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伝説のスタフィー 【でんせつのすたふぃー】 ジャンル マリンアクション 対応機種 ゲームボーイアドバンス メディア 64MbitROMカートリッジ 発売元 任天堂 開発元 トーセ 発売日 2002年9月6日 定価 4,800円(税別) プレイ人数 1人 セーブデータ 2個(バッテリーバックアップ) レーティング CERO A(全年齢対象)※バーチャルコンソール版より付加 配信 バーチャルコンソール【WiiU】2015年7月29日/702円(税8%込) 判定 良作 ポイント トーセが開発公表している数少ない作品の一つ使いまわしがほぼ存在しない可愛らしいキャラ達 伝説のスタフィーシリーズリンク 概要 特徴 評価点 問題点 総評 概要 可愛らしいキャラクターが売りのマリンアクションシリーズ第1作。 元々はゲームボーイカラーで開発されており、画面写真が公開されるまで開発が進んでいたが、後継ハードのゲームボーイアドバンスに変更された経緯を持つ。 このため本作にはステージ中L、Rボタンを使用する操作は一切存在しない。 なお、本シリーズはゲーム開発の下請けを専門とし、なおかつ関わった作品を滅多に明かさないトーセが開発したことが公表されている。 他に公表しているのは、『ゲームボーイギャラリー3』、『NINTENDO パズルコレクション』などがある。 物語 スタフィーは空に浮かぶ王国「テンカイ」の王子。ある日、宝物を運んでいる途中に海に落としてしまった。すると、大嵐が起こってスタフィーは海に落ちてしまった。海に落ちた時、ロブじいがスタフィーを助けた。スタフィーはテンカイに帰るため、冒険に出る。(Wikipediaより引用) 特徴 システム ジャンルは他に類のない「マリンアクション」だが実際のところ水中面が多いぐらいでシステム自体は一般的なアクションゲームである。 マリオシリーズのようなジャンプアクション系ではなく、メトロイドシリーズのような探索アクションに近い。 主人公のスタフィーにできることは非常に少ない。 移動、ダッシュ、高速泳ぎの一般的なアクションを除くと、唯一の攻撃手段である「スピンアタック」とゆっくり落下できる「ムササビジャンプ」だけである。 だからといってゲーム自体もシンプルかと言えばそうでもない(後述)。 また、特定のポイントでは「のりもの」に乗って先に進むことになる。通常時とはまた違った操作を要求されるためなかなか新鮮である。 2周エンド。以降のシリーズも同様である。 2周目は地上に散らばってしまったテンカイのお宝を探すため再び地上を巡ることになる。 1周目は入れなかった場所にも入れるようになる。 1周目はストーリーの展開上一度クリアしたステージに引き返すことはできない。自由にステージ選択ができるようになるのは2周目からである。 登場キャラクター + 詳細 スタフィー テンカイの王子。水中でも呼吸に問題はない。 しゃべらない主人公だが表情は豊か。リアクションも豊富。 スピンアタック一本で世界を救ってしまった勇者。 名前の由来は「Starfish(ヒトデ)」だと思われる。海にいる者からは当然のようにヒトデと勘違いされるが、前述の通りテンカイの住人であり、ヒトデではない。混同しないように。 キョロスケ スタフィーの相棒の黄色いハマグリ。 弱い相手には強気だが実際の実力はからっきし。しかし知識は豊富でボス戦前にはそのボスの倒し方のヒントを教えてくれるありがたい存在。 ロブじいさん 海に落っこちたスタフィーを助けた海の長老。 とてもそうは見えないが昔は魔法を使いスタフィーの父、パパスタと共にオーグラを封印した実力者。ただしこの設定が明かされるのは後のシリーズである。 オーグラ 今回の事件の黒幕でありラスボス。海を荒らし回り、テンカイの征服を目論む。 壺に封印されていたが、スタフィーのドジで封印が解け自由になり、海をワルモノだらけにしてしまう。 ステージ 全9ステージ。ここではその一部を紹介する。 + 詳細 ロブのどうくつ 助けられたスタフィーはここから冒険を始めることになる。 チュートリアルステージなので敵は少なくステージ自体も短め。しかし2周目では難易度が大幅に上がる。(他のステージも同じだが) ボスはいない。チュートリアルを終えたら次のステージに進む。 サンゴショウ ここから本格的に冒険が始まることになる。敵の数も一気に増え構造も複雑になってくる。また以降のシリーズでも名前は違えど序盤で出てくるステージである。 ここではキョロスケに出会うことになる。以降の冒険をサポートする頼もしい仲間である。 ボスは「ボンボーン」。キョロスケの恋敵の巻貝で、以降のシリーズでも大抵ステージ1のボスとなる、『カービィ』シリーズでいうところのウィスピーウッズ的ポジションであり、愛すべき馬鹿でもある。 評価点 キャラクターの可愛らしさ。 海の生き物をモデルにしたキャラクターのデザインはかなり秀逸。スタフィーもアクションをする度に可愛らしいリアクションをする。 さらに特筆すべきことに、先述の登場キャラ一覧に載っているメインキャラとサポート役の人魚を除き、本作に登場するキャラクターは、敵キャラ・味方キャラ共にステージ間の使い回しが存在せず、全てステージ固有のものになっている。 (例外は「ヤドカリタ」というキャラが道案内という形で先述の2ステージに登場する程度) 美麗なグラフィック。 ゲームボーイアドバンス発売からさほど間の空かない内に発売されたが、グラフィックレベルはゲームボーイアドバンスでも上の方。アドバンスのスペックを見せつけた。 歯ごたえのある難易度。 任天堂製アクションゲームの例に漏れず本作に難易度調整は存在しない。プレイヤーの目指す位置で難易度は変わってくる。 