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概要 1999年ヨーロッパグランプリ(Warsteiner Grand Prix of Europe)は、1999年F1世界選手権第14戦として、1999年9月26日にドイツ・ニュルブルクリンクで開催された。 目まぐるしく変わる天気により、まれに見る大波乱のレースとなった。 ニュルブルクリンク・サーキットデータ 全長×規定周回数=レース距離:4.556km×67周(→66周)=305.235km(→300.679km) ラップレコード(予選):1 16.602(M.ハッキネン / マクラーレン / 1997年) ラップレコード(決勝):1 18.805(H-H.フレンツェン / ウィリアムズ / 1997年) 過去2年はルクセンブルクGPとして開催された レース前の状況 前戦イタリアGPを終えた時点で、コンストラクターズタイトル争いは108ポイントのマクラーレン・メルセデスを102ポイントのフェラーリが追う僅差の展開。そしてドライバーズタイトル争いは、マクラーレンのハッキネンとフェラーリのアーバインが60ポイントで並び、イタリアGPを制したジョーダンのフレンツェンが50ポイント、マクラーレンのクルサードが48ポイントと、3戦を残して依然4人にチャンピオンの可能性が残る混戦。これはナイジェル・マンセル、ネルソン・ピケ、アラン・プロスト、アイルトン・セナが争った1986年以来の事態である。 各チームの動向など ヨーロッパGPを前に、9月14日火曜日から9月16日木曜日までの3日間、フランス・マニクールサーキットで合同テストが実施された。合同テストにはマクラーレン、ウィリアムズ、ジョーダン、ザウバー、スチュワート、プロスト、B・A・Rの7チームが参加した模様。 マクラーレン マニクール合同テストには、両レギュラードライバーに加え、国際F3000マクラーレン・ジュニアチームのマリオ・ハーバーフェルドが参加。3人合計で約700kmを走行。クルサードが最速タイム、ハッキネンが2番手タイムをマークした。ハーバーフェルドは前年型のMP4/13に来季用エンジンなどの開発パーツを搭載して走行し、ドライビングは高評価を得たという。 レース前にはチームオーダー発令の可能性に関する質問が相次ぎ、ロン・デニスは状況によってはチームオーダーを発令することを認めた。 フェラーリ マニクール合同テストには参加せずにフィオラノやムジェロでプライベートテストを実施し、全チーム中ダントツの約1800kmを走り込んだ模様。イギリスGPで負傷し欠場中のシューマッハーは8月に一度テストドライブを行ったもののその後は再びリハビリに専念しており、今回のテストは、アーバインと、シューマッハーの代役を務めるサロで行った。 シューマッハーは10月にテストに復帰し、マレーシアGPからの実戦復帰が可能か見極める予定。 ウィリアムズ マニクール合同テストでは両レギュラードライバーが合計約450kmを走行した。 ジョーダン マニクール合同テストにはフレンツェンのみが2日間参加、約300kmを走行。マクラーレンの2人に続く3番手のタイムをマーク。 また、アイルランドでの「ランスター・トロフィー」というイベントに登場し、元F1ドライバーでテレビ解説者のデイヴィッド・ケネディがジョーダンのマシンをドライブした。 ベネトン ヨーロッパGP前にはテストチームがイングランド・ケンブルの飛行場滑走路で空力テストを実施した模様。 イタリアGP直前に元HRD(ホンダ・レーシング・ディベロップメント)のティム・デンシャムらの加入を発表するなどチーム再建中だが、フォルクスワーゲンへの身売りも検討されているとの噂。 ロッコ・ベネトンとフラビオ・ブリアトーレらはプライベートジェットでニュルブルクリンクに向かう途中でバードストライクに遭遇したが、幸い緊急着陸に成功し惨事を免れた。また、9月29日に30歳の誕生日を迎えるロッコ・ベネトンは、ヨーロッパGPの週末にチームスタッフ達からケーキを振る舞われ祝福された。 ザウバー レギュラードライバーのペドロ・ディニーズに加えて国際F3000レッドブル・ジュニアチームのエンリケ・ベルノルディがマニクール合同テストに参加し、合計約900kmを走り込んだ。 なおチームマネジメントは迷走気味。チームオーナーのペーター・ザウバー、コマーシャルディレクターで大株主のフリッツ・カイザー、大口スポンサーであるレッドブルの創業者ディートリッヒ・マテシッツ、同じく大口スポンサーのペトロナス関係者らが集い、今後のチーム運営に関する話し合いを持ったが決裂、カイザーがチームを離脱することとなった。両ドライバーとも度重なるマシントラブルや作戦ミスに対して不満を隠しておらず、チームの士気は上がってこない。 アロウズ イングランドのサンタポッドレースウェイでシェイクダウン程度のテストを実施したのみで、本格的なテストは行われなかった模様。 また、ヨーロッパGPが開幕する9月24日、マリク・アドゥ・イブラヒム王子の役員からの離脱が発表された。本シーズン、チームの株式の一部を取得して経営に参画したイブラヒム王子であったが、約束していたチームへの資金提供を果たせず、トラブルに発展していた模様。イブラヒム王子保有分の株式はチーム代表のトム・ウォーキンショウによって買い戻されたのち、ルノーへと売却されるとの噂。当時、ルノーはアロウズと組んで2001年からF1に復帰するとの噂があったらしい。さらに、イブラヒム王子の仲介でチームの株式の45%を取得しているドイツの投資銀行モルガン・グレンフェルとの関係悪化も懸念されている。 スチュワート 9月14日火曜日、同日開幕したフランクフルトモータショーにおいて、翌年以降の新体制が発表された。7月頃から噂されていた通り、フォードの関与が深まり、チーム名が「ジャガー・レーシング」に変更されることが明らかになった。新チームの顔には、フォードのマーティン・ウィテカーやプロドライブのデイヴィッド・リチャーズの就任が噂されていたようであるが、当面はスチュワート親子が留任することとなった。 マニクール合同テストには、翌年からのフェラーリへの移籍が決定しているバリチェロは参加せず、ハーバートのみが参加。約560kmを走行し、マクラーレンの2人とジョーダンのフレンツェンに次ぐ4番手のタイムを記録した。また、このテストにおいて、ハーバート車のモノコックに何らかの異常があり空力的な問題が生じていることが発見された模様。 ハーバートはレース前に担当メカニックのリッキー・テイラーからジャマイカ土産の「ラッキー・ストーン」をもらい、メカニック全員と撫でたという。 プロスト マニクール合同テストでは、レギュラードライバーのパニスと、翌年のレギュラー就任が既に発表されている国際F3000マクラーレン・ジュニアチームのニック・ハイドフェルドがドライブ。合計約950kmを走行した。 