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「残念だが、ネズミを甘く見ていると死ぬよ」 『東方Project』の登場キャラクター。初出は『東方星蓮船』の1面ボス兼5面中ボスとしての登場。 種族は妖怪ネズミ。*1「探し物を探し当てる程度の能力」を持つ生粋のダウザー。 5面ボス・寅丸星の部下でもある。二つ名は「ダウザーの小さな大将」。専用BGMは「小さな小さな賢将」。 二つ名のダウザーとはダウジング(地下水や貴金属の鉱脈などを棒や振り子を使い探す技術)を行う人のこと。 鳳凰拳の伝承者もグリーディアに住む巨竜も関係無い。 彼女の場合は無数の野鼠を操り、探し物を見つけるとか。 両手に持っている端にEWSN(東西南北の頭文字)を模ったダウジングロッドや、首に掛けている振り子(ペンデュラム)も使うようである。 使役される鼠達は食欲旺盛で人肉を好む他、探し物が食べ物だと手元に来る前に食べてしまう。 + 詳細な原作設定 二人称は「君」で、どことなく気取った中性的な口調が特徴。 1面ボスという役割の割には中々知的な(なおかつ慇懃無礼な)喋り方をする。 口調のためかボーイッシュな印象だが、あくまで一人称は「私」。 妙に上から目線で、人を小馬鹿にした発言が多いが、テーマ曲の「小さな小さな賢将」通り、相応の知性を持っている。 狡猾な性格で、相手に勝てないと悟るとさっさと逃げ出す。 実際、魔理沙と戦った時には撃破後の魔理沙のセリフから、 (仕事を優先していたこともあったが)主人公達に隙ができた途端に姿を晦ましてしまったと思われる。 聖白蓮の復活の為に必要な『飛倉の破片』と呼ばれる飛宝を探しており、反応を追ってみたら自機トリオと遭遇した。 この時のナズーリンは自分のダウジングが主人公勢に反応していると勘違いしていたようだが、 後に彼女立ちが道中で手に入れた飛宝に反応していたことが分かる。 なお、ナズーリンと雲居一輪の台詞から飛宝の捜索自体は芳しくなかったことが窺える。 1面ボスでありながら性格から知能まで隙が無く、星蓮船での重要な役でもある所から 体験版をプレイした者達の中には彼女が何らかの形で再登場するのではないかと予想する者もいた。 そんな一部の方々の予想は見事的中し、5面中ボスとして再登場。特に予想してなかった人は大いに驚いたとか。 おまけに、再登場に伴い追加された新たな立ち絵が異常に可愛いと大評判。 「ZUNが本気を出した!」*2」というある意味失礼な褒め言葉も。 なお、Win版以降で他に立ち絵が2種類あるキャラクターは『妖々夢』の妖夢、『永夜抄』の慧音の2人だけである。 飛宝捜索の裏でこっそり探していた「毘沙門天の宝塔」の力を試すついでに戦い、その後は無事に星に宝塔を届けている。 また、5面でのやり取りから1面での撃破後も飛宝捜索を続けていたことが窺える。 ちなみに宝塔は古道具屋で発見したんだとか。 幻想郷で古道具屋と言えば香霖堂が思い浮かぶ人が多いかもしれないが、 『東方Project』で幻想郷に他の古道具屋がないとは言われたことはなく、誰もそのことについて言及していないので、 今の時点では宝塔があったのが香霖堂かどうかは定かではない。 なお、宝塔を買い取った時の値に関して、ナズーリンは「随分と吹っ掛けられた」と言っている。 ちなみに霖之助は妖夢に対して似たようなことをした前科があるのも、宝塔を件の古道具屋が香霖堂と思わせる理由の一つになっている。 この宝塔無くて白蓮の復活は成らなかったため、星蓮船のストーリーにおけるナズーリンの果たした役割は大きい。 + ナズーリンの正体 その正体は毘沙門天直属の手下。毘沙門天の代理として信仰を集める星の監視役(名目上は部下)を任されている。 白蓮が封印され、星のいた寺が寂れに寂れても、数百年間部下として彼女の側に留まっていた。 宝塔を失くした星は恥ずかしくて誰にも言えず、ナズーリンにしか打ち明けられなかった事から、星の彼女に対する信頼は厚いようだ。 でも結果として、ナズーリンは恥ずかしい秘密を主人公勢にあっさりバラしてしまったわけだが 星の仲間の一輪や村紗水蜜は作中の発言からもナズーリンのもう一つの仕事について知らなかったようなので、 一応、身内にはバラしていない事にはなるのだが…。狡猾キャラならばご主人に対するささやかな嫌がらせなのか。 とは言え、ナズーリンも本人のいない前でも星を「ご主人様」と呼んでおり、内心は不明だが宝塔を探し出した事も含め、 星を敬っていることが分かる。 テーマ曲からも分かる様に体格は小柄だが、設定から年齢は千歳を超えていると思われる。 それどころか、設定と併せて考えると、薬師如来配下の十二神将筆頭(要するに神)金比羅大将である疑惑もある。 二つ名でも「賢将」「大将」と「将」であることを強調されている(鼠を率いるリーダーの意味合いもあるだろうが)。 下手をすると『星蓮船』に登場した中で最も霊格が高いキャラの可能性すらある (2面ボス=通りすがりの妖怪、3・4面ボス=6面ボス復活に奔走する妖怪、 5面ボス=同じ夜叉族である毘沙門天の弟子の妖怪、6面ボス=上司を信仰する元人間、 EXボス=異変を傍観&こっそり干渉する妖怪)。 ただ、これはあくまで推測であり、公式に金比羅であると言われているわけではない。 まあ、6ボスの白蓮が帰依する毘沙門天代理である5ボスの星を、弟子入り当初から毘沙門天配下として監視している時点で 1ボスには過ぎた大物感があるのだが。 ちなみに、金比羅の原型であるクンビーラ神は毘沙門天の元の姿であるクベーラ神と響きが似ているため、 同じ神だと誤解される事がよくある。 ちなみになぜこんな少々ややこしい事になったかというと、元々「中国では毘沙門天の使いは鼠」であり、 「日本では聖徳太子の伝説にちなんで虎が毘沙門天の使いとされた」からである。 それらをZUN氏が混ぜ、普段は鼠は虎の部下(見た目のイメージとかで)だけど実際は同格、としたのだろう。 そこ「じゃあ、日本の毘沙門天本来の使いである百足は?」とか言わない。さらにややこしくなるから。 前作『東方地霊殿』の6面ボス・霊烏路空が「6面ボス=カリスマ」の定番を壊したボスなら、 ナズーリンは「1面ボス=話の本筋に絡まない」を破ったボスと言える。 一応旧作の『東方封魔禄』で1面ボス→後に再登場という境遇では里香がいる。 彼女はEXボスを成し遂げたボスではあるが、ナズーリンのように本筋にはあまり絡んではこない。 + ネズミを甘く見ていると… 作中ではネズミというだけで主人公達に馬鹿にされている。 しかしネズミは立派な害獣でもあり、14世紀のヨーロッパではネズミを媒介とした黒死病が流行、 全人口の3割を死に追いやったということもあった。 大本の保菌者はノミだし、媒介になったネズミも死ぬんだけどね ちなみに、彼女の名前をアルファベットで綴るとNazrinとなるが、 イスラム圏で広く使われる女性名にナズリン(Nazrin)というものがある。 ペルシャ語で「野ばら」を意味する「ナスリーン(نسرين)」に由来する名前で、 言語により Nasrin、Nazrin、Nesrin など、色々に綴られる。 『ダブルスポイラー~東方文花帖』では1ボスながらレベル7の敵として登場。 棒符「ナズーリンロッド」・財宝「ゴールドラッシュ」では地面に埋まっていた古銭や金塊を発掘するなど、 ダウザーとしての高い腕前を発揮、最初は「不衛生」「実験動物」などと馬鹿にしていた天狗も、 それを見て「鼠の認識も改めなければ」と感心するほど。相変わらず強かな性格をしているようである。 一方、ご主人様はハラペコ扱いをされていた。 書籍『東方求聞口授』によれば普段は呼ばれた時以外は命蓮寺には居らず、無縁塚に掘っ立て小屋を建てて住んでいるようだ。 頼めば失せ物探しも引き受けてくれるが「実は小心者なので、舐められないよう脅迫するぐらい強気に交渉したほうがいい」というように、 今までのしたたか者なイメージとはやや違った印象の性格が記述されている。 まあスパイや冒険家には臆病さも大事とは言うが…。 + 二次創作での扱い ファンからの呼称は「なずりん」「同志ナズーリン」「ネズーミン」「夢の国のアレ」「○○ーリン」「賢将」等。 二番目の呼称については名前が ロシア人 っぽいからだろうか。 作中でも毘沙門天のスパイをしているからだろうか。スレスレなネタばかりである(後述)。 今までの1面ボスとは一線を画した優秀かつ大物な設定、実質一度も撃墜されず任務を完遂した立ち回りから、 1面屈指のカリスマボスと言われている。 1面ボスであることから体験版のCD-ROMにナズーリンの立ち絵が描かれていたが、 ネズミということであって初っ端から猫のキャラクターである橙と火焔猫燐に命を狙われているネタが出ていた。 しかし、ナズーリンの実態が分かって以来立場が逆転されている描写も見られるなど、正にトムとジェリーな関係である。 カップリングでは上司である星と一緒にいることが多く、また小屋ではなく住み込みが多い。 また「古道具屋」の絡みから霖之助との絡みも存在する。 二次創作でうっかりな一面を強調される彼女を陰から支える縁の下の力持ちな扱いの他、 ドジっ子な上司に萌えているなんてものもあったりする。うっかり上司のフォローに逐一回る苦労人(?)な面も。 「ばっかみたいだね、君は」(某ネコ型ロボットの台詞と掛けて「君は実に馬鹿だな」と使われる事も) などの発言から窺える尊大で皮肉めいた態度、二次でヘタレ気味な上司との対比から、人をおちょくるのが得意なSキャラとして扱われる事も。 星に対してもタメ口を聞き、主を主とも思っていない態度を取る事もしばしば (なんだかんだで根底では信頼関係で繋がっているパターンが多いが)。 でもどちらかと言えば彼女主導でご主人様とキャッキャウフフしてる方が多い。 仮にも神様の使いが不謹慎だって?