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Break Card E.G.O. 3F/3C サイボーグ/スチューデント 5/4/4 パーマネント+2 このカードがセットされた場合、≪あなたの任意のあなたの手札のE.G.O.のパーマネントカード1枚≫を、このキャラクターにセット可能。 ≪このキャラクター≫は精神力X以下のキャラクターにガードされない。 Xはこのキャラクターにセットされているパーマネントカードの枚数に等しい。 No.2170/2180 Rarity R/SP Illustrator あきまん Expansion 絶神の戦車 カード考察 セットされたときにコスト・ファクターを無視して手札からE.G.O.のパーマネントカードをセット可能。 セットされたパーマネント数以下の精神力のキャラクターにガードされないアビリティは主にチャンプブロックの阻止に使う事になるが エクリプスと絡めればメインアタッカー相手にも有効になる。 パーマネントカードを手札に握る事になるので魔王“ゴモリー”などには注意。
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【出展】THE DAWN(HELLSING外伝) 【種族】吸血鬼 【性別】男(ただし制限により、前ぱっつんの黒髪をした少女形態固定) 【本ロワでの動向】 「化物を倒すのはいつだって人間だ。誇れ、ホムンクルス。恐れるな、ドラゴンの騎士。 私を倒したお前達は――紛れも無く人間だ」 THE 最強マーダー。妄想LSロワにおける“最強”を問われれば、住民は誰しもがアーカードだと答えるであろう。 そもそもがアーカードといえば、パロロワ界でも主にマーダーとして有名な屈指の強キャラで、風格も十分である。 しかしそれ以上に、妄想LSロワにおいてアーカードを最強たらしめたのは、“ギャグ耐性”である。 出典欄や性別欄に記載されいている通り、当ロワでのアーカードは外伝出典であり、容姿は通称ロリカード固定であった。 だが、当ロワにおいてこのことは制限どころか大きな利点となったのである。 つまるところは“ギャグ耐性”。 原作からしてロリ形態じゃ、時にカオス全開だったアーカード。棺桶とか、棺桶とか、後棺桶とか。 そのはっちゃっけぷりは、本来ガチマーダーの天敵であるはずのカオス展開にさえ即順応することを可能にしたのである。 あのクマ吉君やボークバトルにすら違和感なく対応してしまったと言えばその凄まじさが分かってもらえるだろう。 つまり、どういうことか。 ただでさえチートな旦那をギャグやカオスに頼らず、真っ向からガチ勝負で撃破しないといけなかったということである。 まさに、妄想LSロワにこれでもかと適合した“最強”マーダーであった。 登場話からしてあのフリーザ様に勝利し、その強さと在り方をまざまざと見せつける。 とはいえ流石にフリーザ様相手だったこともあり、かなり取り込んでいた命のストックは減らされ、実質的な制限となる。 まあその分、フリーザ様は零号開放時に思いっきり働かされていたけどね☆ そして、自らの夢の狭間を終わらせることができる強き意思を持つ人間を求めながらも人間、人外問わずに次々と殺害していく。 っつうかむしろ、人間以上に化物にとって、アーカードは死亡フラグの何者でもなかった。 VSイカ娘でのリップバーン戦の再現はいろんな意味で必見。 後、原作ロワ問わず色々人外を取り込みまくった結果、自らの傷を持って悪魔を探知するカレンが出会い頭に一気に傷が開いて即死するほどであった。 出会っただけで人一人爆発(?)させるとは、流石は最強マーダーである。 ダイの剣を鈍器として振るったり、体育館で大暴れしたりと好き放題していたアーカードが、 最もはっちゃけたのは言うまでもなくVSドラスであろう。 このドラス、ロボロワ同様に改心していたのだが、なんと仲間を護るためによりにもよって、カブトボーグを吸収したのである。 巨大なボーグになっちゃたのである。 が、そこはカオスにも定評のあるロリカード。 道中冬樹君の死体から回収していた棺桶をビッグライトで巨大化させ、平然とボーグバトルに対応してしまったのである。 繰り広げられる変則的とんでもボーグバトル。 この話は、続く謎ZOといい笑えばいいのか燃えればいいのか腹を抱えればいいのか泣けばいいのか、読み手を悩ませた名作であった(笑 ともあれカオスな激戦を制したアーカード。 化物でありながら人の心を得たドラスとの戦いもあり、アーカードは昂ぶっていた。 悪魔の混血ではなく只の人間であれば契約していたかもしれないと言わしめた刹那からの交渉も振り払い、遂に残る参加者に対して決戦をしかける。 素晴らしき人間たちよ、一人残らずかかってこい。見事我が心臓に杭を突き立てて見せよ。 そうして解放された亡者の軍勢は文字通り、会場全域に進行する。 ここに、あらゆる場所、あらゆる参加者がスタンス問わずアーカードと戦うことを余儀なくされるというVSアーカードが勃発。 何度倒されても向かっていったボンチューを大喜びで喰らったことを代表に多くの戦果をあげるも。 萃香の残留思念が、都古に憑いていたワラキアの夜の残滓から志貴を再現。 不完全ながらも奇跡的に再現された直死の魔眼によって命のストックを削り取られたところに、 瀕死のアイリと蘇ったダイの二人がかりで、ノルンの鍵を心臓に突き立てられる。 いつか逃してしまった死を確かに掴み取りながら、人でいられなかった吸血鬼は、 自らを打倒したドラゴンの騎士とホムンクルスを人間であると賞賛し静かな眠りについた。 主なキャラとの関係 キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 イカ娘 敵対 侵略者 長いものを挿入して貫いた カレン 敵対 無し(認識する前に死んだため) 爆殺☆ ドラス 敵対 怪人 異種ボーグバトルを繰り広げた ダイ 敵対 ドラゴンの騎士 御敵 アイリスフィール・フォン・アインツベルン 敵 ホムンクルス 御敵 有間都古 敵対 小娘 御敵 ボンチュー 敵対 小僧 御敵
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登録日:2011/08/26 (金) 01 02 55 更新日:2024/04/26 Fri 23 51 36NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 いつもの4人 おっさん カブトボーグ シドニー・マンソン ネタキャラ? ピアニスト マソソソ マンソン 亀山助清 使い捨てレギュラー 完現術 捏造される記憶 月島さん 漢 紳士 誰だお前 音楽家 いつものリズムだ! リズムを忘れるな! アニメ「人造昆虫カブトボーグVxV」の登場人物。(CV:亀山助清) カブトボーグのレギュラーメンバーである所謂「いつもの四人」の一人で、 主人公・天野河リュウセイや仲間である松岡勝治、龍昇ケンらと共に、 悪の組織ビッグバン・オーガニゼーションや数々の世界の危機に立ち向かっていく。 赤いキャップと☆マークのシャツがトレードマーク。 また、いつもの四人の中で唯一の大人。 ボーガーだが天才ピアニストでもあり、 その高尚な音楽センスと類い希なるリズム感を生かしたボーグバトルを得意とする。 ロイドの店にふらりと立ち寄ったことからリュウセイ達と出会い、 最初はライバルとして激突するものの、ボーグバトルを通して友情を育み、無二の仲間となった。 その後はリュウセイ達に自身の強さの源である音楽を教え、リズム感と協調を得た彼等のチームバトルは無敵となるのだった。 愛機は緑色のクワガタボーグ「ハウリング・ロデオ・ドライブ」で、 必殺技は自身のピアノの才能を惜しげもなく発揮する「グランピアノ・ヒーリング・フォルテッシモ」。 チームバトルにおいては連携の要となる指揮者をつとめる。 マンソンの調律によるリュウセイ達のコンビネーションは無敵の強さを誇るが、騒音などでリズムを乱されると連携が取れないという弱点があり、 敵にデスメタルを演奏されてリズムが取れず、絶体絶命の危機に陥ってしまったこともあった。 外道や変人の多いボーガーの中では珍しく常識人でカッコいいキャラなので、視聴者からの人気は高い。 マンソンファンなら是非とも第41話「裏切りの序曲! ノイズ・アンド・ファンタスティック・ハーモニー」を視聴しておこう。 マンソンの弱点の克服や仲間との絆そして……を描いた名エピソードである。 名言 「いつものリズムだ! リズムを忘れるな!」 「四人の仲間、四人の絆さえあればどんな事でも乗り越えられる!」 「俺は教えると同時に教わったんだ。お前達に……諦めない心ってヤツをな!」 四人の友情と信頼の力で記事は出来上がった。 だが、Wiki篭りの追記・修正プロジェクトは、今まさに動きだそうとしている……! 行け! リュウセイ! 勝治! ケン! そしてマンソン! その友情が続く限り……フォーエバー!! △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- で? マンソンって誰だよ。 実は第41話にしか登場しないキャラクター。 いわゆるゲストキャラクターなのだが、41話の冒頭から視聴者へ何の説明も無しに、 あたかも昔から登場していたレギュラーキャラのようにリュウセイ達に馴染んでおり、 登場していなかったハズの過去のエピソードの回想にも彼の姿がねじ込まれていたため視聴者を大いに戸惑わせた。 ちなみに地味に登場の伏線らしきものあったりする。 (34話で動物園に招待された際、何故かチケットが五枚入っていたのに誰も疑問を抱かなかった。 ちなみに動物園に行ったのはリュウセイ、カツジ、ケン、ロイドの四人) つまり、画面に出ていないだけで過去エピソードにもちゃんと居合わせていた、と解釈できないこともない。 が、41話終わりの次回予告はもちろん、それ以降の話では当然のようにその存在はなかったことになった。 使い捨てレギュラーという斬新な設定は視聴者に妙な人気があり、 アニマックスの特番「カブトボーグベストテン」にも本来のレギュラーである勝治、ケンを差し置いてゲスト出演した。 ロイドさんによるとこの企画の脚本・監督・演出のすべてに関わる大活躍をしたらしい。 「この番組ができたのもマンソン君のおかげじゃないか!」 ニコニコ動画で公式配信されている41話の動画ではあたかも今までの話にマンソンが居たかのようにコメントし、本編が終わりEDが始まった瞬間に、 「で、あのオッサンなんだったの?」 「マンソンって誰だよwww」 などと総ツッコミを入れるのがお約束になっている。 また、このキャラクターと展開は龍昇ケン役の渡辺慶氏の琴線に大いに触れたらしく、出演している実写ドラマの監督に「最初から居るという事にしてゲストキャラを出しませんか」と提案をし、まぁ当然だが普通に断られたらしい。常識知らずのボーグ馬鹿! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] これと同じ事を大真面目にやった鰤はやっぱりすごい(確信) -- 名無しさん (2014-04-27 13 09 59) ↑月島さんとかもはや懐かしいんだよなぁ……(遠い目) あの時のカオスっぷりは本当に面白かった。ソウルソサエティ編とは、全く別の意味で。 -- 名無しさん (2014-07-03 03 11 30) ニコニコの動画消えちゃったんだよなぁ -- 名無しさん (2014-12-22 00 58 27) マンソンはアニメ界の伝説 -- 名無しさん (2015-02-18 22 48 01) 使い捨てレギュラーwwwww -- 名無しさん (2016-02-04 22 27 50) またニコニコのノリでカブトボーグを通しで見てみたいなあ -- 名無しさん (2016-03-12 18 19 16) ある意味でアニメ史上最強のキャラ -- 名無しさん (2017-02-28 22 22 27) いつものリズムだ! -- 名無しさん (2020-03-07 21 16 11) 見取り図「いやシドニー・マンソンって誰ー!?」 -- 名無しさん (2021-08-15 20 58 41) またニコニコで配信されてマンソンテンプレが見られて嬉しいぜ -- 名無しさん (2021-08-25 19 13 55) 名前 コメント
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死体を前に、灰原は問う ◆2Y1mqYSsQ. 「死体か」 紫色に染まる空のもと、静かに呟く男が一人。 視界を遮るほど生え並ぶ樹林の中に、サイボーグと思わしき死体が一つ。 空港へと向かう途中に発見し、灰原は身をかがめて周囲の状況を確認しているのだ。 茶の髪をなびかせて、何かのユニフォームらしき赤い衣服を着て、黄色いマフラーをなびかせている。 身体調査をしたところ、奥歯の裏側に何かのスイッチらしきものが見える。 そのスイッチが何をもたらしたのか、このサイボーグの青年が壊しあいの舞台を壊す戦力になったのか、灰原には知るよしもない。 しかし、死人は死人。 この殺し合いには役には立たない。あくまでも、何かしら残したものがないか、それが自分に活用できるものか、知るための調査だ。 結果としては芳しくない。隣に眠るロボット――いや、自動人形(オートマータ)と呼んだ方が適切だろう――も同じだ。 とはいえ、自動人形は明らかに、科学技術以外のものが活用されている。 活動記録があるのは、周辺の様子を見れば察することができる。 砕けた木々、抉られた大地、ここで戦闘があったのは明らかだ。 しかも、一対一ではない。一対複数……あるいは三つ巴、四つ巴。 この壊しあいの舞台、戦闘が起きることは珍しくない。 なにより、先ほど自分は戦闘に加わった。 理由はクロという猫のサイボーグの戦闘能力が惜しいから。 モバイル・レディによって接触は達成できなかったが、シグマを殺すために行動していき、お互い生きていれば顔を会わすこともある。 そう焦ることでもない。 それに、クロ以上の戦力を誇る、主催シグマに反乱を示すこの殺し合いの参加者に出会うこともあるだろう。 灰原にとっては何事も関心があり、関心がない。 己が目的、今はシグマを始末することだが、それを達成するためには手段を選ばない。 そう、たとえ仲間となったものが死んでも、己に死が迫ろうとも。 灰原が死体を検分して十数分。 誰かが去った跡を二つ発見した。どちらかが戻るかもしれない。 そう判断して待っていたのだが、無駄足のようだ。 ここに向かう前に轟いた、いくつかの戦闘音もなく、現在森は無音。 大きな戦闘がいくつか起き、今は小康状態なのだろう。 灰原はそう判断し、結果的に幾人かの犠牲があったであろうことを予想した。 しかし、灰原の表情はピクリとも動かない。 あるいは、彼の部下なら怒りを示し、感情的になっていたであろう。 身体能力は合格。精神面は冷徹さが足りず、おちこぼれ。 灰原の部下はそういう男だった。 なのに、その男は灰原のたくらみを気づき、撃破した。 彼がCCRに、自分に反乱を起こした理由は感情からだ。 サイボーグを作っているものが、失敗作を処分するためにできた組織。それがCCR。 部下は、CCRをサイボーグの暴走を防ぐ、警察のような存在だと認識していた。その前提が崩され、彼は牙を剥いた。 灰原の部下は倫理観、正義感などという理解できない感情を持って、いままで表れなかった洞察力で自分とCCRの裏を見抜いた。 それだけでなく、生身の身体でサイボーグである自分に勝ったのである。 何一つ、理解ができない部下であった。野球などという、偽装のために紛れ込んだスポーツに入れ込むあたりも含めて。 ここにいたって、彼を思い出すのは、灰原にこの状況だと彼がどう反応するか、微かだが興味があるからだ。 もっとも、予測なら簡単にできる。 感情を持って、奴はこの殺し合いに、シグマに反抗を示すだろう。 バッチの裏表関係なく。 灰原の思考がそこまで進むと、風が吹き木の葉が舞い落ちる。 空が紫から赤へと徐々に変化していき、朝が訪れるのを知らせている。 長居しすぎたか。 かけているサングラスのズレを直し、灰原は仕込み杖をしっかりと握る。 奇襲を受けても、最初の一撃さえ避ければ次に対処できる可能性はグンと上がる。 