1周クリアだけならアクションゲームに不慣れなライト層でもトライ&エラーを繰り返せばたどり着けるレベル。 しかし2周目クリアを目指すとまた話は変わってくる。特に強化された2周目ラスボスはゲーム中屈指の高難度。 とはいえ高難易度を売りにしているわけではないので無理ゲーというほど鬼畜なわけではない。 救済策として「ゲームオーバーになりにくく、なってもリスクがほとんどない」ということが挙げられる。 スタフィーのライフは5個。「しんじゅ」(マリオでいうコイン)を5個集めればそれだけでライフが一つ回復する上、穴に落ちたりしてもライフ1つを失って特定の場所まで戻されるのみ。 また、セーブポイント兼回復ポイントである人魚も随所におり、仮にゲームオーバーになってもそこからやり直しになるだけである。 ボスはいずれも一筋縄ではいかない。 基本的に普段はスピンアタックが通用しないのでなんとかして隙を作る必要がある。 ボス戦はスタフィーもボスもライフが5個に固定される。「先に5回攻撃を当てた方が勝ち」というシンプルな方式であると同時に、ダメージを与えれば与えるほどボスの攻撃が激しくなるため緊張感も増す。 豊富なやりこみ要素。 いきもの図鑑 倒した敵と出会った人物が載っておりそれらに対するキョロスケのコメントも聞ける。 中には特定の場所に行かないと倒せない敵がいたり、後述のミニゲームをクリアしないと登録できない敵もいるためコンプリートはなかなか大変。 ミニゲーム ステージ内で特定の人物に出会うとプレイできる。1周目は「かんたん」しか遊べないが2周目以降「ふつう」と「むずかしい」が解禁される。 「むずかしい」をクリアするとそこでしか出会えない特別な敵がいる場所に行ける。 どのミニゲームもシンプルながら地味にハマる良作。 お宝 2周目はこれを集めるのが目標になる。 グラフィック的にはなかなか面白く、「なんでこれがテンカイのお宝なんだ?」と思うものが多数だが、解説などはついていないのが残念。 写真 ステージ内で集めたしんじゅの総計で写真に写っているキャラクターが増えていく。 最初はスタフィー一人の寂しい写真だがだんだん増えていくのが楽しい。 ちなみに最終的に9999個のしんじゅを集める必要があるのでおそらくやりこみ要素では一番手間がかかる。 インターフェイスも良好。 会話イベントは全てスキップ可能。ボスへの再挑戦がスムーズ。 2周目ではお宝未回収のルートに入ると「!」マークが表示される。単純だが間をおいて再プレイした際未回収ルートと回収済みルートが一目でわかる。 問題点 「死にづらい」ことの弊害として「ミスすると特定地点まで戻される」場所が多い。 即死ルールの戻り復活を考えれば理不尽というわけでもないのだが煩わしく感じる人も多いだろう。 しかも「強制的に戻される」ならばまだマシな部類で「ミスったら自力で戻らなければいけない」という場所もある。これにはほとんどの人がストレスを感じるはずである。 前述の通り1周目ではステージセレクトができずまたリトライもできない。 やりこみ要素のほとんどは2周目に入ってから解禁されるうえ、取り戻せないものもないので基本的に問題はないのだが、「スピンアタック」のパワーアップ版「りゅうせいスピンアタック」というアクションを1周目で取り逃した場合、2周目まで習得不可能となってしまう。 習得できる場所は特に隠されているわけではないが、「逆らえない水流の途中」という微妙に面倒臭い位置にあるうえに、このエリアは謎解きにミスった場合のみ行くことになるペナルティエリアなので、攻略方法を知っていてサクサク進みたい再プレイヤーほど見逃しやすい。 なくても攻略に一切支障が出るわけではないのが救いか。 評価点にもある通り、各ステージに登場する味方キャラが変わるのだが、そのほとんどがチョイ役でしか出てこない。魅力的なキャラが多いだけに非常にもったいない。 例えばキョロスケのそっくりさん、「ショロスケ」と「チョロスケ」なるキャラが存在する。しかしそっくりさんという非常においしい役を持ちながら本人との絡みは一切なくかなりさびしい。 地上におけるダッシュがスピンアタックボタンと兼用なので一度スピンアタックを出してからでないとダッシュできない。 そこまで違和感を覚えさせるわけではないが一応欠点として挙げておく。 前述の通りL、Rボタンを使用する操作が本作には存在しない。どちらかをダッシュボタンにしておいても良かったのではないだろうか? 総評 既存のゲームとまったく違ったゲーム性を打ち出しているということはなく、水中面が多いことをのぞけばアクションゲームとしては割とありふれたものである。 しかし、ありふれていながら細部まできちんと作りこまれたゲームというのは意外と少ないのではないだろうか? 後にシリーズ化されたことからもわかる通り、その世界観やキャラクターに引き込まれた人は多いようである。 続編 GBAで『2』『3』が発売され、『4』以降はDSで発売された。 詳細はリンク先を参照。
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【TOP】【←prev】【GAMEBOY ADVANCE】【next→】 伝説のスタフィー 3 タイトル 伝説のスタフィー 3 機種 ゲームボーイアドバンス 型番 AGB-P-B3DJ ジャンル アクション 発売元 任天堂 発売日 2004-8-5 価格 4800円(税込) 伝説のスタフィー 関連 GBA 伝説のスタフィー 伝説のスタフィー 2 伝説のスタフィー 3 駿河屋で購入 ゲームボーイアドバンス