こまけぇこたぁいいんだよ! ニコニコ的にはご主人様と第三者を巡ってドロドロの愛憎劇を繰り広げたりもしてるが 前述にある「実は小心者」の他に「毘沙門天の後ろ盾があるから尊大な態度をとっている」という『求聞口授』の記述から、 シオニー・レジス並みの小物キャラというネタも見かけるようになった。 あと、やはり多いのが某夢の国に生息する世界で一番有名なネズミネタ…… ……もちろん、節度を持って使わないとリアルで大変なことになるかもしれないので注意すること。 また、こういったネタも不快に思う人がいるので(これはどのキャラの二次ネタにも言えることだが)、 なるべく空気を読んで使ってほしい。 他にネズミということでチーズに目がなかったり、 そんな餌で私が釣られナズー! …まぁ、作中ではナズーリンは「私の小ネズミは人肉を好むから、チーズなんて赤色の薄い食べ物を食べてらんないんだとさ」 と、些かチーズを馬鹿にした態度を取っており、別段特別に好きな食べ物ではないようではある。 実際のネズミもチーズのような匂いのきつい食べ物は好まないらしいし。 また、探し物を見つける能力とそのキャラクターから探偵キャラで描かれたりすることもある。 通り名や曲名でやたら「小さい」が強調されてるのでおそらく身長や戦闘力も(ry カゴの中のネズミの体長を大きいネズミサイズの20cmとするとナズーリンの身長は146cmになるらしい。 これは小学校5年生女子の平均身長であり、やはり小柄。 + 第七回東方キャラ人気投票では なんと初登場25位であり、1面ボストップの位置に立つという快挙をなした。某姉妹とはえらい違いである。 5面中ボスを兼任したり1面ボスなのに意外な正体がチュー目されたのだろう。 それと一面道中曲が、全項目で300曲以上ある中で27位とかなりの健闘である。ネズミを甘く見てると抜くよ MUGENにおけるナズーリン 岡崎夢美を製作した.DAT氏により製作されたものが公開されている。 2009年11月21日時点のバージョンは「体験版バージョン0.5」。 ドット絵はオオバコ氏のチルノを改変したものをメインに天沢郁未や射命丸文などのパーツが加えられている模様。 原作のようにダウジングロッドで攻撃、ペンデュラムで防御をしている。 更にダウジングがトンファーに似ているというネタから、所謂トンファーキックも可能。ドゴォォォ! 火力の低さと防御力の低さをスピードとコンボで補いつつ、立ち回りでは差し合いを重視するキャラになっている。 AIがデフォルトで搭載されており、簡易ながらも中々の強さを見せる。 「さてと、人間よ 私は仕事があるのでこの辺で」 出場大会 + 一覧 シングル 第三回会話付きミニトーナメント 東方シングル頂点杯 オールスターゲージ増々トーナメント 東方凶悪キャラ全☆員☆集☆合トナメ MUGEN祭 大盛りシングルトーナメント 凶以下東方only大会 【MUGEN大祭】特盛りシングルトーナメント タッグ 忍者大好き!!SUPER幻想忍大戦!! 気の向くままに男女タッグトーナメント【超時空杯】 幻想郷男女タッグトーナメント ゲージ増々タッグトーナメント 第二回東方夢幻童空杯 新秋東方タッグ杯 第四回幻想郷お祭リーグトーナメント【タッグ】 夢幻暁光奇譚 えくすとらすぺしゃる 1周年記念タッグ大会 【よしお前ら】第2期このメンツで戦ってもらった【ケンカしろ】 第三回東方夢幻童空杯 幻想郷お祭ランセレトーナメント 第二回幻想郷お祭ランセレトーナメント【タッグ】 第二回EFZ 東方 黄昏タッグトーナメント チーム 第三回幻想郷お祭リーグトーナメント【チーム】 東方作品別トーナメント その他 東西対抗!仲間を集めてワンチャン大会 更新停止中 合コンタッググランプリ ロイヤルランブル大会 他人任せ大会 ストーリー動画まぜこぜタッグ杯 アレンジ・オリ東方中心男女タッグトーナメント1.5 第二回東方作品別トーナメント 凍結 東方キャラクター別対抗トーナメント 東方オンリーチーム別勝ち抜け大会(ゲスト枠) 削除済み 【東方MUGEN】良キャラ さいきょう 決定戦 出演ストーリー + 一覧 GO!GO!リンガ王国 がんばレイセン!R2 霧雨魔法店 香霖堂夜想曲 崎さんと霊夢の便利屋爆走記 ザキレイネ とある吸血鬼の東方見聞録 夢幻暁光奇譚 変態早苗さんの性活(金比羅) 無限を翔る聖蓮船 幽香の農業王国物語 ロックマンゼロが幻想郷の住人と戦うシリーズ *1 『星蓮船』のスクリーンショットが公開された時、その中には彼女が写っているものもあった。 ロッドを交差させる形で構えていたことやネズミ耳がお団子ヘアやアクセサリなどに見えたことから、 「ダウジング用のロッドを持ったネズミの妖怪」と初見でわかった者は中々おらず、 ナズーリンの種族に関してもカマイタチや妖怪カマキリなどの様々な推測が飛び交った。 ともあれ、「1面ボス・ネズミ・小柄」といった一見の弱そうなイメージと、その内面のギャップに驚いたファンは多いようだ。 *2 ZUN氏は東方のシステムからBGM、シナリオは勿論キャラ絵も一人で仕上げているが、 「絵を描くのは余り好きじゃないし、我ながら上手くない。 しかし他人に書いてもらうにしてもまず自分で描かなくてはいけないから、それなら全部自分でやったほうが早い」 と自負する通り、その絵は所謂一般受けする萌え絵とは一線を駕しており、安定もしていない (自機として毎度出演してきた霊夢と魔理沙は影響を特に大きく受けている。風神録霊夢は肌の色、…これは、まるで…!! しかしEDの絵柄は比較的安定しているとの評価もあり、作風ごとにタッチを変えてるのではとの見方をされることもある)。 だが東方ファンらは「その素朴さ、同人らしさが良い」と良く評する (一応、ファン全てというわけでもなく、『萃夢想』および『緋想天(則)』のalphesイラストや書籍・漫画作品の絵の方がやっぱり… というファンも多いので悪しからず)。 それに「デザイン自体は一流」という意見も多く、それ故に二次創作などが盛んであると言える。
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,. -‐─-..、 ,. -─- 、 / /´ ̄ `' ; ',. じ 君. 自 ./ /´ ̄`ヽヽ _,,.. --─- 、 | | | ゃ は 分 | | ,>'"´ / \ ./ / な そ 探 '、ヽ / / / i , ヽ-‐'/ い こ し. `7 / _|__ ,ハ ‐,ハ- ハ. Y´ヽ か .に. も | .,' /|_ ./ | /-‐、 | .! ハ い 結 / .| ./-‐./ レ' ;'ソヽ∨ / | る .構 ∠.,_,,.イ| ./ ;'´ハ ゝー' |./ ! ,.へ だ |/ レ'ゝゝ‐' . ⊂⊃ .| 人/ \ が / .|ハ⊃ | /.イ/ \ \ ./ .|人 ` / / ./ ) \ l ) ) .レヘ. / ,|> 、.,__ イレヘ. / ノヽ / \/ ヽ|⌒ヽ/ r‐┴ ''"´ノ/-‐─- 、 ( ( __/ ,. -‐ ''"´TTT"/ \ / | |/ i `ヽ、 / 、i /| | ∨ _,-、/´ト、 / ./ //∧ ',. | / / / // / ./`ヽ/ // . . ヽヽ ,ハ__,,.. -/ ' /! \/ ヽ`/ .// . V. . .\\__/∧ rく.,___,. イ、./ .r/ 、_ソヽ_// . .〈 〉 . . . . . ̄ ./ .ヽiヽ.,___,,.ノ ハ /`/ ‐'ヽヽ . . . . . . . . . . . . . . . . . . .l⌒'ァヘ ノヽ 基本データ 作品一覧 使用デッキ水属性ロック 残骸爆破 召喚口上氷結界の龍 ブリューナク 氷結界の虎王ドゥローレン 氷結界の龍 グングニール 大地の騎士ガイアナイト メンタルスフィア・デーモン ブラック・ローズ・ドラゴン 基本データ AA出典:東方星蓮船 初出:命蓮寺決闘絵巻 第一話 「カイジvsナズーリン」(作:小鼠◆vQYj8FoKaA) 主な使用デッキ:【水属性ロック】 エースカード:《氷結界の虎王ドゥローレン》 カード喫茶「竜宮」の常連。 実際の遊戯王歴は一ヶ月ほどだが、元々他のTCG(MTGなど)をやっていたため、ルールの理解度やプレイング技術などはそれほど悪くない。 命蓮寺に住み込んでおり、寅丸星の部下という辺りは原作通り。 ……その実は毘沙門天直系の部下、というのも原作通り。 ちなみに公式ではないが、十二神将筆頭、宮毘羅大将でもある、という設定。 使用デッキは現在の所、水属性とバウンスカードを中心とした平和の使者によるロックデッキ。 作品一覧 シリーズ 作品名 傾向 頑張れカイジさんシリーズ カイジvsナズーリン ナズーリン VS カイジ 【水属性ロック】 【ギャンブル】 衣玖さんはカード喫茶の店長だったようです Melody of Ruins ナズーリン VS 平沢唯 【残骸爆破】 【風属性】 命蓮寺決闘絵巻 ナズーリンとカイジのタッグデュエル(前編)(後編) ナズーリン VS 風浦可符香 【水属性ロック】 【混沌幻魔地縛神】 カイジ やらない夫(デュエル部) 【ギャンブル】 【仮面魔獣デス・ガーディウス】 正義の味方と幻影の少女 ナズーリン VS 雪華綺晶 【水属性ロック】 【マインドデストラクション】 切り裂く剣と先陣の槍 ナズーリン VS 麻呂 【水属性ロック】 【六武衆】 青年と少女のR&R ナズーリン VS 鬼柳京介 【ヤリザビート】 【インフェルニティ】 逆襲の船長 ナズーリン VS 村紗水蜜 【水属性ロック】 【巨大戦艦】 使用デッキ 水属性ロック クロックパーミッション(攻撃を阻害されにくいクリーチャーで毎ターンダメージを重ね、その間の相手の行動を軽いコストのカードで妨害し続けることによって勝利するタイプのデッキ)を考え方の基盤に置いたデッキ。 