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その日、由乃はテレビに釘づけだった。 「あははっ!」 大好きなお笑いタレントが出ている番組が多くて、テレビの前から離れられずにいたのだ。 そこにやってきたのは、最愛の相手、令。片手にクッキーを持っている。 「由乃、クッキー焼いたよ」 令の頭の中では、素敵な光景が展開されていた。 「わぁっ、ありがとう令ちゃん!」 「こらこら、そんなにがっつかなくても、まだあるってば」 「だって美味しいんだもん」 「あ、由乃。口の周りに、クッキーが付いちゃってるよ」 「えー、本当?」 「私が取ってあげるよ。……唇で……ね」 「うん……。お願い、令ちゃん……」 以上、令ちゃん脳内スプリングフェスティバルの模様でした。 しかし、現実は厳しくて。 「ん。そこ置いといて」 由乃は一瞥をくれることもなく、テレビを見たまま。令は小さくため息をつきつつ、テーブルにクッキーの入った容器を置き、自分も座った。 由乃は手探りでクッキーを掴むと、笑いながらボリボリを貪り食らう。 「……由乃。行儀が悪いよ」 「令ちゃん、うるさい」 再びため息。令は自分の焼き上げたクッキーを一枚、優しくかじる。 (今日は、久々に会心の出来なのになぁ……。由乃ってば、テレビに夢中だよ……) 三度目のため息。 (あと半分は、明日学校に持っていこう。祐巳ちゃんならきっと、笑顔で食べてくれるだろうし) ちら、と従妹の顔を見る。その横顔は笑顔だが、テレビの中のタレントに向けられた笑顔である。 (……うう、私は、由乃のために焼いたのに……) 四度目のため息は、心の中でついた。 (あー、なんか、泣きそう……) そう思った瞬間、令の目頭がかっと熱くなった。 慌てて立ち上がると、 「ちょっと急用思い出したから、帰るね」 「ん」 令は涙がこぼれないうちに部屋を出ようとしたのだが、それを呼び止めたのは、由乃の声だった。 「令ちゃん」 振り向けない。振り向いたらきっと、流れだした涙を由乃に見られてしまうから。 「……なに?」 「どこかに行くなら、気を付けてね」 「……うん」 「それと、クッキーありがとう。なんだか、いつもより美味しい気がする」 「き、今日は、いつもよりいい出来だったんだ」 「祐巳さんたちにも食べさせたいな」 「……ま、まだあるから! 明日、持っていくよ!」 「うん。……呼び止めてごめんね。いってらっしゃい、令ちゃん」 令は、少しだけ、顔だけで振り返った。 由乃の笑顔は、令に向けられていた。 「……うん、行ってきます」 島津家から自分の部屋に戻ってから、令は頭を抱えた。 「あー、小さい自分がだいっ嫌い!!」 令が部屋に戻った頃、由乃はテレビを見つめていた。画面には、反転した自分の顔。電源はとうに切ってある。 (令ちゃんは、自分で気付いてないのよね。あんなに声のトーンが変われば、たとえ祐巳さんだって気付くわよ) 天の邪鬼な由乃は、大好きな姉がいなくなってから、そんなことを思うのだった。 「後で、謝ろうっと」 令ちゃんが『どこかに出かけて帰ってくる』辺りに、お部屋に行こう。 由乃はそう思い、クッキーをかじった。細かい粉と一緒に、愛情が溢れた気がした。
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ぶそしき! これから!? 第0話 『トモダチ』 0-4 「ようし! 行くぞーー!!」 気合を入れて少年は自転車をこぐ。 一人今日から新顔として混じる少年は、学校で今まで何度もしたように、担任の先生に促されて新しいクラスメイトにあいさつし、質問責めに合う。 つつがなく学校を終わらせ、家に戻る。 帰り道に、銀行のキャッシュコーナーで自身の口座から貯めていたお年玉とおこづかいを引き落とす。 武装神姫購入のための保護者同意書は、昨日の夜に仕事から帰ってきた父親に頼んだら、仕事で疲れているのにすぐに書いてくれた。 武装神姫購入のための準備は全て整っている。 「着いた!」 少年の目的地は神姫センターではなく、おもちゃ屋スターフィールドだ。 