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☆この攻略ページでは“ポケットモンスター ハートゴールド&ソウルシルバー”について 攻略するページです☆ ~ワカバタウン~ 1,まず研究所に行ってポケモンを貰う 2,お母さんに話しかける(話しかけなくても良い) 3,進む
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登録日:2009/06/06 Sat 00 34 14 更新日:2024/03/26 Tue 00 27 08NEW! 所要時間:約 12 分で読めます ▽タグ一覧 1998年 3DCGアニメ 3DCGアニメ化←リメイクにて OLM アニメ アニメ映画 クローン クローンvs.オリジナル コピー ポケットモンスター ポケモン ミュウ ミュウツー ミュウツーの逆襲 ミュウツーの逆襲 EVOLUTION 伝説の始まり 全ての始まり 劇場版 劇場版ポケットモンスター 同時上映との凄まじい温度差 哀しき悪役 哀しき戦い 小林幸子 思い出の名作 悲しき争い 映画 東宝 歩き続けてどこまでゆくの? 涙腺崩壊 涙腺崩壊兵器 涙腺崩壊兵器多数 湯山邦彦 異質 終始シリアス 考えさせられる話 逆襲 風といっしょに 首藤剛志 鬱展開 鬱展開の嵐 ―――ここはどこだ…? わたしは誰だ……? 誰が生めと頼んだ…!! 誰が造ってくれと願った……!!! わたしはわたしを生んだ全てを恨む…!! だからこれは… 攻撃でもなく 宣戦布告でもなく わたしを生み出したお前たちへの―――――― "逆襲" だ 1998年7月18日に公開されたポケットモンスターのアニメ映画。 今では恒例になった、一年に一度公開されているポケモン映画の記念すべき第一作。 同時上映は『ピカチュウのなつやすみ』。 2019年7月12日には、全編を3DCG映像化した『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』(以下『EVOLUTION』表記)が公開。 ●目次 ◆概要 ◆ストーリー ◆主な登場人物 ◆主な登場ポケモン ◆主題歌 ◆余談 ◆概要 アニメ本編でも同時期にプロテクターを纏ったミュウツーが出る等、リンクしている。 ただしポケモンショックの影響で時系列にズレが生じた。本来はシゲルvsミュウツーがテレビで描かれる予定だったとか。 (本当はアニメ60~63話→映画→我ココのハズだが、映画公開→アニメ→我ココになった) テーマは『己の存在意義』 国内の観客動員数は650万人を記録し、国内興収は75.4億円、配給収入は41.5億円を記録した。 また、本作は全世界で公開されており、1999年にアメリカで『Pokemon The First Movie』として全米約3000の映画館で公開。 興行収入8000万ドルを記録し、日本映画初の米国週間興行ランキング初登場第1位という大快挙を成し遂げた。 プロローグを加えた完全版が出ており、DVDには完全版が収録されている。 エピローグとしてTVスペシャル『ミュウツー!我ハココニ在リ』、新無印46話「バトル ゲット! ミュウツーの復活」がある。 映画で語られなかった設定は『サウンドピクチャーボックス ミュウツーの誕生』で明らかとなっている。 タイトルは先に決められていたので、脚本の首藤氏は、「ミュウツーは何に逆襲するの?」と悩み、こだわったという。 またこれに連なるストーリーとして、アニメ ポケットモンスター最終回の没プロットをシリーズ構成の首藤氏は構想していた。 ◆ストーリー とある研究所で遺伝子工学を用いて新たなポケモンが造られた。 幻のポケモン“ミュウ”の遺伝子から造られたそれは“ミュウツー”と名付けられる。 彼は人工的に造られたという不純な生い立ちから己の存在意義を見いだせずに苦しんでいた。 そして研究者への裏切りをきっかけに、ポケモンを統御するシステムへの反発や自分を利用する為だけに生み出した人間達への憎しみから、 「人類への逆襲」を開始する。 旅を続けるサトシ達は“最強のポケモントレーナー”という差出人からポケモン城への招待状を受け取る。 それが哀しき逆襲劇の始まりとは知らずに… ◆主な登場人物 サトシ CV 松本梨香 ご存じ主人公。 海賊風のトレーナーに勝利したことで目をつけられ、 「将来有望なポケモントレーナー」として“最強のポケモントレーナー”からポケモン城への招待を受ける。 序盤から漢全開だが、ラストの漢っぷりは泣ける。 終盤のバトルでは… ミュウツーとミュウの哀しき争いを止めようと割って入り、攻撃を受けたことで石化してしまう。 これに関しては脚本の首藤氏いわく、死の暗喩などではないといい、 「ポケモンマスター」として形はどうあれ「ポケモンバトル=ポケモンの戦い」を求めるサトシが、 「ポケモンの戦い」を止めようとする『自己矛盾』を起こしたために「石化=行動不能」にしたという。 しかし、最後はポケモン達とコピーポケモン達の流した涙によって復活を遂げた。 なお、ピジョンはこの時点で手持ちにいるはずだが本編には登場しない(初期ポスター、嘘予告、OPに鳴き声、短編には出るが)。 カスミ CV 飯塚雅弓 俺達のマーメイド。 『EVOLUTION』では後に追加された設定を反映して、ギャラドスを怖がっていた。懐かしの耳引っ張りもあるよ! タケシ CV 上田祐司(現 うえだゆうじ) パッとしない元ジムリーダー。 『EVOLUTION』ではスイートを口説いた。 ジョーイ CV 白石文子/藤村知可(EVOLUTION) ミュウツーに拉致られて調教され、ナースからメイドにジョブチェンジ。 ミュウツーがトレーナーたちを集めた後は用済みとして解放され、自意識を取り戻した。 ロケット団 CV 林原めぐみ(ムサシ)、三木眞一郎(コジロウ)、犬山犬子(現 犬山イヌコ)(ニャース) ムサシ、コジロウ、ニャースのいつもの3人組。サトシ達を追ってポケモン城へ潜入する。 ウミオ CV 高木渉/吉野裕行(EVOLUTION) ポケモン城に招待されたトレーナーの1人。サトシ達を除けば一番熱血。 水タイプの使い手のピザ。手持ちはギャラドス、ニドクイン、ドククラゲ、シャワーズ。 ソラオ CV 古谷徹/神谷浩史(EVOLUTION) ポケモン城に招待されたトレーナーの1人。自然系の使い手。 手持ちはフシギバナ(NN バーナード)、ピジョット、ストライク、サワムラー、サンドパン、サイホーン。 初代版の中の人は13年後にはイッシュ地方のジムリーダーに転身。『EVOLUTION』版の中の人とサトシの中の人には「松野家の3男経験者」という共通点があったりする。 スイート CV 佐藤藍子(特別出演)/佐倉綾音(EVOLUTION) ポケモン城に招待されたトレーナーの1人。ファンシー系の使い手。ネーミングセンスが個性的。 手持ちはカメックス(NN クスクス)、キュウコン、ジュゴン、プクリン、ギャロップ、ラフレシア。 ボイジャー CV 小林幸子(特別出演) 波止場を仕切っている港育ちのラスボス。 ちなみに「波止場のカモメに聞いてみな」というセリフがあるが、これが『EVOLUTION』においては「波止場のキャモメに聞いてみな」と訂正(?)された。 初代の公開当時はまだみずタイプの鳥ポケモンか「淡水生・飛行能力なし」のコダック・ゴルダックだけだった為。その後第三世代で追加されたことによるものだろう。 ちなみに当時から先行登場していたトゲピーとドンファンを除けば、唯一登場する第一世代以外のポケモンでもある(エンディングに本者……もといがちらっと登場している)。 ジュンサー CV 西村ちなみ 本編にも登場する女性警察官。 ニューアイランドに向かうために殺到したトレーナーたちの前にボイジャーと共に現れ、嵐で船が欠航したことを告げる。 制止されてもなお嵐の海へ出ていこうとするトレーナーたちに「逮捕しますよー!」と警告するも、それで大人しくなる彼らではなく…。 余談だが、初代ではこのシーンで制帽を飛ばされてしまったが、『EVOLUTION』ではそうならずに済んでいる。 海賊風トレーナー CV レイモンド・ジョンソン(特別出演) 冒頭でサトシと戦ったトレーナー。手持ちはドンファン、カイリキー等。 ドンファンは後に発売された金銀バージョンで新登場するポケモンの中の一体で、 公開時には全く知られていなかった為に「あのポケモンは何だ?」と疑問を持った人が多かったらしい。 ちなみに彼はゴローニャを繰り出したりもしたが、原作では通用しないピカチュウの10万ボルトによって倒された。 (『EVOLUTION』ではゴローニャがスリープに差し替えられた) ◆主な登場ポケモン ピカチュウ CV 大谷育江 我らがマスコット。 ラストのサトシに対する電撃は涙無しには見られない。 トゲピー CV こおろぎさとみ チョッゲップリィィィィィ!!!!!! ポケモンたちの中では唯一カスミのリュックにしまわれる形で黒いモンスターボールから逃れた。 コピーポケモン 黒いモンスターボールで捕獲したポケモン達の遺伝子を元に作り出された存在。 見た目はオリジナルそっくりだが、身体に謎の紋様があったりと一部が違っている。 オリジナルより技の性能は洗練されているが、身体スペックはほぼ互角で、最後は彼らと純粋な肉弾戦による死闘を繰り広げる。 コピー初代御三家 最初に登場したコピーポケモン達。それぞれ謎の文様が浮かんでいる。 それぞれ恐るべき戦闘力を発揮し、ソラオのバーナード、スイートのクスクス、サトシのリザードンを圧倒した。 『EVOLUTION』では当時存在しなかったリーフストームを使う場面も。 後半ではどういうわけだか前述のコピーポケモン同様に御三家と死闘を繰り広げる(*1)。 コピーピカチュウ CV 林原めぐみ オリジナル(サトシのピカチュウ)とは耳や尻尾が微妙に違う。 戦いを拒むオリジナルを一方的に叩き続けるが、最後は共に崩れ落ちる… コピーニャース CV 芝原チヤコ/富樫美鈴(EVOLUTION) オリジナルはロケット団のニャースだが、基本四足歩行で人間の言葉もしゃべらない。 他のコピーポケモン同様にオリジナルと死闘を繰り広げる…と思いきや? ミュウ CV 山寺宏一 元祖幻のポケモン。 ミュウツーの気配を察知してポケモン城に姿を現す。 無邪気な振る舞いは犯罪的に可愛いのだが、その一方で、 殺気立つミュウツーの目の前でシャボン玉クッションと戯れる サイコウェーブの直撃を受けても、何もなかったかのように反撃する ミュウよりも戦闘力が大幅に増強されているはずのミュウツーと互角に渡り合う など、ミュウツーへの挑発にもとれる行動をしたり、底知れない戦闘力を秘めていると思しき描写があるなど、中々空恐ろしい。 脚本の首藤氏によると、ミュウもまた自分のコピーであるミュウツーを許せず、だからこそ嘲笑うように飛び回り、戦ったということらしい。映画本編で書けよ…… 一応、その名残なのかミュウツーが「本物とコピーのどちらが強いかを示すために戦え」と言ったのに対し、 ミュウは「コピーは本物には敵わない。技を使わず正面から身体でぶつかり合えば、本物が勝つ(ニャースによる翻訳)」と、 前述の無邪気な振る舞いとは裏腹に、ミュウツーに対してやたらと挑発的な態度を取っており、これが終盤のポケモンバトルに繋がっている。 声優は山ちゃんこと山寺宏一。山寺はこれ以降のポケモン映画全てにゲスト出演しており、 2008年時「同一シリーズにおいてもっとも多く違う役で出演した人」としてギネスになった。 ミュウツー CV 市村正親(特別出演)/森久保祥太郎(幼少期・完全版) ミュウのマツ毛から取り出した遺伝子を元に造り出されたポケモン。 マッドサイエンティストのフジ博士と研究者たちの手で生み出された。 目覚めた直後からテレパシーで「私は誰だ?」とフジ博士たちに問いかけるほど高度な知能と超能力を有していたが、 それだけに人工的に造り出された自身の存在意義に疑問を抱き、自問自答を繰り返した末、身勝手な都合で自分を生み出した人類への逆襲を画策する。 