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【システム名】 シューズ系プログラム 【読み方】 しゅーずけいぷろぐらむ 【分類】 プログラムパーツ 【該当パーツ】 シャドーシューズ/フロートシューズ/エアシューズ 【関連チップ】 エアシューズ 【登場作品】 『3』~『6』 【詳細】 『3』から登場したナビカスタマイザーに組み込むプログラムパーツ。 組み込むことでバトルフィールドのパネルの影響を無効化する能力を得る。 これらのプログラムは、正しく組み込まないと移動したパネルがヒビパネルに変化するバグが発現してしまう。 エアシューズ 穴パネル(空白マス)の上へ移動可能になる。 組みこんでおけば、地形破壊を得意とするウイルスやナビに対して心強い味方となる。 『2』『3』ではバトルチップとしても存在していた。 ナビカスで付与するかフォルダの枠を一つ消費して使うか、悩みどころ。 フロートシューズ アイスパネル・マグマパネル等の様々なパネルの不利な効果を無視する。 あくまで無効にするのはパネルその物の効果のみ、つまりアイスパネルやクサムラパネル等が持つ特定属性攻撃のダメージ増加などは防げない。 また、不利な効果のみを無効とする為ホーリーパネルやウッドスタイルの自動回復効果は阻害しない。 当初は毒沼パネルを無視できなかったが、『4』以降は効果を発揮する。 故にナビカスのバグや改造カードのデメリットを相殺することも可能。 シャドーシューズ ヒビパネルの上を歩いても穴パネルにならなくなる。 『3』のみの登場。しかもシャドースタイルのレベルUP報酬のプログラムなので、通常版では実質手に入らない。 『4』以降はフロートシューズの効果に統合される形となり登場していない。 エア、フロートの2つは効果範囲が被っていないので、あらゆる特殊パネルに移動を阻害されたくないなら両方装備する必要がある (フロートシューズはヒビパネルは無視できるが、穴パネルは無視できない)。 ボディパックやサイトバッチなど、2つの効果が合わせて組み込まれたプログラムも存在する。 これらの能力をデフォルトで所持しているウイルスやネットナビも多い。 当然、彼らに対しては地形変化の攻撃は効果が薄い。
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ブラックフェザー・シュート(OCG) 通常魔法 手札から「BF」と名のついたモンスター1体を墓地へ送り、 相手フィールド上に守備表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。 選択したモンスターを墓地へ送る。 モンスター破壊 魔法 BF補助 同名カード BF-シュート(アニメ)
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登録日:2013/11/26 Tue 17 44 28 更新日:2024/03/20 Wed 22 16 58NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 18年秋アニメ 5部 Fighting Gold GIOGIO ぼくの夢はギャング・スター アニメ アバ茶 イタリア ギャング ゴールデンハート/ゴールデンリング ジョジョ ジョジョの奇妙な冒険 ジョルノ・ジョバァーナ スタンド ネアポリス パッショーネ 人間賛歌 内部抗争 名作 小林靖子 希望 恥知らずのパープルヘイズ 漫画 真実に向かおうとする意志 眠れる奴隷 群像劇 荒木飛呂彦 裏切り者のレクイエム 覚悟 週刊少年ジャンプ 運命の悲しさ 集英社 鬱展開 黄金なる遺産 黄金の旋風 黄金の風 黄金体験 ええ……!この街を乗っ取るには 街を支配する「組織」に入ってのし上がって行くしかない ぼくは『ギャング・スター』になります! 『黄金の風』とは荒木飛呂彦のロマンホラー漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の第5部。 スタンド(幽波紋)シリーズ第3弾。 第4部『ダイヤモンドは砕けない』から2年後のイタリア・ネアポリスを舞台とし、巨大なギャング組織「パッショーネ」の内部抗争を描く。 それまでの話と違って、過去の部に登場したキャラクターやその関係者が(主人公を除いて)ストーリーにあまり関わらなかったり、 作中時間経過は推定僅か1週間足らずとまさに風のように駆け抜けた話になっているなど、外伝的な要素が多分に含まれている作品。 また、舞台がイタリアなため、本作に限って「PART」はそのイタリア語訳である「PARTE(パルテ)」、 「JOJO」はイタリア語風に「GIOGIO」と表記される(イタリア語で発音するとJOJOはヨォヨォになってしまうため)(*1)。 主人公はジョースターの血統に連なる者ではあるものの、その父親はジョースター一族の宿敵DIO(*2)という衝撃の設定。 また、前部の主人公・東方仗助も一度しか呼ばれてなかったが、今回の主人公は最後まで「ジョジョ」と呼ばれることはなく、一貫して名前で呼ばれている。 コンセプトは『群像劇』、テーマは『運命の悲しさ』。 これは荒木先生が人間の悲しみをテーマに描きたくなったため(*3)。 文庫版あとがきより引用 ぼくは以前の『ジョジョ』よりも、もっと人間の深い悲しみだとか、この世に生まれてくる悲しさだとかといったものをテーマに描きたくなって来ました。 「生まれて来た事自体が悲しい」場合、その人物はどうすればいいのだろうか? 人は生まれる場所を選べません。幸せな家庭に生まれる人もいるし、最初からヒドイ境遇に生まれる人もいます。 で、もし「運命」とか「宿命」とかが、神様だとか、この大宇宙の星々が運行するように、法則だとかですでに決定されているものだとしたら、その人はいったいどうすればいいのだろうか? そのテーマがこの第5部『黄金の風』の設定であり、登場する主人公や敵たちです。 ジョジョは5部以降、『運命は決められており、切り拓くことすらあらかじめ決まったもの』という観念が支配的になる。 ただ、それでも『最初から決まりきったことだから諦めよう』というのではなく、 『真実に向かおうとする意志』を捨てずに生きていこうという『人間賛歌』が根底には流れており、 本作も多大な犠牲を払うことになるが、ラストは爽やかな後読感がある。 絵的にはキャラデザ・スタンド・背景の描き込みの細かさがこの部でひとつのピークを迎え、非常にゴージャスかつスタイリッシュな雰囲気。 これ以降マッチョな登場人物が激減したりもする。 バトル描写の過激さも歴代随一で、ギャングの抗争にふさわしく血なまぐさいバイオレンスな死闘が全編にわたって繰り広げられる。 目的のためなら自分の命も含めたどんな犠牲も厭わない裏社会の住人が発現したものらしく、 スタンドも戦闘・殺傷能力に特化したものが多く、攻撃されていると気付いた時には既に壊滅寸前・王手をかけられている、といったスリリングな展開もざら。 また、鳴り物入りで現れても最後はマヌケに取り乱してギャグ漫画のようにぶっとばされる敵が多かった従来のシリーズとは一線を画し、 死ぬ時まで自分の信念と覚悟を貫くカッコイイ敵が多いのが印象的。個別のキャラ人気もかなり高い。 スタンド能力も、身体にパワードスーツか何かのようにスタンドを着装する、本体が死んだ後に真価を発揮して本体不在のまま行動する、 スタンドではなくスタンドが生み出した「子」が敵を攻撃するなど、これまでにない特徴を持ったものが登場する。 単行本では47巻の途中~63巻に収録されている。 なお、『ジョジョの奇妙な冒険』としての単行本刊行は63巻で終了し、次回作以降はシリーズ毎に単行本が刊行されるようになった。 ノベライズとしてParte5の中途を題材にした小説作品の『ジョジョの奇妙な冒険II ゴールデンハート/ゴールデンリング』と、 Parte5の後日談を描いた『恥知らずのパープルヘイズ -ジョジョの奇妙な冒険より-』がある(両作共に別著者の作品であり、繋がりは無い)。 またゲーム化もされ、PS2用ソフト『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風』が発売された。 2018年10月~2019年7月までTVアニメ版が放送。TVアニメは本作を以て第4シーズンを迎えた。 海外展開での混乱を避けるためか外国語表記は「JOJO's Bizzarre Adventure Golden Wind」と英語になっており、「GIOGIO」ではない(*4)。 ただし、予告で表示されるエンブレム等はしっかり「GIOGIO」表記になっている。 今回も第3部・第4部で見られた原作を補完するアニメオリジナルのシーンが要所に挿入されており、特にホルマジオの回想における暗殺チームの総登場は大きく話題を呼んだ。 しかし、総集編を3回放送したことで通常放送枠で最終回の放送は出来なくなった為、別の枠で最終回を放送する形になった。 OP Fighting Gold/Coda 裏切り者のレクイエム/ハセガワダイスケ ED Freek'n You/Jodeci Modern Crusader/Enigma 【ストーリー】 ディオの息子ジョルノ・ジョバァーナは、ふとしたイザコザからギャング団「パッショーネ」の一員であるブチャラティと交戦する。 交戦中、ブチャラティが麻薬を垂れ流す自身の組織に不信を抱いていることをジョルノは見抜いた。 そしてジョルノはブチャラティに対し組織を乗っ取り自らギャングスターになる野望を告白する。 ブチャラティは交戦中に感じたジョルノの気高き『覚悟』と黄金のような『夢』に賭けることを決め、「パッショーネ」の入団試験を受けさせるのであった…… 【キャラクター】 ギャング組織「パッショーネ」 ☆ブチャラティチーム(護衛チーム) ネアポリスの下っ端ギャングだったが、ジョルノの加入直後にリーダーのブチャラティが幹部へ昇進。 別の幹部経由で、ボスから『ボスの娘』を護衛せよという命がけの任務を負う。 タイプは違うが全員が若くてシャレオツなイケメンで構成されており、これはアイドルグループを参考にしたからとのこと。 過去に抜き差しならない事情から闇の世界で生きていかなくてはならなくなった彼らだが、奇妙な冒険を通し、見失った希望と正義に目覚めていく。 ジョルノ・ジョバァーナ 主人公。特徴的な金色の巻き毛の持ち主。15歳。 DIOの息子という異例の設定(肉体上の血筋では一応ジョナサンの息子・ジョセフの叔父にあたる)。 幼い頃、過酷な家庭環境に苦しんでいた自分の心を救ってくれた名も知れぬギャングに憧れ、 汚職でまともに機能していない政治家や警察に代わって影から秩序をもたらす『仁の心を持ったギャング・スター』として街を浄化することを夢見る。 戦闘では基本的に一歩引いた場所で状況を観察し、適宜サポートする参謀タイプという、ジョジョ主人公の中では珍しいスタンスだが、 本質的にはDIOの冷酷さと場を支配する魔性のカリスマと、ジョースター一族の人徳と爆発力を併せ持つ歴代最強級のジョジョ。 