材1 必要素材2 必要素材3 必要素材4 1 76 1500 エンベルタコン×1 - - - 2 81 2000 エンベルタコン×3 鉄×1 殺人虫の脚×20 薄い羽根×20 3 86 2500 エンベルタコン×3 鉄×2 氷狼の銀翼×3 - 4 94 3000 エンベルタコン×5 - - - 5 99 4000 エンベルタコン×5 鉄×3 大怪鳥の風切羽根×3 大怪鳥の極彩羽根×3 6 104 5000 エンベルタコン×8 鉄×4 炎狼の毛皮×2 炎狼の甲鎧×4 7 112 5000 オリデオコン×1 - - - 8 118 10000 オリデオコン×3 高級な布×6 古木の枝×2 - 9 124 10000 オリデオコン×5 輝く布×3 古木の枝×3 - 10 132 12000 オリデオコン×10 ルーンインゴット×3 鋼鉄×10 羽毛フリル×4 ウィアド 精錬回数 攻撃力 金額 必要素材1 必要素材2 必要素材3 必要素材4 1 101 3000 プラコン×5 ウィアドルーン×1 朽ちた剣×1 - 2 105 5000 プラコン×8 古木の枝×2 期限切れトリュフ×2 おとしもの×3 3 110 7500 プラコン×10 気合トサカ×5 奪龍の落し物×4 まるい耳×3 4 115 10000 エンベルタコン×8 べとべとする液体×12 まだ熟してないリンゴ×4 - 5 120 10000 エンベルタコン×10 ウィアドルーン×3 朽ちた剣×1 - 6 126 12000 エンベルタコン×12 ボロ布きれ×30 木屑×30 錆びの塊×30 7 133 15000 オリデオコン×8 屈強な脚×2 葉っぱのフリル×10 - 8 140 20000 オリデオコン×10 朱いオリデオコン×1 未知の金属×3 - 9 147 25000 オリデオコン×12 ルーンインゴット×1 焔剣の刃片×10 10 154 30000 オリデオコン×15 ウィアドルーン×5 朽ちた剣×1 黄昏の焔×4 名前 コメント
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自然、ケモノ、緑、不規則な形、手作りのもの、聖域、星のかけら、川、からみつく樹木、革と自然物 ここはメテコレプカ、“流星の揺篭”と呼ばれる地。 モクリバザールのもう少し先、“ホシノカケラ”が流れて揺られる河べり。 いろんな種族が集う場所。 この場所に暮らす生き物たちは、空に浮き、ときどき流れてくるホシノカケラからをつかって暮らしてる。 砕き、磨き、飾り、時には別の地の特産品と交換したり。ホシノカケラはとっても便利。 好奇心旺盛で人懐っこいモクリ族。いたずら好きなホチュミ族。穏やかで柔和なミミノミ族。 永い時を生きる謎の生き物、ノイノイ。 みんなでゆったり遊んで笑って転げて泣いて。また笑って。 自然から色々もらって、自然と共に生きています。 メテコレプカにお店を開いてみたら、たくさんの開店祝いが届くかもしれませんね。 あなたの足跡は、きっとこの世界の記憶に刻まれるでしょう。 【VRChatワールドリンク】 ・Vket5 Metekolebka Foresteltov-キギステルトフ 【カタログページ】 【サークル一覧】
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「マギステル☆クララ 食い尽くされる街を救え」 街のお城に住む大金持ちのお嬢様。 クラリッサ・コーデリア・フォン・アイブリンガー・ウント・フォン・ヘルリングは、毎朝のお茶を欠かさない。 今日も優雅に、庭で鳥の声を聞きながら、食後のお茶を楽しんでいる。 見た目は十歳そこそこの少女だが、その立ち居振る舞いには気品が漂っていた。 そしてその同じ庭先では、何故かセーラー服で木刀を一心に振るう少女の姿が。 「リンコさん。今日もご精が出ますわね」 カップを傾けながら、クララはその少女に声を掛けた。 少女の名前は薬丸凛子。 訳あってこの城に住み込む、食客みたいなものか。 「ああ、クララさん。朝はこうやって汗を流すのが気持ちいいっスよ」 丁度キリがいいのか、凛子は首からかけたタオルで汗を拭いながら近づいてくる。 彼女は、この城の主であるこの少女の事をクララと呼ぶ。 名前が長すぎて覚えきれないのだ。 クララと対面の席に座ると、冷めかけたカップの中身を一気に呷った。 「いやあ、汗をかいた後のお茶は最高っスねえ」 そう言って、がっははははと豪快に笑った。 この上品な場には似合わない笑いだが、お嬢様は気にする様子は無い。 静かに微笑んで見ているだけだ。 そして、その視線をいつも見慣れた街へと移す。 今日街は平和だ。 静かで穏やかな朝のひと時を迎えている。 ――と、その時。 ドーン! 今彼女達が眼を向けているちょうどその先で轟音が鳴り響き、 もうもうと黒い煙が上がった。 「大変ですぅ、大変ですぅ!!」 城の奥から、大声を上げながら走ってくる者がいる。 シャツに短パンのラフな格好でメガネを掛けた、小学生程の年頃の少女。 この城に住んでいる少女、鈴那だ。 手にしている白い携帯型ゲーム機の画面をチラチラと見つつ、慌てた様子である。 「街にかいじゅうが出ましたぁ!」 その言葉を受け、クララと凛子は互いの顔を見て頷く。 「この街は、わたくし達が護ります! 行きましょう、リンコさん! 鈴那さん!」 城から走り出したのは、メルセデスベンツSSK。 タイプは古いが頼りになる、クララの愛車だ。 その助手席に凛子が乗り込み、膝の上に鈴那も座る。 向かう先は町の中心部。 駅前の商店街だ。 「くっくくくくく……よこせぇ! もっと食い物をよこせぇ!!」 黒い服の金髪少女が、遠巻きに見つめる人々に凄んでいる。 眼は赤くギラリと光り、その表情は凶悪だ。 「もっとだぁ! 肉をっ!! 野菜をっ!! 貴様らの今日の糧を全てよこせぇぇぇ!!」 ヨダレを垂らしながら、商店やそこに来た客に襲い掛かる。 ――そこへ。 「そこまでですわ!」 大きな制動音を響かせて、クラシカルなオープンカーが商店街に滑り込んでくる。 「……ムッ!?」 少女の姿のかいじゅうは、突然の闖入者に気を取られ、その動きを止めた。 「……なんだ貴様らは~!?」 凄むかいじゅうにも恐れる様子を見せず、二人の少女が地面に足を下ろす。 一人は日本刀を携えたセーラー服少女。 そしてもう一人は、白いドレスに身を包んだ銀髪の少女。 「通りすがりの魔法少女ですわ」 「同じく……通りすがりの剣士っス」 二人は口々に名乗る。 それぞれに爽やかな笑いと不敵な笑みを浮かべながら。 それを聞いていたかいじゅうの方はポカンとしていたが。 「訳のわからん奴らだ、まあいい。貴様らも妾の胃袋に収めてやるわっ!!」 そう激昂すると、 「下級モンスターどもよっ! やれっ!!」 その号令と共に、地面から半物質の様な液体状の物が湧き出してきた。 それはどんどん大きさを増し、人に似た姿を取る。 「くっくくく……貴様らごとき、物の数ではないわ」 得意そうに笑うかいじゅうだったが……。 ――タンッ! 弾ける様な音が響いた。 今地面から生まれたばかりのモンスターが、通常攻撃では効かないはずの身体に穴を開けて、その場に崩れ始めている。 撃ったのは、白いドレスの少女、クララだ。 硝煙の匂いを漂わせ、真っ直ぐに拳銃を構えている。 モーゼルミリタリーM712・シュネルフォイヤーだ。 しばし沈黙が流れるが……。 「ちょっと待てっ!?」かいじゅうは叫ぶ。 「貴様今魔法少女だとかほざいていただろう! なんで拳銃なんか持ってるんだっ!?」 抗議する様に言うが、それを受ける方は涼しい顔だ。 「魔法は弾丸の方に掛かっていますわ。だから貴方の手下さんはやられたのではなくて?」 そう言われるとぐうの音も出ないかいじゅうである。 出鼻をくじかれた形になり、少し躊躇いを見せるが、 「い……行けっモンスターどもっ!!」 右手を振り、手下をけしかけた。 「あたし……行くっス!」 それとほぼ同時に、凛子が駆け出す。 腰に差した名刀・孫六に手を掛けながら。 「はぁぁぁぁぁっ!」 走りながら、刀を抜く。 抜きざまに斬り裂き、そのまま走り抜ける。 そしてそれを待ち受ける金髪かいじゅうの少女に向かって、手にした刀を振り上げた。 「いざ――覚悟っス!!」 「ふんっ――無駄だっ!!」 ――ガキッ! 金属同士が衝突する音を立てて、二人の動きが止まった。 凛子が振り下ろす孫六を、かいじゅうが素手で受け止めている。 「くうっ……さすがかいじゅうっス!」 「妾の名はマリーだ……かいじゅうと呼ぶな不愉快だっ!」 