《平和の使者》や《ペンギン・ソルジャー》《強制脱出装置》などで相手の展開を妨害し、その間に《サブマリンロイド》などでダメージを重ね、最後は《氷結界の虎王ドゥローレン》を中心としたシンクロモンスターのラッシュで決着を着ける。 なんだか理想論を語ってるようだが、意外に回る。 余談ながら、メインデッキの全てのモンスターが水属性かつ攻撃力1500以下(《サルベージ》で回収可能)なのも特徴。 切り札は一応《氷結界の虎王ドゥローレン》。……のはずが、最近は《氷結界の龍 グングニール》に立場を奪われている。 カード名 AA AA出典 通常・効果モンスター 《サブマリンロイド》 ヒソカ ガジェットトライアル 《ペンギン・ソルジャー》 ペンギントウ 不明 《ペンギン・ナイトメア》 ミミギントウ ローゼン・メイデン(改変) 《グリズリーマザー》 クマー - 《氷弾使いレイス》 チルノ 東方紅魔郷 《氷結界の水影》 長瀬楓 魔法先生ネギま! 《氷結界の風水師》 ファリス FF5 《E・HERO バブルマン》 河城にとり 東方風神録 《E・HERO アイスエッジ》 魂魄妖夢 東方妖々夢 《E・HERO オーシャン》 太公望 封神演義 《沼地の魔神王》 - - シンクロモンスター 《氷結界の龍 ブリューナク》 レティ・ホワイトロック ADVENT CIRNO(東方二次創作) 《氷結界の虎王ドゥローレン》 寅丸星 東方星蓮船 《氷結界の龍 グングニール》 チルノ ADVENT CIRNO(東方二次創作) 《大地の騎士ガイアナイト》 大地の騎士ガイアナイト 遊戯王 《メンタルスフィア・デーモン》 シオン・エルトナム・アトラシア Melty Blood 《ブラック・ローズ・ドラゴン》 藤原妹紅 ADVENT CIRNO(東方二次創作) 《E・HERO セイラーマン》 村紗水蜜 東方星蓮船 《E・HERO アブソルートZero》 日番谷冬獅郎 BREACH 《M・HERO ヴェイパー》 魂魄妖夢(+ストレイト・クーガーのサングラス) 東方妖々夢(スクライド) 魔法 《平和の使者》 ロジャー・スミス ビッグ・オー 《サイクロン》 - - 《封印の黄金櫃》 鞄 - 《サルベージ》 - - 《E-エマージェンシーコール》 - - 《R-ライトジャスティス》 - - 《融合》 - - 《ミラクル・フュージョン》 - - 《簡易融合》 - - 《マスク・チェンジ》 - - 罠 《強制脱出装置》 - - 《スキル・サクセサー》 - - 《和睦の使者》 バラライカ Black Lagoon 《リビングデッドの呼び声》 - - 《心鎮壷》 壷 - 《キックバック》 リグル・ナイトバグ 東方永夜抄 《魔宮の賄賂》 - - 《昇天の黒角笛》 - - 残骸爆破 60枚デッキ。 勝ち筋は《残骸爆破》を3枚起動して9000ダメージをたたき込む、それだけ。 基本ファンデッキなので、あまり細かいことは考えられていない。 そもそも、《強欲の瓶》《八汰烏の骸》《ガード・ブロック》を全て3積みするという 理論先行のデッキであるからして。 ぶっちゃけ、《王宮のお触れ》《マクロコスモス》などで一発で詰むデッキではある。 (普通に《非常食》で2000~3000回復されるだけでも厳しい) ガチに行くなら《残骸爆破》を削って《カオス・ソーサラー》や天魔神を入れる手もある…… が、それなら普通に40枚で組んだ方がいいはず。 カード名 AA AA出典 通常・効果モンスター 《サイバー・ヴァリー》 キャナル・ヴォルフィード ロスト・ユニバース 《シャインエンジェル》 ギコ 2ch 《コーリング・ノヴァ》 モナー 2ch 《マシュマロン》 - - 《キラー・トマト》 - - 《暗黒のミミック LV1》 箱 - 《暗黒のミミック LV3》 箱 - 《闇の仮面》 - - 《カードガンナー》 怪盗キッド まじっく快斗 《メタモルポット》 - - 魔法 《ダブル・サイクロン》 - - 《光の護封剣》 - - 《マジック・プランター》 - - 罠 《残骸爆破》 - - 《闇よりの罠》 - - 《強欲な瓶》 - - 《八汰烏の骸》 - - 《ガード・ブロック》 - - 《ゴブリンのやりくり上手》 - - 《和睦の使者》 バラライカ Black Lagoon 《つり天井》 - - 《激流葬》 - - 《強制終了》 - - 《神の恵み》 - - 《魔宮の賄賂》 - - 召喚口上 氷結界の龍 ブリューナク 汝は最強の矛も殴り飛ばす最強の盾! 輩(ともがら)を守る為、今こそこの地に姿を現せ! シンクロ召喚――《氷結界の龍 ブリューナク》! 氷結界の虎王ドゥローレン 汝、獣王よ凍てつく地にて全てを打ち砕く咆吼をあげる者よ! 我が願いに応え、この地に姿を現せ! シンクロ召喚――《氷結界の虎王 ドゥローレン》! 氷結界の龍 グングニール 汝を現す言の葉は正義の味方!弱き者の盾、氷の申し子よ。 我が招きに応え、この地に現れよ! シンクロ召喚――《氷結界の龍 グングニール》! 大地の騎士ガイアナイト 太古より王に従いし騎士よ! 新たな法の下、調律者の呼び声に従いて馳せ参じ、ここにその力を振るえ! シンクロ召喚――《大地の騎士ガイアナイト》! メンタルスフィア・デーモン 三尸を暴き、神算鬼謀すら計り尽くす者よ! 千載を経た叡智を以て、呪詛と絶望を踏み越えよ! シンクロ召喚――《メンタルスフィア・デーモン》! ブラック・ローズ・ドラゴン 闇に咲き誇りし紅蓮の華よ! 有象無象諸共に、刹那の光芒となりて散華せよ! シンクロ召喚――《ブラック・ローズ・ドラゴン》!
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ナズーリン サプライ 基本セット 分類 キャラクター 攻撃 10 体力 30 コスト ⑤ キャラクター能力 【幸運】配置されているこのキャラクターが破壊された場合、周回ボーナスを得る。 援護効果 【捜符】「レアメタルディテクター」防御時のみ使用可能戦闘を行わず、侵略された土地を売却する。 イラスト 鉄髭 処理 キャラクター能力 土地に配置している状態で、このカードが破壊された場合、周回ボーナスを得る能力。 まず前提として、土地に配置していなければ効果が発動しない。 破壊された時が条件のため、戦闘による破壊、スペルカードによる破壊どちらでも周回ボーナスが獲得できる。 『脱兎「フラスターエスケープ」』や『ナズーリン』の援護効果による土地の売却、 通行料が払えない場合の土地の売却などでは効果が発動しない。 援護効果 自分の土地を強制的に売却する援護効果。 戦闘前に処理を行うため、相手のキャラクター能力・援護効果によらず、土地の売却を行う。 コストの支払いは、『ナズーリン』を出したプレイヤーのみとなり、 土地が売却されてしまうため、通行料の支払いも発生しない。 あくまで売却なので、破壊された時の効果(『ナズーリン』『蓬莱山輝夜』などのキャラクター能力)は発動しない。 使い方 共通山札戦 大きく使い方は2つで、土地に配置しておくか、援護効果として使うかのどちらか。 土地に配置した場合は、レベルを上げない限りは、他のプレイヤーから積極的に破壊されることは少なくなる。 レベル1の土地を得るより、周回ボーナスを獲得する方が得になることが多いからである。 他の土地に配置しているキャラクターの体力がすべて40以上であれば、『人鬼「未来永劫斬」』の盾としても使えるが、なかなかその条件がそろう事はないかもしれない。 もし条件がそろうのであれば、自ら『人鬼「未来永劫斬」』を使用し、周回ボーナスを獲得するコンボもある。 周回ボーナスを獲得する効果のため、『小悪魔』と非常に相性がよい。 援護効果の売却は、土地の数が減るので悪い印象を持つかもしれないが、土地を相手に取られるより、売却して資金を得たほう基本的に良くなることが多い。 相手の援護無効などに影響せず売却ができるため、相手がどんな組み合わせで戦闘をしてきても、絶対に土地をとられることはないのが強みである。 とりあえず手元に1枚置いておけば、攻め込まれたときに非常に役立つだろう。 デッキ構築ルール 主な使い方は共通山札戦と変わらない。 相手の行動を制限する防御よりなカードで、コストも安いため、どんなデッキでも腐りにくい。 『死体を持ち去る程度の能力』と『人鬼「未来永劫斬」』を組み合わせて、何度も周回ボーナスを獲得する鬼畜なデッキが作れなくもないが、どこまで有効かな不明。 関連するQA Q. 『ナズーリン』などの援護効果で土地を売却しようとしたときに、相手に"援護無効"を出された場合、どのように処理されますか? 相性のいいカード 『小悪魔』『人鬼「未来永劫斬」』『命蓮寺』 ナズーリン サプライ 命蓮寺 分類 キャラクター 攻撃 20 体力 20 コスト ④ キャラクター能力 【捜索】このキャラクターを配置した時に山札の中からキャラクターカードを1枚選び、それを他のプレイヤーへ見せた後、山札の一番上に置く。 援護効果 【棒符】「ビジーロッド」この援護効果は無効にならない侵略時「攻撃+40」防御時「体力+30」 イラスト しらたまあかね 処理 キャラクター能力 土地に配置または、再配置を行った時、山札からキャラクターカードを1枚探し、山札の一番上に置く。 援護効果 【援護無効】などで無効化されず、侵略時に「攻撃+40」防御時に「体力+30」をする。 使い方 共通山札戦 キャラクター能力は、少し使いづらい。 キャラクターを配置する時というのは、移動後の土地配置、再配置がほとんどであり、 せっかく山札の一番上においても、次のプレイヤーにそのカードを取られてしまうからである。 自分で引きたいキャラクターカードを引くには、以下の方法がある。 『永遠亭』などの再配置を行うスペルカードを使用した後に、山札からカードを引く ※ダイスを振る前であれば、「山札からカードを引く」「投資を行う」「スペルカードを使用する」をどの順で行ってもいい 『時符「パーフェクスクエア」』を使用し、すべてのプレイヤーを1回休みにする 『永遠亭』などの再配置を行った後に、『堀川雷鼓』や『稗田阿求』の効果で山札からカードを引く 一方で援護効果は、コストが安い割に、誰と組み合わせても大きい効果が発揮でき、非常に汎用性が高い。 完全に援護専用カードと割り切って使ってしまうのも手だろう。 デッキ構築ルール 少しタイムラグはあるものの、安定して欲しいカードが引けるというのは事故防止に大きく役立ってくれる。 枚数の都合で1枚しか入っていないキーカードを引いてくるもよし、その場に合わせた防衛用のカードを引いてくるもよし、 使い方はプレイヤー次第だろう。 ※2017年2月現在、他のプレイヤーの山札に干渉するカードがないため、キャラクターカードを引く事を阻止することができない。 関連するQA 相性のいいカード 『命蓮寺』