有する超能力は非常に強力で、人間の身体どころか巨大なポケモンすら容易く浮遊させたり、吹き飛ばしたりできる他、 人間を洗脳して忠実な部下にしたり、小島程度の規模であれば天候を変えたり、自分の思うように変化させたりすることも可能。 コピーポケモンを製造する装置や、他人のポケモンをモンスターボールごと無理矢理ゲットする黒いボールを開発するなど知能も高い。 ゲーム設定同様に攻撃的ではあるが、高い知能を持ちながらも度重なる実験によって目の前の敵を打ち倒すことしか考えなくなったというゲーム版とは違い、 本作のミュウツーは上記の経緯で自身を生み出した人類への憎悪からのもので、ゲームの図鑑説明にある「凶暴さ」は感じられない。 むしろ、人造ポケモン故に「人間でもポケモンでもない」と自身の存在に悩み、疎外感や孤独を抱くその姿はどこか哲学的で、虚無的な雰囲気を纏っている。 以前はサカキの下にいたこともあり、シゲルをはじめとする数多くのトレーナー達を葬っていた。(サカキにゲットされた訳でないので野生扱いである。) この時の制御用プロテクターを装着した姿は格好いい。 このプロテクターはポケスペ5章でオマージュされている。 『EVOLUTION』では更にメカメカしくなっている。 最後はサトシとポケモン達との絆に心打たれ、自ら憎しみを断ち切る。 その後、その場にいた人々から自分達に関する記憶を消し、コピーポケモン達と共に新天地を求めて旅立った。 ◆主題歌 『めざせポケモンマスター 98/めざせポケモンマスター 98(2019 Remaster)』 オープニングテーマ。TVアニメ本編でも使われている『めざせポケモンマスター』のアレンジ版。 メロディーがオリジナル版と比べて音程が高く、伴奏もジャズになっている。 アニソンのイベントなどで松本梨香が『めざせポケモンマスター』を歌う場合、大抵このバージョンが選ばれる。 『EVOLUTION』では「(2019 Remaster)」としてアレンジされた。 『風といっしょに』 エンディングテーマ。歌っているのはボイジャー役で本編にも特別出演されている小林幸子氏。 子供のパートは当時ポケモンキッズだったが井端樹里氏。 まさに神曲。EDで流れた際は多くの観客の涙腺を破壊した。 現在では廃盤となっているが、いまだに根強い人気を持ち、コンピレーション・アルバム等で収録されることも多い。 『EVOLUTION』では「しょこたん」こと中川翔子氏と歌うアレンジバージョンが主題歌に採用されている。 ◆余談 ある作品との共通点と現実への警鐘 リメイク前の本作が公開された90年代はちょうど現実でも遺伝子研究やクローン技術の開発が進められていた時代でもあった。 1990年からヒトゲノムを解読・研究するための国際的計画『ヒトゲノム計画』が進行しており、 『赤・緑』が発売された1996年にはスコットランドのロスリン研究所で世界初の哺乳類のクローン生物であるクローン羊「ドリー」が誕生。 しかし、「ドリー」の一件は世界的にも賛否両論を巻き起こし、遺伝子技術の悪用と乱用に警鐘を鳴らす事態にもなっていた。 本作はその2年後に公開されたのでタイムリーなテーマを投げかける作品でもあった。 また、『遺伝子操作された生物が人類を襲う』と言う内容の作品では同じく90年代に公開された作品でもある『ジュラシック・パーク』との共通点も見られる。 ちなみに本作のリメイク版が公開される1年前にも続編作として『ジュラシック・ワールド/炎の王国』が公開されていたりする。 ミュウツーの技 この映画中にミュウツーは黒い塊を飛ばす技を頻繁に使用しているが、この攻撃に該当する技は当時ゲーム内に存在しなかった事から議論を呼んだ。 後にスマブラ等から金銀の新技「シャドーボール」と思われた…が、 ビデオ版『ミュウツーの逆襲完全版』に付属している設定資料によると、上記の技は「サイコウェーブ」であると記されている。 一方『EVOLUTION』の前売り券で配付されたミュウツーの技構成は「シャドーボール」、「めいそう」、「サイコキネシス」、「バリアー」であった。 リメイクの際に「サイコウェーブ」から「シャドーボール」に変更されたようだ。 一方、「バリアー」だが「はかいこうせん」に対する裁定が上映時の主流ゲームソフトで変更されているが、映画でのシーンはそのまま。 リメイク前:ノーマルタイプだから物理攻撃 リメイク後:ビーム攻撃だから(?)特殊攻撃 時系列 当時のテレビ放映中の本編ではポケモンリーグにすら到達していないのに、 海賊トレーナーがサトシをセキエイ大会ベスト16のトレーナーと知って勝負を吹っかけている。 また、数ヶ月後のテレビアニメ本編ではトキワジムでシゲルのポケモンがミュウツーにフルボッコにされたり、 ミュウツーがサカキの研究所を破壊して脱走する場面が描かれている。 当初の予定ではテレビ本編でサトシやシゲルの視点からミュウツーを描き、 本編では明らかにされなかったサカキやミュウツーの視点は映画館で見られると言う仕組みであった。 映画の中でシゲルの後ろ姿がチラッと出ているのはこのため。 ポケモンリーグのストーリーが終わった頃に知られざる舞台裏を語るつもりだったようだ。 しかしポケモンショックが原因で放送日程が5か月もズレてしまい、 本編と映画を連動させてストーリーを描くと言う計画は台無しになってしまった。 以後、アニポケでは放映日程の突然変更・海外でのアニメ版展開に対応が出来るよう、映画は殆ど本編と連動しないストーリー構成となっている。 嘘予告 記念すべき劇場版1作目の本作であるが実は嘘予告の第1弾でもある。 劇場などで公開された30秒のショート版と90秒のロングバージョンが存在するがほぼ出る映像が本編劇中に存在しない。 …そう後者に至っては90秒もあるのに劇中で使用されたシーンはないどころか今見ると完全に本編とは違う作品の予告になっている。 これについてはかの有名な首藤氏による最終回の伏線に本作も含まれていたことから、予告映像も伏線の一つとしていた可能性が高い。 ナレーション オリジナルでは石塚運昇氏がナレーションを担当していた。 『EVOLUTION』の頃には石塚氏が病で世を去っていたものの、「プレスコ」という声を先に収録する方法で制作されていたため、結果として出演を果たすこととなった。 そのため、本作は石塚氏にとって遺作のひとつとなる。 NEXT 1999≫ 劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕 「僕の目から何かが…これは?」 『涙』 「涙?」 『生き物は身体が痛いとき以外は涙を流さないって。悲しみで涙を流すのは人間だけだって』 『ありがとう』 「え?」 『ありがとう。あなたの涙。でも泣かないで。あなたは生きてるの。生きているって、ね、きっと楽しいことなんだから』 「あ…」 「…アイ、止まらないよ、涙。どうしたら…」 ≪PREV 2018 劇場版ポケットモンスター みんなの物語 NEXT 2020≫ 劇場版ポケットモンスター ココ △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 市村氏のミュウツーはマジではまり役だったな 芸能人吹き替えの中でも5本の指に入ると思う -- 名無しさん (2013-09-15 21 06 50) 芸能人、というよりは「俳優」さんだからね。実力者が本気で取り組むとこうなる、っていうことなんだろうな -- 名無しさん (2013-09-16 18 20 50) おじちゃんいい歳なのに、また見て泣いてもうた -- 名無しさん (2013-09-16 18 50 42) 自分が倫理問題、SF系を扱った作品が好きになった原点 -- 名無しさん (2013-10-02 19 53 47) 高校生になってからまた見たら言葉が出なかった -- 名無しさん (2013-10-25 00 16 07) 山ちゃん、声凄いな。ミュウは絶対女の子がやってると思ってた -- 名無しさん (2013-11-11 02 11 15) 石化したサトシを起こそうとするシーンに泣かされた -- 名無しさん (2013-11-18 00 13 00) 何故だか子供の時はニャース達のやり取りが一番に印象的だった -- 名無しさん (2013-12-02 11 22 03) ニャーストコピーニャースだけ平和なんだよな…今夜の月は丸いなって言うとこが -- 名無しさん (2013-12-02 15 35 30) コピピカがひたすらビンタするシーンでもう涙ボロボロだったな…ピカチュウも一切反撃しなくて、ただ受けるだけってのがもう… -- 名無しさん (2013-12-02 16 05 24) 実はこの映画の中にはポケモンが無印だけで完結した場合の最終回の案の伏線が散りばめられてあるらしい -- 名無しさん (2014-02-23 17 42 24) コピピカ林原だったのか、いろいろと時代を象徴する作品だな -- 名無しさん (2014-02-23 17 56 40) スイートのカメックス"クスクス"、けっこういい名前だと思うんだけどな -- 名無しさん (2014-07-25 10 19 44) 子供の頃の記憶だから曖昧だけど、PVかなにかでこの映画はお母さんが子供かピカチュウに聞かせた物語オチみたいのがあった気がするんだが 映画本編見たら全然そんなシーン無いじゃないかと思った -- 名無しさん (2014-10-25 18 56 07) 大人になってから見たら、最後の殴り合いか虚しさがしみて泣きそうになる。あとミュウはミュウツー煽り過ぎだろww -- 名無しさん (2014-11-28 18 47 00) 前に首藤剛志さんがコピーピカチュウの行動について語ったHPのアドレスが載ってたはずなんだけど、亡くなってるな。誰かあのアドレス知っている人いないですか? -- (2014-12-04 17 49 55) 痛み以外で涙を流さないポケモン達がサトシの石化で涙を流したのは「喪失感」だったって書いてあった気がするんだけど詳しくはどうなんだったっけ -- 名無しさん (2014-12-29 14 27 59) 市村正親さん自身は自分の声はミュージカルの歌唱に向いていない悪声と語っているがミュウツーの悲哀と自身の存在意義に苦しむ心境を語るときの演技は本職の声優に匹敵する熱演が凄かった(市村さんはミュウツーの生い立ちをかつて自身がミュージカルで演じたオペラ座の怪人の生い立ちと同じように感じたらしい) -- 名無しさん (2015-02-11 00 17 18) この映画を見たら、他のアニメやゲームに登場するコピーやクローンの様な所謂「偽者キャラ」に対する見方が変わるよな。偽者として生まれた者はみんなミュウツーみたいな考えを一度は持ったことがあるんじゃないかって思わされる。 -- 名無しさん (2015-03-11 15 10 13) せっかくの良ストーリーなのに、なんで海外版では改悪しちまったんだよ・・・ -- 名無しさん (2015-04-25 21 11 45) ↑4 サトシは、自分の為(ポケモンマスターになる為)にポケモンを戦わせるトレーナーの癖に、ポケモン同士の戦いを否定して石になった、矛盾に満ちた人間であり、だからこそ貴重な存在で、失いたくなかった。 -- 名無しさん (2015-05-15 14 44 34) ↑3 これに限らず4kidsは海外作品の誰得改変に定評があるんだと。 -- 名無しさん (2015-08-08 19 49 51) ↑4 どんな風に改悪されたの? -- 名無しさん (2015-08-26 14 43 21) ↑テーマが「戦いはいけない」にすげ替えられた上にミュウツーの葛藤もほぼ全カット。おかげでハイターゲットからの評価は壊滅的で、最高傑作どころか糞アニメ映画の代名詞として扱われてる。 -- 名無しさん (2015-08-29 12 18 11) 重甲ビーファイターのブラックビートに通じるものがあるな。 -- 名無しさん (2015-12-09 22 15 11) 強いポケモンを得るためにコピーを造り出していく人のエゴが、後年におけるポケモンの厳選行為と重なって見える。ゲームのやり込みプレイヤーにとっては昔以上に面白く感じられる要素がある作品なんじゃないかなと思ったりする。 -- 名無しさん (2016-02-08 15 00 29) 子供の時よくわからなかったから今の方が多少ご都合でも面白かった -- 名無しさん (2016-03-01 12 44 57) 子供の頃見てどう思ったかは覚えてないけど、ゲノの時配信されたの見た感想は、石化と元に戻るところが理屈も意味もわからないしうーんって感じ。ただそれ以外は良いから、過大評価、神格化されすぎだとは思うけどそこまで悪い作品ではないって感じ。惜しい、とでも言えば良いのか(個人の感想です) -- 名無しさん (2016-08-01 21 12 54) この作品で涙はとても特別な意味があったと思うんだけど、気のせいかな? -- 名無しさん (2016-08-05 03 44 18) 書かれてるけどこの映画に出てくるミュウのなんと恐ろしい事かwコピー何ぞ許すまじって生物として当然なのかもしれんが、他のポケモンを先導してるし本人は本人で強くなってるはずのミュウツーと全く互角で、他がヘロヘロになってても戦い続けてたしw -- 名無しさん (2016-09-09 03 11 45) ↑3 石化は、トレーナーの癖に、ポケモン同士の闘いを否定する、自己矛盾に陥って動けなくなることの象徴。ポケモンたちが泣くのは「闘いを否定するトレーナー」というレアな存在を喪ったことへの喪失感。で、矛盾だらけで、でも誰はばかることなく存在するサトシを見てコピーもオリジナルも、「俺らがここいることは別に否定されるようなことじゃない」と、コピーを否定しなくなった。と、こういう流れ。首藤さんのブロマガに書いてる。 -- 名無しさん (2016-10-24 12 21 52) サトシ達と対峙した時のミュウツーって、実年齢でいえばいったい何歳だったんだろうか -- 名無しさん (2016-11-07 23 36 08) 完全版で「涙は痛いときに以外に流すのは人間だけ」っていうアイツ-のセリフがあるから、本作におけるポケモンの涙はそれだけ貴重な存在。もっともキャラクター化が進んだ現在では「何言ってんだお前」「ミュウツーに嘘教えるな」ってなってしまうのがな -- 名無しさん (2016-12-10 14 26 56) 推しポケモン映画で1位が予想されていたが結局1位に輝いたのは水の都の護神だった -- 名無しさん (2017-07-02 19 05 29) 今改めて見たけど確かに描写不足感はある。これ2時間近くの長さでやってたらどうなってたんやろなあ… -- 名無しさん (2018-07-06 02 43 34) またドラえもん方式でリメイクされるのか…… -- 名無しさん (2018-07-28 12 00 12) ↑また、市村さんにやってほしいな、ミュウツー・・・サトシが石になって死んだ展開はピカチュウたちにつられて涙して、完全版のアイとお別れする展開の時はミュウツーと同じように涙した・・・。 -- 名無しさん (2018-08-10 19 32 48) 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2018-08-27 19 43 04) 石化→涙からの復活は、電気出したり、火を吐いたりするような生き物があの場にあんだけ居たしなにが起こっても不思議じゃないと無理やり解釈するのも可能かな -- 名無しさん (2018-08-27 20 26 07) 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2018-08-30 00 55 07) ドンファンは映画の公開前からコロコロで紹介されてなかったっけ?それで後から「映画には新ポケモンも登場するぞ」みたいな情報が載ってた気がする。 -- 名無しさん (2019-03-19 20 20 28) ニャースだけオリジナルもコピーも「爪で引っかけるけど、そんなことしたら傷ついて痛いよね」って最初から言い合ってるのが印象的だった。 -- 名無し (2019-04-18 21 58 07) 違反コメントとそれに関わるコメントを削除しました -- 名無しさん (2019-07-13 21 28 37) 新しいのは見てないけど、最近気になってルギア爆誕放映当時以来初で見直したら最初の始まりからワクワクさせる作りで凄いなと思った -- 名無しさん (2019-07-20 21 57 47) コピー御三家はまあリベンジマッチやろ -- 名無しさん (2020-01-24 16 23 40) リメイクでロケット団がミュージカルのごとくラプラスの船に乗って出てきた時は笑った -- 名無しさん (2020-04-22 03 51 59) どこかで見たが、プロデューサーがミュウツーの声優に市村さんを推薦し、製作スタッフたちに話したところ全員から「誰それ?」と言われて、アニメしか興味のないスタッフの存在に嘆いたってエピソードを思い出した。なお、市村さんは台本を読んだ感想として「オペラ座の怪人まんまじゃないか。」とのコメントをしたとか。 -- 名無しさん (2020-08-30 16 06 03) 女性トレーナーの声が最初に公開された時は芸能人だったのにリメイクでは本職に声優になるって、何か珍しい気がする。 -- 名無しさん (2020-11-02 11 21 57) ↑7 小学生くらいの頃は、「お前たちは戦わないのね」と軽い気持ちに思ってたけど、大人になって改めて見ると、そのセリフやお互いに月を見て語り合うシーンに、「あいつらを決して笑えない。むしろ普段敵役なのに…」とようやく色々と考えさせられました…。 -- 名無しさん (2020-11-04 20 35 17) サトシ、子泣き爺だった!? -- 名無しさん (2020-11-13 12 40 46) アイツー周りの情報が、「完全版に出るだとかTVSPのために書き下ろしたとか」交錯しすぎてどれが正しいかわからない。サトシが石化した時の涙でアイツーが涙の説明をした事をミュウツーが思い出すシーンをTVSPで見たようなかすかな記憶はあるのだが…。 -- 名無しさん (2020-11-19 22 43 29) 「ルギア爆誕」もアニメ本編と繋がっていなかった? -- 名無しさん (2020-11-20 06 19 20) ウミオとソラオはいるのにリクオ(リクコ)はいない グラードン「解せぬ」 -- 名無しさん (2021-06-20 19 01 44) 卯月コウ「コピーニャースが喋れなかったのは『経験』がなかったから。人生=経験、経験=アイデンティティ。だからミュウツーにはアイデンティティがない(人生が浅い)。生きていくということがアイデンティティを作っていくことだからこそ、ミュウツーは『生きていく』という結論に達した。」 -- 名無しさん (2021-07-17 21 50 36) それ別にそのVが初めて言ったわけじゃなく有名な考察だけどな -- 名無しさん (2021-10-31 21 26 56) 同時上映短編のエンディングは7年後の機内公開作のエンディングで復活してたな -- オックセンマン@レンタルDVDマニア (2022-03-03 19 02 20) ↑の中にあります「 サトシの石化 」や「 ポケモンたちが泣いた理由 」等などについてですが、ツイッターにあります「 ミュウツーの逆襲の裏話 」で湯山監督さんが語ってますよ....「 自己矛盾 」とかそーゆうのじゃないみたいですよ...?↑4 スイートの名前の由来についても語られてます。 -- 名無しさん (2022-03-05 23 07 56) ポケモンショックがなくてちゃんとアニメと連動できてたら2作目以降もそうなってたのかなあ -- 名無しさん (2022-06-11 18 28 59) ↑2 -- 名無しさん (2023-08-04 21 47 44) 途中送信 話のキモをフィルムで語れず後から文章で補足するのはそうやって堂々と言えるものじゃないと思うな… -- 名無しさん (2023-08-04 21 49 43) スイートの名前の由来が佐藤藍さんの苗字だと判明してるが、それなら佐藤性の女性声優を起用してほしかった感ある -- 名無しさん (2023-11-14 22 04 41) 何がご都合って最後の戦いがなあ…なんでこいつらいきなり戦ってんの?オリジナルとコピーは相容れないから戦うって理由づけしたとしたら今度は戦わないニャースと戦う理由のない御三家がおかしくなる -- 名無しさん (2024-03-02 20 45 37) リメイクだとこの時はなついてなかったリザードンがサトシの命令をちゃんと聞いてる上に一緒に笑ったりと仲がよくて驚いた -- 名無しさん (2024-03-02 20 54 38) 名前 コメント
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「ここで躊躇したら、それこそ、ブイ太に申し訳ないよ!」 「……そうですね。サンダース、十万ボルト!」 サンダースの電撃がバタフリーに命中します。 「フリーー」 「バタフリー!」 「サンダース、こうそくいどうで、相手に接近してください!」 「ダース」 サンダースは体が痺れている、バタフリーに一瞬で接近します。そして、再び、強力な電撃を浴びせる技、十万ボルトをバタフリーに浴びせます。 「……フリ」 バタフリーはそのまま、気絶してしまいました。 「やりました、サンダース」 「……ダース」 サンダースの体が光り、イーブイに戻り、倒れました。 「あ、ブイ太」 「やっぱり、体の負担が……」 「それでも、あずにゃんのために一生懸命頑張ったんだよ。それは褒めてあげなきゃ」 「……ですね」 梓 ニューラ イーブイ ひん死 和 バタフリー ひん死 「やるじゃない」 「別に褒められても、嬉しくないです」 「素直に人の好意は受け取りなさい」 「ふん。その余裕も今のうちです!来てください、ニューラ!」 「……一つ、いいことを教えてあげるわ」 「?」 「さっきのバタフリーは私の手持ちでも一番弱いのよ。そのバタフリーに勝てないニューラじゃ勝てないわよ」 「……御託はいいです。サッサと、次のポケモンを出して下さい」 「では……来なさい、ベトベトン!!」 「ベトベトン!?」 梓 ニューラ イーブイ ひん死 和 バタフリー ひん死 ベトベトン また、めずらしいポケモンを。 「あまり、舐めないほうがいいわよ。ベトベトン、ダストシュート!」 ベトベトンは汚いゴミのようなヘドロをニューラに投げつけます。 「ニューラ、かわして、こおりのつぶて!」 ニューラはそれをさらりとかわし、氷の塊を一瞬でつくり、ベトベトンに投げつけます。 「よし!いいですよ、ニューラ」 「そんな攻撃が通るとでも思ってるの?」 「!?」 「ベトベトン、かえんほうしゃ!」 ベトベトンの口から炎がでて、氷の塊が溶かされます。 「なら、ニューラ、メタルクロー!」 ニューラは身軽に跳ねながら、ベトベトンに接近し、自分の硬いツメで切り裂きにいきます。 「よし!これなら……」 「ベトベトン、かたくなる」 「ベト」 カキーン ニューラの硬いツメが硬くなった、ベトベトンの体にはじかれます。 「ベト」 ツメをはじかれ、驚いている、ニューラの一瞬の隙を突き、ベトベトンは口から炎を発射してニューラはその炎を浴び、ダウンしました。 「ニューラ!」 梓 ニューラ ひん死 イーブイ ひん死 和 バタフリー ひん死 ベトベトン 「あなた、本当にポケモンマスターを目指しているの?それにしては弱いわね」 「くっ……」 悔しいですけど、この人は強いです。例えるなら、澪先輩くらいの実力です。今の私では勝てないかもしれません。