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Guten Tag! 大日本帝国陸軍に所属しているべくれるである。階級は二等兵(下っぱ)である。 目次 目次 概要プロフアイコン 紹介 特徴 動画配信等 コメント欄 概要 プロフ アイコン なんでか画像が読み込まれないので省略 紹介 去年(令和三年)の11月後半に帝国陸軍に志願し入隊した共産趣味者の日本兵。 ゆうぼー氏とは12月初期頃に出会う。 以前まではネトウヨに近い環境でTwitter活動をしていたが、世界史界隈に興味を持ち接近した結果、中道派になる。←何があったし ミリタリー関係(銃器のみ)にも関心を持っており、稀に関連したツイートをする。 以前までは韓国が嫌い(いわゆる嫌韓者)だったが、世界史界隈民に入ったあとも韓国嫌いなままだが、少しづつ韓国に関心を持ちつつある(一部) 一つの端末に5個もアカウントを入れているため管理が大変。 一部の人間には聖地巡礼Botの管理人としても知られている。 その他はミラティブという一部でオワコン配信アプリ扱いやYoutubeでも活動している。 動画配信に関しては後に説明する。 特徴 銃器オタ……その割には銃器に採用されている機構や方式を答えられない。所謂にわか 軽度淫夢厨…第四世界で返答するときに使うくらい。(多分) 画像リプ……よくやる返信。一部の人間にはこの画像リプは嫌われているので 気をつけようね!因みに画像リプ関連で第三者という部外者に絡ま れたことがある。 ゲスボ………超がつくほどのゲスボ。聞いたことがある人ならわかるが声を 晒すことはあまりない。 (かなり前のことだがミラティブにてイケボと言う女性視聴者がいた がべくれる自身全く自覚がなかった) 動画配信等 底辺ながら配信やYoutubeをやっている。 (Youtubeは身内との実況集団として設立された) ミラティブに関しては帝国陸軍の方でやって行きますでクポ!つべもこっちでやるかな?() URL↓ Mirrativ →https //www.mirrativ.com/user/99548448 Youtube →https //www.youtube.com/channel/UCndSANQFH09ONRAJGSrCt_A コメント欄 名前 コメント
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任天堂 創業者の山内一族は、ウヨ思想が強く、昔から『愛国百人一首』といった、ウヨ商品を製造販売してい例えば、山内博はは自民党の信者で、個人資産の3割を自民に献金したという、エピソードは有名だ。更に、プライベートなパーティーで「南京大虐殺はなかった」「日本も核武装すべきだ」と発言を残した事が、参加者に暴露されていた。 山内から社長を継いだ岩田もまた、トランスヘイターであり、ミソジニーの右翼思想家の糸井重里と、友人で、「岩田さん」と言う、岩田思想を広めるプロパガンダ本を出版し、現在も任天堂と糸井は手を組んで、広告や事業委託を受けている。 った。 } {仮に任天堂が、権力に屈しない純粋な一般企業であれば、こういうだろう『安倍晋三のような独裁者に、我が社のキャラクターは使わせない』と。 当然、グローバル企業のソニーはネトウヨ企業任天堂と違い、一切のキャラクタ利用をお断りしている。しかし、実態はこの有り様なのだ。つまり、任天堂は『我々は安倍晋三率いる自民創価公明党統一教会連合に協力します』とはっきりと、意思表示してるのだ。 創業者の、山内一族のウヨ思考は現在も引き継がれている、ということだ。これには前社長の山内溥もニッコリと、微笑んでいるだろう。おぞましいことだ。 } 傘下企業もまた、右翼でオリンピック委員会・経団連との繋がりが深い、南場智子率いるDeNAの筆頭株主であり、南場は任天堂の社外役員である。オリンピック権利では、任天堂の宮本茂が、開会式演出案に、関与し、監修していたと言う事実がすでに明らかになっている。宮本の案は最終的に採用されなかったが、任天堂もまた、利権に嚙んでいる事実が明らかだった。更に、暇空茜や、大村祐介等の、ミソジニーを飼うミソジニー企業、CYgames(サイゲームズ)ゲームフリークへも出資している。また、ポケモン事業会社などで、自民党官僚の天下りを行っている。 {更に、任天堂信者は、ネトウヨだらけで有名であり、信者の総本山「gokipedia」や「ハード業界板」、ツイッターでは、ソニーを「韓国寄りだ」、「反日だ」、「ポリコレ企業だ」と叩く論調が多い。 女性蔑視や、男尊女卑な考えも根強く、主人公はマリオやリンクなどの白人男性であり、女性は総じて弱い立場である}。女性キャラクターは、露出度が高い衣装や、巨乳、性的要素が強調されている。さらに、メトロイドのディレクター坂本など『「サムスは実はニューハーフだった!』・・・というくらい有り得ません!」トランスジェンダー差別発言を行なっている。 また、大のマスコミ嫌いであり、「ニンテンドーダイレクト」を放送し、自前のメディアに執着するのは、「マスコミや、メディアに叩かれるのが嫌だから」という、安倍晋三のような幼稚な理由である。安倍晋三にキャラクターを貸し出すウヨ企業らしい思考だろう。そして、宮本茂などの役員は、朝日新聞や毎日新聞を批判している。「伝統」という下らない物に執着し、変化を拒む京都の老害企業らしい思考である。 サイゲームス(cygames) 『ウマ娘』という、女性を家畜に例えた人権侵害ゲームの発売をしている。また、暇空茜や、なると言った、ウヨ社員を買っている飼い主である。また、社長であり、親会社のサイバーエージェント藤田は、競馬という、動物虐待競技に、密接な権利関係を持ち、任天堂も出資し、系列になっている。 なお根拠はない模様。
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文字通り人のお尻を叩くこと。英語ではスパンキング、特に平手で叩く場合をスマッキングという。 主に子供の躾として行われることが多いが、その有用性や妥当性には長い議論がある。 クロススレではなぜか頻繁に見られる行為であり、男も女も子供も大人もことあるごとに尻を剥かれて、平手や時には竹刀や鞭で叩かれている。 その大きな理由は、らきロワとカオスロワにおいてロワ内で尻を叩かれる参加者が続出したことである。 特に尻叩きと縁が深いのは以下の面々。 ○尻叩きでフィニッシュ らきロワ書き手。クロススレ内で初めて他人の尻を叩いた人物。 そもそも上記のらきロワでの尻叩き祭りの元凶の一人でもあり、要するにだいたいこいつのせい。 ○柊つかさ@らきロワ 記念すべき、らきロワ内で初めて現実に尻を叩かれた女キャラ。叩いたのはかの有名な神(笑)である。 惜しむらくは裸のお尻ではなく、服や下着の上からのスパンキングだったことか。 そのせいでクロススレではお尻を叩かれて喜ぶマゾっ気キャラになっており、カオスかがみと並んでらきすた勢屈指のカオスキャラである。 元のらきロワ内では全くそんなキャラでは無いのでくれぐれも間違わないように。 ちなみに彼氏は6/(かがみ)。 なお、その世界では尻を叩かれるのが好きな人のことをスパンキー、略してキーと呼ぶ。 ○初音ミク@カオスロワ おそらくパロロワ界における尻叩きブームによる被害をもっとも受けたキャラ。 元ロワであるカオスロワ7でも6/とKAITOによって散々裸の尻を叩かれ、クロススレに来てからもことあるごとに七期6/たちに尻を叩かれている。 年末には除夜の鐘にかけて、なんと1080回の尻叩きを宣告されていた。 ここまでの回数になると打撲や内出血に至る危険が発生してくる上、叩く側の手にも大きな負担がかかってくるので細心の注意が必要である。 全くの余談であるが、ファンの間ではよく「ミクと言えば尻!!」と言われている。 project divaではスイムウェアやスクールスイムウェアでプレイするとその定評ある尻をじっくり堪能することが出来る。 こんないい尻なら七期6/も叩きたくもなるというものだろう。 ○巡音ルカ そのミク以上に、パロロワ界で尻叩きと切っても切れない関係になってしまった姉。 