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55. 名無し募集中。。。 2009/10/14(水) 22 28 06.36 0 あ、辞書返すの忘れた・・・いや、返しそびれた おかげでカバンが重い でも、これでちょっとはパワーつくかな・・・ 3年生最後の大会、うちは多く居る部員の中 唯一、一年生でベンチ入りを任された もちろん、部活でバスケットをやる以上は試合に出たり 出るチャンスを貰えるのは嬉しい けれど、うちより上手い2年生が沢山居て、3年生だってベンチに 入れない人だって居た。正直、何でうちなんだろう?って 監督に直談判する人はさすがに居なかったし うちも直接何を言われたわけでもない でも、やっぱり周りでイロイロ、文句とまではいかないけど 疑問みたいな、そんな話は耳に入ってきてしまって・・・ でも、真剣に練習して、みんなよりも沢山練習して 認めてもらえるようになれば、って言い聞かせた そう思っていたけど、なかなか上手くいかなくて 56. 名無し募集中。。。 2009/10/14(水) 22 29 02.06 0 チャンスはすぐにやってきた 下馬評でもうちらとしても、ぶっちゃけ余裕で 勝てるだろうって言われてたし、思っていた相手 結構な差で迎えた第3Q 監督に声をかけて貰った。あんまり顔には出てなかったと 思うけど、ありえないくらい緊張したし、出る前から 手に汗がびっしょりだった ポジションはセンター。相手チームのセンターは うちより10cm以上も小さくて、少し気が緩んだのかもしれない 全くゴール下で仕事が出来なくて、思うように体も動かなくて 先輩達は頑張れって、大丈夫って言ってくれたけど 誰が見ても足を引っ張ってしまってた うちのおかげでリズムも・・・ その試合は結局勝ったのだけれど、一人だけ別に監督に呼ばれて 「飾りの身長なら他の選手にくれてやれ」ってお説教をされた 悔しくて、情けなくて、どうしたらいいのかわからなくて・・・ この大会で、試合に出たのはこれっきり。でも、監督に 悪意があったわけじゃないと思う。出来ない自分に心底腹が立った スピードは元から無かった。運動能力も高いわけじゃないし ドリブルの技術だってそんなに無い やっぱり高さを生かすことしかないし、それを求められている みやに憧れていたけど、自分はみやじゃないんだって 57. 名無し募集中。。。 2009/10/14(水) 22 30 09.14 0 3年生最後の試合が終わって、みんなが泣いている中 一人、泣く事ができなかった 輪にも入れず、居場所が無いような気がした 学校に戻って、3年生が荷物を片付けていた時 清水キャプテンに体育館裏に呼ばれた 一瞬よくないことが脳裏をよぎった“うわ・・・ヤラれる・・・” 少しの距離を置いて石段に腰を下ろすと キャプテンがゆっくり、優しく喋り始めた 「熊井ちゃん、短い間だったけどありがとうね」 声のトーンから嫌味とかではないことは、確かだった 「監督がね、どうしても熊井ちゃんをベンチに入れるって 大会前に言ってたんだ。申し訳ないけど、私はすぐに賛成を したわけじゃないの。他にも上手い子はいるから でもね、誰よりも直向に練習する熊井ちゃんを見てね 納得した。試合に出るとか出ないとかじゃなくって ベンチに入る資格がある人・・・何だろう上手く言えないな」 うちは黙って、ただ静かに聞いた 口下手だし、何を言っていいのか、言葉が浮かばなくて 「期待してるんだよ、監督も。もちろん上背があるからってのも あるけど。うちも、熊井ちゃんなら出来るって思ってるし あの試合はね、やっぱり経験がちょっと出ちゃったんだよ 気にしないでってのは無理かもしれないけど・・・」 58. 名無し募集中。。。 2009/10/14(水) 22 31 37.34 0 聞きながら、喉の奥が熱くなるのを感じた 「うちは小さいからスピードを磨いた。