スタンド能力は殴った物に生命を与える「ゴールド・エクスペリエンス」。後に『矢』に選ばれ…… 息をするような自然さで爽やかにウソがつける危険人物。 ブローノ・ブチャラティ もう一人の主人公。おかっぱ頭。20歳。 子どもの頃に両親が離婚し、ブチャラティは父親に引き取られることとなったが、 その父親が仕事中にチンピラの麻薬の取引現場を目撃し、口封じのために殺されかけたことで彼の運命が狂う。 奇跡的に一命を取り留めた父を始末するべく現れたチンピラを、父を守るべく殺害してしまい、父と自分を守るために組織に入ったが、 自身が忠誠を誓った組織もまた麻薬ビジネスに手を伸ばしたことを知り、それ以降は絶望から死んだように生きてきた過去を持つ。 当初は刺客としてジョルノを襲ったが、彼の黄金のような夢に賛同し、同じ組織に入った彼と表向きは上司と部下、実際には影の同志のような関係になる。 仲間想いで堅気の人間にも思いやりを忘れず接し、深く考えずギャングと関わろうとする堅気の人間には時に厳しく忠告する等、 強い義侠心と良識を併せ持つ人格者で、仲間のみならず、自身が担当する地区の一般人からもギャングでありながら慕われている。 しかし、そのギャングらしからぬ人格が、最終的に彼にとって命取りとなった… 初登場時の変態にしか見えないキモ顔、始末されそうになった時の小物感全快のリアクションは黒歴史 スタンド能力は殴った物体にジッパーをひっつけ、自由に分離・接合させる「スティッキィ・フィンガーズ」。 汗をなめることで相手のウソを見抜く特技を持つ危険人物。 レオーネ・アバッキオ 元汚職警官という異色の経歴を持つギャング。20歳。 過去の出来事から他人を信用せず、単に上からの命令を遂行する兵隊として死に場所を求め続けるニヒルな男。 なかなかジョルノに心を開かなかったが、信頼を置ける人間には自身を犠牲にしても従う義理堅さを持ち、 その胸の内には警官だった頃の正義の心がくすぶっている。 スタンド能力は過去を再現させる「ムーディー・ブルース」。 気に入らない新入りに自身の特製ティーを飲ませようとする危険人物。 グイード・ミスタ チームのムードメーカーで、自分は強運に守られていると信じている心身共にタフな男。射撃に天性の資質を持つ。18歳。 極めて前向きな性格で、自分たちがどんな逆境に追い込まれていようとできる事をやる闘志を決して捨てない。 その性格故に日常パートではギャグ担当になることが多いが、必要とあれば平然と銃撃や拷問を行う酷薄さも持ち、 普段の言動のまま何の前触れもなく銃弾を撃ち込んだり、「肉と魚どっちがいい?」みたいなノリで好みの拷問方法を被験者に訊いたりする。 弱点は数字の『4』絡みの事件でギャングに落ちぶれたという経歴から、『4』が絡むと途端に弱気になること。 スタンド能力は撃った弾丸の軌道を操作する6人で1チームの「セックス・ピストルズ」。上記の理由から4番は存在しない。 観光地のど真ん中で発砲して開き直る危険人物。 ナランチャ・ギルガ ブチャラティに憧れてギャングの世界に入った少年。17歳。 普段は粗忽で不注意な言動が多く、2桁の掛け算もまともに解けないほどのド低脳腐れ脳ミソだが、 スタンド使いとの戦いでは、天性のカンとそれまでの経験からか、侮れない閃きや頭脳プレーを見せることも。 また、友情・信頼を重んじる性格をしており、仲間のために我が身を省みない熱さとガッツも持つ。 スタンド能力はプロペラ戦闘機型の「エアロスミス」。 二酸化炭素を探知するレーダーを持ち、その索敵機能は大いにチームに貢献した。しかしラストバトルでは……。 バカにされるとキレてナイフを振り回す危険人物。 パンナコッタ・フーゴ IQ152の天才でチームのブレーン。16歳。若年ながらチーム内ではリーダーのブチャラティに次ぐ古参メンバーである。 かつては裕福な家庭に生まれ、その頭脳で将来を期待された天才児だったが、 キレやすい性格が災いし、教師を百科事典で滅多打ちにする事件を起こして道を踏み外した過去を持つ。 参謀格のポストがジョルノと被る、独りだけ過去回想に尺を取ってもらえず文面を読み上げてもらっただけ、 ジョジョ恒例の能力が強すぎて使いどころがないなど、本編では不遇な扱いだった。 このような経緯からか、公式二次創作では出番が増えたり主人公になったりする。 スタンド能力は殺人ウイルスをばらまく「パープル・ヘイズ」。 丁寧な物腰をしているが、突発的にキレて凶暴性をむき出しにする悪癖のある危険人物。 トリッシュ・ウナ(彼女はギャングではない) 謎に包まれたボスの娘。15歳。ボスの秘密を探る暗殺チームに狙われているため、ブチャラティチームが護衛を引き受けることになった。 複雑な境遇や、慣れぬ環境に放り込まれた反動から初めは無愛想で高飛車な態度をとっていたが、 護衛チームが命をかけてまで自分を守ろうとする姿を見続けたことで精神的に成長してスタンド能力が覚醒する。 後の空条徐倫やルーシー・スティール、広瀬康穂らに続く、ジョジョにおける『タフで行動的な少女』系キャラクターの草分け的存在。 スタンド能力は触れた物体を柔らかくする「スパイス・ガール」。 一応数少ない常識人ではあるのだが、カウンターかつ正当防衛だったとはいえ人の喉元にナイフを少し突き刺す(未遂ではない)危険人物。 ■暗殺チーム 麻薬の利権と粛清された仲間の復讐を目的に組織を裏切った反逆のスタンド使いたち。 トリッシュを利用してボスの秘密を探ろうとする。目的達成のためなら手段は選ばない冷酷な殺し屋だが、 彼らなりの誇りと美学を供に明日なき道を行く姿に敬意を示すファンは多い。 ホルマジオ 暗殺チーム一番の刺客。 「しょ~がねえ~なぁ~っ」 。 チンピラ丸出しの容姿や言動とは裏腹に高い観察力と推理力を持ち、死に瀕しても動じることなく力を振り絞るなど、 「5部の敵はこれまでと何か違う」ことを読者にまざまざと見せつけた実力者。 スタンド能力は切りつけた相手を小さくする「リトル・フィート」。 今回の「質問を質問で返すな」の発言者。 イルーゾォ 鏡の中に世界なんて……ありました。最期がかなり悲惨な人。 反則的な能力ゆえ挑発的な言動が多く、割と残念な選択ミスが多いのが命取りとなった。 スタンド能力は鏡の中に世界を作り出す「マン・イン・ザ・ミラー」。 プロシュート兄貴 俺たちの兄貴。 やってることは無差別虐殺そのものだが、「人や社会にどう思われようが我が道を行く」悪の矜持を持つ姿は人気を呼び、 以降もシリーズで敵味方を問わず定着していくこととなる。 スタンド能力は自他を急激に老化させる「ザ・グレイトフル・デッド」。 ペッシ プロシュートの舎弟。 暗殺チームの一員なのに物語登場時点で未だに誰一人殺害した経験がないなど、「敵方の成長系主人公」とでもいうべき特異な立ち位置が印象的な人物。 尊敬するプロシュート兄貴の想いに応えようとする覚悟が彼に劇的な変化をもたらす、のだが……。 スタンド能力は釣り竿型の「ビーチ・ボーイ」。 メローネ ディモールト・ド変態。 人間の女性に自動追跡スタンドを孕ませるという異形の能力を駆使して、 標的を抹殺する冷静な雰囲気の中に狂気を秘めた男。 スタンド能力はその変態っぷりに見合った自動操縦タイプの「ベイビィ・フェイス」。 ギアッチョ メガネ君。神経質な性格で妙なところに怒りのスイッチがある変人。 感情の起伏が激しく攻撃性の強い人物だが、同時に己のスタンドを駆使して着実に相手を追い詰めていく高い戦闘センスの持ち主。 スタンド能力はスーツのような極低温スタンド「ホワイト・アルバム」。 リゾット・ネエロ 暗殺チームのリーダー。怜悧冷徹な凶眼の男。 寡黙で感情をあまり表に出さない闇の住人だが、その芯には決して消える事の無い強い熱を秘めている。 覚悟と決断の果てに全てを失うことになるが、それでも彼は……。 スタンド能力は周囲の鉄分に働きかけ、磁力でそれを操作する「メタリカ」。 ソルベ ジェラート 物語開始時点では既に故人。常に二人で行動しており、できてるんじゃあないかって感じのコンビだった。 2年前にボスの正体を掴もうと二人で独自に行動するも、ボスに察知されて逆に捕らえられてしまい、 彼らが所属する暗殺チームなどへの見せしめも兼ねて、凄惨な「処刑」によって殺される末路を辿った。 ソルベは生きたまま足から徐々に輪切りにされて殺され、ジェラートは相棒の無残な死を見せつけられたショックのあまり猿轡を呑み込んで窒息死した。 後に輪切りにされたソルベの遺体はホルマリン漬けにされた上で額縁に入れられ、少しずつ暗殺チームに送りつけられた。 ■ボス親衛隊 中盤裏切ったブチャラティ達を始末するために刺客として放たれたボス直属の部下。 チョコラータとセッコが含まれるかは議論になるが、アニメ版では親衛隊に所属しているという形にまとめられている。 ティッツァーノ スクアーロ ヴェネツィアで組織を裏切ったブチャラティたちの抹殺指令を受けた二人組。 血気に逸り気味で土壇場で冷静さをなくしがちなスクアーロを、 スタンド能力自体は消極的だが機転が利き、ここ一番では身体を張る覚悟を持つティッツァーノが支えている。 仕事と関係なく、いい友人同士であることが節々から見て取れるカップルコンビ。 スタンド能力はそれぞれ憑りついて嘘つきにする「トーキング・ヘッド」と潜水するサメのような「クラッシュ」。 カルネ 飛行機をジャックしに空港に訪れたブチャラティ一行を襲撃した親衛隊。 なんの手ごたえも無く死んでしまったが……。 チョコラータ 親衛隊の切札。最低のゲスその1。 「人が死ぬ様を見ている時に最も幸福感を覚える」というブレーキの存在しない悪意の持ち主であり、 その危険性はボスでさえ扱いに細心の注意を払い、封印という措置を取らざるを得なかったほど。 スタンド能力は人体を内側から侵し破壊するカビをバラ撒く「グリーン・ディ」。 荒木先生がある人物を敵として出すことを躊躇して生まれたキャラクターとも推測されている。 セッコ いつもチョコラータと一緒にいる奇妙な服装の男。最低のゲスその2。 チョコラータとは飼い主とペットのようなやり取りをしており、原始人的な言動も含めて一見すると知性が低そうだが、 生来のものらしき原始的な「カン」とスタンドによる人間離れした身体能力を活かした攻撃力、 そしてチョコラータに認められるほどの狡猾さを併せ持つ、敵としては非常に手強い人物。 スタンド能力はあらゆる物をドロ状にする「オアシス」。 ■それ以外のメンバー 涙目のルカ 非スタンド使い。パッショーネの一員で空港をシメている。 過去に受けた傷の後遺症から常に涙目で、凶器にマイスコップを持ち歩いている。 笑顔で近付きながらも、相手が気に入らない言動を取るとたちまち激昂し、 威圧的な言動と暴力で恐喝を行って、金などの利益をせしめようとする平凡なチンピラヤクザ。 彼自身のスコップを自分の頭にブッこまれるという謎の変死を遂げる。 ポルポ ネアポリスを統括するパッショーネの幹部であり、ブチャラティの上司。 