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廃れたビルの屋上。 落後防止用の金網に指を絡ませながら、少女は周囲に広がる光景を忌々しげに見つめていた。 場所はバタリアの中央。年中砂嵐に悩まされる同都市区の中でも、のた打ち回る熱風の暴虐や鬱陶しいざらつきから、いくらか解放されている場所だ。地下連絡網への入り口を中心に、色褪せた中・高層建築物が同心円状に広がっている。外周部に近づくにつれて建物の背丈は低くなっていき、最後は半ば埋もれたスラムが連結する。間を通る舗装路には砂がこびりつき、ひび割れも多い。歪んだ標識に従えば人生の終着点に連れて行ってくれるだろう。 イル・シャロムへと続く大通りを目で辿っていくと、アスファルトと荒野との境界線が曖昧になる付近で黒々とした人工の急斜面が行く手を遮った。それは上部から伸ばした繋留錯を地面に打ち込まれたバンカーにまで繋いで、外側にささくれ立つように斜めに傾いている。表面には幾筋もの溝が走り、かつて空母の甲板であったことがわかるが、遥かに巨大――少女が立ちくらみを覚えるほど巨大すぎた。 少女は反対側に視線を移す。 都市の上を通り過ぎ、そこから少しだけ視点を動かせば、遠近感の概念を残らず剥ぎ取る物体がある。全長1キロメートルの歪な空中都市、いや、旧時代の機動要塞〈マザー〉の遺体だ。それは、五枚――先の巨壁はその一枚を利用したものだ――の甲板を羽のように広げ、もはや高層建築物の如き六つの脚全てを大地に突き刺して、落ちてくる空を支えている。外装にびっしりとこびり付いた亜鉛鉄製の簡易家屋群や張り巡らされたワイヤーを見る限り、大家族(バタリアン)は彼女に依存した生活を送っているのだろう。母の死骸をひとつひとつと解体していきながら、ときには、穴だらけの膣内に潜り込んで砂塵や戦火の嵐をやり過ごすのだ。 ドリルを突き立てて作業に勤しむMTの影がちらつくと、少女は思わずニクバエの情報を脳内デバイスのログから拾い上げてしまった。 動物の死骸に卵を産みつけ、幼虫は肉を食い進んで成長する。過去には、その生態を利用した医療や食品があったようだが、少女はそんな安直な肯定的意見を受け入れたくない。 嫌悪感を内に秘めながら、顎を下げる。 ひしめき合う人、人、人、人の群れ。喧騒を可視化したかのよう。人々の川が目抜き通りいっぱいに流れ、交差路で幾つもの支流に別れていく。方向や速度は一定ではなく、ときより対流し、怒鳴り合う声も聞こえたが、力強い奔流には逆らえず、双方とも遠ざかっていくしかない。路肩にはトレーラーを改造した屋台や露天商の広げたガラクタが並んで、好奇心の水圧を増大させている。 蒸発し、立ち上ってきた欲望と汗臭い熱気に思わず咽せかえる。生気に溢れた喧騒も、憎悪に捕らわれた少女には、汚らわしいものにしか聞こえない。 少女は苦虫を噛み潰す。 奴らは知っているはずだ。マザーはまだ生きている。神経はもはやズタズタに喰い千切られて、抵抗の叫びを上げることもできないだけだ。空っぽになってしまえば楽になれるのに、残虐な寄生虫どもはそれを許さず、彼女を身勝手に延命させる。自分たちの存続のために、彼女を自己変容の苦痛に浸している。 「私には分かるよ、あなたの気持ち」 呟きが漏れる。声は確かに自分のもので、他の誰のでもない。しかし、言葉尻は重い。 やがて、少女――レベッカ・リンストンは網格子から指先を離した。黒のスカーフで全身を包み直し、きびすを返す。 自分の脳にも巣くっているんだ。以前の腐肉に飽きて私の中に潜り込んできた、記憶の残滓を食らう、忌々しい幼子たちが。 だけど、それも今日で終わり。レベッカの足取りは軽い。爪先を踊らせる。 千載一遇のチャンスが訪れていた。 この地獄から解放されるための一筋の光明。“組織”のくびきから自由になれる、たぶん最後の機会。 思わず空を見上げる。太陽光は一面を覆う灰雲に歪められ、脂ぎった虹色で荒野を彩っている。 それでも、青空はその向こうにあるはずだ。美しい青が、私を待っているはずだった。 「え?」 不意に、レベッカは眉をひそめた。 一瞬だけ、目の奥で白がちらついた。なんだろう。白い粒たちが、しんしんと、下に向かって舞い落ちていったんだ。どこか懐かしい感じがして、胸が熱い。 どうしてだろう? 今の彼女には、その源を辿ることはできない。 Back/Home/Next
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アルゴニアン報告 第1巻 ウォーヒン・ジャース 著 帝都の小さいが立派な広場の一角に置かれている、または、ぐったりとしているのがヴァネック卿の建設会社である。その想像力に欠けた質素な建物は、芸術性や建設設計に関してはあまり有名ではなく、むしろその並外れた長さによって知られている。もし批判的なものが、なぜヴァネック卿はあのような飾り気のない、伸びきった突起物を好むのかを疑問に思ったとしても、彼らはそれを口にしなかった。 第三紀398年、デクマス・スコッティは建設会社の先任書記であった。 内気な中年の男がヴァネック卿の下へ、五年戦争によって破壊されたヴァレンウッドの街道を修復する独占権をこの建設会社に与えるという、今までの契約の中でも最高の利益を得られる契約をもたらしてから数ヶ月が経過していた。これによって彼は、管理職や書記に間で人気者になり、彼の冒険を物語る日々を過ごしていた、大体に関しては忠実に…… 彼らの多くはシレンストリーによって催された、祝賀のアンスラッパローストに参加していたので、結末は除いてあった。聞き手に彼らは人肉をむさぼり食ったと伝えるのは、どのような気の利いた話であっても、その質を高めるものではないからである。 スコッティは特に野心家でもなければ勤勉者でもないので、ヴァネック卿が彼に何もすることを与えなかったことは気にしていなかった。 いつでもあの、小太りで小さなふざけた男が職場でデクマス・スコッティに出くわすと、ヴァネック卿は必ず、「君はこの建設会社の名誉である、頑張りたまえ」と言う。 最初の頃は、何かしていなければいけないのかと心配したが、数ヶ月がすぎて行くにつれ、彼はただ「ありがとうございます、がんばります」と答えるだけになっていった。 一方、将来のことも考えなければならなかった。彼は若くもなく、何もしない人にしてはかなりの給料も貰ってはいたが、近いうちに引退する破目になり、何もしない、何も貰えない人になってしまうのではないかなどと考えた。もしヴァネック卿が、ヴァレンウッドの契約が生み出す何百万もの金への感謝から、快くスコッティをパートナーにしてくれれば、それは素晴らしいことだと考えていた。最低でも、彼にお宝の歩合をほんの少しでも与えてくれればと考えていた。 デクマス・スコッティはそのような事柄を請求するのは苦手であった。それが、ヴァレンウッドでの先任書記としての目覚しい成功の前は、アトリウス卿にとって彼が手際の悪い代理人であった1つの理由である。彼がヴァネック卿に何か言おうと決断しかけた時、閣下が突然話を進めた。 「君はこの建設会社の名誉である」と、よぼよぼした背の低いものは言い、そして一瞬止まった。「予定に少々、時間の空きはないかね?」 スコッティは躍起になってうなずき、閣下の後を、あの悪趣味な装飾を施された、誰もがうらやむ巨大な部屋へとついていった。 「君がこの建設会社に居てくれることを、ゼニタールの神に感謝します」小男が甲高い声で雄大に言った。「知っているかは知らないが、我々は君が来る前はひどい苦境に立たされていた。確かに大きな計画はあったのだが、成功はしなかった。例えばブラック・マーシュ。我々は、何年間も商業用の街道や他の通行用の路線の改善を試みてきた。私はその件に最適の男、フレサス・ティッジョを送り込んだが、膨大な資金と時間の投資をよそに、毎年それらの路線上の貿易は遅くなる一方であった。今は、君の良くまとまった、建設会社の利益を押し上げてくれるヴァレンウッドの契約がある。君が報われるべき時期が来たと思う」 スコッティは謙虚さと、かすかな欲をまとった笑顔を見せた。 「フレサス・ティッジョからブラック・マーシュの仕事を引き継いでもらいたい」 スコッティは心地よい夢から恐ろしい現実へと引き戻されたかのように震え、「閣下… わ、私には……」 「大丈夫だ」ヴァネック卿は甲高い声で、「ティッジョのことは心配しなくてもよい。手渡す金で彼は喜んで引退するであろう、特に、この魂をも痛めつけるほどに難しい、ブラック・マーシュ事業の後ではな。君にこそ相応しい挑戦である、敬愛なるデクマスよ」 スコッティは、ヴァネック卿がブラック・マーシュに関する資料を取り出している最中、声は出せなかったが口は弱々しく「嫌」の形をしていた。 「君は、読むのは早いほうであろう」ヴァネック卿は推測でものを言った。「道中で読んでくれたまえ」 「どこへの道中ですか……?」 「ブラック・マーシュに決まっておるではないか」小男がクスクス笑った。「君は面白い男だ。行われている仕事や改善の方法を他のどこへ行って学ぶというのだ?」 次の朝、ほとんど触れられていない書類の山とともに、デクマス・スコッティはブラック・マーシュへと南東に向かって旅立った。ヴァネック卿が、彼の最高の代理人を保護するために、壮健な衛兵を雇っていた。少々無口なメイリックという名のレッドガードである。彼らはニベンに沿って南へと馬を進め、それから彼らはシルバーフィッシュに平行して、川の支流には名前もなく、草木は北帝都地方の上品な庭園からではなくまるで違う世界から来たような、シロディールの荒野へと進んだ。 スコッティの馬はメイリックのそれにつながれていたので、書記は移動しながら書類を読むことができた。進んでいた道に注意を払うことは困難ではあったが、建設会社のブラック・マーシュにおける商取引に関して、最低でも大雑把な知識が必要であることをスコッティは分かっていた。 それはギデオンからシロディールへの街道の状態を改善するために、裕福な貿易商ゼリクレス・ピノス・レヴィーナ卿から初めて数百万の金を受け取った、40年前にさかのぼる書類が詰まった巨大な箱であった。当時、彼が輸入していた米や木の根が帝都に到着するまでには、半分腐って3週間という、途方もないような時間がかかるものだった、ピノス・レヴィーナはすでに亡くなっているが、数十年にわたってペラギウス四世を含む多くの投資家たちが、建設会社を雇っては道を作り、沼の水を抜き、橋を作り、密輸防止策を考案し、傭兵を雇い、簡単に言えば歴史上最大の帝都の思いつく、ブラック・マーシュとの貿易を援助するためのすべての方策を行わせてきた。最新の統計によると、この行為の結果、今は荷物が到着するまでに2ヶ月半かかり、完全に腐っているとのことである。 読みふけった後に周りを見回すと、地形は常に変化していたことにスコッティは気付いた。常に劇的に。常により悪く。 「これがブラックウッドです」と、メイリックはスコッティの無言の問いに答えた。そこは暗く、木が生い茂っていた。デクマス・スコッティは適切な地名であると思った。 本当に聞きたかった質問は、「このひどい臭いは何?」だった。そして、後に聞くことができるのだった。 「沼沢地点です」メイリックは、木と蔓が絡み合い、影の多い通路が空き地へと開ける角を曲がりながら答えた。そこにはヴァネック卿の建設会社、そしてタイバー以降のすべての皇帝が好む、型にはまったインペリアル様式の建物がまとまって建てられており、目もくらみ、腸がねじれるような強烈な汚臭と相まって、突然すべてが劇薬にさえ思えた。至るところを飛び回り、視界をさえぎる深紅色で、砂の粒ほどの虫たちの大群も、その光景を見やすいものにはできなかった。 スコッティとメイリックは、元気いっぱいに飛び回る大群に向かって瞬きを繰り返しながら、近づくにつれ真っ黒な川のふちに建てられていることが判明した一番大きな建物に向けて馬を進めた。その大きさと厳粛な外観から、対岸の茂みへと続く大きな気泡を発する黒い川に架けられた、幅広の白い橋の通行人管理と税徴収の事務所であるとスコッティは推測した。それは光り輝く頑丈そうな橋で、彼の建設会社が架けたものであるとスコッティは知っていた。 スコッティが一度扉を叩いたとき、いらいらした汚らしい役人が扉を開いた。「早く入れ! ニクバエを入れるな!」 「ニクバエ?」デクマス・スコッティは身震いした。「人間の肉を食べると言うことですか?」 「馬鹿みたいに突っ立てれば食われるさ」と、兵士は呆れたように言った。彼には耳が半分しかなく、スコッティは他の兵士たちも見たが、全員いたるところをかまれており、1人は鼻が完全になかった。「それで、何の用だ?」 スコッティは用事を伝え、要塞の中ではなく外に立っていたほうが、より多くの密輸者を捕らえられるであろうと付け足した。 「そんなことより、あの橋を渡ることを気にしたほうがいいぞ」と、あざけるように兵士が言った。「潮が満ちてきている。