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前のゲーム | 次のゲーム クリア条件:全GIを制覇 開始時間:2017/03/10(金) 01 11 57.24 終了時間:2017/03/13(月) 23 51 15.28 参加人数:2 ファミコン時代から続くシリーズものであり、「ブリーダーズカップ」によって飛躍的にユーザを増やした記念すべき一作である。 前作に引き続きスティールハート無双が可能な作品である 当時、競走馬育成シミュレーションとしてはウイニングポストと人気を二分していたらしい 後の作品と違って仔馬の売却価格は配合のみで決まるため、安い種付料で仔馬を作って売って稼ぐという方法が使えない つまり安全確実に稼ぐ方法が(裏技くらいしか)なく、序盤の貧困状態から抜け出すのが非常に難しい 資金に余裕ができても、配合失敗が続くと簡単に破産してしまう 残りGI1つで破産危機になったりしたら泣くしかない もし、複数の主がいた場合、それぞれの最強馬を持ち寄ってブリーダーズカップを開催するのも面白いかもしれない なお5頭以上いないと開催できないが、Ⅱのパスワードは「ダービースタリオン96」でも受け付けてくれるので、おそらくそこまでには集まるはず 調教について ダビスタ2はおまかせ厩舎がないので、どんな馬も自分で調教しなければなりません。 調教は週に2回(水曜日と木曜日)まで行うことができます。 ダート通常の調教です。強め以上でスタミナ能力がアップします。 芝本格的な調教です。強め以上でスピード能力がアップします。ダートよりも脚元への負担が大きく、故障が発生しやすいです。 ウッド軽めの調教です。強め以上でスタミナ能力がアップし、脚元への負担もダートより少なめです。ただし疲労が抜けにくくなるので、レース期間中の体重調整などには使わないようにしましょう。 坂路スピード能力を高める調教です。脚元への負担がないので調教中の故障はありません。ただし疲労がたまってしまうので、レース期間中やレース前の追い切りには使わないようにしましょう。 プールスタミナ能力を高める調教です。脚元への負担がなく、疲労もたまらないのでレース期間中にも行うことができます。ただしダートやウッドよりも能力アップ効果は低いです。 併せ馬ダートか芝と組み合わせて行います。勝負根性の能力がアップし、一杯と組み合わせれば気性能力もアップします。馬の調子を変える効果があるので、絶好調の馬には行わないようにしましょう。 1主 馬名を見て親が違うとか毛色が違うとか、時系列バラバラとかその通りでございます。 リセットありのプレイです。 馬券で資金を貯めて最初の方に買ったメイジビーナスはこの成績。 凱旋門賞にも出てくれた。(登録コードの画像はそれぞれ大きいサイズあります) 母としては、ライバルに恵まれたダービー菊花賞2冠のサードステージ、桜花賞制覇のファーストサフィーを産んだ。 残っていた古馬GIを勝ってくれたスキーキャプテン。ジャパンカップではペイザバトラーを破った。 残りの牝馬GIを勝ってくれたマンハッタンスター。皐月賞狙わせなければ牝馬3冠馬になっていただろうか。 母としては、残っていた皐月賞を印的には厳しそうだったが勝ってくれたラストステージを産んだ。 プレイした中で最高売却額の期待馬スーパーシュートで、最後に残った朝日杯3歳Sに挑戦。 今までアイリスフウジンにやられていたので打倒風神と思っていたら、それよりも強いのではと噂のミソノブルボンが出てきたが、 その名に恥じない走りを見せてくれた。 雑な編集ですがスタッフロールです。 ダビスタはもっと故障するイメージがあったが、プレイ中には2回ぐらいしか致命的な故障は見られなかった。 Ⅲ以前のインブリード少なめだとこんな感じなのだろう。リセットありなのであまり参考にならないだろうが。
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今日 - 合計 - ダービースタリオン 全国版の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 15時44分21秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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ダービースタリオンP ダービースタリオンPID+ゲーム名資金 通算年数 ステータス表示 ステータス(1頭目) 馬名(1頭目) Book Full種牡馬全開 海外種牡馬全開 ID+ゲーム名 _S ULJS-00045 _G dabisutarion p 資金 _C money 9,999,999,900 _L 0x20322F08 0x05F5E0FF _L 0x2035FA90 0x05F5E0FF ※百円単位 通算年数 _C years _L 0x20322F0C 0xyyyyyyyy _L 0x2035FA94 0xyyyyyyyy yyyyyyyy=1h~7FFFFFFFh ステータス表示 _C0 status display _L 0x2016a3d0 0x24C2000B ※表示内容(2桁表示、3桁目は表示されない) 右芝 現在SP 現在ST 現在根性 現在気性 左芝 最大根性 最大気性 ダート適性 健康 右ダ 人気 成長 最大SP 最大ST 左ダ 回復 ステータス(1頭目) 2頭目以降は+58h _C1 1st status _L 0x00325912 0x000000xx 年齢 _L 0x00325913 0x000000xx 毛色/性別([毛色/性別]参照) _L 0x0032591B 0x000000xx 現在スピード _L 0x0032591C 0x000000xx 現在スタミナ _L 0x0032591D 0x000000xx 現在根性 _L 0x0032591E 0x000000xx 現在気性 _L 0x0032591F 0x000000xx 人気(0~100|00h~64h) _L 0x00325920 0x000000xx 成長型(0~45|00h~2Dh) _L 0x00325921 0x000000xx 最大スピード(0~128|00h~80h) _L 0x00325922 0x000000xx 最大スタミナ(0~128|00h~80h) _L 0x00325923 0x000000xx 最大根性(0~100|00h~64h) _L 0x00325924 0x000000xx 最大気性(0~100|00h~64h) _L 0x00325925 0x000000xx ダート適正(0~5|00h~05h) _L 0x00325926 0x000000xx 健康(0~7|00h~07h) _L 0x00325927 0x000000xx 疲労度回復(0~30|00h~1Eh) _L 0x20325944 0xxxxxxxxx 総賞金(単位:万円) _L 0x20325948 0xxxxxxxxx 本賞金(単位:十万円) _L 0x0032594D 0x000000xx 馬体重 _L 0x00325955 0x000000xx 疲労度(00hで疲労なし) _L 0x00325958 0x000000xx 調子([調子]参照) ※馬体重は00hでベスト体重、1hごとに2kg増減 01h:ベスト体重+2kg FFh:ベスト体重-2kg +[毛色/性別] [毛色/性別] 毛色 性別 毛色 性別 毛色 性別 毛色 性別 00 栗 牡 01 栗 牝 02 栗 騸 03 栗 (無表示) 04 鹿 牡 05 鹿 牝 06 鹿 騸 07 鹿 (無表示) 08 黒鹿 牡 09 黒鹿 牝 0A 黒鹿 騸 0B 黒鹿 (無表示) 0C 栃栗 牡 0D 栃栗 牝 0E 栃栗 騸 0F 栃栗 (無表示) 10 青鹿 牡 11 青鹿 牝 12 青鹿 騸 13 青鹿 (無表示) 14 芦 牡 15 芦 牝 16 芦 騸 17 芦 (無表示) 18 青 牡 19 青 牝 1A 青 騸 1B 青 (無表示) 1C 白 牡 1D 白 牝 1E 白 騸 1F 白 (無表示) ※+20h:市場取引馬 ※+40h:父内国産馬 ※+60h:父内国産馬&市場取引馬 +[調子] [調子] 00 カイ食いが落ちているようで あまり体調が良くありません 01 少しずつ調子は上がってきましたが 本調子には まだまだですね 02 だいぶ疲れも取れたようです カイ食いも良くなってきました 03 順調にきています もうひと追いすればカンペキです 04 いい状態に仕上がりました この分ならかなりやれそうです 05 相変わらず元気です 調子はまずまずキープしてます 06 調子は特に良くもないですが 悪くもありません 07 