身動きが不自由なほどの極度の肥満体ゆえに、刑務所内に「籠城」する形で自身の安全を確保している。 高い教養や知性を持っており、口調も丁寧だが、その本性は弱者を食い物にする冷酷なギャングである。 幹部として入団希望者と面接することもあり、パッショーネ入団を望むジョルノに入団試験を課した。 スタンドは影に潜み、スタンド使いとそうでない者を選別する力を持つ「ブラック・サバス」。 マリオ・ズッケェロ パッショーネのメンバーの一人。本来はローマの管轄のギャング。 ポルポの隠し遺産を強奪するためにブチャチームに襲い掛かった。 一撃決着の危険なスタンドを持ち、結果的に作中でチームを最も追い詰めた敵だが、 本人は粗忽で隙も多い典型的な「強いスタンドに迂闊な本体」タイプでもあった。 スタンド能力は針で刺した物体から「厚み」を奪う「ソフト・マシーン」。 サーレー パッショーネのメンバーの一人。ポルポの遺産を強奪して幹部になるために、相方のズッケェロ共々チームに襲い掛かる。 冷静な判断力と情熱的な野心、強力なスタンド能力を兼ね備えた強敵。 スタンド能力は物体を固定する「クラフト・ワーク」。 ペリーコロさん 非スタンド使い。組織の幹部で小柄で斜視の入った老人。 組織に忠実な人物でメンバーからの信頼も厚く、トリッシュは一時彼の手で保護されていた。 小説版ではフルネームが明かされている。 亀(ココ・ジャンボ) ボスがブチャラティ達に与えた、独自のスタンド能力と甲羅に鍵状のくぼみを持つ亀。 同じくボスからの指令で手に入れた鍵をくぼみにハメこむと、背中に部屋を作り出すスタンドが発動するようになっている。 劇中では本体・スタンド共に名前はつけられていない。 ヴィネガー・ドッピオ 「パッショーネ」のボスからの電話を受けて行動する少年。 普段は臆病でおどおどした言動だが、他人に自分の「秘密」に少しでも触れられると豹変し、 粗暴な言動になり、相手が一般人だろうと排除しようとする。 その正体はボスの最大の隠れ蓑。 ボス 「パッショーネ」のボス。 自分自身に関する情報を徹底的に秘匿しており、その素性や詳細は一切不明。 スタンドは自他共に認める無敵のキング・クリムゾン。 □その他 空条承太郎 第3部の主人公。第5部時点では30歳。 調査によって存在が判明したDIOの息子(=ジョルノ)の細胞サンプルの採取を康一に依頼する。 康一の回想と電話越しのシーンのみの登場。 広瀬康一 第4部に登場したスタンド使いの少年。 承太郎の依頼を受け、彼が観光ついでにジョルノを探してイタリアを訪れたことから物語は始まる。 元々イタリア語は話せないが、ヘブンズ・ドアーの能力で一時的にペラペラになっている。 これまでのジョセフや承太郎のような、前の部からの橋渡し役だが、序盤でフェードアウトした。 なお、アニメ版ではオリジナルシーンでその後のフォローが入る形になった。 名も知れぬギャングの男 幼いジョルノが出会ったギャングの男。 重傷を負って刺客に追われていたところをジョルノの機転によって救われ、 後に回復した彼はジョルノに面と向かって礼を言うと共に、命を救われた「恩返し」を行った。 この男自身は、カタギであるジョルノをギャングに関わらせまいとしていたようだが、 結果的にはそんな態度も含めてジョルノから「ヒーロー」と見られ、彼が『ギャング・スター』を志すきっかけとなった。 ドナテラ・ウナ トリッシュの母。故人。 15年前に普通の若者であったボスと付き合っていたが、トリッシュが生まれる前に別れてしまい、 本編開始以前に亡くなるまでカラブリアという街で娘と2人で暮らしていた。 アバッキオの同僚 アバッキオの行動が原因で殉職した、彼の警官時代の同僚。 物語が進んだのち、何故かアバッキオの前に姿を現す。 ジャン=ピエール・ポルナレフ かつてのジョースター・エジプトツアー御一行様の一人。 第3部終了後、独自にDIOが持っていた弓と矢の追跡調査をイタリアで行っていたが、 その調査を危険と感じたボスと「パッショーネ」に追われることとなり、ボスと交戦の末、再起不能になってしまった……が? スタンドは言わずと知れた「シルバー・チャリオッツ」。 スコリッピ 前日譚にあたるエピローグにのみ登場する、一般人(彫刻家)のスタンド使い。 彼自身に悪意はないが、「運命」という抗いようのない力を形にする自らのスタンドの影響か、 どこか物憂げで諦観の強い性格をしている。 彼のスタンド「ローリング・ストーン(ズ)」は、この第5部のメインテーマを象徴するものとなっている。 To Be Continued →Part6 追記・修正は月・水・金 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ギアッチョ…… -- 名無しさん (2013-11-26 19 00 46) 根掘り葉掘り→藁束の上で針仕事な。素晴らしい意訳。 どこぞのなっちも見習って欲しいぜ -- 名無しさん (2014-01-20 04 48 05) ブチャラティ軍団の皆さん、ウルジャンCMご出演おめでとうございます -- 名無しさん (2014-04-12 16 04 01) 記事に愛を感じるw -- 名無しさん (2014-07-23 16 22 23) 護衛チーム危険人物ばっかりじゃねーか!(否定はできない) -- 名無しさん (2014-07-31 04 22 00) ↑特にジョルノの肝の据わりっぷりと頭の回転の速さ、善と悪の割り切り、行動力といったスキルは中学生のそれじゃない。荒木先生の絵と表現力で無かったらきっと好きになれなかったと思う。 -- 名無しさん (2014-09-27 01 05 40) ↑ それでも熱い内面のブチャラティのほうが人気出ちゃったから、ああいうキャラの限界を感じる -- 名無しさん (2017-10-10 09 15 00) アニメ来たようだけど大分間が空いたな -- 名無しさん (2018-06-21 16 36 11) ディアボロ戦らへんのOP特殊演出とかどうなるか楽しみ -- 名無しさん (2018-06-29 22 24 43) アニメのOPがアップテンポと悲壮感が混ざったような曲だと思った -- 名無しさん (2018-10-15 14 53 07) OP飛ばされるのか、実は既に飛ばされている部分があって、ボスの能力解明と共に飛ばされなくなるのか -- 名無しさん (2018-10-20 16 42 41) 1番カラーで見たかった部だからアニメ化はマジで嬉しい、本当にゴージャス -- 名無しさん (2018-10-21 08 43 33) 第10話は結構出すところまで出したな 暗殺チーム総登場にチョコラータのシルエットといい -- 名無しさん (2018-12-08 22 43 39) 前の部はわりとお気楽ムードな展開もあっただけに、こっちはのっけからチンピラが頭を凹ませて死ぬとか、敵にも決して容赦はしない味方サイドとか、とにかくドシリアスかつバイオレンスな展開でしばらく敬遠していた…。アニメ見てからハマって原作も再確認しているけど(笑) -- 名無しさん (2019-02-21 12 42 25) まさか先週の回想で -- 名無しさん (2019-04-22 11 32 15) ↑続き再び暗殺チームが出てくるとは -- 名無しさん (2019-04-22 11 32 56) アニメスタッフ有能すぎないか?原作への愛を強く感じられるアニオリや演出のおかげでアバッキオの死がより情緒的に描かれてる。 -- 名無しさん (2019-04-28 12 28 18) 登場人物全員やべーやつで草ァ -- 名無しさん (2019-05-01 17 02 53) アニメ組だけどラスボスが小物だったりフーゴが復帰しなかったり終盤の盛り上がりに欠けたと思う -- 名無しさん (2019-08-08 19 15 12) ↑ラスボスが小物なのはジョジョでいつものことだしフーゴはそもそも復帰しない。 -- 名無しさん (2019-08-08 19 20 36) ↑↑そんな君に「恥知らずのパープルヘイズ」と「ディアボロの冒険」をお勧めするよ -- 名無しさん (2019-09-27 10 41 07) 編集に「悲しみが足りない」と言われて執筆したというソース希望。文庫版では荒木が運命について考えたけど編集に散々改訂を迫られたらしいので -- 名無しさん (2021-06-23 16 07 07) ↑編集しました -- 名無しさん (2021-07-14 09 57 59) “絶望から 死んだように生きていた”…ボス戦(1回目)の後も変わらなかった(物理) -- 名無しさん (2021-10-26 18 31 32) 涙目のルカさんはブチャラティの説明では始末されたって話だったような?スコップをぶっこまれた変死というのはどうだろう -- 名無しさん (2022-05-19 14 16 10) アニメは第3部が二期に分かれていたから第5シーズン目と考えれば、多分セーフ。 -- 名無しさん (2022-06-01 23 31 16) 名前 コメント
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東風谷早苗 Sanae Kotiya 初登場作品 東方風神録 種族 人間(現人神) 性別 女性 一人称 私 特殊能力 奇跡を起こす程度の能力 「この幻想郷では常識に囚われてはいけないのですね!」 概要 守矢神社の風祝(巫女のようなもの)で、八坂神奈子の巫女にして洩矢諏訪子の遠い子孫。 しかし、早苗本人は自身が諏訪子の子孫であることを知らないようだ。 外の世界で信仰心が薄くなってしまったおかげで、信仰によってその存在を維持していた神奈子達の存在が危うくなった。 そこで神奈子は信仰心を得ようと神社ごと幻想郷の妖怪の山に引っ越し、それと共に早苗や諏訪子も幻想郷に移り住んできたのである。当然のように山の妖怪たちからは警戒されていたが、エンディングでは主人公達の仲介もあって和解し、そのまま山に住む事になった。 初登場の時点では『博麗神社を手に入れれば幻想郷を支配できる』という、幻想郷の本質を突いているようでそうでもないような危うい考えを持っていた。しかし、倒されてからはそんな考えを捨てたらしく、逆に霊夢の方は早苗の神社をなんとも思ってないようで、今の幻想郷はそのまま2つの神社が共存している。 公式で「現代社会からの幻想入り」を果たしているキャラクター。 外見 胸の位置ほどまである緑のロングヘアーで、髪の左側を一房髪留めでまとめ、前に垂らしている。 白地に青の縁取りがされた上着と、水玉や御幣のような模様の書かれた青いスカート。 頭に付けた蛙と白蛇の髪飾りは彼女の特徴ともいえるアクセサリー。 性格 捻くれた性分の霊夢と違って真面目で素直。 純粋で責任感が強いが他人に影響されやすく、突飛な行動をすることも。 外の世界の出身である為か少々ずれている。 能力 奇跡を起こす程度の能力 本来は八坂神奈子と洩矢諏訪子の力を借りて発動する能力であり、天・地・海すべてを操ることができる。 