約 1,422,732 件
https://w.atwiki.jp/1000ed/pages/118.html
251 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/02(金) 19 00 36 ID ??? 3、隣の家の人 「回覧板です」 私は隣の家の人から回覧板を受け取る。 「ありがとうございました」 (なんだ……ただの回覧板か) 玄関の扉を閉めると、私は二人の居るリビングに戻る。 「じゃあ、隆さんは中学二年の頃から影が見えたって事ですか?」 「そうなんだ。見えないヤツに言っても仕方がないし、ずっと黙っていた」 「……そうですか」 隆と春樹は先に話を始めていた。 隆が一通り説明しても、春樹はまだ疑っているみたいだ。 「じゃあ、水野先生と音楽室に居た事についてはどう説明してくれますか?」 「それは、いつ会っていた時の話なんだ?」 「姉さんがその……隆さんに別れるって言った時ですけど」 「春樹にまで知られちゃってんのかぁ~。かっこ悪い……」 「ごめん、私が言ったの」 私は肩をすくめて言った。 「実のところ、その時の記憶が無いんだ。気がついたら、愛菜が泣きながら去るところだった。やっぱり……俺が泣かせたんだよな」 「記憶にないって!? 開き直るつもりかよ!」 春樹は隆の胸ぐらに掴みかかる。 「酷いよ。言い訳してくれる方がまだマシじゃない」 「今なら、二人とも信じてくれるから言うんだけど。実は俺、ミストを操るようになってからたまに記憶が無くなるんだ」 何よ……。せっかく隆を信じようって思っていたのに ①隆に帰ってもらう ②詳しく尋ねる ③様子をみる 252 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/02(金) 19 31 27 ID ??? ②詳しく尋ねる 「…どういうこと?」 私の胸の中にもやもやと不安が広がる。 「なんていえばいいかな…唐突に意識が鮮明になったとおもったら、急に意識だけ別のところへ飛ばされるような感じになる」 そのときの様子を思い出すように、視線をさまよわせながら隆が言う。 「その間、体のほうで起こってることは記憶にないんだ。意識と体が別になってるかんじがする」 うまく説明できないようで、もどかしげに隆がため息をつく。 けれど私と春樹には思い当たることがあった。 「春樹、もしかして……」 「物理的な消滅……」 「何だそれ?」 一郎君と修二君が教えてくれた、消えてしまう、という現状が起こるところだったのではないか…? 私は慌てて隆に、昨日一郎君たちから聞いた話しをする。うまく説明できなくて時々春樹が補足してくれる。 「だから、隆、あんまり無茶しないで!」 「………そうなのか」 隆は少なからずショックを受けたようだった。 これ以上隆に負担をかけるわけにはいかない… 1「私のことはもう守らなくてもいい」 2「私がそばに居ればいい」 3なにも言わない 253 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/03(土) 01 34 20 ID ??? 1「私のことはもう守らなくてもいい」 私は隆の手を取る。 「もう、十分だから」 「愛菜……」 「影を操る力は絶対に使わないって約束して」 私が掴んだ手を隆はそっと離す。 「なぜ手を離すの! 消えちゃうかもしれないんだよ」 「…………」 隆は何も言ってくれない。 「あのさ……姉さん、隆さん」 考え込んでいた春樹が突然話しかけてきた。 「隆さんが記憶を失っていた時……、隆さんは普通に会話していたんだよね?」 「うん。水野先生に促されるように言い逃れをしていたけど……」 「隆さん。意識が体に戻ったのが、姉さんが去る時ですよね?」 「ああ。宗像兄に連れられて愛菜が音楽室から出て行くところだった」 「意識がない隆さんが会話が出来るのはおかしいんだ」 春樹は一呼吸置くと、続けて話し出す。 「あくまで俺の憶測だけど……消滅の影響で不安定になった隆さんを何者かが乗っ取ったんじゃないのかな」 私は…… ①自分なりに考える ②隆を見る ③春樹を見る 254 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/03(土) 08 36 20 ID ??? ①自分なりに考える ちょっと待って。 キスの時の記憶がなかったって言ったわね。 それじゃあ一回目、私が初めて見たときはどうなるんだろう。 隆、一回目のこと知ってた。 後から記憶がフラッシュバックするのかしら。 今のことは忘れているみたいだし……。 一回目のことは水に流すとか言ってるから 安易に口に出せないのよね。 なんか色々ありすぎて頭いたい。 1・いっそ隆にそのことについて聞いてみる 2・春樹に相談してみる 3・御門君なら答えをくれそうな気がする。 255 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/03(土) 09 30 52 ID ??? 1・いっそ隆にそのことについて聞いてみる 「…ねぇ隆、一回目は?初めのときは記憶があったのよね?」 「ああ」 隆はバツが悪そうに頷く。 「力のこと隠さなくて良いから言えるけど、ミストを強化しようとしてたんだ」 「?」 疑問の表情を浮かべる私と春樹に、隆が説明をする。 「ミストは人に取り付いて人の生気をすって強くなるってのは知ってるよな?」 頷く私と春樹を確認して続ける。 「でも、それだと複雑な命令は出来ないんだ。作った主である俺から離れるから」 ちょっと間を空けてこちらを見る。 「ミストは作った本体、俺のことだけど、俺といるとかなり複雑な命令も受け付ける。俺の意思をそのまま実行するから」 ここまではいいか?と隆が確認する。私と春樹が頷く。 「でも、ミスト自体は本体である俺から生気を奪うことはない。強くするには他の奴の生気が必要なんだ」 「じゃぁ、あのとき水野先生の生気を…?」 「まあ、そうだな……別にキスする必要はなかったんだが、やけに先生が積極的で…」 言いにくそうに隆が目をそらす。 それは当然だろう。水野先生は一郎君に頼まれていたんだから…。 「あ、もちろん生気をもらうって言っても命に別条がない程度で…」 無言の私にあわてたように、隆が付け加える。 私は… ①「それでキスしちゃったんだ、サイテー」 ②「仕方ないよね…水野先生にも目的があったんだし」 ③無言で隆を見つめる。 256 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/03(土) 10 04 19 ID ??? ①「それでキスしちゃったんだ、サイテー」 ボソッと呟く。 事情があったとはいえ、今までの真剣な隆がなんだか一気に台無しになってしまった気がする。 ……ついでに言うと私の感謝の気持ちとか無駄に悩んだ時間とかも。 (流されやすいにもほどがあるよ、隆……) 私は白けた気持ちのまま、隆を見る。 「まあ……確かにキスしなくてはならないと言うならともかく、 別にそうじゃないのにキスしてしまうって言うのは……ちょっと」 春樹も呆れたように隆を見ている。 「いや、その、それは」 言い訳するつもりだったのか、隆は口を開いたけど……うまく言葉にはならなかったみたい。 「…………ごめん…………」 やがて、私に向かって大きく頭を下げた。 1、「私に謝られても困るよ」 2、「謝ってすむ問題じゃないよ」 3、「隆は誰でもいいわけ?」 257 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/03(土) 10 25 10 ID ??? 1、「私に謝られても困るよ」 私の言葉に、隆が情けない顔をする。 私はため息をついてふと手に持ったままの回覧板に目をおとした。 (あれ?) いつもの町内会誌の隙間から何かがのぞいている。 (封筒?) それを引き抜く。 『大堂 愛菜 さま』 表には私の名前が印刷されている。 「…な、に?」 「どうしたの姉さん?」 「どうした?」 春樹と隆が私の持つ封筒に移る。 なんで回覧板に手紙なんて挟まっているのか? ひっくり返してみると、差出人の名前。 それは… ①水野先生 ②周防さん ③隆 258 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/03(土) 11 58 33 ID ??? ③隆 隆の名前だった。 宛名と同じく…手書きではない、印刷されたもの。 何の手紙なんだろう? 普通に考えるなら、最近の事……それについての謝罪の手紙? でも、それにしてはなんというか……固い感じがするし、 なにより回覧板に挿む意味が分からない。 回覧板に入れてしまえば、近所の目に付くのは当然のこと。 どこでどうなってしまうかもわからない。それが分からない隆じゃないはず。 近所の人たちがそうするとは思えないけど……。 家にはポストだってある。 お互いのメールアドレスだって知っている。 ……私に伝えるなら、他にもいろいろな方法や手段はあるはず。 (まあ、他の方法で伝わったかはちょっと分からないけどね) 何せ、大きく誤解していたわけだし。 ……一部誤解でないところもあったけど。 それとも、特に重要なことではないのだろうか? もしくは個人的なことではない……それこそご近所に関わるようなこととか? あるいは、意識が無いときの隆が関係している? 「姉さん?誰からの手紙だったの?」 春樹の問い。 隆もじっと私の答えを待っているようだ。 私は…… ①隆に覚えがあるか聞いてみる ②中を確認してみる ③手紙がいつからあったのか近所に確認する 259 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/03(土) 12 38 08 ID ??? ①隆に覚えがあるか聞いてみる 「この封筒、差出人が隆になっているよ?」 隆は私の持っている封筒を掴む。 「俺、こんなの書いた記憶が無いんだけどな……」 私は息を呑んで封筒から手紙を取り出す。 『はじめまして。僕は隆の中に潜む武といいます。 さきほど隆と愛菜さんが影についての話をしていたので、僕の存在も信じてもらえるかもしれないと思い筆を執りました』 冒頭から、妙に意味深だ。 私は手紙を声に出して読み進める。 『僕は隆の細胞を培養して作られたクローンでした。 組織は能力者の力を集めています。 ですから、施設では今でも僕のような多くの能力者の複製を作り続けているのです。 三年前、交通事故で隆が意識不明の重態になった際、損傷部分はコピーである僕の体が使われました。 それ以降、僕の意識は隆の中で目覚め、分割されていた能力は一つになりました。 影を操る力の覚醒は僕を取り込んだことによる副作用によるものです。 隆の意識がまれに剥離した場合、僕が出てきます。今のところ、僕の存在に組織は気付いていないようです。 ですが、僕は組織の人間に従うようにマインドコントロールを施されています。 僕の存在に組織が気付けば、いつどこで、あなたを傷付けてしまうかわからないのです』 『愛菜さん、あなたはすでに組織に狙われています。組織はその特殊な力の覚醒を待っています。 組織の狙いはあなたの』 あれ……中途半端のところで終わってる……。 隆の中に武君って別人格がいるっていうこと?私の特殊な力の覚醒? 私は ①隆に意見を聞く ②春樹に意見を聞く ③自分で考える 260 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/03(土) 13 52 09 ID ??? ①隆に意見を聞く 「ねえ、私と隆が影の話をしてからそんなに時間経ってないわよね?」 「そうだな、電話を切ってここにくるまで20分もたってなかった」 「その間に、この、武くん?は手紙を書いたの…?」 「そうなるんだろうな……でも………俺はその間の記憶ははっきりある」 いつの間に…?という疑問がわく。 「もしかして、隆さんとは別に、この武という人格もミストを作れるんじゃないですか?」 春樹が言う。 「その武が予め操れるようにしておいた人間を使ったとは考えられないですか?」 「じゃ、もしかして隣の人がミストに…?」 「俺ちょっといって調べてくる」 隆が立ち上がって、リビングを出て行く。 「…隆さんも後天的ではなく先天的に能力があって、それを組織に利用されていたということか…」 春樹がポツリとつぶやく。 「え?」 「この手紙が嘘じゃないなら、組織はなぜか覚醒前の隆さんの力を知っていたことになる」 私はその言葉を頭の中で反芻する。 「隆さんの力がこの事故で移植したことによる副作用なら、本来はもっと別の力を見込まれてクローンが作られたはず…」 1.「予知の力を持ってる人が組織にいる?」 2.「一郎君や修二君みたいに力のある人を見つけることが出来る人がいる?」 3.「私の力はまだ覚醒していない…?」 261 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/03(土) 16 15 47 ID ??? 2.「一郎君や修二君みたいに力のある人を見つけることが出来る人がいる?」 「そうなるだろうね。赤ん坊に力が備わっているのがわかるんだから……」 春樹は手紙を見つめながら呟いた。 「水野先生は一郎君や修二君の力を利用したいのよね? それって、組織の中に見る能力がある人がいないからじゃないの?」 「もしかしたら、能力者かどうかを判別できる方法を組織は手に入れているのかもしれない」 「どういうこと?」 「組織は高度のクローン技術があるみたいだし、能力者を判別できる技術があってもおかしくは無いよ」 そう言って、春樹は手を組んだ。 「じゃあ、水野先生が一郎君と修二君に近づく理由は何? それにあの双子は「見える力」の能力なんじゃないの?」 「一郎先輩と修二先輩が持っている「見える力」が高度なのかもしれない。たとえば、組織にはどういう能力を持っているかまでは判別できないとか……」 「そっか。修二君は隆がファントムを操る能力があるって知っていたものね」 「どちらにしろ、一郎先輩たちに聞いてみないことにはわからないよ」 私は 1.隆が帰ってくるのを待つ 2.一郎君か修二君に電話する 3.もう少し春樹と話を続ける 262 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/03(土) 16 52 59 ID ??? 3.もう少し春樹と話を続ける あ、でも… 「でも、まって…一郎君と修二君にも私の力は分からないみたいだったよ?」 確かにあの二人は見える力を持っているといっていた。 でも、いつも私の中の力を探ろうとしているようだった。 なんとなく春樹の言葉に頷いてしまったが、隆の場合は… 「隆がファントムを操れるって分かってたのは、隆の周りにいつも影があるからじゃないかな?」 私は春樹に、ファントムに取り付かれたら見ただけでは分からないことを伝える。 取り付かれるわけでもなく、影をまとっているのはそれを作り出せる人だけ。 「なるほど…、それじゃあ別の目的で近づいてるってことになるのか…」 春樹はまた何かを考え出した。そして小さくつぶやく。 「……カギ」 「え?なに?」 「修二先輩は、自分たちが水野先生が探しているものへのカギだって言った」 私は修二君の言葉を思い出す 『ん~、情報そのものじゃないんだけどね。たぶん情報へとつながる…カギ、かな?』 たしかそう言っていた。 「もしかしたら、本当にカギなのかもしれない。あの時は僕も姉さんも力のことは良くわかってなかった。だから先輩は真実を言わなかった。あのときの言葉「情報」を「力」に置き換えれば…」 「力へとつながるカギ?」 「そうだよ、組織が姉さんの力を狙ってるのは間違いない。でも、姉さん自身に力を持っている自覚がない」 私は春樹の言葉に頷く。 「可能性は二つ。まだ力に覚醒していない。もうひとつは、力を封印されているか」 春樹の言葉に聞きたいことが増えていく。 ①「力を封印?」 ②「二人は私を監視してるってこと?」 ③「私の力が分からないのに、カギになってるの?」 263 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/03(土) 19 47 55 ID ??? ②「二人は私を監視してるってこと?」 いつ覚醒してもいいように……そして、覚醒した能力が何であるかを確かめるために? そういえば、昨日ファントムが現れたときも、 『うーん、こっそり見張ってて正解?ってね♪』 修二君はそう言っていた。 それが心配からなのか、監視からなのか……私には判別がつかない。 「その可能性がないわけじゃないよ。 あの二人は、まだ姉さんに全部明かしてるわけじゃないし…… そこに何かがないとはいえないからね」 春樹が重々しく呟く。 そうだ。 あの二人にはそれぞれの目的があるはず。 そして、それを私たちはまだ知らない。 (でも、今の段階じゃ、どうにもならない……どうすることもできない) 今の私が問いかけたところで、二人が答えてくれる可能性は低い。 せめて、もう少し何か変化があれば……少なくとも変に疑ったりとか悩んだりとかもなくなるんだろうけど。 (それにしても……) ①隆、遅いな……大丈夫かな? ②春樹はよくこんなにいろいろと思いつくよね ③今一番謎なのってもしかして御門くん? 264 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/03(土) 21 53 04 ID ??? ③今一番謎なのってもしかして御門くん? 最近の出来事にかかわってる人の中で一番なぞの多い人。それは御門くんだ。 御門くんの行動を思い出す限りでは、敵とは思えない。 水野先生の組織にかかわっている可能性も0に近い。 (なぜか私を守るっていってくれる…) 自然と視線が痣へと向かう。 私が御門くんを拒否しない限り不完全ではあるけれど契約上の主の私。 (私の力はなに?) 御門くんに会いにいけば、すべてがわかる。 組織がなぜ私を狙うのかも、私の力も、そして御門くんが何者なのかも。 「……もどった」 いろいろ考えているうちに、隆が戻ってきた。 顔には疲労の色。 「どうしたの!?」 「隣の人、春樹が言ったとおりミストが取り付いてて…ちょっと処理してきた」 そういって、疲れ果てたというかんじで、ソファに座る。 1、「それじゃあ、この手紙は本当のことなんだ」 2、「隆、無理しないでっていったでしょ!?」 3.、「私に何が起こってるのか、聞いてくる」(御門くんに会いに行く) 265 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/03(土) 23 29 02 ID ??? 1、「それじゃあ、この手紙は本当のことなんだ」 「隆さんの中に武という別人格がいるのは間違いないってことだね」 春樹は隆を見て目を伏せた。 戻ってきてから、隆の顔色が悪いようにも見える。 疲労のせいか、ぐったりとうなだれていた。 「疲れたから……横になっていいか?」 「ちょっと待ってて。客間にお布団を敷いてくるから」 「いい……。このソファーで少しだけ寝させてくれ」 「うん」 隆は横になると、目を瞑った。 「隆さんのために、何か飲み物でも作ってくるよ」 春樹はそう言って、キッチンに向かう。 「なぁ、愛菜」 隆は目を閉じたまま話しかけてくる。 「何?」 「やっぱり……俺たちの関係は…もう終わってるんだよな?」 ①「うん、ごめんね」 ②「少し考えさせて」 ③「終わってないよ」 266 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/04(日) 08 04 43 ID ??? ①「うん、ごめんね」 本当は終わっていないといいたかった。 今までのことは誤解だとわかったから。 でも、それじゃあ隆は私のために力を使い続ける。 そうして無理をしていたら消えてしまうかもしれない。 今もこんなに苦しそうで、不安定さを感じる。 「それじゃあ…」 苦しそうに息をつく。 「今、お前の一番近くに居るのは誰なんだ?」 「え?」 「この先お前を守るのは誰なんだ?」 (私を守るひと?) ふっと顔が思い浮かぶ。 ①春樹 ②一郎くんと修二くん ③御門くん 267 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/04(日) 10 54 32 ID ??? ①春樹 ②一郎くんと修二くん ③御門くん 私を支えてくれるみんなの顔が思い浮かぶ。 まだ、だれと一緒にいたいかなんて決められない。 「わからないよ……」 「そうか」 そう言って、隆は腕で顔を覆う。 「今まで、ありがとう」 「いいって……。俺が好きでやってたんだから……」 「隆にはいっぱい迷惑かけちゃったね」 「それはお互いだろ……。……気にすんな…」 「ねえ、隆」 「……ん…?」 「少しの間だったけど、楽しかったよ」 「…………」 「隆?」 規則正しい寝息が聞こえる。 (寝ちゃった……。すごく疲れてたんだね) ①隆の寝顔を見る ②これからの事を考える ③もう一度手紙を見る すべての選択肢を選ぶのが無しでしたら華麗にスルーで次の人ヨロ。 268 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/04(日) 13 23 36 ID ??? ゲーム板だから、やっぱりどれか一つを選ばないと駄目なんじゃなかろうか? ゲームだと全部選ぶってできないし。 一応、選択肢選ぶバージョンで投下。 次の人に 267か、コレかどっちを選ぶかまかせるよ。 ①春樹 今一番私のそばに居て守ってくれているのは、多分春樹だ。 隆や一郎君たちとは違って特別な力はない。 けれど私は守られている。精神的に。 普通じゃない出来事に何とか耐えられるのは、普通の春樹がそばに居て私を普通でいさせてくれるから。 「……春樹、かな?」 「そうか」 隆は目を閉じたまま微笑んだ。 そのまま、呼吸が深くなる。眠ったみたいだ。 それから少しして、春樹が飲み物を持って戻ってきた。 「あれ?隆さん寝ちゃった?」 3人分のココアをテーブルに置きながら春樹が隆を見る。 「そうみたい」 私は感謝をこめて春樹に笑いかける。 「……どうしたの?」 「ううん、なにも」 不思議そうな春樹に小さく首を振る。 「気をつけろ」 「?!」 眠っていると思った隆が口を開く。 「……隆さん?いや『武』さん?」 「そう。隆が眠ったから俺が出てきた」 うっすらと目を開いて武が起き上がる。 いくら隆の中にある意識だって、勝手に体をつかっていたら隆の体は休めないのではないか? けれど、武なら組織のことを色々教えてくれるかもしれない… 1、「何に気をつけるの?」 2、「隆に無理をさせないで」 3、「あなたなら、組織の目的を知っている?」 269 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/05(月) 09 31 02 ID ??? やっぱり選ぶのはひとつじゃないかな? と、思う。 2、「隆に無理をさせないで」 聞きたいことは山ほどあった。 けれど武が出てきても隆の顔色は悪いまま。 ふっとこのまま隆が消えてしまいそうな不安が心をよぎる。 「少しなら大丈夫。愛菜にお礼とお詫びを言いたくて」 「え?お礼?お詫び?」 「そうです。事故で入院していたときのことです」 武は頷いてちょっと微笑む。 「あの時、無意識にあなたが力を使ってくれたから隆も僕も生きている」 「え?」 「あなたは隆が元気になるように、ずっと祈っていてくれた。 そして、無意識に力を発動させて……組織に愛菜の存在が知られてしまった」 「…私が力を使った?」 確かに隆が事故にあったとき、私はずっと祈っていた。 隆が無事でありますように、元気になりますようにって。 でも、力を使った覚えは……ない。 「ずっと呼びかけていてくれた。夢うつつでずっとその声を聞いていた」 「夢?」 やっぱり私の力は、夢に関係するものなの? ①力が夢に関することなのか聞く。 ②呼びかけがどうして助けたことになるのか聞く。 ③お礼は良いから隆を休ませてと頼む。 270 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/05(月) 18 54 24 ID ??? 了解。選択肢は一つだけにするよ ①力が夢に関することなのか聞く。 「やっぱり、私の力は予知夢なの?」 私は武に尋ねる。 「夢……ですか。それは、少し違うかもしれない」 「え?」 (私の力は予知夢なんじゃないの?) 「きっと、予知夢だと思い込んでしまったから……。もしも夢を見るなら、なるべくいい夢のほうが良い」 そう言って、武はやさしく微笑む。 「ねぇ、武くん。それはどういう事?」 「夢は時に深層の願望を表す……。きっと、そのせいかもしれない」 (願望って、私の?) 「あなたの祈りは尊きものです」 「隆! じゃなくて…武くん、もう少しだけ詳しく教えて!」 「あ……。もう、隆がもう限界の…ようです……」 武くんはそう言うと瞼をゆっくり閉じていく。 そして、再び呼吸が深くなった。 私は…… ①春樹に話しかける ②自分の力について考える ③武について考える 271 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/05(月) 19 15 13 ID ??? ②自分の力について考える 夢は願望を表す…確かにそういうこともあるとおもう。 でも、私は隆と水野先生にキスをしてほしいなんて願望はなかった。 (むしろ逆だったはず…) 不安がそのまま夢の形になったというのならわかるけれど…。 (あ、でもそういえば…御門君に夢で会いたいって思ったら、あえたよね…) あれは確かに願望だった。 (結局夢なんじゃ…?) 願望はすべて夢につながっている。 けれど、武くんは少し違うという。 (少し違うってことは、全然違うわけでもないのよね?) 色々考えるが、頭の中がごちゃごちゃになる。 ①今はもう考えるのをやめる ②考え続ける ③春樹に話しを振る 272 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/05(月) 22 37 53 ID ??? ②考え続ける (武くんが言っていたことをもう少し考えてみよう) 『予知夢だと思い込んでしまったから……。もしも夢を見るなら、なるべくいい夢のほうが良い』 そう武くんは言っていた。 予知夢だと思い込むって、やっぱり私の力は予知夢じゃないって事なのだろうか。 でも、夢をみるならいい夢のほうがいいって武くんは言った。 それって、やっぱり夢と関わりがあるって考えたほうがいいのかもしれない。 (思い込み……ってところが気になるのよね) 私が『予知夢かもしれない』って思い込むと夢が現実になるってこと? もし私が思い込まなかったら、それは現実として起こらなかった……? 隆と水野先生のことは起きて欲しくないと思っていた事が、現実に起こってしまった。 御門君には会いたいと思ったら会えた。 これはすべて夢で見た事だ。 そして、最後に『あなたの祈りは尊い』っていっていた。 祈りって……強く思い、願うこと。 私は隆が助かって欲しいとz強く願い続けた……、そして、それは叶ったんだ。 (私の祈りと夢の関係がもう少し分かればいいんだけどな) 1.考えるのをやめる 2.もう少し考える 3.春樹に話を振る 273 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/05(月) 23 02 56 ID ??? 2.もう少し考える (あぁ、でも、まって…) 私は予知夢をみても覚えていない。 こんなのが力なのかと、ずっと不思議におもってた。 覚えていなければ、予知夢として全然つかえないって…。 もし、予知夢だと思っていたのが、普通の夢で… 私の不安とかが現れたただの夢だとして… (それが現実になったって…?) 予知夢じゃなくて、私がそれを強く思ったから? いいこと、悪いこと関係なく強く思ったからそれが現実になった…? (まさか、ね) 「……まさか、ね」 私の心の声に重なるように、春樹のつぶやき。 おどろいて、春樹を見る。 (もしかして、同じことを考えていた?) ①「春樹は武くんのいったことどう思う?」春樹の話を聞く。 ②「私、考えてみたんだけど…」春樹に私の予想を話してみる。 ③「隆風邪ひいちゃうかな?」考えるのをやめて隆に毛布をもってくる。 274 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/06(火) 13 34 49 ID ??? ②「私、考えてみたんだけど…」春樹に私の予想を話してみる。 おそるおそる私は考え付いたことを口にする。 「まさか、とは思うんだけど…私が強く思ったことが現実になる…とか?」 「…………」 春樹は困ったように私を見る。 「そんなことないよねっ!?もしそんな力なら…」 もしそんな力なら…組織に狙われてもぜんぜん不思議じゃない。 ふと、脳裏に浮かんだ言葉に思わず身震いする。 「……ねえさん落ち着いて。まだ何もかも推測の域をでないんだから」 言いながら少しさめてしまったココアを私に手渡してくれる。 「それに、もしそうだとしても、全部が全部かなってるわけじゃないだろ?」 そういわれて、よく考えてみる。 確かに、思っただけでそれが現実になるなら、私の本当のお母さんは今私のそばにいるだろう。 テストなんかも軒並み100点とかとれているはず… 1、力を使いこなせてないのかな? 2、でも、そんな怖い力なら要らないよ…。 3、もう、考えても仕方ない、御門君に会いに行こう 275 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/06(火) 23 56 36 ID ??? 1、力を使いこなせてないのかな? 「私の力がまだ不十分ってこと……?」 「わからない。だけどこれは憶測に過ぎないんだから、姉さんは気にしちゃだめだ」 「うん……」 私の思ったことが現実になるのなら、こんな恐ろしい事はない。 相手に腹を立てたり恨んだりすることだって当然ある。 もしも、私が強く憎んだり恨んだりすることで、その相手を不幸にさせてしまったら……。 「……姉さん、大丈夫?」 春樹が心配そうに覗き込む。 「へ、平気だよ。それより、隆に毛布持ってくるね」 私は毛布を持ってきて、寝ている隆にそっと掛けた。 「まさか……隆に影を操る力があるなんて思いもしなかったよ」 私は春樹に声を掛けた。 「それだけじやなく、別人格まであるんだから……もう、驚くしかないよな」 春樹はそう言って、苦笑する。 隆は穏やかな顔をして眠っている。 そんな寝顔をみていると、まるで何も知らなかった頃に戻ってしまったようだ。 だけど、私も春樹も隆も、普通の生活には戻れない。 (戻れるものなら……戻りたいよ) ①隆が起きるのを待つ ②御門君に会いに行く ③最初の頃に戻りたいと強く願ってみる 276 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/07(水) 09 15 41 ID ??? ①隆が起きるのを待つ 元の場所に座りなおし、隆の寝顔をぼんやりとながめる。 ふと、手紙の内容と春樹の言葉を思い出す。 「隆の本当の力ってなんなんだろうね?」 「…え?」 唐突につぶやい言葉に春樹が一瞬疑問の表情を浮かべ、それから首をかしげた。 「ああ…なんだろう?もしかしたら本人も気づいていないのかもしれない」 副作用で操れるようになった影。 武の言うとおりなら、本来の力は別にある。 「影が見えることに意識がいってしまって、本当の力にのほうには気づいてないんじゃないかな?」 春樹が隆を見ながら言う。 「本来の力が何なのかは分からないけど…力を使うのは危険なんだから知らないほうがいいことなんだよきっと」 「そうだね」 春樹の言うことはもっともだ。 チャーラーラーチャラーラーラー 「あ…」 唐突に携帯電話が鳴る。 あわてて取り上げて、ディスプレイを見ると… ①一郎くんの名前 ②修二くんの名前 ③香織ちゃんの名前 277 名前:名無しって呼んでいいか?[age] 投稿日:2007/03/07(水) 23 24 57 ID ??? 保守 278 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/07(水) 23 41 07 ID ??? 流れ切って失礼します。 最近の投下率は異常ww職人さんたち、いつも乙+GJ!! 279 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/08(木) 01 32 56 ID ??? ③香織ちゃんの名前 「もしもし、愛菜?」 通話ボタンを押すと聞きなれた香織ちゃんの声が耳に飛び込んできた。 知らぬ間に身構えていたのか、肩の力がぬけていくのを感じる。 「香織ちゃん! どうしたの、休みの日に電話なんて」 「どうしたの、はこっちのセリフ! 昨日学校休んだでしょ? そんなに怪我の具合悪いの? 大丈夫?」 電話の向こうで眉間に皺を寄せる香織ちゃんの顔が目に浮かぶようだ。 「…それでわざわざ電話くれたの?」 「悪い?」 「ううん。怪我は大したことないんだけど、大事をとってお休みしたの。 メールしとけばよかったね、心配かけてごめん」 反省して素直に謝ると、香織ちゃんは諦めたように笑った。 「まったくもう……。あ、そういえば。昨日愛菜の弟さんも早退したんだって? 脳震盪起こしたって聞いたけど、大丈夫なの?」 「うん。念のため検査もしてもらったけどなんともないって」 「そっか、良かった。でも弟さんもやるねー」 それまで神妙に話していた香織ちゃんの茶化すような声が気になって私は顔を上げた。 当の春樹は所在無さげに窓の外を眺めている。 