小さいくせに遅い! って言われるのが嫌だったからね。そもそも小さい人は 速くなきゃいけないってのがおかしいんだけどさ・・・ なんて言ったら何にもなくなっちゃうか」 お互い、大きいくせにとか小さいくせにって言われて 大変だよね?って 「これからも練習、続ければ自信つくから。大丈夫」 気持ちが少し弱いかな?って 「ちょっと線が細いから。あ、マッチョになれってわけじゃないよ」 もうちょっとパワーつけて、って 「うちらが抜けて、みやの負担が大きくなると思う。1年生だから 対等にってのは難しいかもしれないけど、部の土台になって、下から支えてあげて」 肩をポンポンって叩いて、笑って立ち上がる 「こっからスタートだから。こっから」 頭を撫でてくれた 小さいけれど、うちにとってはもの凄く大きい人 59. 名無し募集中。。。 2009/10/14(水) 22 34 07.38 0 もちろん、みやの方が遥かに重いプレッシャーと 昔も今もこれからも戦わなきゃいけないんだろう でも、うちも先輩の、清水キャプテンの期待に 応えなきゃって 返しそびれた辞書の重みを感じながら 「まだまだ、パワー足りないかな」なんて思った 一人でも続けられる練習だけど 誰かに見られながら練習するのも悪くない プレッシャーに弱いうちだから、尚更 今日みたいに、見守ってくれてる人の為にも 頑張らなきゃ・・・ 「合宿の準備」とか言って、ホントは待っててくれたんだ わかってる。まぁは優しい嘘をつく人
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2ちゃんねるとは 2ちゃんねる(にちゃんねる)は、日本最大の電子掲示板サイトである。略して「にちゃん」「つーちゃん」「2ch」「2ちゃん」などとも表記される。スレッドフロート型掲示板の形態を採っている。 それぞれの掲示板は、「カテゴリ」と呼ばれる大きな分野単位(ニュース、食文化、ネット関係など)で区切られており、その中で分野ごとに「板」と呼ばれるジャンルに分けられている(例:ライトノベル板)。各板には、その分野に属する話題ごとに細かく分けられたスレッド(スレ)が存在する(例:電撃スレ)。掲示板への書き込みや閲覧は、このスレッドの中で行われる。 西和彦氏(元アスキー取締役副会長)曰く「2ちゃんねるは便所の落書きみたいなものだ。」 2ちゃんねるガイド より抜粋 ●2ちゃんねるってなに? 「ハッキング」から「夜のおかず」までを手広くカバーする巨大掲示板群です。。。 気兼ねなく、会社、学校、座敷牢からアクセスできるように、発信元は一切分かりません。 お気楽ご気楽に書き込んで下さい。 ●2ちゃんねるは本当に匿名なの? 2ちゃんねるは、現在、全てのIPアドレスまたはホスト情報を記録しています。 ですが、利用者さん同士では、基本的に接続情報などが知られることはありませんので、匿名と考えていただいても差し支えありません。 なお、荒らしなど迷惑行為があった場合、接続情報等を公表することもあり得ますのでご了承ください。 また、警察や裁判所からの要請など以外に、取得した接続情報等を流用することはありません。 管理者以外にそれらの記録が知られることはないので、もちろん運営ボランティアさんたちでも見ることはできません。 ★ ワンポイント 運営系の一部の掲示板や、名無しさんがホスト表示の設定の掲示板では、ホスト表示がされる場合がありますのでご注意ください。 荒らし対策のため、一部の板または一時的にホストを表示させる場合もあります。 ●2ちゃんねるって自由な掲示板じゃないの? 近頃、初心者さんが増えてきたので、お約束をつくってみました。 基本的には、ユーザーの良識に任せたいのですが、「明文化したルールがない」ということを逆手にとってなにをしてもいいと誤解する人が多いので、、、 はぁ、、めんどくさ。。
