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メジロブライト:最適脚質(差し) 適性(中距離、長距離、差し、追込、メジロ) 固有スキル:麗しき花信風 (相手RZが15枚以上で自分の山札が20枚以上のメインステップ終了時)速度+1 固有スキルをレース中5回まで発動できる SP4泰然自若:長距離の適性があれば、このターン速度-1して自分の思い出から12枚まで山札に戻す Reac:(自分RZが相手以下で、相手のターン中2度目のDaのカード発動時)その効果を無効にし、このカードをバ場に出せる
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東京都千代田区日比谷公園。 その敷地内にあるベンチに座る1人の議員が、ある有名な料亭に連絡を取っていた。 殺人鬼の刺青男と、その共犯者が今なお拘束されず、東京都内に放りこまれているのに。 呑気なものだと思われるだろうが。議員が聖杯戦争のマスターだと知れば、少々印象が変わるかもしれない。 「もしもし? 今晩予約を入れて貰いたいのだが、大丈夫かな? 人数は私を含めて四人。もしかしたら二、三人増えるかも分からないけど――」 議員の名は『ウィルソン・フィリップス』。 どうにも不自然な話。アメリカ人が何故か日本の参議院議員の1人として、東京に存在していた。 あまりに異端極まりない。 聖杯戦争の舞台は日本で――その中心『東京』。 決してマスターに選ばれる人間は『日本人』とは限らない。 逆にマスターが『日本人ではない』のならば、日本の東京において『ウィルソン・フィリップス』同様。 浮いた存在になりうるだろう。 だからこそ、聖杯戦争の主催者も不自然に外国人を多く配置したのだ。 別に議員の中には『ウィルソン・フィリップス』のように、アメリカ出身の人物から。 アジア、ヨーロッパ。あらゆる国籍の人間がいくつか存在している。 学校にも、企業の職場にも。 この『東京』で外国人が馴染んでいるのが不自然ではないよう、日常に取り込ませるように―― ただ。 マスターであるのは『ウィルソン・フィリップス』じゃなく。 彼の肉体を乗っ取った『ジャック・ブライト』なのだが。 「これで良し、と。『オダノブナガ』がマスターならば私の…… ウィルソン・フィリップスの秘書からのメッセージに反応を起こしてくれるはずだろう」 「結構、露骨過ぎるけど。悪くはないと思うわ」 ブライトに返事をしたのは、彼のサーヴァント・キャスター。 議員なだけあって美人秘書を雇っていたウィルソン・フィリップス。 秘書を通して、ブライトが注目する『織田信長』……彼の有名な戦国大名と同姓同名の議員との 宴会の席を取ろうと企んだ。 しかし、ただ頼むだけでは意味がない。 ブライトは秘書にあるメッセージを伝えるよう言いつけた。 『キャスターのマスター、ウィルソンより』 このメッセージに反応があれば『織田信長』はマスターに違いない。 ブライトが一旦、携帯電話を置いてキャスターに尋ねた。 「ところでユユコ。公園で何が起きたのか、分かったのかい?」 本来サーヴァントは真名を伏せる為、クラス名で呼び合うのが基本。 しかし、ブライト博士に至っては平然とキャスターの真名――西行寺幽々子の『ユユコ』と呼ぶ。 キャスターこと幽々子も今更訂正するのが面倒であり。 指摘したところで、ブライトは「真名で呼ぶ方が礼儀だと思うね」なんて反論しそうだった。 それはさておき。 彼らのいる千代田区に実在する日比谷公園にて。 警察の捜査が行われた様子だったので、情報を軽く集めていたのだ。 幽々子は、やれやれといった様子で答える。 「矢が飛んできたらしいわ」 「矢? 弓矢の??」 「ええ、男が1人。矢に討たれたって。男性がどうなったのかまでは分からないの。 救急車だったかしら? アレに運ばれた用でもないし、自力で逃げたみたい」 紛れもなくサーヴァントの攻撃だろう。 奇襲に合ったのは、当然マスター。 普通のNPCであれば大人しく病院に搬送されるのを抵抗しないはず。 低く唸ってからブライトは幽々子に問うた。 「他には? 例えば、その男が誰かと話をしていたとか……」 「さすがにそこまでは、ね」 「目撃者から男の特徴とか判明すればいいが――あまり望みをかけない方がいいだろう。おっと」 ブライトは、携帯電話にメールの受信を知らせる音楽が流れたのに反応し、手に取って確かめた。 彼が依頼をしていた人物は警察官僚。 些細な話程度だと、ブライトが頼んだのは…… まずは、刺青のバーサーカーもとい『アベル』に関する情報。 公式に発表されていない情報や、簡易的な現在までの情報、それと恐らくアベルが最初に犯行を行ったであろう事件。 依頼をする言い訳に「孫が事件に関心があって」なんて使ってみたが。 相手は笑って了承してくれたところ、ウィルソン・フィリップスの顔の良さが優れていると言えよう。 「ユユコ、こいつを見てくれ。どう思う?」 監視カメラっぽくはない。 インターネット上などに広まっている画像らしきもの。恐らく一般市民が撮影したものだろう。 人の生首をかかえた少女と、おぞましい顔をしたフードの男。 その二人がアベルと同行している絵だ。 幽々子は眺めた後、溜息のような返事をする。 「多分、他の主従かしら。フードの方がサーヴァントでしょうけど」 「ああ、驚いたよ。アベルに友達が出来た」 「………貴方が彼に殺されたって理由が、少し分かる気がするわ」 「私が冗談を抜かしたように捉えられているようだけど、本気でビックリしているのさ。 まぁ、何を考えているのか理解できないが。アレでもアベルは他人を見る目はあるのだよ」 成程。幽々子はちょっぴりだけ納得した。 ブライトも、アベルと同行する彼らを『普通』とは想定しないつもりなのである。 もう一つの画像。 そして、文面。 アベルが最初に出現した博物館…… 何故、ブライトがこれだけに注目したのか? 彼は他よりもアベルを理解しているのは事実であり、召喚されたアベルがブライトの知識通りの存在ならば。 確実にある物が宝具として昇華されていると判断したのだ。 ◇ 東京都千代田区内にある病院。 一人の男性が一般人?によって担ぎ込まれた。 左肩と右足を負傷がそれ相応のものであり、一通りの手当ては終えたものの。 ただならぬ傷跡と感じた病院側は、事件性があると見て警察に一報を入れていた。 それを知らない男性――アダムという教授。彼も聖杯戦争のマスターの一人である。 病室で安静にしている暇などない。一刻も無駄にしたくはないが、今は仕方がないだろう。 傷の痛みは確かで、足に関しては歩けば激痛が走る。 何より――……… 霊体化をしているアダムのサーヴァント、ロボットのアーチャーと念話を交わしていた。 内容は『財団』について。 アダムも、いくらサーヴァント相手とはいえ『財団』の全てを語る事はなかった。 裏切り行為を既に行っているが、最低限。財団職員の意地として、隠すべき部分は触れず、アーチャーに伝えた。 そうしなければ、アーチャーの方が納得しないのだから。 『……ってことは……ルーシーが言った通りの事も、したのか』 (我々は常に最善を尽くしてきた。しかし、それでも限界がある。「処理」もそうだ。 手の施しようもないほど終わってしまった存在は、誰かが「終わらせ」なければならない) アダムはアーチャーに納得して貰うのと同時に、説得もしていた。 (我々の手段が「悪」でないとは証明は出来ない。それも『必要悪』なのだ。アーチャー) 『………一つ、頼みがある。アダム』 (可能な限り努力しよう) 『やっぱりルーシーを殺すのは、駄目だ。俺はできねえし、ルーシーが聖杯を手にしたいように見えないんだよ』 ルーシー・スティール。 彼女は聖杯戦争に巻き込まれただけだ。予期せぬ形で。ある種の不幸と称しても良い。 尤も、意図せず巻き込まれたのはアダムも同じ。 恐らく、他のマスターもそう。 ルーシーには願いなどなく、アダムには確固たる願いがあった。 それだけの違いだろう。 アーチャーの要望に対し、アダムは目を伏せた。 (アーチャー……この聖杯戦争の主催者が、生き残ったマスターを生かしてくれるだろうか) 『な、何言ってんだ』 (令呪が残ればマスターは死に絶えることはない……だが。もし聖杯戦争が終わりを告げ 生き残ったマスターが居た場合……主催者たちはどうすると思う? 素直にあるべき世界へ戻してくれるか? 私は……私は、そうは思わない。聖杯を獲得したマスターも、然りだ) 事実それは妄想ではない。 主催者からは、マスターたちにどのような処遇を下すかなんて説明はなかった。 アダムは最悪自分が死に辿るとしても、娘のことを聖杯に願えれば良いと思っている。 否。 最初から、アダムはそんなつもりだった。 (マスターの殺害を控えたい気持ちは分かる。だが、結局は無意味かもしれない。 主催者の力は――強大だ。逆らえば、聖杯獲得の権利剥奪では済まされない) 大げさにアダムは話すが、決して想像上の話ではない。 架空の世界を作り、人間の複製を行い、財団にいたアダムをここに誘拐した。 