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初出:2煎11スレ 711レス目 :2005/03/25(金) 20 09 18 ID NeAijatZ0 問題 ●問題● ジャスミンが頬杖をつく コーリング・ユーの流れるカフェの名の土地。 これる人は明後日集合。 ヒント なし 解答 映画「バグダッド・カフェ」 →バグダッド
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アイコン 名称 生産地 ボックス 入手方法 備考 attachref キムチ 漢陽平壌 交易所 上海、重慶、東京、広島、台北、ハルピン、バンコク、チェンマイ、オスタージュンド attachref ワカメ 漢陽釜山 京都、札幌、東京、広島、北京、平壌、香港、上海、ハノイ、ハルピン attachref 高麗人参 釜山平壌 漢陽、上海、香港、ウィーン、ボルドー、バルセロナ、アムステルダム、バグダッド、カイロ、ブカレスト attachref シルク チェンマイマンダレー 京都、東京、プノンペン、漢陽、北京、釜山、平壌、香港、重慶、ブカレスト attachref 青磁 ハルピン北京 漢陽、釜山、バンコク、ヴィエンチャン、マニラ、ミラノ、マドリード、ストックホルム、ベルン、ブカレスト attachref マツタケ カトマンズカルカッタ 漢陽、札幌、台北、上海、ハノイ、ハルピン、釜山、ヴィエンチャン、オスロー、ヘルシンキ attachref ヒスイ 北京上海 チェンマイ、モスクワ、サンクトペテルブルグ、プラハ、リヨン、ベルリン、ロンドン、オスロー、アムステルダム、ベルン attachref 韓紙 香港重慶 カルカッタ、チェンマイ、バンコク、台北、釜山、ニューデリー、ヴィエンチャン、ヤンゴン、カトマンズ、コロンボ attachref カレー ニューデリームンバイ長安 ウィーン、ワルシャワ、プラハ、リヨン、エディンバラ、マドリード、バルセロナ、バグダッド、ベルン attachref 熊胆 香港重慶 京都、バンコク、ミュンヘン、リスボン、パリ、オスタージュンド、ヘルシンキ、ブカレスト、イスタンブール attachref 象牙加工品 ニューデリームンバイ 上海、モスクワ、ワルシャワ、リヨン、ミュンヘン、アテネ、オスタージュンド、ストックホルム、ブカレスト attachref 胡椒 カトマンズカルカッタ 平壌、ウィーン、ミラノ、サンクトペテルブルグ、コペンハーゲン、プラハ、アテネ、バルセロナ、ブカレスト、イスタンブール attachref 爆竹 東京京都 ワルシャワ、ミュンヘン、リスボン、パリ、ロンドン、バルセロナ、アムステルダム、バグダッド、カイロ、ブカレスト attachref 緑茶 東京京都 カルカッタ、チェンマイ、ニューデリー、ムンバイ、香港、ヤンゴン、ダバオ、ヘルシンキ、ダブリン、エディンバラ attachref 硫黄塩 札幌広島 ニューデリー、カトマンズ、サンクトペテルブルグ、ワルシャワ、ボルドー、リヨン、エディンバラ、アテネ、オスロー、イスタンブール attachref 味噌 札幌広島 プノンペン、重慶、モスクワ、ボルドー、ベルリン、ミュンヘン、パリ、ロンドン、オスタージュンド、カイロ attachref 虎の皮 バンコクヤンゴン チェンマイ、ミラノ、プラハ、リスボン、マドリード、バルセロナ、アムステルダム、ヘルシンキ、ベルン、イスタンブール attachref 水牛の角の加工品 台北ハノイ ムンバイ、マンダレー、モスクワ、ダブリン、ベルリン、ミュンヘン、オスロー、マドリード、アムステルダム、カイロ attachref メシマコブ ヴィエンチャンプノンペン 広島、ウィーン、ミラノ、ボルドー、リヨン、アテネ、マドリード、バグダッド、ベルン attachref 漆器 バンコクヤンゴン モスクワ、ワルシャワ、ダブリン、プラハ、ベルリン、パリ、ロンドン、アテネ、オスロー、ヘルシンキ attachref 葉タバコ ダバオマニラ 京都、広島、漢陽、重慶、ハルピン、上海、北京、平壌、コロンボ、クアラルンプール attachref 綿織物 ダブリンエディンバラ 京都、東京、平壌、上海、漢陽、重慶、ハルピン、チェンマイ、ダバオ、ハノイ attachref 羊毛 ストックホルムオスロー長安 北京、ウィーン、ミラノ、コペンハーゲン、ボルドー、リスボン、ヘルシンキ、ベルン、カイロ attachref ミンクの毛皮 オスタージュンドオスローリヨン コペンハーゲン、ボルドー、ベルリン、ミュンヘン、リスボン、パリ、バルセロナ、カイロ、イスタンブール attachref 綿花 リスボンマドリード 札幌、広島、プノンペン、台北、上海、北京、釜山、平壌、ヴィエンチャン、ダバオ attachref クコの実 ハルピン上海 漢陽、台北、ニューデリー、ウィーンモスクワ、リスボン、アテネ、オスタージュンド、ブカレスト、イスタンブール attachref 絨毯 ダブリンバグダッドイスタンブール 強雨と、東京、漢陽、上海、北京、釜山、重慶、クアラルンプール attachref パーム油 クアラルンプールコロンボブカレスト ハルピン、平壌、カトマンズ、ダバオ、コペンハーゲン、ダブリン、ボルドー、アテネ、オスタージュンド attachref コーヒー 台北プノンペンハノイ 広島、ハルピン、ムンバイ、ヴィエンチャン、マニラ、マンダレー、ベルリン、エディンバラ、ストックホルム attachref 木工芸品 チェンマイマンダレー 東京、ヴィエンチャン、カトマンズ、クアラルンプール、ダバオ、サンクトペテルブルグ、コペンハーゲン、バグダッド、イスタンブール attachref 紅茶 ロンドンコロンボクアラルンプール ウィーン、ミラノ、サンクトペテルブルグ、リスボン、バルセロナ、アムステルダム、ストックホルム、イスタンブール attachref ココナッツ ヴィエンチャンダバオマニラ ウィーン、ミラノ、コペンハーゲン、リヨン、マドリード、ヘルシンキ、バグダッド、カイロ、ベルン attachref マトリショーシカ ヘルシンキモスクワ 北京、ワルシャワ、リヨン、ベルリン、ミュンヘン、パリ、オスロー、バルセロナ、アムステルダム、カイロ attachref ウォッカ サンクトペテルブルグモスクワ 京都、札幌、カルカッタ、チェンマイ、ニューデリー、香港、ヤンゴン、クアラルンプール、コロンボ、ストックホルム attachref 銀細工 コペンハーゲンウィーンベルン ハノイ、台北、ヴィエンチャン、クアラルンプール、マニラ、モスクワ、エディンバラ、バグダッド attachref ガラス細工 プラハワルシャワミラノ チェンマイ、ニューデリー、ヤンゴン、カトマンズ、マニラ、コロンボ、ロンドン、オスタージュンド attachref ブドウ酒 ボルドーミラノ カトマンズ、モスクワ、サンクトペテルブルグ、コペンハーゲン、ワルシャワ、リヨン、ベルリン、マドリード、ストックホルム、ブカレスト attachref ウイスキー ロンドンエディンバラコペンハーゲン ミラノ、プラハ、ボルドー、リスボン、アテネ、バルセロナ、ヘルシンキ、ベルン attachref チョコレート ミュンヘンベルンアテネ バンコク、ヤンゴン、カトマンズ、クアラルンプール、サンクトペテルブルグ、プラハ、ロンドン、オスロー attachref マリオネット ベルリンプラハ バンコク、コロンボ、広島、ハノイ、プノンペン、台北、ムンバイ、マニラ、ストックホルム attachref ソーセージ ワルシャワベルリンカイロ ニューデリー、コペンハーゲン、プラハ、ミュンヘン、パリ、マドリード、オスタージュンド、バグダッド attachref ビール パリウィーンミュンヘン 東京、バンコク、プノンペン、香港、クアラルンプール、マニラ、マンダレー、コロンボ、ロンドン attachref チーズ アムステルダムリヨンボルドー 札幌、カルカッタ、バンコク、ハノイ、ムンバイ、マニラ、マンダレー、コロンボ、 attachref 香水 アムステルダムパリ カルカッタ、東京、チェンマイ、釜山、ニューデリー、ムンバイ、ヤンゴン、マンダレー、ダブリン、エディンバラ attachref オリーブの葉 ブカレストアテネニューヨーク 札幌、カルカッタ、ハルピン、釜山、重慶、クアラルンプール、ダブリン、エディンバラ、オスロー attachref カカオ マドリードバルセロナ 札幌、東京、ハノイ、プノンペン、漢陽、北京、釜山、平壌、重慶 attachref シラカバ ストックホルムオスタージュンド 札幌、カルカッタ、台北、ムンバイ、ヴィエンチャン、ヤンゴン、ダバオ、ダブリン、エディンバラ、アテネ attachref サトウキビ バグダッドカイロ 京都、札幌、カルカッタ、広島、ハノイ、ムンバイ、マンダレー、コロンボ、ダブリン、ストックホルム attachref 木馬 サンクトペテルブルグヘルシンキニューヨーク プノンペン、香港、ヤンゴン、カトマンズ、ダバオ、マニラ、マンダレー、コロンボ、パリ attachref 金細工 リスボンイスタンブールバルセロナ 広島、ハノイ、プノンペン、香港、重慶、ダバオ、サンクトペテルブルグ、ワルシャワ
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アラブ民族 カイロ、トリポリ、チュニス、ラバト、ハルツーム、バグダッド、ダマスカス、アンマン、メッカ、リヤド、アブダビ、マスカット、サヌア(つまり西はラバトから東はバグダッドまで) 中国民族、朝鮮民族 同民族だが宗教は異なる また、現地宗教は現地宗教で同じ宗教判定 赤い嵐オンラインへ戻る
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名称 生産地 5000時価格 ボックス 入手方法 備考 キムチ 漢陽平壌 交易所 上海、重慶、東京、広島、台北、ハルピン、バンコク、チェンマイ、オスタージュンド、アムステルダム ワカメ 漢陽釜山 京都、札幌、東京、広島、北京、平壌、香港、上海、ハノイ、ハルピン 高麗人参 釜山平壌 漢陽、上海、香港、ウィーン、ボルドー、バルセロナ、アムステルダム、バグダッド、カイロ、ブカレスト シルク チェンマイマンダレー 2,000,000 京都、東京、プノンペン、漢陽、北京、釜山、平壌、香港、重慶、ブカレスト 青磁 ハルピン北京 500,000 漢陽、釜山、バンコク、ヴィエンチャン、マニラ、ミラノ、マドリード、ストックホルム、ベルン、ブカレスト マツタケ カトマンズカルカッタ 漢陽、札幌、台北、上海、ハノイ、ハルピン、釜山、ヴィエンチャン、オスロー、ヘルシンキ ヒスイ 北京上海 1,500,000 チェンマイ、モスクワ、サンクトペテルブルグ、プラハ、リヨン、ベルリン、ロンドン、オスロー、アムステルダム、ベルン 韓紙 香港重慶 2,000,000 カルカッタ、チェンマイ、バンコク、台北、釜山、ニューデリー、ヴィエンチャン、ヤンゴン、カトマンズ、コロンボ カレー ニューデリームンバイ長安 500,000 ウィーン、ワルシャワ、プラハ、リヨン、エディンバラ、マドリード、バルセロナ、バグダッド、ベルン 熊胆 香港重慶 京都、バンコク、ミュンヘン、リスボン、パリ、オスタージュンド、ヘルシンキ、ブカレスト、イスタンブール 象牙加工品 ニューデリームンバイ 上海、モスクワ、ワルシャワ、リヨン、ミュンヘン、アテネ、オスタージュンド、ストックホルム、ブカレスト 胡椒 カトマンズカルカッタ 2,000,000 平壌、ウィーン、ミラノ、サンクトペテルブルグ、コペンハーゲン、プラハ、アテネ、バルセロナ、ブカレスト、イスタンブール 爆竹 東京京都 500,000 ワルシャワ、ミュンヘン、リスボン、パリ、ロンドン、バルセロナ、アムステルダム、バグダッド、カイロ、ブカレスト 緑茶 東京京都 1,000,000 カルカッタ、チェンマイ、ニューデリー、ムンバイ、香港、ヤンゴン、ダバオ、ヘルシンキ、ダブリン、エディンバラ 硫黄塩 札幌広島 1,500,000 ニューデリー、カトマンズ、サンクトペテルブルグ、ワルシャワ、ボルドー、リヨン、エディンバラ、アテネ、オスロー、イスタンブール 味噌 札幌広島 2,000,000 プノンペン、重慶、モスクワ、ボルドー、ベルリン、ミュンヘン、パリ、ロンドン、オスタージュンド、カイロ 虎の皮 バンコクヤンゴン 500,000 チェンマイ、ミラノ、プラハ、リスボン、マドリード、バルセロナ、アムステルダム、ヘルシンキ、ベルン、イスタンブール 水牛の角の加工品 台北ハノイ ムンバイ、マンダレー、モスクワ、ダブリン、ベルリン、ミュンヘン、オスロー、マドリード、アムステルダム、カイロ メシマコブ ヴィエンチャンプノンペン 1,500,000 広島、ウィーン、ミラノ、ボルドー、リヨン、アテネ、マドリード、バグダッド、ベルン 漆器 バンコクヤンゴン 2,000,000 モスクワ、ワルシャワ、ダブリン、プラハ、ベルリン、パリ、ロンドン、アテネ、オスロー、ヘルシンキ 葉タバコ ダバオマニラ 京都、広島、漢陽、重慶、ハルピン、上海、北京、平壌、コロンボ、クアラルンプール 綿織物 ダブリンエディンバラ 京都、東京、平壌、上海、漢陽、重慶、ハルピン、チェンマイ、ダバオ、ロンドン 羊毛 ストックホルムオスロー長安 1,500,000 北京、ウィーン、ミラノ、コペンハーゲン、ボルドー、リスボン、ヘルシンキ、ベルン、カイロ ミンクの毛皮 オスタージュンドオスローリヨン 2,000,000 コペンハーゲン、ボルドー、ベルリン、ミュンヘン、リスボン、パリ、バルセロナ、カイロ、イスタンブール クコの実 ハルピン上海 漢陽、台北、ニューデリー、ウィーンモスクワ、リスボン、アテネ、オスタージュンド、ブカレスト、イスタンブール 絨毯 ダブリンバグダッドイスタンブール 京都、東京、漢陽、上海、北京、釜山、重慶、クアラルンプール、マンダレー パーム油 クアラルンプールコロンボブカレスト ハルピン、平壌、カトマンズ、ダバオ、コペンハーゲン、ダブリン、ボルドー、アテネ、オスタージュンド コーヒー 台北プノンペンハノイ 広島、ハルピン、ムンバイ、ヴィエンチャン、マニラ、マンダレー、ベルリン、エディンバラ、ストックホルム 木工芸品 チェンマイマンダレー 東京、ヴィエンチャン、カトマンズ、クアラルンプール、ダバオ、サンクトペテルブルグ、コペンハーゲン、バグダッド、イスタンブール 紅茶 ロンドンコロンボクアラルンプール 1,500,000 ウィーン、ミラノ、サンクトペテルブルグ、リスボン、バルセロナ、アムステルダム、ストックホルム、イスタンブール ココナッツ ヴィエンチャンダバオマニラ 2,000,000 ウィーン、ミラノ、コペンハーゲン、リヨン、マドリード、ヘルシンキ、バグダッド、カイロ、ベルン マトリショーシカ ヘルシンキモスクワ 北京、ワルシャワ、リヨン、ベルリン、ミュンヘン、パリ、オスロー、バルセロナ、アムステルダム、カイロ ウォッカ サンクトペテルブルグモスクワ 京都、札幌、カルカッタ、チェンマイ、ニューデリー、香港、ヤンゴン、クアラルンプール、コロンボ、ストックホルム 銀細工 コペンハーゲンウィーンベルン 1,500,000 ハノイ、台北、ヴィエンチャン、クアラルンプール、マニラ、モスクワ、エディンバラ、バグダッド ガラス細工 プラハワルシャワミラノ 2,000,000 チェンマイ、ニューデリー、ヤンゴン、カトマンズ、マニラ、コロンボ、ロンドン、オスタージュンド ブドウ酒 ボルドーミラノ 500,000 カトマンズ、モスクワ、サンクトペテルブルグ、コペンハーゲン、ワルシャワ、リヨン、ベルリン、マドリード、ストックホルム、ブカレスト ウイスキー ロンドンエディンバラコペンハーゲン 1,000,000 ミラノ、プラハ、ボルドー、リスボン、アテネ、バルセロナ、ヘルシンキ、ベルン チョコレート ミュンヘンベルンアテネ 1,500,000 バンコク、ヤンゴン、カトマンズ、クアラルンプール、サンクトペテルブルグ、プラハ、ロンドン、オスロー マリオネット ベルリンプラハ 2,000,000 バンコク、コロンボ、広島、ハノイ、プノンペン、台北、ムンバイ、マニラ、ストックホルム ソーセージ ワルシャワベルリンカイロ ニューデリー、コペンハーゲン、プラハ、ミュンヘン、パリ、マドリード、オスタージュンド、バグダッド ビール パリウィーンミュンヘン 東京、バンコク、プノンペン、香港、クアラルンプール、マニラ、マンダレー、コロンボ、ロンドン チーズ アムステルダムリヨンボルドー 1,500,000 札幌、カルカッタ、バンコク、ハノイ、ムンバイ、マニラ、マンダレー、コロンボ、 香水 アムステルダムパリ 2,000,000 カルカッタ、東京、チェンマイ、釜山、ニューデリー、ムンバイ、ヤンゴン、マンダレー、ダブリン、エディンバラ オリーブの葉 ブカレストアテネニューヨーク 札幌、カルカッタ、ハルピン、釜山、重慶、クアラルンプール、ダブリン、エディンバラ、オスロー カカオ マドリードバルセロナ 1,000,000 札幌、東京、ハノイ、プノンペン、漢陽、北京、釜山、平壌、重慶 シラカバ ストックホルムオスタージュンド 1,500,000 札幌、カルカッタ、台北、ムンバイ、ヴィエンチャン、ヤンゴン、ダバオ、ダブリン、エディンバラ、アテネ サトウキビ バグダッドカイロ 2,000,000 京都、カルカッタ、広島、ハノイ、ムンバイ、マンダレー、コロンボ、ダブリン、ストックホルム 木馬 サンクトペテルブルグヘルシンキニューヨーク プノンペン、香港、ヤンゴン、カトマンズ、ダバオ、マニラ、マンダレー、コロンボ、パリ 金細工 リスボンイスタンブールバルセロナ 1,000,000 広島、ハノイ、プノンペン、香港、重慶、ダバオ、サンクトペテルブルグ、ワルシャワ 綿花 リスボンマドリード 500,000 札幌、広島、プノンペン、台北、上海、北京、釜山、平壌、ヴィエンチャン、ダバオ
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名称 生産地 販売可能な町 5000個時価 キムチ 漢陽・平壌 上海、重慶、東京、広島、台北、ハルピン、バンコク、チェンマイ、オスタージュンド ワカメ 漢陽・釜山 京都、札幌、東京、広島、北京、平壌、香港、上海、ハノイ、ハルピン 高麗人参 釜山・平壌 漢陽、上海、香港、ウィーン、ボルドー、バルセロナ、アムステルダム、バグダッド、カイロ、ブカレスト シルク チェンマイ・マンダレー 京都、東京、プノンペン、漢陽、北京、釜山、平壌、香港、重慶、ブカレスト 2,000,000 青磁 ハルピン・北京 漢陽、釜山、バンコク、ヴィエンチャン、マニラ、ミラノ、マドリード、ストックホルム、ベルン、ブカレスト マツタケ カトマンズ・カルカッタ 漢陽、札幌、台北、上海、ハノイ、ハルピン、釜山、ヴィエンチャン、オスロー、ヘルシンキ ヒスイ 北京・上海 チェンマイ、モスクワ、サンクトペテルブルグ、プラハ、リヨン、ベルリン、ロンドン、オスロー、アムステルダム、ベルン 韓紙 香港・重慶 カルカッタ、チェンマイ、バンコク、台北、釜山、ニューデリー、ヴィエンチャン、ヤンゴン、カトマンズ、コロンボ 2,000,000 カレー ニューデリー・ムンバイ・長安 ウィーン、ワルシャワ、プラハ、リヨン、エディンバラ、マドリード、バルセロナ、バグダッド、ベルン 熊胆 香港・重慶 京都、バンコク、ミュンヘン、リスボン、パリ、オスタージュンド、ヘルシンキ、ブカレスト、イスタンブール 象牙加工品 ニューデリー・ムンバイ 上海、モスクワ、ワルシャワ、リヨン、ミュンヘン、アテネ、オスタージュンド、ストックホルム、ブカレスト 胡椒 カトマンズ・カルカッタ 平壌、ウィーン、ミラノ、サンクトペテルブルグ、コペンハーゲン、プラハ、アテネ、バルセロナ、ブカレスト、イスタンブール 2,000,000 爆竹 東京・京都 ワルシャワ、ミュンヘン、リスボン、パリ、ロンドン、バルセロナ、アムステルダム、バグダッド、カイロ、ブカレスト 緑茶 東京・京都 カルカッタ、チェンマイ、ニューデリー、ムンバイ、香港、ヤンゴン、ダバオ、ヘルシンキ、ダブリン、エディンバラ 硫黄塩 札幌・広島 ニューデリー、カトマンズ、サンクトペテルブルグ、ワルシャワ、ボルドー、リヨン、エディンバラ、アテネ、オスロー、イスタンブール 味噌 札幌・広島 プノンペン、重慶、モスクワ、ボルドー、ベルリン、ミュンヘン、パリ、ロンドン、オスタージュンド、カイロ 2,000,000 虎の皮 バンコク・ヤンゴン チェンマイ、ミラノ、プラハ、リスボン、マドリード、バルセロナ、アムステルダム、ヘルシンキ、ベルン、イスタンブール 水牛の角の加工品 台北・ハノイ ムンバイ、マンダレー、モスクワ、ダブリン、ベルリン、ミュンヘン、オスロー、マドリード、アムステルダム、カイロ メシマコブ ヴィエンチャン・プノンペン 広島、ウィーン、ミラノ、ボルドー、リヨン、アテネ、マドリード、バグダッド、ベルン 漆器 バンコク・ヤンゴン モスクワ、ワルシャワ、ダブリン、プラハ、ベルリン、パリ、ロンドン、アテネ、オスロー、ヘルシンキ 2,000,000 葉タバコ ダバオ・マニラ 京都、広島、漢陽、重慶、ハルピン、上海、北京、平壌、コロンボ、クアラルンプール 綿織物 ダブリン・エディンバラ 京都、東京、平壌、上海、漢陽、重慶、ハルピン、チェンマイ、ダバオ 羊毛 ストックホルム・オスロー・長安 北京、ウィーン、ミラノ、コペンハーゲン、ボルドー、リスボン、ヘルシンキ、ベルン、カイロ ミンクの毛皮 オスタージュンド・オスロー・リヨン コペンハーゲン、ボルドー、ベルリン、ミュンヘン、リスボン、パリ、バルセロナ、カイロ、イスタンブール 2,000,000 綿花 リスボン・マドリード 札幌、広島、プノンペン、台北、上海、北京、釜山、平壌、ヴィエンチャン、ダバオ クコの実 ハルピン・上海 漢陽、台北、ニューデリー、ウィーンモスクワ、リスボン、アテネ、オスタージュンド、ブカレスト、イスタンブール 絨毯 ダブリン・バグダッド・イスタンブール 京都、東京、漢陽、上海、北京、釜山、重慶、クアラルンプール パーム油 クアラルンプール・コロンボ・ブカレスト ハルピン、平壌、カトマンズ、ダバオ、コペンハーゲン、ダブリン、ボルドー、アテネ、オスタージュンド コーヒー 台北・プノンペン・ハノイ 広島、ハルピン、ムンバイ、ヴィエンチャン、マニラ、マンダレー、ベルリン、エディンバラ、ストックホルム 木工芸品 チェンマイ・マンダレー 東京、ヴィエンチャン、カトマンズ、クアラルンプール、ダバオ、サンクトペテルブルグ、コペンハーゲン、バグダッド、イスタンブール 紅茶 ロンドン・コロンボ・クアラルンプール ウィーン、ミラノ、サンクトペテルブルグ、リスボン、バルセロナ、アムステルダム、ストックホルム、イスタンブール ココナッツ ヴィエンチャン・ダバオ・マニラ ウィーン、ミラノ、コペンハーゲン、リヨン、マドリード、ヘルシンキ、バグダッド、カイロ、ベルン 2,000,000 マトリショーシカ ヘルシンキ・モスクワ 北京、ワルシャワ、リヨン、ベルリン、ミュンヘン、パリ、オスロー、バルセロナ、アムステルダム、カイロ ウォッカ サンクトペテルブルグ・モスクワ 京都、札幌、カルカッタ、チェンマイ、ニューデリー、香港、ヤンゴン、クアラルンプール、コロンボ、ストックホルム 銀細工 コペンハーゲン・ウィーン・ベルン ハノイ、台北、ヴィエンチャン、クアラルンプール、マニラ、モスクワ、エディンバラ、バグダッド ガラス細工 プラハ・ワルシャワ・ミラノ チェンマイ、ニューデリー、ヤンゴン、カトマンズ、マニラ、コロンボ、ロンドン、オスタージュンド 2,000,000 ブドウ酒 ボルドー・ミラノ カトマンズ、モスクワ、サンクトペテルブルグ、コペンハーゲン、ワルシャワ、リヨン、ベルリン、マドリード、ストックホルム、ブカレスト ウイスキー ロンドン・エディンバラ・コペンハーゲン ミラノ、プラハ、ボルドー、リスボン、アテネ、バルセロナ、ヘルシンキ、ベルン チョコレート ミュンヘン・ベルン・アテネ バンコク、ヤンゴン、カトマンズ、クアラルンプール、サンクトペテルブルグ、プラハ、ロンドン、オスロー マリオネット ベルリン・プラハ バンコク、コロンボ、広島、ハノイ、プノンペン、台北、ムンバイ、マニラ、ストックホルム 2,000,000 ソーセージ ワルシャワ・ベルリン・カイロ ニューデリー、コペンハーゲン、プラハ、ミュンヘン、パリ、マドリード、オスタージュンド、バグダッド ビール パリ・ウィーン・ミュンヘン 東京、バンコク、プノンペン、香港、クアラルンプール、マニラ、マンダレー、コロンボ、ロンドン チーズ アムステルダム・リヨン・ボルドー 札幌、カルカッタ、バンコク、ハノイ、ムンバイ、マニラ、マンダレー、コロンボ、 香水 アムステルダム・パリ カルカッタ、東京、チェンマイ、釜山、ニューデリー、ムンバイ、ヤンゴン、マンダレー、ダブリン、エディンバラ 2,000,000 オリーブの葉 ブカレスト・アテネ・ニューヨーク 札幌、カルカッタ、ハルピン、釜山、重慶、クアラルンプール、ダブリン、エディンバラ、オスロー カカオ マドリード・バルセロナ 札幌、東京、ハノイ、プノンペン、漢陽、北京、釜山、平壌、重慶 シラカバ ストックホルム・オスタージュンド 札幌、カルカッタ、台北、ムンバイ、ヴィエンチャン、ヤンゴン、ダバオ、ダブリン、エディンバラ、アテネ サトウキビ バグダッド・カイロ 京都、カルカッタ、広島、ハノイ、ムンバイ、マンダレー、コロンボ、ダブリン、ストックホルム 2,000,000 木馬 サンクトペテルブルグ・ヘルシンキ・ニューヨーク プノンペン、香港、ヤンゴン、カトマンズ、ダバオ、マニラ、マンダレー、コロンボ、パリ 金細工 リスボン・イスタンブール・バルセロナ 広島、ハノイ、プノンペン、香港、重慶、ダバオ、サンクトペテルブルグ、ワルシャワ
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概要 ムスカ大佐の直属の部下でムスカの命令でフィーロに近づき32カラットのダイヤを奪ってくるよう命じられた。 そして、見事ダイヤを奪いムスカの手に渡るが自らは捕まり拷問させられる。ラピュタ崩壊後はベルゲングリューンの麾下につく。 その10年後の艦隊反乱前哨戦でベルゲングリューン艦隊が大破した時にベルゲングリューンを脱出シャトルまで案内するがその途中でベルゲングリューンとはぐれる。 これが原因でベルゲングリューンは脱出できず戦死する。
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●イラク? へ続く 0428 イラクで42人死亡 ネットで犯行声明も [朝日] 0428 イラク治安改善せず、スンニ派武装勢力いぜん活発 [朝日] 0426 ザルカウィ容疑者?ビデオで大規模テロ予告 [読売] 0423 イラク首相にマリキ氏 国民議会でタラバニ大統領が続投 [朝日] 0417 イラク政権交渉の混迷続く、17日の議会再開を延期 [朝日] 0413 シーア派モスクで爆弾テロ、26人死亡 イラク [朝日] 0408 バグダッドの自爆テロ、死者は79人に [朝日] 0405 母子含め23人死亡、治安維持は危機的状況 イラク [朝日] 0405 クルド人大量虐殺、フセイン元大統領を2件目起訴 [読売] 0401 米兵死者が5カ月連続減少 開戦後、2番目の少なさ [共同] 0330 イラク米軍の誤射、8週間で死亡30件 0328 2日間で死者150人 イラクの宗派対立さらに激化 [朝日] 0327 イラク、宗派衝突で60人以上死亡 [朝日] 0324 イラク各地でテロ 56人死亡 [朝日] 0322 イラク刑務所、武装勢力100人以上が襲撃 32人死亡 [朝日] 0321 内戦の悪夢におびえる 生活苦のイラク国民…開戦3周年 [読売] 0320 アラブ諸国、イランの影響増大を警戒…イラク戦3年 [読売] 0320 宗派間の対立激化、混乱続く イラク開戦3年 [朝日] 0317 米、イラクで最大掃討作戦 宗教対立、あおる 0317 イラク 米軍、最大規模の空爆 武装勢力掃討が目的 [毎日] 0316 イラク国民議会が開会 40分で「休会」、政権協議難航 [朝日] 0316 米軍の攻撃で子ども含む11人死亡 イラク [朝日] 0315 イラク各地で87人の遺体 各派抗争被害か [朝日] 0313 バグダッド各地でテロ、死者56人 シーア派狙い攻撃も [朝日] 0304 イラク大統領、ジャアファリ「首相」の再考求める [読売] 0304 イラク内務省に「死の部隊」 陰にシーア派民兵 [朝日] 0303 イラク混迷 スンニ・クルドが「ジャファリ外し」に [朝日] 0303 イラクで33人死亡、首都は再び車両通行禁止に [朝日] 0302 香田さん殺害:拘束の男が自供 「陸自撤退拒否で…」供述 [毎日] 0302 イラクで報復応酬続く、死者は計42人 [朝日] 0301 イラクで内戦回避の方向、連立交渉は妥結見通しなし [読売] 0228 騒乱続くイラク、首都で334遺体収容 [朝日] 0228 イラク武装勢力を調査 シンクタンク、多様な組織の活動を分析 [赤旗] 0227 30人死亡、流血の衝突続くイラク [朝日] 0225 テロ、戦闘で40人死亡 首都は機能停止 イラク [産経] 0223 スンニ・シーア両派の衝突激化、65人死亡 イラク厳戒 [朝日] 0223 スンニ派17人殺される シーア派聖廟爆破事件で報復か [朝日] 0223 シーア派の聖廟爆破 イラク、宗派対立激化へ [朝日] 0222 イラクで爆弾テロ 死者26人 [朝日] イラク:議会選結果が確定 第1党UIAが首相候補擁立へ [毎日] イラク:路上爆弾などで米兵5人死亡 バグダッド南部 [毎日] サドル師がイラン訪問、連帯強調 「攻撃されたら支援」 [朝日] イラク戦争推進役、チャラビ副首相が落選…国民議会選 [読売] イラク議会選挙:「統一イラク同盟」が128議席確保 [毎日] イラク総選挙:公正に実施 国際調査団が報告書を発表 [毎日] 連続爆発テロ、26人死亡 バグダッド [朝日] シーア派、過半数達せず イラク選挙で非公式集計 [共同] イラクのテロ激化、新政権巡る攻防波及? [読売] イラク駐留米軍:5日の死者 自爆テロなどで13人に [毎日] イラクで自爆テロ相次ぎ 118人死亡 [朝日] 葬儀中に自爆テロ、36人死亡 イラクでシーア派標的に [朝日] 産油国イラク、石油危機 値上げで暴動、石油相は辞任へ [朝日] ●イラク05? から続く ●イラク? へ続く 0428 イラクで42人死亡 ネットで犯行声明も [朝日] 2006年04月28日18時46分 イラクでは、ラムズフェルド米国防長官らが訪問中の27日も武装勢力による攻撃が相次ぎ、イラク駐留米軍やAFP通信によると計42人が死亡した。 一方、南部ナーシリヤで27日、イタリア兵ら4人が死亡した襲撃事件で、「イマーム・フセイン旅団」を名乗る組織が、インターネット上で犯行声明を出した。真偽は不明だが、声明の署名などからイラク・アルカイダ機構のザルカウィ幹部の関連組織とみられている。 米軍発表によると27日、中部バクバ周辺でイラク軍基地や警察署、検問所など計7カ所が、小型ロケット砲や迫撃砲、銃で武装した100人以上の武装勢力に同時多発的に襲われた。激しい銃撃戦となり、イラク兵と警官、市民ら計9人が死亡、18人が負傷し、武装勢力21人が死亡、43人が拘束された。 バグダッドやバクバなど首都の周辺地域では最近、イラク軍や警察への襲撃が頻発。仕掛け爆弾だけでなく、銃撃戦をしかけるなど、大胆な攻撃が目立っている。 URL http //www.asahi.com/international/update/0428/004.html 0428 イラク治安改善せず、スンニ派武装勢力いぜん活発 [朝日] 2006年04月28日08時26分 イラクの治安は、正式政府の首相が指名されても改善する気配がない。武装した住民による自衛は拡大している。この2カ月激しかったイスラム教シーア、スンニ両派の報復合戦には沈静化の兆しがある一方、スンニ派武装勢力の活動はなお非常に活発だ。27日にイタリア軍を襲ったのも、外国駐留軍への攻撃を繰り返してきたスンニ派武装勢力の可能性が高い。 バグダッドでは、住民が通りにバリケードを築き、あちこちで地区を完全封鎖。シーア派民兵やスンニ派武装勢力だけでなく、警察や軍の進入も許さない態勢を築く。 首相に指名されたマリキ氏は27日、シーア派最高権威シスターニ師と会見後、政府が治安に責任を持てるようになるまでは「(自衛する)住民から武器を取り上げることはできない」と発言。超法規的な住民の自衛活動を「追認」した。 こうした自衛が広がったことも影響してか、2月末にシーア派の聖廟(せいびょう)が爆破された後、多い日で数十人にのぼったスンニ派市民の無差別に近い暗殺が、1日数件程度まで減っている。 シーア派による報復活動の主体は、最強硬派サドル師派の民兵組織マフディ軍とされる。そのサドル師派が推した移行政府首相のジャファリ氏は、スンニ派、クルド勢力の反発と米国の圧力で新政府の首相候補の座から引きずりおろされた。 代わって首相指名されたマリキ氏は、マフディ軍についても、米国が強く求める武装解除ではなく、正規の治安部隊として「公認」する姿勢を示した。これもシーア派民兵の報復活動を抑える効果があったとみられる。 しかし、スンニ派武装勢力による米軍、イラク治安部隊への襲撃は連日、続いている。マリキ氏が首相に指名された22日前後の3日間だけで、米兵9人、イラク治安部隊員ら10人が死亡。17日には、バグダッドで武装勢力50人が治安部隊と7時間にわたって交戦するなど、首都でさえ政府の治安維持能力に大きな不安があることを示した。 連日出る一般市民の犠牲の多くは巻き添えだ。26日も各地で軍、警察を狙った計6発の爆弾が爆発するなど33人が死んだが、うち7人が巻き添えの市民だった。 URL http //www.asahi.com/international/update/0428/003.html 0426 ザルカウィ容疑者?ビデオで大規模テロ予告 [読売] イラクで暗躍するヨルダン人テロリスト、アブムサブ・ザルカウィ容疑者の近影とされるビデオ映像が25日、ウェブサイト上で流れ、武装闘争の継続を呼びかける声明を伝えた。 米国の専門家は信ぴょう性は高いと見ており、本物とすれば、同容疑者のビデオ声明は初めて。 同容疑者が、本格政府の首相指名などイラクの最近の政治プロセス進展を警戒し、自らの健在ぶりをあえてアピールすることで武装勢力の再結集を図った可能性がある。 映像は今月21日撮影とされ、男が自動小銃をわきに置き、黒服姿で登場。「イラクで樹立されつつある政府は、(その中心が)イスラム教シーア派だろうが、シオニストのクルド人だろうが、(米国の)手先だ」と非難したうえ、「今後はもっと苦痛を与える」などと大規模テロを予告した。 映像にはまた、この男が屋外で自動小銃を発砲する姿や、側近とみられる複数の人物から中部ラマディの情勢について説明を受ける場面なども含まれている。ザルカウィ容疑者の声明はこれまで、肉声を録音したテープに限られており、容姿などは、米軍が昨年入手したとされる写真などを通じて断片的にしか知られていなかった。 (2006年4月26日13時36分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060426i103.htm 0423 イラク首相にマリキ氏 国民議会でタラバニ大統領が続投 [朝日] 2006年04月23日01時09分 イラク国民議会は22日、正式政府の大統領に、移行政府から続投となるジャラル・タラバニ氏(クルド同盟)を選んだ。タラバニ大統領は、シーア派政党でつくる最大会派、統一イラク連合(UIC)が推すジャワド・マリキ氏を、首相に指名した。マリキ氏が組閣を終えて議会の承認を得られれば、03年4月の旧フセイン政権の崩壊から3年余りたって、イラクに初めて正式な政府が発足することになる。 タラバニ氏は「新しいイラクは全イラク人のためにある。団結を取り戻すため力を合わせよう」と演説。マリキ氏も「全民族・宗派が独裁に苦しんだ。ともに正義を取り戻そう」と、挙国一致を強調した。 UICは単独過半数には達していないが、スンニ派、クルド勢力もマリキ氏の首相就任に同意した。 マリキ氏は首相指名から30日以内に組閣することになる。ただ、内相や国防相など治安や利権にかかわるポストをめぐり各派の思惑がぶつかるとみられ、政府発足までには曲折も予想される。 政治プロセスを定めたイラク基本法で昨年12月末とされた正式政府の発足は、大幅にずれ込んでいた。昨年12月の選挙後、UICが首相候補とした移行政府のジャファリ首相に対し、スンニ派とクルド勢力が強く反対したからだ。 米国や国連など国際社会の圧力もあり、UICが今月21日にジャファリ氏に代えて側近のマリキ氏を首相候補としたことで、事態が打開された。 正式政府は、宗派対立の悪化で1日数十人単位の死者が出ている治安状況の安定や、経済の復興、そしてスンニ派勢力が昨秋の憲法承認を巡る国民投票に参加する条件とした憲法の修正など、多くの課題に取り組むことになる。 治安状況が改善すれば、13万人以上が駐留する米国をはじめ派兵各国の間で兵力削減や撤退の模索が本格化する。 URL http //www.asahi.com/international/update/0422/013.html 0417 イラク政権交渉の混迷続く、17日の議会再開を延期 [朝日] 2006年04月17日11時01分 イラク国民議会のパチャチ臨時議長は16日、17日から再開される予定だった国民議会を「数日間延期する」と発表した。首相ポストなどを巡る各派の交渉が折り合わなかったためだ。昨年12月の議会選挙から4カ月。各派は「挙国一致政権」づくりでは一致しているものの、お互いに妥協を許さないまま、正式政府の発足手続きがずるずると遅れている。 中東の衛星テレビ局アルジャジーラなどが伝えた。 国民議会は議長や大統領、首相を決める政権交渉が難航し、選挙後の初招集が3月16日までずれこんだ。しかし、この日も正式な議長も決められないまま審議を中断。今月12日に「問題が解決しつつある」(パチャチ氏)として一度は17日の再開が決まったが、交渉が暗礁に乗り上げたまま再び延期となった。 正式政府の発足までには、(1)議会が大統領を選出(2)大統領が首相を指名(3)首相が組閣し議会の承認を得る、という段取りを踏む。ただ、最大会派のイスラム教シーア派政党連合・統一イラク連合(UIC)幹部のアティヤ議員は16日、朝日新聞の助手に「一つ一つ段階を踏むと時間がかかりすぎる。1週間ほど議会再開を延期し、首相と大統領、議長を一括して決めてから議会にかけるべきだ」と語った。 政権交渉の焦点は、実権を握る首相選びだ。UICは、移行政府首相のジャファリ氏を首相候補に推薦している。同氏は知的な語り口などから大衆的な人気が高いが、UICは議会の過半数に届かないため、首相選出には他会派との協力が不可欠だ。 だが、ジャファリ氏への逆風が日に日に強まっている。スンニ派勢力や親米世俗派のアラウィ元首相は、ジャファリ氏が民兵組織を持つシーア派の反米強硬派サドル師派と組んでいることや、2月に中部サーマッラで起きたシーア派聖廟(せいびょう)爆破事件後の宗派対立の悪化に手をこまねいたとして、同氏の選出に反対。 また、タラバニ大統領率いるクルド人勢力も、ジャファリ氏が北部の産油地キルクークのクルド地域編入に後ろ向きなことから、反対に回った。中央政府に弾圧されてきたクルド人勢力は、石油収入の確保と連邦制の導入で強い自治権を得ようとしている。 UIC内部では、ジャファリ氏の所属するダワ党から代わりの首相候補を出す調整案も出ているが、ジャファリ氏は首相レースから降りる意向を示しておらず、情勢はなお流動的だ。 URL http //www.asahi.com/international/update/0417/003.html 0413 シーア派モスクで爆弾テロ、26人死亡 イラク [朝日] 2006年04月13日12時15分 イラク中部バクバ近郊の村フワイデルにあるイスラム教シーア派モスクで12日、自動車が爆発し、衛星テレビ局アルジャジーラなどによると少なくとも26人が死亡、70人以上がけがをした。モスクで礼拝をしていた参列者らが死亡したといい、シーア派住民を狙った無差別テロとみられる。 バグダッドで12日、自動車爆弾の残骸(ざんがい)を調べる警察官。パトロールを狙った爆弾で警察官1人が死亡し、市民ら6人が死傷した=AP フワイデルはバグダッドの北東約60キロ。周辺はシーア派とスンニ派の住民が住む地域が混在しており、昨年10月にもシーア派住民25人以上が死亡する車爆弾テロが起きている。バグダッドでも12日に自動車爆弾が爆発し、警察官らが死傷した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0413/006.html 0408 バグダッドの自爆テロ、死者は79人に [朝日] 2006年04月08日23時36分 バグダッド北部カドミヤ地区のイスラム教シーア派モスク(礼拝所)で7日起きた爆発は、現地からの報道によると、死者が79人、負傷者が少なくとも160人に達した。AP通信によると、シーア派女性の黒い伝統的衣装を身にまとった人物がモスクの中と外で自爆したという。 イスラム教の休日、金曜日の集団礼拝に集まったシーア派を狙った犯行とみられ、現地では、イスラム教スンニ派の過激派組織によるテロ、との見方もある。イラク中部ナジャフでは6日、シーア派の最重要聖地アリ廟(びょう)近くでミニバスが爆発して8人が死亡したばかり。宗派対立が激しくなる恐れがでている。 また、AP通信によると、8日にバグダッド南部ムサイブのシーア派モスク付近で車が爆発し、少なくとも4人が死亡した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0408/018.html 0405 母子含め23人死亡、治安維持は危機的状況 イラク [朝日] 2006年04月05日12時39分 イラクでは4日、バグダッドで車爆弾が爆発し、母子3人を含む10人が死亡するなど、全土で計23人が死亡した。事件現場の処理に、イラク警察ではなく、スンニ派武装勢力と暗闘を続けるシーア派民兵組織が当たる場面もあり、イラクの治安維持は危機的状態を深めている。 現地からの報道によると、バグダッド東部のシーア派地区ハビビヤで車爆弾が爆発し、現場に隣接する民家にいた母と9歳、12歳の男の子2人が巻き込まれた。事件後、警察ではなく、シーア派強硬派サドル師派の民兵組織マフディ軍が現場を仕切り、群衆を追い払うため空に向けて銃を撃つ場面がみられた。 またバグダッドのアラブ首長国連邦大使館の受付職員2人が、大使館の建物を離れたところを襲われて死亡。