力は拮抗し、動く気配が無い。 次々と弾丸を撃ち込み、下級モンスターを倒してゆくクララ。 「……はっ! リンコさん!?」 膠着状態に陥った二人を見て、それをチャンスと受け取ったか。 両手の拳銃を素早く仕舞いこみ、眼を閉じる。 《我この地上に降り立ちし鋼の申し子 今こそこの身に、鉄壁の力を――纏わせよ!》 高速で詠唱される呪文は、常人の耳には感知されない。 唱え終わると同時にカッと眼を見開いた少女は、足元に展開された法陣の光に包まれた。 その光が少女の身体にフィットする様に形を変え、弾けると――。 そこには、銀色の装甲に全身を隙間無く包まれた人間が立っていた。 表面の金属部分に赤い魔術紋様を明滅させ、 各関節からは放熱の蒸気を噴出し、 黒いバイザーには、人間と同じ配置の二つの眼がギンッ! と輝いた。 鋼の魔導で生み出された、機甲戦士(パンツァートローペン)の誕生である。 「マギステル☆クララ、参上つかまつりましたわ」 銀の装甲人間が発するのは、間違いなくそこに立っていた少女のものだ。 そこに。 「ふふふ……やはり出てきたなマギステル☆クララ」 「……忌々しい人……死んじゃえばいいのに」 「…………」 クララの変化を受けての事か、側のビルの屋上に三人の人影が現れた。 黒いボンテージに身を包み、頭に角、背中にはコウモリの羽根をつけたセクシー少女。 そして黒い法衣を纏い、唯一表に出した顔には、左目に黒いアイパッチを着けた白髪の少女。 もう一人の、黒い法衣でスッポリと全身を覆った小柄な人影は、沈黙を護っている。 「貴方達、何者ですか!?」 ビルの上を見上げ、クララは声を上げた。 「ふふふ、私達は……」 「この世界を掌中に収めようとする、偉大な方のしもべです」 「…………」 立っているのは三人だが、喋るのはやはり二人。 「まずは名乗ろう。私はシスター・リーザ。この世界を隠微とエロ――」 「私はシスター・サナ。この世界を死の恐怖で満たします」 堂々と胸を張るリーザのセリフに被せる様に、サナがセリフを発した。 最後まで言わせたくなかったのだろうか? リーザは悔しそうにサナを睨むが、無視を決め込まれていてはどうしようもなく、諦めて小さく咳払いなどしている。 「そして、彼女がシスター・イレナ。人呼んで電子の魔女です」 三人目はやはり声も出さず動きもせず、サナが紹介する形になった。 「私達が出てきた以上、貴方もこれで最後だ」 「手始めにまず、この街を支配します。――イレナ、やってください」 「…………」 動きも喋りもしなかった小さな黒い法衣の人物は、そこで動き始めた。 わずかに外に出した両手に、鈴那がいつも手にしているのと同じ携帯ゲーム機の黒いタイプがある。 起動した状態らしいそれを左手に持ち、右手に持ったタッチペンで画面を突いた。 クララの周囲の景色が揺れ始める。 「……これは……一体!?」 事態を把握しようと辺りを見回す銀の人影に、 「貴方をとっておきのステージにご招待よ」 「そこで死んでください」 「…………」 周囲の物質と非物質の境界が曖昧になる。 クララが纏う装甲服は魔力で防護されているので、直接の影響は受けないが――。 それでも周囲の変化は物理的に影響する。 脚は地面に沈んでゆく。 まるでそこが底なし沼であるかの様に。 「……くっ!」 鋼の魔女を、電子の魔女の力が蹂躙する。 身動きも取れずにされるがまま、地面から異空間へと吸い出されるクララ。 放り出された先は――すべてが黒雲で覆われた世界。 足場も無く、上下の感覚すら感知出来ない。 (……こうなったら……) 沈黙していたバイザー奥の双眸が、再び光を発した。 「来なさいっ……ビスマルクっっ!!」 そのコールは、距離も、次元の壁をも越えて伝達される。 ……ゴゴゴゴゴゴ……ドォォォォ……ン! 空間全体が鳴動し、雲の一点が激しく爆発した。 そこから現れたのは、一隻の大型戦艦。 一見クラシックな、水上に浮いているのと同じデザインだが、中身は違う。 クララの魔力で異なる次元へも航行する能力を得た、かつて世界最大を誇ったドイツの戦艦ビスマルクの改造艦だ。 その名も、超次元戦闘母艦・ビスマルク。 名前までそのままに、今度はどことも知れない異空間の空を行く。 銀の装甲服が、その広い甲板へと降り立った。 「次元壁を突破します。――砲撃準備っ!」 艦橋の前に装備された合計四門の砲塔が、音声の指示に従う様に動き始める。 それらが狙うのは、黒雲に覆われた空間の一点。 ここへ進入して来た時と同様に、今度も砲撃による突破を試みようという訳だ。 「照準固定――撃てーっ!!」 砲門が一斉に火を噴いた。 (クララさん……あたしは無事を信じるっス!) かいじゅうとの直接戦闘をなんとかしのぎながら、凛子は考える。 やはり手にした武器が優秀でも、相手が怪物では勝てるものではない。 「こらっ! 今貴様怪物とか思っただろう!? 妾はアンナだ怪物ではないっ!!」 依然としてそこから状況が動かない二人を上から見つめ、 「役に立たないねえあの食欲魔神。加勢する?」 「食べるだけしか能の無いかいじゅうは困るわ。死んじゃえばいいのに」 「…………」 地獄耳のかいじゅうには、その勝手極まる外野の発言が許せない。 「ぬううっ……ふん!」「うあっ!」 素手で受け止めた日本刀を跳ね除け、ビルの屋上を見上げる。 「貴様らーっ! 勝手な事ばかり抜かしおって!! なんなら貴様らもまとめて相手してやるから降りて来ーい!!」 人差し指を突きつけ、叫ぶ。 そんなやり取りをしている頭上で、何も無い空が不意に――爆発した。 その場にいた者は、そちらに気を取られる。 唯一その現象の意味がわかるのは凛子のみ。 「あ……クララさん! やっぱり帰ってきたっス!」 虚空に突如出現したのは、超次元戦闘母艦・ビスマルク。 次元の壁を突破して、この世界に戻ってきた。 甲板の上には、太陽の光を受けて輝く装甲服の姿も見える。 その輝きが、直接地上に向けて身を躍らせた。 「クララさん! これ使ってくださいっス!!」 凛子は手にした孫六を投げる。 自由落下の途中でそれを受け取ったクララは、双眸を輝かせて――。 《我が掌に掴み取りし鋼の牙よ。 今ここに、我が振るうべき姿を――顕せっ!》 孫六が光に包まれた。 そして、地上に降り立ったクララの手に握られていた物は――。 「顕現……マギステルブレードっ!」 光の刀身を持つ武器を手にしたクララに敵は無い。 「食欲魔神アンナっ! これ以上街の食料は奪わせないっ!!」 そう言って、振り被った。 「食らいなさいっ!――メッサーシュナイダーっっ!!」 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ バンッ! 激しく机を叩く音が、書庫に響く。 「この脚本、書き直しを要求する!」 アンナ=マリー・グリニッジは、強硬に意見を述べた。 対面でカップを口に運んでいたドイツ人少女は、何事かという目でアンナを見つめる。 「あの、何か問題でも?」 「大ありだっ!!」 丸めた初稿台本を丸め、相手の鼻先に突きつける。 「これではヒロインが貴様みたいではないかっ!」 「いえ、みたいではなくて。一応その脚本はわたくしの主演になっておりますけど」 常ならそう動く事もない表情をわずかに強張らせ、クララは答えた。 「だがおかしいのではないか? 大体妾がかいじゅうというのがおかしいだろう? しかも街を破壊するのではなく、商店街で食い物を漁っている。 これではまるで物乞いではないか。 しかもなんだ? リンコの奴まで語尾が改変されている。 あ奴は“ス”などと語尾には付けん。 それにスズナとかいう小娘は何だ? 出しておいて途中から出てこなくなるし。 敵の女幹部というのも色々おかしい」 捲くし立てる吸血種の真祖。 「あのー、頭の中で随分改変なさってらっしゃいませんか?」 クララが見せた脚本は、精々アンナが敵怪人として暴れまわる、位のものだ。 後の事は、クララは書いた覚えが無い。 何故ならば、クララが書いたのは、正統? な魔法少女物だったのだから。 一番目立つ役が良いと言われたのでその要求に従ったまでだが、どうやら主役がお望みだったらしい。 困り果てて目を転じると――。 書庫の隅では、正座した凛子がクララから借りた抜き身の日本刀を手に、うっとりとそれを見つめていた。 大戦中、ドイツに鍛鉄の研究用として流出した日本刀の一振りで、本物の関孫六である。 口に和紙を咥え、打ち粉を振って返しては、またうっとりと見つめる。 それがさっきから数十分間繰り返されていた。 