ミナルディ 資金難のため、ヨーロッパGP前には一切のテストを実施することができなかった。 B・A・R マニクール合同テストには両レギュラードライバーが参加し、合計約500kmを走行した。トラブル続きで満足にプログラムを消化できなかった模様。 ヨーロッパGPの金曜日には、ゾンタの2000年シーズンの残留が発表された。 その他 9月14日火曜日、この日開幕したフランクフルトモータショーで、1996年限りで消滅していたドイツツーリングカー選手権(DTM)が2000年から復活すると発表され、メルセデスのDTM用マシンも公開された。オリビエ・パニスがマクラーレンのテストドライバーを務めつつメルセデスから参戦すると噂されている。 9月17日金曜日~9月19日日曜日、グッドウッド・サーキットで「グッドウッド・リバイバル」が開催された。二輪車レースにはデイモン・ヒル、ゲルハルト・ベルガーらが、往年のF1マシンによるレースにはスターリング・モス、ヨッヘン・マス、ジャック・ブラバム、ジャッキー・オリバーらが登場。マクラーレンM5Aに乗っていたブラバムがオリバーとの事故で肋骨を骨折。 9月20日月曜日、ザウバーのジャン・アレジー&後藤久美子夫妻の第2子となるジュリアーノ・リュウ・アレジーが誕生。 9月23日木曜日、BMWモータースポーツのゲルハルト・ベルガーが腎結石のため緊急入院。数日間入院した模様。 1984年まで参戦していたフランスのタイヤメーカー・ミシュランがF1復帰を検討しているとの噂。翌年からのF1復帰に向けて準備をしているBMWや、2003年までの参戦開始を目指しているトヨタからの要望があるらしい。本年のル・マン24時間レースでは、優勝したBMW・2位のトヨタともにミシュランタイヤを使用している。一方、ミシュランの経営は好調であるものの大規模なリストラも進められており、9月21日火曜日には本社のあるクレルモン・フェランで大規模なデモが行われた。 9月24日金曜日 フリー走行1回目 晴れ/ドライ 順位 ドライバー ベストタイム 周回数 1 ハッキネン 1 20.758 27 2 サロ 1 20.920 38 3 パニス 1 21.134 28 4 アーバイン 1 21.338 30 5 R.シューマッハー 1 21.385 29 6 クルサード 1 21.461 33 7 バリチェロ 1 21.505 34 8 フィジケラ 1 21.636 41 9 トゥルーリ 1 21.750 43 10 ヴィルヌーヴ 1 21.850 41 11 アレジー 1 21.884 27 12 フレンツェン 1 21.933 22 13 ハーバート 1 21.982 39 14 ヒル 1 22.207 28 15 バドエル 1 22.311 36 16 ザナルディ 1 22.321 45 17 ヴルツ 1 22.427 46 18 ディニーズ 1 22.462 32 19 デ・ラ・ロ・サ 1 22.853 21 20 ジェネ 1 22.872 38 21 ゾンタ 1 23.604 34 22 高木 1 24.282 32 9月25日土曜日 フリー走行2回目 曇り/ドライ 順位 ドライバー ベストタイム 周回数 1 ハッキネン 1 18.945 24 2 R.シューマッハー 1 19.401 26 3 アーバイン 1 19.666 33 4 クルサード 1 19.667 31 5 バリチェロ 1 19.812 31 6 ヒル 1 19.919 35 7 ヴィルヌーヴ 1 19.979 31 8 フィジケラ 1 20.012 35 9 ザナルディ 1 20.109 34 10 アレジー 1 20.123 26 11 ヴルツ 1 20.151 38 12 ディニーズ 1 20.211 38 13 パニス 1 20.313 34 14 サロ 1 20.385 28 15 トゥルーリ 1 20.389 33 16 ハーバート 1 20.410 35 17 フレンツェン 1 20.643 14 18 バドエル 1 21.163 28 19 ゾンタ 1 21.224 29 20 ジェネ 1 21.811 36 21 高木 1 22.026 19 22 デ・ラ・ロサ 1 22.191 27 予選 曇り時々雨/ドライ&ウェット 地元ドイツ出身のフレンツェンが1997年モナコGP以来となる自身2度目のポールポジションを獲得。ジョーダンにとっては1994年ベルギーGP以来2度目、無限-ホンダにとっては初のポールポジションである。ハッキネンの連続ポールポジション記録は6でストップした。 予選前には雨が降っていたが、セッション開始後10分過ぎには完全に止んだ。その後も各車コースが乾くのを待ち続けていたが、残り20分となった頃にアーバインを皮切りに続々とコースイン。急激に路面コンディションが変化していく中、チームの素早いタイヤ交換にも助けられたフレンツェンは終了間際の絶妙のタイミングでタイムアタックを行うことができた。 順位 ドライバー ベストタイム 周回数 1 フレンツェン 1 19.910 9 2 クルサード 1 20.176 12 3 ハッキネン 1 20.376 12 4 R.シューマッハー 1 20.444 12 5 パニス 1 20.638 12 6 フィジケラ 1 20.781 11 7 ヒル 1 20.818 11 8 ヴィルヌーヴ 1 20.825 10 9 アーバイン 1 20.842 11 10 トゥルーリ 1 20.965 12 11 ヴルツ 1 21.144 12 12 サロ 1 21.314 12 13 ディニーズ 1 21.345 11 14 ハーバート 1 21.379 11 15 バリチェロ 1 21.490 12 16 アレジー 1 21.634 11 17 ゾンタ 1 22.267 10 18 ザナルディ 1 22.284 12 19 バドエル 1 22.631 11 20 ジェネ 1 22.760 12 21 高木 1 23.401 11 22 デ・ラ・ロサ 1 23.698 10 ※参考:107%タイム=1 25.503 9月26日日曜日 ウォームアップ走行 曇り/ウェット&ドライ 順位 ドライバー ベストタイム 周回数 1 フィジケラ 1 26.935 13 2 クルサード 1 27.305 12 3 フレンツェン 1 27.604 18 4 R.シューマッハー 1 27.986 13 5 パニス 1 28.168 14 6 ハッキネン 1 28.297 14 7 ヴルツ 1 28.317 14 8 サロ 1 28.558 16 9 トゥルーリ 1 28.640 12 10 アーバイン 1 28.728 14 11 ディニーズ 1 28.760 15 12 バリチェロ 1 28.941 15 13 ヴィルヌーヴ 1 28.969 11 14 アレジー 1 29.021 16 15 ゾンタ 1 29.376 10 16 ザナルディ 1 29.425 13 17 ジェネ 1 29.643 13 18 ハーバート 1 29.703 16 19 デ・ラ・ロサ 1 30.291 12 20 バドエル 1 30.611 12 21 ヒル 1 30.626 15 22 高木 1 30.852 12 決勝 曇り→雨→晴れ/ドライ→ウェット→ドライ スタート スタート時点では雲の切れ間から青空がのぞき、路面はドライ。 