新品にはさすがに手が届かないが、ここの中古なら何とか手が届く。 「いらっしゃい」「いらっしゃーい」 店に入ると、2つの声に声かけされる。 走らず、しかし足早に歩いて目的の棚の前に移動する。 ふと周りを見る。 (他のお客は……) 今は店内にいるお客は少年だけだった。 「よし」 目的のものを確認、手に取り、足早にカウンターに向かう。 「こ、これお願いします。あ、保護者同意書もあります」 緊張で手と声が少し震える。 「あ、昨日来てくれたお客様だ。この娘のことを気に入ってくれたんだね」 カウンターの上に、昨日説明してくれたロングの青髪に眼鏡をかけた神姫セラフィルフィスがいた。 「保護者同意書を確認させてもらっていいかな」 「はい、これ」 店長と思しき男性が穏やかな口調で促す。 少年は保護者同意書を渡して確認してもらう。 「……うん、問題ないね。それでは――お会計○○○○○円になります」 店長と思しき男性に今まで持ったことのなかった枚数の万札を渡す。 お釣りをもらい、袋に入った自分の神姫の箱を手に持つ。 「おめでとう。新しいマスターさん。良いマスターになってあげてね」 セラフィルフィスが新しいマスターを祝福する。 「あ――や、やった!」 気づき、少し呆然としていた少年は思わず飛び上がって喜んでいた。 「喜んでいるところ悪いんだけど、お買い上げ後のサービスがあるんだ。説明良いかな?」 「あ、はい……」 飛び上がって喜んだところを見られ、少年は恥ずかしい気持ちになる。 店長と思しき男性とセラフィルフィスの温かく見守るような笑顔が、なぜかよりいたたまれない気持ちにさせる。 「昨日も説明させてもらったけど、素体をお買い上げのお客様には素体のリペイントサービスをしてるよ」 「一応、素体のパターン表は……見本どこだったかな」 セラフィルフィスがサービスの説明をしたのを気にすることなく、店長と思しき男性が素体のパターンが書かれた紙を探す。 「あ、店長。素体パターンの見本なら、昨日ハーティアがリペイントする時に持って行ってたよ。取ってくるね」 少年が聞き覚えのある声がカウンターの奥から聞こえる。しばらくして…… 「ハーティア。お客様が見るから素体パターン表持っていくね」 「あ、悪い。マリーベル」 「――はい、店長。あ! 昨日のお客様」 パターン表を持って、トテトテと走ってきたマリーベルが少年に気づく。 店長に持ってきたパターン表を渡し、ペコリと少年にお辞儀する。 「ありがとマリーベル――と、これはいいよ」 受け取ったパターン表の内の何枚かを、店長はマリーベルに返す。 「素体の色を入れ替えるだけでもいいし、何か模様を変えたり入れたりとかもできるよ」 店長が何枚かの素体のパターン表を佐伯少年に見せる。 そこには各種の色や模様、全身を覆うスーツタイプから肌色の見えるレオタードタイプなどがある。 「う~ん、やっぱり――」 「わわ!?」 悲鳴が聞こえ、思わずそちらに視線が行く。 そこには、どこかにパターン表を引っかけたのか、転んだのかパターン表の下でジタバタするマリーベルの姿があった。 すぐにセラフィルフィスが助けに行く。 ちなみにその時、パターン表の一部がめくれて見えていた。 肌色分が多いパターンだった。 「どうだい、決まったかな」 何事もなかったかのように、笑顔で店長が促す。 「あ、はい。ええと……そうだ。髪を赤くしてもらうことってできますか。 素体のパターンは……これでお願いします」 「髪のリペイントもできるよ。どんな赤色がいいかな」 各種の色が載った表を見せて、店長が促す。 佐伯少年は望む色を指差し、それでオーダーする。 「注文は以上かな。少々時間をもらうよ。 ハーティア、素体のリペイントをするよ。素体パターンはこれで、髪を赤に染める。用意してくれ」 「オッケー。任せろ!」 黒髪の神姫ハーティアがカウンターの奥の部屋から勢い良く顔を出し、威勢良く声をあげる。 少年の神姫が箱から出され、奥の部屋に消える。 その間、少年は自身の神姫のことが気になり、パーツの棚を見に行ったりもすることなく、カウンターの奥の部屋を見ながら待ち続ける。 ■ ■ ■ しばらくして、少年の希望通りに染められた神姫が奥の部屋から姿を現す。 「これで良かったかい?」 「は、はい! もちろん!」 尋ねる店長に対して即答する。 「次はセットアップと起動だね。これもサービスで手伝うけど、どうかな?」 いつの間にか戻ってきたセラフィルフィスが次のサービスを提案する。 「あ、お願いします」 ■ ■ ■ 少年は店長やセラフィルフィスに教えられたとおりに登録作業を行っていく。 「ええと、これをこうして…………あ、動いた」 『オーナー情報を登録してください』 「さ、佐伯友大(さえき ともひろ)。10歳」 『声紋認識登録中……終了。この神姫の名称を登録してください』 ふと、考える。 自分の神姫に付ける名前。 昨日のうちに幾つか考えていた案の中から1つの名前を付ける。 「ヒイロ。君の名前はヒイロだ」 『……この神姫の名称はヒイロです。あなたをどのようにお呼びすれば良いですか』 「マスターって呼んでよ」 無難な呼び方にする。 『了解しました。あなたのことはマスターとお呼びします――登録作業を終了します』 クレイドルで眠っていた少年の神姫が目を覚ます。その瞳は髪と同じ鮮やかな赤だ。 「初めましてマスター。オレはMagic Market社製セイレーン型MMSエウクランテのヒイロだ。よろしく頼むぜ」 ニヒヒとした笑みを浮かべて友大の神姫ヒイロがあいさつをする。 言動が少しばかり荒っぽく、そのせいか少年じみた印象を受ける。 「よ、よろしく!」 喜ぶ友大少年。しかしその後ろで―― 「ボス。これって……」 「ああ。おそらく残ってるね、前のが」 ――顔を見合わせる店長と神姫の姿があった。 ――この日この時、友大は神姫のマスターになった ――――To Be Continued☆ 前へ / 続く トップページ
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憂の影 「……」 紬「…!?」バッ 律「大丈夫、もう平気だよ」 紬「そ、そうなの?」 澪「二人とも!」 憂「みなさん!」 澪「影の反応が消えたから、戻ってきたんだ」 律「ああ、暴走は抑えた」 憂の影 「……」 律「ここからは、憂ちゃんの仕事だ」 憂「…え?」 澪「認めたくないだろうけど、あの子は憂ちゃんの中から出てきたんだ」 律「憂ちゃんの心の一部なんだよ」 憂「…私の心」 憂の影 「……」 憂「……」 憂「…お姉ちゃんがけいおん部のみなさんと遊んでるとき、胸がモヤモヤすることがあった」 憂の影 「……」 憂「ゆっくりとだけど、その感情は私の中で大きくなってたんだね」 憂「嫉妬…それがあなた…」 憂の影 「……」 憂「醜い心が私の中にもあるんだってショックだった…けど…」 憂「私はあなたを認めるよ。あなたは私……」 憂の影 「……」ニコッ >自分と向き合える強さが力へ変わる 憂は「コノハナサクヤ」のペルソナを手に入れた! 唯「特大ジャンボパフェ!?」ムクッ 澪「ひぃ!?」ビクッ 律「お、驚かせるなよ、唯~」 唯「……はれ?私眠ってた?」 憂「お、おねえちゃ~ん!」ダキッ 唯「う、憂?」 憂「私のせいで怖い目に合わせてごめんなさい!」メソメソ 唯「いいだよ、かわいー妹のためだもん。お姉ちゃんが体をはるのはとーぜんなんだから」 憂「う、うえ~ん!」 唯「よしよし~」ナデナデ 紬「……」 紬「唯ちゃん、憂ちゃんごめんなさい!」 憂「…ムギさん?」 紬「今回のことは全部私の責任なの!私が憂ちゃんをテレビに入れなければこんなことにはならなかった」 紬「本当にごめんなさい!」 唯「……」 紬「…許してもらおうだなんて思ってない。でもどうしても謝りたくて」 紬「ぜ、絶好されても文句は言えない…」 唯「ム~ギちゃん!」ギュッ 紬「ゆ、唯ちゃん?」 唯「絶好なんてするわけないよ~。ムギちゃんは私の親友だもん」 唯「私を助けてくれたのムギちゃんなんでしょ?」 律「ああ。ムギのやつ命がけだったぜー?見ててヒヤヒヤしたよ」 紬「だ、だけど…」 唯「それで十分。もう十分なんだよ?」 唯「憂はどう思う?」 憂「私もムギ先輩を恨んだりしてません」 紬「…どうして」 憂「テレビに入るときのムギ先輩の表情…。