もし急がなかったら、4日間はブラック・マーシュへ行けないぞ」 そんな馬鹿な。橋が上げ潮に呑まれる、それも川で? 兵士の目が、冗談ではスコッティに伝えていた。 砦から外に出た。ニクバエから拷問されることに嫌気がさした馬は、どうやら止め具を引きちぎり、森の中へと消えたらしい。川の油質の水は既に橋の厚板に達しており、その隙間から滲み出ていた。ブラック・マーシュへ行く前に、4日間の滞在に耐えるのは構わないとスコッティは考え始めていたが、メイリックは既に渡り始めていた。 スコッティは彼の後をあえぎながら追った。彼は昔から壮健ではない。建設会社の資料が入った箱は重かった。途中まで渡ったとき、彼は息をつくために立ち止まった、そして、動けないことに気がついた。足が固定されていたのである。 川を覆う黒い泥には粘着性があり、スコッティが行く厚板の上に泥が打ち寄せたとき、彼の足をしっかりと固定してしまった。彼はうろたえてしまった。スコッティはそのわなから顔を上げ、メイリックが板から板へ飛び移りながら、対岸のアシの草むらへの距離を急速に縮めていくのを見た。 「助けてくれ!」と、スコッティは叫んだ。「動けない!」 メイリックは跳ね続け、振り返りもしなかった。「はい、残念ながら、もはや、お痩せになられるしか、なすすべはありません」 デクマス・スコッティは、自分の体重が数マイル多いことも分かっていたし、食事を減らして運動を増やすつもりでもいたが、減量が現在の苦境から速やかに彼を救ってくれるとは到底思えなかった。ニルンに存在するいかなる減量も、その場では助けにならない。そこで、よく考えてみるとあのレッドガードは、資料の詰まった箱を捨てろと言っていたのだと気がついた。メイリックは既に、それまで持っていた重要な物質を何ひとつ持ってはいなかった。 ため息をつきながら、スコッティは建設会社の記録書類が入っている箱をネバネバした川の中に捨て、厚板が数ミリ、辛うじて自身を泥の束縛から解放するに足るだけ浮き上がるのを感じた。恐怖から湧き上がる敏捷性で、スコッティは板を3枚ずつ飛ばしながら走り、川が彼を捉える前に跳ね上がりながらメイリックの後を追った。 四十六回跳んだところで、デクマス・スコッティはアシの茂みを抜けて、メイリックの後ろの硬い地面に着地し、ブラック・マーシュに到着した。彼のすぐ後ろで、橋と、もう二度と目にすることがない建設会社の重要で、公式な記録書類の詰まった箱が、上昇する汚物の洪水に飲み込まれていく嫌な音が聞こえた。 物語(歴史小説) 茶2 アルゴニアン報告 第2巻 ワーリン・ジャース 著 泥と葦原の中から現れたデクマス・スコッティは走り疲れていた。その顔と腕は赤いニクバエにびっしりと覆われていた。シロディールを振り返ると、厚くどんよりした黒い河の中へと橋が消えていくのが見えた。潮が引くまでの数日間はあそこへ戻れないことを悟った。そのネバつく河の底にはブラック・マーシュに関する報告書が沈んだままであった。こうなった今、ギデオンに連絡を取るにはもはや記憶に頼るしかなかった。 メイリックは葦原の中を強い意志をもって突き進んで行った。無駄と知りつつ、スコッティもニクバエをはたき落としながらあとを追いかけていった。 「私たちはツイてますよ、スコッティ卿」と、レッドガードが言った。スコッティはその言葉に首をかしげながら、男の指す方向へと目を向けた。「キャラバンがおります」 ガタガタの木造車輪をつけ、泥にまみれ錆びついた荷馬車が21台、ぬかるんだ地面に半分車輪を沈ませながらそこにいた。アルゴニアンの一群が他の馬車から離れたところにある1台をひいていた。彼らは灰色の鱗と灰色の目をしており、シロディールではよく見られる寡黙な肉体労働者である。スコッティとメイリックがその馬車へ近づくと、果物というより腐ったゼリーのようになってなんだか分からないほどに傷んだブラックベリーで荷台があふれかえっていた。 彼らはまさにギデオンへと向かう途中だったので、彼らの承諾を得て、スコッティはランベリーを積みおろした後に馬車に乗せてもらえることになった。 「この果物はどれくらい前に摘み取られたのですか?」とスコッティは腐りかけの荷物を見ながら尋ねた。 「収穫の月に獲れたものだよ」とこの荷馬車の長と見られるアルゴニアンが答えた。今が11月だから、畑から運ばれてかれこれ2ヶ月ちょっと経っている。 スコッティは、この輸送は明らかに問題だと思った。その問題点をなくすことこそが、ヴァネック建設会社の代理人を務める自分の仕事だと思った。 日光にあたって余計に傷みつつあるベリーを載せた馬車を脇道へ追いやるのに小一時間かかった。荷馬車同士は前後に連結されていた。キャラバンの先頭を行く荷馬車をひく8頭の馬のうちの1頭が連れてこられ、離れた荷馬車につながれた。労働者たちには覇気がなく、倦怠感が漂っていた。スコッティはこの時間にほかのキャラバンを調べたり、自分と道連れになる旅人と話したりしていた。 荷馬車の内、4台には中に備え付けのシートがあるが、乗り心地はあまりよいものではなかった。他の荷馬車には穀物や食肉、そして野菜などが積み込まれており、程度の差こそあれ、それぞれみな傷んでいた。 旅人はアルゴニアンの労働者が6人、虫にたくさん食われて皮膚がアルゴニアンの鱗のようになってしまった帝都の商人が3人、そしてマントに身をつつんだ3人。マントの3人はフードの影から覗く赤く光る目からすると、明らかにダンマーだった。皆が帝都通商街道に沿って荷を運んでいた。 顎の高さまで伸びる葦が広がる草原を見渡し「これが道なのか?」とスコッティは叫んだ。 「固い地面みたいなもんだ」とフードをかぶったダンマーの1人が答えた。「馬は葦を食べ、我々も時に葦で火をおこすが、抜いたそばからすぐに新しい葦が生えてくる」 ようやく荷馬車長がキャラバンの出発の準備が整ったことを知らせ、スコッティもほかの帝都の人間たちと3番目の荷馬車に乗り込んだ。席を見渡すとメイリックが乗っていないことに気づいた。 「私はブラック・マーシュまでの行き来しか承諾してませんよ」とレッドガードは葦原の中へ石を投げ込み、ひげだらけのニンジンにかぶりつきながら答えた。「ここであなたのお帰りをお待ちしておりますよ」 スコッティは顔をしかめた。メイリックがスコッティを呼びかける際、名前の後に「卿」を付けなかったからだけではない。いまや彼にはブラック・マーシュには誰も知り合いがないことになるのだが、荷馬車はギシギシと音をたてながらゆっくりと前へ進みだしていたので、もはや議論する時間はなかった。 毒をはらんだような風が通商街道を吹き抜け、葦原に奇妙な模様を描いていった。遠くには山のようなものが見えるが、わずかながらに動いているため、それは濃い霧の壁であることがわかった。たくさんの影が風景を横切っていき、スコッティが空を見上げると巨大な鳥が数羽飛んでいた。その剣のようなくちばしは、身体と同じくらいの長さだった。 「ハックウィングだよ」スコッティの左側に座る帝都のケアロ・ジェムラスがぶつぶつ言った。彼はまだ若いようだったが、疲れきって老人のように見えた。「ここはまったくあきれた場所だよ。ぐずぐずしてたらパクッとひと飲みされちまうよ。あの物乞いたちは急降下してきて、あんたに一撃を食らわし、飛び立った頃にはあんたは失血死でおだぶつさ」 スコッティは震え上がった。夜が更けるまでになんとかギデオンに到着できることを祈った。その時彼は、太陽の向きがおかしいことに気づいた。 「失礼だが……」と、スコッティは荷馬車長に聞いた。「ギデオンに向かっているのですよね?」 荷馬車長はうなずいた。 「それならばなぜ北へ向かっているのですか? 我々が向かう方角は南なのでは?」 返事の代わりにため息が返ってきた。 スコッティはほかの旅人もギデオンに向かっていることを確認したが、誰一人としてこのおかしなルートを取ることに疑問を抱いてなかった。荷馬車の固い椅子は、中年の背中や腰には正直こたえたが、キャラバンの動くリズムや葦の揺れに誘われ、スコッティはいつのまにか眠ってしまった。 数時間後、スコッティは暗闇の中目を覚ました。今、自分がどこにいるのかがわからなかった。キャラバンは停車しており、気づけばシートの下の床に横たわっていた。横には小箱がいくつかあった。シーシーカツカツという声が聞こえてきた。彼には何語なのかまったくわからなかったが、誰かの脚の間から何が起こっているのか見えた。 双月の光はキャラバンを囲むこの厚い霧の中ではわずかに差し込む程度であり、声の主が一体誰なのか、今いる位置からはっきりとはわからなかった。どうも荷馬車長がぶつぶつと独り言をいってるかのように見えたが、暗闇の中で動くものはしっとりとした、光り輝く皮膚をしているようだった。一体その生物がどれだけいるのかは検討がつかないが、とにかく大きくて、黒くて、目を凝らすとより細かな部分が見えてきた。 ぬらぬらと光る針のように尖った牙でいっぱいの巨大な口が見え、スコッティは急いでシートの下へとまた滑り込んだ。彼らの黒い眼はスコッティをまだとらえてはいなかった。 スコッティの目の前にあった脚はパタパタと動き出し、そのまま何者かに荷馬車の外へと引きずりだされた。スコッティはさらに奥へと縮こまり、小箱の間で体を小さくした。スコッティはきちんとした身の隠し方というものを心得てはいなかったが、盾を使った経験はあった。なんでもいいから相手との間に障害物があることは感謝すべきことであった。 瞬く間に、目の前にあった脚はすべて消え去り、絶叫が1つ、2つと聞こえてきた。その叫び声は声質も、アクセントも違っていたがその叫びが伝えてくるものは…… 恐怖、苦痛、それも恐ろしい苦痛であった。スコッティは長い間ステンダール神へ祈祷していなかったのを思い出し、この場で祈りをささげた。 静寂が訪れた…… それは不気味なほどの静けさで、数分が数時間、数年にさえも感じられた。 そして荷馬車は再び動き出した。 スコッティは周りに注意を払いながらシートから這い出した。ケアロ・ジェムラスが困惑した表情を向けた。 「やあ、お前さん…… てっきりナガスに食べられちまったかと」 「ナガス?」 「たちの悪いやつらさ」とジェムラスは顔をしかめて言った。「腕と脚のついた大毒蛇さ。怒り狂って立ち上がったときは78フィートほどの高さになる。内陸の沼地から出てくるんだが、ここいらの物はさして好みじゃなさそうだ。だからお前さんのようなお上品な人間は奴らの大好物なんだよ」 スコッティは今のいままで自分が上品だと思ったことは一度もない。泥にまみれ、ニクバエに喰われた彼の服はせいぜい中流階級あたりの格好だ。「なぜ私を狙うのだ?」 「そりゃもちろん奪うためさ」と帝都の男は笑顔で答えた。「あと殺すためだな。お前さん、ほかの者たちがどんな目に遭ったか分からないのか?」男は先ほどの光景を思い出したように、顔をしかめた。「シートの下にある小箱の中身を試してないのか? 砂糖みたいなもんさ。どうだい?」 「いいや」とスコッティは顔をしかめた。 男は安心してうなずいた。「お前さんはちょいとのんびり屋みたいだな。ブラック・マーシュは初めてか? ああ、クソッ! ヒストの小便だ」 スコッティがジェムラスが発したその下品な言葉の意味を聞こうとすると雨が降ってきた。地獄の果てのような悪臭を放つ褐色の雨がキャラバンに降り注いだ。遠くで雷がゴロゴロと鳴っていた。ジェムラスは馬車に屋根をかぶせようとし、スコッティの方へじっと視線を送るので、しかたなくスコッティも手伝いをするはめになった。 この冷たい湿気のせいだけではなく、屋根で覆われていない荷台の作物にさきほどの雨が降りこんでいる光景を見て、スコッティはぞっとした。 「すぐに乾くさ」とジェムラスは笑顔で言い、霧の中を指した。 スコッティはギデオンを訪れたのはこれが初めてだが、どんなところかの大体の予想はしていた。帝都と似たり寄ったりの大きな建物、建築様式、過ごしやすさ、伝統を持っている土地であると。 しかし泥の中に居並ぶあばら家の寄せ集めはまったく違っていた。 「ここは一体どこだ?」とスコッティは当惑して聞いた。 「ヒクシノーグだ」ジェムラスは奇妙なその名前を力強く発音した。「お前さんが正しかったよ。南へ行くべきところを北へ向かっていた」 物語(歴史小説) 茶4 アルゴニアン報告 第3巻 ウォーヒン・ジャース 著 デクマス・スコッティはブラック・マーシュ南部にある徹底的に帝政化された街、ギデオンで、ヴァネック卿の建築委員会およびその顧客を代理して、地域の交易を活性化させる商取引の手はずをあれこれと整えているはずだった。ところが実際には、半分水没した腐りかけのヒクシノーグなる小村にいた。知り合いなどひとりもいなかった。シャエロ・ゲムルスという名の麻薬密売人をのぞけば。 隊商が南ではなく北に向かってしまったのにも、ゲムルスはこれっぽちも動じていなかった。しかも、村人から買い求めたバケツ一杯分のトロードなる歯ざわりのいい小魚をスコッティにも分け与えた。スコッティとしては、火を通してある状態で食したがったが。