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ムクタフィー(2) イスラム教指導者。 アッバース朝第31代カリフ。 関連: ムスタズヒル (父) ウンムワラドシットアルサアダ (ウンム・ワラド・シット・アル=サアダ、母) ターウース (妻) ムスタンジド (息子) アブーアリー (アブー=アリー、子) ファーティマビントムハンマドイブンマリクシャー (ファーティマ・ビント・ムハンマド・イブン・マリクシャー、妻) 別名: アルムクタフィー (アル=ムクタフィー) アルムクタフィーリアムルッラー (アル=ムクタフィー・リ=アムルッラー) アルムクタフィーリアムルッラーアブーアブドゥッラーイブンアルムスタズヒル (アル=ムクタフィー・リ=アムルッラー・アブー・アブドゥッラー・イブン・アル=ムスタズヒル)
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【TOP】【←prev】【GAMEBOY ADVANCE】【next→】 伝説のスタフィー 2 タイトル 伝説のスタフィー 2 機種 ゲームボーイアドバンス 型番 AGB-P-AVFJ ジャンル アクション 発売元 任天堂 発売日 2003-9-5 価格 4800円(税別) 伝説のスタフィー 関連 GBA 伝説のスタフィー 伝説のスタフィー 2 伝説のスタフィー 3 駿河屋で購入 ゲームボーイアドバンス
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伝説のスタフィー3 【でんせつのすたふぃーすりー】 ジャンル マリンアクション 対応機種 ゲームボーイアドバンス 発売元 任天堂 開発元 トーセ 発売日 2004年8月25日 定価 4,571円(税別) プレイ人数 【GBA】1~4人【WiiU】1人 セーブデータ 3個(FRAM) レーティング CERO 全年齢(全年齢対象) 周辺機器 GBA専用通信ケーブル対応 配信 バーチャルコンソール【WiiU】2016年4月6日/702円(税8%込) 備考 スタフィー&スタピーの大きなキラキラシール付 判定 良作 ポイント スタフィーの妹「スタピー」が初登場やや鬱気味のストーリートラウマ級のラスボス 伝説のスタフィーシリーズリンク 概要 システム 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 『伝説のスタフィー』シリーズ第3作にして、GBA版最終作。 基本システムは前2作から大幅な変化はないものの、今回はスタフィーの妹「スタピー」も登場している。 物語 大きな海の空高くにある国テンカイは、2度にわたるスタフィーの奮闘によって強敵「オーグラ」がつぼに封印され、平和な日々にあった。しかしある日、またも嵐に襲われ、そして聞こえる謎の声。同時に一筋の稲光が落ち、つぼは粉々に割れてしまった。高笑いとともに逃げていくオーグラ。スタフィーの父であるテンカイの王パパスタは、スタフィーとその親友キョロスケにオーグラを追うよう指示するも、2人は動揺して動けない。だがそこへおてんばな子供が現れる。スタフィーの妹スタピーだった。「ワルモノはやっつけに行かなあかんやんか」と2人をテンカイから突き落とす彼女。3人の旅が始まった。(Wikipediaより引用) システム 前作同様のマリンアクション。前作に引き続き、一つのステージがいくつかに分割されている。 今回は、スタフィーだけでなく妹のスタピーを操作して進める場面が登場している。1周目はどこでどちらを使うかは固定だが(交代する必要のある場面では特定のギミックで切り替える)、2周目以降は自由に切り替え可能になり、ステージもそれを前提に進めることになる。 スタフィーは強力なスピンアタックを習得でき、2段ジャンプで機動力が高い。またりゅうせいアタックで真下に向けて強烈な一撃を放てる。 スタピーはハイハイで狭いところに入れ、壁ジャンプで移動可能。ただし、スピンアタックは初期状態のまま強化されることはない。 乗り物は4種類。旧作のきぐるみの他、せんすいかん、パカラ、ホッピングが登場。 前作同様、2周目に入るとパワーアップする。 集めた「しんじゅ」で装備アイテムを購入し、スタフィーを着せ替えるシステムはそのまま登場。今回はスタフィーとスタピーそれぞれ個別にいじれる。 ちなみに装備アイテムに制限は一切無いので、スタフィーの女装、スタピーの男装も可能である。 評価点 前作以上にバリエーションに富んだマップの数々。 今回は霧に満ちた謎の街、南国情緒あふれるジャングル、活火山など旧作以上に個性的なマップが多い。 ギミックや登場する敵のバリエーションも多い。当然、いきもの図鑑のやりこみ要素は健在なのであちこち探して珍しい敵キャラを発見したい。 ステージ総数は前作に比べやや減っているが、一つ一つのステージが長めになっているので体感的プレイ時間はあまり変わらない。 新アクションを駆使して進むステージの構造もよく作り込まれている。 また、今作では前作で谷を越えるためだけのアクションだった「りゅうせいアタック」の活躍の機会が増え、「りゅうせいアタック」のみでダメージを与えられるボスが登場したり、敵や頑丈なブロックを貫通し、ラスボスに対する唯一のダメージ源となる「りゅうせいアタック改」が登場するなど、大幅に改善された。 前作はやや簡単すぎた感があるが、本作は多少難易度が上昇している。 それでも、アクションゲーム全体で見れば概ね優しいレベルで、妥当な範囲で落ち着いたところ。 ただし、後述のラスボスだけは例外中の例外である。 2人のプレイヤーを入れ替えて進む形式故に兄妹で協力して進めている感が強く、スタフィーシリーズとしては新感覚。 中盤以降はギミックの解除も2人で協力して行うので、うまく入れ替えながら進めることになる。 前作までは1人プレイ専用だったミニゲームはいずれも対戦形式になっており、通信ケーブルを介して最大4人まで対戦できるように。