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「人はただ、人であれば良いのだ!」 【名前】 バッファローロード タウルス・バリスタ 【読み方】 ばっふぁろーろーど たうるす・ばりすた 【声】 鳥海浩輔(ディケイド) 【スーツ】 福沢博文(未表記) 【登場作品】 仮面ライダーディケイド など 【登場話(DCD)】 第12話「再会 プロジェクト・アギト」第13話「覚醒 魂のトルネード」第31話「世界の破壊者」 【登場話(WIZ)】 第52話「仮面ライダーの指輪」 【分類】 アンノウン 【出身世界】 アギトの世界 【登場世界】 アギトの世界ライダー大戦の世界(再生怪人)ディケイドの世界 【生物モチーフ】 バッファロー 【他のモチーフ】 タイホウバッファロー 【名前の意味】 弩砲のウシ 【仮面ライダーディケイド】 バッファローに似た超越生命体。 原典のエルロードに近い階級を有するロード怪人と思われる。 蹄を模した「至高のトリアンナ」という三又槍の先端から十字型のプラズマ弾を発射、人間を跡形なく焼却。 多数の「アントロード」を従え、アギトの力に覚醒しようとする者を見つけ出して襲う事を使命としている。 グロンギがほとんど倒された「アギトの世界」に「アントロード フォルミカ・ペデス」を大量に率いて突如出現する。 人間の域を超えた者としてアギトの力に不完全ながら覚醒したG3の元装着者・芦河ショウイチを執拗に狙い、幾度となく芦河ショウイチ(ギルス)の前に現れては葬ろうと動く。 「アギトの世界」にやって来た門矢士が芦河ショウイチの味方になり、「クイーンアントロード フォルミカ・レギア」と共に決戦を行う。 芦河ショウイチが同僚だった八代淘子の手紙を読み、決意を固めた事で、アギトの力に真に覚醒して変身したアギトに「フォルミカ・レギア」を倒されると激昂、アギト、ディケイドをプラズマ弾で倒そうとするが、ファイナルフォームライドの力によって変形したアギトトルネイダーの機動力に翻弄され、最期は「ディケィドトルネード」を受け爆散した。 第31話でスーパーアポロガイストのライフエナジーによって復活したアンノウンを吸収、悪の勇者として復活。 参戦した響鬼のキックを受け爆散した。 【劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー】 大ショッカーの怪人として登場。 【スーパーヒーロー大戦】 大ショッカーの怪人として登場。 最終決戦ではレッドレーサーと交戦。 【仮面ライダーウィザード】 「魔宝石の世界」の怪人として登場。 【余談】 エルロード以外で日本語を話し、最初にして唯一の人間と意思疎通を果たしたアンノウン。 名前の由来は『アギト』本編のアンノウンと同様、『仮面ライダーV3』のタイホウバッファロー(大砲+バッファロー)となっている。
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「人はただ、人であれば良いのだ!」 【名前】 バッファローロード タウルス・バリスタ 【読み方】 ばっふぁろーろーど たうるす・ばりすた 【声】 鳥海浩輔(ディケイド) 【スーツアクター】 福沢博文(未表記) 【登場作品】 仮面ライダーディケイド劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦仮面ライダーウィザード 【登場話(ディケイド)】 第12話「再会 プロジェクト・アギト」第13話「覚醒 魂のトルネード」第31話「世界の破壊者」 【登場話(ウィザード)】 第52話「仮面ライダーの指輪」 【分類】 アンノウン 【出身世界】 アギトの世界 【登場世界】 アギトの世界ライダー大戦の世界ディケイドの世界 【特色/力】 槍を利用したプラズマ攻撃 【生物モチーフ】 バッファロー 【その他のモチーフ】 タイホウバッファロー 【名前の意味】 弩砲のウシ 【仮面ライダーディケイド】 バッファローに似た超越生命体。 蹄を模した「至高のトリアンナ」という三又槍の先端から十字型のプラズマ弾を発射し、人間を跡形なく焼却する。 多数のアントロードを配下として従え、アギトの力に覚醒しようとする者を見つけ出して襲う事を使命としている。 グロンギがほとんど倒された「アギトの世界」にアントロード フォルミカ・ペデスを大量に率いて突如出現する。 人間の域を超えた者としてアギトの力に不完全ながら覚醒したG3の元装着者「芦河ショウイチ」を執拗に狙い、幾度となく彼の前に現れては葬ろうと動いている。 しかし、「アギトの世界」にやって来た士がショウイチの味方になった為、クイーンアントロード フォルミカ・レギアと共に決戦を行う。 ショウイチがアギトの力に覚醒して変身したアギトにフォルミカ・レギアを倒されると激昂し、アギトとディケイドをプラズマ弾で倒そうとする。 しかし、ファイナルフォームライドの力によって変形したアギトトルネイダーの機動力に翻弄され、最期はディケィドトルネードを受け爆散した。 第31話でスーパーアポロガイストのライフエナジーによって復活したアンノウンを吸収し、悪の勇者として復活する。 他の怪人達と共にディケイド達に立ち向かうが、参戦した響鬼のキックを受け爆散した。 【劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー】 大ショッカーの怪人として登場。 【仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦】 大ショッカーの怪人として登場。 最終決戦ではレッドレーサーと交戦する。 【仮面ライダーウィザード】 魔宝石の世界の怪人として登場。 【余談】 「響鬼の世界」の魔化魍もバッファローがモチーフになっている。 『仮面ライダーアギト』本編に「アンノウンが人語(日本語)を話す」というエピソードがある。 しかし、それはオーヴァーロードの意思を代弁しただけに過ぎず、「自身の意思」とは言い難い。 そのためエルロード以外で日本語を話し、最初にして唯一の人間と意思疎通を果たしたアンノウンと言える。 なお一般的なアンノウンも人間の言葉をしゃべらないだけで実際は言葉を喋れるが、人間を格下として見下しているためしゃべらないだけらしい。 「アギトに覚醒、あるいは覚醒しかけた人間を排除する」というこのアンノウンの行動は、アギト本編の怪人達と同様のものだが、「人が力を持てば必ず間違った道を選ぶ」というバッファローロードの主張がオーヴァーロードのものであるかは定かではない。 名前の由来は『アギト』本編のアンノウンと同様、『仮面ライダーV3』のデストロン怪人、タイホウバッファロー(大砲+バッファロー)となっている。
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「人はただ、人であれば良いのだ!」 【名前】 バッファローロード タウルス・バリスタ 【読み方】 ばっふぁろーろーど たうるす・ばりすた 【声】 鳥海浩輔(ディケイド) 【スーツ】 福沢博文(未表記) 【登場作品】 仮面ライダーディケイド など 【登場話(DCD)】 第12話「再会 プロジェクト・アギト」第13話「覚醒 魂のトルネード」第31話「世界の破壊者」 【登場話(WIZ)】 第52話「仮面ライダーの指輪」 【分類】 アンノウン 【出身世界】 アギトの世界 【登場世界】 アギトの世界ライダー大戦の世界(再生怪人)ディケイドの世界 【生物モチーフ】 バッファロー 【他のモチーフ】 タイホウバッファロー 【名前の意味】 弩砲のウシ 【仮面ライダーディケイド】 バッファローに似た超越生命体。 原典のエルロードに近い階級を有するロード怪人と思われる。 蹄を模した「至高のトリアンナ」という三又槍の先端から十字型のプラズマ弾を発射、人間を跡形なく焼却。 多数の「アントロード」を従え、アギトの力に覚醒しようとする者を見つけ出して襲う事を使命としている。 グロンギがほとんど倒された「アギトの世界」に「アントロード フォルミカ・ペデス」を大量に率いて突如出現する。 人間の域を超えた者としてアギトの力に不完全ながら覚醒したG3の元装着者・芦河ショウイチを執拗に狙い、幾度となく芦河ショウイチ(ギルス)の前に現れては葬ろうと動く。 「アギトの世界」にやって来た門矢士が芦河ショウイチの味方になり、「クイーンアントロード フォルミカ・レギア」と共に決戦を行う。 芦河ショウイチが同僚だった八代淘子の手紙を読み、決意を固めた事で、アギトの力に真に覚醒して変身したアギトに「フォルミカ・レギア」を倒されると激昂、アギト、ディケイドをプラズマ弾で倒そうとするが、ファイナルフォームライドの力によって変形したアギトトルネイダーの機動力に翻弄され、最期はディケィドトルネードを受け爆散した。 第31話でスーパーアポロガイストのライフエナジーによって復活したアンノウンを吸収、悪の勇者として復活する。 参戦した響鬼のキックを受け爆散した。 【劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー】 大ショッカーの怪人として登場。 【スーパーヒーロー大戦】 大ショッカーの怪人として登場。 最終決戦ではレッドレーサーと交戦。 【仮面ライダーウィザード】 「魔宝石の世界」の怪人として登場。 【余談】 エルロード以外で日本語を話し、最初にして唯一の人間と意思疎通を果たしたアンノウン。 名前の由来は『アギト』本編のアンノウンと同様、『仮面ライダーV3』のタイホウバッファロー(大砲+バッファロー)となっている。
