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作った人@63_Original
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事業 「欲望」を抱えた人に、その欲望を満たせそうな「担当員」を派遣する。 実際に、顧客が望む通りの欲望を満たせたかどうかは考慮しないものとする。 メンバー 【色欲担当・兼社長】フルーナ・ナイトライト→(エネミー) 【自己顕示欲担当・兼社長秘書】彼我見テイル→(エネミー) 【承認欲求担当・兼メイド隊長】ルウ・D・メニス→(エネミー) 【食欲担当】ハラフェリア・メスティロ→(エネミー) 【睡眠欲担当】毛音羊→(エネミー) 【支配欲担当】??? モブ 名前:グリード 特長:【強欲の渇望M】【メイドM】 弱点:【-無個性M】 備考:「グリード」と呼ばれる戦闘員。 全員同じ顔をして、同じメイド服を着た“生きた抜け殻”。 【強欲の渇望M】は、他人から特長を「買い取って」自分のものにする能力。 【強欲の渇望M】によって特長を「買い取られた」者は、 その特長の価値に相当する金品と、開いた枠に【強欲の渇望】の特長を得る。 対応 色欲⇔色欲(???) 嫉妬⇔自己顕示欲(???) 傲慢⇔承認欲求(ルウ) 暴食⇔食欲(ハラフェリア) 怠惰⇔睡眠欲(羊) 憤怒⇔支配欲(???) 強欲⇔強欲(グリード) 募集 「社員」ではなく「会員」を募集します。 「会員」になった方は、好きな時に「サービス」を受けられます。
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「ふこっ。」 溜息の一つも吐きたくなるものだ、と無惨は先程も思った。 今しがた本当にそれで溜息を吐いたが、他者からそれは認識されない形容しがたい声になる。 あれからキャメロット達はB-5、B-6、C-6と移動したものの、誰とも出会うことは叶わなかった。 近くの参加者は大体C-5か、そこから離れるように移動していたのもあったので仕方ないのだが。 (契約とやらも殆ど徒労に終わり、なんとも無駄な時間を過ごしたものだ。私の時間を無駄にするな。) キャメロットと遠坂による、 サーヴァントとマスターの契約についての経緯の結果。 契約そのものはできた。しんのすけは過去に魔法を使った経験もあるため、 少なくとも魔術師としての素質云々だけで言えば、ある側になるだろうか。 魔術回路は少なからず存在してはいるようではある一方、あくまで存在してるだけ。 先代から魔術刻印を受け継いだわけでもなく、そもしんのすけの家は一般家庭だ。 ……確かに世界を救うようなことがあったりとか巨悪の組織を倒したとか、 明らかに一般家庭を超えた要素は多量にあるが、一先ず一般家庭としておく。 遠坂の本来の身体とは比べるべくもなく天と地ほどの差の魔力が存在する。 契約はできたものの、結局根本的なステータスの低下はほぼ解決はしない。 聖杯戦争の正式なシステムによる契約でもなく、聖杯にそうさせないようにしているのか、 聖杯から令呪を授かるようなこともなかったので魔力供給は相変わらず乏しいものだ。 魔力消費についてはセイバーのスキル『竜の炉心』もあるため、 何度も先の相手(ダグバ)レベルと接敵しなければ吸いつくすこともないのが救いか。 正直ダメ元で行ったことではあったので、さして落ち込むこともなかった。 長々と語ったがつまり、殆ど状況は進展していない。 遠坂とキャメロットは契約して移動した。しかし何も起こらなかった。 この一文で終わってしまう程度に、彼女達は何の成果も得られてない。 (施設の一つとも見つかればよかったのに一つも出会わないし、何なのよもう。) 森の中に建物一つあるかと思えば見つけられることもなく。 殺し合いが始まり一体何時間経ったのだろうか。確認するのも億劫だ。 時間を費やしても結果を得られないまま、無作為に時間だけが過ぎていく。 これ以上の無駄な浪費は避ける手段を考えたいところであり、 「二人ともストップ!」 遠坂の静止により二人は歩みを止める。 止められたが二人も意味はなんとなく察していた。 大雑把とは言え複数のエリアを探せど施設もなければ参加者もなし。 これ以上の探索が無駄だと打ち切るのは当然の考えだ。 「一旦、C-5に向かうという概念そのものを捨てるけどいい? 今の状態を続けたって、状況が改善される見込みはないと思ってるの。」 戦力が増えてない今、突入するのは最初の時とほぼほぼ変わることはない。 寧ろ既に行ったか、行かないという選択肢を終えてしまってるのは目に見えてる。 固執するのは、キャメロットのように倒さなければならない敵がいるという人物のみだ。 元よりバリーは無駄な時間だと思っていたので、事実上キャメロットの意見だけを聞く場になるも、 彼女とて無意味に時間が過ぎていく現状を考えれば、受け入れることは十分にできた。 「分かりました。ではどちらへ?」 「喫茶店ルブランが近いと思うし、そのあたりを見に行くわよ。」 ルートを確定させ、一先ず南へと向かう。 キャメロットは西の方角を少しだけ一瞥するも、 ルートを変えての行動をとることをせず素直に従う。 バリーの件もある。考えなしに動くことはしない……と言うよりはできないが正しいか。 D-6は煉獄と絵美理との戦いを筆頭に何度も戦いがあった。 ルブランの攻撃の流れ弾もあって、相応に荒れているのが現状だ。 喫茶店も拠点としての機能はあまり役に立ちそうにもない状態にあり、 地図上に名前が載ればどうなるか、それを視覚的に教えてくれてるかのようでもあった。 (一人や二人どころじゃないわね、この様子。) ガラスの破片がかなりバラバラで、単なる破壊以外も混ざっている。 人が踏み荒らしたものであることから、此処は結構な人が関わっていた様子。 人数が多いのなら今更物色する意味も薄く、探索することを選ぶことはしなかった。 今更疑うつもりもないことではあるが、地図上の場所とは一致している。 となれば遠くない場所に食酒亭もあるので、一先ず次の場所へと目指す。 「!」 微かに聞こえた音に全員が反応する。 空に輝く緑の風と雷雲。通常の現象では起こり得ぬ現象。 言うまでもなく、全員は其方へ向かうことを優先として走り出す。 ある意味因果となる敵、ダグバまではそう遠くない距離ではあったが、 近くの路地からキャメロットが捉えた人の姿に歩みを止めざるを得なかった。 死に物狂いで逃げている、とでも言わんばかりの表情をした状態でだ。 この状況で逃げている。となればどういう人物かは最早推理するまでもない。 「キャメロット?」 「凜さん、別の参加者がいたのですが。」 「……ええ、そっちでいいわ。」 この先にも敵がいないという保証はない。 逃げている様子から乗ってない可能性は十分にある。 貴重な対話が望める参加者であり、一人であるなら放っておけない。 遠坂の了承も得たので、直ぐに其方へと方角を変えて走り出す。 ゲンガーは最後の気力で、死に物狂いで動いていた。 流石に十数時間も人間の身体になるともなれば相応に動かせる。 人並みの走る行為をすること自体はそう難しくはなくなっていた。 とは言え、あくまで肉体的な話だ。精神は最早ボロボロである。 あの場にいれば、そのままあの悪魔の少女によって死ねただろう。 でもできない。木曾も、ロビン達も、ハルトマンもなんのために死んだ。 彼自身にとっては死なせてしまったとも言うべき無数の死者たちではあるが、 彼女達にとっては誰かを、或いは自分を死なせないために死力を尽くしてくれた。 ハルトマンだって空へ飛んだのは、単純に有利な場面に持ち込んだだけではない。 自分が死ぬかもしれないと思ったが末の行動であったことは、短い時間で察せた。 本来ならばしんのすけとミチル、それとエルドルを待ちたかったものの、 この状況で待てる余裕など、今の状況を考えればどこにもなかった。 だから生きないといけない。災厄を齎す死神であろうとも。 (ケケッ……アブソルかよ。) ただ、それも限界を迎えつつあるが。 随分前。元の世界……否、厳密にはゲンガーの頃の記憶だ。 あの救助隊が逃亡生活の末に広場に戻ってきた際に、同行していたあのポケモン。 アブソル。出会えば災害や災厄が訪れるとされる、災いポケモンと呼ばれる存在。 あの救助隊のアブソルは、道中助けに入った仲間であり寧ろ彼らの助けをしてたそうだ。 当たり前だ。アブソルは災害を察知して知らせる能力があるだけで災害は呼ばない。 ただ災害を知らせようとした結果アブソルがいたことで、誤解されたことでそう呼ばれた。 だが、今の自分は誤解される方のアブソルだ。出会った仲間に対して悉く死を齎していく。 自分はあのアブソルのようになれない。どうあがいたって他者に糾弾されて然るべき死神。 偶然か、或いは救いを求めたからか。風都タワーの方角へと向かうように彼は走っていた。 正直なところ誰かに会いたいとは思わない。会えばその相手は死んでいく。 敵は死なず、善良な味方だけが。自分は大して傷を負うことがないままに。 向こうでもそうなってるのでは。神楽や康一もそうなっているのでは。 追い詰めに追い詰められた精神は既に彼一個人の限界を優に超えている。 動いているのは最初に言ったとおり、最後の気力で動いてるようなものだ。 「大丈夫ですか!?」 でも出会ってしまう。新たな参加者と言う名の犠牲者に。 背後から声をかけられた。声色、足音の数、言葉の内容。 全てが『味方』に足りうる存在であることを証明してくる。 「それ以上寄るんじゃねえ!」 だから、逆のことを選ぼうとした。 八命切・轟天を振るって四人に近づかせない。 刃物を握る姿は今の身体だからか、微妙に様になってしまう。 「お、敵か?」 「待ってくださいバリーさん。彼に戦意はありません。」 臨戦態勢に入ろうとしたバリーをすぐに静止する。 襲い掛かってくるのではなく、単なる迎撃に近い振るい方。 相手を必要以上に近づかせないが、傷つける覇気が全くない。 疲れ切った表情も相まって、錯乱しかけてるだけだとすぐに察せる。 「私はキャメロット。この戦いに対しては否定的な者になります。」 「ケケッ……見りゃわかるさ。だったら猶更ほっといてくれ。」 「個人で戦える力がある、と言うことでしょうか。」 言われると納得はできる。 手に軽い負傷以外まともな外傷はない。 やりすごしたり戦う術があることは十分に伺えた。 自分一人でも生きられる、などと勘違いをしたが早々に否定される。 「関わった奴が死ぬって意味だ。逆だ逆。」 「自棄になってるタイプね。こういうのには覚えがあるわ。」 少しばかり溜息が出る遠坂。 この手の状態は面倒な相手になりやすい。 プライドが高いのでわかりやすい慎二ならともかく、 初対面の相手では他愛ない一言で余計に傷つけるものだ。 お人好しでも相手するのは少々難儀な相手である。 「その身体、ひょっとしてしんのすけって奴のか?」 「そうだけど……知ってるってことはアンタ、精神の方の居場所知ってるの!?」 ミチルたちがラーの鏡を使っていた都合、 しんのすけの本来の姿を見ていたのですぐに気付けた。 肉体と精神、両方に面識がある唯一の参加者であるならば、 此処でその情報を逃すわけにはいかず、遠坂は食いつく。 「ケケッ……やめときな。こっちは俺の前でもう四人も死んでるんだ。 ついでにしんのすけは今はいねえし、俺に関わるとろくなことにならねえさ。」 どうしたものかとしかめっ面になる。 逃したくないがメンタルケアとかしなければならない。 焦りから余計な一言を言いそうだしと言い淀んでしまう。 決裂したと感じたゲンガーはそのまま離れるように歩き出す。 「関わった人が命を落とした、と言うのであれば私も同じです。」 どうしたものかと悩んでいると、 意外にもこの話に進んで出たのはキャメロットだった。 彼女も元々は建築物の城。即ち、数多くの人の死を見届けてきたことになる。 関わった人間に等しく滅びを与えるのであれば、それは似たようなものであると。 モードレッドもアーサー王も、カムランの戦いでの傷によって命を散らした。 国を統べる器を持つ王は、一人として残ることはないままに聖騎士の物語は幕を閉じる。 (厳密に言えばアーサー王は物語によっては生きながらえるが、どの道ブリテンは滅びるので割愛) 世間的、厳密に言えばキャメロットの世界におけるアーサー王伝説とは、物語である以上はフィクション。 遠坂の世界におけるアーサー王伝説とは違って現実にて死んだ人間は存在しない、架空の物語。 しかし彼女は今でも昨日のように思い出せる。数々の円卓の騎士が散っていったことを。 無念の騎士も多かっただろう。他者の為の行動が全て裏目に出る呪いを受けたベイリンのように。 城である以上、彼女ができたことはただ見届けるだけであり同じとは言えないものの、 少なからず彼の思う気持ちを汲み取れるという点においては、一番近しい立場だ。 「何百、何千、何万……いえ、それ以上の人の命と私は関わりました。 数を競いたいのではありません。ただひとえに、貴方の気持ちはよく伝わります。 自棄になる気持ちも理解できます。ですが、それ故に此処で別れることを善しとしません。」 「一体、何しでかしたんだよ。」 「見届けただけです。名のある騎士が散ろうとも、 我が王が自分の息子を槍で貫かれようとも、ただずっと。 もっとも、全てを目の前で見続けてきたわけではありませんけどね。」 「ケケッ……そう言われちまったら、断れねえじゃねえか。」 万単位ですら足りないという、戦争でもなければそうは出てこない数字。 何があったかを察せられないが、それだけの死を前にしても彼女は戦うことを選んだ。 彼女のようになるつもりはないし、彼女のような不屈の心はなろうと思ってなれるものでもないだろう。 ただ、此処で拒絶することも後ろ髪を引かれるので、会話の為少し西の方角へ進んでから建物の中に入る。 (食酒亭では近くにダグバがいる可能性もあったので、最初から選択肢から除外されている) D-5に近い場所に、都会の風景には余り似合わない中世時代の一軒家が目につき足を運ぶ。 内装も全体的に遠坂の基準となる2004年の時代から見たとしてもかなり古い時代のものだ。 遠坂にとってはこの景観を無視した建物も地図に載る類の奴なのだろうことを察しており、 地図を確認してみれば、事実先ほどまでなかったはずが新たな名前が浮かび上がっている。 此処が『エレン・イェーガーの家』と呼ばれる施設であることは間違いないようだ。 こんなにあっさり見つかっては、今までの時間は何だったのかとすら嘆きたくもなる。 イェーガーの名前を持った参加者はいないが、ゲンガーが出会った康一の身体が関係者に当たる。 遠坂の『施設の関係者にしかわからない何か』がこの家にもあるかもしれない可能性はあるも、 今は一先ず他の情報を得て、それを整理するのを優先とすることとして三人は席につきながら、 遠坂は身体の都合顔が机を越えられないので、椅子だけ持って近くの牧入れの箱に産屋敷(無惨)を置いて、 其方に対応しつつの形での会談になる。 「な~~~み~~~。」 「意思疎通するのも大変ね……お腹が空いてる? あってたら右手を挙げて。」 意志疎通の取り方に難儀する遠坂を余所に、キャメロット達は情報交換を続ける。 四人にとって、ほぼほぼ得られなかった情報をこれでもかと言う程に得られていた。 一方で芳しくない状況でもあることは、ゲンガーの語り方からすぐに察せられる。 「まさか、此方に移動していたとは……」 白い射手、彼等は仮面ライダーと呼ぶらしいその存在。 既に村を抜けていて、先程の戦いの光景は彼(彼女?)が関わっていたものだと。 キャメロットにとって二人目の敵であり、邪悪を体現したかのような不気味な人物。 自分の行く先々で事を起こしていく。自分の選択によって誰かの命が奪われる。 やはりあの時行くべきだったのかと、少しやるせない気分になってしまう。 所詮そんなのはたらればであるので口にするつもりはないし、 ダグバは新たな仮面ライダーの力を使うこともできている。 もしその状態で挑んでくれば、キャメロットとて無事では済まず、 全滅すらあり得ていたことは想像するに難くなかった。 今はその情報が知れただけでも幸運であるのだと。 「なんかすごくゲテモノ感が凄いけど、まさかこれを食べる……」 「み~~~。」 「なわけないか。此処においとくわよ。」 「と言うか本当にトナカイの獣人なんだな。 オドシシからヒメグマみてーなそれになってビビったぞ。」 「最初はキメラの類かと俺も思っちまったな。」 ロビンが言ってたチョッパーは無事であることは分かった。 せめてそれができただけでもただ逃げるしかなかった自分にできている、 数少ない贖罪なのだと心の中で静かに思う。 少なくとも友好的な相手だし、戦うこともなさそうだ。 「にしても、私達がどれだけ遅れてるか分かるわね。」 溜息を吐きながら無惨のデイバックを漁りつつメモをしていく遠坂。 ゲンガーが関わった人や、また聞きで得た人の情報は四人の二倍以上。 全くと言っていい程得られなかった分の反動すら感じさせられる。 シロが亡くなっていることについては少し残念ではあるものの、 殺し合いに懐疑的な人物が多く集ってた相手に繋がれただけでも大きい。 「んで、しんのすけって奴は地下に降りたのか?」 「ああ。なんでも鬼がいたらしくてな。」 「鬼、ですか?」 城娘は兜と戦うことが基本ではあるものの、 時として九尾を筆頭とした妖怪と戦うこともあるらしい。 無論鬼も存在している。出自の都合でまた聞きになるが。 「この小さい玉? え、違う?」 「鬼と言っても、悪くなかった奴みてえだけどな。 シロを鬼にしたことを悔やんでいたとかなんとか。 名前は……あれ? 名乗ってたか? 確かミチルもしんのすけも……」 聞いたか聞いてないか、少し思い出すのに時間がかかる。 遠坂程頭の回転がいいわけではない以上多くの情報があっては、 必要な情報をすぐに取り出せず時間を食う。 「となると、困りましたね。」 相手は暴走してるだけに過ぎない。 しかも地下と言う相手の方が圧倒的に有利な場所だ。 かといって待てば夜にはホームフィールドが出来上がる。 彼もまた助ける民。できることなら殺すことは避けたい。 どう動くべきか悩んでいると、その答えはすぐに出された。 派手な音と共に。 「───」 音はすぐそこだった。 キャメロットが振り向けば元凶はそこにある。 アルトリアの身長を上回り、チョッパーの脚力強化に分類されるような、 猛獣が如き姿をした生物と、木製の玄関扉に叩きつけられ、荷物を散らばす遠坂の姿が。 突然の状況にバリーとゲンガーには理解が追いつかなかった。 何処から現れたのか、この猛獣は。 その言葉を聞いた瞬間、私は行動を即座に選んだ。 シロと言う犬が鬼にされ、鬼にしたことを悔いた男が自決を選ぶだと? あの異常者共ならば自分から首を切り落として自決を図るところをしなかった。 故に直ぐに察した。それは紛れもなく私の身体であり、中にいる精神が何者かも。 予想はしていた。やはり貴様が私の身体を持っているというのか、産屋敷耀哉。 完璧に近い生物を誰の許しを得て使っている? ボンドルドは奴にも嫌がらせを、 と言う意味合いで私の身体にしたのだろうが、私の方にはさらに屈辱でしかない。 あの男が私の身体だと? 吐き気がする。とにかく奴は神経を逆なでしたいようだ。 しかも勝手に鬼を増やすなど、産屋敷も同じように私の癇に障ることばかりをしてくれる。 鬼なんぞ増やしたくもないというのに。 しかし、同時に奴はどういうわけか鬼を増やしていると言うではないか。 アルフォンスが衝動を考慮したところを見るに、奴も身体の衝動に汚染されてるらしい。 当たり前だ。いくつ心臓や脳があると思っている。私以外にその身体が扱えるはずがないだろう。 なのですぐに自決を図るとは思えぬ一方、万が一正気に戻り自決を図られたら手遅れになりかねん。 悪魔の実を小娘に置かせたのは万が一に備えてだ。アルフォンスと小娘共が出会ったときは無理だったが、 こうして私を人間と同じ扱いをするというふざけた行為のお陰ですぐに食えるように準備ができた。 ついでに言えば奴が何処で私の名前を、或いは自分の名前を言ったかなど判断がつかぬ。 いつ奴の名前がでるか分からぬ今こそ、動く時だ。身動きが満足に取れぬ私が疑われてしまえば、 支給品であるネコネコの実を没収されて私はただ死ぬだけになる。それだけは回避しなければならない。 遠坂を真っ先に選んだのは位置が近かったとも言えるが、キャメロットは少しばかりとは言え警戒していた。 アルフォンスと別れてから、私を見る目が少しおかしかった。奴が吹き込むようなことを言った覚えはないので、 恐らくは個人で判断してるのだろう。とは言え私の姿から軽い疑念程度の物だろうか。 どちらにせよ奴の周りにいる連中よりも、優先的に遠坂を狙うこととした。 産屋敷程ではないにせよ私を憐れんだ瞳で見るこの小娘も許し難い存在だ。 そのような目で見るな、私は貴様に憐れんだ視線を向けられるような存在ではない。 この時点における無惨の考えは杞憂なことだ。 彼が関わった参加者で産屋敷が名乗ったのはシロだけであり、 当のシロも誰にもその名前を口にしてないので何も問題はなかった。 ゲンガーは何も知らない。単なる杞憂の問題でしかない。とは言え、 今まさに産屋敷はこの街の地下において正気を取り戻してミチルと邂逅している。 そのことから、総合的に見ればこの判断は妥当とも言えるものだろうか。 少なくとも現時点においては、だが。 ネコネコの実を食べたことで、 ついに無惨は運よくだがまともに動く動物の身体を手にした。 本来ならば変身に慣れないと動物の身体は維持できないが、 本来数々の姿を持つ無惨であることと、元よりミーティが変態した存在だからか。 或いはゾオン系における『己の解釈で姿を変えれる』と言う部分が起きて、 無惨が『逃げたい』と言う考えに合わせた結果この姿をイメージしたからか。 差だけではないが運よく豹(レオパルド)の姿に近しいフォルムになれた。 ただ、ミーティの身体は足がまともに機能してなかったのかどうかは不明として、 後ろ足の辺りはミーティの足に近しい、いびつさのある足の面影があるのは否めないが。 パワーもネコネコの実はゾオン系は自らの身体能力を鍛えれば強化されるところにあり、 元々この力を使っていたロブ・ルッチは武術『六式』を素で持っており、 此処に悪魔の実の力を使って更なる強化をするという本体の訓練の賜物でもある。 一方で無惨はミーティと言う満足に動くこともできない成れ果ての姿から、 ようやく動けた身体。いくらゾオン系が食うだけで身体能力に恩恵があると言えども、 本来使用したルッチとは比べることすらできない程に貧弱な状態であり、 豹が武器とするものではない頭突きとは言え、扉を破ることも満足にできない。 無惨の今後を考えれば悪手でしかないだろう。 この先ずっと追われ続ける可能性だってある。 でもどうにもならない。勝手に自分の身体を使われ、 あまつさえ産屋敷が持っているなど絶対に許したくないがゆえに。 ゲンガーとバリーはこの状況に対応することはできなかった。 場所が近すぎたのと、産屋敷(無惨)がどういう奴かを考えてすらいなかったから。 動けたのはアルフォンスから少しだけ警戒しておくようにと言われたキャメロットただ一人。 経緯はともかく、あれが彼(彼女?)であることは場所と状況から見ても明白なことだ。 飛び出た支給品が落ちる前に席を立ちながら、はぐれメタルの剣を抜いて無惨へと斬りかかる。 敏捷に優れたサーヴァントの身体ではあったものの、動物との戦いは不慣れだ。 夢の世界に来るのは基本的に人である以上、小柄な相手との戦いは不得手だと。 姿勢を更に低くしたことで壁に切れ込みを作るだけに終わり、その一瞬のスキを突いて、 遠坂が置いた無惨の支給品の水色の玉へと手(この場合は足だろうか)を伸ばす。 「! キャメロット! それを破壊───」 ゲンガーだけがその玉の意味を理解した。 どれかは分からない。でもあれは絶対にろくなことにならない。 だから叫ぶも、最後まで言葉を紡ぐことはできなかった。 遠坂も、バリーも、ゲンガーも、キャメロットも。 無惨以外が全員揃ってその場から消えてしまったから。 救助隊活動をしていた都合、彼も見たことのある玉の類。 無惨が使ったのは『ワープだま』だ。敵と認識した相手を全員ランダムにワープさせる。 飛ぶ先は同じエリアと言う制約は科せられているので遠からず此処に戻ってくるだろう。 しかしその場からは一応全員消えた。無惨にとってこれが逃亡のための準備の唯一のチャンス。 ネコネコの実を食べるという綱渡りを超えた後は、ワープだまで時間が稼げるかどうかという綱渡りと、 安全を第一とする彼にとっては何度も不安要素ばかりを押し付けられる状況に加え、 人の姿になれない都合口や慣れない四足で出した道具をなんとかしなければならない。 畜生のような行動をする必要もあり、より一層ボンドルドに怒りが沸いてくる。 (獣人にはなれぬが、そこは致し方あるまい。) 逃げられる身体であるだけまだましな方だ。 早急に残った支給品も利用して、逃げの準備を図るだけである。 (む。) 遠坂が頭突きで飛ばされた際に散らばった支給品。 ダグバとの戦いですぐに使えるように忍ばせてた結果、 衝撃でポケットから落としてしまったそれが転がっている。 遠坂の最後にして彼女が唯一使えた武器。大事に握りしめてたせいか、 汗で説明書が石に引っ付いていた状態でそこにあり、それを手にする。 人間の時のように掴むことは叶わないが、なんとか紙を広げる。 (ほう。) 逃げにせよ殺すにせよ使えそうな支給品であるようだ。 とは言え咄嗟に使えるようにするには、少々工夫が必要だったが。 (やばいやばいやばい!!) 八命切を手に、霊体のゲンガーはビル街を走る。 やはりと言うべきか、走る速度は此方の方が早い。 状況が一番飲み込めてるゲンガーは今非常に焦っていた。 これがワープだまによって引き起こされたことは理解できる。 だからこそまずい。これは完全にランダムでワープするからだ。 一人の自分や遠坂が狙われたら瞬殺されてしまうことが目に見えている。 幸い、自分はルブランに飛んだことが幸いし勝手が分かる場所であり、 直ぐに上の階へ移動してから幽体離脱でそのまま走っていた。 (とは言え万が一のために月に触れるは本体の方に置いてきたが) 相手の行動から、恐らく各個撃破の皆殺しか逃走のどちらかが目的になるはず。 本体のまま表を走るのと、身を隠して本体と遭遇する危険を天秤にかければ、 どちらかと言えばこっちの方が戦える二人は負担が軽減されるし合理的だ。 何より、遠坂は負傷している状態。真っ先に優先するべきだ。 「おーい! 皆何処にいるー!」 唯一大声を出しても狙われて死ぬというデメリットがない。 その為一切の遠慮なしに周囲にその声をほぼ人がいない街に響かせる。 (いた! 遠坂だ!) 車道の中心で遠坂が倒れている。 頭を強打してたからか、気絶していて意識がない。 幸い命に別状はなさそうなのが数少ない救いか。 「お、おい大丈夫───」 「▂▂▅▆▆▆▇▇▇▇▇▇▇▇ッ!!」 「ウオオオオオッ!?」 様子を確認していると、獣のようなうなり声と共に、 無惨が背後の路地から姿を現して突進を仕掛けてくる。 ヘルガーが如き獰猛さで迫る相手に思わず刀でガードを優先してしまう。 無論レンタロウの力なんぞ高が知れている。今の無惨でもどうとでもなる。 しかも霊体であるため気にしなくてもいい。とは言え遠坂のガードには繋げられたか。 体当たりで狙われた柄を強打されて武器を手放してしまう。 (実体がない?) 血鬼術のような類か。 