でも、勝たないと、外で1 人で頑張っている律先輩が……。 「あずにゃん、あずにゃん。あの人、めちゃくちゃ強いね」 「……そうですね」 私は自分の手持ちのポケモンを見る。……駄目だ、どれも、和さんに勝てる気がしない。 「あずにゃん、あずにゃん」 「今度は何ですか?」 「ニコー」 「はい?」 「だから、ニコー」 「意味が分かりません」 「笑って、ってことだよ」 「余計に分かりません」 「泣きそうだよ、あずにゃん」 「うっ……」 「もっと、楽しそうにしなよ。ポケモンバトルっていうのは、楽しいものだよ。だから、楽しそうにしなきゃ」 「楽しそうに……」 「それに、こんなに強い人と戦える機会なんて、滅多にないんだしね。負けたら、負けたらでその時だよ。まあ、あずにゃんには私がいるから、負けないけど」 「……ゆい先輩。そうですね!たしかにこんなに強い人は澪先輩以来です。つまり、この人に勝てば……」 「澪ちゃんに近づけるね!私にとっては複雑だけど!」 「そうと決まれば、次のポケモンを出さなくちゃです!」 「あずにゃんが元気になってよかった。ものすごく、複雑だけど!」 「……ポケモンバトルは楽しいものか」 回想 『和ちゃんはピカチュウを進化させないの?』 『可愛いからだよね、和ちゃん』 『違うわよ、唯。憂、どうして?』 『だって、進化させた方が強いから。……和ちゃんはポケモンマスターを目指してるんでしょ?なら、強い方が……』 『そうだけど、こっちの方が面白いでしょ?』 『面白い?』 『皆、強いポケモンを使ってくるのをあまり使わないポケモンで倒すのが』 『だから、和ちゃんはマイナーなのを使ってるんだね!』 『そうよ』 『和ちゃんはすごいなー』 『ありがと』 『憂は和ちゃんが好きだからねー』 『お、お姉ちゃん!』 あの頃は楽しかったな。……・何を考えてるんだ、私は。今は目の前のバトルに集中しなくちゃいけないのに。 「さて、次のポケモンはこれにします!来てください、カイリュー!」 「……カイリューね。なら、戻って、ベトベトン。来て、パルシェン」 梓 ニューラ ひん死 イーブイ ひん死 カイリュー 和 バタフリー ひん死 ベトベトン パルシェン 「カイリュー、ドラゴンダイブ!」 カイリューは相手を威圧しながら、体当たりを仕掛けます。 「パルシェン、からにこもる!」 パルシェンは殻を閉じ、攻撃に備えます。 ガッシーン カイリューの攻撃はパルシェンによって受け止められます。 「カイリューの攻撃が……」 「パルシェンの防御力を舐めない方がいいわよ。パルシェン、れいとうビーム」 「リューーー」 カイリューに冷気のビームが命中し、カイリューは苦痛の表情を浮かべます。 「カイリューは強力なポケモンよ。でも、そんなカイリューにも弱点はある」 「くっ」 こおりタイプの技はドラゴンタイプとひこうタイプのカイリューにはまさに天敵といっていいほどの弱点です。やっぱり、この人は強いです ね。こんなに強い人と戦えるなんて……。 「……フフ」 「なにがおかしいのかしら?それとも、絶望で気でも狂ったのかしら?」 「いえ。……こんなに強い人がロケット団にもいたなんて、とびっくりしているだけです」 「それは光栄ね」 「でも、私は負けません!カイリュー、パルシェンを掴んで、十万ボルト!」 カイリューはれいとうビームを受けつつも、パルシェンの体を掴みあげます。そして、体から、電気を発生させ、パルシェンに浴びせます。 「どういうつもり?」 「あなたのパルシェンのれいとうビームでカイリューがやられるか、カイリューの十万ボルトでパルシェンが潰れるかの我慢比べですよ」 お互いの攻撃を互いに受け続けるという状況がしばらく続きます。そして、…… 「シェン」 バタンとパルシェンが倒れました。 「パルシェン!」 「やりました、カイリュー」 「……リュー」 その後で、カイリューもバタンと倒れました。 「あ、カイリュー!」 「……引き分けね」 和さんはパルシェンをボールに戻しつつ、言います。 「でも、よくやりました。戻ってください、カイリュー」 梓 ニューラ ひん死 イーブイ ひん死 カイリュー ひん死 和 バタフリー ひん死 ベトベトン パルシェン ひん死 「なかなかやるわね。では、こっちはオコリザルよ」 和さんはオコリザルを出しました。 「心配しないでね。あいつらみたいな弱いオコリザルではないから」 「……でしょうね」 でてきた、オコリザルは軽く、ジャンプし、私がポケモンを出すのを待ってます。 「……出てきてください、プテラ!」 それに対し、私はプテラを出します。 梓 ニューラ ひん死 イーブイ ひん死 カイリュー ひん死 プテラ 和 バタフリー ひん死 ベトベトン パルシェン ひん死 オコリザル 「プテラね。でも、私のオコリザルの前では無力よ」 「やってみなければ、分かりません!プテラ、すてみタックル!」 プテラは勢いよく、オコリザルに突進していきます。 「よし!今度こそ……」 「それはどうかしら?」 プテラがオコリザルに激突する瞬間、その姿が消えました。 「かげぶんしん!?」 「ふ、終わりよ」 突進してきた、プテラの横から両手をクロスさせ、攻撃を仕掛けます。 「テラ!」 その攻撃を受け、プテラは壁まで飛ばされ激突し、壁にめり込みます。 「プテラ!」 「所詮、あなたはそのチビポケモンが強かっただけのトレーナーでしょ?早く、そのポケモンを出して、サッサと負けた方が、あなたのポケモンも傷つかずにすむでしょ?」 「どういう意味ですか。ゆい先輩を倒しても、私の負けじゃないですよ」 「いいえ、あなたの負けよ。その子を倒せば、あなたは精神的ショックで何もできないだろうから」 「えへへ~。それだけ、あずにゃんにとって、私の存在が大きいってことだよね」 「別に私は……」 「それに、他のポケモンじゃ、私の相手にならないでしょ」 「くっ……」 言い返せない自分が辛いです。 「プテラ!」 プテラは壁から脱出し、飛び立ちます。 「やるじゃない。戻って、オコリザル。来なさい、ピジョット!」 和さんはオコリザルをボールに戻し、ピジョットを出します。 梓 ニューラ ひん死 イーブイ ひん死 カイリュー ひん死 プテラ 和 バタフリー ひん死 ベトベトン パルシェン ひん死 オコリザル ピジョット 「ピジョットですか」 「空中戦でも私のほうが上だということを見せてあげるわ」 「……」 「どうしたのかしら?」 「いえ。……随分、楽しそうだなって」 「は?」 「冷静に見てみると、和さんは私とのバトルをとても、楽しそうにしてるなって」 「……別に私は」 「何で、ロケット団なんかに。あなたほどのトレーナーなら、もっと、別な道も……」 「うるさい!!」 突如、和さんは大きな声を上げてます。 「何も知らないくせに……」 「す、すいません」 和・回想 カントー出発・一週間前 『ねえ、和ちゃん。なにか、悩んでいるの?』 『え?どうして?』 『だって、何か考えてるような顔をしてたから』 『別にないわ』 『私じゃ、力になれないけど相談に乗るよ』 『だから、何もないわよ。憂は私よりも、唯の心配をしなさいよ。普段から、ボーっとしてるんだし』 『ははは。お姉ちゃんのことも心配だけど、今は和ちゃんの方が心配だよ』 『私は何も問題ないわ』 『でも……』 『うるさい!』 『ビクッ』 『何も知らないくせに……』 『ご、ごめんね。怒らないでよ』 『……あなたには唯がいるわ。唯を大切にしてればいいの』 『お、お姉ちゃんも大切だけど、それと同じくらい、和ちゃんのことも心配だよ。だって、私は……』 『もう、それ以上、しゃべらなくていいわ』 『でも、和ちゃんはもう、カントーに行くんだし、せめて、私の気持ちくらい……』 『……憂だけには教えてあげるわ。私はロケット団に入りにカントーに行くの』 『……え、どうして?』 『どうして?別に理由はないわ』 『もしかして、家の借金のためとか……』 『……』 『そうなの?そうだよね。和ちゃんはポケモンを悪巧みに利用なんかできないよね』 『……いろいろなポケモンを実験できるからよ』 『へ?』 『私も科学者の娘だからね。いろいろなポケモンを自由に実験できる、ロケット団に入るの』 『そ、そんな……』 『だから、私のことは忘れなさい』 私は席を立つ。 『……嘘だよね、和ちゃん』 憂の泣きそうな声を聞きながら、その場を去っていく。 今のやり取りで昔のことを思い出してしまった。まったく、なんて日よ。それにしても、私は憂を傷つけ、そして、今までたくさんのポケモンを傷つけてきたんだ。そんな、私にポケモンバトルを楽しむ権利なんかないんだ。 梓 「……いいわ。ごめんなさい、大きな声出して」 何かを考えてた、和さんは言います。 「いえ。……って、これ、敵とのやり取りじゃないですね」 「……そうね」 「全力でいきますよ、和さん」 「受けてたつわ」 「プテラ、アイアンヘッド!」 「ピジョット、ぼうふうで接近を封じなさい!」 プテラは接近し、鋼のように固い頭をぶつけようとするも、ピジョットの発生させた、強烈な風をプテラの周りに包み込むように発生させ、動きが封じられます。 「頑張れ、頑張れ、テラ太!」 ゆい先輩も声を大きく出して、応援します。 「プテラ、その攻撃を気にせずにこうそくいどうで突破してください」 プテラはその素早い飛行で、その風を突破し、ピジョットに鋼のように固い頭をぶつける、アイアンヘッドをピジョットにぶつけます。 「ピジョー」 「今です、かみなりのキバ!」 プテラはそのままの勢いで、電気がたまった牙でピジョットに噛み付きます。 「ピギャー」 ここまではほぼ順調。でも、この後、和さんはどんな戦術で返してくるのか、と思って、和さんを見ると、 「……」 何かを考えているかのように下を向き、うつむいています。上空ではそのまま、ピジョットが気絶し、落下しました。 「……あ。戻りなさい、ピジョット」 「どうしたんですか、和さん。ボーっとして」 「きっと、お昼寝の時間なんだよ」 「ゆい先輩じゃないんですから」 「……ねえ、今まで、たくさんのポケモンを犠牲にしてきた、私にバトルを楽しむ権利ってあるかしら?」 突然、和さんがそんなことを言い出しました。 「……」 私が答えあぐねていると 「何でもないわ。変なこと言って、ごめんな……」 「あるよ」 その言葉をゆい先輩が遮る。 9
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基本情報 あらすじ キャラクター 声優 内容 コメント 基本情報 ゴウとエースバーン!はじまりの場所!! 脚本 土屋理敬 絵コンテ 興満録助 演出 門田英彦 作画監督 谷澤泰史武口憲司kwon yong sang 初回放送 2022/09/30 オープニング 1・2・3 エンディング バツグンタイプ 前回 GO FOR DREAM!ゴウ、夢への道!! 次回 最高潮!決戦前夜サトシVSダンデ!! あらすじ キャラクター 【サトシ】 【ピカチュウ】 【ゴウ】 【エースバーン】 【インテレオン】 【サルノリ】 【ムサシ】 【ソーナンス】 【コジロウ】 【ニャース】 【ペリッパー】 ロケット・ガチャットのポケモン 【テブリム】 【ギモー】 【イシヘンジン】 【バイウールー】 【サシカマス】 【ウッウ】 【マグノリア博士】? 【ソニア(ポケットモンスター ソード・シールド)】? 【ダンデ】 【ムゲンダイナ】 【スコーンおじさん】? 【クスネ】→【フォクスライ】×3 【ジグザグマ】(ガラルのすがた)×3 ニャース(ガラルのすがた)×2 【ニャイキング】 声優 担当キャラ 名前 サトシ 松本梨香 ゴウ 山下大輝 ピカチュウ 大谷育江 ムサシ 林原めぐみ コジロウ 三木眞一郎 ニャース 犬山イヌコ ソーナンス うえだゆうじ サルノリ 武田華 クスネ 清水理沙真堂圭千本木彩花 インテレオン 坂田将吾 ダンデ 小野大輔 ソニア 井上麻里奈 マグノリア 津田匠子 スコーンおじさん 宝亀克寿 ゴウのスマホロトム マリナ・アイコルツ ナレーション 堀内賢雄 内容 コメント 名前 全てのコメントを見る?