どうやらこの様子では、凛子も助け舟は出してくれないだろうと観念したクララは、 「では、アンナさんを主役に据えて書き直しとしましょう」 溜息をついて、ついこの間買ったばかりのノートパソコンを開いた。 詩作や戯曲の文章構成は貴族の嗜みだという事で、広く発表する予定も無いこんな物を書き始めたが、なかなか上手くは行かない。 パソコンの扱いを覚える為の練習も兼ねていたが、どうやらそれ以外の苦労も背負い込みそうだ。 内容はとても、貴族が書くに相応しい物とは言えなかったが。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 「悠久戦隊っ!」 「「「イモデンジャー!!」」」 ドカーン!! 名乗りと共に豪快な爆発が起こった。 色が付いて非常に派手な爆煙だが――。 「きゃあっ!」 黄色いコスチュームの少女が、その爆発に驚いて耳と眼を塞ぎ、うずくまった。 ヘルメットは被っているが、口元は露出しているため、少女だとすぐわかる。 「ううう……こんなの聞いてないよぉ~~~」 涙を浮かべて呟くが、 「こらそこーっ! 何をやっておるのだ根性出せー!!」 「だ……だってぇ~」 ここはどこかの、一見自衛隊の演習地に見える荒野。 人跡未踏のはずの大地に戦車の履帯の轍を刻むこの地で、少女達が全身タイツの戦闘員達に囲まれている。 こんな状況で、赤いコスチュームの少女にどやされる少女を含んだこの一団は――。 地球の平和を守る、美少女(?)戦隊だ。 今はとても内輪で揉めている場合ではないのだが、 「とにかく、最初が肝心だ。名乗りやり直しっ!!」 リーダーらしき赤い少女が叫ぶと、他のメンバーもやれやれと並びを直し始めた。 「いいか行くぞっ!」 その言葉と共に、全員がサッとポーズを取る。 「レッドデンジャー!」 「……ブルー」 「ぐっ……グリーン?」 「い……いえろ~っ!」 「ピンクっ!」 「はあ……ブラック」 ここで、メンバーは動きを止めた。 沈黙がしばし続き……。 「なあ」レッドが口を開いた。 「普通、戦隊と言えば五人だな。なんか人数多くないか?」 「いや。アンナさん、今はそんな場合じゃないですよ」 「貴様! この格好の時はレッドと呼べと言ってるだろうがっ!!」 緑色の少女に対して激昂する赤。 「リンコさん、あれでも一応リーダーですから、逆らわない方がよろしいですわ」 「クララさん……そうですね」 ピンクの少女が小声で囁くのを受け、グリーンも頷いた。 「こらそこっ! コソコソ何やってるのだっ!! 今はそんな場合ではないっ!!」 自分の事は棚に上げてメンバーに檄を飛ばすレッド=アンナである。 だが。 「そうか……そういやそうだな」 黒いコスチュームの少女は、妙に達観した様な言葉をこぼすと、 「だったら……私いちぬ~けたっ!」 そう言って一気にコスチュームを脱ぎ捨て、露出の多い姿になる。 「切り替え早っ!?」「あらあらまあ!」「ええええっ!?」「…………!」 グリーン、ピンク、イエロー、ブルーはそれぞれがいかにもな反応を示す。 この勝手な行動に黙っていられないのはリーダーのレッドだ。 「なっ!? 貴様裏切るのかブラック!!」 「もうブラックじゃないよ。リーザって呼ぶんだな」 言うが早いか、その頭に角が。 背中にはコウモリの羽根が生えた。 「見ての通り元々私、正義の味方ってガラじゃないからね」 「では……私も……」 青いコスチュームの少女も、小さく手を上げて一団から進み出る。 「え? ちょっとブルー……西郷さん!?」 グリーン=凛子が驚いて叫ぶが、 「やってられませんから。こんなリーダーの下では」 そう言ってヘルメットを取ると、長い白髪がパサリと下りた。 「ではリーザさんとサナコさん……これからどうなさるおつもり?」 俯いてじっと聞いていたピンク=クララが顔を上げ、二人を見据えた。 「そうだなあ。悪の幹部かなんかでがんばろうかなあ?」 「精々四人でがんばってください。色も数も中途半端な戦隊ですけど」 そう言って二人が去ろうとするが――。 「わたしもやめるっ! 爆発怖いもん!!」 イエローもピョンと飛び出し、あっさりヘルメットを脱ぎ捨てた。 「あ、ちょっと! 鈴那ちゃん!?」 凛子は静止しようとするが、 「ほっとけグリーン! やる気の無い奴はいらん!!」 スパルタンなセリフを吐いて、アンナは腕を組んだ。 「いえ……内輪で揉めてる場合では……」 クララが辺りを見渡すと、いつしか敵戦闘員達も消えていた。 「えーっと、レッドとピンクと……グリーンの戦隊ですか……」 イモデンジャーが基地にしているクララの城の一室で、凛子は考える。 「なんだか、締まりがありませんわね色彩的に」 クララも凛子の言葉を受けて呟く。 「そんなもん、色を変えれば良いのだ色をっ!」 バンっ! と机を叩いて、リーダーのアンナは叫ぶ。 「リンコ! 貴様は今日からブルーだ!! キザにキメろ!!」 「ええっ!? あたしが……キザって?」 「チッチッチとかやれば良いんだ! 簡単だろう?」 「?????」 困惑する凛子を放置しつつ、 「クラリッサ、貴様はイエローだ! カレー食えカレー!!」 「はあ? 意味がわかりませんわ!?」 「これはそういうものなのだ! 説明するまでもない!!」 アンナの知識と感性はかなり古い。 「確かに最初グリーンって言われた時は、なんだか微妙だなあって思いましたけど……」 凛子はぼやいた。 その場しのぎみたいな調子で、今更ブルーをやれと言われても困る。 「わたくしはアンナさんをリーダーとして立てる覚悟は出来てましたから、ピンクでもイエローでも別に構わないのですけどね」 クララもカップを口に運びつつ、凛子に言った。 今この場にアンナはいない。 陰口を叩いている様で気が引けるが、いる所で出来る話でもないのだ。 大体、仲違いはしてもなんだかんだで上手くいくのが、この手の番組でのお約束だ。 発足して最初の戦闘で、メンバーがいきなり、本当に抜けてしまうなど前代未聞である。 鈴那はともかく、リーザと真子の決意は本心からだろう。 あの二人、あまり団体行動も得意では無さそうだ。 「まあ、色はともかく。今は三人で何とかするしかありませんわね」 そんな事を言われると「あたしも辞めます」とは言えない凛子である。 元より辞めるつもりは無いが。 凛子にとっては、身に付けた剣術を役立てる事が出来る数少ない機会だ。 ただ鍛錬を積んだだけでは、立派な剣士にはなれない。 それがわかっているからこそ、この誘いにも喜んで乗った。 (……うん! クララさんもこう言ってるし、がんばろう!) 拳を握り締め、改めて決意を固める少女であった。 そんな凛子をよそに。 「ああ、こういう事だったのですか!」 不意にクララが声を上げた。 お茶を飲みながら凛子とも言葉を交わしつつ、傍らに置いたノートパソコンで何か調べていたらしい。 「え? 一体どうしたんですかクララさん?」 不思議そうに質問する凛子に、 「いえ、黄色の戦士とカレーとの因果関係が、ようやくわかりましたわ」 嬉しそうにそう答えると、 「リンコさんも、もしキザに振舞うのが苦手でしたら、アンパンを召し上がると言うのはいかがでしょう?」 「……はあ?」 「それで立派なブルーになれますよ。リンコさん!」 常識人に見えて、どこかが著しくズレているお嬢様である。 いずれにしろ、このお嬢様が行き当たった情報もかなり古い。 「となると……わたくしはカレーパンでも戴けばよろしいのでしょうか?」 「えっと……どうしても食べ物で解決しなければいけないもんなんですか、これ?」 これには凛子も答えは出せない。 テレビは時代劇を観る事が多いので、そもそもこの手の番組は知らないのだ。 「いっそ個性的にやっちゃった方が良くないですか?」 「個性的……ですか?」 「それぞれの得意分野であれやこれや」 「そうですわねえ……きっとアンナさんは気に入らないでしょうけど」 「うーん……そうですねえ……」 ふたりはそれぞれ俯いて、それぞれ考えを巡らせる。 (グリーンだって言うから……それに合わせて武器も用意しちゃったしなあ) (ピンクらしい装備……イエローでもそのまま使えるのでしょうか?) 色が何であれ、この二人の武器自体は変わらないようにも思えるが。 それでも主な悩みはそこに持ってきてしまう凛子とクララであった。 レッドデンジャーことアンナ=マリー・グリニッジは、一人荒野を歩く。 メンバーの半分がいきなり離脱する事になってしまった、忌まわしき初陣の場だ。 残った二人のメンバーは同行させてはいない。 と言うよりも、ここへは何も告げずにやって来た。 あの時はああいう態度を取るしかなかったが、わかっている。 全ての原因は自分にあるのだ。 