理解はしたが所詮はその程度の認識だ。 今やゲンガーも遠坂も大して興味などない。 と言うのも、 「おら見つけたぜぇ!」 彼は今バリーに追われていたから。 武器も何もない今、バリーの行為の意味を問われるが、 勝手に人の殺しの相手を減らすような行為はされたくない、 そんな身勝手な理由で彼を逃がさないようにしておくためだ。 武器を回収しながらゲンガーも追うが、所詮人間レベルでしかない。 追いつくなど土台無理な話だ。 そのままアスファルトの大地となる車道を駆け抜ける。 豹は本来自動車に近しい速度を叩きだすことができるが、 無惨の後ろ脚の不完全さとその形態の不慣れが原因だろう、 まるで街にの速度制限に合わせるかのように、安全運転を心がけてる速度だ。 バリーも追走するが、仮にも戦闘の負傷も癒えず長時間遠坂たちを乗せていた。 そのツケが回ってきたことで、走れても距離を縮められるものではない。 「ハァッ!」 無惨の通った脇道からキャメロットが飛び出しての斬撃。 豹特有の跳躍のお陰で、辛うじて避けることには成功する。 (口になにか咥えている?) 一瞬だけ見えたが、相手は牙で何かを咥えていた。 武器にもなりそうな牙の強みを捨ててでも、大事なものであるらしい。 奪取、ないし破壊しておくべきものだと理解しつつ追走する。 逃げるのが鬼と言うのは、なんともおかしな話だが二人の鬼ごっこが始まる。 速度が落ちてると言えども常人の走るよりもずっと早い豹ではあるものの、 僅かながらサーヴァントゆえにキャメロットの方が上回っている。 (やはり身体が慣れぬか。ボンドルドめ……忌々しい。) もう少し慣れれば振り切ることも、もしかしたらできただろう。 少なくとも現状の単なる逃げでは追いつかれるのは時間の問題だ。 (今使うしかない、か。) 支給品の一つは優秀だが回数制限があるのと、条件も厳しく成立するか怪しい。 必ず当てられる場面を狙いたかったが、またも綱渡りを狙わなければならないのか。 三度目の綱渡りにいい加減うんざりしかけながら口に咥えていた赤い石を空へ投げ飛ばす。 一応、相手がそういうことをするだろうという想定ではあるので少なからず勝算はある。 赤い石に一瞬アルフォンスから言われた賢者の石を警戒したが違う。 輝きを放つとともに、コンクリートの大地を揺らす衝撃が周囲を走る。 元凶は何か分かっていた。アルトリアたちの視線の先、無惨との間にあるから。 コンクリートの大地に立つのは───まさかの、巨大な灰茶色の土偶だった。 地面を砕き、その外見通りの質量を物語っているものの土偶というシュールさ。 この状況で相手が使ってきた以上、打開してくるものだと、 キャメロットは警戒を緩めることはなく距離を取る。 勿論その考えは事実であるが、その行動は予想の斜め上を往く。 「ええ!?」 胸元が開閉し、エネルギーが収束した後に巨大なビームを放つのだから。 余りにも脈絡がなさすぎる手段での攻撃に、思わず変な声が出てしまう。 こんな見た目をしているものの、これでも『ドグー』は生物兵器の一種だ。 かの世界において、星の民が覇空戦争で使っていた星晶獣の一体なのだから。 (後方には誰が───ッ!) 無惨に集中してばかりで確認してなかったが、 背後を見やれば遠くにゲンガーたちの姿があった。 ゲンガーの反応速度では遠坂を投げようとしたところで攻撃を受ける。 バリーの方は自分が避けるので手一杯である為、二人を助けられない。 故に、キャメロットは救出の為に向かおうと動かざるを得なかった。 竜の炉心による魔力放出によりビームが到達する前に、 なんとか遠坂を掴んで近くの植え込みへとその身体を投げ飛ばす。 乱雑ではあるが、今の現状でできうる最大限の死なせないための行動だ。 (ゲンガーは途中で霊体であることには気づいたので放置) 「キャメロット───」 しかしその代償として回避は完全に間に合わない。 ゲンガーの叫びもビームの轟音でかき消される。 射線にいたが直撃しようともゲンガーには何も問題はない。 サイドステップで左側へと飛ぶように回避するも、 右腕は光線を掠めて焼けるような痛みが走る。 ダメージは少なくないものの、消滅していないだけましと言うべきか。 「ッ、これぐらいは……!」 その程度で済んだのは遠坂と契約したことが、僅かながら理由かもしれない。 契約しても殆どステータスが向上こそしなかったが、たった一つだけ上昇したものがあった。 厳密に言えばそれは上昇したというよりは、僅かに戻ったというべきだろうか。 それは『幸運』の値。魔力不足の場合、マスターの生き方に幸運が左右される傾向がある。 衛宮切嗣がアルトリアと契約すると魔力不足から、生き方の相性からDと大幅に下がってしまう。 同じく魔力不足であるはずの衛宮士郎との場合ならば、生き方の影響から幸運はBと元よりは低いが大分ましだ。 遠坂、と言うよりしんのすけの生き方はアウトローな切嗣よりも士郎の方に寄っているので、 殆ど伸びなかったステータスにおいても、辛うじて幸運だけは上昇してくれていた。 とは言え今の光景が幸運によるものかどうかなど、誰も判断できないのだが。 ビームはコンクリートの大地を砕き、近くのビルに風穴を開けていた。 常人なら確実に死ぬ一撃を、この程度でとどめることはできている。 しかし休む暇などどこにもない。 動きを止めたドグーの股下から無惨は動いていた。 右腕しか被弾しなかったのでは追走はしてくるだろうと、 仕方がないので戦うことを選んでアルトリアへと襲い掛かる。 この極限状態のお陰か、走ること自体に僅かばかり慣れて動きが洗練されていた。 迎え撃とうと、キャメロットは今握っている剣を構え───られない。 「え?」 今更になって彼女は気づいた。 何故こんなことになっているのか。 痛みは確かにあったが、時期に消えた。 だからと言うべきか、それを見た瞬間は余り認識できなかった。 彼女の右腕が石化していたことを。右腕も、はぐれメタルの剣も石のように、 さながらメドゥーサに睨まれたかのように石化してしまっていた。 こればかりは理解が追いつかない。何がどうなっているのか。 (まさか……!) 今になって気付く。 答えは今しがた姿を消し始めたドグーにあると。 ドグーの光線『ギガ・ジョーモン・カノン』は対象を一時的に石化させる力がある。 主にこれは水属性に対して発揮されるものだであり、水属性の素質があれば効果を受けやすい。 アルトリアは湖の乙女の加護があり、完全とまではいかないが水属性の素質が存在している。 湖の乙女の加護があるからこそ彼女はリオンから逃れることができたが、今回ばかりはその逆。 湖の乙女の加護があるからこそ、ドグーの効果を掠めたとしても強く受けてしまう。 (ゲンガーさんの武器───も石化していますよね……!) 右腕はない。武器は動かせない。実質全くの無手。 今の状態で殴れば腕が砕ける可能性だってありうる。 それは後ろに転がってる石化した八命切でも同じこと。 騎士の力が反映され刀や剣を扱えるキャメロットでは、 素手での戦いなどサーヴァントの力に物を言わせるしかない。 すぐそこまで無惨が迫っており、左腕で殴ることを選ぶ。 「▇▇▇▇▇▇▇▇▂▂▅▆▆▆▇▇▇▇!!」 が、だめ。 何の生物か形容しがたいうなり声と共に容易く回避。 無惨が強いというよりは、キャメロットの徒手空拳が弱すぎるというべきか。 悲しいが全裸かつ素手で十数人も殴り飛ばしたランスロットの強さは内包されてない。 (なおその場面はギネヴィアとの不倫現場であるので、あっても余り誇れないが) 寧ろその腕をミーティの時よりは鋭くなった牙で噛み付く。 「グッアアアアアッ!!」 歯並びは元の身体の影響か余りよくはないので、 同時に顎の力が弱まっても百キロ近い力がかかる。 歪なことが寧ろ逆に変な状態で食いこんでおり、 聞くに堪えないような悲鳴が左腕と彼女の口から奏でられる。 「畜生、こうなりゃ自棄だ!!」 本来なら武器を持って戦うべきではあるが、 ないのでは仕方がないとばかりにバリーが変身する。 柔力強化(カンフーポイント)は変身慣れしてないため、 チョッパーの身体において二年前から問題なく使えた形態、 重量強化(ヘヴィーポイント)へと変わりガタイが大きく変わる。 上半身のボリュームとは裏腹に下半身はスリムで強烈な外見だ。 代用で神楽の傘を使いたかったが、キャメロットが近くにいて振るうも撃つも難しい。 元々チョッパーは素手での格闘戦ができるのなら、キャメロットよりもましだ。 剛腕を以っての右ストレートを叩き込まんとするが、まだ咥えていた彼女を盾にする。 「ゲッ!」 殺しが好きだとしても、 流石にこの状況でキャメロットを殴ったら後がまずい。 思わず止めてしまい、その隙に彼女は投げ飛ばされる。 アスファルトの地面に叩きつけられ、同時に石化した腕と剣も砕かれる。 頭から行ったため気を失うには十分すぎるほどの衝撃で意識が落ちていく。 片腕の欠損、武器の破壊、片腕は殆どちぎれかけた状態では誰が見ても再起不能だ。 「キャメ子の嬢ちゃん!?」 あ、もしかして俺一人でやるの? とでも言わんばかりの状況に頭を抱える。 八命切はまだ石化していて使い物にならない。 なので仕方ないが、神楽の傘を構えることにする。 構えてから、バリーはふと思う。何をやってるんだと。 逃げるという選択肢が何故か彼の思考には存在しなかった。 というか、さっきもキャメロットをなぜそこまで気遣ってたのか。 (まさか、俺の身体がチョッパーだからなのか!?) 他の参加者が何人も行きついてる肉体の影響。 トニートニー・チョッパーは医者だ。命を尊さを誰よりも理解し、 敵であったとしても治療することがある彼が怪我人を許せないのか。 人の獲物を横取りされるのも癪だ、と言うことにして戦うことを考えるが、 「って、えええええッ!?」 何と此処で無惨突然の逃げ。しかも全速力で。 思わず眼球が飛び出しそうになる。 別に完全に不利でも何でもなかったはずだ。 ゲンガーは戦力外、遠坂とキャメロットは気絶。 どう考えたって十分勝てる見込みがある戦況のはず。 一体なぜなのか、さっぱりわからないままどんどん離れる。 ついでに道中に転がっていたドグーの召喚石も回収していく。 (何処までも忌々しい身体だ……!!) 無惨が何故逃げを選んだか。 いや、寧ろ本来無惨が真っ先に選ぶべき行為だ。 彼は本来強い癖に何故いつも逃げを選んでいるのか。 自分にとってリスクのある行動を僅かにでもあれば避けるがゆえに。 バリーは殺人鬼だ。戦う以上に殺しを優先するならキャメロットを戦闘不能にすれば、 逃げる自分を狙うよりも其方を優先するというのを見越しての行動を選んでいた。 肉食獣を模した悪魔の実を口にした人物は変身中に限るが狂暴性が増す特性の結果、 そのせいで右腕を破壊して逃げるだけだったのが、余計な行動をすることになった。 完璧に近い生物が異常者共でもなんでもない奴に固執するなどありえないと、 本来の姿でいる無惨がこの光景を見たり思い返せばきっと思うことだろう。 ではなぜ急に理性を取り戻したのかというと、血が原因だ。 キャメロットの、アルトリアの肉体を抉ったことで得た血の味。 人を喰らうのが鬼である以上、当然人間の血肉が主食になるのが当然。 しかし成れ果ての身体は食事が不要であり、そもそも鬼の身体ではない。 狂暴性は増したとしても味覚が決して変化しているわけではなく、 本来なら主食であるはずの血液に対して身体が不快感を呼ぶ。 まるで数時間前のアルフォンスのように吐き気すら感じている。 お陰で理性が戻った、と言うよりは冷めたが正しいだろうか。 それはそれとして。 悪魔の実を食べたと言えども元は成れ果てのミーティ。 それがベースにしては少し強すぎるのではないかと思うが、 それは無惨が予め先に飲み込んでおいたものが原因だ。 いのちのたま。体力を犠牲に攻撃を強化できるどうぐの一つ。 持てる場所もなければ口にはドグーがあったことで、 飲み込む以外で持つことができなかった都合飲み込んだが、 お陰でキャメロットに大打撃を与えることはできた。 あの集団は最早使い物にならないだろう確信もある。 最悪、バリーが全て処理してくれるだろう。 (さて、私のやるべきことは今は一つだけだ。) 無惨は非常に短期ではあるものの、ある程度の冷静な判断力も存在する。 脳が五つあった時と比べてしまうと、比べることすら失礼なほどの知能の低下だが、 そういう思考回路は十分に残されてるし、優先順位も忘れてはいない。 どれだけ殺し合いが加速しようとも元の肉体は残さなければならない。 なので優勝どうこう以前に、まずは産屋敷を探すことを今後は優先とする。 それともう一人。 主催の人物に近しい関係を持つ柊ナナの存在だ。 エボルトからゲンガーの経由でそのことは知らされた。 彼女の肉体は主催の一人と血縁関係であり、精神も肉体の関係者にある。 主催にそのまま直結するようなことがないのはミーティの件でわかりきったことだ。 一方で、木曾が残したメモには『優勝をする必要がないのではないか』という説があった。 完全に信じ切るつもりはないが、現状ただ脱出するだけでは意味がない無惨にとって、 その可能性を考慮するには十分すぎるので彼女も捜索しておきたい。 永遠を欲する鬼の祖は解き放たれた。 激しい怒りと憎悪と共に。 【D-6/街道/昼】 【鬼舞辻無惨@鬼滅の刃】 [身体]:ミーティ@メイドインアビス [状態]:豹化、成れ果て、強い怒り(特に今は産屋敷、ボンドルド。他もどっこいどっこい)、激しい屈辱感 [装備]:召喚石『ドグー』@グランブルーファンタジー(現在使用不可能)、いのちのたま@ポケットモンスターシリーズ [道具]:基本支給品 [思考・状況]基本方針:元の体に戻る。主催は絶対に許さない。 1:産屋敷を探す。誰の許しを得て私の身体を使っている? 2:体を早急に慣らさなければならない。 3:遠坂やアルフォンスを利用したかったが、今となっては難しいか? 4:誰も彼も役に立たない。戻った際は上弦の解体も考えておくか。 5:奴ら(キャメロット達)、揃って問題を抱えているのは何故だ? 6:柊ナナを探しておく。奴が主催に近いのであるならば利用する。 7:血に不快感とは、どこまでも不愉快にさせてくるな。 [備考] ※参戦時期は産屋敷邸襲撃より前です。 ※ミーティの体はナナチの隠れ家に居た頃のものです。 ※精神が成れ果てのミーティの体に入っても、自我は喪失しません。 ※名簿と支給品を確認しました。 ※アルフォンス、遠坂達には自身の名を『産屋敷耀哉』だと偽っています。 ※アルフォンスの肉体(千翼)を鬼かそれに近い人喰いの化け物だと考えています。 ※ダグバの放送を聞き取りました。(遠坂経由で) ※鋼の錬金術師、Fate、城プロ、救助隊のある程度の世界観を把握しました ※ネコネコの実を食べたことで豹にもなれるようになりました。 体格は爪、後ろ足が成れ果ての面影がある豹のような姿です。 速度や顎の力などは全体的に弱体化してますが、いのちのたまである程度補強されてます。 また慣れてない為変身しなおした場合、今ほどの姿になれないかもしれません。 ネコネコの実はモデル『レオパルド』です。 ※ドグーのインターバルは後続の書き手にお任せしますが、短時間で連打はできません。 ※いのちのたまで攻撃に常に補正がかかり、攻撃の度に反動を受けます。 成れ果ての不死性で軽減や無力化できるかは現時点では不明です。 ※召喚石『ドグー』は口に挟んでます。 いのちのたまは飲み込んでいるため吐かない限り外せません。 何にせよ、無惨の逃げは十分に正解とも言えるだろう。 だって逃げなければ『アイツ』が動き出していたから。 アレに牙を突き立てようものなら、歯が全て砕けていただろうから。 (ま、潮時ってとこだな。) キャメロットが使い物にならない今、 此処で綺麗な人間を演じるのももう必要ないだろう。 さっきと違って状況が切迫しているわけでもないことだ。 思う存分殺すことに興じようではないかとことを進めに入る。 「おいゲンガー! 確か回復できる道具あっただろ! キャメ子の嬢ちゃんこんなだが、まだ何とかなるかもしれねえし急ぐんだよ!」 ただ先に幽体離脱してる都合攻撃できないゲンガーをなんとかしたい。 状況の全てに放心していた相手に発破をかけるような言葉をかける。 「あ、ああ!!」 バリーに叱責されたことですぐに幽体離脱を解除。 今度こそ死なせないためにも、という前向きな考えで。 彼が殺されに来てくれと言う願いを持ってる等、露ほども知らずに。 時期に本体がこっちに来てくれるだろうと笑みを浮かべる。 (あ~~~やっとだ。やっとお楽しみができる。) ダグバ(厳密にはハルトマンだが)によるあの攻撃の規模。 あれを見ていれば此処には殺し合いに懐疑的な奴はほぼいない。 いるなら離れているか、ダグバへと向かっているのだから。 いるとしてもミチルとしんのすけは地下。悪評を撒く人間はいない。 思う存分、待ち続けた分だけ殺してしまおう。 ゲンガーが置いていった八命切を手にする。 「よし、じゃあ元気に───え。」 武器を手にいざ殺そうか。 なんて思いながら振り向いたバリーは絶句した。 何故、キャメロットが立ち上がっているのか。 しかも、砕けた右腕も、ほぼ再起不可能な左腕もどんどん元に戻る(袖はともかく)。 バリーは知っている。この治り方を知っている。この、赤い稲妻が走る治り方は。 「なあアンタ。この状況について教えちゃくれねえか? なんか親父もいねえし、身体も違うしでわけがわからねえんだよ。」 凛とした女性の騎士らしい声と立ち居振る舞い。 例えるならキャメロットとアルトリアの雰囲気はそういうものだ。 でも、そんな彼女からはあり得ないような男口調で言葉を紡がれた。 「キャ、キャメ子の嬢ちゃん?」 「ん? ああ。この身体の持ち主の名前か? そういや都合上、話も聞いてねえし仕方ねえか。」 左手で後頭部を掻きながら、笑みを浮かべる。 歯を浮かべながら笑う彼女は、最早騎士らしさはない。 寧ろ、何処か賊のような風にすら思えて来てしまう。 「俺はグリード。キャメコって奴じゃねえよ。」 人の顔が埋め尽くす空間にキャメロットが浮かぶ。 本来の城娘である、銀と水色を基調とした装備に加え、 ボリュームのあるプラチナブロンドのロングヘア―を靡かせる。 意識はない。精神的なショックの意味合いも軽く含まれるだろう。 剣を握るは最早不可能となり、城娘としての矜持も守れずに敗北した。 受け入れることはしているが、精神的ダメージは図り知れない。 『あ? なんでこんなとこに嬢ちゃんがいんだ?』 顔の中に、一つだけ。 確固たる意志を持ってるかのような顔が彼女を見やる。 他の人の精神とは何か違う存在に、彼は疑念を抱く。 『なんつーか、雰囲気もおかしくねえか? 人間でもホムンクルスでもねえ、なんなんだこの身体? お陰で、なんかさっきまで目が覚めてなかった気がするんだよな。』 誰に言うでもない。 彼女に語り掛けるわけでもない。 ただ淡々と自分の今の状況を整理するように呟く。 『まあいいか。女だしちょいと悪いとは思うが、この身体貰うぜ! つっても、意識ねえから一方的になっちまうのは悪いとは思うがな。 一方的に搾取するのは等価交換に反するんでな。後で忖度はしてやるよ!』 心底楽しそうな笑いが空間内に響く。 答えるものは誰もいない。持ち主であるキャメロット自身すらも。 彼女の意識は闇の中だ。 強い意志を持って保ってた中、 彼女が意識を失えば必然的にこうなる。 短くない時間をかけた末に強欲───グリードが顕現した。 「俺はグリード。キャメコって奴じゃねえよ。」 端麗な少女の声から紡がれる男らしい喋り方。 中々に強烈な光景だが当人らにはそんなことを考える暇がない。 「ゲェー!! ホムンクルス!!」 無惨が逃げた時同様目玉が外れそうな強烈な顔と共に絶叫を上げる。 グリードとの面識はないがラストに殺されかけたことを考えれば、 少なからず拒否感は出てくると言う物で軽く後ずさりしていく。 「なんだ、俺達の事を知ってるのか。 ってかおめーもおめーでなんなんだ? キメラか何かにでもなっちまってんのか。」 「いや、その話はもう似たようなのやってんだよ。」 逃げたいところだが相手の身体はアルトリアのもの。 出鱈目なスペックをしてるのは理解しており逃げる選択肢はない。 素直に彼との対話に応じて今の状況を、一から説明することを選ぶ。 「へぇー、殺し合い、願い、入れ替わり……親父はとことん関係なさそうってわけか。」 これだけの力があれば人柱など最早必要ない。 フラスコの中の小人すらも関与してない可能性のある状況。 あらゆるものが欲しいのがグリードではあるが、研究所の侵入者排除の都合自由はなかった。 前のグリードは自由にやってたそうだし、たまには自由を満喫するのも悪くないなと。 特にこの身体は健康で強い。リンも悪いものではないがこの身体はそれ以上の逸材だ。 自分の国の為に身命を捧げようとしている王族と、偶然にも面白いところも共通していた。 女であることはちょっと不満ではあるが、まあそもそも状況的に仕方ないことだと割り切る。 「さーて、これからどうするか。」 金が欲しい、女も欲しい、地位も、名誉も、そしてボンドルドの力すらも欲しい。 だったら殺し合いの優勝か? そういう道もあるだろうし選択肢にはある。 少女の顔つきに全く似合わない笑みを浮かべながら今後の事を考えていく。 (ただその前に……) グリードは強欲だが、案外義理堅い男だ。 リンの身体に入る前のグリードと言う違いはあるものの、 魂は繋がっている。故に記憶はなくともある程度は似通っている。 だからギブアンドテイク、等価交換をしないのはどうも性に合わない。 なので、今すぐ優勝だなんだの行動の前に三人をどうするか。 永遠に欲するホムンクルスは解き放たれた。 意識を落とした聖騎士の城娘に成り代わって。 【D-6/街道/昼】 【グリード(キャメロット城)@鋼の錬金術師(御城プロジェクト:Re)】 [身体]:アルトリア・ペンドラゴン@Fateシリーズ [状態]:グリードによる精神の乗っ取り、マスターによるステータス低下、ダメージ(大・再生中)、精神疲労(大・キャメロットの精神)、複雑な心境(キャメロットの精神)、ワクワク(グリードの精神) [装備]:なし [道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~2(確認済み、剣以外)、逆刃刀@るろうに剣心、グリードのメモ+バリーの注意書きメモ [思考・状況]基本方針:この世の全てが欲しい! ボンドルドの願いも! 1 :欲しいものを全て手に入れる。けどどういう手順で行くかねぇ。 2 :キャメコにはどう交渉したもんか。 3 :親父がいねえなら自由を満喫するぜ! 4 :放送の元である村へ行き、白い弓兵(ダグバ)を斬るはずでしたが…… 5 :ゲンガーさんと凛さんを守る。 6 :アーサー王はなぜそうまでして聖杯を…… 7 :バリーさんと彼の言う鎧の剣士、それと産屋敷に警戒。 8 :……大丈夫なのでしょうか、賢者の石。 9 :リオン・マグナス……その名は忘れません。 10:…… [備考] ※参戦時期はアイギスコラボ(異界門と英傑の戦士)終了後です。 このため城プロにおける主人公となる殿たちとの面識はありません。 ※服装はドレス(鎧なし、FGOで言う第一。本家で言うセイバールート終盤)です ※湖の乙女の加護は問題なく機能します。 約束された勝利の剣は当然できません。 ※『風王結界』『風王鉄槌』ができるようになりました。 スキル『竜の炉心』も自由意志で使えるようになってます。 『輝ける路』についてはまだ完全には扱えません。 (これらはキャメロットの精神の状態でのみ) ※賢者の石@鋼の錬金術師を取り込んだため、相当数の魂食いに近しい魔力供給を受けています。 ※名簿をまだ見ていません。 ※Fate/stay nightの世界観および聖杯戦争について知りました。 ※Fate、鋼の錬金術師、ポケダンのある程度の世界観を把握しました。 ※グリードのメモ+バリーの注意書きメモにはグリードの簡潔な人物像、 『バリーはちょっと問題がある人だから気をつけて。多分キャメロットさんが無事なら乗らないと思う。 後産屋敷さんはまともに喋れてないのもあるから、殆ど人物像が分からないのも少し気をつけておいて。』 の一文が添えられてます。 ※グリードに身体を乗っ取られました。 彼女が気絶してる中一方的に肉体を使っている為、 意識が戻ればある程度忖度しつつも等価交換を要求します。 ※現在キャメロットの意志は眠ってます。 スキル、宝具がキャメロット同様に機能するかは別です。 湖の乙女の加護は問題なく発動します。 ※グリードの記憶は少なくとも二代目(所謂グリリン)であり、 少なくとも記憶を取り戻す前のグリードです。 ※グリードが表に出たためホムンクルス由来の最強の盾が使えます。 最強の盾がどう制限されてるかは後続の書き手にお任せします。 ※キャメロット城の名前をキャメコと勘違いしてます。 ※一度石化された後腕が砕けたので右腕の袖が二の腕までになってます。 ※ゲンガーと情報交換してます。 【ゲンガー@ポケットモンスター赤の救助隊/青の救助隊】 [身体]:鶴見川レンタロウ@無能なナナ [状態]:人の身体による不慣れ(改善)、疲労(中)、精神疲労(極大)、自分への強い苛立ち、手にダメージ、焦り [装備]:月に触れる(ファーカレス)@メイドインアビス [道具]:基本支給品×3、シグザウアーP226(弾切れ)@現実、ピーチグミ@テイルズオブディスティニー、タケコプター@ドラえもん、サイコロ六つ@現実、肉体側の名簿リスト@オリジナル、ランダム支給品×0~1(吉良の分) [思考・状況]基本方針:イジワルズ特別サービス、主催者に意地悪…いや、邪魔してやる。 1:急いでキャメロット治しに戻るんだよ! ※意味はない 2:しんのすけとミチルが戻って来るのを待ちたかったけど余裕はない。 3:イジワルズ改めジャマモノズとして活動する。 4:ピカチュウとメタモンには用心しておく。(いい奴だといいが) 5:木曾のメモのこと、覚えておかないとな。 6:こいつらを見るとアイツ等を思い出すな…(主人公とそのパートナー達の事です) 7:何でオレが付けた団名嫌がるやつ多いんだ? 8:カイジのやつ、何でメタモンの事を聞いて来た? 9:産屋敷(無惨)の野郎、とんでもねえ本性隠してやがった。 [備考] ※参戦時時期はサーナイト救出後です。一応DX版でも可。(殆ど差異はないけど) ※久しぶりの人の身体なので他の人以上に身体が慣れていません(改善)。 代わりに幽体離脱の状態はかなり慣れた動きができます(戦闘能力に直結するかは別)。 幽体離脱で離れられる射程は大きくても1エリア以内までです。 ※木曾から『ボンドルドが優勝を目的にしてない説』を紙媒体で伝えられてます。 (この都合盗聴の可能性も察してます) ※近江彼方の枕@ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は破壊されました。 【遠坂凛@Fate/stay night】 [身体]:野原しんのすけ@クレヨンしんちゃん [状態]:頭部と全身強打、気絶、精神的ショック(大) [装備]:なし [道具]:基本支給品 [思考・状況]基本方針:他の参加者の様子を伺いながら行動する。 1:…… 2:サーヴァントシステムに干渉しているかもしれないし第三魔法って、頭が痛いわ。 3:私の身体に関しては、放送ではっきり言われてもうなんか吹っ切れた。 4:身体の持ち主(野原しんのすけ)を探したい。あと一歩まで来てるのよ。 5:アイツ(ダグバ)倒せてないってどんだけ丈夫なの。 6:アルフォンスは心配だけど、一先ず彼にサポートを任せる。 