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ブラックマトリクスゼロ part60-260~267 260 :ブラックマトリクスゼロ:2012/03/11(日) 14 27 30.68 ID zGk/TSRC0 GBAのブラックマトリクスゼロいきます。 まず用語・登場人物解説から 「天使」 白い鳥類の翼を持つ、人間より上位の存在。 大地母神を信仰するプロデヴォン教団を組織し、人間を導いている。 「悪魔」 黒いコウモリの翼を持つ、人間より上位の存在。 一部の悪魔は「渇き」という破壊衝動を持っており、力が強いほど渇きも強くなる。 上位階級のファリオ、中級階級のゲルダ、最下層のカルヒンという3つの種族がある。 天使と悪魔は人間より遥かに長命で大きな力を持つが、生殖力は低い。 交わりによって子どもを残すことはせず、時が来れば自然に子を宿す。 「翼」 天使と悪魔が持っており、これを持たない種族が人間と呼ばれている。 魔力と生命力の源であり、この枚数が多いほど強い力を持っている。 「世界樹」 神の使いともいわれる巨木で、なんらかの意志を持っている。 世界樹と共鳴できる者は「インセスト」と呼ばれる。 「インセスト」 世界樹や大地、植物と共鳴する力を持った人々。 「神の見えざる手」と呼ばれるアザを持ち、種族に関わらず存在する。 カイン:主人公。キポートス島で平和に暮らしていたが物語序盤で瀕死の重傷を負うが、翼を植え付けられて蘇る。 マティア:カインの幼馴染。ある日インセストとして覚醒し、連れ去られてしまう。 ヨハネ:キポートス島に住んでいる物知りな天使。灰色の翼を持っているが天使にも悪魔にも属していない。 メフィスト:キポートス島の住人。翼を持っているが衰弱しており、世界樹と同化して命を保っている。 ルカ:悪魔の少女。カインに協力的であるがその真意は不明。 ザイオン:ルカと行動を共にしている幼馴染の悪魔。暴力的だがルカには頭が上がらない。 アラギ:ルカの幼馴染の悪魔。カインに興味を示し、度々現れる。 ステイエン:教会の下働き兼僧兵で姉と弟がいる。通称ステイ。 エクサル:サイファーパンクのメンバー。ヴァルトスに心酔している。 リリス:インセストの少女。サイファーパンクに保護される。 ヴァルトス:サイファーパンクの長。翼を持っているが天使でも悪魔でもないらしい。 ベイル:プロデヴォン教団の天使。六枚の翼を持つ軍人で、人間を見下している。 カルディア:ベイルの副官である人間でステイの姉。ベイルに密かな想いを寄せている。 シリア:四枚の翼を持つ天使でベイルの妹。天使の中では珍しく子育てが得意。 261 :ブラックマトリクスゼロ:2012/03/11(日) 14 30 38.94 ID zGk/TSRC0 第一章 翼は踊る カインは幼馴染のマティアと共にキポートス島で牧畜を営んで暮らしていた。 ある日マティアに「神々の見えざる手」と呼ばれる痣が浮かび上がり、 マティアは「インセスト」であるとしてプロデヴォン教団の天使、ベイルに連れて行かれてしまう。 カインは抵抗するが、ベイルにより瀕死の重傷を負ってしまう。 朦朧とする意識の中、カインはある者により翼を植え付けられ蘇る。 (ここと1つ前の選択肢によってメフィストの白い翼かルカの黒い翼かを選べる。今回は白い翼を選択) 蘇ったカインはマティアを取り戻すため、ヨハネ、ルカと共に海を渡り旅にでた。 第二章 大陸の広さ 大陸にあるウオータの街に着いたカイン。教会では新しい教えの書が配られていた。 そこには天使も現れるという噂を聞き、カインとヨハネは教会へ向かう。 教会でステイにマティアやインセストについて尋ねるが、それらは一般的には知られていないことらしい。 教会を後にしたカイン達は、ルカから教団に抵抗している「サイファーパンク」という組織の話を聞く。 そこへステイら教団の兵士達が割って入り、問答無用で戦闘になる。 そこで事情を知りすぎたステイもまとめて抹殺されそうになるが、乱入したサイファーパンクのエクサルの手助けもあり窮地を脱する。 