さらに、ゲームキューブを用いて対戦することも可能。 数こそ少ないが、いずれも地味にはまれる粒ぞろい。 今回のストーリーは今までのどこかほんわかした雰囲気を覆す衝撃の展開を迎える。 スタフィーシリーズでは初となる、明確な死者が発生している。それだけにインパクトも強く、兄妹の絆を描いていく演出もあり全体的なストーリーの完成度は高め。 ただしコミカルな場面も今まで通り豊富なので、イメージが全く異なるわけではない。 賛否両論点 クリア後は大型の真珠が大量に配置されるようになる。これによりお店での買い物が楽になる反面、真珠はライフ回復アイテムも兼ねているため多少厳しめなステージであっても真珠の回復によるゴリ押しが通用してしまう場面も多い。 もっとも本シリーズ自体難易度はやや控えめなのもありゲームバランスに影響を及ぼすほどの要素ではないのだが。 問題点 前作まであった「まほうセット」「リューン」に相当するシューティング形式の乗り物がなく、ややバリエーションに欠ける。 「せんすいかん」は2周目から魚雷も撃てるので一応シューティングと強弁できるが、強制スクロールというわけでもない上に登場する敵は2種とも攻撃的ではない(*1)ためあまり魚雷の必要性はない。 暗い場所を照らし出すのがメインの役目であり、どちらかというと初代に登場したもぐらタンクに近い存在である。 前作と同様、『1』では初期習得していたアクション「ムササビジャンプ」(*2)が初期状態では使用できない。 ただし、前作では3ステージ目まで習得不可だったのに対し、今作では1ステージ目で教えてもらえるようになっているため、一応改善はされている。 シリーズ最凶と称せられるラスボス「イーブル」。 ストーリーにおいても、前作までの大ボスであったオーグラを従えるなど、非常に強大な存在だが、実際に戦う際も非常に手強い。 そもそもラスボス三連戦の最初の相手であるオーグラ改の時点で前作までのオーグラを軽く上回る実力。下手すればパターン化出来ない分、イーブルよりキツイという意見もある。 二戦目の相手はイーブルだが、この時点では最初のボスであるボンボーンより弱いと言われる程度。だぶるじゃんぷの使えないスタピーで挑むとちょうどいい難易度とも。 ただし3のボスでは唯一、倒した際にスタフィーらが息切れする仕草をしなかったり、キョロスケにも「大したことない」と言われる辺り、開発側が意図的に弱くしている可能性が高い。 が、その後真の姿を解放したイーブルと戦うことになるのだが、こちらは尋常ではなく強い。 + イーブルの極悪な強さについて(攻略法含むネタバレあり) ステージは左右に水場が配置された非常に縦長のステージ。 主に水中を動くことになるが、実際には空中、地上、水中あらゆるフィールドを駆使してイーブルと戦うことになる。 まずイーブルは非常に固く、スピンアタックレベル3でも傷一つ付かない。 ダメージを与えるには「りゅうせいアタック改」をぶちこむしかないのだが、常にブースターを使ってスタフィーと同じ高度を維持しているため、上空から落ちないと使えないりゅうせいアタック改は通常状態では絶対に当たらない。 通常状態ではブースターが唯一の弱点だが、これもスピンアタックレベル3を2回当ててようやく壊れる。しかも普段はイーブルの手が邪魔なので、イーブルがパンチを撃ってくる瞬間ぐらいしかろくなチャンスはない。その上体力が減るとさらに隙が小さくなる。さらにこれが左右両方ある…鬼か。左右壊して上からりゅうせいアタック改を当ててようやく1ダメージ。これを5回繰り返す必要がある。 攻撃パターンも非常に多彩。 手から放つ雷撃が主な攻撃だが、他にも雑魚召喚、上空からメテオ、捕まえて投げ飛ばすなど、実に多彩な攻撃パターンを持つ。しかも他のボス同様体力が減るとさらに攻撃が激しくなる。 そして最も危険な攻撃が上空から光の玉を落としてくる攻撃。 イーブルの体力残り1、ブースターを片方破壊し残りにもダメージを与えた状態(つまりイーブルを本当の意味で追い詰めた状態)まで持ち込むと確定で使用してくる。画面の横幅いっぱいの巨大な光の玉をゆっくりと落としてくる攻撃だが、絶対に回避不可で地上に押し込められると確実に1ダメージ。 対処法は玉に順番に表示される15カ所のターゲットを全て攻撃する。ただし、制限時間の関係上ほぼ1ミス=終了。要求される操作精度はシリーズ屈指。しかもこの攻撃を回避失敗するとイーブルのブースターが回復するので、否が応でも必ずこの攻撃に対処する必要がある。 もちろんスタフィーの体力は他のボスと全く同じ5。終盤のラッシュの激しさ故にノーミスで追い詰めても終盤一気に削られることも多く、最後まで全く油断できない。 またここまで読まれたらわかる通り、イーブル戦は集中力との戦いにもなる。今までのボス戦とは桁が違う長丁場の戦いになるため、余計に最後の光の玉が危険な攻撃になるのである。 「任天堂のアクションゲーム史上最強のラスボスは?」という質問には間違いなく名前が挙がるレベルの強敵である。 というかコイツの極悪さは、倒さないとゲームがクリアできない 一応子供向けなのにこの難易度という2点も大きいのだが。 また、イーブルは別にしても、4面ボスの「ペンゴッド」、9面ボスの「ムーガ」も通常ステージボスにしては強すぎると言われることもある。 総評 GBAスタフィーシリーズの有終の美を飾るにふさわしい良作。 シナリオの完成度の高さに加えて、アクションとしてもキチンと作り込まれている。 ただし、本当に子供向けか疑うレベルのラスボスの強さはいまだに語り草になっており、良くも悪くも本作を象徴する存在になっている。 余談 『ワリオシリーズ』からワリオがゲスト出演している。しかもスタフィーに「りゅうせいアタック改」を伝授するという割と重要な役目。 7面では、初代にボスとして登場した「バンキロス」が再びボスとして登場する。 全シリーズ皆勤の「ボンボーン」、GBAシリーズの宿敵「オーグラ」の2者を除けば、後にも先にも唯一ボスとして再登場したキャラクターである。(*3) 本作のCMソングは後に中田ヤスタカプロデュースによりブレイクする事になるPerfumeが担当していて、時折ファンの間で話題になる事も。