7:施設とかキョウヤ関係者とか、やること増えてきたわね…… 8:ゲンガーとバリーとも行動。少なくとも私よりは頼れるのは羨ましいわ。 9:ある程度戦力をそろえて、安全と判断できるなら向かうC-5へ向かいたかったけど……想定外の展開か。 [備考] ※参戦時期は少なくとも士郎と同盟を組んだ後。セイバーの真名をまだ知らない時期です。 ※野原しんのすけのことについてだいたい理解しました。 ※ガンド撃ちや鉱石魔術は使えませんが八極拳は使えるかもしれません。 ※御城プロジェクト:Reの世界観について知りました。 ※地図の後出しに関して『主催もすべて把握できてないから後出ししてる』と考えてます。 ※城プロ、鋼の錬金術師、ポケダンのある程度の世界観を把握しました ※ゲンガーと情報交換してます。 (なあ、これもうだめじゃねえか?) ダメと言うのは殺し合いを愉しむことだ。 だというのに出会う参加者はその殆どが自分よりも格上。 格下もいるにはいるが、明らかに上が別次元の連中ばかりだ。 殺せると思ったら本当にホムンクルス入りの賢者の石ときた。 頼むからおれに殺させろと叫びたくなってしまう。 (とりあえず生き残って、後から考えた方がいいのか?) もういっそ生き延びて脱出を選んで、 その後で殺しを愉しんだ方がいいのではないか。 上手くいかない結果に、ため息も出てきそうだ。 (殺しができねえとか、鎧の時以上に抜け殻じゃねえか。) 殺しを欲する男は解放されない。 二度目の生において事実上のとどめをさした、 ホムンクルスの同族と行動を共にしながら。 【バリー・ザ・チョッパー@鋼の錬金術師】 [身体]:トニートニー・チョッパー@ONE PIECE [状態]:疲労(大)、全身に切り傷、頭脳強化(ブレーンポイント)、微妙に精神折れかけてる [装備]:八命切・轟天@グランブルーファンタジー [道具]:基本支給品、神楽の番傘(残弾100%)@銀魂、ランダム支給品×0~1 [思考・状況] 基本方針:存分に殺しを楽しむ、はずなのになぁ~~~うまくいかねぇ。 1:存分に殺しを楽しみたいが、何か段々詰んできてねえか? 俺。 2:あの鎧野郎(メタモン)をどうにかしたいので今は集団に紛れ込んでおく。 3:武器を確保するまでは暫くなりを潜めた方がよさげか。 4:いい女だが、姐さんほどじゃねえんだよな。後もう少し信用されておきたい。 5:使い慣れた得物が欲しい。 6:アルフォンス、相変わらず甘い奴だな。 7:キャメ子の嬢ちゃん、乗っ取られてるー!? 8:産屋敷(無惨)まじかよ…… 9:最悪生きること優先したほうがいいんじゃねえのか? これ。 [備考] ※参戦時期は、自分の肉体に血印を破壊された後。 ※城プロ、Fate/stay nightの世界観および聖杯戦争について知りました。 遠坂の考察 ①:一部参加者しか目指しそうにない場所=一部参加者のみに伝える何かを用意している 主催の中の誰かが此方(対主催)にとって有利になるように託した、と言う可能性を考慮。 ②:施設の後出しで地図に表記は、主催者もすべての施設の場所を把握してないかもしれない。 或いは主催の誰かが置いた何かの施設が彼らにとって都合の悪い何かなのではないか。 ③:小野寺キョウヤを名乗ったことから、小野寺キョウヤを知る参加者に何か大切なものがある可能性。 ④:①に備えて自分に関係してそうな施設(聖堂教会等)などの記載 これらと今まで得た情報や遠坂の考えをメモにして纏めてます。 より具体的な内容は後続の書き手にお任せします ※D-6はぐれメタルの剣@ドラゴンクエストⅣは砕けました 石化が戻ってますがまともな運用は望めません ※D-6周辺にアルトリアの腕が落ちてます。 ※ドグーのギガ・ジョーモン・カノンが放たれました。 近くのエリアにいた参加者は見えるかもしれません。 【ワープだま@ポケモン不思議のダンジョン 赤の救助隊/青の救助隊】 鬼舞辻無惨に支給。ゲーム上ではたまに分類される水晶玉の類。 使うと使用者が自身が認識してる敵と認識した参加者全員をワープさせる。 ワープ先は同じエリア内ではあるが転移先は完全にランダム。消耗品。 【召喚石『ドグー』@グランブルーファンタジー】 遠坂凛に支給。覇空戦争時代、星の民が用いた星晶獣『ドグー』が込められた召喚石。 本来ならばグラン(またはジータ)とルリアがいなければ召喚できないが、此処では誰でも使用可能。 無機質なその顔は、ある時は怒りを湛える恐ろしい表情に、 またある時は慈愛に満ちた表情にと、見る者の心の在り方によって見え方が異なるという。 召喚すると胸元から発射されるビーム『ギガ・ジョーモン・カノン』で一回だけ攻撃する。 使用者に土属性の攻撃の強化と荒土の刻印を付与するが、後半の使い道が多分このロワにはない。 また被弾した相手に短時間の間だけ相手を石化させる効果もある(本ロワでは被弾した部分のみ)。 前者は土属性、後者は水属性に関する力を持つ人物にしか原作では通用しないが、 本ロワにおいてこれらがそれらの属性に該当しなくても発生するかどうかは現時点では不明。 召喚後は再度召喚までのインターバルが必要。壁にもなるが短時間しか召喚できないので気休め程度。 【いのちのたま@ポケットモンスターシリーズ】 鬼舞辻無惨に支給。DP以降に登場した所持してるだけで効果が発揮する。 攻撃技の威力が1.3倍になるが、攻撃技を使うごとに最大HPの1/10のダメージを受ける。 本体が攻撃する類以外のもの(召喚石等)は威力は強化されないがダメージも同時に受けない。 【エレンの家@進撃の巨人】 シガンシナ区にて少年時代のエレン・イェーガーが住んでいた家。 進撃世界における建築技術の為大分古いものではある。 少なくとも二階建て以上で地下室が存在しており、 地下室には原作では重要なものがあったが、 この舞台における地下室に何があるかは不明。 現在無惨が出た都合玄関が少し破壊されてる。 101 迫る超決戦!ギニューVSJUDO!! 投下順に読む 103 Lが呼ぶほうへ/矛盾に脳を惑わして 時系列順に読む 62 カルマ 鬼舞辻無惨 117 VIVID VICE -曇天の道を- 遠坂凛 キャメロット城 バリー・ザ・チョッパー 95 Broken Sky -Dance With Me- ゲンガー
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登録日:2019/02/18 (月) 11 38 11 更新日:2023/11/06 Mon 14 37 33NEW! 所要時間:約 ? 分で読めます ▽タグ一覧 DX3 DX3rd TRPG ダブルクロス ダークヒーロー リプレイ 今回も壊滅するUGN支部 『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・デザイア』とは、富士見書房より販売されているTRPG『ダブルクロス』の第三版である『ダブルクロス The 3rd Edition(以下DX3)』を使用したリプレイ作品である。 著者は加納正顕。イラストは片桐いくみ。 全5巻(完結)。 シリーズの通称は『デザイア』 一覧 ダブルクロス・リプレイ・デザイア 星影の魔都 ダブルクロス・リプレイ・デザイア 残影の妖都 ダブルクロス・リプレイ・デザイア 孤影の死都 ダブルクロス・リプレイ・デザイア 黒影の王都 ダブルクロス・リプレイ・デザイア 面影の古都 概要 公式リプレイシリーズ初のPCが全員悪の組織とされているFH(ファルスハーツ)に所属するオーヴァードであることが特徴。 GMの加納が打ち合わせの際、FH所属のPCを入れるよう要求されて困ったあげく、苦し紛れに「全員FHではどうか」と述べたところ、これをゲームデザイナーの矢野が気に入ったことでこのようなキャンペーンとなった。 また、主な舞台が京都である事も特徴。 FHキャンペーンである事を活かしているリプレイであり、PC達はUGNに所属するオーヴァードと知らず知らずの内に親しくなり、互いの立場に苦悩する等FHキャンペーン特有の様々な要素が詰め込まれている。 あらすじ 京都にあるFHセルが一つ『神曲』セル。そこでは『至高天(エンピレオ)』と呼ばれる巨大な水晶の薔薇が保管されていた。 至高天は完成させれば「願い」が叶うとされており、それを巡って京都ではオーヴァード達の暗闘が交わされていた。 主役となるのは神曲セル実行部隊『ケルベロス』のメンバー四人。 弟を救うために剣を振るう青峰ミユキ。 セルリーダーである母に心酔する大門寺朱香。 失われた力を取り戻すべく足掻く闇条晃士郎。 昏睡状態の少女を救うべく加入した「最強」のエージェント九鬼。 これは、願いを叶えるための物語である。 PC(プレイヤー・キャラクター) 青峰ミユキ プレイヤー 合鴨ひろゆき コードネーム “フェンリルバイト” シンドローム サラマンダー/サラマンダー Dロイス 究極のゼロ(アブソリュート・ゼロ) 元々は普通の女子学生だったが、三年前に「十字の傷の男」の戦闘に巻き込まれ、両親を失い弟のタクミが至高天へと取り込まれてしまう。 そこからセルリーダー美奈子にFHへと勧誘され、ケルベロスに配属される。 そのような過去を持つ故かクールな性格である一方激情家であり、ここぞという時には感情を露にする。 美奈子を介して知り合った朱香とは親友にであるが、初期は相互依存とも思える危うさがあった。 能力は氷の剣を作り白兵戦を行うというシンプルなもの。 至高天を巡る戦いの中で、三年前の真実や朱香との絆を深めて成長していくこととなる。 一連の事件の後はレネゲイドウィルスという存在に強い興味を持ち、ゼノスに移籍して研究の日々を送っている。 後に「コスモス」にてNPCとして再登場。 大門寺朱香 プレイヤー 若林直美 コードネーム “フェニックスガード” シンドローム キュマイラ/サラマンダー Dロイス 不死者(アンデッド) ミユキとチームを組むチルドレンの少女。 高い防御力を持つ炎の盾を展開する能力を持つ。 ミユキとは対照的に明るく活発な性格な、育ての親である美奈子に心酔している少女。 反面他人に必要とされる、愛されることを無意識に欲している。 そして何よりも美奈子への心酔は異常の域にあり、1話のボスである友人の母(コードネーム“クィーンアント”)が娘に人格をダウンロードして犠牲にする実験を知った際『お母さんの役に立てて死ねるなんて羨ましい』と、常軌を逸した発言をしている。 しかしお互いがオーヴァードであることを知らずに出会った真との邂逅により変化が生まれ、己の真実を知っていく中での戦いで、大きな成長を見せていく。 全体的な傾向として被弾=戦闘不能である「ダブルクロス」PCとしてはギヨームに匹敵する異例の防御能力を持ち、トループの攻撃程度なら無傷。4巻のバックトラックでは当時最低となる侵蝕率49%を記録した。 一連の事件の中で母を失ったが、絆を引き取ったことで自らが母となり、現在は芸者として働いている(*1)。 ベータレネゲイドの収束後は戦いを離れている。 闇条晃士朗 プレイヤー 矢野俊作 コードネーム “壊れかけ(フラジャイル)” シンドローム バロール/ハマヌーン Dロイス 工作員(マグネイト) 「ケルベロス」のリーダーを務める右目を失った男。 かつては強大な力を振るうFHエージェントだったが、美奈子に敗れ大幅に弱体化。 以降は彼女の配下になるが、力を取り戻すことと復讐を諦めてはいない。 物質を崩壊させる黒い風を介した広範囲攻撃等の汎用性の高い能力を持つ。元々この力の源泉だったのがバロールの力の塊である右目の「邪眼」だが、4巻でのボス戦の前に回収。戦闘中に自ら噛み砕き破棄している。 至高天の願望器としての力自体には興味を抱かず、一貫して「プルガトーリオ」への復讐を目的としている。 5巻では侵蝕率が211%という現在まででの最高記録をたたき出したが、どうにか帰還に成功している。(*2) 事件収束後は後処理のためFHに残り、現在はとあるリエゾンロードの首を狙っている模様。 九鬼 プレイヤー 三田誠 コードネーム 不明 シンドローム ブラックドッグ/ノイマン Dロイス 秘密兵器(トイボックス) ケルベロスに派遣された「最強」と謳われるエージェント。 元々はボディガードとして名が知れていたが、友人とその娘セシリアの護衛の際爆破攻撃を受け、友人は死亡しセシリアは昏睡状態となり、自身は本間という医師によって機械化手術を受け、サイボーグのオーヴァードとなる。 エフェクトを使用するのではなく機械化した体を高度なAIを介して戦うというダブルクロスでは珍しい戦闘方法を持つ。これは三田曰く「大人だからエフェクトを使うための想像力が衰えている」とのこと。 飄々とした雰囲気を持つ一方でセシリアを守れなかった過去ゆえか「子供」を守るというルールを自身に定めており、それは敵のUGNエージェントの少年少女でも例外ではなく、そのスタンスを崩したことはない。 そのためミユキと朱香の保護者のような立場にあり、またUGNのエージェントからも一種の信頼を寄せられている。 事件の後はセシリアの護衛に戻り、ある神学校に教師としてもぐりこんでいる。 主なNPC 柾木真/真田賢人 “ブレイクエンド”のコードネームを持つUGNエージェント。 シンドロームはキュマイラ/モルフェウスでDロイスは“触媒”。 困っている人を放っておけない等通常のリプレイでは主人公そのものな少年。 当初は九鬼等のFHエージェントを目の敵としていたが、オーヴァードであると互いに知らずに交流を深めた朱香とミユキとの出会いによってFHを『絶対悪』として見られなくなっていく。 そして朱香とは一連の事件の中で『感情』を互いに結んでいくこととなる。 青峰タクミ ミユキの弟。“十字疵”の攻撃を受けた後、現在は“至高天”に取り込まれている。 実は 元は「神曲」のメンバーであり、“至高天”を起動する適格者の一人。 組織に反発して家族と共にUCNへ離反した経緯がある。この時“十字疵”が出迎えに来ていたのだが、追撃してきた美奈子と朱香との戦闘になった結果、巻き込まれる形で家族が死亡。 不完全起動した“至高天”にミユキの蘇生を願った結果、引きかえに自身が“至高天”に取り込まれてしまった。 その後は真に意識を取りつかせることで彼に協力し、UGN京都支部の壊滅後、半身が水晶化した状態でケルベロスに回収される。“煉獄”の撃破に伴い完全起動した“至高天”によって水晶化を解除され(特殊なアイテムにより水晶化を朱香が引き受け、それを彼女自身の願いにより解除した)、物語の後はUGNに正式に移籍している。 セシリア・ドーソン 九鬼の友人の娘。爆破攻撃を受けた際に昏睡しており、九鬼は彼女を目覚めさせる方法を“至高天”に求めていた。 人物像は不明だったが、5巻で描かれたところでは口調こそ丁寧なもののかなり強かな性格の模様。 ベータレネゲイドの事件が起きるまではミユキと同じ学校に通っていた。 永石美奈子 『プルガトーリオ』のコードネームを持つ神曲セルリーダー。朱香の育ての親である。 圧倒的なその力による恐怖支配によりセルを統括しており、晃士郎からは復讐の相手とされている。 朱香に対しては表向きは慈悲深い母を演じながら利用していたように見えたが、話が進んでいく中で九鬼が調べた所『本当に心の底から朱香を愛している』という情報が出てくるなど謎の深い人物。 真実 朱香を溺愛していたのは事実だが、実際には養母ではなく実母。「永石」は夫の姓である。 そのため三年前の“十字疵”との戦いで朱香が死亡した際、パニックに陥って“至高天”を起動させ、彼女を蘇生させた経緯がある。 “至高天”は初期ロイスとなる三人の適格者がいないと、願望実現に対し副作用が発生する。このため朱香はDロイス「不死者」を付与され、美奈子自身は《リザレクト》を失ったことで傷が癒え切らず死亡。 その後、その遺体にレネゲイドビーイング“煉獄(プルガトーリオ)”が取りついて乗っ取っていた……というのが真相であった。 “煉獄(プルガトーリオ)” 劇中で美奈子として振る舞っていた存在の正体。蔵人が“至高天”を食らうための布石として送り込んだレネゲイドビーイングであり、死亡した美奈子の遺体を乗っ取り成り代わっていた。 晃士朗を返り討ちにし右目を奪ったのはこちらであり、彼にとっては本来の仇と言える。 十字の傷の男 ミユキから両親を奪った因縁の相手。 光を操っていた事以外その正体は不明。 しかし彼が表舞台に立つとき、その驚くべき正体が明らかとなる。 正体 真の実父で本名「真田六郎」。コードネームは“十字疵(スカード)”。 UGN京都支部の新たな支部長であり、三年前当時はエージェントだった。 元々、レネゲイドを根絶すれば人類の脅威はなくなるという過激な思想を持っており、“至高天”を利用することでレネゲイドウイルスとオーヴァードを含む感染者全てを消し去るというとんでもない作戦を遂行していた。 「DX3」の世界観では、潜在的なものを含めた感染者は全人類の8割に及ぶため、事実上世界を滅ぼすのと同義である。 これについて彼は「それでも人類全てが死に絶えるとは思わん。俺は人類を信じている」と述べている。(*3) 衝動は『嫌悪』であり、上記の思想から分かる通りすべてのレネゲイトに対して強い嫌悪感を持ち否定している人物であるが、この思想は『オーヴァード』である時点から所有しており、ジャーム化したのも登場回のクライマックスフェイズの第二ラウンドでマテリアルを服用したため。 つまり登場回のオープニングやミドルフェイズでは理性を持ったオーヴァードである。 三年前にタクミが家族と共にFHを脱走しUGNへ向かった際に迎えに出ていたのだが、追撃してきた美奈子・朱香と衝突した結果“至高天”の不完全起動に遭遇。この時「大義をかなえる力」を願ったことでウロボロスシンドロームを得た。 元々はエンジェルハイロゥという光を操る能力だった影響か、ウロボロスの能力を発動する際には光と影が起点となっている。 美奈子=“煉獄”の事実には気付いていなかったが、彼女とマテリアルを三つずつ分け合い、互いに部下のチームを使用してそれを取り合う、というゲームを行っていた。 3巻前半までの戦いは全てこのシナリオの上であり、最後には自ら出撃。マテリアルを用いてジャーム化してでも大義を実現せんとしたが、力及ばす敗れ去った。 大門寺蔵人 朱香の祖父で美奈子の父。以前はFHセル「神曲」のリーダーだった。 自身もオーヴァードだが戦闘力は低く、政治力でUGNと渡り合っていた、と語っている。 強者には媚び諂うなど典型的な三下であり、仮にもFHだったとは思えない性格だが……? 本性 コードネーム“イート・ザ・ミート”三下な性格はエフェクトによって自らの記憶を封印したことによるもの。 本来の性格は登場初期の落ち着いた初老の紳士といった物腰にどこか超然とした雰囲気を入れたかのような得体の知れない不気味さを持つ老獪な性格。そして美奈子を煉獄に取りつかせ、朱香と真を引き合わせるためにピッツァを川に流すなど京都で暗躍していた一連の事件の黒幕。 三年前に“至高天”に触れた際にオーヴァードとなったのだが、その瞬間に理性を失いジャームと化していた。 シンドロームはオルクス/エグザイル。 能力はオルクスの能力である「領域」をセルの拠点に固定し、それをエグザイルの力で拠点を自身の肉体と化す事による拠点内部の胎内化というもの。 強力さも目に引くが何よりも建物の内部が消化器等の胎内と化すので非常に生理的嫌悪感の強い有り様となる。 ジャームとしての衝動は「飢餓」であり、その飢餓の衝動の中でも特に文字通り「食べる」ことに囚われたジャーム。目的は“至高天”を食って充実した死を迎えること。 そのためにまず“至高天”を起動させようと、適格者となる三人……当時はタクミ、美奈子、六郎に互いに関連性を持たせる(ロイスを結ばせる)ことを狙っていたが、美奈子は愛娘の朱香しか眼中になかったため、思う様に計画が進まなかった。 そこで、死亡した美奈子に「ある男」から渡された“煉獄”を取りつかせて手駒とし、「神曲」を裏からコントロールしていた。 だが最終的に“至高天”が起動した際、タクミに妨害されたことで捕食に手間取った結果攻め込んできたケルベロスに抹殺された。 黒幕 ネタバレ注意 永石竜馬 FHの最高幹部であるリエゾンロードの一人。コードネームは“奪還者”。 名前の通り美奈子の夫であり、朱香の実父。 クラン「エグジスタンス・オーギュメント」を率いる男で、蔵人を焚き付けた真の黒幕。(*4) 本作品のラスボス。 オリジナルDロイス“変質せし異邦人”の効果により全てのシンドロームの全てのエフェクトを使用できるという設定的にもデータ的にも反則としか言い様のない力を持つ。 だがそんな彼の目的はただひとつ、絆と同じく「生きたい」という当たり前の『願い』である。 その正体は“至高天”と同じベータレネゲイドのビーイングであり、いわばもう一つの“至高天”。 目的は「地球のレネゲイドによる“変質”を止めるために地球をベータレネゲイドで浸食すること」。 これだけ聞けば侵略者に思えるが、彼は絆=“至高天”と違い意図して地球にやって来て変質してきたわけではなく、単なる事故の結果。人間の姿をとったのも、侵食を止めるための行動を起こす必要があったためである。 ベータレネゲイドのビーイングは本来水晶型の鉱物の姿を持ち、地球上ではこの形態を維持することはできるが能動的活動は出来ない。 “至高天”は地球の人間として生きることを望んでいたが自力での擬態ができず、そのためにマテリアルと適格者を必要としていたが、竜馬はベータレネゲイドビーイングとしての自身を維持することを望んでいた。 しかし、地球上ではレネゲイドウイルスの方が圧倒的に多いためそちらに侵食され、結果地球の環境に「適応」し、変質していく。 竜馬はそれを拒んでおり、FHに入り、リエゾンロードになったのも「適応」を回避する手段を探すためしかなく、「適応」したことで自身が変質し、人間の不確かな感情に振り回されることに恐怖していただけに過ぎない。 ゆえに、ジャームとして彼の抱く衝動は「恐怖」である。 その在り方を見たケルベロスのメンバーとは、ベータレネゲイド拡散の媒介として絆を要求したことで激突することになったものの、朱香からは美奈子と同じく父として思われ、ミユキからは『理解者』として側にいられたらという思いを告げられるなど、決して否定はされなかった。 激突の果てにミユキに敗れ、彼女の記憶に残る(固定ロイス枠に残す)ことで己の人生を受け入れて人間として生を終えた。 用語 至高天 巨大な薔薇の形をした水晶。 マテリアルという人体の臓器を模したパーツを全て集め、「適格者」という特殊な人材を介することで『願い』を叶えるとされる謎の物質。 このリプレイでは至高天を巡り戦いが繰り広げられることとなる。 その本質 正体は外宇宙のとある星に適応したレネゲイドウイルス「ベータレネゲイド」の塊。 同時に女性人格を持つレネゲイドビーイングでもあり、地球に落着した後「人間になりたい」という願いを強く抱いている。現実に干渉し願望を実現する「エンピレオ」という独自のシンドロームを持っており、願いをかなえる力はこのエフェクト。 そのための手段として必要なのは、人間としての体となる10の「マテリアル」と、キャラクターとしての初期ロイスとなる三人の「適格者」であり、マテリアルを全て揃えた上で、適格者が相互にロイスを持つことで起動条件が整う。 これによって自身を人間と化し、その対価として適格者同士が持つSロイスの数だけ適格者の願いをかなえる……というのが真相である。 劇中では朱香、タクミ、真の三人によって条件が満たされ(Sロイスは朱香と真が互いに持つが、タクミはミユキに結んでいたため二つ)「タクミから引き受けた水晶化の解除」「セシリア・ドーソンの覚醒」を実現し、自身は人間型レネゲイドビーイングとして新生。直後に蔵人に捕食されかけたがケルベロスに救出され、事件後は朱香が引き取った。 永石絆 人間型ビーイングとして新生した“至高天”。朱香が蔵人への反発と美奈子への思慕から「永石」の名字を採用し、自分の娘として引き取った。 竜馬の事件の際にはベータレネゲイド活性化の媒体に使われたことで異様な成長率を見せ、3か月ほどで心身とも3~4歳前後まで成長。最終的に10歳程度まで移行したが、事件後は元の4歳に戻り、ベータレネゲイドも消えたことで普通のオーヴァードとなった。 とにかくよく食べる。 誕生の経緯から朱香、真、タクミの三人にロイスを持っており、全員共通で「ママ」と呼んで慕う。 ケルベロス 至高天を起動させる為に結成された「神曲」セルの実行部隊。 四人のオーヴァードで構成されているが、並のオーヴァードが束になって挑んでも蹴散らすほどの戦闘力を持つ。 九鬼などの影響により無慈悲な手段は抑えて行動するため、UGNから見たら無利益なのに手間をかけて少女を救い出すなど絶対悪とは言い切れないチームである。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前で誤解されるけどミユキ役の人は女性。2巻以降「女性です」の一言が加えられているが、1巻時点でランチタイムのやり取りとか女子独特の会話してる。 -- 名無しさん (2019-02-18 15 26 12) 大門寺朱香は記憶に残ってるな。システム的に攻撃優位な中での防御キャラ、アリアンロッドにも「ダメージは0じゃ」ってのがいたが。 -- 名無しさん (2020-07-08 16 11 41) 名前 コメント
