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「タブンネちゃん、タブンネちゃん、かぁいい肉球みせてよぉ!」 って言うとコクンと頷き、ころんと寝転がって、自慢気に足のうらをみせてくれます。 「かわいいでしょ!みんなみるとナデナデしてくれるんだ。」 と言いたげな顔をしてこちらをみてくるので、 「なぁんだ…可愛いのかと思ったらただの奇形じゃんw」って薄ら笑いをして剣山を刺してあげましょう。 「いやー!いたいよぅ!血ぃでちゃう」と言ってるかのようにミィミィ鳴くので、 「水玉模様になったらきっと可愛いよ!今のまんまじゃちっとも可愛くないんだもん!」 と言うと、今のままでも可愛いのに…って顔で涙を浮かべるので、さらに、 「ついでに形もヘンだからかえてあげるよ!」 って笑顔で肉球を削りましょう。 ハート型から丸い山ふたつを削ってダイヤ型にナイフでゴリゴリ! この時点で泡を吐きながら絶叫してますが、足で腹をおさえてごきゅごきゅポロン♪ごきゅごきゅポロン♪ 仕上げに写メを撮って、 「タブンネちゃん、ほぅら、水玉模様のダイヤ型!かぁいくなったね!」 って見せてあげると、 「やぁーん!こんなのタブンネの肉球ちゃんじゃないもん!」ってじたばたするので、 「さ、気を取り直してお散歩いこ!」 っていって歩かせましょう! 歩くたびにミィミィ鳴く声がとってもチャーミングです! 名前 コメント すべてのコメントを見る
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イッシュでは古来、タブンネは人々に救いをもたらすポケモンとして崇められていた。 しかし、海を渡って好戦的で肉を好む外来種が多く渡来し、戦いを好まず温厚なタブンネは恰好の餌食となり数が激減した。 そこでタブンネが種の存続のために身につけたのは類まれなる繁殖力であった。 捕食されてもそれを上回る勢いで繁殖し、生息域をイッシュ全土に広げていった。 だが次はこの繁殖力により問題が起こった。 数が増えすぎたことにより、原生の食料だけでは不足してしまったのだ。 とても仲間達全てを養えなくなったタブンネは人間の作る作物にも手を出さざるを得なくなった。 当時の人々にとって農業は生活の根幹である、貴重な作物が喰い荒されることに黙っていられるはずはなかった。 無論食害はタブンネによるものだけでなく、むしろ他の外来種によるものが多いほどだったが、 目立ちやすく逃げ足も遅いタブンネが捕まることがほとんどであった。 タブンネは活きるためにほんの少しの食べ物が必要なだけだったのだが、人間の作物を食い荒らしてしまったことで、 他のポケモン達の害悪も転嫁され、いつしか害獣として忌み嫌われるようになっていた。 タブンネは穏やかにひっそりと暮らしたいだけであった。 だが憎しみの対象となったタブンネは、人間からも狩られるようになってしまい、再び絶滅の危機に瀕することとなった。 ポケモンとは違い、明確な悪意を持った人間達が行うタブンネへの仕打ちは凄まじいものだった(詳しくはタブンネスレまとめwiki参照)。 周りは全て敵、虐殺を恐れたタブンネに残された道は、もはや表から姿を消し隠れ生きるしかなかった。 タブンネの技として特徴的な、「癒しの波動」「仲間づくり」「お先にどうぞ」などは嫌われぬために何とか生き残ろうと、 非力なタブンネなりに編み出した知恵なのだろう。 そして自分達の生活を脅かされぬため、己より強き物、弱き物を見極めて戦う洞察力を身につけた。 こうして、長い時が過ぎ、人々の記憶からタブンネにまつわる悲しい歴史が忘れ去られ 今日では再び人間のパートナーとして愛されるようになった。 それでも、未だに多くの人間がタブンネを狩り、虐待し続けていること、野性のタブンネが人を恐れ各地に隠れ住んでいるのは 長い歴史によって遺伝子に刻まれた本能なのだろう…。 名前 コメント すべてのコメントを見る
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野生のタブンネの親子(親1子3)を発見したので食べることにした。 まずあのタブンネ達を懐かせる。こちらから近づきオボンの実を与え、頭を撫でてやる。タブンネ達は嬉しそうだ。 どうにか俺の家の庭に連れてこれた。ここで子タブンネ3匹を抱きかかえる。すっかり信用しきったアホの母タブンネの目の前で子タブンネを水で綺麗に洗ってやる。 次にアホのタブンネ親子を室内に入れ、母タブンネが暴れないように固定する。子タブンネは虫籠に入れる。 はい、ここに用意したるは包丁。アホのタブンネ親子は包丁を見たことが無いので首を傾げている。 そこで手足にドーン!子タブンネの悲鳴があがり、次に母タブンネの悲鳴があがる。 痛くて逃げたくても俺がしっかり抑えているので逃げられず、そのまま失血死する子タブンネ。籠の中で子タブンネが逃げ惑う。母タブンネはもがくが動けず泣くしかない。 そのまま室内には俺の笑い声と子タブンネの断末魔、母タブンネのすすり泣く声だけが聞こえた。 子タブンネの唐揚げができたので食ってみる。なんだ、屑肉にはほど遠いと感じるほど旨かった。 可哀想なので母タブンネにも唐揚げを与えてみたが食べようとしない。 面白くないのでタブンネの一部をスライスしてみる。 タブンネが間抜けな悲鳴をあげる。そのまま活け作りにしてみた。 成体だからなのか、生だからなのか分からないが、こちらは不味かったので外に捨てる。まだ息のあるタブンネは自分の体が食われていくわけだから怯えていた。 全く、タブンネは可愛いなぁ^^ 名前 コメント すべてのコメントを見る
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「わたしあのこがいいー」 ひとりの女の子が階下できのみを貪っているタブンネを指さした。周りにはそれ以外にも多数のタブンネが 広い部屋で同じようにきのみを食べたり、寝たり、互いに遊んだりしている。 「少々お待ちを」 少女のとなりに立っていた従業員らしき男がそう言って下へ降りていった。部屋にいるタブンネたちは生まれて以来悠々自適の生活をしており、 非常に甘やかされている。ただし一度も外に出たことがないばかりか、タブンネ以外のポケモンのことも知らない。 そんなタブンネたちが部屋の大きな扉が開き、男が一人入ってくるのに気がついた。 「ミッミィ~♪」「ミッミッ♪」 次々と男の周りに集まってくるタブンネたち、どうやら餌の時間と勘違いしているようだ。 「え~と、こいつか」 「ミィ~♪」 男はピンクの群れのから先程指名されたタブンネを見つけると、他をかき分けてそのタブンネの手を掴み、扉の方へと向き直り歩いて行く 「ミィーミィー」 他のタブンネたちが「私も私も」といった感じですがりついてくるが、男は無視して外へと出た。 