奇襲に二度目はない、とはどこの言葉だったか。 正面からなら、渡り合う自信は灰原にはある。一対一なら、そう負けることはないだろう。 もっとも、自分の身体能力が上から数えたほうが早い、と仮定してだ。 常人と比べるなら、自分は圧倒的上回っている。 戦闘指揮官用アンドロイドとして生まれ、戦闘力付加のためにサイボーグへと再強化したのは彼にとって当然の出来事。 大神の判断が正しいか、間違っているかが問題ではない。 自分が与えられた使命をまっとうできる存在か否か。 ゆえに、この力は常人とかけ離れて当然である。 その力すらも、この殺し合いにおいては凡庸のものであるとすれば。 クロの戦闘力は、傍目から見てもエージェントと同等かそれ以上。 下手をすれば灰原すらも屠れる実力者である。接触できなかったことが悔やまれる。 それをおいておくとしても、クロの実力がこの殺し合いの平均だと考えると、自分が勝てる相手は減る。 モバイル・レディのように戦闘力を持たない者の方が少ないかもしれない。 シグマはロボットであるか、身体に機械を組み込んでいる者を参加者として選んだようだ。 目の前で倒れている二つの死体からも、モバイルレディの存在からも、クロというネコ型サイボーグからも、その言葉が真実である裏づけになる。 つまり、相応の性能を持つサイボーグ、及びロボの性能テストを行っているのだろうか? 分からない話でもない。大神グループでも開発したサイボーグのテストを行うために、互いに殺し合わせたこともある。 生き残った一人を元にデータを採取、さらに実験を重ねる。 それこそ、壊れるまで。 ここが大神グループの実験場として存在し、己が性能データを取らせるためだというのなら、灰原は殺し合いに迷わず乗ったであろう。 自分を開発したのは大神グループだ。 データが欲しいというのなら、期待以上のデータを送る。 架空の組織の指揮をして欲しいというのなら、犠牲を出してでも維持してみせる。 ただ、それだけだ。 しかし、シグマは大神グループの一員ではない。 シグマは自分に指令を送るべき人物ではない。 ゆえに、仕込み杖の刃で僅かな光を反射させ、その顔を浮かべる。 シグマのデータ、これほどのサイボーグやロボットを集める超技術を、大神グループへと持ち帰るためにシグマを殺す。 そのためにはまず、シグマの元へと向かわねばならない。 もっとも、身体に仕組まれた爆弾もあるため、それだけでは解決しないのだろうが。 それでも、場所を知っていると知らないでは、他の者と組んだときのアドバンテージが違う。 上手くいけば、爆弾の解除に成功した参加者との取引に使える。 今のうちに、シグマの目的、そこから察することのできる居場所を推察しておくのも悪くはない。 一番最初に考えておくべきことは、この殺し合いで、シグマは何を得るか? シグマを知るものは二人。 エックスと呼ばれた男と、赤い男。 シグマという人物像を知るには、彼らとの接触が不可欠。 大神グループの実験場のような殺し合いは、データを取るために行っているのか? それとも、優勝者を選出することが必要なのか? はたまた、特定の参加者を殺すことが目的なのか? まず第一に、データ習得はどうだろうか? 前提として必要になるのが、集められた参加者五十人はシグマにとってデータを取る価値があるのか、という事実だ。 CCRですら潜んでいるサイボーグ同盟の一員を探し当てるのに、膨大な人員と時間が必要となる。 シグマがどれほどの人員を持っているかは知らないが、五十人からなる実力者も含めたサイボーグを集めるのに、どれほど時間と資金がかるのか。 大きな失費をしても、そのデータに価値はあるのか? 灰原はデータには価値がないと断じる。 大神グループの過酷な実験には『方向性』がある。 頑丈さを確かめるために、痛みを感じる実験場へと放り込んだり、モバイル・レディのようなタイプには、さまざまな電波を一週間ひたすら受信させたり。 この殺し合いは、実験にしては『方向性』がない。 そして、何より参加者が『自由』すぎる。大神グループのサイボーグたちに、今の灰原のような反抗する自由など、あるはずがなかった。 ゆえに、目的が何らかの『実験』である可能性は低い。 第二に、優勝者を選出する、というのはどうだろうか? エックスと呼ばれた男、彼はシグマに敵意を抱いていた。 そんな人物が勝ち上がる可能性のある、この殺し合いにて優勝者はどれほどシグマにメリットがあるのだろうか? 第一、爆弾を仕込んでおくような輩を信用でききる奴がいるとは思いにくい。 優勝を目指すような人間でも、シグマの『褒美』に期待している奴はいないだろう。 刃向かうような相手がいるのに、シグマが優勝者を選出するのはなぜだろうか? 優勝者が出る点については、考えれば考えるほど、意味を見出せなくなる。 シグマは果たして、優勝者に何を見出すのか。 第三に、特定の参加者を殺すため、というのはどうだろうか? シグマと縁の深い参加者がいることは、最初の広間で全員に伝わっている。 かの参加者を殺すためにこの殺し合いを開いたとすれば? 灰原は首を横に振る。 余りにも効率が悪いのだ。こんな殺し合いで命を落とすことを期待するより、刺客を送りつけるほうが確実だ。 余りにも馬鹿げた話ゆえ、灰原はこの線を斬って捨てる。 少し推察しようと頭を動かしたが、結果は情報不足による袋小路。 もっとも、予想はしていたが。 現状、灰原自身は他参加者との接触が少なすぎる。 死体により、大神グループが保持しいている技術を上回る能力を持つ参加者がいる可能性がある、程度の情報しか手に入れてない。 自分がここに来て、会話をした者は多少なりとも戦力や人柄を知っているモバイル・レディのみ。 この六時間近く、情報が手に入る機会を逃し続けた。 これは致命的だ。情報は何より、戦場に必要なもの。 運が悪いとは言え、これほど人に会う機会がないとは。 灰原はPDAを操作して、マップを取り出す。四つのコロニー。 宇宙を舞台にするというとは、シグマは大神グループ以上の技術力があるのだろうか? ますますその技術を手に入れる価値が上がる。 ならば、接触する優先順位で優先なのはエックスなる人物。そして、隣にいた赤い鎧の戦士。 現在いるコロニーから移動できるのは、市街地エリアが凝縮された西のコロニー。 工場が多く存在する、工業エリアが恐縮された北のコロニー。 どちらも人が集まることが予測されている。 それこそ、この殺し合いに反逆をする者たちも、喜々として殺し合いに乗る者も。 その中にエックスなる人物がいれば幸い。 そうでなくとも、情報を得るためには動かねばならない。 灰原は再び、バッチを取り出す。 表が出れば北へと向かう。 裏が出れば西へと向かう。 どちらに向かうも等価値なら、運命をバッチに再び委ねるのもよいだろう。 灰原の指が、バッチを弾いた。 明るくなっていく空から漏れる朝日の光。 コロニーの生み出した擬似的な光が、バッチに反射される。 勇者が装備していたといわれるそのバッチは、灰原にシグマへの反抗の道を示した。 それは輝きながら空へと昇り、やがて運動エネルギーを失って、灰原の手の甲へ舞い落ちる。 裏か、表か。 灰原の行くべき道は―― 【F-5/一日目・早朝】 【灰原@パワポケシリーズ】 [状態]:健康 [装備]:リシュウの仕込み杖@スーパーロボット大戦シリーズ スタームルガーミニ14(残弾29)@現実 [道具]:支給品一式、ゆうしゃバッジ@クロノトリガー [思考・状況] 基本思考:シグマとその協力者達の捕獲、不可能であれば破壊して本社に帰還する。 未知の技術の情報収集、及び回収して大神に持ち帰る。 1:バッチの裏表の結果で、西のコロニー(市街地)か北のコロニー(工場地帯)に向かう。 2:空港を目指し、情報を集める(優先順位は低い) 3:使えそうな人材の確保、油断はしない 4:この戦場からの脱出 ※本編死亡後からの参戦です ※武美にあるのはせいぜい保険程度の価値だと思っていますが、クロはそれなりに高く評価しています。 時系列順で読む Back 運命交差点(後編) Next X ~Cross fight~ 投下順で読む Back 運命交差点(後編) Next X ~Cross fight~ 038 モバイル・レディ 灰原 074 真剣勝負
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間髪を入れない、淀みの無い動作で。 ズシィ・・! (デスロイドは歩く!) ズシィ・・! (デスロイドは歩く!!) ズシィ・・! (デスロイドは歩を進める!!) 先の激戦。 企業戦機・ダグラスとの戦闘を、微塵も感じさせない、その『 無機質な前進 』。 身長2m。 体重250kg 黒く光るその顔。 射抜くと光るはその眼差し。 殺戮を旨とする『ゴーレム』は・・・。 機械的にも、歩を進め。 QX団が本部。電力が消失した基地内に。 その暗闇の中へと、入り込み・・・。 『兵器の人間』は、その身を『 機械人間(サイボーグ)の只中 』へと赴かせる。 そして・・・。 その全てを視認する男、『 教授(EEE=エロイ・エチャノバ・アイザック) 』 。 絶えたは望み。打ちひしがれるは、狂気の現実。 嗚呼、憐れなり、彼は今こう『絶望』をしている。 (知りたくは無かった。) (知りたくも無かった。) (一生知らずに済めば幸せだった。) (恐ろしい・・。) (己(オレ)は、恐ろしい。) (何が恐ろしいかって、柔装甲(マハン)さん。) (何を恐れているかって、企業戦機(ダクラス)さん。) (一つは・・・。) (その科学力です・・ッ。) 『 電 磁 フ ィ ー ル ド 』 人間大の科学(サイズ)で、 科学(バリアー)を発生出来る『 科 学 技 術 』など、 聞 い た 事 も な い 。 その科学力を戦闘に応用する、侵入者(=デスロイド)の科学(タクティクス)もさる者ではあるが・・・ッ。 企業戦機(ダクラス)さんの戦法は『 何一つ間違いは無かったッ!! 』 あんな反撃など『 読 め る 訳 が 無 い ッ ッ ! ! ! 』 未知なる者との戦闘ッ! その事柄にして、既に『後手ッ!』 だのに『 未知なる科学 』とも『 相対しなければならない 』などッッ!! どうしようもない位に『 戦力差は絶望じゃあないですか! 柔装甲(マハン)さん!! 』 (どうしようもない位の戦力差ッ!!) (それは、ただ歩を進める侵入者(=デスロイド)からも伺い知れる事ですッッ!!) 『 歩 行 速 度 』 時速4kmの保持ッ! 真っ暗闇と化した、基地内の歩行にも関わらず、その速度を保持している言う事ッッ!!! 科学(アンサー)は一つですよッッ!!! 侵 入 者 ( = デ ス ロ イ ド )は ッ ! 暗 闇 を 苦 と し な い の で す ッ ! ! まるで『 闇 夜 』を『 行 』く『衆(モノ)』だッッ!! そして、その裏付けがッ! 今、己(オレ)の科学(シナプス・アイ)に投影され続けている、この科学(ムーヴメント)にあるッッ!!! ズシィ・・! (時速4kmの保持しッ!) ズシィ・・! (暗闇を闊歩する侵入者ッッ!!) その前方に、倒れては伏す・・・ッ! QX団サイボーグ・『闘売女(バトルビッチ)・ズレアバーシャ』の肢体をォ・・・ッッ!! スッ・・・。 (大股を広げる事によりッ!) ズ・・シィ! (闘売女(ズレアバーシャ)を避けッッ!!) ズシィ・・! (そして、何事も無かったかのようにッ!) ズシィ・・! (再び、その歩を進めているッッ!!) これは『闘売女(ズレアバーシャ)の肢体(からだ)』を 視 認 しなければ出来ない 行 動 で す ッッ ! ! ! (そして、この行動はッ!) (この己(オレ)、教授(EEE)にッ!!) (確実にも訪れる『 死 の 恐 怖 』を刻み込む事になったのですッッ!!) ( 何 故 な ら 、 そ れ は ・ ・ ・ ッ ! ! ! ) 『 進 行 方 向 』 左にッ! 右にッ!! 迷宮にも似る、この基地内部の通路を、左に右にも曲がるのはッッ!! 一直線に己達(オレたち)の居る、この『部屋』へとッ!! 向 か っ て い る 事 を 意 味 し ま す ッ ッ ッ ! ! ! ! 嗚呼、あの迷い易いッ!! 科学(オールヌード)の銀装隠密(オレグレイ)さんが、一人泣きべそ掻いて迷子になった、あの十字路まで、知っているかのようにッッ!!! 否(いいや)ッ! 侵入者は『知っているのだろうッッ!!』 己(オレ)の科学(リースニング=推理)は確信に変わったッッ!! 電力の消失ッ!そして同時機と思われる、この『侵入者の襲撃』はッッ!! 『 動 け る 者 、 全 て を 排 除 し ッ ッ ! ! 』 『 動 け な く な っ た サ イ ボ ー グ を 確 保 す る 為 に あ る ッ ッ ! ! 』 目的は『戦力の増強!!』 侵入者はQX団が誇るサイボーグ軍団を『己の手駒』にする為に、此処へとこの場へ 攻 め 込 ん で き た ん だ ッ ッ ! ! ! そして動ける者、全てを排除をすると言う事・・・ッ! それは・・・ッッ!! 己(オレ)が、科学(超マンチキン)に最後の最後まで逃げまわり、「ココまで逃げればもう安心だ」言ったトコロで・・・ッ! 瞬間ズバッと殺すまでッ! 『己(オレ)を追い続ける事を 意 味 し て い る ・・・・ ッ ッ ッ ! ! ! ! 』 (駄目だ。) (無理。) (絶望。) (死ぬゥ。) (どうしてこんな!?) (嫌だ!) (受け入れられないッ!!) (ありえない!) (ありえない!!) (ありえない!!) 教授(EEE)は頭を抱え。 ガタガタと震え、こう呟く。 「無理だッ。」 「無理だッ。」 「無理だッ。」 「無理だッ。」 自失。そして茫然。 (耐えられなかったッ!) (そう叫ばずには居られなかったッッ!!) (憤りすら感じられる、魔妖香酋長(プカハンタ)と邪曲家(ダークフーゴー)の視線を覚えようとも・・・ッッ!!!) (己(オレ)は、獲り殺されそうな恐怖に、その身を任す事しか出来なくなくしまったのですッ!!) 「無理だッ!」 「無理だッ!」 「無理だッ!」 「無理だッ!!」 ー そして。 ー その刹那。 ー 己(オレ)は鷲掴みをされ、そのまま握り潰されるかのような、 『 鈍過ぎる 衝 撃 』 を こ の 身 に 憶 え た ・・・ ッ ッ ! ! ! ッ! ッ! ッ! ッ! ッ! ッ! ッ! ッ! 「 『 己(オォォォオオオ オ オ オオ オ レ ) の 、 大ぁぁぁああ あ あ い 事(じ)な 、 科 学 ( タ マ ) が ぁ ぁ ぁ あ あ あ あ あ あ あ ああああああああああ あ あ あ あ ! ! ! ! ? ? 』 」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ○クロガネの賛歌・第3章 ー ギ ガ ン ト 破 壊 指 令 ー 激 闘 ! サ イ ボ ー グ 編 第19話「 愛 と 憎 。 」 己(オレ)は、そう「叫び声」を『科学(シャウト)』したッッ!!! 父さん! 母さん!! 妹の(CDE=クーデレ・ドエロス・アイザック)!! と言うか、エロイとか、ドエロスとか、人の名前を何だと思っているんだよ、いや、問題は其処じゃあない!! 父さんと母さんの愛の育みに使用されたと考えられ、おそらくそれは事実であると『認識をする 科学(デリケート・オプション)にッ!!』 鳥肌を覚え、身の捩れを感じる、鈍くて重い『確固たる信念は肉親の情に勝るッ!』と言わんばかりの『 確かな痛み 』となって、己(オレ)の科学(ボディ)を侵略ッ!! もしや『喪失したんじゃないのか?』と思えるぐらいの、身の毛のよだつ科学(ペイン)が続いているッッ!! 否(いいや)!? 本当に喪失したのか!!? 己(オレ)は幾度となく続く、この止まる事無い衝撃を堪(こら)え、 科学(ダブル・ハンド)にて、『 ソ レ 』の 確 認 し た ッ ッ ! ! ! だ・大丈夫だッ!! 「 『 己(オレ)の科学(タマ)は、二つある!! 』 」 しかし、確認をしたからと言って何か改善かあるかと言えば、『 全くもって、そんな事は無いッ!! 』 「 『 そして己(オレ)の科学(タマ)は、とても大きくなる!!! 』 」 と。 『錯覚』してしまうかのような、『 激しい苦痛ッ! 苦々しい激痛ッッ!! 』 痛いってモンじゃない! 痛いってモンじゃない! 痛いってモンじゃない!! 