レッドシグナルが全て点灯したスタート寸前、突如スタートのやり直しを告げるイエローランプが点滅し、スタートは取り止めに。ザナルディがグリッド上の停車位置を間違えていたことが原因。1周減算の66周でスタートやり直しとなった。なお、最初のスタートの際、フレンツェン、クルサード、ハッキネン、パニスらがシグナルがブラックアウトにならなかったにもかかわらず動き出してしまった。当時は禁止されていたはずのローンチコントロールシステムを密かに使用していたことが原因との説があるが、フライングは不問に付された。 2度目のスタートは順調に切られたが、ヒルが突如1コーナーでスローダウン。その後ろで行き場を失ったヴルツがヒルに追突し、さらにディニーズに衝突。ディニーズのマシンはひっくり返って仰向けになり、ロールバーが潰れてしまった。ディニーズは自力で脱出することができず、コースマーシャルが数人がかりでマシンを起こしてディニーズを救出した。ディニーズは直ちに病院へと搬送されたが、幸い軽度の打撲を負ったのみで、翌日には精密検査を終えて退院した。 なお、このアクシデントに対して赤旗が提示されることはなく、セーフティカー先導のもとレースが続行された。 序盤 7周目にレースが再開。フレンツェン、ハッキネン、クルサード、ラルフ・シューマッハーのトップ4が2秒以内に連なり、少し離されてフィジケラが5番手、パニス、アーバインが続いた。アーバインは程なくパニスを抜くとフィジケラにも追い付き、数周にわたって背後でプレッシャーをかけ続けた。そして17周目にはついにミスを誘い、5位に浮上した。 ちょうどその頃、雨が降り始めた。まずパニス、ゾンタ、高木がウェットタイヤに交換。フレンツェンらはドライタイヤのまま走り続けたが、2位ハッキネンは大きくペースが落ちたため20周目にウェットタイヤに交換すべくピットイン。しかしマクラーレンのピットは準備が整っておらず、大きくタイムロスすることとなった。 一方、フェラーリピットはマクラーレン以上の大混乱。アーバインもハッキネンと同じ20周目にタイヤ交換を行う予定であったが、コースアウトでノーズを破損したサロがここに割り込む形で緊急ピットイン。サロ用のタイヤは準備できていなかったため、37.9秒(テレビ中継で表示されたタグ・ホイヤーによる大まかな計測)ものピットストップとなってしまった。さらにこの次の周にアーバインが入ったが、ピットクルーがサロのピットストップの際に一旦片付けていたアーバイン用のタイヤを見失ってしまい、こちらも28.2秒(同)と手間取ってしまった挙げ句、予定のウェットタイヤではなくドライタイヤを装着してしまう大失態を犯した。 中盤 ところが雨はすぐに止み、ハッキネンらウェットタイヤ勢は23~24周目には再度ピットインしてドライタイヤへ戻す羽目になった。この結果、トップ6はフレンツェン、ラルフ、クルサード、フィジケラ、バリチェロ、トゥルーリとなった。 27周目以降、ドライタイヤで走り続けていたドライバー達も続々とスケジュールストップを実施。まず27周目にラルフ、32周目にフレンツェン、クルサード、フィジケラが入り、いずれもドライタイヤに交換した。フレンツェンは首位の座を守ったままコースに戻ったが、その直後、突如ヒル同様にスローダウンしストップ、リタイアとなってしまった。これによって、上位のオーダーはクルサード、ラルフ、バリチェロ、フィジケラ、ハーバートとなった。 その数周後、第1スティントを引っ張っていたスチュワート勢も最初のピットストップを迎えたが、2人のドライバーの判断は分かれた。35周目、先に5位のハーバートがピットイン。ドライタイヤに交換する予定だったが、黒い雲が近付いているのに気付き急遽ウェットタイヤを用意させた。続いて37周目に3位のバリチェロがピットイン。こちらも雲に気付いていたが、決断のタイミングで雲に切れ目が現れたため、ドライタイヤを選択した。するとここで再びの雨。雨そのものはすぐに上がる通り雨だったが、路面は完全にウェットとなった。ハーバートの決断が大正解となった一方、バリチェロは大きくペースを落としトゥルーリに抜かれてしまった。 38周目、首位を走っていたクルサードが濡れた路面に足を取られてコースアウト、リタイアとなった。これでラルフが首位に立つと、44周目に2度目のタイヤ交換を行うまで約20秒差でレースをリードした。44周目時点での上位はラルフ、フィジケラ、ハーバート、トゥルーリ、バリチェロ。そして19番手グリッドから粘りの走りを続けていたバドエルが彼らに続く6番手にまで浮上していた。 終盤 49周目、ラルフのピットインにより首位に立っていたフィジケラがスピン、リタイア。レース中にヘッドレストが外れてしまったためにうまく姿勢を保持することができず、マシンコントロールを誤ってしまったという。こうしてラルフが再び首位に立ったが、そのすぐ次の周、右リアタイヤがパンク。スロー走行でなんとかピットまで戻りタイヤを交換することができたが5位に転落、初優勝のチャンスを逸してしまった。54周目、4位までポジションアップしていたバドエルがマシントラブルでストップ、初入賞を逃したバドエルは人目もはばからず涙を流した。さらに62周目には5位を走行していたヴィルヌーヴもストップ(完走扱い)、B・A・R初入賞のチャンスも潰えた。こうしてトップ5はハーバート、トゥルーリ、バリチェロ、ラルフ、ジェネとなった。 トップ5の後方では、アーバインとハッキネンが数周もの間6位1ポイントをかけて激しいバトルを展開した。62周目、6位アーバインがシケインでブレーキングミス、ハッキネンに6位の座を明け渡してしまう。ハッキネンはさらに65周目にジェネもパスして最終的には5位2ポイントを得た一方、アーバインは7位でノーポイントに終わることに。 そしてレース開始から1時間41分あまり、ハーバートが66周のレースを終えトップでフィニッシュ。本シーズンは不運続きのハーバートだったが、リーダーが次々と不運に見舞われたこのレースではチャンスを逃さなかった。2位トゥルーリと3位バリチェロは最後の最後までテールトゥノーズで争ったが、ドイツF3でここニュルブルクリンクは走り慣れているトゥルーリが0.2秒差でポジションを守り抜き、初の表彰台を獲得。 結果 順位 ドライバー チーム 周回数 タイム / リタイア原因 ベストタイムと周回 ピット回数 1 ハーバート スチュワート 66 1 41 54.314 1 23.310 / 32 2 2 トゥルーリ プロスト 66 1 42 16.933 1 23.742 / 30 3 3 バリチェロ スチュワート 66 1 42 17.180 1 22.960 / 32 1 4 R.