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「SET」 【名前】 デザイアドライバー 【読み方】 でざいあどらいばー 【登場作品】 仮面ライダーギーツ 【初登場話】 1話「黎明F:ライダーへの招待状」 【分類】 変身ベルト 【各種機能】 装備wikiリンク先を参照 【使用者】 デザイアグランプリ参加者執事ジャマトメイドジャマト 【詳細】 デザイアグランプリの参加券も兼ねた仮面ライダーギーツに登場する変身ベルト。 各部機能については装備wikiリンク先を参照。 ゲーム参加者に対して運営から配られ、個人識別も兼ねたIDコアをベルト中央のパーフェクターコアへと装着することでシステムが起動し基礎形態であるエントリーフォーム(媒体によってはエントリーレイズフォームとも)へと変身。 左右の拡張スロットへレイズバックルを装着することで各種フォームへと強化する。 架空のエネルギーや機構を有し莫大なエネルギーを産む…というのは仮面ライダーお約束であるが、このデザイアドライバーの動力源は「水」と設定されている。 水を水素に分解し増幅することでエネルギーとしている。 運営側が用意しているため、バックルを除けば極めて簡素な外見をしており量産性を考慮し余分な装飾を排除して設計されていると思われるが、 このドライバーはジャマトも使うことが出来、ディスコアIDとジャマトバックルを使うことでジャマトライダーとなる。 ジャマトは温室で育てられるなど「植物」の要素が強い存在であり、ジャマトも使えるドライバーの動力源が「水」ということから、本来デザイアドライバーはジャマト用に用意されたものではないか?という考察も見られる。 ディスコアIDは枯れてひび割れたコルク栓のような見た目だが、植物要素を足して考えるとこれは種、あるいは枯れ果てた土のようであり、デザイアドライバーは水を含む苗木ポッド、あるいはプランターに相当するのではないかという考察も見られる。 ジャマトライダー変身の工程もプランター(デザイアドライバー)を装着し、その中央に種(IDコア)を植えプランターの水(欲望?)を吸うことで植物(ジャマトバックル)が成長する…という形に落とし込める。 なおデザイアグランプリはかなり細かく得点対象が設定されているが、その中でも低い値とはいえ得点として設定されているもので「リボルブオンを行う」というのが確認されている(得点としては最低値ではあるが)。 これは「畑を耕す工程で土の上下を入れ替え育ちやすくする」…という行為に由来するのでは?とも。 【余談】 デザイアとは「欲望」の意。 デザイアグランプリ用のアイテム故に同じ名前を持つと思われるが、ジャマトの栽培に敗退したライダー達のコアIDが用いられているのを見るに、参加者の欲望を栄養により強いジャマトを生み出そうとする計画があるのでは?といったものや、グランプリ自体が運営のさらに上に存在する組織が行うもので参加者達はジャマトの肥料のために集められているのではないかと様々な考察が生まれている。 なお、ベルトのギミックとしては左右からキーアイテムをセット、ロックを外して回転させるという要素からジクウドライバーが近く、複数人が同じドライバーを扱うという点で龍騎や鎧武の変身ベルトをモデルにしているのでは?という声に対し、公式側は特に意識してそういった要素を拾ったわけではないと回答している。 なお戦極ドライバーやゲーマドライバーのように複数人が同じ変身ベルトを扱うが、グランプリ運営から提供されるため、それぞれの変身者が常に持ち歩いているわけではない。 しかしいつゲームに呼ばれるかわからないためか、DGPのジャケットを着用している際にはドライバーを装着していることも多い。 汎用性に特化した変身ベルトだが、物語が進みより上位の高性能なドライバーが登場するという点では仮面ライダー鎧武/ガイム戦極ドライバーとゲネシスドライバーの関係性に似ている。 戦極ドライバーとゲネシスドライバーはセットする変身アイテムの質も異なるが、エネルギー効率その他により変身後の戦闘力は隔絶しておりその差は歴然で攻撃自体が通用しないことも多い。 デザイアドライバーと他のドライバーとも似たような形で大きな性能差があり、そもそも運営から配られるアイテムである以上、鎧武で戦極凌馬が仕込んでいたキルプロセスのように使えなくすることも容易であるだろうし、そもそもドライバー単体ではエントリーフォームにしか変身できない。 バックルは運営側が管理しているため没収等も容易、デュアルオン状態でもそこまで高いスペックは得られず、唯一対抗も可能なブーストバックルは常時配られるわけではなくブーストタイムを使えば所有者のもとから強制離脱してしまう。 今思うとブーストタイムの使用制限や、強制離脱のデメリットはブーストバックルを常に同じ所有者の手元に置かないようにして戦力バランスを調整するためだったのかもしれない。
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「ふこっ。」 溜息の一つも吐きたくなるものだ、と無惨は先程も思った。 今しがた本当にそれで溜息を吐いたが、他者からそれは認識されない声になる。 あれからキャメロット達はB-5、B-6、C-6と移動したものの、誰とも出会うことは叶わなかった。 近くの参加者は大体C-5か、そこから離れるように移動していたのもあったので、仕方ないのだが。 (契約とやらも殆ど徒労に終わり、なんとも無駄な時間を過ごしたものだ。私の時間を無駄にするな。) キャメロットと遠坂による、 サーヴァントとマスターの契約についての経緯の結果。 契約そのものはできた。しんのすけは過去に魔法を使った経験もあるため、 少なくとも魔術師としての素質云々だけで言えば、ある側になるだろうか。 魔術回路は少なからず存在してはいるようではある一方、あくまで存在してるだけ。 先代から魔術刻印を受け継いだわけでもなく、そもしんのすけの家は一般家庭だ。 ……世界を救うようなことがあったりとか、巨悪の組織を倒したとか、 確かに一般家庭を超えた要素は多量にあるが一先ず一般家庭としておく。 遠坂の本来の身体とは比べるべくもなく天と地ほどの差の魔力が存在する。 契約はできたものの、結局根本的なステータスの低下は解決はしない。 聖杯戦争の正式なシステムによる契約でもなく、聖杯にそうさせないようにしているのか、 聖杯から令呪を授かるようなこともなかったので魔力供給は相変わらず乏しいものだ。 魔力消費についてはセイバーのスキル『竜の炉心』もあるため、 何度も先の相手(ダグバ)レベルと接敵しなければ吸いつくすこともないのが救いか。 正直だめもとではあったので、さして落ち込むこともなかった。 長々と語ったがつまり、殆ど状況は進展していない。 遠坂とキャメロットは契約して移動した。しかし何も起こらなかった。 この一文で終わってしまう程度に、彼女達は何の成果も得られてない。 (施設の一つとも見つかればよかったのに一つも出会わないし、何なのよもう。) 森の中に建物一つあるかと思えば見つけられることもなく。 殺し合いが始まり、一体何時間経ったのだろうか。確認するのも億劫だ。 時間を費やしても結果を得られないまま、無作為に時間だけが過ぎていく。 これ以上の無駄な浪費は避ける手段を考えたいところであり、 「二人ともストップ!」 遠坂の静止により二人は歩みを止める。 止められたが二人も意味はなんとなく察していた。 大雑把とは言え複数のエリアを探せど、施設もなければ参加者もなし。 これ以上の探索が無駄だと打ち切るのは当然の考えだ。 「一旦、C-5に向かうという概念そのものを捨てるけどいい? 今の状態を続けたって、状況が改善される見込みはないと思ってるの。」 戦力が増えてない今、突入するのは最初の時とほぼほぼ変わることはない。 寧ろ既に行ったか、行かないという選択肢を終えてしまってるのは目に見えてる。 固執するのは、キャメロットのように倒さなければならない敵がいるという人物のみだ。 元よりバリーは無駄な時間だと思っていたので、事実上キャメロットの意見だけを聞く場になるも、 彼女とて無意味に時間が過ぎていく現状を考えれば、受け入れることは十分にできた。 「分かりました。ではどちらへ?」 「喫茶店ルブランが近いと思うし、そのあたりを見に行くわよ。」 ルートを確定させ、一先ず南へと向かう。 キャメロットは西の方角を少しだけ一瞥するも、 ルートを変えての行動をとることをせず素直に従う。 バリーの件もある。考えなしに動くことはしない……と言うよりはできないが正しいか。 D-6は煉獄と絵美里との戦いを筆頭に何度も戦いがあった。 ルブランの攻撃の流れ弾もあって、相応に荒れているのが現状だ。 喫茶店も拠点としての機能はあまり役に立ちそうにもない状態にあり、 地図上に名前が載ればどうなるかを視覚的に教えてくれてるかのようでもあった。 (一人や二人どころじゃないわね、この様子。) ガラスの破片がかなりバラバラで、単なる破壊以外も混ざっている。 恐らくは人が踏み荒らしたものであるので、此処は結構な人が関わった様子。 人数が多いのなら物色する意味も薄く、探索することを選ぶことはしなかった。 今更疑うつもりもないことではあるが、地図上の場所とは一致している。 となれば遠くない場所に食酒亭もあるので、一先ず次の場所へと目指す。 「!」 微かに聞こえた音に全員が反応する。 空に輝く緑の風と雷雲。通常の現象では起こり得ぬ現象。 言うまでもなく、全員は其方へ向かうことを優先として走り出す。 ある意味因果となる敵、ダグバまではそう遠くない距離ではあったが、 近くの路地からキャメロットが捉えた一人の姿に、歩みを止めざるを得なかった。 死に物狂いで逃げている、とでも言わんばかりの表情をした状態でだ。 この状況で逃げている。となればどういう人物かは最早推理するまでもない。 「キャメロット?」 「凜さん、別の参加者がいたのですが。」 「……ええ、そっちでいいわ。」 この先にも敵がいないという保証はない。 逃げている様子から乗ってない可能性は十分にある。 貴重な対話が望める参加者であり、一人であるなら放っておけない。 遠坂の了承も得たので、直ぐに其方へと方角を変えて走り出す。 ゲンガーは最後の気力で、死に物狂いで動いていた。 流石に十数時間も人間の身体になるともなれば、相応に動かせる。 人並みの走る行為をすること自体は、そう難しくはなくなった。 とは言え、あくまで肉体的な話だ。精神は最早ボロボロである。 あの場にいれば、そのままあの悪魔の少女によって死ねただろう。 でもできない。木曾も、ロビン達も、ハルトマンもなんのために死んだ。 彼自身にとっては死なせてしまったとも言うべき無数の死者たちではあるが、 彼女達にとっては誰かを、或いは自分を死なせないために死力を尽くしてくれた。 ハルトマンだって空へ飛んだのは、単純に有利な場面に持ち込んだだけではない。 自分が死ぬかもしれないと思ったが末の行動であったことは、短い時間で察せた。 本来ならばしんのすけとミチル、それとエルドルを待ちたかったものの、 この状況で待てる余裕など、今の状況を考えればどこにもなかった。 だから生きないといけない。災厄を齎す死神であろうとも。 (ケケッ……アブソルかよ。) ただ、それも限界を迎えつつあるが。 随分前。元の世界……否、厳密にはゲンガーの頃の記憶だ。 あの救助隊が逃亡生活の末に広場に戻ってきた際に、同行していたあのポケモン。 アブソル。出会えば災害や災厄が訪れるとされる、災いポケモンと呼ばれる存在。 あの救助隊のアブソルは、道中助けに入った仲間であり寧ろ彼らの助けをしてたそうだ。 当たり前だ。アブソルは災害を察知して知らせる能力があるだけで災害は呼ばない。 ただ災害を知らせようとした結果アブソルがいたことで、誤解されたことでそう呼ばれた。 だが、今の自分は誤解される方のアブソルだ。出会った仲間に対して悉く死を齎していく。 自分はあのアブソルのようになれない。どうあがいたって他者に糾弾されて然るべき死神。 偶然か、或いは救いを求めたからか。風都タワーの方角へと向かうように彼は走っていた。 正直なところ誰かに会いたいとは思わない。会えばその相手は死んでいく。 敵は死なず、善良な味方だけが。自分は大して傷を負うことがないままに。 向こうでもそうなってるのでは。神楽や康一もそうなっているのでは。 追い詰めに追い詰められた精神は既に彼一個人の限界を優に超えている。 動いているのは最初に言ったとおり、最後の気力で動いてるようなものだ。 「大丈夫ですか!?」 でも出会ってしまう。新たな参加者と言う名の犠牲者に。 背後から声をかけられた。声色、足音の数、言葉の内容。 全てが『味方』に足りうる存在であることを証明してくる。 「それ以上寄るんじゃねえ!」 だから、逆のことを選ぼうとした。 八命切・轟天を振るって四人に近づかせない。 刃物を握る姿は今の身体だからか、微妙に様になってしまう。 「お、敵か?」 「待ってくださいバリーさん。彼に戦意はありません。」 臨戦態勢に入ろうとしたバリーをすぐに静止する。 襲い掛かってくるのではなく、単なる迎撃に近い振るい方。 相手を必要以上に近づかせないが、傷つける覇気が全くない。 疲れ切った表情も相まって、錯乱しかけてるだけだとすぐに察せる。 「私はキャメロット。この戦いに対しては否定的な者になります。」 「ケケッ……見りゃわかるさ。だったら猶更ほっといてくれ。」 「個人で戦える力がある、と言うことでしょうか。」 言われると納得はできる。 手に軽い負傷以外まともな外傷はない。 やりすごしたり戦う術があることは十分に伺えた。 自分一人でも生きられる、などと勘違いをしたが早々に否定される。 「関わった奴が死ぬって意味だ。逆だ逆。」 「自棄になってるタイプね。こういうのには覚えがあるわ。」 少しばかり溜息が出る遠坂。 この手の状態は面倒な相手になりやすい。 プライドが高いのでわかりやすい慎二ならともかく、 初対面の相手では他愛ない一言で余計に傷つけるものだ。 お人好しでも相手するのは少々難儀な相手である。 「……その身体、ひょっとしてしんのすけって奴のか?」 「そうだけど……! 知ってるってことはアンタ、精神の方の居場所知ってるの!?」 ミチルたちがラーの鏡を使っていた都合、 しんのすけの本来の姿を見ていたのですぐに気付けた。 肉体と精神、両方に面識がある唯一の参加者であるならば、 此処でその情報を逃すわけにはいかず、遠坂は食いつく。 「ケケッ……やめときな。こっちは俺の前でもう四人も死んでるんだ。 ついでにしんのすけは今はいねえし、俺に関わるとろくなことにならねえさ。」 どうしたものかとしかめっ面になる。 逃したくないがメンタルケアとかしなければならない。 焦りから余計な一言を言いそうだしと言い淀んでしまう。 決裂したと感じたゲンガーはそのまま離れるように歩き出す。 「関わった人が命を落とした、と言うのであれば私も同じです。」 どうしたものかと悩んでいると、 意外にもこの話に進んで出たのはキャメロットだった。 彼女も元々は建築物の城。即ち、数多くの人の死を見届けてきたことになる。 関わった人間に等しく滅びを与えるのであれば、それは似たようなものであると。 モードレッドもアーサー王も、カムランの戦いでの傷によって命を散らした。 国を統べる器を持つ王は、一人として残ることはないままに聖騎士の物語は幕を閉じる。 (厳密に言えばアーサー王は物語によっては生きながらえるが、どの道ブリテンは滅びるので割愛) 世間的……厳密に言えばキャメロットの世界におけるアーサー王伝説とは、物語である以上はフィクション。 遠坂の世界におけるアーサー王伝説とは違って現実にて死んだ人間は存在しない、架空の物語。 しかし彼女は今でも昨日のように思い出せる。数々の円卓の騎士が散っていったことを。 無念の騎士も多かっただろう。他者の為にする行動が全て裏目に出る呪を受けたベイリンのように。 城である以上、彼女ができたことはただ見届けるだけであり同じとは言えないものの、 少なからず彼の思う気持ちを汲み取れるという点においては、一番近しい立場だ。 「何百、何千、何万……いえ、それ以上の人の命と私は関わりました。 数を競いたいのではありません。ただひとえに、貴方の気持ちはよく伝わります。 自棄になる気持ちも理解できます。ですが、それ故に此処で別れることを善しとしません。」 「一体、何しでかしたんだよ。」 「見届けただけです。名のある騎士が散ろうとも、 我が王が自分の息子を槍で貫かれようとも、ただずっと。 もっとも、全てを目の前で見続けてきたわけではありませんけどね。」 「ケケッ……そう言われちまったら、断れねえじゃねえか。」 万単位ですら足りないという、戦争でもなければそうは出てこない数字。 何があったかを察せられないが、それだけの死を前にしても彼女は戦うことを選んだ。 彼女のようになるつもりはないし、彼女のような不屈の心はなろうと思ってなれるものでもないだろう。 ただ、此処で拒絶することも後ろ髪を引かれるので、会話の為少し西の方角へ進んでから建物の中に入る。 (食酒亭では近くにダグバがいる可能性もあったので、最初から選択肢から除外されている) D-5に近い場所に、都会の風景には余り似合わない中世時代の一軒家が目につき足を運ぶ。 内装も全体的に遠坂の基準となる2004年の時代から見たとしてもかなり古い時代のものだ。 遠坂にとってはこの景観を無視した建物も地図に載る類の奴なのだろうことを察しており、 地図を確認してみれば、事実先ほどまでなかったはずが新たな名前が浮かび上がっている。 此処が『エレン・イェーガーの家』と呼ばれる施設であることは間違いないようだ。 こんなにあっさり見つかっては、今までの時間は何だったのかとすら嘆きたくもなる。 イェーガーの名前を持った参加者はいないが、ゲンガーが出会った康一の身体が関係者に当たる。 遠坂の『施設の関係者にしかわからない何か』がこの家にもあるかもしれない可能性はあるも、 今は一先ず他の情報を得て、それを整理するのを優先とすることとして三人は席につきつつ、 遠坂は身体の都合顔が机を越えられないので、椅子だけ持って近くの牧入れの箱に産屋敷(無惨)を置いて、 其方に対応しつつの形での会談になる。 「な~~~み~~~。」 「意思疎通するのも大変ね……お腹が空いてる? あってたら右手を挙げて。」 意志疎通の取り方に難儀する遠坂を余所に、キャメロット達は情報交換を続ける。 四人にとって、ほぼほぼ得られなかった情報をこれでもかと言う程に得られていた。 一方で芳しくない状況でもあることは、ゲンガーの語り方からすぐに察せられる。 「まさか、此方に移動していたとは……」 白い射手、彼等は仮面ライダーと呼ぶらしいその存在。 既に村を抜けていて、先程の戦いの光景は彼(彼女?)が関わっていたものだと。 キャメロットにとって二人目の敵であり、邪悪を体現したかのような不気味な人物。 自分の行く先々で事を起こしていく。自分の選択によって誰かの命が奪われる。 やはりあの時行くべきだったのかと、少しやるせない気分になってしまう。 所詮そんなのはたらればであるので口にするつもりはないし、 ダグバは新たな仮面ライダーの力を使うこともできている。 もしその状態で挑んでくれば、キャメロットとて無事では済まず、 全滅すらあり得ていたことは想像するに難くなかった。 今はその情報が知れただけでも幸運であるのだと。 「なんかすごくゲテモノ感が凄いけど、まさかこれを食べるつもり?」 「み~~~。」 「ま、違うか。此処においとくわよ。で、何がしたいんだっけ。支給品の確認?」 「と言うか本当にトナカイの獣人なんだな。 オドシシからヒメグマみてーなそれになってビビったぞ。」 「最初はキメラの類かと俺も思っちまったな。」 ロビンが言ってたチョッパーは無事であることは分かった。 せめてそれができただけでもただ逃げるしかなかった自分にできている、 数少ない贖罪なのだと心の中で静かに思う。 少なくとも友好的な相手だし、戦うこともなさそうだ。 「にしても、私達がどれだけ遅れてるか分かるわね。」 溜息を吐きつつ無惨のデイバックを漁りつつメモをしていく遠坂。 ゲンガーが関わった人やまた聞きで得た人の情報は四人の二倍以上。 全くと言っていい程得られなかった分の反動すら感じさせられる。 シロが亡くなっていることについては少し残念ではあるものの、 殺し合いに懐疑的な人物が多く集ってた相手に繋がれただけでも大きい。 「この石、まさか……ああ、賢者の石とかではないのね。」 「んで、しんのすけって奴は地下に降りたのか?」 「ああ。なんでも鬼がいたらしくてな。」 「鬼、ですか。」 城娘は兜と戦うことが基本ではあるものの、 時として九尾を筆頭とした妖怪と戦うこともあるらしい。 無論鬼も存在している。出自の都合でまた聞きになるが。 「鬼と言っても、悪くなかった奴みてえだけどな。 シロを鬼にしたことを悔やんでいたとかなんとか。 名前は……あれ? 名乗ってたか? 確かミチルもしんのすけも……」 聞いたか聞いてないか、少し思い出すのに時間がかかる。 遠坂程頭の回転がいいわけではない以上多くの情報があっては、 必要な情報をすぐに取り出せず時間を食う。 「となると、困りましたね。」 相手は暴走してるだけに過ぎない。 しかも地下と言う相手の方が圧倒的に有利な場所だ。 かといって待てば夜にはホームフィールドが出来上がる。 彼もまた助ける民。できることなら殺すことは避けたい。 どう動くべきか悩んでいると、その答えはすぐに出された。 轟音と共に。 「───」 轟音はすぐそこだった。 キャメロットが振り向けば元凶はそこにある。 チョッパーに類する獣人のような二メートル以上の巨漢と、 木製の玄関扉を突き破りながら吹き飛ばされている、遠坂の姿が。 バリーとゲンガーには、理解が追いつかなかった。 何処から現れたのか、この怪物は。 その言葉を聞いた瞬間、私は行動を即座に選んだ。 シロと言う犬が鬼にされ、鬼にしたことを悔いた男が自決を選ぶだと? あの異常者共ならば自分から首を切り落として自決を図るところをしなかった。 故に直ぐに察した。それは紛れもなく私の身体であり、中にいる精神が何者かも。 予想はしていた。やはり貴様が私の身体を持っているというのか、産屋敷耀哉。 完璧に近い生物を誰の許しを得て使っている? ボンドルドは奴にも嫌がらせを、 と言う意味合いで私の身体にしたのだろうが、私の方にはさらに屈辱でしかない。 あの男が私の身体だと? 吐き気がする。とにかく奴は神経を逆なでしたいようだ。 しかも勝手に鬼を増やすなど、産屋敷も同じように私の癇に障ることばかりをしてくれる。 鬼なんぞ増やしたくもないというのに。 しかし、奴はどういうわけか鬼を増やしていると言うではないか。 アルフォンスが衝動を考慮したところを見るに、奴も身体の衝動に汚染されてるらしい。 当たり前だ。いくつ心臓や脳があると思っている。私以外にその身体が扱えるはずがないだろう。 なのですぐに自決を図るとは思えぬ一方、万が一正気に戻り自決を図られたら手遅れになりかねん。 悪魔の実を小娘に置かせたのは万が一に備えてだ。アルフォンスと小娘共が出会ったときは無理だったが、 こうして私を人間と同じ扱いをするというふざけた行為をすることによってすぐに食えるように準備ができた。 ついでに言えば奴が何処で私の名前を、或いは自分の名前を言ったかなど判断がつかぬ。 いつ奴の名前がでるか分からぬ今こそ、動く時だ。身動きが満足に取れぬ私が疑われてしまえば、 支給品であるネコネコの実を没収されて私はただ死ぬだけになる。それだけは回避しなければならない。 遠坂と呼ばれた小娘を真っ先に選んだのは、位置が近かったとも言えるがキャメロットは私を警戒していた。 アルフォンスと別れてから、私を見る目が少しおかしかった。奴が吹き込むようなことを言った覚えはないので、 恐らくは個人で判断してるのだろう。故に奴の周りにいる連中を放置して、優先的に遠坂を狙うこととした。 産屋敷程ではないにせよ、私を家畜のように餌やりを考えたこの小娘も筆舌しがたいほどに許せぬ。 私を憐れんだ瞳で見るとは。そのような目で見るな、私は貴様に憐れまれるような存在ではない。 この時点における無惨の考えは杞憂なことだ。 彼が関わった参加者で産屋敷が名乗ったのはシロだけであり、 当のシロも誰にもその名前を口にしてないので何も問題はなかった。 ゲンガーは何も知らない。単なる杞憂の問題でしかない。とは言え、 今まさに産屋敷はこの街の地下において正気を取り戻してミチルと邂逅している。 そのことから、総合的に見ればこの判断は妥当とも言えるものだろうか。 少なくとも現時点においては、だが。 ネコネコの実を食べたことで、 ついに無惨はまともに動く身体を手にした。 無惨の今後を考えれば悪手でしかないだろう。 この先ずっと追われ続ける可能性だってある。 でもどうにもならない。勝手に自分の身体を使われ、 あまつさえ産屋敷が持っているなど絶対に許したくないがゆえに。 ゲンガーとバリーはこの状況に対応することはできなかった。 場所が近すぎたのと、産屋敷(無惨)がどういう奴かを考えてすらいなかったから。 動けたのはアルフォンスから彼を警戒するよう言われたキャメロットただ一人。 即座に席を立ちながら、はぐれメタルの剣を抜いて無惨へと斬りかかる。 敏捷に優れたサーヴァントの身体ではあったものの、勢いがある無惨の方が早い。 殴り抜けた勢いのまま体格の都合出られない玄関を破壊して外へと出ながら、 血まみれの遠坂を拾い上げて走り出したことで、刃は壁にクレーターを作るにとどまる。 「ッ! 逃がしません!」 「お、おい! バリー! 追うぞ!」 「分かってらぁ!」 逃げ出した無惨を逃すことないままキャメロットがすぐに追走。 遅れて状況の理解が追いついた二人も、バリーが脚力強化になってからゲンガーを乗せて追いかける。 「イデ、イデデデ! 角を掴むな!」 「じゃあどこ掴めって言うんだよ!? 乗った経験ねえんだよ!」 「普通にしがみついとけ! つかデイバックがあんだろが!」 ビル街を駆ける無惨とキャメロット。 距離こそはそこそこ離れているものの、 速度だけで言えばキャメロットの方が優勢になる。 と言うのも、ひとえにこれは身体の問題でもあった。 ネコネコの実モデル『レオパルド』の悪魔の実の分類はゾオン系。 悪魔の実に於いてこれらは自らの身体能力を鍛えれば強化されるところにある。 元々この力を使っていたロブ・ルッチは武術『六式』を素で持っており、 此処に悪魔の実の力を使って更なる強化をするという本体の訓練の賜物でもある。 更に若い頃から多勢に無勢の中でも相手できるだけの実力や才能もあって、 より優れたネコネコの実の能力者とも言えるだろう。 一方で無惨はミーティと言う満足に動くこともできない成れ果ての姿から、 ようやくまともに動けた身体。いくらゾオン系が食うだけで身体能力に恩恵があると言えども、 サーヴァント相手にこの差を埋めることは容易ではないだろう。 (ならばこれを使うタイミングを見極めるか。) 支給品の一つは優秀だが、回数制限があるのと条件も厳しく成立するか怪しい。 ここぞという場面で使わなければならないのでそのタイミングを作らねばならない。 だから無惨は今も頭から血を流している遠坂を手にしつつ逃げている状態を選んだ。 追跡させないために近くのビルの隙間を壁で蹴って屋上へと降り立つ。 無論これに殆ど同じようにキャメロットもすぐに追いつき、 ビルを跳躍する形で二人の事実上の鬼ごっこが始まる。 逃げるのが鬼と言うのは、なんともおかしな話だが。 (やはり身体が慣れぬか。ボンドルドめ……忌々しい。) もう少し慣れれば振り切ることも、もしかしたらできただろう。 少なくとも現状の単なる逃げでは追いつかれるのは時間の問題。 ビルから飛び降りて、道路へ戻りながら近くの街路樹へとラリアットを決めた。 ルッチの実力も含まれただろうが、彼は人一人を島の外へ放り投げる膂力を持つ。 十全とは言えないものの、少なくとも街路樹を花を摘むように破壊することは十分に可能。 ラリアットから破壊された街路樹を掴んで、それを後方へと投げ飛ばす。 後方ではすでに同じように地面に着地したキャメロットが追走しており、迎撃。 避けることは容易いがさらに後方でゲンガーとバリーも追走中だ。 危険は取り除くに越したことはなく、アルトリアの力で容易く両断する。 対応したことで距離が開いたかどうか、と言われると微妙なところか。 多少の時間稼ぎはできるが、結局無惨もラリアットで僅かに動きが鈍る。 差分を合わせると微々たる差で、街路樹の数も結局のところ有限。 有効打とは言えないものの無惨は二度、三度と続けてそれを繰り返す。 どちらも何の障害もなく処理して動きを止めることはない。 七度目ぐらいだろうか。同じようなことをされていたが、 ついに別の展開が起きた。 (頃合いか。) 無惨が赤い石をデイバックから取り出したから。 赤い石に一瞬アルフォンスから言われた賢者の石を警戒したが違う。 輝きを放つとともに、コンクリートの大地を揺らす衝撃が周囲を走る。 元凶は何か分かっていた。アルトリアたちの視線の先、無惨の前にあるから。 コンクリートの大地に立つのは───まさかの、巨大な灰茶色の土偶だった。 地面を砕き、その外見通りの質量を物語っているものの土偶というシュールさ。 この状況で相手が使ってきた以上、打開してくるものだとキャメロットは警戒を緩めない。 勿論その考えは事実であるが、その行動は予想の斜め上を往く。 「ええ!?」 胸元が開閉し、エネルギーが収束した後巨大なビームを放つのだから。 余りにも脈絡がなさすぎる手段での攻撃に、思わず変な声が出てしまう。 