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デストロンの四国占領作戦を阻止するべく、仮面ライダー1号・2号が日本に帰還した。 ダブルライダーにV3を加えた3人ライダーと、デストロンの怪人軍団の決戦が始まった。 そんな中、V3は冒頭で沖田博士を捕らえた男の正体である、ドクバリグモを追い詰めていた。 V3「貴様だけは逃がさん!とう!V3反転キック!!」 V3の必殺キックがドクバリグモに炸裂したが、ドクバリグモは何とか立ち上がった。 ドクトルG(ゲー)「タイホウバッファロー、撃て!」 タイホウバッファロー「バァ~フォ~!」 ドクトルGの指示でタイホウバッファローの砲撃が始まる。 1号とV3はかわし、巻き添えになったドクバリグモだけが粉砕された。 ドクトルG「もっとしっかり狙え!」 3人ライダーと怪人達の乱戦はなおも続く。 タイホウバッファローは砲撃のタイミングを掴めず、難儀している。 ドクトルG「一斉射撃で撃て!」 タイホウバッファロー「今、砲撃したら味方もやられてしまいます!」 ドクトルG「構わん、撃て!撃つのだ!味方がやられても仮面ラーイダを倒せばいいのだ!撃て!!」 タイホウバッファローが砲撃を再開。ライダーも怪人も無関係に、爆煙に包まれる。 ドクトルG「これでいいのだ」 しかし爆煙が晴れると、立っているのは3人ライダーだけ。怪人軍団は全滅していた。 1号「残る敵はあいつだ!」 V3「ドクトルG、逃がさん!」 タイホウバッファロー「こうなったら貴様達と一緒に自爆してやる、バァ~フォ~!」 タイホウバッファローが装填手の2人の戦闘員と共に、ライダー達に襲い掛かるも、戦闘員共々叩き伏せられた。 1号・2号「ライダーダブルキック!!」 ダブルライダーの必殺キックがタイホウバッファローに炸裂。 V3「V3キック!!」 そしてV3の必殺キックも炸裂し、タイホウバッファローは吹き飛んでいった。 タイホウバッファロー「うぅ……ちくしょう~!ああっ……」 タイホウバッファローが大爆発! ドクトルG「ええい、だらしの無い怪人軍団め。今度こそV3を倒す必殺改造人間を作り出してやる!覚えておけ、仮面ラーイダV3!」 事件が終わり、風見志郎と純子達は、東京行きのさんふらわあ号に乗り込んでいた。 シゲル「あっち行ってみよう」 純子「うん」 シゲルと純子が、船内の遊技場でピンボールに興じる。 シゲル「お姉ちゃん、この船東京まで何時間かかるの?」 純子「20時間ぐらいかな」 シゲル「もっとかかればいいのに」 純子「どうして?」 シゲル「だってこの船、色んなものがあるから。もっと遊んでいたいんだ」 それから、シゲルと純子はプールで泳ぎ始めた。 プールサイドでそれを眺める風見と立花。 風見「ははは……はしゃいでますね」 立花「ああ。あっ、ダブルライダーはどうした?」 風見「ええ……デストロンを追って、オーストラリアへ行きました」 立花「奴ら、世界中で陰謀を企んでるからな」 風見「また日本へ来るでしょう」 立花「平和が……本当の平和が、世界中にやってくればだがな」 風見が、青々と広がる水平線を見つめる……。 終
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登録日:2011/08/10 Wed 03 32 15 更新日:2023/05/30 Tue 20 19 00NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 アギトの世界 アントロード アンノウン イケボ ウシ オマージュ グロンギ涙目 スイギュウ タイホウバッファロー タウルス・バリスタ バッファロー バッファローロード バッファローロード タウルス・バリスタ ライダー怪人 主役はユウスケ 仮面ライダー 仮面ライダーG3-X 仮面ライダーアギト 仮面ライダーウィザード 仮面ライダーディケイド 使徒 再会 プロジェクト・アギト 出渕裕 大ショッカー 平成ライダー 弩砲のウシ 怪人 悪の勇者 水牛 牛 牡牛 覚醒 魂のトルネード 超越生命体 魔宝石の世界の怪人 鳥海浩輔 人間よ、そんな力に惑わされてはいけない! 人はただ……人であれば良(よ)いのだ! バッファローロード タウルス・バリスタとは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーディケイド』に登場する怪人である。 『アギトの世界』を描いた第12話・第13話に登場した。 ●目次 【データ】 【概要】 【『アギトの世界』設定】 【『仮面ライダーディケイド』におけるアンノウン】 【『アギトの世界』におけるグロンギ族】 【派生作品におけるバッファローロード】 【余談】 【今回の教訓】 【データ】 身長 222cm 体重 172kg 種族 超越生命体(使徒) 通称 バッファローロード 個体名 タウルス・バリスタ(弩砲のウシ) 専用武器 至高のトリアンナ 特色・力 「至高のトリアンナ」を利用したプラズマ攻撃 声優 鳥海浩輔 クリーチャーデザイン 出渕裕 初登場回 『ディケイド』第12話「再会 プロジェクト・アギト」 『ディケイド』第13話「覚醒 魂のトルネード」 『ディケイド』第31話(最終回)「世界の破壊者」 【概要】 アギト、許されない…。人が神に近づくなど! バッファロー(牡牛/水牛)に似た超越生命体。声が爽やかな男前。 別作品からのオリジナル怪人には、一応原典の設定から見た場合にはラスボスに相当するキャラクターが設定されている(*1)のに対して、 一般アンノウンに当たるロード怪人に相当する設定、名称であった為に「新しいエルロード出せよ」との非難の声も少なくなかった。 ただし、原典『仮面ライダーアギト』における主のメッセンジャーを務めたエルロードや、ハイドロゾアロード同様に人語を喋る。 配下として映画『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』に登場したアントロードを従え、 人でありながら人ならざる力を持つ存在であるグロンギ族や仮面ライダーアギトを襲っていた。 ……元々原典『アギト』の世界観設定が複雑な為か、原典を知らないと何を言ってるのかさっぱり分からないのだが、 一応は人間を庇護下に置き、守りたい(*2)という意識があるらしい。 なお、何故全くの別種族であるアントロードを従えていたのかは不明。着ぐるみの都合とか言わない 「人の進化を厭う」等の設定からキャラクター的には原典『アギト』の水のエル、風のエル、地のエル達エルロード級の怪人に相当する演出がなされており、 各エピソード毎のボスキャラクターとしての役目を十分に果たしていた。 専用武器は「至高のトリアンナ」と呼ばれる三又の槍で、先端部を展開し、 そこから放つ十字架を模したプラズマエネルギーによる広範囲攻撃(水のエルのオマージュか?)を得意とする。 最終的には仮面ライダーディケイド と、ディケイドの力で完全にアギトとして覚醒した芦河ショウイチ 、 小野寺ユウスケが装着員を務めた仮面ライダーG3ーX のトリオに撃破された(*3)。 『ディケイド』最終回では大ショッカーのスーパーアポロガイストが再生させた「悪の勇者」の1人として、複数のアンノウンを光の輪に変換して復活。 初出からして武器を携えた怪人だった為、こちらでも至高のトリアンナを手にディケイド達と戦ったが、アスムが変身した仮面ライダー響鬼のキックに敗れた。 【『アギトの世界』設定】 『ディケイド』第12話・第13話は、原典『アギト』では実際には映像化されなかった、 『仮面ライダークウガ』のパラレルワールドとしての『アギトの世界』を描いている。 ……尤も、『ディケイド』の導入編として描かれた『クウガの世界』の続編という点も意識して制作されているようで、 未確認生命体のナンバリングが前回より進んでいたりと、以前のエピソードから引き継いだネタも登場している。 また、この都合によるものか、冒頭のあらすじも『ファイズの世界』ではなく『クウガの世界』のものとなっている。 各登場人物は他の『ディケイド』のエピソードと同様に原典に準えた設定を採用しているが、忠実なオマージュの一方で、都合により改変した部分があるのもやっぱり同じ。 ただし、この当時は『ディケイド』のオリジナル設定が主体であった事を考えれば、「『ディケイド』の企画に賛同出来る人間ならば寧ろ高評価を与えた人も多かったのでは?」と思われる。 【『仮面ライダーディケイド』におけるアンノウン】 人は力を得れば、必ず間違った道を選ぶ。何故なら――― 何故なら、“人は愚かだから”…か? そうだ!人は我々が守る。力など必要無い!! 「超越生命体」とも呼ばれるロード怪人で、神の使徒とされる存在で、グロンギを襲う光景を見たユウスケは当初彼らを「人間の味方」だと認識していた。 『ディケイド』では彼らの創造主に当たる存在は登場しないが、バッファローロードは配下のアントロードを率いて「人類を導く」べく、アギトやグロンギを滅ぼそうとする。 不可能犯罪による殺人の描写こそ無いものの、武器を取り出す際や死亡時に頭上に光の輪が現れる演出は原典『アギト』同様だが、その行動原理は不明のままとなっている。 アントロード(クイーンアントロード フォルミカ・レギアの声:森夏姫) 蟻に似た超越生命体で、クイーンアントロード フォルミカ・レギアとバッファローロードの統率の下、多数のアントロード フォルミカ・ぺデスが活動する。 なお、原典『PROJECT G4』においてアントロードの部隊長的存在であったアントロード フォルミカ・エクエスは未登場。 ペデスはグンタイアリとはいえ、単体でディケイドや仮面ライダーエクシードギルスとそれなりに渡り合える程の実力の持ち主。 数の暴力でグロンギにも襲いかかるが、原典『PROJECT G4』の設定を考えれば当然か。 『ディケイド』における彼らは専用武器として武器を繰り出す独自設定があり、 原典における「冥府の斧」や「義憤のモルゲンステルン」、「敬虔のカンダ」などの武器を用いて戦う。 女王アリのレギアはバッファローロードの側近的存在で、ディケイド、アギト、G3-Xとの決戦では「黄泉の鎲(とう)」で3人を圧倒し、G3-Xのマスクを一部破損させるほどの実力者。 だが、最期はバッファローロードを庇う形でアギトのライダーキックを喰らい、悲痛な断末魔の叫びと共に葬られた。 【『アギトの世界』におけるグロンギ族】 『アギトの世界』におけるグロンギ達は原典『クウガ』や『クウガの世界』同様、ゲゲルに基づき、人を襲っている。 グロンギと、ユウスケの「あねさん」こと八代藍に瓜二つの八代淘子の存在から、 士は当初「『クウガの世界』に逆戻りしちまったのか?」と誤解していた。 しかし、この世界には『クウガ』終盤でラ集団のグロンギ相手に大きなダメージを与えた「神経断裂弾」や、 淘子が開発したG3システムがある為か、警察の力だけでもそれなりに対処出来ている。 更にアギト同様に超越生命体から狙われる立場にある事から、肩身は狭い模様。 原典『クウガ』の果てしないガチっぷりは当然の如く無視されている他、「40番台でズやメはない」と原典を知る一部の視聴者から批判の的になる事もある(*4)。 