このほか首都の各地で銃撃が相次ぎ、裁判官1人、アイスクリーム店員ら市民2人と警官1人が殺害された。またリンチを受けたと見られる4遺体が見つかった。 中部サーマッラでは市評議会員の息子の乗った車列が車爆弾で襲撃され、護衛と運転手計2人が死亡。南部バスラでも警官1人が殺害された。 URL http //www.asahi.com/international/update/0405/004.html 0405 クルド人大量虐殺、フセイン元大統領を2件目起訴 [読売] 【カイロ=柳沢亨之】イラク元大統領サダム・フセインらの戦争犯罪を裁く同国高等法廷のジュヒ予審判事は4日、フセイン政権時代の1988年に旧イラク軍が北部ハラブジャのクルド人約5000人を毒ガス攻撃した事件を含むクルド人大量虐殺の罪で、フセインら被告7人を起訴したと発表した。 フセインの起訴は、現在審理中のバグダッド近郊ドゥジャイル村民殺害事件に続き2件目。 予審判事は、二つの事件を同時並行的に進めるかどうかなど具体的な審理方法を明らかにしなかった。次回公判は5日の予定。 (2006年4月4日22時14分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060404id22.htm 0401 米兵死者が5カ月連続減少 開戦後、2番目の少なさ [共同] 【ワシントン31日共同】ロイター通信によると、3月中にイラクで死亡した駐留米軍の兵士は29人で5カ月連続で減少した。月別では2003年3月のイラク戦争開戦以降、2番目に少ないとみられる。米側は武装勢力の標的が米軍からイラク治安部隊などに変わったとみており、イラクは内戦の様相を濃くしている。 これまで米兵の死者は2300人を超え、負傷者も約1万7300人に上っている。一方で3月の死者は、04年2月の20人に次いで少なくなった。 新憲法案の国民投票が行われた昨年10月は死者が90人を超えたが、その後、12月の連邦議会選挙を挟んで連続して減少。ただ、正統政府樹立のための連立協議が難航し、イスラム教シーア派聖廟(せいびょう)爆破事件などで宗派対立の懸念が高まっている。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=GIF PG=STORY NGID=intl NWID=2006040101000424 0330 イラク米軍の誤射、8週間で死亡30件 2006年03月30日06時27分 米軍準機関紙「星条旗」(中東版)はこのほど、イラクで米軍検問所に近づいた市民が誤射される事件が日常茶飯事として起きている現状を数字をあげて紹介した。こうした事件が反米武装勢力に人々が加わる理由を作っていると駐留米軍上層部も認識しており、誤射を減らすことが課題になっている、と報じた。 同紙は、3月中旬までの8週間で、イラク全土で、検問所や車列に近づいた住民を脅威と認識して対応、誤射につながりかねなかったケースが600件以上に上ったと報じた。うち30件以上でイラク人が死亡、負傷者は60件以上にのぼったという。ただし、過去3年間でこの種の事件がどの程度起きたのかは不明だとしている。 この記事の中で、駐留米軍ナンバー2のカレリ中将は、「こうした(誤射)行為のたびに、我々に対して銃撃を加え爆弾を作って仕掛けるような人々を増やすことになっている」と述べている。 ただ、同中将は、爆発物を満載した車が接近してきたのを射撃して助かった例なども踏まえ、「交戦規則を変えようというのではない」とも発言。不用意に近づいてくる車にレーザー光線を当てて注意を喚起する装備の導入など、技術面での対応が進められていると紹介した。 ◇ 米軍の検問所や米軍車列は、イラク市民の恐怖と憎悪の対象だ。米軍は長い間「安全を確保するため、やむを得ない措置」としてきた。 検問所には常設と臨時の2種類がある。臨時検問所の設置はイラク治安機関にさえ事前には知らされず、知らずに近づいてしまう住民が多い。 29日朝、バグダッドの高速道路の入り口で突然始まった臨時検問では、気づかずにそのまま近づいた車が銃撃されるのを朝日新聞バグダッド支局助手が目撃した。車は大破、乗っていたイラク人数人が負傷したようだったという。こうした誤射について米軍のデータが明らかになるのは極めて珍しい。 URL http //www.asahi.com/international/update/0330/003.html 0328 2日間で死者150人 イラクの宗派対立さらに激化 [朝日] 2006年03月28日10時44分 イラクでは27日、モスル近郊の米、イラク両軍合同の基地内で起きた自爆攻撃のほか、バグダッドでもロケット砲による攻撃が起きるなどして全土で計51人が死亡、77人が負傷した。バグダッドでは、さらに貿易会社の従業員16人が武装勢力に拉致された。前日から2日間の死者は、AP通信の集計で少なくとも150人に達した。正式政府樹立に向けた協議が進まない中、スンニ、シーア両派の衝突はなお激しさを増している。 バグダッドの商業ビル周辺にロケット砲2発が撃ち込まれた事件では、計8人が死亡した。また、バグダッドや中部バクバでサドル師派の拠点が相次いで攻撃され、1人が死亡、5人が負傷した。一方、モスル近郊の基地で体に爆弾を巻いた男が自爆し、計40人が死亡した事件については、アルカイダ系組織が犯行声明をインターネットに出した。 バグダッドでは26日にモスクで同師派支持者の殺害事件が起きているが、バグダッド州知事はこの事件に抗議するとして米軍への協力停止を表明した。また、シーア派与党の統一イラク連合(UIC)のマーリキー広報官も「UICは、イラク政府が早急に治安権限を回復するよう求める」と述べるなど、米軍への非難が強まっている。 米軍は「武装勢力16人を、イラク治安部隊が殺害」と主張しているが、イラクのアルエンジ国務相(治安担当)はロイター通信に「礼拝中のモスクにイラク治安部隊に伴われた米兵が乱入し、非武装で無抵抗の市民37人を、後ろ手に縛った上で銃殺した」と述べた。 ただ、サドル師派民兵組織マフディ軍が、モスクで私設の「法廷」を開き、スンニ派を処刑していたとの情報もあり、米軍とイラク治安部隊が鎮圧に乗り出した可能性もある。 イラクでは、2月末のアスカリ廟(びょう)爆破事件以後、マフディ軍がスンニ派への報復活動を活発化させており、カリルザード米大使は「民兵を鎮圧する必要がある。イランが資金援助や訓練を施している。今や(スンニ派)武装勢力よりも、民兵の方がより多くのイラク人を殺害している」と述べている。 URL http //www.asahi.com/international/update/0328/004.html 0327 イラク、宗派衝突で60人以上死亡 [朝日] 2006年03月27日10時19分 バグダッドのモスク(イスラム礼拝所)で26日、シーア派強硬派サドル師の支持者と、米軍・イラク治安部隊が衝突し、多数の死傷者が出た。これを含め、ロイター通信によると全土で60人以上が死亡した。多くがスンニ、シーア両派の衝突による犠牲者とみられる。 モスクの事件について、イラク警察は、サドル師派民兵と米軍との激しい銃撃戦で、民兵側に20人の死者が出たと発表。一方、サドル師派幹部はロイター通信に「殺されたのは非武装の一般信者だ」と米軍を非難した。米軍は「米軍の支援を受けたイラク特殊部隊が武装勢力16人を殺害したが、モスクは攻撃していない」との声明を出した。 また、現地メディアによると中部ナジャフにあるサドル師の自宅に迫撃砲が撃ち込まれ、側近ら2人が負傷した。サドル師にけがはなかった。 イラクでは、2月末のアスカリ廟(びょう)爆破事件以後、スンニ派武装勢力のテロに対し、これまで自制してきたシーア派の報復が激しさを増しており、中でもサドル師派民兵組織マフディ軍が活動を活発化させている。 26日にはほかに、中部バクバ近郊で頭部を切断されるなどした30遺体、首都各地でも銃殺されるなどした計10遺体が見つかった。南部バスラでは学校前に仕掛けられた爆弾で14歳の少年が死亡したほか、首都でも女性1人が爆弾で死亡した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0327/002.html 0324 イラク各地でテロ 56人死亡 [朝日] 2006年03月24日01時21分 イラク各地で23日、テロが相次ぎ、AP通信によると少なくとも56人が死亡した。イスラム教シーア派が多数を占める警官を標的とした襲撃が相次ぐなど、スンニ、シーア両派の衝突が続いているとみられる。正式政府樹立が大幅に遅れる中、宗派間対立は沈静化の気配を見せていない。 バグダッド中心部の警察本部前の検問所には、車が猛速度で突っ込んで自爆し、警官ら25人が死亡した。バグダッド南西部のシーア派モスクでも車爆弾が爆発し、6人が死亡。首都と周辺部ではこのほか、襲撃で警官ら5人も死亡した。 また、宗派対立の犠牲者とみられる計14遺体が首都やファルージャなどで発見された。 URL http //www.asahi.com/international/update/0324/002.html 0322 イラク刑務所、武装勢力100人以上が襲撃 32人死亡 [朝日] 2006年03月22日10時19分 バグダッド北東のミクダディヤの刑務所が21日、100人以上の武装勢力に襲撃され、ロイター通信によると、激しい銃撃戦の末、警官と市民計22人が死亡した。武装勢力側も10人が死亡し、囚人33人が逃亡した。イラクでは同日、この事件を含め、計39人が死亡した。 刑務所を襲った武装勢力は小型ロケット砲や銃で武装し、付近の警察署や通りかかった車両を次々と襲撃したという。 刑務所のあるディヤラ州付近では、昨年末ごろから、国際テロ組織アルカイダ系とみられる武装勢力が、米軍の激しい掃討作戦が続く西部アンバル州を逃れ、拠点を移す動きが確認されていた。 またバグダッド西部では米兵1人が銃撃で死亡。首都で4人の銃殺体も見つかった。中部バクバでは、仕掛け爆弾によりイラク人警官2人が死亡した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0322/003.html 0321 内戦の悪夢におびえる 生活苦のイラク国民…開戦3周年 [読売] 【カイロ=岡本道郎】イラク開戦3周年のイラクは、民主国家実現のための政治プロセスのうち憲法制定と2度の選挙実施という重要日程を消化したものの、宗派・民族対立の先鋭化により、肝心の本格政府樹立のめどが立っていない。国民は生活苦の中で、「内戦」の悪夢におびえるという、極めて深刻な局面を迎えている。 連立折衝を行っている国民議会各派は19日、新たな国家機関として、大統領、首相、主要全会派代表計19人で構成される「国家安全保障政治委員会」の設立で合意した。 治安、資源収入、予算など重要案件についての意思決定に、第1党のイスラム教シーア派政党「統一イラク同盟」だけでなく、スンニ派や世俗派など各派の意向を十分に反映させようというもので、タラバニ移行政府大統領は同日の記者会見で、「イラクが内戦に至っていないことの証左」と誇らし気に語った。 しかし、同委員会と内閣との役割分担など不透明な部分も多い。逆に言えば、憲法にも規定のない新機関の設立は、大統領、首相の権限や閣僚配分で合意ができない、現政治勢力の機能不全ぶりを露呈しているともいえる。 かけがえのない「自由」を得たはずの国民の暮らしは一向に楽にならない。ガソリン価格は1年前の3倍に上昇、電力もバグダッド市内で「2時間通じ、その後4時間停電」という繰り返しという。 治安悪化は質が変わった。イラク治安部隊の数は2年前の約2倍の23万2000人に増え、対武装勢力軍事作戦でのイラク人部隊の比重も増えた。だが、国民は特に2月のシーア派聖廟(せいびょう)爆破事件以降、むしろ各派の民兵組織、それも多くの場合、政治治安部門を牛耳るシーア派民兵組織の専横におびえる日々を送っている。拉致、射殺、武力にまかせた強制退去などがいつどこで起きるかわからない日常を「内戦」と呼ぶ声も次第に高まっている。 米AP通信によると、20日、バグダッド市内北部の喫茶店で大きな爆発があり、少なくとも市民3人が死亡、15人が負傷した。無差別爆弾テロと見られる。 一方、仏AFP通信によると、同日はこのほか、国内6か所で道路脇に仕掛けられた爆弾が爆発するなどし、警官ら計16人が死亡した。また、イスラム教シーア派の聖地カルバラへ向かう巡礼者への銃撃事件で9人が負傷した。 (2006年3月21日1時48分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060320i213.htm 0320 アラブ諸国、イランの影響増大を警戒…イラク戦3年 [読売] 【カイロ=柳沢亨之】アラブ諸国はイラク開戦から3年を経て、イランの影響力拡大やイスラム原理主義勢力の台頭など、域内に不安定要素がもたらされたことに憤まんを抱いている。 アラブ各国は米国が「中東民主化」を掲げたイラク戦争に反対した。自国の政権に余波が及ぶことを嫌ったからだ。また、イラクでシーア派が実権を握ることを恐れた。 アラブ各国は今、米国がイラク対応に追われて中東民主化に大胆に取り組めないことには安堵(あんど)しているが、シーア派イランの影響力増大に「震え上がっている」(ヨルダン政界筋)という。シリアがイランに急接近し、バーレーンではシーア派の政治デモが活発化している。 イラクは国際的にイスラム過激勢力の集結地となり、同勢力と対決するアラブ各政権を悩ませている。ヨルダンでは昨年11月、連続爆破テロが発生し、脅威が現実のものになった。 アラブ各政権は本来、イラン核問題や過激派対策で米国と戦略を共有しているにもかかわらず、イラク政策が支障となり、足並みをそろえようとしない。エジプトはイラクへのアラブ諸国軍の展開という米国の要望を拒否した。エジプトのムバラク大統領は、先に歴訪した独伊両国などで、「イラクを見よ。我々が警告した通りではないか」と不満をぶちまけたという。 (2006年3月20日23時43分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060320id27.htm 0320 宗派間の対立激化、混乱続く イラク開戦3年 [朝日] 2006年03月20日11時01分 03年3月、米英軍の軍事作戦によって始まったイラク戦争の開戦の日から20日で3年を迎えた。AP通信によると、開戦以来3年間で犠牲になった米兵は2314人。3万3000人以上のイラク市民が宗派間抗争や米軍攻撃の巻き添えで亡くなった。激化する宗派間抗争を受けてアラウィ前イラク暫定政府首相が「イラクは内戦状態」と発言するなど、イラクが社会秩序を回復するめどは立っていない。 ロイター通信のまとめでは19日、20人以上の死亡が確認された。バグダッド市内で、各派の抗争によって殺害されたとみられる計12人の遺体が見つかったほか、北部モスルで警官ら4人が射殺され、キルクーク近郊で首を切られたイラク兵2人の遺体が見つかった。 また、中部のスンニ派の町ドゥルイヤでは、米軍が待ち伏せ攻撃を受けて発砲。米軍は「テロリスト7人を殺害した」と発表したが、地元警察は「13歳の少年とその両親など、無関係の市民を含む8人が死亡した」としている。 アラウィ氏は19日放送の英BBCテレビで「現状が内戦でないと言うなら、何が内戦なのか神にうかがいたいものだ」と述べていた。 米英の非政府組織イラク・ボディーカウントは、メディア報道の集計などから、イラク市民の犠牲者は3万3679人から3万7795人と推計している。 イラクの正式政府づくりを巡る協議でアラウィ氏は、ジャファリ首相を「治安維持に失敗した」と批判。スンニ派政党と手を組んで首相復帰を模索している。この発言は、協議が難航するなか、ジャファリ政権批判の意図も含んだものとみられる。 URL http //www.asahi.com/international/update/0320/002.html 0317 米、イラクで最大掃討作戦 宗教対立、あおる 恐れも [朝日] 2006年03月17日16時27分 イラク駐留米軍が16日に中部サーマッラ近郊で始めた作戦について、米軍当局者は同日、ロイター通信に「精密誘導爆弾を使った作戦のたぐいではない」と述べ、空爆であることを否定、武装勢力の掃討作戦だと強調した。もっとも、「イラク戦争後最大の航空攻撃」となるという。現地で高まる宗派対立をあおる恐れが指摘されている。 米軍によると、航空機からの爆撃はなく、航空兵力のほとんどは兵員輸送ヘリだという。サーマッラ近郊の農村地帯を広範囲に包囲し、武装勢力の拠点をしらみつぶしに捜していく作戦とみられる。イラク軍関係者は「四つの村を包囲した」と語った。 AP通信などによると、米軍側は「複数の武器庫を発見し、41人を拘束した」という。 サーマッラ周辺はイスラム教スンニ派武装勢力の活動が活発だ。かつて反米攻撃が盛んだったアンバル州などから、米掃討作戦によって追われた武装勢力が流入していると、米軍やイラク軍はみている。 イラクではスンニ派、シーア派間の対立が深刻化している。アビゼイド米中央軍司令官は作戦について「アルカイダなど武装勢力の拘束が目標で、宗派対立とは関係ない」としている。ただ、今回の作戦では米軍がシーア派に加担しているとの印象を与える恐れが指摘され、スンニ派側の反発が強まる可能性がある。 イラク・アルカイダ機構などスンニ派過激派はこれまでも、イラク移行政府とシーア派市民に対して「米軍に協力する背教者」と呼んで攻撃を続けてきた。 今回の作戦で、17日未明現在市民の犠牲に関する情報はない。 米軍は04年11月、「武装勢力掃討」を掲げて中部ファルージャを空と陸から総攻撃。市街地が破壊され、多くの市民も死亡したとみられ、国際的な波紋を呼んだ。 URL http //www.asahi.com/international/update/0317/013.html 0317 イラク 米軍、最大規模の空爆 武装勢力掃討が目的 [毎日] 【カイロ支局】イラク駐留米軍は16日、イラク中部のサマラ近郊で、03年のイラク戦争以来、最大規模の空爆などを開始したと発表した。AP通信などが伝えた。 米軍によると、作戦はバグダッド北方サマラ付近の武装勢力掃討が目的で、米軍のほか、イラク軍が参加。1500人以上の兵士、200両以上の軍用車両、50機以上の航空機が動員された。 作戦は数日間続く予定だという。米軍によると初日の16日には武装勢力の武器・弾薬などを押収した。 サマラ一帯はイスラム教スンニ派住民の多い「スンニ・トライアングル」と呼ばれる地域にあたる。サマラでは先月22日にイスラム教シーア派の聖廟爆破事件が発生、宗派対立激化のきっかけとなった。 16日にはイラク連邦議会が初招集されたばかりだった。 毎日新聞 2006年3月17日 1時07分 (最終更新時間 3月17日 1時21分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060317k0000m030142000c.html 0316 イラク国民議会が開会 40分で「休会」、政権協議難航 [朝日] 2006年03月16日21時11分 イラク新憲法下での初の議会となるイラク国民議会(定数275、任期4年)が16日、開会した。憲法の規定では、今後2カ月半以内に組閣を終え、03年のフセイン政権崩壊後初めてとなる正式な政府が発足する。ただ、各派の対立で調整は難航。政権づくりのめどがたっておらず、この日の初議会も形式的なものにとどまった。 議会ではこの日、全議員がまず就任宣誓。憲法上は同日議長を選出しなければならないが、各派間の合意ができていないため、最年長にあたるパチャチ元外相が臨時議長となって「(議長を巡る)協議がまだ続いている」と説明。開会からわずか40分程度で全員が退席し、事実上の休会に入った。 憲法の規定では、議会が30日以内に大統領を選出、大統領が15日以内に最大会派から首相を指名、首相が30日以内に組閣し、議会の承認を得る。イラクの政治プロセスはこれで最終段階を迎えることになる。 政権づくりにあたっては、最大会派にあたるシーア派の統一イラク連合(UIC)と、スンニ派政党、クルド同盟が「挙国一致内閣」を目指して協議を続けている。ただ、UICが移行政府のジャファリ首相を新政府の首相に推薦しているのに対し、クルド同盟が反対するなど、合意には至っていない。 昨年12月の国民議会選挙から約3カ月がたち、「早期の挙国一致内閣づくり」を求める圧力は米国のみならず国際社会から強まっている。この日の議会は、とりあえず形式的に開くことで関係者が政権協議の時間を稼ごうとした、とみられている。 URL http //www.asahi.com/international/update/0316/015.html 0316 米軍の攻撃で子ども含む11人死亡 イラク [朝日] 2006年03月16日10時57分 ロイター通信によると、バグダッドの北約100キロにあるイシャキで15日、イラク駐留米軍が「テロ容疑者拘束」のためとして民家を攻撃し、子ども5人を含む市民11人が死亡した。米軍は「武装勢力との戦闘で市民が巻き添えになった」としているが、イシャキのシャセル町長は「米軍の説明を求めたい」としている。 同通信が伝えた地元警察当局や目撃者の話によると、米兵らが民家の屋根から家の中にいた人々を次々と撃ち、この家で暮らしていた11人が死亡した。米兵らはその後、民家を爆破したという。 