このところ少しバテ気味で ちょっと調子が落ちてる感じですね 08 カイ食いが落ちているようで あまり体調が良くありません 09 少しずつ調子は上がってきましたが 本調子には まだまだですね 0A だいぶ疲れも取れたようです カイ食いも良くなってきました 0B 順調にきています もうひと追いすればカンペキです 0C いい状態に仕上がりました この分ならかなりやれそうです 0D 相変わらず元気です 調子はまずまずキープしてます 0E 調子は特に良くもないですが 悪くもありません 0F このところ少しバテ気味で ちょっと調子が落ちてる感じですね 馬名(1頭目) 2頭目以降は+0Eh _C1 name _L 0x0032551C 0x000000xx 1文字目 _L 0x0032551D 0x000000xx 2文字目 _L 0x0032551E 0x000000xx 3文字目 _L 0x0032551F 0x000000xx 4文字目 _L 0x00325520 0x000000xx 5文字目 _L 0x00325521 0x000000xx 6文字目 _L 0x00325522 0x000000xx 7文字目 _L 0x00325523 0x000000xx 8文字目 _L 0x00325524 0x000000xx 9文字目 Book Full種牡馬全開 _C0 Book Full ALL _L 0x80322FDE 0x001C0008 _L 0x00000004 0x00000000 _C0 Book Full _L 0x0032zzzz 0x00000004 zzzz=[Book Full種牡馬]参照 +[Book Full種牡馬] [Book Full種牡馬] 2FDE サンデーサイレンス 2FE6 ブライアンズタイム 2FEE トニービン 2FF6 エンドスウィープ 2FFE フレンチデピュティ 3006 アフリート 300E ダンシングブレーヴ 3016 フォーティナイナー 301E アグネスタキオン 3026 タイキシャトル 302E ダンスインザダーク 3036 コマンダーインチーフ 303E サクラバクシンオー 3046 フジキセキ 304E スペシャルウィーク 3056 ワイルドラッシュ 305E クロフネ 3066 ボストンハーバー 306E ジェイドロバリー 3076 ニホンピロウイナー 307E ミルジョージ 3086 モガミ 308E リアルシャダイ 3096 アンバーシャダイ 309E ウォーニング 30A6 エルコンドルパサー 30AE タマモクロス 30B6 アドマイヤベガ 海外種牡馬全開 _C0 Overseas stallion ALL _L 0x8032348E 0x00470008 _L 0x00000005 0x00000000 _C0 Overseas stallion _L 0x00323zzz 0x00000005 zzz=[海外種牡馬]参照 +[海外種牡馬] [海外種牡馬] 48E A.P.Indy 496 Afternoon Deelites 49E Bering 4A6 Boundary 4AE Broad Brush 4B6 Caerleon 4BE Capote 4C6 Carson City 4CE Cherokee Run 4D6 Conquistador Cielo 4DE Cozzene 4E6 Crafty Prospector 4EE Cryptoclearance 4F6 Danehill 4FE Danzig 506 Darshaan 50E Diesis 516 Fantastic Light 51E Fusaichi Pegasus 526 Giant s Causeway 52E Gilded Time 536 Go for Gin 53E Gone West 546 Grand Slam 54E Green Desert 556 Gulch 55E Hennessy 566 Highest Honor 56E Holy Bull 576 Honour and Glory 57E Indian Ridge 586 Kingmambo 58E Louis Quatorze 596 Machiavellian 59E Maria s Mon 5A6 Meadowlake 5AE Mt.Livermore 5B6 Nureyev 5BE Old Trieste 5C6 Our Emblem 5CE Peintre Celebre 5D6 Phone Trick 5DE Pine Bluff 5E6 Pleasant Tap 5EE Rahy 5F6 Rainbow Quest 5FE Red Ransom 606 Royal Academy 60E Sadler s Wells 616 Salt Lake 61E Seeking the Gold 626 Selkirk 62E Silver Deputy 636 Silver Hawk 63E Singspiel 646 Southern Halo 64E Spend a Buck 656 Spinning World 65E Storm Cat 666 Stormin Fever 66E Sultry Song 676 Swain 67E Theatrical 686 Thunder Gulch 68E Unbridled 696 Unbridled s Song 69E Vettori 6A6 Victory Gallop 6AE Wild Again 6B6 Woodman 6BE Zafonic
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【仮称】ダービースタリオン 公式サイト 機種 プレイステーション3 発売日 未定 定価 未定 ジャンル 競走馬育成シミュレーション 発売元 エンターブレイン 開発元 不明 オフラインプレイ人数 未定 多人数プレイ要素 未定 年齢区分 審査予定 初回特典 未定 限定版 未定 備考 2005年以降タイトル以外情報無し プレイ画像 PV
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2009/03/21 SFC ダービースタリオン3 安価条件 三冠馬を作る 牝馬三冠(桜花賞、優駿牝馬、エリザベス女王杯)達成 実況時間29時間19分 安価人さん生存 ダービースタリオンシリーズはおま指で実況するのは2回目。 前回は98で重賞1勝(取ったのはGⅢ)で8時間位かかっていたので、始まる前から不安でいっぱい^^; とりあえず、始めたものの調教の仕方も全然覚えてないし、配合は意味がわからないしで大変でした。 少しずつお金を増やし強い馬を作っていったものの、GⅡは勝利できてもGⅠがなかなか取れない。 とりあえず、お金は時間かければ数十億稼げるようになっていたので安価人さんのすすめもあり、最後はビりオン牧場という最初からお金たくさんの牧場でがんばることになりました。 お金稼ぎの時間短縮です^^; 強い繁殖牝馬を買って、強い馬が生まれるものの この日は運が悪すぎるのかことごとく足を負傷し、結局全員だめだったりorz あきらめずに別の繁殖牝馬を買って、育てていってやっと負傷しない馬が誕生しました。 初レースで勝利してくれて、桜花賞前にGⅢに出てみるとこれも圧勝♪ ついに安価達成の予感がしてきて、皆テンションあがってました^^ 桜花賞勝って、オークスも勝って、これはいけると思ったら私が調教ミスをしてしまいましたorz 最後のエリザベス女王杯は調子は上がり始めたばかり、体重は理想-14Kgと酷い状態でレース。 当然のように苦戦し、もう負けるかと思いましたがぎりぎりで勝利してくれました^^ 安価達成した馬(安価で名前はムーニーマン)、終わってみれば全勝してました。 終わったあと、少しやってみたらジャパンカップや他のG1も勝てたし、かなり強い馬だったのかなぁ。 あそこで負けていたらギブだったかもしれない。 ダビスタは相変わらず楽しくもきついゲームでした。 あの時見てくれていた方、実況中ずっと咳しててごめんなさい。 名前 コメント すべてのコメントを見る test -- (名無しさん) 2009-03-26 19 52 15 test -- (yoshua) 2009-03-26 19 37 25