とはいえ、劇中の新聞(*5)によれば、2009年4月10日時点で50名以上の死傷者を出している事から、その影響は決して小さくはない事が窺える。 メ・バヂス・バ 『ディケイド』では「未確認生命体第47号」(*6)と呼称されるハチ種怪人。今回は飛ばない。 第12話冒頭で古谷隆広が装着したG3-Xや、武装した警官隊と交戦したが、暴走状態のG3-Xが放ったGX-05〈ケルベロス〉の直撃弾で警察車両と共にあっさり消し飛んだ。 ズ・メビオ・ダ 『ディケイド』では「未確認生命体第48号」(*7)と呼称されるヒョウ種怪人。今回は走らない。 ギノガと共に仮面ライダーディエンドと戦うが、2体のアントロードの襲撃により、打ち滅ぼされた。 メ・ギノガ・デ 『ディケイド』では「未確認生命体第49号」(*8)と呼称されるキノコ種怪人。胞子は吹かない。 メビオと共に三鷹に現れ、出動したG3-X……ではなく装着者の海東が変身したディエンドと戦闘。 そのまま彼が召喚した仮面ライダードレイクと仮面ライダーデルタには手も足も出ず、両者の銃撃で倒された。 【派生作品におけるバッファローロード】 バッファローロードは『ディケイド』初出かつ、昭和ライダー関係ではない怪人の中では再登場の機会に恵まれていたりする。 放送当時から映画『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』にて、 大ショッカーに与する怪人としてTV本編最終回に先駆けて復活している。 また、2012年の映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』でも、大ショッカーに参加する怪人として登場。 翌2013年の『仮面ライダーウィザード』特別編では魔宝石の世界の怪人として現れ、こちらでは人間態を見せている。 【余談】 アンノウンの「ロード」とは「君主(Lord)」 と云う意味合いなのだが、 バッファローロードはDVDのデータファイルにて、恐らくは誤記と思われるが、「Rhode」と表記されている。 アンノウンが『仮面ライダーV3』のデストロン怪人にオマージュを捧げているという話は有名であり、 「タウルス・バリスタ(弩砲のウシ)」の名称も直訳そのままのデストロン怪人・タイホウバッファローに由来するが、 モチーフはともかく、直訳そのままの名称を採用した怪人(アンノウン)は原典『アギト』には存在しない。 【今回の教訓】 (人は)愚かだから、転んで怪我してみないと分からない。時には道に迷い、間違えたとしても、それでも旅をしていく。お前に道案内してもらう必要はない! 人は力を得れば、必ず間違った道を選ぶ。何故なら――― 何故なら、“人は愚かだから”…か? そうだ!項目は我々が追記・修正する。力など必要ない!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\アアアアギト!/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] イケメンボイスのアンノウン。カブトムシかサソリのような上位個体だと思う。 -- 名無しさん (2013-07-19 13 38 06) 実はアギトOPのイコン(聖画)にこいつと思しき頭に大きな角を生やした天使が描かれている。同じ高さにはカマキリやカメも描かれてるので、ロードには及ばないかと -- 名無しさん (2013-07-19 17 44 15) 大好きなアンノウン。ウィザードだと人間体がある。 -- 名無しさん (2014-01-01 00 20 25) ウルトラマンだとゾグとかキリエロイドに近いタイプの悪役ってことかな。 -- 名無しさん (2014-05-05 22 30 41) やるとしたら火のエルとかか? -- 名無しさん (2014-08-07 16 45 46) ウィザードでは魔法石の世界の怪人として登場。ビートルファンガイア(別個体)、サメヤミーと並び人間体と変身を披露。 -- 名無しさん (2014-12-05 16 23 11) ↑バッファローロードやビートルファンガイアという強敵怪人がいる中、まるで同じ強敵怪人かのように並べられるサメヤミーの謎 -- 名無しさん (2015-11-08 22 51 47) ↑3実は火のエル=光の力らしい。とはいえイコンを見る限りエルロードは7体いるから結局なぜエルロードにしなかったのかという疑問は残るが -- 名無しさん (2015-11-21 01 47 40) 別種のアントロードが配下なのはおそらく大地に住む者同士とも考えられる。もしくはさらに上位であるライオンこと地のエルの命を受けていたのかもしれない。 -- 名無しさん (2016-02-28 15 56 17) 恐らく立場的には蝎や蟹、甲虫のような強力な一般ロード、もしくは 鯱 -- 名無しさん (2016-10-07 22 32 00) ↑投稿途中で途切れたけど、梟や隼、山嵐みたいな準エルロード的なロードだと思う -- 名無しさん (2016-10-07 22 35 29) ↑4その情報からエルロード=闇の力と同じ存在(分身?)みたいな設定も語られてたな。実は人間体だと全員が闇の力と同じ顔らしい。 -- 名無しさん (2016-10-07 23 32 33) 元はアギトの時点でゼブラロードとともに登場するアンノウンとして構想があったが、複数出現するアンノウンは必ず同種という決まりがあったため、没になったとか -- 名無しさん (2017-04-13 19 21 01) 名称、キャラクターは原作の4人のライダー(津上翔一、葦原涼、氷川誠、木野薫) を掛け合わせた物。 名前の元ネタは3人だろ馬鹿が -- 名無しさん (2018-02-07 05 34 10) ↑キャラクターって入ってるからオッサン要素もってことじゃあ? -- 名無しさん (2018-02-07 06 21 07) 一説では水のエルのモチーフ候補には『水』牛がいたとか。アギトのOPの壁画か何かに、このアンノウンの元ネタと思しき角の生えた天使が描かれている、とも。 -- 名無しさん (2021-04-08 21 52 10) 名前 コメント
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タイホウバッファロー【PRM ver.】 タイホウバッファロー【PRM ver.】 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 BJNo 6 レア ★★★★ 属性 射撃 最大レベル 50 スート ハート モウジュウ HP 種族 怪人 戦場 攻撃 時代 昭和 チャージ 35 No.3383編集 作品 仮面ライダーV3 MAXレイズ 2000 スキル 必殺 大砲 130 相手に直接ダメージを、5000与える(無属性) 超必 自爆用爆弾 100 お互いに直接ダメージを、10000与える(無属性) ディーラースキル(リーダー) なし ディーラースキル(ヒット) なし 奥義 王降臨 カウント15 キングカードを場に出す(場に出たキングカードは必殺技が発動可能) BJエフェクト 自分の必殺技ゲージを100%回復する フレーバーテキスト 【EX】サンタンニウムを入手し、日本を征服する使命を持つデストロンの合成怪人。ライダーたちを味方の再生怪人ごと、大砲で吹き飛ばしたが… 入手方法 備考 コメント コメント すべてのコメントを見る
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タイホウバッファロー【PRM ver.】 タイホウバッファロー【PRM ver.】 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 BJNo 6 レア ★★★★ 属性 射撃 最大レベル 40 スート ハート モウジュウ HP 1734 種族 怪人 戦場 攻撃 1275 時代 昭和 チャージ 30 No.1790編集 作品 仮面ライダーV3 MAXレイズ 1000 スキル 必殺 大砲 130 相手に直接ダメージを、5000与える(無属性) 超必 自爆用爆弾 100 お互いに直接ダメージを、10000与える(無属性) ディーラースキル(リーダー) なし ディーラースキル(ヒット) なし 奥義 王降臨 カウント15 キングカードを場に出す(場に出たキングカードは必殺技が発動可能) BJエフェクト 自分の必殺技ゲージを100%回復する フレーバーテキスト サンタンニウムを入手し、日本を征服する使命を持つデストロンの合成怪人。ライダーたちを味方の再生怪人ごと、大砲で吹き飛ばしたが… 入手方法 備考 コメント コメント すべてのコメントを見る
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タイホウバッファロー【PRM ver.】 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 BJNo 6 レア ★★★★ 属性 射撃 最大レベル 40 スート ハート モウジュウ HP 1734 種族 怪人 戦場 攻撃 1275 時代 昭和 チャージ 30 No.1790編集 作品 仮面ライダーV3 MAXレイズ 1000