「? 何の話?」 「聞いてないの? 女の子かばって怪我したってちょっとした噂になってるよ?」 そんな話は初耳だ。私は… 1、香織ちゃんに詳しく話を聞いてみる 2、なぜか動揺して言葉を失う 3、あとでさりげなく春樹に確認する 280 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/08(木) 06 46 24 ID ??? 2、なぜか動揺して言葉を失う (え?) 急に香織ちゃんの声が遠くなる。 (春樹が女の子をかばって…?) ちらりと春樹を見る。 春樹は何か考えているのか、少しうつむいて難しい顔をしている。 (そうだよね、春樹優しいもん) 困った人がいれば誰だって手を差し伸べるのが、春樹だ。 (私もいつも助けられてばかりで…) 急に苦しくなった胸に無意識に手を当てる。 「……だからね、って愛菜?聞いてる?」 「え?あ、ごめん、なに?」 「もぅ、どうしたの?本当は具合悪いのに無理してない?」 「だ、大丈夫だって」 「大丈夫そうな声じゃないわよっ!話しはまた後にするわ。今日と明日しっかり休んで元気になりなさいっ」 「う、ん、ごめん。ありがとう」 「じゃ、月曜日に。あ、具合悪かったらちゃんとやすむのよっ?じゃね」 なんとなく切れた電話を見つめる。 呼吸をするのが苦しい。 「姉さんどうしたの?長谷川先輩だったんだろ?なんかあったの?」 「え!?」 じっと動かない私を不信に思ったのか、春樹が顔をのぞきこんできた。 ①なんて言おうか考える。 ②春樹に昨日の話を聞く。 ③なんでもないとごまかす。 281 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/08(木) 11 58 54 ID ??? ③なんでもないとごまかす。 「あ、えーっと…」 ぼーっとしているところを、覗き込まれてあわてた。 (別に怪我のこと聞くのは悪いことじゃないよね…でも、いまさらって感じも…) 春樹は自分の失態を話したがらない。 「姉さん?」 「…なんでもないよ」 「そう?」 少し眉をしかめた春樹はテーブルに置きっぱなしのアルバムを手に取る。 パラパラとめくると懐かしい写真ばかりだ。 「あ、この写真」 「……!な、なんでこんなのまで残ってるんだよ…」 小学校の演劇のときの写真。学年ごとに違う演劇をした。 「……ちぇっ、あと2ヶ月早く生まれてれば、姉さんと同じ学年でこんなことしなくて良かったのに」 春樹のつぶやきにふと自分たちが実質3ヶ月しか年が離れていないことを思い出す。 「あーそっか、5月生まれだもんね…そういわれれば、私が3月だから私が1ヶ月…というか2週間くらい遅ければ同じ学年だったんだ」 それにしても、演劇のときの春樹… ①「かわいかったよね」 ②「かっこよかったよね」 ③「おかしかったよね」 282 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/09(金) 02 06 46 ID ??? ②「かっこよかったよね」 「…目が笑ってるよ、姉さん」 春樹が恨めしそうにこっちを睨む。 「そう?」 「そうだよ。まったく、なんでこんな写真がいっぱいあるかな…」 そう言いながら春樹はアルバムをめくった。 アップのものから全身を写した物まで、数ページにわたって舞台上の春樹を写した写真が並ぶ。 まるで舞台演劇のパンフレットだ。 「何も不思議な事はないでしょ、なんたって王子様役だしね」 「~~だーかーらー!」 春樹は顔を真っ赤にして勢いよくアルバムを閉じた。 「そんなに照れなくたって良いじゃない。似合ってたよ、白タイツ」 「姉さん!」 再び開こうとしたアルバムを春樹は素早く私の手からもぎ取った。 (そういえば当時も王子様って呼んで怒られたっけ) 不意に蘇る懐かしい光景。 春樹が王子を演じたのは… ①ラプンツェル ②いばら姫 ③白雪姫 283 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/09(金) 07 23 37 ID ??? ③白雪姫 学年ごとの演劇だったけれど、人数は結構いる。 演劇に出演する人と、舞台の外で舞台にあわせた歌や演奏する人に分かれていた。 王子様役の春樹は最後のほうにちょっとしか出番はなかったけれど…。 「うん、やっぱりかっこよかったよ」 春樹と家族になって半年くらいしかたっていない頃だったけれど、驚いた記憶がある。 「だーかーらー…」 「だって、本当にびっくりしたんだよ?春樹ってかっこよかったんだなーっておもったもん」 「………はいはい」 半分あきらめたようにため息をつく春樹。 そういえばあの後春樹はラブレターとか結構もらってた。 「そういえばあの後ラブレターとか結構もらってたっけ…」 思い出したことをそのまま口にして、ふとまた胸が苦しくなる。 「そんなの全部ことわったよ……。ねえさん、どうしたの?」 無意識に胸を押さえていた私に、春樹が心配そうに尋ねてきた。 1、「ちょっと苦しくなって…」 2、「…なんでもないよ」 3、「なんだろう?」 284 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/09(金) 23 24 53 ID ??? 1、「ちょっと苦しくなって…」 私は少し苦笑いしながら正直に言った。 すると、突然春樹の両手が私の肩に置かれる。 「……ど、う、し、てっ。そういうことを黙ってるんだよ、姉さんっ」 怒り半分呆れ半分といった感じで春樹が言った。 「えーと、さっき、急にだったし……その、ちょっとだけだったから。ね?」 「はぁーー……」 たどたどしく弁解する私に、春樹は大きくため息をついた。 そして、私から手を離す。 「もうここはいいから少し休んできなよ」 「え、だ、大丈夫だよ?」 そんな大げさな……と慌てる私の鼻先に、びしっと突きつけられる人差し指。 「ダメだよ!姉さんはそうやっていつも無茶するんだから」 「あの、でも、隆が……」 なおも残ろうとする私の後ろに回って、春樹が前へ前へと押してくる。 「俺が見てるから!姉さん、頼むから少しは自分の心配をしてくれよ!」 半ば追い出されるようして、私はリビングから出た。 「ちゃんと休んでること!いいね?」 春樹はそういい残して、リビングのドアを閉めた。 「あはは……はぁ」 残された私からは乾いた笑いと小さなため息。 (まあ、春樹も私を心配してくれてのことだもんね……) ちょっと複雑な気持ちもあったけど、私は素直に部屋に戻ることにした。 部屋に入ってすぐ、ベッドに倒れこむ。 (なんだか、疲れたし……今だけ。ご飯まで。ちょっと……休憩……) だんだんと意識が薄れていく。 (今だけ、何も考えずに。ゆっくり―――) そして、私の意識は途切れた。 (……?) ふと、誰かに見守られているような気がして、そっと目を開ける。 ぼんやりとした意識のままで目の前の人物を確認しようとするとそこには…… ①御門君がいた ②周防さんがいた ③お母さんがいた 285 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/10(土) 01 02 33 ID ??? ②周防さんがいた 「よっ」 目の前の人物は軽く手を上げて挨拶してくる。 それだけなら特に問題ない。 問題なのはその距離だ。 「わぁっ!? ち、近っ!近い!近いですっ!」 私は慌てながらも後ろに下がって距離をとる。 「ははは、お前さんはホント面白いヤツなー」 そんな私の様子を見て、その人は子供のように笑うだけだ。 「ちょ、いきなり何なんですか―――周防さんっ!」 私の口からすんなりと出てきた彼の名前。 それを皮切りにこの間の夢でのことを次から次へと思い出していく。 ……どうしてずっと忘れていたんだろう? 「おー、覚えてたか。それとも思い出したか? ま、どっちにしろえらいえらいっ」 周防さんは嬉しそうに笑いながら私の頭をわしゃわしゃと撫でた。 「か、髪がぐちゃぐちゃになるからやめてくださいよぉっ」 髪をおさえて、私はほぼ無意味な抵抗を試みる。 「ほれほれー」 私の反応が面白かったのか(?)、周防さんはしばらくそのまま撫で続けていた。 …………が、やがて。 「なんか、あったか?」 不意にその手を止め、私の顔を覗き込んでくる。 「え?」 「言ったろ。お前さんは分かりやすい顔をしてるって。 疲れてるの、もーバレバレだぞ?」 周防さんが優しく笑いながら、私の頭をまた撫でてくる。 今度はゆっくりと……優しく。 「何か悩んでるんなら、お兄さんでよければ相談に乗ってやるぜ? ……ま、話すも話さないもお前さんしだいだけどな」 言いながら、「どうする?」とばかりに僅かに首を傾ける周防さん。 私は…… 1.話す 2.話さない 3.曖昧に誤魔化して話す 286 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/10(土) 08 14 16 ID ??? 1.話す 「組織って、何かなっておもって…」 するりと口から出た言葉に自分でも驚く。 「組織?」 周防さんはひょいと眉を上げた。 「私をねらってるんでしょ?隆には自覚はないみたいだけれど、隆の中の武くんは組織の人みたいだし…」 組織に武くんの存在がしられていないから、今は組織の人とは違うのかもしれないけど、少なくとも組織の人だった。 力のある人のクローンを作っているというのは、武君が教えてくれた。 「まあ、ヤツは昔から手段を選ばないやつだったよなぁ…」 「え?」 苦々しげに苦笑する周防さんを思わず見つめてしまう。 「周防さん組織のこと知ってるんですか?」 「うん、知ってるよ。というか、組織を作ったヤツを知ってる」 ①組織の目的を聞く。 ②組織を作った人のことを聞く。 ③周防さんが何故知っているのか聞く。 287 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/10(土) 14 19 20 ID ??? ②組織を作った人のことを聞く。 「どんな人なんですか?その人」 「んー………………」 問いかけると、周防さんは微かに唸りながら考え込む。 しばらくして出てきた答えはこうだった。 「一言で説明するのが難しいヤツだな。 簡潔にまとめるのがまず無理。…これは今、気がついたんだけどな」 うんうんと神妙に頷きながら、周防さんは言葉を続ける。 「手っ取り早く会えば分かるんだろうが…そりゃお前さんの望むところじゃないだろ?」 今度は私は頷く。 「じゃ、今は気にしないほうがいいと俺は思うぞ。 わからんことで無駄に悩んでもストレスたまるだけだから。なっ?」 「は、はぁ…まあ、そうですね」 周防さんは苦笑いしながら小さくため息をついた。 「にしても、お前がそこまで悩んでたとはな。 そーんな疲れた顔になるまで考えこんで…ホントに大丈夫か? 胃潰瘍になってないか?頭ハゲたりしてないか?」 そして、私の頭をポンポンと軽く叩きながら聞いてくる。 「大丈夫ですよっ。た、たぶん…(周防さん、その心配は微妙です)」 されるがままになりながらも、なんとなく微妙な心境になる私。 「それに、その…それもあるんですけど。 他にもいろいろとあってですね…はぁー」 「ふむ……なるほどな」 ごにょごにょと呟きながらため息をつく私を見て、周防さんはひとつ頷く。 「じゃあ、お兄さんから提案だ。 …どうだ、ここいらで一度ゆっくり休憩してみるってのは」 「休憩?」 休憩って、どういうことだろう? 普通に考えれば休むってこと…だよね? 「そうそう。明日一日だけは、考えるのも悩むのも全部にしてだな。 で、パーッと遊ぶんだよ!」 満面の笑みで周防さんが言う。 ①「そりゃ、そうできたらいいんでしょうけど…」 ②「みんなが大変なのに、そんな無責任なことできませんよ」 ③「どういうことですか?急にそんなこと言い出すなんて」 288 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/10(土) 15 05 42 ID ??? ③「どういうことですか?急にそんなこと言い出すなんて」 「だから、お前さんは疲れてる。考えすぎてるんだ」 ぽんぽんと私の頭をたたきながら、周防さんが優しく言う。 「お前さんの性格じゃ無理かもしれんが、お前は悩みすぎちゃいけない」 言い聞かせるような言葉がすんなりと心に染み渡る。 「悪いことばかり考えていると、いいことはないぞ。気分転換して明るく前向きに先をみるんだ」 「でも……」 周防さんの言うこともわかる。悪いことばかり考えちゃいけない。 でも、ファントムが私の都合を考えてくれるとも思えない。 「安心しな。お兄さんにまかせなさい。明日は何も起こらない。お兄さんが一肌脱いであげよう」 そういって周防さんは私の左手を取る。 「一日だけ契約だ。明日だけ俺が君に害をなすものを近づかせない。……さあ、返事を」 契約…なんて答えよう…? 1.「お願いします」 2.「どうしてそこまでしてくれるんですか?」 3.「周防さんは味方なんですか?」 289 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/10(土) 16 21 22 ID ??? 3.「周防さんは味方なんですか?」 「味方……か」 周防さんはゆっくり呟く。 その質問をまるでかみ締めるかのように。 「その答えはイエスであり、ノーでもある」 やがて、静かにそう答えた。 「どの視点から物を見るのか、そしてお前がどのように動くのか。 ……それによっても俺のスタンスは変わってくる」 周防さんの、諦めたような……寂しそうな笑い。 (どうして、そんな表情……) なぜか強く胸を締め付けられる。 「正直に言っていい。……俺が信用できないか?」 私をまっすぐ見つめて、周防さんが問いかけてくる。 「……」 何もいえないでいると、周防さんはゆっくりと手を離した。 「ごめんな?」 「あ……」 離れていく感覚がなんだか悲しくて。 私は俯くようにして、周防さんの手をじっと見つめていた。 「なら、冬馬でも構わないぜ?」 不意にかけられたその言葉に顔を上げる。 ……それとほぼ同時に、頭の上に置かれた大きな優しい手。 「大事なのは、お前の意思だ。 俺はお前に、今はゆっくり休んでほしいと思ってるんだよ。 それだけは……絶対に嘘じゃないって言える」 周防さんは、暖かい……優しい表情を浮かべていた。 「だから、俺のこと信用できないならできないで構わないさ」 そして……最後にはいつもの子供のような笑顔を浮かべたまま、そんな悲しいセリフを言った。 私は…… ①「信じます、周防さんのこと」 ②「……御門君なら絶対に安全なんですか?」 ③「周防さんを信じたいから……まずは3人で行きましょう」 290 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/10(土) 17 00 47 ID ??? ①「信じます、周防さんのこと」 一呼吸おいて言った私に、周防さんは少し目を細めた。 「少なくとも今は…。私にもこれからのことはわからないし、どうなるかわからないけど」 ずるい言い方かもしれないと思ったけれど、今いえる精一杯のこと。 「今は、周防さんを信じます」 私の言葉に周防さんはうれしそうな、あきらめたような微妙な顔をして笑った。 「…かわらないな。相変わらず…。お前さんらしい答えだよ。でもまあ、いい答えだ」 周防さんはもう一度私の左手をとった。 「それじゃ、契約だ。明日一日お前さんを守ろう」 「…お願いします」 私の言葉に周防さんが私の左手に唇を寄せる。 周防さんが離れた後、左の手の甲に星型の小さな痣。 (今度は爪じゃないんだ…) ぼんやりとどうでもいいことを思っていると、周防さんがどこか遠くを見るような目をしていった。 「そろそろ目覚める時間みたいだな。ちゃんと明日はゆっくり休むんだぞ」 周防さんの声がだんだん遠くなっていく…… コンコン ノックの音に目が覚めた。 「姉さん、晩御飯の準備できたけど起きてる?」 「うん、今行く」 ぼんやりする頭を振って、部屋を出る。 リビングへ寄ると隆も起きていた。 「あ、隆。どう?疲れは取れた?」 「ああ、悪かったな。気ぃつかわせたみたいで」 そういいながら、毛布を持ち上げる。 「きにしなくていいよ。そうだ、一緒に晩御飯食べていかない?」 「よければどうぞ。実はそう思って多めにつくったので」 リビング顔をのぞかせた春樹も隆を誘う。 「あ~、どうしようかな………」 悩むように言った隆の視線が、私の左手に吸い寄せられる。 「…愛菜、その痣……さっきまでなかったよな?」 「え?」 言われて左手を見る。そこには確かに少し前まではなかった星型の痣。 フラッシュバック。 夢での出来事を思い出す。 1.なんでもない 2.夢でのことを言う。 3.ごまかす 291 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/10(土) 18 14 44 ID ??? 1.なんでもない 「なんでもないよ」 私はとっさに手を隠す。 周防さんを信じることにしたけれど、春樹や隆が信じてくれるとは限らない。 「ふぅん……」 隆は隠した左手から視線を外そうとはしない。 じっと、見つめ続けている。 (なんとか、話題を逸らさないと……) 「ね、ねぇ、隆。さっき、春樹が持ってきたアルバムを一緒に見ましょうよ。 小さい頃の隆もたくさん写ってるんだから」 「え? ……俺はいいよ」 「どうして? いいじゃない」 「それより、愛菜のアザ……」 「晩御飯ができるまで、姉さんと見ていたらどうですか?」 再び顔を覗かせた春樹が加勢する。 (ナイスフォロー、春樹) 「だめって言っても、勝手に見ればいいのよね。えーっと……」 私はアルバムをパラパラとめくる。 「あっ、これは私の六歳の誕生会の写真だよ。隆、ちっちゃくて可愛い」 吹き消したケーキの前で何人かの子供たちが笑っている写真を指差す。 「愛菜だって、小さいだろ……」 隆はようやく左手から視線を外して、写真に見入った。 「この時に隆からもらったプレゼントの小さなテディベア。私、未だに大切にしてるんだから」 「六歳の頃にもらったのを大事にするほど、愛菜って物持ちよかったか?」 『ホントか?』という疑いの眼差しを向けられて、思わずムッとする。 「嘘なんか言わないわよ。失礼ね」 「じゃあ、その証拠の品を見せてみろよ」 ①テディベアを部屋から持ってくる ②私の部屋に行って証拠を見せる ③別の写真の話に移る 292 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/10(土) 19 00 31 ID ??? ①テディベアを部屋から持ってくる 「わかったわよ、まってて持ってくるから!」 私は立ち上がり部屋に戻る。 チェストの上においてあったテディベアを持って、リビングにもどる。 「ほらっ」 両手でテディベアの脇を持ち隆の前に突き出す。 写真のなかよりは、少し色あせているが間違いなく同じものだ。 「マジかよ…」 隆は驚いたようにテディベアと写真を見比べる。 「ほんっっっっとに、失礼なヤツねっ」 私はテディベアを引き寄せると、そっと頭をなでる。 「これだけは、特別なんだから…」 「………」 隆にもこの言葉でわかったようだ。 私のお母さんが居なくなる直前の誕生日。 もしかしたら、この時にはすでにお母さんは私たちから離れることを決めていたのかもしれない。 甘えん坊で、まだ時々お母さんの布団にもぐりこんでいた私に『これから、この子がいるから独りで寝られるわね』といって微笑んだ。 そして、私はそのとき頷いて…。 「ま、大事にされてるんだから、こいつも本望だろ」 しんみりした雰囲気を飛ばすように隆がアルバムをめくっていく。 「あ…」 隆が手を止めた所を見て思わず声が漏れる。 その写真は… 1.春樹と隆が喧嘩した後の写真 2.春樹と隆が初めて会ったときの写真 3.中学の入学式の時の写真 293 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/10(土) 20 06 11 ID ??? 2.春樹と隆が初めて会ったときの写真 「これ……。隆と春樹が初めて会ったときのだよ」 新しい弟ができる事を隆に紹介した日の写真だった。 「あの時、俺に対して春樹のヤツ……凄い敵意剥き出しだったんだよな」 「私に対しても一緒だったよ」 「ずっと睨みつけられて何だコイツ? って思ったな」 『お前らなんか必要ない!』って、春樹に言われたのはあの日の夜だった。 そして、私はショックで泣いてしまって…… 「あの頃に比べると、春樹は優しくなったよな」 「うん。あの後に誤解が解けて『ずっと守る』って約束してくれたんだ」 「そっか……」 隆は諦めたように目を伏せ、再び顔を上げる。 その顔には、もう諦めの色は無かった。 「しゃーねけど。まぁ、春樹になら任せられよなぁ」 冗談を言うような軽い口調で隆は言った。 私は隆に掛ける言葉を失って、思わず俯いてしまう。 「しんみりすんなって。よっし! 気分転換に俺のとっておきの手品みせてやるよ」 隆はそう言うと、ひょいと私の手元にあるテディベアを奪い取る。 「ちょっと、何する気?」 「いいから、いいから……」 隆はテディベアを握り、もう片方の手を添えると深呼吸をする。 すると、隆の手の中でテディベアがピクリと動いた。 「もういいかな。そら、歩け」 机の上でテディベアがふらふらと歩き出す。 私は…… ①「かわいい!」 ②「やめて!」 ③「ミストの力?」 294 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/10(土) 20 43 14 ID ??? ③「ミストの力?」 隆の周りのミストに特に何の変化も見えなくて、不思議に思ってたずねる。 「いや、違うよ」 隆はあっさりと否定する。 「言ってなかったっけ……?あー、言ってなかったかも」 隆は記憶を探るように首をかしげ、にへらっと笑う。 「俺のもう一つの力さ」 「もう一つの?」 武の言葉がよみがえる。 「なんていうかな~、ほら昔から言うだろ?すべての物には神様がついてるってさ」 「…そう、なの?」 「八百万の神ですね。精霊とか、妖精とかそんな類の…」 「あ、春樹…」 春樹がお盆にスパゲッティを3つ載せて戻ってきた。 「お、うまそうだな。じゃ、遠慮なく」 「はい、どうぞ」 「ありがとう、で…その神様がどうしたの?」 「その物に宿ってる神様にさ、ちょっとお願いしする力さ」 「ミストと違うの…?」 「ちがうなぁ。ミストは生き物に対して使う。こっちはそうだな、物に対しての力か?ミストは生気をすって強くなる。けど、当然物に生気なんてないからな」 「まぁ…そうよね」 「もちろんミストを使って動かすこともできるけど、ミストを操るよりはもともと入ってる神様にお願いして動いてもらったほうが断然楽なんだ」 話しているうちにテディベアは私の目の前までやってきてポンと私の膝に飛び乗った。 「おまえそいつのこと本当に大事にしてたんだな。好かれてやがる」 「お願いということは、特に何か力を必要とするとか、ないんですか?」 「う~ん?どうだろう…こっちの力は事故の前からあったしな。まぁ、使えない力だからほとんど使うこともなかったが…」 「え…?」 「こっちの力は、その物に宿ってる神様の気分、機嫌しだいだからな。自由に何でもできるわけじゃない」 「そうなんだ…」 隆のもう一つの力が意外な形で明らかになって驚くほかない。 「こういう風に、大事にしている物の中に居る神様はさ、その持ち主を好きだからこうやって少しお願いすれば動いてくれる。こいつみたいに」 テディベアは、私の膝の上に来ると、ちょこんとそこに座った。 1「この子、ずっと動けるの?」 2「いつその力が使えるってわかったの?」 3「ちなみに、今はなんてお願いしたの?」 295 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/10(土) 22 48 36 ID ??? 3「ちなみに、今はなんてお願いしたの?」 「い、今?」 私の質問に、隆が急に慌てだす。 ……どうしたんだろう? 「なに、何なの?教えてよ」 問い詰めようと隆に近づく。 同じ分だけ後ろに下がられた。 「ねえ、隆ってば」 「そ、そ…………そんなこと言えるかバカっ」 追求から逃れるように、スパゲティを勢いよく食べ始める隆。 「何それ………しかもバカって」 私はちょっとムッとしながら、同じくスパゲティを食べ始めた。 「じゃあ、もういいもん。隆のけーち」 「ケチで結構だっ」 食事をしながらも子供のような言い争いは続く。 「…二人とも、もうちょっと行儀よく食べてよ」 言い争う私たちをよそに、春樹が大きなため息をついた。 そんな感じで私たちは終始和やか(?)な食事の時間をすごしたのだった。 夕食後。 隆を出入り口まで見送って、そのまま部屋まで帰ってきた。 ベッドに腰掛けて、窓の外を見てみる。 …今夜も月が綺麗だった。 「明日は、休日かぁ」 夕方の周防さんの言葉を思い出す。 彼の言葉をそのまま信じるなら、明日は特に何かを気にせずに出かけられると言うことだ。 「ふふふ」 なんだか嬉しくなる。 少し前までは当たり前だったことなのに、今は何故かとても懐かしくて尊いものに感じる。 (でも、何しようか?) あれこれと考えては見るものの、改めてみると『これ!』といったものがない。 だからと言って部屋でのんびりしていると、また一人で考え込んでしまいそうだ。 (それをしないための休日だもんね。 なら…せっかくだから、誰か誘ってみようかな?) 不意にそんなことを思いつく。 (うん、いいかも。一人でいると、どこにいても考えちゃいそうだし。 ……………でも、問題は誰を誘うかだよね) 一人悩む。 (一番妥当なのは香織かな? あ、でも、今日の電話で無理しないように言われちゃったしなぁ……) 香織は事情を知らないから、逆に余計な心配をかけてしまうかもしれない。 (だとすると……うーん) 次に考え付いた可能性。 それは、 ①隆か春樹かな? ②一郎君か修二君はどうだろう? ③御門君か周防さん?なーんて。 296 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/10(土) 23 07 51 ID ??? ②一郎君か修二君はどうだろう? つんつんとテディベアをつつきながら考える。 テディベアはまだ動いていて、つつく私の指を捕まえようと手をパタパタと動かしている。 (かわいいなぁ) 思わず微笑んで、思考を元に戻す。 今日の昼の様子を見ると、春樹も隆も疲れているみたいだからつき合わせるのは悪い。 かといって、御門くんか周防さんはどうやって連絡を取ればいいのかわからない。 夢でならあえるかもしれないけれどそのためにわざわざ夢に呼ぶのも悪い気がする。 となると、ある程度事情を知っている、一郎君か修二君…。 誘って了承してもらえるかはわからないけれど。 一郎君となら落ち着いた感じでゆったり、のんびりすごせるだろう。 修二君なら一日明るく楽しく暗いことなんか吹き飛ばせるだろう。 携帯電話を手に悩む。 さて、どうしよう? 1一郎君を誘う 2修二君を誘う 3二人とも誘う 297 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/11(日) 00 41 19 ID ??? 1一郎君を誘う 修二君は二人揃うと見えすぎる、というようなことを言っていた。 なにかが見えるということは何かしらの力を使っている訳で、 それはつまり大なり小なり疲労が伴うのではないだろうか。 ふと夕べの隆の様子を思い出す。 (顔色すごく悪かったし、辛そうだったよね…) 一郎君も修二君も色々と気にかけてくれてありがたいとは思っている。 だからこそ私の息抜きに二人を引っ張り出して、故意ではないにしろ 負担を強いるというのはあまりに申し訳なさすぎる。 そうなるとどちらか一人を選ぶのが無難なのだろうが。 (修二君、予定あるんじゃないのかな。 それに二人でいるところを他の女の子に見られたら大変なことになるんじゃ…) 華のある修二君はただ立っているだけでも人目をひくひとだ。 思いを寄せるたくさんの女の子達のうちの誰かの目に止まったとしても不思議はない。 そこまで思いついて身震いが出た。 「やっぱりここは一郎君にお願いしてみようかな」 自らを奮い立たせるように声に出して、電話をかける。 プルルル、プルルル… 無機質なコール音が延々と続く。 (一郎君、いないのかな…) 1、もうしばらくそのまま待つ 2、しばらくしてからかけ直す 3、別の人にかける 298 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/11(日) 04 57 53 ID ??? 3、別の人にかける しばらくそのまま待ってみたけれど、一郎君が電話に出ることは無かった。 (はぁ…) なんだかがっかりした気分で電話を切る。 (でも、出ないんじゃ仕方ないよね。誘いようもないし) だけど、このままだと一人で過ごしてしまうことになる。 それはあまりよろしくないかもしれない。 …何と言うか、いろいろな意味で。精神的に。 (一郎君には悪いけど、他の誰かを誘ったほうがいいかな。…ごめんね、一郎君) とはいえ、むやみやたらと誘うのも問題だ。 そろそろ決めたほうがいいのかもしれない。 (次でダメならあきらめよう。そうしたら一人でお出かけすればいいんだし…) さて、どうしよう? 1.ダメもとで修二君にかけてみる 2.春樹か隆にお願いしてみるって言うのは… 3.御門君とか事情を知ってる周防さんのほうがいいかな? 299 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/11(日) 06 29 31 ID ??? 3.御門君とか事情を知ってる周防さんのほうがいいかな? なんだかんだで御門くんには結構助けられているし、 周防さんは今回の休日の提供者でもあるわけだし……。 この辺りでお礼とか……何かできればいいんだけど。 それに、この二人のどちらかなら話が通じやすい可能性が高い。 周防さんはお休みのことを知っているし、御門くんは周防さんの知り合いみたいだった。 ……なら周防さんの名前を出して説明すれば納得してくれるかもしれない。 二人のことを考える。 かたや、休日の姿がまったくと言っていいほどつかない年下。 かたや、現実では一度も顔を合わせたことのない所在地不明の年上。 (改めて考えると、本当に謎だな……) そんなことを考えているうちに、徐々に意識が深くに落ちていくのを感じる。 彼らに一番会える確率が高い方法……夢の中で会うためだ。 (お願いだから、夢の中に出てきて!) 意識が途切れる直前、私が心に思い浮かべたのは――― ①御門君 ②周防さん ③二人とも 300 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/11(日) 08 02 28 ID ??? ③二人とも よく知らない人と二人きりででかけるのはちょっと不安だ。 3人だと安心というわけでもないけれど…。 気がつくといつものとおり学校の前。 目の前に御門君が立っていた。 (あれ…周防さんは?) おもったとたん目の前が真っ暗になる 「だーれだっ」 「……周防さん」 「あったりー」 「もう、なにしてるんですか」 振り返ると楽しそうに笑った周防さん。 「目隠し」 悪びれることなく答えた周防さんに思わず笑ってしまう。 「ところで、今回はどうしたの?」 笑う私の顔を覗き込むように身をかがめて、周防さんが言う。 「あ、そうだ!明日…もしかしたら、もう今日?暇ですか?」 「うん?……まぁ、特に予定はないよ」 「御門くんは?」 振り返るとかすかに御門君が頷く。 「それじゃあ、明日一緒にでかけませんか?」 「それって、デートのお誘い?」 「えっ、デート…?」 深く考えなかったけれど、これってやっぱりデートなのかな? 「あ、えーっと、ほら明日、一人で居ると色々かんがえちゃって、せっかくの休みなのに休めなさそうだし…」 「照れちゃってかわいーなー」 周防さんが私の頭をくしゃくしゃとなでる。 「まあ、そういうことならお付き合いしますよお姫様。冬馬もいいよな」 御門君の言葉に、少しの間をおいて御門くんが頷いた。 「よっし、決まり。で、どこ行くの?」 あ、そういえばどこ行くかとか、決めてなかった…。 1ショッピングモール 2遊園地 3二人に行きたいところを聞く 301 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/11(日) 10 43 02 ID ??? 1ショッピングモール 「ショッピングモール…とか?」 とっさに思いついて口に出す。 「うんうん、ショッピングモールね。たしかに色々あるし、一日中いても飽きないかな?」 周防さんはちょっと首をかしげてショッピングモールを思い出しているようだ。 「たしかあそこは色々施設も充実してるし…」 たしかにショッピングモール内には、映画館があり、隣接して小さな公園、そしてイベントホールではいつでもなにかしらやっている。 「デートには最適だな!」 「だから、デートじゃ…」 「照れない照れない。それじゃ、10時に駅前でまってるからさ」 くしゃくしゃと頭をなでられる。 「冬馬、お前も遅れるなよー」 同じように御門くんに手を伸ばし、くしゃくしゃと頭をなでる。 「………」 されるがままになって、御門君は頷いた。 「それじゃ、楽しみにしてるよ。そろそろ朝だ。それじゃ、お兄さん張り切って準備しちゃうよ」 周防さんの言葉と同時に、夢の輪郭が崩れていく。 ふわふわと顔に何かが当たる感触に目が覚めた。 うっすらと明るい室内。 目を開けると目の前にテディベアがいて、ふわふわとした手で私の顔をつついている。 (まだ動けるんだ…) 「おはよう」 布団から手を出してその頭をなでる。 