外に出るときのタブンネの顔は「自分は選ばれたんだミィ」とでも言いたそうな自慢気な顔だった。 男とタブンネは長い廊下を歩いていき、やがて何かの部屋の前まで来た。 男が扉を開けると部屋の中では白い服を着た男達が忙しそうに動いていた。 「これ1番さんです。お願いしまーす」 「あいよー」 そう言って男はタブンネを白い服を着た別の男に引き渡すとさっさと出ていってしまった。 「ミィ~?」 タブンネが初めて見る光景にキョロキョロあたりを見回していると白服の男が優しく語りかけた 「タブンネちゃんこっちにきのみがあるよ、欲しいかい?」 「ミッ!」 タブンネはもちろん!と元気に返事をした。 「よし、じゃあこっちへおいで」 「ミィ~♪」 タブンネが部屋の奥にある個室の前に連れていかれると、個室の中には大きなきのみが置いてあったのが見えた。 「ミッミッ♪」 タブンネはきのみを見つけると、その体型にそぐわない俊敏さで個室の中へと飛んでいった。 ガシャン! 「ミッ!?」 その途端後ろで何かが落ちる音がしてタブンネが振り返ると、個室の入り口が閉ざされていた。 「ミィーー!!ミィッミィ!!」ドンドンドン! タブンネが必死に入り口を叩くがびくともしない、タブンネが諦めて上を見上げると、顔に水滴が落ちてきた。 「ミィ?」 タブンネが不思議がる間に水滴はだんだん多くなり、ついには土砂降りの雨のようになった ジャァァァァァ!! 「ミッミー!?」ザバザバ 部屋中に降るシャワー、タブンネは大事な耳をおさえてその水圧から守っている。すると壁の両側が開き、 洗車に使うようなブラシが出てきて回転を始めた。 グゥオオーン 「ミヒャアアアァァァ!!」 ブラシはタブンネを挟むとゴシゴシと体を洗っていく、タブンネはブラシとシャワーのせいで息もできない、 1分ぐらいしてタブンネが窒息しそうになったその時、突然シャワーが止み、ブラシも壁の向こうへと引っ込んでいった。 ガコン それに合わせるように今度は入り口とは反対の壁が開いた。タブンネはやっとここから出られると思い、何ら疑問も持たずトテトテと部屋の外へと出た。 「あ~きた~!」 タブンネが外に出てまず見たのは、先程自分を部屋へ入れた白服の男と、同じ服を着た若者が1人、 さらにそれらと大きな机を隔てて座っている4人の大人と1人の少女からなる家族連れだった。 「ミッ!ミィ~ミィ~♪」 タブンネはこれ幸いとばかり少女に助けを求める。少女に媚びたのはタブンネの本能が一番助けてもらえる確率が高いと判断したからだろう。 しかし少女は笑っているだけだ。 「よっこいしょ」 「ミヒャッ!ミィミィミィ!!」 白服の男と若者は二人がかりでタブンネを持ち上げ、手際よく木の板の上に固定していく ガチャッ!ガチャッ!ジョイ~ン 5分も経たないうちにタブンネは四肢を固定され、次にバリカンで以て体中の毛を刈られてしまった。 毛がなくなったので部屋の中でも非常に寒く感じる。 「ミシュンッ!ミィ~ミィ~」 まな板の上の鯉状態のタブンネは白服の男に向かって精一杯媚びて解放するよう求める。しかし男は聞く耳持たず、 大きな包丁を取り出し、それをタブンネの体と木の板の間に滑り込ませた。 「ミギャアァァァァァアアア!!」 途端に走る激痛、タブンネが男のほうを見ると何か白くてポワポワしたものを手にしている。見間違えるはずがない、自分の尻尾である。 タブンネにとって耳の次に大事なもの、いつも丁寧に手入れをしていた尻尾が体から離れていってしまった。 「ミィピャアアァァァアア!!」 タブンネが現実を受け入れる間もなく、今度は腹部から痛みが来た。驚いて腹を見ると、白くてまるまる太った腹に男が刃物を突き立て、サクサクと肉を切り取って行く。 「ミィー!!ミビァーーー!!」バタバタ タブンネが暴れるが、四肢が固定されているため全く動かない、そんな内に白服の男が肉を一塊切り出し、机の上へと置いた。 ジュウウウゥゥゥ よく見るとそれは机ではなく熱された鉄板、そこに置かれた肉は瞬く間に焼き上がり、香ばしさが食欲をそそる。 「ミィ・・・・ミィ・・・」 目の前で焼きあがっていく自分の体の一部、タブンネは身体的ショックと共に精神的ショックも相当受けていた。 「うまい!」「おいし~」 焼かれたタブンネの肉を次々と頬張る家族連れ、あの少女も満足そうだ。 「ミヒッ・・・ミィイイィィィ!!!」 とうとうタブンネは泣き出した。なんで私がこうなるの?なんであんなに美味しそうに食べるの? そんなにタブンネのお肉は美味しいの?そう言えばあの部屋から出て行ったタブンネが戻ってくることは一度もなかった。 みんな外で幸せに暮らしているのだとばかり思っていた・・・・そうかみんな食べられたんだ。 タブンネは自問自答し、答えを導き出した。そうここはタブンネを使った飲食店、タブンネを連れ出した男はウェイターで、 タブンネを切り刻んでいるのは料理人、そしてそのタブンネを指名した客はさっき助けを求めた少女・・・ 「耳をくれ」 客のひとりがそう注文すると、料理人はすぐさま耳の切除にとりかかった。 ザクッ!ズババババ! 「ミッ!ミババババババババァァァァァくぁwせdrftgyふじこlp!!」 急所を傷つけられたことに対する言葉にならない叫び、しかし虚しくもタブンネの耳は両方とも鉄板へと運ばれてしまった。 ジュワアアァァァ またしても美味しく焼き上がる肉、それを食べた客は満面の笑みになる。耳はタブンネの中で一番激しく動くところのためよく締まっている。 「ミィミィ・・・・」 タブンネが虚ろな目で呟いている。どうやら幻覚を見ているようだ。 「そろそろですね」 それを見た料理人はそう言ってタブンネの拘束具を外し、肉が削られいくらか軽くなったタブンネを持ち上げるとそのまま鉄板へと仰向けに押し付けた。 「ミピャアアアァァァミギャアアァァァ!!!!」 我に帰ったタブンネが天井に向かって叫び、急いで鉄板から逃れようとするも、既に体は肉を削り取られすぎて動かない、必死なのは顔だけである。 その姿を見た家族連れは大爆笑、そんな顔もだんだん目が白く濁っていき、表情も固まってきた。 「よっこいせ」ゴロン 料理人がタブンネの向きを変えてもう片面の焼きに入る。タブンネはピクリとも動かない、 5分後料理人が完全に出来上がったタブンネの丸焼きの頭を落とし、頬の肉を切り分けた。 「タブトロです。美味しいですよ」 「本当だ!一番うまい!」 料理人がそう言ってタブトロを渡すと、客は感嘆の声を上げた。それもそのはずタブ肉の中で一番美味しい部位であるタブトロを、 肉の美味しくなるミィアドレナリンが分泌されるピークである絶望の瞬間を狙って丸焼きにしたのだから美味しくないはずがない。 どんどん肉は客の胃袋へと消えていく、最後に客はタブ肉のハツを食べて終わろうとしたが、この時驚いたことにハツはまだ微弱ながら動いていた。 タブンネは生きていたのだ。 「よくあることです。まあ新鮮だからいいでしょう」 料理人は落ち着いた口調でそう言うと、ハツに包丁を突き立てて完全に息の根を止めた。 10分後客たちはタブンネの肉を綺麗に平らげると、記念に尻尾を貰って帰っていった。 ここ「鉄板焼きミィミィ」は、肉の美味さもさることながら、生きたタブンネ一匹を客自身が選んで、 それを眼の前で捌いてくれるという点が好評である。皆もタブンネが肉を食っているイラストの看板を見つけたら足を運んでみてはどうか。 終 乙、このSS読んでるとなんだか知らんが腹が減るぜ -- (名無しさん) 2011-10-04 17 59 37 少女が一番心を動かしやすいって、少女じゃその状況を変えるのは難しいってことも分からんとか、マジ脳内お花畑 -- (名無しさん) 2012-08-21 00 28 33 名前 コメント すべてのコメントを見る
