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ポニテの日じゃ 酒を持て 解説 今年も、ポニーテール杯の夏がやってきた。 愛しのポニーテールの人数は男も入ってなんと驚きの160名。 AIが無いキャラにはうp主自作のAIが、カットイン無いキャラにはうp主自作のカットインが付いてくるため珍しいキャラも多数。 演出もさらにパワーアップしており、特にOPは各チームごとに別々のアニメのOPをモチーフにした、MADとしても素晴らしい一品になっている。 では例によってポニテ好きの君は見たまえ! 嫌いな君はお帰りくだしあ。 ルール 1チーム10名の16チームによる対抗戦。 各チームごとにシングル(ATK150%)、ゲージfull(初期ゲージのみMAX)、 ダブルス、3チーム、タッグ、大将シングルの各ポジションにキャラが配置されている。 それぞれのポジションごとにトーナメントを行い、優勝すると8ポイント、準優勝で4ポイント、2勝で2ポイント、1勝で1ポイント、0勝でティッシュを獲得する。 合計ポイントが最も多いチームが優勝となる。 補足事項 1ラウンド50秒 1stシングル戦はATK150% ゲージFull戦は開幕ゲージMAX 市民は例によってランダムダメージ + ネタバレ注意 優勝チーム決定後、優勝チーム10名に選抜30名を加えた総勢40名のポニーテール軍と、 ポニーテール杯VSのメンバーに新規を加えたツインテール軍40名によるセルハラ形式による対抗戦を行う。 初期ライフは1200。1勝ごとに-200される。 両チームメンバー紹介(※優勝チームネタバレなので注意) 出場選手紹介 + ●'乙 チーム名 1stシングル ゲージfull ダブルス 3チーム タッグ 大将トナメ 主人公ポニーズ 貴澄なつき 霞 レイチェル ブロッサム 前田慶次 覇王丸 聖伝白龍叉介 リンディス 藤堂晴香 楓 SNKポニーズ 藤堂香澄 不知火舞 黒河内夢路 黒咲壬羽 真鏡名ミナ アテナ フィオ 真田小次郎(妹) 真田小次郎(兄) レオナ ロリぽにーず ロールちゃん アーチェ リップ 藤林すず 綱手 チェルシー セラ 霧ヶ峰斬子 セレナ キュアブロッサム 赤毛ポニーズ キム・ウー ヨーコ 豊田可莉奈 朝霧陽子 ジュレーン ルナ姫木 Mr.ポニー 高瀬瑞希 新堂環 天草四郎 PCゲーポニーズ 北条院雅子 宮内レミィ シャルム コモード芹香 アサシン 武内優香 イグニス 神尾観鈴 棗鈴 風祭みやび RPGボニーズ キール・ツァイベル マール リムル リリス・エルロン アヤメさん ミスティ マリー エレン ティナ Xeona 忍者ポニーズ 藤林しいな 颯紅葉 シノ いぶき 紅 タキ 飛鳥 飛竜子 ストライダー飛燕 星影 金髪ポニーズ ローナ バーディー フィリア ソニア・ブレイド 桃山愛 ティサ 黒谷ヤマメ カイ子 ルシェカ ロザリンド ACTポニーズ ピンクレンジャー きょうこ 黒騎士 マキ 金市民 超市民 G市民 リュンメイ 女レンジャー リン・クロサワ 高齢ポニーズ 四楓院夜一 のぶ子 チキ 弁財天 お志摩 直衛示源 小牟 朱鷺宮神依 黒河雲母 ナターシャ アニメポニーズ セーラージュピター ヴァニラ・H トゥランガ・リーラ 九能小太刀 山中いの 珊瑚 まほろさん GNHKN シグナム 人斬り抜刀斎 男ポニーズ タスク 涅槃無天鴉 鋼牙 破鳥才蔵 無明神楽蘭丸 首斬り破沙羅 ハーブ オメガレッド 暁武蔵 S・ガイスト レトロポニーズ 蘭丸 ミユキ ミク ヨンミー ティア 玉蘭 シャイア チェン・マオ フーティー 梨花 オリジナルポニーズ ルーシー 村雨麗華 紅尾ゆうり スピネル・H マーガレット 蒼川マーガレット メルド 竜子 デボネア 霧崎ミスト オリジナルポニーズ2 Tsunamidusher 迎伊織 風岡紅葉 PandaCF Wyldestar 高田美月 Tamika ハクレン 花菜七そまる アーシェット その他ポニーズ 大久保久美 高宮城勇 明羅 綿月依姫 