せめて死んでいたほうが。が、ゲムルスは、トロードという魚は死んでも火を通しても猛毒になるのだとのんきに説明した。 「本当なら今頃は」スコッティは口をとがらせると、のたうちまわっている小さな生物を口の中に放り込んだ。「ローストを食べているだろうに。それからチーズとグラスワインも」 「おれなんか北方でムーンシュガーを売りさばいて、南方で仕入れるけどね」と、ゲムルスは肩をすくめた。「あんたももうちょっと柔軟に考えたほうがいいぜ」 「私の仕事はギデオンにしかない」スコッティは顔をしかめた。 「まあ、いくつかの選択肢はあるぜ」密売人は答えた。「この村に残ってもいいだろうな。アルゴニアの村はたいてい、ひとところにとどまらない。だから、ヒクシノーグがギデオンの門の目の前に流れ着く可能性は大いにある。1、2ヶ月かかるだろうけど、もっとも楽ちんな方法だろうな」 「予定が大幅に遅れてしまうよ」 「なら次の方法だ。もう一度、隊商に乗っけてもらえばいい」と、ゲムルスは言った。「今度こそ正しい方角に向かうだろうし。底なし沼にはまることも、ナーガの追いはぎに皆殺しにされることも、ひょっとしたらないかもしれない」 「気乗りがしないな」スコッティは顔をしかめた。「他の方法は?」 「根っこに乗ればいい。地下超特急さ」ゲムルスはにかっと笑った。「ついてきな」 スコッティはゲムルスについて村を出ると、ひょろ長い苔のベールに覆われた雑木林に入った。ゲムルスは地面から目を離そうとせず、ねばつく泥をつついたりつつかなかったりしていた。ようやく正しい地点をつつくと、てらてらと光る大きな気泡の塊が地表に浮き上がってきた。 「完ぺきっす」と、ゲムルスは言った。「さてと、肝心なのはパニックにならないことだ。超特急は一直線に南へ向かう。冬を越すための移住だな。赤粘土があちこちに見えるようになったら、ギデオンに近いってことだ。とにかくパニックだけは起こすなよ。で、泡の塊が見えたらそれが通気孔だから、そこから外に出るといい」 スコッティはぽかんとしていた。ゲムルスの説明はまるでちんぷんかんぷんだった。「は?」 ゲムルスはスコッティの肩をつかむと、泡の塊のてっぺんに彼を押しやった。「ここに立つんだ」 スコッティはたちまちぬかるみに沈んでいった。恐怖におびえた顔でゲムルスを見つめていた。 「赤粘土が見えるまで待つんだぞ。で、その次に泡が見えたら体を押し上げろ」 脱出しようともがけばもがくほど、スコッティは勢いをつけて沈んでいった。首のあたりまで泥に埋まっていた。あいかわらずゲムルスを見つめたまま、「うぐ」という声にならない不明瞭な音だけを口から発していた。 「それと、消化されちまうんじゃないかってパニックになるなよ。根ミミズの腰の中なら数ヶ月は生きられる」 スコッティは慌てふためいて最後の空気をひと飲みすると、目を閉じ、泥の中に消えていった。 スコッティは予想外の温もりに包まれているのを感じた。目を開けると、半透明のねばねばした物質にすっぽり覆われていた。南に向かって猛スピードで移動しているのがわかった。空を飛ぶように汚泥を突っ切り、複雑に絡み合う根っこの道を軽快に跳びはねながら進んでいった。スコッティは戸惑ってはいたが、恍惚感にもひたっていた。わき目も振らずに見知らぬ暗黒世界を爆走していき、肉厚な触手のような樹木の根をかわしては飛び越えた。闇夜を舞っているような気分だった。沼地の奥深くで地下超特急に乗っているとは思えなかった。 圧倒的な根っこの集合体のほうを少しだけ見上げてみると、何かが身をよじりながら通りすぎた。長さは8フィートほど、腕がなく、足もなく、色もなく、骨もなく、目もなく、ほとんど輪郭もない生物が根っこに乗っていた。その中に、黒っぽい何かがいた。と、ぐっと近づいてきて、スコッティはそれがアルゴニアンの男だとわかった。スコッティは手を振った。すると、体内にアルゴニアンを乗せたそのおぞましいモンスターはいささか速度を落としてから、あらためて前方に猛進していった。 その光景を見るや、ゲムラスの言葉がスコッティの脳内に蘇ってきた。「冬を越すための移住」「通気孔」「消化される」などなど、それらのフレーズが舞を踊っていた。入ろうとしてもはねつけられてしまう脳みその内部にみずからの居場所を見つけようとするように。が、この状況ではそれも仕方のないことだった。生きた魚を食べることに始まって、輸送手段として生きたまま食べられるに至った。スコッティは今、根ミミズの体内にいるのだ。 スコッティは執行の決断を下し、気を失った。 スコッティはだんだんと目覚めていった。女性の温かい腕に抱かれるという美しい夢を見ながら。にやけた顔で目を開けると、一気に現実の居場所に引き戻された。 根ミミズはあいかわらずの猪突猛進ぶりだった。愚直なほど前へ前へと、根っこをなぞるように進んでいたが、もはや闇夜の飛翔という感じはしなかった。そう、早暁の空のようだった。ピンクと赤。スコッティは、赤粘土を見落とすなというゲムラスの言葉を思い出した。ギデオンに近いのだ。手順に従えば、今度は泡を見つけなくてはならない。 泡などどこにも見あたらなかった。根ミミズの体内は今でも温かく快適だったが、スコッティは土の重さを感じるようになっていた。「パニックになるんじゃないぞ」と、ゲムラスは言ったが、アドバイスを聞くことと理解することではまるで次元が異なるのだ。スコッティが身もだえしだすと、内なる圧力が高まるのを感じたのか、モンスターは速度を上げはじめた。 そのときだった。スコッティが頭上を見やると、か細い泡状の螺旋が渦巻いていたのだ。どこかの地下水流からわいてきた気泡が、泥の中をまっすぐに、根っこをくぐって表面まで連なっていた。根ミミズがそこを通過する瞬間に、スコッティは渾身の力で体を押し上げ、モンスターの薄い皮膚を突き破った。気泡が彼の体を勢いよく押し飛ばし、一度もまばたきすることなく、スコッティはぬかるんだ赤い泥から飛び出した。 二人の青白いアルゴニアンが、網を手に、近くの木陰に立っていた。控えめな好奇心でもってスコッティのほうを見ていた。網の中では、ふさふさの毛が生えたネズミに似た生物が数匹、もぞもぞと動いていた。スコッティがこの生物に気をとられていると、もう一匹が木から落っこちた。スコッティはこうした風習に詳しいわけではなかったが、どうやら釣りをしているらしかった。 「あの、ちょっといいですか」と、スコッティはつとめて陽気に言った。「ギデオンのある方角を教えていただけません?」 アルゴニアンはそれぞれ「焚きつけしもの」および「丸めた若葉」と自己紹介すると、質問に戸惑いを浮かべて顔を見合わせていた。 「だれに会う?」丸めた若葉は訊いた。 「たしか名前は……」と、スコッティは言った。とうの昔に紛失したギデオンの連絡先ファイルのページを頭の中でめくりながら。「『右足岩の支配者』?」 焚きつけしものがうなずいた。「5ゴールド、道教える。ずっと東。ギデオン東の大農園。とっても素敵」 この2日間で最高の取引だと考えたスコッティは、焚きつけしものに5ゴールドを手渡した。 アルゴニアンの先導でぬかるんだ一本道を進んでいき、アシの草むらを抜けると、はるか西方に広がるトパル湾の鮮やかなブルーが見えてきた。スコッティは、明るい真紅の花が咲き乱れている外壁に囲まれた壮麗な屋敷を見渡すと、なんてきれいなんだろう、と考えている自分に驚いた。 その街道は、トパル湾から東に向かって勢いよく流れる小川に沿って続いていた。オンコブラ川だとアルゴニアンが教えてくれた。ブラック・マーシュの中心の薄暗い奥地まで流れているという。 ギデオン東部に広がる大農園を柵越しにのぞきながら、スコッティはほとんどの畑地が手入れされていないことに気づいた。収穫期を過ぎた腐った作物がしおれた蔓にいまだにぶらさがっていた。荒れ放題の果樹園に葉の枯れ落ちた樹木。畑地で働くアルゴニアンの農奴は痩せていて、弱っていて、半分死人のようだった。理性的な生命体というよりもさまよう亡霊のようだった。 二時間後、3人はとぼとぼと東へ向かう旅を続けていた。屋敷は少なくとも遠めには立派に見えたし、街道は雑草だらけながらもがっしりとした造りだったが、それでもスコッティは畑地の農奴と農作物の状態にいらいらし、おののいていた。この地域に尽くそうという気持ちは失せていた。「あとどのくらいなんですか?」 丸めた若葉と焚きつけしものはお互いの顔を見合わせた。そんな質問など思いつきもしなかったと言わんばかりに。 「右足岩の支配者、東?」丸めた若葉は考え込んだ。「近い、遠い?」 焚きつけしものは煮え切らない態度で肩をすくめると、スコッティに言った。「あと5ゴールド、道教える。ずっと東。大農園ある。とっても素敵」 「当てずっぽうなんだろう?」スコッティは叫んだ。「どうして最初にそう言わなかったんだ。べつの誰かに訊くこともできたのに!」 前方の曲がり道のあたりからひづめの音が響いてきた。馬が近づいているのだ。 スコッティは音のするほうへ歩いていき、乗り手を止めようとした。焚きつけしものの鉤爪がきらめき、そこから呪文が放たれたことには気づかなかった。か、体ではそれを感じた。氷のキスが背筋をなぞると、腕と脚の筋肉がいきなり硬直して動かなくなった。頑丈な鋼に包まれたようだった。スコッティの体は麻痺していた。 麻痺状態で何よりも悲惨なのは── 不幸にも読者の方はここで知ることになるのだが── 体がまるで反応しなくても目は見えるし、頭もしっかりしているということだ。スコッティの頭を突き抜けた思考は、「ちくしょう」だった。 もちろん、焚きつけしものと丸めた若葉は、ブラック・マーシュのたいていの素朴な日雇い労働者がそうであるように、卓越した幻惑師だった。それに、帝都の友人であるはずもない。 アルゴニアンたちはスコッティを道端に突き飛ばした。馬にまたがった乗り手が角を曲がってきたのだ。 やってきたのは堂々たる貴族だった。その鱗のついた肌とそっくりな色をした、きらびやかな深緑色の外套をまとい、体の一部とつながったようなフリルのついた頭巾をかぶっていた。角のついた冠といった趣だった。 「こんにちは、兄弟!」と、その貴族が二人に向かって言った。 「こんにちは、右足岩の支配者」と、二人は返事をした。それから、丸めた若葉が付け加えた。「今日はいい天気、どんな感じですか?」 「忙しい、忙しいよ」右足岩の支配者は威厳に満ちたため息をついた。「女の農奴のひとりが双子を出産したのだ。双子たぞ! 幸いにも、双子でもかまわんという商人が街におったし、女もさほど面倒をかけることはなかった。それがすんだと思ったら、今度は帝都のまぬけの相手だ。ヴァネック卿の建築委員会の代理人とギデオンで会う約束なのだ。財布の金をばら撒かせるには、仰々しい視察に連れていかなければならんだろうな。まったく面倒をかけてくれるわい」 焚きつけしものと丸めた若葉はさも気の毒そうな顔をしてから、右足岩の支配者が馬で走り去ると、獲物のようすを見にいった。 彼らにとって不運だったのだ、ブラック・マーシュでもタムリエルのその他の地域と変わらないほど重力が働いているということだった。二人の獲物、デクマス・スコッティは、置き捨てられた地点から転がり落ちて、そのときにはもう、オンコブラ川でおぼれかけていた。 物語(歴史小説) 茶2 アルゴニアン報告 第4巻 ウォーヒン・ジャース 著 デクマス・スコッティは溺れていて、それ以上何も考えられなかった。アルゴニアンの農夫に受けた麻痺の呪文のせいで手足を動かすことができなかったが、すっかり沈んでしまうこともなかった。白濁したオンコブラ川は大きな岩さえもやすやすと流し去ってしまう勢いで流れていた。スコッティは上下逆さになりながら、あちこちにぶつかり、転がりながらひたすらに流されていった。 彼は自分がもうすぐ死ぬだろうと思ったが、それでもブラック・マーシュへ逆戻りするよりはましだと思った。肺に水が入り込んできたのを感じても、彼はもはやさほど慌てふためくこともなかった。そして冷たい闇が彼を包みこんだ。 。 しばらくして、スコッティは初めて穏やかな気持ちに包まれた。それは聖なる闇であった。しかしすぐに痛みに襲われ、彼は自分が激しく咳こみ、胃や肺に流れ込んだ水を吐き出したのを感じた。 「なんとまあ、生きてるじゃないか!」という声が聞こえた。 スコッティは目を開け、自分を見下ろす顔を見ても、まさかこれが現実とは思えなかった。今だかつて見たことのないアルゴニアンがそこにいた。槍のように細長い顔立ちをしていて、その鱗は太陽のごとくルビーレッド色に光り輝いていた。アルゴニアンは眼をぱちぱちさせながら彼を見たが、そのまばたきは縦に入った切れ目を開け閉めするかのようだった。 「俺たち、別にあんたを取って食いやしないよ」とその生き物は笑ってみせたが、その歯並びからして嘘でもなさそうだとスコッティは思った。 「どうも」とスコッティは弱々しく答えた。スコッティは「俺たち」がだれなのか確認しようと首をゆっくりと動かした。