エクサルの手引きによりサイファーパンクのアジトへと移動する一行。 そこでは翼の有無に関わらず、様々な人々が平和に暮らしていた。 カイン達はマティアの手掛かりを探すため、サイファーパンクに協力することになる。 まずはインセストとして捕らわれたリリスという少女の救出に向かうことになる。 リリスの救出には成功したが、そこにマティアの姿はなかった。 アジトに戻った一行、そこへサイファーパンクの長であるヴァルトスが現れる。 ヴァルトスの話を聞いたカインは、サイファーパンクと共に戦うことを決意する。 262 :ブラックマトリクスゼロ:2012/03/11(日) 14 33 18.18 ID zGk/TSRC0 第三章 サイファーパンク 弟キロタを教団から救うために仲間に加わったステイと共に、まずはインセストの情報を集めるため教会に向かうことになる。 しかし向かった教会では多くの天使や人間が殺されており、助かったのは1人の天使だけだった。 アジトへ連れ帰った天使は4枚の翼を持っており、名をシリアという。 彼女の話によれば、強大な禍々しい力を持つ何者かに襲われたのだという。 一行はシリアの情報を元にアウインの町にある教会へ向かうが、そこはボロボロの教会で手掛かりはなかった。 教会の兵士の態度に苛つくルカは、渇きに任せて兵士を襲ってしまう。 そこへアジトからの司令が入り別の教会へ向かうことになる。 向かった教会では兵士に阻まれてしまうが、カインはインセストを助けるためにも腕ずくで押し通る、がまたも手掛かりはなし。 アジトに戻り体を休める一行、しかしルカとザイオンの様子がおかしい。 後を追うカイン達が見たのは、強い渇きによって人々に襲いかかるルカの姿だった。 しばらくして渇きが収まり正気に戻るルカ。そこにルカの知り合いらしい悪魔、アラギが現れる。 アラギはルカがカインを気にかけていることを知って興味を持ち、カインに襲いかかってくる。 戦いの末カイン達はアラギを退ける。そこでアラギは様々なことを話した。 アラギによれば「エシュロン」という天使の組織がインセストを集めているのだという。 彼らは失われた神々の奇跡を取り戻すため、インセストを集めて実験をしているらしい。 話を聞いたカインは全ての元凶であるエシュロンを倒す決意をする。 実験が行われているという旧教会跡へと向かおうとしたその時、カインが急に苦しみだした。 263 :ブラックマトリクスゼロ:2012/03/11(日) 14 36 36.14 ID zGk/TSRC0 第四章 崩壊 カインが目を覚ますとそこはサイファーパンクのアジトだった。 カインはアラギとの戦いの後、背中の翼の暴走により数日間意識を失っていたのだ。 そんな中、ステイが教団にいる姉、カルディアからの手紙を受け取り、弟の監禁されている場所へ一人で向かってしまっていたという。 さらに、ステイとルカ、ザイオンが教団に捕まったという知らせが入り一行は救出に向かう。 (ステイとルカ達のどちらを先に助けるかを選べる。今回はルカ達を選択) カイン達は牢屋に突入しルカ達を助ける。しかしステイは既にサンバルテルミ教会へと連行され、 見せしめとしてインセスト達と共に生け贄にされようとしているらしい。 急いで教会に向かうが、到着したときにはまさに生け贄の儀式が始まろうとしていた。 捕まっているインセストの中にはステイの弟キロタ、そしてマティアの姿もあった。 ベイルの登場と共に感情を昂らせ襲いかかるカイン。 僧兵を退けステイは助けることができたが、インセスト達は既にベイルによって祭壇室へと連行されていた。 教会が大混乱に陥る中、アラギが現れカインを誘導する。道中カインはアラギからインセストに関する話を聞く。 インセストとは世界樹との共鳴ができるものであり、その中でもマティアは特に世界樹との相性が良いのだという。 祭壇室に突入したカインはベイルと対面する。そこでベイルとシリアが兄妹であったことを知る。 