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恭ちゃんのページ
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「な、ななななっきぃ何いってんの」 テンパる私の手を掴んで、なっきぃは近くのビルの陰に体を隠した。そのままカバンをごそごそ探って、1枚のDVDを取り出す。 「これ・・・」 「これ?」 渡されたDVDのパッケージを見ると、綺麗な女の人が制服を着てにっこり笑っている。・・・が、しかし、タイトルは 「女子校生超特急痴漢電車でイ」 「ギャー!」 声に出して読み上げかけたところで、鼻息も荒いなっきぃに口を押さえられる。 「もがもが・・・なっきぃ、何これ!?何でこんなの持ってるわけ?」 「ち、違うの!な、なっきぃもよくわかんないんだよぅ!」 なっきぃはもう顔面蒼白といった感じで、くりんくりんのおめめに涙がいっぱい溜まっている。 ふと思いついてパッケージを裏返してみる。一瞬でよく見えなかったけど、裸の女の人がキモイ男に何かされてる風だった。 「おえっ」 すぐにまたひっくり返して、なっきぃの胸にDVDを押し付けた。 「・・・・買ったの?」 「ま、まさか!違うよぅ!」 なっきぃは両手をぶんぶん振って否定する。 「とりあえず、落ち着こう。」 私はそこから程近い小さな公園まで、なっきぃを連れて歩いていった。ベンチに腰掛けて、水筒の麦茶を差し出す。 「ありがとう。」 こく、こくと音を立てて、なっきぃの白い喉が動く。一息ついたあと、なっきぃはやっと少し落ち着いたのか、あいまいに笑った。 「あれね、あの、DVD。・・・なんか、知らないうちに机の中にあって。」 なっきぃの話を要約すると、こういうことらしい。 最近、なっきぃの高校のクラスで、誰が持ってきたかわからないエッチな本とかDVDが、授業中に回ってくることがあった。 友達は結構興味津々だったみたいだけど、なっきぃはそういうのは見たくないから、「私には回さないで!」とはっきり言っていた。なのに、放課後引き出しを覗いたら、見事にこのエロDVDが入れられていた、と。 「ゴミ箱に捨てちゃえばよかったのに。」 「でも・・・一瞬でも持ち歩いてるの見られたらどうしようって思って。とっさにカバンに突っ込んで持って帰っちゃった。」 なるほど、変なトコ生真面目ななっきぃらしい。私だったら、犯人とおぼしき人につき返すか、友達みんなに見せて笑ってやるところだ。 「・・・で、何でそこから舞がエッチなビデオ見たことがあるかって話になるの?」 つながってるようでつながっていない、なっきぃの話。続きを催促すると、なっきぃは真っ赤な顔でまたぼそぼそしゃべりだした。 「本当は、すぐに処分しようと思ったのね。コンビニとか駅のゴミ箱なら、絶対ばれないだろうし。でも・・・何か・・・」 「何か?」 「何か、1回ぐらい、見てみたいかなって・・・」 ――ほほう。なるほど? 「そ、それで、舞ちゃんは大人っぽいし、お姉ちゃんいるし、こういうのちょっとだけなら見たことあるのかな?って思ったの。もしあったら、な、ななっきぃが見るのに付き合ってくれないかなあなんて思ったり・・・。 だって、みぃたんは乙女だから見せちゃだめでしょ。愛理も何かだめ。えりかちゃんは生々しいからだめ。千聖はこういうの本当だめだと思う。お嬢様にしても、明るいほうにしても。」 「うーん。」 言ってることはわかるけど、だからって、たかだか中2の私に、いきなり痴漢電車はキツいんじゃなかろうか。なっきぃは時々判断がおかしくなることがある。でも、 「・・・・一緒に見ても、いいよ。」 私は視線を外しながらそう答えた。 「えっ!本当に!でもまだ舞ちゃんには早いんじゃないかなあ!」 どっちやねん。 「・・・舞、そんなすごいのは見たことないけど、お姉ちゃんの買ってる雑誌についてたDVDなら見たことある。」 