カオスロワ七期でドSのKAITO兄さんを裏切ろうとしていたことがバレ、全裸で尻叩きの刑に(この後さらに酷い仕打ちを受けるのだが)。 その印象が強烈過ぎたのか(誰もが思ったであろう、『普通、逆だろ』と)カオスロワ八期では「お尻を叩かれることを望むド変態」として登場。 クロススレでも当然というか、七期KAITOに尻を叩くことをしょっちゅうせがんでいる。 そしてそのせいで七期ルカのほうが叩かれる。 またカオス外伝のレンの元の世界にいたルカは、弟であるレンにお尻を叩いてくれるようせがむ、どうしようもないド変態だったようだ。 なおネット界においてはルカはその外見のイメージなどからむしろドSというイメージが定着しており(二次創作イラストでは女王様的なイメージで書かれることも多い)、パロロワ界における扱いはかなり異例。 何よりKAITOに対して圧倒的に劣位なルカというのが異例であり、そのためパロロワ界はそのようなやられ役のルカ姉さんを見たいコアなファンの数少ない受け皿になっているとか、いないとか…… ○峰岸あやの@カオスロワ 自分よりも目立つキャラの尻を叩いている間に、叩くことそのものが快楽になってしまったらしい。 得物は竹刀。他人の尻を叩くときに道具のみを使うのは彼女だけである。 なお、実際に竹刀で尻を叩くのはかなり危険なので素人にはオススメできない。 少しでも狙いが狂うとえらいことになってしまう。 ちなみに元ロワでは笑点のピンクにスクール水着姿で尻を叩かれてもいる。 関連:『ツンデレてはいけないパロロワクロススレ』
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591 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/18(火) 00 12 17 ID ??? 582 アムロを無理やり家に帰してみました。まだ入院とか色々させたい方は無視してくださいな アムロ「まだ…僕には帰れるところが…あれない?」 ロラン「我が家にピンポイントで謎の光線が来て半壊してしまって」 アムロ「皆は!?」 ロラン「コウとカミーユとキラとシンとヒイロとガロードとジュドーは ミンチより酷いことにってしまいましたがもう復活してます。 それで、退院してすぐの所申し訳ないんですが家の修理手伝ってください。 もう業者に頼むようなお金は残っていません」 アムロ「よく分からないが…兄弟皆が健康でいられる…こんなに嬉しいことはない」 593 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/18(火) 00 27 57 ID ??? 591 シャア「なんだ、何もないではないか」 ナナイ「まさに焼け野原だな」 アムロ「シャアか…貴様とは当分顔を合わせたくなかったがな…」 シャア「私こそだ。しかし…これではこれからの核の…いや、普通の冬を越せんぞ?」 アムロ「ああ、そうだな。…何が言いたい?俺達を笑いに来たのか?」 シャア「笑いに来た、と言えば満足か?」 アムロ「貴様ッ!」 シャア「ふ、私のマンションの1フロアを貸してやろうと思ってな…」 ナナイ「調べた所、ギレン総帥のソーラレイも原因の一つであるようだ。家が直るまでのお詫びと思ってくれれば良い」 アムロ「誰が貴様の助けな ジュドー「マジ!?マジであのマンションを貸してくれるのかよ!?」 ガロード「凄ぇ!マンションだぜ、マンション!それも一階まるごと!」 アル「きっと眺めが良いんだろうなぁ~~」 ロラン「兄さん、弟達はこんなに楽しみにしています。それに…まだ未成年が多いガンダム一家で冬を乗り切れるとは思えません」 シーブック「ここはシャアさんの申し出を受け入れては?」 アムロ「……俺やシローはともかく、弟達の事が心配だからな…シャア、世話になる……」 シャア「私とお前の仲だ。別に構わんさ」 アムロ「……助かる」 シャア「では、荷物を整理していてくれ。ギャロップを用意させる」 年少組「はーーい!」 アムロ「シャア…建て直し金だが……」 シャア「わかっている、ガルマを通じて総帥に抗議する。上手く引き出してやるさ」 アムロ「すまない…シャア…」 シャア「ふ、何を今更」 605 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/18(火) 02 08 57 ID ??? マイ「ただい~あれ…?」 焼け野原 マイ「……ん~?家が無くなってる……どうしたものか……」 アムロ「そういえば、マイはどうした?」 シロー「あ…仕事をやり残した、って会社に行ってました!」 アムロ「何!?連絡……しなくてもいいな」 シャア「ああ、好都合だ……」 アムロ「フフ、シャア…お主もワルよのぅ」 シャア「アムロこそな…フフフ」 ジュドー「この二人って、ホント仲良いよなぁ」 マイ「……うーん…連絡先も書いてないし……と、とりあえずキャディラック大尉に相談するか……」 モニク「マイ、私を女にして!いや、違うな。マイ…抱いて…。…只の痴女ではないかっ!…ん、電話か…もしもし」 マイ「キャディラック大尉ですか?僕です、オリヴァー・マイです」 モニク「マ、マ、マイ!?い、い、い、い、一体何だ!?よ、よ、予定なら開いているぞ」 マイ「実は………と、いう訳なんです」 モニク「なるほど……シャア社長なら何か知っているかもしれんな。私から聞いておく」 マイ「あ、ありがとうございます」 モニク「ところで…それまで泊まる場所はあるのか?」 マイ「いえ…友人の家を転々としようかな、と」 モニク「お、お前さえ良ければ…わ、わ、私の家に泊まってもいいぞ……」 マイ「本当ですか!?でも…悪いですし……」 モニク「全然問題ない!では、決まりだな……ガチャ」 モニク「………うにーーーっ!!マ、マイが私の部屋に…神よ、今までの事はこの為の試練だったのですね!」 トミノ「いや、それはどうかな」 モニク「ふふ、ふふふ…マイがいるあいだにあーして…こーして…あん…エッチ……っと、片付けないとな……」 611 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/18(火) 06 55 28 ID ??? 刹那「…家が無い」 マリナ「…見事な焼け野原ひろしね」 刹那「困ったな、いきなりホームレスガンダムマイスターだ」 マリナ「よかったら私の家に来る?四畳半一間で三人暮らしになるけど。 冷暖房無しで冬はすきま風が吹き込み底冷えがして吐く息も白いボロアパーチだけど…」 刹那「いつもそんな所で生活しているのか?俺は恵まれているのかもしれん…」 マリナ「あらあら、雨さえしのげれば後は案外何とでもなるモノよ。住めば都って言いますし」 刹那「フ…怠惰な生活で鈍った体と心を鍛え直すにはちょうど良いかもしれないな。マリナ…暫く世話になる」 マリナ「うふふ…おかしなこという刹那ね。ちなみに布団一組しかないから私たち三人で雑魚寝よ」 刹那「…それは困るぞ(赤面」 マリナ「一緒に寝た方が暖かいわよ(人間湯たんぽ効果で)」 612 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/18(火) 07 36 04 ID ??? 611 アムロ「こうして弟たちも「少年」から「男」になっていくんだなぁ・・・・・ウッ」 カミーユ「僕も大尉の世話になるのは気が進まないし、ファあたりのところにでも行って見ようかな」 ガロード「!(これはティファと一気に近付くチャンス!?いやしかしそんな不純な)」 ティファ「ガロード、大丈夫? ガロード「テ、ティファ!?だ、大丈夫さ!家の一軒や二軒なくなったって!(?)」 ティファ「でも、その、もしいく所がないなら・・・・」 ガロード「え!?ななな、ないなら・・・・・・!?」 ティファ「えっと、あの・・・・///」 ガロード「あ、ああ・・・・・・・///」 ジュドー「おーい!荷物まとめてシャアさんのとこ行こうぜー」 ガロード「ぶっ!」 ティファ「・・・・・そう、シャアさんのところに」 ガロード「あ、うわ、その!