だが人々のために力を振るっている内に信仰の対象が風祝に移ってしまい、生きながらにして神格化。 その後、神奈子と諏訪子と早苗の能力の境界線が曖昧になりだしてしまった。 現在この奇跡を起こす能力について、神奈子や諏訪子の力が関与しているのか、あるいは早苗独自の能力であるかは言及されていない模様である。 上記の他にも、客星や九字といった、神職たる風祝らしい力を使う。 『求聞口授』によれば、信仰を集めるため、人里でも手品レベルの奇跡をつかって営業しているようだ。 奇跡を行う為には準備(呪文詠唱)が必要となる。奇跡の大小によって準備にかかる時間が異なり、小さな奇跡なら一言で済むが、天変地異レベルの奇跡となると数日もの呪文詠唱が必要となる。 +本ロワにおけるネタバレ 本ロワにおける動向 初登場話 019:客星の煌めく夜 死亡話 :[] 登場話数 3話 登場時期 詳細 初登場は第19話「客星の煌めく夜」。 殺し合いや死への恐怖に震えながらも、守矢神社の風祝として『異変』を打破することを決意。 直後に現れたのはプロシュート。互いに殺し合いに乗ってないことを確認し、情報交換を行う。 その後早苗はプロシュートを仲間として誘い、共に対主催として行動することになった。 彼の本心はあくまで「生存優先」のスタンスであることには気付かぬまま… 第67話「弱さを乗り越えて。偉大なる夜を越えて」で、 支給品のスタンドDISC『ナット・キング・コール』を使いこなすため、プロシュートに教えを受けることとなる。 早苗の真摯な姿勢と熱意、そして内に秘められた『タフさ』をプロシュートに密かに認められての事だった。 そんな矢先、早苗は丁重に葬られた友人・紅美鈴の亡骸を目にする。ショックを受け、遺体に触れようとする早苗。 ……だが、遺体には釣り竿のスタンド『ビーチ・ボーイ』の罠が仕掛けられていた! 早苗は初めて目にする敵スタンドの攻撃に翻弄されるも、新たに手にしたスタンド能力とプロシュートの教えで何とか攻撃を切り抜ける。 そして先行したプロシュートを追って『ビーチボーイ』の使い手の元へ向かった。 ……そこで早苗が見たのは、最愛の家族、八坂神奈子がプロシュートを手に掛けた現場だった。 紅美鈴の遺骸の傍に残されていた支給品・御柱で神奈子を攻撃し、プロシュートを救出しようとするも、既に彼は手遅れ。 神奈子はさらに、早苗にまで攻撃を仕掛けてくる。 どうして殺し合いなどに乗っているのか。理由を問う暇もなく、早苗は応戦を余儀なくされる。 そして激突する、二つの哀しき力。……その余波が晴れた所に、神奈子の姿はなかった。 花京院、プロシュートとの連戦で激しく消耗していた神奈子が一旦退いたのだった。 結局、神奈子が殺し合いに乗った理由は判らないまま。だが早苗の脳裏には、激突の瞬間の神奈子の涙と、『お前を愛している』という言葉が焼き付いていた。 きっと神奈子様は望んで殺し合いに乗っているわけではない。 一人残された早苗は神奈子を止めることを決意する。 そのためにまず、神奈子との戦闘現場で気絶していた青年に傷の手当を施し、目を覚ますのを待って事情を問うことにした。 第94話「Green,Green」 第一回放送直後。早苗は近くの草原で一人涙していた所で、先ほどの青年・花京院典明が目を覚ましたことに気付く。 早苗は涙を拭い、花京院と情報交換を行った。花京院が襲撃された際の神奈子の様子、花京院の仲間のスタンド使い、花京院たちが追う悪しき吸血鬼・DIOとその手下について等の情報を得た。 プロシュートを美鈴の傍らに埋葬し、早苗は神奈子を追うため出発しようとする。 花京院が同行を申し出たが、早苗はそれを拒絶。これ以上、家族である神奈子が他人を傷つける様を見たくないがためであった。 御柱に乗って空を飛び、花京院を振り切る早苗。だが内心では、神奈子を殺さなければならないかも知れないと思い詰め、迷いを断てないままでいた。 そんな矢先、早苗は花京院が飛行する御柱にしがみついて追って来ているのに気付く。 さらに花京院に心の内を見抜かれた早苗は遂に根負けし、彼の同行を許したのだった。
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「Limit Break(リミットブレイク)!」 【名前】 ライダー100億ボルトシュート 【読み方】 らいだーひゃくおくぼるとしゅーと 【登場作品】 仮面ライダーフォーゼ 【初登場話】 第12話「使・命・賢・命」 【分類】 リミットブレイク 【使用者】 仮面ライダーフォーゼ エレキステイツ 【詳細】 仮面ライダーフォーゼエレキステイツの必殺技。 プラグを中央に刺したビリーザロッドの柄のスロットへとエレキスイッチを装填すると発動。 ビリーザロッドへ帯電した電撃を光の刃として飛ばし、離れた標的を両断できる。 命名は変身者の「如月弦太朗」だが、他の技を含め、実際に100億ボルトもの電圧が発生しているのかは不明。
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「ふん…何人か足りないね」 人質が集められている食堂に来たフーケだが、集められている生徒と教師を見て数が合わない事に気づいた。 「1、2、3…あの火の小娘とタバサ、コッパゲに…モンモランシーか 最後のはともかく、トライアングルが三人…何企んでるんだかね」 もっとも、フーケ自身はコルベールを自分より下と見ているため、あまり勘定には入れていないが。 「戻ったよ」 「土くれか。どうだ?」 「収穫無しさ。特に何もありゃしない。街で手に入る情報なんてたかが知れてるって事さね」 確かに嘘ではない…が内心では心臓が跳ね上がりそうだ。 焦ったりすれば、メンヌヴィル曰く『感情が乱れれば、温度も乱れる』らしいから、何かしら疑われかねない。 下手打ってバレれば焼かれかねないし、生き延びたとしても異変を察知したあのドSが自分諸共巻き込んであの力を使いかねない。 前門の虎、後門の狼とはこの事だろう。泣きたくなってきたが耐える。 2、3、5、7、11、13、17、19…そんな幻聴が聞こえてきたが、そんなもので平静を保てる人間はそうは居ない。 「温度が乱れている。何かあったな?」 しかし、現実はフーケにとって非常に非情である。 どうもあの義眼を見ると全てを見透かされているようで平静を保てない。 故に、自分でも気付かないぐらい微妙に体温が上がっていたのだが、あっさりメンヌヴィルに気付かれた。 ヤバイ。このままだと本格的にボロが出て焼かれかねない。 思わず辺りを見回したが後ろ手に縛れらているオスマンを見付け咄嗟に言葉が出た。 「ああ、少し借りがあるヤツが居てね…あのジジイさ」 これまた嘘ではない。ロングビル時代に散々に尻を撫でられ、モートソグニルを介して下着を見られ、挙句婚期を逃すとまで言われた。 一度や二度蹴り倒したぐらいでは到底鬱憤を晴らせるものではない。 「少し借りるよ。いいね」 予想外な事ははあったが、ここまでは順調だ。 「ミス・ロングビル、いや今は土くれだったか」 「あら、学院長先生。その節ははお世話になりましたわ。是非ともお礼がしたいんですがよろしいでしょうか?」 口調はロングビル時代のそれになったが、地の底から湧き上るようなドス黒い声だ。 この辺りは演技ではなく本気だ。だからメンヌヴィルにもそれは見抜けなかった。 「それはいいが大事な人質だ。やりすぎるなよ。土くれ」 「そんなに心配なら何人かよこしな。わたしは構わないよ」 オスマンを連れて行くフーケに一人の傭兵をメンヌヴィルが付けたが、その時のオスマンの目は売られていく子牛のようだったという。 場所は変わって通称『悪魔の手のひら』ことヴェストリの広場。 原因が原因だけに、普段から余程の事が無い限りは人が居ない場所ではあるが、一つの人影がそこにあった。 木の陰から顔を出したり引っ込めたりする事数度。完全に不審者だが、状況が状況なだけに仕方ないのだろう。 「な、なに…戦争なんてアルビオンでやるんじゃなかったの?」 金髪縦ロールという典型的なおぜうさまな髪型のご存知モンモランシーだ。 偶然にも目が覚めて、眠れなかったので寮の外をブラついていたら、傭兵が押し入ったので逃げてきたというわけである。 杖は持ってきたものの、相手はプロの上に人数も多い。ついでに言えば、自分は水のライン。 腰抜かして捕まらなかっただけマシだろう。 とてもじゃないが、プロシュートに喧嘩売った時と同じと思えない。 が、あの時はギーシュが逝ったばかりで色々スイッチが入っていた。 捨て身になった人間は非常に強いが、そうでなくなれば案外脆いものだ。 早い話、要はまだ死にたくないという事になる。 実際あの後、緊張からの開放で過呼吸に陥り本気で死に掛けた。それだけ一杯一杯だったのである。 「調子乗って、勝手に死んじゃって…結構寂しいんだから」 かつてギーシュが首をヘシ折られた場所に来るとそう呟いたが、近くで少し物音がした。 他の生徒が食堂に閉じ込められているのは見ているから、少なくとも生徒ではない。 つまり、傭兵か教師か火の塔に駐屯している銃士かになるのだが、傭兵は全員メイジの上この奇襲だ。 残っている教師ではどうなるか分からないし、銃士では相手にならないと思っている。 故に、傭兵が来たと思ったのだが、生憎広場のド真ん中で身を隠すような場所も無い。 確実に近付いてくる足音を聞いてモンモランシーがその場にへたり込んだが、この上なくテンパっている。 「どうしよう…どうしよう~わ…わたし…どうすれば…?」 逃げるのも忘れていい感じに混乱しているが、今の状態は『頭隠して尻隠さず』という諺未満の状態である。 なにせ、隠す場所が存在しないのに、その場で隠れようとしているのだがら、ある意味パントマイマーだ。 空き缶があって人が居れば小銭が稼げるかもしれない。 そんな事をしてても当然状況は変わらないので、遂にジャリ、という音が自分の後ろから鳴った。 その瞬間、モンモランシーの息が止まり、何となくだが感覚がスローモーションになる。 頭に浮かぶのは学院に入学してからの全記憶だ。 その中でも一際鮮明なのが、ギーシュ関係だろう。 ケティから本当に馬で遠乗りに行っただけと聞いた時はしばらく身動きが取れなかった。 ギーシュも悪いっちゃあ悪いが、ある意味決闘の原因になった香水を作ったのは自分だ。 プロシュートに攻撃を仕掛けたのも、そうした思いがあったのかもしれない。 覚悟決めたのか大人しくなったが、次に浮かんだのが何故か現ルイズの使い魔の才人である。 水の精霊との接触に協力してから、語呂がいいのかモンモンと呼んでくる。 極めて馴れ馴れしいのだが、今までそういう扱い方をされていなかったのである意味新鮮味はあった。 そうなってくると、元来気が強い方のトリステイン貴族だ。途端にネガティヴなイメージが消え去る。 「ゴメン、ギーシュ…」 やっぱり、わたしまだ『そっち』には行きたくない。 そう思うと杖を握り後ろを振り向いた。…いや、向いたのだが 「んな体勢で泣いたり謝ったり、麻薬でもキメてんのかオメーは」 と、届いてきたのはそんな想いと覚悟をキレイサッパリ全てブチ切れたギアッチョの如くブチ壊す非常に醒め切った声。 