こんな見た目をしているものの、これでも『ドグー』は生物兵器の一種だ。 かの世界において、星の民が覇空戦争で使っていた星晶獣の一体なのだから。 「飛ぶぜぇ!!」 バリーの方は後方にいたため即座に避けを選択したことで、 横へ飛ぶようにジャンプしたことで何事もなく過ごせたが、 近すぎたキャメロットは僅かに間に合わず、右腕が光線を掠めて焼けるような痛みが走る。 ダメージは少なくないものの、腕が消滅していないだけましだった。 その程度で済んだのは遠坂と契約したことが、僅かながら理由かもしれない。 契約しても殆どステータスが向上こそしなかったが、たった一つだけ上昇したものがあった。 厳密に言えばそれは上昇したというよりは、僅かに戻ったというべきだろうか。 それは『幸運』の値。魔力不足の場合、マスターの生き方に幸運が左右される傾向がある。 衛宮切嗣がアルトリアと契約すると魔力不足から、生き方の相性からDと大幅に下がってしまう。 同じく魔力不足であるはずの衛宮士郎との場合ならば、生き方の影響から幸運はBと元よりは低いが大分ましだ。 遠坂、と言うよりしんのすけの生き方はアウトローな切嗣よりも士郎の方に寄っているので、 殆ど伸びなかったステータスにおいても、辛うじて幸運だけは上昇してくれていた。 とは言え今の光景が幸運によるものかどうかなど、誰も判断できないのだが。 ビームはコンクリートの大地を砕き、近くのビルに風穴を開けていた。 常人なら確実に死ぬ一撃を、この程度でとどめることはできている。 しかし休む暇などどこにもない。 動きを止めたドグーの股下から無惨は動いていた。 いや、この言い方だとある意味語弊があるだろうか。 無惨はその場から動かず、あるものを投げてきたから。 「ッ!?」 投げてきたのはしんのすけの、遠坂の身体。 膂力を使っての人間砲弾を相手は放ってきた。 今度は斬ることはできず、回避すれば遠坂は死ぬ。 だから剣を持たない左腕で受け止めざるを得ないが、仮にも砲の一撃。 彼女を死なせないよう受け止めるにしても、凄まじい衝撃には変わらない。 「グァ───!」 踏みとどまることはできず、軽く吹き飛ばされてしまう。 軽く数度転がるも、すぐに勢いを使って起き上がる。 遠坂は自身がある程度クッションになったと言えども少なからずダメージがある。 傷口は余計に開き、先程よりも血を流していて猶予が余り残されていない。 勿論その隙を見流すことなく、常人離れの脚力で一気に迫ってくる。 「すみません凛さん……バリーさん! お願いします!」 「ヴぇ!? お、おう!!」 時間が惜しい。彼女がいては危険だ。 だから乱雑であることを謝罪と共に彼女を後ろへ投げ飛ばす。 咄嗟の出来事に後方は二人そろって驚かされるがバリーが筋力強化となってキャッチ。 無論ゲンガーは放り出されて近くの植え込みに投げ捨てられるが、三人とも無事だ。 後は相手するだけと剣を構えたかったが、今更になって彼女は気づいた。 「え?」 何故こんなことになっているのか。 痛みもなくて全く認識できなかった。 ───彼女の右腕がなくなっていたことを。 先ほどまではあったはずの右腕が何処にもない。 腕の先端は、メドゥーサに睨まれたかのように石化している。 だから痛みに気付かなかった。右腕は遠坂を受け止め転んだ場所にて、 同じく石化した状態のはぐれメタルの剣と共に転がっていた。 こればかりは理解が追いつかない。何がどうなっているのか。 答えは今しがた姿を消し始めたドグーにあった。 ドグーの光線『ギガ・ジョーモン・カノン』は対象を石化させる力がある。 この殺し合いではまだ不明だが、主にこれは水属性に対して発揮されるものだ。 アルトリアは湖の乙女の加護があり、完全とまではいかないが水属性の素質が存在している。 湖の乙女の加護があるからこそ、彼女はリオンから逃れることができたが今回ばかりはその逆。 湖の乙女の加護があるからこそ、ドグーの効果を掠めたとしても強く受けてしまう。 右腕はない。武器もない。全くの無手。 騎士の力が反映され刀や剣を扱えるキャメロットでは、 素手での戦いなどサーヴァントの力に物を言わせるしかない。 すぐそこまで無惨の右ストレートが迫っており、左腕で防ぐことを選ぶ。 直撃は避けなければならなかったが、ネコネコの実で得た膂力は相当なものだ。 腕は噛み砕かれたかのようにべきべきと悲鳴と激痛を与えながらひしゃげ、そのまま顔面を殴り飛ばされる。 腕を挟んだおかげで死こそ免れたものの、片腕の欠損、武器の破壊、片腕は粉砕骨折。 最早キャメロットはこの戦いで再起不能になって道路を転がっていく。 「キャメ子の嬢ちゃん!?」 彼女が負けたことに驚きつつも、 ちゃっかりと脚力強化でゲンガーと遠坂を乗せで逃げ出す。 無理だ。少なくとも最高戦力であると認識していたキャメロットであれだ。 流石にあのドグーは強すぎることからすぐにはでてこないだろうとは思っているが、 それを抜きにしたって勝てる可能性は低い。逃げるしかないだろう。 (ってなんで俺は助けちまってんだ!?) 態々ゲンガーたちを見捨てなかったことについてはよくわかってない。 能力、戦闘面で見たところでこの状況は打開できないのに。 身代わりにして逃げてしまえばいいのに、何故かできなかった。 (まさか、俺の身体がチョッパーだからなのか!?) もしかして肉体のせいなのでは。 他の参加者が何人も行きついてる肉体の影響。 トニートニー・チョッパーは医者だ。命を尊さを誰よりも理解し、 敵であったとしても治療することがある彼が怪我人を許せなかったのか。 どちらにしても今から捨て置いたところで時間稼ぎにもならない。 諦めてそのまま乗せたままで逃亡を図りたかったが、 「ッ! バリー飛べ! 投石……いや投木でいいのか?」 「おいおい冗談じゃあねえぞ!!」 ゲンガーが後方を見やれば遠坂を投げたように、 道中にキャメロットが切り捨てた木々を投げ飛ばす。 人間を砲弾に飛ばしていた一撃。当たったらどうなるかなど想像したくない。 此処までの道中で脚力強化で動いてきたことが功を奏して、 必死にとびかう木々を指示によりなんとか回避しながら逃げ続ける。 「ゲェ!?」 ゲンガーは再び恐怖する。 今度は反対側の道路にあった街路樹を投げ飛ばしてきたから。 放物線を描くように投げられたそれは突如として道を妨害する障害物の役割を果たす。 即座にジャンプこそしたもののの、いきなり出てきた障害物を前に飛び越えるというのは、 この身体になってからの経験がない結果、ギリギリのところで足を引っかけてしまう。 「いで!」 遠坂だけは庇いながら硬い大地に叩きつけられ痛みで動けなくなりそうだが、直ぐに横へと転がる。 無惨が上空からゲンガーのいた位置へ拳を叩きつけてきたから。 咄嗟に回避したが、いた場所の地面はクレーターを作った。 当たればまず頭が潰れていただろう。 「逃がすわけがないだろう。」 (別の意味でやべえ! 慣れない肉弾戦しなくちゃなんねえのかよ!) 桃白白との戦いでも筋力強化を戦闘で使ったが、 それはあくまで得物を握る為の膂力が必要だったから。 完全な殴り合いは専門外であり、相手とは勝手がまるで違う。 どうすれば助かるかを考えるが、今回ばかりはどうにもならない。 ゲンガーの方に武器があるのは知っているが、そんな暇を絶対にくれない。 (あれ、詰んだ?) 流石に死を悟った。 相手がどういう奴か何一つとして知らないのでは、 交渉など一切の余地がない。完全に詰んでいると。 当然無惨も交渉する気はない。今すぐ自害するのが道理であり、 それをしない奴ら畜生モドキ相手に交渉などする気はない。 本来ならば、此処で無惨は逃げを選ぶ。 彼は強いが何故いつも逃げを選んでいるのか。 自分にとってリスクのある行動を僅かにでもあれば避けるがゆえに。 キャメロットにとどめを刺して、さっさと帰る方がまだ彼らしくある。 完璧に近い生物が異常者共でもない奴に固執するなどありえないと、 本来の姿でいる無惨がこの光景を見たり思い返せばきっと思うことだろう。 ではなぜそれをすることなく、二人を狙うのかと言うと……悪魔の実のせいだ。 肉食獣を模した悪魔の実を口にした人物は変身中に限るが狂暴性が増す特性がある。 そのせいでこの時点では逃げるという選択肢は彼の中にはなかった。 「え?」 今までで一番、あり得ないと思った。 死んだ奴は誰一人として戻ることはなかった。 死ねば終わりだ。それは至極当たり前の話だ。 であるならば─── 「キャメ、ロット?」 何故、そこにキャメロットがいる。 ゲンガーの反応に対して思わず無惨も後ろへと振り向いた。 無惨の背後、街路樹を挟んだ向こうに立っているのは、 紛れもなくアルトリア・ペンドラゴン……キャメロットだと。 しかも、腕は治っている。粉砕骨折はしたであろう左腕も、 石化してから砕いたはずの右腕も(袖はともかく)戻りつつある。 あり得ない。短時間でこれほどの再生は鬼でもなければ不可能だ。 サーヴァントは無惨に取って未知数にしても、回復速度が速いとは聞いていない。 しかも破壊されたはずの腕は今、紅い稲妻が発生しながら再生を始めていた。 二の腕から砕かれた部分から段々と肉体が戻っていき、最終的に元の腕に戻る。 「なあアンタら。この状況教えちゃくれねえか? なんか親父もいねえし、身体も違うしでわけがわからねえんだよ。」 凛とした女性の騎士らしい声と立ち居振る舞い。 例えるならキャメロットとアルトリアの雰囲気はそういうものだ。 でも、そんな彼女はあり得ないような男口調で言葉を紡がれた。 「キャ、キャメ子の嬢ちゃん?」 「ん? ああ。この身体の持ち主の名前か? そういや都合上、話も聞いてねえし仕方ねえか。」 左手で後頭部を掻きながら、笑みを浮かべる。 歯を浮かべながら笑う彼女は、最早騎士らしさはない。 寧ろ、何処か賊のような風にすら思えて来てしまう。 「俺はグリード。キャメコって奴じゃねえよ。」 人の顔が埋め尽くす空間にキャメロットが浮かぶ。 本来の城娘である、銀と水色を基調とした装備に加え、 ボリュームのあるプラチナブロンドのロングヘア―を靡かせる。 意識はない。精神的なショックの意味合いも軽く含まれるだろう。 剣を握ることもできず、城娘としての矜持も守れずに敗北した。 受け入れることはしているが、精神的ダメージは図り知れない。 『あ? なんでこんなとこに嬢ちゃんがいんだ?』 顔の中に、一つだけ。 確固たる意志を持ってるかのような顔が彼女を見やる。 他の人の精神とは何か違う存在に、彼は疑念を抱く。 『なんつーか、雰囲気もおかしくねえか? 人間でもホムンクルスでもねえ、なんなんだこの身体? お陰で、なんかさっきまで目が覚めてなかった気がするんだよな。』 誰に言うでもない。 彼女に語り掛けるわけでもない。 ただ淡々と自分の今の状況を整理するように呟く。 『まあいいか。女だしちょいと悪いとは思うが、この身体貰うぜ! つっても、意識ねえから一方的になっちまうのは悪いとは思うがな。 一方的に搾取するのは等価交換に反するんでな。後で忖度はしてやるよ!』 心底楽しそうな笑いが空間内に響く。 答えるものは誰もいない。持ち主であるキャメロット自身すらも。 彼女の意識は闇の中だ。 強い意志を持って保ってた中、 彼女が意識を失えば必然的にこうなる。 短くない時間をかけた末に、強欲は───グリードが顕現した。 「俺はグリード。キャメコって奴じゃねえよ。」 端麗な少女の声から紡がれる男らしい喋り方。 中々に強烈な光景だ当人らにはそんなことを考える暇がない。 「ゲェー!! ホムンクルス!!」 アルフォンスとの再会した時のような、 目玉が外れそうな強烈な顔と共に絶叫を上げる。 グリードとの面識はないがラストに殺されかけたことを考えれば、 少なからず拒否感はでてくると言う物で軽く後ずさりしていく。 「なんだ、俺達の事を知ってるのか。 ってかおめーはなんなんだ? キメラか何かにでもなっちまって───」 無惨が街路樹を超えて、無言の爪による斬撃を振るう。 悠長に会話をする暇などさせるつもりなど欠片もない。 加えて更に許せない。自分は鬼の力を失ったというのに、 誰とも知らぬ奴が鬼のような力を行使することを。 凶暴性が増したことで優先順位を変更した一撃だが、 凶器以上の爪は彼女……いや彼の身体通すことは─── 「あ。」 あった。 防ごうと翳した右腕が、あっさりスライスされた。 砕け散った腕と共に、アルトリアの右腕が大地に転がる。 「やべえな、ボケも発生しちまってら。 確かにこうしてたらできなかった、なぁ!!」 無惨の顔面に吸い込まれるグリードの左ストレート。 受ける前に握り潰さんと爪を引っ込め、両腕でその手を掴む。 「何?」 が、できない。 握り潰そうとした腕は真っ黒に染まり、鉄以上の硬さで潰すことができない。 グリードの『最強の盾』は体内の炭素を硬質化させることで尋常じゃない硬さを誇る。 ダイヤモンドにも相当することも可能であり、握りつぶすということはできない。 先ほどは再生と硬化が同時にできないことが原因にある。 左腕がちゃんと完治しておらず単に誤っただけだ。 「……しかし、いいなこの身体! 健康で強いとか羨ましいなぁおい! アイツも悪くはなかったが、こいつぁとびっきりいい身体じゃねえか!」 笑っていた。 腕を切り落とされながら笑っている。 最早アルトリアでも、キャメロットからもかけ離れた立ち居振る舞い。 助けてくれているのに、恐怖すらゲンガーは感じてしまう。 「オラ!」 回し蹴り。 ロングスカートが揺らめきつつも、 相手の脇腹を砕かんとする硬化させた足の一撃。 咄嗟に無惨は距離を取るように回避したことで大事には至らない。 「え、おいおい。マジか。」 回避と同時に、その勢いを使って無惨は逃げ出した。 ある程度相性が悪い敵が出てきて、漸く無惨は落ち着いて逃げ出す。 狂暴性が増してたところに冷や水をかけるような存在。 今になって冷静さを取り戻したことで逃げを最優先とする。 さらりと遠坂の荷物も奪っておいているので十分な収穫だ。 「ありゃ、行っちまったか。」 グリードはそもそもこの状況が呑み込めてない。 リンの身体にいたはずだし、地下研究所どころかアメストリスですらない。 お父様もいない、そもそもこいつらは誰なのか。疑問は次々と沸いてくる。 だから追わない。当然バリーたちは追おうなどと思わないので結果的に逃がしてしまう。 「んで、説明してくれねえか? 此処何処だよ。 キャメコ? はまだ起きねえから何も分からねえんだわ。」 (あの小娘……!!) 今にも砕きそうなほどに歯に力がこもる。 鬼のような再生力を誇り、日光の下で活動可能の身体だと。 明らかに本来の無惨よりも優れた存在となっているのは間違いない。 あれが青い彼岸花を手に入れた先だとでもいうのか。だとしたら許せなかった。 自分以上の存在がいるなど。自分は何百年も必死に手段を模索していたというのに。 容易く超えてくることに怒りが収まらない。 だが無惨は非常に短期ではあるものの、ある程度の冷静な判断力も存在する。 脳が五つあった時と比べてしまうと、比べることすら失礼なほどの知能の低下だが、 優先順位を考えると自分の身体を持つ産屋敷を捕まえることだが大事だ。 どれだけ殺し合いが加速しようとも元の肉体は残さなければならない。 それともう一人。 主催の人物に近しい関係を持つ柊ナナの存在だ。 エボルトからゲンガーの経由でそのことは知らされた。 彼女の肉体は主催の一人と血縁関係であり、精神も肉体の関係者にある。 主催にそのまま直結するようなことがないのはミーティの件でわかりきったことだ。 一方で、木曾が残したメモには『優勝をする必要がないのではないか』という説があった。 完全に信じ切るつもりはないが、現状ただ脱出するだけでは意味がない無惨にとって、 その可能性を考慮するには十分すぎるので彼女も捜索しておきたい。 永遠を欲する鬼の祖は解き放たれた。 激しい怒りと憎悪と共に。 【D-6/街道/昼】 【鬼舞辻無惨@鬼滅の刃】 [身体]:ミーティ@メイドインアビス [状態]:豹人間化、成れ果て、強い怒り(特に今は産屋敷とキャメロット城、他は軽減)、激しい屈辱感 [装備]:召喚石『ドグー』@グランブルーファンタジー(現在使用不可能) [道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~1(確認済み)遠坂のデイバック(基本支給品+ランダム支給品×1(確認済み、遠坂がしんのすけの状態で使用可能な武器)) [思考・状況]基本方針:元の体に戻る。主催は絶対に許さない。 1:産屋敷を探す。誰の許しを得て私の身体を使っている? 2:体を早急に慣らさなければならない。 3:アルフォンスを利用したかったが、今となっては難しいか? 4:誰も彼も役に立たない。戻った際は上弦の解体も考えておくか。 5:奴ら(キャメロット達)、揃って問題を抱えているのは何故だ? 6:あの小娘(キャメロット)、まさか私よりも上だと言うのか……? 許さん。 7:柊ナナを探しておく。奴が主催に近いのであるならば利用する。 [備考] ※参戦時期は産屋敷邸襲撃より前です。 ※ミーティの体はナナチの隠れ家に居た頃のものです。 ※精神が成れ果てのミーティの体に入っても、自我は喪失しません。 ※名簿と支給品を確認しました。 ※アルフォンス、遠坂達には自身の名を『産屋敷耀哉』だと偽っています。 ※アルフォンスの肉体(千翼)を鬼かそれに近い人喰いの化け物だと考えています。 ※ダグバの放送を聞き取りました。(遠坂経由で) ※鋼の錬金術師、Fate、城プロ、救助隊のある程度の世界観を把握しました ※ネコネコの実を食べたことで豹人間になりました。 体格は二メートル弱と長い爪以外はロブ・ルッチの豹人間とさほど変わりません。 ただし武術を学んだ身体ではない為、剃刀等の技を使うことはできません。 また慣れてない為変身しなおした場合、豹人間の姿になれないかもしれません。 ネコネコの実はモデル『レオパルド』です。 ※ドグーのインターバルは後続の書き手にお任せしますが、短時間で連打はできません。 ※キャメロット城(グリード)を鬼かそれ以上の何かと認識しています。 「今はそれどころじゃねえから後にしてくれ!」 今の状況はまだ安全だと分かった今、 ピーチグミを遠坂に食わせて傷を治さないといけない。 傷が塞がるかどうかは賭けではあるがないよりはましだと取り出すが、 「やめとき、なさい……」 静止の声がかかり、動きが止まる。 遠坂は生きてこそいるが、仮に傷は塞がっても血を流しすぎた。 傷をふさいだところで、流れた血を戻すことはできない。 輸血できる場所となりうる病院も風都タワーよりも西にある。 今からではとても間に合わない。完全に自分でも悟りきっていた。 どうにもならないと。 「お、おい! 冗談は───」 「あんたに、これ、あげる。」 遠坂は震える手でポケットから紙を渡す。 無惨の対応をしつつも定期的にメモしていたものだ。 無惨は全て見ていたので奪う必要はなく放置されたそれには、 施設の可能性や木曾の情報を人纏めにしている。現状で持てる限りの情報を。 木曾から盗聴の可能性を聞いていたので、それを口にはしない。 「……自分が死神と思うのは勝手、だけどね。 アンタが生きたから、私達、は……情報を得た。 だから、ね……生き残ったことを誇りなさい。 ついでに、今回は私の不注意、ってのもあるし。」 こんな状態では事を起こすのも困難。 どこかそんな先入観で侮っていた部分は否めない。 あれを予測しろ、と言う方が無理だとは二人も思うが。 「───なんで、会ったばかりの俺にそんな気を遣うんだよ。」 出会ってからものの十数分程度の関係で、 殆ど情報交換でのやり取りでしか会話してない。 自分と立場が同じと言ったキャメロットと違って、 彼女の事なんて殆ど知らないので、そこまで気遣う理由が分からなかった。 「どっかの……誰かさんを、思い出すのよ。」 簡単に命を投げ出せるほど突っ込んでしまう、自己犠牲の塊の男がいた。 彼がそうする理由はよくは分からないが、自分がよりも他者を気遣うところは少しゲンガーと似ている。 世間的に言えばある種のサバイバーズギルド。自分だけが災害の中生き残ってしまっている罪悪感。 彼ほど死に急ぐような行動こそしてないものの、それに近しい状態にあるのだろう。 だから、なんかお節介を焼きたくなった。なんとなくと言われると、なんとなくだ。 奇しくも、その男はサバイバーズギルドの影響でそんな行動をとっていたのだが。 「全く……何処までも私は甘いわ、ね───」 最後の最後まで他人を気遣うとは。 とことん心の贅肉を感じながら、遠坂は瞳を閉じた。 嵐を呼ぶ少年と出会えるという、あと少しの所で。 【遠坂凛@Fate/stay night 死亡】 「おい、大丈夫か?」 木曾は死は海に沈んで見えなかった。 カイジの死に方はまともに直視などできなかった。 ロビンの死は逃げた都合最期を見届けることはなかった。 ハルトマンの死は空を飛んでた都合ちゃんとは見えなかった。 遠坂の死は今、こうして目に見える形で見届けることになった。 とうに限界を迎えてた中で更に人の死に、ついにプツリと糸が切れる。 倒れそうなところを、グリードが咄嗟に肩を掴んでからゆっくりと寝かせる。 「おいおい。話聞きてえのに面倒なことになってんな。 んで、そこのキメラは俺の質問には答えてくれるのか?」 逃げたいところだが身体はアルトリアのもの。 出鱈目なスペックをしてるのは理解しており逃げる選択肢はない。 首を縦にブンブン振って正直に今の状況を、一から説明することを選ぶ。 「へぇー、殺し合い、願い、入れ替わり……親父はとことん関係なさそうってわけか。」 これだけの力があれば人柱など最早必要ない。 フラスコの中の小人すらも関与してない可能性のある状況。 あらゆるものが欲しいのがグリードではあるが、研究所の侵入者排除の都合自由はなかった。 前のグリードは自由にやってたそうだし、たまには自由を満喫するのも悪くないなと。 「さーて、これからどうするか。」 金が欲しい、女も欲しい、地位も、名誉も、そしてボンドルドの力すらも欲しい。 だったら殺し合いの優勝か? そういう道もあるだろうし選択肢にはある。 (ただその前に……) グリードは強欲だが、案外義理堅い男だ。 リンの身体に入る前のグリードと言う違いはあるものの、 魂は繋がっている。故に記憶はなくともある程度は似通っている。 だからギブアンドテイク、等価交換をしないのはどうも性に合わない。 なので、今すぐ優勝だなんだのの行動の前に二人をどうするか。 永遠に欲するホムンクルスは解き放たれた。 意識を落とした聖騎士の城娘に成り代わって。 【D-6/街道/昼】 【グリード(キャメロット城)@鋼の錬金術師(御城プロジェクト:Re)】 [身体]:アルトリア・ペンドラゴン@Fateシリーズ [状態]:グリードの精神の乗っ取り、マスターによるステータス低下、全身に裂傷(軽微)、ダメージ(大)、精神疲労(大・キャメロットの精神)、複雑な心境(キャメロットの精神)、ワクワク(グリードの精神) [装備]:なし [道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~2(確認済み、剣以外)、逆刃刀@るろうに剣心、グリードのメモ+バリーの注意書きメモ [思考・状況]基本方針:この世の全てが欲しい! ボンドルドの願いも!(グリード) 1:欲しいものを全て手に入れる。けどどういう手順で行くか。(グリード) 2:こいつら、俺の部下(所有物)にするか?(グリード) 3:放送の元である村へ行き、白い弓兵(ダグバ)を斬るはずでしたが…… 4:ゲンガーさんを守る。 5:アーサー王はなぜそうまでして聖杯を…… 6:バリーさんと、彼の言う鎧の剣士に、それと産屋敷に警戒。 7:……大丈夫なのでしょうか、賢者の石。 8:リオン・マグナス……その名は忘れません。 9:…… [備考] ※参戦時期はアイギスコラボ(異界門と英傑の戦士)終了後です。 このため城プロにおける主人公となる殿たちとの面識はありません。 ※服装はドレス(鎧なし、FGOで言う第一。本家で言うセイバールート終盤)です ※湖の乙女の加護は問題なく機能します。 約束された勝利の剣は当然できません。 ※『風王結界』『風王鉄槌』ができるようになりました。 スキル『竜の炉心』も自由意志で使えるようになってます。 『輝ける路』についてはまだ完全には使えません。 ※賢者の石@鋼の錬金術師を取り込んだため、相当数の魂食いに近しい魔力供給を受けています。 ※名簿をまだ見ていません。 ※Fate/stay nightの世界観および聖杯戦争について知りました。 ※鋼の錬金術師のある程度の世界観を把握しました。 ※グリードのメモ+バリーの注意書きメモにはグリードの簡潔な人物像、 『バリーはちょっと問題がある人だから気をつけて。多分キャメロットさんが無事なら乗らないと思う。 後産屋敷さんはまともに喋れてないのもあるから、殆ど人物像が分からないのも少し気をつけておいて。』 の一文が添えられてます。 ※グリードに身体を乗っ取られました。 彼女が気絶してる中一方的に肉体を使っている為、 意識が戻ればある程度忖度しつつも等価交換を要求します。 ※現在キャメロットの意志は眠ってます。 スキル、宝具がキャメロット同様に機能するかは別です。 湖の乙女の加護は問題なく発動します。 ※グリードの記憶は少なくとも二代目(所謂グリリン)であり、 少なくとも記憶を取り戻す前のグリードです。 ※グリードが表に出たためホムンクルス由来の最強の盾が使えます。 最強の盾がどう制限されてるかは後続の書き手にお任せします。 ※キャメロット城の名前をキャメコと勘違いしてます。 ※一度石化された後腕が砕けたので右腕の袖が二の腕までになってます。 【ゲンガー@ポケットモンスター赤の救助隊/青の救助隊】 [身体]:鶴見川レンタロウ@無能なナナ [状態]:人の身体による不慣れ(改善)、疲労(中)、精神疲労(極大)、自分への強い苛立ち、手にダメージ、気絶 [装備]:八命切・轟天@グランブルーファンタジー、月に触れる(ファーカレス)@メイドインアビス、遠坂のメモ [道具]:基本支給品×3、シグザウアーP226(弾切れ)@現実、ピーチグミ@テイルズオブディスティニー、タケコプター@ドラえもん、サイコロ六つ@現実、肉体側の名簿リスト@オリジナル、ランダム支給品×0~1(吉良の分) [思考・状況]基本方針:イジワルズ特別サービス、主催者に意地悪…いや、邪魔してやる。 1:…… 2:しんのすけとミチルが戻って来るのを待ちたかった。 3:イジワルズ改めジャマモノズとして活動する。 4:ピカチュウとメタモンには用心しておく。(いい奴だといいが) 5:木曾と遠坂のメモのこと、覚えておかないとな。 6:こいつらを見るとアイツ等を思い出すな…(主人公とそのパートナー達の事です) 7:何でオレが付けた団名嫌がるやつ多いんだ? 8:カイジのやつ、何でメタモンの事を聞いて来た? 9:それでも、生きろって言うのかよ…… [備考] ※参戦時時期はサーナイト救出後です。一応DX版でも可。(殆ど差異はないけど) ※久しぶりの人の身体なので他の人以上に身体が慣れていません(改善)。 代わりに幽体離脱の状態はかなり慣れた動きができます(戦闘能力に直結するかは別)。 幽体離脱で離れられる射程は大きくても1エリア以内までです。 ※木曾から『ボンドルドが優勝を目的にしてない説』を紙媒体で伝えられてます。 (この都合盗聴の可能性も察してます) ※近江彼方の枕@ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は破壊されました。 (なあ、これもうだめじゃねえか?) ダメと言うのは殺し合いを愉しむことだ。 だというのに出会う参加者はその殆どが自分よりも格上。 格下もいるにはいるが、明らかに上が別次元の連中ばかりだ。 (とりあえず生き残って、あとから考えた方がいいのか?) もういっそ生きて脱出を選んで、 その後で殺しを愉しんだ方がいいのではないか。 上手くいかない結果に、ため息も出てきそうだ。 殺しを欲する男は解放されない。 二度目の生において事実上のとどめをさした、 ホムンクルスの同族と行動を共にしながら。 【バリー・ザ・チョッパー@鋼の錬金術師】 [身体]:トニートニー・チョッパー@ONE PIECE [状態]:疲労(大)、全身に切り傷、頭脳強化(ブレーンポイント)、微妙に精神折れかけてる [装備]:無し [道具]:基本支給品、神楽の番傘(残弾100%)@銀魂、ランダム支給品×0~1 [思考・状況] 基本方針:存分に殺しを楽しむ、はずなのになぁ~~~うまくいかねぇ。 1:存分に殺しを楽しみたいが、何か段々詰んできてねえか? 俺。 2:あの鎧野郎(メタモン)をどうにかしたいので今は集団に紛れ込んでおく。 3:武器を確保するまでは暫くなりを潜めた方がよさげか。 4:いい女だが、姐さんほどじゃねえんだよな。後もう少し信用されておきたい。 5:使い慣れた得物が欲しい。 6:アルフォンス、相変わらず甘い奴だな。 7:キャメ子の嬢ちゃん、乗っ取られてるー!? 8:産屋敷(無惨)まじかよ…… 9:最悪生きること優先したほうがいいんじゃねえのか? これ。 [備考] ※参戦時期は、自分の肉体に血印を破壊された後。 ※城プロ、Fate/stay nightの世界観および聖杯戦争について知りました。 遠坂の考察 ①:一部参加者しか目指しそうにない場所=一部参加者のみに伝える何かを用意している 主催の中の誰かが此方(対主催)にとって有利になるように託した、と言う可能性を考慮。 ②:施設の後出しで地図に表記は、主催者もすべての施設の場所を把握してないかもしれない。 或いは主催の誰かが置いた何かの施設が彼らにとって都合の悪い何かなのではないか。 ③:小野寺キョウヤを名乗ったことから、小野寺キョウヤを知る参加者に何か大切なものがある可能性。 ④:①に備えて自分に関係してそうな施設(聖堂教会等)などの記載 これらと今まで得た情報や遠坂の考えをメモにして纏めてます。 より具体的な内容は後続の書き手にお任せします ※D-6はぐれメタルの剣@ドラゴンクエストⅣは砕けました 石化が戻ってますがまともな運用は望めません ※D-6周辺にアルトリアの腕が落ちてます また、街路樹が複数破壊された状態で転がっています。 路上が損壊されており、エレンの家@進撃の巨人も玄関周辺は破壊されてます。 ※ドグーのギガ・ジョーモン・カノンが放たれました。 近くのエリアにいた参加者は見えるかもしれません。 【召喚石『ドグー』@グランブルーファンタジー】 鬼舞辻無惨に支給。覇空戦争時代、星の民が用いた星晶獣『ドグー』が込められた召喚石。 本来ならばグラン(またはジータ)とルリアがいなければ召喚できないが、此処では誰でも使用可能。 無機質なその顔は、ある時は怒りを湛える恐ろしい表情に、 またある時は慈愛に満ちた表情にと、見る者の心の在り方によって見え方が異なるという。 召喚すると胸元から発射されるビーム『ギガ・ジョーモン・カノン』で一回だけ攻撃する。 使用者に土属性の攻撃の強化と荒土の刻印を付与するが、後半の使い道が多分このロワにはない。 また被弾した相手に短時間の間だけ相手を石化させる効果もある(本ロワでは被弾した部分のみ)。 前者は土属性、後者は水属少年時代の江関する力を持つ人物にしか原作では通用しないが、 本ロワにおいてこれらがそれらの属性に該当しなくても発生するかどうかは現時点では不明。 召喚後は再度召喚までのインターバルが必要。壁にもなるが短時間しか召喚できないので気休め程度。 【エレンの家@進撃の巨人】 シガンシナ区にて少年時代のエレンが住んでいた家。 進撃世界における建築技術の為大分古いものではある。 少なくとも二階建て以上で地下室が存在しており、 地下室には原作では重要なものがあったが、 この舞台における地下室に何があるかは不明。 現在玄関周辺が破壊されてる。
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【名前】 デザイアグランプリ 【読み方】 でざいあぐらんぷり 【登場作品】 仮面ライダーギーツ 【分類】 作中用語 【ルール】 こちらを参照 【名前の由来】 欲望の大賞 【基本詳細】 仮面ライダーギーツの物語においての重要な要素。 様々な世界、時代で幾度となく開かれている、「願いを叶える」ためのサバイバルゲーム。 略称は「デザグラ」、ロゴマークにある「DGP(DESIRE・GRAND・PRIX?)」とも。 基本的な趣旨はジャマーエリアと呼ばれる隔離空間内に現れるジャマトという謎の怪人から人々の平和を守ること… とされているが、運営側が課してくる様々なミッションをクリアしていくことでスコアを稼ぎ、そのポイント量等のルールに従い勝ち残っていくことを求められる過酷なサバイバルゲームである。 参加券はIDコアと呼ばれるパーソナルデータを記録するアイテムと、仮面ライダーへ変身するためのデザイアドライバー。 これはナビゲーターを担当するツムリという謎の美女がアイテムボックスに入れた状態で参加者の元へ訪れ、DGPへの参加の有無を問いかける。 そしてそれを受け取ることでただの一般市民は仮面ライダーとなり、己の願いが叶う理想の世界を手に入れるための戦いに身を投じる事となるのだ。 この参加者の選定は、ストーリー中明かされていくDGPルールにてゲームマスターに権限が一任されていることが語られている。 ゲームにおける勝敗は設定されているミッション、あるいはルールによって異なる。 ジャマトを倒すという根底は変わらないが、制限時間中にデザイアドライバーを所持していることとあるゲームもあり、単純に参加者の戦闘力によって決まるものではない。 ジャマーエリアは広範囲に展開するが、基本的に一度内部に転送された場合そのゲーム中の離脱はイコールで敗北扱いであり、後述するがリタイア以外での離脱は基本的に死と同義となる。 オーディエンスであれば次元転送等の技術が使えるのかジャマーエリアに入り込むことが可能なようだが、基本的には認められていない模様(オーディエンスに関してはリンク先、及び文章後半にて記載)。 ジャマーエリアは一般人も含めそのエリアを空間ごと隔離しているため、内部に現れたジャマトも例外なく閉じ込められている状態と言える。 エリアの外にいる人間に危害を加えることは一切できないため、その攻撃性はジャマーエリアに閉じ込められた一般人、及び仮面ライダーへと向けられる。 いくつものゲーム、様々なミッションをクリアして生き残り、最終的に生き残った一人はデザ神という称号が与えられ、理想の世界を作る権利が与えられる。 1話の黎明Fではギーツが勝利したことで浮世英寿がデザ神となり世界が刷新され、「浮世英寿がスターになった世界」で再構築された。 英寿はこれまで何度もデザイアグランプリを勝ち抜いた優勝常連者であるというが、何かしらの目的を秘めグランプリで戦い続けており、その真意は不明。 運営も底が見えない彼のことを警戒しているようでもある。 ゲーム終了に伴い、運営側の人間とデザ神となった人間以外は記憶を失い世界のリセットに巻き込まれる。 記憶を取り戻す条件は運営が仮面ライダーとして選び、ツムリから与えられたIDコアを手にした時。 しかしデザイアドライバーがもたらす栄光への道のりは片道切符。 受け取った以上、降りることは死をもってでしかなし得ない… と思いきや。 8話にて深い傷を負ったタイクーンこと景和が今後のゲーム続行困難と判断されたため「リタイア」扱いで退場となった。 このことから運営側もある程度参加者の体長は考慮する模様。 「黎明」編、「邂逅」編、「謀略」編と何度もデザイアグランプリは開かれていたが、何度も優勝しデザ神となり続ける浮世英寿を危険視したゲームマスターが直接排除に臨んだことでリコールされてしまい、ゲームプロデューサーであるニラムによってマスター失格の烙印を押され排除されてしまった。 そしてデザイアグランプリが「スポンサーとオーディエンスに愛される、リアリティーライダーショーである」ことが明かされた。 度々描写されてきた「スポンサー」と呼ばれる大企業やその関係者達の存在。ゲームプロデューサー、敵であるはずのジャマトと通じるゲームマスター、 願いを抱えながらも自分の命をかけた死闘で散っていく数多のライダー達は、その活躍全てが「オーディエンス」達に提供される娯楽だったことになる。 「次元を超越した」というスポンサーの一人である鞍馬光聖の発言があるため、地球が存在している次元とは別の異次元が関与していることがほのめかされている。 視聴者からは勝者の称号が「デザ神」という絶妙なダサさあふれるネーミングだったのは、いわば「バラエティ番組における称号」のようなものであったからかと納得する感想も見られる。 謀略編におけるデザイアグランプリはゲームマスターの不正によりギロリが退場してしまい、デザ神が生まれずリセットされることとなった。 続く「乖離」編では新たにゲームマスターとしてチラミを迎え、新シーズンと称したゲームが始まったのだが、ギロリの時とは違いオーディエンスを意識した進行となりよりバラエティ番組感が増すことに。 さらには運営側の「仕込み」であり、英寿によるデザ神の称号独占状態に一石を投じるデザスターという役割が登場。 それと同時に謀略編にて退場した吾妻道長がジャマトを育てるジャマトガーデンへと運ばれた際に、ゾンビバックルを使いすぎた影響で死にきれず蘇生し、グランプリとは別ベクトルで行動をするようになる。 そして、ジャマト側のスポンサーであるベロバの発言から、デザイアグランプリ側は「創世の女神」なる存在を確保し、デザ神が誕生するたびに世界を再構築していたことが明らかになる。 ベロバらジャマトはその奪取を目論んでいるようだが、かつて運営に関わり今は行方不明とされる英寿の母、ミツメと創世の女神の関係性は全くの不明。 ジャマト側もまた「理想の世界を叶える」ために活動しており、デザイアグランプリとジャマトは世界を作り変える力を持つ創世の女神の奪い合いが根底にあるようだ。 舞台となっているのは現代だが、運営に関わっている人間はこの時代の人間ではないと英寿が看過している。 「次元を旅する観光客」とされるオーディエンスや地球人以外とも見えるベロバなどのスポンサーの存在。 デザイアグランプリの全貌はまだ多くの謎が残されている…… そして。 ――――23話にてその真実が明かされた。 【デザグラの真実】 デザイアグランプリを取り仕切る運営陣、それを楽しむオーディエンスたちは現代よりもはるか未来の世界の住人達。 デザイアドライバーやゲーム内容から見られる超越的な技術の投入、「願いを叶える」というデザ神の権利を実現する世界再編を実現する力等は、全てが彼ら運営陣が現代以上の技術を有する未来の人間達故。 デザイアグランプリとは、歴史上の様々な時代を舞台にしたリアリティライダーショー。 英寿や景和等の願いを叶えるためにその命をかけて戦い抜く様子は未来人…「オーディエンス」と呼ばれる観客たちにとっては「最高の娯楽」であり、 ジーンのように「感動」やベロバのように「人の不幸」等、求めるものは事なれどもデザイアグランプリの様子は彼らにとって最高のエンターテイメントとなっている。 令和の時代で行われているデザイアグランプリはいわば「現代編」。 他にも様々な時代で繰り返し行われてきた興行であり、デザイアグランプリの真相が参加者たちに知られてしまった上、世界再編を行うキーとなる創世の女神へのアクセス権の半分をジャマト側に奪われてしまったことで、プロデューサーであるニラムはこの時代でシリーズが実行不可能になりつつあると判断し、ドライバーを回収次第最終判断を行うことを決断している。 「ギリシャ神話や戦国時代をエンターテイメントとして楽しむように、俺達も楽しんでるんだよ。この素晴らしき3.5次元を!」 ジーンのこの言葉がデザイアグランプリという催し物を語る全てだろう。 人類は過去に起きたことへ脚色を加え解釈を交え、様々な二次作品を生み出してきた。 そもそもこの例えに使われた神話もまた各地の口伝をまとめ上げた結果作られたものだったりする古代における創作物といえる。 オーディエンスらの未来がどれくらい先かは不明だが、現代人における「大河ドラマ」等過去の事象や人物をモデルにしたエンターテイメント作品、それがデザイアグランプリであり、仮面ライダーギーツという物語の背景にあるものだった。 オーディエンスがスポンサーとしてプレイヤーへの助力が叶うのも、わかりやすく言うなら「織田信長を始めとする戦国武将に現代の銃火器を渡して無双させる」というようなもので、昨今普及している「なろう系小説」でも似たようなシチュエーションを採用している作品が多く出回っている。 「信長の野望シリーズ」等が現実になり、好きな戦国武将に装備を支援して好きなような歴史を作り出せる…と言われれば興味を惹かれる人間が多いだろう。 風呂敷をたたむというか、敷物を抜くように、あるいは本に挟んだ栞を抜くように、デザイアグランプリにかかわる物事は運営側が撤退の判断を下せば全てが「無かったことになる」と言う。 そうなった場合、参加者たちは全ての記憶を失いまた日常に戻るだろうが、また別の世界、別の時代でデザイアグランプリは新しく開催されるだろう。 これまで幾度となく繰り返されてきたデザイアグランプリ。 理想の世界に作り変えるというその報酬を持って多くの参加者が仮面ライダーとなってその全てを賭けて戦い、散り果てていった。 それらを娯楽として消費するこの催し物の根底が崩れ始めたようにも思える仮面ライダーギーツの物語。 英寿が抱える秘密の存在も含め、物語は中盤を過ぎようとしている。 【余談】 デザイアは「欲望」、グランプリは仏語で「大賞」を意味する。 公式等の通称は「デザグラ」、あるいはロゴマークにも使われる「DGP」。 優勝者の願いを叶えた上で世界を再構築するという途方もない力を見せ、当初から謎の強大な力の存在が示唆されていたが、それらの存在はふせられた状態で巻き込まれた一般人達がどのように戦いを勝ち抜いていくかに主に焦点が当てられていた。
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登録日:2023/04/30 Sun 02 41 57 更新日:2024/04/09 Tue 15 45 46NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 DR MOVIEバトルロワイヤル クソゲー ゲーム コラス スエル デザイアグランプリ デザイアドライバー デザイアロワイヤル デザロワ デザ神 デスゲーム ネタバレ項目 バトルロイヤル バトル・ロワイアル ライダーバトル ライダー狩り レイズバックル 世界改変 令和の仮面ライダークロニクル 令和ライダー 仮面ライダー 仮面ライダーギーツ 仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル 仮面ライダーリバイス 仮面ライダー龍騎 出来レース 塩野潤二 慕情編 戦わなければ生き残れない 打ち切り DR Desire Royale 最後まで勝ち残った者は残酷な世界を叶えられる。Those who don't fight won't survive. デザイアロワイヤルとは、映画『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』に登場するゲームである。 運営ナレーション:塩野潤二 ●目次(ネタバレあり) 【概要】 【ミッション一覧】○悪魔マラソンゲーム ○仮面ライダー絶滅ゲーム ○シカゲーム 【関係者】●参加者 ●悪魔ライダー ●運営 【余談】 【DRルール】●ナレーションで解説されたルール 【ミッション一覧(33話以降)】○仮面ライダー狩り ○IDコア回収 【対象者】●33・34話 ●34話~38話 【概要】 ギーツ。君が参加していたのは、デザイアグランプリではない。 君達が参加していたのは、理想の世界を叶えるために仮面ライダー同士が戦うゲーム───『デザイアロワイヤル』! ギロリからヴィジョンドライバーを奪い、ゲームマスターの座に就いたコラスが『デザイアグランプリが存在しない世界』という願いを叶え、世界改変の末に仕組んだゲーム。 参加者である仮面ライダー同士の攻撃が減点対象にならないなど、デザイアグランプリとは少々ルールが異なる。 なお、ジャマーガーデンの面々はこのゲームの運営に関わっておらず、その関係でジャマトが登場しない。 【ミッション一覧】 ○悪魔マラソンゲーム 登場ジャマト:なし デザイアロワイヤル予選。カプセルに入った悪魔を守り、途中で現れる敵キャラクター『悪魔ライダー』の妨害を避けながらゴールを目指すミッション。 ゲーム開始時点で各ライダー用にレイズバックルが支給されている。 スタート地点には様々な乗り物や道具が置かれており、それらを如何に利用し、悪魔を奪われないように悪魔ライダーを欺きながら協力してゴールを目指すかがカギとなる。 また、時間経過と共に活動エリアが狭まっていき、エリア外に触れると消滅する為、時間管理も重要となる。 ▷ その実態 悪魔の正体は五十嵐幸四郎から生まれ、コラスに奪われた赤ちゃん悪魔であり、家族を取り戻そうとする『仮面ライダーリバイス』陣営が悪魔ライダーに仕立て上げられる羽目になる。 当初は敵だと思われていたリバイス陣営の正体が同じ人間だと気付いた浮世英寿=仮面ライダーギーツ陣営はゲームに違和感を抱き始めるが、『仮面ライダー龍騎』の世界の仮面ライダー達も乱入し、ゲームは混迷を極めていく……。 ▷ 結果詳細 仮面ライダータイクーン及び仮面ライダーライブ / 仮面ライダーエビル、仮面ライダーリュウガに敗れ退場。 仮面ライダーナーゴ及び仮面ライダージャンヌ、仮面ライダーナイトに敗れ退場。 仮面ライダーバッファ、仮面ライダー王蛇に敗れ退場。 仮面ライダーギーツ、悪魔を輸送してリバイ、バイスと共にゴールし本戦出場。 仮面ライダーリバイ、特別枠として本戦出場。予選後、デザイアドライバーとIDコア、ビートバックル入手。 仮面ライダーバイス、特別枠として本戦出場。予選後、デザイアドライバーとIDコア、モンスターバックル入手。 仮面ライダーリュウガ、仮面ライダーナイト、仮面ライダー王蛇、本戦出場。 仮面ライダーシーカー、シード枠として本戦出場。 ○仮面ライダー絶滅ゲーム 登場ジャマト:なし デザイアロワイヤル本戦。本戦出場を果たした仮面ライダー達によるバトルロワイヤル。 最後の1人になるまで戦い、勝利者は理想の世界を叶える事が出来る。 ▷ ゲームの裏では ゲーム開始前、英寿は密かに拘束されていたギロリを救出。 一輝とバイスは幸四郎の悪魔を救う為にギロリからデザイアドライバーとIDコア、レイズバックルの支給を受けてデザイアロワイヤルへの参加を決意。 別行動を取るギロリはゲームマスターの権限を取り戻す為にコラス討伐に向かい、龍騎陣営の3人もそれぞれの目的を持って戦いに赴くなど、ゲーム内外で様々な思惑が入り乱れるバトルロワイヤルへと発展する。 ▷ 結果詳細 ゲームの裏でギロリとコラスの一騎討ちの末にギロリが勝利。ヴィジョンドライバーで仮面ライダーグレアに変身してゲームマスターの権限を取り戻す。 これによりタイクーン、ライブ / エビル、ナーゴ、ジャンヌ、バッファが復活。 仮面ライダーバイス、肉体を保てなくなった為、仮面ライダーリバイの体に避難する形で脱落。 仮面ライダーリバイ、ギーツによりリバイスドライバーバックル、プロペラバックル入手。 ゲームの結末はギロリ主催の別ミッションに持ち越される。 ○シカゲーム 登場ジャマト:なし 厳密にはこの時点でゲームシステムはデザイアグランプリに差し戻し済みだが、便宜上記載する。 ゲームマスターの権限を取り戻したギロリにより、急遽行われた最終戦。 破滅の門を建設しようとする仮面ライダーシーカーの討伐を目的としたミッション。 門が完成して空の裂け目と繋がる前にシーカーを倒した者がデザ神となる。 とはいえ、ミッションはほぼ建前で事態の収拾が目的となっており、復活したライダー達は龍騎陣営の足止めに向かい、ギーツ・リバイの2人でシーカーを止める為に共闘。 そして満を持して平成3人目の主役レジェンドライダーが参戦を果たすなど、結末に向けてゲームが大きく動いていく。 ▷ 結果詳細 仮面ライダー龍騎、リュウガから解放され参戦。 仮面ライダーリュウガ、龍騎に撃破され退場。 仮面ライダーギーツ、仮面ライダーリバイ / バイスの共闘で仮面ライダーシーカーを撃破。リバイが辞退したため、仮面ライダーギーツがデザ神となる。 仮面ライダーバッファ、世界が改変前に戻り消滅。 その他の仮面ライダー、記憶を持ち越した状態で帰還。 仮面ライダーバイス、帰還後に体が限界を迎えて消滅(*1)。 叶えられた願いは「五十嵐一輝が戦いの記憶を忘れない世界」。 【関係者】 ●参加者 浮世英寿/仮面ライダーギーツ 桜井景和/仮面ライダータイクーン 鞍馬祢音/仮面ライダーナーゴ 吾妻道長/仮面ライダーバッファ(世界改変の影響で一時的に復活) 秋山蓮/仮面ライダーナイト 浅倉威/仮面ライダー王蛇 鏡像の城戸真司(裏真司)/仮面ライダーリュウガ 轟戒真/仮面ライダーシーカー(シード枠で本戦出場) 城戸真司/仮面ライダー龍騎(終盤でリュウガから解放され、参戦) ●悪魔ライダー 五十嵐一輝/仮面ライダーリバイ(後に本戦出場) バイス/仮面ライダーバイス(後に本戦出場) 五十嵐大二/仮面ライダーライブ / カゲロウ/仮面ライダーエビル 五十嵐さくら/仮面ライダージャンヌ ●運営 コラス 小悪魔ツムリ ブラックジョージ・狩崎 ▷ ゲーム結果 デザ神:浮世英寿 デザ神辞退:五十嵐一輝 最終戦脱落:城戸真司、秋山蓮、浅倉威、轟戒真 最終戦退場:鏡像の城戸真司(裏真司) 本戦脱落:バイス 予選退場:桜井景和、五十嵐大二 / カゲロウ、鞍馬祢音、五十嵐さくら、吾妻道長※最終戦にゲームマスター権限で復活 【余談】 ゲームプロデューサーのニラムは今回特筆すべき動きを見せていなかったが、コラスが創世の女神の力を易々と手に入れた事態に危機感を抱いたのか、23話の時点では「創世の女神のアクセス権を得るには、ゲームマスターとゲームプロデューサー両方のヴィジョンドライバーが必要」という形でセキュリティーを大幅に強化していた。 本項目冒頭にあるデザイアロワイヤルの招待状に記載された英文“Those who don't fight won't survive.”を意訳すれば、多人数ライダー作品の元祖である『龍騎』を象徴するキャッチフレーズにして、『仮面ライダーギーツ』本編32話でも道長が口にしていた「戦わなければ生き残れない」となる。 ここからがハイライトだ、Wiki篭り。 血沸き肉躍る追記・修正の…始まりだ。 △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- フフフッ…。ミッチー、あなたの神話の始まりよ。 ああ……。 やってやるよ。こんなくだらない世界、全て終わらせる…!デザイアグランプリも、仮面ライダーも……この俺がぶっ潰す……! さあ、叶えてもらうぞ……。俺の理想の世界を。 その後、『ギーツ』本編でもベロバ率いるジャマーガーデンの面々にヴィジョンドライバーを奪われてデザイアグランプリが開催不可能となり、代わりにジャマトがプレイヤーとなる新ゲーム「ジャマトグランプリ」が開催される事態が起きてしまった。 そして、32話にて道長がジャマ神となって彼の願いである『全ての仮面ライダーをぶっ潰す力』が叶う。それを待っていたかの如くある人物が動き始め…… ジャマトグランプリ ルール 最(さい)後(ご)まで生(い)き残(のこ)ったジャマトは ジャマ神(しん)となり 理(り)想(そう)の世(せ)界(かい)を叶(かな)えられる。 デザイアロワイヤル ルール これは全(すべ)ての 仮(か)面(めん)ライダーを倒(たお)すゲームである 始めよう……。 世界の運命を賭けた、ゲームを……。 仮面の人物……スエルの目の前の箱にはギーツ、タイクーン、ナーゴ、バッファ、ナッジスパロウ、パンクジャック、ハクビのIDコアが収められていた。 そう、仮面ライダーを潰すための舞台としてデザイアロワイヤルが復活してしまったのだ。 英寿と景和が消滅、祢音が戦線離脱という最悪の状況の中、世界は全く予想だにしない方向に進み始める……。 【DRルール】 ●ナレーションで解説されたルール ▷ 一覧(クリックで展開) これは全ての仮面ライダーを倒すゲームである。(32話) IDコアを破壊されたライダーは 二度と仮面ライダーには変身できない。(33話) ゲームに敗北した者は二度と仮面ライダーにはなれない。つまり 永遠に理想の世界が叶うことはない。(34話) 最後まで生き残ったデザ神には この世界の運命を決める権利が与えられる。デザイングランプリが存在する世界か、否か。(34話) デザイアグランプリが終了する時、この世界から デザグラに関する事実と記憶が抹消される。(35話) オーディエンスは四次元ゲートを通じて、様々な時代を旅している。(36話) 仮面ライダーのテクノロジーは、運営によって創造・管理されている。例外は存在しない(*2)。(37話) グランドエンド完了後、新たな時代でデザイアグランプリが開幕する。(38話) 【ミッション一覧(33話以降)】 ○仮面ライダー狩り 登場ジャマト:なし 厳密にはデザイアロワイヤルのミッションではないが、便宜上記載する。 ジャマ神となったバッファが残っている仮面ライダーを片っ端から倒すゲーム。 「仮面ライダー」という事でプレイヤーライダーだけではなく、運営やサポーターライダーも標的に含まれる。 なお、道長はあくまでIDコアに触れて仮面ライダーになった者を標的にしており、むしろ主催したのはチラミである。 バッファの強化をショーが盛り上がるチャンスと捉えたチラミは、選りすぐりの仮面ライダー20人をバッファ討伐に向かわせたが…… ▷ 結果詳細 仮面ライダーガルン、仮面ライダーランサー、仮面ライダーグルービーを含む20名、仮面ライダーバッファにIDコアを破壊され、変身資格を失い脱落。 バッファ、デザイア神殿に乗り込み、仮面ライダーグレア2と仮面ライダージーンと交戦。 仮面ライダーギーツ、謎の力により復活。デザイアグランプリ運営との敵対を宣言する。 グレア2、バッファにトドメを刺され消滅。 ギーツ及びバッファ、デザイアロワイヤル参戦権獲得。 ○IDコア回収 登場ジャマト:ダンクルオステウスジャマト(古代魚ジャマト) 3日後の日没までにジャマーガーデン跡地に点在するIDコアを回収するミッション。最も多く集めた者は、任意のプレイヤーを指名して脱落させる権利が与えられる。 このミッションにより、他のプレイヤー達はレーザーブーストフォーム等の強力な装備を持つギーツや、 対ライダー用の力を手に入れたため、正攻法では倒しようのないバッファを脱落させられるチャンスを得られた。 ▷ しかし…… ゲームの裏では、スエルが現代から撤収する「グランドエンド」の準備を始めていた。 つまり、ゲームに勝とうがデザイアグランプリは存続されず、理想の世界が叶う事もない。 仮面ライダーギーツⅨがスエルが変身した仮面ライダーゲイザーを撤退に追い込み、グランドエンドを阻止。創世の女神から譲り受けた創世の力で、世界を新たに作り変える。 これに伴い、デザイアロワイヤルは事実上打ち切りとなった。 ▷ 結果詳細 仮面ライダーナッジスパロウ、仮面ライダーバッファにIDコアを破壊され脱落。 IDコアそのものは、完全に破壊される前にゲームに乱入したダンクルオステウスジャマトに回収される。 仮面ライダーギーツとバッファが共闘し、ダンクルオステウスジャマトを撃破。 バッファと仮面ライダーハクビが同率1位だったため、延長戦が開幕。 仮面ライダーナーゴ及びハクビ、バッファにIDコアを破壊され脱落。 延長戦はバッファとタイクーンが同率1位のまま時間切れとなったため、プレイヤー1人の強制脱落は発動しなかった。 【対象者】 ●33・34話 浮世英寿/仮面ライダーギーツ 吾妻道長/仮面ライダーバッファ ベン/仮面ライダーランサー ジョン/仮面ライダーガルン 永山一徳/仮面ライダーグルービー ジーン/仮面ライダージーン チラミ/仮面ライダーグレア2 ▷ ゲーム結果 デザイアロワイヤル進出:浮世英寿、吾妻道長 デザイアロワイヤル不参加:ジーン 退場:チラミ 脱落:ベン、ジョン、永山一徳、その他ライダー ●34話~38話 浮世英寿/仮面ライダーギーツ 桜井景和/仮面ライダータイクーン 鞍馬祢音/仮面ライダーナーゴ 吾妻道長/仮面ライダーバッファ 桜井沙羅/仮面ライダーハクビ 五十鈴大智/仮面ライダーナッジスパロウ ▷ ゲーム結果 グランドエンドに伴い打ち切り。世界は創世の力を得たギーツに作り替えられる。 創世者:浮世英寿、 生存:桜井景和、吾妻道長 延長戦脱落:鞍馬祢音、桜井沙羅 本戦脱落:五十鈴大智 その他多くのミッションボックスがゲーム開始前に配られていたが、35話の時点では参加者は上記の6人に絞られている。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ENTRY/ -アニヲタWiki- ▷ DRチャット [部分編集] 全ては運営サイドの手のひらの上なのだろうか -- 名無しさん (2023-04-30 08 38 45) これパラドから正宗に移行した仮面ライダークロニクルみたいだな -- 名無しさん (2023-04-30 12 34 10) 並行世界のライダーバトルまでも巻き込む超高性能 -- 名無しさん (2023-05-01 16 40 09) ↑真司や蓮からしたら良い迷惑だよ! -- 名無しさん (2023-05-05 15 59 05) リバイスにも参加資格が来ちゃいそうだな -- 名無しさん (2023-05-07 20 45 40) サガラは「アイツに似たバカ」って景和辺りに力を与え、エボルトは「俺が盛り上げてやるよ」ってベロバ勢に力与える等余計な茶々入れてきそう -- 名無しさん (2023-05-24 14 54 09) 名前 コメント