シリアもまたインセストであったが、エシュロンの真の目的に気付き教団を裏切ったのである。 エシュロンの真の目的とは、世界樹とインセストが共鳴する力を利用して悪魔を抹殺し、天使だけの楽園を築くことだった。 シリアの言葉に戸惑いながらも戦うベイル。 戦いの後、教会を支えていた世界樹が急激に枯れ始め、教会諸共崩れ出す。 途中カインとリリスが負傷しながらも、立ちはだかる兵士を倒し脱出を試みる。その時ルカが何かを見つけ、一行を誘導する。 264 :ブラックマトリクスゼロ:2012/03/11(日) 14 39 10.29 ID zGk/TSRC0 第五章 奈落の果て 暗く荒涼とした道を抜けてたどり着いたのはルカ達の故郷、カルヒンの町だった。 大昔に天使との戦いに敗れた悪魔は、人が寄り付かない広大な地下世界で暮らすようになったのだという。 そこは何もない貧しい暮らしながらも、地上での悪魔のイメージとは違った暖かい歓迎を受ける。 ルカの父、テルガの厚意により、カインとリリスはそこでしばらく療養することとなる。 テルガによれば悪魔の中にも3つの階層があり、争いを好まないカルヒンはその中でも一番下に属すらしい。 ルカとシリアが教会での出来事について言い争っていると、ゲルダ族が略奪にやって来た。 これを撃退するが、結果としてゲルダ族を敵に回してしまうことになる。 カインとリリスの看病のためシリアを残し、今後の対策を練るためカルヒンの長老の家に向かう。 そこで悪魔に関する様々な話を聞くことになる。 ファリオ族とゲルダ族のこと、ルカ達の所属する軍隊であるクルサードのこと、悪魔の「渇き」のこと、 天使と悪魔の祖先である白と黒のティタンのこと。 しかしいつの間にかルカがいない。どうやら一人でクルサードの本部に向かってしまったようだ。 ゲルダ族の基地で村の襲撃の件を問い詰めるルカ。ルカとザイオンは村には手を出さないという条件で軍に協力していたのだった。 しかし兵士に取り囲まれて一人で戦うことになる。(ここで勝っても負けても話は進みます) ルカは奮闘するが多勢に無勢で追い込まれてしまう。そこへザイオン達が助けに来て、共に戦い撃退する。 ルカは教会で見つけた悪魔族の印のこと、カルヒンの村を襲ったことについて中隊長を問い詰める。 どうやらそれらはファリオ族の思惑があってのことらしい。 ルカはファリオ族に探りをいれるためにゲルダ族に支援を要請する。 つづく 265 :ブラックマトリクスゼロ:2012/03/11(日) 14 43 43.94 ID zGk/TSRC0 カルヒンの町に戻ると、リリスの容態は悪化しており、さらにカインもどこかに消えてしまったという。 ルカ、ザイオンはカインを探すために飛び出し、残りはサイファーパンクのアジトに戻ることに。 地上へ戻ると、教会をはじめとして辺り一帯はボロボロになっていた。 街の噂によればこの惨事はサイファーパンクの仕業ということになっているらしい。 アジトに戻ると一行は裏切り者として襲われてしまう。 かつての仲間だけでなくヴァルトスにまで攻撃を受ける一行。 そこへカルディアが登場してヴァルトスを説得し、弁解を許される。 ヨハネが事の詳細を説明していると、ルカ達がカインの情報を持ってやって来る。 どうやらカインはアラギによって連れて行かれたらしく、アラギは既にサイファーパンクに潜入しているのだという。 その時、兵士に化けていたアラギが正体を現した。 アラギは以前から潜入を続けており、組織を拡大しながらその力を利用していたのだ。 アラギはカインとマティアの身柄を預かっていると言い残し、パスカという怪物を放って去っていった。 インセストであるシリア、リリス、キロタ、そしてルカの力により、カインとマティアはテロメアの世界樹にいるとわかった。 アラギの暗躍に責任を感じたヴァルトスも仲間に加え、一行はテロメアの世界樹へと向かう 補足説明 「パスカ」 天使と悪魔の祖先であるティタンの遺体の一部を埋め込まれた異形の怪物。 アラギの一族はティタンの遺体を複製する技術を持っており、多くのパスカを生み出していた。 