それは「☆初めてのパーフェクトHOW TO エッチ☆」とかいう脱力しちゃいそうなタイトルの、しょぼいアニメーションのDVDだった。保健体育の授業で見るようなのを、もう少しだけ過激にしたような。とはいえもちろんそこは、男を舞、女を千聖に置き換えて(以下自主規制)。 「でもなっきぃ、痴漢モノとかどうなの?途中で怒ったりしない?」 「・・・こういうのは、現実とは違うと思うから。どうしても無理だったらやめる。」 そんなわけで、私は急遽なっきぃのおうちにお呼ばれすることになった。 部屋に通されて、おしゃべりもそこそこに「ま・・・舞ちゃん、いくよ。」となっきぃがものすごく緊張した面持ちでDVDを取り出した。 ウイーン 機械の音が、静かな部屋に反響する。 私の手を握り締める、なっきぃの手が妙に汗ばんでいた。 約1時間後。 「・・・終わったみたいだよ、なっきぃ」 声をかけると、なっきぃがヒッと息を呑んだ。気まずそうに私の顔を覗き込んだ後、無言でDVDをデッキから取り出した。 私の感想。 キモイ。グロい。女優さんがうるさい。男もうるさい。ストーリーがおかしい。 隣のなっきぃが明らかに緊張しまくっていたせいか、妙に冷静に見ることができたかもしれない。 ていうか痴漢モノとかどうなの。犯罪じゃん。って思ってたけど、いろいろあって最後に痴漢と両思いになってハッピーエンドとか、とにかくありえなすぎてむしろ笑いがこみあげてきた。 肝心のエロシーンよりも、女優さんがパッケージほど若くなかったとか、「ぐへへ、ここは痴漢専用車両だぜ」という痴漢の台詞に噴き出しそうになったり、どっちかというとそういうくだらないことに気をとられてしまった。 「ま・・舞ちゃん。」 「ん?」 でもなっきぃはそうでもなったみたいで、熱いため息をつきながら、すごく潤んだ瞳を私に向けてきた。同性だけど、ちょっとドキッとした。 「ど、どうだった?」 間が持たなくなって、とりあえずそう聞いてみる。 「な・・・何か、よくわかんない、けど。想像してたのとは、違ったかも。」 「そうだね、舞もそう思う。」 「オ、オチもおかしかったし。キュフフ」 「だよねーあはは。」 「・・・・」 「・・・・」 沈黙。 別に、嘘の感想を言ったわけじゃないけど・・・お互いに、思ってることを上手く言えてないから、妙にぽわーっとした変な会話になっている。 「あ・・・、じゃ、じゃあ舞そろそろ帰るね。また明日!」 「あ、え、と、うん。ご、ごめんね何か。キュフフ・・」 何かきまずい雰囲気のまま、とりあえずその場はお別れすることにした。 帰りの電車に揺られながら、私はぼんやりとさっきのエロDVDのことを考えていた。 なっきぃ、ああいうの絶対怒ると思ったんだけどな。あんまりありえなすぎて、そんな感情も沸きあがらなかったのかなあ。 だって、あんな・・・・あれ?あれ? さっきまでは笑いの対象にすらなっていたその内容を思い起こすたび、頭にピンクのもやもやがかかってきた。 吊り革に手を縛られて、変なことされてあんあん言ってる女優さんの顔が、千聖に変換されてしまう。 “舞さん、やめて。アンアン” 「なああ!」 その妄想を断ち切るために、私は大声をだして座席から立ち上がった。周りの人が何事かと視線を集めてくる。 恥ずかしい。まだ降りる駅は先だけど、とりあえずドアが開いたところでホームに下りた。 だめだ、それはだめだよ舞。千聖でそんなこと考えたら・・・ 「ていうか私、痴漢目線かよ・・・・」 いろんな意味でぐったりして、私は人気のないベンチにもたれて天を仰いだ。 前へ TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
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炎ちゃんのページ