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AM6:00 起床、新聞を取りに行くと庭のオボンの木周辺にタブンネの死体が数体転がっていた。うちのヘルガーがやったのだろう、証拠にベビンネを齧っていた AM6:30 朝食を食べながらテレビのニュースを観ているとポケセンのナースタブンネがまた殺処分されるという話題が出た、経費削減だからってナースくらいけちるなよ AM7:30 家を出る。途端に「ミィミィ」という声が、見るとタブンネが自分の子にうちの門の前で糞をさせていた。糞が終わると「よくできました」といったような顔でチビンネの頭を撫でていた。 うちを便所にしてんじゃねえ、取り敢えずママンネは尻尾を抜き取り追い払い、 チビンネは指定のゴミ捨て場に捨てた。しばらくしてママンネがゴミ箱からチビンネを救おうとしたのでベトベトンに毒突きをさせた。 「ミギィ!!」という声と共に倒れこむママンネ、ピクピクと痙攣するママンネと必死に助けを求めるチビンネの声をバックコーラスに出勤 AM7:50 駅に向かうバスの窓から外を眺めていると、首に縄をくくりつけられたタブンネが消防共に引きずられていた。耳が片方無い、あのまま学校に連れ込まれおもちゃにされるのだろう、 いくら経っても子どものやることは変わらない AM8:10 駅で電車に乗る。どうやら某路線がタブンネとの接触事故で停まったらしい、またか、いい加減対策しろ AM9:00 出社、玄関口で警備員にタブンネが締められていた。こんな都会にまで野生のタブンネが出てくるとは、よもまつだな PM0:00 昼休みのため外へ、行きつけの店に行く途中にタブンネ駆除車とすれ違う、相変わらず大漁のようだ。はるか遠くからでも捕まったタブンネたちの悲鳴が聞こえる。 あのタブンネたちは処分場に送られてみんな仲良くフーズになる。 そう言えば帰りにうちのポケモンたちのフーズを買っていかなければ PM0:15 定食屋でタブ丼を注文、しばらくして目が死んだタブンネが膳を運んできた。タブ丼を食べている間厨房からは絶えず唐揚げ用のベビンネの悲鳴が上がる。 それを耳を抑えてブルブル震えながら聞くさっきのタブンネ。タブ丼美味しかったです PM0:40 会社に戻る途中でタブンネ一家に遭遇、ママンネがベビンネを抱えてうるうるおめめで餌をねだってきた。一方パパンネは「餌を出さないとひどい目にあうミィ」と言いたそうな顔で身構えていた。 俺は笑顔でタブンネ一家を近くのタブンネ引き取り所に連れていき、「ここなら餌をたくさんもらえるよ」とタブンネたちに笑顔で告げてから別れた。 タブンネたちは礼も言わずに引き取り所の奥へ消えて行った。もちろんあそこに連れてこられたタブンネは様々な方法で世間の役に立ってもらう PM1:30 トイレに行こうと休憩室の前を通ると、サンドバック用のタブンネが新品に取り替えられていた。と言っても早速ボコられたのか、体中にアザができている。 さながら色違いのようだ。行きがけの駄賃に一発入れておく、「ミグゥッ!」という声が心地よかった PM3:00 有給が余りまくっていたので、今日はここで帰宅させてもらう。その後市役所へ、いつものごとく待たされていると、入り口から大勢のタブンネが「ミッミィ♪」 と何が可笑しいのか互いに談笑しながら入ってきた。それを連れている男が市役所の人と何事か話しをし、 その後タブンネたちと一緒に奥へと案内されていった。 PM4:00面倒な手続きが終わって外へ出ると先ほどのタブンネの集団が目に入った。どれもさっきの笑顔はどこへやら、目に涙を浮かべて俯きながらトラックに載せられていた。 目を凝らしてよく見ると全てのタブンネの白くて太った腹に焼印が入っていた。成程、あいつら食用か PM5:00 ポケモンショップでミィミィフーズと餌用ベビンネを購入、可愛がっていたベビンネを引き剥がされる時のママンネの顔はとっても面白い PM6:00 家への道を歩いていると近所の広場に沢山の人が押しかけていた。ちょっと覗いてみると広場の中央に大きな釜が複数置いてあり、 地獄のように煮えたぎっている。すると入口の方に設置されたアーチから、沢山のタブンネがおててを数珠つなぎにされて行進してきた。 そうここでは月に一度ほど捕獲したタブンネを処刑してみんなで美味しくいただくのだ。茹で上げる時のタブンネたちの悲鳴は まだ捕まっていないタブンネたちへの警告にもなる。今から処刑されるタブンネたちを先導するのもタブンネ、こいつらは仲間を殺す代わりに助命されたいわば裏切り者だ。 その裏切りンネたちが踊りながらタブンネたちを数珠つなぎにした縄を引いていく、そして釜の前にタブンネたちが整列し、 先頭のタブンネが縄を切られ処刑台代わりの釜に架けられた階段を登っていく、この瞬間どのタブンネもこの世に生まれてきたことを後悔するのだ。 「ミピュアアァァアア!!!」という断末と共に次々と裏切りンネによって釜に落とされていくタブンネたち、落とされたタブンネがしばらくして茹で上がると、元のピンクの体が真っ赤になっていた。 このあと全員の処刑が終わるとおいしいタブ肉が配られるのだが、今日は帰ることにした PM6:15 帰宅。今朝のゴミ捨て場を見るとベビンネママンネともに回収されていた。ご苦労さまです。うちのポケモンたちに餌用ベビンネを与えてから風呂に入った。 今から食われるに呑気にチィチィ♪とじゃれあうベビンネたち、やっぱりアホだな。 風呂で湯船に浸かっていると外からタブンネの「ミギャア!?」という悲鳴が、大方バカンネがどこかの家の罠に引っかかったのだろう PM7:00 晩飯。テレビをつけるとタブンネ狩り大会優勝者たちのドキュメンタリーをやっていた。 ある優勝者は自宅の敷地に養殖したタブンネを放って狩りの練習をしているらしい、金持ちだな。 インタビューでは練習中に勢い余って殺してしまうことがよくあること、餌は死んだタブンネの肉を使っていることを話していた。 