薄れそうにして、はっきりとした意識の中ッ!! 己(オレ)は、魔妖香酋長(プカハンタ)の怪笑を耳にする・・・・ッッ!!! 「ヒヒヒヒヒケケケケケケケッッ!!!」 魔妖香酋長(プカハンタ)は続けるッ! 「絶望しよったな、教授(EEE)! 諦めよったな、教授(エロイ・エチャノバ・アイザック)!!」 「先にお主の唇を奪った『口移し(マウス・トゥー・マウス)』による毒霧の噴射はぁああ~~~ッ!! 『一種のステロイド』を投与する事により、お主のサイボーグ能力である『 視力を強化したッッ!! 』 」 「それは『現状』をより知る為。 それは門番であった『柔装甲(マハン=ガン)』の身に、何が起こったか知る為にあるからじゃあぁぁああ~~~~ッッ!!」 己(オレ)は、科学(ダブル・ハンド)で科学(デリケート・オプション)を押さえ続けたまま、魔妖香酋長(プカハンタ)の声に耳を傾けるッ!! 魔妖香酋長(プカハンタ)は、こう続けるッッ!!! 「だが、しかしよのぉ、教授(EEE)!! この魔妖香酋長(プカハンタ)は、懸念しておったのじゃ~ッ! それはお主への『 疑 い 』 。 お主が余りの恐怖により、戦闘を放棄するのではないかと言う『 疑 心 』を抱いておったのじゃてぃ・・・ッ!!」 「それはのぉおお~~、教授(EEE)・・・!! それはお主が『坊や』であるからじゃ。それはお主の『頭が良過ぎる』からじゃ。」 「坊やであるが故の『耐性の低さ』。 それは人が初めて『成熟した異性の性器』を目にした時、その『ありえないグロテスクさ』に対して 驚 愕 を覚えてしまう事に似る。」 「『こんなハズじゃなかった!』 『もっとファンタジーに満ちたモノが其処にあるハズだ!!』 『受け入れがた難いぞ、この現実ぅ~~~!!!』」 「そう・・・。 人は『輝かしい未来が、其処に無かった事を 目 に し た 時 ・・・ ッ ! ! 』 」 「 『 絶 望 を 感 じ て し ま う 生 き 物 な の じ ゃ 。 』 」 「・・・どんなに辛い事柄であろうとも、『現実を受け入れる事』で道が開けると言うのにな。」 「どんなに立場が悪かろうと『受け入れぬ限り』は、前へと進み『 打 開 す る 事 』が出来ぬと言うのにな!!」 「そして、悪い事にお主は、頭が『 良 過 ぎ る の じ ゃ 』 。 」 ー 瞬時に ー 策と保険を思いついて ー それを実行出来る内は ー 余裕で居られる。 ー だが ー 万策が尽きてしまったと感じたその時。 ー お主は『簡単に諦めてしまう』のじゃよ。 ー それも、いとも容易くな。 ー それは、無意識に近いレヴェルのお話。 ー 如何に『楽に諦められるか?』を考える為 お主は容易く『 諦 め て し ま う 』 の じ ゃ 。 そして魔妖香酋長(プカハンタ)は、こう言い放つッッ!!! 「サイボーグ能力とはッ! 『空気を吸って吐くことのように!』『HBの鉛筆をベキッ!とへし折る事と同じようにッ!!』」 「 『 出 来 て 当 然 と 思 う 事 じ ゃ あ ッ ッ ! ! ! 』 」 「銀装隠密(オレグレイ)のように『無意識の意識』で『 己の肌を、人に見せたくは無い 』と思うのなら、まだしもッッ!!」 「教授(EEE)ッ! お主の能力は『使う事の意識をし!』 そして、使い続ける事により疲弊をすると言う『体調や精神のコンディション』により、効果・効能に『 差異が出る 能 力 じ ゃ あ ! ! 』 」 「故に、先の『口移し(マウス・トゥー・マウス)』の際、 『 遅 行 性 の 毒 霧 』もまた 噴 出 し て お い た 。 」 ー パニック症状に陥る事により、 『脳波の乱れ』。『過呼吸』。過度の声帯使用に伴う『心拍数の上昇』。 ー それら全てを発動条件とした、この魔妖香酋長(プカハンタ)が誇る『オリジナル・ポイズン』。 「 名付けて『 別 苦 ( ベ ッ ク ) 』 。 この毒に犯された者は、その時・・・ッッ!! 最も犯される事を拒んでいる、その箇所(サンクチュアリ)に身悶えする程の『 激 痛 』が 発 生 す る ・ ・・ ! ! 」 魔妖香酋長(プカハンタ)は、教授(EEE)をマジマジと見つめ『こう言う。』 「そうか教授(EEE)・・。 お主は、足の親指と親指の間にある『 そ の 場 所 』が・・・! 其処が一番、『 痛 め つ け ら れ た く な い 』と考えていたのだな、この『 エ ロ ス 』め ッ ! ! 」 ー エロイですッ! ー 教授(EEE)は、そう言う事を望んだ。 ー だが教授(EEE)は、激しくも襲い来るその鈍痛に、 返 事 す る 事 す ら、 ま ま な ら な い ッ ッ ! ! ! 「何の為に、こんな事をしたと思うか教授(EEE)?」 「それは、この魔妖香酋長(プカハンタ)、『 第 2 の 策 』 の 為 ッ 。 」 「 『 さ す れ ば 邪 曲 家 ( ダ ー ク フ ー ゴ ー ) ッ ッ ! ! ! 』 」 ッ。 (邪曲家(フーゴー)は、魔妖香酋長(プカハンタ)を見やる。) 「さて、邪曲家(ダークフーゴー)。」 「お主、この『役立たずとなった教授(EEE)』を ど う 使 う ・・ ・ ? 」 「煮るも良し、焼くも良し・・・。」 「お主の『好き』にするが良い。」 邪曲家(フーゴー)は答える。 「フム・・・。 『おーおー好き勝手言いなさる』と聞いておれば、何が『第2の策』か検討も付かぬ話であるな。」 「女狐老婆の魔妖香酋長(プカハンタ)め! 貴様の手の平かと考える事、不愉快一つも憶えよう事柄ではあるが、 この被りキャラの不甲斐なさには、小生もまたアジタート(苛立って)していたトコロである・・・!!」 邪曲家(フーゴー)は、教授(EEE)を睨み付ける! 「被りキャラめが! 小生はペルデンドシ(失望)である!! 幾度となく、共に死線を潜り抜けてきた貴様が『こんな程度』で音を上げるとはな!!」 「良いか被りキャラめよ!! 貴様はQX団が誇るサイボーグ1の『破壊能力』を持つ『 小 生 の 超 実 戦 オ ー ケ ス ト ラ 』を潜り抜けてきた男であるッッ!!!」 「『狂想曲・水の剣士』を潜り抜けてきた貴様が! 『非想曲・鼠捕りの末路』を聴き抜けてた貴様が!! 『立ち向かう事』を良しともせず! ただただ股間を握りしめ『戦いたく無いでござる』とでも言いたげに、その場から『 動く事すら出来ぬとはなッッ!!! 』 」 教授(EEE)は、ただただその言葉を受け止める。 返す言葉もない。返す事すら出来ない。 ゴクリと、唾を飲み込むは教授(EEE)。 ー こうなってしまったら、後の祭り。 ー 女々しい男の『情けない言い訳』に、聞こえよう話ではあるが・・・。 ー SMと言う交流(コミュニケーション)が、根底に『 決して自分を見捨てる事は無い 』と言う、 S(サディズム)の攻撃性を肯定する『 濃 密 根 深 い 信 頼 関 係 』によってなされる、『 お遊戯(プレイ) 』である事に似て・・・。 ー 己(オレ)は、たった一つ彼を信頼している、『淡い科学(マゾヒズム)にも似た感情』を抱いていた。 ( それは潜り抜けてきた 『 邪 曲 』 の 数 。 ) ( それは聴き抜けてきた 『 組 曲 』 の 数 で あ る 。 ) ( 所構わず破壊をする。見境なく破壊をする。 そんな彼、邪曲家(ダークフーゴー)と行動を共にし、たった一つ彼を信頼している 濃 密 根 深 い『 そ の 事 実 。 』 ) ( そ れ は 、 破 壊 を 伴 う『 孤 高 の 音 色 』 を 。 潜 り は 抜 け 、聴 き て は 惚 れ て き た 『 こ の 現 実 』他 な ら な い 。 ) ( 己(オレ)は・・・。 その事柄を『 侮 辱 』 し た 。 ) ( 恐れる事で『侮辱』した。 絶望する事で『侮辱』をしてしまった。 ) ( 踏みにじってならない、デリケートな科学(テリトリー)をである・・・。 ) ( だが。 この体は、未だ消ええぬ『恐怖』が突き抜け・・・。 そして、己(オレ)を蝕(むしば)む、この科学(プロブレム)は・・。 まるで別生物のように、痛みを発し。 A LOVEる事よろしく、猛け狂っては 激 痛 を 走 ら せ て い た ・ ・ ・ 。 ) そんな教授(EEE)の様を見て。 邪曲家(ダークフーゴー)は焼け溶ける鋼鉄にも似た、溶解質な白光を伴う熱っぽい『 ブ チ 切 れ 憤 怒 』をその身に宿らせた。 ( 聴衆や批評家の安っぽい風評に惑わせれない、『真の組曲』を創り上げる為・・・。 小生は『オーストリア軍』を通じ、この『QX団』へと身を投じる事にした。 ) ( それは、この身を『サイボーグ化』するその為に。 その事柄により、真なるはその『音色』。『己の体を通して出る、 怪 音 波 』を手に入れる為にあった。 ) ( その怪音波は『戦場』によってのみ『 奏 で ら れ る 事 』を旨とした! ) ( 何故なら『戦場』こそが、最も『 人の本質が曝け出される場所 』であり! その場で創り上げられる『邪曲』こそが『 真の組曲 』である!! そう思えたからだ!!! ) ( だが・・・。 ) 邪曲家(フーゴー)はこう言う。 「創り上げられる邪曲が『苛烈』であればある程に。」 「織りなされる音色が『重奏』であればある程に。」 「絶対なるは『破壊』を伴い。」 「誰の耳にも『留まる事』は無かった。」 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ー だからこそ、己(オレ)は聴き抜けられた、その事柄を『 頼 』と信じた。 ー だからこそ、小生は弾き続けられた、その事柄に『 信 』を頼った。 ー 己(オレ)は、そんな『 頼 』を、恐怖で踏み躙(にじ)り。 ー 貴様は、そんな『 信 』を、不甲斐なくも 無 に 帰 し た 。 そして、邪曲家(ダークフーゴー)は。 その切れっぷりにて、『 堪忍袋の緒 』を『 千切った・・・!! 』 プッッチ”ィ”~~~~ン” ! ” ! ” ! ” 「切れた。」 「小生の中の『何かが切れた』。」 「被りキャラめよ・・・ォ ッ ! ! 」 「 『 小ォォォォオオオ オ オ オ オ 生 ェ い は ァァ ァ ア ア ア アアアアア ア ア ア ア ア ! ! ! ! ! 』 」 「 『 貴ィィィィイイイ イ イ イ イ 様 ァ ま を ォォ ォ オ オ オ オオオオオ オ オ オ オ オ ! ! ! ! ! 』 」 ー 邪曲家(ダークフーゴー)が、怒りに任せ! ー 魔妖香酋長(プカハンタ)が、妖笑を浮かばせ!! ー 教授(EEE)が、覚悟を決めた『 そ の 時 ! ! ! 』 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ッ ッ ! ガ”ッッッシ”ィ”~”~ ~ ーーー ー ー ー ッ ッ ッ ! ! ! ! 「 『 何 が あ ろ う と も 、 守 り 切 っ て や る ! 有 ぁ ぁ あ り 難 く 思え ぇ ー い ! 被 ぁ ぁ ぁ あ あ あ あ ぶ り キ ャ ラ め よ ォォ オ オ オ オオ オ ― ― ― ッ ッ ! ! ! ! 』 」 ー『抱擁(だ)いた!』 父親が幼子を抱き締めるかのような『優しい抱擁(ハグ)!!』 険しくも独善たる、その男が『守る』と口にした! そして『切る』と、そ う 告 げ た の で あ る ! ! ー 教授(EEE)は・・・。 呆気とられる。 ポカーンとする。 それに伴い・・。 あれだけ激しかった痛みも・・・。 徐々に。 徐々に薄らいで行く。 とか、思っているとぉーーーッッ!!!! ・・ ・ ス コ ー ン ! ! 小気味良く、拳骨(げつこつ)が振り降ろされた、頭上殴打(HEAD・HIT)!! そして、邪曲家(ダークフーゴー)はこう続けて、言い放つぞぉおおおおーーーーッッ!!! 「何ぁぁぁあにを、しておる、 こぉぉおおおおおの、被ッッぶりキャラめがァァアアアアアアア―――ッッッ!!!!!」 「良いぃぃいいいいいか、よっっっく聞けぇぇぇえええええええい―――ッッッ!!!!!」 「QX団が誇るサイボーグ1の『破壊能力』を持つゥゥゥゥウウウウウウウウ―――ッッッ!!!」 「『 邪曲家(エビルソングライター)・ダークフーゴー 』こと、 『 小生(しょぉぉおおおせい) 』が警護に当たっていると言う最も!最も!!最も!!大きな警護的利点をォォォォオオオオオ―――ッッッ!!!」 「『 今 ぞ 、 聴 か せ よ う オ ー ケ ス ト ラ ッ ! 聴 客 一 人 ッ ! 即 ち 貴 様 だ マァ ァ ァ ア ア アア ヌ ケ ィィィ イ イ イ イ イ イイ イ ―――ッッ ッ ! ! ! 』 」 もう。 「は・はい! 邪曲家(フーゴー)さん!!」 痛みも無ければ、恐怖も無い!! 「『 行くぞ、被りキャラめが!! 小生が囮となるッ!小生が陽動するッ!! 所構わず破壊をし、その際、貴様が『道連れ』になろうとも、小生は組曲を奏でる事を止めはしないッ!! ならば、被りキャラめよ!! 必死こいて回避をせよ! 聴いていたけりゃ、回避をせよ!! そ し て 、 耳(み)ィィイイ み” に す る の で あ ぁ ぁ あ あ あ る ―― ― ッ ッ ッ ! ! ! ! オ ー ス ト リ ア の 作 曲 力 は 世 界 一 イイィィ ィ ィィ ィ ―― ― ッ ッ ッ ! ! ! 』 」 「『 はい! 邪曲家(フーゴー)さんッ!! 何度も言うようですが、己(オレ)の科学(ディフェンス)は完璧ですッッ!! 特殊視力を使い、敵の科学(ウィークポイント)を発見しますッ! 次第、忍び寄るように高速接近しますッ!! そして、両腕から放つ『振動衝撃波』によって、一撃で倒してみせましょうッッ!! 改めて言いましょうッ! 己 ( オ レ )の 科 学 ( シ ナ プ ス ・ ア イ )は 完 璧 で す よ 、 邪 曲 家 ( フ ー ゴ ー )さ ん ! ! 』 」 そして! 邪曲家(フーゴー)は号令を掛ける!! 「 ス ピ リ ト ー ゾ ! コ ン ・ フ オ ー コ ! ! ( 気合いを入れよ、烈火の如くッッ!! ) 」 コン・ブリィィィオ(活気に燃えて)、 Q ゥ ゥ ゥ ゥ X ゥ ー ッ ッ ! ! ( QXを謳い挙げるのだッッ!! ) 」 バ ” ッ ” ッ ” ! ! ー 二人、右の手を、 高々と上げ、こう言い放つっ!! 「「 『 全 て は ッ ! ! Q X 団 の 名 に 下 に ッ ッ ! ! ! 』 」」 二人は、立ちて向かった! 二人は、立ちて向かった!! 二人は、こう理解をしている!! それは、決して! どうあがいても、決して!! 『勝ち目など、一つもない!!』 『死と敗北のみを結果とす、無残極まり無い 戦 い で あ る 事 』 を ! ! だが、二人は立ちて向かう事を選んだのである!! ー 無駄な失敗や! ー 駄目な結果が!! ー ありえない位続く、そう、その時!!! ー 人はクソ面白しくて、仕方無くなって来る事を 知 る か ら で あ る ! ! ー そ う す る っ き ゃ あ 無 い 事 と ! ー 気 付 き ! ー ひ た 向 き ! 突 き 進 む か ら で あ ぁぁあ ああ あ あ あ る っ っ ! ! ! だから、二人は向かうのである!! 例え行き着くその先が『地獄の一丁目』であろうとも!! 二人は、立ちて向かうのである! 二人は、立ちて向かうのである!! そして・・・。 そんな二人を見送った、魔妖香酋長(プカハンタ)は・・・! ゴッックゥーウウ!! ( 己の毒を服毒し!!) ィィィィィイイイ!! ( 自身の聴力、強化を行う!!) そして、彼女はこう呟く。 「聞こえているね、銀装隠密(メタルハイド)。」 「いいや、聞こえているハズだよ、銀装隠密(オレグレイ・カレロフ)。」 「先にお主に、吸引させた毒霧は『クロロホルム』じゃあない。」 「体の自由を奪っただけ。 だから意識はあるじゃあ~~~。 そうだねぃ、透明マッパの銀装隠密(オレグレイ・カレロフ)よぉおお~~~。」 。 銀装隠密(オレグレイ)の。 返事は・・・無い。 「キヘヘヘヘヘ! 答えられる訳も無しかぇのぉぉおおお~~~!!」 「だがのぉ、銀装隠密(オレグレイ)。 これは事実じゃてぃ。これは現実として、起こった事じゃてぇ。」 「そう。 『お主の愛しい教授(EEE)』は。 