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ダービースタリオンII 【だーびーすたりおんつー】 ジャンル シミュレーション 対応機種 スーパーファミコン 発売・開発元 アスキー 発売日 1994年2月18日 定価 12,800円 プレイ人数 1人 判定 なし ポイント スーパーファミコンで進化したグラフィックとサウンドまだまだ中途半端で全体的にスローテンポが目立つ新しい目標「凱旋門賞」ブリーダーズカップによる対戦人気の始まり後の人気無料種牡馬のデビュー作 ダービースタリオンシリーズ 概要 変更点 評価点 賛否両論点 問題点 総評 その後の展開 余談 無料種牡馬・マチカネイワシミズ 概要 1994年末に発売した競馬シミュレーションゲーム「ダビスタシリーズ」の3作目(「全国版」を2作目とみなせば4作目)(*1)。 ファミコン系ハードでは2作目(『全国版』はナンバリングに含めない)としてナンバリングを『II』としている。 基本的なシステムは前作から引き継がれているため、本項では変更点のみにとどめるものとする。 変更点 牧場に名前が付けられるようになり、牧場のセーブ枠も3枠用意された。 ちなみに前作までは1つのみで、既存のデータを消さなければやり直せなかった。 アスキーが発売していた外部記憶装置であるターボファイルII及びターボファイルツインにも対応している。 レースプログラムが1994年準拠になった。 牧場や厩舎での馬がグラフィックになった。 前作は文字のみだったが、グラフィックとして描かれ、牧場では歩き回る姿が見られる。 「美浦」「栗東」それぞれの厩舎が完全所属になった。 入厩時に選択可能。それぞれ10頭ずつ預けられる。ただし一度でも出走させると転厩はできない。 異なる地方に遠征させる場合はレースごとに直前輸送(滞在は不可)となり、そのたびに馬体重が減少する。 出走頭数が最大12頭になり、出走頭数も変動するようになった。 併せて馬連馬券が導入(9頭以上の場合のみ)(*2)。 配合時「ニックス」要素が導入。 系統同士の好相性で成立か否かが決まり、中にはまったく対象外の系統もある。 効果としては全体の底上げであり、マイナスの可能性もあった「インブリード」と違ってノーリスクとはいえ気持ち程度の効果しか期待できないので「ないよりはマシ」という程度。 しかし、実態は……(後述)。 血統表で、その馬から見て3代までの種牡馬はすべて名前が表示されるようになった。 牝馬の産駒が誕生するようになり、更に現実同様牝馬限定レースが導入(*3)。 牝馬は引退後、牧場に戻して繁殖牝馬として起用することも可能になった(前作では牝馬は生まれなかったので繁殖牝馬の購入が必要だった)。 因みに世代を重ねるほど牝馬は生まれにくくなる(*4)ので自家生産だけでは自ずと行き詰まる。 毛色が正しく設定されるようになった。産駒や種牡馬のパラメータとしても明記される。 前作までは「栃栗毛」は「栗毛」と同じ色、「黒鹿毛」「青鹿毛」「青毛」も全て同様の黒っぽい色だったが、本作では全て異なる色である。 突然変異の「白毛」も登場。自家生産牝馬の産駒としてのみ、非常に低い確率で誕生する。 珍しいだけで特別な能力があるわけでもないのだが、(白毛馬が活躍する)漫画『みどりのマキバオー』の連載時期と重なったこともありプレイヤーを喜ばせた。 パドックの導入。 レース前にパドックでそれぞれの馬体重と、解説者の見た所感を聞くことができる。 レース展開に「最終コーナー」が追加。 「スタート」→「道中」→「最終コーナー」→「ゴール前最後の直線」→「着順掲示板(結果告知)」という順番。 レースタイム及びレコードタイムが導入された。 優勝馬のゴールタイムが測定される。ファミコン版では空欄のままだった掲示板のタイム欄がしっかり表示されるようになった。 それぞれの競馬場でそれぞれの距離に紐づいてレコードタイムが記録されている。この一覧は厩舎で見ることができる。 対象のレースで、それを上回るタイムを出すたびに更新されていく。 初期状態は1993年終了時に準じており、ここだけは実名で登録されている。つまり何十何百年とプレーすると、架空(自分の馬)やなまった名前だらけになる。 ただし、プレイヤーが見ていないレースではレコードが更新されることはない(そもそも処理的にはプレイヤーが見ていないレースは実際に行われていない)。 「芝」「ダート」に加えて新しい調教メニューが追加された。効果は低めだがリスクも小さいので、木曜(2回目)の調教向き。 「ウッドチップ」 「単走」のみで「馬なり」「強目」「一杯」を選択。ダートと同様スタミナ強化で、大体ダートの「単走」とさほど変わりはない。違いとしては脚への負担が小さいものの疲労が抜けにくい。レース後すぐの調教には不向きだが、休養後など疲労のないときに短期間でスタミナを回復したり、馬体重の微調整をしたい時には便利。 「坂路」 単走のみで強度も選択不可。芝「強目」と同じスピードアップが図れる。脚への負担は芝よりも小さくて済む。体重の減りは2kg又は4kg。この調教で直接故障はしないが疲労が溜まり、これを行った週にレースに出すとレース中の故障率がアップする。ダートの併せ馬と交互に行うことでバランスよく鍛えることができ、使い勝手の良いメニューとなっている。 設定上はウッドチップの坂路なのだが、通常のウッドチップ調教とは性質が大きく異なる。 「プール」 単走のみで強度も選択不可。ダート「強目」の半分ほどのスタミナがアップ。泳ぐ格好なので脚への負担はゼロで疲労も残らない。体重の減りは2kg又は4kg。この調教で直接故障はしないのは「坂路」と同じ。レース直前の木曜にもう一絞りしたい場合はうってつけで、軽度の故障(跛行・ソエ)を負った馬でも安全に体重調整できる。 セリ市の導入。 前作までは単に購入するだけの市場だったが、オークション形式となり値段がガンガン吊り上がるようになった。 そのため、できるだけ安く購入するには終了ギリギリまで待つ必要がある。 併せて「持ち込み馬(受胎済馬)」が導入された。 売られている繁殖牝馬の中には受胎済みのもいる、それらはサドラーズウェルズ(*5)、カーリアンなど、プレイヤーには直接種付けすることができない海外のエリート種牡馬である。ただし、持ち込み受胎済の繁殖牝馬は高齢なのに、種付け時8歳の若い馬と同額なので割高。翌年以降は受胎できないことも多く、最悪の場合は出産前に死亡してしまうリスクもある。総じて費用に見合った効果が期待できるとは言い難く、有り余った資金の使い道としてのおまけ要素に近い。 海外遠征による隠れGI「凱旋門賞」(*6)がコンシューマー機初登場(なお「凱旋門賞」自体の初登場はPC-98版) 出走条件もかなり厳しく「皐月賞を除く2000m以上のGIを2勝以上した5歳~7歳の馬が、その年の宝塚記念を勝った後、出走させずに(放牧は可)9月1週に健全な状態で入厩している」というもの。 出走してくるライバルはいずれもジャパンカップ以上に強力なのは言うまでもない。まさに本作最難関レースと言えよう。 レース自体はもとより、前走から3ヶ月以上空いてしまう上に、1ヶ月間の遠征中は調教が一切行えないので体調管理が非常に難しい。 また一度出走した馬は再び条件を満たしても二度と挑戦できない。チャンスは一度きりである。 ブリーダーズカップの導入(*7)。 4歳~9歳で一度でもレースに出走した馬であれば、それぞれの牧場から直接出走でき、パスワードで友達の馬を登録しての対戦も可能。 パスワード発行は有料で100万が必要(*8)。 そのため未勝利のまま5歳となりレースに出走できなくなっても、このために調教を続けることが可能。 このレースでは自分の馬もライバル馬同様の扱いとなるので故障はしない。 主に1984年生組までのライバル馬が引退。 タマノクロス(タマモクロス)、ベリーナイス(メリーナイス)などがライバル馬から外された。これらの中には種牡馬入りしているものもいる。 しかしイナリアン(イナリワン)や1983年生まれのメジロデュラン(メジロデュレン)やホーリックスなどそのまま現役続行しているのもいる。 レースVTR機能。 レース前に「録画予約」しておくと、そのレースが記録され、後でいつでも見直すことができる。 最大10枠まで保存可能。 これは牧場単位ではなく、ソフトの中での保有枠で牧場3つで共有しているような形。またブリーダーズカップも録画可能。 ターボファイルにも保存可能。1つのバンクに最大3つ分(計30枠)を保存できる。 牧場の拡張。 初期段階では競走馬6頭、繁殖牝馬2頭まで。資金と飼養馬の数が増えると拡張できるようになる。 第2段階では競走馬10頭、繁殖牝馬4頭まで所有することができる。 更に拡張した第3段階では競走馬16頭、繁殖牝馬6頭まで所有することができる。 予後不良時に専用の背景と共に生涯成績がスクロールする。 前作では発生したレースが終わった直後にデモ演出が流れていたが、その週のレースをすべて終えた後に流れるようになった。 レース後に予後不良の診断が下されたとのメッセージがレクイエム調の音楽と共に現れ、生涯成績としてその馬が出走した全レースの着順がスクロールし、最後に*戦*勝と表示される。 