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『孤高の魂』‐1 作者・シャドームーン 8 ?????*** 「いよいよ活動を開始する時が来たな…」 「今まで多くの軍団が果たせなかった地球征服を今こそ成功させるのだ」 「待て…それには邪魔者共を一人残らず始末しなければならん」 「当然手は討ってある。最も早い段階で障害になりそうな連中と言えば」 「なるほど。それは彼奴らをおいて他にはおるまい…フフフフ…」 「ククククク…」 『――ゆけ! まず手始めに、連中を地上から抹殺せよ!』 『抹殺せよ! 抹殺せよ! 抹殺せよ! ――――――抹 殺 せ よ !!』 「ガイスト万歳! ガイスト万歳! ガイスト万歳!」 」」 」」 」」 」」 __ | __ | __ | __ | | | | | _| _| _| ___| ___| ___| ___| 我 ら を 狙 う 黒 い 影―――! 懲りること無く、現れては滅びて行った“地獄の軍団”が蘇る。 彼らの決して消えぬ『世界制覇』への妄執が今、かつてない 史上最大規模の脅威となって全世界に迫りつつあった………。 アリゾナ・11ライダー本部基地*** アメリカ合衆国アリゾナ州郊外――― 荒涼とした砂漠風景と岩山の台地が広がるこの地には、 11人ライダーの海外での秘密アジトが設けられている。 世界に散った仮面ライダー達は、強大な力を持つ敵との決戦を 迎える際には必ず此処に集合し、猛特訓を行って来たのである。 そして現在。クライシス帝国壊滅後、基地を守っているのが “歴戦の勇士”仮面ライダー1号である。誰よりも永きに渡り悪の 組織と戦い、誰よりも長い間平和の存続を願って来た男、本郷猛。 その彼の元に、日本へ向かった南光太郎から最悪と言っていい緊急 連絡が届いていた。というのも、本郷はここ数ヶ月、嫌な胸騒ぎが 続いていたからだ。FBI捜査官・滝和也からも最近続発している、 奇妙な事件の報告があった…。それは死んだはずの人間が、生前の ままの姿で突然現れるというもの。RXが交戦したクライシス、 そして消えた秋月信彦の遺体。 猛「そうか…。うむ、光太郎君も充分気をつけてくれ… 我々も他のみんなにすぐ連絡を付けるよ、じゃあ」 本郷は手元のコーヒーカップを口に付けながら、机に置かれている 小さな写真立を見つめていた。写真には、立花藤兵衛と滝和也… そして緑川ルリ子らが笑っている。 猛「フ…早いものだ。『あれから』何度、俺達は――」 『あの頃』優秀な青年科学者であり、一流のオートレーサー でもあった本郷猛。彼を終わり無き闘争の渦中へ引き込んだ“悪の秘密結社” との戦いが始まってから、一体どれほどの月日が流れただろう。戦い、傷つき、 戦い、倒す。まるでイタチごっこのような日々が、幾度と無く繰り返されて来たのだ。 しかし敵がいなくなる日はまだ遠い… 地球支配を企む者は、名だたる巨大組織ばかりではない。 本郷がそれを知ったのは、日本を一文字隼人に託して海外のショッカーを 追っていた時だった。 世界のありとあらゆる場所に息づく、闇の世界から 地球を狙う者たち。一つの悪が潰え平和の陽が昇る時、それは地下で 爪を研いでいた勢力が、次なる魔手を伸ばす時でもあった。 猛「長い長い戦いだ…だが俺にとってなにより嬉しかったのは、俺の後に 続いてくれる仲間が何人もできたこと。本当は…二度と俺と同じ境遇の 人間が現れて欲しくないと願っていたはずなのに…フ、だが彼らなくしては…」 隼人「な~にしかめっ面して物思いにふけってんだよ!」 猛「ん…おお、一文字。帰ってたのか…」 隼人「お前な~~…。さっきからずぅーーっと声かけてたっつうの! 本郷…お前のその一人で勝手にどんどん向こう側に行っちまう 因果な性格は、ちっとも直らねえなあ…で、どうしたい? 里帰りした後輩の便りがあったのにその浮かない顔、悪い報せか?」 猛「ははは…そうだったか、すまんすまん。…ああ、とびきり悪いニュースだ」 精悍で凛とした顔立ちながらどこか朴念仁な佇まいを感じさせる本郷とは 対照的に、二枚目で人なつっこく朗らかな性格だが、時折影が覗く男―― 一文字隼人。言わずと知れた本郷猛の最も付き合いの長い「戦友」であり、 改造人間という業を背負い戦う、「もう一人の自分」。 1号ライダーと相似形の姿を持つ“歴戦の闘士”仮面ライダー2号である。 9 隼人「そうか奴さん…今度はとんでもなくデカい組織をこさえたみたいだな。 チッ、クライシスが滅んでまだそんなに経ってねえのに…ご苦労なこったぜ!」 猛「…俺達はこれまでにも、一度倒した連中と再戦した事はあったが… 今度の相手はただの再生怪人などとは、比較にならん強敵らしい。 一文字…光太郎君の危惧している通り、今度ばかりは俺たちの力 だけでは防ぎきれんかもしれんぞ」 隼人「おいおい…らしくねえなあ本郷。先輩の俺達がそんな弱気でいると 知ったら、光太郎のヤツもがっかりしちまうぜ? どんな相手だろうと俺達がいる限り……闘るしかねえ。そうだろ本郷…」 猛「フッ…そうだったな一文字。すまん、冗談だ。 そうだ…敵がどんなに強大だろうと、それでも…守ってみせる! それが俺たち―――仮面ライダーだ!!」 ――同時刻…アリゾナ本部基地を離れた台地から監視している、 謎の一団があった。彼らは一様に黒い覆面に黒の全身タイツ姿で、 一つのグループは胸に白骨の模様があり、鷲を象ったバックルのベルト をしている。もう一つのグループは、胸とベルトに蠍を象ったシンボル マークのようなものがある。その中心には指揮官らしき二人の影が…。 骨戦闘員「イー! どうやらあれに間違いなさそうです」 デストロン戦闘員「キキー! おそらく外装は岩山で偽装されているはずです!」 ???「グフフ…そうかご苦労。ライダー共め、こんな所に潜んでいようとは」 ???「まあ待て。念のために確認だけは怠るな…おい」 タイホウバッファロー「バッフォー!…ハハ!」 一団の後方から、両肩に二門の大筒を備えた猛牛怪人が躍り出る。 怪人は目前の岩山を両目に内蔵されたスコープで透視を開始した。 タイホウバッファロー「なるほど。内部は人工の構造物がギッシリだ~~っ!」 ???「そうか。ふん…ダブルラ~イダにはアジトごと消えてもらうとしよう。 ――やれいっ!! タイホウバッファローよ!!」 タイホウバッファロー「バッフォー! ハイパーカノンのエネルギー充填だ… 目標は眼前の岩山…1号2号、消えて無くなれい!!」 アリゾナ本部基地室内*** ドドドドドドドド… その時、アリゾナ本部をまるで巨大な地響きのような揺れが襲った。 外部から何者かが砲撃しているらしく、次々に天井や壁が崩れ出す。 一文字「うおぉっ…!! な、なんだ…うわっ…!!」 本郷「むぅ、これはヤツらの仕業か…!?」 一文字「本郷!! 急げ脱出だーーーー!!」 本郷「無念だが仕方がない…いくぞ!」 ドガァァァーーーン!!! ............... ..ヽ . ; . / .⌒ _,,..__ ヽ ) ;. ノ......... ......... ゞ (. ( .! l,; ) .ノ ノ ./ ....... ._ゝ,,. .-ー; ""~ ;;; - .._´, ._-" ,.- ーl"~ | ーヾ ヾ ( ( . | ! ) ) ヾ、 ⌒~ "| | ⌒~ "´ ノ "" ー-┤. |--~ "" | | j i ノ ,. , 、 , i,-、 ,..、 _,, ,. -/ ヽ ノ Λ ヽ -- 、ト、 ,,/^ヽ,- " \ / |i/;;;;;;/ ;;;;ノ⌒ヽノ ヽ,_Λ 木っ端微塵に吹き飛び、大爆発を起こす11人ライダーのアジト。 その様子を対岸の台地から眺め、嘲笑している先ほどの一団。 骨戦闘員「イー! イー!」 デストロン戦闘員「キキー!」 ???「フハハハハ、これでは彼奴らも一巻の終わりだな!!」 ???「…ラ~イダどもの命運も尽きたか…いや…」 タイホウバッファロー「バッフォー!! さしものダブルライダーも、俺様の 強化されたキャノン砲の前には一溜りも無かったようだわい! 基地ごと吹っ飛んだか…グァハハハハ」 クモ男「ウワラァァァァ…待て油断するな…ライダーは悪運が強い、 そう思わせておいて、いきなりピンピンしたまま現れるかもしれん…ウェェェ…」 タイホウバッファロー「バッフォー! いかに多くの修羅場を潜り抜けたヤツら とはいえ、あの様子では助かるはずがあるまい。バァァーフォーッ!!」 ダブルライダー「――はっはっはっはっは! 果たしてそうかな!?」 10 ???「ぬうっ!?」 ???「……………」 フオオオオオオン!!! あっけに取られて上空を見上げる一団。赤と白のカラーリングに彩られた 2台のバイクが、フロントから翼を、リアのノズルからパラシュートを射出して 滑空していた。ダブルライダーはそれぞれが駆る「新サイクロン号」を地表に 着地させると翼とパラシュートを格納し、台地の上にいる一団を見据えて 背中合わせに『ライダーファイト』の構えで戦闘態勢とり、挑発する。 タイホウバッファロー「バッフォー! 貴様ら、まだくたばっておらんのか!!」 クモ男「ウワラァァァ…むむむ…やっぱり…!」 ライダー1号「Gショッカーを滅ぼすまでは、仮面ライダーは死なん!!」 ライダー2号「ショッカーとデストロンの怪人ども! 何度蘇っても俺たちが倒すまでだ!」 ???「我らGショッカーを滅ぼす? ぬふふ…いかにキサマらでもそれは無理な話だ」 ???「仮面ラ~イダ共よ、お前達はGショッカーを見縊り過ぎているようだな」 怪人の後ろから聞こえて来たその声は、二人には聞き覚えのある独特の声であった。 忘れようとしても忘れられぬ、幾度となく戦火を交えた闇の世界の好敵手… ライダー1号「む、貴様達は…!」 ライダー2号「ちっ…やっぱりお前らも復活しやがったのか!」 毒々しい蛇の装飾を纏い、黄金の鷲を象ったベルトに鉤爪状の手を持つ、 かつてのショッカー大幹部・地獄大使。その傍らでぞっとする冷淡な眼差しと蠍を 象った重厚な兜を被り、古代の剣闘士を想起させる盾と斧で武装した髭の男…。 同じくかつてのデストロン大幹部・ドクトルGが、在りし日の姿で軍団を率いている。 ショッカー骨戦闘員、デストロン戦闘員達が二大幹部の足下に跪く。 地獄大使「ぬふふふ…また会えるとはな、ライダー1号、2号よ。 左様。キサマらを殺すまでワシは何度でも蘇るのだフハハハハ!!」 ドクトルG「仮面ラ~イダどもよ、冥途の土産に教えてやろう。 我らは『新たなる首領』の御旗に集うため、闇の中から再び蘇った… わしはGショッカー十二邪将が一人、“鉄腕邪将”ドクトルGだ!!」 ライダー1号「なに……Gショッカー、十二邪将…だと?」 ライダー2号「へっ、何だか知らんがご大層な肩書きが増えたもんだな」 地獄大使「クックック……そしてこのワシは―――」 ダブルライダー「名乗る必要はないぜ、 暗 闇 大 使 !」 地獄大使「なっ…く、く、暗闇大使だとおおおお~~っ! あんなヤツと一緒にするなあーーーーッッ!!! 1号2号、キサマらぁ~~このワシの顔を見忘れたか!? ワシはGショッカーの大幹部!! “猛毒邪将”地獄大使だあッ!!」 左右のこめかみを破裂しそうな勢いでピクピクと紅潮させ、 烈火の如く怒る暗闇…もとい地獄大使。 どうやら従兄弟と間違えられるのは相当に嫌らしい。 