・・・・・実はそうなんだ」 ティファ「そうなんだ・・・じゃあまたね、ガロード」 ガロード「お前って奴はぁぁぁぁぁ!!」 ジュドー「なんだよいきなり!ってうわ、マジでサテライト向けないでよ!」 613 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/18(火) 07 46 57 ID ??? クリス80「アル」 アル「あ、クリスお姉ちゃん」 クリス「大変だったわね。シャアさんに皆お世話になるのも悪いし…アルは私の家に来ない?」 アル「え…でも、バーニィお兄ちゃんは…」 クリス「そのバーニィが言った事なのよ。どう?私達と暫く暮らさない?」 アル「気持ちは凄く嬉しいけど…やっぱり、僕、行かなきゃ」 ジュドー「おーい、アル!何やってんだー。ハモンさんが早くしてね、ってよー」 アル「あ、今いくよー。だから…お姉ちゃん達には世話になれない。本当に嬉しいけど……」 クリス「アル…わかったわ。大変だろうけど、頑張って…」 アル「お姉ちゃんこそバーニィ兄ちゃんと頑張ってね!じゃ、またね!」 バーニィ「そっか。アルは皆と行ったか」 クリス「今回をアルを引き取る為の橋頭堡にしようと思ったんだけどね…当てが外れたわ」 バーニィ「ま、でもアムロさんならきっと大丈夫だよ。きっと育てきるさ」 クリス「アルは私達にとって弟のようなもの。アムロさんの負担を減らす為為にも引き取りたかったけど…うん、あの人なら大丈夫よね」 バーニィ「うん。それより今日の晩御飯は?」 クリス「豚のミンチよ」 614 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/18(火) 07 58 48 ID ??? コウ「高級マンションなんて住むの初めてだよ…楽しみだなぁ」 アムロ「そうだろう、そうだろう。特にコウには夜景のきれいな最高の部屋が用意されてるそうだぞ」 コウ「ええ?なんだか申し訳ないなぁ…シャアさんにあったらしっかりお礼を言わないと」 アムロ「ん?お前が礼を言う相手はシャアじゃないぞ?」 コウ「え?それってどういう…」 シーマ「コウ!迎えにキタよ」 コウ「し…シーマさん!どうしてここに!?」 シーマ「今言っただろ、アンタを迎えに来たってさ」 コウ「アムロ兄さん!これはいったいどういう…」 アムロ「(コウの抗議を無視して)シーマさん、ふつつかな弟ですがよろしくお願いします」 シーマ「アタシとアンタの仲じゃないかwコウはアタシが責任を持って男にして鍛えてあげるよ」 コウ「おおお男って…僕はそんなこと」 シーマ「さぁ、行くよ、コウ。アタシの会社のマンションの最上階のペントハウスにアンタの部屋が用意してあるからね」 コウ「ちょ、ちょっと待って~」 アムロ「計画完了っと」 616 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/18(火) 08 30 40 ID ??? チェリーじゃない人たち アムロ兄さん シロー兄さん コウ←New! マイ「記録完了、と」 シーブック「マイ兄さん、何の記録をしたの?何かあった?」 マイ「ブラックヒストリー記録だよ」 ジュドー「なんじゃそりゃ」 ロラン「………」 617 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/18(火) 08 34 28 ID ??? ダリー「よーっす」 ジュドー「あれ、ダリーさん、どうしたの?」 ダリー「どうしたもこうしたもあるか。お前らの家がぶっつぶれたって聞いたからな。 安心しな、うちの社で建て直してやるよ。お代はある時払いの催促なしだ」 アムロ「え?それは願ってもないことですが、さすがにそこまで甘えるのは」 ダリー「いいからいいから。で、とりあえず設計図を描いてきたんだが」 アムロ「……これは」 ジュドー「……ガ、ガンダムの頭型の家かよ……」 618 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/18(火) 08 43 59 ID ??? シーブック『コウも刹那もいいなぁ…俺もできれば…』 セシリー「シーブック!」 シーブック「(セシリーキター!)やぁ、セシリー。血相を変えてどうしたんだい?」 セシリー「どうしたもこうしたも無いわよ。おうちが燃えちゃったって聞いて私心配で…」 シーブック「ありがとう、心配してくれて。おかげさまで怪我はせずにすんだよ」 セシリー「よかった…手とか腕とか怪我しなくて」 シーブック「心配してくれてありがとう、セシリー。嬉しいよ」 セシリー「…ところでこれからどうするの?」 シーブック「(キター!)一応シャアさんの所に厄介になるつもりだけど、あまり大勢だと心苦しくてね」 セシリー「あの…その…良かったら私の家に来ない?」 シーブック「(キター!キター!!)え?お邪魔しちゃって良いのかい?(キター!キター!!)」 セシリー「ええ……パパが是非にって」 シーブック「(キタ…アレ?)カロッゾさんが?」 セシリー「ええ…ウチに住み込みのパン職人さんの一人が腕を怪我して入院しちゃって。 治るまで代わりの人が欲しいのよ」 シーブック「そう…なの」 セシリー「パパが朝の3時から夜の11時まで働けるのはシーブックを置いて他にいないって パパったらシーブックのこと凄く評価してるのよ」 シーブック「ははは…そうなの。いやぁ…嬉しいなぁ(涙」 619 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/18(火) 08 56 07 ID ??? ドモン「シャアさん」 シャア「どうした、ドモン君?」 ドモン「俺は師匠の所で修業します。俺がいると正直…マンションを平らにしかねないので……」 シャア「確かに…予想出来過ぎる……まぁ、腹が減ったり、寒かったら何時でも来るといい」 アムロ「シャア…ドモンは犬じゃないぞ……」 マイ→モニクの家にお泊り ドモン→師匠と共に修業。たまに帰ってくるかも。 カミーユ→ファの家にお泊り予定 シーブック→セシリーのパン屋で地獄の泊まり込み コウ→シーマ様のマンションでさくらんぼ狩り 刹那→マリナの家にお泊り ロラン「以上がマンションに身を寄せない兄弟達です。当然、個々で変えてしまっても構いません」 アムロ「ロラン…誰と話しているんだ……?」 620 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/18(火) 10 24 55 ID ??? シーブック「キラ、着替えは最低限でいいぞ。 あんまり大荷物でも迷惑だろ」 キラ「あ、そうだね。 PCもモバイルだけにしとかなくちゃ…」 ガロード「ウッソ、何やってんだ?」 ウッソ「なにって、畑の水遣りですよ。 明日からかまってやれない…んです…あれぇ?」 ロラン「アムロ兄さん、地下格納庫の閉鎖キーは兄さんが?」 アムロ「ああ。 そうか、メインハッチはロックしとかないと… しとかないと…おや?」 シロー「でも、メインハッチって一度閉鎖しちゃうと解除が大変なんですよね。 明日出勤することを考えると…あれ?」ナンカヘンダゾ? クリス「あら、みんなどこかへお出かけなの? せっかくセーラちゃんとの合作持ってきたのに」 セーラ「ざーんーねーんーでーすぅ」 シュウト「セーラちゃんのケーキ!」 ロラン「む…これは、とっておきの葉を出さないといけませんね。 お二人とも あ が っ て く だ さ い」 ディード「ふむ、こんなところかな」 ナタク「…突然呼び出すから何事かと思えば」 バトール「市街の一区画を丸ごと再生とは、無茶をする…」 ロック「まぁまぁ。 でも、僕たちが力をあわせるなんて、ずいぶんと久しぶりだよね?」 ゼロ「そう、だな…」 晩秋とは思えない柔らかい風が、五人の騎士ガンダムのマントを揺らす。 完全善大将軍「すべて世は事もなし。 善哉、善哉」 629 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/18(火) 12 27 18 ID ??? そんなときは刹那は… マリナ「刹那、ここが私たちのアパートよ」 刹那「これは…」 シーリン「想像以上?」 