前作は黒背景に白文字(しかも予後不良の文字は大文字)と非常にトラウマチックだったが、本作では夕日に照らされた墓標らしき場所に馬の顔が残像のように浮かび上がっている背景に白文字(文字の大きさはすべて同じ)がスクロールする。いずれにせよトラウマチックであることには変わりないが、レクイエム調の音楽がそれほどトラウマを抉らないのが救い。 評価点 新しい目標「凱旋門賞」「全重賞制覇」。 前作までは全GIの制覇のみだったが、今作での全GI制覇に凱旋門賞は含まれていない。そのため牧場運営と競走馬育成を継続する新たなモチベーションにもつながる。 また、優勝したGIIとGIIIも記録されるようになった。エンディング画面でしか確認できないが、優勝したことのある重賞の名前が全て表示されるようになった。 ただしコンプリート特典は無く、抜けがある場合もプレイヤー自身がチェックしないとわからない。次回作以降は「トロフィー」として展示室に可視化されることで改善。 馬たちがグラフィックで見られるようになった。 前作の扱いが文字だけだったことを思えば、より馬を生きているものとして感じられ、愛着も湧きやすい。牧場でじゃれあったりする様子を見れば心が和むだろう。 毛色も正しく設定されるようになったので、青毛や栃栗毛、白毛といった希少な馬を眺める楽しみもある。 前作のように関東/関西は「ただ、そこにいるだけ」だった点が所属になり、現実味が増している。 ブリーダーズカップの普及とその盛り上がり。 牧場で発行されるパスワードを共有することで、2020年代と比べオンライン環境が貧弱なためゲームの同時対戦がほぼ不可能であった1994年当時においては非常に画期的な「遠隔地に住んでいる者同士によるゲームの対戦」を実現した。 前述のようにブリーダーズカップ自体はPC-98版が初導入であった。しかし当時のパソコン普及率は低かったため、その人気は限定的なものであった。当時大変普及していたスーパーファミコンソフトで導入されたことで公式大会やパソコン通信上での対戦が非常に盛り上がり、ダビスタ自体の人気上昇にも大いに貢献した。 その盛り上がりぶりは当時の公式戦優勝者のインタビュー記事が現実のスポーツ雑誌である『Number』の競馬特集に掲載されたほど。(参考) 賛否両論点 血統の楽しみ方が拡大した。 牝馬の産駒が繁殖牝馬として使えるようになり、血統を作り上げる楽しみが増した。これにより次の代を見越して配合するなど、計画性が非常に大事になった。代重ねは通常プレイでも最強馬育成でも有効な手段。 ただし代を重ねるほど牝馬が生まれにくくなり、三代目以降ともなると牝馬が産まれる前に繁殖牝馬が寿命で死んでしまうことが多い。最強馬生産にはターボファイルツインが必須。 広がった調教の手段。 特に脚部が弱い馬には、追加された新しい調教パターンが活かせる。 ただし、時間効率ではかなり悪いものになった。 問題点 仕様上は有効なはずのインブリードとニックスでスピードアップ・スタミナアップ効果が出ない。 ニックスは本来スピードとスタミナを強化するはずが、何の効果もないものになってしまっている。 インブリードも同様だが、底力アップ・気性難・ダート適性アップ効果などはしっかり出る。 結果としてスピードを高める手段が「短距離適性の種牡馬を付ける」「実績Aの種牡馬による底上げを期待する」しかなく、特に序盤は攻略の幅が非常に狭くなってしまっている。 距離適性下限1000mかつ実績Aのスティールハートが最強種牡馬と呼ばれる理由である。 発売から20年以上ほとんど知られていなかったのだが、初期の大会優勝者も完全アウトブリードで生産していた等、当時から知っている人は知っていた模様。 前作までと比べて本作の難易度は高いと言われていた。当てにしていた強化要素が実はほぼ無効だったとなると当然である。 操作のレスポンスがやや鈍い。 特にそれが顕著に感じられるは月単位のスキップで、飛ばすにもボタンを押してからタイムラグがかなり長い。 パドックのメッセージが遅い。しかも1頭単位で飛ばせない(まるごと全部スキップは可能)。 そのため自分の馬は大外の12番枠だったりすると、かなり長い間待たされる。 これは次作で改善。 牧場(セーブデータ)に名前を付けられるようになったが、平仮名しか使えない。 初期状態ではカタカナが使えているのだから少々不親切。 騎手の漢字表記とリストに相違があるものも見られる。 例えば美浦の大塚栄三郎(*9)も「おおづか」ながらパドックの横断幕では「犬塚」になっていたり、栗東の岸滋彦(*10)は「きす」だが、パドックの横断幕では「騎士」となっているなど。 一応続編の『III』ではこのパドックでの漢字表記が使われているが、栗東の田原成貴の「たわら(FC版およびII)」「田薔薇(PC版およびIIの横断幕)」「田茨(III)」のように表記がバラバラな例もある。 折角の対戦モード「ブリーダーズカップ」が導入されたものの、プレイアビリティや仕様に問題が多い。 東京競馬場の4パターンしかない。芝はマイル(1600m)・クラシック(2400m)・ディスタンス(3200m)と主要距離が揃っているが、ダートは2100mのみ。 パスワード入力した馬のデータが保存されない。そのためレースのたびにパスワードを入力する必要がある。 自分の馬は牧場から直接出せるが、ベストのタイミングで出すにはその場でパスワードを取って入れなければならない。あるいはターボファイルに保存する必要がある。 これも次作で改善される。 馬の実際の能力は一定値以上は反映されなくなる。その代わりに「戦績ボーナス」が加算される。 このため最強クラスの馬であってもブリーダーズカップで実力を再現するには60勝近い戦績が必要。逆に、それより弱い馬でもさらなる戦績を重ねると同レベルのスピードになるため、単純な実力勝負とはかけ離れたものになる。 なお戦績ボーナスを含めてスピードを上げすぎるとオーバーフローを起こし弱体化する。このため最強馬生産においては、どこまで戦績を積むかの見極めも必要だった。 初期状態で保有できる馬の数が大幅減少。 FC版ではデビュー前&現役馬を10頭、繁殖牝馬を5頭保有できたが、本作ではそれぞれ6頭と2頭しか持てない。 牧場拡張により最終的にはFC版より多く持てるようになるが、そのためには計13億円かけて2段階(最大)まで拡張する必要がある。 特に、生産馬を繁殖牝馬にするシステムが登場したにもかかわらず初期状態では2頭しか持てないのは非常に厳しい。 基本的には「仔出しのいい牝馬を残して他は売却する」ことになるだろうが、まずは繁殖に上げてみないことには真価はわからない。 逆に、現役馬を最大16頭も保有できるのはオーバースペック気味。おまかせ調教は存在しないので、初期状態の上限である6頭でも同時に育成するとなると管理が煩雑で、思考が回らなくなることが多い。 エンディング後は同一レースに自分の馬を何頭でも出せるようになる(クリア前は2頭まで)のでダミー馬を出走させることにより少しは勝ちやすくなるが、最難関である凱旋門賞には出走条件の関係で1頭しか出せないためあまり意味がない。 あるいは、思い入れのある馬を手放さずに残しておきたいプレイヤーのためのシステムとも言える。次回作以降は専用の「功労馬」という枠ができたが、本作でもそれに近いことは可能。 最大まで拡張すると牧場画面でスクロールが発生するようになり、ゲームのテンポが悪化するのも問題。 総評 全体的にはファミコン版からの順当なグレードアップには違いない。スーパーファミコンへの移行によりグラフィックやサウンドが強化、牝馬限定レースも加わり、より現実の競馬に近づいた。自家生産牝馬はそのまま繁殖入りできるため血統を作る醍醐味も味わえるようになった。また対戦モード「ブリーダーズカップ」が人気を博したことにより、ダビスタ自体の人気が大いに向上したことも無視できない功績である。 一方でレスポンスやテンポの悪さなど全体的にスロー気味な展開が目立ち、プレイ中はややストレスがたまりがちになる一面もある。また「ブリーダーズカップ」の使い勝手の悪さ、夏場の北海道開催がないなど現実競馬の再現も充分とは言い難く、まだまだ改良の余地が多くある点も否定できない内容だった。 その後の展開 1994年9月30日『ダービースタリオン エキスパート』がPC-98で発売。通称『EX』。 既に発売されていたPC-98版のアップグレード版。種牡馬や繁殖牝馬の追加、ゲームバランスの調整などが行われている。 ブリーダーズカップ登録馬のパスワードが32文字になり『III』との互換性がある。 1995年1月18日『ダービースタリオンIII』がスーパーファミコンで発売。 北海道の競馬場や、中央4場(東京・中山・京都・阪神)と同時にローカル開催など、だいぶ現実の競馬に近づいた形になっている。 またシステムとして「おまかせ厩舎」が導入され、調教のセオリーや出すべきレースが分からない入門層に対する敷居がだいぶ下がった。 