透明マッパの『お主』なんかにゃあ 目 に も く れ ず に ・ ・ ! ! カッチョイイ、ナイスミドルの『邪曲家(ダークフーゴー)』と共に戦う事を 選 らん だ の じ ゃ あ ~~ ~ ~ ! ! ! 」 「二人は決して! 二人は決して『 生 き て は 、 帰 る ま い ! ! 』 」 そして魔妖香酋長(プカハンタ)は、こう言い嬲(なぶ)る!! 「フヘラフヘラキヘ、銀装隠密(オレグレイ)ィィイイイ~~ ~ ~ ~~ ! ! ! 」 「そうじゃ、銀装隠密(オレグレイ)~~~!! この魔妖香酋長・プカハンタが、今から、その有様を『 実 況 中 継 』してやろうと、そう言っておるのじゃあああ~~~~!!」 「心して耳にするのじゃ、銀装隠密(メタルハイド)!! 愛しい教授(EEE)が、どんな様して死んでいくのか!!! 「心して耳にするのじゃ、銀装隠密(オレグレイ・カレロフ)!! 何も出来ないお前とは違って! どう邪曲家(フーゴー)が、カッチョ良く戦ってくるのかをぉ~~~!!!」 「心して耳にするのじゃ!」 「心して耳にするのじゃ!!」 「透明マッパの キ モ ! キ モ ! ! キモ ォ ォ オ オ オ オ オ オ イ ! ! ! ! 銀装隠密(メタルハイド)のオレグレイ・カレロフ、心して耳にするのじゃあ、 フヘラフヘ ラ ヒ ケ ェ エエエエエ エ エ エエ エ エ エ エ ーー ー ー ー ッ ッ ! ! ! 」 怪笑ッ! 嘲笑(あざわら)うは、奇笑ッ!! 魔妖香酋長(プカハンタ)の嬲り声、響き渡るその中に・・・!! 銀装隠密(オレグレイ)の。 。 返事は・・・無い。 そして、この毒舌嬲りこそ。 魔妖香酋長、『第2の策』。 『第2の策』にして。 『 最 後 の 策 』。 それは・・!! 『 銀装隠密(メタルハイド)の 真 な る 覚 醒 ・・・ ッ ッ ! ! ! 』 無意識の意識にて、全身を透明同化出来る男・銀装隠密(オレグレイ・カレロフ)が 『 意 識 的 に 、 能 力 を 扱えるようになる そ の 時 ! ! 』 銀装隠密(メタルハイド)は、QX団最強のサイボーグとなる事を『 彼 女 は 知 っ て い る 。 』 愛しき男の死では足りない。 もっと。 彼の根底にある劣等感を、侮辱し、真の怒りを引き出すその時。 彼は『本当の力』に目覚める事が 出 来 る だ ろ う 。 そして、その時。 彼女は『自分がどうなるか?』と言う事を理解している。 怒りに狂った銀装隠密(オレグレイ)は、容赦も無くに。 『 自分を捻り殺すであろう、その事を理解している・・・!! 』 だが。 『 そ れ で も 構 わ な か っ た 。 』 滅びゆく一族の運命を、更にも惨めなモノとされ。 たったと一人残される。 その要因となってしまった『あの日の事。』 『 白いタキシードのキザ男 ・・・ ! ! 』 過ちは二度と繰り返さない。 この世で最も惨めな事は『大切な何かを、踏み躙られる事である・・・!!』 『 全てはQX団の名に下に! 』 彼女にとって・・・。 その言葉は、何よりも『 重 い 』。 ーーーーーー 戻る リンク集に戻る ・・・続く。
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静寂であった。 物音一つしなかった。 そして・・・暗闇。 電力の消失。基地も深部となれば、真の闇。 暗くって。暗くって。 自分すら『本当に存在するのだろうか?』と認識(おも)える、暗闇のみが支配する世界・・・。 侵入者(デスロイド)は、闇へ闇へと前へと進み・・・。 『その場』にへと辿り着く。 侵入者(デスロイド)は、暗闇の中、視認をする。 何があったのか、測りも知れないが・・・。 先に撃破したサイボーグ、邪曲家(ダークフーゴー)が音撃破壊をしたと思われる、レーダーと連動をしていた思わしき『機械装置の残骸』。 部屋の片隅で。 安らかな顔して・・・。 不自然に首が折れ曲がった”サイボーグ老婆”の『死体』。 そして・・・・。 ィィィイイイイイイイインン ( その男は”闇”より『浮かび上がる』。 ) ー 頭頂。 ー 鼻筋。 ー 口元。 ー 首元。 上から順番に、淀みの無い速度で『銀装(ぎんいろ)』に浮かび上がり・・・。 ー 胸筋。 ー 腹筋。 ー 下腹部。 に至ったトコロで・・・。 その男は『その箇所』が浮かび上がる少し前。 絶妙な時機(タイミング)にて、そっと両手で。 スゥ・・・。 ( 『銀装隠密(シークレットペニス)』をした。 ) そしてこう言う。 「おっと。」 「『此処』を見るんじゃあない。」 「『此処』を見て良い”男”は、たった一人の”その男”。 そう・・っ! 『 そ の 男 』だ け だ ・ ・ ・ っ っ ! ! 」 熱弁であった。 低くも静かな語気でありながら・・・。 その言葉には『熱くて』『万感たる心根』が、込めらるる・・・! そして・・。 『台無しなセリフ』であった。 真の力。 QX団、もう一つの最終兵器・超人間(ギガント・バディ)への覚醒を果たし。 体躯内の念動(サイコキネシス)に基づく、超人的なパワーッ! そして、本当の意味で銀色に光る体を、自由に隠密する事が出来る能力ッ!! 『銀装隠密(メタルハイド)』のサイボーグ能力を自由に操る事が出来る男、超人間(オレグレイ・カレロフ)が最初に隠密した箇所が『股間のソレ』であったなど・・・!!! 良い訳が無いであろうが、”超人間(オレグレイ・カレロフ)”よッッ!! 良いか、超人間(オレグレイ)よッ! 銀装隠密(ぎんそういんみつ)とはッ!銀装隠密(メタル・ハイド)とはッッ!! 銀色に光った”ソレ”を『 隠密する事が出来る能力 』では 無 い の で あ る ッ ッ ! ! ああ、そんな・・! 色々な意味で”残念”な!! 「ガッカリだよ、ルーサー」的な登場した『最後の目標(ターゲット)』を目撃した侵入者(デスロイド)は・・・ッッ!! 「・・・・。」 無反応(ノー・リアクション)ッ! 一切の反応(リアクション)を示さなかったッッ!! ・・・先にこの兵器人間ッ! ・・・殺戮ゴーレムこと侵入者(デスロイド)はッ!! ー 名乗りを挙げた邪曲家(ダークフーゴー)の行動を『隙だらけ』と判断をし、 先制攻撃を仕掛けた『電子頭脳(サイボーグ)』であるッッ!! ならば、この状況(ケース)ッ! アレな行動と。 アッーな言動に対しての。 『ツッコミ』にも似た『辛辣(しんらつ)なる先制攻撃』を仕掛け・・・。 最後目標(ラスト・ターゲット)への最終決戦(ファイナル・バトル)を告げる、『 鐘の音(ジ・ゴング) 』でも、鳴らせば良いのではなかろうか・・・? 意図する意味は・・。 『 気 付 け な か っ た 事 』に あ る 。 侵入者(デスロイド)は自分の視認内にありながら、その男(オレグレイ)に全く気付く事が出来なかった。 何も無い空間から、突如『この場』へと姿を現したと言う事。 この男(オレグレイ)の『サイボーグ能力』とは、一体、何なのか? ・・・瞬間移動? 否(いいや)。アリエナイ。 距離にもよるが、転送装置はアムステラ神聖帝国の科学力を持ってしても、 膨大なエネルギーと巨大な装置で持って、初めて可能とする超A級の科学現象(サイエンティフィック・フェノメノン)である。 非公式であるならば・・・。話は別であるが、そうそうと、この科学現象(サイエンティフィック・フェノメノン)を操る事が出来る者など居る訳が無い。 可能性は0では無いが、体力的”余裕”が感じられる、男(オレグレイ)の佇まいから推測をするに『瞬間移動では無い』と断定しても構わないであろう。 と・・するならば。 自分が持っている『感知能力』以上の『 隠密能力 』を持っている・・・。 と、解釈するのが妥当であろうか? この真暗闇の中、何、不自由無く動く事が出来る『感知能力』を持つ自分が・・・。 科学に劣るこの地球(ほし)で。 科学に勝る『隠密能力』を持つサイボーグと対峙をする『確率』・・・。 高くは無い・・。 が。現にこの男(オレグレイ)は、何も無い空間から突如”姿”を表した。 少しでも情報(データ)が居る。 この男(オレグレイ)から発せられる”音”。 この男(オレグレイ)から発せられる”臭”。 この男(オレグレイ)から発せられる”癖”。 デスロイドの電子頭脳は、そうと判断をし・・・。 この男、超人間(オレグレイ・カレロフ)の奇行と言動に対し『観察一手』に絞るべく。 反応(リアクション)を示す事で『観察出来ない状態』になる事を拒んだのである。 そんな無反応(ノー・リアクション)の侵入者(デスロイド)に対し・・。 超人間(オレグレイ)は、こう言う。 「『カッコ良いぜ、アンタ。』」 冷たくも恍惚すら憶える顔(フェイス)して、超人間(オレグレイ)は、こうも言い放った。 侵入者(デスロイド)は・・・。 「・・・・。」 答えない。 超人間(オレグレイ)は続ける。 「アンタが、俺の”愛する男”を殺して。」 「アンタが、俺すら認めちまう”恋敵”をも切り抜けて。」 「そうして、アンタは”何をやった”と思う?」 侵入者(デスロイド)は答えない。 ”観察一手”に絞る事。その余裕すら無い。 「 『 敬 礼 - サルート - だ よ 。 』 」 超人間(オレグレイ)は『股間のソレ』を覆い隠したまま、そう言い放つ。 それは・・・。 異常な光景であると言えた。 ”畑違い”も良いセリフであるからだ。 もし・・・。 侵入者(デスロイド)がこれらのセリフを分析したのなら・・・。 同性である二人は、同性の教授(EEE)を巡って『三角関係』を持っており。 この男(オレグレイ)の立ち位置は『 横恋慕役 』。 と、理解をしながらも、この男は、並々ならぬ感情を秘めており・・。 愛する男(EEE)からのみ、性的シンボルを視認される事を望んでいると言う『 異常な性癖 』の持ち主である。 そう判断をしたであろう。 そして・・・。 そんな男が何も無い空間から『突如現れ』。 その男は『全裸』であり。 全裸で登場したのに関わらず『股間のソレ』を覆い隠しながら『 ソコは見るな 』と言い放ち。 己が持っている『爛れた関係』を暴露しながら、あまつさえ『 部外者の自分を ” カ ッ コ 良 い ” 』と言い放って来たと言うこの状況・・・。 ー 色 々 な 意 味 で、『 耐 え ら れ な い 状 況 』 で あ る 。 誰だって身の危険の『一つ』や『二つ』を覚えるだろうし・・・。 発狂とまで行かずとも『沸き上がる激情』に身を任せたく事、『 必 然 』。 そんな異常な状況の中・・・。 侵入者(デスロイド)は、超人間(オレグレイ)を『観察』とは別に『 興 味 』を持ち始めていた。 超人間(オレグレイ)は、更にも続ける。 「惚れたよ。」 「アンタになら、俺の『ソレ』を見られても構わねぇって思ってる位にな。」 ー 侵入者(デスロイド)は答えない。 「気マズイって気持ちよりも、欲求のが強ぇーって感情?」 ー 侵入者(デスロイド)は答えない。 「”ハァハァ”してるっつーか。”おっき”だってしちまいそーな勢い・・っつーかよぉ。」 ー 侵入者(デスロイド)は答えない。 「今の今、アンタを見ていて、そう言った感情が、更にも『強くなっていく』のを 感 じ る よ 。 」 ー 侵入者(デスロイド)は答えない。 「”恋”・・・。」 「じゃあなくて”愛”。」 「俺に国の言葉で言うなら”ヤー ティビャー リュブリュー(アンタを愛している)”。」 ー 侵入者(デスロイド)は答えない。 「ようやくアンタと『巡り合えた』・・・。」 「それが俺の” 正 直 な 気 持ち ” だ 。 」 ー 侵入者(デスロイド)は・・・答えない。 ・・・・。 ( 超人間(オレグレイ)は。 ) ・・・・・。 (”股間のソレ”を覆い隠す。 ) スゥ・・・・。 (『 両 の 手 』を、大きく広げ・・・ッッ!! ) ピ ィ カ ァ ・ ・ ! ! ( 『 銀 色 に 光 る ” ソ レ ” 』を、 解 き 放 ち こ う 言 う ! ! ) ッ ッ ッ ! ! ーーー 「 『 殺 し 合 お う ぜ ・ ・ ・ ッ ! ! ! 』 」 ーーー ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ー 超人間(オレグレイ)は続けるッ!! 「俺はな。」 「愛しくって。ムラムラしていて。 抱きしめてしまいたい程の、劣情を感じているアンタと同じように、 アンタが『殺した奴等』の事を 愛 し て い る の さ ・ ・ ・ ッ ッ ! ! 」 ー 柔装甲(マハン)の事をッ! ー 企業戦機(ダグラス)の事をッ! ー 邪曲家(ダークフーゴー)の事をッ! ー 教授(EEE)の事をッ! ー そして・・・。 ー 俺が殺した『魔妖香酋長(プカハンタ)』の事をな・・・ッ! 「この体を得る前から、ずっとずっと思っていた。」 「俺を見て欲しいって。俺を愛して欲しいって。」 「そして、それはなぁ。」 「 『 真 剣 に 愛 し て い た い 』 っ て 事 の 、 裏 返 し だ っ た ん だ よ 。 」 「同性の『教授(EEE)』に対して、性的な興奮を 覚 え る 事 。 」 「”アレな感情”とばかり思っていて、 ”そう言った感情”を『 否 定 ば っ か し て い た 。 』 」 「でもな。”アレ”かも知れないけどな。」 「そ れ は 『 自 然 な ” 感 情 ” 』だ っ た ん だ よ 。 」 「誰 も が 持 っ て い る 『 当 た り 前 の ” 感 情 ” 』 だ っ た ん だ よ 。 」 ー”自分の命”を捧げてでも、”赤の他人”の俺を頼り、 ”自らの想い”を全うするその為、”俺に殺された老婆”『 魔 妖 香 酋 長 ( プ カ ハ ン タ ) 』・・・。 「 俺は ”この力”に目覚めると共に、 『 愛 』ってもんは、”千差万別”であり、”異常”も”真っ当”もひっくるめて 『 愛 募 ( ヤーリュブリュー ティビャー ) 』で あ る 事 を 悟 っ た ッ ! ! 」 ー そして・・・。 そんな俺だからこそ。 俺は”愛するアンタ”に、こう『 告 白( 言 い )放 つ 』 ・ ・・ ッ ッ ! ! ! ッ ッ ! ” 全 身 兵 器 ” の 手 強 い ア ン タ は 、 ” 透 明 全 裸 ” の こ の 俺 、 『 超 人 間 ( オ レ グ レ イ ・ カ レ ロ フ ) 』 に 捻 り 殺 さ れ る の さ ! ! ッ ッ ! ー 「 準 備 は 良 い か ? 」 「 俺 は 出 来 て る ッ ! ! 」 そ し て ッ ! ! ” 兵 器 の 人 間 ” ッ ッ ! ! ! ” 殺 戮 ゴ ー レ ム ” ッ ! ! ” 闇 夜 八 行 衆 ( ア ン ノ ー セ ス ) ” が 、 ” 侵 入 者 ( デ ス ロ イ ド ) ”は 、 こ う と『 答 え た 』ぁ ぁ あ あ あ ! ! ! ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ッ ッ ! ー ー ー 「 『 兵 器 人 間 ( デ ス ロ イ ド ) 』 」 ー ー ー ッ ッ ! ーー それは無意識の言動であった!! ーー 特殊暗殺部隊である自分が、目標(ターゲット)に向かって『名乗りを挙げる』と言う事!! 理に適っていないと言うよりも『自殺行為』と言うべき”愚行”ッッ!!! ーー だがッ! 兵器人間(デスロイド)はそれを”良し”とした。 最早語るべくもない事! そうッ! 今、兵器人間(デスロイド)は!! あの時、兵器人間(デスロイド)とは!! ッ ッ ! ーー 『 ”人 間 ”へ と な っ た の で あ る ! ! 』 ーー ”任務”を旨としッ! ”暗殺”を遂行するッ! ”感情の起伏”に乏しくてッ! ”まともに話す事すら出来ない”、この” 機 械 人 形 ”は ・ ・ ・ ッ ッ ! ! ! あの時ッ! ”邪曲”と共に『 ”人間”になった 』のだッッ!!! 人であるからこそ、『 名 』ぐらい答える。 今・・・。 ”全てを受け入れる。” あの男が”愛”と言う、 自分が知り得ない事柄で、”全てを受け入れた事”と同じく・・・。 自分もまた、”全てを受け入れよう。” 今の自分がある前から、ずっとずっと”眠っていたモノ。” 「濃密」「根深い」「業深き」”原 動 力(エ ネ ル ギ ー)”・・・。 それが、今、言葉として思いも浮かんだッ!! それは・・・・。 『 自 由 に な り た い ・ ・ ・ ・ ッ ッ ! ! ! 