「あ…あ…あんたは…『メイジ殺し』!『悪魔憑き』!『ルイズの使い魔』!…プロひゅ」 「馬鹿かてめーは。お前一人だけなら喚こうが勝手だが、オレを巻き込むんじゃあねぇ」 大声出して人の名前を叫ぼうとしてくれやがったので咄嗟に口を押さえたが、モンモランシーがもがいている。 「…ぅ……ぁ…ム………!!」 一々口で言って大人しくさせるのも面倒なので鼻と口押さえたが、素直に大人しくなってくれたようでなによりだ。 「……ぶはぁ!はぁー…はぁー……何すんのよ!や、やっぱりわたしも殺す気ね!?この人殺し!」 正確に言うと、大人しくなったというより、ぐったりしたという方が正しいだろうが、過程はどうでもいいのである。 「死んで無いだろ、人聞きの悪い。つーか、んなアホな事やってる暇ありゃあ、前、オレに使った毒でも撒いてこい」 「あんな物騒な物とっくの昔に捨てたわよ!見つかったらチェルノボーグ行きよ!」 「てめー、んなもん人に使ってくれやがったのか…」 こいつ今、始末した方が良いんじゃあねーか?とも思ったが止めておく。 少なくともあれから攻撃は受けてはいないし、余計な面倒事は御免被る。 まぁ、そろそろフーケがどうにかしてオスマンを連れてくるはずだ。こいつに構っている場合ではない。 とりあえず放っておいて合流地点に向かおうとしたのだが、さすがにモンモランシーが放置されそうな事に反応した。 「ま、まま、待ちなさい!こんな時に一人にする気なの!?」 それを聞いて、少し後ろ見たが、淡々とした物だ。 「知るか。その杖は何だ?飾りじゃあねーだろ。生きたけりゃあ動け。死にたくなけりゃあそれを使え。それができねぇってんならのたれ死ね」 これがマルトーやシエスタとかの平民連中なら借りも色々あるし考えないでもないが 普段から、メイジだの貴族だの言ってるこいつらには、そこまでする義理も無いし、義務も無い。 この男、普段大口叩いてこういう時に何もしないヤツが一番嫌いなのである。 「なによ…なによ、なによ、こいつーー!」 あまり大声出すと拙いのか微妙な音量のシャウトを聞きながら5歩程進んだが、そこで立ち止まる。 「ま…付いてくるってだけなら、それはオメーの勝手だ。どうするか好きにしな」 直接護衛する気は更々無いが、過程に敵が居れば排除せねばならんので、同じような物だろう。 つまり、かなり遠まわしに、必死こいて食らい付いてくるなら来い。と言っているわけである。 最初のほうで突き放し、後である程度引き寄せる。ペッシ相手に使われていた十八番が見事に炸裂していた。 「…礼なんか言わないわよ」 「いらん。ヘマしたら自分でどうにかしろ」 まぁ向こうが攻撃されれば、自分で何とかしろ。という事ではあるが。 それでも、どうも甘くなったかと思わないでもない。 ペッシあたりならば、あの時点で鉄拳制裁であるというのに。 どうもこちら側だと調子が狂う。久々に勘を取り戻せそうな状況下なのだが、それでもまだ本調子では無いというところだろうか。 前ならば、有無を言わさずこの辺り一帯がスデに老化に巻き込まれていてもいいのだが 後の事を考えたりするようになったあたり、やはり少しばかり甘くなったかと思い、『やれやれ』という言葉が無意識に出て頭に手がいく。 とりあえず、この次遭った敵は溜まったストレスと憂さ晴らしに徹底的にブチのめそうと誓い再び歩き出した。 再び場所が移って、半ば奴隷のような扱いのオスマンを引き連れたフーケだが、風の塔に着いた。 「さて…どうしてやろうかね。とりあえず、そこの糸と釣り針取ってきて。ああ、見たくないなら外で待ってな」 「良い趣味だな土くれ。あの有名な盗賊が拷問好きとは」 「人の事言えないだろ」 「…そりゃあそうだ。違いない。特に隊長はだ。で、何処にあるんだ」 「そこの奥にある。奥にね…」 いいや、限界だ!と言わんばかりのフーケに従い、道具を取りに行くため背を向けたが 傭兵が足元にあるロープを跨いだ瞬間、それが絡み付いて上半身を縛り、手を後ろ手に縛った。 「な…!土くれ、裏切ったのか!」 「悪いね。こちとらやたら性質の悪いのと組まされてる上に後が無いんだ。文句はそいつに言ってくれ」 「人が悪いの。それならそうと早く言って欲しいもんじゃ」 心底安堵したかのようなオスマンを見たが、続く言葉にフーケがキレた。 「やっぱわしに惚れてる?今度は本当の名前も教えて欲しいのぉ。それともロングビルちゃんってよベボォ!」 「調子に乗るんじゃないよ。このヒゲ!」 綺麗な蹴りが入って踏まれたオスマンが咽ているが心なしか嬉しそうなのは気のせいだろう。 「いや~この感触懐かしいわい」 …多分気のせいだ。 そんなやり取りをしていると、手を縛られただけで足は動く傭兵が逃げる。隙だらけなのだから当然だ。 「やば…」 このまま食堂に行かれでもしたら洒落にもならない。 焼死か老化かの二択になり、それは非常に拙い。 後を追おうとしたが、打撃音と共に傭兵が部屋に飛び込んできた。 正確に言うと吹っ飛ばされたのだが、似たようなものだろう。 食堂からは離れているが、異変を察知されると拙いので咄嗟にサイレントをかけたが、それがある意味仇になった。 そろそろフーケとの合流場所の塔の近くに来たプロシュートと必死になって付いてきているモンモランシーだったが 不意に部屋から飛び出してきた男とぶつかった。互いに倒れはしないが、後ろ手に縛られているだけあって体勢は向こうが悪い。 男の姿形を見たが、少なくとも教師でも無いし生徒でもないし、平民でもない。 なら残った選択肢は傭兵だ。つまり敵だ。排除しても問題無い敵だ。手加減なぞ一切合財する必要の無い敵だ。丁度いい。 腕を少し前に突き出し、指をゴキリと鳴らす。 それの動作と向けられている冷たい眼を見て杖を出すこともできない傭兵が後ずさったが、間髪入れずに距離を詰め肘撃ちが顎に入った。 傭兵が勢いで派手に吹っ飛んだが、その後の悲鳴は無い。フーケがサイレントをかけたらしい。 なら『何をやっても』『悲鳴』が聞こえる事は無いという事だ。丁度いい。 普段はやらない、というか直触り直行だが、それでは気がおさまらんというのがこの傭兵の不幸だろう。 グレイトフル・デッドで頭を掴み無理矢理立たされる形となったが、スタンド使い以外にそれを見る事はできない。 空いた方の手で傭兵の肩を掴み、プロシュートの口が開かれたが当然音は出ない。 読唇術ができるなら『別にお前でなくても良かったんだが…運が悪かったと思って諦めろ』と解読できたはずだ。 それから十数秒の間、近距離型スタンドの如く傭兵を殴り続ける悪魔が居たというのは、後のフーケの証言である。 トドメに直を叩き込んで終わりにしたプロシュートがフーケに近付いてきたが 顔に少し赤い物が付いているのを見て、顔を引きつらせながらフーケが目を反らした。 多分、別の赤い物か何かで血じゃない。例え万が一血であっても、返り血とかじゃあ絶対無い。 「まぁ、あそこまでやる必要無かったな」 目を反らしながらサイレントを解いたが、そこで出た言葉がこれだ。 「なら最初からやるな!」 思わずフーケが突っ込んだが、心の中で思ったならその時スデに行動は終わっているので仕方ないのである。 「気にすんな。で、連れてきたか?」 「まったく、こいつは…ああ、そこに居るよ」 赤い物を指で拭きながら視線を下に向けると仰向けに踏まれているオスマンがそこに居た。 もとい、踏まれているというより自ら下に潜り込んでいるような気がしないでもない。 「やはり白より黒に限ると思うんじゃが、どう…ごめん。止めて。痛い、痛いから」 「…こいつ殺してもいいかい?」 「我慢しろ。そんなでも一応ここのボスだ。それと殺してもなんて使うんじゃあねぇ。殺したなら使ってもいい」 フーケが更に蹴りを入れたが、その上で交わされている会話は非常に物騒である。 「あだだ…ひょっとして、わし命の危機?」 「そんなだから、こいつに付け込まれんだよ…つーか、案外反応が薄いな」 「年を取ると大抵の事では驚かなくなるものじゃ」 言ってる事は中々だが、依然として踏まれているため説得力は一切無い。 「オールド・オスマン…それにミス・ロングビル!」 ロングビルと呼ぶのは現状一人しか居ない。当然必死に付いてきたモンモランシーである。 「おお、ミス・モンモランシ無事じゃったか」 「はい。でも…その一体何を…?」 そりゃあ学院長が辞めたと言われた元秘書に踏まれているのだから気にはなる。 なお、あの一件は当事者(コルベール含む)を除いてロングビルがフーケだと知らされていない。 盗賊を学院長自らが雇ったなど知れたら洒落にもならないという事だ。 無論、そんな事情なぞ知った事ではないヤツには関係無いのだが。 「何だ知らねーのか。そいつが土くれだ」 「は?何?土くれってあの土くれ?それがミス・ロングビル………嘘ぉ!?」 「一々叫ばないと反応できねぇのかオメーは」 もはやリアクション大王と化しているモンモランシーを無視するが、フーケが意外そうな顔をしてオスマンから足を離した。 「わざわざ連れてくるなんてどういう風の吹き回しだかね。明日は槍でも振るんじゃあないか」 「勝手に付いてきただけだ。それよりどうなってる」 「人質は全員食堂に集められてるよ。メンヌヴィル達もそこに集まってる」 他に銃士が居ると聞いたが、人質を取られている以上あまり戦力にはならんと判断した。やはり老化で一気にカタを付けるしか無い。 「つーわけだ。全員老化させちまうが構わねーな」 老化と言っても、そう簡単に死にはしない。むしろ女子生徒や女で編成された銃士なだけあって老化は傭兵達より遅い。 というより、夜だけあって動かないヤツならそうそう進行はしない。 今まで動いていた傭兵連中も時間が経てば体温が下がり利き辛くなる。 仕掛けるなら今が最適なのだが… 「駄目」 「それじゃあ…何ィ!?構わねぇだろうが。死にゃしねぇよ」 「駄目」 「……ガキが小遣いせびってるのを断ってるんじゃああるまいし駄目はないだろーが。何かあんのか」 「…使い魔とメイジは一心同体と言うしな。それが死んでしまえば同じ事じゃて」 確かにまぁ、鼠やフレイムみたいなのは確実に死ぬ。 だからと言って、最も確実な方法をやらないというわけにもいかないが。 「本人が死ぬよりマシだろ。第一贅沢言える状況かよ。切り捨ててでも預かり物を守る。それがお前の任務だろーが」 「生徒も守る。その使い魔も守る。両方しないといけないのが学院長の辛いところじゃよ」 「……ちッ!あのヤローと同じ事言いやがって。……仕方ねぇな。条件付きの仕事は高く付くから覚悟しとけ」 どうして、こいつらはたまにマジになりやがるか。 そう思ったが、その覚悟を持ったブチャラティに敗れたのだから仕方無いと思う事にした。 「まぁ、お主とコルベール君が居ればなんとかなるじゃろうて」 「あいつか…?まぁいい。言うまでも無いだろうが、一応説明しといてやる スタンド名は『ザ・グレイトフル・デッド』。オレの半径200メートル以内の生物は全て朽ち果てると知れよ」 こいつらは知っているため、対処法以外は教えても特に問題は無い。 無論、言葉尻にあまり人に言うなという事は匂わせているが。 