キョン子 シーシェル 真宮寺さくら リーズバイフェ 園崎魅音 梅喧 + ネタバレ注意 ツインテール勢 鈴木めぐみ 友原敦子 幾世あやね レインボー・ミカ 楠真奈美 ミュカレ アニー・ムラカミ 松平瞳子 カフィリエ リリカ セーラームーン へどら 七瀬留美 エトナ 初音ミク 高町なのは 月読きなこ マリー&キング 赤井まほ 白井黒子 シャルラッハロート 日向=A=章子 アリサ キスメ 水原奈優 鹿目まどか プレセア ラ・ビ・アン・ローズ 水無月遥 忽那ゆい 羽澄えり ネガティブゼロ 健見久美 柏木るみね 沢夏琴音 バブルス リナリー・リー 日向夏美 最終鬼畜TT EX最終鬼畜TT 併せて見ておきたい動画集 + OP元紹介 主人公ポニーズ 『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最期の日』より「HEATS」 SNKポニーズ 『GEAR戦士 電童』より「W-Infinity」 ロリぽにーず 『実況パワフルプロ野球8』より「Little Soldier」 赤毛ポニーズ 『炎の転校生』より「炎の転校生」 PCゲーポニーズ 『ティアーズ・トゥ・ティアラ』より「Free and Dream」 RPGポニーズ 『機動新世紀ガンダムX』より「Resolution」 忍者ポニーズ 『BLUE SEED』より「CARNIVAL・BABEL 〜カルナバル・バベル〜」 金髪ポニーズ 『覇王大系リューナイト』より「Run~今日が変わるMagic~」 ACTポニーズ 『剣勇伝説YAIBA』より「勇気があれば」 (9 55から) 高齢ポニーズ 『疾風!アイアンリーガー』より「アイアンリーガー-限りなき使命-」 アニメポニーズ 『勇者警察ジェイデッカー』より「HEART TO HEART」 男ポニーズ 『魁!!男塾』より「汚れちまった悲しみに…」 レトロポニーズ 『ONE PIECE』より「ヒカリへ」 オリジナルポニーズ 『デジモンアドベンチャー』より「Butter-Fly」 オリジナルポニーズ2 『ふしぎの海のナディア』より「ブルーウォーター」 その他ポニーズ 『サクラ大戦 桜華絢爛』(OVA第一期)より「檄!帝国華撃団」 + ED元紹介 part1 『キャプテン翼J』より「男だろっ!」 関連大会 ポニーテール杯 ポニーテール杯Z ポニーテール杯F ポニーテール杯EX ポニーテール杯VS 三つ編みトーナメント No.1ヘアースタイル決定戦 コメント + ネタバレ注意 作成(*・ω・* )乙 これはポニテじゃなくて乙なんだからね! -- 名無しさん (2012-07-09 22 44 16) こんなにいるのかポニー -- 名無しさん (2012-07-09 23 07 58) 編集の力の入り方がマジで凄えと思う。それでいて早いという。 -- 名無しさん (2012-07-10 06 32 34) だいすきが大好きだった身としてはシーシェルには頑張って欲しい -- 名無しさん (2012-07-14 11 15 11) 新作~ -- 名無しさん (2012-07-14 18 39 01) 今更ではあるけど、「Mr.ポニー」である事をその正体であるキャラのページでは触れられてなかったんだな。ネタがネタだけあるし、ちゃんとした結果が無かったからだろうか? -- 名無しさん (2012-07-14 21 17 02) UP主のAIがys -- 名無しさん (2012-07-14 21 23 58) ↑うっかり押し間違えた、失礼。UP主のAIが楽しみすぎる。公開予定はあるのだろうか? -- 名無しさん (2012-07-14 21 26 03) 敢えて言おうこれはロンドン五輪よりもeuro2012より熱い -- 名無しさん (2012-08-03 18 56 46) 何がすごいってAIないから出せないんじゃなくてAIないなら作るってのがすごい。 -- 名無しさん (2012-08-13 01 30 20) 相変わらずOPからおまけまで凝ってるな・・・www -- 名無しさん (2012-09-02 21 26 13) ついに終わりかーと思ったらなんか乱入きたー -- 名無しさん (2012-09-17 22 01 59) まさかの乱入ktkr -- 名無しさん (2012-09-18 02 00 24) これ、結局ポニテ杯そのものの結果はうやむやになるんだろうかw -- 名無しさん (2012-09-18 02 07 21) 勝者は重要じゃない ポニテを愛でることが目的なんだ -- 名無しさん (2012-09-18 14 15 04) 対抗戦に全員出場が優勝者の特権ね -- 名無しさん (2012-09-21 20 04 40) ペラペラ勢大量追加で嬉しい。 -- 名無しさん (2012-09-22 08 22 25) 天草… -- 名無しさん (2012-09-26 15 40 45) 完結乙 -- 名無しさん (2012-10-03 19 35 11) 色々オチがついたなw -- 名無しさん (2012-10-03 20 11 48) AIも来たか、32人分とは凄いよなw 前回のから更新されてるのもあるし -- 名無しさん (2012-10-03 21 36 12) 完結乙です!来年のも楽しみに待ってます! -- 名無しさん (2012-10-03 22 55 25) 完結乙! ツインテ四天王とはゼットン×2となのはとプレセアだったのかな実績的に。 -- 名無しさん (2012-10-05 17 26 10) うp主からのコメント:2013年はエロ同人ゲー作ってるんでポニテ杯は無いっす。めんごm(_ _)m とのことです。 -- 名無しさん (2013-07-14 15 17 14) 名前 コメント マイリスト
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ポニーテールの秘密 プロローグ 第1章 第2章 第3章 第4章 第5章 エピローグ
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ポニーテールの秘密 プロローグ 第1章 第2章 第3章 第4章 第5章 エピローグ
https://w.atwiki.jp/josette/pages/17.html
髪の毛を切りすぎて、ちょっと落ち込んでいたら 妹が、ポニーテールのウィッグをくれました。 ウィッグってつけたことがなかったんですけど、 これ、すっごく良いですね!! 今まで、ウィッグを敬遠していたのが、もったいなかったです(笑) ポニーテールウィッグだけじゃなくて、 他の種類のウィッグも買ってしまおうかな~。 ショートやロングなど、自然に見える色々な髪形ができますよね!
https://w.atwiki.jp/akbdata/pages/87.html
詳細は https //ja.wikipedia.org/wiki/ポニーテールとシュシュ https //48pedia.org/ポニーテールとシュシュ
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ポニーテールとネコ 規約 ①非ガチンコクランです。 (ワイワイ楽しくやりましょう!) ②初心者大歓迎です!弱くても気にしないで下さい。 ③サブアカウントの加入は禁止致します(クラメンのサブ垢は1垢のみ可能) ④ボイスチャットの強制はありません (クラメン同士でIDの交換をして下さい) ⑤長期ログインの無い方はクランホームページに書き込んでお知らせください。 ⑥連絡が無く長期ログインの無い方は除名させて頂きます。 ⑦進行の妨害や暴言など他人に迷惑を掛けないようにして下さい(冗談はOK!) ⑧クラメン同士、仲良くすること! ##備考①##・・・内戦及び交流戦について 内戦:クラメン同士の戦い (クラメン以外の参加を禁止します・他のクランに属すサブキャラも禁止します) 交流戦:クラメン及び知り合いや友達との戦い(クラメン以外の参加を許可します) クラン内で戦う時、必ず部屋名に内戦か交流戦か記載して下さい。