』 ”自由。” それは特殊暗殺部隊・闇夜八行衆(アンノーセス)に最後に与えられる”恩赦。” 闇夜八行衆(アンノーセス)設立以来の長い歴史上、誰もが与えられる事の無かった、その”特権。” ーーーー 『 ” 自 由 ” 』ーーーー そうだ。自分は。 人間としての意味すら持たない”身”として創られ、更にも一つの実験として、 こ の ” 身 ” を ・ ・・ ! ! ! ー 超人間(オレグレイ)がこう言うッ!! 「『 兵器人間(デスロイド)! 』 ソイツが、”アンタの名”かァーッッ!!! 」 ー 兵器人間(デスロイド)は応ずるッ!! ・・・コ ク リ 。 ( ”頷く!” それを”答え”とすッッ!!! ) 最早、戯言ッ! 雑念など無用ッッ!! さぁ! 今こそ、”殺し”も、”合おう”ッッ!! 片や”愛の為”ッ! 片や”自由の為”にッ! ”綺麗”に彩られた、この二つの言葉に為、”醜く”争い『 ”殺し合おう”ッッ!! 』 そして『超人間(オレグレイ)』はッ!! 『兵器人間(デスロイド)』と”殺しも合う”べく、 『決戦(ザ・バトル)』の『鐘(ジ・ゴング)』を、雄々しくも持って、 『 咆 哮 ( 叫 び 声 ) 』を、 挙 げ た ぁ ぁ ぁ ぁ あ あ あ あ あ あ あ ああ あ あ あ ! ! ! ! ダ ” ヴ ” ァ ” ァ ” ア ” ア ” ア ”ア ” ァ”ア” ァ”ア” ァ” ァ” ア ” ア ” ア ” ァ ” ア” ァ” ア ” ィ ” ア ” ィ ” ァ”イ”ァ”イ”ァ” ィ ” ア ” ア ” イ ” ィ ” ア ” ァ ” ァ ” ァ”ア”イ”ィ” ― ”― ” ― ” ― ” ― ” ッ ッ ! ! ! ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ○クロガネの賛歌・第3章 ー ギ ガ ン ト 破 壊 指 令 ー 激 闘 ! サ イ ボ ー グ 編 第22話「 超 人 間 v s 兵 器 人 間 ッ ッ ! ! 」 ダヴァイッ! 超人間(オレグレイ)は『ダヴァイ(来い!)』と叫んだッッ!!! ジャキィーンッ!! 兵器人間(デスロイド)は『 両の手 』を前に突き出したッッ!! ー 手の甲を上ッ! ー 親指を内側ッッ!! ギチィ!ギチィ!! 指を開きッ!射軸たる『指』を真直ッッ!! ー 前方『200°』に渡る『 五指のバルカン”二手” 』ッッ!! ド ” バ ” バ ” バ ” ァ ” バ ” バ ”バ ” ブ”ゥ” ア”ア” ア” ル” カ” ン” ド” バ” バ ” バ ” バ ” バ ” ァ”バ”ァ”バ”ォ” ン ” オ ” ォ ” ン ” オ ” ン ” ォ ” ォ ” ォ”オ”オ”ォ” ン ”ン ” ゥ ” ォ ” ォ ” ッ ッ ! ! ! 五指がバルカン 五指がバルカン五指がバルカン 五指がバルカン五指がバルカン五指がバルカン ・・・・・”二手”ッッ!! その”破壊力”、分厚い液体金属にて身を固めたサイボーグでさえも『 死 を 意 味 す る 』ッ ッ ! ! ー 如何に対処すか? どう動くのかッ! 超人間、ギガンド・バディ、『 オ レ グ レ イ ・ カ レ ロ フ 』ゥ ゥ ゥ ウウウ ウ ウ ウ ウ ウ ッ ッ ! ! ッ ッ ! 迫り来る。 迫り来る、弾丸乱飛の中。 超人間がオレグレイ・カレロフは”ニマァン”と嗤(わら)ったッ!! そう、これはッ!! ”自 称 ゥ ッ ! 世 界 一 ま ぶ し い 笑 顔 ” ォ ー ッ ッ ! ! ! そして、超人間(オレグレイ)はこうと言い放つゥーッッ!! 「拝みやがれッ! 兵器人間(デスロイド)ッッ!!」 「これが俺の『サイボーグ能力』ッッ!!!」 「 『 全 裸 的 透 明 マ ッ パ ・ ス テ ル ス ボ デ ィ ィィ ィ イ イ イ イ イ ッ ッ ! ! ! ! 』 」 「 『 銀 装 隠 密 ( メ タ ル ハ イ ド ) ォォ ォ ォ オ オオオ オ オ オ オ オオ オ オ オ オ オ オ ! ! ! ! 』 」 ズ”ッ”ッッッ ・・・・ キ”ュ”ゥ”ゥゥウウウウ ウ ウ ゥ ウゥ ゥ ン” ウ” ン” ウ ン ゥ ウ ウ ゥ ゥゥウ ゥウ ゥ ン ン ッ ッ ッ ! ! ! ・ ・ ・ ・ ”消えた”ァァアアアアアアアアアアア!!!! 超人間(オレグレイ)が、”消えた”ァァアアアアアアアアアアア!!!! これぞ、超人間(オレグレイ)が”サイボーグ能力”ゥーッッ!! 透 ・ 明 ・ 人 ・ 間 ・ 銀 ・ 装 ・ 隠 ・ 密 ッ ッ ッ ! ! 銀 装 隠 密 ( メ タ ル ハ イ ド ) で あ る あ る あ る あ る ぅ ぅ ぅ う う う うう う ッ ッ ッ ! ! ! ・ ・ ・ ・ ・ ・ 被弾の音は・・・『一切皆無ッッ!!』 兵器人間(デスロイド)は『聴覚』に集中するッッ!! ・・・ 計算しての行動か? 超人間(オレグレイ)は、能力の名を叫び放つ事により『 回避音 』をかき消した。 ・・・ その叫声(シャウト)もさる事ながら、先の名乗りから察し推測をするに、 超人間(オレグレイ)のサイボーグ能力は『 透明人間(ステルス・ボディ) 』であると思われる。 ・・・ このまま。脅威の隠密能力で持ちて、攻撃仕掛ける事”定石(セオリー)”。 ”攻撃方法”は・・・。 「近接」か・・?「射撃」か・・・?? それとも、此方の出方を”伺う”つもりか・・・??? 解答(アンサー)は、その次、その”刹那”であった。 ド バ バ バ バ ババ ババババババババ ォ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ! ! ! ! 音だッ! 音だッ!! 音だッッ!!! 部屋のあちこちから、強くも低く、響き渡るは『 鈍い音 』が木霊するぅぅぅぅううううううううううううう!!!! ( どぉーよ? 兵器人間(デスロイド)さんよぉぉぉおおお お お ! ! ! ) ( 俺は超聴覚を持つサイボーグ『耐撃の百文字(ジ・ハンドレッド)』と、 幾度となく、常軌逸脱した”スパーリング”を繰り返してきた”格闘士(サンビスト)”だぜッッ!! ) ( 何が透明全裸の”俺”を捕捉し辛いかってのを、”熟知”しまくってんだよ、『 兵器人間(デスロイド) 』ォォ ォ オオオ オ オオ オ オ ! ! ) ッ ッ ! ー 兵器人間(デスロイド)は、その発せられる”音”が何であるかを知るッッ!! ー 壁から壁ッ! 天井ッ! 床に至るまでッッ!! 縦横無尽に”跳ね跳び 動 作 ( 動 く 事 ) ”ッ ッ ! ! ー 的(マト)を絞らせない体術的『技法』ッッ!! 音々が重なる事による『聴覚の乱れ』を”誘発”する事、意味をするッ! ー 理に適うは熟知をされたその『 戦 法 』 ッ ! ! ・・・だがッッ!!! 兵器人間(デスロイド)は、”虚空”に『狙い』を定めたッッ!!! ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド 電子頭脳はこう”分析”をする。 ー 理に適った”思考”であり。 理に適った”体術”ではあるが。 ー しかしながら『ぎこちがない』。 ”超人間(オレグレイ)”の『 技 術 』が追いついて居ない・・・と。 更にはこう”推測”をする。 ー おそらくは・・・。 この超人間(オレグレイ)と言う男『 何らかの新しい”力” 』に目覚めたモノも・・・。 ”間も無い事”、その”期間”、 まだ、その”力”を使いこなせて い な い の だ ・ ・ ・ と 。 故に兵器人間(デスロイド)は『 狙 い 』を 定 め る の だ ッ ッ ! ! ー 荒い。荒い。 ”その位置”を隠しきれない。 ”捕捉する事”が 出 来 る ッ ! ! ・・・・ ・ 今 ッ ! ! だ が 、そ の ” 刹 那( と き ) ” で あ っ た ぁぁ ぁ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ ! ! ! ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ そうだよ、兵器人間(デスロイド)。 俺はこんな事、やった事が無ぇーし、力任せにただ”飛び跳ねているだけ”だ。 故に手強い兵器人間(アンタ)は、俺を『捕捉する事』が 出 来 る だ ろ う 。 だがな、兵器人間(デスロイド)。 今の「俺」にはなぁ! 今の「俺」にはよぉ!! 『仲間達の死』により、『超人間』へと”目覚める事”が 出 来 た 、 この俺『超人間(オレグレイ・カレロフ)』だけの、”真 の 力 ”が あ る ッ ! ! ーーー そ ・ れ ・ こ ・ そ 、 そ ・ れ ・ は ぁ ぁ ぁ あ あ ああああ あ あ あ ああ あ あ あ あ あ ! ! ! ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ッ ッ ! ー ー 「 『 ” 銀 装 ( ぎ ん い ろ ) の ソ レ ” だ ぁぁ あ あ あ あ あ ー ーー ッ ッ ! ! ! 』 」 ー ー ッ ッ ! ”不可知の全裸(OH!マッパ・NOゥ・LOOK・YOUゥーッッ!!)” ーー それはッ! 超人間(オレグレイ)の『 股 間 』であった!! ーー『 股 間 』ッ! それは即ちは”両の手”で隠さんとす『アレ』の事であるッッ!! ーー そうだッ! それは「筋肉組織」じゃあないッッ!!! 『体躯内の念力(サイコキネシス)』により、”全身全裸(このボディ)”を動かすと言う事ッッ!!! ーー 耳にせよ・・・ッッ!!! そ れ は ッ ッ ! ! ! 『 生理的現象(エレクチオン) 』無くにもて、股間のソレに『 ”力”が込められる 』と言う事だッッ!! 耳 に せ よ ッ ッ ! ! ! 『 両手足(ダブル・ハンド・レッグ) 』無くにもて、『 飛び跳ねる事 』が出来ると言う事であるッッ!!! ーー ああ、それこそはッッ!! 常に”全裸”でありッ! 人一倍『股間のソレ』に意識が向いていた男、”銀装隠密(オレグレイ・カレロフ)”であったが故にッッ!! ーー ああ、更にも、更にはだッッ!! 「関節技(コマンド・サンボ)」ッッ!!! ”徒手軍隊格闘術”であるが故に、古流武術的”禁じ手”もまた『 存 在 』をしッッ!!! 組み合ったがその時『尻穴』や『股間のソレ』もまた『 被撃部位の一つ 』であるが故にッッ!!! ”戦 闘 任 務 ”の 度 に 『 股 間 の ソ レ 』を 気 に し 続 け て い た 、 『 股 間 の ソ レ 』の 第 一 人 者 ( エ キ ス パ ー ト ) た る 、 ” 銀 装 隠 密 ( メ タ ル ハ イ ド ) ”が、 ” オ レ グ レ イ ・ カ レ ロ フ ” だ か ら こ そ 達 す る 事 が 出 来 た ” そ の 高 み ” ィ ィ イ イ ッ ! ! ッ ッ ! ヴ”ェ”ッ”ッ”ッ” ( ”股間のソレ”で持ってッッ!!! ) チ”ィ”ィ”イ”イ”イ”イ”ン”ン”ン” ( ”床”を『 跳 ね 跳 び 抜 け る 』ゥ ッッ ッ ! ! ! ) ゴ ” ッ ” ッ ” ツ ” ツ ” ヒ ” ィ ”ヤ ” ァ ァ ア ア アアアアア ア ア ア ア ア ! ! ! ( 目掛ける事、兵器人間(デスロイド)へとッ! そして、突っ込んだッッ!!! ぉぉおおおお お お お お お お お お お ! ! ! ! ) ーーー そうッ! ”超人間”になりし、その時、”体躯内の念力(サイコキネシス)”は、 ” 股 間 の ソ レ ”に も 、 満 ち 満 つ る 事 、 ” 必 然 ”で あ る と 言 え た の だ ッ ッ ! ! ! ーー す な わ ち 、 名 付 け る 事 ッ ! ! ” 勇 猛 果 敢 な る 全 裸 の 特 攻 ( マ ッ パ ・ G O ・ G O ・ G O ゥ ー ッ ッ ! ! ) ” ーーー 兵器人間(デスロイド)、不予測の部位による『直進(タックル)』により、 瞬撃速くに『 着 弾 ( マ ッ パ ・ ヒ ッ ツ ッ ッ ! ! ! ) 』 それこそ、それはぁぁああああああああああああああああ!!!!! 「 突き出した、その腕貰ったぁぁああああああああああああああああああああああ!!!! 」 「 食らえぃッ! 兵器人間(デスロイド)ッッ!!!! 」 「 『 ” 透 明 全 裸 の 腕 拉 ぎ 十 字 破 壊 ( オ ー ル ・ ヌ ー ド ・ ア ー ム ・ ブ レ ィ カ ァ ァ ! ! ) ” 』 」 ガ ” ッ ” ッ ” ! ! ! キ ” ィ ” ィ ” ィ ” イ”イ ”イイ”イイ”イイイ”イイイ”イン”ンン”ン” !” !” !” ーーー サンボが代名詞『飛び付き式・腕拉ぎ十字固め』がキタァァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!! 本来ッ! この関節技(サブ・ミッション)は、 相手の腕と首に手をかけた状態から、巻き付くように飛び付き、腕拉ぎ十字固めに移行をするモノであるが、 超人間(オレグレイ)は、百文字(ハンドレッド)との『常軌逸脱したスパーリング』を幾度と無く繰り返した事により、 ヴォルク・ハンが”カニバサミ”からこの技へと移行する事と同じくにもて、 ”弾丸タックル”から『 飛び付き式・腕拉ぎ十字固め 』を 行 う 事 が 出 来 る の だ ッ ッ ! ! ! ーーー 透明全裸の彼が仕掛ける『 オリジナル・飛び付き式・腕拉ぎ十字固め 』が故にッ!! その名” 透明全裸の腕拉ぎ十字破壊( オール・ヌード・アーム・ブレィカァァ!! ) ” ”固め(クラッチ)”をされた『 兵器人間(デスロイド) 』はその腕。その左の腕が、『肘関節』よボキリと「 グチグチリ 」・・ッッ!! しっっ っ っ か ぁぁあああああああああああ あ あ あ あ あ あ あ し ッ ッ ッッ ! ! ! ! ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド それは・・・。 体躯の「予感」であった。漠然と感じた”嫌な予感”。 予感が故に、電子が頭脳は”機械的な攻撃処置”をそのまま行い。 予感が故に、体躯は突き出すその腕を”左の腕”と選んだのである。 即ち、それはぁぁあああああああああああああああ!!!! ッ ! ガッ ッ シ ュゥ ウ ウ ウ ウ ウ ン ン ! ! ! ! 『 エネルギー熱線銃・ロイドガン 』が内蔵されるが故に、 取 り 外 し 可 能 な 、 そ の『 前 腕 部 』ッ ッ ! ! ーー 見事回避ってなモンだッ! ーー 流石は兵器人間(デスロイド)ッ! ーー どうだい、見たかよ、超人間(オレグレイ・カレロフ)ゥゥゥウウウウ!! ーー だ ぁぁ が ぁあ あ あ あ ー ー ー ! ! ! ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 「想定済みだぜ『兵器人間(デスロイド)』ッッ!!!」 「”腕拉ぎ十字固め”ってのはなァー!! 敵者の腕を『両の脚』に”挟み込み”、膝下から踵で『敵者胸板』を”押さえ付ける”が故に『 技 』と 化 す ん だ ぜ ぇ ー ! ! 」 「両脚が『兵器人間(アンタ)』の”胸板”にある以上、『 兵器人間(アンタ)の動き 』は 制 限 さ れ 、 この密着間合い、格闘者(サンビスト)の俺と『片腕で張り合える』って程、甘いモンじゃあねぇーぞ、”兵器人間(デスロイド)”ォォ オ オ ! ! ! 」 ー B i m ゥ ッ ! ! ( その時ッ! 兵器人間(デスロイド)の”両の眼”が光るッッ!! ) 「な・なんじゃあこりゃぁああああああああああああああああ!!!!?」 ー そして”超人間(オレグレイ)”は『驚き』も『慄(おのの)いた』ッッ!! 何故なら、そ・れ・は ぁ あ あ あ あ あ あ あ あ あ ああ あ あ あ ! ! ! ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ッ ッ ! ー ー 「 『 ”後 足 加 速 機 構 ” ー 0 0 2 ( ジ ェ ッ ト ・ リ ン ク ) ー 』 」 ー ー ジェット! ジェット! ジェット! ジェット! ジェット! ジェット! ジェット! ジェット! ジェェェエエエエエエエエエエエエエエエットッ! ブゥゥゥゥウウウウウウスゥタァァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!! 