地域の遺体安置所には、子ども5人と女性4人、男性2人の射殺体が運び込まれた。 これに対し米軍側は、国際テロ組織アルカイダ系のテロ組織の活動を支援していた男がいるとの情報があったため、民家に向かったと説明。「敵からの銃撃を受けて戦闘になった。容疑者を拘束したが、女性2人と子ども1人が戦闘の巻き添えになり死亡し、家が破壊された」としている。 URL http //www.asahi.com/international/update/0316/009.html 0315 イラク各地で87人の遺体 各派抗争被害か [朝日] 2006年03月15日01時47分 イラク警察当局は14日、イラク各地で24時間以内に計87人の遺体が見つかり、病院や遺体安置所に収容されたと発表した。AP通信などが伝えた。イラクの政権づくりが難航する中、各派の抗争によって殺害されたものとみられる。 警察によると、バグダッド西部イスラム教スンニ派が多い地域で同日午前、路上に放置されたマイクロバスの中から手足を縛られた15人の遺体が見つかったほか、バグダッド南東部でも手を縛られた下着姿の14人が射殺されているのが見つかった。シーア派地域のサドルシティーでは、電柱につり下げられた遺体も見つかった。 シーア強硬派ムクタダ・サドル師派の拠点となっているサドルシティーでは12日、自動車爆弾テロが起きて60人近くが死亡した。サドル師は自派民兵に自制を呼びかけているものの、スンニ派とシーア派の間で攻撃と報復が続いているとみられる。 URL http //www.asahi.com/international/update/0315/001.html 0313 バグダッド各地でテロ、死者56人 シーア派狙い攻撃も [朝日] 2006年03月13日13時15分 イラクのバグダッドで12日、貧しいイスラム教シーア派の住民が多く住んでいるサドルシティーなどでテロ攻撃が相次ぎ、少なくとも市民ら計56人が死亡した。イラク内務省によると、サドルシティーでは六つの自動車爆弾が爆発し、多くの市民が巻き込まれた。46人が死亡し、約200人がけがをした、とロイター通信などが伝えている。 シーア派の住民が多いサドルシティーは、強硬的な姿勢で知られる同派の民兵組織「マフディ軍団」を抱えるムクタダ・サドル師派への支持が強い。正式政府づくりをめぐり各派の協議が難航しているイラクでは、先月22日にシーア派の聖廟(びょう)が爆破された事件をきっかけに宗派間の対立が深まっている。サドルシティーで起きたテロは、イスラム教スンニ派の武装勢力によるサドル師派への報復や挑発の可能性が高い。 バグダッド市内では、このほか迫撃砲を使った攻撃や、道路脇に仕掛けられた爆弾などで少なくとも計10人が死亡した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0313/004.html 0304 イラク大統領、ジャアファリ「首相」の再考求める [読売] 【カイロ=岡本道郎】イラク移行政府のタラバニ大統領は4日の記者会見で、同国国民議会選で第一党となったイスラム教シーア派政党連合「統一イラク同盟」が2月、本格政府の首相候補に選出したジャアファリ現首相について、「我々はジャアファリ氏個人には何の異議もないが、首相職については各派の合意が得られなければならない」と述べ、同氏の首相指名に反対する考えを明確にした。 大統領はまた、出身母体であるクルド人政党連合「クルド同盟」が「統一同盟」に対し、公式書簡で首相候補の再考を求めたことを確認した。 大統領は、ジャアファリ首相が2月末、大統領への通告なしにトルコを訪問するなどクルド人の利害を無視する姿勢がみられるとして首相を強く非難していた。スンニ派や世俗派政党も、宗派色の強いジャアファリ氏を拒否する姿勢を示しており、首相指名をめぐる混乱はさらに長引きそうだ。 (2006年3月4日23時37分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060304i115.htm 0304 イラク内務省に「死の部隊」 陰にシーア派民兵 [朝日] 2006年03月04日23時39分 正式政府の発足を目指すイラクで、治安組織を管轄する内務省所属の秘密部隊が拷問、暗殺に手を染めている疑惑が浮上した。部隊を牛耳るのはイスラム教シーア派の民兵組織、標的は対抗するスンニ派武装勢力だという。かつてシーア派を弾圧した旧フセイン政権とそっくりの手法を採り、その残忍さから「死の部隊」と呼ばれ、新政権の枠組みづくりを巡る交渉にも影響している。 「死の部隊」の存在は、昨年4月にシーア派主導の移行政府が発足した直後からささやかれた。警官に拘束されたスンニ派が、虐殺遺体で見つかる事件が続出。スンニ派のイラク・イスラム党は、被害者は300人以上と推計し、内務相を出しているシーア派政党「イスラム革命最高評議会(SCIRI)」を強く非難している。 「死の部隊」の一つは、首都北部に本部を置く治安維持部隊「ブルカン(火山)旅団」とされる。これに05年3~10月に在籍した内務省警護官(30)が、朝日新聞のイラク人助手に実態を証言した。旅団は内務省の一機関だが、実態はシーア派の民兵組織。イランで組織されたSCIRI配下の「バドル軍」そのものだという。 旅団に拘束された容疑者は、容疑や自白状況によってグループに振り分けられる。「電気組」というグループに振り分けられると電気による拷問を受け、「つるし組」だと天井からつるす拷問を受ける。「空間組」に振り分けられた容疑者は処刑され、砂漠地帯に死体を捨てられる。 05年8月、警察に拘束された後、川で遺体で見つかったスンニ派37人を、この警護官は旅団本部に連行された直後に目撃した。米兵も付き添っていたが、本部到着後に立ち去った。「米軍は少なくとも拷問は知っていたはずだ」と話す。 同旅団に拷問を受けた後に釈放されたという楽器店主(35)は「拘束時に米兵がいたので、処刑はないなと安心したが、結局、内務省で拷問された」と話した。 米軍は昨年11月、内務省施設で虐待されていた拘束者170人を救出。1月末には暗殺容疑で警察官4人を拘束するなど摘発を始めた。2月にはタラバニ大統領や米大使が「死の部隊」を公然と非難し始め、一時、活動は静まった。 しかし2月末、新たにスンニ派政党幹部が警官に拘束後、虐殺される事件が発生。各地で制服警官による拘束後の暗殺が報告されている。スンニ派は、シーア派聖地、アスカリ廟(びょう)爆破事件後の騒乱を利用し、再び部隊が活動を始めたと非難している。 正式政府に向けた政権協議では、首相、財務相、内務相、石油相を独占するシーア派に対し、スンニ派、クルド人勢力、世俗的なアラウィ元首相派に加え、米国も「死の部隊」の問題を指摘することで強く譲歩を迫っており、政治問題化している。 URL http //www.asahi.com/international/update/0304/018.html 0303 イラク混迷 スンニ・クルドが「ジャファリ外し」に [朝日] 2006年03月03日21時59分 イスラム教シーア派の聖地アスカリ廟(びょう)が爆破された事件を機に同派とスンニ派の衝突が続くイラクで、正式政府づくりをめぐる政権協議が行き詰まっている。住民をも巻き込んだ騒乱状態そのものには収まる兆しもあるが、治安回復にはほど遠い。混乱の中でクルド人勢力やスンニ派の間に、最大勢力、シーア派の統一イラク連合(UIC)が首相候補に擁立したジャファリ現首相に対する反発も強まり、事件で広がった亀裂の深さを見せつけている。 先月22日のアスカリ廟爆破の後、中南部全域でシーア派民兵などによるスンニ派モスクや住民への攻撃が広がった。その後、スンニ派側の反撃が起こり、1日までの双方の死者は首相府の発表では約380人になった。 しかし、双方の宗教指導者などの制止や内相、国防相による終日の外出禁止令の発令などによって、バグダッドで外出禁止が解除された27日以降は、スンニ派モスクの焼き打ちなどは止まった。その後も自爆テロや銃乱射は続いているが、内戦につながりかねない住民どうしの衝突ではなく、以前からのスンニ派過激派による攻撃が目立つようになった。 住民レベルまで広がった今回の宗派衝突は、政治プロセスにも大きな影を落とした。混乱の中でジャファリ首相の役割が見えず、その求心力の弱さが改めて浮き彫りになったからだ。 クルド同盟(53議席)とスンニ派と元暫定首相アラウィ氏がつくる国民行動評議会(80議席)は2日、UICに首相候補の交代を求める意見を伝えた。国民議会選挙ではUICが第1党になったが、両勢力が共同歩調をとればUICの勢力を上回る。 アラウィ派のイラク共産党のムーサ党首は「ジャファリ氏は、重要な決定での独断専行を批判されているのに、また繰り返した」と話した。問題になったのはジャファリ首相による28、1日のトルコ訪問。この訪問は廟爆破事件後の混乱が続く中で突然行われ、クルド同盟を率いるタラバニ大統領も先月28日、「イラクの状況に何ら真剣な目を向けていないことを示すものだ」と首相を強く批判する声明を出した。 トルコはイラク北部のクルド人の動きを警戒。ジャファリ氏のトルコ訪問はクルド人勢力に圧力をかける意図とみられた。 UICが先月半ば正式政府の首相候補に擁立を決めたジャファリ首相に対しては、スンニ派、クルド人勢力の間で以前から「他派の意見を無視する独断的動きが目立つ」などの批判があった。 UIC内でジャファリ氏と首相候補を争ったのは、ハキーム師が率いるイスラム革命最高評議会(SCIRI)のアブドルマフディ氏だ。クルド人勢力はSCIRIと良い関係だが、スンニ派はSCIRIが民兵のバドル軍団を治安部隊に入れ、スンニ派掃討作戦を行っていると強い反発を示す。 アラウィ氏やクルド勢力と密接な関係にある米国のカリルザード大使は2月下旬、「治安に責任をもつ大臣は、民兵に関係があるような民族、宗派に偏った人間ではならない」と発言、シーア派主導の政権協議を牽制(けん・せい)する姿勢を示した。 UICは首相候補交代を拒否しているが、ジャファリ氏に固執すれば、新議会の投票で非UICの候補が首相に選ばれる可能性が出てくる。しかし、UIC抜きの政権は国の分裂や民族・宗派の衝突再燃につながる。 URL http //www.asahi.com/international/update/0303/011.html 0303 イラクで33人死亡、首都は再び車両通行禁止に [朝日] 2006年03月03日11時06分 イラクでは2日も、バグダッドの市場など各地で爆弾テロや銃撃が相次ぎ、AFP通信によると計33人が死亡した。政府は衝突を封じ込めるため、イスラム教の休日に当たる3日、首都全域で2度目の車両全面通行禁止とした。同様の措置は2月26日にも導入されている。 2日の爆弾テロは、首都のサドルシティーの市場で起きた。シーア派住民が圧倒的に多い地区で、車爆弾により5人が死亡、8人が負傷した。首都南東部のシーア、スンニ両派が混在する地区の市場でも爆弾テロがあり、女性ばかり計4人が死亡、11人が負傷した。 またシーア派によるスンニ派モスク襲撃を強く非難していた有力スンニ派政党「イラク合意戦線」のドレイミ代表の護衛が乗った車が首都西部で銃撃され、護衛1人が死亡、4人が負傷した。ドレイミ氏は車内におらず、無事だった。 一方、イラク駐留米軍のリンチ少将は2日の会見で、中部ファルージャで27日に、イラク・アルカイダ機構のザルカウィ幹部と関連がある武装勢力61人を拘束した、と明らかにした。 URL http //www.asahi.com/international/update/0303/005.html 0302 香田さん殺害:拘束の男が自供 「陸自撤退拒否で…」供述 [毎日] イラクで2004年10月に福岡県出身の香田証生さん=当時(24)=が殺害された事件で、首都バグダッドの警察幹部は2日、内務省が拘束した男が香田さん殺害を自供したことを明らかにした。男の背後関係などは不明だが、事件ではイスラム教スンニ派の過激派「イラク聖戦アルカイダ組織」が犯行声明を出している。 警察幹部によると、男は香田さんについて「何をしにイラクに来たのか分からずスパイだと思った。日本政府が陸上自衛隊の撤退に応じなかったので殺害した」などと供述している。 男は多数の拉致や殺人事件に関与した疑いが持たれており、捜査官が「イスラム教徒を殺す者はイスラム教徒とは言えない」などと問い詰めたところ、「仏教徒も殺害した」と香田さん事件に関する供述を始めた。 「自分が刃物で首を切ろうとしたが、途中で別の仲間に代わった」などと、犯行の詳細について具体的に供述。当局は信頼性があるとみている。 在イラク日本大使館によると、拘束されたテロ容疑者の供述場面などを放映する地元テレビ番組の予告編に2月22日、この容疑者とみられる男が出演。事件への言及はなかったが、字幕で、近く香田さん事件についての証言を放映するとの予告があった。 大使館は内務省に対し、事実関係の正式な報告を要請、「現在調査中」との返答を得ているという。 香田さんは04年10月、イラクで武装勢力に拉致され、イラク聖戦アルカイダ組織が香田さんの映像をウェブサイトで公開。日本政府に陸自のイラク撤退を要求したが政府は拒否、30日にバグダッド市内で遺体が発見された。(アンマン共同) ▽香田証生さん殺害事件 武装組織「イラク聖戦アルカイダ組織」と名乗るグループが2004年10月26日、イラクを訪れた福岡県出身の香田さん=当時(24)=を拉致したとウェブサイト上に映像付きの犯行声明を出した。48時間以内にイラク南部サマワから自衛隊を撤退させなければ殺害すると警告。しかし日本政府は要求を拒否。バグダッド中心部で30日、首が切断された香田さんの遺体が見つかった。同組織は11月2日、ウェブ上で殺害時の映像を公開した。(共同) 毎日新聞 2006年3月2日 10時08分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060302k0000e030014000c.html 0302 イラクで報復応酬続く、死者は計42人 [朝日] 2006年03月02日10時21分 イスラム教シーア派とスンニ派の報復が続いているイラクでは、1日も各地で爆弾の爆発などがあり、AP通信によると計42人が死亡、多数がけがをした。 バグダッド南東部のシーア派地区では、自動車爆弾が爆発、29人が死亡した。また、市中心部でも警察車両の通過に合わせて爆発が起き、市民6人が死亡した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0302/008.html 0301 イラクで内戦回避の方向、連立交渉は妥結見通しなし [読売] 【カイロ=柳沢亨之】イラク中部サマッラで22日起きたイスラム教シーア派聖廟(せいびょう)爆破事件に端を発するシーア、スンニ両宗派間の暴力の応酬が沈静化の兆しを見せ、一時は現実味を増した「内戦勃発(ぼっぱつ)」という最悪の事態はひとまず回避される方向となってきた。 危機感を強めた各派指導者の譲歩が土壇場で奏功した形だ。だが、対立の根は深く、次期政権発足のための連立交渉妥結の見通しは、まだ立っていない。 移行政府は27日、バグダッドと周辺3県で実施していた外出禁止令や国境、空港の閉鎖措置を解除した。バグダッド市民によると、28日には普段の約7割の人出が見られるようになった。 バグダッドでは28日、自動車爆弾3発による連続テロが起き、30人以上が死亡したが、22日の事件直後に150人前後の市民を犠牲にしたシーア、スンニ両派のモスク(礼拝堂)襲撃などの露骨な宗派間攻撃は影を潜めた。 事態の改善には、「内戦の危機」(タラバニ大統領)を訴え、国民融和を演出した各指導者の役割が大きい。シーア派最大会派「統一イラク同盟」(128議席)指導者のハキム師は24日、「スンニ派の犯行ではない」と明言。対スンニ派報復テロに自派民兵組織が関与した統一同盟の強硬派サドル師も24日、同民兵組織の活動抑制を発表した。 シーア派の「善意」にスンニ派連合「イラク合意戦線」(44議席)も応え、25日夜、事件直後からボイコットしていた各派間の対策協議に初めて参加。さらに、謝罪や賠償などシーア派に突きつけた要求の多くも取り下げ、連立交渉再開に応じる姿勢を示している。 両宗派が妥協したのは、「内戦が自派の利益にならない」(消息筋)との打算があるからだ。人口の6割を占めるシーア派は「民主選挙を通じた多数派支配」を最大戦略としており、この枠組みを崩すほどの不安定は望まない。一方、先の国民議会選に初参加したスンニ派にも、イラク戦争後の武装闘争でかえって権力を失ったとの反省は強い。 ただ、今回の事件で各派間の対立が顕在化し、連立交渉成功へのハードルを高めたと見る向きは多い。 特に、サドル師派が報復テロに関与、イラク政治への影響力を見せつけた衝撃は大きい。同師は多国籍軍の早期撤退を要求、同様の立場を取るスンニ派との橋渡し役が期待されていた。 (2006年3月1日0時34分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060228i215.htm 0228 騒乱続くイラク、首都で334遺体収容 [朝日] 2006年02月28日22時01分 イラクでは28日も各地で騒乱が続いている。バグダッドでは朝から爆弾テロが3件起きたほか、米英軍兵士への攻撃もあり、少なくとも33人が死亡した。 ジャファリ首相は同日、アスカリ廟(びょう)爆破事件以降のイラク全土での騒乱による死者が379人になると明らかにした。またバグダッド中央遺体収容所によると、過去6日間、首都と周辺地域だけで334遺体を収容した。うちテロや暗殺などによる死者は8割程度という。同収容所は05年1年間で1万80体を収容しており、爆破事件後の収容数は、昨年の1日平均(約27.6体)の2倍を超える高いペースだ。 ロイター通信によると、首都での爆発は東部のガソリンスタンドであり、給油の順番待ちの車多数が巻き込まれて23人が死亡。その他2件の爆発で7人が死亡した。 また、28日朝からスンニ派モスクへの襲撃が相次いだ。バグダッドのほか、中部ティクリートにあるフセイン元大統領の父親の墓に建てられたモスクが、何者かに爆破された。 URL http //www.asahi.com/international/update/0228/011.html 0228 イラク武装勢力を調査 シンクタンク、多様な組織の活動を分析 [赤旗] 【ロンドン=岡崎衆史】ブリュッセルに本部を置く有力シンクタンク、国際危機グループはこのほど、イラクの武装勢力に関する報告書を発表しました。報告は、同勢力がアルカイダやフセイン政権の残党に限定されず、アラブ民族主義者やイスラム主義者などの要素をもつさまざまなグループからなり、占領反対などを課題としていることを明らかにしました。 十五日発表の同報告は、米当局者がイラクでの武装抵抗を旧フセイン政権支持者や国際テロ組織アルカイダ系の仕業としていることについて、「重大な誤りだ」と指摘。その上で、武装勢力は「外国占領軍のイラクからの追放」を共通目標に掲げる「アラブ民族主義とイスラム主義的主張をいろいろな割合で混ぜ合わせた」多様な組織からなると指摘しました。 支持基盤は、フセイン政権崩壊後政治の中枢から追われ、米軍の掃討作戦の中心的な標的となってきたイスラム教スンニ派アラブ人で、戦闘員の大半が同勢力の出身だとしています。 武装勢力は、イラク戦争はイスラム法と国際法の双方の見地から違法であり、その上に築かれた体制は「同様に非合法であり、廃止されなければならない」として、米軍占領下の選挙や政権づくりなどの政治プロセスの進展を否定しているといいます。 戦術の転換も 武装勢力の戦術は、人質の首切りなど残虐行為がスンニ派からも批判されたことを受け、首切り場面の公開の中止や拘束者取り扱いの規則文書の作成など、残虐性を抑制する方向に進んできたとしています。 また、昨年一月の暫定国民議会選挙の際、民間人を攻撃対象から外す組織とそれを拒否する組織に分裂し大混乱を招いたことを受け、十月の憲法草案についての国民投票や同年十二月の国民議会選挙の際は、一般市民を標的にした攻撃を否定することで一致するなど、戦術の転換が行われたと指摘しています。 また、民族や宗派紛争を引き起こすための戦術を記した武装勢力の主張は「発見されていない」と説明。ただし、多数派のシーア派勢力がスンニ派を犠牲にし、一掃することで国家を支配しようとしていることやシーア派のイラク・イスラム革命最高評議会(SCIRI)下の民兵が内務省に浸透していることを批判しているといいます。 武装勢力は、米軍との直接の衝突を避けつつ、素早い攻撃を仕掛け、米軍による包囲を受ける前に退去するなど「より柔軟」な戦術を採用。また、イラク政府軍については、同部隊が力量を増すにつれ、主要な標的になってきているといいます。 連合軍が危害 一方、報告は「連合軍による過度の軍事力の使用、拷問、市民に広範に危害を加える戦術の使用、宗教組織の民兵の使用は、米国の合法性を損ない、武装勢力のそれを増大させている」と指摘しました。 報告書は二〇〇三年半ばから〇六年一月にかけて、武装勢力のパンフレット、インターネット、雑誌、ビデオ、テープなどでのやり取りの分析に基づいて作成されました。 国際危機グループ 世界中に百十人を超える職員がいます。世界の紛争問題について分析し、問題解決のための勧告を行う非営利の非政府組織。元対外関係担当欧州委員のクリス・パッテン氏が会長を務めます。 