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《ポニーテール》 イベントカード 使用コスト0/発生コスト2/緑 [アプローチ/両方] 自分のキャラ1枚のAP/DPの値を、ターン終了時まで40/40に変更する。 (えーと、なんとなくかな?) 冴えない彼女の育てかたで登場した緑色のイベントカード。 自分キャラ1枚のAP・DPを40に変更する効果を持つ。 《幻の谷間を作る方法》の完全上位互換。コスト0で発動できるようになった。 ノーコストでどんなキャラでもAP・DP40のキャラにできるので強力。 コンバットトリックなので、わざとAP・DPの低いキャラでアプローチして妨害してきたキャラを返り討ちにすることもできる。 よほどのことがない限り、《幻の谷間を作る方法》より優先して構わないだろう。 《お団子頭》は作品以外が全く同じ。そのため完全相互互換カードとなる。 関連項目 《幻の谷間を作る方法》 《お団子頭》 《顔芸》 収録 冴えない彼女の育てかた 01-114 パラレル 編集
https://w.atwiki.jp/edn48/pages/19.html
【ポニーテールと枝野】 (作詞:@AKB48_Link) 菅総理より早く シャツの袖口まくって 会見が近づく気配 君の言葉に心晴れ 青いシャツ 会見場で 君と会いたい 額の汗拭い 枝野幸男 汗かきながら 官邸の中 君が走る 僕はゆとる PCの前 枝野幸男 汗拭きながら 振り向いた 君の笑顔 僕の何か始まる (作詞:@memento1018) 束ねた厚い書類 水色の服 流れる汗 拭くヒマはない 拭いても 溢れる 止まらない 枝野幸男(焦らないで) 安心して 君は誰より(働いてる) 走ってる 枝野幸男(早く寝て) 一日中 会見してる ホントに身体壊しちゃう
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「はい、仙川君」 ぼけーっと外を眺めていると、前の席から声が掛かった。 いつも何もやることのないロングホームルームの時間は、俺の睡眠タイムである。 だが今日は何かやるようだった。 全員にプリントを配り、なにやら説明をしている。 「仙川君、どこ見てるの?」 「いや、国道を通る車をね。」 「ふふっ、仙川君らしいね。」 「俺らしいってどういうことだよ。」 前の席の水上さくらが、プリントを渡しながら話しかけてくる。 短めの髪に、ちょこんと出っ張ったポニーテールが目に付く。 ポニーテール萌えの俺にとって、彼女の後ろで授業を受けられるということは、この上ない幸せである。 ほのかなシャンプーの香りが漂ってくるときは、恍惚の状態に。 学校のトイレで何度となく自慰行為をしたことか。 おっと、失言失言・・・ 彼女は俺に対し、とても気兼ねなく接してくる。そして優しい。 思春期真っ只中の14歳。 ちょっと女子が気兼ねなく接してくるだけで、自分に対して気があるのかと思う。 今の俺はまさにそう思ってしまっている。 始めのうちは友人としてよき存在であったが、いつの間にか彼女のことを一人の女性として捕らえるようになっていた。 俺は水上さくらが好きだ。 そして多分彼女も俺のことが好きなはずだ。 所謂両思い? その日のLHR中は、ずっと彼女のポニーテールを見ながらニヤニヤしていた。 思春期の思考回路は、とっても単純なんだなと今でも思う。 その日の授業も全て終わり、俺はさっさと帰る支度をした。 支度といっても、鞄に筆記用具をしまうだけ。 教科書、ノートなんて学校に置いておくのが一般中学生と言えるだろう。 スッカラカンの鞄を背負い、足早に駐輪場に向かった。 俺には仲のよい友人があまりいない。 水上とは普通に話していたが、あれは席が前後ろってだけであって、いつもあのように話すということはない。 唯一、小学校から仲のよい友人がいるが、その人は女の子。しかも部活に所属している。 男友達はほとんどいないので、一緒に帰る人がいない。 