その後ろでは檻の中からたくさんのタブンネが目に涙を貯めてこちらを凝視していた。 PM9:00 ドキュメンタリーの後には大人気バラエティー「ドッキリタブンネちゃん」を鑑賞、 毎週たくさんのタブンネに対して何らかのドッキリを仕掛けるシンプルな番組だ。いつも歩いていた道が熱々の鉄板になっていて大事な肉球を焼かれてしまったり、 朝起きると周りのタブンネのしっぽが抜かれていて自分の尻尾だけが健在だったりするなど、毎度ドッキリを仕掛けられるタブンネの顔はほとほと間抜けだ。 一番面白かったのはママンネが寝ている間に、孵化直前のタマゴを偽物にすり替えるというドッキリ、翌日全く動かなくなったタマゴに慌てるママンネ、 「ミィ!?ミィ!?」と喚きながらオロオロするママンネにここでネタばらし、それは偽物だよ、本物はこっちと言われてほっとするママンネにゆでたまごが返却された。 この時大爆笑 PM11:00 寝る準備をしていると何やら外が騒がしいのでもしやと思い現場に直行、 すると思ったとおりタブンネの群がオボンの木目掛けて、庭に入ろうとしていた。 それを迎え撃とうと身構えするうちのポケモンたち、ここで出ていくと柵の向こうのタブンネたちに逃げられてしまうので 一旦敷地に入れてその後撃滅するよう教えているのだ。しかし今日はタブンネの数がいつにも増して多い、 もう夜だというのにここで大乱闘が起こっては近所迷惑だ。そこで最近手に入れた「強力タブジェット改」の使用を発令。 こいつは洒落にならない威力だから滅多に手に入らないし、所持するにも届けを出さなきゃならない代物だ。 うちのポケモンを後に下げた後、風上に立ってタブンネたち目掛けてタブジェットを噴射、すると先ほどまで「ミッミィ!!」と息巻いていたタブンネたちが 一瞬ピクリとしたあと動かなくなった。何という威力、最早ここまで行くと苦しむまでもなく瞬殺されるのだ。こうして十数匹いたタブンネの群は わずか一吹きのタブジェットによって立ったまま絶命した。明日には鳥ポケモンたちに啄まれていることだろう。これで安心して眠れる。 タブンネのいる一日 終
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タブンネの成る木 ここは天国。極楽ともいう。ここには1人の老婆と巨大な大木が植えてある以外、何もない。 老婆の仕事は朝早い。天国にも朝や夜はある。大木には桃のようなピンク色の球体がなっている。 突然ミギイイイ!という声が大木から聞こえた。老婆は重い腰を上げ、 声の聞こえたところを見上げる。老婆の視線の先にはピンクの塊があった。 それは下界でタブンネと言われるポケモンだった。しかし天国で見かけるあの多分根より、一回り小さく 何より木と繋がってる場所から白いふわふわなものがはみ出ている。老婆はため息をついた。 「こいつも下界行きかのぉ」そう言って木と体が繋がってる部分を枝切りばさみで切り取った。 顔が下を向いていたため、顔から床に激突し、涙を流した。老婆はそのタブンネのしっぽと思われる場所を 掴み上げ、穴があいている場所で手を離した。それは下界につながる穴だった。 老婆は待ち続けていた。その多分根というとてもおいしい桃がその木になるのを。 桃といっても下界でよく見られる桃は動かないので多分根ではない。多分根は生きた桃である。 しかし出来が悪い多分根は実の付け根から白い糖分が出てしまい、切ってすぐに捨てなければ 他の多分根も出来が悪くなってしまう。だから先ほどの多分根を下界へ捨てたのだ。 そのころ下界では1匹のオスンネと1匹のメスンネとの間に生まれたタマゴが孵ろうとしていた。 自分たちが実は出来そこないの生物であるとは知る由もない。 タブンネちゃんらしいオチだね、旨い桃ができるといいね婆ちゃん♪ -- (名無しさん) 2012-04-16 23 07 39 名前 コメント すべてのコメントを見る
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可愛いと思ってタブンネを飼い始めたが、うちのタブンネは食い意地が張っていていけない。 数時間おきに腹をすかせて「ミッ!ミッ!(ご飯ちょうだい)」とつきまとって来る。 餌を与えれば与えただけ食う。自分で加減がわからず食いすぎて腹を下したりする。 所かまわず漏らした下痢便の始末をするのは俺だ。 タブンネの方はちっとも恐縮せず感謝も示さず、汚れた尻をシャワーで洗ってやっている間も、 ちょっとお湯が熱いと振り返って「ミッ!」と文句を言ったり、飽きて来ると俺の手を払って逃げようとする。 今日も食いすぎて下痢をしたタブンネをバスルームに連れて行こうと抱き上げると、 「ミッ!」とむずかって暴れ俺の腹をしたたか蹴ったので、とうとう俺もキレた。 タブンネをバスルームに投げ込んだ。浴槽に後頭部をぶつけるタブンネ。 これまで体罰を受けたことがないので、痛む頭を押さえながら「?」と俺を見上げる。 「汚いんだよ、おまえは!」 そう言って熱湯シャワーをタブンネの全身に浴びせる。 「ミッ!ミッ!」と鳴きわめき、熱湯から逃れようと狭いバスルームを這い回るタブンネ。 シャワーを止めると怒ったように「ミッ!」と俺を睨みつける。 「この豚、俺を家来だとでも思ってるのか」とムッとした俺は、タブンネのぽっこりとした腹を蹴りつける。 「ミギィ!」 体を丸めたタブンネの耳を、触角を踏みつけ踏みにじる。 バスルームの隅に追い詰めて蹴りまくる。 するとタブンネはまたドドドッと軟便を垂れた。 「糞を垂れるな!」 濡れてまとまりやすくなった尻尾を、汚れた尻穴に詰め込む。 「ミィッ!ミヒッ…!」 半分くらい詰め込むと尻尾は安定して脱けなくなった。 タブンネは下腹部をヒクヒク震わせている。 そのままタブンネの手足を一つに縛り、庭のオボンの木に吊す。 道行く人間やポケモンが「やあ、ウンコタレのタブンネだ」と指さして笑う。 初めはぐったりとしていたタブンネだが、やがて首を伸ばして手近のオボンの実を食い始めた。 おいおい、おまえの尻穴は塞がっていて排便できないんだぞ。食って平気なのか? タブンネの食欲に呆れつつ、俺は家の中から成り行きを見守る。(終)