シューマッハー ウィリアムズ 66 1 42 33.822 1 22.237 / 64 3 5 ハッキネン マクラーレン 66 1 42 57.264 1 21.282 / 64 2 6 ジェネ ミナルディ 66 1 42 59.468 1 23.657 / 30 1 7 アーバイン フェラーリ 66 1 43 00.997 1 22.232 / 65 3 8 ゾンタ B・A・R 65 1 42 08.914 1 23.067 / 64 3 9 パニス プロスト 65 1 42 18.099 1 23.905 / 16 3 10 ヴィルヌーヴ B・A・R 61 1 35 55.300(DNF)/ クラッチ 1 22.564 / 32 1 バドエル ミナルディ 53 ギアボックス 1 23.745 / 33 1 デ・ラ・ロサ アロウズ 52 ギアボックス 1 24.857 / 8 2 フィジケラ ベネトン 48 スピンアウト 1 22.244 / 31 1 サロ フェラーリ 44 ブレーキ 1 23.404 / 31 2 高木 アロウズ 42 スピンアウト 1 24.848 / 30 2 クルサード マクラーレン 37 スピンアウト 1 21.835 / 29 1 アレジー ザウバー 35 ドライブシャフト 1 23.097 / 15 2 フレンツェン ジョーダン 32 電気系 1 22.082 / 29 1 ザナルディ ウィリアムズ 10 アクシデント 1 24.300 / 9 0 ヒル ジョーダン 0 電気系 0 ヴルツ ベネトン 0 アクシデント 0 ディニーズ ザウバー 0 アクシデント 0 チャンピオンシップポイント コンストラクターズランキング 順位 コンストラクター ポイント 1→ マクラーレン・メルセデス 110 2→ フェラーリ 102 3→ ジョーダン・無限-ホンダ 57 4→ ウィリアムズ・スーパーテック 33 5→ スチュワート・フォード 31 6→ ベネトン・プレイライフ 16 7↑ プロスト・プジョー 9 8↓ ザウバー・ペトロナス 4 9→ アロウズ 1 9↑ ミナルディ・フォード 1 11↓ B・A・R・スーパーテック 0 ドライバーズランキング 順位 ドライバー ポイント 1→ ハッキネン 62 2↓ アーバイン 60 3→ フレンツェン 50 4→ クルサード 48 5↑ R.シューマッハー 33 6↓ M.シューマッハー 32 7→ バリチェロ 19 8→ フィジケラ 13 9↑ ハーバート 12 10↓ サロ 10 11↑ トゥルーリ 7 11↓ ヒル 7 13↓ ヴルツ 3 13↓ ディニーズ 3 15↓ パニス 2 16↓ デ・ラ・ロサ 1 16↓ アレジー 1 16↑ ジェネ 1 レース後の状況 ハッキネン62ポイント、アーバイン60ポイント、フレンツェン50ポイント、クルサード48ポイントとなり、依然4人にチャンピオンの権利が残った。なお、次戦マレーシアGPでハッキネンが優勝しアーバインが5位以下であれば、最終戦日本GPを待たずにハッキネンのタイトルが決まる。 各チームの動向、ドライバーのコメントなど マクラーレン ハッキネンはなんとか2ポイントを獲得して単独トップでヨーロッパラウンドを終えることができ、場合によっては次戦でタイトル獲得が決まる「王手」の局面を迎えた。一方、クルサードは勝てるレースを落としてしまい、依然可能性は残るもタイトル獲得は非常に厳しい状況となった。これでラスト2戦でチームオーダーが発令される公算が大きくなった。 また、マンスール・オジェとロン・デニスが向こう3年以内にチームをダイムラー・クライスラーに譲渡した上でバーニー・エクレストンからF1ホールディングスを買収するという話や、マクラーレンとメルセデスが共同で既存のチームを買収してCARTに参入することを模索しているとの話など、コース外の動きにも様々な噂が出ている。 ハッキネン「ポイントを2点獲得することができ、エディを2点リードすることになった」 クルサード「大きくリードしながらコースアウトしたことをとても残念に思う」 フェラーリ 天気に翻弄された上にミスも重なり、まさかのノーポイント。チームがポイントを逃すのは前年ベルギーGP以来約1年ぶりで、アーバインにとっても第3戦サンマリノGP以来となる久々の無得点。この惨敗にルカ・ディ・モンテゼモーロ社長が激怒し、マラネロで2時間半に及ぶ緊急会議が開かれた。モンテゼモーロ社長がミスの再発防止やチームワークの見直しを厳命し、ロス・ブラウンがピットワークの混乱の責任を認め謝罪したという。 これに前後して、チーフデザイナーのロリー・バーンが2000年6月の契約満了を以て引退する意向を明かしたという。ベネトンとの契約が満了した1996年に一度引退したもののフェラーリからの熱烈なオファーに応じてF1に復帰しているバーンだが、今回の引退の意思は固いという。そのためフェラーリは水面下でエイドリアン・ニューウェイに接触したが、断られたという。 また、10月4日、M.シューマッハーが1999年のラスト2戦に出場しない旨を公式に発表した。しかし同日から3日間、以前からの予定通りムジェロとフィオラノでのテストに参加すると、10月8日、一転してラスト2戦に出場することを発表。マレーシアGPで復帰を果たした。 サロ「まるでハンドブレーキを使っているような感じだった」 アーバイン「もっとアタックすべきだったけど、ミスが多すぎたのが敗因」 ウィリアムズ 不運なパンクによって、R.シューマッハーにとっては初めての、チームにとっては1997年ルクセンブルクGP以来丸2年ぶりの、貴重な勝利を逃してしまった。それでも4位に入り3ポイントを確保したが、4位につけているコンストラクターズ選手権では14ポイントを荒稼ぎしたスチュワートに2点差にまで迫られてしまった。ラルフが脚光を浴びた一方、ザナルディはまたしても散々なレースとなった。スタートの混乱で最下位に落ち、11周目にはデ・ラ・ロサに追突してコースオフ、ギアボックスを壊してリタイアとなった。14戦を終え依然ノーポイントである。 チームは4位死守を目標にラスト2戦に臨む一方で、2000年シーズンに向けた準備も着々と進めている。F1に復帰するBMWからエンジン供給を受けることが既に発表されており、1998年型のFW20に試作機のBMWエンジンを搭載したマシンでのテストが行われてきたが、ここにきて次のステップへと進んだ。10月5日火曜日から4日間、オーストリアGPの舞台であるA1リンクでテストを行ったのだが、今回からはテスト車両が1999年型のFW21となり、エンジンも新型が投入されているとみられている。また、マシンのカラーリングもブルーのストライプが入る新しいデザインとなった。 