そして自分が今穏やかな川のぬかるんだ浅瀬に横になっていて、さきほどの彼と同じような細長い顔立ちのアルゴニアンに囲まれることを理解した。彼らの鱗は明るい緑色や宝石のような紫、青、そして橙色などまるで虹のようだった。 「教えてくれないか…… ここはどこだ? どこかの近くなのか?」 ルビーレッド色のアルゴニアンが笑った。「どこでもない。お前さんがいるのはあらゆる場所の中心で、同時にどこの近くでもないのだ」 「ああ……」とスコッティは言った。ブラック・マーシュでは「場所」という概念はさほど意味をなさないものであることなのだとわかった。「それであなた方は一体?」 「俺たちはアガセフだ」ルビー色のしたアルゴニアンがこう答えた。「俺の名前はノム」スコッティも自己紹介をした。「私は帝都にあるヴァネック建設会社の事務主任をやっているものだ。通商上の問題を解決するためにここへ来た。しかし、大事なメモはなくすし、会う約束をしていたギデオンのアーチェンとも会えずじまいで……」 「こいつは思いあがった奴隷商の泥棒役員だ」と小柄でレモン色をしたアガセフはとげとげしくつぶやいた。 「でも今は、ただ家に帰りたい」とスコッティは言った。 ノムはいやな客がパーティをあとにするのを喜ぶ主催者のように、長い口をにんまりさせて、「シェフスに案内させよう」と言った。 シェフスと呼ばれた者は、やや小柄で黄色い生き物だったが、この任務にいやそうな顔をした。彼はスコッティを驚くべき力で持ち上げたが、この時スコッティはジェムラスに地下の急流へと続く泥沼の中に放り込まれた時のことを思い出した。しかし今回は、水面に浮かぶ剃刀のように薄いいかだの上へと放り投げられたのだった。 「これが君たちの旅のやりかたかい?」 「俺らは外の仲間が持っているような壊れかけの荷馬車や死にかけの馬は持っていないんだ」シェフスは目をくるくると回しながら答えた。「これよりもいい方法を知らないだけだよ」 そう言ってこのアルゴニアンはいかだの後ろの方に座り、鞭にも似た尻尾をプロペラのように回し、いかだの舵を取った。いかだは何世紀にも渡って腐敗した堆積物がヘドロの塊となって渦巻くなか、ちょっとしたぐらつきで一気に静かな水面で崩れ落ちそうな先の尖った山々や、錆びついてもはや金属で作られたのかどうなのかもわからない橋の下をくぐって進んでいった。 「タムリエルのものがすべてここブラック・マーシュへと流れつくのさ」とシェフスは言った。 いかだが水上を進む間、シェフスはスコッティに、アルゴニアンの種族のうち、アガセフはこの属州の内陸のヒストの近くに住んでおり、外の世界にはまったく興味をしめさないのだと話した。彼らに見つけられたのは運が良かったという。ヒキガエルに似たパートルや翼を持つサルパなどのナガスに捕まれば即座に殺されていただろう。 他にも遭遇を避けるべき生き物はいた。ブラック・マーシュのもっと内陸の方に住む自然の肉食動物たちだ。ゴミ箱に住むこの掃除屋は、生きた獲物に一度喰らいついたらもう二度と離さない。頭上では西の方で見かけたのと同じようなハックウィングが旋回しているのが見えた。 シェフスは静かになっていかだを完全に停止させ、何かを待っていた。 スコッティはシェフスの視線の先を追ったが、特に変わった物陰は見られなかった。しかし、目の前にある緑色のヘドロの塊が、確かに河岸から反対側の河岸へと素早く動いているのに気づいた。それは後ろに小骨を吐き出しながら葦の中に消えていった。 「ボリプラムスだよ」とシェフスは説明し、再びイカダを動かし始めた。「つまるところ、あんたなんか一瞬にして骨にされちまうってことだ」 スコッティはこの光景と悪臭から早く逃げ出したい衝動にかられたが、この語彙の豊富なシェフスと過ごすのは悪くないと思った。お互いの文明の差を考えると実に興味深いことであった。東に住むアルゴニアンは実際、しゃべりが達者だった。 「20年前、彼らはウンホロにマーラ神殿を建てようとしたんだ」シェフスが説明した。スコッティは前になくしてしまったファイルで読んだことがあったのを思い出して、それにうなずいた。「最初のひと月で、沼の腐り病のせいで跡形もなく消えてしまったけど、非常に面白い書物を残してくれた」 スコッティがそれについて詳しく聞こうとしたその時、巨大で、恐ろしいものを見つけ、身体が凍り付いてしまった。 前方に見えたのは、その姿を水に半分沈めた針の山で、9フィートもある長い鉤爪がついていた。もはや何も見えない白目で前方を見つめていたが、その怪物は突如グラグラと揺れ出し、突き出した顎からは血の塊のついた牙が見えた。 「沼の巨獣だ」とシェフスは感心したように口笛を吹いた。「とーっても危険な奴だ」 スコッティはぐっと息を飲みこみ、アガセフはなぜこうも落ち着いていられるのか、なぜ危険な怪物に向かっていかだを漕ぐのか不思議に思った。 「世界中のあらゆる生き物の中で、特にネズミは最高に悪いやつだよ」とシェフスが言ったのを聞いて、スコッティはこの巨大な怪物がただの抜け殻であることにようやく気づいた。動いてるように見えたのは何百匹ものネズミがその抜け殻に入り込み、内側から中身を食べつくし、皮膚に穴をあけて這い出ていたからだ。 「本当にそうだな……」とスコッティは言い、泥沼の深くへと沈んでいったブラック・マーシュに関するファイルへのことを考え、過去40年に渡るブラック・マーシュでの帝都が成し得た業績に思いを馳せた。 2人はブラック・マーシュの中心地を抜けて西の方へと進み続けた。 シェフスは広大で複雑なコスリンギーの遺跡、シダや花の咲きほこる野原、青苔の天蓋に覆われた小川などを見せてくれた。ヒストの木々で生い茂る大きな森はスコッティのこれまでの人生の中でもっとも驚くべき光景であった。彼らは道中まったく生き物に出会わなかったが、スラフ・ポイントのちょうど東に当たる帝都通商街道の端に到着すると、スコッティのレッドガードガイド、マリックが辛抱強く待っていた。 スコッティが「あと2分待とうか」と言うと、レッドガードは彼をキッとにらみつけ、手にしていた食べ物の残りを足元の残飯の山に捨て、「結構です」と言った。 デクマス・スコッティが帝都に着いた時には太陽は光かがやき、朝露に反射して、建物を光らせていた。それはまるで彼の到着に合わせて磨き上げられたかのようであった。スコッティはこの街の美しさ、また物乞いがほとんどいないことに驚いた。 ヴァネック建設会社の長大な建物はこれまで通りであったが、どこかエキゾチックというか奇妙なものに見えた。建物は泥に覆われていなかった。中の人々は本当に、普通に働いていた。 ヴァネック卿はややずんぐりとした体型で斜視であったが、清潔感が漂う男であり、泥にまみれ皮膚病に冒されるなどとは程遠く、また堕落した人間にも見えなかった。スコッティは初めて彼を見た時、じっと見つめずにはいれらなかった。ヴァネックもスコッティを真っ直ぐに見返した。 「なんてひどい姿だ」と小柄な卿は顔をしかめた。「ブラック・マーシュから馬に引きずられながら来たのか? 今すぐ家に帰って着替えてくるように…… と言いたいところだが、君に会うため大勢の人が待っている。まずはそっちを片付けてくれないか」 彼の言葉は誇張ではなかった。シロディールに住む20人ほどの時の権力者たちが彼の帰りを待ちわびていたのだ。スコッティはヴァネック卿の部屋よりもさらに大きな事務室をあてがわれ、それぞれの客人たちに会った。 最初の客は、騒ぎ立てながら金を積み上げた5人の貿易商たちであった。彼らはスコッティが通商路をいかに改善するつもりなのか教えろと要求した。スコッティは主要道路やキャラバンの状況、沈みゆく橋、そして辺境の地と市場間に横たわるあらゆる問題点をざっと報告した。すべてを取り換え、修理する必要があることを説明すると彼らはその費用の全額を置いていった。 それから3ヶ月のうちにスラフ・ポイントにかけた橋は泥沼の中へと沈み落ち、キャラバンは衰退し崩壊した。ギデオンからのびる主要道路は完全に汚水に飲みこまれてしまった。アルゴニアンは再び昔のやり方、つまり一人乗りのいかだと、時々は地下急流を使って穀物を少量ずつ運搬するようになった。シロディールまでの時間は以前の三分の一、二週間に短縮され、荷物は痛まなくなった。 次の客はマーラの大司教であった。心の優しい大司教は、アルゴニアの母親たちが自分の子供を奴隷商に売り飛ばす噂を恐ろしく思っており、それが事実かどうかを聞いた。 「残念ながら事実です」と、スコッティは答えた。大司教はセプティム貨を渡し、そこで暮らす人々の苦痛を和らげるようこのお金で食料を買い与え、子供たちが自分の身を助ける術を学べるように学校を建ててほしいと言った。 それから5ヶ月のうちに、ウンホロの荒廃したマーラ神殿から最後の本が盗み去られた。アルケインが破産したので、奴隷だった子供たちは親元へと帰り、小さな農園の手伝いをするようになった。僻地に住むアルゴニアンは自分たち民族が熱心に働けば家族を養うことなど簡単であるとわかり、やがて奴隷の買い手市場の勢いも急速に衰えていった。 ブラック・マーシュの北方で高まる犯罪率を懸念しているツスリーキス大使は、彼のような多くのアルゴニアン亡命者が行った貢献について説明した。そしてスラフ・ポイントの国境に配置させる帝都衛兵の増員、主要道路沿いに一定間隔に取り付ける魔法光源のランタンの増設や詰め所、学校の増設など、若きアルゴニアンを犯罪の道へ走らせない設備への投資を要求した。 それから6ヵ月後には、ナガスが道を漂うこともなく、キャラバンが物盗りに出くわすこともなくなった。盗賊たちはより内陸へと移動し、愛すべき腐敗と悪疫に囲まれたそこでの暮らしを思いのほか気に入った。大使は犯罪率の低下を非常に喜び、スコッティにこれからもいい仕事を続けてほしいとさらに金も渡していった。 ブラック・マーシュでは今も昔も、大規模で利益を生むような農場経営を維持することはできなかった。しかしアルゴニアンやタムリエルに住む人々は、ブラック・マーシュのこの地で必要な分だけを作る自給自足の生活を営むことができた。それは決して悪いことではない。望みがあるな、とスコッティは思った。 スコッティはさまざまな問題を同じように解決した。報酬の1割は会社に渡り、要求したわけではないが残りはスコッティの懐へと入っていった。 一年のうちにスコッティは多額の金を手にし、優雅な隠居生活を送れるほどになった。同様に、ブラック・マーシュは過去40年のうちで最も栄えた。 物語(歴史小説) 茶2
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作品名:相州戦神館學園 八命陣 使用者:神野 影明 相州戦神館學園シリーズに登場する能力。 使用者が廃神として使う邯鄲法の能力。 無数の悪意を顕象する能力。 基本的にあらゆるものを汚い便所同様に汚穢に染め、心を弄ぶ。 それ以外にも相手を虫に変える、ブラックホールで相手を呑み込むなどの危険な夢も使う。 +黒穴詠唱 れれにめーれすかあれす どーうめ てぶたのすたら てにぽろんとのすたらろーろーにきりびてそうな すべか てーすのーすでうす のーす てれす きりやれんず きりすてれんず あおでのーべすじゃおでのーべす まいてろ でじなし でうす みじりでのーべす ひりうられんゆるりひつつきひきだーす ゆるりひつつきひきだーす ゆるりひつつきひきだーすうらうらのーべす──でうす でうす でうすあんめいぞ ぐろおりあす 能力についての詳細冒涜 接触感応 魔蟲化 黒穴(ブラックホール) 使用者との関連性大悪意の廃神 元ネタ 関連項目 関連タグ リンク 能力についての詳細 冒涜 あらゆるものを汚し尽くし、便所に変える腐敗や分解、汚ならしい粘液をそこかしらから滲みさせる。 絨毯が腐った。銀装飾が溶け崩れた。それがただ歩くだけで床と壁面に亀裂 が走り、そこから汚らわしい黄ばんだ粘液がじくじくと滲み出ていく。 接触感応 読心などの接触に対し読み返しができる相手の能力、人生や背景に至る歴史の悉くを読み尽くす。 泥眼は神野明影というタタリを読んだ。ゆえに同じく、読み返されてしまったの だ。その能力、人生と背景に至る悉くを。 魔蟲化 使用者を憎めば憎むほど蟲になっていく使用者が〝あえて〟条件付けして使う悪意のひとつ。実際は問答無用に変身させられると思われる。 負の感情が強いほどその進行も早くなる。 変身させる蟲は選べる。 「僕を憎めば憎むほど、君はその悪意に相応しい悪魔となっていく——加えて、負の 感情が大きいほどその進行が早くなるって仕組みさ。(以下略)」 黒穴(ブラックホール) 無数の蟲を凝縮させて作られる黒い穴蠅に始まり、悪虫、害虫、汚虫が集まり凝縮されてゆく。 まず何よりも目立つのは蠅。キンバエ、ギンバエ、クロバエ、ショウジョウバエ、 フンバエ、ニクバエ、ツェツェバエ——そして無論それだけではない。 蚋、虻、蚊、毒蛾、百足、毒蜂、蜻蛉、死出虫、糞虫、塵虫、芥虫、他にも他にも 他にも他にも—— 黒穴に呑み込んだものを消滅させるブラックホールと同様に光すら逃れられない。 