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TH-0041 カード名:ナズーリン 読み:なずーりん カテゴリ:キャラクター 属性:宙 EX:2 コスト:宙宙 登場位置: ●-● -●- AP:3 DP:1 SP:1 陣営:聖輦船 基本能力:無し 特殊能力: ダウザーの小さな大将[無無無] 自分のデッキの一番上のカード3枚を見る。 そのうち1枚を選び、持ち主の手札に入れる。 (1ターンに1回まで使用可能) 性別:女 レアリティ:C illust:源五郎 現状唯一の宙の2コスキャラ。 よって宙絡みのデッキでは4積み確定となるだろう。 能力はどうしてもハンドが腐っている場合に使えるかもしれない。 他にもデッキトップを操作することができれば応用可能。 残りの2枚はそのまま戻すこと 順番も変えてはいけないことを注意 関連項目 ナズーリン(守符「ペンデュラムガード」) 日
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ナズーリンのページ(暫定) 二つ名 ダウザーの小さな大将 卑近なダウザー 能力 探し物を探し当てる程度の能力 出演作品 『東方星蓮船』 1面道中、ボス 5面中ボス 『ダブルスポイラー』Level 7 使用スペルカード 棒符「ビジーロッド」 東方星蓮船 捜符「レアメタルディテクター」 東方星蓮船 捜符「ゴールドディテクター」 東方星蓮船 視符「ナズーリンペンデュラム」 東方星蓮船 視符「高感度ナズーリンペンデュラム」 東方星蓮船 守符「ペンデュラムガード」 東方星蓮船 宝塔「グレイテストトレジャー」 東方星蓮船 棒符「ナズーリンロッド」 ダブルスポイラー 財宝「ゴールドラッシュ」 ダブルスポイラー 元ネタっぽいエピソードとか ネズミ チーズ ペンデュラム ダウジング 候補地 千葉県(夢の国…) 大阪府(一寸法師) ご当地絵 ランダム画像表示テスト実施中 (ランダムにしつつ画像サイズ揃える方法募集中) random_imgエラー:存在する画像ファイルを指定してください。 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ナズーリン No.??? タイプ:ノーマル 特性:ねんちゃく(もちものを奪われることがない) HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 80 100 65 60 85 110 ばつぐん(4倍) --- ばつぐん(2倍) かくとう いまひとつ(1/2) --- いまひとつ(1/4) --- こうかなし ゴースト 同タイプ人形比較 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 EリリーW 120 60 100 60 100 60 Eもみじ 90 120 80 40 60 90 Eてぃ 95 75 75 75 75 90 Eこいし 95 85 90 140 65 80 Eことひめ 90 85 75 85 85 70 Eルイズ 90 80 80 80 90 70 Eむげつ 100 75 70 75 120 80 あきゅう 50 30 30 40 90 60 Eオレンジ 255 20 80 35 20 60 ナズーリン 80 100 65 60 85 110 素早さ種族値が高く攻撃技・補助技ともにそこそこ豊富なので結構器用なタイプ。何をやらせてもそれなりに働いてくれる。 アタッカーとして見るとEもみじと色々似ている。耐久は防御と特防を入れ替えたような感じ。 特性はほとんど生かし所が無い。泥棒を採用している人形はあまり見かけないのでトリック対策となるが、 トリック持ちでゴースト技を持っているのは自分くらい。他の相手に出す場合はトリック一点読みしかない。 当たり前の事だが特性のせいで自分がトリックを使えないなんて事は無い。 ナズーリン拘り型 バトン型 覚える技レベルアップ 技マシン タマゴわざ 拘り型 性格:ようきorいじっぱり 努力値:攻撃252 素早さ252(ようき) 攻撃252 素早さ調整残り耐久(いじっぱり) 持ち物:こだわりハチマキ 確定技:しんそく/トリック 選択技:おんがえし/すてみタックル/LUNATIC/マッドボム/シャドーボール/シグナルビーム EもみじとEちぇんを足して割ったような感じの技構成。一致神速とトリックを持ち、地震は無いがマッドボムがある。 シャドーボールもあるのでEもみじと違いゴーストにもある程度抵抗できる。 拘り一択というわけでは無い上にアンコール持ちなので、型がわからない内は守るで様子見をしたりというのもかなり危険。 様子見で守るをしてみたら高速移動を積まれて、バトンされるから交代するわけにもいかず居座ったらアンコールされた、とか最悪のパターン。 同速にEまりさが居るが、タイマン状況なら大抵勝てる。先手を取れれば、マッドボムや性格補正無し攻撃振り拘り恩返しで確1。 先手を取れなくても性格補正無し特攻振りMスパークは低乱数1発。HP個体値Vで20振っておけば磁石を持っていない限り確定で耐える。 いじっぱりの場合拘り神速で低乱数1発。こちらの場合は神速で攻めるか、後攻で確実に倒す。 ちなみにナズーリンの捨て身タックルはEもみじの恩返しよりも威力が上。地震や追い風は無いがそこまで火力差があるわけでもない。 バトン型 性格:ようきorわんぱくorしんちょう 努力値:素早さ252or調整 残り耐久 持ち物:ラムのみ、能力上昇系木の実 確定技:こうそくいどう/バトンタッチ 選択技:しんそく/おんがえし/マッドボム/シャドーボール/シグナルビーム/こらえる/アンコール/ちょうはつ/ねがいごと/ひかりのかべ どっちの型も他のキャラの劣化みたいに見えるかもしれないけど、どちらの型かわからない事に意味がある。初見だとかなり読みづらい相手。 積み技は高速移動しか無いが、こらえるがあるのでついでに木の実を発動させてもう一つ何かを渡す事もできる。先制技には注意。 Eリリカと同じく高速バトン役で挑発持ちなので、後出しで止めるのは結構難しい。 HPに振るだけで性格一致攻撃振りEもみじの拘り神速も耐えられてしまう。 と言っても、シャドーボール・拘りトリック・高速移動辺りの読みじゃないとEもみじを後出ししても返り討ちにされてしまうのだが。 覚える技 レベルアップ なずーりん ナズーリン 技 1 1 たいあたり 5 5 しっぽをふる 9 9 でんこうせっか 13 13 どろぼう 17 17 こらえる 21 21 マッドショット 25 25 トリック 29 29 こうそくいどう 33 33 マッドボム 37 37 アンコール 41 45 ねがいごと 45 53 すてみタックル 技マシン マシン 技 技02 ハートブレイク 技05 ほえる 技06 どくどく 技10 メロメロ 技12 ちょうはつ 技15 LUNATIC 技16 ひかりのかべ 技17 まもる 技18 あまごい 技20 しんぴのまもり 技21 かまいたち 技24 10まんボルト 技27 おんがえし 技28 あなをほる 技30 シャドーボール 技32 かげぶんしん 技34 でんげきは 技39 がんせきふうじ 技41 ソニックブーム 技42 からげんき 技43 ポイズンクロー 技44 ねむる 技45 あさのひざし 技46 どろぼう 技49 よこどり 秘05 フラッシュ タマゴわざ バトンタッチ のしかかり みやぶる よこどり しんそく シグナルビーム あまごい
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コダマ名 HP 攻撃 防御 特攻 特防 速度 合計 属性1 属性2 スキル1 スキル2 ナズーリン 90 105 85 95 95 60 530 鋼 雷 探し物を探し当てる程度の能力 - スキル 探し物を探し当てる程度の能力(Lv25習得) スペルが急所に当たりやすくなります。 スペル スペル名 属性 分類 威力 命中 消費 詳細 習得Lv ナズーリンペンデュラム 鋼 物理 60 100 5 先行で攻撃できます。受けるダメージを20%減少します。 初期 レアメタルディテクター 無 物理 70 100 0 30%の確率で、自分の防御が1段階上がります。 15 ビジーロッド 樹 物理 80 100 10 20 高感度ナズーリンペンデュラム 鋼 物理 100 100 25 30