時計を見るとまだ7時になったばかりだ。 「早く起きすぎちゃったかな?」 大きく伸びをして、部屋の扉を開けると、ふわりといいにおいがキッチンからする。 「あれ?春樹もうおきてるのかな?」 そういえば、春樹に今日出かけることを伝えないといけない。 1、今すぐに伝える 2、後にする 3、こっそりいく 302 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/12(月) 09 44 08 ID ??? 1、今すぐに伝える キッチンをのぞくと春樹がホットケーキを作っている最中だった。 「おはよう春樹」 「あ、姉さんおはよう。早いね」 「うん、目が覚めちゃった」 「姉さんも食べる?丁度焼けたけど」 「たべる~。ありがと」 春樹が焼いてくれたホットケーキを受け取りテーブルに座る。 「そうそう春樹、今日私でかけてくるね」 「どこに?」 「ショッピングモール」 「買い物?俺もついていこうか?」 「大丈夫よ。春樹も疲れてるみたいだし、ゆっくり休んで」 「俺のことは気にしなくて良いのに…。でも、気をつけて行って来てよ?何があるか分からないんだから」 「うん」 春樹には伝えたし、後は準備して出かけるだけかな。 まだ早いけど… (あれ?) 携帯電話を見ると、メールが来ていた。 見ると一郎君からだ。時間は夜中、私が寝た後にきたみたいだ。 『電話に出られなくてすまない。なにかあったのか?』 一郎君らしい簡潔なメール。 私からの着信をみて、わざわざくれたみたいだ。 どうしよう…? 1メールで返信する 2電話をかける 3返事をしない 303 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/12(月) 12 16 04 ID ??? 勢いで書いた 本当にあったら怖い話第1話(なんて) 客女「今年も同じメンツか~」 女友「あたりまえでしょwクラス替えないんだから」 客女「そりゃそうなんだけどさ~、こう、新しい出会いとか…」 女友「うはwwwwアンタからそんなセリフが聞けるとはおもわんかったwwwwやっと二次元卒業?wwwww」 客女「いや~、二次元ちっくに進んだらおもしry」 女友「ないないないwww」 ??「ほらほら、始業ベルはなってるぞ席につけー」 女友「あ、先生きたよ」 客女「え?……くぁwせdrftgyふじこlp;@:」 女友「なに、どうしたの?」 客女「て、て、てんちょーーー!?」 店長「なにをいっている。先生だ。早く席につけ」 客女「は?先生?(な、なに?どうなってんの!?)」 店長「先生がカッコいいからって、驚くのは当然だが」 客女「いや、そうじゃなく」 店長「照れなくても良いぞ。なんなら惚れてくれてかまわない」 客女「いや、だから…」 店長「さて、とりあえず、今日の予定を……」 ・ ・ ・ 304 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/12(月) 12 17 28 ID ??? (昼休み) 客女「(なんかへんっ、絶対変!!!!)」 店員「なんだ?人の顔みてそんなに驚くなよ…」 客女「なんでっ、あんたがここにいるのよ店員っ!」 店員「なんでって、俺ここの生徒だし…、てか先輩に対してその態度はどうよ?」 客女「は!?先輩?(だれがっ!?)」 新人「あ、客女さーん」 客女「えええ!?新人君まで、なんでっ!?」 新人「客女さんがこの学校だって聞いたので、前の学校から転校してきました^^」 客女「はぁ!?(てか新人くんなら本当にやりそうだけど…)」 新人「これから同じ学校です、よろしくおねがいしますね^^」 店員「そうだ、お前昼飯まだだな?一緒に食べる奴いないんだろ?俺が一緒に食ってやるよ」 新人「先輩心配には及びません。僕が一緒に食べますから^^」 店員「……っ…orz」 眼鏡「ここにいたか…」 客女「あ、眼鏡!(よかった、眼鏡は眼鏡だ…)」 眼鏡「探したぞ、今日の昼休みは生徒会の集まりがあるから来るように言っておいただろう?」 客女「へ?生徒会?」 眼鏡「そうだ。副会長が来なくてどうする」 客女「………副会長?だれが……?」 眼鏡「そこまで忘れたのか?君は生徒会副会長だろう。ちなみに僕が会長だ」 客女「はぁ!????」 眼鏡「良いから早く来い」 ・ ・ ・ 305 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/12(月) 12 18 25 ID ??? (生徒会室) 客女「(いや、うん、ここまできたら予想はしてたけど…)」 従兄「おそいぞー、早くしないと昼休み終わっちゃうジャマイカ」 客女「で……あんたは何なの?」 従兄「なんなのって、ひどいわっ、生徒会の顧問でしょー」 客女「顧問……ってことは、先生なわけっ!?てか、くっつくなっ」 従兄「何当たり前のこといってるのよーこの子はっ」 眼鏡「先生、教育委員会に訴えますよ。邪魔するなら出て行ってください」 従兄「 工エエェェ(´д`)ェェエエ工工せっかく客女と一緒にいたいから、裏から手を回して、副会長にしたのにぃぃぃ」 眼鏡「…………警察のほうがいいか」 従兄「ちょwなにその電話wwwww」 眼鏡「強制わいせつの現行犯です至急きてください」 従兄「mjk」 警察「逮捕します」 客女「はやっ」 従兄「誤解ですぅぅぅぅぅぅ」 眼鏡「………やっと二人きりになったな」 客女「へ?(な、なに?このふいんき(なぜか変換できry)」 眼鏡「君は知っているだろうか?」 客女「な、なにを…?」 眼鏡「僕がどんなに君のことを………」 新人「させませんっ!!!」 店員「……あぶなかった、おい無事か」 客女「無事って…せっかくの告白タイ……ム」 店員「…お前は、俺よりこの眼鏡のほうがいいのか?」 客女「え?(な、なに?そんな目でみないでぇぇぇぇ)」 店員「俺はっ、ずっと……お前だk……ぐふっ」 客女「ちょ……眼鏡、新人くん?」 新人「本当に油断も隙もあったもんじゃありませんね^^」 眼鏡「まったくだ」 306 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/12(月) 12 18 58 ID ??? 店長「おい、どうした?騒がしいが…」 客女「店長……」 店長「店長じゃない、先生だ。ところでそこに転がってる奴は大丈夫なのか?」 新人「大丈夫ですよ^^」 店員「大丈夫なわけあるかぁ!モロ入ったぞっ!」 眼鏡「そういう割には、すぐ復活したな。ゴキブリ並みか…」 店員「ご、ごき……」 客女「ちょ、だからなにがどうなって……」 店長「なにって…?何もおかしくないだろう?」 新人「そうですよ。何がおかしいんです?^^」 眼鏡「どこか変か?」 客女「どこって、なにもかも…」 店員「どこがおかしい?おかしくないだろう?」 新人「おかしくないですよ。僕たちは客女さんを愛しています」 眼鏡「そうだ。どこもおかしくない」 店長「普通だろう?」 客女「……いや、その、いろいろおかしすぎると…」 店員「……そうだな、おかしいかもしれない」 新人「そうですね、いまのままではおかしいです」 眼鏡「そろそろはっきりしてもらわないとな」 店長「それもそうだな……」 店員・新人・眼鏡・店長「「「「で、誰を選ぶんだ?」」」」 ・ ・ ・ 客女「はっ!(ゆ、夢か……)」 女友「どうしたの客女?」 客女「いや、一瞬寝てたみたいwwww」 女友「まーた、朝方までゲームしてたんでしょwwww」 客女「(雲行きあやしすぎw話をそらそう)それにしても、今年も同じメンツか~」 女友「あたりまえでしょwクラス替えないんだから」 客女「そりゃそうなんだけどさ~、こう、新しい出会いとか…(あれ?)」 女友「うはwwwwアンタからそんなセリフが聞けるとはおもわんかったwwwwやっと二次元卒業?wwwww」 客女「いや~、二次元ちっくに進んだらおもしry(どっかで、この流れ…)」 女友「ないないないwww」 ??「ほらほら、始業ベルはなってるぞ席につけー」 客女「………(これ、は………)」 …最初に戻る 307 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/12(月) 12 22 28 ID ??? ぎゃー、スレまちがったorz 全部投下するまで気づかなかったなんて、激しくスルーしてください;; 308 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/12(月) 13 56 09 ID ??? 307 (。・ω・)ノ゙ (ノд‐。) 1メールで返信する 日曜日だし、まだ寝ているかもしれない。 メールで返信することにする。 ”わざわざごめんなさい。 用件は済んだので、大丈夫です” 何のために電話したのか書こうかなやんだけどやめて、簡単にすませる。 返信もすんで部屋にもどって戸を開けると、何かにぶつかる音。 (あれ?) あけてみるとテディベアが転がっていくところだった。 「きゃー、ごめんごめん…」 私が出て行った後をついてこようとしたんだろう。 テディベアはとまると、また私のほうへヨタヨタと歩いてきた。 足元までやってきたテディベアを抱き上げる。 「ごめんね」 謝って頭をなでる。 (そうだ、この子に名前をつけようかな?) ①名前を考える ②やっぱりやめる ③”くまちゃん”でいいか 309 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/13(火) 06 41 47 ID ??? ①名前を考える (うん、やっぱり考えてあげよう!) ずっとくまちゃんって呼んでた人形をじっとみる。 「誕生日にもららったんだから…って、男の子かな?女の子かな?」 神様にだって性別はあるとおもうし…。 (青いリボンをつけてるから、男の子…?) 首に巻かれたリボンをなでる。 (春に私と会ったんだからやっぱり春にちなんだ名前がいいかな?) リボンをなでている私の手をふわふわした手で捕まえようとする仕草が愛らしい。 (そういえば結構風の強い日だったなぁ) 春だから、風が強い日が多いのは当たり前だけれど、あの日は特に強かった。 庭においていた鉢植えが、誕生日会の最中に倒れてしまったことを思い出す。 (でも、熊だし、男の子っぽい、強い名前がいいのかなあ?) ぱぱぱっと、歴史上の人物の名前が頭をよぎる。 どうしよう? 1.チハル 2.フウタ 3.タカモリ 310 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/13(火) 13 28 21 ID ??? 1.チハル 「よし、今日からお前はチハル。チハルって名前ね?」 青いリボンをつけているからといって、男の子とは限らない。 どちらでも通用する名前にする。 そんな、私の言葉にチハルはくるくるとその場で回った。 (喜んでるのかな?) いまいちよく分からないが、嫌がってはいないみたいだ。 (さてと、出かける準備しなくちゃ…) 時間はまだ8時を過ぎたばかり。 けれど、着ていく服もぜんぜん決めていない。 (何を着ていこうかな…?) クローゼットとたんすを開け、悩む。 ①普段どおりのジーンズ ②かわいいワンピース ③スポーティなホットパンツ 311 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/13(火) 14 15 18 ID ??? ①普段どおりのジーンズ 昨日の周防さんの言葉を意識する訳ではないけれど、特別めかしこむのもなんとなく気恥ずかしい気がする。 普段どおりのジーンズにレイヤード風のカットソーをあわせて床にひろげてみる。 (とりあえず、こんなかんじで良いかな。…それとももうちょっと気合入れるべき?) 広げた服を前に考えているとヨチヨチと歩き回るチハルが目に入った。 気休めとは思いつつ抱き上げて話しかける。 「ねえチハル。今日着ていく服、こういうのはどう?」 顔を覗き込むと、私を見上げてまるで「何のこと?」と問い掛けるように首をかしげた。 「これじゃ地味すぎるかな?」 重ねてきくと数秒間をおいた後、チハルはまるで子猫がするように頬擦りをした。 (…ってチハルにきいても仕方ないか) 苦笑いをしつつ、ご機嫌な様子であちこち動き回るチハルをベッドの上に座らせる。 「今日はちょっと出かけてくるから、いい子でお留守番しててね」 小さな子供に言い聞かせるようにチハルにそう言って広げた服を手にとった。 チャーラーラーチャラーラーラー 「電話?」 鳴り響く携帯電話を取り上げるとディスプレイには見知らぬ番号が映し出されている。 (知らない番号だ…普段だったら出ないんだけど) 一瞬昨日の周防さんと御門くんの事が頭の隅をかすめる。彼らは私の番号は知らないはずだけれど、もしかしたら何か急な連絡事項でもあって電話をしてきたのかもしれない。 電話に出るべきか否か躊躇していると、下げたままの腕に柔らかい感触がした。 見ればチハルがしがみついている。 「どうしたの?」 チハルは真っ黒いまん丸な目で私をみつめたまま動かない。 どうしたんだろう。 1、電話は後回し、チハルが気になる 2、チハルは後回し、電話に出る 3、どちらも気にせずに支度を続ける 312 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/13(火) 14 55 52 ID ??? 1、電話は後回し、チハルが気になる 「チハル?」 じっと私を見つめる目が何かを訴えているようだ。 腕にしがみつくその様子は、絶対に離れないぞ、という意思を感じる。 「もしかして、置いていかれたくないの?」 さっきも私を追いかけて、戸の前まで来ていたことを思い出す。 私の言葉に反応するように、チハルが私の腕をよじ登ってきた。 携帯電話の呼び出し音が止まり、伝言モードに切り替わった。 (知らない電話番号だけど、大事な用事なら伝言入れるわよね…間違い電話かもしれないし) 私はチハルを抱き上げて、目線の高さまで持ち上げる。 「一緒には行けないのよ?」 私の言葉に、イヤイヤというように、手足をじたばたさせるチハル。 そのかわいさに、ついほだされそうになる。 (どうしよう…) ①つれていく ②言い聞かせておいて行く ③隆に相談する 313 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/14(水) 06 39 46 ID ??? ①つれていく つぶらな瞳に見つめられて…落ちた。 (かわいいよもぅぅぅぅ!) 「わかったわかった、つれていってあげるから。でも、絶対に動いちゃ駄目だからね?」 チハルはわかったのか動きを止めた。 「ふふ、まだうごいててもいいよ?外にでたらうごかないようにしてね?」 大き目のバックなら、チハルを入れてもって歩いても大丈夫だろう。 そういえば、あのバックはどこにしまったっけ? 室内を見回してとりあえず置いておいた携帯電話に視線がとまる。 (あ、そういえばさっきの電話…) 見ると、伝言は入っていない。 かけなおしたほうがいいだろうか? さて、どうしよう…? 1.まずバックを探す 2.とりあえず折り返し電話をかけてみる 3.先に着替えをする 314 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/14(水) 14 07 01 ID ??? 1.まずバックを探す 着替えは一応用意してあるので着替えに時間はかからない。 電話はメッセージも入っていないので大事な用件ではないと判断する。 (クローゼットだったかな…) 大きめだから、形が崩れないようにクローゼットの奥にしまったような気がする。 「確か、この辺……あ、あった」 青い縞のトートバッグを見つけ引っ張り出す。 外側に大きなポケットがついているので、そこにチハルを入れるとかわいいかもしれない。 「あれ?」 バッグを取り出すときに、奥のほうから一緒に引きずられて出てきたらしい箱が床に転がっている。 「なんだっけ?これ…」 手のひらより少し大きめの平たい箱。 あけてみると、かわいらしいネックレス。 「かわいい……でも、こんなの持ってたっけ?」 記憶を探るが、引っかかるものがない。 (もしかして、お母さんの?) 子供の頃からずっと使っている部屋だ。 家具などは時々配置を変えたりしているが、家具そのものはずっとそのまま使っている。 私に覚えがないとすると、お母さんが置いていったものとしか思えない。 (あ、今日着て行こうと思ってた服に合うかも…) 普段どおりの服装だと少し地味だけれど、これをつけると少しは華やぐ。 ①つけていく ②つけていかない ③もう少し考える 315 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/14(水) 15 40 28 ID ??? ①つけていく (少しくらいならおしゃれしたっていいよね?) 結局、私はそのネックレスをつけていくことにした。 「さてと…そうと決まったら早く準備しないとね」 呟きながら時計を見る。 今から支度すればちょうどいいくらいに家を出ることができそうだ。 (遅刻だけはしないようにしないと…) そんなことを考えながら、着替えに手を伸ばそうとすると。 チャーラーラーチャラーラーラー 「わっ」 まるではかったかのようなタイミングで流れ出すメロディ。 ……携帯だ。 (えっと、このメロディは…) 1.電話の着信メロディ 2.メールの受信メロディ 3.アラームで設定していたメロディ 316 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/14(水) 17 11 51 ID ??? 1.電話の着信メロディ 「電話だ…」 さっきは知らない電話番号だったけど…今度は? 「あれ、一郎君?」 一応メールを返信しておいたけれど、気になって電話してくれたのかもしれない。 「はい、もしもし?」 「…大堂か?」 「うん、昨日はごめんね?わざわざメールまでもらっちゃって…」 「いや、かまわない。返信は読んだからな」 (返信を読んでも電話をくれたってことは、何か別の用事なのかな?) 「それとは別件なのだが、今日これから時間はあいているだろうか?」 私の思考をよんだかのように、一郎君が言葉を続ける。 「え?今日これから…?」 「ああ、何か予定がはいっているのか?」 なんて答えよう…? ①「うん、ちょっと出かけるの」 ②「知り合いと買いものに…」 ③「…一郎君の用事はなに?」 317 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/15(木) 06 34 28 ID ??? ①「うん、ちょっと出かけるの」 「…それは、キャンセルできないのか?」 どうしたんだろう…一郎君の用事はそんなに大事なものなのかな? でも、周防さんたちとの約束が先だし、キャンセルしようにも、連絡先がわからない。 「えっと、ごめんね。約束で…でかけるから」 「そうか、約束なら仕方がないな」 「ほんとごめんね」 「いや、急だったからな。それじゃ」 「あ…」 「…ん?どうした?」 つい、呼び止めちゃった… 1「なんでもない」 2「夜なら時間あるけど?」 3「どんな用事だったの?」 318 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/15(木) 17 02 43 ID ??? 1「なんでもない」 「そうか、では、また明日学校で」 「うん、明日ね」 一郎君の用事はきっと、力に関することだろう。 (今日一日はゆっくり休むって決めたんだから…) 気になるけれども、今日だけはゆっくりしたい。 心の中で、何度も一郎君に謝って急いで着替えをする。 時計を見ると、家を出るのに丁度いい時間になっていた。 「チハル、おいで」 ネックレスをつけながらチハルを呼ぶ。 足元までやってきたチハルを抱き上げて、トートバックのポケットに顔が出るように入れてあげる。 モゾモゾとチハルが体勢を変える。 両腕をポケットの外に出して、落ち着いたのか私を見上げてくる。 「動いちゃだめだからね?」 一応念をおして、サイフと携帯電話、小物類がきちんと入ってるかチェックして、部屋を出た。 「春樹、それじゃいってくるね」 リビングに顔を出して、テレビを見ている春樹に声をかける。 「うん、気をつけて」 振り返った春樹に手を振って、玄関へ急ぐ。 スニーカーをはいて玄関をでた。 駅の前まで来ると、15分前。 (丁度いいかな?) 周防さんと御門くんはまだきていないみたいだ。 どうしよう? 1.このまま待つ 2.いったん駅に入る 3.少し探してみる 319 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/16(金) 06 37 04 ID ??? 1.このまま待つ (もう少しで時間だし、変に動いてすれ違ったら大変よね?) おとなしくよく待ち合わせに使われる、駅名の入った石の前で待つことにする。 (御門君は時間通りにきそうよね) 見るからに真面目そうな御門くんなら、時間ぴったりに到着しそうだ。 (周防さんはどうかしら…?) 10分前には到着して待っているような気もするし、遅刻してきそうな気もする。 ぼんやりと、考えながら待っている時間が、私は結構好きだ。 ぼんやりしすぎていて、待っている人が来ているのに気づかないこともしばしばあったりして…。 とんとん (あっ、いけない、また…) 肩をたたかれて、慌てて振り返る。 そこに立っていたのは… 1御門くん 2周防さん 3修二くん 320 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/16(金) 09 38 27 ID ??? 2周防さん 「よっ、おはようさん」 片手を軽くあげながら、いつものように挨拶してくるその人物。 「…………周防さん?」 「おう、そうだぞ。周防おにーさんだ」 思わず聞き返してしまう私に、周防さんは満面の笑みで答える。 「こっちでは初めましてだもんな。 ……でも、別段変わりないだろ?」 「は、はい」 その言葉に、私は一応頷いてみせる。 (でも、やっぱり夢と現実じゃなんだか違う感じがするよね) 夢は少しぼやけていて、感覚とか存在感とかも同様にぼやけている感じがするのだ。 だから、今こうして改めて目の当たりにすると…… (周防さんって、こんな感じの人だったんだ) そんな風に思う。 「ところで、冬馬はまだか?」 「ええ。みたいですね」 少なくとも私とはまだ合流していない。 私の答えに、苦笑いを浮かべながら周防さんが呟く。 「ったく。しょうがねーな、あいつも」 そして、そのまま空へと視線を向ける。 つられて私も空を見上げた。 ……今日もいい天気だ。 「…………あー。ところでさ、愛菜ちゃん?」 そのまま空を見上げていると、珍しく歯切れの悪い口調で周防さんが切り出してくる。 そちらを向くと、周防さんの少し困ったような表情。 「その……今日のことなんだが。ちょっとばかし、お願いがあるんだよ」 「お願い?」 ちょっと様子の変な周防さんに首を傾げつつも私は先を促す。 「ああ。……あのな、冬馬のことなんだけどさ」 周防さんはそう前置きをして話を続ける。 「今日……もしかしたら突飛な行動とか、常識的にちょっと変なこととかやっちまうかもしれないんだけど。 引かないで、見守ってほしいって言うか逃げないでほしいって言うか……あー、なんていったらいいんだろ」 周防さん自身もなんと言っていいか迷っているようだ。 ……要は、「御門君が変な行動を取るかもしれないけど引いたりしないで」ってことでいいんだろうか。 どういうこと? それに、どうして周防さんがそれをお願いするんだろう? ①「どうしてですか?」 ②「例えば?」 ③「周防さんは何か知ってるんですか?」 321 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/16(金) 11 03 02 ID ??? ②「例えば?」 と、聞いてからふと以前病院であったときのことを思い出す。 (あの時は急に服を脱ぎだして…) 「そういえば、以前…」 困ったようにうなる周防さんが口を開く前に、以前会ったときのことを話す。 「あいつ、また……」 がっくりと脱力した周防さんは、すぐに顔を上げてあきらめたような顔で言う。 「そうそう、そういうこと…」 「わかりました」 御門君って何をするか分からないところが確かにある。 ある意味、それは想定内といえば、想定内かもしれない。 「お、きたきた。冬馬!こっちだ」 時計を見ると時間ぴったりだ。 「おはよう、御門くん…」 「………」 御門くんは相変わらず無言で、こちらを見ている。 服装はといえば… 「なんで制服なんだ…?」 あきれたように言う周防さん。 私は制服以外を着ている御門くんを想像できなかったので、なんとなく納得してしまう。 (でも、日曜日にまで制服なんて…) 1.「なんで制服なの?」 2.「せっかくだから御門くんの服を選んであげるって言うのは?」 3.とくに何も言わない 322 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/17(土) 00 53 36 ID ??? 2.「せっかくだから御門くんの服を選んであげるって言うのは?」 「……だな。それはいい考えだ」 周防さんがうんうんと頷いて賛同してくれた。 「よっし、いっちょ冬馬改造計画と行きますか! よろしくな、愛菜ちゃん」 その言葉に私は力強く頷き返した。 「はい、頑張りましょう!」 勢いのまま、私たちは固い握手を交わす。 (なんか、ちょっと楽しくなってきたかも……) そんな私たちのやり取りを前に、当の御門くんはというと。 「…………」 相変わらずの無表情のままわずかに首を傾げただけだった。 「そうと決まれば早速……っと、その前に」 不意に周防さんが何かを思い出したように声を上げる。 「今日を楽しい一日にするために、俺からひとつ意見を出したいと思いまーす」 軽く挙手しつつ、「はーい注目ー」とおどけた口調で続ける。 私たちの視線が自分に向けられたのを確認したのか、周防さんは話を始めた。 「今日はさ、”アレ”に関する話題は一切禁止にしないか?」 ”アレ”……周防さんはぼかして表現したが、おそらくは力のことだろう。 「ちなみに、言ったやつはペナルティってことで。 …そうだな…他の二人のお願いを一つずつ聞くってのはどうだ?」 周防さんからの意見。 それに対して、私は…… 1、「私はいいと思います」 2、「御門くんはどう?」 3、「うーん……異議あり、かも」 323 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/17(土) 07 46 45 ID ??? 1、「私はいいと思います」 今日は周防さんが私がゆっくり休めるようにしてくれた日だ。 それに否を唱えるつもりはない。 御門くんをみると、相変わらずの無表情で立っている。 (御門君は自分から話すことはなさそうよね…) 「よっし、それじゃ二人とも気をつけるように」 ぽんぽんと私たち二人の頭を順番にたたいて、周防さんは上機嫌で言った。 「それじゃ、いくとしますか!」 そういって、私たちを促して歩き出した周防さんを追いかける。 ショッピングモールにつくと、日曜日ということもあってか、比較的人が多かった。 「さて、と…どこから回ろうか?」 「そうですねぇ?」 3階建てのモール内を思い出す。 1.小物、靴、雑貨のお店が多い1階 2.服の多い2階 3.本屋、CDショップ、レストランなどがある3階 324 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/18(日) 12 19 49 ID ??? 3.本屋、CDショップ、レストランなどがある3階 「そうですねえ、まず3階の本屋さんで、ファッション誌を見て研究とか? 私、男性の流行なんて知りませんし…」 私の言葉に、周防さんも頷く。 「そうだな、どういう系統の服がいいか参考に見に行ってみるか」 「………」 私たちが相談している間も、御門君は無言で聞いているだけだ。 本屋で早速ファッション誌をチェックする。 「やっぱり一番多いのはジーンズだな」 「そうですね、次はこれかしら?イージーパンツ?」 「そうだな…、あとこれなんかもよくみないか?」 「そうですねえ…」 どんなのがいいかな? ①ジーンズ ②イージーパンツ ③チノパンツ 325 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/19(月) 06 38 21 ID ??? ①ジーンズ 「やっぱり定番が一番じゃないですか?」 「そうだなあ。色々合わせやすいしな」 「そうですよね」 パラパラと雑誌をめくって、ジーンズにしようということで落ち着く。 「後は店を見ながらでもいいな」 「そうですね。雑誌に載ってるのがあるとは限らないし…」 「それじゃ、見に行ってみるか」 「はいっ」 「………」 今度は2階のジーンズショップに移動する。 「うーん。どれがいいかな」 「う~ん…」 ジーンズといっても種類は色々ある。 色はやはり、定番の青がいいかな? でも、御門くんには黒のほうが似合う気がする。 せっかくだから、全然イメージの違う白なんかもいいかもしれない。 どうしよう… 1青 2黒 3白 326 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/19(月) 14 31 07 ID ??? 2黒 「黒のストレートが無難?」 後に立ったままの御門くんを振り返り、ジーンズをはいたところを想像する。 「そうだなあ。冬馬は黒のイメージだよな」 うんうんと、頷いて周防さんは手近なブラックジーンズを手に取った。 「サイズはこのくらいかぁ?おい、冬馬ちょっと試着してみろ」 「………」 受け取ったズボンを御門くんはしばらく無言で見ていたが、おもむろにベルトを外した。 「え!?」 「ちょっ、こら、まて!あっちだ、試着室!!」 あわてて周防さんが御門くんを制止して、試着室へ引きずっていく。 周防さんは御門くんを試着室に押し込み、ため息をついた。 「びっくりしました…」 「…はは、そうだなこうなることは、予想できたな」 「そ、そうですよね」 二人で乾いた笑いを交わしつつ、シャツのコーナーを見る。 ジーンズショップにおいてあるだけあり、どれもジーンズに合わせやすいものばかりだ。 「上はどんなのがいい?」 周防さんに尋ねられ、考える。 上も黒系にしてしまおうか? それとも、白系? 答えは期待できないけれど、御門くんに好みの色を聞いてみるのも良いかもしれない。 ①黒系 ②白系 ③御門くんに好みの色を聞いてみある。 327 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/23(金) 10 47 01 ID ??? ③御門くんに好みの色を聞いてみる。 (一応本人にも聞いておいたほうがいいかな?) いろいろな色のシャツを見ながら、私はそんなことを思った。 「私、ちょっと御門君に聞いてきますね」 「おう」 周防さんに見送られながら、私は試着室の前へと歩いてくる。 「御門君?ちょっといいかな?」 ノックをしながら呼びかける。 「はい」 中からはすぐに御門君の返事が聞こえてきた。 そして、ほぼ同時に試着室のドアノブが内側から回される。 それを見て、ふと脳裏に浮かんだのはさっきの光景。 何故か嫌な予感が頭をよぎる。 「あ、いいの!いいから、開けないで!そのまま聞いてっ」 慌てて言うと、ピタリとドアノブの動きが止まった。 ……どうやらすんでのところで止まってくれたらしい。 (ま、間に合った……) 内心ほっと胸をなでおろしつつ、本題に入る。 「あのね?御門君って、何色が好きなのかな?」 「…………色?」 聞き返された言葉に私は頷いた。 「うん」 反応はすぐには返ってこなかった。 ほんの少しだけ沈黙が訪れる。 (だ、大丈夫かな……?) 心配になりつつも、私は御門君の答えを根気強く待つ。 やがて、内側から聞こえてくる御門君の声。 けれどそれは質問の答えではなくて。 「………………あなたは?」 「え?私?」 「はい」 私が御門君に質問しているはずなのに、質問をそのまま返されてしまった。 御門君なりに考えて、迷っているのだろうか? ……それとも、そういうのもよく分からなかったりするのだろうか? 疑問に思いつつも私は考える。 (私の、好きな色……) うーん、どれかと言えば…… 1.暖色系の色が好き 2.寒色系の色が好き 3.モノトーン系の色が好き 328 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/23(金) 17 21 23 ID ??? 2.寒色系の色が好き 「赤とか黄色とかよりは、青とか緑のほうが好き、かな?」 ちょっと考えて答える。 そういえば、チハルの首に結んであるのも青いリボンだ。 私の好みを知っている隆が選んだのだから当たり前だけど…。 (そういえば、チハルのリボンもだいぶ色あせちゃったな…) 鞄のポケットに入っているチハルを見て、後でリボンを見に行ってみようかと思いつく。 「…………青と緑」 長い沈黙の後、御門君の思案するような声。 「御門君は?」 「………緑」 最初の問を返すと、御門君の答えが返ってきた。 「分かった緑ね?ちょっと待ってて」 御門君の答えを聞いて、周防さんのところへ戻る。 「御門くん緑色が好きみたいです」 「へぇ?そうなんだ……にしても、よく冬馬から答えを引き出せたなあ」 「そうですか?……あ、これとかどうでしょう」 「それもいいが、こっちはどうだ?」 