間違いなく主催者の力は本物である。誰もがそれを忘却しかけるだろう。 半ばアーチャーを強引に言いくるめているようだが。聖杯を獲得するには、これしか術はないのだ。 アダムは沈黙するアーチャーに説得を続ける。 (何より。私は彼女が……ルーシー・スティールが混乱しているとは判断しない。彼女は冷静にあの決断を下したのだ。 ……我々は「幸運」にも彼女を捕捉している。棺の破壊よりも、彼女の始末こそがSCP-076-2への最善策だ) 真っ向勝負は困難だ。 棺の破壊も重要だろうが、ルーシーを始末する方が最善すぎる。 返事がないアーチャーに対し、アダムは言う。 (頼む、アーチャー。戦う相手はSCP-076-2だけではないんだ。 数多のサーヴァントとの死闘が予想される以上、なるべく安全にSCP-076-2を無力化した方がいい) どうしても―――聖杯を獲得するには。 そして、聖杯戦争の会場で『災厄』が発生するのを防ぐには。 ルーシー・スティールの死しかないのだ。これも『必要悪』だと割り切る他ない。 折角掴めたチャンスだ。 棒に振るなんて出来る訳がない。 『アダム……「財団」ってのは潔く諦めるのか。違うだろ』 アーチャーがやっと応えた。 『お前は今まで影ながら人々を救い続けてきたんだろ! だったら!! ここにいるマスターたちも助けてやろうとは思わねえのかよ!』 (………) 『ルーシーも、アダムも! 家族が待っている!! お前の娘だって……父親がいなきゃ解放されたって嬉しくねぇ!』 やはり、アーチャーは『父親』なのだ。 ロボットでも、何でもあったとしても、父で居た事実は変えようがない。 ルーシーはアダムが『正しい』と称した。 だが、大きな間違いである。 聖杯戦争を行うに当たって――それらを妨害する財団の方が、この状況では『悪』なのだから。 逆に彼女こそが『正しい』のだ……… 「アーチャー。『見つけ次第、ルーシー・スティールを殺害しろ』」 アダムが下したのは単純な命令ではなく――令呪による強制だった。 アーチャーとの関係を悪化させるものであったとしても。 彼は、こうしなければルーシーに攻撃すらしないだろう。 『アダム!?』 「私がSCP-076-2を止め、ここで最悪の事態を起こさぬよう行動するのは。 聖杯を得る為だ。私は聖杯を得ようとしている時点で――財団を裏切っている!」 『どうしても、そのつもりなのか。お前! ルーシーは……あの子の家族は!!』 「良いか、アーチャー! もし、SCP-073がサーヴァントとして召喚されているのならば……… SCP-076-2以上に倒すのは不可能だ。奴はあらゆる攻撃を跳ね返す……お前では倒せない。 アレこそマスターの方を倒すしか術はないのだ」 アーチャーは絶句する。 聖杯を必ずアダムに。 それを約束したのだから――あの忌まわしき兄弟を倒すのに、マスターの死という罪を背負わなければならない。 逃れられない運命。 アダムも、アーチャーも。ただただ、遣る瀬無い気持ちに包まれるのだった。 ◇ ランドセルランドの戦いが終わりを告げた後、安藤兄弟たちは昼食を終え。 「これからどーする?」と潤也が兄に尋ねていた。 難しい表情を浮かべていた安藤は、どう話を切り出そうかと悩む。 兄を察した潤也の方が先に言う。 「どっか寄る場所でもあるのか?」 「……宿題の為に資料を探そうと思ってて。俺の用事だし、潤也は無理して付き合わなくていいぞ」 「ふーん? じゃあ、先に帰ってるから俺が晩メシ作っておく!」 「お前が!? 危険過ぎる……」 心配するなって! 潤也は相変わらずの調子で笑うものだから、安藤もつられて笑みを作った。 潤也と別れた安藤は、電車を乗り継いで目的地を目指す。 ただ、遊園地に足を踏み入れただけで邂逅したバーサーカー、そしてアヴェンジャー。 安藤のサーヴァント・アサシンが出くわしたライダー。 今もなお殺戮を止めない『最悪の弟』………安藤の頬に冷や汗が伝う。 「同盟か……」 アヴェンジャーは聖杯戦争と真っ向から対立する姿勢だ。 ライダーは恐らくアサシンの能力に警戒し同盟を持ちかけてきた。 どちらのサーヴァントも、マスターの真意は不明。 安藤としては、少なくともアヴェンジャーのマスターは不動高校におり。 ライダーのマスターも……身近にいるのでは? と考察していたのである。 というのも。 ライダーの言い回しから察するに、彼もしくは彼のマスターは安藤と接触する事が可能な状況だと推察できた。 いつ邂逅が叶うかも分からない相手に、同盟に対する返事を待つ。 ……などと、悠長な構えを取るのは変である。 それが出来るのは、安藤の身近にいる証拠……まさか不動高校に他のマスターが? 「なら、明日は学校に行ってみるか……」 安藤も正直、同盟は願ってもない話だった。 アサシンの絶対防御と呼べる能力は、異常に優れているのだが。 直接攻撃となる手段は一切ない。 安藤も『腹話術』が奇策の一つではあるものの、決定的な一撃じゃないことは重々承知していた。 『双方の話を承諾するつもりはないのですね』 アサシンの念話に対し、安藤は頷く。 (同盟相手が多ければ多いほどいいと思う。でも……アヴェンジャー、あいつは…… もしライダーのマスターが聖杯の獲得に動いていたら、容赦はしない……) アヴェンジャーの言葉通りなら。 ライダーも、そのマスターも始末されるのだ。 あの男は『そういう事』を慣れている。造作もなく成し遂げる。 安藤は考えた。 少なくとも――戦争は止めなければならない。あの『最悪の弟』も。 きっと、偽りであれこの『東京』の秩序は確実に崩壊へ近づく事だろう。 ただ。 『聖杯』とは、破壊するべきなのか? 本当に破壊しても良いのか? 願いを叶えるだけの願望機と決め打てない。破壊しても良い物とは限らない。 破壊するべき物とも限らない。 断言は出来ない以上、聖杯の破壊を目標にしてはならないと安藤は考えた。 そして、主催者たち――先導アイチたちの目的が、聖杯戦争の完遂であるならば、達成させてはならない。 安藤は我に帰り、ある駅で降りた。 駅から脱出し、安藤の目の前に視える――目的地である警視庁が。 とはいえ警視庁周辺でうろうろする訳にはいかない。 「確か……」と安藤は付近に公園(正式には日比谷公園)があったのを思い出す。 着実に公園へ歩み始める安藤は、念話でアサシンに伝えた。 (一先ず、俺は公園で待ってる。居ても不自然じゃないし……大丈夫なはずだ) 実質、高校をさぼってしまったのだ。 余計なことで職務質問などされては厄介になりかねない。 慎重に動く安藤に対し、アサシンの常に機械的な声色が聞こえる。 『マスター……一つ、よろしいでしょうか』 (………) 『ライダーのマスターに心当たりがあるのでは?』 最早、アサシンですら確信を感じているのだろう。 一体いつから? ライダーが出現した時から? 違う。 結局この『東京』も、人々も偽りだったのだ。安藤の知る、流されるだけの人々だけしかいない。 だから安藤は、記憶を取り戻してしまった。 だから安藤は、気付いてしまった。 (ああ…………潤也は、きっと『マスター』だ) 潤也は正真正銘の『安藤潤也』だった。 ランドセルランドの戦いを通じて、安藤は実感する。 だとしても――潤也がライダーのマスターなのか? ならば、何故あそこで。 それ以前に、聖杯戦争が開始した直後に話を……否、潤也は安藤がマスターだと察せるか定かではない。 違う。絶対にありえない。 きっと気付いている。 安藤は思い返す。一度だけ逃げたのだ。『最悪の弟』に支配されつつある偽りの空間から。 あの時。 潤也は察せたはずなのだ。 潤也でなくとも、彼のサーヴァントならば……きっと。 だったら、どうしてソレを安藤に伝えようとしないのだろうか? まさか……潤也は聖杯を獲ろうと目論んでいるのか? 何故? 事故で死んだ両親を生き返らせたい? 実は、そんな事を考えていたのだろうか? だとしても、尚更の話。安藤にそれを伝えない理由にはならないはず。 『彼がマスターで、聖杯の獲得を狙うのならば。アヴェンジャーにとっては「敵」です。 聖杯戦争においてマスターを殺害は必須ではありませんが、彼は恐らく……』 (分かっている。分かっているんだ……) アヴェンジャーが安藤の周辺に探りを入れるか? 安藤の弟まで調査するかは分からない……第一、アヴェンジャーのマスターの正体を掴めていない。 どうやって安藤がマスターであると狙いをつけたのかさえも不明だ。 (潤也が俺に悟られないように行動しているなら……動くのは潤也じゃない。サーヴァントの方だ。 確かにサーヴァントがマスターと別行動するのは、リスクがあるけど。 アヴェンジャーのように、マスターの正体を探られないメリットもある) 潤也が約束通り夕食の準備をするなら、帰宅するのは嘘ではない。 安藤の考察が筋通るなら潤也は目立った行動はしないだろう。 一方で、アヴェンジャーの動きは不安だが……彼も安藤だけに重点を置くとは想像しがたい。 最悪、監視されている可能性はある。 安藤なりに、アヴェンジャーの接触を見る限り。 彼自身の目論みに利用できる主従を選別しているのでは? と考察する。 安藤は、漸くアサシンに問いかける事ができた。 (アサシン……『奴』を、どうしたいんだ。俺たちは最終的に『奴』と対決する) 『………』 (赦されるか、赦されないかの問題じゃない……最終的に倒したいのか……?) 刺青男が聖杯を狙っているとは思えない。 きっと、殺戮だけを目的とし。最終的な願望は、一欠片もない。 最悪――倒さなくては。 アサシンからの情報による例の『棺』を破壊したうえで、討ち滅ぼすのだ。 そうしなければ奴が東京から消滅することは叶わない。 『私が望むのは謝罪のみです。マスターが彼を葬るべきと考えたならば、従いましょう』 霊体化している為、アサシンの表情は伺えないし。 声色も冷淡な――何の感情も込められていないように錯覚するものだった。 けれど、安藤は歩みを止める。 「あんた、何も考えてないだろ」 アサシンからの返答は、なかった。 「俺は一度もあんたに『従え』なんて命じてない。助けたいなら、助けたいとハッキリ言ったらどうだ」 安藤自身、それは無謀だと分かり切っていた。 あの『最悪の弟』はアサシンに何も望んでいない。何かを与えても、投げ捨てる。 アレはどうしようも出来ない。 救済を与えることすら、無意味な存在だ。 「俺は――ちっぽけな能力しか持っていない。『考える』事しかできない。 でも、逃げない。あんたも逃げないって決めたんだろ。だったら」 刺青男に、『最悪の弟』に―― 『アベル』に勝利するくらいの覚悟で挑む。 安藤は既に決心した。 後は――アサシンの――『カイン』の意思だけであった。 ◇ 「割とあっさり見つかっちゃうものね。まぁ、ほぼ解答を知っているから当然かしら」 幽々子が例の『棺』の画像を目にしていた。 それこそが刺青のバーサーカーの宝具であり、彼が何ゆえ人類に対して脅威的なのか? の原因となる代物。 刺青男・アベルはタダでさえ暴力の擬人化のような戦闘能力を保持し、イカれた知能を備えているだけではなく。 それらに加えて不死身なのだ。 彼が人類に敵対心を持つのに、これらが悪夢の四品セットで販売されるような有様だ。 アベルの不死性を機能させるのが――この『棺』。 幽々子の『西行妖』が表で設置する宝具のように、アベルの『棺』も移動可能な代物ではない。 逸話になぞるならば……きっとアベルが初登場を果たした現場にあると、ブライトは踏んだのだ。 彼の推測は見事的中する。 アベルが最初に行った犯行現場。江東区の博物館に『棺』は展示品と称し設置されていた。 博物館の住所を把握したところで、幽々子が口を開く。 「ところで、ブライト。結局、どうするの?」 「うん?」 「刺青の彼……面倒だからアベルと呼ぶけど。アベルと彼のマスターに接触して、どうするの? まさか本気でアベルに変な命令をしたいが為に、追っているつもりじゃないでしょう」 「あぁ……八割ほどそのつもりだが、それ以外の事はあまり考えていないかな」 幽々子は大いに呆れていたが、ブライトはメールで送られてきた情報を目に通す。 「そもそも私の行動方針の五割は東京観光で、残り五割は……色々とね。 主催者たちがどうやって私をここへ連れてきたのか、聖杯戦争の在り方など他の興味はあるさ。 それらを行う上で、正直アベルは邪魔になりかねないからね」 アベルが居ようが、居なかろうが、聖杯戦争の状況下に平和と余裕を求めるのはお門違いだ。 幽々子はブライトに突っ込もうとしかけるものの、止める。 何故なら、ブライトの表情が途端に曇ったのだ。 こんな彼を幽々子も初めて拝めた。 「おいおい」とブライトが焦りを現にしたのは、アベルに関するある情報。 新たな共犯者の情報だと向こう(警察)は解釈しているが、特徴を聞く限り。 絶対にありえないはずだった。 「共犯者だって? ……コレは間違いだ」 「この共犯者に心当たりでも?」 「ユユコ。アベルと聞いて、もう一人。連想する人物がいるだろう?」 「…………カイン?」 聖杯の知識から引き出した情報を頼りに、幽々子は正解を口にする。 アベルがいれば、当然カインもいるだろう。 幽々子も何となく想像していたのだが……共犯者の特徴が、まさにブライトの知る『カイン』そのもの。 アベルとカイン。 二人が揃ったと聞いて、幽々子でさえも嫌な予感を覚えた。 「参ったな。これは想定外にもほどがある! SCP-073もいるなんて、クソったれな悪夢であって欲しいよ」 だが、ブライトもカインがアベルとは異なり人類に敵対的ではない事は把握しきっている。 故にこの情報は偽りだと察せた。 最悪、彼が収容される以前に攻撃的な相手を『呪い』による殺害を犯したような過ちを繰り返し。 警察に危険人物と称され、アベルの共犯者の濡れ衣を着せられたくらいだろう。 もう一つ。 ブライトが依頼したのは、アベル以外に関する情報。 些細な事件でもいいから刺青男と無関係なものを要求したところ。 刑務所の不審死・行方不明者・美術館の器物損壊などなど……多種多様な情報が揃った。 しかしながら、植物が腐敗した――といった類の記述がある文面は、ない。 植物の腐敗……具体的にあげるなら、土地の汚染物質による被害。 それは、警察ではなく『環境省』の管轄に含まれる。 残念だがウィルソン・フィリップスが所持していた名刺の中に、環境省に関わる人物はいない。 やれやれ、これでは秋葉原でメイドカフェに立ち寄る余裕がないじゃないか。 ブライトは内心、そのような文句を呟いていた。 「うっわ、あのおっさん宝石つけてるけど似合わなくない?」 「ホントだ。だっさい~」 偶然、通りかかった二人の女性がブライトもとい『ウィルソン』を遠目に語り合う。 彼女たちは、きっとブライトに聞こえるよう話しているつもりはないのだ。 冗談半分。面白半分。本気かどうかはさておき、直接伝えようとしない時点で陰口も同然。 ブライトは「ふむ」と何か思い至り、彼女たちに話しかけた。 「君たち! 私も全くそう思ってたところだよ。実は、知り合いがコレをくれたんだ。 仕方なく身につけていたのだが……やっぱり、似合わんだろう。私みたいな奴にはね。宝の持ち腐れだ」 アメリカ人らしい大げさなマシンガントークをするブライトに いかにも現地人の女性二人は困惑していた。 日本では、他国によくある愉快なノリは通用しにくいものである。 「私みたいな男性よりも、君たちのような女性が貰った方が宝石も喜ぶだろう。 これも縁だと思って、君たちにあげよう! ちゃんとした本物だ、持ってくれれば分かるはずさ」 「え……ええ」 彼女たちは見知らぬ男性に宝石をやる、なんて言われ明らかに警戒していた。 戸惑いながらも1人が、恐る恐るルビーと思しき宝石がはめ込まれた首飾りに触れる。 そして―― ◇ 幽々子も唐突なブライトの行動にさり気なく合わせ、ウィルソンに死を与えた。 邪魔になった『ウィルソン・フィリップス』は、ベンチに座っている。 彼を起こさないでくれ、死ぬほど疲れている。 と誤魔化せば問題ないくらい外傷一つないその死体は、心臓麻痺辺りの死因で処理されるだろう。 だが、彼の方針はアベル並に意味不明である。 幽々子は、先ほどの首飾りを身につけた女性――の体を乗っ取ったブライト博士に問いかける。 「で? 今回は何があって『乗り換えた』のかしら」 ブライトの現在の肉体である女性と同行していた連れには、適当な都合を理由に別れたと思われる。 死体から財布と携帯電話だけを強奪し、女性が所持していた鞄にソレを仕舞うブライト。 満足したところで彼(肉体は女性だが)は幽々子の問いに答えた。 「ユユコ、想像してみて欲しい。君が『オダノブナガ』の立場でね。 彼が聖杯戦争におけるマスターと仮定して、そんな彼にキャスターのマスターと思しき存在が接触してきた」 「普通は警戒するかしら。逆に『ウィルソン・フィリップス』の探りを入れたいわね」 「しかし、どちらにせよ『ウィルソン・フィリップス』に接触するべきではないかな?」 「そうね。彼のサーヴァントの手の内次第じゃ、接触しても構わないでしょう」 「その通りさ、ユユコ! 最終的に『オダノブナガ』は我々と接触する。だが――― あえて『ウィルソン・フィリップス』ではなく今の私のような女性がマスターであった場合。 大分、イメージが変わると思わないかね?」 逆に、罠ではないかと警戒されそうだが。 幽々子というサーヴァントが傍らに存在するのと、ブライトの令呪を確認すれば。 相手方は納得してくれる、だろうが……意図はサッパリだ。 第一印象のインパクトを重視したアイディアなのか? 幽々子が考察した通りに、ブライトが「第一印象だ」と意気揚々に語る。 「正直言って、あの初老の政治家よりも、美人の方が好印象だ! 第一印象で人を決めつけるのは良くないが、結局は第一印象が全てだと思うよ」 一応、納得はしたが。 それにしたって理不尽極まりない。 地位を利用されただけの『ウィルソン・フィリップス』。 新たに乗っ取られた女性。 決してブライトに限った物語ではない。このような理不尽を日常に押し付ける……それが『SCP』でもある。 彼は、これでも残虐な理不尽から人々を守る『財団』の一員だ。 「――おい」 ただし、その事実を知る人間は少ない。 聖杯戦争の舞台においては、さらに絞られるほどに。 