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特徴 カードリスト キャラクターカード 名称 体力 回避 決死判定 属性 ダウザーの小さな大将 ナズーリン 20 3 3 妖怪 命蓮寺 スペルカード 名称 LV 呪力 攻撃 迎撃 命中 性質 基本能力 捜符「レアメタルディテクター」 1 1 1 1 4 拡散 棒符「ビジーロッド」 1 2 1 1 5 集中 信仰1 視符「ナズーリンペンデュラム」 1 2 2 1 4 拡散 低速1 捜符「ゴールドディテクター」 1 3 3 2 4 拡散 視符「高感度ナズーリンペンデュラム」 2 3 1 2 5 拡散 防壁1 棒符「ナズーリンロッド」 2 4 4 1 4 集中 信仰1 財宝「ゴールドラッシュ」 2 5 4 2 5 通常 宝塔「グレイテストトレジャー」 3 5 2 1 5 集中 守符「ペンデュラムガード」 3 5 3 2 6 拡散 防壁2 サポートカード 名称 LV 配置対象 呪力 属性 マウスダウジング 1 スペル 2 小さな小さな賢将 2 シーン 5 ダウジングロッド 3 リーダー 1 後ろ盾 3 リーダー 4 イベントカード 名称 LV フェイズ 呪力 探し物 1 充填 1 便利屋 1 戦闘 1 監視 2 戦闘 2 卑近なダウザー 2 充填 3 借り物の後光 3 戦闘 3 サポートカード(協力) 名称 LV 他使用条件 配置対象 呪力 属性 イベントカード(協力) 名称 LV 他使用条件 フェイズ 呪力 NEWSを探せ 1 文1 充填 3 内緒のお願い 1 星1 充填 4 小さな刺客 1 針妙丸1 充填 5 毘沙門天の加護ぞある 2 星2 戦闘 4
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ナズーリン2 新ろだ2-057 ここは最近出来たお寺、命蓮寺。 なんでも人のいい僧侶(美人)が妖怪と人間の平等を説いているとか。 が、妖怪の味方かもしれない、という事でいまいち人が寄りつかない。 自分はこの僧侶(美人)にいたく興味があるので、入ってみたい、と父に相談したところ 「うわさではあそこ妖怪がいるんだとよ…お前、下手したら死ぬぞ…?」 と真顔で言われた。この際妖怪でも美人なら構わない。と返すと、 「お前はその助平直せばもう少しモテるよ…ハァ…もう勝手にしろ…」 許可がでたので、僧侶(美人)がいるのであろう命蓮寺の門をくぐってみた。 何故こうなったのだろう… 自分は僧侶(美人)を見にきただけなのだが… ナズーリン「言い残すことはあるかな?」 ○○「言い残してない事の方が少ない」 目の前のネズミの耳をつけた女の子(美人)は、こちらにやたら鋭そうな杖を突きつけている。 ナズーリン「へぇ…言い訳でもするのかい?聞いてあげるから言ってみなよ。」 ○○「自分は僧侶に会いに来ただけだ。怪しいものではない。」 ナズーリン「最近の参拝者は丑三つ時に来るものなのかい?賊の類にしか見えないね。」 ○○「どうすれば信じてもらえる?」 ナズーリン「一般的な時間に参拝に来ればいいじゃないか。今は信用できないね。」 ○○「早朝から夜中まで仕事で忙しい。家があまり裕福ではないんだ。」 ナズーリン「…その薄汚れた服から見て真実のようだね…悪い事を聞いた。すまない。…だが、ここは通せない。」 ○○「そうか…こちらこそすまなかった。こんな夜遅くに来て、君のような美人に迷惑をかけてしまった。」 ナズーリン「何を言ってるんだ君は。こんな妖怪ネズミを捕まえて。捕って食うぞ。」 ○○「捕って食う…か…性的な意味なら歓迎する。」 ナズーリン「性的…って…真面目な顔して何を言ってるんだ君は。頭が沸いてるんじゃないのかい?」 ○○「真っ赤な顔も可愛いな。そういえば名前を聞いてなかった。 その美しい顔に妖怪ネズミではあまりに釣り合わない。名前を聞いても?」 ナズーリン「………ナズーリン……ナズーリンだ。」 ○○「ナズーリン…よし、もう忘れない。」 ナズーリン「そういう君はなんて名前なんだい?変人。」 ○○「…○○だ。ところでナズーリン。この寺の僧侶は本当に美人なのか?」 ナズーリン「僧侶…?ああ、聖か。まあ、体つきもいいし…綺麗だね。」 ○○「博麗の巫女と比べるとどうだ?」 ナズーリン「まあ、聖の方が綺麗だよ。」 ○○「ナズーリン。事情が変わった。なんとしてでも入る。」 ナズーリン「…なぁ、○○。知り合ったばかりの君にこんな事聞くのは失礼だが…君は助平か?」 ○○「自分としてはそのつもりはないのだが、周りからはそう呼ばれている。」 ナズーリン「…教えてあげよう。君のような奴を助平というんだ。」 ○○「しかし、助平とは女性に軽薄な態度で接する輩のことでは無いのか?」 ナズーリン「ひょっとして君は自分が軽薄な態度をとってないとでも思ってるのかい?」 ナズーリンは顔に青筋を浮かばせながら聞いてくる。 ○○「落ち着けナズーリン。折角の綺麗な顔がもったいない。 女性に対して軽薄な態度を取った事は一度も無いと自負している。 女性に冷たく接した事は無い。特に美人は全身全霊をかけて愛するつもりだ。」 ナズーリン「…真面目な顔をしてそれを言うんだね…それが助平だというんだが。どのみち今日は絶対にここを通さない。 大人しく帰るんだね。力の差が分からない訳ではないだろう?」 ナズーリンはそう言って杖を構えた。 ○○「では、ナズーリンが通してくれるまで毎日通う。なにか土産に欲しい物はあるか?大したものはやれんが。」 ナズーリン「買収する気満々だね。まぁ、そうだな、○○は牛を飼っているかい?」 ○○「飼っている。一匹だけならな。」 ナズーリン「では、牛乳も?」 ○○「牛乳なら腐るほど余っている。里では牛乳は不人気だからな。」 ナズーリン「なら、その牛乳を袋に入れて日に晒しておくんだ。チーズが出来る。」 ○○「血異頭?なんだ、その物騒なものは。」 ナズーリン「まぁ端的にいうなら牛乳を日光を浴びせて腐らせたものだよ。私の好物だ。」 ○○「ナズーリンは腐った牛乳が好きなのか…変ってるんだな…」 ナズーリン「君にだけは言われたく無いな。とにかく、次からチーズを持ってくるんだ。わかったね?」 ○○「ああ。ナズーリンがそれでいいのなら、持ってくる。では。」 言うと同時に○○は走って帰っていった。 ナズーリン「…○○か…中々面白い人間もいたものだ。妖怪に物怖じしないとは。ああ、助平だからか。 まぁ、明日の夜が少しだけ楽しみになった。精々チーズに期待しよう。」 ナズーリンは誰もいない門の前で微笑した。 新ろだ2-076(新ろだ2-057続き) ここは妖怪の集まる寺、命蓮寺。 丑三つ時、その門の前にたたずむ一匹の妖怪ネズミがいた ナズーリン「○○、おそいなぁ…」 そこに駆けてくる影がひとつ はや賊の類か、と彼女は愛用のダウジングロットを構える が、その影からかすかにする匂いに、彼女は警戒を解いた ○○「すまない、ナズーリン。血異頭を入手するのに手間がかかった。」 ナズーリン「気にしていないよ。それより、早くチーズを見せてくれないか。」 ○○は少々ばつが悪そうに手に持った袋からチーズを取り出した 黄金色に所々青い線がついたそれに、ナズーリンはほぅ、と感嘆の声を漏らした ナズーリン「○○、誰にこんなレアものを貰ったんだい?」 ナズーリン「女性へのプレゼントに人から貰ったものをあげるのは感心しないな。」 その言葉を聞いて○○は少し安心したような表情になった ○○「正真正銘自分の手作りだ。そうか、レアものか。それはよかった。」 ナズーリン「なぜ一介の人間の○○がブルーチーズを作れるんだよ。」 ○○「ブルー血異頭?」 ナズーリン「その血異頭の部分はこだわりかなにかか?」 ナズーリン「まあいい、ブルーチーズというのはね、間に青カビの入ったチーズの事だよ。」 ○○「うまいのか?」 ナズーリン「匂いこそキツイが、レアものだけあってなかなか美味しいよ。」 ナズーリン「酒も寺から良い日本酒をこっそり持ってきたし、肴として楽しませてもらおう。」 ○○「そうか…では自分も同伴させてもらおう。いいか?」 ナズーリンは不思議そうな顔をした ナズーリン「別に構わないが…」 ナズーリン「○○は聖に会いに来たんじゃなかったのかい?」 ナズーリン「賊ではないんだし、好きなだけ通っていいんだよ?」 ○○「こんな綺麗な女性が丑三つ時に手酌とほあまりにも縁起が悪い。同伴する。」 ナズーリンはがっくりと肩を落とした ナズーリン「そういえば○○は助平だったな…イメージがあわないから忘れてた…」 ナズーリン「それじゃあ、別の場所で飲もう。ここは都合が悪い。」 ナズーリン「あんなことを言ったんだ。勿論お酌してくれるんだろう?」 ~~助平&少女移動中~~ ○○「ここは…」 ナズーリン「ここは私の隠し部屋だよ。倉庫の屋根裏だ。」 ○○「ネズミらしい所に住んでるんだな…そんなところも可愛い。」 ナズーリン「なんでもかんでも可愛いというのは感心しないね。あまり嬉しくないよ。」 ○○「そうか…すまない。あまりにもナズーリンが可愛いからつい言ってしまった。」 ナズーリン「今のは23点かな。助平なのに口説くのは下手なんだね。可哀想に。」 ナズーリンは○○に憐れみの目を向けた ○○「よく…言われる…」 ○○は今にも世界が終りそうな様子で体操座りした ナズーリン「それはそうと、早くお酌してくれたまえ。こっちはヨダレがとまらないんだ。」 ○○「了解した。」 ちょろちょろと、ナズーリンの盃に酒が注がれていく ナズーリンはそれをくいっと傾け、盃の半分を飲んだ ピリッとした辛さが喉を通って行く感覚が心地よい 一通り酒の味を堪能した後、ナズーリンは○○の持ってきたブルーチーズをつまみ、口に入れた ジワリとした甘みとミルクの匂いに、ナズーリンは思わず蕩けた顔になった ナズーリン「これは…美味い。」 ○○「そうか、それはよかった。こちらも、ナズーリンの蕩けた顔を見れて幸運だ。」 ナズーリン「ム、私はさっきそんな顔をしていたかな。少々恥ずかしい。」 ○○「では自分もいただこう。」 そう言ってブルーチーズに手を伸ばした○○の手を、ピタッとナズーリンが制止した。 ナズーリン「まぁ待て、○○。そのチーズを食べる前に聞きたい事がある。」 ○○「なんだ、何を聞きたいんだ。」 ○○はおあずけを食らってとても不機嫌そうな顔をした ナズーリン「どうどう。