刹那「あぁ…」 マリナ「まぁ想像以上に綺麗なアパートなんて…よかったわ」 刹那・シーリン(*1) マリナ「外は寒いし、とにかく入りましょ」 刹那「そうだな」 ガチャ…バタン マリナ「少し散らかってるけど…」 シーリン「家には散らかるほど物はありませんよ」 刹那「そんなことは気にしない。しかし…」 マリナ「しかし?」 刹那「外より中のほうが寒いのはなぜだ…?」 マリナ「中のほうが寒いことだって往々にしてあることよ。あなたは誰かが家にいることが常だからあまりそのようなことはないでしょうけどね」 刹那「兄や弟たちはどうしているだろうか…」 マリナ「大丈夫。みんなの無事を祈りましょう。シーリンも調べてくれているし」 刹那「そうだな…」 マリナ「それまでは…その…私をお姉さんだと思ってくれても…いいのよ?」 刹那「マリナ…」 マリナ「刹那?」ニコッ 刹那「姉にはいいイメージがない」 マリナ「…」 633 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/18(火) 14 12 53 ID ??? マリナ「刹那…こっちにきて…」 刹那「マリナ…きれいな肢体だ」 マリナ「恥ずかしい…電気を消して…」 刹那「ああ…御免気が利かなくて」 パチ 刹那「………」 マリナ「………」 合体!!!! ウッソ「……てなことが昨日のお泊まりの夜に有ったに違いないんですよ!!」 シン「エロゲやり過ぎ…」 ガロード「これがエロゲ脳か…」 シーブック「第一あのアパートの部屋はシーリンさんも一緒に暮らしてるんだろ?」 アムロ「嗚呼…それが本当だったらどんなに良かった事か…」 シロー「実際はどうだったんです?」 アムロ「それが…」 刹那「昨日?シーリンさんは用があると言って外泊したので…マリナと二人っきりだったが」 アムロ「おお…そうかぁよかったなぁ(シーリンさんにはあらかじめ俺が話をつけておいたのさ)」 刹那「ご飯を食べてTV見て近くの銭湯によって」 アムロ「うんうん…それから?」 刹那「マリナと一緒に寝た」 アムロ「一つの布団で?」 刹那「ああ…というかあの家は元々布団は一組しかないんだ」 アムロ「そうか(勿論その事もシーリンさんからリサーチ済みさ)」 刹那「それで今朝起きたら家が再建されたと聞いて朝食を頂いて戻ってきた」 アムロ「そうか…っておいおい!肝心なことが抜けてる有ろうが!」 刹那「?…朝食は鯵の干物と味噌汁とタクワンのお漬け物だったが…」 アムロ「そこじゃない!昨日の夜布団に入ってからの話だ」 刹那「布団に入った後?…寝ただけだが」 アムロ「ホントに?ただそれだけ?他になんか変わったこと無かったのか?」 刹那「そういわれても…ああ、そういえば夜中に」 アムロ「おお…夜中に?!」 刹那「体に違和感を感じて目を覚ましたらマリナが抱きついてきてた」 アムロ「おお!それだよそれ。なんだやることやってくれたんだな(安堵」 刹那「?」 アムロ「そうかぁそうか、ついに刹那も大人の階段を…今日の晩飯は赤飯だな!」 刹那「赤飯はガンダムだ」 アムロ「(小声で)で、どうだった?マリナさんは」 刹那「どうって…暖かかくて、柔らかくて、太陽の臭いがした」 アムロ「そうだろうそうだろう。女性ってのはそういうもんだよ」 刹那「何故か母さんを思い出して安心できた。そのおかげか久しぶりに朝まで熟睡できた気がする」 アムロ「は…?」 刹那「おかげで今朝はご飯を二杯もおかわりしてしまった。マリナの作るご飯もガンダムだ」 アムロ「…ハハハ、そうかそれはよかったな…」 アムロ「…てな具合でな。ガッカリだよ」 シロー「ははは!あんな美人のマリナさんを捕まえてお母さんみたいか…刹那らしいよ」 アムロ「笑い事じゃないぞ、シロー。俺があれだけお膳立てしてやったというのに…」 シロー「刹那はまだ若い…熱情だけが愛を育てる肥料じゃないですし、 時間が思慕を愛に育てるってこともあると思いますよ」 アムロ「そうだな…どうにも俺はお節介すぎるのかもしれんな」 シロー「そこが兄さんのいいところでもありますけどね」 638 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/18(火) 16 12 41 ID ??? カミーユ「ん、ウッソ、マンションに来たっていうのにあんまり浮かない顔だな」 ウッソ「土の無いところは……僕は嫌だな」 キラ「僕はPCのない生活なんて考えられないけどね」 カミーユ「お前は黙ってろ」 ロラン「ああでも、ウッソの言うことも何となく分かります」 ウッソ「新しい家が建つまでは我慢するよ……はっ!!」 シャクティ(電波発信中)「ウッソ、そんなところにいたらカサレリアに帰れなくなるわ。戻ってらっしゃい……」 ウッソ「何か嫌な電波が混信してきたような」 カミーユ「冷や汗すごいぞ」 639 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/18(火) 16 15 38 ID ??? 最近のマンションは家庭菜園とその関連設備付きってのが 結構あるらしい。 (生ゴミ処理も兼ねた堆肥製造装置とか) 人妻ゲット目指してがんばれウッソw 641 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/18(火) 16 48 55 ID ??? シャア「639」 アル「へぇ~生ゴミ処理装置なんてあるんだ」 シャア「ぬ?今まではどう処理していたのだ?埋めていたのか?」 アムロ「ジュドー達が野良アッガイタソの餌付けに使っていたんだ」 シャア「……まぁ…生ゴミが出たらここに捨てるといい。自動的に分解してくれるからな」 アル「ミンチにされたキラ兄ちゃんもここに捨てたらいいのかな?」 シュウト「駄目だよ。キラ兄ちゃんは産業廃棄物だから」 アル「あっ、確かに」 アムロ「お前達……キラに何か怨みでもあるのか……?」 キラ「(こんな所で…死んでたまるか…!)」 642 名前:通常の名無しさんの3倍 :2008/11/18(火) 16 55 56 ID ??? 639 シャア「みんな集まってどうした?」 ロラン「ウッソが土の無いところは苦手らしくて」 ウッソ「気にしないで下さい。そんなに深刻な事じゃありませんから」 シャア「ああ、それなら屋上を使うといい。ウッソ君の家庭菜園には敵わないかもしれないが、それなりの設備ならある」 ウッソ「ほんとですか!? あ、でも……」 シャア「子どもが遠慮するものではない。それに今は誰も使っていないしな」 ウッソ「じゃあ……」 シャア「その代わり君のPCに入ってるスージィたんの写真をだな(ハァハァ」 ナナイ「大人が遠慮しなくてどうするんですか?」 シャア「うをっ(ゴキュッ」 ナナイ「失礼しました。屋上は自由に使って頂いて結構ですよ」 一同「は、はあ」 去っていく二人 カミーユ「で」 ウッソ「?」 カミーユ「あの人の言っていたことは本当なのか?」 ウッソ「そ、そんなことあるわけ無いじゃないですか!! スージィは妹みたいなものですよ!?」
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ベジマギ攻略VGMGトップ イベント 隠れ里に忍び寄る闇 ●敵配置例・パーティ編成例 ~【超級】揺るがない想い~ , 敵の配置は変わる可能性があります 自軍パーティコスト16以下 ●バトルのコツ ATを減らす系(ヒラタケ&コウタケなど) 後攻の時は特に問題なし。先攻で敵をどう誘導するか。 敵に自陣を制圧されないパーティ編成。 全滅勝利 ATを減らす系 リーダー撃破 ATを減らす系 敵陣制圧 ATを減らす系 ステイルメイト ●バトルのコツ2 一撃必殺 シオトマトが後列で、トマトが前列の場合、 AT42の攻撃を食らいながらマナを溜め、 チーマーディラーパのスキルで一撃必殺ができます。 ●バトルのコツ3 ラッキョウゾーン 誰かを犠牲にしてシオトマトを誘導し、 ラッキョウのスキルで押し出す。 すると、HPが持つだけシオトマトが前に出てくるので、 脳死プレイでHPを減らせます。 減らした後は、他のスキルなどで倒すか、敵陣制圧。 ●ドロップ種情報 宝珠の首飾りの種 先読みの鏡の種 退魔の宝剣の種 ●コメント欄 名前 コメント