ライダー2号「ぷぷ…ぶははは! ほいほい、わあーってるって」 ライダー1号「…思った通りお前もあいつと同じ反応か」 ライダー2号「こりゃ失礼、ゴキブリ大使さんよ!」 地獄大使「…ぬうううう~~ほ、ほざいたな若僧オオ~ッ…!!」 骨戦闘員「イー! イー! …ぷ。ごきぶり大使だって…クスクス」 地獄大使「何か言ったかキサマら!?」 骨戦闘員「イィーっ!! 何でもありません!」 ライダー1号「フッ。忘れたいのはやまやまだが、そうはさせてくれん顔だ。 地獄大使! ドクトルG! 何度蘇っても同じことだ。 悪の野望ほど儚いものはない…仮面ライダーが必ず貴様らを討ち砕く!!」 11人ライダーのリーダーらしく、ズビシッと二大邪将を指差す1号。 しかし、復活した邪将達は不適に笑いながら1号の挑戦をあしらう。 地獄大使「…クックックック…笑止!! 何も分かっておらんようだな。 復活した我々は、もはや単なる一組織の構成員などではない。 ありとあらゆる世界の王となり君臨する…至高なる御方の忠実な下僕なのだ。 仮面ライダー共…キサマらすら知らぬ強大なる軍勢もたくさん控えておる。 もっとも、ワシらとて地上に舞い戻るまでは知らなかったのだがな…」 ライダー1号「…お前達は組織によって再生されたのではない、という口ぶりだな」 ドクトルG「…お喋りが過ぎるぞ地獄大使。ダブルラ~イダ共よ、キサマらは 今世界に何が起こっているかも知らずに死ねるのだ。有り難く思うんだな… Gショッカーの誇る再生強化怪人の力を思い知るがいい」 地獄大使「グフフフ、仮面ライダー! これを見るのだ」 11 地獄大使が鞭を激しく地面に叩き付ける。するとなんと空中にいくつもの 裂け目…渦を巻く「空洞」が出現し、それが複雑な紋様となって光り始めた。 ライダー2号「―! 本郷、あれは……」 ライダー1号「あれは…まさかバダンの時空魔法陣!?」 地獄大使「そうだ…キサマらに倒された亡者どもが、怨嗟の声をあげて 闇の彼方より地上へ出たがっているわ。…出でよぉっ! 怪人共ぉ!!」 怪人軍団「ギリギリギリ…ヒョウオオオウ…ギャギャギャ…アブブブブ!!!」 時空魔法陣と化した渦の中から、次々と出現するショッカー怪人達。 あっという間に彼らの立つ台地の上には、夥しい数の怪人軍団が出来上がった。 ライダー1号「これは…! ただの再生怪人ではない…気をつけろ、一文字!」 ライダー2号「ああ…こいつら、手強いぜ…正しく地獄の軍団って言葉が 相応しいような登場してくれるじゃんかよ…ゴキブリ大使!!」 地獄大使「ぬっ…ぐう~! へらず口を叩けるのもそこまでだ!! 者共かかれーっ! 仮面ライダーを、殺せえええええええ―ッ!!!」 アリゾナの荒野に響き渡る猛毒邪将の怒号。その号令に従い、 ショッカー怪人軍団の一個小隊が眼下にいる二匹の獲物目掛けて 一斉に襲い掛かる。同時に骨戦闘員たちもオートバイを駆り、土煙を 上げて台地を降り始めていく。 骨戦闘員オートバイ部隊「イー! イー!」 ライダー1号「一文字、いくぞ!!」 ライダー2号「おうさ本郷!!」 ウオオオン!! 荒野を渡る風、ひょうひょうと。二人ゆく二人ゆく、仮面ライダー。 歴戦の戦士たちは愛車のアクセルを捻り、そのエンジンから伝わる振動が 長い戦いを共に支え合って来た友の鼓動のように感じられた。 何処までも澄み切った青空に、マシンの爆音が轟き赤いマフラーがなびく。 ―――されど我が友、我が故郷。 ダブルライダー「どんなことがあろうと守り抜く…俺は、俺達は …仮面ライダー! 来い、Gショッカー!!」 ドクトルG「地獄大使め調子に乗りおって…まあいいお手並み拝見といくか。 タイホウバッファローよ、いつでもハイパーカノンを撃てる準備をしておけい」 タイホウバッファロー「バッフォー! しかし…それでは味方も…」 ドクトルG「かまわん!! 我々の任務はダブルラ~イダを確実に消すことだ… 何としても奴らにはここで死んでもらわねばならんのだ! よいな…?」 タイホウバッファロー「…ハ!」 ○仮面ライダー1号→復活したショッカーを迎え撃つ。 ○仮面ライダー2号→1号と共にショッカーに挑む。 ●クモ男→ショッカー軍団と共にダブルライダー撃滅へ。 ●タイホウバッファロー→待機中。 ●地獄大使→時空魔法陣から怪人軍団を招聘し、ダブルライダーを狙う。 ●ドクトルG→傍観中 12 【今回の新規登場】 ○本郷猛=仮面ライダー1号(仮面ライダー) 悪の秘密結社ショッカーによって改造された元青年科学者。 「技の1号」と呼ばれ、多くの必殺技を開発して敵を倒した。 幾多の戦いを経て、11人ライダーのリーダー格としてアリゾナ に秘密アジトを持ち常に世界中の悪と戦っていた。 FBI捜査官滝和也、立花藤兵衛など協力者も多く信頼は厚い。 ○一文字隼人=仮面ライダー2号(仮面ライダー) ライダー1号を倒す目的で、ショッカーに改造されたフリーカメラマン。 脳改造寸前で1号に助け出され、以後永きに渡って彼の一番の友となる。 格闘技の猛者でもあり、「力の2号」と呼ばれるパワーファイター。 1号と共に11人ライダーのサブリーダーとして行動を共にする事が多い。 ●地獄大使=猛毒邪将地獄大使(仮面ライダー) かつて1号ライダーに倒されたショッカー大幹部で、復活後は Gショッカー十二邪将の一人として名を連ねる。 その正体は怪人ガラガランダである。 「必ず蘇ってキサマを倒してやる!」の断末魔が念願かない、 仮面ライダー抹殺に異常な執念を持っている。ドクトルGとは デストロン時代に復活させられた時から仲は良くない間柄。 ●ドクトルG=鉄腕邪将ドクトルG(仮面ライダーV3) やはり過去、ライダーV3に倒されたデストロン大幹部で、復活後は Gショッカー十二邪将の一人として名を連ねる。 生前と同じように、強力な機械合成怪人の製作に余念がない。 自身もその正体は、怪人カニレーザーである。 部下であろうと見切りを付けた者は容赦なく処刑してしまう。 ●クモ男(仮面ライダー) 最初に1号ライダーと戦ったショッカー第1号怪人。「怪奇蜘蛛男」とも。 この復活怪人は、単なる再生怪人ではなく、本郷の恩師緑川博士を 殺害した張本人であり、復讐に燃えている。 ●タイホウバッファロー(仮面ライダーV3対デストロン怪人) 劇場版作品にて、高知で1号・2号・V3の3人ライダーと戦った強力怪人。 パワーアップした砲撃能力は一撃で岩山を木っ端微塵にする威力を持つ。 各部の装甲も強化され衝撃に対する耐久力も高い。 短気で熱くなり易い性格だが、親分肌で仲間の面倒見がいい一面も。 ●ショッカー骨戦闘員(仮面ライダー) 地獄大使直属の戦闘員で、覆面に骨模様の戦闘服が特徴。 従来より強化されていると言われながらもちろん弱い。 ナイフや棍棒、剣などを駆使する他、白覆面の科学者タイプも存在。 オートバイを操り集団で襲い掛かる特別チームなどもいる。 ●デストロン戦闘員(仮面ライダーV3) 蠍のシンボルマークを覆面や戦闘服にあしらった戦闘員。やっぱり弱い。 集団でアクロバティックな連携攻撃を仕掛けるチームもいる。 黄色い軍服に軍帽を身につけた、首領護衛用の親衛隊員も存在。
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『孤高の魂』-2 作者・シャドームーン 12-1 アリゾナの荒野*** ダブルライダー「サイクロンカッター!!」 怪人軍団「グェーッ!」 砂塵を巻き上げて、エンジンの唸り声が荒野を駆け巡る。 「立花レーシング」エンブレムが輝くフロントカウル。 そこから射出する赤い翼が次々と迫り来る怪人共を斬り捨てて行った。 ダブルライダーは巧みに新サイクロン号を操り、ショッカー怪人の包囲網 を撹乱させていた。洗練されたコンビネーションの前に数は問題ではない。 地獄大使「何をしておる、奴らをマシンから引き摺り降ろせ!」 ドクトルG「ラ~イダ共の連携を絶てい…」 タイホウバッファロー「ハッ。バッフォー!」 二門の大砲が火を噴き、ダブルライダーと怪人軍団の乱戦場に爆炎が 立ち上った。タイホウバッファローは連続で撃ち続け、二人の足並みを 崩しに攻め立てる。炸裂する爆炎を掻い潜り、何とか連携を保とうとする ライダー1号に山椒魚のような怪人が口から火炎放射を浴びせた。 ザンジオー「死ねえ、仮面ライダー!」 ライダー1号「サイクロンアタック!」 ザンジオーの火炎を裂き、サイクロンの体当たり攻撃が決まった。 だが、吹っ飛ぶ山椒魚怪人の背後から黒い影が飛び出し蜘蛛の糸 で1号ライダーの首を絡め取ってマシンから引き落とした。 クモ男「ホワホワホワ…かかったな1号め」 ライダー1号「グゥ…っ!」 ライダー2号「本郷! うおっ」 サイギャング「ハハハ、バカめぇ~っ」 2号の車体側面から、怪人サイギャングが駆るオートバイが突進した。 グラついたサイクロン号目掛け、昆虫型の怪人が破壊光線を放つ。 2号ライダーは咄嗟にシートからジャンプして飛び降り、これを回避した。 カミキリキッド「キーリー! 2号、キサマの命は俺がもらった!」 ライダー2号「ちょいとお前の光線を借りるぜ」 カミキリキッド「コ…コラ何をする、やめんか!」 サイギャング「うおお、何処を狙ってやがる…ぐわっ!」 カミキリキッドの破壊光線を連続ジャンプで避ける2号。 そして背後に回りこみ、羽交い絞めにした怪人の角を掴むと、 破壊光線をサイギャング率いるオートバイ部隊に向かって乱射 させこれを壊滅させた。ジタバタ暴れるカミキリキッド。 カミキリキッド「え~い、離さんかー!」 ライダー2号「そう言わずに…もう一回頼むぜ」 さらに敵の光線を利用して、1号の首を捕らえているクモ男の 糸を焼き切らせる2号ライダー。 クモ男「ブゥワァァァー!」 ライダー1号「むぅ、トォー!」 クモ男「ホワッ!」 拘束から解かれた1号に追撃の毒針を連射するクモ男と、 これを素早く身を捩って躱すライダー。 1号ライダーは前転しながら接近、クモ男の顔面に手刀を 連続で浴びせると、ジャンプしてライダーキックを放った。 ライダー1号「ライダーキーック!」 クモ男「ウワアァァラァァーッ…ホワッ、ホワッ…ァァ」 技の1号が繰り出した熟練の一撃を顔面に食らい、 クモ男は岸壁に激突して白い泡となり果てた。 カミキリキッド「とんだ大恥をかかせやがって~! 許さん、その首チョン切ってくれる!!」 ライダー2号「ご苦労さん。再生怪人も役に立つじゃんか」 カミキリキッド「ギィィィリィィ~言ったなあ…殺す!!!!」 怒りに燃えるカミキリキッドが、左手のハサミを振り回す。 2号はこれを避けながら懐に入り、投げ技を決めた。 