ここ2年は、ほぼひとりで帰っている。寂しいと思ったことは無い。 寂しいのには慣れている。 小さい頃に母親が亡くなり、兄弟はいない。 父親は仕事で忙しく、家には一人ぼっち。 学校に行っても内気な性格からか、向こうからも自分からも寄ろうとはしてこない。 こんなことが小学校の頃から続き、早8年目。慣れるのも当然であろう。 でも今の自分には水上さくらという天使がいる。 今までただ漠然と学校に来ていただけだったのだが、最近は来るのが楽しい。 彼女の笑顔を見て、彼女のポニーテールを見る。そして彼女の髪の香りを楽しむ。 彼女の後姿を見ながらにやにやしている自分の姿は、犯罪者と見間違われてもおかしくない。 明日も彼女のことを考えると、学校が楽しみで仕方が無い。 明日彼女とどのようなことを話そうか考えながら、俺は帰宅の途についた。 「ただいまぁ・・・」 誰もいない家に、俺の声が寂しく響く。 暖かく出迎えてくれる人は一人もいない。 でも鍵っ子の俺にとって、こんなことはもう慣れっこだ。 鞄をその辺りに放り投げ、テレビとゲームの電源を同時に入れた。 一人でやることといったら、これくらいしかない。俺の唯一の遊び相手だ。 文句も、我侭も、何も言ってこない。最高の遊び相手である。 俺は父親が帰ってくるまで、ずっとゲームにかじりついていた。 「ん・・・んあ・・・?」 少し重たい瞼をこすり、時計に目をやる。時刻は8時をまわった所。 俺はいつの間にか寝ていたみたいだ。 テレビの画面からは、何度もデモ画面が繰りかえし流されている。 軽く背伸びをし、父親がいないことを確認する。 いつもだったら父親は帰ってくる時間なのだが、まだ帰ってきていない。 残業か、部下の人たちと呑みにでも行っているのだろうか。 そういうときには、電話がしてくるはずだ。 電話に目をやると、チカチカと留守電ランプがついていた。 「―――――というわけで、今日は帰れそうにありません。留守番よろしく。」 電話機から、忙しそうに父親の声が流れる。まだ会社にいるみたいだ。 どうやら、今日明日までにやらなければいけない仕事があるらしく、家には帰って来れないとのこと。 今日も残業か、と思っていると、俺の腹から大きな音が鳴った。 そういえば、まだ夕飯を食べていなかった。 給食を食べてからどれくらいだ・・・10時間近くは経っている。 その間、何もモノを食べていなかっただから、腹が減るのは当然だろう。 こういうとき、夕飯は出前かコンビニで買ってくるかのどちらかになる。 俺は迷った。 この前、出前を頼んだばかりだし、かと言ってコンビニ弁当もそろそろ飽きてきた。 自分で作るという手もあるのだが、玉子焼きすら作ったことのない俺なのだから、作れる料理なんてあるわけがない。 机の上には、中華料理屋や寿司屋などの注文表が並べられている。 俺は腕を組みながら悩んでいた。 「とりあえず・・・テレビでもつけるか・・・」 少し埃の被ったリモコンを手に取り、再び電源を入れる。 するとタイミングよく、とあるコンビニのCMが流れていた。 ジュワーという音を出しながら、肉汁溢れるカルビが鉄板の上で踊っている。 「今ならカルビ弁当○○○円!」とお馴染みの謳い文句で喋ってくる。 知らぬ間に俺は涎を垂らし、指を銜えてテレビを眺めていた。 この映像を見せられてしまった今、俺の今日の夕飯は確実に決まった。 ―――――――――――――――――――― 「えらっさいませぇ~」 店員のやる気の無い声が店に響く。見た感じ高校生といった感じだ。 夜の10時前、そろそろ夜勤の人との交代の時間。だれて来るのは致し方ない時間だろう。 店の中にはその店員と、店長らしき人物、そして雑誌売り場の前には女の子が一人。中学生くらいに見える。 そういえば、今日はジャンプの発売日だ。弁当を見る前に、俺は雑誌売り場へ向かう。 一番下の段に、少年誌や、ヤング誌などが乱雑に置いてある。所どころエロ本が混じっている。 誰かが読んで、18禁コーナーに戻しておかなかったのだろう。見れないようについているテープが剥がされていた。 