余談 初期状態の牧場名は「アスキー牧場」「ダビスタ牧場」「ベスプレ牧場」となっている。 「ベスプレ」とはダビスタ同様、薗部博之氏が手掛けたシミュレーション野球ゲーム『ベストプレープロ野球』(1988年7月発売)であり、シリーズ初作は『ベスト競馬 ダービースタリオン』と、その亜流だった名残がこんなところに垣間見える。 本作のオープニングでは競馬実況風のボイスが流れ、そこでは「ベストプレー」と「ダービースタリオン」が競走馬の名前として登場する。 『III』では牧場枠が2つになり「アスキー牧場」「ダビスタ牧場」だけになった。 「もちかね牧場」 牧場にこの名前をつけると初期資金1500万に100億プラスと潤沢な資金を持ってスタートできるが、ブリーダーズカップへの登録(パスワード発行)ができない。登録しようとすると調教師に拒否され、パスワードの代わりに意味不明な数字の羅列(*11)が表示される。 しかし初心者がこのゲームのシステムに慣れるエントリー層向け要素として愛された。 またエンディングを展示室からいつでも見ることができ(*12)、普通ならなかなか見られない税務署イベントも開始から1か月進めるだけで簡単に見ることができる。 これとは逆に「ぼんびー牧場」で始めると初期資金が200万に減少した状態でスタートする。ただでさえ余裕のない初期の資金繰りがさらに厳しくなり、維持費や預託料の発生も考えるとしばらく破産と隣り合わせという「ハードモード」のような形で始めることも可能。 「しずかな牧場」で始めるとBGMが一切流れなくなる。 これらの特殊な状況で開始できる牧場名は『III』や『96』でも名称を変えて引き継がれている(*13)。 『III』の回転馬のように馬体重を回転できるが、能力上限突破バグは発生しない。 実力ナンバーワンの「おたべ」の漢字表記。 モデルは岡部幸雄でパドックの横断幕では「小田部」(『III』ではこの表記になっている)だが、現実でこの名字の読みは「こたべ(*14)」や「おだべ」が圧倒的に多く、上記のような呼称は滅多にない。 そもそも「おかべ」をなまらせた結果が上記なので、それに無理矢理漢字表記をくっつけたのだから仕方ない話だが。 晩成型は3歳時の牧場長コメントで「どうもオク手のタイプのようでデビューは遅れるかもしれません」と言われる。 「オクテ」とは「早稲(ワセ)」の対義語で「晩稲」と表記し、本来は遅くに実を付ける作物のことであり、これが転じて大器晩成的な意味合いで使われるようになった。またはそれが転じて「晩生」などの表記もされるようになった。 また「奥手」という言葉自体も元来存在するものだが「奥の手」と言う意味で使われ、一種「とっておきの大技」のような意味合いである。いずれにせよ元々晩成的意味合いで使われる「オクテ」の「テ」は「手」ではない。 だが競馬ブーム最中の人気ゲームであるダビスタシリーズで「オク手」と表記されたことで晩成的な意味での「奥手」が一般的になり「奥手男子」などのような言葉が生まれるに至っている。 無料種牡馬・マチカネイワシミズ 種牡馬の中で一際目立つのは、種付け料別の最下位にいる「マチカネイワシミズ」であり、なんと無料。 本馬は父・ファバージ、母ロッチの間に1983年に生まれ、4歳(1986年)4月とかなり遅いデビュー。デビュー後はそれを含む条件戦3連勝の後、菊花賞7着、阪神大賞典2着で5戦3勝の後故障し1年以上かけて復帰を図ったものの叶わず引退したため、これといって実績を残せなかった馬だが、全兄(*15)にハードバージ(1974年生まれで1977年の皐月賞馬)がいることで血統を買われて1989年から種牡馬として起用された(*16)。 上記の通り競争成績でまったく光るものがないため交配相手が集まらないことを危惧して当初20万に予定していた種付け料を思い切って無料にしたためそれがゲームでもそれが反映された形になっている。実際これが功を奏してわずかながら交配相手が得られた。 この「無料」はひときわ目を引く存在に違いなく、スタート時の繁殖牝馬が最低クラスな能力しかない、高い種牡馬をつけても大して強くならない、そもそも名馬を選べるほど初期資金に余裕がないといったことも手伝って、ダメ元という一面も強いが結果的にそれが偶然強い馬を出したりもしたこともあり、ダビスタプレイヤーの間で有名となった。 本作では調教もされず売却前提での利用が多かったが次作では「おまかせ厩舎」が導入されたことで、手間いらずで走らせられるのでデビューすることも多くなり、更にインブリードがちゃんと機能することでナスルーラ重複クロスによる恩恵にもあずかりムラは大きいもののちゃんとレースで実績を上げる産駒も輩出するようになり、一層知名度を上げていく。そして「無料」を活かした活躍を『96』まで続けることとなる。 1995年に種牡馬としては廃用されたので本来ならば『96』では出ないはずだがシリーズで屈指の人気を誇ったため事実に反して特別に残された。 『III』や『96』の頃は競馬ブームが一層熱を帯びてきたこともあってか、その知名度はますますアップし結果的に無冠だった本馬は一応クラシックホースである兄ハードバージよりもその知名度を高めることとなった(*17)。
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タイトル(コピペ用) ダービースタリオン3 ジャンル その他 このページを編集 海外タイトル 発売日 1995/01/20 動画を追加 シリーズ TASVideosForum 現行最速 -表示 国内版 ここを編集 記録 45 01 追記回数 4089 Player narimasa TASVideosページ TASVideosStatus 転載元 分割リンク part2 マイリスト mylist/9662059 備考 Movieファイル 解説 その他 -表示 過去最速 +表示
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今日 - 合計 - ベスト競馬ダービースタリオンの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 15時52分05秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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ダービースタリオン ダービースタリオンSwitch版 ついに親子二代の日本ダービー制覇を達成できました! そして、二代目の馬は無敗だったので、凱旋門賞に挑戦しました… 親子二代日本ダービー制覇【Switch】 親の世代はセーブ リトライを結構しましたが、この世代はあまりせず(数回した)に無敗のダービー馬になってくれました… 凱旋門賞2回目の挑戦(親子二代日本ダービー制覇馬のその後…)【Switch】 無敗だったので、凱旋門賞に挑戦できました。トータル2回目になります。 凱旋門賞の出走条件 河合厩舎以外当該年の宝塚記念を勝利する。 宝塚記念以外の中長距離(2000m以上)G1を2勝する。※ただし秋華賞とホープフルSは除く。 9月1週目の時点で入厩して、故障していない。5歳以上の場合:直近1年間で4着以下が1回以内で、他は3着以内とする。 河合厩舎4歳以上当該年の宝塚記念を勝利する。 宝塚記念以外の中長距離(2000m以上)G1を2勝する。※ただし秋華賞とホープフルSは除く。 9月1週目の時点で入厩して、故障していない。 3歳当該年の皐月賞と日本ダービーを勝利する。 無敗である。(Webの情報でしかないので、早熟系の強い馬が出たらセーブ リトライで試してみます) 9月1週目の時点で入厩して、故障していない。 ドバイWCの出走条件 共通(河合厩舎専用の情報は見つかりませんでした)当該年のフェブラリーステークスを勝利する。 前年のチャンピオンズカップを勝利する。 それまでのレース成績をすべて3着以内とする。 3月1週目の時点で入厩して、故障していない。 凱旋門賞初出走【Switch】 何度かセーブ リトライをしてしまいました…4歳時の秋天がなかなか勝てず、何度かやり直してしまった… ドバイWC初出走【Switch】 セーブ リトライ無しで一発で出走出来ました。ホッコータルマエの仔になります。