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ラノで読む 「バウバウ!!バウバウ!!」 国守鉄蔵《くにもりてつぞう》の朝は早い。 灰色の朝、大小の生き物が控えめなお喋りを始める頃に起床する。寝床から台所に一直線に向かった後、朝には決まって容器一杯に湛えた水を丁寧に飲み干す。 美味い。 十分に一晩の渇きを癒した後は手の平一杯の水でざぶざぶと顔を洗い、歯を磨く。神経質なぐらいに丹念に。前歯の表。裏。奥歯。奥歯の裏から舌の上まで。自分が納得するまで磨く。 歯を磨いた後、生地の粗いタオルを片手に、住まいである用務員室を後にする。用務員室から繋がる狭い渡り廊下の先にある勝手口から外に出る。 朝が早いせいか、靄《もや》はまだ晴れないが気にすることも無い。 爺むさいシャツを脱ぎ、物干し竿に引っ掛かるよう投げ捨てる。表れた上半身は力強さを微塵も感じさせる事は無かったが、老人の其れとしては十分に整っていた。 先程までは小声で囁いていた小鳥達も、朝の迎えを感じると次第に楽しさを抑えられないのか、饒舌になっていた。 宿舎の庭に一人の老人。 ゆっくりと目を閉じ、体の全てで息をする。 「今日も空気が美味いの……」 この世の幸せを一身に受け止めた微笑み《ほほえみ》は、恐らく貴方の不幸をも受け止めるだろう。 国守鉄蔵《くにもりてつぞう》は終わった物語の主人公である。 国守鉄蔵は双葉学園の住み込み用務員として日々を過ごしている。学生達が謳歌する青春。 青春といっても一般的な学生達の日常とは異なる面も多いのは確かだが、それでも各々が切り開いていく日々の為、ほんの少しの手助けをするのが今の生き甲斐である。 「んむぬ。本日の予定は害虫駆除じゃったかの」 日課の乾布摩擦の後、一汁三菜の慎ましやかな朝食を終え、一念発起し、ジャージを着込む。太古に栄えた、両脇に一本のラインが入った緑色のジャージ。 全体的に毛玉が幾つも付いていたり、補修の為かジグザグに縫った後がある裾。この衣服こそが国守鉄蔵の正装なのだ。 学園の仕事といっても、備品のチェックや一部建築物の補修。害虫駆除に、草刈や花壇の手入れ。そしてトイレ掃除などだ。双葉学園の広さは一般的な学園とは一線を画している。 一区画ですら広大であるにも関わらず、それがいくつもある。だが、広大な敷地面積を隅から隅まで整備する事の苦労も、 彼にとっては日替わりの運動場の様なものであり案外楽しんでいたりする。 現在の住まいである用務員宿舎の一室の片隅で屈みこむ一人の老人。 「んむぬぬ。覚書はどこじゃったかのう。このままでは今日の仕事場が解らんぞ……」 案外ボケ老人でもある。 引き出しをひっくり返したり、ちゃぶ台をひっくり返したり暴れまわったが、無事に昨日書き留めたメモを見つける事ができた。 メモには「自ぜん区、がい虫、たくさん、あとそうじ」と金釘流で書き連ねてあり、書いた本人ですら解読に時間がかかったが。 靄も立ち消え、うっすらと湿り気のある空気が立ち込めていた。河辺にある舗装されたランニングコースを、自転車で爆走し粉塵を撒き散らすバーコードハゲの老人の姿があった。 「うほほほほー!!、今日は害虫駆除じゃぞー!!ケンゾー!!」 「バウバウバウバウ!!」 ややあって愛車の轟天号《じてんしゃ》を片手運転で爆走させつつ、空いた手で竹箒《たけぼうき》をグルングルン回転させながら 愛犬のケンゾー《しばいぬ》と暴走機関車の如く疾駆するのだった。 小気味良いブレーキ音を響かせ、勢い良く両の足を地面に降ろす。 「そいじゃ虫さんの営みがどんなモンか見に行くとするかのゥ」 「バウ!!」 森林公園内のいくつかある雑木林で害虫が異常発生している。 先日、国守鉄蔵に学園から連絡があった。 本来は醒徒会庶務が担当する業務の一つではあるのだが、如何せん人手が足りない。 雑務に日々を追われ、着手出来ない案件のうち、比較的容易な案件は用務員が担う事となっていた。今回依頼された雑務の一つが害虫駆除である。 「あのハヤテとかいう小僧さんも大変じゃのう。んむ?ハヤタじゃったか?まぁ、どうでもいいかの」 どこまでもぞんざいに扱われる庶務が不憫である。 幾つかの雑木林を巡ったが今の所は目立った害虫の異常発生というものは見受けられなかった。 「なんじゃい。別に言うほど虫さんは湧いとるワケでもなさそうじゃのう、ケンゾー」 「バウバウ!!」 木々から伸びる枝葉の隙間から陽光が薄く漏れ始めており、それらに照らされた愛犬の顔をワシワシと撫で回す。 「しかしじゃぁぞ、学童の健やかな日々を守る為にも、もーちぃと頑張ってみるかのぅー」 心なしか愛犬の背筋も伸びた様に見えた。笑みを浮かべながら鉄蔵は次の雑木林へと向かう。 道すがら公園のベンチに深く腰を下ろした女学生がいた。公園のベンチに一人、ぽつねんとしている。 純白の長靴下から続いている靴のつま先を見つめながら、肩を落としていた。 女学生を見遣る。樹木のざわめきと愛犬の粗い呼吸だけが、ほんの一時の公園の全てだった。 鉄蔵は愛犬としばしの間見詰め、破顔一生し一言だけ相棒に呟いた。 「行ってきてやってくれんか?」 主の言葉を聞き届けた従者は、大地を蹴る軽快な音をたてながら女学生の元へと向かった。 「やっこさんはケンゾーに任せてワシゃ仕事に戻るとするかの」 少しだけ眉尻を下げながら次の雑木林へと歩みを進めた。 雑木林を歩いていると、ふと前面に霧が立ち込めている小沼が見て取れた。一歩、二歩と霧に歩みよる度それに比例して耳障りな音が大きくなっていく。 距離を縮める度に霧の正体が明らかになっていく。 霧と見紛う蚊の大群であった。蚊の大群は木々の合間に見え隠れする小沼の上で、気の向くままに踊り耽っていた。 「あぁぁああぁ。見てるだけで体が痒くなってきたわぃ。とりあえず噴霧器と防護服を取りに戻らんと」 ひとりごち、蚊の大群に背を向け雑木林から抜け出そうとした瞬間何かの気配を感じた。 木々の隙間から刺す陽光を一瞬だけ黒く塗りつぶす影。突然の闖入者は木漏れ日の陽光を幾重にも切り裂いた。 「いや、いやいやいや。これはーそうじゃの。酒の肴にしかならんわィ」 深い霧へと切り込む影。 自然界の中で進化した物とは違い、その境界を一足飛びに別の次元の樹形図を以って派生し進化した昆虫。 古い時代の少年達の至宝の一つ。 縦一直線に伸び、 その体躯は酷く不自然な形の、透き通る二対の翅《つばさ》を窶《やつ》した ──蜻蛉《トンボ》の姿だった。 「蜻蛉《トンボ》の怪、神蜻蛉《カミヤンマ》。 当世風に言うと、らるば……じゃったか。 あの小僧さん……害虫駆除なぞと言っておきながら碌《ロク》な仕事まわしよらんの」 ラルヴァ”神蜻蛉《カミヤンマ》”は暫く池の上を旋回し、一心不乱に両脚を動かし一面の霧を捕食する。 「こんな都市部にまで降りくるとは……鬼神蜻蛉《キシンヤンマ》か」 旋回飛行を止め、小沼の上でホバリングするラルヴァの複眼が国守鉄蔵を正面に捉える。 「──ああそうかィ、なんじゃ。とりあえず、その前にちょっと待ってくれんかの?」 問答無用、明確な殺意を持ちながらラルヴァは突撃してきた。一瞬の判断で国守鉄蔵は後方へゴロゴロと転げる。 「なんじゃいなんじゃい、せっかちなヤツじゃ。少しはこちらの準備を待つとかうひひひィいッツ!!」 全身を凍て付かせる金属と金属を叩きつける音が雑木林を突き抜ける。 ラルヴァが上顎《うわあご》と下顎《したあご》をぶつけ発する威嚇音。老人が諫《いさ》める間もなくラルヴァは突撃してきた。 必死の形相を浮かべながらラルヴァから遁走する。そもそも、そもそもだ、異能者の集まる双葉学園ではラルヴァの発生率は低いと聞いてはいたのだが。 「ぬぉぉおおおッッツ!!小僧さんや聞こえ取るかのぉお!!こりゃぁ、虫駆除するってれべるじゃねぇぞぃッツ!!」 双葉学園用務員、爆走するバーコードハゲ。国守鉄蔵《くにもりてつぞう》は慟哭《どうこく》した。 ただひたすら走った。