なんとかして守るんだって気持ちがすごい伝わったんです」 紬「…憂ちゃん」 憂「さっきだって大好きなお姉ちゃんを助けてくれました」 唯「ふふー、どうやら憂も同じ気持ちのようですな」 紬「私…これからも友達でいいの…?」 唯「当然だよ~」 紬「一緒にいていいの…?」 憂「はい!お姉ちゃんをよろしくお願いしますね!」 紬「…うぅ…ふぇえええ~ん!!」 唯「泣かない泣かない~」ナデリナデリ 律「みんな泣き虫だな~」 憂「ふふ、そうですね」 澪「…それにしてもここはなんだったんだろうな」 律「お姉ちゃんワンダーランドか?」 澪「ああ」 律「きっと憂ちゃんの影が作りだした空間なんだろう」 律「…つまりはそれだけ憂ちゃんがお姉ちゃんラブだってことだ」ニヤニヤ 憂「り、律さ~ん///」 澪「憂ちゃん顔が真っ赤だぞ?」 憂「澪さんまでからかわないでくださいよ~///」 唯「み、みんな!!」 律「どしたー?」 紬「あっ!」 >いつの間にかたくさんの影に囲まれていた 澪「ど、どっから出てきたんだ!?」 律「こっちは満身創痍だってのに!」 憂「さすがに数が多すぎます!」 紬「唯ちゃん!あのリュックを影に向かって投げて!!」 唯「りょ、りょうかいだよ!えいやっ!」 >影に向かってリュックを投げた リュックの中身が散乱する… 律「食料?」 紬「憂ちゃんのためにテレビの中に入れておいたの!」 >影たちは食料に群がっている 紬「今のうちに行きましょう!!」ダッ ──琴吹宅(紬の部屋) 午後 晴 唯「助かった~」 律「ありゃやばかったなー」 澪「ムギのおかげでみんな無事帰ってこれたよ。ありがとう」 紬「そ、そんな!私は当然のことをしただけよ…」 唯「今日ムギちゃん大活躍だったよね」 律「かっこよかったぜー?」 憂「ありがとうございました、ムギさん」 紬「うっ…みんな~…」ポロポロ 律「ムギ泣きすぎだっての」コツン 紬「だって~…」 グウウウ~ 澪「な、なに!?」 律「まさか影がここまで!?」 唯「わ、私のお腹の音です…」 紬「……へ?」 律「…ぷっ!」 澪「あははは!」 憂「もう、お姉ちゃんったら」 唯「でへへ///」 律「ムギ、お茶にしないか?」 唯「ナイスアイディアだよ、りっちゃん!」 澪「そうだな、私もムギの淹れてくれたおいしい紅茶が飲みたい」 紬「う、うん!今用意するから待っててね!」 >みんなと楽しいティータイムを過ごした 今日の出来事で仲間との絆がさらに深まった気がする… >次の日…… ──学校(教室) 午前 雨 紬「みんなおはよ~」ガラガラ 唯「むお!ムギちゃん!?」 澪「どうしたんだ、その髪型!?」 紬「昨日ので毛先がチリチリになっちゃったから、思い切ってショートヘアにしてみたの~」 律「髪が短いムギってのも新鮮だなー」 唯「かわい~よ~」 澪「ああ、似合ってるぞ」 紬「うふふ、ありがとう」 律「そだ!このカチューシャをすればさらにかわいさアップだぞ~?」 >紬は律のカチューシャを装備した 紬「どうかしら!?」 澪「……うーん」 唯「ムギちゃんはりっちゃんみたくデコっぴろじゃないからイマイチかも」 律「デコっぴろで悪かったな~!」ムキー! 唯「きゃあ~!」ドタバタ 紬「私も仲間に入れて~」ドタバタ 澪「(朝から元気だな…)」 >そろそろSHRが始まる …そっとしておこう ──学校(教室) 昼休み 雨 >早めにお弁当を食べ終えてしまった …することがない 唯「暇だー暇だー」ブツブツ 紬「どうしたの唯ちゃん?」 唯「今ものすごーく暇なんだよー。助けてなんだよー」 紬「そ、そうなんだ」 唯「うー」 紬「…そうね、生徒会室に行って和ちゃんのお手伝いすればいいんじゃない?」 唯「それだ!」 >生徒会室に行って和の手伝いをすることにした ──学校(生徒会室) 昼休み 雨 唯「こんにちは~」ガラガラ 和「唯じゃない。どうしたの?」 >和は一人で仕事をしていたようだ 唯「暇だからお手伝いにきました!」 和「いいわよ、簡単な仕事なんだし」 唯「それなら私にもできるよね。なにすればいいのかな~?」 