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僕はタブンネ愛護団体に所属している。 休日はメンバーと駅前で「タブンネ狩り反対」のビラを配ったり タブンネの素晴らしさを演説している。 一方タブンネの地位向上、社会進出のため ナースタブンネを推進運動やミュージカルやCD発売といった芸能活動も行う。 僕はとにかくタブンネが大好きで、今ではタブンネの言葉も理解できるようになった。 今日もビラ配りを終え、事務所に戻ると大きな段ボールが届いていた。 先輩が中を開けてみると大きな悲鳴をあげたのでのぞいてみると 何とタブンネ一家(パパ・ママ・赤ちゃんのオス・メス)が入っていたのだ。 ただし、彼らは足から目まで全身をガムテープでぐるぐる巻きにされ、 口にもわさびが塗られたゴムボールをつめられていた。 体もやせ細り、ぐったりしていることから 日常的に虐待されていたタブンネに間違いない。 「またか…」「なんてひどい」「タブンネの痛みがわからないのか!」 メンバーは次々に怒りと悲しみをぶちまけている。 虐待されたタブンネが届くのは初めてではなく、 虐待シーンを集めたDVDや死体を送り付けられたことも何度かある。 僕はタブンネにひどいことをする人間が大嫌いだ。 「この子……どうします?」 先輩が薬を使ってガムテープをゆっくりはがしながら聞いている。 虐待されたタブンネは、団体のメンバーがひきとり育てているのだ。 といっても僕はタブンネを引き取ったことはない。 「うちのタブンネ子供産んじゃったからさらに増えると生活水準が下がるんだよね」 「私も5匹育ててるしこれ以上はキツイな~」 愛護団体は企業ではないのでタブンネを育てるのは自分のお金である。 メンバーはみんな身銭をきって頑張って保護しているのである。 先輩たちに苦労ばかりかけたくないし、何よりこの一家を救いたい。 そう思った僕はこのタブンネ一家を保護することにした。 僕はポケモンセンターで一家を治療し、夕食を買ってアパートに戻った。 僕が夕食を食べようとすると一家は目を覚まし、僕の顔を見た。 「君たちはもういじめられないよ。安心してね」 僕は笑顔で彼らに話しかけたが、タブンネはみんな悲鳴をあげながら 部屋のすみでガクガク震えだした。 「オボンのみを用意したんだ。みんなで食べようよ」 僕はパパタブンネの肩に手をおいたらパパタブンネは 「ミギュァ~~!!」と叫びながら部屋中を駆け回っている。 虐待されたせいで人間が触るとパニックをおこすようになったみたいだ。 僕は暴れるパパタブンネを抱きしめ、触覚を僕の心臓に触れさせる。 (僕は君たちの味方だよ。君たちは僕がまもるよ) するとパパタブンネはしだいにおとなしくなり、ミィと鳴きだした。 「ほら、オボンのみだよ。おいしいよ。」 僕はパパタブンネにオボンのみを渡す。 はじめは不安だったパパタブンネだが、僕の本心がわかると食べ始め、 ようやく僕に天使のような笑顔を見せた。 その笑顔をみたママタブンネと赤ちゃんタブンネも僕に敵意がないとわかったのか 僕のもとへ寄ってきてくれた。 タブンネ一家と住み始めて2週間がすぎた。 タブンネはみんな僕に心を開き、なついてくれる。 このなつきやすさがタブンネの可愛いところなんだよね。 僕は昼間は仕事があるので彼らの面倒は パパとママタブンネに任せることにした。 タブンネ一家は家では積木やボールで遊んでいる。 ただ、それだけでは運動不足になるので 人間に慣れるリハビリもかねて近所の公園で遊ばせるようにしている。 この公園ではポケモンバトルが禁止されているし、管理人もしっかりしているので 彼らをいじめる人間やポケモンはいないはずだ。 また、この一家は歌うことが大好きで、 家でも公園でもよく歌っている。 僕も夜彼らの楽しそうな歌を聴かせてもらっている。 が、ある日の金曜日事件はおきた。 仕事が終わり、家に帰ると家の前にアパートの住人と公園の管理人がいる。 タブンネたちも一緒だ。 ただ、アパートの住人達は怒っているのに対しタブンネは泣いている。 何があったのだろう? 「あんた、ポケモン飼うのはいいけど近所に迷惑かけないでくれる?」 大家さんが口を開いた。 「タブンネの歌がうるさくて、勉強に集中できないんですよ」 右隣に住む浪人生が次に口を開いた。 「昼間家の中でボール遊びしたり騒いだりするからうちの赤ちゃんが眠れないのよ!」 左隣に住む新婚夫婦も怒っている。 ここは音響対策がされていないアパートだからな…… そこまで考えていなかった。 「あとこのガキどもにトイレのしつけさせろよ! うちのドアの前でもらしたことあるんだぞ!」 「そうじゃ!公園の砂場はトイレじゃないんじゃぞ!」 ・ ・ 僕は1時間以上みんなから怒鳴られまくった。 タブンネたちは震えながら泣き出している。 ここではタブンネたちが安心して暮らせないと思った僕は アパートをでることにした。 アパートを出た僕は新しい家を探すことにした。 タブンネたちは住民たちに怒られたのが相当こたえたようで 歌うこともなく沈んでいる。 だけど彼らはやっと生きる喜びを実感しようとしていたところなんだ。 その喜びを奪うことなど許されるはずもない。 僕は絶対にタブンネが幸せになれる家を見つけてみせると誓った。 不動産屋を何件もまわり、僕は新しい家を見つけた。 そのマンションはバクオングが騒いでも音漏れしないという 超高性能防音設備を備えている。 タブンネが夜通し歌ったとしても誰からも苦情はこないのだ。 「ここなら好きなだけ歌えるよ。よかったね、みんな!」 僕がタブンネにそう言ってあげると 彼らの沈んだ顔が天使の笑顔に早変わりし、 さっそく楽しい歌声を部屋中に響かせた。 引っ越しをしてからタブンネ一家は元気を取り戻し、 前のように昼間は公園で遊び、夜は歌を歌って過ごしている。 一方僕は少し疲れている。 引っ越したはいいが新居から職場までは片道2時間もかかるのだ。 タブンネのためとはいえ満員電車に揺られるのはちょっとキツい。 それにマンションの家賃は前のアパートの倍もかかる。 以前の昼休みは同僚たちとラーメン屋めぐりをしていたが 今はひとりでカップラーメンをすする毎日だ。 ポケモンと暮らすのに一番必要なのは愛情だが 愛情だけでは暮らせないとタブンネ一家と暮らすことで分かった。 「ただ~いま~」 僕が帰ると一家総出でミッミッと鳴きながら寄ってきてくれる。 「お~よしよし、いい子にしてたかな~」 僕が子タブンネの頭をなでると「ミィ」と可愛く返事をする。 そして、僕たちは夕食を食べた後、みんなでお風呂に入り、 歌を歌う。 そうしていると仕事の疲れなどすべてふっとんでしまっているのだ。 ある日僕が仕事から帰るとまたもや事件が起きた。 タブンネたちは僕によって来るなり泣き出した。 しかも体中砂だらけである。 「ミィ…ミィ…」パパタブンネが僕に事情を説明する。 最近公園に住み着いた野生のポッポがトレーナーに飼われている自分たちに 敵意をあらわにし、砂を浴びせたらしい。 「ミッミィ~ン」ママタブンネはポッポが怖くて公園にいけないと泣き出す。 タブンネを怖がらせるヤツはポケモンでも許さない!僕が追い出してやる! だが、僕はタブンネ以外ポケモンを持っていないし、 僕が石を投げたところで追い出せると思わない。 癒しの象徴であるタブンネに戦わせるなど論外である。 ここは愛護団体の先輩に相談することにした。 