「あー、そっちもいいですね…」 私が手に取ったのは、淡い緑色のシャツ 周防さんが手に取ったのは、深緑色のシャツ さて、どうしよう… ①淡い緑色を持っていく ②深緑色を持っていく ③両方持っていく 329 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/23(金) 20 35 43 ID ??? ③両方持っていく ―――両方試着してもらって、それから考えてもいいよね? 「じゃあ、両方持っていきましょうか?」 「そうだな」 私の言葉に頷くと、周防さんは私の手から淡い緑色のシャツをそっと取った。 「んじゃ、俺が持ってくよ」 そして、私に背を向けて試着室のほうへと歩いていく。 何気なく、そのまま様子を見守ることにする。 さっきの私と同じように、試着室のドアをノックする周防さん。 やがて、中から御門君が出てきた。 「………」 周防さんはふたつのシャツを御門君に見せながら笑顔で何かを話している。 御門君は特に頷いたりすることもなく、ただ差し出されたシャツをじっと見つめていた。 そんな二人を見ながら私は、 ①御門君のことが気になっていた。 ②周防さんのことが気になっていた。 ③二人のことが気になっていた。 330 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/24(土) 08 59 00 ID ??? ①御門君のことが気になっていた。 ほとんど無表情で、何を考えているのかさっぱりわからない。 無口だけれど、言葉は普通に話せる。 真面目そうだけど、夜中に家の前にいたりする。 なぜか微妙に常識がずれていて、行動が読みにくい。 (ほんと、不思議な人だよね御門くん…) 「愛菜ちゃん」 ぼーっとしていると、周防さんがにこにこと私を手招きしている。 「はいっ」 周防さんの隣に立つと、御門君が淡い緑のシャツを着て立っていた。 「愛菜ちゃんが選んだほうが良いっていうから、こっちにきめちゃったよ」 「え?あ、はい」 「…………」 「このまま着ていけるようにしてもらうよ。愛菜ちゃん、ごめん。これ返しておいて。冬馬ほら、レジいくぞ」 「いってらっしゃい」 私は、周防さんから深緑色のシャツを受け取ると元の場所へ戻した。 レジのほうを見るとまだ並んでいるところだった。 (レジにいっちゃうと他のお客さんの邪魔かしら…?) 1.二人に合流する 2.店の中を見て回る 3.店の外で待つ 331 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/25(日) 22 55 04 ID ??? 3.店の外で待つ 私は店の外に出て、二人が会計を済ませるのを待っていた。 (よかった。御門君の服、とっても似合っているな) 買ったジーンズの裾を切らずに済んだのは、御門君の足が長い証拠だ。 制服では気付かなかったけれど、長い手足と均整の取れた体つきは日本人離れしている。 レジで並ぶ周防さんと御門君は、いい意味でとても目立っていた。 (もしかして、二人ともかなりかっこいいんじゃないのかな……) そう考えると、夢の中で『デート』と言った周防さんの言葉が頭をかすめた。 思わず気恥ずかしくなって、うつむいてしまう。 (これはデートじゃなくて、気晴らしだよ、気晴らし) 「愛菜ちゃんお待たせ……って、あれ? 顔が赤いみたいだけど大丈夫?」 周防さんはクスッと笑いながら、私に尋ねる。 「いえ、なんでもないです」 「そう? 意外と俺たちがイケてるかも…なんて思ってたんじゃないの?」 身をかがめ、周防さんは楽しそうに私を覗き込む。 「………!」 「初々しいねぇ。だけど、男に対してもう少し耐性をつけた方がいいかもしれないな」 「本当になんでもないです」 「そんな嘘つきにはお仕置きだぞ~」 そう言って、周防さんは私の頭をくしゃくしゃと撫でた。 「か、髪がぐちゃぐちゃになるからやめてくださいっっ」 髪をおさえて、私はほぼ無意味な抵抗を試みる。 「ほれほれー」 周防さんは笑いながら、しばらくそのまま撫で続けていた。 少しの間、私をいじめて(?)いた周防さんがようやく手を止めた。 「おっと。冬馬が妬いてるし、このくらいにしておくかな……」 「…………」 御門君はあいかわらず無表情に私を見つめている。 私は ①御門君に話しかける ②周防さんに話しかける ③二人の様子をみる 332 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/26(月) 07 00 41 ID ??? ①御門君に話しかける 「嫉妬って…、なんで御門くんが嫉妬するのよ、ねぇ?」 「…………」 御門くんに同意を求めるが、案の定無言で見つめられるだけ。 「………」 「え?」 スッと御門くんが近づいてきたかと思うと、さっき周防さんがしたように私の頭をなで始める。 周防さんと違うのは、ぐしゃぐしゃになった髪を整えるような丁寧なものだということ。 「……っぷ、は、あはは、な、だから……ははっ、言ったろ?……っぷぷ」 びっくりする私と、頭をなでつつける御門くんを見ながら、周防さんが爆笑する。 予想外のことに、私は呆然とされるがままになっている私。 「み、御門くん、髪大丈夫だから……」 「………」 我に返った私の言葉に、御門くんは頭をなでるのをやめた。 (び、びっくりした…) 「さてと、次はどうする?」 ほてった顔に手を当てていると、周防さんがたずねてきた。 時間を見ると、もう少しでお昼。 チハルの新しいリボンもみたい。 周防さん達は何か他にほしいものはないのだろうか? 1.早めに昼食にする 2.チハルのリボンを見に行く 3.周防さんたちにどこか行きたいところはないか聞く。 333 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/27(火) 15 16 23 ID ??? 1.早めに昼食にする 「少し早いけど、先にご飯にしませんか?日曜日で混みそうだし」 「うん、それがいいかもしれない」 周防さんも時計を確認して頷いた。 「それじゃ、移動しようか?」 「はーい」 「…………」 「ところで愛菜ちゃんは朝なにたべてきたの?」 「えっと、ホットケーキです。周防さんと御門くんは?」 「俺?俺は普通にご飯に味噌汁だったなぁ~」 「………」 「……御門くんは?」 「………」 無言のままじっと見つめてくる御門くん。 「冬馬は、どうせ食べてきてないだろ?」 「………」 周防さんの言葉に、かすかに頷く御門くん。 「そうなんだ?」 「冬馬はいつものことだよな。愛菜ちゃんは何が食べたい?」 私はこういうところに来ると大体ファーストフードで済ませちゃうけど…。 御門くん朝食べてないならちゃんと食べられるようなところが良いかも。 でも、和食は周防さんが朝食べてきたって言ったし…。 ①ファーストフード ②ファミレス ③名物カレー専門店 334 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/27(火) 23 39 42 ID ??? ③名物カレー専門店 「フードコートに名物カレー専門店があるんです。そこにしませんか?」 「俺はいいけど。冬馬、お前は?」 周防さんは御門君に尋ねる。 「……………おととい」 「オトトイ?」 御門君の言葉の意味がわからず、私は思わず聞き返した。 「一昨日、あなたの夕食はカレーでした」 (……おとといは確かにカレーだったけど、なぜ御門君が知っているんだろう) 「どうして御門君が私のおとといの夕食を知っているの?」 「…………」 御門君はじっと私を見つめている。 答えが返ってくるのを私は辛抱強く待った。 「……つながってるから……わかります」 御門君には仮契約で守ってもらっているんだった。 だけど、食べたものまで御門君にわかってしまうなんて……。 もしかして私がトイレに入ったりしても御門君に筒抜けなのかな。 (そ、それは困るよ!) 「ストップ! それ以上話すとペナルティだけどいいのかな、お二人さん?」 周防さんが私たちの会話に割って入る。 私は…… ①周防さんに言うことをきく ②御門君にさらに尋ねる ③とにかくカレーが食べたい 335 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/28(水) 06 57 01 ID ??? ①周防さんに言うことをきく (そ、そうよねっ、今日はこういう話はなしだもん、後で御門君に聞こう…) 「………」 「はい、いい子いい子」 口をつぐんだ私たちの頭を、周防さんが子供にするようになでる。 「で、愛菜ちゃんはおとといカレーだったみたいだけど、いいの?カレーで」 「家で食べるカレーと専門店のカレーは別物ですから」 「確かに、ちがうよなぁ~、やっぱりスパイスとかかね?っと、冬馬カレーでいいか?」 「………」 無言で頷く御門君を確認して、周防さんは頷いた。 「それじゃカレーにすっか。混む前にレッツゴー」 「はいっ」 「………」 歩き出した周防さんについて歩きながらふと、疑問が浮かぶ。 「周防さん、ここに良くくるんですか?」 「ん?いや?できた頃に一回だけかな?どうして?」 「足取りに迷いがないので…よく来るのかなと……」 「あ~、ほら入り口にモールの全体図と店の案内があったのみたから」 「確かに…ありましたね」 でも、立ち止まってまで見ていない。 (一瞬見ただけで全部覚えちゃった…とか?まさかね、大まかに覚えてるだけよね) 「さて到着~、とりあえず入ろう」 「はーい」 店内に入るとお客さんはまだまばらで、好きな席に座ることができた。 メニューを開きながら、周防さんがたずねてくる。 「何食べる?」 「う~ん……」 私が好きなのは、このへんだけど…今日はどうしようかな? ①ベジタブルカレー ②チキンカレー ③激辛カレー 336 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/28(水) 19 18 27 ID ??? ①ベジタブルカレー 「愛菜ちゃん、決まった?」 周防さんはメニュー表を見ながら尋ねてきた。 「私はベジタブルカレーにします」 「了解。冬馬は?」 その時、ウェイトレスが注文をとりにやって来た。 「俺はビーフカレー、この子はベジタブルカレー。お前はどうするよ?」 周防さんに促され、御門君はメニュー表をゆっくり指差す。 「激辛カレーでよろしいでしょうか?」 ウェイトレスの質問に御門君は無言で頷いた。 オーダーの確認を済ませると、ウェイトレスは去っていった。 目の前には、周防さんと御門君が座っている。 (よく考えたら、この二人の事を何も知らないのよね……) まずは…すぐに答えてくれそうな周防さんに何か質問をしてみようかな。 ①年齢をきく ②職業をきく ③御門君との関係をきく 337 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/28(水) 19 51 11 ID ??? ①年齢をきく 「そういえば周防さんって、何歳なんですか?」 職業とか御門君との関係をきくと、ペナルティになる答えになりそうなので当たり障りのない所を聞いてみる。 「うん?何歳だと思う?」 周防さんは楽しそうに逆に聞き返してきた。 「えーっと、にじゅう……に、か、さんっ」 「おしいっ!」 「え…じゃあ、21!」 「ちがーう。はい、時間切れ正解は24でした」 「むーー」 「失礼します、ナンをお持ちしました」 「ありがとさん」 ウェイトレスがナンの入ったカゴをおいていく。 焼きたてのナンのいい香りがする。 ここのナンは絶品で、私はだいすきだ。 「ここのナンは食べ放題なんですよ」 「へぇ、そうなんだ?」 「すごくおいしいんです。ナンは家じゃつくれませんから、つい食べすぎちゃって」 「食いだめって?」 「ですです」 周防さんと談笑していたら、視線を感じた。 顔を向けると、じっと御門くんが相変わらずの無表情で私を見ていた。 (……も、もしかして…すねてる?) さっきも全然そうは見えなかったけど、周防さん曰く嫉妬していたって言うし…。 御門くんにも、なんか質問してみようかな…。 1.クラスを聞く。 2.辛いものがすきなのか聞く 3.どこに住んでいるのか聞く 338 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/28(水) 23 49 27 ID ??? 3.どこに住んでいるのか聞く 「ええと、あの、御門君? 御門君に聞きたいことがあるんだけど……」 私が呼びかけると、御門君は私に視線を合わせる。 ……なんだかちょっと恥ずかしくなりつつも、言葉を続けた。 「その……御門君ってどこに住んでるのかな?なんて……」 私の質問に御門君が黙り込む。 (そ、そんなに難しい質問したつもりじゃなかったんだけど……) 内心困惑しながらも、ひたすら御門君の答えを待つ。 やがて、彼から返ってきた答えといえば。 「……マンションです」 その一言だけだった。 再び、場が静かになる。 御門君の答えに、どう反応していいかわからなかった。 (ちゃ、ちゃんと答えてはくれたんだよね……うん。なんかズレてるけど) 「あ、えー、えーと、そうなんだ」 結局私はそう言った。乾いた笑いを顔に浮かべながら。 正直な話、どう切り替えしたらいいかちょっと分からなかったからだ。 「冬馬、お前なー……」 その様子を見ていた周防さんが大きくため息をつく。 「おバカ」 それから、小さく呟きながら軽く冬馬君の頭を叩いた。 衝撃のせいなのか冬馬君の頭がほんの少しだけ動く。 「あ、あの、周防さん?冬馬君にも悪気があったんじゃないでしょうし…… 私は気にしてませんから、ね?」 私が苦笑いをしながら止めに入ると、二人の動きが止まった。 「「…………」」 冬馬君は相変わらず無表情のまま、周防さんは驚いたような表情で。 それぞれに私を見ている。 (え?何?何なのこの反応?) ①自分の発言を思い返してみる ②妙な反応の理由を二人に聞いてみる ③とりあえず謝る 339 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/29(木) 06 50 09 ID ??? ③とりあえず謝る 「えっと、言いにくいこと聞いてごめんね、御門くん」 よく考えれば、私を守ってくれているとはいえ、プライベートにほいほい踏み込むほど親しいわけではない。 「………」 「愛菜ちゃんが謝ることないって。ずれてるのはこいつなんだから」 冬馬君は相変わらず無表情で私をみていたけれど、周防さんが苦笑する。 「おまたせしました」 そのとき丁度カレーが運ばれてくる。 それぞれのカレーをおいてウェイトレスが離れていった。 「………御門くんのカレー」 思わず見つめてしまう。 私と周防さんのカレーに比べて明らかに色が違う。 見ているだけで辛そうな黒っぽい色。 「…………」 御門くんは特に気にした様子もなく、ナンを手にとるとカレーを食べはじめた。 「俺達も食べよう、いただきまーす」 「あ、はい。いただきます」 でも、御門くんのカレーが気になってしまってつい見てしまう。 激辛のはずなのに、御門くんは表情も変えずにもくもくと食べている。 「冬馬、ちょっと分けてくれ」 周防さんも気になっていたのか、御門君のカレーをちょっと掬うとぱくっと食べた。 「………~~~~~!!!!!」 とたん、慌てて水を飲む。 「お、おまえ、良くこんなのそんな平然と……」 よっぽど辛かったのか、なみだ目で御門君を見ている。 (そんなに辛いんだ…) 1.御門くんに一口もらう 2.周防さんにどのくらい辛かったか聞いてみる 3.さっきの反応の理由を聞いてみる 340 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/29(木) 23 30 27 ID ??? 1.御門くんに一口もらう 「御門くん。私も一口もらっていい?」 「いいのかぁ? 見た目以上に強烈だぞ、コレ」 「大丈夫ですよ、辛いものは平気ですから。御門くん、いい?」 御門くんは無表情のまま、首を縦に振った。 激辛カレーはこの店の人気メニューだったけれど、食べきれる自信が無くて諦めていた。 香織ちゃんは辛いものが苦手だから、この店に来る機会もあまりなかったのだ。 (一度、食べてみたかったのよね……) そんな事を考えていると、黒い液体がすぐ目の前まで近づいていた。 「……………」 御門くんは黙ったまま、スプーンを更に近づけてくる。 (食べろってことだろうけど……ち、近い) スパイスの効いた香りに、少し目がしみる。 「あ、ありがとう……いただきます」 差し出されたスプーンをパクリと口の中に入れた。 その瞬間、口の中に痛みが広がる。 「……~~~~~!!!!!」 体中がブワッと焼けるように熱くなる。 「ほらっ、愛菜ちゃん。水、水っ」 周防さんがすかさずコップを差し出してくれる。 私はあおるように、その水を一気に飲み干した。 「し、死ぬかと思った……」 「ほらなぁ。せっかくお兄さんが忠告したのに無視するからだぞ」 周防さんは呆れるようにしながらも、コップに水を注いでくれた。 「…………もう、へいき?」 御門くんは少しだけ、首を傾げるようにして私に尋ねてきた。 ①「大丈夫。心配してくれてありがとう」 ②「御門くんは辛くないの?」 ③「周防さんの忠告を聞いておけばよかったです」 341 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/30(金) 00 10 51 ID ??? ②「御門くんは辛くないの?」 「よく、わかりません」 私の問いに、表情一つ変えないまま御門君が答える。 しかしその答えはどこか曖昧なものだった。 (よくわからないって……辛すぎてよくわからないってことなのかな……?) 私が考えている間にも、御門君は無表情に黙々と食べ続けている。 (そういえば、周防さん、急に静かに……) ふと、周防さんのほうに視線だけを向ける。 「……」 周防さんは何ともいえない複雑そうな表情で御門くんを見ていた。 「……周防さん?」 その表情が気になって声をかける。 周防さんは私の声で我に返ったようだった。 「悪い悪い。ちとボーっとしてた。……さ、早く食べようぜ?」 そしていつもの子供っぽい笑顔を私に向けて、自分のカレーを食べ始める。 「わ、は、はい」 周防さんに促されるまま、私も自分のカレーを食べることにした。 ……んだけど、味がよく分からない気がする。 なんでだろう? ①さっきの激辛カレーのせい? ②御門くんの反応のせい? ③周防さんの表情のせい? 342 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/30(金) 06 45 00 ID ??? ①さっきの激辛カレーのせい? 口の中がぴりぴりして、全身が熱い。 汗を拭こうとバッグの中からハンカチを探していると、視線を感じた。 顔を上げると、御門君がバッグを見ている。 その視線の先にはチハル。 チハルはおとなしく入ったままの状態。 でも、御門くんをじっと見ているみたいだった。 (な、なんだろう…、チハルが動けるってばれてる…?) 感情の読めない二つの視線がぶつかっている……気がする。 (あ…、でもなんか御門くんとチハルって似てるかも…?) チハルは人形だから当たり前だけれど、感情が読めないところとか… 時々良くわからない行動をしているところとか… 「ん?冬馬どうした?」 急に食べるのをやめた御門くんに顔を向け、その視線を追って周防さんもチハルを見る。 周防さんの表情からは、ヌイグルミがどうかしたのか?というような疑問が伺える。 えっと…… 1「この子がどうかした?」 2「小さいときに誕生日にもらった子なんです」 3「今日新しいリボンを買ってあげようと思って…」 343 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/30(金) 09 29 03 ID ??? 3「今日新しいリボンを買ってあげようと思って…」 「思わずつれてきちゃいました、あ、あはは……」 苦笑いしながら、チハルを机の上に置く。 「そーか。じゃあ、後で小物屋かどっかに行かないとな?」 チハルの頭をなでながら周防さんが二カッと笑う。 「……」 対して、御門くんは無言のまま、じっとチハルのことを見ていた。 (な、何か気になることでもあるのかな……? もしかして、ただのぬいぐるみじゃないって察してるとか?) その視線に、なんとなく私が落ち着かなくなってしまう。 「あ、あの……そろそろしまってもいいかな?」 私の言葉に、御門くんは小さく頷く。 …が、完全にしまわれるまで御門くんの視線はずっとチハルに注がれたままだった。 「と、ところで二人は、今日は他に行きたいところは?」 少しでも気をそらそうと、私はすぐに新しい話題をふる。 「んー…」 私の質問に、考える様子を見せる周防さん。 少し辺りを見回し―――やがて、その視線がある一点で止まる。 「あ、アレなんか楽しそうじゃないか?」 おもむろに窓の外を指差した。 その指先を追って私たちはそちらに視線を向ける。 そこには一枚のチラシ。 「縁日?」 どうやら今のイベントホールでのイベント内容の告知のチラシのようだ。 今は夕方から夜限定での縁日をやっているらしい。 「おう。何かさ、楽しそうじゃないか?」 嬉しそうに周防さんが言った。 「……縁日……?」 御門くんはチラシをじっと凝視しながら小さく呟く。 1、「御門くん、縁日に興味があるの?」 2、「周防さんはお祭りが好きなんですか?」 3、「縁日かぁ……行ってみませんか?」 344 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/30(金) 11 34 37 ID ??? 1、「御門くん、縁日に興味があるの?」 いつもあまり反応を見せない御門君が呟いたので、おや?とおもって聞いてみる。 「……神仏に縁のある日なんですか」 「…へ?」 「あ~~~~~~、冬馬」 御門くんの言葉の意味が分からず首を傾げる私と、脱力したようにパタパタと手をふる周防さん。 「お前が思ってる縁日と違うから」 「…………?」 「こういうところでいう縁日ってのは出店、屋台のことなんだよ、OK?」 「………」 分かったのか分からないのか、チラシから視線を外した御門君は食事に戻った。 「?」 「ああ、気にしなくて良いよ。コイツがまたズレたこと考えてただけだから」 苦笑しながら、周防さんも食事を再開する。 周防さんの様子から、たぶん私が聞いても良く分からないことなんだろうな…。 「でも、これ夕方からですから、まだ時間ありますね」 「うん、そうだな~。それじゃ、先に愛菜ちゃんの買い物しちゃおうか」 「あ、はい」 「その子のリボンのほかに、買いたいものとかないの?」 えーっと… 1「リボン以外は特にないです…」 2「ちょっと服を見に行きたいです」 3「文具を見に行きたいです」 345 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/31(土) 06 48 37 ID ??? 1「リボン以外は特にないです…」 もともと何かが買いたくてショッピングモールに来たわけではない。 リボンのこともさっき思いついただけだし…。 「そっか。それじゃ、食べ終わったらとりあえず、雑貨屋にいこうか」 「はい」 「…………」 周防さんに頷く私と、無言の周防君。 なんか、こうしていると一気に兄弟が増えたみたいだ。 優しいお兄ちゃんの周防さん。 お兄ちゃんに甘える妹の私と、ちょっと反抗期な弟の御門くん。 「うん?どうしたの愛菜ちゃん?急ににやにやして」 「に、にやにやってなんですかっ、せめてニコニコと言ってくださいっ」 「はははっ、で、なんでニコニコしてるの?」 そ、それは… 1.兄弟が増えたみたいで楽しい。 2.周防さんって、お兄ちゃんみたい 3.ないしょ 346 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/31(土) 18 56 01 ID ??? 3.ないしょ 「ないしょです」 (兄弟が増えたみたいで楽しいなんて言ったら、また周防さんに子供扱いされちゃう) 「ふぅん。俺たちに隠し事するんだ?」 「そうですよ、私だって女の子ですもん。秘密にしたい事くらいありますっ」 私は胸を張って答える。 「へぇ~。だけど、愛菜ちゃんの顔にバッチリ書いてあるんだよなぁ」 周防さんはイタズラをする子供のような笑みを浮かべて言った。 「……何が書いてあるんですか?」 「兄弟が増えたみたいで楽しいってさ。かわいいよなぁ、よしよし」 そう言いながら、周防さんは私の頭をポンッと手をのせた。 (うぅ~~~、周防さんには敵わないよ) 「………………」 黙っていた御門くんの視線が私の頭に注がれた。 ジーっと無表情のまま、私の頭上だけを凝視する。 そして、御門の手がスッと私に伸びたかと思うと、ポンッと頭の上に置かれた。 私の頭に二人の手がのっている。 私は…… ①周防さんを見る ②御門くんを見る ③二人の手を振り払う 347 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/31(土) 20 00 14 ID ??? ②御門くんを見る 御門君までこんな行動を取るとはおもわなかった。 びっくりして、御門君を見つめてしまう。 御門君は相変わらず無表情で何を考えているのかわからない。 「冬馬も、そう思うか。うんうん。やっぱりかわいいよなー」 頭に手を載せたまま、周防さんがうんうんと、頷いている。 「………」 「そっかそっか、冬馬も妹ができたみたいでうれしいかー」 御門くんは何も言っていないが、周防さんは一人でニコニコと笑っている。 (…って、あれ?) 周防さんの言葉に、引っ掛かりを覚えて、周防さんの言葉を反芻する。 そして、その引っ掛かりがなんなのか気づいて、思わず… 1.御門くんって1年生なんじゃ? 2.姉の間違いじゃないですか? 3.御門君を凝視する。 348 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/03/31(土) 23 33 09 ID ??? 2.姉の間違いじゃないですか? 私がそういうと周防さんは悪戯っぽく笑う。 「さて、それはどうだろうなー?」 そして、私の頭の上に乗せた手をぽんぽんと軽く動かした。 「もうっ。それって、さっきの仕返しですか?」 されるがままになりながらも問いかける。 ……すると、周防さんは私から離れた。 「僕だって男の子だものっ。隠し事くらいしたいのっ」 そして胸を張ってそう返してくる。 セリフといい、微妙な裏声といい、コレはさっきの私のモノマネなんだろうか。 「あ、あはは……」 反応に困る私。 「……周防、気色悪い」 それとは対照的に、めずらしくきっぱりと発言する御門くん。 びっくりして、思わず御門君のほうを見る。 だけど相変わらず無表情のままだった。 「み、御門くん……」 ①「私には敬語なのに周防さんには普通なんだね」 ②「そこまで言ったら周防さんが可哀想だよ」 ③「今の御門くん、なんかちょっと珍しい感じかも」 349 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 09 25 14 ID ??? ①「私には敬語なのに周防さんには普通なんだね」 言いたいこととは微妙に違う言葉。 (でも、まさか直接珍しいっていうのも……失礼だよね) まだ会って間もないし、言葉が少ないのは人見知りしてるからっていう可能性もある。 だんだん私にもなれて、口数が多くなってきたのかもしれない。 (無表情は元からみたいだけど…) 「……周防は」 しばらくの間のあと、御門くんがつぶやいた。 「……そうしろと言った」 「あ~、そういや、そんな事もあったかな?」 「そういえば、私とはじめてあったときも、苗字で呼んだら、名前で呼んでっていってましたね」」 「堅苦しいのはいやなんだよ」 肩をすくめて、周防さんが苦笑する。 「確かに…、きっちっとした周防さんって想像できないかも」 「こらこら、それはどういう意味かな~?愛菜ちゃん?」 「あははは……」 とりあえず、笑ってごまかす。 でも、それなら御門君に言えば… 1普通に話してくれるようになるのかな? 2笑ってっていったら、わらうのかな? 3隠し事はなしっていったら、さっきの答えが返ってくるかな? 350 名前:名無しって呼んでいいか?[sage] 投稿日:2007/04/01(日) 20 13 49 ID ??? 2笑ってっていったら、わらうのかな? ふと、そんな疑問が浮かんだ。 一度だけ契約の時に微かに笑ったように見えた事があったけど、あれは夢の中だった。 周防さんの頼みを聞いてくれたのなら、私のお願いも聞いてくれるかも知れない。 「あのね、御門君。お願いがあるんだけど、いい?」 「……………」 御門君は私を見た後、コクリと頷いた。 (やった!) 「私に向かって笑いかけてみて。どうしても見てみたいんだ」 「…………」 御門君はしっかりと私に向き直ってくれる。 どうやら、やる気になってくれているみたいだ。 (どうしよう、なんだかドキドキしてきた) 『笑う』なんて些細なことなのに、御門君がすると思うとつい緊張していまう。 御門君はしばらく目を伏せ、ゆっくり目を開ける。 そして、私をしっかりと見つめ――― (あれ……?今、口の端が少し動いた?) 片方の口の端がほんのわずか動いた。 だけど、それはとても笑っているというものではなかった。 (やっぱり、無理に笑ってもらうのはダメだったのかな……) 「おい、冬馬。それは悪事をたくらむ越後屋の顔だっての」 周防さんは困ったような笑みを浮かべ、御門君に突っ込みを入れる。 私は…… ①「そんな事無いよ。ありがとう、御門君」 ②「無理を言ってごめんね、御門君」 ③「そんな言い方は駄目ですよ、周防さん」
https://w.atwiki.jp/zooo2ndunofficial/pages/457.html
[#VSingerAD2022] 基本情報 ルーム https //www.showroom-live.com/VCHETSIN_0596 名前 K 番号 596 ニックネーム ファンネーム Kカンパ二ーの皆様 ルーム挨拶(入室) Kにちわ ルーム挨拶(退出) Twitter https //twitter.com/K_ganbaruzo マシュマロ YouTube 配信タグ ファンアートタグ Twitter以外のSNSなど項目も適宜追加してください 立ち絵(SD) 立ち絵(全身) 目次 詳細情報自己紹介 配信タイムテーブル 活動の記録スタートダッシュ期間 予選イベント期間 準決勝イベント期間 決勝イベント期間 本選後の消息 用語・名言集 ファンのブログやnote、togetterまとめ 詳細情報 自己紹介 来てくださりありがとうございます! Kです。 お顔はまだだしません! VSingerAD参加中 精一杯頑張りたいと思いますのでよろしくお願いします! 【歌えるボカロ曲リスト】 リクエストあったらお願いします!この中以外でも知ってたら歌います! 【あ行】 イカサマライフゲイム 今ちょっとだけ話題の神様 イヤホンと蝉時雨 雨とペトラ 天ノ弱 アイのシナリオ Alice in N.Y. いーあるふぁんくらぶ いかないで 1925 命に嫌われている インビジブル 嘘の火花 ヴィラン ヴァンパイア エイリアンエイリアン 乙女解剖 お気に召すまま ODDS ENDS Alice in 冷蔵庫 おねがいダーリン 【か行】 カミサマネジマキ 花瓶に触れた 快晴 カゲロウデイズ 金曜日のおはよう グッバイ宣言 空想フォレスト KING ゴーストルール ゴーストヒバナ 告白ライバル宣言 【さ行】 再教育 サマータイムレコード スーサイドパレヱド 自堕落 千本桜 シャルル 少女レイ シンデレラ 砂の惑星 セツナトリップ 心拍数#0822 人生リセットボタン 世界寿命と最後の一日 【た行】 脱法ロック ドラマツルギー 誰かの心臓になれたら ドーナツホール 地球最後の告白を チルドレンレコード 猪突猛進ガール 東京テディベア デリヘル呼んだら君が来た DAYBREAK FRONTLINE 東京サマーセッション 【な行】 ナンセンス文学 脳漿炸裂ガール 【は行】 ハイドアンドシーク 飛行少女 敗北の少年 ハウトゥー世界征服 パメラ ベノム フォニイ ヒバナ ブリキノダンス ボッカデラベリタ Henthforth 【ま行】 魔法の鏡 まだあの月と溺れていたい マトリョシカ 右に曲ガール 妄想感傷代償連盟 妄想税 モザイクロール メーベル 【や行】 ヤキモチの答え 夜もすがら君想ふ 夜咄ディセイブ 幽霊東京 ゆるふわ樹海ガール 【ら行】 恋愛裁判 ラズベリーモンスター ロストワンの号哭 ロキ 六兆年と一夜物語 ロスタイムメモリー ロケットサイダー ロクベル 【わ行】 惑星ループ 配信タイムテーブル 日付 配信開始 配信終了 星集め 星捨て 備考 活動の記録 スタートダッシュ期間 伸びるように歌うのが特徴。 ホラー嫌い ゲテモノ嫌い嫌いかどうかは別としてよくゲテモノトークに行く。リスナーから振られることもあるがたまに自ら死地に飛び込む 「うそじゃん」「どういうこと?」「ちょっと待って」 予選イベント期間 5/14初ホラゲ配信。終始怖さからマイメロの真似で話す。 7日目まであるゲームで、5日目で「ゲームオーバー」となったが「エンディングみたから終わり!」と、以降のゲーム進行を拒否。以後、ホラゲー配信は行われていない 5/18準決勝開始前。なぜか「やっと参加できた〜!!!」のツイートともに「準決勝期間内に行われているSHOWROOMイベント」への参加表明。単にSHOWROOMのイベには1個しか参加できない、と言うことを知らなかった様子 準決勝開始前に「ギフトコールを決めたい」と言うことで色々試してみるが、結果「マイメロの真似でなんか言う」と言う極めてふわっとしたものに決定する。なお、先日ホラゲーを実施した際、怖さのため終始マイメロだったため、以降通常時はマイメロをしないように、と言うこともリスナから要求される。 準決勝イベント期間 5/21準決勝の開始枠。のわりに、「初日ボーナス欲しい」と言う意気込みにリスナがソコソコ答えた結果、最終枠のような情緒不安定さになる。結果、グループ内3位。 準決勝開始ツイートで「Kカンパニー(ファンバッジがついた際のファンネーム)」の面々を公開 5/25準決勝前から書き溜めていた、本オーデ参加者の集合絵を公開 左上から、雨乃るる?、エルシー?、たんたんめん、(本人)、 眞鍋ゆめの、まっきー、歌音子りく、 なるまるな、きょーちゃん、如月明 5/27「鼻セレブは甘い」 ゲテモノトーク再び。「ハダカデバネズミ」「こうもり」を中心にゲテモノ料理まで幅広いラインナップでお届け。 6/01 16 30の枠この日追加になったギフト「さくらんぼ」「サクランボのタルト」やウェディングギフトの「ブーケ」「フラワーシャワー」が一度に複数のリスナーから飛んできて「何これ!かわいい!」「さくらんぼ??」など問いかけるもどのリスナも返答せずちょっと悲しい気持ちになる(ヒント:枠の時間) 6/3 22時羽桜主催のお嬢様言葉リレーに参加。始まってすぐに後悔し、10分後には早く終わることを言葉に出し始める。 お嬢様言葉で歌チャレンジするが、未遂に終わる(「ですわ」を歌詞に入れ込もうとするも、なかなか入れられないのと、ですわ だけは話し声に代わる) うっせぇわ ブリキノダンス 命に嫌われている 6/7決勝進出決定を受けて枠を開く。決勝では3時間制限となるためタイテが大事となるため、リスナとの相談会となる。 リスナがタイテの組み方の枠を開き、勉強するも正真正銘 100%理解した(理解してない)状態だった タイテを守るため、30分枠の練習を実施。時間はおおむね守れたものの(タイテの話で頭を使っていたためもあると信じたいが)終始ワタワタしており、不安が残るむしろ不安しかない。 決勝イベント期間 本選後の消息 用語・名言集 ファンのブログやnote、togetterまとめ Twitter用画像です。本画像はページ最下部に配置してください。