狙い定めたかのように木々が眼前を覆う事もあったが。その都度、軽業師の如く木々の合間をするりと掻い潜る。 ラルヴァも後方から追って来たが枝葉が邪魔をしている為か、上手く鉄蔵に追いつく事が出来ずにいる。 「ふひィ、ふひびィ!!其れ見だごどが、ング……ごの鉄蔵様に追いづごうハァハァ、んぞ……ング、十年早いわィ!!カーッ!!ペッ!!」 幾度も喉の奥から込み上げる痰と格闘しながら、ラルヴァとの障害物競走に興じていた。 突如、後方からの威圧感が消えた。 国守鉄蔵はその事に気付きはしたが、落ち葉を蹴り上げながらお構いなしに走り続けた。 この学園は、異能の能力を持つ多くの若者達が集う、双葉学園。 後は学園の若者達に任せ、自分は出来るだけ邪魔にならない場所へと避難し、裏方に徹するべきだ。 ラルヴァを撒いたと確証が持てたのならば、その時には近くのライフラインから醒徒会役員へ連絡を行い応援を要請しようと考えていた。 「老いぼれには若干重労働すぎるわィ」 額からは汗が止め処なく溢れ、背中や胸元を伝う汗がシャツに張り付き辟易した。 上空や周囲を十分確認した後、走る速度を緩め、立ち止まった。 目蓋を細め、頭、首元、両肩、両腕、腰周り、太腿から両脚、両足。全身の力を落とし。五感の全てを研ぎ澄ます。 環境音に耳を澄ませる。力任せに暴れる風は無いか。敵意を以って自分を睨め付ける存在は。 蟲《むし》の怪《け》の毒々しい微かな匂いは感じないか。手練手管に長ける怪《け》の罠ではないのか。 視界の全てを断ち切り、皮膚は地球《せかい》の創造物のみに触れ、遮断し、黒く塗りつぶす。 再び辺りの雑木林を見回す。木木の合間の奥には一般人もよく利用するランニングコースが見え隠れしている。一つの懸念が胸奥を侵食する。 「……これは、いかん……いかんぞッッツ!!」 国守鉄蔵は眉間に幾筋もの皺をよせ、険しい表情のまま駆け出した。 「ばうばうばう!!」 国守鉄蔵の鉄壁の従者にして家族、そして親愛なる相棒、国守ケンゾーは一人の少女へと駆け寄る。 「え?あ、わわ……ワンちゃんどうしたのかな?」 彼方遠くにあった意識が引き戻された少女は突然の来客に困惑を隠せない。 それでも国守ケンゾーは、我侭な子供が母親の胸に甘えるかのように少女の胸元へと飛び込む。 「きゃ!!わ、こら、ちょっと駄目だってば……あはは、くすぐったいよ!!」 ベンチに腰掛けていた少女に柴犬が何度も覆いかぶさる。なすがままではあったが、少女は円らな黒い瞳の来客を快く迎え入れた。 「どうしたのかな?ご主人様とはぐれて迷子になっちゃったのかな?」 少女の問いかけを気にする事も無く、柴犬は執拗に頬《ほほ》を舐める。柴犬の首元を見ると首輪が付いており、首元には将棋の駒のような五角形の板が吊り下げられていた。 板には犬の名前と思しき言葉が書かれている事をかろうじて読み取る事はできた。勢いのある筆使いで記されており、少女は少しばかりは悩んだのだが。 「えーっと、そっか、君の名前はケンゾー君……であってるよね?」 少女が問いかけると柴犬は少女に覆いかぶさる形で威勢良く、一度吠えた。 「そっかそっか、ケンゾー君かー」 語りかけるように柴犬に話しかけると、それに答えるように少女の肩や胸元に柴犬は前足を押し付けた。 「そうだね、私も自己紹介しなきゃだね。私の名前は時坂一観《ときさかひとみ》っていうの。解るかな?」 時坂一観は少し困った顔で話しかける。先程よりもまた一層大きな声でケンゾーは吠えた。 「本当かなー?解ってくれたのかなー?ふふふ」 しばらくの間、一観とケンゾーはベンチの上でじゃれ合っていた。 その内に少女は空を見上げ、ため息を漏らす。誰に話すでもなく、滔々《とうとう》と語り始めた。 「私のお兄ちゃんの事なんだけどね? 妹の私としては最近心配なんだよ? どこからか女の人を連れてきたりして、なんだかんだで今は一緒に住んでたりするし。 あとはたまーにお兄ちゃんの部屋から一緒に住んでる女の人とは別な女の人の声とか聞こえてきちゃったりして。やや、うん、まぁ、お兄ちゃんに限っては変な事は無いと思うんだけど。 そうそう、あと、お兄ちゃん結構カッコいい所があるから、別な女の人とも仲良くなってたりするし。ホント、妹としてはこれからの不安が一杯なんだよ。後はね後はね──」 国守ケンゾーは彼女の横に行儀良く腰を落ち着かせ、その言葉を静かに聞いていた。否定する事も、肯定する事もせず、ビー球の様な瞳は少女の顔だけを映し、捉えていた。 しばらくは少女の悩みに耳を傾けてはいたのだが、優しく身体を撫でる感覚と暖かな陽気が心地よく気付かないうちに眠りに落ちた。 「……それでこないだなんかはね。って、寝ちゃったのか」 そのまま一観は静かに撫で続けていたが、彼女もまた、流れてきた木々が掻き鳴らす波の音と暖かな香りに押されるようにゆっくりと目蓋を下ろした。 園内にも人がまばらに増えてきた。何時までも聞き覚えのある体操の音楽に合わせ体を動かす人や、ランニングコースを走る人。 しかし、緩やかな時間が流れる公園での一時は、恐怖に包まれた。 上空から鋭く広場に何かが飛び込んできた。視界の端に違和感を覚えた人々は何事かと広場に視線をやると、そこには余りにも巨大なトンボの姿があった。 現実感の薄い光景に呆気にとられ、公園の人々は口を広げトンボをみつめていたのだが、一度トンボが上顎と下顎を打ち鳴らし威嚇音を発すると恐怖に顔を引き攣《つ》らせ悲鳴を上げた。 「う、うわぁ!!ラルヴァだっ!!」 どこの誰とも知れぬ男性の一人が大声を張り上げる。異変に気付くのが遅れた人々も男性の声が聞こえた方を振り向きラルヴァの姿を捉えると、一目散に逃げ出した。 辺りから人気が無くなるには然程時間はかからなかったのだが、まだベンチには時坂一観だけが取り残されていた。 国守ケンゾーはいち早く周囲の異変に気付いたが、一観は深い眠りに落ちており一向に目が覚める様子が無かった。 状況は一刻を争う。強硬手段になるが止むを得ない。国守ケンゾーは一観に慇懃に頭を垂れると、勢い良く少女のスカートを引っ張った。 「ひゃぁっ!?なななに、お兄ちゃんそんな心の準備が!!って、あれ?」 立ち上がり、ずり落ちたスカートを身を引くように直しながら、辺りの異変に気付いた。 剣呑な空気が辺りを押し潰しており、一帯からは生き物という生き物の気配が常人でも解る程に失せていた。 ただ不気味なまでに巨大なトンボの姿以外を除いて。 「何あれ?…ラ、ラルヴァなの?」 ラルヴァが時坂一観に気付き、彼女の方へと体躯を大きく翻《ひるがえ》す。巨大な複眼を一瞬のうちに上下左右にせわしなく動かすさまは、獲物を品定めするかのようだった。 ラルヴァの視線を浴び恐怖に身をすくめてしまった一観のスカートの裾を、ケンゾーは何度も引っ張る。すぐにこの場所から逃げろ、逃げるんだ。 必死の訴えも届かないままラルヴァは二対の翅を羽ばたかせ目にも止まらぬ速さで突撃してきた。 目を見開き、一観は何も出来ぬまま呆然と立ち尽くす。ラルヴァと身体がぶつかる直前に、ケンゾーは一観の膝に体当たりをし、彼女の体勢を崩した。 一観は勢い良く腰を地面に打ち付ける。間一髪でラルヴァの攻撃を回避する事は出来たが、次の手はもう無い。 「うっ、ぁ、ああ、かは……」 助けを求めようと声を出そうとするが喉の奥から出てくるのは乾いた呼吸だけで、立ち上がる事もままならない。 傍らに立つケンゾーは鋭く眼を細めラルヴァを威嚇するが、ラルヴァはケンゾーを特に意識するでもなく少女を見据える。 「グルルルッ……ガアッ!!」 唾液と咆哮を散らしながらケンゾーは先手を打った。常日頃の表情は消えうせ、一匹の獣としてラルヴァに牙を向ける。 俊敏に大地を蹴り上げながら前方のラルヴァへと跳びかかるが余裕を持ってかわされてしまう。 着地と同時に駆け出し常に相手に背後をとられる事が無いように位置関係に気を配る。ラルヴァが攻撃する為に高度を下げ突撃してくる。 それを回避しあわよくば一撃を加えようとするが、相手も速く避けられる。 一進一退の攻防が繰り広げられる。未だどちらにも外傷は無かった。 鬱陶しく攻撃を仕掛けてくる動物を縊《くび》り殺す為、ラルヴァは自身を空高くへと舞い上がらせる。ケンゾーは上昇するラルヴァをにらみつける。 