上の方に置いてある本は表紙が折れ曲がっている。俺はそういう本を買うのが嫌だ。 まだ綺麗な、下のほうに置いてある本を取り出し、ぱらぱらと今週号の内容を確認した。 「富樫さん、連載再開したんだよね。」 突然後ろから声が掛かる。どこか聞き覚えのある声だ。 くるっと後ろを振り向くと、パジャマ姿のさくらがそこにいた。 風呂上りらしく、シャンプーの香りがいつも以上に俺の鼻に衝く。 「えへへ?驚いた?」 腕を後ろに組みながら、にこっと微笑む。 風呂上りだからなのだろうか、髪の毛を縛っていない。 ポニーテール姿でない水上もまたいいものだ。 少しばかり濡れた髪を右手でかきあげる。左手には雑誌を持っている。 「水上さん、ジャンプ読むんだ。」 「あたし、こういうの好きだよ。マガジンとか、サンデーとか。」 「へぇ、意外だね。」 「変?」 「いやいや、全然変じゃないと思うよ。」 否定はしない。今の時代、女の子が少年誌を読むということは、別段変なことではない。 でも彼女がこういう雑誌を見るとは思ってもいなかった。 少女誌、りぼんとかちゃおとか、そういう類のしか見ていないものだと、俺の中でイメージがあった。 人は見た目によらず、強くそう思った。 「水上さん、一緒に払ってあげるよ。」 「本当に?」 「いいよ。カゴに入れちゃって。」 「えへへ、ありがとう。」 遠慮がちに入れるものかと思いきや、意外とあっさり俺のカゴに雑誌を入れた。 これが野郎だったらカチンと来ていたが、水上さくらという人物が入れたのだ。 しかもすごく微笑んでいる。可愛すぎる。胸が締め付けられるぜ。 目的の弁当も買い、一緒に店を出た。 冬の冷たい風が、痛く体に突き刺さる。 コンビニの中とは大違い、一気に体の体温を奪っていく。 早く家に帰ろう。俺はそう思っていた。 ぬくぬくとコタツにもぐりこみ、のんびりとゲームをやる。 一刻も早く、温もりのある場所へ行きたかった。 「寒いねぇ~」 「うん、寒いねぇ」 二人とも体を小刻みに動かしながら寒さを凌いでいた。 こんなことなら今すぐに帰ればいいのだが、このまま水上と分かれるのも勿体無いと、俺の心の中でリピートしていた。 誰にも邪魔されず、二人っきりでいることが出来る機会なんて滅多に無い。 後にも先にも、今がチャンス。大チャンス。 9回裏、ノーアウト満塁で自分の打席、一打サヨナラのチャンスくらいに好機。 ここで告白するのもあり。ありっちゃありだけど、ロケーション的に今ひとつ。 場所はマンション併設のコンビニ前、そして糞寒い冬の外。いただけない。絶対にいただけないロケーション。 ここは・・・俺の家しかない・・・! 「ね、ね、俺の家に・・・こ、来ない・・・?」 さらっと言おうと思ったが、いざとなるとやはり噛んでしまう。俺、格好悪い。 体を摩っていた彼女も、一旦動くのを止めた。顎のところに人差し指を置き、どうしようか考えている。 俺は目線を上にやり、ふうっと息を吐く。 目に飛び込んでくるのは、無数に散らばる星屑達。寒い夜ほど空が映える。 「ん~・・・別に構わないよ。」 「マジ?」 声が裏返った。 本当に彼女がそう言うとは思ってもいなかった。 俺の家には俺と水上さんしかいないんだよ、という旨を伝える。それでも構わないとのこと。 思春期真っ只中の男子中学生と、純粋無垢な女子中学生が二人っきり。 これはどう考えても危ない構図。彼女は何をされるのか分からない。 俺がもしかしたら彼女のことを押し倒すかもしれない。そしたら俺は女体化せずに済む。 いや、そんなことは考えてはいけない。正当な方法で彼女に告白し、正当な流れで彼女と・・・ そんなことを考えていると、自然と俺はにやついていた。 不思議そうに見る彼女の目線が、痛く感じた瞬間でもあった。 ◆妄想と現実の間
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ミスポニーテールコンテスト みすぽにーてーるこんてすと (架・ANN, 89)ミスコンテスト。最もポニーテールが似合う女性を選ぶ。芳賀ゆいがグランプリを獲得した。