https://w.atwiki.jp/k-debate/pages/34.html
第3回大会(2014年) 閲覧数 - 今日 - 昨日 - ◆ディベート大会 全国杯結果報告◆new! 10月9日(木・祝)の全国杯をもって、第3回韓国大学生日本語ディベート大会の全日程が無事終了しました。 ソウル大会約90名、釜山大会約90名、全国大会約70名、総勢240名(重複あり)の皆さんが参加しました。 優勝 : 明知大学校 準優勝: 釜山外国語大学校 試合のようす(動画) 試合の後は、8大学による今大会の振り替えりをおこない、 選手達の苦労や熱意、喜びなど生の声を聞く時間を持ちました。 また、豪華賞品をかけたクイズ大会も盛り上がりを見せました。 本大会を応援してくださった全ての皆様に心よりお礼申し上げます。 今年度の大会は終了ですが、また来年に向けてセミナーや交流会なども開かれます。 多くの方々の参加をお待ちしております。 今後の日程 2015年2月~5月頃 ディベートセミナー・学生交流会・ジャッジセミナー、 国際日本語ディベート講座In韓国(予定) 6月頃第4回大会論題発表予定 8月16日(日)~20日(木)第4回国際日本語ディベート講座In九州大学 9月下旬~10月上旬 ソウル・釜山・全国大会実施 ※来年度の参加を考えている学生さんは、メールにてお問い合わせください。 ◆第3回 韓国大学生日本語ディベート大会 全国杯◆ 10月9日(木)、韓国大学生日本語ディベート大会の全国杯の模様をUstreamで配信します。 13 00~ 開会式 / 13 30~ 決勝戦(明知大学校VS釜山外国語大学校) 動画配信はこちらです ◆第3回 韓国大学生日本語ディベート大会 全国杯◆ 10月9日(木)、韓国大学生日本語ディベート大会の全国杯が行われます。ソウル大会優勝の明知大学校チームと、釜山大会優勝の釜山外国語大学校チームが全国優勝を目指して対決します。高い日本語力を駆使して戦う両チームを、ぜひ応援しにきてください。 -論題 韓国は、自動車取得時に駐車スペースの確保を義務付けるべきである。是か非か。(한국은 자동차 취득 시 차고지 확보를 의무화 해야 한다) 日時:2014年10月9日(木・祝) 13時~17時 場所:釜山外国語大学校 G403 (만오기념관) 主催:在大韓民国日本国大使館公報文化院・在釜山日本国総領事館・ 釜山日本人会・韓国大学生日本語ディベート大会運営委員会 後援:国際交流基金ソウル日本文化センター・在韓日本語講師研究 会・釜山日本語教師会・時事日本語社・AIR BUSAN・ランゲ ージパーク・CROWNヘテ・明知大学校・釜山外国語大学校・ J-BIT・スマート融合事業団・居昌韓日文化交流会 ◇こちらからパンフレットが見られます https //docs.google.com/file/d/0B6tPWgWGSRyJUFhVaUtkZFF5dk0/edit ◇詳細は大会ホームページでもご確認いただけます http //www56.atwiki.jp/k-debate/pages/1.html ◇決勝戦の様子は、Ustreamで生放送する予定です http //www.ustream.tv/channel/koreadebate 第3回韓国大学生日本語ディベート大会<釜山大会> 結果報告! 参加大学 慶星大学校、東西大学校、東義大学校、釜山外国語大学校、新羅大学校、嶺南大学校、昌原大学校 団体賞 優勝 釜山外国語大学校 準優勝 新羅大学校 三位 東西大学校 • 東義大学校 個人賞 立論賞 東西大 チャ•ジオン(차지언)さん 質疑賞 東義大 キム•ヒョジュン(김효준) 第一反駁賞 東義大 イ•ウンジュ(이은주)さん 第二反駁賞 東西大 チェ•リエ(최리애)さん 敢闘賞 釜山外大 キム•ユシン(김유신)さん 第3回 韓国大学生日本語ディベート大会 <釜山大会> new! パンフレット(PDF) ■日時:2014年9月27日(土)9 30~18 00 ■場所: blanklink(釜山外国語大学校) 釜山外国語大学校 D棟トリニティーホール(트리니티홀)D110 ■日程 08 50 審判集合、審判会議 9 00~ 選手受付開始 9 30 開会式 (本館トリニティホールD110) 教室) 10 10 予選第1試合 11 25 予選第2試合 12 40 予選第3試合 13 30 昼食/休憩 14 40 予選結果発表 15 00 準決勝 16 10 準決勝結果発表 16 25 決勝戦 17 40 閉会式 第3回韓国大学生日本語ディベート大会<ソウル大会> 結果報告! 参加大学 金剛大学校、大眞大学校、明知大学校、明知専門大学校、祥明大学校、聖公会大学校、忠南大学校、韓国外国語大学校 <団体賞> 優勝 :明知大学校 準優勝 :韓国外国語大学校 三位 :祥明大学校・忠南大学校 <個人賞> 立論:忠南大学校 ヨン・ユンハ(연윤하)さん 質疑:大眞大学校 ユン・ヒョンシク(윤형식)さん 第一反駁:明知大学校 チョ・ヨンファ(조영화)さん 第二反駁:韓国外国語大学校 パク・ギュヒョク(박규혁)さん 新人:祥明大学校(김정희)さん ソウル大会を支えてくださった皆様に厚く御礼申し上げます。27日の釜山大会、10月9日の全国杯(ソウルからは明知大チームが出場)も応援よろしくお願いします! 第3回 韓国大学生日本語ディベート大会 <ソウル大会> パンフレットはこちら 2014/9/16更新 ■日時:2014年9月20日(土)10 30~18 00 ■場所:明知大学校人文キャンパス ■日程 09 50 審判集合 10 00~ 選手受付開始 10 00~10 20 審判会議 10 30 開会式 (本館1135教室) 11 10 予選第1試合 12 30 予選第2試合 13 30 昼食/休憩 14 40 予選結果発表 15 00 準決勝 16 10 準決勝結果発表 16 25 決勝戦 17 40 閉会式 ■会場への行き方 地下鉄駅6号線セジョル駅下車 ⇒ 緑バス7017番、緑バス7018番、緑バス7021番 ⇒ 明知大学前下車 (注:2年生の明知専門大学前を通り越し、会場となる4年生の明知大学前にて下車となります。) 地下鉄駅3号線ホンジェ駅下車 ⇒ 緑バス7017番、緑バス7021番 ⇒ 明知大学前下車 地下鉄駅2号線ホンイク大学入口駅下車 ⇒ 緑バス7612番 ⇒ 明知大学前下車 第3回韓国大学生日本語ディベート大会開催! パンフレット(PDF) 2014/9/16更新 new! 第3回韓国大学生日本語ディベート大会 論題決定&参加チーム募集開始 募集要項(PDF)ダウンロード 主催:在大韓民国日本国大使館公報文化院・在釜山日本国総領事館・釜山日本人会 韓国大学生日本語ディベート大会運営委員会 後援:国際交流基金ソウル日本文化センター・在韓日本語講師研究会・釜山日本語教師会 -ソウル大会 日時:2014年9月20日(土) 場所:明知大学校 -釜山大会 日時:2014年9月27日(土) 場所:釜山外国語大学校 -全国杯 日時:2014年10月9日(木) 場所:釜山外国語大学校 ◇参加条件 日本国籍を有さない者で、日本語を母語としない者 韓国内所在の大学に在籍中の学生で構成され、所属大学の学科長の推薦を受けたチーム 嶺南地域所在大学は釜山大会、それ以外はソウル大会への出場となる。 1大学から1チーム(4名)の出場とする。 4人のうち3人は日本滞在歴が1年未満であること。1人は5年未満まで認める。 ◇構成 1チーム4名(立論・質疑・第1反駁・第2反駁) ◇規則 下記大会ホームページの「大会規則・細則」でご確認ください。 ◇対戦 各大会予選2試合(肯定・否定)の後、上位4チームで準決勝、決勝戦を行う。 ソウル大会優勝チームと釜山大会優勝チームは10月9日〔木・祝日〕の全国杯(全国優勝決定戦)へ出場 ◇論題 「韓国は自動車取得時に駐車スペースの確保を義務付けるべきである。是か非か。」 定義 自動車取得とは、新車・中古車にかかわらず、新規に自動車を所有する行為を指す。「駐車スペース」とは、道路や歩道等の公共的な空間以外に自動車を駐車する専用空間を指す。 プラン 1)2017年3月1日以後、自動車を取得する際には、駐車スペースの位置を役所に届けなければならない。 2)駐車スペースの位置を届け出ない場合、もしくは書類に不正があった場合は、100万ウオンの罰金が科され、すみやかな改善を命じられる。 <論題背景> 前世紀以来、高度経済発展を遂げた韓国においては、富裕層に限らず一般庶民でも自家用車を購入し、維持できるようになった。しかし、韓国では法律上、自動車購入時に駐車スペースを確保して届け出ることが義務づけられていない。そのため、特に都心部において路上駐車が横行し、社会生活上数多くのトラブルが発生している。これまでもたびたび、法律改正の必要が議論されてきた。実際済州島では、すでに試験的に導入されている(2007年2月1日から大型自動車(2000cc以上)に限り、以後漸次拡張予定)。 論題PDF ダウンロード ◇賞 <ソウル大会・釜山大会それぞれ> 団体賞)優勝(賞状・盾)、準優勝(賞状・盾)3位(賞状)(2チーム) 個人賞)ベスト立論賞、ベスト質疑賞、ベスト第1反駁賞、ベスト第2反駁賞 (各々賞状) <全国杯> 団体賞)優勝(賞状・トロフィー・9泊10日間日本研修3名) 準優勝(賞状・9泊10日間日本研修2名) ※日本研修に参加できる学生は、以下の条件を満たした学生に限られますので、ご留意下さい。 ●日本に6ヶ月以上滞在した経験がない者 ●30歳未満 ●日本政府招聘プログラムでの訪日経験がない者(ディベート大会,弁論大会等当館主催行事による訪日研修含む) ◇申込 1次エントリー締め切り:8月17日(日)24 00 ⇒ エントリーはこちらから ※メンバー登録などは、参加申込後、別途ご連絡いたします。 ◇その他 運営委員会主催 公式練習大会のご案内 日時:2014年7月19日(土)午後1時~ 場所:釜山外国語大学校 本大会参加に向け、ディベートの全体像が把握でき、更なる技術向上や課題発見など多くのことを学ぶ機会となるはずです。是非、ご参加ください。 申込方法など詳細は、「交流会・イベント」でご確認ください。 募集要項(PDF)
https://w.atwiki.jp/tsvip/pages/890.html
78 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U? []:佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 09 35 31.35 ID IKIF8HFr0 ◇月×日・・暑い暑い夏の日だなぁ・・って忙しい!!あいつの家庭教師にバイトを入れるとかなりの疲労だ!!!日記書く暇なんて微塵もないじゃないかバカヤローヽ(`Д´)ノ ・・・でもまぁ、あいつとのデートやら何やらで俺のそういった疲労は吹き飛んでいる。こないだなんかもあいつとデートに行ってきた。正直言って極楽だった。俺の体の中にあった疲労がすべて爽快へと変わっていくもんだからあら不思議だ。某通販よりもぐっと爽快感をゲットできるぜ!!これと比べてマイナスイオンなんてただの空気だね。 っと、俺としたことが嬉しくなりすぎた。相変わらずあいつの家で性欲と戦い続けながら家庭教師を続けるとあいつが突然どこかへ行きたいと言い出した。それには俺も同感であった。たまには勉強を忘れてパァーっと遊びたいもんだ。俺は文句なしにGOサインを出すとあいつのために場所を探してきてやることにした。 俺は家に帰った後、椿に大まかな内容を話すと相談を持ちかけた。・・はっきり言って話す相手を間違えた。椿は内容を聞くと目をキラキラと輝かせて場所は見つけるから一緒に連れて行けと言い出した。俺は断固拒否を訴えたが・・運悪く、会話をお袋に聞かれており椿も一緒に連れて行けと命令を下された。まぁ、俺の親にはあいつのことは黙っているので肝心な部分か聞かれなかったが・・椿が行くと俺の都合が~ まぁ、こんな事考えたって仕方ないか。前向きに行くか・・ 79 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U? []:佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 09 43 42.18 ID IKIF8HFr0 ◇月△日・・とうとう旅行当日となった。結局俺は椿と一緒にあいつとの待ち合わせ場所へと向かった。待ち合わせ場所に着いたとき、あいつは取り巻き全員とドクオのほうは例の白菊さんを連れていた。俺は全員に椿を紹介すると、家の車で目的地の場所へと向かうことにした。椿は人が明るいためか、取り巻き全員から俺とは大違いと言われながら全員と仲良く馴染んでいた。まぁ、椿が全員と馴染んでくれるのはいいのだが・・夜どうやって過ごせばいいんだ(´・ω・`) 数時間して俺の家の別荘へとたどり着いた。別荘の前には空一面の大海原が広がっていた。俺は海を見ると(´・ω・`)な心など吹き飛んでおり全員と海で遊ぼう思考へと切り替わっていた。我ながら状況判断がうまくできる頭脳だ。それに別荘は各1人に個室が設けられていており、何とか過ごせそうだ。 俺たち全員は男女別れて水着に着替えると大海原へと突っ込んだ。 81 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U? []:佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 09 56 42.53 ID IKIF8HFr0 はっきり言って海は広い。浜辺は人がいないのでもはや俺たちの貸切であった。浜辺ではみんながすいか割りをしながら場を盛り上げていった。そして、海といったらやはり女性陣の水着であった。相変わらず、この周りの女性陣はスタイルがいい。椿が1人浮いているのはご愛嬌というものだろう。まぁ、あいつも大きくなればああなるさ。・・いい男を見つけたらな。 まぁ、そんな感想は置いといて、俺は水着姿のあいつに見とれていた。 やはり裸とは違い水着なので隠しているところは隠していたのだが、それが余計あいつの美貌を引き立てていた。綺麗なものだ・・彼女にしておいて正解だったな。俺は日焼けをしながら眠っていると、突然あいつが眠っている俺の顔面めがけて海水を吹っかけてきやがった。驚いた俺は見上げると、そこには意地悪そうな表情をしたあいつが俺のまん前に立っていた。俺はそのまま立ち上がり、あいつを海に突き落とそうとしたのだが・・・その身軽さからひょいとかわされて、勢いあまって海水に躓いてしまった。その姿に全員から爆笑の渦が飛び込んできた。イラついた俺は白菊さんと戯れているドクオにラリアットを喰らわせ海に突き落とした。ドクオのほうもただでは転ばず、俺に水攻めで抵抗してきた。それにあいつも加わり、全員で水攻めをした。 その後も海ではのんきに浮き輪で遊泳やボートを取り出し遠くまで漕ぎあう競争や定番のビーチバレーなどをした。俺たちは日ごろのことなどを忘れこのときは無邪気に遊びまわっていた。 83 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U? []:佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 10 09 41.90 ID IKIF8HFr0 さて、夜になるとさらに俺たちは盛り上がった。まず夏の夜に定番なのが花火である。俺らはあらかじめ用意されていた花火で遊びに遊びまくった。途中、あいつが俺に向かってロケット花火を向けたので俺は逃げ逃げまくった。ついでにそのところを椿にばっちりと写真に取られていた。 内藤たちは普通の花火で普通に遊んでいた。途中、ツンのほうがあいつの煽りを喰らい、そのまま暴走し内藤にとばっちりが来たと追記しておこう。まぁ、友達同士のことだからこういうのもありだろ。椿はというとほとんどカメラ係に徹していた。ドクオたちはというと・・線香花火に酔いしれていた。いい絵になってるぜ2人とも・・ 花火で十分に遊んだ後、食事を取った俺たちは楽しい楽しい勉強会を開始することにした。俺はあいつと椿の分を両方教えながら自分の分をこなしていった。内藤たちも自分の分をきちんとやりながら勉学に励んでいた。ドクオの連れである白菊さんは既に大学生であるため、俺たちに大学について何たるかを教えてもらった。 こうして勉強会が終わり、各自この男女別れて別荘自慢の露天風呂に入り終えるとそのまま終身の戸につこうとしていた・・・ 87 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U? []:佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 10 27 28.28 ID IKIF8HFr0 俺は時間を見計らい椿の部屋に行くと、椿は寝息を立ててノンレム睡眠へと移行していた。これで俺の夜は始まったといっても過言ではない。俺は椿が寝静まるのを確認するとそのままあいつの部屋へと移動した。そう、終身の戸についているのはここのお子様の椿1人であって、俺らの真の夜はジャスティスと迎えようとしていた!! あいつの部屋に移動する途中、若干だが息の荒い声が聞こえてきた。どうやら各自、始まっているようだな。俺はあいつの部屋に向かおうとしたのだが・・途中汗ばんできたので再びお風呂に入り直そうとした。俺は勢いよく、風呂のドアを開けるとそのまま湯船に浸かった。やはり夜の露天風呂は絶景だ。気持ちいいものだ・・俺は外の景色に酔いしれると、俺の隣に誰か入ってきた。俺はチラッと確認すると、なんとそこにはタオル1枚のあいつが入ってきた。俺はそっとあいつの方に腕を回した。・・夫婦風呂とはよく言ったもんだ。 そのまま、俺らは無言でキスをかわした。まさか露天風呂でやるとは思ってもみなかった。俺はそのままあいつのタオルをそっとはずすと互いが全裸になりながらそのまま俺はあいつの体に手をゆっくりと回した。やはりベッドとは勝手が違うのか、俺は慣れない湯船でのセックスに少し苦悩したが、何とか時間が経つゆえに様になってきた。 90 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U? []:佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 10 44 07.84 ID IKIF8HFr0 体が慣れてきたのかようやく、挿入れる体勢もいい状態へと入っていった。俺は絶景の景色を見つめながらあいつを抱きに抱いた。あいつと一体になったときに俺の体を熱を帯びたように熱くなっていた。ピストン運動のように出たり入ったりを繰り返しながら俺たちは互いの体に自分たちの存在を埋め込んでいた。しかし、よくこいつは俺がここに入ることを予測したなぁ・・まぁ、愛の力という奴かな?そんなこんだで俺たちは月夜に見られながらあいつを抱いた。多分、誰も気付かんだろ。 風呂で3回ぐらいヤッた俺たちは風呂から上がると俺の部屋でさらに激しさを増していった。あれは多分、部屋でヤる奴の軽い準備運動みたいなもんだろ。俺は風呂上りのまま、あいつをさらに抱いた。 もう、何回イッただろうか・・多分、数え切れないぐらいイッていただろう。多分、家庭教師の時、常に抑え込んでいた性欲が更なる拍車をかけていたのだろう。いつもよりもかなり多くヤッても全然ばてる気配すらない。いや、むしろ足りないと感じているぐらいだ。・・このまま行くと眠れない夜になりそうだぜ。俺はそんな思考をすっぱりと切り捨てると、後は本能の仰せのままにあいつを抱きに抱いて抱きまくってやった。その後のことはもう覚えてない。それぐらい俺はあいつを抱いたのだ。・・避妊具を着用してるかは曖昧のままであった。今考えると、恐ろしいことかもしれない。 結局俺らが眠ったのは日が昇ったあたりだと・・思う。よく、わかんねぇや。 92 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U? []:佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 11 01 02.70 ID IKIF8HFr0 ◇月□日だったけな?・・ほんで翌日、俺らは全裸のまま朝を迎えた。・・まぁ、朝といっても11時を廻っていたがいいだろう。俺たちは服を着替えて朝食を食いに行くとすると俺らは思いっきりお寝坊さんであった。2人仲良く遅い朝食を食べていると椿がニヤつきながら俺の顔をじろじろ見てきた。我が妹ながら気持ち悪いと思ったのはこれが初めてか?・・なんだか嫌な予感がしたが、まぁ気のせいとしておこう。取り巻きたちは既に海に行っているらしいが、俺は行く気にすらならなかった。俺が海に行くのをやめようとすると・・強制的にあいつに連れて行かれた。どうやら俺には選択権というものが存在しないらしい。はぁ~・・しゃあないか。 俺はあいつに無理矢理引き摺られながらあの青い海へと向かうことにした。 ・・・海に着いたのはいいのだが、はっきり言って今の俺にはきついより他ならなかった。昨日のせいで余計日の光がきつく感じた。正直、昨日みたいに無邪気に遊んでいられる体力と余裕がなかった。あいつはというと・・昨日のことなどなかったかのように内藤や椿たちとビーチバレーをしている。元気なものだ。その元気を4㎎でもいいから分けてもらいたいよ・・ ドラキュラ並に日の光に弱った俺は浜辺で寝転がることしか出来なかった。本当に昨日は壮絶な夜であった。たまっていた精力というものはここまですごいのだと改めて自覚させられた日であった。こんな日が何回も続いちゃたまらん。早く性欲をコントロールする術を早く身につけなくては・・ 目が覚めると俺は全員に砂浜で固められ身動きが1つも取れない状態であった。・・暑い。蒸し風呂じゃねぇんだから早く出してくれ!!俺はそう切に訴えるととあいつは鬼の首を取った顔でこういった。 “そうかそうか、出してほしいのか・・なら、今後俺に何でも奢ってくれると誓ってくれたら出してやってもいいぞ!!!” 結局、身動きの取れない俺はその条件を承諾するしかなかった。 93 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U? []:佐賀暦2006年,2006/10/29(佐賀県庁) 11 16 04.39 ID IKIF8HFr0 なんだかんだ言っても結構楽しかったな。今度は2人きりで行ってみたいものだな・・帰りの車の中、俺はそう思いながら遠ざかる別荘を眺めていた。俺以外全員疲れたのか車の中で寝静まっていた。俺は眠っていた椿のデジカメを取り上げるとあいつの寝顔をシャッターで撮った。あいつの寝顔は正直かわいかったぜ・・余りみれないレアなものだ。すかさず俺は携帯で撮るとすぐに待ち受け画面に設定した。これで携帯をみるたんびにあいつの寝顔とご対面なわけだ。いい画像だな・・ 俺は椿の持っていたデジカメを再び取り出すと、何を撮っていたのか気になりデジカメの中身を見ることにした。 デジカメの中身は結構普通なものが撮れていた。このデジカメは最新式のやつで手振れが一切でないので椿でもこうやってうまく撮れるしくみなのだ。カメラこれにしてよかったな。俺は何気なくデジカメの写真を笑いながらみていると㌧でもない写真を発見した!! そう・・その写真は全裸で寝ていた俺とあいつの写真だ。あの野郎!!いつの間に撮ったんだ・・どうりで朝、俺の顔を見てニヤついていたわけだ!!俺は即刻に削除作業に写ろうとしていると、何者かにデジカメを盗られた。・・そう、本来の持ち主である椿だ。さっきまで寝てたんじゃないのかあいつは・・ 俺は即刻椿に削除を求めたが、椿は俺からカメラを取り上げると強烈な笑みを浮かべながらこう答えた・・ 「いやよ。だって、こんなおもしろいものが撮れていたんだもんwww」 この野郎ォ!!本当に俺の妹か・・いくらなんでもやることがえげつないぜ。しかし、この狭い車の中で暴れてしまっては全員の怒りを買ってしまうこと間違いなしなのでそろっと取り上げようとしたのだが・・小さい椿のほうが上手で結局帰りまでにはカメラはあの写真を削除できずに椿の手に渡ってしまった・・ このとき俺は自分の大きさを呪った・・ 11 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U? []:佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 18 25 36.79 ID nTJ8YZ6B0 ◇月◎日・・もうこの日か、あいつの誕生日も近いな。何かプレゼントを買ってやらなければ・・でも、プレゼントの選局にかなり迷うな。何がいいと思う?メリケンだったら流石にまずいよな。服・・とかもありきたりだし、香水なんてもなんだかなぁ・・ こんな事考えてるだけでも時間はどんどん過ぎていく。あいつの誕生日・・何か真心のこもったプレゼントいうものはないものか?今日俺はバイトの先輩にそのことを打ち明けてみた。すると、先輩はこう助言してくれた。 「そんなことちまちま考えたって仕方ないだろう。ここは一発、ド~ンッ!と何かプレゼントしてやれ!!」 ド~ンッとってなんだよ。何か作れってことか?・・考えたって今の俺に何か飛びぬけた技術などない。でも、ほかならぬあいつの為だ。ここは一発何か作ってやろうかね・・何がいいだろう?・・子供はまずいよな。ああッ!!ちまちま考えたって仕方ないか!!! 俺は何かを思いつくと、すぐに材料を揃えに買出しにへと出かけた。あいつの誕生日までにはまだ時間がある。それまでに完成させなければ・・ 12 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U? []:佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 18 34 17.20 ID nTJ8YZ6B0 ○月○日・・ようやくこの日がやってきたぜ。今日はあいつの誕生日だ!!!プレゼントもきちんと用意してある。そう、女の子が喜びそうなものでドーンとインパクトが残せるもの・・それは自作のテディベアだ!!雑誌を見ながらの慣れない作業に俺はこの日まで日記を書くまもなく、学校の合間やバイトの休憩時間、それにあいつに気がつかれんように家庭教師の合間を縫って製作したものだ。 途中、何度か挫折しそうになったものの、椿を始め数々の女性陣の協力を経てこのテディベアは完成したのだ!!! こいつを完成したときにはかなりの達成感が滲み出たものだ。まるで巨編にも上る小説を書き上げたような達成感である。いや、それじゃ足りない。なんかこう・・ま、いいか。とりあえずあいつの誕生日は去年の俺同様にあの場所へとやることが決まっている。このプレゼントで絶対ものにしてやる。 俺は中に入るとすでにこの誕生日の主人公であるあいつが待ってくれていた。 15 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U? []:佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 18 45 50.53 ID nTJ8YZ6B0 すべてが順調に行きケーキのローソクを消した後、俺はあいつに自作のテディベアを渡した。テディベアを見たあいつはうれしそうで何度も笑顔で抱きしめていた。思った以上に大成功だ!!喜んでくれているあいつを見ると作った甲斐があるもんだ。俺は喜んでいるあいつを見ると、今までの苦労が吹き飛んだ。 そんで誕生会は順調に進み、俺たちは酒が入るとベッドインモードに突入した。 やはり、ひとつ歳をとったあいつはますます大人の体つきとなっていた。もう、完成体といってもいいほどだ。ここまで美しいあいつはもはや誰にも渡したくはない・・いや、絶対渡さない。この体を独占できるのはこの俺だけの特権であって何人にも犯されない聖なる領域なのだ!!!それにあいつは最初の頃と比べるとかなりのテクニックを見せていた。フェラにパイズリに・・おっと、詳しく書くと別の日記1冊分では足りないぐらいなものだ。将来こいつと結婚したら・・子供は1人でいいな。余りたくさんいると俺の身が持たないからな・・ 俺はあいつの誕生日を祝いながら、いつもより激しくあいつを抱いた。今日が危険日であったら、俺は泣いていただろう。毎年、誕生日とか行事ごとには危険日にならないあいつの体には感謝だ。まぁ・・危険日になったとしてもフェラぐらいは求めるけどなwwwww 17 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U? []:佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 19 01 35.63 ID nTJ8YZ6B0 ▽月☆日・・うわぁ、この日記もう半年以上もほったらかしにしてたwwwwもう俺オワタ\(^o^)/ってこんなこと書いている場合じゃないか。それにしてもこの日記、半年もの間どこに行ってたんだ?もしかして誰か勝手に持ち出したりしているのか?この世の不思議だ・・ ただ、俺が忘れているのかもしれないけどなwwwww っと、こんな事書いている場合じゃない。俺たちは相も変わらずに現状を維持している。あいつも勉強のほうも様になってきており、格段とレベルアップしていた。もはや、俺が手を貸すことも少なくなってきているようだ。それに、合気道のほうも毎日鍛錬を積んでいるようだ。これ以上強くなってどうするんだよ・・ま、そのおかげでほかの野郎どもを一蹴できているのだがな。どうやらこの間もツンと2人で出かけているとき絡まれたらしい。あいつはそいつらを瞬殺したそうな・・末恐ろしい。俺もセックスしているとき不覚にやられたりはしないように気をつけなければ・・ そうそう、内藤たちのほうだがようやく実戦で様になってきたらしい。この間もそういった大会に出ていい成績を残せたようだ。あいつも出ればいいのにとほのめかしたりはしたのだが、本人曰く「俺はそんなのに興味がない。」らしい。絶対、優勝できると思うけどな・・運悪くあたった対戦者にはひどく同情するが。 そういえば今年ももうすぐ終わりか・・去年は一緒に過ごせたが、今年も一緒に過ごせるかね。それに、今年は俺たちは受験という最大の壁が俺らの道を阻んでる。ここは一発、俺たちの愛の力で何とかできるものかね?おっと、もう少しで時間だったんだ。晴れ着姿のあいつと一緒に初詣で受験祈願をしに行くんだったな。 晴れ着姿のあいつ・・かわいいだろうな。 21 名前:中野翔の日記 ◆Zsc8I5zA3U? []:佐賀暦2006年,2006/10/30(佐賀県民) 19 15 45.83 ID nTJ8YZ6B0 やはり、晴れ着姿のあいつはかわいかった・・いや、この言葉だけでは片付けられまい。むしろ晴れ着のほうがあいつの美しさに恐れをなしているようでもあった。そんで、俺たちは普通に受験祈願のお参りをしたのだが・・やたらと人の視線が目立ったな。まぁ、そこは気にしない気にしない。 そんでついでにおみくじを引き俺は中吉のだったが、あいつは大凶を引き当ててしまった。 大凶を引き当てたあいつはおみくじを叩き壊そうとしていたので、急いで俺はあいつを引き止めると大凶はおみくじではなかなか出ないものだと諭すことにした。このまま、寺のおみくじの部分を壊されてはたまらん。俺はそういって何とか説得すると、あいつもおみくじからそっと手を離した。・・どうやらわかってくれたようだ。それに大凶だったとしても俺がこいつを必ず大学に合格させてやる。そのための家庭教師だ。こいつと絶対一緒の大学へ行ってやる!! 俺ははその想いを胸に、あいつと一緒に神社を後にした。