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ポケットモンスターイズモ・イナバの交流場所ができました。 交流場所へはコチラをご利用ください。 諸説明などは、リンク先の掲示板にてします。
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190. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 20 45 18.65 ID CBnLOVZ30 曽我部・小学1年生 私は自然豊かなところに育った。そこは緑豊かな森に囲まれた綺麗な湖があって、私のお気に入りの場所だった。 曽我部「う?ん、今日もいい天気。今日は何して遊ぼうかな」 私はそこで遊ぶのが楽しみだった。いろんなポケモンもいたし、綺麗なお花もあったし、小さい頃の私にとっては格好の遊び場だったから。 曽我部「ん?」 私がいつものようにその湖に来ると、傷ついたミニリュウがいた。 曽我部「大変だー」 私はそのミニリュウを家に持って帰って治療した。 曽我部「よかったねー」 ナデナデ ミニリュウ「リュー」 その日から、私はミニリュウと友達になった。他の人から見れば、初めてゲットしたポケモンとでも言うべきかもしれないけど、私にとっては初めての友達だった。唐突かもしれないけど、私には友達がいなかった。いや、作りたくなかった。 191. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 20 46 28.88 ID CBnLOVZ30 ある日の下校途中にトランセルを持った男の子達がいた。 男の子A「トランセルの中身ってどうなってるんだろうな」 男の子B「ちょっと、見てみようぜ」 私の近くでそんなことを語ってる男の子達。子供っていうのはある種大人よりも冷酷な部分があるからね。 トランセル「トランセル、セル」 トランセルは嫌だ、嫌だと体を震わせている。それでも、男の子達はかまわずに、カッターでトランセルの体を傷つける。 男の子C「うえー、気持ち悪い。捨てちまおうぜ」 そして、死体となったトランセルを置いて、どこかに行ってしまった。私がそれを見ていると、今度は女の子達が来た。1人はもう下校していたのか、ガーディを連れていた。そして、トランセルを見て、 女の子A「うえー、気持ち悪い」 女の子B「こんなポケモン、いなくてもいいのにね」 そんなことを言い合っていた。 曽我部(可哀想とか、そんな感覚はないのかな?) 今にして思えば、逆にその子達の感覚の方が正しいかもしれない。でも、その当時の私にとってはそんな疑問を持った。 女の子C「こんなの燃やしちゃおうよ。ガーディー、ひのこよ」 その命令にガーディーは躊躇した。それはそうでしょうね。同じポケモンをバトルじゃなく、しかも、死んでるのに技を出せと命令したんだから。 女の子C「どうしたの?ちゃんと、やらないとご飯抜きよ」 その言葉に、ガーディーは躊躇しつつも、口から炎を出し、トランセルを燃やした。 女の子C「よしよし。よくやったよ」 女の子A「いい子だね」 ガーディーは女の子達に褒められてたけど、まったく嬉しそうじゃなかった。そんなことをしている人達と友達というか、学校だけの付き合いもしたくなかった。 192. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 20 47 06.32 ID CBnLOVZ30 そんなわけで、私は小学校で友達をつくろうとは思わなかった。 曽我部「今日はどこで遊ぼうか」 ミニリュウ「リュー」 私はミニリュウに連れられて、森の中にある湖に来た。そこにはたくさんのミニリュウがいた。ミニリュウは一部では幻のポケモンといわれてるくらい珍しいから、ここは貴重な場所ってことになるわね。もちろん、当時の私には分からなかったけど。 曽我部「わー、ここはミニリュウの楽園なんだね」 ミニリュウ「リュウ!」 ミニリュウは自慢げに胸を張った。今にして思えば、この頃が一番楽しかったのかもしれない。そんな風に思えるほどの時間が流れていた。でも、楽しい時なんて、それこそ一瞬で終わるのよね。 193. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 20 48 06.11 ID CBnLOVZ30 それから、1年後。私が2年生になった時のこと。 曽我部「あの森を伐採するの!?」 父「ああ。そして、ホテルとかを建てるみたいだぞ」 母「それで観光客を呼び込むのね」 父「それに伴い、ポケモンの一斉駆除が始まるらしい」 曽我部「駆除!?何で!?」 父「観光客に危険が及んでは大変だからな」 母「そうね。観光地は評判が大事だから」 両親の言うことも今にして思えば、分からないことではない。でも、当時の私には理解できなかった。 曽我部「どうして!ポケモン達が可哀想だよ」 父「確かにそのとおりだけど、お父さん達に言ってもな」 曽我部「じゃあ、誰に言えばいいの?」 母「そうねえ……議員さんじゃないかしらね」 曽我部「議員さん?」 父「そう、議員さん。この計画を進めてた人だからね」 曽我部「分かった。私、この人にお願いしてくる。どうすればいいの?」 父「その人は忙しいからなー。厳しいだろうなー」 母「そうね。それよりも、もういい時間だし、そろそろ寝なさい」 私は納得できなかったけど、母の言うこともあり、眠りについた。 194. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 20 49 21.49 ID CBnLOVZ30 曽我部「ここも荒らされちゃうのかな?」 ミニリュウ「リュウ?」 私はミニリュウと一緒に、森で遊んでいたんいた。すると、大人の声が聞こえてきた。私とミニリュウは慌てて、森に隠れた。 議員「ここはいい場所だな。ゴルフ場にはぴったりだ」 取り巻き「そうですね。さすがは●●先生」 議員「ところで、どれくらいから、工事に着手できるんだ?」 取り巻き「それはもう、いつでも大丈夫です」 議員「結構。さて、ポケモンの駆除についてはどうかね」 取り巻き「それも大丈夫でございます」 曽我部(ポケモンの駆除!?) 私はその言葉に反応して、私達は飛び出した。 取り巻き「わ!?な、なんだ、子供か。なんだい、こんな所で……」 曽我部「ねえ、おじさん達はこんな所で何をしてるの?」 ミニリュウ「リュー」 議員「!!」 取り巻き「おじさん達はね、えーと、ここを観光地として、アピールしていくって話を知ってるかな?」 曽我部「お父さんとお母さんが言ってた」 取り巻き「そうかい。おじさん達はその下見だよ」 曽我部「ポケモンを駆除するって聞いたけど、そんなことしないよね?」 取り巻き「それはね……仕方がないことなんだよ。もし、観光客に危害が加わるとね……」 曽我部「ポケモン達はそんなことしないもん!!」 取り巻き「とは言うけどね……」 議員「待ちなさい、君」 取り巻き「あ、先生」 議員「君、そのポケモンはどこで見つけたんだい?」 曽我部「え?」 議員「それを教えてくれたら、ポケモンの駆除をやめてあげるよ」 曽我部「本当!?」 議員「ああ。おじさんは嘘をつかないよ」 今にして思えば、そんな言葉を信じるべきではなかったかも知れない。でも、当時の私にとっては救いの言葉だった。 曽我部「でも、何で?」 議員「実はね、私もミニリュウが好きでね、それで見たいと思ってね」 曽我部「そっかー。分かったよ。今、案内するね」 私はその人達を楽園――当時の私はそう呼んでいた――に案内した。それが間違いだったわけだけどね。 195. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 20 50 23.80 ID CBnLOVZ30 それから、しばらくして。 曽我部「今日は楽園に行こうね」 ミニリュウ「リュウ!」 私達は楽園に向かったけど、そこには……。 曽我部「う、嘘……」 そこには誰かに荒らされた、湖があった。そして、ミニリュウは一匹もいなかった。 曽我部「み、皆、どこにいっちゃたの?」 私達はそこらへんを一生懸命探したけど、ミニリュウの影も形も発見することが出来なかった。そのうえ、しばらくしてから、ポケモン駆除が始まった。 196. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 20 51 21.45 ID CBnLOVZ30 曽我部「そ、そんな……約束したのに」 私は大人達が駆除したポケモンの死体を見て、呟く。 曽我部「ひ、ひどいよ。ミニリュウ達だけじゃなくて、他のポケモン達まで……」 ミニリュウ「リュ、リュウ」 取り巻き「ご覧下さい。順調に作業は進んでいます」 議員「うむ」 曽我部「あ、あの人達は……」 私は駆け出した。 曽我部「おじさん達!」 取り巻き「ん?げっ、君はあの時の……」 曽我部「約束したよね!あの場所を教えたら、やめてくれるって。それに、ミニリュウ達はどうしたの!?」 取り巻き「そ、それは……」 議員「私達が適切に処理したよ」 取り巻き「先生!!」 曽我部「適切……!?」 議員「ミニリュウは世間的にみても、価値のあるポケモンだ。だから、ポケモン駆除の時に巻き込まれてはいけない。そう思って、避難させて たんだよ」 曽我部「そもそも駆除する必要がないんだよ!皆、優しいのに!」 議員「そうは言ってもね。やっぱり、ポケモンは危険だからね」 曽我部「だから、危険じゃないのに……」 まあ、今の私なら、分かるわ。ポケモンが危険な存在ってことにね。結局、平行線のまま、その時は帰された。 曽我部(でも、ミニリュウ達は安全だったんから、まだいいよね) これも馬鹿な話よね。一度、騙されているのに。 197. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 20 52 06.85 ID CBnLOVZ30 それからはひどかったわね。木をどんどん伐採して、ゴルフ場を造ったり、ホテルを造ったりね。後は道を整備したりしてね、トラックとかの 排気ガスもひどかったわね。まあ、そんなことよりもひどいことがあったわ。 曽我部「……う、嘘……」 その観光地をPRする材料としてのイベントとして、ミニリュウのゲットイベントが行われた。 曽我部「ど、どうして……」 私はイベントで来ていた、議員さんに掴みかかろうとした。 曽我部「ミニリュウ達を利用するなんて許せない……」 警備員「誰か、捕まえろ!」 議員「君は何を怒ってるんだい?これもこの町の繁栄のためだよ」 曽我部「ミニリュウ達を犠牲にしてまでの反映って何よ」 議員「君には分からないかもしれないがね。ポケモンだって、本望だろうよ。人間様のために役に立ってるんだからね」 曽我部「!?殺してやる……」 議員「やれやれ。危険な子供だ。早く連れて行きなさい」 私は強制的に警察に連れて行かれた。そして、近所からは危険な子ども扱いされ、引越しを余儀なくされた。 198. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 20 53 10.75 ID CBnLOVZ30 引っ越してきたのは都会だった。排気ガス臭くて、空気が悪いところだったけど、ミニリュウがいたから、よかった。私はミニリュウを一生懸命に鍛えた。さらに、引っ越してから、私は一生懸命頑張って勉強をした。理由は 曽我部(偉くなって、いつかポケモンと人間が一緒に仲良く暮らせる世界を創るんだ) そんな夢を叶えるためだ。前者は仲良くなった世界で楽しくバトルをするための準備で、後者は偉くなるためだ。子供ながらに単純な理由だったけど、死に物狂いで頑張った。けれど、勉強をしていくうちにそんなことは不可能なんじゃないかと思えてきた。だって、ポケモンを捨てていく人は多いし、自然はどんどん開発と称して、破壊させていくしね。そして、私が思ったことが間違いじゃないのを決定づけたのは大学生2年生の時だった。 それはある雨の日のこと。私は1人暮らしをしている――大学生になって始めたのよ――自宅に帰宅途中にあるゴミ捨て場の前を通った時に、魚のはねるような音がした。それと、 ???「コイ、コイコイ」 という、鳴き声が聞こえてきた。私がその鳴き声のした方を見ると、ゴミ捨て場にコイキングが捨てられていた。その通りは人通りも多いんだけど、誰も見向きもしなかった。私はその子を介抱しながら、思った。所詮、ポケモンと人間が仲良く暮らしていくことは不可能なんだと。