先輩からのアドバイスはポケモンショップで強いポケモンを買って 護衛につけさせることだった。 ポッポに限らず別のポケモン、またはタブンネを狙う悪の組織に 襲われる可能性だってあるしな、今後のことも含めて護衛をつけさせよう。 翌日僕はポケモンショップで高レベルのグラエナを購入した。 「いいかグラエナ、ポッポが襲ってきたら追い返すんだぞ」 僕の指示にグラエナはコクリとうなずいた。 グラエナはリーダーの指示に忠実らしいので安心だ。 一方タブンネ一家は滑り台で遊んでいる。 ポッポの姿は見えない。 人間がいるので手を出せないんだろうか…? そう考えていたら兄タブンネが転がりながら滑り出した。 他のタブンネもミィミィ言いながらパニックになっている。 タブンネ自慢の聴力がポッポが近づいてくるのを察知したようだ。 「ポ~~!!」ポッポが砂場で倒れている兄タブンネめがけてやってくる。 その兄タブンネの前にグラエナが立ちはだかり、「ガウ!ガウ!」 と怖い声で吠えだした。 「ポポーッ!!」ポッポはグラエナを恐れて逃げ出した。 「みんな、大丈夫だったか?」 僕は兄タブンネのもとへ行き、起こしてやる。 「もう大丈夫だよ、君たちは僕がまもってあげるからね」 僕が兄タブンネの砂を払ってあげると兄タブンネは僕に抱きつき、泣き出した。 「よ~しよしよし、もう怖がらなくていいんだよ 汚れちゃったからみんな帰ってピカピカに洗ってあげるからね」 ポッポを追い払った僕とタブンネ一家は手をつなぎ、歌いながら家に帰った。 ポッポを追い払ってから一ケ月がたった。 あれからタブンネ一家を襲う敵は現れない。 タブンネ一家は歌に自信をつけたようで ジャンボすべり台の上で癒しの歌をよく歌っている。 今や公園の名物と言ってもいいだろう。 だが僕はもっと大勢の人やポケモンにタブンネの歌を聞いてほしいと思っている。 そうだ、今度愛護団体に老人ホームや孤児院で ボランティアコンサートを提案してみよう。 みんな彼らの歌を聞いて元気が出ること間違いなしだ。 「ピピピピピ!ピピピピピ!」 そう考えていると僕の携帯に緊急アラームがなった。 このアラームはタブンネにもしものことが起こったらなる便利アイテムだ。 彼らに何があったんだ? 僕は会社を飛び出し、大急ぎでタブンネのもとへ向かった。 「みんな、大丈夫か!」 僕はタブンネ達が運ばれたというポケモンセンターに行った。 「ミイイ……」パパタブンネが僕を見て笑顔をつくる。 他の三匹も大ケガをしているが、命に別状はなく眠っているようだ。 タブンネ達がこんなひどい目にあったというのにグラエナは何をしているんだ。 ってグラエナがいないぞ?どこへ行ったんだ? 「ミィ、ミィ」パパタブンネが襲われた時のことを語り始めた。 グラエナはと何のとりえもないタブンネの下で生活すること、 そのタブンネばかり可愛がる僕に我慢できなくなり、 タブンネ一家に何回もかみつき、逃げ去って行ったという。 毎日オレンのみをあげてトイレもかえてやっているというのに 何て恩知らずなダメポケモンなんだろう。 自分の仕事もできないどころかタブンネを傷つけるなんて。 あんな不良ポケモンを売りつけたポケモンショップも訴えてやらなくちゃな。 そのあと僕はドクターにタブンネの症状を確認しに行った。 かみつかれたケガ自体は1~2日で完治するみたいだが みんなノドをかみつかれており、もとの声に戻すには特殊な治療が必要らしい。 その治療には4匹で531000円もかかるが タブンネに歌を歌わせたい僕は治療をすぐに承諾した。 タブンネ一家が入院して3日がたった。 僕は有給をとりつきっきりで看病をする。 もともとの回復力もあってか タブンネ一家はみんな走り回れるくらいに回復した。 しかし声帯の治療は成功はしたものの、 リハビリが必要であった。 僕たちはポケモンセンターの屋上で声のリハビリを開始した。 「「「「ミッ ミッ ミィ~~♪」」」」 タブンネ一家の癒しの歌声がポケモンセンターに響く。 「ミィィ…」が、妹タブンネが泣き出す。 以前のように大きくて澄み切った声がでていないからだ。 「大丈夫だよ、毎日練習すればまた前みたいに歌えるよ。 退院したらみんなでコンサートを開こうね」 僕は妹タブンネによしよししながら話しかけると 「ミッミィ♪」とおしりをふりながらこたえた。 よ~し、じゃあもう一回練習…… 「いや~リハビリご苦労ですな、ご主人」 僕が振り返るとサングラスの男がいた。 「この子たちがあなたご自慢のタブンネたちですか~ みんなかわいいですね~」 男は僕のもとへ近づく、タブンネは僕の後ろにしがみついている。 「何ですか、僕はあなたなんて知りませんよ」 僕はそういうと 「私は借金取りってやつですよ、グラエナの購入費用も 返済できないうちにタブンネの治療費、入院費を借りちゃいましたからね~ ご主人が信用できなくなって来ちゃったんですよ」 男は不敵な笑みを浮かべながらこたえた。 そう、僕はグラエナを買いに行ったが、予想よりはるかに高く、 家賃とタブンネの世話で精いっぱいな僕は金融からお金を借りたのだ。 「まだ給料日じゃないんだ、今日は帰ってくれ、 ちゃんとお金はかえす」 僕はそう言ったが男は 「みんなそう言うんですよね~そのセリフ。信用できませんねえ、 それに、お金ならあなたの後ろにあるじゃないですか」 そういって男はタブンネを指差した。 「ミミミミミ……」タブンネ達はガクガク震えている。 タブンネ達を護れるのは僕しかいないんだ、しっかりしなきゃ。 「この子たちに指一本触れさせない!それにタブンネがお金ってどういうことだ!」 僕は両手を広げ、大声で叫ぶ。 「私がタブンネを買い取るってことですよ。ある層ではタブンネを仕事に 使う人たちがいるんです。そこに紹介してあげるんですよ。 まああなたみたいな可愛がりはしないでしょうがねえ」 「それに親子セットっていうのがまたポイントが高いんですよ。 パパさんとママさんもまだまだ子供を産めそうですしねえ」 こいつに連れて行かれたらきっと虐待生活に逆戻りに違いない。 何としてでも追い返さなきゃ。 「それにタブンネを引き取ることはあなたを救うためでもあるのですよ あなたがお金を借りる原因はこのタブンネ一家でしょう。 タブンネさえいなくなれば楽に返済プランがたてられますよ」 「うるさい!この子たちは僕が好きだし、僕もこの子たちのために 頑張っているんだ!誰にも引き離させないぞ!」 「こんなミィミィ騒ぐだけでバトルも仕事もできない役立たずタブンネなんて あなたに必要ないですよ、さあ、来るんだ」 男は妹タブンネの触覚をつかみ、無理やり引き寄せる。 「やめろ~~!!」 僕は男のサングラスめがけ拳をふるった。