https://w.atwiki.jp/dangerosussaj/pages/91.html
夜。首都高。 ハイウェイを赤いオープンカーが駆け抜ける。 パンツスーツ姿の女性――我道蘭はスカイツリーを見据えて口元を歪めた。 「ハッ、いいねいいね。闘争の匂いがするよ」 この戦いの参加者は他の参加者をなんとなく感じ取れる。だが、我道がスカイツリーを戦場と確信しているのは果たしてカードの影響か、それとも彼女自身の勘か。 静かな興奮を内に秘め、我道は首都高を疎らに走る一般車両を追い越して行く。 「楽しみだねぇ……泡盛は良い闘争相手だった。また楽しい勝負が待っているかな――なぁ、あんたもそう思うだろ!」 叫び。 我道は、一般車両に紛れて接近しようとしていた一台にバイクに幅寄せした。 「!」 バイクを操縦していた青年は構えたサブマシンガンを連射した。 走りながら放たれたそれは狙いも定まらず、それでも数発はオープンカーの車体や窓へと命中する。しかし多少痕が残ったくらいで、窓ガラスすら割れていない。 「当たり前に防弾仕様か!」 悪態を吐きながら、青年はアクセルを踏み込む。 オープンカーと道路の壁面に挟まれる寸前に、バイクは前方へと抜け出した。 (分かるぜ、お前もカード持ちだろ。装備はさっきのと狙撃銃か?) 青年の腰と背中にそれぞれ装備された銃器を見遣る。サブマシンガンが有効打にならないのは今示した通り。狙撃銃も使えないだろう。ならば。 「――そう来るよな!」 吼え、我道はハンドルから離した右手首を文字通り回転させ、ピッチングマシンのように飛礫を飛ばす。それらは青年の手元から緩やかに放られた二発の手榴弾を弾き飛ばし、その軌道を逸らした。 炸裂。 爆風の間隙を潜り抜ける。流れ弾に巻き込まれた一般車両がクラッシュしたが、これもまた我道を傷付けるには至らなかった。 そして、そんな我道の目に飛び込んで来たのは。 「おおっ?」 前方を走っていたバイクが、後輪を持ち上げた体勢――ウィリー走行で自らの車へと迫って来る姿だった。 「――ッシャァ!」 裂帛。青年は叫び、浮かせていた後輪をオープンカーのボンネットへと叩き付ける。その反動と後輪の回転により、ぐるり、とバイクは青年を乗せて空中を縦回転した。 その芸術的なトリックに我道は思わず感心の息を漏らす。 「その綺麗な顔、削ぎ落してやる!」 バイクは後輪を全力で回転させ、我道の顔面へと振り下ろされた。運転席の彼女は回避が間に合わず、左手を前に出し防御の構えを取る。 (素手で防げるかよ、もらった!) 勝利を確信した青年は、後輪を我道の左手に叩き付ける。猛回転する車輪はその腕を皮も肉も骨すらも削り取る。 そのはずだった。 青年は見た。彼女の左手首が360度、タイヤと同じ速度で回転し、その勢いを完全に相殺したのを。 「はぁ!?」 そのトンデモ技に思わず呆けた声を上げる。その間に我道は空いた右手を振りかぶっている。がら空きの車体に叩き付けられる右拳。バイクは道路へと放り出され叩き付けられた。 間一髪、青年は打撃寸前にバイクから飛び降り、オープンカーの後部座席へと着地した。 「これで終わりじゃないなんて嬉しいね!」 「くっそぉ、ゴリラめ」 もはや運転を放り、席に立ち嬉しそうに青年を迎え入れる我道。後部座席にしがみつきながら、銃を構え対峙する青年。 「喧嘩屋。我道蘭」 「……込清三千彦。ダチからはミッチって呼ばれてる」 青年――込清は突然に名乗りにそう応えた。挨拶はちゃんと返すのがポリシーだ。 「ミッチか。いいぜ、さあ!」 闘争しようぜ。 そう続けようとした我道の言葉は。 「……あん?」 「歌……?」 突然二人の脳裏に響いた、不可思議な歌に遮られた。 『スカイツリーを貸し切りなんて、俺達もエラくなったモンだな~』 『あまり騒ぐんじゃないヨ。ま、悪くないけどネ』 『おいUFOいるぞ、UFO!』 「みんなちゃんと見張りしてよー」 スカイツリー、フロア350。 その名の通り地上から350メートルの高さに位置する天望デッキは、本来の営業時間が終了した夜中に遊葉天虎によって“貸し切られて”いた。 360度を見渡せる展望台には周囲を見張るようにテディベアが点々と配置されている。仲間の能力を一日に最大三つまで使えるという遊葉の能力によって彼らは自我を与えられ、さらにテディベア自体を改造し暗視スコープ等を付けることで疑似的に遊葉の“目”と化していた。 『狙撃手も居ないのに拠点防衛とはな』 「えー。師匠、今更反対するんですかぁ」 『別に。突撃脳のお前がこんなやり方を選ぶとは、少々意外だった』 抱えたテディベアからの指摘に、遊葉は指を顎に当てて「んー」と考え。 「なんとなく。スカイツリーに居れば戦いになる気がしたんですよ」 『ふん。……遊葉、今はお前が頭だ。俺達はみんなそれに従うだけだ』 「へへ、ありがと師匠」 『遊葉ぁ! 聞こえてんのかよ!』 ふと。南方を警戒していたはずのコングが大声を上げている。 「さっきから何騒いでるんです……んん?」 呆れたように応えながら――遊葉は気付いた。 脳裏に不可思議な歌が響いている。 『どうした遊葉』 怪訝な様子のベアを見るに、どうやらこれは遊葉にしか聞こえていないらしい。口を開こうとして、その前にコングの必死な言葉が耳に飛び込んで来た。 『だからUFOだ! 見ろよ!』 ――思わず窓の外を見遣る。首都高の上空に本当に謎の物体が飛行していた。 「なにあれ……師匠、敵かな」 『見るからに真っ当な物じゃなさそうだな』 警戒を強めていると、ふと遊葉の懐の端末が着信を告げた。非通知。 「もしもし?」 『遊葉! よかった、繋がった』 「……あなた、誰だっけ」 『いやいや、入り口で見張ってる班ですよ。こっちとそっちで分担してたでしょう』 言われて、そういえばそうだったと思い返す。 「あー、ごめんなさいです。それで急にどうしたの」 『敵襲です! 今エレベーターに乗ってそっちに行ってる奴がいる。こっちには気付かれなかったけど警戒してください!』 その報告に視線をUFOから外し、フロアの南側エレベーターへと向ける。確かにそれは上昇の動きを見せていた。 「ありがと。こっちで迎え撃ちます」 『御武運を』 電話を切り、得物を構える。 「敵襲だよ! 迎撃する!」 遊葉の宣言に空気が緊張する。遊葉はエレベーターに意識を集中させ、中のターゲットに鉛弾を叩き込む準備をする。 ――テディベアたちは飽くまでも見張りしかできない。戦闘となれば遊葉単独で対処しなければならない。 やがてエレベーターがフロアに停止する。一拍、二拍。扉が開く。銃の引き金に指をかけ 扉が開いた中は、無人だった。 「……えっ」 手が止まり。 窓ガラスの破砕音が鳴り響く。反射的に振り返り銃を構え――眼前に迫る凶手を間一髪で回避した。 「――!」 本能的に体を動かしながら、眼前の男が展望デッキの外からガラスを突き破って飛び込んで来たと理解する。 (ここ地上350メートルのはずなんだけど!) 拳、手刀、貫手。一撃にて致命に至らしめるそれらを首を振り、身を屈め、上半身を大きく逸らし三連続で回避。強引な回避を続けたことで遊葉の体勢は踏ん張りが利かないほどに崩れ、その隙を見逃さず男の手が少女の首へと迫る。 絞めるどころか圧し折る勢い。しかし男の手が触れる直前に、パパン、と炸裂音が二回。 それは少女が両手に持っていた二丁拳銃が同方向・同タイミングで二連射、都合四発の銃弾が放たれた銃声。 反作用。遊葉の体は独楽のようにくるりと反転し凶手の手をすり抜ける。 それだけではない。 「がっ!?」 苦悶は男の口より漏れた。遊葉の銃より放たれた弾丸は柱に命中し、それらは扇状に跳弾。その内の一発が男の脇腹を叩いた。 「――もらいましたよ、お兄さん!」 発砲。男の頭部目掛けて二発の銃弾が放たれる。それらは男の額に命中し血を流させた。 それだけだった。 「……うそん」 呆然は少女の口より漏れた。この男は向かい来る銃弾を回避するのではなくむしろ自ら額を合わせていた。 (このお兄さん、銃弾を“額で受け流した”!) 流石に遊葉も面を喰らう。 「お兄さん、何者ですか?」 仕切り直すように距離を取りながら問う遊葉に、男は静かに答えた。 「九頭龍次郎。最強を戴きに来た」 フロア450。そこは一般利用者に解放されているエリアの中で最も高所であり、天望回廊と呼ばれている。 一般利用者はおろかスタッフすらいないこの時間、この場所は特異な気配に満ちていた。 『……』 “それ”は夜闇に紛れるように。七番目の七不思議。その案内人とでも評すべき黒い影は――“彼女”は、そこに立っていた。 『……』 奇妙な話ではあるが、純然たる物語に由来する“彼女”もまたこの戦いの参加者であった。 彼女が手に取ったタロットカードは『塔』のアルカナ。全てを揃え『世界』へと至ったカードは願いを叶える力を持つ。そしてカードの一枚一枚にもそれ相応の力があった。 概念存在たる七不思議にはその影響は大きく、彼女はスカイツリーと同調していた。端末とは天望回廊に佇んでいるが、同時にこのスカイツリー全体に遍在しているに等しい。 この塔の中に自身を含めて五人のカード所持者が集っていることは分かっている。 あるいはこの巨大な存在と一体化した彼女の気配に他の参加者も惹かれているのかもしれない。 しかし七不思議は自ら手を下したりしない。彼女は戦わない。 『七人目』はほかの六人がやってくるまでただ在るだけだ。 「こんばんわ。良い夜ですね」 奇しくも、この天望回廊へと足を踏み入れた来訪者もまた黒い衣に身を包んでいた。 黒衣の女性はこの場に満ちる異様な空気を感じながらも、まるでここが清涼なる空間であるかのように柔らかい笑みを浮かべる。 「さぁ、あなたの傷を教えてください」 いつものように、薔薇館の主マリアライト・レオマは眼前に少女に微笑みかけた。 ラナンは歌うことが好きだ。 正確にはこの星に来て好きになった。 「―――」 思いを込めて。熱意を込めて。スーパースターは一人歌う。 ラナンの能力・スターライトは周囲に音楽を流す力だ。周囲――その定義は彼女自身の認識による。 例えば彼女が望むのであればBGMをファンの心に直接届けることすら可能だ。とはいえその使い方を一種の“ずる”と考えているラナンは自らの実力のみでファンを魅了してきた。 だが彼女は今その力を使っている。対象は「ラナンの周囲に存在するタロットカードの所有者の心」だ。この能力と彼女の歌声を組み合わせることにより、ソナーのようにタロットカードの存在を見つけ出していた。 「……スカイツリーに五人、首都高に二人か」 独り言ちながらラナンは首都高を見下ろす。――見下ろす。そう、彼女は今首都高の上空に居た。 中空に浮かぶ卵型の飛行物体。ヘリコプターの操縦席周りだけを切り取ればこのような形になるだろうか。それがプロペラやジェットも無く空を飛んでいる。まさしく未確認飛行物体。 それは地球侵略のためにやってきた異星人たるラナンが個人で運用する飛行ユニット。アイドルを始めて久しく起動していなかったそれを、この戦いのために持ち出した。 飛行ユニットは前面ガラス張りの様相で、その中にいくつかのモニターに様々なデータが現れていた。操縦席に座るラナンにモニターによって拡大された首都高が映し出される。 それは、オープンカーとバイクで激しいチェイスを行っていた我道と込清の姿であった。 「悪いね。もしかしたらあなた達も私のファンだったのかも……ううん、例えそうじゃなかったとしても」 これはエゴだ。世界を守るという大義名分のために殺し合いを許容するという矛盾。 それでも、ラナンはこの星を好きになってしまったから。 「死んでくれ。――砲撃開始」 「「うわあああああ!」」 夜の首都高に男女二人の叫び声が響く。そしてそれ以上に銃撃の轟音が響いた。 幸いにも狙いは甘く、我道は慌ててオープンカーの運転に戻り全力で道路を駆け抜ける。込清は暴れ馬もかくやという荒技に必死に座席にしがみ付いた。 「落ちる! なんとかしてくれ!」 「知るか! お前敵だろ、落ちろ!」 「そうだけど! 落ちたらあのUFOに蜂の巣にされるんだよ!」 「チッ……泡盛を倒した時は光になってカードが出てきたが、ここでお前が撃たれて死んだらカードはあのUFOのモンになるのか」 「え、我道ってもう敵を倒したのか?」 「ああ、泡盛っていう根性のある男だった――」 ズガガガ――とビームめいた弾丸が降り注ぐ。 二人は短い悲鳴と共に会話を取り止めた。 「いきなり歌が聞こえたかと思ったら何だいあのUFO!」 「俺が知るかよ! プロペラも無いのに浮かんでるし、飛んで来るSF映画のビームガンみたいだ。魔人能力者っつーか、どうせあいつも参加者だろ!」 半ば怒鳴り合いながら、我道は内心舌打ちをする。 状況は悪い。このルートはビームの雨を防ぐ遮蔽物がしばらくなく、止まらずに走り続ける必要があるが、後ろからサブマシンガンで狙われれば抵抗の余地は少ない。 今は荒い運転にしがみ付くのが精一杯のようだが、ほんの数秒体勢を立て直されれば致命的だ。 (イチかバチか。全速力から急ブレーキをかける) 慣性によりシートベルトもしていない込清は前方へと投げ出されるはずだ。そこを。 (思い切り、轢き殺す!) 決意と共にブレーキに足を伸ばそうとして、背後からこちらに迫る気配を感じた。 「ちィ!」 右半身を振り返りながら、右の手刀を薙ぎ払う。込清の首へと右手は真っ直ぐ。 直前に、止まった。 「お前……」 手を止めた理由は一つ。込清が徒手の両手を挙げながら――つまり降参の構えで、真剣な表情で迫っていたから。 「休戦だ!」 あと数センチで自らの首を刈り取っていたであろう凶手を意に介さず込清は訴えた。 「あのUFOをどうにかしなければ俺達はどうしようもない! 共闘してあれを墜とそう、我道!」 「……」 一瞬、言葉に詰まって。 「ミッチ、あんた運転は?」 「できる」 「じゃあ、代わりな」 返事を待たず、我道は運転席から立ち上がる。慌てて込清はそこに滑り込みハンドルを握る。 「ライフル、借りるよ」 「いいけど、撃ったことあるのか?」 「ハッ。私は基本素手だが、闘争ならなんでも大歓迎! 銃だって使うさ」 我道は狙撃銃を手に天を睨む。狙うは空に浮かぶ飛行物体。スーパースターの駆る兵器。 「いいぜ、私達で星を落としてやろう」 九頭龍にとって敗北とは縁遠い物だ。 それが誇りでもあり恥でもある。敗北を知らぬ最強など無いと信じているから。 「だあありゃああああ!」 二丁拳銃が唸り声を上げる。遊葉は跳弾すらも駆使して多角的な攻撃を仕掛けている。徒手では到底勝ち目のある戦いではない。 本来ならば。 「――フッ!」 踏み込む足を急停止させ、首を振り、再度踏み込む。そのアクションで膝・頭・腿への銃弾を回避。避け切れなかった一発を腹部に受ける。衝撃、だがそれだけだ。 (なるほど、確かに良い性能だ) 九頭竜は防弾ベストを着ている。格闘において多少動きを阻害されるものの、拳銃ならかなりのダメージを軽減可能だ。 対する遊葉もそれが分かっているからか致命傷となる頭部や動きを止めるために脚部を狙っている。が、それらは今のように対処されている。 「お兄さん良い動きですねぇ、バレエとか習ってました?」 軽口を飛ばすものの、遊葉の表情に余裕はない。厄介なのは九頭竜の歩法だ。 武術において足の運びが重要であることは言うまでもない。九頭竜はその細かい制動がずば抜けて巧いのだ。 これは彼の能力――身体を強化する力・オールマイティに因るものだ。自らの肉体を思い描いた通りに動かすことができる力。格闘においてこれほど頼りになるものはない。 再び距離を詰める九頭竜。遊葉は右手の銃を男の額に向け――一拍ずらし地面に向けて引き金を引いた。直接の頭狙いのから、床を撃って跳弾による頭狙い。 止まらない。九頭竜は駆ける足をそのままに、頭を少しだけ上向きにずらす。下から掬い上げるように跳ねた銃弾は、額を擦るように掠るだけだ。 「シッ!」 裂帛。遊葉の体を抉るように貫手を繰り出す。軽い手応え。――遊葉はジャケットを脱ぎ、九頭竜に投げ付けていた。貫手が服だけ貫通する。九頭竜の視界が一瞬だけ埋まる。 九頭竜は貫手を起点に半身を反らし銃撃に備えた。が、予想に反して反撃は来ず、ジャケットを投げ捨てた頃には遊葉はバックステップで大きく距離を取っていた。 再度、対峙する。 「今のを繰り返すつもりか。そろそろ残弾も心許ないだろう?」 「そのくらい分かってるよぉい! みんな、“ウォークライ”だ。行きますよ!」 『『『ぷみぷー!!』』』 遊葉の叫びに応じるように、周囲のテディベア達が応援団のように少女の後ろに集まり何やら声を上げる。その反応に九頭竜が身構えると。 「せーのっ。遊葉ちゃんつよつよ!」『ぷーぷー!』「天虎ちゃんヤバヤバ!」『ぷっぷぷー!』「最強・最強・黒蟻最強!」『ぷー! ぷー!』 突如始まる大合唱。思わず唖然としてしまう九頭竜を、今度は遊葉が勢いよく指差し。 「バーカバーカ!」『ぷー!』『ぷぷー!』「よわよわお兄さん!」『ぷみぷー!』『ぷっぷぷー!』「最弱! 負け犬! 敗北者!」『ぷっぷみー!』「くすくす……ざーこ」『ぷーぷ』 と何やら子供のような罵詈雑言を繰り出して来た。先ほどからテディベアも意味不明な鳴き声を上げている。 (なんなんだ、一体……) 一通り叫び終わったのか、満足したように遊葉は構え直し。 「よーっし。第二ラウンドですよザコザコお兄さん。もう付いて来れないねぇ!」 先ほどの焼き直しのように。二丁拳銃が火を噴いた。 確かに九頭竜は雑魚だ。とはいえそれを素直に受け入れるほど愚かではない。再びオールマイティを使用した歩法を駆使し接敵を図る。 結局は同じことだ。いくら負け犬の九頭竜であっても、同じパターンを二度も―― (――待て。私は今何を考えた? 何故当然のように自分が雑魚であるという認識を受け入れた?) 頬を弾丸が掠める。熱、痛み。回避し切れていない。動きが悪くなっている。 ――遊葉は仲間の能力を一日に最大三つまで使える。テディベアに自我を与える能力『くまさんどこだ』に続いて、二つ目の能力を発動した。 その名は『その気なんの気』。スカイツリー全体を対象として発動されたこの能力は『対象をその気にさせる』という力だ。 最強と言われてついその気になってしまったり――最弱と言われてついその気になってしまったり。 「……それがどうした!」 だがしかし。遊葉が扱えるのは飽くまでも弱能力である。その気にさせるだけで所詮は気分に多少影響を及ぼす程度でしかない。 九頭竜は地下闘技場において動揺の無い安定したスタイルで連戦連勝を重ねている。 彼の動きが悪くなったのは数秒だけだった。 (迷うことなどない。タネが分かればつまらぬ精神攻撃。自らを信じろ!) 『その気なんの気』はその気にさせる能力である。例え最弱と言われ気分が落ち込んでも、すぐに自分を鼓舞できるのであれば、その効果はすぐに反転する。 「げげっ、ノリノリじゃないですか!」 「私は負けない!」 九頭竜の気合に逆に遊葉が動揺を見せた。その一瞬を見逃さず渾身の一歩で距離を詰める。 詰めようとした。 九頭竜の足が何かを蹴飛ばした。テディベアだった。 「――え」 彼は気付いていなかった。 テディベア達が大合唱で大騒ぎをしている最中、物言わぬ個体が背後から迫っていたことに。 『その気なんの気』はその気にさせる能力。自分を信じると強く思えば真っ直ぐに前だけを見れるようになる。――自分の足元が疎かになるくらいに。 蹴飛ばした一歩。たったの一歩は彼の精密な歩法を乱すには充分過ぎて。 「その脳天、もらいましたよお兄さん」 咄嗟に急所である頭部を守った九頭竜を嘲笑うかのように、遊葉が頭部狙いのフェイントから放った銃弾は彼の足を鋭く穿った。 ダウン。そして見上げた視線は少女と目が合った。少女の右手の銃口とも合った。 「……見事だ」 武人を志した者として、せめて最期はそう伝えたくて。 「ありがとうございまス」 遊葉は銃の引き金を引 九頭竜の体が爆発した。 濛々と立ち上る煙の中、爆発に吹き飛ばされた遊葉は痛々しい姿で床に転がっていた。 (何が……起こって) 思い返す。遊葉の銃弾が九頭竜の足を撃ち抜き、動けなくなったところでトドメを刺そうとした。 しかし直前で九頭竜の体が――正確には、彼が装備していた防弾ベストが爆発したのだ。 (あの男の能力? いや、それはおかしい) トドメを刺す瞬間、彼は敗北を認めていた。負けるくらいならと自爆をするような男には見えなかった。 そもそもこの戦いにおいて自爆は意味がない。敗北者が持っていたカードは倒した相手か近くにいる別の参加者に譲渡され、その力でダメージを全て回復させる。遊葉のように自爆を喰らってなお生存していた場合、いくら重症でもすぐに回復するため無意味だ。 「……そうだ、カード」 倒れたまま顔を九頭竜の方へ向ける。その遺体は爆散しており肉片が散らばっているが、それらが光となって消えつつあった。やがてその中から『運命』のアルカナのカードが現れ――あらぬ方向へ飛んで行った。慌てて視線で追いかける。 「なるほど、こんな風になるのか。倒したという判定がちゃんと僕の方に来て安心した。そこだけが心配だったからね」 スタッフ用の通用口から現れた一人の男が九頭竜のカードを手に取った。遊葉には彼から覇気の感じられないくたびれた雰囲気を覚えた。見知らぬ男――いや。 「待って……あなたの、その声聞き覚えが」 『いやいや、入り口で見張ってる班ですよ。こっちとそっちで分担してたでしょう』 『敵襲です! 今エレベーターに乗ってそっちに行ってる奴がいる。こっちには気付かれなかったけど警戒してください!』 外からの強襲を内からの侵入と誤情報を流すこと。 『僕は見ての通り貧弱で、あなたは格下なんてどうでもいいでしょう?』 『この上にはずっと強い相手がいます。最強を目指しているのならそちらの方が良いですよ』 ターゲットを自分から他の相手に逸らすこと。 『この防弾ベストですか? 拳銃くらいなら余裕で防げますけど、取られたら困るなぁ』 爆薬入りのベストを不審を感じさせずに渡すこと。 戸村純和には、それができた。 「初対面ですよ、勘違いじゃないですか」 そう言いながら、戸村は懐から拳銃を取り出し銃口を遊葉の頭部へと向けた。 遊葉のコンディションは最悪。ダメージは重くまともに動くことも厳しい。 それでも。 彼女の能力・黒蟻の軍勢は一日に最大三つの能力を発動させることができる。現時点で二つまで使用済みだが最後の一つを使えばこの状況を逆転させることも――。 「君の能力はもう使用済みでしょう?」 ――そうだった。もう黒蟻の軍勢は使い切っていた。 「あはは、お見通しか。でも」 言いながら、さりげなく拳銃を手に取る。ずっと使ってきた愛用の武器だ。抜き撃ちならばまだ勝負が――。 「弾切れの銃で勝負するつもりですか?」 ――そうだった。もう二丁拳銃は残弾が無いんだった。 そういうことに、させられた。 戸村の能力・疑わしきは罰せよ。それは真に相手を『その気にさせる』能力である。 ……これは遊葉も戸村自身すらも気付いていなかったことであるが。遊葉がスカイツリー全体に発動させた『その気なんの気』の効力は戸村にすら及んでいた。 即ち、『自分は帆村紗六に勝てる』のだと――その気にさせてしまっていた。自らの手で引き金を引くことの躊躇を無くしてしまうほどに。 「――おおぉぉぉぉぉぉ!」 能力を、得物を封じられ。 せめて最後の力を振り絞って放たれようとした少女の決死の特攻は。 パァン。 「ぉ――」 立ち上がることすらできずに阻まれ、頭部を穿たれた遊葉の体は光となって消滅した。 運命、そして力。二枚のカードを手に入れた戸村は深く息を吐き。 「これが犯罪か。なんだ、大したことないな」 首都高を爆走する赤のオープンカー。その後部に膝立ちの体勢で我道は狙撃銃を構えていた。 スコープの先には空に浮かぶUFO。 「……」 狙いは完璧。――撃った。 外した。 「難しいなこれ」 「そりゃな!」 運転席の込清から叱咤が飛ぶ。ポジションを交代してから狙撃が外れたのはこれで四発目になる。 無論この中での狙撃が難しいということは彼にだって分かっている。できる限り射撃時には走行を安定させるように努めているが、それでも易々とは当たらないだろう。とはいえ。 「あんな鳴り物入りみたいな雰囲気でチェンジしておいて我道さぁ」 「しょうがねぇだろ、私だって長距離狙撃は初めてだ。おっと!」 後部座席に向けて放たれたUFOのビームガンを回避する。UFOも反撃を恐れてか狙撃を始めてから少し消極的に見える。込清の運転テクと我道の体捌きもありこちらの被害も極めて軽微。役割分担的には間違っていないとどちらも分かってはいる。 「っつーかミッチ、お前の能力なんかねぇのかよ。そっちだって魔人だろ」 「いやまぁそうだけど俺の能力は……あー」 少し考え込んでから、ふと思いついたように。 「我道って長距離狙撃の経験は無いって言ったよな。それなら――」 ラナンは地球侵略にやってきた異星人ではあるが、決して戦闘の経験が深いわけではない。射撃で有効打を与えられていないのもそれが原因の一つだ。元々これは移動・偵察が主で武装面が乏しいというのもあるが。 「……当たらない」 オープンカーを追跡しながらラナンは独り言ちる。上空からの攻撃で一方的に倒せればという見込みは甘かったようだ。反撃が来た際は狙いこそ甘かったものの念の為に保険をかけたが少し慎重過ぎたかもしれない。 ラナンは彼らの行き先を見遣る。このままだとジャンクションに逃げ込まれてしまう。立体的に道路が交差するあの場所では上からの攻撃は困難になってしまう。 「この調子なら反撃は当たらない……と覚悟して、一気に勝負をかけるべきかもしれないね」 イチかバチか距離を詰めよう。そう考えていたラナンの視界に、再びオープンカーに動きが見えた。正確に言うと動きが穏やかになり再度スーツ姿の女性が銃を構えている。 「よし、これをやり過ごしたら接近して――」 バシュン。 命中した。 「っ!」 飛行ユニットはその一発でグラつく。とはいえ流石に一発だけで堕ちるほどではない。 ただし。続けてもう三発命中した。 「な、い、いきなりなんで!?」 戦闘経験の浅いラナンは突然の事態に慌てて飛行ユニットの姿勢制御をするので精一杯。そして。 その直後に放たれた“本命”に、ただ眼を見開くのみだった。 バシュン、バババシュン。 一発目で勘を掴んだのか、続けての三発も見事にUFOに当てて見せた。 「ヒュー、やるねミッチ。面白い能力だ」 「いやちょっと、流石にこれは俺も予想外だわ」 ご機嫌に口笛を吹かす我道に、込清は予想以上の成果を上げたことに若干引き気味だった。 込清の能力・百聞は一見に如かずは他者が未体験の出来事を追体験させる能力だ。彼はこれを我道に対して使用することで『長距離狙撃の経験』を追体験させた。 (とはいえ飽くまで追体験、上手なお手本を見せる程度なのに……) それで四発連続命中とは間違いなく我道自身の実力に他ならない。闘争とあらば全てを受け入れる。それこそが彼女の強さなのだろう。 「さて、それじゃ仕上げと行こうか」 そう言いながら我道は込清の持ち込んだ狙撃銃とは別の、最初から車に搭載していた武器を取り出した。 いわゆる、ロケットランチャーと呼ばれる兵器だ。 「ロケラン片手に何しに行くつもりだったんだよ。スカイツリー圧し折る気か?」 「ハッハァ! それも良いね!」 高らかに笑いながら、空飛ぶ星目掛けて発射する。狼狽えるように動きを乱していたUFOはそれを避けることもできず。 炸裂。首都高上空に花が咲いた。 直撃を受けたUFOは飛行を維持できず地上へと撃墜されて行った。遅れてもう一度爆音が響く。それを確認して込清は車の速度を緩め、停車した。 「たーまやー!」 「かーぎやー!」 愉快そうに笑う我道に込清は苦笑いを返しながら、二人はハイタッチを交わす。 「でさぁ我道。俺このままだと普通にお前に殺される奴じゃない?」 「そーだなぁ。確かにあのUFOの件で休戦してただけだしな」 現在運転席は込清がコントロールしているが、武器は全て座席に放り出されている。素手で敵う相手ではないし、仮に先ほどのフルスロットルのまま急カーブや急ブレーキで振り落とそうとしてもそれより先に首が圧し折られていただろう。 「あー、ダメ元で提案なんだけどさ」 「なんだ?」 「スカイツリーに着くまでバトルは止めない?」 「いいぜ」 「いいんだ!」 もう用済みとばかりに殺される未来図を描いていた込清は素直に驚いた。それを心外だと言わんばかりに。 「あのなぁ。ここで倒しても全然面白くないだろ。闘争はちゃんと楽しまないと」 「あれ、共闘した縁とかそういうのじゃないんだ」 そうして妙に和気藹々とした雰囲気で――二人は気付いた。 背後から迫り来る“それ”は。 「戦車……?」 我道がそれを戦車と評したのは本能的に闘争の気配を感じ取ったからか。 それはどちらかと言えば“武装した新幹線が何の間違いか道路を走っている”――そんな出鱈目な存在で。そしてその意匠と雰囲気は先ほど撃墜したUFOを連想させた。 そしてその操縦席に見えるのは。 「ってあれラナンじゃん! 俺結構ファンなんだが!?」 「ああ、私もCD持ってるよ!」 混乱からか、若干様子のおかしい二人の会話を見聞きしながら、ラナンは思考した。 (狙撃を受けた時点で念の為私自身は飛行ユニットから離脱してAI操縦に切り替えておいたけど、まさか本当に墜とされるなんて。保険をかけておいてよかった) これは偵察目的の飛行ユニットと違い、完全に侵略・戦闘行為を想定した戦車ユニットだ。それ故に機能もかなり複雑化されておりラナン一人では最低限操縦することしかできない。 「ピーちゃん、戻ってる?」 『申シ訳ゴザイマセン、ラナン様。撃墜サレテシマイマシタ』 「構わないよ。それよりもこちらの武装操作を頼む」 『ポジティブ。ビームカノン、チャージヲ開始シマス』 サポートAIであるピーちゃんに声をかける。先ほどまで飛行ユニットの操作を任せていたが、戻って来た彼女の補佐があればこの戦車ユニットを十全に動かすことができる。 ――ピピピピピピ、と電子音めいた音が響く。それがエネルギーを装填している様子だということは地球人の二人にも明らかで。 「我道、やばいよあれ。すぐに逃げ」 ガシッ、と体を掴まれた。我道は実に真剣な表情で大きく頷き。 「ミッチ。悪いけどさっきの話は無しで。囮になってくれ」 「は、ちょ、待」 待たれることはなく、込清の体は邪魔な荷物のように道路に放り出され、次の瞬間には赤のオープンカーは元気よく首都高を駆け出していた。 「……」 込清は油を刺していないロボットのような動きで首をラナンへと向ける。チャージ音は処刑へのカウントダウンのようで。 「あー……新曲良かったよ。『Deepsea mermaid』。『地上のあなたが星を見上げるように 水底のあたしはあなたを見つめてる』って部分好きでさ」 「本当かい、ありがとう」 にこりと。眼前のファンに偽りの無い笑顔を向け」 『チャージ完了、発射シマス』 「ごめんね、さようなら」 放たれたビームは慌てて逃げ出した込清の足元に着弾。直撃こそしなかったものの、爆風は彼の体を容易に吹き飛ばし――首都高から地上へと、真っ逆さまに転落して行った。 あるいは、それはラナンにとって幸いだったかもしれない。直接彼に手を掛けたわけではないのだと思えたから。 ただ、自身の下へと飛んで来た一枚のタロットカードが彼の顛末を明確に示していた。 「……さて、行くよピーちゃん。今度はさっき逃げたオープンカーを追撃する」 『了解シマシタ。ドノヨウニイタシマスカ?』 AIの問いに深く息を吐く。あるいは自身の中の迷いを断ち切るように、はっきりと宣言した。 「全力で攻撃だ」 スカイツリー、天望回廊。 「……ぐっ」 七不思議を前に、マリアライトは苦悶の表情で膝を付いた。 対する七不思議は何らダメージを受けた様子はない。当然だ、彼女はそもそも死んだ存在。如何なる方法でも攻撃をすることはできない。 『……あなた、正気じゃない』 ただし、困惑を深めているのは七不思議の方であった。 『七不思議を直接取り込み、自分自身をその一部にする? 有り得ない』 「ふふふ……そうでしょうか?」 苦しみの表情の中で、聖女はそれでも微笑む。 「残留思念、悔恨、未練……それらは全て、私からすれば等しく傷に他なりません。ならば幽霊であるあなたもまた私の愛を受けるべき存在。そうでしょう?」 『緋色の歓傷』。術者であるマリアライトが傷と認識する物に触れる限り、それを自在に操る能力。 マリアライトは七不思議の怪談そのものを世界に対する傷を定義し、自らに移し替えることで力尽くに攻略しようとしている。何せ今や七不思議はスカイツリーそのものだ。手で触れることは容易であった。 「さぁ、これで私は『五人目』ですね。あと二つでしょうか」 『狂ってる……そんなの出来たところでやるわけがないし、やったところで出来るわけがない。七不思議を五つも取り込んで、心も体も耐えられるはずがない』 「そうは言われましても、事実耐えられているわけですし。ああ、流石に平気ではありませんよ。それでも」 くすり、と笑って。 「女の子には不思議が七つどころではなくあるものですから。私にとってはいつものことです」 この横紙破りな裏技を、しかし七不思議は止めることはない。できない。 何故ならば彼女は自身の完遂こそを願っているのだから。例え裏技だとしても――それが果たされるのであれば、七不思議はただ在るのみだ。 「では続いて六人目と参りましょう」 手を伸ばし、マリアライトは次なる傷を受け入れる。 その瞬間。 世界が終わる轟音が響いた。 首都高は再びカーチェイスが開催されていた。ただし今度のオープンカーの相手はバイクではなく異星人の戦車。 銃弾程度なら容易く弾く防弾加工のフレームがビームガンによってガリガリと削られていく。 「この調子なら遠からず足が止まる。そこを主砲で撃ち抜くよ」 『ポジティブ、サブウェポンヲ撃破目的デハナク足止メ目的ニ集中シマス』 チャージを行っている主砲とは別にビームガンが副砲として二基積まれている。そこから放たれた一発が射撃を回避していたオープンカーの後輪を捉えた。引きずるように動きが止まる。 「今だ、ピーちゃん用意は?」 