ライダー2号「ライダー閃光返し!」 カミキリキッド「ガハァッ!」 先程吹っ飛ばされたザンジオーが、液化しながら迫っていた。 逸早く接近に気づいた1号はジャンプして空中で反転、 敵が怪人化した瞬間を狙い、急降下しながらパンチを 2回連続で叩き込んだ。 ライダー1号「ライダー反転ダブルパーンチ!」 ザンジオー「グワァ~ッ」 12-2 地獄大使「バカモノォ!!」 ドクトルG「…タイホウバッファロー」 タイホウバッファロー「しかしまだ味方が…」 ドクトルG「奴らをまとめて葬るチャンスは今しかない。 ラ~イダが同時に技を決めた瞬間をよく狙え…」 起き上がった二怪人が、二人並んでファイティングポーズを とるダブルライダーに左右から襲い掛かる。 ライダー1号「左! いくぞ一文字」 ライダー2号「右! おうさ本郷」 ダブルライダー「ライダーダブル錐揉みシュート!!」 1号がザンジオーを、2号がカミキリキッドをとらえ、 二人は阿吽の呼吸でタイミングを合わせるように怪人を 抱えて上昇、錐揉み回転を加えて投げ飛ばした。 強烈な空気の渦が二怪人を空高く舞い上げ両者は激突。 ドガァーーーーン 地獄大使「くぅ、役立たず共めがッ!」 ドクトルG「今だ撃てーい!!」 タイホウバッファロー「ハイパーカノン発射ー!!」 ???「フラッシュ・イン・ゴー!」 ズドォン!! タイホウバッファロー「ぐおっ!?」 ドクトルG「…!? な、何事だ!」 何者かに背後から撃たれ、ハイパーカノンは狙いを外れて ダブルライダーの頭上を飛び越えて無人の荒野に命中した。 凄まじい光と爆発が起こり、そこにクレーターが出来上がった。 タイホウバッファロー「だ…誰だ~邪魔しやがったのは!」 ドクトルG「…誰だキサマは?」 ライダー1号「(彼は一体…?)」 { { } \ ヽ ヽ、 / 〉 \ n ,┐ / / ` ‐_、 | |/./_` ー-‐ / ∧ fooo。〉 / 〈. |.(二)ノ`_ー- ‐ァ /,.ヽ./ー--〉ヽ` ̄/_ ‐ へ / /ヽ  ̄iミ〉ー-_、 ‐ ノ/ / \/ト、三二> 男「邪魔して悪いが、彼らを守るのが俺の任務でね…」 地獄大使「ぬ~~Gショッカーに盾突くとはいい度胸だ! 何者だ、顔を見せろキサマァ!!」 男「そのGショッカーを叩き潰すために、やって来たのさっ!」 ドクトルG「う…キ、キサマは」 帽子を投げ捨て、黒い衣服を取り去る謎の男。 そこに現れたのは、この場にいる全員が見知った顔であった。 ダブルライダー「風見!!」 ドクトルG「風見志郎…バカな、ラ~イダV3!!」 地獄大使「V3だとぉ! キサマ、いつの間にアリゾナへ!」 アラン「おっとチッチッチ…人違いされちゃあ困るな。 私は銀河連邦警察の指令を受けてビーズ星から やって来た宇宙刑事…アランだ!」 ドクトルG「宇宙刑事か…フン、嫌な男とそっくりな面で わざわざ死にに来おったか」 ライダー1号「…どうやら別人らしいな」 ライダー2号「それに本郷。あいつ妙な格好だぜ~。 あれが宇宙刑事さんってとこの制服かね…」 ライダー1号「とにかく彼は味方のようだ、俺達もいくぞ!」 ライダー2号「おうさ本郷!」 ダブルライダーは互いに頷き合うと、ジャンプして地獄大使らの 立っている台地に着地した。アランと無言でアイコンタクトを取り、 特殊な剣を構える彼と並んで立つ1号2号。 地獄大使「宇宙刑事が一人増えたところで何ができる! フハハハハ、我々の力はまだまだこんなものではないぞ?」 時空魔法陣を指差し、高らかに笑う地獄大使。 “向こう側”から、怪人の軍勢らしき雄叫びが風に運ばれて来た。 ライダー2号「奴ら物量作戦で来るつもりか…!」 ライダー1号「むう、確かにこのまま戦い続けてもキリがないか」 アラン「フ…Gショッカーさんよ。私は一人で来たとは言ってないぜ」 地獄大使「な、なんだと?」 ドクトルG「…おお、何だあれは…!?」 アリゾナの雲を二つに裂いて、巨大物体が上空に姿を現す。 銀河を駆ける太陽の使者。宇宙刑事が乗り込む空の要塞―― 『超次元戦闘母艦バビロス』である。 12-3 ライダー2号「すげぇ…写真に撮りたいくらいだぜ」 ライダー1号「味方…なのか?」 アラン「ああ、私達の仲間だ。地球担当の宇宙刑事、 シャイダーとアニーが操縦しているバビロス号さ」 地獄大使「おのれぇぇ…っ! まさか、地球担当の 宇宙刑事が応援にやって来るとは」 ドクトルG「我々はラ~イダ二人を始末すればいいのだ。 余計な奴らの足止めは…貴殿らに任せるぞ」 ドクトルGが顔を振ると、何時の間に来ていたのか、 奇怪なマスクを付けた見知らぬ男が傍に立っていた…… ハンターキラー「フフフ…我々の出番が来たようですな」 地獄大使「(ええい、こんな奴の手を借りる事になるとは…!)」 ライダー1号「あの男は君達の敵か…?」 アラン「そう…名はハンターキラー。元宇宙刑事のお尋ね者さ」 ライダー2号「なるほどね…裏切り者ってわけかい」 ハンターキラー「ダブルライダー抹殺計画はあなた方二邪将 の重大任務…宇宙刑事に邪魔はさせませんよ」 アラン「貴様、持ち出したバリオゼクターを何処へやった!!」 ハンターキラー「クククク…どうした、と思うね?」 ハンターキラーが右手を上げる。すると閃光が起こり、 蒸着メッキが全身に施されるような過程を僅か0.05秒で完了。 封印された黒いコンバットスーツ、『バリオゼクター』を蒸着完了 したハンターキラーが目の前に立っていた。 ライダー2号「何…変身した!?」 ライダー1号「凄まじいエネルギーを感じる…!」 アラン「ハンターキラー、腐っても宇宙刑事ならそれがどれだけ 危険な代物か知らないはずがあるまいっ! …正気か!?」 ハンターキラー「危険かどうかは装着者の用い方次第よ。 俺は手に入れたのだ…最強の力をなあッ!!!」 バリオゼクターの仮面に青い目、レーザースコープが点灯する。 それが合図のように、時空魔法陣から大量の飛行物体が 現れバビロス号に攻撃を開始した。 宇宙犯罪組織――「マクー」「マドー」「フーマ」 三つの帝国に所属する戦闘円盤や攻撃空母の混成編隊である。 バビロス号操縦ルーム*** シャイダー「アニー、彼らの援護を頼む!」 アニー「でもシャイダー、今までより敵の数が多いわ… 一人で大丈夫?」 シャイダー「奴らはあの時空の穴から戦力を送り込んでる。 あれを叩けば増援を阻止できるはずだ。やってみるさ! それよりハンターキラーがバリオゼクターを解放していた となると、アランやライダーが危ないかもしれない…」 アニー「…分かったわ。 気をつけて」 シャイダー「君もな」 アニー「アニーにお任せっ!」 バビロス号シャイアン格納庫*** アニー「スカイシャイアン、テイク・オフ!」 アリゾナの台地*** 上空では敵の飛行兵器と、バビロス号が激しく戦火を交えている。 一方地上では、ダブルライダーがタイホウバッファローと、アランが ハンターキラーの率いるマクー、マドー、フーマの下級戦闘員で 構成された集団と戦っていた。 地獄大使「何をしとるか、キサマらも行けい!」 ドクトルG「タイホウバッファローよ! デストロンの意地に かけても必ずラ~イダ1号2号はお前が仕留めるのだ!」 ハンターキラー「宇宙刑事アランめ…キサマの首を、 ギャバンへの再会の手土産として送ってやる!」 骨戦闘員「イー! イー!」 デストロン戦闘員「キキー!」 ミラクラー「シュワ…シュワシュワ」 ライダー2号「ま~た下っ端共かよ。懲りないねえ」 ライダー1号「だが…こう邪魔をされては、怪人に的を絞りづらいぞ一文字」 アラン「トイヤ! チ、後から後からウジャウジャと…!」 アニー「シャイアン・ビーム!」 スカイシャアンが低空飛行しながら、ビーム攻撃で台地の上に 固まっている戦闘員の一団を一掃する。すぐにバビロスを攻撃中の 編隊の一部が、スカイシャイアンを追って迫っていく。 アニーは操縦をオートモードに切換え、ブラスターを手に地表へ飛び降りた。 アラン「アニー!」 ライダー1号「ありがとう、助かるよ」 ライダー2号「サンキュー! やるねえ、あの美人さん」 アニー「さあ、残りを片付けましょう!」 アランと協力しながらアニーは射撃と格闘で残存戦力を倒していく。 あらかた片付くと、彼女はブラスターの銃口を二大邪将に向けた。 12-4 地獄大使「この小娘、ワシらと戦う気か面白い!」 ドクトルG「落ち着け地獄大使。…我らの仕事ではない」 ハンターキラー「クッ…生意気な女宇宙刑事め!」 アニー「ハンターキラー…貴方は何度過ちを犯せば気が済むの?」 アラン「お前も宇宙刑事なら、Gショッカーを倒すためにその力を 使うべきだろう! またマクーでの屈辱を繰り返す気か!?」 ハンターキラー「うぐぐぐ…黙れ黙れ黙れぇ~~ッ!! キサマら能無しの宇宙刑事と、銀河連邦警察のクズ共に、 俺が最強である事をバリオゼクターで証明してやる!!」 ダブルライダーとタイホウバッファローの激闘が続いていた。 1号と2号は息の合ったコンビネーションで怪人を翻弄し、 何度も匠の技が決まるがドクトルG自慢の強化怪人は さすがに手強く簡単には倒れなかった。 タイホウバッファロー「バッフォー! キサマらの技など、何十発 食らおうが効きはせん。Gショッカーの科学力を侮るなよブフー!」 ライダー2号「へぇ。確かに頑丈になったじゃんよ、お前の装甲」 ライダー1号「だが…内部まではどうかな?」 ダブルライダー「ライダー車輪!!」 ダブルライダーは怪人の周囲を高速で周り始めた。 キャノン砲の狙いがつけられず、うろたえるバッファロー。 二人は次第にわざとライダー車輪の速度を緩めていった。 姿が見えるくらいの速度になった時、ライダー2号が闘牛士 のように赤いグローブを突き出し挑発的な誘いをかけた。 タイホウバッファロー「キ…キサマァ~死ねえー!!」 ドクトルG「バカモノ! 距離を取って戦わんか!!」 すでに頭に血が昇っていたタイホウバッファローは角を突き出し 2号に突進した。ライダーは瞬時に力を倍化させる奥の手、 『ライダーパワー』を発動し、猛牛怪人の角を掴んで受け止め、 そのままジャイアントスィングでブン回した。 2号「ライダーハンマー!」 タイホウバッファロー「バ…バァッフォーォォー!」 思いっきりブン回して岩壁に投げ付ける力の2号。 木っ端微塵に砕け飛ぶ岩の破片に埋まりながら、 タイホウバッファローは何とか体を起した。 しかしすでにその時、先に天高くジャンプしていた1号は、 加速を乗せて怪人の背中目掛けて技を放っていた。 