「さて、そろそろ戻らないと勘付かれるね」 「気付かれてもオレの事言うんじゃあねぇぞ。つーか言ったらてめーも巻き込むからな」 「さっき仕方ないって言ったばかりだろ…ホント頼むよ」 肩を落としながらフーケがオスマンを連れて食堂に戻ろうとしたが、それを見て呼び止めた。 「待て。オメーなんつってそいつを連れてきた」 「え?ああ。咄嗟だったから借りがあるって言って………ああ、拙いか」 「どうしたんじゃね」 二人の視線の先には極めて元気そうなオスマンが写っている。 フーケは借りがあると言って連れてきたのに、このままというのは非常に拙い。 「まぁ、これも報酬の内だ。諦めろ」 「むむ。そりゃあ一体どういう」 感情の篭ってない声でオスマンにそう言ったが、今一状況が掴めていないようだ。 「いつも鼠を使って下着を除いたり、散々色んな所を撫でてくれた借りを返して貰うって事さ」 「えー、その、つまり…わし大ピンチ?」 杖を取り出し、無言で金属製の鞭を作り出したフーケを見てオスマンが後ずさったが見えない何かに捕まれた。 もちろん、グレイトフル・デッドである。 「と、年寄りをそんな乱暴に扱ったらいかん!平和的に、話し合いで解決をじゃな!」 「話し合いですか。確かにわたくしもこんな事はしたくありません」 「そ、そうじゃろう。だからここは一つ穏便に」 「だが断る。この土くれの最も好きな事の一つは、ボケジジイに裁きの鉄槌を下してやる事だ!」 「OH MY GOD!プロシュート君!ミス・モンモランシ!彼女を止めてくれんか!」 必死になって助けを求めたが、プロシュートは元より、モンモランシーも醒めた眼をしている。 「言ったろ。覚悟しとけって。纏めて老化させてりゃあ、んな目に遭わずに済んだんだよ」 モンモランシーは何も言わないが、土くれとは言え、それだけのセクハラかましていたのだからオスマン株最安値更新大暴落というやつだろう。 「さぁ、お仕置きの時間だ。殺しはしないから安心しな!」 何時に無く生き生きとしたフーケがそう宣言すると、夜も明けない学院に憐れなボケ老人の叫びが木霊した。 ←To be continued 戻る< 目次 続く
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静かな森の中をひたすら歩き続ける。 どこへ向かうというわけではない。気まぐれと思いつきと暇つぶしを実行するための材料、ゆっくり探しだ。 用が無いときは嫌というほど目にしている気がするが、いざ探してみるとなかなか見つからない。 たまたま出くわさないだけで何が原因だというわけではないのだろうが、そうなると諦めがつかず余計に厄介だ。 「なんでこういう時に限って・・・」 ブツブツと文句をたれながら歩いていると、少し先の茂みがガサゴソと動くのが見えた。 「ゆっくりしていってね!」 すかさず茂みが動いたあたりに向かって思いっきり叫ぶ。すると・・・ 「「ゆっくりしていってね!」」 「「「ゆっきゅりしていっちぇにぇ!」」」 ビンゴ!元気な返事とともに茂みから飛び出してきたのはれいむ種とまりさ種で構成されたポピュラーなゆっくり一家。 親であろう成体のれいむとまりさが一匹ずつに、赤ゆっくりが三匹。子供の内訳はれいむ二匹にまりさ一匹。 思ったより子供の数が少なかったが、この際仕方ない。これ以上探し回るのはごめんだ。 「ゆ!おにいさんはゆっくりできるひと?」 「もちろんゆっくりできるよ。その証拠にお菓子をあげよう」 「ゆ!おかち!?」 「れいむあまあまたべちゃーい」 「さっさとおかちをもってくるんだじぇ!じじい!」 「はいはい。ほら」 鞄からクッキーを取り出してゆっくり達の前にばら撒いてやる。 昨日テレビの裏から出てきたもので消費期限を見たら一年以上前だった。 「「む~しゃ♪む~しゃ♪しあわせ~♪」」 「「「む~ちゃ♪む~ちゃ♪ちあわちぇ~♪」」」 潰してぇ。いや、いかん。 落ち着け。ここでこいつらを殺したらまた探し直しじゃないか。 自分を抑えて我に返る。しかしこのままもっとよこせだとか言われ日には自制できる自信がないので先手を打つ。 「ところで最近おもしろい遊びを思い付いたんだ。お兄さんと一緒に遊ばないかい?」 「ゆ?おにいしゃんあしょんでくれるの?」 「れいみゅもあしょびたーい」 「しかたないからまりしゃしゃまがあしょんでやるんだじぇ。かんしゃしゅるんだじぇ」 「というわけだけどいいかな?」 一応親ゆっくりに訊ねてみる。 「いいよ!れいむのちびちゃんたちのかわいさにおにいさんもめろめろだね!」 「せいぜいまりさのこどもたちをよろこばせるんだぜ!」 「それじゃあみんなを遊び場まで連れて行くからこの籠の中に入ってくれ。少し狭いけどすぐに着くから我慢してね」 正直わざわざ運ぶのは面倒くさいが、ゆっくりの足に付き合っていたら日が暮れてしまうので仕方ない。 こうしてゆっくり達を籠に放り込んでいく。少し狭いとは言ったものの、それなりに大きい籠なので 底に親ゆっくりを並べて入れて、その上に赤ゆっくりを置けば全員問題なく収納できた。 五匹のゆっくりが入った籠を背負って歩き続ける。 籠の中のゆっくり達は楽しそうな声で何して遊ぶんだろう、楽しみだねと語り合っていた。 よほど期待しているのか歌まで歌い始めた。ここまで無警戒なのもどうかと思うがおかげで手荒な真似をせずに済んだから 責めちゃいけないな。警戒されるようなら無理矢理掻っ攫うしかなかったのだから素直に付いてきてくれたのはありがたい。 嫌がるゆっくりを無理矢理・・・っていうのは趣味じゃないし。 たどり着いたのは崖のてっぺんだ。垂直に切り立った崖はとても高く、下を見れば目が眩むまさに断崖絶壁だが それ故に見晴らしは最高だった。崖の下にはさっきまでいた森が広がり、それほど遠くない場所に広い川が流れている。 崖っぷちに籠を下ろし、ゆっくり達を出してやる。 「ほーら、ついたぞー」 「ゆ! ここどこ?」 「ゆゆ!たきゃーい」 「おちびちゃん!あまりまえにでちゃだめだよ!おちちゃうよ!」 「しゅごいよみゃみゃ!もりしゃんがちっちゃくみえるよ!」 「みりょ!ひとがごみのようだじぇ!」 初めて見る絶景にゆっくり達は思い思いの感想を述べる。 早速鞄から今日の本題を取り出しゆっくり達に説明を始める。 「それじゃあ遊びについて説明するよ。みんなにはこの崖からジャンプしてもらうんだ」 「そんなことしたらしんじゃうよ!そんなこともわからないの?ばかなの?しぬの?」 「わかってるって。だからみんなにはこのパラシュートを付けてもらうんだ」 「ゆ?ぱらしゅーと?」 「そう。これを付けてると高い所から落ちても平気になって空を飛ぶような気分を楽しめるんだ」 「おしょらをとべるの?」 「おもしろそー」 「さっさとそにょぱりゃしゅーとをよこすんだぜ!」 空を飛べると聞いて一気に食いついてきた。早速始めるとしよう。 「それじゃあ一人ずつ飛ぶから順番を決めるよ。まず子供たちが先でお母さんたちがその後。いいよね?」 「わかったよ。れいむたちはおかあさんだからちびちゃんたちにさきをゆずるよ」 「それじゃあ次は子供たちの順番だね。最初はこのれいむでその次にこのれいむ。まりさは最後だ」 「どぼじでまりしゃがしゃいごなんだじぇぇぇぇぇ!!!」 「さっきじじぃって呼んだからに決まってんだろうが糞饅頭。つかお前さっきから際立ってむかつくんだよ」 なんて声に出したりはしない。 どうにかこうにか赤まりさをなだめすかしてパラシュートの取り付け作業に入る。 まずは一番手の赤れいむ。ゆっくりサイズのお手製小型パラシュートを頭頂部の髪の毛に取り付けてやる。 「さて、こっちは準備完了だ。れいむ。心の準備はいいかい?」 「ばっちりだよ!」 「じゃあいくぞ!せーの・・・そいやぁ!」 崖に向かって思いっきり赤れいむを投げる。 赤れいむはしばらく弧を描いて飛んだ後、空気抵抗によりゆっくりと落下していった。 「ゆゆー♪れいみゅおしょらをとんでるよー♪」 大成功だ。赤れいむは風に乗ってゆっくりと崖を離れていく。 「すごーい。れいむおそらをとんでるよー」 「かっこいー」 「おにぇーちゃんいいなー」 「れいみゅ!れいみゅがとばにゃきゃまりしゃのばんがこないんだよ!はやくしちぇね!」 「だってさ。次いくよれいむ」 「ゆ!ゆっきゅりわかっちゃよ」 先ほどの赤れいむと同じ要領でパラシュートを付けてやる。 「準備はいいかい?」 「ゆっきゅりじゅんびできちゃよ!」 「それじゃあ・・・そいやぁ!」 まるでデジャヴを見ているかのように、先の赤ゆっくりと同じ様に風に乗っていく。 と思いきや突如強風が吹き荒れ、それに煽られたパラシュートはあれよあれよというまに明後日の方向に飛んでいく。 「ゆゆ!れいむすごーい。あんなとおくまでとんでるよ」 ゆっくり達は呑気なことを言ってるがパラシュートは川のほうに向って飛んでいく。 吸い寄せられるかのように川に向って飛んで行き、とうとう着水した。 赤れいむを付けたままのはずのパラシュートがそのまま流されていく。これでは赤れいむはとっくに水を吸って崩れているだろう。 ゆっくり達が騒ぎ出すんじゃないかと心配したが、見ると呑気に自分の番を楽しみにしている。 どうやら川のあたりが見えていないようだ。心おきなく次に執りかかれる。 「お待たせ!じゃあ次はまりさの番だね」 「ゆ!さっさとぱりゃしゅーとをちゅけるんだじぇ!」 「はいはい。でもまりさ。まりさの場合は帽子が邪魔で頭にパラシュートを付けられないんだ」 「どぼぢでぇぇぇぇぇ!!!」 「大丈夫だよ。帽子をとればいいんだ」 「しょんにゃこちょできるわけないでしょぉぉぉぉぉぉ!!おぼうしがないとゆっきゅりできにゃいんだよぉぉぉぉ!!!」 「じゃあこうしよう。お母さんにまりさの帽子を預かっててもらうんだ。これなら安心だろ?」 「ゆ!おきゃーしゃんがあずかってくれりゅにゃりゃあんしんだにぇ!」 「そういうことだ。まりさの帽子預かっててくれるか?」 「まりさがぱらしゅーとするためだからね。おかーさんがゆっくりあずかるよ!」 問題解決。早速まりさの頭にパラシュートを取り付ける。 「それじゃあ逝くぞまりさ!あーゆーれでぃ?」 「いえー!」 「おーけー・・・そいやぁ!」 三度目。今度は突風も吹かずにまりさはふわふわと空を飛んでいく。 と、そんなまりさに背後から近づく影が一つ。 「あー、あれは・・・」 「うー♪うー♪」 「「れ・・・れみりゃだぁぁぁぁぁぁ!!!!」」 これは珍しい。夜行性のれみりゃがこんな真昼間から出現するとは。 小さな羽でぱたぱたと羽ばたくれみりゃは少しずつ赤まりさに近づいていく。 「ばでぃざぁぁぁぁぁ!!にげでぇぇぇぇぇぇ!!!」 「れみでゃはぢびじゃんにぢがづぐなぁぁぁぁ!!!」 親ゆっくりは崖の端ぎりぎりから半狂乱になって叫ぶが声が届いている様子はない。 そうこうしているうちにれみりゃが赤まりさを捕まえてしまった。 「ゆ? れ・・・れみりゃぁぁぁぁぁ!!!???」 「うー♪あまあまいただきまーす♪」 「ゆぁぁぁぁぁ!!!はなちぇぇぇぇぇ!!!まりしゃはおいちくにゃいんだじぇぇぇぇぇ!!!」 