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なな湖の後輩。なな湖と同い年だが1浪+2年次よりサークルに入ったためあきちゃと同期。 優しいのであきちゃからは祖母と呼ばれていた。 ニコニコ時代は「大爆笑人生劇場大江戸日記」、「童貞GS」、「童貞DDLC」に参加。 童貞GS1は編集もしているが、先輩であるなな湖に似たのか速度は遅い。抱え込んで心中したのではないかと噂されていたが、深海から時々動画が届く。リアルの日付と進度を連携させているそう。 イベント「POWER×POWER」に出演。 「POWER×POWER×POWER」では、他2人が歌のライブにも出演する中、1人で大阪の友達と会うために外出していた。カラオケが好きではない為と思われる。 たまに不思議な言動をするらしく、多重人格説、Android説などたくさんの仮説が立てられている。 2021年現在は体重3桁を越える初老の巨漢で球体である説が最も有力。 現在はYouTubeチャンネル「よこちゃンネル」にて個人の配信や実況動画投稿も行っている。
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まだ梨沙子たちは医務室にいるだろうか。 少し重い足取りで歩いていると、曲がり角からちょうど中2トリオが歩いてきた。 「あっももぉ!」 梨沙子が嬉しそうな顔で飛びついてくる。 「お腹、大丈夫?」 「うん!愛理と千聖が看病してくれたよ。・・・それより、もも。ごめんね。私約束破っちゃった。」 約束?ああ、 「いいよ。梨沙子が話しておきたいって思ったなら、それが正解だよ。」 「え・・・もも、すごいね!まだ何のことか言ってないのに!」 うん、それはさっき立ち聞きさせてもらったからなんだけど。 「みんなのとこ、戻るの?」 一歩下がったところから、愛理が話しかけてくる。 「そうだね。みんな心配してるし、コメ撮りの残りがまだあるから。」 「舞美ちゃんたちも、みんなに会いたがってたよ。終わったらどっか空き部屋でまったりしよう。」 そんな愛理の提案をすぐみんなに伝えた効果なのか、その後再開した撮影は異例と言っていいほどスムーズに進んだ。ベリーズのこの団結力はたまらない。 「終わったー♪ほらほらみんなさっさと着替える!早く行こう!」 テンションの高くなってるまぁがみんなを急かして、着替えが終わった人からご指定の部屋へとバタバタ駆けていく。 「ちょっとぉ~脱ぎ散らかしてるし。」 一人でモタモタしていた私は、何となくすぐに向かう気になれなくて、散らかっている楽屋を片付けはじめた。 「駄目だなあ、私。駄目だ。駄目ももだ。あぁ~もぉ~だってさぁ・・・」 私はやたらと独り言が多い。今日の自分の至らなかった点をおさらいして「キャー」と絶叫する羞恥プレイをしばらくやった後、ふと振り返ると気まずそうな顔をした千聖が立っていた。 「うっわびっくりしたぁ!いつからいたの!」 「あ・・・えと・・・だ、大丈夫です、だよ!何にも聞いてな、ませんよ!」 千聖は私がどこまで把握してるのか忘れてしまったらしく、キャラを決めかねてあわあわしている。 「無理すんなって、千聖お嬢様。」 私がからかうと、千聖は顔を赤くして「ごめんなさい。」と呟いた。 「私、桃子に隠し事して。」 「そんなことどうでもいいよ。ももと千聖の仲じゃない。謝らないでよ。」 私も千聖に余計な負担をかけてしまったことを謝りたかったのだけれど、ここでごめんねを言うと確実に謝り合戦になってしまうのでやめておいた。 「みんなのとこ、行かなくていいの?」 私の横に座り込んで一緒に作業を始めた千聖は、 「桃子さんがいないから、なんだか寂しくて。」 とはにかんだ。 「またまたぁ~。」 私は照れ隠しもあって、軽く千聖に体当たりをしてみた。 「本当ですよぉ。私、桃子さんが大好きです。いつも私のこと、優しく守ってくれて。」 「私は優しくなんかないよ。すぐムキになるし、今日もメンバーとケンカ中。