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ダービースタリオン96 【だーびーすたりおんきゅうじゅうろく】 ジャンル シミュレーション 対応機種 スーパーファミコン 発売・開発元 アスキー 発売日 1996年3月15日 定価 12,800円 プレイ人数 1人 判定 良作 ポイント ライバルや騎手が実名化しファンファーレは現実再現になったパスワードでカセット間の交流が可能に唯一のサテラビュー対応「面白い配合」の登場 ダービースタリオンシリーズ 概要 変更点 評価点 賛否両論点 問題点 総評 その後の展開 余談 概要 1996年に発売した競馬シミュレーションゲーム「ダビスタシリーズ」の6作目(「全国版」を2作目とみなせば7作目)。 基本的なシステムは前作から引き継がれているため、本項では変更点のみにとどめるものとする。 ファミコン系ハードでは4作目だがゲームの地盤は完全に『III』ベースでマイナーチェンジのため『無印』→『全国版』同様と新しいナンバリング『IV』扱いにしていない(「3.5」のような位置付け)。 ゲームの根本は前作のマイナーチェンジだが実名化や後述の新機能の数々が高い評価を得ている。 変更点 レースプログラムが1996年準拠になった。 そのため展示室のGIレイを飾れる枠が3枚分増えた(*1)。 これらはレベル自体は低い部類なので、GIが増えたとはいえ全GI制覇のハードルは上がっていない。むしろ後述のライバル馬が姿を消したことで下がっている。 レース中以外でもリセットを押すと翌週に飛ばされるようになった。 セリ市でのリセマラが若干しにくくなった。 調教での故障「ちょっと脚を気にしながら走っているようです」「なんか様子が ヘンです・・・」が出たらリセットで簡単に帳消しにできなくなった。 セーブさえしなければできなくもないが他の馬の調教や予定していたレースを全てご破算にしなければならなくなるリスクがある。 幼駒や自家生産の繁殖牝馬を売却するとパスワードが発行され、それを入れることでその馬がセリ市に登場する。 これによりタダではないが(どころか売却時の10倍の値)、カセット間で産駒をやり取りすることができるようになった。 雑誌や攻略本などでは安くて強力な馬のパスワードが多数公開され、初心者を大いに救済した。現在もネット上で大量に公開されている。 自分で入力することも可能なので、有力馬のクローンを作ることもできる。 しかし、この馬をブリーダーズカップに出すと母が「たぼくじょうせいさんば(他牧場生産馬)」という扱いになる。大会では禁止される場合が多い。通常のゲーム内では全く問題はない。 サテラビューにも対応し、その放送から来るデータを受信できる。 サテラビューは、サテラビュー本体に加えて衛星アンテナ、AVセレクタ、8Mメモリーパックといった設備や周辺機器が必要なことから当初から普及せず、次世代ハードが既に普及していたことや、購入箇所の少なさ、システムの複雑さなどから利用者数が伸びず終了した。ダビスタシリーズにおいては本作のみの機能である。 この関係上本作のロムカセットは8Mメモリーパック対応のために同じサテラビュー対応の「SDガンダム GNEXT」などと同じ大きな形状をしている(*2)。 データ配信によって追加種牡馬をダウンロードすることができた。後にパスワードが公開されて単独でも利用可能になった。 音声による解説と実況付きで公式大会が放送され、またそれに対してゲーム内通貨(本作ではなくサテラビューのシステム上)を賭けることができた。 リアルな要素が強まった。 競走馬や騎手たちが全て実名になった。 後述の続編では騎手は再びなまったものに戻されている。 後に再び実名化されたものの、実名かつ似顔絵ありというのはシリーズでも本作のみの特徴である。 更にファンファーレも実際の曲が取り入れられた。 ブリーダーズカップのファンファーレはGIのものが使われるが、北海道の2つは関東版のものが使われる。 一部騎手のラインナップが変更。 栗東の御屋敷(小屋敷昭)が塩村(塩村克己)に、武豊(前作では変名で「滝」)が先行から自在になった。 塩村は1994年に秋の天皇賞をネーハイシーザーで勝ったことで若手の注目株となったが前作はそれから3ヶ月弱で発売されたことを考慮すると時期的に取り込めなかったので、本作まで持ち越されたのだろう。 外国人騎手としてオリビエ・ペリエ、マイケル・ロバーツが追加。 ゲーム内では名字(ラストネーム)のみの表記。前作で「リサ」だったリサ・クロップも「クロップ」になった。 デビュー前であれば名前の変更が可能になった。 初代から登場し続けたライバル馬の1985年生世代が引退。 アグリキャップ(オグリキャップ)、スーパークリック(スーパークリーク)、サクマチヨノオー(サクラチヨノオー)といった1988年クラシック世代(1985年生)がライバル馬から姿を消した。 彼らをはじめ10頭はブリーダーズカップになまった名前のまま初期登録されている(*3)。 ライバルとしてはいなくなったが、オグリキャップはシリーズでは初めて種牡馬として登場している。 種付け時「ニックス」「インブリード」に続く第3要素「面白い配合」の追加。 血統の多様性を評価したもので、いわゆる「異系の活力」的な概念をゲームで再現したもの。 主な効果は勝負根性の強化と、スピード・スタミナの上限値の上昇。特にリスクはない上、後者の効果により特にニックスやインブリードとの併用で効果を発揮する。仕様を知らなければ非常に見つけにくいが、現実の名馬を再現した配合で発生しやすい。 これにより「インブリードをしないと強い馬が生産できない」という悪しき傾向をなくし純粋なアウトブリードでも可能性を広げている(*4)。 これが告知されるのは「ニックス」「インブリード」非対象の場合のみだが、左記とダブっていた場合でも告知はされないが機能している(隠れ面白い配合)(*5)。 「面白い配合」については公式で仕様が明かされず、初期の攻略本でも未解明の要素として部分的に扱われるに留まっていた。ヘビーユーザー達がパソコン通信での情報交換を駆使して解明していった経緯がある。 「危険な配合」のリスクが大幅強化。 それまでは50%以上のインブリード「危険な配合(*6)」の弊害は大きいとはいえその悪影響は気性と丈夫さのみだったが、勝負根性にも大きく影響を及ぼすようになった。 これにより、それをすると脚元が弱くて故障しやすく気性が悪いのに根性なしというダメ馬になりやすく、通称「ノアノア(*7)」のような外道配合の有効性が非常に薄くなった。 前作で猛威を振るっていたナスルーラなどの「スピードダブルアップ」のインブリード効果がやや弱体化された。 前作にあった馬体重ループのバグ技が封じられた。 データ上の処理限界の下限値(256kg)以外に、それぞれの馬に適正体重-100kg程度に左記とは別口の予備的な下限値が設けられ、これに達すると調教ならば必ず「なんか様子がヘンです・・・」と出て「屈ケン炎」「かなりの重症です」「なんとか命はとりとめましたが…」の故障が発生するようになった(「屈ケン炎」が圧倒的に多い)。 坂路やプールならば上記のメッセージは出ないので対象外だがループさせようと思ったら週を送った場合のプラスで埋められてしまい、レースに出せば最低限レース後に故障発覚で上記いずれかになる。 そもそもどんな小柄な馬でも適正体重が300kg台になることはないので、300kg強の予備下限値から2回行っても4~8kgしか落とせない坂路やプールのみで256kgまで落とすこと自体不可能である。 評価点 すべてに亘ってリアル路線が強化。 今まではなまっていた名前のせいもあって、マヌケな響きが付いて回ったが、それらが解消された。 ファンファーレも現実通りになり、競馬を知っている層からすれば現実とイメージをリンクさせやすくなった。 2022年現在においても、現実のファンファーレを使用している競馬ゲームはダビスタシリーズのみである。 産駒の名前を後から変更可能になった。 これにより売却値や入厩までのコメントを見て付け直せるようになった。現実でも産まれた直後に馬名登録をするわけではないので、これもリアル路線の一環と言える。 今までは期待して付けたら気性難や根性なしだったりで即売り払ったり、走らせる気もなく即座に引退させたり、逆に片やハナから売り払うつもりで「アアイ」「アカ」(*8)などと雑に付ければ、それがまさかの高値が付いて、走らせてみれば強かったりとプレイヤーの意にそわない悲劇が多かったが、それが解消された。しかも売り払ったり無出走引退させても当分同じ名前が付けられないので、思い入れのある名前を再び使いたければ相当な時間をロスしなければならず、大いに不便だっただけに、それが解消できたのも大きい。 逆にダメな馬を売り払う時に適当に付け直して売ることもできるのでより便利になった。 パスワードにより楽しみ方の幅が拡大。 ファミコン時代から忌み嫌われたパスワードだが本作では一転、好まれている一面が強い。 それというのも、ブリーダーズカップだけでなく、自身が生産した繁殖牝馬を売却時取っておくことでタダではないが後のプレーで再利用出来たり、アスキー自身が発行するものを入れることで本作では引退した過去作の種牡馬トウショウボーイ(1992年に死没したため「全国版」までの登場)や、持ち込みの種牡馬であるサドラーズウェルズやレインボークエストなどを利用出来たりと非常にその用途を広げている。 