穴は爆発的な勢いをもって周囲のすべてを吸い込み、消滅させ始めている先ほど まで確かに存在していた物も今では跡形すら残っていない。 使用者との関連性 大悪意の廃神 悪意を振り撒く廃神神野悪五郎日影、這い寄る混沌、ベルゼブブなどの特性を持つ。 廃神たる蝿声厭魅——曰くベルゼブブ。曰く悪五郎日影。曰く這い寄る混沌。(以下略) 極小の虫が集まった身体煙のように形を不定形に保っており、大抵の物理攻撃を透過する。 全感覚で汚らわしさを伝える暗黒エネルギーで満ちている。 いや、これは実際に、極小の何かが寄り集まった群れだった。その何かを定義する なら、昆虫に喩えるのがもっとも近い。 (中略) その身を構成する粒子の一つ一つが汚らわしく、同じ世界に存在するのが誰であっ ても許せなくなるような影であり、邪悪なエネルギーそのものだった。 元ネタ 神野悪五郎 怪談『稲生物怪録』で、山本五郎左衛門が語る中に登場する妖怪の頭領。 『異境備忘録』では、「神野悪五郎日影」という名で魔界の13の悪魔の棟梁の1人、第6の魔王として紹介される。 魔王たちの特長は髪の毛が逆立ち、長上下に似たるものを着る。常にかたちが不定形とされている。 作中の神野影明の姿はこれを再現していると思われる。 這い寄る混沌 クトゥルフ神話に登場する邪神の一柱。無貌や暗黒、混沌の属性を持つ神。 体系付けられたクトゥルフ神話において旧支配者の一柱、旧支配者に使役される外なる神のメッセンジャー、旧支配者最強と同等の力を有する土の精とされている。 それだけの力を持つためだけ人間はもとより他の旧支配者達をも冷笑する反面、 力に頼らず化身や言葉等を巧みに操りながら人間が自滅するように誘導している。 無貌であるが故に、姿は不定であり、千の貌(化身)と名前を持つといわれる。 化身の性格や強弱は様々。 ベルゼブブ(ヘブライ:Beelzebub、ギリシャ:Βεελζεβούλ)、 ベルゼブル(ギリシャ:Beelzebul)、 ベルゼビュート (フランス:Belzébuth) 聖書に登場する悪魔(サタン)、悪霊(デーモン)の王。 ベルゼバブ、ベールゼブブとも呼ばれる。 名はヘブライ語で「ハエの王」を意味する。 旧約聖書「列王紀」に登場するペリシテ人(フィリスティア人)の町であるエクロンの神バアル・ゼブブ(バアル・ゼブル)と同一とされる。 本来は「気高き主」あるいは「高き館の主」という意味のバアル・ゼブル (בַעַל זְבוּל)で呼ばれ、 冬に恵みの雨を降らせる豊穣の神として、当時オリエント世界で広く信仰されていた。 バアルの崇拝者は豊穣を祈る性的な儀式を行ったいたが、イスラエル(カナン)の地に入植してきたヘブライ人たちが この儀式を嫌い、バアル・ゼブルを邪教神とし「ハエの王」という意味のバアル・ゼブブと呼んで蔑んだ。 旧約聖書の「列王紀下」第1章では重傷を負った北イスラエル王国のアハズヤ王がバアル・ゼブブに自分の怪我の回復についての神託を求めたが、 ヘブライ人の神ヤハウェを蔑ろにすることであり、預言者エリヤはアハズヤ王に、回復することなくアハズヤ王は死んでしまった。 新約聖書ではイエス・キリストの奇跡を悪霊のかしらベルゼブル の力によるものと非難したことが記されている。 旧約聖書では辛うじて神と呼ばれていたベルゼブブは、この時代には完全に悪魔とされていた。 近世ヨーロッパのグリモワールでは大悪魔で魔神の君主、あるいは魔界の君主とされるようになった。 地獄においてサタンに次いで邪悪、実力ではサタンを凌ぐとも言われる魔王である。 ベルゼブブは神託をもたらす悪魔と言われ、また、作物を荒らすハエの害から人間を救う力も持っている。 この悪魔を怒らせると炎を吐き、狼のように吼えるとされる。 最近作られた説話では元々は熾天使であり、ルシファーの側近として神と戦い、堕天してからは 蝿騎士団という騎士団をつくっており、そこにはアスタロトなど悪魔の名士が参加しているとされる。 このことからか『失楽園』でベルゼブブは、賢王にふさわしい威厳ある姿として描写されている。 一方、『地獄の辞典』では、四枚の羽根にドクロの模様がある羽虫の姿で描かれている 他にも「ゾディアコ・ヴィテ」によると巨大で、王座もそれなりに巨大、炎の帯を額に巻き頭には大きな角が二本ある。 足はアヒル、尻尾は獅子、全身が真っ黒であったとされる。顔は眉毛はつりあがり、 目をぎらつかせていたとあった。 ジル・ド・レイによるとベルゼブブが豹の姿に変わるのを見たという。ナワルか ベルゼブブが人間に実害を与えた例としてフランス北西部のランでニコール・オブリーという女性に憑依した実例がある。 ベルゼブブに悪魔払いが通じず、見物人たちの罪の秘密をつぎつぎと暴露した。 司教が聖餅を使うと、ベルゼブブはニコールの左腕に逃げ込み、 左手を開かせようとニコールの足に針を刺したが、何も感じなかったとされている。 その後、ベルゼブブは22もの仲間を連れて舞い戻り、悪魔たちが次々と憑依してさまざまな言語で話した。 ニコールの体が浮遊するなどの奇跡も確認されたが、最後は左手がひらかれ、ニコールは黒い息を吐き、ベルゼブブは去ったとされている。 なお、ニコールはベルゼブブが憑依している間に出産している。子供はベルゼブブとの子供と推測され、 ニベルコルと名付けられた。 詠唱 生月島に伝わるオラショのひとつ。 キリエなどの聖句がカクレキリシタンによって変化した。 関連項目 廃神 使用者の種族。 明けの明星 堕天前の蝿声厭魅。 関連タグ ブラックホール 万物消滅 悪魔 昆虫 毒 汚染 物理透過 相州戦神館學園シリーズ 精神攻撃 群体 肉体変異 能力 腐蝕 蠅 リンク Wikipedia ナイアーラトテップ Wikipedia 神野悪五郎 Wikipedia ベルゼブブ
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マッポ キャサリンの釈放イベントをクリアすると◎がつく。 替えの電池を持ったまま1日経つと、また電池切れで倒れている。復活させるとキラリンがもらえる。 イベント終了後でも充電器から外せば実行可能。 流星夜でマッポの願いを叶えると、それ以降掲示板が更新されなくなるので、掲示板を見たい人は願いを叶えるのはとっておこう。 また、マッポが電池切れの時に送った住民や、残りが5人になった時に送った住民の記事は掲示板に掲載されない。 交通規制解除後、島の生態調査を依頼される。 調査内容に応じて動物を図鑑に書き込む。 それぞれマッポに見せるとキラリン入手。 トマホークインコ ビビリホシガメ コドクニクバエ スターダスト マッポに◎がついた後、デビルを罠を仕掛けるイベントあり。 「全然怪しくない包み」をデビルの外出中に悪魔の棲む家の祭壇に置く。 上記のイベント後、アイテムが逮捕されているイベントが発生する。 正解するごとに推理レベル(?)が1上がる。 血と汗と涙の香水→ 化学兵器の使用 キャサリンの手鏡→ サギ罪 ノーウォッシュズボン→ あくしゅう ピンクの貝がら→ 公務執行妨害 巻き貝→ 洗脳 ブラジャー→ 公然猥褻 カニ→ 違法建築 ガラガラヘビ→ 毒物所持 ポテチの袋→ 窒息死 ちょっと編集しておきました。ほかにあったら追記お願いします。 -- 名無しさん (2008-09-27 02 42 49) 全然怪しくない包みを貰ってからデビルを打ち上げちゃったのですがアイテム逮捕のイベントが起きなくなりました(; ;) -- 名無しさん (2010-04-06 12 56 36) aitemu -- n (2011-10-15 14 35 33) 名前 コメント
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ナット族 ナラカ族 ノール族 【 ナット族 】 Gnat(ソロムグ原野〔S〕) 斬 + 0% 突 + 12.5% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 115% 炸裂 60% 衝撃 100% 貫通 130% 硬化 100% 切断 100% 振動 100% 収縮 50% 屍肉食のニクバエ。腐敗した動物の死体に好んで卵を産み付けるため、多くの戦死者を出した水晶大戦時に大量発生した。 特にミンダルシア大陸では魔道士の腐肉を食べた個体が突然変異し、発達した牙で人を襲うようになった。戦後は逆に数が激減し、現在ではウルブカ大陸に少数が生息しているのみである。 ヴァーミン類は氷に弱い事が多いが、ナット族は強烈な腐肉食のキャラクター性からか闇属性に特化しており(闇のクリスタルに秘められた力は「腐敗」)闇に強く光に弱い。 また腐敗した汚物といえば焼却対象である為、火にも弱い。Gnat はブユの英名。 【 ナット族(ミッジ)】 Vorst Gnat(エヌティエル水林) 斬 + 0% 突 + 12.5% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 115% 炸裂 60% 衝撃 100% 貫通 130% 硬化 100% 切断 100% 振動 100% 収縮 50% ヴォイドウォッチ(ルート:ジュノ)で追加された亜種。NMのみ固有技の「ブーミンボンビネーション」を使用する。midge とはハエ目に属する昆虫の総称。 【 ナット族(クロックス)】 Melisseus(常花の石窟 BF「破級プログラム」) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 144 溶解 60% 炸裂 25% 衝撃 50% 貫通 70% 硬化 50% 切断 50% 振動 50% 収縮 20% ミーブル・バローズ(バタリア丘陵の洞窟)で追加された亜種。蝿王の異名を持つ。原種とは全く異なる外見を持ち、亜種というよりも別種だが、 ドロップアイテムの「蝿王の牙」にはナット族と明記されており、耐性も原種の傾向を引き継いでいる。 【 ナット族(クロックス 極彩色)】 Duke Vepar(エスカ-ル・オン) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 110 溶解 70% 炸裂 20% 衝撃 70% 貫通 70% 硬化 50% 切断 50% 振動 20% 収縮 20% 『ヴァナ・ディールの星唄』で追加された亜種。固有技の「ビスカスデルージュ」(魔法ダメージ+毒+命中ダウン+回避ダウン+魔命ダウン+魔回避ダウン)を使用する。 HP約380,000(デフォルト)。エアロV、ウォータV、エアロガIV、ウォタガIV、インパクト、バイオIVを詠唱する。 ナット族の Duke Vepar s Gnat 一体と同時に出現する。ナット族はHP約46,000(デフォルト)。ウィルス、パライズII、ブラインII、スリプルIIを詠唱する。 ナット族は倒されてもボスの「スティキーシチュエーション」で補充される。 ボスはHP75%、20%で百烈拳を使用する。クロックスの通常技は特殊技扱いでありモーションの後半がキャンセルできない為、通常攻撃の連射性に欠ける。 その代わり効果時間中はボスがバイオスフィア(攻-約20%、HP-248/3sec)、雑魚が毒スフィア(HP-148/3sec)を展開する。 ボスは百烈拳中に閾値以上の着弾ダメージを受けると、一定確率で白弱点が出て両スフィアが解除される。 【 ナラカ族 】 Hahava(龍王ランペールの墓) 斬 - 12.5% 突 - 50% 打 + 25% 遠 - 50% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 120 溶解 100% 炸裂 70% 衝撃 70% 貫通 100% 硬化 40% 切断 60% 振動 70% 収縮 15% 四本の腕を持つ骸骨武者。ヴォイドウォッチ(ルート:サンドリア)で実装された。ナラカとはサンスクリット語で地獄を意味し、奈落の語源になっている。 モードチェンジ技である「夜叉之型」と「羅刹之型」を定期的に使い分け、 夜叉之型中は被物理ダメージ-50%となって物理ダメージ主体の「天維」「地獄」「虚空」を使用。 羅刹之型中は被魔法ダメージ-50%となって魔法ダメージ主体の「枉曲」「空華」「黒牙」を使用する。 夜叉には自身に掛かっている弱体を消去する効果があり、弱体の数が多いほど使用確率が増す。 羅刹には標的に掛かっている強化を消去する効果があり、強化の数が多いほど使用確率が増す。 Disheveled Naraka(ラ・カザナル宮内郭) 斬 - 12.5% 突 - 50% 打 + 25% 遠 - 50% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 100% 炸裂 70% 衝撃 70% 貫通 100% 硬化 40% 切断 60% 振動 70% 収縮 15% ラ・カザナル宮内郭のApexシリーズ。