ザナルディ「デ・ラ・ロサが早くブレーキングしたので行き場がなくなった」 R.シューマッハー「レースをリードしていながら、右リアタイヤがパンクしてしまった」 ジョーダン 首位を快走していたフレンツェンだが、惜しくも優勝を逃した。リタイアの原因は電気系統のトラブルとされているが、密かに搭載されていたローンチコントロールシステムの誤操作が本当の原因であるという。ディニーズの事故の引き金となったヒルのスローダウンも同様の理由によるものらしい。 フレンツェンには依然チャンピオンの可能性が残ってはいるが、逆転チャンピオンのためにはラスト2戦で少なくとも1勝する必要があり、本人も 「ハッキネンがチャンピオンを獲得する確率は45%といったところだろう。アーバインが30%、クルサードが15%、そして僕が10%だと思っている」 と冷静に語っている。 なお、フレンツェンはマレーシアGPと日本GPとの間に結婚式を挙げる予定。 ヒル「好スタートを切ったのに、いきなりパワーがなくなってしまった」 フレンツェン「すべて順調で、トップを走行中にリタイアするなんて最悪の気分だ」 ベネトン 1997年ドイツGP以来の勝利を逃してしまい、チームのムードは沈んでしまった。ヴルツは自分のことよりもディニーズを気遣っていたという。 フィジケラ「コースを飛び出したのは僕のミス。あれがなければ優勝できたのに」 ヴルツ「好スタートを切ったのに、ヒルを避けようにも逃げ場がなかった」 ザウバー ディニーズのアクシデントにザウバーピットは凍りついたが、幸いディニーズは軽度の打撲を負ったのみで、一同胸を撫で下ろした。アレジーはその混乱をかわしてスタートで6つ順位を上げ、一時は7位までポジションを上げたが、またしてもマシントラブルでリタイア。周囲にチームへの不満をぶちまけた。チームの計算ミスによるガス欠で入賞を逃したハンガリーGP後に本シーズン限りでのザウバー離脱を表明して以来、チームへの不満を口にすることが多くなっている。 アレジー「もう言葉が見つからない。一生懸命追い上げた直後にリタイアだよ」 ディニーズについてチームから「ペドロには責任のない事故で彼は肩と膝に打撲傷を負った」 アロウズ 21番グリッドの高木は15番手へ、22番グリッドのデ・ラ・ロサは14番手へ、両ドライバーともスタートの混乱を切り抜けてジャンプアップを果たした。しかしデ・ラ・ロサは11周目にザナルディに追突されてギアボックスにダメージを追い、53周目にリタイア。高木は天気に翻弄され、19周目にウェットタイヤに交換するものの3周後にはドライタイヤに戻す羽目になり最下位に転落、そして43周目にスピンアウトを喫した。 デ・ラ・ロサ「ザナルディにヒットされスピン。その後ギアにトラブルが出た」 高木「好スタートだったしクルマも良かったのだが、スピンしてしまった」 スチュワート 参戦3年目、47戦目にして初優勝を手にした。スチュワート・グランプリとしての参戦が本シーズン限りであると発表された直後だけに、チームスタッフ一同感動もひとしおであった。ハーバートにとっては1995年イタリアGP以来の3勝目。不運が続き、一時は本シーズン限りでの解雇も噂されたハーバートだったが、ようやく苦労が報われることとなった。また、惜しくもワンツーフィニッシュは逃したものの、バリチェロも本シーズン3度目となる3位に入り、ダブル表彰台を達成。 今回14ポイントを荒稼ぎしたことでウィリアムズに2点差に接近、コンストラクターズ4位も射程圏内に入った。 バリチェロ「なんとかしてトゥルーリを抜こうと懸命に攻めたけど無理だった」 ハーバート「スチュワートでの名称での最後の年だけにとても嬉しい」 プロスト トゥルーリがバリチェロの猛追をしのいで2位に入り、自身初表彰台を獲得。チームとしては1997年スペインGPでパニスが2位に入って以来、プジョーとしては1997年カナダGPでジョーダンのフィジケラが3位に入って以来の表彰台であり、プロスト・プジョーとしては初の表彰台となった。一方パニスは5番グリッドからスタートしたものの真っ先にウェットタイヤに替えるギャンブルが失敗、上位入賞のチャンスを逃し8位に終わった。 2000年シーズン限りでの撤退が噂されるプジョーだが、今回の好成績を受けて2001年以降も参戦を継続する可能性が出てきたという。その一方で、ダイムラー・クライスラーがプジョーのPSAグループの買収を目論んでいるとの噂もあり、それが実現した場合にはメルセデスエンジンがプジョーのバッジネームで供給される可能性もあるという。 また、9月29日水曜日、チームはルイ・ヴィトンやタグ・ホイヤーをはじめ数多くの高級ブランドを保有するLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)との業務提携を発表。少なからぬ資金がもたらされることになりそうだ。 パニス「優勝のチャンスだったのに、最初のピットストップで消え失せた」 トゥルーリ「ゴールまでの数周はバリチェロに2位を奪われる気はしなかった」 ミナルディ バドエルは惜しくも初入賞を逃したが、ジェネが6位に入り初入賞を達成。チームにとってはペドロ・ラミーが6位に入った1995年オーストラリアGP以来4年ぶりの快挙。これによってチームはアロウズと並ぶコンストラクターズランキング9位となったわけだが、シーズン終了までトップ10に残れれば約1000万ドルのテレビ放映権料の分配に加えてFOCA便の権利も得られるため、非常に大きな意味を持つ1ポイントなのである。また、ガブリエル・ルミはスペインの通信大手テレフォニカへのチーム売却を狙っているようだが、放映権料やFOCA便を獲得することができれば、チームの資産価値すなわち売却額も大きく異なってくる。 そして、テレフォニカがチームを買収するか、買収には至らずともスポンサーに留まれば、スペイン人のジェネが2000年も残留することは確実。もう1人のドライバー候補には、ベネトンのテストドライバーのローレン・レドン、プロストGPのテストドライバーでブラジルGPでジェネの代役を務めたステファン・サラザン、ジョーダンのテストドライバーの中野信治の名前が挙がっているという。一方、バドエルの評価は今一つで、2000年のドライバー候補からは外れているようであるばかりか、本シーズン残り2戦でのテストドライバーのガストン・マッツァカーネや中野との交代説が出ている。 バドエルについてガブリエル・ルミ「ルカは素晴らしいレースをしたのに残念な結果だ」 ジェネ「ずっとこの結果を待っていた。チームのためにも満足している」 B・A・R あと一歩のところで初ポイントを逃したばかりか、ミナルディが6位に入ったため、全チーム中唯一のノーポイントとなってしまった。BATから与えられた本シーズン分の予算を使い果たしてしまっているとの話もあり、放映権料やFOCA便が得られないとなれば苦しい。そしてこの体たらくにはBATが不満を抱いており、クレイグ・ポロックを解任してリック・ゴーンを内部昇格させる、あるいは、プロドライブのデイヴィッド・リチャーズを招聘するとの噂も出ている。 