これらの追加種牡馬はサテラビューで先行配信された後、パスワードが公開された例が多い。 無料で牧場を拡張したり資金を追加するといったお助けパスワードも用意されている。この方法は牧場名に依存したものではないためブリーダーズカップのパスワードは普通に発行される。 競馬通をニヤリとさせる面白い配合。 これに多いのが実際の名馬同士なのが典型で、一例として「ミルラインレート(ミルレーサー)×サンデーサイレンス=フジキセキ」「フィガロ(マガロ)×サンデーサイレンス=タヤスツヨシ」等であり、競馬通にとっては嬉しい要素であり、これらは攻略書籍でも広く知れ渡った。 サンデーサイレンスはインブリードでは有効なのが少ないがマイナー血統が多いので面白い配合になりやすく、価値を高めている。 その一方でアンドレアモンのように、アウトブリードの面白い配合が成立しやすく面白いと言われやすいが底力Cのためロクに効果を発揮できないものもいるが、その辺りの判断もしやすい。 いずれにしても前作における「アウトブリード=ダメな配合」という現実にそぐわない悪しき設定がいくらか改善された。 実際初期のチャンピオンホースは面白い配合とアウトブリードを駆使して生産されており、『III』における極端な多重インブリードに偏重した環境に慣れていた当時の多くのプレイヤーに少なからぬ衝撃を与えている。 特例として登場のマチカネイワシミズ。 『II』で登場した無料種牡馬マチカネイワシミズは1995年に種牡馬登録を抹消され用途変更になっていた。 そのため、本作では本来ならば登録から外されるはずだがシリーズ屈指の人気種牡馬だったため特例として登場している。 現実ではともかく、ダビスタでは屈指の人気だったので粋な計らい。 賛否両論点 1996年から中京競馬場の「高松宮杯」がGIになった影響でローテーションのスタイルが変わり森山、山藤厩舎の使い勝手が悪くなった。 それというもの6月1週になった高松宮杯に4歳馬でも出そうとするようになり(場合によっては5月4週の新GI「NHKマイルカップ」から連闘で)、キャンセルするとオークスや日本ダービーに使うことなくメトロポリタンステークスやエプソムカップに出そうとする。出したら出したで次は安田記念(又は金鯱賞)を目指す。また4歳秋も天皇賞(秋)に出してしまい菊花賞に出さないという悪癖を見せるようになった(牝馬の場合だと秋華賞には出す)。 このせいで、この両者のお任せに有力な馬を預けていると、オークス、日本ダービー、菊花賞、この3つのGIレイだけゼロで他ばっかりガンガンたまる異様な光景になる。そのため競馬をそれなりに知るビギナー層にとっての森山、山藤は「クラシックの価値がわからないクソ調教師」の汚名をほしいままにした。 裏を返せば格の高いこの3レースは自分でなんとかしろということでもある。また美浦の藤枝、奥田はオークス、日本ダービー、菊花賞にも積極的なので選択の幅を広げたことになる。「森山・山藤が優秀」という言葉を鵜のみにした初心者は、GIレイの獲得は多くてもクラシックは皐月賞と桜花賞ばかり蓄積するという形になるので、ある意味で展示室はプレイヤーの質を見極められる指標としてより強いものになった。 しかし、山藤はともかく森山はクラシックを視野に入れないなら旧来通り充分使えるので、その価値は失われていないし、セン馬に拘るならば屈指の去勢大好きなのでうってつけ。 また、このために本来は地味なGIII「エプソムカップ」がダビスタプレイヤーの間でネタとして一躍有名になった。 アグリキャップらの引退で強力なライバル馬が少なくなった。 とはいえ新登場のナリタブライアンは三冠馬にふさわしい強さだし、比較的手薄だった牝馬GIにもヒシアマゾンという強力馬が登場し隙が無くなった。最強の逃げ馬であるミホノブルボンは安定した強さを見せ、海外に目を向ければラムタラが最強馬として君臨している。 これら強力馬とカチ合わなければ勝てる実感が得やすくなった。また上位騎手の騎乗依頼へのハードルが下がったことで有名騎手を乗せやすくなった。因みに上記ヒシアマゾンの主戦は中堅騎手の中館英二というのもプレイヤーにとって上位機種枠を圧迫しないので助かるプラス要素である。 引退したとはいえブリーダーズカップにデフォルト登録されているので戦える機会がまったくなくなったわけではない。 人気種牡馬の能力が下方修正。 シンボリルドルフの気性がBからCにダウン。 安定がAからBになった点も含めて産駒によりムラが出るようになり、上ブレによる大物が出る可能性が増し、逆に下ブレによるクズ馬が出るリスクも増した(*9)。 つまり安定型はサンデーサイレンス、ノーザンテースト、リアルシャダイあたりが担い、対してルドルフはムラによる大物誕生に期待するようなタイプ(前々作でのトニービンのような位置付け)として差別化されたことになる。 しかし実際のルドルフはモガミやサッカーボーイといった気性が大いに難ありなものではなかった上に、そもそも『II』以前は気性Aだったというのも相まって非常に違和感がある。 トニービンの底力がAからBにダウン。 初年度産駒からウイニングチケット、ベガなど1993年のクラシックホースを輩出してきた人気種牡馬で、以後2年間はブライアンズタイムやサンデーサイレンスの台頭もあって多少霞んだイメージは否めないにせよノースフライトが1994年のマイルGIを連勝し、サクラチトセオーが1995年秋の天皇賞を制するなど(*10)産駒成績で申し分ないには違いなく、顕著な衰えを見せたわけでもないのに底力パワーダウンという明らかにマイナス評価がされているのは解せないものがある。 登場順に比較すると、『II』(1300万)では気性B、底力A、安定Bで地味に荒れる魅力があったのだが『III』(1400万)では安定Aになった時点で少々評価は微妙になったものの、高い肌馬との相性が良くなった意味でまんざら悪くはなかった。しかし本作では肝心な底力のパワーダウンはいただけない。 なのに種付け料は1500万と高くなり、能力でも1400万のブライアンズタイムより劣る存在になってしまっているなど、いろいろ首をかしげたくなる。 もっとも、新種牡馬や新システムとの兼ね合いも含め、既存の種牡馬が下方修正含めたパラメータ調整をされるのは仕方ないことである。 問題点 外道配合の荒業が封じられ、調教の馬体重ループも封じられたが新たなイカサマが誕生した。 それは、お任せ厩舎に預けておいて、月単位で飛ばしているとレースにも自動で出るのだが、そのレース中にリセットすると、再開時なんと同じ週から始まるので、再度同じレースが見られる。 騎手への指示が同じ(「任せる」「マーク」以外)なら全く同じ結果が出るので、先に上記の手段で着順掲示板を見てリセットすれば馬券の答えが最初から分かっているのと同じなので100%的中できてしまうのだ。ゲームとしては大いに問題である。 武豊は人気が集まりやすいので、武豊を主戦としレースにガンガン使う「古窪厩舎」がまさにうってつけで、同時に武豊は戦法タイプが自在になったとはいえ実は逃げだけは苦手なので、自分の馬に武豊を乗せて人気を集めておいて逃げると負けやすくなり、波乱になりやすいという意味でも二重で美味しく、序盤は確定馬券目当てに「お任せ古窪」が続出した。 また、この方法はイカサマであっても特殊な牧場名で大金を所持したわけではないためブリーダーズカップのパスワードも問題なく発行される。 種牡馬リストの最上位がサンデーサイレンスになっているのにライバル馬にその産駒がいない。 サンデーサイレンスは1991年から日本で種牡馬として起用され、1994年に初年度産駒がデビューし1995年は4歳(ジェニュインやタヤスツヨシなど)・3歳(バブルガムフェローなど)の二世代だけでリーディングサイアーを取ったことで一躍その名を轟かせたが、ゲームではその産駒はライバルとして全く出てこない。 ただ、シリーズの慣例からすると「発売2年前のクラシック世代」までがライバル馬の目安なので、登場しない事自体は不自然ではない。前作にもナリタブライアン等はいなかった。古馬としての活躍が未知数の馬は出しづらいのだろう(*11)。 上記の通り、スターホース目白押しな上にアグリキャップらがいなくなったのでその穴埋めとして起用しても良さそうなだけに残念なイメージが強い。彼らがいれば多少なりともライバル層が薄くなった手ぬるさをカバーできていたであろう。 相変わらず危険な配合を止めてくれない牧場長。 「うーん…これは危険な配合ですが…」と言いながら「わかりました。では種付けします。」と迷いもなくやってしまう。 これは前作まででも同じだが、リセットで簡単に回避できた。今作では強制的に週が送られてしまうことを踏まえると少々気が利かない。 