和「…そうね、せっかくだからお願いしようかな」 和「今度の生徒総会用の資料を作るの。こうやって紙を束ねて、角をホチキスで止めておしまい」 唯「りょうかいしました!」 >もくもくと作業を続ける 眠くなってきた… 唯「……」ウツラウツラ 和「眠いの?」 唯「じ、実は」デヘヘ 和「もうちょっとだから、頑張りましょう」 唯「はーい。あ、テレビつけない?眠気覚ましになるかも!」 >スイッチを押してもうんともすんともいわない 壊れているのだろうか… 和「そのテレビ先月から壊れているのよ」 唯「そーなの?」 和「もう一ヶ月ぐらいになるかしら。会長が業者に修理を頼んだんだけど、一向にこなくて」 唯「そっか…」 >生徒会室のテレビは一ヶ月前から壊れていて使えなかったようだ… ──通学路(下校中) 午後 雨 >憂に一緒に帰ろうと誘われたので、一緒に帰ることにした …憂が誘ってくるなんて珍しい 唯「憂と一緒に帰るの久しぶりだねー」 憂「うん…。実はね、お姉ちゃんに改めてお礼が言いたかったの」 憂「ありがとうお姉ちゃん」 唯「別にいいのにー。妹を助けるのはお姉ちゃんの仕事なんだから」 憂「お姉ちゃんがきてくれたとき、ほんとに嬉しかったから…」 憂「それでね、お返しがしたいなって考えたんだんだけど、私も事件の捜査に協力しようと思うの」 唯「憂もペルソナが使えるようになったんだっけ」 憂「コノハナサクヤって言うんだ。きっと力になれると思う」 唯「でもテレビの中はとーっても危ないんだよ?」 憂「それはお姉ちゃんも一緒だよ。妹がお姉ちゃんを守るのだって当然の仕事だもん」 唯「憂…」 憂「私にもお姉ちゃんを守らせて、お願い」 唯「…憂の気持ちは分かったよ」 唯「これからはみんな一緒に頑張ろうね!」 憂「うん!」 >憂がメンバーに加わった 憂との絆が深まった気がする… ──平沢家 深夜 雨 >雨が降っている 憂と一緒にマヨナカテレビを見ることにした 唯「じー…」 憂「じ~…」 >テレビにはなにも映らない… 唯「映らないねー」 憂「私がテレビから出てきたからかなあ?」 唯「もう憂は安全ってことだよね!」 憂「だといいな…」 >今夜は映りそうにもない もう寝よう… ──通学路(登校中) 朝 雨 唯「今日も雨かー」 憂「今日の夜まで降ってるみたいだよ」 唯「えーやだなー」 憂「最近雨が降り続くと霧が出るようになったよね」 唯「私一度も見たことないよ」 憂「深夜から早朝にかけてだから無理もないよー」 唯「…会長さんや副会長さんが見つかったのも霧の出た朝だったよね」 憂「ニュースでそんなこと言ってたね」 >雨が降り続くと出る霧 そして発見された死体…なにかひっかかる… ──学校(教室) 午前 雨 律「しばらく雨降りだってな…」 澪「私はお気に入りの傘が使えるから、雨の日も好きだ」 紬「うふふ、澪ちゃんのそういうところかわいいと思うな」 澪「べ、別に普通だろ///」 律「うふふ、澪ちゃんロマンチック乙女」 澪「り~つ~!」 律「ひゃー!」ピャー 紬「唯ちゃん、りっちゃんたちから聞いたんだけど、テレビの中を捜索してるんですって?」 唯「うん。事件と関係があるんじゃないかと思うんだ」 紬「私にも協力させてほしいの。ダメかな?」 唯「…いいの?」 紬「ええ。みんなが頑張ってるのに私だけ蚊帳の外なんて寂しいじゃない?」 唯「……」 紬「それに、これ以上犠牲者を出したくない」 紬「力があるのに、黙って見てるなんて耐えられないから」 唯「ムギちゃん…」 紬「一生懸命頑張るわ!お願い!」 唯「そこまで言われちゃ断れないね~」 紬「じゃあ!」 唯「うん!改めてよろしくね!」 >紬がメンバーに加わった 紬との絆が深まった気がする… ──学校(教室) 昼休み 雨 >お弁当を早めに食べ終えてしまった …することがない 唯「(そういえばさわちゃんって刑事さんとお友達なんだよね…)」 >新しい情報を仕入れているかもしれない さわ子先生に会いに行こう ──学校(職員室) 昼休み 雨 唯「こんにちは!」 さわ子「はい、こんにちは。今日は何のご用かしら?」バリバリ 唯「お煎餅おいしそうだねえ…」 さわ子「こ、これはお土産で頂いたの!」 