型を使っても物理・魔法カットが発生しない。 Lv137 HP約253,000 INT308 回避1284 防御1424 戦/ Lv138 HP約261,000 INT313 回避1314 防御1458 Apexシリーズは60秒で再出現する。 Lv139 HP約269,000 INT319 回避1344 防御1491 Vinipata(醴泉島) 斬 - 12.5% 突 - 50% 打 + 25% 遠 - 50% 魔 + 0% 息 + 0% 風 - 10% 魔防 150 溶解 60% 炸裂 40% 衝撃 40% 貫通 60% 硬化 40% 切断 40% 振動 40% 収縮 5% 醴泉島のギアスフェットNM。CL??? Lv150 HP約1,000,000 INT398 回避1588。 ナラカ族の雑魚 Vinipata s Naraka 2体と共に出現する。(それぞれ灰色と緑色) 夜叉中は被物理-50%になり、緑がボスと同じ標的を、灰が異なる標的を攻撃する。 羅刹中は被魔法-50%になり、灰がボスと同じ標的を、緑が異なる標的を攻撃する。(出現時点で既にどちらかの型になっている) 雑魚が1体でも倒されると90秒後にアストラルフロウを使用する。(神獣に究極履行を使わせるのではなく雑魚が復活する) 雑魚の同時出現数は初期状態では灰1緑1だが、HP50%で灰2緑2、HP25%で灰3緑3になる。 HP75%、50%、25%で明鏡止水を使い、特殊技を三回放った後、奥義で〆る。雑魚も連動して明鏡止水を使うが奥義は使わない。 HP10%以降は定期的に明鏡止水を繰り返す。 時間の経過で与ダメージが増していき、閾値以上の着弾ダメージを受けると白弱点が出て増加分がリセットされる。 CL???だがレベル?ホーリーの出目1、2、3、5、6がヒットする為、レベルは150だと思われる。 【 ナラカ族(灰)】 Uptala(ヴェ・ルガノン神殿) 斬 - 12.5% 突 - 50% 打 + 25% 遠 - 50% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 130 溶解 100% 炸裂 70% 衝撃 70% 貫通 100% 硬化 40% 切断 60% 振動 70% 収縮 15% ヴォイドウォッチ(ルート:ジラート)で追加された亜種。 夜叉之型しか使用せずダメージカットも発生しないが、その代わり「天敬」なる最終奥義を繰り出す事ができる。 スケルトン族の Bisa 及び Trna と共に出現し、双方が倒れると Uptala は被ダメージ+10%の状態になるが、夜叉之型の使用でスケルトン族は再出現する。 Perfervid Naraka(醴泉島) 斬 - 12.5% 突 - 50% 打 + 25% 遠 - 50% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 100% 炸裂 70% 衝撃 70% 貫通 100% 硬化 40% 切断 60% 振動 70% 収縮 15% 醴泉島の通常個体。夜間20 00~4 00限定で#6周辺や#2北方に出現する。 スペックは原種の通常個体とほぼ同じで、夜叉と羅刹の型を使い分けるがカットは発生せず、最終奥義も使えない。 【 ナラカ族(緑)】 Kalasutrax(ボスディン氷河) 斬 - 12.5% 突 - 50% 打 + 25% 遠 - 50% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 130 溶解 100% 炸裂 70% 衝撃 70% 貫通 100% 硬化 40% 切断 60% 振動 70% 収縮 15% ヴォイドウォッチ(ルート:ジュノ2)で追加された亜種。 羅刹之型しか使用しないが、効果時間中は被ダメージ-50%の状態になり、最終奥義である「閻魔」が特殊技の選択肢に加わる。 Shambling Naraka(ラ・カザナル宮外郭〔U〕) 斬 - 12.5% 突 - 50% 打 + 25% 遠 - 50% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 100% 炸裂 70% 衝撃 70% 貫通 100% 硬化 40% 切断 60% 振動 70% 収縮 15% スカーム-ラ・カザナル宮外郭〔U〕のNM。 弱体を二つ受けると特殊技が必ず「夜叉之型」→「地獄」の連続技になり、受けていないと必ず「羅刹之型」→「枉曲」の連続技になる。 そのまま弱体を受けずにいると次の連続技が「羅刹之型」→「黒牙」になり、最後に「羅刹之型」→「閻魔」を放った後、最初の連続技に戻る仕様になっている。 「地獄」「枉曲」「黒牙」「閻魔」の効果範囲はそこまで広くない為、型の発動を見てから離れれば範囲外に逃げる事ができる。 【 ノール族 】 Lobison(ラヴォール村〔S〕) 斬 + 0% 突 + 0% 打 + 0% 遠 + 0% 魔 + 0% 息 + 0% 風 + 0% 魔防 100 溶解 115% 炸裂 100% 衝撃 100% 貫通 115% 硬化 85% 切断 100% 振動 100% 収縮 60% 水晶大戦時に闇の王に仕えた人狼。片言ながら人語を話す事ができ、ラゾア大陸に暮らすヒューム族バイキングが魔法で変化させられた姿ではないかと噂される。 月齢が満月に近づくにつれ攻撃・命中・回避・攻撃間隔・プリナルーンエンブレイスが強化される。 普段は視覚感知の四足歩行だが、ラヴォール村の個体は夜になると立ち上がって視聴覚感知の二足歩行になり、特殊技が変わる。更に満月近くになると日中でも立ち上がったままになる。 また月齢によらず四足歩行時に挑発を入れると二足歩行になり、銀の矢やシルバーブレットで攻撃すると四足歩行に戻る。 耐性はアンデッド類に近く、氷闇に強く火光に弱い。gnole とは『The Book of Wonder』(邦題『驚異の書』)に登場する架空の動物。
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[※ニコ生、金バエコミュニティより転載] ◆プロフィール◆ 金バエ(本名 山崎誠) 昭和52年3月4日生まれの35歳で童貞、うお座のA型 愛知県春日井市藤山台2丁目に在住 現在は無職(2012年8月現在) 最終学歴は中卒 中学卒業後すぐに鉄工所で働き始める 月25日働いて手取り10万円 1年ほど経過したとき、給料があまりに安いことに気がつき退職 鉄工所をやめた後 ヤクザが経営する建設会社に就職する 2年ほど頑張るがDQNな先輩に嫌気がさし 親方に仕事をやめると告げる やめるとき親方に鉄パイプで殴られそうになり裸足で逃走し、そのまま退職 すぐさまホストのバイトを始めるが コミュ障なため客が一人もつかず2ヶ月で退職 その後は日雇い労働などを繰り返し、適当に人生を消耗 気がつけば35歳になってました v(´・ω・`)v ギャッギャ [※以上ニコ生、金バエコミュニティより転載] ニコ生、金バエコミュニティco2193588 2012年8月6日 EMI宅に一泊お泊り凸敢行(詳細はこちら⇒金バエ お泊り事件) ※コバエの皆さんによる追記、加筆、お願いします
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Baelバエル堕天使イスラエル----------出典----------『レメゲトン』、『地獄の辞典』、『偽エノク文書』 バアル[Baal]ともいう。 地獄の大公爵で、東の王と呼ばれ、66の軍団を統括する。 元々バビロヒアの豊饒神バールがキリスト教に取り込まれて、生まれた悪魔で、他にベルゼブブ、ベルフェゴールに派生している。 その姿は、人間と猫とヒキガエルの頭を持つ蜘蛛で、彼に祈る者は奸計の才能を与えられ、必要に応じて透明になる方法も教えてくれる。愛の秘め事や官能的な事に関して随一の知識を持ち、人間を堕落させようとする。 魔道書『アッピンの赤い本』の所有者であり、この本はバエル配下の悪魔とバエル自身の名が列挙されており、正しく発音すればバエルをはじめ配下の悪魔を使役する事が出来るという希書中の希書。しかし、700年前、スコットランドにおいて少年との知恵比べに敗れ、その本は紛失している。 『偽エノク文書』にも名前が列挙されている。 『レメゲトン』(ソロモンの小さな鍵)の第一部「ゴエティア」に列挙されている72柱の魔神の1人。
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【名前】 バエ 【読み方】 ばえ 【声】 石田彰 【登場作品】 獣拳戦隊ゲキレンジャー 【分類】 獣拳拳士 【獣拳】 激獣フライ拳 【モチーフ】 ハエ 【好きな言葉】 不明 【詳細】 激気による言霊で相手を操り、言葉を力に変える激獣フライ拳の使い手。 激臨の大乱で拳聖側の獣拳拳士として戦うが、「メレ」との戦いの時に使用した獣獣全身変のかけ方が不完全だったのでメレに敗れ、胃袋の中に囚われる。 不完全な獣獣全身変を行ったものを放っておけない(元に戻れるかは不明。)。 「メレ」の死の際に共に死に、「メレ」が蘇った時に共に再び蘇ったので、「メレ」の臨気で生命を維持しており、一定時間以上離れると死に至るので逃げる事ができない(「転臨幻納」によりメレが臨気を捨て幻気を身につけた際、本人曰く「メレの胃袋がいつもより居心地が悪くなった」らしい。)。 後に「メレ」が幻気を捨てた際に自身の激気が何らかの化学反応を起こした事により、「メレ」から臨気を浴びなくても生きていけるフリーな体になり、「メレ」が再び亡くなり、戦いの終わった後はゴウと共に旅立った。 「メレ」曰く「うるさい小蝿」「お喋り蝿」だが、共に理央(黒獅子リ)に生き返らせてもらい、「愛の一部」として見られている。 実況するだけでストーリーに絡むことがあまりなく、ゲキレンジャーも長らくバエの実況や存在に気付かない。 成り行きで自分が本当の命を得られただけに理央とメレが亡くなった際にはどこか複雑な感情を抱いている。 拳聖とは面識があり、「シャッキー・チェン」は親しげに話しかけられたが、「ピョン・ピョウ」には「激獣拳士でありながら臨獣拳に走った者」と誤解されていた。実際には彼らの仲間ではなく捕虜に近い状態。 巨大戦マニアで、巨大戦が始まると勝手にメレの胃袋から飛び出してきて、周囲にいるメレや拳聖などを一方的に解説役に指名し実況、実況は極めて激獣拳寄り。 一度だけスーパーヒーロータイムのEDでデンライナーの戦いを実況した事もある。 口がマイクのようになっている。 修行モットーは「マスター・シャーフー」曰く「喋りの中に修行あり」。
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バエルガンダム バエル級モビルスーツは韓国のモビルスーツである。製造会社は韓国モビルスーツ製造公社で2087年に製造された。日本の広島でバルバトス、長崎でマルコシアスが製造され、世間一色を南太平洋条約機構(STO)の勝利を確信する為に韓国は日本から部品や武装を取り寄せて製造した。バエル級モビルスーツが完成した後は実戦のためにアメリカのサンフランシスコを陥落させた。更にはイタリアのローマまで陥落させたバエルは日本と韓国両国で話題になった。 배엘급 모빌슈트는 한국의 모빌슈트이다. 제조회사는 한국모빌슈트 제조공사에서 2087년 제조됐다. 일본의 히로시마에서 발바토스, 나가사키에서 마르코시아스가 제조되어 세간 일색을 남태평양조약기구(STO)의 승리를 확신하기 위해 한국은 일본에서 부품과 무장을 들여 제조했다. 바엘급 모빌슈트가 완성된 뒤 실전을 위해 미국 샌프란시스코를 함락시켰다. 더욱이 이탈리아 로마까지 함락시킨 바엘은 일본과 한국 양국에서 화제가 됐다. バエルランスロットアンリミテッド 第三次世界大戦終戦後の2126年、バエルを改修工事した姿である。聖騎士の異名を持ち、エクスカリバーと呼ばれている大きな対艦刀を持つ。ただし直接、実戦に赴いて戦った事はないとされている。後に漢城の博物館に寄贈された。 제3차 세계대전 종전 후인 2126년, 배엘을 개수 공사한 모습이다. 성기사의 별명을 가지고, 엑스칼리버라고 불리는 큰 대함도를 가진다. 다만 직접 실전에 가서 싸운 적은 없다고 여겨지고 있다. 나중에 서울의 박물관에 기증되었다. バエルイーグルフロントエッジ 量産機でバエルの性能をフィードバックした機体である。韓国のモビルスーツとしては始めて核燃料とバッテリーのハイブリッドニュートロンジャマーが採用された。鷲を思わせるような姿形をしている。 양산기로 배엘의 성능을 피드백한 기체이다. 한국의 모빌슈트로서는 시작해 핵연료와 배터리의 하이브리드뉴트론 재머가 채용되었다. 독수리를 연상시키는 모습을 하고 있다.