ブライトたちの前に現れた一人の少年。 この時間帯にうろついている事すら、日常を逸脱している中学生程度の未成年者。 彼もまた、ブライトの正体を知らぬ人間だったが。 唯一。ブライトが聖杯戦争のマスターだと見抜ける数少ない一人ではあった。 「よく分からねーが、その男はサーヴァントの能力で殺したんだろ」 先ほどのブライトが口にした第一印象を用いれると。 少年はガラの悪い、如何にも反抗期だと言わんばかりの雰囲気を醸し出しているが。 ブライトと幽々子による理不尽な殺人を快く思っていないようだ。 彼なりの正義感が胸に秘めている。 幽々子は、少年がマスターだと察せた。故に、どうしたものかとブライトの様子を伺う。 女性の体を乗っ取ったままのブライトは、不敵な笑みと共に返事をする。 「安心して構わない。『彼』は聖杯戦争におけるマスターではないよ」 「は?」と少年は素っ頓狂な声を漏らす。 彼の表情は憤りと困惑が入り混じったものであった。 恐らく、少年がブライトに問い詰めたかった事実は、それではないのだろう。 ブライトは、お構いなしに話を続けた。 「おや、聞いていなかったかね? ここにいる人間は『生贄』だよ。 尤もそれは主催者が使用した呼称であって、実際のところは人間の『レプリカ』のようなものだ」 「あんた、何言って………!」 「だからとはいえ殺人は許容できないと? はははは! 正義感に満ち溢れているね! しかしだよ。『レプリカ』が死んだところで『東京』の様子はどうだい? 何一つ変わってないじゃないか」 生贄の人間が死んだって、大した事じゃないんだ。軽快に笑い飛ばすジャック・ブライト。 そうであっても人間。されど人間の形をしたモノ。 ソレの正体がどんなものであっても、生きているのだ。 何でもないものと軽視することに少年――馳尾勇路にとっては赦し難いものだった。 勇路は、コイツにだけは<断章>による制裁を与えても赦される、とすら感じた。 いつの間にか安全ピンを手の内に忍ばせているが。 ブライトの傍らにはサーヴァント……キャスターこと幽々子の存在。 彼女が一体どう行動をしでかすか分からない。 (バーサーカー!) 勇路は念話で自身のサーヴァントに呼びかけた。 無論、彼の傍らにバーサーカーは霊体化をし、存在はしていたものの。 バーサーカーは不服そうな声色をしていた。 『炎天下の元で実体化しろと? 家臣であるなら日傘程度は用意できぬか、無礼者』 (んなこと言ってる場合じゃねーだろ! 連中を放っておくつもりかよ!!) 『それは貴様にとって目障りであり、余は奴らに対する感情がない』 吸血鬼として召喚されてしまった時点で、バーサーカーは不満を買っているというのに。 昼間の戦闘を強制するならば、勇路の血を吸いつくす以前に。 明確な殺意による殺害の実行を決断する方が速いはずだ。 くそ、と舌打つ勇路。 一方のブライトたちも、ただ無抵抗に終わる訳がない。 以前、マスターの体を『乗っ取って』色々と試してみたいと述べていた通りに。 勇路の肉体に『乗り変わる』のも悪くは無い。 ないのだが……如何せん勇路は見るからに未成年なのだ。 ブライトの現在の体である女性や、ウィルソン議員といった成人男性とは違い。 未成年なだけで大分行動が制限されてしまう。 夜間うろつくだけでも、警察のお世話になりかねない。 幽々子も念話でブライトに伝える。 『彼。魔力は感じるけど……どうする? 彼のサーヴァントも姿が見えないし』 (体を乗っ取るのは良した方がいいかな。かといって、無視する訳にはいかない) 素直に同盟を組もう。 なんて素敵な話は、ブライトは毛頭する意思がなかった。 勇路は良くも悪くも、少年らしい年頃だ。既にブライトの犯行を目撃している以上。 脅したところでブライトたちの指示を受けるとは思えない。 勿体無いが『処理』してしまおう。 利用出来れば良かったが、勇路は利用どころか反抗しか与えてくれないだろう。 であれば、生かしておく理由もなくなってしまった。 残念だ。うん、非常に残念でならないよ。 なんてブライトは責任逃れの呟きを繰り返し、幽々子に命令しようとした。 その時。 「逃げろーーーーーーーーーーーーーー!!」 一つの大声が、日比谷公園に響き渡った。 「!?」 公園内で一人の男性が叫ぶ。 彼は勇路とブライトたちから少し離れた位置にいたものの。 決して、勇路たちに向けて言葉を発したのかは定かではなかった。 一体何事か、他の無関係な人々も注目する中。件の男性は続けて叫ぶ。 「ここに爆弾が仕掛けられているぞ! 早く逃げろーーーーーー!!!」 爆弾……!? 話がついていけない。爆弾が仕掛けられた? それは聖杯戦争のマスターによるものなのだろうか。 何より、あの男性は? 彼が聖杯戦争のマスターということも……… ブライトや勇路も、可能性を視野に入れようとした時。 今度は、老女が叫んだのである。 「あともう少しで警察が来るらしいわ! 早く逃げましょう!!」 続けるように、少々呆然としていた主婦らしき女性が叫んだ。 「いつ爆発するかも分からないのよ! みんな、逃げて!!」 奇妙な現象に困惑する勇路。 いよいよこうなれば「本当に爆弾が?」「最悪、警察もここに?」と不安が渦巻いた。 勇路は、家も抜けだし、学校も不登校した身だ。 もし本当に警察が現れれば…… 文字通り勇路が我に帰った時、ジャック・ブライトが乗り換えた女性の姿は消えていた。 幽々子の姿もない。 混乱し、逃げ惑う人々の流れに乗じ、姿を眩ませた。サーヴァントの幽々子は霊体化でもしているのだろう。 「おい!? どこへ行きやがった! バーサーカー………!!」 『全く忙しい奴め。貴様は先ほどの主従か、少女の主従。どちらかを選ぶべきである。 双方取るならば好きにするがいい。それほどの裁量が貴様にあればの話だが』 「な………」 バーサーカーの素っ気なさすぎる態度に勇路は苛立つが、冷静になれば一理ある。 どちらかは選べない。 勇路も、少女(先導エミ)を捜索し、偶然この場を通りかかっただけで。 死を玩ぶ主従との邂逅は夢にも見ていない出来事だった。 どちらも放置してはおけない。だが、どちらしか選べない。 再び舌打つ勇路に、公園に居合わせていた男性が声をかける。 「君! なにをしているんだ、逃げた方がいいよ。そこのおじさんも――」 男性が、ベンチに座るウィルソン・フィリップスの肩を叩く。 その僅かな弾みで死体はベンチから落ちてしまった。 見るからに死人のソレだと理解した男性は、腰を抜かしながら悲鳴を上げる。 勇路は振り返る事なく、逃亡する他なかった。 誰も居なくなった一種の地獄で。 一人の『魔王』が、この光景にほくそ笑んでいた。 ◇ 一般人による突然の混乱。 それは安藤の『腹話術』によるものだった。 ウィルソン・フィリップスの死体発見と共に、警察が再び日比谷公園に現れ、現場検証が行われている。 安藤は、野次馬の中からそれを眺めた。 潤也のサーヴァントの監視、アサシンに同盟を持ちかけたライダーの存在、アヴェンジャー。 様々な視線を警戒していたが。 安藤は、それでも『腹話術』を使用した。 あのまま。 彼らは『聖杯戦争』を繰り広げるのは明白であったから。 安藤は、少なくとも主催者を止める事は確固たる方針として定め始めていた。 聖杯戦争を止める。 までは行かずとも、阻止する事は可能なのである。 つまるところ、今回のような手段で。 これで良い。安藤は一つの満足を胸に覚えた。 (……けど………あのサーヴァントの能力は一体) 安藤もわざと周囲に合わせ、野次馬の中にいるのではない。 一つは、アサシンが警視庁にて情報を収集するまで待機している為。 もう一つは、この現場検証で警察関係者の発言からキャスターが殺害したと思しき死体の情報を入手する為。 外傷はなく、詳しい死因は不明。 事件性がない為、心臓麻痺で処理しよう。 ……といった情報だけは聞き取れただけ。故に安藤は考える。 野次馬も段々と興味をなくしたように一人、また一人と日常へ溶け込んで往く。 安藤は、ブツブツと考えながら。公園から離れる事にする。 「キャスターは陣地作成と道具作成……戦略的な行動に適しているんだ………」 だったら、マスターと行動している方がおかしくないか? 召喚されてから陣地を作成するのに、どれほど時間がかかる?? あのキャスターはマスターに同行している時点で、陣地を諦めているか。既に基盤となるものは完成させた。 ――その、どちらかだと安藤は考察する。 でなければ、聖杯戦争を勝ち抜く方針の場合。無謀と言わざる負えない。 「あの! あの、すみません!」 「………え? あ、俺?」 急に声をかけられたので、安藤も反応に遅れた。 一人の女性が普通な雰囲気で話を続ける。 「これ、落としましたよ!」 女性が差し出してきたのは派手なルビーの宝石がつけられた首飾り。 どう考えても安藤には覚えがない代物だった。 常識的に見ても、このような首飾りと安藤は無縁の存在である。 「いや……俺は落してませんけど」 「え? 私、ちゃんと貴方がコレ落とすのを目にしてたんですから!!」 どういうことだ? 訳の分からない女性の主張だが、彼女は『何かに操られている』様子ではないし。 