それで、聞きたい事なんだが…○○、私に隠し事をしているね?」 ○○の全身から滝のような汗が噴き出した ○○「nnななにをいってててるんだだ。ナズーリン程の美人に自分が隠し事があるはずが… ナズーリン「○○は嘘を吐くのも下手だね…さぁ、正直に言うんだ。」 ナズーリン「チーズを渡す時のばつの悪そうな顔はなんだったのか。」 ○○「そこまで調べがついているのか…わかった、話す。」 ○○は正座して事の顛末を語りだした ○○「今回の血異頭なんだが、家にある腐って固まってる牛乳の一番古いのを持って来たんだ。」 ○○「で、直前に中身を確認して…」 ナズーリン「カビが生えてるのを見て、まずい、もう腐りきってしまった、と思ったと。」 ○○は無言で頷いた ナズーリン「なんだ、そんな事か。期待して損したよ。」 ナズーリン「私はてっきり媚薬でも仕込んでるのかと思ったんだが。」 ○○「クスリなど使わない。可愛いナズーリンにそんな事しない。」 ナズーリン「その姿勢はそこそこ好きだよ、○○。」 ○○「そう…か。」 ナズーリン「○○、責められると弱いタイプだろう?」 ○○「そ、そんな事は…」 ナズーリン「さ、止めて悪かったね。ねんがんのチーズだ。ほら」 ○○「…むぅ」 ○○は赤面しつつチーズを受け取ると、口に入れた。 噛むたびに、口の中をトロトロとしたほんのり甘いものが駆け巡る。 なるほど、ナズーリンが蕩けてしまうのも分かる。 ○○「これは…美味いな…」 ナズーリン「だろう?さぁ、どんどん飲もう。夜は永いんだ。」 そう言ってナズーリンは○○の盃に酒を注いだ。 助平と少女の宴会は、まだまだ続く… 注…チーズの作り方はこんなに単純じゃありません。ましてやブルーとか… 新ろだ2-255 「…………」 「…………」 居間にて、ちゃぶ台を挟んでネズミの少女と向き合っている。 チーズなどという物は無く、茶しか出せずに申し訳ないとは思っているが、彼女自身は特に気にした様子も無い。 彼女自身が家に訪ねてくるのは最早珍しい事でもなくないのだが。 「今日は、少し用があって来たんだ」 「ふむ」 どうやら、今回はちゃんとした用があるらしい。 茶を飲みながら、目で催促する。 「いや、その……」 すると、途端に目の前の少女の様子がおかしくなる。 どんな状態でも平静を装うとする彼女にしてみれば、余程言いにくい用事に違いなかった。 しかし、ここまで来てもらって"言わなくても良い"と言えるはずもなく、俺は黙って次の言葉を待つしかなかった。 「手伝って欲しい」 だが、出てきた次の言葉はアバウトすぎた。 「……何を」 「手伝って欲しいんだ」 「だから何を」 「一緒に探して欲しいんだ」 もう少し詳細を知りたいのだが、どうも要領を得ない。 本当に彼女にしてみれば珍しい落ち着かなさぶりである。 まともに話を聞くには落ち着かせる必要がありそうだ。 「とりあえず落ち着くんだナズーリン」 「わ、私は落ち着いているよ」 「とりあえず落ち着くんだナズナズ」 「な、なずなずなずなず」 落ち着かせるつもりがどうやら逆効果だったようだ。 いかん、このナズーリンは可愛い。 しかし、これ以上やると正気に戻った彼女から、ペンデュラムで殴られそうなので抑えておく。 とりあえず、茶を飲ませる事で落ち着きを取り戻させる。 「ふぅ……」 「落ち着いたか、ナズナズ」 「その呼び方はやめてもらっていいかい?」 どうやら完全に冷静さを取り戻したようだ。 少し程度しか、残念なんて思ってない。 「それで、何を一緒に探して欲しいんだ?」 「それ、なんだけどね。言葉では説明しにくいんだ」 いやぁ、ナズーリンさん。それじゃちょっと厳しくないですかね。 「まず、それを説明する言葉を探して来た方が良いと思うんだが」 「君はそれで巧い事を言ったつもりなんだね」 「いや、結構本気で言ってるんだが」 説明してもらわなくちゃ何を探せばいいのか分からない。 雲を掴めと言っているようなものだ。 「うぅ……」 ナズーリンがしょげた。犬ではなくネズミなのだが、何故か耳が垂れている気がする。 そんなに難しいのだろうか。何となく手伝ってやりたい気持ちはあるのだが。 「まさか感覚的な物だったりしないよな?」 「!! そう! それだよ!」 俺が答えるとナズーリンが飛び上がらんばかりの勢いで、こちらに身を乗り出してきた。 ドンピシャですか。 しかし、喜んでいるところ悪いのだが。 「じゃあ無理だよ」 再びナズーリンはしょげた。先ほどよりもしょげ具合が五割り増しくらいである。 何だかとてつもない罪悪感だった。俺間違った事は言っていないはずなんだけどな。 「というか、また難しいものを探してるな……」 「だ、だから……私は君と一緒に探したいんだ」 なんでまた俺なんだろうか。 むしろその感覚的なものなら、ぬえ辺りが適任じゃないか? そんな事を考えていると、彼女は突然立ち上がり。 「~~~~!」 真っ赤な顔で涙目になりながらペンデュラムを振り被っている――ってちょ! 「ちょ、ちょちょい、ちょいちょい!」 「君は、君って奴は!! どうしてここまで言っても気付いてくれないんだ! まるで私がばっかみたいじゃないか!」 「おい、落ち着け、落ち着くんだナズナズ!」 「なずなずなずなず!」 そんな事を口走りながらペンデュラムが飛んできた俺目掛けて飛んできたのだった。 「つまりはデートしたいって事か。そう言ってくれれば喜んでオッケーだしたんだが」 ナズーリンと、人間の里を見て回る。 探し物ではなく、純粋にこの時間を楽しむ目的だ。 「君は実にバカだな。私にだって恥ずかしい事くらいあるんだ」 そう言いながらも、繋いだ手はぎゅっと力が込められる。 「そ、それに私はデートしたいんじゃないんだ。私は君と長く一緒にいられる時間を探したいんだ」 まだ見栄を張るか、この可愛い可愛い賢将は。 つまりは一緒にいたいって事じゃないか。 それとも恥ずかしいだけか。 ならば―― 「そんなの」 繋いだ手を離すと、あっ、と心底残念そうな声が聞こえる。 気にせず、すぐさま小柄な身体を横にして抱き上げる。 「長く一緒にいるのが難しいなら、短くても濃厚な時間を過ごせば良いだろ?」 世間一般的で言う、お姫様だっこという奴である。 ある意味、濃厚である。 「わ、わわ、わーわー!」 恥ずかしいならば、いっそ最大限に恥ずかしがらせてやれば良い。 予想通り叫ぶナズーリン。それでも俺の為なのか、はたまた極限にまで緊張してしまっているせいか、身体は大人しい。 叫んだせいで里の人から視線を浴び、更に羞恥心が極限値を突破した彼女は、俺の胸に顔を埋める。 俺自身、かなり恥ずかしかったのだが、そんな彼女を見ると恥ずかしさは吹き飛んでしまっていた。 そうして、胸に顔を埋めたナズーリンを抱えて、俺は里を見て回ったのだった。 新ろだ2-257 魔理沙とこいこいに興じている○○がふと悪寒を感じ振り返る。 いや、そんな! あれは何だ! ああ! 窓に! 窓に! ふんぐるい むぐるなふ なずぅりん いあ! いあ! 「と、まぁクト○ルーごっこはこれくらいにして何の用だい? ナズーリン?」 「ふむ、外世界のコズミックホラーの神のように○○を呪っていたんだ」 「え、ほんとにそんなことしてたのか! 俺何か恨まれることしたか!?」 「ほぉ? 身に覚えが何もないと言うのかい? まぁいいや、こんなところで立ち話もなんだから入らせてもらうよ。よっこいしょ」 某魚介神のように窓に張り付いていたナズーリンは縁に手をかけて○○の部屋の中に入ってきた。 「うぉ!? 何だ!? ナズーリンが窓から入ってきたぞ!」 「ああ、気にしないでくれ。玄関まで回り込むのが面倒だったからここからお邪魔させてもらうだけだ」 そうして部屋に入ってきたナズーリンは険しい顔で○○に新聞を突き付けた。 「これ、あの鴉天狗が発行した文々。新聞だ。そこの一面を読んでくれ」 「ん、なになに……恋人にしたい男性ランキングだ……と……」 「そうだ、それで問題はな……」 その横で魔理沙が勢いよく手を挙げる。 「あー、私それ○○に一票入れたぜ」 「という婦女子が大勢いると言うことだ。いったいどんな魔法を使ったんだね? 聖にでも教えてもらったか? それともそこの白黒か? 森の人形遣いと紅魔館のひきこもりも考えに入れるべきか……」 ぶつぶつとつぶやき始めるナズーリンに対し、やれやれという感じで○○は口を開く。 「おいおい、俺にはそんな才能ないぞ。なぁ、魔理沙」 「ああ、こいつ物分かりはいいんだが、いかんせん魔法を使う力が足りないんだ。結局知識を得ても何一つ現象は起こすことはできないってことになってしまうな」 それでもナズーリンは疑わしい目を向け続ける。 「ほぉ? では薬の類かな? 惚れ薬か? 催淫剤か? あの竹林の薬師にどれだけ強力なものを作ってもらったんだ?」 「んなことするかっ! 俺にはナズーリンっていう彼女がいるんだっ!!」 「――っ!!」 「ふぇー、相変わらずお熱い奴らだぜ」 ○○の大声にナズーリンはびくっと身体を震わせて驚き、魔理沙はおどけるようにして手で顔をぱたぱたと仰ぐ。 「……う、すまない。少し頭に血が昇ってしまっていたようだ。しかし、なぜこのような結果に……」 「でも気にすることないと思うぜ? だってナズーリンめちゃくちゃ愛されてるじゃないか」 「そ、それでも○○が人気なのはいただけない。彼氏がモテるということは彼女として鼻が高いが、一位となると危険すぎる」 「つまり、私だけの○○じゃなきゃ嫌ということか?」 「有り体に言えばそういうことだ」 ズパッと切り込むナズーリン。 その姿を見て魔理沙は頬をポリポリとかく。少し呆れているようだ。 「あー、たぶんそれ普段のお前らの行動の結果だと思うぜ?」 魔理沙の発言に意味が理解できない二人は顔を見合わせ、首をかしげる。 「ん、そうだな。つまりだ、普段のナズーリンに対する○○の行動が理想の彼氏過ぎてるんだよ。だからこそみんな○○に票を入れているわけだ。うらやましいからな。 