一方的に人間が支配していくしか道がないんじゃないかと感じた。そして、私は絶望した。自分のやってきたことは無駄だと思ったから。そんな絶望感に襲われながらも、大学に通った。その時に私の人生を変えたであろう、人に出会った。 199. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 20 54 26.72 ID CBnLOVZ30 ???「君はいい目をしているね」 その人の姿はフードのついたローブを着ていて顔が見えないけど、声から察するに女の人だろう。 曽我部「あなたは誰?どこかで会ったかしら?」 ???「あなたの夢を教えてくれない?」 そのフードの女は私の問いには答えずに逆に変な質問をしてきた。本来なら、そんな質問に答えるべきではないのだろうけど、気がついたら、私はそれに答えていた。 曽我部「偉くなって、いつかポケモンと人間が一緒に仲良く暮らせる世界を創ること……」 ???「……そっか。いい夢だね。じゃ、がんば……」 曽我部「……だった」 ???「てね。……あれ?だった?」 フードの女は初めはあきれて帰ろうとしてたけど、急に足を止めた。 ???「だった?どういうこと?」 曽我部「どんなに頑張っても、不可能だと感じたので……」 ???「じゃあ、今の夢は?」 曽我部「そうですね……特にないんですけど、しいて言えば……」 ???「言えば?」 曽我部「ポケモンが暮らしやすい世界にしていくことですかね。……例え、どんなことをしてでも」 私がそう言うと、フードの女が感心したような顔をした。 ???「へー。いい夢だね」 曽我部「ありがとうございます。それでは」 ???「それを叶えられるチャンスをあげようか?」 さっきとは逆に今度は私が足を止めた。 ???「どんなことをしてでも、叶えたいんだよね」 曽我部「そんなことをどうやって……」 ???「そうだねー。まずは私達の仲間に入りなよ。私の他にも仲間はいるしね」 曽我部「仲間……」 ???「どうするー?」 私はその勢いのままに仲間になることを承諾した。それは今から4年前のことだった。 200. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 20 55 54.80 ID CBnLOVZ30 回想終了 曽我部「それから、私は1年後にロケット団に入って、偉くなるために順調に実力を見せて、偉い地位まできたのよ」 私はたくさんまだ、聞きたいことがあったけど、一番の疑問をぶつけた。 梓「どうして、あなたはポケモンを悪用するロケット団なんかに入ったんですか?」 曽我部「全ては今日のためよ。ロケット団の組織力を利用してね」 純「それで、あなたはこれから、一体何をしようというの」 曽我部「言ったでしょ、ポケモンが暮らしやすい世界にするって。そのために人間は邪魔なの。だから、人間を滅ぼすの」 純「人間を滅ぼす!?」 やはり、そんな目的でしたか。タマムシシティとかも攻撃をしていたし、今の話を聞いた後だと、考えられないことではありませんでしたが。 曽我部「ここはいい眺めね。しっかりとした建物だし。下もコンクリートだしね。……でも」 曽我部さんは一息入れる。 曽我部「こんなコンクリートや建物がいくらできても、喜ぶのは人間だけ。ポケモンにとっては喜ぶべきことじゃないわ」 梓「だからといって、滅ぼすとかは……」 曽我部「よく、民家に野生のポケモンが乱入してきて、射殺したって話があるでしょう?あれは人間の命を守るために射殺したりしてるって主 張しているわよね。それと同じ。人間はポケモンの命を脅かすから、人間を駆除するの。人間だってしてきたことだもんね。自分がされて、嫌ってことはないでしょ?」 梓「そんな権利はあなたにはありません!!」 曽我部「そうね。でも、ポケモン達を駆除する権利も人間にはないわよね」 梓「くっ。ああ言えば、こう言う……」 曽我部「それに私は自分が正しいなんて思っていないわ。間違ってるかもしれない」 ゆい「そうだよ、間違ってるよ!!」 曽我部「でも、同時にあなた達が間違ってるかもしれない。ようは、絶対的な正義なんてないのよ。もし、自分達が正義だと主張するなら、ト レーナーのあなた達なら、分かるわよね」 201. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 20 56 36.75 ID CBnLOVZ30 梓「勝ったほうが正義ということですか」 曽我部「そういうことね。ちなみにどうして、私が無駄話を長々と続けていたのかというと私のことを分かってほしいんじゃなくて……」 うい「お姉ちゃん、純ちゃん、梓ちゃん!!何か、向かってくるよ!」 曽我部「伝説のポケモン、3匹が来るまでの時間つぶしよ」 梓「ですが、これで他の方々もここにやってきます。状況はまだ、こっちの方が有利です」 曽我部「たしかに、フリーザーたちの動きを見て、ジムリーダーやあなたの仲間がやってくるでしょうね。そうなれば、この3匹だけなら辛いでしょうね」 曽我部さんは新たにボールを2個取り出す。 梓「新たなモンスターですか……」 曽我部「下の連中程度なら、この2匹で十分でしょうね」 曽我部さんはボールを下に落とした。 202. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 21 00 03.43 ID CBnLOVZ30 シルフカンパニー前 澪「これで最後だ!」 エビワラーのパンチがマタドガスを殴り飛ばす。 ロケット団員「ひ、ひいい」 ロケット団は慌てふためいて、逃げ出した。 澪「これで最後だな」 紬「早く、梓ちゃんのところに行かないと……」 澪「ああ」 上空にはフリーザー達が飛んでいる。きっと、屋上にいる誰かが呼び寄せたんだろう。 律「澪!ムギ!大丈夫か」 律がジムリーダーの人達と一緒にやってきた。 澪「ああ。それよりも、今は梓達……ん?」 私達の上空から、何かが落ちてくる。 律「危ない、澪、ムギ!!」 私達はその場を離れた、と同時に、バーンと隕石でも落下したのかというような衝撃とともに何かが、落ちてきた。 ムギ「何かしら……」 カスミ「何かは分からないけど、うかつに近づくのは危険ね」 律「ああ」 澪「だけど、早く上に行かないと梓達が……」 タケシ「そうだな。……煙が晴れてきたぞ」 タケシさんの言うとおり、煙が晴れて、2匹のポケモンが見えてきた。 律「……あれはカイリューとギャラドスか」 ムギ「何で、いきなりこんなところに……」 律「まあ、いいさ。サッサと倒して、梓達のところに行こうぜ。来い、リザードン!」 律はリザードンを出す。一気に倒したいのだろう。もっとも、あの2匹にリザードンは不利なだけだが。 澪「まあ、たった2匹だし、大丈夫だろう……ん?」 カイリューの口にエネルギーが溜まっている。これは……!?」 澪「律、避けろ!!」 律「え?」 カイリューの口から、はかいこうせんが発射された。 ムギ「危ない、りっちゃん!」 203. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 21 01 10.02 ID CBnLOVZ30 ムギはカポエラーを使って、律を救出し、私はカメックスを使って、リザードンをはかいこうせんのコースから、はじき出す。 ガシャーンっという音ともに、そのはかいこうせんはヤマブキシティのビルをここからじゃ、正確な数は分からないけど、とりあえず二桁のビルを貫通する威力だ。 律「ありがとな、ムギ」 紬「気にしなくていいわ」 律「それにしても、化け物かよ。この威力は……」 澪「だが、今がチャンスだ。はかいこうせんを撃った後は動きは鈍るからな」 カツラ「そのとおりじゃ。ウインディ、ワイルドボルト!」 カスミ「スターミー、れいとうビーム」 カツラさんのウインディとカスミさんのスターミーの攻撃が動きの鈍っている、カイリューに迫る。 ギャラドス「ギャラ」 ギャラドスはスターミーのれいとうビームを尻尾で受け、その尻尾でウインディにアクアテールを仕掛けてきます。 ウインディ「ディー」 ウインディはその攻撃を受け、ビルの壁に叩きつけられ、気絶します。 カツラ「疲れているとはいえ、ウインディを一撃か……」 律「訂正だ。化け物たちかよ、この威力は……」 紬「2匹でこの強さよ。トレーナーまでいたら、まだ力が上がるんじゃないかしら」 律「勘弁してくれよ……」 澪「だが、こいつらをサッサと倒さなきゃ、梓が……」 紬「誰かが囮になるとかは?」 澪「悪くはないが、あいつらがそれを許すとは思えない」 律「たしかに」 タケシ「だけど、やるしかないな」 キョウ「ああ」 澪「待ってろよ、梓、ゆい」 私達はその2匹に戦いを挑んだ。 204. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 21 03 44.83 ID CBnLOVZ30 シルフカンパニー屋上 曽我部「さて、はじめましょう。ポケモンと人間の戦いを」 伝説の3匹は私達二人を睨みつけてきます。 ゆい「ひいい」 梓「1匹ずつでも厳しい戦いだったのに、3匹も相手とは……」 純「でも、大丈夫でしょ?あんた達、ファイヤーを倒したことがあるんだし」 梓「今度は3匹だよ。無茶言わないでよ。……でも、やるしかないね。来て、ヘルガー」 純「そうこなくっちゃ。来なさい、エレブー!」 曽我部「その2匹で勝てるかしら」 梓「やってみなくちゃ分かりません!!ヘルガー、フリーザーにかえんほうしゃ!」 フリーザーにヘルガーの口から出された、激しい炎が迫ります。 純「こおりタイプのフリーザーにヘルガーのかえんほうしゃは弱点のはず。これが通れば……」 曽我部「ファイヤー」 ファイヤー「イヤー」 ファイヤーはフリーザーの盾となり、ヘルガーのかえんほうしゃをその炎の羽で受け止めます。 曽我部「その程度の攻撃で勝てるなら、とっくにジムリーダー達に負けてるわね」 梓「たしかに……」 純「まだ、終わってないわ。エレブー、十万ボルト!!」 純のエレブーの十万ボルトが私のヘルガーのかえんほうしゃを止めた、ファイヤーに向かって迫ります。 曽我部「サンダー」 サンダー「ンダー」 その攻撃を今度はサンダーの電撃によって防がれます。 梓「あの3匹がうまく連携することによって、弱点を補っていますね」 純「どうやら、そのようね」 曽我部「諦めた方が利口じゃないかしら?」 梓「私は諦めません!あなたのようにポケモンを利用してこんなことをするなんて……絶対に許しません!」 曽我部「フフフ。なら、絶対的な力の差を見せてあげるわ。ファイヤー、かえんほうしゃ!」 ファイヤーのヘルガーとは比べ物にならないほどの火力を持った、かえんほうしゃが迫ります。 ヘルガー「ヘル!!」 私達とヘルガーとエレブーはなんとかその攻撃をかわします。 梓「あつっ!なんていう火力ですか。ここにいても、熱が……」 曽我部「仮にも伝説といわれるポケモンよ。その力はあなた達のポケモンの比じゃないわ」 たしかにそのとおりですね。でも、どうして伝説のポケモンを私達にぶつけるんでしょうか。下の2匹で戦わずに。 曽我部「何か疑問があるみたいね。いいわ、答えてあげるわ」 ゆい「へー、あの人親切だね、うい」 うい「え、えーと、それはどうだろうね」 梓「随分と余裕ですね」 曽我部「子供には優しくしないとね」 梓「……」 ゆい「ああ!あずにゃんの顔が修羅になってる!」 純(相手を挑発して、正常な判断能力を失わせる。相手はそれをうまくやってるわね。まあ、こっちがのりすぎなだけだけど) 205. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 21 06 13.27 ID CBnLOVZ30 曽我部「それで、何が聞きたいのかしら?」 梓「……どうして、私達に伝説の三匹を使うんですか?ジムリーダーの人達に使ってればいいのに」 曽我部「だって、怖いじゃない、その子達」 曽我部はゆい先輩とういを指差します。 曽我部「力が未知数だもの。正直な話、ジムリーダーよりも対策ができないわね」 梓「なるほど」 曽我部「まあ、この3匹の前じゃ、何もできないでしょうけどね」 ゆい「そんなことないもん。私頑張るよ、あずにゃん!」 梓「そうですね。頑張ってください!」 純「いつもは出し惜しみしてるのに今日は乗り気ね」 梓「出し惜しみしてたら、負けるからね!」 純「私はてっきり、相手に馬鹿にされた腹いせじゃないかと思ったんだけどね」 梓「……そんなことないもん」 純「……まあ、いいわ」 ゆい「とにかく!私はやるよ!出てきて、ゆいぐるみ!」 ポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポンポン いつもどおりにゆいぐるみがたくさん出てきました。 ゆい「さあ、やるよ。ゆいぐるみのみん……」 曽我部「フリーザー、ふぶきよ」 フリーザーはその羽を振り、そこから激しい吹雪がゆいぐるみを襲い、凍らされてしまいました。 ゆい「ああ、ゆいぐるみ達!」 曽我部「サンダー、かみなりよ」 突如として、空からはげしい雷が私達に向かって落ちてきました。 ゆい「ひゃー」 梓「大丈夫ですか、ゆい先輩!」 純「あぶなっ!」 うい「大丈夫、純ちゃん」 曽我部「戦力差は歴然ね。サンダー、ドリルくちばし」 梓・ゆい「!?」 梓「ここはあんまり広くない場所……」 ゆい「こんな場所であんな技をやられたら……」 純「何よ、一体」 そうこうしている間にサンダーは体を回転させて、私達に向かって突撃してきます。 梓「純、よけて!」 純「言われなくても!」 私はゆい先輩を抱っこして右に、純はういを抱っこして、左によけました。 曽我部「頑張るわね。いっそのこと、抵抗しなかったら楽になるわよ」 206. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 21 07 18.56 ID CBnLOVZ30 梓「そんなわけにもいきませんよ。来てください、ガルーラ!」 純「そんなでかいの出してどうする気よ」 梓「……どうしましようか」 純「考えてないの!?」 梓「そんなことありませんよ」 純「どっちなのよ」 梓「とりあえず……ヘルガー、ファイヤーにかみつく攻撃です!」 ヘルガーはファイヤーの首筋に噛み付くためにダッシュで接近していきます。 曽我部「ファイヤー、ゴットバードの体制よ」 ファイヤーはヘルガーの弱点を舐め回すように見て、攻撃に体制に入り、ロケットのようにヘルガーに向かって、突っ込んできます。 梓「今です!!」 曽我部「!?」 ヘルガーに突っ込んできて、横ががら空きになってるファイヤーの横にガルーラが現れます。 梓「かみなりパンチ!」 ガルーラの電気を帯びた拳がヘルガーに激突しようとするファイヤーに迫ります。 曽我部「やるじゃない。……でもね」 ガルーラ「ガル!?」 ガルーラの電気を帯びた拳が何かのビームで突如として、氷付けになりました。 フリーザー「フリー」 梓「フリーザー!!」 ヘルガー「ヘルー」 梓「ヘルガー!」 ガルーラの攻撃がなかったので、そのままヘルガーは上に飛ばされて、落下して気絶してしまいました。 曽我部「考えはよかったんだけどね」 梓「くっ……。戻ってください、ヘルガー」 私はヘルガーをボールに戻します。 207. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 21 08 15.22 ID CBnLOVZ30 曽我部「もう、遊びはいいわ。サッサと、その小さい2匹でかかってきなさい」 ゆい「ええっ!!無理だよ……」 曽我部「そう。……なら、死んでもらおうかしらね、梓さんに」 ゆい「ええっ!!そんなの駄目だよ!」 純「ねえ。どうしてあの人、あんなにういのお姉さんを標的にするの?」 梓「それほど、脅威なんでしょうね。何を仕掛けてくるか分かりませんし」 純「それは分かるんだけどさ」 ゆい「ど、どどどしよう、うい〜」 うい「落ち着いて、お姉ちゃん」 純「あれで脅威って……」 梓「あ、あれでもやる時はやるんだよ!!」 純「そう信じたいけどね……」 曽我部「サンダー、かみなりよ」 夕闇から、激しい光とともに雷が私に向かって落ちてきます。 純「危ない!!」 純は交通事故で子供を助けるように私を抱いて、その雷をよけます。 梓「ありがと、純」 純「お礼なら、無事に帰ったら、ケーキでも奢ってよ」 梓「無事に帰ったらって、縁起でもないこと言わないでよ」 曽我部「フリーザー、れいとうビームよ」 フリーザーの全てを凍りつかせそうな、冷気のビームが私達に迫ります。 ガルーラ「ルーラ!!」 その攻撃をガルーラが盾となって防いでくれます。しかし、 梓「ガルーラ!!」 ガルーラはまるで石像のように氷漬けになります。 曽我部「フィニッシュよ」 梓・純「!?」 208. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 21 09 59.23 ID CBnLOVZ30 ゆい「あずにゃん、純ちゃん、上だよ!!」 上空を見ると、ファイヤーが口に炎をためて、私達に向かって、炎を出そうとします。 梓「よけないと……」 純「そうね。……いてっ」 梓「純?」 純「どうやら、足をひねったみたいね。梓だけでも、行きなさい」 梓「そんな……」 純「まったく、こんな少年漫画みたいな展開に巻き込まれるなんてね。あんたに出会ったのが運の尽きよ」 梓「……」 純「だから、少年漫画みたいにサッサとあいつを倒しなさい」 梓「……純。グスン」 純「何を泣いてんのよ」 曽我部「お別れはすんだ?ファイヤー、かえんほうしゃよ」 ゆい「あずにゃん!」 うい「純ちゃん」 ういは私達を助けに行こうとするもゆい先輩に止められます。 ゆい「危ないよ、うい」 うい「でも、純ちゃん達が……」 梓「こうなったら、プテラで盾に……」 純「……梓」 梓「何?今、いそがし……」 純「ういを頼んだわよ!!」 梓「にゃーーーー」 純は私を力一杯投げ飛ばします。そして、その瞬間にファイヤーのかえんほうしゃが辺りを包みます。 梓「じゅーーーーーーーーーーん」 ゆい・うい「じゅんちゃーーーーーーーん」 曽我部「フフフ。安心していいわ。これから、すぐにあなた達も行くことになるんだから」 ゆい「どうして……ポケモンを使ってこんなひどいことをするの……ポケモンと人間はもっと仲良く暮らすことができるのにそんなに争いの道具にするの?こんなのおかしいよ」 ゆい先輩は涙をぽろぽろと流し、泣き始めます。 梓「純、純……じゅーーーーーーーーーーん」 209. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 21 10 45.07 ID CBnLOVZ30 純「……うるさいわね」 梓・ゆい・うい「!?」 炎が弱くなると、黒い塊ようなものの下から、純が出てきました。 梓「あれは……カビゴン」 純「カビゴンの特性であるあついしぼうのおかげで、このカビゴンもまだ戦えるわね」 梓「それよりも、どうして、無事なの?」 純「カビゴンをとっさに出して、ちょうどめり込んだ隙間に入ってその上にカビゴンに乗ってもらったのよ」 梓「あれだけの中でよくそんなことができたね」 純「火事場のなんとやらよ」 ゆい「ぐすぐす。よかったよ、ビエーーン」 うい「本当によかった。……お姉ちゃんを泣かせて、梓ちゃんや純ちゃんに危害を加えるなんて…」 ういは曽我部さんを親の敵のように睨み付けます。 曽我部「いい目をするわね。その挑戦的な目はいいわね」 うい「そんなに戦いたいなら……いいよ、受けて立つよ!」 曽我部「いい度胸ね。でも、無駄……!?ファイヤー、防御……」 して!、と言おうとしたであろう、曽我部さんが言い終わる前にファイヤーがういに殴り飛ばされ、向かいのビルに激突しました。 うい「これからが本番だよ」 ういのそんな声が屋上に静かに響きました。 210. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/08/12(金) 21 12 01.08 ID CBnLOVZ30 VSロケット団編⑥ 「VS曽我部・前編」 終了 8
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テレビ東京 金曜 ポケットモンスター 2023年7月~9月 特記事項 絨毯の上に小学館、タカラトミーアーツ以外カラー表記 スポンサーリスト 2023年7月21日 0'30"…第一パン、小学館、任天堂、LOTTE、SonyMusic、タカラトミーアーツ、The Pokemon Company HH(0'30")…M(McDonald's) 🔶(7/22・18) 2023年7月28日 0'30"…小学館、任天堂、LOTTE、SonyMusic、TAKARA TOMY、The Pokemon Company、第一パン HH(0'30")…M(McDonald's) 🔶(7/29・5) 2023年8月4日 0'30"…任天堂、LOTTE、SonyMusic、タカラトミーアーツ、The Pokemon Company、第一パン、小学館 HH(0'30")…M(McDonald's) 🔶(8/5・4) 2023年8月11日 0'30"…LOTTE、SonyMusic、TAKARA TOMY、The Pokemon Company、第一パン、小学館、任天堂 HH(0'30")…M(McDonald's) 🔶(当日・23) 2023年8月18日 0'30"…SonyMusic、TAKARA TOMY、The Pokemon Company、第一パン、小学館、任天堂、LOTTE HH(0'30")…M(McDonald's) 🔶(当日・22) 2023年8月25日 0'30"…TAKARA TOMY、The Pokemon Company、第一パン、小学館、任天堂、LOTTE、SonyMusic HH(0'30")…M(McDonald's) 🔶(8/29・21) 2023年9月8日 0'30"…第一パン、小学館、任天堂、LOTTE、SonyMusic、TAKARA TOMY、The Pokemon Company HH(0'30")…M(McDonald's) 🔶(9/9・19)
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基本情報 あらすじ キャラクター 声優 内容 コメント 基本情報 イーブイとニンフィア!出会いと再会!! 脚本 米村正二 絵コンテ 齋藤徳明 演出 ウヱノ史博 作画監督 篠原隆 初回放送 2022/04/08 オープニング 1・2・3 エンディング バツグンタイプ 前回 ハイパークラス!VS四天王ドラセナ!! 次回 新番組!ロケット団ないしょ王国ラジオ!! あらすじ キャラクター 【サトシ】 【ピカチュウ】 【カイリュー】 【ウオノラゴン】 【ゴウ】 【サルノリ】 ゲットしたポケモン 【チルタリス】 【コハル(ポケットモンスター2019)】 【イーブイ】 【セレナ】 【マフォクシー】 【ヤンチャム】 【ニンフィア】 【ミクリ】 【ミロカロス】 【ラグラージ】 【トドゼルガ】 【ルチア】 チルタリス/メガチルタリス 回想のみ 【ハルカ】 【ヒカリ】 【ユリーカ】 セレナの【テールナー】 セレナのイーブイ 【シトロン】の【デデンネ】 声優 担当キャラ 名前 サトシ 松本梨香 ゴウ 山下大輝 ピカチュウ 大谷育江 コハル 花澤香菜 サクラギ博士 中村悠一 マフォクシー 林原めぐみ ワンパチ 犬山イヌコ ニンフィア かないみか カイリュー 三宅健太 ヤンチャム 下屋則子 イーブイ 真堂圭 サルノリ 武田華 ミクリ 森川智之 セレナ 牧口真幸 ルチア 竹達彩奈 キクナ 千本木彩花 レンジ 観世智顕 コハルのスマホロトム 浪川大輔 ナレーション 堀内賢雄 内容 コメント 名前 全てのコメントを見る?
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基本情報 あらすじ キャラクター 声優 内容 コメント 基本情報 裏切りのバトルロイヤル! 脚本 土屋理敬 絵コンテ 尼野浩正 演出 佐々木純人 作画監督 古池敏也五十嵐俊介Kプロダクション中矢利子小川智樹 初回放送 2022/05/13 オープニング 1・2・3 エンディング バツグンタイプ 前回 VSキバナ!マスターズエイトをかけた戦い!! 次回 モーンとリーリエ、雪原の再会? あらすじ キャラクター 【サトシ】 【ピカチュウ】 【ゴウ】 【インテレオン】 【ツルギ(ポケットモンスター2019)】? 【アサヒ】? 【トキオ】? 【サーナイト】 声優 担当キャラ 名前 サトシ 松本梨香 ゴウ 山下大輝 ピカチュウ 大谷育江 サーナイト 真堂圭 インテレオン 坂田将吾 ツルギ 神谷浩史 アサヒ 白石涼子 トキオ 高垣彩陽 シュンヤ 田邊幸輔 ライラ 社本悠 チャレンジャー 光部樹新祐樹梅田修一朗 ゴウのスマホロトム マリナ・アイコルツ ナレーション 堀内賢雄 内容 コメント 名前 全てのコメントを見る?