見間違いだろうが、彼女が納得しない雰囲気だったので。 安藤は渋々、似つかわしくない首飾りを受け取ろうとした。 『マスター! 触れないで!!』 かつてないほどの声量でアサシンが呼びかける。 警視庁での情報収集は終えたのだろうか? だが、アサシンの声色は機械的であったが必死さが伝わるのが十分である。 安藤は不自然に固まってしまったものの、慌てて話を続けた。 「すみません、急いでるんです。本当に俺は落していませんから、警察に届けて下さいっ」 「あー………」 アサシンから後で事情を聞くとして、安藤は一刻も早く立ち去るのを優先する。 女性は首飾りを手にしたまま呆然としていた。 彼女が追跡する様子はないが、仮にマスターだとすれば? サーヴァントが追跡する可能性もある。 もし、安藤がマスターなのではと疑い、接触してきたとしたら? 安藤が駅のホームに到着し周囲を警戒するが、先ほどの女性はいない。 そのまま、江戸川区方面に向かう路線へ足を運んだ。 (アサシン、さっきの人を知っているのか) 『正確には、あの首飾りを存じております』 (え………首飾り? なんだ、あれって。呪いの代物とか……?) 『詳しくは教えられません。私の「情報」は秘密厳守と命じられたものです。 マスターにも最低限の情報しか公開できません。ただ………アレには触れてはなりません。 そして、あの女性は――現時点では聖杯戦争のマスターと判断して構いません』 (……そうか) アサシンの所持する『情報』とやらに引っ掛かりを覚える安藤だが、とくに疑心は抱かない。 むしろ、アサシンが安藤を阻止した瞬間。 表情は伺えないが、アサシンは自らの意思で動いた。 安藤を守ったのだと察せるのは容易だった。 彼の一連の行動は、彼が『考えた』末の結果なのだと。 そう、アサシンは考えた。 仮に首飾りの女性―――『ジャック・ブライト』と接触し、アサシンの存在を知られれば。 バーサーカー・アベルとの接触を妨害されるのは明白である。 アサシンは決心したのだ。 本当の意味でアベルと対決する事を―――……… ◇ 罪は赦されたいと願った事はあるが、赦されるものはないと分かり切っていた。 赦される事はないのでもなく。 赦される権利すら与えられない。 完全に神の掌から零れ堕ちた。見放され、救いを求められず、掲げられる正義もない。 いつかは、赦されるものだと『考えて』すらいなかった。 しかし。 それでも救いを与える事は出来るのか。 見放さず、正義の為の犠牲にはなりえるのか。 で、あるのならば――― 聖杯を手にせず、ちっぽけな力でどうにかしようと足掻けるならば 主が『魔王』と成るように、何か。なんであってもいいから、救えると云うなら。 それこそ彼の『兄弟』が望まず。自己満足であったとしても。 ただ漫然と生きているだけの人生なんて、もう――終わりにしよう。 何の意気込みもなく、平坦に生きたくはない。 それこそが安藤も、カインも抱いている本心だった。 【三日目/午後/千代田区】 【安藤(兄)@魔王 JUVENILE REMIX】 [状態]健康 [令呪]残り3画 [装備]私服 [道具]携帯電話 [所持金]高校生としては普通+潤也から貰った一万円(貯金の方は別としてあるかもしれない) [思考・状況] 基本行動方針:バーサーカー(アベル)と対決する。聖杯戦争を阻止する? 0:自宅(江戸川区)方面へ移動する。 1:考える為に情報を集める。 2:アヴェンジャー(マダラ)とライダー(ジャイロ)からの同盟の話は慎重にする。 [備考] 原作第三巻、犬養と邂逅した後からの参戦。 役割は「不動高校二年生」です。 通達について把握しております。 潤也がマスターであると勘付きましたが、ライダーのマスターであるとは確証しておりません。 今朝のニュースで新宿区の事件とフードを被ったのサーヴァント(オウル)と桐敷沙子の存在を把握しました。 またフードを被ったのサーヴァント(オウル)と桐敷沙子が『人ではない』と考察しています。 バーサーカー(ジェイソン)のステータスを把握しました。 アヴェンジャー(マダラ)のステータスを把握しました。 アヴェンジャー(マダラ)のマスターが不動高校の関係者ではないかと考察しています。 ライダー(ジャイロ)の存在を把握しました。 ブライトとキャスター(幽々子)の主従を把握しました。 また首飾りの女性もマスターであると把握していますが、キャスター(幽々子)のマスターと 同一であるとは把握しておりません。 少年(勇路)がマスターであると把握しました。 SCP-963-1との接触が危険だと把握しました。 現時点で腹話術の使用による副作用はありません。 今後、頻繁に使用する場合、副作用が発生する危険性が高まります。 【アサシン(SCP-073)@SCP Foundation】 [状態]霊体化 [装備] [道具] [所持金] [思考・状況] 基本行動方針:バーサーカー(アベル)に謝罪をする 0:バーサーカー(アベル)を助ける……? 1:自分は聖杯を手にする資格はない、マスター(安藤)の意思を尊重する。 2:バーサーカー(アベル)と接触する為、ブライトに行動を悟られないようにする。 [備考] 今朝のニュースで新宿区の事件とフードを被ったのサーヴァント(オウル)と桐敷沙子の存在を把握しました。 またフードを被ったのサーヴァント(オウル)と桐敷沙子が『人ではない』と考察しています。 ライダー(ジャイロ)とバーサーカー(ジェイソン)を把握しました。 ブライトとキャスター(幽々子)の主従を把握しました。 しかし、キャスター(幽々子)のマスターがブライトであるとは把握しておりません。 潤也がマスターであると確信しております。 警視庁にて、現時点までの事件の情報を把握しました。 ◇ 「やれやれ。今のはサーヴァントに怪しまれてしまったのかな?」 先ほど安藤に首飾りを渡そうとした女性――ブライトは溜息をついてしまう。 離れた位置から様子見していた幽々子が現れ、さすがにね。と呟く。 ブライトは公園で乗り換えた女性とは、また異なる別人の女性に『移り変わっていた』のだ。 これまた何となく『変わった』のではない。 ブライトも、公園の騒動が聖杯戦争と無関係とは判断しなかった。 マスターの仕業か、サーヴァントの仕業か。 まずは、別人に乗り変わって探りを入れるべきだとブライトは行動に至った訳である。 見事に幽々子が明らかに魔力のある少年を、野次馬から発見する。 犯人は現場に戻る習性がこのような形でも発揮されるとは。 しかも、少年とはいえ高校生くらいの年頃だ。勇路よりも行動範囲は広まるはず。 悪くは無いと思い、首飾りを差し出してみたところ。少年に警戒されたのか失敗に終わった。 少年が勘付いた、よりかはサーヴァントが注意を促したように見える。 幽々子はブライトに問う。 「彼をこのまま追う?」 「それはいいかな。さっきの少年と違って攻撃しようとしない辺り、一般的なジャパニーズだと思うよ」 危険視するほどではない。 ブライトは、一応『織田信長』との宴会を考慮し、後先視えない無謀に突っ込む真似は良したのだ。 「少なくともアベルのマスターではなさそうだ。それは公園で接触した少年も同じさ」 だが、公園の騒動を引き起こしたのが彼(安藤)だとして、何がしたかったのだろう? ブライトと勇路による聖杯戦争を阻止するにしたって変な手段だ。 正直、回りくどいというか……ブライトは靄がかかった気分で唸る。 「彼が聖杯戦争を阻止する方針なのは確かだ」 「ええ、私も同意するわ。それで?」 幽々子が試すように、改めてブライトへ問いかけた。 「貴方はどうするのかしら、ブライト博士」 「うーん………そうだね。どうやらアキバ観光を楽しめられないようだ」 安藤は、聖杯戦争を阻止すると決断した。 勇路は、聖杯そのものを破壊すると決断している。 ジャック・ブライトは? 彼の導きだした答えは、ただの聖杯戦争のマスターのものか。あるいは『財団職員』としてのものか。 それとも――……… 【三日目/午後/千代田区】 【ジャック・ブライト@SCP-Foundation】 [状態]20代女性の体 [令呪]残り2画 [装備]SCP-963-1 [道具]ウィルソン・フィリップスの財布+乗っ取った女性2人の所持品 [所持金]現金15万とクレジットカード+乗っ取った女性2人の所持金 [思考、状況] 基本行動方針:??? 0:聖杯戦争は―― 1:織田信長がマスターならば接触する? 2:少年(勇路)は危うい存在なので、出来れば処理したいが…… [備考] キャスターに雑談として財団や主なSCPの話をしました。 織田信長と宴会の席を本日の晩に設けました。 フードのサーヴァント(オウル)と桐敷沙子の主従を把握しました。 バーサーカー(アベル)の宝具が設置されている博物館を把握しました。 バーサーカー(アベル)の事件以外の情報を入手しました。詳細は後の書き手様に任せます。 SCP-073が東京に存在することを把握しました。 勇路がマスターであると把握しました。 安藤がマスターであると把握しました。 