わかっていても、それを素直に肯定する事が出来ない局面という物もある。 元々、集まったメンバーは寄せ集めだ。 選考の基準は「ある特殊な体質の有無」一点のみ。 色の振り分けも、アンナが勝手に見た目のイメージで適当に決めたに過ぎない。 だからこそ、いわゆる「強権的なリーダー」を演じて、メンバーを一つにまとめようと思っていたのだが。 それが裏目に出てしまったと言う事か。 演じている以上に、自分の地の性格が出てしまったと言うのもある。 それでも幸い、全員が抜けた訳では無いのが救いではあった。 クララはあれでサブリーダー的な自分の立場を良く理解して、さりげなく助けてくれる。 凛子は剣一筋で生きてきたところがあるので、それ以外の細かい事はあまり気にしない。 それがやり易くもあり、助かる部分だ。 (……しまった!) ここでアンナは思い至る。 (ブルーとイエロー、役割を逆に振れば良かった!) 事ここに至ってそんな事を考えてしまうのは、残った二人に対する安心からか。 強がってはいるが、アンナはこれで結構寂しがり屋だ。 長い間一人で過ごしていた期間があるため、孤独でも耐えられる。 耐えられるが、それで平気という訳では無い。 やはり仲間は欲しいのだ。 冷たい風だけが吹きぬける、だだっ広い景色を見渡す。 そんなところに――。 「一人で散歩か? レッドデンジャー、いやアンナ=マリー・グリニッジ」 不意に投げ掛けられた問い掛けに、赤い服のスカートを揺らして反射的に動くアンナ。 背後にそり立つ断崖の上を見上げると――。 そこには三つの人影が見えた。 「……リーザ……サナコ……それに、スズナか」 かつては、仲間とも思い手を携えて来たはずの者達が、冷ややかな眼で見下ろしていた。 服装は、なんだかいかにも悪役っぽい大胆なデザインで、いずれも黒い。 「それとも、とうとうあの二人にも見捨てられたか、アンナ?」 「あなたがリーダーなら、無理も無い事だと思いますよ」 「わたし……ず~っと怖かったんだからねぇ!」 口々に言いたい事を投げつけてくる。 だが、言われる方はどこ吹く風だ。 「フッ……どうやら本格的に悪の道を行くつもりらしいな、貴様ら」 その言い方は、どこか虚勢を張っている様にも見えたか、 「まるで自分が正義とでも言いたそうだな」 「この世に正義なんて存在しません。あなたわかってます?」 「もうどうでもいいもーん! わたし怖いのヤダもーん!!」 何の疑いも無い、とばかりに反論する。 そして、 「まあ一人では何も出来ないって事を、教えてあげるよ」 リーザがそう言って、上げた右手を振ると――。 ザッ! ザザッ!! 崖の上の三人の周りに。 そして、崖下のアンナの周りにも。 一斉に、黒一色で身を覆った戦闘員達が現れた。 「自分の無力さを、ここで思い知るのですね」 真子が薄い笑いを浮かべて言い放つ。 その横では、鈴那が「やーいやーい」などとはやし立てていた。 確かに、今のままでは駄目だ。 たとえ変身した所で、一人では限界がある。 だが。 あの二人を今から呼んだところで、間に合うのか? いや、それ以前に。 二人は呼び掛けに応じてくれるのか? 他人を信じきれない自分がいる。 悲しいが、今自分を見下ろしている三人の事を考えると――。 さっきまで安心していたあの二人に対する想いが、揺らぐ。 それでも。 悪は許す訳には――いかない。 一人でも戦う覚悟を決めた、その時。 ――ドンッ! 不意に大きな轟音が響き、 「ギイィィィィィっ!」 爆発でアンナを囲んでいた戦闘員が数人吹っ飛ぶ。 「むっ! アレは!?」 「……馬鹿な人達……」 「ええ~!? 来ちゃったの~?」 リーザ、真子、鈴那の声に、アンナは三人が眼を向けている方向に視線を動かす。 そこに立っていたのは――。 馬鹿長い日本刀を、鞘に巻きつけた緑の下緒で肩に担ぐ様に背負う、セーラー服の少女。 肩辺りでカットした黒髪と制服のスカートが、風に揺れている。 そして、右肩に長い筒の様な物を担いだ、ピンクのワンピースを着た銀髪の少女。 筒の先から煙が上がっているところを見ると、今の爆発はこの少女の仕業だ。 彼女達が誰かは、最早問い質すまでも無い。 剣術使いの女子中学生、薬丸凛子。 そしてドイツ出身のお嬢様、クラリッサ(中略)ヘルリング。 最後までアンナを信じ、リーダーとしてサポートする決意を決めた頼もしい仲間だ。 二人は戦闘員達よりも少し離れた所で、互いの背中を合わせて立っている。 「アンナさん……ちょっと冷たいんじゃないですかぁ?」 「こういうお散歩でしたら、わたくし達もお誘いくださればよろしかったですのに」 二人は不敵に笑っている。 「あなた達は……本当に馬鹿だな」 「本当に、救いようが無いです」 「バーカバーカ!!」 三人が大声を上げる。 だが。 「あたし達は、別に馬鹿でも何でも良いよ」 「悪と呼ばれるよりは、そちらの方が余程マシですわね」 凛と答えるその表情には、最早迷いは無い。 その様子を見て、アンナも口元に笑みを浮かべた。 「フッ……貴様らっ! 何をボヤボヤしているっ!?」 凛子とクララへの檄だ。 「変身だ! こいつらまとめて、地獄へ送るぞっ!!」 そう叫ぶと、両手首にはめたブレスレットを胸元でカチンと音をさせて組み合わせる。 「エターナルチェンジ――イモデンジャー!!」 コールの終了と同時に両腕を前に突き出すと――。 アンナの体は、光に包まれた。 その光が消失すると、三人の姿がそこには無い。 「ムッ? 逃げたか!?」 「逃げるつもりなら、最初から来ないでしょう」 「怖くなったんじゃないの?」 口々に勝手な事を言う三人に、 「どこを見ている! ここだっ!!」 威勢の良い声が上がった。 悪の三人が立つ崖と向かい合う様にそびえる小さな岩山に、三つの人影がシルエットになって見えた。 一人は赤いコスチューム。 引き締まるような黒とのツートンのスーツは、膝までを覆う赤いレガースが印象的だ。 スパッツ風の黒い布地が太股のラインを際立たせる。 両手の赤いグローブには、ナックルパートの鋲と甲の部分にクロスする鎖が光った。 ヘルメットと素肌の肩口には、アラビア数字の“1”の文字が。 「レッドデンジャー!」 そして緑のコスチューム。 太股辺りまでを黒いニーソックスで包み、足首辺りまではハイカットの緑のシューズ。 腕も肩口近くまで黒いタイツ地で覆い、肘から先は緑の手甲を着けている。 僅かに覗いた肩の素肌とヘルメットの数字は“3” 「グリーンデンジャー!」 最後はピンクのコスチューム。 一人だけ短いスカート風なのが女の子らしい。 膝上まで白いブーツなのも、後の二人とは少し違う。 腕も白いタイツで覆い、肩とヘルメットの数字は“5” 「ピンクデンジャー!」 それぞれのポーズを決めた後、最後の仕上げにポーズを揃えると、 前の六人の時には無かった揃いの白いスカーフが大きく揺れる。 「悠久戦隊っ!」 「「「イモデンジャーっ!!」」」 ドカーン!! 三色の煙を巻き上げて、三人の背後から爆発が起こった。 「ああ……あーあ、やっちゃった」 「あの二人……本当に付き合いがいいですね」 「ちょっとカッコいいかも……しんない」 悪側は三人三様の感想を漏らしながら、半ば呆れた用に見つめる。 だが、イモデンジャーの三人は堂々とポーズを決め、迷いは見られない……はずだった。 「きっ……貴様らーっ!!」 レッド=アンナは激昂する。 「ブルーとイエローだと言っただろうがっ! なんで色が変わってないのだっっ!?」 本気で怒りまくるその様子を見ながら、 「いやあ。グリーンだと思って、それに合わせて武器用意しちゃったんで」 「良いではありませんか。わたくしも、今更色を変えろと言われても馴染めませんし」 グリーン=凛子はヘルメットの上から頭を掻き、ピンク=クララは取り成すように言う。 それを黙って聞いていたレッドだったが、やがて――。 「くっくくく……はははははっ!」 突然笑い出すと、 「フン……まあいい。色の話は後だ」 そう言って、敵のいる眼下を見下ろす。 「今回が実質初めての戦いだ。負けて醜態を晒すなよ」 「もちろん……そのつもり!」 「思いっきり、やらせていただきますわ!」 変身前に持っていた日本刀を引き寄せるグリーン。 そして、両手に何やら長めのペッパー・ミルの様な物を握り締めるピンク。 それを見て取ったレッドは、鎖をジャラっと鳴らして拳同士をガチンと打ち付ける。 改めて気持ちの結束を確認したこの三人に、退くなどという選択肢はありえない。 「いくぞっ!」「はいっ!」「ええ!」 イモデンジャーの三人は、一斉に宙へと飛び出した。 黒一色に染まる、数の上では圧倒的に不利な戦場へと。 