『ビームカノン、チャージ率100%。問題アリマセン』 「分かった、撃って!」 『ポジティブ。機体全エネルギー100%集中。全力デ攻撃シマス』 「……え、全エネルギー?」 思わず聞き返す。ラナンはそこそこ付き合いの長いこのサポートAIが、予想以上に融通が利かなかったことに初めて気付いて。 「いや、待」 『ビームカノン、フルバースト』 そして、世界が終わる音。 ラナンの戦車ユニットから放たれた全エネルギー集中ビームカノンはターゲットであった我道のオープンカーを蒸発させ、そして有り余る威力でその射線上にあった物。 即ち、スカイツリーの根本を爆散させた。 (……何が起こった?) 崩壊した世界で、戸村は自答した。 天望デッキで二人の参加者を撃破しカードを獲得した。そこまではよかったはずだ。 だが突如轟音と共に床が傾き……そうだ、スカイツリー自体がポッキリと折れ、上半分が墜落したのだ。 いくら魔人とはいえこの崩落に巻き込まれて命があるだけ奇跡的だろう。とはいえ。 「くそっ……僕の計画は順調だったはずなのに……戦闘能力の無い僕が二人も撃破できて……完璧だったのに」 こんな。こんな意味不明な理不尽に巻き込まれて脱落するというのか。 「勝つ、勝つんだ……僕はあの帆村紗六に……」 もはや目も見えない。全身は痛みに支配されて何も感じられない。 悔しい。 そうして涙を流すことすらできず震えていると。 「――大丈夫ですよ」 柔らかい物に抱き締められた気がした。不思議と全身の痛みも和らいでいく。 「あなたは頑張りました。しっかりと戦いました」 「あ、あぁ……」 いいや、まだだ。全然。完全犯罪はまだ一歩目で。 「無念なのは分かります。それでもあなたは自分の成し遂げたことを認めてあげてください」 「……」 温かい。 途絶えたはずの視界が明るくなる。やがて全てを救済する聖女のような微笑みが見えて。 「ですから」 にこり、と。 「あなたはここで私の愛と共に、尽きてください」 ――マリアライトが崩落によって受けた傷全てが移動する。二人分の傷を受け入れた戸村の肉体は、四散した。 そこはもはやスカイツリー崩落地とでも称するべき場所になっていた。 「こりゃあひっでぇ」 あまりの惨状に我道は呟いた。 チェイスの最中、車の後輪が撃たれた時点で逃げ切ることは不可能と判断。ギリギリで飛び降りることでなんとか事なきを得たが、それと同時に崩落するスカイツリーを呆然と眺めることになってしまった。 しかし、と我道は思い直す。 (まだこの場所から気配がする。居るね、この崩壊を生き延びた奴が!) その相手を求めこの場にやってきたのだ。……もっとも、戦車は文字通り全エネルギーを放出したせいで既に物言わぬこととなっていたが、彼女がそれを知る由は無い。 地上数階のフロアも崩落の余波で惨事となっていた。そちらに気配を感じ取った我道は歩みを進める。果たしてそこに。 『……』 夜の闇が、人の形を成して立っていた。七番目の七不思議。 「よう、あんたも参加者だな。もしかして幽霊か? 幽霊とバトるのは久しぶりだ!」 快活に笑う我道を七不思議はジッと見つめ、滔々と語り始めた。 ――校舎の踊り場で合わせ鏡をすると妖精が手に入る。 ――夜の赤い靴公園で首吊りをすると理想が手に入る。 ――人外神社の賽銭箱で薬指を切ると恋人が手に入る。 ――全て知らない人にはこれだけはまだ教えられない。 ――恋人のいる図書館でタロット占いをしてならない。 ――夢で見た赤駅のことを六人目に語ってはならない。 「……あん?」 『そして七つ。これら七不思議をすべて知った者の下には「よろこび」が訪れるだろう』 怪訝な表情をする我道に、七不思議は語る。 『あたしは七番目も七不思議、その七人目。六人目までは既に語り終えた。あんたは七つ目を明かす覚悟はある?』 「よく分からないけど、あんたも参加者ってことは闘争の覚悟があるってことだろ? ならいい、闘争しようぜ!」 七不思議を遮るように、我道は全力で駆け出し少女の姿をした闇を勢いよく右手で殴り抜く。――殴ろうとした。 しかしそれは空を切るだけに終わった。 『あたしは戦わない。あたしは語り、知り、明かされるのを待つだけ。あんたに――』 「……んだよ、それ」 我道はわなわなと震えていた。それは。 「なんだよ、それ! お前参加者なんだろ、カード持ってんだろ! だったら最初に言われたよな!? これはカードを奪い合う闘争なんだって!」 なのに。 「なのに戦わないって、おかしいだろ!?」 『あたしは七不思議。そういう存在』 「ワケ分かんねぇこと言ってんじゃねー! 戦わないんだったら、最初っから出て来るんじゃねぇよ!」 それは怒りだ。 戦いを、純粋たる闘争を尊ぶ我道が『そもそも戦う気がない存在』がこの戦いに参加する意思を示したことに対する憤り。 純粋なる願いを汚された。実態はどうであれ、七不思議の態度は我道にとってはそうでしかなかった。 怒りで肩を震わせながら歩み寄る。その手は七不思議の胸倉を掴まんとすべく伸ばされた。 『無意味。あたしは七不思議、戦うべき存在では』 ガシッ。 掴んだ。 『……えっ』 「よう、安全圏から眺めてるのはここまでだぜ」 言葉と共に。右拳による連続殴打が七不思議に降り注いだ。 実体を持たないはずの彼女を正確に打ち付けている。 「幽霊と闘争するのは初めてじゃねぇんだよなぁ!」 我道は右拳の中に護符を握り込んでいる。――以前幽霊と戦った時に使用した、ナントカとかいう退魔の符。幽霊に対して物理的に攻撃できるというアイテムだ。 本来不可侵であったはずの七不思議という領域は、単純暴力によって微塵に打ち砕かれた。幽霊を殺すという矛盾すら我道にとっては闘争の一つに過ぎない。 「全くスッキリしねぇけどな」 ふん、と鼻を鳴らしながら右手を払い、纏わりついていた闇を払う。そうして背を向けて残る参加者の下へ行こうと一歩を出し。 「あれ、そういえばカードが出て……」 ゴボッ。 「……あ?」 我道はようやく、自身が吐血していることに気付いた。 死者を殺すという矛盾を成したとしても。 殺せば死ぬということの証明足り得ない。 『あたしは七番目の七不思議、その七人目』 声がする。それは我道の内側から。 「あ、が、がぁ……」 口、目、耳。我道のあらゆる穴から血が溢れ出す。 『あたしは戦わない。だけどルールを侵した者には報いを与える。あたしが消える時は七不思議を全て終えた時だけ』 我道は倒れた。受け身を取ることすらできない。既に心臓は破壊されている。 「……なんだよ、戦えるなら、そう言えよ」 悔しそうに、そう言い遺して。 我が道を貫いた女は、塔の災厄に崩れ落ちた。 エネルギー切れとなった戦車ユニットからラナンは降りた。 「参ったな」 全力で攻撃しろと命じたら本当に全力で攻撃するとは思わなかった。 ほぼ手札を切らした状態、一度撤退して仕切り直すべきかもしれない。 「そうなったら今度はガス欠のこいつをどうやって持って帰るかって話なんだけど」 「お困りですか?」 ――柔らかな声。それが逆に不釣り合いで、ラナンは慌てて飛び退く。 そこには黒衣の女性、マリアライトが朗らかに立っていた。その笑みはむしろラナンを緊張状態にするのに十分だった。 「おや、もしやアイドルのラナンさんでは。うちの館にもファンがおりまして」 「それは光栄だ。本当ならサインの一つでも差し上げたいところだけど」 距離は数メートル。駆け出せばすぐに接敵できる範囲。 (戦闘能力は無さそうだけど何を隠しているか分からない。一撃で決めたい) 一拍。そしてマリアライトが口を開いた。 「あなたは――」 (『スターライト』!) 能力発動。二人の周囲に場違いなクラシック音楽が流れ出す。 突然の出来事にマリアライトは不思議そうに顔を上げ――響いた銃声に思わず背後を振り返った。 そこには何もない。実体を伴わないただの音。 ポルカ・狩り。シュトラウス2世の作曲したこの曲は実際の銃声を組み込んだ特異な舞曲である。 ラナンはその瞬間に飛び込んでいる。こちらに向き直しつつあるマリアライトの胸元に向けて懐中電灯にしか見えない柄を突き出す。 起動。 柄から生えた光の刃がマリアライトの胸元を貫いた。 それは個人携行用の武器、SFめいたビームナイフである。 人を貫く不快な感触に思わず顔をしかめ――しかし。 胸元を貫かれてなお、聖女は笑みを絶やさない。 その事実はむしろ刺した側であるラナンの動きを止め、その瞬間にマリアライトの両手はラナンの両肩を掴んでいた。 能力発動。 「――ガアアァァァ!?」 自らの胸元が突然貫かれたラナンは絶叫し武器を取り落とした。傷を自在に動かす力の真髄、自らの受けたダメージを返すという単純な答え。 (逃げ……ないと) 能力の詳細は不明だが掴まれたままがまずいのは分かる。ラナンは必死に足を動かそうとして――自身のアキレス腱が切れていることに気付いた。 逃げられない。 「苦しめてしまってごめんなさい。だからせめて最期は私の愛で」 ラナンは苦悶の表情でマリアライトの顔を見る。 それは最初から――あるいはラナンが出会う前からずっと。変わらぬ優しい微笑みのままで。 弾け飛んだ。 「……」 ラナンは目の前でマリアライトの鼻から上が爆散したのを見た。顎と舌がだらしなく垂れたまま倒れ、死体が光になって消滅したのを見た。 あらゆる傷を移し替える能力者。ならば、傷を移す前に頭部を吹き飛ばし即死させてしまえばいい。あまりにも身も蓋も無い対処法。 腱を切られたラナンもまた崩れ落ちながら、マリアライトのカードが飛んで行く先を見た。そして目を見開いた。 「あー、よかった。これで傷が治らなかったら流石にヤバかったな」 「君は……」 ラナンが倒したはずの――込清三千彦がそこに居た。 「君はさっき私が殺したはず。カードだって私の中に」 「ああそれ、俺じゃなくて、えーと……泡盛って人のらしい」 『泡盛を倒した時は光になってカードが出てきたが、ここでお前が撃たれて死んだらカードはあのUFOのモンになるのか』 『え、我道ってもう敵を倒したのか?』 『ああ、泡盛っていう根性のある男だった』 ――百聞は一見に如かず。他者の体験談を他者に追体験させる能力。 「我道の勝利体験をあんたに追体験させた。あんたはカードを獲得してなんかないよ」 込清の告白にラナンは唖然として――力無く笑った。 「なんだ、そうだったのか。意気込んでこの戦いに参加したのに、結局誰一人倒せなかったんだな」 空を仰ぐ。東京の夜空には星は見えなかったが、ずっと先にラナンの母星もあるはずだ。 「ああでも……私のファンに手を掛けるようなことがなくて、よかった」 ラナンの遺体から現れたカードを手に取った時――込清は夕暮れの教室に居た。 「……ここは」 呆然と周囲を見回す。そこには夜闇めいた人型が立っていた。 『あたしは七番目の七不思議、その七人目』 そして七不思議は語り始める。七つの怪談。七人目の生贄。 『あたしが消える時は七不思議を全て終えた時だけ』 ――あんたは全てを明かすことができる? 問われ、込清は考え、答えた。 「無理っすね」 その瞬間、込清は吐血し床に膝をついた。 「あ、がっ……」 『――できないのなら死になさい。あたしはあんたのカードを手に入れ願いを叶えるだけ』 込清は知らないことだが――七不思議は我道を直接殺害した影響で著しく攻撃的になっていた。戦わないという本来の在り方すら歪めてしまうほどに。 「が……ごぼっ……はっ……」 苦悶の表情で咳き込み、嗚咽が漏れ。 「……ははっ」 そして、笑った。 「俺は無理だけど。あんた自身ならどうかな」 そんな、ともすれば意味不明な呟きと共に。 込清は能力を発動した。 『―――』 七不思議の脳裏に様々な風景が流れ込む。それは。 「――“七不思議を踏破した体験”」 少女の姿をした闇が崩れ落ちる。その表情に見えるのは驚愕、そして理解不能。 『な、何を……』 「七不思議って呼ばれる物は日本にいくつかあるんだけど、今のは栃木県に伝わる粕尾七不思議ってやつでさ。雷が落ちないとか草が生えないとか鳥が鳴かないとか、まぁそんな伝承をまとめたもんで、それを大真面目に研究した人がいたんだよ」 荒い息を落ち着けるように大きく吐き、伝えるべきことを口にした。 「日本における七番目の七不思議。それを解き明かした者の記憶だ!」 『そ――それがどうした。あたしは姫代学園に伝わる七番目の七不思議。こんな記憶が』 「お前は探してんだろ! 『七番目の七不思議を完遂者』を! 俺はお前がそうだったことにする!」 無茶苦茶を言っているという自覚はある。七番目の七不思議というただの言葉遊びと言えばそれまでで、そもそも粕尾七不思議が七番目に数えられるかも怪しい。 それでも。目の前の存在が実体を持たない、伝承に由来するモノならば。 強い認識がその在り方を歪め得ると、そう信じて叫んだ。 「もう一度言う! お前が! お前自身が、七番目の七不思議を完遂する存在だ!」 いくら精神体とはいえ。追体験しただけで在り様まで変わるわけがない。始めから成立していない作戦だった。 本来ならば。 ――それは込清も、そして七不思議自身すらも気付いていなかったことであるが。 遊葉天虎がスカイツリー全体に発動させた『その気なんの気』の効力は七不思議にすら及んでいた。 即ち、『自分は七番目の七不思議の完遂者』だと――その気にさせてしまっていた。 『う、あ、あぁ……!』 ――七不思議が。人の形をした闇が、光になっていく。 それは彼女自身が込清の無茶苦茶な理論を認めてしまった証左だ。 『そんな、嘘……こんな言葉遊びで……!』 「言葉遊びで結構! 知らないのか?」 そう言って、血を吐きながらも込清は不敵に笑い。 「誰かと話すことって、すげぇことなんだぜ」 ……気が付けば、込清はスカイツリーの崩落地に寝転んでいた。 立ち上がり周囲を見遣る。かつてスカイツリーだった残骸が散らばる惨状に思わず頭をかこうとして――手に握りこまれた一枚のカードに気付く。 塔のアルカナが描かれたタロットカード。 見上げれば、昇り始めた朝日が夜の終わりを告げていた。
https://w.atwiki.jp/akadama/pages/154.html
「涼宮さ…そんなに、締めたらっ…!」 ぐちょぐちょ、卑猥な音と古泉の焦った声が、古びた部室の壁に吸い込まれていった。 あんまり大きな声を出すと、コンピ研やらどこやらに迷惑をかけるんだがな。 「うふふ。気持ちいいでしょ?」 「は…い、ですが…!…っ…ん…」 余裕のない古泉と対照的に、嬉々とした声を出すのは、我がSOS団の団長様だ。 パイプ椅子に拘束した古泉の膝の上に向かい合うように座っている。 もちろんただ座ってるわけじゃなくて、座位かつ騎上位でお楽しみ中というわけだ。 パイプ椅子がギチギチと悲鳴を上げるのは、やたらめったらハルヒが腰を振って 古泉を攻めまくっているせいだ。 俺は冷えてしまったお茶を一口飲む。 ちなみにこれは俺が自分で入れた。 どうやら今日は朝比奈さんは遅れていらっしゃるらしい。 あの方は俺たちと学年が違うし、書道部にも所属していらっしゃるから、 いろいろと用事がおありなのだろう。 まあ、だからこそ、ハルヒのおもちゃ…もとい暇つぶ…いやいや、遊び相手として、 今、古泉に白羽の矢が立ったわけだ。 そう分析しながら、俺はいつもの定位置について、 ハルヒの遊びを悠々と視姦…観察させてもらっている。 で、長門…、お前はさっきから何やってんだ。 「………」 長門は古泉とハルヒが座る椅子の後ろに立って、古泉の頭を撫ぜている。 こいつはハルヒの”遊び”が始まったときからずっとこんな感じで、 古泉の後ろから奴の頭を抱くようにして立っている。 お気に入りのでかいテディベアを離さない子供のようで微笑ましいといえば 微笑ましいが、お前が大事そうに抱いているのは、喘いで善がってぐちゃぐちゃの 古泉だぞ? 俺の電波を受信したのか、長門が、奴のはだけたシャツの中に手を突っ込み、 ピンク色にぷくりととがった乳首をいじりだした。 古泉が我慢できずにかぶりを振る。 「っやあっ!!…な!ながとさっ…、ぁ、も、もう…っ!!」 「あら、まだだめよ。まだ我慢しなくちゃ。出しちゃだめだからね? ピル飲んだり危険日を避けても避妊に完璧なんて言葉ないんだから!」 どの口がそれを言うか。 「っや…は…、で、ですからっ!」 ハルヒは言葉と裏腹に、抽送を激しくする。 で、そのパイプ椅子、そろそろ限界じゃないのか。 「大丈夫よ、古泉くんならきっと我慢できるわ!」 「んっ…あ…、ぁは…!」 「いい子…」 長門が古泉を宥めるように、首に甘噛みした。 「す、すみませ…ごめ、なさいっ!も、無理です、もう、イ、イく…!」 あああ!と甲高い声を出して、古泉は果てた。 こいつイく時いっつも絶叫するなあ。男としてどうなんだそれは。 「ふぅ…一生懸命我慢したのは認めるけれど、残念な結果だわ。」 ハルヒの言い様には、同じ男として真剣に同情しよう。 ハルヒは古泉から抜くと、てきぱきと後始末を始めた。 額から頬を伝う汗に太陽光が散乱して眩しい。 これが鬼畜か。爽やか過ぎるだろ。 「副団長とはいえ公平にしなくちゃね。 ということで古泉くんにはこれから罰ゲームを受けてもらうわね」 椅子に縛り付けられて身動きの取れない古泉に代わり、使用済みのゴムの口を縛りながら ハルヒが心苦しそうにいう。 白々しい。 完全にお前の脳内では罰ゲームコースがシミュレートされていたはずだ。 「ばつ…、げーむ…?」 ピンク色に火照った顔に、少々怪しいろれつで、ぼんやりと返す古泉は、 その…まあ、コメントは控えよう。 俺も、今長門がしているように頭を撫でてやりたくなったとだけいっておく。 「そうよ。異論はないわよね?」 「はい…」 古泉は体力を消耗した所為か、ふにゃりと腑抜けた微笑みをハルヒに向けた。 お前、もうちょっとハルヒに対して疑問とか反感を持ったほうがいいんじゃないのか。 わよね?って疑問の皮をかぶったゴリ押しだろ。 そう言ってやると、古泉はハルヒに向けたのと同じような顔をこちらに向けただけだった。 ハルヒが何か喚いていたが無視する。 そういや、以前そんな忠告をしてやったら、仕事ですから、と、中間管理職さながらの 言葉を吐いていたっけな。 副団長という肩書きがなくとも、涼宮ハルヒの退屈に付き合ってやるのは 「機関」とやらの業務内容なのかもしれん。だがな、古泉。 俺は、消化しにくいものを腹に収めたような気分になった。
https://w.atwiki.jp/tdl_nemu/pages/81.html
大統領の名がつけられたラウンジでグラスを傾けて・・・ S.S.コロンビア号の2階、Cデッキにあるこのラウンジは、アメリカの偉大な冒険家であり 指導者であったセオドア・ルーズヴェルト大統領を称え、彼の通称「テディ」の名がつけら れています。お料理といっしょにお酒もお楽しみいただけます。アメリカンスピリットあふ れるラウンジで、ゆったりとしたひとときをお過ごしください。 アルコールドリンクあり テーブルサービス 座席数…約180席 提供:キリンビール/キリンビバレッジ
https://w.atwiki.jp/jwe2008cc/pages/239.html
第1節 ジュビロ磐田 2 - 6 モンテディオ山形 2009/03/07 ヤマハスタジアム(磐田) 【得点】 36 キム ビョンスク 38 古橋 達弥 75 長谷川 悠 80 北村 知隆 89 レオナルド 89 長谷川 悠 【スタメン】 GK 1 清水 健太 FW 長谷川 FW 古橋 DF 14 宮本 卓也 DF 3 レオナルド MF 宮沢 MF キム ビョンスク DF 23 石井 秀典 DF 13 石川 竜也 MF 佐藤健 MF 秋葉 MF 16 キム ビョンスク MF 19 秋葉 勝 DF 石川 DF 宮本 MF 17 佐藤 健太郎 DF 石井 DF レオナルド MF 7 宮沢 克行 FW 9 古橋 達弥 GK 清水 FW 15 長谷川 悠 【サブ】 ---------- └------------ ------------┘ GK 30 植草 裕樹 DF 22 園田 拓也 DF 20 小林 亮 MF 5 渡辺 匠 MF 6 宮崎 光平 (72 宮沢 克行) MF 11 北村 知隆 (55 キム ビョンスク) FW 10 財前 宣之 (87 古橋 達弥) 第2節 モンテディオ山形 0 - 0 名古屋グランパス 2009/03/14 NDソフトスタジアム山形 【スタメン】 GK 1 清水 健太 FW 古橋 FW 長谷川 DF 14 宮本 卓也 DF 3 レオナルド MF 宮沢 MF キム ビョンスク DF 23 石井 秀典 DF 13 石川 竜也 MF 佐藤健 MF 秋葉 MF 16 キム ビョンスク MF 19 秋葉 勝 DF 石川 DF 宮本 MF 17 佐藤 健太郎 DF 石井 DF レオナルド MF 7 宮沢 克行 FW 15 長谷川 悠 GK 清水 FW 9 古橋 達弥 【サブ】 ---------- └------------ ------------┘ GK 30 植草 裕樹 DF 22 園田 拓也 DF 20 小林 亮 MF 5 渡辺 匠 (78 古橋 達弥) MF 11 北村 知隆 (57 宮沢 克行) MF 6 宮崎 光平 FW 10 財前 宣之 (69 キム ビョンスク) 第3節 FC東京 1 - 0 モンテディオ山形 2009/03/21 味の素スタジアム 【スタメン】 GK 1 清水 健太 FW 長谷川 FW 古橋 DF 14 宮本 卓也 DF 3 レオナルド MF 宮沢 MF キム ビョンスク DF 23 石井 秀典 DF 13 石川 竜也 MF 佐藤健 MF 秋葉 MF 16 キム ビョンスク MF 19 秋葉 勝 DF 石川 DF 宮本 MF 17 佐藤 健太郎 DF 石井 DF レオナルド MF 7 宮沢 克行 FW 9 古橋 達弥 GK 清水 FW 15 長谷川 悠 【サブ】 ---------- └------------ ------------┘ GK 21 遠藤 大志 DF 22 園田 拓也 (82 古橋 達弥) DF 20 小林 亮 MF 5 渡辺 匠 MF 11 北村 知隆 (53 宮沢 克行) MF 6 宮崎 光平 (67 キム ビョンスク) FW 10 財前 宣之 第4節 モンテディオ山形 1 - 0 ジェフユナイテッド千葉 2009/04/05 NDソフトスタジアム山形 【得点】 86 秋葉 勝 【スタメン】 GK 1 清水 健太 FW 古橋 FW 長谷川 DF 20 小林 亮 DF 3 レオナルド MF 北村 MF キム ビョンスク DF 23 石井 秀典 DF 13 石川 竜也 MF 佐藤健 MF 秋葉 MF 16 キム ビョンスク MF 19 秋葉 勝 DF 石川 DF 小林 MF 17 佐藤 健太郎 DF 石井 DF レオナルド MF 11 北村 知隆 FW 15 長谷川 悠 GK 清水 FW 9 古橋 達弥 【サブ】 ---------- └------------ ------------┘ GK 30 植草 裕樹 DF 22 園田 拓也 DF 14 宮本 卓也 (89 古橋 達弥) MF 5 渡辺 匠 MF 6 宮崎 光平 (73 キム ビョンスク) MF 7 宮沢 克行 (69 北村 知隆) FW 10 財前 宣之 第5節 大分トリニータ 0 - 1 モンテディオ山形 2009/04/11 九州石油ドーム 【スタメン】 GK 1 清水 健太 FW 古橋 FW 長谷川 DF 20 小林 亮 DF 3 レオナルド MF 北村 MF キム ビョンスク DF 23 石井 秀典 DF 13 石川 竜也 MF 佐藤健 MF 秋葉 MF 16 キム ビョンスク MF 19 秋葉 勝 DF 石川 DF 小林 MF 17 佐藤 健太郎 DF 石井 DF レオナルド MF 11 北村 知隆 FW 15 長谷川 悠 GK 清水 FW 9 古橋 達弥 【サブ】 ---------- └------------ ------------┘ GK 30 植草 裕樹 DF 22 園田 拓也 (89 古橋 達弥) DF 14 宮本 卓也 (79 キム ビョンスク) MF 5 渡辺 匠 (84 秋葉 勝) MF 7 宮沢 克行 MF 6 宮崎 光平 FW 10 財前 宣之 第6節 ガンバ大阪 2 - 1 モンテディオ山形 2009/04/17 万博記念競技場 【得点】 44 キム ビョンスク 【スタメン】 GK 1 清水 健太 FW 古橋 FW 長谷川 DF 20 小林 亮 DF 3 レオナルド MF 北村 MF キム ビョンスク DF 23 石井 秀典 DF 13 石川 竜也 MF 佐藤健 MF 秋葉 MF 16 キム ビョンスク MF 19 秋葉 勝 DF 石川 DF 小林 MF 17 佐藤 健太郎 DF 石井 DF レオナルド MF 11 北村 知隆 FW 15 長谷川 悠 GK 清水 FW 9 古橋 達弥 【サブ】 ---------- └------------ ------------┘ GK 30 植草 裕樹 DF 22 園田 拓也 DF 14 宮本 卓也 (67 キム ビョンスク) MF 5 渡辺 匠 MF 7 宮沢 克行 (79 北村 知隆) MF 6 宮崎 光平 (84 秋葉 勝) FW 29 廣瀬 智靖
https://w.atwiki.jp/pastelchime3/pages/24.html
※報酬金は好感度ボーナス無しの時のもの レベル クエスト名 受給条件 初回報酬 次回以降の報酬 出現条件 5 薬草狩り 特になし 200 100 第三話突入 8 お花を求めて 特になし 280 140 10 この旗を見よ! 特になし 400 200 12 思い出サルベージ 特になし 440 220 12 第4022号調査 特になし 600 300 第四話突入 14 もうすぐキャンプ 特になし 690 345 16 たいせつな指輪 特になし 800 400 18 蝶マニアの見る夢 第4022号調査をクリア 890 445 18 Dランク進級試験 特になし 0 0 20 君知ってるかい? 特になし 1200 600 第五話突入 22 美女の条件 特になし 1320 660 24 海をきれいに 特になし 1500 750 25 ポイント命! 特になし 1740 870 第六話突入 25 コウモリ駆除 特になし 1500 750 第五話突入 26 スノーウルブス 特になし 1820 910 第六話突入 28 ねこたまたまたま 第4022号調査をクリア 1960 980 30 山頂でパチリ 特になし 2100 1050 30 Cランク進級試験 Dランク進級試験をクリア 0 0 32 第4056号調査 特になし 2560 1280 第七話突入 33 あの人に花を 特になし 2640 1320 34 凍りつくバナナ 特になし 2720 1360 35 夜の見回り 特になし 2800 1400 36 ぬめる報復 特になし 3240 1620 第八話突入 37 ストーンハンター 特になし 3340 1670 39 紅色の奥義 第4022号調査をクリア 3500 1750 40 お外はイヤよ 特になし 2000 第九話突入 40 燃える女王様 第4022号調査をクリア 3600 1800 第八話突入 42 危険な花園 特になし 4200 2100 第九話突入 43 ボールをとってきて 特になし 4300 2150 45 夢のテディベア 特になし 4500 2250 45 Bランク進級試験 Cランク進級試験をクリア 0 0 46 ぐっすり寝たい! 特になし 5160 2580 第十話突入 47 開通業務 特になし 5160 2580 48 長生きさせて 特になし 5280 2640 50 火中に飛び込め! 第4022号調査をクリア 5500 2750 53 プロテイン・ラブ 特になし 5280 2640 第十一話突入 55 恨んでるんだね 特になし 6600 3300 57 その名はサンダーショット 特になし 6840 3420 60 呪詛の気配 特になし 7200 3600 60 秩序の冷魚 秩序の冷魚を未クリアプロテイン・ラブをクリアエイジがDランク以上 10000 5000 60 Aランク進級試験 Bランク進級試験をクリア 0 0 61 暴風区域 特になし 7920 3960 第十二話突入 63 イバラの蛇穴 特になし 8180 4090 64 解呪の代償 呪詛の気配をクリア 8320 4160 65 風の王 風の王を未クリア暴風区域をクリアエイジがCランク以上 10000 5000 65 花冠の蛇神 花冠の蛇神を未クリアイバラの蛇穴をクリアエイジがCランク以上 10000 5000 65 月輪の呪詛 月輪の呪詛を未クリア解呪の代償をクリアエイジがCランク以上 10000 5000 65 幽霊船 特になし 8440 4220 65 時の難破船 時の難破船を未クリア幽霊船をクリアエイジがBランク以上 10000 5000 68 雷峰の守護者 特になし 9380 4690 第十三話突入 70 雷迅の主 雷迅の主を未クリア雷峰の守護者をクリアエイジがBランク以上 10000 5000 70 きらきらがいっぱい 特になし 200 100 70 炎の祭壇場 4022号調査をクリア 9520 4760 第十三話突入 70 炎帝降臨 炎帝降臨を未クリア炎の祭壇場をクリアエイジがAランク以上 10000 5000 72 特別なアイス 特になし 10000 5000 73 とある薬剤師の調査依頼 ぬめる報復をクリア 10000 5000 74 ハードなペット 特になし 10000 5000 75 さらなる壁 開通業務をクリア 10000 5000 75 セイレーンの嘆く頃に 特になし 10000 5000 76 デモンズトラップ 特になし 10000 5000 77 無法者万歳 特になし 10000 5000 78 赤いのは邪道 特になし 10000 5000 78 スカイフィッシュ大発生 特になし 10000 5000 78 這い寄る影 特になし 10000 5000 80 ドラゴンカーニバル 炎帝降臨をクリア 10000 5000 81 雪女 女性のみ 10000 5000 83 超マニアの見る夢 蝶マニアの見る夢をクリア炎帝降臨をクリア 10000 5000 85 風の王(EX) 風の王をクリア2週目以降 10000 5000 第十三話突入 85 雷迅の主(EX) 雷迅の主をクリア2週目以降 10000 5000 85 花冠の蛇神(EX) 花冠の蛇神をクリア2週目以降 10000 5000 第十二話突入 85 月輪の呪詛(EX) 月輪の呪詛をクリア2週目以降 10000 5000 85 時の難破船(EX) 時の難破船をクリア2週目以降 10000 5000 85 秩序の冷魚(EX) 秩序の冷魚をクリア2週目以降 10000 5000 第十一話突入 85 炎帝降臨(EX) 炎帝降臨をクリア2週目以降 10000 5000 第十三話突入 90 ボスボスボス 全ボス系ユニットの撃退 16000 8000 90 バインドシーカー 全EXボスの撃退 16000 8000 99 アリスの挑戦状 このクエスト以外を全てクリア 20000 10000
https://w.atwiki.jp/novarojapan/pages/35.html