10月6日、「B・A・R・ホンダ」としての初テストとなる非公開テストをウェールズのペンブリーサーキットで実施した。国際F3000のニコラ・ミナシアンがドライブを担当。当初はB・A・R01にホンダエンジンを搭載したテスト車両を製作するとしていたが、先述の予算オーバーもあり今回は間に合わず。代わりにホンダRA099が使用された。 ヴィルヌーヴ「残り5周でマシンがストップしたのは本当に残念で仕方がない」 ゾンタ「余分なピットストップがなければもっと上位でフィニッシュできた」 その他 9月30日木曜日、トヨタが1999年限りでWRCから撤退するとロイター通信が報道。TTE関係者の話だという。トヨタは2003年までにF1への参戦を開始すると本年1月21日に表明しており、その準備にリソースを集中させていくとみられる。 10月5日火曜日から、初開催のマレーシアGPをPRするイベントがマレーシア政府によってクアラルンプールで開催された。国家プロジェクトとして誘致されたマレーシアGPだが、チケットが未だ半分ほど売れ残っているらしく、関係者は頭を抱えているという。 技術面トピック マクラーレン MP4/14/4:ハッキネン車 MP4/14/6:クルサード車 MP4/14/5:Tカー(ハッキネン用) MP4/14/2:Tカー(クルサード用) MP4/14/8:スペアモノコック 両ドライバーにタイトルの可能性が残されていることもあり、Tカーを2台用意した。Tカーを2台持ち込むのはモナコGP以来。 ハンガリーGPの車検時に装着されていたものの各セッションでは使われることがなかったタイプのバージボードが実戦投入された。上端に長さ30センチ、幅2センチのガーニーフラップ状のものが装着されており(①)、その直下の下端はフラットボトム規定を満たすために同じだけ張り出している(②)。また、このバージボードは着脱するにはサスペンションまで取り外さなければならないような構造であったが、金曜日に右のバージボードを壊してしまったクルサード車には、単体で着脱できるような切り込みが入ったさらに新しいタイプが代わりに装着された(③)。これもプライベートテストのみで使用されており実戦初投入となるものである。 ウィングは前後ともハンガリーGP仕様のものが使用された。フロントウィングの翼端板はオーストリアGPなどでも使用されたタイプ。リアウィングは、前方上部に2枚、下段ウィングに1枚フラップが増設され、ウェットコンディションのためさらに上段ウィングの下にもう1枚追加された。 フェラーリ F399/195:サロ車 F399/195:アーバイン車 F399/195:Tカー F399/195:スペアモノコック ムジェロでテストを行ってきた新型バージボードを投入。旧型よりも立体的な形状となっている。また、走行時以外にはこれを隠すべく、跳ね馬のロゴが入ったキルティング生地のカバーも用意した。 ラジエーターの排気口と組み合わされたリアタイヤ前のフィンは、前戦イタリアGPでは旧型が使用されたが、今回はフランスGPから使用されている新型に戻された。旧型はイタリアGPの他にドイツGPとベルギーGPでも用いられており、超高速コースには旧型の方が適しているようだ。 リアウィングは合計10枚のフラップを持つモナコGP仕様のものが使用された。 サロはブレンボ製のブレーキディスクを選択し、アーバインはカーボンインダストリー製のものを選択した。 ウィリアムズ FW21/3:ザナルディ車 FW21/3:R.シューマッハー車 FW21/3:Tカー FW21/3:スペアモノコック ラルフが金曜日に、ザナルディが土曜日に、サードダンパーを搭載した新型サスペンションをトライ。 リアウィングも新型を投入。上段はかなり立てた3枚のフラップで構成されており、さらにその前方上部にもう1枚フラップが追加されている。下段は2枚フラップのタイプ。 フロントウィングは2種類持ち込んで金曜日に比較を行い、土曜日以降は両ドライバーが同じタイプを使用した。 ラルフ車はカーボンインダストリー製の小さめのリアブレーキディスクを使用。これはキャリパーも小型のタイプが使えるというアドバンテージを持っている。一方ザナルディはヒトコ製のものを選択したため、キャリパーは通常のものとなっている。 ジョーダン 199/4:ヒル車 199/5:フレンツェン車 199/6:Tカー 199/3:スペアモノコック ヒルはロングホイールベース仕様のマシンを使用した。 フレンツェンにはイタリアGPに続いて無限-ホンダの予選用スペシャルエンジンが投入された。 リアウィングは上段が2枚、下段が3枚のタイプが使用された。 ベネトン B199/7:フィジケラ車 B199/4:ヴルツ車 B199/5:Tカー B199/3:スペアモノコック ウィリアムズに似た新型リアウィングを投入。またフロントウィングの翼端板に小変更を加えてきた。 ザウバー C18/4:アレジー車 C18/7:ディニーズ車 C18/3:Tカー C18/6:スペアモノコック ディニーズ車に新型フロントウィングが装着された。フロントサスペンションの内側に装着されたディレクターを含めて、ジョーダンのものによく似ている。しかし、フリー走行開始直後にシケインで壊してしまい、その後は従来型を使用することとなった。 アロウズ A20/7:デ・ラ・ロサ車 A20/5:高木車 A20/2:Tカー A20/4:スペアモノコック モナコGPやハンガリーGPと同仕様のマシンが持ち込まれた。これといった変更点は見当たらなかった。 スチュワート SF-3/4:バリチェロ車 SF-3/3:ハーバート車 SF-3/6:Tカー SF-3/1:スペアモノコック フロントウィング翼端板が新しくなった。これまでは平面的な翼端板に長方形の水平フィンを付けた独特のものを使用していたが、膨らみを持つ立体的な翼端板に角度のある三角形のフィンが付いた、他チームと同じようなものとなった。 プロスト AP02/5:パニス車 AP02/7:トゥルーリ車 AP02/3:Tカー AP02/2:スペアモノコック ピークパワーが向上したという新スペックのプジョーエンジンが投入された。 イタリアGPで一部トライされた上方排気システムがTカーを含む3台全てのマシンに投入された。上方排気を導入するのはフェラーリ、スチュワートに次いで3チーム目。 ミナルディ M01/1:バドエル車 M01/4:ジェネ車 M01/3:Tカー M01/2:スペアモノコック 上段に3枚、その前方上部に2枚、下段に3枚と、フラップを増やしたリアウィングを持ち込んだ。 B・A・R 01/6:ヴィルヌーヴ車 01/7:ゾンタ車 01/3:Tカー 01/1:スペアモノコック これまで予選でのみ使用されてきたデファレンシャルが今回は決勝でも投入された。 前戦イタリアGPでは序盤戦型のバージボードを使用していたが、今回は通常のバージボードに戻した。 出典・参考 F1グランプリ特集1999年11月号 AS+F 1999F1総集編 https //www.racing-reference.info/race-results/1999_Warsteiner_Grand_Prix_of_Europe/F/ https //www.f1-fansite.com/f1-result/results-1999-formula-1-grand-prix-of-europe/ https //www.formula1.com/en/results.html/1999/races/700/europe/race-result.html https //the-race.com/formula-1/the-day-jordans-f1-title-dream-soared-then-died/