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※ 前回までの状況(トレーナとポケモン) 梓 ゆい ハッサム ヘルガー イーブイ ニューラ ガルーラ カイリュー ポリゴン2 プテラ ラプラス 澪 ゼニガメ エビワラー デンリュウ 律 リザードン サワムラー ニョロボン レアコイル ムギ フシギバナ カポエラー ギャラドス 純 うい カビゴン ゲンガー VSロケット団編④ 「VSサンダー」 今回のメンバー ゆい ハッサム プテラ カイリュー ニューラ イーブイ 梓「さて、律先輩達を助けに行かなくちゃ」 ゆい「そうだね。ビリビリ。でも、手持ちの。ビリビリ。ポケモンで無事なのは。ビリビリ。私だけだよ」 梓「……まひは大丈夫ですか?」 ゆい「大丈夫、大丈夫。ビリビリ。すぐに治るよ。ビリビリ」 梓「……ちょっと、気に入ってますよね。そのビリビリって」 ゆい「分かる?ビリビリ」 梓「……ビリビリっていうのをやめて下さい」 ゆい「ほーい」 その時、グレンジムの壁がどこかの野球少年が窓ガラスを割ったかのように粉々になり、ニドキングが倒れてきました。 律「これで最後か。おーい、あずさー。無事かー」 そんな声とともに、律先輩が現れました。 梓「律先輩!」 律「おお、梓。和はどうした?」 ゆい「私達が倒しました!」 律「そうか。よくやったな、梓」 ナデナデ 梓「えへへ」 ゆい「え、なに。この扱いの差」 律「冗談、冗談。ゆいも頑張ったな」 ゆい「まあね!エッヘン」 カツラ「おお。梓君も無事じゃったか」 梓「カツラさん!」 ジョーイさん「梓ちゃん、怪我はない?」 梓「ジョーイさんまで。一体、どうしたんですか?」 律「実はかくかくしかじか」 梓「なるほど。皆さん、無事で良かったです!」 私達はサヨナラ勝ちを収めた野球チームのように騒ぎます。 律「まあ、こんなところで和んでるわけにもいかないんだけどな」 梓「ええ」 今も上空ではサンダーが縦横無尽に雷を落としていますし。 ゆい「でも、私も含めて、回復しないと戦えないよ」 梓「そうですね。ポケモンセンターも使えないし、一体どうしたら……」 突如、ゴロゴロビシャーンという音ともに外が暗闇で急に電気がついたかのようにまぶしく光ります。 律「奴が来たのか」 梓「どうしましょう。私に戦えるポケモンがいません」 ゆい「私がいるよ~」 梓「まともな状態でも勝てるか分からないのに、そんなまひ状態だとボロ負けならまだましで、最悪、死にますよ」 カツラ「ポケモンセンターの回復させる機械があればいいんじゃが」 ジョーイ「だけど、ロケット団に壊されてしまったわ。残ってるのは簡易のパソコンだけよ」 律「そうか。……って」 梓「そうですか。……って」 律・梓「それだー(です)!!」 ジョーイ「え、何が?」 梓「このパソコンで博士にポケモンを送って……」 律「回復させてもらえば、まだ戦える」 梓「じゃあ、早速ポケモンを転送しましょう。さあ、ゆい先輩。ボールに入ってください」 ゆい「えー。まあ、仕方がないか。博士のところでゆっくりお茶でも飲んでくるよ」 梓「すぐに戻ってきてくださいね」 ゆい「あー。私がいなくてさび……」 ゆい先輩をボールに戻し、パソコンにセットする。 律「とりあえず、博士に連絡をしよう」 ピ、ポ、パ、ト オーキド『なんじゃ、この一大事の時に』 律「今から、私たちのポケモンをそっちに送るから、すぐに回復させて戻してくれ」 オーキド『律君は一体、どこにいるんじゃ……っと、送られてきたのう。場所はグレンタウンじゃと!?しかも、梓君のポケモンまでいるとい うことはそこに梓君もいるのじゃな!?』 律「訳は後で話すから、頼むよ」 オーキド『……分かった。じゃが、これだけは言わせてくれ』 律「なんだよ」 オーキド『死なないでおくれ』 律「縁起でもないこと言わないでくれ。じゃあ、頼んだぞ」 オーキド『任せるのじゃ』 ガチャと電話を切る。 梓「どうでしたか?」 律「すぐにやってくれるってさ」 ピシャーゴロゴロ 律「やばいな。こっちにどんどん近づいてきている」 梓「ええ」 その時、雷がドガーンという音ともにグレンジムに衝撃が起きて、地震のように揺れ、天井が落下してきます。 カツラ「危ない、梓君!律君!」 カツラさんは私と律先輩、そして、パソコンを庇うように楯になってくれます。そして、天井が落下して出来た穴から、黄色と黒の体で鋭いク チバシを持った伝説のポケモンの1匹、サンダーの姿が現れました。しかも、親の敵を見るように私達のことを睨んできます。 律「くそ。こんな時に。まだ、送られてこないのか」 梓「あと少しです!!」 カツラ「仕方がない。来い、ウインディ!」 カツラさんは弱りきっている、ウインディを出します。 カツラ「すまんのう、ウインディ。ちょっとの間、頑張るんじゃよ」 カツラさんのウインディは今にも崩れ落ちそうな中でも、なんとか立ち、サンダーと対峙します。 カツラ「おそらく、ワシのウインディでは時間つぶしも出来んじゃろう。じゃが、サンダーにダメージを与えることは出来るはず。ウインディ、フレアドライブ!」 ウインディはどこから力がわいてくるのか、炎の弾丸のようにサンダーに突撃していきます。 律「よし!この攻撃が通れば……。なんだ、あの体制は!!」 サンダーは体を横向きにし急速に回転させ、ウインディに向かって、こちらも銃弾のように素早く突撃していきます。ただ、ウインディは普通の銃弾なのに対し、こちらはマグナムを射撃したような威力の違いがありそうな感じですね。 カツラ「これは、ドリルくちばし!?」 律「くそっ。このままじゃ、ウインディが……」 梓「来ましたよ、律先輩!」 律「何!?よし、来い、サワムラー!」 律先輩は迷わずに、サワムラーを選びます。ここらへんはさすがですね。 ブルブル 私のボールの一つが携帯電話のバイブのように振動しています。まあ、なんだか、分かりますが。 梓「やれやれです」 私はそのボールを手に取り、ボールから出します。 ゆい「わーん。寂しかったよ、あずにゃ~ん」 梓「よしよし」 ナデナデ ゆい「えへへ~」 律「サワムラー、ウインディを蹴り飛ばせ!」 サワムラーはそのゴムのように伸びた足でウインディを蹴り飛ばします。そして、攻撃をかわされて、そのまま、突撃したサンダーはグレンジムの壁に激突し、壁はまるで発砲スチロールのように粉々になります。 カツラ「すまん、律君。危なく、ウインディが…」 律「気にするなよ。困った時はお互い様だろ」 梓「カツラさんはジョーイさん達を避難させて下さい」 カツラ「じゃが、律君達は……」 律「私達なら大丈夫だよ。それにカツラさんがいても、ポケモンが回復できてない状態なら、正直いても何も出来ることないよ」 カツラ「……分かった。頼んじゃぞ、2人とも。行くぞ、皆」 カツラさんは皆をまとめて、一緒に避難していきました。 サンダー「ンダー!!」 サンダーは私達を睨んでいます。 律「どうした、梓。怖いのか?足が震えてるぜ」 梓「律先輩こそ、手が震えてますよ。逃げるなら、今のうちです」 律「ふん。ちっこいくせに無理すんなよ」 梓「律先輩には言われたくありません」 律「私達の戦績は出発した時とマサキさんとこのを除けば、どれくらいか知ってるか?」 梓「さあ?」 律「500勝500敗だ」 梓「そうでしたっけ。もっと、私が勝ってるかと思ったんですけどね」 律「だから、1001戦目をして、決着をつけなきゃいけないんだ」 梓「何が言いたいんですか?」 律「死ぬなよ」 律先輩はモンスターボールを構えます。 梓「……そっちこそ」 私もモンスターボールを構えます。 ゆい「2人とも頑張ってー」 梓「ゆい先輩も頑張るんですよ。ほら」 ひょいとゆい先輩を抱き上げます。 律「さあ、いくぞ」 梓「いつでもいいですよ」 律「オーケー。来い、ニョロボン!」 梓「来て下さい、ニューラ!」 律「ニョロボン、右かられいとうパンチ!」 梓「ニューラ、左からブレイククロー!」 ニョロボンは冷気をこめた、鋭いパンチをサンダーの右から仕掛け、ニューラは自慢のツメをサンダーの左から切り裂くべく、飛び掛ります。 サンダー「…サンダー!!」 サンダーはその攻撃に対し、その両方に対し十万ボルトを繰り出します。 ニョロボン「ニョロー!!」 ニューラ「ニュラー!!」 その攻撃を受け、2匹はアニメで十万ボルトを受けて、黒焦げになるロケット団のように黒焦げになり、気絶します。 律「くそ。あいつは左右同時に攻撃できるのかよ」 梓「さすがは伝説のポケモンですね」 私達がニューラ達をボールに戻している時に、サンダーはさっきのウインディに仕掛けたドリルくちばしの体制に入ります。 律「ちっ。どうすんだよ、あの技」 梓「あの技を受けたら、私達跡形もありませんよ」 律「仕方がない。梓、1匹、囮にしてくれ」 梓「何をする気ですか?危ないことなら嫌ですけど」 律「梓が1匹、奴の注意を引き付けている間に横からサワムラーのキックを、反対側からゴローニャがすてみタックルを仕掛ける」 梓「それは名案ですね!律先輩には珍しく!」 律「おう、ありがとう。お礼に後で説教な」 梓「では、来て下さい、カイリュー!」 カイリュー「リュー!」 律「随分でかいのを出したな」 梓「他のを出したら、下手したら殺されちゃいますよ」 律「まあな」 ゆい「私は何をすればいいの?」 私の腕の中でゆい先輩は聞いてきます。 梓「とりあえず、大人しくしていて下さい」 ゆい「分かったー。お口、チャック」 ゆい先輩は口を小さい子がやるみたいにチャックを閉めます。その仕草は実に可愛いです。サンダーは体を横向きにし急速に回転させ、私達にに向かって、こちらも銃弾のように素早く突撃していきます。 梓「カイリュー、頼みますよ」 律「来い、サワムラー、ゴローニャ!」 律先輩はサワムラーとゴローニャを出します。カイリューはその間にサンダーのドリルくちばしを受けます。 カイリュー「……リ、リュー」 カイリューはその攻撃を受け、おなかに鋭利なくちばしが刺さり、血を流しながら、膝を突きます。その両手でくちばしを握りながら。 梓「カイリュー!律先輩、今のうちです!」 律「サワムラー、右からメガトンキック!ゴローニャ、左からのしかかりだ!」 律先輩は予定通りの指示を出します。サワムラーはサンダーに向かって、鉄球のような重く、力をこめたキックを繰り出します。その反対側からは、300kgの体重を持つ、ゴローニャが体当たりを仕掛けます。 律「今度はかわせないはずだ」 サンダー「……サンダー!」 サンダーはカイリューの手を振り切り、体を回転させ始めます。それと同時に回りに電撃を放ちます。 サワムラー「ムラー!!」 サワムラーはその電撃で、キックを当てる前にダウンします。その間にも体を回転させ、カイリューの体にネジを回すかのようにめり込んでいきます。 梓「カイリュー!」 律「サワムラー!だが、ゴローニャに電気タイプの技は……」 ゴローニャ「ゴローーーーー!」 ゴローニャも電撃を喰らい、体が黒焦げになります。 律「馬鹿な!」 梓「それだけ、相手の威力が強いってことですよ。それよりも、戻って、カイリュー!」 私はカイリューをボールに戻します。 律「どうしろってんだよ、あんな奴相手に。もう、私のポケモンは3匹しかいないし」 梓「私も実質3匹ですし」 ゆい「ンーンー」 梓「しゃべっていいですよ」 ゆい「私もいるよー」 梓「やっぱり、黙ってください」 ゆい「ひどっ!」 梓「冗談です。何かいい方法はありませんかね」 ゆい「空で戦おう」 梓・律「は?」 ゆい「だって、地上だと向こうの方が有利だよ。なら、空中の方がいいよ」 梓「たしかにそうですが……」 律「とは言っても、空を飛べるのはリザードンだけだ」 梓「私はプテラだけです」 律「だが、悪い案じゃないな。だって……」 サンダーは私達の方を睨み、またもや、ドリルくちばしの体制に入ります。 律「地上じゃ、あれを避けるのも辛いしな」 梓「じゃあ、早速……プテラ、君に決めた!」 律「来い、リザードン!」 私達は背中に乗って、空中に出ます。 サンダー「ンダー!」 サンダーはそれを見て、ドリルくちばしをやめて、上空に向かってきます。 梓「来て、イーブイ」 イーブイ「ブイ♪」 梓「体に負担をかけちゃうかもしれないですけど、ごめんね」 私はイーブイにみずのいしを当てて、シャワーズに進化させます。 シャワーズ「シャワ」 梓「シャワーズ、れいとうビーム!」 シャワーズは冷気のビームを上空に向かってくる、サンダーに発射します。 律「よし!サンダーはとりタイプだから、この攻撃は有効のはずだ」 しかし、サンダーは体を回転させて、そのビームをはじきます。 律「またかよ。強すぎだろ、あのサンダー!」 梓「まあ、こうなるとは思ってましたけどね」 律「くそ。来い、レアコイル、ゴルダック!」 梓「来て下さい、ハッサム!」 律「おいおい。ハッサムでどうするんだよ」 梓「でも、私の手持ち、これしかいませんし」 ゆい「大丈夫!私に任せなさい!」 梓「どうやってですか?」 ゆい「もう!忘れたの?プテラとの戦いを」 梓「ああ。なるほど」 律「なんだ、一体」 11