目次 汎用装備エンデバートークン装備 エデン装備 武器クリムゾン(Crimson)武器(Lv70-) イリュージョン武器(Lv100-)タナトス(Thanatos)武器(Lv120-) アーティファクト装備(Lv130-)VM(Vicious Mind)武器(Lv160-) アインブロック武器 (Lv175-) 防具全身エアシップ(Air Ship)装備(Lv125-) アーティファクト装備(Lv100-110-120-130) イリュージョン装備(Lv130-) シャドウ装備(Lv150-) ラーヴァセット(Lv100-) 対人装備 肩巨神蛇の皮 (Giant Snake Skin) 靴フレイシューズ 時空ブーツ各種 盾プラチナシールド ソーンシールド カースドナイトシールド 頭装備ライドワード帽子 モノクル[1] (中段) ポイズンブレス くわえたディスク/CD in Mouth(下段) 狐耳鈴リボン アクセペンダントオブハーモニー バッファローホーン 銀細工のブレスレット アルケミーグローブ (Lv125-) サラのイヤリング(Lv140-) Royal Guard Ring Illusion Booster R King Schmidt's Strong Insignia [1] カードフェンC(Phen Card) コラプトライフC チャージバジリスクC チェネレC スノウアーC ハイドラランサーC 回復アイテムカード 首無しラバカード(Headless Mule Card) プラズマカード/Plasma Card 回復剤White Syrup Concentrated Golden Syrup Potion (CGSP) Blue Syrup モチ/Mochi 100z DC10 76z(8) 肉/Meat 50z(15) アイス/Ice Cream(8) 黄ポーション/Yellow Potion 180z/DC10 136z(13) 白ポーション/White Potion DC10 912z(15) 白スリム/Condensed White Potion (5) モーラマンダリン/Mora Mandarin 9000z /DC 10 6840z/CDC5 6750(2) 青ポーション (15) 各種ラッフル/赤黄白 DC10 1900z- ライト白/青ポーション 2400z/11500z (DC不可) リジェネレーションポーション(メガ) HP/SP 300k-600k/450k-900k ペット/Petマスタリン エンジェリン ドロップス ウィスパー ナイトメア インキュバス サキュバス テディベア アバンボーンドテディベア エリオット エリセル ベクソジン 汎用装備 全職業であると便利な汎用装備について書いています。 クラス固有装備は職業別のページにてどうぞ。 エンデバートークン装備 Endeavor Tokens デイリークエストで貰えるエンデバートークンで買える… 課金装備だったものが、アカウント制限になった廉価品。 各職業の性能を引き上げてくれる。 2枚で汎用盾のカースドナイトシールドと交換してくれる。 エデン装備 Edenグループ(@go eden)で貰えるレベル帯ごとの 新規向け無料(要クエスト)装備のこと。 カードを刺せないが、全体的にATKやMATKが高く、 防具の効果(MHP、MSP/FLEE/無属性耐性)も優秀なため、 Lv100-125位まではそのままでも進めていける。 Lv100/115/145/160で装備が追加された。 Lv160-のアクセサリーにはテレポとヒールが付いてくるため、非常に便利になった。 各武器Ⅲ(最終段階)には対動物*2などのCを付与できる。 クエスト自体に経験値があるため、 新規はレベリングと並行して進めるといい。 また、ペットのミニポリンのHP自然回復も剣士系では役に立つ。 ペットのポリンは親密度がLoyalになったらマスタリン⇒優秀なエンジェリン(Heal+8%)に進化できるので、 なるべくポリンと旅をしよう。 武器 クリムゾン(Crimson)武器(Lv70-) Lv3/S2 三次職前から使えるので、露店で安ければ エデン装備から乗り換えても良い。 過剰精錬したければ、@wd crimson xx/@wiを駆使して、 自分で集めてもいい。 各属性が付与されている、汎用高ATK装備。 無、聖属性武器の人気が高い。 ※ボーナスATK 精錬値*精錬値、Base70以降、10毎にATK+5 安全圏でもLv5で5*5=25、Lv175の場合+50される。 精錬+15することで、 225+50=275も追加攻撃力が発生するため、 有無を言わさぬ火力でのゴリ押しが可能。 HDオリデオコンや武器破壊回避の鍛冶師の祝福などを併用して、 +15の超高ATK武器を作成するのがNovaROスタンダードらしい。 現在は同じ効果に特殊エンチャントも追加される Lv160-のVM(Vicious Mind)武器に押され気味。 転生前後のレベル上げ装備とも。 イリュージョン武器(Lv100-) 各種リメイクDのイリュージョンDでドロップする 昔懐かしい装備を、 +7精錬して素材と交換することで手に入る、 最新装備のこと。 ∔11などの極めた過剰精錬でスキル補正がかかるものが多く、 kROスキルリバランスによって、 テコ入れされて新しい戦闘スタイルを提唱する。 例としては、効果はいいけど弱かった月光剣を 幻想月光剣だとATK 170に増加したりするので、 SP回復の汎用選択肢として 普通に使いやすい装備が増える、などなど。 デイリークエストで貰える幻想石が1個35k以上。 露店で売りモノに悩んでいる人にオススメ。 タナトス(Thanatos)武器(Lv120-) Lv4/S1 インスタンス ゴーストパレスで作成できる武器。 高威力と吸収効果もあって、クリムゾンの次に使う超汎用装備。 ライドワード帽子と一緒に、 三次転転職したばかりの新規さんにそっとあげると手間のわりに大変喜ばれる。 1キャラでも2回クリアすれば、 武器交換に必要なだけの素材(200)は集まるはず。 敵の敷居も低く、主に不死だが、念属性が混ざっている点を除けば 特筆すべき事も特に無い。 3MAP目だけ追加湧きがあるので、 全ての敵を倒してから移動するようにすると 効率よく素材が集まる仕組み。 エンチャントは破壊されず何度でもリセット可能なので、 全武器揃えたり、過剰精錬した後は ボス属性+10%などの良さげな効果を引くまで、 複数キャラで毎日挑むのも手。 アーティファクト装備(Lv130-) リサイクルシステムとエンチャントの安全設計により、 一日の入手モーラコイン数制限が撤廃され、 非常に安価に入手しやすくなったセット装備。 もうモーラクエなんてしない!(ぁ 各種アーティファクト装備をリサイクルすると、 モーラコイン3枚(一部、大量ドロップするものは1枚)に変換できる。 例)白羽ブローチが10個余っていたら、 30枚のモーラコインと変換できる ⇒そのまま白羽の他セットをコイン10枚で購入してもいいし、 他のクラスの装備に変えてもいい。 エンチャントでも10枚使えばリセットしても破壊されなくなったり、 付与もコイン1枚のzeny不要に値下げしたり、 強化アーティファクト武器も+7精錬だけで手に入ったり…と、 新規さんがアドラAB、各属性WL、白羽レンジャーを大変育てやすくなった。 Ep17.1現在はRKの強すぎるペオースセット(WC用)に用いられている。 エンチャント Affection5(Heal+20%)などにも使用されるため、集めてよし、露店売りしても良し。 VM(Vicious Mind)武器(Lv160-) Lv4/S1 クリムゾン武器をLv4にしてS1にして、 Lv制限が160-になって、特殊能力が付与されるようになった。 …と、覚えておくと分かりやすい。 当然、+15とかに過剰精錬される。 武器の属性だけでなく、 遠距離攻撃+20%などという効果が付いたり、 ステータス効果+10DEX、ASPD+5などが普通に付与される。 Lv160まで育ったジェネ視点なら製薬装備として優れていたり、 あるいはスパノビも装備可能(ASPD+1-5)という点が、 非常に扱いやすくなっている。 が、メインに据えるなら+15精錬必須なのは変わらず。 Lv160から悩むべき装備。(魂付与さえあれば96以降のスパノビはLv制限を…) アインブロック武器 (Lv175-) セーフティなんとか、という交通安全系のような謎の装備群。 とにかく強い。とにかく高い。 防具 全身 エアシップ(Air Ship)装備(Lv125-) インスタンス 飛行船襲撃のモンスターが一定確率で落とす、 鎧、靴、肩装備のこと。 精錬はできない。 鎧はMHP+1000、MSP+100 S無し 靴はASPD+10% S無し 肩だけはFlee+20、無属性耐性+10%、固定詠唱-20%、S1という素晴らしい性能。 全部まとめて装備すると、速度増加と同じ移動速度増加効果(常時)を持つ。 重量0なので、足の遅いクラスはスワップ装備として持っていても悪くない。 アーティファクト装備(Lv100-110-120-130) アーティファクト武器に同じ。 敷居が下がったので、気軽に好きなセット装備を作ろう。 イリュージョン装備(Lv130-) Illusion Armor A-type サーバーのトレンドであるイリュージョンアーマー(+7 ATK+160/ASPD+10%)に加えて、 肩のエンジンウイングに足のブーツと、全身コレで固められる。 エンチャントで好きな性能を付与できるのが強み。 イリュージョンブースターRLは、 ASPDとHPSP吸収をつければ汎用的に使いまわせる優れもの。 シャドウ装備(Lv150-) Lv150以降で初級MH(MH1/LowRank)に参加すると入手可能な全身4ヶ所のシャドウ装備(コスチューム欄) +5程度(ASPD+5%/VCT-5%)、と地味かつ微妙にステが上がる。 特殊ルールがあり、どっかの狩りゲーに近いパーティ全体で死亡人数をカウントする仕組み。 死なないことが大事。 鎧、武器、肩、アクセ…全身揃えないとMH2(上級/HighRank)には参加できない。 Lv175を超えてから挑戦してもいいかもしれない。 残念ながらMH2は5人揃わないと挑戦できないので、ソロはBGに参加しよう。 ラーヴァセット(Lv100-) Lava Leather Suit Lava Leather Robe 鎧だけでATK or MATKを+150くらいする、もうこれ溶岩鎧っていうかもはや武器。 +9精錬しなくても高威力が見込めることから、1着は欲しい人気の新商品。 ドロップはマグマD3Fから。PTで獲得して抽選されるアイテムなので、PT参加でどうぞ。 Lv制限が変更されて、Lv100-になったのでみんなで着まわせるようになった。 対人装備 BGで対人戦に参加すると貰えるバッジで購入できる。 グロリアスシリーズはBG外でも使える優秀な装備。…その中でもグロリアスリングは破格の性能。 負けても10個は貰えるので、最初はやられながら集めよう。 チーム分けはランダムなので、BGタイムの人が多い時なら、初心者でも混ざって大丈夫。 英語などでチームのコミュニケーションが取れるなら、連携を活かして砦を攻めに行ってもいい。 某所で初級対人装備くらいならモンスターからも手に入る。 NovaROにおいて対人装備は高価なので、対人効果付きのものがあれば大事にしておこう。 肩 巨神蛇の皮 (Giant Snake Skin) Giant Snake Skin みんな大好きインスタンス フェイスワームの巣 タイムアタックで優秀であるほど高いエンチャントの付いた肩装備が出る仕組み。 時空ブーツ+ポイズンブレスと組み合わせる為に挑みたいが、 高速クリアは職を選ぶ。スロットどころかエンチャントさえ付かなくても泣かない。 女王フェイスワームの足は非常に優れた短剣で、MATKも120ありながらEQ(MATK 300%*3HIT)がAS発動(5%5sectransform/20%proc EQLv1)する。 物理型にもAS魔法型(影葱、スパノビ)にもオススメ。 靴 フレイシューズ Fricco Shoes 赤、黄、白ポーションの回復量(PP含む)を20%向上させる。 Lv100までは、とりあえず黄色ポーション/White Syrupで様子見できます。 時空ブーツ各種 Temporal Boots Of Dexterity 新規さんは安ければDEXの時空ブーツはS無しでもいいから入手を推奨。 時空結晶 10個で後からスロット追加もできるため。(失敗する可能性もある。 素のDEXが 120あれば、変動詠唱時間を0.5秒短縮。 基本詠唱時間が0.5秒なら無詠唱になる。 魔法職や詠唱付きスキルを多用するなら非常に有効で、 DEX 120 INT型でも充分強い。 ソロでMD 古代グラストヘイム(OGH)ノーマルをクリアできるなら、 時空ブーツの特殊エンチャントへ気軽に挑戦できるようになる。 ソロジェネでもホムSがいればクリア可能。 死んでも2回までなら再入場できる。 出てくる敵は殆どアンデッド。 プラチナシールドがあれば、大抵25%軽減できる。 5段階目に必要なエンチャント素材は、 ハードモードでないとドロップしない仕組み。 よほど装備が揃わないと、PTで挑むことになるだろうか。 露店で素材を売っていることが多いので、 時空ブーツが欲しくなったら自作してみるのも良い。 ちょっと変な時空ブーツでも、価値を見出せるなら露店で買ってもいい。 +7精錬で好みの時空ブーツに交換、スロット付与は結晶10個で高確率。 1段階目のエンチャントはランダムだがリセット可能(結晶5個) 盾 プラチナシールド Platinum Shield ヴァルキリーシールドは高騰したし、 ホドレムリンCが出るまで粘るのも大変だし… という新規の悩みを解決してくれる一品。 小型以外の中型、大型モンスターに15%耐性、アンデッドなら更に+10%耐性。 単体魔法攻撃も40%の確率で反射してくれる、というありがたい盾。 露店で安く売っています。 ソーンシールド 盾を持つ物理型がRG、ジェネ以外ほぼ絶滅したと思われていたが、 バッファローホーンの実装、および作成クエストの追加で評価が上がった。 盾とバッファローセットでASPD型の選択肢にどうぞ。 セット効果のASPD+10%、 bold(){反射ダメージ+5%}がAS発動などに意外といい仕事をする。 カースドナイトシールド エンデバートークン2枚で買えるアカウント制限付きの盾。 ASPD+10% All耐性+7% S付 エンチャント可能 というエンデバートークンの代名詞、盾持ち職の標準盾である。 …盾を装備したらASPDが193になったという喜びの声があったり無かったり。 「売ることができない」ので、倉庫圧迫で不要になったらmain officeで破壊する必要がある。 頭装備 ライドワード帽子 Rideword Hat 自作可能で現実的で初心者でも作れる…が、買った方が早い。 過剰精錬不要の汎用吸収装備、 という点でNovaROにおいて神器級の扱いを受けている。 主な素材は各種属性本と、古いページに古いブックメモリー。 倉庫に貯めておこう。 ひとつだけでも早めに欲しい。 ライドワードなどを狩り続けていれば、いつか材料は揃う。 作成目安は地水火風が4冊揃った頃。 モノクル[1] (中段) Monocle S1 S中段は高価ですが、ちゃんと手に入ります。 また、課金アイテムを使用することで、いくつかの中段装備にスロットを追加できます。 カードセット、強力な頭カードなどに。 ポイズンブレス Poison Breath 巨神蛇の皮と組み合わせることで、様々なステータスボーナスを獲得できる。ASPD193/VCT-100%を目指す場合に有用。 くわえたディスク/CD in Mouth(下段) CD In Mouth iROでは6%の確率で攻撃時にAS Lv1-5ボルト5種(FB CB LB ES SS)が出続ける(5秒間) 課金アイテムだが、ASPDとMATK次第で火力を補助できる。 kROスキル再調整により、地味にES Lv5はMATK 200%に威力が上がっている。(Lv10 FB相当) AS影葱とAS皿以外にも、魂状態のスパノビやMATK付きの武器があれば転生前のLv上げに使用可能。 常時ASディレイで何もできなくなるのが玉に瑕。 狐耳鈴リボン Fox Ear Ribbons ASPD+10%/変身時、Cri+100。ライドワード帽を使わないCrit/ASPD型にはコレ。課金装備の割には安価で強力。 アクセ ペンダントオブハーモニー Pendant Of Harmony 神器級。 レノヴァティオがアイテム発動する効果…だったが、 レノヴァティオの仕様変更に伴い、 物理攻撃時に10%の高確率でHPが1000ずつ5秒間回復(5000回復)する効果になった。 説明文とは異なるが、こちらが仕様。 ASPD193で攻撃する職業ならば無限にHPが回復し続ける為、 秒間1000を超えるダメージ以外問題にならない。 毎秒の回復効果は不死鎧を着ていても発動する。 被弾時サンク発動の効果はさすがに不死鎧では発揮されない。 2個装備すると確率も2倍で鼻血が出そうなほど回復する。 バッファローホーン 単体でASPD+1、ASPD+1のセット効果を持つアクセ。 併せてASPD+2。 作成クエストで簡単に作成、入手できるようになった。 ASPD 193を目指そう。 300 Antelope Skin (ゴートの皮) 300 Antelope Horn (ゴートの角) 1 Bison Horn [1] (露店で買おう) 1 Sweet Gent (エンドレスセラーでドラゴンフライ*2でも倒そう/ついでにクリップも集められる) 銀細工のブレスレット Silverwork Bracelet Lv60-のエタノビ以外の全員(スパノビ含む)が装備できる OGH産のステAll+1の安価で優秀なアクセ。 神器級。 スペルブレイカーLv5が使用可能で、 成功すると相手のMHP1%のダメージを与える。しかも与えたダメージを吸収する。 PTプレイの後衛時やホム任せのジェネなどが、 詠唱付き魔法攻撃の痛い敵を妨害するのに向いている。 詠唱バーに間に合えばどれだけ高レベルでもボス以外100%詠唱を妨害可能。 ボスの詠唱は10%で妨害する。 低確率だが、連射すればなんとかなることも。 HP減少、吸収効果はボスには無い。 インスタンス ゲフェン魔法大会(ランク6以降の状態異常無効でも、ボス属性以外は普通に有効)や 生体などで活用している人もいるとか。 露店でいつも安く売っているので、 使い回し用のアクセを探して、カードを刺すなら とりあえずコレに刺しておけば失敗ではない。 殴って詠唱を止めたいなら、ハイドラランサーCというものがあってな…。 アルケミーグローブ (Lv125-) 全ての火属性攻撃+10%、2個+20%。 ディーターの火山灰(火属性+50%)、 火付与してからマリンスフィアーCのMBと組み合わせたり、 地属性の多いスカラバなどで活躍。 kROスキル再調整により地味に強化された火炎瓶の威力底上げ、 WSなどのヘルファイアやスカラバ相手のクリムゾンロック確殺ライン向上に。 AS影葱のMSなどにも活躍する。 ゴミのような価格で売られており、本当にゴミ…いや、価値はある。 OGHを毎日クリアできるなら腐るほど入手できるので、 要らないカードでもとりあえず刺しておくといい。 水属性低下より、レベル上げに使いやすくないLv125-なのが最大のネック。 フライデーエンチャントの対象。 サラのイヤリング(Lv140-) Sarah's Left Earring Sarah's Right Earring ギガンテスシャードを露店で購入すれば作れる、 ヒールLv1とテレポLv1。 エンチャントのディレイカットがミドルエンド装備として活用されている。 Lv140以降なら使いまわしやすい汎用装備。 エンチャントも一応可能。 インスタンスの難易度は高いが、 一応ソロでもクリアは可能。 ソロでギガンテスを倒すよりは普通にクリア報酬(ギガンテスシャード*2)で満足できる。 Royal Guard Ring Royal guard Ring Heal Amount5(Heal+20%)、Sharp5(Cri+15)、ASPD+2などの有益なエンチャントを備えたリング。Illusion Booster Rより安価なのでスターターキットに適している。 Illusion Booster R Illusion Booster R Lv130- Lもあるが、後述するインシグニア(L専用)のために 基本的には右側限定のRだけ作ればいい。 ASPD EA FATAL と、代表的なものだがR限定でDrain Lifeがあり、 これがエンチャントされれば、 マリシャス+タナトス+ライドワードにマッチする汎用装備になる。 King Schmidt s Strong Insignia [1] King Schmidt's Strong Insignia みんな使ってる紋章。左側限定。 熊の力がエンチャントされていれば、 Strongエンチャで+25% ALLsizeダメージ追加が心強い。 他には光速付与にクリダメ+30%の効果をもつものもあるので、 クリ型はそちらも要検討。 遠距離型なら話はもっと早く、コレと時空靴 鷹の目とEnchant EA4/サウザンドボウでダメージ28%UP。 カード フェンC(Phen Card) Phen Card 詠唱中断を防ぐ魔法職必須のアイテム。 名も無き島でオルレアンの服が着られるLv100-の転生職なら優先度は低め。 アーティファクト鎧のアドラABや、転生職ではないスパノビ(他、拡張職のソウルリンカーや忍者など)には必須。 他部位として足にコヨーテC、鎧にスイートナイトメアCがある。 イリュージョンモルフェウスの帽子は+9で詠唱妨害無効になる。 コラプトライフC Corrupt Life Card 親デザCを全サイズ+15%に、フェンCの詠唱遅延を無しに。 その他、低級カードを底上げしてくれる効果が沢山ある。 代わりに天使から追加で50%ダメージを受けるが、 天使なんて出現場所が限られているので問題ない。 2枚刺しても親デザCなどのセット効果は1セット分しか発動しない。(仕様) チャージバジリスクC Charge Basilisk Card 中型、大型+20%耐性。小型から15%の追加ダメージを受ける。 ホドレムリンCが用意できない場合はこれで代用。 チェネレC Cenere Card ASPD+24%の為に、汎用装備の使い回しに。 スノウアーC Snowier Card 2枚で白ポ同等の回復量になる、100%アイスが落ちる。…と覚えておこう。 ただし、最近はその白ポの6倍回復するWhite Syrupがあるので、 必須ではなくなりつつある。初心者の代名詞。 ハイドラランサーC Hydro Card ASPD193あるならゲフェン魔法大会などで地味にオススメな一品。 詠唱バーさえあるならスペルブレイカーLv1(詠唱中断確率 100%/吸収効果無し)を高確率(5-10%?)で発動する為、 ボス属性(成功率 10%/HP吸収効果無し)には手動スペルブレイカーLv5よりもコチラが速くてオススメ。 狭いマップに2体同時即湧きなので、イリュージョンモルフェウスを作ろうとしている間に手に入ることも…。 こればかりはSilverwork Braceletより牛セットに刺すべきだろう。 回復アイテムカード 定番のスノウアーC*2と マルクC(凍結しない)orイービルドルイドC(不死属性/凍結しない、石化しない)がオススメの組み合わせ。 その他、団子童子カードやスプリングラビットC、ヘルプードルCなども優秀。 首無しラバカード(Headless Mule Card) Headless Mule Card 水属性魔法と聖属性魔法のダメージ+20%という破格のカード。アクセ左右 2枚で+40%。 ブラジリスフィールドで首無しラバを倒していれば、いつか出る。 (初心者パッケージのバブルガムと@countitemの併用を推奨) 汎用性が高く、ABでもWizでも皿でも、スパノビでも、AS影葱でも使える。 火属性が多いロックリッジでの狩りクエスト、不死の多いインスタンス でも大活躍。 アドラABの確殺ライン引き上げにも貢献。 類似品に火属性上昇のマブカカードがある。 プラズマカード/Plasma Card Plasma Card 各種レジストポーション集めに効果的。 レジストポーションは、OGHなどインスタンスで活躍。 超痛いMHP依存ダメージの自爆やボス属性のMB(火属性)、回復剤の追い付かないWB対策などに。 レジストポーションが1本あるだけで死亡率はかなり違う。 回復剤 White Syrup White Syrup (DC10 1140z/Weight 14) 必要レベル 60 クールダウン 1 回復量 1800 EP17.1で新規追加された汎用超回復剤。 時計カプラ前/製薬NPC(白衣)で買える。 ウアー装備を揃えたアイスの6倍ほど回復する。 迷ったらコレ。初心者はコレ。熟練者もずっとコレ。 Concentrated Golden Syrup Potion (CGSP) Concentrated Golden Syrup Potion (DC10 2063z) 要求レベル 180- 濃縮黄金ポーション 回復量 2450 重量 0.2 500個持っても重量100/ジェネティックに作ってもらおう。 Lv180以降はこれで決まり。 Blue Syrup (DC10 5320z) 必要レベル 60 クールダウン 1 回復量 180 EP17.1で新規追加された汎用超回復剤。 時計カプラ前/製薬NPC(白衣)で買える。 モーラマンダリンなんかよりコレ。 1秒ごとのゆっくり連打だけが難点。 モチ/Mochi 100z DC10 76z(8) 回復量 100前後 (肉の2倍の値段で、重量的には肉の2倍回復する=軽い) ペットショップで買えるモチリン用の餌だが、( w )=モチリン(一部の中級プレイヤー用)の食事でもある(ぁ 補正込みVit 100あるキャラならば、スタンしないでガンガン食べられる。 何を連打しているのか聞かれたら、Mochiとだけ…iROwikiの10-15よりかなり回復する。 Vit 1でも100-110くらい回復(してスタン)するので、VIT 100で300前後の回復量。 400-500個くらいあれば初級インスタンスから生還できるだろう。 スノウアーCを始めとする回復剤カードもまだ無く、初心者ポーションが尽きた Vit 100系(DB型RK、GX型RG、メカ、ジェネ)などの節約にオススメ。 肉/Meat 50z(15) 回復量 70-100 SC*1 105-150 SC*2=HC*1 140-200 SC*1+HC*1 175-250 HC*2 210-300 モチの2倍以上、と非常に重いが、モチのさらに半額の50zと激安なので インスタンスやエデンのGrampsで連打しても赤字にならない。 スプリングラビットC(+50%)、ヘルプードルC(+100%)と合わせてどうぞ。 アイス/Ice Cream(8) 回復量 105-145 (C*1 210-290 /C*2 315-435) 非売品だが、スノウアーC*2枚を装備して範囲狩りをすることで どの敵相手でも異常な数が集まる。重くなったら捨ててもいい。 回復量もVitやスキル、装備次第で1000以上あるので耐える時には大活躍。 凍結しないアンフロ鎧、不死鎧、 JobLv40以降ハガラズRK(MDEF100)の定番。 ウォーマーしながら食べる皿もいるらしい。 黄ポーション/Yellow Potion 180z/DC10 136z(13) 回復量 175-235 (コスパは白ポの7倍近く) フレイシューズ(黄、白ポ+20%)が手に入ればモチ卒業。 白ポーションはまだ手が出ないけど、黄ポーションなら…という人はフレイシューズをオススメ。 重い、という点を除けばコスパが非常に高い。 回復カードが無い、それほど被弾しないならならコレで凌ぐのも手。 ほぼ白ポの半分の回復量。 100個の白ポ(重量/1500)か、200個(重量/2600)の黄ポか…。 金策時に投げたり、ホム相手に連続して投げるなら、手頃でちょうどいい。 素STR 10-30あれば10-30*30w=300(23個)-900(69個)追加で持てるようになる。 70%まで自然回復が停止しないNovaROでは多めに積載しても大丈夫。 白ポーション/White Potion DC10 912z(15) 回復量 325-405 現在の評価=PP専用回復剤。 高い、重い、と最高級の回復剤だけあって泣かせてくれる。 フレイシューズを履くことで+20%の回復量になる。 (5個に1個無料だと思えば、職によっては悪くない…か?) NovaROではケミ、ジェネの一括製薬が進み、連打しなくても白ハーブから安価に安定して大量生産できる。 どうしても白ポなら買うより作った方が安上がり。 地味ながら、たれテーリングとセットで使用すると更に10%回復量が向上する。(PPには影響しない様子) ホム主体のジェネであれば、LP10+エルデ+フレイシューズのPPで180% 相手のVITや装備次第で4000-6000回復する。 白スリム/Condensed White Potion (5) エンドレスタワーとセラーを巡ってMVPを倒し、 マラン島のMVP収集品で投票チケットを貰い、 それをチケット交換して…と段階を踏むことで、実は白スリムが大量に手に入る。 ランカー製スリム(50%)、生体ジェネカード(200%)、くわえた注射器(100%)とのセット効果で異常な回復量を誇る。誇った。誇っていた。 地味ながら、たれテーリングとセットで使用すると更に10%回復量が向上する。 現在の露店相場は4000z前後。セット装備でもないとお高い印象。 モーラマンダリン/Mora Mandarin 9000z /DC 10 6840z/CDC5 6750(2) SP回復量 50-80 (Lv100-) 超軽いSP回復剤 SP 0にする一部の敵などの為に、予備として持っておくのに充分な軽さ。 買い貯めする時は影葱を呼ぼう。 つ[葡萄汁] Lv100まではブドウジュースでも。 現在は青シロップより軽いのだけが取り柄になった。 青ポーション (15) SP回復量 60 …ただし、PPすると、自分はINT 120で500前後…装備や相手のINT/SPR次第で800-1100位回復する。 エルデに持ち替えるのも効果アリ。ペットのエンジェリングも加算される。 各種ラッフル/赤黄白 DC10 1900z- クールダウン(1-3秒)があるので連打できないのが欠点…。 イリュージョンDの超スノウアーが回復量+50%のラッフルなカードを落とすが…。 アクセなので2枚刺せば+100%…しかし、普通のスノウアーCとアイスには勝てないと思われる。 ライト白/青ポーション 2400z/11500z (DC不可) 回復量据え置きで重量 1になった回復剤。 白スリムは重量 5なので5倍の軽さ。 @go main 2F右奥から購入可能だが、BG/WoE/MVPに本気になった人達以外、手を出してはいけない。 種類が違うので、もちろんPPにも使えない。 リジェネレーションポーション(メガ) HP/SP 300k-600k/450k-900k ジェネ製薬のビタタ500とかと効能が大体一緒…。 レノヴァティオ、マグニフィカートのように持続的に回復するらしい。 連打するより安上がりなのかもしれないが…。 ペット/Pet 詳細はPetSystemを、と言いたいが概要を説明する。 iRO(NovaRO)のPetは親密度が高い時に特殊な効果を持つ。 本家と同じでバランスブレイカーまではいかないが、 高級な装備よりも、コストも手軽で地味に効果が高いため、(アクセサリー1個分の価値) NovaRO独自のペットを連れ歩いているとROらしさを感じながら、快適なプレイになる。 自動餌やり機能があり、該当する餌アイテムを持っているだけで大丈夫。 食べた時に残りの数もログに流れる親切設計。 親密度も上がりやすくなっており、多少死んだくらいでは逃げられることもない。 特に初級ペットはすぐに進化できる。 オススメのペットは下記を参照のこと。 読んだ人もオススメのペットがあればぜひ。 テイミングアイテムは殆どの敵がその相手から出るが、青箱などからも出る。 一部アブラカダブラや、経験値+5%などの強力な効果を持つイベントペット、 課金ペット、餌が76kもするボスペットなどもいるが、初心者は無理をする必要はない。 一見無価値なテイミング系アイテムや初級カードにも、 ペット価値があるので、収集品として売らないように注意。 名前も何度でも付けられるので、 心証を損なわない程度にネタっぽい名前や Belovedの命名済み卵を露店購入しても大丈夫。 副業露店(@at)にペットショップもオススメ。 マスタリン ポリンから進化。 餌/ペットフード Yggdrasil Leaf x10 Unripe Apple x3 エンジェリン ABに大人気のペット。MHでも連れている人が多い。色々分かっている人が連れて歩くペット。 マスタリンから進化。 (餌/ペットフード Loyal時に bold(){Heal+8%}) Jellopy x200 White Herb x50 Yellow Potion x20 Halo x1 (天使の輪/ルードやウィスパーから0.1% DROPなので、売らずに取っておこう) ドロップス 進化先が実は2種類あり、未実装?の方が経験値+1%の効果を持つ。 密かにアップデートが期待されているペット。 ウィスパー ハイド Lv1が使えるようになるので、魔法職のタゲ切りに。 転生前のソロ追い込みでロックリッジ(キワワ砂漠、ロックリッジ鉱山)で活躍。 ナイトメア 最大まで進化させると bold(){INT+4}、 素AGI 1に嬉しい bold(){睡眠無効}の効果を持つ強力なペットになる。(頭装備のナイトメアカード同等) マグマD2Fで延々と金策していれば、テイミングから最終進化まで大丈夫。 敵と紛らわしいので名前は付けよう。 インキュバス ゲフェニアでテイミングアイテムもゲット可能。 ライド帽に、Thanatos武器にSP吸収効果も付ければお手軽な無限機関の完成。 吸収は物理攻撃のみなので、魔法職には縁がない。 サキュバス 同じくゲフェニアでテイミングアイテムもゲット可能だが、インキュバスより入手が難しい様子? ライド帽に、Thanatos武器に、ハンターフライCにとHP吸収効果も付ければお手軽な無限機関の完成。 吸収は物理攻撃のみなので、魔法職には縁がない。 テディベア 可愛い顔して、本当に可愛いペット。 魔法職の為に存在するかのような ポケ〇ンで言うならイー〇イのようなもので、進化先が複数ある。 エリセル、エリオット、魔法攻撃時にSP回復の超テディベアなど 魔法職に好まれそうなペット。 さあ、過疎地のアインベフ鉱山でテディベアを狩ろう。(テイムもテディベアが落とします) (鍛冶屋の金槌はメテオストライクの材料なので、スパノビの為に露店に流してください…) アバンボーンドテディベア 魔法攻撃時に低確率でSP回復する、魔法攻撃版のインキュバスペット ドラムやスパノビ、ASS影葱など、SP係数の低い魔法職で大活躍。 Small Needle Kit 3 Cursed Seal 300 Cursed Ruby 50 Teddy Bear Card 1 エリオット ASPD+5%、HIT+12 ASPD 193のロマンチストさんにぜひ。 Rusty Screw 500 Honey 100 bold(){Opal} 10 Teddy Bear Card 1 エリセル 固定詠唱-5%、無属性魔法攻撃力+5% サイキックウェーブからグラヴィテーションフィールドまで。 Rusty Screw 500 Honey 100 bold(){Bloody page} 50 Teddy Bear Card 1 ベクソジン 最近追加されたボスペットのひとつ。 進化元はイービルニンフ。 MSP+5%、みんな大好き bold(){3%ディレイカット効果}を持つが、 ベクソジンエッセンス*1(ベクソジン撃破時に低確率で入手)、 ミョグエカード*10、 虎人カード*10、 小龍舞カード*10と、カードを30枚も集める必要がある…TOM…。 関連カードが高騰中。 ローグカードセットが揃わなくても泣かないように…。