シリアのいた教会を襲ったのもこいつら。 「ティタン」 かつて白い翼と黒い翼のティタンが2体ずついた。 白い翼の1人と黒い翼の1人が夫婦となり、2人は睦み合い子を成して増えていった。 生まれた子らに翼は無く、子らが成長し離れていくと夫婦も別れていった。 やがて黒い片割れが命を落とし、白い片割れは失われた伴侶を求めて狂乱した。 残された白と黒のティタンはそれぞれ1人で子を宿し増えていった。 アラギによれば、本来ならば白いもの同士、黒いもの同士で結ばれるべきだったのだという。 266 :ブラックマトリクスゼロ:2012/03/11(日) 14 48 13.72 ID zGk/TSRC0 第六章 天上の終焉に向かって テロメアへ向かうため、まずはファリオ族の元へ向かう。 ファリオ族の目的は、アラギの一族が持っていたパスカの技術を利用し、 世界樹と一体化したマティアをパスカにして大地母神の力を操ることであった。 ファリオ族の基地に着いた一向が見たのは、洗脳されながらも暴れ回るカインの姿だった。 仲間の言葉にも耳を貸さないカイン、そこでヴァルトスは身を挺して説得を試みる。 カインと同じように本来持ち得ない翼を得たものとして。 正気に戻ったカインだが、どこか無口で様子がおかしい。翼にも怪しい紋様が刻まれている。 たどり着いた世界樹は禍々しい気配を放っていた。 テロメアの街は世界樹のとても高いところにあるため、所々で休憩しながら上へと飛んでいく。 途中理性を失ったファリオ族に襲われるも撃退、戦いの中カインは獣のように猛り狂っていた。 テロメアの街にたどり着いた一行は街の奥から聞こえてくる鐘の音を頼りに神殿へと向かう。 中にいたのはアラギと、世界樹に取り込まれたマティアだった。 アラギの企みによりカインは翼の持つ破壊衝動に意識を乗っ取られつつあった。 マティアはカインと共鳴し合っており、マティアがカインの破壊衝動を感じると、 インセストであるマティアは同時にそれを世界樹へと中継してしまう。 その破壊衝動によって増幅したティタンの遺伝子を世界樹の胞子に込めて全世界にばらまき、 全人類をパスカ化させることがアラギの目的だったのだ。 アラギはかつてヴァルトスに植えつけた自分の翼と黒きティタンの翼を暴走させる。 暴走したヴァルトスはカインに襲いかかろうとするが、ヨハネによって阻止される。 ヴァルトスは消えゆく意識の中、自らの血でカインを浄化した。 正気を取り戻したカインはアラギを倒し、ようやくマティアと再会する。 アラギは幼い頃に黒いティタンの翼を植え付けられており、 黒いティタンの悲しみを感じたアラギは全人類をパスカにすることでそれを癒そうとしていたのだ。 その時、アラギを含む全てのパスカの体が溶け出し、周りの物を飲み込んでいく。 逃げ出す一行だが、リリスを助けるためにカインとマティアが飲み込まれてしまう。 溶け出した肉塊は徐々に形を成していく。それはティタンの姿であった。 これを止めるには肉塊が完全に形を成す前に倒すしかない。 皆が奮闘する中カインも力を振り絞って脱出し、死力を尽くしてティタンを倒した。 ティタンを倒すと同時に世界樹も元の姿に戻り、カインは開放されたマティアを抱きしめる。 267 :ブラックマトリクスゼロ:2012/03/11(日) 14 51 09.53 ID zGk/TSRC0 エピローグ 半年後、世界は何事もなかったかのように復興へと向かっていった。 サイファーパンクはエクサルを中心に活動を続けていた。 ステイ、キロタ姉弟も共に活動しているが、カルディアはベイルと共にどこかへ消えてしまった。 最後の戦いで傷つき死にかけていたリリスに、ルカは自分の翼を植えつけた。 彼女は元々4枚の翼を持っていたが、一対をリリスに与えたためもう以前ほどの力は無い。 しかしルカの表情にかげりは無かった。 もしリリスが道を踏み外しそうになっても自分の子供が正してくれると信じて。 戦いの後ルカのお腹には新しい命が宿っていたのだ。 そのことを知っているのはカインとザイオンだけだった。 