本作では「ノアノア」など危険な配合の有効性が薄れただけに、危険な自覚があるのならば「はい」「いいえ」の選択ぐらいはさせてもらいたい。 中晩成馬 晩成型の種牡馬をつけるとたまに生まれる新たな成長タイプの馬で、普通馬よりもやや晩成寄りなためこう呼ばれる。晩成寄りのくせにピークは早熟馬と同じというとんでもない成長タイプである。なぜこんな使い物にならないタイプを新設したのだろうか? しかもピークが過ぎても告知されないのでなかなか気付きにくいのも難点。 同じようにバグとしか思えない成長型は前作まででも出現したが、研究が進んだ本作だからこそ問題視された部分がある。 総評 根本的なシステムは前作をそのまま受け継ぎ、データを入れ替えたマイナーチェンジにすぎないが、リアル要素の充実もあって、それにとどまらないものになっている。 サテラビューこそ使える者が限られるが、パスワードによる配合の幅が広がっただけでなく、危険な配合の穴だった部分や、レース中以外でのリセットによるイカサマの防止もあり、より実力が試されやすいものになったと言えるだろう。 また批判的意見もあるが、オークス、ダービーとクラシックの最高峰に関しては他人任せでは取りにくくなったことで、まさに実力証明のようなレースとなった点はよりこのゲームの奥深さにつながっている。 その後の展開 1997年7月17日にプレイステーションソフトとして初の『ダービースタリオン』が発売。 全体的にモデルチェンジし、調教のマニュアル、オートが途中切り替えできるようになったり、セリ市が常時開催でなくなったりしている。 また自分の所有馬が種牡馬になった場合、旧来作では実質「引退時に乗馬としてタダで引き取られるかわりに種牡馬として買い手が付き成績に応じた売却金額分の金を残してくれる」だけだったが、この作品ではセリ市限定で、その産駒が出てくるようになった。相対的に幼駒のセリ市の価値も上げている。 一方でライバル馬の実名はそのままでも、騎手がなまった名前に戻された残念な一面もある。 『96』の時点で騎手会に無断での使用だったので問題視された。後に和解したのか、『ダービースタリオン64』以降は再び実名になっているが、得意戦法などの寸評はオミットされ、リーディングを基準に序列化しつつも明確なランク分けは避けられるようになった。 スーパーファミコンとしては1998年9月1日に『ダービースタリオン98』が発売。 販売は任天堂。こちらは本作よりも『III』に近いマイナーチェンジ(*12)でスーパーファミコンではシリーズ最終作。種牡馬や繁殖牝馬はPS版と同様で、PS版の配合理論も採用され、パスワードもPS版と互換性がある。 ニンテンドウパワー専用ソフトのため、シリーズでもかなりマイナーな部類に入る(*13)。 それでも当時の書き換えランキングでは高順位に位置しており(参考)、中古のSFメモリカセットにもこのタイトルが入っていることが多かったため、それなりに売れてはいたようである。 カセットに最初からデータを書き込んだ「プリライト版」も店頭予約取り寄せで販売された。限定販売にもかかわらずオークション等でよく見かけるあたり、こちらもけっこう売れていたようだ。 なお『ダビスタ98』は書き換え用カセットのうち、ゲームデータに32Mbit中24Mbit、セーブ領域には256kbit全てを使う。ゲームデータ残り8Mbitのうちゲーム選択メニューに4Mbitを使うため、ダビスタ98を消さずに追記できるソフトは4Mbitかつセーブ機能のないタイトルのみに限られた。 インブリードに関する重大なバグがあり、ゲームバランスがおかしくなっただけでなく、これまで培ってきた配合理論を根底からぶち壊すことになった。マイナー作品で被害者が少なかったのが不幸中の幸い。 余談 説明書では騎手の名前が旧来通りなまったものになっているため「マイナーチェンジだから前作の画面を流用している」と思われがちだが実はそうではない。 実際の前作のものなら栗東の最下位騎手が「御屋敷」のはずだが、説明書ではその枠が「潮村」と本作で新登場した「塩村」を変名したものになっている。 恐らく当初は旧来通りなまった名前で行く予定で、だいぶ直前になって実名化に舵を切ったと思われる。 前作や前々作にあったデモムービーがなくなり、非常にシンプルなタイトル画面になった。サテラビュー連動を意味する人工衛星が横切るくらいである。 本作で騎手は実名になり「滝」が「武豊」になったが、現実では当時、武姓の騎手は他にいなかったため「武」のみの表記だった。 翌1997年に実弟の武幸四郎がデビューしたため現実でもゲームと同様「武豊」表記になった(*14)。 幸四郎は「武豊の弟」として早くから注目株でデビューも近かったため、それを見越して取り入れたものと思われる(*15)。 以後のシリーズ作品では公式で実名に戻るまで武豊は「滝登」という表記になる。 ブリーダーズカップでの不正が横行 当時は公式・非公式問わず様々な大会が行われていたが、馬の能力値をデータ改造した「改造馬」などを出場させたり、雑誌などで公開されていた他人の馬のパスワード(*16)で参加するモラルの無いプレイヤーによって、公式ブリーダーズカップの混乱は収まらなかった。 なお本作内で生産した馬に限らず、『II』や『III』、PC版『EX』のパスワードも読み込めるのだが、文字数によって区別できるようになっており、通常は96で生産された馬のみが参加可能であった。 騎手が実名になり、リアルな競馬とイメージを重ねやすくなった一方で現実の競馬に疎い人は騎手の「岡(岡潤一郎)(*17)」を「岡部(岡部幸雄)」と見間違えたという事例が多々あった。 岡潤一郎騎手は1988年デビューで栗東の安藤正敏厩舎所属。「ジューンペー」という愛称で親しまれ早くからその優れた才能を発揮して活躍し同年JRA賞最優秀新人賞に輝いた。1990年にはその才能を見込まれてオグリキャップにも騎乗したことあったほどで将来も有望だったが1993年1月、新馬戦での落馬事故により翌月若干24歳の若さでこの世を去った。 前作では「丘」と「小田部」、それ以前では「おか(そのまま)」と「おたべ」と明らかに違う字だったのだが、実名化したことで同じ「岡」の字を持つようになり、また岡部は一番乗せたい騎手なので自ずと名前も頭に入り同時に「岡」の字についつい反応しやすくなる習性がついて、同じ「岡」を持つ岡騎手が一瞬「岡部」に見えてしまったようだ。 しかし、まんざら悪いことばかりではなく、当時は岡騎手の死去から既にまる3年が経過し、普段の競馬ニュースなどではすっかり取り上げられなくなったこともあり競馬ブームが波に乗った前作あたり(彼の死後)からゲームを通して競馬ファンになった者にとっては岡騎手の知名度は低かったので、これを機に岡騎手に興味を抱かせるきっかけにもなった。生存していればプレイヤー馬にも乗せることができたと思われる(引退した騎手はプレイヤー馬には基本乗せられない仕様)。 この年行われた第26回高松宮杯はスプリントGIになって初開催で前々年の三冠馬ナリタブライアン(当時旧表記で6歳)が出走して話題となった。 しかしいくら三冠馬で当時の現役馬の中では実績ナンバーワンとはいえ中長距離クラスの馬にとっては明らかに短すぎる距離で、そんな距離を得意とする生粋のスプリンター相手に戦うは不利と見られ(*18)、更に前走「天皇賞・春(3200m)」との距離の乖離が大きいことも不安視され1番人気は取れず(それでも2番人気)結果もやっとこの4着だった。そしてこれを最後に屈ケン炎を発症し引退に追い込まれたためラストランになった。 実際に行われたのは5月、ゲーム発売は3月なので、そんな想定などできるはずもないためゲーム中では当然出てこない。よって本作中最も取りやすいGIである。 ナリタブライアン以外で実際に出走した面々のうちゲーム中でも登場する馬はビコーペガサスとフジノマッケンオーとドージマムテキがいるが、この3頭ともゲーム中の同レースでは出てこない。当該レースのライバルはサクラバクシンオーやヤマニンゼファーなど主に1990年代前半にスプリント~マイル戦線で活躍していた面々が顔をそろえている(厳密には95年までのCBC賞+ニシノフラワーなどG1クラスの馬)。なお95年までの高松宮杯は距離2000格GIIでそちらの出走馬は金鯱賞(96年からそれまでの距離1800格GIIIだったのが旧高松宮杯と同じ距離2000格GIIに昇格)で顔合わせる。 なお本作には厳密な意味での距離適性という概念がなく、長距離型の馬を短距離戦に出走させることで能力にデバフがかかるような仕様もないため、長距離で強い馬(スタミナがあって気性が落ち着いている)はスピードが足りていれば短距離でも強い仕様なので、仮に本作のナリタブライアンが高松宮杯に出たら強敵になっていたと思われる。これは実史通り出走してくるPS版で実感できる。実際勝ったフラワーパークより重い印奪って勝ってしまうケースも多い。