URL http //www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-02-28/2006022806_01_0.html 0227 30人死亡、流血の衝突続くイラク [朝日] 2006年02月27日09時30分 イスラム教スンニ派とシーア派の衝突が続いているイラクで、26日もバグダッドなど各地で襲撃があり、米兵3人を含む計30人が死亡した、とロイター通信が伝えた。各派の指導者は暴力の停止を呼びかけているが、報復が収まる気配はない。 バグダッドでは、迫撃砲などでスンニ派のモスク(礼拝所)2カ所が襲われ、15人が死亡し、45人が負傷した。当局はバグダッドと周辺地域を対象に24日と25日、昼間の外出禁止令を出した。車両の使用も26日は全面的に禁止された。しかし衝突は相次ぎ、バグダッドでは夜に入ってあちこちで爆発音が響いた。 シーア派の多い中部カルバラでは、バスの停車場にいたミニバスの中で爆弾が爆発し、5人が死亡した。両派が混在するバクバでは、サッカーで遊んでいた子供が近寄ってきた車から撃たれ、2人が死亡。シーア派の住宅には男らが押し入り、家族2人が射殺された。 一般家庭への襲撃が続いているため、バグダッド西、北部にあるスンニ派が多数を占める地域では、スンニ派の襲撃を恐れてシーア派の60世帯の数百人が逃げ出したという。このほか、道路脇の仕掛け爆弾などで米兵の計3人が死亡した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0227/003.html 0225 テロ、戦闘で40人死亡 首都は機能停止 イラク [産経] イスラム教シーア派聖廟(せいびょう)の爆破事件後、宗派間対立が激化しているイラクで25日、シーア派聖地の中部カルバラなど各地でテロや戦闘が相次ぎ、内務省などによると少なくとも40人の死亡が確認された。 各派指導者は暴力の停止を呼びかけているが、緊迫した情勢が継続。移行政府は同日、首都バグダッドでの昼間の車両通行禁止を27日朝まで続けると発表した。首都では24日から日中の外出が禁じられており、首都機能が丸3日間停止するという異常事態となった。 ロイター通信によると、22日の聖廟爆破以降の死者は200人を超えた。首都近郊3州での日中の外出禁止令は解除する。 カルバラでは25日、市場で車が爆発し8人が死亡、30人が負傷。AP通信によると、起爆装置を所持していた男が拘束され、シーア派の最重要聖地の1つ、イマーム・フセイン廟を狙ったが、警備が厳しく果たせなかったと供述した。 またロイターによると、バグダッドのスンニ派モスク(礼拝所)近くでは24日夜から25日にかけ、シーア派民兵の服装をした武装勢力と警察部隊が交戦。付近で警官14人が遺体で見つかった。武装勢力側がモスクを襲撃、警察が応戦したもようだ。 首都では、中東の衛星テレビ、アルアラビーヤ記者の葬儀を武装勢力が襲撃、3人が死亡したほか、シーア派地区で迫撃弾などが爆発、市民ら3人が死亡した。 中部バアクーバ近郊では武装勢力がシーア派住民の家に押し入り、一家12人を殺害した。 (共同) イスラム教シーア派聖廟(せいびょう)の爆破事件とその後の宗派間対立を受け、イラクの首都バグダッドは3日連続の機能停止という異例の事態に追い込まれた。治安当局はシーア派民兵などの活動を制御できずにいる。連邦議会選挙が成功し、形式上は民主化が進展したものの、イラクが脆弱(ぜいじゃく)な土台の上にあることをあらためて露呈した。 バグダッド西部のアドル地区では24日夜から25日朝にかけ、爆発音や銃声が断続的に響いた。外出しようとした住民らに、検問所の内務省特殊部隊員らは「家に戻れ。命の保証ができない」と怒鳴りつけた。 市内では6時間に1時間しか電気が来ない状態が続く。ガソリンが購入できないため自家用発電機も使えず、市民生活への影響も甚大だ。 シーア派民兵とみられる武装組織は、外出禁止令を無視し、スンニ派モスク(礼拝所)などへの攻撃を続け、治安部隊との戦闘も起きている。しかも治安部隊の内部には相当程度に民兵が入り込んでおり、国家よりも自派への忠誠心を優先させているとされる。 市民の1人は「市内の至る所に設けられた検問所にいるのが、内務省部隊なのか民兵なのか、まったく区別できない」と恐怖感を訴えた。 (共同) (02/25 23 58) URL http //www.sankei.co.jp/news/060225/kok089.htm 0223 スンニ・シーア両派の衝突激化、65人死亡 イラク厳戒 [朝日] 2006年02月23日23時23分 イラクで、中部サーマッラにあるイスラム教シーア派の聖地アスカリ廟(びょう)が爆破された事件を機に始まったシーア、スンニ両派の衝突が拡大、ロイター通信によると、22日の事件直後から23日正午過ぎまでに全土で65人が死亡した。また、これらの死者とは別に首都南西部で57人の死体がまとまって見つかったとの情報もあり、死者数は120人を超える恐れがある。政府は夜間外出禁止令を拡大し、治安要員の休暇取り消しを命令、厳戒態勢に入った。 タラバニ大統領は23日、クルド人勢力を含む各派を私邸に招き、対応を協議したが、スンニ派のイラク合意戦線はモスクへの襲撃に抗議してボイコットした。 22日にはシーア派最高権威のシスターニ師が声明で平和的な抗議行動を呼びかけたが、バグダッドでは夜に入って再び襲撃が発生した。覆面をした男たちが、多数のスンニ派モスクを小型ロケット砲や小銃で襲撃した。 バグダッドだけで銃殺された50人近い死者が確認された。大半がスンニ派とみられる。 スンニ派のイスラム宗教者委員会アルクベイシ師は23日午後、襲撃された同派モスクは全土で168カ所にのぼり、宗教指導者10人が殺害されたと述べ、シーア派を強く非難した。一方、バクバでは、シーア派とみられる警官12人が爆弾で殺害された。 また、サーマッラでは23日、爆破事件の取材をしていた衛星テレビ局アルアラビアのイラク人女性記者とスタッフ計3人が拉致され、直後に殺害された。 URL http //www.asahi.com/international/update/0223/017.html 0223 スンニ派17人殺される シーア派聖廟爆破事件で報復か [朝日] 2006年02月23日10時49分 イラク中部サーマッラで22日、イスラム教シーア派の聖地アスカリ廟(びょう)が爆破された事件で、怒ったシーア派民衆の襲撃とみられる事件が各地で起き、AFP通信などによるとスンニ派宗教指導者ら計17人が殺害された。ただ、シーア派最高権威シスターニ師が平和的な抗議行動に徹するよう呼びかける声明を発表したことから、過激な行動は沈静化に向かっているという。 AFP通信などによると、バグダッドだけで27のスンニ派モスクが武装集団に襲撃され、モスクにシーア派の旗が掲げられたり放火されたりした。うち1カ所では、礼拝中のスンニ派宗教指導者3人と信者3人が殺された。また別の指導者1人が拉致されたという。 ロイター通信によると、南部バスラでは刑務所が襲撃され、収監されていたスンニ派の11人が射殺された。 URL http //www.asahi.com/international/update/0223/006.html 0223 シーア派の聖廟爆破 イラク、宗派対立激化へ [朝日] 2006年02月23日00時58分 イラク中部サーマッラにあるイスラム教シーア派のアスカリ廟(びょう)が22日朝、何者かに爆破された。シーア派のイマーム(指導者)2人の遺体がまつられた聖地で、同派は事態を重大視。最高権威のシスターニ師が1週間の服喪と抗議を呼びかけたほか、バグダッドなどでは怒った民衆が報復を叫んでいる。 サーマッラはバグダッドの北約125キロ。スンニ派が多いが、聖廟周辺ではシーア派が生活し、イランからも多数の巡礼者が訪れる。 アスカリ廟はイラクにあるシーア派の四大聖廟の一つ。同派が神聖視する12人のイマームのうち10代と11代がまつられ、世の終末で再臨すると信じられている第12代イマームのマフディが、最後に姿を隠した聖跡とされる。湾岸戦争後の民衆蜂起の際には中部カルバラにある四大聖廟の一つ、フセイン廟が旧フセイン政権に破壊された例はあるが、イラク戦争後は四大聖廟への攻撃はなかった。 ルバイエ国家安全保障顧問の説明によると、内務省特殊部隊の制服を着た男たちが現れ、警備の警官から武器を奪って手錠をかけ、火薬を仕掛けて爆破し、聖廟のドームが破壊された。死傷者はなかったという。 事件を受けてバグダッドやナジャフなどで民衆が街頭に繰り出し、「全スンニ派モスクの爆破を」などと呼びかけている。スンニ派のイラク・イスラム党幹部は、全土で29のスンニ派モスクが放火され、南部バスラでは同党支部が武装した男たちに包囲されている、と述べた。 ただその後、シスターニ師が異例のテレビ出演に踏み切り、スンニ派モスクへの攻撃をしないよう声明を出したため、事態は沈静化しつつある。 現地では、教義に厳格でシーア派を異端視するワッハーブ派の犯行との見方が強い。21日にも近郊のバラドで理髪店や女性の経営する美容院の連続爆破があり、あごひげをそったり女性が働いたりすることを「反イスラム」とみなす同派の仕業とみられていた。 またシーア派へのテロを続けるイラク・アルカイダ機構の可能性も指摘される。同機構はスンニ派が国民議会選挙への参加を決めた昨年末以降、他のスンニ派武装勢力から孤立し始めている。 URL http //www.asahi.com/international/update/0222/012.html 0222 イラクで爆弾テロ 死者26人 [朝日] 2006年02月22日01時13分 バグダッド中心部の市場で21日、車爆弾が爆発し、ロイター通信によると、少なくとも21人が死亡した。イラク各地で同日、15件近いテロ攻撃があり、計26人以上が死亡、約50人が負傷している。 イスラム教スンニ派によるテロと見られ、同派武装勢力の活動は今年に入って沈静化していたが、正式政府の首相候補としてシーア派のジャファリ氏が擁立された今月中旬以降、再び活発化している。連日続く自爆を含む爆弾テロや銃撃により、過去8日間で110人が殺害されている。 21日のバグダッドの市場での爆発は、市場に車を止めた男が、起爆装置を作動させるところが目撃されているという。 首都のシーア派地区では20日にも、バスの中で男が自爆し、12人が死亡。北部モスルのレストランでも同日、自爆テロがあり、警官ら5人が殺されている。 URL http //www.asahi.com/international/update/0222/001.html イラク:議会選結果が確定 第1党UIAが首相候補擁立へ [毎日] イラク選挙管理委員会は10日、昨年12月の連邦議会選挙(定数275)の最終開票結果を確定、イスラム教シーア派宗教勢力の「統一イラク同盟」(UIA)が128議席で第1党となることが正式に決まった。UIAは早ければ11日にも首相候補を擁立する方針だ。 憲法の規定では、結果確定から15日後の今月25日までに初議会を招集。その後30日以内に大統領と副大統領を選出し、さらに15日以内に首相候補を指名する。首相候補は30日以内に組閣名簿を提出、議会の承認を求める。(カイロ共同) 毎日新聞 2006年2月10日 22時34分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060211k0000m030138000c.html イラク:路上爆弾などで米兵5人死亡 バグダッド南部 [毎日] イラク駐留米軍は2日、バグダッドなどで攻撃を受けた米兵計5人が1日に死亡したと公表した。バグダッド南部で同日、路上に仕掛けられた爆弾が爆発し、パトロール中の米兵3人が死亡した。またバグダッド南西部やファルージャで武装勢力の攻撃を受け負傷していた米兵2人も死亡した。【カイロ支局】 毎日新聞 2006年2月2日 22時22分 (最終更新時間 2月3日 0時22分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060203k0000m030130000c.html サドル師がイラン訪問、連帯強調 「攻撃されたら支援」 [朝日] 2006年01月23日10時16分 イラクの反米強硬派でイスラム教シーア派の宗教指導者、ムクタダ・サドル師が22日、テヘランを訪問した。国営イラン通信によると、同師は「イランが攻撃されれば、(自身が率いる民兵組織の)マフディ軍が支援する」と述べた。同じシーア派を国教とし、国連安保理への核問題付託の圧力が強まるイランへの連帯を強調した。 マフディ軍は04年夏、イラクで米軍に対し大規模な戦闘を続けた。 同師は、テヘランでラリジャニ最高安全保障委員会事務局長、モッタキ外相と面会。イランは、核問題以外でもイラクに内政干渉していると米欧に批判されているだけに、「すべての政治、民族グループの参加によるイラクの発展を希望する」(モッタキ外相)と慎重な対応ぶりだった。 イラン外務省によると、サドル師は、サウジアラビアのメッカへの巡礼の帰途、イランに立ち寄った。 URL http //www.asahi.com/international/update/0123/003.html イラク戦争推進役、チャラビ副首相が落選…国民議会選 [読売] 【カイロ=柳沢亨之】20日発表されたイラク国民議会選挙の最終開票結果で、イラク戦争直後の一時期、米ブッシュ政権との個人的パイプから「首相候補ナンバー1」とされたアハマド・チャラビ副首相(61)の落選が決まった。 副首相率いる政党連合「イラク国民会議リスト」が獲得議席ゼロに終わったためだ。元銀行家のチャラビ氏は湾岸戦争後、フセイン政権打倒を目指す横断組織「イラク国民会議」の指導者に就任。ブッシュ政権誕生後は、大量破壊兵器開発情報を米側に相次いで提示、イラク戦争の推進役となった。 (2006年1月21日1時50分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060120id29.htm イラク議会選挙:「統一イラク同盟」が128議席確保 [毎日] 【エルサレム高橋宗男】イラクの独立選挙委員会は20日、昨年12月15日に行われたイラク連邦議会選挙(定数275)の開票結果を公表した。宗教色の濃いイスラム教シーア派中心の連合会派「統一イラク同盟」が128議席を確保し、第1党の地位を確実にした。昨年1月の移行国民議会選挙をボイコットしたスンニ派は、二つの会派で計55議席を獲得し、イラク戦争後の新生イラクの政治プロセスで初めて一定の影響力を持つことになった。独立選挙委はこの結果に対する異議を受け付けた後、1週間以内に結果を確定させたい意向だ。 各派は昨年末からすでに、統一イラク同盟とクルド集会を中心に連立交渉を続けている。現地からの報道によると、統一イラク同盟がイラク調和戦線(スンニ派)に複数の閣僚ポストを提示するなど、スンニ派の取り込みが進められている模様だ。 ただ統一イラク同盟側は、暫定首相だったアラウィ氏が率いる世俗派連合会派「イラク国民リスト」や、スンニ派の有力政治家ムトラク氏が率いる「国民対話戦線」を、「旧政権与党のバース党員に寛容」との理由で連立相手から除外する意向を示している。これに対しクルド人勢力は「より幅広い参加が必要」と難色を示しているとされ、連立交渉は今後も難航しそうだ。 このため大統領や首相の選出を経て内閣が発足するまでには、少なくともあと1カ月かかるとの見方も出ている。 毎日新聞 2006年1月20日 22時15分 (最終更新時間 1月21日 0時49分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060121k0000m030152000c.html イラク総選挙:公正に実施 国際調査団が報告書を発表 [毎日] 昨年12月のイラク連邦議会選挙に絡む不正の有無を精査していた国際調査団は19日、投開票の一部に不正はあったものの、全体的な選挙結果に影響を与えるものではないとして、選挙はおおむね公正に実施されたと確認する報告書を発表した。 イスラム教スンニ派や世俗派などの要求で実現した不正疑惑に関する調査はこれで一応完了。イラク選挙管理委員会は早ければ20日にも最終集票結果を公表する予定。(カイロ共同) 毎日新聞 2006年1月20日 0時50分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060120k0000m030171000c.html 連続爆発テロ、26人死亡 バグダッド [朝日] 2006年01月19日23時39分 バグダッド中心部で19日、連続爆発テロが発生し、地元警察などによると、少なくとも26人が死亡した。イラクでは、昨年12月に行われた国民議会選挙の結果発表を間近に控え、再びテロ攻撃が増えている。 目撃者らによると、爆発物を身につけた男が、バグダッド中心部の喫茶店に入ってお茶を求め、本を開いたところで自爆し、周囲の客らが吹き飛ばされ、少なくとも8人が死亡したという。 近くにいたムハンマド・タハさん(23)は朝日新聞のイラク人助手に「喫茶店で男がコーラン(イスラム教の聖典)を読み、自爆した」と話した。 間もなく、現場周辺に警察のパトカーが近づいたところ、野菜を積んだ荷車が爆発。少なくとも警官8人と市民10人が死亡したという。 ロイター通信によると、イラク選管は20日にも選挙結果を発表する予定で、警察がテロにそなえ、19日午後に検問所などを増設する矢先だったという。 さらに、同通信によると、バグダッド北方で、警察の訓練生ら35人が乗った車が武装勢力に襲われ、15人が殺害され、残り20人が行方不明になっているという。 URL http //www.asahi.com/international/update/0119/014.html シーア派、過半数達せず イラク選挙で非公式集計 [共同] 【カイロ14日共同】ロイター通信は13日、独自に入手したイラク連邦議会選挙(定数275)の非公式集計結果として、イスラム教シーア派宗教勢力の与党会派「統一イラク同盟」(UIA)が第1党を維持するものの、単独過半数には達しないと伝えた。 昨年12月15日に実施された同選挙の最終集計結果は、近く発表される見通し。UIAは、移行政府で連立を組むクルド人の「クルド同盟」や、選挙に初参加したスンニ派の最大会派「イラクの調和」などとの連立交渉を本格化させている。 ロイターによると、全議席中269議席の配分が決定。UIAが129議席、クルド同盟が52議席、イラクの調和が42議席で続いている。大統領選出などには議会の3分の2以上の賛成が必要だが、UIAとクルド同盟が連立を維持しても3分の2には及ばない見通しという。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=intl NWID=2006011401000235 イラクのテロ激化、新政権巡る攻防波及? [読売] 【カイロ=長谷川由紀】国民議会選挙(12月15日実施)の確定開票結果が早ければ9日にも発表されるイラクで、大規模なテロ攻撃が相次ぎ、2日間で約180人が犠牲になるなど、治安が急速に悪化している。 最大勢力となることが確実なイスラム教シーア派勢力の間には、「連立交渉で有利な条件を引き出すためのスンニ派の戦術」との見方も浮上、宗派対立が再び先鋭化する恐れも出てきた。 スンニ派が初参加した国民議会選挙は、比較的に平穏な中で実施された。その後も治安部隊が襲撃される事件などが起きていたが、今月に入ってテロ攻撃がエスカレート。4日には、バグダッド北東約100キロのミクダディーヤで、シーア派住民の葬儀を狙った自爆テロが起き、36人が死亡。翌5日には、中南部のシーア派聖地カルバラで、約50人が死亡する自爆テロが発生した。その直後に中部ラマディで、警察官への採用を求めるイラク人が集まった中で自爆テロが起き、約60人が死亡。米兵に対する攻撃も激化し、5日だけで計120人以上が死亡した。 一連のテロは、中間開票結果で得票率4割を得て首位に立ったシーア派政党連合「統一イラク同盟」、クルド人勢力「クルド同盟」、スンニ派最大政党連合「イラク合意戦線」など主要勢力が、新政権の構成を巡って激しい駆け引きを繰り広げるさなかで起きた。 スンニ派は当初、「選挙に不正があった」と再選挙を求めていた。しかし、武装勢力に影響力を持つ同派取り込みの必要性を認めた統一同盟とクルド同盟が「挙国一致内閣」を目指す方針を示したことで連立協議に加わった。 統一同盟の幹部ジャワド・マリキ氏は5日、「選挙結果をテロでねじまげようというたくらみだ」と述べ、連立協議でシーア派に圧力をかけようとするスンニ派武装勢力の犯行との見方を示した。 シーア派住民の多い首都バグダッドのサドルシティーでは6日、約5000人がテロへの抗議デモを展開。AK47自動小銃などを手に「武装組織を支援するスンニ派をたたきつぶす」と気勢を上げた。 (2006年1月8日2時26分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060107id22.htm イラク駐留米軍:5日の死者 自爆テロなどで13人に [毎日] イラク駐留米軍は6日、イラク中部ラマディにある警察官の募集事務所で5日に起きた自爆テロで米兵2人が死亡するなど、同日中に米兵6人が死亡したと発表。