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とある森にかわいい女の子のタブンネがお父さんと2人で住んでいました。 お母さんはタブンネが今より小さかったころに死んでしまったらしいのですが、 タブンネは献身的なお父さんの愛情を一身に受けて何不自由なく暮らしていました。 しかし、この恵まれたタブンネにはどうしても我慢できないことがありました。 それは、お父さんが森のポケモンにペコペコしていることです。 タブンネはまだ子供なのであまり体はおおきくありませんが、 お父さんは大人なので森に住むポケモンの中ではそれなりに大きい方です。 でもお父さんは森で他のポケモンとすれ違うと頭を下げたり道を譲ったりして、 タブンネにもそうするように必死に横目で合図するのです。 それを見るたびタブンネはお父さんに失望し、腹立たしく感じるのでした。 この森で頂点にいるのがローブシン一家です。 ボスのローブシンはお父さんより大きく、強そうなことはタブンネも分っています。 しかし、配下のドテッコツはだいたいお父さんと同じぐらいの大きさで、 下っ端のドッコラーに至ってはその半分ぐらいの身長しかありません。 それにも関わらず、お父さんはドッコラーにさえもペコペコして、 唾を吐きかけられてもニコニコ笑って反抗しようともしないのです。 昔はタブンネもお父さんのことが大好きで尊敬していたのですが、 外を歩くたびにこんな光景を見せられて今ではすっかりお父さんを嫌っています。 タブンネはお父さんから一人で出歩くことを禁止されていたため 木の実集めなどの仕事はお父さんにまかせっきりでしたが、感謝などしていませんでした。 たまに叱られることがあっても心優しいお父さんのおしおきなどたかがしれていたので 反省などする様子はまるでなく、お父さんのことをますます軽蔑するようになるのでした。 ある日、タブンネは言いつけを破って一人で外へ出て、夜になって戻ってきました。 するとお父さんはこれまでとは打って変わってタブンネを厳しく叱りつけたのです。 タブンネは内心びっくりしたのですが、お父さんを舐めきっていたので聞き入れません。 必死で訴えかけるお父さんを無視して木の実を食べて眠ってしまいました。 その日からタブンネは説得するお父さんを無視して一人でどこかへ出かけるようになりました。 しばらくすると、タブンネの体つきが少しずつしっかりしてきました。 どうやら巣を抜け出してどこかでトレーニングをしているようです。 お父さんはそんなタブンネを心配して色々問いただそうとしましたが、ダメでした。 強引に聞き出そうとするとタブンネは暴れ出して巣じゅうのものを壊してしまうのです。 いつの間にかタブンネはお父さんの手には負えなくなっていました。 それにしてもタブンネは一体何のためにトレーニングなんてしているのでしょう。 ある日の夜中、タブンネがのそのそと寝床を抜け出し巣から出て行きました。 これまでになかった新しいパターンです。どこへいくのでしょうか。 森のなかをドスドスと歩くその顔には随分と気合が入っているようです。 たどり着いたのはこの森で一番強いと言われるローブシン一家のすみかでした。 なんと、タブンネはローブシン一家をやっつけるつもりだったのです。 入口では見張りのドッコラーが立ったままでうとうとしています。 タブンネは自信満々な表情でドッコラーを一瞥すると、渾身の力を込めたパンチを ドッコラーの顔面に打ちこみました。が、ドッコラーにはまるで効いている気配がありません。 それどころか、ドッコラーはいまだ夢の世界にいるようでした。 タブンネは一瞬焦ったような表情になりながらも鼻をフンとならして距離をとりました。 どうやら突進するつもりです。体を丸くして重心を低くし、みぃぃと叫びながら走りだします。 ドン、と大きな音がして直撃を喰らったドッコラーが後ろにごろりと一回転しました。 タブンネは肩で息をしつつ得意げな顔をして、倒れているドッコラーに対してなにやら喚いています。 しかし、ドッコラーは何事もなかったかのようにのそっと起き上がりました。 そしてタブンネを睨みつけます。今ので完全に目が覚めたみたいですね。 一方タブンネは信じられないといった表情で呆然としています。 それもそのはず、タブンネは水を混ぜた砂でドッコラーより大きい山を作って 体当たりでその山を崩す練習を何日も何日も繰り返していたのです。 きっと、ドッコラーも砂の山のように粉々になると思っていたのでしょう。 よっぽどさっきの攻撃に自信があったんですねぇ。馬鹿ですねぇ。 ドッコラーは地面にペッと唾を吐いて眉間にしわを寄せながら近づいてきます。 タブンネは一瞬たじろぎながらもみぃみぃと声をあげて威嚇している様子。 このタブンネは子供とはいえドッコラーよりは少し背が高いようです。 それにしても、タブンネがすごんでも全然怖くないですねぇ。ドッコラーも半笑いです。 タブンネはそれが気に食わなかったらしく、さらに不満そうに何やら喚いています。 次の瞬間、ドッコラーの強烈なパンチがタブンネの顔面にめり込みました。 ミギャーーーーーーーーーーーッ!!! タブンネは大きく吹き飛び、耳をつんざくようなどぎつい悲鳴を上げながら 顔を押さえてゴロゴロとのたうちまわっています。 きっと今までこんな痛い目にあったことなんてないんでしょう。 顔面からありとあらゆる汁を垂れ流しながらうぎぃうぎぃと醜く鳴き喚くタブンネちゃん。 あんなに大きく振りかぶったパンチを喰らうなんてノロマすぎますねぇ。 本当に戦うつもりで来たんでしょうか。 しばらくして悲鳴がやみました。タブンネは顔を地面に伏せたままです。 きっと頭の中で今の状況を整理しているのでしょう。頭の回転が悪いですねぇ。 それとも練習でつちかった自信(笑)とやらを粉々に打ち砕かれて絶望しているのでしょうか。 その間にもドッコラーはタブンネとの距離をどんどん詰めていきます。 自慢の聴覚(笑)が足音を捕えたのでしょうか。タブンネははっと顔を上げます。 そんなタブンネちゃんの視界に真っ先に入ったのはドッコラーのつま先でした。 パチンッと爽快でなんとも心地よい弾ける音が夜の森にこだましました。 タブンネは不思議そうにみっ?みっ?と鳴いています。突然右目が見えなくなったからでしょう。 痛覚が麻痺しているのでしょうか、必死で右目を両のおててでまさぐっています。 赤黒い血でべとべとになった両手を左目で確認したタブンネが再び悲鳴を上げました。 ドッコラーはそれを見て腹を抱えてゲラゲラ笑っています。 パニックに陥ったタブンネが大きな悲鳴を上げて暴れまわったものですから、 すみかで眠っていたドテッコツとローブシンが目を覚まして出てきてしまいました。 ドッコラーはすぐさま近寄って兄貴分の彼らに何かを伝えているようです。 事情を把握したのか、ドテッコツがタブンネの胸倉をつかんで持ち上げてしまいました。 タブンネは必死で抵抗するのですが、足は空回りし、手はドテッコツに届きません。 ドテッコツはそれを見てにやにや笑っています。