その時、強烈な逆風がケンゾーをたたきつけ、一瞬だが視界を閉ざしてしまった。無論、ラルヴァもそれを見逃す訳もなく追い風に乗るようにケンゾーに襲い掛かった。 反射的に旋回し回避しようとするも間に合わずラルヴァの両脚に胴体を掴まれた。 ラルヴァから逃れる為に脚の節目に狙いをつけ全力で喰らい付くと同時に、ケンゾーも胴体の一部をえぐりとられる。 「キャワンッ!!」 攻撃に怯んだラルヴァはケンゾーを一旦手放し距離を置いた。甲高い鳴き声と鮮血を噴き上げながら地面に落下するケンゾー。 ぼとりと地面に放り出されたケンゾーの背中にはこぶしほどの大きさの穴が開いており、どくどくと血が流れ出していた。 「わんちゃん、もういいから逃げて!!」 一観が悲痛な声を上げると同時にケンゾーはゆらりと立ち上がった。 国守ケンゾーは何も諦めてはいなかった。前方でホバリングを続け、一つの瞬きのうちに様々な方向へ、不気味に小首を傾げつづけるラルヴァを見据えた。 前足は地面を掴み、後ろ足は何時でも跳ぶ為の力を伝える。胴体は流れるままに大地にゆだねる、視線は眼前の敵性対象《ラルヴァ》へ。尻尾は未だ衰えぬ戦意の如く屹立させた。 まだ、もう少しだけ。体力も十分ある。背中の怪我はかなり痛いがなんとかなる。もう少しだけ、時間を稼ぐことができるのなら。 ケンゾーがラルヴァの予備動作を逃さない為に全神経を集中させていると、ラルヴァの複眼には自分以外の何者かの姿を捉えているようだった。視線は一観よりも後方に注がれている。 白熱しすぎていたせいか、気付くのが遅れていたようだ。これでは従者失格だなと自嘲した。 「──すまん、苦労させたな」 遅いぜ、爺さん。 後方からゆっくりと歩いてくる老人に、時坂一観もやっとの事で気が付いた。 「あ、あ……おじいちゃん!!ここは危ないから早く逃げて下さい!!」 「まぁ、そうじゃの。危ないの」 「そんな、のんきな事言ってるヒマなんてないですから早く逃げて学園の人を!!」 「一応呼ぼうとはしたんじゃが、なんじゃ。逃げおおせた人達がとっくに通報しとるんじゃなィかの」 「だったら早く!!」 囃し立てる少女の頭の上に、幾重もシワの重なった手の平を置き、ぽんぽんと叩いた。 「ここまで泣かんでよう頑張ったの。怖かったじゃろ。後はジジイと相棒に任せて嬢ちゃんは逃げんしゃィ」 老人の言葉に緊張の糸がふつりと切れたのか、一観の瞳からは涙が止め処なく溢れ出してきた。 「そかそか、ちょっと動けなさそうか。それじゃぁ、ジジイがちょっと頑張ってみるから、それなりに応援してくれると、嬉しいんじゃ」 涙で目元を赤く腫らした一観を背に、未だラルヴァを牽制しているケンゾーの元へと歩み寄る。 「背中。痛そうじゃな」 相棒は答えない。 「まだ、なんとか、一緒に頑張ってくれるか」 頬の肉を震わせ、わふっと一息だけ返事をするのを見届けた。 「そうか。……お前さんにばかり貧乏くじ引かせて悪ィな。ほんに久しぶりじゃがやるだけやってみるか」 風が凪いだ。 「聞け、異類異形の蟲の怪よ」 底冷えするような冷たさを纏った言霊に、ラルヴァは戦慄し身を二つ程後退させる。 「この国の、防人の一人として名乗ろう」 一言、また一言と言葉を紡ぐ度に老人の魂源力はその器を徐々に満たしてゆく。 「金剛不壊《こんごうふかい》の鬼の蔵」 確かな質量を伴って魂源力が実体化する。指先、手の甲、前腕、上腕。少しずつ、しかし確実に姿を現す。 「鬼瓦《おにがわら》の鉄蔵《てつぞう》たぁワシの事じゃッッツ!!」 そこにあるのは憤怒が全てといわんばかりの鬼瓦の表情そのものであった。 魂源力は全ての部位を実体化させ、鉄蔵の全身は日本式の鎧に覆われる。 古き戦乱の世を戦い抜いた兜と、悪鬼羅刹を模した面頬によって表情は隠れ、その奥から覗く眼光は幽鬼の如く。魂源力を伴った鎧の実体化。 「──”剣蔵《けんぞう》”・壱の蔵ッッツツ!!」 鉄蔵が一声上げると傍らに控えていた従者は天高く咆哮し飛翔する。一匹の獣は空中で弧を画きながら回転し勢い良く地面に──”突き刺さった”。 それは一瞬の変化だった。刀身に帯びた湿り気と、刃紋から滴り落ちる焔火。その柄は獣毛によって織り成された紐に巻かれ、一振りの太刀として雄々しく聳《そび》え立っていた。 壱の蔵・鬼斬《おにきり》。国守”剣蔵”が魂源力によって変化した姿だった。鉄蔵は太刀を緩やかに抜き、両手で構え、切先をラルヴァへと向ける。 「始め」 言葉を発すると同時に、ラルヴァは鉄蔵へと疾走する。しかし、鉄蔵は眼前から迫り来る脅威に微動だにもしない。 鬼神蜻蛉《キシンヤンマ》は恐怖していた。目の前の敵を完璧に殺す。反撃のわずかな可能性も残してはならない。この生き物は、先刻までもてあそんでいた軟弱な生き物ではない。 何がいけなかったのか。捕食者に脅える日々はあの日、あの人間の手によって去ったのではなかったのか。人間にもてあそばれ、命を散らしてきた仲間達の怨嗟の念が私の全てだ。 そう、もてあそんで何がいけない。貴様達が行ってきた事の全てではないか。強ければどんな命であろうと、自我による手慰みの対象でしかないのだろう? 速度に身を任せたまま、ラルヴァは上顎と下顎を鳴らし鉄蔵の鎧袖に喰らい付く。上顎と下顎は金属を無理に擦り合わせた時の金切り声を響かせる。 だが、鎧を噛み砕こうとしたはずのラルヴァの顎の全てが、大きな亀裂を走らせた後に砕け散った。 「お前さんのアゴもたいそう強いのは、ワシも知るところじゃが。ワシの鬼瓦はそれ以上に堅固での」 面頬を通し乾いた声で呟きながら、鉄蔵はラルヴァの胴体を即座に左手で鷲掴み流れるように地面へと叩き付ける。叩き付けられたラルヴァは少量の液体を巻き上げた。 「一昔前の話にゃなるが、鎧の硬さだけでいったのなら、そうじゃの」 ラルヴァは反撃の為に身を起こそうと、尚も懸命に翅《はね》を震わせる。だが鉄蔵は、小枝を折るように翅を踏みにじり、右手に握り締めた太刀を大きく振りかぶり言葉を続ける。 「──東方不敗じゃ」 ラルヴァの頭部を一刀両断の下に切り伏せた。 敵性対象が息絶えた事を見届け、ケンゾーも変化を解きそのまま地面へと、しな垂れかかる。 「わんちゃん!!ケンゾー君!!」 時坂一観はケンゾーへ駆け寄り、その頭に涙でぐしゃぐしゃになった顔を摺り寄せた。 「ケンゾーも大仕事でちょっと疲れたみたいじゃ。これからコイツの手当てをせにゃならんから、もしよかったらお嬢ちゃん手伝ってくれんかィ?」 「はい!!いくらでも手伝います!!」 若干鼻にかかった声で一観は小気味良い返事を返した。 「うむ。こんだけ気立ての良いお嬢ちゃんならコイツも頑張った甲斐があったの」 しばらく一観がケンゾーを頭を抱えていると、荒いイビキをかきながら国守ケンゾーは深い眠りについた。 「私を守ってくれたんだよね。……ありがとう」 まだ今日という日は始まったばかりだが、一日分の仕事を終えたような気分だ。 学園の案件は日を改め処理するとして、今は目の前の少女の無事な姿を守れただけ良しとしよう。少女と相棒が寄り添うその光景に国守鉄蔵は満足げに頷いた。 「あ、お爺さんも助けて頂いて、本当にありがとうございました。私、時坂一観って言います。お爺さんは学園の人ですか?」 ふと鉄蔵に一美は言葉を投げかける。 「ん、ああ、ワシか?ワシはじゃな」 「──双葉学園用務員の国守鉄蔵《くにもりてつぞう》じゃ」 こうして物語は繋がっていく。 トップに戻る 作品投稿場所に戻る