【キャスター(西行寺幽々子)@東方Project】 [状態]能力上昇中(二分咲き) [装備]扇子 [道具]死霊20体 [所持金] [思考・状況] 基本行動方針:ブライト博士に付き合う。 1:また宴会やりたいわ。 2:どうしてレプリカから死霊が出るのかしら? [備考] ブライト博士に雑談として幻想郷や主な友好関係の話をしました。 元々いたブライト博士が捨てた体の死霊(2体)に加えて、新たに死霊16体(花見13 SP2 前の体1)を得ました。 得た死霊は常にキャスターの周りに浮かんでいます。 乗り変わった際に得た2体の死霊を得ました。 西行妖は現在二分咲きであり、冬の範囲を半径2.5km程までのばしています。 西行妖の存在はまだ認知されていません。 ブライト博士の影響か、死を操る程度の能力の行使に抵抗が無くなっています。 SCP-073が東京に存在することを把握しました。 ◇ 「くそっ! どうなってやがる………!?」 勇路は状況がサッパリだった。 勇路のサーヴァント・バーサーカーも、異様な事態に一つ唸りを漏らす。 日比谷公園から離れた彼らは一先ず、人目のつかない場所で警察の監視から逃れようとした。 幸運にも現れた警察の数は、普通より少ない編成に感じる。 ほとんどが刺青男の捜索に注がれているだからだろう。 勇路は、少しの間だけ身を隠そうとした。 何ら意識もせず。 ここならば目立たないだろう、といった具合の路地に勇路が足を踏み入れてみると。 見覚えのある人物が倒れていたのだ。 忘れる訳がない。キャスターのマスターと思しき女性だった。 瞳孔が開き切った彼女の表情を見れば、死亡が明白である。 キャスターと仲間割れして殺害されたのか? であっても分からない。 あの短い期間で何が不満に想い、そして殺害へ至ったのか。 バーサーカーもそれは腑に落ちないらしく、勇路に告げた。 『ふむ、少し調べろ』 なんでこう上から目線なのだと不満を抱きつつも、勇路はキャスターのマスターの死が納得できない以上。 嫌々、死体を調べるしかなかった。 ウィルソンと同じく、ビックリするほど外傷は一切見当たらない。 それと、所持品がない。 勇路と対峙した際、鞄を手にしていたはず。盗人が持ち去った? 他にも――ルビーの首飾りがないのを勇路は記憶を頼りに気付いた。 宝石にしては自棄に目立つ装飾品だったので、鮮明に覚えている。 高価な装飾品と判断され、盗難のターゲットにされやすいものだろう。 ……が。 短期間にマスターが殺害され、所持品が奪われる。それは異常に都合が良すぎるような気もした。 「お前……その死体!?」 一般人に見つかったのか、と焦った勇路。 しかし、彼と死体を目撃した存在とはサーヴァント。それもテレビアニメに登場しそうな奇天烈なロボットだった。 勇路が目視すると『アーチャー』のクラス名が浮かびあがる。 相手は攻撃を仕掛けようとしている様子はないが、女性の死体は勇路の仕業だと思い込んでいるようだ。 状況から、疑われるのは仕方ない事だが…… 「俺がやったんじゃねーよ! ここに来たら、コイツは既に死んでいた!!」 信憑性がまるでない返事をした勇路は、ロボットのアーチャーと対峙する。 アーチャーが問いかけた。 「お前もマスターだろ? 聖杯が欲しい……って訳じゃねえみたいだな」 「聖杯なんていらねー………そもそも聖杯戦争が<泡禍>かどうかも分からねー…… だけど、さっきまで生きてたこのキャスターのマスターや ここで暴れているって噂の刺青野郎のやってる事を認めたくはねーんだよ!」 どこかに行方を眩ませた少女を……どうにかしたい。 それこそ、聖杯戦争に歯向かう――主催者と対立する存在に勇路はなろうとしている。 ロボットのアーチャーは意味深に沈黙した後。 冷静に話を持ちかけた。 「なら、一つ頼みがある」 「……?」 勇路は愛想がない少年ではあったが、彼の意思を強く感じ取ったアーチャーは。 彼の方針が『悪い』とか『正しい』なんて指摘はせず。 自分には叶わない事を託せると判断したのだ。 「ルーシーを助けてくれねえか」 ◇ あくまでロボットのアーチャー・ひろしは、アダムに聖杯を与えるべく勝利する方針だ。 アダムの決断は聖杯戦争において『正しい』のだろう。 ひろしも、刺青のバーサーカーと真っ向勝負が成立するかも怪しい。 ルーシーの殺害が安全策だと、分かっていた。分かってはいても、受け入れられなかった。 聖杯戦争を終えたマスターたちの保証は一切ない。 アダムの仮説通り『処理』されてもおかしくもない。 だとしても……ルーシーも、アダムや他のマスターたちも可能な限り生かしたい。 救うべきだとひろしは思った。 帰る場所があり、待っている家族がいる。 ならば、生きなくては――生かさなくてはならない。 だからこそ、ひろしは勇路を見逃すと決断した。 アダムに命じられた通り、情報収集がてらの見回りを続ける為、勇路に同行はせず。 代わりに病院でメモしたルーシーの携帯電話番号を勇路に渡した。 ……が。ひろしは、ルーシーが刺青のバーサーカーのマスターであるとは伝えなかった。 そうすれば、勇路は迷うだろう。 彼にだって刺青のバーサーカーが危険だと判断がつける。普通に阻止するべきだと断言していた。 「………分かった。けど、俺にもやりてえことはある。優先させるのはそっちだ」 勇路の返事に安心したひろしは、一つ加える。 「ルーシーも携帯の番号が知られてると分かっている。まだ警戒しているはずだ。 かける時は慎重にやってくれ。それと――姿は見えなかったが、ルーシーには仲間がいるみてえだ。 多分、俺と同じアーチャーだろうな」 勇路はひろしに警戒をしていた。 しかし、様子からして善良なサーヴァントだと感じられる。 本心からルーシーや、他のマスターの安全を優先させたい意志が垣間見えた。 とはいえ。 結局、聖杯を獲得したい目的は揺るぎない。 どうしてもマスターは聖杯が必要なんだ。ひろしがハッキリ譲れぬと強く主張したのである。 「その聖杯っていうのが、本当にただの願望機だったら。俺は破壊はしねーけどな……」 ひろしが立ち去り。死体のある路地から離れたところで、勇路は呟いた。 勇路にだって願いはある。 どうしようもない、それこそ奇跡を起こさなければ叶わないものが。 だが、死を玩ぶキャスターの主従や刺青男もどうにかするべき存在を無視はしない。 彷徨い続ける少女たちも、ルーシーも、助けられるならば救うべきだった。 『一つ聞くが、あの死体には何もなかったのだな』 念を押すようにバーサーカーが尋ねたのに「そうだよ」とぶっきら棒に答える勇路。 『貴様の手の甲にある刺青と似たようなものも、か?』 「………あ? 確か」 バーサーカーが指摘したのは、令呪。 聖杯戦争の参加権でもある象徴のそれは、マスターの肉体に刻まれるべきものだ。 しかし、勇路が調べる限りでは見当たらなかった。 複雑な位置にあれば勇路も気付きはしないが、令呪がそういった場所に現れるかは分からない。 少なくとも、勇路は「なかった」と判断する。 『ならば、コレはさしずめ操り人形であろう。本物ではあるまい』 キャスターのマスターは、どこかで生きている。 奴ならば少女のマスターにも容赦せず、無関係な人々を手にかけた感覚で殺めるだろう。 勇路は、少女たちの捜索だけに集中すると決断した。 刺青男が動きだすであろう、夜までには何としてでも―― そして……バーサーカーも自身が感じる違和感に近付いている事に気づいていた。 【三日目/午後/千代田区】 【馳尾勇路@断章のグリム】 [状態]精神疲労(小)、肉体疲労(中) [令呪]残り3画 [装備]安全ピン [道具]ルーシーの携帯電話番号が書かれたメモ [所持金]中学生としては普通+■親からくすねた分 [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を破壊する。 1:少女たち(エミとブルーベル)を探しだす。 2:キャスター主従(ブライト達)を放置してはおけないが…… 3:家には帰らない。……戻りたくない。 4:余裕が出来たらルーシーに連絡してみる……? [備考] 役割は「不良中学生」です。どこの中学校に所属しているかは後の書き手様にお任せします。 エミとキャスター(ブルーベル)の主従を把握しました。 トラウマのこともあり、自宅には戻らないつもりです。 ブライトとキャスター(幽々子)の主従を把握しました。 アーチャー(ひろし)のステータスを把握しました。 ルーシーの携帯電話番号を把握しました。 ルーシーがマスターであると把握しましたが、刺青男(アベル)のマスターとは知りません。 刺青男(アベル)のことは噂程度に把握しております。 キャスターのマスター(ブライト)は生存中と判断しました。 【バーサーカー(ヴラド三世)@Fate/Grand Order】 [状態]霊体化 [装備] [道具] [所持金] [思考・状況] 基本行動方針:マスター(勇路)には従う。現時点では。 1:感じる違和感が気がかり。 [備考] エミとキャスター(ブルーベル)の主従を把握しました。 アーチャー(セラス)の存在を把握しました。 何となくですが、ランサー(ヴラド三世)の存在を感じ取っています。 