その気持ちはよくわかりますねぇ。 タブンネの顔がみるみる真っ赤になってきました。首が絞まっているのでしょうか。 違いました。これはどうやらタブンネが怒っているようです。まるで立場が分ってない様子。 なんとタブンネがドテッコツに向かってペッとツバを吐きかけました。強気ですねぇ。 怒ったドテッコツはタブンネの顔面に頭突きを喰らわせたうえ地面に叩きつけます。 哀れタブンネ、ものすごい勢いで顔面から地面にぶつかったようでそれはもうひどい有様です。 顔じゅうに小石がめり込んで傷まみれ、歯は半分以上抜け落ちています。 声にもならない悲鳴を上げて転がりまわるタブンネをドテッコツが踏みつけます。 文字通り必死で手足をばたつかせるタブンネの小さな体からミシミシと音が聞こえてきます。 お父さんと同じぐらいの大きさだからとドテッコツを侮っていたのでしょうか、 残った左目を見開いてまたもや信じられないという表情をしています。 たまにお父さんに叱られたときのビンタなんかとは全然威力がちがいましたね。 それにしても、うつ伏せの状態で背中を押しつぶされては息ができないのではないでしょうか。 その通りでした。タブンネの抵抗も次第に弱まり、ヒューヒューと苦しそうな音が聞こえます。 ドテッコツはにやりと笑みを浮かべてさらに力を込めていきます。 遂にバキッと何かが砕ける音がしました。背骨でしょう。 同時にタブンネの頭と両の手足が一度ビクンと持ちあがり、ドサリと地面に落ちました。 タブンネは完全に意識を失っており、顔面がピクピク痙攣し口からは泡が出ています。 次に頭を踏みつぶしてタブンネに止めを刺そうとするドテッコツを、ローブシンが一喝しました。 どうやら、このローブシンはふんべつがあるポケモンのようです。強者の余裕でしょうか。 ドテッコツはしぶしぶ上げた足を下ろし、ローブシンについてすみかにもどって行きました。 ドッコラーも、タブンネにおしっこをひっかけてから、どこかへ行ってしまいました。 タブンネが目を覚ますと、そこは見慣れた自分の巣の中でした。 さっきのはタブンネの夢だったのかというと、そうではありません。 いなくなったタブンネを心配して探しに来たおとうさんが、倒れているのを見つけてくれたのです。 タブンネの有り様と言ったらそれはもうひどいものです。 背骨は完全に砕けており、寝返りすら打つことができません。 また、右目はぐちゃぐちゃに潰れ、もう二度と開くことなんてできないでしょう。 あんなに可愛らしかった顔もぱんぱんに腫れあがって完熟トマトのようになっています。 自分が間違っていたことを知ったタブンネは涙を流してお父さんに謝りました。 同時にお父さんがこの森の上下関係をよく理解していることも知りました。 そしてこれまで一人で歩いているときに彼らに出会わなかった幸運にも感謝しました。 あれほど勝気で自分勝手だったタブンネもすっかりしおらしくなってしまったんですね。 お父さんはそんなタブンネの頭を優しくなでて慰めてあげています。 しばらくして、いつのまにかお父さんはいやしのはどうを使えるようになっていました。 きっと可愛い娘のために一生懸命練習したんでしょうねぇ。 お父さんの献身的な介護にタブンネも心から感謝しているようです。 右目はもうどうしようもありませんが、他は日に日に良くなっている様子。 タブンネもなくしていたお父さんへの尊敬の気持ちをとりもどしたのでしょう。 でも、これにて一件落着、というわけにはいきませんでした。 お父さんは動けなくなったタブンネのためにこれまで以上に頑張って木の実を集めていました。 介護疲れもあるでしょうが、かわいい娘のため。お父さんは全く苦に感じていませんでした。 しかし、先日の一件でこの親子は森じゅうからすっかり目をつけられてしまったのです。 これまではローブシン一家とすれ違っても、頭を地面にこすりつけておけば唾を吐きかけられる ぐらいだったのですが、あの日以来徹底的に痛めつけられるようになってしまいました。 他のポケモンたちもそれを見てお父さんタブンネを見かけるたびに暴力を振るうようになったのです。 また、せっかく集めた木の実を横取りされたり、踏みつぶされたりもするようになりました。 お父さんはやめてくれと涙ながらに懇願するのですが、昔のように見逃してなどもらえません。 抵抗するそぶりをみせようものならローブシン一家に告げ口され、ドテッコツに暴行されるのです。 そもそも抵抗しようとしたところでタブンネが勝てる相手を探すほうが難しいぐらいですが……。 もうどうしようもありません。お父さんに出来ることは黙って暴力を受け入れることだけです。 しかしどうしようもないとはいえ、娘のために木の実集めをやめるわけにはいきません。 お父さんは寝る間も惜しんで木の実集めをするようになりました。 毎日毎日木の実集めと娘の介護。そのうえ他のポケモンたちから浴びせられる暴力。 お父さんはどう考えても一杯一杯だったのですが、娘の前ではそんなそぶりはみせません。 しかし、夜中にあまりの痛みと疲れに耐えかねて一晩中うめき声を上げ続けたりすることがあります。 それを聞いてタブンネはまた涙を流して心の中でお父さんに謝り、反省するのでした。 タブンネはタブンネらしく生きていかないとだめなんだ。 もしも元気になってまた外を歩けるようになっても、絶対に他のポケモンには歯向かわない。 頭を地面にこすりつけて生きることを許してもらわないとだめなんだ。 わたしたちはこの世界で一番価値のないポケモンなんだ――― タブンネはすっかりタブンネの生き方を理解したみたい。 相手に媚びるわざを次々に覚えるのもそれゆえなんでしょう。 でもどうやらこの心得、普通はもっと小さい頃に痛い目にあって覚えることらしいです。 甘やかされて育ったせいでしょうか、普通よりずいぶん気づくのが遅くなってしまいました。 そしてそのせいで普通よりずっと痛い目にあったみたいですねぇ。 ま、もしまた外を出歩くようなことがあったら、苦労すると思うけど、頑張ってね。おしまい。
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普通に狩りを楽しむ会に残酷だからやめろという愛護?団体 解放されたタブンネ達は喜んでその団体について行きました 数週間後、タブンネ達はポケモンフーズになってみんなの食卓にやってきました タブンネ達を解放()させた団体はポケモンフーズ食品会社だったのです 彼らは狩りを楽しむ会の残虐な狩り方に異議を唱えていただけで タブンネのことなどどうでもよかったのです それなのにタブンネ達は図々しくも会社に押しかけて行ったので社長がマジギレしちゃいました こうしてタブンネフーズはイッシュで大ヒットしました 製造工場では今日もミキサーが心地よい音を奏でています めでたしめでたし 名前 コメント すべてのコメントを見る