さらに2号も、一呼吸遅らせてジャンプして技に入る。 タイホウバッファロー「撃ち落してや…ゲハァアッ!!」 ライダー1号「電光ライダーキーック!」 ライダー2号「ライダー卍キーック!」 頭上から突っ込んで来る2号にタイホウバッファローが照準を 合わせた瞬間、1号の強化版キックが背中に炸裂した。 そして次の瞬間、胸部にも2号の回転キックが炸裂する。 ライダー2号「いくら装甲が厚くてもな、強烈な衝撃を 連続で与えれば…」 ライダー1号「“なか”は悲鳴を上げるというわけさ。 心の強化が皆無に等しいお前達では決して勝てん!」 前後からの強烈な衝撃が莫大な負荷となって怪人の内部に ある精密機器に限界を上回るダメージとなって伝わり、 タイホウバッファローは全身から電流と火花を上げて倒れた。 ドクトルG「…………」 12-5 バビロス号操縦ルーム*** シャイダー「凄い…! あれが歴戦の勇士ダブルライダー… コム長官が仰っていた通りの人達だ!」 地上の様子を映し出しているモニターを見たシャイダーは、 1号2号ライダーの健闘に心の中で賛辞を述べていた。 動きの素早い小型の戦闘円盤はスカイシャイアンがほぼ全滅させ、 残っているのは中型の飛行要塞だけである。あと一息といったところだ。 シャイダー「ようし、一気に叩くか。バビロス・バトルフォーメーション!」 アリゾナの台地*** 地獄大使「ぬ、ぬおーっ!?」 ドクトルG「(これがバード星の科学力か…素晴らしい)」 ライダー1号「これは…驚いたな…」 ライダー2号「ああ、ぶったまげたぜ…」 バビロス号が変形した、人型の巨大ロボットが大地に降り立つ。 向かって来る大型ミサイルをその腕が掴んで逆に投げ返し、 両手から発射する波打つレーザー光線が、飛行要塞から 出て来る戦闘機を撃ち落して行く。そして遂に、残った一番大きい 飛行要塞に、胸の放熱板から超光熱エネルギー波が放たれた。 シャイダー「バビロスファイヤー!!」 バガァァァァン 三大宇宙犯罪組織の混成飛行編隊はこれで全滅した。 シャイダーは仕上げとして、時空魔法陣を消し飛ばすため、 青い光の玉となってバビロス号から地上へ降りて来た。 地獄大使「奴があれを操縦していた宇宙刑事か。何をするつもりだ?」 ドクトルG「(いいぞ…もっと見せてみろ)」 シャイダー「シューティング・フォーメーション!」 巨大ロボット形態から、ガンタイプへとさらに変形するバビロス号。 シャイダーが銃を撃つ動作に入ると、連動して巨大なホログラフ のようなシャイダーが空に現れ、バビロス号のトリガーを握る。 シャイダー「ビッグ・マグナム!!」 バビロス号から発射された超次元波動砲が、時空魔法陣に命中する。 天を貫くような超々高エネルギーの爆発と共に、魔法陣は消滅した。 ライダー2号「おお、やったぜ!」 ライダー1号「ウム…!」 地獄大使「ヌウウウウ…おのれ宇宙刑事めぇぇッ!!」 ドクトルG「よせ地獄大使。引き揚げ時だ…」 地獄大使「な、なんだとぉっ! …ん?」 ドクトルGがクイッと指差した方向では、バリオゼクターを着込んだ ハンターキラーがアニーとアランを圧倒していた。しかし…… ハンターキラー「ハハハハ、流石はバリオゼクター!」 アラン「くっ…だ、大丈夫かアニー」 アニー「ええ…何とか」 シャイダー「アニー、アラン!」 二人の窮地に気づいたシャイダーが、すかさず加勢に入る。 ダブルライダーも駆け寄り二人を助け起した。 レーザーブレードとビデオビームガンを構え、シャイダーはハンターキラー を見据えてアニーと並び立った。 シャイダー「よせハンターキラー。そのバリオゼクターはお前が 考えているよりずっと危険なんだ! 自滅するぞ…」 ハンターキラー「自滅? フン、何を言うかと思えば…キサマらと 違って俺はこの最強のコンバットスーツを使いこなせるのだ。 それが証拠に今俺は最高に気分がいい…ああ、最高だあ!」 シャイダー「やめろ! それ以上パワーを解放したら…!!」 ハンターキラー「ひょっこの地球担当が…キサマにもこの力、 味あわせてやる。キラァァァァァ・ビィィィィム!!!!」 ハンターキラーが武器を使用しようとした途端、コンバットスーツが 突然暴走を始めた。凄まじい電流が、体中から迸る。 12-6 ハンターキラー「うがぁぁぁ!? ど…どうしたというのだぁ~!」 シャイダー「…今だ! アニー!」 アニー「オーケー!」 シャイダー「ビデオビームガン!!」 突然苦しみ出したハンターキラーに、シャイダーとアニーはビームガンと ブラスターのダブルスナイパーを浴びせた。さらなる高エネルギーの負荷 に耐え切れなくなったバリオゼクターは装着を自動解除してしまう。 ハンターキラーは意識を失って、その場に倒れた。 ライダー2号「な、何だ? どうしたってんだヤツは」 アラン「バリオゼクターは試作超電導コンバットスーツ。 強力だが装着者にかかる負荷は恐ろしい…… 危険が大き過ぎるため、使用禁止となって銀河連邦 警察が厳重に封印していたんだ」 アニー「一歩間違えれば命すら奪ってしまうんです…」 シャイダー「それを元宇宙刑事だったこのハンターキラーが 強奪して逃げた…でもいくら奴でも、そう易々と機密保管 ブロックには侵入不可能なはずなのに…?」 アラン「何者かが、手を貸した可能性が高いと上は見ている」 ライダー1号「何者かが……」 数多くの悪と戦って来た1号ライダーは、言い知れぬ不安を抱いた。 彼と共に戦い続けて来た2号ライダーも同様である。 タイホウバッファロー「ぐうう…バッフォー!!」 ライダー1号「――!!」 ライダー2号「こいつまだ? ち、しぶとい野郎だぜ!」 起き上がったタイホウバッファローに身構えるダブルライダー。 しかしなんと、ドクトルGが放った斧が怪人の首を刎ねてしまった。 ドクトルG「…失敗作に用はない」 ライダー1号「ドクトルG、貴様ッ!」 アニー「まだ生きてる仲間を殺すなんて…何て酷い奴なの…!」 シャイダー「奴らハンターキラーを? 待てGショッカー!」 残った数人のミラクラーが、気絶しているハンターキラーを抱えて 消えてしまう。地獄大使とドクトルGが憎々しげに一同を睨んだ。 ドクトルG「ラ~イダ並びに宇宙刑事共よ、今回は我々の敗北を認めよう。 だがこれで勝ったと思うな。Gショッカーにはお前達が戦った数々の宇宙 犯罪組織も合流しておるのだ。いづれ彼らと協力し、キサマ達の超兵器 を超える怪人やマシーンを造り出して御覧に入れよう!!」 地獄大使「ぐぬぬぬ…キサマらの邪魔さえなければ~っ!!」 ドクトルG「ダブルラ~イダ抹殺計画は一先ず失敗した…長居は無用だ 地獄大使。戦には退き時というものがある」 地獄大使「キサマに言われるまでもないわっ!! …忌々しい1号2号め。 キサマらだけは…キサマらだけは必ずこの地獄大使が地獄へ送ってやるッ!」 二大邪将はお決まりの捨てゼリフを吐き、その場から姿を消した。 2号があきれたような仕草で皆を見回した。 ライダー2号「お~お~何とワンパターンなセリフだろうねぇ」 ライダー1号「ヘビだけに…執念深さは天下一品だな」 シャイダー「はは…俺達の相手も似たような感じでしたよ」 アニー「やっぱりGショッカーには、復活したフーマ達がいるみたいね…」 アラン「フッ…悪党って奴は、大概つるみたがるものさ。 だがな…今度ばかりは、こっちもバラバラに戦っていてはダメだ。 我々もできるだけ多くの仲間を集めて対抗しなければならん」 ライダー1号「“仲間”か……」 ライダー2号「(本郷…)」 シャイダー「そう、仲間です。コム長官から、お二人の事は伺っていました。 地球の平和を守って来た戦士の中でも、最も勇敢で尊敬できる方だと」 アニー「私も訓練学校でお二人のご活躍をたくさん習いました。 お会いできてとても光栄ですっ!」 ライダー2号「や、照れるねえこいつは。本郷、俺達の長い戦いも まんざら無駄じゃなかったって事だな。他のみんなが聞いたら喜ぶぜ」 ライダー1号「ああ…無駄じゃない。無駄にしてはいけないんだ。 俺達のこの戦いが、未来へと続く道標になってくれれば」 アラン「(道標か…さすが本郷ライダー、含蓄ある言葉だな)」 彼らは変身を解除し、改めて「人間として」自己紹介を行った。 宇宙刑事シャイダー・沢村大は本郷猛と一文字隼人をコム長官に 会わせるため、二人をバビロス号のブリーフィングルームに案内した。 12-7 バビロス号ブリーフィングルーム*** 本郷は着席してアニーが入れてくれたコーヒーをアランと談笑しながら 飲んでいる。好奇心の塊、カメラマン一文字は、アニーにあれこれ 質問しながら公にしないという約束で、シャッターを押しまくっていた。 隼人「いや~中もすげぇなぁ。ライダー隊の子供達にも 見せてやりたいよ。お、これは何だいアニーさん?」 アニー「え、えーとそれはですね…(クスクス、子供みたいな人)」 猛「本当に美味いんだ。今度おやっさんに紹介するよ」 アラン「ほ~。いいねえ、その店。是非、今度連れて行って下さいよ」 猛「昔は喫茶アミーゴと言ったんだがね、現在は…かくかくしかじか」 アラン「なるほど、そりゃあますます行ってみたいな!」 大「お待たせしました。コム長官がスクリーンにお見えになります」 皆が談笑をやめ、真剣な表情でスクリーンを見つめた。 ほどなく、バード星と地球の回線が繋がりコム長官が映し出された。 コム長官「初めまして皆さん。私が銀河連邦警察長官のコムです」 マリーン「マリーンです。コム長官の秘書を務めております」 猛「こちらこそ初めまして。貴方がコム長官…(フム誠実そうな方だ)」 隼人「お招き頂きありがとうございます(銀河連邦警察の偉いさんと 言うからもっと厳ついのを想像してたが…意外に普通だなあ)」 コム長官「仮面ライダーの貴方もご存知の通り、今世界は突如出現した 超巨大帝国、Gショッカーの猛威に晒されています。地球ばかりではなく、 この宇宙は元より過去や未来、様々な次元に存在する異世界までも…」 猛「なんとそれほど……」 隼人「こりゃあ…俺達の想像を絶する相手だな。参ったぜ!」 マリーン「Gショッカーは多くの悪の組織が夢見た、地球征服を最優先に 計画を実行しているのです。その手始めに、世界各地にいるヒーロー…… あなた方、仮面ライダーのような存在を個別に抹殺しようと…」 コム長官「すでに彼らからお聞きになった通り、皆さんや我々のような 組織が別々に戦っている時ではないのです。