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伝説のスタフィー2 機種:GBA 作曲者:岩本守弘 開発元:トーセ 発売元:任天堂 発売年:2003 概要 トーセ開発のアクション「伝説のスタフィー」シリーズ2作目。 (前作:伝説のスタフィー 次作:伝説のスタフィー3) 収録曲 曲名 補足 順位 オープニングデモ 海のねいろ メインテーマ GBA66位 ファイルセレクト ロブのどうくつ はじまりの海 カメカメだいち ツルツル氷ざん タイボクのもり まっくらどうくつ ヤッホーこうざん テンカイ レッシーこ げきりゅうのたき オーグラじょう オーグラへのみち キョロスケのいえ イベントクリア ボスはちかいぞ ボスとたいけつだ バトル・ボス オーグラをたおせ オーグラ第二形態 ラストバトル233位 ミニゲーム ゲームオーバー1 ゲームオーバー2 ポーズ ゆうしゃロブ オーグラ第三形態 GBA142位 きねんしゃしん ききゅう ヤンキーぬいぐるみ リューン スケボン コアラきぐるみ エンディング1 エンディング2 宴 エンディング3 花火 エンディング4 語り ステージセレクト ずかん おたからだ! たからもの ミニゲームしゅう スタッフロール1 スタッフロール2 キョロスケさまのおいたち ラブリーのおみせ スタフィーダンス かいわがめん1 かいわがめん2 かいわがめん3 かいわがめん4 ステージクリア PV
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伝説のスタフィー4 機種:NDS 作曲者:岩本守弘 開発元:トーセ 発売元:任天堂 発売年:2006 概要 プラットフォームをDSに移して発売された「伝説のスタフィー」シリーズ4作目。 (前作:伝説のスタフィー3 次作:伝説のスタフィー たいけつ!ダイール海賊団) 収録曲 曲名 補足 順位 オープニングデモ ロブのベっそう ロブのベっそうシティ ロブのどうくつ はじまりの木 はじまりの木シティ キュピットむら キュピットむらシティ ひきさきぬま ひきさきぬまシティ こいマロのかくれざと こいマロのかくれざとシティ リュウリュウさばく リュウリュウさばくシティ せんねんやま せんねんやまシティ ふるびたとう ふるびたとうシティ デジールのしろ デジールのしろシティ あいのいずみ じゃしんイーブル かいわ1 かいわ2 かいわ3 かいわ4 アングラのテーマ きぐるみのテーマ 3ぷんでりょうりのテーマ ボスはちかいぞ ボスとたいけつだ バトル・ボス デジールのテーマ1 デジールのテーマ2 バトル・デジール デジールをたおせ! ラストバトル 海のねいろ メインテーマ ポーズメニュー ゲットがめん ファイルセレクト ずかん キョロスケさまのいえ おみせ グッズガめん アンサーズカード ステージセレクト スタッフロール1 スタッフロール2 エンディング1 エンディング2 エンディング3 スタフィーダンス 海のねいろファンキー 海のねいろしゃみせん ゲームオーバー1 ゲームオーバー2 マテルのテーマ
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伝説のスタフィー3 機種:GBA 作曲者:岩本守弘 開発元:トーセ 発売元:任天堂 発売年:2004 概要 「伝説のスタフィー」シリーズ3作目。 オーグラとの決着。 (前作:伝説のスタフィー2 次作:伝説のスタフィー4) 収録曲 曲名 補足 順位 オープニングデモ 海のねいろ メインテーマ ファイルセレクト ロブのどうくつ サンゴかいがん きりのまち カチワリ氷ざん ジャングル ボーボーかざん ガブーンかいこう かいていいせき そらの海 こじょう イーブルのまへ… キョロスケのいえ クリア ボスはちかいぞ ボスとたいけつだ バトル・ボス イーブル?? イーブル第一形態 オーグラをたおせ オーグラ改1周目 第13回634位 じゃしんイーブル イーブル第二形態 GBA183位 ミニゲームしゅう ミニゲーム1 クルクルトランポリン(2の図鑑アレンジ) ミニゲーム2 イラチキダッシュ!!(2のヤンキーきぐるみアレンジ) ミニゲーム3 ラブラブラブヴァレー ミニゲーム4 テンカイダンスバトル ミニゲーム5 ヤリイカンキャッチ ゲームオーバー1 ゲームオーバー2 ポーズ ゆうしゃロブ オーグラ改2周目 ホッピング ヒツジきぐるみ パカラ せんすいかん おばちゃんマーチ エンディング1 エンディング2 ボロボロのオーグラ改 エンディング3 ねっけつキョロスケ エンディング4 崩れた城 ステージセレクト トレカがめん おたからだ たからもの スタッフロール1 スタッフロール2 いわた シャチョー おみせのテーマ スタフィーダンス かいわがめん1 かいわがめん2 かいわがめん3 かいわがめん4 テンカイガクシャ ワリオのテーマ ワリオランド3 不思議なオルゴールの出発の森(昼)のアレンジ 海のねいろロック PV