「そんなことないどー♪あまあまとってもおいしいどー♪」 「ゆ・・・ぐぁ・・・。もっど・・・ゆっくち・・・ちたかっ・・・」 結局、赤まりさはれみりゃのお腹の中に収まってしまった。 元々赤ゆっくりが補食種から逃れること自体困難なのに、逃げ場がない空中で捕まってしまったのではどうしようもない。 れみりゃは赤まりさを残さず食べるとどこかに行ってしまった。 「ゆう・・・れいむのおちびちゃん・・・」 「れいむ、しっかりして。しんじゃったれいむのぶんもまりさたちがゆっくりしよう?」 足元では親まりさが親れいむのことを必死に慰めていた。 こいつらはもう素直に飛んではくれないだろう。この辺が潮時だ。 「ゆ゛っ・・・!?」 「ゆげっ・・・!?」 右手でれいむの髪を、左手でまりさの髪を鷲掴みにし崖に向かって突き出す。 「ゲームオーバーだね。君たちはもう必要ないから死んでもらうよ」 「どぉゆうごどぉぉぉぉぉ!!??」 「どうゆうことって言った通りの意味だよ。どうせ君たちもうパラシュートはやってくれないだろ?」 「あだりまえだぁぁぁぁ!!!」 「じゃあこれでおしまい。嫌がってるのに無理矢理飛ばすってのは面白くないからね。もうパラシュートは意味がないんだ」 「いみがないならごろざなぐでもいいでじょぉぉぉぉぉ!!!」 「そんなことないさ。君たちが死ねば早く家族そろってゆっくりすることができるんだよ?あっちでね」 「どぉゆうごどだぁぁぁぁぁぁ!!!」 「まず赤まりさはすでにあっちに逝ってるだろ?あと君たちは気づいてなかったみたいだけど二番目の赤れいむは川に落ちたんだよ」 「ゆ゛っ!?うぞをづぐなぁぁぁぁぁ!!!!」 「本当さ。今頃お魚さんの餌になってるよ。そして最初に飛んだ赤れいむも近いうちに後を追ってくるからね。これで一家勢ぞろいさ」 「でいぶがあどをおっでぐるっでどういうごどぉぉぉぉ!!!??」 「簡単さ。あんな小さな子が一人で生きていけるわけないだろう?。そう遠くないうちにれみりゃなり野犬なりに食べられちゃうさ。 まぁそれを言ったら他の赤ゆっくり達も無事に飛び終わったところで同じことになってたんだけどね。 こんな広い森で探せるわけないじゃないか。今の今までそんなことにも気付かなかったのかい?」 「ふざげんなぁぁぁぁ!!くぞじじぃぃぃぃぃ!!!」 親ゆっくり達は自暴自棄になって喚き散らし、ひとしきり手の中でもがいた後おとなしくなった。 もう正気ではいられないのか、虚空を見つめてブツブツとうわ言を呟いている。 これではもう遊べないし気持ち悪いからさっさと捨ててしまおう。ポイッとな。 ひゅ~~~~~~~~・・・・・・ 二匹のゆっくりの姿がどんどん小さくなっていって、とうとう点になってしまった。 「さて、帰るか」 夕飯何にしよ・・・。 おまけ 「たちゅけてぇぇぇぇぇぇ!!!」 静かな森の中で、一匹の赤れいむの叫び声が響いていた。 赤れいむの頭に取り付けられたパラシュートは木の枝に引っかかり、赤れいむは宙づりの状態になっていた。 叫び声に気づいた付近に住む大人まりさが駆け付ける。 「ゆ!?ど、どうしたんだぜ!?」 「たしゅけてぇぇぇ!おりょしてぇぇぇぇ!!」 「わかったぜ!いまたすけるんだぜ!!」 まりさは木の幹に思いっきり体当たりをした。木を揺らして赤れいむを落とすつもりなのだろう。 しかし赤れいむが引っ掛かった木はなかなか大きく、ゆっくり程度の体当たりではびくともしなかった。 「だめだぜ・・・まりさじゃどうにもできないんだぜ・・・」 「しょんにゃぁぁぁ!たしゅけてぇぇぇ!!」 「ちょっとまってるんだぜ!いまどすをよんでくるんだぜ!!」 「ゆ・・・どす?」 「そうなんだぜ!どすならこんなきなんかひとひねりなんだぜ!」 こうしてまりさは群れの長たるドスを呼んでくることとなった。 しばらくするとどこからか地響きが聞こえてきて、それはだんだんと赤れいむに近付いてきた。 そしてドスは姿を現した。普通のゆっくりを何百匹も積み上げたかのような巨体を持つドスまりさ。 ドスは赤れいむを安心させるために声をかける。 「ドスが来たからにはもう安心だよ。今助けるから待っててね!」 「さすがどすだぜ!たよりになるんだぜ!」 しかし赤れいむが引っ掛かっていた場所はドスの巨体でも届かなかった。 そこでドスは先ほどのまりさが行ったように木に体当たりを仕掛けて赤れいむを落とすことにした。 落ちた赤れいむが潰れないように、赤れいむの真下に大人ゆっくり達を密集させてクッションにする。 そして幹を挟んだ反対側でドスが気合いを入れる。 「それじゃあいくよ!せーの・・・そいやぁ!」 ドーーーーーーーーーーン!!! 轟音とともに木が大きく揺れる。と思いきや・・・ 「た・・・たおれるぅぅぅぅぅ!!!」 「ゆあああああぁぁぁぁぁ!!!」 「ゆぶぇ!!」 「げぶぅ!!!」 「ぐぎぇ!」 ドス渾身の体当たりは木を揺らすどころか思いっきりへし折ってしまった。 木は赤れいむの方向に向かって倒れ、赤れいむはおろかクッションとなっていたゆっくり達も潰してしまった。 こうしてゆっくり一家はその日のうちに家族全員が揃うことができたのだった。 ちなみにその後例のドスは同族殺しとして群れの信用を失い、ほどなくして群れは解体したという。 おしまい 【あとがき】 初投稿なのでお見苦しいところが多々あったかもしれませんがご容赦ください。 赤ゆっくりのしゃべり方が思ったよりめんどくさかった・・・。 それはそうと皆さんもテレビやたんすの裏からクッキーとかポテチとか出てきたりしますよね。え?ない?
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静かな森の中をひたすら歩き続ける。 どこへ向かうというわけではない。気まぐれと思いつきと暇つぶしを実行するための材料、ゆっくり探しだ。 用が無いときは嫌というほど目にしている気がするが、いざ探してみるとなかなか見つからない。 たまたま出くわさないだけで何が原因だというわけではないのだろうが、そうなると諦めがつかず余計に厄介だ。 「なんでこういう時に限って・・・」 ブツブツと文句をたれながら歩いていると、少し先の茂みがガサゴソと動くのが見えた。 「ゆっくりしていってね!」 すかさず茂みが動いたあたりに向かって思いっきり叫ぶ。すると・・・ 「「ゆっくりしていってね!」」 「「「ゆっきゅりしていっちぇにぇ!」」」 ビンゴ!元気な返事とともに茂みから飛び出してきたのはれいむ種とまりさ種で構成されたポピュラーなゆっくり一家。 親であろう成体のれいむとまりさが一匹ずつに、赤ゆっくりが三匹。子供の内訳はれいむ二匹にまりさ一匹。 思ったより子供の数が少なかったが、この際仕方ない。これ以上探し回るのはごめんだ。 「ゆ!おにいさんはゆっくりできるひと?」 「もちろんゆっくりできるよ。その証拠にお菓子をあげよう」 「ゆ!おかち!?」 「れいむあまあまたべちゃーい」 「さっさとおかちをもってくるんだじぇ!じじい!」 「はいはい。ほら」 鞄からクッキーを取り出してゆっくり達の前にばら撒いてやる。 昨日テレビの裏から出てきたもので消費期限を見たら一年以上前だった。 「「む~しゃ♪む~しゃ♪しあわせ~♪」」 「「「む~ちゃ♪む~ちゃ♪ちあわちぇ~♪」」」 潰してぇ。いや、いかん。 落ち着け。ここでこいつらを殺したらまた探し直しじゃないか。 自分を抑えて我に返る。しかしこのままもっとよこせだとか言われ日には自制できる自信がないので先手を打つ。 「ところで最近おもしろい遊びを思い付いたんだ。お兄さんと一緒に遊ばないかい?」 「ゆ?おにいしゃんあしょんでくれるの?」 「れいみゅもあしょびたーい」 「しかたないからまりしゃしゃまがあしょんでやるんだじぇ。かんしゃしゅるんだじぇ」 「というわけだけどいいかな?」 一応親ゆっくりに訊ねてみる。 「いいよ!れいむのちびちゃんたちのかわいさにおにいさんもめろめろだね!」 「せいぜいまりさのこどもたちをよろこばせるんだぜ!」 「それじゃあみんなを遊び場まで連れて行くからこの籠の中に入ってくれ。少し狭いけどすぐに着くから我慢してね」 正直わざわざ運ぶのは面倒くさいが、ゆっくりの足に付き合っていたら日が暮れてしまうので仕方ない。 こうしてゆっくり達を籠に放り込んでいく。少し狭いとは言ったものの、それなりに大きい籠なので 底に親ゆっくりを並べて入れて、その上に赤ゆっくりを置けば全員問題なく収納できた。 五匹のゆっくりが入った籠を背負って歩き続ける。 籠の中のゆっくり達は楽しそうな声で何して遊ぶんだろう、楽しみだねと語り合っていた。 よほど期待しているのか歌まで歌い始めた。ここまで無警戒なのもどうかと思うがおかげで手荒な真似をせずに済んだから 責めちゃいけないな。警戒されるようなら無理矢理掻っ攫うしかなかったのだから素直に付いてきてくれたのはありがたい。 嫌がるゆっくりを無理矢理・・・っていうのは趣味じゃないし。 たどり着いたのは崖のてっぺんだ。垂直に切り立った崖はとても高く、下を見れば目が眩むまさに断崖絶壁だが それ故に見晴らしは最高だった。崖の下にはさっきまでいた森が広がり、それほど遠くない場所に広い川が流れている。 崖っぷちに籠を下ろし、ゆっくり達を出してやる。 「ほーら、ついたぞー」 「ゆ! ここどこ?」 「ゆゆ!たきゃーい」 「おちびちゃん!あまりまえにでちゃだめだよ!おちちゃうよ!」 「しゅごいよみゃみゃ!もりしゃんがちっちゃくみえるよ!」 「みりょ!ひとがごみのようだじぇ!」 初めて見る絶景にゆっくり達は思い思いの感想を述べる。 早速鞄から今日の本題を取り出しゆっくり達に説明を始める。 「それじゃあ遊びについて説明するよ。みんなにはこの崖からジャンプしてもらうんだ」 「そんなことしたらしんじゃうよ!そんなこともわからないの?ばかなの?しぬの?」 「わかってるって。だからみんなにはこのパラシュートを付けてもらうんだ」 「ゆ?ぱらしゅーと?」 「そう。これを付けてると高い所から落ちても平気になって空を飛ぶような気分を楽しめるんだ」 「おしょらをとべるの?」 「おもしろそー」 「さっさとそにょぱりゃしゅーとをよこすんだぜ!」 空を飛べると聞いて一気に食いついてきた。早速始めるとしよう。 「それじゃあ一人ずつ飛ぶから順番を決めるよ。まず子供たちが先でお母さんたちがその後。いいよね?」 「わかったよ。れいむたちはおかあさんだからちびちゃんたちにさきをゆずるよ」 「それじゃあ次は子供たちの順番だね。最初はこのれいむでその次にこのれいむ。まりさは最後だ」 「どぼじでまりしゃがしゃいごなんだじぇぇぇぇぇ!!!」 「さっきじじぃって呼んだからに決まってんだろうが糞饅頭。つかお前さっきから際立ってむかつくんだよ」 なんて声に出したりはしない。 どうにかこうにか赤まりさをなだめすかしてパラシュートの取り付け作業に入る。 まずは一番手の赤れいむ。ゆっくりサイズのお手製小型パラシュートを頭頂部の髪の毛に取り付けてやる。 「さて、こっちは準備完了だ。れいむ。心の準備はいいかい?」 「ばっちりだよ!」 「じゃあいくぞ!せーの・・・そいやぁ!」 