中部ナジャフとバグダッドでの仕掛け爆弾による死者7人と合わせ、5日の米兵の死者は13人となった。 イラクの駐留米兵が1日に10人以上死亡したのは、中部ファルージャ近郊で起きた仕掛け爆弾の爆発で、海兵隊員10人が死亡した昨年12月1日以来。(カイロ共同) 毎日新聞 2006年1月7日 0時43分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060107k0000m030143000c.html イラクで自爆テロ相次ぎ 118人死亡 [朝日] 2006年01月05日23時10分 イラクで5日、自爆テロが相次ぎ、少なくともイラク人計111人と米兵7人が死亡した。ロイター通信などが伝えた。近く予定されている正式政府の発足を妨げ、政治状況の不安定化を狙う武装勢力の犯行とみられる。今年に入って、イラクでの死者は220人を超えた。 南部のイスラム教シーア派の聖地カルバラでは5日、シーア派モスク周辺の人通りの多い路上で、爆弾を身に着けた男が自爆、周囲にいた51人が死亡した。男は小さな鉄球を含んだ手製爆弾を持っており、それが周囲に飛び散って被害が拡大したという。 中部のスンニ派地域ラマディでも同日、警察とイラク軍への志願者の列のなかで男が自爆し、少なくとも60人が死亡した。米兵7人は、バグダッドでの仕掛け爆弾などで亡くなった。 イラクでは06年に入り、武装勢力の攻撃が再び増えている。ロイター通信のまとめでは、4日にも市民や治安部隊員ら計62人が死亡。石油を輸送中のタンクローリー20台が炎上する襲撃事件も起きている。 12月に行われた国民議会選挙の結果が間もなく発表され、選挙結果に基づいた正式な政府が発足する予定だ。「イラク・アルカイダ機構」などイスラム過激派を中心とする武装勢力は、シーア派市民や治安関係者、さらに選挙に参加したスンニ派を無差別に狙うことで社会不安を増大し、政府や政治プロセスへの信頼を失わせようとしているとみられる。 URL http //www.asahi.com/international/update/0105/011.html 葬儀中に自爆テロ、36人死亡 イラクでシーア派標的に [朝日] 2006年01月04日22時06分 イラク中部ディヤラ州のムクダディヤで4日、イスラム教シーア派の葬儀が催されていた墓地で自爆テロがあり、ロイター通信によると参列者36人が死亡、40人がけがをした。 同地で3日に起きたシーア派政党ダワ党の地方幹部に対する襲撃事件で死亡した護衛を墓地で埋葬していたところ、周辺から迫撃砲や自動小銃の銃撃があり、さらに参列者に紛れ込んだ男が自爆したという。 ディヤラ州ではスンニ派とシーア派が混住しており、シーア派住民や政治プロセスに参加するスンニ派を標的とした攻撃が頻繁に起きている。イラク各地でも、シーア派やクルド人らのテロ犠牲者の葬儀会場を狙い、一度に大量の参列者を殺害する手口の攻撃が相次いでいる。 URL http //www.asahi.com/international/update/0104/017.html 産油国イラク、石油危機 値上げで暴動、石油相は辞任へ [朝日] 2006年01月04日01時07分 世界有数の石油埋蔵量を誇るイラクで、石油産業の復興が難航している。イラク移行政府や米国は復興の原資に石油収入を当て込んできたが、武装勢力の破壊工作や非効率な行政の影響で輸出量はどんどん落ち込んでいる。さらに、ガソリンの値上げで暴動が起き、バハルルウルーム石油相が2日辞任を表明。混乱が広がっている。 イラク石油省によると、昨年12月のイラクの石油輸出量は日量110万バレルで、120万バレルだった11月を下回り、03年のイラク 戦争後で最低に近いレベルとなった。ロイター通信によると、イラクは旧フセイン政権時代の経済制裁下でも日量180万~250万バレルを輸出していた。 輸出が落ち込む背景には、石油生産の復旧を阻止して社会の混乱と政府からの市民の離反を狙う武装勢力の攻撃がある。石油施設やパイプラインへの攻撃は各地で相次ぎ、中部バイジにあるイラク最大規模の製油施設は先月「治安上の懸念」(石油省報道官)で操業を停止した。 行政の効率の悪さも問題。南部の石油積み出し港バスラでは、悪天候と港湾設備の整備不良が原因で積み出し作業が大幅に遅れる状況が続いている。 生産が落ち込む一方で、イラク戦争後に輸入が自由化されたため自家用車が増加。頻繁な停電に対応するため個々の家庭で発電機を使うようにもなり、イラクではガソリン需要が急増。ガソリンスタンドの前には連日長い列ができている。 移行政府は12月19日、ガソリンなど石油製品を値上げした。国際通貨基金から約800億円の融資を受ける代わり、石油製品への補助金の削減など政府の赤字縮小を求められたためだ。このあおりで、バグダッドではガソリンの値段が4倍の1リットル250ディナール(約20円)に跳ね上がった。 北部キルクークでは今月1日、値上げ反対のデモが暴動となり、2人が死亡。急激な値上げに反対していた石油相は2日、辞任を表明した。 バグダッドの30代の運転手は「仕事を一日休んで並ばないとガソリンが手に入らない。イラクは石油大国のはずなのに、なぜこんなに苦しまなければならないのか」と話した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0104/002.html ●イラク05? から続く
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幻獣_移動カート2 日本では未実装です 移動カートシステムの開放以来、米斯特里亞大陸上の大通りと路地、随所に可愛い幻獣が主人を推してあちこち駆け回る光景が見られる。しかしあなたは知っているか?現在所有する移動カートはすべてレインボーの裴洛先生の造った第1級の車だ、裴洛先生の個人の風格と能力が制限するため、各種は車の特性をおしてすべて異なっているが。しかし外観の容貌はすべてたいして違わないようだ。最近バグダッド城の住民は広く伝わって、その他に1位が車の職人をおしてバグダッド城で開業することができるある。こちらの新しく来た職人の名前はケラーといって、技巧は裴洛先生に比べてぬきんでて計画すると、その上ケラーの個人は裴洛先生と違い風格を設計する。そのため彼は製造の移動カートを設計して人々に第2級の移動カートと称される、つまり比較的に高級な意味。 第2級 移動カート職人ケラー 特別取材報道 ★私達は特にケラー先生の再び出現する世の中の前で、彼の同意を得て、彼に対して特別取材を行った: 記者: あなたがバグダッド人であることをお聞きするか? ケラー: はい。私は幼少からバグダッド城で成長して、若い時郷里を離れて、辛巴達先生に従っていっしょに乗船し海に出て、もともと商売をしたい;思いがけず船が難破し、私は海上を漂流して、みんなと別れた。 記者: 難破.....やはり辛巴達と一緒に乗船してきっと船がひっくり返って〜〜〜あなたそれではどこへ漂流することができる? ケラー: 私は遥か遠い東方まで漂流して、1つの知られざる島国。この地方は伝承が絶えた移動カートの製造技術を持っている、私は、家に帰れず、そこで弟子入りして勉強するようにしよう!と思っている。そのため私はそこに20年の時間を使って移動カート製作の方法をマスターした。 記者: どんな原因があなたをバグダッドに帰る開業させたい? ケラー: 私は人のために移動カートを作ることによって、ついに大家となり、バグダッド城に帰る旅費を計画して貯めた。接岸することを思い付かなくて、1台の醜い移動カートが眼前を通過した!私は日を心の中で考える〜まさか郷里の人は何が美しい移動カートであるか知らないのか?この動機で、私の郷里の人に美しい2級移動カートを造り始めることを決めた。 記者: あなたの造った移動カートは以前見たものと違うとおっしゃる? ケラー: え、あれはもちろんだ。私のは第2級移動カートと称され、もちろん第1級と比べて更に高級だ!まず最大の違いは外観であり、私は高尚・上品な円弧型線の設計とする主軸を採用して、しかも車体の上で多い手製の装飾を使用して、絶対に人に乗る者の身分と地位を感じさせる! 記者: すこしだ.....それでは、車の性能? ケラー: これで私が自慢するのではない、安全性は私の最も基本的に考慮することで、私の造った移動カートは車の持ち主に幻獣の襲撃の確率が更に下げることができる。これを除いて、その1種の車の金もすべてそれぞれ移動カートの幻獣に代わって異なった能力を強化できる。 記者: 幻獣の能力を強化する?この裴洛先生の造った車はできて、あなたの移動カートと彼のはようにしたら何かがある? ケラー: ぐうぐう〜〜高級な移動カートで、それではそれが移動カートの幻獣の能力強化のためにもちろん要するのが比較的に高い。私の製造の車は幻獣のためにどの1種の能力を強化するのに関わらず、少なくともすべて5つの数の点検を増加することができる!この点、今の移動カートでできないことができるようにしよう?花はハッハッとハッハッハ〜〜〜 記者: もとはこのようで、それではあなたが今度全部でどれらの車の金を設計して取引先に選ばせる? ケラー: 私は全部で妖精貝塔、狂風戦士、火炎2号、厄斯B型、幻影IIと助r光などの6種類の車の金を設計した。 記者: 耶?ただ名前聞いたところから、名前と第1級のを感じる! ケラー: はい、これは私が他の人の作る第1級の移動カートの比較と要するためで、このように人に私の造った移動カートの品質と性能を明示的にどんなにずば抜けているか感じとれる! 記者: e........はい、私達はすべて移動カートが人にHPとMPの回復量を増加させることを知っている、あなたの造った移動カートを知らないのがこの方面でもではないかの前にみんなはの移動カートで仲がよい? ケラー: 間違いない。私の移動カートが乗り始めるいっそう心地よくて、毎回乗客のHPとMPを回復して、あなた達今に比べての1級の移動カートの約1倍多く出る! 記者: 本当おう、聞いたところ確かに1部持ちたいと思わせ、あなたが1台の移動カートを造っていくら料金を徴収することをお聞きする? ケラー: 多くなくて、34万5千メムだけが必要だ。 記者: 何?こんなに高くおう? ケラー: 冗談を言うな!私の移動カートはしかしあれらを少し身分の地位の人が座らせた、もしこれっぽっちのお金はすべて使って起きないならば、私は客にそれとも他の人を探して比べて下等な移動カートを勧めることにしよう。一方、幻獣に私が製造した車をおさせたくて、幻獣のLvは必ず15Lv以上でならなくて、結局私の移動カートが進む製品で、この点は取引先達に特に注意してもらう。 記者: それでは私達はあなたがバグダッド城で早く開業することを期待するようにしよう、あなたが私達の訪問を受け入れておうにお礼を言う〜〜 ケラー: ほほほ吐く、私の開業は他の人の失業だ!花はハッハッとハッハッハ ★ 私達のこちらの臭い屁のケラー先生に対する特別取材を見たことがあって、あなたが第2級の移動カートについてすでに初歩的な理解があったことを信じた。 私達もケラー先生の家で6種類の新型の移動カート原型を発見して、特に写真を撮影して、しかもそれらを公表してみんなに少し観賞する。
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0702 バグダッドで爆発、死者68人 女性議員が拉致される [朝日] 0628 イラクの避難民15万人 国民分裂、深刻化 [朝日] 0626 イラク首相が「国民和解計画」発表 身内から反発 [朝日] 0626 ロシア外交官4人殺害声明 イラクで過激派組織 [朝日] 0621 行方不明の米兵2人、遺体で発見 イラク [朝日] 0619 フセインに死刑求刑、イラク住民殺害で人道に対する罪 [読売] 0614 イラク首相、治安対策を強化 検問増・夜間外出を禁止 [朝日] 0613 イラク:死亡したザルカウィ容疑者の後継者を発表 [毎日] 0613 少なくとも34人死亡、イラク各地でテロ相次ぐ [朝日] 0612 ザルカウィ派?ウェブサイトで大規模テロを予告 [読売] 0609 テロ相次ぎ46人死亡 アルカイダ「聖戦継続」 [朝日] 0607 バグダッド 5月の死者1400人、イラク戦争開戦後最悪 [毎日] 0606 イラク、武装勢力2500人釈放…スンニ派が多数 [読売] 0605 イラク 武装集団が輸送会社襲撃、従業員ら50人拉致 [毎日] 0603 「虐殺疑惑解明、米に任せるな」イラク独自捜査へ [読売] 0601 バスラに非常事態宣言、シーア派の内部対立で情勢緊迫 [朝日] 0531 1日に50人以上死亡 イラク各地で衝突やまず [朝日] 0529 イラク 短パンは反イスラム 過激勢力が警告 [毎日] 0526 イラン 外相がイラク訪問、新政府支持と復興支援表明 [毎日] 0524 イラクで爆弾テロや銃撃が連続、41人死亡 [朝日] 0523 イラクのキリスト教徒 国外へ [赤旗] 0522 イラク政権発足後もテロやまず 死者30人超す [朝日] 0521 市民4万人前後が犠牲に 正式政府発足の日もテロ [朝日] 0520 イラク正式政府が発足 フセイン政権崩壊から3年ぶり [朝日] 0517 イラク:パレスチナ難民が国境地帯の砂漠で立ち往生 [毎日] 0517 2日間で94人死亡 イラク各地で襲撃相次ぐ [朝日] 0514 イラクで爆弾テロ続発、41人死亡 [朝日] 0513 イラク避難民10万人 身元不明遺体、首都で毎日50体 [朝日] 0512 イラク本格政権、来週以降に…枢要ポスト争奪戦激化 [読売] 0510 4月だけで遺体1091体、暗殺の犠牲者 イラク [朝日] 0510 イランの駐イラク大使、26年ぶりに復活 [読売] 0509 イラク 爆弾事件や殺害で遺体発見相次ぐ、34人が死亡 [毎日] 0507 イラク:連続車爆弾で30人死亡 42人の拷問遺体も [毎日] 0507 イラクでテロ相次ぐ、計83人死亡 新閣僚発表に反発か [朝日] 0503 駐イラク米軍、武装勢力100人殺害 混乱続く [朝日] 0502 イラク市民の犠牲 2万人 50万人が避難生活 [赤旗] ●イラク06Ⅰ から続く 0702 バグダッドで爆発、死者68人 女性議員が拉致される [朝日] 2006年07月02日00時40分 イラクのバグダッド北東部で1日、大規模な爆発が起き、保健省によると、イラク人68人が死亡、98人が負傷した。5月に正式政府が発足して以降では最悪のテロになった。また同日、国民議会の議員が武装組織に拉致されたほか、各地で市民や警察などを狙った攻撃が相次いだ。 6月にイラク・アルカイダ機構のザルカウィ容疑者が殺害された後も、マリキ政権は武装組織との対話を進めるなど治安の改善をめざしている。しかし、今回の爆破テロも宗派対立の激化を狙う犯行と見られ、暴力の応酬は収まる気配がない。 爆発の現場はイスラム教シーア派地域で、反米強硬派サドル師の民兵組織が支配するサドルシティー。午前10時ごろ、市場近くの路上に止まっていた車が爆発した。その後、イスラム系ウェブサイトにスンニ派組織による犯行声明が流されたが、真偽は不明。 爆発とほぼ同時刻に市内東部で、スンニ派女性議員が護衛7人とともに拉致された、と同僚議員らが明らかにした。アルカイダ系組織は、スンニ派の政治参加を許さない方針を示している。 さらに同日、バグダッド南東部と西部でも道路脇などで爆発が起き、警官3人とイラク兵3人が死亡。北部のモスルでも車の自爆テロにより、警官2人が死亡した。 一方、マリキ首相は1日、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、クウェートの歴訪に出発した。就任後初の外遊で、国民融和策への支援を求めるという。 URL http //www.asahi.com/international/update/0701/014.html 0628 イラクの避難民15万人 国民分裂、深刻化 [朝日] 2006年06月28日10時57分 イラクの宗派対立による国内避難民が過去4カ月で15万人以上に達したと、国連イラク支援団(UNAMI)が27日明らかにした。イラク国内の混乱と分裂ぶりを示していると受け止められている。 報告によると、イラク移民難民省に2月末以降登録された避難民は13万386人。実際には「過去4カ月の避難民が15万人以上」とUNAMIはみる。UNAMIによると、イラン・イラク戦争の混乱が続いた80年代以降の避難民の総数は約130万人と推定される。その1割以上が06年のわずかな期間だけで発生したことになる。 避難民の急増と内戦状態の進展で、宗派のすみ分けも急速に進んでいる。首都の一部では、チグリス川を国境のように挟み、スンニ派とシーア派の居住地が分かれつつある。 拉致や爆弾テロも連日続き、現地メディアの報道だけで20~30人が殺害されている。実際にはこれを大きく上回る犠牲者がいるとみられるが、被害の実態はほとんどわかっていない。 URL http //www.asahi.com/international/update/0628/011.html 0626 イラク首相が「国民和解計画」発表 身内から反発 [朝日] 2006年06月26日11時01分 イラクのマリキ首相は25日の国民議会(国会)で、「和解と国民対話計画」を発表し、泥沼の宗派対立に初めて解決の道筋を示した。ただ、スンニ派武装勢力の釈放や旧バース党員追放政策の見直し、シーア派民兵組織解体を示唆する内容に対して、首相の身内であるシーア派内部から激しい反発の声があがっている。 計画では、▽政府内に「国民委員会」を設置。政治、宗教各派や部族から代表が参加し、和解案の実現に向けて話し合う▽治安機関による捜査・拘束、米軍の作戦行動中での人権尊重▽軍増強を急ぎ多国籍軍撤退に道筋をつける、などが柱。 首相の狙いは「武装勢力の分断」だ。現在、スンニ派武装勢力は、外国勢を主力とするアルカイダ系過激派と、旧バース党や旧軍の幹部らを柱とする地元勢力に分けられる。このうち、政治参加に前向きな地元勢力との和解を進め、過激派を孤立させる作戦で、米軍の強い意向も働いている。 首相はまずシーア派に譲歩を求め、スンニ派の求めに応じてシーア派主体の治安部隊に拘束されたスンニ派2500人の釈放を発表。一部が実施されている。 スンニ派やクルド勢力は計画を歓迎している。しかし、首相が所属するシーア派の統一イラク連合は、渋々受け入れたものの、反発は強い。計画の発表を10日間遅らせたほか、25日の議会では、スンニ派と衝突するサドル師派議員が「旧バース党やフセイン元大統領を支持するテロリストとの和解はありえない」と演説。和解の難しさを見せつけた。 URL http //www.asahi.com/international/update/0626/003.html 0626 ロシア外交官4人殺害声明 イラクで過激派組織 [朝日] 2006年06月26日00時32分 ロイター通信によると、インターネットのイスラム系サイトが25日、イラクで3日に誘拐されたロシア大使館職員を「復讐(ふくしゅう)のため処刑した」との声明と、3人の殺害場面の映像を掲載した。残る1人の安否は不明。同サイトは先に「イラク・アルカイダ機構」などで作る過激派組織「イラク聖戦士評議会」による拉致声明を掲載。ロシア・チェチェン共和国からのロシア軍撤退などを求めていた。 URL http //www.asahi.com/international/update/0626/001.html 0621 行方不明の米兵2人、遺体で発見 イラク [朝日] 2006年06月21日02時20分 イラク駐留米軍は20日、バグダッド南方ユスフィヤで16日に襲撃を受けて行方不明となり、その後過激派組織「イラク聖戦士評議会」を名乗る武装勢力の拉致声明が出ていた米兵2人を遺体で発見した、と発表した。 イラク国防省報道官はAP通信に、遺体はユスフィヤで見つかり、拷問を受けたとみられる傷がある、と語った。 URL http //www.asahi.com/international/update/0621/002.html 0619 フセインに死刑求刑、イラク住民殺害で人道に対する罪 [読売] 【カイロ=長谷川由紀】イラク中部ドゥジャイルの住民148人を殺害し、人道に対する罪に問われている同国元大統領サダム・フセインら8被告に対する論告求刑公判が19日、バグダッドの高等法廷で開かれ、検察側は、フセインに死刑を求刑した。 約30年にわたり、独裁政治を敷いてきたフセインに対する求刑はこれが初めて。 弁護側は7月10日に最終弁論を行い、早ければ同月中にも判決が下される見通し。 フセインらが問われていたのは、1982年にドゥジャイルで起きたフセイン暗殺未遂事件を受けて住民を報復殺害した罪。死刑を求刑されたのは、8被告のうち、フセインと、フセインの異父弟で情報機関トップだったバルザン・イブラヒム被告、元副大統領タハ・ヤシン・ラマダン被告。 ドゥジャイル事件を巡る裁判は、2005年10月に始まり、この日を含め35回の公判が行われてきた。公判でフセインは、暗殺未遂事件に関与した住民に対する処刑を命令したことを認めたものの、「裁判で提示された証拠は十分だった」などと述べ、正当な司法判断に基づく行為だったと主張していた。 (2006年6月19日22時8分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060619i214.htm 0614 イラク首相、治安対策を強化 検問増・夜間外出を禁止 [朝日] 2006年06月14日23時10分 イラクのマリキ首相は14日、記者会見し、バグダッドの治安対策を同日から強化すると発表した。