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伝説のスタフィー4 【でんせつのすたふぃーふぉー】 ジャンル マリンアクション 対応機種 ニンテンドーDS メディア 512MbitDSカード 発売元 任天堂 開発元 トーセ 発売日 2006年4月13日 定価 4,571円(税別) プレイ人数 1人 セーブデータ 2個 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 なし ポイント シリーズ屈指の低難易度根っこの面白さは変わらないが… 伝説のスタフィーシリーズリンク 概要 ストーリー システム 評価点 問題点 総評 概要 『伝説のスタフィー』シリーズ第4弾。 プラットフォームをDSに移し、ストーリーの方向性も過去作とは若干異なった物になっている。 また、プラットフォームがGBAからDSになった事により、背景や着せ替え時のスタフィー・スタピーが3Dで表現されるようになった他、マーメイド等の一部キャラにボイスが付けられている等の変更点がある。 ストーリー 前回の冒険でようやく本当の黒幕を倒したスタフィーとスタピー。 平和になったテンカイでみんな楽しく暮らしていました。 しかしそんなある日、キョロスケが大慌てでテンカイまでやってきました。 「たいへんだー!テンカイの入り口に見たことない女の子が倒れているぞー!」 女の子は遠い異国「アミー王国」の少女「マテル」でした。 アミー王国は「モナムールストーン」という秘宝の力で守られていましたが、突然何者かにモナムールストーンが盗まれてしまったのです! なんとか逃げ出したマテルは勇者スタフィーの名を聞き、ここまでやってきたのでした。 こうして再びスタフィー、スタピー、キョロスケの冒険は幕を開けたのです…。 システム 概ね『3』の特徴であったスタフィー、スタピーを切り替えて攻略していくシステムを受け継いでいる。 強力なスピンアタックとだぶるじゃんぷを使えるスタフィーと、ハイハイとかべじゃんぷでスタフィーでは行けない所に行けるスタピーを使い分ける。 一周目ではステージごとにどちらが使えるかは固定で、2周目から自由に交代できるようになる。 新アクションとして「スピル」が追加。 ストーリーを進めることで習得でき、各キャラ専用の物含めて4種類ある。 使用には敵を倒すかピンク色のしんじゅ入手で貯まるゲージが必要だが、体力回復や画面内の敵全滅など効果は強力。 今回の体力はシリーズ唯一のゲージ制。 初期値50でコンペイトウというアイテムを入手することで増加する。またこのために今回の敵キャラには攻撃力の概念が存在する。 ストーリー進行では各ステージごとに用意された「シティ」というエリアを探索することになる。 シティでは話したい人物を画面内から選びイベントを進めることになる。 評価点 変わらぬスタフィーシリーズとしての面白さ。 操作性は軽快そのもの。ストレスをほとんど感じずにプレイ可能である。 やりこみ要素も豊富。伝統のしんじゅ集めやずかんコンプリートも健在。 前作から引き続き着せ替え要素も継続しているが、今回は3D画面でスタフィー達を思う存分グリグリいじれるようになった。中にはマイクでアクションするものもある。 新要素「スピル」の使い勝手はなかなかいい。 特にボス戦で頼りになるHP回復のモナムーヒールは強い。他にも画面内の敵全てをランダムにしんじゅに換えるまじかるコインも、敵の数が増大する2周目ではバカにできない収入源になる。 DSのゲームながら無理なタッチペン操作が皆無である。 メニュー画面などは十字キー、タッチペンどちらでも操作できる。 必ずタッチペンで操作しなければいけないのは、ボーナスステージの「あいのいずみ」だけ。クリアしてもしなくても先に進めるので特に問題はない。 グラフィック、音楽共に美麗でレベルは高い。 雑魚敵がかなり凝った動きをするようにもなっている。 音楽も各ステージごとにイメージに良く合った曲になっている。 問題点 シリーズでもトップクラスの難易度の低さ。 このシリーズの魅力の一つに、見た目に反したシビア目な難易度があるが、本作の難易度はかなり低い。 最大の要因はゲージ制の体力だろう。過去作に比べてミス許容回数が格段に多く、ゲームオーバーになりにくい。 一方で、体力増加アイテムのコンペイトウを縛ると難易度は跳ね上がる。ある程度ダメージを受けて進むことが、前提になっているようなステージ構造だからである。 謎解きの難易度も低く、トラップも旧作に比べてそこまで凶悪ではない。 「背後からノコギリが迫ってくる」という恒例の強制スクロールステージもあるが、スクロール速度がかなり遅くよほどノンビリしていない限り捕まらないレベル。 スピルを使っての攻略が要求されるステージは、仕掛け解除に失敗する度にゲージ貯めの作業が要求されるので面倒くさい。 ボスもあまり強くない連中が多い。 基本一回しか使えないが、モナムーヒールのスピルが非常に強力。これのお陰でかなりのボスがゴリ押しできる。 ラスボスも例外ではない。2周目最終形態はおそらく歴代最弱。前作が強すぎた反動かもしれないが。 なぜかステージ5のボス、ゲイシャチの2周目のみ「高難易度」モードが用意されている。選択しても攻撃速度が上がるぐらいだが。 前作からの追加要素の少なさ。 スピル以外の追加アクションはスタピーの「ハイハイスピン」のみ。これも「ハイハイしながらスピンできる」だけでそこまで目新しくもない。 ほとんどのアクションが前作の復習ということもあってか、基本的に新アクションはそのステージに入っただけで習得できるのも寂しいところ。旧作では修行して習得したりしていたのだが。 りゅうせいアタック改が削除されて通常のりゅうせいアタックに統合された。地形を問わずブロックを破壊できるようになったもののりゅうせいアタックの速度が低下したことも含めて爽快感は大幅に減っている。 新システムが今ひとつ。 新たにワープじぞうというものが追加された。ワープじぞう→ワープじぞう王の一方通行ワープが可能なキャラクター。 しかしほとんどのステージで王がステージ入り口、じぞうがステージ最奥に設置されており実質目的達成後の帰還にしか使えない。