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登録日:2022/11/07 Mon 14 21 50 更新日:2024/05/15 Wed 17 13 02NEW! 所要時間:約 9 分で読めます ▽タグ一覧 DGP ※日曜朝9時です。 ゲーム コメント欄ログ化項目 サバイバルゲーム ショー ジャマト デザイアグランプリ デザイアドライバー デザイアロワイヤル デザグラ デザ神 デスゲーム デスゲーム? ネタバレ項目 バトルロイヤル ヒーローショー ライダーバトル ライダーバトル←控えめ リアリティーライダーショー レイズバックル 世界はキミの思い通り 世界はキミの思い通り←そうでもない 世界改変 人間は皆ライダーなんだよ! 他人の不幸の元に成り立つ願い 令和の仮面ライダークロニクル 令和ライダー 仮面ライダー 仮面ライダーギーツ 善人ほど早死にする 塩野潤二 心理戦 悲劇の連鎖 戦わなければ生き残れない 暇を持て余した神々の遊び 現実改変 生き残りゲーム 終幕のデザイアグランプリ 見世物 誰かを傷付けてしまって傷付いても降りられないゲーム 駆け引き DGP DESIRE GRAND↓PRIX! デザイアグランプリとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーギーツ』における生き残りゲームである。 運営ナレーション:塩野潤二 ●目次(ネタバレあり) 【概要】 【DGPルール】●ナレーションで解説されたルール ●上記以外に本編で言及されたルール 【ミッション】●黎明編○町の防衛 ●邂逅編○宝探しゲーム ○ゾンビサバイバルゲーム ○神経衰弱ゲーム ○缶蹴りゲーム ●謀略編○海賊ゲーム ○迷宮脱出ゲーム ○椅子取りゲーム ○戦艦ゲーム ○キツネ狩り ●番外:デザイアロワイヤル(仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル) 【出場者】●黎明編(1話) ●邂逅編(2~9話) ●謀略編(10話~16話) ●その他の出場者 【余談】 【DGPの真実】 【DGPルール(16話以降)】ナレーションで解説されたルール(16話以降) ●上記以外に本編で言及されたルール(16話以降) 【ミッション(17話以降)】●乖離編○学園ゲーム ○ジャマーボール ○時限爆弾ゲーム ○鬼ごっこゲーム ●創世編○パラサイトゲーム ○世紀末ゲーム 【参加者(17話以降)】●乖離編(17話~24話) ●創世編(39話~42話) ●創世編(43話~45話) 【余談②】 【運営スタッフ】プロデューサー ゲームマスター ナビゲーター その他スタッフ 【概要】 この作品のメインテーマと言うべきバトルロイヤル形式のゲームで、略称は「デザグラ」。 プレイヤーは運営から受け取ったデザイアドライバーとIDコア、そしてレイズバックルで仮面ライダーに変身し、 人々を守りながらジャマトと戦って様々なミッションに挑んでいき、世界を思うがままに創り変えられる存在「デザ神」を目指すのが主な流れ。 ジャマトを倒すか人々を救う、またはミッションをクリアする事でスコアが加算され、最終的なスコアが最も多い者が優勝者となる。 デザ神になればその人物が思い描くものに世界が書き換えられ、同時に戦いやミッションで生じた物的・人的被害は全て修復される。 加えて人々の記憶からデザイアグランプリに関わるものも抹消され、何もかもがなかった事になる。 もちろん、その中でも優勝したプレイヤーには修復前の過去の世界の記憶が引き継がれる。 また、新たなゲームにプレイヤーとして選ばれてIDコアに触れた人物も、その瞬間に失われた全ての記憶が復活する。 ……と、このようにこの手のバトルゲームものには珍しく無関係な人々への配慮がなされていると言えるが、対象がプレイヤー自身なら話は別。 もしゲームの最中に致死のダメージを負ってしまった場合、その人物は消滅してしまう上に世界が書き換えられても復活する事はない。 優勝者の願いとあればデザ神の権限で蘇らせる事も可能らしいが、その全貌は一切分かっていない。 一応、プレイヤーにも良心的な配慮やシステムがないわけではなく、急病や重傷でゲームに参加し続けるのが困難な状態となった場合、運営側の判断で強制的に脱落(要するにドクターストップ)となる場合もある。 なお、脱落で元の生活に戻った場合はデザイアカードに書いた理想を願う心を失う事が謀略編で判明。 特に「世界平和」という普段からの行動理念に関わる願いを失った桜井景和を見ればその影響は顕著で、 募金の呼びかけを無視してスクラッチくじに興じたり、姉である沙羅のおごりで好物だったはずのたぬき蕎麦ではなく寿司を食べようとするなど、邂逅編のグランプリ終了に伴って明らかな人格の変化が生じてしまっていた。 ただ幸か不幸か、IDコアに触れて記憶を取り戻す前から腰を痛めた丹波一徹を労ったりしていた景和の様子から、人の本質そのものを失うわけではない模様。 他にもこの手のバトルロイヤルものでは珍しく、プレイヤー同士の戦闘は基本的に減点対象となり、推奨されていない。 特にスタート地点であるデザイア神殿は休憩所と同時に一種の中立地帯でもあり、そこでの戦闘は固く禁じられている。 このルールも相まって、仮面ライダーの腕っ節だけで優勝が決まるわけではなく、強力なレイズバックルをどう手に入れるか、相手をどう駆け引きに乗せるかといった心理戦や騙し合いも重要な要素となる。 【DGPルール】 エンドカード代わりに毎回明かされ、ナレーションによって読み上げられる。 何故か後半の内容が読まれない場合もあるが…… ●ナレーションで解説されたルール ▷ 一覧(クリックで展開) ※赤字で示した部分がナレーションで読み上げられなかった箇所。 ドライバーとIDコアが届いたら、それは仮面ライダーへの片道切符。もう 後戻りはできない。(1話) 最後まで勝ち残った者は、理想の世界を叶えられる。ただし 何事にも例外はある。(2話) ゲーム中に命を落とした者は、この世界から退場となる。十分に ご注意ください。(3話) ゲームから脱落した者は、仮面ライダー失格となる。(4話) IDとレイズバックルには相性がある。その力を活かしきれるかどうかは使用者次第。(5話) 仮面ライダー失格者はデザイアグランプリに関する記憶を消され、元の生活に戻される。(6話) 仮面ライダーが全滅したらゲームオーバー。そのエリアは消える。(7話) 負傷や病など緊急の理由によって参戦不可能となった場合、脱落となる。(8話) デザ神が願いを叶えると世界が作り変えられ、人々の記憶はリセットされる。こうして、世界は守られた。(9話) 参加者を決める権限は、ゲームマスターにある。(10話) ゲームから脱落した者は、デザイアカードに記載した理想を願う心を失う。(11話) ゲームマスターの許可があれば、エントリー権の譲渡が可能である。(12話) IDコアは本人専用だが、デザイアドライバーは誰でも使用可能である。紛失しないようにご注意を。(13話) ゲームマスターは、ゲームの勝敗を操作してはならない。(14話) ゲームマスターの承認がなければ、ゲームクリアにはならない。(15話) ●上記以外に本編で言及されたルール ▷ 一覧(クリックで展開) 第三者へのデザイアグランプリの情報公開は禁止されており、違反者は即脱落となる。ただし、個人で鑑賞する分には動画の撮影は許可されている他、ジャマーエリア内で仮面ライダーに変身する姿を第三者に見られた場合もペナルティを受けていない。 デザイア神殿での戦闘は禁止。違反者は即脱落となる。 ゲームの活動時間に応じて配布される専用通貨「デザイアマネー」を利用した衣裳変更などのオプションが存在する(*1)。ただし、レイズバックルといった戦闘アイテムの入手を目的とした課金は不可能。 【ミッション】 通常のミッションに加えて、プレイヤーには意図的に隠されている「シークレットミッション」が存在する。 事前情報が無いためクリアは容易ではないが、クリアすればブーストバックルやニンジャバックルなどの強力なレイズバックルが手に入る。 ●黎明編 ○町の防衛 登場ジャマト:和装ジャマト、スラグフォートレスジャマト 詳細は不明だが、ジャマーエリアに覆われた町をジャマトから防衛するミッションと思われる。 なお、スラグフォートレスジャマトは撃破対象とはみなされていなかったが、マグナムブーストフォームに変身した仮面ライダーギーツに倒された。 ▷ 結果詳細 仮面ライダーシロー、スラグフォートレスジャマトの攻撃によりIDコア破損、退場。 仮面ライダーギーツ、スラグフォートレスジャマト討伐による防衛成功でデザ神となる。 これに伴い、仮面ライダーバッファは脱落。 叶えられた願いは「俺がスターになっている世界」。 ●邂逅編 ○宝探しゲーム 登場ジャマト:盗賊ジャマト、頭領ジャマト 生身で盗賊ジャマトと戦い、ドロップしたレイズバックルを入手するミッション。 しかし、ミッション中に頭領ジャマトが出現したため、急遽内容を「ジャマト殲滅」に変更。 その時点でレイズバックル未取得のプレイヤーが強制的に脱落となった。 ▷ 結果詳細 仮面ライダーギーツ、ウォーターバックル&シールドバックル入手。頭領ジャマト撃破。 仮面ライダータイクーン、ブーストバックル入手。ただし、ギーツに譲渡。 仮面ライダーナーゴ、ハンマーバックル入手。 仮面ライダーバッファ、ゾンビバックル入手。 仮面ライダーギンペン、アローバックル入手。ルークジャマトの攻撃によるIDコア破損で退場。アローバックルはタイクーンが継承。 仮面ライダーメリー、シールドバックル入手。 仮面ライダーダパーン、マグナムバックル入手。 その他仮面ライダー、脱落or退場。 ○ゾンビサバイバルゲーム 登場ジャマト:ゾンビジャマト シークレットミッション:最初に一般人を3人救出する。報酬はブーストバックル 第3ウェーブまでゾンビジャマトを絶滅させつつ、スコアを競うミッション。 ゾンビジャマト及びゾンビ化したプレイヤーに噛まれた場合は時間が経つにつれてゾンビ化が進行するが、ミッションが終了するとリセットされる。 終了時、スコア最下位だった者がリタイアとなる。 ▷ 結果詳細 仮面ライダーダパーン、仮面ライダーナーゴ、仮面ライダーメリーが感染するが、ゲーム終了に伴い完治。 仮面ライダーダパーン、脱落。 ○神経衰弱ゲーム 登場ジャマト:トランプジャマト 2人でデュオを組んでトランプジャマトを撃破するミッション。デザイアマネーで一度だけデュオ交代チャンス券を購入出来る。 劇中では5人の時に行われたため、数合わせとして運営側から仮面ライダーパンクジャックが参戦した。 終了時、スコア最下位だったデュオがリタイアとなる。 ▷ 結果詳細 第一組分 仮面ライダーギーツ、仮面ライダーナーゴ 仮面ライダータイクーン、仮面ライダーバッファ 仮面ライダーメリー、仮面ライダーパンクジャック 仮面ライダーメリーによりデュオ変更。 第二組分 仮面ライダーギーツ、仮面ライダーナーゴ 仮面ライダーバッファ、仮面ライダーメリー 仮面ライダータイクーン、仮面ライダーパンクジャック 仮面ライダーバッファによりデュオ変更。 第三組分 仮面ライダーギーツ、仮面ライダーナーゴ 仮面ライダータイクーン、仮面ライダーバッファ 仮面ライダーメリー、仮面ライダーパンクジャック 仮面ライダーメリー、脱落。 仮面ライダーパンクジャック、任務終了に伴い帰投。 ○缶蹴りゲーム 登場ジャマト:サボテンナイトジャマト シークレットミッション: ジャマトに見つからないように1体仕留める。報酬はブーストバックル。 ラスボスから他の出場者を助ける。報酬はニンジャバックル。 最初に缶を発見する。報酬はブーストバックル。 ラスボスのサボテンナイトジャマトのエネルギーである、缶を蹴り飛ばすゲーム。 本来なら缶をジャマーエリア外に蹴り飛ばした時点でクリア。 ……だったのだが、サボテンナイトジャマトが缶を飲み込む想定外の行動に出たため、クリア条件が「缶の破壊」に変更された。 運営はこの事態に対して、「卵を孵化させて攻略のキーアイテムを入手せよ」という救済措置とも取れる緊急ミッションを追加している。 ▷ 結果詳細 仮面ライダータイクーン、負傷により脱落。 仮面ライダーギーツ、モンスターバックル入手。缶破壊・ラスボスジャマトを撃破し、デザ神となる。 これに伴い、仮面ライダーナーゴ、仮面ライダーバッファは脱落。 叶えられた願いは「俺がデザイアグランプリの運営と家族になっている世界」。 ●謀略編 何故かリザルト、得点及びランキングが発表されていない……というよりは順位を決める事が出来ず、なおかつゲームのルールは理論上は全仮面ライダーが脱落せずクリア可能(もしくは突破口を開こうとした)ものばかりとなっている。 ▷ そして…… 今回のグランプリそのものがゲームマスター・ギロリによるギーツ排除(*2)を目的としたヤラセである事が判明する。 ○海賊ゲーム 登場ジャマト:海賊ジャマト 2人または3人のチームに分かれて海賊ジャマトから旗を守るゲーム。 旗を奪われると海賊ジャマトが凶暴化してしまうため、チームワークも重要となる。 ミッション終了時に生き残ったプレイヤーが次戦に進出出来る。 ▷ 結果詳細 仮面ライダーギーツ、ブーストバックル入手。 仮面ライダーナーゴ、第二ウェーブから追加エントリー。ビートバックル入手。 仮面ライダーバッファ、ニンジャバックル入手。直後にケイロウのゾンビバックルと交換。第二ウェーブでケイロウからニンジャバックルを強奪。 仮面ライダーパンクジャック、モンスターバックル入手。 仮面ライダーケイロウ、ゾンビバックル入手。直後にバッファのニンジャバックルと交換。 仮面ライダーレター、プロペラバックル入手。海賊ジャマトの攻撃によるIDコア破損で退場。プロペラバックルはケイロウが継承。 その他仮面ライダー、脱落or退場。 ○迷宮脱出ゲーム 登場ジャマト:メイドジャマト、執事ジャマト、ジャマトライダー 一般人とペアを組んでジャマトの迷宮から脱出するゲーム。一般人を守り切れなかったプレイヤーは脱落となる。 出口の扉にはジャマト語で合言葉が書かれており、攻略にはジャマト語の解読が不可欠である……が、合言葉はジャマト語で言わなければならない。 他にもナビゲーターのツムリまでゲームに巻き込まれる、ジャマトライダーの出現などゲームマスターの想定外の出来事も多数発生。 特にジャマトライダーのスペックの高さと再発生の厄介さにより、難易度は段違いに高い。 ▷ 結果詳細 仮面ライダータイクーン、ケイロウからエントリー権を譲渡され参戦。 マグナムバックル及びバッファが取り落としたニンジャバックルを入手。ただし、マグナムバックルはギーツに譲渡。 仮面ライダーケイロウ、エントリー権をタイクーンに譲渡。これに伴い、脱落。 ○椅子取りゲーム 登場ジャマト:かくれんぼジャマト、ジャマトライダー かくれんぼジャマトが擬態した、赤い帽子の少女に奪われたデザイアドライバーを取り返すゲーム。 奪われたドライバーはジャマトライダーへの変身に使用される。 かくれんぼジャマトが撃破された時点で、ドライバーを持っていないプレイヤーは脱落となる。 ▷ 結果詳細 ゲームマスターが仮面ライダーグレアに変身してゲームに乱入。パンクジャックを洗脳する。 仮面ライダーギーツ、脱落。 ○戦艦ゲーム 登場ジャマト:ラフレシアフォートレスジャマト、ルークジャマト、ジャマトライダー 1話における街の防衛と似たような内容で、ラスボスのラフレシアフォートレスジャマトが退散するまでに、スコアが最も高かったプレイヤーがデザ神となる。 ▷ 結果詳細 仮面ライダーバッファ、ラフレシアフォートレスジャマトの攻撃によりIDコア破損、退場。 仮面ライダーギーツ、最初に叶えた「俺が死ぬまでデザイアグランプリに参加し続ける世界」が適用され、ゲーム復帰。 ラフレシアフォートレスジャマトを討伐するが、ゲームマスターの承認を得られず、デザ神決定戦は次のミッションに持ち越される。 ○キツネ狩り 登場ジャマト:なし デザイアグランプリの運営に近づいて探りを入れようとする英寿/ギーツを排除せんとするゲームマスターによって決行されたイレギュラーなゲーム。 事前に洗脳した運営サイドのライダー・GMライダーを送り込む事でギーツを追い込んでおり、彼を倒した者がデザ神となる。 紛れもなくルール違反となるはずのライダー同士の戦闘であり、運営サイドであるツムリはゲームマスターを激しく非難。ギーツの援助に回ることとなった。 ▷ 結果詳細 仮面ライダーパンクジャック、自爆により退場。 鞍馬祢音/仮面ライダーナーゴ、スポンサーの鞍馬光聖を通してゲームマスターの不正をゲームプロデューサーのニラムに告発。 ゲームマスター、不正発覚により権限を剥奪され、更迭。これに伴い、優勝者無しで終了。 残った仮面ライダーギーツ、仮面ライダータイクーン、仮面ライダーナーゴが次シーズン参加権獲得。 ●番外:デザイアロワイヤル(仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル) ギロリからヴィジョンドライバーを奪い、ゲームマスターの座に就いたコラスが「デザイアグランプリが存在しない世界」という願いを叶えて世界改変の末に仕組んだゲーム。 詳細は個別項目を参照。 【出場者】 個別項目があるキャラクターはそちらを参照。 本項目ではジャマトに襲われる等で命を落としたプレイヤーを「退場」、ゲーム結果やルールに則ってリタイアしたプレイヤーを「脱落」と表記する。 また、出場者の並び順はテレビ朝日公式サイト内の各項目に順ずる。 ●黎明編(1話) 浮世英寿/仮面ライダーギーツ 吾妻道長/仮面ライダーバッファ 豪徳寺武/仮面ライダーシロー ▷ ゲーム結果 デザ神:浮世英寿 最終戦脱落:吾妻道長 最終戦退場:豪徳寺武 他にも、最終ミッションの時点で30人近くのライダーが脱落している。 ●邂逅編(2~9話) 浮世英寿/仮面ライダーギーツ 桜井景和/仮面ライダータイクーン 鞍馬祢音/仮面ライダーナーゴ 吾妻道長/仮面ライダーバッファ 平孝人/仮面ライダーギンペン 小金屋森魚/仮面ライダーメリー 墨田奏斗/仮面ライダーダパーン 仮面ライダーパンクジャック(特別参加) ▷ ゲーム結果 デザ神:浮世英寿 最終戦脱落:鞍馬祢音、吾妻道長 最終戦途中脱落:桜井景和 3回戦脱落:小金屋森魚 2回戦脱落:墨田奏斗 1回戦退場:平孝人 その他20人近くのモブキャラが参加していたが、「宝探しゲーム」でレイズバックルを集められないまま、頭領ジャマトの出現と共に脱落or退場。 獅子井玲愛/仮面ライダーシバキマル 「動物の言葉が分かる世界」という非常に可愛らしい願いを抱いた女性。 変身するシバキマルは、名前からして柴犬モチーフと思われる。変身者は獅子なのに その絶妙なネーミングや唯一無二のモチーフ等により密かな人気を博しており、「本編で見たかった」という声が少なくない。 彼岸紗愛/仮面ライダーオタイタイ 「オタイタイ」というあんまりな仮面ライダー名が一部で話題になった女性。 モチーフ元は不明だが、IDコアにはネコ科らしき動物が描かれている事から「タイゴン(*3)」ではないかと思われる。 ●謀略編(10話~16話) 浮世英寿/仮面ライダーギーツ 桜井景和/仮面ライダータイクーン(追加エントリー) 鞍馬祢音/仮面ライダーナーゴ(追加エントリー) 吾妻道長/仮面ライダーバッファ 晴家ウィン/仮面ライダーパンクジャック 丹波一徹/仮面ライダーケイロウ 八木沼雪絵/仮面ライダーレター ▷ ゲーム結果 ゲームマスターの不正発覚により、優勝者無しで終了 次シーズン参加権獲得:浮世英寿、桜井景和、鞍馬祢音 デザ神決定戦退場:晴家ウィン 最終戦退場:吾妻道長 3回戦脱落:浮世英寿(最終戦に復帰) 2回戦脱落:丹波一徹 1回戦退場:八木沼雪絵 ●その他の出場者 今井透/仮面ライダートゲッチ 現場作業員として働く道長の同僚で、「地元にランドマークを建設する」という夢を持っていた。 しかし、他のプレイヤーに襲撃されてゾンビバックルを奪われた挙句、複数体のジャマトに襲撃されて落命した。 インパラの仮面ライダー ゾウの仮面ライダー いずれも名称不明。2人がかりで透を襲い、レイズバックルを強奪すると不敵に笑いながら去って行った。 邂逅編には姿を見せていなかった事から、既に何らかの形で脱落している可能性が高い。 頭部はそれぞれ『仮面ライダーアマゾンズ』のゾウアマゾンと、『仮面ライダー龍騎』に登場したレイヨウモチーフの仮面ライダーインペラーの流用。 賭山当子 2話の各出場者のデザイアカードが映るシーンにて情報だけ登場。 「当たる馬が光って見える目」というニチアサにおおよそ似つかわしくない願いと、そのあまりにも投げやりな名前からネット上の一部で話題となった。 後のライダー一覧が映るシーンでは存在していないあたり、スタッフのお遊び要素の一つなのだろうか? 迷宮のライダー 迷宮脱出ゲームにて存在が示唆された仮面ライダー。 どうやら英寿参戦以前にも同じようなゲームが行われていたらしく、その際にジャマトの言葉の解読表を作成しており、これがライダー達の脱出に寄与することとなった。 その後の去就は不明だが、埃を被ったウォーターバックルも残されていた事や、解読表に血糊が付着していた事から、ジャマトに殺害されて退場したものと思われる。 ベン/仮面ライダーランサー ジョン/仮面ライダーガルン 祢音のSPを務める外国人2人組。 祢音に頼まれ、彼女の父である鞍馬光聖の部屋を捜索した際にIDコアを発見し、これに触れて記憶を取り戻した結果、かつてデザイアグランプリに参加していた事が発覚する。 永山一徳/仮面ライダーグルービー 過去のデザイアグランプリに参加していた男性。理想の世界は不明。 演じた永徳氏はタイクーンのスーツアクターでもある。 雨宮ヒロキ/仮面ライダーブッチー スピンオフ『ギーツエクストラ 仮面ライダーパンクジャック』に登場。 かつてウィンとロックバンド「ウェザーハーツ」を組んでいた男性で、カオルという妊娠中の妻がいる。 音楽をどうしても諦めきれずデザイアグランプリで一発逆転を狙うが、恐怖のあまりジャマーエリアから逃走してしまう。 警備隊ライダーとジャマトのリンチに遭った末、棄権を選択して脱落した。 脱落後はライブハウスのスタッフとして働いているが、理想を願う心を失った事で音楽はきっぱり諦めている。 浅利切人/仮面ライダーターボン かつてギーツと同じデザイアグランプリに参加していた金髪の男。 既に何らかの形で退場していたが…… 沼袋一男/仮面ライダーブラーリ 残忍な性格の坊主頭の男。 11年前、とある犯罪を犯した後に参加したデザイアグランプリで退場している。 【余談】 これまでの仮面ライダーシリーズのバトルロワイヤルは運営があまりにもアレだった事から、早くもこのゲームに不信感を抱く視聴者が続出している。ロゴマークも「DGP」の頭文字を何度も囲む有刺鉄線というかなり不穏なデザインをしており、それも視聴者の不安を煽る一因となっている。ただ、「負傷者は運営の権限でリタイアできる」「リタイアした者は場合によっては元の生活に戻れる」というルールの存在も8話で明らかになった事で、視聴者からも「デスゲームにしては良心的」という声も上がっているが、果たして……。 △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- WARNING!! ここから先はデザイアグランプリの重要機密事項、及び『仮面ライダーギーツ』16話終盤以降のネタバレを含むため、注意されたし。 【DGPの真実】 さて、世界を守るために開かれているとされるデザイアグランプリだが、その内容を見るとこうは思わないだろうか。 『あまりにもゲーム的過ぎる』と。 実際、敵が攻めてきているにしては不自然に段階が踏まれていたり、まるで本当のゲームのような頭を使った仕掛けなど、合理性に欠ける性質を孕んだものばかり。 加えて、現実世界にも多数いるスポンサー達。 そもそもの話、世界を救うのであればゲームの型式を取る必要などなく、そのまま迎え撃ってしまえばいいだけのはず。 そんな不自然さに英寿を始めとしたプレイヤー達が気付いた時、遂にその実態が明かされた。 デザイアグランプリは…ただの世界を救うゲームではありません。 