唯「ふーん…」 さわ子「信じてないでしょ!?」 唯「職務怠慢で逮捕します」 さわ子「やることはやってるわよ!」 唯「暇だからさわちゃんとお話しにきたんだよー」 さわ子「それはどうも…」 唯「こないだ話してた刑事さんとさわちゃんてお付き合いしてるのー?」 さわ子「どうしてそうなるのよ。あいつは単なる同級生だから」 唯「でも仲はいいんでしょ?」 さわ子「悪くはないわね。そういえばこないだばったり会ったんだけど…」 唯「うんうん」 さわ子「被害者たちの足取りが放課後に校内で目撃されて以降、全くつかめないって愚痴ってたわ」 唯「そうなの?」 さわ子「二人は制服姿で上履きを履いた状態で発見されたから、校内で誘拐された可能性が高いって」 唯「学校の中で誘拐!?」 さわ子「声が大きいわよ!」 唯「ご、ごめんなさい」 さわ子「近々学校関係者に話を聞きにいくかもって言ってたわ」 唯「……」 さわ子「私はやってないって釘を刺しておいたけどね」 唯「胸倉を掴みながら?」 さわ子「そうそう、ドスをきかせて…って唯ちゃん!」 唯「あはは、まったねーさわちゃーん」 さわ子「全くもう…。そういえばこのことは他言しないでくれって言われてたわね…」 さわ子「てへ☆」 >職員室を後にした… 8
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1900(平日19時枠・2010.04〜2016.03) ※枠廃止時点の番組 月曜 有吉ゼミ(2013.10~)は別ページ参照 火曜 火曜サプライズ 前半ローカルスポンサー NTV/- MMT/美酒爛漫 ABS/全日本遊技事業協同組合連合会 YBS/JA共済 後半ナショナルスポンサー 0'30"…明治安田生命、P G、東和薬品、TOYOTA+週替2社 水曜 真実解明バラエティー!トリックハンター 前半ローカルスポンサー NTV/- 後半ナショナルスポンサー 0'30"…P G、明治安田生命、DUSK!N+週替3社 木曜 あのニュースで得する人損する人 前半ローカルスポンサー NTV/- MMT/エコノハ(ミヤギテレビオール電化住宅展示場仙台港) 後半ナショナルスポンサー 0'30"…明治安田生命、P G+週替3社 金曜 笑神様は突然に… 前半ローカルスポンサー NTV/- 後半ナショナルスポンサー 0'30"…明治安田生命、P G、dyson、SUZUKI+週替1社
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フジテレビ1月2日・3日再放送選 2024年
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大会・イベント 開催予定 現在、開催予定のイベントはありません。 マイアースを遊べるイベントについての情報をお待ちしております。
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よかったね -- (名無しさん) 2012-10-14 12 36 59
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注意:現在HDMI2.1(4K120Hz)を使うPS5やXSX、PCで画質が落ちる、解像度が下がる、色がおかしくなる、ローカルディミングが動作しない、音が遅れるなどの報告が相次いでいます。 現行販売中のテレビでは各社HDMI2.1チップにリソースが不足する問題がある為、これが新しいチップになるまでは解決が難しいと思われます。 PS5を使う予定があるなら2024年時点では問題の起きないソニーのBRAVIAのXR搭載モデルを推奨します 参考: REGZA:ゲームプレイ中に色がおかしくなる / PS5で輪郭がブレる(画像あり) / サラウンド音声で音が割れる / VRRで残像が残る(動画あり) ハイセンス:ゲームプレイ中に残像が出る LG:ゲームプレイ時に画面が真っ暗になり映らなくなる ※各テレビの遅延の計測動画はこちら