「どうやら、やるしか無いって?」 「仕方がありませんね」 「え? え? わたしも行くのぉ!?」 若干チームワークに不安を残しながらも、もう一方の三人も飛び出す。 地面に降り立ち、 「さあ戦闘員ども! やってしまって!!」 「ここを彼女達の墓場にするんです!!」 「ふえええ~ん! もう知らないからぁ!!」 その声と同時に、黒い集団が動き出した。 「先に行きますっ!」 グリーンデンジャーが、駆ける。 左手に握った長大な日本刀の柄に右手を添え、抜き放つタイミングを計りながら。 「はあああああっ!」 気合一閃。 ――フォンっ! 風を裂いて刃が煌めく。 正体を現したその日本刀は、ただの刀ではない。 四尺近い刀身と通常の倍はある柄を持つ、確実に遣い手を選ぶ一振りだ。 全長だと五尺近く。それを振るうグリーンの身長にも匹敵する。 俗に野太刀と呼ばれるそれは、かつて戦場で、馬ごと敵将を叩き斬ったとも言われる剛刀だ。 剃刀の斬れ味よりその重量を利した操刀法が、強烈な斬撃を生み出す。 横一線に薙いだ刃は、それを振るう者の身体も独楽の様に回すが――。 無理に止めはしない。 逆にそれを利用して、続け様に二撃目に入る。 黒い群集の間を駆け抜けるのに経過した時間はほんの一瞬。 最初の抜き付けで発生した慣性が収まり、緑の戦士がその動きを止める。 長くて重い刃が、ピタリと横一文字の位置で止まると――。 向かってくる一人を包囲する様に迫っていた戦闘員達は、ドサドサと一斉に崩折れた。 斬り倒した方は、それを目で確認する事もしない。 手応えで確信しているからだ。 それよりも、目を離せない相手が目の前にいる。 立ち上がり、ゴーグル越しに真っ直ぐ見据えた。 かつて、イエローデンジャーとして共に戦おうとしていた仲間。 今は敵側に廻ってしまった少女、鈴那である。 「……鈴那ちゃん……」 グリーンデンジャーが絞り出す言葉に、 「怖くない……怖くないもんね……」 普段は温厚なグリーン=凛子の事を知っているせいか、そう強がって見せる。 だが、今のグリーンが発している闘気を感じているのか、身体は震えていた。 その脅えぶりは端から見ていても可哀相なくらいではあったが、 「帰っておいで……って言っても、無駄なのよね? 多分」 グリーン=凛子は、そんな見た目には騙されない。 むしろ逆だろう。 脅える人間が、自分の身を守るために起こす行動がどのように働くか。 それは誰にも予想出来ないものだ。 ましてや目の前の少女は、その能力を認められて一度は戦うための仲間となった存在。 油断は出来ない。 「知らないっ! わたし悪くないもんっ!!」 鈴那は叫ぶ。 確かに、今ならまだ悪いと言うほどの事はしていない。 だが、今彼女がいる組織は、日本を恐怖のどん底に陥れようと暗躍する悪の組織なのだ。 このまま黙って見過ごす訳にはいかない。 「仕方が無いね。あたしも戦いたくないんだけど」 グリーン=凛子は、長大な刃を右肩に担ぎ上げた。 その重みがズシリと掛かる。 鈴那は懐から取り出した携帯ゲーム機を、震える手で開いた。 やる気だ。 少女達は、相手の動きに注意を払いつつその秘めた力を蓄積しはじめた。 ピンクの少女が、群衆の中へと身を躍らせる。 両手に持った棒は、粒の胡椒を入れて必要な時にそれを挽く容器にも似ているが――。 それとは違うが、実際に調理器具の名で呼ばれている物だ。 それを棍棒の様に振るって敵の足元を払い、腹に突き込み、上段から叩き伏せる。 だが。 「――やはり、一人一人お相手していたのでは埒が明かない、と言う事ですわね」 何人目かもわからなくなった相手を大地に叩き伏せたところで、ピンク=クララは周囲を見渡した。 すっかり囲まれている。 全員が手にしているのは、短い両刃の直剣。 口々に「ギギギギギ……」などと恐ろしげな声を上げているが、 「あら。わたくし存外殿方に人気……と言う事なのでしょうか?」 などと、とぼけた事を言ってみせた。 見た目に反して、この状況でも動じない心の強さを持っている。 「でも困りましたわ。わたくしこれで、お相手にはうるさい方ですのよ」 ヘルメットから覗いた口元が、不敵に歪む。 そして、遠巻きにこちらを覗っている戦闘員達に対して、 「遠慮なさらずに、どうぞ傍までおいでなさいませ。素敵な贈り物がありますわ」 大胆にもそんな事を言った。 それが引き金になったか、 黒い人影が、津波の様に押し寄せる。 手が突き出され、どんどん狭くなってゆく円周の真ん中で微笑んだピンクの少女は――。 一瞬で掻き消えた。 「!?」 あまりに唐突の事に、とっさに動きを止めた戦闘員達の真ん中に、 ――ゴトゴトッ! 重い音を立てて投げ込まれた物がある。 それはさっきまで、ピンクデンジャーが棍棒の様に使っていた二本の棒。 さらに、それに引き続いて、 ――ドスッ! 先端の部分だけを六つ、まるで花びらの様に針金で周りに括りつけた同じ棒が投げ込まれる。 その首には、本当に花束の様にピンク色のリボンが結ばれていたが。 それが地面でバウンドした、その瞬間。 ドドドドカーン! まるでタイミングを計った様に、その棒はその場で一斉に爆発した。 ピンクは棍棒の様に使っていたが、これは実は棍棒などでは無い。 日本での正式名称・二十四式柄付き手榴弾。 第二次大戦中、ドイツで採用された携行式の手投げ爆弾だ。 結束して使うと、戦車の履帯でさえ破壊出来ると言う強力な爆薬である。 その外見から“ポテトマッシャー(ジャガイモ潰し)”などとも言われるが――。 文字通り、ジャガイモと言うよりも、トマトの様に敵を潰す。 一塊になっていた戦闘員達は、一斉に吹き飛ばされた。 爆発の煙と砂埃で霞む場所に、ピンク色の戦士が降り立った。 「わたくしからの手向け、お気に召していただけたかしら?」 そう言って、まだ視界がハッキリしない先に視線を向ける。 徐々に晴れてゆくその場に立っていたのは、 「やはり……危険なのはアンナよりあなただよ、クララ」 頭には角。背中にはコウモリの羽根。 露出の多い黒いコスチュームに身を包んだ、少し大人びた少女だ。 「それはどうも。あなたには負けると思いますけれど」 そう言うピンク=クララも負けてはいない。 「個人的には恨みも何も無いが――因縁だな」 かつてブラックデンジャーと呼ばれた少女・リーザが言う。 その因縁は、半世紀以上前に彼女達とは関わり無いところで生まれた物だ。 だが。 彼女達にとっては、戦うに充分な理由でもある。 「では、はじめましょうか。ドイツ対ソ連の……新たなる戦いを」 相手の言う事を全て察し、クララも応じる。 「今度は――雪の味方は期待できなくてよ!」 「なんのっ! どこで戦おうと一緒だ!!」 二人の少女は、互いに相手の出方を覗い始めた。 「おおおおおっ!!」 レッドデンジャー=アンナが叫ぶ。 握り締めた両の拳が、走る動きに合わせてブレながら、甲の部分でクロスする鎖を鳴らした。 高速で移動しながら、軽やかなフットワークで左右に動いて敵を翻弄しつつ、敵の顔面に拳を、腹に脚を叩き込む。 このような乱戦で、ハイキックなどは使わない。 華美な技は廃し、確実に相手を叩き伏せてゆく。 それでも、敵の攻撃は止む気配が無い。 肉体のみを武器とするレッドを軽く見たか、間髪を入れない猛攻だ。 右手に持った剣を振り下ろし、横に払い、或いは突き。 それらを的確に捌きながら、赤い戦士は突き進む。 だが、以下に歴戦の戦士と言えど、集中力は無限ではない。 (――しまった!) 背後から振り下ろされた剣に気付くのが遅れ――。 交叉した両手の甲で、まともに受け止める事になってしまった。 鎖がガッチリ噛みこんで、その刃を防ぐが、 「……くっ!」 上からのしかかるその力に、レッドは思わず声を漏らす。 そこにワラワラと他の戦闘員も集まり、黒い山になったかと思われた――その時。 「でりゃああああああああっ!!」 レッドデンジャーの絶叫が響いた。 ――ドオッ!! 轟音と共に沸き立った砂埃の中から、一瞬巨大な黒い握り拳の様な物が見えたが――。 一斉に跳ね飛ばされた戦闘員が地面に投げ出され、視界が晴れた時には、そこに立っていたのはレッドデンジャーただ一人であった。 「ふふん。ただの戦闘員にしては、なかなかやるではないか」 最後は危なかったが、それでも息一つ乱してはいない。 さすがに少しは身体にも攻撃を受けたらしいが、それは彼女の弱さではなく、戦闘スタイル上仕方の無い話だろう。 群がっていた戦闘員達は一人残らず地面に倒れ、倒した当の本人もそれには目もくれない。 彼女がゴーグルの奥から見通すその先には――。 長い白髪を揺らす、黒衣の少女の姿が見えた。 