えっ? どういう事? そもそも世界を救うのにゲームである必要はない。つまり、デザイアグランプリの正体は─── そうです。世界を救うエンターテインメント…… ようこそ、リアリティーライダーショー『デザイアグランプリ』へ! デザイアグランプリの実態はジャマトから世界を守る……という体裁の下に作られた『リアリティーライダーショー』だったのである。 つまり、世界が危機に瀕しているというのは真っ赤な嘘であり、ジャマト達もゲームを進めるための障害物兼スコアの的として、運営側が意図的に生み出した存在だった。 それをプレイヤー達が知った時、デザイア神殿には観戦用と思われる多数の目玉型カメラ「オーディエンスアイ」が出現。 その後ろでは、オーディエンス達が命がけで戦う仮面ライダー達を前に一喜一憂する姿が……。 しかし、その舞台裏ではアルキメデルの独断専行によりジャマトが加速度的に進化を遂げ、さらには消滅者の一人がジャマト農園に送られた後に息を吹き返すというイレギュラーな事態が発生。 果たしてデザイアグランプリは、『世界を救うエンターテインメント』であり続けられるのだろうか……? ▷ ネタバレ注意 その後、ジャマトグランプリとデザイアロワイヤルを経てグランドエンドが実行され、ツムリ、ベロバ、ケケラ以外の運営とオーディエンスは未来に帰還し、創世の女神も崩壊した。 また、世界を創り替えた英寿の計らいでこれまでのデザイアグランプリ参加者全員の記憶が復活した。 しかし、運営の手を離れたジャマトはまだ現代に残っており、人間に寄生して破壊活動を始める。 さらにツムリを次なる創世の女神に作り替えるべく、デザイアグランプリ創始者・スエルの命令でサマスとジットが現代に出向。 この状況を危惧したギーツは、ジャマトを殲滅するためのデザイアグランプリを開催。 創世の女神亡き今、それは見返りも何もない世界平和の為の戦いである事を意味していた。 【DGPルール(16話以降)】 ナレーションで解説されたルール(16話以降) ▷ 一覧(クリックにて展開) デザイアグランプリはスポンサーとオーディエンスに愛される、リアリティーライダーショーである。(16話) 参加者の中には デザスターがいる。もし最終戦まで正体がバレなければ、デザ神の座を横取りできる。(17話) プレイヤー全員からデザスターだと疑われた者は ゲーム終了時、強制脱落する。(18話) 見つからずに、最後の2人まで残ることができれば、デザスターの勝利となる。(19話) デザスターは秘密の指令を実行しなければならない。(20話) どの仮面ライダーを支持するかは、オーディエンスの自由である。(21話) グランプリのあらゆるシステム管理は、ゲームマスターのドライバーのよって行われている。(22話) デザイアグランプリは、遥か未来から訪れたオーディエンスが楽しむため、歴史上の様々な時代を舞台に繰り広げるリアリティライダーショーである。(23話) 脱落者の理想を願う心は 世界を作り替える動力源として利用されている。(ギーツエクストラ 仮面ライダーパンクジャック) 仮面ライダーギーツは、世界を創り変える創世の力を持っている。(38話) この世界に、ジャマトは存在してはならない。(39話) 創世の神が誰かの願いと共鳴した時、その力が発動する。(40話) 誰もが幸せになれる世界を創るために、仮面ライダーは戦っている。(41話) 創世の力を持つ者は ギーツ一人であるべきである。(42話) 自らエントリーを願う者は 仮面ライダーになれる。(43話) 人々の強い願いが集まった時、ギーツの創世の力が発動する。(44話) 強い願いを持つ仲間が集まれば、理想の世界を叶えられる。(45話) 創世の力を宿した者は、いずれ意志が消滅する。(46話) 信じる限り、世界は変えられる。(47話) 人々の幸せを、決して諦めてはならない。(48話) 願った分だけ、人の幸せは存在する。(最終話) 仮面ライダーは、我々の世界を守っている。(映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐) ●上記以外に本編で言及されたルール(16話以降) ▷ 一覧(クリックで展開) デザスターの投票に参加しなかったプレイヤーは、棄権と見なされ強制脱落する。 創世の女神の力は、ゲームマスターとゲームプロデューサーの権限を得ないと発動出来ない(*4)。 【ミッション(17話以降)】 ●乖離編 ○学園ゲーム 登場ジャマト:不良ジャマト、学生ジャマト、校長ジャマト シークレットミッション:不良じゃないジャマトを倒す。報酬はパワードビルダーバックル。 不良ジャマトから人々を守りつつ、校長ジャマトを探し出して撃破するミッション。 ただし、学園内には校長室が無い為、正攻法での攻略は困難である。 ▷ 結果詳細 本編では初となる、1人も脱落・退場せずにクリアしたミッション。 仮面ライダーギーツ、ブーストバックル&パワードビルダーバックル入手。校長ジャマト撃破。支持率20%。 仮面ライダータイクーン、ニンジャバックル入手。支持率1%。 仮面ライダーナーゴ、ビートバックル入手。支持率9%。 仮面ライダーナッジスパロウ、モンスターバックル入手。支持率40%。 仮面ライダーロポ、ゾンビバックル入手。支持率30%。 ○ジャマーボール 登場ジャマト:ルークジャマト、ジャマトライダー シークレットミッション:最初に一般人を3人救出する。報酬はコマンドツインバックル。 ライダーチームとジャマトチームに分かれて戦う球技。端的に言えば「ドリブル無しで移動できるバスケ」。 空中に設置されたゲームポストに、専用のボール・ジャマーボールをシュートすれば得点となる。近距離なら3点、遠距離なら5点。 なお、ジャマトチームが勝てばジャマーエリアが消滅する。 ▷ 結果詳細 前半戦:11-13でジャマトチーム優勢のまま終了。 後半戦:33-33で同点となったため、延長戦にもつれ込む。 延長戦:先に得点を入れたチームが勝利するサドンデス方式で、ライダーチームが勝利。 仮面ライダーナッジスパロウ、ミッション終了後に行われた投票により脱落。 仮面ライダーギーツ、支持率35%(*5)。 仮面ライダータイクーン、支持率30%。 仮面ライダーナーゴ、支持率15%。 仮面ライダーロポ、支持率20%。 ○時限爆弾ゲーム 登場ジャマト:配達ジャマト、爆弾魔ジャマト シークレットミッション: 最速でジャマト1体を撃破する。報酬はマグナムバックル。 民間人を爆発被害から救う。報酬はブーストバックルとフィーバースロットバックル。 デザスターミッション:他のライダーにジャマト爆弾を命中させろ。 日没までにジャマトが仕掛けたフルーツ型の爆弾を解除し、人質を救出するゲーム。 人質に仕掛けられた爆弾と同じ種類の物を運んでいる配達ジャマトを倒すと、正しい色の導火線をドロップする。 ▷ 結果詳細 全てのジャマト爆弾の解除に成功。 仮面ライダーバッファ、ベロバをスポンサーに付けてゲームに乱入。 仮面ライダーロポ、ミッション終了後に行われた投票により脱落。 仮面ライダーギーツ、支持率37%。 仮面ライダータイクーン、支持率28%。 仮面ライダーナーゴ、支持率28%。 仮面ライダーバッファ、支持率7%。 ○鬼ごっこゲーム 登場ジャマト:なし ジャマトが一切出現しない緊急事態の中、痺れを切らしたチラミが考案したゲーム。 罠やGMライダーの妨害を避けつつ、時間内に仮面ライダーグレア2に変身した彼を捕まえればクリアとなる。 ▷ 結果詳細 ゲームマスターがヴィジョンドライバーを奪われ、ゲームが続行不可能になる。 スポンサーのベロバが仮面ライダーバッファと仮面ライダーナッジスパロウを引き連れてゲームに乱入。 仮面ライダーナーゴ、デザスターと判明。支持率25%。 仮面ライダーギーツ、支持率49%。 仮面ライダータイクーン、支持率19%。 仮面ライダーバッファ、支持率7%。 ●創世編 ○パラサイトゲーム 登場ジャマト:ポーンジャマト、マーレラジャマト(三葉虫ジャマト) 主催者は運営ではなく、ジャマト側の五十鈴大智。 これまでのエンターテイメントとは異なり、人間に寄生する新種のジャマトを討伐とした正真正銘の世界を守る戦いである。 ▷ 結果詳細 仮面ライダータイクーン ブジンソードがマーレラジャマトに勝利。 創世の女神と化したツムリに「デザイアグランプリの全ての犠牲者が蘇った世界」を叶えさせ、世界改変が起きる。 ○世紀末ゲーム 登場ジャマト:無し こちらも主催者は運営ではなくベロバ。 景和の叶えた願いにより、デザイアグランプリで犠牲者になった極悪人までも蘇ってしまい、「ギャングライダーズ」という徒党を組んで破壊と略奪の限りを尽くすようになる。 ルールはほぼ制定されておらず、現在判明しているのは「暴力で幸せを手に入れる」「ヘッドを倒した者が次のヘッドになる」のみ。 ▷ ゲームの動向 仮面ライダータイクーン ブジンソードが仮面ライダーターボンを撃破し、ギャングライダーズのヘッドに就任。これに伴い事実上ターボンが脱落する。 仮面ライダーブラーリがベロバの手引きで鞍馬祢音を誘拐。 仮面ライダーギャーゴ、浮世英寿にエントリーを承認され参戦。 ブラーリ、ギャーゴに敗北し脱落。 ギャーゴ、負傷によりIDコアを祢音に託し脱落。そのIDコアは仮面ライダーギーツⅨの創世の力と祢音の想いで、仮面ライダーナーゴのIDコアに変化する。 ナーゴ、変身能力復活に伴いギーツ陣営に加入。 仮面ライダーダパーン、ベロバの手引きにより追加エントリー。 ギーツⅨとタイクーン ブジンソードが一騎打ちを行うが、対話でタイクーンの説得を試みたギーツⅨが途中で戦闘を放棄する。 その後、ツムリから創世の力を継承した英寿が世界改変を行い、世紀末ゲーム以降の出来事は無かった事にされた。 【参加者(17話以降)】 ●乖離編(17話~24話) 浮世英寿/仮面ライダーギーツ 桜井景和/仮面ライダータイクーン 鞍馬祢音/仮面ライダーナーゴ 五十鈴大智/仮面ライダーナッジスパロウ 我那覇冴/仮面ライダーロポ ▷ ゲーム結果 システム機能停止に伴い中止 残留:浮世英寿、桜井景和、鞍馬祢音 3回戦脱落:我那覇冴 2回戦脱落:五十鈴大智 ゲームマスターが変わった事と、英寿達にデザイアグランプリの実態を明かした事により、従来のデザイアグランプリとは大幅に異なる形式となった。 オーディエンスの支持率が最も高かったプレイヤーがデザ神となる。 これまでは20数人のライダーを選出していたが、今回は参加者全員が最終戦経験者という少数精鋭となっている。 プレイヤー達にはサロンで共同生活を送ってもらう。 プレイヤーの中には、他の参加者を意図的に妨害するミッションを与えられたスパイ「デザスター」が紛れ込んでいる。最終戦まで正体がバレずに生き残った場合、デザ神の座を横取りできる。 ゲームごとにデザスターと思しき人物に投票を行い、最多得票となったライダー1名は脱落となる。ただし、最多得票が複数いれば無効。 デザスターが残り2人になるまで残った場合、デザスターの勝利が確定となる(もちろん、ゲームを完全クリア出来ればの話だが)。 どこかまるで人狼ゲームのようだが、実は全く違う。 何故なら、デザスターもまたゲームをクリアする必要があり、ミッションの妨害とは即ち自分の首を絞める事に他ならないのだ。 現在デザスターがどのようにミッション妨害を指示されているかは分からないが、運営側から文句を言われない程度にさりげない妨害に抑える必要があり、「言動が怪しいからデザスター」という理屈は一切通らない。 そのままやるとデザスターは妨害ミッションをこなしていれば投票率を無視してデザ神になれるというあまりにも有利なポジションであり、運営もそれを分かっているのか投票による排除ルールも合わせて提示している。 ●創世編(39話~42話) 浮世英寿/仮面ライダーギーツ 桜井景和/仮面ライダータイクーン 吾妻道長/仮面ライダーバッファ これまではドライバーとIDコアが届いた場合は有無を言わさず参加させられていたが、今回は理想の世界が叶わないからか、参加は個人の意思に委ねている。 ▷ ゲーム結果 創世者:桜井景和 生存:浮世英寿、吾妻道長 ●創世編(43話~45話) 浮世英寿/仮面ライダーギーツ 桜井景和/仮面ライダータイクーン 鞍馬祢音/仮面ライダーナーゴ(追加エントリー) 吾妻道長/仮面ライダーバッファ 鞍馬光聖/仮面ライダーギャーゴ(追加エントリー) 墨田奏斗/仮面ライダーダパーン(追加エントリー) 浅利切人/仮面ライダーターボン 沼袋一男/仮面ライダーブラーリ ▷ ゲーム結果 創世者:浮世英寿 生存:桜井景和、鞍馬祢音、吾妻道長、墨田奏斗 脱落:浅利切人、沼袋一男、鞍馬光聖 【余談②】 こうして判明したデザイアグランプリの悍ましき実態だが、これは『ギーツ』という作品の財団B及びその他の皆様(スポンサー)と視聴者(オーディエンス)もまた彼らの戦いに一喜一憂し、人の命を玩具にする彼らの同類である……という難儀な事態が発生することとなった。次回からの『ギーツ』を彼らと共に心待ちにするか、それとも放棄をするか……はこの真実を知ったあなた次第である。まぁ観ますよね。 【運営スタッフ】 プロデューサー スエル/仮面ライダーリガドΩ エグゼクティブプロデューサー。デザイアグランプリそのものの創始者であり、運営に当たって最上位権限を持つ。「創世の女神」を作り上げたのもこの男であり、つまるところ『ギーツ』本編における諸悪の根源。 「創世の神」に敗れ消滅。 ネメル/仮面ライダーゲイザーゼロ 前日譚「仮面ライダーゲイザー」に登場する、ニラムの前任者。デザグラ創設期から活動している古株。 デザイアグランプリで仮面ライダーと戦わせる「敵役」として、未来世界を滅ぼした植物からジャマトを思いつき、アルキメデルに育成させていた。 自分以外の全てを駒、フィクションとしてしか認識しない傲慢な性格で、ジャマト生成に気づいたスエルの怒りを買ってクビにされてしまった。 最終的にニラムとジーンに敗れ消滅。 ニラム/仮面ライダーゲイザー TV本編におけるプロデューサー。新人時代にネメルの起こした事件の影響でとことん「リアリティ」を追求する。 デザグラの運営としての職務に終始忠実であり、その意義を揺るがす者は上司だろうと看過しない。 本編ではサマスに粛清され消滅。その後未来時間でジーンにより復活し、ゴッドジャマトを止めるためエースを現代に送り込んだ。 サマス アシスタントプロデューサー。 ニラムの秘書であるが、その正体はスエル直轄の部下。デザグラの全てをフィクションとして見下している。 ニラムの粛清後にプロデューサーとなるが、「創世の神」による世界改変により消滅。 ゲームマスター コラス 映画「MOVIEバトルロワイヤル」に登場する、ギロリの前任者。 大規模な闘争によるデスゲームこそ至高と考えており、デザグラに物足りなさを感じて辞職、異次元から侵略者を呼び込むことで生き残りをかけた戦いを強制する「デザイアロワイヤル」を開催した。 ギロリとの戦いでヴィジョンドライバーを奪回され敗北。 ギロリ/仮面ライダーグレア TV本編におけるゲームマスターその1。 デザグラを滞りなく運営することを重視しており、英寿の連覇によるマンネリ化を防ぐべく彼を脱落させようとするが、強硬手段を取り過ぎた結果更迭された。 「終幕のデザイアグランプリ」においてゲームマスターとして再起用されている。 「創世の神」による世界改変により消滅。 チラミ/仮面ライダーグレア2 ギロリの後任のゲームマスター。 オーディエンス至上主義で、危機管理能力の甘さから何度も不祥事をやらかしている。 ギーツとバッファとの戦いに敗れ消滅。 ジット/仮面ライダーリガド 「終幕のデザイアグランプリ」開催に先立ってスエルが送り込んだゲームマスター。 警棒を武器に全てを暴力で押し通す戦闘屋で、デザグラのバッドエンドが望まれている場合に送り込まれる。 ギーツIXに敗北後、スエルに回収され消滅。 ナビゲーター ミツメ/創世の女神 初代ナビゲーター。英寿の母親であり、英寿がデザグラに参加し続けているのは彼女を捜索するため。 2000年前のデザ神と恋に落ちた際に「創世の力」を発現させ、これに目を付けたスエルによって願望器に変えられていた。 長きに渡る「創世の力」の酷使で限界を迎えており、英寿に看取られて消滅。 ミイル 「仮面ライダーゲイザー」に登場するツムリの前任者。 デザグラスタッフとしては珍しく運営方法自体に懐疑的で、どの時代も全てが現実でありフィクションではないと述べている。 新人時代のニラムの相棒的存在だったが、ネメルの介入でルークジャマトに捕食され消滅。 「創世の力」はこのルークジャマトを介して現代まで残り、「ジャマト・アウェイキング」における騒動の原因となった。 ツムリ TV本編におけるナビゲーター。 上層部が揃いも揃って自分の意向を優先して騒ぎを巻き起こすため、相対的に一番まともなスタッフ。 「創世の神」による世界改変後、未来人たちが再建したデザグラのナビゲーターに抜擢。 黒ツムリ/破壊の女神 ジットがツムリの代用として生み出したコピー体。 創世の力を行使するためだけの存在であり、自我も未熟。 「創世の神」による世界改変により消滅。 その他スタッフ アルキメデル ジャマトの育成を担当する人物で、元はネメルの部下。 ジャマト以外に興味がないマッドサイエンティストであり、倫理観も乏しい。 ダンクルオステウスジャマトに自らを栄養として捕食させ消滅。 アニヲタWiki(仮)りどみ 利用者は自由に追記・修正できるが、規制されたらこのWikiから退場となる。 十分に ご注意ください。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ENTRY/ -アニヲタWiki- ▷ DGPチャット コメントログ ↑作品違うけどパシフィックリムも当初はそういう感じだったね。敵が強くなりすぎてって体制保てなくなったが。 -- 名無しさん (2023-01-10 09 57 38) 交番前巡査「ワシが仮面ライダーに!?」財団幹部「これ先輩だ…」 -- 名無しさん (2023-01-13 19 36 47) ゲームが終わる度に街や人を復元してるけど、小規模とはいえ世界改変を何度もやってたら、とんでもないバグが発生しそう -- 名無しさん (2023-01-17 11 56 44) コメントのログ化を提案します。 -- 名無しさん (2023-01-21 21 20 57) デザスターとしては妨害したり他のライダーを落としたりするメリットほぼ無いんだよな。むしろ「ほかのライダーと協力してとっととデザグラを終わらせる」のが最適解。 -- 名無しさん (2023-01-23 21 42 22) ダパーンみたいな破滅思想持ちや、メリーみたいな悪党を選ぶ基準はそう言う足の引っ張り合いを見たいオーディエンス側の要望だったのだろうか? -- 名無しさん (2023-01-24 23 01 32) ログ化しました。 -- (名無しさん) 2023-01-29 18 30 35 景和、祢音、道長がそれぞれ闇深いムーブを見せ始めているから変にスレてない英寿が一番まともに見えてきたな。 これもリアリティショーか -- (名無しさん) 2023-02-05 19 39 09 いよいよ世界改変の本質が見え始めてきたな・・・。今回のデザグラはどういう結末になるんだろう。景和、祢音、道長の願いはまだお預けな気はするけど流石に二度も勝者なしにはならないだろう・・・。 -- (名無しさん) 2023-02-05 23 29 43 本当に欲望に流れていってる現状、心根の善性のブレない景和と英寿以外ジャマト側に付く理由が出来ていってるのが怖いな… -- (名無しさん) 2023-02-12 23 07 11 今日の放送であった「君たちがギリシャ神話や戦国時代をエンターテイメントとして楽しむように、俺たちも楽しんでいるんだよ、3.5次元の世界を」はいい得て妙だと思う……3.5次元ってなんや? -- (名無しさん) 2023-02-19 21 45 29 ↑「4次元世界の人々から見た2.5次元舞台」かな -- (名無しさん) 2023-02-19 21 47 25 ↑2現実世界(四次元)より下位(-0.5)世界って意味じゃないかな?自分達にとってのゲーム世界みたいな。 -- (名無しさん) 2023-02-20 23 44 06 ジーンから未来の世界の成り立ちが少し明かされたけど、何もかも決まってて凄く退屈な世界なんだろうな……だからと言って巻き込まれた側はたまったもんじゃないが -- (名無しさん) 2023-03-05 13 01 51 ジーンの語りを聞いてて思ったけれどさ全部役割すら決められてるってまるでゲームや小説の登場人物みたいじゃない?「未来」って言ってるけれどそう認識してるだけで運営達も全て創作された存在達なんじゃないかな… -- (名無しさん) 2023-03-05 13 36 23 ↑そう考えると、ギーツはディケイドやジオウ以上にメタネタに斬り込んでいるのかも。これからの展開はベロバ率いる俺達でいう荒らし軍団との対決がメインになっていくのかな。 -- (名無しさん) 2023-03-05 19 26 46 数字取れないと世界がリセットされるとかだったらある意味ちゃんと世界救うゲームなのではとか -- (名無しさん) 2023-03-07 00 20 49 「未来人が過去に介入している」って聞いて真っ先に思うのがそれで歴史が変わらないのかということ。誰もそのことを気にしてる様子はないけど、この辺は説明されるんだろうか? -- (名無しさん) 2023-03-07 08 43 42 ↑別の枝葉を切り落としても他の枝葉に影響がないみたいなもんかな? -- (名無しさん) 2023-03-07 11 05 13 ↑思い浮かぶのは『T・Pぼん』とか『サウンド・オブ・サンダー』みたいにリタイアしようが脱落しようが優勝しようが歴史に影響がない奴だけを参加させてるって仮説、でもそうするとジャマトが反乱を起こしてそれこそ人類存亡の危機って時に全部投げっぱなしでさっさと撤退しようとすることの説明がつかないんだよね -- (名無しさん) 2023-03-07 14 46 45 書かれてないけどデザスターだってことがバレてしまったら願いは一生叶えることは出来ないってミッションもこなさないといけなかったりリスクばかりが高い印象だな…。 -- (名無しさん) 2023-03-17 15 18 06 マッチポンプで遊んでたら本物の放火魔が現れて「これから毎日家を焼こうぜ?」って言われちゃった感じ -- (名無しさん) 2023-03-20 14 16 58 最終戦で今まで退場してきたライダーたちが復活参加してほしいな。特におじいちゃん -- (名無しさん) 2023-03-21 23 25 28 ↑6過去の世界ではなく3.5次元って言ってる以上実際の2022年をコピーしてそのコピーした方でDGPを開催してるんじゃないかな 意図的にパラレルワールドを作ってる的な -- (名無しさん) 2023-03-22 02 32 06 スエルの様子から見ると、結局全て運営側の手のひらの上かもしれない -- (名無しさん) 2023-04-26 14 37 26 クライマックスも近いが、創世の女神とスエルを何とかできなかった世界線という後付けも継続も可能だと思う。 -- (名無しさん) 2023-05-30 15 58 20 スポンサーはプレイヤーと同じくその時代の財閥、企業、政府といった現地調達で設定上では財団Xはもちろんスマートブレインや鴻上、ユグドラシル、幻夢などをスポンサーにもできそう。互いの利益として技術提供もありそう。 -- (名無しさん) 2023-06-11 21 17 06 創世編のデザグラはもはやグランプリでもなんでもなくなってる -- (名無しさん) 2023-07-03 17 23 46 ずっと気になってたんだけどこのナレーションって結局なんだったんだろう?劇中でも解説してた回あったから存在してるのは分かるけど明らかにルールじゃない主観で言ってたりするのもあるし最終回のラストは感情ある優しい語りだったから単なる音声じゃない人物だとは思うけど…もしかして劇中最上位の存在だったり?考えすぎか… -- (名無しさん) 2023-09-11 21 49 27 頑張れジーン。頑張れ新生デザグラ。 -- (名無しさん) 2024-01-04 05 15 05 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ホースデータ 降臨馬 ガチャ馬 ドロップ馬 イベント限定 レッドディザイア(メス) 属性 副属性 タイプ 副タイプ レアリティ コスト 火 - スタミナ 中距離 SS☆6 20 レベル スピード スタミナ 根性 適性(重/芝/ダート) 距離/ベスト 1 281 750 94 普通/得意/得意 1,600m~2,400m/2,000m 99 1125 3750 281 スキル 火のトルネード(水属性ブロックを回復ブロックに変化、風属性ブロックを火属性ブロックに変化)/- Lスキル ディザイアのスタミナ(スタミナタイプのスピード2.5倍、スタミナ2.8倍、アタック時に自身の勝負根性の8倍スタミナ回復)/- 進化素材1段階 エリザベス女王杯 エリザベス女王杯 エリザベス女王杯 エリザベス女王杯 優勝盾(火) 進化素材2段階 エリザベス女王杯 エリザベス女王杯 エリザベス女王杯 レジェンド像 レジェンド像 入手方法 イベント限定ガチャ レッドディザイア(メス) 属性 副属性 タイプ 副タイプ レアリティ コスト 火 風 スピード 芝 SL★8 88 レベル スピード スタミナ 根性 適性(芝/ダート/重) 距離/ベスト 1 1848 246 4308 〇/〇/〇 1,600m~2,400m/2,000m 99 9240 739 2924 スキル スピードディザイア(1ターンの間スピードタイプのスピードが3倍 ) Lスキル 【極】真っ赤に燃えてデザイア【効果1】スピード・芝タイプの全能力が6倍【効果2】火ブロックを6個つなげてアタックするとチーム全体のスピードが2倍【効果3】ストーンブロックが火ブロックの効果になる ★6進化素材 秋華賞 秋華賞 秋華賞 レジェンドホース像 レジェンドホース像 ★7進化素材 レジェンドホース像 レジェンドホース像 レジェンドホース像 超レジェンドホース像 超レジェンドホース像 ★8進化素材 超レジェンドホース像 進化の蹄鉄(火) 進化の蹄鉄(風) 超進化の蹄鉄 超進化の蹄鉄 入手方法 秋華賞ポイントアップガチャなど レッドディザイア(メス) 属性 副属性 タイプ 副タイプ レアリティ コスト 火 風 スピード 芝 SL+★8 97 レベル スピード スタミナ 根性 適性(芝/ダート/重) 距離/ベスト 1 2045 2622 328 〇/〇/〇 1,600m~2,400m/2,000m 99 10227 7867 983 スキル スピードディザイア(1ターンの間スピードタイプのスピードが3倍 ) Lスキル 【極+】真っ赤に燃えてデザイア【効果1】スピード・芝タイプの全能力が7倍【効果2】火ブロックを6個つなげてアタックするとチーム全体のスピードが3倍【効果3】ストーンブロックが火ブロックの効果になる ★8+進化素材 超進化の蹄鉄 極進化の蹄鉄 極進化の蹄鉄 極進化の蹄鉄 極進化の蹄鉄 入手方法 秋華賞ポイントアップガチャなど