こんなんだから浮くんだよね。何年ベリーズやってんだって感じだけど。」 このキャラの千聖には、何だか甘えたくなる。少し大人びて、落着いた顔をしているからだろうか。 千聖を相手にこんな気持ちになるなんて、思いも寄らなかった。 「・・・皆さん、桃子さんがいらっしゃらないのを心配なさってたわ。何か悩んでるみたいだともおっしゃってた。」 千聖は体を私の方に完全に向けると、私の頭を撫でるようにして胸に押し付けてきた。 私の方が3つも年上なのに、ちょっとこれは恥ずかしい。 でも千聖の暖かい体温はとても心地がよくて、このまま甘い香りのする胸で休ませてもらうことにした。 「ねえ、千聖。どうして千聖は、私と一緒にいてくれるの? キッズの時からそうだったよね。 私が、一人ぼっちになりやすいから心配してくれてるの?本当は千聖、もっと舞ちゃんや他のみんなと一緒にいたいのに、もものせいで我慢してたとか? 私はずっと、寂しくて押しつぶされそうな時に千聖が近くにいてくれて嬉しかった。今もこうやって、私が一人にならないようにわざわざ来てくれて、嬉しいけど何でもものためにここまでするの?」 17歳にもなって、何が一人ぼっちだ。ばかもも。 理性ではそう思っているけど、私の口からは自然に言葉がでてくる。 千聖は人の心を裸にしてしまう。 一人でも平気だったはずの私は、こうやって思いがけない形で、本当の意味での自分の本心の対峙させられてしまった。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
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前へ 「階段から落ちたちょっと前に、舞とケンカしたのは覚えてる?」 「喧嘩・・・ごめんなさい、わからないわ。」 千聖は右のこめかみを抑えた。ケガの前後の記憶があいまいになっているらしく、それを無理に思い出そうとすると、こめかみが痛むと前に愛理に話しているのを聞いたことがあった。 「ふーん。覚えてなければいいよ。謝らないで。・・・ようするにそれがなければ、こんなことにはならなかったって言いたかっただけ。 はっきり言うね。 私は、まだ前の千聖に戻ってほしいと思ってる。」 丸っこい膝の上で揃えられた両手に、グッと緊張が走った。 「おとといの夜と昨日一日、ずっと舞美ちゃんと話し合った。 舞美ちゃんは、千聖だけじゃなくてキュートの誰がどんな状況になったって、全員で受け止めていくべきだって言ってた。 舞もきっと、千聖のことじゃなければそう思えた。キュートは第2の家族だからね。 何があってもみんなで乗り越えていくのが当たり前だって。 でも、千聖だけは別だよ。受け止めきれない。舞にとっては特別すぎる。もう二度と前の千聖に会えないなんて、それじゃまるで千聖が死・・・」 言葉が喉の奥に詰まった。私は今恐ろしいことを言おうとした。 「舞さん大丈夫よ、最後まで聞かせて。」 千聖の指が、私の肩に触れた。 顔を覗き込む茶色い瞳は少し濡れて潤んでいたけれど、それでもしっかりと私を捉えていた。 「うん、でもごめん。最後言いかけたのは聞かなかったことにして。 ・・・だからね舞はこの先も、前の千聖に戻ってくれるのを待ちたい。 もう当り散らしたり無視したりしないから。あれはありえなかった。本当にごめん。 元に戻れるように協力するから。だからずっとキュートにいて。お願い。 ・・・・・・・・千聖。」 あの日の事件から初めて、私はお嬢様の千聖に「千聖」と名前で呼びかけた。 「舞さんっ」 「あーもー泣くなよ!瞼腫れたらよけいひどい顔になるんだからね!」 照れ隠しにタオルで千聖の顔をごしごしやると、痛いわといいながらも笑顔に戻ってくれた。 「それで、何でこの話するのに急いでたかっていうと、昨日雅ちゃんからメール来てね。ベリーズ今日、ここに来るんだって。」 「まぁ。」 