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メモリアルアルバム 共通目次の編集 概要 特定のアイテム、交易品を入手すると、「日誌」の「メモリアルアルバム」に「収集テーマ」が追加され、アイテムの記録が残ります。 収集テーマに合ったアイテムを入手するたび、メモリアルアルバムに自動的に記録されていきます。 メモリアルアルバムに記録されるのは、アップデート後に自分でアイテムを入手した場合のみです。 以前から銀行に預けていた、街や海で拾った、他のPCから収奪した、バザールや商会ショップ、トレードなどで入手した場合はメモリアルアルバムに記録されません。 (プライベートファームから引き出すのはOK) 収集テーマ内のアイテムをすべて集めて報告すると、報酬がもらえます。 情報
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■ギルドアルバム ここでは、ギルメンによる「思い出の1枚」を掲載しています。(*´∀`) ギルメンがPKされたとのことで現場に急行してみたら。 身ぐるみ剥がれたどころか身体をちぎられて。 足だけが残されていました・・・変死体ナムス(((;゚Д゚))) ※ヒント: 坂道
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ディズニー音楽が収録されたアルバムの一覧である。 2分の1の魔法 オリジナル・サウンドトラック
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御城摩耶のちぇんじ!一覧です。 ※重くなるのでリンクは貼っていません。コスチュームの詳細は名称で検索して下さい。 ◆参照場所 【 インフォメーション 】 ◆キャラクター へ戻る ◆摩耶の部屋 アルバム new↑old↓ 【服】 梟の森の魔女 【頭】 カーネーション 赤【服】 バラーレドレス 紅 ▲ページTOPへ
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カラバル(5) スコットランドに伝わる英雄譚オシアン作品集に登場する人物。 関連: ウリン(2) (息子)
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リバイスライダー共通使用アイテム バイスタンプスタンプのモチーフ等については総合一覧を参照。 仮面ライダーリバイ&仮面ライダーバイス 変身ベルト リバイスドライバー 変身用バイスタンプ レックスバイスタンプ ゲノムチェンジ用バイスタンプ イーグルバイスタンプ マンモスバイスタンプ メガロドンバイスタンプ ライオンバイスタンプ ジャッカルバイスタンプ コングバイスタンプ カマキリバイスタンプ ブラキオバイスタンプ ネオバッタバイスタンプ コンドルバイスタンプ カンガルーバイスタンプ ゴールドスピノバイスタンプ 強化変身用スタンプバリッドレックスバイスタンプ ボルケーノバイスタンプ ローリングバイスタンプ サンダーゲイルバイスタンプ ギファードレックスバイスタンプ フィフティゲイルバイスタンプ 専用武器 オーインバスター50 ガンデフォン50 オストデルハンマー50リバイスラッシャー 仮面ライダーライブ/仮面ライダーエビル 変身ベルト ツーサイドライバーライブガン(ライブ) エビルブレード(エビル) 変身用バイスタンプ バットバイスタンプ バイスタンプ ジャッカルバイスタンプ 強化変身用スタンプ ホーリーウイングバイスタンプパーフェクトウイングバイスタンプ 仮面ライダーデモンズ オーバーデモンズ 変身ベルト デモンズドライバー 変身用バイスタンプ スパイダーバイスタンプ(デモンズ) クワガタバイスタンプ(オーバーデモンズ) バイスタンプ バッタバイスタンプ モグラバイスタンプ スコーピオンバイスタンプ コンドルバイスタンプ アノマロカリスバイスタンプ 仮面ライダージャンヌ 変身ベルト リベラドライバー 変身用バイスタンプ コブラバイスタンプ キングコブラバイスタンプ バイスタンプ クジャクバイスタンプ タートルバイスタンプ ハシビロコウバイスタンプ トリケラバイスタンプ 強化変身用スタンプ キングコブラバイスタンプ 仮面ライダーアギレラ 変身ベルト ウィークエンドライバー 変身用バイスタンプ クイーンビーバイスタンプ ゲノムチェンジ用バイスタンプ バッファローバイスタンプ 仮面ライダーベイル 変身ベルト ベイルドライバー 変身用バイスタンプ カブトバイスタンプ 仮面ライダーデモンズトルーパーα β 変身ベルト デモンズドライバー(量産型) 変身用バイスタンプ トルーパースパイダーバイスタンプ(トルーパーα) トルーパークワガタバイスタンプ(トルーパーβ) 仮面ライダーデストリーム 変身ベルト デストリームドライバー 変身用バイスタンプ ヘラクレスバイスタンプ ゲノミクス用バイスタンプ コモドドラゴンバイスタンプ クロコダイルバイスタンプ コングバイスタンプ クリムゾンベイル 変身アイテム クリムゾンベイルバイスタンプ 仮面ライダーキマイラ&仮面ライダーダイモン 変身ベルト キメラドライバー 変身用バイスタンプ ツインキメラバイスタンプ(キマイラ) トライキメラバイスタンプ(ダイモン) 仮面ライダージュウガ 変身ベルト ジュウガドライバー 変身用バイスタンプ ジュウガバイスタンプ 仮面ライダーセンチュリー 変身ベルト サイクロトロンドライバー