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お昼休み 純「ねえ、唯先輩のどこがいいの?」 憂「え? どこって……全部、かな」 純「具体的には?」 憂「まずあの天使みたいな顔だよね。幻想的で、思い出すたび胸がほわゎぁってなるの」 憂「あの肉つきのいい体! 将来絶対良いお母さんになれるし」 憂「ひたむきで、前向きで、明るくて、何より綺麗で」 憂「――私の憧れなんだよ」 純「……ふーん」 憂「あれ? どうしたの? 純ちゃん」 純「あ、いや、何でも」 純(憧れ、かぁ……) 純(私も憂に、そう思われたいな……) 梓「何の話してるの?」 純「あ、梓。購買で何買って来たの?」 梓「チョコロールパンと、イチゴジャムパン」 純「チョコの方、一口分けてー」 梓「えぇー、やだよー」 純「ぶーぶー、けちー」 梓「はいはい、一口だけね……。それで、何の話してたの?」 憂「純ちゃんが、お姉ちゃんのどこがいいかって聞いてきたんだよ」 梓「憂は何て答えたの?」 憂「全部」 梓「憂らしいわ……」 憂「純ちゃんったら、変な質問してくるからびっくりしたよー」 純「い、いいでしょ、別に」 梓「あれ? もしかして、唯先輩に嫉妬してるの?」 純「え?」 梓「憂に慕われてる唯先輩が、うらやましいなーって、思ってるんじゃないの?」 純「ま、まさか!」 純「そんなわけないじゃん!」 梓「だよねー」 憂「……なんか、遠まわしに嫌味を言われた気がするよ」 梓「気のせい、気のせい」 梓「そういえばさ、唯先輩以外に好きになった人っているの?」 憂「私? 私は……うーん、お姉ちゃんしかいないなぁ」 梓「もう、ぞっこんなんだねー」 憂「えへへ」 純「でもさ、何でそんなに唯先輩が好きなの?」 憂「うーんと、やっぱ、生まれてから今の今までずーっと一緒だったからかな」 純「ずっと、一緒かぁ」 純(いいなぁ。憂と一緒にいられるなんて) 純(憂のお姉ちゃんに産まれたかったなぁ) 純(もしかしたら……) 純(……私も憂と、一緒にいたら、憂は振り向いてくれるかな) 純(……実践してみよう) 放課後! 純「憂ー、一緒に帰ろー」 憂「うん、いいよ。でも部活は?」 純「たまにはサボってもいいかなーって」 憂「えー、出た方がいいんじゃない?」 純「でもなー、たまには息抜きみたいな日も欲しいわけですよ、私は」 憂「ふぅん。まあいいや。一緒に帰るよ」 純「ありがと、憂」 街中! 純「あー、やっと学校終わったー」 憂「うん。疲れたね」 純「まぁ、テストはこの前終わったばっかだから、多少は楽なんだろうけど」 憂「あ、テストといえばさ、化学Ⅱ何点だった?」 純「化学Ⅱ? 50点そこら」 憂「え? 平均点以下じゃない?」 純「私の答案用紙は大体が平均以下だよ。憂は何点?」 憂「うーん、83点」 純「へぇ! すごいじゃん!」 憂「えへへ」 純「憂って理系の大学を志望してたっけ?」 憂「私? 私はN女だよー。お姉ちゃんが理系学科いくから、理系になろうとしてるんだ」 純「へぇー。お姉ちゃんラブなんだね」 憂「うん。お姉ちゃんのためなら、命を落としても惜しくないんだ」 純「それは、ちょっとどうかと思うけど……」 純(でも、いいな……) 純(憂にこんなに思われて、唯先輩が羨ましい) 純(憂とは中学のころから一緒だったのに……) 純(私のことなんか、一度も見てくれない……) 純(憂らしいって言えば、それまでなんだけどね) 憂「? 純ちゃん、どうしたの? だまりこくっちゃって」 純「うぅん! なんでもない。あ――そうだ、何か食べてかない?」 憂「え? 寄り道?」 純「うん。あ、あそこの喫茶店なんかどうかな」 憂「『ラ・クールパレット』……変わった店名」 純「ま、店名は置いといてさ、何か食べようよ。いや、軽くお茶するくらいでいいしさ」 憂「うん。たまにはいいかも」 純「よし、じゃあ決まりだね。行こう!」 ラ・クールパレット店内 純「あの窓側の席に座らない?」 憂「うん。そうしよっか」 二人は席に向かう。窓からは街路樹をはじめ、バス停やコンビ二やビルが見えた。 店員「ご注文はお決まりでしょうか」 純「何にするー?」 憂「うーんと、私はレモンティーで」 純「じゃ、私もそれで」 店員「かしこまりました」 純「ねえ、憂」 憂「んー?」 純「唯先輩と私、どっちが好き?」 憂「もちろん、お姉ちゃんだよ!」 純「………………」 純「ま、そうだよね」 憂「あ、純ちゃんも好きだよ。でもね、お姉ちゃんは特別って言うか……」 憂「恋人になって欲しいなって思える人なの」 純「そっか」 純(…………どうやったら) 純(どうやったら、憂は私のことを見てくれるかな) 憂「ねぇ、純ちゃんは好きな人いるの?」 純「え? 私は――いるよ」 憂「へぇ? どんな人?」 憂のその問いに、若干戸惑った。 純(憂だよ) 純(とは言えないなぁ) 純「とーっても優しくてね。綺麗で、ぎゅーって抱きしめたくなるの」 憂「ふぅん」 純「結構昔から、知り合いなんだけどね」 憂「ずっと、気づいてもらえないんだ?」 純「うん」 純「鈍感なんだよね」 憂が大変だね、と言うと同時。 店員「お待たせしました」 二人の前に、レモンティーが置かれた。 純「久々に紅茶なんて飲むなぁ」 憂「家とかであまり飲まないの?」 純「うん。私はコーラとかの方が好きだし」 憂「え? じゃあコーラ頼めばよかったんじゃ?」 純「やだよー。憂が紅茶なのに、私がコーラって、なんか子供っぽさがにじみでるじゃん」 憂「そうかな?」 純「そうだよ」 憂は紅茶を飲む。 憂「美味しい。私、レモンティーが一番好きなんだ」 純「どして?」 憂「甘酸っぱさっていうの? それが体に染み渡るんだよね」 純「ふーん」 純は試しに飲んでみる。 すこし熱い。 純「うーん、よくわからないや」 憂「残念。でも、何回か飲んでるとわかるようになるよ」 純「じゃあ、今度から積極的に飲んでみよっと」 憂「なんか、他人と好きなものを共有できるってうれしいな」 純「え? そう?」 憂「うん」 純「そういうものかぁ」 純はふと、窓から外を眺める。12月の街の景色はどこかあわただしく見える。 純「もう、冬だね」 憂「うん。早いよね、来年は三年生だよ」 純「また、一緒のクラスになれるかな?」 憂「うん。きっと」 純「梓とも、一緒になりたいなー。同じ班で、修学旅行行くの」 憂「いいね! それ」 純「でしょ。あ、でもなー、受験生になっちゃうのか」 憂「……それに、お姉ちゃんも大学行っちゃうしなぁ」 純「唯先輩って、大学行ったら一人暮らしするの?」 憂「うん。本人はそう言ってるよ」 純「寂しい?」 憂「……すこし」 純「じゃあさ、唯先輩がいない間、私が憂の家に泊まりこんであげようか?」 憂「え、いいの?」 純「いいよ。憂のためだもの」 憂「ありがとう、うれしいよ」 純「それに、私もね」 憂「え、何?」 純「私も、憂のためなら命を投げ出したってかまわないんだ」 憂「――へ?」 純「なんでもない。忘れて」 憂「う、うん」 純「そろそろ、出よっか」 憂「え、うん。そうしよう」 純は領収書を手に取る。 純「じゃ、私がおごるよ」 憂「え? いいの?」 純「いいって。気にしないで」 それに、と純は続ける。 純「私が誘ったんだし」 憂「……ありがと、純ちゃん」 純はレモンティーを飲み干した。 甘酸っぱさを感じた。 街中! 憂「今何時?」 純「うーんと、5時かな」 憂「あ、お姉ちゃんのご飯作らないと」 純「そっかー、じゃあ、明日また学校でー」 憂「うん。ばいばい」 純「ばいばいー」 やがて憂の後姿が、群衆にまぎれて見えなくなる。 純(私も帰ろうかな) 純(あーあ、もう少し遊びたかったな) 純(…………いいなぁ、唯先輩。憂にあんなに、惚れられて) 純(私もいつか、あんなふうに……) 純の頬を撫でる木枯らしは、いやに冷たかった。 翌日、朝 学校 純「お早う、梓」 梓「お早うー純」 純「憂は?」 梓「まだ来てないみたい」 純「そっか」 梓「昨日憂と一緒に帰ったんだって?」 純「うん。憂から聞いたの?」 梓「そう。夜、憂からメール来たんだ」 梓「楽しかったって書いてたよ」 純「そっか」 純の顔が綻ぶ。 梓「ラブラブですなぁ」 冷やかすように、梓が茶々を入れる。 純「ま、まだそんなんじゃないし!」 梓「まだってことは、いつかは付き合いたいって思ってるのね」 純「うぐ」 梓「図星か」 純「ま、まぁね。憂とは中学校のころから一緒だったんだし」 純「……仲良くなって、それ以上の感情を抱くのも、当然だと思うけど」 梓「ふーん」 純「それに、あんな可愛い子に恋しないほうがおかしいわ」 梓「じゃあ、私はかなり異端ね」 純「え? 好きじゃないの?」 梓「もちろん。友達としか感じられないし」 純(私も、憂からは友達としか感じられてないんだろうな……) 純(…………はぁ) 2
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