両脚に内蔵された『ジェット・ブースター』は、ダッシュはモチロン、『短時間・飛行性能』すら持つ兵器人間が『 内蔵機器 』であるッッ!! 体躯内の念力(サイコキネシス)により、超怪力を誇る、超人間(オレグレイ)と言えども、両脚の固め(クラッチ)のみで、 ジェット噴射たる、ジェット・ブースター”後足加速機構 ー002(ジェット・リンク)ー”を抑えきる事『不に可能』ッッ!!! ーーー そして、兵器人間(デスロイド)は、そのまま宙を飛び、即座に『 反 転 』 ガチャリ!! (開きし右の膝ッ! 必殺の兵器ッッ!!) ーーー そうだ、兵器人間(デスロイド)は! 無言押し通す事なく、こうと言い放つぅぅぅううううううううううう!!!! 「 『 食 ら え ッ ! 超 人 間 ( オ レ グ レ イ ) ッ ッ ! ! 』 」 バ ッ ! 「 『 ”内 蔵 型 爆 撃 ミ サ イ ル 弾 ” ー 0 0 4 ( ア ル ベ ル ト ・ ハ イ ン リ ヒ ) ー ! ! 』 」 ド ” ッ ” ッ ” ツ ” ッ ” ッ ” ッ ”ツ ” ゴ”ォ” ゴ”ォ” ゴ” ォ” グ” ゥ” ゥ” ウ” グ ” ォ ” オ ” ォ ” オ”ォ”オ”ン”ォ” オ ” ォ ” オ ” ン ” ン ” ン ” ォ ” ォ ” ォ”オ”オ”ォ” ン ”ン ” ゥ ” ォ ” ォ ” ッ ッ ! ! ! ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ッ ッ ! 兵 器 人 間 ッ ! 最 大 の 攻 撃 能 力 を 持 つ ッ ! ! ” 必 殺 兵 器 ” が 、 今 、 繰 り 出 さ れ た ぁ あ あ あ あ ッ ッ ! ! 内蔵型爆撃ミサイル弾・・・。 ー 004(アルベルト・ハインリヒ) ー 兵器人間(デスロイド)、最大の攻撃能力を持つ『 必殺兵器 』・・・。 弾頭(ウォーヘッド )が”触接”する事により、信管(フューズ)が起動・・。 そして『 爆 発 』をする。 爆発は”発光”と共に『 高温度の”熱風” 』を発生させる。 地を行くモノを「焦土」と化し、空行くモノを「粉微塵」とし、海棲むモノを「藻屑(もくず)」とする。 つまりは・・・。 『 何 も 残 ら な い ! ! 』 ー そ れ が 、 『 内 蔵 型 爆 撃 ミ サ イ ル 弾 ッ ! 』 ー 0 0 4 ( ア ル ベ ル ト ・ ハ イ ン リ ヒ ) ー で あ ぁ ぁ あ あ あ あ あ あ あ あ る ゥ ! ! ! ! ヴ”ァ” ヴ” ァ” ァ” ア” ア” ア”ア”ア” ア” ~ ~ ~ ~ ~ ン ” ン ” ン ” ン ” ! ! ! ! 『 兵器人間(デスロイド) 』は、そいつを ” ぶ っ 放 し た ”の で あ る ッ ! ! 本来ならば、この『状況(ケース)』ッ!! 『屋内』でありッ!! そして『 特定目標の抹殺(ピンポイト・エリミネイト) 』を旨とすると言う、この『 任務(ミッション) 』ッッ!! ”使用すべきではない『 兵 器 』”でありッ!! 自分もろとも、巻き添えするばかりではなく、 後に捕獲をすべき『電力消失をしたサイボーグ』もまた『 破 壊 』してしまう”可 能 性”を も、秘 め た モ ノ ォ ー ッ ッ ! ! ー 破 壊 ( デ ス ト ロ イ ) ! ー 壊 滅 ( デ ス ト ロ イ ) ! ! ー 抹 消 ( デ ス ト ロ イ ) ! ! ! ーーー 兵 器 人 間 ( デ ス ロ イ ド ) ッ ッ ッ ! ! ! ! ! だが”兵器人間(デスロイド)”は、この『 -004(ハインリヒ)- 』の 使 用 を、踏 み 切 っ た ッ ッ ! ! 理由は”単純”にて”明快”ィーッ!! 『 -004(ハインリヒ)- のみが、超人間(オレグレイ)を倒し得るからであるッ!! 』 『 自分は、透明全裸の超人間(オレグレイ)を”捕捉する事”が 出 来 な い か ら で あ る ッ ッ ! ! ! 』 なんなのだ、先のタックルと思わしき衝撃から連なる『 連 続 攻 撃 』は ! ? 捕捉をしたハズの透明全裸は、瞬く間にこの自分への接近を果たし、あれよあれよと『 左前腕部 』を 奪 い て 去 っ た の で あ る ! ! ー 接近戦は”死”を意味し! ー 遠距離戦に持ち込もうとも!! 超人間”捕捉が出来ない”ので あ る な ら ば ! ! 『 広 域 破 壊 ( モ ァ ・ デ ス ト ロ ォ ォ オ オ オ オ オ オ イ ) ! ! ! ! ! ! 』 とばかりに、-004(ハインリヒ)-をぶっ放したのである、『 現 在 ( ナ ァ ァ ア ア アア ア ア ウ ウ ウ )! ! ! 』 さぁどう出るか、超人間(オレグレイ)ッ!! 回避の手段は、こうにも”封じる”ぞッッ!!! ッ ッ ! 「 『 肩 部 射 出 型 鋭 痺 地 雷 ( マ イ ン ・ パ ラ ラ イ ザ ー ) ! 』 」 シュババババババババ バ バ バ バ バ バ バ ッ ッ ! ! ! ! ! ッ ッ ! 「 『 電 磁 フ ィ ー ル ド ! ! 』 」 バ ” リ ” バ ” リ ” バ ” バ ”リ ” ィ ” イ” イ ” バ ” リ ” ア ” バ”リ”ァ”ヴ” ァ ”ヴ ” ァ ” ァ ” ア ” ア ” ア ” ア ” ッ ッ ! ! ! ッ ッ ! ーーー 宙空状態から、鋭痺地雷(マイン・パラライザー)を” 広 域 ・ 投 下 散 布 ”を す る ッ ! ! これにより『 超人間(オレグレイ) 』の行動範囲は、『 完 全 に 封 鎖 』を さ れ る ッ ! ! 一度でも被弾をすれば、漏電される”鋭痺地雷”は『 超人間(オレグレイ) 』の 動 き を 止 め 、 その直後、高温度の”熱風”は『 超人間(オレグレイ) 』もろとも、辺り全域を 包 み 込 む で あ ろ う ッ ッ ! ! ーーー そして、自分を包み込む『電磁フィールド』は”熱風”から身を守る『 防護障壁(バリア・フィールド) 』・・・ッッ!! 近距離過ぎる爆発であるが、元より、 この『 -004(ハインリヒ)- 』の”耐爆”の為に設計された『 兵器人間体躯(デスロイド・ボディ) 』である!! ーーー「頑強な外殻」は”耐熱効果”もまた高く、既に「ミサイル弾」放たれたが故に『 誘爆の危険 』もまた無しッッ!!! 「損傷(ダメィジ)」こそ”甚大”だが、この一撃にて”超人間撃破”相成るならば、 決してに高い”代償(リスク)”に 無 し ッ ッ ! ! ! そして、張り巡らされた、”電磁フィールド”は、超人間(オレグレイ)からの”攻撃(タックル)”からをも『 身 守 る モ ノ 』ッ ッ ! ! 最 早 、”超 人 間 ”打 つ 手 無 し ッ ッ ! ! 後 は ・ ・ ッ ! 全 霊 に て ” 耐 爆 ”備 え る の み ッ ッ ! ! ! ・ ・ ・ ・ ・ ・ だが、この時・・・。 兵器人間(デスロイド)は”宙空”であったが故に。 また、”電磁フィールド”を張り巡らせたが故、 『 ”ソ レ”に 気 付 く 事 』が 出 来 な か っ た 。 それは・・・。 開戦直後に射撃した『五指のバルカン”二手”』は、サイボーグ老婆の死体にも『着弾』をしたと言う、その”事実”。 その時。老婆の死体は無残にも”弾けも散った”。 そして、老婆は死の間際に・・・ッッ!! ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 「 ( いや、驚いたぜ。 ) 」 「 ( 兵器人間(デスロイド)が飛んだって事も驚いたが、 まさか魔妖香酋長(プカハンタ)がこんな”置き土産”をしていっただなんてな。 ) 」 そ れ は 。 魔 妖 香 酋 長 ( プ カ ハ ン タ )が 、 サ イ ボ ー グ 能 力 ” 妖 香 の 死 吹 ( デ ッ ド リ ィ ・ エ ッ セ ン ス ) ”に よ り 作 成 さ れ た ”毒 素 ” ッ ! ! ーーー→ 妖 香 ・ 金 属 腐 食 ( デ ッ ド リ ィ は 、 ” 腐 食 ”ゥ ー )ッ ! ! ッ ッ ! 兵器人間(デスロイド)が、サイボーグであると”推測”出来た以上、 最も効果的である”金属を腐食させる毒素”を作成する事、至極当然の事柄と言えた! 故に、魔妖香酋長(プカハンタ)は、死の際に”ソレ”を作成しつつ死した。 そして、それが”散布”をされた。 「 ( 後はコイツを、迫りくる”ミサイル弾”に吹きつけるのみッッ!! ) 」 「 ( さぁて、お互い”正念場”だなぁ、『 兵器人間(デスロイド) 』ッッ!!! ) 」 「 ( 今から、俺はこの”妖香・金属腐食”を吸い込み、迫り来る”ミサイル弾”に吹きつけるッッ!!! ) 」 「 ( そして、勝負は『 二 つ に 一 つ だ 』 ッ ッ ! ! ) 」 ミ サ イ ル が ” 腐 食 落 ち る ” が 『 先 』 か ッ ! 俺 が ” 腐 食 溶 け る ”の が 『 先 』 か ぁ ぁ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ ! ! ! ! ッ ッ ! 名 付 け る 事 ォ ォ ォ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ッ ! ! ーーー 『 透明全裸にも勝る”妖香の猛吹雪”( ”デッドリィ・ブリザード”モァ・ザ・オールヌード・マッパ・ハダカ・ゼンラァー!!!) 』 ーーー ドッッ!!! ( 瞬間ッ!! ) ヒュゥゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!! ( 超人間(オレグレイ)は妖香を吸い込みッッ!! ) そ し て ぇ ぇ え え え え え え え え ッ ッ ! ! ! ヒ ” ュ ” ウ ” ツ ” ッ ” ヴ ” ァ ”ア ” ッ”ツ” ヒ”ュ” ゴ” ォ” ゴ” ゥ” ゥ” ウ” グ ” ォ ” オ ” ォ ” オ”ォ”オ”ン”ォ” オ ” ォ ” オ ” ン ” ン ” ン ” ゥ ” ゥ ” ゥ”ウ”オ”ォ” ン ”ン ” ゥ ” ォ ” ォ ” ッ ッ ! ! ! ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ッ ッ ! 超 人 間 ッ ! 生 死 、 一 か 八 か と 懸 け た ッ ! ! ” 妖 香 の 猛 吹 雪 ” が 、 絶 に も 、 吹 き 出 さ れ た ぁ あ あ ッ ッ ! ! 兵器人間(デスロイド)は動けずに居た。 超人間(オレグレイ)が吹き付けているであろう、この『死吹』。 ロケットジェットにより推進する『004(ハインリヒ)』の直進を、静止させるだけに無くにもて、 『004(ハインリヒ)』が金属をも”腐食”させ、徐々にもと、溶かしては落としていく”魔 性 の 死 吹 ”。 『電磁フィールド』により、兵器人間(デスロイド)自身は” 無 影 響 ”であるモノも・・・。 左前腕部を取り外し『ロイドガン』が露出しているこの現状、あの『 死 吹 』を受けようモノなら、 『ロイドガン』の口径より『異常大気』が入り込み『 予測不能の弊害(ダメィジ) 』が発生する事となるからだ。 故に兵器人間(デスロイド)は 動 け な い 。 しかし・・・。 『推測』をする事は出来る。 超人間(オレグレイ)から吹き付けられる、この『死吹』は、 『004(ハインリヒ)』へと直撃し、弾頭から後方に掛けて『外壁』を溶かし落としては『 居 る モ ノ も 』・・・。 更に後方の『 天 井 部 位 』は、『 腐 食 進 行 』が 大 人 し く ・ ・ ・ 。 天井に叩きつけられ『死吹』が跳ね返り、再び、床へと『 逆 流 し て い る 』にも関わらず、ほぼ『 無 腐 食 の 状 態 』に あ る 。 同時発射をした『鋭痺地雷(マイン・パラライザー)』の状態を視認すれば『 一 目 瞭 然 』。 床面こそ、汚れ爛(ただ)れてはいるモノも、鋭痺地雷(マイン・パラライザー)は” 無 傷 ”を 保 っ て い る 。 ー つまり超人間(オレグレイ)から吹き付けられる『死吹』は、金属と接触する事により『化学反応』を起こし『 金 属 を 腐 食 』さ せ 、 その後、『 無 害 な 気 体 』に『 変 化 』をすると言う事を 意 味 し て い る ッ ッ ! ! ! で、 あ る な ら ば ッ ! ! ー アムステラ神聖帝国が誇る『 内蔵型爆撃ミサイル弾 ー 004(アルベルト・ハインリヒ) ー 』を”腐食溶かす”程にまで、 『 ” 無 尽 蔵 に 吹 き 付 け る 事 ” 、 は た し て ” 可 能 ” で あ る の だ ろ う か ? 』 ーーー 仮に「弾頭」。仮に「操舵翼」。 「外壁」。「信管」。「エンジン部位」に至るまで『 腐 食 溶 か す 事 』が出来ようとも・・・!! ーーー 何重にも防護壁を連ねた『 充填弾薬 』まで、『 腐 食 溶 か す 等 』不出来の事実だッッ!!! 先の『邪曲家(ダークフーゴー)』と名乗る男が、 最後に放った『 怪 音 波 攻 撃 』な ら ま だ し も ッ ッ ! ! ! ッ ッ ! 腐 食 す る 程 度 の 化 学 反 応 で 、 誘 爆 す る 程 、 生 半 可 な 兵 器 ( し ろ も の ) で は な い ぞ 、 『 0 0 4 ( ア ル ベ ル ト ・ ハ イ ン リ ヒ ) 』は ッ ッ ! ! ! そして・・・。 ”充填弾薬”さえ残っていれば。 ” 死 吹 ”尽 き 、 大 気 無 害 と な っ た そ の ” 好 機 ”逸 脱 す る 事 無 く 、 『 射撃兵器(「五指のバルカン」「ロイドガン」) 』にて、『 ” 起 爆( イ グ ニ シ ョ ン ) ” さ せ る の み 』ッッ!!! ・ ・ ・ ・ ・ 今は・・・。 機を待つのみである。 好機は必ずやってくる。 超人間がオレグレイ・カレロフ。 そのサイボーグ能力。 体躯内にて発生をする『念力(サイコキネシス)』は、その身体能力を激増させ、その呼吸力もまた『 爆 増 』さ せ た 。 強く激しく雄々しくにも吹き付けるは『妖香の死吹』ッ!! 意気揚々も良いトコだぜと、一見にして優勢、そのまま畳み込めるかにと思えるは『 戦 況 』ではあるモノも・・・。 ”金属を腐食させる”と言う事。 超人間(オレグレイ)が内部。その”機械部位”にも与えますよと『 重大問題(シリアスなプロブレム) 』。 何時、機能停止の憂き目に遭うとも限らぬ、ガラスのロープを目隠しで渡るかのような『 SILENT VOICE 』。 こちとらと裏腹に、元気一杯てなモンだぜ『 ミ サ イ ル 弾( さ ん )! ! 』 ーーー 『 妖香の死吹(デッドリィ・エッセンス) 』が使用者、『 魔妖香酋長・プカハンタ 』にして、 耐 性 完 璧 と 言 え ぬ が 為 に 、 自 身 を も 、 悪 影 響 を 与 え る 『 猛 毒 魔 毒 』 。 至極当然にも、超人間(オレグレイ)は『苦悶』をするッ!! 「(アフゥン・・・!! ハァァフン・・・!!!)」 「(イっちまうぜェェエエ・・・!! こ・こりゃあぁぁあああ・・!!!)」 「(体の中が、やたら”敏感”なんだよ。)」 「(”意識”ってか『イメージのまま体が動く』ってだけあって・・・!!)」 「(『意識そのもの』が、溶け落ちて行くような”錯覚”を受けるぜ、コンチクショウ!!)」 ー クソ! ヤベェーな!! ー 今、俺よ。 『 あの世に行ったら、教授(EEE)が待っててくれてるのかな? 』とか考えちまってるぜ。 「頑張りましたね。超人間(オレグレイ)さん。」って、言ってくれるかなとかよ。 「貴方は偉大な科学(サイボーグ・ウォーリア)です。」って、褒めてくれるのかな?とか・・。 ッ ッ ! 馬 ッ ッ 鹿 ッ ッ ッ ! ! こんなトコで倒れちまって『 会 わ せ る 顔 』 が あ る か っ て ー の ! ! ー『教授(EEE)』だけじゃあねぇ!! ー”妖香の死吹(置き土産)”してくれた『魔妖香酋長(プカハンタ)』にも会わせる顔がねぇーし!! ー 雄々しくも散っていった『邪曲家(ダークフーゴー)』にだってねぇ!! ー 社畜野郎の『企業戦機(ジャック・ダグラス)』にだってねぇし!!! ー この危機を伝え死んでいった『柔装甲(マハン)』にだって会わせる顔がねぇんだ・・・よッッ!! こうなりゃあ、”我武者羅”『 猛 進 』だ ッ ッ ! ! ! 