米軍や治安部隊を大量に動員し、各地で検問を増設。連日、午後8時半以降の外出を禁止する。ザルカウィ容疑者の殺害や13日のブッシュ米大統領との会談で支援の確約を得たことを背景に大がかりな治安対策を取り、政権基盤の強化につなげようとしているとみられる。 マリキ首相は14日の会見で動員規模を明らかにしなかったが、AFP通信などは内務省筋の話として「イラク治安部隊、米軍あわせて4万人」としている。バグダッド市内では同日朝から各地で検問所が増え、渋滞が続いたという。 金曜礼拝でモスクに多くの人が集まる金曜日には車の通行を禁止する。同首相はまた、各地で自警活動をしている民兵を排除し、メディアの取材・報道にも何らかの制限を加える考えを示した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0614/017.html 0613 イラク:死亡したザルカウィ容疑者の後継者を発表 [毎日] 【カイロ高橋宗男】「イラクの聖戦アルカイダ組織」を名乗る組織は12日、イラク駐留米軍による攻撃で死亡したザルカウィ容疑者に代わる新指導者として、アブハムザ・ムハジルという人物を選出したとする声明をウェブ上で発表した。 声明はこの人物について「経験と知識に富む」と強調しているが、経歴などは不明。AP通信は、「ムハジル」がアラビア語で移民を意味することから、イラク人ではない可能性があると報じている。 イラク駐留米軍報道官のコールドウェル少将は8日の記者会見で、「エジプト生まれのアブ・マスリ」という人物が後継の新指導者に就く可能性を示唆したが、今回発表された「アブハムザ・ムハジル」と同一人物かどうかは分かっていない。 同組織を名乗るグループは11日に「敵を眠らせない大規模攻撃を準備している」との声明を発表し、ザルカウィ容疑者殺害への大規模報復行動を予告している。 毎日新聞 2006年6月13日 0時34分 (最終更新時間 6月13日 2時30分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060613k0000m030150000c.html 0613 少なくとも34人死亡、イラク各地でテロ相次ぐ [朝日] 2006年06月13日10時03分 イラク各地で12日、自動車爆弾などによるテロが相次ぎ、ロイター通信のまとめでは少なくとも34人が死亡した。 バグダッド西部の住宅街マンスール地区では、道路脇の仕掛け爆弾が爆発して10人が死亡。東部のシーア派地区サドルシティーでは、市場で自動車爆弾が爆発して5人が死亡した。南部では、迫撃砲弾が3発着弾し、4人が死亡した。 また、中部バラドでは市場近くで自動車爆弾が2発相次いで爆発し、5人が死亡。ティクリートでは警官1人が武装した男たちに射殺された。 いずれも犯行声明は出ておらず、詳しい背景は明らかになっていない。イラクでは5月、バグダッドだけで少なくとも約1400人の死亡が確認されるなど、正式政府の発足や米軍によるザルカウィ容疑者の殺害にかかわらず、テロや攻撃が衰えを見せていない。 URL http //www.asahi.com/international/update/0613/002.html 0612 ザルカウィ派?ウェブサイトで大規模テロを予告 [読売] 【カイロ=柳沢亨之】米軍に殺害されたヨルダン人テロリスト、アブムサブ・ザルカウィ容疑者(7日死亡)配下の武装組織「イラクの聖戦アル・カーイダ組織」を名乗る集団が11日、「敵を揺るがす大規模攻撃を計画している」とする声明をウェブサイト上に掲載し、米軍などに対する大規模テロを予告した。 AP通信が伝えた。 同容疑者が死亡した直後に幹部会議を開き、決定したという。後継者については明らかにされていない。 (2006年6月12日1時10分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060611i215.htm 0609 テロ相次ぎ46人死亡 アルカイダ「聖戦継続」 [朝日] 2006年06月09日11時06分 ザルカウィ容疑者の殺害が発表された8日、バグダッドでは爆弾テロが相次ぎ、少なくとも46人が死亡した。同容疑者の死亡に、イラクのシーア派市民の間では「祝賀ムード」も広まったが、イラク政府は報復テロに対する警戒態勢に入った。 現地からの報道によると、バグダッドでは8日、少なくとも5件の爆弾テロが相次いだ。多くはシーア派地域で、スンニ派武装勢力によるテロとみられる。 イラク政府はイラク・アルカイダ機構などの報復テロを警戒し、殺害現場に近いバクバ周辺に同日午後4時から外出禁止令を発令。バグダッドなどでは9日、モスク周辺での車の通行を禁止する。イスラム教の休日にあたる金曜日の礼拝で、多くの人がモスクに集まるためだ。 一方、多国籍軍のコールドウェル報道官(米軍少将)はザルカウィ容疑者殺害に関する記者会見で、「アブ・マスリ」と呼ばれる同容疑者の側近が後継者となる可能性が高いと述べた。エジプト人で02年にイラク入りし、同容疑者と行動をともにしてきたという。 URL http //www.asahi.com/international/update/0609/003.html 0607 バグダッド 5月の死者1400人、イラク戦争開戦後最悪 [毎日] イラクの首都バグダッドで、5月中に遺体安置所に運び込まれた死者数が、月間の死者数として2003年のイラク戦争開戦後最悪の約1400人に上り、今年になって計6000人を突破したことが6日、保健省のまとめで分かった。英BBCなどが報じた。 大多数が攻撃やイスラム教シーア派とスンニ派の宗派対立などの犠牲者とみられる。憲法に基づく新政府が発足し、米政府が主導した民主化プロセスは完了したものの、治安の泥沼化が進むイラクの現状があらためて浮き彫りになった。 米CNNによると、遺体のほとんどが頭部などを撃ち抜かれ、放置されていた。うち約400人は身元が不明のまま。 保健省のまとめには、武装勢力の爆弾テロによる死者数は含まれておらず、BBCは「実際の死者数はさらに多い」との見方を伝えた。 マリキ首相は治安改善の鍵を握る内相、国防相の選定を急いでいるが、各派の対立が続き合意のめどはたっていない。 イラクでは6日もテロが続き、首都北方のバクバ近郊では男性9人の頭部が箱に詰められて放置されているのを警察が発見。AP通信によると、自動車爆弾テロや学校の襲撃などで、全土で少なくとも計30人の死亡が確認された。(カイロ共同) 毎日新聞 2006年6月7日 8時26分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060607k0000e030006000c.html 0606 イラク、武装勢力2500人釈放…スンニ派が多数 [読売] 【カイロ=柳沢亨之】イラクのマリキ首相(イスラム教シーア派)は6日、バグダッドで記者会見し、国内の刑務所に収容されている武装勢力ら計2500人を釈放すると発表した。 その多くはスンニ派の武装勢力で、シーア、スンニ両派の宗派対立を緩和する狙いとみられる。一度にこれだけの数の釈放発表があるのは異例で、5月にマリキ首相率いる本格政府が発足してからは初めて。 マリキ首相は、2500人について「武装闘争を放棄する」との誓約書に署名したか、または証拠不十分のため、釈放を決めたと説明。今回の釈放が「国民融和に役立つ」と語った。 (2006年6月6日22時0分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060606i516.htm 0605 イラク 武装集団が輸送会社襲撃、従業員ら50人拉致 [毎日] 【カイロ高橋宗男】イラクからの報道によると、バグダッドで5日、警察の制服を着た武装集団が複数の輸送会社に押し入り、従業員やバスの乗客ら約50人を拉致した。 地元通信社アスワット・イラクが伝えた目撃者情報によると、武装集団は内務省の車に酷似したピックアップトラック5台で現場に乗り付け、輸送会社を包囲。経営者や従業員、シリア人を含むバス乗客らを拉致した。 現場は複数の輸送会社が集中するバグダッド中心部のサルヒヤ通り。輸送会社は、イラクの治安悪化を受けシリアやヨルダンに避難する住民向けに長距離バスを手配している。 イスラム教スンニ派住民はシーア派主体の警察組織がスンニ派住民を無差別拘束し、虐待や殺害を繰り返していると批判している。一方、内務省は「制服は闇市場で容易に入手できる」と反論、武装集団が警察を装っていると強調している。 毎日新聞 2006年6月5日 23時38分 (最終更新時間 6月6日 0時41分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060606k0000m030145000c.html 0603 「虐殺疑惑解明、米に任せるな」イラク独自捜査へ [読売] イラク情勢 【カイロ=岡本道郎】イラク西部ハディーサなどで明るみに出た駐留米軍によるイラク民間人虐殺疑惑は、2003年4月のフセイン政権崩壊以降、度重なる米兵の暴力や囚人虐待などで高まってきたイラク国民の反米感情をさらに増幅させた。 5月20日に発足したばかりのマリキ新政権は、苦しい立場に追い込まれている。 宗派対立がくすぶり、自前の治安体制構築を指揮する治安閣僚ポストもいまだ決まらない中、マリキ首相は米軍即時撤退を求める訳にもいかず、「完全主権を持つ本格政府」の表看板とは裏腹に、その無力ぶりを改めて印象づけた。 虐殺疑惑を見るイラク国民の目には、アブグレイブ刑務所での囚人虐待など過去の疑惑に向けたのとは違う視点がある。自らが選んだ本格政府の存在だ。 「本当に国民統一政府だと言うなら、イラク国民に対する米軍の暴力をやめさせろ。できないなら不信任だ」。バグダッドの旅行会社勤務サイド・ラジャブさん(46)(イスラム教スンニ派)は米軍非難だけでなく、イラク政府の「責任」を明確に指摘した。 シーア派の商店主ハイダル・ムハンマドさん(32)も、「米軍捜査では、アブグレイブの際のように米兵の処罰が軽くなる。イラク政府が捜査するべきだ」と主権国家としてのイラクが直接法の裁きを下すべきだと要求する。 マリキ首相もこうした世論を意識し、2日、ハディーサでの虐殺疑惑を「嫌悪すべき犯罪」と非難、米軍側に捜査結果の開示を求めた。ロイター通信によると、首相側近のアドナン・カジミ氏は3日、バグダッド北方のイスハキで3月に起きた住民殺害事件について問題はなかったとする声明を米軍が発表したことを「不公正」と批判、独自捜査への意向を示すとともに、米側に謝罪と補償を求める考えを明らかにした。 ただ、現政権としての対応が限られていることは明らか。 宗派対立がくすぶる中、現段階での米軍撤退要求は、内戦の危険性を一気に高めるだけに、選択肢となり得ないことは衆目の一致するところだ。イラク政府による疑惑の独自捜査が実質的に可能かどうかも、極めて疑問だ。 マリキ首相は、治安を依存する米軍と国民感情との板挟みの中で、困難なかじ取りを迫られそうだ。 (2006年6月3日22時36分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060603id27.htm 0601 バスラに非常事態宣言、シーア派の内部対立で情勢緊迫 [朝日] 2006年06月01日15時21分 イラクのマリキ首相は31日、治安が悪化している南部の都市バスラに非常事態宣言を発令した。市内に検問を設け、治安部隊を増強するという。ロイター通信によると、バスラを訪問した同首相は「治安対策を1カ月間強化して違法な武器を押収し、その間に事態を打開するよう求める」と語った。 バスラの治安悪化の原因は、シーア派内の勢力争い。イラクでは宗派や民族間の対立だけでなく、同じ宗派の中での抗争も激しくなっていることが浮き彫りとなった。 バスラ周辺は油田地帯で、イラク唯一の石油積み出し港もあり、イラク経済の生命線といえる地域だ。シーア派が多数を占め、スンニ派武装勢力の侵入を防いできたことから、これまで治安は比較的安定していた。 だが、石油の利権などを巡り、シーア派のイスラム革命最高評議会(SCIRI)やサドル師派、ファディーラ党などの間の対立が深刻化。大規模なテロや攻撃はまだないものの、石油の密輸が横行し、殺害や拉致、治安維持を担当する英軍への攻撃も起きている。 イラク政府は、バスラの石油・港湾施設が機能不全に陥るとイラク経済全体に影響する、と恐れている。マリキ首相は同日「ギャングには鉄拳を下す」と強い調子で語った。 URL http //www.asahi.com/international/update/0601/012.html 0531 1日に50人以上死亡 イラク各地で衝突やまず [朝日] 2006年05月31日10時19分 イラク各地で30日、テロや衝突が相次ぎ、AFP通信のまとめで少なくとも53人が死亡した。バグダッド北方のフセイニヤでは同日夕、市場で自動車爆弾が爆発し、買い物客ら22人が死亡。中部ヒッラでも駐車場で自動車爆弾が爆発し、12人が死亡するなど、市民を狙った無差別テロが続いた。 イラクの治安状況は一向に改善しないが、発足したばかりの正式政府では各派の対立から、治安を担当する内務相と国防相が決まらない状態が続いている。マリキ首相は30日、「6月4日の議会までに各派が候補者を決められなければ、私が推薦する人物の承認を議会に求める」と、ロイター通信に述べた。 さらに、昨年11月に西部ハディサで米海兵隊員らが無抵抗の市民24人を殺害したとされる問題について「意図的なものとは思わないが、間違いにも限度がある」と批判。「間違いはハディサだけではない。(米軍が)事件の責任を明らかにすることを求める」と語った。 URL http //www.asahi.com/international/update/0531/005.html 0529 イラク 短パンは反イスラム 過激勢力が警告 [毎日] 【カイロ高橋宗男】短パン姿の男は殺される--。バグダッドで、こんなうわさが急速に広がっている。イスラム教スンニ派の過激な勢力が肌を露出する短パンを「反イスラム」とみなし、「不信心者に死を」と呼びかけているためだ。イラクはかつて中東で最も世俗的な国の一つとされたが、イラク戦争後、急速に進行する社会のイスラム化に市民の懸念が強まっている。 「この地域はすでにイスラム国家の一部となった」。バグダッド西部アメリヤ地区で今月上旬、「イラクの聖戦アルカイダ組織」に関係するとみられる武装集団がイスラム国家の建設を宣言するビラをまいた。 それによると、武装集団は、▽住民に対し、イスラムの原理の順守▽女性に対し、外出時にヘジャブ(頭髪を隠すスカーフ)着用▽男性に対し短パン姿での外出や、西洋風の髪形の禁止--を命じている。 地元テレビによると、バグダッド西部マンスール地区で24日、男性2人が走行中の車から銃撃を受けて死亡。英BBC放送は25日に同西部サイディヤ地区でテニスコーチと選手2人が射殺されたと伝えた。殺害された5人がいずれも短パン姿だったことから、市民の間に不安が広がった。 バグダッドではこれまでもポップ音楽を流すCD店や酒屋の襲撃など、過激なイスラム主義者によるとみられる事件が発生してきた。アメリヤ地区の運転手、タハ・ハディさん(32)は毎日新聞助手に「我々はいまやイスラム主義者に占領された」と語った。 毎日新聞 2006年5月29日 10時13分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060529k0000e030016000c.html 0526 イラン 外相がイラク訪問、新政府支持と復興支援表明 [毎日] 【テヘラン春日孝之】イランのモッタキ外相は26日、隣国イラクを訪問した。マリキ首相やタラバニ大統領と会談し、20日に発足した新政府への支持と復興支援を表明し、両国関係の一層の緊密化をアピールするものとみられる。 両国はイラン・イラク戦争(80~88年)などで敵対してきたが、03年のフセイン政権崩壊により関係改善が進んでいる。イラン閣僚のイラク訪問は、昨年8月のアフマディネジャド政権発足以来初めて。モッタキ外相は、27日にはイラク南部のイスラム教シーア派の聖地ナジャフやカルバラを訪問する予定だ。 毎日新聞 2006年5月26日 22時37分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060527k0000m030136000c.html 0524 イラクで爆弾テロや銃撃が連続、41人死亡 [朝日] 2006年05月24日10時22分 イラクの混乱が拡大している。23日もバグダッドを中心に爆弾テロ6件や銃撃事件が連続し、AP通信などによると死者41人、負傷者100人近くにのぼった。同日夜に首都のシーア派モスクへの爆弾テロで11人が死亡したほか、繊維工場の労働者や農場の日雇い作業員が乗ったバス、たばこ店や自宅前で立ち話をしていた市民への銃撃など、テロの無差別化がますます進行している。 AFP通信はイラク国防省高官の話として、正式政府が樹立された20日からの3日間でテロが増え、計607件の襲撃事件により市民だけで98人が死亡、280人が負傷したと伝えた。この間、武装勢力85人が米軍とイラク治安部隊に殺害されたという。 また、23日に発表された国連報告によると、イラクでの死者は3~4月だけで約2500人、住む家を追われたり逃げ出したりした人は約8万5000人に達したという。 カリルザード米大使は同日、米CNNで「アンバル州の一部がテロリストと武装勢力の制圧下にある」と認めた。スンニ派住民が多い同州では、米軍が多大な犠牲を払って掃討作戦を続け、いったんは武装勢力の弱体化に成功していた。しかし最近、再び武装勢力が攻勢を強めているという。 URL http //www.asahi.com/international/update/0524/003.html 0523 イラクのキリスト教徒 国外へ [赤旗] 【カイロ=松本眞志】イラク戦争後の宗教的理由による暴力の広がりで、イラクのキリスト教徒コミュニティーやキリスト教を信仰する少数民族が危機にさらされていると伝えられています。 カタールの衛星テレビ・アルジャジーラの電子版十四日付によると、国際宗教的自由米国委員会(USCIRF)は今月初め、「宗教的理由を口実とした迫害による(民族の)移動に伴い、二千年来イラクに住み続けてきたキリスト教徒のコミュニティーは消滅するかもしれない」と報告しました。 古くから居住 キリスト教徒は、イスラム教が広まるはるか以前から、イラクで生活を営んできました。一九八〇年代初め、イラクのキリスト教徒の人口は百四十万人を数えていたとされます。しかし八〇―八八年のイラン・イラク戦争や、九〇年の湾岸危機と九一年の湾岸戦争後の経済制裁がもたらした困窮により、キリスト教徒の一部が国外に移住する状況が生まれました。 それでもフセイン政権の時代にはキリスト教徒は信仰の自由が広く認められていました。ところが二〇〇三年のイラク戦争後、キリスト教徒たちが宗教的迫害を恐れ、数万人規模で国外に逃れるケースが増えているといわれています。 ローマ法王庁から派遣されて中東地域で勤務しているミカエル・シビタ氏は、「イラク戦争でフセイン政権が崩壊して以降、キリスト教徒に対する社会的差別が存在するようになり、過激派グループの標的となっている」と指摘します。 〇四年八月、首都バグダッドやモスルの北方にあるアルメニア人、アッシリア人、カルデア人の五つの教会が襲撃され、十数人が殺害されました。この年、ほかにも九カ所の教会が襲撃され、キリスト教徒が住む家に、イスラム法を順守し、女性にイスラム教徒の服装をするよう警告するリーフレットが配布されるなどの事態も起きています。 商店にも放火 狙われたのは教会だけではありません。アルコール類や音楽テープ、コンパクトディスクを販売する店の経営者は、ほとんどがキリスト教徒です。イスラム法を強要するグループによって、これらの店が放火される事件も発生しました。事件直後、四万人のキリスト教徒がシリアに、数千人がトルコに逃れたといわれています。 シビタ氏は、現在イラクにとどまっているカルデア人、古代シリア人、アルメニア人からなるカトリック・キリスト教徒は三十万人以下になったと語っています。 URL http //www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-05-23/2006052306_01_0.html 0522 イラク政権発足後もテロやまず 死者30人超す [朝日] 2006年05月22日22時11分 イラクでは、新政権発足後も治安に改善の兆しはみられず、各地で続く爆弾テロや銃撃により、21、22両日の死者は30人を超え、負傷者も80人以上に達した。 現地からの報道によると、22日朝、バグダッドの市場で道路に仕掛けられた爆弾が爆発し、少なくとも3人が死亡、12人が負傷した。 21日昼には、警察幹部が集まる首都のレストランに入ってきた男が自爆。警察官ら13人が死亡、18人以上が負傷した。アルカイダ関連組織とされる「聖戦士評議会」が同日、犯行声明をネット上で出した。 また南部ナジャフでは、首を切断された女性の2遺体が見つかった。 