それにお前らのイチャつきっぷりを見て横取りしてやろうなんて思ってるやつなんていないぞ」 「そ、そうか……○○はやさしい、頼もしいと常々思っていたがそれは私の惚れた弱みだと思っていたのだが、皆そう感じ取っていたのか。 しかしそれでも納得出来かねるものがあるのも確かで……」 「……じゃあこれからナズーリンとイチャつくの少し控えようか」 「何を言っているんだ! 君はバカか!? そんなこと許されるわけないだろう!」 「じゃあ、どうするんだよ。何か方法でもあるっていうのかい?」 「簡単なことだ。もっとイチャつきまくって『やべぇ、こいつら付け入るスキがねぇ』と皆に思わせればいいのだ」 「そううまくいくものかねぇ……」 そんな中、魔理沙は文々。新聞を広げ、その箇所の記事を読む。 「あー、あいつらしい記事の書き方だなー。いつものノリの二割、いや三割増しで書きなぐってるな。こりゃナズーリンがトサカにくるのもうなずけるぜ」 そして新聞をたたむとナズーリンにチッチッチッと指を振った。 「いかん。いかんなぁ。ここは正妻としての余裕を見せつけるべきだぜ。そうすれば万事うまくいくはずだぜ」 「そうか。アドバイスありがとう魔理沙」 「いやいや、お安い御用だぜ。そのお礼として……」 魔理沙は視線を下に向ける。 「○○、この五光なかったことにしてくれ」 「ナメんな」 ◆ ◆ ◆ 「……で、やることが俺んちに泊まり込んでイチャつくことなのか」 「ん、最近は一緒に居る機会が取れなくてな。○○分を補給するのにもいいかなと思っていたわけだ」 その日二人はもう嫌というほどにイチャついていた。○○が出かけている間にナズーリンは家事、帰ってきたら一緒に食事の支度。 お風呂も一緒に入り、今は布団の上で○○の足の間に座り、胸板に寄りかかっているところだ。 「しかし、ただ普段通りにしているだけでいいのか? 何か対策でも考えていると思っていたんだが」 「いや、あのブン屋のことだから記事をほぼ八割位捏造で作り上げるだろうからこっちからある程度のエサをまいておけばそれに食いついて好き勝手やってくれるはずさ。 それよりも○○、今は私だけのことを考えてくれないか? ちょっと嫉妬してしまうぞ」 首を振り向かせてちょっと不機嫌そうな顔を見せるナズーリン。そんな彼女に○○はお詫びのキスをする。 「これで許してくれるかい?」 「うん、許そう。だがこれで終わらせる気かい?」 「まさか」 ○○は小さな身体を抱き上げると体の位置を変えて布団の上に仰向けでナズーリンを寝かせる。 おしめを替える赤ん坊のような格好にされて少し顔が赤くなるナズーリン。淡い水色の寝間着が彼女にはよく似合っている。 「ふふ、やっぱりこういうことになってしまうな。期待してなかったとは言わないが」 「嫌ならやめるが?」 「ここでやめてもらっては私が困る。それにこのあとじゃないと私だけが知っている○○が見れないじゃないか」 ナズーリンの言っていることが分からず頭に疑問符を浮かべる○○。 その姿に彼女は苦笑する。 「ふふ、誰だって情事のときの顔なぞ繋がっている相手にしか分からぬものだろう? 普段おとなしいわりにこういうとき意外に独占欲が強いところとか。 そのくせ、激しくした後はちゃんと私を気遣ってくれる。しかしちょっと位乱暴にされる方が私は好きだぞ。……まぁこんなとこかな。あげればきりがなくなってしまう」 「…………」 「ん、顔つきが変わったね。雄の顔だ。その顔も私は好きだ」 「あー、じゃあナズーリン。俺の言いたいこと分かる?」 「もちろんだとも」 枕元の灯りを消して、寝間着の紐を解く。ぼんやりと輪郭しか分からぬ闇の中ナズーリンは○○の身体に四肢を絡める。 腰に足を絡める時、少し粘ついた水音がした。 だんだんと暗闇に目が慣れると、○○の目を潤んだ赤い瞳が見つめ、上気した顔でナズーリンは甘く囁く…… 「さぁ、きて……」 わっふるわっふる 雨戸のスキマから朝日が差し込む。眩しさに目が覚めた○○は雨戸を閉めようと布団の中から出ようとするとぐいっと腕を引っ張られる。 「や」 「あの、『や』じゃなくて……。雨戸が閉められないんですが」 「や。だめ、行っちゃ。布団かぶれば問題ないよ。何なら私が抱きしめて眩しくないようするから」 そこまで言われては諦めるしかない。しかたなく布団に戻る○○。そんな彼にスリスリと甘えてくるナズーリン。もし彼女が猫だったなら喉を鳴らしているところだろう。 「……やっぱりさ、ナズーリンって結構甘えん坊だよね」 「おや、知らなかったのかい? 私は甘えるの大好きなのだが? ご主人があんな調子だからしっかりせざるを得なかっただけで」 「ああ、そうか……」 「私としては頼れる恋人ができてうれしい限りだよ、○○」 柔らかく微笑むナズーリンの頭を優しく撫でる○○。 「なぁ、○○。私が嫁に行くのと、○○が婿に来るの、どちらがいい?」 「ぶっ!?」 「おや、○○は考えていてくれなかったのか。悲しいな……することだけして捨てられてしまうのか私は……」 「い、いや! 急にそんなこと言われてびっくりしただけだ!」 「ふふっ、まぁ私も急な話だとは思うが、いやはや、うまくいったな。でもしっかりけじめはつけてほしいぞ。ちゃんと考えてくれよ。旦那様♪ それにしても○○の驚きようと言ったら、ふぁっ!?」 お返しとばかりに○○はナズーリンの身体の敏感なところをくにくにといじる。 「ふっふっふ。さっきのお返しだー」 「んっ、やっ……あ、こんなことしてもらえるなら、もっと驚かせる……あんっ」 ぴくぴくと身体を震わせるナズーリンに感極まったか、○○の布団の中に潜り込む。 もぞもぞと布団がうごめくたびナズーリンは可愛らしい声をあげた。 またしてもわっふるわっふる 抜けるような青空の下洗いたてのシーツと布団を干す二人の姿があった。 「……ちょっと張り切り過ぎたかな? シミになったらどうしよう」 「う、す、すまない。あまりにご無沙汰だったために歯止めが掛からなくて……」 「あー、気にするな。俺も悪いんだがら」 「よぉ、ご両人。どうだ愛の巣での一夜は?」 ぐふふと卑下た笑みを浮かべた魔理沙がやってきた。 「御覧のあり様だよ。笑いたければ笑え」 「ぐ、開き直られるとこれ以上ツッコミようがないぜ……」 「あ、そうだ。○○、これをあげよう」 ○○は『白くべたつくなにか』を一個手に入れました。 「なんだこれ?」 「さっき家の中を覗くのにちょうどいい場所を見つけてな。そこに大量の血痕とそれが落ちていたのだ。 ふふふ、これはいいものを手に入れたな。これであのふざけた記事を書いたブン屋にひと泡ふかせられるぞ。さてどうしてくれようか……」 「……ほどほどにな、ナズーリン」 のちのある鴉天狗の手記にはこう書かれている。 ――聞いてください! 私は踏み込んではいけない領域に足を踏み入れてしまったのです! あれは萌神! 鼠の皮を被った甘ったるい何かだ! ああ、もう駄目だ。また甘い囁きが聞こえる。おかしくなりそう。まるで砂糖漬けのようだ。でもこのカメラで撮ってやる! 神よ! 手記はここで終わる―― 29スレ目 897 + イチャ絵板 2010/07/17(それぞれ別人による) 897 :名前が無い程度の能力:2010/07/13(火) 23 17 30 ID E206ITPI0 目が覚めたら俺の上にナズーリンがいた 何を言ってるかわからねーと思うが俺にも(ry とにかく仰向けに寝てた俺の上半身と腰辺りに猫のように丸まってすっぽり収まるようにいた 混乱してたけどまず熱っ!と思うくらいの体の熱さに驚いてこれが子供体温なのかと本人に言ったらぶっ飛ばされそうな事を思いながら 次に凄く甘くていい匂いにおもわず目の前の髪の毛に顔を突っ込みくなったが起きてしまって この至上の体験が無終わってしまいそうで必死に我慢して生殺しに耐えていたけど ついに目を覚ましたみたいで 「ん……っ…んー……む?(俺の顔を見て寝ぼけた顔から真顔に戻る)………んむ」 真顔に戻ったときに何を言われるかとハラハラしたが 『まあいいか』といった感じに俺の胸板に顔を一度擦り付けて二度寝に入ったナズにもう辛抱たまらなくて抱きしめたら 「…もっと優しくしてくれ」 と顔を伏せたまま低めの声で窘められたので 手の力抜いてゆっくり頭を撫でていたら、「…っ♪」と少し喉を鳴らしたような声を出して耳がひくひく動いて幸せそうだった もうこのまま死んでもいいな俺ってくらいの幸せ味わいながら頭をずっと撫でていたら 目が覚めた今朝の事 おかげで一日中ナズの事が頭を離れなくて幸せすぎてヤバい 元々好きだったけど、ちょっともうクラクラするくらいに好きになってしまった 本スレ 897でナズが胸に縋り付いて「…もっと優しくしてくれ」と言ってくれると聞いて。 Megalith 2011/10/15 「まったく君は実にバカだな!」 はぁ。 「なんだその反応は。まるで何故自分がバカだと言われているかわからないような顔をしているな」 ずばりその通りです。いやぁナズーリンさすが賢い。 「褒めても手心を加える気は無いし、そんな心無い言葉ではむしろ相手の神経を逆撫ですることになるぞ? ……まぁいい、馬鹿でうつけで朴念仁で甲斐性なしな君に、特別に! ああ特別に! その理由を教えてやろうじゃないか!」 いや別に結構なんですが。 「何か言ったか?」 いえなんでも。 「さて、外を見てみろ」 晴れてますね。 「ああ晴れている、とても晴れている、イヤになるほど晴れている。そしてとても暖かい」 暖かいですね。 「で、君はそんな中一体何をしていたのかね」 ……? 「そこで首を傾げるな、頭が痛くなる。数分前自分が何をしていたかも思い出せないのか君は」 そういえば寝てました。 「そうだな、寝てたな。どこで?」 ここで。 「そうだ。この命蓮寺に来て、わざわざ、自宅いうものがありながら、何もせず寝てたな」 だって家はこんなに広くないし、木の板張りじゃないからヒンヤリしてないんです。 「君はもし自宅が広くて木の板張りだったらここに来ないつもりなのか」 あー、うーん……どうだろう。 