旧作では目的を達成したら自動的に帰還するケースが多かったので、かえって面倒にしているだけである。 シティではサブイベントが一切なく、メインイベント関連のキャラクター以外に話すメリットはない。 ストーリーについて。 今まで同様、コミカルでわかりやすいとして高く評価する人もいる一方、「何か違う」と違和感を持つ人も少なくない。 主な原因は本作のメインテーマがズバリ「恋」のためである。スタフィーのマテルに対する初恋が一つの重要な要素になっているのだが、そのせいで「妹のスタピーが誘拐された時と、マテルが誘拐された時でスタフィーの態度に差がありすぎる」というシーンが発生することに。前作では深い兄妹の絆も描かれていたというのに…。 ミニゲーム撤廃。 前作までは地味にはまれる完成度の高いミニゲームが収録されていたのに、全て削除されてしまった。 代わりに前述のボーナスステージ「あいのいずみ」があるが、基本システムが同じでステージ構造が違うだけなので個性に欠ける。ハイスコアなども記録されない。 総評 完成度は間違いなく高く、評価できる面も多いが、全体的にマンネリ感が漂う一品。 ハードを移してもほとんど変化が見られないのはある意味完成されたゲームシステムとも言えるが、それでも旧作プレイヤーにとってはあまりに目新しさのない内容であった。 一方でシリーズ未経験者には難易度の低さもあってそこそこオススメできる作品になってはいるが、タイトルに『4』というナンバリングがあるせいでそちらはそちらで少々手が出しにくくなってしまっているのが残念なところ。
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伝説のスタフィー2 【でんせつのすたふぃー】 ジャンル マリンアクション 対応機種 ゲームボーイアドバンス 発売元 任天堂 開発元 トーセ 発売日 2003年9月5日 定価 4,800円(税別) プレイ人数 1人 セーブデータ 3個(製造時期によって電池版,フラッシュ版が存在) レーティング CERO 全年齢(全年齢対象) 配信 バーチャルコンソール【WiiU】2016年3月16日/702円(税8%込) 備考 スタフィーきせかえシール付 判定 良作 ポイント スタフィーシリーズ第2作目前作から進化したアクション 伝説のスタフィーシリーズリンク 概要 システム 評価点・改良点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 伝説のスタフィーシリーズ第2作。前作発売後からほぼぴったり1年後に販売された。 基本的な操作は前作から受け継ぎつつ、新アクションの追加、新システムを導入した、続編と言うよりは『1』の延長線に近い作品となっている。 物語 「ふしぎなツボ」からよみがえった悪者オーグラは、スタフィーとキョロスケの奮闘によって再びツボに封印され、テンカイに平和が戻った。それから数年後、オーグラはなんとか脱出の手立てがないか考えるうち、ある方法を思いつく。自ら子供を産み、それに嵐を起こさせてツボを出るというものだった。オーグラの生んだ10人の子供たちはプチオーグラと名付けられ、ツボの小さな口から出ると、あっという間に嵐をもたらし、父親の入ったツボを転がして脱出させる。自由になったオーグラはスタフィーらの前に現れ、その母親である王妃ママスタをさらっていく。泣きながらオーグラを追って走るスタフィーだが追いつけず、テンカイから飛び降りようとするところをキョロスケに止められるも、勢い余ってふたりとも下へ落ちてしまう。(Wikipediaより引用) システム 前作とほぼ同様だが、改良された部分が多い。以下は今作に移行するにあたって変化し、次作以降にも引き継がれているシステムを挙げる。 ステージの細分化 前作では広大な1ステージ内をくまなく探索する方式であったが、今作では『スーパーマリオブラザーズ3』よろしくいくつかのコースに分かれており、最終コースのボスを倒すことで次のステージに進めるようになっている。 世界観が世界観なだけあってやや不自然な感触は否めないが、広いステージを右往左往して迷うことが少なくなったり、同じステージでも全く異なる場所を探索できたりと好意的に受け止められている。 また、ステージ数自体も11と多く、現時点では最多となっている。 アクションの追加 「マリンアクション」というジャンル名のためか、前作では水中部分のアクションに特化しており、地上でのアクションが地味なものだったが、今作では狭い隙間を潜る「しゃがみすべり」、ジャンプした後に再度空中ジャンプの出来る「だぶるじゃんぷ」、だぶるじゃんぷ後に下方向に向かって威力の高い攻撃を繰り出す「りゅうせいアタック」が追加された。 着せ替え要素 コースクリアをする、後述のお店で購入することで入手できるグッズを組み合わせて、スタフィーの着せ替えが可能になった。 本作の時点では妹の「スタピー」は未出演なのだが、何故か女性物のグッズも存在している。 お店の登場 前作では5つ集めるとライフが1つ回復するアイテム「しんじゅ」を集めることで集合写真にキャラクターが追加されるおまけがあったが、今作では「ラブリーのおみせ」にて写真を購入したり、着せ替えグッズを購入できるようになった。 全て購入するにはカンスト以上のしんじゅが必要だが、あくまでおまけ要素であるため本編には一切影響しない。 また採用されている作品は少ないが、2周目以降は各種のりものを改造してもらうことが可能になる。 指定した方向にジェット移動ができるようになる「ききゅう改」、前作のまほうセットと同様の攻撃が可能になる「リューン改」のように純粋に強化されるものもあれば、見た目が変わっただけで一切効果に変化のない「ヤンキーきぐるみ」のようなお遊び的なものもある。 