キャスターのマスター(ブライト)は生存中と判断しました。 【アーチャー(ロボひろし)@クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん】 [状態]魔力消費(小)ダメージ(回復済) 令呪【見つけ次第、ルーシー・スティールを殺害しろ】 [装備] [道具] [所持金] [思考、状況] 基本行動方針 アダムに聖杯を 0:ルーシーも、SCP-073のマスターも、殺すしかないのか……? 1:他の主従の捜索をする。 2:ルーシーを家族のところに帰してやりたいが…… 3:バーサーカー(アベル)やセイバー(ナイブズ)に聖杯は渡さない。 [備考] セイバーのステータスを把握しました。 ダメージは燃料補給した後魔力で回復できます。 SCP-076-1についての知識を得ました。 ルーシーがバーサーカー(アベル)のマスターであると把握しました。 またルーシーの携帯電話番号を知りました。 財団について最低限ですが知識を得ました。 勇路がマスターであると把握しました。 【三日目/午後/千代田区 病院内】 【アダム@SCP-Foundation】 [状態]魔力消費(小)、左肩と右足を負傷(治療済み) [令呪]残り2画 [装備] [道具] [所持金]余裕あり [思考、状況] 基本行動方針 聖杯を取る。 1:ルーシーの始末を優先させる。 2:念のためSCP-076-1の捜索を続ける。 3:同盟が組めそうな組を探す。あのセイバーくらい強いサーヴァントなら良いのだが。 [備考] ロールは生活に余裕がある学者です。 出席しなければいけない学会は当分ありません。 アーチャーに最低限SCP-076-1のことを話しました。 免許証を抜かれたのにまだ気づいていません。 ルーシーがバーサーカー(アベル)のマスターであると把握しました。 またルーシーの携帯電話番号を知りました。 図書館にSCP-076-1を配置できる、もしくはSCP-076-1らしき物体のある場所の調査を依頼しました。 後に警察が事情聴取をしに現れますが、アダム本人はそれを知りません。 ◇ 「少し肌寒いな」 東京都江戸川区。 まるで春が失われるかのような寒さ。それはキャスター・幽々子の宝具の影響なのだが…… そうとは知らない少年・安藤潤也は、実体化している自らのサーヴァント・ライダーに告げた。 「取り合えず、昨日と同じ感じで頼むよ」 潤也は兄と約束した通り夕飯作りに励む予定だった。 だが、同時にチャンスでもある。 携帯などを使えば競馬のレース内容が把握できるし、念話でライダーに指示するのは可能だ。 犯罪ではない合法的な資金調達だが、ライダーは潤也に言う。 「おいおいおい。やっぱりソレか! 考えたんだけどよォ~~~……… 『十分の一確率なら確実に当てられる』――だろ? お前の能力。 それなら競馬よりもカジノのルーレットの方が効率的じゃあねぇか」 「日本にカジノはないんだ。探せば裏カジノみたいなものは……あるかもしれないってくらい」 「ニホンてのは妙な拘りがあるぜ。競馬や宝くじがあって、どうしてカジノは駄目なんだ」 大体、金が必要ならばこんなものを購入する方が無駄使いだ。 ライダーはランドセルランドで入手したお土産を物色しながら思う。 おっ、とライダーがあるモノに反応した。それは30cmほどの小さなテディベア人形。 「あぁ。それ……もしかして、欲しい?」 「そうだな……一つ聞いていいか。こいつ、何のキャラクターだ? 俺の記憶ではランドセルランドにこんなの居なかったぜ。本当にあそこのキャラクターか?」 ライダーは奇妙な能力を多く経験しているせいか、変な所で警戒をしていた。 妙な拘りは果たしてどちらの言葉か。 潤也が面白く笑みを浮かべながら、彼の問いかけに答えた。 「居たって! ほら、俺達が乗ろうとしてたコースターに」 「えっ、アレって悪趣味なモンスターから逃げるホラー系の奴だろ?」 「そいつもモンスターだよ。確か『素材』を使って自分の個体を増やすパニックホラー映画のキャラ。 『素材』っていうのは―――例えば人間の耳とか………胎児とか」 潤也からテディベアの正体を知ったライダーは、一瞬にして苦虫を踏んだような表情となって、 慌てて人形を袋に戻して「やっぱり、いい」と断りを申し出た。 英霊といえど、嫌悪あるものにはそれ相応の反応を示すものである。 改めてライダーは言う。 「あのまま別れて良かったのか」 「兄貴が情報を集めようとしてるのは確かだ。それを邪魔したら、逆に怪しまれる…… まだ兄貴は俺がマスターだって気付いていないから」 「………そいつはどーだろうな」 潤也の兄も、サーヴァントのアサシンも、一筋縄にいかない連中だとライダーも察していた。 故に慢心を抱いて相手してはならないだろう。そんな評価を得ていた。 何より……あの腐敗した植物。 ライダーは一つ心当たりがあった。 攻撃をはねかえす、植物を腐敗させる、額に模様がある……そんな人物を。 「なぁジュンヤ。『カイン』……って知っているか?」 「カイン? ん~~~どっかで聞いた事あるけど、歴史の偉人だっけ」 「人類最初の殺人をし、人類最初の嘘をついた奴だ」 今度は潤也がギョッとする番だった。 困惑気味に「どうしてそんな話を?」と尋ねる潤也に、ライダーは間を置いて「いや」と何事もないように話を流す。 皮肉にも。 『カイン』が殺害するのは『彼の弟』なのだから。 【三日目/午後/江戸川区】 【安藤潤也@魔王 JUVENILE REMIX】 [状態]健康 [令呪]残り3画 [装備]私服 [道具]携帯電話 [所持金]高校生としては普通+競馬で稼いだ分(貯金の方は別としてあるかもしれない) [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を得る。その為にはなんでもやる。 1:兄を利用する。 2:ある程度、情報を集めてから行動を移す。 3:暇があれば金を稼ぐ。 [備考] 参戦時期は不明。少なくとも自身の能力を把握した後の参戦。 役割は「不動高校一年生」です。 通達について把握しております。 安藤(兄)がマスターであると確信しております。 新宿区で発生した事件とフードを被ったのサーヴァント(オウル)と桐敷沙子の存在を把握しております。 バーサーカー(アベル)に理性があるのではと推測しております。 【ライダー(ジャイロ・ツェペリ)@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]健康 [装備]鉄球×2 [道具] [所持金]競馬で使う程度の金額(潤也から渡された額) [思考・状況] 基本行動方針:マスター(潤也)には従うが…… 1:潤也の意思に不穏を抱いている。 2:どうにも主催者が気に食わない。 [備考] 新宿区で発生した事件とフードを被ったのサーヴァント(オウル)と桐敷沙子の存在を把握しております。 バーサーカー(アベル)に理性があるのではと推測しております。 アサシン(カイン)とバーサーカー(ジェイソン)を把握しました。 アサシン(カイン)の正体に心当たりがありますが確証には至っていません。 【捕捉】 クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0に従い、 SCP FoundationにおいてResearcher Dios氏が創作されたSCP-1048のキャラクターを二次使用させて頂きました。 また、特性もなくマスコットキャラクターであることも明記します。 時系列順 Back トド松の不安をよそに聖杯戦争は開始する Next 君と約束した優しいあの場所まで 投下順 Back トド松の不安をよそに聖杯戦争は開始する Next 君と約束した優しいあの場所まで ←Back Character name Next→ 016 間違った世界と正しい世界 アダム 027 虚物語-ウソモノガタリ- アーチャー(ロボひろし) 012 それさえも最低で最高な日々 安藤潤也 ライダー(ジャイロ・ツェペリ) 010 妖怪桜が咲く頃に -春萌し編- ジャック・ブライト キャスター(西行寺幽々子) 012 それさえも最低で最高な日々 安藤 アサシン(カイン) 006 虚構反秩序都市 東京 馳尾勇路 029 勝利者への資格 バーサーカー(ヴラド三世)
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パイロットアビリティ 気合 精神を込めて物事に対する技能。 戦闘終了後のMP上昇が多くなる。 習得キャラ 習得レベル ハヤト・コバヤシ Lv 1 ブライト・ノア(1st) Lv 10 シロー・アマダ Lv 1 モーラ・バシット Lv 16 アナベル・ガトー Lv 29 ブライト・ノア(Z) Lv 6 ヘンケン・ベッケナー Lv 4 トーレス Lv 18 ビーチャ・オーレグ Lv 17 マシュマー・セロ Lv 15 マシュマー・セロ(強化) Lv 15 ブライト・ノア(CCA) Lv 6 マフティー・ナビーユ・エリン Lv 15 シーブック・アノー Lv 16 ビルギット・ピリヨ Lv 4 キンケドゥ・ナウ Lv 34 ウッソ・エヴィン Lv 5 トマーシュ・マサリク 張五飛 シンゴ・モリ ロラン・セアック Lv 15 ジョゼフ・ヨット ギャバン・グーニー Lv 7 コレン・ナンダー Lv 16 コレン・ナンダー(スーツ) マリュー・ラミアス Lv 7 クロト・ブエル Lv 1 シン・アスカ Lv 16 クレア・ヒースロー Lv 5 ケイ・ニムロッド Lv 3