「……素直は美徳だが、せめてそこは『ナズーリンに会うためという価値がある』くらい言ってほしい」 ナズーリンに会うために―― 「言われてから言っても逆効果だからな」 ところで、何の話でしたっけ。 「ん? ああ、話が脱線していたな。こういうところにだけは無駄に気がつくよね君も」 てへへ。 「褒めてない。……わけじゃないが、もっと大事なことを養ってほしいよ。大体君は――」 ナズーリン、また脱線してる。 「私としてはもう少しこういう会話を大事にしたいんだが……、いやなんでもない。で、なんの話だったかな」 お昼寝をしようって話。 「違うわ! こんな天気のいい日に外にも行かないのはおかしいって話だ! 期待した私が馬鹿みたいじゃないか!」 えっ。 「あっ」 …………。 「…………」 期待、してたんだ。 「……まぁなんというか、私だって女だ。晴れた日に惚れた男が来てくれたら期待くらいはするさ」 ……ごめん。 「いや、いい。勝手に期待した私が馬鹿だっただけなんだからな」 怒ってる? 「べつに」 ……えっと、今からでも出かけるとか。 「いい。寝ていたいんだろう? 存分に寝ればいいさ」 あう。 …………。 「…………」 …………。 「はぁ、まったく……」 ナ、ナズーリン? 「いい、そのまま寝ていろ。なんかドッと疲れたからな、私も寝る」 あ、うん。 「……君は馬鹿だ」 うん。 「甲斐性もないし、そのうえ朴念仁でもある」 うん。 「だから、君に期待するのは止めだ」 えっ。 「次からは私から誘うことにする。……なんだ? もしかして見限られたとでも思ったか?」 まぁ、嫌われてもおかしくないことをしたし……。 「ふふ、まったく君はバカだなぁ」 うん。 「今日は君に付き合おう。だから次は私に付き合いたまえよ?」 うん。 「ならよし、この話はこれで終わりだ」 ナズーリン。 「うん?」 今日はいい天気だね。 「ああ、まったくだ……」 情景描写は投げ捨てるもの Megalith 2011/10/26 「まったく、君は本当にしょうがないな」 額にひんやりした感触が気持ちよく、うっすら目を開けると呆れた顔のナズーリンがそばにいた。 頭の中が少しぼんやりとしていて今がどういう状況なのか理解しにくい。ただ、どうやら俺は布団に寝かされていて額には濡れたタオルを置かれている、ということだけわかる。……このシチュエーション、もしかして、 思わず飛び起きようとするとタオルの上から額を優しく叩かれた。 「病人の癖に調子に乗った罰だよ。今日は大人しく私に看病されなさい」 「病人って、ええと何の事かな? ……ほら、この通り元気だぜ?」 「はいはい」 病人ではないことを示そうとして、布団から腕だけを出して力こぶを作って見せるとこぶをぺしぺしと叩かれた。特に鍛えているわけでもないからお世辞にも筋肉があるとは言えないけど、そもそも俺のような人間の腕力でもナズーリンに敵わない。見た目は小柄な少女そのものなだけに、その軽くあしらうような態度はちょっと男としてのプライドが……。 「それにしても君はちゃんと食べてるのか? その細腕、私とあまり変わらないじゃないか。……人間と妖怪では必要な栄養が違うのかもしれないね。後で聖と相談して食事の量と栄養を見直さないとダメか」 「え、あ、……はぁ」 「とにかく、筋力は別にしても不摂生が祟ったからこういう些細な病気で倒れてしまうんだ。ちゃんと自覚はしてるかい?」 「いやだからほら、俺は風邪なんて」 「はぁ……いいかい? 君は今朝いつも通り起きてきたけど風邪を引いていて熱があったから休めと聖に言われた。にも関わらず寺の掃除をしようとしたり、ご主人様や聖の仕事まで奪っていこうとした。君が風邪なんてひいてないとアピールした結果がこれなんだよ? みんながどれだけ心配したか、君はわかってるのかい?」 「ええと、その……すんません」 まったくもってその通りで言い返せない。みんなに心配をかけたくなかったから無理をしてみたわけだけど、やっぱり怒られてしまった。 叱られた子犬のように布団で顔を隠すとすぐさま剥がされて、聞いているのかと詰められた。 おかしなことを言われれば反論もできるのだけど、今回は完全に俺が悪いから何も言い返せない……。 ただひたすらしょんぼりしていると、優しい手つきで頭を撫でられた。 「君がここへ転がり込んできてしばらく経つけど、君がいてくれてみんな助かってる。もちろん、私も。最初は不真面目そうな奴だと思ったけど、やれやれ、第一印象はあてにならないね」 はは。何かを思い出しながら小さく笑っているナズーリンが何だかものすごく可愛く見えて、ふと目が合うと恥ずかしくなってそのままあさっての方へ逸らしてしまった。そういえば今二人っきりじゃないか、何だか意識するとドキドキしてきた。 俺は緊張を隠すように顔を背けたままぶっきらぼうに言葉を返した。 「どうしたんだよ、急に。今更褒めたって病んでる俺からは何も出ないぜ? ……でもまあ、居候だし、これくらいは当然だよ。衣食住の世話をしてもらっているのにそれ以上は甘えられない……あでっ!」 今度はわざわざタオルを剥がされて直接額を叩かれた。ちょっと痛い。 恥ずかしさを隠すために言ったつもりだったけど、思わず言ってはいけない事を口にしてしまったみたいだった。様子を窺うようにナズーリンを見ると、笑ってはいるけど確実に怒ってもいる。怒ったような笑顔……かな。 「居候という単語は禁句だと、約束しなかったかな?」 「え? いや、はは……まあ、その、拾ってもらった恩返しといいますか……ねえ?」 「ふうん、居候ということは、アレかい? もしかして君はひとつ屋根の下に住んでいる私たち、いや私に大なり小なりの壁を作っていると。そう言いたいのかい?」 「ああ、いや、そういうことじゃなくて……」 命蓮寺に、果てはナズーリンの気まぐれに拾ってもらわなければ、もしかしたら俺は妖怪に食われるか野たれ死にかの二択だったかもしれない。そういう意味では命の恩人という意味で言ったつもりだったのだけど……一旦出てしまった言葉は訂正しようがない。 どう謝ればいいのか。小さな小さな彼女は一度機嫌を損ねると直ってくれるまでが本当に骨が折れるからなぁ。 ちょっとだけ考えてやっぱり素直に謝るしかないと思った俺が口を開こうとすると、少しだけ顔を赤くしていたナズーリンが「ぽすっ」と胸の上に顔を落とした。 ここからだと表情や何を考えているのかがわからない。そういう不貞腐れた所も可愛いのだけど、今は機嫌を直してもらう方が先だ。 「ごめん。俺は家族、いやそれ以上と思ってるよ。みんなのこと好きだし、ナズーリンはその、それ以上というか……何というか」 「……熱に浮かれて大胆な事を言うね、君は。でも、私もおんなじだよ」 赤らんだ顔をこちらに向けて小さく笑うナズーリン。いろいろなものが重なって、その笑顔を見ていると頭がくらくらしてくる。こういう恥ずかしい台詞はこういう時くらいじゃないと言えそうにないな……。 無意識の内に彼女の頬を撫でようと手が伸び……違和感を覚えて額に触れる。 「ば……お前、お前も熱があるじゃないか!」 「ぇえ? 私は別に」 「何が別にだよ……もしかして、俺のがうつったんじゃないか? 妖怪は病気なんてしないってのは俺の勝手な思い込みだったか……」 「ふうん、そうなのか。じゃあ、」 ごそごそと隣に潜り込んでぴったりひっつくナズーリン。えっ、なにこの状況……どうなってるの。 「あー、どうやら私も風邪をこじらせてしまったみたいだぁ。君がみんなに心配かけた事は許してあげるから、今日一日私を看病すること。いいね?」 結構熱が出ているのか、いつもと違ってずいぶん間延びした声でそう言い放つと返事も待たずに小さく寝息を立てるナズーリン。 もちろん俺の体温は急上昇し、思いの外熱の下がりが早かったのは言うまでもない……。 命蓮寺は今日も平和でした。
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ナズーリン No.020 タイプ:けもの/こころ 特性:しゅうしゅうか(もちものを奪われることがない) すながくれ(天気が「すなあらし」の時回避率が上がる) HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 60 90 70 90 85 105 ばつぐん(4倍) --- ばつぐん(2倍) ゆめ/ほのお/みず/しんとう/ひこう いまひとつ(1/2) だいち/あんこく/ことわり/こころ いまひとつ(1/4) おばけ こうかなし --- コスト:50(コスト技の威力:60) 覚える技 なずーりん ナズーリン 1 ヒートクロー 1 ミラーコート 1 チャージ 1 でんこうせっか 1 エナジーライト 1 まきびし 1 つるぎのまい 1 ジャミング 1 みがわり 1 すてみタックル 1 たいあたり 5 しっぽをふる 8 どろぼう 11 どろかけ 14 かみつく 17 みやぶる 20 ミラーショット 23 のしかかり 27 みだれひっかき 30 あなをほる 33 トライアタック 36 しねんのずつき 40 ほえる 44 キリングバイツ 48 おいかぜ 52 すてみタックル 卵 いたずら バリアー じんつうりき トリック はたきおとす ねごと あやしいひかり いたみわけ 技マシン 05 ちび ほえる 06 ちび どくどく 12 ちび ちょうはつ 15 ちび ソニックブーム 16 ひかりのかべ 17 ちび みきり 18 あまごい 21 ちび シグナルビーム 24 ちび 10まんボルト 25 ちび かみなり 27 ちび おんがえし 28 ちび あなをほる 32 ちび かげぶんしん 34 ちび エナジーボール 42 ちび からげんき 43 ちび ひみつのちから 44 ちび ねむる 45 ちび メロメロ 49 ちび よこどり 50 ちび マインドボム 秘01 ちび いあいぎり 秘05 ちび フラッシュ