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鎧 鎧タイプ:服・ラバースーツ・生体ラバースーツ 性能 説明 首までの全身をギッチリ覆うスーツ。ハイヒール付き 攻撃 防御 魔力 精神 32 128 64 64 装備キャラ ティナ:○ セリス:○ リース:○ リディア:○ りでぃあ:○ ライーザ:○ レナ:○ 女賢者:○ ニーナ:○ ようせい:○ アルテマ:○ 金獅子姫:○ 零姫:○ ユフィ:○ ノエル:○ ティファ:○ カーミラ:○ ローザ:○ メサルティム:○ カースメーカー:○ 女戦士:○ ノーラ:○ モニカ:○ 侍少女:○ アセルス:○ ロゼッタ:○ イヅナ:○ アルル:○ チェルシー:○ フローラ:○ ナコルル:○ アンジェラ:○ 真珠姫:○ アティ:○ ワルキューレ:○ ガンナー:○ レナ:○ シェリー:○ プレセア:○ ジニー:○ いろは:○ ファリス:○ マーニャ:○ ポラリス:○ レナ(FF5):○ アイリ:○ アニス:○ ティオ:○ ナナ:○ 分類 キャラ名 戦士系 ナコルル:○ リース:○ ライーザ:○ チェルシー:○ イヅナ:○ プレセア:○ いろは:○ 侍少女:○ アティ:○ 女戦士:○ ガンナー:○ 金獅子姫:○ ティファ:○ ポラリス:○ ノエル:○ 魔法系 リディア:○ りでぃあ:○ 女賢者:○ アルテマ:○ メサルティム:○ カースメーカー:○ アルル:○ レナ:○ フローラ:○ アンジェラ:○ ニーナ:○ ロゼッタ:○ マーニャ:○ カーミラ:○ 零姫:○ ローザ:○ アニス:○ ティオ:○ 魔戦系 ワルキューレ:○ モニカ:○ シェリー:○ セリス:○ ティナ:○ ジニー:○ アセルス:○ ノーラ:○ ユフィ:○ ナナ:○ その他 ようせい:○ レナ(FF5):○ 真珠姫:○ ファリス:○ アイリ:○ 入手方法 ラバースーツかヒドラスーツを装備している時に生命科学研究所の売店で取引すると選択肢で強化される 特殊効果 炎・氷・雷耐性 毒・酸・麻痺・出血・粘液・寄生無効 一定時間で「溜めキャンセル/微量のExダメージ」 羞恥装備・呪い装備 汎用セリフ変化 解説 ボディスーツ系最強装備一歩手前。 欠点は多いものの、高いパラメータに加え数多くの耐性をもっている。 また生体ラバーカテゴリの隠れた機能として、生命科学研究所内に限る即死などのマイナスイベント無視がある。 強化元のラバースーツは廃工場で無料で手に入り、入手まで生科研通行証代しかかからないことを考えれば充分チート装備といえるだろう。入手まで最速を目指す場合廃工場→レイオン→シュライク、最安を目指す場合メルベル攻略・廃工場→シュライクだろう。 欠点は上記にあげたものの他に、通常の呪い装備よりも解除しにくくなるところにある。 装備したまま3回寝る前までは普通だが、3回寝た後にはスーツの段階が進み、教会で解除できなくなる。 呪い装備だろうが問答無用で剥がれるHイベントでも、装備タイプが生体ラバーのため対象になりにくく、解除するのであれば脱がせの鬼の使用は必須。 装備したままの状態で23回寝ると、警告イベントが発生。25回寝るとスーツの段階が更に進み、「アビリティ:全身ラバー化」入手&同化ラバースーツに装備が変わりバグかデバッグツールを使わない限り二度と外せなくなる。 (*マニアモード以上だと必要な寝る回数が2倍になる) また、有料で生科研でも強化できるが、この場合だとストレートに同化ラバーまで進化はしない。 手順は「無料強化後一旦寝る→再び売店を訪れ、大金を支払う」というようになっている。 コメント 名前 コメント
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ラバーフィエル 第七天国の天使。
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逸品カラバイン銃 逸品カラバイン銃 カラバイン銃 性能 準備 Tips カラバイン銃 性能 耐久40、攻撃力35、装備効果:狙撃術+2、使用時効果:銃撃、レンジ:遠距離、必要名声4,400 1.0倍 耐久40、攻撃力35 1.1倍 耐久44、攻撃力39 1.2倍 耐久48、攻撃力42 1.3倍 耐久52、攻撃力45、46 1.4倍 耐久56、攻撃力49 準備 プライベートファーム(ディエゴガルシア島(中部インド洋))での「カラバイン銃の製法」レシピの出現 鉱脈技術度400以上、施設数3以上 必要スキル 鋳造 : 最低R7、推奨R15(マイスター)工芸 : 最低R14(宝石加工する場合)鉱石取引(硫黄、硝石購入)、工業品取引(石墨購入) 職業 鋳造優遇 : 錬金術師見習、両替商、鍛冶師、運び屋、鉱物商、武器商人、船大工、戦術家工芸優遇 : 錬金術師見習、両替商、工芸師(採集優遇)、薬品商、美術商、宝石商、パティシエ、芸術家、翻訳家 材料レシピ 火器製作の技法書 : バルセロナ(ヨーロッパ西部)で販売 火薬:硝石1、硫黄1 金属精錬の書 : リューベック(ヨーロッパ北部)の発展レシピ 鋼:鉄鉱石1、石墨1 鉄材:鉄鉱石1 鉱石精錬の書 : ダブリンの発展レシピ、オデッサ・アルギン・カリビブの投資レシピ 鉄鉱石:赤い鉱石1 特殊鉱石精錬の書 : アビシャン・サンジョルジュ(アフリカ西部)・ジェッダ(インド)の投資レシピ 硫黄:黄色い鉱石1 硝石:白い鉱石1 船大工入門・鋳造の書(プリマス、オポルト他で販売) 名工の大工道具:白い鉱石1、鉄材1、木材1 船大工入門・工芸の書 : 世界各地で販売 木材:丸太3 Tips レシピ「カラバイン銃の製法」 黄色い鉱石10 セイロン東で採集 (他:インド洋アフリカ東岸、アラビア海北西岸、セイロン東、カルカッタ南西、マラッカ北西、ブルネイ南東) 火薬20 硫黄→黄色い鉱石加工 or バスラ購入 硝石→白い鉱石加工 or マスリパタム購入 鋼10 鉄鉱石→PF産出 or 赤い鉱石加工 石墨→PF産出 or セイロン購入) 採集ブースト (Rが高ければ高いほど複数個でやすくなる) 武器 +1鉄斧(探索:バルト海北/ボイン渓谷、クノッソス遺跡内部) or 石斧(地図:アンボイナ) 頭 +1ンゴニの帽子(商人クエ:男の意地(ロンドン、アムス発)) or クマの帽子(冒険クエ) 胴 +1ケンテ♀(販売:カリビブ) or 各種モロ♂ or 各種ルングスドレス♀ or 各種ガンカ 手 +1黄銅製ミトン 装飾 +2ディンカの指輪(探索:アフリカ南東岸奥地) or トルクメンの腕輪(探索:マケドニア地方、販売:スエズ) セイロン東採集 鉱石必要R2(R+1で1個、R+4で3個、R+6で4個、R+9で5個) 草 捨て 丸太 捨て or 名工材料 黄色い鉱石 そのまま所持 or 硫黄に加工 白い鉱石 名工材料 or 硝石に加工 赤い鉱石 鉄鉱石に加工 緑色の鉱石 宝石加工 or PFで強化鋼の板金(鉄鉱石30、緑色の鉱石30)に加工 青い鉱石 宝石に加工 PFレシピ レシピ名 生産品 材料 種別 必要産出品 鋼の大量生産 鋼 鉄鉱石50、石墨50 鉱脈 鉄鉱石、石墨 鉄材の大量生産 鉄材 鉄鉱石50 鉱脈 鉄鉱石 強化鋼の板金の製法 強化鋼の板金 鉄鉱石30、緑色の鉱石30 鉱脈 鉄鉱石 高級ルビーの製法 高級ルビー 赤い鉱石30 鉱脈 赤い鉱石 最高級ルビーの製法 最高級ルビー 赤い鉱石50 鉱脈 赤い鉱石