崖に向かって思いっきり赤れいむを投げる。 赤れいむはしばらく弧を描いて飛んだ後、空気抵抗によりゆっくりと落下していった。 「ゆゆー♪れいみゅおしょらをとんでるよー♪」 大成功だ。赤れいむは風に乗ってゆっくりと崖を離れていく。 「すごーい。れいむおそらをとんでるよー」 「かっこいー」 「おにぇーちゃんいいなー」 「れいみゅ!れいみゅがとばにゃきゃまりしゃのばんがこないんだよ!はやくしちぇね!」 「だってさ。次いくよれいむ」 「ゆ!ゆっきゅりわかっちゃよ」 先ほどの赤れいむと同じ要領でパラシュートを付けてやる。 「準備はいいかい?」 「ゆっきゅりじゅんびできちゃよ!」 「それじゃあ・・・そいやぁ!」 まるでデジャヴを見ているかのように、先の赤ゆっくりと同じ様に風に乗っていく。 と思いきや突如強風が吹き荒れ、それに煽られたパラシュートはあれよあれよというまに明後日の方向に飛んでいく。 「ゆゆ!れいむすごーい。あんなとおくまでとんでるよ」 ゆっくり達は呑気なことを言ってるがパラシュートは川のほうに向って飛んでいく。 吸い寄せられるかのように川に向って飛んで行き、とうとう着水した。 赤れいむを付けたままのはずのパラシュートがそのまま流されていく。これでは赤れいむはとっくに水を吸って崩れているだろう。 ゆっくり達が騒ぎ出すんじゃないかと心配したが、見ると呑気に自分の番を楽しみにしている。 どうやら川のあたりが見えていないようだ。心おきなく次に執りかかれる。 「お待たせ!じゃあ次はまりさの番だね」 「ゆ!さっさとぱりゃしゅーとをちゅけるんだじぇ!」 「はいはい。でもまりさ。まりさの場合は帽子が邪魔で頭にパラシュートを付けられないんだ」 「どぼぢでぇぇぇぇぇ!!!」 「大丈夫だよ。帽子をとればいいんだ」 「しょんにゃこちょできるわけないでしょぉぉぉぉぉぉ!!おぼうしがないとゆっきゅりできにゃいんだよぉぉぉぉ!!!」 「じゃあこうしよう。お母さんにまりさの帽子を預かっててもらうんだ。これなら安心だろ?」 「ゆ!おきゃーしゃんがあずかってくれりゅにゃりゃあんしんだにぇ!」 「そういうことだ。まりさの帽子預かっててくれるか?」 「まりさがぱらしゅーとするためだからね。おかーさんがゆっくりあずかるよ!」 問題解決。早速まりさの頭にパラシュートを取り付ける。 「それじゃあ逝くぞまりさ!あーゆーれでぃ?」 「いえー!」 「おーけー・・・そいやぁ!」 三度目。今度は突風も吹かずにまりさはふわふわと空を飛んでいく。 と、そんなまりさに背後から近づく影が一つ。 「あー、あれは・・・」 「うー♪うー♪」 「「れ・・・れみりゃだぁぁぁぁぁぁ!!!!」」 これは珍しい。夜行性のれみりゃがこんな真昼間から出現するとは。 小さな羽でぱたぱたと羽ばたくれみりゃは少しずつ赤まりさに近づいていく。 「ばでぃざぁぁぁぁぁ!!にげでぇぇぇぇぇぇ!!!」 「れみでゃはぢびじゃんにぢがづぐなぁぁぁぁ!!!」 親ゆっくりは崖の端ぎりぎりから半狂乱になって叫ぶが声が届いている様子はない。 そうこうしているうちにれみりゃが赤まりさを捕まえてしまった。 「ゆ? れ・・・れみりゃぁぁぁぁぁ!!!???」 「うー♪あまあまいただきまーす♪」 「ゆぁぁぁぁぁ!!!はなちぇぇぇぇぇ!!!まりしゃはおいちくにゃいんだじぇぇぇぇぇ!!!」 「そんなことないどー♪あまあまとってもおいしいどー♪」 「ゆ・・・ぐぁ・・・。もっど・・・ゆっくち・・・ちたかっ・・・」 結局、赤まりさはれみりゃのお腹の中に収まってしまった。 元々赤ゆっくりが補食種から逃れること自体困難なのに、逃げ場がない空中で捕まってしまったのではどうしようもない。 れみりゃは赤まりさを残さず食べるとどこかに行ってしまった。 「ゆう・・・れいむのおちびちゃん・・・」 「れいむ、しっかりして。しんじゃったれいむのぶんもまりさたちがゆっくりしよう?」 足元では親まりさが親れいむのことを必死に慰めていた。 こいつらはもう素直に飛んではくれないだろう。この辺が潮時だ。 「ゆ゛っ・・・!?」 「ゆげっ・・・!?」 右手でれいむの髪を、左手でまりさの髪を鷲掴みにし崖に向かって突き出す。 「ゲームオーバーだね。君たちはもう必要ないから死んでもらうよ」 「どぉゆうごどぉぉぉぉぉ!!??」 「どうゆうことって言った通りの意味だよ。どうせ君たちもうパラシュートはやってくれないだろ?」 「あだりまえだぁぁぁぁ!!!」 「じゃあこれでおしまい。嫌がってるのに無理矢理飛ばすってのは面白くないからね。もうパラシュートは意味がないんだ」 「いみがないならごろざなぐでもいいでじょぉぉぉぉぉ!!!」 「そんなことないさ。君たちが死ねば早く家族そろってゆっくりすることができるんだよ?あっちでね」 「どぉゆうごどだぁぁぁぁぁぁ!!!」 「まず赤まりさはすでにあっちに逝ってるだろ?あと君たちは気づいてなかったみたいだけど二番目の赤れいむは川に落ちたんだよ」 「ゆ゛っ!?うぞをづぐなぁぁぁぁぁ!!!!」 「本当さ。今頃お魚さんの餌になってるよ。そして最初に飛んだ赤れいむも近いうちに後を追ってくるからね。これで一家勢ぞろいさ」 「でいぶがあどをおっでぐるっでどういうごどぉぉぉぉ!!!??」 「簡単さ。あんな小さな子が一人で生きていけるわけないだろう?。そう遠くないうちにれみりゃなり野犬なりに食べられちゃうさ。 まぁそれを言ったら他の赤ゆっくり達も無事に飛び終わったところで同じことになってたんだけどね。 こんな広い森で探せるわけないじゃないか。今の今までそんなことにも気付かなかったのかい?」 「ふざげんなぁぁぁぁ!!くぞじじぃぃぃぃぃ!!!」 親ゆっくり達は自暴自棄になって喚き散らし、ひとしきり手の中でもがいた後おとなしくなった。 もう正気ではいられないのか、虚空を見つめてブツブツとうわ言を呟いている。 これではもう遊べないし気持ち悪いからさっさと捨ててしまおう。ポイッとな。 ひゅ~~~~~~~~・・・・・・ 二匹のゆっくりの姿がどんどん小さくなっていって、とうとう点になってしまった。 「さて、帰るか」 夕飯何にしよ・・・。 おまけ 「たちゅけてぇぇぇぇぇぇ!!!」 静かな森の中で、一匹の赤れいむの叫び声が響いていた。 赤れいむの頭に取り付けられたパラシュートは木の枝に引っかかり、赤れいむは宙づりの状態になっていた。 叫び声に気づいた付近に住む大人まりさが駆け付ける。 「ゆ!?ど、どうしたんだぜ!?」 「たしゅけてぇぇぇ!おりょしてぇぇぇぇ!!」 「わかったぜ!いまたすけるんだぜ!!」 まりさは木の幹に思いっきり体当たりをした。木を揺らして赤れいむを落とすつもりなのだろう。 しかし赤れいむが引っ掛かった木はなかなか大きく、ゆっくり程度の体当たりではびくともしなかった。 「だめだぜ・・・まりさじゃどうにもできないんだぜ・・・」 「しょんにゃぁぁぁ!たしゅけてぇぇぇ!!」 「ちょっとまってるんだぜ!いまどすをよんでくるんだぜ!!」 「ゆ・・・どす?」 「そうなんだぜ!どすならこんなきなんかひとひねりなんだぜ!」 こうしてまりさは群れの長たるドスを呼んでくることとなった。 しばらくするとどこからか地響きが聞こえてきて、それはだんだんと赤れいむに近付いてきた。 そしてドスは姿を現した。普通のゆっくりを何百匹も積み上げたかのような巨体を持つドスまりさ。 ドスは赤れいむを安心させるために声をかける。 「ドスが来たからにはもう安心だよ。今助けるから待っててね!」 「さすがどすだぜ!たよりになるんだぜ!」 しかし赤れいむが引っ掛かっていた場所はドスの巨体でも届かなかった。 そこでドスは先ほどのまりさが行ったように木に体当たりを仕掛けて赤れいむを落とすことにした。 落ちた赤れいむが潰れないように、赤れいむの真下に大人ゆっくり達を密集させてクッションにする。 そして幹を挟んだ反対側でドスが気合いを入れる。 「それじゃあいくよ!せーの・・・そいやぁ!」 ドーーーーーーーーーーン!!! 轟音とともに木が大きく揺れる。と思いきや・・・ 「た・・・たおれるぅぅぅぅぅ!!!」 「ゆあああああぁぁぁぁぁ!!!」 「ゆぶぇ!!」 「げぶぅ!!!」 「ぐぎぇ!」 ドス渾身の体当たりは木を揺らすどころか思いっきりへし折ってしまった。 木は赤れいむの方向に向かって倒れ、赤れいむはおろかクッションとなっていたゆっくり達も潰してしまった。 こうしてゆっくり一家はその日のうちに家族全員が揃うことができたのだった。 ちなみにその後例のドスは同族殺しとして群れの信用を失い、ほどなくして群れは解体したという。 おしまい 【あとがき】 初投稿なのでお見苦しいところが多々あったかもしれませんがご容赦ください。 赤ゆっくりのしゃべり方が思ったよりめんどくさかった・・・。 それはそうと皆さんもテレビやたんすの裏からクッキーとかポテチとか出てきたりしますよね。え?ない?
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このページでは再現性のあるトラブルを解決するヒントを紹介します。 メニューが文字化けて読めない 日本語テーマファイルを読み込む前に言語設定が日本語になると、この症状が起こります。テーマとフォントの両方が日本語になっていないのが原因です。INSETADのデフォルトフォントが英文字のLiberation Sansになっているためです。(この問題は1.6.0で解決されました) メニューの上から3番目が“テーマを選択”になっています。3番目をクリックします。 テーマからJapaneseを選択します。 音が割れる 環境によってはノイズが入ることがあるようです。設定メニューのサウンドからサンプリングを44100Hz以上にしてみてください。 説明文に余分な空白が入る この空白は元々、英語環境で行をカーニングするために入れられているものだということです。日本語や中国語、また韓国語では必要ないので、以下のコードをゲームのソース main.lua の最後に追加してください。 stead.space_delim = ; stead.space_delimはINSTEAD\stead\stead.luaで宣言されています。 古いゲームのプレイ中にリンクで不具合が出る バージョン1.5.3ではLua5.2のリリースに合わせて、以下のコードが変更されました: goto → walk goin → walkin goout → walkout goback → walkback アイテムをクリックしても拾えない、次に進めないなどの場合はこれが原因になっている場合があります。適宜修正してください。
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ヴィクトリカ秘蔵のモンスターもとい行き遅れ 名前 系統 種族 性別 備考 リース 人系 リース ♀ 「七煌宝樹」の血統 フェイト 人系 フェイト・テスタロッサ ♀ 「七煌宝樹」の血統/やらない夫のフェイトと同種族 ステイル 人系 ステイル ♂ クーガー 人系 クーガー ♂ プロシュート 人系 プロシュート ♂