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正式名称:ASW-G-01 GUNDAM BAEL パイロット:マクギリス・ファリド コスト:3000 耐久力:720 変形:× 換装:× 射撃 名称 弾数 威力 備考 射撃 電磁砲 2 60 1hit30ダメ。強よろけの実弾射撃 射撃CS バエル・ソード【投擲】 - 65 ヒット時格闘派生あり 派生 引き抜き 爆破 143 ヒット時のみ派生可能 格闘 名称 入力 威力 備考 サブ射撃 バエル・ソード【突進】 サブ(1) 68 弾数制で格闘含めSA有りヒット後各種格闘にC可 通常格闘 袈裟斬り→逆袈裟→払い蹴り→2連回転斬り NNNN 238 派生 滅多斬り N前NN前NNN前 228251276 派生 回転斬り上げ N後NN後NNN後 121171215 前格闘 突き→叩きつけ 前N 147 2段目はバウンド 横格闘 横薙ぎ→突き→飛び蹴り 横NN 173 派生 滅多斬り 横前横N前 228246 派生 回転斬り上げ 横後横N後 121167 後格闘 ジャンプ突き 後 90 ピョン格。接地判定あり BD格闘 飛び込み前宙蹴り→横薙ぎ→斬り抜け BD中前NN 167 初段発生前に格闘カウンター判定格闘自体は普通の3段格闘 2刀背面突き BD中前 85 カウンター成立で生じる1段格闘 特殊射撃 バエル・ソード【高速移動突き】 特射(1) 95 弾数制で突きまで自動で出るヒット後各種格闘にキャンセル可能 特殊格闘 突刺し 引き摺り 引き抜き→X字斬り 特N 207 引き摺りの最中までなら前後派生可 派生 引き摺り上げ 回転斬り上げ 特前 194 カット耐性が高い 派生 突き刺し 踏みつけ 爆破 特後 241 自機にも爆風はあたる バーストアタック 名称 入力 威力 備考 アグニカの魂 3ボタン同時押し 304/276 バエルソード斬抜け 【更新履歴】 解説 攻略 射撃武器【メイン射撃】電磁砲 【射撃CS】バエルソード【投擲】【射撃CS格闘派生】引き抜き 爆破 格闘【サブ射撃】バエル・ソード【突進】 【通常格闘】袈裟斬り→逆袈裟→払い蹴り→2連回転斬り【通常格闘/横格闘前派生】滅多斬り 【通常格闘/横格闘後派生】回転斬り上げ 【前格闘】突き→叩きつけ 【横格闘】横薙ぎ→突き→飛び蹴り 【後格闘】ジャンプ突き 【BD格闘】飛び込み前宙蹴り→横薙ぎ→斬り抜 【特殊射撃】バエル・ソード【高速移動突き】 【特殊格闘】突き刺し 引き摺り 引き抜き→X字斬り【特殊格闘前派生】引き摺り上げ 回転斬り上げ 【特殊格闘後派生】突き刺し 踏みつけ 爆破 バーストアタックアグニカの魂 戦術 EXバースト考察 僚機考察 【更新履歴】 18/05/26 新規作成 解説 攻略 アグニカが乗ってたらしい。 乗ると真実の世界を創れるらしいが、マクギリスは失敗。雑魚。 バエルの実態はバンナムがよく使う手法である稼働終期の売り逃げ+これでリボガン倒してねと言わんばかりの適当強武装詰め合わせ機体。 リベイクもそうだったけど武装調整適当過ぎなのは終期あるあるというか狙ってるとしか思えない。 足が速い 近接で有用な射撃持ち 相方を救援しやすい 見られていない時のアドバンテージ 射撃武装は格闘の布石としては使いやすいものの、射程が極端に短いため射撃戦はまったくできない・・・は嘘。 メインが強すぎて射程内では相手の行動を縛りやすく、ステ格闘に対しても片側hitやサブの存在などそもそも振り返される事が少ない。 基本的にメインをひたすら狙う立ち回りを続けてタゲの外れたところへ突っ込む前衛としては理想の機体。 各武装は弾数式を採用こそしているが、どれも7s未満とほぼ使いたい放題。 特射を使用してライン上げ、闇討ち、押しつけまで可能であるため、相方にタゲを回さない意味ではどの格闘機にもない強みを有している。 更にそこから常時300出せるので必然的にバエルをダブロするのが対策となる。 かつての格闘機が弱点とした近接での高発生射撃と相方の下へと駆けつけられる移動手段を持っているため、自分が無理に格闘を当てずともメインから相方追撃しやすい事や疑似タイを無理にしなくていい事が利点。 逆にマスターやエピオンのようなリーチで取る武装が無く、クアンタや運命などライフルを軸にライン形成ができないため、正面から切り崩すにはサブのSAを活かすか相手が特射に反応できないことを期待するしかない。 もちろん3000の足回りとメインがあるので正面突破が弱いことはないが、類似機体との比較をするとそこが相違点。 個人的にバエルは2on2の徹底が可能な格闘機であって、単騎で突っ込む必要が薄いのが最大の強み。 運命より回転率で勝る移動手段と受け身不可+高火力の両立で救援した際はリカバリーどころかアドバンテージが取れる。 耐久720で覚醒もかなり安定するため、試合を組み立てたり2vs1の有利性を理解している人が使うと非常に扱いやすいだろう。 後落ちしても2回目が安定し、相方が前に出てタゲを取ったところに後方から差し込んだりと、他の格闘機より前に出る必要も無いのが強み。 足回りとぴょん格で逃げも並以上。 最も最終的には格闘で〆るしかないので先落ちするに越したことはない。 欠点としてはやはり引き撃ちの徹底を崩すための手段が身を削るサブしかないこと。 メインも性能は高くとも足が止まる関係でダブロが辛く、特射も見られていた場合は盾やステなど対応されやすい点。 しかし、先述の通り2on2が強いため、無理な相手や篭る相手を相手にするときは被弾を抑え硬直を狙い画面端へ追いやると、自分自身を弾にして相方を頼ろう。 キャンセルルート 射撃CS格闘派生→サブ、特射 サブ、特射ヒット時→N格、前格、横格、特格 格闘ヒット時→特射 各格闘最終段以外→特格 射撃武器 【メイン射撃】電磁砲 [撃ちきりリロード][リロード 2秒/2発][属性 実弾][強よろけ][ダウン値 1.4(0.7*2)][補正率 80%(-10%*2)] 足を止めて強よろけの実弾を発射。 発生/銃口/弾速/回転率全てが良好な最強クラスのメイン。 その代わりにキャンセルルートが無く射程がマスターのNサブよりやや長い程度。 当てやすさの一点では格闘機が持つには凶悪すぎるもので、特射での接近からこのメインを擦るだけで足の遅い機体や低コはほぼ機能停止。 無理に格闘を狙わなくていいどころかメインを当てて相方が追撃するだけで十分すぎるダメージが出てしまう。 この強さで補正20%はやりすぎ。 太さはノワールサブほどで弾1つ1つが大きく真ん中も抜けない。 ダウン値が低く、メイン2発とCSをフルヒットさせてもダウンしないので、格闘コンボは大体フルコンが入る。 メイン始動でもやや長めのコンボを取れば250↑出せるので最大リターンも異常なまでに高い。 総じてバエルの立ち回りの主力。 有利な対面、不利な対面ともにこのメインには行動が「下がる」しかないため、盾を誘いやすい特射とは違って牽制と本命を兼ねられる。 近寄るだけなら特射で容易に達成できるため、近寄ってメインを撃った次の行動で選択肢を考える必要がある。 【射撃CS】バエルソード【投擲】 [チャージ時間 1.5秒][属性 実弾][弱スタン][ダウン値 0.5][補正率 -35%] オバヒ足掻き用。 無限滞空可能なので最悪の場合は。 銃口補正が終わってるので基本コンボパーツ。 攻め継続はこれでもできるが、溜めると特射が使えないので一長一短。 【射撃CS格闘派生】引き抜き 爆破 40→80らしく効率的にはやや微妙。 一応出し切りからサブ、特射へキャンセル可能。 使い勝手的にはNTDのサブと全く同じ。 射撃CS 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 1段目 投擲 65(65%) 65(-35%) 0.5 0.5 弱スタン ┗格闘派生(1hit) 引き抜き (%) (-%) 0.5 0 格闘派生(2hit) 爆破 143(%) (-%) 2.5 2.0 格闘 両手に持つバエルソードの二刀流で敵機に斬りかかる。抜刀はなし。 【サブ射撃】バエル・ソード【突進】 [撃ちきりリロード][リロード 6秒/1発] SA突進。 ワンボタン/高発生/格闘相互キャンセル/良補正と弾数性である事が救いであるような武装。 用途は多岐だがバエルの仕様上振り返しや迎撃読みなど。 バエルミラーではサブ先に使用した方がほぼ負けなので温存安定。 格闘から直接出せる。 地味に派生から出せるのが最大の利点で前派生の4段目からサブ1hit→特格へ繋げられるため、オバヒの際などでは再度N格闘をしたい場合などでも繋ぎにサブを用いれば完走可能。 サブ射撃 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 1段目 突進 68(76%) 12(-4%)*6 1.8 0.3*6 砂埃ダウン 【通常格闘】袈裟斬り→逆袈裟→払い蹴り→2連回転斬り 特射からのキャンセル用のコンボパーツ。 N3→前派生~であらゆるコンボに移行できる。 もちろんNの段を調整すれば拘束コンや効率コンへも移れるので万能。 通常格闘 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 1段目 袈裟斬り 65(80%) 65(-20%) 1.7 1.7 ┗2段目 逆袈裟 125(65%) 75(-15%) 1.85 0.15 ┗3段目 払い蹴り 177(53%) 80(-12%) 2.0 0.15 ┗4段目 1hit 左斬り 193(50%) 30(-3%) 2.3 0.3 2hit 右斬り 238(43%) 90(-7%) 3.0 0.7 【通常格闘/横格闘前派生】滅多斬り バルバトスらと同様、少しずつ前進しながらの乱舞系格闘。派生後の部分は5hit。 前進するものの拘束時間も長くなりやすいが、段数が5段でモーションも機敏であるためそこまで長くない。 余裕がある場合はこの派生を挟んでおけばダメージは伸びる。 サブと特射以外のキャンセルを受け付けないため、オバヒの際に特格をしたい場合はサブ1hitのキャンセルが必要。 もしくはCSC。 特射が打ち上げるため、ある程度のカット耐性は確約されている。 途中で切り上げて特格へ移行してもダメージが落ちないため、アラートが鳴ったりしたならささっと特格へ。 【通常格闘/横格闘後派生】回転斬り上げ 一瞬身を引いて力を溜めてから特殊ダウンの斬り上げ。 比較的高く敵機を打ち上げるので片追いを作るのに適している。 シャゲなどの鈍足系とは相性がいい。 放置コンや打ち上げコンにおいても万能派生だが、最大火力狙いが容易なバエル的にはやや美味しくない。 覚醒を与えたくない/片追いしたいなど状況や目的に応じて使うと光る。 