何でも良いッッ! 今、俺を『熱くも”燃え滾らせる” モ ノ ッ ッ! ! ! 』 一生分、頭(あったま)使って、『 かき集めるんだよ、ハ ラ シ ョ ォ ォ オ オ オ オオ オ オ オオオ ! ! ! ! 』 ”愛ってモン”を知らねぇー、クソッタレな『父母が憎いぜ』って事でも良い!! ガキん時、肌黒いって言われて、我忘れる程に”コンパス”で学友『ブッ刺した事』でも良い!! 8人からリンチあった次の日、その一人一人を”待ち伏せ”して『ボコにした事』だって良いし!! もう耐えられないって、ヤクザ紛いの”サンボ道場”に『ブチ込まれた事』や! 其処でケツから”ファック”されて『惨めな気持ち』になった事でも良い!! 数年後ファックったヤツの”クサレチンポ”を『もぎり千切った事』でも!! ”サイボーグ”なった時『しまった!!童貞くらい捨てときゃあ良かったぜ、畜生ゥー!!?』と思った事や!! 誰からも”見えない”って事が、寂しくて寂しくて『仕方無かった事』でも!! 『教授(EEE)ハァハァ!』『教授(EEE)ハァハァ!!』って恋慕ってた事でも良いし!!! ”百文字(ハンドレッド)”に一回だけ『褒められた事』や!! ”麗しき叡智(レディ・ミィラ)”のクソー長ぇ『お小言』聞かされた事や!! ”Queen X(クイーン・エックス)”様から『Excellent(エクセレント)』って言われた事とか!! ”ドクトル・ベイベー”に『チミのシークレットペニスは、美ちちゃに欠けまちゅね、バブゥー』とか言われたり!! ”鷲鼻のバトゥロ(エイグロン)”の人の良さっぷりに、任務取られて悔しいぜ思ってた自分が『カッコ悪く思えた事』とか!! ”魔妖香酋長(プカハンタ)”の笑い方、『キメェー』な思ってた事!! ”企業戦機(ダグラス)”の『見える!』って独り言に『見えるのか!!?』と尋ねたら『 俺を踏み台にしたぁー!!? 』って驚かれた事!! ”柔装甲(マハン)”って感情あるのかな?片言ばっかだけどよ。でもインド美人だぜ『ムファアアー』って思ってた事!! ”邪曲家(フーゴー)”に『お前じゃ無理だ。コンビを変われ。』って常々言いたいなって思ってた事!! そして『教授(EEE)』! そしてだ、『教授(EEE)』!! 俺は・・・!! 何時だって、お前の事を!! 好きだ!愛していた!!ハァハァしていた!! ”おっき”しそーな勢いってぐらいにだ!! でもなぁー『教授(EEE)』!! 今の今ッ!! 俺の溢れんばかりの『愛欲』はッッ!!! 『柔装甲(マハン)』の事をッ! 『企業戦機(ダグラス)』の事をッ! 『邪曲家(ダークフーゴー)』の事をッ! 『魔妖香酋長(プカハンタ)』の事をッ!! そ し て ッ ッ ! ! ! 今 こ の 時 、俺 と 殺 し 合 っ て い る 『 兵 器 人 間 ( デ ス ロ イ ド ) 』の 事 を 、 愛 し ま く っ て ” 止 む 事 ” ね ぇ ん だ よ 、 ヤ ァァア テ ィ ビ ャァァア リ ュ ブ リ ュ ゥゥ ウ ウ ウ ! ! ( 愛! 愛! 愛! 愛! 愛”し”て” る” ぅ” !”!” ) ッ ッ ! ・・・続く。
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「くっ……」 アメリカのとある路上、そこのマンホールの蓋が動いたかと思えば、中から人が這い出てきた。 疲れきった様子だが、目は死んでいないその男――イシドシュウジは汚れを払うとアメリカの地に立った。 レジスタンススイス基地で消息を絶った彼は、無事だったのだ。 「藍さん……みんな……」 基地が内部から爆破された直後、八雲藍は数名のレジスタンスを地下の隠し通路に避難させていたのだ。 イシドもその一人であり、途中生き残りとははぐれてしまったが、こうして生きている。 彼もまた、ウザイ連合の放送を地下で確認していた。 自分を逃がしてくれた八雲藍をはじめ、多くの仲間たちが虐殺される様子に彼は激しい憤りを感じた。 だが冷静さを欠いてはすぐに死んでしまうと自らを戒め、今まで地下に潜んでいたのだ。 しばらく待機していたおかげか、少しは頭も落ち着いている。 「まずは……誰か生き残りを探さなくては……」 イシドは助かったとはいえ一人だ。 周りに転がる死体の山を見れば、ウザイ連合がどれほどの勢力を持っているのかがわかる。 とてもではないが、まともにやりあって勝てる相手ではない。 少なくとも、仲間を集めるまでは。 「ん?」 そんな時、イシドは必死に走っている少女を見つけた。 「おい君……」 「!?」 そして突然声をかけられた少女、柊つかさはびくりと身体を震わせた。 なにしろ彼女は今、過激派の連合兵に見つからないよう必死だったのだから。 慌てて声のした方向に振り向き…… 「レ、レジスタンスの残党!?」 再びその身体を震わせた。 穏健派とはいえ、自分はウザイ連合の一員。 そしてレジスタンスがウザイ連合に必ずいつか逆襲をしかけてくるであろうことも想像できていた。 つかさ自身、連合が放送した公開処刑と死に際集には嫌悪感を憶えていたからである。 レジスタンスの仲間であれば、その怒りは尋常ではないだろう。 このままでは、自分は確実に殺される。 「こ、こないで!」 だから彼女は、無我夢中でアサルトライフルの引き金をひいた。 パァン つかさは何が起きたのかわからなかった。 確かに引き金をひいたと思ったらその瞬間にライフルは弾きとばされ、遠くに転がっている。 「……随分と物騒だな」 ころころと転がるサッカーボールを回収し、イシドはため息をついた。 彼は驚異的な動体視力で、ライフルをサッカーボールで破壊したのだ。 「あ……あぁ……!」 つかさはその場にへたりこんでしまう。 そういえば魔理沙から確か聞いた気がする。 『あいつら、みんなどこかしら変だけど、結構すごいし面白いんだぜ? とんでも○○○ーとか、大豚ダブル全マシマシ5秒で食ったりとか、絵札が実体化したり……』 彼女は最後の締めくくりに、ボーグさえなけりゃ、みんな即戦力なのになぁとぼやいていた。 連合は確かに現存する組織では最大派閥であり最大戦力を保有しているであろう。 しかし、レジスタンスやDCと異なり、構成員単体の質は明らかに見劣りしている。 大量の重火器と人員の多さで、実力差をカバーしているにすぎない。 連合の一部には勿論強力な幹部がいるが、下っ端は複数人で一人を囲んで銃撃が基本だ。 さて、特に目立った実戦経験もなく、武器を弾かれた非力な自分が。 目の前の復讐に燃えるレジスタンスに一対一で勝てるだろうか? 答えはノーだ。 「た、助けて……」 だからできることは、命乞いしかなかった。 無駄だとわかっていても、本能がそうさせる。 「……」 イシドの手が、無言のまま伸びてくる。 「ひっ……」 「……安心しろ。そんなに震えなくても、殺しはしない。 君は何故、そんな似合わない格好でウザイ連合に手を貸しているんだ?」 「え……?」 だがつかさの予想とは裏腹に、イシドは少し屈むとつかさの頭をくしゃりと撫でた。 「嘘……」 「悪いが本当の話だ。俺が知る限り、主だったレジスタンスメンバーにボーガーは一人もいない」 イシドとつかさはとりあえず並んで腰掛け、ぽつぽつとお互いの知っていることを話し始めていた。 つかさもまだイシドへの恐怖が完全になくなったわけではなかったが…… よく考えれば、連合内の仲間以外でここまで自分の話を聞いてくれた人は始めてであることに気がついた。 つかさからイシドに話されたのは、連合内部でも複数の派閥があり、過激派の勢いが特に強いこと。 そして謎の女に、首領の正体がケンであると明かされたことだ。 (内部分裂……首領の疑惑……そしてこの子は一応穏健派ということか) イシドからつかさに話されたのは、レジスタンス内に目立ったボーガーはいなかったこと。 そして少なくとも自分は今は連合に戦いを挑むつもりはないということだった。 これにはつかさも驚いた。 レジスタンスは大量にボーガーを匿っていたために滅ぼしたと聞いていたのに…… もしレジスタンスがボーガーの集まりでもないのに滅ぼされたのだとしたら、つまりそれは…… 「……ただ……目立ちたかっただけ……なの……?それだけで、ボーグと無関係の人を……」 つかさの脳裏に、連合が放送した映像が鮮明に蘇る。 まわりの仲間は、ボーガーを匿った罰だ、神罰だとおおはしゃぎだった。 だが、短い時間だが話していてわかった。イシドの言葉に偽りはない。 「そもそも疑問なんだが、何故そこまでカブトボーグを嫌悪する?」 「だ、だって……カブトボーグは危険な玩具だって、それにカブトボーグがある限り…… 私達は目立てないって……」 それを聞いたイシドは、やれやれと言った様子で立ち上がった。 「……俺は生粋のボーガーではないが、ボーグバトルをしたことがある」 「え?」 「……作戦の一環とわかってはいたが、とても充実していた。まあ、サッカーには負けるがな」 イシドは語りながら、足元にサッカーボールを置く。 「はっ!」 イシドがボールを蹴ると、ボールは炎を纏いながらゴールに突き刺さった。 突然のありえないシュートにつかさは目を丸くするが、別の場所を見てさらに目を丸くした。 たった今燃えるサッカーボールが凄い勢いで刺さったというのに、ゴールは新品同様ピカピカなのだ。 「ど、どうして……!?」 「要は、なんでも加減が大切ということだ」 2発目のシュートが、全く同じシュートが再びゴールに迫り…… 「!?」 そして今度はゴールネットを焼ききり、ゴール全体を衝撃で原型崩壊させてみせた。 「……わかっただろう。カブトボーグが駄目だというなら、サッカーも駄目だとは思わないか?」 イシドの言葉に、つかさはただ唖然とすることしかできなかった。 「……なら、右を見てみろ」 「滅びよ……!」 右側にはテニスコートがあった。 物騒な掛け声でリベンジを狙う高校生のラケットが振るわれると…… 「ごふっ!」 対戦相手が滅び去った。 【安心院なじみ@めだかボックス 死亡確認】 「え?……テニスで……人が死んだの……?」 「次、そのままもう一度右を見てみるんだ」 「最初はグー、ジャンケン……」 次のグーの掛け声の瞬間、もはや識別不可能な何かがばらばらになって吹き飛ばされていた。 「……え?」 「じゃんけんでも人が死んだな。サッカー、テニス、じゃんけん、そしてカブトボーグ。 みんな子供だってやる。そしてみんな大好きだ。だが、その度に死者がでるか?」 イシドの問いに、つかさはぶんぶんと首を横に振る。 もしそんなのが現実に起こったら、世界はとっくに破滅している。 「……あれ?」 「そうだ。どんなものでも、使い方を誤れば人を殺める。だが誤らなければ、とても楽しい。 カブトボーグが駄目ならサッカーもテニスもジャンケンも似たようなもの、許されないから滅ぼす? そんなことできるものならやってみろ。誰一人生存できないぞ」 「じゃ、じゃあどうして連合はカブトボーグだけを……」 「言っただろう。君の所属している組織の大半は目立ちたがりやなだけだ。 そしてあのドゥバイがカブトボーグに倒された……カブトボーグが当時一番活躍したからこそ。 連合はカブトボーグを妬んだだけにすぎない。連中は、なにかと理由をつけて…… 自分達が目立ちたいだけなんだ……俺の仲間を、レジスタンスを滅ぼしたのも、な……」 イシドは悲しげに顔を伏せた。 その様子にもはやつかさは二の句がつげなかった。 あの処刑もただ『連合はレジスタンスより力がある』ことをアピールしたいがため。 二度目の放送も『レジスタンスは滅んだ。諦めてうちに所属しな』という悪質な勧誘のため。 連合はとにかく自分達を強く見せたかった。目立ちたかった。 自分も、確かに目立ちたい願望がある。あるのだが…… 「仮に君が目立てたとして……」 「この屍の山、他者を踏み台にして、恐怖の対象として目立って、本当に満足か?」 「嫌だ!」 つかさの口から、考えるよりも先に言葉が出ていた。 「こんな、こんなこと……!」 確かに目立ちたいという願望はあった。 だけどつかさが目指していたのは、もっと別の……言い方を変えれば頼られたかった、認められたかった。 一般人の身でありながら次々に人を助けてみたり、主催の強敵を倒してみたり。 でもそれが難しい世界だから、ついつい逃げてしまい……そして連合の甘い言葉に惑わされた。 『カブトボーグは悪』たったそれだけの言葉に。 任務を始めて最初のうちだけは酔えた。だが今や、連合のやっていることは無差別テロだ。 そして今、唯一信じられていたカブトボーグが悪だということすら否定された。 首領がもし本当にケンだとすれば、当然彼もカブトボーグを所持している。 もはや、何を信じればいいのか…… 「……」 「え……?」 そんなつかさの前に、イシドが手を差し出した。 「もし君が、本当に連合のやり方が間違っていると思うなら……俺に力を貸してくれ」 「で、でも私……!」 「組織を裏切るのが怖いか?それとも資格がないとでも思うのか? 確かに既に罪を犯しているかもしれない。だがそれを悔い改めるのは、全てを終わらせた後でいい。 ……俺も、スパイとはいえ一時は主催者側だった男だ」 「!」 「さらに言えば、君ら連合が流した映像の中に、アンゼロットの姿もあった。彼女も主催幹部だ」 「!?」 「彼女にどんな心境の変化があったかはわからないが……遊星たちは命を捨てて彼女を逃がしている。 つまり、彼らが彼女を『味方』と判断したわけだ。 さあ、このバトルロワイアルの主催幹部が揃ってレジスタンス側に転んでいるんだ。 疑問を抱いている連合から抜け出す方が、よっぽど簡単じゃないか?」 「……」 やがて、つかさはゆっくりとだが、イシドの手を握った。 「……ごめんなさい、私末端の兵士だから本部の正確な場所も構成員もわからなくて……」 「いや、十分だ。少なくとも君の他にまだ連合に疑問を持っている者がいるだけ救いがある。 とはいえ、反旗を翻すのは待ったほうがいい。連合のやり口を見てわかると思うが、即座に消される」 「ど……どうするんですか……?」 「まずはなにより仲間を集めることが優先だ。 レジスタンスの仲間だろうが、君のように連合を疑問に思って抜ける者だろうが、誰でも構わない。 目立ちたい派におそらく説得は通用しない以上、強行突破できるだけの戦力が」 「一人、アイムさんって人がいるけど……」 「厳しいか……おそらくレジスタンス生き残りも連合は警戒して戦力を各地で復活させているはずだ。 できれば、アンゼロットとも話がしたいところだが……」 イシドとつかさは、連合軍への対処に悩んでいた。 二人が手を組んだところで、連合にはまるで歯がたたないどころか、最悪モブ兵士にも殺されかねない。 イシドがアンゼロットに会いたいもう一つの理由としては、おそらく同行者に黒とベルがいるからだ。 「ところで、イシドさん?」 「なんだ?」 「……あの人、ちょっと誘ってみませんか……?」 (見かけによらず度胸あるな、おい……!) 【二日目・21時20分/アメリカ】 【イシドシュウジ@イナズマイレブンGO】 【状態】健康、連合への怒り、仲間の死に悲しみ 【装備】サッカーボール 【道具】ジャミング装置 【思考】 基本:まずはレジスタンス残党、新たな対主催との合流 1:つかさと行動をともにする 2:できればアンゼロット一行と接触したい 3:あれは、近寄って大丈夫なのか……!? ※8期世界の住人のようです 【柊つかさ@らき☆すた】 【状態】健康、決意 【装備】手榴弾×10、コンバットナイフ、ガスマスク、防弾チョッキ 【道具】支給品一式 【思考】基本:連合を変えるために仲間を集める 1:イシドと行動をともにする 2:アイムさんとも合流したい 3:滅びよ……とか言ってるけど悪い人じゃなさそうだし…… ※謎の首領の正体を聞かされました 【平等院鳳凰@新テニスの王子様】 【状態】健康、正真正銘本物の天才、髭が剃れた 【装備】日本代表のバッチ(No.1)、テニスラケット、テニスボール×∞ 【道具】支給品一式、リバースドール(使用済み) 【思考】基本:主催者達を滅ぼす 1;マーダーも滅ぼす 2:ステルスマーダーも滅ぼす 3:こっちを見ている小娘たちはなんだ……?