キポートス島に帰る日、皆がカイン達を見送りに来たがそこにヨハネの姿はなかった。 カインはもうヨハネの助けを借りずに、自分の手で未来を選ぶ決意をしたのだった。 そしてカインはマティアを抱きかかえ、空へと羽ばたいていった。 end 以上で終わりです。 PSのBLACK/MATRIX OOはこの作品を元にしているそうで、設定やキャラクターはある程度共通しています。 ゼロ=劇場版、OO=TV版、といった位置付けのようです。 なお物語序盤の選択肢で白い翼と黒い翼を選べますが、どちらを選んでも本筋に大きな違いはありません。 強いていえば一部セリフが変わるのとエピローグでのルカの翼の有無でしょうか。
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ピカトリクスのスキル Aスキル名 クロスⅡ Aスキル効果 [敵単体]無特殊 139% HIT 1 獲得AP 10 獲得ソウル 20 リキャスト 2.8sec Wスキル名 リザレクション Wスキル効果 戦闘不能の味方を蘇生し、HPを25%回復 消費AP 22 獲得ソウル 120 リキャスト 15.0sec ピカトリクスのマスターボーナス 解放Lv ボーナス名 効果 80 HPブースト 最大HPが3%増加 100 闇属性攻撃力ブーストⅡ 闇属性攻撃力が6%増加 120 APプラスⅡ 最大APが7増加する ピカトリクスのステータス HP 0 物攻 795 特攻 908 物防 0 特防 200 会心率 0 会心威 0 命中 101 回避 0 運 0 火 0 水 0 風 0 雷 0 土 0 聖 0 闇 0
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ピカトリクス(Picatrix)は『ガーヤト・アル=ハキーム』(غاية الحكيم)すなわち『賢者の極み』と題されたアラビア語の魔術書の著者およびそのラテン語版の呼称である。本書はそれまでの魔術と占星術とを総合・総説した書物である。序文によれば『ピカトリクス』は1256年にカスティリャ王アルフォンソ10世の命によりアラビア語からスペイン語に翻訳された。その後アンダルシアの翻訳者の手によりアラビア語とスペイン語の両写本に基づくラテン語版が作られた。本書はアンダルシアの数学者マスラマ・イブン・アハマド・アル=マジュリーティーの作とされてきたが、多くの人がこれに疑義を呈してきた。そのためこの著者は時として「偽マジュリーティー」と呼ばれる。元のアラビア語版はイベリア半島の学者によって12世紀中葉もしくは後半に作られたと推定され、本書中での著者の主張によれば224冊の書物から編纂されたという。ヨーロッパでは降霊術・黒魔術の書物と非難されることもあったが、ラテン語版は15世紀に広く流布し、マルシリオ・フィチーノらのルネサンスの自然魔術の典拠のひとつとなった。 最も有力な説明のひとつは本書を「護符魔術の手引書」とみなされるべきものとしている。別の研究者は、本書の種本は「9世紀・10世紀の近東で作られたヘルメス主義、サビアニズム、イスマーイール派、占星術、錬金術、魔術に関するアラビア語のテキスト群」であると述べ、本書は「アラビア語で記された最も完全な天界魔術の解説」であると要約している。エウジェニオ・ガリンによれば「事実上、ピカトリクスのラテン語版は、『ヘルメス選集』やアブー・マアシャルの著作と同等に、ルネサンスの所産の華やかな一面、たとえば造形美術を理解するのに不可欠である」。 本書は1400年代のマルシリオ・フィチーノから1600年代のトンマーゾ・カンパネッラに至る西欧の魔術思想に重要な影響を与えている。大英図書館にある写本は何人かの手に渡っており、過去の所有者はサイモン・フォーマン、リチャード・ネイピア、イライアス・アシュモール、ウィリアム・リリーである。 1920年かその前後にヴィルヘルム・プリンツがアラビア語版を発見するまで、スペイン語版とラテン語版のみが西洋の学者に知られていた。 