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時間 死亡者名 殺害者名 死亡話 死因 凶器 場所 朝 春原陽平 阿良々木暦 031 悪性拡大 射殺 グロック17 隠されし 禁断の 碧野 紅麗 坂上智代 032 私の知らない物語? 鏡が砕ける 素手? 隠されし 渦越しの 聖域 影沼次郎 零崎人識 033 地味な奴らの分からない終わり 刺殺 サバイバルナイフ 隠されし 絶望の 虚無 藤崎佑助 零崎人識 刺殺 サバイバルナイフ 桜庭音繰 哀川潤 036 人類最強は遊びたい! 撲殺 手刀(『地球割り』) 萌え立つ 渦越しの 碧野 哀川潤 桜庭音繰 焼死 炎の壁 南師猩 南師猩 037 呆気ない最後に唐突な登場 首輪爆破(禁止エリア滞在) 首輪 萌え立つ 渦越しの 碧野 羽川翼 羽川翼 首輪爆破(禁止エリア滞在) 首輪 選ばれし 禁断の 碧野 アガット・クロスナー アリス 038 なんか.hackには色眼鏡をしてしまう… 惨殺 魔法攻撃 隠されし 禁断の 虚無 アリス レオンハルト 040 剣帝VS黒き薔薇 斬殺 盟主より与りし剣 隠されし 禁断の 虚無 鬼塚一愛 九澄大賀 041 九澄大賀は(人間として)退学済み 貫殺 素手 隠されし 絶望の 聖域 阿良々木暦 スケィス 043 僕の幸せの在り方 吸収 データドレイン 選ばれし 絶望の 虚無 ブラックローズ サコ 044 黒き薔薇を裂かせましょう 貫殺 手(グローブ) 選ばれし 禁断の 聖域 エステル・ブライト 森あい 045 金の翼、散り、舞い、落ちる 絞殺 素手 隠されし 絶望の 聖域 森あい モンスター 撲殺 金棒 想影真心 レオンハルト 046 剣帝VS人類最終+α 斬殺 盟主より与りし剣 隠されし 絶望の 聖域 レオンハルト 岡崎朋也 惨殺 日本刀 ヨシュア・ブライト 藤林杏 048 告白(濃く吐く) 刺殺 帝釈廻天 零崎人識 モンスター 050 人識に葬式は起こらない 撲殺 金棒 隠されし 禁断の 虚無 以上19名 残り7人 おまけ 名前 最期の言葉 春原陽平 「応。また今度な。親友阿良々木暦」 紅麗 「次はおま――――――」 影沼次郎 「影縛り―――えっ!?」 藤崎佑助 「テメェ!よくも影沼を――!」 桜庭音繰 「―――がっ!」 哀川潤 「―――ふっ。楽しかったぜ。 」 南師猩 「チィ!ヘクトパスカルがぁあああああああああああああああああああああああああああ!!!」 羽川翼 「にゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」 アガット・クロスナー 「お、おいお前!」 アリス 「な、なんでな、の―――」 鬼塚一愛 「―――なん、や、ねん。こ、れ…」 阿良々木暦 あぁ――――――――幸せだ。 ブラックローズ 「――――あ」 エステル・ブライト 「ちょっ、と…。は、なし…て」 森あい 「…」 想影真心 「ちぃ、…しま、った…ゆだ、んしちゃった、な」 レオンハルト (なし) ヨシュア・ブライト 「―――――――がっ!!」 零崎人識 「あぁあ。因果な人生だな。欠陥製品」 殺害数ランキング 順位 殺害者 殺害人数 被害者 スタンス 生死 1位 南師猩 4人 笛吹和義、柊愛花、美咲四季、南師猩 優勝狙い ● 2位 零崎人識 3人 ケビン・グラハム、影沼次郎、藤崎佑助 気の向くままに ● レオンハルト 柊賢二郎、アリス、想影真心 奉仕(ヨシュア) ● 4位 ジョーカー 2人 ユコ、ジョーカー 奉仕(紅麗) ● 藤林杏 キサラギ、ヨシュア・ブライト 奉仕(朋也) ○ 6位 紅麗 1人 花菱烈火 マーダー(無差別) ● キサラギ 佐野清一郎 マーダー(無差別) ● 阿良々木暦 春原陽平 死にたい ● 坂上智代 紅麗 生存優先(対主催) ○ 哀川潤 桜庭音繰 対主催 ● 桜庭音繰 哀川潤 奉仕(美咲四季) ● 羽川翼 羽川翼 対主催 ● アリス アガット・クロズナー マーダー(無差別) ● 九澄大賀 鬼塚一愛 悪魔化 ○ サコ ブラックローズ マーダー(無差別) ○ 森あい エステル・ブライト 精神崩壊 ● 岡崎朋也 レオンハルト 混乱 ○
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機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ ブライト・ノア(FG)01-1923545 ブライト・ノア(Z/ZZ)01-3677770 ミライ・ヤシマ01-6654262 マフティー・ナビーユ・エリン01-0746960 ギギ・アンダルシア01-8118060 レーン・エイム01-1725837 ケネス・スレッグ01-2794022
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3/3【.hack】 能:カイト/能:ブラックローズ/能:オルカ 4/4【CLANNAD】 普:岡崎朋也/普:春原陽平/普:藤林杏/普:坂上智代 5/5【空の軌跡シリーズ】 能:エステル・ブライト/能:ヨシュア・ブライト/能:レオンハルト/ 能:カシウス・ブライト/能:ケビン・グラハム 4/4【戯言シリーズ】 普:戯言遣い/普:零崎人識/普:哀川潤/普:想影真心 4/4【エム×ゼロ】 能:九澄大賀/能:柊愛花/能:柊賢二郎/能:影沼次郎 4/4【すばらしきこのせかい】 能:桜庭音操/能:美咲四季/能:尾藤大輔之丞/能:南師猩 5/5【クリミナルガールズ】 能:キサラギ/能:アリス/能:サコ/能:ユコ/普:先生(主人公) 4/4【スケットダンス】 普:藤崎佑助/普:鬼塚一愛/普:笛吹和義/普:椿佐助 3/3【化物語】 能:阿良々木暦/普:戦場ヶ原ひたぎ/能:羽川翼 3/3【うえきの法則】 能:植木耕助/能:森あい/能:佐野清一郎 3/3【烈火の炎】 能:花菱烈火/能:紅麗/能:ジョーカー 【参加者 42/42】 【主催者:未定】
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最新世代の情報はポケモン対戦考察Wikiを参照してください。 No.523 タイプ:でんき 特性:ひらいしん(受けた電気タイプの技を無効にし、特攻が1段階上がる。味方に向けられた電気タイプの技を受ける) でんきエンジン(受けた電気タイプの技を無効化し、素早さが1段階上がる) 夢特性:そうしょく(くさタイプの技を無効化し、攻撃が1段階上がる) 体重:79.5kg(けたぐり・くさむすびの威力80) HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 特性 ゼブライカ 75 100 63 80 63 116 でんきエンジン/ひらいしん エレキブル 75 123 67 95 85 95 でんきエンジン/やるき レントラー 80 120 79 95 79 70 とうそうしん/いかく/こんじょう ライボルト 70 75 60 105 60 105 せいでんき/ひらいしん/マイナス ばつぐん(4倍) --- ばつぐん(2倍) じめん いまひとつ(1/2) でんき/ひこう/はがね いまひとつ(1/4) --- こうかなし --- ※特性「でんきエンジン/ひらいしん」により、でんき無効 ※特性「そうしょく」により、くさ無効 攻撃面は控えめだが、電気タイプの中ではマルマイン、サンダースに次ぐ素早さをもつ。
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【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 BRIGHTIS タイトル BRIGHTIS ブライティス 機種 プレイステーション 型番 SCPS-10105 ジャンル アクションRPG 発売元 ソニー・コンピュータエンタテインメント 発売日 1999-10-14 価格 5800円(税別) 駿河屋で購入 プレイステーション
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「ライトセイバーってどれも同じなの?」という方へ、ジェダイ、シスとともにキャラ別で紹介します。 アナキン・スカイウォーカー オビ=ワン・ケノービ ダース・ベイダー ヨーダ クワイ=ガン・ジン ダース・モ-ル メイスウィンドウ ルーク・スカイウォーカー