「……まったく……戦い方まで野蛮な人」 元ブルーデンジャー・真子は呟く。 いかにも、こういう振る舞いが気に入らないと言った風情だ。 だが。 「自分は奥で見ているだけで、戦う者は道具扱い。これも美しいとは言えぬわな」 返すレッドの言葉は冷静だ。 元々真子の戦闘スタイルは承知していたが、改めて見るとそのやり方には不満が残ると言った様に見える。 敵味方に分かれたのは、ある意味必然と言えるかもしれない。 互いが互いのやり方を気に入らないのだから。 となれば、後の展開は一つ。 「サナコ……貴様の鼻っ柱、我が拳で砕いてくれる」 「こっちこそ……あなたを五体満足ではいられなくしてあげる」 二人の闘気は、見る間に膨れ上がっていった。 ――今っ!! 覚悟を決めたグリーンデンジャーが、野太刀を担いだまま一気に駆け出す。 スーツの力で瞬間的な加速力が強化されているが、元々グリーン=凛子は動きが素早い。 「――ひいっ!?」 それを見て、鈴那は悲鳴に近い声を上げた。 そして反射的に、手にした携帯ゲーム機のパネルをタッチする。 ドカーン! グリーンが疾る足元が、突然爆裂する。 高速で移動している為間一髪避けている状態だが、 「……くっ!?」 その予測不可能な攻撃を受けている方はヒヤヒヤものだ。 別にあらかじめ地雷などが仕掛けられている訳ではない。 鈴那はグリーンと自分がいる場の大地を、手にした携帯ゲーム機を介してコントロールしているのだ。 爆発させる方はゲーム感覚でも良いのかもしれないが、それで吹っ飛ぶかもしれない方は堪らない。 「えいっ! えいっ! 死んじゃえっ!!」 ゲームと違い思うに任せないからか、鈴那は苛立ちを感じている様だ。 今足がある位置をクリックしても、爆発した時にはもう相手は動いている。 先読みしても、爆発した瞬間相手は軌道を変える。 ゲームの様にプログラムされた動きではないのだから当然だ。 「いやあああああっ!!」 相手に肉薄し、担いだ刀を振り上げる。 「きゃあああああっ!!」 グリーンの余りの迫力に、鈴那は慄きの声を上げつつ――タッチペンを画面に押し付けた。 長大な凶器が振り下ろされるのと、グリーンの直下が爆発するのがほぼ同時。 「わああああああっ!」 「いやあああああっ!」 二人の姿は、もうもうと沸き起こる煙に掻き消えて、見えなくなった。 かつて繰り広げられた戦場からは遠く離れた日本の荒野で、 再び時を超えた戦いが始まろうとしている。 向かい合っているのは、ピンクで全身を覆う少女と、肌の露出の多い黒服の少女。 もはやこの二人の間に、余計な言葉は要らない。 互いが互いの動きを見切ろうと、注意深く覗っている。 二人とも武器は手にしてはいないが――。 お互いが判っている。 そんな見た目に騙されてはいけないと。 「……ふっ」 リーザの顔に笑みが浮かび、 「…………」 ピンク=クララも口元をほころばせると、 二人は同時に動いた。 駆け出すピンクに対し、リーザは人差し指を立てた右腕を振るう。 その指からは電撃がほとばしり、鞭の様にピンクを襲うが――。 紙一重で避けながら、ピンクは距離を詰める。 動きながら両手に持つのは“ポテトマッシャー” 柄の端の蓋を最初から外し、中に入っている紐を指にかけて投げる。 こうする事で、中ではマッチの様に摩擦で着火され、爆発させる事が出来るのだ。 走る足の動きは止めず、左右に動きながら、次々と投げる。 もはやリーザも、どこからそれを取り出しているのかなどと問う事はしない。 ただ電撃を繰り出しつつ、ピンクの投げる手榴弾を避けるだけだ。 手数が増えれば増えるほど視界は悪くなっていくが、躊躇ってはいられない。 何度目かの攻防を繰り返しつつ、リーザは前に飛び出した。 敵が放つ爆薬で巻き上げられる土埃を隠れ蓑にして、一気に間合いを詰めようと言う算段だ。 視界を遮る靄の中に飛び込み、敵の姿を捉えようとした――その時。 目指す敵は、目の前にいた。 宙に身を躍らせたリーザと同じ高さ。 それも手の届く距離に。 だが。 ピンクの手には、凶悪な武器がある。 対戦車用無反動砲・パンツァーファウスト。 ただの筒の先端に破壊力抜群の成形炸裂弾を取り付けただけの、強力な歩兵用火器だ。 すでに安全装置を兼ねた照準器は立ち上がっており、いつでも発射できる状態なのが判る。 それがリーザの胸元にピタリと狙いを付け、避けようが無いほどの至近距離にあるのだ。。 「……辛抱強くないあなたならば、必ず前に出てくると思いましたわ」 狙いをつけつつ、ピンクは籠もった声で冷ややかに言う。 首に巻いたマフラーで口元を覆っているのだ。 「フッ……読み合いでは私の負けか……だがっ!!」 リーザも腕を一振りだけで、必殺の一撃を放てるのだ。 電撃が早いか、 それとも引き金を引くのが早いか。 勝負を決めるのは一瞬。 リーザの指からは激しい電光が走り、ピンクデンジャーのマスクを砕く。 と、同時に。 ピンク=クララの指は確実に引き金の操作を終えている。 最早自殺行為に等しいこの距離で、互いの必殺の一撃を放った二人。 空中で起こった激しい爆発は、その後の二人の安否確認を困難にする物であった。 「これで戦闘員を倒したと思うあなたの認識は……甘い」 真子はそう呟くと、倒れ伏す無数の黒い人間達に眼を向けた。 「立ち上がりなさい! 敵を倒すまで、あなた達は死ねない!!」 バッと手を振ると、非情な叫びを上げる。 その声に従うかの様に、レッドが倒したと思っていた戦闘員達は、ゆっくりと身を起こし始めた。 全身を包む黒いコスチュームのおかげで、破裂した様な者はいないが……。 レッドとしては、再起不能な状態まで容赦なく叩き伏せたはずだった。 これが人間ならば……だが。 「……傀儡か……」 レッド=アンナは、戦っていた相手の正体を悟った。 そう。 道具の様に使うのではなく、文字通り道具だったと言う事だ。 真子の単独の戦闘力は、そう大した物ではない。 だが、群体を操って戦うのは得意だ。 まさかただの人形を使うとは思っていなかったが。 「やはり……気に入らん!」 レッドは拳を握り締めた。 「戦いと言う物に対する考え方の違いです。気に入らなければそれで結構」 言われる方は動じない。 気に入らない相手を否定するには――。 全力を持って叩き伏せるしか、道は無い。 下げた拳をギュッと握り締めたレッドに、復活した戦闘員が一斉に襲い掛かった。 「調子に乗るな雑魚以下共があぁぁぁっ!!」 もう遠慮はしない。 そんな気迫が、レッドデンジャーから噴出する。 相手はそんな物に圧されたりはしない。 だが、レッド=アンナは構う事無く、そんな相手に対しても拳を振るう。 それで怒りをさらに増幅させようとでも言う様に。 拳を、裏拳を、肘を膝を足を。 五体の全てを振るって戦う赤い戦士の姿は美しい。 「……まるで阿修羅ですね」 武器を持たず、たくさんの敵を相手にするとも怯まず向かってゆく闘神。 その姿を重ねてみる真子にも、美しさだけは伝わっているのだろうか。 「くっくくく……」 満足そうな声が自然に漏れた。 「さあ、貴様のオモチャは全て壊した。後は貴様自身だけだ」 そう叫ぶと、レッドデンジャーは駆け出す。 判っているのだ。 これだけで終わる訳が無い。 だが、この辺りで元を叩いておかなくては、終わりの無い戦いになってしまう。 だから、ここで終わらせる。 「……これで終わりな訳がないじゃない……」 そう呟く真子の足元の地面が、ボコボコと音を立てて盛り上がり始めた。 新たな戦闘員の出現だ。 だが、レッドの足は止まらない。 「行くぞっ! インフィニティ――ナッコォっっ!!」 振りかぶったレッドの右拳の鎖が弾ける。 これは単なる装甲代わりではないのだ。 装着者の意のままに動き、自在に形状を変える精神感応金属製のチェーン。 どこに収納されていたのか、長く引き伸ばされた鎖が、自らを絡める様に一塊になると、巨大な何かを形成する。 それは黒光りする、巨大な拳だ。 レッドの動きをトレースするかの様に、それは見事な拳を作っている。 先ほどレッド一人を圧し包むように襲ってきた戦闘員達を一斉に弾き飛ばしたのもこれだ。 「技まで野蛮……」 そう言って、新たに生まれた戦闘員を盾にしようというのか、自分の前に立たせる真子。 「そんな物……無駄だっ!!」 レッドは怒りをさらに高め、右腕を突き出した。 盾となった戦闘員もろとも、殴り倒すつもりだ。 大気を押し退けながら迫る巨大な鉄の拳を、戦闘員の一体が避けた。 そしてそのまま――剣を構えてレッドに迫る。 「――しまった!?」 気付いた時にはもう遅い。 真子がいた場所を、レッド=アンナの拳が叩き割るのとほぼ同時に、 レッドの胸は、戦闘員の剣によって貫かれていた。 