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登録日:2021/09/03 Fri 09 03 10 更新日:2023/04/08 Sat 02 47 12NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 MtG TCG みんな大好き アーボーグ ウェザーライト カエル クリーチャー スピリット ドミナリア ネタカード バニラ ベルゼンロック ムルドローサ ヤーグル 伝説のクリーチャー 該当日に建てられた項目 謎の人気 黒 Happy Yargle Day! 9月3日はヤーグルの日! 《アーボーグの暴食、ヤーグル/Yargle, Glutton of Urborg》は、マジック:ザ・ギャザリングのカードのひとつである。 性能 アーボーグの暴食、ヤーグル/Yargle, Glutton of Urborg (4)(黒) 伝説のクリーチャー — カエル(Frog) スピリット(Spirit) 9/3 ベルゼンロックの副官ヤー=クールが大き過ぎる野心を抱くようになったので、悪魔王は彼を蛆に変えた。その蛆を食べた蛙はどんどん大きくなり続け、ついに体が爆発して貪欲な魂が抜け出すまで止まらなかった。 初出のエキスパンションはドミナリア。 同エキスパンションでは伝説のカードがフィーチャーされており、数多いアンコモンの伝説のクリーチャーの1体として登場した。 ヤーグルは特別な能力を持たない代わりにパワーの値が9あり、5マナのクリーチャーとしては規格外の力強さがある。 同マナ域の標準的なクリーチャーのパワーは4~5が相場なので、ヤーグルはそれらの2倍ほども打点が高い。 プレイヤーの初期ライフが20である通常の2人対戦では、ヤーグルの攻撃を2回通せば瀕死、3回通せば敗北というパワーの高さを誇る。 一方でタフネス3は5マナのクリーチャーとしてはやや心もとなく、より低マナ域のダメージ呪文で死亡したり、格下のクリーチャーと戦闘で相討ちしたりしてテンポ損を引き起こしうる。 環境での活躍 スタンダード 構築では、タフネス3が複数の火力呪文の射程圏内であったため、目立った活躍はできなかった。 リミテッドでは除去が少ないため生き残りやすく、タフネス強化や先制攻撃の付与によってクリーチャー戦で相討ちを取られないようにすれば大暴れしてくれるだろう。 統率者戦 伝説のクリーチャーであるため統率者に指定可能である。 バニラクリーチャーなのでネタ枠と見られることもあるものの、黒のやべー統率者には複数の手順を踏んで墓地に落とさないかぎり戦場に出られない伝説の騎士や手札から唱える以外の方法で戦場に出ると即座にコントローラーを敗北させる伝説の妹などがおり、彼ら彼女らに比べればずっと真面目に戦うことができる。 ヤーグルを統率者戦で使う場合、有力な勝ち筋として感染能力による毒殺がある。 感染を付与し、パワーに+1以上の修整を与えた上でヤーグルの攻撃が通れば、一撃で毒カウンターが10個以上乗り対戦相手を敗北させられる。 これは黒単色でも《汚れた一撃/Tainted Strike》や《生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton》といったカードと組み合わせて実現可能である。 最低2枚のカードで一撃必殺が狙えるため、ヤーグルを統率者に指定せずとも、黒を含む統率者のデッキでサブプランとして採用することもできる。 背景ストーリーでの活躍 ヤーグルの出自そのものはフレイバー・テキストや公式ページで紹介されている通り、もともと悪魔王ベルゼンロックの副官であり、彼を首領とする陰謀団において指導者の立場に就いていたところいろいろあってカエル・スピリットになったのだが、そのあたりはドミナリア・エキスパンションの背景ストーリーでは詳しくは語られない。 ストーリーでの初登場は、新生ウェザーライト号のメンバーがベルゼンロックを討つべく陰謀団の要塞へ進入する場面となる。 アーボーグの沼地からその巨躯を現したヤーグルはウェザーライト号を掴んで揺さぶり、甲板に酸をぶちまけ、乗組員の抵抗をものともせずに船ごと食べてしまおうとする怪獣ぶりを見せつける。 しかし、あわやというところで巨大なエレメンタルであるムルドローサが現れ、ヤーグルに掴みかかる。 ヤーグルの注意がムルドローサに向き、解放されたウェザーライト号は上昇し、その場を離脱した。 なお、両者の戦いの結末はその後のストーリーで語られることはなかった(*1)。 こぼれ話 ウェザーライト号がヤーグルの魔の手を逃れたところで乗組員がそれについて会話するシーンがあるのだが、日本語版では会話文が誤訳されており、これまでの話の筋とつながらない会話になってしまっている。 英語版原文における当該箇所の発言 "I'd feel sorry for Yargle, if it hadn't tried to eat our ship," は、「もし船を食べようとしていなかったら、ヤーグルのことを可哀想だと思ったかもしれない」くらいの意味である。 ここで"feel sorry"とされているのはヤーグルのことなのだが、日本語版では発言者が自分自身について申し訳なく思っているかのように訳されている。 また、この発言に対する受け答えである "I don't feel sorry at all," も、本来は「私は(ヤーグルのことを)可哀想だなんてぜんぜん思わない」という意味であるが、日本語版では上記の誤訳に呼応して「あなたが申し訳なく思うことはない」といった意味にされてしまっている。 人気 ヤーグルは海外では何故か人気を博しているらしく、コレクション用のカードセットである"Secret Lair Drop Series"のテーマに選ばれ、2020年9月3日にヤーグルをテーマにしたカードセットが発売された。 内訳は 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》 《選択/Opt》 《致命的な一押し/Fatal Push》 《神々の憤怒/Anger of the Gods》 《探検/Explore》 の5枚であり、構築環境での実績も高いカードが揃う。 イラストはいずれもヤーグルが描かれた新規のものである。 このうち剣を鍬に、致命的な一押し、神々の憤怒は除去呪文なのだが、剣を鍬にと神々の憤怒のイラストではヤーグルがやられる側なのに対し、致命的な一押しではヤーグルが敵をやっつける側に回っており、芸が細かい(*2)。 また、致命的な一押しを除いた4枚はフレイバー・テキストも新調されている。 ヤーグルあれこれ P/Tが9/3である初めてのクリーチャーである。 《ギトラグの怪物/The Gitrog Monster》に次ぐ、2体目の伝説のカエルである。 多相持ちを除き、クリーチャータイプにカエルとスピリットを持つ初めてのクリーチャーである。 《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》以来、およそ14年ぶりに登場した伝説のバニラクリーチャーである。 追記・修正は、ムルドローサに勝ってからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] こいつの個別記事が立つのか……。現状生死不明なので、DominariaUnitedで再登場したりして……。ベルゼンロック亡きあとの陰謀団で、新しい悪魔として君臨だ! -- 名無しさん (2021-09-03 09 34 29) 上記にもあるが、意外と黒単ジェネラルとしては優秀な部類(癖が強い奴らが多いとも言える) -- 名無しさん (2021-09-03 10 10 25) 下手すりゃ甲鱗様もペロリなカエルか -- 名無しさん (2021-09-03 10 40 23) 蛆になってなおカエルこれだけのエネルギー与えるポテンシャルあったんだから、ベルゼンロック様がヤー=クール喰った方が良かったのでは? -- 名無しさん (2021-09-03 20 12 14) アーボックの暴食に何度も見える -- 名無しさん (2021-09-04 23 17 51) ムルタニと合体!2倍の強さに -- 名無しさん (2023-04-08 02 47 12) 名前 コメント
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風属性技能リスト 最終更新日 2011-05-13 物理系▼ マギ系▼ 物理系 ネーム 効果 種別 消費 依存 使用可能職 説明 単体攻撃 非火器/近接技能 エアショット *? 命中-10% 射撃攻撃 単物 18 左/非火 ペガサスナイト 空気の塊を敵に放つ風属性攻撃 スパイラルエッジ *2.0 命中+10% 単物 25 右/接 ナイト 回転を加えながら繰り出される風属性攻撃 斧鎚技能 エレクトリックバスター *1.5 命中-5% 単物 18 左/斧槌 エーテルフェローボーグクラウドタイラント 斧に雷を纏わせ敵を粉砕する攻撃。風属性 刀剣技能 雷神剣 *1.7? 命中-10% 麻痺-10 単物 36 両/刀剣 サムライ 雷をまとった刀で斬り、敵を痺れさせる風属性斬撃 崩天雷撃 *2.2? 命中-10% 麻痺-15 単物 49 両/刀剣 カタナ 雷神剣の上位。強力な雷を伴う風属性斬撃 爪拳技能 トルネードアッパー *2.9? 命中-5% 単物 88 右/爪拳 ロードオブフィスト 上空へ吹き飛ばす程の強力なアッパー。風属性 盾/錫杖系技能 ライオネット *1.9 命中+15% 単物 34 両/錫杖 モンク 電光石火の速さで敵を打つ風属性打突 射撃技能 サンダーショット *1.5 命中+5% 単物 36 両/射 ライトハンドラー(1000) 矢に雷を纏わせ、敵に放つ。風属性 スタンブリッド *? 命中-5%次行動遅延・小 単物 68 右/火器 ボーグ ヒット時に電流が流れる弾丸。風属性射撃 バーストブリッド *1.5 命中-10% 単物 32 左/火器 マスケッターグレナディーア 炸裂弾を撃ち込んで攻撃。風属性 依存不明 サイクロンランサー *? 単物 単物 198 右/? ? スパイラルエッジの上位。風属性の大打撃を与える 列・全体攻撃 非火器/近接技能 クイックワインダー *1.0 命中-30~35%両手耐久-(DEX/5 +4)※補正後器用400以下両手耐久([DEX-400] /25 +84)?※補正後器用400以上? 列物 48 左/非火 エージェントディスマントラーヴァカボンド 敵に鋼糸を巻きつけて武器ごと破壊。風属性 斧鎚技能 ワールウィンド *? 命中-25% 対鳥 2回 全物 48 両/斧槌 クラウドタイラント(12000) 鳥系の敵に効果的な風属性のニ連全体攻撃 クラッシュハリケーン *1.4前後 命中+10%?体耐久-(DEX/? +?)※補正後器用400以下体耐久([DEX-400]/25 +84)※補正後器用400以上 全物 55 右/斧鎚 ゴッドハンド アーマークラックの全体版。風属性 爪拳技能 旋風脚 *0.8 命中-10% 自虐次行動遅延・中 4回 列物 58 左/爪拳 カラテカ 竜巻と呼ぶに相応しい必殺の回し蹴り。風属性 射撃技能 ヘブンズ・シャワー *? 命中+5% 全物 65 左/弓矢 シルフィード 幾本もの風の矢を敵の頭上に放つ風属性射撃 ▲上へ マギ系 ネーム 効果 種別 消費 依存 使用可能職 説明 単体攻撃 ソニックブーム EB*1.9 混乱-10 単魔 35 右/魔 ジェイドメイジ 超音速の衝撃波を放つ風属性魔術 ウィンドカッター EB*1.4 単魔 14 左/魔 ウィンドメイジ(1000) 真空の刃で敵を攻撃する風属性魔術 列・全体攻撃 風遁の術 ? 列魔 36 左/非火 ニンジャマスター 突風で攻撃する風属性忍術。威力は現在HPに関係 ディジィアトモスファー EB*0.35~0.4 ロックオン無効 全魔 54 左/非火 ストラテジスト ロックオンを無効にしながら攻撃する風属性魔術 サンダーネット EB*1.2 次行動遅延・小 列魔 34 右/魔石 スペルファイター 電撃が敵にまとわりつき、動きを抑制する風属性魔術 テンペスト EB*1.00 全魔 32 左/魔 レイヴンウィンドメイジ 局地的な暴風域を生み出す風属性魔術 バキュアスエリア EB*1.5 全魔 85 左/魔 ジェイドメイジ 一定範囲に真空状態を作り出す上位風属性魔術 ▲上へ
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「うーむ時間がない。早くここから離れるぞ」 皇帝達は今だに生き残った参加者達をデジクロスをしていたが、流石にそろそろ時間がないのでコミケから離れることにした。 「いや待てビッグバン。いい素材が手に入った。これを試させてくれ」 そう言うとクライシス皇帝は、コミケにきていたアクセロリータ(一方通行)と適当なモブをデジクロスさせようとする。 それを見たビッグバンはいきなりトチ狂った事を言い始めた。 「死体でもデジクロスは出来るのではないか?」 皇帝達は思ったこいつは何を言っているんだと。 だがクライシス皇帝だけは違った。それを聞くとその発想は無かったといわんばかりに死体を捜し始めた。 「まて。死体をデジクロス出来る筈が」 「いや出来る筈だ」 「何?」 ビッグバンの一言に皇帝たちは疑問を露にする。 「このカオスロワでは一度死んだ者は生き返るケースがあるらしいな」 「確かに」 「そこで思った。この世界での死は完全なる死では無いのではないかと」 「つ、つまり?」 「当たって砕けろ!!」 取り合えず皇帝達は訳が分からなかったが、試す価値はあるかも知れないと考えた。 そこで早速死体を集める事にした。 幸い、ここでは大乱闘が起こったり震災の影響で死体は山の様にある。 もしかしたら最強の生物をデジクロスで生み出せるかもしれない。 あれ?でも死体も混じってるから生物になんのかな?そんな事を考えながらクライシス皇帝は作業を進めていったのであった。 【一日目・14時35分/日本・東京都・ビッグサイト跡】 【皇帝アクドス・ギル@海賊戦隊ゴーカイジャー】 【状態】健康 【装備】ガルダフェニックス@クラッシュギア 【道具】基本支給品一式、不明支給品 【思考】 基本:地球を侵略する 1;暴走皇帝エグゾス、クライシス皇帝、ズール皇帝、ビッグバンと組む 2:天野河リュウセイ……まさか我らの敵だったとは…… 3:生き残ったコミケ参加者を強制デジクロスさせる 4:死体もデジクロスさせてみる 【暴走皇帝エグゾス@激走戦隊カーレンジャー】 【状態】健康、怪人サイズ 【装備】芋長の芋羊羹、レイジングブリッド@クラッシュギア 【道具】基本支給品一式、不明支給品 【思考】 基本;大宇宙ハイウェイのS・Aを地球に建設する 1:皇帝アクドス・ギル、クライシス皇帝、ズール皇帝、ビッグバンと組む 2:生き残ったコミケ参加者を強制デジクロスさせる 3:死体もデジクロスさせてみる 【クライシス皇帝@仮面ライダーBLACKRX】 【状態】健康、デスマター大佐状態 【装備】サタンサーベル、ディノファランクス@クラッシュギア、ダークネスクロスローダー 【道具】基本支給品一式、その他不明 【思考】基本:地球人類を抹殺する 1:南光太郎他仮面ライダーを倒すのも私だ 2:皇帝アクドス・ギル、暴走皇帝エグゾス、ズール皇帝、ビッグバンと組むのも私だ 3:ダークネスローダーを手に入れたぞ! 4:生き残ったコミケ参加者を強制デジクロスさせる 5:死体もデジクロスさせてみる ※今までとは別人です。 ※ビッグバンをボーグ星人だと思っています 【ズール皇帝@六神合体ゴッドマーズ】 【状態】健康 【装備】シューティングファントム@クラッシュギア 【道具】基本支給品一式、不明支給品 【思考】 基本:全宇宙の征服 1:皇帝アクドス・ギル、暴走皇帝エグゾス、クライシス皇帝、ビッグバンと組む 2:ムゲをボコしたい 3:生き残ったコミケ参加者を強制デジクロスさせる 4:死体もデジクロスさせてみる 【ビッグバン(天野河大輝)@人造昆虫カブトボーグV×V】 【状態】健康 【装備】仮面、マント、ダークサイド・プレジデント 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】基本:主催者を倒し世界征服をする。 1:リュウセイを最強のボーグバトラーに育て上げる 2:自分が悪になる事で息子達を正義の味方にする。これぞ究極の反面教師!! 3:皇帝達と組む 4:生き残ったコミケ参加者を強制デジクロスさせる 5:死体もデジクロスさせてみる 【アクセロリータ(一方通行)@とある魔術の禁書目録】 【状態】超健康、解放感 、気絶 【装備】電極チョッカ― 【道具】基本支給品、替えバッテリー×3 【思考】基本:自分の性癖を認めてもうなにも怖くねェ! 0:…… 1:打ち止め本を大量に購入する 2:道中打ち止め以外にもロリがいたら保護して匂いを嗅ぐ タイトルは『何?ジョジョ、生き残った参加者をデジクロスさせても失敗作しか出来ない? ジョジョ、それは無理やり生きてる参加者を合体させようとするからだよ。 逆に考えるんだ。「死んでいる参加者でも良いさ」と考えるんだ』