今日はキュートの新曲の衣装合わせでスタジオに集まったのだけれど、どうやらベリーズもコメ撮りかなんかがあるらしい。℃-uteのみんなと会えるね★ワラ なんていうのんきなメールを見たときはちょっと冷や汗がでた。 まだベリーズは千聖のお嬢様化のこと知らないんでしょ?一応、舞美ちゃんがみんなに緘口令っていうの?出してたし。 ・・・別に、ベリーズの皆のことを信用してないわけじゃないんだけど、まだこのことはキュートの中の秘密にしておきたいって。そういってたから。」 「わかったわ。それで、私はどうしたら・・・」 「これ、読んで。」 私はずっと手に持っていた、小さなブルーのノートを手渡した。 「・・・・岡井千聖マニュアル?」 「これね、昨日舞美ちゃんと舞が作ったの。千聖、今一応仕事中も前のキャラに近い感じで頑張ってるでしょ? でも新曲出るしイベントも始まるし、そろそろ自己流じゃボロが出てくるかもしれないから、舞たちが思いつく限りの前の千聖のことを書き出してみたの。 ほら、ここのページに、千聖がベリーズのメンバーそれぞれをどう呼んでたか書いたから。参考にして。」 正直、結構自信作だ。イラスト入り(私の絵は・・・)でかわいいし、後ろのページにははりきりすぎた舞美ちゃんの作成した謎のグラフやらデータ解析まで載っている。 「千聖はがに股。笑い声はク゛フク゛フ、爆笑はキ゛ャヒヒヒヒ。食べ物を30秒に一回落っことす。お調子者。学校でサルって呼ばれる。・・・・舞さん、私心がくじけそうだわ。」 「しっかりして!まあ、今日は体調悪いってことであんまり喋らなければいいよ。そこらへんはキュートでフォローするから。とりあえず、名前の呼び方と言葉遣いだけ気をつけて。時間ギリギリまで練習しよう。」 その時の私は、ちゃんと今の千聖と向き合えた高揚感と興奮で、私達の会話をずっと聞いていた人物がいることに気がつかなかった。 次へ TOP
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狼ちゃん プロフィール 代表優勝キャラ1 称号
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あさいしドール <ドール製作、紹介文:りょうちゃんさん> 今回、「あさちゃん」と「いしたん」のベースに使ったのは、「プーリップ」と言うドールで、実は二人とも同じ顔をしています。 目尻の高さなどのメイクで、違う顔に見せています。 ちなみに、このプーリップのボディは、部分的に折れやすいらしく、汎用品のボディに換装しています。 その際、「あさちゃん」よりも「いしたん」の方が胸元を大き目のものを使っていますが、服の上からでは判りにくいですね。 二人のドレスは、「あさちゃん」は、ワンピースにしたかったのですが、都合の良い物が市場に無かったので、ブラウスとノースリーブのワンピースにアレンジしてみました。 帽子は、売っていなかったので、フエルトから作ってしまいました。 「いしたん」は、ちょうど紫ベースの晴れ着があったので、エプロンと組み合わせてみました。 ハコ鉄は、ケント紙の五枚合わせで、内側にヒノキの角棒で補強してあります。 なお、浅電の顔の裏側と、後ろ側(鉄道用語では連結面と言います。)の屋根部分はバルサで補強してあります。 ハコ鉄を浮かせるために、95mm角の透明アクリル板を利用してみました。 ちなみに、浅電の戸袋窓も再現してみたのですが、先日金沢へ行った際に本物を見たら、左側(運転席側)の位置を間違えていました。(w) なお、各車のレンズは、テールライトと標識灯(浅電の下のクリアーレンズです。)は、ウエーブ社のHアイズ(ザク等のモビルスーツのモノアイに使えます。)を、 ヘッドライトには、Hアイズではちょうど良い大きさの物が無かったので、ドアなどの騒音防止のクッション材を使用してみました。 裏にメッキテープを貼ってみたら予想どうり良い感じになりました。