内容 この書物は四部に分かれており、著しく体系性に欠けた論述を呈している。ジャン・セズネックは「ピカトリクスは嘆願者にとって吉となる時、所、姿勢、所作を指示する。かれは星への嘆願に択ぶべき言葉も示している」と述べている。例としてセズネックは土星の祈祷を再録し、この祈願についてのフリッツ・ザクスル の指摘に言及している。すなわちザクスルは、この祈願が示しているのは「ギリシア占星術のクロノスへの祈祷の口調であり、まさに他ならぬその用語である。これはピカトリクスの典拠が大部分ヘレニズム的なものであることのひとつの証左である」と述べる。 著者、表題の意味について イスラーム圏の歴史家イブン・ハルドゥーンは『歴史序説』において『ピカトリクス』の著者を1005年と1008年の間に死去した数学者アル=マジュリーティーとみなした。しかし著者はその発端を50年ほど後に定めている。他の人々は、ピカトリクスはアラビア語文献におけるブクラーティースまたはビクラーティースという名への転写を経たヒッポクラテスに帰するものと論じている。ラテン語テキストはブクラーティースという名をピカトリクスと翻訳するが、ブクラーティースが誰であるかを特定するものではない。これはヒポクラテスの名の転訛であると論じる人もいるが、本文中ヒポクラテスが Ypocras という名で言及されていることからこの説は不評となった。もっと説得力があるかもしれない別の説は、ピカトリクスはマスラマのラテン語形であると主張する。この説によれば、ラテン語の語根 picare はアラビア語のマスラマの語根 m-s-l の翻訳であり、「突き刺す、または蛇のように噛み付く」を意味している。これはピカトリクスとその著者とされたマスラマ・アル=マジュリーティーとを強く結びつけるものであるが、本書の著述とアル=マジュリーティーの死との年代の齟齬という問題は残る。 影響源 序文によれば著者はピカトリクスの作成において200点以上の文献を調べたという。しかし中近東の以下の三つが及ぼした影響は重要である。すなわち、ジャービル・イブン・ハイヤーン、イフワン・アル=サファ、そして『ナバテアの農業』という書物である。ジャービル・イブン・ハイヤーンの影響は、魔術実践から妖術的影響を除去し、この諸実践が神的起源をもつものと主張するという宇宙論的背景を成している。『ピカトリクス』の著者はジャービルの著作に酷似するネオプラトニズム的なヒュポスタシス(存立)の理論を用いている。
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コアトリクェ コアトリクエの別名。
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ゲネトリクス ローマ神話の女神。「生む女」という意味。 関連: キュベレ (同一視) ウェヌス (同一視) 別名: ゲネトリークス ジェネトリクス
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a b tx c d ty 0 0 1関連する変形 値 説明 拡大/縮小 a X軸方向のピクセルの位置への影響の度合い d y軸方向のピクセルの位置への影響の度合い 回転/傾斜 b x軸方向のピクセルの位置への影響の度合い c y軸方向のピクセルの位置への影響の度合い 水平移動 tx x軸方向に移動する距離 ty y軸方向に移動する距離 参考:第12回 移動や変形に,慣れれば便利なマトリクスの仕組み
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コワトリクエ コアトリクエの別名。