両日の爆弾テロは計6件にのぼり、検問所や石油関連施設を武装勢力が襲撃する事件も連続した。いずれもスンニ派武装勢力の攻撃の特徴を示している。一方、マリキ首相が、組織解体と正式な治安部隊への編入方針を打ち出しているシーア派民兵によるとみられるテロは、ここ数日、影をひそめている。 URL http //www.asahi.com/international/update/0522/010.html 0521 市民4万人前後が犠牲に 正式政府発足の日もテロ [朝日] 2006年05月21日01時08分 イラクの正式政府が発足した20日、バグダッドなど各地で爆弾テロが相次ぎ、少なくとも24人が死亡した。射殺体などの遺体19体も見つかり、治安改善の兆しは一向に見えていない。米英の非政府組織イラク・ボディーカウントは、市民の犠牲を4万人前後と推計。ロイター通信などによると、03年以降米兵2454人、英軍など米軍以外の多国籍軍222人が死亡。イラク治安部隊でも03年6月以降、4671人が命を落としている。 URL http //www.asahi.com/international/update/0520/011.html 0520 イラク正式政府が発足 フセイン政権崩壊から3年ぶり [朝日] 2006年05月20日21時39分 イラクに20日、正式政府が誕生した。首相に指名されていたイスラム教シーア派のマリキ氏が提出した閣僚名簿を国民議会が賛成多数で承認した。憲法制定と選挙実施を主な任務とした移行政府に代わり、03年春のイラク戦争でフセイン政権が崩壊してから3年1カ月ぶりに、イラクは独自の憲法に基づく議会と政府を持つ国家として再出発した。 最大の課題である治安を担う内務、国防などのポストは最後まで決まらず、首相と副首相が兼務した。閣僚ポストをめぐる各政治勢力の対立解消は先送りして、政権発足の形を整えた。 米軍を中心とする多国籍軍のイラク駐留期限は、国連安保理決議により06年末までと決められている。イラク側の要請で期限を短縮できるが、多国籍軍に代わって治安を担うはずのイラク治安部隊が、宗派の利害から抜け出すめどは立っていない。 日本政府は、南部サマワに展開する陸上自衛隊の撤退について4条件を設けていた。正式政府の発足は前進だが、すべての条件がクリアされたわけではなく、撤退の判断にはなお時間がかかる可能性がある。 承認直後の演説でマリキ新首相は、まず「治安問題に断固たる決意で対処する」と強調。また「政治プロセスに進展があるまで、多国籍軍については国連安保理決議に従う」と述べ、当面は駐留継続を求める姿勢を示した。 正式政府の閣僚ポストは首相、副首相を含め40。兼務があるため37人(うち女性4人)となった。シーア派の「統一イラク連合(UIC)」18人、「クルド同盟」6人、スンニ派「イラク合意戦線」5人、アラウィ元首相の「国民イラクリスト」から5人。不明3人。 このうち、少数派からはキリスト教徒2人、トルクメン人が1人いる。多数派のシーア派による独占ではなく、議会勢力に応じた「挙国一致」の態勢がとられた。 ただ、国民議会ではスンニ派2派が相次いで組閣に異議を唱え、一部議員が議場を出る場面もあった。 イラクでは宗派対立による国内避難民は10万人に達し、国を脱出する国民は後を絶たない。民兵や治安組織による「私刑」が続き、警察や治安部隊を信用できない住民は、街区を封鎖し自警団を組織している。また、電気の供給は首都でも1日1時間ほどに減り、ガソリンなど燃料の不足も深刻化している。 ◇ 〈新生イラクの政治体制〉 議会制民主主義をとる共和国体制で、大統領、内閣、国民議会(定数275)で構成する。いずれも任期4年。議会の権限が非常に強いのが特徴で、議会解散権、首相罷免、大統領解任の権限も議会が握る。解散は、議員の3分の1または首相の要請、首相罷免は議員の5分の1または大統領の要請、大統領の解任は、最高裁による大統領の憲法違反などの確定判決に基づき、いずれも議会の絶対多数の賛成のうえで認められる。大統領は象徴的な存在で、行政の実質的な権限は首相に集中している。 URL http //www.asahi.com/international/update/0520/010.html 0517 イラク:パレスチナ難民が国境地帯の砂漠で立ち往生 [毎日] 【ジュネーブ澤田克己】宗派・民族対立が激しさを増し、治安悪化に歯止めのかからないイラクから逃れようとしたパレスチナ難民が隣国シリアへの入国を拒まれ、国境地帯の砂漠で立ち往生している。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)がシリア政府に受け入れを働き掛けているが、事態打開のめどはたっていない。 UNHCRによると、13日に67人、14日に54人が入国を拒否された。難民数はその後も増え続け、17日現在、230人余が国境地帯で行き場を失っている。イラクにはバグダッドだけで約2万3000人のパレスチナ難民が暮らしており、多数がシリア国境へ向け移動しているとの情報があるという。 パレスチナ難民はフセイン政権から保護されていたとしてイラク人から恨みを買い、03年4月の同政権崩壊後は迫害の対象になった。特に今年2月にイラク中部サマラで起きたイスラム教シーア派聖廟(せいびょう)爆破事件以降、バグダッドに住んでいた100世帯以上に殺害予告の手紙が届くなど、パレスチナ人に対する攻撃や中傷が激しくなった。 身の危険を感じ、イラク脱出を目指す一部の難民が3月からシリアへの入国を求めて国境近くに集まり、テント生活を続けていた。シリアは今月9日に約250人の入国を認めたが、その後、理由の説明もなく、「これ以上の難民は受け入れない」と表明、UNHCRの働きかけにもかたくなな姿勢を崩していない。 UNHCRなどが国境地帯のイラク側に支援物資を届けるのは困難で、難民たちは極めて厳しい状況に置かれているという。UNHCR関係者は「シリアは大量のパレスチナ難民が殺到するのを懸念しているようだが、受け入れてくれるようなんとか説得したい」と話している。 毎日新聞 2006年5月17日 21時38分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060518k0000m030132000c.html 0517 2日間で94人死亡 イラク各地で襲撃相次ぐ [朝日] 2006年05月17日11時10分 イラクで15日から16日にかけて各地でテロや襲撃が続発し、AFP通信によるとイラク人計94人が死亡。また米軍によると14、15両日の交戦で武装勢力41人を殺害した一方、米兵9人が死亡した。治安が比較的落ち着いていた中部アンバルやモスルなどスンニ派の多い州で、再び攻撃が活発化している。 現地の報道によると16日、バグダッドのシャアブ地区の市場で、ミニバスから降りた男が突然、銃撃を始め5人を射殺。人が集まったところで車が爆発した。さらに近くにあった石油タンク車に引火して大爆発を起こし、女性や子供など18人が死亡した。これを含め計56人が死亡した。 15日には、北部モスルで家に押し入った男たちに一家6人が射殺されたほか、バグダッド東方の町では教師4人が虐殺されるなど、各地で計38人が死亡した。 米軍は、イラク・アルカイダ機構のザルカウィ幹部が潜むとみられる首都南方で掃討作戦を展開しており、武装勢力の反撃も激化している。14日にはユスフィヤで米軍ヘリが撃墜され米兵2人が死亡、アンバル州や首都でも米兵4人が爆弾などで殺害され、15日も米兵3人が死亡した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0517/003.html 0514 イラクで爆弾テロ続発、41人死亡 [朝日] 2006年05月14日21時39分 イラク各地で13日深夜から14日にかけ、爆弾攻撃や襲撃が相次いで発生し、現地報道や米英軍によると英兵2人を含む計41人が死亡した。正式政府の組閣作業はこの日、内務、国防、石油などの重要ポストを巡って各派の対立がますます鮮明になり、内閣発足のめどは立っていない。 14日、バグダッド国際空港に向かう道路の検問所で自動車2台が爆発、米軍によるとイラク人14人が死亡した。自爆とみられるという。また、シーア派強硬派サドル師派と英軍との衝突が続く南部バスラで13日夜、道路脇の仕掛け爆弾により英兵2人が死亡した。 また首都北方80キロの町ウダイムでは14日、移行政府のゼバリ外相の護衛2人が車で移動中、道路脇の仕掛け爆弾で死亡した。外相は車に乗っておらず、無事だった。 URL http //www.asahi.com/international/update/0514/010.html 0513 イラク避難民10万人 身元不明遺体、首都で毎日50体 [朝日] 2006年05月13日03時05分 バグダッドで見つかる身元不明の遺体が、シーア派聖廟(せいびょう)爆破事件のあった2月末以降、1日平均50体近くに上ることが12日わかった。大半がシーア派とスンニ派の宗派衝突の犠牲とみられる。脅迫や襲撃で家を追われた避難民は全国で10万人規模に。首都の住民は、街区をバリケード封鎖し、武器を手に自衛を始めた。 正式政府の樹立をにらみ、米軍など多国籍軍の削減や撤退、治安権限のイラク側移管が議論されているが、その受け皿となる治安機関への国民の信頼は地に落ちている。 バグダッド中央遺体安置所によると、2月22日から5月11日までに収容された身元不明の遺体は3863体。4月は1550体と特に多かった。大半が路上やゴミ捨て場、砂漠で見つかった。5月11日だけで56体が運び込まれ、2体は頭部を切断されていたが、警察は一切発表していない。 遺体は、スンニ派武装勢力、内務省の秘密組織「死の部隊」やシーア派民兵が拉致・拷問の末殺害した暗殺と、仕掛け爆弾や銃撃戦に巻き込まれた被害者に大別される。タラバニ大統領は5月10日、4月に1091体と発表したが、これは暗殺に限った数字だという。 一方、イラク移民難民省によると、居住地から追い出された国内避難民は、5月上旬現在で1万4750世帯に達した。4月中旬の6500世帯に比べ2倍以上だ。 同省は、人数を約9万5000人と推定。これはテントや食糧の支援を求めて登録した世帯だけで、親類や知人を頼って移住した世帯を含めると、実数は10万人を大きく超えると同省幹部はみる。 宗派の混住地域から、シーア派は南部、スンニ派は中西部のそれぞれの宗派が多く住む地域に移動しており、宗派のすみ分けが進んでいる。 バグダッドの多くの街区にはコンクリートブロックのバリケードが築かれ、「警官立ち入り禁止」の表示も多い。 西部アミル地区は2月末以後、3、4軒で1人を出すシフト制を敷き、午後10時以降、地区の入り口に近寄るすべての車に警告のうえ銃撃する。 5月4日夜、進入を図った車2台と銃撃戦になり、住民が片足を失った。自警団長の元石油省職員(63)は「外出禁止令下の深夜に堂々と車で襲撃できるのは警官以外にない。米軍のほうがまし。捕まっても殺されはしない」と話した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0513/003.html 0512 イラク本格政権、来週以降に…枢要ポスト争奪戦激化 [読売] 【カイロ=柳沢亨之】イラクの本格政府樹立に向けた組閣作業は土壇場に来て各派間の交渉が難航、マリキ次期首相が目指していた11日中の交渉妥結は絶望的で、来週以降にずれ込むとの見方が強まってきた。 内務、国防など枢要ポストの争奪戦が一層激化していることが背景にあるが、各派は新政府発足後の任期4年間を見据えた権益確保を狙っているだけに、交渉は激烈を極めている。 クルド同盟の国民議会議員は11日、本紙に「15日の組閣を目指している」と語った。各派はこれまでに、〈1〉閣僚数は35前後〈2〉議席数にほぼ比例したポスト配分――の2点で合意。閣僚名簿の作成もほぼ終了したが、内務相、国防相の両治安関係ポストと石油相の計3ポストが最大の争点になっている。 中でも内相人事は、現内務省のイスラム教シーア派部隊がスンニ派虐殺に関与しているとされるだけに混乱している。シーア派会派「統一イラク同盟」出身のマリキ次期首相は、スンニ派を納得させるため、実務者の起用を公言、党派色が薄いカシム・ダウド氏の起用が一時有力視された。 だが、統一同盟内の強硬派サドル師派が「ダウド氏は2004年の同師派掃討作戦に関与した人物」と猛反発するなど、組織内で候補が絞り切れていない。サドル師派はジャビル現内相の続投を求めているが、今度はこれにスンニ派が反発するという悪循環だ。 (2006年5月12日0時17分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060511id24.htm 0510 4月だけで遺体1091体、暗殺の犠牲者 イラク [朝日] 2006年05月10日23時35分 イラクのタラバニ大統領は10日、首都バグダッドで見つかった「身元不明遺体や、その属する宗派を理由に殺害された遺体」が、4月だけで1091体にのぼったとする声明を発表した。 声明によると、検視当局の報告で、遺体は死ぬ前に激しい拷問を受けたり、死後に損壊されたりしている。犯人はほとんど捕まっておらず、現在も同じ犯罪が続けられていると指摘している。 大統領は、こうした治安上の危機を指摘することによって、新政府の内務相ポストを巡って難航する各派を強く牽制(けんせい)、早期の決着を促す意図があるとみられる。 遺体の多くは、首都の路上やゴミ捨て場で、身元不明で発見されるが、後にスンニ派と判明することが多い。シーア派が支配下におく内務省の秘密組織「死の部隊」や、シーア派民兵組織に拉致された後、虐殺されているとみられる。 URL http //www.asahi.com/international/update/0510/014.html 0510 イランの駐イラク大使、26年ぶりに復活 [読売] 【テヘラン=工藤武人】イラン国営テレビによると、イランのハサン・カゼミコミ駐イラク大使が9日、イラクのタラバニ大統領に信任状を提出した。 イランは、イラクとの関係が悪化した1980年から大使を置いていなかったが、カゼミコミ氏の着任で26年ぶりに駐イラク大使が復活した。 カゼミコミ新大使は駐イラク代理公使から昇格した。両国は2003年のフセイン政権崩壊後、急速に関係改善を進めており、イラク南部バスラの領事館も、近く26年ぶりに業務を再開する予定だ。 (2006年5月10日12時36分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060510id02.htm 0509 イラク 爆弾事件や殺害で遺体発見相次ぐ、34人が死亡 [毎日] イラクで8日、爆弾事件や、殺害されたとみられる遺体の発見が相次ぎ、AP通信によると、少なくとも34人の死亡が確認された。 首都バグダッドなどでは、テレビ局に勤めるジャーナリスト2人を含め、21人の遺体が見つかった。 ジャーナリスト2人は首都の南西で7日に警官の制服を着た男たちに拉致されたという。 このほかにも、首都の裁判所近くで車爆弾が爆発し、5人が死亡したり、高等教育省職員の乗ったバスが武装勢力に襲われて運転手が殺害されるなどした。(カイロ共同) 毎日新聞 2006年5月9日 8時30分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060509k0000e030005000c.html 0507 イラク:連続車爆弾で30人死亡 42人の拷問遺体も [毎日] イラク中部のイスラム教シーア派聖地カルバラと首都バグダッドで7日、車爆弾が相次いで爆発、ロイター通信によると計30人が死亡した。 イラクでは新首相に指名されたマリキ氏が進める連立協議が大詰めを迎えており、シーア派とスンニ派の宗派対立をあおって政治プロセスの進展を妨害しようとする勢力の犯行とみられる。 また内務省によると、首都では6日から7日にかけ、拷問の末に銃殺されるなどした42人の遺体が見つかった。 カルバラでは中心部のバスターミナル付近で7日午前、車爆弾の爆発で21人が死亡。首都のスンニ派地区でも、イラク軍の車列を狙った車爆弾攻撃でイラク兵ら8人が死亡し、首都北部でも同様の爆発でイラク人1人が死んだ。負傷者も3件で70人以上に達した。 一方、南部バスラで6日に英軍のヘリコプターが墜落した事件で、現場で発生した英軍と武装勢力との銃撃戦によるイラク人の死者は5人になった。(カイロ共同) 毎日新聞 2006年5月7日 19時51分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20060508k0000m030067000c.html 0507 イラクでテロ相次ぐ、計83人死亡 新閣僚発表に反発か [朝日] 2006年05月07日21時13分 イラク各地で6日から7日にかけ、自動車爆弾が4件連続して計13人が死亡するなどテロが相次ぎ、暗殺を含め、2日間で計83人の遺体が見つかった。米軍が首都周辺でイラク・アルカイダ機構のザルカウィ幹部拘束作戦を強化する一方、正式政府の新閣僚が9日にも発表される予定で、これらに反発するスンニ派武装勢力が反攻を強めているとみられている。 衛星テレビ局アルジャジーラによると、7日朝、中部のシーア派聖地カルバラとバグダッドで4件の爆弾テロが発生。市民や警官ら13人が死亡した。また、7日昼までの24時間で見つかった暗殺遺体は51体にのぼったという。 AP通信によると、南部バスラで6日に起きた英軍ヘリ墜落では、乗員の死者が5人になった。その後、救出に向かった英軍と、現場に集まったシーア派強硬派サドル師派とみられる約250人の群衆との間で銃撃戦が発生。子ども1人を含むイラク人5人が死亡、30人以上が負傷し、英軍装甲車3両が放火された。この事件を含む6日の死者は、イラク全土で19人とみられている。 一方、米軍広報官のリンチ少将は5日のバグダッドでの会見で、4月末に初めてインターネット上で姿をみせたザルカウィ幹部のビデオの未編集素材や文書を、首都南方ユスフィヤで見つけたと発表。「(同幹部の)確保は時間の問題だ」と述べた。 URL http //www.asahi.com/international/update/0507/011.html 0503 駐イラク米軍、武装勢力100人殺害 混乱続く [朝日] 2006年05月03日20時14分 新政府の組閣に向けた交渉が難航するイラクで、再び衝突が激化している。自爆テロや襲撃、暗殺が続き、アラブメディアや米軍によると、2、3両日で計80人が死亡した。一方、米軍とイラク治安部隊は中部ラマディで、100人超の武装勢力を殺害。武装勢力側も南部のポーランド軍基地を砲撃するなど、混乱が続いている。 特に、バグダッドとイスラム教スンニ派が多いアンバル州が荒れた。3日朝、同州のファルージャの警察署で警官募集の群衆に紛れた男が自爆。18人が死亡、20人が負傷した。 2日にも西隣のラマディで、同州のアルワニ知事の車列を狙った自爆テロがあり、市民10人が死亡、護衛ら5人が負傷した。知事は難を逃れた。同知事への暗殺未遂はこれで9回目といい、過去の知事の多くも殺されたり脅迫されたりして交代している。 また、初のスンニ派だけからなるイラク兵養成クラスを卒業したばかりの新兵4人が2日、殺された。 3日朝にはバグダッド北部で、拷問の末銃殺されたとみられる20~30代の男性14人が遺体で見つかるなど、イラク全土で計48遺体が見つかった。 URL http //www.asahi.com/international/update/0503/013.html 0502 イラク市民の犠牲 2万人 50万人が避難生活 [赤旗] 【カイロ=松本眞志】イラクでは、正式首相候補の選出などの問題をめぐる政治空白の四カ月間で暴力事件が増大し、暴力を避けるために約五十万人が避難民化しているとされています。 汎アラブ紙アルハヤト四月三十日付は、昨年十二月の国民議会選挙後、爆弾テロや宗派間の暴力などが原因で一万九千五百四十八人が死亡し、一万五千四百六十人が負傷したと報じました。イラクの民間調査機関「暴力のないイラク・ネット」の報告書によるもの。 「自由の対価」と題するこの報告書は、二千三百五十五人の子ども、四千九百五十六人の女性が殺害され、二千七百三十八人の子ども、三千九百七十一人の女性が傷ついたとしています。死者、負傷者とも約四割が子どもと女性です。 同調査機関の責任者シェイク・ジャラル・ハサナウィ氏は、四カ月間で三千五百四十七件の事件が目撃され、このなかには、殺害、誘拐、宗派間の暴力、モスクなどを標的とした軍事攻撃、爆弾テロなどが含まれるとしています。 同機関の報告によると、死者、負傷者ともに一番多いのが首都バグダッドで、それぞれ九千九百三十四人と九千五人。死亡者の数では、ディヤラ州の二千百八十一人、アンバル州の千七百六十二人がこれに続きます。 こうした状況のなか、イラクのアディル・アブデルマハディ副大統領は二十八日、約十万家族、五十万のイラク人が、宗派間の暴力を避けるために避難民として生活していると発言。難民はシーア派にもスンニ派にもいる。われわれはこの状況を受け入れることはできない」と語りました。 URL http //www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-05-02/2006050207_02_0.html ●イラク06Ⅰ から続く