土埃が舞い上がり、視界が塞がれる。 二人の安否は、窺い知る事が出来なかった。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 「なんだこれはっ!」 再びアンナの絶叫が書庫に響いた。 「これでも、アンナさんのご要望には沿ったつもりなのですけれど」 クララは戸惑いながら返答する。 「なんだか妾だけが目立っているという感じではないなあ」 クララとしては、今小さな女の子達の間で流行っているらしいプリティでキュアキュアなアレを想定して書いたのだが……。 どうやら集団では駄目らしい。 「戦いがなかなかハードなのは良い。だが貴様らも妾並に目立ちすぎだ!」 アンナの言う「貴様ら」というのは、クララと、おそらく凛子もだろう。 確かに同じ敵と戦う仲間として、登場させている。 だが。 ハードな戦いとはなんだろう? クララには書いた覚えが無い。 「……はあ、少し休ませてくださいな」 目元をを押さえつつ、お嬢様は席を立つ。 今日はずっと座りっぱなしだ。 側に控えるメイドにお茶を淹れてくれる様に頼み、窓から外を眺めた。 この街は平和だ。 出来れば、このまま続いてくれれば良いと思う。 だが、それはおそらく叶うまい。 この街に、自分と同じ様な存在が集まってきている以上、それはあり得ない。 「ねえアンナさん、次は時代劇ってどうですか?」 不意に声が響いた。 もう一人の客、薬丸凛子だ。 「あー、日本のサムライムービーか? 妾はあまり知らんのだ」 「一度見てみてくださいよ。面白いですよ」 クララが物語を書いていて、それにアンナが不満を漏らしているという事を知ってか、好きな事を言う。 書くのはこのドイツ人少女なのだが。 「わたくしも、ジダイゲキと言うのは存じませんわね。勉強しておきます」 「次はアレだ、恋愛物なんてどうだ?」 アンナの発言も勝手だ。 大体、恋愛と言うなら相手が要る。 この永遠の人外少女に、相応しい相手がいるのだろうか? 「お相手は、どのような殿方がお望みなので?」 クララは問い返す。 作り話なのだから、相手は何とでもなる。 だがこの際、アンナの男性の好みくらいは知っておきたい。 「ふむ……改めて訊かれると困る物だな」 そう言って、同じ席に着いたセーラー服少女に眼を向ける。 「え? え?」 アンナの視線を追って向けられたクララの注目も浴び、凛子は戸惑った。 「貴様くらい判り易ければ、クラリッサも苦労はするまいよ」 「そうですわね。リンコさんはとっても判り易いですわ」 「なっ……何言ってるんですか二人ともっ!?」 凛子は顔を赤らめて大声を上げる。 「貴様は“お兄さん”がいれば良いのだろう?」 アンナはニヤリと口元を歪める 「なっ……なっ……何をっ……!?」 「そうですわね。では今度は、リンコさんを主人公に恋愛物など書きましょうか」 クララもアンナに合わせて、済ました顔でノートパソコンを開く。 「わっ! わわわわーっ!! やめてっ!」 からかう二人に、凛子は堪らず声を上げた。 お嬢様の処女作品は、まだ仕上がりそうに無い。 ――終――
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美肌を目指す、すべての人に。 セプテムの「エルテオシリーズ」は、美肌を目指している人たちに向けた商品です。 肌質や年齢、そして季節も問わない上質のベーシックスキンケアである「エルテオシリーズ」。こちらも人気商品です! いつでも、美肌をキープするというのは、どの年齢の女性にとっても大きな課題です。 セプテムプロダクツが研究に研究を重ねて生み出した「エルテオシリーズ」ですが、毎日のスキンケアに欠かせない!という方も多いそうです。 セプテムのエルテオが大人気の理由、そして魅力についても迫っていきましょう! ◆ベーシックなシンプルケア ◆肌をうるおいで満たす ◆肌が自ら美しくなろうとする力を引き出す ◆和漢植物エキスをセプテム独自の処方技術で配合 ◆肌荒れを予防・ケア ◆肌質・年齢・季節を問わない 美肌作りのカギとは、一体なんでしょうか? セプテムプロダクツは、「肌荒れを予防・ケアする」ことだと述べています。 エルテオシリーズで毎日お手入れすることが、明日の綺麗へとつながるのです。 肌あれを予防して、肌本来の力を呼び覚ます! セプテムプロダクツのエルテオのポイントは、ここです! 気づかないうちに進行している「微弱炎症」についても注意が必要です。 肌の構造、そして肌本来が持っている力を理解することで、美肌への近づいていけますよ。 自分には関係ないと思っているのはNGですよ! 実は、肌荒れは気づかないところで起きているということもあるようです。 肌荒れというと、肌の赤みや吹き出物などを想像しますが、目で見てわかるものだけでなく、色々な原因によって「微弱炎症」が怒っている状態のことです。 これが続くと、しみやしわ、そして肌の老化に繋がっていくのだとか! この予防・ケアが美肌への道!セプテムプロダクツのエルテオでケアしていくことを考えましょう! 肌が微弱炎症を起こす原因は、紫外線や偏った食生活、睡眠不足、ストレス、乾燥など、原因はさまざまです。 この微弱炎症を予防するための最大のポイントは、肌のうるおいをアップさせるということです。 美肌にかかせないのはやっぱりうるおいですが、それももちろん、セプテムプロダクツのエルテオでケア出来るのです! さらに美肌に欠かせないのは、正常なターンオーバーです! ターンオーバーが乱れてしまうと、肌トラブルにつながってしまいます。 正常なサイクルでターンオーバーをすることで、うるおいをキープすることが出来るのです。 肌をうるおいで満たして、肌本来が持つ、「美しくなろう!」という力を引き出すのが、セプテムプロダクツのエルテオシリーズです。 実は、肌は加齢とともに、水分量も皮脂量も減ってしまいます。 でも悲しいことに、加齢からは逃げることはできませんよね。でも、それをいかに遅らせていくか、というのが重要です。 ケアを怠れば、その分、老化も早くなっていきます。 セプテムプロダクツのエルテオシリーズでケアをして、肌本来の力を存分に引き出していきましょう! セプテムプロダクツのエルテオを使った、ベーシックな6ステップで、毎日触れるのが楽しくなる肌へ! 6ステップ?と思うかもしれませんが、1アイテムごとに欠かせない理由があるので要チェックですよ! 使いたいアイテムは、セプテムのエルテオの6アイテム! これを使用する順番も大切なんです。 ★Step1 エルテオ オイルクレンザー [レフィル] <薬用メーク落とし> これは、肌に優しくて負担の少ない、セプテムプロダクツのオイルタイプの薬用メイク落としです。 メイクを落とすほか、洗浄後にしっとりとしなやかな肌へ。また、ニキビ・肌荒れも防いでくれます。 また、セプテムプロダクツのエルテオのオイルクレンザーは、なぜオイルタイプなのでしょうか? それは、クレンジング力に優れているというほかに、きめ細かい部分にもしっかりなじむため、 肌に負担なくやさしくクレンジング出来るだけでなく、洗い上がりもすっきり♪という、いいとこどりだからです! ★Step2 エルテオ ソープ[レフィル]<薬用洗顔石けん> セプテムプロダクツの薬用洗顔せっけんは、みずみずしく、透明感のある肌に洗い上げます。 肌を保護しながらやさしく洗い、なおかつ肌荒れ防止作用のある成分も配合。肌を清潔にするだけでなく、ニキビや肌荒れも防ぎます。 ちなみに、このエルテオソープは枠練製法でつくられているのですが、実はセプテムではこれにこだわっているのだとか! 「機械練石けん」ではなく、「枠練石けん」を選ぶ理由は、保湿成分も配合出来るということ。 機能性も高め、使用感のいい石けんであるエルテオソープを作り上げることが、セプテムプロダクツのこだわりです。 ★Step3 エルテオ スキンローション<薬用化粧水> 和漢植物エキスを主体とした、保湿成分がたっぷりの薬用化粧水で、肌を引き締めてきめを整え、乾燥や肌荒れ、ニキビも防ぎます。 ちなみに、セプテムプロダクツの薬用化粧水を使う時は、コットンを使ってむらをなくし、肌をしっかり潤すとより効果的ですよ。 ここで、セプテムプロダクツのエルテオ スキンローションの使い方ポイント! 普段使いだけでなく、週に1,2回のフェイスケアマスクで、さらにうるおいアップ! スキンローションを、フェイスケアマスク全体に十分にふくませて使い、10~15分間置くだけでOKです。 