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リペア マトリクス(マルチプレイ) 連合 潜入ユニットのアビリティ。 効果時間中(8秒~)はダウンしてもメディジェルと同様の効果を発揮し、即座に復帰する。 (ただし前もって使用していなければならないため、その点のみメディジェルとは異なる) さらに、シールドが待ち時間無しに回復するようになり、移動速度上昇・被ダメージが減少するなど、 防御面のボーナスをほぼ全て同時に得られる。 ダウン復帰後は効果が切れるが、再使用で同様の効果が得られ、再使用し得る限りは無限に復帰可能。 また、使用してもタクティカル クロークは解けない(グレネード扱いのため、解除条件に抵触しない) メディジェルのような消費物資ではないため、弾薬箱で無制限に補給可能で、 グレネードの所持数増加等のギアで携帯数を大幅に増やせる。 2013/3/13 全体的に下方修正 基礎持続時間 15秒 → 8秒 基礎秒間シールド回復 150 → 75 ランク4上(サバイバビリティ)被ダメージ減少 10% → 5% ランク6下(エンハンスリペアマトリクス)被ダメージ減少 15% → 10% リペア マトリクス(マルチプレイ)ランク 1リペア マトリクス ランク 2チャージ容量 ランク 3シールド回復 ランク 4サバイバビリティ シールド回復 ランク 5チャージ容量 持続時間 ランク 6リペア マトリクス延長 エンハンス リペア マトリクス ランク 1 リペア マトリクス 金属を反発させるフーコー電流で装甲を強化し、移動速度を上昇させ、被ダメージを軽減するまたシールドを短時間で再生成できる発動すると倒された使用者は直ちに立ち上がるこれは一度しか発生せず、このアビリティのチャージは携行数が限られている秒間シールド回復 75 持続時間 8秒 ダメージ -15% 移動速度ボーナス 10% ランク 2 チャージ容量 携行可能なチャージ数が 1上昇 ランク 3 シールド回復 シールドの回復量が 20%増加 (+15)秒間シールド回復 90 ランク 4 サバイバビリティ 被ダメージを 5%軽減 移動速度が 10%上昇ダメージ -20% 移動速度ボーナス 20% シールド回復 シールドの回復量が 30%増加 (+22.5)秒間シールド回復 112.5 ランク 5 チャージ容量 携行可能なチャージ数が 1上昇 持続時間 持続時間が 50%延長 (+4秒)持続時間 12秒 ランク 6 リペア マトリクス延長 ダウン状態から立ち上がる際に 5秒間、被ダメージが 75%軽減される エンハンス リペア マトリクス シールドの回復量を 35%増加 (+26.25) 被ダメージを 10%軽減秒間シールド回復 116.25 or 138.75 ダメージ -30% or -25%
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【種別】メカ 【綴り】AntiZega Coatlicue 【登場】13話〜 ガルズオルムがゼーガペイン・アルティールから回収したデータをもとに作り上げたホロニックローダー。 イゾラによってアンチゼーガ・コアトリクエと命名される。 アフリカ方面軍を壊滅に追い込み、偵察任務に出ていたキョウとリョーコのアルティールに多大なダメージを与える。 戦闘と転送エラーの影響で、リョーコはロスト。キョウも多大なダメージを負う。 13話ではシンが乗り込む。 14話にてシマは、光をはじき、蝕む暗黒の戦士と形容している。 16話では、アビスがガンナー、シンがウィザードを担当するも、アルティールとの対決で大きなダメージを受けた。 現時点で判明している武装は、腕部のブレード兼ランチャー、光装甲を無効化するホロニックキャンセラー、両腕から発射されるホーミングレーザー、頭部を展開・眼球状の物体から発射されるビームである。 ちなみにコアトリクエ(Coatlicue)とは、中央アメリカ古代神話の大地母神で、「蛇の淑女」の意。 なお余談ではあるが、コアトリクエという呼称はセレブラム側が名付けたコードネームであって正式名称ではない。ガルズオルム側ではなんと呼ばれているのか実に興味深い。 (参考URL) コメント 名前 コメント