一刻も早く、我々も力を 合わせて共同戦線を展開していかなければとても対抗しきれません」 猛「お話は伺って良く理解しているつもりです。私にはここにいる隼人を 含め、後10人の戦う仲間がいます。しかしGショッカーがそれほどの 規模で全世界制服を企んでいるのなら、是非とも仲間は多いほうがいい」 コム長官「その通りです。そこで我々は星間評議会にある計画を打診 しました…即ち、全てのヒーローが様々な枠を超えて統合される組織… チームと言ってもいいかもしれない。それを誕生させるのです!」 隼人「そいつは凄い!! …でも本当にそんな事、可能なんですか?」 マリーン「確かに乗り越えなくてはならない課題はたくさん出てくるでしょう。 しかし、何としても実現させなければGショッカーの手に世界は落ちます!」 猛「確かに…それで、我々でお力になれる事はありますか?」 コム長官「星間評議会でこの案件が成立すれば、正式な使節を選抜して 地球連邦政府に派遣する段取りです。両政府で協約を結び、正式に 発足させるのが私の願い…そこで仮面ライダー1号、2号のお二人に、 地球の何処かにいる、志を同じくするヒーロー達をできるだけ探し出して 意志の統一をお願いしたい。彼らのまとめ役として、私の目に狂いが 無ければ一番永く、数多くの悪の組織と戦い続けているダブルライダー… あなた方お二人が最も適任だと信じております。どうか、お頼みします!」 猛「…分かりました。俺達でお力になれるなら…」 隼人「微力ながら、お手伝いしますよ!…ってね♪」 コム長官「お引き受け頂けますか…!! ありがとう…!!」 マリーン「私からも…お二人には、本当に感謝致しますわ」 12-8 コム長官「アラン及びシャイダーとアニーは引き続き、地球担当刑事として お二人に協力して動いてくれたまえ」 大「はいっ!」 アニー「了解しました、長官!」 コム長官「どの星も、不思議界フーマの大侵攻の爪痕からやっと 復興の兆しが見えたばかりだった。ギャバン隊長も、イガ星担当の シャリバンも、息をつく暇もなくGショッカーと戦っている。 地球の未来は君達にかかっている…頼んだぞ!!」 アラン「私が担当していたビーズ星は、Gショッカーの猛攻にさらされ 占領されてしまった…。リン王女も再び囚われの身に…クソッ! 私の力が足らないばかりに、守ることができなかった……!!」 アニー「自分を責めてはいけないわ、アラン…貴方が辛うじて生きて 助かっただけでも、王女には生きる希望になるのよ?」 猛「そうだったのか…宇宙の人々を守り、占領された星々を解放する ためにも力を尽くさなければ。俺達も頑張るよ、アラン君」 アラン「本郷さん…すまん、つい愚痴ってしまった」 隼人「元気だせって! お前にそっくりな後輩にも、会わせてやるからよ」 アラン「風見さんでしたっけ…どんな人なんです?」 隼人「そうだなぁ…まずあいつは…――――」 ◇ ◇ アニー「バビロス号、スタンバイオーケー!」 シャイダー「バビロス発進!」 バビロス号の窓から地平線を見つめていた本郷猛は、初めてショッカーに 拉致され改造人間となった日を思い出していた。それはどんなにか辛く、 苦しい孤独な戦いの人生の幕開けだった事だろう…… だが今は、生死を共にする「兄弟」達と、共に同じ道を進む「仲間」がいる。 彼の胸中には、戦士となって初めて去来する安らぎが去来していた。 隼人「なあ、本郷……」 猛「どうした? 一文字……」 隼人「仮面ライダーにも、俺達が知ってる連中以外の仲間がいるかもな」 猛「…そうだな。この世界は広い。きっと何処かに――…」 こうして、まだ見ぬ正義のヒーロー達の統合組織誕生を実現させるべく、 本郷猛と一文字隼人は宇宙刑事シャイダー達と一緒に、仲間を求めて 新たな任務に着いた…果たしてその時は、いつやって来るのだろうか!? 風雲急を告げていく『闘争の系統』――次回をお楽しみに! 暗黒宇宙の果て????*** (ズラリと並んだチェスの駒を、楽しそうに動かす人物…) ????「アハハハ…哀れだねぇ~ハンターキラー。 折角、いいオモチャを与えてやったのに…所詮その器じゃあ 無かったかい。さぁて…次はどれで遊ぼうかねぇ~~…♪ 可愛いボウヤ達もたくさんいるし…まだまだ駒はたくさんあるよ~ ウフフフフフ…ア~ハハハハハハ…♪」 ○仮面ライダー1号→クモ男、ザンジオー、タイホウバッファローを倒す。 宇宙刑事シャイダーと共に仲間を求めて出発した。 ○仮面ライダー2号→サイギャング、カミキリキッド、タイホウバッファローを倒す。 宇宙刑事シャイダーと共に仲間を求めて出発した。 ○アラン→シャイダー、アニーと共に1号2号に加勢に現れる。 ○アニー→シャイダー、アランと共に1号2号を援護する。 ○シャイダー→本郷猛、一文字隼人をコム長官に会わせ、ヒーロー統合組織 結成のために二人を乗せてバビロス号で出発。 ○コム長官→本郷猛、一文字隼人に地球のヒーローのまとめ役を依頼する。 ○マリーン→コム長官と共に本郷、一文字と会見、感謝を述べる。 ●地獄大使→ダブルライダー抹殺に失敗して撤退 ●ドクトルG→ダブルライダー抹殺に失敗して撤退 ●タイホウバッファロー→1号2号に倒され、ドクトルGに処刑される。 ●クモ男→ライダー1号に倒される。 ●ザンジオー→ライダー1号に倒される。 ●サイギャング→ライダー2号に倒される。 ●カミキリキッド→ライダー2号に倒される。 ●ハンターキラー→バード星からバリオゼクターを強奪、自ら蒸着して アニー、アラン、シャイダーと戦うがスーツの暴走で意識を失う。 ●ミラクラー→気絶したハンターキラーを抱え、撤退 13 【今回の新規登場】 ○沢村大=宇宙刑事シャイダー(宇宙刑事シャイダー) 宇宙刑事訓練養成所第7分隊から派遣された、三代目地球担当刑事。 大学時代、ナスカ高原の図形を解読し、秘密遺跡を発掘した功績と勇気が 認められ宇宙刑事になった。後に銀河連邦警察創設の礎を築いた、伝説の 戦士シャイダーの末裔である事が判明する。訓練半ばで着任したため、未熟な 部分も多かったが、試練を乗り越え成長し遂にフーマに勝利した。 バビロス号から発射されるプラズマ・ブルーエネルギーを浴びて僅か1ミリ秒で キャンディメタリックブルーに輝くコンバットスーツを“焼結”する。 ○アニー(宇宙刑事シャイダー) シャイダーのパートナーに自ら志願した女宇宙刑事。養成所第16分隊出身。 不思議界フーマに故郷マウント星を滅ぼされ、両親と妹を失っている。 射撃と身体能力は男性刑事顔負けなほど高く、シャイダーと共に果敢にフーマ と戦い精神的にも大きく成長。また操縦の腕も確かで、上下分離可能な超次元 戦闘車シャイアン搭乗時は主にスカイシャイアンで空中戦を担当する。 フーマ壊滅後は地球に留まり、エジプトに留学して考古学を学んでいた。 ○アラン(宇宙刑事ギャバン) ビーズ星担当の宇宙刑事。宇宙犯罪組織マクーにさらわれたビーズ星の リン王女を救出する任務を帯びて地球にやって来た。当時地球担当だった 宇宙刑事ギャバンの協力を得て無事に王女を救出し、ビーズ星に帰って行った。 完全武装タイプではない薄い軽量素材の戦闘服を身に纏い、「フラッシュ・イン・ゴー!」 の掛け声と共に剣のエネルギーを発射して戦う。地球のヒーローに顔が似ているらしい。 ○コム長官(宇宙刑事ギャバン、シャリバン、シャイダー) バード星に本部を置く銀河連邦警察の最高長官。若き日には宇宙刑事として 幾多の宇宙犯罪組織と戦い勝利したと言われ、尊敬されている。 ギャバン、シャリバン、シャイダー共通の上司であり、彼らの親代わりのような存在。 3人の地球担当刑事を時に厳しく、そして優しく叱咤激励し見守り続けた。 暗黒宇宙最強最大の侵略者、不思議界フーマとの戦いで若い訓練生の多くが 宇宙刑事として任務に赴き殉職した事に心を痛めていた。そんな折り、さらなる 超帝国Gショッカーが全宇宙に宣戦布告し、心の中で苦悩する日々を過ごしている。 実の娘ミミーがギャバンと結婚したので、ギャバン隊長の義父となった。 ○マリーン(宇宙刑事ギャバン、シャリバン、シャイダー) コム長官の有能な女性秘書。一時期、母の病気見舞いで地球を離れた ミミーの代わりにギャバンをサポートしていた。コム長官と共にギャバン、 シャリバン、シャイダーの地球での戦いを見守り続けた彼らの良きアドバイザー。 ミミーとは姉妹のように仲が良いが、実はギャバンに気があるので張り合う時も。 ●サイギャング(仮面ライダー) 仮面ライダー打倒を目的として、死神博士にアフリカ支部から呼び寄せられた怪人。 口から催眠ガスと火炎放射で攻撃する他、戦闘員オートバイ部隊を率いて本郷と 滝が出場する全日本オートレース選手権の邪魔をした。 ●ザンジオー(仮面ライダー、劇場版仮面ライダー対ショッカー) 地球物理学の権威・大道寺博士が発明した人工重力装置、GXの方程式を 奪う事がその使命。死神博士の号令の下、再生怪人の大軍団を率いて 地獄谷で1号2号ライダーを迎え撃ったが、ライダーダブルキックに敗れた。 口から火焔を吐き、泡状の液化能力を具えている。 ●カミキリキッド(仮面ライダー、劇場版仮面ライダー対じごく大使) 地獄大使が富士山頂のショッカー大要塞に設置した、日本焦土作戦の要となる スーパー破壊光線をライダーの妨害から死守するのが使命。また、ショッカー墓場に 眠る怪人達を蘇生させる悪魔祭りに必要な生贄を連行する任務も与えられた。 武器は左手のハサミと口から吐き出す痺れガス、角から放つ破壊光線など。 ●ハンターキラー(宇宙刑事ギャバン、宇宙刑事魂) ギャバンの父ボイサーと共にかつて地球へ派遣された元宇宙刑事。 ボイサーを裏切って罠に嵌め、彼の友人であった星野博士を殺害、ホシノスペースエネルギー の情報提供と引換えにマクーの幹部となる。後にドン・ホラーの息子サンドルバが帰還したこと でその地位が危うくなり、宇宙刑事用の暗号を使ってギャバンに情報を漏洩。それが発覚し、 裏切り者として暗黒銀河へ追放される。瀕死状態で漂流しているところを銀河パトロール隊に 保護されるが、収容先の銀河警察病院でボイサーの居場所とX計画の存在を教えて力尽き、 息絶えた。Gショッカーの一員となり蘇った今、何者かの助力を得て銀河連邦警察本部の 機密保管庫を急襲し、試作コンバットスーツ『バリオゼクター』を強奪して逃走している。 ●ミラクラー(宇宙刑事シャイダー) 不思議界フーマの下級戦闘員。祭祀に用いる鬼面のようなマスクをしており、 槍と斧が一体化したような武器を持ち集団で襲い掛かる。