普段のケアに、週一度程度のマスクでのケアも追加するとなお◎です! ★Step4 エルテオ エッセンス<薬用美容液> セプテムプロダクツの美容液は、うるおいも長時間保てるので、ばっちりですね!キメを整え、透明感のある肌へ! また、天然保湿成分は持続性もあるそうなので、乾燥や肌荒れなどからも、ちゃんと守ってくれますね♪ さらに、セプテムプロダクツのエルテオ エッセンスの使い方のポイントを説明しましょう! エッセンスを顔全体にしっかりなじませてから、最後に、両手で手のひらと肌が吸いつくような感じになるまでなじませると、よりもちもちとした肌になれますよ♪ 肌荒れやニキビ、乾燥をしっかり防ぎたいのなら、なじませ方にも注意してみると良いですね! ★Step5 エルテオ ミルクローション<薬用乳液> つづいて、セプテムプロダクツの薬用乳液の出番です。 敏感肌で気になるのが乾燥ですよね。これは、しなやかで、かつ柔軟な肌へと導いてくれる薬用美容液です。 肌荒れを防いで、健やかな肌に整えていきます。 セプテムプロダクツのエルテオ ミルクローションを使う上で、どこに気を付ければいいかというと、 乾燥しやすい部分はよりていねいにケア!ということです。 両頬・おでこ・鼻筋・あごの5点にミルクローションをおいて、顔の中心から外側へしっかりなじませます。 目元や口元など、特に乾燥しやすいところは重ね付けしていきましょう。 ★Step6 エルテオ インテリジェント クリーム<薬用美容クリーム> 乳液の次は、美容クリームですね。セプテムプロダクツのエルテオなら、薬用美容クリームでも、優れた保水力&肌荒れ防止効果が期待できます。 3つのインテリジェント処方がされているので、ご自身の肌状態にあわせ、エルテオ全体のスキンケア効果を高めるという優れものです。 ちなみに、セプテムのエルテオシリーズは、この6つめのステップがラストステップ! 最後は、肌全体へ均一になじませるようにしましょう。 クリームを肌になじませ、顔全体を包み込むようにして両手で優しく整え、うるおい効果アップにつなげましょう。 これで、セプテムプロダクツのエルテオのベーシックな6ステップは完了! それにしても、セプテムプロダクツのエルテオシリーズが6点ある意味とはなんなのでしょうか? 一つでも欠かすことなく使う必要があるのはどうしてかというと、それぞれに目的と役割があるからです。 6点をセットとして使ってこそ、スキンケアの効果が最大限に発揮できるからなのです! セプテムプロダクツのエルテオシリーズは、もちろん一つのアイテムとして使うこともできます。 しかし、1アイテムごとに、肌の各層に友好的に働きかけることを目的としていて、 役割に応じ、最適な処方と設計で開発されたというものなのです。 一つだけ使ってもいいのですが、あわせて使うことで、さらなる効果が期待できるのであれば、そっちの方がいいですよね! セプテムプロダクツのエルテオシリーズは、一つ一つのアイテムが十分な役割を果たして、スキンケア効果を最大限に発揮するためにも、 ひとつだけ使うというのではなく、6点セットで使うことがおすすめのようです。 さらに、エルヴィナスもプラスで使うと効果的のようなので、スペシャルケアも考えてみると良さそうですね!
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テルテラ 分類:てんきポケモン No.3-209 タイプ:下記【特殊能力】参照 特性:下記【特殊能力】参照 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 45 40 20 45 25 65 ばつぐん(4倍) --- ばつぐん(2倍) かくとう いまひとつ(1/2) --- いまひとつ(1/4) --- こうかなし ゴースト ※下記【特殊能力】により、タイプ相性が変化する。 特殊能力 持たせる道具によって、自身のタイプと特性が変化する。 具体例は以下の通り。(形式は「所持道具:タイプ/特性」) 「炎の石or熱い岩:炎/日照り」「水の石or湿った岩:水/雨乞い」 「岩石プレートorさらさら岩:岩/砂起こし」「氷柱のプレートor冷たい岩:氷/雪降らし」 「変わらずの石:ノーマル/エアロック」 上記以外にも、深い霧や新しい天候にする特性にも変化できる。 また、一応「天気」ポケモンだが、重力やトリックルーム状態にする特性にもなれる。 なお、特定の道具以外を持たせているor何も持っていない場合は、「ノーマル・浮遊」になる その他 テルテルボウズの姿をした無進化ポケモン。 上記の通り、最大の特徴は特定の道具を持たせることで自動で場の状態を変えられる特性を使うことができる点。 その為、場に出すことでほぼ確実に天候などを変えることができる。 なお、戦闘開始時などテルテラ以外に天候などを自動変化する特性持ちが同時に出た場合は、 必ずテルテラの能力が優先される。 反面、ほぼ全ての能力値が致命的に低く、戦闘での活躍はまず期待できない。 一応、技自体はそこそこのものを覚えることができるので、相手の素早さが余程低ければ、 冷たい岩などを持たせて、雪降らし→必中吹雪→凍り状態発生、で活躍できないこともないが。 各天候パ、トリパなどの優秀な始動役として活躍できるが、まず戦力にはならないので、 彼を戦闘メンバーに組み込んだ場合は、実質的に一体少ない状態で戦うことになる。 ポワルンが受身な感じなので、能動的に天候(実際は天候以外もだが)を操ることができるテルテルボウズ、というイメージで考えた 実際は、夢特性ニョロトノやユキノオーなどが使われ、あまり出番は貰えなさそうだけど 名前 コメント
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テルテオ 聖書『ローマ人への手紙』の筆記人。 別名: テルティオ
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キャラクター一覧|ALLキャラ進化表|デバフもち|クリティカルもち|小判&ドロップもち|キャラダメージ表 +ガチャキャラ一覧 ガチャ(レア)【体当たり(キャラ)|弓(キャラ)|魔法(キャラ)|ため(キャラ)】 ガチャ(激レア)【体当たり(キャラ)|弓(キャラ)|魔法(キャラ)|ため(キャラ)】 ガチャ(超激レア)【体当たり(キャラ)|弓(キャラ)|魔法(キャラ)|ため(キャラ)】 ※限界突破のステータスは上限解放が記載されていないものは未解放状態での値です ※限界突破のステータスは推測値ですので+-10ぐらい前後する場合があるかもしれません。(参考までに テルティウス 「勝手にコラボ」にてドロップするキャラ。 魔法の棒人間 テルティウス キャラ名 タイプ 属性 レアリティ レベル 体力 攻撃・魔力 CP テルティウス 魔法 火 激レア 20 304 63 65 限界突破 +10 425 89 45 マジックスキル 射程19リキャスト増加時間30%短縮必要CP-30火属性攻撃30%増加火属性のバーストサイズ20%増加 進化素材表 第二進化 降臨の書1 説明 ニャブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセーノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダード・ピカソンの魂が宿る超大作。 ニャブロ・ディエゴ・ホセ(以下中略)ピカソンの創る作品は魂を宿した生きた芸術そのもの。 世界中から高い評価を受ける。 その中の一体・テルティウスは楽観的な性格。 協調性のないプリムスとセクンドゥスのサポート役でもある。 備考
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テルティオ テルテオの別名。
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イテルテル サハラのカビュル族の神話の創世神。 原初の野牛。 関連: タムアツ (妻) アキミ (娘)
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属性:パーティの形:三角でNo.33 ボキャボットは『テルテルン』 DXヘボットの場合 ワード1 プリーズテルミー ワード2 電話に出んわ ワード3 サンキュー!ミスユー!コールユー! DXペケットの場合 ワード 電話かかってる? ギャグ 電話に出んわ 収録 ボキャネジ第三弾~おとなもこどももボキャボットも~