評価点・改良点 アクション「だぶるじゃんぷ」の追加 非常に便利なアクションで、これにより地上面における自由度が大幅に向上した。便利なのはもちろん、適当にジャンプするだけでも中々楽しい。 アクションの追加によって地上メインのコース難易度が緩和されたり、逆に「だぶるじゃんぷ」の活用前提のやや高難易度なコースが登場したりと、前作とは大きく異なるコースが登場している。 目的達成の明確化 前作の時点からプレイヤーが次にするべき行動は明確なものにはなっているが、前作と異なり、今作では同じステージでもいくつかのコースに分けられたことにより、プレイヤーが次にとるべき行動がさらに分かりやすくなった。 例として新アクションを習得するコースでは、習得したばかりの新アクションを駆使することに特化した内容となっているという、親切な造りになっている。 シリーズ恒例の2周目においても、1周目には無かったコースが追加されるようになっており、広いステージ内でふういんブロックを探し出す等の作業も必要が無くなった。 「のりもの」の入手方法 前作の「のりもの」は1周目では必須では無いためか隠し要素という面が強く、その結果「ききゅう」以外ののりものは入手イベントに通じる扉が分かり辛い場所に配置されているものばかりだったが、本作ではストーリー中に必ず入手できるようになった。 もちろん、その際にはのりものを使った練習もさせてもらえる。 のりものではないが、前作ではイベント習得であった「スピンアタックレベル3」も、本作ではストーリー中に習得できるようになった。 会話画面の改良化 前作では会話をしたくない場面であってもキャラクターに近づいただけで会話をしてしまう上に、ブラックアウト後に会話画面に切り替わるためややもどかしく感じる場合もあったが、今作ではキャラクターに近づいて十字ボタンの上ボタンを押すことで会話できるように変更された上に、画面の切り替わりも無くなったため、テンポが良くなった。 歯ごたえのある難易度 前作と同様に、クリアするだけなら簡単な1周目、高度なスキルが要求される2周目といった具合に、万人に受け入れられる難易度調整が成されている。 特に2周目の追加コースは、シリーズ中でもかなり難易度が高めとなっている。中でも操作性の悪いきぐるみで高度なアクションが要求される上に、その後もスタフィーを捕えようとするモンスターから逃げつつ足場の不安定な場所を進まされる11-10は、スタフィーシリーズとは思えないほどの難易度を誇る。 キョロスケの変化 一応、前作でも兄弟に対しては誰よりも優しいという一面は描かれてはいたものの、前作ではスタフィーを友人として見る場面が無きに等しく、自意識過剰で威勢はいいが、自分では戦いも出来ない小心者…と、相棒ポジションにも拘らずお世辞にも魅力的なキャラクターとは言い難かった。 しかし本作では生き別れになったスタフィーを必死に探す、自身に勝ち目がないと分かっていながらもボロボロになったスタフィーを身を挺して守るなど、スタフィーを思いやる一面が強くなり、スタフィーを子分とは言いつつも友人として接するようになった。 その一方で自意識過剰な性格は全く変わっていないが、ツッコミに回る、親の大切さについて説教をするなど良識的な面も描かれており、今作以降「小心者だが仲間や家族を大切にするキャラクター」というポジションに落ち着いている。 賛否両論点 新鮮味の少なさ ゲーム画面の雰囲気、敵・味方の両者キャラクター、基本動作などは前作からの変化が非常に少なく、続編と言うにはやや力不足を感じてしまう。 もちろん、前作からの正当進化ということで違和感なく受け入れられるユーザーが多いのも事実ではある。 問題点 新アクション「りゅうせいアタック」 CMや公式サイトでは、強力な攻撃として謳われていたアクションなのだが、実際には敵を倒した場合に再度空中ジャンプが出来るようになることを利用して、谷を越えるため「だけ」のアクションであり、見た目のイメージとはかけ離れたアクションとなってしまっている。 しかも「りゅうせいアタック」は垂直落下するため、狙いを外せば真っ逆さまに落下してしまう。仕様上穴に落ちても即死はせず、移動手段のために倒すこととなる敵は一切の移動をしない上に、倒しても画面内で復活してくれる点は救いか。 アクション「ムササビジャンプ」の習得の遅さ 「ムササビジャンプ」は、空中にて緩やかに落下、移動できるようになるアクションで、足場の悪い場所では特に重宝するアクション。 前作では初期習得していたにも拘らず今作では何故か忘れてしまっており、習得の際には教えてもらう必要があるのだが、それが3ステージ目と異常に遅い。 悪いことに、習得以前のコース中にムササビジャンプが重宝するであろう構成のコースもある始末。 ボスが弱め 本作のボスとなるのはオーグラの子供であるプチオーグラ1~10号の10人だが、変身能力を持つ4号を除いた他の9人は自身が戦闘能力を持たないためか、かなり弱めになっている。 特に終盤のボスでありながら、8号と10号は自分からはほとんど攻撃を仕掛けてこないため、プレイヤーの慣れやスピンアタックの強化もあり1号&ボンボーンコンビと同等かそれ以上に弱いという訳の分からないことになっている。9号に至っては部下の足を引っ張っているだけでしかない。 ただし上述した4号はシリーズ屈指の強敵であり、ラスボスのオーグラは3形態全てが強いため、全員が全員弱いということではない。 総評 大幅な変化こそ見られないものの、初心者に対する配慮が前作以上に多くなり、万人におすすめできる良作。 以降の作品において、スタフィーのアクションやステージ構成は本作をベースに欠点を改良しつつ制作されており、スタフィーシリーズの基礎を確立させた作品と言える。 余談 本作の2周目で入手出来る「ヤンキーきぐるみ」は見た目に加えてBGMも全く異なる物に変化する力の入れよう。