【前格闘】突き→叩きつけ 2段目はバウンドダウン。 初段ダメージ75/2段目90の効率格闘。 使い方研究中。 前格闘 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 1段目 突き 75(80%) 75(-20%) 1.7 1.7 ┗2段目 叩きつけ 147(65%) 90(-15%) 2.7 1.0 バウンドダウン 【横格闘】横薙ぎ→突き→飛び蹴り 格闘機の横らしい高性能。 範囲が見た目通り狭めなのか範囲の広い横には発生で勝っててもステを食われて負けやすい。 かち合い狙いで振ると強いと思う。 DXの横に勝てるとか聞いたけどまずDXに振るのが障害なのでサブ安定。 N格と同様の派生あり。 横格闘 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 1段目 横薙ぎ 65(80%) 65(-20%) 1.7 1.7 ┗2段目 突き 121(65%) 70(-15%) 2.0 0.3 ┗3段目 飛び蹴り 173(53%) 80(-12%) 3.0 1.0 【後格闘】ジャンプ突き 高機動格闘機が持つにはやりすぎなほど高性能・・・ってわけでもない。 立ち回りにおいて上を取って虹メイン/覚醒からガン逃げ/振り合い拒否/視点レイプなど。 用途はサブと同じく多岐にわたる。 都合、バエルが上を取って相方が下で着地を取る形を自然に行えるのは本当に強い。 とりあえず困ったら跳ねまくっておけばいい。 当たるとバウンドなので後派生とは違う時間稼ぎも可能だが、ソードの判定が小さいので入るタイミングがやや不安定。 これで〆る時は注意が必要。 後格闘 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 1段目 ジャンプ突き 90(82%) 90(-18%) 1.7 1.7 バウンドダウン 【BD格闘】飛び込み前宙蹴り→横薙ぎ→斬り抜 エピオン前格のモーションで格闘カウンター付属。 攻撃が発生するまで格闘カウンター判定が出ており、格闘を差し込まれると弾いて専用のカウンター攻撃に移行する。 カウンター判定は踏みつけの部分が発生する瞬間に消える模様。 カウンターに成功すると、逆手に持ったバエルソードで反撃する多段ヒットの単発格闘に移行する。 BD格自体の性能がいいのか普通に振って強いため、凶悪判定での迎撃が強いキャラや鞭持ちにはこれを振る。 BD格とサブの組み合わせで格闘寄りには有利を取りやすいので、それをチラつかせてメインを当てるとローリスクハイリターンな動きが可能。 BD格闘 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 1段目 飛び込み前宙蹴り 60(80%) 60(-20%) 1.7 1.7 ┗2段目 横薙ぎ 108(65%) 60(-15%) 2.0 0.3 ┗3段目 斬り抜け 167(53%) 90(-12%) 3.0 1.0 格闘カウンター 2刀背面突き 85(80%) 18(-4%)*5 2.0 0.4*5 【特殊射撃】バエル・ソード【高速移動突き】 [撃ちきりリロード][リロード 6.5秒/1発] 高速で左右に移動しながら接近し、突き抜ける単発攻撃を行う。 往復時の中央付近にすり抜け判定。 折り返しにはすり抜けは無く、普通に攻撃を受ける。 基本すり抜けは運。 敵との距離をすばやく縮めるが誘導切は無し。 攻撃動作に入る際は真正面から突きに入る為、迎撃はされやすい。 ヒット後各種格闘にキャンセル可能だが特格だけは最速でないと入らない。 キャンセルした際にロックしていた相手に向かう。EW版ゼロ特格と同様の仕様。 なので格闘コンボの〆からタゲ変え特射でキャンセルするともう片方へ突っ込める。 移動から突き攻撃までがワンセットの行動で、一定距離まで近づいたら自動で攻撃を行う。 赤ロック内で誘導を切られなければ突き抜け攻撃まで執拗に左右に軌道を描きながら追いかけるが、左右の反復回数は開いた距離の分だけ増えてしまうため、相手との距離が遠目に開いてしまった場合は強うそうな見た目に反して全く攻撃に移行せず無駄になりがち。 この武装の最適距離は近距離とメインがギリ届かない程度の開き。 それ以外での使用は接近してメインを擦るために使用するか救援で使用するか。 緑ロックで使用しても機体の向いている方向に突き動作をしてブースト1回分ほどの距離を移動するだけなので、移動やオバヒあがきには不適。 オバヒで使用すると速度が上がるらしいが未検証。 特殊射撃 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 1段目 突き 95(82%) 95(-18%) 1.7 1.7 【特殊格闘】突き刺し 引き摺り 引き抜き→X字斬り 各種格闘からキャンセル可能。出し切ると受け身不可ダウン。 二回出し切ると強制ダウン。伸びは弱めで、発生判定も普通。初段としては少し頼りない。 途中までTVゼロの前格に似るがダウン拾いは無し。 初段〜刺突後の引き抜きまでの間の任意のタイミングで、専用の前・後派生に移る事が可能。 引き摺って行く速度が非常に早く、カット耐性が高い上にダメージ効率が非常にいい。コンボの主力パーツ。 なお特格連打をコンボに組み込む場合、引き抜き部分の補正が重いため、ここまで出してしまうと最終ダメージが30ほど減ってしまう。 N特格を使用する場合は〆で間違いない。 唯一初段掴みなのでダウン値調整で落下コン可能。 特射→N3前派生 特格前派生 特格で落下しながら300コンと異常なまでの有用性。 【特殊格闘前派生】引き摺り上げ 回転斬り上げ 上方向にいい速度で連れ去るのでさらにカット耐性がよく補正もいい。 あらゆるコンボの派生先で最終的な火力パーツ。 基本的に迷った場合だろうがなんだろうがこの派生へ移れば問題ない。 空中での攻め継続もかなり安定しするので、対戦待ち時間などはこの派生を用いた効率コンで使いやすいものを見つけておくと吉。 【特殊格闘後派生】突き刺し 踏みつけ 爆破 コンボの早い段階で派生すれば手早くまとまったダメージが取れる。 さっとコンボを終わらせたいならこれ。 ちなみにソードを突き刺した時点で爆発が確定するので、蹴りまでいく前にカットされても突きまで入っていればダウンが確定する。 爆発は自爆判定があり、カットなどで押し込まれると自分も巻き込まれてしまうが基本メリット。 爆発が大きく持続も長いので派生の硬直切れからオバヒであってもN格を出せば自爆可能な意味不明仕様。 特射から効率を求める場合はこの派生が視野。 特殊格闘 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 初段1hit目 突き刺し 掴み ┗初段hit~hit目 引き摺り 掴み ┣前派生 引き摺り上げ ┃前派生2hit目 回転斬り上げ ┣後派生 突き刺し ┃後派生2hit目 踏みつけ ┃後派生3hit目 爆発 ┗初段hit目 引き抜き ┗2段目 X字斬り 回転ダウン バーストアタック アグニカの魂 スサノオのパクリ。 やけに伸びるのでぶっぱでも当てやすいが、ポーズ時間が非常に長く、カット耐性は皆無。 ただしその分初段のスタンも長く、カットされた後でもダウンしていなければ再攻撃可能。 斬り抜けで敵を落とした場合はその時点で行動可能になる。 初段だけで100ダメもあるので、ダメ押しとして使うのもアリ。 特格前派生を挟めばそこそこ完走しやすいので見た目以上に使いやすい。 極限技 動作 累計威力F/E(累計補正率) 単発威力F/E(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 1段目 斬り抜け 110/100(80%) 110/100(-20%) 0 0 スタン ┗2段目 爆発 304/276(%) 232/220(-%) 10.0 10.0 強制ダウン 戦術 2on2が強い格闘機という理想の前衛。 切り込み/闇打ち/救援の3つを特射のみで行えるので赤ロック内での接近は非常に容易。 メイン射撃が相手の硬直狙いであればブースト強要をさせられ、特射前ステメインで押しつけなど回転率の関係でチャレンジしやすい。 有利な相手でも不利な相手でもメインを軸に立ち回ればチャンスは必ずくるので、ワンコンボ300出せる強みを前面に出すよりかは組み立ての中で特射が成功すれば狙えるという形でいい。 格闘当てに行って被弾するのは強いメインを犠牲にしているのでご法度。 格闘を狙う場合は相手の残ブーストに優位が付いた場合かタゲが外れている場合。 相手30を2回落とす流れもワンコンで作れるので、相手の覚醒を消費させるように動けると中盤以降で組み立てやすくなる。 ぶんぶんしてもいいが見た目以上に720が溶ける印象なので注意だけは必要。 立ち回り重視という事もあって基本固定専用。 シャッフルはいくらタゲを取ってもその強みを知らない相方の場合は仕方なく、バエルが結局突っ込まざるを得ないので、そういう場合でも冷静にメインを当てられると勝の目を拾えると思われる。 EXバースト考察 Fバースト 格闘補正110%/防御補正85% メイン→格闘がある時点で強いので基本はコレ。 終盤でのねじ込みから適当コンボで300といいことづくめ。 720で3回も安定する。 Eバースト 防御補正65% 事故防止の安定性を重視した選択。 そもそもの火力が高いので、こちらを選んでもダメ負けはしにくい。 覚醒抜けからのサブでの切り返しも強力。 立ち回り重視の機体ではあるのでF覚醒と選択。 不利対面の覚醒を消費させられる点では強いが、バエルが1回はこの覚醒で触らないとやや割高。 メインを当てて特射追撃できた場合は最高の使い方ではあるため、F覚醒とはどっちを選んでも問題ないと思う。 また例によって3回安定なので、より2on2を考える場合はE覚醒を使用するといい。 Sバースト 射撃補正105%/防御補正85% いらん。 僚機考察 バエルとの足回りの兼ね合いはさほど気にしなくていい。バエルが特射を使用して相方の方へ向かえるため杞憂に終わる。 2000のバルバ/エクシア/ブルーなど低リスクに前ブーできるキャラは相性良し。 相方へタゲを回さない点に関しては30で最も遂行できる機体だと思うので、ラファやケルといった高火力支援機が相方だとベスト。 砲撃機は助ける時間が増えるので少し強みが抑えられるが十分採用圏内。 一番相方として苦しいのはファンネル機や万能機の類で、いくらバエルがタゲを取っても結局追撃や硬直取りができないと射撃戦が苦しい。 また、助けても助けた分だけその後に取れるダメージが高いわけでもないため、バエル的には割高な相方。 机上論で言ったらバエルシャゲ強そうだが、安定どころとしてはラファ/ケルだろう。